議会事務局
事務局長 早瀬川 康
補助職員 北 川
由紀雄
地方自治法第121条により、説明のため出席した者の
職氏名
町長 平 瀬 研
高齢者支援課長 山 口 弘 隆
副町長 中 村 勉
建設部長 橋 本 悟
収入役 土井口 俊 哉
区画整理課長 浜 中 芳 幸
教育長 河 野 知 周
都市整備課長 石 橋 修 治
総務部長 梅 津 忍
産業振興課長 岩 永 勉
総務課長 浦 川 裕 水
農業委員会事務局長 浜 口 孝 道
企画財政課長 田 口 房 吉
水道局長 扇 好 宏
情報管理課長 小 森 康 博
上下水道課長 吉 岡 勝 彦
税務課長 山 本 哲 雄
会計課長 森 正 芳
福祉部長 吉 田 義 徳
学校教育課長 島 田 静 雄
住民環境課長 本 山 学
社会教育課長 田 崎 正 人
福祉課長 森 達 也
保育所長 浜 野 やす子
国保・
健康増進課長
森 高 好
議 事 日 程
開 議
日程第 1
一般質問(
上野議員)
上 野 博 之
議員
1
町議選挙における
住民の声について
2
本町の
人口推移の
見通しについて
議案説明
日程第 2
議案第28号
専決処分の承認を求めることについて
〔
平成19年度
時津町
老人保健特別会計補正予算(第1号)〕
日程第 3
議案第29号
平成19年度
時津町
一般会計補正予算(第1号)
日程第 4
議案第30号
平成19年度
時津町
水道事業会計補正予算(第1号)
日程第 5 請願第 1号
最低賃金の引き上げに関する
請願書
日程第 6
議員提出議案第3号 暴力の根絶に関する決議
日程第 7
所管事務調査について(
議会運営委員会)
日程第 8
所管事務調査について(
議会広報編集特別委員会)
日程第 9
所管事務調査について
(
時津第10工区
埋立事業調査特別委員会)
日程第10
所管事務調査について(
水資源対策調査特別委員会)
日程第11
議員の
派遣研修会等の報告について
日程第12
議員の派遣について
日程第13
議会改革等特別委員会の設置について
閉議、閉会
(開議 午前 9時30分)
○議長(
水口直喜君)
ただいまから、本日の会議を開きます。
本日の
議事日程は、あらかじめお手元に配付のとおりであります。
日程に先立ち、諸般の報告を行います。
本日、
川口健二君から1件、
議員提出議案が議長あて提出されております。
次に、本日までに受理した
請願書は、お手元に配付のとおりであります。
請願第2号は、
請願文書表のとおり、所管の
委員会に付託しましたので報告します。
以上で、諸般の報告を終わります。
~日程第1
一般質問~
○議長(
水口直喜君)
日程第1、前日に引き続き
一般質問を行います。
14番、
上野博之君。
○14番(
上野博之君)
皆さん、おはようございます。
今
定例会の、また最後の
質問者となりました。何も意図して最後になろうと思ったわけじゃないわけですが、偶然に最後ということで、
しんがりを務めることになりました。一応、
一般質問に入るに先立ってですね、一言、私なりの考えを述べさせていただければということで、冒頭にちょっと申し上げたいと思っています。
特に、今改選後、今回は初の
定例議会で、しかも3日目の
一般質問最終者となったわけですが、この3日間で、きょうでもう実は閉会するということになるわけですが、私の記憶ではですね、
定例会がこの3日間で会期が終了するということは、過去なかったんじゃないかなというふうに、非常に短い
定例会であるというふうに思っております。そういったことでですね、前段に置きながら、また
皆様方にお礼と、また御協力のお願いを申し上げたいと思います。
さきの
議会で、同年の
議員を含めて5名の
勇退者がおられたわけですが、私については、この20名から16名という
定数減の激戦の
選挙戦において、「上野、頑張れ」という
住民の力強い御支援をいただいて、厳しい
選挙戦を戦ってまいりました。再び当選させていただきまして、このように今回もこの壇上で
一般質問を行うこと、非常に光栄に思っておるところでございます。
また、その責任の重大さを痛感しているところでございますが、そういったことで、
住民の
代表として
意見・要望をいかに、この
行政の中に反映させて、
皆さんの
住民の生活、福祉の向上と、この
地域社会時津町の発展をいかにするかということで、微力ながら精いっぱい頑張っていきたいというふうに思っております。
逆から言いますと、私、年齢47歳でございまして、今日まで8期32年、
議会の本会議、
委員会、全協と、1回も休むことなく皆勤をしてまいりました。
一般質問においてもですね、昭和50年の初当選、初
議会以来、32年間、回数にして128回、これも1回の
定例会を欠かすことなく実施をしてまいりました。また、
住民の声を、そういった形で、この町政に反映するために
一般質問を実施してまいりました。
住民皆様から預かりました
代表としての
議員としてですね、特に私は私個人の健康ではないんだと、体ではないんだと、常にそういった認識を持っております。
ということは、やはり
皆さんから選ばられた
議員という
代表者であれば、やっぱり健康に留意し、
議会を休むことなく公職としての務めを果たしていかなきゃならないということが、私のこの
議員としての信念でございます。そういったことで、今回、こういうことで元気に、また演壇に立たせていただいたということについて感謝を申し上げたいと思っています。
議員の使命についてでございますが、これは申すまでもないわけですが、
地方自治、この
二元代表制のもとではですね、やはり
是々非々主義、よいことはよいと、おかしいことはおかしいと言える
住民の
代表としての、また
議会、
執行者とお互いに2輪として牽制し、また協力しながら取り組んでいくことが、
議会人としての使命であり、それが求められているところでございます。その信念を持って今日まで32年間、
町執行者を初め、
議員の
皆さんと協力して取り組んでまいりました。また、今期4年間についても、
皆さんと力を合わせて元気でやっていく思いでおります。どうぞよろしくお願い申し上げます。
以上、所信を申し上げまして、通告に従いまして
一般質問に入っていきたいと思います。
まず、大きい項目として2項目あるわけですが、まず第1は、先ほど申し上げましたように、改選後の初の
議会でございます。「
町議選挙における
住民の声について」ということで取り上げております。
4月22日に施行された、この
議員選挙において、多くの
住民から
意見・要望が寄せられました。
選挙後の初の
定例議会でございますので、そうした
住民の声を反映し、
問題点の改善、解決を図る必要がある。これは、
行政、
議会の責任においてでございますが、そうした観点から問題を提起し、その解決のための所信を問いたいと思います。
まず、第1点です。町の
テーマである「住みよい町から住みたい町へ」という、この第4次
総合計画基本構想に基づいて、現在、
