2)では、橿原運動公園北側または橿原公苑に新たなスポーツ拠点が整備されることに伴い失われる機能の補完・代替施設の確保について協議をしていきます。具体的には、軟式野球場、ソフトボール場、管理事務所などを想定しております。ただし、スポーツ施設計画では軟式野球場とソフトボール場については集約化する方針であるため、現時点ではそれを踏まえて代替施設について協議・検討していきたいと考えております。
3)では、市が新たなスポーツ拠点施設を整備することに伴って発生する費用について、奈良県の財政支援を要望していかせていただきます。
4)では、橿原運動公園の整備を進めるに当たり新たに必要となる附帯施設、具体的には駐車場であるとかトイレなどの確保に努めていきたいと考えております。
5)では、今回の整備において公園用地を確保する際には、金橋地区、真菅地区をはじめとする地元の理解を得ることです。
6)では、国スポ・障スポでは多数の方々が橿原市に来られることになります。現在、橿原神宮参道から西に向けて市道慈明寺町・四条町線と慈明寺町13号線の整備が進められておりますが、この路線を含む周辺基盤整備に努めることです。左側の図で白い破線で示しているものがそれに当たります。
7)では、現状の橿原運動公園は市民が気軽にスポーツに親しむことができる公園であります。この公園に隣接する形で奈良県が整備する非常に高規格な施設ができ、市民が利用しにくいものになるのではないかという懸念が持たれることも想定されます。そのほか、様々な点において市民が活用しやすい環境づくりに取り組んでまいります。
8)では、整備後の橿原運動公園については、協議会を設けるなどして、県と市が連携して施設管理運営をしていくことを提案していきます。今回の整備において、県が施設設置を予定する高規格な施設も含めて、橿原運動公園全体が市民にとって今以上に有意義で使いやすい施設となるように、連携して施設管理運営をしていきたいと考えております。
9)では、橿原運動公園は、有事の防災拠点として機能を有しているため、この機能の一層の充実について県とともに取り組んでまいりたいと考えております。
最後、10)では、橿原公苑に武道が行える施設とプールを、また、今回の整備エリアのどこかに子どもたちが水に親しめる施設を整備していきたいというものです。
武道が行える施設につきましては、橿原公苑が体育施設と文化施設を合わせた総合的な心身の修練道場として昭和15年に設置されました橿原道場を前身とします。そのような背景から、橿原公苑には武道の聖地にふさわしい施設が必要であると以前から各分野から切望されてまいりました。ですので、改めて要望していきたいと考えております。
プールについてですが、橿原運動公園の総合プールにつきましては廃止の方針となっておりますので、ここでいうプールとは、レジャープールとしての機能の代替を想定しておりません。市内の小・中学校でプールの老朽化が進み、修繕等で多額の費用がかかることから、各校設置のプール維持が本市の懸案事項となっております。多機能複合型アリーナを建設される場合には、施設内に年間を通じて児童・生徒の水泳授業ができる屋内プールを整備していただけるように要望していきたいと考えております。また、レジャープールとしては廃止の方針ではございますが、子どもたちが水に親しむ施設がなくなるため、今回の整備エリアのどこかに子どもが遊べる水辺のような施設を整備できないか、県と協議していきたいと考えております。
5: ●
高橋圭一委員長 ただいまの説明について質疑はありませんか。森下委員。
6: ●
森下みや子委員 おはようございます。
ただいま説明いただきました4)番の「新たに必要となる附帯施設(駐車場・トイレ等)の確保に努めること」ということで、ここに記載していただいているんですけど、総合プールのあるところは高田バイパス沿いになると思うんですけど、ちょっと視点を変えて京奈和道。京都の久御山から和歌山までの間ですけれども、京奈和の場合はトイレもない状態で、途中、橿原で下りたらコンビニがありますので、そこのコンビニでトイレを、用を済ませたといったお声もあったりします。そういったちょっとした休憩する施設を造るということも大変重要かなと思いますので、この4)番に附帯施設として駐車場やトイレの設置も考えていただけると思うんですけど、橿原にちょっととどまっていただけるような道の駅的な、そういったものなんかも県のほうに要望していただきたいなというふうに思うんです。御所、そして高田バイパスも、この間はトイレがありませんし、京奈和も久御山から葛城辺りですかね、あの辺までトイレが全然ない状態ですし、ちょっと橿原に足をとどめていただくという意味で、御所のほうには道の駅もありますけれども、そういった京奈和道、そしてまた、高田バイパス等々の連携の下で、運動公園と交えてそういった道の駅的なものをひとつ検討していただきたいなというふうに思うんですけれども、その点について、答弁は難しいかなと思うんですけど、ちょっと考え方を。
