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12月07日-01号

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  1. 五島市議会 2016-12-07
    12月07日-01号


    取得元: 五島市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-09-30
    平成28年 12月 定例会        平成28年12月五島市議会定例会会期日程表1 会期   12月7日~12月22日(16日間)2 会期日程月日曜開議時刻種別内容12月7日水10:00本会議開会、会期決定、諸報告、各会計決算委員長報告、質疑討論、採決、議案上程説明12月8日木 休会議案研究日12月9日金10:00本会議議案質疑、委員会付託12月10日土 休会休会12月11日日 休会休会12月12日月10:00本会議市政一般質問12月13日火10:00本会議市政一般質問12月14日水10:00本会議市政一般質問、議案上程説明、委員会付託12月15日木 委員会付託案件審査12月16日金 委員会付託案件審査12月17日土 休会休会12月18日日 休会休会12月19日月 委員会付託案件審査12月20日火 委員会付託案件審査(予算委員会)12月21日水 休会議事整理日(議会運営委員会)12月22日木10:00本会議委員長報告、質疑討論、採決、委員会付託省略案件上程、質疑討論、採決、閉会      平成28年12月五島市議会定例会上程案件及び処理結果議案分類番号件名元号年月日処理結果監査報告14出納検査結果報告(平成28年8月分)平成28127報告監査報告15出納検査結果報告(水道事業会計・平成28年8月分)平成28127報告監査報告16出納検査結果報告(平成28年9月分)平成28127報告監査報告17出納検査結果報告(水道事業会計・平成28年9月分)平成28127報告  行政調査報告について平成28127報告議案119平成27年度五島一般会計歳入歳出決算平成28127認定議案120平成27年度五島国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算平成28127認定議案121平成27年度五島介護保険事業特別会計歳入歳出決算平成28127認定議案122平成27年度五島後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算平成28127認定議案123平成27年度五島診療所事業特別会計歳入歳出決算平成28127認定議案124平成27年度五島簡易水道事業特別会計歳入歳出決算平成28127認定議案125平成27年度五島大浜財産区特別会計歳入歳出決算平成28127認定議案126平成27年度五島本山財産区特別会計歳入歳出決算平成28127認定議案127平成27年度五島下水道事業特別会計歳入歳出決算平成28127認定議案128平成27年度五島公設小売市場事業特別会計歳入歳出決算平成28127認定議案129平成27年度五島港湾整備事業特別会計歳入歳出決算平成28127認定議案130平成27年度五島交通船事業特別会計歳入歳出決算平成28127認定議案131平成27年度五島土地取得事業特別会計歳入歳出決算平成28127認定議案132平成27年度五島水道事業会計剰余金の処分及び決算平成28127原案可決 及び認定  決算特別委員会の解散について平成28127解散報告17専決処分の報告について(和解及び損害賠償の額の決定について)平成28127報告監査報告18平成28年度定期監査結果報告(工事監査)平成281222報告議案136五島市部設置条例の制定について平成281222原案可決議案137五島市役所支所設置条例の一部改正について平成281222原案可決議案138五島税条例等の一部改正について平成281222原案可決議案139五島国民健康保険税条例の一部改正について平成281222原案可決議案140五島簡易水道事業の設置に関する条例等の一部改正について平成281222原案可決議案141五島農業委員会の委員及び農地利用最適化推進委員の定数を定める条例の制定について平成281222原案可決議案142五島武道館条例及び五島市民福江・富江プール条例の一部改正等について平成281222原案可決議案143辺地に係る公共的施設の総合整備計画の策定について平成281222原案可決議案144富江地域福祉センターの指定管理者の指定について平成281222原案可決議案145保育事業所の指定管理者の指定について平成281222原案可決議案146認知症対応型共同生活介護施設の指定管理者の指定について平成281222原案可決議案147生活支援ハウス及び高齢者生活福祉センターの指定管理者の指定について平成281222原案可決議案148デイサービスセンターの指定管理者の指定について平成281222原案可決議案149農村集会所の指定管理者の指定について平成281222原案可決議案150産品センター鬼岳四季の里の指定管理者の指定について平成281222原案可決議案151玉之浦農林産物加工研修所の指定管理者の指定について平成281222原案可決議案152荒川集会所の指定管理者の指定について平成281222原案可決議案153大宝漁村センターの指定管理者の指定について平成281222原案可決議案154小浦集会所の指定管理者の指定について平成281222原案可決議案155玉之浦健康管理増進施設の指定管理者の指定について平成281222原案可決議案156市民三井楽プールの指定管理者の指定について平成281222原案可決議案157笠松宏有記念館の指定管理者の指定について平成281222原案可決議案158あらたに生じた土地の確認及び字の区域の変更について平成281222原案可決議案159字の区域の変更について平成281222原案可決議案160長崎県市町村総合事務組合の規約の変更について平成281222原案可決議案161平成28年度五島一般会計補正予算(第3号)平成281222原案可決議案162平成28年度五島国民健康保険事業特別会計補正予算(第3号)平成281222原案可決議案163平成28年度五島介護保険事業特別会計補正予算(第2号)平成281222原案可決議案164平成28年度五島診療所事業特別会計補正予算(第2号)平成281222原案可決議案165五島職員の勤務時間、休暇等に関する条例等の一部改正について平成281222原案可決議案166五島職員の給与に関する条例等の一部改正について平成281222原案可決議案167五島市長及び副市長の給与に関する条例の一部改正について平成281222原案可決議案168五島市議会議員の議員報酬、費用弁償等支給条例の一部改正について平成281222原案可決議案169平成28年度五島一般会計補正予算(第4号)平成281222原案可決議案170平成28年度五島国民健康保険事業特別会計補正予算(第4号)平成281222原案可決議案171平成28年度五島介護保険事業特別会計補正予算(第3号)平成281222原案可決議案172平成28年度五島診療所事業特別会計補正予算(第3号)平成281222原案可決議会議案9地方議会議員の厚生年金への加入を求める意見書平成281222原案可決決議2国境離島新法の施行に関する要望決議平成281222原案可決決議3「小型風力発電施設建設に関するガイドライン」の早急な制定を求める要望決議平成281222原案可決◯出席議員(21名)   1番  三浦直人君      12番  菊谷岩雄君   2番  木口利光君      13番  宗 藤人君   3番  野茂勇司臣君     14番  村岡末男君   4番  明石博文君      15番  江川美津子君   5番  野瀬健一君      16番  橋本憲治君   6番  林 睦浩君      17番  清川久義君   7番  中村康弘君      18番  網本定信君   8番  相良尚彦君      19番  草野久幸君   9番  谷川 等君      21番  古川雄一君  10番  神之浦伊佐男君    22番  荒尾正登君  11番  片峰 亨君-----------------------------------◯欠席議員(0名)◯地方自治法第121条の規定に基づく出席者 市長        野口市太郎君  商工地域振興課長  山下 登君 副市長       東條一行君   再生可能エネルギー推進室長                             井川吉幸君 会計管理者     佐々野祐八君  観光物産課長    中村邦夫君 富江支所長     久貝広紀君   スポーツ振興課長  大賀義信君 玉之浦支所長    播磨 昇君   生活環境課長    太田 税君 三井楽支所長    白濱寿喜君   税務課長      吉谷清光君 岐宿支所長     田端正之君   市民課長      山本敏昭君 奈留支所長     坂本 力君   社会福祉課長    堤 俊輔君 総務課長兼選挙管理委員会事務局長  長寿介護課長    川端久章君           出口秀幸君 市長公室長     久保 実君   健康政策課長    出口法隆君 情報推進課長    戸村浩志君   教育長       清水肇一郎君 財政課長      山本 強君   教育委員会総務課長 中村伸雄君 水道局長      林  強君   学校教育課長    都々木信幸君 建設課長      針崎善英君   生涯学習課長    大窄昭三君 管理課長      田端広未君   監査委員      橋本平馬君 農業振興課長    古川八寿男君  監査委員事務局長  城山玲子君 農林整備課長    川上健一郎君  農業委員会事務局長 藤原淳一君 水産課長      林 利則君   消防長       今村威徳君-----------------------------------◯議会事務局 局長        山田 栄君   議事係長      都々木俊明君 次長        蓮本光之君   書記        川邊 亮君          平成28年12月7日(水)議事日程表議事日程 第1号日程番号議案番号件名備考1 会期の決定について 2 議長報告について 3 市政報告について 4 監査報告について 5 交通網整備対策特別委員会の報告について 6 行政調査報告について 