大村市議会 > 2018-09-14 >
09月14日-06号

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  1. 大村市議会 2018-09-14
    09月14日-06号


    取得元: 大村市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-07-31
    平成30年  9月 定例会(第4回)◯出席議員は次のとおりである。    1番  田中博文君        15番  村崎浩史君    2番  神近 寛君        16番  水上 享君    3番  野島進吾君        17番  村上信行君    4番  井上潤一君        18番  中瀬昭隆君    6番  岩永愼太郎君       19番  山口弘宣君    7番  田中秀和君        20番  古閑森秀幸君    8番  小林史政君        21番  山北正久君    9番  宮田真美君        22番  永尾高宣君    11番  城 幸太郎君       23番  伊川京子君    12番  大崎敏明君        24番  廣瀬政和君    13番  朝長英美君        25番  村上秀明君    14番  三浦正司◯欠席議員は次のとおりである。   なし◯地方自治法第121条により出席した者は次のとおりである。 市長        園田裕史君     都市整備部長    増田正治君 副市長       吉野 哲君     教育長       遠藤雅己君 大村市技監     田坂朋裕君     教育政策監     丸山克彦君 企画政策部長    山下健一郎君    教育次長      吉村武史君 総務部長      田中博文君     上下水道事業管理者 朝長 定君 財政部長      楠本勝典君     上下水道局次長   原 慶一郎君 市民環境部長    高濱広司君     競艇事業管理者   小川完二君 福祉保健部長    大槻 隆君     競艇企業局次長   馬場宏幸君 こども未来部長   川下隆治君     総務課長      高木義治君 産業振興部長    高取和也君◯本会議の書記は次のとおりである。 事務局長      太田義広君     書記        山下大輔君 次長        長石弘顕君     書記        吉原周平君 課長補佐      堀江史佳君     書記        川添太介君 係長        中村宏昭君     書記        向 美樹君-----------------------------------          第4回定例会議事日程 第6号        平成30年9月14日(金曜)午前10時開議第1 市政一般質問 △開議 午前10時 ○議長(三浦正司君)  おはようございます。 出席議員は定足数に達しております。 議事日程第6号により、本日の会議を開きます。 議事に入ります前に、昨日の宮田真美議員市政一般質問における発言内容について、宮田議員から訂正の申し出があっておりますので、これを許可します。 ◆9番(宮田真美君)  昨日の私の国保税についての一般質問の中で、子供の均等割減免については自治体の判断に任されていると発言をいたしましたが、正しくは法定外繰り入れについて、平成30年度の被保険者の負担に十分配慮した対応をお願いしたいと法定外繰り入れを含めた対応で保険料を上げないよう要請がされているということと、新たな保険料減免の基準を設けて、対応するところも含め、各市町村の十分な検討をお願いしたいという見解が厚労省から示されているということでした。 なお、私が7月に参加した省庁交渉の際の担当職員の発言も、以上の内容を踏まえた上で自治体にアドバイスをしていきますというものでした。誤った認識のもと不用意な発言をしてしまい、反省をしております。謝罪して訂正をいたします。申しわけございませんでした。 ○議長(三浦正司君)  それでは、議事に入ります。 日程第1、市政一般質問を行います。 まず、24番、廣瀬政和議員の質問を許可します。 ◆24番(廣瀬政和君) 登壇 皆さん、おはようございます。24番議員、みらいの風の廣瀬政和でございます。一般質問5日目、きょうは最終日となりますと、これまでの各議員の質問と私の質問も大分重なってまいりましたが、通告に従いまして私なりに質問をさせていただきますので、よろしくお願いをいたしたいと思います。 通告書の番号が、3番と4番が番号が入れかわっておりますが、かわったままの順番で質問をさせていただきますので、よろしくお願いいたします。 項目1、教育行政についてであります。 細目1、小学校におけるエアコンの設置についてですが、ことしの夏は猛暑が続き、8月12日、当市で38.7度を記録するなど、観測史上、各地で最高気温が観測され、県内で熱中症で病院に搬送された方が、9月3日現在でございますけれども1,165名と、過去最多と報道されています。異常気象と言われますが、これは異常気象でなく地球温暖化の影響で、この猛暑はことしだけではなく、今後、常態化するであろうと考えられております。 今議会で、来年度の供用開始に向けて、全中学校へのエアコン設置予算が計上されたことは、教育環境の改善により生徒の健康管理と学力向上につながるものではないかと評価するものでございます。ただ、私は個人的には、複数の議員からもありましたように、より体力のない小学生のほうこそ、先に優先して設置する必要があったのではないかと思っております。この件につきましては、これまで多くの議員の質問に対して、最短で32年度には設置をしたいと、これは新聞報道もなされておるところでございますが、32年の6月までには全小学校へ設置されると理解してよろしゅうございますでしょうか。 ◎教育次長吉村武史君)  そういう方向で実施できないかということで検討を進めているところでございます。 ◆24番(廣瀬政和君)  6月までには実施できるということで理解をしていいですね。 ◎教育次長吉村武史君)  あくまでも最短でということですので、そういう方向で、こちらとしては検討しているところでございます。 ◆24番(廣瀬政和君)  小学校のエアコン設置費についても新聞で報道されておるところでございますけれども、概算で6億8,000万円、維持費約2,100万円と試算してあるようでございます。これはアセットとの関係ということで、例えばの話、10年以内に建てかえるところは恒久的な施設をつくるのはもったいないと、リースでもいいんじゃないかという考え方もあろうかと思いますが、この経費については、どういうふうな考え方でこのようになっているのかお尋ねをしたい。 ◎教育次長吉村武史君)  イニシャルコスト、事業費の約6億8,000万円と、ランニングコストの約2,100万円ですけれども、この算定につきましては、中学校の事業費をもとに計算をしております。あくまでも現段階の概算ですが、中学校の事業費をもとに計算した結果、イニシャルコストは約6億8,000万円、ランニングコストは約2,000万円と見込んでいるところでございます。 以上でございます。 ◆24番(廣瀬政和君)  小学校のこのエアコン設置については、補助金と、あるいは起債ということで、ボートの繰入金等もありますので、それを活用するということでは財政的には問題ないと思うわけですが、32年ということでございますけれども、いかに早くやるかは、もう決断にかかっているんじゃないかと思うとですよね。 今中学校に取りかかっておられますけれども、できれば中学校と同時に供用していただきたい。市長は、きのうの答弁で、いろんな準備があるからと言われましたけれども、やる気があればできるんじゃないかなと思うとですけど。来年度、何とか中学校と一緒に供用するような方向で事を進めるということはできないか、最後にお尋ねしたいと思います。 ◎教育次長吉村武史君)  まず、校舎の建てかえの問題ですけれども、こちらにつきましては、建てかえなのか、長寿命化を行うのか、そこの問題がございます。それと中学校につきましては、実施設計が既に完了しておりますので、あとは事業を行うだけなんですが、小学校につきましては実施設計を行っておりませんので、こちらをまず行う必要があります。それから契約、入札等々の事務もあり、その後の工事となりますので、中学校と同じ時期に実施できるというのは、なかなかといいますか、現段階難しい、できないところでございます。 ◆24番(廣瀬政和君)  アセットということで話があっておりましたけれども、これアセットは、もう日程といいますか、35年から建てかえるということで計画でちゃんと決めてあるわけです。それでエアコン耐用年数等を考えて、10年までの間に建てかえる分は、リースなんかの簡易なものでやるという考えでいけば、それは簡単じゃないでしょうけれども、ある程度、早く整理がつくんじゃないかと思っておりますし、事務的な手続とかいろいろについても、まだ今年度、半年あるわけでございます。来年度の6月ということになれば、来年度になってからも2カ月はあるわけでございますので、やろうと思えばやれないことはないなと思うとですけども。その辺のところ、ひとつなるだけ一緒に同時に小中学校やれるように判断をしていただくよう要望しておきます。 続いて、細目2、幼保小・小中連携教育取り組みについてお尋ねをいたします。 幼保小・小中連携教育取り組みは、これまで議会でも何回か取り上げられ、教育委員会からも積極的に取り組んでいるとの回答があっていました。私たちには、なかなかその中身が見えず、それにかかわる機会もありませんので、具体的にどのような取り組みがなされているのか、幼保小・小中連携教育の現状について、お尋ねをいたします。 ◎教育政策監丸山克彦君)  お答えを申し上げます。 幼保小連携につきましては、これ平成29年度から、昨年度から行っている新しい事業でございます。これは園児による小学校見学や1年生との交流活動といった子供同士の交流、保育所・幼稚園と小学校の先生方による合同研修会や相互の授業参観といった教職員の研修を開催をしておるところでございます。 あわせて、各家庭に情報誌「もうすぐ1年生」というのを年3回配布いたしまして、どの子もスムーズに小学校生活を迎えられるように保護者への情報提供を行っているところでございます。 また、こども政策課と連携いたしまして、幼児期の体験的学びが小学校の生活や学習で生かされるように、現在、幼保小接続カリキュラムの編成を行っているところでございます。 それから、小中連携のほうでございますが、これは平成28年度から、その前の年度からやっておりますが、連携教育一貫教育プロジェクト会議を発足いたしまして、まず小中学校間の円滑な接続を目指す連携に取り組んでいるところでございます。 具体的に言えば、各6中学校区におきまして、それぞれ特色のある実践を展開していただいており、例えば、基本的生活習慣の確立に向けた早寝・早起き・朝御飯の推奨やノーメディアデーの設定、日本一の挨拶を掲げた挨拶運動への取り組みがございます。 また、学習習慣の定着を目指して、学習規律を中学校区内で統一したり、あるいは中学校の定期テスト期間にあわせて、小学校もテレビ視聴などのメディアにかかわる時間を制限するなどノーメディアチャレンジといった取り組み、それから予習や復習の仕方を記載するなどの学びのリーフレットというものを作成して活用しているところでございます。 以上です。 ◆24番(廣瀬政和君)  やはり、この連携教育は、先生たち、職員さんへの指導といいますか、そういうものが大変大事かなと、まずそこから始めなきゃいけないと思いますし、そのためには研修の機会をなるだけ多くつくるということも大事かなと思っており、ただ今お話がありましたようなことで先に進めておられるということで、大変ありがたく思っております。 連携一貫教育については、総合教育会議でも取り上げられまして協議がなされております。また、「大村市の教育」という冊子の中に、「幼保小・小中連携一貫教育」の項目があります。その目的として、本市の豊かな学力と確かな育ちを保証する学校教育の推進を目指し、課題である小1プロブレム学力向上と不登校対策の改善に向けて、連携による継続的・系統的な取り組みを進めるとあります。この改善の効果は上がっているのかどうか、今後の見通しも含めてですね。 そしてまた、今ありました小1プロブレム、これ小学校に入学したばかりの1年生に対する課題であろうと思いますけれども、これもあわせて説明をいただければと思います。 ◎教育政策監丸山克彦君)  お答え申し上げます。 幼保小・小中連携教育につきましては、先ほど申したとおり、比較的新しい取り組みでございますので、すぐに効果ということでは、なかなか難しいところもございます。ただ、子供一人一人の学びと育ちを幼児期から中学校卒業までを見据えた取り組み、こういったものを長いスパンで見ていかなければいけないということがありますので、即効性があることと時間をかけることで効果が見られるものがあるというふうに考えているところでございます。 例えば、幼稚園・保育所と小学校相互に、保育や授業を参観することで、お互いが指導や支援の方法を学んで、それぞれに生かすことはできますけれども、その指導や支援が有効かどうかを検証するには時間をかける必要があるという状況でございます。現在、こうしたことから、2つの小学校をモデルとして、保育所・幼稚園と連携した実証検証を行っているところでございます。 改善の効果はということでございますが、例えば、全国学力・学習状況調査質問紙調査におきましては、昨年度と今年度を比較をいたしますと、家で自分で計画を立てて勉強をしていますか、あるいは、家で予習復習やテスト勉強などの自学学習において、教科書を使いながら学習していますかといったような設問において、前回調査を上回る傾向にございますので、これはすぐに効果が出たものかどうかわかりませんが、効果の一つと言えるのではないかというふうに考えております。 また、不登校の改善につきましても、現在、不登校者数は、昨年度の同時期とほぼ同数でございますので、引き続き対策を講じてまいりたいと思います。 以上です。 ◆24番(廣瀬政和君)  会派で、池田市に小中一貫校の行政調査で研修をさせていただきました。教育のまち池田市ということであって、非常に進んだ取り組みをされておられるようでございます。 ここでは、核になる中学校を中心に、その中学校区の小学校数校が一緒になって、その数校を一体として学園として捉えて、「◯◯学園」というふうな名前を、ずっと中学校ごとにつけてあるわけです。その中で、いろんな取り組みをされております。これは研究をされたんじゃないかと思いますけれども、これだけの分厚い冊子を、それぞれの活動、あるいは評価、あるいは今後の課題ということでまとめてあるわけです。大変見やすく、成果等々もよくわかるなと思って見ておるわけでございます。機会があれば参考にしていただいて、大村市においても積極的に取り組んで、効果が上がるようによろしくお願いをしておきたいと思います。 次に、不登校対策についてお尋ねします。 夏休み明けに学校に行きたくても行けない子供たちが増加、またはこの時期、子供の自殺が急増すると言われ、ことしもマスコミで大きく取り上げられているところでございます。 いじめなど友人関係、勉強のことなど、考えれば考えるほど憂鬱になり、嫌になる。悩みがあっても誰にも相談できず、一人で苦しんでいる。当然、学校へは行きたくなくなる。当市にそのような事例はなかったのか、また、現在の不登校の実態についてお尋ねいたします。 ◎教育政策監丸山克彦君)  お答えを申し上げます。 不登校に限らず、夏休み明けというのは、子供の生活環境が大きく変化するということもございまして、さまざまな事象があらわれるというふうに考えております。このため教育委員会におきましても、夏休みが明ける8月29日からの状況については、各学校のほうから報告を求めていたところでございます。 そのような中で、夏休み明け初日に学校に足が向かない、宿題が仕上がっていないことへの不安、友人関係の不安など、病気の理由以外の欠席者が、小学校で19人、中学校で49人おったという状況でございます。計68人、全体の0.74%ということでございます。各学校におきましては、家庭訪問電話連絡など個々のケースに対応をしているところでございます。 また、現在までの不登校児童生徒数でございますけれども、小学校11人、中学校41人ということでございます。これは不登校による30日以上の欠席者をカウントしておりますので、その後、学校に復帰した者も含んでいる数字ということでございます。 以上です。 ◆24番(廣瀬政和君)  不登校の原因はいろいろあると思いますし、休み明けの子供のそういう不調といいますか、そういうものを、今数字を言われましたけれども、私が思っている以上に多いんだなと内心びっくりしておるところでございます。 非常にデリケートな子供たちが多くなって、いろんなそういう周囲の環境についていけないということが多いんじゃないかと思いますけれども。何かあると保護者から学校に対する不信というものが表面化して問題化することがあるわけでございますが、対策として、普段から保護者、親との情報共有というものが大変大事だろうと思っております。そのあたりの連携について、お尋ねをいたします。