7: ●
高橋圭一委員長 スポーツ推進課長。
8: ●
スポーツ推進課長 委員お述べのようなご要望もあるということを踏まえて、今後、県と検討を進めていきたいと考えております。
9: ●
森下みや子委員 ぜひとも県のほうに要望していただきたいと思います。
6)番の「周辺基盤整備及び最寄駅等からのアクセス道整備に努める」ということで、京奈和から総合プールの辺りまでちょっとした道をつなぐとか、あと、防災拠点としての取組ということで、そういった道の駅的なものも、市民の憩いの場でもあり、また、防災拠点にもつながる、そしてまた、例えば愛知県の刈谷ハイウェイオアシスなんかは一般の市民の方がそこに入ってこられるようにもなっていると思うんです。そやから、橿原市民の方もそこへ行き、そしてまた、京奈和とか高田バイパス等々を利用されている方もそういったところにどんどんと足を運んでいただける、活性化につながるような、運動施設も大変重要ですし、そういった中にそういうものも検討していただきたいなというふうに思いますので、ぜひとも県のほうに強く要望していただきたいなというふうに思います。
10: ●
高橋圭一委員長 要望ですね。
ほかに。槇尾委員。
11: ●
槇尾幸雄委員 10)番のほうでちょっと課長に聞きたいんやけども、プールじゃなしに、子どもが水辺で遊べるようなところというようなことやったんやけども、今、自分で思ったときに、深さとかのことがあるやんか。プールやったら、ある程度泳がないとプールと違うわけやろ。どんなものを想定されているのか、もうちょっと。
12: ●
高橋圭一委員長 スポーツ推進課長。
13: ●
スポーツ推進課長 委員お述べのとおり、レジャープールといいましたら、やはり、まさにプールということで、泳ぐことを前提とした施設になると思いますが、このレジャープールというものについては、橿原市の今の財政状況では維持管理が難しいというようなことで、スポーツ施設計画では廃止の方向性を示させていただいております。
ただ、お母さん・お父さん方が子どもたちのために夏に水辺を求めていろいろ市内を探し回っているというお声も聞かせていただく中で、子どもたちが、例えば噴水であるとか、ちょっと足をつけてじゃぶじゃぶするようなイメージを私は想定しておるんですけども、そのような夏場にたくさんの子どもたちがそこでわいわい遊んでいるというようなイメージを今、想像して、想定しております。
14: ●
槇尾幸雄委員 今の答弁では、小学校へ行くまでの子どもたちがお父さん・お母さんと水で戯れるというような感じで考えてよろしいですか。
15: ●
スポーツ推進課長 おっしゃるとおりをイメージしております。
16: ●
高橋圭一委員長 谷井委員。
17: ●
谷井宰委員 プールの件でちょっとお尋ねします。
現在、橿原市にあるのは50メートルの競技用プールです。今回新たに県のほうに要望していくというふうなこのプール、どのようなプールをイメージされているか。学校の授業で使われるということなんですけども、プールというのは、一言で言っても25メートルあったり、50メートルあったり、水深であったりいろいろあるんですけども、現段階でどのようなものを考えているのかお聞かせください。
18: ●
高橋圭一委員長 スポーツ推進課長。
19: ●
スポーツ推進課長 まだ現時点ではっきりとした方向性というものは示していくことはできませんが、橿原市としては、要望ですので、できる限りいろんな用途、ニーズに応えられるようなプールということで、50メートルというのはちょっと難しいところはあると思いますが、例えばレーン数であったりとか、そういうものも含めて、できる限りいろんなことに使える、25メートルになると思われるんですけども、そういうプールを要望していきたいと考えております。
20: ●
谷井宰委員 まず、これは県の施設ということですので、奈良県に大会で使える50メートルプールは1か所しかないんです。そこは、やはり水泳の競技のことから考えたら、奈良県さんのほうで、これはぜひ50メートルのプールを設置していただくという方向で要望はしていただきたいなと、私、個人の意見として思います。
それと、25メートルという話も今おっしゃいましたけども、実際、橿原市で大会とかをする場合、やはりそれに見合った施設というのが必要なわけですよ。例えばプール、普通の温水プールだけでしたら、当然、観客であったりだとか選手の方の控え場所というのがないので、ただプールだけを造ればいいというわけじゃなくて、やはりそういう大会をしていくところで、これから橿原市も市民体育大会であったりだとか、水泳競技というものは、やはり続けていく場所の確保が必要やと思うんです。なので、今回の分が学校の授業にメインを、主体を置くんじゃなくて、やはりそういった市民ニーズというんですかね、大会、競技運営もできるような施設は必ず設置していただきたいと思いますので、これは要望としてさせていただきたいと思います。一応お考えだけちょっと聞かせてください。
