松浦市議会 > 2014-12-08 >
平成26年第4回定例会(第2号) 名簿 開催日:2014年12月08日
平成26年第4回定例会(第2号) 本文 開催日:2014年12月08日
平成26年第4回定例会(第2号) 本文 開催日:2014年12月08日
平成26年第4回定例会(第2号) 名簿 開催日:2014年12月08日

  • 小林市(/)
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  1. 松浦市議会 2014-12-08
    平成26年第4回定例会(第2号) 本文 開催日:2014年12月08日


    取得元: 松浦市議会公式サイト
    最終取得日: 2022-12-10
    ▼最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1        午前10時 開議 ◯ 議長(鈴立靖幸君)  おはようございます。  出席議員は全員であります。  松浦高校より、写真撮影許可願が出ておりますので、これを許可いたしております。  これより、議事日程第2号により本日の会議を開きます。  日程第1 市政一般質問 を行います。  さきにお手元に配付しておりました質問通告表によりまして順次登壇を願いますが、ここで念のため申し上げます。  登壇順位につきましては、  1番・神田議員    2番・高橋議員  3番・久枝議員    4番・川下議員  5番・安江議員    6番・宮本議員  7番・森田議員    8番・山崎議員  以上の順序となっております。  質問要領につきましては、質問時間は答弁を含めて1人60分以内とし、関連質問は、本質問者と同一会派に属する議員にのみ認めるものとし、本質問者の時間の範囲内で、1人当たり5分以内、今会期中1回限りとなっております。  また、関連質問は、本質問者の質問要旨に直接かつ具体的に関係のあるもののみ許可することといたしております。  発言に当たっては、初めに関連する事項を明確に指摘されますようお願いいたします。  それでは、質問順位に従い、3番・神田議員の登壇を願いますが、質問方法は一問一答方式となっておりますので、よろしくお願いいたします。  (神田議員 一般質問席 登壇)(拍手)
    2 ◯ 3番(神田 稔君)  皆さんおはようございます。  今回、一般質問第1番目となっております。野球でいいますと、1番バッターは、ヒットを打つ確率が高い選手を選ぶというふうに言われております。私も、きょうはヒットを打てるように頑張ってまいりたいと思いますので、よろしくお願いします。  さて、10月18日から20日に開催されました長崎がんばらんば国体なぎなた競技では、少年女子演技の部で松高生の鶴田・末竹組が優勝、また、成年女子演技の部でも萩原・浜崎組が優勝、さらに試合競技では福田、萩原両選手の大活躍により3位と、結果、総合2位というすばらしい成績をおさめられました。本当に選手の皆さんに感動を与えていただきました。大変お疲れさまでした。  しかし、この選手の活躍のほかに、このすばらしい成績の陰には、市民の大応援があったこと、また、なぎなた競技を支えてくださった競技役員、それから補助員、そして協力員、特に補助員として活躍されました志佐中学校、それから松高の生徒さんたち、そして、一般ボランティアの皆様の清掃活動など、市民総出の市民が一体となった国体だったと感じております。このことは、絶対忘れてはならないと思ったところでございます。  私も国体誘致に携わった元職員として大変うれしく思いますし、今後、松浦活性化のため、市民一体となったまちづくりに私自身、頑張らなくてはならないと思ったような国体でした。  それでは、通告に従い、1番目の「総合福祉保健センター──仮称でございますけれども──建設について」御質問をいたしたいと思います。  この件につきましては、平成18年に庁内におきまして検討会議が開催され、その後、市長からの諮問を受ける形で松浦総合福祉保健センター建設検討委員会が設置された経緯がございます。  平成19年に建設検討委員会から市長への答申が行われ、今日まで7年という年月が経過しております。  この件につきましては、今、申し上げましたとおり、7年という年月が経過しておりますので、当初からの経緯について市民皆様に再度周知する必要を感じておりますし、建設に向けた第一歩が踏み出せるよう期待を込めて質問をいたしますので、よろしくお願いします。  まず最初に、平成19年3月に松浦総合福祉保健センター建設検討委員会が設置されておりますが、設置に至った経緯についてお伺いいたします。 3 ◯ 福祉事務所長小林一成君)  お答えいたします。  総合福祉保健センター(仮称)の建設につきましては、建設検討委員会がありまして、そこで平成19年に策定されました松浦総合計画におきまして、「保健・医療・福祉を一体的にとらえ、市民が元気に、健康にすごせるまちをめざす」と明記されました。  このことを受けまして、建設に向けた協議が始まったもので、平成19年3月29日に建設検討委員会を設置したものでございます。 4 ◯ 3番(神田 稔君)  ありがとうございます。  それでは、19年に市長から建設検討委員会に対する諮問がありましたけれども、この内容はどういうものだったのでしょうか、お伺いいたします。 5 ◯ 福祉事務所長小林一成君)  諮問の内容でございますが、総合的な保健と福祉の核となる施設の整備を行うとともに、医療との連携を視野に置いた行政サービスの充実を図ることを目的としており、この目的のためにどのような施設整備が必要か、どのような施設整備が求められているかの検討と、整備に当たっての基本的な構想の提言をお願いしたいという内容になっております。 6 ◯ 3番(神田 稔君)  ありがとうございます。  それでは、市長から諮問を受けて数カ月、期間をかけて建設検討委員会の中で練られたというふうに思っておりますけれども、建設検討委員会の中の意見はどういう内容だったんでしょうか、お伺いいたします。 7 ◯ 福祉事務所長小林一成君)  お答えいたします。  建設検討委員会は5回開催されております。その中でいろんな御意見をいただいております。幾つか申し上げます。  子どもから高齢者まで誰もが集いやすい場所と施設であること、適度な広さの駐車場を確保すること、長期的な維持管理を視野に置いた施設整備を行うこと、健診──健康診断ですが、これに対応できる施設整備とする、母子や障害者の方がくつろげるような部屋の整備、設置を行うこと、それから、多目的に活用できる会議室の設置など、このほかにも多くの御意見をいただいております。  以上です。 8 ◯ 3番(神田 稔君)  いろいろ出ておりますけれども、建設検討委員会から出された意見を集約した答申内容というのが出ておると思いますけれども、その内容についてお伺いいたします。 9 ◯ 福祉事務所長小林一成君)  答申の内容についてお答えいたします。  施設整備に当たっての基本的な考え方としまして、市民のために効果的、効率的な保健サービス、高齢者や障害者の自立支援、福祉団体活動支援に資する活動拠点として市民の方が気軽に集い、触れ合い、交流し、健康増進と福祉の向上につながる保健福祉拠点施設とするとなっております。  なお、建設場所につきましては、利用者の交通手段や利便性を考慮し、市役所周辺が適当であるというふうになっております。 10 ◯ 3番(神田 稔君)  今、言われたとおり、建設検討委員会の集約された答申内容としては、基本的には市民の保健福祉サービス及び健康づくりの拠点とした施設整備という答申であったというふうに理解をいたしております。  しかしですね、この総合福祉保健センター建設については、松浦総合計画基本構想に一部上げられているだけです。  市長、ここだけに、ここに上げられておりますけど、ちょっと読んでみます。  「誰でも安心して日常的な生活をおくれる社会づくり基本理念であるノーマライゼーションのもと、障害者福祉、低所得者福祉、母子(父子)福祉の充実をはかるとともに、保健・医療・福祉が連携した核となる施設整備をすすめ、地域の社会福祉充実につとめます。」というふうに、この基本構想の中にはうたわれておるんですけれども、これだけで全然、基本計画、それから実施計画の中には上がっておりません。  もうそろそろ本腰を入れてですね、検討に入る時期に来ているんではないかというふうに私自身考えております。  市長は、本年6月議会の木原議員の総合福祉センターの質問で答弁をされております。そのときの答弁内容をここでちょっと紹介させていただきます。  内容としてはですね、「市民皆様の利便性を考えて、子どもから高齢者の方まで幅広く利用していただける保健、福祉、医療の拠点、そして、コミュニティーづくりの拠点としての機能を持たせた市民総合プラザ的施設を構想として持っております。御承知のとおり、消防署を移転することといたしておりますので、当該地を福祉ゾーンとして設けまして、今申し上げた構想と、平成19年度に総合福祉保健センター建設検討委員会がまとめられました構想がございますので、その構想とをすり合わせて、新たに将来を見据えた基本構想基本計画の策定に着手し、この市民総合プラザというものにつきましては、将来を見据えた事業としての道筋をつけたい」と答弁をされております。  このことを受けまして、市長に3点ほどお伺いをいたしますけれども、まず1点目といたしましては、基本構想基本計画の時期についてはいつごろを考えられているのか。それから、2点目としては、建設場所はどのように考えられているのか。3点目、子どもから高齢者の方まで幅広く利用していただける保健、福祉、医療の拠点、そして、コミュニティーづくりの拠点としての機能を持たせた市民総合プラザ的施設を構想として持っていると答弁されていますが、具体的なお考えをお聞かせいただければと思っております。  よろしくお願いします。 11 ◯ 市長友広郁洋君)(登壇)  おはようございます。  総合福祉保健センター、仮称でございますけれども、この建設の基本構想基本計画の策定に当たりましては、ただいま福祉事務所長がお答えいたしましたように、建設検討委員会から答申をいただいておりますので、それを基本としながら、近年の福祉を取り巻く環境の変化、特にこの少子・高齢化の急速な進行、2つ目には世帯構成の変化や価値観の多様化、それから、3つ目といたしましては、住民相互のつながりの希薄化などで地域での相互扶助機能の低下があるわけでございます。  また、東日本大震災によりまして、この地域の支え合い、助け合い、ボランティア活動など、人と人とのきずなによる地域福祉コミュニティーの構築の重要性が再認されたところでございます。  私といたしましては、これらのことを踏まえまして、議員御指摘のようにですね、子どもから高齢者の方まで多くの市民の方々に気軽に幅広く利用していただける保健、福祉、医療の拠点、そして、それに加えまして、交流、コミュニティーづくりの拠点となる機能を持つ複合的な施設、すなわち市民総合プラザ、そういうものを建設したいと考えているところでございまして、御質問の基本構想基本計画の策定の時期につきましては、今、いろいろな大型事業を抱えておりますので、その大型事業の進捗を見ながら、できるだけ早い時期に、その策定に取り組めるように今後検討してまいりたいと、このように思っているところでございます。  この建設場所につきましては、社会福祉センターの老朽化もございますので、この社会福祉センターの老朽化も視野に入れて消防署を移転することといたしましたので、その消防署の跡地一体を福祉ゾーンという形に設定をいたしまして、今後、市議会、関係団体と協議をしてまいって正式に場所の決定はしたいと、このように思っておりまして、先ほどお答えいたしましたように、子どもから高齢者の方まで多くの市民の人たちが保健、福祉、医療を初めとして、交流拠点、そこでも時間が過ごされるようなコミュニティーの拠点というものに仕上げてまいりたいと、このように思っているところでございます。(降壇) 12 ◯ 3番(神田 稔君)  大型事業を控えられているのは、私も承知をしております。できるだけ早く基本計画に盛り込めるようにお願いをしたいと思います。  実は市議会としても、保健、福祉、医療の総合的な施設の必要性を感じ、9月に文教厚生委員会で北海道の新十津川町へ行政視察に行ってまいりました。  奈良県の十津川村、これの──明治18年ごろに大水害が起きて、もう家も土地もどうしようもなくなって北海道に移民された方が新十津川町に今おられるそうです。今でも奈良県の十津川村とは交流があるということで、お聞きをしております。  ここの総合健康福祉センターなんですが、名称が「ゆめりあ」といいまして、この名称は、町民の夢がぎっしり詰まった施設となるよう、皆で育み、活用していこうという願いを込めて名づけられたものだというふうにお聞きしました。  この施設につきましては、今、うちにあります文化センター保健センターを兼ねたような施設でございまして、町民が健康で明るく生活をするために必要な保健や予防、それから健康的な身体づくり生きがい学習の助長、介護・福祉サービスに関する助言のほか、障害者や高齢者の自立した生活の維持を側面から支援できる機能を持った複合施設として建設をされておりました。  また、健康福祉センター内にはですね、町民の利便性を図るために保健福祉課、それから、社会福祉協議会在宅介護支援室が設けてありまして、細やかな行政サービスが行われていると実感したところでございます。  ぜひ松浦の全ての市民が望む建設構想に向けて、一刻も早く行動されることを要望しまして、このことについては終わりたいと思います。  第2点目でございます。「人口減少対策について」質問をさせていただきたいと思います。  人口減少問題につきましては、我が松浦だけてはなくて、全国的に大きな問題となっております。5月に日本創成会議が発表した報告によりますと、896市区町村が消滅するおそれがあると警告を行っております。  松浦においても平成18年3月から平成26年3月の8年間に、3,079人の人口減少が生じております。  また、平成25年11月に九州経済調査協会からいただいた資料の松浦の将来人口、これによりますと、5歳から14歳の人口は、2010年の国勢調査時点で2,347人だったものが2035年には半減いたしまして、1,100人程度になる見込みとのデータがあります。  また、生産年齢人口ですけれども、これは15歳から64歳までですけれども、2010年時点で1万4,237人だったものが2035年には7,000人程度になる見込みという、これもデータが出ております。  危機的な状況であり、すぐにでも対策を講じなければならないと思っております。ただですね、行政が何もしていないとは私は思っておりません。人口減少対策の一環として、いろいろ施策を打ち出されていることは承知をいたしております。  まず、子育て支援としては医療費の助成であるとかですね、保育料の軽減、それから、学校給食費の助成がありますし、また、定住とか移住促進につきましては、定住奨励金であるとか、賃貸住宅入居費補助金であるとか、それから、定住促進住宅家賃減額制度など手厚い施策を行っておられます。この2点については、ある程度評価できる数字が出ておりまして、ゼロ歳児から就学前の子どもの数は、ここ5年間、大体横ばいの状況が続いているというデータがございます。  こういうデータがあるにもかかわらず、人口減少は一向におさまらないというのが現状ではなかろうかというふうに考えております。  としては、この人口減少の要因等は何だと考えられているのか、また、要因等について調査、分析をされたことがあるのかどうか、お伺いをいたします。 13 ◯ まちづくり推進課長(末永和彦君)  おはようございます。  人口減少対策についての御質問でございますけれども、これは申し上げるまでもございませんけれども、人口減少につきましては、いわゆる出生数が死亡数を上回ります自然減という分、それから、転入数が転出数を上回ります社会減、この2つがございまして、一般的には、未婚化でありますとか、晩婚化によります少子化、それから、若年層の都市部への流出、これが要因となっております。  先ほど議員のほうからも御紹介がございましたように、私どもの松浦におきましても、合併した平成18年からことしまでに約3,000人以上がですね、人口減少がいたしております。このことを先ほど申し上げましたその社会減、それから自然減、それぞれからちょっと若干数字を見てみますと、8年間の年の平均でございますけども、転入者数が約780人、それから、転出者数が約1,020人でございまして、差し引き社会減が約240人という状況になっております。  それから、もう1点のほうですけれども、自然減のほうですけれども、出生数が約200人、それから、死亡数が約350人ということで、自然減が約150名で推移をしている状況でございまして、やはり松浦におきましても国同様ですね、少子化でありますとか、都市部への人口流出、これが要因になっているものというふうに考えております。  それから、初日の市政概況報告の中で市長のほうから御報告いたしましたように、今現在、まち・ひと・しごと創生法、これが成立いたしまして、地方版のまち・ひと・しごと総合戦略というものを策定するように、今現在、準備を進めております。  それで、今現在ですね、その策定に向けまして人口動向の分析でありますとか、あるいは将来人口推計に、今現在、着手をしておるという状況でございます。このことがですね、今の総合計画が28年でございますけれども、この次期総合計画策定へのやっぱりアプローチになるものと、そのように考えております。 14 ◯ 3番(神田 稔君)  ありがとうございます。  転入より転出が多いというのは私もわかっておりまして、出生より死亡数が多というのもわかっております。  わかっているんですけど、例えばですね、要因として、生産年齢の転入より転出が多いという結果が出たとします──出ていますね、はっきり言って。その要因は何なのかというのも分析する必要があろうかというふうに思っております。松浦に住みたいけど雇用の場がないとか、松浦に魅力がないとか、いろいろ要因があると思います。要因分析をすることにより、おのずと松浦がとるべき施策が見つかると考えております。とにかくよろしくお願いしたいと思います。  