• 辻町(/)
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  1. 松浦市議会 2020-03-01
    令和2年3月定例会(第2号) 本文


    取得元: 松浦市議会公式サイト
    最終取得日: 2022-12-10
    ▼最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1        午前10時 開議 ◯ 議長(久枝邦彦君)  おはようございます。  出席議員は全員であります。  これより、議事日程第2号により本日の会議を開きます。  日程第1 市政一般質問 を行います。  さきにお手元に配付しておりました質問通告表によりまして順次登壇を願いますが、ここで念のため申し上げます。  登壇順位につきましては、  1番・徳田議員    2番・鈴立議員  3番・山口議員    4番・川下議員  5番・宮本議員    6番・武部周清議員  7番・安江議員    8番・和田議員  以上の順序となっております。  今回の質問者の質問方法は全員一問一答方式となっております。  質問要領につきましては、質問時間は答弁を含めて1人60分以内とし、関連質問は、本質問者と同一会派に属する議員にのみ認めるものとし、本質問者の時間の範囲内で1人当たり5分以内、今会期中1回限りとなっております。  また、関連質問は、本質問者の質問要旨に直接かつ具体的に関連のあるもののみ許可することといたしております。  発言に当たっては、初めに関連する事項を明確に指摘されますようお願いいたします。  それでは、質問順位に従い、7番・徳田議員の登壇を願います。  (徳田議員 一般質問席 登壇)(拍手)
    2 ◯ 7番(徳田詳吾君)  おはようございます。  清風会の徳田でございます。今回で22回、一般質問をいたしますけれども、2度目の1番バッターで、いささか緊張しております。朝の爽やかなうちに前向きな回答をよろしくお願いいたします。  1月には成人式、出初め式ほか、2月には西九州道建設促進大会市民駅伝大会などの行事が行われ、今年もスムーズなスタートが切れたのではないかと思っておりましたけれども、新型コロナウイルスの発生で大変な状況にあります。お互いに気をつけてまいりましょう。  昨日は、福島の全島公園化の手助けになればと、ふくしまおいどんがづくり会のメンバーで、2017年、平成29年以降は喜内瀬公園を行っておりましたけれども、2016年、平成28年以来4年ぶりに福島公園の一つの白岳公園の草刈り奉仕作業を行いました。きつい上り遊歩道の作業で若干疲れましたけれども、頂上の展望所まで登ると、いろは島の美しい景色が見え、心が洗われるようでした。  それでは、質問に入ります。  第1項目めは市の駐車場の整備についてであります。  最近は市役所の駐車場がいっぱいで止め切れないことが時々あります。これらの解消のためにどのように考えておられるのか、質問してまいります。  (仮称)市民総合福祉プラザ、それから、JCHOの病院、それから、西九州道の志佐から御厨方面への工事着手以前の駐車場の駐車可能台数についてお尋ねをいたします。 3 ◯ 会計管理者橋本真一君)  市民福祉総合プラザ、(仮称)JCHO松浦中央病院、それとあと、西九州道の工事着工以前の市役所の周辺、それとあと、文化会館周辺の駐車場の駐車可能台数につきましては、まず、庁舎の南側が143台、旧ハローワークが46台、旧武道館前が52台、文化会館に357台で、合計としましては598台が駐車可能な状況でございました。 4 ◯ 7番(徳田詳吾君)  今、報告を受けましたけれども、これらの工事着手後の現在の状況はどうなっておりますでしょうか。 5 ◯ 会計管理者橋本真一君)  今現在ですけれども、庁舎の南側は変わらず143台、ハローワークがゼロ台になってしまいまして、また、旧武道館前もゼロ台、それと、文化会館が98台に減少しておりまして、この影響を受けまして、減少した台数分を市として新たにどこかで確保しなければならないということで、加えて文化会館駐車場横臨海グラウンドを駐車場として整備しまして、ここに今現在213台、それと、市民グラウンドの上に臨時駐車場があるんですけど、そこに120台を確保しておりまして、今現在全体としては574台を確保している状況でございます。 6 ◯ 7番(徳田詳吾君)  それでは、これらの各種工事の完成後はどのようになりますか。 7 ◯ 会計管理者橋本真一君)  市民福祉総合プラザ、(仮称)JCHO松浦中央病院及び西九州道の完成後の駐車可能台数についてでございますが、庁舎の南側は変わらず143台、それと、文化会館がちょっと広くなりまして217台、臨海グラウンド跡地に157台、市民グラウンド臨時駐車場に120台の合計637台になる予定でございます。 8 ◯ 7番(徳田詳吾君)  そうすると、工事前より大きくなるようですけれども、ただ、市役所の付近については相当減ると思いますけれども、市役所周辺についてはどのようになりますかね。その辺もうちょっと詳しく。 9 ◯ 会計管理者橋本真一君)  今現在、庁舎周辺では南側駐車場が143台駐車可能となっております。このうち70台分ぐらいが、今、市職員がオレンジ色よりまつばや側を使っております。  今後、プラザが完成します。そしたら、駐車スペースが足りないのかなということで、4月からは職員駐車場70台分を市民の皆様に使っていただこうということで、南側丸々143台を市民の皆様に確保したいと思っております。 10 ◯ 7番(徳田詳吾君)  それでこの市役所周辺が足りるという考えですかね。 11 ◯ 会計管理者橋本真一君)  今現在、時々大きな会議があって止められない場合がちょくちょくあっております。そういったものが4月以降は発生しないように、市職員分は全部市民の皆様にということであって、あとまたプラザができて、どのくらいの人が駐車するようになるか今のところ分かりませんので、今私たちが考えているのは、そこまで止められない状況が慢性的に発生するとは考えていない状況でございます。 12 ◯ 7番(徳田詳吾君)  多分足りなくなるんじゃないかと思うんですよね、特に総合福祉プラザの関係で。できれば、見かけはちょっと悪くなるかもしれませんけれども、北側の部分をもうちょっと改修して止めるような考えはございませんか。 13 ◯ 会計管理者橋本真一君)  庁舎の北側部分につきましては、前はロータリーになっていて植栽があったと思うんですけど、これが大型バスとか来たら、回ることができない状況だったので、そこのところは削ってゼブラ状態で、駐車スペースじゃないんですけど、回りやすいような形に改良していくつもりでございまして、そこを新たな駐車場にしていくという考えはございません。  ただ、プラザが完成して慢性的に南側駐車場が満杯になって止められないという状況が発生すれば、それはそのときまた民間の用地であったり、そういったところを第2駐車場とかにしていく必要があると思いますので、そういう状況が発生した段階で検討してまいりたいと思います。 14 ◯ 7番(徳田詳吾君)  職員の方も大分遠くに止められるようになると思うんですけど、その辺もうちょっと近くに何とか考えられませんかね。 15 ◯ 会計管理者橋本真一君)  市職員のほうからもそういった要望があるんですけど、市のお金を使いまして市職員のために駐車場を確保するというのはいかがなものかと判断しております。 16 ◯ 7番(徳田詳吾君)  職員もなかなか距離があると大変じゃないかと思いますので、できれば、市民と併せてその辺をですね。今後どういうふうに駐車量が増えるかどうか、様子を見ないと分からないと思うんですけれども、私も今後ともその辺を見ながら市のほうと一緒に考えていければと思っておりますので、よろしくお願いします。  それでは、2項目めは市のイベントについてであります。  不老山花と光のフェスタについてお尋ねをいたします。  不老山花と光のフェスタにつきまして、昨年の災害で市道が通行止めになっておりますけれども、令和2年度のフェスタの開催はどのように考えておられますか。 17 ◯ 地域経済活性課長福守尚美君)  令和2年度の不老山花と光のフェスタにつきましては、昨年8月の豪雨による災害で市道が通れなくなっており、立入りができないことになっておりますので、中止をすることとしております。  以上です。 18 ◯ 7番(徳田詳吾君)  それは残念ですけれども、回ってもなかなか来られないんですかね。  では、今までの公園の駐車料金はどうなっておりましたでしょうか。 19 ◯ 地域経済活性課長福守尚美君)  不老山公園駐車料金につきましては、通常時は無料でございます。フェスタの際にはイベントの開催日に限りまして、美化協力金として料金を徴収いたしておりました。  以上です。 20 ◯ 7番(徳田詳吾君)  金額はどうですかね。 21 ◯ 地域経済活性課長福守尚美君)  普通車で500円、小型バスが1,000円、大型バスが2,000円、バイク200円を頂いておりました。 22 ◯ 7番(徳田詳吾君)  シャトルバスがずっと行っていたと思うんですけれども、これについてはどのようになっておりましたか。 23 ◯ 地域経済活性課長福守尚美君)  イベント開催時にシャトルバスを運行しておりましたが、これにつきましては無料で御利用いただいておりました。 24 ◯ 7番(徳田詳吾君)  環境美化協力金も頂いていなかったんでしょうか。 25 ◯ 地域経済活性課長福守尚美君)  シャトルバス御利用の方は、文化会館や市役所の駐車場に御自分の車を止めてからバスを利用されておりましたので、美化協力金を頂いていたのは自家用車で不老山公園まで来られる方のみでございます。 26 ◯ 7番(徳田詳吾君)  昨年の水軍まつり文化会館を中心に行われましたけれども、今年はどのように行われますか。 27 ◯ 地域経済活性課長福守尚美君)  令和2年の松浦水軍まつりの開催場所につきましては、まつり実行委員会のほうで協議をされまして、10月の最終土日に松浦市文化会館のほうで実施することが決定されております。 28 ◯ 7番(徳田詳吾君)  決定しているということは、今後とも大体その方向でしょうかね。 29 ◯ 地域経済活性課長福守尚美君)  市役所周辺となりますと、JCHOの病院もできますし、一応今後は文化会館で開催されるというふうに考えております。 30 ◯ 7番(徳田詳吾君)  それでは、松浦ロードレース大会、それから、市民駅伝大会についてお尋ねをいたします。  松浦ロードレース大会市民駅伝大会につきましては、今までずっと思っておったんですけれども、文化体育の中心となるべき施設の文化会館を中心に行うべきと考えておりますが、どうでしょうか。 31 ◯ 生涯学習課長近藤寿一君)  今、議員が御指摘をされましたけれども、これまでもロードレース市民駅伝大会等につきましては、メインとなるのは開会式、閉会式等につきまして市役所南側の駐車場を利用してさせていただいておりますし、これにつきましては大会の運営といいますか、あるいはいろんな記録の集計であったりとか諸準備等を勘案した場合、我々としましては現状の場所がよろしいかというふうに考えております。 32 ◯ 7番(徳田詳吾君)  中のほうに選手あたりが入ったりすると、執務室等ありますね、そういったこともあって、できれば文化会館のほうに、やはり文化体育の中心であると私は思いますので、ぜひともそういうふうにしてもらいたいと思うんですよね。  駐車場についても、参加するとき大変不便なんですね。今後は特に周辺にも止められなくなる。先ほど駐車場のことで質問いたしましたけれども、そういうことで、もう一回その辺も含めてどうですかね。 33 ◯ 生涯学習課長近藤寿一君)  議員がおっしゃるように、ゾーン分けというか、文化会館を中心にという御指摘なんですけど、確かにそういったふうなところも考えないことはないんですが、我々運営する側としまして、いろんな準備等関係文化会館のほうに持っていくというのはなかなか厳しいところがございます。通常のいろんな準備に関しまして、これまでどおり役所の施設を使ってやっていきたいなと思っているところでありますし、おっしゃったように、市役所の敷地内というか、庁舎内に受付等をやったりとかしますし、トイレを開放したりとかしますので、そのあたりにつきましてはこれまでもやってきましたけれども、動線をしっかり分けて、執務室内には侵入しないような禁止措置をきっちりと取って管理を徹底させていきたいというふうに考えております。 34 ◯ 7番(徳田詳吾君)  駐車の関係はどうですか。さっき併せて質問したんですけど。 35 ◯ 生涯学習課長近藤寿一君)  確かに駐車場につきましては、既存の文化会館であるとか、あるいは近隣の松浦高校に協力をいただいたりとか、そういった形で進めてまいりたいと思っております。 36 ◯ 7番(徳田詳吾君)  何か市役所を使ってというのがどうも私としてはちょっとおかしいんじゃないかと。せっかく文化会館は体育館としても使えますので、そういったところを十分に使って活用していくべきじゃないかと思うんですけどね。その辺、市長どうですか。 37 ◯ 市長(友田吉泰君)(登壇)  お答えいたします。  基本的には先ほど課長が申し上げたとおり、これまで市役所庁舎周辺を使い、また、事務局としては庁内の生涯学習課を本部として活用してまいりましたので、現時点においてはそのような取扱いを今後ともしていきたいと思っていますし、例えば、新たな会場を設けるとなると、またコースの設定等も出てまいります。警察との調整でありますとか、これまでも非常に困難な状況の中でコース設定をしてきているという状況もございますので、そういったことを考えると、しばらくの間は現状のまま様子を見たいというふうに考えております。(降壇) 38 ◯ 7番(徳田詳吾君)  私はどっちかというと参加するほうをずっとやってきたんですけれども、参加する側としたら、どうしても参加しにくいといいますかね、なかなか難しいんですよね。駅伝であればチームで来て、どこに止めてと、お互いに連絡も取りにくくなりますし、そういったことで参加する人の身になって今後は考えていただければと思います。  土谷棚田の火祭りについてお尋ねをいたします。  昨年は台風の襲来でLEDライトの点灯のみの開催となりました。とても残念でなりませんでした。  集客状況ペットボトル点灯LED点灯に分けて、LED点灯開始以降の状況が年ごとに分かりましたらお願いいたします。 39 ◯ 地域経済活性課長福守尚美君)  LEDの点灯が開始されました平成29年からの集客状況についてお答えいたします。  火祭り当日の来場者につきましては、平成29年と令和元年が台風などによりイベントが中止をされたため、平成30年のみの実績となりますけれども、約3,000人となっております。また、LED点灯期間の来場者につきましては、平成29年が約2,000人、平成30年が約1,300人、令和元年が約1,700人となっております。 40 ◯ 7番(徳田詳吾君)  ペットボトルの点灯は1日限りですけれども、大変集客力がございます。LEDは終わってから6日間やっていたんですけれども、あまり集客はありません。
     一応、先ほど不老山のところでも質問しましたけれども、美化協力金を車1台に500円を頂いておりましたけれども、自分たちで運営費を捻出して努力しなさいとのことで、2018年、平成30年より1人につき500円の美化協力金を頂くようになりました。これで来客がぐっと減りまして、これはシャトルバスを利用する人たちですよね。不老山花と光のフェスタシャトルバスは協力金を取ってございませんと先ほどもありましたけれども、私たちは取っていたんですが、この付近の差についてはどのように思いますか。 41 ◯ 市長(友田吉泰君)(登壇)  お答えをいたします。  不老山花と光のフェスタについては、まつり実行委員会において実施されておりまして、そのシャトルバスの運用、そして、駐車場の管理等については実行委員会の中で決定されていると、そのように考えているところでございます。(降壇) 42 ◯ 7番(徳田詳吾君)  その中で検討されているんでしょうけど、火祭りについては市のほうからの指導があって取るようになったというふうに理解をしているんですが。  それでは、火祭りについて、ほかの棚田の分も含めてですけれども、市のパンフレット等へ土谷棚田の活用についてはどの程度ございますか。物産協会も含めてお願いします。 43 ◯ 地域経済活性課長福守尚美君)  現在、パンフレットでは主に配布しているものが3種類ございまして、「わざわざ松浦」と「るるぶ松浦」、それと、meets!の「アジフライマップ」、この3種類を主に配布いたしております。土谷棚田につきましては、いずれにつきましても掲載をいたしております。  以上です。 44 ◯ 7番(徳田詳吾君)  今、担当課長より答えていただきましたけれども、ほかの面についても結構あちこちに出てくるんですよね。  市長としては、土谷棚田の火祭りをどう位置づけて、評価されて、今後活用していこうと考えておられますか。 45 ◯ 市長(友田吉泰君)(登壇)  まず、土谷棚田火祭りにつきましては、地元の皆様方に主催をいただいて開催をいただいております。開催に当たるまでは、事前の準備から大変な御努力をいただき、そして、自ら汗を流して実施をしていただいていると。このことについてはお礼を申し上げる次第であります。  土谷棚田は日本の棚田百選にも選ばれておりまして、福島の貴重な財産であると思っております。  また、火祭りのイベント開催時はもちろんのこと、それ以外、これから田植が始まり、水張りが始まりますと、連日、観光客やカメラマンの方々が訪れるなど人気スポットとなっておりまして、松浦市にとって重要な観光資源の一つであると認識しております。  また、福島という地域を全国にアピールする上でも非常に重要なものだというふうに認識しておりますので、それによって経済効果を得られるような活用をしなければならないと思っております。  また、昨年7月29日に行われました子ども議会で福島養源小学校の子ども議員から、土谷棚田火祭りの存続が厳しいという声が聞かれ、大変残念に思っているという発言がありました。またその中で、火祭りを存続させるためにはアジフライと一緒にPRしたり、市のほかのイベントに関連づけて開催してはどうかという提案もいただいたところであります。  同じように、一昨年開催をいたしました福島地区での地域版未来会議、この場所においても、福島ふるさと祭りと同時開催をして経済効果を高めたらどうかと、こういった御意見もありました。  福島の火祭りを続けていくためのポイントは、私は2つあると思っています。まずは、必要な経費をどのように生み出していくか。さらには、その担い手をどう確保していくか。この2点にあると思っています。  こういった点をどのように今後解決していくかという意味においては、福島地域の活性化のためにも、地域全体での住民協働による体制強化を図っていく必要があると思っておりまして、火祭りを含む地域イベントの継続、発展に取り組んでいただくために、地域の皆さんとともに考え、そして、その活動を支援してまいりたい、このように考えているところであります。(降壇) 46 ◯ 7番(徳田詳吾君)  重要に思っておられるということで大変ありがとうございます。  ほかの祭りと同時開催とかいうのは、ほかの祭りのときもメンバーがほとんど一緒なんですよね。火祭りは夜しますので、昼やって、また夜まで全部ということは、なかなかメンバー的にも厳しいんじゃないかと思います。地域で話し合ってということですけれども、これについても話し合って皆さん協力していただければ大変助かると思いますけれども。  そういった中、今年度は長崎県の補助金が助成されないと聞いております。また、市の新年度予算では何か減額されるようですので、既に観光会社からは開催についての問合せがあっております。このため、2月12日に福島おいどんがづくり会のプロジェクト班会議を緊急に開催しました。そういう中で、自衛隊の草刈り協力の中止、これは送迎バスの経費が要りますので、これの削減、それから、警備員の削減、シャトルバスの台数の削減、夜のイベントの中止、ほか細かいところの経費削減も検討いたしましたけれども、予算的に厳しくて、また、警察の道路使用の許可を受けるのも大変厳しいんじゃないかということで、そういったいろんなものを検討いたしまして、中止ということで班会議では決定いたしました。非常に残念ではありますけれども、今後の市の対応では変わるかもしれませんが、これから観光会社等の関係者に周知を行うこととなってまいります。非常に残念で仕方ありません。市長に今後再考する考えがあればと思いますが、この辺でこの項は質問を終わります。  次に移ります。  3項目めは企業誘致についてであります。企業誘致につきましては、平成30年3月定例会以来2年ぶりになります。  堂山工業団地についてお尋ねしますけれども、私が平成28年2月15日に企業対策特別委員長に就任し、たまたま時期がよかったのでしょう、任期中にいろんな企業の誘致を行うことができました。