21: ●
高橋圭一委員長 要望に対して。
スポーツ推進課長。
22: ●
スポーツ推進課長 橿原市として、それから奈良県として、競技をするプールが不足していることは十分認識させていただいております。その点も踏まえまして、奈良県とは要望も協議もしていきたいと考えております。
23: ●
高橋圭一委員長 大北委員。
24: ● 大北かずすけ委員 今後の協議の中の先ほども出ました6)番、「周辺基盤整備及び最寄駅等からのアクセス道整備」ということで、整備イメージ図の案で、橿原運動公園の最寄駅は坊城駅だと思うんですけれども、その坊城駅そのものがこのイメージ図にないということで、特に坊城駅から車で行くのでしたら道の整備があるんですけど、駅からの歩道というか、その通路という形の部分の整備ということに関しては、このイメージ図から漏れているような感じがいたします。特に地域の方にとっては、やはり公園が整備されることで、坊城駅からの人の流れという部分も出てきますし、それに対して、やはり地域にとって、いろんな形で、ごみが出るとか、通行とか、いろんな形の部分が出ると思いますので、そこら辺の整備に関しての考え方をお伺いできますか。
25: ●
高橋圭一委員長 スポーツ推進課長。
26: ●
スポーツ推進課長 資料が見づらくて申し訳ございません。私どもといたしましては、この地図の西側からちょっとだけ延びている白い破線が坊城駅からのイメージを示させていただいておったんですけども、委員お述べのように、歩道であったりとか、そういうものについては必要性を感じておりますので、ルート全体も含めて、今後、協議・検討していきたいと思います。
27: ● 大北かずすけ委員 特にこの白い線が入っているのはどうしても車の道路なんですよね。人が歩くとかいうのは、また違うところをこの運動公園に対しては人が歩いていますので、またつながっていますので、そういうことも含めて。もちろん白いところも道が細いので整備していただきたいというのはあるんですけれども、やっぱり人が歩く歩道、特に住宅地の中を通られるという部分が今、大変多くなっていますので、そういうとこら辺の部分での整備ということもしっかりと考えてやっていただきたいと思います。要望です。
28: ●
高橋圭一委員長 要望。
松尾委員。
29: ● 松尾高英委員 何点か教えてください。
まず、市の運動公園の北側の黄色いエリアで何ヘクタールあって、その中で県が整備されようとしている第1種とか第3種(サブトラック)と書いているんですけど、それは大体その黄色い面積のうちのどれぐらいの面積を想定されているのか教えていただけますか。
30: ●
高橋圭一委員長 スポーツ推進課長。
31: ●
スポーツ推進課長 どれぐらい必要かということなんですけれども、この中で第1種・第3種が収まるということは確認しておるんですけれども、県が想定しております、どれだけの面積を使うよということとかも、まだ県も設計が進んでおりませんので、どこからどこまでというのは、このエリアの中に収まるということしか今のところ分からないという状況でございます。
32: ● 松尾高英委員 この黄色いエリアを有償譲渡されて、県がここで整備されるんですけど、それは、県としては、この黄色いエリアをまた県の都市公園にはめてされるのかということを聞きたいなと思ったんです。つまりは、都市公園の法律で、面積の半分は運動施設でいいけども、半分は、公園と言ったら適切か分からないんですけども、そういった緑を残さないといけないというようなのがたしかあったと思うんですけど、その辺りを教えていただけますか。
33: ●
スポーツ推進課長 おっしゃるようなルールがあることは認識しておりますけども、その辺りにつきましては、まだ協議中というか、県の中で検討中ということで、正式にどのようにするということはまだ我々も把握しておりません。
34: ● 松尾高英委員 また確認しておいていただきたいのと、今後確認いただきたいのと。
あと、併せてなんですけど、北側を譲渡した場合、この南側、ブルーと言ったらいいんですかね、この色の部分が市立橿原運動公園になりますが、これは都市公園の形状やと思うんですが、そうなったら都市公園の縮小というか、今までよりも縮小になるわけですよね。それで、例の50%のあれにはめ込んだときに、これから計画される、例えば軟式野球場とかソフトボール場の代替施設とか、そういうものも入っていける余地はあるのか、その辺、どう計算されているのか教えていただけますか。
35: ●
スポーツ推進課長 委員お述べのとおり、現状で、南側だけになったといたしましても、橿原市の施設率の50%というものはクリアしておりますし、幾分余裕もございます。
