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平成25年第2回定例会(第4号) 本文 開催日:2013年06月12日
平成25年第2回定例会(第4号) 本文 開催日:2013年06月12日
平成25年第2回定例会(第4号) 名簿 開催日:2013年06月12日
平成25年第2回定例会(第4号) 名簿 開催日:2013年06月12日

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  1. 松浦市議会 2013-06-12
    平成25年第2回定例会(第4号) 本文 開催日:2013年06月12日


    取得元: 松浦市議会公式サイト
    最終取得日: 2022-12-10
    ▼最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1        午前10時 開議 ◯ 議長金内武久君)  おはようございます。  椎山議員から欠席届、志水議員から遅刻届が出ております。  出席議員は定足数に達しております。  ここで、昨日、開催されました議会運営委員会の協議結果を議長から報告いたします。  市長提出案件として、議案第83号「松浦市職員の給与の臨時特例に関する条例の制定について」及び議案第84号「平成25年度松浦市一般会計補正予算(第3号)」の以上2件を本日、追加上程することに協議が調っております。  また、議員提出議案として「松浦市議会委員会条例の一部改正について」を、最終日に上程することに協議が調っております。  なお、議員提出議案につきましては、委員会付託を省略して、全員審査とすることといたしております。  以上、御報告いたします。  これより、議事日程第4号により本日の会議を開きます。  日程第1 市政一般質問 を行います。  それでは、質問順位に従い、3番・下久保議員の登壇を願いますが、質問方法は一問一答方式となっておりますので、よろしくお願いいたします。  (下久保議員 一般質問席 登壇)(拍手) 2 ◯ 3番(下久保直人君)  おはようございます。  梅雨に入りまして、日曜日ですかね、やっとまとまった雨が降りました。農業をされている方、本当に雨が恋しい中でやっと雨が降ったということで、私も土曜日、日曜日と市内をずっと回る機会がありましたので、農作業をされている方の雰囲気を見たところ、ああやった、田植えができるなというような喜びの雰囲気を感じながら回ってきたところでありますが、まだまだ足りないのかなというふうに思っております。しかし、もう少し欲しいところでありましょうが、きょうは私の通告をしておりましたが、中総体の陸上競技大会が開催されまして、先般行われた武道と球技のほうの大会では、外でされる大会については雨が降って、なかなかベストコンディションの中でできなかったが、きょうはすばらしいコンディションの中でやられること、本当によかったなというふうに喜んでいるところであります。  私も一保護者、それから議員としてもそうですが、一市民としても本当は最後まで応援をしたかった、見たかったというふうな思いでございますが、こちらも大事な公務でございますので、その思いを後ろ髪を引かれながら、ここに来た思いを前面に出して、きょうは質問に入りたいというふうに思いますので、どうぞよろしくお願いします。  それでは、1項目めに入りたいと思います。
     「松浦市中総体実施状況について」ということで通告をしております。  まず、武道球技種目の開催時期についてということでお聞きしたいわけですが、この件については、私も前回といいますか、前もこの一般質問の中で取り上げさせていただきました。内容としましては、やっぱり開催時期が早いんじゃないかということで、できるだけもう少し県大会に近いような形の中で後もってやれるようなことができないのかというふうな質問だったんですが、当時、そのときの答弁の中では、たしか県大会の日程等々があり、調整がなかなか厳しいという中で、こういうふうな日程になっているというふうな答弁だったというふうに思います。その中で、そういうふうな事情はわかるんですが、その後どういう検討といいますか、何か検討の余地があったのかなかったのか、そのことについてまずお尋ねしたいというふうに思いますが、検討がなされたのかどうかということをお尋ねしたいと思います。 3 ◯ 学校教育課長今西誠司君)  たしか22年度に御質問がありました。このことはやはり大事なことだと思いまして、市の中体連の連盟のほうにも話をしたことがあります。そのときの話では、どうしても県の大会の申し込みの期日の関係で球技、武道は5月の第4週の日曜日、陸上はその3週間後の週にしないと、どうしても運営上、あるいは学校のいろんなほかの行事の兼ね合いもあってなかなか難しいということがありまして、その後はまだ保留の状況でございます。 4 ◯ 3番(下久保直人君)  まさしくそういった答弁の中でやられたわけですが、返す返すもこの時期というのが非常に早いというのは何か諦めきれないような部分がありまして、今回また取り上げたわけですが、前回も言ったと思いますが、中学生に入って自分がやりたい競技を選んで、そして1年間、2年間ずっと積み上げてきて、そして中総体というのはやっぱり一番のメーンの競技だと思うんですね。そこにどうぶつけていくかというふうにやろうとしたときに、今の状況、前も言ったと思いますが、子どもたちが本当に少なくなってしまって、入学したばかりの小学校から中学校に入ったばかりの子どもを含めてチーム編成をしなくちゃいけないとか、そういった中で若干中学3年生と中学1年生、小学校から入ってきたばかりの1年生と2年間体力をつけてやってきた3年生と同じ土壌に立って競技をするというのが、もしかしたら危ない、危険な競技になるかもしれないということもこれは否めないというふうに思うんですよね。そこら辺も含めて、やっぱりできるだけ子どもたちに練習の時間を与えてやっていただきたいというふうに考えているわけですが、そういった中で、なかなか他の学校の行事とか県大会の時期とかいう部分の中で難しいというふうな御答弁ですが、私、今福に住んでおりまして、今福は佐賀県と隣接していますので、伊万里の情報等々が入ってくるわけですね。じゃ伊万里ではどうなっているのかなというふうに思ったら、伊万里では陸上と球技、武道等の中総体全体で一緒に消化をするというようなことでございまして、そういった事情もあるんでしょうが、地区大会ですね、これについては7月6日から7日が地区総体、地区の中総体になっているということです。6日から7日で、県大会が7月20、21日が佐賀県の県大会、この期間ですね、2週間程度しかないんですね。そういった中で調整されている中で、じゃ長崎県はどうなっているのかなと、前回の質問の中で長崎県との協議の中でというふうな、長崎県の中学校体育連盟ですかね、そういったその関係でどうなっているのかなというふうに調べたら、松浦では5月19日に球技、武道大会があって、きょう陸上大会があった、県大会は7月27、28、29日、この期間があるんですね。長崎県と佐賀県で隣県なんですが、この差というのは非常に長いのかなと、何で佐賀県ではそういうふうな形で短い期間で集約できるのに、長崎県ではできないのかなというふうに考えたところ、締め切り申し込み時期があるのかなというふうに思いまして、締め切りの時期を見ました。あいにく佐賀県の締め切りの時期まで調べることはできなかったんですが、長崎県では球技や武道については6月21日が締め切りなんですね。それで、陸上については6月28日が締め切りなんですね、申し込み締め切り。これにしても、球技、武道等にしてみれば約1カ月ぐらい前倒しで松浦のほうはやっていると。隣では2週間程度で球技をやって、県大会までできる。長崎では松浦では1カ月間もあけなくちゃいけない、また、申し込み締め切りも非常に早い。  そういった中で、松浦だけではなくって、ほかの自治体、平戸であったり、壱岐、対馬であったり、五島であったり、西彼のほうもそうですし、いろんなところが長崎県は陸上と球技、武道を別にしてやっていると。そういった中で、前倒しでやっぱりこの時期、今新聞をにぎわせていますね、各中総体の報告ということで、そんな形でやっているわけですね。ということは、この長崎県の中学校体育連盟に対して、やっぱり近隣の自治体と話をしながら、いや、これはもう少し後もってやれないのか、申し込み締め切りをぎりぎりまで延ばせないのか、そういうふうな働きかけはできないのかなというふうに思うんですよね。そこら辺の協議について何かされていることがあればお尋ねします。 5 ◯ 学校教育課長今西誠司君)  議員御指摘のように、中学生にとって大きな学びである部活動に少しでも長くかかわらせて、特に小さい学校の場合は1年生が出るわけですね。その子どもたちにとっても少しでも練習をした上で臨ませたい、私も全く同感でございます。  ただ、ちょっと実情を申しますと、長崎県がなぜ佐賀県に比べて申し込みの期間が長いのかといいますと、幾つか理由がありまして、どうしても長崎県の場合、離島を抱えておって、そして県の大会に申し込んだ後、宿泊の準備とか手配とかすると、そういった部分でかなり時間が要するということもあるということでございました。逆に佐賀県の場合は離島が非常に少なくて集まりやすいという部分、しかも、佐賀県の場合は陸上は地区予選がないということでした。球技、武道だけあって、陸上のほうは各学校の代表の数が決められておって、それでいくというふうなことなんですね。そういうことで、若干県の違いがございます。  あと、今固定されているという部分を申したんですけども、仮に陸上、武道あたりを遅くしたときに、今度は期末テストとかいった学習の面でもやっぱり大きく影響してくる部分が現実ございます。そういった部分もいろいろあるんですけども、ただ、議員おっしゃいましたように、やっぱり少しでも多くして、時間を長くとった上で臨ませるということが大事でしょうし、それについて近隣の地区と協議しながら、そしてそれについて県の体育連盟のほうに意見を申し出、少しでも改善していくということは非常に大事なことだと思います。全く不可能じゃないとも思われますので、そういう面で委員会のほうからも市の体育連盟のほうに、議員さんのお気持ちも伝えながら投げかけていきたいと考えております。 6 ◯ 3番(下久保直人君)  ぜひお願いしたいというふうに思いますが、いろんな学校行事の中、試験とかですね、そういったことも含めながら非常に難しいところもあるかもしれませんが、できるだけやっぱり子どもたちが力いっぱい発揮できるような環境をつくっていってもらいたいというふうに思っております。  ぜひそこら辺の検討を今後やっていただきたいと思いますが、続きまして、陸上大会の開催日についてお尋ねしますが、陸上大会、本日行われましたが、きょう日程を見てみますと、きょうの日程と、それから予備日には6月14日の金曜日というふうになっておりました。できれば陸上大会について、まあ球技、武道大会は日曜日に開催されたわけですが、陸上大会については例年平日、私も毎年毎年、議会の前に見ていて、慌ててこっちに来ているような状態ですが、本当にそういった形で平日に行われていると。これ何でなのかなというふうに思うんですよね。本当はきょうの大会会長あいさつの中でも「子どもたちの頑張りが市民の力になる」、そういったことをあいさつの中で入れられている。ということは、市民の皆さん、多くの親御さんとか市民の皆さんがいっぱいのギャラリーといいますかね、応援に来て、子どもたちの頑張っている姿を見せることも市民に対するアピールだと思うし、まさに教育委員会が行っているオープンスクールですか、その趣旨と同じような思いがあると思うんですけどね。ということで考えれば、やっぱり土日開催というのは私はやるべきじゃないかなというふうに思うんですが、この点について、その日程の決定についてどのような協議でなされているのか、お尋ねします。 7 ◯ 教育長(松尾 紘君)(登壇)  ただいまの陸上競技の開催、土曜日ということで今質問がありましたけども、私たちも土曜日、日曜日に大会があればいいなという気持ちは私たちも心の中に持っております。毎回やはり私たちも陸上を全部見ることができない、これは悔しさを持っておるんですけども、ただ、学校行事の中ではやはりいろんな縛りがありまして、土曜、日曜に対するいろんな勤務条件の問題もありますし、また子どもたちの授業の問題もあります。あわせて、また地域のいろんな選手輸送関係もありますけれども、審判員が北松陸連、それから松浦陸連、この人たちにも10名ぐらい雇っております。そうしますと、土曜、日曜日がどうしても向こうの大会と重なるというようなところもありまして、今の段階ではこういう日程に組んでおるわけなんですけども、やはり今家族を見たときに共稼ぎの家庭も多いし、また、陸上専門でやっている子どもたちもおります。そうした場合には、どうしても自分の子どもを見れない。球技、武道につきましては、土曜日、日曜日で保護者のほうも十分見れると、そういういろんなバランスの違いもありますので、私たちももう一度これにつきましては中体連のほうに相談をし、そしてまた、いろんな学校内の状況を把握しながら、またお願いをしながら、ちょっと煮詰めていきたいなと考えておりますので、ちょっと時間をいただければと思います。  以上です。(降壇) 8 ◯ 3番(下久保直人君)  諸問題もあるけど、じゃこの件について体育連盟等々に働きかけながら、検討をし、今、教育長が言われたような形で、やっぱりそういった土曜日、日曜日開催したいのはやまやまだというふうなところでの働きかけをするというふうに認識していいんですかね。いいですか。  ぜひやっていただきたい。ほかの大会との関係とかもあるでしょうけど、子どもたちは本当にタイムだけではなくて、その競争だけではなくて、やっぱり私の小さいころもそういうふうに思っていたところもあったんですが、親とか自分たちの身内にいいところを見せたいという気持ちは非常に強いと思うんですよね。ただ結果を見せて、こうだったよ、ああだったよと言うよりも、本当に一生懸命頑張っている姿を親たちに見せれるというところは非常に大事かなというふうに思いますので、そういう日程を組んでいただきたい。  それで、ほかの陸連とか、きょうも私も見てきましたが、資料をもらって、大会役員の数を見たんですが、松浦陸協とか北松陸協ですか、陸連ですか、そちらから22名の方が協力されているわけですね。平日に行うということは、この人たちは仕事を休んで来られているんじゃないかなと思うんですね。片や、先ほど職員の勤務、そういったことも話されましたね、職員の勤務についての問題等もあると。片や一般の方には、陸上に関係する方でしょうけど、休んで来てくださいというふうにお願いをしている、片や教職員のほうでは、いやもう職員の勤務状態がいろいろありますから、問題がありますからできないって、これは私は教育委員会、もくしは教員、もしこれを先生方が言っているんだったら、私は先生たちは勝手かなというふうに思いますね。  先生たちの職務というよりも、子どもたちを育てるという部分において、自分たちの勤務の条件を優先にして、こういうふうなところで、いや日曜日休めないんですよ、土曜日休めないんですよというのはおかしいかなというふうに思うんですけど、そこら辺について何か協議があったんですか、なかったんですか。 9 ◯ 教育長(松尾 紘君)(登壇)  実は私たちの場合、教職員の勤務条件、これにつきましては、いろんな考え方がありまして、その中で雇用条件の中にそういう勤務の土曜、日曜の行事、そういうものはできるだけ控えていこうというようなものが県下一斉に考え方としてあります。そういう中で、私たちは話し合いをしながら、そして今までも、じゃ球技、武道につきましては日曜日協力してくれというようなところで今やっておりますので、陸上につきましても、今話がさらに出てまいりましたので、そういうことについても先生方の理解をいただきながら、そして気持ちよくみんなが参加していただけるような方策を練っていきたいなと考えております。  以上です。(降壇) 10 ◯ 3番(下久保直人君)  ぜひいい方向に持っていってもらいたいというふうに思っています。  先ほどの武道、球技大会も一緒ですが、この陸上大会も一緒ですが、長崎県の中学校体育連盟とか中学校総合体育大会の協議会とか、そういったところへの働きかけ、長崎県は離島が多くて、そこら辺の船の手配であったり、宿泊の手配であったりと、そこら辺も含めていろんな問題があるんだというふうなことでしょうが、一昔前に比べて、今これだけ情報網が非常に発達した中で、これをもっと短くできないということはないと思うんですよね。例えば、もしその学校、その学校で予約をとらなくちゃいけないから、この結果が見えないと予約をとれないということであれば、そこら辺についてはあるかもしれない。ただ、例えば、松浦市の代表で行きましょうとしたときに、その学校、学校それぞれで宿泊の予約とかとるんですか。もしそうだとしても、それはもう教育委員会でまとめて、じゃ松浦市としては何人ずつ行くんだから、この分を前もって予約をとっとくと、まず人間を、数を当たってしとくと、そういうことをすれば十分できるんですから、長崎県だろうが、佐賀県だろうが、そこら辺の予約については十分私は対応できると思います。