また、平成29年6月には新しい企業の進出があるとのことで、栢木の堂山地区に工業団地を造成したいとのことで、平成30年3月完成予定で造成を認めたところです。10月に完成したとのことですけれども、まだ企業の進出がないようですが、その後の動向について、どのように進めておられるのか、お伺いいたします。 47 ◯ 地域経済活性課長福守尚美君)  堂山工業団地につきましては、平成30年10月に完成をし、分譲を開始しております。分譲面積は9,800平米となっております。  誘致活動につきましては、長崎県産業振興財団と連携して取り組んでおりまして、今年度は10社の県外企業から現地の御視察をいただいております。  今後も引き続き財団と協力しながら立地に向けて取り組んでまいりたいと考えております。 48 ◯ 7番(徳田詳吾君)  10社の現地調査があったということですけれども、その中身といいますか、状況はどうだったんでしょうか。 49 ◯ 地域経済活性課長福守尚美君)  今、松浦インターが完成したということで、インターにも近いということで交通アクセスのよさと、分譲価格の安さというのをアピールしているところなんですけれども、見ていただいた中には大変関心を持っていただいた企業様もおられましたので、その後、また別の日にアプローチをしたりというふうにはしておりまして、また今後、そこも含めて誘致活動を続けていきたいというふうに考えております。 50 ◯ 7番(徳田詳吾君)  無理に予算もお願いして造成しましたので、ぜひとも早急に企業誘致の実現についてお願いをしたいと思います。  坊の上工業団地についてお尋ねします。  坊の上工業団地には、あとどのくらい残っておりますか。また、その活用はどのように考えておられますか。 51 ◯ 地域経済活性課長福守尚美君)  坊の上適地につきましては、現在3社が立地をしておりまして、残りの分譲可能面積が約8,000平米となっております。  臨海型の分譲地でございますので、主に水産加工関連企業の立地を考えているところでございまして、数件お問合せもいただいているという状況でございます。  ただ、今のところまだ立地はできておりませんけれども、お問合せについてはいただいているというところでございます。 52 ◯ 7番(徳田詳吾君)  なかなか難しいと思いますけれども、ぜひとも活用といいますか、企業の進出について、よろしくお願いいたします。  調川加工団地についてお尋ねをいたします。  調川加工団地の余裕はないと思いますが、どのような状況ですか。 53 ◯ 地域経済活性課長福守尚美君)  調川加工団地につきましては、7社の企業が立地をいただいておりまして、用地につきましては、全て分譲済みとなっている状況でございます。  以上です。 54 ◯ 7番(徳田詳吾君)  そういった状況の中、用地が欲しい業者がたくさんおられると聞いております。調川の港湾整備に関してはどのように今後進められますか。 55 ◯ 地域経済活性課長福守尚美君)  新しい水産加工団地造成計画についてでございますけれども、現在、庁内プロジェクトチームを立ち上げて検討を行っているという段階でございます。 56 ◯ 7番(徳田詳吾君)  ぜひとも頑張ってほしいと思います。あとは明日の宮本議員にお任せしたいと思います。  今福の東部工業団地についてお尋ねします。  今福の東部工業団地は、中興工業株式会社さんがB敷地に進出の後、A、C、Dの敷地が残っていると思いますけれども、残りの面積と今後の進出の見込みについてお尋ねをいたします。 57 ◯ 地域経済活性課長福守尚美君)  東部工業団地につきましては、現在1社が立地をしておりまして、残りの面積が約1.6ヘクタールとなっております。  今年度は、2社の県外企業に現地を視察いただいたところでございます。引き続き今後も長崎県産業振興財団と連携し、堂山工業団地等とも併せまして誘致に取り組んでまいりたいというふうに考えております。 58 ◯ 7番(徳田詳吾君)  せっかく学校も壊して造成をしたんですから、もうちょっと頑張ってほしいと思います。面積は1万4,500平方メートルと思ったんですけど、1.6ヘクタールあるんですね。  平野工業団地についてお尋ねをします。  平野工業団地の残りの面積はどうなっておりますでしょうか。あと残りが3つぐらいに分割されていると思うんですけれども。 59 ◯ 地域経済活性課長福守尚美君)  平野工業団地につきましては、現在3社が立地をしておられますけれども、残りの分譲可能面積が約1.8ヘクタールとなっております。  誘致の状況ですけれども、平成29年4月に1社立地していただいた以降は、今のところは動きがあっていないという状況でございますので、こちらも産業振興財団と情報を交換しながら企業へのPRを図っていきたいと思います。 60 ◯ 7番(徳田詳吾君)  産業振興財団ですかね、そちらばかりでなくて、できれば関連する企業あたりも回ってもらいたいと思いますけれども。  ライト技研と大山工業の間にまだ土地が残っていると思うんですけれども、これの面積と、あと、これの処理といいますか、対応についてはどうされますか。 61 ◯ 地域経済活性課長福守尚美君)  そちらの2社の間にあります用地ですけれども、約3,500平米ございまして、現在はライト技研さんが使用料をお支払いいただいて借りておられるという状況になっております。将来的には購入いただくということをお聞きしておりますので、それまでは今の状況になると思います。  以上です。 62 ◯ 7番(徳田詳吾君)  企業誘致について久しぶりに質問させていただきましたけれども、何かもうちょっと動いてやってほしいなという感じを受けたんですけれども、頑張ってほしいと思います。よろしくお願いします。  4項目めのみなし課税についてお尋ねをいたします。  みなし課税とはどのようなものをいうでしょうか。 63 ◯ 税務課長(石川章浩君)  いわゆるみなし課税につきましては、固定資産税で申しますと、固定資産税は所有者課税が原則のところ、所有者が不明の場合、使用収益がある場合、公有水面埋立ての場合などに、土地とみなし、使用者を所有者とみなし、課税することができると定められております。  以上でございます。 64 ◯ 7番(徳田詳吾君)  例ということを後から聞こうと思ったら、答えていただきありがとうございます。  都市計画税の廃止から何年になるんでしょうか。  それとあわせて、両火力発電所に対する都市計画税は年額どのくらいで、課税していたとすれば、廃止から今日までどのくらいの税額になるでしょうか。 65 ◯ 税務課長(石川章浩君)  都市計画税につきましては、平成16年度から廃止しております。平成16年度から令和元年度まで都市計画税が継続したものと仮定した両電力の累計額につきましては、約13億3,000万円程度と考えるところでございます。 66 ◯ 7番(徳田詳吾君)  物すごい額の免税と言っていいのかどうか知りませんが、免税になっております。  昨年6月の定例議会で、新たに生じた土地の確認及び字の区域の変更についての議案において、現地調査をさせていただきました。灰捨場の一部が完成して、長崎県から埋立竣工認可があったとのことでした。その折、隣接する土地に車を駐車し、駐車場として活用してあり、その部分についてみなし課税ができるのではないかと検討を要望しておりましたけれども、その後どうなったでしょうか。 67 ◯ 税務課長(石川章浩君)  お尋ねの件が一納税義務者についてのことであるため、具体的には課税したかどうかはお答えできませんが、竣工認可前であっても、埋立工事以外の使用実態がある場合には、土地とみなして課税することとしております。 68 ◯ 7番(徳田詳吾君)  課税することとしておりますということは、私としては課税されているのかなというふうに受け止めます。松浦市が少し潤うんじゃないかと思っております。ちょっと微妙な回答であれなんですけど。  埋立竣工認可の面積は幾らになるかと、近傍の標準課税額はどのくらいになるか、お尋ねします。 69 ◯ 水産課長(鈴木正昭君)  これまでのトータルの竣工認可面積ということでよろしいでしょうか。  お答えさせていただきますと、これまでに申請面積全体で71万5,873平方メートル申請がございまして、これまでに竣工認可を受けた土地のトータルでお答えいたしますと、32万6,764平米でございます。
    70 ◯ 税務課長(石川章浩君)  近傍の価格につきましてお答えいたします。  この地域の評価は路線価方式でございます。令和元年度の発電所前の路線価は1平方メートル当たり5,250円でございます。 71 ◯ 7番(徳田詳吾君)  埋立竣工認可の面積が6月議会の分だけで5,300平方メートルぐらいあったと思うんですけれども、250万円ぐらいの税金にはなると思います。  駐車場として利用されている面積も同じぐらいあったかと思いますので、その程度の税金がかかったんじゃないかというふうに思っております。  残りの埋立面積を報告してもらったんですけれども、総務委員会での現地調査の折には航空写真もついておりましたので、3分の2くらいは埋立てが終わっておるようでした。これにみなし課税で課税ができませんでしょうか。 72 ◯ 税務課長(石川章浩君)  今後も使用実態を調査し、適正課税に努めてまいります。  以上でございます。 73 ◯ 7番(徳田詳吾君)  はっきり課税するとは言われませんでしたけれども、令和元年6月20日の午後、総務委員会で現地調査を行いました折、電源開発株式会社から「電源開発(株)松浦発電所における灰サイロ・船積設備増設計画の概要について」の資料を頂きました。  その中で、1、初めに、「松浦火力発電所の灰処理運用は、当初は構内灰処理処分場(B処分場)に依存していましたが、現在は灰の有効利用を図るためリサイクル主体の運用を行っています。(途中省略)船積みによる灰出荷が出来ない場合には、B処分場への埋立処分を行ってきました(年間2万トン程度)。その後、B処分場の残容量が少なくなってきたため、埋立済みエリアに仮設のストックヤードを整備することにより、現在は埋立量を抑制した運用を図っております。(仮設ストックヤード整備以降埋立量概ね0~3千トン/年、残容量12万m3[2018年3月時点])」。  以上のように、電源開発株式会社から頂いた資料には、会社は埋め立てた部分を既に使用していますと書いて説明されています。年に「埋立量概ね0~3千トン」とありました。仮に多いほうの年3,000トン埋め立てるとして40年かかります。竣工するまで40年かかるということは課税もできないということになります。  税務課長、これは微妙な言い回しでしたけれども、会社が既に使用している部分、今言いましたけれども、この部分を既に利用されております。航空写真も載っておりますけれども、この部分に課税はできませんか。 74 ◯ 税務課長(石川章浩君)  先ほどもお答えいたしましたように、固定資産税、みなし課税というのがございます。これにつきましては使用実態でそういうふうに規定がございますので、今後も現場を調査しながら、使用実態に合わせて適正課税を行ってまいります。  以上でございます。 75 ◯ 7番(徳田詳吾君)  先ほどもちょっと言いましたけれども、会社のほうからこうやって使っておりますよという資料を頂いているわけですから、十分調査をして、よろしくお願いしたいと思います。  都市計画税も廃止して恩恵も受けられておるわけですから、みなし課税を協力してもらって松浦市に貢献させてもよいのではないかと思っているんですけれども、この辺については市長はどう考えますか。 76 ◯ 市長(友田吉泰君)(登壇)  お答えをいたします。  平成16年から都市計画税を廃止されておりますけれども、その以前はこの都市計画税について、発電所も含め、志佐の中に課税区域を設けて御負担をいただいておりました。このことが不公平ではないかというような御議論も様々ありまして、当時の議論の中からこの都市計画税を廃止してきたという経過がございます。  結果として、両電力を含む地域も都市計画税の廃止になっているわけでありまして、このことを理由として両電力に御負担をお願いしたいというのはなかなか認められないだろうと思っております。  一方で、先ほどから税務課長が答弁いたしておりますとおり、みなし課税という制度については適切に対応しなければなりませんので、適宜状況を把握して、その対策は取ってまいりたいと思います。  また、昨年の総務委員会の御視察によって、そういった御指摘をいただきました。その点については我々としても御指摘いただかなければできていなかったという点では、今後そのようなことがないように課税対象を漏らすことなくしっかりと対応してまいりたいと思いますし、あわせて、適切な御指摘をいただいたことに対してはお礼を申し上げる次第であります。(降壇) 77 ◯ 7番(徳田詳吾君)  相手もあることですので、十分配慮しながら、ぜひとも検討していただきたいと思います。  5項目めは消防署の体制についてであります。  松浦市消防署の隣接市との支援協定はどのようになっておりますでしょうか。火災、それから、救急時についてお願いします。 78 ◯ 消防長(山邊 覚君)  ただいまの質問についてお答えします。  隣接する伊万里市及び唐津市におきましては、常備消防相互応援協定を締結いたしております。また、県内につきましては、長崎県広域消防相互応援協定を締結しております。  火災の場合も救急の場合も同じでございます。 79 ◯ 7番(徳田詳吾君)  鷹島出張所、福島出張所について、実質的にはどのような形になるでしょうか。 80 ◯ 消防長(山邊 覚君)  実質的には管轄区域の境界付近で火災、災害等が発生した場合には、要請なく出動するということになっております。  各市間で大規模災害が発生した場合には、応援が必要となった場合の協定を締結しております。  現在、松浦市単独消防となりましてから、これまでこちらから応援を要請した件数は1件でございまして、平成23年に火災により、伊万里市消防署に要請をいたしております。  以上です。 81 ◯ 7番(徳田詳吾君)  先日の福島の救急搬送では、町内の搬送と重なりまして松浦市内からの救急車の配送となり時間が相当かかったようです。こういう場合に、すぐ隣の伊万里市からの配車等ができないんでしょうか。 82 ◯ 消防長(山邊 覚君)  そのときの当務隊長の責任によりまして要請することができます。その後の対応としましては、私なりが応援を要請した文書を作成して伊万里市に対応するという形になっております。 83 ◯ 7番(徳田詳吾君)  できれば、すぐ近くからお願いできれば時間短縮できますので、今後とも伊万里市、唐津市を含めて、佐世保市からはなかなか、こちらの本署からのほうが近いでしょうから、協議をお願いしておきたいと思います。  鷹島出張所、福島出張所も同じと思いますけれども、巡回中は電話がつながりません。町内といいますか、島内を回っているときにはそのような状況です。本署の電話番号が電話の中で伝えられるようになっております。そうすると、メモがなければ電話番号もなかなか記録できませんし、本署へ通報をとお願いされますけれども、なかなか難しいと思います。巡回中の車に専用の携帯を携行させて転送できるようにすればいいんじゃないかと思います。福島のタクシーは、電話すれば転送されて呼べるような仕組みになっておりますが、どうでしょうか。 84 ◯ 消防長(山邊 覚君)  福島出張所、鷹島出張所の一般電話には不在時に転送できる機能は有しておりません。  緊急時の要請につきましては、できるだけ119番での要請をお願いしているところでございます。  また、転送電話につきましては、今後、設置の方向で検討してまいりたいと思っております。  以上です。 85 ◯ 7番(徳田詳吾君)  人の命を救うためには一分一秒が大事と思っておりますので、よろしくお願いします。  本日はこれで私の一般質問は終わりますが、今後とも市民のためになればとの思いで頑張ってまいりますので、よろしくお願いをいたします。    (徳田議員 一般質問席 降壇) 86 ◯ 議長(久枝邦彦君)  以上をもちまして徳田議員一般質問を終結いたします。  ここで暫時休憩いたします。       午前10時58分 休憩 ───────── ◇ ─────────       午前11時15分 再開 87 ◯ 議長(久枝邦彦君)  再開いたします。  休憩前に引き続き会議を開きます。  それでは、質問順位に従い、14番・鈴立議員の登壇を願います。  (鈴立議員 一般質問席 登壇)(拍手) 88 ◯ 14番(鈴立靖幸君)  おはようございます。  一般質問の初日の2番目ということで、今回も4項目ほど通告をいたしておりますけれども、その前に、まず今、非常に全世界がコロナウイルスで本当に御心配じゃないかなと思います。松浦市も市長をはじめ、それぞれの方々、私たちも含めて防御をまずしなければ、かかってからではなしに、かかる前の防御をしっかりしていかないと、特に教育委員会の皆様方は、幼い子どもたちが集団で感染ということになりますと大変なことになりますので、大変でしょうけれども、乗り切るように頑張っていきたいと思います。  それでは、1項目でございますけれども、鳥獣被害と現状について、今どのようになっているかということでございます。  最初に私が質問いたしましたのも何十年前になるだろうと思うんですが、それを質問しましたところ、全国の動物愛護団体から非常にファクスが参りました。そのときは議会事務局長、市長も一緒に同期で入ったときでございます。  それから、このように多く被害が出てくるのかな、イノシシの問題が出てくるのかなというほど急速に殖えてまいりました。そのときに質問いたしましたら、今さっき申し上げましたように全国からファクスが来まして、私はそのファクスは全部紙を除去してしまったということでございます。  私が最初質問したのは、農家の方が、長男坊が土曜、日曜に帰ってきて手伝うということだから、そのときに稲刈りをするんですよと。雨も迫ってきておるからということだったら、木曜、金曜に何枚もの棚田の稲が荒らされてしまって、そして、その方はそのまま、刈らないまま落胆をしてしまって、それを写真に撮って私が質問をしたと思っております。それが動物愛護団体の目に留まって、非常に抗議を受けました。  どういう声かということは、共生をしなさいと。イノシシ、動物と共生。だから、自分は共生をするから、そのすべを教えてほしいと言って大阪の動物団体の幹部の方にも電話で申し上げました。そのように共生をするすべも教えはしないでいて、農家というのは非常に米を主流として、あとは果物とか、野菜とか、いろんなのを生産して収入の糧としている。その一番主なる米の収入が途絶えるということは農家の方々にはいかに深刻かということで、私は最初に免許を取り、少しでも農家の方々の負担を和らげていかなきゃいけないなということで、一番最初の免許を取るときに、試験を受けて免許を取って今に至っておるところでございます。  それで、今回、5年ぐらい前から今現在までどのように被害の拡大があっているのか。それと、イノシシの頭数の実態はどうなっているのか。電牧で囲ってもイノシシの絶対数は減りません。絶対数は減らない。要は、絶対数を減らすために努力をしていく中で、現在どのような推移をたどっているかということを、まず概要で御説明いただければと思います。 89 ◯ 農林課長(吉田安秀君)  先ほどイノシシの頭数とおっしゃられましたけど、捕獲頭数でよろしゅうございますか。  捕獲頭数、それから、農作物の被害額について、過去3年間で御報告させていただきたいと思います。  捕獲頭数についてはイノシシでございますけれども、被害額については、イノシシ以外もございますので、全体数でお答えをさせていただきます。  まずはイノシシの捕獲頭数でございますけれども、平成28年度が2,045頭、平成29年度2,117頭、平成30年度が2,222頭となってございます。猟友会の皆様方の大変な御努力によりまして、ここ数年は2,000頭を超えるような捕獲となってございます。  それから、農作物被害額でございますけれども、平成28年度が543万6,000円でございます。平成29年度は288万2,000円、平成30年度が504万6,000円となってございます。  本市では平成8年度から農作物の被害額調査というのを行ってございます。それで、最大でありましたのが平成16年度でございまして、被害額が5,053万2,000円ございました。先ほど平成30年度504万6,000円の被害額だったということでお答えしましたけれども、被害額につきましては約10分の1程度に減少はしておるところでございます。  この原因といいますか、それは先ほど言われましたように、ワイヤーメッシュ柵や電気柵などの設置によります防護対策を進めております。それから、先ほども言いましたように、猟友会の皆様による捕獲対策が進んできていると。それと、地域の皆様によるすみ分け対策ですね。中山間や多面的で活動していただいておりますけれども、そういう対策が功を奏して被害額自体は年々減少しているのじゃないかというふうに考えております。 