先ほどの代替施設につきましてですけども、どこに代替を置くかということが、このエリア内に置く、それ以外も含めてまだこれから検討ということになりますので、その辺りは今後考えていきたいと考えております。
36: ● 松尾高英委員 分かりました。
それと、最後にもう1個聞きたいんですけども、これもまた今後の話とおっしゃるかも分からないですけど、佐藤薬品スタジアムもやっぱり両翼の問題とかいろいろ問題を抱えている中で、硬式野球場は、非常に大きい、県にとっても使い勝手のいい施設とは思うんですが、この硬式野球場の在り方について何か県と協議されたことはあるんですか。それとも、これは完全に市で、市の利用として残しておくという前提でしょうか。
37: ●
スポーツ推進課長 今おっしゃったような佐藤薬品スタジアムをどうされるかということにつきましては、奈良県さんとの協議はまだ進んでおりませんで、まだどういうふうにされるかということは聞き及んではおりませんが、橿原運動公園側の硬式野球場につきましては、もともとはスポーツ施設計画におきましても改修や高規格化に関して検討を継続するということになっておりますので、必要性はあるというふうに考えております。陸上競技場、それからアリーナの配置の想定を交えて、今後、硬式野球場の高規格化も含めて既存施設の配置や機能を検討していくことになると考えております。
38: ●
高橋圭一委員長 こども・健康スポーツ部長。
39: ● こども・健康スポーツ部長 12月の県議会におきまして、知事のほうからは、佐藤薬品スタジアムについては一切ご答弁がございませんでしたが、今後のスケジュールとしましては、知事は「年度内には施設計画を提示したい」というようなことを答弁されております。そういったものが表明されました折には、市としましても、高規格化につきましては、当初のスポーツ施設計画よりもちょっと早めまして、それに合わせて実施していくということは想定されますので、その辺りは、今後、県との協議を進めていく中で、早めにまた議会の皆様にもご提示させていただきたいというふうに考えております。
40: ●
高橋圭一委員長 上田委員。
41: ● 上田くによし委員 今後の協議事項として、こちらに示しておられます4)番、5)番、新たに必要となる駐車場などの施設の整備、それに伴う公園用地の拡張というふうな点でご質疑を申し上げたいと思います。
公園用地の拡張につきましては、現在、ここで青で示されています市立の橿原運動公園、それから、県が所有をする想定として示されていますこの黄色の部分ですね。公園用地の拡張の想定といいますのは、橿原運動公園の拡張、それから県のこの黄色の部分の拡張、両方の可能性をイメージとしてお持ちなのでしょうか。
42: ●
高橋圭一委員長 スポーツ推進課長。
43: ●
スポーツ推進課長 現時点では奈良県さんと市ともに、この国スポ・障スポに対して駐車場が不足するだろうということは認識しておりまして、それをどうするかということについては、例えばこのオレンジのエリアでそれに値するほどのものが確保できるのであれば、それで大丈夫かなというところですけども、それ以上に必要であれば、どちらがどちらということについては、まだこれからの協議になってまいりまいります。
44: ● 上田くによし委員 これだけの施設、それから代替の施設を新たに整備するということから考えましても、敷地の拡張については、私自身は必要不可欠ではないのかなというふうに思います。特に、公園の用地を確保するということに加えて、例えば臨時的な駐車場を公園用地のさらに外側にというふうなことも想定としては必要ではないのかなというふうに思いますけれども、現行の市立橿原運動公園の東側の用地などが候補になってこられるのではないかなというふうに思います。そういったところについて、図面で構想や計画を今後示していくような時期が来るのではないかというふうに思いますけれども、その道筋についてはどれぐらいのイメージとしてお持ちなのでしょうか。
45: ●
スポーツ推進課長 現時点で、このオレンジ部分以上のエリアにつきましては、何とも、今後の検討ということで、先ほど申し上げたとおり、このエリア内で収まるかどうかも含めて、計画、設計の段階で考えていきたいと考えております。
46: ●
高橋圭一委員長 矢追委員。
47: ● 矢追もと委員 10)番のところで、先ほどもほかの委員よりご指摘がありました水辺の遊び場の整備についてなんですけれども、私もちょっと個人的に公園緑地景観課などにも子どもの水辺の遊び場を要望させていただいたことなどもございましたので、こういった協議事項として書いていただいていることについて大変ありがたく思っております。