行政を執行しとるわけですが、そういったスローガン、
テーマに基づいて取り組んできて、今日まで非常にそういった
住民の
皆さんからの好評を得てきとったという、私なりにもそういった自信を持っておりました。
ところが、今回、
町議選に当たってですね、
住民の皆様から言われることは、「住みたい町が住みにくい町になったのではないか」という評価が多数の声として上がってまいりました。せっかく、私たちは、現在、4次になる町の
基本構想・
計画に沿って実施をしてまいりましたわけでございますが、そういった今日までの努力についてですね、こういった評価が
住民から寄せられたことについては、非常に残念でならないわけです。
そういったことを踏まえてですね、
行政の立場から、どういうふうにそういった声が出てきたのかということについての見解と、今後どうすべきかと、そういった
住民の声に対する所信をお伺いをしたいということが、第1点でございます。
第2点です。一番多かったのはですね、ことしから実施されている
制限給水、節水パッキンに関係した問題でございます。
まず、①として、やはり
皆さんは
制限給水を早期に、このパッキンを外してほしいということが、まず第1点でございます。2点として、
水資源の乏しい町としてですね、いかに安心した
水対策を講じるか、講じてほしいと。これは、もちろん
水道料金にはね返らないような
対策でございますが、そういった点が2点目でございます。
3点目は、当面の自前の、いろいろと日並川、それから
クリーンセンターの
ボーリング水の導入、導水ですか、これを中山の
浄水場にするように工事を進めていますが、この後の、結局、
近隣市町との関係をいかに改善をしながら、今後のそういった
対策、
水資源対策を講じていくかということが、
住民の
皆さんが非常に心配しとるところです。そういったことで、3点目として、その三つを水問題として一応問題を提起したいと思います。
3点目にですね、次に
介護保険についてでございますが、いろいろと
平成12年から、この
介護保険がスタートしたわけですが、現在、
西彼杵広域連合でやっとったものが、18年までやってたことが、3期ということで13年に第3期
計画を進めてこられたわけですが、途中半ばにして、
平成19年から20年、この2カ年にかけて、
時津町で3期
計画を構想し取り組んでいくということになりました。
ところが、この18年に1回上げられた、この
介護保険料がですね、また、ことし、もう既に5月11日付で町の方から各人の
介護保険料が通知をなされておりますが、そういった
値上げされる
保険料について非常に不満と、これに対する改善を求める声が多くございます。これについては、過去においても
定例会でずっと
取り組みについて求めてきておりますが、改めて
選挙に対する
住民の声というのは、いかに強いかということをとらえて問題提起していきます。
今日は、
住民の特に
負担増がいろいろと求められています。これは、町だけじゃなくてですね、国税を含めて、また、いろんな
定率減税の廃止とか、それから
保険料の
値上げとか、それからいろいろと、町にとっては
下水道料金の
値上げがございましたし、また
介護保険料の
値上げがあるというようなことで、いろいろとそういった
値上げが、
負担増が続いておるわけです。
特に、
高齢者においてはですね、少ないその年金から天引きされる現行のシステムでは、生活に対する不安が非常に大きいと。もらってみてびっくりすると、いかにその
保険料で引かれとるかということが現実としてのしかかってきております。そういったことについてですね、制度の改正などを検討されているようですがというのは、たしか
厚生労働省だったと思うんですが、来年度から認定の仕方を厳しくしようじゃないかと、見直さなければならないというようなことがちょっと言われとったようでございますが、そういった点を含めて、この
介護保険料の抑制をいかにするかということが
住民の願望でございますので、そういった点で3点目の
介護保険について取り上げたところでございます。
それから、4点目です。次に、
市町合併についてということで、これも
住民の多数の声があったわけですが、そういったことで取り上げております。
特に、単独を選択してからのことでございますが、何かと
住民負担や
行政負担が伴う中で、
行政負担というのは、もう御承知のように、
ごみ処理の
負担料から例の
消防救急の問題、それから
火葬場の負担の問題、いろいろとそういった思わぬ
行政負担が伴ってきとるという中で、また
住民負担については先ほど申したようなことで、いろいろとあるわけですが。ということが
合併すればなかったのじゃないかなと、こういったことが、ということが率直な
住民の
意見です。そういうことで、「なぜ
合併をしなかったんですか」と、「
合併すれば、こういうようなことにならなかったんではないですか」という率直な
住民の
意見なんですね。そういったことが、多かったということです。
これは、3町
合併から単独を選択した後ですね、次々と
住民に関係する問題が提起されていることに対して、改めて
住民の関心が大きいわけでございます。
住民が参加する決定をということは、要するに、前回、単独を選択した折もですね、「
住民投票をさせてください」ということが
住民からもありましたし、
議会としても、そういうことを求めて
臨時会を要求したこともございます。
今回についてはですね、ぜひ
住民のそういった投票の上において、いろいろと判断をしてほしいと。これは、先ほどの問題も絡めたそういった
意見が多いということでございます。そういうことで、
合併についてどう対応するべきか、後でちょっとまた再
質問で申し上げますが、町長からも、どなたかの
質問に対して述べられておったわけですが、新法に基づく県の
合併推進検討協議会ですか、こういったものがいよいよ7月に検討すると、8月に答申するという形で、6月に、6月はもう今月ですが、各首長、未
合併の10
自治体の首長に対しての
意見聴取するということが、第3回の会議で決まったようでございます。それにあわせてですね、首長だけはだめよ、
住民のやはり声を聞くべきだということも、この中で
意見として出されているようでございます。そういったもろもろのことに基づいて、先ほど申しましたように、いよいよ県は大体年末ごろにまとめて、来年の2月に
構想案を出すということを、当初、私は一、二回のこの
検討会の、
合併推進協のスケジュールとして聞いとったわけですが、これを前倒しにどうもするようだというようなことが述べられておりましたが、第3回でそういった方向で進んどるようですが。
そういうことできますとね、いよいよ、先ほど申しましたように、8月ごろにある程度、未
合併市町が10
市町となっていますよね。当然、この中に
西彼杵の長与・