私は6月の一般質問の中で、子育て支援についてお尋ねをいたしました。市長はその中で、「子育てに関する総合的な内容について、現在、全庁的に検討を進めている。できるだけ早い時期にその内容をお示ししたい」と答弁されておりますが、このことも含めてですね、市長、今後、松浦として、人口減少問題に対する対策をどのように進めていこうとされているのか、お伺いをいたしたいと思います。 15 ◯ 市長友広郁洋君)(登壇)  先ほどまちづくり推進課長から詳しく御説明をしたところでございますが、要因を一口で申し上げますと、1つは働く場所がないということによって転出数が多いということと、やはりこの若い、結婚、子育てをされる世帯が松浦に多くおられないということから、亡くなられる方が多いということでございまして、やはり今後は働く場の確保ということが1つと、そして、市内に住んでいただくということが柱でなければならないと、このように認識をいたしているところでございまして、具体的に申し上げますと、これまで、先ほど神田議員が申されましたとおり、住宅取得奨励などの定住促進事業と、それから、あわせて子育てがしやすい環境の整備に取り組んできたところでございますが、今後は生活に、より多様な場面でも住みよいということをこの市内で感じていただけるようなまちづくり、一口で言いますと、住みたい、そして、住み続けたいと思われる地域づくりをする必要があろうと、このように思っているところでございます。  そこで、このことは喫緊の課題というふうに認識をいたしておりまして、現在、住みたい、住み続けたいまちづくりに取り組むために、基本理念や基本施策を条例として制定するために、今、準備を進めているところでございます。  そして、この条例の柱はやはり、この出産、子育て、そして、仕事の確保といいますか、そういう形をとりまして、松浦での暮らしを総合的に支援できるような財政的支援人的サポート支援の2つを柱として、新たな政策についても、現在、庁内で検討を行っておりましてですね、先ほど喫緊の課題であるということを申し上げましたので、このことについては十分中身を充実させまして、3月の議会にこの条例を提案させていただき、議会で御審査をいただければと、このように思っているところでございます。(降壇) 16 ◯ 3番(神田 稔君)  ありがとうございます。  行政のほうはもう取り組みに入られているというふうに理解をしております。とにかく松浦に住んでよかったということと、松浦で家庭を持って子どもを育てたいという、やっぱりこれが一番必要ではなかろうかと思っていますし、そういう、思っている人はたくさんいると思うんですよね。ただ、市長もおっしゃられたとおり、雇用の場がないということでございます。  きょうは、ちょうどいいところに、松高の生徒さんたちがたくさん議会の傍聴にいらっしゃっていますので、ちょっと生徒さんにメッセージを送りたいというふうに考えております。  生徒の皆さん、この松浦の未来はあなたたち若者に託されております。ぜひ自然豊かな松浦に残り、家庭を持ち、子どもを育ててみてはいかがでしょうか。そして、男女問わず政治に興味がある方、そして、松浦活性化のため頑張ってみたい方、ぜひ松浦市議会議員に立候補してみてはいかがですか。立候補は、満25歳で立候補できます。私たちは皆さんを待っております。どうぞ頭の隅に置いとっていただければというふうに思います。  少し横道にそれましたけれども、ここで市長のほうに提案をさせていただきたいのですが、この人口減少の要因を調査分析することにより現在抱える課題を抽出し、この結果に向けた施策を検討することにより今後、松浦が取り組むべき実効性のある施策をあわせて検討するチームの必要性を感じております。  この人口減少問題については、これから全庁を挙げて取り組む課題だというふうに考えております。  そこで、庁内の若手職員中心の人口減少問題対策プロジェクトチームを設置したらどうかというふうに思いますが、市長の見解をお伺いいたします。 17 ◯ 市長友広郁洋君)(登壇)  神田議員から松高の生徒の皆さんにエールを送られましたので、私からも同じエールを送りたいと思います。  人口減少対策ということについては、全庁的に取り組む必要があるということは申すまでもないわけでございまして、私は、人口減少ということよりもですね、住みたい、住み続けたいまちづくりということに視点を置いて前向きな取り組みをする必要があろうと、そういう認識を持っておりまして、このことについては、推進本部を設置して、全庁的な取り組みをしてまいりたいと、このように考えているところでございます。  そして、この推進本部というものは、やはりつくることが目的じゃなくて、実効性といいますか、推進本部で具体的なその取り組みをしていくということが必要であろうということから、作業部会等を設けてですね、下部組織を設置するなどをしたほうがよいというふうに考えておりまして、議員が申されましたように、やはり若い世代の職員の意見、あるいはアイデアを生かせるような、当然、自分たちのこのまちを自分たちがつくっていくという、そういうやる気が出せるような体制をとって、このことについては、先ほども喫緊で松浦市政にとっては最重要な課題であるということを、しっかり全庁的に全職員が認識をして、オール市役所といいますか、オール市民といいますか、そういう形でこの問題については取り組んでまいりたいと、このように思っているところでございます。(降壇) 18 ◯ 3番(神田 稔君)  ぜひ全庁挙げてですね、取り組みをお願いしたいと思います。  先月──先々月ですかね、10月だったですかね、人口減少に歯どめをかけ、東京への一極集中を是正するため、出産や育児をしやすい環境づくりや地方での雇用創出をするためのことを基本理念に掲げた、地方創生法が成立いたしました。このことは、地方がみずから考え、責任を持って取り組むことが重要であり、そのため、都道府県と市町村には、地域の特性を踏まえた地域版の人口ビジョンの総合戦略の策定が義務づけられると言われております。  また、解散前だったんですけれども、当時の石破地方創生担当大臣がこのようなことを言われております。「地方創生は地方の自助努力だ」と、「やる気のある自治体を後押しする」と。そのために、自治体に配分する地方交付税について、自治体の自助努力が交付額に反映されるよう制度を改める構想も表明されております。  今回の選挙後、地方創生法の詳細が明らかになってくるだろうと思っております。そのためにも全庁挙げてですね、推進本部を設置されるということでございますので、早急に設置をして今後の国の動きを見据えながら、行動を起こしていく必要があると考えておりますので、よろしくお願いしたいと思います。
     ぜひですね、人口減少問題は、今後、最重要課題と位置づけて庁内一丸となって取り組んでいただけるようお願いを申し上げて、ちょっと早いですけど、私の一般質問を終わりたいと思います。  どうもありがとうございました。    (神田議員 一般質問席 降壇) 19 ◯ 議長(鈴立靖幸君)  以上で神田議員の質問を終了いたします。  本質問者の残り時間は23分です。  これより関連質問を行います。 20 ◯ 7番(武辺鈴枝君)  人口減少対策についてですが、市長もおっしゃっているとおり、まずは今現在住んでいる市民が、松浦にいて住んでてよかったなということから始めないと、よそから人を呼び込むことも大事ですけども、現在、住んでいる市民をいかによりよく暮らしていただくかというところにかかっているかなと私は考えているところです。  それで、住みたいまちづくり推進本部も立ち上げたいとおっしゃいましたけど、松浦高校の生徒の皆さんにもいろいろ意見を聞かれてみてはどうかなとは思うんですが、要因の中で、社会減、それから自然減、そういう話も出ました。それから生産年齢人口、やっぱりそこの減というのがやっぱり大きいかなと。  最終的には、私は、西九州自動車道の開通を見据えてですね、住んでもらって働きに出て行ってもらうというのも、やっぱり一つの手かなと思うんですよ。もちろん企業誘致もしなくてはいけないし、土地もありますので、東高跡地もですね。そこにも企業は来てもらいたいんですが、せっかく西九州自動車道が開通することによって福岡まで1時間、佐世保だと1時間かからないというところに松浦という土地があって、非常に災害も少ないと、ここ数年の豪雨災害等々にしてもですね、松浦は住みよいまちであるというところのアピールですね。そこら辺で、住んでもらって働きに行ってもらおうじゃないのというのも一つの手じゃないかなと思っております。  中長期的な展望とすれば出産、子育て、それから教育、そして仕事というふうに思っております。  まず、ちょっとお尋ねしたいんですけれども、教育のほうで先日、学力テストの結果が出ました。これが平均よりも上だ、下だということで、そこでどうこう言うつもりはないんですが、あの結果を受けて教育委員会としては、どういうふうに今後、対策を練ろうとしていらっしゃるか、お尋ねをいたします。 21 ◯ 学校教育課長(黒川政信君)  全国学力状況調査の結果につきましては、市長の市政概況にも盛り込んでありました。  今回はありましたけれども、平均が下回ったという報告をさせていただきましたけれども、このことについては、大変重要に受けとめておりまして、学校教育課としましても既に対策をとっております。  例えば1月に、今の学力の課題、この課題を改善する状況調査を、小学校4、5、6年、中学校1、2年に実施しまして、また、その調査を検討し、さらに学力の積み上げに役立てていきたいと考えております。  そういった方策をとろうとしておるところです。 22 ◯ 7番(武辺鈴枝君)  それでは、次に、子育て・こども課にお尋ねをいたします。  子育てに対するニーズ調査というのを前回行って、前回というか、子育て支援計画の中で行われたと思いますが、その中で、いろんなアンケートの中でいろんな結果が出ております。働きながら子育てができる労働環境の整備とか、子どもが安心して遊べる広場や公園の整備等々、こういうふうな若いお父さん、お母さんの意見をお聞きになってその後ですね、どういうふうに今後されていくのか、今、どこまでどういうふうになされているのか、お尋ねをいたします。 23 ◯ 子育て・こども課長(福守尚美君)  少子化対策という点からでも、やはり子育てしやすい環境づくりというのは大変重要だと思っておりますので、まずは保育サービスの充実というところも重要になってくるかなというふうに考えておりますので、幸い今のところ待機児童はおりませんけれども、もう少しですね、ただ預かるだけではなく、いわゆる一時保育とか、病児・病後児保育とか、そういうふうないろいろな保育に対してもニーズがございますので、そのあたりも、また今後充実をさせていきたいということも一つ今回の子ども・子育て支援事業計画の中でも盛り込んでおりますので、あとはですね、そういうところから、それと今行っております小中学生の医療費の助成等、そのほかも今後、今までの次世代育成後期行動計画の中で行ってきました事業についても検証を行っておりますので、そこも継続、拡充というところを考えていきたいと思います。 24 ◯ 7番(武辺鈴枝君)  市民総合プラザの話も出ましたので、そことちょっとうまいぐあいにかみ合わせてですね、子育ての広場という話も出ていますので、そこはやっていただきたいなと思います。  それからもう1点、子育て、教育と来ましたので生涯学習についてですね、やっぱり各公民館を核として、そのいろんな活動を行っていって生きがいを持たせるということも大事かと思っております。  公民館活動について、今後ですね、やはり足りない部分等々はあるかなと思いますが、どういうことを主体的にやっていこうと考えていらっしゃるのか、お尋ねをいたします。 25 ◯ 生涯学習課長(川上利幸君)  失礼します。  公民館活動につきましては、それぞれの地域性等もございますので、そこら辺、これまで取り組んではおりますが、皆さんが集いやすい公民館というのを目指しておりますので、集えるような公民館づくりということで、現在ですね、職員等もいろんなところで研修をしたりとかしておりますので、そういった研修をさらに積んでですね、皆さんとともに学べる公民館づくりというのを目指していきたいというふうに考えております。 26 ◯ 7番(武辺鈴枝君)  全庁挙げてやっていかなければいけないか、私もどこの課に、どういう質問をすればいいのかな、言い出せば切りがないといいますか、まあちょっとこっちに座っていたので、こっちのほうに質問をしたんですけれども。  ということですので、今後、やっぱり危機感を持って取り組んでいただいて、各課の問題を議会も一緒に共通認識をして取り組んでいっていただきたいと考えているところです。  はい、ありがとうございました。 27 ◯ 議長(鈴立靖幸君)  以上をもって、神田議員一般質問並びに関連質問を終結いたします。  ここで暫時休憩いたします。       午前10時47分 休憩 ───────── ◇ ─────────       午前11時15分 再開 28 ◯ 議長(鈴立靖幸君)  再開いたします。  休憩前に引き続き、会議を開きます。  それでは、質問順位に従い、9番・高橋議員の登壇を願いますが、質問方法は一問一答方式となっておりますので、よろしくお願いいたします。  (高橋議員 一般質問席 登壇)(拍手) 29 ◯ 9番(高橋勝幸君)  松高生がいらっしゃるかと思ったら、もうOBしか、何人か残っていらっしゃいます。OBの方々の暮らしのためにも精いっぱい働きますので、どうぞよろしくお願いします。  2番、センター高橋でございます。私を右がかってライトというふうに思っていらっしゃるかしれませんけれども、私はセンター、中庸の高橋ということで頑張っていきたいと思っております。2番ですと犠打が多いらしいです。3番、4番、5番のクリーンアップの登壇の方々のためにも、この緊張感を保って、この60分を過ごしたいと思いますので、よろしくお願いいたします。  さて、11月19日に鷹島小中学校の給食で、松浦が誇るトラフグの給食が出たということで新聞に出ておりました。これはもう生産者の方々と新松浦漁協、それから、もそれぞれ協力、連携し合って実現したそうでございます。前から私は本当に、地元の名産品、特産品というのは、地元の子どもたちが食して、そして、将来大人になったときに、その名産品のトップセールスというふうなこと、セールスマンになっていただいて、こんなおいしいものがある、こんないいところがあるというのは、やっぱり体験していただいてすべきだというふうな思いがございました。  フグについては、非常に高価でありますし、生のお刺身で食べるというのは給食では難しいのかもしれません。ということで、空揚げになさったということなんですけども、本当は、今、日本食が世界遺産ですかね、何かに登録されたりというふうなことでございます。フグを刺身にした菊盛というんですかね、すごいきれいな薄く切った刺身を盛って、それから、もみじっていいますかね、赤いダイコンを使って、あの食し方も非常に洗練された日本食の一つのきわみだと思います。本当はこういう食べ方も子どもたちに経験してもらって、フグというのはこんなにすてきなんだ、いいんだよというふうなことでやっていただけたら、ぜひともそういうふうに進化していただく、それから、市内全域の子どもたちにこういう機会を設けていただく、もう一頑張りをお願いして、質問に入りたいと思います。  さて、「九電2号機建設再開について」お尋ねをいたします。  待望の2号機再開ということがこの間から報道されております。我々が事前に知識として持っていた状況とちょっと異なり、100万キロワットが94万キロワットとか、いろんないよいよ再開に向けた最近の動きについて、説明をいただきたいと思います。どうぞ。 30 ◯ 企業立地課長(吉永弘治君)  失礼いたします。  九州電力株式会社は、平成26年度の供給計画の中で、平成24年の9月に国で策定されました新しい火力電源入札の運用に係る指針に基づきまして、入札による火力電源100万キロワットを調達するということで公表をされました。  その入札につきましては、本年7月31日に応札参加者の募集が開始され、11月19日の16時で締め切りをされております。  九州電力が公表しました資料によりますと、応札参加数は2件となっておりまして、松浦2号機及び製造業が1件ということになっております。  九州電力として松浦2号機を建設することで自社応札をされ、現在はその事務を粛々と進められている状況にございます。  以上でございます。 31 ◯ 9番(高橋勝幸君)  概略の説明いただきました。発表によりますと、100万キロワットじゃなくて94万キロワット、それから、もう1社が30万キロワット、合わせて124万キロワットの供給体制になるということでありました。  時系列的に言いますと、平成28年度に着工、4年間ぐらいの工事期間があって、平成32年度に供給を開始する、この九電2号機のほうですね。平成33年3月までというふうなことのようであります。  4年間、平成33年3月というふうに考えますと、約7年後からというふうなことなんですけども、長いようで、もうあっという間に実は来ることだと思います。  私がちょっと心配するのは、九電2号機というのは、一旦工事にかかって、そして中止をしております。これは、電力の供給事情なんかの将来的な予測を見てということのようでありましたけども、今回、この応札の状況を見ますと、30万キロワットが先行して供給されるようであります。九電2号機は、先ほど申しましたように、供給開始が33年3月まで、30万キロワットのほうは、平成29年度供給というふうになっております。  ちょっと私が心配しますのは、30万キロワット、先に先行して供給される、そのときの状況で、また延期とか中止とか、そういうことがあるんじゃないかというふうな心配をしているんですよね。  これについて、今、あなたのほうにちょっとお尋ねするのは難しいかもしれませんけれども、これは、もう応札しているということだったら、絶対これは仕事にかかるんだと、供給するんだというふうな捉え方でいいのか、もしかしたら中止、延期の可能性が多少あるのか、それについての感触はいかがでしょう。 32 ◯ 企業立地課長(吉永弘治君)  失礼します。  まず、九州電力松浦発電所2号機の94万キロワットについて、ちょっと説明をさせていただきますが、発電規模につきましては、あくまでも100万キロの発電機が据わるという計画でございます。