    教育政策監丸山克彦君)  大村市の学校におきましては、不登校については、どの子供にも起こり得ることということを前提に対応しています。 まず一次支援といたしましては、全ての児童生徒を対象にした未然防止の支援、二次支援としては、不登校になりそうな児童生徒への支援、そして三次支援としては、不登校になった児童生徒への支援という3つの段階を追った取り組みを行っているところでございます。 今回、保護者との連携についてのお尋ねでございますけれども、特に二次支援におきましては、初期対応が重要と考えまして、欠席1日目には保護者と連絡をとること、2日目には本人や保護者と話をすること、3日目には家庭訪問を行うこと、これを基本としているところでございます。 また、三次支援におきましては、家庭訪問電話連絡、連絡帳を通して、保護者本人とのかかわりを絶つことなく、個々のケースに寄り添った関係づくりに努め、不登校解消に向け、取り組んでいるところでございます。 また、保護者と連携がとりにくいケースといったものもございます。こうした場合は、関係機関と連携をとりながら、学校と家庭のつながりを絶やさないように取り組んでいるところでございます。 以上です。 ◆24番(廣瀬政和君)  保護者との連携というのが、本当に実際とれているのかどうかということも検証しながら、子供のシグナルというのを見落とさないようにお願いをしたいと思います。 以前、私は民生委員児童委員をしていた時期がありましたけれども、随分前の話ですが。当時は、不登校はよくない、悪であるという考えがございました。何が何でも学校に行かせたい、そういう考えから、民生委員さんが子供を学校へ送る通学支援、そういう活動をされておられた方もいらっしゃいました。しかし、現在では、不登校は悪ではない。学校は義務教育だが、命まで懸けて行くところではない。もっと子供の心情に寄り添った支援をするべきではないか。道は数多くあるというふうな考え方があるようです。 佐世保のあるNPO法人が、ひきこもりや不登校の子供たちのために施設を開放、居場所づくりをするとありました。このように学校だけでなく、地域を巻き込んで対策を立てていく、このような考え方について、どう進めていかれるか、先ほどもありましたけども、重ねてということになりますが、何かありましたら。 ◎教育政策監丸山克彦君)  先ほども申し上げましたけれども、不登校はどの子供でも起こり得るということです。今不登校という言葉を使っていますけれども、かつては、学校嫌いであるとか登校拒否という言葉でございました。不登校という言葉を使うようになったのは平成10年から、文科省の統計でも、そういう言葉にかえてきたということでございます。 この背景としては、やはり不登校の要因が子供の個人要因だけでなくて、やはり家庭であるとか、社会、もちろん学校の生活もありますけれども、そういった要因が複雑に絡み合っているんだと。であるから、その子供のせいということではなくて、やはりそういった連携を通じて支援する必要があるというふうなことだろうと思いますので、そういった形で今後も対応してまいりたいと思います。 以上です。 ◆24番(廣瀬政和君)  地域には、いろいろ支援する、そういう団体というものもあると思いますので、そういうグループともやはり協力する必要があろうかなと思いますので、今後ともよろしくお願いをいたします。 項目2、都市整備行政についてでございます。 新大村駅前の開発計画についてでございますが、今議会、質問が集中しております。それだけ関心が高いということでしょうか。 これまでの市からの回答で、大方、姿が見えてきております。私からは、新幹線の開通が34年の春に見込まれている中で、特にこの東側ですけれども、新幹線の駅前、その開通までに完成しなければならない事業、完成させたい事業、そういうものがあろうかと思います。全て青写真どおり完成するとはとても思いませんので、どこまで開通時に施設が整備されているのか、整備したいと思っておられるのか、その辺のところを御説明いただければと思います。 ◎大村市技監(田坂朋裕君)  新大村駅周辺整備事業につきましては、平成34年度の新幹線開業までに、駅までのアクセス道路、そして駅前広場、駅の東西を結ぶ自由通路、在来線駅などを整備する予定としております。 民間企業を誘致する区域につきましては、来年度の公募を予定しておりますが、その後、民間企業が整備を行うこととなりますので、現時点での整備の完了時期は未定でございます。 しかし、なるべく早い段階で、民間施設を含めた新幹線の駅前がどのようになるのか、イメージできるように、また新幹線の開業後、長い間更地のままということがないよう取り組んでまいりたいと思います。 ◆24番(廣瀬政和君)  今ありましたように、新幹線の新駅、他市の場合ですけれども、新駅の場合は、特になかなか駅前が埋まっていないというところが多いようでございますが、今ありましたように、なるだけそういう期間が短くなるように、早目にひとつ整備を進めていただければなと思いますので、よろしくお願いをしておきます。 それから、これも多くの議員が質問されておるわけでございますけれども、新駅前に市民会館の建設という話が出ております。大村市として、新大村駅前のまちづくりの拠点として、市民会館等公共施設を設置し、コンベンションシティーですか、それを目指すのも一つの方向だと、このように思いますけれども。 これまで開発はあくまでも民間による開発というふうなお話をされておりますが、市による行政機関、あるいは施設、いわゆる市民会館とかそういうものなのですけども、そういう建設、直接投資をして市がつくるということは、全く考えておられないわけですか。 ◎大村市技監(田坂朋裕君)  今議員おっしゃられましたように、いろいろな、ここ今のところも民間資金の活用等を考えておりまして、開発の形態につきましても、いろんな形が考えられると思います。 全国他市の事例でも、市役所とか役場の出張所機能を入れたりとか、あと今議会でも質問等ございましたけれども、文化ホール等の文化施設を入れたりとかいう、そういう複合施設もございますし、そのPFI事業という民間の資金を活用した事業の手法等ございますが、そのPFI事業の中にも、またいろんな方式がございます。 これちょっと繰り返しになるんですけれども、そういうものを含めて、民間の提案等を、今後ちょっと受ける、そして市場調査を行うようにしておりますので、その中で、どういった形が考えられるのか、民設民営に限らず、そういう方向性というのは探っていきたいと思っております。 ◆24番(廣瀬政和君)  市民の皆さんは、新駅前の開発がどのような形になるのか、非常に期待と不安も持ちながら心配をしておられます。そういうことで、早目に基本構想を示して、市民の皆さんの意見を聞いていただきたいと思っております。よろしくお願いいたします。 次に、競艇事業について、お尋ねをいたします。 この9月23日から、大村モーターボート事業で全国24場のうち7番目のナイターレースが導入をされるわけでございます。大村モーターボート事業は、平成29年度は過去最高となる776億円を売り上げ、平成3年以来、26年ぶりとなる27億円を超える利益を上げられました。日本の最西端という不利な地にありながら、経営の効率化など職員の努力はもとより、場外発売所の積極的な展開とも相まって、このような成果が上がったものと敬意を表するものです。 これまで、ナイターレースに取り組まれた他のボート場においては、飛躍的に売り上げ、収益ともに伸ばされたと聞いております。大村ボートレース場におけるナイターレース導入後の経営見通しについてお尋ねをいたします。 ◎競艇事業管理者(小川完二君)  おはようございます。まず全国の概況ですが、平成29年度のナイターレース6場の売り上げは、1位の場が947億円、6位の場が675億円、6場平均で826億円となっております。そのほかのデイレース18場の平均は412億円であり、約2倍の差となっております。引き続き、ナイター優位の状況でございます。 さて、9月23日から発祥地ナイターを開始いたしますが、平成30年度は8月末までに82日間を既に開催し、売り上げは当初予算比で約20%増の150億円、1日平均で1.8億円となっております。残り110日は、全てナイターレースで実施するものであり、当初予算では、ナイター売り上げを416億円、1日平均約3.8億円を見込んでいるところです。 ◆24番(廣瀬政和君)  ナイターレースを導入することによって、非常に経営的にも向上をしていくというふうな見通しであるというふうに理解をしておりますし、今後ますます大村ボートがこれを機に飛躍するのではないかなと期待をしておるところでございます。 ただ、細目2としてお尋ねしておりますけれども、ボート会計のほうにも、ボート場の新築工事、そして今回のナイターレースの施設整備など多額の投資をされており、かなりの企業債も抱えておられるというふうに思っております。その現状と償還計画についてもお尋ねをいたします。 ◎競艇事業管理者(小川完二君)  きょう、ちょっとまだ時間もございますので、先ほど今年度の見通しについてお答えをいたしましたが、これ以降の、特に31年度についての御説明をさせていただきますが。 31年度は、通年でのナイター開催となります。8月にはSGレースの開催も予定しているため、1日平均4億円以上、年間800億円以上の売り上げを目指したいというふうに思っています。純利益につきましては、減価償却費の増加や予定されている消費税増税の影響も懸念されるところですが、平成29年度以上の利益を確保していきたいと考えております。 それで、先ほどの企業債の現状と償還計画ということでございますが、平成25、26年度のスタンド建てかえ事業や、今回のナイター設備整備事業により、企業債残高は平成30年度末で62億円に達する見込みであります。現時点での償還予定では、平成31年度から3年間がピークとなり、年間6億円、次の5年間は、5.8億円から5.1億円と低減し、残りの6年間で18億円を返済し、平成44年度末に返済完了としております。 なお、経営状況等により、早期の繰り上げ返済についても検討してまいりたいと考えております。 ◆24番(廣瀬政和君)  62億円の企業債の残高ということで、平成44年までかかって返済をすると。経営状況によっては、前倒しで返済をしようということでございます。ボートもこの好況がいつまで続くかということは、これはわからない、不透明でございますので、そういう意味では、経営のいいときに返済をするということが一番いいんじゃないかなと、このように思っておるところでございます。 次に、一般会計への繰り出しについてお尋ねしたいわけですが、ボート事業は大村市の財政に貢献するための企業でございますので、収益を一般会計に繰り出すことは当然でございますが、今年度収益27億円のうち11億円の繰り出しを計画してあります。以前は2分の1ルールというのがあったようでございますけれども、今回は何かルールがあったのですか、お尋ねをいたします。 ◎競艇事業管理者(小川完二君)  以前、15番、村崎議員と当時の松本市長の質疑の中で、2分の1云々というような話がこの議会でもあったということは、議事録を見る限り、そういうふうに認識をしております。 ただ、厳密に2分の1ルールが文書で約束されているだとか、そういうことはないと。おおむねそういうことを目安にしてということだろうというふうに思います。 ただし、そのときそのときの、ボートのほうのいろんな運営状況、それから市のほうの資金需要等々ございますので、それはやはり協議をしてまいるということだろうと思います。今回も随分と市当局のほうと、市長を含めて協議をさせていただきました。それで繰出金を決めたということでございます。 ◆24番(廣瀬政和君)  そういうことで、協議しながらということのようでございます。この後に11億円は何か意味があるんですかというようなお尋ねをしたかったんですけども、今の話では、もう協議の上でこの金額に決まったと、このように考えていいでしょうか。 ◎競艇事業管理者(小川完二君)  そういうことでございます。一番我々として有利な出し方です。そしてまた、市のほうで一番必要な金額、そしてまた一番有利な出し方というのを、いろんな角度から協議して、その金額になったということでございます。 ◆24番(廣瀬政和君)  いろいろあるようでございますが、ペナルティじゃないですけども、繰出金の額によっては、いろいろまた問題が生じるということで理解をしておきます。 次に、財政見通しについてお尋ねをいたしたいと思います。 これも、以前からずっと私、続けてお話をさせていただいておるところでございますけれども、大村市においては、大型事業が続く中、今回、特に新市庁舎の建設費が83億円、附帯工事を入れて107億円と見込まれています。基金が17億円、交付金が4億6,000万円あるにしても大変大きな金額です。多くを起債で賄うわけですが、今後の公債費の増加は避けられない、このように思います。 将来、大村市の財政は本当に大丈夫なのか、8月の臨時会及び今議会において、19番議員の質問に、財政部長は、大村市中期財政見通し、30年から34年を示されて、大村市は健全財政を維持できると回答をされております。 同じ質問になるかと思いますが、この財政見通しによると、歳入に対して歳出は、毎年10億円ほど超過をしております。いわゆる赤字の収支を見通しておられるわけでございます。この財源不足は、基金の取り崩しにより賄っていくことになっているようです。その結果、34年度末の基金残高は、30年度の約3分の1、21億円まで落ち込むことになっております。 