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  1. 生駒市議会 2010-12-07
    平成22年第6回定例会(第1号) 本文 開催日:2010年12月07日


    取得元: 生駒市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-04-18
    ▼最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1              午前10時0分 開会 ◯副議長(下村晴意君) ただ今から平成22年生駒市議会第6回定例会を開会いたします。  本日の会議につきましては、報道関係者、関係職員及び事務局職員による写真、映画等の撮影を許可いたしておりますので、ご了承願います。              ~~~~~~~~~~~~~~~ 2 ◯副議長(下村晴意君) この際、諸般の報告を行います。  まず、閉会中において、所管事項の調査として議会運営委員会が開催されておりますので、報告を受けます。  議会運営委員会委員長、15番井上充生君。              (15番 井上充生君 登壇) 3 ◯15番(井上充生君) おはようございます。ただ今から議会運営委員会委員長報告を行います。  当委員会は、11月11日と12日の両日にわたり先進地視察を実施するとともに、今期定例会の議会運営について11月2日と12月2日に委員会を開催し、円滑な議会運営を図るため調査いたしましたので、その結果についてご報告をいたします。  まず、先進地視察については、山口県防府市と広島県呉市において、議会基本条例の制定とその過程について、予算審査特別委員会及び議会の改革について視察し、お手元に配布しております委員会調査報告一覧表のとおり議長に報告しております。  次に、平成22年生駒市議会第6回12月定例会の運営についてでありますが、まず、今期定例会の会期は本日から21日までの15日間とし、会期の日程につきましては、お手元の日程表案のとおりと決しておりますので、ご確認願います。  次に、今期定例会に付議されます議案の取扱いについてでありますが、本日の本会議においては、お手元の議事日程第1号のとおり、9月定例会から継続審査となっていました決算認定議案等12件につきましては、一括議題に供した上で、決算審査特別委員会委員長報告を踏まえ、審議することに決しております。  また、本日、市長から提案されます議案は、人事案件1件を本日の即決案件として審議するとともに、直接請求に係る議案第74号については、市長から議案提案理由説明を受け、地方自治法第74条第4項と、同施行令第98条の2の規定に基づき、意見を述べる機会を与える条例改正請求代表者の人数、日時、場所、意見を述べる時間について議決した後、議長発議により議案審議を延期することに決しております。  次に、その他の議案は、議案提案理由説明を受け、議長発議により議案審議を延期し、その後、一般質問を行うことに決しております。  一般質問は、発言通告書提出者13名のうち、提出順に、本日は4名、2日目本会議は5名、3日目本会議は4名が行うことになります。  次に、3日目本会議においては、本日、審議を延期いたします議案第74号について、条例改正請求代表者が出席された場合は意見を述べる機会を与え、その後、市長に対して質疑を行い、企画総務委員会に付託することに決しております。その後、一般質問を行い、本日審議を延期いたしますその他の議案について、議決あるいは各関係委員会に付託することに決しております。さらに、請願第2号、社会教育施設等使用料減免制度継続を求める請願書について、紹介議員の趣旨説明後、所管の常任委員会に付託し、議員提出議案第9号、最低保障年金制度の実現に関する意見書についても、議案提案理由説明の後、所管の常任委員会に付託することに決しております。  次に、本日の諸般の報告についてでありますが、議長宛てに提出された要望書と委員会調査報告書について、議長から報告を受けます。  次に、発言の通告書提出締切日等につきましては、申合せにより、お手元に配布いたしております会期日程表案のとおりと決しております。  最後に、一般質問される議員と答弁される理事者におかれましては、会議規則第58条の規定に基づき、簡明に発言されるとともに、通告内容から逸脱されないよう発言を願います。
     以上、議会運営委員会委員長報告といたします。 4 ◯副議長(下村晴意君) 報告は終わりました。  次に、常任委員会の委員長から提出されております閉会中継続調査報告書につきましては、お手元に配布いたしております委員会調査報告一覧表のとおりであります。ご清覧おき願います。  最後に、先の臨時会以降、今期定例会までに議長宛てに提出されております要望書につきましては、お手元に配布いたしております要望書等一覧表のとおりであります。  以上で諸般の報告を終わります。              ~~~~~~~~~~~~~~~ 5 ◯副議長(下村晴意君) 市長より招集の挨拶を受けます。  市長山下真君。              (市長 山下 真君 登壇) 6 ◯市長(山下 真君) おはようございます。定例会開会に当たりまして、一言ご挨拶申し上げます。  本日、平成22年生駒市議会第6回定例会を招集いたしましたところ、議員の皆様方にはご出席を賜り、厚く御礼を申し上げます。また、市民の皆様方にも傍聴に来ていただきまして、併せて御礼を申し上げる次第でございます。  本定例会では、平成22年度補正予算案件3件、条例案件8件、指定管理者の指定案件9件、人事案件1件、その他案件1件、合わせて22件の議案につきましてご審議をいただくものでございます。  各議案の内容につきましては後ほどご説明申し上げますので、議員におかれましては、よろしくご審議の上、ご議決賜りますようお願い申し上げます。  また、過日の臨時会並びに10月の決算審査特別委員会におきましては、熱心にご審査いただき、ありがとうございました。現在、来年度に向けた予算編成の作業を行っておる最中でございます。議員の皆様方からいただきましたご意見を踏まえまして来年度予算を策定してまいりたいと考えておりますので、今後におきましても、議員の皆様方のご理解並びにご支援、ご協力を賜わりますようお願いを申し上げまして、甚だ簡単ですが、定例会招集に当たりましての挨拶とさせていただきます。ありがとうございました。 7 ◯副議長(下村晴意君) 招集の挨拶は終わりました。              ~~~~~~~~~~~~~~~              午前10時8分 開議 8 ◯副議長(下村晴意君) これより本日の会議を開きます。  本日の日程につきましては、お手元に配布いたしておりますので、ご了承おき願います。              ~~~~~~~~~~~~~~~   日程第1 会期の決定 9 ◯副議長(下村晴意君) 日程第1、会期の決定を議題といたします。  お諮りいたします。  今期定例会の会期は、本日から12月21日までの15日間といたしたいと思います。これにご異議ございませんか。              (「異議なし」との声あり) 10 ◯副議長(下村晴意君) ご異議なしと認めます。よって、本定例会の会期は、本日から12月21日までの15日間と決定いたしました。              ~~~~~~~~~~~~~~~   日程第2 会議録署名議員の指名 11 ◯副議長(下村晴意君) 日程第2、会議録署名議員の指名を行います。  会議録署名議員は、会議規則第85条の規定により、18番井上清君、20番中野陽泰君、21番宮内正厳君、以上3君を指名いたします。              ~~~~~~~~~~~~~~~   日程第3 報告第 6号 平成21年度決算に基づく生駒市健全化判断比率の報告について        報告第 7号 平成21年度決算に基づく生駒市資金不足比率の報告について        議案第62号 平成21年度生駒市介護保険特別会計決算の認定について        議案第63号 平成21年度生駒市国民健康保険特別会計決算の認定について        議案第65号 平成21年度生駒市後期高齢者医療特別会計決算の認定について        議案第59号 平成21年度生駒市一般会計決算の認定について        議案第60号 平成21年度生駒市公共施設整備基金特別会計決算の認定につい               て        議案第61号 平成21年度生駒市生駒駅前市街地再開発事業特別会計決算の認               定について        議案第64号 平成21年度生駒市老人保健特別会計決算の認定について        議案第66号 平成21年度生駒市下水道事業特別会計決算の認定について        議案第67号 平成21年度生駒市自動車駐車場事業特別会計決算の認定につい               て        議案第68号 平成21年度生駒市水道事業会計決算の認定について 12 ◯副議長(下村晴意君) 日程第3、報告第6号、平成21年度決算に基づく生駒市健全化判断比率の報告についてから議案第68号、平成21年度生駒市水道事業会計決算の認定についてまでの以上12件を一括議題といたします。  この際、決算審査特別委員会の審査報告を受けます。  決算審査特別委員会委員長、22番矢奥憲一君。              (22番 矢奥憲一君 登壇) 13 ◯22番(矢奥憲一君) おはようございます。ただ今から決算審査特別委員会の審査報告を行います。  当委員会は、9月定例会で審査の付託を受けました各会計決算認定議案等12件について、10月18日と19日に委員会を開催し、審査いたしました結果、まず、報告第6号、平成21年度決算に基づく生駒市健全化判断比率の報告について及び報告第7号、平成21年度決算に基づく生駒市資金不足比率の報告についての以上2件については承りおくことに決しました。  議案第59号、平成21年度生駒市一般会計決算の認定について、議案第60号、平成21年度生駒市公共施設整備基金特別会計決算の認定について、議案第61号、平成21年度生駒市生駒駅前市街地再開事業特別会計決算の認定について、議案第64号、平成21年度生駒市老人保健特別会計決算の認定について、議案第66号、平成21年度生駒市下水道事業特別会計決算の認定について、議案第67号、平成21年度生駒市自動車駐車場事業特別会計決算の認定について及び議案第68号、平成21年度生駒市水道事業会計決算の認定についての以上7会計の決算認定議案については、質疑等があったものの、異議なく認定いたすことに決しました。  また、議案第62号、平成21年度生駒市介護保険特別会計決算の認定について、議案第63号、平成21年度生駒市国民健康保険特別会計決算の認定について及び議案第65号、平成21年度生駒市後期高齢者医療特別会計決算の認定についての以上3会計の決算認定議案については、一部委員から認定することに異議があったものの、採決の結果、賛成多数により認定いたすことに決しました。  以上、決算審査特別委員会委員長報告を終わります。 14 ◯副議長(下村晴意君) 報告は終わりました。  この際、一括して、ただ今の委員会の審査報告に対する質疑を行います。  質疑はございませんか。              (「なし」との声あり) 15 ◯副議長(下村晴意君) ないようでございますので、これにて委員会の審査報告に対する質疑を終結いたします。  なお、報告第6号、平成21年度決算に基づく生駒市健全化判断比率の報告について及び報告第7号、平成21年度決算に基づく生駒市資金不足比率の報告についての、以上2件については、承りおき願います。              ~~~~~~~~~~~~~~~ 16 ◯副議長(下村晴意君) これより10議案について討論に入るのでありますが、通告がございません。よって、討論なしと認め、これにて討論を終結し、10議案を分割して採決いたします。  まず、議案第62号、平成21年度生駒市介護保険特別会計決算の認定についてを採決いたします。  お諮りいたします。  本案に対する委員長の報告は認定であります。本案は、委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。              (賛成者起立) 17 ◯副議長(下村晴意君) 起立多数であります。よって、議案第62号は認定することに決しました。              ~~~~~~~~~~~~~~~    議案第62号 平成21年度生駒市介護保険特別会計決算の認定について    委員長報告どおり認定することに決定              ~~~~~~~~~~~~~~~ 18 ◯副議長(下村晴意君) 次に、議案第63号、平成21年度生駒市国民健康保険特別会計決算の認定についてを採決いたします。  お諮りいたします。  本案に対する委員長の報告は認定であります。本案は、委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。              (賛成者起立) 19 ◯副議長(下村晴意君) 起立多数であります。よって、議案第63号は認定することに決しました。              ~~~~~~~~~~~~~~~    議案第63号 平成21年度生駒市国民健康保険特別会計決算の認定について    委員長報告どおり認定することに決定              ~~~~~~~~~~~~~~~ 20 ◯副議長(下村晴意君) 次に、議案第65号、平成21年度生駒市後期高齢者医療特別会計決算の認定についてを採決いたします。  お諮りいたします。  本案に対する委員長の報告は認定であります。本案は、委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。              (賛成者起立) 21 ◯副議長(下村晴意君) 起立多数であります。よって、議案第65号は認定することに決しました。              ~~~~~~~~~~~~~~~    議案第65号 平成21年度生駒市後期高齢者医療特別会計決算の認定について    委員長報告どおり認定することに決定              ~~~~~~~~~~~~~~~ 22 ◯副議長(下村晴意君) 次に、議案第59号、平成21年度生駒市一般会計決算の認定についてから、議案第68号、平成21年度生駒市水道事業会計決算の認定についてまでの以上7議案を一括採決いたします。  お諮りいたします。  7議案に対する委員長の報告はいずれも認定であります。7議案は、委員長の報告のとおり決することにご異議ございませんか。              (「異議なし」との声あり) 23 ◯副議長(下村晴意君) ご異議なしと認めます。よって、議案第59号から議案第68までの以上7議案は、いずれも認定することに決しました。              ~~~~~~~~~~~~~~~    議案第59号 生駒市一般会計決算の認定について    議案第60号 平成21年度生駒市公共施設整備基金特別会計決算の認定について    議案第61号 平成21年度生駒市生駒駅前市街地再開発事業特別会計決算の認定について    議案第64号 平成21年度生駒市老人保健特別会計決算の認定について
       議案第66号 平成21年度生駒市下水道事業特別会計決算の認定について    議案第67号 平成21年度生駒市自動車駐車場事業特別会計決算の認定について    議案第68号 平成21年度生駒市水道事業会計決算の認定について    委員長報告どおり認定することに決定              ~~~~~~~~~~~~~~~   日程第4 議案第92号 生駒市公平委員会委員の選任について 24 ◯副議長(下村晴意君) 日程第4、議案第92号、生駒市公平委員会委員の選任についてを議題といたします。  本案について、市長より議案提案理由説明を受けます。  市長山下真君。              (市長 山下 真君 登壇) 25 ◯市長(山下 真君) ただ今上程されました議案第92号、生駒市公平委員会委員の選任についてでございますが、現委員の上武昌文委員、それから伊藤峰子委員の両名が平成22年12月20日をもちまして任期満了となることから、新たに、吉田豊彦氏、三野文男氏の両名を選任いたしたく、地方公務員法第9条の2第2項の規定により、議会の同意を求めるものでございます。なお、委員の任期は4年でございます。どうかよろしくお願いいたします。 26 ◯副議長(下村晴意君) 議案提案理由説明は終わりました。  お諮りいたします。  ただ今議題となっております本案は、原案のとおり同意することにご異議ございませんか。              (「異議なし」との声あり) 27 ◯副議長(下村晴意君) ご異議なしと認めます。よって、日程第4、議案第92号は同意することに決しました。              ~~~~~~~~~~~~~~~   議案第92号 生駒市公平委員会委員の選任について   原案どおり同意することに決定              ~~~~~~~~~~~~~~~   日程第5 議案第74号 生駒市議会の議員の議員報酬、費用弁償及び期末手当に関する条               例及び生駒市議会の議員の定数を定める条例の一部を改正する条               例の制定について 28 ◯副議長(下村晴意君) 日程第5、議案第74号、生駒市議会の議員の議員報酬、費用弁償及び期末手当に関する条例及び生駒市議会の議員の定数を定める条例の一部を改正する条例の制定についてを議題といたします。  本案について、市長より議案提案理由説明を受けます。  市長山下真君。              (市長 山下 真君 登壇) 29 ◯市長(山下 真君) ただ今上程されました議案第74号、生駒市議会の議員の議員報酬、費用弁償及び期末手当に関する条例及び生駒市議会の議員の定数を定める条例の一部を改正する条例の制定についてにつきましては、条例改正の請求代表者から、生駒市議会の議員の議員報酬、費用弁償及び期末手当に関する条例及び生駒市議会の議員の定数を定める条例の2つの条例を改正する直接請求があり、平成22年11月19日にこれを受理しましたので、地方自治法第74条3項の規定により、市長の意見を付して市議会に付議するため、本議案を提案するものでございます。  直接請求の内容といたしましては、平成23年4月1日から議員報酬を30%削減すること、また、市議会の議員の定数を6人削減し、18人にするものでございます。  私の意見書の主な内容といたしましては、平成23年4月1日から、議員報酬については、30%削減ではなく、12%削減すること、市議会議員の定数については、直接請求と同様に、6人削減し、18人にするものでございます。 30 ◯副議長(下村晴意君) 議案提案理由説明は終わりました。  本案は、地方自治法第74条第4項の規定により、審議を行うに当たって、条例改正請求代表者に意見を述べる機会を与えなければならないことになっております。  お諮りいたします。  条例改正請求代表者の意見を述べる機会は、12月9日の本会議において、その代表者1名から30分以内で発言を願うことにご異議ございませんか。              (「異議なし」との声あり) 31 ◯副議長(下村晴意君) ご異議なしと認めます。よって、条例改正請求代表者の意見を述べる機会は、12月9日の本会議において、その代表者1名から30分以内で発言を願うことに決しました。  なお、地方自治法施行令第98条の2第1項及び第3項の規定により、条例改正請求代表者に対し、ただ今議決いたしました事項を通知するとともに、告示及び公表いたします。  お諮りいたします。  本案は、議事の都合により、本日の審議をこれまでとし、12月9日に審議いたしたいと思います。これにご異議ございませんか。              (「異議なし」との声あり) 32 ◯副議長(下村晴意君) ご異議なしと認めます。よって、本案は、本日の審議をこれまでとし、12月9日に審議いたすことに決しました。              ~~~~~~~~~~~~~~~   日程第 6 議案第71号 平成22年度生駒市一般会計補正予算(第3回)   日程第 7 議案第72号 平成22年度生駒市国民健康保険特別会計補正予算(第3回)   日程第 8 議案第73号 平成22年度生駒市下水道事業特別会計補正予算(第1回)   日程第 9 議案第75号 生駒市住民基本台帳カード利用条例の制定について   日程第10 議案第76号 生駒市特別職の職員で常勤のものの給与に関する条例等の一部                を改正する条例の制定について   日程第11 議案第77号 生駒市手数料条例の一部を改正する条例の制定について   日程第12 議案第78号 生駒市立親和公園会館条例を廃止する条例の制定について   日程第13 議案第79号 生駒市小平尾南共同作業所設置条例を廃止する条例の制定につ                いて   日程第14 議案第80号 生駒市景観条例の制定について   日程第15 議案第81号 生駒市火災予防条例の一部を改正する条例の制定について   日程第16 議案第82号 生駒市中央公民館南別館の指定管理者の指定について   日程第17 議案第83号 生駒市福祉センターの指定管理者の指定について   日程第18 議案第84号 生駒市デイサービスセンター幸楽の指定管理者の指定について   日程第19 議案第85号 生駒市デイサービスセンター寿楽の指定管理者の指定について   日程第20 議案第86号 生駒市老人憩の家の指定管理者の指定について   日程第21 議案第87号 RAKU-RAKUはうすの指定管理者の指定について   日程第22 議案第88号 やすらぎの杜 優楽の指定管理者の指定について   日程第23 議案第89号 生駒駅前自転車駐車場等の指定管理者の指定について   日程第24 議案第90号 生駒駅南自動車駐車場及び生駒駅北地下自動車駐車場の指定管                理者の指定について   日程第25 議案第91号 市道路線の認定について 33 ◯副議長(下村晴意君) この際、日程第6、議案第71号、平成22年度生駒市一般会計補正予算(第3回)から日程第25、議案第91号、市道路線の認定についてまでの以上20議案を一括議題といたします。  20議案について、市長より議案提案理由説明を受けます。  市長山下真君。              (市長 山下 真君 登壇) 34 ◯市長(山下 真君) ただ今一括上程されました議案第71号から議案第91号の20議案につきまして、逐次、ご説明を申し上げます。  まず、議案第71号、平成22年度生駒市一般会計補正予算(第3回)につきましては、歳入歳出予算の総額に1億2,561万円を追加し、歳入歳出の総額をそれぞれ331億2,253万4,000円とするもので、内容としましては、歳出では、人事院勧告に伴う給料表の減額改定及び賞与の削減等による減額、生活保護世帯の増加に伴う扶助費の増額、保育所入所児童数の増加に伴う人件費の増額等でございます。また、真弓小学校及び桜ヶ丘小学校の耐震補強工事が、平成22年度事業として、国から予算の交付内定を受けたことに伴う増額補正並びに本工事の繰越明許費の設定を行うものでございます。次に、歳入につきましては、歳出に伴う国庫支出金、繰越金、地方債等でございます。また、本年度に実施を予定していた公立保育園の改修工事を始め、生駒テック線橋梁補修・補強工事、松ヶ丘通り線道路改良工事及び公園遊具の設置工事について、年度内の執行が困難と見込まれるため、繰越明許費の設定を行うものでございます。  次に、議案第72号、平成22年度生駒市国民健康保険特別会計補正予算(第3回)につきましては、歳入歳出予算の総額に1億3,041万円を追加し、歳入歳出それぞれ104億597万4,000円とするもので、平成21年度の国・県負担金等の精算による償還金について、その額が予算額を大幅に上回ったため、補正を行うものでございます。  次に、議案第73号、平成22年度生駒市下水道事業特別会計補正予算(第1回)につきましては、関係機関との協議の遅れ、工事の難航等により、年度内完成が困難と見込まれる公共下水道管渠整備工事について、翌年度に繰り越すべく繰越明許費の設定を行うものでございます。  次に、議案第75号、生駒市住民基本台帳カード利用条例の制定についてにつきましては、住民基本台帳カードの多目的利用といたしまして、住民基本台帳カードを使って、コンビニエンスストア、セブン-イレブンの全国の店舗において、本市の住民票の写しと印鑑登録証明書の交付を受けることができるサービス、いわゆるコンビニ交付を平成23年4月1日から開始するに当たり、住民基本台帳法第30条の44第8項の規定により、条例を制定するものでございます。  次に、議案第76号、生駒市特別職の職員で常勤のものの給与に関する条例等の一部を改正する条例の制定についてにつきましては、生駒市特別職報酬等審議会の答申を経て、市長、副市長及び教育長の給料月額と市議会議員の議員報酬月額の改正を行うもので、内容といたしましては、市長及び副市長の給料月額を10%下げるとともに、退職手当の額をそれぞれ25%減ずる特例措置を講ずること、教育長にあっては、給料月額を6%下げるとともに、退職手当の額を25%減ずる特例措置を講ずること、また、市議会議員の議員報酬月額を12%下げるため、本条例の一部を改正するものでございます。  次に、議案第77号、生駒市手数料条例の一部を改正する条例の制定についてにつきましては、地方公共団体の手数料の標準に関する政令の一部が改正されたことに伴い、消防法関係の手数料のうち、特定屋外タンク貯蔵所及び準特定屋外タンク貯蔵所の設置許可の申請の審査等に係る手数料を引き下げるものでございます。  次に、議案第78号、生駒市立親和公園会館条例を廃止する条例の制定についてにつきましては、本市の公の施設である生駒市立親和公園会館につきまして、平成23年3月末をもって廃止するため、条例の廃止を行うものでございます。  次に、議案第79号、生駒市小平尾南共同作業所設置条例を廃止する条例の制定についてにつきましては、本市の公の施設である生駒市小平尾南共同作業所につきまして、平成23年3月末をもって廃止するため、条例の廃止を行うものでございます。  次に、議案第80号、生駒市景観条例の制定についてにつきましては、良好な景観の形成について、市、市民及び事業者の責務を明らかにするとともに、景観法の規定に基づく景観計画の策定、法の規則等に関し必要な事項を定めることにより、美しく潤いのある豊かな町並みを形成し、もって自然と都市が調和した景観の実現に資することを目的としております。内容につきましては、本市が平成23年1月1日に景観行政団体に移行し、市独自の景観計画の策定及び同計画に基づく行為の制限を行うまでの間、県景観計画に基づく届出事務を県から引き継ぐに当たり、景観法の委任規定等を定めるため、県条例に代わる市条例を制定するものでございます。  次に、議案第81号、生駒市火災予防条例の一部を改正する条例の制定についてにつきましては、住宅用防災機器の設置及び維持に関する条例の制定に関する基準を定める省令の一部が改正されたことに伴いまして、国が示した例のとおり、本条例を改正するものでございます。  次に、議案第82号、生駒市中央公民館南別館の指定管理者の指定につきましては、本施設の指定管理者の指定期間が平成23年3月31日で終了することに伴いまして、現行の指定管理者である南別館管理組合を平成23年4月1日から5年間、指定管理者に指定するため、地方自治法第244条の2第6項の規定により、議会の議決を求めるものでございます。  次に、議案第83号、生駒市福祉センターの指定管理者の指定につきましては、本施設の指定管理者の指定期間が平成23年3月31日で終了することに伴いまして、公募により選定いたしました社会福祉法人生駒市社会福祉協議会を平成23年4月1日から5年間、指定管理者に指定するため、地方自治法第244条の2第6項の規定により、議会の議決を求めるものでございます。  次に、議案第84号、生駒市デイサービスセンター幸楽の指定管理者の指定についてにつきましては、同じく、本施設の指定管理者の指定期間が平成23年3月31日で終了することに伴いまして、公募により選定いたしました社会福祉法人生駒市社会福祉協議会を平成23年4月1日から5年間、指定管理者に指定するため、地方自治法第244条の2第6項の規定により、議会の議決を求めるものでございます。  次に、議案第85号、生駒市デイサービスセンター寿楽の指定管理者の指定についてにつきましては、同じく、指定管理者の指定期間が平成22年度末で終了することに伴いまして、公募により選定いたしました社会福祉法人宝山寺福祉事業団を平成23年4月1日から5年間、指定管理者に指定するため、地方自治法第244条の2第6項の規定により、議会の議決を求めるものでございます。  次に、議案第86号、生駒市立老人憩の家の指定管理者の指定についてにつきましては、同じく、本施設の指定管理者の指定期間が平成22年度末で終了することに伴いまして、現行の指定管理者である社会福祉法人宝山寺福祉事業団を平成23年4月1日から5年間、指定管理者に指定するため、地方自治法第244条の2第6項の規定により、議会の議決を求めるものでございます。  次に、議案第87号、RAKU-RAKUはうすの指定管理者の指定についてにつきましては、同じく、本施設の指定管理者の指定期間が22年度末で終わることに伴いまして、現行の指定管理者である近鉄ビルサービス株式会社を平成23年4月1日から5年間、指定管理者に指定するため、地方自治法第244条の2第6項の規定により、議会の議決を求めるものでございます。  次に、議案第88号、やすらぎの社優楽の指定管理者の指定についてにつきましては、本施設の指定管理者の指定期間が、同じく、平成22年度末で終了することに伴いまして、公募により選定しました医療法人仁悠会を平成23年4月1日から10年間、指定管理者に指定するため、地方自治法第244条の2第6項の規定により、議会の議決を求めるものでございます。  次に、議案第89号、生駒駅前自転車駐車場等の指定管理者の指定についてにつきましては、生駒駅前、生駒駅前第2及び生駒駅南の自転車駐車場の指定管理者の指定期間が平成22年度末で終了することに伴いまして、現行の指定管理者である社団法人生駒市シルバー人材センターを平成23年4月1日から5年間、指定管理者に指定するため、地方自治法第244条の2第6項の規定により、議会の議決を求めるものでございます。  次に、議案第90号、生駒駅南自動車駐車場及び生駒駅北地下自動車駐車場の指定管理者の指定についてにつきましては、生駒駅南及び生駒駅北地下自動車駐車場の指定管理者の指定期間が、同じく、平成22年度末で終了することに伴いまして、公募により選定しました近鉄ビルサービス株式会社を平成23年4月1日から5年間、指定管理者に指定するため、地方自治法第244条の2第6項の規定により、議会の議決を求めるものでございます。  最後に、議案第91号、市道路線の認定についてにつきましては、開発行為による道路帰属により、路線認定の必要が生じたため、道路法8条第2項の規定により、議会の議決を求めるものでございます。  以上が、ただ今提案いたしました議案の概要でございますが、議員の皆様方におかれましては、よろしくご審議の上、ご議決いただきますようお願い申し上げまして、議案の提案理由説明といたします。よろしくお願いいたします。 35 ◯副議長(下村晴意君) 議案提案理由説明は終わりました。  お諮りいたします。  20議案は、議事の都合により、本日の審議をこれまでとし、12月9日に審議いたしたいと思います。これにご異議ございませんか。              (「異議なし」との声あり) 36 ◯副議長(下村晴意君) ご異議なしと認めます。よって、20議案は、本日の審議をこれまでとし、12月9日に審議いたすことに決しました。              ~~~~~~~~~~~~~~~   日程第26 一般質問 37 ◯副議長(下村晴意君) 日程第26、一般質問を行います。  通告順に従い、順次発言を許可いたします。
     まず、14番上原しのぶ君。              (14番 上原しのぶ君 登壇) 38 ◯14番(上原しのぶ君) おはようございます。ただ今から一般質問をさせていただきます。  本日は、学研高山地区第2工区の今後について、お尋ねをいたします。  学研高山地区第2工区の事業について、奈良県、荒井正吾知事は、生駒市、都市再生機構(UR)とで進めてきた開発の検討を中止すると発表しました。このことは、事業の行き詰まりを顕著に表したものであり、当然の結果だと日本共産党は受けて止めています。  学研高山地区の開発事業は、まず、第1工区が開発され、約20年の歳月が経過しました。しかし、この開発事業が順調に進まずに行き詰まっていることは、既に開発された第1工区を見れば、その実態は明らかです。  第1工区は、奈良先端科学技術大学院大学を始めとする学研都市の知的資源を生かしたまちづくりを目指し、民間企業との地域交流を盛んにするというものですが、そこにはり付くはずの企業さえ来ないまま、造成された空き地に雑草が目立つ状況です。加えて、第2工区の事業が推進されようとしていましたが、奈良県がこの開発事業を中止するという態度表明をしました。このことは、この開発事業が、いかに無謀なものであり、多くの困難な課題を抱えているかということの表れでもございます。  山下市長は、当初、この開発事業については中止を求める運動の先頭に立たれていましたが、その態度を翻し、大学誘致や企業誘致がメーンのまちづくりを推進するという立場に変身されました。  今の厳しい財政状況のもとで、少子化に歯止めがかからない現状で、大学の経営そのものが厳しい状況に立たざるを得ない状態です。企業誘致についても、景気が低迷する下で、企業そのものの存続が窮地に陥っているこの時期に、新たな土地に企業を立ち上げることができる力を持つ事業者が果たしてどれだけあるのかという疑間を抱きます。加えて、この計画が、生駒市に残された貴重な自然地域を破壊し、同時に、市の財政にも大きな悪影響を及ぼすことが危惧されるものです。  このように重大な幾つもの問題を含む学研高山地区第2工区の事業は、きっぱりと中止すべき事業であり、その事業に費やそうとしている財政を生かして、福祉や教育、暮らしを充実させ、市民生活をより豊かに潤すべきだと考えています。また、同時に、地球温暖化が世界的に問題視される中、生駒に残された貴重な自然地帯を保護し、環境破壊ではなく、自然を生かしたまちづくりこそが今の生駒市に課せられた課題だと考えます。  そこで、学研高山地区第2工区の今後について、市のお考えをお聞かせください。  1、市長は、この開発事業を中止すべきとお考えなのか、推進すべきとお考えなのでしょうか。また、その根拠についてもお聞かせください。  2、今の財政状況は非常に厳しくなっています。このような状況のもとで学研高山地区第2工区のような膨大な開発事業を進めるということは、一層、市の財政に悪影響を及ぼすと考えます。財政問題の観点からも、このような事業は推進すべきではないと思いますが、市のお考えをお聞かせください。  3、開発事業をきっぱり中止して、事業予定地を全域逆線引きし、緑地保全をするべきだと考えますが、このことについてどのようにお考えでしょうか、お聞かせください。  4、高山地区第2工区の今後の有効利用については、有識者、市民参加で検討委員会を立ち上げて今後のまちづくりを進めるべきと考えますが、市のお考えはどうでしょうか、お聞かせください。  2回目からは自席において質問をさせていただきます。 39 ◯副議長(下村晴意君) 吉岡開発部長。              (都市整備部長兼開発部長 吉岡源裕君 登壇) 40 ◯都市整備部長兼開発部長(吉岡源裕君) おはようございます。それでは、上原議員さんの、学研高山地区第2工区の今後についてのご質問について、お答えさせていただきます。  まず、1問目の学研高山地区第2工区の今後の方針とその根拠についてでございますが、学研高山地区第2工区まちづくりの検討につきましては、9月24日に奈良県から、奈良県立大学の移転と東アジア大学構想を中心とした新たな計画案が示されました。この提案は、事業規模や事業費が圧縮され、リスクも軽減された現実的な提案でございましたので、10月1日に奈良県の提案を承諾する旨を伝えたところでございます。しかしながら、10月20日に奈良県知事が開発計画見直しの検討中止を表明されたことから、現時点では、当地区の今後につきましては白紙の状態となっております。  このままの状態が続き、山や畑が荒れていくことは非常に懸念されるところではございますが、最近の社会経済状況や本市の財政規模、事業に対するノウハウなどを考慮いたしますと、市単独で解決できる問題ではないと考えております。  今後の対応につきましては、現状における課題も含めまして、いずれ、奈良県や都市再生機構と必要な協議をしてまいりたいと考えております。  次に、2問目の学研高山地区第2工区の事業の推進についてのご質問でございますが、学研高山地区第2工区の事業につきましては、税収の増加やまちのにぎわいがもたらされるなど、少子高齢化や景気の低迷といった社会経済状況下におきまして、活力あるまちを築いていく上でも期待できるとともに、本市の将来的な発展にもつながるものとして、協議、検討を重ねてきたところでございますが、現時点では、当地区の今後につきましては白紙の状態となっております。  いずれにいたしましても、市単独で解決できる問題ではないことから、本市が事業主体となって事業を進めることは難しいと考えておりますが、当地区の利活用について提案があれば、市としても検討は可能であると考えております。  続きまして、3問目の学研高山地区第2工区の逆線引きについてのご質問でございます。  市街化調整区域に逆線引きし、緑地保全するということにつきましては、都市計画法上の権限を有している奈良県や、都市再生機構を始めとする地権者の意向などを踏まえる必要があると考えております。しかしながら、当地区につきましては、奈良県が定める関西文化学術研究都市の建設に関する建設計画、また、その上位計画である国の関西文化学術研究都市の建設に関する基本方針におきまして、文化学術研究地区として土地利用を図ることが定められておりますので、これらにつきましても見直しが必要であると考えております。これらのことから、ご質問の逆線引きにつきましては、十分な検討が必要であると考えております。  最後に、4問目の有識者や市民参加による検討委員会の立ち上げについてのご質問でございます。  有識者や市民参加につきましては、それがふさわしい分野と、ふさわしくない分野がございます。また、今後の方向性が何ら定まっていない現状におきまして有識者や市民を含めた検討委員会を立ち上げることは、かえって議論の混乱を招くおそれがあると考えております。いずれにいたしましても、学研高山地区第2工区につきましては、都市計画法上の権限を有している奈良県、また、当地区の最大地権者である都市再生機構、そして地元市町村である生駒市の3者が一定の合意を見なければ今後の方向性が定まらないと考えておることから、現時点では、有識者や市民を含めた検討委員会を立ち上げる予定はございません。  以上でございます。よろしくご理解賜りますようお願い申し上げます。 41 ◯副議長(下村晴意君) 上原しのぶ君。 42 ◯14番(上原しのぶ君) 私は、学研高山地区の第2工区のこの開発事業は中止すべきである、こういう考えを持っていますので、そういう前提で、今、4つの課題についてお聞きをいたしました。  それぞれの課題について、私は重要だと考えてお聞きしたんですが、ずばり、中止をするのか、推進をするのかということもお聞きしたかったんですが、そういった直接的な回答はいただけなかったというよりも、市独自では、今の状態では何もできないというようなことが分かったと思います。それはそれとして、お聞きをしておきます。  今回、奈良県知事が中止するということを言った背景には、やはり、この開発事業がかなり困難な課題を抱えて、ハードルが高い、特に、例えば大学誘致や企業誘致についても、スムーズに計画が運ぶ状況ではなかったということではないでしょうか。と同時に、財政的な問題も、これまでも幾度も申し上げてきましたが、一切、具体的な数字は出されないまま終始しております。市の財政状況の悪化を招かないものというようなお言葉が重なっていたように思います。  この間、ずっと、同じ回答しかいただけなかったというようなこと自体、こんなに大きな事業を進めようとしているにしては、市民に対して、やはり十分な説明をする必要があると私は考えています。こういった点においても、市の今の態度は無責任ではないかということを申し上げておきたいと思います。また、少しでもこの開発事業に成功するという、そういった可能性があれば、奈良県知事が今回のような発言をしなかったのではないかというふうに私は考えています。  県が中止と言った以上、計画は白紙状態に戻ったのですから、私は、無理をしてこれは推進すべきではないということを申し上げて、次の質問に移りたいと思います。  委員会でもお聞きをいたしましたけれども、再度確認をさせていただきたいと思います。  まちづくり協議会というのが立ち上げられたと思いますが、このまちづくり協議会ではどのようなことを検討されていたのか、その内容をお聞かせいただければと思います。 43 ◯副議長(下村晴意君) 吉岡開発部長。 44 ◯都市整備部長兼開発部長(吉岡源裕君) まちづくり協議会につきましては、今年の4月に、前のプロジェクトチームを発展解消させるという形で立ち上がりまして、それは、奈良県、そしてUR、それと生駒市の3者に、各回ごとに有識者を招きまして、そのことについての議論をしているところでございます。  