松浦市議会 2008-09-12
平成20年第3回定例会(第5号) 本文 開催日:2008年09月12日
▼最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1 午前10時 開議
◯ 議長(中塚祐介君)
おはようございます。
出席議員は全員であります。
これより、議事日程第5号により本日の会議を開きますが、その前に、ここで
会計管理者及び庶務課長から発言の訂正及び説明の申し出があっておりますので、これを許可いたします。
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◯ 会計管理者(福田友一君)
失礼いたします。昨日の白石議員の一般質問の「市有財産の管理と運用について」の中の「土地・建物について」の中で、「貸し付けの算定基準を見直してはどうか」という質問に対する答弁で、「
財産評価委員会に諮る」旨の発言をいたしましたが、「財産の売り払いの場合は
財産評価委員会に諮り、貸し付けの場合は法令及び条例の規定に基づき、それぞれ対応してまいります」というふうに訂正させていただきたいと思います。まことに申しわけございませんでした。
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◯ 教委庶務課長(木山智明君)
おはようございます。
昨日の白石議員の一般質問に対し、答弁の時間がありませんでしたので、議長の承認をいただき答弁をさせていただきます。
白石議員の御厨中学校の記念碑の件の質問でございますが……(「議長、議事進行」と言う者あり)
4 ◯ 議長(中塚祐介君)
ちょっと待ってください。発言が終わってからにしてください。(発言する者あり)
発言を続けてください。
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◯ 教委庶務課長(木山智明君)続
はい。
白石議員の御厨中学校の記念碑の件の質問でございますが、加椎先生による
御厨中学校卒業40周年記念として、昭和30年度の卒業生が建立されたということですが、
グラウンド整備の折、建立された当初の記念碑に変更が生じているということでございました。
この件につきまして、平成14年3月22日開催の……(「議長、議事進行」と言う者あり)
6 ◯ 議長(中塚祐介君)
静粛に。
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◯ 教委庶務課長(木山智明君)続
当時、
教育民生委員会の当初予算審議の中で、
グラウンド整備予算に係り、この記念碑の件でも審議がなされ、配慮を持って対応するよう求められております。これを受け、その後、現地で
加椎先生立ち会いのもと指示を仰ぎ、記念碑本体は光などの関係で……(「それは違う」と白石議員が言い、発言する者多し)(「議長」と言う者あり)
8 ◯ 議長(中塚祐介君)
静粛に。発言が終わってから議事進行はかけてください。(「答弁者の時間内で持ち時間は済んでおるではないか」と言う者あり)
はい、続けてください。
静かにしてください。
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◯ 教委庶務課長(木山智明君)続
そのままの位置に、周りの石については現在の場所へ移動するということで承諾を得て、現在に至っているところであります。まことに申しわけありません。答弁とさせていただきます。(発言する者多し)
10 ◯ 議長(中塚祐介君)
議事進行の発言のある方は挙手で申し出てください。
11 ◯ 4番(
白石光一郎君)
今議会の
議会運営委員会において、まず、一般質問については1人70分と決められております。私の一般質問中、その件に関して、今、何か答弁と言っていますが、その話については私は求めていないわけであります。(「そうだ」と言う者あり)しかも、議長が「白石議員の一般質問は終了いたしました」という御発声により終了しているものと思っておりまして、現在、もう既に述べられましたが、そのことに関して
一般質問者の意向とそぐわない分があれば再質問をさせてほしいということになりはしないかなと思っております。再質問してよろしいかどうか。(「議長、議事進行」と友田議員が言う)
12 ◯ 10番(友田吉泰君)
朝からかっかしても仕方ないんですが、昨日の白石議員の発言の中で、正確には私も覚えておりませんが、寄贈された方々の意向を無視したかのような発言がございました、あの御厨中学校のモニュメントに関してですね。「真ん中の重たいやつは3,000キロあるから、重たかったから動かせていなかったんでしょう」と。「周りの石は軽かったから、あっちのほうに追いやられている」というような発言がありました。これは明らかに事実誤認であります。ですから、私がその終了後に、これは
教育委員会は正確な答弁をするべきではないかということを申し上げました。本来であれば、昨日のあの時点で議事進行をかけて、その発言の訂正並びにその正確な回答を求めるべきではありましたが、余りにも、当時の
教育民生委員会でそのことにしっかり議論をして対応するようにした事実があるにもかかわらず、その経過が全く理解されておられなかったので、そのような発言を昨日申し上げたところであります。
その後の取り扱いについては議長にゆだねますけれども、そういった経過があって今の発言があったということは私は理解をしておきたいと思います。
13 ◯ 4番(
白石光一郎君)
先ほど記録の説明がるるありました。そこで、加椎さん本人がつくられたものですから、そして、しかも、周りの卒業生の皆さんの意向はどうだったんでしょうかと思っているわけです。ほかの卒業生の皆さん方がお話をされているわけですから、その方たちにはお聞きになったのかなというのが心配になって、これから
教育委員会が皆さん方と話して、「いや、あそこは
テニスコートがあって邪魔になるんですよ」とお話をしよったら、そしたら、その皆さん方も「そんならね、何とかせんばいかんね」というお話を受けていたもんですから答弁を求めなかった。それで、さらに後ろから、私の発言をしているときに後ろからわあわあ言われて、きのうの傍聴に来ておられる方も「何て言いよらしたと」と言われるぐらいですから、やっぱりその辺は、今の、ほかの周りの卒業生の皆さん方が心配しておられる分というのがありますから、別に、前に、平成14年にグラウンドを整備したときに、そのときにお聞きになった分はお聞きになった分として、今、卒業生の皆さんが「そうね、あれを見たら最初のころのそういう意識的な、この石がここにあってというようになっていないよね。だから、どがんかせんばね。邪魔になるとやったら何とかせんばね」というふうな話をしておいででしたから私が取り上げたわけであります。
14 ◯ 議長(中塚祐介君)
この件につきましては、これまでの過去の議会の中におきましても、一般質問の時間を超過したというときにも、理事者からの補足説明等々については認めてきております。きょうは特段の部分で、議事進行において、ただいま友田議員と白石議員の発言を認めました。これは白石議員も言うべきことがあればということで配慮いたさせていただきました。そういった形の中で、きちんとお互いの議論があったものということで御理解をいただきたいと思います。
これより、議事日程第5号により本日の会議を開きます。
日程第1
市政一般質問
を行います。
質問順位に従い、10番・友田議員の登壇を願いますが、質問方法は一問一答方式となっておりますので、よろしくお願いいたします。(発言する者あり)
議事進行か、動議かで発言してください。
(友田議員
一般質問席 登壇)
15 ◯ 10番(友田吉泰君)
おはようございます。
朝から非常に白熱した議会で、私は出ばなをくじかれたようでございますが、9月も中旬になってまいりまして、今週末には各地で敬老行事が開かれます。健やかにこのことしの敬老の日を迎えられた高齢者の皆様方に心からお祝いを申し上げたいというふうに思います。
昨年の敬老会のときに、私は、70歳以上の方を敬老というふうに言いますけれども──昨年の時点ですよ、「もうすぐ選ばれるであろう総理大臣は70歳以上の方ですね。日本の
トップリーダーが70歳以上の方が務められるんだから、皆さんこれからもぜひ頑張っていただきたい」というお話を昨年したわけですが、その福田総理が9月1日に辞任をするという報道がありまして、さて、ことしは何を話せばいいのかなというふうに困惑をしているところであります。
その前の安倍総理も、そして今度の福田総理も、その政党の中で最も総裁にふさわしいという方を選ばれているんだろうなと思うんですが、選ぶ側の人たちは全く変わらずに、またもう一人の人を2年後に選ぶというのはですね、一番最初に選ばれた人がベストで、2番目がベター、すると最後がグッドなのかなと。大体論法的にはそういうふうになるのかなというふうに思っておりますが、私は外から見るだけでありますので、黙って事態を注目しておきたいなと思っています。
ただ、今回のこの総理辞任というのは、やはり国際社会においても、大きな日本の信頼を失墜している部分があると思います。私の経験でいきますと、平成12年だったと思いますが、
マッカイ市に政務調査費を2年間積み立てて行かせていただきました。
マッカイ市でホームビジットというのがございます。夜、その現地の方と食事をともにしながら国際交流を図るというものでありますけども、そのときに私が訪れた家は
サトウキビ畑を営んでおられる農家の方でありました。お酒も入って、ある程度のときに、「なぜ日本の総理大臣はそんなにころころかわるんだ」という話をされて、私は何も言えなかったことを思い出しました。ことしの11月にも、市長を初め、議長、多くの市民の方々が
マッカイ市を訪れられるというふうに伺っております。どうかそのときの答弁を考えておられたほうがいいんじゃないかなということを申し上げておきたいと思います。
それでは、一般質問に入ります。
まず1点目に、「病院問題に対する市長の政治姿勢について」お尋ねをいたします。
この件については、もう既に3名の方が病院問題については質問をなさっておりますし、本日最後の登壇で金内議員もこのことについて質問なさいますので、この病院問題の具体的な中身についてはそちらにお願いをするとして、私はこの問題を通しての市長の政治姿勢についてお尋ねをしたいと思っています。
7月31日に松浦市病院・
診療所あり方検討委員会から答申がありました。それを受けて、8月20日の日に
市議会全員協議会が開催をされ、市長から「市民病院は病院として存続をする」という方針が示されました。経営改善策として、ベッドの利用率70%をクリアするために、ベッド数を現在の50床から35床に減らすと。そして、あいたスペースには
リハビリ科を新設をすると。また、経営形態については、市直営から
地方公営企業法の全部適用を行うということでありました。そして、市民病院が抱えている5億円の不良債務については、国が発行する
公立病院特例債で賄うというようなお話がありました。
今思えば、そのときに予防線を張っておられたのか。ただ、特例債を受けるにはまだまだ越えなければならない課題があると。そういったものについては9月上旬までに取りまとめて、財政計画等々をまとめて議会にお示しをしたいというお話は伺っておりました。しかし、これまでですね、ことしの2月ぐらいからいろんな議論をしてきて、病院問題どうするんだということをお尋ねをしてきて、市長が出された最終的な──その時点でのですね。最終的な結論は病院として存続するというものだったろうと思うわけですね。しかし、それから1週間余りを過ぎた8月の29日、私どもの手元に今議会の議案が配付をされ、その中に一緒に同封をされている
市政概況報告の中で突然、「市民病院につきましては、
リハビリテーション科を新設した病院としての存続に向けて検討を重ねてまいりました。しかしながら、早期に不良債務が解消できないことから、病院としての存続を断念したところです」と、こういう方針転換がされたわけでありますね。
この方針転換をしなければならなかった理由については、これまでの質問者とのやりとりで私も理解をしておりますが、8月20日の
全員協議会というものは、我々議会側が求めて開催をしなさいと要求したことではなくて、理事者側でこの
あり方検討委員会の答申を受けて市の方針を決めて、それを議会に報告をする場であったと思うんですね。そういったものが議案を既に配付された日の夕方に
代表者会議で諮ると。
代表者会議というのはあくまでも各会派の代表ですから、すべての議員がそろうわけではありません。その場で公表なさるという手順は、やはりちょっと理解に苦しむと思うわけですね。
お尋ねをしたいのは、この8月20日時点の市長が示された病院として存続するというこの方針の精度ですね、どのくらいの確率で実現できるというふうに思っておられたのか、この点について、まず市長のお答えをいただきたいと思います。
16 ◯ 市長(友広郁洋君)(登壇)
おはようございます。
今、友田議員が「答申を受けて、その実行についての確率はどうか」ということでございますが、私は7月31日の答申を受けまして、病院として存続をしていきたいという強い思いを持っておりましたし、また、市民の方々もそういうことを望んでおられるということを実感したところでございます。
そういうことを受けまして、庁内に
サポート体制を整えるということで、3班を編成して、いろいろその
あり方検討委員会の答申についての中身について検討しましたし、また、議員皆様もお読みかと思いますが(議事録で)、いろいろ議論をされておりまして、あのことからしますと、
あり方検討委員会が慎重に審議されたこと、そして我々がいろいろ検討を加えてきた。例えば、35床とリハビリを導入するとか、そういう
シミュレーション等もしながら、私といたしましては、8月20日の
全員協議会においては、もう病院として何とか継続をしたい、存続をしたいという強い思いを持っての議会に対してああいうお話をさせていただいたと。
ただ、今御指摘がございました8月20日の
全員協議会の開催の時期が、例えば、今反省しておりますのは、7月31日に答申がありましたので、ただ、そのときには答申がこういう答申でしたよということでの
議会全員協議会にお願いして、その内容の説明にとどめるということも一つの方法ではなかったかと思いますし、また、9月議会のもう少し詰まった段階で全協をして御説明するという、そのことについては、やはり今思いますと、8月20日の全協でああいう形でのお話をさせていただいたことについては、やはり今御指摘のことについては、私としてもいろいろ思うところがございます。(降壇)
17 ◯ 10番(友田吉泰君)
市長の、ちょっと時期を逸した、その8月20日というのは時期を逸してしまったのかなというような回答、答弁であったと思うんですが、それはそれで、検討は重ねておられながらも、先日、9月3日の長崎新聞の紙面で、
県公立病院改革プラン検討協議会の県北地域の分科会の記事が載っておりました。この中で、「佐世保、県北の2次医療圏を一体化した新たな医療圏を検討する」という地域の再編案がまとめられ、そして、
松浦市民病院については、外来の「高機能診療所」を目指すと、これは県がそのように9月1日の検討会でそういった方針を示されているということは、それまでの検討経過の中で、こういった検討が県でなされているという情報は多分理事者の皆さんもわかっておられたんではないかと思うんですね。県の方針がそういう方針で動いているときに、「いや、存続をする」と幾ら言っても、それは実現不可能だったんではないか。
一たんですね、やはり市のトップである市長が8月20日時点で「存続をする」という強い決意を述べられると、多くの市民の皆さんはやはり期待をするわけであります。先日、高橋議員からも紹介があっておりましたが、9月1日付で発行された市報「まつうら」9月号には、
あり方検討委員会の答申がですね、編集時期の関係で、7月31日に
検討委員会の委員長から市長に答申書が渡されている記事が写真つきで載っています。その中には、先ほど申し上げたように、
リハビリテーション科を新設するというような記事があるわけですね。市民の皆さんの中には、9月のこの市報を見て、「市民病院には
リハビリ科が新設されるんですか」、そういったことをお尋ねになる方もおられるわけですよ。ですから、市長がそういう決意をされて、そういうふうに動いているというふうに一たん理解をされてしまうと、それを、「いや、それはまた検討経過でした」というのは、市民の皆さんに大きな混乱を招いてしまうと思うんですね。
この点については、先ほどの答弁の中でちょっと時期がまずかったというお話でありますので、これを言っても、結果的にそのように市長は思っておられると思うんですが、ぜひこういった点については、やはり一度示されると、そのことがもうしっかり動いてしまう。その発言が、隅々までと言わなくても、多くの人々にもう知れ渡ってしまう。それを長期間検討をした結果、また変えましたということであればいいんですが、10日もたたずしてそれが変わるということであれば、これはやはり市長の行政運営に対して市民の皆さんも不信感を持ってしまうんではないか、そういう点はぜひ市長も御認識をいただいておきたいというふうに思います。
時間がございませんので、次の項目に進みたいと思います。
「副市長辞任により生じる諸問題と後任者の選出時期及び期待する役割について」お尋ねをいたします。
これも8月20日の
全員協議会だったと思いますが──ああ、これは違いますね。済みません、8月29日の
代表者会議でしたね。その中で、私も1人会派の私を含めた3名の中の代表としてオブザーバーで参加をさせていただいたと思いますが、その際に、市長から黒田副市長の辞表を受理したと、8月31日付で受理したというお話がありました。
それから10日以上たったわけでありますけども、ちまたの御意見の中には、「副市長がいなくても議会ができるんなら、もう副市長は置かずに経費削減をしたらどうか」というですね、こういう厳しい御指摘もあるわけであります。
そういう声がある中で、一体副市長が不在となることでどんな問題が生じているのか、この点についてお答えをいただきたいと思います。
18 ◯ 市長(友広郁洋君)(登壇)
黒田前副市長には、健康上の理由とはいえ、任期半ばで退任されたことにつきましては大変残念に思っているところでございまして、これまでの御尽力にお礼を申し上げたいと思いますし、一日も早い健康の回復をお祈りしたいというふうに思っておるところでございます。
副市長不在、辞任によります諸問題ということになりますが、私は副市長は行政にとって大変重要なポストにあるということでございます。このことはやはり行政が滞ることになると、このことは市議会を初め、市民の皆様方にいろいろな面で大変な御迷惑をおかけすることになるということでございまして、副市長不在は、市民の皆様、市議会に対して、そういう大変な御迷惑をかけると同時に、また、庁内においても、その影響は大変大きいものがあろうというふうに思います。副市長不在ということになりますと、私自身に対するいろいろな面での影響もございますし、庁内の各部署の意見調整とか、いろいろな負担というものが大きくかかってきます。そういうことからしますと、大変な痛手であるということでございます。
