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平成29年第4回定例会(第3号) 本文 開催日:2017年12月05日
平成29年第4回定例会(第3号) 本文 開催日:2017年12月05日
平成29年第4回定例会(第3号) 名簿 開催日:2017年12月05日
平成29年第4回定例会(第3号) 名簿 開催日:2017年12月05日

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  1. 松浦市議会 2017-12-05
    平成29年第4回定例会(第3号) 本文 開催日:2017年12月05日


    取得元: 松浦市議会公式サイト
    最終取得日: 2022-12-10
    ▼最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1        午前10時 開議 ◯ 議長(高橋勝幸君)  おはようございます。  出席議員は全員であります。  これより、議事日程第3号により本日の会議を開きます。  日程第1 市政一般質問 を行います。  それでは、質問順位に従い、7番・武辺議員の登壇を願います。  (武辺議員 一般質問席 登壇)(拍手) 2 ◯ 7番(武辺鈴枝君)  おはようございます。  随分と寒い朝になりましたけど、今さっき、山崎議員がちょっと来て来てと言われて、行ったら、虹を見せてくれました。虹が出ていました。きょう、こんないい感じで一般質問の答弁をいただければなと思っております。  前回の議会で申し上げていました私たちが活動しているまつうら図書館きらきら塾が公益社団法人読書推進運動協議会による第71回読書週間事業として行われました第50回全国優良読書グループ表彰、これを表彰されました。全国で35グループ、もちろん長崎県ではうちだけでございます。この受賞は松浦市立図書館の職員さんの皆さんはもちろん、お話会に参加していただける子どもたち、保護者の皆さん、みんなでいただいたものだと思っております。この受賞を機にますます活動の場を広げ、幅も広げ、後継者育成等も含めて頑張っていきたいと思っております。図書の蔵書もお願いします。  それでは、質問に入ります。  まず、「御厨蛇踊り保存会に対する本市の認識と対応について」お尋ねをいたします。  これまで御厨蛇踊り保存会はいろんなところでいろんな活動というか、演舞をしてまいりました。ちょっと述べさせていただきますけども、平成12年、日蘭交流400周年、これは長崎市ですが、ここで演舞。それから、平成14年、長崎県PTA大会、それと同じ14年、これは天皇陛下をお迎えして、全国豊かな海づくり大会、これは佐世保市で行われましたが、これでも参加をしております。それから、平成21年、これも佐世保市、これは皇太子様をお迎えして行われました献血運動推進全国大会、それから平成23年、人と環境にやさしいふるさと推進大会、平成24年、長崎県PTA大会、26年、長崎がんばらんば国体、なぎなた会場のアトラクション、それから28年、ねんりんピックのバウンドテニス会場の開会式、それから28年、西九州道の松浦佐々道路着工式、それからことし、つい先日ですが、長崎県音楽教育研究大会、こういうものに御厨の蛇踊りが演舞を行っております。  そこで、御厨蛇踊り保存会の活動に対する認識、重要性、御厨蛇踊り保存会の立ち位置というのが一体どんなものなのかということをお尋ねしたいと思っております。松浦市にとっての御厨蛇踊りとは一体何なのかということですね。  松浦市の教育振興基本計画によりますと、その基本目標の6番目で文化財の保護と文化芸術活動の推進というのがあります。そこの施策の3、伝統文化の保存と継承、これに当てはまるのかなと考えたりもしてはいるんですが、なかなか立ち位置というのがはっきりしていないという現状があります。本年度、郷土芸能の保存普及に貢献したということで、松浦市文化功労賞もいただきました。御厨蛇踊りというのを郷土芸能として理解していいのでしょうか。窓口は生涯学習課でいいということになるのですか。御厨蛇踊りに対してどういった認識を持っておられるのかも含めて御答弁をお願いします。 3 ◯ 生涯学習課長(近藤寿一君)  今おっしゃった郷土芸能ですけども、郷土芸能というのは地域社会で伝承されて、その地域の行事等で行われている芸能であるというふうに言われております。今、議員がおっしゃられましたように、郷土芸能の保存、普及に貢献されたという理由から、ことしの松浦市文化功労賞として御厨蛇踊り保存会を表彰させていただいたところでございます。ということで、我々としましては、しっかり郷土芸能というふうな認識を持っておりますし、松浦市にとって大変重要なそういうふうな存在であるというふうに思っております。
    4 ◯ 7番(武辺鈴枝君)  松浦市にとって大変重要な存在というのはどういう意味ですかね。 5 ◯ 教育長(今西誠司君)(登壇)  おはようございます。  御厨の蛇踊りにつきましては、松浦市を代表する郷土芸能だと考えます。多くのイベントに参加をされていますけども、見られた方は多くの感動をいただき、そして松浦市のいい印象も持たれているんではないかなと思います。  あわせまして、市民にとっても誇りでありますし、松浦市の活性化にもつながるすばらしいものであると捉えております。  以上です。(降壇) 6 ◯ 7番(武辺鈴枝君)  はい、わかりました。  それでは、今の保管場所について、お尋ねというか、お願いも含めてちょっと申し上げたいんですが、現在の保管場所、二転三転しながら紆余曲折の末に、森林組合の建物、ここをお借りして保管をいたしております。ちょっと雨漏りもしているんですよね。蛇にシートをかぶせて対応している状態です。先日、前回の台風で海側は少し何か削れているみたいだし、そういった塩害もちょっと危惧されるところなんですが、まずは現在どういった保管方法をとっているのか、鍵の管理などどうされているのかというのをお尋ねします。 7 ◯ 生涯学習課長(近藤寿一君)  管理につきましては、今、議員がおっしゃったように、森林組合さんの施設を市のほうがまずお借りして、それを御厨蛇踊り保存会さんのほうにお貸ししているというような状況でございまして、鍵につきましても、私どもと蛇踊り保存会さんのほうで保管しております。 8 ◯ 7番(武辺鈴枝君)  それで、ちょっと1つお願いというか、提案というか、とりあえず田代小学校の校舎での保管というのはできないでしょうか。今おっしゃったような状態での保管方法、鍵を蛇踊り保存会のほうに預けていただいて、そして保管するという方法はとれないでしょうか。 9 ◯ 生涯学習課長(近藤寿一君)  旧田代小学校の校舎につきましては、現在、普通財産となっておりますけども、議員が御質問された蛇の保管につきましては、旧田代小学校を使用する旨の申し出があれば、現時点では対応が可能であるというふうに我々としては協議をしております。  鍵の保管につきましては、基本的に教育委員会のほうが持つことになると思いますけども、そのあたりは今後、蛇踊り保存会のほうと協議をさせていただければと思っております。  ただし、現時点で、いわゆる小学校の跡地活用というようなことでの協議もされている状況でございますので、今後の活用方針等はそういったところで固まってくれば、保管については期限を限定せざるを得ないかなというようなところもございますので、その辺は御了承いただければと思います。 10 ◯ 7番(武辺鈴枝君)  跡地活用も質問するようにしていますので、とりあえずということで、ちょっと今の場所が雨漏りもしているので、お願いできないかなということで、あと、それはもう保存会のほうと生涯学習課のほうで詰めていただければなと思います。  それでは、次の質問に入ります。  学校教育課にお尋ねしますが、現在行っている御厨中学校の総合的な学習における御厨蛇踊り、これに対する意義、必要性、学校側の認識、こういうものについてお尋ねをいたします。 11 ◯ 学校教育課長(黒川政信君)  お答えいたします。  御厨蛇踊り保存会の皆様が仕事を休んで、ボランティアとして中学生に指導をしていただいていることに対して、まずは感謝いたしております。  蛇踊りの意義については何点かあります。まず、生徒のふるさとを思う心の育成の面で効果があります。生徒は蛇踊りに取り組むことにより、伝統芸能のすばらしさを実感することができ、郷土への愛着と誇りを高めていきます。  次に、地域との連携、つながりの強化の面で効果があります。地域住民から蛇踊りの指導を受け、地域の行事で披露をすることで、生徒と地域住民のつながりが強化されますし、教職員も練習に参加することで、学校と地域のつながりも強化されます。また、地域の行事に中学生の蛇踊りが参加することにより、地域の活性化にもつながっていると思います。  このように大きな意義を持つ活動でありますので、御厨中学校では今後も継続していきたいという考えを持っております。  以上です。 12 ◯ 7番(武辺鈴枝君)  ちょっと学校側の認識というところをちょっとお尋ねしたいんですが、いや、今何か不都合があっているとかという話じゃなくて、先生たちは異動が多い現場ですので、御厨中学校異動イコール、ここはもう蛇踊りがきちんとくっついてくるんだというような認識も欲しいんですよ。そこら辺について、ちょっと答弁をもらっていいですか。 13 ◯ 学校教育課長(黒川政信君)  現在も教職員が2名ほど蛇踊りに参加をしております。そういうことで、人事異動はあくまでも県教委が行うことですから、その条件ということにはなりませんけれども、積極的にそういう若手の職員が参加しておりますし、またそういうことで地域との交流も深まるということで、そういう意味では大変効果が大きい、いいことであると感じております。 14 ◯ 7番(武辺鈴枝君)  先生たちの認識についてもよろしくお願いをいたします。  今の学校教育課の答弁によりますと、御厨中学校の総合的な学習における蛇踊りというのが、これはさっき申し上げました松浦市の教育振興基本計画、これは松浦市総合計画の教育分野における最上位に位置づけられるものですが、この中に基本目標の1、施策2、児童・生徒の豊かな心の育成、郷土を担う人材の育成、これに当てはまるということになってくると考えております。  この中に、この基本計画の中で目指す成果指数というのがありまして、26年度の実績で、児童・生徒が伝統芸能などに取り組んでいる学校数ということで、26年度の実績で小学校が10校のうち6校、中学校が7校のうち2校、これを31年度には、小学校が9校うち9校、中学校も7校のうち7校、100%こういう郷土芸能等に取り組ませていきたいというような、目指していきたいという計画でございます。  そういった意味で御厨中学校の取り組みは、この蛇踊りというのはもう六、七年なりますけども、先駆的な取り組みになるのかなと思っているわけですね。毎年、学習発表会は当然ですが、御厨くんちでも披露をしております。平成25年の10月、これが「第21回教育県長崎振興大会」、「松浦平戸北松大会」にも出演をいたしましたし、何といっても、28年の「西九州道松浦佐道路着工式」、国交省からの依頼で中学生がここで演舞をしたということはもう非常に大きい話だと思っているんですが、今、中学生が使用している蛇、これは御存じだと思いますが、大人が使っている大きい蛇、それから今、中学生が使っているのは中蛇という言い方をするんですが、小蛇──小学生が使っているのがありますけれども、この中蛇ですけど、これが昭和58年ごろつくったやつみたいなんです。余りに古くて、そこら辺がはっきりしないんですが、昭和58年といえば、山崎議員が4歳のときになるんですよね。非常にぼろぼろなんですよ。見られた方はわかると思いますが、もう演舞するたびにうろこが飛び始めているんですよね。どんどんうろこもなくなって、そのうち、はらぺこあおむしみたいになるんじゃないかなと心配しているんですけど──はらぺこあおむし、御存じですか──いいですけど、それこそもうぼろぼろになりまして、逆鱗ももう落ちて多分ないと思います。  という状態で、御存じだと思いますけど、御厨蛇踊り保存会というのは、旧御厨小学校区の世帯から年間200円と御厨おくんちのお花で賄っております。このような状態で、今非常に御厨中学校にとっての教育上、非常にウエートを占めているとおっしゃる蛇踊りなんですが、御厨蛇踊り保存会がこのような運営状況の中で、中学生の蛇まで保存会で確保するのは困難です。中学生使用の中蛇の新調、これは保存会と切り離して取り組んでいただきたいと考えております。  前回、このお願いをしたときに、教育総務課長の答弁は「一般財源だけでは非常に難しい。助成制度の活用を検討していく必要があると思っている。県へ尋ねたが、現在は該当する助成制度がないという返事だったので、今後、財団や企業の助成まで範囲を広げて使える制度がないか研究をさせていただきたい」という答弁でした。  その後、どういうふうな進展がありましたでしょうか。中学生使用の蛇を新調しなければいけないという必要性、重要性の認識はあられると思っておりますが、さっき、学校教育課長が中学生に蛇踊りの指導を行っている保存会に対して、非常に感謝しているという言葉をいただきましたけども、もちろん授業の一環なんで当然平日に指導に行っているんですよね。仕事も休んでいますし、夜勤明けでそのまま指導に行ったりとかしている、そういうふうなボランティアであるということの認識も含めて御答弁をお願いいたします。 15 ◯ 教育総務課長(星野真嗣君)  以前の一般質問でも答弁させていただいておりますけれども、蛇の新調に200万円から300万円の費用がかかるということでしたので、学校備品ということになりますと、現在の教育予算での対応は難しいのではないかと考えておりまして、助成制度を活用する必要があるということをお伝えしたところでございます。  これまで、国や県の制度のみならず、財団や企業の助成まで範囲を広げまして、該当するものがないか調べたり、あるいは蛇踊りの部活動をやっている学校等に、買いかえるものがあれば譲っていただけないかとのお願い等もしてまいりました。  助成制度につきましては、最高で30万円程度のものばかりでございまして、補助率につきましても2分の1ということで半分は一般財源ということになろうかと思っております。  あと、申請につきましては保存会や地域おこしグループ、こういったところが申請者になられるということが原則であるというところが多くて、学校が申請者となった場合は、学校備品ということで、助成対象に該当しないという制度がほとんどでございました。  保存会によります蛇踊りの指導が学校の総合的な学習に効果を上げており、蛇の新調につきましては、学校備品としてお願いしたいと、そういった保存会の皆様のお気持ちは重々理解をしておるところですけれども、助成制度の活用ということを考えますと、後継者育成等の観点から、より制度を活用しやすい保存会が申請者となっていただくほうがよいのではないかと現段階では考えておるところでございます。  蛇の購入に係る財源確保につきましては、引き続きさまざまな制度の活用を関係課とも協議をしながら、保存会へ提案、協議させていただきたいと考えております。 16 ◯ 7番(武辺鈴枝君)  この前も聞き取りのときに申し上げましたけど、そこまで保存会に委ねるんですか。それは学校備品に限定して物事を進めていくから、もうないよという話なんじゃないですかね。例えば、これはもうふるさと納税で一発もう買うけんというような考え方があってもよかと思ったりするんですよね。何でそこでまた保存会の話が出てくるのか。さっきから話しているじゃないですか。本当に平日の授業に合わせて仕事を休んだり、夜勤明けで行って、子どもたちのためにやっているわけですよね。  この蛇がもうだめだと、二、三百万円かかることに対して、何で保存会がそっちのほうに、中学校の蛇についてせんばとかと、さっきから話している学校側の蛇踊りに対する認識からすると、話がずっと全然かみ合わないと私は思います。  私はね、はい、そうですかとは言える立場でもありませんし、それは保存会の方とゆっくり話をしてもらわんばでしょうけど、この後、お願いをしたい、今度、蛇踊りの保存会が持っている蛇自体もそろそろもう新調せんばいかんというときが来るわけですよね。そういうのを含めて、中学生がせっかくやっている蛇踊りの蛇の新調まで保存会に委ねられるのかなというのが、どうしても私はこれが解せない。  ちょっと教育長、何か答弁お願いします。 17 ◯ 教育長(今西誠司君)(登壇)  御厨中学校が行っている蛇踊り、本当に価値ある教育活動でありますし、文化祭で私が見たあのときの感動、今も覚えています。また、保存会の皆様のボランティアとしての御指導、心から感謝をしているところです。  中蛇につきましては、先日、現場に見に行きました。おっしゃったように、うろこも取れており、布も傷んでおりました。何とかもうちょっときちんとした蛇で、子どもたちに担がせたいというふうな思いが湧いてまいりました。先ほど、総務課長が申しましたように、非常に高額であるということもございますけれども、私たちは何とか財源を探りながらきちんとした形での蛇で思い切り活動させたいと思っておりますので、今後も関係課と協議しながらしっかりと取り組んでまいりたいと考えております。  以上です。(降壇) 18 ◯ 7番(武辺鈴枝君)  この件について、保存会と何かお話をされるということ自体が私はちょっと違うんじゃないかなと思っております。とにかく一生懸命やっているのにかわいそうですよ。教育長見られておわかりでしょうけど、早急に対応していただきたいと思っております。私が保存会にそういった補助とかなんとか委ねることについて、できないとは言っても、はいと言えはしません。  ということで、次の質問に入らせていただきます。  今、言っていた保存会に対する支援なんですが、先ほど御厨蛇踊り保存会の運営については述べました。御厨蛇踊り保存会は今大人が約30人、小・中学生──ほとんど小学生ですが、その蛇踊り保存会で活動が90人、総勢120人の大世帯です。御存じのように、やっぱり大人の中には消防団員、それから商工青年部、そして蛇踊り1人三役もやれた方も結構いらっしゃいます。  子どもたちの参加については、もうひとえに保護者の皆さんだったり、御厨小学校御厨中学校の先生方の協力のたまものと感謝を申し上げているところです。  御厨蛇踊りの運営費はさっき申し上げましたが、これは水軍まつりの参加費、これは補助金8万円です。これだけ120人の大世帯で8万円です。水軍まつりで、例えばお弁当、1人500円として120人で6万円。お茶を1本となったら、120人が1万2,000円、既にここで7万2,000円経費がかかります。  そうなると、足らん分はどこから持ってきよるとかというと、最初に言ったように、旧御厨小学校の世帯が、水軍まつり自体に補填しているという理屈になってくる。だけども、厳しい松浦市の財政状況の中、なかなか無理なことは言えないということも私も重々周知をしているつもりです。  ただ、さっきから話が出ている中学生の蛇と、一つ切り離してお願いをしたいんですが、先ほどの話からいくと、例えばコミュニティ助成金などを使って、御厨中学校の蛇を蛇踊り保存会のほうから申請してつくったとします、仮定の話ですけどね。そうした矢先に、今度は御厨蛇踊り保存会の蛇自体をつくりかえんばいかんとなったというときに、あんたたち保存会でもう去年使ったたいみたいな、そういうふうにならないように、とにかくお願いをしたいわけですよ。この大蛇も平成12年に新調してもう17年経過をいたしております。  お願いというのは、例えばきょう言って、来年度、蛇をつくりかえますというような無謀なことは蛇踊り保存会も絶対おっしゃいません。あと2年、3年たてばもう新調せんばいかんという、その3年ぐらい前からお願いをいたしますので、その3年後に何とか新調できるような補助金の活用、そういうのを優先的に回してもらえないかということをお願いしたいんですけど、その確約が欲しいと思いますけども、見解をお願いします。 19 ◯ 生涯学習課長(近藤寿一君)  平成22年に小蛇を新調されておられまして、その際に、おっしゃった財団法人の自治総合センターというところからのコミュニティ助成事業の助成金と、当時、市の文化スポーツ振興基金を活用した財政支援を行っております。議員が今おっしゃった質問の大蛇の新調に対する支援につきましても、前向きに検討してまいりたいと思いますので、蛇踊り保存会さんのほうと我々と早目に情報共有を図りながら、更新の時期等が具体的に明確になってくると思いますので、その辺を含めて早目早目に情報共有して支援のための協議を進めてまいりたいと思っております。 20 ◯ 7番(武辺鈴枝君)  よろしくお願いをいたします。  市長、蛇踊り保存会、あるいは御厨蛇踊りに対して、ちょっと一言いただけますか。 21 ◯ 市長(友広郁洋君)(登壇)  おはようございます。