その内容といたしましては、大学を中心としたまちづくりが1回目でございます。2回目では、これからの大学の在り方を、そして、3回目では、不動産市況の現況等につきまして、有識者の講演をいただくとともに、その後、意見交換を行ったところでございます。以上でございます。 45 ◯副議長(下村晴意君) 上原しのぶ君。 46 ◯14番(上原しのぶ君) このまちづくり協議会につきましては、私も、市のホームページに載っておりましたので、見せていただきました。開催されたのは、私、もっと回数多くされているのかと思いましたら、3回なんですね。具体的な中身についても、もう少し、推進するということであれば、もっと深く協議をされているのかと思いましたが、こういった協議の様子を見ても、やはり、この開発事業がスムーズに推進するというような印象は受けなかったんですね。ですから、こういった点でも、やはりこの開発事業が難しい側面を持っているのではないかという印象を受けましたので、これは申し上げておきたいと思います。  それで、次にお聞きしたいんですが、先日と申しましても10月ですが、北部地域開発特別委員会が開催されました。その際、私は、この開発中止ということなので、県の報告に対しては、そういう立場で発言をいたしましたけれども、当然、推進をするということに賛成の委員からの発言も幾つかありました。それで、そのときに、何人かの議員がいろいろ発言されましたが、そういった発言を受けて、その後、どのようなアクションを市としては重ねてこられたのか、そのことについてお教えいただきたいと思います。 47 ◯副議長(下村晴意君) 吉岡開発部長。 48 ◯都市整備部長兼開発部長(吉岡源裕君) 10月29日に特別委員会を開いていただいたわけでございますけども、その後、奈良県さんの方と、トップレベルでは、今のところ、この件についての協議は実施されておりませんが、私が県の担当部長等にお会いいたしまして、それで、知事が中止表明をなさいましたけども、その経緯や真意につきましてお伺いをさせていただいたところでございます。あと、URにつきましては、関西文化学術研究都市事業本部長でございますが、こちらの方に来庁されて、市長と面談されているところでございます。以上でございます。 49 ◯副議長(下村晴意君) 上原しのぶ君。 50 ◯14番(上原しのぶ君) 先ほどお聞きしましたまちづくり協議会の様子とか、また、北部地域開発特別委員会のその後の様子をお聞きしております、この、今の段階では、やはり、内容についても、そんなに、深く、大きな、重要な課題を進めるに至らなかったということが分かりましたので、次の質問に移りたいと思います。  次は、大学誘致について、市長にお聞きしたいんですが、市長は、大学誘致について、県立医大の誘致や有名私立大学の誘致がうまくいかなければ、市としては事業に協力していくのは難しい、こういう発言をされているんですね。だけども、この間、先の県の提案では、県立医大も首都圏の私立大学も事業の前提としないという、こういった条件の案を市長は受け入れられていますが、その姿勢というのは、今までとってこられた、発言されていた内容と矛盾があるのではないかと考えますが、その辺、どのようにお考えなのか、お聞かせをいただきたいと思います。 51 ◯副議長(下村晴意君) 山下市長。 52 ◯市長(山下 真君) 確かに、お尋ねのとおり、これまで、県立医大の移転や有名私大の誘致ということを前提に協議を進めてきたわけですけれども、この度、示されました県提案には、従前の288ヘクタール規模の計画と比較しまして、事業規模や概算事業費を大幅に縮小して、事業リスクが軽減されているということなど、大きくそれまでとは前提条件が変わっていたという事情がございました。  それに加えまして、当地区をこのまま放置すれば、自然荒廃等の環境悪化につながり、また、URと一般地権者の所有権が混在したままでは非常に好ましくないということから、市としては、必ずしも県立医大の移転や有名私大の誘致の可否にこだわることなく、県の方向性に一定の理解を示す形で、当該提案を受け入れた次第でございます。 53 ◯副議長(下村晴意君) 上原しのぶ君。 54 ◯14番(上原しのぶ君) 必ずしも県立医大の誘致とか私立大学の誘致にこだわらないで、県の提案を素直にお受けになったというふうに私は受け止めました。  それで、ちょっと、もう1つお聞きしたいんですが、URと市長は面会をされたのでしょうか。もしされているとしたら、そのとき、どういうお話合いをされたのか、お聞かせいただけますか。 55 ◯副議長(下村晴意君) 山下市長。 56 ◯市長(山下 真君) 先ほど部長からの答弁がございましたとおり、URの本部長と2回ほど話をしておりまして、その際には、県の提案に対して市が回答をした内容について、市の見解を説明するとともに、今後どうしていくのかということについて、一定の意見交換を行ったところでございます。 57 ◯副議長(下村晴意君) 上原しのぶ君。 58 ◯14番(上原しのぶ君) その一定の意見交換の中身というのは、今、言っていただくのは難しいですかね。 59 ◯副議長(下村晴意君) 山下市長。 60 ◯市長(山下 真君) ちょっと詳しいことは忘れてしまいましたが、結論としては、「なかなか今すぐにどうこうというのは難しいですね」というふうなことに終わったように記憶をしております。 61 ◯副議長(下村晴意君) 上原しのぶ君。 62 ◯14番(上原しのぶ君) はい、結構です。  次の質問に移りたいと思います。  次、財政のことをお聞きしたいんですが、私、今の市長のお話を聞いていましたら、大学誘致についても、計画どおりに進まなかって、県の提案を受けたということで、ここでもやはりちょっとトーンダウンをしたんじゃないかという印象を受けていますので、それと、URとの話合いについても、特段、目玉的な、そういう、推進するに当たっての話合いの内容にはならなかったのではないかなという印象を受けました。  それで、財政のことをお聞きしたいんですが、以前から、このお金のことについては、どれぐらい出すのでしょうかということを幾度も聞いてきましたが、なかなか具体的な数字は示していただけなかったんですが、一体、生駒市としては、この開発事業にどれくらいの財政負担であれば受入れが可能だというふうにお考えになっていたのか、もう一度お聞かせいただけますでしょうか。 63 ◯副議長(下村晴意君) 吉岡開発部長。 64 ◯都市整備部長兼開発部長(吉岡源裕君) この開発事業にどのぐらいの財政負担があれば事業を受け入れることが可能であったかというご質問でございますけども、それによります税収増等のメリット、それから、本市の財政状況などを総合的に勘案していくものということで、今の時点では、その金額というのは言うことができないというふうに考えております。 65 ◯副議長(下村晴意君) 上原しのぶ君。 66 ◯14番(上原しのぶ君) 具体的な数字はいまだに示されなかったということなんですが、先ほども申し上げましたけれども、財政的な課題を明確にしないまま事業を推進しようとしたこと自体に、私は、やはり重大な問題があると思います。ここに投入をしようとしているのは市民の税金です。そして、また、事業推進のために借金をしたらば、その借金を返していくのは市民なのですから、財政的な問題も、一定、やっぱり市民の前に明らかにするべきではないかと私は考えています。こういった点でも、市の姿勢はちょっと間違っているんじゃないかということを申し上げて、次の質問に入りたいと思います。  市長は、学研高山地区第2工区の反対署名の先頭に立たれました。そのときのことを市長が言われたのは、学研高山地区第2工区の開発事業に反対したのではなく、2万3,000人が住む大規模な宅地開発に反対してきたと、こういうふうに市長は発言をされていたんですね。それでは、そのとき、大規模な宅地開発ではなく、どういうまちづくりを市長はイメージしておられたのか、参考までにお聞かせいただきたいと思います。 67 ◯副議長(下村晴意君) 山下市長。 68 ◯市長(山下 真君) 当時は、URの事業中止後に当該地区をどういうふうにしていくかというようなことについて、具体的には考えはしておりませんでした。 69 ◯副議長(下村晴意君) 上原しのぶ君。 70 ◯14番(上原しのぶ君) そのときは、大規模な宅地開発は反対していたけれども、具体的なことは考えていなかったということですね。  それで、私が申し上げたいのは、今、明確に、県知事は、「開発事業は中止する、撤退する」と県が表明したのですから、市としても、やはり今の白紙状態を無理やり推進する必要はないと思うんです。市として、今後どのようにするのか、もう一度お聞かせいただきたいと思います。 71 ◯副議長(下村晴意君) 吉岡開発部長。 72 ◯都市整備部長兼開発部長(吉岡源裕君) 今後の対応につきましては、考えていかなければならないと思います。けれども、問題といたしまして、市単独で考えていくことというのは、非常に難しい大きな問題でございますので、今後とも、奈良県、それからURと協議をしながらやっていかなければならないと考えております。 73 ◯副議長(下村晴意君) 上原しのぶ君。 74 ◯14番(上原しのぶ君) 市単独では推進していくのは難しいと、やはり県とかURと協議をしていかなければならないという、こういう状況の中だと思うんですが、私がしつこく申し上げたいのは、やはり、そのうちの一つである県が中止を明確にしたのですから、これは、幾ら生駒市が推進しようと思っても無理なんだから、私は、やはりこれは生駒市も県に倣って中止をするべきではないかなということを申し上げておきます。  次の質問に移ります。  高山地区のあの地域については、無謀な開発ではなく、市として、高山地区の緑地保全をするために、高山里山公園をつくる会という市民団体が意見を出されています。まず、その意見を幾つか出されているんですが、1つとして紹介したいのは、URや一般地権者が所有する土地については、URは国ですので、URと交渉をして、無償で借用してはどうかということ。また、一般地権者の土地についても、県や市が買い取って、自然を生かした土地利用をしてはどうかという、こういった声が上がっています。これは、あくまでも、高山里山公園をつくる会という市民団体は、あの高山の広大な自然地域を破壊しないで、緑地として保全してほしいという、こういう願望から出ている意見だと思うんですが、こういう意見に対して、どのように市としてはお考えか、お聞かせください。 75 ◯副議長(下村晴意君) 吉岡開発部長。 76 ◯都市整備部長兼開発部長(吉岡源裕君) URが持っております土地につきましては、URは事業用資産として自己保有しているわけでございます。また、一般地権者が所有する土地につきましても、それを取得するということになりますと、非常に莫大な金額がかかってくるというふうに考えております。228ヘクタールを、それ以後、市が管理するということになりますと、平米100円で管理していったとしても、年間につき2億8,800万という莫大な額がかかるというように考えております。 77 ◯副議長(下村晴意君) 上原しのぶ君。 78 ◯14番(上原しのぶ君) 今までは、あの地域を開発するという、こういう前提で来られたと思いますが、現時点で県は、やっぱり、県が中止をするということを表明したのですから、市としても、跡地の利用については、緑地として、自然を残す方向で地権者やURと話し合っていただきたいという、これが私の願いでございますので、一応、要望として申し上げておきます。  それで、質問ですが、この開発事業から県は撤退を正式に表明しましたし、私たち日本共産党も、自然破壊を促進するような開発には反対です。けれども、かといって、今のような状況であの土地を放置することについては問題があると考えています。この間、市民の皆さんからの指摘もございますが、ごみ捨て場になり、荒れ放題になっている今の状況はきっちり改善して、整備する必要がある、このことについて、土地の所有者に管理させる責任が行政にはあると考えますが、この点については、今後どのようにしていくおつもりなのか、お聞かせください。 79 ◯副議長(下村晴意君) 吉岡開発部長。 80 ◯都市整備部長兼開発部長(吉岡源裕君) ごみ処理の不法投棄でございますけども、県とか市につきましては、パトロールの方を行っております。一般的な地権者さんの分につきましては、やはりその土地はその地権者さんに管理してもらうべきであるというふうに考えております。あと、URにつきましては、URの方でも、巡回したり、それから、不法投棄の処理というのをやっていただいております。 81 ◯副議長(下村晴意君) 上原しのぶ君。 82 ◯14番(上原しのぶ君) 現実は、あの土地は荒れているという印象を強く受けますので、是非、URや地権者に、生駒市としても、きちっと整備をするように指導していただくように、これはお願いをしておきます。  今日、幾つかの質問をさせていただきましたが、今は白紙状態で、市単独では何もできない、この事業に関しては市としても動きがとれないというのが今の実態ではなかったかと思います。  質問をいたしましたが、いずれも、まともにずばり答えていただけなかったという印象を受けました。ということは、県知事が中止を表明し、事実上、この開発は破綻したと言えますし、日本共産党は、これは当然の結果だと考えています。私たちは、この開発事業が持ち上がって以来、一貫して中止、凍結を求めてまいりました。それは、この開発事業が、財政的な問題と自然破壊という2つの重大な問題を含んでいるからです。  山下市長は、荒井知事の新しい提案を受け入れて、大学誘致や企業誘致をメーンとした事業推進の立場をとってこられましたが、これまでに幾度も繰り返し申し上げてきましたが、少子高齢化が進み、経済的にも非常に冷え込んで厳しい情勢が続いている下でこの事業を進めること自体、無理があるのではないかと考えます。そういった面からも、この開発事業は行き詰まったものであると私は考えています。言い換えますと、この開発事業の中身は、今の経済情勢、社会情勢とはかみ合わない内容であったと考えます。また、URについても、これまでにも、幾度もこの開発事業に対する態度がころころと変わってまいりました。そのこと自体、この事業の推進が非常に困難を抱えたものであり、やはり、ここでも行き詰まったものであるということの表れではないかと思います。  今後は、この開発事業を抜本的に見直して、自然や環境破壊のために市民の貴重な税金を投じるのではなく、高山の広大な自然を生かしたまちづくりを進めることを軸として、広範な市民や有識者の意見も聞き、生駒市の北部地域のまちづくりを進めるべきであると私たちは考えています。  奈良県知事が事業の中止を明確に表明したのですから、生駒市も、それに倣って、この開発事業はきっぱりと中止すべきだと考えますが、最後に市長にお聞きします。この開発事業は、推進をされるのか、中止とお考えになっているのか、どちらか、お答えをください。 83 ◯副議長(下村晴意君) 山下市長。 84 ◯市長(山下 真君) 先ほど来、部長から答弁させていただいたとおりでございます。 85 ◯副議長(下村晴意君) 次に、21番宮内正厳君。              (21番 宮内正厳君 登壇) 86 ◯21番(宮内正厳君) ただ今から一般質問をさせていただきます。
     今回取り上げる問題は、労働基準法36条に基づく三六協定等についてと、人事評価制度について伺うものであります。  法は、労働者を働かせることができる時間は、労働条件の最低基準を定めた法律、労働基準法によって、法定労働時間は週40時間、1日8時間以内と定めています。生駒市の職員の勤務時間、休暇等に関する条例の第2条では、職員の勤務時間は、休憩時間を除き、4週を超えない期間につき、1週当たり38時間45分を超えない範囲内において規則を定めるといたしているところであります。  ご承知のように、法定労働時間を超えて働かせるためには、労働基準法第36条の時間外・休日勤務協定として、労使間で書面協定を締結し、人事委員会又は労働基準監督署に届け出ることで、初めて認められるものとされています。また、無制限に、時間外勤務、休日勤務が認められるものではなく、労基法36条第1項の協定で定める労働時間の延長の限度等に関する基準に基づき、1カ月45時間などの限度時間が定められています。さらに、育児又は家族介護を行う職員が請求した場合、1カ月24時間、1年について150時間を超えて勤務時間延長をさせてはならないとされています。  地方公務員の時間外労働について規定しているのは労基法33条3項です。災害その他、避けることができない理由によって公務のための臨時の必要があることを要件として、時間外勤務、休日勤務を命ずることができるとされています。災害その他、避けることのできない臨時の必要とは、恒常的ではないこと、常態的ではないことになります。逐条地方公務員法については、例えば、災害の発生、予算・決算の作成、臨時の調査等、一時的な事務の繁忙に対処すべき必然性がある場合があり、漫然と時間外勤務を命ずるべきではないといたしています。時間外労働が恒常的に常態化して行われる場合には、労働基準法33条3項によって、時間外労働をさせることができないことになるわけであります。  それでは、臨時の必要がない場合には、一般職の地方公務員は、一切、時間外労働をさせてはならないのか。当然、臨時の必要がない場合には、労基法36条による協定を結べば、時間外労働をさせることができるものであります。この間、地方公務員の職員団体は団体協約を締結する権利を有しないものとされる、地公法55条第2項、団体協約を締結できない以上、36条協定の締結権はないものと、長い間の常識となっていましたが、しかし、東京都庁は2000年6月に、東京都庁職員労働組合と、労働基準法を遵守する立場で36条協定を結んでいます。また、東京の特別区人事委員会が36条協定締結を指導する中、各区当局から、36条協定に基づく時間外・休日勤務協定を新たに締結したいという提案の動きも紹介もされているところであります。  奈良県では、マスコミ報道によりますと、過日、三六協定、つまり労使協定を結ばないまま県立病院の医師らに時間外労働をさせたとして、奈良県が労働基準法違反の疑いで書類送検をされています。  そこで伺います。生駒市及び指定管理者等は、当該関係者等と労働基準法36条に基づく三六協定を締結されているのか。未締結なら、今後、どう対応されるのか、伺いたいと思っております。  また、生駒市職員、一般職とリレーセンターなどの技能職別及び管理職と、指定管理者等職員の時間外労働時間の実態はどうなっているのか、答弁を求めます。  次に、人事評価制度について伺います。  過日いただいた平成21年度の人事評価制度実施要領によりますと、その目的として、職員の能力、実績を適正に評価することにより、その意欲と能力の発揮を促すとともに、適材適所の人事配置を推進し、評価のプロセスと結果を効果的な人事管理と人材育成に活用するために人事評価を実施するといたしています。  被評価者は部長から課長補佐級までで、おおむね、部長は市長が評価し、次長と課長、主幹は部長が評価、課長補佐は課長が評価することになっています。最終決定は市長となっているところであります。  また、評価の種類として、1)として、目標達成度評価、業績評価、業務に関する具体的な目標の達成度を評価する。目標は、第1次評価者が面談の上、年度期首に設定するとなっています。2)として、職務行動評価、能力評価として、階層ごとに求められている役割、行動等を評価目標としてあらかじめ明示し、各項目に照らして、職員が発揮した能力を評価する。同一階層であっても、職務内容により評価項目が異なることがあるといたしているところであります。  評価基準としては、Sとして、勤務成績が極めて良好、Aとして、勤務成績が特に良好、Bとして、勤務成績が良好、Cとして、勤務成績がやや良好でない、Dとして、勤務成績が良好でないといたしているところであります。  そして、評価結果の活用として、1)として、職務行動評価、目標達成度評価の結果は、人事配置、人材育成の資料とする。2)として、目標達成度評価の結果は、それぞれ当年度12月及び翌年度6月支給の勤勉手当に反映するといたしております。  そこで伺います。この人事評価制度の実施に伴って、どのような成果があったのか、また、問題点及び課題はどのように分析、評価されているのか、関係職員からどのような意見や要望等が寄せられているのか、その意見や要望等に対してどのように対応されているのか、お伺いをいたします。  2として、例えば職務行動評価、部次長用の資料でありますけども、その基本方針の提示では、市長のマニフェストに基づき、高い視点に立ち、組織全体の基本方針を示すとなっていますが、市長と議会等の判断が異なった場合など、どのような基本方針を示すのか、伺いたいと思います。  後は自席で伺います。 