したがいまして、私といたしましては、この副市長不在ということは、市政に対する影響のみならず、市民の皆さん方にも大変な御迷惑をおかけするということから、できるだけ早い時期に副市長の選任については人選を進めまして、議会にまた御同意をいただくよう、一日も早くという思いで現在取り組ませていただいているところでございます。(降壇)
19 ◯ 10番(友田吉泰君)
黒田前副市長は、福岡都市圏との交流促進を担当なさっておったわけですね。
福岡都市圏交流促進基本計画というものがことし8月に策定をされて、このリーダーを務めておられたわけです。黒田副市長がおやめになるということになりますと、この担当はどなたがお務めになるのか。
非公式にお聞きするところによると、黒田副市長は副市長の任は解かれたけれども、この担当については引き続きですね、御病気が治られたら務められるというような話を聞いたんですが、相手方はですね、もちろん黒田前副市長は福岡の経済界で活躍をなさってきた方ですから、大きなパイプを持っておられると。とても簡単に会えそうにない人にもしっかり会えて、松浦市のアピールをできるという話を聞いています。そういった非常に大きな力を持っておられるとしても、交流をしていただく相手方は、やはり松浦市の副市長という肩書があったからこそ対応いただけたのではないか。そしてさらに、仮にこれまでの人的なつながりを重視して、そのことをやっていこうとしても、やはり御病気になられたとはいえ、松浦市に赴任してこられて病気になられて、そして、その松浦市の副市長を辞任なさったということが、私はその人的なつながりがあるからこそ、相手方にとっては、その松浦市の対応というか、これまでの経過が不信感を与えてしまうんじゃないか。ちょっと心証を悪くしてしまうんではないかなと、そういう思いがあるんですが、こういった点について、どなたが行うのか、そして、そういった影響がないのかという点についてお答えをいただきたいと思います。
20 ◯ 市長(友広郁洋君)(登壇)
黒田前副市長は、やはり副市長という立場で行動をとっていただいた。もちろん相手方も、そういう松浦市の新しい副市長という黒田氏に対しての対応であったということから考えますと、今、御指摘になりましたことについては、やはり大小の差はあれ、影響があるということは私も十分認識をいたしております。
ただ、この影響はありますけれども、やはり貴重な人材ということからしますと、私は引き続き、健康を回復していただいて、御支援をいただきたいというふうに思っております。
そこで、私は黒田前副市長が退任をしたいというときに、まずはやはりもう倒れられてからではゼロになると。しかし、まだ少しでも回復の余地があられるときに退任されて、また引き続き私がお願いしてきた民間的な発想とか福岡都市圏とのパイプを大きくするということについてはお願いできないでしょうかというお話をいたしましたところ、黒田前副市長は、松浦が好きだから、退任をしても松浦に住みますと、そして、私が今まで培ってきたいわゆる九経連の専務というこれまでの人脈、あるいは松浦市の副市長として務めてきたこの貴重な経験を今後松浦市のために力を尽くしたいという、そういうお気持ちを述べていただいて、私も快くそのことについては御協力をいただけるものというふうに思っておりまして、このことについてはまだ議会にも御相談しなければなりませんけれども、引き続きそういう形での
協力お願いをしたいというふうに思っているところでございます。(降壇)
21 ◯ 10番(友田吉泰君)
今の件については、いろんな御意見があるんじゃないかなと思いますが、正式に議会にお諮りになったときに、それぞれの議員からいろんな御意見があるだろうと思います。きょうは承っておきたいと思います。
後任者は、先ほど「速やかに選任をしたい」ということでありました。次はどのような方法で選任をなさるのか、黒田氏を招聘する際、市長は何度も足を運ばれて説得をなさったという経過等もありますし、例えば、ホームページでこういった意欲のある方と、民間の経験をとか、そういうことを募集要項にうたって全国公募をするなんていう方法も一つはあるんじゃないかなと思いますけども、どういった方法で選任をなさるのかということ、そして、黒田氏を招聘されるとき、市長は自分が持ち得ていない民間の感覚、これと今もおっしゃった福岡経済界とのつながり、こういった役割を副市長に求めたいということでありました。
友広市長は合併前の松浦市で助役を務めておられ、先ほども答弁の中でちょっとありましたが、その助役という立場は、市長を補佐する、そして組織内の引き締めを図るというか、意見調整とおっしゃいましたけど、そういった役割を担っていただかなければならないわけですね。黒田氏を招聘されたときの市長のお考えは、そういったものは友広市長自身がこれまで経験して十分精通しているので、持ち得ていない部分をゆだねられていたのかなと思うんですね。ただ、今、この2年少々を振り返ってみると、やはり副市長という本来の役割、庁内の組織をしっかり固めるという役割、この役割をしっかり務めていただく、このことが必要になるのではないかと思いますけれども、こういった点で、募集をどういうふうな募集をするのかということと後任者にはどのような役割を求めるのかという、この点についてお答えをいただきたいと思います。
22 ◯ 市長(友広郁洋君)(登壇)
先ほどもお答えいたしましたけれども、今、松浦においては重要な課題が山積をいたしておりまして、ひとときとも空白を設けるということは避けるべきだというふうに思っております。
そういうことから、一日も早く後任の選任をという思いを持っておりまして、実は今、友田議員が申されましたとおり、私の頭では全国公募というようなこともひとつやってみたらどうかという思いもありました。しかし、今の松浦市の情勢からしますと、そう時間的な余裕はとれないんじゃないかと。そういうことからして、できるだけといいますか、一日も早く副市長を選任したい、議会のほうへお諮りしたいというふうに思っておるわけでございます。
そのことにつきましては、先ほど黒田前副市長の民間的な発想とか福岡都市圏とのパイプを大きくするということについては、形は変わっても今後支援をしていきたいということでございますので、そのことはそのことといたしまして、私は昨年策定いたしました総合計画、あるいは行政改革、あるいは財政健全化計画、そういうものが既に動き出しております。これをやはり着実に実行していく必要があると、そういうことが今後の重要な行政課題であるというふうに思っております。
先ほど申し上げましたように、もう動き出しているということは着実に実行すると。それも停滞させることなく、スピード感を持って遂行していかなければならないということからなりますと、やはりこの行政というものについてのある程度知識を持っている方が必要ではないかというふうに思いますし、また、円滑な市政運営、行政を執行していく上においては、調整能力といいますか、調整力が必要じゃないかというふうに思っております。そういうことで、今回、副市長の選任に当たっては、やはり行政ということについてある程度の知識を持っておられて、その調整ということについてのノウハウといいますか、そういうことについて十分対応していただける人材を副市長として議会にお諮りをしたいと、このように思っているところでございます。(降壇)
23 ◯ 10番(友田吉泰君)
副市長の選任に当たっては、議会の議決が必要であります。冒頭で私がちょっと総裁選のことを申し上げましたけども、今度は議会も厳しい目で──今度はと言うと何かいけませんね。また、人選については、いろいろと厳しい目で議会も判断をしなければならないと思いますので、ぜひ人選に当たってはよりすぐって選んでいただきたいと思いますが、松浦市に限らず、今、多くの市民、国民の皆さんは公務員の意識改革が必要だというふうにおっしゃっています。ぜひ新しい副市長を速やかに迎えられて、そして、市役所の職員の意識がその方の招致によってがらりと変わったと言われるぐらいのすばらしい人材をぜひ御提案いただいて、選任をいただきたいということを要望しておきたいと思います。
では、3点目に入ります。
「本市の主要施策と所管する庁内組織のあり方について」であります。
先ほどから何度も申し上げますが、議会の本定例会の初日に市長から説明があった
市政概況報告、私はこれを届いた日に見て、あれっと思ったことがあったんですね。皆さんお気づきかもしれませんが、目次を見ますと、「総務行政について」から、16番目の「補正予算」は全体の補正予算ですから、15番目の「下水道事業について」まで、この中に具体的に、ここに多くの理事者の皆さんはいらっしゃいますが、具体的に自分の部署について明言されていない方もいらっしゃいますが、ただ、ほとんどの項目がそれぞれの課単位に報告されているのに、4番目の「水産行政について」と5番目の「商工観光行政について」は、現在は水産商工観光課という1つの課なのに、別々に記載がされておると。一方で、同じ5月7日に機構改革が行われた企画課と財政課は「企画財政行政」で1つにまとめておられる。なぜ商工と水産は1つになったのに、あえて2つ書いたのかな、これが実は素朴な疑問でありました。
これはなぜなのか、何か思惑があると思いますので、なぜこのようになったのか、まず、この点をお聞かせをいただきたいと思います。
24 ◯ 市長(友広郁洋君)(登壇)
市政概況のあり方につきましては、これまでもいろいろ御議論いただいたところでございます。さきの議会で政策的に、例えば、総合計画の項目に沿った概況もいいのじゃないかという御提案もありましたし、また、今までやってきております各課ごとの概況もいいんじゃないかというお話もございまして、私といたしましては、やはりわかりやすいというのは、各課ごとに分けたほうがいいんじゃないかというのは基本的な考え方でございます。
しかし、松浦市の基幹産業である農業、水産業、商工観光業を1つにするよりも、やはり農業は農業、水産は水産、商工は商工としたほうがいいんじゃないかという思いもございまして、実はこのような形をとらせていただいた。そういうことで、別に大してといいますか、いろいろなことやなくて、やはり私としてはこの市内の基幹産業がそういうことであれば、やっぱり一つ一つ分けたほうが市民の皆様方にもわかりやすいんじゃないか、そういう思いでこういう形をとらせていただいたということでございますので、ぜひ御理解をいただきたいと思います。(降壇)
25 ◯ 10番(友田吉泰君)
わかりやすいということと、水産業、商工観光業、それは本市の基幹産業であるというふうにおっしゃいました。本市には日本一の水揚げ、アジ・サバの水揚げを誇る松浦魚市場があり、松浦市はその開設者であります。松浦市というと、最近は旬あじ・旬さば、そしてトラフグ、クルマエビ、こういった主要産業の海鮮ガイドなんかのPRによって、自他ともに認める水産業を基幹産業とするまちであります。ほかにも、これだけが基幹産業ということじゃなくて、ほかにも基幹産業はありますが、その一つであることは間違いありません。
そういった思いがあるからこそ、今、市長がおっしゃられたように、独立してここは書かれているんだろうと思うんですね。それほど重要な施策であるということだろうと、これは我々も理解をするわけであります。
ただ、少しばかり水産商工観光課長には耳の痛い話になるかもしれませんが、今定例会のやりとりを見ていると、本当に水産商工観光課長は余りにも幅広い分野を担当され過ぎて、大変だろうなと思うんですね。
市長がおっしゃるように、水産業も、商工観光行政も、それぞれ市にとって重要な施策であるのであれば、ほかの部署のように、やはり独立してやったほうがよりスムーズな行政運営ができるんではないかな、そのように思えてならんわけですね。前回の久枝議員の一般質問で、水産関連の質問がありました。本当に不用意だったんだろうと思うんです。思うんですが、水産業についてのお尋ねで、担当課長が「専門でない」とおっしゃった。これは私は本音だと思うんです。けしからんという声ももちろんあると思いますし、私もそういった思いはありますよ。あるけれども、しかし、今回のこのきょうを除く3日間の一般質問のやりとりを見ていても、これはやはりいろいろな問題が、弊害が生じていると。
これは我々議会と理事者との質問のやりとりだけではないんじゃないかと思うんですね。主要産業であればこそ、すそ野の広い経済団体があるわけです。そういった方々とのいろんな協議ですとか、調整ですとか、今後の市政に対する施策の立案だとか、いろんなものがあるわけですね。市長は「水産課と商工観光課を1つにすることによって連携を深めて、いろんなこれから計画をしていくさまざまな施策がスムーズにいくから」という御説明がありました。まだ5月からやって4カ月ぐらいですから、この4カ月間で結論を出すのは拙速かもしれませんが、やはり改めるべきところは速やかに改めて、そして、松浦市にとって一番いい体制をしくべきではないか、そのように思いますが、市長、この点についてどのようにお考えでしょうか。
26 ◯ 市長(友広郁洋君)(登壇)
この組織機構ということにつきましては、御承知のとおり、行政改革の一環として組織機構の見直しを検討してきたところでございます。この部会でいろいろ議論をしたところでございまして、1つは、組織の簡素化といいますか、そういうことからいたしまして、議論の中で農業、水産業、商工観光業、この3つの産業を1つにしたらどうかという意見もありました。農林と水産、一次産業を1つにしたがいいんじゃないかと、あるいは現在とらせていただいております水産と商工観光部門を1つにしたがいいんじゃないか、いろいろ議論がありましたけれども、私は農業と水産と商工観光を2つの課にするということで検討を指示し、最終的には水産商工観光課という形をとらせていただいたところでございます。
確かに行革という一面と、それから、基幹産業である農業、水産業、商工観光業をどう発展させるか、振興していくかという両面から取り組まなければならないというふうに思っております。
そういう意味で、今、議会でいろいろな御指摘を受けておることは、それを市民の側に移しますと、やっぱり市民の側の中でもそういう一部御迷惑とか混乱があっているんじゃないかということは推測されます。そういうことから、現在、私といたしましては、主要施策を推進する上において、実は課内室といいますか、課の中に室を設けさせていただいて、今回、議会にお願いいたしまして、室長もこの議会に出席をさせていただくことといたしております。
今、友田議員が申されましたように、今の段階ですぐということは御理解いただいておるようでございますので、今後の対応によっては、やはりこの主要施策を推進するための室としてどうなのかと、また主幹を配置するとか、今とっております専任担当参事制とか、そういうことをいろいろ今後精査をしていきたいというふうに思っております。
私といたしましては、やはり行政改革、機構改革、あるいは市政の推進ということは、結果的には市民のための役所であるということを基本にしてどうあるべきかというのは引き続き検証して、見直すべきところは私は積極的に見直しをしていき、市民のための役所であるように努力をしていきたいと、このように思っております。(降壇)
27 ◯ 10番(友田吉泰君)
市長もおっしゃったんですけども、私も行政改革の特別委員会の委員長を仰せつかっておりますが、「行革」という言い方をすると、市民の皆さんも、市の職員の皆さんも、何か削減というですね、そういうイメージを持たれて、非常に、特に市役所の職員の皆さんは「行革というのは何か自分たちの身を切られるようで嫌だ」と思っておられる方もたくさんおられるように感じるんですが、私は減らすのが改革ではないと思うんですね。よりよくしていくのが改革であって、やはりそのときそのときベストな状態にどんどん動かしていく。時代の要請が変われば、やはりその所管課というのもどんどん変わっていく、いっていいと思うんですね。
我々もこの機構改革の提案が示されて賛成をしてきておりますので、余り言えた立場ではないかもしれませんけども、もう今、市の職員の皆さんの中には非常に、前回、下久保議員のほうからも御指摘があっていたように、多くの職員の皆さんが心の病等々で長期に休んでおられる。万一この理事者の中からそういうのが出ると、本当に大きな市政にとってマイナスになってしまうわけですよ。だから、負荷をかけるなとは言わないんですけども、余りにもその市政のスムーズな運営に支障を来しているような状態については、速やかに改善をいただきたいと思います。
ぜひですね、決して私は現在の水産商工観光課長が云々ということではなくて、やはり市の主要産業である水産業をしっかりと松浦市の中で運営していくためには、やはりこの議場の中に専門的な知識の方を置いて、そして、専門的な政策をきっちり議論できるような体制を速やかにとっていただきたいと、そのことを要望しておきたいと思います。
2つ目の主要施策なんですが、福岡都市圏について、市長のほうから、市長の思いとしては前副市長を担当者に充てたいということでありました。その方がどういった職名でその仕事を担当なさるのか、まだ示されておりませんので、ちょっと拙速かもしれませんけども、やはりこの福岡都市圏との交流促進という業務は、どう考えても総務課ではないと思うんですね。これはやっぱり本来なら企画の仕事だろうと。総務課に置いていた理由は、副市長付ということで置いていたと。しかし、その副市長がもう既におやめになっているという事態からすると、これもちょっと主要施策と庁内組織のあり方としては少しそごが生じてしまうんじゃないかなと思うんですが、この点については今後どのようになさるお考えなのかお尋ねをいたします。
28 ◯ 市長(友広郁洋君)(登壇)
市政の推進の一つの柱として、福岡都市圏とのパイプといいますか、交流を拡大していくということからいたしまして、その任を副市長にお願いしておったところでございます。そのことは副市長だけでは行動が制限されるといいますか、動けない部分がありますので、副市長付ということで担当参事を配置したと。
そういうことからいたしまして、総務課付ということにしておったわけでございますが、今後、やはり私といたしましては、いろいろ福岡の九経調等も協力いただきながら、行く行くは松浦の福岡事務所を設けたいと、このような思いを持っているところでございます。そういうことにつきましては、今後検討する必要がありますが、そういう一つの方向性といいますか、考え方を持って、今後どういうところにどういう職員を配置したらいいかということについては検討させていただきたいと思っております。(降壇)
29 ◯ 10番(友田吉泰君)
やっぱり聞いてみるもんですね、福岡事務所を将来的には設けたい。福岡都市圏との交流を図るためには効果的な役割なのかなという思いはありますけども、ただ、そこに専任で行くと、それは相当な成果を上げないと、なかなか松浦には帰ってこれないんじゃないかなという気がいたしますけれども、ぜひ松浦市のために精いっぱいそういった方には頑張っていただきたいなと思います。