扶助費が年々増加し、公債費、起債残高は高どまりの中、市税など自主財源の伸びも多くを期待できず、財源不足が心配です。今後の大村市の財政は本当に大丈夫なのか、重ねてお尋ねをいたします。 ◎財政部長(楠本勝典君)  先日の19番議員の質問でもお答えをしたところでございます。 今後の財政見通しにつきましては、今月27日に議会全員協議会の開催をお願いいたしまして、31年度から5年間の中期財政見通しを説明させていただくことにしております。 昨年の見通しからの主な変更点でございますが、市庁舎を初め、大型事業の進捗に合わせ、事業費の見直しを行うとともに、昨年12月に公表いたしました財政運営基本方針に基づき、公債費の平準化を図る観点から起債の償還期間などの見直しを行っております。 詳細には、議会全員協議会で御説明をさせていただきたいというふうに思っております。 財政が本当に大丈夫なのかということで御心配をいただいているところでございます。現在の財政状況につきましては、本議会で、平成29年度の健全化判断比率、資金不足比率を報告いたしております。国が示しております早期健全化判断基準を大きく下回っており、現時点で問題になる比率はございません。 今後につきましては、昨年12月に策定をいたしました財政運営基本方針に定めておりますが、安定した財源を確保し、歳出の抑制と適正化を図るとともに、中期財政見通しを毎年更新しながら、健全な財政運営が維持できるように努めていきたいというふうに考えております。 ◆24番(廣瀬政和君)  これからもどういう事業が新たに出てくるかわかりませんけれども、まだまだ継続している事業もたくさんございまして、そういう面では引き締めてやっていただかなければいけないと思いますので、今後も健全財政が続くようにお願いをしたいと思います。 次に、競艇企業局からの繰入金、先ほど競艇企業局のほうにもお尋ねをしたところでございますが、今回、11億円、処分案が出ておるわけでございます。来年度の一般会計の予算に繰り入れられるというふうに思っておりますけれども、先ほどありましたように、今後もボートはかなりの期間、やっぱり好調な経営が維持されるだろうと、そういう意味ではボートからの繰入金というものを今後も見込まれるわけですけれども、一般会計の中でどのように使われているのか、今後どのくらいの金額を毎年繰り入れようと思っておられるのか、あるいは望んでおられるのか、その辺のところ、お考えがあればお聞かせください。 ◎財政部長(楠本勝典君)  まず、繰入金の使途について御説明をさせていただきます。 これまで、ボートレース事業の収益から総額598億円を繰り入れまして、市民生活の基盤となる道路、公園、下水道の整備を初め、教育や福祉医療施設の整備、産業経済の振興などさまざまな事業の実施に当たりまして、一般財源の一部として活用してまいりました。 今後のボート会計からの繰入金の見通しでございますけども、先ほど競艇事業管理者のほうから説明がございましたけども、金額を定めているというものではございません。競艇企業局の収益状況、あるいは競艇企業局の企業債の残高、それから今後の一般会計の財政需要の状況などを勘案しながら、競艇企業局と調整を図りながら、市として一番財政的にメリットがある手法をとっていって金額を定めていきたいというふうに考えております。 ◆24番(廣瀬政和君)  今後の検討をしていくということでございますけれども、これまでの話を聞いておりますと、中期財政見通し、今回新たなものを出すということでございますので、それはどうなるのかわかりませんけれども、前回出された分を見ています。先ほど言いましたように、毎年10億円ぐらい赤字が出るような形になっておるわけですので、それを補うために毎年10億円ぐらいは企業局のほうから入れてほしいというふうな思いかなと私は勝手に思っておりました。そこまでは言及されませんでしたけれども、この見通しの中にボートからの繰入金も入っておりませんので、そういう意味ではやっぱり10億円以上の繰り入れを望んでおられるのかなと、こういう思いがしてきたところでございます。 そのボート収益の繰入金についてでございますけれども、細目3として、ボート収益の基金化ということをお尋ねしたいと思います。 平成28年度までのボート事業からの繰入金は、こども夢基金として、目的を持って子供の福祉事業に使われてきたところでございますが、基金の枯渇とともに、こども夢基金は廃止をされたところです。ボート会計からの繰入金は、現在は、先ほど財政部長が言われたように、通常の経費の一部として一般会計の中で使われています。しかし、ボート事業がいつまでも好調な経営が続くとは限りません。ボートからの繰入金は変動があることを考えておかなければなりません。ですから、ボートからの繰入金を当てにして通常の経費に充てるということは危険があると思います。あくまでも臨時収入という考え方でいるべきではないかと私は思います。 そこで、ボート事業が好調なときに特別な支出に充てるための基金として積み立て、例えば、今回の市庁舎の建設費にその基金から仮に40億円拠出するとなれば、市債がそれだけ少なくなり、後年度の負担も軽くなります。市民の皆さんも、市庁舎はボートの事業の収益でできたんだと大変理解をしやすくなります。また、職員の皆さんにも励みになるのではないでしょうか。 今後も市民会館や体育館など、まとまった資金が必要な事業が考えられます。これは、あくまでも今のところ予定にない事業でございます。そういう意味で、その事業に充てるために目的を持って基金に積み上げておけば、基金の額によって建設のめども立ちますし、非常に計画がしやすいのではないかと私は思います。7番、そして23番議員からもありましたが、ボート収益の基金化を望みますが、市長のお考えをお聞かせください。 ◎市長(園田裕史君)  ボート会計からの繰入金につきましては、経常的な事業の財源として活用することは考えておりません。そういったことから、先般、こども夢基金を廃止いたしております。 基本的には、建設事業等に係る起債のうち普通交付税措置のない資金手当債の発行を抑制するための充当財源、また公債費の平準化に対する充当財源として活用することを考えております。今議会で田中秀和議員、伊川京子議員からもこの同様の基金についての質問があっております。そういった中で、この一般質問でのやりとりをずっとしながら、また本日最終日でございますが、ボート収益基金の新たな設置については、昨年度にこども夢基金を廃止したばかりではありますが、今申し上げた繰入金の使途に限定するということを検討するべきであるというふうに考えております。 その理由としては、繰入金を他の一般財源と区分して基金管理することで、一般財源扱いである繰入金の収支が明確になるということ、さらには、充当事業が明らかになるため、使途の特定が容易になることが考えられるためです。少し時間がありますが、前松本市長、また当時の遠藤競艇事業管理者の時代に、ナイター事業に転換をしたいということがあったとき、私も議員でしたし、当然、廣瀬議員も議員であられました。建てかえを優先するということで1回断念をされています。私はマニフェストにナイター事業をやりたいということで、就任してすぐに競艇と詰めて、今回、ナイター事業を実現することになりました。その目的は、収益を上げて、一般財源に最大限に寄与して、市民の福祉向上のために還元をするということです。ですから、市当局も競艇企業局も同じ思いを持った運命共同体だとずっと言い続けてきています。ですから、今後、ナイターでの収益が上がっていくにつれて、最大限の繰り入れを我々はお願いしたいと思っています。 これは何も競艇の収益、競艇の財源に依存した財政運営とは違うと御理解いただきたいと思います。財政当局は、繰り入れを計画しないで財政計画を、今シミュレーションしています。ただし、今後の大村市のいろんなさまざまなハード事業、議員の皆さんも御承知のとおり、財政出動が多い。逆にこれは財政出動が多いということは、積極財政、将来への投資でもあります。ここを乗り切っていくためには、運命共同体として、競艇企業局から最大の繰り入れをいただいて、依存じゃなく一緒に乗り切っていく、そういった時期だと、大村市の将来における重要な時期であるということでございます。 以上のことから、ボート収益基金の設置検討については、先ほどお答えいたしました使途特定の方法論、こういったことを早急に整理をして進めてまいりたいというふうに考えております。 ◆24番(廣瀬政和君)  ただいま市長から、ボートの繰入金については基金化して、その使途を明確にしたいというふうに説明があったところでございます。私もこの基金化については、市長の言われたように、ボートからの基金であるということを明確にできるような基金を新たに創設する、そして、それをどう使っていくかということ、何に使うかということ、それもやっぱりはっきりさせるということが、大変大事かなと思っております。 と申しますのは、平成15年に大村市が非常に財政危機に瀕したときに、財政健全化計画というものをつくられました。まずその財政健全化計画の冒頭にこんなことが書いてあります。「現在、大村市の財政は破綻の危機に瀕しています。これまで3次にわたり行政改革大綱を策定し、行政改革に取り組んでいるものの、長引く不況の影響による市税収入の落ち込みや、モーターボート競走事業の収益悪化という厳しい状況にありながら、市民生活に直接影響が及ばないようにしてきた結果、右肩上がりの経済成長やモーターボート競走事業からの繰り入れを前提とした歳出構造から脱却できずにいるため」という書き出しでございます。 それに続いて、「これまでは、収入の不足分を市の貯金に当たる財政調整基金等を取り崩して穴埋めをしてきましたが、その基金もあとわずかとなり、早期の景気回復が望めない中、市税を初めとした収入は、さらに落ち込むことが予想されます。」、「本市は、このままの状況で推移すると、平成18年度には準用財政再建団体に転落することが予想されます。」、これが冒頭の書き出しなんですけども、やはり私たちは、このときにこの財政について、この前はボートがものすごくよかったわけです、それで一般会計を大きく広げました、ところがそれを持ちこたえることができない状況になってきたとき、こういうことになったわけですね。 この後、市の職員さんの給与のカットとか、退職勧奨とか、いろんなことをやりながら、そしてまた、市民の皆さんにも辛抱かけさせて、この危機を乗り越えてきたわけでございます。そのときに、私どもは財政に対して学習をさせていただいた。これはとうとい経験だったと思うわけですね。これを無駄にしないようにしなければいけない。 今大村市は、先ほどからありましたように、順風満帆の財政、順風満帆とは言えませんけれども、他市と比べれば大変明るい材料が多うございます。でも、これも先ほど言ったように、いつまで続くかわからない。だからこそ、こういう余裕のあるときに基金の積み増しというものをしていく必要があろうと。そして、ボートが好調だからと言いながら、ボートに頼り過ぎた財政運営というのは、これは間違いと私は思っております。あくまでもボートからの繰入金は臨時収入ということで考えて、市の体力を温存していくのが妥当ではないかと、このように思っておるところでございます。 そういうことで、今後とも大村市の財政運営にはよろしくお願いをいたして、私の質問を終わります。ありがとうございました。 ○議長(三浦正司君)  これで、廣瀬政和議員の質問を終わります。 10分間休憩します。 △休憩 午前11時01分 △再開 午前11時09分 ○議長(三浦正司君)  再開します。 次に、3番、野島進吾議員の質問を許可します。 ◆3番(野島進吾君) 登壇 皆さん、こんにちは。みらいの風に所属しております、3番議員、野島進吾でございます。 まずもって、9月6日未明に発生いたしました北海道地震並びに9月の上旬に発生した台風21号により被害を受けられた皆様に心よりお見舞いを申し上げます。被災された皆様の生活再建と、一刻も早い復興をお祈り申し上げます。 それでは、通告に従って質問を始めます。ラジオをお聞きの皆様、そしてテレビ、本日傍聴に来ていただいた皆様、1時間おつき合いいただきますようよろしくお願いいたします。 まず、公共交通行政についてでございます。 (1)地域公共交通網形成計画の進捗について。 公共交通再編と立地適正化の取り組みは、同時進行で進まなくてはなりません。県内で初めての計画となりました大村市立地適正化計画は29年3月に策定。人口減少時代への備え、税収減少、効率的な都市経営、そしてコンパクトシティ・プラス・交通ネットワークのまちづくりを進めるべく、公共交通網形成計画も日々計画が積み上げられているものと考えております。 そのような中、行きたい、働きたい、住み続けたい、しあわせ実感都市を目指す大村市ですが、とりわけ新幹線を最大限に活用したまちづくりを構築するために、新幹線とつながる交通網形成計画は極めて重要であると考えます。 そこで、新幹線まちづくり課が中心になり、民間とともに今年度中に策定予定の新幹線アクションプランが進められている中、横断的な連携は進んでいるのか。また、アクションプランの中には、大村市を訪れる来訪者をどう受け入れるかという視点から、都市基盤・公共交通網の充実により、アクセスの拠点性を向上させるための新たな公共交通網の提案が重要と思いますが、その二次交通的な立案はされているのでしょうか。お答えください。 ◎産業振興部長(高取和也君)  現在、新幹線開業アクションプランが作成をされておりますけれども、交通担当職員もそちらの計画策定に参画いたしておりまして、横断的に連携しているというところでございます。 また、現在、大村市地域公共交通再編実施計画、これを策定いたしておりますけれども、特に新幹線新駅ができますと、そこを含めた新たな路線、それと当然、バスでとかそういったことも必要となってきますので、こういった中で新幹線の部局とも横断的に連携をしていると。今から具体的なものが出てくるんじゃないかなと思っておりますけれども、今、そういった形で連携して進めているというふうな状況でございます。 ◆3番(野島進吾君)  大村市は、国立病院、そして長崎空港、ボート場、市内観光、またハウステンボスへの直結便等々、いろんなことが考えられると思うんです。大切な問題であると思います。観光、または交通が牽引するぐらい、しっかりやらなければならないのではというふうに考えております。新幹線を生かすためには、二次交通が肝になるのではないか。ここは、今言ったように、牽引するぐらい、我々にもっとわかるような内容をどんどん提示していただいて、今まだまだいろんな仮の、ちょっと大げさなぐらいの内容でもいいと思うんですけれども、そういうところも本当にアクションを起こしていただきたいというふうに思っております。 続いて、生活の足といった観点からでございます。 7番議員からの質問にもございましたが、本市では公共交通の新たな施策の策定に時間をかけている状況の中、ここ数年で、市内を回る各サービスバスである買い物バスや福祉タクシーは多くの方々に利用していただき、地域にしっかりと根づいているというふうに聞いております。その現状を把握されて、また、そことの連携は図られているのでしょうか。教えてください。 ◎産業振興部長(高取和也君)  今お話がございました買い物バスでございますけれども、運行ルート等につきましてはチラシ等を見まして承知しているところでございますけれども、実際の利用者数とか、そういった状況についてはまだ把握できていないというふうな状況でございます。 