90 ◯ 14番(鈴立靖幸君)  認識が担当、市役所、県も違うのかなというのが1つあるのは、自分も相当数、捕獲をしておりますけれども、ヤギを飼って、そして、荒れたやぶといいますかね、見通しの利かない雑木を切って、そして、人里から見通しができるようにすると出てこないよというのは、あれは認識間違い。あの指導は自分は間違っていると思います。県のほうもそれを言って、とにかく民家の雑木を切って見晴らしをよくして、そしてすると来なくなるよというのは、あれは自分は認識間違いだと。長年しておいて、私のところも雑木で非常に手のつかないような土地がありましたので、きれいにして、今、誰が来てもいいように更地にしております。しかし、イノシシはそのとき以上のごぼごぼだから、バックして草払い機はできない。山芋を掘るみたいに、落ちるようにどんと。草を払うと、土を盛り上げているからそれに当たって、顔に土が当たる。非常に苦労します。だから、ヤギを飼って、見通しをよくすれば来ません、あれは本当に安易な考え方。それを先行していくということは、自分は効果はないなと思っています。  やはり電牧は、そのところには来ないけれども、生息数が殖えていけばどうしようもない。だから、絶対数を減らすというところに立っていかないと、よくないんじゃないかな。  だから、県、市というのは今でもヤギを奨励して、民家の近くを見通しのいいようにきれいにしなさいという指導を今でもしているのかなと思っているんだが、そういうところはどのように、鳥獣の被害を防止するための一つの考え方として、それは警鐘までされているのか、されていないかをちょっとお聞きしたいと思います。 91 ◯ 農林課長(吉田安秀君)  先ほども私のほうから言いましたように、確かに絶対数を減らすというのが一番だと議員が申されますように、それは猟友会の皆様方を中心に、数はかなり捕っていただいていると思います。  そのほかの対策としましては、先ほど言いました防護。そして、もう一つのすみ分けですね。やっぱり民家の近くにそういうやぶがあると、そこに潜むイノシシがいるということで、議員のほうからは余り効果が現れないんじゃないかというお話もありましたけれども、今この3つの対策を県も市も一緒になって進めていっているところでございまして、やはり近隣にそういうやぶをつくらない、できるだけそういうところを減らしていくという対策は今現在もやっているところでございます。  ヤギの対策についても、現状としては確かにございます。ヤギを飼うとかですね。あとは耕作放棄地につきましては、松浦の場合であったら牛を放牧して、それで耕作放棄地の解消をやっていくというのも一つの手段というか、方法ではやっているところでございます。 92 ◯ 14番(鈴立靖幸君)  自分は何もそれを全面的に否定するわけではないんですが、自分が今している、そして、長年、猟友会の中で、わなの資格を取って、負担を少しでも軽減。自分は農業はしておりませんけど、農家の皆様方の被害をなくすために、自分は自分なりに何とか手助けができればなと思ってしている中で、何か効果があっているのかなという疑問を持っております。  非常にきれいな見通しのよい畑に広い畑をしましたけど、今は植え付けるどころじゃなしに、ぼこぼこして、見に来ていただければすぐ分かりますけれども、ヤギを飼って、自分から、言葉は悪いか分からんですが、そういう悠長な考えで、イノシシの減少にたどり着くのかなと思っております。  要は、しっかりと頭数を減らす、絶対頭数を減らす。そうしないと、電牧で自分のところの田畑については寄りつかないようにはできるでしょうけれども、どこかにはずっと回るわけだから。今は昼でも出てきます。昼でも自分がいる前に出てくるという状態。なぜか。やはり自然だろうと思います。果物、山のドングリとか、いろんなのがあるときは出てこないけれども、季節の変化でそれが不作だったりしたときは、果実というものは裏作と表作、裏と表があって、今年、柿がいっぱいなれば、来年はその栄養を取ってしまうもので、なかなか次は実はあんまりならない。不作のときにやっぱり民家に出てくる。それを予測して、今年は出てくるんじゃないかなという予測の上での捕獲を心がけていかないといけないんじゃないかなと思っています。  もう一つ、鳥獣という名前をつけておりますので、鳥のほう、カラス。皆様御存じのとおり、松浦から伊万里のほうに参りますとエンマキがあって、あそこのところはカラスが夕方になったら飛び上がって、ねぐらに向かってガーガー旋回します。その旋回するカラス以外は電線にずっと止まっている。ふんをする。衛生的にもよくない。それから、風景も見た目によくない。カラスがガーガー旋回をするわ、電線には黒いカラスがずっと止まるわ、それから、森のほうに行くとねぐらを探して飛び回っている。  だから、自分はずっと前ですけど、調川の山手のほうにカラスの捕獲箱ができておりました。そこに見に行ったところが、そのときにはたくさん入っていました。今はそれが音沙汰ないから、どういうふうにカラスの捕獲はなされているのか。あれは鳥獣でちゃんと予算がついて、1羽に対して幾らとなっているはずだけれども、調川にあったカラスの捕獲場というのが今どうなって、どのように運営がなされて、今はもう休止状態になっているのかどうか。福島のところにはあるというふうに聞き取りのときに聞きましたけれども、松浦市はあったはずなのに、今頃は全くカラスの捕獲というのが全然耳にしないけれども、どうなっているのかなと思っているんですが、今の実情をちょっと教えていただければと思います。
    93 ◯ 農林課長(吉田安秀君)  まずは、先ほど議員申されましたように調川のことなんでございますけれども、確かに、これは調川で捕獲をやられていたときのことで、地元の方にお尋ねしたところなんですが、平成6年頃には松山田のほうでそういうカラスの捕獲小屋を設置されておりまして、捕獲をなされていたということで聞いておりますけれども、小屋自体の材料が木材等であったということで朽ちたということもございますし、捕獲後の処理が大変だったということで、お尋ねしたところでは、平成12年から平成13年頃には松山田につきましてはやめられたというふうに伺っております。  それから、カラスの駆除対策でございますけれども、現在、私ども松浦市では松浦猟友会のほうとイノシシ以外の捕獲、駆除の委託契約を締結させていただいております。確かに、被害が出るのはイノシシだけじゃございませんで、今はタヌキでありますとか、アナグマ、アライグマですね、それと、今御質問のカラスの被害がございまして、それにつきましては委託契約を結ばせていただいて駆除の経費をお支払いしているところでございまして、カラス小屋で捕獲されたものについては1羽500円、それ以外、猟銃等で撃たれたりした場合については一応1,000円という形で委託料をお支払いして駆除を行っているところでございます。 94 ◯ 14番(鈴立靖幸君)  先ほど申しましたように、非常に福岡、伊万里市、佐賀県のほうから松浦に入った途端、夕方になるとカラスがガーガー飛び回って旋回をしているというのは、あんまり見た目にいいことではないなと思うわけです。夕方になると、ねぐらに向かって飛び立っている。それ以外は電線にずっと止まっている。  それで、なぜカラスの駆除というのがそういうふうになったかというと、カラスの羽の元にハダニがいるんです。カラスが死んで体温が下がると、羽の元から表に出てくる。だから、それを手でつかむと移るので、カラスとかなんかをするときには家の中で脱がないで、その物は必ず外で脱いで、そしてその後、洗濯機に入れてすぐ洗濯機を回すようにしないと、家の中で服を脱いでしても駄目。だから、少し敬遠なされているのかなと思います。  だから、カラスというのは、皆様方も一緒ですけれども、そこ辺りに落ちているカラス、死んでいるのをそのまま手で扱うと、体温が下がっていると、羽の元におったハダニは外に出てきて手に移る。軍手をしたら軍手に移る。服に。だから、そのときには、家に帰るときは、接触したものは全て外で脱いでせにゃいけない。それがあるものだからカラスの駆除というのがうまくいっていないんじゃないのかな。  だから、市として、そういうふうな方にしてもらう場合は、手袋とか、ある程度の、薄いビニールの上下の雨がっぱのようなとをして、そして、それを補助するようなのが何かないのかなと思うんですよ。かっぱとかいうのは高いけど、ビニールのほんな薄い、そういうふうなとか、ゴムの手袋を従事者に駆除費用として手当の中に少しプラスしてするとか、何かそういう方法というのがあってカラスの駆除をしたほうが、道端にいっぱいふんをし、飛び回る。あまり松浦のイメージとして、住み続けたい松浦の中に少しいい感情はないんじゃないかなと思うんですが、そこのところを担当課か市長にお答えいただければと思いますけど。 95 ◯ 農林課長(吉田安秀君)  捕獲に対しての補助といいますか、これは報奨費のほうで、駆除をされる費用、それから、殺した後の埋設ですね。そういうところも含めましての費用として、先ほど言いましたようにカラスの場合でありますと500円と1,000円をお支払いしているということで御理解いただければなというふうに考えております。  カラス小屋の設置等につきましては、私どものほうでも補助をしておりまして、イノシシの箱わなと同様、施策のほうをしておりまして、平成28年度に福島、それから、星鹿のほうでカラス小屋を設置したいという御要望がございまして、設置のほうを国費でやらせていただいたという経緯でございます。  以上でございます。 96 ◯ 14番(鈴立靖幸君)  やはり松浦市を通って、平戸とか、ハウステンボスとかへ行かれる方々が、高速道路じゃなしに、松浦のまちの中をずっと通りながら見ていこうかと。久しぶりに松浦に来たからねといって海岸べたを車を走らせるときに、あの異様な風景というのはあんまり好ましくないなと思いますので、担当課としても駆除にもう一歩前進して、その地域の駆除される方をひとつ御理解いただいて、駆除の努力をして、青空のすばらしい風景の中で調川を見、今福が見られ、そして、松浦の御厨、志佐が見られるような環境というのをつくっていただきたいと思います。  今後、このままいったら結果的にはカラスは殖えていく一方ですので、これからのカラス対策について新たな方策というものをもし考えておられれば、それをお聞きしたいと思います。 97 ◯ 農林課長(吉田安秀君)  やはり有害鳥獣の駆除につきましては、猟友会の皆様方の御協力がなければ成り立たないところでございまして、先ほど言いましたように、平成28年度に星鹿、福島にカラス小屋を設置したのも、地元と、それから、猟友会の皆様方が協力されて市へ設置の要望が出されております。  今後も、先ほど言いましたように、国庫補助の中でカラス小屋の設置等はできますので、ただ、捕獲して有害鳥獣の駆除をするとなると、やはり猟友会の皆様方、免許取得者じゃないとできないということでございますので、そういうところの協働ができて、そういう御要望が出てきますれば、また、カラス小屋の設置であるとかの補助事業はございますので、私どもで対応してまいりたいというふうに考えております。 98 ◯ 14番(鈴立靖幸君)  どこにお願いするかというと、まずはやはり猟友会ですので、猟友会の中に、よし、そしたら自分がイノシシも駆除しよるけれども、カラスもそういうことであれば、ひとつできるだけやってみようという方々に御協力をまずお願いして、そして、猟友会の中で何人かスクラムを組んでしていかないと、今のままでは松浦市のエンマキ周り、本当に魚が、新鮮な魚が捕れるのに、その道路沿いにはふんがいっぱい落ちている。あまりいいイメージはないなと思うわけですので、ひとつ鳥獣被害とともにカラスの駆除というものをして、清潔感のある地域環境というイメージの松浦市にしていかないけないんじゃないかなと思います。担当課、ひとつよろしくお願いしたいと思います。  2番目が登下校通学路の安全の現況についてということでございます。  前の質問をいたしましたときに、1つ例を申し上げました。上志佐の駐在所のところに横断歩道がある。ほとんど使われていない横断歩道。ところが、志佐から上志佐に転校していいですよということで校区を緩和して、志佐から5名ほど、今、バスで来ています。黙って見ていますと、当直とかなんかで駐在所がおられないときは校長先生が手招きして横断歩道でないところを誘導しておられる。駐在さんがおられるときはお二人で誘導しています。  しかし、自分が疑問に思って、前、質問したんですが、学校の交通安全教室というのは、交通安全協会の人たちが来られて、運動場で仮の横断歩道を使って、手を挙げて、右を見て左を見て、安全確認して渡りなさいという学習をする。ところが、実際は横断歩道でないところを、はい、はいといって渡している。ということは、教育と反する実態をしているじゃないかということで、聞き取りが家でありましたので、そのときにそういう実態はどうなっているのかと言ったら、一応今のところはそういう対応をしていきますということ。しかし、それが許されるのかなと自分は思う。  そして、聞き取りが終わってから、交通安全協会の幹部の人に電話をしました。そしたら、その次の日に警察署の次長さんと担当課が来られました。それに交通安全協会の幹部の方、会長、副会長さんたちが来られました。それと、防災課の職員さんがお二人来られた。そこで、田中病院の前もこんな状態ですよと言ったら、拡幅してからしますと。だから、その人たちに少し強い口調で申し上げました。交通課の次長さん、あなたたちは拡幅するまで事故を待っておくんですかと。事故というのは、予想外のときに事故が起きてくる。あれほど言っていたのに、あなたたちは拡幅するまで悠長な考えをしておったおかげで見てごらんなさいと。貴い貴い命を落として、被害者になった人も加害者になった人も深刻な人生を歩かないかんごとなるんだよと。そんなこと許されるんですかと申し上げました。そしたら、手続が必要なんですと。手続を迅速にしなさいよと言いました。  そしたら、その次の日、また今度は話を、県警の方が来ておられたのか、ちょっとそれは定かではないとですが、また新たな人たちが現場を見ておられました。横断歩道のないところを渡すところですね、上志佐の場合は。早急にあなたに返事をしますと。そして、交通安全協会の幹部の方から電話があって、早急に書類を作って出しましたと。だから、いましばらく、本当に申し訳ないけどと。だから、自分もそのときに、喫緊の問題はそれに応じた対応をしていかなたいと言ったんです。今、書類が出来上がって、出すごとということですので、先週の金曜日、もう書類が出ているんだろうと思います。  それと一緒で、青島から上がってくる田中病院のところも、拡幅をして、そしてから横断歩道を正式に造りますと。そんな悠長なことをして、もし事故が起きたときどうするとねと言ったんですよ。  だから、そういうところがまだほかにあるんじゃないかと。まだ松浦市にも使われていない歩道があって、そして歩道じゃないところを渡っている老人の人も子どもさんたちもおられるんじゃないかと。だから、もう一度現実をしっかり踏まえた交通安全対策をせにゃいけない。  だから、登下校通学路もそうです。登下校通学路は、市長も知っておられるか分かりませんが、上志佐に「椋呂路トンネルを早期実現」という看板があるんですよ。ところが、それに大きな石が落ちてきて、そして、長野地区の勤めに行っておられる若い女の方がそれをすぐ分かって、その地主から自分のほうに電話があって、そして、建設課長にすぐ電話をしました。窓口ですから、あなたが直接の担当の責任者じゃないでしょうが、県のほうにすぐ連絡を取って、現場を見てしなきゃ、あとちょっとで子どもたちが登校するときだった。今でもあそこの看板は壊れています。こっちの左のほう、上から落ちて。  そして、その地主が、上にまだほかにいっぱいあるよと。石のいつ転んでもいいようなとがあるよというふうなのを聞きましたので、建設課長に電話をしたら、建設課長は迅速に行動してもらって県のほうに連絡した。そしたら、道路パトロールの人たちが来て、重機を持ってきて片づけたということで、今は非常にぐしゃっとなったとが残っています。  そのようにして登下校というのは、イノシシが殖えたことによって新たな登下校通学路等の危険性というのがプラスになってきた。そこのところを聞き取りのときに申し上げました。  そして、先生方の異動というのは昔と違って広域人事になって、五島とか、長崎とか、いろんなところから異動してこられて、地形をあまり分かっておられない。だから、その方々にどうせいこうせいと自分たちが言うつもりはない、酷なことですから。だから、それはやっぱりそこの地区の区長さん方、地域の人たちが情報提供して、教育委員会、建設課、県が目配り、気配りをしながら、みんなで子どもたちの登下校の通学路が安全に毎日が過ごせるような方策を取らないけないんじゃないかなと思っています。  あそこの落ちたところは下からは見れません、目視では。上に上がっていかんと石が今にも落ちそうなところは見えないので、そういうところは教育委員会がしっかりと、各地区の区長会とかがありますので、そういうところに出向いていって、危険性のあるところはお聞きすればすぐ分かることですので、そのような対応というのをすべきじゃないですかというふうに申し上げております。  昔のままの通学路設定を踏襲するということはいいことですが、その通学路というのは時代の変化によって、イノシシが多くなったことによって危険性が増している通学路があるんじゃないのかというふうに思うんですが、教育委員会はこのようなことが、一歩間違っておれば児童の列にその石が落ちていた可能性というのは非常に高い。それが少し早めであって、幸い事故がなかったからよかったものの、そういうところの危険性というのをもう一度教育委員会はしっかりと、通学路というものがいかに安全に執行されているかというふうな確認が必要じゃないかと思いますが、教育長か担当課長にそこのところの現況をお聞かせいただければと思います。 99 ◯ 学校教育課長(宮島哲郎君)  お答えいたします。  学校教育課としましても、通学路の安全確保のためには、学校、保護者、地域及び関係団体が連携し、定期的な安全点検を実施するとともに、交通量の変化やイノシシの被害等、社会の状況の変化に応じて見直しをしていくことは大変重要なことだと考えており、通学路交通安全プログラムの目的もその一つであります。  そのため、今後、通学路の点検を行う際に、区長さんなど、地域の方からの情報を得ながら安全点検を行い、通学路の安全性を高めたり、また、地域住民の方々の子どもを見守る意識を高めるなどに取り組んでまいりたいというふうに考えております。その上で、通学路交通安全プログラムを活用して、それぞれの箇所の点検等を行っていきたいと考えております。 100 ◯ 14番(鈴立靖幸君)  全然使われていない上志佐の歩道も、これはこのままそのようにして手招きしてそこの歩道でないところを渡っていくのかなと思っていたら、今のところはそのように立会いをした上でそういうふうにするということだから、何でそんなことをするのかな、学校の交通安全教室では右を見て左を見て横断歩道を渡ろうと言ってから学習しながら、そしたら、交通安全協会の幹部の方々は、自分たちの教えよるとは何なのかなと、その現場でも言われました。自分たちが教えとるとはあれは何やろうかなとか、そんなになるんですよ。  学校では、横断歩道がある場合は横断歩道を渡る。渡るときは手を挙げて、右を見て、左を見て、安全確認してから渡りなさいという交通安全教室があっておるにもかかわらず、今のところはそれができませんから、警察さんと校長先生で手招きして渡すごとということで立会いでしましたと。それは学習と相反するじゃないかと言った。それで、早急にちゃんとしてあげなですたいと言ったら、警察署から来られた次長と担当課が明くる日もまた今さっき言ったようにして立会いをして、そして早急に文書を出すごとして出しますからということだから、やっぱりそれをそのまま黙っておくじゃなしに、しっかりと前へ一歩進まんと、貴い命を絶ってから困ったことになりましたと言いよったっちゃ、命が絶ってからじゃどうしようもない。だから、そこの深刻さというか、緊急性というかな、そこをもっとしっかり踏まえないけないんじゃないかなと思っているんですが、教育長、そのところの対応の甘さというものについてどういうふうにお考えか、お聞きしたいと思います。 101 ◯ 教育長(今西誠司君)(登壇)  お答えいたします。  子どもたちのかけがえのない命を守る、これが一番大事なことだと考えております。そのため、各学校におきましては、交通安全のために横断歩道が近くにある場合は必ず渡るということは徹底した指導を行っているかと思います。  今回の上志佐小学校の件につきましては、詳しい事情は分かりませんけれども、恐らく何らかの状況があってそういうふうな対応をしたのではないかなと予測されるところなんですけれども、私としてもそこは確認しながら、きちんと横断歩道を渡るような指導をしてもらうよう、私のほうからも話をしたいと思います。  あわせまして、横断歩道の見直し等につきましても、これはやはりぜひ必要なことだと思っておりますので、現在行っております松浦市通学路交通安全プログラムの中におきまして、関係の皆様としっかりと協議をしながら、子どもたちにとってより安全という視点に立ちながらの検討を行ってまいりたいと思います。  