やはり福岡都市圏との交流が松浦市の経済にとっても大きなプラスになるわけですから、何としても福岡都市圏と大きなパイプをつないで、松浦市を活性化させるという強い志を持った方を派遣をいただきたいというふうに思います。
3点目ですが、もう1つ主要施策の件で、先ほども病院問題の中で市長のほうから、
あり方検討委員会の答申を受けて、庁内に市民病院経営サポート委員会というものを設けたというお話がありました。これはトップが副市長なんですね、いらっしゃいませんが。そのほか、総務課長、企画財政課長、健康ほけん課長、福祉事務所長、そして事務局が市民病院が務めるという市民病院経営サポート委員会というのを設けるということであります。
確かにもう危機的な状態でありますので、それを設けて検討するということは必要ですが、これは有床診療所に方針転換に今なっていますが、このサポート委員会は今後ともこういった形で継続していくのかどうか、この点について、まずお聞かせいただきたいと思います。
30 ◯ 市長(友広郁洋君)(登壇)
市民病院の再建といいますか、健全化ということについて、病院を診療所にするだけでなるものではありません。当然、有床診療所という形を考えておりますが、そのためにはやはりこれまでの病院経営のあり方等の反省を踏まえまして、しっかりとここで有床診療所としてのあり方、どうあるべきか、組織機構、機能等も踏まえまして、財政面も踏まえて十分な検討をした上で進むべきだというふうに思っておりまして、現在、庁内のサポートとして3班編成をいたしておりますが、その3班については引き続き存続をして積極的に取り組んでいくと、そういう考えを持っております。(降壇)
31 ◯ 10番(友田吉泰君)
存続をしてやるということですが、民間企業が経営が傾いたときに、経営再建をやるという方がいますよね。銀行から来たり、よくあるケースですけども。例えば、企業の存続を図るというときに、大体その会社の重役で、その会社に来られるというのが普通なわけですね。市長がおっしゃるように、この病院問題を何とかしようということを本庁の中で、しかも、それぞれの業務を日々こなしながら、そして多くの課題、政策課題に取り組みながら、さらにこのサポート委員会で病院再建に向けて仕事をするということは、これは能力があるからやれますよと言われてしまえば、そうかもしれませんが、通常の感覚から考えて、この危機的な病院の状態から考えると、やはり市長付のですね、福岡都市圏担当が副市長付に置かれたように、そのことを病院を再建させるということを業務の目的とした担当者を置いてやるべきじゃないかなと思うんですね。本当に現場とかけ離れて、この庁内で日々の決裁業務とか、いろんなことをやりながら、その上でその課題をやりましょうといったって、どれだけ本気で取り組めるのかなと思うんですね。先ほど申し上げたように、銀行が会社の再建に乗り込んできたと、乗り込んでくるんですよ。会社の中に入って、いろんなおかしいところを「これをああしなさい、こうしなさい」言うんですよ。やってもだめなときもありますよ。そこまでやっぱりやるんですよ。
担当者を今、これは大きな問題だと思うんですね、担当者を配置すべきではないかなと思うんですが、この点について市長のお考えをお聞かせいただきたいと思います。
32 ◯ 市長(友広郁洋君)(登壇)
今、友田議員申されましたとおり、今回のこの病院問題につきましては、やはり病院にかかわっております事務長では私もやはりやれない部分がある。やはり事務長という立場ということを考えますと、やはりなかなか切り込めない部分があるということで、現在、政策調整室長をこの病院の問題については専門的にかかわらせているところでございまして、そういうことについては、引き続き政策調整室長を中心とした形で今後取り組んでいきたいと思っております。(降壇)
33 ◯ 10番(友田吉泰君)
そうすると、政策調整室長が現場に乗り込んでいって議論をなさるんでしょうか。今、市長がおっしゃったように、事務長も日々の決裁、これまでどおり病院の仕事をしながら、その問題、新たな課題に取り組むわけですね。これはやっぱり「日常の業務はやらなくていいよ、このことだけやりなさい」ということであればできるかもしれないけれども、議会の対応だとか予算だとか、今議会には決算もありますよね。そういうことをしながらですから、事務長は本当大変だろうと思うんですよ。
そうすると、政策調整室長がやられるということは、これはいいことだと思うんですが、庁内の総務課に籍を置いてやっても、やっぱりこれはいろいろと問題があるのかなと思うんですが、病院のほうに行ってやられるのか、これまで従前どおり総務課(「企画財政課」に訂正)の一室に籍を置いてやられるのか、この辺はどのようにお考えですか。
34 ◯ 市長(友広郁洋君)(登壇)
現在、政策調整室は企画財政課内に置いておりまして、その形は今後とも現在のところでの対応ということを考えております。(降壇)
35 ◯ 10番(友田吉泰君)
失礼しました。総務課ではなくて、企画財政課ですね。何かこれもわかりにくいですね。
市長がそのようにお考えであれば、ぜひそれで結果を出していただきたいと思うんですが、市民病院の問題で、先日、ある方からお電話がありました。厳しい御意見でありまして、「病院を利用せろ、利用せろと言いながら、足がないじゃないか」と。バスがないということですね。「先日、久しぶりに病院に行きました。今まではいっちょん行きたくなかったけども、再検査を受けろということだったから病院に行きました。行ったら、施設の中身はきれいだし、内科の若いお医者さんは非常に親切で優しかった。ああいうお医者さんがおるなら、もっともっと患者は来るはずです」と。「私は高齢者ですけど、待っていたら、バスが来る時間しか人は来れません。バスが来ない時間帯は全然来んとですよ。病院に行くのはみんな高齢者です。車の運転はできません。そうすると、足の確保からしなければ成り立ちませんよ」というようなお話もあったわけですね。なるほどなと思いながら、その御意見を聞いておりました。
その方がおっしゃるには、「市内にどがんでもよかごたる公園ばいっぱいつくるよりも、MRの駅を市民病院の裏に一つぐらい設けた、そのほうが私たちにとってはよほどいいんですよ」と、そういう厳しい御指摘等々もありました。
やっぱりこれは現場に行って、その方がおっしゃるとおり、現場に行って、どういった状態なのかということを見て初めて、課題も浮き出てくると思いますし、やらなければならない課題ということがたくさん浮かんでくると思います。机上の議論ではできないことが多々あると思いますので、ぜひ現場との連絡を密にして、毎日何時から何時まで現場に行くというような取り組み方でですね、市長のお話では来年度から始めるということでありますので、ぜひ志を持ってやっていただきたいと、そのことを申し上げておきたいと思います。
4点目に入ります。
「現在、市が検討を進めている雇用促進住宅の譲渡・廃止に係る市営住宅としての活用に関する諸問題について」であります。
本件については、8月20日の
全員協議会で議会に提示をされまして、今定例会の
市政概況報告で次のとおり報告がされています。読み上げます。
「国の『特殊法人等整理合理化計画』において雇用促進住宅の早期廃止が決定され、さらに『独立行政法人整理合理化計画』において、全住宅数の2分の1程度を平成23年度までに廃止することが決定されました。本市では、廃止となる住宅に調川宿舎および松浦宿舎が該当していることから、雇用・能力開発機構および雇用促進協会から雇用促進住宅の概況等についての資料の提供を受け、検討を行ってまいりました。市としましては、人口流出防止のための雇用促進住宅入居者の住宅の安定確保と単独住宅としての複合的な活用が可能であると判断することから、御厨宿舎も含め、今後、雇用・能力開発機構と譲渡の協議を進めてまいります」ということであります。
現時点では議案で上程をされていませんけれども、これが今後議案に上程されますと、私が所属をしている総務委員会には付託されませんので、議論ができません。ですから、あえてこの一般質問の中で、少しこれは問題があるんじゃないかなと思う点を幾つか質問しておきたいと思います。
先日の
全員協議会の説明では、本年5月末現在で3宿舎6棟合わせた部屋数229戸、このうち148戸、465人が入居をされているということであります。この雇用促進住宅を市が譲渡を受けなかった場合、これらの方々は転居先が必要になる。また、契約者の年齢構成が40歳以下が70%を超えている。貴重な若者世代の流出が懸念されるということから、評価額、3宿舎6棟で1億4,000万円という説明がありましたけども、これを購入したいということでありました。
しかしながら、この住宅は現在市が保有している高野団地、御厨団地、今福団地、前浜、不老山、白浜とか大浜とか、たくさん市営住宅がありますけども、これらとは違って、松浦市が持つ単独住宅になります。単独住宅というのは、国の許可を受けて建てたものではありませんから、大規模改修などですね、そういった際に補助金が交付されません。補助金が交付されないとなると、その分を家賃に上乗せをして取らなければならないと。そして、その上乗せしたお金で改修に向けた基金を積むということになるわけですが、現在、公営住宅の大規模改修に対する補助率、これは何%なのか、この点について担当課長にお尋ねします。
36 ◯ 都市計画課長(宝亀秀臣君)
大規模改修に対する補助率でございますが、地域住宅交付金を利用するといたしまして、最大の45%となっております。
以上です。
37 ◯ 10番(友田吉泰君)
そうすると、この45%が来ないということですから、その分を上乗せしなければならない。いただいた資料によると、大体3宿舎230戸での補修費用は年間約800万円ということであります。ただ、大規模改修は外壁改修、屋上防水等、こういったものがあって約2,500万円、1棟当たり2,500万円ぐらいの工事費がかかると。そのうちの45%が国からの交付金で賄われていたものが、これが来ないわけですから、その分を家賃に上乗せして取らなければならなくなるという、こういった問題があるわけですね。
今申し上げるように、譲渡を受けた場合には、現在の公営住宅、市内の高野やその他の団地よりもどうしても家賃を高くせざるを得ない。その家賃については、現在どのくらいになるというふうに思っておられるのか。また、その額は、近年建設をされている不老山や蛭子崎に比べてどうなのか、この点についてお示しをいただきたいと思います。
38 ◯ 都市計画課長(宝亀秀臣君)
家賃についてでございますが、まだ正式な家賃算定というのは行っておりません。
ただ、検討する段階で家賃収入がどのくらいになるかというようなことを算定する必要がございましたので、一応公営住宅の家賃算定の方法を用いまして計算をいたしますと、これが単独住宅ということになりますので、公営住宅の収入基準がございます。その収入基準が21年度から改正をされるということで、公営住宅に入居できない方がまた出てくるというようなことになりますので、そういうふうな方を救うというような形の住宅で仮に仮定をいたしましていきますと、松浦宿舎のほうに2DKがございますが、2DKが、これは所得によって変わってまいりますが、1万5,000円から2万6,700円程度、それから3DKが、これは御厨、松浦、調川が3DKでございますが、2万1,000円から3万9,200円程度の家賃設定になるかというふうに思っております。
それから、現在の不老山住宅と、それから蛭子崎住宅でございますが、不老山住宅は3万5,000円、それから蛭子崎住宅は、これは収入によって変わってまいりますので、平均でとりますと約2万3,000円程度というふうになっております。
以上でございます。
39 ◯ 10番(友田吉泰君)
御厨で高いところで3万9,200円ですから、不老山住宅よりも古い施設で高いという形になるわけですね──ああ、高くはないか。ああ、高いんですね。高いですね、3万9,200円だから。3万5,000円、4,200円が高いというふうに、収入によって違うんでしょうけども、なってしまうと。
もちろん住宅を求めておられる方はそういった条件でも入居されるかもしれませんが、現在、この雇用促進機構の廃止決定によって入居の募集停止が行われているとはいえ、現時点で所有する3宿舎6棟229戸に対して81戸の空室があるわけですね。これは逆算すると、大体35%ぐらいの空室率なんですね。これは募集をしてこなかったからこうなんですよということかもしれないんですが、今申し上げたように、市内のほかの住宅よりも施設が古くて、そして高層なんかがあってエレベーターもない、そういうところに高い家賃で入らなければならないとなると、やっぱり入居する側の選択肢としては非常に少なくなるんじゃないかなと思うんですね。
今、どのくらいの入居があるということで、先ほどから申し上げている大型改修費の基金を積むような計算をされているかというと、いただいた資料によると、空室率を10%と書いてあるわけですよ。そしたら、229戸に対して20戸ぐらいがあいていて、あとは全部詰まっているという想定なんですよ。これはちょっと私が考えるには想定が甘いんじゃないかなと思うんですが、この10%というのはどういう想定でなさっているのか、この点についてお尋ねをいたします。
40 ◯ 都市計画課長(宝亀秀臣君)
全協の段階で御提示いたしました計算でございますが、これは公営住宅の公募を行っておりまして、大体この公募が約2.1倍ぐらいの申し込みになっております。現在もほとんど住宅があいていないというような状況が続いているわけなんですが、そのような形で住宅を求める方が多いということで、今現在の入居戸数からいくと、90%と設定した場合に、約59戸ぐらいの入居があれば約90%になるというようなことから、59戸ぐらいであれば見込める数値ではないだろうかという判断からやったということでございます。
雇用促進住宅の空き家率が結構あるんですけれども、今現在ですね。家賃がやっぱり収入に限らず一定で、大体3万円後半から4万円ぐらいの家賃になっているわけなんですが、収入で変わることがございませんので、そういうふうな高額の家賃になった場合に、雇用促進住宅から市営住宅のほうに転居されるという方が各公募の段階でもかなりの数がいらっしゃるということでございます。
41 ◯ 10番(友田吉泰君)
ある程度の根拠をもって、あと残りが81戸ですから、50戸ぐらいが埋まれば90%達成するので、50人ぐらいいるだろうという見込みだということですね。
松浦市では、これは平成8年の3月に旧松浦市で公営住宅再生マスタープラン策定業務という報告書が出されています。この中で、現在ある公営住宅を再生していく、この当時、平成8年、よく見たら、「バリアフリー」という言葉がなかったんですね、まだ。書いていないんですよ。ああ、そういう時代だったんだなと思うんですが、「バリアフリー」のことを「段差をなくす」とか「フラットフレーム」ですか、そういうふうな言葉で使われていますが、いずれにしても、今ある公営住宅をバリアフリーに対応した住宅に建てかえようという計画があるわけです。
一方で、市内の住宅の再生がまだ完了していない時点で新たに229戸を入れると、市が持つ住宅の数というのはふえてしまうんですよ。じゃ、こちらの中で提示をした公営住宅をもう廃止していくのかというと、これまたどうしても低所得者の対応をするためには、この住宅も残さなければならない。一方で、一遍買ってしまうとどうしようもない。229戸あるわけですね。
そうすると、当市に限らず、今、日本は人口が減少していくという予測がされているんですよね。で、2030年には松浦市は1万5,000人になるとかね、そんな話もある中で、人口減少がどんどん進んでいくと、市内に多くの市営住宅の空室を抱えてしまうことになりはしないかと思うんですよ。確かにそれぞれ築30年、25年、19年と雇用促進住宅はたっていますが、先日の学校の話──ああ、これは公営住宅法ですかね、耐用年数70年ということだから、最短でもあと50年もつわけですよ。そうすると、2058年ぐらいになるわけですね、耐用年数が。そのときまで本当にそんな空室があっていいのかという話になると思うんですよ。
こういった人口減少、もちろん施策としては人口をふやしていきましょうという施策があるわけだから、人口減少を想定してやるのはいかがなものかというふうに思いますが、現実問題として人口が減っていく、そして市内の公営住宅の確保も一定程度が必要だというときに、この問題をどのようにとらえておられるのか、この点についてお尋ねをいたします。
42 ◯ 都市計画課長(宝亀秀臣君)
公営住宅の戸数でございますが、県内の他市と比較いたしましても多くなっております。しかし、公団とか公社住宅、それから民間賃貸住宅と、それから給与住宅ですね、については、県の平均からすると、かなり少ないというような状況となっております。また、老朽化した住宅がかなり多くなっているというのが現状でございます。再生マスタープラン等の計画はございますが、財政上の理由から建てかえが進まずに、修繕費も年々増加しているというふうなことでございますが、今現在、入居者が退去された後の空き家の修繕ですね、これが修繕費が厳しくなっているということから、なかなか修繕ができないと。かなりの高額になるもんですから修繕ができないということで、今現在、高額修繕に係る部分については募集停止を行っているところでございます。
今の老朽化から考えますと、これからまた募集停止を行うような住宅が多くなってくるのかなというふうに思っているんですが、それを続けていきますと、今度は公営住宅がかなりの数また減ってまいります。そこで、今現在、公営住宅に入居されている方で超過収入者、それから高額収入者の方がいらっしゃいます。この方たちは公営住宅の明け渡し努力義務と、それから明け渡し義務がございますので、その公営住宅から単独住宅ですね、そちらのほうに住み替えをお願いをいたしまして、公営住宅をなるべくあけていくというようなことから対応をまずしていきたいというふうに思っています。
建て替えについてでございますが、松浦市の住宅総合活用計画、19年度につくったものでございますが、6団地の建て替えを計画をいたしております。今回の雇用促進住宅の買い取りによって、また住宅の適正な配置ですか、そういうふうなことを含めて再検討をしていきたいというふうに考えております。
以上でございます。
43 ◯ 10番(友田吉泰君)
時間が少なくなってまいりましたので、市内には今多くの民間のアパートが次々と建っているんですね。この5年間でどの程度アパートが建ったのかということをお尋ねしたかったんですが、時間がありませんので、申しわけありません。先に行きます。
議案として提出をされた時点でいろんな議論をしなければならないと思うんですが、いろんなですね、やはり1億4,000万円の経費を投じて、もう既に20年とか25年とかを経過した建物を買う。しかも、バリアフリーには対応していないということを考えると、本当にそのリスクがないのかどうか、この点についてはしっかり議論しておくべきだと思うんですね。