87 ◯副議長(下村晴意君) 中田市長公室長。              (市長公室長 中田好昭君 登壇) 88 ◯市長公室長(中田好昭君) それでは、ご質問をいただいております2項目のうち、1つ目の、労働基準法36条に基づく三六協定について答弁させていただきます。  新聞報道等によりますと、奈良県立病院におきまして、三六協定を締結しないまま時間外勤務命令をし、奈良県が労働基準法違反で書類送検されたということでございますが、生駒市の一般事務職に関しましては、労働基準法第33条第3項の規定にありますように、公務のために臨時の必要がある場合においては、官公署の事業に従事する国家公務員及び地方公務員につきましては、労働時間を延長し又は休日に労働をさせることができるという規定を根拠に、臨時の必要がある場合において時間外勤務を行っております。  また、臨時の必要の範囲でございますが、この認定につきましては使用者たる行政官庁に委ねられており、広く公務のために臨時の必要を含むとの行政解釈を始め、行政官庁の裁量に委ねられております。生駒市においての時間外勤務労働は、公務のために臨時の必要がある場合においてのみ生ずるものであり、三六協定の締結の必要性はないものと考えております。  なお、本市の職員団体とは、時間外縮減に関して、その都度、協議を行っており、時間外勤務の上限の設定は行っておりません。  なお、地方公営企業法が適用されます水道局の企業職員に関しましては、労働協約及び三六協定を締結しております。  また、ご質問をいただいております指定管理者における三六協定の締結でございますが、現在、管理委託しております事業者において、本市と交わしております協定書又は仕様書に基づき、個々の雇用形態に応じて、適切に対応されているところでございます。  三六協定の締結に関しましては、市民サービス向上の観点からも、公務のために、臨時の必要により、突発的に時間外勤務をさせざるを得ないことも十分あり得ますので、時間外勤務時間の上限数を決める取決めは不必要と考えております。ただ、職員の健康保持の面からも、時間外勤務の縮減に関して、今後も引き続き本市職員団体とも積極的に協議を行い、地方公務員法55条第9項に定めます書面による協定が必要な事項に関しましては、今後も協定を交わしていきたいと考えております。  続きまして、市職員の時間外勤務の状況でございますが、指定管理になっている施設の職員でございますが、時間外勤務の実態につきましては、現在、把握している限りでは、三六協定の限度時間、1カ月45時間を超えていないことを確認しております。また、本市の職員の技能職の時間外勤務につきましては、本年4月からでございますが、この10月までの間で、1人、月平均9.3時間、管理職員以外の職員の時間外勤務が、1人、月平均11.5時間、管理職員の時間外勤務相当分の時間は、1人、月平均18.1時間となっております。また、管理職以外の職員の時間外勤務の推移を見ますと、本年4月から7月でございますが、1人、月平均13時間から15時間程度で推移しておりましたが、8月以降は、全庁的な取組もありまして、1人、月平均7時間から9時間で推移しており、時間外勤務は着実に減少していると考えております。  続きまして、通告をいただいております2つ目の質問、人事評価制度についてお答えいたします。  人事評価制度につきましては、先ほどもご案内いただいたとおり、適材適所の人事配置を推進するとともに、効果的な人材育成を図るための人事管理の基盤的ツールとして活用可能な制度の構築に向けて、平成19年度以降、2回の試行を経て、昨年度から本格実施しているものでございます。  ご質問をいただいております内容のうち、まず、制度運用による効果についてでございますが、成果といたしましては、評価をする者と評価をされる者、すなわち、職員の上の者と下の者とのコミュニケーションが深まったということが、1つ、言えるかと思います。また、本市の人事評価制度は、そのプロセスの中で、評価する者と評価される者とが、一つの評価が完了するまでに面談を計3回行うことになっております。こうした面談の機会を通じまして、上司と部下の率直な意見交換が可能となり、双方向のコミュニケーションが深まり、信頼関係も強まって、人材育成の実効性も高まるものと考えております。さらに、もう1つの成果といたしましては、各部で毎年策定しております部の仕事目標の進行状況を目標達成度評価の中でしっかりとチェックできるようになったという点が挙げられるかと思います。  次に、課題でございますが、常に評価者の評価能力の維持と向上を図っていかなければならないということがございます。これにつきましては、新しく管理職に登用された職員に対して毎年研修を実施し、対応してまいりたいと考えております。また、制度の定着、拡大といったことも、今後の大きな課題に挙げられるわけでございますが、ただ今申し上げました人事評価研修の実施の他、一般職員や関係職員団体にも理解を得ながら、職員意識の醸成に努めてまいりたいと考えております。  次に、職員からの意見等についてでございますが、評価書作成に係る事務について、市民ニーズが高まり、市役所が担う業務も拡大する中で、職員に一定の負担を強いているものであると仄聞しておりますが、こういった負担を軽減するためにも、評価書作成の期間に余裕を持たすことや、提出時期に関し、極力、繁忙期を避けるなど、今後も引き続き制度改善に関する検討は行っていきたいと考えております。また、このような意見につきましても一つ一つ真摯に耳を傾けながら、更なる制度の定着、成熟を目指していきたいと考えおります。  次に、市長と議会の判断が異なった場合、どのような方針を示すのかとのご質問でございますが、人事評価の項目のうち、職務行動評価、いわゆる能力評価については、基本方針の提示や適時適切な判断等は、政策的な要素は少なく、判断力や調整力などといった、どちらかと言えば職員の個々の能力を評価する内容でございまして、政策的な方向性を示したものではございませんので、市長や議会との判断の相違には左右されにくい項目となっております。  一方、目標達成度評価、いわゆる業績評価に関しましては、市のアクションプランや部の仕事目標など、政策的目標に即して設定されるものでございます。総じて政策的な方向性を含んだものになりますが、市長の施策方針に対して、議会の議決などで明確な判断の相違が生じれば、当然のことながら、方向性の修正も含めて、どう示すかは、その都度、市長が判断することになります。  人事評価制度は、総合計画やアクションプランに基づき決定された部の仕事目標に連動した制度であり、市の施策を実現するためにも重要な制度でございますので、その点、ご理解賜りますようお願い申し上げます。以上で答弁とさせていただきます。 89 ◯副議長(下村晴意君) 宮内正厳君。 90 ◯21番(宮内正厳君) まずは三六協定の件なんですけども、一般事務職は、33条の3項、臨時に必要のある場合ということを適用したということですね。その判断は行政官庁に委ねられているというご答弁だったということですね。その必要性はないと、不必要だというふうに言われたと。それから、指定管理者は、市と指定管理者の間に協定書を結んでいると、法律等については遵守すべきだという項目があると、そういう中身で、ある意味では、指定管理者等を信頼するという中身を言いたかったのかなというふうに思ったんですけど。それで、33条の3項ということで、臨時の必要があるときという形なんですけど、これ、実は、先ほど登壇して言ったように、災害その他、避けることのできない臨時の必要と書いてあるんですよ、災害その他。それで、逐条地方公務員法というところで読んだら、例えば、災害の発生、予算・決算の作成、臨時の調査等、一時的な事務の繁忙に対処すべき必然性がある場合であり、漫然と時間外勤務を命ずるべきではないという形で、だから、時間外労働が、恒常的に、常態化して行われている場合は、33条の3によって時間外労働をさせることができないというふうな、逐条解説等に載っているということなんですね。  それで、市長は弁護士ですからご存じだと思うんですけども、私もちょっと調べてみました。ちょっと古いんですけど、1952年10月2日付けの行政実例なんですね。これは、兵庫県人事委員会事務局長宛ての公務員課長の回答、こういうふうに言っているんですね、「地公法58条の2項によって一般職地方公務員の時間外労働には労働基準法36条の協定は必要ないと解してよいか」という問い合わせに対して、自治省の公務員課長は、当時、「労働基準法33条の規定に該当する場合を除き、設問の協定を要するものと解する」ということなんですね。  それで、古過ぎるということを言われるかも分かりませんけど、実は、1999年の参議院の地方行政委員会で我が党の諫山参議院議員がこの問題を取り上げておるんですね。52年、先ほど紹介させていただいた10月の行政実例等について、現在においても変わっていないかということで自治省公務員部長に確かめたら、解釈は、今に至るまで変更されずに維持されているということなんですね。あなたは、行政官庁にその判断を委ねられているというふうに言われたけども、逐条解説等についても、言わば、災害等、避けることができないという、臨時の必要ということなんですね。余りに拡大解釈していると思いませんか。 91 ◯副議長(下村晴意君) 中田市長公室長。 92 ◯市長公室長(中田好昭君) ただ今、ご質問言うか、指摘いただいたその33条第1項については、確かに、災害その他、避けることのできない事情によって臨時の必要がある場合においてはということがありますが、私が答弁を申し上げましたのは、33条第3項、公務のために臨時の必要がある場合にということで、その臨時の必要性について、先ほど答弁させていただいた内容となっております。以上です。 93 ◯副議長(下村晴意君) 宮内正厳君。 94 ◯21番(宮内正厳君) 国でも同じような解釈で、要するに、行政官庁に委ねられているということを根拠にしながら、実はこれをやってきたということなんですね。先ほど紹介させていただいたように、東京都庁、昨日、おとついでも、電話で確認させていただきました。職員課の方でしたか、これは、つまり、企業の、水道であるとか、鉄道であるとか、それ以外の一般職についてどうなんですかというふうに聞いたんですね。そうしますと、一般職も、東京都職員労働組合でしたか、正式名称は、先ほど言ったような中身で、労基法の精神に基づいて協定を結んでいますという形で、東京都はやっておるんです。ご承知でしょうか。 95 ◯副議長(下村晴意君) 中田市長公室長。 96 ◯市長公室長(中田好昭君) 若干、私と認識が違うんですが、東京都の場合につきましては、生駒市の場合と同様、企業会計ですが、そういう部署に対して、本来、三六協定を締結しなければならない部署において締結されていなかったというのが大きな要因であって、あと、個々、事業場における部分については、個々の組合は当然前提なんでしょうが、一定、手続きのもとに組合が設立されている場合については締結をしていくべきであるという指導だと私は理解しております。 97 ◯副議長(下村晴意君) 宮内正厳君。 98 ◯21番(宮内正厳君) 私も、2回電話を入れたんですよ。「企業以外のところもそうなんですね」と、「そのとおりです」というのが回答だったんですね。それで、先ほど言ったように、「東京都庁職員労働組合と労働基準法を遵守する立場で三六協定を結んでいます」というふうに、そういう回答があったということですね。  それで、実は、労働基準法適用の基本となる、労基法に基づく事業の区分というのがありますね、1から15まで、ご承知だと思うんですけども。1から15号に該当する職場については、法制度上、三六協定なしに時間外勤務あるいは休日勤務は行えないというふうになっておるんですけど、ご承知かと思うんですけども、どうでしょうか。 99 ◯副議長(下村晴意君) 中田市長公室長。 100 ◯市長公室長(中田好昭君) そのとおりと思っております。 101 ◯副議長(下村晴意君) 宮内正厳君。 102 ◯21番(宮内正厳君) それで、先般、大阪労働局、それから奈良県労働局に連絡させていただきました。事例を挙げて言いましたら、例えば、分類15のところで、焼却、清掃又はと畜場の事業とありますね。大阪労働局並びに奈良労働局に連絡させていただいて、監督課とか言ってましたね、電話でしたから、正確なあれであるかどうかはあれなんですけども、特に奈良の労働局に確認した場合、分類15の、焼却、清掃又はと畜の事業うんぬんというとこで言えば、清掃センターの焼却場等については、生駒市ではそういう事業をやっておるんですけども、これはどうなんでしょうかというふうに確認させていただきました。そしたら、その担当官いわく、清掃センター、焼却場等については、監督権限が及ぶ可能性があるというふうに言っていました。市の見解はどうでしょうか。 103 ◯副議長(下村晴意君) 中田市長公室長。 104 ◯市長公室長(中田好昭君) そのとおりと思います。 105 ◯副議長(下村晴意君) 宮内正厳君。 106 ◯21番(宮内正厳君) 分類13、これは、病気又はうんぬんということで、保健衛生の事業ということですね。これについても伺いました。「例えば、保育所はここの分類に当たるんですか」と、「多分そうでしょう」ということで、「保育所も監督権限が及ぶ可能性があるんですか」と聞きました。「可能性はあります」というふうに答えたということなんです。それは、同じような見解でしょうか。 107 ◯副議長(下村晴意君) 中田市長公室長。 108 ◯市長公室長(中田好昭君) そう認識しております。 109 ◯副議長(下村晴意君) 宮内正厳君。 110 ◯21番(宮内正厳君) 給食センターについても伺ったんですね。監督権限が及ぶ可能性があるのかということで、これも可能性がありますということなんですね。つまり、労働基準法別表第1、業種分類表というところの1から15までについて、今言ったように、ちょっと具体的に挙げただけでも、3つの事業が、生駒市にとって、三六協定を結ぶということで言えば、監督権限はあるのではないかいうふうな、奈良労働局並びに大阪労働局の担当官のご指摘だったんですね。つまり、例えば、新聞報道にあったように、奈良県の病院、お医者さんの過重労働等について、労働基準局が書類送検をしたというのも、ここの中に載っている分類の、病院等ですから、ちょっと後で具体的なところは、13に当たるのかな、ちょっとそれは後でとしてですね、この分類の中から出されたかも分からないし、公営企業、独法だということで出されたのかも分かりません、その辺、ちょっと具体的には聞いていませんので。つまり、労基法適用の基本となるところで言えば、今言ったように、生駒市の事業所、事業場の中において、本来なら三六協定を結ばなきゃならない、今、部長が言われたように、適用の可能性はあるんだという答弁なんですけども、その点について、今まで、なぜ三六協定等を結ばなかったんですか。 111 ◯副議長(下村晴意君) 中田市長公室長。 112 ◯市長公室長(中田好昭君) 三六協定の相手方、前提がございまして、あくまでも労働組合というのが前提でございます。本市の場合については、ご存じのように、職員団体でございます。あくまでも結成はできると思います、今の部分について。ただ、今までの経緯としては、複数の事業場において、現の職員団体が総括的な取りまとめをやって今日まで来ていたという経緯でございます。 113 ◯副議長(下村晴意君) 宮内正厳君。 114 ◯21番(宮内正厳君) 労基法、私も読ませてもらいました。そしたら、事業場と書いてあるんですね。だからこそ、例えば東京都は、生駒市もそうですけども、水道局の労働者と三六協定を結ぶ、それで、多分、行政区なんかですと、保育所と三六協定を結ぶ、事業場ごとに、そこの指導監督課と言うんですか、権限を持つ者と三六協定を結べるんですよ。結べないんですか。 115 ◯副議長(下村晴意君) 中田市長公室長。 116 ◯市長公室長(中田好昭君) 事業場という単位はおっしゃるとおりなんですが、あくまで、先ほど申しましたように、三六協定の締結としては、職員組合ではなくて、労働組合が前提となっておりますので、ご理解いただきたいと思います。 117 ◯副議長(下村晴意君) 宮内正厳君。 118 ◯21番(宮内正厳君) 職員組合であろうと、労働組合であろうと、先ほど、東京都の場合、また、生駒市の場合はどういう名称か、私は水道局の名称は知らないんですけど、多分、生駒市職員労働組合か、どういう団体の名前を使っているのか分からないけども、それに類する形で協定を結んでおられるということなんですね。一方で、言わば、企業職と言うんですか、企業団体等とはそういう三六協定を結び、先ほどご指摘申し上げた別表第1、業種分類表にあるような形で本来結ばなきゃならない業種もあるのに、それがやられていなかったというのは、これは多分、全国的にもそういう傾向があって、先ほど部長が答弁されたように、その判断をする権限は事業者側にあるんだということでやられてきたとは思うんですけども、ここは、先ほど言ったように、国会の答弁の中でも、そういうものではないと、行政区によっては、そういう方向性が向いているということで言えば、十二分に、早急に、不十分な点があれば、これは改善をしていただきたいというふうに思います。  それと、地公法第55条の9項の問題、言われましたね。これは書面をもって交わしたいという答弁だったというふうに記憶しておるんですけども、それでよろしいでしょうか。 119 ◯副議長(下村晴意君) 中田市長公室長。 120 ◯市長公室長(中田好昭君) はい、そのとおりでございます。 121 ◯副議長(下村晴意君) 宮内正厳君。 122 ◯21番(宮内正厳君) これは、いつ頃、どういう形で話合いをする予定なんでしょうか。 123 ◯副議長(下村晴意君) 中田市長公室長。 124 ◯市長公室長(中田好昭君) 最近でご案内しますと、先般、臨時会で審議願いました人事院勧告に伴う給与改正について、当然、組合と協議する中において、労働時間も絡んでくるんですが、時間に直接触れていませんが、週休日の振替え等を含め、そういう部分について、協定書を既に交わしてきております。 125 ◯副議長(下村晴意君) 宮内正厳君。 126 ◯21番(宮内正厳君) これは、毎年か、その期限を切ってやるものだと思うんです。今まではどういう形でやってこられたんですかね。 127 ◯副議長(下村晴意君) 中田市長公室長。 128 ◯市長公室長(中田好昭君) 通常、おっしゃっている三六協定は最短で1年と思うんですが、この55条の部分は、あくまでも紳士協定でございます。以上です。 129 ◯副議長(下村晴意君) 宮内正厳君。 130 ◯21番(宮内正厳君) 確かに、私もその書面を読ませていただきました。紳士協定的な面があると。実際そうでしょう。そういう位置付けだということなんですけどね。先ほど、労働基準法の33条の3と言われたんやけども、これ、公務のために臨時の必要がある場合においてうんぬんということで言えば、先ほど、逐条解説、読ませていただいたように、そういう立場で考えないと、拡大解釈をするというのはよろしくないと思いますよ。  それと、指定管理者等に、これ、例えば、労働者の過半数以上を要件として、組合であるのか、また、あるいは、それ以外の団体なのか分かりませんけども、そういう団体が、指定管理者を結んでおられるところに組合等があるというのは確認されていますか。 131 ◯副議長(下村晴意君) 中田市長公室長。 132 ◯市長公室長(中田好昭君) 今現在、指定管理、市が行っている各事業者について、仕様書等あるいは協定に基づいて、確認、現在、させていただく中で、先ほど、答弁、1回目、させていただいたように、雇用形態、要は個々違うんですが、臨時職員でもって対応されているとこもあれば、正職でもって対応されているとこもあると。事業所ごとに、一般に言う事業場ごとに三六協定をされているところもあれば、事業所において三六協定をされているところがあるということでございます。全てではなくて、例えばシルバー人材センター等においては、雇用形態が、あくまでも雇用関係は成立せずに、会員の皆様に再請負をしているということで、雇用関係を生じていない指定管理の部分もございますので、全てが全て三六協定をしているとは言えない状況でございます。把握はしております。 133 ◯副議長(下村晴意君) 宮内正厳君。 134 ◯21番(宮内正厳君) 実は、近鉄ビルサービスでしたか、電話させていただきました。そしたら、「労働組合、あるんですか」というふうに確認しましたら、「あります」ということで、行政が、各種の業種と言うんですか、会社と契約を結ぶ場合、先ほど言ったように、労働基準法を始め、各種法律を守りなさいということを協定書の中にうたい込んでいるというのは、これは常識的なはずなんですね。ただ、昨今、なかなか社会経済情勢が厳しい中、そのことが実際上できているのかと言えば、できていないところも多々見受けられるというふうに思うんですけど、その辺についても、労働組合があり、そういう協定を結べる可能性がある団体、企業については、協定書どおり、法律遵守ということで言えば、その辺では、そういうふうな対応も考えているというふうに理解していいんでしょうか。 135 ◯副議長(下村晴意君) 中田市長公室長。 136 ◯市長公室長(中田好昭君) おっしゃるとおり、法令遵守というのは、やはり、公契約上、私とこも求めていますし、それを履行されていると。併せて、今回、時間外についても、直近、今年度4月以降、確認させていただく限りでは、三六協定に準じた月45時間以上をされているところはございませんでした。以上です。 137 ◯副議長(下村晴意君) 宮内正厳君。 138 ◯21番(宮内正厳君) 今後の課題も含めて、こういう情勢ですから、十分に法律の精神に基づいて行政は対応するということで、よろしくお願いしたいと思います。  次、人事評価の問題なんですけども、これ、問題点及び課題、どのような意見、要望を寄せられているのか、それに対して、どう対応されたのかということなんですけども、平成19年以降、昨年度から本格実施をしたと。評価する者とされる者、コミュニケーションが深まったということで、面談3回、率直な意見交換ができて、それから目標でチェックできるようになったというのが、大体、大まかな成果ということですね。  問題点は、これはちょっと聞き取りにくかったんやけども、一般職員の情操と言われたかな、ちょっと分からなかったんやけども、問題点及び課題、分析、評価をどうしているのかということですね。これは、ちょっと聞き取りにくかった、もう一度お願いしたいと思います。  それから、関係職員からどのような意見や要望が寄せられたのかと。事務が増えるということで言えば、提出時期をずらすというのも考えたいという話だったと思うんですけども、全般的に言う前に、まず、問題点と課題、分析、評価、もう一度お願いできますか。 139 ◯副議長(下村晴意君) 中田市長公室長。 140 ◯市長公室長(中田好昭君) 申し訳ございませんでした。  課題でございますが、この制度をやはり定着するに当たっては、評価者の評価能力の維持、向上が必要不可欠と思っております。そういう形で、今後、そういう職員の育成ということで、研修を重ねていきたいと。  もう一つの課題でございますが、これは、全てそうなんですが、職員意識の醸成を図っていく必要があるということで、その中で、特に協力をお願いしていきたいというのは、やはり、今後、拡充する中で、関係職員団体あるいは一般職員についても、そういう制度の趣旨を徹底していきたいというのを課題と考えております。以上です。 141 ◯副議長(下村晴意君) 宮内正厳君。 142 ◯21番(宮内正厳君) 今は管理職が対象ですね。今の話を聞いておったら、一般職まで伸ばすと、広げるというふうに聞こえるんですけど、そういうことなんですか。 143 ◯副議長(下村晴意君) 中田市長公室長。