7議案第119号平成27年度五島一般会計歳入歳出決算決算特別委報告8議案第120号平成27年度五島国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算文教厚生委報告9議案第121号平成27年度五島介護保険事業特別会計歳入歳出決算同上10議案第122号平成27年度五島後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算同上11議案第123号平成27年度五島診療所事業特別会計歳入歳出決算同上12議案第124号平成27年度五島簡易水道事業特別会計歳入歳出決算同上13議案第132号平成27年度五島水道事業会計剰余金の処分及び決算同上14議案第125号平成27年度五島大浜財産区特別会計歳入歳出決算経済土木委報告15議案第126号平成27年度五島本山財産区特別会計歳入歳出決算同上16議案第127号平成27年度五島下水道事業特別会計歳入歳出決算同上17議案第128号平成27年度五島公設小売市場事業特別会計歳入歳出決算同上18議案第129号平成27年度五島港湾整備事業特別会計歳入歳出決算同上19議案第130号平成27年度五島交通船事業特別会計歳入歳出決算同上20議案第131号平成27年度五島土地取得事業特別会計歳入歳出決算総務委報告21 決算特別委員会の解散について 22報告第17号専決処分の報告について(和解及び損害賠償の額の決定について) 23議案第136号五島市部設置条例の制定について上程・説明24議案第137号五島役所支所設置条例の一部改正について同上25議案第138号五島税条例等の一部改正について同上26議案第139号五島国民健康保険税条例の一部改正について同上27議案第140号五島簡易水道事業の設置に関する条例等の一部改正について同上28議案第141号五島農業委員会の委員及び農地利用最適化推進委員の定数を定める条例の制定について同上29議案第142号五島武道館条例及び五島市民福江・富江プール条例の一部改正等について同上30議案第143号辺地に係る公共的施設の総合整備計画の策定について同上31議案第144号富江地域福祉センターの指定管理者の指定について同上32議案第145号保育事業所の指定管理者の指定について同上33議案第146号認知症対応型共同生活介護施設の指定管理者の指定について同上34議案第147号生活支援ハウス及び高齢者生活福祉センターの指定管理者の指定について同上35議案第148号デイサービスセンターの指定管理者の指定について同上36議案第149号農村集会所の指定管理者の指定について同上37議案第150号産品センター鬼岳四季の里の指定管理者の指定について同上38議案第151号玉之浦農林産物加工研修所の指定管理者の指定について同上39議案第152号荒川集会所の指定管理者の指定について同上40議案第153号大宝漁村センターの指定管理者の指定について同上41議案第154号小浦集会所の指定管理者の指定について同上42議案第155号玉之浦健康管理増進施設の指定管理者の指定について同上43議案第156号市民三井楽プールの指定管理者の指定について同上44議案第157号笠松宏有記念館の指定管理者の指定について同上45議案第158号あらたに生じた土地の確認及び字の区域の変更について上程・説明46議案第159号字の区域の変更について同上47議案第160号長崎県市町村総合事務組合の規約の変更について同上48議案第161号平成28年度五島一般会計補正予算(第3号)同上49議案第162号平成28年度五島国民健康保険事業特別会計補正予算(第3号)同上50議案第163号平成28年度五島介護保険事業特別会計補正予算(第2号)同上51議案第164号平成28年度五島診療所事業特別会計補正予算(第2号)同上                        =午前10時00分 開会= ○議長(荒尾正登君) おはようございます。 出席議員は定足数に達しました。 これより平成28年12月五島市議会定例会を開会いたします。 議事日程第1号により、直ちに本日の会議を開きます。 △日程第1 会期の決定について を議題といたします。 お諮りいたします。 本議会の会期を、本日から12月22日までの16日間にいたしたいと思います。これに御異議ございませんか。  〔「異議なし」と言う者あり〕 ○議長(荒尾正登君) 御異議なしと認めます。よって、会期は本日から12月22日までの16日間と決定いたします。 なお、会期日程はお手元に印刷配付している日程表のとおりであります。 △日程第2によって、議長の報告をいたします。  9月定例会以降に開催された各種会議等について報告をいたします。 去る10月14日、国会議員で組織する防衛省情報施設振興議員連盟総会が東京都で開催されることから、私が会長を務める防衛省全国情報施設協議会の役員で上京し、意見交換及び要望活動を実施いたしました。加えて、防衛省、総務省を訪問し、要望活動を実施いたしました。要望事項は、基地交付金の確保及び地上電波測定装置等の早期整備についてであります。 次に、10月18日、東京都において全国離島振興市町村議会議長会理事会が開催され出席をいたしました。会議では、11月に開催予定の同議長会全国大会の運営及び提出案件について協議を行い、いずれも事務局案のとおり提案することに決定し、引き続き、離島振興に関する研修会が開催されました。国土交通省国土政策局吉岡秀弥離島振興課長から平成29年度離島振興関係予算の概算要求等について説明を受けたところでございます。 次に、10月24日、宮崎において開催された九州市議会議長会第3回理事会に出席をいたしました。理事会では、会長である大分市議会議長挨拶、開催である宮崎の議長及び市長の歓迎挨拶の後、会議に入り、役員の補欠選任及び事務報告等を承認した後、各支部提出議案15件を審議し、原案のとおり採択、次回理事会の開催地を霧島に決定し、閉会をいたしました。 次に、10月26日、佐賀県神埼において第25回全国市議会議長会基地協議会九州部会総会が開催され、出席をいたしました。総会では、久留米市議会議長の会長挨拶、開催地である神埼の議長及び市長の歓迎挨拶、九州防衛局長及び全国市議会議長会基地協議会会長の来賓挨拶に続いて、基地協議会活動報告がなされました。議事においては、平成27年度会計決算及び平成28年度会計予算をそれぞれ認定、可決した後、次期開催地を宮崎県西都と新富町の共催で行うことに決定し、閉会いたしました。 次に、11月1日、北海道釧路において開催された全国民間空港所在都市議会協議会第90回臨時総会に出席をいたしました。会議では、伊丹市議会議長の会長挨拶、開催地である釧路の議長及び市長の歓迎挨拶の後、事務報告を受け、承認した後、協議に入りました。平成27年度収支決算、平成28年度補正予算をそれぞれ認定、可決し、また、平成29年度の分担金については本年度と同額とすること、さらに平成29年度臨時総会の開催地を大阪府豊中市に決定し、閉会いたしました。 次に、11月8日、東京都において開催された第35回離島振興市町村議会議長・全国大会に出席いたしました。大会では、私の会長挨拶の後、離島における「財政」「医療」及び「交通・通信」など14項目についての決議・要望事項、さらに、離島航路・航空路支援法(仮称)の早期制定を求める特別決議を採択し、閉会いたしました。さらに、大会終了後には、正副会長で、大会において採択した宣言、決議、特別決議を掲載した要望書を携え、国土交通省を訪問し、大臣以下関係部署に要請活動を実施いたしました。 次に、翌9日、同じく東京都において開催された長崎県離島振興市町村議会議長会及び長崎県町村議会議長会共同による県選出国会議員への要望運動に参加いたしました。当日は、本市提出の海洋再生可能エネルギーによる島づくりの支援についてなど27項目に関して、強力な支援を要望したところであります。 次に、11月18日、東京都で開催された全国過疎地域自立促進連盟の理事会及び第47回定期総会に出席をいたしました。理事会では、総会の議事運営について協議がなされ、事務局提案のとおり決定されました。定期総会では事業報告及び平成29年度税制改正に関する要望について報告を受け、それぞれ承認した後、議案の審議に入り、任期途中の退任等に伴う役員の承認及び選任並びに、過疎地域自立促進特別措置法の見直しに関する要望及び平成29年度過疎対策関係政府予算・施策に関する要望、決議について、さらにこの要望、決議実現への要請活動方法について、いずれも原案どおり決定し、閉会いたしました。 次に、11月21日、五島において全国離島振興市町村議会議長会役員会を開催いたしました。会議では、役員の異動について報告を受けた後、平成29年度の会務運営について協議を行い、各種資料や情報の収集・発信、加入市町村の自主的振興策実施の促進援助等に努め、必要な事業を実施することを確認したところであります。 次に、11月24日、壱岐において長崎県離島三二町(対馬・壱岐・五島・新上五島町・小値賀町)の市長・町長、議長会議が開催され、東條副市長とともに出席をいたしました。会議では、来年4月施行の国境離島新法に関する情報交換や、離島航路・航空路運賃の低廉化、定住促進など、三二町が抱えている共通課題について意見交換を行い、引き続き離島三二町が連携を図っていくことを確認し、次期開催地を新上五島町に決定し閉会をいたしました。 以上で、議長の報告を終わりますが、詳細につきましては、事務局に関係書類を整備しておりますので、必要の向きは御参照願います。 △日程第3 市政報告について 市長から市政報告について発言の申し出があっておりますので、これを許します。 ◎市長(野口市太郎君) (登壇)おはようございます。初めに10月27日に三笠宮崇仁親王殿下が薨去されました。ここに謹んで哀悼の意を表します。殿下におかれましては、皇族であられると同時に、歴史研究や国際親善などに幅広く御貢献なされ、真摯に平和と国民の幸せを願っておられました。市民の皆様とともに謹んで安らかなる御冥福をお祈り申し上げます。 次に、10月21日、鳥取県中部を震源とする最大震度6弱の地震が発生し、負傷者や家屋が倒壊するなど、甚大な被害が生じました。被災された方々、避難を余儀なくされている方々に心からお見舞い申し上げるとともに、一日も早い復興を心からお祈りいたします。 次に、代表監査委員の御紹介をさせていただきます。10月19日付で就任いただきました橋本平馬代表監査委員でございます。どうぞよろしくお願い申し上げます。 さて、本日ここに平成28年12月五島市議会定例会を招集いたしましたところ、議員の皆様方には御健勝にて御出席を賜り、衷心より厚く御礼申し上げます。 本定例会におきましては、条例案、補正予算案など重要案件の御審議をお願いするものでありますが、開会冒頭に当たりまして、市政運営の概要を御報告申し上げます。 国境離島新法について。 10月17日、国境離島新法による施策を統括する内閣官房総合海洋政策本部事務局の佐藤内閣参事官が来島され、また、11月7日から8日にかけて、有識者で構成される特定有人国境離島地域の地域社会維持の施策推進に関する分科会の阿比留委員と斉藤委員が来島され、島内を視察されました。 今回の視察は、来年4月に施行される新法による施策の推進に向け、制度等の検討を深めるため実施されたもので、五島が抱える問題や取り組み状況を説明するとともに概算要求時点で対象になっていない支援策についての要望を行いました。 現在、五島では、来年度当初予算の編成作業を進めておりますが、新法に基づく雇用の確保や交流人口の拡大につながる予算を措置できるよう努めてまいりたいと考えております。 久賀地区農業基盤整備事業について。 平成25年から準備を進めてきた久賀地区の県営農地整備事業が、10月28日に事業採択されました。 