それは議案が出たときに担当委員会にお任せをしますが、一つの考え方として、3施設全部を買わずに、どれか1つを買って、そして、どうしても住宅が必要な方についてはそこに引っ越していただいて、その引っ越し費用を市が助成するとか、あるいは市内で次々と建っている民間のアパートに移っていただいて、その引っ越し費用についても市が助成をするとか、あるいは残したいということであれば、定住人口を流出させないためにということであれば、そういう施策もあるんではないかということ。もう1つ、今定例会にも予算が措置されていると思いますが、定住奨励金制度、市長が設けられたですね、この活用を図っていただくように働きかけて、アパート住まいから御自宅を建てられませんかと、こういう制度で融資できますよということをですね、40代以下の方が70%もおられるわけだから、これから家を建てたいという方もたくさんいらっしゃると思うんですよ。そういった方にそういうことを提案をして、将来のリスクを少なくしておくことも選択肢の一つではないかと思いますが、この点について市長のお考えをお聞きしたいと思います。
44 ◯ 市長(友広郁洋君)(登壇)
市内に一人でも多くの方々に住んでいただくということについては、やはりいろいろな施策を展開していく必要があろうと思います。
今、御提案がございましたいろいろな、また議論をしていただいております中身については、やはり今後十分検討をしていく必要があろうと思いますが、私といたしましては、やはり住みなれた地区から離れられるということを考えます。あるいは住宅の地区ごとの配置というものもまた考えなければならないというふうに思いますし、やはり民間住宅に移られるということになりますと、家賃の問題もあろうと思います。しかし、どこら辺が市としてのリスクを負っていいのかというのは当然、今後検証といいますか、検討する必要があろうと思いますが、私は基本的には、今考えておりますのは、やはり3施設とも市のほうで買い取りをさせていただいて、単独住宅として確保していきたいという考えを持っているということを申し上げておきたいと思います。(降壇)
45 ◯ 10番(友田吉泰君)
ぜひ、将来、「当時の見通しが甘うございました」と謝罪をするようなことがないように、十分さまざまな選択肢を見ていただきたいと思います。
終わります。
(友田議員
一般質問席 降壇)
46 ◯ 議長(中塚祐介君)
以上をもって友田議員の一般質問を終結いたします。
ここで暫時休憩いたします。
午前11時18分 休憩
───────── ◇ ─────────
午前11時25分 再開
47 ◯ 議長(中塚祐介君)
再開いたします。
質問順位に従い、8番・尾野議員の登壇を願いますが、質問方法は一問一答方式となっておりますので、よろしくお願いいたします。
(尾野議員
一般質問席 登壇)(拍手)
48 ◯ 8番(尾野一男君)
皆さんおはようございます。
一般質問も4日目の最終日となり、あと2人となりました。皆さんには大変お疲れのことと思いますが、いましばらくおつき合いをいただき、傍聴席においでいただいた皆様方に感謝を申し上げながら質問をいたしますので、市長を初め理事者の皆さんには誠意ある御答弁をまずお願いいたしたいと思います。
今回、ある人から「尾野の一般質問は教育行政、特にスポーツ施設に対する質問が多いが、ココロねっこ運動についてはやらないのか」、激励を受けました。この運動については、以前、私の質問に対し認識を新たにしていただき、9月28日には、ココロねっこ指導者と松浦ブロック研修会や松浦市健全育成指導者研修会を計画されるなど幅広く成果を上げられていると私は思いますので、今後の活動等を見守っていきたいと思っております。
そこで、まず最初に、私が常々寝言を言い、夢を見ながら、長い間訴え続けてまいりました市民運動公園内の駐車場整備につきまして、今回の補正で予算計上していただき、やっとの思いでそのときが来るようでございます。議決後においては、ソフトボール場のベンチの屋根とともに、シーズンオフにはでき上がるものと確信いたし、市長の御英断に対しお礼を申し上げます。ありがとうございました。これからは施設の完成を楽しみにして、完成の暁には改めて運動公園を利活用される多くの皆さんとともに喜び、お礼を申し上げたいと思っております。
私が市民運動公園の施設整備について執拗に質問を繰り返すことは、運動公園を利活用されている皆さん方の強い要望があることとあわせて、私自身がこの目で確かめたものでございますので、今から質問することを心静かに聞き取りいただきたいと思っております。
それでは、通告に従い質問いたします。
まず、1項目めの「運動公園内の施設整備について」の1点目、「便所の改築及び下水道管への接続について」であります。
このことにつきましては、前質問者に対する答弁がありましたけれども、私はもう少し具体的にお尋ねをしてみたいと思います。
運動公園を利活用される皆さん方が共通して使用する便所の改良は、今一番の喫緊の課題であります。今までも一部改善はされてきましたが、梅雨どき、夏場の異臭、あるいは無駄な水使用等々、現場に接した者でなければわからない現状であります。「ここが便所ですよ。どうぞ」と案内もできないみすぼらしい状況です。
この運動公園には多くの市民の皆さんを初め、県内外から来られた選手、父兄、保護者等々、いろんな人が便所を利用されています。この人たちから「便所がね……。」と皮肉まじりに言われ、異口同音に便所の改良について、その必要性を訴えられます。市長も教育長も県大会には必ず運動公園に足を運んでいただいておりまして、その実態は十分認識されていると思いますので、次の点についてお尋ねをいたします。
まず1点目、平成21年度の予算でやりたいという市長の答弁でありましたけれども、当初予算に計上するお考えがないかどうか、ちょっとお尋ねいたしたいと思います。
49 ◯ 市長(友広郁洋君)(登壇)
まず、市民運動公園につきましては、競技場といいますか、駐車場、トイレ、それぞれ十分な施設整備ができていないということについては私も大変申しわけなく思っております。
今、議員御質問のこのトイレにつきましては、特にその中でも早急に改善をしなければならない施設ということでございまして、私は来年度、下水道との接続ということもございますので、来年度このトイレの改修は2カ所ともさせていただきたいと、このように思っております。
御質問の予算措置でございますが、もうそういう方針を決めておりますので、今後予算計上ができるのかどうかという作業を進めまして、当初予算に計上できるような作業が進めば当初予算に、そうでなければできるだけ早い時期に予算計上をさせていただいて議決をいただき、工事に着手していきたいと思いますが、ここではっきり申し上げておきたいのは、来年度施工するということだけははっきり申し上げておきたいと思います。ただ、当初予算に上げるかどうかというのは、今後の事務作業の推移によるということで御理解いただきたいと思います。(降壇)
50 ◯ 8番(尾野一男君)
ただいま、前質問者の答えと余り変わらないような、やるということは市長も前回も言われておりますし、今もやるという気持ちは十分私としても理解できるわけでございますけれども、やはり運動公園の利用者というのは非常に利用者が多い時期、それとか、そういうものの問題も多いと思いますけれども、やはりいつが一番いいのかということもありますけれども、ぜひ早目に予算化していただいて、やはり来年1年待たなきゃならないということになると、1年間また悪臭とか、そういういろいろな問題を抱えていかなきゃならないわけですから、ぜひひとつ早急にやっていただくようにお願いをいたしたいというように思います。
それで、今便所が2カ所あるわけですけれども、この便所を何カ所つくるおつもりか、お尋ねいたします。
51 ◯ 市長(友広郁洋君)(登壇)
施工時期につきましては、やはりシーズンオフということになろうかと思いますが、便所の箇所(といいますか)は、2カ所は必要であるというふうに思っております。(降壇)
52 ◯ 8番(尾野一男君)
ありがとうございます。
市長が今お答えいただきましたように、私も2カ所ぜひ必要だと。なぜかといいますと、現在、男子便所は小便器が10個あります。大便器が4個。それから、女子便所8個が設置されていますけれども、大会等によって六、七百人の人たちが集まるところですので、やっぱり順番、立って待たなきゃならんという現状もあります。それが毎回毎回あるわけではございませんけれども、やはり多くの皆さんが集まったときにはぜひ必要と思います。
そこでひとつ、もう市長からそこまで言っていただきましたし、私もこのことについては余り突っ込んだことは言えませんけれども、ぜひ早くできますようにお願いをさせていただきたいというふうに思います。
次に、突然の降雨等による逃げ場の確保についてであります。私も45年以上にわたって、ある競技団体の一員として運営に携わり、昭和49年10月31日に供用を開始されました市民運動公園施設の利活用をさせていただいております。その間、市内大会を初め県大会、九州大会など多くの大会に接してきましたが、春雨、梅雨、夏場の突然の降雨、そして秋雨と、数え切れない事態も経験してまいりました。これらの突然の降雨時に一時避難する逃げ場がないのが実情です。1つの大会で選手だけでも300~400人、それに応援の保護者の皆さん、そして見物の皆さんを合わせると総数六、七百人ぐらいの大会も何回もありました。突然の降雨により、事務所と便所2カ所のみ逃げ込むわけですが、ほんの一部の人たちが避難するだけで、あとは皆ずぶぬれです。このような状態に接するたびに、誘致をした開催市、そして競技団体として、大変申しわけなく、非常に残念であります。このような実態をどのように受けとめられているか、まず市長のお考えをお伺いいたします。
53 ◯ 市長(友広郁洋君)(登壇)
最近の降雨といいますか、雨の降り方というのは非常に急に大雨が降るという状況でございまして、今議員が申されましたように、避難場所がないといいますか、雨宿りをするところがないということで、先日も特に女性の方々がずぶぬれになっておられたと、そういう実態を見ておりまして、大変申しわけなく思っておるわけでございます。このことにつきましても、やはり先ほど申し上げましたように、競技場、あるいは駐車場、トイレ等、大がかりな整備ということはなかなか手がつかないわけでございますが、そういう急に雨が降ったときの雨宿り的なことは、やはりそう多くのお金をかけなくてもできることじゃないかというふうに思っておりまして、小さいことでもできることは1つでもやっていきたいと、そういうことはやらなければならないんじゃないかと、そういう思いを持っているところでございます。(降壇)
54 ◯ 8番(尾野一男君)
私が今いろいろとお願いをいたしましたけれども、市長はこのことを十分理解していただいておるというふうに思います。しかしながら、私たちはやっぱり競技を主催する側としては本当はこういうことは残念でならないわけですね。それで、ぜひひとつ市長もこのことについても前向きにすぐやっていただく気持ちでやっぱりやっていただきたいというふうに思います。
そこで、私の提案ですが、今もって野球場を含む運動公園の整備は不透明で何年先になるかもわからない現在、今さら箱物をつくったりすることは考えないで、今ある施設の有効活用を目指し、金のかからない現在のバックネット側の後ろ側を活用して屋根をつくるなり、常設のテントを張るなど、一時避難できる逃げ込む場を確保したらと思いますが、今私が申し上げた提案について市長はどのように感じられ、対策についてどう思われるか、市長の御所見をお伺いいたします。
55 ◯ 議長(中塚祐介君)
いいですか、課長で。(「はい」と尾野議員が言う)
56 ◯ 生涯学習課長(神田 稔君)
現在の運動公園につきましては、雨をしのぐ場所等がない状況であり、今回、ソフトボールの屋根つきの4カ所の改修を行う補正予算をお願いしておりますので、若干は解消されるかなと思っておりますけれども、議員御指摘の提案も含め、今後検討してまいりたいというふうに考えておりますので、よろしくお願いします。
57 ◯ 8番(尾野一男君)
課長の今の答弁では、駐車場と屋根のところの予算でできることをやりたいと、検討してみたいということでありますけども、常に言われるとおり、検討してみたいだけでは私はきょうは下がらないつもりでここに登壇をいたしております。財源がなくてやれんのか、やる気がなくてやれんのか、そこら辺もう少し突っ込んで答えを出していただきたい。
58 ◯ 市長(友広郁洋君)(登壇)
運動公園の整備につきましては、これまで議会のほうから、例えばライト側にフェンスを設けたらどうかとか、レフト側についてはフェンスといいますか、簡易なものでもいいからどうかということの御提案もいただきました。ことしは駐車場の整備をさせていただきたいと思っておりますが、今御提案のトイレの問題とか、もろもろ大きな金額をかけなくてもできるものもあるというふうに思いますので、今の雨よけといいますか、そういうことも全体的、今申し上げましたような整備の中に組み込んで、今後計画的に整備をしていこうというふうに思っておりますが、ただ、いつ、何月何日にやるかということを迫られておるようでございますが、その辺は「やる」ということで御理解いただければと思います。(降壇)
59 ◯ 8番(尾野一男君)
市長は、やるというはっきりした返事で「何月何日にやるか、ちょっとそこら辺はなかなか言えない」ということでございますけども、やっていただく市長のお顔を今拝見しておりますと、うそではないような感じで私もここで受け取らせていただきますので、ぜひつくっていただきたい、少しでも早くつくっていただきたい。
それから、せっかくでございますので、ひとつ市長さんにもお聞きいただきたいし、教育長にも聞いていただきたいと思いますけども。
3週間ぐらい前でした。8月の16日に、小学4年生以下の子どもとお母さん方をまじえたミニソフトボールの長崎県大会を我が松浦市で開催をいたしました。その日は非常に天候が不順で、2試合目の途中までは順調にいっておったわけですが、2試合が終わるちょっと前に物すごい雨が降ってまいりまして、一時中断をいたしました。それで、雨がやむまで待たんばいかんやったわけですけれども、なかなか雨がやまなかった。そういうところで、皆さんに食事をしてもらうようにお願いをいたしました。そして、食事の時間をとりまして、ちょうどそのとき私が便所に行きました。そしたら、その便所の土間の上に座って小学生の子どもが、小さい子どもがびしょ濡れになって弁当を開いておりました。私は何て声をかけようかなと思いましたが、ただ、「こういうところで御飯食べさせてごめんね」と、一生懸命言いました。そして、用を足して出てくるときには、逃げるようにして帰ってきました。そういう実態が今までも何回もあるわけですよ。夏場だから雨は降らんとか、そういうものじゃないんですね。やっぱりすぐ一気に出てくるということですから、そういう実態があったことも市長、十分認識していただいて、教育長も、教育長はもうその日は来ていただいておったから、雨の降るところは見られたでしょうけれども、便所で子どもが弁当を開いた姿は見ておられないと思います。これは私の目ではっきり確認したから、ここで自信持って言いますけれども、そういう実態がありますので、どうぞひとつ、この逃げ込み場、少なくとも上から降ってくる水には耐えられるような施設を早急につくっていただきたい。そしてまた、市長がやるということですから、課長、ぜひ今度の駐車場の整備と、それからベンチの屋根の問題等々も含めて、予算がなければ私はスポーツ振興基金でも使えると思うんですね。そういうものも含めて検討をしていただきたいなと思います。そういうことで、この項を終わりにいたします。
次に、松浦市教育振興基金について、松浦市条例第78号により、市内の保育所、幼稚園及び小中学校の教育振興に対する篤志者の寄附金を積み立て、その趣意に沿う有効な事業の実施を図るため、松浦市教育振興基金条例が制定されておりますが、第6条に掲げる「必要な事項は、
教育委員会が定める」とありますけれども、実施要項があるのかないのか、あわせて具体的に対象事業の内容をお示しいただきたい。
60
◯ 教委庶務課長(木山智明君)
お答えいたします。
松浦市条例第78号 松浦市教育振興基金条例については、昭和55年度に1,000万円を元金として篤志者の寄附金を積み立て、学校等の教育振興に資する目的基金として創設された果実運用の基金であります。平成18年度に条例の一部改正があり、果実運用型から基金の全部または一部を処分できる基金として施行されております。
議員質問の第6条に係る必要な事項は
教育委員会で定めるとありますが、現在、その実施要項等は制定されておりません。したがいまして、具体的な対象事業の内容も定められておらない状況でございます。
61 ◯ 8番(尾野一男君)
次に、基金の残高は今現在幾らになっておりますか。
62
◯ 教委庶務課長(木山智明君)
平成19年度末現在で、1,902万3,975円の基金残高でございます。
63 ◯ 8番(尾野一男君)
要項もないということは、今までの実績もないわけでしょうから、この基金の活用ができていないことは、やはり目的からして残念でならないし、宝の持ち腐れになってもならないと思います。篤志者の厚意に報いるためにも有効活用を目指し、早急に要項等をつくるべきと思いますが、つくる考えはあるかどうかお尋ねします。
64
◯ 教委庶務課長(木山智明君)
昭和55年度に本基金がつくられてから、5回の寄附があっております。しかしながら、本基金の活用は現在まで1回も実績として残っておりません。
議員が言われますように、教育振興のために設けられた目的基金でございますので、財政状況厳しい中、活用できる基金でありますので、篤志者の意向に沿った有効活用を目指して早急に要項等を制定したいと思います。
65 ◯ 8番(尾野一男君)
課長の答弁で早急にこの要項をつくるというお話でした。私は過去のことはそれとして、これから先のことを考えて、教育振興という目的基金であるこの基金をもっと幅広く活用するため、事業内容等を十分研究して、そして再度検討すべきではないかと思いますが、ぜひそのことも踏まえて検討していただきたいと思います。
多くの目的基金がありますけれども、基金に対する認識を新たにして、その目的達成のためにもPRも必要ですし、ぜひ早急に整備していただきたいということをお願いしておきたいと思います。
ついででございますので、ここでどういう事業が該当するのかなというふうに私も思いますけれども、実はことし鷹島地区で水産教室というのが行われております。これは、その振興基金は学校教育、校内教育だけじゃなくて、やっぱり校外教育、そういうものにも十分適用させていくべきじゃないか。そういうことがやられて、やはり経費、人件費は除いてでも相当赤字になって、主催である漁協等の皆さん方にお世話かけとるということ等々を考えたり、それから体験型旅行とかいろいろ今事業を展開しておるわけですから、そういうものにも使われるものはないかとか、そういう幅広くひとつ研究、検討をしていただきたいなと、この基金については思いますので、よろしくお願いをいたしたいと思います。これはもう課長がやるということでしたから、市長さん、済みません、もう市長の意見は聞きませんから。
