• 観光(/)
ツイート シェア
  1. 長崎市議会 2021-06-17
    2021-06-17 長崎市:令和3年環境経済委員会 本文


    取得元: 長崎市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-09-09
    ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1           =開会 午前10時10分= ◯相川和彦委員長 出席委員は半数以上であります。  ただいまから環境経済委員会を開会いたします。  お手元に先ほどの本会議で追加付議されました第88号議案の補正予算第10号の総括説明資料を参考までにお配りしておりますので、ご確認願います。  それでは、陳情第4号「養生所/(長崎)医学校等遺跡の保存・保護・整備・公開に関する陳情書XX及び長崎奉行所西役所等遺跡群の調査・保存・活用・公開・整備に関する陳情書XIについて」を議題といたします。  本陳情についての理事者の見解を求めます。 2 ◯股張文化観光部長 それでは、陳情第4号「養生所/(長崎)医学校等遺跡の保存・保護・整備・公開に関する陳情書XX及び長崎奉行所西役所等遺跡群の調査・保存・活用・公開・整備に関する陳情書XIについて」見解を述べさせていただきます。  長崎市は、変化に富んだ豊かな自然環境の下、古くから諸外国との交流が行われ、海外文化を受け入れながら、個性的な文化を育んできた歴史があり、市内の遺跡といたしましては、現在約260か所の周知の埋蔵文化財包蔵地が、長崎県の遺跡地図に登載されています。また、江戸時代の旧市街地など、埋蔵文化財が包蔵されている可能性があると認識している場所においては、必要に応じ、試掘調査等により、埋蔵文化財の有無について確認を行っているところであり、興善町遺跡や桜町遺跡など、遺跡の残存が確認された一帯は、周知の埋蔵文化財包蔵地として登録し、保護を図っております。  これらの遺跡につきましては、いずれも文化財保護法に基づき、適切にその把握と周知、開発事業との調整、保存と活用が図られるものであります。長崎市におきましても、開発行為等により現状で保存を図ることができない遺跡につきましては、発掘調査の実施により記録保存に努めており、また、保存された遺構や遺物については、公開などにより遺跡の価値の発信などに適宜取り組んでおります。  仁田佐古小学校の敷地にある周知の埋蔵文化財包蔵地小島養生所跡及び関連遺跡については、学校建設に伴う発掘調査小島養生所に関する遺構が発見された体育館側敷地を日本最初の近代洋式病院及びその関連施設として長崎市の史跡に指定し保護を図っており、昨年4月には長崎(小島)養生所跡資料館を体育館に併設して開館し、その顕在化に努めているところでございます。  長崎市では、平成27年3月に歴史文化に関する総合的な方針などを示すマスタープランとして、長崎市歴史文化基本構想を策定しており、その中で、歴史文化を生かした魅力的なまちづくりを推進するために、出島・館内・新地・山手区域(海外交流拠点遺跡区域)や中央区域(近世都市長崎区域)など、歴史文化保存活用区域10区域を設定し、周辺環境を含めた文化財群の面的かつ一体的な保存・継承・活用に向けて取り組んでおります。  一方、長崎奉行所西役所跡、長崎県庁舎跡地につきましては、かつて、イエズス会本部長崎奉行所西役所長崎海軍伝習所など、歴史上重要な施設が置かれてきた場所であり、現在、長崎西役所跡の名称で、周知の埋蔵文化財包蔵地として登録されていますが、県が実施した埋蔵文化財の調査では、奉行所時代の石垣や町屋の遺構などが確認されており、今後の活用に関しましては、こうした調査の結果なども踏まえ、長崎県において基本構想が策定されることとなっております。  長崎市としましても、市内に存在する遺跡の保存と活用、継承などにつきまして、今後も文化財保護法をはじめとする関係法令や諸制度、長崎市歴史文化基本構想に基づき、国、県など関係機関と協力しながら、適切に対応してまいりたいと考えております。  