先ほど、武辺議員から御紹介がございましたきらきら塾が表彰を受けられたということについては、市民を代表して心からお喜びとお祝いを申し上げたいと思います。  御厨蛇踊りの関係について詳しく御質問、また御意見、御提案をいただいたところでございますが、私は郷土芸能というもう一つ上のランクの存在意義があるんじゃないかと思っておりまして、私も退く身ではございますけれども、やはり武辺議員が御指摘になりましたように、中学生の蛇の新調というのは、やはり学校の備品として整備すべき案件ではないかと、そういう思いを持っておるところでございますし、このことについては今後、庁内でどういう位置づけで整備をするかということに議論を深めてもらえばなという希望を持っているところでございます。  いずれにいたしましても、松浦市の郷土芸能をリードするといいますか、リーダーであるものであるということからいたしますと、しっかりとした今の武辺議員の御質問、御意見を今後の市政運営の上に、私の思いとして新しい市長にもおつなぎをしていきたいと、このように思います。(降壇) 22 ◯ 7番(武辺鈴枝君)  市長の在任中のうちに何とかしていただけると非常にうれしいなと思いながら、次の質問に入ります。  「伊万里松浦病院の松浦市開設に伴う今後のスケジュールについて」お尋ねをいたします。  それこそ何かやっとここまできたなと感慨深いものもございますが、ひとえにこれはもう松浦市民の皆様のおかげだと思っております。何かよかったなと、市民が一つになってよくできたなと思っています。8月23日のJCHOの経営の特例適用申請書提出から9月1日の県北地域保健医療対策協議会、それから9月2日、これが大きな市民決起大会ですね。これを経て11月22日まで佐世保県北区域地域医療構想調整会議、これも終了いたしました。長崎県医療審議会というのがあしたありますという、きのう答弁がありましたけども、今後の手続、開設に向けてどういうことが残っているのかという答弁をお願いいたします。 23 ◯ 健康ほけん課長(瀬戸 守君)  ただいま議員申されましたとおり、明日、長崎県医療審議会が午後6時30分より長崎県の医師会館で開催されることになっております。その後の、県知事の許可に関しましては、明日の医療審議会の審議状況を踏まえまして、長崎県と国とが協議をすることになっております。その協議が調いましたら、長崎県知事のほうから厚生労働大臣が認めた病床数の範囲内で県知事が承認をするということになっております。その後、もろもろの調整を行っていくということになってまいります。 24 ◯ 7番(武辺鈴枝君)  それはもう、ことしじゅうで大体めどが立つというふうな考えでいいんですか。 25 ◯ 健康ほけん課長(瀬戸 守君)  できれば年内に県知事の承認がおりるようにということで県のほうには申しておりますけども、これが国と県との協議の調整がどのくらいかかるかというようなことになるかと思っております。 26 ◯ 7番(武辺鈴枝君)  では、次の質問に入ります。  この佐世保県北区域地域医療構想調整会議、ここで行われた審議内容についてちょっと御答弁をお願いしたいんですが、87床が67床に至った経緯、あるいは市民と行政と病院、そういった3者による運営協議会の設置とかというところまで踏み込んで話がありましたでしょうか。審議内容をお知らせください。 27 ◯ 健康ほけん課長(瀬戸 守君)  ただいま御質問がありました佐世保県北区域地域医療構想調整会議におけます審議の状況について御報告させていただきたいと思いますけども、まず9月5日に第1回の調整会議が開催されました。この中でJCHO病院についての課題、懸念事項についてさらに論議を深める必要があるというようなことから、その後、調整会議の中にワーキング会議が設置されまして、その中で調整案が作成され、11月20日の第3回調整会議で特例申請について妥当であるとの結論をいただいたところでございます。  この調整会議におきまして、懸念事項、論点整理事項としてまとめられた10項目、またワーキング会議におきましてまとめられました5項目の調整素案がございます。調整素案の中に、まず病床の関係でございますけども、特例病床許可については一般病床67床、これまで87床で申請しておりましたけども、67床、内訳につきましては急性期47床、地域包括ケア病床が20床減という形になっております。松浦市の医療再編状況に応じ、順次100床まで増床するものとする。建設に当たっては初めから100床を整備することは可能であるというようなことで調整項目があり、JCHOといたしましても病床数を20床減らすということにつきまして了承するということでありましたので、市といたしましても、この案を受け入れたところであります。先ほど申しましたとおり、地域包括ケア病床を20床削減するということになっております。  それと、今後の20床に対する増床計画につきましても、調整会議におきまして松浦市内の病床の再編状況に応じ、順次100床まで増床が可能ということにされておりまして、来年4月に予定されております診療報酬の改正等を踏まえまして、病床再編が具体化するというふうに予想されております。その状況を踏まえまして、増床の計画が示されることになると考えているところでございまして、時期につきましては現在未定でございます。増床を行うに当たりましては、これまでと同様に再度特例の申請の手続が必要となってまいります。  それから、地元医療機関との連携でございますけども、このことにつきましては独立行政法人地域医療機能推進機構法というのがございまして、その中に地域の実情に応じた運営についての規定がございます。内容につきましては、協議会の開催等により関係者の意見を聞いて参考とし、地域の実情に応じた運営に努めなければならないということで法に定められております。  調整会議におきまして、開設までの間においても、おおむね3カ月ごとに松浦市民、それから松浦市、それから関係医師会等の関係者を委員とした協議会を開催されるということになっておりまして、この中で地元医療機関との連携についても協議が進められてまいります。  それから、JCHO病院の診療科目は──以上で……。 28 ◯ 7番(武辺鈴枝君)  質問させてくださいよ。私も地元病院との連携についてどんな形をとっていかれるのかなと思って、ちょっとお尋ねをしようと思っていたんですけども、今おっしゃった運営協議会みたいな、その中3カ月ごとに開催するというような中での地元医師会とか病院との連携というのを図っていくという理解でよろしいんですよね。  それでは、病院の概要についてお尋ねをいたします。  診療科目、医師数など、名称もJCHO松浦中央病院ということでよろしいのかということも含めて、今お答えできる範囲で答弁をお願いします。 29 ◯ 健康ほけん課長(瀬戸 守君)
     失礼いたしました。先ほど議員申されましたとおり、名称につきましてはまだ仮称ではございますけども、JCHO松浦中央病院ということで、仮称であります。  それから、診療科目につきましても、JCHOといたしましては内科、人工透析内科、外科、整形外科など12科目を標榜される計画となっております。  それから、子育て世代に要望が多い小児科については、現在、診療科目には含まれておりませんけども、調整会議の整理項目の中に小児外来の開設についても将来検討することというようなことで調整がなされております。JCHO病院の運営協議会の中でこのことについては続けて要望してまいりたいと考えております。  それから、医師数でございますけども、現在、伊万里の伊万里松浦病院では6名の常勤医師がおられますけども、新病院におきましては、開設時においては8名体制が確保できる見通しであるということを聞いております。また、看護師等の医療スタッフにつきましても、現在の伊万里松浦病院の約9割の方が新病院での勤務を希望している状況にあるというふうにも聞いております。  新病院の詳細につきましては、今後、明らかにされていくものと考えており、その時点で市民の皆様に周知を図っていきたいというふうに考えております。  以上でございます。 30 ◯ 7番(武辺鈴枝君)  大変よくわかりました。それでは、その開設の予定時期というのについてお尋ねをしたいんですが、きのうちょっと副市長の答弁の中で、それは建設予定地の話でしたけども、普通財産の無償貸与、これが可能であるということと、売却もあり得る──それは整地も含めてというような答弁があったんですが、こういうことも含めまして、開設予定時期と建設予定地の整地等について御答弁をお願いいたします。 31 ◯ 健康ほけん課長(瀬戸 守君)  まず、開設の時期でございますけども、今のJCHOが修正で申請されております計画によりますと、平成32年7月から10月を予定とされております。  建設予定地につきましては、今、議員申されましたとおり、昨日、副市長のほうがお答えしておりますが、土地の無償貸与、それから売却、それから上物の解体等につきましては病院開設まで──遅くても32年10月となっておりますけれども、それまでにいろいろ事務的に処理をしなければならない項目もありまして、過密なスケジュールが予想されていますことから、事前の協議を進めてまいりたいと考えているところでございます。 32 ◯ 7番(武辺鈴枝君)  なるべく松浦市がお金を出さなくていいような方向で協議を重ねていただきたいと。お金を出さなくていいはずなんですけどね。という方向でよろしくお願いをいたします。  それでは、この項目最後になりますけども、既存の施設、今予定されているところにある、例えば社会福祉協議会とかなんとかですよね。その総合プラザ建設計画というのもありますけども、病院建設と同時進行でやっていかれるわけですかね。病院建設中に社会福祉協議会とか、ああいう建物がなくなっている間はどういうふうに扱っていかれるのかということも、もうそろそろ煮詰めていかないといけないのかなと思いますけども、その辺はどうなっていますでしょうか。 33 ◯ 副市長(橋口忠美君)(登壇)  お尋ねの市民総合プラザ計画のことであります。私どもは、事務的な準備の段階では仮称でありますけれども、市民福祉総合プラザという仮称で内部的には進めているところであります。市民福祉総合プラザ(仮称)の中身でありますけれども、まず入っていただく施設といたしましては、今お尋ねがあっておりますように、JCHO病院の予定地にあります施設、老人福祉センター万年青荘ですね。それから、社会福祉協議会、それからこれは建設予定地じゃないんですけども、西九州自動車道の整備の関係で解体をいたそうとしております保健センター、この機能も入れたいと。  それから、今、本庁の1階の長寿介護課の中にあるんですけれども、高齢者の包括支援センター、これも入れたいなということで考えております。それと、先ほど仮称の中に市民福祉総合プラザという名前を仮称で設けているんですけども、市民が交流できるスペース、これもこの施設の中に入れたいというふうに考えております。そういう形で、福祉あるいは保健の拠点施設とともに市民が交流できるスペースを含めた施設にしていきたいというふうに考えております。  整備に向けたスケジュールでありますけども、御指摘のように、病院の開設が決まれば、そこのスケジュールと密接に関係をいたしております。なぜかと申しますと、御指摘のように、予定地にある施設を解体しなければいけないという形になりますので、その解体と新たなプラザ建設と当然ながら関連しているわけでございまして、できるならば病院建設が始まる前に、完成をしたいんですけども、なかなかそうはまいりません。スケジュールの関係で、開設が決まれば病院建設とかなり被った状況の中でこのプラザを整備していかなければならない。ただ、できるだけ早くやって、引っ越ししていただいて、そして病院建設に支障のない形で上物を撤去できればいいかなというふうに思っているんですけども、なかなか厳しいスケジュールになろうかと思っております。  病院建設が32年7月から10月の開院を目指すという申請内容になっていますので、31年度は病院建設にかからなければいけない。32年の恐らく春、4月ぐらいまでには病院そのものが完成していかなければならないというふうなスケジュールになりますので、その前にある施設の引っ越しをしていただくとなれば、30年度あたりからいろんな設計あたりに入って、プラザも31年度には完成させなければいけないというようなスケジュール感を今のところ持っております。当然、JCHOさんあたり等との詰めが非常に大事だと思っておりますので、そういうところの協議を開設が決まりましたら、鋭意進めていきたいというふうに思っております。(降壇) 34 ◯ 7番(武辺鈴枝君)  その開設が決まってからの話になろうかと思いますけども、今おっしゃった(仮称)市民福祉総合プラザの中にこういったいろんな社協だったりというところ、こういうちょっと中身のことについてはまた今後ということになろうかと思っております。ただ、病院が建設されるに当たって、やはり今利用していらっしゃる方たちの不便さを感じさせないような取り組みでやっていただきたいなとお願いをしておきます。  それでは、次に「田代・大崎小学校の跡地活用について」お尋ねをいたします。  跡地活用策の進捗状況、今の状況、今後の予定、どうなっていますでしょうか、お尋ねをいたします。 35 ◯ 政策企画課長(末永和彦君)  田代と大崎小学校の跡地活用の関係につきましては、まずは地域としての活用策を最優先に協議を進めてまいりましたけども、なかなか案がまとまらない状況でございました。この間には両校の跡地につきまして、民間企業のほうから利用したいという御提案もあったわけでございまして、調整を行ってまいりましたけども、このことにつきましても結果的には協議が調わない状況になりました。現状といたしましては、この跡地活用につきましては、一旦市のほうに引き取りまして、市役所の御厨地域出身の中堅、若手職員、こういった職員を中心に活用の検討会議を開きまして、市としての活用案を今現在、検討しておるところでございます。  現在、その作業を進めているところでございますけども、田代、大崎、それぞれに3つほどの案に絞り込みを行いまして、今月中に地元のほうにお示しできるように取り組みを進めてまいりたいというふうに考えております。 36 ◯ 7番(武辺鈴枝君)  今月中にと言われる案というのが3つあるというのは、ここでは申し上げられないですか。 37 ◯ 政策企画課長(末永和彦君)  まだ3つを具体的に申し上げる段階ではございませんけども、ことしの7月に私、田代地域振興会の総会のほうに出席させていただきました。その中で御報告した案件がございますので、そのことを申し上げますと、実はまつうら党交流公社、こちらのほうが西九州道の整備のために移転の必要がございます。そういったことで新しい移転先を探されている状況でございます。  田代地区につきましては、田代地区のグリーンツーリズム研究会として、この体験交流事業に積極的に取り組みをされておりますので、有力な活用策の一つであるということを地元のほうにお伝えしたところでございます。 38 ◯ 7番(武辺鈴枝君)  はい、わかりました。文部科学省の「~未来につなごう~「みんなの廃校」プロジェクト」、これの平成29年度版、廃校施設等の活用に当たり利用可能な補助制度というのがあります。対象となる転用施設等が15、事業名が23、所管官庁が8、例えば転用施設として農山漁村が持つ豊かな自然や食を活用した都市と農村との共生、対流等を推進する取り組み、農福連携──これは農業と福祉ですね。農福連携を推進する取り組み、地域資源を活用した所得の向上や雇用の増大に向けた取り組み、農泊を推進する取り組み及び農山漁村における定住等を図るための取り組みに必要な施設、これの事業名が農山漁村振興交付金、所管官庁が農林水産省でございます。  やっぱり、ここのところ全国的に廃校の活用についてはちょっと足踏み状態が続いているのかなという感じがしまして、国を挙げて、もうちょっと使い勝手のなさそうな今までみんなの廃校プロジェクトだったんですが、何かことし、29年度版が随分とたくさん柔らかくなったなという印象があるんですよね。  こういった補助制度を活用できるのか、活用できないかというような検討はなさいましたか。 39 ◯ 政策企画課長(末永和彦君)  この制度が平成22年度からスタートしておりまして、この間には地元のほうにもお示しをしまして協議をした経過がございますけども、当時はやはり地域としての活用策を検討することを最優先したいということがございまして、制度の活用には至っておりません。ただ、今、議員のほうから御紹介ございましたように、その後、制度の見直しがかなり進められておりまして、要件の改定、それから使える財源もかなりふえているようでございます。  先ほど申し上げましたように、今現在、職員提案をもとに地元のほうに御提案をするような流れでございますので、今後とも利用可能な補助制度の活用につきまして検討してまいりたいというふうに考えております。 40 ◯ 7番(武辺鈴枝君)  それこそまた来年、30年度版が出るのかなと思っているんですけど、本当に何か使い勝手が、手に届くかなというようなところまで来ているような形になってきましたので、もう、ぜひぜひ検討していただいて、補助制度を使って何とか早くやっていただきたいなと思っております。御厨地区小学校の統合の話が出て、私がまだ議員になってその年じゃなかったかなと思うんですが、そのときから、統合の話が出たときから、跡地活用を並行してやっていかないと、大変なことになりますよという話を私はしてきたつもりですし、行政側もそれはもう重々わかっていらっしゃると思うんですけども、特に田代小学校は県道沿いですので、よく通りますけど、廃校となった校舎の前を通るあの風景が当たり前の風景になっていくというのが非常に寂しい限りです。もう運動場も何か土地も死んでいるというんですかね、何かそんな気もしますし、あの風景が当たり前というのが当たり前じゃないわけですから、いろんな角度から活用について鋭意検討をお願いしたいと思います。  それでは、その田代、大崎小学校、廃校になった学校に残っている備品の活用についてお尋ねをいたします。  平成29年の第1回定例会でお願いをして、その後の取り組みについてお願いしたいんですが、教育長がそのとき、「閉校した学校の残った物品については、今後もいろんな地域でのイベントの際に販売をして、少しでもその益金を子どもたちの教育活動のために生かしていきたいと考えている」と答弁をなさいました。私がそのときに、「今後の具体策は」とお尋ねをいたしましたところ、教育長が「まず、旧大崎小学校の残存物品の販売については、随分たくさんの物が残っている。例えば、地方の方が集まるグラウンドゴルフ大会など、そんなときにでも販売できないか検討していきたいと考えている」。それから、「イベントなどの開催をという前教育長の回答については、地域振興会であるとか、老人会など地域の方を中心に考えてもらうというのが真の地域振興のためには大切なことだと考えている。そこで出た意見をもとに、教育委員会としてできることをしっかりと支援をしてまいりたい。例えば、地域の方がレクリエーションをしたいというふうなことが出た場合に、それを閉校した学校でするというふうになるとすれば、その開催時に給食調理場を生かして昼食を提供したり、残存物品や地元の農産物の販売などの開催については可能ではないかなと考えている」と、ある程度結構踏み込んだ答弁をいただいたんですよね。  今後どうされるのか、去年、ちょっと何かコスモス祭りでもあれば、消耗品だったんで販売もしやすかったのかなというのもあるんですが、今後どうされるのかというのをお尋ねいたします。 41 ◯ 教育総務課長(星野真嗣君)  ただいま武辺議員がおっしゃったように、昨年11月のコスモス畑の収穫祭、それからことし3月に開催されました──これは学校が違うんですけど、福島のほうのつばき祭りにおきまして残存物品販売を行っておりますが、その後につきましては、地域と連携した販売活動というものはできていない状況でございます。  ただ、教育長が前回答弁されましたけれども、まだ閉校施設に不用備品等が多く残されているということでございますので、できるだけ早く地域のイベント等に合わせた販売等に私どもとしても取り組んでまいりたいと考えておるところでございます。 42 ◯ 7番(武辺鈴枝君)  やりますって言われたんだから、やってください。子どもたちの教育活動、この益金を生かしたいと言われていますので、ひょっとしてうまく売りさばいて、ここで蛇ができたりとかって、そううまくいくかどうかはわかりませんけど、幾ばくかでも何かできればなと思っていますので、これは早くやってくださいね。やるとおっしゃったんだから、よろしくお願いをいたします。  2期8年、そろそろ終わります。桃栗三年柿八年、柿のように芽が出て実がなった8年間であったと私も確信しております。現市長が教育のまち松浦を掲げていただきました。