それから、次の3点目、3項目め。「国民健康保険税の収納率向上対策について」。全国各自治体では、自主財源の確保のため、税・料等の収納率対策に力を入れておられ、我が松浦市においても各自治体に劣ることなく頑張っておられるところです。そんな中で、今回は国保税について質問をしてみたいと思います。
国保税の一般分収納率について、現年分と滞納繰越分を旧1市2町分を合算の上、平成15年度から19年度まで及び20年度の8月末現在でお示しをいただきたいと思います。
66 ◯ 税務課長(益田 一君)
それではお答えいたします。
まず現年分ですが、平成15年度91.43%、平成16年度91.58%、平成17年度91.71%、平成18年度92.36%、平成19年度92.50%、本年度、20年度ですが、8月末で35.39%でございます。
それから滞納繰越分でございますが、平成15年度が4.83%、平成16年度6.22%、平成17年度6.94%、平成18年度5.60%、平成19年度7.05%、平成20年度8月末で3.47%でございます。
以上でございます。
67 ◯ 8番(尾野一男君)
国保税の安いところは全国的に収納率が高いと言われていますが、松浦市の国保税は高いという苦言をよく耳にします。平成20年度課税で全国的にどういう位置にあるのか。また、県内ではどの程度かお尋ねをいたします。
68 ◯ 税務課長(益田 一君)
全国的な分につきましては、資料が平成20年度はございませんで、平成18年度でお答えしたいと思います。
全国的な位置でございますが、平成18年度で7万6,686円、これは1人当たりですけども、全国1,818中921番目に安い金額となっております。
それから県内でございますが、県内の分につきましては平成19年度分でお答えしますと、1人当たり税額が7万7,635円で、23市町中6番目に高い位置にございます。
以上でございます。
69 ◯ 8番(尾野一男君)
口座振替の利用率が高いところは押しなべて収納率も全国的に高いと言われておりますが、本市の利用率は幾らになっておるか。また、年々ふえているか、その推移はどうですか。
70 ◯ 税務課長(益田 一君)
口座振替の推移でございますが、合併後の18年度、19年度で申しますと、18年度は29.3%、19年度は26.9%でございます。参考までですが、17年度末、旧松浦市の分で申しますと、33.7%でございまして、年々減っているという状況でございます。
71 ◯ 8番(尾野一男君)
今、数字をいただきましたけれども、全国的には平均52%と言われております。これはやっぱり都市になれば都市になるだけ口座振替というのが効果があるのかなというふうに思いますけれども、やはり全国の半分ぐらいしかいっとらんということは、やっぱりある意味、こういうところにも力を入れて収納率向上対策のために力を入れるべきじゃないかと思いますので、その点もひとつ課長もよく考えておいていただきたいと思います。
それから、現在の国保の加入世帯数と加入人数を教えてください。
72 ◯ 税務課長(益田 一君)
本年8月末現在の国保の加入世帯数ですが、4,414世帯、次に被保険者数が8,471人でございます。
73 ◯ 8番(尾野一男君)
平成19年度末までの国保加入者のうちに、後期高齢者医療制度へ移行された人数をお示しください。
74 ◯ 税務課長(益田 一君)
国保加入者のうち、後期高齢者医療制度のほうに移行された方が3,155人となっております。
75 ◯ 8番(尾野一男君)
先ほど収納率について数字を示していただきましたが、年々収納率が少しずつではありますがアップをしており、このことは税務担当課の努力の結果であり、頑張っておられることに敬意を表するところであります。
しかしながら、平成20年度から後期高齢者医療制度が創設されたことに伴い、収納率の高い後期高齢者が国保から約4分の1程度抜けたために、国保の収納率が低下するのではとの心配が大いに考えられますが、その見通しについてどのように受けとめ、どのように考えておられるかお尋ねをいたします。
76 ◯ 税務課長(益田 一君)
75歳以上の方の後期高齢者の世帯は、議員がおっしゃられたように、収納率がようございます。その世帯が国保から抜けるとなりますと、収納率の低下が予想されるところでございます。
また、調整交付金につきましては、収納率の見直し等の動きも現在あっているところでございますが、もし議員がおっしゃるように基準が現在のまま推移しますと、本市といたしましては大変厳しいことになるかと予想されます。税務課としては国保の医療分につきまして、75歳未満の方で構成されるようになりますが、滞納状況につきましては、収納状況でも同じなんですが、去年と同じような状況であろうかというふうに思っておりますし、今後とも今まで、あるいは今まで以上に滞納処分等を強化して、また今後どのような方策があるか検討しながら、収納率の向上に努めてまいりたいというふうに思っております。
77 ◯ 8番(尾野一男君)
これから質問をしようかと思っておったこともちょくちょくちょくと答弁をしていただいて、非常に質問をする側としてはちょっと戸惑いがありますが、戸惑わずに真っすぐ行きたいと思います。
平成20年度の収納率見込みについて、8月末で現年度分35.39%、滞納繰越分で3.47%と報告いただきましたが、8月末実績ベースで単純計算しますと、現年度分の今年度分は85%前後ぐらいか、滞納繰越分は8.3%ぐらいかと予想されますが、相当な努力をしないと昨年並みは非常に厳しいと考えられますが、どのように分析され対応しようと考えておられるか、お尋ねをいたします。
78 ◯ 税務課長(益田 一君)
本年8月末の収納率を19年度と比較いたしますと、現年分が36.14%で0.75%の減、それから滞納繰越分が2.68%で0.79%の増となっております。納期の関係、後期高齢者医療との関係で一概に比較はできませんけども、今後とも、毎月の収納率等を管理しながら、その分析等を行って対策を講じていきたいというふうに考えております。
79 ◯ 8番(尾野一男君)
なぜ私がこのような質問をするかと申しますと、厚生労働省では国保税の収納率によって普通調整交付金が減額されることの検討がなされていると報じられています。このことは平成19年度から検討され、20年度には確実に実施されるようです。まだ具体的な算定方法は示されていないようですが、必ず実施されると思わざるを得ません。
また、従前は現年度分のみが対象とされていたようですが、今後は滞納繰越分もその対象と考えられているようです。自主財源である国保税の収納率を上げることはもちろんですけれども、あわせて国の制度を100%活用することも大事なことであります。普通調整交付金を少しでも多く交付されるよう保険事業者として最大限の努力が必要であります。
そこで、収納率向上対策については十分研究検討して努力をしておられるわけですが、国保新聞等を読んでみますと、いろいろな対策が紹介されています。まだまだ松浦市が取り組んでいない部分があるのではないかと私は思います。私から例を挙げますと、収納対策緊急プランの策定を初め、滞納者の峻別、消費者金融の過払い金の債権差し押さえの研修、多重債務による過払い金返還請求の勧奨、コールセンターによる催促、インターネット公売の導入、「税金滞納一掃へ」と題した福岡県田川市のシステム開発会社が開発したシンク、また、税金徴収アドバイザーによる収納率向上対策等々を参考にして、今私が申し上げたことは実際に松浦市でも取り組んでいることはいっぱいあると思いますけれども、私が例に挙げたことはこういうものがあるということで、ぜひ受けとめていただきたい。
そういうのを参考として、今後あらゆる情報等を集めて、松浦市に合った対策を真剣に取り組み、収納率アップを目指していくべきだと思いますが、ここでもう一度、担当課長の熱意と意気込みを聞かせてください。
80 ◯ 税務課長(益田 一君)
今、議員がおっしゃられた収納業務につきましては、今後の参考にさせていただきたいというふうに思います。
まず、税の収納についてでございますが、財源確保という面からも公平負担という面からも収納率のアップに努めなければならないし、そのためには先ほど議員がおっしゃられたいろんなことに取り組んでいかなければならないと思っております。
御存じのとおり、国保税の納税義務者は所得が少なく、軽減を受けている世帯が約半分ございます。その中で一生懸命納付いただいておりますが、滞納されている方もございます。一部で担税力がありながら納付されておらない方もいらっしゃいますが、滞納されている方につきましては、ほとんどの方が収入が少なく、納めたくても納め切れない方が多くございます、というのが現状でございます。
そういった中で現在、電話催告、臨戸相談、日曜納税相談などの滞納者との納税折衝を初め、不動産、預金、年金、保険、給与等の財産調査や、官公庁への状況調査、そして差し押さえ、徴収あるいは換価の猶予、執行停止等の法的手続などを行っております。
そういった中で、折衝においては、「御飯を食べないようにしなけりゃいけないのか」とか、「死ねというのか」とかいったこともございますが、また差し押さえ等につきましては、警察に相談が必要な事例や時間外の怒りの電話、あるいは社会的立場を有する人の仲介等もございますが、税務課といたしましては税の公平負担という思いから、毅然とした態度で現在対応しているところでございます。
また、さらに税務課に対して納得しない方は、市長を訪ねたり、電話をしたりして撤回を求める方もございます。
そういったことで、担当職員も大変いろいろ苦労しているところでございますけども、これらのことを数多く手がけなければ収納率の向上につながらないというふうに考えております。
しかし、これらのことをやればやるほど、時間と労力が必要になってきますし、またさらにインターネット公売やタイヤロックなどの新しい取り組みをするためには、そのための陣容もまた必要となってまいります。
今後は事務の効率化を図りながら、現在の業務を積極的に行い、一人でも多くの人が税への理解を深め、納付していただきますよう職員一丸となって取り組んでまいりたいというふうに考えております。
81 ◯ 8番(尾野一男君)
今、課長から私の熱意と意気込みということで一生懸命語っていただきました。私はどうしてもやっぱりお支払いできないいろいろな問題もある人、たくさんおられると思うんですよ。その人たちを無理してどうせろこうせろということじゃなくて、そういう人たちのお話は十分聞いて、やっぱりそれ以外に公平さを欠かさないためにも、結局、何といいますか、悪質滞納といいますかね、そういうものがずっと世の中あるわけですけれども、そういうものにもっともっとやっぱりメスを入れて、そういうものからまずやると。もうわかっている内容について余り責めてもなかなか難しか問題もあると思いますから、そういうところに大きなやっぱりメスを入れるべきじゃないかと思いますので、その意気込みでぜひやっていただきたいなと思います。
それで、ただいま担当課長と質疑応答をいたしましたけれども、内容については市長もじっくり聞いていただいたと思いますので、その収納率向上対策のための、先ほど課長が言いましたように、人事とか人間の問題とかなんとか申し上げましたので、徴収部門の充実等々とあわせて、事業者でありながら最高責任者として、この問題にどのように取り組んでいこうと思われるか、市長の御所見をお伺いいたします。
82 ◯ 市長(友広郁洋君)(登壇)
ただいま税務課長から松浦市における税の収納状況、特に国保税について御説明を申し上げたところでございます。このことにつきましては、今いろいろ御議論をしていただいたわけでございますが、やはり収納率をどう向上させていくかということについては、もう御承知のとおり、全庁的に未収金対策会議を立ち上げまして、いろいろ研修し、統一的な対応ということをしておるところでございます。そのことは税あるいは使用料によって市の対応がばらばらであるということになれば、市民、特に納税者の信頼というものが揺らぐということから、そういうことを取り組んでいるところでございます。
そういうことで、やはり今議員が申されましたとおり、まずはこの納税ということについて十分御理解いただく、納税の意識を高めていただくということについて対応し、自主納付ということをやっぱり取り組んでいただくということが必要だというふうに思っております。
また、残念ながら、担税力がありながらといいますか、言葉として適当かどうかではありますが、不誠実ではないかというような思いをする方もおられますので、そのことについてはやはり税の公平負担といいますか、そういうことをしっかりと踏まえた対応をしなければならないと、そういうふうに思っておりまして、今申し上げたことをやはり今後の収納率向上対策の基本に置いて取り組むべきだというのが私の考え方でございます。
そのための体制でございますが、先ほど税務課長から税務課の対応については詳しく御説明を申し上げましたが、やはり基本は税の公平負担ということを原則として、毅然たる態度でこのことについては当たっていかなければならないと。そのためには、職員をどう適正に配置していくかということとあわせて、やはり職員の資質の向上ということにも努めなければならない。そういう両面から、今後この体制の充実については努めてまいりたいと。そして、やはり市民の皆さん方から信頼される税務対策ということに取り組んでいかなければならないと、このように思っているところでございます。(降壇)
83 ◯ 8番(尾野一男君)
ただいま市長と担当課長の考え方をお聞きいたしましたが、私は今回、収納率向上対策について絞って質問をさせていただきましたけれども、これは税務課だけの問題ではない。やはり事業運営をしている健康ほけん課と連携を密にしながら、全職員の知恵を出していただくための努力を課長たちに、トップですから課長にしてもらって、そしてやっぱり職員の皆さんの知恵を十分に発揮して、先ほど私がいろいろ事業等々もちょっと紹介しましたけれども、いろいろ職員の皆さんは経験とか、いろいろ本を読んだり、新聞を読んだりとかとしておられると思います。日々勉強しておられると思いますので、ぜひその職員の知恵を課長は吸い上げていただいて、そしてやっぱり一体感を持って、この収納の対策について頑張っていただきたい。
それで、今、一生懸命頑張るというお話をいただきましたので、ぜひ昨年並みの率を落とさないように収納率アップを図っていただきたい。その結果が出た段階で、きょうはこれくらいにして、その結果を待って、また次の機会に議論をさせていただくということで、この項は終わりたいと思います。
次に、4項目めの「市役所南側駐車場入り口の拡幅について」であります。東京の軌道、山手線はほとんどの人が知っておられますが、軌道ではなく市道山の手線が松浦市にあります。同級生が帰郷した際、雑談の中で、「軌道と市道の違いはあるが、ここが東京で有名な山手線と同じ松浦市の山の手線ばい」と説明をしたところ、「これが山の手線か、よか名前たい。何で山の手線てつけたとや」と聞き返されました。この山の手線は昭和46年9月3日に供用開始された道路でありますが、交通量も多く、松浦市役所に用件があられ車で来庁される市民の皆さんを初め、多くの方々がこの山の手線を通り、市役所の南側駐車場に入るため利用されております。
「市役所の駐車場は立派かばってん、入り口が狭うして入りにっか。もう少し出入り口を広めることはできんとや」と市民の皆様からよく言われます。私も車で市役所へ来ており、常々このことは感じておる一人です。駐車場から出てくる車、マリオパチンコ側から来る左折車、川井産業側から来る右折車、そして直進車が非常に多い道路で、あるときは渋滞するときも多く見かけられます。大型車、マイクロバス等が駐車場から出てくるところでとまっていたら入りにくい。また普通車同士でも、とまりぐあいによってはスムーズには入れません。
そこで、安心、安全に市役所に来れるよう、この入り口の拡幅が必要と思いますが、市長を初め駐車場を利用している職員の皆さんはどのように感じておられますか。交通安全対策上からも、接触することも気にせずに、またスムーズに出入りできるようにすべきと思いますが、実態の確認と経験をなされている市長の率直な御意見をお聞かせください。
84 ◯ 総務課長(中里信博君)
庁舎管理を担当しております総務課からお答え申し上げます。
現在の出入り口につきましては、市道に対して直角に接しておるというようなことで非常に入りにくいという議員の御指摘でございます。確かに現地を見ますと直角でございますので、市役所の駐車場側から出るときに、その出入り口に車がおって、それから市道から入ってくる車があるという場合につきまして、少し入りにくいのかなという感じを持っております。ただ、そうそうそういう事例があるわけじゃないというのももう1つの感想でございます。
それともう1つ、市役所南側駐車場がわかりにくいというような御指摘も、市道側から入ってくるときにわかりにくいという御指摘がありましたが、これは確かに、特に松浦高校側から走ってきまして市役所南側駐車場に入るときに、ATMの駐車スペースもあります関係で、どちらから入るのかなというような少しわかりにく部分がありますので、ここの辺の部分につきましては少し何らかのわかりやすい表示が必要かなというふうに感じております。
85 ◯ 8番(尾野一男君)
私が今お尋ねしたのは、やられる考えがあるかどうかということをまず答えていただきたいと思います。
86 ◯ 市長(友広郁洋君)(登壇)
入りにくいということについては議員御指摘のこともございますが、私はその前に、やはり駐車場に入ることについての案内がないということで、特に松浦高校側から入るときに、今総務課長が申し上げましたように、ATMに間違って入られる方もおられるというふうにお聞きしておりますので、まずはどういう表示をするかでございますが、南側駐車場に入る案内といいますか、そういうことを設置してみて、どうしても駐車場の拡幅が必要かどうかということを考えてみたいと思います。まずは表示をさせていただいて、その中でなかなか出入りがスムーズにいかないと、支障があるということであれば、次の段階で拡幅ということについての検討をさせていただきたい、そのように思っております。(降壇)
87 ◯ 8番(尾野一男君)
もう総務課長と市長から先の答えをしていただきましたけれども、私はあえて標識については後の問題としてお尋ねしようと思っておりましたが、それからされると今のような答えにしかなってこないと。だから、今一番問題はやっぱり入りにくいと。縁石の1カ所、1メーターぐらいずつ広げると非常に入りやすい。公用車はいつも出入りしよるですよ、私たちが出入りするときでもですね。職員の車は一度とまればそれで終わりでしょうけども、公用車はもうほとんどいろいろ出入りしよる。