時津町が入っとるわけです。そういった形で、どういうような答申がなされるのか、非常にその答申を見守りたいと思っとるわけですが、こういったことは、現況、国の新法に基づいて県が進めているということに基づいてですね、町としてのやはり考え方、また私が、今、
質問した内容について答弁をいただきたい。
あわせて申し上げますと、国ではもう既に
知事会を初めとして
経済界が、この道州制、
都道府県の
合併という形で、相当、今、その
制度化に向かって検討が進められております。特に、九州は最もそういった意味でも
モデル地域と、
九州モデルという形で「九州は一つ」という構想が一応進んでいるようでございます。
そういったことを含めてですね、
市町としての
あり方、
時津町としての
あり方、どうしていくべき時期にあるのかということをあわせてですね、ここら
あたりで問いたいということでございます。
それから、2問目でございます。「
本町の
人口推移の
見通し」ということで、ここで提起をしました。
特に、少子・
高齢化と言われてから、もう到来が久しいわけですが、いよいよこれが現実のものになってきたかなということを、ひしひしと感じております。先般の
NHKでもですね、総合テレビで、私はずっと見てなかったんでわからなかったんですが、1日だけちょこっと見たわけですが、全国の
自治体のそういった
人口、それから財政的なこと、また、いろんな諸問題についての、それぞれ
テーマとして、いろんな各会の
代表者といいますか、の
意見を求めたり、そこで
懇談会をしたといいますかね、会議をしたり、それからまた全国からいろんなモニターを通じての
意見聴取をやっとったようでございます。
最後まではっきり見てませんので、私はどうやったっかということの結論を聞いてませんのでわかりませんが、こういったことが現実ありましたし、最近、
長崎の
NHKでも、これはあくまでテレビのコマーシャルといいますか、そういった点で見とっただけで内容を見てませんのでわかりませんが、やはり
長崎県下の
自治体の
問題点といいますかね、ここら
あたりについてのやはり
問題点をとらえて、
NHKの
長崎ですかね、これは、取り組んでおったようですが、これは内容を見ておりませんのでわかりませんが、要するにですね、非常にこの
人口問題、それから財政問題、こういったものを含めて非常に、来るべき将来の
自治体としてどうしていくべきかということで、非常に問題になってきておるのは、この
人口減少の問題だということが言われています。
それで、
本町ではですね、これは
長崎県全体でいけばあれですが、たしか5月29日に
厚生労働省が発表いたしました「
都道府県別の将来
推計人口」発表がなされております。これによりますとですね、
長崎県も非常に
人口が減少すると。どれくらい減少するかといいますと、約、今から30年後になると、正式には30年ないんでしょうから、15年から35年の
人口推計ということですので、約30年後、24.4%減るんだと、県全体で。ということは、今、147万、
平成5年ですから147万9,000人ぐらいおった
人口が、111万7,000人、結局、
減少率でいきますと75.6%の
人口になるんだというようなことが発表されておりました。
こういったことを見ますとね、
長崎は、当然、県が減る、
長崎市だって
人口が減っていくと。この
近隣市町である、近隣町であるですね、私は
時津・長与はどうなっていくのかなというふうに、ずっと大体状況を見ておるわけですが、長与は、たしか5万市を目指しておりましたが、既に4万3,000を超えた段階から、もう既に4万2,000台に落ちています。あれだけ団地を開発し、いろんな形でいろんな
取り組みをしてこられとる長与町がですね、もう
人口減少状態に入ったということは、もう謙虚に数字で出てきとるわけです。
本町においてはどうなのかということで、いろいろと第4次
総合計画に基づいて大体、この第4次
総合計画の中間において、これを修正したわけですね。3万1,000人という修正をしたわけですが、その3万1,000人に修正しましたけれども、あと残された20・21・22年、この残された3カ年、果たして、この3万1,000人という、
人口が伸びていく予想ばっかりしてきた、その
人口推計がですね、果たしてそういけるのかなと。
実は、今月の広報を見せていただき感じました。前年度比、結局、去年の1年前の4月末ですかね、4月末の、6月号に載ったら4月末ですから、4月末現在で、たった1年間で5人しかふえてないと、非常に寂しい思いです。
私、恐らくですね、前
議会でも言ったと思うんですが、二万九千九百幾らをもう超えて幾らになったときですね、いよいよ
時津町も、もう今年度中、ことし中は3万人を超えるんじゃないかと、私は一つは期待を持って見とったわけですが、残念ながら、それをピークに
時津町も減りつつあるということで、今現在は
時津町においても2万9,000ちょっとという形で推移をしとる。果たして、この3万1,000人というのにいくのかなと。
なぜこの
人口問題を取り上げたかというのは、やはり先ほど申しましたように、県・市においても
人口減少が進んでおります。
長崎は、特に高い率にあるわけですが、
本町の
人口動態を見ると、先ほど言いましたように、一進一退の状況と私はとらえております。その定数になるのか、非常に疑問を感じておるわけですが、何といっても
人口をもとに、
まちづくりの基本である
基本構想・
計画・
実施計画をしていくわけですね。
そういったことであれば、特にここで言いたいのは、やはりそういったことに基づいて
行政運営をしていくという立場からですね、将来の
時津町の
人口想定をどう考えていくのかなと、見ているのかなと。増名といいますか、
人口増につながっていくと見とるのか、どう考えておるのかと。ここら
あたりについて、やはり将来のそういった全国、
長崎県、市の状況を見ながらですね、ここら
あたりをやっぱり改めてしっかりととらえておく必要が
行政に必要じゃないかなということから、そういった観点で2問目を取り上げております。
よろしく御答弁をお願いしたいと思います。
○議長(
水口直喜君)
町長。
○町長(平瀬 研君)
おはようございます。
ただいまの
上野議員の御
質問に対して、
お答えを申し上げたいと思います。
キャッチフレーズに反しまして、「住みにくい町」になったという評価が多数あるということでございます。これ4年1回の
選挙でございますので、いろんなお声が、さまざまな御
意見があったものというふうに推測はいたしております。また、16人の当選をされました
議員の皆様それぞれ、そういう御
意見をお聞きをされてきたことだというふうに思いますので、ぜひそういうものにつきましては上げていただければ改善をしていきたいと。
水道、
介護の件につきましては、改めて御
質問をいただいたわけでございますが、ちょうど折、そういう課題が出ておりましたので、水道の問題、
介護の問題につきましては、
選挙に限らず、