小木工区、大開工区合わせて21.3ヘクタールの圃場が整備されることとなり、今後、測量調査等を行い、平成30年から33年までの4年間での整備を予定しております。 圃場の大区画化や担い手への農地集積を実施することにより、効率的かつ安定的な農業経営の育成を図ってまいります。 若者の島内定着の促進について。 10月6日、五島公共職業安定所、五島振興局、五島、市内の高校及び各業界団体で構成する五島地区若者定着促進連携会議が発足いたしました。 この会議では、五島の人口減少を抑制するため、若者の定着に向けた取り組みを推進することとし、今年度は、来年1月に市内の高校2年生を対象とした合同企業説明会を授業の一環として実施するほか、2月には市内の高校1、2年生と保護者、五島若者サポートステーション利用者を対象とした企業訪問バスツアーを実施することとしております。 良質な雇用の創出や市内で働く魅力を発信し、連携して若者の市内就職率の向上を目指してまいります。 また、五島では、地元企業の魅力を広く紹介し、新規学卒者やUIターン希望者等の市内への就職を促進するため、このほど企業ガイドブックを作成しました。 ガイドブックには、公募による市内企業45社を掲載し、企業の特徴や仕事内容、先輩社員の声などを紹介しておりますので、就職先として市内企業を選択肢にしていたただくよう周知を強化してまいります。 五島ゆかりの経営者懇談会について。 11月17日、東京にて五島ゆかりの経営者懇談会を開催し、全国で活躍する五島出身あるいは五島に在住した経験のある経営者の皆様にお集まりいただきました。 懇談会には、地元選出の谷川衆議院議員にも御出席いただき、五島における人口の減少やその対策として実施している取り組みについて説明し、それぞれのお立場から、大変示唆に富んだ御意見をいただきました。 参加いただいた皆様には、今後もふるさと五島の発展のために御支援いただきたいと思っておりますので、定期的に懇談会を開催していきたいと考えております。 再生可能エネルギーについて。 10月21日、浮体式洋上風力発電や海洋の現状について理解を深めるため、海洋再生可能エネルギーシンポジウムを開催し、漁業関係者や企業、大学など市内外から約150名の方々に御参加いただきました。 シンポジウムでは、漁業との共生や海域利用のルールについて専門家から講演をいただいた後、浮体式洋上風力発電と共栄する島づくりをテーマとしたパネル討論が行われました。 浮体式洋上風力発電については、風車を10基程度増設する計画があり、雇用の創出が期待されますので、メンテナンスなどの関連産業の育成に取り組むとともに、漁業者を初め関係者との協議を進めてまいります。 日本商工会議所の要請を受け、11月24日、ニュージーランドで開催された第43回日本・ニュージーランド経済人会議に出席し、環境・エネルギーの全体会議において、五島における海洋再生可能エネルギーの取り組みを発表しました。 会議には、日本及びニュージーランドの政府関係者や経済界の方々など約150名が出席しており、ニュージーランド政府のシモン運輸・エネルギー・資源大臣を初め多くの方々と意見交換や情報交換を行うなど大変有意義なものとなりました。 今後も五島の海の恵みを生かした特色ある取り組みを推進するとともに、広く国内外に発信してまいりたいと考えております。 しまとく通貨について。 五島を含む県内離島5市町が連携して発行するしまとく通貨については、電子通貨としてリニューアルし、11月1日から個人観光客向け販売を開始しました。 通貨は、これまでと同様に1,000円券6枚セットを5,000円で販売しますが、今回は、これまで紙ベースで発行していた通貨を電子化することにより、観光客の利便性向上や決済システムの簡素化を図ることとしております。 発行総額は、来年3月末までに12万セット、7億2,000万円で11月末現在、市内の販売店4店で購入、加盟店183店で使用することができます。 観光客を呼び込み、消費の拡大を通じて、島内経済の活性化が期待されますので、PR活動及び利用促進に努めてまいります。 山本二三美術館(仮称)整備事業について。 武家屋敷の松園邸を活用した山本二三美術館(仮称)の整備については、平成30年度中の開館を目指し、10月末で基本設計を終えたところであり、今後実施設計を行い、来年度のできるだけ早い時期に工事に着手したいと考えております。 地元出身で、五島のふるさと大使であるアニメーション美術監督の山本二三さんの魅力あふれる作品を常設展示することにより、市内外の人々が集える新たなにぎわい創出の場として期待されますので、親しみを感じていただける美術館を目指して整備を進めてまいります。 ねんりんピック長崎2016について。 10月15日から、県内123町でねんりんピック長崎2016が開催されました。 五島では剣道と俳句の交流大会のほか協賛イベントとして百人一首かるた、フィッシングを開催し、各県を代表する選手、監督を初め多くの方々が来島され、市民の皆様の御協力と温かいおもてなしにより無事終了することができました。開催に当たり御支援、御協力いただきました皆様方に心から感謝申し上げます。 大会では、選手の皆様の年齢を感じさせないはつらつとしたプレーや競技への情熱に触れることができ、高齢者の方々が生き生きと活躍できる地域づくりの大切さを改めて実感しました。 今大会で得られた貴重な経験をこれからの五島のスポーツ、文化の振興と市民の皆様の健康づくり、生きがいづくりに生かしてまいります。 新たなごみ焼却施設の建設について。 新たなごみ焼却施設の建設については、施設の運転時間を16時間の准連続運転から24時間の連続運転に見直し、各事業者から再度見積書を徴取しました。見積もりを精査した結果、建設費はやや低くなるものの、人件費を含む管理運営費が増額となり全体として高くなる傾向にありましたが、現在設定している債務負担の限度額内で入札が可能であると判断し、12月6日付で入札公告を行いました。 今後、事業者選定委員会において、各事業者からの提案を審査し、来年5月を目途に事業者を選定することとしております。 焼却施設の建設に係る地元及び市民の皆様への説明については、11月2日に市民を対象とした事業進捗状況の報告会を開催し、11月21日には、大浜地区役員会等の皆様に、旧施設の解体工事及び新施設建設について説明を行いました。引き続き、地域の皆様の理解を求めるべく努めてまいります。 子供たちの活躍について。 11月6日、第17回創造アイデアロボットコンテスト長崎県中学生大会が長崎で開催され、活用部門で崎山中学校が1位と3位、奈留中学校が2位と上位を独占し、応用部門で奥浦中学校がアイデア賞受賞というすばらしい成績を収めました。また、全出場ロボットから選ばれるロボコン大賞にも崎山中学校の「アームストロング」が選ばれました。3校は12月10日から11日に熊本で開催される九州大会への出場権を得ておりますので、さらなる活躍を期待したいと思います。 11月7日、皇太子同妃両殿下の御臨席のもと、JETプログラム30周年記念式典が東京で開催され、五島から崎山小学校の児童3名が出席しました。 式典では、多くの外国からの招待者が見守る中、崎山小学校の児童が日ごろの英語活動の成果を堂々と発表し、好評のうちにたくさんの拍手をいただきました。子供たちにとって、自分が話す英語が外国の方々に通じることを身をもって経験することができたことは、自信にもつながったと思いますし、早期からの英語習得事業「プロジェクトG」の成果があらわれたものと考えております。 11月11日、諫早で開催された平成28年度長崎県中学校総合体育大会駅伝競走大会に五島代表の4チームが出場しました。 結果は、男子の部で岐宿中学校が2位、福江中学校が10位、女子の部で福江中学校が3位、富江中学校が8位という、全チーム10位以内に入る快挙をなし遂げました。 12月3日には、天草で開催された九州大会に岐宿中学校男子チームが出場し、強豪ひしめく中で14位と健闘を見せました。 子供たちの今後のさらなる活躍を期待したいと思います。 新図書館の整備について。 平成22年度に策定した新図書館整備基本計画の見直しを行い、新たな整備基本計画の策定に向け、11月11日、関係団体及び学識経験者からなる新図書館整備基本計画検討委員会を設置しました。 今後、委員会では、市民の皆様からのアンケート調査結果等を踏まえ、地域における学びと交流の拠点として、新図書館に整備すべき機能や施設の規模等について議論いただき、来年7月を目途に整備基本計画に関する御意見をいただくこととしております。また、委員会での議論と並行して、住民説明会を開催し、市民の皆様から広く御意見をいただきながら、整備基本計画の策定を進めてまいります。 五島ウインドオーケストラ演奏会について。 11月13日、東京藝術大学の第一線で活躍する15名の演奏家と市内中学校・高校の吹奏楽部との合同による五島ウインドオーケストラ演奏会が開催され、多くの市民の皆様に鑑賞していただきました。 この演奏会は、8月と11月に計3回、東京藝術大学から教授や学生を講師として迎え、市内中高生が直接指導を受ける音楽セミナーを実施し、その発表の場として開催されたものです。 子供たちにとりましては、本物の芸術に直接触れる貴重な経験になったと思いますし、今後もこのような取り組みを積極的に活用し、文化振興に努めてまいります。 大波止ホテル跡地の利活用について。 大波止ホテル跡地の利活用策について、11月1日から民間業者への公募を開始しました。 公募に当たっては、雇用の創出や交流人口の拡大など地域の活性化につながる事業提案を市内外から広く募りたいと考えており、跡地については、50年から60年の定期借地として貸し付けることとしております。 来年1月末で公募を終了し、有識者等で構成する審査委員会での審査を経て、2月中を目途に開発事業者を決定してまいりたいと考えております。 市役所本庁舎の耐震化について。 市役所本庁舎については、これまでの定例会一般質問におきまして、耐震化が必要であるとお答えしており、現在、庁舎整備に関して調査検討を行う委員会を庁内に設置し、費用対効果が高く、将来、過度の負担にならないよう整備方法を検討しているところであります。 現時点では、耐震強度が不足している築後52年が経過した本館棟を同じ敷地内に建てかえ、時期については、合併特例債を活用できる平成31年度までに整備したいと考えており、市議会の御意見を踏まえながら、年内に基本的事項をまとめたいと考えております。 平成29年度組織機構の見直しについて。 組織機構については、人口減少対策を盛り込んだ五島総合戦略を着実に推進するため、大きく2つの見直しを行うこととしております。 まず、市長部局に部制を導入することとし、市長及び副市長権限の一部を部長に付与することで、迅速な意思決定と施策展開を図り、また、課同士の連携及び協力体制を強化することにより、複数の課にまたがる横断的な課題など多様化する行政ニーズに機動的かつ効率的に対応したいと考えております。 