発電所内での自家消費分とか、そういうものを差し引いて、送電線に乗せられる規模として94万キロということで応札をされている状況になります。  製造業者の30万キロワットにつきましては、九州電力へ常時供給できる、供給が可能な電力量として応札をされているという状況にございます。  中止、延期の可能性があるのかということでございますが、これにつきましては、九州電力株式会社としては、平成26年3月の27日に決定をされております平成26年度の供給計画に基づいて実施されるというふうにとしては考えておりますので、そういうことはない方向で行くんではないかと考えております。 33 ◯ 9番(高橋勝幸君)  工事費については、1,500億円から2,000億円というふうなことを聞いておりますけども、この辺についてもなかなか不確かな数字でしょうけども、我々が知りたいのは、地元、この松浦にどれくらいお金が落ちてというふうなことを知りたいわけですね。  だから、1,500億円の何パーセントは少なくともいろんなことで落ちるだろうとか、先の長い計算ですから、いろいろそれぞれビジネスも展開したい、そういうときの目安になる数字というのは、できるだけ欲しいわけです。  その数字的なお話と、それから、3月の報道によりますと、どういう発電機を据えつけられるかということ、最新技術導入の超々臨界圧方式とか、そういう表現の発電方式だというふうなことを伺っております。それについても、どういう状況にあるか、お知らせできる部分をお願いいたします。 34 ◯ 企業立地課長(吉永弘治君)  失礼いたします。  今回応札をされた松浦2号機の応札価格等については、公表をされておりませんので、費用等については断言できるものはございませんが、平成13年当時に公表された投下額は2,000億円ということでありましたので、その程度の投下額はあるのではないかと思っております。  発電方式のこともお伺いになっておりますので、発電方式でございますが、石炭を燃料とする火力発電としか応札結果には出ておりません。これは参考でございますが、平成13年当時の着工時に計画された発電方式は、USCと言われる高効率微粉炭火力発電というものでございまして、その発電方式の中身等については、来年の2月に落札決定後に発表されるのではないかと思っております。 35 ◯ 9番(高橋勝幸君)  先ほども少し申し上げましたけれども、建設に伴う地元経済への波及効果、これが非常に関心のあるところです。これを最大化するためのいろんな研究チームとかつくって、できるだけ地元でお手伝いする部分はないかとか、そういうふうな研究チームということぐらいじゃ遅いのかもしれないけれども、とにかくここはもう建設の再開ということで、当初、もう40年近く前に、もう一回、270万キロ建っているわけですよね、今現在に至っている。  そのノウハウはいっぱい我々持っているはずだから──我々といいますか、役所のほうもね。今、振り返ってみれば、もっとあのときこういう手を打っていたら、地元にもう1社、関連会社ができたかもしれんとか、いろんな反省できる点もあるかと思います。そういうことについての意思を統一するためにも、ぜひ今の段階で研究チームを発足させる。  それから、先ほど私、いろいろお尋ねしましたけれども、いろんな情報をできるだけ収集していただいて、積極的にこれを開示していただいて、いろんな企業家の方々にも資することができるような状況であってほしい。  市長はもう40年も前になりますかね、今の現在稼働している発電所の立ち上げの当初からいろいろかかわって取り組んでこられたというふうな経緯がございます。もう市長自身は、いわゆる九電、電発に対するパイプというのは、もうしっかりしたものを持っていらっしゃるだろうけども、もう既にこれだけたって、個人的なパイプは持ってあるかもしれんけれども、各課長、係長、みんなのほかの方々のパイプというのは、あんまり私としては、それぞれの交流は深いというふうな印象は持っておりません。  ぜひとも、これを機会に課長同士、あるいは係長同士、若い人同士、いろんな接触を図るような機会をつくっていただいて、また5年後、10年後には、その方々がいろいろ九電、電発の知恵をいただきながら、協力いただきながら、この松浦をつくっていく、そういうそれぞれのパイプづくりの先導を果たしていただきたいというふうな思いがございます。  この九電2号機再開について、今のことも含めて、市長の御所見をいただけたらと思います。 36 ◯ 市長友広郁洋君)(登壇)  松浦火力2号のこれまでの経過については、担当課長からお答えいたしたところでございますが、これからの課題というのは、今、高橋議員が申されましたとおり、このことをどう松浦の経済の活性化、松浦の振興につなげていくかということが、これからの重要な課題であろうというふうに思っております。  先ほど課長から、約2,000億円というふうな話がありましたけれども、この投下額のかなりの部分は、やはりボイラーだとか、タービンだとか、そういうものであろうということが推測されるわけでございますが、地元でも部分的ではございますが、土木建築工事等が期待をされるところでございまして、そのほかにもいろいろな地元に対する取り組みといいますか、お願いができるんじゃないかと思っております。  私も1期工事のときに担当をさせていただいたことからいたしますと、やはりこの建設に携わられる方々が数千人、毎日来られるということから考えますと、やはりこの市内に住んでいただく、現場宿舎といいますか、そういうものをつくっていただいて、あわせて、今あります市内のホテル、旅館に宿泊をしていただくということが、一つの大きなポイントになるんじゃないかと思っております。  あわせまして、飲食等、あるいは市内で調達できるいろいろな資材を市内で調達をしていただく、そういうことからいたしますと、直接的な効果と二次的な効果が見込まれておるところでございますので、できるだけ市内の経済の活性化につながるような取り組みをしていかなければならない。このためには、やっぱり役所といたしまして、私も考えておりますのは、誰か専任といいますか、1人、リーダーを据えて、その中にまたサポートするチームといいますか、そういうものの体制を整えまして、あわせて、地元経済団体等と連携、協議をして、また、市議会にも御協力をお願いして、この時期を逸しないように、しっかりとした九州電力を初めとする関係業者にお願いしていかなければならないというふうに思っているところでございまして、実は今月の1日の日に、議長さん、それと九電対策特別委員会の正副委員長さんと、既にそういうことを含めて御挨拶をさせていただいたところでございます。(降壇) 37 ◯ 9番(高橋勝幸君)  今から始まるという思いで、精いっぱい取り組んでいただきたい。  続きまして、2番目に「所得税の源泉徴収漏れについて」ということでお尋ねをいたします。  これはもう、五月雨式に、長崎だ、雲仙、佐世保、諫早、ずっと報道されております。松浦も例に漏れず、こういう不始末があったんですけれども、この内容について、所得税の源泉徴収漏れということ、この事件自体がどういうことなのか、簡単に説明をお願いいたします。 38 ◯ 会計管理者(松瀬美治君)  失礼いたします。  平戸税務署から源泉所得税について、平成22年1月から26年9月までの所得税法第204条に係る支払いについて、自己点検の調査依頼があり、調査した結果、12部署について徴収漏れが判明いたしました。  徴収漏れに至った原因でございますけれども、徴収対象となる支出を報酬や賃金等のみと誤認し、所得税法第204条第1項第2号に規定されている測量士、建築士、不動産鑑定士等に対して支払う委託料について、源泉徴収が必要でないと誤った認識をしていたこと、それと、個人事業者を屋号などから源泉徴収の必要がない法人と誤認していたものでございます。 39 ◯ 9番(高橋勝幸君)
     今、説明ございました。そういうケースが、松浦は57件あって、総額が1,472万円、これだけ実は源泉徴収しておかなくちゃいけなかった、それができていなかったということで、これ、さかのぼって、この57件、1,472万円を個人事業者から頂戴しなくちゃいかんということですね。  そして、それを税務署にお払いして、それで、個人事業者はに源泉徴収分を払うから、大体10%とか20%とかあるそうですけれども、1割を返して、それで税務署にそれを報告して、税務署から還付してもらうと、そういうふうなやり方になるんじゃないかと、間違いないね。──(108ページで訂正)  それで、非常に個人事業者57件の方々には、煩雑な手間をかけて申しわけないというふうなことなんですけれども、もうこの方々とはそれぞれ連絡がついて、きちんと還付のやり方とかなんとかについては了解をいただいているというふうに解釈してよろしいか。 40 ◯ 会計管理者(松瀬美治君)  はい、御了解をいただいております。 41 ◯ 9番(高橋勝幸君)  その辺については、もう御了解いただくということで進められるにしかるべきというふうに思いますけども、これに付随して、この5年間ですか、過去5年間の分の延滞税、不納付加算税というのがついてくるわけですよ。この1,472万円に対して、松浦は130万円ですか、130万円を、これは延滞税、不納付加算税として松浦が負担してお金を払わないかんと、国税庁にね、そういうことにもなっているわけよね。  これは松浦が払うんですよね。個人事業者には払わせないということですか。 42 ◯ 会計管理者(松瀬美治君)  失礼します。  所得税法第221条で、「所得税を徴収して納付すべき者がその所得税を納付しなかつたときは、税務署長は、その所得税をその者から徴収する。」と定められております。従いまして、が不納付加算税と延滞税を支払うこととなります。 43 ◯ 9番(高橋勝幸君)  これはね、もうこれだけみんな県内ほとんどがこういうことを、不始末を起こしている。県の段階でもやっているんだよね。全国的にもこういうことをやっているんですよ。だから、みんなでやれば怖くないじゃないけども、普通だったらこういう案件は、市長は定例議会が始まったら、最初に陳謝するとかなんとか、普通なさるような案件だろうと思う。これについては、何もあなたは触れていないよね。  これはね、140万円を多いか少ないかというふうなことなんですけども、我々、もちろん理事者側も、もう税務署長でも鬼のように言われながらも収納率を上げるために精いっぱい頑張っている。それから、我々だってふるさと納税で何とか少し収入が上がらんかとか、今、ちょっと話題になっている場外舟券売り場についても、幾ら入るんだろうとか、みんなね、入るお金を一生懸命算段しながらやっている。それで、払うときに140万円だから、これ、の税金でしょうが。税金から払うんだろう。それについて、もうどこもここもこういう失敗があっているんだから、まあ、もうこの際、改めて殊さら言わなくてもというふうなことじゃ、やっぱり本当に緊張感を持って、この財政から支出しているのかというふうな思いがありますね。  こういう状況になったというのは、どこがこういうことを押さえ切らんで、どこに責任があるのかと、私もちょっといろいろ調べたんですけども、会計課としても、それは言われたとおり支払いはする、だけど、あんたのとこだろう、責任はという、そうでしょうとは言うけれども、実はどこにあるというふうなことで、なかなかこれ難しいところがあります。  会計事務マニュアルというのがあるね。それで、この源泉徴収事務についてというのがパソコンでみんな開くようになっている。それで、庶務担当はそれを見るようになっているんでしょうね。それには、納付事務は会計課で行う。それから、支払いに際しては担当課において事前に税務署へ問い合わせを行うなり、内容をしっかり確認しておく必要がありますと、そして、問い合わせ先として平戸税務署とか国税庁のホームページが記載してある。  これね、ということは、各庶務は、みんなこの細かい、もうどうするんだろうというふうなことを各いろんな課に、それぞれに任せてやっているんですよね。だから、責任があるかといったとき、そしたら全部、各課の庶務に責任があるのかな。  だから、こういう会計事務マニュアルというのはおかしいですよ。これだけ小さな役所なんだから、どこか法制係みたいなのがあって、それで、納税については、源泉徴収についてはこういうふうなことでやってくださいとか、まず、この庁舎内でいろいろやりとりして意思統一をして、遺漏のないようにやっていくというふうなことがあれば、ここまで広がらなかったんじゃないか。  この失敗はね、12課全部でやっているんですよ。12課というと、教育委員会も、総務課、生涯学習課、文化財、子育て・こども課だってね、もう外部にそういうふうにちょっと個人事業者とか使うときには、大概この失敗をやっている。もうなれているはずの水産とか、もう本当、都市計画だってね、人をよく使ったりしてやっているでしょう。そういうところでも、この間違いがあっている。これは、この対応の仕方自体が、この納税制度に対する理解がやっぱり不足している、そういう思いを、この事案を見て感じたわけであります。  今後、対応策、もうこの源泉徴収漏れについては間違いは犯さんでしょうけども、似たようなケースがたまにぽちぽちあるんですよね。だから、この法制係というのをどこかきちんと設けて、そして、こういうことについては、こういうふうに新しい制度がありました、例えば、復興特別所得税がこういうふうに今度から賦課しなくちゃいけませんよとか、そういうことをやって、総元締めはどこで、会計課じゃないでしょう。総務課長、総務課のほうか。そこら辺は、どこかがきっちり責任を持って、それを運用しないと、こういう似たような問題が、また起こる可能性がある。それについてお答えいただきたい。 44 ◯ 市長友広郁洋君)(登壇)  まず、今回の源泉徴収税の徴収漏れにつきましては、市議会を初め、市民の皆様、関係者の皆様に大変な御迷惑をおかけいたしましたことを深くおわび申し上げたいと思います。  原因につきましては、先ほど会計管理者から御説明をいたしたところでございますけれども、今後このようなことが発生することがないように、職員研修を行うと同時に、法律や制度の改正等があった場合は、それをしっかりと確認する、そしてまた、チェック体制の整備をして、今後の再発防止に努めてまいりたいと、このように思っておるところでございまして、最終的な責任は私にありますので、重ねておわびを申し上げたいと思います。  この再発防止策については、法制係等を設置してはどうかということでございますが、それも一つの方法だと思いますけれども、まずはやはり担当の職員がしっかりとした研修といいますか、事務処理の適正な対応をするということが重要であろうというふうに思っておりまして、まずは全職員にそのことを自覚させることをもって、今後は進めてまいりたいと思っておりますし、その経過を見ながら、その辺がしっかりと徹底されないということであれば、やはり新たな対応策も検討する必要があろうと思っておりますが、まずは職員みずからがしっかりと職務を実行していくということについての徹底を図ってまいりたいと、このように思っております。(降壇) 45 ◯ 9番(高橋勝幸君)  大概インターネットを見ると、今、市長がおっしゃったような今後の対応策とかなんとかおっしゃっているね。書いてあったりします。これはね、緊張感を持って仕事をせろというふうな言い方では、ちょっと難しい部分があると思いますので、制度自体も、ちょっと組織の役割分担についても、検討を願いたいというふうに思います。  続きまして、苦言の後、褒めるということで気分転換しなくちゃいけないんですけれども、「国体が終わってその総括と今後について」ということで、もう松浦で開かれました、がんばらんば国体なぎなた競技の、これはもう成功だったと思います。この間、全日本なぎなた連盟の専務理事の方がいらっしゃって、感謝状も贈られたというふうなことでございます。  その中で、長期にわたる周到な準備とを挙げての協力で、すばらしい大会になったというふうにおっしゃったそうでありますが、本当にこれは外交辞令じゃなくて、そういう思いでいらっしゃったんじゃないかというふうに、私も同感の思いでございます。  終わったところで、市長に実行委員会の会長として、この大会を一応総括して、精いっぱい自慢話をしていただきたいと思います。 46 ◯ 市長友広郁洋君)(登壇)  せっかくこういう答弁の場を設けさせていただきましたので、感謝とお礼の気持ちを込めてお答えさせていただきたいというふうに思いますけれども、長崎がんばらんば国体なぎなた競技会を総括して一言で申し上げますと、成功だったと思いますし、開催してよかったというのが、私の率直な気持ちでございます。  なぎなた競技は、御承知のとおり、一般的には余り知られていないマイナーな競技ですけれども、多くの市民の皆様に、なぎなた競技を見ていただき、また、理解していただき、大きな盛り上がりで、このことが私は松浦市民のきずなが、これまで以上に強く結ばれたという実感をしておるところでございます。  御承知のとおり、競技では地元松浦高校なぎなた部の鶴田、末竹選手が少年の部、演技競技で国体では長崎県初の優勝、そして、青年の部の演技競技に出場した松浦高校の萩原先生が、同様に長崎県初の優勝で、青年の部の試合競技も松浦高校出身の福田選手と萩原選手の活躍で3位入賞ということで、総合成績も過去最高の2位となって、立派な成績だったというふうに思っておりますし、また、会場には3日間で地元選手の活躍があったということも含めて、大変な盛り上がりを見せまして、最初、私といたしましては、1,500名から2,000名の方々に来ていただければということで、担当のほうにその目標を設定して、PR活動に取り組んでいただいたところでございますが、3日間とも、御承知のとおり、観客席は立ち見の方が多くおられるというような状況で、統計的に調べてみましたところ、来場者数、総数は4,311名ということで、目標の2.5倍の方々に御来場いただいた、それが大盛況であったという証左じゃないかというふうに思っております。  また、開会式とか表彰式の式典では、志佐中学校の生徒が、また、運営協議では松浦高校の生徒が、それぞれの持ち場をきちっとした動きで引き締まった運営をしていただいたということでございまして、本当にすばらしい運営になったと感謝をしているところでございます。  