先ほどのご答弁の中では、未就学児の小さいお子様を想定されているということだったんですけれども、いろいろな先行事例などを拝見していますと、小学生ぐらいまでも想定しながら遊ぶことも十分可能なのではないかなと、そういった整備もしていけるのではないかなと私自身は思っております。
いろいろな水遊び場というのが全国にあるかと思うんですけれども、特に今回、全国障害者スポーツ大会の開催地にもなるということを想定されるのであれば、やはり幅広い世代、様々な方がそういった場所に集える環境を整備するという視点も大変重要だと思っておりますので、インクルーシブの考え方を公園整備の中に積極的に取り込んでいくことが必要ではないかなと思います。具体的には、水辺に段差があれば、障がいをお持ちの方はそこで遊びにくいのかなというふうなことも考えられるかと思います。そのような点については、今どのように考えていらっしゃるか教えていただけますか。
48: ●
高橋圭一委員長 スポーツ推進課長。
49: ●
スポーツ推進課長 何分まだイメージの段階ですので、こうさせていただきたいとか、こういうふうに要望していきたいということはまだお伝えできないんですけれども。ただ、橿原市としましては、平成27年、28年にプールで痛ましい事故を経験しておりますので、その辺りも踏まえて、他の市町村よりもより厳しい基準を設けて、このような水の機能については考えていかなければいけないというふうに考えております。
50: ● 矢追もと委員 ありがとうございます。
本当に水でばしゃばしゃつかりながら遊ぶ子どもというのは低年齢層になってくるかとは思いますけれども、水辺で涼んでいただくであるとか、涼を求めて来ていただくということは大変公園の潤いにつながってきて、利用者の増加にもつながることかと思いますので、そういった整備は進めていただきたいと思っております。
先行事例などを見ながら、なるべく費用のかからないような整備というのも考えていただくことができるかと思います。特にレジャープールでしたら夏休み期間中でしか使うことが今まではできなかったわけですけれども、今、温暖化で5月ぐらいから9月ぐらいまでは大変暑いですので、長い期間、公園で遊んでいただく、過ごしていただくことができる設備になるかと思いますので、今後、積極的に議論を進めていただきたいと思っております。要望です。
51: ●
高橋圭一委員長 要望。
福田委員。
52: ● 福田倫也委員 奈良県と橿原市で確認した事項ということで、この北部の部分に陸上競技場とかサブトラック、アリーナを整備すると書かれてあるんですが、そもそも、総合プールについては現在のところ廃止が妥当という評価にとどまっている中で、市民の皆さんに対して、総合プールを廃止というのを決めて、情報をきちんと説明してからこういった確認事項というのをするべきだったのではないかなと思うんですが、その辺のスケジュール感とかというのはどのようにお考えか教えてください。
53: ●
高橋圭一委員長 スポーツ推進課長。
54: ●
スポーツ推進課長 委員お述べのとおり、方向性は示しているものの、廃止を決定したわけではございません。今現時点でも、おっしゃるとおり、市民の方はコロナで3年間中止されているというふうにご認識されている方が多いのではないかと想像します。これにつきましては、今後しっかりと検討して、廃止というのであれば、廃止という形で市民の方に示していきたいというふうに考えておりまして、スケジュールなんですけれども、現時点では、まだ、いつさせていただきますというようなことがお答えできない、未定という状況になっております。
55: ● 福田倫也委員 どのようにして廃止というのを決めていくのかということを教えていただきたいです。
56: ●
スポーツ推進課長 ご質疑されているのは手続のお話ですか。(何事か呼ぶ者あり)
すみません、今、プールの条例がございますので、条例の廃止を議会に出させていただいて、それに基づいて、条例の廃止とともに廃止というようなことになっていくのかなというふうに考えております。
57: ● 福田倫也委員 ありがとうございます。
計画ばかり先に進んでいって、足元のこういったプールの廃止、どういうふうに説明していくのかというところもきちんと準備をしていかなければ、市民の皆さんの理解も得られないかと思いますので、その辺りも含めて早めにお願いしたいと思います。
それから、今後の協議事項の1)番のところで、橿原市が更地にして有償譲渡すると書かれているんですが、これにも結構な費用がかかるようなお話を以前にしていただいていたと思うんですけれども、その想定金額と、ここを一部でも県で見てくれるような要望は上げていかないのかについて教えてください。
58: ●