陳情に対する見解については、以上でございます。 3 ◯相川和彦委員長 これより質疑に入ります。 4 ◯大石史生委員 1点だけお聞かせいただきたいのですが、県庁跡地の基本構想がこれからできていくということで、その中身、どういうふうな議論が行われているかとか、そういったところをお聞かせいただけますか。 5 ◯酒井企画財政部政策監 県庁舎跡地の整備につきましては、県有地ですので県で整備計画を立てられるんですけれども、先ほど文化観光部長が言いましたように、今年度、基本構想を策定予定とお聞きしております。  それで、これまで長崎市でも県庁舎跡地というのは歴史的、地理的に重要な場所ですから、県と協議を重ねてきたところです。おととしまではホールの関係で協議をしていたんですけれども、埋蔵文化財が出た関係で、協議がちょっと間が空いてしまったんですけれども、基本構想策定に当たり、県へ、市とも十分協議をしてくださいということを申し入れているところでございます。  以上でございます。 6 ◯大石史生委員 長崎市としては、ホールの計画が、今の市役所跡地に移ったことで、今後ここの活用については、どういう方向性というか、どういう姿勢で臨んでいくおつもりなのか、お聞かせいただきたいと思います。
    7 ◯酒井企画財政部政策監 県庁舎跡地、これまでもにぎわいの創出ということで県・市で協議を重ねてまいりました。その考え方に変わりはありませんので、ホールという機能がなくなりましたけれども、広場並びに情報発信機能、プラスアルファの機能がありますので、その辺りについて、市としても意見を申し上げていきたいと考えております。  以上です。 8 ◯相川和彦委員長 ほかにございませんか。  それでは、質疑を終結いたします。 〔陳情第4号の取りまとめについて協議した結果、 本陳情の取りまとめについては、正副委員長にお いて取りまとめ案を作成し、各委員に持ち回り ご承認いただくことに決定した。  後日、各委員に持ち回り、協議した結果、次の とおり決定した。  「環境経済委員会では、本陳情に対する理事 者の見解を求め、次のとおり説明がありました。  長崎市内の遺跡としては、現在、約260カ所の 「周知の埋蔵文化財包蔵地」が、長崎県の遺跡 地図に登載されており、江戸時代の旧市街地な ど、埋蔵文化財が包蔵されている可能性がある と認識している場所においては、必要に応じ、 試掘調査等により、埋蔵文化財の有無について 確認を行い、遺跡の残存が確認された一帯は、 周知の埋蔵文化財包蔵地として登録し、保護を 図っている。  これらの遺跡については、いずれも文化財保 護法に基づき、適切に、その把握と周知、開発 事業との調整、保存と活用が図られるものであ り、長崎市においても、開発行為等により現状 で保存を図ることができない遺跡については、 発掘調査の実施により記録保存に努めており、 保存された遺構や遺物については、公開等によ り遺跡の価値の発信等に適宜取り組んでいる。  仁田佐古小学校の敷地にある周知の埋蔵文化 財包蔵地小島養生所跡及び関連遺跡」につい ては、学校建設に伴う発掘調査小島養生所に 関する遺構が発見された体育館側敷地を、日本 最初の近代洋式病院及びその関連施設として長 崎市の史跡に指定し保護を図っており、昨年4 月には、長崎(小島)養生所跡資料館を体育館 に併設して開館し、その顕在化に努めている。  長崎市では、平成27年3月に歴史文化に関す る総合的な方針などを示すマスタープランとし て、「長崎市歴史文化基本構想」を策定し、歴 史文化を活かした魅力的なまちづくりを推進す るため、「歴史文化保存活用区域」として10区 域を設定し、周辺環境を含めた文化財群の面的 かつ一体的な保存・継承・活用に向けて取り組 んでいる。  一方、長崎奉行所西役所跡、長崎県庁舎跡地 については、「長崎西役所跡」の名称で、周知 の埋蔵文化財包蔵地として登録されているが、 長崎県が実施した調査では、奉行所時代の石垣 や町屋の遺構などが確認されており、今後の活 用に関しては、調査の結果等も踏まえ、長崎県 において基本構想が策定されることとなってい る。  