また、一方、公開競技のほうも今福の和一処、あるいは、御厨の蛇踊り、そして、星鹿バンブーオーケストラや今福中学校女子のリズムなぎなた、式典での松浦ウインドオーケストラの演奏、さらには、交流広場での保育園、幼稚園児の演技、茶席を設けていただくなど、本当に市民挙げてのおもてなし、市民挙げての大会ができた、このように、今、改めて感謝を申し上げたいと思うわけでございます。  先ほど高橋議員が申されましたとおり、全日本なぎなた連盟から、長期にわたる周到な準備とを挙げての協力ですばらしい大会であったと、身に余るお言葉をいただいたところでございます。  これは、多くのボランティアの皆様によるクリーンアップ運動や花いっぱい運動、のぼり旗掲揚やピンバッジによるPR活動で、ボランティアで大会の運営に携わっていただいた多くの皆様、高橋議員もその一員として御活躍いただいたわけでございますが、そういう多くの方々のおかげで、オール松浦で取り組んだ国体であったと、私自身、感動と感謝でいっぱいでございます。全ての皆様に心からお礼を申し上げたいと思います。本当にありがとうございました。(降壇) 47 ◯ 9番(高橋勝幸君)  なぎなたは、そういうことで成功裏に終わったわけですけども、さて、今後どうするか、どうなるかです。市長もなぎなたのまち松浦をつくり上げたいと、今後ともそういう方向で努力したいというふうなことをいろんな場面でおっしゃっております。  ただ、これは、今、松浦高校になぎなた部があって、それが核となって展開してきたわけであります。指導なさった、もういいお話ですからお名前を述べても差し支えないと思いますけれども、板垣先生、萩原先生などの御努力のたまものなんですけれども、もうこの方々は転勤の可能性があるわけですね。  それで、坂本さんも民間としていろいろ指導をいただいたけれども、この方も佐世保のほうで働いていらっしゃる。それから、福田さんについては、また教師としての道が開かれているというふうに伺っております。高校生の鶴田さん、末竹さんについても、専門学校のほうに進学なさるということで、将来どういうふうな形で地元に戻られるか、あるいは、遠くで頑張っていかれるかということは、わからないというふうな状況です。  松浦高校も今のところは要員としてずっとやっていっていただいているだろうけれども、これは松高としても、なぎなたは国体、毎年ございます。それで、ある程度いつも成績を残さなかったら、廃部の可能性もあるんだよというふうなことも実は聞いておるところであります。  なぎなたのまち松浦ということで、ずっと定着していくためにはどうすればいいか。50年前、ここではウエートリフティングが国体のときにありました。ほぼ10年ぐらいで、今もう松高にそういうウエートリフティング部もありません。もう雲散霧消してしまったというふうな状況です。同様の運命をたどらせんためにはどうすればいいかということなんですけども、みんな思うことでしょうけども、小学校、中学校の今、子どもたちが頑張って、後を継いでいこうというふうな機運が今あるように見受けられる。そういう優秀な子どもたちを地元に、松高で頑張ってもらって、なぎなた精進してもらって、その後、地元で仕事を見つけて、暮らしを見つけてというふうなことであれば、また、後進を指導する指導者も出てくるだろうというふうなことなんですよね。要は、このなぎなたの指導者を、どう地元で確保するかということが今後にかかってくる、そういうふうな気がします。  今、なぎなた連盟は16名の会員がいらっしゃるということで、意外とたくさんの方が会員として、また、支えていただいたんだなということをお伺いしております。このなぎなたのまち松浦、どう支援していくか、また、教育長として国体を振り返ってどういうふうな思いでいらっしゃるか、今後についてのお話を伺えたらと思います。 48 ◯ 教育長(松尾 紘君)(登壇)  まずもって、国体に関しましては、市民の皆様、また、議員の皆様、本当にいろんな面で御支援いただきましてありがとうございました。  また、高橋議員さんにおかれましては、運営役員ということで、本当に機敏とした動作で私たちも見せていただきまして、本当にいい、私たちの参考になったところでございます。  先ほど、国体ににつきましての振り返りということで、私のほうに御質問いただきましたけれども、本当に先ほど市長がもう述べました。総合的に私も感激と感動をいただいた、本当にすばらしい大会だったなと、私も捉えております。  そういうところで、まず、中学生、高校生、先ほど意見出していただきましたけれども、本当に機敏な動作で、あの子たちがあの全国大会で自分を表現できる、そして、運営をしっかりやっていただいたということにつきましては、今後、私たちの誇りでもありますし、再度、子どもたちにああいうすばらしい動作を、今後いろんな面で植えつけていければ、今後いろんな動きが、また発展していくのかなと考えているところでございます。  先日も本当、全国なぎなた連盟の佐藤先生からも手紙いただきましたけれども、本当に市民の皆さんに一言いいことを言っとってくださいということで言われていましたので、私もほうからも報告させていただきたいと思います。  その中でも、小学生、また幼稚園、それから中学生ののぼり旗、それから応援旗、それから、いろんなアイデアに沿ったメッセージカードとか、こういうものも選手たちに深い感激を与えてくれたのかなと思っております。そういうのを受けながら、今後、なぎなたのまちをどうつくるかということで、私も今、いろんな方策を考えていかなきゃいけない。現在、今までいろんななぎなたの教室等も開催、ジュニア関係の教室も開催してまいりました。それから、各学校に入り込んでのいろんな指導もしていただきました。  また、あわせて現在はあるところでは、もう保育園と保護者が一体となってリズムなぎなたをやっているとか、一歩一歩と普及へ進んでいっているのかなということを捉えております。  そういうところで、教育委員会におきましても、今後、やはりこの普及をどうするかということで、先ほど出ました技術向上、それから、いろんな指導者育成、こういうことにつきましては、松浦なぎなた連盟、また、県のなぎなた連盟のほうにもどんどんお願いをし、育てていってもらいたい。  あわせて、今度、学校関係、小、中、高と、幼稚園も入ってきますけれども、一体化した何か方策はないかなということで、そして、義務教育で育てた子どもたちが松高でどんどんなぎなたをやっていく、そういう総合力をつけていきたいということで、普及活動につきまして、今後、私もいろんな方策をとりながら、近いうちにそういう内容につきましても報告できるかなと思っておりますので、そういうことで時間をかしていただければと思っております。  以上です。(降壇) 49 ◯ 9番(高橋勝幸君)  ぜひ、もうこれは市民参加型のスポーツということで、ウエートリフティングよりも、逆に、マイナーとはいいながら、みんなが参加しやすい種目だと思いますので、本腰を入れて、今後も取り組んでいただけたらと思います。  続きまして、「本市の女性幹部登用の現状について」ということでお尋ねをいたします。  女性議員が2人いらっしゃる中で、私が質問するのもどうかなと思ったんですけれども、エールを送る思いで取り上げました。  内閣府の調査によりますと、各都道府県の女性幹部登用の現状が明らかになっております。女性管理職の割合は、これ、課長級以上だそうですけれども、1位が東京都、これは15.2%、2位が鳥取で10.6%、3位、香川、ずっと続きまして、42位が北海道と長崎県が同率で3.1%です。あと、ずっと少しどん尻に、最下位が47位の山口県、これが2.1%、課長級以上ということなんですけども、これは女性職員の数の比率も影響もありましょうけれども、こういう数字を一応は数字を出さないと比較検討して、みんな切磋琢磨できないから、これは数字としては幅のある数字というふうに考えはしますけれども、それにしても長崎県の3.1%というのは、余り胸を張って言える数字じゃないというふうな捉え方ですね。  これは、先ほどの神田議員の質問でも地方創生法に絡んでのお話で、私も同じ見方で、視点で話したいところがあるんですけども、まず、本市の職員数と、それから女性幹部の数、割合はどうなっているか、お示しを願います。 50 ◯ まちづくり推進課長(末永和彦君)  それでは、ことしの12月1日現在の状況を報告したいと思っております。  正規職員につきましては、消防職員も入っておりますので、この分につきましては、除外いたした数字で報告したいと思っております。  職員総数が351名おりまして、このうち、女性職員が122名でございますので、割合としては34%になります。  それから、幹部職員ですけども、いわゆる課長級、それから課長補佐級、それから係長級、この3つに分けて報告をしたいと思っております。  課長級でございますけども、これには主幹も入っておりますけども、全部で31名おりまして、このうち女性が3名でございます。したがいまして10%になろうかと思います。  続きまして、課長補佐級、参事も含んでおりますけども、総数で56名おりまして、女性が10名になりますので、割合としては18%になろうかと思います。  それから、係長級でございますけども、これには主任も含んでおりますけども、総数で78名おりまして、このうち女性が26名ということで、割合といたしましては33%、そういう状況でございます。 51 ◯ 9番(高橋勝幸君)  今、ずっと書きなぐった数字ですけども、係長ぐらいまででしたら33%、大体男女の構成比に比例したパーセンテージですね、78名のうちの26名が女性だと。ところが、参事クラスになると、そこから先が女性が伸びていない、18%、課長級になると10%、だんだん上になるほど女性の数が減っているというふうな分析でいいかと思うんですよね。これ、どうですか、もうずっとこの33%で今後やっていくんだというふうなお考えはどうでしょう。  これ、県でも、いわゆる数値目標を持っている県が半分ぐらいあって、まだ持っていない、何%に持っていくかというふうな状況らしいですけども、一応、長崎県も20%にするというふうな数字をいずれ出すでしょう。  そうした中で、6年後の松浦が数値目標を掲げるとすれば、本当はもう先んじて掲げていいんじゃないですか。地方版の総合戦略も着手しているんでしょう。そういう中で、女性の幹部はどういうふうなことでやっていくんだというふうなことを示す、先んじて示すというところに意味があるというふうに、それについてのお考えはいかがでしょう。 52 ◯ 副市長(橋口忠美君)(登壇)  女性職員の登用の目指すべき数字と申しますか、達成すべき数字を先んじて示すべきじゃないかという御質問でございますけども、政府のほうでも2020年に指導的地位に占める女性の割合を30%にするという目標が既に打ち出されておるところでございます。  御指摘のように、今のところ、松浦においては、そういった明確な数字、達成年度的なものは示しておらないわけでございますけども、やはり私は幹部職員に登用していくためには、まずはやっぱり意欲、それから、適性、あるいは経験とか実績というものを見据えた上で登用すべきものだと、基本的にはそのように思っております。  したがいまして、女性職員の場合も、やはり係長、それから課長補佐、そして課長というようにキャリアを積み上げていって幹部職員に登用していくという段取りと申しますか、そういうものが必要だろうと思っておりまして、先ほど課長のほうからも申し上げましたように、係長の役職率というのは33%ということで、上がってきておりまして、先ほど言いましたキャリアを積み上げていくというところにおいての道半ばというふうに考えておりまして、今後もそのような基本的な考え方で登用を図っていきたいと思っていますので、もう少し時間がかかるんではないかなと思っております。  いずれにしましても、今の段階で明確な、何年度までにこれだけの登用率にしていくんだというような数字は考えておりませんけども、現実的には、そういう積み上げで、おのずと役職率は上がっていくというふうに考えているところでございます。  以上でございます。(降壇) 53 ◯ 9番(高橋勝幸君)  今、副市長がおっしゃったように、意欲とか実績、それから適性とか、いろいろ登用するに判断基準というのが、それはありましょう。それで、意欲とおっしゃったけども、意欲がだんだん薄れるという部分が、この出産とか子育てとか、それから、ある程度になってくると介護がまた負担が出てくるわけですね、女性にとって。本当は男性も一緒に担わにゃいかんとやけども、現実的には、今はもう女性がそういう部分について負担が非常に大きい。  そしたら、もう出世するよりも、もうそこそこ働かせてもらって、あと、私はもう子どもの教育も送ったり迎えに行ったりもせにゃいかんし、親の介護も待っているから、もうお仕事のほうは、それはもうおもしろいけれども、もうそこそこ頑張らんでもよかたいというふうな女性が、もしかしていらっしゃったら、これはもう松浦にとっても本当にもったいない話ですからね。  だから、女性が、今おっしゃったような適性とか実績とか、それから意欲、特にね、意欲が持てるような環境を整えてあげる、先ほどからありますように、出産についても、できるだけ負担がないように復帰できる、あるいは子育てについても、いろんな保育園の補助もしっかりやっていらっしゃるようです。それをもっと充実させるとか、介護についても、みんな男も考えにゃいかんし、女性もできるだけ負担にならんような形で、何かお手伝いすることがないか、その女性が暮らしやすいまちづくりが、本当は市民が暮らしやすいまちづくりに通じて、豊かなまちになるという、そういうことですよね。  だから、そういう観点から施策を進めていくというのも、案外これが近道になるかもしれん。そういうことで、5年後の人口減少対策、先ほど人口減少についても数字を示されましたけども、これは、今の生産人口は1万4,000何がし、これは女性も多分含めての話だと思うんですよね、年齢からいくと。ところが、実際は女性も働きたいけども働けないというふうな、この中には人数がいらっしゃる。そしたら、この7,000人しかもういないんだったら、目いっぱい女性も総動員して、この地域の経済の活性化のために働いていただかにゃいかん。そうすれば、低減率ももっとなだらかなものになるだろう。そういう捉え方で、ぜひとも、これ自治体にも企業にも、女性の活躍について期待する、今、風潮が出てきております。実際、この松浦も率先して女性幹部をふやす取り組みということこそ、人口減少の克服や活性化につながるということで、それが市民を大切にする市政の実現であるというふうなことで、改めてそういうふうな思いで取り組んでいただきたいと思います。  これについては、今からこのことについては、ずっとクローズアップされてくると思いますので、お互い議論を重ねたいと思います。  最後に、「消費税の増税影響対策給付金支給状況について」。  これは、4月に3%消費税が上がりましたけども、これに伴って、低所得者の方々とか子育て世代に給付金を支給しているんですよね。我々、余り印象にないんですけども、この措置が市民に浸透して、きちんと皆さん受けていらっしゃるかというのがありました。ほかのでは、それぞれ3割程度、あるいは1割程度、実はまだ手続をしていらっしゃらないというふうながあるというふうなこと、ニュースに出ておりましたので、松浦については、いかがかなということで、一応念のために今の取り組み状況、それから実績について、お示しいただければ結構かと思います。 54 ◯ 福祉事務所長小林一成君)  失礼いたします。  臨時福祉給付金でございますが、本年の7月1日から来年1月5日までということで受け付けいたしております。対象者5,804人に対しまして、11月末現在で5,234人に支給いたしております。支給率は90.2%になっております。 55 ◯ 子育て・こども課長(福守尚美君)  子育て世帯臨時特例給付金でございますけれども、対象者はことしの1月1日現在で松浦に住所のあられる、1月分の児童手当の受給をされているうち、平成25年の所得が児童手当の所得制限額を超えない方に、児童1人について1万円を給付いたしております。  松浦の申請受付期間は臨時福祉給付金と同じく7月1日から来年1月5日までといたしておりますけれども、公務員世帯を除く一般世帯の対象者1,241人のうち、11月末現在で1,194人に支給をいたしておりまして、支給率は96.2%となっております。 56 ◯ 9番(高橋勝幸君)  周知については、それぞれ工夫をなさったというふうなことをお聞きしております。よそでは、まだ7割程度というふうなことも聞かれている中で、よく周知については頑張っていらっしゃるというふうな印象でございました。  念のため、できる範囲で精いっぱい周知していただいて、こういうセーフティーネットの一つでしょうけども、こういう制度があるということを御存知ない方がもしいらっしゃったら、もったいない話ですから、やれる範囲で精いっぱいやっていただけたらと思います。  これをもちまして、私の質問を終わります。    (高橋議員 一般質問席 降壇) 57 ◯ 議長(鈴立靖幸君)  以上をもって、高橋議員の一般質問を終結いたします。