以上でございます。(降壇) 102 ◯ 14番(鈴立靖幸君)  最終的にこのことについては警察署のほうから、今使われていない歩道は消すことでよろしいだろうかということで、交通安全協会の幹部の人たちも、消して、そこはもう没にして、今、手招きをして渡っているところの場所を新たに選定してするということで文書を出させていただきますということですので、一歩も二歩も前に進んだというふうに理解をしております。  そして、条件としては、できるだけ早く、事故は整備するまで待って事故が起きるわけじゃないわけですので、いつ何どき、非常に深刻な事故が起きてからでは遅いので、一刻も早くその実施に移してほしいということを申出をしております。これは交通安全協会のほうにも電話があって、今使われていない横断歩道は没にして消して、新たにということでいいかどうかを確認があったということですので、そのようにしてくださいというふうに返事をしておりますと言ってありましたので、そのほうは動くんじゃないかなと思います。このことについては質問を終わりたいと思います。  あとは、これは関わっていることで、今度は交通安全対策ということで通学路も関わっているんですが、先ほどから話していましたように、やはりこれだけ交通量が増えてきて、そして高齢化社会が進んできますと、ながら運転があったり、ブレーキとアクセルの踏み間違いで非常に凄惨な事故が起きて、起こした加害者も深刻な人生を歩いていかないけないことになるし、ましてや被害者は家族がどん底に落ちるという事態になる。それは松浦市で起きてはならないことであって、未然に防げるものはみんなが防いでいく、その努力は必要だろうと思っております。  先ほどから少し話しておりました青島から上がってくる田中病院の前のというとは、今のところは拡幅しなければいけないということで、交通量も少ないので事故は今のところといって警察署が言われたから、あなたは交通量が少ないから事故が起きんと言っているんですかと言ったんです、最初。交通量が多くても少なくても、ながら運転をしたり、踏み間違いをすれば事故は起きるんですよと。だから、交通量が少ないからですねというような言い方をするから、交通量が少ないから多いから事故の起きる起きないということのあるもんですかといって話をしました。そのときは交通課の次長が来ておられたろうと思いますがね。  そういうことで、担当課として拡幅が完了するまでそのまま放置しておくのかどうか、それで許されるのかどうかをお聞きしたいと思います。 103 ◯ 防災課長(小熊 盛君)  議員お尋ねの件につきましては、去年の9月議会の一般質問でもこの件について取り上げられたかというふうに思いますけれども、そのときの状況と今現在、状況としては今変わっておりません。青島地区の要望として要望書を提出していただきたいというふうなことで地区のほうにお伝えをいたしまして、お伝えをした状況のままということになっております。  また、松浦警察署の交通課のほうに確認をいたしましたところ、このことは地区にも伝えて、現状では設置が難しいというふうなことでお伝えをしたというところまで確認はしております。  ただ、現在、この道路が改良中であり、完成後については道路の幅も広くなるものですから、交通量も増加する見込みということがあろうかと思いますので、このことについては松浦警察署の交通課が窓口になりますので、そちらと話をさせていただいて、どうにかできる方法がないのか、協議をさせていただきたいというふうに思っております。 104 ◯ 14番(鈴立靖幸君)  いろいろ予算もかかってくるんですよと言われたから、自分は予算と命とどっちが大事とねと。命とお金、予算と。横断歩道を造るとに何千万円もかかるわけないじゃない。貴い貴い命を松浦市から絶たせる。それは拡幅するまではちょっと様子を見ておくんですよという言い方をして、それで事故が起きんならいいけど、何度も言うように、事故というのは拡幅するまで待っておらないじゃないとねと言ったんです。予算がかかると言われるから、予算と命はどっちが大事ねと。何百万円もかかるわけないじゃないのと自分は思う。  だから、もう少し行政のほうもそれを奮起させるような、地域から要望があればじゃない。あるように、何が必要なのか。県とか警察署に必要なのは何の書類が必要なのか。どういうことが今ネックになっておるのかというとを踏まえて、もう少し前に前に積極的にして、ああ、やっぱり努力して早うしてよかったねと。危ないところやったぞと。そういうことで安心ができる施策を講じていかなくちゃいけないんじゃないかなと思うんですが、今のままでは拡幅するまで黙っておくんですか。それと、地域から要望が出ていないので今見守っておられるんですか。そこのところをお聞きしたい。もっと喫緊な問題、命に関わるものは命の関わるようにしっかりと対応していかないといけないんじゃないかなと自分は思っているんですが。 105 ◯ 防災課長(小熊 盛君)  まず1つ、松浦警察署のほうで事務をされている分につきましては、これは規制実施基準というのがございまして、横断歩道についてもその基準の中で運用されているというふうなことから回答をいただいております。  それともう一つ、今、議員がおっしゃいました要望の件ですけれども、このことについては地区からの要望書を頂いてというふうな形での手続を今までしておりましたけれども、それとは別に、市のほうとしても必要な部分については警察のほうと意見交換をさせていただきながら進めていきたいというふうに思います。  以上です。 106 ◯ 14番(鈴立靖幸君)  何でもそうですけれども、ちゃんと決まりがあって、規制されて、その中でしていくというのは、当然、人間が規制しておるわけだから、その時代に応じて規制を解くところは解いて、柔軟に解釈するところは解釈していいんじゃないかなと思う。自分たちがつくった規制にがんじがらめに絡まれて、そして、にっちもさっちもいかんようにするんじゃなしに、規制というのがその時代にそぐわなければ、喫緊の課題で深刻な問題の場合はその限りでないというぐらいの判断力で前に進むことが必要じゃないかと、立会いのときにも自分は言ったんですよ。人間が規制をつくって、その規制にがんじがらめにされて、ほどかれんようになるんじゃない。その規制というのは時代に相応して対応していくべきじゃないか。  だから、特段の理由がある場合はこの限りでないぐらいの判断ですべきところはしていかないといけないんじゃないかというのを立会いのときも申し上げたところでございます。  どうか、何回も申しますが、一番は松浦市から貴い命を絶つことのないように、そして、深刻な加害者と被害者を出さないように、これの1点でいっちょ頑張りましょうでと言って、最後に別れるとき警察の次長さんと担当者に申し上げました。それでいきましょう、早急に段階を取るものは取っていこうでというふうに言われました。  そういう方向で行政担当としてもひとつ対応していただければと思っております。  最後は幼児虐待防止対策について。  今回は小学生関係じゃなしに、まだ小学校に入る前の子どもたち、幼児の虐待というとがあります。前も船戸結愛ちゃん、それから栗原心愛ちゃんという子どもさん、非常に深刻な事件で命を絶っていきました。  自分は聞き取りのときに担当課に申し上げました。非常にこれはプライバシーにも関わる、人格にも関わる。うかつなことを口に出すと、人生を棒に振るような人格の欠損をすることになるし、プライバシーというものをしっかりと把握していかんと、その人生を非常に違う方向に持っていくという中で、児童虐待、幼児虐待というのは深刻で難しい。水面下で現れてこない。学校関係は学校で、何で頬がずぐろになっているのと言うし、そういうので分かりますけれども、そういうところからすると家庭内のことは非常に分からない。  聞き取りのときに、栗原心愛ちゃん、船戸結愛ちゃんは、真冬の中に冷たいシャワーを浴びさせられ、そして結果的には、便所に行くこともできなくて、おしめをするぐらいまで虐待されてしまう。その虐待としつけの差を分からない人間が親になっているというところに非常に深刻さがあるなということで、生まれてから小学校に入るまで、どのようにして親教育というのは、行政としてできるところの範囲内ではどのようにして親教育、しつけ教育の在り方というのをしているのかな。そこをちょっとお聞きしたいなと思って質問をいたします。 107 ◯ 子育て・こども課長(土谷由子君)  乳幼児を育てる保護者への子育てに関する講習ということに関しましては、毎年、保育所などや学校からの依頼を受けまして、保護者が集まる機会に、体罰をしない子育てといったテーマで講話を行っているところであります。保護者全体に対するそういった指導を兼ねた講演等も開催は必要だというふうに考えますが、やはり虐待のリスクが高い保護者というのには個別に対応いたしまして、自分自身の子育てについて考えていただく機会というのが重要だというふうに思っております。  現在、市が実施している乳幼児健診や赤ちゃん訪問におきましては、全ての対象児や保護者と会うことができておりまして、その際の問診において、予想以上に不安な思いとか悩みを正直に私どもに話をされますので、そのような機会を逃さずに、しつけの行き過ぎがないか確認をしたり、困ったときの対処法というのを指導したりして、子育てのアドバイスを直接行っているところです。こういった積み重ねというのが虐待の未然防止につながるというふうに考えて実施をいたしております。 108 ◯ 14番(鈴立靖幸君)  船戸結愛ちゃん、それから栗原心愛ちゃん、お二人の幼児というのは、本来なら大人が助けてあげることのできた事案なんですよ。1つは、ちゃんと児童相談所、そしてあのときは教育委員会が、どこの教育委員会とは言わないですが、お父さんからいじめられておると訴えたアンケートのコピーをその本人の親に渡したということは、知識がない教育委員会だなと思っています。そういう知識のない人間が教育委員会を構成しているからああいうふうなことになるし、それを任命する人間も能力がないんじゃないかなと思う。  あと1つは、1回は児童相談所に預けられたにもかかわらず、親が強引に連れて帰って、それからまた地獄の虐待が始まったということは、親が、それから組織、児童相談所、教育委員会関係がしっかりとした認識を持って、その手続をしておけば、あの2人は助けることができた。  だから、自分はテレビを見るところにあの2人の名前をちゃんと書いて、申し訳ないと。大人の一員として救うことができなかったなと。残念、残念。あの写真を見て本当に心が痛みますよ。何十年という命を謳歌できたはずなのに、一人の父親のふがいなさで地獄の毎日を過ごして、そして息を引き取っていく。それに大人の自分たちは助けることができなかったということを非常に心苦しく思って質問したところです。  松浦市においてこのようなことがないように、みんなで気配り、目配りをしながら、子どもたちの健やかな成長というのを願っていきたいなということを思っております。  ここで、最高責任者の市長に、小学校に入るまでの幼児虐待ということについて、どのようにこれから進んでいかれるのか、思っておられるのか、所見をお願いしたいと思います。 109 ◯ 市長(友田吉泰君)(登壇)  お答えをいたします。  今、議員のほうから御紹介のあった事例については、度々マスコミ等でも報道され、先般、具体的な裁判もあったということで、さらにその状況などが報じられております。そういったものをその関係者が、やはり皆さんそれぞれ受け止められて、今後、そういった事例を出さないようにどうすべきかということを考えていただいているというのは事実だろうと思っています。  また、松浦市においても、そういった事例を発生させないために子育て・こども課を中心に対応しておりますし、幼児の段階でそういった環境をつくらないためにも、やはり保護者に対するサポートは必要だろうと思っております。  先ほど課長から答弁申し上げましたけれども、松浦市内においては全ての親御さんに会うことができている。そして、その中で、先ほどの答弁にもありましたけれども、担当課のほうから子育てに対して御不安がありませんか、行き過ぎたしつけなどはありませんかという問合せに対して、ちょっと感情的になってしまうというような回答も素直に出されているようであります。やはりそういったときにこそ、行き過ぎたしつけにならないようにしっかりと指導をしていく、サポートしていくということが大事ですので、そういったことをしっかりと今後とも続けていくことが大事だろうと思いますし、松浦市内でそういった悲惨な事態を招くようなことがないように、引き続き関係者の皆様方と注意深く、そして、熱心に取り組んでいきたいと思っております。(降壇) 110 ◯ 14番(鈴立靖幸君)  やはりこれは担当課だけではなしに、市役所だけではなしに、自分たち自らがしっかりと正しいアンテナの下で気配り、目配りをしながら、その情報の正しさを認識しながら、しかも、先ほど申しましたようにプライバシー、そして、人格の欠損をすることのないように、しっかりと自分たちがそこを心しながらサポートして、子どもたちの虐待というのが、悲惨な虐待が松浦市から発生することのないように努めて、すばらしい、本当に心のぬくもりのある穏やかな松浦市、そして、子ども育ての場というものを目指していかなければいけないんじゃないかなと思って質問したところでございます。  6分ほど時間はありますけれども、これで自分の質問を終わります。    (鈴立議員 一般質問席 降壇) 111 ◯ 議長(久枝邦彦君)  以上をもちまして鈴立議員の一般質問を終結いたします。  ここで暫時休憩いたします。       午後0時9分 休憩 ───────── ◇ ─────────       午後1時15分 再開 112 ◯ 議長(久枝邦彦君)  再開いたします。  休憩前に引き続き、会議を開きます。  それでは、質問順位に従い、11番・山口議員の登壇を願います。
     (山口議員 一般質問席 登壇)(拍手) 113 ◯ 11番(山口芳正君)  こんにちは。  3月になりまして、卒業式や入学式を控えておるわけですけど、コロナウイルスが発生して大変子どもたちも心配しているだろうなと思いますし、やっぱり子どもたちは元気な声であちこちで走り回るとか、遊び回るとかが一番と思いますので、子どもたちも大変悩んでいるだろうなと心配するところでございます。  福島のほうでは、3月になりましたら、次の日曜日、その次の日曜日は種まきが始まります。そしたら、種まきをすると同時に、どんどんと水田になっていきます。いつもと変わらぬトラクターの音がし、のどかな風景となります。  この松浦に来るまでに久原を通ってくるわけですけれども、久原駅の横は菜の花がいっぱいです。非常に春が来たなという感じがして、何かうきうきするような感じで通ってきました。  今回、私、5項目の質問を入れております。  まず、福島の県道、市道の整備計画及び管理についてお尋ねいたします。  まず、県道の整備についてでございますけれども、福島の県道については23から24キロあると聞いております。  その中で、鍋串までの間は、昔からあの県道のところが10.7キロと書いてあります。11キロぐらいあるということです。残りの整備が、後で県道に昇格しました残りの東の方のかな、いろは島の方面ですね、そのほうが今少しずつ整備なされております。  今、いろは島の前の里工区というところをやっておられますけれども、第1工区が終わりまして、第2工区に入っております。第2工区については、普通なら鍋串のほうから来るわけですけれども、今、支所のほうからあっております。  その中で、残り150メートルぐらいと思いますけれども、まだ残っておるわけです。その間がなかなか地権者との話ができていないのかどうかと思いますけれども、できないと聞いておりますけれども、どうなっているのか、まずそれをお尋ねいたします。 114 ◯ 建設課長(中村桂一郎君)  お答えいたします。  一般県道喜内瀬鍋串線の改良工事(里工区)につきましてですけれども、今、里工区で行われている全体延長が980メートル、計画幅員9.25メートルの道路改良工事として、平成19年度から事業に着手されております。  現在の進捗状況につきまして、事業主体であります長崎県の担当部署の県北振興局へ確認をいたしましたところ、今年度までに980メートルのうち850メートルが完成しておりまして、既に供用開始をされている状況でございます。  先ほど議員から申されました未改良区間ですね、残区間ですけれども、130メートルございます。こちらにつきましては、用地の取得が完了していない箇所があり、用地提供の承諾が得られ次第、令和2年度も工事を進められる予定でございます。  しかしながら、事業に協力を得られず、用地交渉が難航している箇所もありますため、取得が困難な場合は暫定形での擦り付け工事を行い、事業を休止することとし、用地の承諾が得られる見込みが立った時点で、事業再開の検討を行うというふうに伺っております。 115 ◯ 11番(山口芳正君)  今、ぷつんと終わっておりますから、擦り付け工事をやってあるということで、できれば地権者にお願いしていただいて、同意を得られることが一番ですけれども、私もその辺についてはよく分かっておりますので、それ以上は言うこともありませんが、引き続き努力していただきたいと思います。  擦り付け工事が終わってから、あと同意が得られればやるということですけれども、なかなか長期間になる可能性があるわけです。その場合、そこを一時中断して、ほかの県道をされる予定があるのかどうか、ちょっとお尋ねいたします。 116 ◯ 建設課長(中村桂一郎君)  里工区の完了後の整備計画につきましてですけれども、現時点では未定ということでしたが、今後、地元の意見を踏まえ、改良が必要な箇所を抽出し、優先順位等の検討を行っていきたいというふうなことでございました。  市としましても、一般県道喜内瀬鍋串線につきましては、まだ未改良区間が残っておりますことから、今後も地元の御意見や全島公園化計画、通行の危険性などを考慮し、長崎県に対し改良事業の促進について要望してまいりたいというふうに考えております。 117 ◯ 11番(山口芳正君)  本当、中断にならないようにお願いしたいわけですけれども、もし、やむを得ん場合は、ぜひ町内の未整備区間がありますので、引き続きお願いしていただければと思っております。  次ですけれども、その中で県道については、棚田周辺については、棚田火祭りの開催に合わせてされているということで、側溝だったり、ガードレールも整備されております。一生懸命、側面から支援していただいておるということを感謝申し上げます。  続きまして、市道関係ですけれども、市道はただいま1線だけしかやれないという状況の中で、土谷鯛の鼻線を改良されております。  何工区に分けられるか分かりませんけれども、第1工区として計画されて、設計もできておる箇所を今されておりますけれども、何分にも擁壁が高かったり、いろいろな工事費がかかって、だんだん長くなっているような感じがいたしますけれども、あと何メートルぐらいあって、何年ぐらいかかるのか、その見通しをお願いいたします。第1工区ですね。 118 ◯ 建設課長(中村桂一郎君)  福島支所管内における市道の整備につきましては、現在、議員申されたとおり、市道土谷鯛の鼻線改良事業を実施しております。全体計画延長は、起点となります鯛の鼻別道バス停付近から終点となる峠バス停付近までの約1,400メートル区間、幅員は7メートルの計画となっております。  現在は、第1期工事区間として起点から原山水源池付近までの約500メートル区間において、平成26年度に事業を着手し、平成28年度より本工事に取り組んでいる状況でございます。  令和元年度の事業としましては、起点部分より約140メートル区間において、道路拡幅に必要な擁壁築造工事及び排水構造物工事を行っております。  第1期工事の事業期間につきましては、令和3年度までの予定であり、残りの第2期工事区間約900メートルにつきましては、バス路線でもあることから、第1期工事の進捗状況を見ながら、継続的に実施する計画としております。  ですので、第2期工事も含めた、いつまでにというところは、まだ計画が立っていない状況でございます。 119 ◯ 11番(山口芳正君)  この区間、一応終わった、第2期工事になって入った場合に、どちらからやるかということもまだ今から検討なさるということで理解していいわけですかな。  あと九百何メートルかあるということですけれども、継続した場合は養源小学校の下のほうに入ります。非常に民家もあるということで、立ち退きもあるかな、設計によって分かりませんけれども、反対のほうからしたほうが、何か狭いというかね、火葬場のほうからこっち来るとかですね。その辺も含めて、第1工区が終わるような状況やったら、二、三年前にちゃんと計画をいただければと思っております。これはお願いしておきます。  次、私が一番心配するのは、この整備区間についてはそれでいいわけですけれども、県道の管理が一番、私は悩ましいというかな。