住民の方からいただいておりましたことでございます。また、ほかにさまざまなデータがもしございましたら、お示しをいただければ非常にありがたい、そのように思っております。
第4次
総合計画策定の折と、また後期5カ年の
基本計画の
見直しの折に
住民アンケートを実施をさせていただいたわけでございますが、この
見直しのとき、17年度の回答につきましては、策定時の13年度を比較をいたしまして2.4ポイント上回る82.3%の方に、「
時津に住み続けたい」という
お答えをいただいております。
昨日もちょっと申し上げたと思うんですが、「住みたくない」という方につきましては、
自治会、
自治公民館活動、そういう行事等々が煩わしい、ごみの当番が嫌だという方の理由がほとんどでございました。そういうふうに「住みにくい」というふうに感じておられる方は、特に今回につきましては、
水道水源確保の問題、パッ
キン装着の件に関する御感想を述べておられるものと推測をいたしております。また、その他消防、
ごみ処理等、どのようになっていくのか、不安、心配を抱えた方、そういう御
意見も当然あったものと推測をいたしております。
本町が、現在、単独で
事務をやっているわけでございますが、大きな経済的負担を回避をするために、
住民生活にできる限り負担にならないような手法をとらなければならないわけであります。また、広域
行政に参加するすべての
自治体の
住民にとりまして、相互に利益がなければならないわけであります。そのため、さまざまな角度から内容を検討して、課題を一つ一つ合理的に解決をする必要がございます。財政が厳しくない
自治体は一個もないわけでございまして、
本町におきましては、
住民の皆様の生活に重大な支障を来さないよう努力をしてきたところでございます。
水道の件につきましても、後で
お答えをいたしますが、少しずつ改善の効果が、今、出てきているところであります。今後とも、「住みたい
まちづくり」に向けまして努力をしてまいる所存でございますが、この住みたい町は、昨日も申しましたとおり、町民みんなでつくるものでございます。皆様の御協力が不可欠であるということを、改めてお願いをしたい。
御
意見・要望につきましては、どんどん寄せていただきましたものにつきまして、回答につきましては迅速に、また改善につきましても、できるだけ早目にする体制を整えておりますので、そういう部分につきましては、
住民の皆様にお声がありましたときには、そのようにお伝えいただければありがたいと、そのように思っております。
次に水の問題の御
質問であります。
まず、
制限給水につきまして、パッキング装着につきましては大変御不便をおかけし、また大変心苦しく思っているところでございます。ダムの貯水状況からやむを得ない措置でございまして、御了承をいただきたいと思うわけでありますが、パッ
キン装着後5カ月が経過をし、皆様には一定御理解をいただきながらも、不自由さは否定できません。梅雨時期を迎えようとしている今、パッキン取り外しの期待につきましては、相当数あるものと承知をいたしております。
また、個々にお困りのところにつきましては、個別に対応をさせていただいておりますので、大きな事故につきましては、今のところ発生をしていないと、それだけが救いでございます。
取り外しの時期につきまして、ダムの貯水率回復状況を見ながら、昨年度末に発注をいたしました日並川と
クリーンセンターの井戸の分が6月末に完成をする予定でございますので、少なくともそれを待って取り外す方向で検討するということで、広報等にもお知らせをいたしておりました。
次の
計画といたしましては、2本のボーリング工事を予定をいたしております。過去のデータ、それから電気探査等の調査結果をもとに地点の選定を行っておりますが、御承知のとおり、
本町の地質につきましては保水力に乏しい形成でございます。決定には大変苦慮をいたしておりますが、この件につきましては調査を急ぎたいと思っております。
また、あわせまして西部ガスさんが所有をしておられました井戸が使わせてもらえるようになっております。今、水質につきましては調査をいたしまして問題ないと。あとは、どれくらいの水が上げられるか、用水試験を行う予定でおります。
また、一方で、一番の課題でございます西海川からの取水につきましても、西海、村松の両方の皆様に御協力をいただけるようにお願いをいたしておるところでございます。これも、協議を済ませまして同意書案を相互確認をいたしまして、今、預けております。西海の
自治会長さん、また漁協村松支部の支部長さんからは、「これでいいだろう」と。あと、「ちょっと諮って了承をしたい」という段階でございます。
次に、安心で安定した水源
対策でありますが、
本町の
水資源と経営を両合わせで考えなくてはなりません。恒久的な
対策として、現段階では独自開発を行うことも大切でございますが、2市2町で進めております南部広域水道企業団からの受水が最後の策でございます。今後も、関係団体と打ち合わせをしながら取り組んでいく所存であります。
また、
近隣市町との関係構築でございますが、御承知のとおり、長与町からは支援水をいただいております。
長崎市からも、その支援の申し入れはいただきました。工事費等の関係で、こっちの方は実施をいたしておりませんが、良好な関係は保たれているものと思っております。そして、県の方からは、これも、今、活用させていただいておりますが、谷口川砂防ダムからの緊急取水の支援をいただいているところであります。
なお、南部広域水道企業団及び広域的水道整備
計画の中でも、給水開始までの間につきましての水不足に対しましては、「企業団参画
市町におきまして、水の相互融通、その他暫定水源の確保等の処置が必要だ」という県の見解がうたわれております。先日の本明川ダムの期成会の中でも、再度、確認をしていただきました。
15日に配布物がございます。その中で、
住民の方から「パッキンをそのまま装着したままでもいい」という声が、これも多数いただいておりますので、全体を一度に外すということは、反対にまた
意見を無視することになります。15日の配布物で、そのまま装着をしてもいいという
住民の方の御
意見を生かして、そのようなお知らせをするようにいたしております。
また、そのお知らせを確認をした後、今、考えておりますのは、メータ機のところにパッキンを装着をいたしておりますので、そこに何か目印をしていただければ、そこは外さないと、その他につきましては外しますという形の方法をとらせていただこうということで、今、考えております。
その後に、今月末、来月初旬ぐらいから、その他のものにつきましてはパッキンを外させていただこうと、そういう予定で準備をいたしております。
議会の皆様を初め、
住民の皆様にもそういうお知らせができるんではないかというふうに考えております。
今後も、自力でのつなぎの水源の確保は最善の努力をするわけでございますが、