また、福祉タクシーにつきましては、市のほうから支給しているタクシー券の利用状況を把握しているというふうなところでございます。 今は、そのような状況でございます。 ◆3番(野島進吾君)  しっかりと根づいていっているというふうに皆さんからも聞きますし、実際、お買い物バスに関しては、ことしの3月から運行を始めて、8月31日現在で、もう既に4,876人の利用者がいるということです。 福祉タクシーに関しては、ちょっと詳しいことはまだ聞いておりませんが、本当に毎日利用していただいていると。一部は市の補助金もいただきながら乗れるタクシーもあるということで聞いておりますが、非常に喜ばれている。このようなサービスバス、福祉タクシーが、本当に根づいているんです。 今から再編計画をしっかりと策定するに当たって、このデータというのは把握するべきであるというふうに思っておりますので、今後、しっかりと連携を図っていただくようお願いいたします。これからの公共交通網を計画する上で、下支えとなるコミュニティ交通でございます。重ねて言いますが、連携をお願いいたします。 関連ですけども、中心市街地の交通環境も最近ちょっと気になっているところでございます。駅前駐車場の利用者が多いということです。足りないのでないかということで聞いております。 現在、大村市は、駅前駐車場の利用で約800万円の収入があっていると聞いておりますけれども、かなりの方があの駐車場を使われているということです。買い物バスのおかげで少しは緩和されていると思いますが、時間帯によってはかなり混雑する状況であると聞いております。図書館の駐車場も駅前に設けられますけれども、今後も安全対策等の協議が必要だと考えます。ぜひ御検討いただきたいと思います。住み続けたいまちかどうかは、高齢者を含めた交通弱者対策が鍵を握っているようだと、前、新聞でもちょっとこのような文章を読みました。非常にそうだと思っております。今後、しっかりとした対策を練っていただきますようお願いいたします。 (2)地域公共交通会議の内容についてでございます。 公共交通会議では、実証運行の乗合タクシーに対してなかなか結果が出ていないような状況でございますが、その会議の中で苦言は出ていないのか。また、有識者の意見を取り入れた上での実証運行だったのか、教えてください。 ◎産業振興部長(高取和也君)  昨年の7月から実証運行を開始しておりますけれども、大村市地域公共交通会議におきまして、乗合タクシーの実績、それと見直し案を提示して御説明しまして、御意見をいただいたところです。 委員の皆様のほうからは、もっとどんどんPRをやってほしいと、やっていくべきであるということのほかに、もう一つ、乗合タクシーと一見してわかるような表示、それをしっかりするようにというふうな御意見をいただいたところでございます。 ◆3番(野島進吾君)  再編実施計画の策定には、コンサルがついたということを聞いております。このコンサル料というのは、27年でしたか、1,057万円。私たち民間から言えば、すごく高いお金だなというふうに感じてしまいます。 そして、今後もまた再度コンサルを入れて、それだけのお金をかけて計画をされるのか。そのコンサルの金額等も含めて教えてください。 ◎産業振興部長(高取和也君)  現在、大村市地域公共交通再編実施計画、これの計画を進めておりますけれども、調査などは専門の交通関係のコンサルタント会社に委託しております。今の委託金額は約1,100万円というところで、調査をするようにいたしております。今回の計画については、コンサルに委託してつくるというようなことで進めております。 以上です。 ◆3番(野島進吾君)  またさらに1,100万円ということでございます。やっぱりお金がかかってきます。 19番議員の質問の中でも市長が答えておられました、バイオエネルギー事業の件です。バイオエネルギー事業を推進するべきということでございましたけれども、私も同感でございます。生活に密着できる公共交通の手法として、市民が出す廃食油で走らせるバイオディーゼルコミュニティバスで地産地消というところで、自分たちでバスを走らせる、低炭素社会の実現、エコタウン構想、これはJ-クレジットとかもあります。市内だけで循環できるエネルギーは廃食油だけで、家庭で使った油がバス運賃に還元できるシステムになるということでございます。 バイオディーゼルバスを走らせることが可能な業者も市内にございますので、ぜひ実証運行を提案いたします。いかがでしょうか。大学の方々の実証実験といいますか、これからの実施計画、いろんな調査、お手伝いがしっかりとできるという構えがあることも聞いておりますけれども、この辺に関しての見解を教えてください。 ◎産業振興部長(高取和也君)  今お話された件につきましては、少々時間がかかるかもしれませんが、しっかり研究を、ちょっと勉強させていただきたいと思います。 ◆3番(野島進吾君)  地元業者を育てると、そして逆に行政も育てていただくというような観点から、やっぱり今からはそういったマネジメント能力が絶対に必要であると思うんです。 大村市の交通事情は急ピッチに変化をしています。重ねて申し上げますが、今のうちに各地域の皆さんや交通事業に取り組まれている事業者との連携を行わなければ、交通弱者がふえてからでは手おくれであると考えます。住みやすいまちとしての発展のためにも、交通網形成計画が机上の空論にならないよう、力を注いでいただきたいと強くお伝えしたいと思います。不便だから行きたくないとか、何か働きにくいな、そしてまた住むにはマイカーがないとというような方向に進まないように、結果にこだわっていただきたいというふうにお願いします。この辺に関しては、ぜひ市長の見解もお願いします。 ◎市長(園田裕史君)  議員からはずっと公共交通を熱心に取り上げていただいておりますし、今御提案がありましたBDF、バイオディーゼルエネルギーのバスであったり、さまざまな方法があると思います。 ここ最近、公共交通または交通体系に関して、自動運転とかライドシェアとか、いろいろ新しいものが出てきています。そういった中で、市全体の公共交通をどう考えていくのか。特に、新幹線、我々は空港のコンセッション等々も提案しておりますし、議員が言われるように、総合的な視野に立ってしっかり検討していかなければと考えております。 今後も、検討、協議をしっかり進めてまいりたいと考えております。 ◆3番(野島進吾君)  よろしくお願いいたします。今後も、公共交通には、私もしっかりと協力できるような気持ちで取り組んでいきたいと思っておりますので、よろしくお願いいたします。 ちょっとここで、乗り物つながりで申しわけないんですけれども、給食センターの配給車があります。今も真っ白でやっているんですか。あれは、ラッピングで大村市のいろんな宣伝とか、そういうこともできるのじゃないかなと。僕と市長は、たまたまきょうはおそろいのポロシャツを着ておりますけれども、こういうボート事業の宣伝とか、そのようなことにも使っていいんじゃないかというふうに思っておりますので、提案を付して、この問題に関しては終わらせていただきます。 続きまして、教育行政についてでございます。 大村市教育の館の整備について、これは一日婦人議会でも強く御指摘いただきました。 教育の館、旧梶山御殿の環境整備の件ですけれども、正門の左側から中庭を仕切っている木の塀がぼろぼろになっております。私は、あれは危険ですよと、前にも一般質問で取り上げさせていただきました。特に、観光でもあそこはよく使われます。やっぱり日本の雰囲気が出ておりますので、インバウンドの皆さんもたくさん来られます。それでもずっとあの状態にされているんですけれども、これはなぜ修繕をされないのか、教えてください。 ◎教育次長吉村武史君)  教育の館の整備につきましては、あおば教室に通級している子供たちの環境を整えることを優先いたしまして、まずは屋内整備を重点的に実施しているところでございます。 ◆3番(野島進吾君)  私もあの辺をいろいろ歩いて見て回っておりますけれども、ちょうどたまたまそこで会った方から、大村市の教育に対する姿勢のあらわれなのではないかと厳しい御指摘をいただきましたので、私もついついちょっと下を向いてしまったような状況でございました。 とにかく、あそこは早くきれいにしていただきたいのですが、まず壊してしまうとかきれいにするとか、何かそのような方向で調整していただくことはできないでしょうか。 ◎教育次長吉村武史君)  議員御指摘の木の塀につきましては、7月の台風によりまして被害を受けております。そういった関係で、危険を伴いますので、まずは撤去させていただきまして、早急に整備いたしたいと考えております。 ◆3番(野島進吾君)  いつ撤去されますか。 ◎教育次長吉村武史君)  内部で協議いたしまして、財源等の検討をいたしまして早急に実施したいと考えております。 ◆3番(野島進吾君)  屋内の整備も含めてというふうにおっしゃっておりましたけれども、教育の館のエアコン問題は--エアコンは既に設置されているのでしょうか。 そして、トイレも壊れているということをお聞きしたんですけれども、修繕はされるのでしょうか。教えてください。 ◎教育次長吉村武史君)  まず、エアコンでございますけれども、エアコンにつきましては、あおば教室を中心といたしまして4台設置しており、昨年度から今年度にかけまして取りかえ工事を実施したところでございます。 トイレにつきましても、計画的に整備を進めてまいりたいと考えております。 以上でございます。 ◆3番(野島進吾君)  よろしくお願いいたします。 次に進みます。 小学校や各市立園のエアコン設備についてでございます。 これはもう多くの議員より質問があり、今議会でも説明がございましたけれども、公立各園の空調に関しては、移設工事などの調整を進めているということでございます。 中学校は、県内の中でも先駆けてエアコン設置が進んでいるということでございます。また、小学校も早急に計画しているとのことです。 議員の皆さんも力を込めて早くしてくれというふうにおっしゃる、その根拠といいますか、菅官房長官はことしの7月24日午前の定例会見で、児童生徒の安全、健康を守るための猛暑対策は緊急の課題としておりまして、小中学校へのエアコン設置を政府として補助する考えを示しました。来年のこの時期に間に合うよう、政府として責任を持って対応したいと述べておられます。文科省では、空調設備に対して、学校施設環境改善交付金として3分の1の額を補助するということでございますけれども、これはネットニュースにも記載されております。 小学校のエアコン設置も、前向きに、早急に進めていくということでございましたけれども、公立各園、小中学校の空調整備計画を今の段階でどうお考えか。この一般質問を聞いていらっしゃる方もいると思いますので、再度説明をお願いしたいと思います。各担当部でお願いします。 ◎教育次長吉村武史君)  小学校の空調設備につきましては、校舎建てかえなどの問題を解決いたしまして、最短で32年度に供用開始ができるよう協議を進めているところでございます。 ◎こども未来部長(川下隆治君)  先般、2番議員からの御質問にもお答えしたところでございますが、休園または廃園した保育所及び幼稚園にございますエアコンを何とか移設できないかということで、現在も調整を進めているところでございます。 以上です。 ◆3番(野島進吾君)  小学校の設備を来年に間に合わせるには、いつまでに、どの段階で起債手続をすればいいのかというところは、多分これからの委員会等でもまれていくと思うんですけれども。そして、いろんな説明の中で、アセットマネジメントもあるけれどもということでしたが、たくさんの議員から尻込みしてはだめだと。市長もマニフェストに掲げておられるようです。そういった意味で、私たち議員も、その辺は積極的に応援をしていきたいというような姿勢であります。 そして、新聞を見たら、長崎市は今定例会の追加議案で出されて、来年6月までに中学校を全部、そして小学校は一部と、小学校の残りの部分はまた32年度にやると言われております。 このようなところを見ても、不可能ではないのじゃないかなというふうに私も感じております。ぜひ、そこはもっと議論していただいて、できるだけ早く整備できるように、大村はやっぱり対応が早いねと言われるぐらいの気持ちでしていただければというふうに思っております。 市長、もう一度見解をお願いしたいと思います。 ◎市長(園田裕史君)  見解ということで言いますと、議員の皆さんと同じように、早急にと考えております。 繰り返しになりますが、御理解いただきたいのは、我々も早急にと思っておりました。国が示す前に、大村市は、昨年8月4日に37.6度で日本一になりました。それがあったので、3月の議会の先議案件としてやるということで御理解いただきまして、今、中学校が進んでいます。3月からだから、実施設計とかやるのに、もう半年経過しました。それだけ時間がかかったということです。熱源を調査するとか、6校の中学校をどういうふうに分けてやるかとか、議論でかかってきています。 だから、小学校をやる上では15校ありますから、今、我々がやりますと言っても、恐らく議員さんから、最初の35年の福重小学校をどうするのかという話になると思うんです。そのときに、明確に持ち合わせるだけの協議がしっかりできていないのでちょっと待ってくださいと、アセットもあります、それをどう考えていくのかは重要だと思いますということなので、そういったものを整理できるように、今、教育委員会が一生懸命作業しています。 そういったときに、最短だと32年度から供用開始ということができていきます。今のスケジュールで行くと、きょうその作業を実施設計を上げてやっていくとしても半年間で、小学校を31年度に間に合わせるというのは少し難しいというふうな見解があります。であれば、その最短というのはいつなのかなというところで、今、答弁させていただいていますので、御理解いただきたいと。 思いと実現に向けてというところは全く同じ方向を向いていると考えておりますので、よろしくお願いいたします。 ◆3番(野島進吾君)  よろしくお願いいたします。きのう、9番議員から質問があったのですけれども、いざという時、多分たくさんの方が駆けつけられ、多くの避難者が予測されます各体育館の空調のほうも、しっかりと協議をしていただければというふうに思っておりますのでよろしくお願いいたします。長崎とかもどんどん積極的に進められているということですし、多分このままではエアコンも大分台数が足りないのではないかと思いますので、とにかく早く、何とか動いていただきたいというふうに願います。よろしくお願いいたします。 済みません。また学校つながりで申しわけないんですけども、これもちょっと次までに考えていただきたいなと思うのですが。 私は東大村地区ですので、東大村小学校の保護者の方にクーラーの件とかもいろいろ聞いたんですけども、その中で卒業アルバムの件をちょっと言われました。少人数の学校は、卒業アルバムをつくるのに、要するに先生方が手づくりでつくられているんです。そして、やっぱり先生方もできるだけ一般的なといいますか、手づくりでないといいますか、立派な--手づくりも本当にすごく愛情のこもった立派なアルバムですけれども。今、大村で言えば、東大村小学校だとか黒木小学校が少ないですよね。やはり単価がどうしても高くなるので、なかなか負担になるのでつくれないというふうな話を聞いております。ぜひ現状を聞いていただきまして、何かいい提案がございましたら、ぜひ教えていただければというふうに思います。