それで、私が向こうから来よっても、やっぱり近くになって役所に入ろうとしたところが、出口から車が歩道まで出てきとるとかいうときは案外見やすい。歩道まで出てきとらんときなんかは、もうやっぱりブレーキをかけないかん。そうすると、後ろから追突事故とかですね。私は、あそこは大きな事故はあっていないと思いますけど、小さな接触事故ぐらいは何回もあっておるんじゃないかと思うんですよ。だから、あそこは金も余りかからんとやないかと。あれをとるだけ、1メートルぐらいですから、もうあとは縁石ば半分削ったぐらいのを横に並べてあるわけですから、もう少しやっぱり安心、安全、そして接触事故を意識せんで、早急にやっぱり私はこれはしたらどうかと思いますけれども、いかがでしょうか。
そして、やっぱり先ほど市長が言われたように、標識は絶対私は必要と思います。それはもうやっぱりしていただくことによって、入り口をやっぱりあそこかということで前もって運転の準備ができるし、急にATMの入口とか、そこのスーパーの出入り口とか、いろいろよく似通ったところがあって、どこやったきゃというごたることでですね。ですから、どうしてもやっぱり私は道を早く広げることが先じゃないかというふうに思いますが、市長どうですか。
88 ◯ 市長(友広郁洋君)(登壇)
やはり市役所にはスムーズに出入りができるようにしなければならないというふうに思っております。できるだけ市民の皆さん方が市役所には出入りがしやすいという形に整えなければならないと思っております。そういう意味から、先ほど申し上げましたように、まずは表示をさせていただいて、それで、なおかつどうしても出入りが不便だと、支障があるということであれば、それはお金が幾らかかろうとやるべきことはやらなきゃならないというふうに思いますので、まずは先ほど申し上げましたように表示をさせていただいて、その状況を見させていただきたいと、このように思います。(降壇)
89 ◯ 8番(尾野一男君)
市長は固い決意を持っておられるようですけども、やはりこれは事故が起こってから、ほら見ろと言われんように、市長、ここで答えていただきましたけれども、市長の考え方でありますからね、私が執行権者でもありませんし、市長がやらんと言われればやらんでもよろしいですけども、やっぱりこれが何かあったときは、私はもう一回そのときに、その実例を挙げて、これは質問をしていかないかんなというふうに感じております。一応わかりました。
とにかく標識を立てていただいて、そしてやっぱり、今あそこは歩道の手前で1回とまる車は余りおらんですよ。全部歩道まで出てきて、車道のところまで出てきとるですよ。それで、そこまで出てきたらまた入られんわけですよね、車が。これはもう皆さん公用車を運転したり、出入りしておられる方は十分私が言っていることはわかっていただけると思いますよ。市長もそれはわかっていただけますでしょう。
ですから、これはひとつ、ぜひ近い将来、私は、今市長はそがんおっしゃったけども、近い将来これは幅が広くなるものだと信じて、この項は終わりたいと思います。
それでは、もう時間も少なくなってまいりました。「不老山総合公園の道路拡幅について」ということで通告をいたしております。
私も「不老山のことばっかり聞くばいね」と皆さんからもよく私に言われますけれども、やはりこれは前からずっと私が訴え続けてきた問題ですので、あえて今回また質問をさせていただいたわけですが、このことについては平成18年の9月議会におきまして、私が公園入り口の道路拡幅について必要性を訴え、質問をいたしておりましたが、市長の答弁によりますと、「不老山総合公園を今後整備するとした場合の最優先課題だと認識しています」と。「現在、総合計画を策定中であり、その中で計画を行っていきたい」、そして、「計画に組み入れて、実施の方向で検討をしたいと思っている」、また、「約170メートル程度必要であり、事業費は約3,500万円程度見込んで検討しておるので、御理解いただきたい」と答弁を受け、その場は市長の御答弁を半分理解しながら、質問を終わったところでございますが、あれから2年が経過いたしました。その後、市長の答弁どおりに事が運んでいるのか。どのように進捗しているのか、確認も含めてお尋ねをいたします。
90 ◯ 市長(友広郁洋君)(登壇)
「不老山総合公園を今後整備するとした場合は、最初に道路というものを整備すべきだ」というようなことでお答えをしたところでございます。実は、御承知かと思いますが、不老山に行きます市道から公園への取りつけ道路につきまして、のり面に変化が生じました。そういうことで、実はそのことがどういう対応をすべきかということで、18年度と19年度で500万円程度予算をいただきまして、実は調査をしたところでございます。
今、取りつけ道路ののり面の危険性というのがどうなのかということで、現在その推移を、状況を見守っている状況でございまして、これがどうしても対策工事をしなければならないのかどうかというのは、ちょっと今その状況を見守る必要がございます。私といたしましては、そういう形でどうしても不老山公園に一人でも多くの方々が来ていただくということになれば、進入路といいますか、県道から公園に入るところの分、それから高野のほうから入る場合の鋭角の進入路ということを改良しなければいけないというふうに思っておりまして、今申し上げましたような危険防止のためののり面の対策がどうなのかということをちょっと見守らせていただきたいというふうに思っております。
実は、こののり面の危険防止の対策はそう急がなくてもいい、しばらくの間は状況の推移は見る必要があるけれども、今ここ何年かのうちにやらなくてもいいということであれば、県道から不老山入り口に向かっての区間を22年度に着手するということで、現在計画をしておるところでございます。
ただ、今申し上げましたように、こののり面の危険防止対策が、例えば来年度とか、22年度にどうしてもやらなきゃならないということになれば、やはり今申し上げました県道から不老山入り口に向かっての区間の22年度にやるということについては先延ばしをさせていただきたいというふうに思っておりますが、そういう状況であるということでまた御了承いただければと、このように思います。(降壇)
91 ◯ 8番(尾野一男君)
今回は、私は18年の9月に市長から御答弁をいただいたことについての確認をしておきたいというふうに思って、いろいろ中身については、この答えをいただいて、次回以降にまたこの中身についてはいろいろ議論したいと思ってお聞きしたところでございます。
ちょっと今市長の答弁の中に気になるところがございましたので、再度ちょっとお尋ねしますけども、「取りつけ道路の入り口を広めて」というふうにおっしゃいましたけども、市道からその出入り口のところですたいね。市道からすぐ出入り口じゃなくて、不老山公園に上っていく道の、あそこを広げるという意味でしたかね。ちょっとこの件、私は……。
92 ◯ 市長(友広郁洋君)(登壇)
私の答弁がちょっとまずかったのかもしれませんが、調川側の県道から公園に入る入り口までの間ということでございます。(降壇)
93 ◯ 8番(尾野一男君)
そういうことであれば、私もよくわかります。しかし、入り口だけを膨らませて、登り口を膨らませるということになると、これいろいろ問題があると思いますので、私も再度お尋ねをいたしました。そういうことじゃないようでございますので、そこら辺はよく理解をいたします。先ほど申しましたように、私はそういう確認をさせていただいて、市長の今御答弁をまたいただきながら、今後検討をさせていただき、次回以降に質問させていただくということで、私の質問をこれで終わりたいと思います。ありがとうございました。
(尾野議員
一般質問席 降壇)
94 ◯ 議長(中塚祐介君)
以上で尾野議員の質問を終了いたします。
本質問者の残り時間は5分です。
これより関連質問を行います。ありませんか。
95 ◯ 7番(久枝邦彦君)
尾野議員の1番の1、運動公園のトイレの件と不老山の公園の件で関連質問させていただきます。
先だっての初日の私の質問で、辻の尾団地側の駐車場を確保するために、用地交渉の件を担当課長が言われましたけど、私は潮見団地側のトイレのほうの件も言いました。それで、私のときには市長の答弁におきましてもトイレを2カ所改造するということは言われませんでした。私と尾野議員との質問に対する答えに温度差があると思いますけど、(笑声)非常にこれは気にかかります。
それと、5番目の不老山総合公園でございますけど、やはり尾野議員と同じ地区に住んでおります。何度もお互いに重複して質問してきている次第ですけど、この不老山公園の入り口におきましては、水道課が涵養地として土地を購入されたと聞いております。のり面のことも言われておりましたけど、1反とも2反とも購入されたと聞いていますけど、のり面の工面がもし1反から買っておられれば、そういう懸念するところはないんじゃないかと思うんですけど、専門家の意見を聞かれて言われていると思います。この件に関しましてお答えを、まずトイレの件から、市長お答えをお願いします。
96 ◯ 市長(友広郁洋君)
まず第1点の運動公園のトイレの問題につきましては、私は、久枝議員は提案として、「トイレは1カ所でもいいんじゃないか」という御提案があったということで、それについては提案として受けとめておりまして、お答えはしていないというふうに思っております。
それから、第2点目の不老山公園の入り口のところののり面の話でございますが、私が申し上げておりますのは、市道から不老山公園の公園に入ります途中の取りつけ道路ののり面において危険じゃないかと言われるところがあるということでございまして、ちょっと場所が違うかもしれませんが、久枝議員がおっしゃっておられますのは、入り口のところののり面について、筆界未定で用地買収ができないということがございました。そのことについて、筆界未定というところは棚上げにしてといいますか、境界がはっきりしているところまでまとめて水源涵養林として購入いたしましたので、先に議論して、のり面のところの筆界がはっきりしないので購入できないので拡幅ができないと言っておったものについては、境界が確認できた範囲を買収しておりますので、そのことについては解消ができたということでございまして、久枝議員の質問と私の答えが食い違っておるかもしれませんが、のり面はそういうことでございます。
97 ◯ 7番(久枝邦彦君)
トイレの件ですけど、私は2つ理事者側がつくると言われたことに対して、そのぐらい経済的に余裕があるんだったらそれでいいんですけど、その後の維持管理、経費を考えたときに、2つ分合わせた分のそのままじゃなくていいですから、1つの分の何割か増しぐらいの大きなのを1カ所につくったほうが経費が安く済むんじゃないかということで提案しましたし、そこで潮見団地側の土地も手放したい人がおるということでございますので、その部分の用地をこの際無理してでも買って、トイレを移動させて、そして野球のほうの向こうにつくられるんだったら……(時間切れ)
98 ◯ 議長(中塚祐介君)
以上で尾野議員の質問並びに関連質問を終結いたします。
ここで暫時休憩いたします。
午後0時35分 休憩
───────── ◇ ─────────
午後1時34分 再開
99 ◯ 議長(中塚祐介君)
再開いたします。
それでは、質問順位に従い、9番・金内議員の登壇を願いますが、質問方法は一問一答方式となっておりますので、よろしくお願いいたします。
(金内議員
一般質問席 登壇)(拍手)
100 ◯ 9番(金内武久君)
あと70分で4日間の取りまとめということでございますけれども、質問順番については、私は6月に質問をいたしませんでしたので、3月にいきますと、3月が1番、今回が14番で最後の質問者であります。4日目の最後ということで、皆様には大変お疲れのこととは思いますが、通告に従いまして、質問をさせていただきます。
診療所、病院の質問が4名の方と重複いたしております。できるだけ重複質問にならないようにいたしたいと思いますが、先刻、質問が終わったばかりなので多少重複があり、御迷惑をかけることがあると思いますけれども、よろしくお願いいたしたいと思います。
それでは、「鷹島肥前大橋完成に向けた今後の取り組みについて」、「大橋の名称の決定について」お伺いをいたします。
鷹島肥前大橋(仮称)工事については、平成20年度完成に向けて、順調に進んでおります。8月31日には閉合式が執り行われたところであります。通行料につきましては、長崎県、佐賀県両知事の御配慮により、7月定例県議会の議決を経て無料化が実現し、町民も非常に喜んでいるところでございますが、名称については、現在も仮称のままになっております。
本件については、平成20年4月25日の鷹島肥前大橋建設期成会の折、鷹島肥前大橋が仮称のままでは、いろいろと問題がありますので、仮称はいつごろとれるのですかとお尋ねした経緯もございます。来賓として出席しておられた田平土木の課長より「7月に橋の閉合式を行い、8月末か、9月までには決定していきたい」ということでありましたが、長崎県、佐賀県と協議の関係もあるでしょうが、市長として、現在どのようなお考えであるのか、お尋ねをいたします。
101 ◯ 市長(友広郁洋君)(登壇)
鷹島肥前大橋のこの仮称という名称につきましては、今、金内議員が申されましたとおり、閉合式のときには、正式な名称をもって閉合式を執り行われるように佐賀県との調整をするというでお聞きをいたしておりましたので、8月31日の閉合式では、正式な名称でというふうに期待をいたしておりましたが、残念ながらこれまでどおり、鷹島肥前大橋(仮称)という形での閉合式が行われたということで、私としましては、その閉合式には正式な名称ということを期待しておりましたので、残念に思ったわけでございます。
そのことを受けまして、早速県のほうへいろいろな面で仮称、仮称ということでは困るので、一日も早く佐賀県との調整を経て、正式な名称を決定していただきたいということは申し入れをいたしております。県のほうも、大体、佐賀県との調整は終わったということでございまして、私としては近いうちに正式に、仮称のとれた正式な名称が私のほうに通知されると、そのように期待をしているところでございます。(降壇)
102 ◯ 9番(金内武久君)
大橋の件につきましては、市長からただいま答弁があったように、最大限の努力をしていただきたいというふうに考えます。
次に、「大橋完成時のイベント等の実施について」お尋ねをいたします。
市は、鷹島肥前大橋(仮称)の開通記念式典に合わせたイベント等については、市独自で行うもの、関係機関や関係者、民間で行うもの、いろいろイベントもあろうかとは思いますが、現在、どのように実施に向けた計画がなされているのか、お尋ねをいたします。
103 ◯ 企画財政課長(福島範継君)
現在の取り組みということなんですけれども、やはりこの鷹島、橋が開通することによって、島外からのお客様の大幅な増加が期待されるということから、いろいろな対策が必要だと思っております。
それで、開通のイベント、この準備段階からやっぱり誘客に向けて、鷹島全体の機運がさらに盛り上がるように観光協会や商工会などの地元の各種団体から提案や助言をいただくということを言っておりました。
それで、現在なんですけれども、現在は庁内の関係課といいますか、企画財政課とか水産商工観光課とか建設課とか鷹島支所とか、そういう庁内各課とか、あるいは県の田平土木事務所ですか、こちらのほうともいろいろな全体の開通式の日程とか、その辺につきましても確認をさせながら、庁内でどういうふうな方策があるか、今いろいろと検討しているところでございます。
それから、ほかの団体といいますか、例えば、商工会とか観光協会とか、こういう団体もそれぞれの地区にもありますし、特に鷹島のほうにも商工会、それから観光協会ございますので、そちらにつきましても、こちらからいろいろ御相談して出向いて行って──出向いてまではまだ行っておりませんけれども、そういうふうなこともさせてもらいながら、一緒になって取り組んでいきたいというふうなことで、今いろいろと検討している段階でございます。
104 ◯ 9番(金内武久君)
私も時間を気にしながら質問をいたしておりますので、答弁については簡単明瞭にお願いいたしたいと思います。
県内外にも広く情報の発信が必要であると思いますので、早い時期に決定をしていただきますようにお願いをいたします。
次に、「大橋完成後の治安対策について」をお尋ねいたします。
鷹島肥前大橋完成後の治安対策については、松浦署、自治体、町民一致協力して、犯罪防止等には努めなければできないと思っておりますが、現在、鷹島町には、駐在所に駐在官が1名駐在されているだけなので、町民の方も治安については非常に心配されている状況でありますので、犯罪の防止、阻止のために防犯カメラの設置についてお願いするものでございます。この件については、19年の9月議会で椎山議員も防犯カメラの設置について質問がなされ、その折、総務課長より「防犯カメラは不特定多数の個人情報を一方的に収集するため、プライバシーの問題、防犯カメラによる撮影は松浦市個人情報保護条例上、個人情報の収集に当たると解釈している」という答弁があったことは、承知をいたしております。
椎山議員の質問の折には、大橋の通行料を徴収するということで、入り口と出口にカメラの設置が予定でありましたが、現在は無料化になったということで、防犯等に利用できるカメラの設置はなされないということでございます。
警察よりも防犯カメラの設置については、法の緩和もあり、設置しやすくなったという話もあっておりますので、警察等とも協議をなされ、ぜひとも島の駅入り口付近に設置について検討いただきたいと思いますので、考えをお尋ねいたします。
105 ◯ 総務課長(中里信博君)
防犯カメラの設置につきましては、議員先ほど御案内のとおり、椎山議員の一般質問でもお答えしたところでございまして、やはりプライバシーのところの問題のクリアがなかなか難しいということでございます。
しかしながら、やはり犯罪発生の抑止力というのはございますので、それから、犯罪発生後の捜査資料ということの有効性があることも認識しております。
それで、現在、大橋が開通するという予定で今動いておりますので、例えば大橋の設置者であります県とか、それから警察とか、そういうところに再度ちょっと協議をしてみたいなという考えを持っております。
106 ◯ 9番(金内武久君)
この大橋については、カメラが大体5台設置されるということで、鷹島側の主塔についてが3P、肥前町側が4Pということでございますが、この主塔の上に4台、鷹島側に1台設置がなされることになっておりますが、これはあくまでも橋の安全管理のために設置されたことで、防犯等には使用することはできないというふうな、カメラはそういうことになっておりますので、ただいまの総務課長の説明のとおり、できるだけ設置の方向に向けて検討をお願いいたしたいと思います。
次に、「鷹島肥前大橋完成に伴う高校進学について」お尋ねをいたします。
松浦東高校の存続については、松浦東高を守る会の方々と同様に存続を願っておりましたが、平成20年3月19日の県の臨時
