よって、本
臨時会の会期は本日1日間と決しました。
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日程第3 議第55号 かしはら万葉ホール条例の制定について
8:
◯議長(
上野 勇君) 日程第3、議第55号、かしはら万葉ホール条例の制定についてを議題といたします。
本件は平成7年12月定例会からの継続審査事件であります。
本件に関し、委員長の報告を求めます。橿原市総合公共施設建設特別委員長、桑田君。
(17番
桑田光郎君 登壇)
9: ◯17番(
桑田光郎君) 本件につきましては、1月25日に橿原市総合公共施設建設特別委員会を開催し、平成7年12月定例会において閉会中の継続審査となった議第55号、かしはら万葉ホール条例の制定についてを審査いたしました。
まず理事者より、これまでの経過及び問題点についての説明があり、次に質疑において、四条池に予定されていた駐車場について断念せざるを得なくなった理由を問われたのに対して、当初計画では四条池の水面を侵さず、立体的に駐車場を建設する予定であったが、その後交通事情や経費の面が問題となり、相手側の了解はいただけることになったが、断念せざるを得なくなったとの答弁がありました。
次に、資料に基づき、これまでの駐車場の確保の経過とオープン時には360台分の駐車スペースを確保し対応したいとの説明があり、この説明に対して、資料中3・4・5番のスペースがオープン時に使用されるようだが、その場合の会場までのアクセスについての具体策と、身障者や重い荷物を持たれた利用者への対応と、資料中6番の目途を問われたのに対して、資料中2番については敷地内であるので、このスペースで身障者や荷物のある方の利用を考えていきたい。3番、4番については国道からの進入路についてのり面を整備し、2車線として対応したいと考えている。また、5番のスペースについては、車の進入は現在開通している飛騨町側から入っていただくが、そこから会場までは飛鳥川の堤防への道路を整備したいとの答弁があり、この答弁に対して、資料中3・4・5・6番のスペースについて万葉ホールの駐車場として最終的にはどの部分までを計画されているのかとの問いに対して、6番の用地が確保できたなら市有地である5番の用地は離していく考えであるが、イベント等の開催状況を見て必要であれば利用していきたいとの答弁がありました。
次に、これまでの経過の中で、委員会においても四条池を断念したのは6番の用地が確保できるということが第一条件であったが、時がたつにつれて努力されている方向が変わってきているように感じる。また、身障者を初め来館される方々のためにも駐車場が飛び地になっているというようなことにならないよう、市民サービスの面からも極力周辺で一番近い6番の用地を確保されたいとの要望がありました。
次に、月曜日を休館にされた経過を問われたのに対して、前回までは月曜日から金曜日までの業務を計画していたが、いろいろな条件や機能回復訓練施設についても土曜日、日曜日の活用をすべく、あわせて経費の節減も含めて休館日を統一したほうがよいという考えから、月曜日を休館日としたいとの答弁がありました。
次に、社会福祉協議会の事務局を万葉ホールに移すことについて、社会福祉協議会では理事会等においても話し合いは持たれているのか、また会長職についても前任者の岡橋市長は臨時に会長を務められていたと理解しているが、新市長についても同じく臨時で引き受けられるのか、またこれまで条例の規則や制限についてさまざまな論議があり、最終的には形が変わっていない経過になったが、新市長としての考えを聞きたいとの問いに対して、社会福祉協議会のあり方について、移転については万葉ホール建設時より十分に話し合いをされていたと理解している。その当時の経緯を尊重し、今後の運営をいかにして市民のためにしていくかが大きな問題であると考えており、社会福祉協議会の性質上、行政とは別に民間の皆様方の考えを絞りながら市民のために運営される中で、私自身も今後社会福祉協議会とも十分相談をし、市の行政として福祉の中でできる立場について考えていきたいと思っている。また、会長職については過去においていろいろな方々が務められており、結果として市長が代行という形をとられたこともあるが、基本はあくまでも理事の中から選出されることになっている。また、こうした公共施設の運営管理については、あらゆる市民に身近な施設であると感じていただけるような誠意を持った運営が一番大事なものと考えており、今後の福祉向上に努力していきたいとの答弁がありました。
次に、定款上理事職に市長が入っているということについては問題はないのかとの問いについて、理事については社会福祉事業法によって一定の枠が決められているが、現在の選出については行政職員も含めて「指導」という形で行われており、理事定数については定款で決められており、本市においては「15名以内」となっているとの答弁がありました。
次に、使用料金について身障者団体等の免除は考えられているのかとの問いに対して、身障者等の対応については、他の施設でも取り入れられているものについては最低限運用の中で考えていきたいとの答弁があり、この答弁に対して、65歳以上の団体の使用についても使用料の考慮をされたいとの要望がありました。