今からと私も思ってはいるんですが、次期市長にもここはもう継承していただいて、しっかりやっていただきたいと思っているところです。  友広市長におかれましては、せっかく最近仲よくなれたかなと私も思っていたんですよ。ちょっと寂しいですけども、私のほうからはねぎらいの言葉を何かと思って、夕べ寝る前に考えたらもう寝てしまって、ねぎらいの言葉を考えつきませんでした。お疲れさまでした。本当にありがとうございました。これからよりよい松浦になっていくでしょうから、それをきちんと見守っていただきたいと考えております。  これで私の一般質問を終わります。ありがとうございました。    (武辺議員 一般質問席 降壇) 43 ◯ 議長(高橋勝幸君)  以上をもって武辺議員の一般質問を終結いたします。  ここで暫時休憩いたします。       午前11時   休憩 ───────── ◇ ─────────       午前11時15分 再開 44 ◯ 議長(高橋勝幸君)  再開いたします。  休憩前に引き続き、会議を開きます。  それでは、質問順位に従い、14番・鈴立議員の登壇を願います。  (鈴立議員 一般質問席 登壇)(拍手) 45 ◯ 14番(鈴立靖幸君)  おはようございます。  本当に早いものでございまして、20年間、5期通算で質問をしてまいりました。その5期の最後の今回12月の質問でございます。今回7項目しておりますけども、きょう朝起きてみますと、我が家はいろいろ小鳥から小動物、いろいろ生き物を飼っているんですけど、餌やりに行っておるときに、ちらちらと雪が降っておりました。私のところのような平地で雪が降るから、市長のところは大抵山奥のほうだから、相当降っているんじゃないかなと案じたところでございます。くれぐれも体に気をつけてください。  それでは、1項目、豪華客船の集客となっておりますけれども、乗客でございます。乗客を県北に呼び寄せるということができないのかなというのは、たびたび質問をいたしております。聞き取りのときに担当課長が、「豪華客船じゃなしに、大型クルーズ等々を含めて、もう少し規模を豪華じゃないほうでどうでしょうか」と、逆に御指導いただきまして、「ああ、本当そうだなあ」と、こう思ったところでございます。  私はいつも思って、テレビを見ていますと、中国の爆買いの富裕層が博多にも長崎にも鹿児島にも来ていると、全国で500万人が今度600万人になるだろう、だから、国としてもこれに対応する対策を講じていかなければいけないんじゃないかなというふうな、テレビでよく見ています。テレビを見ながら、博多にも来ているな、長崎にも来ているなということを見ているんですけども、県北というところも非常にすばらしい地形、風景等がございます。食についても非常に新鮮な松浦の食というものが、旬さばにしても、旬あじにしても、マグロにしても、フグにしても非常に新鮮なのが水揚げをされている。これは、この客船、乗客の方々に食をしてもらうことによって、こんなすばらしい海産物というのがあるんだなという、そういうところからしても、その中に、貿易商の方々が富裕層の中におられれば、よし、うちの会社で扱ってみようかなという方々もおられるんじゃないかということを前質問いたしました。これが結果的には海産物の産出にもなっていくということでございます。  また、農産物にしても、農薬等々が厳格に規制されている日本というのは、食の安全というのは世界に類を見ない安全性を持っている、この安全性の農産物というものが出荷されるということになりますと、県北地域の海産物、農産物等々の普及にも非常に振興を図っていくことになるんじゃないかということで質問をいたしております。  それから、まず7項目を申し上げていきますと、2番目には、河川敷の遊歩道の整備というものは、健康に非常によろしい、それから、心身症にも物すごく効果をあらわしていく、心の癒しの場になっていくことからして、河川敷の遊歩道整備というものも大事じゃないかということを2項目で質問しておりますので、それについても理事者のいろいろな考え方を述べていただきたい。  3つ目は、何回も申し上げております調川の道路公園から今福に渡るところの国道の道上、非常にあそこは景観のいいところですけども、荒れております。もったいない。5年も10年も15年も20年もそのままです。あれは非常に、天然の借景として地主の方々と、そしてMR、県、国、全て制度を用いてするなら、すばらしい景観の地になるんじゃないかなと。これは自分はどうしてかといいますと、ハウステンボスとか平戸に泊まる方々がおられても、あそこで一呼吸して夕日を眺めて心を癒して、そして、非常に厳しい勤務から解き放たれて、そして、そこでひとときを過ごすということは、これは健康にも非常によろしい、心身的にもよろしいんじゃないかということで質問をしたところでございます。このことについても、大いにまた担当課からお答えをいただきたいと思っております。  それから、喫緊の課題としては、松浦の人口減少、これはもう前、宮本議員も質問しておられましたけれども、これは松浦市の2万人をもう切っていくじゃないかと、これは急速に進んでいくだろう、このことについては人口減少というものは、今までのような部分的な考え方じゃなしに、抜本的に対策を講じなければ、これは非常に困ったことになるなということで、人口減少に対する対策をどうするのか、抜本的にどうするのかというものをお聞きをいたしていきたいと思います。  また、私は前から申し上げております古民具について、これは子どもたちのふるさと愛というものに多大な貢献をする。どこに行っても資料館というのがあります。これを見ると、ああ、昔、3代4代の人たちが汗を流して、握るところの木はもうすり減るようにして、手あかがついて、そして、家族を養い、そして、税金を納め、地域を興していったそのたまものがこの農具だな、海具だなということがわかるということは、その子どもたちに10回、「家を継ぐんだぞ、おまえがふるさとに残らにゃぞ」と言う以上に、非常な効果があるんじゃないかということで、資料の収集というのは必要だよと。それが資料収集がなされていなければ、館をつくっても、中に入れるものが朽ち果ててなくなるということなんじゃないかということでしております。  それから6番目、学校の消耗品、諸経費についてどのようにプラスアルファの予算づけをしていくのか。教育は非常に大事ですよと、全てがもう教育は基本ですよということを、何回も何回も質問をしてきましたし、私もその気持ちで文教委員会のほうにずっとおりました。  それと、最後が上志佐小学校の児童減少について質問をいたしておりますけれども、その後、今述べました7項目について、今現在どのように進捗が図られているのか、それをそれぞれの担当課からお聞きをいたしたいと思います。それを踏まえて、一問一答、質問をしてまいります。 46 ◯ 食と観光のまち推進課長(川上利幸君)  1つ目の、豪華客船の乗客を県北観光コース設定についてということでございます。  これにつきましては、訪日外国人旅行者、いわゆるインバウンドですね、これに対する取り組みにつきましては、長崎県観光連盟とながさき県北観光協議会が、受け入れ施設の取りまとめと旅行会社への情報提供などを行っております。  御質問の豪華客船、クルーズ船には2,000人から5,000人が乗船して、寄港時にはそれぞれの団体が大型バス3台から5台くらいで観光や買い物などを楽しまれ、夕方には船に戻って出航するという状況でございます。  エージェントの招聘について、これまで御質問いただいているんですけど、本年9月19、20日に県北地域の自治体と観光関係団体等で組織しております、ながさき県北観光協議会のほうで、クルーズ船関係旅行社の現地招聘を行っております。松浦市では4カ所を調査していただきまして、そのときの御意見として、大型バス3台から5台の受け入れるキャパが不足している。あるいは、滞在時間の多くを移動時間にとられて、行程をつくるのが難しい。また、松浦が誇っております海鮮類の商品を船に持ち帰ることができないなどの御意見をいただいており、実現に向けては非常に厳しい状況にあるというところで認識しているところでございます。 47 ◯ 議長(高橋勝幸君)  ちょっと済みません、どうしましょう、一問一答方式ですので、今のやり方でよろしいんですけども、この豪華客船の乗客についてということで、もうちょっと議論を深めていただくというやり方もありますけども、ずっと、ざっと流しますか。(「いえ、今、議長が御指摘されたように、一問一答でよろしいです」と言う者あり)はい。そうしましたら……(「まず、ずっと言ってもろうて、そしてからと思いましたけど、今言われるように一問一答で今からお聞きします」と言う者あり) 48 ◯ 14番(鈴立靖幸君)  自分の進め方としては、まず、ずっと各担当の方に言ってもらって、進捗状況を。それを受けて一問一答と思っておりましたけれども、今、議長が御指摘のとおり、一つ一つ一問一答でいきたいと思います。  今、担当課長が申されたように、非常にこれをすると、それを受け入れる観光バスはどうするのかとか、宿泊がもしあるとするとどうするのか、駐車場はどうするのかという、いろいろ問題はあろうと思います。しかし、それを言って、できませんでは前には進まないので、それをどのようにクリアしていくのかというところは非常に難しいと思います。  1つ言い忘れましたけれども、副市長は五島、五島は何回行っても空気はきれいし、入り江はいいし、もうすばらしい。だから五島の地形を一周するのも非常にいいクルーズにもなるだろうと思うんですけれども、そのようにして、非常に地形的にも恵まれているというところで、先ほどの担当課長のように、考え方というのは非常にある。そして、それをあるところで申し上げたら、「いや、もうマナーが悪くてですね、鈴立さん、困っとっとですよ」というところもあるけれども、それはマナーを悪いことは、ああいうことはいけないと、今度は逆にこれを子どもたちに教えることが、ああいうことはしていけないよと、それもしつけの教育の場に直面できるんだなと思います。  それと、子どもたちの国際化、教育委員会もかかわることですけれども、今、上志佐小学校は英語の特別指定を受けているんですけれども、もう頻繁に外国の方と接する機会を与えるということは、国際化として名前をいつも声を出している今の世の中で、非常にそれにも合致することだろうと思うんですけれども、これについて、今、担当課長が言われましたけれども、市長としては、これを考えてみて、できるできんとかじゃなしに、諸問題とかは別にしてでも、どのようにこのことについてお考えを持っておられるのかなということをお聞きしたいと思います。 49 ◯ 市長(友広郁洋君)(登壇)  今、インバウンドといいますか、豪華客船による観光客の誘致ということについては、目指すべき方向はそうあるべきだと思いますが、今、鈴立議員御指摘のとおり、やはりその受け皿をしっかりと整えてやらないといけないということから、担当課長が申し上げましたとおり、実現可能性としては、こういう方法があるんじゃないかということを申し上げたところでございますので、やはり私といたしましても、今後はやっぱり地についた観光客の誘致ということから始めるべきではないかと、そういう思いを持っているところでございます。(降壇) 50 ◯ 14番(鈴立靖幸君)  やはり五島の市長さんも、平戸、松浦、伊万里の市長それぞれが英知を出して、観光プロデュースをする人たちをどうしても県北のほうに回してもらうように工面というものは、これは私の言っているのは夢かもわかりませんけど、まだ今のところは不可能かもわかりませんけども、これに向かって努力をしていくということは、自分は非常にこの努力については価値があることじゃないかなと、こう思っておりますので、どうぞこれは最初から無理だよということじゃなしで、国際化を肌で触れることができる子どもたちのことも考え、農産物、海産物の輸出ということを踏まえ、そして、今は爆買いの人たちは秋葉原に行くよりも地域の仏閣、そして自然というものに接していこうという富裕層の方々が多いということあたりもしっかりと踏まえて、進めていただければと思います。  2番目に、河川敷の遊歩道整備について、これはもう前も質問いたしましたように、健康にも非常にいい、県道、国道を夜、夜光性のたすきをして歩いておられるんですけども、危険性がある。それからすると河川敷は非常によろしい。カエルの声を聞き、せせらぎの音を聞き、そして、昼は魚の回遊を見ることができ、ヒガンバナが咲き、タンポポが咲く、冬に目がけた冷たい風が吹く、これを肌で感じる、心の癒しになる、これは潤いになる、これは非常にいい天然の遊歩道だから、整備をすると本当にいいんじゃないかな。お年寄りの方々が長年長年連れ添った夫婦、犬を連れたり孫を連れて、そして、途中途中に椅子を置いて、そして、心の癒しをする。これは健康のたまものでございますし、脚力の増加になるし、薬品の低下になって医療費の増加を抑えるという、非常に付加価値のある施策じゃないかなと思いますが、これについて、担当課のその後どういうふうな気持ちで取りかかろうとしているか、お聞きしたいと思います。 51 ◯ 建設課長(中村桂一郎君)  今、議員からお話がありましたとおり、現在の河川の役割としましては、治水、利水の役割だけではなく、貴重な水と緑の空間として人々に潤いを与え、さまざまな生物の多様な生息・生育環境を形成するものとして、その役割が大きく見直されており、河川が本来有している生物の良好な生息・生育環境に配慮し、あわせて美しい自然景観を保全、あるいは創出する多自然川づくりが求められているところでございます。  現在、二級河川を管理されております県のほうが行われている市内での河川整備につきましては、以前河川の氾濫により、農地への大きな被害をもたらした御厨町の二級河川竜尾川において、継続的に実施がされております。  他の二級河川につきましては、老朽化により危険な状態となっている護岸の補修や暖竹等の伐採、河床しゅんせつなどの機能保全を優先していきたいとの見解を示されておりまして、今年度は二級河川志佐川において、河床しゅんせつや護岸の補修などを行う自然災害防止工事が2カ所、河川内の伐採や河床しゅんせつなどを行う河川管理工事が1カ所実施されております。  このようなことから、現時点での早急な新たな河川整備の事業化は厳しい状況ではございますけども、地元であります上志佐地域振興会からも同様の要望がなされておりますので、引き続き県に対し要望の趣旨を説明して、要望を行ってまいりたいというふうに考えております。 52 ◯ 14番(鈴立靖幸君)  今、課長が言われましたように、自分もそのように考えておるところですが、まずはこれは市単独でできることではなくして、県が河川にかかわっていますので、非常に、よく連携を密にしなければいけない。一遍にはできることではない、部分的にしていかにゃいけないということも重々わかっています。ただ、それはできないことはないと、今、何回も質問の中で暖竹も生い茂っている、暖竹よりも、いろいろな四季を醸し出す木々を植えるといいかな、目を通しての心の癒しになる。だけど、暖竹を植えても心の癒しには余りならないということからすると、これは非常に、河川を整備するという一つのことが、非常に親子関係、異世代ですね、それと、長年長年先ほど言いましたように、連れ添った夫婦が今まで歩いてきた人生を振り返って、語りながら歩く場にもなります。孫をして、じいちゃんと孫が一緒に手をつないで、温かいぬくもりのある孫の手と、もう余り活力がなくて冷たい手と握ることも非常にいいことだと思いますね。膝の上に乗せて語らうこともいい。昔はこんな川だったんだけど、今はこうだよと言うだけでもいいんです。それが自分は、子どもたちに協働というものを非常に芽生えさせることにもなる。自然に接する子どもになる。  ところが、今は塾、塾で、もういい学校に行きたい、遊ぶこともない、部活をする、そうすると、自然に接する機会が非常に少ない。そういう子どもよりも、自然にしっかりと接してきた子どもというのは、豊かな心というのも非常に多くなるだろうと、こう思っているので、そこのところをしっかり踏まえて進めていただければと思います。
     これについて、また市長に、河川敷の遊歩道という、自分が質問いたしていることについて、総括的に考えて、市長としての考えをお聞きしたいと思います。 53 ◯ 市長(友広郁洋君)(登壇)  今、鈴立議員が述べられましたことについて、担当課長がお答えいたしましたとおり、河川への思い、あるいは期待というのは同じ認識を持っているところでございまして、やはりそういう場をつくっていくということも、河川は大きな役割を担うものであろうというふうに思っておりまして、その役割を担うことができるような河川の整備ということについては、やはりしっかりと管理をしていただいております長崎県に御説明を申し上げ、また、御理解を求めて、長いスパンでの整備の期間が必要であろうとは思いますが、そういう方向で取り組んでいただくようなことについては、市といたしましても引き続きお願いしていくべき事項であろうと、このように思っているところでございます。(降壇) 54 ◯ 14番(鈴立靖幸君)  次ですけれども、これも何回も質問いたしております調川の道路公園から今福にかけての、あの景観というものは、国道から上が少し残念でなりませんけども、非常に天然の景観を擁しておる。今福を通って、鷹島・福島に帰っていかれる職員の方、議員の方も、もう私どもも全てですけども、夕日のあの城山に沈んでいく、一日の終わりだよということを知らせて沈んでいく太陽を見ますと、すごいなと思います。もう市長も福岡から帰り、福岡の飛行場に行くときに見られると思われると思いますけれども、あれは本当に自然のなす、すばらしいことだろうと思います。こういう借景、天然の借景というのは生かしていく必要があるにもかかわらず、何十年とそのままの、あれは土地も喜んでいない。やはり皆さんからすごいところねと、そういう思われる土地になりたいと思っているんじゃないかなと、こう思うんですけども、担当課として、ここについてもやはりすばらしい地域の、あの地域をつくっていくと、天然の借景の遊歩道をし、あそこの高台から眺める海、そして、漁船が出入りをする、定期船が出入りをする、太陽の光は夕日をする、こういうところにそれぞれの四季を醸し出す樹木を植える、それが電車の中に花びらが入る、葉っぱが入る、こういうすばらしい情景というのは非常にいい。何回も言いますように、海と鉄道と国道が一体となっているところは余りそうないんじゃないかと。これを生かすことは大事じゃないかなと思うんですけど、担当課として、このことについて何回も質問する中で、どのように進捗がなされているのか、お聞きしたいと思います。 55 ◯ 食と観光のまち推進課長(川上利幸君)  調川道路公園付近からの眺望でございますが、松浦市内でも本当にすぐれた眺望を呈する場所の一つであると思っております。特に夕日が沈んでいく光景は絶景ということで、その活用については、以前から御提案をいただいているところでございます。  その眺望の活用でございますが、きのうの徳田議員の御質問の中でも答弁させていただきましたが、ことし8月に国道の海側の一部を長崎県において伐採をしていただいているところでございまして、今後も引き続き実施に向けて要望してまいりたいと思っております。  御提案いただいております国道の山手側への遊歩道の整備でございますが、眺望を活用するのには大変有効な案とは存じますが、その周辺地域が地すべり地帯であるということと、あと、国道の海側ですね、さらにMRの海側の樹木で眺望が遮られておりますので、これまでも申してきておりますとおり、まずは道路公園をそのエリアの核として捉えまして、国道の海側の伐採を行って、これまで以上に眺望が活用できるように、引き続き関係機関や関係地権者等と伐採へ向けて協議を進めさせていただきたいと思っております。  以上でございます。 56 ◯ 14番(鈴立靖幸君)  前もお答えを受けたような答弁で、余り進捗はしていない。地すべり地域ということを前もお話を聞きましたけど、そのときも私が申し上げたのは、日本は有数の土木技術、たくみのわざを持っているんですよ、世界でも有数。だから、地すべり地区の場合は地滑りをとめる技術を、もう何てことない、技術を持っておられる、日本は。それで片づけてもらったら発展はない、開発はない。やはりそこが地すべりであれば、地すべりをとめる技術というのは、日本の土木技術というのは、最たる、誇れる技術を持っているんですよ。それをもってしていけばできることであって、もう頭から、「あ、ここはもう地すべりですよ」と、「あ、ここはもう海にあれが出ておるので、ちょっとできませんよ」じゃなしに、やはりMRが収益を伸ばすためには、季節のときにあそこをスローで、夕日の沈むときにはアナウンスぐらいのサービスをして、スローで行く。そういうふうな一体となった開発をすれば、MRの収益も上がる、心の癒しはなる。しかし、今のような答えで、「ああ、ここは地すべりですよ」だったら、もう前に進みようがない。