支所については、組織を見直し、新たに支所長補佐を配置して支所内の連携を強化することにより、支所長のもと職員が一丸となって特色ある地域づくりに向けた取り組みを推進したいと考えております。 本議会に、関係議案を提案しておりますので、御審議のほどよろしくお願いします。 なお、組織機構につきましては、今後、社会情勢の変化や新たな行政課題に的確に対応できるよう市議会の皆様の御意見を参考にしながら、必要に応じて見直しを図ってまいります。 会計検査院からの指摘について。 11月7日、会計検査院から、平成27年度会計検査院決算検査報告書が公表され、五島では、平成23年度分の障害者医療国庫負担金について、431万8,000円過大に交付されていたとの指摘を受けました。 このことについては、既に平成26年10月17日付で、平成24年度分の同負担金の過大交付について指摘を受けており、今回は、さらに1年さかのぼって平成23年度分を精査した結果、指摘されたものとなっております。過大に交付された額については、国及び県の指示に従い、返還することとしております。 といたしましては、平成26年の会計検査院から指摘を受け、医療機関に対する指導及びチェック体制の強化を図り、事務に誤りがないよう改善を行っておりますが、引き続き、国庫補助事業の適正執行に努めてまいります。 以上で市政報告を終わりますが、本定例会に提案いたします議案は、条例案、補正予算案、その他合わせまして30件となっております。 何とぞ慎重に御審議賜り、適切なる御決定を賜りますようお願い申し上げます。(降壇) ○議長(荒尾正登君) ただいまの市政報告に対し、質疑を行います。 質疑を終わります。 この際、新たに就任された橋本監査委員から就任の御挨拶を受けたいと思います。 ◎監査委員(橋本平馬君) (登壇)議長のお許しをいただきましたので、一言御挨拶を申し上げます。 さきの9月議会定例会におきまして、議会の皆様の御同意を賜り、10月19日付で監査委員に選任されました橋本平馬でございます。まず本壇から御挨拶させていただく機会に預かり、議長を初め議員の皆様に対しまして、厚くお礼を申し上げます。 私は、昨年3月末をもって五島市役所を定年退職し、下大津郷の役員や絆づくり委員会のメンバーとして地元の皆さんと一緒に活動をしていたところでございます。 市役所在職中は、監査委員事務局長、会計管理者などを務めさせていただき、このたび監査委員として市民の皆様のため、市政進展のために再び働かせていただくことになりました。もとより浅学非才の身ではございますが、公正中立な立場で市民目線を旨としまして、監査を行い、責務の全うに全力を傾注いたす所存でございます。 議員の皆様におかれましては、御指導御鞭撻をいただきますようお願い申し上げまして、就任の挨拶とさせていただきます。どうぞよろしくお願いいたします。(降壇) ○議長(荒尾正登君) △日程第4 監査報告について 監査委員から平成28年8月分、9月分の一般会計、特別会計出納検査2件及び平成28年8月分、9月分の水道事業会計出納検査2件、合計4件の結果がそれぞれ議長の手元まで報告されております。 その内容につきましては、お手元に印刷配付しております報告書のとおりであります。 △日程第5 交通網整備対策特別委員会の報告について 交通網整備対策特別委員会から閉会中の調査活動について報告を行いたいとの申し出があっておりますので、これを許します。 ◆交通網整備対策特別委員長(村岡末男君) (登壇)交通網整備対策特別委員会の活動報告をいたします。 当委員会は、平成27年3月の委員構成がえ後、現在まで5回の委員会を開催しております。 まず、平成27年4月24日に第1回目の委員会を開催し、同年4月から長崎五島航路ジェットフォイル便の客室乗務員が廃止された経緯と、これまで客室乗務員が行ってきたサービスの維持について説明を求めました。 理事者によると、九州商船全体で累積赤字を抱えており、経営効率化の一環として廃止した。サービスの維持については、毛布の貸し出しについては専用の場所を、飲用水についてはウオーターサーバーを設置し、その他乗り降りの補助や事故の際の避難誘導については、船員等で対応するとの答弁でありました。 次に、同年10月30日に2回目の委員会を開催し、同月24日に発生した福江港浮き桟橋の事故とそれに伴うジェットフォイル利用客への対応について説明を求めました。 理事者によると、同事故は、水道管ジョイント部分の破裂、浸水により浮き桟橋が傾いたもので、ジェットフォイルの構造上、他の桟橋が利用できないということから、福江港発の乗客にはフェリー乗りかえを案内し、長崎港発の乗客については、福江港抜港の旨を長崎港ターミナル内、乗船時、出航前の船内でアナウンスをしたとの答弁でありました。 さらに、浮き桟橋の点検について説明を求めました。 理事者によると、福江港浮き桟橋は長崎県が管理しており、点検は数年に一度行われている。前回は平成21年に実施しているとの答弁でありました。 これに対し、毎年点検ができないか県と協議していただきたいなどの要望が述べられました。 次に、平成28年7月19日に、第3回目の委員会を開催し、策定中であった五島地域公共交通再編実施計画の内容について説明を求めました。 理事者によると黒島航路、前島航路の海上タクシーによるデマンド運航導入を初め、既存のバス路線のダイヤ見直し等により、利便性の向上や効率化を図るものであるとの答弁でありました。 なお、同計画は、全国初の海上交通の再編を含む計画として、同年9月21日付で、国の認定を受けております。 次に、同年9月20日に第4回目の委員会を開催し、長崎~五島間を結ぶ貨物フェリー「マリンエース」の休航について説明を求めました。 理事者によると、マリンエースの休航は経営不振によるもので、同船を運航する九商マリンエクスプレスは長崎~上五島間を運航するマリンライナーを月2回、長崎~福江~奈留間に運航する予定であったが、奈留島へのプロパンガスの供給に支障が生じるため、同社に申し入れした結果、12月から3月及び奇数月には月3回運航するとの回答を得たとの答弁でありました。 委員からは、関係事業者への周知の遅さと今後の貨物輸送への懸念について意見が述べられました。 次に、同年10月7日に第5回目の委員会を開催し、新聞報道があったオリエンタルエアブリッジの新路線への参入について説明を求めました。 理事者によると、オリエンタルエアブリッジは、経営改善を目指し、全日空の運航路線に参入することを検討しており、福岡~宮崎線、福岡~対馬線、福岡~福江線の3路線を収益路線として、全日空から74人乗りの機体を平成29年、30年にそれぞれ1機ずつ調達して運航する予定であるとの答弁でありました。 以上で、交通網整備対策特別委員会の報告を終わります。(降壇) ○議長(荒尾正登君) ただいまの委員長報告に対し、質疑を行います。 質疑を終わります。 △日程第6 行政調査報告について 去る9月定例会において派遣議決をいたしました議員の行政調査につきましては、それぞれ調査を終了し、その結果が議長の手元まで報告されております。 その内容につきましては、お手元に印刷配付しております報告書のとおりであります。 去る9月定例会において決算特別委員会及び各常任委員会に審査を付託し、継続審査案件としておりました平成27年度各会計決算につきましては、その審査結果が議長の手元まで報告されております。 △日程第7 議案第119号 平成27年度五島一般会計歳入歳出決算 を議題といたします。 決算特別委員長の報告を求めます。 ◆決算特別委員長(神之浦伊佐男君) (登壇)おはようございます。決算特別委員会の報告をいたします。 9月定例会において、当委員会に付託され、閉会中の継続審査となっておりました議案第119号 平成27年度五島一般会計歳入歳出決算につきましては、去る11月14日、15日の2日間、総務、文教厚生、経済土木の各分科会において審査を行い、さらに11月29日の当委員会において、全体での審査及び市長に対する総括的な質疑を行いました。 その結果、お手元に印刷配付いたしております委員会審査結果報告書のとおり結審いたしましたので、その概要を申し述べます。 まず、平成27年度五島一般会計歳入歳出決算は、歳入313億487万9,747円に対し、歳出302億864万3,514円で、歳入歳出差引残額10億9,623万6,233円となっております。 ただし、歳入歳出差引残額には、平成28年度五島一般会計に引き継ぐべき財源として、継続費逓次繰越額1億216万3,000円、繰越明許費繰越額1億1,698万2,385円を含んでおります。 次に、本決算審査における各課への指摘・要望事項を申し上げます。 共通項目といたしまして、各課における振興策においては、費用対効果を十分検討し、事業実施に当たられたい。が補助金を交付する団体に対しては、監査や活動に対する支援・指導の徹底に努められたい。 税務課、税の徴収については、引き続き徴収率を高める努力をし、収納率向上に当たられたい。 長寿介護課、高齢者福祉、介護サービス利用の相談窓口としての地域包括支援センターの人員体制の充実に努められたい。 生活環境課、ごみの減量化に向け、さらなる対策強化に努められたい。 教育委員会、学校給食については、地産地消及び食育の推進に努められたい。公民館図書室の図書の充実に努められたい。 農業振興課、農業後継者の育成に努めるとともに、農畜産物の付加価値向上に努められたい。五島食肉センターについては、稼働率向上に向け努力されたい。 農林整備課、椿の活用策を講じるよう努力されたい。農林道の整備、維持、管理を図られたい。 水産課、漁業集落におけるいそ焼け対策を推進されたい。 商工地域振興課、商店街活性化のため、空き店舗対策に努められたい。 観光物産課、観光施設への誘導板設置の充実を図られたい。 スポーツ振興課、スポーツ合宿による島づくりの取り組みは評価しており、さらなる施設の充実に努められたい。 農業委員会事務局、耕作放棄地解消については、さらに努力されたい。 以上が、各課に対する指摘・要望事項でありますが、総括質疑終了後、引き続き討論に入りました。 討論では、まず、反対討論として、経済活性化策として有効的な住宅・店舗リフォーム助成制度や喜寿の敬老祝い金を廃止したこと。さらに、旧大波止ホテル解体工事におけるアスベスト除去費が多額であったことから反対であるとの意見が述べられ、次に、賛成討論として、決算審査については、決算特別委員会の各分科会において慎重かつ厳正に審査が行われ、指摘すべき点は指摘し、要望すべき事項については要望がされていることから賛成であるとの意見が述べられましたので、採決を行った結果、賛成多数により、本決算については認定すべきものと決定をいたしました。 以上で報告を終わります。(降壇) ○議長(荒尾正登君) 議案第119号の決算特別委員長報告に対し、質疑を行います。 質疑を終わります。 討論を開きます。 まず、反対討論を行います。 ◆16番(橋本憲治君) 議案第119号 平成27年度五島一般会計歳入歳出決算に対しまして、反対討論を行います。 平成27年度政府予算は、26年度の消費税増税による景気悪化で、国民生活が深刻な状況にもかかわらず、社会保障を一層削減し、一方では、大企業を優遇する法人税減税と軍事費の拡大を推し進め、国民生活を犠牲にする予算でした。 さらに、労働者の実質賃金は19カ月連続減少しています。 そうした中で、五島の市民生活は、年金の削減、高齢者医療費の窓口負担や介護保険料負担増で、厳しさが増しました。 こうしたときこそ、国の悪政から市民生活を守るための防波堤の役割が地方自治体には求められてきます。 平成27年度五島一般会計決算では、飼料や肥料などの海上輸送費対象品目の拡大や、私たち日本共産党市議団が長い間実施を求めてきた中学卒業までの子供の医療費の助成拡大、そしてまた、多子世帯の保育料の軽減など評価できる事業もありますが、次の理由から反対いたします。 第1点は、五島独自で市民生活の暮らし向きを改善するための施策が不十分であることです。経済活性化策として、有効的な住宅・店舗リフォーム助成制度の廃止や、お年寄りの皆さんが楽しみにしていた喜寿の敬老祝い金を廃止したことにもあらわれています。 第2点目は、旧大波止ホテル解体工事におけるアスベスト除去費です。市長は財政が厳しいと日ごろ述べておりますが、一方では、アスベスト除去費が非常に多額な積算に基づき、約1億5,498万円で執行されたことです。私の調査では、約3,460万円で積算する業者もありました。事業費の93.6%を補助金で賄う公共事業に準ずる事業なのに、市長は事業主体ではないからと、調査しなかったことにあります。 以上の理由によりまして、平成27年度五島一般会計決算に対しまして、反対いたします。