以上で質疑を終わり、次に討論において、馬場委員より、条文については了解できるが料金の面で万葉ホールの有効利用のためにも低くされたい、あわせて使用料に消費税が転嫁をされていることから反対するとの反対討論があり、起立採決の結果、起立多数で本件は原案どおり可決すべきであると決定いたしました。
次に、本件に対して、平沼委員より
文書による附帯決議が提出され、質疑、討論の後、起立による採決を行った結果、起立多数で本件に対し附帯決議を付すことに決定いたしました。
審査の結果は以上であります。
特に私が委員長といたしまして理事者側に要望したいことは、本委員会におきまして、2回の委員会を持ちまして十分審査したんですけども、かしはら万葉ホールについては橿原市始まって以来の巨額の金が投資されている市民重視の施設でございます。我々各委員から寄せられました意見を十分参考にしていただきまして、特に7月1日からのオープンに十分留意していただきたいということをあわせて委員長から要望いたします。
以上、ご報告申し上げます。
10:
◯議長(
上野 勇君) ただいまの委員長報告に対する質疑に入ります。質疑ありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
11:
◯議長(
上野 勇君) これをもって質疑を終わります。
これより討論に入ります。討論ありませんか。住友議員。
(4番 住友 均君 登壇)
12: ◯4番(住友 均君) ただいま委員長報告がございましたが、この議第55号、かしはら万葉ホール条例の制定について、特に入場料、使用料が高いことについて反対したいと、このように思うわけでございます。
条例そのものについては、設置条例というのがあって当然なんでございますけども、特にこの「目的」の第1条にありますように、「市民の交流の場及び市民の文化活動の場」「文化、科学、情報及び福祉の機能を有する」「市民福祉の増進と豊かな地域社会づくりに寄与する」と。もう一つは、「設置」のところで「市民がみずからの活動によって文化を創造し、ともに交換し、芸術に接する機会及び場所を提供する」と、こういう「目的」と「設置」の趣旨になっているわけですね。いろいろと文化活動をされている市民の方とか、また障害者の団体の方は万葉ホールをもっと使っていきたいという願いがたくさんあるわけですね。ところが、この使用料、入場料を見てみますと非常に高い状況で。例えばよい映画を勧めていこうというような民間の文化団体がいろいろフィルムの借り上げをしてやっていくと、入場料も含めて非常に高くつくという中で、そういった団体も苦慮しながら文化普及をするというような状況です。市民の間ではもっと入場料を低くして、そしてこういう「目的」や「設置」をもっと生かしてほしいといった声もたくさんあるわけですね。そういう意味から、この条例で言っている「目的」や「設置」の趣旨から見ても非常に高い入場料ですね。これは何も無料にせよとは言っておりませんけども、この間の論議の中で、やはり当局側の姿勢といったことも含めて意見も出ております。入場料を低くされるということもできたはずです。そういうこともされておりませんので、この案について反対したい、このように思います。
13:
◯議長(
上野 勇君) これをもって討論を終わります。
議第55号について起立により採決いたします。
本件に対する委員長の報告は可決であります。本件は委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
(起立する者あり)
14:
◯議長(
上野 勇君) 起立多数であります。
よって、本件は原案のとおり可決されました。
お諮りいたします。日程第4、承第1号から日程第7、決第3号までの4件については会議規則第36条第2項の規定により、委員会の付託を省略いたしたいと思いますが、これにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
15:
◯議長(
上野 勇君) ご異議なしと認めます。
よって、日程第4、承第1号から日程第7、決第3号までの4件については、委員会の付託を省略することに決しました。
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日程第4 承第1号 平成7年度橿原市一般会計補正予算(第4号)の専決処分の報
告について
16:
◯議長(
上野 勇君) 日程第4、承第1号、平成7年度橿原市一般会計補正予算(第4号)の専決処分の報告についてを議題といたします。
議案の朗読を省略いたします。
市長から提案理由の説明を求めます。市長。
(市長
安曽田 豊君 登壇)
17:
◯市長(
安曽田 豊君) 本件につきましては、債務負担行為に計上いたしておりました農業施設災害復旧事業が補助事業年度の組み替えにより事務上急を要したため、1,252万4,000円の補正予算の専決処分を行ったものでございます。
これに見合う歳入といたしましては、分担金、県補助金、繰越金を計上し、歳入、歳出の均衡を図った次第でございます。
何とぞよろしくご承認を賜りますようお願いを申し上げます。