     ここで暫時休憩いたします。       午後0時14分 休憩 ───────── ◇ ─────────       午後1時15分 再開 58 ◯ 議長(鈴立靖幸君)  再開いたします。  休憩前に引き続き、会議を開きます。  それでは、質問順位に従い、12番・久枝議員の登壇を願いますが、質問方法は一問一答方式となっておりますので、よろしくお願いいたします。  (久枝議員 一般質問席 登壇)(拍手) 59 ◯ 12番(久枝邦彦君)  こんにちは。  松高OBの久枝です。本日は、私とは年の差があり過ぎる松高の後輩が社会見学の一環として来ています。  3年前、12月議会での、その前に視察に行きました北海道美瑛町での道立美瑛高校に対する支援策を取り入れまして質問をしたこと、鮮明に覚えております。その日も在校生の皆さんの見学の日でありましたが、私の質問の時間とはずれていました。松井校長先生お見えでございますけど、並びに担当の先生にも少し融通をきかせて後押ししてほしかったと思います。そしたら、もっと後押しが、市長の有効なる後押しの声が聞こえたんではなかったかと思います。今後とも、機会あるときにまた検証もしなくちゃいけない、市内唯一の松高の支援策を提案と検討をしていきたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。  それでは、前触れが長くなりますと議長から注意を受けますので、早速1番目に「住宅建設助成金適用範囲の拡大について」であります。  こういうことにつきましても、先ほどの神田議員、高橋議員、みんな松浦から人口が少しでもふえるようにという思いの中で訴えておられます。現在かなりの自治体で、近い将来、人口減少のため自治体運営困難を感じるのは、1都2府を含む政令都市以外、全国的であると皆さんも同じ思いであろうと推察します。  自治体によっては、少しでも人口増を図ることを目標に指針を示しています。当市でも、今回、多少計画より建設がおくれているようでありますが、今福の地域運動場を潰して木造住宅の定住促進住宅を2年間で33戸建設するのも、その対策の一つであります。  私もそれなりに自分で考え、仲間に電話したりしておりました。  先ほど神田議員の質問の折に、大変失礼いたしましたけど、電話がかかってきて、少しの時間ばかり中座したところでございますけど、せんだってから友達に電話しておりました、静岡の友達に。そしたら、カザフスタンに老人おむつと紙おむつをつくる工場を、今度は完成し、12月16日が、カザフスタンがソビエト連邦の崩壊後にロシアから独立したのが12月16日であったそうです。そこで友達は、そこの竣工式に行き、大統領の出席のもとで式典をやると。原料は清水港から出して、紙おむつなどの機械は全部大阪から運んだということでございました。そういう中で、異業種の後輩たちと交流をかなり持っているということの情報が以前からありましたもので、私も、「私の費用は自腹だけど、チャンスを設けて行くから、ぜひ担当理事者か市長とも会ってくれ」と言ったら、「うん、そのように便宜を図りたい」というのを先ほど電話を受けた次第でございます。実現すればいいなと思います。  また、せんだってのそうやって時間をつくって、市長にもつくっていただいて、その仲間が連絡がとれなかったら、蘇州のほうに行っていて、あいにくととれなくて、大変市長には迷惑をかけました。済みません。  それでは、続けます。現在、松浦では、人口流出を抑制し、定住を促進することで地域への活性化を図るために、市内において、住宅及びその宅地を取得する新規転入者及び市内居住者に定住奨励金を交付する制度が創設され、この制度は平成24年3月までとされていましたが、平成29年3月まで延長して実施することになっていると聞いていますが、課長これはそのとおりですかね。 60 ◯ まちづくり推進課長(末永和彦君)  議員の御発言のとおりでございます。 61 ◯ 12番(久枝邦彦君)  そこでお聞きしますが、創設から現在まで、あるいは計算ができている範囲でよいので、今まで家と土地購入に対する奨励金の実績、件数と金額は幾らであるのか、お伺いいたします。 62 ◯ まちづくり推進課長(末永和彦君)  この定住奨励金ですけども、平成20年の10月から制度ができておりまして、制度発足以来、ことしの11月末までの実績を申し上げたいと思っております。  種類はいろいろございますけども、新築、それから宅地取得に対するもの、それから中古住宅の購入、これは宅地の取得も含んでおりますが、それと、もう1点は宅地のみの購入のもの、この3点ございますけども、この3つを総トータルで申し上げますと、131件で、累計が、総額が6,939万3,000円という状況でございます。 63 ◯ 12番(久枝邦彦君)  課長、これは土地も含まれるということですか、その5%、4%。 64 ◯ まちづくり推進課長(末永和彦君)  今、報告した分につきましては、土地も入っております。 65 ◯ 12番(久枝邦彦君)  この件につきまして、さきの9月議会で、総務委員会で石川県能美、これは私、当初、「のうみ」だと思ったら、能力の能だもんで。そしたら、読み方は「のみ」という読み方だそうです。能美は能登半島の一角にあり、平成17年2月に合併し、九谷焼の伝統が息づくまちであり、ことしで合併10年目の5万人弱の人口ですが、合併時、人口4万7,823人が平成26年9月1日現在4万9,815人となり、9年7カ月で1,992名の人口増で、現状の各市が持つ都市力、安心度、利便度、富裕度、居住水準、充実度で、18歳まで医療費無料、保育園待機児童ゼロ、子育て支援センター、ファミリーサポートセンターなど地域で子どもを育てることができるまちとして選ばれ、最新の東洋経済の評価が全国813都市の公的統計で、住みよさランキング、昨年度、全国210位から、ことし19番目に飛躍した位置にある新興性のあるまちであります。  しかしながら、伝統工芸であります九谷焼の生産者といいますか、事業所数においても、平成20年度506社をピークに──もとい、平成18だ。506社をピークに、現在281社とピーク時の半分となり、生産額も3分の1以下に低迷している現実があり、人口の自然減少として毎年600名の方が亡くなり、100名の新生児の誕生がある。要するに毎年500名の自然減がある中での9年7カ月で1,992名の人口増であります。  現在、松浦では、賃貸物件に居住中の職員には、上限があるものの大幅な住宅手当があり、この手当額が大きいため住宅の取得に対しての意欲に欠けるという感覚、また、松浦が地元でない職員からすると、定年後には地元に戻るからという考えもあるのも現実でありましょうが、住宅を取得したい者、そうでない者、いろいろでありますが、土地や家の取得に対し公務員にも奨励金が拡大されれば住宅を取得して定住する職員が出てくるのではないか。  私は何を言いたいか、聞きたいかといいますと、この住宅取得奨励金は、松浦では国家公務員や松浦職員にはこの制度は適用されているのかどうかお伺いいたします。 66 ◯ まちづくり推進課長(末永和彦君)  この定住奨励金につきましては、交付要綱を定めまして適用いたしております。  その中で、第3条の中に対象者というのがございまして、この中で、今、議員が御指摘ございましたように、の職員につきましては、交付対象外といたしております。ただ、国家公務員につきましては、除外いたしておりませんので、交付対象となっております。 67 ◯ 12番(久枝邦彦君)  国家公務員は除外していないけど、松浦の職員には除外しているということでございますね。  先般、先ほど言いましたように、視察させていただいた能美におかれましては、この定住促進などの件で質問を担当部長にいたしました。国家公務員や職員に奨励金は出しているのかと質問しましたところ、担当部長が言われるには、国家公務員や職員への適用除外は制度を創設するときから全然考えなかったそうです。現在、賃貸物件に居住中の職員には、先ほど言いましたように、上限はあるものの、住宅手当はついています。  さきの議会での理事者の答弁で、職員の69名の世帯持ちが他の市町からの通勤とのことであります。それはどこに住もうと自由であります。その中で、その他の市町で賃貸住宅にもその住居手当、賃貸住宅は出ているんですかね、課長。 68 ◯ まちづくり推進課長(末永和彦君)  住居手当関係のお尋ねでございますけども、これは市内市外を問わず、借家の場合で月額1万2,000円を超える家賃を支払っている職員につきまして住居手当を支給いたしております。 69 ◯ 12番(久枝邦彦君)  例えば、参考例といたしまして、職員Aさんと奥さん、子ども2人、賃料5万円で松浦からの補助額、毎月マックス2万5,000円とするならば、年間の手当は30万円となり、定年60歳までの25年間で750万円となる。定住者奨励金があれば、取得費10%、あるいは50万円のいずれか低い金額、それと住宅取得費の4%、または60万円の、低い額のほうの60万円で計算しますと合計110万円で、1年の住宅手当からの奨励金で概算しますと、3年6カ月分の住宅手当の相当額に当たりますし、奨励金からの定年までの住宅手当の差は640万円となります。  そこで、市長にお伺いします。自治体によっては住宅取得者へ金融機関と提携し住宅ローンの金利や減少等、あらゆる手段の施策の施行を考えているが、の職員や──先ほど国家公務員は出しておられるということでございます。の職員も松浦に住民登録をしておれば松浦市民でありますし、国家公務員、自衛隊さんの中でやはり辻ノ尾に家を建てておられる方もおります。中には市外からの職員は定年後に地元に帰る方もおられるということもありますでしょうけど、松浦に住宅をなるべく取得していただいて、定住する職員やの職員に定住者奨励金を交付することで、行政としても市民としても、将来においてよい結果が出るのではないのかと、かつまた、10年くらい前は松浦の建設業に携わる就労人口は13%前後であったと記憶していますが、奨励金を出すことにより小さい建設業者も仕事がない中での仕事が創出されるであろうし、若くして土地を購入し、家を建設できるのは、安定した収入がある国家公務員やの職員であろうかと思います。  将来を見据えて、松浦市内に家や住宅用地を持ちたいという職員に対し、進んで奨励金を出したがよいのではないかとお伺いいたします。市長どうでしょうか。 70 ◯ 市長友広郁洋君)(登壇)  定住奨励事業につきましては、担当課長がお答えいたしましたように、制度当初から職員には対象外とさせていただいているところでございます。  職員は、市民の皆様と連携、協働してまちづくりを推進するという立場から、市内に居住し地域活動などにも積極的に参加していくことが基本であるという思いを持っておりまして、このことを考えますと、市民の理解が得られにくいんじゃないかと、そういう考えから、この職員は対象外としておるところでございます。  今、議員が申されましたように、この市内への住宅取得は、仕事もまたふえることになりますし、建設業者のですね、仕事もふえることになりますし、住宅を建設していただくことによって税収の増加もあるわけでございまして、市内定住、永住といいますか、そういうことも大いに期待できるものでございます。  今回、定住奨励事業について、の職員も対象とすべきじゃないかという、今、久枝議員からの御提案でございますが、まずはやはり、この職員という立場にあることを市民の皆様方にどうご理解いただけるかと、このことが重要ではないかと思っておりますし、今いろいろ松浦としましては最重要課題として人口の定住、維持、増大策をどうするかというようなことも大きな課題でございますので、このような市民の御意向がどうかと、あるいはを取り巻くいろんな諸般の事情がどうであるかと、そういうことを見きわめながら、このことにはしっかりと議会、市民の皆様方の御理解をいただけるような対応を考えていきたいと、このように思います。(降壇) 71 ◯ 12番(久枝邦彦君)  ただいま市長のほうで、市民の理解が得にくいのではないかとの、そういう思いの中で答えられましたけど、職業に制限を設けるのでなく、土地を購入し、家を取得すれば、これは県税でありますけど、不動産取得税が生じ、同額ぐらいの固定資産税が毎年発生する。松浦に住民を登録している市民は、の職員であっても差別をしないで平等性をまず持たせるべきじゃないかと。能美は5万人、先ほど言いましたが、弱のまちでありますけど、松浦の場合は、隣も隣も何さんと知っているような小さいまちですので、公務員に対するお手盛りじゃないかというような感じも受けられる方がおられるのは間違いないところでしょうけど、既に家、土地をお持ちの方は、もう今さらつけてもらわんでもいいぞと思っている方もおられるでしょうけど、やはりの職員さんで後輩の方が随時入ってくるのですので、将来にわたって、みんな思っている人口増の考える中で、ぜひ理解はできるものと確信しております。  先ほど言いました税金などの件に関しましても、長期的に見て基本となる住居があることにより、子どもの世代でも松浦とのかかわりが深くなるし、ちゅうちょすることなくこの政策を早急に実施すべきであることと思います。  世知原におきましては、20年、25年ぐらい前に世知原を出たところに、すぐゴルフ場のほうに通じる長い坂が、800メートルぐらいの坂がありますが、両サイドに赤屋根の町営住宅ができました。そのときに、「うわ、世知原に住宅をつくって住むっちゃろうか」って、そのとき、二十何年前思いましたけど、すぐ、やはり「世知原でも」と言うたら失礼ですけど、世知原のその住宅に住まれまして、「ああ、よかったな、町の振興策として」という思いがありますし、早く今福の木造住宅もおくれることなくつくっていただいて、今福の人口、ひいては松浦の人口増につながる。また、来年2月か3月には西九州自動車道が供用開始されるでしょうし、先ほど一部意見も出ておりましたけど、松浦に住んで伊万里に仕事に行くという方なども当然出てくると思いますので、そういう中で、安定的な収入をお持ちの役所の職員さんに、私は何もごますろうとは思っていませんし、する必要もないけど、ぜひ平等性を持たせて積極的に出すことに市長決めましょう。よろしくお願いいたします。  それでは、2番目に──何か答えられますか。積極的に市長がお答えをいただくのかと思って、どうぞよろしくお願いいたします。  それでは、2番目に「松浦鉄道株式会社施設整備事業における検証について」であります。  現在、MRですね、松浦鉄道支援として、26年度から35年度まで施設整備事業について、10年間で松浦の負担金として、平成25年度の負担指数を基準としての試算で9,450万円、26年度は単年で880万円と聞いております。やはり私たち議員は、お金の使い道などに対して常に目を光らせ検証する必要があるという思いで取り上げさせていただきました。  松浦鉄道自治体連絡協議会のもと、10年間で国や沿線自治体が財政負担する施設整備計画について、松浦鉄道の経営状況を見ながら、5年後をめどに支援内容を見直す決議案を、昨年秋に決議案を承認していますが、その前の16年から26年度で松浦で、ちょうど10年になるんですかね、松浦で約1億3,800万円の負担をしており、25年度まで、10年間、関係自治体で総額約11億5,500万円、26年度からで約23億1,000万円が見込まれています。  交通弱者の手段として中長期的に持続させることが必要であり、松浦高校や通学の手段として絶対的に必要であるのは認識している中での質問であります。  また、独立した当時は、私は、かなり前のことですので、そのときは学校に行って東京のほうにいたんじゃないかと思うんですけど、そのいきさつは知りませんけど、こうやって松浦鉄道が独立するときに、自治体には迷惑はかけないということで松浦鉄道ができたと聞いておりますけど、確たる証拠はありません。  そこで、総務省は、昨年初頭、あれは1月の新聞でありましたか、と思いますけど、「ローカル鉄道を維持するため新しい制度の創設を決め、老朽化した車両やトンネルなどの施設更新費用を鉄道会社に補助する地方自治体に対し、地域活性化には人口減や自動車の普及で存続が危ぶまれる地域の足の維持が不可欠と判断し、25年度から地方交付税で総務省はいずれの場合でも自治体の負担額の30%を賄う支援をする」と、していると思います、25年度からですね。また、国交省と自治体が協力して補助する場合、国交省の負担割合は総額の3分の1、国交省は25年度から総務省の交付税で支援、長崎県では、総務省が25年度から開通しているローカル鉄道の維持のため、新制度では松浦鉄道、島原鉄道、長崎電気軌道の3社が新制度の対象になっているはずであります。MRがつくった素案を第三者機関に委託して事前調査をしたとのことであるが、協議会での松浦はお金を出すに当たってどのように検証されたのか、出席された理事者にお伺いします。 72 ◯ 企業立地課長(吉永弘治君)  26年度以降の施設整備計画につきましては、議員御指摘のとおり、外部委託をして協議を重ねてまいりまして、先ほど議員が申されましたとおり、総額で23億円程度の施設整備補助金を出すということで協議をなされたところでございます。 73 ◯ 12番(久枝邦彦君)  今23億円と言われたですね。先ほどありました。その出す根拠をどのように検証して、検討して、その松浦の負担分を出されたのかというのをお聞きしたいと。 74 ◯ 企業立地課長(吉永弘治君)  基本的に、施設整備につきましては、松浦鉄道のほうから施設整備計画を出していただきまして、その整備をしないと基本的に鉄道上に鉄道敷を──済みません。列車が走れない状態になるんではないかということで施設整備をする必要があるという形になります。  で、それを整備をするために、先ほど議員申されますとおり、国のほうが3分の1、県が3分の──佐賀県、長崎県両県で3分1、沿線自治体の市町村で3分の1ということでなっております。  で、国の施設整備の補助に該当しない分を松浦鉄道のほうで自己負担をするという形になっておりますので、それにつきまして協議をしたわけですが、基本的には、市町村分につきましては、人口割とか乗車人数割とか、そういうことで割り算をされて指数を出されて、それで数字が出されている状況になっております。 75 ◯ 12番(久枝邦彦君)  今回でも25年度の試算のもとに計算されているということでございまして、私たちも全協の中で資料をもらった中でこういう数字が出ております。だから、これは松浦鉄道がどこかのコンサルに試算をしていただいた中でのこういう請求金額になっておりますけど、これを松浦としては、「ああ、そうですね、じゃ出しましょう」ということになるのか、それなりに内部で検討されたのかというのをお聞きしたいです。 76 ◯ 市長友広郁洋君)(登壇)  これからの10年間の支援のあり方につきましては、先ほど担当課長がお答えいたしましたとおり、MRにおいて専門の業者に安全性、あるいは定時性の確保等に十分配慮した今後の整備がどう必要かということについて提案をいただき、それを松浦鉄道の自治体連絡協議会の幹事会等でいろいろ議論をし、この内容についての精査をさせていただいたところでございます。  実はもっと多額の費用があるということでしたけれども、やはり沿線自治体の負担にも限度があるということから、負担可能な数字として、先ほどお示しした金額になったところでございまして、このことについては、先ほど久枝議員も申されましたとおり、松浦といたしましても、どうするかということについては、25年10月9日に市議会全員協議会をさせていただいて、そのことについては御議論を賜りました。