ぜひそこら辺も含めてですね、それは時間があれば余裕持って仕事ができるでしょうけど、できるだけそこら辺については子どもたちの体育の環境とか、そこら辺の教育の環境を整えていただきたい。ぜひそういったことを松浦の中体連のほうにも働きかけ、そして近隣との話し合いもしながら、県の体育連盟のほうに働きかけて、後もってもう少し長い時間、子どもたちが競技ができるような方向性を出していただきたいというふうに思います。  それから、続きまして開催時市民への周知についてなんですが、できればですね、きょうは平日だから仕方ないのかなというふうに思ったところなんですが、やはり本当はもっともっと多くの市民の皆さんに見てもらいたいと。その方法をもっと考えたほうがいいんじゃないかなというふうに思いました。体育大会のときもそうですが、やっぱり親御さんとか、そういった関係者だけじゃなくて、一般の方もきょうの大会会長あいさつにもあったように、市民の皆さんの力になるんだ、励ましになるんだというふうなことを言われている。そしたら、やっぱりその人たちに少しでも多くの応援に来てもらえるような方策をとってもらいたいと思っているんですが、その件についての方法といいますか、何か検討されていることがあればお尋ねします。 11 ◯ 学校教育課長今西誠司君)  議員御指摘のように、きょう陸上があっています。そのことについて、やっぱり市民の皆様、保護者の皆様にしっかりと周知をして、多くの声援の中で子どもたちが思い切り力を発揮する、あわせて子どもたちから元気をもらう、その方向で進めてまいりたいと思います。  周知につきましては、現在のところ、市報によるものとか、あるいは学校の便りによるものでしているところがございました。今回の件につきましては、昨日夜、防災無線で流しているんですけども、その辺の周知の方法についてまだ検討の余地とか方法が考えられますので、十分その辺を踏まえながら、できるだけ多くの方に周知できるような対策をとってまいります。 12 ◯ 3番(下久保直人君)  ぜひ、本当に防災無線なんかでもいろんな声が入っていて、まあ市民の皆さんから、ああもう関係ない、うるさいと言われる方もおられるかもしれない。ただ、その情報を待っている方もたくさんおられると思います。そして、この間は国体のプレ大会ということで、なぎなたが開催されますよという形で紹介をされてました。なぎなた、国体で市民の皆さんに入ってもらって盛り上げるというのも一つの手でしょうが、地元の子どもたちが、中学生が頑張っている姿を市民の皆さんに応援していただきたいという気持ちはもっと強いのかなというふうに思いますので、ぜひそういったことも利用しながら進めていただきたいというふうに思っていますので、どうぞ、今そういうふうなことも考えますということで言われていますので、取り組みをよろしくお願いします。  思いがけなく時間をとりましたが、2番目に入りたいと思います。  続きまして、「市職員の意識改革防災対策に向けた取り組みについて」ということで通告をしております。  まず最初に、ここのところ何年もですけど、お昼に節電対策として、今は節電対策なのかもしれないけど、もともとは多分CO2の削減対策じゃなかったのかなと思うんですが、節電対策としてお昼の昼食時間に消灯されている、この件について、この消灯についてどれだけの効果があっているのか、その分について何か検証されている部分があればお尋ねします。 13 ◯ 会計管理者松瀬美治君)  庁舎の節電対策につきましては、東日本大震災以降、省エネ対策として節電の強化に取り組んでおります。  特に電気使用量が増大する夏場の7月から9月、冬場の12月から3月には節電行動計画を策定し、節電に対する職員の意識高揚を含め、対策に取り組んでいるところです。  本庁の節電効果につきましては、対策強化前の平成22年度と比較いたしまして、平成23年度夏場ではマイナス15.75%、冬場では11.78%、平成20年度におきましては夏場がマイナス16.15%、冬場がマイナスの15.86%となっており、一定の効果を出しております。 14 ◯ 3番(下久保直人君)  それはお昼の1時間の消灯でこの効果なんですか。 15 ◯ 会計管理者松瀬美治君)  これは庁舎全体の捉え方ですけども、お昼の1時間の消灯という形で、厳密には測定ができませんけれども、参考といたしまして市役所のほうの装置の中に最大電力抑制装置というのがありまして、その中で時間当たりの積算電力量が測定できるようになっております。約20キロワットアワーの節電の効果が上がっているということが数値的に出ております。 16 ◯ 3番(下久保直人君)  それはどれぐらいの金額になるんですかね。 17 ◯ 会計管理者松瀬美治君)  一応1時間当たり326.8円と計算しまして、の節減といいますか、料金の部分になっております。326.8円の料金と計算できる割合になっております。 18 ◯ 3番(下久保直人君)  1時間326.8円、まあ参考でしょうが、これは1日の昼食時間の1時間というふうなことで考えればですね。326.8円もちりも積もれば、1年間にすればそこそこの金額になるのかなというふうに思うところでございますが、この効果と、これは私の捉え方で変わるかもしれませんが、非常に市民の皆さんもそうじゃないかなと思うんですけど、暗いんですよね。暗い中で御飯を食べられている、黙々と。一種異様ですね。それで、私、ちょっとインターネットのヤフーのほうで知恵袋に、食事と照明と、それから人のやる気について、勉強とかやる気について何か関係があるのかなといって、ちょっと出したんですよね、質問をですね。そしたら、「飯ぐらい電気つけて食えよ」って返ってきました。  参考までに、ちょっと先日、ほかの自治体のところに行ったときに、「こちらではどうされているんですか」と聞いたときに、「いや食事の時間ですから。やっぱり節電はされています。食事の時間ですから、せめて御飯を食べる間ぐらいは御飯をしっかり食べて、そして午後の活力につなげたほうがいいんじゃないかと思いますので、そういうふうな形でやっています」と、「皆さん職員にはやっています」と、これは私はそうだと思うんですよね。庁内の雰囲気、お昼の雰囲気を見たときに、市長や副市長はどういうふうに感じているのか、ちょっと感じている部分をそのまま率直にいいですから、お聞かせ願えればと思います。 19 ◯ 副市長(寺澤優國君)(登壇)  お答えいたします。  私どもといたしましては、考え方の違いはあろうかと思いますが、ただ単にお昼休みの時間、昼食時間だけを節電ということではなくして、全体的な節電の効果を上げていく、そしてまた、意識の高揚を図っていくという面から、それは明るいほうが暗いよりもいいですけれども、やっぱりそういう意味から今後も昼食時間につきましては節電をして、そういう全体的な庁舎の節電に対する意識高揚を図っていくという面から取り組んでいくんだと、このように考えております。  以上です。(降壇) 20 ◯ 3番(下久保直人君)  人の気持ちというのはどういうふうに変わるのかというふうな部分で考えれば、私の考え方といいますか、私の捉える方向で言えば、頭ごなしに電気を消しなさいと言われて、電気を消しました、私たちはもう電気を消しているから、節電しているからいいじゃないですかと、そこはやっているんですよ。でもほかのところで、もうそっちでやっているからいいじゃないかという意識をするのと、じゃこの時間帯、ささっと御飯を食べて、明るい中でしっかりと御飯を食べて、ほかのところでやっぱり節電せんばいかんという意識をしっかり持ってやれば、多分1時間326.8円、この部分は十分に取り返せると。そして、午後からの仕事をしっかりと取り組むということが私は効果が高いんじゃないかなと。頭ごなしに職員の皆さんを縛って、仕事を与えて、こういったことも見てやらない、この部分については私は非常に仕事がしづらいんじゃないかなと、まあ職員の皆さん一人一人がどのように感じられるかわからないんですが、そういうふうに思っています。  できれば、先ほど言いましたように、お昼の御飯というのは午後に向けての活力ですよ。午後に一生懸命仕事をしてもらわなくちゃいけないんですから、10分、20分電気をつけて、御飯をしっかり食べて、そして終わったらみんなで節電をしなさいよって、その課でチームを組んでやりなさいよと。もしそれができないんだったら、食事する場所をどこか設けるとかしてやって、やっぱり職員の連帯感というか、そこら辺も図る必要があるのかなというふうに考えているところでありますので、そこら辺についてはぜひ検討していただきたいなというふうに思っております。  続いて、「災害時対応強化を図るための取り組みについて」ということで、このことについて意識改革防災対策に向けた取り組みということで、私はこれは同じことで質問しているんですけど、まず意識を変えるために、今回も議案が出ていますね。損害賠償の決定について、この件について、今回、福祉事務所のほうから「こういう議案が出ました。どうも申しわけございません。周知の徹底を行います」とか「喚起します」とか、そういうふうなことを言われた。その前の全員協議会でもあった、市の職員の不祥事もしくはそういった事故というのがずっと起こっているわけですね。その中で何か対策をされているのか、そこら辺をお尋ねしたいと思います。 21 ◯ 副市長(寺澤優國君)(登壇)  お答えいたします。  ただいま議員さんのほうからいろいろな職員の不祥事等々について再三にわたり、それぞれの全協なり、そういうことでひとつ指導をしていくということになっておるが、どうなっておるかというような御質問でございます。  私どもは市民の期待に応えるべく公務員としての高い倫理観と、そしてまた遵法精神を持つように常日ごろ指導をしておるところでございます。なかなかその効果というのが上がっておらないような受けとめ方もあると思いますが、これまでの取り組みにつきましても、特に業務マニュアルの策定による適正な事務処理の執行、あるいはまたコンプライアンス研修による意識の啓発、公用車によるいろんな事故等々につきましても、安全運転の講習の実施など、綱紀の保持及び服務の規律の徹底に努めているところでございます。  取り組みの効果につきましても、なかなか、先ほど御指摘があったように、目に見える具体的にあらわすことは非常に困難な面もございますけども、今後も研修等を継続、反復をしていくことで市民の期待に、また負託に応えていけるような、公正な職務の遂行につなげていきたいと考えておりますし、今後もさらに御指摘がありました職員の綱紀の保持につきましても今後も全力を尽くして取り組んでまいると、以上考えておるところでございます。  以上でございます。(降壇) 22 ◯ 3番(下久保直人君)  そのような答弁かなというふうに思いますが、結果としてこういったことがいまだにずっと出てきているということは、やっぱり効果をなしてないというふうに言わざるを得ないと私は思うんですね。ですから、もっとじゃ違う方向で何かできないのかなと考え方を持ってもらいたいというふうに思うんですね。  そうしたときに、私は一つの方法として、先ほどちょっと言いかけました「災害時の対応強化を図るための取り組み」ということで、そこも含めて職員の意識をどう改革するのかという部分で、一つ提案をしたいなというふうに思っているんですね。それが自衛隊の体験入隊をされたらどうかなと。これ2泊3日でされていまして、このことを他の自治体、どうなのかなと考えたときに、他の自治体でも取り組まれてました。それで、一つ私が調べたのは、松浦市が災害時に連携をとらなくちゃいけない波佐見町、それから川棚、それから東彼杵、この3町がこのことに取り組んであったんですね。で、2泊3日でやられて、まず波佐見町のほうからは10名程度の新規職員、1、2年目の職員が体験入隊としてされたというふうなことでした。全体で波佐見、それから東彼3町のほうで20名程度の職員がされたと。「結果はどうだったんですか」と言ったときに、「非常に意識の高揚が見られた」と。それで、職員については規範意識、それからやっぱり人に迷惑をかけちゃいけないという、そういったモラルとか、そこら辺についての勉強をさせてもらったり、本当にそこら辺の集中力を高めたりという中で、非常にいい体験入隊だったということでされた。それで、そういった中で今年度についても、これは24年度に取り組まれているんですが、「今年度についてもこの件については予算を計上し、取り組みたい」と。「予算はどれぐらいなんですか」と言ったら、「まず10名程度で3万円ちょっとぐらいですね」。非常に安い金額の中でそういった体験入隊ができると。私はすごい効果があると思うし、今度原子力発電所等々の災害対策の中で、避難対策の中で当然3町とは連携をしていかなくちゃいけない、多分この間の訓練の中でもそのことを実感されたというふうに思うんですよね。そこら辺も含めますと、このことについて非常に私は有効ではないかなと。そして、このことを職員の中に広げていって、そして意識改革を図るというのは有効じゃないかなというふうに思うんですが、そういったことについての検討をされる余地があるのか、また何か取り組む方法はないのか、お尋ねします。 23 ◯ 副市長(寺澤優國君)(登壇)  お答えをいたします。  ただいま職員の研修の方法としての提案、そういうことで御提案がございました。  議員の御提案の自衛隊の体験入隊について、これは訓練、あるいは集団生活等を通じての規律、社会性、あるいはまた協調性を学ぶといういい機会ではあると思います。とりわけ若手の職員については効果的な手法であると思われるわけでございます。今後の職員研修のあり方等を考える中で研究をしてまいりたいと考えておるところでございます。  また、特に議員が申されました東彼3町との職員の連携等々もございますし、今後、この交流につきましても重要性は常に認識をしておるところでございますので、どういう手法がとれるのか、また効果的にどのような対策がとれるのか、そういうことを含めて今後東彼3町との協議をしていきたいと考えております。  以上です。(降壇) 24 ◯ 3番(下久保直人君)  ぜひ取り組んでいただきたいというふうに思います。先ほどから言っていますように、東彼3町との連携という中で、そういった同じ釜の飯を食うといいますか、職員同士が同じ方向性を向いてやったら非常に連携も強化できるんじゃないかなというふうに思いますし、有効な制度じゃないかなと思いますので、特に市長は防衛協会の副会長もされていますよね。(「会長」と言う者あり)  今度会長、失礼しました。会長をされたということで、そこら辺も含めまして、非常に関連のあることじゃないかなと思いますし、この間も平戸のほうにも私も行かせてもらいましたけど、ぜひそういった立場も使いながら、こういった有効な制度を使っていただきたいというふうに思います。  それからもう1点、もう会長という形はあるというふうなことですので、その防衛協会の中でも関連してくるのかなと思いますが、災害対策の強化という中で、今度防災課ができましたね。そこの強化を図るために、この自衛隊の退職された自衛官の方、これは55歳で退職ですよね。非常にまだ若い中で、まだ力を十分出せる中で退職されている。そういった方を防災課のほうにでも、臨時でも非常勤でもいいですから雇って、そしてその防災に向けた取り組みについての強化を図るというのは、これは有効じゃないかなというふうに思うんですね。  これもまたほかの自治体ではどうなっているのかなと考えたときに、ことしの4月の段階で調べてみたら、全国で253人がそういった自治体の中で就職されている、活用されているというふうに私は言っていいのかなと思います。大きい自治体ばっかりなのかなと思ったら、そうでもなくて、松浦市と余り変わらないような自治体もあるし、町村も雇われているところもある。これから原子力災害でもそうですし、大地震に向けての災害対策もそうですし、そこら辺もひとつ考えていいのじゃないかなと思うんですが、これについての市長の考え方をお尋ねしたいと思います。 25 ◯ 市長(友広郁洋君)(登壇)  おはようございます。  今、下久保議員から自衛隊を退職されたOBを雇用して防災体制の強化に取り組んだらどうかということでございますが、県内では長崎県と長崎市、大村市、佐世保市で実際OBを雇用されておるところでございまして、このOBの雇用が自衛隊との連携だとか防災体制の強化に努められているという事例があるということについては承知をいたしているところでございます。基本的には防災体制の強化ということが基本にあるわけでございますので、そのことを考えますと、松浦市として現在取り組むべき課題というのは、やはりまずは市民の皆様方へ防災意識を高めるための防災の知識とか防災対応についての周知啓発を図るというのが一つであろうと思っております。  それから、防災組織の充実、強化、それともう1つは防災避難訓練の実施と、そういうことが重要であろうというふうに思っているところでございまして、そういうことにつきましては議会にお願いいたしまして、ことしの4月1日から防災課を設置させていただき、その防災課を中心として、今おっしゃいました課題について取り組んでいるところでございます。  今後、この自衛隊OBの雇用による防災体制の強化ということにつきましては、今申し上げました次の課題ではないかというふうに思っておりますので、将来的な課題として検討させていただきたいと、このように思います。