18:
◯議長(
上野 勇君) これより質疑に入ります。質疑ありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
19:
◯議長(
上野 勇君) これをもって質疑を終わります。
これより討論に入ります。討論ありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
20:
◯議長(
上野 勇君) これをもって討論を終わります。
これより承第1号について採決いたします。
本件は原案のとおり承認することにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
21:
◯議長(
上野 勇君) ご異議なしと認めます。
よって、本件は原案のとおり承認されました。
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日程第5 決第1号 かしはら万葉ホール条例制定に関する決議
22:
◯議長(
上野 勇君) 日程第5、決第1号、かしはら万葉ホール条例制定に関する決議を議題といたします。
議案の朗読を省略いたします。
提出者から提案理由の説明を求めます。吉村君。
(6番 吉村 斉君 登壇)
23: ◯6番(吉村 斉君) 総合公共施設建設特別委員会の附帯決議を尊重しながら提案するものであります。
橿原市は市民及び利用者の基本的人権と表現の自由を保障することに十分留意するとともに、公共施設の充実と利用者に対しての心のこもったサービスを提供できるようにすることを強く要請する決議であります。
議会運営協議会委員全員の賛同のもとに提案するものであり、議員各位のご賛同をよろしくお願いして終わります。
24:
◯議長(
上野 勇君) これより質疑に入ります。質疑ありませんか。
(「質疑、討論省略」と呼ぶ者あり)
25:
◯議長(
上野 勇君) 質疑、討論省略の声がありますので、これをもって質疑、討論を終わります。
これより決第1号について採決いたします。
本件は原案のとおり決することにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
26:
◯議長(
上野 勇君) ご異議なしと認めます。
よって、本件は原案のとおり可決されました。
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日程第6 決第2号 (仮称)万葉ミュージアム誘致決議
27:
◯議長(
上野 勇君) 日程第6、決第2号、(仮称)万葉ミュージアム誘致決議を議題といたします。
議案の朗読を省略いたします。
提出者から提案理由の説明を求めます。吉村君。
(6番 吉村 斉君 登壇)
28: ◯6番(吉村 斉君) 奈良県におきましては、来る21世紀に向けまして、「世界に光る奈良県づくり」を目指し、万葉のふるさと奈良にふさわしい情報発信基地である(仮称)万葉ミュージアムの建設を計画されておりますが、本市は“万葉のふるさと”と呼ばれ、本市にちなんだ万葉歌が多く、万葉の故地が数多くあり、藤原宮跡周辺は大和三山を初めとする豊かな自然に恵まれ、今も万葉の時代をほうふつとさせ、物よりも心の豊かさを問われる時代にあってかけがえない自然的立地条件にあります。交通アクセスについても利便性が高く、そのことは先般開催の記念祭においても実証済みであります。また、奈良中和拠点都市地域の中心都市である本市に当該施設を設置することは、中南和地域全体の活性化に波及効果を及ぼすものと考えられます。よって、本市議会は(仮称)万葉ミュージアムの誘致を決議するものであります。
以上、提案させていただきます。議会運営協議会委員全員のご賛同を賜って提案したものであります。議員各位のご理解あるご賛同を賜りますようよろしくお願いいたします。
29:
◯議長(
上野 勇君) これより質疑に入ります。質疑ありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
30:
◯議長(
上野 勇君) これをもって質疑を終わります。
これより討論に入ります。討論ありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
31:
◯議長(
上野 勇君) これをもって討論を終わります。
これより決第2号について採決いたします。
本件は原案のとおり決することにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
32:
◯議長(
上野 勇君) ご異議なしと認めます。
よって、本件は原案のとおり可決されました。
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日程第7 決第3号 住宅金融専門会社の不良債権処理に関する意見書
33:
◯議長(
上野 勇君) 日程第7、決第3号、住宅金融専門会社の不良債権処理に関する意見書を議題といたします。
議案の朗読を省略いたします。
提出者から提案理由の説明を求めます。岡君。
(1番 岡 史朗君 登壇)