教育委員会において、21年度から生徒募集を停止し、平成23年3月に閉校が決定されました。
存続という思いを断ち切られた県
教育委員会は、鷹島分校の閉校についても、松浦東高があるからといって、東高同様のやり方で平成18年3月に閉校にされました。19年度の鷹島中学生の卒業生は36名で、東高進学者が9名、松浦高校が9名、市外の9校が18名でありましたが、21年度は東高の生徒募集の停止、鷹島肥前大橋の開通等もあり、唐津市の高校を進学希望する生徒がおられるようです。現時点で、唐津市の高校がどの程度生徒の受け入れが可能なのか、
教育委員会にお尋ねをいたします。
107 ◯ 学校教育課長(今西誠司君)
お答えいたします。
鷹島中学校におきましては、昨年度より唐津市にある佐賀県立青翔高等学校への受検が可能になりました。さらに、鷹島肥前大橋(仮称)の開通に伴いまして、今年度から新たに唐津市にある佐賀県立の3つの高等学校が加わりました。したがいまして、鷹島中学校から佐賀県への受検につきましては、普通科の青翔高校、唐津工業高等学校、唐津商業、農業系の唐津南高等学校と、計4校が可能になりました。
以上でございます。
108 ◯ 9番(金内武久君)
そうしますと、4校が受け皿となるということですが、例えばこの1校の受け皿が何名程度というふうな枠がついておるものか、成績で、枠はついていないということなのか、その点がわかっておれば、お尋ねをいたします。
109 ◯ 学校教育課長(今西誠司君)
県外受検ということについて、いわゆる人数制限の枠が懸念されるわけですけれども、佐賀県、長崎県の打ち合わせによりますと、特に制限はないと。したがいまして、佐賀県の生徒と同じような扱いになるということでございます。
110 ◯ 9番(金内武久君)
ありがとうございました。
次に、3番目の、松浦市鷹島地域交流施設及び松浦市鷹島地域農水産物加工所について、お尋ねをいたします。
今回の工事については、7工事に分けて発注がなされておりますが、条例の名称は、松浦市鷹島地域交流施設、工事名が、(仮称)鷹島島の駅新設工事、もう1つが、条例の名称、松浦市鷹島地域農水産物加工所、工事名が、(仮称)鷹島加工所新設工事と、それぞれ違っております。今後は、条例名を名称とするのか、工事名を名称とするのか、お尋ねをいたします。
111 ◯ 水産商工観光課長(前田英彦君)
ただいまのことでございますが、名称につきましては、条例で定めました名称が正式な名称というふうになります。
ただ、鷹島地域の交流施設につきましては、道の駅の登録を予定しておりますので、道の駅の名称については、施設の愛称を募集して決めていきたいというふうに考えております。その募集につきましては、9月16日から10月3日までの予定で、市内各戸に回覧をいたす部分とホームページで行う予定というふうに考えております。
農水産物加工所につきましては、利用される方々が限定されますことから、正式名称は松浦市鷹島地域農水産物加工所でございますが、愛称が必要ということであれば、指定管理者が決まりました後に、利用者と指定管理者と私のほうで話し合って、愛称を決めさせていただきたいというふうに考えております。
112 ◯ 9番(金内武久君)
愛称が必要とあればというふうなことですが、私は愛称を必要とはいたしておりませんけれども、条例と工事名が違うと、どちらを使うのですかと。通常は、条例に合った名目を使うのが普通ですが、建設工事については、指定管理者──今議会で協議をされた指定管理者制度の条例については、6月に議決をされておると。それにもかかわらず、今回提案された条例と同じような工事名の取り扱いをされているということですから聞いておるわけで、これから募集してということになってくると、現在まで使ってこられたほとんどの、島の駅というふうな使い方をされておるわけですが、それをAとするならば、Cが募集が多かったから、今度はこれに変えますよ。条例は、関係のない愛称を設定しますよということになってくると、愛称についてもまた条例の追加が必要になってくるんじゃないかと私は思いますが、その点は考えて御答弁だったんでしょうか、その点についてお尋ねをいたします。
113 ◯ 水産商工観光課長(前田英彦君)
まず、先にお答えをすべきでございました。工事名が仮称の名称を使わせていただいておる分につきましては、当初、設計等の業務を庁舎内で委託をするようになっております。私ども水産商工観光課の中では業務ができませんので、その部分を都市計画課のほうにお願いをいたしておりますが、その設計業務を依頼する折には、条例等をまだ制定がされておりませんでしたので、仮称の名前を使いまして業務の依頼をいたしたところでございます。それによりまして、工事名等につきまして、現在の工事名を使ったということでございます。
また、愛称でございますが、例といたしまして、現在、海のふるさと館というのがございますが、こちらにつきましても、あくまでも正式の名称は、松浦市交流基盤施設でございます。その中で、道の駅名といたしまして、「松浦水軍の郷 海のふるさと館」という名称を使わせていただいておりますので、(仮称)島の駅ということで今使わせていただいておる建設中の施設につきましては、同様の愛称を募集して、道の駅としての登録をさせていただきたいというふうに考えております。
また、選定につきましては、関係の地域、鷹島地域の皆様方を中心に、選定委員会等をお願いいたしまして決定をしていきたいというふうに考えておるところでございます。
114 ◯ 9番(金内武久君)
それは、そのようにされて結構だと思いますが、もう半年しかありませんので、できるだけ早い段階で決定をお願いいたしたいと思います。
次に、工事についてお尋ねをいたします。
今回発注の7事業とも、8月11日前後が着工日で、12月19日完成が4事業、21年2月27日完成日が3事業、そのほか県事業が2事業、同一箇所に9事業者が入り、工事を行うことになります。
一番影響があるのが造成業者、そのほかの業者についても、お互いに相当の支障があると思いますので、担当課のそれなりの配慮が必要と思いますが、担当課はどのように考えておられるのか、お尋ねをいたします。
それと、主体工事の島の駅で結構でございますが、この工事については、標準工期はどのようになっているのか、その点についてお尋ねをいたします。
115 ◯ 都市計画課長(宝亀秀臣君)
まず、工事の各業者の方の問題でございますが、ただいま議員が言われますように、現場内に現在で9業者の方が入られるような形になっております。非常に大変混雑をするということになりまして、皆さんにはやりづらい工事になるというふうに思っております。大変申しわけないと思っておりますが、今後は、まず定期の工程会議を行い、そして、各施工者間の連携と協力を受けながら、工程監理に十分配慮し、工期内の完成を目指していきたいというふうに思っております。
島の駅の工期につきましては、本来、通常工期にこういうふうな特殊な事情の日数ということで加算をする必要がありますけれども、今回は発注時期の関係等から、その加算をする日数が若干少なくなっております。このことにつきましては、また業者の方には迷惑をかけたことになると思っております。
ただ、同時施工が可能な場所等もございますので、そこら辺も工程等の打ち合わせの中で連携をとりながらやっていきたいと思っております。
以上でございます。
116 ◯ 9番(金内武久君)
この加工所、島の駅については、加工所の浄化槽が島の駅の浄化槽と一緒になっているということで、加工所が12月に完成しても、2月27日まで使用されないという状況が出てまいります。その辺は、浄化槽の工事は別個工事でございますので、できるだけ早い段階で使用されるような、工事的に配慮ができるものであれば、そのような方向で検討をいただきたいというふうにお願いいたしておきます。
次に、4番目の「福島診療所・市民病院の運営全般について」お尋ねをいたします。
まず、福島診療所からにしておりましたけれども、市民病院のほうを先に質問をさせていただきたいと思います。
市長は、市民病院の運営については、4月に
あり方検討委員会を立ち上げて、7月31日に委員会より答申を受け、8月20日に
全員協議会において、「
リハビリテーション科を新設した病院として存続したい」と言われ、9日後に会派
代表者会議において、「12項目の公立病院の改革プランをクリアできないので、病院としての存続を断念し、今後は有床診療所で検討したい」ということですが、その件について質問をさせていただきます。
1点目として、市民病院から診療所に運営の変更を行う場合、施設の名称変更だけでなく、一たん病院を廃止し、新たに診療所の開設届を提出しなければできないと思いますが、どのように変更なされるのか、お尋ねをいたします。
117 ◯ 市民病院事務長(米田宏哉君)
病院から診療所に移行する手続ということで、お答えしたいと思います。
まず、市としましては、現在の病院事業の廃止条例と、新たに診療所の設置条例の整備が必要となってきます。
それから、医療法上の手続としましては、病院の廃止届というのがあります。10日以内に都道府県知事に届け出なければならないというような法律上の規定がございますので、その分の手続が必要になってまいります。
また、新たに開設するということで、開設許可というのが必要になってきます。開設地の都道府県知事の許可を受けなければならないというふうに決まっておりますので、申請を行い、許可をいただくというふうなことになります。
それから、入院施設を有する診療所を考えておりますので、これにつきましても、医療法上の使用許可というのを受けなければならないようになっております。その構造設備の所在地を管轄する都道府県知事の検査を受けて、許可証の交付を受けた後でなければ、これを使用してはならないというふうな規定がございますので、この手続が必要になってまいります。
それから、健康保険法の部分からいきますと、診療所としての保険医療機関の指定というのが必要になってまいりますので、申請を行い、社会保険事務所からの指定をいただくというような手続が出てまいります。
118 ◯ 9番(金内武久君)
私も短く質問をしておりますので、その点は答えなくて結構です。後で聞きます。
私の質問どおりに、廃止と新規の届けを出さなければできないということのようでございます。
そうしますと、廃止日をもって、全員職員は解雇というふうなことになりますが、その点についてはどのような手続をされて廃止をなされるのか、その点についてお尋ねをいたします。
119 ◯ 総務課長(中里信博君)
職員の処遇につきましては、基本的に診療所化をするといたしまして、全員解雇ということではなく、配置転換で最大限努めるということでございますので、病院の廃止による解雇、また診療所の開設による改めた採用というような手続はとる予定はございません。
120 ◯ 9番(金内武久君)
ただいま答弁いただきましたとおり、職員の解雇等については、とる予定はないというふうに解釈してよろしいですね。
121 ◯ 市長(友広郁洋君)(登壇)
今、総務課長がお答えいたしましたのは、病院の廃止による解雇、診療所の開設による採用ということじゃなくて、病院から診療所へ移行させるということについては、身分もそのような形での移行をさせるということでございます。
ただ、診療所の規模・機能がどうなるかということによって、その必要な職員数が出てきますので、その場合、現在の病院の職員数と診療所化した場合の職員数等について、数の幾ら削減ということが出てくれば、当然、その職員数についての取り扱いについては、いろいろ配置転換とか、あるいは場合によっては解雇とかということはあるということは御理解いただきたいと思います。(降壇)
122 ◯ 9番(金内武久君)
これから少し市長にもお尋ねしたいというふうなことがありますので、市長は自席から答弁できるように御許可いただきたいと思いますが。
123 ◯ 議長(中塚祐介君)
市長、それでいいですか、市長は。──市長と教育長の自席からの答弁を認めます。(「私はそこで」と市長が言う)
124 ◯ 9番(金内武久君)
それは、市長がよければ、それで結構でございます。
私が聞いておりますのは、病院を廃止、例えばするとする。そうすると、病院は5人以上の看護師と医師2名を確保しておかなければ病院とは成り立ちませんと。ですから、翌日診療所にするにしても、病院に勤務しているんだという仮定しますから、そこで廃止したら、その人は当然、廃止した施設に職員がおりますよと、おったんですよということになるから、それを聞いておるわけでございます。
それと、診療所を開設するときに、翌日に開院ができればそれでいいですが、入院患者さんがおられたら、3日5日にしか、廃止届してから開院ができないということになれば、その間、患者さんはよその病院に行ってもらわなければできないという問題が当然、廃止と開設には伴ってきます。だから聞いておるわけです。
そしたら、総務課長は、処分はないというようなことですから、それに従った措置をされるのだろうと思います。私も総務課長が言われたようなことを十分検討されて職員の処遇についてはとっていただきたいというふうに思っておりますので、答弁のような形で考えていただきたいというふうに思います。
次に、病院を診療所に変更する時期については、寺澤議員に答弁をされた、21年4月1日の予定でいいんですね。
125 ◯ 市長(友広郁洋君)(登壇)
そのとおりでございます。(降壇)
126 ◯ 9番(金内武久君)
では、施設の変更を行う場合は、職員との協議が一番大事だと思いますが、早急に協議を始める考えがあるのかないのか、お尋ねをいたします。
127 ◯ 市長(友広郁洋君)(登壇)
職員との協議はもちろん必要でございまして、現在、9月17日を予定いたしております。(降壇)
128 ◯ 9番(金内武久君)
それでは、次に行きます。
病院を診療所に変更する場合、病院会計管理の固定資産を診療所に買い取り等の問題は発生しないのか、お尋ねをいたします。
129 ◯ 市民病院事務長(米田宏哉君)
病院事業が廃止になりますので、そこで資産等については診療所のほうにといいますか、一般会計のほうに持っていくというようなことになるかと思います。
130 ◯ 9番(金内武久君)
一般会計のほうに持っていくということじゃなくて、19年度末決算の固定資産額が6億7,672万6,677円ございます。そのうち未償還金が4,881万4,401円ございます。差し引きますと6億2,791万2,276円が私は診療所の現在の固定資産じゃないかというふうに思います。これを3月末でということになれば、少しは減るとは思いますけれども、当然処分しなければできないような状況が出るんじゃないかというふうに思いますが、その点については事務長どんなに考えておられますか。
131 ◯ 市民病院事務長(米田宏哉君)
病院サイドとしての考えでございますが、買い取っていただいて、不良債務の解消に幾らかでも充てていきたいというふうに考えております。
132 ◯ 9番(金内武久君)
病院の事務長が今答えたように、私もそのとおりだと思います。
ところが、今度は診療所を開設するときに、不良債務と同じで、これだけで6億円国保会計へ診療所が今後かぶらなければできない、自分が使用はしますけれども、金額的にはこれを処分しなければできないと、所有しなければできないという問題が発生いたします。その点については、どこから金を出すかと、そういうふうな問題が後日出てきますので、その辺は十分検討をしながら、頭に入れとっていただきたいというふうに思います。
次に、診療所で運営をなされる場合、一般診療所か、国保診療所で行うのか、お尋ねをいたします。
133 ◯ 市長(友広郁洋君)(登壇)
今の御質問でございますが、まだどういう形でやっていくのかということで、今議論をいたしております。したがいまして、今後どういう形での診療所とするのかということにつきましては、今後十分検討して、今後の市立診療所としてのあり方を見出して、それにふさわしい形をとっていきたいと、このように思っておりまして、現在のところはまだ決めておりません。(降壇)
134 ◯ 9番(金内武久君)
答弁は要りませんけれども、国保診療所の場合、普通は企業会計ではなく、特別会計と思いますが、そのようなことになるのか、企業会計法で言う、
地方公営企業法で言う全部適用か、一部適用か、この辺についても同時に協議されるということですね。
それでは、病院を廃止した場合、廃止時点の累積欠損金、不良債務、未償還元金はどのようになるのか、お尋ねをいたします。
135 ◯ 市民病院事務長(米田宏哉君)
まず、現在抱えている不良債務の解消でございますが、病院特例債を活用して、平成19年度までの部分については、その分を充てて解消していきたいというふうに考えております。
136 ◯ 9番(金内武久君)
病院特例債というようなことでございますが、病院特例債は20年度の単年度のカンフル剤として設けられた制度でございます。果たして3月にはなくなる病院が借れるのかどうかということもありますし、今ない診療所が、どこからか金を借ることができるのかどうかということもございます。その点は十分検討されなければできない問題だなというふうに思います。
ちなみに、累積欠損金は10億2,800万円、不良債務が5億円、未償還が4,880万円ということでございますので、かなりの額に上りますので、その点は十分心してかかっていただきたいというふうに思います。
次に、事務長が答弁をいたしておりますが、市長が言われた12項目のクリアが総務省の公立病院改革のガイドライン云々ということでありましたけれども、この12項目については総務省のガイドライン以前の問題で、
あり方検討委員会が検討する中でいろいろ出てきた問題も中には入っているんじゃないかなというふうに思います。当然、今の病院等については、総務省のガイドラインをクリアすることは不可能でございますので、その点は申請してもだめだろうというふうに私は勝手に解釈をいたしております。これは答弁要りません。
次に、第7回委員会についてお尋ねをいたしますので、持ってきておられれば、答申書を答弁される人は出しておいてください。
第7回委員会の会議録の5ページの7行目か、8行目ぐらいじゃないかなと思います。
「市民病院を診療所にする問題は、院長を初め医師がいなくなる。佐賀大からの支援を受けられなくなるということでしたよね」という記述がされております。
そうしますと、病院を診療所に変更を行うということを検討し始めた時点で、病院に医師がいなくなるということもあり得るということですね。そうなると、病院に管理者が不在となり、その時点で病院が廃止になりますが、そのようにならないような、どのようなお考えをされるのか、お尋ねをいたします。
137 ◯ 市長(友広郁洋君)(登壇)
私が申し上げるまでもなく、病院あるいは診療所に医師不在ということになれば、当然、成り立たないわけでございまして、私といたしましては有床診療所として、3名の医師ということを基本にして、今後取り組みをしていきたいと、このように思っております。(降壇)
138 ◯ 9番(金内武久君)
市長、そうではなくて、