きょうは答弁は要りません。学校に寄り添っていただければと思っておりますので、よろしくお願いいたします。 次に入ります。 3番、子育て支援についてでございます。 (1)人口増を見据えた保育環境整備の事業計画について。 待機児童問題、そしてまた今後、新工業団地がつくられます。その受け入れ体制といいますか、やはり保育体制もしっかりと整えなければならない。今、そのような観点から動いていらっしゃると思うのですが。 教育・保育施設等の運営事業者の募集について、7月27日の全員協議会で説明を受けました。保育需要の増加に対応するため、昨年に引き続き、市内に保育施設を増設するということで、保育所1施設、小規模保育事業所3施設を募集されます。また、保育士不足が深刻であると言われる中、保育施設運営事業者の募集も含めて、本市が保育環境を充実させるために推進していらっしゃる施策を教えてください。 ◎こども未来部長(川下隆治君)  まず、今後の保育の需要の見通しについて、少しお話をさせていただければと思います。 近年の本市におきますゼロ歳から5歳までの人口は、御存じのとおり、6,000人弱でほぼ横ばいとなってございますが、働く女性の増加などによりまして、保育需要は年々増加している状況でございます。 今後、新工業団地への企業誘致、新幹線開業によります交通アクセスの向上等により人口増が見込まれること、さらに国が来年10月から幼児教育・保育の無償化を開始するとしていることから、今後、さらなる保育需要の増加が予測されております。現在準備中の子育て世代向けアンケート実施によります意向調査等を踏まえ、今年度中に保育無償化を前提とした新たな保育需要の見通しを立てたいというふうに考えております。 さて、今後の具体的な取り組みでございますが、ソフト面におきましては、保育士確保対策として、現状の市内教育・保育施設バスツアーや就職祝い金制度、子育て支援員養成研修、保育補助者雇上強化事業などに加え、新卒者及び潜在保育士の採用促進のため、市内教育・保育施設の魅力をアピールする新たな情報発信ツールの導入などに取り組むことといたしております。 ハード面におきましては、現在公募中の新規園の開設、私立幼稚園の認定こども園への移行支援、既存施設の定員増の要請などを行ってまいります。一方、国直轄の待機児童対策であります、企業主導型保育事業所の採択動向も注視しているところでございます。 今後も、適切な保育の受け皿確保に向け、多角的にあらゆる手を尽くし努力していく所存でございます。 以上です。 ◆3番(野島進吾君)  ありがとうございます。 続きまして、子ども・子育て会議の内容についてでございますが、保育会より、先月8月16日に2つの要望がありました。保育支援員制度の活用、そして保育所建設の一時凍結の内容が記されて、市長と議長に届けられました。 その内容は、施設運営事業者の緊急募集の件を子ども・子育て会議でこども未来部より説明を受け、その内容を協議した上で出された要望書であると考えます。それに対しての回答はされましたでしょうか。 ◎こども未来部長(川下隆治君)  先ほど議員おっしゃったとおり、8月16日に大村市保育会から市長に対しまして、今回の新規開設園の公募について、子育て支援員の活用により既存園での待機児童の解消が可能であり、公募に関して一時凍結していただきたいとの要望がございました。 市としましては、その場で、まず本年度、県内で初めて市単独で子育て支援員研修を実施し、子育て支援員の養成と活用など保育人材の確保対策について、今後も大村市保育会と協力し、さらに力を入れていくことを説明いたしました。しかしながら、待機児童の解消には、子育て支援員の活用だけでは根本的な解決は難しいとの見解も合わせてお伝えしております。 その上で、今後、さらなる保育需要の増大が予想されること、現に発生している待機児童を早急に解消すべきであることなどから、今回の公募を実施したい旨を伝え、御理解と御協力を求めたところでございます。 以上です。 ◆3番(野島進吾君)  それは、要望書を持ってこられたときに、その場で答えたということでございますね。でも、それは、詳しい内容といいますか、このような要望が来たということをもう一度庁内で審査して、そしてまた保育会のほうには答えを出されたのか、教えてください。 ◎こども未来部長(川下隆治君)  この正式な要望以前に、こういったことを今考えているということでお話を伺っておりました。それで、もう既に内部でも検討させていただいた上、その場できちんと市の考えとして直接御説明させていただいたというところでございます。 以上です。 ◆3番(野島進吾君)  その回答を受けられた保育会はどのような反応だったのかをちょっと教えてください。 ◎こども未来部長(川下隆治君)  まず、先ほどおっしゃられたとおり、2点ございました。 1点目、まず、この新規園の公募の実施に関することでございますけど、お見かけしたところ、やはりなかなか御納得いただけない部分があったのではないかなと推察したところでございます。 一方、子育て支援員の活用など、保育人材の確保にともに取り組んでいくことに関しましては、十分御理解いただけたのではないかなというふうに捉えたところでございます。 以上です。 ◆3番(野島進吾君)  昨年、保育施設を増園されたところがありました。子ども・子育て会議では、その結果の検証というのはされたのでしょうか。 ◎こども未来部長(川下隆治君)  まず、前回の公募につきましては、当然、公募の状況、そして結果につきましては会議のほうで御報告いたしました。前回の会議の中でも、前回の公募の結果、これだけの部分が開設されて、これだけの部分が不足に対してまだカバーできていないと、それに対して、今回新規募集の部分で何とか穴埋めしたいということで御説明いたしたところでございます。 以上です。 ◆3番(野島進吾君)  昨年も増園に関してのアクションが起こされて、本当に動き的には非常に緊急に対策を打たれたというふうには理解しているのですが、私も商売をやっておりますので、そのように施設をふやして、借金もしなければならないし土地も探さなければならないというところでは、非常にタイトなスケジュールだなと思っておりました。去年は、多分1カ月ぐらいでプロポーザルとか、プレゼンをしなければならない。要するに、プレゼンをするための資料を、1カ月ぐらいで何とかつくって出さなければならないという状況でした。ことしは、多分2カ月ぐらいあったんじゃないかなと思います。 私も、保育事業には携わったことはないんですけども、単純に考えて、今スケジュールを見てみましたら、11月下旬にプロポーザルの結果が出ると。そして、最短で1月に入所開始でスタートしたいという話でしたけれども、私的にはあり得ないかなと思ってしまうんです。もちろん、既存の建物の中を改築して、そのような場所を何とかつくるというような流れで行けば間に合うかもしれませんが、その間に保育士を確保しなければならない。もちろんお金もかかります。お金があればいいのでしょうけど、また銀行とも話さなければならないというところでは非常に難しいんじゃないかなと思ってしまうのですが、その辺の注意といいますか、ちょっといきなりだなという話は受けていませんでしょうか。 ◎こども未来部長(川下隆治君)  先般、この公募に関します事前説明会のほうを行っております。それまでは特に時期云々についてはございませんでしたが、今回、1月1日というだけではなくて、幾つか選択肢を御用意いたしておりまして、その中から開設ができる時期を選んでいただくというスタイルでございますので、必ずしも1月に絶対開けとか、そういうことではございません。1月であったり、4月であったり、8月であったり、その中で開設できる時期を御提案くださいということで、一応、選択肢は御用意いたしているところでございます。 以上です。 ◆3番(野島進吾君)  もちろん、その辺は理解しております。ただ、客観的に見て、非常に厳しいんじゃないかなというふうに思います。私の知り合いの方にも聞いたら、本当にやっぱり厳しいと。他の自治体では、ここまでスケジュールがタイトなところはあんまり見たことがないというふうな御意見もいただいております。 そして、子ども・子育て会議、この位置づけです。これは非常に大切な組織であると私は理解しております。ここに有識者の方、関係者の方がたくさん集まって会議をされるんです。今回の施策もここで諮られて、多数決までとられたという話も伺いましたけれども、それでもこの要望は庁内でも全く話すことなく進められたのかなというふうに先ほどの話の中では理解いたしました。私なら、やはり緊急に子ども・子育て会議を開いて、そして皆さんの目を見て、再度しっかりとお伝えするというような作業が必要じゃなかったのかなというふうに思います。 やはり、このような事業を進めるに当たっては、対話とか、そしてプロの皆さんの話をしっかりと聞くとか、もっともっとそれに時間をかけていかなければならないんじゃないかなと思います。市としても、本当に困っていらっしゃる保護者の方からの御意見をたくさん聞いて今のアクションを起こされたとは思うのですが、それは日々その場で働いていらっしゃる皆さんも、いつも聞いて、そしていつも責任を感じながらされているというふうに思うのです。だから、やはりその辺はちゃんと酌んでいただいて、配慮が要ると思うので、今後はしっかりと話をしていただきたいというふうに思っております。これは、強くお願いしたいというふうに思っております。 次に進みます。 (3)保育士等就職祝金や就労支援事業の広報活動についてでございます。 先ほど説明もいただきました保育士確保対策事業の中でも、この就職祝い金制度と就労支援事業、いわゆる各施設への見学バスツアーは、幅広く情報発信が必要だと考えます。情報発信ツールを開設すると聞きましたが、具体的な内容を教えていただきたいと思います。 ◎こども未来部長(川下隆治君)  就職祝い金の広報活動につきましては、現在、市ホームページや市内の教育・保育施設で御案内するとともに、先ほど申しました市内の教育・保育施設の見学ツアーにおきまして、保育士等養成学校や参加してくれた学生さんに対して周知を行っているところでございます。 新たな取り組みといたしまして、先ほど議員のお話がございましたとおり、全国の保育士養成校とのパイプを持ちます民間の求人情報サイトに大村市の特設ページを設け、その中で本市の保育士支援に関する情報発信を強力に行うなど、広報活動の幅を広げまして、本市の施設への保育士採用の促進につなげたいというふうに考えております。 以上です。 ◆3番(野島進吾君)  検索すると、有名な某広告代理店といいますか、そういった就職に寄与するような大きな事業所がちゃんと載っています。その中にちゃんと大村市の宣伝がされているんですけれども、就職祝い金に関しても、バス見学ツアーに関しても、非常に先駆的な事業をやっていらっしゃるんです。これは、各保育園の皆さんとか他市の保育関係に携わる方々にもおっしゃっていただいています。 ただ、ことし、大村市の中で就職された、去年まで学生の方にお話を聞いたら、要するに学校とかで説明会とかがあるじゃないですか。そこに行ったときには、他市のバスツアーのパンフレットとかはあるんだけど、大村市のはなかったと言うんです。知らなかったと。お母さんから聞いたとか、そういう話も聞いております。やはり、広報活動というのは結構大事なんです。大村市はせっかくいい事業をしているのになかなか伝わらない、これはやっぱりよくないと思いますので、皆さんにわかっていただくために、そういった広報活動を今後もしっかりやっていただければと思っております。 特に、前回も言いましたけども、やはりこども未来部専門のホームページを早くつくるべきだと私は思います。あったかいホームページといいますか。役所から飛んでいくホームページというのは、やっぱりちょっとかたいじゃないですか。これがいい悪いは別として、保護者も含めて、子ども・子育てに関心を持たれている方々は、やはりもっとあったかい、入っていきやすいものを求めていらっしゃると思います。子育てするなら大村と言っているので、多くの保護者の皆さんや、これから子供たちに対して力を入れていきたいな、子供たちに携わる仕事をしたいなというような方たちのためにも、その皆さんに配慮したホームページをつくって広報活動に寄与していただければと思っております。ぜひ、よろしくお願いしたいと思います。 続きまして、4番、福祉行政についてでございます。 地域連携ポイント事業の進捗について。 15番議員の質問にも答えられていますが、再度、進捗状況を教えていただきたいと思います。 ◎企画政策部長山下健一郎君)  これまでアプリを活用した地域連携ポイント事業の導入に向け、さまざまな方との意見交換を重ねてきました。特に、商店街の皆さんとかと意見交換を重ねてきたところでございます。 現時点におきましては、商店会の皆様も、事業の必要性や効果など、その趣旨はわかるけれども、実際、それを行うとしたときのことについてやはりいろんな課題があるということもございまして、現段階ではまだ理解を得られるということではございません。 今現在、さらなる制度案の検討が必要であるというふうに考えております。 以上でございます。 ◆3番(野島進吾君)  前回もお話をしていただきました。各論を積み上げていかなくては、次年度にも、例えば予算化もできないということでございました。やはり、この件に関しては、なかなか理解を得られないところもございます。いろんなことを地域連携ポイントの中に格納して、そして発信したいという強い思いもあると思うんですけれども、やはり全部を集約するというのは本当に難しいことではないかなというふうに私も感じております。 この説明資料、商業者の皆さんにも何度か説明会を持って説明されましたけれども、やはり説明の仕方とかというのは研究がもっと必要であると思います。例えばパワーポイントでお知らせするとか、動画で何かわかりやすくするとか、そういった作業がちょっと足りていなかったのかなということが私の意見でございます。 ちょっとこれに関連するところがあるんですけれども、全国で導入拡大している健康ポイント事業についてでございます。私も、この辺は非常に興味を持っていろいろ調べているんですけれども、ウオーキングを楽しく続けて健康で長生きということで、長生きを啓発する、サポートするというような事業でございます。リアルに目指せるサービスではないかな、健康寿命の延伸というところを確立できる事業じゃないかなと思っております。健康ポイント、または健康マイレージと言われている事業です。スマホアプリ、万歩計などで簡単に始められるようでございます。既に御承知とは思います。研究されていると思います。 大村市の高齢化率は低いようですが、今だから取り組むことが大切なのではないかというふうに思っております。医療費の削減に寄与できるということで、県内では長与町もやっていらっしゃいます。ミックンポイント、結構力を入れてされているんです。長与でやっている事業は健康ポイント事業で、最大年間5,000ポイントまでたまると、商品券だとかいろんなグッズに交換できるということです。万歩計を皆さんに貸与して、そしてセンターでポイントにできるような機能があるということでございます。 南島原も、手法は違いますけれども、推進されているようでございます。これは、紙ベースでされているのかな。 そして、ドコモが結構力を入れてされているということを聞きました。ドコモの健康マイレージの御提案ということで、これは多分大村市にも来られているとは思います。