県道です。福島から入って支所までの区間、非常に見苦しいときもありました。しかし、何メートルから切って、刈ってから、また一時、時間を置いて何日かしてから刈ると。そしたら、そのうちに伸びるわけですよね。せっかく玄関口でならば、その辺はしっかりと継続的にやっていただきたいということ。  それから、ツバキのところは恐らくシルバーさんにお願いされておるかと思っております。今行ったらきれいになっております。本当にきれいだなというふうな感じでなっております。あれまでやってくださいとは申しませんけれども、通って見苦しい、何か気持ちよく通られるようにしていただきたいと思います。玄関口ですから。  その辺も含めて答弁をお願いするわけですけれども、もう一つ、私は反対の方向です。いろは島の方向、1回も刈っていないでしょう。多分、途中まで刈られたかと思います。この前、聞き取りのときに建設課長に帰りがけ通ってみなさい、見てくださいと言いましたけれども、課長も何回か通られておると思うんですけれども、今は若干枯れた状態です。あれが夏場、6月、7月になったら見事なものです。非常に危険です。その辺どうなっているのか、県のほうにお尋ねされたものかどうか、お願いされているものか、ちょっとお尋ねいたします。 120 ◯ 建設課長(中村桂一郎君)  一般県道喜内瀬鍋串線におけます除草作業に係る発注形態について、まず管理をされている長崎県の田平土木維持管理事務所のほうに確認をいたしました。  本年度は全延長が22キロございまして、このうち福島大橋から鍋串免を経由して里免までの交通量が多い区間を対象に延長約9キロメートル、車道の端から幅として約1メートルの範囲を除草する仕様で発注を行ったと伺っております。  先ほど申された里の付近ですね、こちらのほうが伐採されていないということで、私も一般質問の聞き取りの際、見てまいりました。確かに、議員おっしゃるように、ガードレールが見えないほど枯れた草で覆われている箇所もございました。  今年度、除草を実施しなかった区間において、地元の皆様方から安全な通行に支障が出ているというような御意見が多く寄せられましたことから、令和2年2月12日に田平土木維持管理事務所と福島支所において現地立会いを行っております。  この立会いの結果で、里免の一部区間における道路除草、また併せまして、喜内瀬免、浅谷免及び土谷免の一部区間において支障木の伐採、影切りを本年度中に実施したいというふうに伺っております。 121 ◯ 11番(山口芳正君)  見ていただいて、やるということですけれども。草は毎年毎年生えるんですよ。その辺はやっぱり分かっていただきたいということ。  先ほど里の区間はやっていないと。多分やっていないでしょう。途中までですね。そういうことが、入札はどうなっているのな、全線になっておるんじゃないかなと私は思っております。大体、地区になったら、田んぼがありますから、見るに見かねて農家の方が近くのところまで刈られる。ちょっと離れたら、やっぱり請負に出されておりますから、行かれませんけれどもね。その辺をしっかりと県のほうに言ってください。言ってくださいというのは、即やってくださいと。  これで市長がオルレコースをちゃんとして、全島公園化と打ち立ててやった場合に、よそから来た人が何を思いますか。福島はいっちょんしとらっさんねとかですね。佐賀県のあたりはきれいになっております。その辺も含めて、強く強くというかな、県のほうに1年に1回は刈るんだという要望をしてみてください。  ちょっと時間もありませんからまとめて言いますけれども、できなければ地域の方と話し合ってお願いする。業者じゃなくして。うちの地区あたりでもちょっと出ました。自分たちでやられんじゃろうかと。しかし、私たちも言われんわけですよね。皆さんのやろうという気持ちは分かるわけです。それもしっかり確かめながら、そして、どこがその経費を出すかというとをしなければ、事故があったときどうするかということもありますから。そういう状況が何年も何年も続くようでは、もうずっと前からです。  であれば、これはやっぱり県としても考えていただきたい。金がないじゃないんですよ。金がなくたって草は太るんだ、大きくなるんですよ。中央線をはみ出して走らないと、大型バスは通行できません。せっかくの景色があっても大型バスは来ません。鍋串でUターンですよ。  こういう状況であってどうなのかと。私は、全島公園化もしっかりしておるんだから、もう少し市のほうも、行って要望してあるとは分かっておるわけですけれども、オルレ大会とか何かあったときに本当に恥かきますよというごたる感じがするわけですよね。ぜひぜひその辺を県のほうに十分に十分に言ってください。これは区長会でも毎回言われておると思います。  その辺もう一度確かめさせていただきます。市長がよかかな。市長どがんですかね。 122 ◯ 建設課長(中村桂一郎君)  今後の県のほうの考え方ということでお伺いをしております。  県道の除草につきましては、引き続き通行車両の安全確保のため、必要な区間については年1回の定期除草は行っていきたいとのことですが、県内での要望が増加しておりまして、限られた予算の範囲内で対応していくため、先ほど議員が申されましたように、地域自治会等の団体に除草を委託するなどの住民参加も視野に入れた対応ができないか、検討していきたいというふうに県のほうからは回答をいただいているところでございます。 123 ◯ 11番(山口芳正君)  住んでいる人にしてみれば、やっぱり気持ちよく通りたい。また、事故があったら終わりですので。ましてや、地元の方よりか、よそから来らした人が恐ろしかと思うんですよ。そういうことも含めて、その点、引き続き県のほうにも強く要望をお願いしておきます。  次に、2項目めの老朽化している福島の公共施設の改築及び整備についてですけれども、これについては平成30年の3月議会に十分に現状を聞かせていただきました。  全体的なところをみんな聞けば時間がありませんので、まず、支所、公民館ですね。これについては、この前の答弁の中でも併設してやる方針だというふうな答弁があっておるわけですが、財源確保のために有利な財源がないか、ちょっと今、耐震改修促進法に基づく防災拠点にやるための耐震検査をやるんだということだったですけど、もう済んだですかね。平成31年にやると言われたかな、その辺ちょっとお尋ねいたします。その結果と。 124 ◯ 福島支所長(松永 毅君)  ただいま議員が申されました福島支所の庁舎の耐震診断でございますが、平成30年度に行いまして、その結果といたしまして御報告させていただきます。  まず、2次用構造耐震判定指標というのがございます。これがIsで0.6以上あった場合は現在の基準に適合しているという数字でございますが、それに対しまして、支所の1階部分が0.31から0.53ということで全て基準を満たしていないという結果が出ております。  それから、ちなみに2階のほうは0.53から0.75で一部は満たしているという結果が報告されておりますが、1階がもちませんので、全体的にもたないという結果でございます。 125 ◯ 11番(山口芳正君)  耐震については満たしていないというかな、そういう判断だということですね。2階のほうは一部満たしているということですけれども、支所とか公民館については、聞き取りのときもどういう状況かとは一応聞きましたけど、時間の都合と、それぞれに言っても大変ですので、また改めていつか耐震については改めてというかな、聞くことにいたします。  公民館については、課長が近頃行って決められたということですので、どう思われたのか、ちょっとお尋ねいたします。 126 ◯ 生涯学習課長近藤寿一君)  福島の公民館につきましては、昭和42年の建設ということで、築50年以上たっておりますということで、横にある倉庫であるとか、奥にある和室なんかがかなりシロアリにやられていまして、床がちょっと危ないかなというような状況。だから、使用を止めるようなことも考えなければいけないかもしれないけれども、そこまでしてしまうと、なかなか和室等を利用される方々に御不便をかけるというふうなことで、我々としましてもかなり老朽化が来ているなというふうな認識を十分持っているところでございます。 127 ◯ 11番(山口芳正君)  福島支所については、昭和33年に建ててありますね。62年経っておるわけですよね。公民館については昭和42年ですね。五十何年経っておるということで、いずれにしても市内では一番古い。支所なんかは断トツで古い。そういう状況です。それは市長も分かっておられると思いますので。  あと、これを福島小学校の跡地に造るという話ですけれども、市全体を見たときに、総合プラザが大体完成というかな、あとはまた少しは要るかもしれませんけれども、そういうものができておるということだったり、魚市場もしかりですけれども、その辺を踏まえて、財政的に少しは、順番的には学校も、鷹島も一応予算化されておりますので、もうすぐ建て替えというかな、そういう方面で進めていただければと思いますが、その辺はどうなっておりましょうか。 128 ◯ 会計管理者橋本真一君)  この件につきましては、平成29年3月に松浦市公共施設等総合管理計画というものを策定しまして、その中で大まかな施設の方向性──改修するとか、建て替えるとか、そういうものを示しております。  この計画の中で、福島支所については同様に、老朽化している福島公民館と集約して移転新築を検討するということになっております。  令和2年度末に向けて、今度はこの計画に基づいて施設ごとの個別計画をつくっていくことになります。今後、個別計画の策定に移っていくんですけど、この中では施設をいつ、どのような形で造っていくというのを明確にしなければならないので、それを示していく必要があります。  その策定の中で、今後、福島支所と、あと福島公民館の機能を併せ持った複合型の施設をどのように造っていくかは、この計画の中で今後検討していって、結論が出ていくものと思っております。 129 ◯ 11番(山口芳正君)  支所については、今度地震が起きたら相当なひび割れになるということは間違いなかです。今隠れておりますからね。  そうしたときに、やっぱり早くやってほしいというか、何でも同じですけれども、これはもう待てないんじゃないかというぐらいになっております。  そうしたときに早く計画に入れていただいて、先ほど大型の事業は大体めどがつくかなというふうな感じを受けたものですからね、ぜひ、すぐでも取りかかってほしいと思いますけれども、これは要望しておきます。何回も何回も聞いておりますし、この点についてだけは市長にお願いいたします。 130 ◯ 市長(友田吉泰君)(登壇)  お答えをいたします。  公共施設等総合管理計画の策定については、既に済んでいるということで先ほど会計管理者のほうから御答弁差し上げましたけれども、今後、これに基づいて個別計画を立てていく中で、具体的には検討しなければならないと思っております。  確かに、今、議員がおっしゃるとおり、現在抱えている事業、既に実施をしている事業については、一定程度めどが立つ時期が見えているというのは事実であります。  では、その後に何も投資をしないかというと、これからまたいろんな需要があって、そういった必要な投資と比べて、どのように財政を生み出していくか、こういった議論も十分にしながら、先ほど言いました個別計画の中で、どういった時期に建て替えができるのかといったところを、もちろん先ほど御指摘のあった安全性、こういったものを踏まえながら検討してまいりたいと思います。(降壇) 131 ◯ 11番(山口芳正君)  検討するということですけれども、ぜひぜひ早くやって、もう分かっておられると思いますけれども、いつからやると言われないだけで、私はぜひぜひお願い、早くすべきだと思います。これについては前向きな検討がなされるものと信じております。  次ですけれども、あと、いろいろ福島に公共施設はあるわけですけれども、あと、消防の関係ですけれども、ちょっと答弁まで求めませんけれども、この前、出張所に聞きに行きました。それぞれに傷んでおる箇所もありました。しかし、築50年近くなります。鷹島が1年遅かぐらいですかね。もう四十七、八年になります。  ちょっと天井のほうを見たときに、破風になる鉄板ですか、鉄板というか、トタンでもない、鉄板かな、厚手の鉄板ですかね。もう腐れとったけんですね、こういうところは早く、建て替えはなかなか今の状況の中ではすぐはできませんから、目についたところは早く予算づけをしていただいて、修理をして長寿命化というかな、長くもてるようにお願いしておきます。ちょっと時間の都合上、せっかく答弁書を作っておられるかもしれませんけれども、その辺をお願いしておきます。  あともう一つ、公共施設の中で火葬場があるわけですけれども、福島には火葬場が……。 132 ◯ 議長(久枝邦彦君)  山口議員、先ほどの答弁はいいんですね。(「いいです」と言う者あり)いいですか。はい、どうぞ。 133 ◯ 11番(山口芳正君)  あと、火葬場の件ですけれども、火葬場については福島に唯一あるわけですけれども、大規模な修理がない限りは続けますよと、長寿命化を図りながらやりますよという答弁でした。  先日、福島で葬儀があった場合に、松浦の斎場に持っていきますよということやったですけど、私はちょっと知らんやったわけですが、そのときに何の工事で使用できなかったのか、一応聞いておりますけれども、お願いいたします。 134 ◯ 市民生活課長(山口玲子君)  2月の中旬になりますが、福島斎苑のほうで工事をいたしました内容は、高圧受電設備の機器の取替えの工事でございました。その工事には丸1日の期間を要したわけでございますが、そのときには火葬がなるべく入らないような友引の日を設定させて、業者さんと話をしながら日程については調整したんですが、たまたまその日、火葬を御希望された方がいらっしゃったということで、そのときは松浦斎苑を御利用くださいとお願いを申し上げたところです。
    135 ◯ 11番(山口芳正君)  電気系統での故障で、たまたまそこに葬儀が入ったというか、多分そのときは友引だったと思うんですけれどもね。しかし、友引でされるところもありますので、そういうことやったということです。  しかし、これはそれでよかったわけですけれども、松浦まで行って、管内だから火葬料は1万円ですね。  これは長期的な、大規模な修理となると思います。また予算化が必要で、やっぱり長くなります。その場合でも松浦を使わなくちゃならないのか。その辺、論議されているのか、ちょっとお願いいたします。  あと、もし、もう予算化できない、造らないとなった場合は、そこまで話がされているのか、火葬場の使用について。例えば、福島や、伊万里やったら、伊万里でやれば10分で行くわけですよ。やっぱりそういうふうな地理的な状況もありますから、その辺、論議されているのか、どうなっているのか、お聞きいたします。 136 ◯ 市民生活課長(山口玲子君)  お答えいたします。  まず、改修が必要になった場合に福島斎苑が使用できない場合の対応についてということでございますが、先ほど申し上げましたとおり、松浦斎苑を御利用いただきたいということでお願いをさせていただきたいと思っております。  今後、長期的にもそうですが、まず、福島斎苑が使用できなくなった場合の取扱いについてでございますが、現在のところ、火葬場が改修工事などで使用できない場合は先ほど申し上げたとおり松浦斎苑を御利用いただくようお願いをいたしますが、将来的に福島斎苑が廃止となった場合など、管外の火葬場使用料に対する補助金の交付につきましては、現段階では具体的な検討は行っておりません。 137 ◯ 11番(山口芳正君)  人が造れば、いつかはそういう時期が来るわけですよね。ぜひその辺を含めて、今日はちょっと時間がありませんので、これについては質問をとどめますけれども、今後、その辺を含めて、1か月か、2か月か、3か月ぐらいならいいかもしれませんけれども、予算をつければ、すぐ半年、1年となりますから、その辺をちょっと庁内で検討していただければと思っています。またこれについては時間があるときでも質問させていただきます。  あと1つ、これは市の施設じゃありませんけれども、福祉センターがあるわけです。これは福祉協議会のところだから、私たちが協議することはないという答弁のようです。  しかし、福祉センターは非常に傷んでおります。2階は使われません。2階に入られんようにロープが張ってあります。1階の和室はぼろぼろです。  そういう状況の中で、市としても、こういう状況にあるんだから、社協のほうにしっかりとその辺の対応というかな、協議をしてくださいと申入れはされたんですかね。前のときには話をしますよという答弁だったですが、その辺はどうなっているのか。 138 ◯ 福祉事務所長(福岡一男君)  議員おっしゃるとおり、この施設は松浦市社会福祉協議会の所有ということでございます。  社会福祉協議会としましては、確認はしましたけれども、修繕費用等、もろもろの問題等もありまして、現在のところ具体的な整備計画までは定めていないということでございました。  現状は、議員さんも認識のとおりでございますが、社協といたしましても、聞いたところでは、現在は安全性を確保しつつ運営している状況だということで回答を得たところでございます。 139 ◯ 11番(山口芳正君)  分かるわけですけれどもね、しかし、社協も大きな団体でもございませんし、まして福島の社協は、支店じゃない、支所というかな、そういう感じになっておるという関係もあると思います。本庁に行けば、今度、総合プラザの中にしっかりした建物の中に入る。立ち退きだからと言われるかもしれません。私たち自身はあんまり変わらんわけですよね。ぜひその辺は、もう少し社協とも協議していただきたいと思うんです。あれは危なかですよ。みっともない。ああいう格好でロープを張って、2階に入られない。隣の公民館も使われない。そういう状況が来ておるということですので、支所、公民館の建て替えのときにでも、そういうふうなとを社協ともしっかりとしていただきたいという思いがありますので、この件についてもお願いしておきます。  これは本当なら社協のほうでしっかり論議させていただく。今のところ全然話もあっとらんごたる。気にもしていないという感じがいたします。住民としてはそれではやっぱり不満でございます。しっかりとお願いいたします。  いろいろまだ聞きたいところもいっぱいあるわけですけれども、また次の機会に聞くなり、担当に行ってお願いするなりさせていただきます。  次、火祭りについてですけど、火祭りについては皆さん方御存じのとおり、15ヘクタールの斜面の中に400枚の棚田があって、夕日が沈むときにきらきらしてきれいだということで、カメラマンの注目を浴びて現在に至っておるわけです。その中で地域の方が、自分たちの棚田をみんなに見てほしいという思いの中で思い立ったのが今の棚田火祭りです。平成15年に試験的に地区でやられて、その前にも何回か試されて、9月に第1回目を開いております。その前、5月には試験的に300本ぐらいであっておるようです。それからずっと来て、土谷地区でやられておったもんですから、大体5月の連休を目指してやられておったわけですけれども、若い方はやっぱり子どもさんにもサービスしたい、連休にはゆっくりしたい思いもあったし、何分にも労力が要って大変だということで、まず第一はやっぱり資金面だろうと思うし、あと、地域の機運じゃろうと思います。  その中で、平成20年までやり、平成21年度から中止になりました。地区ではやらないと。それを受けて友広前市長のほうが地区の区長さんあたりに再開してもらえんじゃろうかと一生懸命お願いされたわけで、その結論としてはできないと。  そういうことで、あと年数を置いて、平成24年ぐらいに市長が地域の区長会あたりにもお願いして、やられたという経緯があります。  非常にその当時、私も一般質問したわけですけれども、資金面のどうのこうのじゃなくして、一回一回予算をつけて、何十万円出してください、30万円出してください、50万円出してください、90万円出してくださいということ、できないわけですよね。そういうことを踏まえながら友広市長が、予算に限らず、そういうことは毎年毎年陳情してお願いされるんじゃなく、断続的に積極的に応援するからやってくださいという経緯があります。  そういう中で、市長がやっぱり県とも、なるべく市の財政負担にならないように、県もあの祭りは立派な祭りだ、消してはならんということで支援していただいて昨年まで来たわけですね。非常にそれについても、県の思いもうれしく思うわけです。県道の改良もしっかりしていただいた。そして、現実に火祭りに対しても助成をしていただいたということです。  今回、私が本当に心配するのは、松浦市の当初予算の中にお祭り関係の予算が取ってあります。内容については聞いておりませんけれども、火祭りについては、会長が言うには40万円しか出ていない、昨年度は50万円だったけれどもという相談というか、話がありました。  なぜこういう形の予算づけをされたのかなと。県から、今年からやりませんよという話が分かっておって、何でこういう予算づけをされたのかなということを心配するわけですけど、その辺を含めて答弁をお願いできればと思っております。 