(降壇) 26 ◯ 3番(下久保直人君)  ぜひ検討をしていただきたいというふうに思いますし、取り組んで、そういった活用していただければというふうに思っているところでございますが、そこら辺も含めて先ほどの節電対策とか、今度の研修であったり、災害の強化であったりということで、市の職員のそういったもろもろに対する意識というのは非常にやっぱり高く持っていくべきだと、その意識を高揚させるためには、やはりトップである市長や副市長、特に副市長については事務一般を掌握する人でしょうし、事務のトップでありますから、職員とのコミュニケーションをしっかりとってもらって、ぜひそこら辺もやらなくちゃいけないというふうに私は思うんですね。  それは1つの例で、先日、やっぱり意識をもうちょっと高く持ってもらわなくちゃいけんじゃないかなっていうふうに思ったのが、先日、林農林水産大臣が来られました。そのときに、私たちも関係する部分がありまして、ぜひ現職の農林水産大臣が来られるんだから、そこに関係する、例えば、農林水産大臣がお話しされる前に松浦市として要望も出した、水産課と農林課、まちづくり課がまとめて出したわけですが、その課の人たちについては現職の農林水産大臣が来て、何を話すのかという、やっぱりアンテナを立てるべきじゃないかと。「別にその後の決起大会とか、そこら辺については別にいいから、現職の方のお話を聞きに来たほうがいいですよ」という形で課長さんにお話をして、「そうですね」ということで言われた。結果を聞いたら、まちづくり課が2人、それから農林課が4名と、それで水産課がゼロですよ。ここの意識の差というのは何なのかな、別に決起大会で頑張ろうとかやってくれとか言っていることじゃなくて、現職の方が来て、何を話す、国政がどうなっているのかというアンテナを張るというのは非常に大事なことだと思うんですよね。そこら辺の指導というのは、そういったことというのはできないのか、副市長、何かあればお尋ねしたいと思います。 27 ◯ 副市長(寺澤優國君)(登壇)  お答えいたします。  今の議員さんの農林水産大臣の現職として見えた、そのことに対する市の職員としての取り組みということだと思います。  私どもとしての常日ごろそういう関心を持って呼びかけをして、ひとつ対応させていただいておるところでございますけども、さらに今回のこの関心度といいますか、そういうもののやっぱりまだまだ十分でないということを御指摘をいただきましたし、私どもとしても今後もさらにそういう趣旨に基づいて、今後取り組みをし、また職員にも連携をし、指導してまいりたいと、このように考えております。  以上です。(降壇) 28 ◯ 3番(下久保直人君)  やっぱり本当いろんなところにアンテナを張って、そして少しでも市政に生かしていくというのは、これは意識のやっぱり第一、そういった意識を常に持っておけば自然と出る行為だと思います。農林課の職員の方も、いや課長から話は聞いてないけど、何を話さすかなと思って行ったという人もいるみたいです。やっぱりそういった意識の高い職員を少しでもふやしていくということも市長や副市長の仕事だと思いますので、ぜひそこら辺も含めて、やっぱり仕事を与えて、これをせろ、これをせんば、これがお前の仕事やろうがと言うことも必要ですし、また、ニンジンを与えることも必要、やっぱりいろんなコミュニケーションを職員の方ととりながら、チーム松浦として、松浦市役所として市勢の繁栄のために取り組んでいただきたいというふうに思いますので、ぜひ今後の取り組みを期待しておりますので、よろしくお願いします。  続きまして、「新福島大橋架橋に向けた市の取り組みについて」ということで通告しておりますが、この件については、これまで福島から選出の議員の皆さんがずっと取り上げてこられて、私もことしで8年目になりますが、その8年間そういったことをずっと聞いてきたわけです。市の取り組みとして何をやられているのかなというふうに私は思うんですね。  時間がないから先に言いますけど、私が松浦市として、きのうも、おとといですか、志水議員から言われました。「当時は福島町自治体が中心になって取り組んだ」、「このことについては非常に大事だと思う」と市長も言われているんですから、松浦市も中心になって県や国に対して要望していいんじゃないかなと思うんですけど、何で要望できないんですか。6月には、議会が終わった後、6月、7月の初めですか、毎年要望書を出していますよね。その中に松浦市の要望として新福島大橋の架橋に向けた取り組みとしてやっていいと思うんですけど、できないんですか、そこら辺について何かあればお尋ねします。 29 ◯ 建設課長(和田大介君)  それでは、まず私のほうからお答えをさせていただきます。  まず、福島大橋が県が管理する県の維持管理すべき橋梁であるということがまず前提でございます。長崎県におかれましては、平成19年度に県内の国県道に係る橋長15メートル以上の633橋につきまして橋梁の長寿命化並びに修繕かけ替えにかかる費用の縮減、平準化を図るため、さらに地域道路網の安全性、信頼性を確保するという目的を持ちまして、長崎県橋梁長寿命化修繕計画を策定されました。この計画に基づきまして、現在、平成29年度までの補修、かけ替えリストを公表して、順次計画をされております。
     なぜできないかというお答えでございますが、松浦市も同じように各自治体が、市町村も含めて25年度までにこの計画を策定しなさいという国の施策でございます。それで、国におかれましては、各自治体が策定する橋梁長寿命化修繕計画に搭載されていない橋梁については、国庫補助事業の対象としないというふうにされております。このようなことから、現時点で長崎県橋梁長寿命化修繕計画において福島大橋がかけ替え対象の橋梁でなく、補修・保全対象の橋梁というふうに位置づけられておりますので、松浦市としては現時点で福島大橋のかけ替えについての特別な要望活動を行っていないということでございます。 30 ◯ 3番(下久保直人君)  そこら辺の流れというのは、今までも聞いてきましたし、大体わかるんですが、市としてこれが必要だと思うんだったら要望していいんじゃないかと私は思うんですね。そして、今言われたようなことも言われたんですが、今度25年3月15日に閣議決定されて、そして今国会183回の国会の中で法案が通っていますよ。道路法等の一部を改正する法律についてということで、この中の内容を見たら、改正の概要としまして、国土交通大臣は地方道を構成する構造物のうち、大規模かつ構造が複雑なものについて、地方公共団体にかわって改築及び修繕を行うことができることとするというふうな法律ですよ。  道路法等の一部を改正する法律ということで「第1条 道路法の一部を次のように改正する。」の第6項「国土交通大臣は、都道府県又は市町村から要請があり、かつ、当該都道府県又は市町村における道路の改築又は修繕に関する工事の実施体制その他の地域の実情を勘案して、当該都道府県又は市町村が管理する都道府県道又は市町村道(地域における安全かつ円滑な交通の確保のために適切な管理の必要性が特に高いと認められるものに限る。)を構成する施設又は工作物のうち政令で定めるものの改築又は修繕に関する工事(高度の技術を要するもの又は高度の機械力を使用して実施することが適当であると認められるものに限る。)を当該都道府県又は市町村に代わって自ら行うことが適当であると認められる」と、こういう法律がもう通っているんですよ。だから、これについて市でもできない、県でもできない、そしたら、でもエネルギーとか、そういった部分からしたら、国家備蓄基地があって災害時に大切なんですよというふうな道ですから、だから、市として国や県に要望していく、当然今の政府も国土強靱化基本法案とか出しながら、こういったことを図ろうとされているじゃないですか。私はこれをやっぱり国や県に対して働きかけるというのは市として当然のことだと思いますけど、市長いかがですか。 31 ◯ 市長(友広郁洋君)(登壇)  新福島大橋のかけ替えということについては、今、下久保議員が申されましたことは整理する必要があろうと思っております。  今、福島大橋建設促進期成会においては、今の橋のかけ替えについて取り組んでいこうということにされておるわけでございまして、また一方、質問の趣旨が私は受けたのは、国家備蓄等があるんでということであれば、第2大橋をということを指しておるんじゃないかということを思いますと、ちょっとその辺は整理する必要があろうと思っておりますが、現在、期成会とか市が話をしておりますのは、今の橋のかけ替えをということであれば、先ほど建設課長が申し上げましたとおり、長寿命化修繕計画にのせて、それを補修をしていくのか、あるいはかけ替えをしていくのかということにしなければ、次の段階へ行けないということになっておりまして、その長寿命化計画にのせるということについては、県のほうで今取り組んでいただいたということになっておるわけでございまして、その長寿命化計画においては修繕という分野にこの福島大橋はなっておるということからいたしますと、今取り組むべきものはやはり修繕というのを万全な形で取り組んでいただくというのが方法としてあるわけでございますが、これまで志水議員、山口議員が御指摘になっているように、この車幅が狭いとか、いつあの橋が通れなくなるのかという不安があるとか、いろいろなことがあるということを踏まえながら、今後やはりこのことについては取り組んでいく必要があろうというふうに思っているところでございまして、現段階において私といたしまして、やはりこの期成会の活動というのがメーンになっていただいたほうが県、国に対する取り組みはいいのかなという思いを持っておりまして、その取り組みをされることについては、市といたしましても全面的なバックアップをいたしますということは申し上げておるわけでございますので、この辺についてはやはりこの期成会とよく連携といいますか、協議をしながら、期成会と市が連携、一体となってこの対応については今後しっかりとやっていかなければならない、やるということを申し上げておきたいと思います。(降壇) 32 ◯ 3番(下久保直人君)  それは福島大橋の改築と第2大橋とは別で整理をしてやらなくちゃいけないというのは、私は詭弁だと思います。福島の方たちはあそこの橋がもっと安全に通りやすくしてもらえればいいんです。2つになろうが、今の橋がもっと通りやすくなれば、私はそれでいいというふうに感じ、言われているんじゃないかなと、そこら辺はきっちりと協議しながら進めていただきたい。そこら辺をまとめて、そして市が全面的になって県や国に働きかけるというのは私はあってしかるべきというふうに思いますし、自治体としてやることは当然だというふうに思います。ぜひそこら辺も含めて、今後取り組んでいただきますようお願いしまして、終わります。ありがとうございました。    (下久保議員 一般質問席 降壇) 33 ◯ 議長金内武久君)  以上をもって下久保議員一般質問を終結いたします。  ここで暫時休憩をいたします。       午前11時2分 休憩 ───────── ◇ ─────────       午前11時15分 再開 34 ◯ 議長金内武久君)  再開いたします。  休憩前に引き続き会議を開きます。  それでは、質問順位に従い、6番・白石議員の登壇を願いますが、質問方法は一問一答方式となっておりますので、よろしくお願いをいたします。  (白石議員 一般質問席 登壇)(拍手) 35 ◯ 6番(白石光一郎君)  失礼します。  今回ですね、一心会の白石でありますが、一心会は個性ある者ばかりいまして、なかなか個性ある質問を今回もやっておりますが、私も頑張りたいなと思っております。  それでは、通告に従いまして「運動部活動の活性化と指導者の育成について」であります。  その前に、今回はですね、市長に答弁をしていただくようには求めていないわけです。なぜかといいますと、実行しているその中身についてお尋ねをするということで、市長には御登壇をいただかないようにしているわけですが、「殿、御決断を」というときには、ぜひお願いしたいと思いますので、よろしくお願いいたします。  2014年の第69回国民体育大会なぎなた競技開催と本市スポーツの振興についてを伺うことにしました。国体開催の意義についてであります。  私は、3年前、22年の6月議会で国体開催、なぎなた競技開催を契機として、地方スポーツの振興にどのように生かしていこうとされるのかと友広市長にお考えをお聞きしたところであります。その後、第69回国民体育大会松浦市実行委員会が立ち上げられ、開催方針が決定され、実施目標が設定されました。松浦市の実行委員会の松浦市開催基本方針、松浦市実施目標が先月の25、26日の国体リハーサル大会第54回都道府県対抗なぎなた大会開催に生かされ達成される見通しが、また効果が期待できるものとしてあらわれたのか、御説明をお願いいたします。 36 ◯ 生涯学習課長(川上利幸君)  失礼します。  開催方針として、先ほど申されたとおり、平成23年8月の設立総会の折に確認されておりますが、その中で、方針として「市民とともに開催する大会」、「生涯スポーツ社会の実現を目指す大会」、「活力あるまちづくりを進める大会」、「おもてなしの大会」の4つの実施目標を掲げておりますが、今回のリハーサル大会では、特に市民とともに開催する大会、おもてなしの大会は来年の本国体の成功につながるものと思っております。  大会前に行いました会場周辺のごみ回収、除草作業、花植えのクリーンアップ運動に300人を超える市民皆様にボランティアとして参加をしていただいたことや、各スポーツ団体を初めとする市民ボランティア、中学生、高校生等にリハーサル大会で競技や式典の運営で活躍していただいたこと、また、歓迎装飾として小中学生の応援のぼり旗、保育園、幼稚園児の応援メッセージつきプレート、婦人会皆様の会場の至るところへの花飾りなど、多くの市民皆様に御協力をいただいて開催することができました。  さらに、ロータリークラブ様には、なぎなたのモニュメントを寄贈していただきましたが、全日本なぎなた連盟の役員の方のお話によりますと、なぎなたのモニュメントとしては恐らく日本で一番大きく立派なものだろうということでお話をいただきました。このような立派なモニュメント等も寄贈していただいております。  また、生涯スポーツとしては、これまで競技をすることがスポーツということで捉えられておりましたが、現在は、する、見る、支えるの生涯スポーツを目指している点からしますと、今回2日間で約600人の皆様が会場に足を運んで観戦、応援していただいたことも評価できるものと思っております。  これらの目標につきましては、完全とは言わないまでも、選手が競技に集中でき、力を発揮できるような取り組みができたものと考えておりますし、各県の選手や全日本なぎなた連盟の皆様からも温かい言葉をいただくことができました。これらにつきましては、ひとえに多くの市民皆様に御協力いただいたおかげであることに感謝して、来年の国体では選手皆様にさらに力を発揮していただけるよう頑張っていきたいと思っております。 37 ◯ 6番(白石光一郎君)  さて、1946年に始まった国体は、今回で69回目を迎えております。スポーツ基本法において、「スポーツは、自律心その他の精神の涵養等のために個人又は集団で行われる運動競技その他の身体活動であり、今日、国民が生涯にわたり心身ともに健康で文化的な生活を営む上で不可欠のものとなっている。スポーツを通じて幸福で豊かな生活を営むことは、全ての人々の権利であり、全ての国民がその自発性の下に、各々の関心、適性等に応じて、安全かつ公正な環境の下で日常的にスポーツに親しみ、又はスポーツを支える活動に参画することのできる機会が確保されなければならない。」とありまして、第25条と29条におきましては、競技水準の向上等について、優秀なスポーツ選手の育成、国民体育大会及び全国障害者スポーツ大会等の支援、それから、ドーピング防止活動の推進等の施策を定めておるところであります。  この法律に基づいて国体が開催され、長崎大会が45年ぶりに、来年2014年の10月12日から10月22日の11日間、本県において「長崎がんばらんば国体」と銘打って開催されることとなっていることは御承知のとおりであります。  45年前の昭和44年に開催された第24回長崎創造国体ウエートリフティング重量上げ競技は、当市が開催会場となりました。前年の1968年、メキシコオリンピック銅メダリストでフェザー級の三宅義行さん、それから、ミドルヘビー級ではメキシコで銀メダルの大内仁さんなど、当時の御厨の青年会が階級ごとの各優勝者にお願いをいたしまして、その優勝直後にサインしていただいた自筆の名前が、御厨町合戦原から採取した石に写され刻まれて、記念石碑としてスポーツセンターの敷地内に建立されています。  そして、同時に松浦高校にもウエートリフティングクラブが創部され、宮原先生という専門の顧問も配置され、地元の高校生選手たちも国体少年の部で活躍して、市民の観客動員のPRにも大いに貢献したところであります。ところが、長崎国体が終わったら、指導者も転校して、今はもうクラブはありません。  国体開催において、本市の独自予算もつぎ込まれます。国体に幾らかかったかでありますが、これまでに国体準備に幾らかかったのか、お尋ねをいたします。  また、平成26年国体開催までの経費は、概算で幾らと考えられているのか、お尋ねをいたします。 