そして、さまざまな取り組みを載せている資料もあって、ネット上で見たんですけども、非常に皆さんに喜ばれている事業じゃないかなというふうに私も察しております。東峰村のウオーキングマイレージ、よこはまウオーキングポイント、参加する方々にもかなり喜んでいただいているということでございます。 以前の資料を見た中では、長崎県の大村市、子育て世代から高齢者まで健康で安心して暮らせるまちなか再生ということで、この事業は国に取り上げていただいて、このような形で皆様に広く公表されている内容ですけれども、これはもっと進化していけるような内容になるんじゃないかなと。例えば、今、旧浜屋のところに包括支援センターがあります。あそこでそのようなポイントも積極的にやったりとか、各商店の皆さんにこの機械だけ置いていただいて、アーケードを雨の日でも風の日でも歩けるような事業を今から進めていこうとか、そういった形で、楽しくなるような事業が打てるんじゃないかなと。シンプルに実行するべきと考えています。 導入する計画はないのでしょうかということでちょっとお聞きしたいんですけれども、福祉保健部長、よろしくお願いいたします。 ◎福祉保健部長(大槻隆君)  健康ポイント事業は、みずからの健康に無関心な層を含め、市民が健診を受ける、楽しく運動する、健康に関するボランティアに参加する等のきっかけとなり、ポイントを付与することにより、その行動を習慣化させる仕組みづくりでございます。このことにより、将来の生活習慣病予防、重症化予防につながり、医療費の抑制もできると考えております。 現在、大村市でも、健康ポイント事業については研究を進めているところでございます。1つの手法としては、地域連携ポイントと連携した取り組み、または健康ポイント事業単独での取り組み、今、一応双方の選択肢を視野に入れながら研究を進めているところでございます。今後も、健康アプリ等の既存のICTサービスや先行自治体の事例を参考としながら、健康ポイント事業の仕組み、対象者等を研究していきたいと考えております。 最近、内閣府のほうで、地方創生推進交付金等を活用した健康のまちづくりに関する事例というものが取りまとめられております。その中でも、例えば、大阪府の高槻市では、「健康」の「健」に「幸せ」の字を書いて健幸ポイント事業ということで取り組みをされたり、あと、岡山県の総社市では、食べることで健康づくりプラス歩くことで健康づくり、事業所や若者等を巻き込んで、家族ぐるみ、会社ぐるみでの参加を狙った健康ポイント事業の取り組み等、全国でもさまざまな取り組みが現在行われているところでございます。 我々も、情報収集をしながら研究を進めていきたいと考えております。 ◆3番(野島進吾君)  これは、スマホだとかアプリとか万歩計とか、そういった意味では非常にお金がかかる事業だと思いますけれども、地域連携ポイント事業の当初言われていた7,000万円、そこまではかからないと思うんです。そして、やっぱり健康に絞った、これはもちろん子育て世代から高齢者まで健康で安心して暮らせるまちなか再生、とにかくこれをもう一度ブラッシュアップして新しいものに組みかえていくというのは、絶対に悪いことじゃないと思います。特に、大村湾沿いの道だとか大村公園だとか、そしてアーケードだとか、私は最近よく歩いていろいろ見て回るんですけれども、非常に歩くには本当に優しいまちです。そういった意味では、この事業をすることによって、たくさんの方の健康に寄与していっていただく。また、医師会とコラボしてやる。また、買い物バスとかを利用しながら歩きにいく。そして、まず大村市のさまざまな事業に対して御理解を得られるような、これは非常にすばらしい事業につながっていくんじゃないかなというふうに思っています。 市長も今の話を聞いた中で、アイデアが豊富な市長ですので、私のアイデアに対して何かありましたらお答えいただきたいと思います。 ◎市長(園田裕史君)  率直に、早く進めんといかんなという感想でございます。 ただ、村崎議員とのやりとりの中でもありましたけど、つまりアナログでやるのか、デジタルでやるのかということをまず考えなきゃいけないですし、とっかかりとしてやるなら、高齢者の方々にとってはアナログで、紙ベースでやったりしたほうが浸透するのかもしれないしということとか、いろいろ考えています。 何をといいますと、ちょっと時間がかかっているのは、つまりどれだけの方に浸透させることができるかという、制度設計をつくりたいんです。アプリでするなら、それを新たにインストールするということですから、みんながダウンロードしたくなる、またはそれを使って回したくなるような、よほど魅力のある仕掛けが必要です。紙ベースだと、後が続いていかないしということがあったりします。もう決断する時期だと、そこら辺をいろいろ詰めてきていますので、今、議員からあったことも含めて、まず、ちょっと動き出しをやらなきゃいけない。 今回の議会でいろいろ御意見をいただいていますので、そういったことも含めて、早速もう一回しっかりと協議して、最終的な判断を示していきたいというふうに考えております。 ◆3番(野島進吾君)  ぜひよろしくお願いいたします。 締めといいますか、今回いろいろ質問を考えていた中で、市民の皆さん、各事業者の皆さんとお話をさせていただく機会がたくさんありました。その中で、今からの大村市のテーマは、やはり対話じゃないかなというふうに思います。本当にいろんな業種の方がおられます。先ほどの保育会、そして交通事業に携わっている方々、医師会、さまざまな御意見を持たれております。その意見をしっかりと吸収して、そしてそれを形にする、結果にこだわっていくという作業をしていかなければならないのではないかと思います。やはり、その対話の中には、いろんな気持ちだとかあったかさだとかというのが生まれていきますので、ぜひその辺に力を入れていただきたい。 そのような思いを強く念じて、そしてお願いを申し上げ、私の一般質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。 ○議長(三浦正司君)  これで野島進吾議員の質問を終わります。 しばらく休憩し、午後1時から再開します。 △休憩 午後0時04分 △再開 午後1時 ○議長(三浦正司君)  再開します。 次に、22番、永尾高宣議員の質問を許可します。 ◆22番(永尾高宣君) 登壇 皆様、こんにちは。市民の皆様方におかれましては、大変お忙しい中に女性がお1人、男性がお2人、3人もこの議会傍聴にお越しいただいておりまして、まことにありがとうございます。心から感謝を述べさせていただきたいと存じます。 御承知のように、今議会の一般質問、9月10日からスタートをされまして、きょうがその最終日であります。一般質問の最終日のトリを務めさせていただきます緑風会に所属をいたしております22番議員の永尾高宣でございます。何とぞよろしくお願いをいたします。 御承知のように、大村市の中学校の給食センターがこのほど完成をされ、去る8月29日、開所式が行われました。9月3日から大村市内全中学校6校の給食が開始をされました。その模様が夕方のテレビで大変大きく放映されたんです。子供たちへのインタビューの中で、給食はどうですかと言ったら、子供たちが、給食は大変おいしいです、楽しみですと。子供たちのあの笑顔と喜んでいるあの姿、目に浮かんでまいります。 これからの大村市を担っていくこの子供たちの将来、前途を祝しながら質問に入らさせていただきます。 初めに、教育行政、小中学校の空調設備のことでありますが、このことにつきましては、19人の一般質問の中で、実に11人、この問題を取り上げていらっしゃいますので、もう私が質問をするところは余りないのですが、確認を含めて少しだけ議論をさせていただきたいと存じます。 初めに、小中学校の空調設備、全普通教室に供用開始、取り組んでいくということでありますが、特別教室については、行政としてはどのように考えていらっしゃるんでしょうか。 ◎教育次長吉村武史君)  現在、空調設備を設置している図書室、パソコン教室以外の特別教室は、小学校で126教室、中学校で102教室がございますが、全ての特別教室に空調設備を設置するには多額の経費がかかります。 特別教室の空調設備の設置につきましても課題と認識しておりますので、今後、協議検討を進めてまいりたいと考えております。 以上でございます。 ◆22番(永尾高宣君)  特別教室までいたしますと多大な経費がかかるということです。しかし、特別教室も大変授業の中では大事な教室でございますので、できるだけ中学校、小学校と一緒に供用できるようにお願いをいたしたいと思います。 次に、中学校が来年の供用開始予定ということで進められておりますが、そのスケジュールについて、3月ぐらいからスタートされたんですか、そのスケジュールについて詳しくお尋ねをいたします。 ◎教育次長吉村武史君)  中学校の空調設備に関しましては、実施設計に3月中旬から7月中旬までの4カ月間を要しました。設置工事につきましては、今議会終了後、入札事務、契約事務を行い、11月中旬から3月中旬までの4カ月間を工事期間として見込んでおります。 以上でございます。 ◆22番(永尾高宣君)  今、中学校のスケジュールについてお話をいただきましたが、小学校、最短であれば再来年から供用開始という方向で進めていきたいということでありますが、小学校のほうはどのようなスケジュールになっていくでしょうか。 ◎教育次長吉村武史君)  小学校の空調設備に関しましては、校舎問題などの課題を整理いたしまして、できる限り早い時期での供用開始を目指したいと考えております。 ◆22番(永尾高宣君)  できる限り早くの供用開始です。多くの議員の方々から中学校のエアコンの供用開始に合わせて小学校のエアコンができないかどうか、その中で、城議員のほうからそのスケジュールの一部分を短縮できないかどうか、業者の方々は今からでも間に合いますと、そのようなことも業者さんから話を聞いておりますということであります。 何人の議員もこのことについてお尋ねしておりますけど、いかがですか。全て全力の投球、全力の努力をされても来年の中学校と同時に小学校を間に合わせることができないのでしょうか。確認でございます。 ◎教育次長吉村武史君)  中学校の場合と同様に考えますと、実施設計に4カ月、設置工事に4カ月、それぞれの入札契約事務に2カ月、最短で行ったといたしましても10カ月程度はかかると見込んでおります。小学校につきましては、中学校よりも学校数、教室数が多いため、それ以上の期間を要することが想定されます。 現段階では、具体的なスケジュールまで決定しておりませんが、先ほど申し上げましたように、できる限り早い時期での供用開始を目指したいと考えております。 以上でございます。 ◆22番(永尾高宣君)  調査、実施設計で4カ月、工事で4カ月、そのほか2カ月で10カ月かかるでしょう。小学校のほうはもっと教室が多いからもっと時間が必要ですということです。 その中で、きょうの新聞に、これは壱岐市なんですけど、久保田良和市教育長は、市内の全22校の普通教室にエアコンを設置すると答弁したとあるんです。壱岐市のほうは、もっと前から小学校も中学校も準備していらっしゃったんでしょうか。 ◎教育次長吉村武史君)  壱岐市につきましては、確実に状況を把握しているわけではございませんけれども、本市のほうが取りかかりのほうは一番早かったと思っております。 以上でございます。 ◆22番(永尾高宣君)  大村市が一番取りかかりが早かったということです。 しかし、壱岐市は22校、うちは21校ですけど、教室は人口が少ないですから、壱岐市のほうが少ないと思います。 そういう状況の中で、やっぱり10カ月かかる、どんなにしても10カ月、もう小学校は無理だということです。そうであれば、ことしの冬は大変寒かったです。11月、12月、1月、確か0度以下もあったんじゃないかと思う。教室の中は0度以下にはならないと思うんですけど。最低温度、最高温度を、10度から30度を、17度から28度ということで文科省は改定しているわけです。低いほうが7度上がっているわけです。 先ほど10カ月かかるということでありますが、これから準備していただければ、冬も寒いですから、冬の暖房、ここには間に合わないのでしょうか。夏に間に合わなかったら、小学校、できれば冬に間に合わせていただく。この辺のところのあれはいかがですか。 ◎教育次長吉村武史君)  校舎の建てかえ問題、長寿命化の問題、さまざまな問題を整理いたしまして、32年度の夏に間に合うように実施していきたいと考えております。 できるだけ早い供用開始ができるよう取り組んでまいりたいと考えております。 ◆22番(永尾高宣君)  校舎建てかえ、わからないこともないわけですけど、福重小学校、建てかえ前までは暑いわけです。当然、エアコンは必要なんです。そういう状況の中で何とか10カ月、先ほどおっしゃいましたから、10カ月あれば来年の冬に小学校も間に合うのではないかと。私の持論なんですけどいかがでしょうか。 ◎教育次長吉村武史君)  先ほどから答弁させていただいておりますとおり、できる限り早い時期での供用開始を目指して頑張ってまいります。 以上でございます。 ◆22番(永尾高宣君)  ここの新聞をちょっと御紹介させていただきます。 寝ていても、うちわの動く親心。添い寝していたお母さんがうとうとと寝込んでしまった。それでも我が子をあおぐ手だけはとまらない。蚊帳の中であろうか、風鈴の音が聞こえてくるようだ。 これは私たちの小学校、中学校の時代なんです。今の若い人たちは蚊帳とか何とかはわからないと思う。こういう時代だったんです。猛暑続きの昨今では、到底うちわでは立ち行かないと思います。 公立小中学校のエアコンの整備が進まない理由は、コストがかかるから。しかし、子供たちの安全よりも優先度の高い課題がほかにどのくらいあるのだろうか。エアコンに頼らないことで丈夫な子に育つなどの根性論を聞くこともあるが、教室は修行の場ではないと、このように書いてあります。 命の危険がある暑さ、災害だ。大人よりも体力が劣る子供たちだけに、我慢を強いるのは心が痛むからと、こういうのが載っているんです。 きのうだったか、伊川議員がこのエアコンについて力説されました。あれは伊川議員の母心からあのような力説をなされたのではないかと思います。 その中で、多くの議員の皆さん方がボートからの財源、ことし11億円繰り入れをしていただく予定であります。小学校はこれがかかるのが6億8,000万円。国から1億825万円、あと5億7,000万円ぐらいです。 ただ、先ほども野島議員からお話があっておりました。菅官房長官が危機的な事態ですと、来年の7月からはというお話も力強く言っていらっしゃいました。そういう状況の中では、市への補助金も少しふえていくのではないか。それと同時に、市長がおっしゃいました市長会の中ではこの問題は大きな話題になっていますが県のほうはどうですか、県のほうからは出すつもりはありません。しかし、市長会の中で、県のほうからも補助金を出していただくように全力で市長頑張っていただきたいと思います。 このボートからしていただくことに大きな意味があるのです。御案内のように、大村市はボートの発祥地、9月23日から発祥地ナイターレーススタートなんです。スタート。このスタート記念ということで、このボートの益金の中から小学校のエアコン設置に充てていただければ、私は大村市の大きな歴史に残ることではないかと思います。