140 ◯ 市長(友田吉泰君)(登壇)  お答えをいたします。  午前中の徳田議員の御質問にもお答えいたしましたとおり、この土谷棚田の火祭りについては、地域資源を生かしたイベントを地域の皆様が主体となって取り組んでいただいておりまして、福島地域の知名度向上並びににぎわいづくりに大きな効果をもたらしている。そういった意味では、本当に地域の皆様方の御協力に心から感謝を申し上げたいと思いますし、私どももこれまで一緒になって取り組んできたというふうに思っているところであります。  今回、今年度をもって県の中山間ふるさと活性化基金助成金が終了するということは承知しておりますけれども、その分全てを市の単独補助金で補填することは厳しいというふうに考えております。  昨年12月24日に会長以下、山口、徳田両議員も同席されておりましたけれども、その際に意見交換を行いました。その際に、不足する分を市の補助金で賄ってもらえないかという陳情をいただき、そして、様々な意見交換をしたところであります。  午前中も申し上げたとおり、福島養源小学校の子どももこの祭りの存続を気にしていると。地域にとって大切なイベントであるからこそ、今後とも引き続きできるような環境づくりが必要ですねという話をしたところであります。その中では、地域の皆さんの御理解等も必要だというようなこと、あわせて、担い手を今後どうつくっていくかというふうなこと、そういったことも意見交換をしたところであります。  その際に、私のほうから提案をしたのは、ぜひ将来にわたってこのお祭りができるような環境づくりのためにも、地域の皆さんでこれから福島全体のにぎわいづくり、まちづくりについて考えるような、そういった組織の立ち上げを考えていただきたい。その上で、これから地域のどのような対応ができるのか、こういったことをお願いしたいというお話をしたところであります。  また、福島においては、現在、松浦市においてオルレコースの認定を目指しておりまして、この実施に当たっては、やはり福島地域の皆様方の御協力は不可欠なわけであります。だからこそ、全体でこれから福島地域のにぎわいづくり、あるいは福島地域のまちづくり、それをどう継続的にやっていくか、そのことを考えていただく場、こういったものが必要だと思っておりまして、昨年12月の面談の段階でもそういったお話をさせていただきました。ぜひ担当課と話をして、現在、補助制度を設けているので、勉強会でも始めてもらえませんかというお話をいたしておりました。  しかしながら、予算の計上段階ではそういったお話が進んでおりませんでしたので、改めて、その時点では予算については昨年のベースを考え、そして、現在の松浦市が負担できる考え、レベル、そういったものを設置したところでありますが、いずれにしても、そういったことをどうすればできるのかということについては、改めて地域の皆様方とお話をしたいと思っておりますし、近いうちに私から直接、関係者の皆様方と御相談をして、今後の方向性を踏まえていきたいと、このように考えているところでございます。(降壇) 141 ◯ 11番(山口芳正君)  市長の思いは分かるわけですよね。やるほうにしてみれば、予算がなければできないんですよ。  そして、美化協力金を頂いてというのは平成25年からやるわけですけど、また友広市長のときにさらなる、全員の方から取ったらどうかということで美化協力金を頂いて、バスに乗る方ですね、そういうことを含めて、そのおかげでかなりの美化協力金を頂いておるわけです。  しかし、やるほうにしては、観光、ほかの団体ツアー客あたりから問合せがあっておる。分かりませんですよ、分かりませんですよ、自分たちは今のままではできない。これは分かるわけですね。そうしたときに、当初予算にある程度の金額を出していただかなくては、もう実行できないんじゃないかと思います。  端的に今年、補正予算を組まれるのかどうかということを聞きたいわけですけれども、不老山の花と光のフェスタを行わないのであれば、その金をくれると言ったらちょっとおかしかですけどね、やっぱりそういう中で、ほんなら一時的に、1年でもこれをやって、しっかりした計画をしてくださいよというなら分かるわけですけど、現状の中では大変難しい。書類を出してくださいというのは分かるわけですけれども。  いろんな祭りが福島には多いです。それぞれに代表者は予算獲得のために一生懸命働いております。目いっぱいやっておる。その中でも調整することは分かるわけですけれども、金額が金額ですからなかなか調整が難しいのかなと思ったりするわけですが、1回これをやめたら、なかなか復活は難しいんじゃないかと思うんですよね。  ぜひその辺を、今後の予算づけまでは約束できないかもしれませんけど、方向性とか、そういうことを示されないものか。 142 ◯ 市長(友田吉泰君)(登壇)  お答えをいたします。  松浦市においては、私の施策として小学校区単位のまちづくりを進めていくということを大きなテーマとして掲げています。これは、人口減少が進む中で、いかに地域のにぎわいを持続し、持続可能な地域づくりを行うか、このことを実現するためにどうしても必要だと思っています。しかしながら、この2年間、具体的な歩みが進んでおりません。  ですから、小学校区単位のまちづくりというものを前に進めるためにも、昨年12月24日の段階で、こういったことを一緒に考えていただけませんかというお話をしてきたわけであります。  その後、なかなかそういったことについて具体的なお話ができないままになっておりますので、改めてそういった視点を含めて、地域の皆様方とお話をしたいと思っています。  午前中も申し上げましたとおり、にぎわいだけ、人出だけ集めれば、このお祭りがずっと継続できるか。私はそれはできないと思います。やはりそれに必要な経費の捻出、そして、それを担っていただく方々、こういった方々をどのように確保していくか。これはとても行政だけでできることではないと思っています。  ですから、地域の皆様にも一緒になって考えていただきたいと思いますし、地域の皆さんの代表である議会の皆様方にも一緒になって考えていただきたい、このように考えておりまして、まず、福島にとって大切な土谷棚田火祭りを存続させる、そして、そういったにぎわいを続けていくため、どのような手だてが必要なのかということを地域の皆様方と改めて、近々お話合いをしたいと思いますし、その中で、ぜひ実施できるような、そういった考えを共につくっていきたい、そのように思っております。(降壇) 143 ◯ 11番(山口芳正君)  近々市長も出向いて、実現に向けていろんな話合いをしたいということだと受け止めさせていただきます。ぜひお願いいたします。  カメラマンが来て、3,000人と言われますけれども、カメラマンが撮れば何万人見るか。そういうことを考えたら、すごい数になるわけですよ、松浦市、土谷棚田となればですね。ぜひその辺はしっかりと判断していただければと思っております。  はっきり言って、このままではなかなか難しいかなと私は思います。みんな後継者と言われても、なかなかできん、難しい問題もありますし、区長さんだって毎日毎日、たんびたんびにボランティアだって草刈りあたりとか応援していただいておるわけですけれども、そうした場合に地区でもせんばということになったときに、なかなか理解を得られない部分もあるかもしれませんので、ぜひ積極的にお考えいただきたいと思っております。  次に、学校の跡地、学校関係の活用ですけれども、時間がありませんが、養源小学校のことだけ言います。  養源小学校の校舎がそのままになっております。その点について、跡地活用委員会等も開かれておるようですけれども、短くて結構ですけれども、何か方向性がどうだということだけお願いいたします。 144 ◯ 政策企画課長(星野真嗣君)  旧養源小学校の跡地活用協議につきましては、学校統合前の平成27年8月から平成29年6月まで計4回、協議を行っております。  協議の中におきましては、木造校舎については残してほしいという意見がございましたが、その活用策については結論を得ることができませんで、第4回の協議会におきまして、若い世代の意見を取り入れてみてはどうかとの見解が示されたところでございます。  これを受けまして、福島内の若手グループの代表の方に御意見をお聞きしまして、様々な御意見をいただいたところなんですが、誰が運営をするのか、運営資金はどうするのか、また、高速情報通信基盤が未整備であるといった課題がありまして、現在まで具体的な活用策を見いだすには至っていないという状況でございます。  ただ、現在は全島公園化の一環として取り組んでおりますオルレコースの経路の中に旧養源小学校を取り入れることについて検討がされているという状況でございます。 145 ◯ 11番(山口芳正君)  校舎の跡地活用というのはなかなか難しかわけですよね。本当に私がどうするんだと聞きたいと言っても、なかなか私も知恵がないし、しかし、あそこの校舎にはやっぱり卒業生の思い、地域の思いがありますし、しっかりと検討して、10年も20年も話が長引くようでは大変と思いますし、校舎になれば大きいですからね、ちょっと使おうかねといってもなかなか難しいわけですよね。私も分かります。便所を使おうかねと、便所にしても同じですけれどもね。そういう便所も要らないかもしれない。そういうところが来れば別ですけれどもね。  木造校舎ですけれども、これは使いたいということですが、やっぱり周りの草を刈ったり、ちょっと傷んだところなんかは、さほどかかりませんので、それははっきりするまではちゃんと整備されたがいいと思います。壊すのは簡単です。木造校舎は、加津佐ですかね、山口小学校か何かに行ったときにも勉強させていただいたわけですけれども、やっぱり木造校舎は今のままやったらどんどん傷みますよ、あれは。要するに、板を打ち付けるなり、ちょっと修理でもお願いしてからつくるなりですね、自分たちが行って、ちょっと板を打ち付けるなり、周りの草はちゃんと刈るなりすれば、この前、私は見て回ったんですけれども、やっぱり傷んでおります。戸のところの敷居は腐れかかってきておるという状況ですので、あのままにしておけばこれはだめだというふうな結論は見えておるというふうな感じがいたしましたので、その辺、どう木造校舎を維持していくかということをちょっとお尋ねさせていただきます。 146 ◯ 市長(友田吉泰君)(登壇)  お答えをいたします。  先ほども申し上げましたとおり、まず、オルレコースの認定の中で、予備審査という形でありましたけれども、審査に昨年来ていただいた中で、非常にこの校舎は趣があってすばらしいという御評価をいただいております。なかなか近年、あのような木造校舎、近隣にたくさんあるわけではありませんので、そういった価値を磨いていくことは必要だと思っています。  議員おっしゃるとおり、放置していけばそのまま壊れていくことは分かっていますので、どのような対応ができるのか、改めて検討してみたいと思っています。(降壇) 147 ◯ 11番(山口芳正君)  本当、はっきり分からない。分からないと思いますけれども、なおさら、結論が出るまでは少しでも手入れをしていただきたいなと──してください。校舎については、まだ結論が出るわけじゃありませんので。  次、養源小学校関係で教職員住宅があったわけですよね。この前聞いたときに、原校区に先生たちが住む住宅があったわけです。これについては、私は1つぐらい空いておるかなと思ったら、全部入っておりますよという答弁でした。  教頭住宅については、貸しておった方が亡くなられて、今は空き家状態だということです。非常に日陰で、これを使いなさい、どうしなさいということは私もなかなか言えない状況です。しかし、空いておるということは空いておるわけです。  そして、養源小学校には大きな校長住宅があります。里のいろは島が私の目の前ですけれども、あるわけですが、その後、全然、少し草を刈ったりしとらすかな、来てからですね。夏場はぼうぼうしておるですけれどもね。  これを今後貸されるのか、売られるのか。昨日だったですか、うちの区長さんが、こうして売却されるようになりましたからという放送をされました。これはどういう順序でなされるものか、ちょっとお尋ねさせていただきます。校長住宅の件です。 148 ◯ 会計管理者橋本真一君)  旧養源小学校の校長住宅につきましては、これまで有効策をいろいろ模索してきました。平成30年度にはアイデア策を公募しましたけど、結論的にこれをしようというのが見いだせませんでした。  こういう結果を受けまして、この校長住宅については有償で譲渡するということを決定しまして、一般入札を行いたいと思っております。  スケジュール的には、今月の3月6日に公示をしまして、3月9日から3月16日までで入札者の募集を行いまして、3月27日に入札を行いたいと思っております。 149 ◯ 11番(山口芳正君)  一般競争入札ということですので、どうなっておるか知りません。例えば、一番下の値段を決めてとか、どういうふうになっておる、まだ言われんならまた後で担当にちゃんと聞きますけれども。  なるべく地域としては、あそこに入ったら、地域と一緒に何でも活動するよという方に入所してほしいわけですけどね。ざっとこがんにしてから、誰が来るか分からんという状況では、ちょっと私は、地域としては、せっかくあれだけの校長住宅があったのに、もったいない。いろんな面で地域のマイナスになります。その辺も含めて、要綱とか何かあるわけですかね。何もない。ただ、しますよというだけですか。 150 ◯ 会計管理者橋本真一君)  今私たちがつくっている要綱では、入札者の資格としましては、松浦市内に住所を有する個人、または事業所を有する会社にしております。 151 ◯ 11番(山口芳正君)  大ざっぱといえば大ざっぱですよね。私たち地域としてはそれが一番心配なわけですよね。まず、入札者があることを願うわけですけれども、これは私たち地域としてもやっぱり考えなくちゃならない。このままにしておけばどうなるかといったら、目に見えておるという感じがしますので、これについてはまた詳しく、6日から公示する、皆さんに見せるということですので、その点でもしっかり聞いて、自分たちも有効活用していくようにいたします。  いろいろ聞きたいこともあるわけですけれども、私の下手な質問で時間が足らんようになっておりますので、この件については、また担当課あたりでもしっかり聞かせていただきたいと思っております。  それから、5番目の中山間地域直接支払交付金です。この事業は、第5期が4月1日から始まるわけですけれども、答弁する時間はないかと思いますが、本当なら今日から説明会がある予定あったわけですね。コロナウイルスでできないということです。  この制度というたら、非常に私たちにしてみれば、農家集落にしてみれば、農家個人としても、これだけの制度を活用して耕作放棄を防いでいるということは、自負してでも、自信持って言えます。個人もいい、個人農業者もいい、地域もいい、まして市もいいと。加入しやすいような感じの制度になっていると思うんですけれども、あと要望としては、これはなるべく減らさないようにとか、そういうことでしたいと思いますので、あと1分ちょっとしかありませんので、答弁できればお願いいたします。 152 ◯ 農林課長(吉田安秀君)  この制度は、大変いい制度だと私も思っております。  この中山間地域等直接支払制度は、農業の生産条件が不利な地域において、農業生産活動を維持継続させていくためには大変重要な施策というふうに私たちも捉えております。  協定参加者の高齢化、担い手不足といった課題はございますけれども、地域ぐるみで話し合い、農地の集積も一体的に進めて、少しでも長く集落が維持できるように、市としても支援をしてまいりたいと思っておりますし、また、この事業が国の日本型直接支払いという法制化された事業でもございますので、今後とも、地域における課題とか問題点を、地域の皆様の思いを県、それから国のほうにも訴えて、少しでもこの支援が継続していけるように私たちも頑張っていきたいというふうに思っております。 153 ◯ 11番(山口芳正君)  よく制度を利用するときに、これをしなくちゃならない、これをしなくちゃならないという、それが走って地域がちょっと尻込みするところもあるようですので、こういうことをすれば何とか乗り切れるんじゃないかというアドバイスですね。もちろん契約した以上は要綱に従ってやるわけですけど、本当にこれは地域が非常に助かる制度です。共同機械の利用だったり、倉庫だったりですね、全てのことに当てはまるというかな。そして、市もそれを利用することによって負担がだんだん少なくなる、農業振興にも役立つということですので、ぜひ説明会の折にはその辺を、いずれはさすと思うんですけれども、その辺を含めて地域に説明していただければと思っております。お願いしておきます。  以上で私の質問を終わります。    (山口議員 一般質問席 降壇) 154 ◯ 議長(久枝邦彦君)  以上をもちまして山口議員の一般質問を終結いたします。
     ここで暫時休憩します。       午後2時16分 休憩 ───────── ◇ ─────────       午後2時25分 再開 155 ◯ 議長(久枝邦彦君)  再開いたします。  休憩前に引き続き、会議を開きます。  それでは、質問順位に従い、5番・川下議員の登壇を願います。  (川下議員 一般質問席 登壇)(拍手) 156 ◯ 5番(川下高広君)  皆さんこんにちは。公明党の川下高広です。数え間違いがなければ、通算で25回目の登壇になります。今回も市民の皆様のお役に立てるように質問をしてまいります。  今般、世界に影響を与えている新型コロナウイルスですが、安倍総理の全国小中学校への臨時休校の要請をはじめ、その影響は私たちの身近なところにも及んできております。  それに加えて、SNSで発信された事実に基づかない情報によりトイレットペーパーなどの製品が突然お店の陳列棚から消えるなど、本当に必要な人に物が届きにくい状況が発生しており、市民生活に影響が出てきております。  市におかれましては、日々変化する状況を把握しながら、柔軟な対応をしていただきたいと思っております。  それでは、通告に従いまして質問をいたします。  まず1番目、児童生徒の学力向上と学習環境の整備についてです。  この項目では、平成31年4月に実施されました全国学力・学習状況調査の結果を受けて、松浦市としてどのように受け止めるかを伺うとともに、児童生徒のより一層の学力向上に向けた市の取組について質問をしてまいります。  また、児童生徒が学習に集中できる環境づくりのためには、教員の業務のスマート化が必要だという観点から、統合型校務支援システムの早期導入について市の考えを伺います。  まず最初に、全国学力・学習状況調査について少し説明をいたします。  この調査の目的は、「義務教育の機会均等とその水準の維持向上の観点から、全国的な児童生徒の学力や学習状況を把握・分析し、教育施策の成果と課題を検証し、その改善を図るとともに、学校における児童生徒への教育指導の充実や学習状況の改善等に役立てる。さらに、そのような取組を通じて、教育に関する継続的な検証改善サイクルを確立する。」とあります。  また、実施対象は小学校では6年生、中学校では3年生です。調査内容は、小学校が国語、算数、中学校が国語、数学、英語になっております。  この調査の結果を過去5年間見てみますと、県内では長与は常に小中学校とも全国平均を上回っています。次いで好成績なのが小値賀、また年次によっては佐々、島原市などが上がっております。松浦市では平成28年度小学校の算数Bで全国平均を上回っております。長与がなぜこのように成績を維持できているのか、ほかの市町と何が違うのでしょうか。  まずはこの全国学力・学習状況調査の結果を受けて、松浦市としてはどのように受け止めているか、教育長のお考えを求めます。 157 ◯ 教育長(今西誠司君)(登壇)  お答えいたします。  先ほど議員おっしゃいましたように、今年度の全国学力・学習状況調査は、小学校6年生を対象に国語と算数、中学校3年生を対象に国語、数学、英語が実施されました。併せて生活習慣についての調査も行われております。  その結果を市報でもお知らせしているところなんですけれども、教科につきましては、中学校の国語は全国とほぼ同程度でしたけれども、他の教科は5から7ポイント下回っておりました。  また、生活習慣につきましては、起床時刻や朝食を取るについては、特に中学校において高い数値となっております。  また、自分にはよいところがあると回答した児童生徒の割合が高く、自己肯定感の高さがうかがえます。  加えて、地域の行事に参加している割合は全国より高く、子どもたちが地域の中で育っているということを感じております。  以上の結果を市内小中学校を指導する立場として大変重く受け止めているところでございます。  今後は高い評価の数値につきましては指導を継続するとともに、教科等について、特に課題のある教科につきましては、最重要課題と捉え、現在、学校現場の意見を吸い上げながら取り組んでいる具体策に加えまして、今以上に学校と行政、家庭が一体となった取組を推進してまいります。  