だから、そのところあたりはしっかりと踏まえて、地主の方、それから県道、それから県、国、それからMR、何回も会合、松浦市から声をかけて場を設けていくと。そして、何とかここをクリアし、地すべり地域であれば、地すべり地域を食いとめる方策を講じる、そのためにはどうするのかと。これは石破茂さんも地方創生といって、地方が発展しなければ、日本はこれからだめですよと言っている時代に、頭打ちのごたることを最初に言ってもらったって、開発には成り立たない。  そこで、市長、再度ですけれども、この件について質問しますので、市長の考えを述べていただきたい。 57 ◯ 市長(友広郁洋君)(登壇)  なかなかお答えに苦慮するところでございますが、議員のお考えについては理解できるところでございますが、担当課長がお答えいたしました同じ認識を持っているところでございます。(降壇) 58 ◯ 14番(鈴立靖幸君)  いや、行政のトップは市長だからですね、市長がどのような積極性があるのかないのか。これはもう、しないと思っているのか、その度合いが答弁でわかってくるので、お答えをお願いしたわけでございます。ひとつよろしくお願いいたします。水抜きとか、いろいろな工法があるだろうから、建設課長とよく相談すれば、専門の担当課長とよう相談すれば、「ああ、水抜きはこうしたらできますよ。そうすると、これぐらいだったら、これぐらいのお金が要りますよ。そうしたら、地方創生だから国に制度ばお願いができるか、担当、市長行ってきましょう」とかいって、すぐできていくんですよ。だから、まず最初から頭打ちに、「ああ、これはこうです」とか言われると、議員たるものはそれでとまってしまうんですよ。だから、それではいけないということで、お願いをしたいと思います。  それから、次に進みますが、先ほども申しましたように、人口減少というのは松浦市としては喫緊の課題だというふうに思います。これは税の収入にもかかわってくる、財政にもかかわってくるということからして、これについてはどのような施策を講じているのか前も質問しましたので、その後の進捗状況をお聞かせいただきたいと思います。 59 ◯ 副市長(橋口忠美君)(登壇)  私のほうからお話をさせていただきたいと思います。  御指摘のとおり、人口減少は、これが進めば、いずれは自治体の存続にも左右する、極めて重大な課題であるというふうに私ども認識をいたしております。  松浦市では、まち・ひと・しごと創生総合戦略を策定いたしておりまして、その具現化を図っているところでありますけども、この総合戦略の目的は、まさしく人口減少をいかに抑えるか、そして、抑制が進めば人口の維持、増加につなげていく、そこにあろうかと思っております。  そこで、この総合戦略では、大きく人口減少を抑制するために2つの目標を掲げております。1つは、人口をふやすためには子どもをふやすことであります。もう一つは、転入転出を均衡を図ると申しますか、できたら転出を抑え、転入を促進する、こういうことが実際行われれば、人口は抑制できるし、場合によってはふやすことができるというふうに考えております。  この子どもをふやすということの部分については、具体的にはいろんな結婚、妊娠、出産、子育ての包括的な支援をすることによって、子どもを産みやすい環境、育てやすい環境をつくっていくというのが具体的な施策としてはあろうかと思っております。  もう一つ、転出を抑え、転入を促進するためには、やはり雇用の創出とか、いろんな住宅政策、交流人口の拡大など、そういった諸施策を取り組むということであろうかと思っております。  こういった総合的な取り組みをやっぱり続けていかなければ、そう簡単に成果は見られないということでありますので、地道でありますけども、これを継続していくと、極めて大事じゃないかなというふうに思っているところでございます。  前回の御質問後に、新たな動きということも御質問の中にございましたけれども、そういうことで、なかなかこれをやったらすぐ成果が出るというものは、そうそう転がっているものではないと思っております。先ほどの子育てしやすい環境をつくるという意味におきましては、今回提案させていただいております子育て支援基金の創設、こういったものは子育てしやすい環境づくりという目的も含まれております。  それと、やはり若い人に残っていただく必要があります。そのためには、やはり若い人に郷土のこと、松浦市のことをよく知っていただく、あるいは愛着を持っていただく、そういう意味合いも込めて、松浦市では以前から松浦高等学校への支援をやっております。  具体的には、議会の御協力もいただきまして、「まつナビ」という取り組みを今やっておりまして、来る12月21日には、その成果発表がこの議場で行われると、こういった事業も、まさしく若い人に松浦市を知っていただいて、愛着を持っていただいて定着していただく。あるいは一旦市外に出てでも、また戻ってきていただく、そういうことにつながることを目指した事業であるんじゃないかというふうに思っております。こういったところが新しいところの動きであります。  以上であります。(降壇) 60 ◯ 14番(鈴立靖幸君)  今、副市長が申されたように、多岐にわたらなければ、これはできないし、短期間でもできない。だけども、できないからといって芽をつくらない限りは、芽は成長しない。だから、その成長する芽を早目に的確につくっていく必要があると。そうしないと、あれは結果が出ていないじゃないかと、まだ成果が出ていないじゃないかと、進捗状況が進んでいないかと言うつもりはないんです。ただ、それを長期的に芽を出すもの、端的に出てくるもの等々を精査しながら、子育て・こども課、それから主要な担当課が、そうやってそれの職業関係にかかわる企業、今、副市長が言われるように企業の誘致をして、子どもを3人産んで、そして、自分が世帯主としてこの松浦でやっていけるのかという、収入が得られるかという職場もつくっていかなければどうしようもない。そういうところからすると、連携した会というんですか、を定期的に集約をし、知恵を出し合うということが必要だろうと思う。  自分は子育て・こども課のほうにも質問をしようかなと思っておりましたけども、聞き取りに来ておられませんで、ほかの担当課がそれを受け答えするんだということですので、その担当課の考えをお聞きしたいと思います。 61 ◯ 政策企画課長(末永和彦君)  この人口減少対策につきまして、先ほど副市長が答弁いたしましたように、今、全体的な取り組み、総合的な取り組みが必要となっておりますので、定期的に関係課が寄りまして意見交換をしながら、効果的な事業が展開できるような取り組みを進めているところでございます。 62 ◯ 14番(鈴立靖幸君)  やはり突っ込んだ質問をしていくためには、そこの担当する課がやっぱり聞き取りをしっかりして、そして、どこを質問者が意図しているのかというのは、やっぱり感知しながら答弁というものを考えてもらわないと、ほかの課がそれを担当して、それをもって答弁するということについては、やっぱりよくないと思いますので、そこあたりは十分気をつけて、聞き取り等については、私のところが該当しているのかしていないのか、自分のところがしておるか、していないかはちゃんと精査して、そして、よりよい突っ込んだ答弁ができるような方策を理事者はとっていかなきゃいけないんじゃないかなと思いますけど、ですね、いや、もうそれは市長に質問しません。  次です。次は教育にかかわることですけども、教育委員会のほうにもお聞きしたいと思いますが、やはり教育委員会にも前質問いたしましたように、教育というのは非常に大事、もう全て、最高のコンピューターをつくる、最新のロケットをつくる、今はロケットでにぎわっていますが、平和利用の衛星関係のロケット等についても全て人間、そして、犯罪を起こしていく事件が起きているのもこれは人間教育、全てなんです。それからノーベル賞等々にするのも教育、教育というのがこの人間社会の中で、もう根本中の根本だということからすると、教育というのは充実を図っていかにゃいけないというふうに常々思っております。  そこで、教育委員会に、前、市長のほうから予算は増額しますよということはお聞きを前のときしておりましたけれども、もう一度しっかりと、新年度から諸経費、消耗品等々を含めた学校の予算というものについて、その意気込みといいますか、明確性をしっかりと申していただきたい、お答えをしていただきたいということで質問いたします。 63 ◯ 教育総務課長(星野真嗣君)  学校諸経費の充実ということでございますけれども、9月議会の市長答弁におきまして、教育関係の物件費につきましては、全庁的な物件費の削減を実施する中におきましても配慮が必要と認識しているということ、あわせて予算への反映時期につきましては、平成30年度からの予算措置を考えていきたいと答弁されたところですので、そのことが履行できるよう、担当課として今後、予算措置について努力をしてまいりたいと考えております。 64 ◯ 14番(鈴立靖幸君)  学校教育関係というのは、図書の購入等々も一般質問でよく出てくるんですけれども、図書もそうでしょうし、それから、遊具施設あたりもそうでしょうけども、まずは事務的な諸経費ですね、これはもう右往左往して予算の兼ね合いを考えながらじゃなしに、ある程度の予算というものは確保して、そして、現場の先生の方々があんまり考えなくて予算というのができ上がって、それを執行できるような形態を講じなければ、「教育は大事ですよ」と言いながら、諸経費もままならないようでは、教育の重要性というのは裏腹になってしまうんじゃないかなと、こう思います。  これについては教育長、教育次長、どちらでもいいですけれども、教育行政のトップを授かっておられる立場で、お気持ちをお聞かせいただきたいと思います。 65 ◯ 教育長(今西誠司君)(登壇)  ただいま鈴立議員のほうから教育の重要性を述べていただきましたけども、身の引き締まる思いがいたしました。さらなる充実のために努めていきたいと思っております。  今おっしゃっている小中学校の諸経費のことなんですけれども、子どもたちがよりよい環境の中でしっかりと学ぶためには、必要な教材、物品を購入する、そのための予算の確保が不可欠であると考えます。  次年度予算の作成に当たりまして、学校からも要望を聞いておりますので、それに応えることができるよう、しっかりと努力をしてまいりたいと思います。  以上です。(降壇) 66 ◯ 14番(鈴立靖幸君)  先ほど担当課からの答弁を受けていないんですけれども、古民具について文化財課長、答弁をお願いします。 67 ◯ 文化財課長(内野 義君)  古民具の収集の進捗等について御説明をさせていただきたいと思います。  現在、民具等の資料の収集につきましては、調川民俗資料館、福島歴史民俗資料館、埋蔵文化財センターにおいて管理をしております。  先般、6月の鈴立議員からの質問を受けまして、調川民俗資料館の台帳の電子データ化、埋蔵文化財センターと福島歴史民俗資料館の収蔵品の点検及びリストの作成を行いました。  その結果、3カ所に1,169点の資料保管を確認しまして、相当数の資料が収集できているものと判断をしたところです。  現在は資料の収集に関しては、昨年の11月に策定した松浦市の歴史と民俗に係る史料・資料収集ガイドラインに基づき、史・資料の収集を行っているところでありまして、今後もガイドラインとともに、このたび整理をした資料のデータと突合をさせながら、重複の有無、それから保存状況等を確認しながら、引き続き収集を進めてまいりたいと考えております。 68 ◯ 14番(鈴立靖幸君)  何回も申し上げますように、この民具というものは大先輩が歴史を踏んで、先ほど申しますように、もう非常に、自分たちは食べるのも麦御飯を食べながら、いいものは拠出して税金を納め、そして家族を、そのころの家族は子どもが多かったわけですので、子どもをし、そして、一番大黒柱は戦争に召されて、そして、苦労に苦労をかけて、そして頑張ってきた農具でございます、漁具でございます。どうかこの漁具にしても民具にしても、もう朽ち果てる前に収集をして、そして、制度の中で予算がついて資料館ができるようになったときには、入れるものがないではどうしようもないじゃないかというのを自分が一番懸念しておるわけで、我が家にも相当数の農具がございますけれども、ブルーシートが破れたところから水が入って、ぶくぶくなりかけているのもあるので、早くなというふうにも思っております。それが結果的には子どもたちの目を通して、そして、説明者の声を聞いて、ああ、郷土っていいな、これが市長が言われる住み続けたい、この松浦というところの言葉にも合致するんじゃないかなと、こう思うわけでございますので、担当課は大変とは思いますけども、これはもう収集するには十二分の価値のある汗をかくことになるので、それを進めていただければと、こう思っております。  最後でございますけども、上志佐小学校の児童数の減少ということは、もう何回も何回も何回も私は言ってきました。これはどうしてかといいますと、ある方々は、「鈴立議員って、そんなに言ったって時代はもう変わったんだよ」と、「もう松浦だけのことじゃないし、日本全国のことだから、もう大きいところに子どもをやって、そして、チームができるところで切磋琢磨、競争心を芽生えたほうがいいよ」と言う方もおられるんですよ。だけども、自分は先ほどから、武辺議員も言っておられますように、非常に心に空洞化ができていく、言葉はちょっとニュアンス、私と違いますけども、自分はそう思っています。これは限界集落から消滅集落になる、松浦市の人口がこれだけいくと、限界自治体から消滅自治体になって、どこの自治体かに吸収される松浦市になってはならない。だから私は、上志佐小学校は、田代小学校も大崎小学校も統廃合という道を歩まれたけども、自分はこれの流れに逆流しようということで、私の家に80歳前後の方々十数名に集まっていただきました。「何で自分たちこがん年寄りが何の用事だろうか」と言って来られる。そこで、自分が申し上げました。「皆さん方に努力をして汗をかいてもらいたい」、「俺たち80の自分たちにか」と、「はい。年寄りの方々が一生懸命頑張ることが若か者を活気づける。ところが、若い人たちにそれを、運動をお願いすると、年寄りがいまだに首突っ込むことじゃないったい、若かもんたちが動きよるたいということになると動かない。だから、お年寄りに動いてもらえれば、必ずばあちゃんたちが、じいちゃんが一生懸命動きよるのに、若かもんは何してるのか」と、逆にそのような作用が起きてくると、お年寄りも若か者も動く、これが絶対必要だなと。  「署名活動をしましょう」ということを自分から申し上げました。「署名活動の趣意書等については私がつくります。用紙も全て印刷をします」、取りかかりましたら、あっという間に署名ができ上がって、652名の方々の署名ができました。  そこで、長老の方々にお話をしました。どのようにして市長、議長さんに提出をするかということで、そしたら、区長会長さん、振興会の会長さん、PTAの会長さん、育成会の会長さん、そして、80歳以上、ここにお集まりの方々の上志佐小学校を想う会ということで、5団体で提出しましょうということで日程調整をしたところが、市長さんも議長さんのほうも日程を快く受けていただいて、提出をいたしたところでございます。この署名の652名というのは、非常に高価であり、とうとい署名だろうと私は思っております。  それで、私はその方々にいつも言っているのは、万策尽き果てるまで頑張って頑張って知恵を出して、靴底を減らして、そして、それでもなおかついたし方ないときには、先輩の方々も納得されるだろうと。君たちはよう頑張ったなと、ばってん、これだけ努力して、統廃合はもうやむなしということになれば、納得していただけるだろうと。ところが、その努力もしないで、時代の流れですよということには私は決して心は納得できないということで、動いたところでございます。  小学校が廃校になるということは、心の過疎化になる、地域の過疎化にもなるし、心の過疎化になり、これだけは何が何でも防がにゃならないということで、お年寄りの方々、若い方々にお話をしていっているところでございます。その気概で何回も質問をいたしております。  この件について、まず教育長、その考え、そして、教育のトップとしての私の質問に対するお考えをお聞きしたいと思います。 69 ◯ 教育長(今西誠司君)(登壇)  お答えいたします。  上志佐小学校は、小さな学校の魅力ある教育活動をなされております。実は私も毎年7月、日曜参観の折に、化石採集の指導に行っているわけですけれども、化石採集をする子どもたちの、その喜ぶ姿、そして、科学の楽しさを味わう様子、さらには、上志佐のよさを知る機会となっているものでございます。  残念ながら、現在、上志佐小学校、児童数が減っているという状況がございます。ただ、教育委員会としてできますことは、やはりさらに上志佐小学校の教育活動を見直しながら、子どもたちが「上志佐小で学びたい」、保護者も「上志佐小で学ばせたい」と言っていただけるような、さらなる魅力アップにつなげるとこが我々の使命ではないかなと考えているところでございまして、そういった取り組みについて今後進めてまいりたいと思います。  以上でございます。(降壇) 70 ◯ 14番(鈴立靖幸君)  聞き取りのときに、教育次長が自宅のほうに来られまして、この件についてお話をやりとりしました。そこで、自分も心が痛んだことがあります。黒川次長が言われたのは、「上志佐から子どもたちの家族が下におりていってるたい」と言われました。これは本当自分もしっかりと踏まえていかなきゃいけない。せっかく、ああ、いいところを黒川次長は言われるなと思ったんですけれども、やはりそうだと思いますね。自分たちが何とか生徒数をふやそうと、一生懸命逆流してでもしようと言いながら、やはり上志佐から志佐のほうに転居をしておられるということは、自分たちとしても、そこはしっかり踏まえにゃいけない。しかし、居住の自由というのが一つあります。それと、1地区は地すべり地区、それこそ、許可がおりないんだそうです、住宅として建て替えができない。どこかに、もう今までは既存として許されているけども、だけども、これを建て替える場合は、法的にもうそこには住めませんよという、そういう法の足かせがあって、やむなしに志佐におりておられるという方もおられるので、そこは十分に自分たちも心の配慮をしてあげなきゃいけないということと、あと1つは、居住権の自由というのが法律で決まっている以上、それ以上のことは言えませんけども、自分たちとしてもそこをしっかり心して、御理解をいただいて、何とか防いでいくような方策で進めていきたいと思います。  この件について、最後の質問でございます。市長の立場で、この件について所見をお伺いできればと思っております。 71 ◯ 市長(友広郁洋君)(登壇)  上志佐小学校の存続ということについては、市としても重要な課題ということで、今日まで取り組ませていただいたところでございまして、やはりこの2つの視点で、このことについては取り組んでいかなきゃならないということは、今、鈴立議員が申されましたとおり、1つはやはりそこに住んでいただくということに、どういう対策を講じていくかということと、上志佐小学校で学ばせたいという保護者の皆さん方、子どもさんたちがおられる、そういう方々をどうつくり出していくかということであろうというふうに思いますので、このことについては、やはり今後の松浦市の全体的な学校の存続、あるいは先ほど副市長が申しましたような、人口減少対策としての大きな課題であろうというふうに思っておりまして、このことについては新しい市長にもしっかりと対応していただくような、私の思いもお伝えをしてまいりたいと、このように思います。(降壇) 72 ◯ 14番(鈴立靖幸君)  全て7項目についてお聞きをいたしました。まだ不十分なところも、聞かなきゃいけないなとは思いますけども、時間も来ております。  最後でございます。  私は質問通告には出しておりませんけれども、市長におかれましては、本当に学校を卒業されてから、人生の全てを行政に携わってこられました。その間、助役もされ、課長もされ、そして市長をされてこられました。その間の個人的な時間、奥様との過ごす時間、家族との過ごす時間等々もどうしても保つことのできないことで、今まで過ごしてこられたことに対して、私は心から御苦労さんを申し上げたいと思います。  これまで健康で過ごしてこられて、そして、松浦の行政を担って、多くのそれぞれのうれしいこと、悲しいこともあられたと思いますけど、どうぞこれからはしっかりと心を癒して、奥様との旅行、家族との団らんというものを、今までなかなかそれを見つけ出すことのできなかった時間を過ごしていただいて、心のリフレッシュをし、これからの人生を穏やかに、そして和やかに奥様方とお過ごしいただければと思っております。大変御苦労さまでございました。心からその健康、そして御苦労に対してのお礼を申し上げて、私の5期20年の最後の12月の質問等について答弁をいただきまして、ありがとうございました。  これで私の質問を終わります。ありがとうございました。    (鈴立議員 一般質問席 降壇) 73 ◯ 議長(高橋勝幸君)  以上をもって鈴立議員の一般質問を終結いたします。  ここで暫時休憩いたします。       午後0時12分 休憩 ───────── ◇ ─────────       午後1時15分 再開 74 ◯ 議長(高橋勝幸君)  再開いたします。  休憩前に引き続き、会議を開きます。  それでは、質問順位に従い、13番・吉冨議員の登壇を願います。  (吉冨議員 一般質問席 登壇)(拍手) 75 ◯ 13番(吉冨武志君)  どうもお疲れさまでございます。  非常に友広市長、3期目の公約がことごとく、九電2号機であったり、企業誘致、東部工業地帯にも誘致ができて、また、新たに伊万里松浦病院のあれが転がり込んできまして、見事になし遂げられようというふうになって、すばらしい功績をつくられたなと。終わりよければ本当に全てよしというふうな思いではありましたが、きのうの尾野議員の御質問で、あれはちょっと終わりよければ全てよしにはならなかった。そういえば、私も思い出しました、あの質問をお聞きしまして。あれはちょっといかがなものかなというふうに記憶を取り戻したところでございまして、今後ともよろしくお願いしたいなというふうに思ったところでございましたが、それでは、一般質問に入らせていただきたいと思います。  1項目めの「調川町振興について」でございますが、調川町民の非常に念願でもございます非常に老朽化いたしておりました支所建設、公民館の機能を持ったというところでございますが、高台にございまして、町民の方々も非常に使い勝手といいますか、行きにくい場所にも、位置にもありましたし、上っていかなければいけないし、非常に大変なところにあったところでございます。せっかく西九州自動車道が来ましたものですから、なぜあそこにどんと道がずぼっと当たらなかったのかなというのを、隣の母子寮に行ってしまったんですね。そこは何とかならなかったのかなというふうにも思ったわけでございます。  しかしながら、その進捗状況をお尋ねいたしたいと思います。 76 ◯ 生涯学習課長(近藤寿一君)  調川支所、いわゆる調川公民館の建設につきまして私のほうからお答えします。