住民の皆様に御不便をかけるわけでございますけども、節水につきましては改めて御協力をお願いをしたい。この部分につきましても、シールをつくって配布をし、お願いをすることといたしております。
次に、
介護保険料の抑制につきましてであります。
御承知のとおり、
介護保険制度につきましては、
介護を国民みんなで支える制度として、
平成12年の4月に施行されました。8年目を迎えるわけであります。利用者及びサービス料も年々増加をしてきておりますし、
保険料の問題は別に国民生活に密着をしたものとなってきているわけであります。
現在、要
介護者、特に要支援、それから要
介護1の軽度の人が急増をし、制度から給付される費用が年々ふえております。その原因の一つといたしましては、加齢に伴います体の各部分を使わないことによる心身のさまざまな機能の低下というものから発生をする「廃用症候群」というのがあります。この増加があるようであります。
介護保険の財源につきましては、
住民の皆様から負担をしていただく
保険料と公費であります国、県、
市町からの負担金で構成をされます。サービスの費用が増加をするということは、当然、
保険料も上昇をしていくことを意味するわけであります。これからの
高齢化社会の中で、制度を安定的に運営をしていくためには、中・重度
介護者等の必要度が高いところに給付の重点を置く。あわせて要
介護者をふやさない、重度化させない
取り組み体制をいかに構築していくかということに腐心をしているところであります。
平成18年4月の
介護保険制度改正におきましても、この点に重点を置いた改正内容というふうになっておりますが、御
質問の
介護保険料の抑制策につきましては、
介護サービスの費用を減少させること以外にはないわけであります。要支援1及び要支援2の方々の新予防給付の適切な利用及び地域支援事業の実施による要
介護状態の発生を予防していくということが最大の効果であり、
介護サービス費用の適正化を図る唯一の方法でございます。
平成19年度における具体的な事業といたしまして、地域包括支援センターにおきまして要支援者のケアプランを作成をし、サービス提供後の評価を行うことにより、
介護サービスの適正化の促進、また、地域支援事業の展開により、具体的に申し上げますと、運動機能の向上のための「ピンピン教室」、これももう四、五年目になるんでしょうか、それから「出張健康相談」等の実施をいたします。要
介護状態への移行を防ぐための事業を、こういうことで実施をしていくということで考えております。
また、地域
住民を対象といたしました
高齢者の方々の身近な交流の場として、「
高齢者サロン」の構築を考えております。今年度は、
高齢者サロンのサポーター養成講座を行います。
第3期
介護保険事業
計画におきまして、
平成18年度の
介護サービス費用額を約15億4,700万と見込んでおりました。
平成18年度決算見込み額が15億600万ということで、約4,000万、率にして2.7%見込み額より減少をいたしております。
平成12年度から増加の一途をたどっておったわけでございますが、
平成18年度で初めて軽減に転じたと。
この要因につきましては、18年4月からの
介護報酬の改定もあるわけでありますが、地域包括支援センターでの
介護予防ケアマネジメントによります適正な
介護サービスの指導も大きな要因と考えております。
今後も、事業
計画に基づき効果的な
介護予防サービスを提供することにより、
介護費用の適正化を図り、低減に努めてまいりたいと思っております。
特に、今、
高齢者の方が自分の健康に気をつけながら活動をやっておられる方、また安直にというわけではございませんが、センターを利用される方、その差が非常にあるわけでございますので、その部分につきましては、非常に私どもも心苦しい思いをしているところであります。
次に、
市町村
合併についてであります。
国の基本方針につきましては、生活圏の同じ地域、
行政権限が強くなる政令都市、中核市等を目指す
市町、
人口1万人未満の
市町村につきまして
合併を特に促していく。
本県におきましても、御指摘のとおり、
平成18年7月に
長崎県
市町合併推進審
議会が設置をされております。本年5月までに、3回の審
議会が開催をされております。一部中身は、公開をされているようでございます。その中で、
合併をした
自治体の現状の分析、それから本県における新たな構想及び対象
市町の組み合わせ等の原案づくりが進められるものと思われます。
昨年10月に行われました第2回の「
長崎県
市町合併推進審
議会」の議事録の内容によりますと、本県での構想の審議につきましては、道州制、
九州モデルに関する協議に関係なく進めていくという方針であったようであります。
先ほど申し上げました国の指針に当てはめますと、当然、
本町の場合も、近隣の
長崎市、それから長与町と同一生活圏内と判断される
自治体との
合併について検討するように求められる可能性が高いというふうに考えております。
また、新聞報道等によりますと、その審
議会の方では、
本町を含みます未
合併市町に対するヒアリング等を行った上で、本年10月を目途に
合併構想の策定を進めていく予定であるということでございました。先日、県の担当がお見えになられたわけでございますが、引き続き担当と、その委員の一人でございます
長崎大学の先生が、12日に
意見聴取といいますか、そういう形でお見えになられる予定になっております。
本町といたしましては、まずそういうものの話を聞きながら、これは
合併が当然目標ではございませんので、町民のための
まちづくりの課題として、慎重に受けとめて判断をしてまいりたい、そのように思っております。
次に、
本町の
人口の件でございますが、先ほど御指摘がありましたとおり、30年後には25%減るということは、4分の3になるということでございます。
本町の第4次
総合計画の目標
人口は、
平成22年で3万1,000人となっております。この目標数値が妥当かどうかにつきましてでございますが、国勢調査、それから
人口動態統計調査、
住民基本台帳、出入国管理統計等の資料を要素といたしまして、総務省の統計局の方で推計をいたしております
推計人口をもとに、
本町の22年の将来
推計人口を試算をしたものであります。その結果といたしまして、3万646人という数字が、そのときに算出をされております。その試算値をもとに
住民基本台帳
人口を試算をした中で、3万980人という結果が出ております。
したがいまして、3万1,000人を目標数値とすることにつきましては、西
時津の方、それから10工区の埋め立ての方、経済要因が
本町としてはございましたので、そういうものを入れ込んだ算出に当てはめますと、3万1,000という数字が出たものでございます。現段階におきましては、それを目標として、3万1,000人に耐え得る町の体制というものを構築をしていくということで考えております。
以上であります。
○議長(
水口直喜君)
14番、再
質問をどうぞ。
○14番(
上野博之君)