以上でございます。(降壇) 158 ◯ 5番(川下高広君)  教育長、ありがとうございました。地域について大変関心があるというところの欄では高い数値を得ていましたので、そこら辺は本当に松浦市の教育が行き届いているんだなというふうに思っております。  松浦市としまして、児童生徒の学力向上への取組についてお伺いいたします。また、児童生徒が安心して学習できる環境づくりについてどのようにお考えかもお尋ねしたいと思います。 159 ◯ 学校教育課長(宮島哲郎君)  お答えいたします。  学力向上対策等については、主に6つの対策を行っています。1点目は、校長のリーダーシップによる学校経営の充実、教職員の資質向上、教育環境の整備等に取り組んでいます。  2点目は、学校教育課主催による授業づくり研修会を年10回実施し、教職員の授業力向上を図っています。  3点目は、毎年、小学校1校と中学校1校が学力向上の研究指定校とし、学力向上に向けた研究実践に取り組んでいます。  4点目は、松浦市学力調査を小学校2年生から6年生で国語と算数、中学校1、2年生で国語、社会、数学、理科、英語で12月に実施しています。  5点目は、市雇用の教育支援員を配置し、児童生徒が安心して学ぶことができる環境を整えております。加えて、電子黒板を普通教室全部と一部特別教室に配置することにより、ICTを活用した子どもたちの興味関心を引き出す授業づくりを行っています。  6点目ですが、児童生徒の学力向上には、家庭、地域との連携が欠かせませんので、本年度、リーフレット「保護者・児童生徒の皆さんへ「松浦っ子のより良い成長のために」」を作成し、全世帯に配布しました。このリーフレットを活用し、学校、家庭、地域が連携し、子どもたちの学ぶ土台をしっかりつくっていく取組を充実させていきたいと考えています。  以上のようなことを通して学力向上に取り組んでおります。 160 ◯ 5番(川下高広君)  ありがとうございました。そこで、児童生徒が安心して学習できる環境づくりというのは、居心地のいい学級づくりでもあると思うんです。そこにいかに教員が児童生徒に目を向けられるか、その時間が確保できるかにあると考えます。つまり、教員の業務のスマート化をいかに進めていくかが大事かと思います。  そこで、国、県が進めている統合型校務支援システムの導入についてお尋ねいたしますが、県内の導入状況と本市における導入についてどのようにお考えでしょうか。 161 ◯ 教育総務課長(石黒修子君)  お答えいたします。  統合型校務支援システムの導入につきまして、長崎県においては、全市町が参加する導入検討委員会での協議、調整を経て、県下全域で共同利用可能なシステム構築が既に完了しております。参加自治体は、学校の数などに応じた費用を毎年負担し、このシステムを遠隔地からネットワークを経由して使用することができます。県内では本年度末までに6市6で導入される予定でございます。  本市が導入するためには、システム利用料と専用回線通信に係る経費として毎年約500万円を要する見込みです。また、別にインターネット等を介した情報漏えい等を防ぐセキュリティー対策のためのインフラ整備が必要となることも想定しておりますので、これらを総合的に勘案し、県下自治体の動向を見ながら、遅くとも令和4年度までに運用開始することを目標に導入の検討をしてまいります。  以上でございます。 162 ◯ 5番(川下高広君)  県のほうにも直接伺ってきましたが、調達範囲内、初期費用については県のほうが持ちますということで、かなり経費のほうは抑えられるというような印象を持っていたんですが、それでも年間500万円というのは正直ちょっと驚いておりますが、文科省の「統合型校務支援システムの導入のための手引き」という冊子があります。この中にこう書いてあります。教員の業務負担の軽減は喫緊の課題となっています。教員勤務実態調査、これは平成28年度の集計ですが、看過できない教員の勤務実態が示されており、教員の1週間当たりの学内総勤務時間、これは持ち帰りは含まない時間です、小学校で57時間25分、これは10年前と比べて4時間9分の増です。中学校では10年前に比べて5時間12分の増と書かれてあります。学校における働き方改革により、教員が心身の健康を損なうことのないよう業務の質的転換を図り、限られた時間の中で、児童生徒に接する時間を十分に確保し児童生徒にとって真に必要な総合的な指導を持続的に行うことのできる状況を作り出すことが求められているというふうに書かれてあります。4年前の数値です。  さらに、ここに今現在、小学校は英語教科化として小学校3、4年生から関わってきます。5、6年生ではもう教科となっております。さらに、またプログラミング教育の必修化と相まって現場は大変対応に追われているものと思います。  市長にお尋ねいたします。一年でも早くこの当システムを導入していただきたいと思いますが、市長の答弁をお願いいたします。 163 ◯ 市長(友田吉泰君)(登壇)  お答えをいたします。  先ほど担当課長が申し上げたようなスケジュールで進めていくというのが今、松浦市の考え方でありますけれども、いずれにしても、この制度は学校数に応じて費用負担等が発生をしているということを踏まえると、松浦市の財政状況、今後の人口の推移等々踏まえた上でやはりどういった形が最も望ましいのか、生徒たちの環境、また教職員の負担軽減、こういった点も十分考えながら、今後の計画を立てていかなければならないと、このように考えております。(降壇) 164 ◯ 5番(川下高広君)  市長、ありがとうございました。ぜひ可能な限り早めに取り組んでいただきますよう、よろしくお願いいたします。  では、2番目の項目にいきます。鷹島神崎遺跡の文化観光拠点施設としてのこれからについてです。  先日、閣議決定の報道がなされました文化観光拠点施設を中核とした地域における文化観光の推進に関する法律案について質問をいたします。  内容としてこの法案はどのようなものか、また、この報道の中にあった2020年度に選定される全国25か所に手を挙げることでどういうメリットがあるか、また障害となる問題点があればそれは何かなどについてお尋ねをいたします。市にとってメリットが大きいのであれば、市長には積極的に取り組んでいただきたいというふうに考えて質問をしてまいります。  まず、この新法案というのはどういったものか、市の御認識を伺います。 165 ◯ 文化財課長(内野 義君)  お答えいたします。  本年2月7日に文化観光拠点施設を中核とした地域における文化観光の推進に関する法律が法律案といたしまして閣議決定をなされたところでございます。  この法律の目的としましては、第1条に定められておりまして、「文化及び観光の振興並びに個性豊かで活力に満ちた地域社会の実現を図る上で文化についての理解を深める機会の拡大及びこれによる国内外からの観光旅客の来訪の促進が重要となっていることに鑑み、文化観光拠点施設を中核とした地域における文化観光を推進するため、主務大臣による基本方針の策定並びに拠点計画及び地域計画の認定、当該認定を受けた拠点計画又は地域計画に基づく事業に対する特別の措置その他地域における文化観光を推進するために必要な措置について定め、もって豊かな国民生活の実現と国民経済の発展に寄与することを目的とする。」とされております。 166 ◯ 5番(川下高広君)  かなりゆっくりと読んでいただいたんですが、なかなかぱっと理解するには難しいかなと思っております。  令和2年2月7日付の文科省のウェブサイトですね、このように書かれてあります。  「この法律案は、博物館をはじめとする文化施設のうち意欲あるところを文化観光拠点施設として、その機能強化や、地域での文化観光推進の取組を国が後押ししようとするものです。この法律案が成立した場合には、文化観光拠点施設の収蔵品の魅力向上、多言語化、学芸員の増員、Wi-Fi・キャッシュレスの整備、広報などの取組に対して、国が補助をするほか、文化観光推進計画の中で地域内の交通機関の共通パスを発行する場合などの手続を簡素化する特別措置が可能となります。」というふうに書いてあります。今までありそうでなかったんですけれども、この文化財とこの観光というのがドッキングして、いよいよこの松浦市の魅力を発信する後ろ盾ができたんじゃないかなというふうに思っております。  この松浦市が考えるこのメリット、また懸念される部分というのは何がございますでしょうか。 167 ◯ 文化財課長(内野 義君)  文化資源の保存活用を行う文化観光拠点施設の機能強化ですね、Wi-Fiとか、それから、その拠点施設を中核とした地域における文化観光の総合的な推進が図られる、これは道路整備とかそういったインフラになるかと思います。しかしながら、現段階ではまだ法律案でございまして、県に確認いたしましても、情報がまだ届いていない状況で、詳細がまだはっきり分からない状況にございます。補助金の交付要綱等が示されれば、既存の制度と比較しながら検討を行いたいと考えております。 168 ◯ 5番(川下高広君)  それでは、この法案を一旦仮に置くとしても、松浦市が市内の文化財を観光資源としてどのように活用していきたいと考えておられますでしょうか。 169 ◯ 文化財課長(内野 義君)  まず、観光資源ということですが、今年が鷹島の海底遺跡に限ってなんですが、調査が開始されまして40周年を迎えます。その記念の一環といいますか、当初予算に上げておるんですが、蒙古襲来の歴史を生かした交流人口の推進事業ですとか、あとそれから、ヘッドマウントディスプレイのコンテンツの追加などを計画しております。文化財の活用の一環といたしまして、観光のコンテンツの一つとなるようにブラッシュアップをしていければというふうに思っております。 170 ◯ 5番(川下高広君)  これもまた文科省のウェブサイトに載っています法案の概要ですね、誰でも出力できる資料です。ここに趣旨と地域計画が書いてあるんですが、概要が書いてあるんですけれども、読み上げると時間がなくなりますので、先ほど担当課長が言いましたとおり、この文化観光拠点というのを設置して、その機能強化を図っていく、これを拠点計画といいます。もう一つが、その観光拠点施設を中核とした統合的な一体的な魅力の推進ということで、これを地域計画というらしいんですが、そういったことを計画を立てて提出をすると補助の対象になりますよということで、まさに松浦市がこれからやろうとしていることじゃないかなと私は思っております。  それで、今、担当課長のほうは、まだ県のほうもよく分かってないんですよということとは思いますが、今のこの概要を読むだけでも、この松浦市のやりたいことと合致すると思います。ぜひ市長には、この法案が成立し、募集が始まった暁には手を挙げていただきたいと思っております。私、タイトルに鷹島神崎遺跡というふうに書きましたが、それは日本で唯一のものだというのがこれだからということです。市長には別の考えがあって、別のところを中心に掲げながらも、鷹島神崎遺跡、いろんな文化財を含みながらやっていこうとお考えなら、ぜひ手を挙げていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。 171 ◯ 市長(友田吉泰君)(登壇)  お答えをいたします。  先ほど課長にも答弁をさせましたとおり、文化財を活用し、観光資源としていくということは大切なことだと思っています。ただ、観光資源で人がたくさん来ても経済活動に結びつかなければ、それはなかなか難しくなる。そこに投資をすることが本当にふさわしいかという判断が出てくると思います。今、鷹島神崎遺跡、まさに日本に一つしかない海底遺跡でありますし、その価値は高いと思っております。この今、議員のほうから御紹介をいただきました文化財観光拠点施設を中核とした地域における文化観光の推進に関する法律案、これが具体的に提示をされ、その補助金の交付要綱等を示された段階で、やはりまずは既存の補助制度、こういったものと比較してどうなのか、非常に優位な制度なのか、こういったことを十分踏まえた上で検討していく必要があると思っています。  また、この法律案に限らず、新たな制度の情報というのは常にアンテナを高く持ちまして、重要な情報収集をしていくということは重要であると思っておりますので、引き続きそういった情報収集に努め、本市にとって有利な政策制度、こういったものは生かしてまいりたいと考えております。(降壇) 172 ◯ 5番(川下高広君)  市長にはしっかりとアンテナを張っていただいて頑張っていただきたいと思います。  じゃ、次の項目にいきます。3番目、消防団の安全装備ヘルメットについてです。  消防団の方が使用しているヘルメットの更新について、市の考えと現在の取組について伺います。  この質問は、過去にもたくさんの議員さんたちが質問をされております。それだけ意識の高い、また、現地からの要望が高いものだというふうにうかがえると思います。  まず、現状についてお尋ねをいたします。  全保有数、それからそのうち耐用年数を超えたものを、数と割合をお願いいたします。 173 ◯ 消防長(山邊 覚君)  ただいまの質問にお答えします。  消防団の安全ヘルメットの保有個数につきましては、現在899個ございます。そのうち803個の約89%が耐用年数を超えております。  以上です。 174 ◯ 5番(川下高広君)
     材質にもよりますが、一般的に3年から5年だと言われておるもので、その数だと思います。  現在のヘルメットの更新の仕方について教えてください。 175 ◯ 消防長(山邊 覚君)  消防団のヘルメットに関しましては、来年度につきましては安全装備を更新するため、各助成事業を活用した整備の計画をいたしております。消防団員安全装備品整備助成事業、そしてコミュニティ助成事業を現在申請しております。  以上です。 176 ◯ 5番(川下高広君)  じゃ、耐用年数を超えたものが80%以上、89%ということでしたけれども、頭を守る一番大事な安全装備でありますけれども、これを使い続けるということはある程度安全だろうという根拠があると思うんですけれども、どのような基準でそのまま使い続けているのでしょうか。 177 ◯ 消防長(山邊 覚君)  使用し続ける根拠というのは大変難しい質問でございますが、今年度、現在、現状における備品調査を行った結果、消防団のヘルメットが耐用年数を超えていたと。その結果を重く受け止めて、安全装備の充実、整備に今後取り組んでまいりたいと考えております。  以上です。 178 ◯ 5番(川下高広君)  ちょっと意地悪だったかもしれないんですけど、確かに根拠はないと思います。  消防団については、平成31年度から管轄が防災課から消防署のほうに移管しております。消防署からすれば今回このような質問を受けるのは、ちょっとしたもらい事故に思えるかもしれませんが、この消防団ではなくて、消防署の安全装備については、ではこの耐用年数についてはかなり厳守されているのでしょうか、お願いします。 179 ◯ 消防長(山邊 覚君)  消防団員の安全装備品につきましては、個人が毎年点数制で個人装備品の要求ができるようになっておりまして、例えば、破損したとか、被服が破れたとか、そういうものであれば、ちゃんと確認を取って、その分について支給をするという方法で行っております。  以上です。 180 ◯ 5番(川下高広君)  ありがとうございます。そのように安全の装備の管理に対して徹底しておられる消防署のほうにこの消防団の管轄が移管したというのは、見方を変えれば、安全に対して最も敏感である部署が所管するようになったというふうに言えると思います。  先ほどこの安全装備品補助事業ですね、これは県の事業、それから、コミュニティ助成事業の活用ということなんですが、このコミュニティ助成事業と安全装備品補助事業併せてヘルメットは何個更新される予定でしょうか。 181 ◯ 消防長(山邊 覚君)  ヘルメットの更新につきましては、現在の803個の耐用年数切れがありますので、その分を3年間で全て更新してまいりたいと考えております。 182 ◯ 5番(川下高広君)  もう一気にゴールに来てしまいました。  ただ、このコミュニティ助成事業は、これはまだ現段階では採択されるかどうか分からないという状況だと思います。かなりこの中でウエートが高く占めるんじゃないかと思うんですよね。恐らく100個とか200個とか買おうと思えば買えると思うんですが、もしこれがだめだった場合は、このほかの財源から活用してのヘルメットの購入ということでよろしいでしょうか。 183 ◯ 消防長(山邊 覚君)  補助事業が当選しなかった場合におきましても、できれば補正予算を組ませていただき、3年で更新を終えたいと考えております。 184 ◯ 5番(川下高広君)  ありがとうございました。3年ということで、やはりこうやって隊員さんにとってもはっきりビジョンが見えれば、その御家族の方も安心して送り出せるんじゃないかと思います。やはり私たち、ふだん見かける消防団員さんというのは、本当にさわやかで屈強といいますか、いろいろいらっしゃいますが、それでもやっぱり本当に命令に対して素直に従われる方なんですけれども、その方たちのその後ろには、背中の向こうには御家族がいらっしゃいますので、このヘルメットの更新については、やはり真っ正面から取り組んでいただきたいと思います。  今、消防長のほうから3年間で更新というふうなことをおっしゃいました。市長さんに最後にお伺いいたしますが、そのような消防長からお話をいただきましたので、それを受けて市長のお考えをお願いいたします。 185 ◯ 市長(友田吉泰君)(登壇)  お答えをいたします。  消防団の安全装備につきましては、計画的な更新が必要であると、このように認識しておりますので、今後、安全装備の充実に向けた整備を指示してまいりたいと思います。(降壇) 186 ◯ 5番(川下高広君)  よろしくお願いいたします。  それでは、4番目の項目にいきます。松浦高校支援についてです。  今年度、支援の見直しの時期であり、市が今後どのような形で支援をしていくのか、そのお考えについてなるべく具体的に伺っていきたいと思っております。  松高支援はどうなるのか、主に変更点を教えていただければと思います。 187 ◯ 政策企画課長(星野真嗣君)  松浦高等学校に係る支援内容の変更点ということでございますが、議員おっしゃったように、本年度、事業補助金の交付要綱の施行期日が切れるということになっておることから、来年度以降の補助金交付要綱の見直しを行っているところでございます。  内容でございますが、近年の補助金交付額の実績が松浦高校の支援額の目安としている1,500万円を大きく超えている状況にありまして、その要因を分析したところ、生徒確保支援事業へ補助金支出が偏った状況にあるということから、これを学力向上につながる支援内容の進学及び就職支援事業に予算配分できるよう見直しを行っております。  変更点といたしましては、これまでありました制服等購入費補助の廃止、それから下宿費補助といたしまして、これまで上限2万円のものを1万5,000円に、それから上限1万円であったものを5,000円というふうに見直しを行ったところでございます。 188 ◯ 5番(川下高広君)  松浦高校の支援については、やはり松浦高校そのものの魅力向上というのが何より大事かと思います。いつか市の支援を離れて独り立ちできなきゃいけない、そういうふうに思っておりますので、その支援に向けて松浦市もこれからどうぞ取り組んでいただければと思います。  松浦高校が令和2年度に取り組もうとしております地域との協働による高等学校教育改革推進事業、いわゆる「まつナビ・プロジェクト」について、市の支援や関わり方について質問いたしますが、この「まつナビ・プロジェクト」とはどういったものか、またそれに対する市の関わりや支援の形はどのようなものがありますでしょうか。 189 ◯ 政策企画課長(星野真嗣君)  松浦高校が取り組もうとされております文科省の事業の概略について、まず御説明させていただきます。  文部科学省は、高等学校と市町村、それから地元企業、大学等が連携しまして、高校生に地域課題解決等を通じた探求的な学びを提供する仕組みを構築し、その成果を全国に普及させようということで、議員がおっしゃられた地域との協働による高等学校教育改革推進事業を今年度から実施されております。  松浦高校につきましては、令和2年度の事業に応募されているという状況でございます。  松浦高校が申請されております内容といたしましては、現在、松浦高校2年生が行っております地域課題解決型学習「まつナビ」、これを1年生から3年生まで取り組むように進化をさせるというものでございまして、市の人的支援だけではなくて、地域の産業界や大学とも連携いたしまして、地域課題解決等に通じた探求的な学びを実現することにより、松浦の未来を担う人材を育成するというプログラムでございます。  本市の関わり方ということでございますが、現在、「まつナビ」で行っております人的支援に加えまして、高等学校、市町村、高等教育機関、産業界等で構成する共同事業体、コンソーシアムと言っておりますが、そのメンバーとして参画をいたしまして、事業の目的に沿った年間事業計画や協力体制などの検討を行うことといたしております。  