     この支所、公民館につきましては、現在、近くの民有地を候補地としまして、地権者の方と協議を進めているところでございます。あわせまして、具体的などういうふうな間取りになるかというようなところの基本設計も現在作成中でございまして、何とか年内にも地元にお示ししたいと考えているところでございます。  議員が御質問の今後の予定としましてですけれども、来年度、平成30年度に用地の測量業務と用地の購入、実施設計等を実施したいと考えております。翌31年度に造成工事と建築工事等を施工しまして、31年度中の完成を予定しているところでございます。 77 ◯ 13番(吉冨武志君)  着々と進めていただけるようお願いをいたしたいと思います。町民としましては、非常に待望いたしております。  また、何年か前でしたか、それに付随しまして、保育所のほうも非常に施設的にも老朽化しているということもございまして、友広市長みずからお出向きになられまして、地域のいろんな団体の長の皆様方と御協議をされたこともございまして、支所と保育所を同時に、要するに隣同士に建設してはどうかという町民からの御意見もございまして、そういう形の中で事が進むんであろうというふうに思っていたわけであります。支所の話はちょこちょこ聞いてはおったんですけど、何か保育所のほうが聞く機会が薄れてまいったところでございまして、その保育所のほうはどのようなスケジュールといいますか、お考えで進んでおられるのか、お尋ねいたします。 78 ◯ 子育て・こども課長(土谷由子君)  調川保育所の施設につきましては、昭和50年3月に建設をされ、築42年が経過して、保育業務に支障を来す現状ではないものの、老朽化が進んで、充実した保育サービスの提供という面から考えますと、改築の必要性が高まっているという状況でございます。  保育所などの施設整備におきましては、国の補助制度が見直され、公設保育所の場合は補助制度がありませんけれども、民設民営の保育所であれば国の補助制度が活用できることから、まずは調川保育所の民営化について十分に検討し、整備計画を策定したいと考えております。  なお、平成27年に地元の意見交換会が開かれて、議員が申されますように公民館と併設するという考えが出されましたが、国の補助制度を活用できる民設民営で整備することがより望ましいことから、公民館とは分けて整備することを考えております。 79 ◯ 13番(吉冨武志君)  民営となりますれば、今、現状、職員になられる方が何名かおられると聞きましたが、何名おられまして、その退職なされる年度はどれぐらいになっていますか。 80 ◯ 子育て・こども課長(土谷由子君)  調川保育所に長年勤務されている職員の方々の意向というのは大変大事だというふうに考えておりまして、現在、正規の職員の保育士としては4名で、あと、給食のほうを担当されている方は2名おられるんですけれども、その方々は33年度までに定年退職の予定となっております。  4人全てではなくて、4人のうちの保育士としては3名の方が33年度までに定年退職の予定でございます。 81 ◯ 13番(吉冨武志君)  わかりました。  公設は無理だということで、民営化の中でやっていくと。それで、補助事業を使って、新たな運営をされる方が建物を建てるという形で理解してよろしいですかね。 82 ◯ 子育て・こども課長(土谷由子君)  施設の建て替えにつきましては、民営化後に国庫補助を活用して整備したいというふうに考えております。 83 ◯ 13番(吉冨武志君)  そういう形で方針を変えられたということであれば、それがスムーズにうまく民営化に持っていかれて、要するにしっかり子どもたちの保育ができるような環境づくりをしっかりお手伝いをしていただきたいなというふうに思うわけでございます。  済みません、また戻ります。支所はあれでございますが、大体どのような形といいますか、今までは鉄筋の2階建てだったんですけど、要するにどのような形式で、2階建てになるのか、平家でいくのか、その辺はどのような方向で進もうと考えていらっしゃるか、お聞きいたします。 84 ◯ 生涯学習課長(近藤寿一君)  この件につきましては、一度地元の方とか公民館を利用される方々にお集まりいただいて、いろいろと御意見をお伺いして、アンケートとかというか、要望を聞く中で今詰めてきていますけれども、まだ地元に正式におろしていませんが、我々のたたき台としましては、1階、平家で利用度の高いというか、利用しやすいような形で、また、部屋もそんな多くないんですけれども、いろいろと併用しながらというか、使い勝手のいいというか、そういう形で今検討しております。 85 ◯ 13番(吉冨武志君)  わかりました。そういう形の中で、着々と進めていただきますようにお願いをいたします。  続きまして、2番目の魚市場の改修についてちょっとお尋ねいたします。  調川に隣接いたしておりますので、調川の振興のために非常に大切な場所でもございます。雇用の場でもありますし。そういう形の中で御質問させていただきますが、魚市場は今着々と、本当に日に日に建物が建ったり、いろいろとやっているところでございますし、魚市場というのは長い歴史の中で、調川の振興にもなったわけでございますし、逆にまた住民の方々には理解をいただかなければいけないような施設でもあったというのはあれでございまして、さまざまな振興策も講じていただいたような施設でもあります。ですから、調川としては、やっぱりお互いに共存共栄で発展できるような地になっていかなければいけないというふうに期待をいたしているところでございます。  まずもって、あそこの駐車場等ですね、バラス部分がまだ若干残って、今、新たな事務所棟が建っているまだ手前のほうになりますが、あの辺、一部民間の土地でないかなというふうに思うわけでございますが、そこはまだ舗装もされていない部分があるというふうに理解いたしておりますが、全体的にどのようなお考えのもとで、舗装等々はどうされるのか、それとか、買収といいますか、市が所有できないもんなのか、そこら辺をお尋ねいたします。 86 ◯ 水産課長(齋藤周二朗君)  まず、お尋ねの魚市場内の未舗装用地の部分でございますけれども、そこは実は1,600平米ございまして、そこの舗装工事につきましては29年5月18日に着工いたしまして、7月31日には竣工いたしております。  これでもって駐車場のところに事務所棟を建てるときに不足する駐車場、そのあたりの不足を補っているという状況にございます。  それから、もう一つお尋ねの土地購入の関係でございますけれども、土地の所有者でございます中興ホールディングス株式会社様と協議を現在進めておりまして、平成35年度までには購入をしたいという申し出をしておりまして、それに対し、御承諾をいただいておるところでございます。  具体的な購入の時期につきましては、現在進めております魚市場再整備に係る全体事業費が約60億円を超えるような見込みでございまして、さらなる事業費が増してくるということになりますので、再整備事業の進捗ぐあいを踏まえながら検討をさせていただきたいというふうに思っております。 87 ◯ 13番(吉冨武志君)  ぜひともできるだけ努力をしていただいて、購入のほうに向けてしていただいたほうがいいのかなというふうに思うわけです。友広市長が御勇退されますから、中興ホールディングスさんとは非常に強いきずながあられるようでございます。今後はどうかわかりませんが、何とか粘り強く、安い価格で購入していただきますように御努力のほどを、私、齋藤課長もずっといていただけるかもわかんないし、そこら辺がちょっと心配なんでありますが、どうぞよろしくお願いをいたしたいと思います。  また、魚市場の中に1つ、食事する場所がございます。今度の再整備に向けて、先般、回覧で我々の地区では回ってまいったんですが、店舗募集というふうな、食事をできるのをされませんかというふうな回覧が回ってまいりました。  今の現状としてはどのような形で、何店舗ほど計画をなされようとしておられるのか、お聞きいたします。 88 ◯ 水産課長(齋藤周二朗君)  議員の申されました魚市場のレストランの関係でございますけれども、現在、駐車場用地に建設中の事務所棟内にレストラン用として2室を確保しておるところでございます。そのうちの1室につきまして、現在、公募を行っているという状況にございます。  もう一室につきましては、既存の事業者が引き続き営業をされる予定ということで、先ほど申された公募というのが11月13日に開始をいたしまして、締め切りが12月15日までということで、プレゼンテーションを行うということが来年1月中旬ぐらいですね。そして、予定でいけば、4月から貸し付け予定というようなスケジュールを組んでいるところでございます。 89 ◯ 13番(吉冨武志君)  既存の店舗と、もう一店舗が新たにと。私はちょっと少ないのではないかなというふうに思うんですね。できましたらば、大きな店舗は必要ではないんですが、いろんな食を食べれるような施設があって、さまざまな遠くから来られるお客様も迎えられるような店舗数になったほうが喜ばしい、好ましいというか、そうすれば、魚市場の再整備にいいあれができるのではないか。やっぱり食べるというのは非常に、皆さん食のためなら結構ドライブを兼ねて行かれると。そうなりますならば、また松浦の知名度も上がるというか、やっぱりいろんなところからお客様がおいでになって食べれるというのがあれば、やはり大きなお店も必要でしょうし、小さなお店も何店舗か兼ね備えられるような形にはならないのかなというふうに思っていたんですね。私はこの魚市場の再整備に向けてやることによって、松浦にどんどんお客様が参るような施設になればねというふうに強く思っていたんですね。だから、まずは食べること。  しかし、魚市場の中を見るというのは、なかなか見ても、築地市場とはちょっと違うのではないかなと思うんですね。近海物はそうは揚がりませんし、珍しいものもそう揚がりませんし、その競りの様子を見ても、そんなに効果がないのではないか。まずもって何か食するものが多ければ、非常に好ましいというふうに思うわけでございますが、そこら辺はもう一度確認いたしますが、これ以上ふやす思いはあられないのか、お尋ねいたします。 90 ◯ 水産課長(齋藤周二朗君)  議員が御発言されたとおり、交流人口拡大のために当魚市場が果たす役割は大変大きなものであるというふうには認識をしておるところでございます。先般の調川インターチェンジの開通とあわせて、福岡都市圏等からの誘客に大きな期待を寄せているところでございまして、魚市場の再整備に当たりましては、観光客向けの見学通路の整備、それから、水揚げされる水産物を生かした魚市場のレストランとか鮮魚販売スペースの設置など、積極的な誘客に向けた取り組みを進めておるところでございます。  議員からお話のございました食べるところの設置になりますと、にぎわいの場づくりとして、交流人口拡大には大変有意義な案であるというふうに考えております。しかしながら、現在、市場内にそういう施設を設置するとした場合には、設置場所といたしましては、どうしても駐車場用地が想定されるところでございますけれども、現在、事務所棟を駐車場用地に整備しているということとか、あとは観光客向けの駐車場スペースを確保すると、そういったところを考えますと、慢性的な用地不足が見込まれるということもございますので、まずは駐車場対策、これを先行させていただきまして、その後に検討させていただきたいというふうに考えております。 91 ◯ 13番(吉冨武志君)  観光客の誘客というのはあれなんですが、そこで食事をするところとか買い物をするところとかが必要なわけですね。だから、大きな店舗は必要ないと僕は思うわけであって、以前からも、前回も言ったように、コンテナ等々を使って、どこにでも移動できるよう──移動できるて、水道とかなんかいろんなものを配管してしまいますとなかなか無理でございますが、それは今度は上に積み上げてもいけますので、だから、そこのきらきら21のところに置いてあるようなコンテナを利用して、何とかうまく、そして、ちっちゃな店舗のほうが設備投資もそんなにかかりませんし、お店をやる側としてもいいんですね。そして、だだっ広いのをつくってしまいますと、どうしても少ない人数が入りますと閑散でちょっと寂しいので、できるだけ小さいのを、細かいのをちょこちょこと置いていく。だから、別にお魚じゃなくてもいいじゃないですか。ラーメン屋でもいいし、何でもいいんですよ。お魚を食べるところはちゃんとしっかりされるでしょうから、2店舗が。あとは違うものをね、イタリアンでもいいでしょうし、何でもいいんですよ。非常にそこにこだわると、なかなか視野が狭くなってまいりますので、何でもいいから食べるものを置く。それで、魚介類を入れた創作料理でもしてもらえばいいわけですから。  だから、そういう形の中で、今後はしっかりとですね、私は本当に期待していたんですよ。県から来られた齋藤課長ですよ。彼なら松浦魚市場を何とかしてくれるんじゃないかと。どふぁんどふぁん人が集まるような魚市場になるんじゃないかなと、本当に大きな期待をしていたんです。長崎県から来たからというわけではないんですけど、何かやはり齋藤課長ならやってくれるのかなというふうに期待はしていた。  それで、施設のほうに金がかかる。どこかの施設のパネルをちょっと安いものにするとか、どんなに変更すればいいじゃないですか。どこかからねじり出すと。そこはあなた方の得意わざじゃないかなというふうに思うわけでございますが、もう一度お願いをいたしたいと思います。 92 ◯ 水産課長(齋藤周二朗君)  議員の御提案のコンテナハウスというのが集まれば、非常に人が集まるというところで、にぎわいの場がつくれるというのは大変いいアイデアだなというふうに思っておるところでございます。  ただ、先ほど申しましたとおり、コンテナハウスにしても、やっぱり設置する場所とすれば、どうしても駐車場の用地ということになりますと、今現在でもちょっと駐車場が不足しているという状況にございますので、駐車場のそういった車をとめる場所の確保というところをまず先行させていただいて、その後にどういう形でそういうにぎわいの場をつくるかということは考えさせていただきたいというふうに思っております。 93 ◯ 13番(吉冨武志君)  松浦市への誘客のために核になるような施設になっていきますように、ぜひとも御努力をいただければというふうに思うわけでございます。  なかなかほかに探しても、人を呼べるようなところが、後からもちょっとありますけれども、非常に今回はチャンスだろうと思いました。そして、物販的にも、やはり道の駅は海のふるさと館もございますが、やはりそこに新たな売り場ができれば、お互いに人が来れば、必ず道の駅とかなんとかというのは次から次へ寄っていきたがるんですね、人間って。あっちの道の駅にも寄ってみましょうとか。とにかく人が来なければ何もならない。だから、そういう形の中で、決して海のふるさと館をどうのということじゃないわけですから、全体で人を集めなければ、そして、回ってもらうというまちにならなければいけないというふうに思いますので、どうか御理解賜りますようにお願いしたいと思います。  次に参ります。  「調川町立岩地区地すべり対策の進捗について」ということです。  立岩側と申し上げても非常に難しい。ちょうど調川でいえばお宮からお寺の付近、そして、ずっと、ちょっと学校までは行かないんですけど、途中から定住促進住宅のほうですね、支所の方向へ向けてのところ一帯を立岩地区という形でございまして、今、地すべりの工事がなされております。我々の家もそうですし、近くの家もそうですし、年々傾きが目立って、そして、コンクリートの壁であったり、土間であったりというところのひび割れがどんどん年々広がっているなというのがわかるようになってまいりました。ああ、なるほど、立岩の地すべりだったんだなと。  我々は最初は、調川が炭鉱がございましたので、その炭鉱の坑道が悪さをしているのではないかなと。だから、我々の地区は、昔の話でございましょうけど、ちょっと補償ができない、されなかったといういろんな経緯がありまして、対策工事がなされていなかったというのを聞いたので、多分その炭鉱が悪さをしているのではと思っていたんですが、その炭鉱はもっと下でございまして、その上に岩盤が乗っておりまして、岩盤の上に水がたまって、その上に我々が住んでいるというふうなことがわかりました。  そういう形の中で、いつ大規模な地すべりが起きるかわからないということで工事がなされるようになったわけでございますが、200億円とかというふうな話もお聞きしたこともございます。非常に全国的規模の大きな地すべりの対策工事がなされておるというふうに聞いておりまして、いろんなでっかい水抜き用の管が注入されておるようでございます。  その中で、1つお尋ねいたしますが、現状の進捗状況をお尋ねいたします。 94 ◯ 建設課長(中村桂一郎君)  立岩地区の地すべり対策につきましては、昭和35年に地すべり防止区域に指定をされまして、集水井を主体とした抑制工が防止区域の末端部を中心に実施されておりました。  この対策によりまして一旦は鎮静化していた地すべりは、平成14年に再活動が確認されまして、さらに上側の斜面へ被害が拡大していることから、平成19年に地すべり防止区域を追加し、地すべり調査が進められました。  また、平成24年にはさらに上側の斜面からのすべりが確認されたことから、指定区域がさらに追加されまして、現在、指定面積101.82ヘクタールの地すべり対策事業を県営事業として進めていただいているところでございます。  現在の全体の事業計画なんですけれども、先ほどちょっと議員が申されました200億円近くということで、これは最終的な事業計画になるんですけれども、現在は地すべり対策というのが抑制工と抑止工ということで分かれまして、まずは県のほうでは抑制工をまず進めて、その事業効果がどうかということを見きわめてから抑止工に入られますので、今から私が申しますのは抑制工の事業計画ということでお聞きいただければと思います。  現在の事業計画につきましては、総事業費が約38億円、事業期間が平成19年度から、現時点では平成37年度までということで予定をされております。主な事業の内容としましては、排水トンネル、これが1,287メートル、ほかに地下水排除工を主体として計画をされております。  現在の進捗につきましては、平成28年度までに事業費の約16億円を使われまして、排水トンネルの1,287メートル、これは完成をされております。現在、排水トンネルの中の集水ボーリング99本が完了しておりまして、平成28年度までの事業の進捗率は全体の42%というふうになっております。  