そして、議会の御理解をいただいたということで、25年10月21日にMRの自治体連絡協議会の臨時総会でこのことについての議論をして、議会の御理解をいただいたことを踏まえて、松浦としてはこの施設整備計画について、その支援をいたしましょうということで意思表示をいたしましたところでございまして、結果的には臨時総会において26年度から10年間の施設整備計画を了とし、その決議をしたところでございます。  ただ、このときにやはり5年後をめどに支援内容を再検証する必要があるということが、その臨時総会において意見が出されまして、そのことについても臨時総会で確認をしておるところでございまして、今後この26年度から10年間の施設整備計画をそのまま踏襲するんじゃなくて、やはり一定の時期に一定の検証をして、その支援内容については十分見直しをしていく必要があるということについては総会で決議をされておりますので、そのことをしっかりと今後も実施してまいらなきゃならないというふうに思っているところでございますが、私といたしましては、やはり先ほど久枝議員が申されましたとおり、松浦鉄道の意義や必要性ということについては十分認識をしておりますので、市民の足、特に通勤通学者の足を守るという観点から、今後も松浦鉄道の支援については議会にも十分御説明を申し上げて、所要の手続、予算措置をしてまいりたいと、このように思っております。(降壇) 77 ◯ 12番(久枝邦彦君)  先日、一、二月前でしたけど、電源開発さんの前を御厨のほうから戻ってきて、自分の目で見たわけですけど、保線区の方が30名前後、もしかすると35名ぐらいおられたでしょうけど、皆さん、鉄道のこの施設をですね、幅をはかったり、こう移動、少し何ミリかでしょうね、されておりまして、「うわあ、こんな数でするんだったら、やっぱり鉄道というのはすごい金が要るんだな」と、自分で確かに思いました。  そういう中で、先ほど言いました財政力が弱い自治体といいますか、そういう中で、長崎県においては島原鉄道、松浦鉄道、長崎軌道に対し、全面的という言葉は使っておられませんでしたけど、100%が全面的でしょうけど、交付金として松浦に来ておられるから、もう松浦としての松浦鉄道に対する負担はないのかというのをお聞きします。 78 ◯ 企業立地課長(吉永弘治君)  議員御指摘の交付税での支援ということでございますが、特別交付税で30%の支援がなされるということになっておりますが、現在、松浦は松浦鉄道の施設整備補助金に対しましては、元利償還金の70%を交付税で措置されるという合併特例債を充当いたしておりますので、特別交付税の対象にはなっていない状況でございます。 79 ◯ 12番(久枝邦彦君)  合併特例債、ああ、そうですか。ということは、合併特例債、今度は延長になったですたいね。その合併特例債が、じゃ、今後10年のうちに延長になったのが、延長の切れたときにはどうされるんですか。合併特例債。 80 ◯ 市長友広郁洋君)(登壇)  現在、松浦が負担をいたしておりますのは、元利償還の70%を措置される合併特例債を充てさせていただいておりますが、これも期限があることでして、合併特例債を活用できなくなるということになりますと、その財源は新たに求める必要があります。そのときもやはり一般財源を充てるという判断でなくて、有利な財源措置がないかということは、その時点でまたいろいろと検討させていただきたいと思います。(降壇) 81 ◯ 12番(久枝邦彦君)  私も合併特例債がいつ切れるのかちょっと忘れましたけど、そのときには一般財源を充てることなく特別交付税などの70%の国からの負担のもとで補助する可能性もあるということで解釈してよろしいですね。ぜひ松浦鉄道に存続してほしいし、やはり鉄道がないまちというのは、もう死んだまちになりますし、それこそ幕末のときに政府に反対した彦根藩などには鉄道が通らなかったということがありますけど、やはり鉄道があることによって少しでもまちが元気になることを願っておりますので、助成金は出さなくちゃいけないですけど、きちんと検証して市民のお金、国のお金ですので、出すことを十分に吟味しながら出していただきたいと思います。  それでは、3番目に移ります。中身は簡単です。「小学生から自己防衛のために受け身のけいこを教えることについて」であります。  私も武道は少々何だかんだやっておりまして、全部1回戦ボーイで、何をさせても弱いんですけど、私は、せんだって、ちょっと飲むチャンスがありまして、めったに飲まないんですけど、ある大先輩の男の方と、階段が、また足の長さほどなかったんですけど、連れて帰るのに腕を組んで階段を、「4段あるみたいですね」ちゅうて、おりて、そしたら5段あったんですよね、そこで、その方もちょっと足が弱っておられますもので、私も倒れそうになったんですけど、私が若かったもんで支えたんですけど、そういうことで、これも思いつきまして、また、二十何年前に下の町の裏で火事がありまして、新築の家の途中の段階で火事がありまして、隣の家に、私も消防団でありましたもので、もう靴を履いたまま隣の家に上がって、2階まで上がってきまして消火のほうに手伝った記憶があるんですけど、そのときに見て、小学校通りで見ておられた奥様が、誰かわからないけど自転車がぶつかって、今も入院しておられるんですよ。もう何十年、25年から。ですね。  そういう中で、もう既にこの受け身のけいこなどを低学年、小学生ばかりと言いません、中学生も高校生も、実際は取り入れられているのかもわかりませんけど、体育の時間の合間に、マット練習などのときにたまに取り入れ、人生のどこかで受け身が要るようなとき、とっさのときに頭や顔を防御するときがある。また、本日、松浦高校の皆さんが来ておられますけど、そういう中で、歩きながらスマホ等を使用して自分でぶつかったり、自転車がぶつかったり、通行人に接触して倒れたときに受け身ができれば人生役に立つときがきっとあるとの思いで、簡単ながら質問に入れさせていただきました。  答えは簡単です。どうぞ関係理事者の方、どうぞよろしくお願いします。 82 ◯ 学校教育課長(黒川政信君)  転倒の原因として、小学生の場合、鬼ごっこなどの遊びが原因で転倒するのは仕方ありませんが、小学生でながらスマホという場合は、その行為自体が問題であって、そのながらスマホをやめさせるほうが先だと思います。  本題は、小学生から自己防衛のため受け身のけいこをすることの御提案ですが、小学校の学習内容には、いわゆる柔道の受け身の内容はなく、小学校においては、指導の面からも難しいと考えます。  しかし、小学校の体育において、とっさの転倒の際、身を守る動きにつながる学習内容があります。どういう学習かと申しますと、まず、体つくり運動の中の多様な動きをつくる運動や、もう1つ、体のやわらかさ及び巧みな動きを高める運動というのがあります。  次に、御存じのように、器械運動です。この器械運動にはマット運動、鉄棒運動、跳び箱運動の3つがあり、いずれの運動においても、体の回転、腕での支持、そして逆さ感覚などが重視されています。  転倒の原因として、基礎体力の低下がありますが、このことも課題の一つとして、小中学生の課題の一つとしても捉えておりますので、小学校においては、特にこのような学習を充実させたり、昼休みなどの運動遊びを奨励したりすることによって、基礎体力、そしてバランス感覚、そして身のこなし、こういったことを高めることが大切と考えています。
     また、市内の校長研修会においても、体力向上とあわせて基礎体力の充実の面を今後も指導していきたいと考えております。 83 ◯ 12番(久枝邦彦君)  十二分なお答えをいただきました。そこで1時間みっちり、びっしりということでなく、合間に取り入れていただいて、ぜひ安心・安全を小さいときから先取りをするという方向で、どうぞよろしくお願いいたします。  それでは、最後に4番目、「なぎなた競技の今後の取り組みについて」であります。  10月18日から20日までの松浦文化会館での長崎がんばらんば国体なぎなた競技では、もう名前は、先ほども皆さん、お褒めの言葉の中で出ておりました。もう言わないでもいいでしょう。青年、少年とも演技競技の部で優勝、試合競技の部で3位で総合2位と、優秀な成績をおさめられました。松高並びに在校生、松高卒業生の活躍、まことにおめでとうございます。  本人の切磋琢磨となぎなた連盟関係者の協力及び板垣先生の御指導のおかげであると確信しております。  そういう中で、大会前、文化会館周りの2回にわたる除草作業や、ボランティア約700名からの協力、並びに大会中、中学生による各県選手のプラカード誘導での入場、松高生による各部署での機敏なる働きや市民皆様の大変なる協力、まことにありがとうございました。  来年の和歌山国体でのなぎなた競技は、高野山の麓の九度山で行われるということでありますが、初日に歓迎レセプションがホテルのほうでありましたけど、せっかく和歌山の九度山から町の議長と教育長と職員の方が来ておられましたので、1次会だけで帰すのは失礼だと思いまして、2次会に私が誘いまして、そういう中で、藤田議長が言われるには、「うちには高校がないので運営が大変です。高校生の皆さん、かなり働いていますね」というお言葉をいただきまして、大変うれしく思ったところでございます。  その後、先ほど高橋議員のほうでしたか、言われていましたけど、11月27日に全日本なぎなた連盟より国体松浦実行委員会に感謝状が贈られました。今議会での市政概況報告で市長は、「今後とも「なぎなたのまち松浦」づくりに向け、松浦なぎなた連盟及び松浦高校と連携し、競技の普及と選手の育成を図ってまいります。」とうたっています。  私が今回取り上げた理由は、大会の最終日に聞いたんですけど、来年7月に全日本中学校なぎなた大会が長崎県立体育館において挙行される日程が既に決まっているようでございます。この大会において、松浦としてどのように協力をしていくのかが課題であるかと思います。多分長崎県内で中学校になぎなた部はないのではないかとの中で質問をしておりますけど、関係理事者としてはどのように考えておられるかお伺いしますとともに、先ほどから言う、長崎県になぎなた、中学校になぎなた部てあるんですかね。それを含めてお答えいただきたいと思います。 84 ◯ 生涯学習課長(川上利幸君)  まず初めに、先ほど来、市長、教育長からもお話があっておりましたけど、今回の国体開催に向けては、多くの市民の皆様方に御協力をいただいて、無事、盛大に終わることができました。本当にありがとうございました。感謝申し上げます。  御質問の全国中学生なぎなた大会でございますが、この大会は、国体開催前年に開催いたしますリハーサル大会、そして、国体本大会、そして、国体の翌年ということで、来年、長崎で開催されるようになっております全国中学生なぎなた大会ということで、国体開催、県で3年連続、セットといいますか、そういった形で開催されているというものでございます。  そういうことで、先ほど話がありましたように、来年7月に長崎のほうで開催される予定になっておりますが、本来であれば、今回、気運が盛り上がっておりますので、松浦のほうで開催したいなという思いもあったんですけど、この大会、日程の都合もあるかと思うんですけど、なぎなた競技を行うコートが12メートル四方なんですけど、それが一会場で4面以上とれないと開催ができないというお話でしたので、本当は松浦で開催したかったんですが、どうしても開催できないということで、長崎のほうの県立大会で開催するということになったという経緯がございます。  そして、この大会の主催ですが、全日本なぎなた連盟が主催になりまして、地元の県、ということで、長崎県でいいますと、長崎県、それから長崎、それから長崎県の教育委員会、長崎の教育委員会、それと県体協、体協、長崎県の中体連等が後援とか共催とかという形になるかと思います。主幹につきましては、開催の連盟ということになりますので、長崎県のなぎなた連盟で、主体には長崎のなぎなた連盟が携わるということになりますので、松浦といたしまして、運営面で直接的に携わったり関与したりということはできないんじゃないかなと考えております。  それと、中学校のなぎなた部でございますが、議員がおっしゃられるとおり、長崎県内にはなぎなた部というのは存在しておりません。松浦もジュニアから今ずっと育成という形で、松高につながるような形でなぎなたに親しんでもらうという形で、保育園、幼稚園から小学校、中学校でなぎなた教室を開いたりやっておりますけど、中学校での協議というのは、現在、正式にはやられておりません。  長崎県内でも特にないんですけど、長崎のほうにも多分複数名だと思うんですけど、なぎなたを愛好されている方も指導を受けている方もいらっしゃるということですので、そういった形で松浦から何人出られるかとか、そこら辺もまだ近くならないとわからないかとは思うんですけど、長崎県内からもその大会には出場するという形にはなろうかと思っております。 85 ◯ 12番(久枝邦彦君)  今、の積極的な考えといいますか、生涯課長が言われるように、大会会場が4面とられることがあれば、松浦でしたかったという思いを言うていただきまして、大変うれしく思います。そういう中で、一つの会場で4面とれるというのは、長崎県立体育館がその中の一つであり、長崎でするということであります。  また、大会期間中の折に、今福中学校の全女生徒によるリズムなぎなたも演じていただきました。また現在、松高で頑張っておられる方も今福中学校で基礎をたたき上げてこられた立派な方ばかりです。ああやって今福の方など、下地といいますか、そういう素養のある方がかなりおられるみたいですので、担当課並びに担当課長としても大変でしょうけど、長崎県に全面的に協力していただいて、また長崎の中学生でそういう練習しておられるということの中で松浦の中学生も一緒に戦って、そこで勝ち抜いて全国大会にまた松浦からも出ていただくように切に希望いたしまして、終わらせていただきます。    (久枝議員 一般質問席 降壇) 86 ◯ 議長(鈴立靖幸君)  以上で久枝議員の質問を終了いたしました。  本質問者の残り時間は8分です。これより関連質問を行います。ありませんか。──なければ、以上をもって久枝議員の一般質問並びに関連質問を終結いたします。  ここで暫時休憩をいたします。       午後2時7分 休憩 ───────── ◇ ─────────       午後2時25分 再開 87 ◯ 議長(鈴立靖幸君)  再開いたします。  休憩前に引き続き、会議を開きます。  それでは、質問順位に従い、2番・川下議員の登壇を願いますが、質問方法は一問一答方式となっておりますので、よろしくお願いいたします。  (川下議員 一般質問席 登壇)(拍手) 88 ◯ 2番(川下高広君)  皆さんこんにちは。  本日、4番目に登壇します公明党の川下高広です。どうぞよろしくお願いいたします。  朝の流れで4番キャッチャーと言っていいものか迷いましたけども、ホームランも狙いますし、思い切り空振りもします。ですが、しっかりとスクイズは決める、そんな議員でありたいと思っております。(発言する者あり)はい。うまいこと言えたところで本来申し上げたいところを申し上げます。  先日行われました長崎がんばらんば国体なぎなた競技の大成功、おめでとうございます。半世紀に一度のめぐり合わせで、参与として参加させていただいたことを光栄に感じております。  また、何といいましても、花いっぱいおもてなし運動、市民の皆様が笑顔で思い思いの苗をプランターに入れられて、そして、楽しそうに帰っていかれたのを覚えております。本当に市民挙げて最高のおもてなしをしたい、そのような思いを感じることができまして、ますますこの松浦が好きになりました。  それでは、通告に従いまして質問をさせていただきます。  1番目の「教育支援員の配置について」ですけども、前回9月議会におきまして、「メディア教育への取り組みと教育現場への支援について」という質問の中で、これまでの教育支援員さんの登用履歴や登用現状、昨年度との比較についてお伺いをいたしました。  教育支援員さんの役割は、特別支援学級や通常学級において、学習面や生活面で学習理解や集団生活上、特に配慮を要する児童生徒への支援であるわけですが、これまで年々増員していった教育支援員さん、残念ながら今年度は昨年度の19名から17名に減り、その内訳は、1つの学校が1名ふえ、3つの学校が各1名ずつ減となりました。中でも、そのうちの1校は昨年度と同数という現場からの要望がありましたけれども、何らかの理由があり、結果的に沿えなかったわけです。  教育支援員さんの役割は、重要不可欠であるとの認識を教育長も前回の答弁で改めてお示しになりました。私もそのように思いますし、であるからこそ、年度の区切りにとらわれず現場を調査し、何らかの要求があれば対応していただきたいと思っての前回の質問でありました。  そこで、お尋ねをいたします。前回の質問後の状況の変化や、また、取り組みなどありましたら、お答えをお願いたします。 89 ◯ 学校教育課長(黒川政信君)  失礼します。  議員もおっしゃいましたが、教育支援員の人数の増減につきましては、前回の一般質問でお答えしたところです。その後、学校教育課としましては、現在の学校現場での支援体制がさらに充実するように検討いたしました。例えば、適応指導教育室ステップの指導員の職務として、学校への訪問指導がありますので、週に2日程度、支援体制に困難を来している学校に訪問支援をするという方法などを検討したところです。  また、今年度配置人数が減った学校の校長には聞き取りを行いました。ある学校からは、1学期は大変支援体制や状況に厳しいものがあったと回答がありました。年度当初と現在、学校の教育支援員の支援体制は変わっておりませんが、今後とも学校現場の現状を見ながら、よりよい支援になるように適宜対応してまいりたいと考えております。 90 ◯ 2番(川下高広君)  1学期はきつかったということですけども、2学期は何とか頑張れますということだったんでしょうか。 91 ◯ 学校教育課長(黒川政信君)  回答を得た校長からは、そういう2学期は今何とか今の体制でやれておるという回答でございました。 92 ◯ 2番(川下高広君)  もちろん状況によって対応をしていくものです。現場は、やはり頑張っておられたんだと思います。