スポーツ推進課長 スポーツ施設計画上での既存工作物の除却費用につきましては約7億円と想定されます。このほかに土地の造成費用とか、それから、設計・調査費用等が伴うものと考えております。この費用につきましては、今回の計画につきましては、県と市が前回の考え方を一旦完全にリセットさせていただいて、もう一度仕切り直しでということになっておりますので、通常の売買ということであれば、考えられる中で、更地にしてお渡しするというものが通常のやり方なのかなという中で、市が一旦更地にしてご利用していただきやすい形で売却するというようなことで、この費用につきましては、今後、県にも財政負担というか、これは売買ですので、なかなかそれについては難しいと思いますけども、いろんな形で要望は出していきたいなとは考えます。
59: ● 福田倫也委員 この有償の部分に入れるのかどうなのかというところも含めて丁寧に交渉していっていただいて、市の負担が少しでも減るような提案ができるように準備していただきたいと思いますので、お願いします。
60: ●
高橋圭一委員長 井ノ上委員。
61: ● 井ノ上剛委員 お願いいたします。
今日資料を頂きました今後の協議事項、グレーの1)から10)の部分なんですけれども、現状、本市が考えている今後の協議課題ということで、基本的には要望していく予定であるというふうにご説明いただきましたが、内容を確認していくと、明らかに本市から県への要望と取れるのが、例えば3)番でありますとか、文の末尾に「要望する」と書いてあるんですけども、その他は今後一緒に協議していこうというふうに思っている市の考え方が出ているのかと思います。
また、特に2)に関しましては、軟式野球場、ソフトボール場等に関しては、協議するというか、これはそもそも市の施設計画の問題なので、県に要望を図ったり協議するというよりかは、市単独でこのように思っているという、そういう事項があったりします。
ですので、この1)から10)に関してどういう位置づけでこれを列挙していただいているのかというのをもう一度整理、冒頭に戻ってしまうんですけれども、位置づけを教えていただきたいなと思います。
62: ●
高橋圭一委員長 スポーツ推進課長。
63: ●
スポーツ推進課長 委員お述べのとおり、現時点ではしっかりとした要望事項ばかりを並べているようではない、まだこれから要望も含めて検討、それから協議課題ということで、まだまだ始まったばかりの交渉というか、協議ですので、ここをどういうルールに基づいて列挙しているかということになりますと、ちょっと難しいというところでございます。
64: ● 井ノ上剛委員 分かりました。位置づけとしては、これからもうちょっと整理していくというふうに理解しました。
個別具体的に2)番になるんですけれども、軟式野球場とソフトボール場につきましては、施設管理計画で、以前に頂いた書類でいくと、軟式野球場は機能改修、維持管理の効率化という方向であったかと思いますが、ソフトボール場に関しては集約化というふうに、そのようになっているかと思います。1つずつ見ると、軟式野球場は機能を改善して、維持管理を効率化していこうというふうになっているんですけれども、ソフトボール場が軟式野球場にもし集約されてしまうと、軟式野球場そもそものスペックといいますか、利用の効率化がかなりダウンしてしまうというふうに考えるんですけれども、軟式野球場とソフトボール場が集約化するというのは今の方針でしょうか。それぞれの稼働率についても分かる範囲で教えていただきたいと思います。
65: ●
スポーツ推進課長 引き続きご質疑に答弁させていただきます。
まず、稼働率を先に申し上げます。軟式野球場ですけれども、令和元年度で54%ほどです。ソフトボール場のほうが23%ほどとなっております。
2)番についてなんですけれども、集約化の方向性ということについては、まだこれから市の中で協議していく段階でこのようなお話が出てきました。当初は、市だけで単独でこの運動公園を運営していく中では、現状のところをどうか、集約化に向けて検討していくということになりましたが、今回この部分を県が買ってくれるということにお話が進んでおりますので、そういう意味で、こちら、代替施設は必要で、県に財政負担をお願いしたいというふうな考え方をしております。
そのスペック等につきましては、委員お述べのとおり、稼働率でいきますと、ソフトボール場が20%ほどになりますから、これも踏まえて、どちらかというと、軟式野球が使いやすいようなイメージになりますけれども、その辺りも含めてどのようにソフトボールとすみ分けをするかということを検討していきたいというふうな考えを持っております。
66: ● 井ノ上剛委員 ありがとうございます。
それでは、1)番なんですが、先ほど他の委員さんがご質疑されている、更地にして有償譲渡というところです。一般的な不動産、中古住宅の売買なんかでいきましたら、古家が建っている状態で売るのと更地にして売るのだったら、更地にして売ったほうが売買価格は上がると。要するに、土地の価格に解体費用を乗せて売買するという考え方になるのが一般的かと思うんですが、今回の場合はそのような方針で考えていただくことというのはできるんでしょうか。