38 ◯ 生涯学習課長(川上利幸君)  まず、今回のリハーサル大会にかかる経費ということでお答えさせていただきたいと思うんですけど、まだ精算が終わっていない状況ではございますが、国体松浦市実行委員会費として、予算額は2,750万円ほど計上させていただいておりましたが、おおよそ1,800万円ぐらいの精算になる見込みでございます。  また、国体開催にかかる経費ということでございますが、リハーサル大会の反省経費の精算も終了しておりませんので、現在のところ大まかなところでの金額ではございますが、約4,500万円の見込みでございます。  なお、現時点では全く不明ということでございますが、皇室からどなたかが来市されるということになれば、経費も増加するものと思っております。  以上でございます。 39 ◯ 6番(白石光一郎君)  今のように、国体にお金がかかります。国体の開催の目的として、いろんな施設が整備される、また、道路等がちゃんと整備されるというようになっておるわけですが、今のお話を聞くと国体準備に2,700万円かかかるわけでしょう。概算でも大きくかかる。今回、しかし新しく設けるものは何もないような気がしておるわけであります。  県段階の話でありますが、富山が627億円、それから宮城が597億円、秋田が385億円、大分が142億円と、たくさんのお金がかかっています。そして、ちゃんと国体に会場と道路等全てそういう設備等も同様に整備されていっているわけであります。文部科学省補助金は平均で3億7,000万円、日本体育協会交付金が1,300万円、募金、企業協賛金が5億8,000万円、そういうふうに県段階ではなっているわけであります。  国体開催が老若男女、障害を持つ人も含め、あらゆる人がスポーツに親しみ、生涯にわたり健康な生活を送るきっかけとなるという所期の目的を達しないと、一部のやっぱり批判的な皆さんもいらっしゃるわけですから、この批判的な皆さんに反論ができないわけであります。いずれにしても、国民のお金、市民の貴重なお金を使っての開催なのでありますから、前回、市長が私に答えられたように、開催してよかったと思われる大会にしなければならないのであります。  まず、何よりも選手が持てる力を十分に発揮できる環境がつくられていたと感じられる国体本番の1年前のリハーサル大会であったかであります。特に皆さん御承知のように、全国でも優勝経験のある元松浦高校の服部先生を初め、長崎県民の代表、松浦市出身の萩原、坂本、福田の地元選手がおられまして、活躍が身近に見られたことではあります。  ところが、市民へのPR不足ですか、役員、補助員の生徒、ボランティアの市民の皆さんは一生懸命自分の役割をこなされていましたが、観客数はといえば、松浦出身の選手が出場しているにもかかわらず、開会式には100人足らず、試合中は200人ぐらいですか、人口の1%にも満たない市民総参加、市民総参加はどうなったんですか。  6月9日の新聞には、佐世保市ではアーチェリー応援のために応援旗をつくっているという記事が載っていました。松浦文化会館内の会場には、なぎなたの理念、指導方針の白地の垂れ幕が下がって、英語で「FightNagasaki」という白地の旗が下がっているだけでした。小学校の子どもたちが描いた各県の片面だけの旗が先ほどありました。片面だけの旗が通路に並んでいましたが、全て裏返しになっていまして見えません、当たり前に。本番の国体においては、選手皆さんには県民の代表として、また、松浦市総市民の応援を糧に、さらに力を十分に発揮して、今回より上位入賞を果たしてもらいたい、もらえるようにしたいものだと思いました。  応援に問題がありました。長崎松浦の選手がいるのに、「萩原」とか「福田」とか「坂本」の声をかけるタイミングがわからない。やっぱりこれは応援のリハーサルぐらい練習をしておかないと、どこで声をかけていいのかわかりません。  それから、宿泊した選手の旅館の皆さんは、泊まっていただいた選手を応援しようにも、何もできないでいらっしゃいました。どのように応援をすればよいのか、教えてください。 40 ◯ 生涯学習課長(川上利幸君)  失礼します。  今、応援の仕方等についていろいろと御質疑等ございましたが、正直言いまして、なぎなたというのが、わーわーと応援するような競技ではありませんので、特に演技の部についてはですね、ほかの武道関係も同じだと思うんですが、演技を見入るというか、そういった形で応援というのは、もうほとんどない状況でございます。  あと、試合競技の部になりますと、通常の応援と同じような形で応援していただいていいのかと思うんですが、先ほどお話しされたように、応援の仕方とかですね、そういったことについても、来年の国体に向けて市民の皆様にも周知していただいて、もっと活気のある会場にしていければと思っております。 41 ◯ 6番(白石光一郎君)  旗ぐらい持たせてね、観客席、旗ぐらい持たせて振るとか、何かそれぐらいの、声を出していけなければですよ、そんなふうにしていただいたほうがいいんじゃないかなと思っておりますし、また、「Fight Nagasaki」の1枚だけかかっているわけですよ。いっぱいかければいいじゃないですか、いっぱい。それもだめなんですか。なぎなたの理念とか指導方針とかって、そんな札は要らんでしょう、あそこに。そんなら、国旗とあれをこう飾っておけばよかことであってと思ったんですよ。  なぎなただけでなくて、私も長崎県バスケットボール協会の役員でありますので、本市協会も県の協会ともども少子・高齢化が進む中で、将来磨けば光る選手の発掘に、ジュニアの育成や指導者の育成、小学校、中学校から高校の競技者の育成、2014年長崎国体開催と決まったその以前からも、現在もですが、機会を捉えては選手強化に取り組んできたところであります。同様に、本市体育協会に所属する各競技団体の皆さんも、日ごろから県の代表になって出場したい、させたいと思って努力をされているものと思います。  国体開催の目的は、地方スポーツの振興、底辺の競技力向上、市民の健康増進にあります。松浦市として、これまでどんな取り組みをしてきたか、伺います。 42 ◯ 生涯学習課長(川上利幸君)  なぎなた競技につきましては、競技人口の拡大を目指して、いろんな広報活動、市報等を通して広報活動をしたり、ジュニア教室、体験教室、あるいは公民館活動を通して競技者の確保に努めているところでございます。  先ほど申されたように、松浦市出身として3選手が、今回の全国大会にも出ていただいておりますし、今後もできる限りなぎなた競技を継続していけるような形で振興に努めてまいりたいと思っております。 43 ◯ 6番(白石光一郎君)  早い段階からですね、小中学校の段階から、単独の学校だけではできない競技も、複数校が協力して希望する競技を行うことができるような機会をつくってあげるというチャンスを与えてやらないと、自分の能力に合った競技を探すことができませんし、監督、コーチが、すぐれたよい選手を発掘することもできないと思います。  そこで、2番目に上げております小中学校の運動部活動の活性化と指導者の育成についてをお尋ねしてまいります。  初めに、義務教育、小学校、中学校におけるクラブ活動、部活、課外活動がどのように表現されているのかわかりませんが、どのように実施されているのか、説明をお願いしたいと思います。 44 ◯ 学校教育課長今西誠司君)  失礼します。  小中学校におけるスポーツ活動でございますけれども、まず、小学校におきましては、授業としてのクラブ活動がありまして、その中でバスケットボールとか関係のスポーツ関係、あるいは文化部の活動もございます。指導は教職員が行っております。  また、小学校の学校教育以外の活動としましては、御承知のように社会体育がございます。組織運営は、保護者や健全育成会等が行っている状況でございます。  中学校におきましては、学校の教育活動の一環としましての部活動がございます。本市におきましては、スポーツ、文化のいずれかに全生徒が入部して活動しております。指導者としましては、教職員は当然必ず配置しているんですけれども、中には地域の方の御協力によって外部指導者として、ここにいらっしゃる、もうまさに白石議員さんもそうなんですけども、指導いただいている方もいらっしゃいます。  以上でございます。 45 ◯ 6番(白石光一郎君)  そのクラブの内容について、少しお尋ねをしてまいりたいと思います。  本市内小学校初等教育の運動部においては、12校のうち11校が、今、説明があったようにソフトボール、バレーボール、サッカー、ミニバスケットボール、剣道、陸上競技、フットサル、総合運動部というのがありまして、児童男女で322人が活動しているわけであります。  小中学校合わせると、大体男子が9割以上、女子が7割以上、一応クラブに加入をして運動をしているわけであります。そのほかに、学習塾と同じように、少年野球、剣道、サッカー、柔道、空手など、水泳もありますかね、校区を外れて活動されているものもあります。  そして、小学校の先生がかかわっているクラブ活動は10クラブ、12人であります。教職員以外の民間人が24クラブ、56人がかかわっています。2002年から土曜日が全て学校の休業日になりましたが、このクラブ活動の時間も延びて土曜日もできるようになりました。1週間において、小学校では多いクラブで6日、大体平均二、三日のクラブが多いようであります。  文部科学省によれば、これまで運動部活動は学校教育の一環として行われ、我が国の運動やスポーツの普及、発展の基盤となってきたものであり、スポーツの楽しさや喜びを味わうとともに、体力の向上や健康の増進、豊かな人間性の育成にも極めて効果的な活動であるとしています。  松浦市立志佐小学校男子ミニバスケットボールクラブについてであります。  去る3月28日から東京代々木体育館で行われました東日本大震災災害被災地復興支援第44回全国ミニバスケットボール大会、48チームの参加でありましたが、長崎県代表、九州大会準優勝の松浦市立志佐小学校男子ミニバスケットボールクラブが出場し、初戦山形県代表チームに33対20で1回戦を突破しました。2回戦は惜しくも滋賀県代表チームに42対45で破れはしました。前半の16点差をはねのけ、ラストクォーターに同点として3分間の延長戦がありました。わずか3点差で破れはしましたが、選手たちは持てる力を十分に発揮して、感動するプレーを随所に見せてくれ、コートいっぱい走り回ってくれました。  多くの市民の皆さんを初め、県内外の皆様からの御支援、御声援を受けて、堂々と試合に臨むことができました。試合会場には、松浦市から、あるいは試合会場東京周辺にお住まいの選手の御家族、御親類の皆様、公務御多忙中の中、松浦市長初め志佐小ミニバスケットボール後援会長、そして地元選出の国会議員、電源開発松浦発電所の東京本社からも応援に駆けつけて声援をいただきました。ありがとうございました。今年度もほとんどの選手が残っておりますので、さらに上を目指して頑張ってくれるものと大いに期待をいたしております。これからの市民の皆さんの御声援をお願いをいたしておきます。  このようなクラブもあるわけであります。小学校のクラブは、学校とは切り離した活動のようにとれますが、学校とクラブの関係はどのようにすみ分けをしているのでしょうか。 46 ◯ 学校教育課長今西誠司君)  失礼します。  小学校の社会体育につきましては、議員おっしゃるように、基本的には学校の教育課程外の活動となります。しかしながら、学校がノータッチということではなく、学校も施設や指導の面で協力や支援を行っておりまして、現在、市内で12名の教職員が勤務時間外に社会体育の指導に当たっているという状況でございます。  また、子どもを指導される場合に、学校の先生方と連携を図るということも当然大事なことでございますので、そういった面で学校の校長初め、先生方が社会体育の指導者とかかわったり、今言われております体罰についても、学校のほうからも注意していただくようにお話をしているところでございます。 47 ◯ 6番(白石光一郎君)  中等教育の中学校の部活動の位置づけはどのようになっているのか、御説明をお願いします。 48 ◯ 学校教育課長今西誠司君)  中学校の部活動におきましては、学習指導要領において、学校教育の一環として明確に位置づけられており、全生徒が所属をしております。この部活動を通じまして、子どもたちは心と体を鍛え、技を磨き、きょうの陸上の行進にもありました集団規律とか、あるいは仲間づくりなどにおいても大きな教育効果があるものと捉えております。 49 ◯ 6番(白石光一郎君)  今、説明あったように、学校教育の一環であるという、これはもう小学校も中学校も同じようなものだと思っております。  競技種目は中学校で軟式野球、ソフトテニス、卓球部、高校ではバドミントンが加わりまして、中学校にソフトボール、サッカー部はないわけであります。そして、このクラブ活動は全て教職員の顧問がつきます。  指導者についてでありますが、小学校のクラブ、中学校と高等学校では、部活にはその学校の教職員、先生が指導者であるところと、そうでないところとがあります。中学校以上においては、顧問の先生が専門の指導者であることは、まず、まれであります。中学校においては、顧問以外に民間人を利用して、競技の技術指導を行っているところがあります。41クラブがあります。顧問を含め教職員がかかわっているのが64人、民間人が協力指導をしているのが11クラブ13人であります。このように、部活種目における顧問の先生が、その競技の専門とは限らない場合がほとんどだと思います。  また、そのことを先生方に求めるのは無理だと思われますが、学校教育課長のお考えをお聞かせください。
    50 ◯ 学校教育課長今西誠司君)  失礼します。  各クラブ、教職員が必ずつくということでございまして、今、議員おっしゃるように、実は私も中学校でソフトボール、バレー、テニスをして、ほとんど素人でございました。自分なりに一生懸命勉強をしながらしたんですけども、やはり地元の方とかですね、青島においては、ばりばりされるバレーの方がいらっしゃいましたので、力をかりてやったところでございます。  したがいまして、やはり学校だけで対応できないものについては、今おっしゃる外部の地域の方で協力してくださる方がいらっしゃればですね、それはもうぜひ活用するということが子どもたちにとっても大事なことだと考えております。 51 ◯ 6番(白石光一郎君)  今、話があったように、そのために文部科学省では「運動部活動の活性化と指導の手引」を各都道府県教育委員会に通知を出して、県教育委員会はこれに基づいて独自の同名の手引書を作成しまして、市町村教育委員会に通知をしているところであります。高等学校では、既に実施されてもいます。  地域や学校の実態に応じて、当該教職員以外の指導者に要請され指導が行われていますが、外部指導者の導入に当たってというのが記述されています。しかしながら、中学校では先ほど言いましたように、11クラブ13人は外部指導者として認めてはいません。なぜでしょう。  また、外部指導者としての資格についても次のように指導しています。「専門的技術指導に優れているだけでなく、学校教育に対する理解があり、識見を備えていること。」、「顧問は、主に実技指導面を補完してもらい、双方の役割分担をあきらかにし、適切に活動の連携・協力を図ること。また、活動内容について常に把握できるようにすること。」、「全教職員の共通理解を図り──ここが問題です──学校の責任において依頼すること」の事項が指導されています。中には、外部指導者においては、生徒の発育・発達の特性を考えず、もしくは体罰を含む不適切な言動などによる指導等、勝利至上主義が優先されることが起こっていることもあって、学校との関係、教育ということから逸脱しないようにとされているところであります。  しかし、これらは現在のところ顧問は知っていても、学校の管理下にない外部指導者と認めていない者に対して、学校とか教育委員会が何ら要求できる立場でないのは当たり前であります。教育委員会が学校側と外部指導者との関係について、それぞれの守備範囲を協議して、生徒たちが部活を通して人生の中のたったわずかな期間を、その競技の専門性を知り、生涯スポーツに親しみ、健康な体づくりを目指すきっかけになればという義務教育時代を築くべきだと思っているわけであります。  文部科学省が指導しているように、地域で活用できる指導者、学校が専門的に指導の行き届かない部活について、積極的に活用してはいかがですか。これは教育長にお考えをお聞きします。 52 ◯ 教育長(松尾 紘君)(登壇)  ただいまの部活動の指導者の件なんですけれども、教職員、あわせて外部指導者の問題、これは、私も実際は現在悩んでいるところでございます。といいますのは、私もいろいろ部活をやった中で、やはり外部指導者の力、それを頼りに今までもやった経験があります。そうした中で、やはり今、議員さんが言われましたように、文部科学省とか、いろんなところから、また、全国の体育協会のほうからも、これからのスポーツのあり方とか部活動のあり方とか、そういうものが問われております。その中で、外部指導者をどのように利用し、またお願いをし、そして活性化へ持っていくか、これが現在大きな課題になっておりますので、これにつきましても、私も今後、いろんな中体連、さっきも出ましたけれども、いろんな組織、また学校校長会、そういうところで煮詰めていきまして、できたらやはり各学校で委嘱状を渡し、そして、安心・安全できる指導者としてできるような対策を講じていければいいなと思っておりますので、今後私たちも努力をしていきたいと思います。  