    144 ◯市長公室長(中田好昭君) 今現在、管理職を主にやっておりますが、一定、定着化してくれば、本来、やはり、目的としております職員の能力あるいは育成等を考えますと、全職員を対象に実施していきたいと将来的には考えております。 145 ◯副議長(下村晴意君) 宮内正厳君。 146 ◯21番(宮内正厳君) 生駒市の職員労働組合の機関紙なんですけども、これは11月15日発行というふうに書いていますよね。人事評価制度の導入を行わないこと、また、組合と十分な協議を実施し、拙速な処遇への活用を行わないこと、勤務評定制度の運用を行わないこと。組合からすれば、一般職について特にだと思うんですよ、管理職の問題としても多分そうだとは思うんですけども、それを行わないでほしいと言われておるんですよ。そういう、全国あちこちでやられてきて、問題点が明らかになったということで、この評価が実際に発揮するのかと言えば、そうではないというのが組合の見解ではないかということだと、私はそういうふうに理解しておるんですね。その辺を、組合との関係で言えば、今後、将来的にはと言われたんだけども、そういうことについて話合いをする計画はあるんですか。 147 ◯副議長(下村晴意君) 中田市長公室長。 148 ◯市長公室長(中田好昭君) 話合いと言いますか、理解を求めていきたいと考えております。 149 ◯副議長(下村晴意君) 宮内正厳君。 150 ◯21番(宮内正厳君) 理解ができないと、つまり、今言ったような、組合が示しているような中身で、駄目だと言われたらどうするんですか。 151 ◯副議長(下村晴意君) 中田市長公室長。 152 ◯市長公室長(中田好昭君) 現時点で駄目だとされても、やはり、時代、周辺の取組状況、あるいは、今、置かれている生駒市の状況等、要するに、市民から求められている地方分権の中での職員の今後の在り方等を考えていく中で、やはり、必要となる職員間の最低限のコミュニケーションを図ることによっての共通目的を持って職務に当たっていくという、そういう一丸となったものが、今後、更に求められているということを職員と共有していきたいと考えております。 153 ◯副議長(下村晴意君) 宮内正厳君。 154 ◯21番(宮内正厳君) コミュニケーションを図る方法の一つだというふうに言っておられるんやけども、コミュニケーションの図り方、他にもあるでしょう。そこは知恵を出すというのが本来の行政の役割と違いますの。いただけない答弁ですな。  実は、11月8日付けの朝日新聞、こういう記事が載っているんですよ。上場企業の課長の約4割が、自分は生き生きと働いていないと感じている人がいていることが、産業能率大の調査で明らかになったということなんですね。どういうふうに記事が書かれてあるか。仕事の悩みを抱えているのが約90%。業務量、部下の評価、部下の育成の悩みが多かったというふうにここでは書かれておるんですね。それで、悩みの相談できる相手がいない、これ、50%。心の健康に不安を感じたことがあるかと、四十三.数%。原因は、上司との人間関係、成果へのプレッシャーと続いているんですね。要するに、一部上場の企業です。一部上場企業やから、一部ですな。これ、早くから、いわゆる人事評価制度を導入されてきたん違いますの。その中の課長の約4割が生き生きとして働いていないというふうな結果が、過日の新聞報道でされているんですよ。こういう一面だけの評価だけじゃなくて、全面的評価も私は必要ではないかと思うんですね。  それで、職員からどんな意見、要望が寄せられたのかと。事務が増えている、だから、提出時期をずらすんだと。その意見だけですか。 155 ◯副議長(下村晴意君) 中田市長公室長。 156 ◯市長公室長(中田好昭君) ちょっと、私、認識していますその部分ということでございます。 157 ◯副議長(下村晴意君) 宮内正厳君。 158 ◯21番(宮内正厳君) それ以外は、そしたら、認識していない。つまり、あっても認識していないのか、あったけども、らち外に置いているのか、それは分からないけど、もう少し、職員が、特に管理職を含めて、どういう意見を出しているのか、それこそ、先ほど言われたようにコミュニケーションを図っていただいたらどうですか。コミュニケーションを増やすことが目的なんでしょう。それが、実際上はコミュニケーションができてないという証と違いますの。例えば、ひざ詰めで話をするのもいい、無記名でアンケートをとるのもいい、いろんな方法があるでしょう、コミュニケーションのとり方が。そういう方法も含めて、これはやっぱりきちっと、関係職員からどのような意見や要望が寄せられているのか、正確につかむ、このことを仕事としてやっていただきたいということですね。  それと、ちょっと具体的な、時間無くなってもうたんだけども、例えば評価基準、これ、絶対評価でやっているんですか。どういう評価基準ですか。 159 ◯副議長(下村晴意君) 中田市長公室長。 160 ◯市長公室長(中田好昭君) 絶対評価でございます。 161 ◯副議長(下村晴意君) 宮内正厳君。 162 ◯21番(宮内正厳君) ということは、オールSでも、オールAでもええというふうに考えていいんですか。 163 ◯副議長(下村晴意君) 中田市長公室長。 164 ◯市長公室長(中田好昭君) 通常の、良識の範囲の評価になると想定しております。 165 ◯副議長(下村晴意君) 宮内正厳君。 166 ◯21番(宮内正厳君) 自分が評価をしておるんですよ。自己評価ですよ。常識の範囲内というのは、Sだったらあかんということですか、Aだったらあかんということですか。自分が自分の仕事をこうした、自分はこうやってきたと、Sである、Aである、あり得る話でしょう、違うんですか。 167 ◯副議長(下村晴意君) 中田市長公室長。 168 ◯市長公室長(中田好昭君) 個々によっては判断が異なるということは、分かっております。 169 ◯副議長(下村晴意君) 宮内正厳君。 170 ◯21番(宮内正厳君) 絶対評価でやると言ったんでしょう。そうでしょう。本人が、いや、自分の仕事はSだと、いや、Aだと言った場合、それはそれとして尊重しなきゃならん。それが正しいかどうかは後で点検すればいいだけの話ですね。  それから、ちょっとお聞かせ願いたいんですけど、SからDまで、つまり、Sは勤務成績が極めて良好、間を省きます、Dは勤務成績が良好でない。それぞれ、管理職は、Sが何人、Aが何人という形で、もし分かれば教えてください。 171 ◯副議長(下村晴意君) 中田市長公室長。 172 ◯市長公室長(中田好昭君) 最近、本格実施した以後の、平成21年下半期、この6月の期末手当に反映した結果でございますが、管理職対象151名のうち、S、0、A、20、B、124、C、7でございます。 173 ◯副議長(下村晴意君) 宮内正厳君。 174 ◯21番(宮内正厳君) 要するに、最終的評価として、Sは0だったというふうに理解していいんですね。 175 ◯副議長(下村晴意君) 中田市長公室長。 176 ◯市長公室長(中田好昭君) この時点では0でした。 177 ◯副議長(下村晴意君) 宮内正厳君。 178 ◯21番(宮内正厳君) 先ほど、政策的な問題については、評価の対象としてはなじまないような式の発言があったんですけども、例えば、目標達成度評価、部の仕事目標、所属目標を確認し、目標達成度評価シートに自己の目標を提示すると。これ、第2工区の固定資産税の減免の対応、平成20年でしたか、2月末に市長は課に対して減免はしないという市長の決断を示して、その2週間、3週間後には、減免しなさいというふうな方向転換があったんですね。これ、例えば、担当課、部でもいいですわ、しないということを言っておきながら、しなさいというふうになった場合、仕事をどんなふうに整理したらいいんですか、教えてください。 179 ◯副議長(下村晴意君) 山下市長。 180 ◯市長(山下 真君) ちょっと、よく質問の前提が分からないんですが、「減免をしない」と言って、その直後に「減免をしなさい」と言ったって、どういうことですか。 181 ◯副議長(下村晴意君) 宮内正厳君。 182 ◯21番(宮内正厳君) それはあなたが言ったことですわ。 183 ◯副議長(下村晴意君) 山下市長。 184 ◯市長(山下 真君) いつ、どこで、どういうふうに言ったのか、資料があったら出してください。 185 ◯副議長(下村晴意君) 宮内正厳君。 186 ◯21番(宮内正厳君) 先般の一般質問で、第2工区のURに対する減免について質問をさせていただきました。もう時間が1分しかないので、資料を読んでください。  それと、第2工区絡みで言えば、言わば市長が推進という形で、今までの白紙撤回が、推進にぶれてきたと。これも、言わば白紙撤回のためにやってきた職員が、方向転換のために、この仕事を180度変えなきゃならないと。これ、はっきり言って、職員にとって迷惑な話なんですよ。そういう首長の姿勢がこういう形で反映もしてくるということなんですね。その辺も、十分に。 187 ◯副議長(下村晴意君) 宮内議員に申し上げます。時間です。 188 ◯21番(宮内正厳君) はい。勘案しながら見ていただきたい。以上です。終わります。 189 ◯副議長(下村晴意君) 暫時休憩いたします。              午前11時57分 休憩              ~~~~~~~~~~~~~~~              午後1時0分 再開 190 ◯副議長(下村晴意君) 休憩を解いて、引き続き一般質問を行います。  次に、1番吉波伸治君。              (1番 吉波伸治君 登壇) 191 ◯1番(吉波伸治君) それでは、一般質問いたします。  9月議会で病院関連議案が可決されたことで、新病院建設が進むことになり、喜ばしいことであります。しかしながら、建設について、幾つかの懸念事項もあります。そこで、心配を抱えた新病院建設にならないよう質問いたします。  まず、1つ目、地元市民は、交通渋滞、迷惑駐車、騒音、廃棄物等を心配されております。そんな中、まだ地元合意は得られておりません。病院建設に当たっては地元合意が不可欠だと考えますが、いかがでしょうか。  2つ目、駐輪・駐車台数は少なく、駐車・駐輪台数について、万全な計画にはなっていないように思われます。通告書に参考資料を書いておきましたが、生駒市立病院は、病床数が210、駐車台数は、患者用が120で、職員用は0、合計120であります。それに対して、例えば東京の稲城市立病院、ここでは、病床数が290であって、駐車台数は、患者用が243、職員用は100、合計343台であります。生駒市立病院と稲城市立病院を比べてみると、稲城市立病院の方は、病床数はやや多いだけでありますけども、しかし、駐車台数は約3倍あるわけであります。これは病床数だけのことでありまして、外来患者の数とか、そういうことも考慮に入れなければいけませんけども、例えば、こういう資料だけですけども、これを見ても、やはり駐車台数は、少しと言うか、かなり少ないように私は思います。この駐車・駐輪台数について、私は万全な計画になっていないように思いますが、いかがでしょうか。  それから、3つ目は、設備更新、病床増等に伴う増改築、これは別館建設も含みますけども、こういうものが可能な敷地の余裕がないように思われます。病院というところは、絶えず設備を更新していかなければいけない、あるいは、必要に応じて病床数の増もあるかもしれません。そういうときには、増築、改築というものが必要になってくるわけでありますけども、計画の敷地面積では、そういうことをやるには、余裕がない、狭いように思われます。この点、いかがでしょうか。  それから、4つ目でありますが、病院というところは、いずれは全面建て替えの必要が生じてきます。まだ病院が建っていないのに、建て替えのことなど、まだまだ先の話だから、別にいいじゃないかというわけにもいかないと思います。やはり、病院というのは、50年、100年続いていくもの、とりわけ公立病院というものは、100年あるいは200年と続いていくような、そういうものでありますから、いずれ全面建て替えは必要となってきますが、それは何年後になる予定をされておりますでしょうか。その場合、現在の予定地で建て替えは可能なのでありましょうか。新聞報道でもありますけども、今、奈良県立病院の建て替えのことが問題になっておりまして、どうするかということについては、今、論議されております。だから、建て替えはそう簡単にはできないということで、市立病院の場合におきましても、建て替えのことを考えますと、現在の予定地ではどうも狭いように思います。その辺り、予定地の建て替えは可能なのかどうかという点をお伺いします。  それから、5つ目でありますが、基本設計と実施設計についてであります。  基本設計は、平成20年3月末の県医療審議会での病院開設許可に間に合わせるべく、同年2月4日に発注されて、作成されて、そして2月20日提出の事前協議書に添付されたもので、非常に短時間で作成されました。そのために、基本設計には不十分な点がないとも限りません。とにかく短期間で作成しなきゃいけなかったということで、無理して作り、不十分な点がないとも限りません。そして、今年10月25日に事前協議書の変更が承認されたのを受けて、病院開設許可申請書が、現在、県に提出されております。今日の時点ではまだ許可が下りないということでありますが、それが許可された後、実施設計が着手されていきます。その段階で、現在の予定地の敷地面積ではどうも狭あいであるということになることを危惧いたします。実施設計に着手された後に、この実施設計を作る段階において、やはり今の敷地では、どうも狭過ぎるというふうにならないのかどうか、その点、いかがでしょうか。  それから、6つ目、指定管理者の募集には、結局、1法人しか応募がありませんでした。このことは、建築条件、つまり、敷地面積等や経営条件に非常に厳しいものがあっただろうと想像されます。病院開設を不可能にするほどのものではないけども、かなり厳しい条件があったんだろうと考えられます。その厳しいものは何だと認識されておりますか。  それから、7つ目、そのような厳しいものがあるということは、指定管理者が、指定期間、つまり20年終了時に撤退をしていく、あるいは、指定管理期間内であっても違約金を払って撤退してしまうという、そういう可能性を否定できないということだろうと思います。だからこそ、今、私が述べましたような懸念事項は極力排除して、指定管理者が撤退してしまうという、そういうことにならないようにしなければいけないと思いますが、その点、いかがでしょうか。  以上述べましたような懸念は杞憂にすぎないことを願います。病院の建設は市民の願いでもありますから、是非とも病院は建設していかなければいけないと思いますが、しかし、公立病院の建設というのは、先ほども言いましたように、百年の計であります。スーパーマーケットのように、建設条件が都合悪かったからといって、撤退する、あるいは別の場所に行ってしまうという、そういうことはできませんので、くれぐれも、病院建設に当たっては、いろいろな厳しい条件について、重ねて検討していただくように要望をするという意味でも、今回の質問をさせていただいたものであります。よろしくお願いいたします。 192 ◯副議長(下村晴意君) 池田福祉健康部長。              (福祉健康部長 池田勝彦君 登壇) 193 ◯福祉健康部長(池田勝彦君) それでは、吉波議員さんのご質問にお答えをさせていただきます。  まず、1点目の、地元合意が不可欠と考えるが、いかがかということでございますが、これまでも、市が公共施設を建設する際には、地元住民の方々と十分に合意形成をしてきたとこでございます。したがいまして、開発申請をさせていただくときにも、当然、地元との合意形成を求められるということでございますので、一定の合意形成は不可欠であると考えております。  次に、2点目の、駐車・駐輪台数が不足していると思われるが、いかがかということでございます。  駐車台数につきましては、立地条件的に類似している指定管理者の他の病院、この病院の交通量、それと、駐車台数の実績から来場車両数等を予測し、ピーク時間帯でございます9時から12時に対応できる駐車台数をクリアできるように計画をいたしております。現計画では駐車場スペースは敷地いっぱいまで広げていることから、これ以上の収容台数増は困難であり、将来的に病院用地の西隣の敷地を近鉄さんが開発される際に、駐車スペースを確保できるよう検討してまいります。一般論といたしまして、駐車台数を多く確保しても、それに応じて車の利用が多くなるということが言われておりまして、本市の他の公共施設におきましても、当初、オープン時は混雑することがあっても、市民等に周知されてくれば、混雑することがほとんど無くなっている現状もございまして、本市としては、駅に近接しているという立地条件や、駐車台数に限りがあることから、電車あるいはバス等の公共交通機関での来院を強く広報していきますし、また、環境No.1都市を目指す本市といたしましては、公共交通機関の利用を促進しており、それに合致するものでございます。  3点目の、現計画では増改築が不可能だと思われるが、いかがかということでございます。  敷地を最大限有効活用して建設を行う計画であるため、増改築は困難でございます。  4点目の、全面建て替えは何年後か、現在地での建て替えは可能かというご質問でございますが、耐用年数は39年ですが、建て替え時期は現在のところ未定でございます。現予定地での建て替えは、これは不可能でございます。  5点目の、実施設計段階で敷地の狭あいさが危惧されると思うが、いかがかということでございます。  実施設計は基本設計を受けて行いますので、実施設計段階での敷地の狭あいさが露呈するものではございません。  6点目の、1法人しか応募がなかったということは公募条件に厳しいものがあるからと考えるが、その厳しいものは何だと認識しているかということでございます。  公募の条件におきまして、赤字補填をしないこと、また、指定管理者負担金の納付を求めていること、また、医師や看護師等がなかなか見つけにくい中で、医療従事者を一から集めなければならない点で、他の医療機関としては厳しいものがあったのではないかと考えております。  