長崎市としても、市内に存在する遺跡の保存 と活用、継承等について、今後も文化財保護法 をはじめとする関係法令や諸制度、歴史文化基 本構想に基づき、国、県など関係機関と協力し ながら、適切に対応していきたいとの説明があ りました。  委員会におきましては、県庁舎跡地について、 県による基本構想検討状況や市としての跡地 活用に関する考えについて質すなど議論が交わ されました。」〕 9 ◯相川和彦委員長 理事者交代のため、暫時休憩いたします。           =休憩 午前10時18分=           =再開 午前10時20分= 10 ◯相川和彦委員長 委員会を再開いたします。  次に、水産農林部所管事項調査を行います。  理事者の説明を求めます。 11 ◯向井水産農林部長 所管事項の説明に先立ちまして、水産農林部の課長級以上の職員を紹介させていただきます。         〔職員紹介〕 12 ◯向井水産農林部長 それでは、水産農林部提出委員会資料でございますが、所管事項調査2)と記載いたしております資料でございます。項目としては、令和3年4月に総合事務所との間で所管事務の見直しを行っておりますので、そのことにつきまして。2つ目といたしまして、株式会社長崎高島水産センター解散事務を進めておりますので、その現状についてご説明をさせていただきたいと思います。3つ目といたしまして、指定管理者の更新の方針についてご説明をさせていただきたいと思います。そのほか、総務部と各所管部局の連名でお出ししております令和2年度指定管理者制度の状況についてのご説明を行わせていただきたいと思います。  それでは、水産農林部が提出しております所管事項調査2)と記載しております資料をお手元にご用意いただければと思います。  資料1ページをお開きください。令和3年4月の所掌事務の見直しについてでございます。これは、行政サテライト機能再編成から約3年半を経過し、生活に密着したものを身近な場所で行うということについて、一定市民に定着してまいりましたが、地域整備分野においては、災害発生時の対応等の観点から見直しが必要と考え、総合事務所水産農林部との間において所掌事務の見直しを行ったものでございます。見直しに関する視点といたしまして、まず、アとして記載しておりますが、災害発生時の体制強化でございます。これまで、災害発生時は、応急復旧を各総合事務所が行っていますが、中央総合事務所については、さらに国・県との連絡調整補助事業取りまとめなどを行っており、災害発生時の現場対応と併せて行う中で、対応の迅速性という点で見直しを図る必要がありました。このことから、漁港、農道及び林道等に係る災害復旧につきましては、総合事務所は現場の把握と応急復旧などを行い、全市的な情報集約と国・県との連絡調整補助事業による災害復旧工事に係る一連の業務を水産農林部が行うとしたものでございます。次に、2つ目の視点といたしまして、イとして挙げております、水産農林業における施設管理事業活動調整円滑化でございます。漁港施設及び農道・林道などの農林業施設に関しましては、漁業協同組合や漁業者・農業者などの事業活動との調整が必要不可欠でございますので、日頃からこれらの団体や漁業者、農業者との関りが深い水産農林部において整備や維持管理を行うことが円滑化につながるものと考え、所掌事務を見直したものでございます。  所掌事務の見直しにつきましては以上でございますが、引き続き、その他の項目につきましては、担当課長からご説明をさせていただきます。よろしくお願いいたします。 13 ◯村瀬水産センター所長 2の株式会社長崎高島水産センターの解散についてご説明させていただきます。  資料2ページをご覧ください。(1)の経過でございますが、水産センターは牧島と高島の2つの事業所で運営してきましたが、現在の種苗需要に対して1つの施設で生産が可能な中、運営に係る経済的負担があることや、高島は燃料や出荷運搬についてコスト高であることなどから、令和2年度末をもって高島事業所は運営を終え、令和3年度から牧島へ機能の集約を行っております。