以上です。(降壇) 53 ◯ 6番(白石光一郎君)  外部指導者の導入に当たってという事項もありますが、学校の児童生徒が競技者で、その指導をしている全ての皆さんが、1年間に一、二回は指導者講習会、または指導者懇話会を実施してはいかがかと思うわけであります。  私たちのバスケットボール競技においては、指導者講習会が年間一、二回、研修が実施されています。技術指導の方法はもちろん、協会に所属するドクターにより医科学講習会が行われ、特に平成26年度から外部指導者が試合ベンチに入れる条件が、学校長の指名はもちろんでありますが、同時に日本体育協会ACクラス、または県協会指定のDEクラスの資格を持たなければならないとなって、持つことによってベンチに入れるということになっていますから、持たない人は入れないということになっております。持たない人については今年度講習を受講することになっているわけであります。  他の競技団体においても、そのような講習会があっているとは思いますが、教育委員会が主体となって、学校と外部指導者、顧問との関係がよりよいものになり、児童生徒が安全に安心してレベルの高い指導を受けて部活ができるようにすべきだと思います。  次に、部活動における児童生徒の安全対策についてお尋ねをいたします。  部活が行われる施設の安全対策についてであります。  先月12日、東京新宿の中学校のグラウンドで、小学校2年生の女の子がサッカーの応援に来ていたところ、ハンドボールのゴールポストが倒れて頭を打ち、意識不明の重体であるとの報道をされていました。以前にも、サッカーのゴールポストが倒れたというのもありました。運動場内には危険物はないのが当たり前であります。予測はできませんが、思わぬ事故が起こります。運動場における小学校、中学校におけるソフトボール、野球、サッカー、陸上競技においては専用のグラウンドがありませんので、入りまじっての練習となりますが、施設を含めてどんな注意とか取り決めがあるのでしょうか。 54 ◯ 学校教育課長今西誠司君)  部活動中の事故防止につきましては、機会あるごとに学校現場へ指導を行っております。特に今、議員さんがおっしゃいましたグラウンドでのいろんな事故も全国多発している状況でございます。特に複数の部がグラウンドで練習する場合は、練習時間を調整したりとか、あるいは防球ネットを張って事故を防止するようなこともしております。  あわせまして、今おっしゃったサッカーゴール等につきましても、きちんと固定されているかとか、そういった点検につきましても、チェック項目を設けて点検を定期的にしているわけですけれども、そういった中で、きちんとした点検をするようにしております。  なお、そういった点検の中で、自分の学校だけではきちんと対応ができないものに関しましては、委員会のほうに連絡していただいて、委員会のほうとしてもできるだけ早急に対応するような体制はつくっております。 55 ◯ 6番(白石光一郎君)  じゃあ、屋内運動場においては、どんなでしょうか。これは教育総務課長かな。 56 ◯ 教育総務課長(前田英彦君)  屋内運動場につきましても、やはり混在して利用をされる場合等につきましては、やはりそれぞれに注意を払っていただくということで、フェンスを張っていただいたりということになろうかと思いますし、内部で何らか不都合がある場合につきましては、御連絡をいただいて、私どもでそれを確認して、それに対応をさせていただいているところでございます。 57 ◯ 6番(白石光一郎君)  屋内運動場については、その屋内運動施設そのものについて、点検をぜひお願いしたいと思っています。  次に、特に運動部活動、クラブ活動上において、体育系の教職員、外部指導者がいる部活動については、安全対策については保健体育の教科書に保健編と体育編に分けて、食生活と健康について、心と体のかかわり、体の仕組みや疾病の予防について、喫煙、飲酒、薬物乱用と健康について、運動やスポーツが心身の発達に与える効果、人々を結びつけるスポーツの文化的な働きについて勉強するようになっていますし、副読本には各スポーツ競技の練習方法から技術の向上の解説がされていて、特にその中には競技を行う際の安全対策について書かれています。  しかしながら、顧問の先生は立場上どれかの部活の顧問にならなければなりませんし、専門外の先生もいらっしゃいます。外部指導もいない場合でも、子どもたち、児童生徒には安全に部活、クラブ活動を行ってもらわなければなりません。文部科学省の有識者会議で先月10日、体罰の行為の具体的なもの、ガイドラインが出されていますが、教育委員会において、クラブ活動、部活動を安全に行うために、このガイドラインの講習会を開催すべきですが、教育長の御意見をお聞かせください。 58 ◯ 教育長(松尾 紘君)(登壇)  ただいまのガイドラインの件なんですけれども、私たちもいろんな部活動のあり方、安全で安心でどのようにやっていくかということで、それにつきましては、今から先、体育協会等にもですね、いろいろ御相談しながら、そういうものの対応策ということについては、手ほどきをやっていきたいと思っております。(降壇) 59 ◯ 6番(白石光一郎君)  この国体を契機として、松浦市内のスポーツが各競技とも活性化して、安全に市民の健康づくりが推進できればとの思いから質問をいたしました。ミニバスケットボールのように、松浦市の名前を全国に広めてくれるようなのは、スポーツが一番手っとり早いのであります。競技者の努力は大変でありますが、松浦市もこのスポーツ振興にはぜひお金を惜しまないでほしいと思って、この部分の質問を終わります。  次に、「水産振興について」お尋ねをしてまいりたいと思います。  稚魚、稚貝の放流事業についてであります。  1963年といいますから、昭和38年に水産庁が水産養殖と水産増殖を合わせた造語をつくりまして、栽培漁業の呼び名をつくり、農業や畜産業のように親から子、子から親になる過程を人間の手で管理しながら再生産する仕組みを漁業の生産体系の中に入れるということで、とるだけの漁業からふやしながらとる漁業という考え方に変わってきましたが、今では当たり前のようになっています。卵や、ふ化したばかりの小さな稚魚は、自分で餌をとることが難しかったり、できないため、大きくなるまでに大半が生き残ることができないのであります。  そこで、自力で生きていけるまで人工的に育てて天然の海に放流することといたしました。北は北海道から本州、四国、南の九州、沖縄まで、各地でいろんな種類の稚魚、稚貝の放流事業が行われています。サケ、カサゴ、トラフグ、ウナギ、ヤマメ、マダイ、クロダイ、ヒラメ、カレイ、ハマフエフキなど40種類、甲殻類、クルマエビ、ガザミ、ヨシエビなど15種類、貝類はアサリ、アワビ、ホタテ貝、赤貝など約20種類、その他では、ウニ、コブシメなどが放流されています。これらの放流事業が水産にとって欠かせない理由をお尋ねをいたします。 60 ◯ 水産課長補佐(石川章浩君)  失礼いたします。  種苗放流事業の必要性ということでお答えいたします。  現在の水産業の環境におきましては、水産資源が減少し、沿岸漁業による漁獲量は年々減少しております。種苗放流とは、稚魚や稚貝を人工的に生産して放流することにより、資源の増加だけではなく、漁獲量の増加、ひいては漁業収入の増加による漁業者の経営安定を図ろうとする取り組みであります。  種苗放流事業は、直接的な資源増加の手段であることから、漁業者の期待も大きく、市としても水産資源の早急な回復に資する重要な施策として実施しております。  また、種苗放流は、水産資源の維持、回復、増大だけでなく、水産資源保護や沿岸の環境保全に対する漁業者や一般市民の意識の向上、さらには幼稚園、小中学生等への自然学習教材としての活用など、副次的な効果もあると考えております。 61 ◯ 6番(白石光一郎君)  先日、新松浦漁協新星鹿支部長の内野様とお会いする機会がありまして、お話を伺いましたところ、水産資源の維持増大に向けてアラカブの放流をしたらどうかと考えているとお話を受けまして、私もアラカブとは、あのみそ汁のアラカブかと気になりましたので、松浦市の稚魚、稚貝の放流についての行政が、資源の増大と漁業者の所得の増大について栽培漁業にどんな取り組みをしたのか聞いておかなければならないと思いまして、今回、質問することにいたしたところであります。  水産業界も新松浦漁協を中心にもうかる漁業を目指して、漁船漁業、養殖漁業等を中心に、水産業全体の収益性の改善を図るため生産力の強化、コスト削減、新技術導入対策、資源管理、資源回復、漁場環境の保全及び回復等の取り組み、人づくり、漁村活性化などにより水産業振興施策が取り組まれてきています。  また、松浦市も水産農業は本市の基幹産業であるとして、水産振興には特に力を入れてきています。ところが、近年、漁価の低迷や燃油高騰に水産業界は長い間、厳しい経営を強いられてきているところであります。ともあれ、とる魚がいないと水産業は、漁業は成り立ちません。2011年、平成23年の12月議会でも質問しましたが、いそ焼けの回復による水産資源の回復が必要であり、そのためには森林広葉樹林の増加を図ることを提案いたしました。そして、今回は水産資源の維持増大を図るためには、栽培漁業、稚魚、稚貝の計画的放流が必要であり、取り組んでいくことが必要不可欠であると確認をしたところであります。  それでは、松浦市では何を放流事業として取り組まれているのか、実績とその効果についてお尋ねをいたします。 62 ◯ 水産課長補佐(石川章浩君)  放流事業の実績でございますけど、23年度の放流実績につきましては、魚類がマダイ、トラフグ、オニオコゼ、カサゴなどの6種で14万尾、貝類がアワビ8万個、ハマグリ、アサリ670キロ、甲殻類がクマエビ、タイワンガザミの39万尾、その他、ナマコ、アカウニが31万個となっております。  それから、効果でございますけど、なかなかその効果というのが把握できない状況ではございますけど、ほかの事例によりますと、魚体に標識をつけたり、ヒレなど体の一部を切除したりして放流する方法がありまして、それを漁業者がその魚をとった場合に報告を受けたり、また、その魚が市場での買い取り調査から推定する方法等がございますけど、技術的、予算的に問題があり、検証できていない状況であります。  ただし、漁協関係での水揚げ数量、金額等によりますと、一部では確かに量、金額ともに増加していることは確認はできております。 63 ◯ 6番(白石光一郎君)  それでは、アラカブの稚魚の放流事業についてということでお尋ねをしてまいりたいと思います。  松浦での呼び名はアラカブであります。長崎、熊本、鹿児島でもそう呼ばれているところであります。関西ではガシラ、ガシ、鳥取、島根ではボッカ、岡山ではアカメバル、広島、愛媛ではホゴ、宮崎もホゴ、ガガラと呼ばれていますが、学名はラテン語でセバスティスクス、それから、学問上はカサゴと呼ばれています。このカサゴは、頭が大きくて笠をかぶっているように見えるというところから、竹かんむりに立と書いて「笠子」であります。英語は、マーブルド・ロックフィッシュ、大理石模様の岩礁の魚といいます。  この魚は、日本の北海道の南部から朝鮮半島、中国、台湾及びフィリピンまでの海域に生息をいたします。で、海岸から水深の200メーターぐらいのところまでの岩礁にすみ、余り泳ぎ回らず海底に生息をしている。昼は物陰にいて、夜にゴカイ、甲殻類、小魚などを捕食する。最大で全長30センチメートル、体重は2.8キログラム、体色は赤色から褐色地に不規則な形状の薄色まだらがあるが、環境によっても色が違う。目は小さく、口が大きいというところから、江戸時代には勇ましい姿であり、端午の節句に飾られて縁起のよい魚として扱われたところであります。そんな魚であります。  ところがですね、もう1つ気になったのが、生まれてくるのが変わっています。卵でなく子どもで生まれてきます。2歳で成熟し、個々の個体には卵が3万から10万粒があり、体内で仔魚を育て──「しぎょ」というのは、にんべんに子どもと書きますが──仔魚を育て、これは卵胎生というそうであります。3.2ミリから3.5ミリであり、半年間で1回から3回ほど、冬場の12月から4月にかけて産子、子どもを生みます。自然界では、稚魚──稚魚というのは、40ミリぐらいからが稚魚というそうでありますが、40ミリになる前に大半が死ぬのだそうであります。  そのカサゴ、アラカブですが、成魚の回遊範囲が大体1キロメートルで定着性の強い魚であるために、まず、親族同士になりまして、種の多様性が損なわれて、そのままにしておくと全滅の危惧さえあると言われている魚であります。そのような魚であるために、仔魚が稚魚になるまでの期間、大半死ぬと言われているものを、自分で餌をとって食べることができるまで生かして、種の全滅を防ぐためにアラカブの稚魚の放流がぜひ必要であると言われています。  これまでは、青島飛島の海域に放流されてきていますが、もっと星鹿半島周辺や福島・鷹島海域にも放流してはいかがですか。ただし、漁業──漁獲基準を決めてやらないと、おおむね18センチ、松浦漁協ではどんなふうに言われているかわかりませんが、おおむね18センチ未満のアラカブはとったら放すという、リリースする、また、捕獲網の網の目を大きくするなどという、やっぱり申し合わせ事項をつくっておかないと、総体的に減少してしまうということになりかねません。  現在、アラカブは1キロ1,500円から2,000円の比較的に値段の高い魚の一種であります。漁は、かし網、または、はえ縄、一本釣りであります。小型漁船でも容易に漁獲が可能であることから、漁業経営の安定と水産業においても高齢化が進んでいますので、お年寄りにも対応できる漁業資源として有望であるとされているところであります。  松浦のうまいものに、五島対馬近海において4月から8月に、まき網漁業でとれる旬あじ、五島対馬海峡で10月から翌年の2月に大型、中型まき網でとれる旬さば、それに養殖漁業が盛んなトラフグが有名でありますが、比較的近海で小型船でお年寄りでも釣れるアラカブは、みそ汁、煮つけ、空揚げがうまく、うまいものの仲間に加えて、松浦の名物に入れたらいいのではありませんでしょうか。  そして、体験旅行事業におけるアラカブ釣りは、思い出に残る漁業体験になるのではありませんか。今、体験旅行事業の中の釣りに行ったら何も釣れないという状況があるそうでありまして、ぜひともこのアラカブの放流をやってほしいなと思っているところであります。  アラカブは、大変いい収入源の魚であると思われます。アラカブの放流は、長崎県では大村湾、有明海、壱岐、上五島が行っています。日本全国でも東京、神奈川、名古屋、福岡、熊本、宮崎などが取り組んでいると報告をされています。これは、ぜひ松浦市が取り組む価値があると思いますが、これはちょっと市長も聞いておられて、アラカブてよかねと思われたかどうかわかりませんが、市長の御意見を伺っておきたいと思いますが。 64 ◯ 市長(友広郁洋君)(登壇)  松浦の漁業といいますと、やはり沿岸近海漁業と養殖漁業であろうと思っておりまして、この沿岸近海漁業の振興策としては、この種苗放流というのは重要なものであろうということでございまして、これまでですね、白石議員も御存じと思いますけれども、このアラカブの放流ということにつきましては、青島と飛島で行っておりまして、両方で1万5,000尾程度でございます。  この魚介類の種苗放流というのは、資源の維持、回復、増大に欠かせない、私は振興策の一つと、このように認識をいたしておりますので、この放流につきましてはですね、どういうところがやはり適地というものがあろうと思いますので、このアラカブの放流につきましては、漁協、漁業者、それと実際この放流事業を行っております松浦市栽培資源管理型推進協議会と協議をいたしましてですね、今は飛島と青島でございますが、その放流場所をふやす方向で検討してまいりたいと、このように思います。(降壇) 65 ◯ 6番(白石光一郎君)  ありがとうございました。  市長に登壇いただくというところなかったわけですが、お願いできてよかったと思っております。  もう1つ、アラカブの仔魚育成はなかなか難しいと言われています。交付金事業として、火力発電所温排水によるいろんな稚魚育成の経験を持つ松浦市が、その知識、経験を生かしてアラカブ、カサゴの仔魚育成をしてはいかがかと思いますが、これは提案だけにさせていただきたいと思います。  以上で私の今回の質問を終わらせていただきます。  ありがとうございました。    (白石議員 一般質問席 降壇) 66 ◯ 議長金内武久君)  以上で白石議員の質問を終了いたします。  本質問者の残り時間は5分です。これより関連質問を行います。ありませんか。──なければ、以上をもって白石議員の一般質問並びに関連質問を終結いたします。  ここで暫時休憩をいたします。       午後0時10分 休憩 ───────── ◇ ─────────       午後1時15分 再開 67 ◯ 議長金内武久君)  再開いたします。  休憩前に引き続き会議を開きます。  それでは、質問順位に従い、1番・武辺議員の登壇を願いますが、質問方法は一問一答方式となっておりますので、よろしくお願いいたします。  (武辺議員 一般質問席 登壇)(拍手) 68 ◯ 1番(武辺鈴枝君)  こんにちは。  大トリでございます。