7点目の、指定管理者が期間満了後や期間途中で撤退する可能性を排除するために懸念事項を極力排除すべきと思うが、いかがかということでございますが、現指定管理者は、本市の公募条件のもとでも十分経営は可能と判断して応募してこられたものであり、撤退は余り想定いたしておりません。  質問に対しては以上でございます。よろしくお願い申し上げます。 194 ◯副議長(下村晴意君) 吉波伸治君。 195 ◯1番(吉波伸治君) 地元合意は必要やということですが、現在、地元合意に向けて、どのような取組をされておりますか。 196 ◯副議長(下村晴意君) 池田福祉健康部長。 197 ◯福祉健康部長(池田勝彦君) 地元の合意につきましては、去年の4月でございますが、病院の概要について、自治会の方等、全体で集まっていただきまして、説明をさせていただいたところです。つい最近ですと、地元から対策協議会が設けられて、文書で質問をいただきましたので、その質問に対しまして、こちらが自治会の方に回答をさせていただいた状況でございます。その文書に基づきまして、また地元で対策委員会で協議をされて、来年早々にはまた市と自治会と協議をすると、かような予定をいたしております。 198 ◯副議長(下村晴意君) 吉波伸治君。 199 ◯1番(吉波伸治君) 私も自治会から市に出されている意見書を一読いたしましたけども、かなり厳しい意見もあります。ちょっとクリアするのも難しいようなものもあるんですけども、今のところ、どの程度の合意が得られているというふうに思われていますか。 200 ◯副議長(下村晴意君) 池田福祉健康部長。 201 ◯福祉健康部長(池田勝彦君) 要望をいただいておるのは、例えば、市と医療機関との協力関係が確立されていないというご懸念を抱かれておられますが、これについては、今後、市、医療機関とも十分協議をやらせていただきますという回答をさせていただいておりますし、あと、渋滞緩和、駐車場につきましては、右折レーンを付けるとか、阪奈道路へ入る辻町インターを開設してくださいとか、駐車台数を増やしてくださいとか、いろいろ要望をいただいておるんですが、これにつきましては、今後、自治会と丁寧に協議を重ねてまいりたいと、かように考えております。 202 ◯副議長(下村晴意君) 吉波伸治君。 203 ◯1番(吉波伸治君) この地元合意を得るということは、開発指導要綱で、説明会等を開いて地元合意を得なさいというふうに書いていますが、この開発指導要綱に基づいて、今言ったような取組をされておるんでしょうか。 204 ◯副議長(下村晴意君) 池田福祉健康部長。 205 ◯福祉健康部長(池田勝彦君) 開発指導要綱にも地元合意ということはうたわれておりますが、うたわれておるからということじゃなしに、やっぱり、市と地元さんがお互いに納得して、そういう、建物と言いますか、事業を進めていくというのが一番基本となっておりますので、そちらを中心に市としては考えております。 206 ◯副議長(下村晴意君) 吉波伸治君。 207 ◯1番(吉波伸治君) ということで、現在、地元合意を得るために地元の自治会と話合いを進めておられるということで、是非、その話合いを今後も強く進めていただきまして、地元合意を得られてから病院建設を始めていただくようにお願いをしておきます。  それから、2つ目ですけども、駐車台数は必ずしも不十分ではないというご答弁でしたけども、しかし、西隣の空き地、いずれはここも使わせていただくように近鉄さんにお願いするというふうなことでしたので、やはり、今のところ、現在、予定の駐車台数が少ないから、西隣の空き地を借りるというふうに言われているわけですよね。やはり、現在の計画台数は少ないのではないですか。 208 ◯副議長(下村晴意君) 池田福祉健康部長。 209 ◯福祉健康部長(池田勝彦君) 今、地下と地上で120台と、車ですけれども、一番参考にさせていただいたのは、徳洲会が運営されている八尾徳洲会、規模が違いますけれども、立地条件的にも似通っているということも1つ挙げさせていただいて、八尾徳洲会も参考にさせていただいたという経緯がございます。確かに、120台というのは実際に少ないかもしれません。その辺は、限られた敷地の中で駐車台数も十分とりたいということがございます。120台なり、これは増やしたんですね。と言いますのは、警察の方から、当初の計画ですと駐車台数がちょっと少ないのではないかということもございまして、現在の120台にさせていただいたということでございます。
     また、先ほどおっしゃっていただきました資料の中で、職員の駐車場は0ということでございますので、病院で勤務する職員につきましては、近隣の駐車場なり、そういうところを貸していただいて、利用していただくという、かような計画をいたしております。 210 ◯副議長(下村晴意君) 吉波伸治君。 211 ◯1番(吉波伸治君) 職員用の駐車場は周辺のところで借りるいうことですけど、職員の方は何人おられますか。何人の予定ですか。 212 ◯副議長(下村晴意君) 池田福祉健康部長。 213 ◯福祉健康部長(池田勝彦君) 当初でございますが、196名ということを想定いたしております。 214 ◯副議長(下村晴意君) 吉波伸治君。 215 ◯1番(吉波伸治君) 職員の方が196名いうことですよね。196名が、全員、車で来るとは思われませんけども、しかし、お医者さんなんかは、看護師さんにしてもそうですけども、病院のスタッフいうのは、言ってみれば、24時間、いつ病院に来なければいけないという、そういうのがありますよね。だから、非常に不規則勤務なので、電車等を利用するのは非常にしんどいので、どうしても車で出勤するいう方が多いと思うんですけども、196名全員ではないとしても、この中のかなりの方がやはり車で来られるので、半分としても100名ですよね。100名のスタッフの駐車場を周辺で確保するとはとても思われませんが、いかがですか。 216 ◯副議長(下村晴意君) 池田福祉健康部長。 217 ◯福祉健康部長(池田勝彦君) 196名ということでございますが、やはり病院ですと、いろんな勤務形態がございまして、市の職員みたいに、8時半から5時15分まで、一斉に来て、帰るんじゃなしに、やっぱり、当直の方とか、夜の勤務の看護師さんもおられて、そういう方を含めまして196名ということでございますので、一概に、196名全員、駐車スペースを確保するということではないというふうに考えております。 218 ◯副議長(下村晴意君) 吉波伸治君。 219 ◯1番(吉波伸治君) 私は、やはり少ないと思いますけども、これ以上論議しても水かけ論になりますので、終えますが。  次、自転車なんですけど、自転車の駐輪台数が26、バイクが10、合計36、これもかなり少ないように思いますが、いかがですか。 220 ◯副議長(下村晴意君) 池田福祉健康部長。 221 ◯福祉健康部長(池田勝彦君) 少ないか多いかというのは、私、実際に病院が始まる26年当時のことをちょっと想像できないんですけれども、やはり、限られたスペースの中で、できるだけそういう駐輪の関係も多くとりたいということで、この台数になったという経緯がございます。 222 ◯副議長(下村晴意君) 吉波伸治君。 223 ◯1番(吉波伸治君) 先ほどのご答弁を聞いていますと、やはり、限られたスペース、少ないスペースの中でという言葉が目立つわけですよね。だから、やっぱりどうしても、私は、敷地面積が狭いと、そのことによって、駐車台数も限られてしまう、駐輪台数も限られてしまうという、そういう懸念はぬぐわれません。その辺りを再度検討していただくようにお願いをしておきます。  それから、3つ目ですが、増改築は可能かどうかという、きっぱりと増改築は困難であるというふうにお答え、ありましたが、増改築しなくてもいいんでしょうかね。 224 ◯副議長(下村晴意君) 池田福祉健康部長。 225 ◯福祉健康部長(池田勝彦君) 現計画では、開設当初ですが、増改築は考えておりません。将来的に、法令等が変わりまして、どうしても増築する必要が生じるかもしれませんけれども、現時点では、この計画でいかせていただきたいと、かように考えております。 226 ◯副議長(下村晴意君) 吉波伸治君。 227 ◯1番(吉波伸治君) 増改築というのは、当初からやるものじゃないですよね。当初は当初の計画でやって、将来的に、増築の必要、あるいは改築の必要が生まれてくるわけですよね。その増改築の必要が、5年後なり、10年後なり、あるいは20年後なり、生まれたときに、できないということであっていいのかなということなんですよ。5年後、10年後、20年後か分かりませんが、将来的に増築、改築の必要が生じたときに、できない、そういう計画ではいけないと思うんですけどね、いかがですか。 228 ◯副議長(下村晴意君) 山下市長。 229 ◯市長(山下 真君) ここについては、かなり、容積率、目一杯建てていますので、建て増しというのは困難ですけれども、内部で変えるということは可能かと思います。 230 ◯副議長(下村晴意君) 吉波伸治君。 231 ◯1番(吉波伸治君) やはり病院というところは、先ほども言いましたように、生きているわけですよね。だから、絶えず設備を更新しなければいけない、あるいはベッド数を増やさないといけないかも分からない、あるいは、設備を新しくするためには、新しい建物を建てなきゃいけないという、そういうことだってあるというふうに聞いております。そのときに、改築は何とかできるかもしれないけど、増築は全くできないという、そういうことではやはりちょっと心配な面があります。この点、もう一回検討していただいて、何回も言いますけども、どうも敷地面積が狭いように思われますので、その辺を再度検討していただきたいと思います。  4つ目に行きますが、全面建て替えは何年後、耐用年数が39年で、これでいきますと、最低でも40年後には建て替えしなけりゃいけないわけですよね。事によれば、それよりも前に建て替えをしなければいけない必要が生じる可能性があります。その場合、今の予定地では全く不可能であるという答えでしたけども、40年、長いかもしれませんけども、しかし、40年後のことやから、そら、40年後、またそのときに考えりゃいいわというふうなことでは私は駄目やと思いますので、やっぱり、40年後、50年後を考えて計画は立てなければいけないと思いますが、そういうことでありながら、しかし、予定地では全く建て替えできないと。ということは、40年後になったら、そのときにまた建て替えの必要が生じたら考えるということでしょうか。 232 ◯副議長(下村晴意君) 池田福祉健康部長。 233 ◯福祉健康部長(池田勝彦君) 現在の敷地、病院が建っておりまして、現実の話、それをつぶしてというのは、そこに患者さんもおられますし、そこではもう絶対無理やということでございます。したがいまして、病院を新しく建てるということになれば、違う敷地を見つけざるを得ないという状況でございます。そうならざるを得ないというふうに考えております。 234 ◯副議長(下村晴意君) 吉波伸治君。 235 ◯1番(吉波伸治君) これについても、そのときに建て替えの必要があったら、別の場所を見つけるということですけども、今の時点では、まだ、その必要がないのでいいかもしれませんが、将来的にはそういうことも起こるということで、今のところは仕方ないということであるということで認識しておきます。  それから、5番目ですけども、実施設計が着手された段階で狭あいであるということにはならないだろうと、基本設計どおりにやるのだからという、そういうことでしたけども、これについても、今のところ、駄目だ、あるいはいいという、そういう客観的なデータと言いますか、そういうことも言えませんけども、しかし、実際、実施設計をやっていく段階で、非常に無理があると、あるいは、今の場所では条件が悪いということになりましたら、やはりそのときは、ごまかさずに、あるいは無理をせずに、そこで、もう一回、別の場所を探すとか、あるいは、どう言うたらええんやろうね、別のあれですけども、実施設計をやっていく段階で、とにかく私が強調しておきたいのは、無理を承知で計画を進める、あるいは、無理があるのを公表しない、そういうことにならないようにして、やはり今後、実施設計をやっていく段階において、いろいろな問題が生じた場合は、それは公表していただいて、そして、どうするのかということをきちっと、これからもそういうことで、とにかく、実施設計をやっていく段階でいろんな問題が生じたときはそれを公表していただいて、それに対する処置をこうするんだということはしっかりと公表していただきたいと思いますが、いかがですか。 236 ◯副議長(下村晴意君) 池田福祉健康部長。 237 ◯福祉健康部長(池田勝彦君) 何か、吉波議員のお話を聞いておりますと、県の方にも、事前協議書を東生駒のあの場所でということでも出して、承認もいただきましたし、今、開設許可申請も県の方に提出しておる、また、病院事業の推進委員会でも、あの場所でということで、210床の議論もいただいたと、そういう、210床の病院をあそこの東生駒で建てますよということで議員さんの承認もいただいていると、こういう状況の中で、狭あいであるから他の場所を探せみたいなことを、私、そういうふうに感じたんですけれども、市としては、そういうことは考えておりません。また、ご懸念の実施設計でございますが、基本設計に基づいて、その中で実施設計ということでございますので、実施設計をやっていくうちに、基本設計が小さいということは、それは起り得ることではございませんので、ご理解賜りますようお願い申し上げます。 238 ◯副議長(下村晴意君) 山下市長。 239 ◯市長(山下 真君) 1ベッド当たりの床面積で言いますと、具体的な数字、ちょっと、今、ここに資料がありませんけど、かなり平均的な病院よりも多目にとっておりますので、実施設計の段階で、病院の建物が狭あいということはないというふうに思います。敷地については、ご指摘の駐車場とか駐輪場につきましては、先ほど部長も答弁いたしましたけども、敷地の西側で、近鉄が何らかの土地利用をするというふうに聞いていますので、当然、そのときには、そこに駐車場等も設けるというふうに思いますので、例えば、そこで無料で止めれるような券を患者さんに発行するとか、もし狭あいだということになれば、そういったことでも対応可能ですし、別に狭あいじゃないということであれば、今のままで十分ですし、自転車、バイクの駐輪場に関しても、今申したような、西側の敷地で、そういった部分をとる予定、当然、何か造るとすれば、そういったものをとられると思いますので、あるいは、とられないのであれば、とるように要望していきますので、ご心配いただかなくても、十分対応可能でございます。 240 ◯副議長(下村晴意君) 吉波伸治君。 241 ◯1番(吉波伸治君) それでは、私がいろいろ指摘しました懸念事項については、十分検討していただけるということで、これで5番目は終わらせていただきます。  次、6番目ですが、先ほど、指定管理者の1法人しかなかったという、その厳しい条件、3つ挙げられました。やはり、この厳しい条件はクリアされていないわけで、この厳しい条件が、今後も、この病院を建設する、あるいは運営にするに当たっては、のしかかってくる厳しい条件だと思われますので、この辺については、今後も対応していくということを今までも言われてきましたので、引き続き、厳しい条件をクリアするような努力はしていただくように要望して、6番目も終わります。  それから、最後、7番目ですが、厳しい条件がありながら、徳洲会は指定管理者に応募してきて、指定管理者が決まったということですが、撤退のところは考えていないということでありましたけども、これも、そんなことはないだろうと言うても、やはり、そんなことはないという、そういう論議に終わるとは思いますけども、もう一回、最後に確認させていただきたいんですけども、先ほどの3つの厳しい条件をクリアできるという、そういう見込みはあるのかどうかというのを最後に確認させていただきたい思います。 242 ◯副議長(下村晴意君) 山下市長。 243 ◯市長(山下 真君) ございます。 244 ◯副議長(下村晴意君) 吉波伸治君。 245 ◯1番(吉波伸治君) そしたら結構です。今後も市民の望むような病院建設に向けて努力していただきますように要望して終わります。 246 ◯副議長(下村晴意君) 最後に、6番伊木まり子君。              (6番 伊木まり子君 登壇) 247 ◯6番(伊木まり子君) 今回は3つの項目を取り上げます。  1つ目は、地域医療の充実について質問をします。  市が計画中の生駒市立病院については、先の定例会で医療法人徳洲会を指定管理者とする議案が可決し、県から補正を求められていた事前協議も終了、10月末に県に開設許可を申請し、現在、県からの許可待ちの状況と聞いています。全国的な医師不足や公的医療機関の減少に歯止めのかからない現状と、他方、高齢化がますます進行し、医療需要が高まる将来を考えると、生駒市自らが不足医療を充実させ、安全で安心なまちづくりに取り組めることになり、私は、非常に喜ばしいことと受け止めています。  しかし、市立病院の開院は平成26年春の予定と、3年以上も先です。病への対応、事故への対応、いずれにおいても医療の提供は日々必要とされており、住民は、3年先まで不足状態が続くことに不安を覚えています。また、市立病院の指定管理者、医療法人徳洲会については、医師会が、これまで、徳洲会が指定管理者として運営する市立病院とは連携、協力しない、できないと主張してきたことから、市立病院開院後も果たして医師会の協力が得られるのかという懸念を持っておられる議員もおられます。私は、医療従事者の原点に立ち返り、患者さんの視点に立てば、医師会も、市立病院と連携、協力していただけるものと信じておりますが、住民も不安を感じています。  このような住民の不安を解決するために、市は、開院までにどのように取り組まれるのか、以下の3点について質問したいと思います。  1点目は、開院までの間の小児科入院医療の充実についてですが、小児の二次医療、つまり、身近な病気の子どもの入院医療ですが、生駒市の子どもたちは、現在、市内ではほとんど入院できず、市外の病院に入院しています。これまでにも問題にしてきましたが、市外の病院での入院生活は、病気の子どもにとっては、家から遠く離れ、不安を覚えることでしょうし、家族にとっては、体力的、時間的、金銭的にも非常に負担が大きいと思われます。このような状況を解消するため、開院までの間、市はどのような対策を考えておられるのでしょうか。  2点目は、救急医療体制の充実についてですが、昨年春に、心肺停止の方が、受入れ先が決まらず、亡くなられたことを受けて、救急医療体制の連携強化に向けた関係機関会議が開催され、幾つかの課題が指摘されています。今後、救急医療体制を充実させるため、市としてどのように取り組んでいかれるのか、お聞かせください。  3点目は、地域医療機関との連携についてですが、住民にとっては、必要なときに、診療所、市立病院、他の病院の間で、適切な医療機関を紹介してもらいたいのですが、医師会などが、市立病院とは連携、協力できないとしているような状況では、適切に紹介してもらえるのか、不安です。今後、市立病院と地域の医療機関の間で良好な連携を築くために、市として、どのように取り組まれるおつもりか、お聞かせください。  大きな項目の2つ目ですけども、災害時の医療救護協定について質問をいたします。  これまで、何度も医師会との災害時の医療救護協定の早期締結をお願いしてきましたが、9月定例会以降の進捗状況をお聞かせください。  大きな項目の3つ目として、平城遷都1300年記念事業の継続実施について質問をします。  平城遷都1300年記念事業の一つとして企画され、10月末から11月にかけて開催されたいこま国際音楽祭は、多くの方に感動を与え、盛会のうちに幕を閉じました。私も、感動し、生駒市がこのような企画をされたことを非常に喜ばしく思いましたが、平成22年度の実施計画では、平成23年度以降も記念事業を継続して実施しなければならないとなっています。  そこで、今後の計画について、以下のことについてお尋ねします。  1つ、来年度の計画と、長期計画について。  2つ、今回の収支と、次年度以降の資金計画について。  3つ目、通訳ボランティアを始めとする、今後の計画における市民参加について。  以上が登壇しての質問です。次回からは自席にて行います。よろしくお願いいたします。 248 ◯副議長(下村晴意君) 池田福祉健康部長。              (福祉健康部長 池田勝彦君 登壇) 249 ◯福祉健康部長(池田勝彦君) それでは、伊木議員の1点目の地域医療の充実につきまして回答をさせていただきます。  開院までの間の小児科入院医療の充実についてでございますが、小児科の二次医療につきましては、これまでの経緯から、市内の医療機関では対応が困難な状況は変わらないことから、市立病院開院までの間は、県の北和二次輪番病院での対応でいかざるを得ないと考えております。