これに伴い、高島事業所における業務を受託していた第三セクターの株式会社長崎高島水産センターは、その業務の大半が市からの受託業務であり、会社の継続は困難であることから、令和2年度末をもって解散し、現在、清算の手続を進めております。(2)株式会社長崎高島水産センターについて、まず、アの会社の沿革ですが、平成13年4月に旧高島町と西彼南部漁業協同組合の共同出資により、株式会社高島種苗センターが設立され、平成17年1月に長崎市と旧高島町の合併により株式会社長崎高島種苗生産センターとなり、平成17年8月に現在の名称に変更し、その後、令和3年3月末に会社を解散しております。イの会社の概要ですが、(ア)の資本金は1,000万円、(イ)の資本金の内訳は、長崎市が600万円、株式会社長崎高島水産センターが400万円となっております。(ウ)の令和3年3月末までの役員ですが、代表取締役1人、取締役2人、監査役1人となっており、就任者は記載のとおりです。  3ページをご覧ください。(エ)の令和3年3月末までの従業員数は正社員2人となっており、(オ)の清算人は、元代表取締役が令和3年4月から就任しております。ウは生産業務における過去3か年度の生産魚種、委託料決算額及び販売額を記載しております。次に、(3)の会社清算手続実施状況及び予定ですが、まず、令和3年2月18日の株主総会において会社の解散決議をし、3月31日に会社を解散しております。4月1日に解散・清算人選任を登記いたしまして、4月2日から2か月間、清算人による債権者保護手続の公告・個別催促を実施し、先月5月25日の株主総会において令和2年度決算の承認を行ったところです。今後の予定としましては、7月に株主総会において清算決議を行い、残余財産を確定し、8月に残余財産の分配、その後、税務署へ清算確定申告書を提出し、清算結了となります。(4)資産状況と清算の見通しですが、令和2年度の決算報告において、資産の部合計が2,055万3,499円、負債の部合計が454万2,457円、差引で純資産の部合計1,601万1,042円となっております。4月2日から2か月間行っておりました債権者保護手続の公告において、新たな債権の申出はなく、今後は、本資産を基に、清算に要する経費の支出、出資の返還が行われ、残余の財産については、株主である長崎市に分配される予定となっております。  私からの説明は以上です。 14 ◯大田水産農林政策課長 それでは、引き続きまして、資料の4ページをお開きください。3.指定管理者の更新の方針について説明させていただきます。水産農林部におきましては、指定管理者制度を導入している施設は、表にありますとおり、公募が4施設、非公募が6施設の合計10施設となっております。このうち、令和4年度に指定管理者を更新する施設は、公募施設のうち、一番下の伊王島海水浴場交流施設、それから、非公募施設のうち一番下の植木センターの2つの施設でございます。今回は、公募施設伊王島海水浴場交流施設の更新の方針について説明させていただきます。  5ページをご覧ください。ア.施設の概要でございますが、(ア)には位置図及び平面図を記載しております。  6ページをお開きください。(イ)には名称、(ウ)には所在地を記載しております。(エ)設置年月日に記載しておりますが、この施設は、平成12年に旧伊王島町により設置され、市町村合併により承継した施設でございます。(オ)設置目的でございますが、市民に海水浴の休息の場及び地域交流の場を提供し、市民の福祉の向上に資することとしております。(カ)主な施設内容としまして、夏場には桟敷としてご利用いただく休憩舎棟2棟を中心に、水廻り棟、管理棟などで構成されております。(キ)開館時間から(ケ)利用料金につきましては記載のとおりでございます。次に、イの指定管理者制度導入による効果の検証でございます。まず(ア)の利用者の推移でございます。こちらは休憩舎棟桟敷利用者数をカウントしているものでございますが、令和2年度は新型コロナウイルス感染症感染拡大防止策として、桟敷席数を半分に間引いたことから利用者数が減少しております。