今回の第2回定例会の一般質問は、松風会に始まって松風会に終わるという形になりました。  暑くなりました。28度でも涼しく快適に格好よく働けるワークスタイル、クールビジネスの和製語、クールビズの定義でございます。環境省が、ことし初の試みとして女性向けクールビズを呼びかけました。女性のクールビズの考え方、快適に健康に美しく、ファッション、ヘアメイク、スキンケア、小物生活習慣アイデア。事例がですね、体を締めつけず、空気が通るシルエット、汗をかいても崩れにくい下地づくり、制汗剤、冷却スプレー、汗ふきシート、におい対策となる香りつき柔軟剤。お国にこんなことまでお世話いただいて、もうありがた迷惑といいますか、いろんなことを考える人たちがいるもんだと感心しておりましたら、そしたら、何と香料などの化学物質で健康被害が引き起こされる可能性があるということで、市民団体からの指摘があり、制汗剤や香りつき柔軟剤が削除されたということでございます。女性のクールビズの考え、快適に健康に美しくにのっとり、髪を短く切ってまいりました。  ということで、済みません、まず、2番目の、順番入れ替えさせていただきまして、「子ども・子育て関連3法に対する本市の取り組みについて」から質問に入らせていただきます。  子ども・子育て関連3法、この趣旨というのは、保護者が子育てについての第一義的責任を有するという基本的認識のもとに、幼児期の学校教育、保育、地域の子ども・子育て支援を総合的に推進するということでございます。  私はですね、この3法の一番の趣旨は、待機児童という都市部の問題の解消というふうに解釈しております。都市部の問題を地方にも一律に押しつけた感、それが拭えないような気がいたします。この子ども・子育て関連3法は地方にはそぐわないばかりか、地方自治体には負担が増すばかりで、子どもが減少する中、その子どもの取り合いになるというおそれもあるのではないかと危惧するものでございます。が、一応質問に入らせていただきます。  まず、その1つ目の認定こども園、幼稚園、保育所を通じた共通の給付、施設型給付及び小規模保育等への給付、地域型保育給付の創設というのがございます。施設型給付並びに地域型保育給付とはどういうものでございますでしょうか。 69 ◯ 子育て・こども課長(神田 稔君)  お答えいたします。  子ども・子育て支援新制度の中で新たに創設されます施設型給付とは、認定こども園、幼稚園、保育所を通じた共通の給付となります。  現在、保育所等に対する財政措置といたしましては、保育所は保育所委託運営費、幼稚園及び認定こども園には私学助成及び就園奨励費が支払われていますが、平成27年4月1日からは、保育所、幼稚園、認定こども園、このいずれを利用しても保護者に対して市町村が施設型給付という形で支給をすることになり、実際には施設が保護者にかわって受領するということになります。また、私立保育所につきましては、現行どおり、市町村が保育所に委託費を支払い、利用者負担の徴収も市町村が行います。
     なお、今後ですね、国において施設給付費に関する細かい制度設計がされる予定となっております。  以上でございます。 70 ◯ 1番(武辺鈴枝君)  この地域型保育給付というものに該当する施設というのは、市内にありますでしょうか。 71 ◯ 子育て・こども課長(神田 稔君)  地域型保育給付、市内には該当する施設はございません。 72 ◯ 1番(武辺鈴枝君)  では次に、2つ目になります。  認定こども園制度の改善、幼保連携型認定こども園の改善等というのがございます。幼保連携型認定こども園について説明をお願いします。 73 ◯ 子育て・こども課長(神田 稔君)  幼保連携型認定こども園は、現行制度では幼稚園と保育所の組み合わせでありますが、新制度では学校及び児童福祉施設としての位置づけを持つ単一の施設となります。設置主体といたしましては、国、それから、地方公共団体、学校法人及び社会福祉法人と定められております。  以上でございます。 74 ◯ 1番(武辺鈴枝君)  学校教育法、児童福祉法、それから、今あります認定こども園法が、全て認定こども園法の一本化されるという理解でよろしいんですかね。 75 ◯ 子育て・こども課長(神田 稔君)  そのとおりでございます。 76 ◯ 1番(武辺鈴枝君)  この認定こども園制度改善の、この具体的内容というのをお知らせください。 77 ◯ 子育て・こども課長(神田 稔君)  認定こども園の制度の改正、具体的内容でございますけれども、まず、根拠法が現行制度では学校教育法、児童福祉法、認定こども園法、この3つに分かれておりますけれども、改正後は認定こども園法に集約されます。  また、財政措置も施設給付費として一本化され、利用者負担も幼稚園部分、保育所部分とともに、市町村が応能負担により設定することとなっております。 78 ◯ 1番(武辺鈴枝君)  それではですね、本市内に指定管理者制度によって運営されている保育園が幾つかございます。それがですね、あと2年ほどで3保育所ですかね、で、あともう1年、あと3年であと1保育所が指定管理人期間が満了になります。で、もうそろそろ今後どうされるのかというのをはっきりしておく時期に来ているのかなと思うんですが、くしくもこの関連3法の順調に行けばですね、27年10月が本格施行という形になるのかなと思っているので、ちょうどその時期と重なるような感じになるんですけども、今後、この指定管理者制度をどうされるのか、更新されるのか、もう完全民営化にされるのか、そこら辺をお尋ねいたします。 79 ◯ 市長(友広郁洋君)(登壇)  今、武辺議員がいろいろ御質問されておりますとおり、いろいろ制度も見直されておりますし、やはり子どものためにということで、今後の状況の変化も想定されるわけでございますが、現在、この指定管理保育所というのは5カ所あるわけでございます。今後のこの状況にもよりますけれども、現時点におきましてはですね、やはり指定管理期間満了後は完全民営化のほうで調整をすることも頭にあるといいますか、一応そういうことも現時点では念頭に置いているところでございます。(降壇) 80 ◯ 1番(武辺鈴枝君)  そうすると、完全民営化というふうになるとですよ、具体的にはどういうことになるんですかね。今やっている指定管理者制度と完璧に違うところというのはどのあたりになりますかね。それから、園舎とか、そういうものの所有権というのはどういうふうになるんですか。 81 ◯ 市長(友広郁洋君)(登壇)  基本的には、今、公設民営でございますが、民設民営ということになります。  なお、園舎とか、土地問題についてはですね、今後の検討課題だというふうに思っております。(降壇) 82 ◯ 1番(武辺鈴枝君)  先ほども申し上げましたとおり、その27年の10月本格施行というのを目の前にありますので、今後の検討課題ではございますでしょうが、実際にその園に携わっている方々、それにそこに子どもを預けている保護者の皆さん等々、どうなるんだろうかという心配というか、もうそういうこともあると思いますので、なるべく早くこの点はきちんとですね、当事者のほうに説明をお願いしたいと思います。  それでは、次に、その3法の3番目なんですが、地域の事情に応じた子ども・子育て支援、利用者支援、地域子育て支援拠点、放課後児童クラブなどの地域子ども・子育て支援事業の充実というのがございます。これはですね、この地域子ども・子育て支援事業というのは、これちょっと述べさせていただきたいんですけど、利用者支援、地域子育て支援拠点事業、一時預かり、乳児家庭全戸訪問事業、養育支援訪問事業、その他要支援児童、要保護児童等の支援に資する事業、ファミリーサポートセンター事業、子育て短期支援事業、延長保育事業、病児病後児保育事業、放課後児童クラブ、妊婦健診、実費徴収に係る補足供給を行う事業、多様な主体が本制度に参入することを促進するための事業となっております。  この全てをですね、同列に位置づけて、それを市町村が担うということになるわけですね。先ほどから言っておりますが。有効に機能するように体系化されているのかというのも甚だ疑問でございます。ここら辺がですね、一番最初に言ったところがどうも私は解せない部分というところなんですが、ちょっと文句を言いたかったので言いましたが、次の質問ですけど、その先ほどから言っております、とりあえずこのままの計画で行くと、平成27年10月に本格施行となるわけですが、それまでの今後のスケジュールというのはどうなっていますでしょうか。 83 ◯ 子育て・こども課長(神田 稔君)  スケジュールでございますけれども、子ども・子育て支援新制度は、先ほどから申しましたとおり、27年の4月から本格施行される予定でございます。それまでのスケジュールといたしましては、平成25年度中に子ども・子育て会議を開催し、子ども・子育て支援事業計画策定に向けた地域のニーズ調査を実施いたします。25年度後半から平成26年度の前半にかけましては、保育の必要性の認定や給付費の請求の審査、支払い事務などに係る電子システムの構築を行い、これと並行して子ども・子育て支援事業計画を策定し、平成26年度の下半期以降、各種認定事務がスムーズに行うことができるよう、体制を整えてまいる予定にいたしております。 84 ◯ 1番(武辺鈴枝君)  大変なスケジュールになりますね。  それでは、そのおっしゃいましたその地域版子ども・子育て会議、これについてちょっと内容をお願いいたします。 85 ◯ 子育て・こども課長(神田 稔君)  地方版の子育て・子ども会議は、自治体が教育、保育施設や地域型保育事業の定員を定める際や、市町村子ども・子育て支援事業計画を策定する際は、この会議の意見を聞かなければならないとされております。  また、この会議の役割は、自治体における子ども・子育て支援に関する施策の総合的かつ計画的な推進に必要な事項及び当該施設の実施状況について調査、審議することとされており、地域の子ども及び子育て家庭の実情を踏まえて、この施策を実施する上で重要な役割を果たすものであります。  当市においては、3月の議会で松浦市子ども・子育て支援対策地域協議会設置条例を定めておりまして、今後、必要に応じて随時協議会を開催してまいることといたしております。  この協議会の委員のメンバーにつきましては、教育、保育、両分野の関係者及び子育て当事者の参加に配慮した構成といたしております。 86 ◯ 1番(武辺鈴枝君)  この子ども・子育て関連3法のことなんですが、ずっと質問してきましたけど、大変な量で大変難しく、何がなんだかひっちゃかめっちゃかになりそうな気もするんですが、利用者への情報提供といいますか、これから子どもさんを預けられる方への情報提供、あるいはその相談窓口などの設置というのは今後どういうふうにお考えでしょうか。 87 ◯ 子育て・こども課長(神田 稔君)  情報提供につきましては、まず、一般的な制度一般につきましては、市報等により全世帯へ周知したいと考えております。  保育所及び認定こども園などの利用者については、施設を通じて情報提供を行い、必要に応じて説明会を開催するなどし、施設の利用者以外につきましては、乳幼児健診などの折に情報提供を行ってまいりたいと考えております。  なお、相談窓口につきましては、現在のところ、子育て・こども課で対応したいというふうに考えております。 88 ◯ 1番(武辺鈴枝君)  ちょっと大変難しい話になってくると思いますので、利用者の皆さんが戸惑われないようにですね、御丁寧な説明等々をお願いしておきます。  それから、市長へちょっと1つだけお願いなんですが、やっぱり子どもたちにとってですね、児童館とか、公園とかという、その子どもの遊び場の確保、拡充というのは、やっぱり大きな課題だと思うんですよ。現在、閉鎖されたままの児童館跡地を何か子どもたちのために有効に活用してもらいたいなといつも思って見ているんですけども、今さらまた児童館を建ててと言ってもちょっと無理みたいなんで、とりあえずですね、立派な公園とは言いませんけど、今の状態で閉鎖したままですね、あれだけのスペースをそのままにしておくというのも、ちょっともったいないんじゃないかなという気もしますし、ある程度子どもたちが遊べるような広場ぐらいにはしてもらえないかなと思ってもおります。日陰の部分ぐらいはちょっとつくってもらいたいかなとも思っているんですけど、その辺に対する市長の今後、児童館の跡地の活用についての考えをお願いいたします。 89 ◯ 市長(友広郁洋君)(登壇)  児童館につきましては、今、解体をさせていただいているところでございまして、この跡地の活用につきましてはですね、子育て・こども課といろいろ検討を加えております。まだはっきりしたこの方針を決めてないわけでございますが、やっぱり子どものために活用していくということを基本にして、今後考えていかなければならないと思っておりますので、これから子どもをお持ちの方とか、地域の方々とかですね、いろんな方々の御意見をいただいて、できるだけ早い時期にですね、やはりどうするかを決めて、その実現に向かってまた予算等が必要となりますので、あの活用については余りいつまでも放置できないという認識は私としても持っておるところでございます。(降壇) 90 ◯ 1番(武辺鈴枝君)  子どものためにできるだけ早い時期に活用できるようにやっていただけるということでよろしいですか。はい、ありがとうございます。  それでは、次に、「松浦市男女共同参画計画の進捗状況と課題について」に移らせていただきます。  男女共同参画社会基本法第2条によりますと、「男女が、社会の対等な構成員として、自らの意思によって社会のあらゆる分野における活動に参画する機会が確保され、もって男女が均等に政治的、経済的、社会的及び文化的利益を享受することができ、かつ、共に責任を担うべき社会」とあります。要するに男性と女性がですね、女性と男性と言ったほうがいいんですかね、性別によって差別されることなく、対等な立場で職場、家庭、地域を含めたあらゆる分野で参画する機会を確保して、政治的、経済的、社会的、文化的利益を得ることができるように取り組むということです。  実はですね、毎年、その男女共同参画週間というのがありまして、6月23日から29日、私も知りませんでした。ことしのキャッチフレーズがですね、紅一点じゃ足りないんですよ。ここは紅四点でございます。  質問に入ります。  国のこの基本計画がですね、もう第3次男女共同参画基本計画、もう第3次でございます。その中でですね、これ平成22年の12月の閣議決定なんですが、重点課題とされているものを幾つか上げてもらってよろしいでしょうか。 91 ◯ 総務課長(中里信博君)  国の第3次基本計画と申しますのは、先ほど議員がおっしゃいましたように、22年の12月に閣議決定されたものということで、第3次基本計画において改めて強調されている視点というのが5項目ございます。  1項目めが「女性の活躍による経済社会の活性化」、2項目めが「男性、子どもにとっての男女共同参画」、3項目めは「さまざまな困難な状況に置かれている人々への対応」、4項目めが「女性に対するあらゆる暴力の根絶」、5項目めは「地域における身近な男女共同参画の推進」、こういうのが重点項目ということでございます。 92 ◯ 1番(武辺鈴枝君)  それではですね、県ももう第2次基本計画なんですが、その県のいろんなこの基本計画の中で事業にそれぞれいろいろ予算もついているようですけども、直接、まず該当する事業、それから、実績についてお答えをお願いいたします。 93 ◯ 総務課長(中里信博君)  県の第2次計画は、23年の3月に策定されております。この中で、たくさんメニューがございまして、4つの基本目標に対して12の政策目標、そして、具体的な目標がまたその下にぶら下がっているということでございまして、この男女共同参画社会基本法の中で、国・県の基本計画を勘案して市町村がまた計画を立てなさいというようなことが規定されておりまして、県の計画と市町村の計画には、ある一定整合性というんですか、国・県の基本計画に沿ったものを市町村で計画を立てなさいというようなことが書かれております。  それで、23年の3月というのは、国の第3次を受けた計画の改定だと私は理解しておりますが、松浦市におきましては、そこまでまだ改定になっておりません。と申しますのは、20年の3月に松浦市の基本計画を立てた以降、見直しをしていないということでございまして、県の事業が県民のための男女共同参画計画というようなメニューという位置づけからいたしますと、全部がそうなんでしょうけども、それをイコール市町村の計画というふうなものまでには至っていないということで、基本的には踏襲しておりますが、全てが至っていないということで御理解いただきたいと思います。 94 ◯ 1番(武辺鈴枝君)  わかったような、わからないような。大浦お慶プロジェクト事業という、県でも一生懸命知事も力入れてやっていらっしゃるみたいですけど、県内の女性が活躍機会を創出する、それからまた、その新たな社会参加、あるいは地域の活性化につなげるという事業なんですが、平成23年度に松浦市で女性力アップセミナーというのを開催されていると思うんですけど、というふうに、大浦お慶プロジェクトのほうのホームページに載っていたんですけども、それについて、もし、答弁できるのであれば、ちょっとお願いしたいんですけど。 95 ◯ 総務課長(中里信博君)  大浦お慶プロジェクトと申しますのは、県の第2次共同参画基本計画の中の一つのメニューでございます。