67: ●
スポーツ推進課長 その辺り、何分まだ評価額等もこれからになりますので、有償譲渡には資産評価が必要になってまいります。地域住民の協力によるところでありますので、その辺りの費用につきましては、今のところお答えしにくいところではございます。それも含めて県とは協議していきたいと考えております。
68: ●
高橋圭一委員長 吉川委員。
69: ● 吉川ひろお委員 同じく野球場とソフトボール場のことなんですけど、先ほど集約化と言われたときに、集約化の意味は、軟式野球場とソフトボール場を1つにするのかなと、それはもちろんそういうふうに受け取ったんですけど。以前にもちょっとお伺いしたことがあると思うんですけども、ソフトボール場をソフトボールとして使っているのと、あと、学童野球の2試合目としてやっているというのもあって、要は2試合同時に、軟式野球場とソフトボール場で今まで一緒に2試合やっていたと。だから、その集約というのも、例えばですけど、多目的にして2つグラウンドを取ったりとか、そんな考え方というのもまだ残っているんですかね。これからの検討事項なんですかね。そこをお答えください。
70: ●
高橋圭一委員長 スポーツ推進課長。
71: ●
スポーツ推進課長 委員お述べのとおり、以前にご質疑されたのも覚えておりますけども、そのときと同じ回答になってしまうかも分かりませんけども、おっしゃるとおり、少し大きめに造って、左右にホームをつくるとか、子どもたちならば、ちょっと広く造っておけば、2試合をまとめてできるような仕組みとか、その辺りについても今後の検討課題となりますので、まだそれが消えているわけではございません。
72: ● 吉川ひろお委員 他県ではそういう使い方をされているというのも聞いたこともありますし、いろいろ、野球連盟さんも、学童さんのもあれば、昨今やったら還暦野球とか古希野球というのもだんだん盛んになってきています。お子さんの数は減っていくんですけど、逆に大人で競技を始める方も結構増えているので、全体の競技人口というのはもともと野球は多いものなので、各種いろんな団体もございますし、他県での状況もいろいろノウハウはあると思うので、いろんな団体さんの意見とかも丁寧にお伺いして、今後、丁寧に進めていってあげてほしいです。今使われている方の利便性を極力損なわないような方向でしっかり検討をお願いいたします。これは要望です。
73: ●
高橋圭一委員長 要望。
ほか。森下委員。
74: ●
森下みや子委員 10)番のプールの件なんですけど、先ほど小・中学生の子どもさんが授業で活用するようなことを考えているということをお聞かせいただいたんですけど、市内に民間のプール教室を開いているところもあると思うんですけれども、官民連携で進めていくとか、そういったことは検討されておられませんか。
75: ●
高橋圭一委員長 こども・健康スポーツ部長。
76: ● こども・健康スポーツ部長 年間を通して小・中学校の授業で使えるようなプールというふうなご説明をさせていただきました。それについては、教育委員会のほうでも、冒頭の説明でもご説明させていただいたように、やはりプールの老朽化が進んでいる、また、それの維持について多額の費用がかかるということを踏まえて、そういったことも検討しているというようなことを私は聞いておりますので、最終的には民間の施設の利用は検討の中にはあるのかなと思いますが、今の段階ではそういったところでございます。
77: ●
高橋圭一委員長 松尾委員。
78: ● 松尾高英委員 国体の整備というのが当初より大分遅れていると思うんですよ。その中で、今後のスケジュールとして、もちろんこれは始まったばかりなんですけど、どれぐらい日にちをかけて協議されて、大体の、こういうふうになりますというのが決まってくるというのは、大体いつ頃を想定されているんですか。多分もうお尻が決まっているので、かなりスピード感を持ってやらんとあかん話になってきているんじゃないかなと思うんですけども、その辺のスケジュール感を教えていただけますか。
79: ●
高橋圭一委員長 スポーツ推進課長。
80: ●
スポーツ推進課長 奈良県では令和4年度に橿原運動公園と橿原公苑の整備構想をまとめられるというふうにお聞きしております。これを踏まえまして、令和5年度には開会式の会場を定められるということになってまいりますので、その辺りで全体のスケジュール感というものが示されるのかなというふうに考えておりまして、現時点では、いつまでにここまでというものは、まだ設計段階というような状況でございます。
81: ●
高橋圭一委員長 他に。竹森委員。