    ○議長(荒尾正登君) 次に、賛成討論を行います。 ◆13番(宗藤人君) ただいま議題となっております議案第119号 平成27年度五島一般会計歳入歳出決算について、私は賛成の立場で討論を行います。 決算審査に当たりましては、決算特別委員会として、総務委員会、文教厚生委員会、経済土木委員会の各分科会に審査が付託され、去る11月14日、15日の2日間にわたり、我々議員としても数多くの質疑が出されており、慎重かつ十分な審議がなされたものと認識いたしております。 その中で、指摘すべき点は指摘し、要望すべき事項については各課への要望がなされております。 また、先ほど神之浦決算特別委員長から報告があったように、去る11月29日開催の決算特別委員会においても、本決算は認定されております。 したがいまして、私は本決算に賛成であります。議員各位の御賛同をお願いいたしまして、私の賛成討論を終わります。 ○議長(荒尾正登君) ほかに討論はございませんか。 討論を終結し、採決いたします。 議案第119号に対する決算特別委員長報告は認定であります。委員長報告のとおり認定することに御賛成の方は起立願います。  〔賛成者起立〕 ○議長(荒尾正登君) 起立多数。よって議案第119号は決算特別委員長報告のとおり認定されました。 △日程第8 議案第120号 平成27年度五島国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算 から △日程第13 議案第132号 平成27年度五島水道事業会計剰余金の処分及び決算 まで、以上6件を一括して議題といたします。 文教厚生委員長の報告を求めます。 ◆文教厚生委員長(三浦直人君) (登壇)おはようございます。ただいまから文教厚生委員会の報告をいたします。 当委員会に閉会中の審査を付託された、議案第120号外各案件につきましては、去る11月14日及び15日の両日、第2委員会室において慎重な審査を行い、お手元に配付いたしております委員会審査結果報告書のとおり結審をいたしましたので、その概要について報告をいたします。 まず、議案第120号 平成27年度五島国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算について 本決算は、まず事業勘定では、歳入歳出決算額ともに73億5,662万5,758円となっておりますが、歳出額に対し歳入額が不足するため、1億7,500万5,202円を一般会計から繰り入れております。 また、直営診療施設勘定では、歳入歳出決算額ともに4億8,704万8,163円となっておりますが、歳出額に対し歳入額が不足するため、1億6,143万4,515円を一般会計から繰り入れて、久賀診療所、三井楽診療所、玉之浦診療所、玉之浦歯科診療所及び岐宿歯科診療所の運営を行っています。 審査では、事業勘定において、歳入不足を補うための一般会計からの繰入金が昨年度と比較し減少していることから、その要因について質疑がなされました。 理事者によりますと、保険財政共同安定化事業の制度改正に伴い、県の特別調整交付金についても制度の拡充がなされ、増額となったこと。さらに保険者支援制度において、保険税の軽減対象となる低所得者数に応じた自治体への財政支援が拡充されたことから、保険基盤安定繰入金・保険者支援分が増額になったことが要因であるとの答弁でありました。 以上が、審査の概要でありますが、討論では、保険基盤安定繰入金・保険者支援分が拡充され、公費投入されているが、国保税が引き下げとなっていないこと、さらに資格証明書の発行は、受診抑制につながり、医療費増大の要因の一つにもなると考えられ、市民の命を守るという観点から、本決算を認定することはできないとの反対意見が述べられましたので、採決を行った結果、賛成多数により、本決算については認定すべきものと決定いたしました。 次に、議案第121号 平成27年度五島介護保険事業特別会計歳入歳出決算について 本決算は、まず事業勘定では、歳入58億1,335万7,085円に対し、歳出57億5,122万152円となっており、歳入歳出差引額は6,213万6,933円となっております。 また、介護サービス事業勘定では、歳入4,664万4,081円に対し、歳出4,621万2,558円となっており、歳入歳出差引額は43万1,523円となっております。 審査では、介護給付費準備基金から700万円が繰り入れられていることから、今回の繰入後の基金残高の状況について質疑がなされました。 理事者によりますと、第6期の初年度となる平成27年度に700万円を取り崩し、事業勘定に繰り入れた結果、平成28年5月末の介護給付費準備基金の残高は5,488万2,850円となっているとの答弁でありました。 これに対し、給付費等繰入金として一般会計から6億7,055万2,928円の繰り入れがされていることから、介護保険料抑制に関して質疑がなされました。 理事者によりますと、現在の第6期における五島の介護保険料は県内で最も高い保険料であり、次の第7期の計画に向けては、保険料の大幅な上昇を抑制したいと考えている。 介護事業費全体の支出額がふえれば、法定繰り入れとはいえ、一般会計からの給付費等繰入額も増加することから、五島の財政状況と高齢者へのサービス低下を招かないようバランスを取りながら、高齢者の健康づくりのための介護予防事業などに力を入れて給付費適正化の取り組みを進めていきたいとの答弁でありました。 以上が、審査の概要でありますが、討論において、県内でも高い本の介護保険料は市民への負担も大きいことから、保険料の抑制を図るべきであるということ、また介護の必要な方が必要な介護サービスを利用できる施策を充実させるべきであるという観点から、本決算を認定することはできないとの反対意見が述べられましたので、採決を行った結果、賛成多数により、本決算についても認定すべきものと決定いたしました。 次に、議案第122号 平成27年度五島後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算について 本決算は、歳入4億9,568万632円に対し歳出4億9,116万2,532円となっており、歳入歳出差引額451万8,100円となっております。 審査では、短期被保険者証の有効期限が切れる方については、どのように対応しているのかとの質疑がなされました。 理事者によりますと、短期被保険者証の方については、有効期限が切れる前に来庁いただき、窓口で更新交付を行っている。また、窓口への来庁が困難な方については、有効期限までには手元に届くよう更新後の短期被保険者証を郵送しているとの答弁でありました。 討論では、後期高齢者医療制度については反対で廃止すべきと考えることから認定することはできないとの意見が述べられましたので、採決を行った結果、賛成多数により、本決算についても認定すべきものと決定をいたしました。 次に、議案第123号 平成27年度五島診療所事業特別会計歳入歳出決算について 本決算は、歳入歳出決算額ともに7,415万5,964円となっておりますが、歳出額に対し歳入額が不足するため、4,326万3,463円を一般会計から繰り入れて、伊福貴診療所、黄島診療所の運営を行っております。 審査では、黄島診療所の診療については、伊福貴診療所の医師が週に1回出張診療を行う体制としているが、時化などにより船が欠航となった場合の対応について質疑がなされました。 理事者によりますと、振替日を設けて対応しているとの答弁でありました。 その他、幾つかの質疑はありましたが、本決算につきましても、異議なく認定すべきものと決定をいたしました。 次に、議案第124号 平成27年度五島簡易水道事業特別会計歳入歳出決算について 本決算は、歳入歳出決算額ともに5億8,164万2,249円となっておりますが、歳出額に対し歳入額が不足するため、一般会計から2億1,200万1,914円の繰り入れを行っております。 平成27年度においては、市内に点在する13の簡易水道施設と1つの飲料水供給施設を対象に事業経営しており、その業務状況は、給水区域内人口1万645人に対し給水人口1万429人で、普及率は98%となっております。 また、年間総配水量142万2,968立方メートルに対し、年間総有収水量は102万6,427立方メートルで、有収率は72.1%となっております。 主な建設改良事業として、玉之浦地区及び奈留地区生活基盤近代化事業による配水管布設がえ工事が実施されております。 審査では、福江地区の給水区域内人口546人に対して、給水人口が362人で他の地区と比較して普及率が低いことから、その理由について説明を求めました。 理事者によりますと、福江地区については、久賀島、椛島、黄島が主な地区で、そのうち久賀島、椛島地区の一部の地域は生活環境課が所管する飲料水供給施設で給水されているため、普及率が低くなっているとの答弁でありました。 これに対して、サービスの面で格差が生じないように生活環境課と連携して対応をしていただきたいとの要望が述べられました。 以上が、審査の主な概要でありますが、本決算につきましても、異議なく認定すべきものと決定をいたしました。 次に、議案第132号 平成27年度五島水道事業会計剰余金の処分及び決算について まず、剰余金の処分案は、未処分利益剰余金3億547万9,870円のうち4,928万円を組入資本金へ組み入れするものであります。 次に、本決算の概要は、税抜きの収益的収入及び支出で、収入決算額6億3,317万1,779円に対し、支出決算額5億5,393万7,460円で、差し引き7,923万4,319円の当年度純利益となっております。 