また、コンソーシアムにおいて協議する内容の原案の作成、それから事業実施など、ワーキンググループとしての役割も担う予定でございます。 190 ◯ 5番(川下高広君)  ありがとうございました。なかなか資料をお持ちでない方にとっては難しかったかもしれないんですけれども、議員の皆さんは「まつナビ」というのをもう3年ぐらい見てきておられます。これを3年間通してやっていきましょうということと、これは構想の目的に書いてあるんですけど、高校生が中学生をサポートする仕組みをつくって知の還流を図りたいということだそうです。また、提案にとどまることなく、高校生ならではの実践や課題研究に取り組むことで、地域活性化を身近に感じさせ、本気で松浦の未来を担いたいという人材を育成したいと。そうすることで還流も生まれ、事業終了後も、また共同学習や地域振興の中核となり、松浦市の発展を分厚くさせる高校になるということです。  これが目標、達成目標の一項目だけ御紹介いたしますけれども、市民や小中学生が松浦高校の教育方針や活動内容を理解し、地域に必要な高校と評価して松浦高校への入学を希望するようになるというふうに達成目標としては挙げられております。  松浦市のこの分厚い支援、これは金銭ではなく、やっぱりそういった人的とかそういう人脈──人脈という言い方するんですかね、そういったところの支援をよろしくお願いいたします。  聞くところによると、何と長崎大学で松浦高校を支援するサークルができたというふうにお話を伺っていますが、何かそのような情報は受けておりますでしょうか。もし、そのいきさつ等が分かればお願いいたします。 191 ◯ 政策企画課長(星野真嗣君)  一般質問の聞き取りの際に私も存じ上げておりませんで、松浦高校のほうに確認をさせていただきましたところ、長崎大学の学生さんが、「まつナビ」など地域課題解決型学習に取り組んでいる高校生をサポートするような組織の立ち上げを現在検討されているということでございます。内容につきましては、詳細は承知しておりません。 192 ◯ 5番(川下高広君)  まだ検討段階であるにしても、この距離的にも大分遠い長崎大学が松浦高校に意識を持ってくれるというのは大変うれしいことだと思っております。今後ちょっと見守っていきたいなと思っております。  さて、この「まつナビ・プロジェクト」に話を戻しますが、先ほども達成の中に、この地元にとって松浦高校が魅力的に映って入学を希望するようになるということがあれば、これはやはりこの松浦市が以前から言っておりました松高支援の目的、大体3つぐらい言われていたかと思うんですが、松高の存続と、それから地域愛、郷土愛の醸成と、あと松浦市への還流というところを言われておりました。このプロジェクトが松浦市の支援目的と私は合致すると思いますので、市としても支援をしていただきたいと思います。これはさっき言いましたね。よろしくお願いいたします。  それでは、この項目の最後に、これまで継続して提案してきましたフォローアップシステムの導入を再提案させていただきたいと思います。  いわば公営塾なわけですけれども、これまで先進地の調査により高校の魅力的なコンテンツとして大きく期待がされます。  おさらいをしておきます。これは教科別学習スタイルの塾ではなくて、基本は自習です。しかし、その自習を始める年度の初めに、スタート時に講師と生徒がマンツーマンでどのように学習をしていきたいか、目標などを一緒に考え設定し、生徒はその目標に向かって自習をしていきます。その際、分からないところを講師がフォローしていくという形です。このような形ですので、市内の塾とは競合をいたしません。また、先進地の事例を踏襲するならば、講師は地域おこし協力隊を活用しますので、財源の確保もある程度なされています。松高ばかり不公平じゃないかという声がもしあるとすれば、だったら松高に来たらいいんじゃないかと思います。そもそもそのための松高支援であります。地元の子どもが松高に行きたいと言うんだったら、それが一番ではないでしょうか。  先日、未就学児を抱える親御さんからお話を伺いました。その公営塾というのをぜひ取り入れてください。なぜなら、うちの子を松高に入れたいです。自分自身は、実は松高を避けました。でも、松浦で仕事をするようになってから地元にぜひ行かせたいと思うようになりました。学力をサポートしてくれる学校だと分かれば、わざわざよそにやる必要はないですと。目に見える形が一番ストレートに生徒や親御さんに伝わりやすいんではないでしょうか。  市長にお尋ねいたします。このフォローアップシステムの導入について検討をしていかれませんか。お願いします。 193 ◯ 市長(友田吉泰君)(登壇)  お答えをいたします。  まずは松浦市としては年間1,500万円の予算を計上して松高支援を行っています。この中でどのようなことができるかということが重要だろうと思います。そのところに費用をかけることによって、一定程度のほかの分野へのしわ寄せというか、その分野へ予算を回すということになってくるわけです。ですから、今の事業がどうなのかということが必要になってくると思っています。  そして、さらに最も重要なことは、松浦高校が、今、議員が御提案のフォローアップシステムということを必要とされているのかということが最も肝要であろうと思っています。その上で本市が松浦高校の支援を行っているその目的に照らして、そして、松浦高校としても、その目的達成のためにはフォローアップシステムというものが必要なんだ、そういう思いが共有されてこそ、初めて実現可能だと思いますし、目的は達成されるものだろうと思っています。片思いではだめだと思います。新年度に松浦高校が何を望まれているのか、こういったことを十分話し合い、その中で松浦高校としてもぜひこのフォローアップシステムといったものを設けたいということであれば、松浦市にとって松浦高校が支援策にとってどうなのか、協議検討をしてまいりたいと、このように考えております。(降壇) 194 ◯ 5番(川下高広君)  市長のおっしゃることも分かります。片思いも口説けば両思いになることもありますので、まず私は議員ですので、議員は市長に対して提案をするという立場ですから、まず市長にしっかり説得をして訴えていきたいと思い、今、提案をさせていただいております。  それでは、5番目、職員の環境改善についてです。  今回は作業効率化、また、働き方改革の面から、職員の環境改善を提案させていただきたいと思います。  まず、定員の適正な目標値と現状をお願いいたします。 195 ◯ 政策企画課長(星野真嗣君)  現在の定員適正化計画でございますが、平成23年度から平成32年度ですので、令和2年度までの計画となっております。令和2年度末の職員数、これは消防職員を除くんですけれども、309名というふうに削減目標を立てております。ただ、令和2年度、令和3年度につきまして、職員の定年退職、大量の定年退職が予定されていることから、令和2年度末の計画をちょっと後ろ倒し(「先送り」に訂正)にするというようなところも検討をしているというところでございます。  すみません、後ろ倒しじゃなくて先送りです。申しわけございません。 196 ◯ 5番(川下高広君)  ありがとうございます。職員さんがやっぱり少なくなっていくということで分かっていることです。しかしながら、今、いろんな提案、またあるいは市長自らの提案、あるいは議員側からの提案でいろんなことを取り組まなきゃいけないという現状があります。そうした中でやはりこの業務改善、作業効率化は欠かせないと思うんですが、今どういった取組をされていますでしょうか。 197 ◯ 総務課長(宮原宗尚君)  作業効率化、業務改善につきまして、ここ二、三年の取組について御紹介をいたしたいと思いますけれども、まず、情報処理機器等の面では、職員の業務端末や複合機の更新によって起動時間の短縮や操作性の速度の向上、印刷スピードの向上と、こういう部分を図っております。あわせまして、端末更新のタイミングでプレゼンテーション用ソフトや各種フリーソフトを導入するなどし、日々の業務の負担軽減を図っているところであります。  このほか、ホームページ作成ソフトや例規システムの更新、コンビニ収納の導入などを行い、それぞれ関連事務の負担軽減につなげております。  また、テレビ会議システムを使って、県主催のセキュリティー研修会を市役所の会議室でオンラインで受講するなど、職員の移動時間の削減などにつなげる取組を行っております。  事務手続の迅速化、省力化という面においては財務規則や長期継続契約に関する条例、事務決裁規程、文書管理規程など関係例規の見直しや会計事務の見直しを適宜行っております。  次に、AIやRPAを活用した最新技術への対応につきましてですが、長崎県市町村行政振興協議会などが主催する活用事例の研修会などにも積極的に参加して、その内容についても全庁的な職員間で情報共有できる仕組みをつくっているところでございます。特に今年度においては、AI機能を持った会議録作成ソフトの無償トライアルを実施し、おおむね事務負担軽減の経過が確認できておりますので、次年度からの導入を計画していると、このような日々取組をやっているところでございます。 198 ◯ 5番(川下高広君)  総務課長の今のは、いわゆるRPAのことでよろしいんですか。また別の話。違う。導入、何か検証結果がある程度出ているとありましたけれども。 199 ◯ 総務課長(宮原宗尚君)  ソフトウエアにロボットを組み込んだようなRPAというものではございませんで、先ほど言った効果が出ているというのはAI機能を持った会議録作成ソフトということでございます。ただ、RPAについても活用事例などの研修は行っているところでございます。 200 ◯ 5番(川下高広君)  ありがとうございました。RPAについては去年ですかね、1年前ぐらいになりますかね、谷口議員のほうが質問をされておりまして、副市長のほうでも研究していきたいということを述べられておりますので、ここでは取り上げませんけれども、かなり効果のほうも期待されております。  今回、LGWANを活用したビジネスチャットというのの導入について、いきなり導入しなさいという話ではなくて、研究をしてはどうかという提案をさせていただきたいと思っております。このLGWANについては、どうしましょうか、説明はされますか。総務課長お願いします。 201 ◯ 総務課長(宮原宗尚君)  LGWAN、ローカル・ガバメント・ワイド・エリア・ネットワークの略でございまして、地方公共団体の組織内ネットワークを相互に接続しまして、地方公共団体相互のコミュニケーションの円滑化や情報の共有を図るということで、地方公共団体と国の各府省とも連携をされている、そういう閉鎖的なネットワーク空間での閉鎖的なネットワークということでございます。 202 ◯ 5番(川下高広君)  ありがとうございます。ビジネスチャットということで、これは僕の理解なんですけれども、いわゆる一般的にLINEとかをリアルタイムでやり取りしています、いわゆるチャットというやり取りをします。この中でよく画像を送ったりとか、あるいはファイルを入れたりします。そういったことが当然、自治体の皆さんもしようと思えばできるんですが、自治体の情報というのは大変デリケートなもので、外に絶対に漏れてはいけません。その中でそういった、今、総務課長が言われた限られた空間での回線ということでLGWANというのができております。それを活用したいわゆるチャットをやっていこうということなんですね。そうした中で、今まで一人一人に電話で連絡しなきゃいけなかったことを、ぽんとLINEで投げ込むかのように投げ込むと、一気に、いわゆる1対Nという言い方をするんですかね、大勢が見ることができるという時間短縮ができてきます。皆さんのほうがよく体験されていると思うんですが、担当課がいなくて、なかなかその仕事が事務が進まなかったということもよくあると思います。普通の電話でも、さらに電話すると電話でもつながらないとかですね、そういった状況もあったかと思います。そういったものが非常に解消されるということで、時間短縮ができます。そうしたことで経費も削減もかなり効果があるというふうに聞いております。  これはあくまでもこのウェブサイトの情報なんでどうかなと思うんですが、例えば、先ほど言ったRPAの導入が300万円とすると、費用効果というのは800万円削減効果があると。それに対してビジネスチャットは500万円の導入で2億4,000万円の効果があるというふうに書いてあるんですけれども、本当にそうなればすごく魅力的で、当然その分、皆さんが早く業務を終わって、またいろんなことができたり、早く帰ったりできるわけですけれども、こういった情報をうのみにするのは全然別な話になりますが、ぜひこの導入をすることで、もし本当に効果があるのであれば、検討ですね、調査、研究、検討はする価値があるんじゃないかと思っておりますので、市長のお考えを伺いたいと思います。このLGWANを活用したビジネスチャットに対する情報収集と研究及び検討についてお願いいたします。 203 ◯ 総務課長(宮原宗尚君)  ただいま御説明がありましたビジネスチャットにつきましては、おっしゃられるように、LGWAN回線を使ってということで、職員間の連絡や情報共有、グループ会議など職員間のリアルタイムコミュニケーションツールとして利用できるということは理解しているところでございまして、私どももそのようなソフトがあるということは把握をしているところでございます。
     そういう中で、現在、松浦市では職員間のコミュニケーションツールとしてグループウエアというものを使用しているところでございます。このグループウエアの中の機能は、メールやスケジュール等の情報共有や公用車、会議室などの施設予約を行うことができるほか、掲示板機能、アンケート機能などございますし、最新のものでは回覧板機能といったものが標準機能に備わっておりまして、このソフトウエアにつきましては新年度に更新を予定しているところであります。  今、御提案がありましたビジネスチャットに対する情報収集と研究ということでございますが、この現在導入しておりますグループウエアの機能とビジネスチャットの機能で重複している点など、費用対効果を含めて研究を進めてまいりたいと考えております。私どもとしましては、RPAやAIも含めまして、業務改善と作業効率化についても引き続き情報収集と職員間の情報の共有に努めてまいりまして、経費を含めた有効性が確認できましたら、積極的に活用していきたいと考えております。 204 ◯ 5番(川下高広君)  ありがとうございます。よろしくお願いします。  では、最後の項目にいきます。御厨港埋め立て地の活用について、タイトルはこのように書いておりますが、以下は松浦港御厨地区埋立地という言い方にしたいと思います。  この中の緑地ゾーンについて質問いたします。  この松浦港御厨地区埋立地については、3つのゾーニングが計画されておりまして、1つは経済活動ゾーン、2つ目はコミュニティゾーン、そして緑地ゾーンの三つです。今回、緑地ゾーンに焦点を絞って質問をいたしますのは、ほかの経済活動ゾーンやコミュニティゾーンについては、ある程度イメージができていると言えるからです。  過去の市の答弁を見ますと、コミュニティゾーンについては支所、公民館機能の整備、経済活動ゾーンは民間事業の活用について今後検討していくというふうに答弁がございます。  また、ある程度の配置についても答弁があって、イメージができているところです。ですので、残りの緑地ゾーンについてどういうビジョンを持っていくのかが市民の期待に応えられる事業になるかと考え、質問と提案をいたします。  提案について、結論から言いますと、まず1つ目に、緑地ゾーンにやっぱりしっかり集客をイメージした駐車場をつくること、2つ目に、この駐車場も含めたこの緑地ゾーンの活用ビジョンを早期に持っていただきたいということです。  まず伺います。この現段階で緑地ゾーン活用の具体的なイメージやビジョンはできておりますでしょうか。 205 ◯ 政策企画課長(星野真嗣君)  現在、県との共同で国に提出しております事業計画におきましては、この緑地については防災用途を兼ねた憩いや交流の広場として整備することといたしております。 206 ◯ 5番(川下高広君)  前回の令和元年12月議会の定例会にて、武辺鈴枝議員の質問に対する市長の答弁にこうありました。「松浦港御厨地区埋立地を松浦市西部地区活性化の拠点として活用することが必要だと思っております。」と。本当にそのとおりだと思います。そして、この地域には市内外からお店を出したり、何か企画をしたりする、いわゆるチャレンジをする人が集まる場所になっていただきたいと思っております。それが松浦市西部地区活性化の拠点になることへの直道だと思っております。  そこで駐車場です。集客イメージに基づいた駐車場を造ることだと思っております。前回の一般質問の答弁の中に、設置できるものとして駐車場というのは上がっておりましたので、そういうのができるのは分かっているんですが、同じ造るにしても、どう活用するかをイメージして駐車場を考えるかというのが私は重要だと思っております。  同じ埋立地の地区にレンタル古民家があります。昨年の4月のオープンだったと思うんですけれども、この会社のウェブサイトの予定表を見てみますと、なかなかに盛況です。2階建てなんですが、その2階には板間33畳の大きなスペースがありまして、この古きよきたたずまいと相まって、例えば、コンサートなどがあると趣があってよさそうな感じです。そのレンタル古民家さんも、10台程度駐車場を御自身で造っておられますが、これが例えば、限られた時間の中で30人、40人という集客をする。例えば、ライブなんかはそうですよね、となると集客が難しそうです。逆に、ここに十分な駐車場があれば、イベントを企画する側の人も、また積極的にこのレンタル古民家を活用できると思います。そうなると、この地域ににぎわいが出てきます。そうしたお店を出したり企画をしたりするチャレンジする人を御厨で増やしていける。駐車場を増やすことでその間接的な支援になるのではないでしょうか。  また、そういった一つのお店のことだけではなくて、御厨の港、街並みの風景は心を癒やすものがあります。散策コースとしてもよいのではないでしょうか。その先に旧長醫家住宅主屋がありまして、観光客も十分に楽しんでいけるものと考えております。  そうしたことから、集客には駐車場が大切であるという観点から、この駐車場は十分な確保に努めていただきたいです。  最後に市長にお尋ねしますが、今この駐車場をメインに言いましたけれども、この地域をいろんな人がチャレンジできる地域にしていっていただきたいと思います。その思いで緑地ゾーンを含めた松浦港御厨地区埋立地について、市民がチャレンジできるようなビジョンを描いていただきたいと思います。そして、それは早期のビジョン構築をお願いしたいと思いますが、市長の答弁をお願いします。 207 ◯ 市長(友田吉泰君)(登壇)  お答えをいたします。  議員も前回の12月定例会での私の発言を取り上げられましたとおり、この御厨港の埋立地の活用というものは、松浦市西部地域の活性化の拠点であると考えております。その拠点が具体的に今動き出そうとしています。これが動き出そうとしているわけですから、やはりこれをどのように活用していくのかということを考える絶好のチャンスだと思います。ただ、これは行政が考えて市民の皆さんにやってもらうんではなくて、市民の皆さんと一緒に考えてこそ、有効な活用策が出来上がってくると思っています。松浦市においては、そういったことを推進するために、今、第2次総合計画を公共計画として作っておりますし、未来会議を行い、地域版未来会議を開催してきました。そういった中でも、あの活用ということについては盛んに議論になっておりましたので、ぜひその場所ができるということを前提に西部地域における話合いの場、こういったものを設けていきたいと思いますし、そういった中からぜひチャレンジしたいという方がいらっしゃれば、松浦市としても様々な施策を講じておりますので、そういった中から支援をしてまいりたいと、このように考えております。(降壇) 208 ◯ 5番(川下高広君)  ありがとうございました。この地区の埋立てについては、もう私は申すことはありません。どうぞ、今、市長が思われたとおり話を進めていかれてください。大変にぎわいのある地域となることを願っております。  以上で今回の一般質問を終わります。ありがとうございました。    (川下議員 一般質問席 降壇) 209 ◯ 議長(久枝邦彦君)  以上をもちまして、川下議員の一般質問を終結いたします。  以上で本日の日程を終了いたしましたので、本日はこれにて散会いたします。       午後3時25分 散会 ───────── ◇ ───────── この会議録の全ての著作権は松浦市議会が保有し、国内の法律または国際条約で保護されています。 Copyright (C) MATSUURA CITY ASSEMBLY MINUTES, All rights reserved....