再
質問を行いたいと思いますが、まず順序を追って、
町議選挙における
住民の声についてはですね、一応申し上げますが、改善をしていきたいということの基本姿勢は前向きに持っておられるようでございますし、そういったことで、そういった声に対しては、その点、努力をしていきたいと。また、なおかつ
住民の協力が伴って必要だということを申し上げられたと思っていますが、それは当然だと思っていますし、特に、今なぜこういった、「住みたくない町」じゃないわけですね、「住みにくい町」になったと。結局、今まで「住みよい町から住みたい町へ」が「住みよい町から住みにくい町」になったんじゃないかな、住みたくない町じゃないわけですね。だから、非常にそこら
あたりが、ちょっとまた違うわけですが。
そういった意味で、
皆さんにそういった感覚としてですね、やはりこの水道パッキンを初めとして、その負担が伴ってくる、
住民負担が伴ってくることに対して、なぜこういったことに現在なっているのかなと。非常に住みにくくなってきつつあるよというのが、私は
住民の声だというふうにとらえております。そういったことで、率直に受けとっていただければと思っています。
それで、実は、私、今度の
選挙に当たってですね、実は
住民の声をはがきでいただくようにいたしました。それで、277通のはがきでいただきました。その中でですね、実は水については半分以上の、その方たちの比率が水問題を提起されております。だから、私、まず第1に水問題として、先ほど言ったようなことで取り上げさせていただきました。それから、続いては
介護です。
介護がですね、約そのうちのまた30%ぐらいでしたかね、が
介護の問題として挙げておられます。
合併についてはですね、35%ぐらいの方が
合併問題についてのそういった御
意見でございます。そういったことでですね、一応、申し上げますと、どんな
意見があったかと、ちょっとその書かれたことを披露させていただきます。
全部読むわけにいきませんので、何枚か持ってきておりますが、
市町村
合併の全町民参加の
取り組みをしてください、水の
対策を考えていただかなければならないと。特に、
水道料金、
介護保険料、水の
対策を考えてください、
ごみ処理ですか、
ごみ処理費用等々、値上がりばかりじゃないかと。私たちは、10年先はどうなっていくのか不安でなりませんという声です。それから、
水資源どうなるのか。一番大きな心配です。
時津町は単独の
自治体でいつまでやっていけるのか、そういった心配の声です。それから、水問題は生活面において切実であり、
行政側の責任は大である、解決策はあるのか。それから、
介護保険料については、この
値上げは
高齢者いじめであり、死活問題にも発展しかねない。
消防救急負担増も痛い出費じゃないかということで、この3問題ともですね、
長崎市と
合併すれば解決できる可能性があるのではないかというような御指摘です。それから、
合併を再考し、水問題を解決してください。それから、次に第1は何といっても水問題を前向きに前進させてください。洗濯しているとき台所の水が出ず、トイレの水を流すときは湯わかし器の水量が落ち、手をやけどすることもあるというようなことも、とにかくいろいろもろもろありますと。住みたいと思う町にぜひしていただきたいというようなことが書かれています。それから、水の問題を早急に解決してほしいと。今、日常生活で
制限給水で困っています。一日も早く節水パッキンが取れるようにお願いしたい。それから、
水資源を再利用していただきたいというようなこともですね、ここに書かれています。
そういったことで、これについては、そういった声がいろいろあったということで、一応、数枚を読ませていただきました。そういった声が、私の今度の
取り組みについての
住民の
意見・要望として届けられたということが、先ほど申し上げましたように、277通あったという中の主なものを引き出して読ませていただきました。ということで取り上げさせていただいたということを御承知おっていただきたい。
それから、住みよい町については、そういうことで頑張っていただければということで申し上げしておきたいと。これは声としてですね、非常に取り組んでいただければと思っています。
それから、2点目のですね、この水については実はこの後に特別
委員会を開催しました。
水資源対策調査特別委員会ですね、この中でいろいろとやりとりしてますので、大体
質問した内容については、大体
質問し答弁をいただいております。大体承知をしております。町長の答弁は答弁として一応お聞きをしましたが、ちょっと気になるのはですね、どういうようなお考えでおるのかなということは、ダムの貯水率について盛んに気にされていますね。広報でも、そう載っていましたし。ダムの貯水状況を見てパッキンの取り外しを考えたいということであるわけですが、この点についてですね、貯水率はどこまで把握して、そのパッキン取り外しを行いたいと。
特に、ことしは気候、天気予報といいますか、将来のそういった気象情報を見ていますと、梅雨の入りが遅くて、梅雨入りが早く明けると。どうも少雨傾向になる年じゃないかということが予想されていますよね。こういったとこを踏まえて、もう恐らく四国では例の大きな水がめである早明浦ダムが、四国4県の大きなあのダムが、もう貯水状態が危機だと言われていますが、こういったことを踏まえて、このダムだけに頼るということであれば、ちょっと危ないかなと思いますが、まずこれについてちょっとお聞きをしておきたいと思っています。
○議長(
水口直喜君)
町長。
○町長(平瀬 研君)
ダムの貯水率ということは、当初、ダムが30%を切って底が見えた状態がございましたので、それからどれくらいの回復力、いわゆる回復があるのか、そのころからダムの回復を見てという項目を
住民の方にお知らせをいたしております。幸い、ことしは、御承知のとおり、3回ほどのまとまった雨でダムの方が回復をいたしました。
ただ、今、田植えの時期でございまして、いわゆる飲料水以上に農業用水の放流を約1日2,000トンやっております。そういうものも含めて、係の方では貯水率を見ているということでございますが、一定、そっちの方は回復力、それから今後の雨の期待等がありますので、今現在のダムの貯水で十分だというふうに思っております。
先ほど
お答えをしましたように、15日のチラシの中でお知らせをいたしまして、その後に、6月末からパッキンの除去にかかるというふうに
お答えをしたとおり準備をしていきたいと、そのように思っております。
当然、それだけでは足りませんので、今、御承知のとおり、お知らせをいたしましたとおり、西海地区、それから村松支部の方に、大体詰めの段階といいますか、理解をいただいた段階でございますので、その分と、その中には必要最小限の超過のお願いということで文書を入れております。それも理解をいただいているところであろうかと思っておりますので、そういうものと兼ね合わせながらのパッキンの除去というふうに考えております。ダムの貯水につきましては、今の状況で推移すれば十分だというふうに考えております。