また、資本的収入及び支出では、収入決算額6,288万7,509円に対し、支出決算額3億3,055万6,849円で、資本的収入額が資本的支出額に対して不足する額2億6,766万9,340円は、当年度分消費税及び地方消費税資本的収支調整額916万3,822円、減債積立金4,928万円及び過年度分損益勘定留保資金2億922万5,518円で補填しております。 本事業では、福江上水道と富江上水道を経営しており、年度末の給水人口は2万7,480人で、普及率は98.8%となっております。また、年間総配水量357万2,306立方メートルに対し、年間総有収水量は277万6,936立方メートルで、有収率は77.74%となっております。 審査では、幾つかの質疑はありましたが、剰余金の処分につきましても、異議なく原案を可決すべきものと決定し、また、本決算につきましても、異議なく認定すべきものと決定をいたしました。 以上で、文教厚生委員会の報告を終わります。(降壇) ○議長(荒尾正登君) 議案第120号外5件の文教厚生委員長報告に対し、一括して質疑を行います。 質疑を終わります。 討論及び採決をいたします。 議案第120号、議案第121号、議案第122号及び議案第132号を除き、ほかは一括して行います。 まず、議案第120号 平成27年度五島国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算について、討論を開きます。 まず、反対討論を行います。 ◆15番(江川美津子君) 議案第120号 平成27年度五島国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算について、不認定の討論を行います。 政府は、国民健康保険の低所得者の多い保険者対策として、27年度から約1,700億円の財政措置を行いました。厚生労働省は、これについて、被保険者の保険料負担の軽減やその伸びの抑制が可能、被保険者1人当たり約5,000円の財政改善効果が見込めるとのことでした。 五島では、財政支援を一般会計からの法定外繰り入れの減額のために使っておりますが、住民負担の軽減につなげるべきだったと考えます。 さらに、短期被保険者証が年度当初に送付後、一度も更新されていない世帯があり資格証明書発行は前年度よりも増加をしております。 資格証明書の発行は、受診抑制につながり、医療費増大の要因の一つにもなると考えられ、市民の命を守るという観点からも、本決算を認定することはできません。 ○議長(荒尾正登君) ほかに討論はございませんか。 討論を終結し、採決いたします。 採決は起立により行います。 議案第120号に対する文教厚生委員長報告は認定であります。委員長報告のとおり認定することに御賛成の方は起立願います。  〔賛成者起立〕 ○議長(荒尾正登君) 起立多数。よって、議案第120号は文教厚生委員長報告のとおり認定されました。 次に、議案第121号 平成27年度五島介護保険事業特別会計歳入歳出決算について、討論を開きます。 まず、反対討論を行います。 ◆15番(江川美津子君) 議案第121号 平成27年度五島介護保険事業特別会計歳入歳出決算について、介護保険制度は、制度が始まる前から、保険があって、介護なしの心配がされていました。本市の介護保険料は県内で一番高く、高齢者の経済的負担は大きくなっています。 利用料の負担ができないために、サービスの利用を制限したり、サービスそのものを利用しない人もいます。経済的弱者に対して、保険料や利用料の減額免除などの軽減策を図るべきです。 また、地域ミニデイサービスなどの取り組みについては評価いたしますが、必要な方が必要な介護サービスを利用できる施策を進めること。介護保険給付費抑制のためのボランティア頼みにならないよう指摘し、不認定の討論といたします。 ○議長(荒尾正登君) ほかに討論はございませんか。 討論を終結し、採決いたします。 採決は起立により行います。 議案第121号に対する文教厚生委員長報告は認定であります。委員長報告のとおり認定することに御賛成の方は起立願います。  〔賛成者起立〕 ○議長(荒尾正登君) 起立多数。よって、議案第121号は文教厚生委員長報告のとおり認定されました。 次に、議案第122号 平成27年度五島後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算について、討論を開きます。 まず、反対討論を行います。 ◆15番(江川美津子君) 議案第122号 平成27年度五島後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算について、日本共産党は、後期高齢者医療制度については、病気になるリスクの高い75歳以上の高齢者だけを対象にしたもので、医療内容にも制限があり、差別医療であること、さらに、2年ごとの見直しによって、保険料の負担増も必至などを理由に、制度自体に反対をしてきました。 今後さらに自己負担をふやすための改悪が進められています。この制度は、早急に廃止すべきだと考えます。 以上の理由から、不認定といたします。 ○議長(荒尾正登君) ほかに討論はございませんか。 討論を終結し、採決いたします。 採決は起立により行います。 議案第122号に対する文教厚生委員長報告は認定であります。委員長報告のとおり認定することに御賛成の方は起立願います。  〔賛成者起立〕 ○議長(荒尾正登君) 起立多数。よって、議案第122号は文教厚生委員長報告のとおり認定されました。 次に、議案第132号 平成27年度五島水道事業会計剰余金の処分及び決算について、討論を開きます。 討論を終結し、採決いたします。 議案第132号に対する文教厚生委員長報告は剰余金の処分は原案可決し、決算は認定であります。 委員長報告のとおり剰余金の処分は原案可決し、決算は認定することに御異議ございませんか。  〔「異議なし」と言う者あり〕 ○議長(荒尾正登君) 御異議なしと認めます。よって、議案第132号は文教厚生委員長報告のとおり剰余金の処分は原案可決し、決算は認定されました。 次に、議案第123号外1件について、一括して討論を開きます。 討論を終結し、採決いたします。 議案第123号外1件に対する文教厚生委員長報告は認定であります。委員長報告のとおり認定することに御異議ございませんか。  〔「異議なし」と言う者あり〕 ○議長(荒尾正登君) 御異議なしと認めます。よって、議案第123号外1件は文教厚生委員長報告のとおり認定されました。 △日程第14 議案第125号 平成27年度五島大浜財産区特別会計歳入歳出決算 から △日程第19 議案第130号 平成27年度五島交通船事業特別会計歳入歳出決算 まで、以上6件を一括して議題といたします。 経済土木委員長の報告を求めます。 ◆経済土木委員長(谷川等君) (登壇)おはようございます。経済土木委員会の報告をいたします。 当委員会に閉会中の審査を付託された議案第125号外各案件につきましては、去る11月14日、15日の2日間、第3委員会室におきまして慎重な審査を行い、お手元に印刷配付いたしております委員会審査結果報告書のとおりに結審いたしましたので、その概要について報告をいたします。 まず、議案第125号 平成27年度五島大浜財産区特別会計歳入歳出決算について 本決算は、歳入歳出額ともに604万7,477円となっており、歳入では五島鉱山からの貸地料及び基金繰入金、歳出では基金積立金及び過去の造林事業で借り入れた起債償還金の一般会計への繰出金が主なものであります。 本決算につきましては、異議なく認定すべきものと決定をいたしました。 次に、議案第126号 平成27年度五島本山財産区特別会計歳入歳出決算について 本決算は、歳入歳出額ともに262万2,799円となっており、歳入ではNHK長崎放送局ほか4社への放送設備等設置用地の貸地料及び基金繰入金、歳出では基金積立金及び過去の造林事業で借り入れた起債償還金の一般会計への繰出金が主なものであります。 本決算につきましては、異議なく認定すべきものと決定をいたしました。 次に、議案第127号 平成27年度五島下水道事業特別会計歳入歳出決算について 本決算は、歳入歳出額ともに520万5,949円となっており、三井楽町高崎地区漁業集落排水施設の管理運営費であります。 歳入では、下水道使用料及び一般会計からの繰入金、歳出では施設維持管理経費及び長期債元金償還が主なものであります。 本決算につきましても、異議なく認定すべきものと決定をいたしました。 次に、議案第128号 平成27年度五島公設小売市場事業特別会計歳入歳出決算について 本決算は、歳入歳出額ともに532万7,240円となっており、中央町公設小売市場の運営管理を行っております。 歳入では、市場使用料及び一般会計からの繰入金、歳出では施設の維持管理経費及び一般会計借入金償還が主なものであります。 審査では、市場の入居状況について、質疑がなされました。 理事者によりますと、平成27年4月時点での入居状況は、16店舗中8店舗の入居であったが、平成27年5月以降は5店舗となっているとの答弁でありました。 本決算につきましては、公設小売市場の空き店舗対策に努められたいとの意見を付し、認定すべきものと決定をいたしました。 次に、議案第129号 平成27年度五島港湾整備事業特別会計歳入歳出決算について 本決算は、歳入歳出額ともに2,514万1,486円となっており、奈留港ターミナルビルの管理運営費であります。 歳入では施設の使用料及び一般会計からの繰入金、歳出では施設の維持管理経費及び長期債元金償還が主なものであります。 本決算につきましては、異議なく認定すべきものと決定をいたしました。 次に、議案第130号 平成27年度五島交通船事業特別会計歳入歳出決算について 本決算は、歳入歳出額ともに4,155万2,551円となっており、富江~黒島間、奈留の浦~前島間の2航路の運営を行っております。 歳入では、国県補助金及び一般会計繰入金、歳出では交通船関係職員に係る人件費及び船舶の燃料費や修繕料が主なものであります。 審査では、幾つかの質疑がなされましたが、本決算につきましては、異議なく認定すべきものと決定をいたしました。 以上で、経済土木委員会の報告を終わります。(降壇) ○議長(荒尾正登君) 議案第125号外5件の経済土木委員長報告に対し、一括して質疑を行います。 質疑を終わります。 一括して討論を開きます。 討論を終結し、採決いたします。 議案第125号外5件に対する経済土木委員長報告は認定であります。委員長報告のとおり認定することに御異議ございませんか。  〔「異議なし」と言う者あり〕 ○議長(荒尾正登君) 御異議なしと認めます。よって、議案第125号外5件は、経済土木委員長報告のとおり認定されました。 △日程第20 議案第131号 平成27年度五島土地取得事業特別会計歳入歳出決算 を議題といたします。 総務委員長の報告を求めます。 ◆総務委員長(宗藤人君) (登壇)総務委員会の報告をいたします。 