これは基本計画の「女性の活躍による地域社会の活性化」の政策目標4というのに、「女性力を生かした地域社会・経済の活性化」というメニューの中の一つということでございます。  県におかれて、いろんな事業を募集されて、その中の一つとして松浦市を場所として開催されたものじゃないかと思いますが、女性力アップセミナーというのが県のほうでされたということでありますが、ちょっと私どもで承知しておりませんで、申しわけございません。 96 ◯ 1番(武辺鈴枝君)  例えば、24年度の大浦お慶プロジェクトの事業の中でですね、年100万円で県内で5件、川棚町で高齢者サロン運営、佐世保市でおうち起業・ママフェスタ、新上五島町で女船頭の「海と生きる郷づくり」、長崎市でナガサキブライト、五島市でお母さんがプロデュース!こども職場体験というのをやられたというふうにも載っていたんですけどもですね、ちょっとですね、私がどうしてこの男女共同参画の質問を今回時間をとってさせていただいたかというとですね、長崎県の市町審議会等女性登用率調べというのがあります。平成25年2月現在で、審議会に女性が登用されている率ですね。県の平均が21.5%、松浦市が24.7%、県内で3番目の登用率でございます。諫早、長与に続いて3番目。それから、管理職については県の平均が6.6%、これに対して松浦市は9.4%。これも県内3番目でございます。波佐見町、雲仙市に続いて3番目。それから、ちなみに議員ですが、県の平均が5.3%に対して松浦市が10.5%。これも県内4番目でございます。長与、新上五島、時津に続いて、順番でございます。  せっかくですね、実績というか、これだけの数字を抱えていながらですね、やっぱり何か生かされていないんじゃないかなという気がするわけですね。もったいない気がするんですよ。市民は御存じなのかなと、こういう登用率なんですよということも、「また言いよらす」と言われていいぐらいに言ってもいいことだと思うんですよね。例えば、市の独自の施策の中に学校給食費の半額補助とか、それから、中学生までの医療費助成、それから、わくわく・おでかけ事業なんかもありますけども、そういうものに対するアピールというのがやっぱりできていないような気がする。これがどうしても私はもったいない気がいたしまして、今回ちょっと時間をとらせてもらってですね、ちょっと質問をさせてもらうことにしたんですが、市長も常々「女性の管理職をもっとふやしたい」とよくおっしゃいます。私はですね、市長のこういうところはいいなと思っております。議会中のお弁当も自分でつくられているそうですし。はい。  それからですね、会計課も先日、ちょっと4階の女性のトイレ、ふぐあいが出まして、お願いしたところ、もう迅速に対応していただきまして大変助かりました。そういうところのよさというのをもっとどんどんどんどん前面に出していかないともったいないような気がして、どうしようもないのですが、松浦市の男女参画推進懇話会というのがありますけども、この懇話会の内容、それから、一遍にお願いします、内容、それから、今までに何回開催されて、どういう人選で、それから、この懇話会の内容を市民にどういうふうに周知されていますでしょうか。 97 ◯ 総務課長(中里信博君)  男女共同参画懇話会というのを松浦市で設置しております。これは平成16年から設置したものでございますが、この基本計画につきましては、1期と2期に分けて推進しておりまして、16年から18年、ここを1期と申しておりますが、これにつきましては7回開催いたしました。それから、19年度以降ことしまでですが、これも合計7回開催いたしております。  で、この懇話会ですが、まず、基本計画の策定を第1期の部分では議論していただいたということでございます。それから、第2期につきましては、その基本計画の進捗状況、取り組み状況についてずっと懇話会の委員の皆様にお知らせしていったということでございます。具体的に申しますと、24年度の懇話会でございますが、共同参画の計画の取り組み状況の御説明、それから、男女共同参画地域力活性化事業というのがございますが、その中に県北協議会でしておりますDVの予防啓発という事業をやっております。そういうものの事業の説明、これ松浦市も含めて参加しとるわけでございますが、そういうものの事業の説明を受けて、DVに対する意見交換をやったということ。それから、毎年市で主催しております人権懇話会というのがございます。これは人権と男女共同参画と大体同じようなテーマ、テーマがちょっと似通っているところのありまして、毎年やっておりますので、そういうものについての御報告等をやったということでございます。  それから、人選、このメンバーでございますが、これも男女共同参画懇話会の設置要綱に基づいて、16年から委員がおられますが、まず、各種団体の委員の代表の方、それから、学識経験者、これは教育委員とか、人権擁護委員とか、そういう方です、それから、行政代表というようなことで市役所の内部の委員ということでございまして、任期は2年ということで、現在、委員は14名。16年度からずっと引き続き委員をされておられる方というのは2名いらっしゃるということでございます。  それから、この懇話会は毎年開いておりまして、取り組み状況を御報告しておりますが、議員御指摘のとおり、市民の皆様への周知というのが努力不足というのは、もう否めない事実かと思っております。 98 ◯ 1番(武辺鈴枝君)  はい、わかりました。  それでは、松浦市男女共同参画計画、先ほどから出ておりますが、これの進捗状況ですけど、これをどのように把握していらっしゃるのか、また、その結果、どこに課題があると分析されていらっしゃるのか、関係各課にお尋ねをしていきたいと思います。時間がかかりますので、さっさと簡単明瞭な答弁をお願いしたいんですが、まず一番最初、「男女共同参画社会実現のための意識づくり」の中で、「社会制度、慣行の見直しと意識改革のための啓発普及活動、広報啓発活動の推進」というのがあります。「男女共同参画をテーマとした講演会、研修会などに取り組む」とありますけども、今までに何回ほど開催されましたでしょうか。 99 ◯ 総務課長(中里信博君)  講演会、研修会ということでございますが、先ほどお答えしました講演会というのは毎年1回、人権啓発とあわせて行っておりまして、外部──外部というか、市外の講師の先生をお呼びしましてやっております。  それから、研修会でございますが、DV研の関係のやつを県北ブロックでやっておりまして、その研修会ということで年1回、これも行っておるところでございます。 100 ◯ 1番(武辺鈴枝君)  次の質問で、この広報活動という質問をしようと思ったんですけども、これはちょっと多分あれなんで、多分今後の努力という答弁をいただきましたので、次の質問ですけども、市の職員の研修の実施というのもあります。どのような成果があるというふうに考えられますでしょうか。 101 ◯ 総務課長(中里信博君)  失礼します。  男女共同参画の中で特に人権教育という観点からの人権講演会を行っておりますというのは言っておりますが、毎年12月に行っております。この部分について職員の参加要請をしているということで、ある一定の職員が参加するというのがあります。  それから、もう1つ、DVの関係の、先ほどの研修でございますが、この市民の皆様もあわせて研修に入っていただいておりますけども、この市民の皆様11人ほど参加していただく中に、3名の職員が市職員として参加しているということでございます。 102 ◯ 1番(武辺鈴枝君)  それでは、次の男女共同参画社会に向けた教育学習機会の充実というところに移らせていただきます。  子どもたちに対する男女平等教育の推進というところで今までやられた事例と、それから、今後の課題について答弁をお願いいたします。 103 ◯ 学校教育課長今西誠司君)
     男女平等教育につきましては、市内全小中学校におきまして、各教科、道徳、特別活動など全ての教育活動の中で、子どもたちの発達段階に応じて指導しております。特に男女の平等、相互理解、協力の重要性、お互いが協力して家庭を築くことの大切さなどをしております。  また、近年、男女共同参画の必要性を含め、子どもたちがみずからの生き方を考え、進路を選択する能力や態度を養う教育、キャリア教育と言っているんですけれども、そういった教育にも力を入れております。そうした中で高校進学においても、工業系を選択する女子生徒がふえるとかですね、そういった現象も出てきております。  以上です。 104 ◯ 1番(武辺鈴枝君)  それでは、男女混合名簿についてお尋ねをいたします。  この男女混合名簿についてのメリット、デメリット、それから、現場の意見、それから、周辺自治体の実態、最後に、そういうことを検討されたことはございますでしょうか。 105 ◯ 学校教育課長今西誠司君)  ちょっと説明を最初に加えたいと思うんですけども、今おっしゃった男女混合名簿というのはですね、学校が使う名簿において、男女入りまじった形式のものを言います。これとは別に男女別の名簿があります。  この混合名簿のメリット、デメリットについては、検証したこともございませんので、はっきりしたことは言えないんですけども、考えられるメリットとしては、男女平等の意識を醸成する上で一定の効果があるのではないかなと思われます。  ただ、課題としましては、高校入試とか、健康診断の場合、やっぱり男女別の名簿が要るんですね。そうすると、新たにつくるということとか、名前だけでは、特に昨今のもうわからない、男の子か、女の子かですね、そういった区別がつきにくいとかいうことも出ております。  現場の意見としてはですね、学校から特にないんですけども、一部の教職員から、混合名簿をしようというふうな意見がありますけども、これについては学校の判断でですね、それはもう使うのは学校の判断でよいというふうな回答をしております。  周辺の自治体でも平戸、佐々町におきましては、どちらを使用するかは学校の判断としているんですけども、佐世保市などにおいては男女混合名簿の導入をですね、進めているような状況です。  使用の検討ということですけども、したがいまして、本市でもどちらの名簿を使用するかについては、現場での個々の場面に応じて適切に使うということで対応しております。したがいまして、現在、学校においては、一部の学校において混合名簿を使用している学校もあるという現状でございます。 106 ◯ 1番(武辺鈴枝君)  おっしゃったとおりの利便性もあるし、ちょっと課題もある男女混合名簿かなと思っているんですけども、何となくそういう方向にずうっとあちこち行きそうな気がしているんですよね、その佐世保でも導入をもう検討しているという形になるとですね、学校の判断という形になりますと、例えば、校長先生がもう3年か、4年で異動になられたときに、次の校長先生が、「うんにゃ、これは混合名簿はせんとばい」となれば、また戻すのかという話にもなってきますし、ある程度の時期を見てですね、市の課題としてこの混合名簿については検討を重ねられたほうがいいのかなと思ったりもしますので、そこはちょっとお願いという形をとらせていただきたいと思います。  それからですね、済みません、ちょっとせっかくいろいろ意見を聞こうと思っていたんですけども、ちょっとあっちこっち割愛をさせていただきます。2番目の政策方針決定過程の男女共同参画の推進というところに行かせていただきますが、この中で民間企業、団体への啓発活動の実施という項目がございます。これに関しての事例と課題を答弁をお願いします。 107 ◯ 総務課長(中里信博君)  男女共同参画につきましては、民間のほうへの取り組みというのも各課またいでおりますので総括してお答えしますが、民間企業、団体の啓発への活動実施というものにつきましては、国・県などからの通知のあったポスターの掲示、チラシなどの配布にとどまっているというのが現実でございます。 108 ◯ 1番(武辺鈴枝君)  それでは、次にですね、3番目の職場、家庭、地域における男女共同参画の推進の中から、農林水産業、自営業などにおける女性の就業環境の整備についてです。  農林水産業、自営業で働く女性が実際に力をつけるための施策としてですね、女性同士の交流支援とか組織化、研究開発支援などが必要だと思います。また、企業による新しい仕事づくりを目指すということになりますと、市場の実態調査など経営実践に役立つ内容のセミナー等も必要だと考えますけども、この農林水産業、自営業などの女性の就業環境の整備についての考え方で結構でございます。もしも具体的な施策、何かやられたことがありましたら、それも含めて御答弁をお願いいたします。 109 ◯ 農林課長(大久保 整君)  農業分野におきましての話でございますけども、おっしゃるとおり、働く女性が力をつけるための施策として、交流や組織化、研修支援等は必要と考えております。  現在、組織化して取り組まれている事例としてはですね、最も大きい組織として長崎西海農業協同組合というふうな組織がありまして、そこに女性部が組織されているわけですけども、そういうところでは松浦地区で会員が115名参画しておられます。そこでは支部単位、または会員がグループをつくった団体、組織ですね、そういうふうなところで食農教育とか伝統食の継承、農産物加工とか直売所、子育て支援、高齢者支援など、農業以外のいろんな地域に貢献できるような分野で活動なされているというふうな状況があるわけでございます。  このようにですね、そういうふうな貢献とあわせて、研修、研さんの場を多く設けられて、女性の権利を守って、社会的、経済的地位の向上を図るという、これがこの組織自体の綱領というのはございまして、これに基づき活動をなされているというふうな状況でございます。  また、それから、うちが増頭事業、和牛の増頭事業に取り組んだときに、5年前に松浦市の和牛の畜産農家の女性で愛妻モーリング松浦というのを組織しております。約100名ぐらいおられますけども。ここでは、やはり男性並みの知識、技術のやっぱり取得とか、そのようなことのために自己啓発とか研修を行う──毎年、研修、交流なんかを行うというふうな形で進めているというようなところです。  こういうふうな分野はいろいろほかにも農水産物の加工とか、体験型の交流活動とか、それから地域の環境保全活動とか、それぞれ研究、研さんが積まれてですね、地域の女性力が発揮されて、その女性力は農家とかの経営安定につながるというふうなところもあるわけでございます。  それぞれの組織の目的とか意向でですね、やはり向きが違いますので、それに応じて引き続き県や農協等の関係団体と連携してですね、支援を続けてまいりたいというような考えを持っております。  以上です。 110 ◯ 1番(武辺鈴枝君)  大変よくわかりました。  それでは、次にですね、仕事と家庭の両立支援、働き方の見直しについての御答弁をお願いいたします。 111 ◯ 総務課長(中里信博君)  これも各課にまたがる事業が、取り組みがあっておりますので、総括いたして私のほうでと思います。  男性の家事参加の支援というようなことで、一番主なものとしましては、公民館の自主事業による男性料理教室というのがございますが、そういうものの栄養士を講師として派遣するというようなことで、栄養の知識と調理の指導をお願いしているということで、平成24年度実施としましては、御厨公民館6回、中央公民館5回というふうなことでございます。  また、市職員におきましては、平成22年、23年度に整備した制度を記載した子育てハンドブックというものがありまして、対象者への通知を努めておるということです。  課題といたしましては、男性の家事参加というのがなかなか具体的に指定できないというふうなことで、料理に偏ったもので支援がなされているということ、それからまた、地域につきましても御厨地区、それから、中央公民館ということで、全市的に広がりがないというようなことが課題かなと思っております。 112 ◯ 1番(武辺鈴枝君)  それでは次に、子育て支援の充実というところの答弁をお願いいたします。 113 ◯ 子育て・こども課長(神田 稔君)  子育て支援の充実でございますけれども、主なものを2点ほど述べさせていただきます。  保育所でいいますと、通常保育所に加えて、一時保育、延長保育、休日保育等の各種特別保育事業や、学童保育などサービスを通じ、子育ての支援に努めているところでございます。  それから、要保護児童及び家庭への支援につきましては、子育て・こども課を窓口といたしまして、児童本人や家庭、学校、地域からの相談に対し、関係機関連携のもと支援を行っているところでございます。  これらの課題といたしましては、必要な支援を受け入れない家庭がございますので、関係機関と連携をとりながら、地域での見守りを強化していくことが課題と考えております。 114 ◯ 1番(武辺鈴枝君)  済みません、今、最後の何とおっしゃいました。必要、受け入れない、その家庭が受け入れないということですか、どういうことですかね。 115 ◯ 子育て・こども課長(神田 稔君)  失礼しました。  要保護児童及び家庭への支援についてですね、必要な支援を受け入れない家庭が、はい、そういうふうに申しました。 116 ◯ 1番(武辺鈴枝君)  そこら辺をちょっとですね、根気よくお願いをしておきたいと思います。  それでは、次に、地域社会における男女共同参画の推進というところをお願いしたいと思います。  