○議長(
水口直喜君)
14番、上野君。
○14番(
上野博之君)
先ほどちょっと
質問した中で、天気予報関係のあれは全然心配しなくてもいいですか、ちょっと答弁いただかなかったんですが。少雨、梅雨が少雨量傾向にあるということですね。
○議長(
水口直喜君)
町長。
○町長(平瀬 研君)
それは雨が降ってくれるにこしたことはないわけでございますが、その天気予報の状況につきましても、一応把握はいたしております。そういう中で、さっき申しました自助の分と、それから今まで西海川からの超過分というのが2,000トンでございましたので、それに2,000トンを自前でカバーできれば雨の心配はそう要らないんですが、それの半分以上の分が自助で何とか達成できるという
見通しでございますので、あと砂防の分と最後に地元の了解があれば、天気はそう心配するものではない、そのように思っています。ただ、渇水期につきましては少しダムの水を温存しとかないときついのかなと。そういうことも含めながら、データを残しておりますので、そういうもので対応していきたいと考えております。
○議長(
水口直喜君)
14番、上野君。
○14番(
上野博之君)
将来の
対策としてですね、この水問題では辻
議員に答弁されたと思っていますが、例の県の広域水道企業団のその投資
計画、14年から
平成23年度までの工期間だということで完成させるということを、そのまま答弁で述べられておりましたよね。23年にでき上がりますと、もらいますということで答弁をなされとるんですが、特別
委員会の調査ではですね、到底じゃないと、まだダムのその地主交渉も終わってない、形も見えてないと、着工もしてないというところで、いろいろここら
あたりが指摘されたところですが、この点についてはちょっと誤解を、本会議場での答弁でしたのでね、やっぱりこの本会議でそういうことを述べられたということについて、たしか
NHKの放送でもされたんじゃないかなと思うんですが、
平成23年になったら、もう広域水道企業団の水がもらえますというようなことが放送されたのを聞いておるんですが、そのことをちょっと町民の方が「大丈夫ですか」という声もあったということで、改めてちょっと、誤解があるとしたら、「あくまで、これは当初
計画ですよ」ということであれば了解するんです。ところが、「これで、もう間違いないです」ということなのか、ここら
あたりのとらえ方が変わってきますんでね、ちょっと再度ここら
あたりの。
○議長(
水口直喜君)
町長。
○町長(平瀬 研君)
その議事録をきちんと確認しないとちょっとわからないんですが、23年にできますということにつきましてはですね、申し上げたということであれば、誤解を招いたということでおわびをしたいと思います。23年度、一部供用開始予定、27年度、全供用開始という予定で進められているということでございますので、これはもう何でも同じでございますが、着工いたしますと後が見えてくるわけですが、着工をしなければ、その期間というものは、あくまでも予定ということであります。
○議長(
水口直喜君)
14番、上野君。
○14番(
上野博之君)
改めて、町長から再答弁をいただいたというところで、そこら
あたり確認をさせていただきました。
あと水問題については、先の特別
委員会でずっと取り組んでいきますので、ここら
あたりで、一応、また今後の調査を進めて確認をしていきたいということで送っていきたいと思います。
介護保険についてです。
非常に
介護保険について
取り組みは、非常に私は、この問題提起をした立場から、いろいろとずっと注目しとるわけですが、担当部課長、非常に頑張ってですね、非常にわかりやすく広報関係に、特にシリーズで記載していただいとるということについては、町民に対する理解度を深める意味では大変いいんじゃないかなというふうに、私はそういったことで広報を見させていただいています。その点については、努力を買いたいと思います。それから、今後とも続けてほしいなということで評価をしたいと思います。
ただ、要するに
介護の認定率が
時津は高いわけですね。よそから比べて、25%は高い率です、長与から比べても。よその
自治体から比べたら高いわけですよ。こういったものをいかに抑えるかが、
本町のやっぱり一つの目標じゃないでしょうかね。25%をいかに抑えていくか、これが
介護保険料を下げるもとになっていくわけです。そのための
対策ということは、
介護予防なんですね。
介護予防をいかに進めるかということは、いろんな施策があると思います。ここにも載っとるように、また
介護包括支援センターから出されたパンフレットもあるようです。一つのですね、
取り組みをぜひ頑張って実施をしてほしいと。時間的なことがありますんで、そういったことを求めてですね、一つの今後とも
取り組みを頑張ってやっていただきたいということを求めておきたいと思います。
それから、
合併問題について、ちょっと町長から答弁がなかったんですが、要するに県でもそういったものが7月に、一応、枠組みが発表されて、大体8月に答申されると、そういったものの公算が出てくるということに対してのスケジュールはいいわけです。これは、もちろん新聞に載っとったことですし、ほかの何ちゅうか業界新聞に載っとるということで、そこら
あたりはもう十分理解しとるわけで、ただですね、
住民投票について、ぜひ今回についてはですね、これについての
構想案、県の試案に対しての
構想案に対してさせてくださいということで
質問に上げとったわけですが、この答弁がなかったんで、改めてここら
あたりを問いたいと思います。
○議長(
水口直喜君)
町長。
○町長(平瀬 研君)
必要な時期になりますと、この前のときもそうでございましたが、
住民投票につきましては、必要な時期に
議会と相談をしながらやっていくと。当然、
住民の
意見を聞くというのは、まず真っ先に大事なことであるということは十分理解をしています。その内容をどう把握をした中で投票をしていただくのかというところに問題があろうかと思っておりますので、そこらにつきましては、当然、私が独断で「やる、やらない」という問題ではないと思っておりますので、
議会の皆様と協議をしながら
取り組みをしたいと思っております。
○議長(
水口直喜君)
14番、上野君。
○14番(
上野博之君)
町長が言われたように、要するに、これはやっぱり
住民が決めることですよね。だから、私たちも
議会人として、また町は
執行者を初めとして、どうこの
住民の
意見を大事にしていくかということだと思っています。
それから、なおかつ先ほど町長が答弁の中に、あと残された道はもう
長崎市か、長与町かという二つしか私は残されてないんじゃないかなと。恐らく、ここら
あたりの構想が県の