やはり与えられた環境でやるしかない、やはり普通そう考えます。だからこそ前の段階で必要とされる人数は、やっぱりしっかりとそろえることが大切だと考えます。来年度の新学期から人数をそろえてスタートしていただきたい、その思いはくだんの学校だけではなくて、その預ける親御さんたちの願いでもあります。  文部科学省のデータを見ても、支援を必要とする児童生徒は全国的に増加傾向にあるとあります。これまで増員していった支援員さんの数が今年だけ減ったのは何らかの理由があると思いますし、それはの側のほうもしっかり把握はされていると思います。ここでその理由を聞くよりも、来年度に向けた必要と想定された人数より、この採用人数が下回らないようにする取り組みについてどのようにお考えになるか、お聞きしたいと思います。 93 ◯ 学校教育課長(黒川政信君)  必要とされた人数より採用人数が下回らないようにする取り組みについての御質問ですが、このことにつきましては、まず第1に、次年度、市内全体で何人の教育支援員さんが必要なのか、必要人数をしっかりと把握することが重要と考えています。そのため、学校に対して特別な支援が必要な児童生徒の状況や人数を年度ごとに複数回にわたって調査をしております。念には念を入れた調査に基づき必要人数をしっかりと把握し、その人数の確保に努めていきたいと考えております。 94 ◯ 2番(川下高広君)  それと、何らかの理由で支援員さんが就業できなくなった場合を想定して、人数はその必要人数よりもやはり一人でも多くの方を採用したほうがいいのではないでしょうか。また、あるいはそういう臨時的な融通のきく団体と契約をしておく、そういった取り組みなどが有効なのではないかと思うんですが、その点についてはどのようにお考えでしょうか。 95 ◯ 学校教育課長(黒川政信君)  教育支援員が何らかの理由で就業できなくなる場合も、これは想定できることであります。ただ、その場合を想定して年度当初から必要人数よりも多目に採用するということは難しいと思います。過去にも何らかの理由で、ある理由で就業できなくなられたという事例がありましたが、その場合は別の方を雇用して対応したところです。  今度も、教育支援員及び配置校の校長と連絡を密にしながら、学校の支援体制の見直しを指示したり、先ほど申しました臨時的に別の教育支援員を雇用したりして、対処していきたいと考えております。  また、議員がおっしゃいました、団体との契約については、現在は考えておりません。 96 ◯ 2番(川下高広君)  欠員が出た場合はすぐに対応をしていただくということでしたので、それでお願いをしたいと思います。  今回、この質問、連続で2回目になるわけですけども、この受託のある方から伺った言葉が忘れられません。それは、ある企業の社長さんの言葉の紹介をされたものであります。その社長さんは、こう言われたそうです。「誘致を受ける際に第一に考えるのは、どのような優遇を受けられるかではない。そのまちに住んで社員が幸せになれるかどうかだ」ということです。大変印象に残った言葉です。  この幸せの定義というのは人それぞれだとは思いますけれども、子を持つ親として子どもを安心して育てられるということは、幸せに直結するものだと考えております。松浦にはこういう安心して教育を受けることのできる、お年寄りが安心して暮らしていけるを目指していきたい。きょう午前中、神田議員の質問に対して市長の答弁に「住みたい、住み続けたいまちづくり」という言葉がありました。その言葉を聞いて、しっかり目指しておられると私は考えました。そのような考えに立った上で、最後に市長にお伺いしたいと思います。  この現場が要望してきた、必要最小限の人数は必ず確保していただきたい、そのように思います。来年度及び今後に当たって、市長のお言葉をいただきたいと思います。 97 ◯ 市長友広郁洋君)(登壇)  子どもを健やかに育てていくということはですね、行政に課せられた重要な課題であるというふうに思っておりまして、その役割を担います市内の小中学校の特別支援学級及び普通学級において、特に今、配慮を要する児童生徒が増加しておるということを考えますと、この支援員をしっかりと確保して、その支援員の役割をしっかり担っていただくということは重要であると思いますし、またもそのような重要性は認識をいたしているところでございます。  実は、先月の11月27日に教育委員さんと私のほうで意見交換会をさせていただいたところでございますが、そのときにもこの支援員の確保ということについては強い御要望がございましたので、このことにつきましては、教育委員会と情報共有しながら、来年度の教育支援員の必要な人員をしっかりと把握をいたしまして、子どもたちが必要とする支援については、一人一人に十分な支援ができるように、また、学校教育もまた充実をするという、そういう効果もあろうと思いますので、このことについては、この必要な人員の採用確保ということについてはしっかりと対応してまいりたいと、このように考えております。(降壇) 98 ◯ 2番(川下高広君)  しっかりした答弁をいただいたと思っております。誰でもかれでもいいというふうに私も思っているわけではないということを最後につけ加えて、この質問は終わりたいと思っております。  2番目に、「中央診療所の利用状況について」お尋ねをいたします。  人工透析の利用可能なベッド数と現在の利用人数、その増減の理由を教えてください。 99 ◯ 健康ほけん課長(瀬戸 守君)  中央診療所の人工透析のベッド数と利用状況でございますけども、人工透析のベッド数は14床と予備が1床ございます。通常は2日に1回隔日利用となるため、定員は28名となっております。  利用状況につきましては、ことし9月時点では、月、水、金の利用が14名、火、木、土の利用が11名でございました。11月以降入院等の治療によって転院や転院後の死亡、お亡くなりになられたというような状況もございまして、12月現在では、月、水、金が12名、それから、火、木、土の利用が9人と減少している状況にございます。 100 ◯ 2番(川下高広君)  松浦には人工透析治療の必要な患者さんは80人前後いらっしゃると聞いております。中央診療所以外の方は市外の病院に通って透析治療を受けているわけですが、ここが一番近いという人なら、わざわざ遠いところまで行かずに、本来ここを利用したいはずでしょう。指定管理者の経営的にも、開設者のとしましても、ここが満床になることが望ましいと思います。  そこで、お尋ねします。現状ベッドがあいたからと利用者をふやすことは現状としては難しいのでしょうか、また、何か障害となっているものがあるのでしょうか、教えてください。 101 ◯ 健康ほけん課長(瀬戸 守君)  透析患者様の受け入れにつきましては、患者様の状況の把握が必要となってまいります。指定管理を行っております中央診療所のほうから、関係医療機関のほうに空きベッドの状況等の情報は提供されているところでございます。  また、ベッドの利用促進についても、月、水、金の部分については午後からの透析をふやしたいというような、2クールでやるというようなことでの検討も病院のほうとしてはなされておると聞いておりますけども、そのための医師確保が今のところ厳しい状況にあるということでございます。 102 ◯ 2番(川下高広君)  実際にこの中央診療所を利用されている方のお話を伺いますと、回診サービスが始まるなど、サービス向上により以前より満足度が上がっているという話を伺います。よそに行っている人たちにもぜひ教えてあげて、中央診療所を利用してもらうように呼びかけてほしいという率直な意見を伺っております。  また、送迎バスの創設を望む声も上がっております。現在はタクシーなどを利用されていて、高額となっております。指定管理者への進言や協議を行ってほしいというふうに考えておりますが、この件に関してどのようにお考えでしょうか。 103 ◯ 健康ほけん課長(瀬戸 守君)  透析のスタッフのほうも透析患者様に対しては、安心して治療が受けられるよう努められておるというような状況でございます。中央診療所に通うための患者様につきましても、高齢化とともに通院による身体的、また、経済的負担が大きくなっている状況にもあると承知しているところでございます。患者様の御負担を軽減するため、また、空きベッドをふやすために、送迎バス等の通院の手段確保というものについては、大変重要な課題だと感じております。このことにつきましては、今後指定管理者に対しまして、検討のお願いをしてまいりたいというふうに考えております。  以上です。 104 ◯ 2番(川下高広君)  私も現場に行きまして、調査というかお話を伺ってまいりました。以前この1クール体制から2クール体制にしたいという話を伺っていましたもので、その話が今はどうなっているのかというところでした。少しちょっと瀬戸課長と違うといえば違うかもしれませんけども、所長さんが言われたのは、「1クールから2クールにすれば単純に1日に治療できる人数が倍になります。結論から言いますと、この利用者が少ない現状では、やはりこれちょっとどうしようもない」ということでした。医者に関しましては伺ったところによりますと、「私が遅くまで残っていればいいから」ということで、大変熱い思いを語っておられました。普通だったら、そこはやっぱり2人体制、もう1人をふやすというところだと、やっぱり現状を見ながら、もう自分がきつい思いをすれば済むことだったらということで、恐らくそれは、「私が遅くまでいれば済むことですから」ということを言われたんだと思います。  そこで、続けて言われたのが、この利用者が少ない、現状がもう一番だと。その利用者をふやすには、当診療所に通いやすくするために、送迎バスなり、あるいは介護タクシーが必要となりますと。ただ、それには看護師の増員が必要なんですというふうに言われておりました。  そこで、市長にお尋ねをいたします。  先ほど述べましたとおりに、看護師の増員が送迎バスや介護タクシーの創設につながり、また、当診療所のアピール、それから、利用者への呼び込み、ひいては2クール実施へとつながっていくと思います。もちろんその先にもいい影響はあるのではないでしょうか。松浦の直接的、あるいは間接的な支援、または支援協議の開催を市長に求めたいと思いますが、お考えはいかがでしょうか。 105 ◯ 市長友広郁洋君)(登壇)  中央診療所の存続ということを振り返ってみますと、今、川下議員が申されますとおり、人工透析患者様の通院時間と通院距離の御負担を軽減するということが最大の中央診療所を存続する理由でございまして、そのことは指定管理者である現在の伊万里松浦病院のほうも認識をされて、この中央診療所の重要な役割として、今、診療に当たっていただいているところでございます。そういう認識は、お願いしています松浦と、それを受けていただいています伊万里松浦病院と認識が一致しておりますので、今やはりどういう形でこの中央診療所で人工透析を受けていただけるかということについては、私も腎友会の上原会長さんにお尋ねしましたところ、大体やっぱり80名ほど市内におられるということで、このことについては自分たちもいろいろ誘いをしながら、ここで治療を受けられるようなことは考えていかにゃいかんとおっしゃっていますので、やはりどうして中央診療所で人工透析を受けていただけるかということについては、いろいろなお知恵をかりながら、そして、直接当たられます伊万里松浦病院のほうとですね、この患者様の通院ということについては、どういう形がいいのかということをしっかりと協議していく必要があろうと思いますし、あわせて、その受け皿となるためには、やはり看護師の確保というのが一番また内部的には問題になろうというふうに思いますので、このことについては現在の指定管理者の契約の内容等を十分精査いたしまして、私といたしましては川下議員が申されますとおり、人工透析患者様の通院時間、距離の負担を軽減するということを大前提に今後ともこのことについてはしっかりと協議を重ねてまいりたいと、このように思います。(降壇) 106 ◯ 2番(川下高広君)  積極的な3者間の協議をお願いしたいと思います。  次に移ります。「遊泳可能な親水施設の海水浴場化について」です。
     この件はと自治会との協議のあり方について思うことがありましたので、今回の一般質問で取り上げさせていただきました。  大浜東地区のニッチツさんの横に遊泳可能な親水施設があります。終末処理場きよら館の裏側にある砂浜のことです。ここはかつて大浜海水浴場と呼ばれて、きれいな砂浜が広がっていたそうです。新参者の私よりも皆様のほうがその辺は詳しいかと思います。今はこの地にバイパスが通り、さきの終末処理場もできました。  そこで、お尋ねをいたします。大浜地区のこのきよら館の裏にある砂浜を海水浴場にする、言い方を変えれば、海水浴場に復元する話が当時の吉山市長よりなされていた。しかし、いまだ実現しておりませんとのことであります。この海水浴場にするという話が出た背景やいきさつ、そして、今後の予定をお聞きしたいと思います。 107 ◯ 上下水道課長(辻 嘉文君)  ただいま議員申されましたとおり、この話が出た背景といたしましては、公共下水道の終末処理場を建設するに当たり、地元大浜東地区との協議の中で当時の市長が、「埋め立てによって護岸を沖に出し、その地先を海水浴場的な浜として再構築し、新しい親しみの場として活用することで御理解賜りたい」という発言をしておりました。このことを受けまして、現在のきよら館の北側には海水浴ができるような親水施設としての階段式の護岸と、また、平成20年8月に地区と交わしました覚書によりまして、西側のほうに駐車場とシャワー設備を備えた公衆トイレを設置しておるところでございます。 108 ◯ 2番(川下高広君)  今、課長がおっしゃったこの覚書、合意文書につきましては、私もこの文書に、作成にかかわった当時のそれぞれのときの2人の自治会長から資料としていただいております。そのうちの平成20年のほうですかね、このようにあります。「終末処理場親水護岸施設については、市民の憩いの場として一般開放いたします。今後のあり方などについては、大浜東地区と松浦が双方協議していくものとします」と、このようにあります。この協議はなされたのでしょうか。 109 ◯ 上下水道課長(辻 嘉文君)  私が把握する限りにおきましては、重立った協議がなされていないと認識しております。 110 ◯ 2番(川下高広君)  念のため申しますと、合意文書に明文化された、先ほど課長が上げられた部分、この部分に関してはのほうからもきっちりとやっていただいております。ただ、この一番地元の方が気になっていた海水浴場の復元という部分が、先ほど私が言いました、市民の憩いの場として一般開放しているというところに、あやふやな表現になされておって、しかもその後、話し合いがなされていないと。この地区の会長さんも当時ですね、「この表現がやっぱり気になった」と。「ただ、もう信じていました」ということでした。「ただ、時間がたっていって話し合いがなされずに、そして、当時を知る職員さんも少なくなり、そして、課長さんもかわっていく、その中でやっぱり不安が広がっていった」というふうに言われております。としては、この件に関しては一応の決着というか一段落が着いたというふうに認識があったと思うんですけども、自治会としては一番この大事な部分がまだ取り残されていたというふうに捉えているわけです。  今回の、冒頭に言いましたように、この地区の話をこの一般質問の場に持ってきたといいますのは、こうやって自治会と行政側がうまく連携をとっていないと、このの行政というのはうまく進まないというふうに思っております。  それで、こうやって双方の意見の違いがあるのであれば、それはやはり、それを察知していただいて、そして、解決に向かって協議をしていただきたい、そのような思いで、今回、この場に出させていただきました。  実際にこの地区が海水浴をつくるとなると、管理など地元の方のやっぱり負担も出てきます。その部分は地元自治会の方も十分理解をされておりますし、今現在の地区内の年齢層から見ても、どうあるべきかについては、再度考える必要があるというふうな認識も持たれております。そういった意味で、今後この方向性をきちっと決める協議が必要じゃないかと思いますが、やっていただけますでしょうか、お願いします。 111 ◯ 市長友広郁洋君)(登壇)  これまでの経過等については上下水道課長がお答えしたとおりでございますが、やはり基本的には、地元の皆様方の御理解のもとに下水道の終末処理場を建設させていただいたということを基本にして、地元においてまだその協議が十分になされていない、十分じゃないという認識を持っておられるということであれば、やっぱりそこは約束事でございますので、今、川下議員の御質問を受けまして、このことについては誠意を持って対応させていただきたいと思います。(降壇) 112 ◯ 2番(川下高広君)  今の答弁は会長にしっかり伝えていきたいと思っております。  では次に、「鷹島神崎遺跡及び遺物の今後について」ということで、ことし10月に世界に大きなニュースがこの松浦鷹島町から発信をされました。元寇船2隻目かと思われる遺物が見つかった、しかも1隻目よりも状態がよい、このことは松浦の学術的意義も高めて、松浦のアピールポイントにつながると思います。「松浦はいいものはたくさんあるんだけども、アピールが弱い」とよく話を聞きます。この発見で力を得たと考えています。  そこで、今回見つかった、この2隻目と思われる遺物について、1隻目との違いと見つかったことの意義を課長にお答えしていただきたいと思います。 113 ◯ 文化財課長(中田敦之君)  失礼いたします。  平成23年の秋に発見された船を、元の1号沈没船と呼んでおります。今回発見された沈没船を、鷹島2号沈没船と呼んでおります。  1号沈没船は、船体の基底部をなす竜骨と、両舷側の板材が平面的に開いた状態で発見されております。船体の構造を保った状態で海底に沈没し、その後、砂、泥に埋まっていったと考えられております。  一方、今回の調査で見つかった2号沈没船ですけども、確認できた部分はまだ船の一部を検出したのみでありますが、船体の構造に近い板材と、そこから伸びる船体の右舷及び左舷の板材の一部であります。また、船首に近い板材から伸びる船内を仕切る隔壁板も確認されているところであります。