小児科を含む病床計画の事前協議書を県に提出され、56床の配分を受けられた阪奈中央病院に対しまして、病床計画と小児科医の増員の進捗状況を問い合わせさせていただいて、早期増床を強くお願いしてまいりたいと、かように考えております。  救急医療体制の充実につきましてでございますが、救急体制の課題といたしまして、県の保健医療計画では、救急患者の搬送に時間を要しているということでございます。その理由といたしまして、二次、三次病院のお医者さんの不足、後方病院との連携不足等によりまして機能が低下しているということでございまして、また、県の救急情報医療システムによる各病院の応需情報が、各病院の状況を常に反映していないものとなっておりまして、これも一つの救急搬送に時間を要している原因というふうに記載をされておられます。また、一次救急体制が十分ではないとして、市町村によっては、休日・夜間応急診療所等の体制が不十分で、二次、三次の医療機関や、他地区の休日・夜間応急診療所へ負担がかかっているというのも原因でございます。住民の救急医療に対する理解が不足しており、その理解が必要ということで、軽症患者の二次医療機関への時間外受診を含めた不適切な受診や、タクシー代わりの救急車の利用によりまして、その救急体制に大きな課題を残しているということでございます。奈良県の保健医療計画では、救命救急センターの整備、患者の疾患・症状、搬送時間を考慮した救急医療体制の確立、症状に応じた、適切な受入れ医療機関への誘導、救急搬送ルール化等の具体的な取組策を計画されておられます。  市といたしましては、救急医療体制の充実につきましては、以前からの輪番病院に対して、救急対応のための委託料を支出させていただいていると同時に、平成22年度からは、委託料の一部を救急車による受入件数によって案分することに変更いたしまして、輪番病院に積極的な受入れを促しているところでございます。また、二次輪番5病院の当直医の専門診療科が分かるリストを作成いたしまして、当番日に受入れができないときに、リストを各病院と消防が情報共有し、医師から医師へ直接依頼をしていただいたり、救急搬送時に利用するなど、活用することといたしております。今後、県保健医療計画の具体策の実施の動向を見守るとともに、医師会及び輪番病院と連携した効果的な救急医療体制の方策を検討してまいりたいと、かように考えております。また、二次医療機関への適切な受診に向けて、市民の方々の理解を得る啓発を実施してまいりたいと、かように考えております。  次に、地域の医療機関との連携についてでございますが、生駒市病院事業計画の新病院のコンセプトの中で、地域の病院が、それぞれの機能を分担し、かかりつけ医との連携を含めた、地域完結型の医療を目指し、また、患者を中心とした継続性のある医療を提供するために、前方連携及び後方連携を考慮し、周辺の地域医療機関との病診連携や病病連携を積極的に推進すると掲げられております。市立病院であることから、地元の開業医や市内の民間病院とも十分連携をとりながら、市内の一次、二次、三次医療機関が、それぞれの得意分野で協力し合いながら、市域全体で一つの総合病院的な機能を果たし、市民の満足のいくような医療提供体制を整えていく所存でございます。今後は、市内医療機関とも、更なる協力、連携を図っていきたいと、かように考えております。以上でございます。 250 ◯副議長(下村晴意君) 今井企画財政部長。              (企画財政部長 今井正徳君 登壇) 251 ◯企画財政部長(今井正徳君) それでは、伊木議員さんの2番目の災害時における医療救護協定の9月定例会以降の進捗状況について、お答えさせていただきます。  22年8月に医師会の窓口の先生にお会いして、理事会に諮り、担当の先生を決定していただくとのことでございました。そこで、9月の理事会に諮っていただき、担当の先生が決定したことの連絡をいただき、9月末に担当の先生とお会いし、協議を行いました。その際、奈良県の方でも同様の協定があり、見直し作業をしているとの情報提供を受け、奈良県の情報を確認してほしいとの依頼がございました。ただ、本市といたしましては、平成21年2月に作成いたしました協定書の素案がございますので、それを理事会に諮っていただくことをお願いし、11月の理事会に諮っていただきました。その際、救護活動の際の日当の根拠などの疑問点が出されました。そこで、11月下旬に、医師会の先生に、指摘のあった事項について、ご回答とともに、奈良県の協定の見直しもなかなか進展していないとの情報等について、お話しさせていただきました。しかし、協定内容について、一部、理解が得られず、再検討してほしいとの申出がございました。今後、本市の方で検討した上で、医師会の先生と協議することとなっております。以上が9月定例会以後の進捗状況でございます。  次に、平城遷都1300年記念事業の継続実施について、お答えさせていただきます。  まず、ご質問の1)来年度の計画と長期計画についてでございますが、現時点では具体的な計画は未定でございます。ただ、今後も、今回のように、音楽の様々な楽しみ方、関わり方ができるような取組を行っていきたいとの思いもございますが、今年度と同程度の規模では費用的にも困難と考えてございます。開催方法の案といたしましては、既存の音楽イベントを活用した開催も考えられますし、新たに市民や音楽関係団体が中心となって開催することも考えられます。仮に、新たな取組を進めることになりました際には、多くのボランティアの方にイベントのノウハウを共有してもらい、今後の同様の音楽活動や取組の長期的な広がりにつなげていきたいと考えております。  次に、2)今回の収支について、お答えさせていただきます。  現時点の概算ではございますが、生駒・高山竹あかりの夕べコンサートにつきましては、歳出は、主に、出演者の出演料、交通費等の80万円でございました。また、ドイツからお招きした6人のソリストによるメーンイベントにつきましては、歳入は、コンサート入場料やマスタークラスの受講料で約417万円、奈良県からの補助金300万円を合わせまして、約717万円。歳出は、コンサート開催運営委託料、演出家の出演料や交通費、広告宣伝費等で約1,256万でございまして、差引き約539万円の赤字となってございます。最後に、日野皓正カルテットコンサートにつきましては、歳入は、コンサート入場料の約156万円、歳出は、コンサート開催運営委託料や広告宣伝費等の約281万円で、差引き約125万円の赤字となってございます。  次に、次年度以降の資金計画につきましては、来年度以降の計画も未定でございますので、資金計画も未定でございます。ただ、実施する場合にあっては、引き続き同様の規模や形態で開催することは難しいと考えておりまして、PRや財源確保のためにも、公演の要請、さらに、協賛金や寄附金等を募るといったことも検討する必要があると考えております。また、継続して開催するためには、予算規模や、ボランティアを中心とした開催形態について、十分検討した上で企画する必要があると考えております。  最後に、3)今後の計画における市民参加についてでございますが、これも未定ではございますが、次年度以降に同様のイベントを開催する場合におきましては、今回の音楽祭で培ったボランティアのノウハウを十分活用し、イベントの企画準備段階からボランティアスタッフが参画できるような組織づくりを行っていくことで、音楽イベントの運営を通じて市民参加を図っていく必要があると考えております。以上でございます。 252 ◯副議長(下村晴意君) 伊木まり子君。 253 ◯6番(伊木まり子君) ご答弁ありがとうございました。  それでは、まず、地域医療の充実について、追加質問をしたいと思います。  今のご答弁では、県の二次、北和の二次輪番とかに対応を求めていくというようなことでして、それから、阪奈中央病院にも働きかけていくということだったんですけども、阪奈中央病院の小児科が、今、どのような計画をされているのかはご存じでしょうか。 254 ◯副議長(下村晴意君) 池田福祉健康部長。 255 ◯福祉健康部長(池田勝彦君) 現在の状況は、把握はいたしておりません。1つ、事前協議を出されておられて、56床の配分というのは県の方から提示がございましたが、その事前協議について、修正なり、県から阪奈中央病院に対して、質問、そういうものをされておられるみたいなんですが、まだ、阪奈中央病院から県の方へ回答をいただいていないという状況でございまして、したがいまして、まだ事前協議の県の承認はいただいておられないと、かような状況でございます。 256 ◯副議長(下村晴意君) 伊木まり子君。 257 ◯6番(伊木まり子君) 私、以前に、生駒市内の子どもたちが、県立奈良病院とか、三室病院とかに、大体、年間に100人ぐらいは入院しているんじゃないかと。そういうところに入院していると、ご家族の方も、本当、先ほども、大変だというようなことを申しました。以前、市が、近大奈良病院さんとか、東生駒病院ですか、当時、小児科の入院をお願いされていたと思うんですけども、今後3年間、またそういうことをされるというようなお考えはないんでしょうか。 258 ◯副議長(下村晴意君) 池田福祉健康部長。 259 ◯福祉健康部長(池田勝彦君) 私、その当時はおりませんでしたが、やはり、お金よりも、医師が不足して、小児科医が見つからないということでお断りされたというふうに聞いております。あの状況から好転はしておりませんし、むしろ、更に悪化しているという状況の中で、なかなかそれを引き受けていただくのは難しいだろうと、かように考えております。 260 ◯副議長(下村晴意君) 伊木まり子君。 261 ◯6番(伊木まり子君) 今のお話でしたら、医師不足であるというのが原因のようですけども、もし医師の手配ができたら、市としては、例えば、そちらの病院に補助金を出して、医師の確保をしていただいて、生駒市内の二次の入院医療をお願いするということは、可能と言うか、やろうというふうに考えておられるんでしょうか。 262 ◯副議長(下村晴意君) 山下市長。 263 ◯市長(山下 真君) 市としては、あくまで、阪奈中央病院さんが、56床増床して、小児科医を増やして、小児科の入院ができるようにするということで、県に増床申請して、それが認められているわけで、今、事前協議中ということでございますので、そこに関して取組をお願いするというのが筋かなと思っておりますので、それが駄目になった場合の後のこととして、今、伊木議員が言われたようなことも検討には値するかと思いますが、その頃には市立病院の開院もめどがつきますので、そこまでする必要もないかなというふうに思っております。 264 ◯副議長(下村晴意君) 伊木まり子君。 265 ◯6番(伊木まり子君) 市長が言われました開院のめどがつくというのは、実際に市立病院ができて受け入れるのは3年半先ですよね。私が言っているのは、その間の3年間、生駒市内の保護者の方や子どもたちが困るんじゃないかということなので、阪奈中央病院さんが小児科をやってくださるというのは、市長としては、もしゴーサインを出してやられるとしたら、いつ頃小児科入院を受け入れられるというふうに思われているんですか。 266 ◯副議長(下村晴意君) 山下市長。 267 ◯市長(山下 真君) それは阪奈中央病院の事業なので、ちょっと私の方ではお答えできないと言うか、知りません。 268 ◯副議長(下村晴意君) 伊木まり子君。 269 ◯6番(伊木まり子君) お願いしておきたいんですけども、阪奈中央病院さんがされると言って、病床を県の方から許可はされましたけども、とにかく市民が困っていると思いますので、阪奈中央病院さんの方の状況もお尋ねになった上で、白庭病院さん、小児科、ありますよね、そちらに小児科医が確保できるような状況で、二次の入院を受け入れられるとか、そういうような状況であるのであれば、そういう状況を十分収集して、市民のために、是非、以前のような検討をしていただきたいと思います。それで、これはやれることかどうか分からないんですけども、例えば、市内の開業医の小児科の先生たちがチームを組んで、入院を白庭病院か近大病院、全然そっちの病院にご相談したわけではなくて、私の勝手な思いですけども、ベッドは使っていただきましょう、小児科の先生たちがローテートで二次医療を引き受けましょうということが可能なのであれば、そういうことをしていただけたら、生駒市内の子どもさんにとっては非常に有り難いことだと思いますので、そういうことも含めてご検討をいただきたいというのをお願いしておきたいと思います。  次の救急医療の方に移らせていただきますけども、先ほど、いろいろご回答をいただきました。実は、私、気になっていますのが、去年の3月に亡くなられた患者さんがあって、その後で、関係の医療機関とメディカルセンターの理事の方と、救急医療体制の連携強化に向けた関係機関会議というのがありました。その会議録に、三、四点、課題があったように思うんです。その課題について、どんな取組をされたのかを追加で聞かせていただきたいんですけども、その中に、消防隊の方が言われたんだと思うんですけども、新システムが導入されて1回での受入件数が増えたというようなことが言われていたんですけども、新システムというのはどのようなもので、それが導入されて、どれぐらい改善されたのか、教えていただきたいと思います。
    270 ◯副議長(下村晴意君) 秋吉消防長。 271 ◯消防長(秋吉基秀君) 新システムというのは、先ほど池田部長が答弁したように、5病院について、市内の病院の、特に当直の先生についての情報を共有できたということです。さらに、市内以外では、西奈良中央病院と奈良西部病院、この2病院についての当直医の情報が共有できたと。それと、21年1月から4月まで、これは5月に会議がありましたので、4カ月の1回の搬送の状況を見ますと、71.2%です。その後、制度ができまして、12月までを見ますと、75%と、3.8%の上昇をしており、第1回で搬送が良くなったという結果です。 272 ◯副議長(下村晴意君) 伊木まり子君。 273 ◯6番(伊木まり子君) 確認ですけども、今までは、5病院の当直医の先生が、例えば消化器外科が専門なのか、肺の方なのか、外科であっても、そういうご専門が分からなかったけども、その専門性が分かったので、送りやすくなったということですね。専門性について、消防隊も他の病院も共有できていなかったということで、それが共有できるようになったから、大体3%前後、1回で受け入れるパーセンテージが上がったということでよろしいんですか。 274 ◯副議長(下村晴意君) 秋吉消防長。 275 ◯消防長(秋吉基秀君) 病院の方からは、当直については、診療科目については、報告は上がっていました。しかし、その報告も、朝に入れた向きで変更がなかったと、そういうところがありましたので、今回の場合は、病院の先生の名前とその担当科目、これを詳しく連絡してくれているということです。 276 ◯副議長(下村晴意君) 伊木まり子君。 277 ◯6番(伊木まり子君) 何か、それが今までやられていなかったというのが非常に問題じゃないかと思うんですけど、それは別として、会議録の中に、1分1秒を争う患者さんを早期に二次病院で診察していただけると助かる率が大きくなる、それで、心停止の搬送患者について、20年は63人中60人が死亡、21年では、5月までですけども、20人中19人が死亡されたというような発言がありましたが、去年の5月以降、システムが改善されました。じゃ、今の63人のうちの60人、20人のうちの19人のうち、新システムになったら助かったなというような患者さんはいらっしゃいますか。 278 ◯副議長(下村晴意君) 秋吉消防長。 279 ◯消防長(秋吉基秀君) お医者ではありませんので、分かりません。 280 ◯副議長(下村晴意君) 伊木まり子君。 281 ◯6番(伊木まり子君) そしたら、この63人と20人のうち、1回目の問い合わせで受け入れられた方はどれぐらいなのか、ご存じだったら教えてください。 282 ◯副議長(下村晴意君) 秋吉消防長。 283 ◯消防長(秋吉基秀君) 資料を持っていませんので、答えられません。 284 ◯副議長(下村晴意君) 伊木まり子君。 285 ◯6番(伊木まり子君) それから、また、会議録の中には、三次のバックアップがないため処置困難のケースがあって医師が怖がっているというような意見が出ていたと思うんですけども、このような意見に対して、何か対応策とかは考えられたんでしょうか。 286 ◯副議長(下村晴意君) 秋吉消防長。 287 ◯消防長(秋吉基秀君) この三次のバックアップがないため処置困難なケースは医師が怖がっている、これ、どういう意味か、ちょっと分かりませんけど、私ら、医師といろいろ話をしていて、専門以外の者を連れてこられた場合に、症状が重い場合はとても処置できないと。もし、専門以外が処置して、後遺症が残るとか、死亡したとか、そういう場合は訴訟をされるケースが多いので、診ないということです。 288 ◯副議長(下村晴意君) 伊木まり子君。 289 ◯6番(伊木まり子君) この会議が去年の5月に行われて、今、二、三、問題点を指摘いたしましたけども、それ以降、同じような会議をして、問題がないか、どうしていこうかと、そういうふうなことはされなかったんでしょうか。 290 ◯副議長(下村晴意君) 秋吉消防長。 291 ◯消防長(秋吉基秀君) 消防と病院の間では、これ以後、していませんけど、現在、搬送ルールとかICTの関係で、奈良市と生駒市、県、これが搬送ルール関係の協議会を設けて、実施しております。 292 ◯副議長(下村晴意君) 伊木議員に申し上げます。通告内容の中で、ちょっと細部にわたっていますので、消防搬送のことが分かる程度で、医師のそういう細部にわたってのことは消防長からは答えにくいと思いますので、ちょっと質問を変えていただけますか。  池田福祉健康部長。 293 ◯福祉健康部長(池田勝彦君) 去年、5月に関係機関会議を開催させていただきましたが、それ以降にやらせていただいたのは、メディカルの常務理事、救急担当をされている方とも、どういったことをしていくべきかということもお話をさせていただいておりますが、直接、すぐに効果の上がる手段はなかなかないということでございまして、先ほども、ご紹介、ご回答を申し上げましたけれども、今、救急の5病院に対しましては、粗い言い方ですが、6,100万程度の委託料をお支払させていただいて、お医者さんの確保とか、していただいていると。その中で、今までですと、今日が当直の番でしたら1回と数えて、患者さんが来られても、来られなかっても、その当直日数によって案分して、お支払をさせていただいていたという経緯がございます。平成22年度からは、その一部を、大体千五、六百万ぐらい、その部分を、救急車が来たら、それを受けていただいたら1件とカウントして、やっぱり処置困難ということで受けていただかなければ、それはカウントしないと。要するに、受けていただいた回数によってお支払させていただこうということもさせていただいて、今、テスト期間中でございます。この前、常務理事会がございまして、半年の実績を見ますと、やはり、若干ですけども、救急車の受入れが円滑にいっているという報告も受けております。  今後とも、会議は開いておりませんけれども、会議の開く方向に持っていきたいと、かように考えておりますし、いろいろ関係機関が知恵を出し合って、少しずつでも救急搬送が円滑になるように、こういう体制に持っていきたいと、かように考えておりますので、ひとつよろしくお願いします。  それから、関係機関会議を5月にやりましたけれども、その前にああいう事件がございましたので、メディカルの当時の事務局長と私が、全部、5病院を回りまして、医師会の会長の文書も持っていかせていただいて、是非とも、事情は分かりますけれども、救急搬送の受入れにご尽力いただきたいと、かような話もさせていただいた経緯がございます。以上でございます。 294 ◯副議長(下村晴意君) 伊木まり子君。 295 ◯6番(伊木まり子君) 私が細かいことを申しましたけども、言いたいのは、もうちょっと、集まって、いろいろ協議をされて、どうやったら、搬送時間が短くなる、受入れがうまくいく、専門医の情報を共有できる、そういうことを私はすべきじゃないかと思っているんですけども、これは、今、ここで申し上げておきまして、次の、地域医療との連携という、医療機関との連携のところでも、先ほどのご答弁では、協力しながら、連携とりながらやってきたいと言ってはおられるんですけども、その気持ちがあっても、相手さんも出てこないもしれない、何かその辺の話合いするための具体的なものというのは持っておられないんでしょうか。何か、今のお話だけ聞いていると、分かるんですけど、本当に良くなるのかな、地域医療は充実するのかなと非常に不安に思うんですけども、何か具体策のようなものは持っておられないんでしょうか。 296 ◯副議長(下村晴意君) 池田福祉健康部長。 