平成29年度、今年度の事業につきましては、事業費約2億円を使われまして、排水トンネル内の集水ボーリング84本を実施されているところでございます。  平成30年度以降につきましては、地すべりの状況や水位観測を行いながら、工事の効果を確認しながら、引き続き対策工事を実施するということでございます。 95 ◯ 13番(吉冨武志君)  わかりました。  とまるんでしょうかね、本当に。わかんないですね。──ああ、そうですね。何か朝起きたら支所の前に寝ていてね、一晩寝ていて、朝起きたら支所が目の前にあったとかと、どぅいーとすべってしまうんじゃないかとか、いろいろ思われる方もいらっしゃるんですよ。実際に井戸もですね、私は4件ほど井戸が枯れたという話も聞きますし、田んぼであったり、いろんなところであったり、出水が出なくなったというのもありますし、相当な水があそこは流れているんだなと感じておるところでございます。そこら辺の補償がどうなるのか、まずはわかりませんけれども、また、地盤変動とかいって、そういうおそれがありますので、家屋調査の件なんですが、そういうお手紙が各戸に届いたり、やっぱり地盤変動とかいって、今でも若干動いているような気もするんですけど、その上にこういう活字で来ましたら、皆さんまた驚かれるんですね。大丈夫やろうかとかというふうな形で思われるもんですから、本当にとまればいいんですけれども、とまるのかなという──何かお話しできますか。 96 ◯ 建設課長(中村桂一郎君)  先ほど申しましたとおり、まずは抑制工というものをやって、観測をずっと続けて、地すべりの動きの確認をされていかれます。これが予定している抑制工が完了したときに、まだやはり動きがとまらないということになると、今後は抑止工ということで、よく使われるのがくい打ち工事だったりとか、アンカーであったりとかというようなものを計画されて、今度は抑止工というような形になっていくかと思われます。ちょっと今の段階ではそういうお答えしかできません。 97 ◯ 13番(吉冨武志君)  以前おられました吉野葉子課長さんのおうちの前の道はしょっちゅう動いていまして、水道のパイプがばきっと割れてしまうんですね。15センチもずれたときもありました。すごく動いているんだなというふうに、あそこら辺が一番ひどいのかなと思うんですけれども、できるだけ一日も早く市民が、住民が安心して寝れるように御努力を賜りたいというふうに、県、国ですかね、のほうにお願いをしていただければというふうに思うわけでございます。どうぞ今後ともよろしくお願いをいたします。  続きまして、「西九州自動車道開通に伴う今後の松浦市の対策と定住対策について」お尋ねいたします。  本当に長きにわたり西九州自動車道の促進に携わってきた一人といたしまして、本当に開通が軒並み、毎年のように行われて、うれしく思います。また、本当に思ったのが、私、調川ですけど、コメリに買い物に行くとに高速道路で行けるなんて、想像というか、想像していたといえばそうなんですけど、行ける時代になったんだなというふうに、本当に早いです。あっという間に今福まで着きますし、伊万里に行こうと思ったら本当に早くなりました。本当に伊万里がつながってくれば一番最高なんですけれども、なかなかどうなっているのか、わけわからないというのが事実ですが。  それに伴って、よくお話しするのが、多くの方々が松浦のこちらのほうへ来る機会も多くなるでしょうというふうに思うわけなんですね。それで、一通過点になるのか、それとも、一度はおりてみていただけるようなまちに変貌するのか。これは本当は今からでは遅いんですね。もっと早くやらなければいけない。だから、通ってしまって、つうっと行ってしまえば、本当に松浦市はとんでもないまちになってしまうのではないか。誰も人が来ない。それは体験型旅行で何万人の子どもさんたちは来てくれるかもしれませんけど、しかし、宮本議員がおっしゃるように、買い物一つしてくれないということも実際なんですね。でも、一般の車両で来られるお客様がもし松浦に来ていただければ、買い物もしてくれるでしょう。だから、確かにごみもふえるでしょうし、トイレ等々のあれも経費はかさむでしょう。しかし、買い物をしていただければペイにせんばいかんでしょうけど、宮本議員のところの海のふるさと館みたいに、トイレには寄るけれども、買い物しないで帰ってしまう観光客もいらっしゃるということじゃ、これじゃ理にかなっていませんよね。どういうふうなシステムになっておるのかは、それは皆様方が一番御存じだろうというふうに思うわけでありますが。  まずもって一新聞紙上を見ましても、松浦市まち・ひと・しごと創生協議会、会長は橋口副市長ですが、松浦から転出された方々へのアンケートによりますと、非常に住み心地はいいという御回答が85%もあったということです。しかし、34%は交通アクセスが悪い。大分よくはなってきたんだろうとは思います。こうやって道がどんどん進捗していっていますし、どこら辺が交通アクセスなのか。佐世保に行くのがちょっとまずいのかなというのも考えられますが、また、25%がやっぱり買い物などの日常生活がちょっとと。買い物するところがないというのは確かに、またこれは後で議論もさせていただきたいわけでございますが、松浦市としては、交通網が整備された中で、この松浦市へ一人でも多くの方々が立ち寄っていただけるような施策をどのようにお考えなのか、そこら辺をまずもって何かお考えがございましたらお答えください。 98 ◯ 政策企画課長(末永和彦君)  西九州自動車道の開通によりまして、近隣自治体との人、物の流れが活発化することは、議員がおっしゃるとおりでございまして、やはりその状況をいかに受けとめて交流人口を拡大し、定住人口を確保するか、それが重要な鍵であるというふうに考えております。  今現在も取り組みはさせてもらっているところでございますけれども、住宅建設、住宅用地取得のための奨励金などの移住支援制度、それから、空き家情報の提供、それから、保育所等入所の第2子以降無償化などの子育て支援制度、教育環境の充実など、こういった松浦市の特色ある部分を十分PRしながら、他地域との差別化に取り組むことがまず定住化を進める第一歩だというふうに思っております。  平成27年の国勢調査によりますと、佐世保市、それから、平戸市から多くの人が本市のほうへ通勤をされております。いわば昼間の人口が夜間よりも多いというデータもございます。このことから、通勤圏内となります地域をターゲットといたしまして、やはり重点的なPRを行いながら、先ほど申し上げましたような施策を磨き上げていく必要があるというふうに考えております。  本市の住宅施策におけます課題の一つといたしまして、近隣地域に比べて家賃が高いということがございます。このことをどう解決していくかは、今後の定住施策として取り組まないといけない大変重要な課題の一つというふうに考えております。 99 ◯ 13番(吉冨武志君)  そうですね、先ほどのアンケートの調査の中に、伊万里市と1万円ぐらい差がある。これは両電力が来たから、それで、それに伴うアパートを建てたりしたときに、借り手があるもんですからね、それで、そこで例えば現金で建てる方もいらっしゃるかもしれないでしょうけれども、ローンで建てますと、その家賃収入が基本ベースになって、それで家賃設定をしますから。そうしないと、払っていけませんので。やっぱり高くても借り手があったもんですから、そういうふうなことになっているのではないか。両電力さんが結構あったんですね、当時は。それがずっと続くわけですから、お支払いするまではですね。現金で払ってしまえば、それでも安くしていただくのは、これはまた市当局がどうするか。補助するのか、伊万里市と同等ぐらいにやるのか、そこら辺はあれなんで、友広市長は2月で御勇退ですよ。もう課長さん、あなた方の判断に任せていいんじゃないですか。やると言いなっせ、やると。そうはいかんでしょうけどね。目の前に市長がいますから、やりますよと勝手には言われないでしょうけれども、それぐらいの覚悟で、課長さんたちには責任があるんですね。やはり市のトップの市長の判断ももちろん必要でしょうけれども、しかし、やっぱり我々が課としてやるんだということを熱望して、私が責任をとりますというような形で言えば、それは市長もうんと言いますよ。だから、あとはあなた方に本当に松浦市の将来をどうするかというのはかかっておりますので、市長が目の前におられても結構じゃないですか。やりますとか、やれないものはやれないと、はっきり言ってもらえばいいが、そういうわけにはいきませんね。一応まだ現職でおられますので、大変失礼いたしました。  そういう形の中で、では、具体的な施策はないようですね。定住奨励金みたいな、それはわかります。わかりますけれども、新たな定住を松浦市に──これまででトータルでいいでしょうか、何名ぐらい新規でこちらに入ってこられたか。決算委員会か何かで御説明もらったような記憶もあるんですが、おわかりになれば。わかりませんか。わかんないね。55名程度だったというふうに何か御報告を受けたような、かなりいろんなところからおいでになっている方も、その分、転出なされた方もいらっしゃるとは思いますが、そしてまた、民間がするというのは、民間が動けばすぐ住宅地開発なんて、その気になればやられるんでしょう。しかし、市場的にいけるかいけないかという判断をなされなければ進出してきませんので、これはわかりません。また、不老山のそこの辻ノ尾のあれもまだまだ何十戸かあいているようでございますし、そういうのも埋めなきゃいけないでしょうし、若干あそこは坪単価が高うございますから。当初よりかは安くなりましたけど。だから、そういう形の中で、もっと業者が入っていただけるような働きかけも市当局としてはお願いしたいというふうに思うわけでございます。  定住はそれにしても、また、先ほどの西九州自動車道を通って松浦市に入るにしても、やはり何か思い切ったことを一つでもやらないと、何かありますかと言われたら、何と答えられないんですよね。何かこういうのがありますよ。不老山総合公園はあるといったって、今から後で聞きますけれども、例えば、梶谷城を復元するとか、スペースワールドが潰れるから、あのスペースシャトルを買ってくるとか、そして、松浦市のどこかにどんと置くとか、そういうような何か核になるようなものがなければ、とても人は呼べないんじゃないかなというふうに思うんです。  だから、非常に何というんですかね、不老山総合公園の件ですが、前回、どのような形の中で、公園を1年間でも見れるような公園にしたらどうかとかと言ったことがありますけれども、その後、何か会議がありますので、それで公園をどうするのかというのを決めていきたいと、どのような方向性に持っていくかということを決めたいというふうに答弁をいただいておるようでございますが、その後の動きはどんなでございましょうか。 100 ◯ 食と観光のまち推進課長(川上利幸君)  現在実施しております不老山総合公園の長寿命化事業でございますが、ことし7月に人工芝ソリゲレンデを更新いたしまして、使用を開始しているところでございます。その後の月平均の来場者数が前年と比べますと約100人ふえるという傾向となっておりまして、これについては一定の効果があらわれているものと考えております。  今後も老朽化した施設の更新などによりまして、不老山総合公園の魅力の維持向上に努めてまいりたいと思っております。  また、ただいま申し上げられました昨年の9月議会で御提案いただいた件でございますが、公園のさらなる有効活用ということでございまして、御提案いただく前の平成26年度に第2駐車場周辺に桜の苗木を20本、それから、その後、平成28年度と今年度、29年度に公園入り口や園路周辺にアジサイ約500本を植えるなどして、小規模ではございますが、花による新たな魅力づくりにも取り組んでいるというところでございます。 101 ◯ 13番(吉冨武志君)  桜はいいです。わかりました。あそこの今福の石倉山も多くのオーナー制かあられて、桜もいっぱい植えてありますので、桜は桜で置いといて、また一年中楽しめるような公園にしていただきたいなと。それはやっぱり課長さんとか職員の皆さんだけで考えるのも大変ですから、やっぱりプロのあれを入れて、ちょっとお金はかかっても、将来的な投資ということでやるときはやらなければいけないのではないかなというふうに思うわけです。松浦市にせっかくあるものを生かしてできたらというふうに思ったわけですから、そういう形でね。  京都の嵐山を考えれば、周りにもいろいろあるんですが、モウソウダケのあの小道で、あれだけのお客様が歩いていらっしゃるんですね。モウソウダケて、どこにもあります。それをどうにか不老山に向けて、そういう遊歩道ができないのか。あれやったらロケ地にもなりますし、いろんなテレビの放映の場所にもなったりとか、あそこに一度行ってみられた方は御存じだと思いますけど、もうすごいです。本当にあそこを歩いてみてください。本当にあれだけでも行った価値があります。あと、イノシシ対策が大変なので。タケノコを食っちゃいますからね。だから、そこら辺だけを対策すれば何とかなる。
     だから、竹を植えるのにはそんなに──そんなにて、膨大なあれは、山を削ったりなんだって、若干はしなきゃいけないんでしょうけれども、そこら辺はそんなにはかからないんじゃないか。そういうのでも人を呼べる施設になるということでございますので、どうか御協議、御検討を今後していただければというふうに思います。  それと、飛びますけれども、西九州自動車道の開通においてあれなんですが、空き家バンクの件でございます。  あるときの新聞によりますと、当時は松浦市は登録数がゼロということで掲載されておりました。よその市町村もそうなんですよ。平戸市は18の22ですから、登録はされていた。先行して登録されていたようでございますが、空き家バンクについては、今、松浦市も立ち上げておられるようですが、今の状況をお示しください。 102 ◯ 政策企画課長(末永和彦君)  空き家バンク制度の関係でございますけれども、ことし4月から取り組んでおりまして、空き家を売りたい方、それから、貸したい方と買いたい方、借りたい方に登録いただいているところでございます。  市報、それからホームページで周知を図るとともに、空き家の所有者に対しましても10月にパンフレットを送付いたしまして、周知に努めておるところでございます。  実はこの制度によりまして、青島地区におきましては移住に結びついた事例もあるわけでございますけれども、今現在の登録物件が3件、それから、利用者登録が3件という状況でございまして、まだまだの状況でございます。この登録がふえていない要因として、いろいろ考えておるわけでございますけれども、1点は申請手続に手間がかかること、それから、具体的な登録のメリットが感じられないこと、この2点が考えられますので、これらの課題解決に向けて、今、検討を進めておるところでございます。  この空き家バンク制度は、移住先を探していらっしゃる方への呼び水となる大変重要な施策でございますので、先進自治体の取り組みも参考にしながら、取り組みを進めてまいりたいというふうに考えております。 103 ◯ 13番(吉冨武志君)  松浦市でも非常に空き家はふえてくると。長崎県全体で10万戸を超しているということでございますので、松浦市もどんどんふえるのではないかということでございますから、よその自治体ではそういう臨時職員を雇用されて、OBでいいじゃないですか。市役所におられた都市計画のOBの方であったり、精通した方がいらっしゃれば、そういう方で空き家調査などをされて、あと、結構中身が入っているからなかなか無理だと。それはやっぱり民間の不動産会社さんなんかと一緒になって、それとか、前、星野課長が答弁された空き家バンクの諸問題というのは、仏様とかがあるからなかなか借りにくいと。そこら辺もお寺様に中に入っていただいて、それは永代供養に持っていくとか、それならお寺さんにもメリットが出てまいりますので、そういうのもやっぱりお知恵をかして、できるだけ空き家が出ないような形で、そして、市外からも来ていただくのが一番ベストでしょうけど、若い御夫婦あたりはローン設定なんかはなかなか難しい。収入の問題もございますから、まずはそういう空き家にリフォームして入っていただくというのも必要ではないかなというふうに思っております。どうぞ頑張っていただきますようにお願いいたします。  それと、以前申し上げておりました道の駅、JAながさき西海との御協議を進めたらどうかというふうにお尋ねをいたしておりましたが、農林課長、いかがでございましょうか。 104 ◯ 農林課長(吉田安秀君)  以前に、昨年の9月の定例会で吉冨議員のほうから唐津のうまかもん市場のような巨大な直売所をJAながさき西海さんに協力いただきながら市内に建設してほしいという御提案をいただいておりました。私より御提案内容をながさき西海農協にお伝えしますということで御回答したところでございます。  議会の終了後に、松浦営農経済センターを通じまして、御提案の内容につきましては、ながさき西海農協のほうにお伝えをしております。しかしながら、いまだにテーブルに着いての協議等は行えない状態でございます。  このことにつきましては、以前にもお話をいたしておりましたけれども、西九州自動車道からの集客をターゲットとした施設ということであれば、インター付近に建設するのがベストであろうかというふうに考えておりますけれども、インター付近にはそういう広大な駐車場等を完備できる用地が見当たらない、それからまた、もう一つは、近隣には先ほど言われました道の駅、それから直売所等がございまして、この海のふるさと館の指定管理をお願いしてあります松浦物産株式会社の株主の中にはJAながさき西海様が入っておられます。新規施設となりますと、こういう施設と競合してまいりますので、この辺の問題解決というのも必要になってくるというふうに考えております。  また、ながさき西海農協におかれましては、現在、第4次中期経営計画というのを策定されまして、多くの事業を計画されております。新規事業の計画ということになりましたらば、この計画書の事業の進捗が図られなければ、現状ではなかなか厳しいのじゃないかというふうに考えておるところでございます。  以上でございます。 105 ◯ 13番(吉冨武志君)  JAはやると決めたらすぐやりますので、そこら辺はやったらどうですかということで、たまに、テーブルにのせろというより、向こうは採算性が合うと思ったらやりますから。それは間違いなく。そういうのは松浦市内のほうにできるだけつくっていただけるように、そのときは御努力賜りますようにお願いいたします。  最後に、「企業誘致について」お伺いしますが、企業誘致というか、企業誘致するにも、また内陸型等々の用地がないと。もちろん水産のところにもなくなっているということもございますので、今の現状はどのように認識なされておるのか、お尋ねします。 106 ◯ 商工振興課長(福守尚美君)  企業誘致につきましては、現在、工業団地の整備という点では、堂山の工業団地をただいま整備中でございますので、今後、新たな工業団地の造成という点につきましては、企業立地の動向や西九州自動車道の整備状況、または情報基盤の整備状況などを見きわめながら、場所とか面積とか、あらゆる点を総合的に判断をしていきたいと考えております。  以上です。 107 ◯ 13番(吉冨武志君)  内陸型のですね、市長ね、そこら辺のこともやっぱり考えなければいけないんでしょうね。やっぱり塩害との戦いという企業もございましょうから。だから、今、松浦市に足らないのはそこら辺でしょうから、どうか今後とも御努力を賜りたいというふうに思います。  私はちょっと質問はあれなんですけれども、お答えはなかなか厳しい、言いにくいかもしれません。企業誘致と思って考えていただければ企業だと思うんですけど、やはり今、松浦に、先ほど買い物するところが少ないという回答も出ておりますのは、やっぱり大型のショッピングモールみたいなのが、要するに近隣には伊万里にもできてきているし、やはりこの間、調川小学校の5、6年生とお話をする機会をいただきましたので、行ってお話しして、子どもさんから御質問があったのが、そういうショッピングモールはできないんですかといって、やっぱり非常に子どもたちはそういうところに住みたいというか、やっぱりそこに行くには車で親御さんか誰かに連れていってもらわなければ行けないところにしかないんですね。  だから、病院は、市長、つくっていただきますように働いていただきましたですね。教育の現場はございますし。それと、やっぱり最低限の住環境のいい市になるためには、そういうお買い物ができるような企業を誘致してもらうのも一つの──やっぱり最低限のあれですよ、今は。松浦市にファストフード一つないんですよ。高校生におれ、松浦にいてくださいと言ったって、いるわけないんですよ。マクドナルドもなければ、モスバーガーもない、ケンタッキーもないんです。伊万里まで行かなければならないんです。佐々にはあるんですよ。