さらに、船首部分から伸びている右舷の板材は、約10メーターまで確認されているところでございます。1号沈没船と比べて2号沈没船は、立体的な形を呈しており、船体下部の板材の残りが非常によい状態で発見されている点が特徴として挙げられます。  また、物理学的研究と潜水を伴う水中工学との連携による研究方法の探求によって、1隻目と同様の調査を経て2隻目への発見に至ったという調査方法による成果がもたらしたことも大変意義があるものと思っているところでございます。  なお、2隻目の規模、大きさ、年代につきましては、来年度の調査に委ねられることになりますが、元の沈没船と確認されれば、蒙古襲来という世界史上重要な出来事を解明していく上で大きな手がかりを得るとともに、東アジア史、造船史、軍事史といった多方面での研究資料としての情報提供ができます。また、当時の船の構造など実態の解明につながるものと期待をいたしているところでございます。  以上です。 114 ◯ 2番(川下高広君)  丁寧な説明ありがとうございます。本当に今後が楽しみでなりません。  しかし、気になることもあります。この調査研究は来年度4月以降というふうに聞いておりますが、この平成27年度には、表現が正しいかわかりませんが、事業の区切りといいますか、琉球大学への科学研究費の国からの支援も終わるというふうに聞いております。それこそ、いよいよこれからとの思いが強くありますけども、その辺の正確なところ、また、今後の計画についてわかればお示しいただきたいと思います。また、そのときののかかわり方などもよろしくお願いいたします。 115 ◯ 文化財課長(中田敦之君)  秋に2号沈没船が発見されたその後に池田教授、文化庁、長崎県、九州国立博物館とも来年度の調査と今後の対応について協議を重ねているところであります。詳細につきましては、しかるべきときに御報告させていただければと思っております。  議員申されました、池田教授の研究チームによる科学研究費での調査は平成27年度をもって終了されていることになっております。本も、この調査には積極的に参加していきたいと考えております。その後の調査につきましては、国指定史跡鷹島神崎遺跡及び指定地外の鷹島海底遺跡を含めまして、文化庁、琉球大学、長崎県、九州国立博物館の御協力を得てが調査主体となってやらなければならないと考えているところであります。長期的には水中考古学の拠点にしていくため、本年3月に策定いたしました国指定遺跡鷹島神崎遺跡保存管理計画書に沿って取り組んでまいることといたしているところでございます。  以上です。 116 ◯ 市長友広郁洋君)(登壇)  今、川下議員が、27年度で科学研究費の調査は終わることになっておるが、その後どうするかということでございますが、そのことが重要な課題であるということから、実は11月26日に文化庁の記念物課長と面談をいたしまして、早速28年度からの調査研究をどうするのか、そういうことについてもしっかりと国と県と松浦で協議をして、この調査、特に学術研究という面での池田教授の調査に支障がないような予算の確保について協議をしていきたいということを申し入れたところでございまして、記念物課長もですね、その辺についてはしっかりと受けとめて、今後、協議をしていきましょうというお約束をいただいているところでございます。(降壇) 117 ◯ 2番(川下高広君)  市長、答弁いただきまして、ありがとうございました。大変いいお返事をいただけたかなと思っております。  3つ目なんですけども、ちょっと非常に素人的なことを言うんですが、現在保護されている神崎遺跡から少し外れたところで発見をされております。盗難といいますか、これを盗むとなれば、よっぽど命がけなんですけども、傷を入れたりとか、そういうおそれというのはないのでしょうか、また、神崎遺跡の範囲を広くするなど、そういったことは今後可能でしょうか、また、広範囲にわたって見つかっていく可能性もあると思うんですけども、そのときの保護の仕方についてお伺いできればと思っております。 118 ◯ 文化財課長(中田敦之君)  2号沈没船につきましては、1号沈没船より浅い地点で今回発見されております。現在は1号沈没船、2号沈没船とも全体を銅網で覆って、その上に土のうと土でかぶせて保存しているところでございます。2隻の船の価値と遺跡の価値を広く一般に伝え、守り、将来に伝えていくためには、沈没船を含む遺跡内での盗掘、盗難等の対策は必要であると認識をいたしているところであります。その盗掘を防ぐためには、早急に防犯体制の整備を図ることが必要でありますので、公的機関、各種団体等の御協力を得てパトロールの組織をつくり、定期的な見回りを行うなど、盗掘防止に取り組んでまいりたいと考えているところでございます。  鷹島神崎遺跡の指定の範囲につきましては、2号沈没船の発見後に文化庁を含む関係機関と協議を重ねております。平成27年度の琉球大学による調査で、船の規模、大きさ、年代などの調査研究の成果をもとに2号沈没船を含む指定範囲の拡大に向けて検討していきたいと考えているところでございます。 119 ◯ 2番(川下高広君)  御説明ありがとうございました。今後の進展、続行を期待いたしております。  それでは、最後の項目に入りたいと思います。「地域包括ケアシステムの構築の状況とこれからについて」でございます。  この福祉、医療、介護、一つ一つが全くのずぶの素人である私にとっては大変難しい高い壁でもあるんですけれども、この問題というのは当松浦のみならず、日本全体が目をそらしてはならない問題だと認識をしております。ですから、皆様に選んでいただいて、また議員の責任において理解を深めてお役に立ってまいりたいと決意をしているところです。  まず、お尋ねいたします。当市における高齢化率について現状と2025年、それから、その間のデータがあればお示しいただければと思います。書き取りますので、ちょっとゆっくりお願いいたします。 120 ◯ 健康ほけん課長(瀬戸 守君)  松浦におきます高齢化の状況でございます。本年4月現在の人口が2万4,482人に対しまして、高齢者が7,703人で、総人口における高齢者の割合は31.5%となっております。  厚生労働省が示します将来人口の推計計算によりますと、平成29年度、3年後でございますけども、総人口が2万2,756人、65歳以上の人口が7,868人で、高齢化率が34.6%、それから、2025年の推計値でございますけども、総人口が2万257人、65歳以上の高齢者数が8,128人、高齢化率が40.1%ということで、総人口は減っておりますけども、高齢者の割合は人口とも減らない状況でございます。 121 ◯ 2番(川下高広君)  私も、私なりにまた調査をしてまいりました。年度はちょっとずれております。松浦における高齢化率、これ昨年度、つまり26年3月の段階ですけども、2万4,581人で、31.4%でございました。つまり、その1カ月後ではもう既に0.1%上昇しているという状況になります。それから、7年後の2020年になりますと、これが2万1,810人に対して36.8%、それから、2025年のその5年後、2030年には、2万を切りまして、1万8,749人、40.1%となっております。この数字の根拠といいますのは、どこから持ってきたかといいますと、国立社会保障・人口問題研究所が取りまとめたデータで、この場で述べさせていただいております。  先ほど言われましたけども、高齢化率というのは総人口に対する65歳以上の高齢者の割合のことです。日本は、諸外国に比べて例を見ないスピードで高齢化が進んでいると言われています。ヨーロッパ諸国の数字で比べてみますと、2倍から4倍のスピードで高齢化が進んでいるデータが出ておりました。それだけに、国民の皆様の医療や介護の需要がさらに増加することが見込まれております。  そこで、できるだけ病気にならずに元気なままお年を召していただいて、支えられるほうから支えるほうへ回っていただき、御自身のことはもちろん、周りのことも助け合っていただいて、生きがいを見つけていただこう、また、支援の必要な方、あるいは見守りの必要な方に対しては、地域で助け合っていこうというのが、そういう考えが起きたわけであります。  国は、この地域包括ケアシステムというのを推進いたしました。厚生労働省では、「2025年度をめどに、高齢者の尊厳の保持と自立生活の支援の目的のもとで、可能な限り住みなれた地域で自分らしい暮らしを人生の最後まで続けることができるよう、地域の包括的な支援・サービスの提供体制の構築を推進」というふうに言われております。この2025年というのは、いわゆる団塊の世代の皆さんが75歳以上になる年であります。その2025年まで、もうすぐで2015年になりますから、あと10年になります。これからやっていくこと、例えば、介護サービスというのを需要がますますふえていく中で、このサービスを提供する業者の確保、その業者の言い方は変かもしれないけど、もうけなければなりません。ですから、そういう業者、来られるような状態、で、業者を確保、また、サービスを円滑に進めるために必要な集団居住の建設などもあるかもしれません。また、コンパクトシティー化という考えのもと、その計画を立案しまして、そうなると、地元の方に大変な決断をお願いしなければならないことがあると思います。可能性があると思います。そうした場合には、住民の方への時間をかけた説明などやらないといけないことがたくさんあります。10年後にいきなりできるわけではありません。友広市長の明確なビジョンが、この10年後に反映してくるものと考えております。  その上でお尋ねをいたしますけれども、このめどとされる2025年に向けて、この地域包括ケアシステムの構築への取り組みの状況を教えてください。 122 ◯ 健康ほけん課長(瀬戸 守君)  2025年に向けた地域包括ケアシステムの構築の取り組み状況でございますけども、まず、高齢者の方がいつまでも住みなれた地域で安心して暮らしていただけるようにということでの取り組み、その中で具体的に25年度の取り組んだ状況につきましては、松浦の高齢者を取り巻く状況につきまして、各種データやアンケート調査を実施しております。その結果をもとに、地域ごとの判断、診断を行っております。その診断結果をもとに、各地域の自治会や各種会合等でその状況を御説明させていただいております。その中で意見交換を行いながら、課題やニーズの掘り起こしを行ってまいりました。その結果、主体の取り組みとして、集いの広場の整備が進められた地域もある状況でございます。  地域における課題、御意見等をもとに高齢者の方が元気で活躍できるようにするため、支援、課題解決に向けて、地域ケア会議の中で3部会の作業部会を設けまして、協議を行っております。3部会と申しますのは、認知症対策、それから介護予防、それから生活支援についた作業部会を設けて協議をしております。この地域ケア会議で協議した結果につきましては、第6期の現在、介護保険計画を策定中でございますけども、その計画の中に盛り込むよう関係機関との協議をしながら、計画に盛り込んでいくよう準備を進めている状況でございます。 123 ◯ 2番(川下高広君)  このシステムの構築には松浦の中でもそれぞれ地域の特徴がありまして、地域ごとにやっぱり課題が山積していると思います。何から手をつけるべきかというふうな難しい入り口であったんじゃないかというふうに思います。特にこの足になります船便が制限されますこの離島、それから、山岳部にお住まいの方は、家と家が離れているということもありまして、この十分な在宅サービスの提供をするのも難しいのではないかというふうに思います。思いますけども、ビジョンは必要です。  まずは離島についてお伺いしますけども、この人口減少の中で離島の医療、介護、特に周到な準備、整理が必要かと思います。  松浦にあります3つの離島、黒島、飛島、青島におけるこの医療と介護体制の現状、ドクターヘリの活用などを含めてですけども、それから、地域包括ケアシステムの構築における将来の離島のビジョン、そういうのもお答えできたらお願いします。 124 ◯ 健康ほけん課長(瀬戸 守君)  離島におきます介護、医療の体制の現状というようなところで御答弁させていただきたいと思います。  御質問がありました青島地区につきましては、医療体制としましては診療所がございます。しかし、黒島、飛島につきましては、医療機関がありませんので、そのため、65歳以上の方に対しましては、通院にかかる乗車船料、船代のほうを月2回分の往復分を上限として助成をしている状況でございます。  緊急医療に関しましては、定期船や漁船等により本土に渡り救急車で搬送するというふうなことになり、漁船を利用された場合には助成を行っております。状況に応じてドクターヘリの要請等も行えるようにはなっております。  それから、介護サービスにつきましては、今現在のところ特段利用者が少なくサービスにいくまでに時間を要するということから、介護事業者の参入が厳しい状況にございます。利用されるサービスも限定されているのが現状でございます。離島に住んでおられる方で、できるだけ介護サービスが利用しやすいように、利用者、また、サービス提供の事業者等の支援体制の整備が必要であるということは考えております。今後検討してまいりたいというふうに考えております。 125 ◯ 2番(川下高広君)  もう近い将来──しっかりとやはりこの離島の方たちが、このサービスをしっかり受けられるようなことを考えていかなきゃならない。もうリミットは迫ってきているんじゃないかと思います。  それでは、最後に市長にお尋ねをいたします。在宅という概念におきまして、この隣県との間隔の広い地域におきましては、訪問サービスなど十分なサービスをするには無理が出てくると思います。市長はこの十分なサービスを行うようにするには、どのような構想をお持ちでしょうか、よろしくお願いします。 126 ◯ 市長友広郁洋君)(登壇)  この高齢化の問題は一口で2025年問題とも言われておりまして、この2025年に備えてですね、今からしっかりとした対応を組み立てていく必要があろうと思っております。そのことは、一つはやはりどの地域にお住まいになられておられてもですね、やはり平等なといいますか、公正なサービスを受けていただけるような体制を整えるのが一つあろうと思います。  もう1つは、やはり利用される側とそのサービスを提供する側とのですね、やはりこの連携といいますか、その機能が十分に果たせるような組織体制を構築すると、そういうことをもって、この住みなれた地域で安心して住んでいただけるような介護、あるいは保健、医療というものを構築していく、そのことは基本でなければならないと思っておりますし、それに向かって今後具体的な計画等を積み上げていきたいと、このように思っております。(降壇) 127 ◯ 2番(川下高広君)  最後と言いましたが、もう1つよろしいでしょうか。その状況によっては、やはりこの十分なサービスを受けるために、あるところがちょっと移動しなければいけないような、そういうふうなこともあり得るんじゃないかと思いますが、その可能性とか構想とかについてはいかがお考えでしょうか。これが最後です。お願いします。 128 ◯ 市長友広郁洋君)(登壇)  非常に難しい問題だと思いますが、やはり先ほど申し上げましたとおり、基本的には住みなれた地域で安心して生活を営んでいただくということが基本でなければならないと思いますが、やはり特に離島であります飛島、黒島においては、住まわれる方々が減っていくということになりますと、言葉は適切ではないかもしれませんけれども、孤立ということも懸念されます。そういうことを考えますと、果たして住みなれたところに住んでいただくということがいいのかどうか、あるいは場合によっては、申しわけないんですが、黒島を離れていただくことも選択肢の一つとしてやっぱり考えていく時代が来るんじゃないかと、そういう思いを持っておりまして、このことは離島に限らず山間部でもやっぱり考えられる課題ではないかと思っておりますので、やはり先ほど申し上げましたように、どういう形が住民の皆さん方に最もふさわしい行政の対応であるかということをしっかりと検証しながら、このことについては重大な課題として今後取り組んでまいりたいと、このように思います。(降壇) 129 ◯ 2番(川下高広君)  市長がおっしゃったとおり、本当に大変重要な課題だと思っております。本当に真剣に討議をして、本当に最高と思われる結果を出していただきたいというふうに考えております。  今後またこの地域包括ケアシステムについてはですね、またいろいろありますので、質問をさせていただきたいなと思っておりますけども、今回の質問はこれで終わります。  市民の皆様がよいお年を迎えられることを願って、私の質問を終わります。  ありがとうございました。    (川下議員 一般質問席 降壇) 130 ◯ 議長(鈴立靖幸君)  以上をもって、川下議員の一般質問を終結いたします。  ここで会計管理者から発言の申し出があっておりますので、これを許可いたします。 131 ◯ 会計管理者(松瀬美治君)  失礼します。  午前中、高橋議員より所得税の源泉徴収漏れに関する御質問がありました。その中で、今後の手続について議員より御説明があり、私に確認をされた際、それを了承するというやりとりがございました。今後の手続について一部適切でないところがありましたので、訂正をさせていただきます。  が行う手続と業者様が行う手続と分けて御説明を申し上げます。  補正予算が成立した後、まず、が税務署に本来納付すべき所得税を納付します。その後でないと事業主に請求できないことになっております。この部分につきましては、所得税法第222条に規定されております。事業主様はからの請求により納付することになりますが、すぐに納付される事業者様もおられれば、場合によっては税務署に更正手続を行い、税務署からの還付を待ってのほうに納付されるというケースも出てくるものと考えております。  大変失礼いたしました。 132 ◯ 議長(鈴立靖幸君)  以上で本日の日程を終了いたしましたので、本日はこれにて散会いたします。       午後3時26分 散会 ───────── ◇ ───────── この会議録の全ての著作権は松浦市議会が保有し、国内の法律または国際条約で保護されています。 Copyright (C) MATSUURA CITY ASSEMBLY MINUTES, All rights reserved....