34: ◯1番(岡 史朗君) 住宅金融専門会社の不良債権処理に関する意見書についての提案理由を説明いたします。
政府は昨年12月19日、住宅金融専門会社の不良債権の一次損失を処理するために6,850億円という多額の公的資金を投入する処理案を閣議決定いたしました。また、これに加え本年1月、政府は二次損失分についても、その半分を国民に負担させるという決定を行ったことにより、国民1人当たり少なくとも1万円以上、5人家族では5万円以上の多額の血税が「住専」という民間会社の不良債権の処理のために使われることになります。さらに、不良債権の回収状況によって、国民の負担がさらに膨れ上がることが予想されております。これらに関する政府の住専処理案は、バブルに踊った住専や民間銀行などの不良債権をいきなり関係のない国民の血税を使って処理しようとするものであり、これほど筋の通らない、国民を愚弄するものはございません。そもそも住専は大蔵省の肝いりでつくられた直轄会社であり、そこに多くの官僚を天下りさせ、母体行と一体となって経営に深くかかわるとともに、意図的に農林系等の政府の責任は極めて重大でございます。
よって、政府においては住専の不良債権問題が国民に納得されるような以下の措置を講ずるよう強く求めるものでございます。
一、平成8年度政府予算案から住専の不良債権処理策としての6,850億円を直ちに削除し、法的ルールに基づいた処理を行うこと。
一、このような重大な事態をもたらした原因と責任を明確にするため、住専のすべての融資実態と経営内容、母体行の行為、かつての審査状況と経営実態等について、適切かつ速やかに情報開示を行うこと。
一、これまで住専問題に深く関与してきた住専、借り手、母体行、農林系及び官僚、政治家等のすべての関係者の法的責任、行政責任及び政治責任を速やかに明確にすること。
一、今回の不良債権問題や金融業界との癒着、そして密室の行政の因となってきたいわゆる密室的護送船団行政を改め、国民の立場に立った開かれた金融行政を確立すること。
以上、地方自治法第99条第2項の規定により意見書を提出いたします。議員の皆様方のご賛同を心よりお願い申し上げます。以上です。
35:
◯議長(
上野 勇君) これより質疑に入ります。質疑ありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
36:
◯議長(
上野 勇君) これをもって質疑を終わります。
これより討論に入ります。討論ありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
37:
◯議長(
上野 勇君) これをもって討論を終わります。
これより決第3号について起立により採決いたします。
本件は原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
(起立する者あり)
38:
◯議長(
上野 勇君) 起立多数であります。
よって、本件は原案のとおり可決されました。
お諮りいたします。ただいま可決されました3件の決議、並びに意見書の送付先については議長にご一任願いたいと思いますが、これにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
39:
◯議長(
上野 勇君) ご異議なしと認めます。
よって、ただいま可決されました3件の決議、並びに意見書の送付先については議長に一任することに決しました。
以上をもちまして、本
臨時会に付議されました事件はすべて議了いたしました。本
臨時会を予定どおり終わり、議員各位のご協力に感謝いたします。
────────────────────────────────────────
市長あいさつ
40:
◯議長(
上野 勇君) それでは、閉会に当たり、市長よりごあいさつを受けることにいたします。市長。
(市長
安曽田 豊君 登壇)
41:
◯市長(
安曽田 豊君) 閉会するに当たりまして、一言ごあいさつを申し上げます。
本
臨時会ではかしはら万葉ホール条例の制定、並びに平成7年度橿原市一般会計補正予算の専決処分についてご審議を願い、ここに議了いたしまして、まことに厚く御礼を申し上げます。また、(仮称)万葉ミュージアムの誘致についてはご決議いただき、あわせて御礼を申し上げる次第でございます。今後はその誘致に向け、全力を傾注してまいる所存でございますので、議員皆様方のより一層のご協力とご支援をお願い申し上げる次第でございます。
また、本年7月にはいよいよかしはら万葉ホールがオープンし、議会の皆様方のご意見を十分に踏まえながら、より多くの市民の皆様の心のやすらぎ、憩いの場として、また文化創造の場としてご利用していただけるよう努力してまいるものでございますので、ご理解とご協力をお願い申し上げまして、甚だ簡単ではございますけれども、閉会のごあいさつにさせていただきます。どうもありがとうございました。
42:
◯議長(
上野 勇君) それでは、これをもちまして平成8年橿原市議会第1回(2月)
臨時会を閉会いたします。どうもご苦労様でございました。
午前11時03分 閉会
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