だから、それは企業誘致と言ったら失礼でしょうけれども、向こうが採算性がとれれば来るんでしょうけれども、しかしながら、やっぱりショッピングモールが、例えば、イオンとかああいうでかいのはやっぱり企業ですから、企業誘致としても考えられるのではないかなと思うんですね。相当なスペースが必要になってまいりますが、そこは採算性でなかなか、向こうが判断することかもしれません。松浦市に足らないものはそこだと僕は思うんですね。住環境は住みやすいんだけれども、買い物するところがない。子どもたちが遊ぶところ、寄るところがない。ジョイフルぐらいしかないんです。我々の高校時代はコーヒーショップとか、いろいろありました。そういうところをうろうろやっていましたけど、今の子どもたちは違うんです。  やはり若者に残ってほしい。そしたら、雇用も生まれます。やっぱりそういうところをですね、今、松浦にないのは、せっかく病院が来て、安心して育てるような──産婦人科があれば一番ベストなんですけど、そういう病院も来るような運びに今なっておるし、そこにまた足らないものはそこだと思うんです。今、松浦の商店街の皆様も、やっぱりそこは理解してもらえると思うんです。そして、そういう核になるような店が、ショップが来ることによって、そのまちを回っていただけるような施策をまた個人のお店は努力をしなきゃいけない。そのことによって、また商店街は活性化されてくる、復活してくると私は思うんですね。だから、何が足らないかといったら、松浦の場合はそういうのも一つの足らないものではないかなというふうに思うわけでありますので、そこを企業誘致の担当課長に企業誘致をしたらどうかというのをお聞きしたときに、なかなか余りいいあれじゃなかったので、御答弁はしにくいであろうというふうに思います。  本当に今後はやっぱりそういう形の中で、教育の場もあれば、要するに病院、医療体制も確立されるならば、また、それで住みやすいまちにするというならば、そういうショッピングモールであったり、大規模なものではなくても結構だと思いますが、そういうのも誘致するのも松浦市の生き残り策の一つではないかなと私なりに思うわけでありまして、ここで一般質問を終了させていただきます。ありがとうございました。    (吉冨議員 一般質問席 降壇) 108 ◯ 議長(高橋勝幸君)  以上をもって吉冨議員の一般質問を終結いたします。  ここで暫時休憩いたします。       午後2時15分 休憩 ───────── ◇ ─────────       午後2時25分 再開 109 ◯ 議長(高橋勝幸君)  再開いたします。  休憩前に引き続き、会議を開きます。  それでは、質問順位に従い、1番・山崎議員の登壇を願います。  (山崎議員 一般質問席 登壇)(拍手) 110 ◯ 1番(山崎誠也君)  こんにちは。山崎誠也です。ちょっとまた今回も少しだけ前置きを用意しましたので、ちょっと聞いてください。  私は、松浦生まれの松浦育ち、もっと細かく言うと星鹿町牟田の農家生まれの星鹿町牟田育ちです。なんですが、高校卒業すると諫早の農大に行き、その後は、就職して大阪に出ました。約10年間松浦を離れましたが、母の病気をきっかけに28歳で地元松浦に戻ってきました。もちろん、帰ってきたら農業を継ぎました。最初はこの、子どものころとほとんど変わらない風景に心が癒されました。しかし、この日本の端っこの長崎県でのんびり農業をやっているうち、近所のおじちゃんやおばちゃんの苦労話を聞いたりしているうち、そして、時間がゆっくりと流れていて、子どものころからほとんど変わらない風景を見ているうちに、何だか心の中がもやもやっとしてきました。しばらくして、若手農家の仲間もできて、さらに地域も広く、業種も広く交流するようになりました。そうした地域を越え、業種間を越え、松浦市の発展に志を高く持った仲間たちの刺激を受け、自分も松浦のために何かという思いで4年前に市議会議員にチャレンジさせていただきました。そして、今この場に立っています。4年間を思い起こしますと、本当わけのわからんことも言うてみたり、一般質問の前に気合いを入れるため庁舎を一周して汗だくで汚い格好で質問してみたりと皆さんにも迷惑かけました。4年間で最後の一般質問になります。気合い入れて頑張ります。よろしくお願いします。  今回、私の質問は、「4年間を振り返っての私の質問」ということを上げました。4年間で、きょうをあわせると全部で11回一般質問に登壇します。きょうを抜いて、過去の一般質問10回で、項目的にいうと47項目やりました。半分ぐらいはちんぷんかんぷんな質問もあったかと思うんですけども、その47項目の中から特に思いのこもった一次産業振興、これは農業ですね。農業振興。そして、自分の地元である星鹿地域振興、それと御厨港の埋立地の活用、もう一つが水難事故対策について質問したいと思います。  済みません。理事者のほうには、今言った順番ですると言っていたんですけども、御厨港と水難事故対策をちょっと入れかえさせていただきたいと思います。  まず、「農業の振興について」です。  今、日本の農業は、後継者不足、食料自給率の低さ、また、TPP問題など大きく変わっています。この松浦でも企業の進出や雇用型の農業などが少しずつ目につき始めました。  そこで、今後この松浦での農業の経営の方向性というものはどうなっていくのか、あるいはどのようにやっていくべきか、そういう何か思いとか、どうあるべきだというのか、そういうのをお示しください。 111 ◯ 農林課長(吉田安秀君)  山崎議員の今の思いというか、農業の今後の進め方ということでお答えをさせていただきたいと思います。  本市の農業の形態につきまして、ちょっと述べさせていただきますと、これまでは、中山間地域では米や肉用牛を基幹作物としまして、また、沿岸地域や畑作丘陵地域では施設野菜でありますとか、露地野菜、葉たばこやブドウ、メロンなどの基幹作物を小規模かつ多品目での複合経営による農業というのが営まれてきたところでございます。  本市の農業の現状としましては、先ほど少し議員のほうからも述べられましたように、全国的な傾向と同じく、農業就業人口の減少や高齢化、後継者不足に加えまして、遊休農地や耕作放棄地の増加に伴って、農業の持続的な発展や農村、集落の維持さえも危ぶまれるような状況というふうに感じておるところでございます。  そういう中で、農業の基本というのは、これまでは家族経営が主流であったかと思いますが、それだけでは農業を支えていけない時代に突入しているんじゃないかというふうに感じております。  このような状況を踏まえまして、先ほど議員のほうからもお話があったように、企業の農業参入の支援とか、それから、今現在進めているのは、集落単位での地縁団体や集落営農法人などを地域農業を支える団体に育成していく強化ということで、そういうことも必要じゃないかというふうに考えております。  もちろん、先ほど言いました家族経営の中の認定農業者を担い手として育成するということも一つの方法であろうかと思います。  先ほど言いましたような、認定農業者でありますとか地縁団体、それから、集落営農法人、それから、先ほどの企業様、そういうのも含めましてそれぞれの経営体というのが地域内でうまく足りないところをカバーし合いまして、その地域の農業が継続的に発展していくことが必要じゃないかというふうに考えているところでございまして、関係機関の皆様方と協力しながら、そういうところで農業の発展について今後も進めていきたいというふうに考えておるところでございます。 112 ◯ 1番(山崎誠也君)  その集落営農というのは、松浦市でも何件かもう既にあると思うんですけども、昨年度、産業経済委員会の視察で山口県のほうに行きました。その際、視察というと、大成功しているところに行って勉強するものなので、よい点ばっかり見えがちなんですけども、その集落営農のよい点というのは勉強したのでわかるんですけども、それを踏まえて、メリットと、またデメリットというのがありましたら、お示しください。 113 ◯ 農林課長(吉田安秀君)  先ほどお話しされたように、集落営農にもいろんな地域によって組織の形態とかもさまざまな形態があろうかと思っております。一般的に、この集落営農は共同化、組織化するということがメリットというふうに考えております。その組織化することによってのメリットというのは、農業機械等のコスト縮減や農地の有効活用ができる。また、労働力の調整など効率的な経営によりまして農業所得の向上が図られることが上げられるかと思います。  それから、後継者の確保という問題につきましても、今までは農家個々が後継者を確保しなきゃいけなかったんですけども、この集落営農組織を立ち上げますと、その集落営農単位で後継者の確保をしていけば、その集落の農業を継続することが可能になるということで、農地の維持、地域農業の永続的な発展が期待できるところであります。  また、デメリットということでございますけども、この集落営農を設立する最大の目的というのが、先ほど申しましたように、集落の機能の維持ということで考えますと、やはり集落内の集落営農法人を立ち上げるという合意形成、それから集落営農を立ち上げたときの経理事務等の負担増というのが上げられてくるんじゃないかというふうに思っておりまして、こういうのが課題の一つじゃないかと思います。  こういう課題をどうしていくかということで私たちも、先ほど言いましたようなデメリットというか、課題というのが障害になりまして、なかなか集落営農法人を立ち上げるのが難しい状況でありましたので、このことについて私ども農林課としましては、今、松浦市内でも集落営農という法人を立ち上げるということで関心をお持ちの集落等もかなり出てきております。そういうことで、この問題を解決するために専門の知識を有するスペシャリストの派遣や、県が開催する集落リーダー育成塾への参加促進、それから、集落営農に関する支援制度等を活用しながら、集落営農の組織化を推進していきたいというふうに考えている状況でございます。  以上でございます。 114 ◯ 1番(山崎誠也君)  何にせよ、この農業というのも、これから単純作業じゃなくて工夫をしていかないとやっていけない。その上で、それをするには人を雇い入れたりとか、あるいは給料をいただきながら自分が農業をするとか、そういう時代に突入していくんでしょうかね。ちょっと何か、自分で農業をやっている、自分としては何か寂しいんですけども、そう感じます。  ちょっとまた一旦話を戻しまして、今の松浦の農業形態はほとんどが、先ほども言いましたとおり、家族経営で、農協で部会に入り出荷物は東京であったり大阪であったり、広島とか福岡、県内ですと長崎とか佐世保などの人口の多いところに運送して送っています。我が家でもブドウとかキャベツとかつくっているんですけど、ブドウは県内で、長崎、佐世保、キャベツは広島のほうに、インゲンマメもちょっとつくっているんですけど、それは東京のほうに部会を通して出荷しています。そして、その部会以外の農産物は少数ですが、直売所で販売する、あるいは自分でネットを通して販売する。あるいは近隣の市場、ここでいうと、松浦市にはないので佐世保に行ったり、ちょっと遠いですけど、伊万里に行ったり、それも遠いですけど、平戸に行ったり、平戸口に持っていったりして、大体がそんな感じだと思います。  ということで、松浦の農産物というものは、ほぼほぼ松浦から外に出ていっているんですね。これはでも、生産量の割に人口とか消費が少ないので、小さいので仕方ないということも承知しているんですが、それでも私が思うのは、松浦市とか、市長とかでも言うじゃないですか。市民にも市外にも発信していることが、松浦市にはおいしいものがたくさんありますよと言っておきながら、農業産物に関しては市内に出回っていない、あんまり出回っていないような気がするんですよ。魚はわからないですけど、農産物に関しては。御飯を食べに行ってどれだけ松浦の農産物が使われているのか。  市内のお弁当屋さんのお弁当を買って食べて、どれだけ使っているのだろうかとか疑問に思うわけなんですけども、僕は百姓なので、例えばインゲンマメとかお弁当で食べたときに、ああ、これは品種の違うけんか、この辺ではできんなとかいうとが結構わかるんですけど、それとか、市内のホテルとか旅館に来られたお客さんにどれだけ松浦の食材というのを使って提供しているんだろうかと疑問に思うわけです。地元でおいしい野菜、果物もとれているんですけども、地産地消ができていないんじゃないのかなと感じています。  というのも、先日、実は平戸口の青果市場に行った際に、市場の方に、「松浦の農産物っていうのはどれくらいここの平戸口の市場で出されているんですか」と尋ねたんですけども、何割ぐらいと思いますか、平戸口の市場で。勘でもいいんですけど、だれか。わからんですね。聞いたらびっくりしたんですけど、7割から8割。平戸口に市場って1個しかないんです。平戸市に市場は1個しかないんですけども、7割から8割の農産物が平戸口の市場で取り扱っていると言っているんですよ。それを聞いてびっくりして、じゃ、平戸の農産物てどうしているのかなと思ってですね。  平戸市は農家も農地も松浦市の大体1.5倍あるんですよ、農地も農家の人口もですよ。それなのに何でかなと、多分地産地消のシステムというのが構築されているんじゃないかなと自分は思ったわけですけども、ちょっとそこまで調べておけば僕も一人前なんでしょうが。ちょっと済みません、調べていません。  やはり、これから松浦に人を呼び込もう、交流人口をふやしていこうと目指しているのであれば、食材はなるべく、できれば100%がいいんですけども、地元のものを使う、旅人は御当地のものを食べたいものだと僕は思っています。  これから御飯屋さんとかホテルとか旅館とかお弁当屋さんとかが、これは地元の野菜だとわかって仕入れやすい環境というのをシステム化していくというか、これから考えていかんばと僕はちょっと思うんですけども。  ちょっと話が飛び飛びで済みませんが、御厨という地名の意味御存じでしょうか。厨房という意味なんですよね。この地名の由来は、大体1,000年前ぐらい、1967年に伊勢神宮にお供えする神領荘園、神様のために、神様にお供する野菜をつくる畑という意味なんですかね、なったことから、(発言する者あり)違う、違うとかな。(「年数が間違っている」と言う者あり)年数間違ってる。ああそうですか、調べてきたんですけどね。じゃ、1,000年前ぐらい。ここら一帯は、今は御厨町だけが、御厨町だけ御厨て残っているんですけど、ここら一帯御厨と言っていたそうです。だから、おいしいものがここら辺では自信を持ってできるんです。農家も自信を持ってつくっているんですけども、この地産地消の観点から、もうちょっと何度も繰り返しますが、消費者、きょう言う消費者は、御飯屋さんであったり、ホテルであったり、旅館であったり、お弁当屋さんであったり、この地元のおいしい野菜を松浦産だとわかって、なるべく多く仕入れるようなシステムをこれからちょっと考えていってはどうかと思います。  まずは、それの初段階として、松浦の全ての消費者、さっき言ったように、御飯屋さんとか、ホテルとか、旅館、お弁当屋さんに松浦産野菜に対する調査をしてはどうかと思うのですが、どうでしょうか。内容的には、松浦産野菜を今使っていますかとか、何割使っていますかとか、そういうシステムがあれば加入しますかとか、ちゃんと今現在、野菜の生産元というとはわかっていますかとか、そういう調査ができたらしていただきたいんですけども、そういうことはできますでしょうか。 115 ◯ 食と観光のまち推進課長(川上利幸君)  今回の市政概況でも報告させていただいているんですけど、現在、松浦市のほうでは、福岡市内のレストランで松浦産の新鮮な野菜とか、新鮮な魚を使ったところで、そういった野菜を使ってフレンチとかイタリアン料理で松浦市の食材をPRしているところです。  また、逆に松浦市内で福岡市内のシェフに来ていただいて生産者とか観光関係の皆さんと連携しながら松浦の食材を使った産地観光メニューということで、そういった開発を共同で今やっているところです。  先ほど御提案いただきました地元で使われている松浦産の食材の量という調査ですね、実際言いますと、これまでしておりませんので、足元を見詰め直すという意味でも必要かと思いますので、調査は、正確な調査は多分できないんじゃないかなというのはあるんですけど、調査はさせていただきたいと思っております。 116 ◯ 1番(山崎誠也君)  何かこう、松浦の食材でありながら、それを市場の人に聞いて、平戸にたくさん出ていきよる、平戸にうまく使われているような気がして、気に食わん、気に食わんと言うとあれですけど、平戸が好かんわけじゃないですし、平戸は大好きなんですけども、僕もこの前、平戸の温泉に、平戸というか、田平の某温泉に行ったときも、温泉の受付の前で野菜が並んでいるんですよ。僕も、先ほども言ったように、百姓なので、見たら、ラッピングとか箱を見れば、ああ、これはどこんとねて、松浦の百姓のやつが出ていたりするので、そうしたとば思ったら、これを松浦にどうにか使っていって、交流人口の拡大とか、そうしたことに、拡大につなげれば農家にとっても商業者にとっても普及効果という、波及効果というんですかね、そがんとで漁師にとっても、みんながウインウインになっていくんじゃないかなとか思ったんですけども、先ほどもちょっと僕の前に先輩の吉冨さんが言われたんですけども、魚市場にコンテナハウスを置いてそういう御飯を食べたりとか、人を呼び込むような、そういうのをやったらどうかとか、またちょっと、もう一つ言われていたのが、JAさんと協力して、ちょっと少し巨大な、少し大き目でもいいですけども、直売所をしたらどうかとか、そういうのをやっていけたら、地産地消でも交流人口の拡大にでもつながるんじゃないかなと。  そして、今さっき思ったんですけど、直売所も場所がないと言いながら大浜の埋立地にこれから計画していけば、計画されていますよね、そがんことはできんとかなと思ったんですけども、何か、ちょうど高速の出入り口になるので、あそこあたりは。そういうことも今後計画していっていただけたらなと思い、この質問をとりあえず終わります。  続きまして、「星鹿地域振興について」ですが、先日、星鹿町に定住政策のアンケート協力依頼という回覧が回ってきました。そのアンケートの内容についてお示しください。 117 ◯ 都市計画課長(田中敬三君)  お答えいたします。  今回、実施するアンケートにつきましては、星鹿町出身で近郊、例えば市内の他地区、伊万里、平戸、佐々、佐世保に居住されている子育て世代の方々に対して住宅需要の調査を行うものです。  現在、星鹿地域の回覧により対象者の把握を行っておりまして、来年1月末締め切りのアンケートを実施する予定です。  内容につきましては、現在の住居の状況や居住地域の選定理由、星鹿地域への転居の検討や希望する間取り及び空き家バンクの利用などを質問させていただきまして、今後の子育て世代の定住対策を検討する上での基礎資料とさせていただくものです。  なお、アンケートの回収率により調査の精度も上がってきますので、ぜひ対象者の方には御協力をお願いしたいと考えております。 118 ◯ 1番(山崎誠也君)  このアンケートですけど、僕も手に入れたんですけども、これを見てちょっと僕は何かうれしかったんですよね。もうこのアンケートの結果はまだ、年末という、12月末ということなので、まだわからないでしょうけども、これからこれがどう生かされていくのかというのが気になってくるんですよ。もしこれが結果次第で、もしかすると星鹿に住宅の建設が優先されるものなのかなとか、すごく期待していたんですけども、ちょっとその辺についてもお願いします。 119 ◯ 都市計画課長(田中敬三君)  今回のアンケートは、今後の住宅政策を検討する上で、子育て世代の方々がどのような住環境を必要とされているのか、また、星鹿地域への転居を検討されているかなど、数値的なデータ収集が主な目的になっております。  今回実施するアンケートの結果を踏まえて、住宅の規模、戸数など事業化に向けた計画を策定してまいります。事業化の時期については、アンケートの結果を踏まえた上で、他の事業の進捗状況なども考慮していきながら決定すべきと考えております。  また、早期実現のためには、行政だけではなく、地域の住民の方々とともに星鹿地域の魅力の発信など、地域主体の取り組みを進め、子育て世代の方々に住んでいただけるような星鹿地域の魅力ある地域づくりも重要であるかと考えておるところでございます。 120 ◯ 1番(山崎誠也君)  今議会の市長の最初に言われた市政概況報告で、今福の梶の葉団地には現在30世帯92人の方が入居されておりますとの報告がありました。それを聞いて、おお、すごいなと思ったんですけども、この30世帯92人のうち、子どもの数というのは把握というか、わかっておられますでしょうか。 121 ◯ 都市計画課長(田中敬三君)  お答えいたします。