構想案で出てくる可能性が、町長が言われるように、恐らくあるんじゃないかなというように、ちょっと予想はするわけですよ。予想したときに、どうするのかと、どっちをどうするのかというか、もう一つ大きく言えば
長崎なのかということだと思うですがね。ここら
あたりについての一つの、また今後の検討課題ですからね。いよいよ、その
合併が原因として今日のような問題が付随してあるという
住民の感覚があるわけですから、ここら
あたりを十分にですね、
住民の意向を、やはり私は大事にしながら、やはり私たちも
議会人として対処していかんといかんなということを申し上げておきたいと思います。
それから、最後にですが、2問目に上げました
本町の
人口推移です。
今の予想に対しての私の疑問点といいますか、ちょっと危惧する点についての答弁いただいて、大体それに近いところで
時津町はいけるんだと、いけるんでしょうかねと、逆に私は言いたいわけですが、数字をいただきました。これでいきますと、確かに22年は3万646人というような数値の、毎年少しずつ伸びとるんですね。果たして、先ほど言いましたように、去年からことしにかけてですね、ことしの6月の広報では4月現在で5人しかふえてないんですよね、前年に言って。それからいったら、果たしてこの数字でですね、280名近くの数字で伸びていくのかなと。これが毎年同じような形でしられとるわけですね。私はね、ちょっと厳しいかなあと。
長崎市全体が、もう県が減っとるし、
長崎市が減ってると。その周辺都市である、町である
時津町がそのまま長与とともにふえていくかということについて、私は非常に疑問点を持っとるわけです。そういった観点から問うたわけですが。
いずれにしてもですね、この
人口推移というのは、基本的に申し上げましたように、やっぱり
行政を推進していく上の一つの大きな大事な要素なんですね。この
基本構想、
基本計画の中での。
人口推計をしながら町の将来の事業をどう取り組んでいくかという大事な基本になる数字でございますのでね。
私、やっぱり将来的に考えまして非常に心配なのは、県が衰退する、市が衰退すると。
人口はもちろん減って衰退していくと、やっぱり
人口というのはそれなりの基盤ですから。そして、果たしてこの
時津・長与は、じゃそんならば周りにおってですよ、自分たちだけが「よかばい、よかばい」と言える時代かなと。やはりもう「大
長崎市」というような構想の中にやっぱり、市全体をどう発展させていくかと。だから、県全体の浮揚をどう図っていくかという私は時代に入っとるんじゃないかなということを申し上げてですね、
質問を終わりたいと思います。
どうもありがとうございました。
○議長(
水口直喜君)
以上で、14番、
上野博之君の
質問を終わります。
暫時休憩します。
(休憩 午前10時31分)
(再開 午前10時47分)
○議長(
水口直喜君)
休憩前に引き続き会議を開きます。
次の
日程に入るに先立ち、
議員の皆様に
議案審議についての留意事項を申し上げます。
会議規則第54条で、質疑に当たっては、議題外やその範囲を超えたり、自己の
意見を述べることができないことになっており、会議規則第55条で、質疑は同一
議員につき、同一の議題について3回を超えることができないことになっております。
そのような発言があったときには、議長が制止しますので、御理解いただきますようお願い申し上げます。
どうぞ、議事進行に
議員各位の御協力をよろしくお願い申し上げます。
~日程第2
議案第28号~
○議長(
水口直喜君)
日程第2、
議案第28号、
専決処分の承認を求めることについての件を議題とします。
本案について質疑はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
質疑なしと認めます。
これで質疑を終了します。
これから討論を行います。
まず、本案に反対討論の発言を許します。
(「なし」と呼ぶ者あり)
反対討論なしと認めます。
次に、本案に賛成討論の発言を許します。
(「なし」と呼ぶ者あり)
賛成討論なしと認めます。
これで討論を終了します。
直ちに採決します。
議案第28号は、承認することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
御異議なしと認めます。
従って、本案は承認することに決しました。
~日程第3
議案第29号~
○議長(
水口直喜君)
日程第3、
議案第29号、
平成19年度
時津町
一般会計補正予算の件を議題とします。
本案について質疑はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
質疑なしと認めます。
これで質疑を終了します。
これから討論を行います。
まず、本案に反対討論の発言を許します。
(「なし」と呼ぶ者あり)
反対討論なしと認めます。
次に、本案に賛成討論の発言を許します。
(「なし」と呼ぶ者あり)
賛成討論なしと認めます。
これで討論を終了します。
直ちに採決します。
議案第29号は、原案のとおり決することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
御異議なしと認めます。
従って、本案は原案のとおり可決されました。
~日程第4
議案第30号~
○議長(
水口直喜君)
日程第4、
議案第30号、
平成19年度
時津町
水道事業会計補正予算の件を議題とします。
本案について質疑はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
質疑なしと認めます。
これで質疑を終了します。
これから討論を行います。
まず、本案に反対討論の発言を許します。
(「なし」と呼ぶ者あり)
反対討論なしと認めます。
次に、本案に賛成討論の発言を許します。
(「なし」と呼ぶ者あり)
賛成討論なしと認めます。
これで討論を終了します。
直ちに採決します。
議案第30号は、原案のとおり決することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
御異議なしと認めます。
従って、本案は原案のとおり可決されました。
~日程第5 請願第1号~
○議長(
水口直喜君)
日程第5、請願第1号、
最低賃金の引き上げに関する請願の件を議題とします。
お諮りします。
本件は、本
定例会に審査の
日程がないことから、閉会中の継続審査にしたいと思います。
これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
御異議なしと認めます。
従って、本件は、閉会中の継続審査とすることに決しました。
次の
日程第6「暴力の根絶に関する決議」の提案に先立ち、去る4月17日、凶弾に倒れられた伊藤一長前
長崎市長の御逝去を悼み、心から哀悼の意を表しますとともに、ここに黙祷をいたします。
議場の皆様、御起立をお願いします。
黙祷。
「起立 黙祷」
黙祷を終わります。
御着席ください。