そのことが大村市に、子供たちもボートに対しての大きな理解度が深まり、ボートの発展は、さらなる大村市の発展につながり、起債、お借りするのではなく現金で元気な大村市の子供たちを育んでいければと思っております。市長、この辺の見解、いろいろ含めて総合的にいかがでしょうか。 ◎市長(園田裕史君)  財源の議論ではなく、早急に設置するためにはどうしたらいいかということを、ずっとこの議会の中でも議論させていただいてきていると思います。 中学校の県内他市の設置状況を全部は把握していないのですが、長崎市が来年度に設置するというのを一部見ると、受験を控えている中学生を優先的にということで報道されています。小学校については、全部はできないから半分ずつに分けて一部抽選というような報道もあったように確認しておりますけど。 そうしたときに、今からどうやって来年度に間に合わせていくのかという長崎市のやり方は、もちろん確認しなきゃいけないと思うんです。恐らく、調査をせずに電気でも全部一斉にやられるのかと想像したりしますが、我々、費用対効果とか、合理的にどうできるのかということで議会からも御指摘があったように、議員からガスと電気の熱源を調査して一番効果的な形でやれよということもありました。 だから、そこら辺もひっくるめた設計だったり、調査が必要と、それに加えて、35年度に福重小学校のアセットは最初に始まるように書いてありますから、例えば福重小学校に今、通学をさせている保護者の方とか子供たち、また、地域の関係者、朝長議員も福重地区でございますが、そういった方々にしっかり説明をしながら、建てかえがどうなっていくのかというのも一方で慎重にということがあると思います。 そういったことから考えたときに、今、そういったことを協議していかないと、次回の議会は12月ですけども、議案に上程をしていかないと議会から承認を得ることはできませんから、そういったところで協議をさせていってくださいというふうに、今、その部分の答弁をずっと繰り返させていただいていると。財源の問題についてのことではないということで御理解いただきたいと考えております。 ◆22番(永尾高宣君)  いろいろと日程的には大変なところもあると思いますが、小学校は最短で再来年。しかし、先ほど私は申し上げました。来年の秋、冬を乗り切るためにもこれに間に合わないかどうか、その辺も十分検討をしていっていただきたいと思います。 この問題の最後ですが、小学校のエアコンを最短であれば32年度に取り組んでいきたいということであります。そうなりますと、31年度の工事を行うことになりますが、国に対して交付金の建築計画は提出をしてあるのかどうかお尋ねをいたします。 ◎教育次長吉村武史君)  例年6月に国のほうから調査があるというお話をさせていただき、ことしにつきましては7月下旬に調査があったということで御説明をさせていただきましたが、中学校につきましては、それに建てかえ計画のほうを提出した次第でございます。 小学校の空調設備に関しましても建てかえ計画など諸問題が解決し、32年度からの供用開始が可能となった場合でも対応できるように、小学校の空調設備に関しましても建てかえ計画を提出しているところでございます。(284ページで訂正) ◆22番(永尾高宣君)  ありがとうございます。提出をしていただいているということで、よろしくお願いいたします。 それでは次に移りたいと思います。 大村市内の公園等の環境整備についてであります。 大手門を右に曲がりましたら穴門があります。その横のトイレのドアが非常にちぐはぐで汚かったんです。早速に改修をしていただいております。また、桜田の堀、この木柵が非常に傷んでいて大変だったんですけど、これも本年度中に改修をしていく予定ですと、このように答弁を6月の議会でいただいております。本当にありがとうございます。 そこで、大手門の右の石積みの表と裏がはらんできているんです。あれが壊れたら大変危険な状態になるということで質問しましたところ、石垣の修復に当たっては、施工方法等について県教育庁等との協議が必要となります。復元に当たっては、現在の石積みの調査が必要であり、石積みを施工できる業者も限られているので、今後、手法等の調査・研究を進めていきたいということで答弁をいただいておりますが、今の進捗状況についてお尋ねいたします。 ◎都市整備部長(増田正治君)  大村公園の穴門付近の石積みにつきましては、少しはらんでいるということから現況を把握するための測量を実施しております。 復旧等につきましては、詳細な調査と復旧方法の検討が必要であるというふうに考えております。 ◆22番(永尾高宣君)  今、測量中ということなので、できるだけ早くこの改修に着手していただきたいと思います。あれが壊れたら本当に大変です。人命にもかかわってくることではないかと思います。 次に、玖島樹叢、あそこの野球場の裏、あそこが非常に木々が生い茂っていて暗いわけです。これから大村市役所も34年度に向かって建てかえて進んでいくわけです。ナイターも今度スタートをされます。 それはそれとして、非常に暗い。これは文化財であるからなかなか難しいところもあるということで、今まで何回となく質問の中でそういう答弁をいただいてきました。今、状況的にどうでしょうか。 ◎都市整備部長(増田正治君)  野球場裏の玖島樹叢につきましては、今週の初めから作業を行いまして、昨日、作業を終了したところでございます。 これにつきましては、県の教育委員会等々の指導をいただきながら、大型バス等の支障にならないようなところに関して伐採等を行ったところでございます。 ◆22番(永尾高宣君)  私も行ってまいりましたら、きのう、一昨日はクレーン車が何台も入っておりまして作業をしていらっしゃいました。 私もあれで大分明るくなったとは思うんですけど、もう少しできればと、私は欲目があるんですけど、しかし、ここは文化財ですからなかなか大変なところもあると思います。そういう中でここまでしていただいたことに非常に敬意を表したいと。あれであったらバスも通れると思います。今まではバスの上が引っかかっていたんです。こうなっていましたから。そういう面では非常に明るくなってきてよかったと思います。心から敬意を表したいと思います。 次に、市内公園の健康器具の設置について。 このことについては、以前、長寿命化計画の中で対応を検討したいと思いますという答弁を何回もいただいています。今の進捗状況についてお聞きいたします。 ◎都市整備部長(増田正治君)  以前から申しておりますとおりでございますけれども、大村市公園施設長寿命化計画を昨年度策定し、本年度より事業を実施しているところでございます。 健康遊具につきましては、子供が遊びに使用した場合など危険なものもございますので、設置が可能な公園は限られてくると思いますけども、各公園の使用状況等に応じて更新時に設置が可能であるかどうかを今後考えてまいりたいというふうに思っております。
    ◆22番(永尾高宣君)  昨年度、長寿命化計画が作成をされたということです。大村市は53カ所の都市公園がある中で、今、桜馬場公園と池田湖公園と赤佐古公園と3カ所、この健康器具があるんです。その中で、赤佐古公園の健康器具はまあまあです。あのくらいだったらいいと思う。そういう中でこれから進めていきたいということですので、日本一元気な高齢者のためにもぜひ1日も早い取り組みをお願いいたしたいと思います。 次に、森園公園のことであります。 大村市役所河川公園課内フラワーフェスティバル実行委員会、その中で、もりぞの花フェスということを毎年行っていらっしゃいます。大変なにぎわいということです。ことしも10月27日土曜日、10月28日日曜日、2日間にわたって開催をされます。いろいろな多くのイベントが盛りだくさんですので、ぜひ多くの市民の皆様方もこのもりぞの花フェスに御参加をいただければと、私のほうからもぜひ御案内をさせていただきたいと存じます。 その中で、場所が森園公園内、駐車場が森園公園内と2つ目が給食センターの駐車場ということなんです。そうしましたら、森園公園内に駐車場が今幾つできるのか、あと、中学校の給食センターができましたのでどういう状況なのか、2つあわせてお尋ねをさせていただきます。 ◎都市整備部長(増田正治君)  森園公園の駐車場につきましては、身障者用3台を含みまして125台駐車が可能でございます。さらに近隣の給食センターを今年度の花フェスにおきまして、さらに100台駐車するように駐車場として確保しているところでございます。 ◆22番(永尾高宣君)  森園公園が125台、近隣を100台、合わせまして225台を確保したということです。森園公園の花フェスだけでいらっしゃるお客様は、多いときで5,300名とか5,500名です。これだけ多くの方々に、このもりぞの花フェスにお越しをいただく。大変なにぎわいなんです。その中で225台は、一度にいらっしゃるわけじゃないけど、当然これは駐車場を賄いきれないと私は思うんですけど、その辺は行政としてどのようなお考えでしょうか。 ◎都市整備部長(増田正治君)  225台ということで、2日間で5,000人ということでございますので、駐車場としてはある程度確保しているのではないかというふうには考えておりますし、できれば近隣の市民プールのところの駐車場等も借りたいというふうに思っていたのですけれども、ここについては別のイベント等があるということで、そこはかないませんでしたので、今の225台で対応したいというふうに思いますし、それにできない場合は近隣の有料駐車場等を探していただいて利用していただければというふうに考えております。 ◆22番(永尾高宣君)  225台で近隣の協力をいただきながら駐車場を確保していきたいという答弁です。私は、それだけでは5,000名を超えるお客さんに対応することができないと思います。 そういう状況の中で、この間、雨が降った後駐車場に行ってきたんです。そうしたら、雨が降ってからもう何時間もたった後だったから、かなり水が引いてきたんです。芝の駐車場があるのは御存じでしょうか。あれが最初にできたときは、緑の駐車場で非常にすばらしかったと思います。しかし、だんだん年月がたつにつれて、芝ですから下がっていって、もう芝はないんです。下がっていっているんです。もう土です。そこに水がたまっているんです。女性の方々はハイヒールを履かないとつかるというぐらいたまっていきます。これはもう引いた後です。これは大分たった後、これだけ水がたまっているんです。水がたまっているでしょう。何時間たっても引かないんです。 芝の駐車場というのは、グリーンがあって非常によかったと思います。私はこの際、これを普通の形の駐車場にしたらいいのかと思いますけど、そこはどうお考えでしょうか。 ◎都市整備部長(増田正治君)  従来の芝の駐車場につきましては、改修の必要性というのは感じているところではありますけれども、ただ利用状況を見ておりますと、雨天時の利用においては、昨年度、改修いたしましたアスファルト駐車場で対応できているというふうに思われることから、早急な改修については現在考えていないところでございます。 ◆22番(永尾高宣君)  早急な改修は考えていないということです。これでいきましたら、こっちに2台しかとまっていないです。やっぱりこっちにとめないです。せっかくの駐車場。2回行きましたけど、1台もとまっていないとか、やっぱりこっちのコンクリートのところから人間というのはとめていきます。 そういう状況の中で、ずっとあそこのところ見て回りましたら、清掃センターの横に木があります。植樹帯。西側にもう1箇所あるんです。南側、西側、そこの中には人が誰も入っていかないんです。木が生い茂っているだけなんです。グリーンも必要だと思います。しかし、あれを半分、グリーンゾーンに残して、あと半分は駐車場に使われるんじゃないかと、あそこを見て回りましたら強くそう感じました。もったいないです。グリーンゾーンがだめというわけじゃないです。だめじゃないけど、あれだけの幅は要らないと思います。あそこに誰か入っていったのを見たことがないです。あそこを半分、それと、駐車場に今のところ考えていないということでありますが、ここの芝駐車場とあわせて、そこも一緒にしたほうがいいのかどうかは私も技術的にはわかりませんけど、予算もありますし、私はあそこを半分駐車場にする。駐車場が立派になり、ふえたら、もっといろいろなイベントも私はできるんじゃないかと思います。 花フェスで5,000人以上のお客さんが見えるんです。これはやっぱりすばらしいことだと思います。2日間で5,000人以上です。いかがでしょうか。 ◎都市整備部長(増田正治君)  まず、芝駐車場についてお答えいたしたいと思います。 芝駐車場につきましては、森園公園ですので、雨天時にはあまり利用者も、お客さんも来られないのかというふうに思いますので、先ほど申しましたとおり、既存のアスファルトのところの駐車場、昨年度、大型トラックのところとして白線を引いていたところの区画線を引き直して一般駐車場にしたところを利用していただければというふうに考えております。 また、清掃センターとの間にある植樹帯につきましては、森園公園が植物公園として位置づけられていることから、植樹帯を減らすことは現在考えていないところでございます。 ◆22番(永尾高宣君)  植樹帯を減らすということは考えていないということです。それはそれで簡単に「はい、わかりました」というわけはいかんです。森園公園内ですから、いろいろ検討も必要でしょう。 そうであれば、先ほどの芝駐車場、もったいないです。駐車場を確保してあるのに、あれだけの水がたまるわけですから。先ほど考えていないという答弁をいただきましたけど、もったいないです。せっかく駐車場があるのに、駐車場の体をなしていないわけです。せっかくの駐車場がもったいないです。できるだけ早くそっちのほうから検討を進めてはいかがでしょうか。 ◎都市整備部長(増田正治君)  おっしゃいますように、雨天時には結構水たまり等が芝の駐車場にはたまることとは思いますけども、雨が上がって晴天になりますと、そこの芝駐車場にも多くの車がとまっているところでございますので、現在のところは早急な改修等は考えていないところでございます。ただ、今後その状況を見ながら、必要があれば順次改修することも検討していきたいというふうには考えております。 以上でございます。 ◆22番(永尾高宣君)  雨が上がったら駐車場に幾つかとまっているということですが、私も雨が上がった後も行ったことがあるんです。そうしたら土ですから、靴が汚れると言ってはいかんですけど、男性は汚れたっていいですけど、女性は靴が汚れるんです。やはりせっかくの駐車場を確保していただいているわけですから、100%駐車場の体をなすよう1日も早い改修をしていただきますよう強く要望させていただきたいと思います。 ○議長(三浦正司君)  永尾議員、よろしいですか。先ほどの教育行政について訂正の答弁がございますので。 ◎教育次長吉村武史君)  小学校の空調設備の中で、国に対して交付金の計画書は提出しているのかという御質問に対しまして、私が建てかえ計画を提出しているということで御答弁させていただきましたが、建築計画の間違いでございます。訂正しておわび申し上げます。 ◆22番(永尾高宣君)  以前、サルスベリ、百日紅のことをお話させていただきました。どこが一番それをするのに適切か。今、森園公園に48本植えてあるんです。この間、行ってまいりました。サルスベリ、きれいですね。桜の花もきれいですけど、ショウブの花もきれいですけど、サルスベリもきれいだと思います。 