     今、議員申されたとおり、30世帯92人の方が入居されておる状況で、15歳以下の子どもさんについて数字を述べさせていただきます。  まず、中学生がゼロ人、小学生が4人、未就学児が29人、合計33人となっております。  以上でございます。 122 ◯ 1番(山崎誠也君)  済みません。ちょっと計算が合わなくなった。30世帯で92人ということは、お父さんお母さんがおって、お父さん30人、お母さん30人とおったら、子ども今33人となったら、全部で、片親の方のおらすということですか。 123 ◯ 都市計画課長(田中敬三君)  済みません。世帯に入られているのが30世帯、総居住者数で92人、そして、中学生以下、中学生はいないんですが、中学生以下で子どもさんの数が33人となっております。 124 ◯ 1番(山崎誠也君)  わかりました。ありがとうございます。あんまりちょっと踏み込めないですね。すごいですね。中学生、15歳以下で小学生が4人で、未就学、幼稚園とか、ゼロ歳から6歳までになるんですが、それが29人という、何か今福いいなとすごく感じたわけですよ。何かここのすごくうらやましく、嫉妬します、今福にですね。  松浦の中でも、私は星鹿なんですけども、星鹿の人口が本当に減っていっています。さっき農業の話もしましたが、農家も漁師も今跡継ぎがどんどんいなくなって、減っていっています。町から若者や子どももどんどん減っていっています。早急に、本当に早急に対策が、松浦市の中でもまずは星鹿に必要じゃないかなと肌で感じて、危機感をびりびり感じているわけですが、星鹿小学校の今後の推移を調べてみたんですよ。そうしたら、今86人いるんですけども、86人いて、小学生に上がる、1年生以下ですね、幼稚園、未就学児というのが6歳までいるんで、あと今後6年間までわかるんですが、来年が76人になります。そして、その次、2年後が80人にちょっとふえるんですけども、3年後7人減って73人、4年後に66人、もう4年後の時点で20人減っているんですよ。4年後でですよ、4年後で20人減っている。5年後に3人減って63人、6年後に62人、もう四、五年たつと20人以上減っているんですよ、四、五年で。すごくこう、何か僕は危機感というか、恐怖を感じるんですけども、星鹿小学校がなくなったりしないのかなとか、そういう心配もするんですが、このことから、ぜひとも早急に何か対策を打っていただきたいんですけども、星鹿の地域性とか、そういうのも考えた上で、人口減少対策、少子化対策、そうした何かお考えがあられましたら、よろしくお願いします。 125 ◯ 政策企画課長(末永和彦君)  御厨、星鹿地域に限らずで、全体的に言えることでございますけども、人口減少対策として言えますのは、若い世代に何とか地域にとどまっていただくことが第1点でございまして、さらに、一旦ほかの地域で生活されている方々に帰ってきていただくことが重要というふうに考えております。  そのためには、星鹿、御厨地域におきましては、強みであります農業と水産業のさらなる振興が必要になるというふうに考えております。  農水産物のブランド力の強化や後継者育成などを初め、若い世代にとりまして魅力ある農業、魅力ある水産業の振興を図ることが基本になるというふうに考えております。  加えまして、先ほど議員のほうから御質問がございましたような住宅対策の充実、それから情報インフラの整備を行うなど、やはり地域と行政が力を合わせて魅力ある地域づくりに取り組むことが必要であるというふうに考えております。 126 ◯ 1番(山崎誠也君)  星鹿は農業と漁業が基幹産業というか、そういうものなので、そこの魅力を上げていくということもわかるんですけども、そこを魅力上げていって若者を呼び込んでという、それは10年後、20年後に効果があらわれてくるのかなと。それまでに子どもがおらんようになって小学校なくなってくるんじゃなかとかなという、その危機感を感じるんですけども、もう自分で言うともなんですけども、私はすごく星鹿が大好きで、郷土愛があるがゆえに葛藤するんですけども、できれば、子どもには自分と同じ小学校で卒業してほしいと思うんです。しかし、この子どもを思う親の気持ちとしては、子を思う気持ちとしては、何か同級生の多い20人とか30人の中で、勉強もそうですけども、社会性とか、そういうとも勉強していってほしいなと、そがん思うわけですけども、そんな思っとる最中に、今福の梶の葉団地が建ったことで子どもが33人もふえて、その中で未就学児は29人もおって、未就学児がおるということは、その弟が、妹ができる可能性もあるですたいね、もっとね。そしたら、うらやましいなて、何か、くどいようですが、是が非でも星鹿に何かそういう施策、市の子育てのできる住宅というのを願ってしまうんですよ。私の気持ちはそうなんです。星鹿住民の気持ちもそうだと思うんですけども、それもわからんことないと思うんですけども、ぜひこの星鹿の人口減少対策、少子化対策を、住宅建設を含め前向きに、超々前向きに検討していただきたいと思うんですけども、もういいですかね、何か一言いただけないですかね。 127 ◯ 市長(友広郁洋君)(登壇)  山崎議員が星鹿、御厨も含めたところであろうと思いますが、私も市長を担わせていただきましてから、このことについては大変重要なことだというふうに思っております。  例えば、鷹島は鷹島肥前大橋、それから福島はつばき荘とか、今福は工業団地、住宅、そして、志佐、調川は魚市場の整備とか西九州自動車道の整備とかということで、それぞれの地域に重点的にこれまで仕事をさせていただいたわけでございますが、私といたしましては、退くに当たって、やはり御厨、星鹿にこの振興策といいますか、御厨・星鹿地域を何とか活性化していく、その道筋を立てなければならないと、それが大きな私としては心残りでもありまして、今、山崎議員が申されますとおり、星鹿、御厨を何とか活性化する、そのためには、やはり住宅対策が大きなポイントであるということもしっかりと捉える必要があると思いますし、また、やはり御厨・星鹿地域は農業、漁業をしっかりとして、その地域を活性化していくということが今重要であろうというふうに思っております。  このことは、私の思いといたしましては、やはり日本の縮図といいますか、日本は結局、地方と大都市の関係、あるいは農業と消費者の関係からしまして、そこがうまく回らなかったといいますか、リンクしなかったというところで現在、地方創生ということも大きな課題になっているということでありまして、やはり消費者が望む農業ということについての政策が果たしてよかったのかと、そういうことを思いますと、やはり今、山崎議員が申されましたようなことについては、この日本の地方と大都市、あるいは農業と消費者の関係をしっかりと検証して、その二の舞にならないような御厨・星鹿地域の振興ということにつなげる施策をしっかりと構築していただきたいと、このことについては新しい市長にも、特に今申しましたように、御厨・星鹿地域の振興策ということについては、私が対策を講じることができなかったと、そういう思いについてはしっかりと新しい市長に申し上げて、頑張っていただくといいますか、政策を展開していただければなという思いを持っているところでございます。(降壇) 128 ◯ 1番(山崎誠也君)  そうなんですよね。この御厨と星鹿というのがちょっと何かこう手薄いような感じがして、置き去りにされているんじゃないかなと感じたもので、今回これ言おうか言うまいか迷ったんですけども、市政概況報告とか3月の市政方針というので、以前、僕が議員になってすぐぐらいのときに先輩が、市のことはここの中にぎゅっと詰まっていると、漏れていることもありますけど、ぎゅっと詰まっているということで、僕この中の地域がどれくらい取り上げられているのかというのをことしの3月、1年間だけですよ、その時期的なものでいろいろあるかもしれないですけど、地域的なものを取り上げて数えていってみたんですよ。そしたら、鷹島が30、ちょっと北の方というんですか、東のほうから言ってきますけど、鷹島が30回出てきました。福島が29回、今福が25回、調川が26回、志佐が66回、御厨が13回、星鹿、青島含めた星鹿が16回なんですよね。地域的に、これに取り上げられた地域でも。だから、何かちょっと手薄いなとすごく感じて寂しいんですけども、もっと友広市長がおらすときにもっと、今までの4年間の中でもっとこう、僕の訴えも薄かったというか、弱かったと思うので僕も反省しています。今度新しい市長にいろいろお願いしていかんばと思います。  次に行きたいと思います。続きまして、「水難事故対策について」です。  この質問につきましては、前回ちょっと聞き漏れた点がございまして、何点かお尋ねします。  松浦市の消防にて水難救助業務が5年計画をもとに今から平成33年までに開始されるとの前回回答をいただいたんですけども、それは徐々に人員を追加していくとのことでした。ということは、もう初めのうちから何名かは隊員としておられるわけなんですけども、水難救助業務の開始というのは、やっぱり全員そろってからの平成33年からが妥当なんでしょうか。 129 ◯ 消防長(石井英治君)  ただいま議員からの出動するタイミングはいつごろかという御質問でございますが、隊員が潜水をいたしまして安全に作業を行うためには5名の要員が必要となってまいります。常時5名の潜水隊員を確保するためには、片隊8名、両隊で16名の隊員を養成する必要がございます。このことから、完全な業務運用は5年後からと考えております。  また、来年度以降は毎年4名程度の隊員を養成していくこととしておりますが、最低2年ないし3年の技術的な訓練を積まなければ現場での活動は不可能と考えております。  このことからしまして、潜水業務の完全運用までの間に水難事故が発生した場合には、その時点で一定の技術、経験を有する潜水隊員が5名確保されれば対応が可能と考えております。よりまして、二、三年は最低必要でございますので、3年ないし5年までに到達するまでの間におきましては、5名が確保できれば対応可能と考えております。  以上でございます。 130 ◯ 1番(山崎誠也君)  わかりました。また、水難救助が開始されるに当たり、開始されれば、先ほども言われましたけど、定期的な訓練、持続的な、継続的な訓練というのが必要になってくると思うんですけども、松浦には残念ながら訓練の施設というものがありません。その辺はこれからどうクリアしていかれるのでしょうか。その場所とか、あと訓練の期間、間隔とか、そういうのはどうなんでしょうか。 131 ◯ 消防長(石井英治君)  その件につきましては、現在主に御厨町の大崎海水浴場の外海で訓練を行っていますが、今後につきましては、川、ため池など、さまざまな事故を想定いたしまして訓練を実施していく計画でございます。潜水隊の水難救助業務を円滑に遂行することを目的といたしまして、松浦市消防本部水難救助活動実施基準というのを施行しております。  この中で、訓練につきましては、年間を通じまして継続的に行うものとしており、現在の段階では月2回の訓練を継続的に行う予定でございます。そうした中で、必要であれば佐賀県の消防学校の潜水の施設、あるいは隣の伊万里消防とかは川などでやっておりますので、あわせて合同の訓練を計画いたしております。  以上でございます。 132 ◯ 1番(山崎誠也君)  お隣の佐賀は水難救助にはすごく力を入れているんですけども、例えば、県内で隣接した佐世保市とか平戸市にもまだ水難救助業務というのはないと思うんですけども、そこで何か事故が起こった場合、松浦市で水難救助業務が開始されていれば、例えば要請があった場合でも行政間を越えて出動することもあるんでしょうか。 133 ◯ 消防長(石井英治君)  ただいまの御質問でございますが、消防関係では、長崎県下10消防本部間で長崎県広域消防相互応援協定が締結されております。その中で、火災、救急救助、その他災害の応援要請について規定がありますので、出動要請があった場合には、要請時における当消防本部の管轄区域の警備、業務に支障等がなければ出動することが可能と考えております。  ただ、当本部の管轄区域外でありますので、潜水隊の完全運用、要するに5年後からの対応になるかと考えております。  以上でございます。 134 ◯ 1番(山崎誠也君)  また、例えば今、今というか、5年後に車が海に落ちたよ、それで119番で通報を受ければ水難救助として隊員が駆けつけると思うんですけども、例えば、もう既に水中に車が落ちているのを人が発見して、119番じゃなくて110番で警察に連絡が行った場合とかでも、これは水難救助隊員が出動するような形になるんでしょうか。 135 ◯ 消防長(石井英治君)  ただいまの御質問でございますが、関係機関からの出動要請につきましては、消防の管轄区域であれば基本的には出動要請に応じることとなります。ただ、救助活動を基本としておりまして、救助を必要とするものが行方不明、または生存の見込みがないもので、覚知した時点で既に72時間を経過した事案につきましては捜索活動となるため、取り扱いはないことになります。がしかし、そのときの状況に合わせまして判断することと考えております。  以上でございます。 136 ◯ 1番(山崎誠也君)  前回ちょっと聞き漏れたことは全て聞きました。  また、ちょっと気になったことがあれば次回にでも聞きたいと思います。  水難救助業務が今後開始されるということで一人でも多くの方の命が救われることを期待しています。  また、隊員さんにおかれましても、まずは自分の命が大事なので、十分に気を張って業務に当たられますようお願いします。  次に行きたいと思います。続きまして、最後に「御厨港埋立地の活用について」ですが、これもたびたび質問に出してきましたが、ちょっと自分の理解が乏しいのか、まだ僕が、自分がわかっていません。これがちょっと最後の質問なんで、わかるまで教えてほしいんですけども、御厨の埋立地というのは、見た目はもう全部泥が入っていて埋立地完了しているように見えるんですけども、あそこに市民が入って、前回の回答ではゾーン分けをしてコミュニティゾーンに、公民館の移設候補地であるとか、緑地ゾーンが防災緑地でヘリが着けるようなところとか、経済活動ゾーンについては、民間の力を活用して何かできないかというのを聞いているんですけども、そういうのが完全にできるまでのめどというのはどれくらいを想定しているんでしょうか。何年先を見ているんでしょうか。 137 ◯ 政策企画課長(末永和彦君)  松浦港、御厨地区の埋め立て用地の関係でございますけども、まず全体的な埋め立て用地のスケジュールを申し上げますと、今年度に入りましてようやく埋め立て事業のほうが完了いたしております。今現在、竣工認可の手続がとられておりまして、来年度、平成30年度に土地として正式な登記がなされるというふうに伺っております。  今後のスケジュールの関係でございますけども、防災緑地ゾーンとコミュニティゾーンに分けて答弁したいというふうに思っております。  私のほうからは、防災緑地の関係を申し上げたいというふうに思っております。  県に確認いたしましたところ、防災緑地の整備につきましては、国の補助事業を活用いたしますので、この補助事業との絡みもございますけども、最短で平成31年度に事業着手見込みということでございました。あわせまして、事業の期間につきましては、同規模の整備実績から推測して、おおむね3年から4年ぐらいはかかるのではないかということでございました。  なお、議員おっしゃいます開放といいますか、利用の関係でございますけども、そのことにつきましては、やはり安全対策、安全確保第一でございますので、基本的に整備が完了するまでは開放しないということでございました。 138 ◯ 生涯学習課長(近藤寿一君)  コミュニティゾーンによるいわゆる御厨の支所というか、御厨の公民館の関係でございますけど、今のそういうふうな計画はございますが、まだ全体的な配置の中での整備の中身がまだ具体的に固まっていないところと、一つは、やっぱり財源の確保というのがございますので、現段階で何年度にそのあたり整備をしていくというところの明確な回答はできませんが、具体的に今後は財源の確保に努めながら検討してまいりたいと思っております。 139 ◯ 1番(山崎誠也君)  そしたら、もう公民館も含めて、あと何年、何十年かかるかもわからないということなんですね。最短でとか、最短であと何年とか、最長で何年以上はかかるよというのも全然わからないんですね。(発言する者あり)わからないんだったらいいんですけども。  そしたら、もう一つ聞きたかったのが、完成までのイメージというのがちょっと僕はわからなくて、完成までのスケジュールというのはどうなっているんですかね。例えば、あそこの埋立地に公民館をしますよ、防災緑地、経済活動ゾーンというのをしますよ、それが完全にどかんとできないと、あそこは誰も入られないのか、それか、公民館はできないけども、そこだけ入られないようにして防災緑地だけ入られるようにするのかとか、それか、一個ずつ、3つに分けられていますけども、できた順に市民に開放していくのかというのは、そういう段階的なスケジュールというのはどうなるんですか。 140 ◯ 政策企画課長(末永和彦君)  全体的なスケジュールがまだ固まっておりませんので、具体的なことは申し上げられませんけども、仮にコミュニティゾーンが先行して整備をするということになりますと、管理が県のほうから市のほうに移ります。したがいまして、市の判断によって安全が確保されれば、それを、コミュニティゾーンのほうを先行して開放するということは可能でございます。  したがいまして、今議員がおっしゃいましたように、コミュニティゾーンとか緑地ゾーンとか、全ての整備が終わらないと全てが開放できないというものではございません。 141 ◯ 1番(山崎誠也君)  まだ全然、ふわふわっとしとってわからないということですね。計画も立てていないのでわからないということで、これから計画を立てていってください。  そして、経済活動ゾーンなんですけども、それもちょっと、今の質問とかぶるかもしれないですけど、かぶってはいないか。どういうものがあったらいいのかなとか、どういうイメージで経済活動ゾーンに、あそこイメージされているのかなというのがちょっと気になったもんで、お尋ねします。 142 ◯ 政策企画課長(末永和彦君)  昨年作成いたしました松浦港埋立地の土地利用計画というのがございまして、この中では、経済活動ゾーンにつきましては、先ほどお話がありましたように、松浦市が誇ります水産業とか農業、この振興を図るために産品の集荷、貯蔵機能、または物流の中継基地的な機能を備え雇用を生み出すような施設といったイメージをいたしております。  いずれにいたしましても、経済活動という位置づけでございますので、民間の活力を主体にしながら市が必要に応じて支援をしていくと、そういったイメージを持っております。 143 ◯ 1番(山崎誠也君)  大体わかりました。  何にせよ、あそこを、ちょっとこの項目を入れたのは、あのままちょっとほったらかされるんじゃないかなという不安がありまして、今の答弁を聞く限りでは、もしすんなり行けば、平成30年に土地としての、埋立地なんで、土地として国土としての登記が済んで、それから県や国にお願いして、国の補助金をいただいて工事が、防災緑地がなされていくということですよね。そういうことですね。わかりました。  じゃ、割とすんなり行けば早く行くんですね。わかりました。ありがとうございます。  そういう思い、今見た目でも本当に起伏があってですたい、起伏があってセイダカアワダチソウのぽんぽんぽんぽん生えてカラスも何十羽かおって、すごく何か不気味な感じのように見えるので、すごく不安だったので入れたんですけども、わかりました。ありがとうございます。  本当にあそこは御厨の方だけではなくて、星鹿の人もどうなっていくのかという期待していますので、早くできることをお願いして、質問の全部を終わります。  また、最後になりますが、市長におかれましては、3期12年ですね、お疲れさまでした。  議会に私入れさせていただきまして、行政に触れ、友広市長の偉大さを知らされました。友広市長とともに4年間、4年間ですが、松浦の発展のために働けたことは、また、友広市長には私の結婚式でも祝辞をしていただいたことは自分の誇りになります。任期もまだあと2カ月ほど残っていますが、本当にお疲れさまでした。  これで、私の一般質問を終わります。    (山崎議員 一般質問席 降壇) 144 ◯ 議長(高橋勝幸君)  以上で山崎議員の質問を終了いたします。  本質問者の残り時間は7分です。これより関連質問を行います。ありませんか。──なければ、以上をもって山崎議員の一般質問並びに関連質問を終結いたします。  以上で本日の日程を終了いたしましたので、本日はこれにて散会いたします。       午後3時18分 散会 ───────── ◇ ───────── この会議録の全ての著作権は松浦市議会が保有し、国内の法律または国際条約で保護されています。 Copyright (C) MATSUURA CITY ASSEMBLY MINUTES, All rights reserved....