297 ◯福祉健康部長(池田勝彦君) この前、病院事業推進委員会の中で山上副会長が申されたように、5病院が寄ってということもございましたので、そういう会議の中で、いろいろな5病院のご意見とかを賜って、それも参考にさせていただきたいと、かように考えております。地域の医療機関との連携につきましては、諸般の理由で、なかなか円滑にいきにくいところでございますけれども、やはり、こちらとしても、協力とか連携体制に向けて、特に、先ほど申し上げましたが、医師会の救急医療担当の理事さんがおられますので、その方とも十分お話をさせていただきながら、いろいろ方策を考えていきたいと、抽象的な言い方ですけども、よろしくお願い申し上げます。 298 ◯副議長(下村晴意君) 伊木まり子君。 299 ◯6番(伊木まり子君) これまで、私、何度も、民間の医療機関さんと同じテーブルに着いて話合いをしてくださいというようなことを申してきましたが、今までは、指定管理者も決まっていないのに、市立病院も決まっていないのに、ちょっとこれは無理なお願いやったかなと、実のところ、反省をしています。今回、指定管理者が決まって、市立病院ができるという方向に進んでおりますので、今からは、小児の二次医療とか、救急医療の点とか、地域医療機関との連携、協力も、指定管理者さんに出てもらって協議していける状況に今なったと思うんです。だけど、今、お尋ねしたら、具体案がないということで、私、今日は1つ提案したいと思います。  実は、去年の7月に、県の方で、「ならの地域医療を守り育てる条例」というのが制定されています。これは、地域医療を守るために、県と県民と医療機関、協力しましょうと。何か、基本理念と、その3者の責務を定めただけのような、たった6条の条例なんです。去年、市民福祉委員会で世田谷とか静岡に勉強に行きました際には、健康づくり条例とか福祉健康条例とかいうような、何十条、20条以上もあるような大きな条例がつくられて、そんなのは急に無理だろうと思うんですけども、今回、生駒市立病院が進むということが決まりまして、その指定管理者も決まったわけですから、私は、生駒市で、奈良の条例の生駒市版みたいなのをつくって、その中に地域医療対策協議会というようなものを設けて、だから、6条プラス、あと1条で、短いですわ、7条ぐらいの条例をつくって、その地域医療対策協議会の中に、小児医療とか救急医療とか老人医療とか予防医学とか地域医療情報ネットワーク部会と、そんなような部会をつくって、委員に、市民とか指定管理者とか学識経験者、そして、もちろん医師会の先生たちにも入っていただいて、今回、質問しました、小児医療をどうしよう、救急医療をどうしよう、地域医療の連携をどうしようって、そういうのを条例に基づいて協議していただいたらどうかなというふうに思っているんですけど。だから、この際、そういう協議会を入れた生駒版の地域医療を守り育てる条例というのを、突然ですけど、提案をしたいんですけど、市長、もしお答えいただけるんだったら、お願いします。 300 ◯副議長(下村晴意君) 山下市長。 301 ◯市長(山下 真君) ちょっと通告にはないので、余り確たるお答えはできないんですが、現時点でも、先ほど消防長や池田部長からもお話があったように、新たな救急搬送の受入れシステムの運用とか、あるいは二次医療の委託料の支払方法の変更といった形で、今、新しい取組を少しずつやっているところなんですね。その取組の推移を見て、改善すべき点があれば、当然、市や医師会、あるいはメディカルセンター、消防、こういったところが集まって、また話もしますし、しばらくはこの新しい取組の推移を見守っていただければいいんじゃないかなというふうに思っております。  ご指摘の条例に関して申しますと、抽象的な理念条例といったものは、私は、個人的に、余りそういうものを定めるよりも、やっぱり具体策をするということが重要だと思いますので、理念条例で、理念だけであれば、余り意味はないんじゃないかというふうに思いますが、地域医療対策協議会ですか、それについては、ご承知のとおり、病院事業推進委員会からの答申で、市立病院の管理運営協議会というのができることになりました。そこで、市立病院のことに関しては、いろんなことを話し合っていくことになると思うんですけれども、そういった形で、その協議会等を通して、地域の医療機関等との信頼関係を醸成していった上で、その後に、更にそれをもっと対象範囲を広げるといった形で、市立病院のことのみならず、地域全体のことを考えるといったことも審議事項に含めたような、ご指摘のような協議会の必要性が認識されれば考えたらいいわけで、今すぐどうこうするというような必要性があるというふうには私は認識しておりません。 302 ◯副議長(下村晴意君) 伊木まり子君。 303 ◯6番(伊木まり子君) 私は、逆に、救急の問題も解決されていないから、そういうふうな条例を早急につくって、協議会をつくって、生駒の地域医療を、市立病院を核にして、いろんな民間の医療機関とどんなふうに連携してやっていったらいいか、病院ができるより先にそういうものをつくって、市民も医師会も、それから学識経験者の方にも入ってもらってやるべきじゃないのかなと私は考えております。これはそれだけで終わりまして、次のところに行かせもらってよろしいでしょうか。  2番目の災害時の医療救護協定のことですけど、何か、今のお話を聞いていますと、私、こういう協定って、そんなに難しいもんじゃないと思うんですよね。いろんなまちでも締結されているだろうし、締結されていないと、実際、私は、動きにくいと前からも申していますけども、動けないんじゃないのかなというような気がしているんです。それで、前回ですか、生駒市の防災会議の一番の所掌事項が、そういう地域防災計画を作成することじゃないか、その地域防災計画の中で、本当に動けるのは、医師会との協定に基づく活動じゃないかというふうに私は言わせていただいて、防災会議の中に参加されている部長さんたち、市長はもちろん会長ですし、そこで、是非、早急にやってくださいというようなことを言って、お願いしたんですけども、今のお話を聞いていたら、何か、救護活動に伴う日当の根拠というようなところ、お金の問題で理解が得られていないというふうにも受け止めたんですけど、そんなことなんですか。それ以外に何か細かい内容で合意ができないようなところ、あるんでしょうか。 304 ◯副議長(下村晴意君) 今井企画財政部長。 305 ◯企画財政部長(今井正徳君) 先ほど申し上げました救護活動の際の日当については、根拠がどうかということで、こちらからご説明させてはいただいております。ちょっとご納得していただけない部分は医事紛争についての問題でございまして、従来は、本市が全面的に負担するということになっているんですけれども、現行では、医師会と生駒市が協議の上で、誠意を持って解決するために適切な措置を講ずると、この辺りについて、ちょっと以前の方がいいんじゃないかというようなご指摘をいただいているというところでもございます。 306 ◯副議長(下村晴意君) 伊木まり子君。 307 ◯6番(伊木まり子君) 以前から、他市の条例と言うか、協定を参考にして締結をというようなことを言われていたんですけど、今の、市が負担するか、医師会と話合いで決めるか、そんなのは、他都市の協定ではどのようになっているんですか。 308 ◯副議長(下村晴意君) 今井企画財政部長。 309 ◯企画財政部長(今井正徳君) 他都市でも、今回、うちの方でご提案させていただいている、医師会さんと市の方での相互ということが多いんですけれども、医師会さんにとってみれば、従来の方が医師会としては負担が低いということもありますので、そういったところで、ちょっと時間もかかるやろうということです。 310 ◯副議長(下村晴意君) 伊木まり子君。 311 ◯6番(伊木まり子君) もし、明日、地震が起きて、医療救護活動が必要な状況になったとしましょう。そして、もし、誰かがけがをした、医療救護活動がうまくいかなくて、亡くなられた、その場合には誰が責任をとるんですか。だから、締結されてない、実際に動けない、動けていたら、うまくいったんじゃないか、でも、亡くなられたって、そんなことが起きた場合、これは、市ですか、医師会ですか、どちらが責任をとるんですか。 312 ◯副議長(下村晴意君) 山下市長。 313 ◯市長(山下 真君) 伊木議員も医者だったからお分かりいただけると思いますけれども、もしこの協定締結の最中に紛争が起こっても、はんこをついていなかったから、医師会は何もしないと、生駒の医者は一切協力しないんだと。私は、医者というのはそういう人たちじゃないと信じています。協定で細部を決めていなくても、目の前に災害でけがとかを負った人がいれば、助けるのが医者の仕事ですから。しかも、この協定を仮に結んだとしても、動いていただくべきお医者さんが、例えば、自分が災害を負ってけがをしていたというような場合には、動こうにも動けないわけですし、当然、それは臨機応変の判断で、市と医師会で協議して、早急に連絡をとってやると思うので、この協定のはんこを押していないから、もし地震とか災害があったら、もう生駒の人たちは誰も医者が救ってくれないんだとか、ちょっと議論として短絡的だと私は思います。 314 ◯副議長(下村晴意君) 伊木まり子君。 315 ◯6番(伊木まり子君) 協定というのは、判を押しているか、判を押していないかのことを私は問題にしているんじゃなくて、何のために結ぶかと言うたら、こういうときにこんな段取りでやりましょうという実際の救護活動を決めていくために結ぶんじゃないですか。だから、そんなんだったら、言うてみたら、結ばなくてもいいじゃないですか。医者のモラルに基づいて動いてもらったらいい。そんなんじゃなくて、やはり、こういう場合に誰がどこへ行く、東へ行くか、南へ行くか、北へ行くか、そういう担当を決めて初めて適切な救護というのができるんじゃないですか。市長の先ほどの答弁には、私としては不満です。 316 ◯副議長(下村晴意君) 山下市長。 317 ◯市長(山下 真君) 今、部長も答弁したように、災害時に出動したときの日当とか、あるいは、救護活動で例えば何かミスがあったとき、患者さんと紛争になったときの対応というところで、今、合意していないということでございまして、それ以外のところについては、今、医師会から特段の指摘はないということでございますので、そういった状況であれば、その1点ないし2点について合意ができていないから私たちは何もしませんとか、そういうことはないだろうと常識的に私は思います。当然、今、調印はしていないかもしれませんけれども、案に従って動くでしょうし、それを私どももお願いしていきますし、それは、当然、医者のモラルとして、今、8割、9割、交渉、詰まってきたけど、あと1割、2割がまだできていないから、はんこをついていなから我々は何も知らんと、そういうもんじゃないと思いますよ。伊木議員、もう何回も、5回も6回も7回も質問をされていますけれども、今回、初めて申し上げさせていただきましたけれども、ちょっと短絡的だと私は思います。 318 ◯副議長(下村晴意君) 伊木まり子君。 319 ◯6番(伊木まり子君) もうこれ以上言っても無理ですので、なので、判はついていないけど動けるというように市は認識しておられるということで私は収めておきますが、次のところに行かせていただきます。  1300年記念事業を継続的に実施しなければならないというふうに22年度の実施計画表に書いていたんですけども、これは、何か県との約束の中で、「生駒市さん、来年度以降もこの事業を継続してください」というようなことだったんでしょうか。 320 ◯副議長(下村晴意君) 今井企画財政部長。 321 ◯企画財政部長(今井正徳君) 奈良県の平城遷都1300年記念事業において補助金をいただいている部分については、一過性のものにならないようにというご指摘もございましたので、次年度以降も、丸きり一緒ということじゃないんですけれども、何らかの取組をということで考えて、そういうことはございました。 322 ◯副議長(下村晴意君) 伊木まり子君。 323 ◯6番(伊木まり子君) 来年度は、県の方からは補助金とかは出ないんですか。 324 ◯副議長(下村晴意君) 今井企画財政部長。 325 ◯企画財政部長(今井正徳君) 一切出ません。 326 ◯副議長(下村晴意君) 伊木まり子君。 327 ◯6番(伊木まり子君) 先ほどのご答弁では、大体、国際音楽祭について、県の補助と、それからチケットとかの収入で700万ちょっとですか、ありましたけど、実際は、かかった費用は1,256万円で、市の持ち出しが500万ぐらいというようなご回答だったかと思うんですけども、それでよろしいですか、ちょっと確認をお願いします。 328 ◯副議長(下村晴意君) 今井企画財政部長。 329 ◯企画財政部長(今井正徳君) そのとおりでございます。 330 ◯副議長(下村晴意君) 伊木まり子君。 331 ◯6番(伊木まり子君) 計画の中では、1300年祭の記念事業のテーマイベントの参加数を3,500人というふうに予定されていたと思うんですけども、今回言われましたチケットの収入、オープニングガラコンサートとファイナルコンサートの参加者は予定どおりの参加で、予定どおりの収入があったのですか、その辺、教えてください。 332 ◯副議長(下村晴意君) 今井企画財政部長。 333 ◯企画財政部長(今井正徳君) 両コンサートとも完売ということになりましたので、当初予定しておりました収入よりは、若干と言いますか、多くなりました。また、3,000人ということですけれども、その10月30日から、日野皓正カルテットコンサートの11月14日まで、様々なイベントをやっておりましたので、合計でしたら、3,052人の来場者を得たと、来られたということでございます。 334 ◯副議長(下村晴意君) 伊木まり子君。 335 ◯6番(伊木まり子君) 来年どうするかとかは未定であるし、それから、もちろん資金計画も未定だということだったんですけど、3番目の市民参加のところでもう少し聞きたいんですけども、何か、聞くところによりますと、ドイツから来られた音楽家の通訳とかに市内の方30人ぐらいがボランティアとして参加してくださって、予想外の協力が得られたというふうに担当課の方から聞いたんですけども、音楽祭で、外国の方、韓国の方もいらっしゃいました、それから、マスタークラスという、ドイツの先生が若い音楽家を目指している人にレッスンされましたよね。そういうところでは、音楽の知識のある方が通訳をやらないといけない。そんな大変な状況も、生駒市内の市民の方がボランティアでカバーされたということがあったんですけども、最初、ボランティア、何人ぐらい見ておられて、今回の30人の通訳ボランティアについて、どんなふうに受け止めておられるか、お聞かせ願えたら有り難いんですけど。 336 ◯副議長(下村晴意君) 今井企画財政部長。 337 ◯企画財政部長(今井正徳君) 実際、ボランティアにお申込みいただいた方というのが実数で67名、そのうちで、先ほどおっしゃいましたような日常の通訳というのが31名で、マスタークラスの通訳が10名ということでございました。当初も、ほぼ、それぐらいは予定と言いますか、あればということでは思っていたんですが、当初よりはちょっと多く応募いただいたと。ただ、やはり、通訳ということもございましたので、実際、募集してみないと、おられるかどうかというのは非常に不安だったんですけれども、市内の方以外にも、市外からも応募もいただきまして、非常にこういった音楽関係のボランティアの方もたくさんおられるんだなというふうな感想を持ったところでございます。 338 ◯副議長(下村晴意君) 伊木まり子君。 339 ◯6番(伊木まり子君) 素敵なのぼりの旗というのが、30本ほど、市役所の入り口のとことか駅前とかに立てられていたんですけども、それも市民の方がデザインしてくださったというふうに聞いているんですけども、それは、当初から、ボランティアでそういうデザインもというようなことを考えておられたんですか。 340 ◯副議長(下村晴意君) 今井企画財政部長。 341 ◯企画財政部長(今井正徳君) のぼり自体はやはり必要かなとは思っていたんですけれども、そういった、ちょっと美術関係の方なんですけれども、そういう方にお願いしてということは、当初は考えていなかったんですけれども、ハンカヤさんと面識がおありの方ということで、その方を推薦と言いますか、頼んでいただいて、お描きいただいたという状況でございます。 342 ◯副議長(下村晴意君) 伊木まり子君。 343 ◯6番(伊木まり子君) オープニングのガラコンサートのときに、今、言われた、音楽監督されたハンカヤさんが挨拶の中で、市民の手で音楽祭が実現できたことって、何かすごく称賛されていたのが記憶に残っているんですけども、ハンカヤさんとか、ドイツから来られた先生たちから、生駒の音楽祭や市民の協力なんかについて、何か感想とかは市の方では聞かれていますでしょうか。 344 ◯副議長(下村晴意君) 今井企画財政部長。 345 ◯企画財政部長(今井正徳君) 何と言いますか、コンサートごとにやはり多くの方が来場していただいていますし、また、いろんなところで気楽に声をかけたり、いろんな交流もできておりますので、非常に来られた方も喜んでおられたとは思います。ただ、期間の割にやはりハードな面があったので、ちょっとお気の毒だったかなという感は持っております。 346 ◯副議長(下村晴意君) 伊木まり子君。 347 ◯6番(伊木まり子君) ボランティアの方とかを含めた、参加された市民の方に集まっていただいて、今回の音楽会がどうだったとか、そういう反省会みたいなものはされたんでしょうか。 348 ◯副議長(下村晴意君) 今井企画財政部長。 349 ◯企画財政部長(今井正徳君) 現在、先ほど、収支についてもまだ概算ということもございまして、正確にはやっていないんですけど、ただ、最後の日、ファイナルコンサートのときに、パーティーと言うか、そういったものを行っておりますので、そのときにボランティアの方々も来ていただきまして、いろんな情報とかご意見もいただいているところでございます。 350 ◯副議長(下村晴意君) 伊木まり子君。 351 ◯6番(伊木まり子君) そのときに、大体、今回の企画、生駒の国際音楽祭について、どのような感想、良かったとか、あそこは良くなかったとか、おおむねどういう評価だったのか、分かりましたら教えてください。 352 ◯副議長(下村晴意君) 今井企画財政部長。 353 ◯企画財政部長(今井正徳君) 身近なホールで一流の音楽を聞くことができたということで、非常に喜んでおられたということでございます。また、そういった、ファイナルコンサートとオープニングコンサートのときのアンケートもとっておりまして、多くの方と言うか、非常に良かった、あるいは良かったという感想が全てでございました。 354 ◯副議長(下村晴意君) 伊木まり子君。 355 ◯6番(伊木まり子君) 今後のことは考えておられないということですけども、何か、今回、私、オープニングとファイナルと参加させていただいて、本当に感動いたしまして、それから、その後、担当課の方のところへ聞きに行ったら、ボランティアがこんなたくさんで、こんなんでって、いろいろお話を聞かせていただいて、せっかく、この盛り上がった、市民参加とか、市民のエネルギー、それから、この感動をここでぷつんと切っていくのは非常にもったいない気がするんですね。市も財政的に大変なのは分かりますけども、また今後、皆さん集まられたら、「今回こうやったけど、もっとこうしたらお金の工面ができるん違うか」とか、いろんな提案が出てくるんじゃないかと思うんです。それから、マスタークラスで受講したお子さん、多分、受けたいけど、受けられなかったお子さんもいると思います。「もし、3年先、4年先にあったら、次は私は出て、あの先生に教えを請いたい」というような、そんな子どももいたんじゃないのかな。それから、生駒中学の子どもさんが、そうそうたる先生たちと一緒に演奏をやりました。「あんな先輩みたいに、私らも頑張って一緒にやりたい」って、そんなふうに受け止めて帰った子どももあるんじゃないのかなと思いますので、是非、今回のエネルギー、ぷつんと切らないで、ボランティアも、今、聞いたら、私、思っていたよりも多かったですね、67人ですか、やってやろうと、そういうエネルギーが次につながるように、お金がかかるか、かからないか、それは別として、最低、反省会をして、何か次につなげていくようなことを是非検討していただきたいということで、これはお願いしておいて、終わりたいと思います。これで終わらせていただきます。 356 ◯副議長(下村晴意君) 以上で本日の一般質問を終わります。  以上をもちまして、本日の日程は全部終了いたしました。  次の本会議については明8日午前10時から再開いたします。  本日はこれにて散会いたします。              午後2時37分 散会 ▲このページの先頭へ Copyright 2004 by Ikoma Municipal Assembly. 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