あり方検討委員会の審議をする過程の中に、診療所ということを論議するときには、院長ほか医師、佐賀大学は協力できませんよという説明がなされておるわけですよ。そういうことをしておいて、病院をやりますよということであれば、診療所は論議されていないと、ここで口を封じてあるわけですよ、議事録を見ると。
だから、これは私たちが聞き取りしたとでもなくて、要らないよというのを一方的に送りつけた議事録に書いてあるわけですから、私はそこを読んでいるわけですよ。だから、どなたがそういう発言をしたのか。まさか副市長とは言われないでしょうけれども、答えを願います。
139 ◯ 政策調整室長(大久保 整君)
この発言がどなたからなされたかということでございますけれども、一応このあり方の議論のやりとりの中では、途中ではちょっと出てこなかったかなと思っております。これは、それ以外の部分での委員長さんとのいろんな協議とか打ち合わせの際に、そういうふうな話が出てきたものを、委員長さんがここで、それを取り上げられたというふうなことと解釈いたします。
140 ◯ 9番(金内武久君)
解釈じゃなかとですよ、ね。議事録として出してあるわけですから。あなたたちが注釈する必要はなかとですよ。言われたとおり書いておけばよかわけです、ね。あなたたちは、これを誘導したんじゃないかと、病院をせずに、35床の病院を基本にするために。この前段として、これを聞いたのは委員長ですよ、確認したのは。
もう1つこれより上に、診療所はという質問があるわけですよ、委員に。これで、その委員をとめたわけですよ。あなたたちが出されたわけですよ。私が文句言っておると思っておられるかもしれませんけれども、自分が掘った穴に自分が入ったということですよ。答弁を願います。
141 ◯ 政策調整室長(大久保 整君)
おっしゃったとおり、ここに議事録として載っている以上、こういうふうなやりとりがあっているのは事実でございます。
確かにこういうふうな不安があるというふうな、どこかでの前段の打ち合わせの中でそういうふうな話から、これを委員長さんがある程度取り上げられたということであろうと思いますが、いずれにしろ
松浦市民病院の場合につきましては、どちらからか医師をやはり確保しないことには診療は続けられないというようなことでございますので、最後のほうでもというか、答申の中でも、
あり方検討委員会のほうからも出ましたけれども、やはり最終的に医師の確保というのは、課題の中で上げられております。ですから、必ず医師が確保できないと、やはり病院事業は続けられないというふうなこともありますので、当然、それは病院を続けるための前提条件に必ずなってくるということでございます。
そのところで、それができるか、できないかというふうなところまで、
あり方検討委員会では心配をされてというか、一応課題としては載せられておりますけれども、それはもう最終的には、こちらの市がやることでございまして、
あり方検討委員会の意見としては、当然そういうふうなところもきちんと課題として整理した上で取り組んでくれということで答申を最終的にはなされたということで御理解いただきたいと思っております。
142 ◯ 議長(中塚祐介君)
ちょっと待って。聞かれたことに答えてください。
143 ◯ 9番(金内武久君)
どうも歯切れが悪いようですが、答弁は要りませんけれども、そもそも私は、公立病院というのは、まず第一に医師を雇用すること、そして、その医師によって住民との信頼関係を得ること、これができなければ公立病院は閉めたほうがいいというふうに私は感じております。
今言われたようなことは、当初からわかったことで、だれでも思っているわけです。だから、そういう上に立って、社会保険庁のようなことでなくて、もう少し誠心誠意こたえるのが私は職員の務めじゃないかなというふうに思います。
次に、福島診療所に移ります。
福島診療所については、嘱託医であった佐藤医師が退職されてから約5カ月、退職の申し出があってから9カ月が経過しております。現在の院長の勤務は1日約9時間程度で、15時間は医師不在であります。
市長は、先に質問された議員の方に「医師は1名で」と答弁がされておりましたが、私は福島町の方々の医療について、安心して生活していただくためには、当直医か嘱託医の雇用が先決だと思いますが、市長は9時間程度の勤務で仕方がないなと思っておられるのか、お尋ねをいたします。
144 ◯ 市長(友広郁洋君)(登壇)
福島診療所につきましては、それは24時間おっていただくことにこしたことはございません。9時間おられれば仕方がないという思いはありませんけれども、現在の福島診療所の状態からいたしますと、私は1名体制でやらせていただきたい。そのかわりに、土曜、日曜の臨時医師といいますか、そういうことについては確保していきたい、そのような思いを持っておりますので御理解いただきたいと思います。(降壇)
145 ◯ 9番(金内武久君)
あり方検討委員会の検討の資料にもありますように、福島診療所についても1名で診療するのにはちょっと多いなというふうな数字は出ております。そのような状況もありますが、土曜、日曜は医師不在というのについては、公立病院として非常に問題があろうかというふうに考えております。
だから、嘱託医の採用は難しくっても、当直医等は角度を変えて、早い時期に何とかめどをつけていただくならばというふうに考えておりますので、その点については、最大限の努力をしていただきたいというふうに思います。
それと、医師の雇用についてですが、9カ月たっても医師が雇われないということについては何かの原因がどちらにもあろうかとは思いますが、福島診療所についても何か問題があるのではないかと思いますが、市長はその辺、何か耳に入ったことでもございませんか。
146 ◯ 市長(友広郁洋君)(登壇)
福島診療所につきましては、さきの議員の御質問にお答えいたしましたとおり、3名ほどの方々から照会といいますか、一応のお話しがあったわけでございますけれども、採用には至っておらないわけでございます。
その中の1つといたしまして、やはり医師住宅に住んでいただくということを条件にしたということが問題といいますか、その福島診療所においでいただくことができなかった理由ではないかと、そのように思っておりまして、そのほかのことについては、私は承知いたしておりません。(降壇)
147 ◯ 9番(金内武久君)
この現在の診療をされている医師、聞くところによりますと、一般の診療についてもぼちぼち患者が減っていっているというような話も聞いておりますので、できるだけ早く何らかの手を打つ必要が出てくるんじゃないかなというふうに思っております。
次に、医師の給与、管理職手当、特勤手当について、鷹島と比較してお尋ねをいたします。額については、いろいろ問題がありますので、差額について質問をさせていただきたいと思います。
鷹島と福島については、単純に比較をするのは問題があろうかとは思いますが、本俸で2万3,000円、管理職手当で2万6,772円、特殊勤務手当で7万1,724円の差がございます。合計で12万1,496円の福島の医師が高く、総額では180万5,894円が福島が高いという状況でございます。管理職手当については、福島町は条例最高額の12%、鷹島町は8%、松浦市は10%。特殊勤務手当については、福島町は9時間勤務で、鷹島町は月曜から金曜まで24時間対応で、福島町が7万2,000円高いということでございます。
特殊勤務手当というのは、解釈といいますか、定義といいますか、どのように理解されて支給がなされておるのか、この点についてお尋ねをいたします。
148 ◯ 議長(中塚祐介君)
答弁は速やかにやってください。
暫時休憩します。
午後2時26分 休憩
───────── ◇ ─────────
午後2時27分 再開
149 ◯ 議長(中塚祐介君)
再開いたします。
150 ◯ 鷹島診療所事務長(梶村寿登君)
医師給与についての金内議員の質問についてお答えします。
鷹島診療所の所長につきましては、旧鷹島町時の採用の時点から、月収160万円を保証するということで、そういう取り決めがございましたので、給与については六十数万円、それと、差額分を管理職手当と残りを特勤手当ということで、月160万円ということで、そのまま合併後も、現在も継続しているような状況でございます。
151 ◯ 福島診療所事務長(川原 直君)
福島診療所につきましては、合併前、年収額で2,400万円ということを保証するということでありまして、その合併前に管理職手当につきましては、12%ということで契約をなされておりますので、あと諸手当につきましては、特勤手当で調整をするというような形で契約をいたしているところでございます。
152 ◯ 9番(金内武久君)
その辺については、私も理解しておるわけですが、市役所の職員等についても生活給を10%削減する、手当についても改革をするという状況の中で来ております。そういう状況で条例等も見ておるわけですから、割り振るのはどこかで持っていってもいいですが、ただ、管理職手当一本とっても、福島町12%、鷹島町8%、松浦市10%。旧鷹島町だった、旧福島町だったからそうなっておるとたいというごたることでは、条例が一本ですから問題があります、ばらばらしとったら。だから、この辺については、額を調整したということであれば、そこの特勤手当に入れるなりして調整をとって、8%なら8%のところに並べるということがいいんじゃないかなというふうな考えも持っております。
なぜこれを聞いたかというと、福島の医師については2人おって、夜間も勤務するんだということで2名でもって調整して、総額の何がしかを負担してあるわけですよ。ところが、現在、9時間しか労働しないと、勤めないということになってくれば、最初、福島町で雇用しておった段階の二百何十万円というのが、これが少しおかしくなってくるんじゃないかと。鷹島と単純に比較しても15時間は鷹島の医師が拘束されているという状況もありますから、同じように拘束されておられれば何もないですが、5時45分ごろは福島大橋を通過して帰られる、そのような状況があるわけですから、やっぱり勤務されないのであれば、何らかの話し合いはする必要があるんじゃないかなというふうに思います。
市役所についても、新聞まで辛抱するような状況で改革しているわけですから、そのように特殊勤務手当だけでも、額を言いますと100万円を超しているということですから、今後はその辺も含めまして、十分話し合い等を持ちながら、福島町の診療所の改善策を立てていただきたいというふうなお願いをいたしまして、私の質問を終わりたいと思います。
153 ◯ 議長(中塚祐介君)
答弁はよろしいですか。答弁は要りませんか。
〔「要ります」と金内議員が言う〕(笑声)
154 ◯ 市長(友広郁洋君)(登壇)
今、金内議員からいろいろと御指摘をいただきました。基本的には、総額というものの約束があるということから、そのいろいろな手当で調整をしてきたところでございますが、やはり御指摘のように、例えば管理職手当は、やっぱり同じ市でありますから、同じ率がいいんじゃないかという御指摘については私も理解できますので、そのような形での調整を図ってみたいというふうに思います。
また、この厳しい財政状況を踏まえて、いろいろなところで市民の皆様方に痛みを背負っていただいておりますし、職員も頑張っておるわけでございまして、やはり私といたしましては、今のおられる先生が引き続き勤務していただける範囲内において、いろいろなものについての御相談ができるものがないのかどうか、そういうところはやはり考えながら、今後協議をしていきたいと、このように思います。(降壇)
〔「終わります」と金内議員が言う〕(発言する者あり)(笑声)
(金内議員
一般質問席 降壇)
155 ◯ 議長(中塚祐介君)
以上で金内議員の質問を終了いたします。
本質問者の残り時間は12分です。
これより関連質問を行います。
156 ◯ 15番(椎山賢治君)
金内議員の1番目の「鷹島肥前大橋(仮称)完成に向けた今後の取り組みについて」の質問をさせていただきます。
先ほどこの件について、防犯灯の件について、総務課長のほうから、私の質問のときには余りいい回答をいただけませんでしたけど、金内議員の質問のときには、警察あるいは防犯カメラの件につきましては、警察あるいは県と協議してというような前向きな答弁をいただきまして、やっぱり議会になると、やかまし言わにゃいかんとかなあと思いましたね。
私は、今回はやっぱり金内議員が70分やったから、執行部の皆さん大変困るかなあと思って、関連をやりますから、10分ばかりあけとってくださいということで、ある程度皆さん、執行部の方は考えながら、きょうの関連質問をしようと思ってやったわけですけど、なかなかやはり議会というのは、主義主張をぴしゃっと言ったほうがいいのかなと、きょう改めて感じた次第でございます。
それでは、さきの8月31日の折に閉合式がありまして、その席で両県の知事、また国会議員の先生たちがお見えになって、その中で保利耕輔先生が大変すばらしい御意見がありました、来賓の祝辞がありまして、その中で特に、今後橋がかかった後には、やはり今までの既存業者、フェリーの問題、この問題は特に古川知事、ちゃんとしてやってくださいよというふうな、そういうふうな話をされておりました。その後に、また橋がかかれば、佐賀県として、今後の道路の問題に関しても、特に古川知事、ちゃんと長崎県の要望にもこたえてくださいというようなお話がありました。
特に、我が鷹島、県道筒井万賀里川線の342号線、この件につきましては、8月26日に県知事にお礼に行った折に、議長のほうからもくれぐれもこの道路に関しての陳情をされておりましたけど、特にこの道路に関しても改めて陳情する必要があると思いますけど、この件に関しても、市長にどういうふうなお考えがあるのか、お尋ねしたいと思います。
157 ◯ 議長(中塚祐介君)
椎山議員、関連とはちょっとかけ離れております。その道路に関してはですね。
158 ◯ 15番(椎山賢治君)
はい、そんならそれで。いや、道路は、橋に関する道路でしょうもん。342号線というとは橋に関連しての道路、道路に関連しとらんかな。
159 ◯ 議長(中塚祐介君)
それはちょっと、随分……
160 ◯ 15番(椎山賢治君)
関連、外れとる?
161 ◯ 議長(中塚祐介君)
はい。
162 ◯ 15番(椎山賢治君)
外れとればよか。そんなら先んとで。
最初のその航路の問題に関する答弁を、松尾フェリーに対する。
163 ◯ 鷹島支所長(出見日出男君)
ただいま椎山議員の御質問の大橋架橋後の航路問題でございますが、架橋完成によりまして不利益を受ける航路業者に対しましては、助成策を講じるため、その助成額の基準づくりにつきまして、その知識等を、大島大橋等で知識を有しております県にお願いいたしまして、その基準づくりをしていただいたわけでございます。
その結果につきまして、8月11日に県よりその結果について説明を受けた次第でございます。その説明を受け、早速8月19日の日に、松尾フェリー会社と面談し、その助成額の算定根拠、あるいは助成額等について、松尾フェリーのほうへ御説明を申し上げました。その後、また再び9月1日の日にそのフェリー会社と面談いたしまして、フェリー会社等の要望も聞き、現在、その助成額等について協議中でございます。
以上です。
164 ◯ 15番(椎山賢治君)
あの橋の場合は、長崎県が7、佐賀県が3の割合の比率で事業をやっておると思いますけど、その補償の問題は、要するに長崎県、佐賀県、どういうふうな関係になりますかね。
165 ◯ 鷹島支所長(出見日出男君)
その橋の架橋によって不利益をこうむるフェリーの補償問題については、一番目には地元、いわゆる松浦市が責任を持って対処すると。その松浦市が責任を持って対処した額について、県が認めた場合には、その2分の1は県において助成をするということで、佐賀県の助成はございません。
166 ◯ 15番(椎山賢治君)
あ、そうですか。一応、保利先生からそういうふうな佐賀県の知事に、そのフェリー会社の対応をちゃんとするようにというふうなお話があったもんですから、佐賀県も幾らか関係するのかなというふうな考えを持っておりましたので。
これで終わります。
167 ◯ 19番(志水正司君)
本質問者の大橋完成後の治安対策についてということでお尋ねいたしますが、防犯カメラの設置については、県と再協議をしたいという総務課長の答弁であったわけでございますが、この再協議というのは、設置していいのかということなのか、設置費用の問題の補助金のお願いであるのか、そのところをちょっと。
168 ◯ 総務課長(中里信博君)
大橋の管理者である県との協議、それから警察との協議というところの御説明ですが、先ほど金内議員の本質問の中でも、大橋につきましては監視カメラ、管理用のカメラが設置される旨の御発言がございました。このカメラが防犯カメラとして活用していただけないかどうかということの協議を県とそれから警察のほうにしたいということでございます。
169 ◯ 19番(志水正司君)
福島大橋のたもとの防犯カメラのことをちょっと申し上げさせていただきますけれども、合併と同時に事業費を組みまして、設置をされております。その中でいまだに(総務課長も御存じだと思いますけれども)活用がなされていない。これはすばらしい防犯カメラだと思いますし、今回、鷹島大橋のこの開通までに間に合うように防犯カメラが設置されるとするならば、やはりいろんなこのクリアする条件があろうと思うわけですね、条例の制定とかマニュアルとか聞いておりましたし。だから、そのところにつきましても、ぜひ福島の場合におきましても同時活用といいますか、起動させていただけないかというふうに思いますが、そのところはどうでしょうか。
170 ◯ 議長(中塚祐介君)
防犯カメラということで。
171 ◯ 市長(友広郁洋君)
今、志水議員が御質問の福島のことにつきましては、そういう問題といいますか、宿題が残っております。
今回、今総務課長がお答えいたしましたとおり、県と警察の協議において、そういう防犯カメラということでの機能というものを持たせることができるということになれば、今の御質問のことについても、あわせて検討をしたいと思います。
172 ◯ 議長(中塚祐介君)
極力関連してください。
173 ◯ 19番(志水正司君)
はい。事例を申し上げますけれども、やはり防犯カメラを設置されていないということから、先般9月2日に、中学校前のコンビニにも強盗が入っておるわけですね。そういったことから、警察さんにつきましても、いまだに(調査の段階でありますけれども)わからないと。
先ほど言われましたように、防犯、事件の抑止とか、そういった関係から見ますと、ぜひとも今回、この鷹島とあわせてお願いをしたいなということで、終わります。
174 ◯ 議長(中塚祐介君)
残り時間3分ですが。
以上をもって金内議員の一般質問並びに関連質問を終結いたします。
以上で本日の日程を終了いたしましたので、本日はこれにて散会いたします。
午後2時42分 散会
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