桜の花というのは、一瞬の中で、雨が降ったり、風が吹いたりすると一週間ぐらいしか持たないんです、あれが桜のいいところでもあると思うんです。しかし、サルスベリは、百日紅と呼び、花が3カ月、4カ月もつそうです。日本の花の中で4カ月もつ花というのは少ないそうです。 行きましたら、道路沿いに何本かあります。赤とか、白とか。しかし、あれではちょっと少ないかなと感じながら見てきました。せっかく森園公園、世界で初めての海上空港の空の玄関口、大村市が誇る大村公園、そして森園公園です。森園公園の百日紅、4カ月花がもつわけですから、その辺はこの間、1年、2年ぐらいのうちに検討していきたいという答弁をいただいておりましたけども、これをぜひ早くに、森園公園は今48本ですから、皆さんがあっと言えるような百日紅、サルスベリの花でいっぱいにしていただければと思うのですが、いかがですか。 ◎都市整備部長(増田正治君)  議員おっしゃいますように、夏場にこのように長い期間咲く花というのは、おっしゃるとおりサルスベリがありまして、今現在、森園公園に48本のサルスベリを植樹しているところでございます。 新たなサルスベリの植樹につきましては、十分な植栽スペースがなく、今のところ考えてはいないところであります。ただし、今後、枯れ木等の植えかえの際には、可能であればサルスベリの植樹を考えていきたいというふうに考えております。 ◆22番(永尾高宣君)  十分な植栽スペースがないということで今答弁をいただきましたけど、私が見て回ったときには、結構植栽スペースはあったような気がしますけど。人によってはいろいろ感じ方もあるんでしょうけど、何回も申し上げますけど、私は十分植栽スペースはあったような気がいたしました。いかがでしょうか。 ◎都市整備部長(増田正治君)  公園のエントランス部分だと思います。そこにサルスベリを主に42本植えているところでございます。これにつきましては、ちょうど花壇とか、そういうふうなエントランスの部分になっております。そこの部分は、やはり枝ぶりとか、そういうふうなものを考えますと、なかなかスペースがないのではないかと考えております。 ◆22番(永尾高宣君)  なかなかスペースがないということなんですけど、大村公園は、桜、花ショウブ、ツツジ、アジサイも植えていただいております。本当に大村市の宝、誇りであります。そして、何回も申し上げますように、森園公園は空の玄関口、入り口でもあるわけです。 そういう中で、ちょっと私自身も全体を見て、また勉強をしてまいります。全体を見て、ここだったらいいとか、ここにスペースがあるとか、十分に勉強をさせていただいて、調査をさせていただいて、次の12月議会でまた議論をさせていただきたいと思いますので、どうかよろしくお願いをいたします。 次に、大村市における児童虐待の現状と対応についてであります。 8月31日の長崎新聞、西日本新聞に目を通していましたところ、厚生労働省の発表で、全国の児童相談所が対応した平成29年度の児童虐待件数が前年比9.1%増の13万3,778件で、何と統計開始から27年連続の増加となっており、過去最高を更新したと大きく報道がなされていました。 増加の要因として、配偶者への暴力で子供がストレスを受ける面前DVが心理的虐待であると認知され、通報を受けた警察から通告がふえたものと分析される。ことし3月には、東京都で両親から虐待を受けた5歳の女の子が死亡する事件が発生するなど、近年、大変痛ましいニュースを耳にすることが多いように感じています。 そこで、長崎県全体と大村市における児童虐待件数の現状はどのようになっているのか教えていただきたいと思います。 ◎こども未来部長(川下隆治君)  まず最初に、長崎市と佐世保市にあります長崎県内2つの児童相談所におきます平成29年度の児童虐待相談対応件数ですけども、これは630件で、前年度に比べ35件減少しております。 虐待の内容ですが、心理的虐待が301件、47.7%、保護の怠慢・拒否のいわゆるネグレクトが170件、27%、身体的虐待が149件、23.7%、性的虐待が10件、1.6%となっております。 一方、本市におきまして受けつけた年間200件のこども家庭相談のうち、児童虐待と認知した相談対応件数は13件で、前年度に比べ4件減少しています。 虐待の内容は、心理的虐待が6件、46.1%、身体的虐待が4件、30.8%、ネグレクトが2件、15.4%、性的虐待が1件、7.7%となっています。 被虐待児童の年齢別件数は、4~5歳が1件、7.7%、6~12歳が8件、61.5%、13歳~15歳が2件、15.4%、16歳~18歳が2件、15.4%となっております。 主たる虐待者は、実母4件、30.8%、実父7件、53.8%、実父以外の父2件15.4%となっております。 以上です。 ◆22番(永尾高宣君)  長崎県と本市における児童虐待件数の状況を詳しくお話をいただきました。 そこで、本市では児童虐待への対応についてどのような体制でどのように取り組んでいただいているのかお聞かせいただきたいと思います。 ◎こども未来部長(川下隆治君)  児童虐待を含みます多様なこども家庭相談につきましては、私どもこども未来部、こども家庭支援室が対応いたしております。 人員体制は、こども家庭課長兼務で室長1名、係長級職員1名、職員1名、家庭相談員2名、要保護児童家庭実態把握員2名の合計7名となっております。 地域住民やさまざまな機関から通告や相談があった場合、学校、児童福祉施設等の協力を得て情報を収集し、家庭訪問等により速やかに子供の安全確認を行っております。 継続的なケースについては、家庭環境等を把握した上で、子供や保護者の心身の状態を慎重に見きわめながら援助方針を立て、これに基づいたきめ細やかな対応に努めております。 一方、子供の安全が確保されない危機的な状態にあると判断される場合、医学的、心理学的な知見に基づいた対応が必要な場合、一時保護等の措置を伴う対応が必要とされる場合など、緊急、重篤な案件については児童相談所にケースを送致する等の対応を取っているところです。 いずれのケースにおいても、まずは子供の安全を最優先に対応しているところでございます。 以上です。 ◆22番(永尾高宣君)  児童虐待件数を減らしていくことは大変重要であることと思います。私もこの問題を決して他人事ではなく、常に関心を持ち、子供たちの未来を応援する一人でありたいと思います。そう強く思っております。ありがとうございました。 次に、中心市街地の活性化についてであります。 駅前再開発事業の一環として、コレモさんが入っているビル、その前の駐車場、そして、また横に東本町駐車場があります。この2つの駐車場の状況、現状についてお尋ねをいたします。 ◎産業振興部長(高取和也君)  駐車場の利用状況でございますけども、平成29年度で申しますと、まず駅前駐車場のほうが1日の平均利用台数が1,156台、年間の使用料が795万3,650円となっておりまして、駐車車両のうち、大体12%が1時間を超えてとめていらっしゃる有料の使用料をお支払いされたというふうな状況でございます。 一方、東本町駐車場のほうでございますけれども、同じく29年度実績としまして、1日の平均利用台数が215台、使用料が514万5,900円となっておりまして、こちらは駐車車両のうち40%程度が1時間を超えて利用されているというふうな状況でございます。 以上です。 ◆22番(永尾高宣君)  東本町のほうは1時間を超えて利用されていらっしゃる方が40%を超えているんですね。しかし、こっちのほうは1時間を超えている方は11.9%、約12%、少ないんです。これは人間の心理の中で、1時間は無料ですから、やっぱりあと何分かなということで1時間内で駐車場を出る人が多いと思うんです。 コレモさんに来たお客様が、隣に来たお客様が向こうのプラザとか、旧浜屋ビルとか、向こうのアーケード街に回遊、2核1モール、これは現実的にどうでしょうか。 ◎産業振興部長(高取和也君)  なかなか回遊しているか、アーケード内を多くの方が歩いて回遊されているかといえば、駐車場の利用に比べると若干少ない部分はあるのかというふうには感じております。 ◆22番(永尾高宣君)  そうなんでしょうね。そこで、やっぱり人間の心理として、1時間であったらそこで食事をしたい、向こうは駐車場がありますけど西沢に行きたい、どこどこの商店に行きたい。あと1時間、2時間を無料にしていただければという商店街の方々の御希望があるんですけど、この辺はいかがでしょうか。 ◎産業振興部長(高取和也君)  駅前駐車場につきましては、もう少し詳しいデータをちょっと分析いたしましたが、現在、駐車場において、30分以内で出庫されている車両の割合が全体の7割程度ということでございます。ですから、無料時間を延長することによって、そちらの方の回遊性が増すということはちょっと考えにくいのかというのがございます。 また、近くに民間の駐車場もございますので、そういった部分との兼ね合いもございまして、なかなか無料の時間を延長するというのは現段階ではちょっと難しいかと考えております。 ◆22番(永尾高宣君)  なかなか回遊性が少ない。しかし、これを延長して回遊性が増すかどうかというのはなかなか難しいところがあるということです。 それはそれとして、今度は県立・大村市立一体型図書館ができます。来年1月に完成、11月にオープン。よく図書館ができたら3核1モールというお話があっておりました。来館者の目標はどのくらいですかと私は以前聞いたことがありますけど、60万人と答えられたと思います。 武雄図書館が100万人を超したんです。私は100万人を目標にしたらどうですかというお話をさせていただいたことがあると思うんですけど、ここもこれだけのお客さんが見えるわけですから、図書館を活用した3核1モール、アーケード街を回遊、このような取り組みはなさっていらっしゃるのでしょうか。 ◎産業振興部長(高取和也君)  県立・大村市立一体型図書館、そして、大村市歴史資料館、いずれも仮称でございますけれども、こちらが完成しますと、先ほどおっしゃったように多くの方がこちらのほうのエリアに来られます。非常に大きなチャンスであるんじゃないかというふうに考えております。 具体的に、今、それに向けてどうのこうのしているというところではございませんけれども、前回もちょっと申しましたけども、イベントを一緒に合わせてやるだとか、飲食店も少ないという話も聞いてございますので、利用者が中心商店街、アーケードのほうに足を運んでいただけるような取り組み、こういったものが必要であるというふうに考えております。 ◆22番(永尾高宣君)  この図書館は御案内のように202万冊の蔵書、九州でナンバー1、日本で何と5番なんです。多くの来館者を私は見込めると、そういうふうに期待してやまない一人でもあります。どうかそういうふうに図書館を利用した3核1モール、そういうイベント等も含めて努力をしていっていただきたいと思います。 それでは最後の質問に移りたいと思います。 ボート行政についてのお尋ねであります。 いよいよ念願でありましたナイターレースがスタートをいたします。ナイターレースの実施に当たっては、近隣自治会に対して事業内容や環境影響調査の説明会を開催され、ボートの騒音や照明等の明るさの問題など、住民の不安解消に努めてこられました。その際、ナイターレースの開始後は、近隣自治会をメンバーとして運営協議会を設置すると聞いておりましたがどのような状況であるかお尋ねをいたします。 ◎競艇事業管理者(小川完二君)  関係各位の御協力のもと、約3年弱の準備期間を経て、9月23日、発祥地ナイターがスタートをいたします。この間、特にレース場近隣の自治会の皆様には御理解、御協力を賜り、ナイターレース実施の御同意をいただきましたことに対し、この場をお借りして心から感謝を申し上げます。 周辺対策につきましては、ナイターレース開催に伴う諸問題を協議するボートレース大村周辺対策連絡協議会を本年5月に設置いたしました。メンバーは、近隣7町内会からの代表者7名と競艇企業局職員で構成されており、定期的に開催し、協議調整を図ってまいりたいと思っております。 ◆22番(永尾高宣君)  近隣の運営協議会はきちんとなさっているということで、ありがとうございます。 ボート事業は売り上げ不振で非常に苦しい時期もありましたが、競艇企業局職員の頑張りにより、見事に逆境を乗り越え、躍進の時代を迎えております。たしか2年ぐらい前だったか、朝日新聞の全国版に、日本の公営企業は大村ボートを見習いなさいと、そのように大きく紹介されていましたことは御案内のとおりであります。 今回、一般会計へ11億円を繰り出していただきます。平成12年以来17年ぶりの10億円超えでございます。このような堅調な中、さらに売り上げ向上を目指してナイターレースに参入するわけでありまして、ボートレース業界を初め、各方面から注目を集めていることと思います。 また、当然に市民の期待も大きいものがあります。今後の売り上げの見通しと小川管理者の意気込みをお聞かせいただきたいと思います。 ◎競艇事業管理者(小川完二君)  午前中の24番、廣瀬議員の質問と重複することがあるやもしれませんが、数字的なもので申し上げますと、30年度のことしの予定はこれまでの150億円を加えまして566億円を見込んでおります。ただ、ナイター実施に伴いまして上振れする可能性が十分にあるというふうに思っていますので、数字はこれよりも上がることを非常に期待をしております。 そして、31年度が本番だと思うんですけど、これは通年のナイター開催ということになります。1日当たり4億円、年間におきましては800億円超を期待しております。SGグレードレースもありますし、これも不可能な数字ではないというふうに思っております。 それと、私の抱負・決意ということですが、きのう実は国交省の竣工検査というのがあったんです。夜の9時までありました。そこで周辺の状況も含めてチェックをしていただきまして、オーケーが出ました。認可をいただいたというようなことです。これによって正式にいろんなことをできるということになるわけですが、今、非常に気持ちが高揚しております。待つこと久しい、この日、このときというのが66年前にボートレースをやった翌日の新聞、当時の長日新聞、今の長崎新聞ですけど、それの見出しに載っておりました。2日前の新聞に、これは水上議員のほうからいただいたんですけど、それを見ますと、そういう見出しがあったということで、第2の創業ということを位置づけておりますから、それと同じような気分でございます。 とにかく、まずは全国で3位以内を目指したいというふうに思っております。 ◆22番(永尾高宣君)  1日平均4億円以上、そして、年間800億円以上目指して、日本で第3位以内を目指していきたいと、小川局長の本当にナイターレースにかける、ボートにかける強い情熱と意気込みをお聞かせいただき、今、高揚いたしておりますというお言葉を賜りました。 これから大村市は10万都市を目指していきます。このボートの発展がさらなる大村市の発展にもつながっていくことと思います。ナイターレースの大成功を心から念願し、そして、期待をさせていただきながら今議会の最後の質問をこれで終わらせていただきます。ありがとうございました。 ○議長(三浦正司君)  これで、永尾高宣議員の質問を終わります。 以上で、本日の日程は全て終了しました。 本日は、これで散会します。 △散会 午後2時 上記会議録を調製し署名する。    議長    三浦正司    署名議員  井上潤一    署名議員  中瀬昭隆...