当委員会に閉会中の審査を付託された議案第131号につきましては、去る11月15日、第1委員会室におきまして慎重な審査を行い、お手元に印刷配付しております委員会審査結果報告書のとおりに結審いたしましたので、その概要につきまして報告をいたします。 議案第131号 平成27年度五島土地取得事業特別会計歳入歳出決算について 本決算は、歳入歳出決算額ともに5億9,460万9,387円となっており、歳入では、三井楽地区の生活支援ハウス建設事業用地等、全6件の土地の一般会計への売り払いによる土地売払収入及び土地開発基金繰入金が主なもので、歳出では、全6件の土地に係る土地開発基金への償還金及び利子分の積立金並びに一般会計への繰出金が主なものとなっております。 審査では、質疑、意見もなく、本決算につきましては、異議なく認定すべきものと決定をいたしました。 以上で報告を終わります。(降壇) ○議長(荒尾正登君) 議案第131号の総務委員長報告に対し、質疑を行います。 質疑を終わります。 討論を開きます。 討論を終結し、採決いたします。 議案第131号に対する総務委員長報告は認定であります。委員長報告のとおり、認定することに御異議ございませんか。  〔「異議なし」と言う者あり〕 ○議長(荒尾正登君) 御異議なしと認めます。よって、議案第131号は総務委員長報告のとおり認定されました。 △日程第21 決算特別委員会の解散について を議題といたします。 お諮りいたします。 決算特別委員会は、平成27年度一般会計歳入歳出決算が本日結審いたしましたので、その任務が終了したわけであります。よって、本日をもって解散することに御異議ございませんか。  〔「異議なし」と言う者あり〕 ○議長(荒尾正登君) 御異議なしと認めます。よって、決算特別委員会は本日をもって解散することに決しました。 一言お礼を申し上げます。神之浦伊佐男決算特別委員長、宗 藤人総務分科会長、三浦直人文教厚生分科会長、谷川 等経済土木分科会長を初め、決算特別委員会委員の皆様には、11月14日から11月29日までの長きにわたり、終始熱心なる審査を行い、積極的な検討を行う中で、建設的な意見、指摘、要望事項が加えられ、本日報告するに至りました。 その御苦労と御功績に対し、議会を代表し、深甚なる敬意と感謝を申し上げ、お礼の言葉といたします。 なお、理事者におかれましては、今回の審査に当たり、それぞれ指摘あるいは要望のあった事項につきましては、今後の市政運営に十分反映されますよう望みます。 市長から議案の送付を受けておりますので、局長に朗読させます。 ◎議会事務局長(山田栄君) 朗読いたします。                           28五総第1483号                           平成28年12月7日 五島市議会議長様                         五島市長 野口市太郎             議案の送付について 平成28年12月7日招集の平成28年12月五島市議会定例会に議案第136号 五島市部設置条例の制定について外29件を別添のとおり送付します。 以上です。 ○議長(荒尾正登君) △日程第22 報告第17号 専決処分の報告について(和解及び損害賠償の額の決定について) を議題といたします。 報告第17号に対する説明を求めます。 ◎総務課長(出口秀幸君) おはようございます。ただいま議題となりました報告第17号について御説明いたします。 議案表の70ページをお開きください。 報告第17号 和解及び損害賠償の額の決定については、専決処分の報告であります。 和解及び損害賠償の額の決定については、本来、地方自治法第96条第1項第12号及び第13号の規定により、議会の議決を経ることとされておりますが、今回の和解は、交通事故に係る損害賠償の額が50万円以下であることから、地方自治法第180条第1項及び平成23年3月2日議決の市長の専決処分事項の指定についてにより、平成28年11月21日付で専決処分したもので、同条第2項の規定により、議会に報告いたすものであります。 和解及び損害賠償の相手方は、議案に記載のとおりであり、和解の要旨は、平成28年10月11日、市道福江299号線の路上において、除草作業中のが雇用する作業員が、普通乗用自動車に刈払機の刈刃を接触させ、同車両を損傷させた交通事故について、は当該事故の責任を全て認め、当該事故により生じた損害を全て賠償するもので、損害賠償の額は普通乗用自動車修理費9万6,908円となっております。 なお、専決処分の日及び示談成立日は、平成28年11月21日となっております。 また、今回の事故に関し、管理課長から本人に対して注意と指導を行うとともに、課所属の職員全員に対して注意を喚起したところであります。 以上で報告を終わりますが、御審議のほどよろしくお願いいたします。 ○議長(荒尾正登君) 質疑を行います。 質疑を終わります。 報告第17号は、これを受けとどめることにいたします。 △日程第23 議案第136号 五島市部設置条例の制定について から △日程第47 議案第160号 長崎県市町村総合事務組合の規約の変更について まで、以上25件を一括して議題といたします。 議案第136号外24件に対する説明を求めます。 ◎総務課長(出口秀幸君) ただいま議題となりました各案件について、提案の趣旨を御説明いたします。 議案表の1ページをお開きください。 まず、議案第136号 五島市部設置条例の制定についてでありますが、本案は、平成29年度の組織機構の見直しにおいて、各課の連携及び協力体制の強化、情報の共有化等を図り、組織の総合力を向上させるとともに、効率的な組織運営を目指すため、市長の直近下位の内部組織として部を設置することに伴い、必要な事項を定める必要があることから、提案いたすものであります。 制定の主な内容でありますが、第1条では部の設置について、第2条では各部の分掌事務について、第3条では委任についてそれぞれ規定しております。 4ページをお開きください。 次に、議案第137号 五島市役所支所設置条例の一部改正についてでありますが、本案は、平成29年度の組織機構の見直しにおいて、支所の課を廃止し、支所長が支所職員を直接統括するとともに、職員が一体となり総力を挙げて業務に取り組む体制を確立することを目的とした支所組織の改編に伴い、所要の規定の整備を行う必要があることから、提案いたすものであります。 改正の内容でありますが、支所の組織について規定する第3条を削り、第4条を第3条に繰り上げるものであります。 次に、議案第138号 五島税条例等の一部改正についてでありますが、本案は、地方税法及び外国人等の国際運輸業に係る所得に対する相互主義による所得税等の非課税に関する法律の一部が改正されたことに伴い、関係する条例において所要の規定の整理を行う必要があることから、提案いたすものであります。 改正の主な内容でありますが、まず、個人及び法人の市民税について、地方税法の一部改正にあわせ、延滞金の期間算定に係る規定を整理し、次に、平成30年度から平成34年度までの各年度分の個人の市民税について、医療用から一般用に転用された医薬品の購入費の一部を控除する医療費控除の特例を設けるほか、特定の外国に所在する団体等から支払われる特例適用利子等及び特例適用配当等の所得について、課税の特例を設けるものです。 14ページをお開きください。 次に、議案第139号 五島国民健康保険税条例の一部改正についてでありますが、本案は、外国人等の国際運輸業に係る所得に対する相互主義による所得税等の非課税に関する法律の一部が改正され、特定の外国に所在する団体等から支払われる特例適用利子等及び特例適用配当等の所得について、当該外国との間での二重課税を回避するための措置が講ぜられることに伴い、所要の規定の整理を行う必要があることから提案するものであります。 次に、議案第140号 五島簡易水道事業の設置に関する条例等の一部改正についてでありますが、本案は、平成29年4月1日から、簡易水道事業の一部を上水道事業と統合することに伴い、関係条例において所要の規定の整備を行う必要があることから提案いたすものであります。 改正の内容でありますが、五島簡易水道事業の設置に関する条例の一部を改正し、上水道事業との統合に伴う事業名の削除を行うほか、統合に伴う文言の整備等を行うものであります。 次に、議案第141号 五島農業委員会の委員及び農地利用最適化推進委員の定数を定める条例の制定についてでありますが、本案は、農業委員会等に関する法律の一部が改正され、農業委員の選出方法が選挙による公選制から市長による任命制に変更されたとともに、農業委員とは別に、農地等の利用の最適化の推進のための現場活動を行う農地利用最適化推進委員が新たに設置されたことに伴い、それぞれの定数を定めるほか、所要の規定の整備を行う必要があることから、提案いたすものであります。 制定の主な内容でありますが、第1条で条例の趣旨を規定し、第2条で農業委員会委員の定数を19名とすること、第3条で農地利用最適化推進委員の定数を22名とすることについて、それぞれ規定しております。 次に、議案第142号 五島武道館条例及び五島市民福江・富江プール条例の一部改正等についてでありますが、本案は、老朽化が著しいことや他の公共施設とその機能が重複していることなどにより利用がなされていない山内武道館、市民富江プール及び戸岐体育館を、スポーツ施設としての機能を廃止するため、提案いたすものであります。 改正の内容でありますが、まず第1条で五島武道館条例の一部を改正し、武道館の名称及び位置を規定する第2条第2項の表から山内武道館の項を削除するものであります。 次に、第2条で五島市民福江・富江プール条例の一部を改正し、題名を改めるほか、市民富江プールに係る規定を削除するとともに、規定の整備を行い、第3条で五島戸岐体育館条例を廃止するものであります。 24ページをお開きください。 次に、議案第143号 辺地に係る公共的施設の総合整備計画の策定についてでありますが、本案は、福江辺地に係る公共的施設の総合整備計画を策定するもので、計画の策定に当たっては、辺地に係る公共的施設の総合整備のための財政上の特別措置等に関する法律第3条第1項の規定により、議会の議決を経る必要があるため、提案いたすものであります。 計画の内容につきましては、議案に記載のとおりとなっておりますので、説明は省略させていただきます。 なお、総合整備計画の計画期間は、おおむね5年程度とするとされていることから、平成28年度から平成32年度までの5年間としております。 次に、議案第144号 富江地域福祉センターの指定管理者の指定についてから、議案第157号 笠松宏有記念館の指定管理者の指定についてまでにつきましては、一括して御説明いたします。 これらの案は、それぞれの条例に基づきまして、富江地域福祉センターの指定管理者の指定についてほか16の公の施設について、指定管理者を指定したいため、地方自治法第244条の2第6項の規定により、議会の議決を経る必要があることから、提案いたすものであります。 なお、指定管理者の指定を行う公の施設の名称、指定管理者及び指定の期間につきましては、それぞれの案に記載のとおりとなっておりますので、説明は省略させていただきます。 