男女共同参画に資する団体の支援、女性リーダーの育成等ございますけども、まさしくこれが大浦お慶プロジェクト事業に当てはまるのかなと考えたりもいたしましたけども、市独自の事業等々ございましたら、答弁をお願いいたします。 117 ◯ 総務課長(中里信博君)  大浦お慶プロジェクトにつきましては、県の男女共同参画の計画の中のメニューの一つということで先ほど御説明いたしたところでございます。  で、市独自の何か事業があるのかというお話でございますが、まず、この男女共同参画の基本計画について少しお話しさせていただきますと、これは男女共同参画基本法に基づいた基本理念について体系的なもので整理したと、取り組みについて体系的なものとして整理したということでございます。  総合計画の実施計画とまたちょっと異なりまして、その体系のもとに、それぞれの実施メニューがあるというものではございませんで、市独自の、何か独自の取り組みがあるのかとか、ないとか、そういうものではないということでございます。  ただ、それで、市のいろんな取り組みの中で男女共同参画の基本理念を浸透させていくというものかなと自分自身は思っておるところでございます。 118 ◯ 1番(武辺鈴枝君)  おっしゃっていることよくわかるんですが、結局、その体系的なものとして整理したものであって、基本理念が云々かんぬんということでしたけども、結局、今の課長の答弁聞いていると、この計画を策定することがゴールであるというふうに私は何か答弁として聞こえるんですよね。それは内容的にはですよ、やっぱりずうっと見ていくと、当然、松浦市の総合計画なり、まちづくりに関する、例えば福祉関係とか、やっぱりもう松浦市全体にかかわることをずっと書いてあるわけですよね。で、確かに本を借りにいっても、これもちょっとはやりものみたいに平成、国が策定した平成二、三年ごろにはいっぱい出版物も出ていますけど、それっきり出てもいないというような男女共同参画計画なんですが、どういうんですかね、この策定した計画に沿ってですよ、やっぱりあらゆる行政の分野というのがやっぱり半永久的に取り組んではいかなければならないものがこの計画書だと私は思っているんですよね。で、あえていろんなところが今どういう状態であられるのかという質問をさせていただいたというのが私の考えでございます。  それでは、もうあと幾つかになりましたけども、4番目の誰もが健康で安心して暮せる条件の整備の中で、家庭内暴力、犯罪の根絶のところの被害者女性に対する相談、救済対策の推進という欄がございますが、ここ何件ほど今まで相談があって、もし差し支えなければ、その救済の内容というのをお知らせください。 119 ◯ 子育て・こども課長(神田 稔君)  相談件数につきましては、平成19年度に子育て・こども課が新設されましたけど、それ以降、現在までの総数で申し上げますと、31件となっております。  申しわけございませんけども、救済内容につきましては非常に注意を要することから、具体的には申し上げられませんけれども、一般的なもので申しますと、警察や、それから、県のこども・女性・障害者支援センターなどの関係機関と連携をとりながら支援をするというふうにしております。 120 ◯ 1番(武辺鈴枝君)  それでは、防災課へお尋ねをいたします。  防災会議での女性の登用というのをお尋ねします。いわゆる充て職でない女性の数ですね。  それと、東日本大震災でも指摘されたことですけども、女性の視点を生かした防災対策、それから、避難所の運営というのはやっぱり大変大切なことだと思うんですよね。で、女性の意見とか視点を男女共同参画計画に反映させなければならないと考えるんですが、防災課としてはこの辺はどういうふうにお考えでしょうか。  この2点をよろしくお願いします。 121 ◯ 防災課長(福岡一男君)  まず、1点目の防災会議の中の女性の割合でございますが、現在34名中2名が女性ということでございます。  それから、2つ目の避難所の運営における女性の視点を生かした取り組みということでございますが、このことにつきましても、東日本大震災の中でもですね、この中での避難運営の中でいろんな課題が出てまいりまして、そういった中で女性が必要としていた物資が届かなかったとかですね、避難所における食事の準備が女性に固定化されたりしたというようなことが指摘されております。  このようなこともありまして、避難所運営につきましては、活動の種別ごとに班組織に複数名の責任者を配置して、男女両方で担っていく必要があるというふうなことを考えているところでございます。 122 ◯ 1番(武辺鈴枝君)  それでは、最後に市長にお尋ねをいたします。  今までの各課取り組み状況の御答弁をお聞きになって、この平成23年に策定したこの男女共同参画計画でございますが、今までの答弁をお聞きになって、どう評価をされますでしょうか。 123 ◯ 市長(友広郁洋君)(登壇)  ただいまきょうの武辺議員のこの一般質問のテーマといいますか、この男女共同参画社会ということについて、るる御質問いただいたわけでございますが、松浦市における男女共同参画社会の形成ということにつきましては、やはり市役所が先頭に立って日ごろから取り組むべき課題であると、そういう思いをしたところでございまして、私もこの男女共同参画社会というのはですね、基本的にはそういうことがテーマとして取り組んでいかにゃいかんということやなくてですね、もう自然体で男女共同参画社会への形成ができるということになることは最も望ましいと思いますが、そこに行くためにはですね、やっぱりこういう市でつくっておりますこういう計画をつくりまして、その計画に沿って実行していくということが必要であろうというふうに思っているところでございます。  そういうことからいたしまして、今、それぞれの課長等が申し上げましたとおり、この教育分野、あるいは福祉、産業分野でそれぞれ取り組んでおるところでございますし、まず、私といたしましては、各種委員とか、市職員の管理職への登用ということについては意を注いできたつもりでございまして、この各種委員の登用ということにつきましては、松浦市附属機関等の設置及び委員選任等に関する要綱を設けておりまして、その要綱の第4条にですね、女性の登用については男女共同参画社会の形成の促進を図る見地から、1の附属機関における女性委員の割合を30%以上になるようにというふうに定めておるところでございます。  それから、女性の職員の登用ということについてはですね、私もやはりこの努力をする必要はあろうということで、先ほど管理職の登用についてお触れいただいたところでございますが、やはり女性職員の育成ということもやっていかないといけないというふうに思っております。で、現在、全職員が428名おりまして、そのうち女性職員が125名でございますので、割合は約30%でございますが、現在、係長級はですね、全体で80名おるわけでございますが、うち女性が29名ということで36%の登用率になっておるところでございます。そういうことから、やはり係長を主に登用して、順次、課長補佐とか課長に登用していくということでですね、今後も努力していきたいというふうに思っているところでございます。  そういうことから、私といたしましては、役所としては、先ほど武辺議員も一定の評価をしていただいたところでございますが、私ももう一定の成果が上がっているというふうに思いますが、松浦市全域としてのですね、この男女共同参画社会の形成というのがどうかということになりますと、それは私も実際実態を把握できておりませんがですね、今後やはり松浦市全体として取り組んでいかなければならない、そういう状況にあるんじゃないかというふうなところが私の率直な認識といいますか、現在における実態じゃないかと、そのように思っているところでございまして、今後ともこのことについてはさらに努力を重ねていく必要があろうと、そういう認識を持っております。(降壇) 124 ◯ 1番(武辺鈴枝君)  最後ですけども、この市長、黄色持っていらっしゃいます、私、青なんですけどね。この計画の期間が9年間、28年までの9年間、ただし、今後の社会情勢や環境の変化等に応じて適宜見直しを行うとなっております。この間にですね、東日本大震災、先ほどの質問の中にも言いましたが、想像を超える出来事も起こっております。国の第3次基本計画の新設分野の内容もですね、防災について語っておられますけども、今後、この計画書を見直すお考えがあられるのかどうかという1点をお尋ねして、ホームページで男女共同参画を検索したらですね、平成20年6月号に載った計画策定の記事だけしか出てきませんでした。そういうことも含めて、もう少し対外的なアピールをお願いしたいということで終わりたいと思いますので、答弁をよろしくお願いいたします。 125 ◯ 市長(友広郁洋君)(登壇)  先ほどまだまだ不十分であると、さらなる取り組みをしていかなければならないということは申し上げたところでございまして、先ほど防災課長がですね、今後の課題として、被災地復興段階における男女共同参画という視点も取り入れたものも必要であろうというふうに申し上げたところでございまして、やはりこの内容を再検討して、改善すべき項目などが出てきた場合にはですね、やはり計画の見直しをやっていく必要があろうと、先ほど申し上げましたけれども、やはり計画というのが柱になってやらないとですね、なかなかこの推進できないと、そういう思いを持っているところでございます。(降壇)(「どうもありがとうございました」と武辺議員が言う)    (武辺議員 一般質問席 降壇) 126 ◯ 議長金内武久君)  以上をもって武辺議員の一般質問を終結いたします。  ここで暫時休憩いたします。       午後2時15分 休憩 ───────── ◇ ─────────       午後2時25分 再開 127 ◯ 議長金内武久君)  再開いたします。  休憩前に引き続き会議を開きます。  それでは、市長提出案件の追加上程・説明・質疑・主管委員会付託を行います。  日程第2 議案第83号 松浦市職員の給与の       臨時特例に関する条例の制定につ       いて 及び
     日程第3 議案第84号 平成25年度松浦市一       般会計補正予算(第3号) の、以上2件を一括議題として理事者の説明を求めます。 128 ◯ まちづくり推進課長(末永和彦君)(登壇)  議案第83号「松浦市職員の給与の臨時特例に関する条例の制定について」御説明申し上げます。  まず、今回の条例制定の提案理由でございますけども、国家公務員の給与の改定及び臨時特例に関する法律に基づきまして、平成24年4月から国家公務員の給与の特例による減額が行われていることに鑑みて、本市におきましても一般職の職員の給与につきまして、特例による減額を行うため、本条例を制定するものでございます。  それでは、ページをめくっていただきまして、条例本文で御説明を申し上げます。  まず、第1条でございますけども、職員の給与の臨時特例に関し、必要な事項を定めるものとしておりまして、この条例の趣旨を規定いたしております。  続きまして、第2条の第1項におきましては、減額を行います期間、それから、給料表、職務の級ごとの支給減額率を規定いたしておりまして、その減額率を現行の給料に乗じて得た額を減ずることといたしております。具体的に申し上げますと、減額を行う期間は国家公務員に準じまして、平成26年の3月31日までといたしております。減額率の設定に関しましては、国家公務員に適用されております率を参考にいたしまして、級ごとに給与水準等を考慮いたしまして段階的に設定した率といたしております。  次に、第2条の第2項でございますけども、第1号に特定の地域に勤務する職員に支給される地域手当につきましても、給料に連動して同様の支給減額率で乗ずる額とした規定でございます。  第2号では、ア、イ、ウと3つ規定いたしておりますけども、これはいずれも職員が地方公務員法に規定いたします理由によりまして休職となった場合に、その期間中に支給されます給料、それから、地域手当についても支給減額率で減ずるとした規定といたしております。  次に、第2条の第3項では、時間外の勤務手当、それから、休日勤務手当、夜間勤務手当等の1時間当たりの単価につきましても、通常の計算ではなくて、支給減額率で減ずるとした規定といたしております。  次に、第2条の第4項の関係ですけども、最初の1行目に「特例期間においては、給与条例附則第19項の規定の適用を受ける職員」とありますが、これは平成22年12月から始まっております55歳を超える職員に対する減額支給についての規定でございまして、この第4項では該当する職員についての読み替えを規定いたしております。具体的に申し上げますと、現行行政職給料表の6級格付で55歳以上の職員──17名該当者がおりますけども──につきましては、100分の1.5給与が減額されている状況でございます。特例期間中は、さらにそこから支給減額率を乗じて減ずるとした規定といたしております。  次の第3条から第5条につきましては、読み替え規定でございまして、まず、第3条では、広域的法人等への松浦市職員の派遣に関する条例中にございます給与の支給規定に関しまして、今回の給与の特例条例を適用させようとした読み替えを規定いたしております。  次に、第4条でございますけども、松浦市職員の育児休業等に関する条例にございます部分休業の場合に減額する給与1時間当たりの単価の読み替えを規定いたしております。  それから、第5条におきましては、松浦市職員の勤務時間、休暇等に関する条例中、介護休暇を取得した場合に減額する給与1時間当たりの単価の読み替えを規定いたしております。  次に、第6条におきましては、減額率を乗じて計算する場合のルールを規定いたしております。計算上、1円未満の端数が出た場合には、これを切り捨てることといたしております。  第7条は補則といたしまして、この条例の施行に関し必要な事項は、市長が定めると規定いたしております。  なお、今回の臨時特例措置に関します減額の見込み額といたしましては、約1億500万円程度を見込んでおります。  最後に、附則でございますけども、  この条例は、平成25年7月1日から施行するといたしております。  以上、よろしく御審議賜りますようお願い申し上げます。(降壇) 129 ◯ 総務課長(中里信博君)(登壇)  議案第84号 平成25年度松浦市一般会計補正予算(第3号)  平成25年度松浦市の一般会計補正予算(第3号)は、次に定めるところによるものでございます。  第1条(歳入歳出予算の補正)、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ250万円を追加し、歳入歳出予算総額を歳入歳出それぞれ161億4,832万5,000円とする。  第2項、歳入歳出予算の補正の款項の区分及び当該区分ごとの金額並びに補正後の歳入歳出予算の金額は、「第1表 歳入歳出予算補正」によるといたしております。  今回、追加上程でお願いする予算の内容でございますが、臨時議会でもお願いしました坊ノ上土地のところでございますが、進出企業の予定地というのがおおよそ協議されております。その予定地につきまして、緊急に土地の整備、具体的には側溝の撤去等ですが、その経費が必要になったということから、今回の追加上程になった次第でございます。  次のページをお願いいたします。  第1表 歳入歳出予算補正の歳入部分でございます。  17款.繰入金でございます。250万円を追加をお願いいたしまして、合計10億7,976万2,000円とする。  1項の基金繰入金ということでございまして、財政調整基金を財源とした事業を行いたいということでございます。  歳入の合計は250万円を追加いたしまして、161億4,832万5,000円となります。  それから、歳出でございます。  8款.土木費でございます。250万円を追加いたしまして、9億7,217万7,000円となるものでございます。  4項の港湾費の計上でございます。  歳出合計は250万円を追加いたしまして、合計161億4,832万5,000円となるというふうなことでございます。  2ページ以降に事項別明細書を添付いたしておりますので、よろしく御審議方賜りますようお願いいたします。(降壇) 130 ◯ 議長金内武久君)  以上で理事者の説明が終わりました。  これより議案質疑に入りますが、質疑に当たっては簡潔明瞭に、また、議題以外の問題、あるいは賛成、反対を表明するなど自己の意見は避けていただき、議事進行に御協力を願います。  それでは、一括して質疑を行います。ありませんか。  〔「ありません」と言う者あり〕  なければ、質疑をとどめます。  これより市長提出案件の主管委員会付託を行います。  日程第2.議案第83号及び日程第3.議案第84号、以上2件をお手元に配付いたしております委員会付託一覧表のとおり、それぞれの所管の委員会へ審査を付託いたします。  以上で本日の日程を終了いたしましたので、本日はこれにて散会をいたします。       午後2時36分 散会 ───────── ◇ ───────── この会議録の全ての著作権は松浦市議会が保有し、国内の法律または国際条約で保護されています。 Copyright (C) MATSUURA CITY ASSEMBLY MINUTES, All rights reserved....