82: ● 竹森衛委員 確認事項の中で、市の運動公園7ヘクタール、それから、土地開発公社が取得している2ヘクタールを含めて、9ヘクタールのところにこれだけの施設、第1種陸上競技場と第3種陸上競技場(サブトラック)が建設されるわけですけれども、そういう予定で整備のイメージを出されているわけですけども、今年開かれた「とちぎ国体」が大体650億円。そのうち、この整備エリアで2つのメインの大きな施設を整備する計画でいえば、どれぐらいの事業費を県が見込んでいるのか。当然、市の土地を、固定資産評価もありますけれども、それを見込んで県が取得するということになるわけですけども。それが1点。
もう1つは、協議事項で9)番目に「防災機能の一層の充実を図ること」というふうに書かれていますけど、実際この軟式野球場は防災の拠点になっています。ここは唯一、この場所は、1,270戸ですかね、仮設住宅を建設するために市の運動公園としてあるわけですけども、やっぱり災害はいつ起こるか分からないと。そのときの万全な準備は必要なわけですけども、そこを、それだけの部分の土地がそういう競技場に変えられるとなったら、それはまた、それに必要な充実を図るというふうに書いていますけども、実際、何を、どのように、どうしていくのか、その辺の協議についてどう考えていらっしゃるのか、お答えください。
83: ●
高橋圭一委員長 スポーツ推進課長、2点。
84: ●
スポーツ推進課長 1点目のどれぐらいの費用を見込んでおるのかということですけども、現時点では、まだ設計を県のほうもされている状況でありまして、県がどれぐらいの費用を第1種陸上競技場にかけるのか、サブトラックにかけるのかということについては、何分まだ分からないと。ただ、例えばですけども、彦根市の総合運動公園であれば、第1種陸上競技場ですけど、こちらは100億円ぐらいかかっていますということですが、同じく彦根市の総合運動公園のサブトラックであれば、約20億円ぐらいかかっていますということは分かりますので、これに近い数字にはなってくるのであろうということは想像できます。橿原市がどれぐらいの金額で土地をということですけども、こちらにつきましてもこれから資産評価ということになってまいりますので、ここについてもまだ不明であるということになります。
もう1点、防災機能につきましてですけども、ここにつきましては奈良県とも十分協議を現段階でもさせていただいております。県のほうも防災拠点であることは十分認識されております。ここの軟式野球場の部分が、ハザードマップでいきますと、河川の堤防から低い位置にあるということも認識されておりまして、確かに、今、現時点で軟式野球場は災害時の仮設住宅を設置する機能があるということですけども、ここに、まだレイアウトは分かりませんけども、例えば第1種陸上競技場、第3種陸上競技場を造られた際にも、ここはグラウンド部分を同じような活用方法、なおかつ、先ほど低い位置にあるということを既に把握されておりますので、そこを水がつかないようなレベルまで上げてということも1つ考えながら設計をされていく、それも協議をしていくということを考えております。
85: ●
高橋圭一委員長 ほか、ありませんか。細川議長。
86: ● 細川佳秀議長 これで協議、県と市がようやく進んできた中で、県のほうで、この12月議会で、知事の答弁の中では、「年度中にある程度の計画を立てていきたい」というような
発言もありました。そういう意味で、取りあえず、今、県と市が協議していますけども、来年4月には統一地方選挙、知事選挙があって、これはまたいろんな結果がどうなるか分からない状況の中で、橿原市として、やはり行政間の進めはそれでいいんですけども、民間の土地と言ったらおかしいですけど、民間の土地を県が買いに行くという話も出ていますよね。それを早急に、来年早々でもいいから、地域の方々、地権者の方々に説明会を県で早急に開いて、こういう計画がありますよということの事実をしていったほうがいいと思います。そのほうが、仮に知事さんが新しくなっても、今の人が継続されても、このまま進めやすくなると思いますので、それも踏まえて早急に県と協議してください。それだけお願いしておきます。
87: ●
高橋圭一委員長 議長からの要望です。
ほかに質疑はございませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
88: ●
高橋圭一委員長 これをもって質疑を終わります。
以上をもちまして、本日の日程は終了しました。
なお、委員会の報告につきましては、全文委員会録とし、委員長にご一任願いたいと思いますが、ご異議ございませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
89: ●
高橋圭一委員長 ご異議なしと認め、そのように決しました。
これをもって本日の委員会を閉会いたします。本日はどうもお疲れさまでした。
午前11時01分 閉 会
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