40ページをお開きください。 次に、議案第158号 あらたに生じた土地の確認及び字の区域の変更についてでありますが、本案は、長崎県出願の公有水面埋め立てに係るものでありまして、あらたに生じた土地の確認及び字の区域の変更については、地方自治法第9条の5第1項及び第260条第1項の規定により、議会の議決を経る必要があることから提案いたすものであります。 なお、あらたに生じた土地の位置、面積及び編入する区域につきましては、議案に記載のとおりとなっておりますので、説明は省略させていただきます。 47ページをお開きください。 次に、議案第159号 字の区域の変更についてでありますが、本案は、大宝地区県営農地整備事業の実施により、土地の区画が変更されたことに伴い、字の区域を変更したいが、字の区域の変更については、地方自治法第260条第1項の規定により、議会の議決を経る必要があることから提案いたすものであります。 なお、区域を変更する字の名称及び当該字に編入する区域につきましては、議案に記載のとおりとなっておりますので、説明は省略させていただきます。 68ページをお開きください。 次に、議案第160号 長崎県市町村総合事務組合の規約の変更についてでありますが、本案は、平成29年2月1日から長崎県後期高齢者医療広域連合の退職手当に関する事務を、長崎県市町村総合事務組合で共同処理することに伴い、同組合規約の一部を変更する手続を行う必要がありますが、同組合の規約を変更しようとするときは、地方自治法第286条第1項の規定により、関係地方公共団体で協議し、都道府県知事の許可を受けなければならないこととなっており、この協議については、地方自治法第290条の規定により、関係地方公共団体の議会の議決を経る必要があることから提案いたすものであります。 以上で説明を終わりますが、御審議のほどよろしくお願いいたします。 ○議長(荒尾正登君) △日程第48 議案第161号 平成28年度五島一般会計補正予算(第3号) から △日程第51 議案第164号 平成28年度五島診療所事業特別会計補正予算(第2号) まで、以上4件を一括して議題といたします。 議案第161号外3件に対する説明を求めます。 ◎財政課長(山本強君) ただいま議題となりました議案第161号外3件について御説明申し上げます。 平成28年12月五島市議会定例会予算関係議案、平成28年度補正予算の1ページをお開き願います。 まず、議案第161号 平成28年度五島一般会計補正予算(第3号)でございます。 第1条で、歳入歳出予算の総額に、歳入歳出それぞれ15億5,747万4,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を318億1,495万2,000円といたしております。 第2条では、地方債の補正を行っております。 6ページの「第2表 地方債補正」をごらんください。 畜産業振興事業費のほか3件を新たに追加し、7ページでは、地域医療確保事業費のほか7件の限度額を変更し、追加変更後の起債限度額を40億1,310万円としております。 補正予算の主なものにつきまして御説明いたします。 10ページをお開き願います。 まず、歳入ですが、13款分担金及び負担金では、9月の集中豪雨により発生した農地等の災害復旧等に係る受益者負担金を追加し、児童保育事業の決算見込みにより、保育所入所負担金を減額調整しております。 15款国庫支出金は、総額3億6,465万円の追加計上で、民生費関係では、国の第2次補正予算で盛り込まれた経済対策事業としての臨時福祉給付金給付事業に係る国庫補助金2億1,365万1,000円の計上が主なもので、そのほかには、実施事業の決算見込みに合わせて、障害者自立支援給付費、子どものための教育・保育給付費、子ども・子育て支援交付金を財源調整しております。 災害復旧費関係では、9月の集中豪雨により発生した道路、河川の災害復旧費に係る国庫負担金を追加計上し、総務費関係では、交付決定を受けた離島活性化交付金、地方創生推進交付金を追加計上しています。 11ページからの16款県支出金は、総額4億7,935万4,000円を追加計上しており、民生費関係では、実施事業の決算見込みに合わせて、障害者自立支援給付費、子どものための教育・保育給付費、子ども・子育て支援交付金、多子世帯保育料軽減事業費、施設型給付費等事業費を財源調整しております。 災害復旧費関係では、9月の集中豪雨により発生した農林水産業施設災害復旧費に係る県負担金を追加計上し、農林水産業費関係では、中山間地域等直接支払事業費、農地集積・集約化対策事業費、畜産クラスター構築事業費、自然災害防止事業費、新水産業収益向上・活性化支援事業費などの追加計上が主なものであります。 12ページの19款繰入金は、財源調整のための財政調整基金からの繰入金を3億円減額しております。 20款繰越金は、7億4,452万円を計上しており、内訳は、繰上償還の財源として4億4,031万9,000円、財政調整基金繰入金との財源組み替えのために3億円、今回の補正一般財源として420万1,000円となっております。 13ページの22款債は、2億6,800万円の追加計上で、過疎債、合併特例債、災害復旧債を補正しております。 次に14ページからの歳出ですが、2款総務費は、4,752万4,000円の追加計上をしており、平成27年度事業の確定に伴う国県負担金及び補助金の精算返納金と人件費の調整が主なものです。 17ページからの3款民生費は、2億6,956万7,000円を追加計上しており、国の第2次補正予算で、経済対策事業として盛り込まれた低所得者への1人1万5,000円の現金給付を行う、臨時福祉給付金給付事業に係る予算を計上しているのが主なもので、そのほかには、事務事業の決算見込みによる過不足額の調整として、障害者自立支援給付事業の介護給付費等の扶助費、介護保険事業特別会計への繰出金、国民健康保険事業特別会計への繰出金、児童福祉費関係の負担金や補助金等を調整しております。 19ページからの4款衛生費は、水道の給水区域外である赤島及び黒島地区の雨水利用者に対して、家庭用浄水器等の購入費を助成する補助金の計上のほか、人件費の調整が主なものです。 20ページからの6款農林水産業費は、5億1,878万1,000円を追加計上しており、中山間地域等直接支払事業費補助金、農地集積・集約化対策事業費補助金、五島食肉センター管理業務委託料、畜産クラスター構築事業費補助金、新水産業収益性向上・活性化支援事業費補助金、雇用型漁業育成支援事業費補助金、漁港整備事業費の追加等が主なものであります。 22ページの7款商工費は、人件費の調整と財源の組み替えを行い、8款土木費は人件費の調整と県が実施する急傾斜地崩壊対策事業費負担金の追加計上を行っております。 24ページの9款消防費は、人件費の調整となっています。 10款教育費は、1億4,956万5,000円を追加計上しており、岐宿小学校のスクールバス乗降場所屋根設置事業、富江中学校体育館耐震化事業、山本二三美術館(仮称)整備事業、江上天主堂修復保存整備事業の追加が主なものです。 26ページの11款災害復旧費は、平成28年9月27日から10月2日の集中豪雨により災害発生した農林水産業施設の26カ所、公共土木施設の道路17カ所、河川14カ所のほか、公園施設1カ所の災害復旧経費を1億5,615万9,000円計上しております。 12款公債費は、長期債の繰上償還等に係る経費4億3,501万8,000円を追加しています。 次に32ページをお開き願います。 議案第162号 平成28年度五島国民健康保険事業特別会計補正予算(第3号)でございますが、第1条で、直営診療施設勘定の歳入歳出予算の総額から歳入歳出それぞれ233万1,000円を減額し、歳入歳出予算の総額を5億1,245万3,000円としております。 補正内容については、35ページをごらんください。 決算見込みによる人件費の調整と奈留歯科診療所の電算システムを整備するもので、財源調整として歳入の5款繰入金を233万1,000円減額し、歳出の1款総務費で人件費の減額と電算システム業務委託料の追加をしております。 次に、37ページをお開き願います。 議案第163号 平成28年度五島介護保険事業特別会計補正予算(第2号)でありますが、第1条で、事業勘定の歳入歳出予算の総額に、歳入歳出それぞれ6,803万円を追加し、歳入歳出予算の総額を58億3,099万6,000円としております。 第2条では、債務負担行為の補正を行っております。 40ページの「第2表 債務負担行為補正」をごらんください。 地域包括支援センターシステム使用料の期間と限度額を表に記載のとおり変更しております。 補正予算の主なものにつきまして御説明いたします。 43ページをお開き願います。 各事業の決算見込みによる保険給付費の増額と人件費の調整及び国県支出金の精算返納金を調整するもので、3款国庫支出金は803万4,000円を追加し、4款支払基金交付金は1,097万1,000円を追加、5款県支出金は274万2,000円を追加しております。 8款繰入金は、一般会計繰入金896万5,000円、基金繰入金178万2,000円を追加し、9款繰越金では3,553万6,000円を計上しております。 次に、45ページの歳出ですが、1款総務費は人件費の調整で、2款保険給付費は訪問介護サービス等の利用実績の増加による介護サービス給付費を初め、保険給付費全体で3,892万2,000円を追加し、3款地域支援事業費は人件費の調整で、4款基金積立金では、介護給付費準備基金積立金367万2,000円を追加し、6款諸支出金では平成27年度事業の確定に伴う国県支出金等精算返納金3,111万4,000円を追加計上しております。 次に53ページをお開き願います。 議案第164号 平成28年度五島診療所事業特別会計補正予算(第2号)でありますが、第1条で、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ118万6,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を7,219万5,000円としております。 56ページをお開き願います。 歳入の5款繰入金で、一般会計繰入金118万6,000円を追加し、歳出の1款総務費で人件費の増額調整を、5款諸支出金では平成27年度事業の確定に伴う県補助金の精算返納金を追加計上しております。 以上で説明を終わりますが、御審議のほど、どうぞよろしくお願いいたします。 ○議長(荒尾正登君) お諮りいたします。 明8日は議案研究のため、休会にいたしたいと思います。これに御異議ございませんか。  〔「異議なし」と言う者あり〕 ○議長(荒尾正登君) 御異議なしと認めます。よって、明8日は休会といたします。 以上で、本日の日程は全部終了いたしました。 次の本会議は、明後日12月9日、午前10時から開きます。 本日はこれをもって散会いたします。                        =午前11時52分 散会=...