(イ)指定管理委託料及び(ウ)利用料金収入でございますが、令和2年度につきましては決算見込額を記載しております。令和2年度は、新型コロナウイルス感染症の影響による利用者数の減により、(ウ)の桟敷利用料温水シャワー利用料などの利用料金収入は令和元年度までと比較して減少しています。一方で、(イ)の指定管理委託料につきましては、利用料金収入の減少に伴い不足する運営経費を支出したことから増加している状況でございます。なお、令和2年度を除きますと、現在の指定期間である平成29年度から令和元年度までにかけて、利用者数は減少しておりますが、(ウ)の利用料金収入は減少していないということがございます。これは、桟敷を利用せず、ロッカー、シャワーのみを利用するといった利用形態の変化が生じているものということで考えております。  7ページをお開きください。(エ)主なサービス向上策でございます。ホテルや温浴施設など周辺施設との連携による利用促進、各種媒体での広告宣伝活動海水浴利用者に対する貸出グッズの充実などを行っております。(オ)評価でございますが、利用者の安全確保を行うための取組のほか、伊王島のほかの観光施設と連携し、周遊を図るためのPRや休憩スペースの充実を行うなど自主事業を積極的に行い、利用者のサービスの向上に努めていることから、適正な管理運営と良好なサービスの提供がなされていると評価しております。次に、ウ.次期指定管理者の選定方針でございます。まず、(ア)現在の指定管理者は、株式会社KPG HOTEL&RESORTで、(イ)指定期間は平成29年4月1日から令和4年3月31日までの5年間となっており、伊王島海水浴場交流施設文化財課所管伊王島灯台記念館、それから、生涯学習課所管ヴィラ・オリンピカ伊王島と一体的に管理を行っています。(ウ)次期指定期間ですが、令和4年4月1日から令和9年3月31日までの5年間で、(エ)選定方法につきましては、これまで一体的に管理を行っていたヴィラ・オリンピカ伊王島が令和4年3月31日をもって用途廃止することとしておりますので、伊王島海水浴場交流施設伊王島灯台記念館の2施設をグループ化し、公募により指定管理者を選定する予定としております。その理由ですが、2施設を一体的に運営することで、島内の周遊や利用者サービスの向上といった相乗効果が生まれ、また、事務手続の効率化にもつながると考えたためでございます。次に、エ.指定までのスケジュールにつきましては、下に記載しておりますが、公募、それから、指定管理者候補者選定審査会を経まして、11月議会におきまして指定議案債務負担行為の設定に係る補正予算案の審査をお願いしたいと考えております。  指定管理者の更新の方針につきましては以上でございます。  引き続き、令和2年度指定管理者制度の状況について説明させていただきます。資料のほうは、総務部と各所管部局提出の令和2年度指定管理者制度の状況についてでございます。この資料に基づきまして、所管する施設ごとモニタリングの状況について説明させていただきます。  恐れ入りますが、ちょっと資料が飛ぶんですけれども、41ページをお開きください。野母崎高浜海岸交流施設になります。指定管理者高浜スカイアンドシーでございます。チェックリストの各項目の評価は良好または普通としております。  次に、42ページをお開きください。モニタリング状況報告書ですが、これは利用者からの意見に対する主な対応状況現地調査等実施状況、その他のモニタリング状況サービスの向上や利用者増加への取組状況、施設利用者の状況として利用状況の前年度比較を記載しています。下段の施設利用者の状況をお願いします。これは全施設同様の状況でございますが、令和2年度の施設利用者は、新型コロナウイルス感染症拡大の影響により、前年度と比較し2,251人、25.5%の減少となりましたが、総括コメントに記載のとおり、桟敷席数を減らすなど3密対策を取りながら利用者が楽しめる工夫を行うほか、カフェ業務においては、新たにテイクアウト商品の提供や野母崎地区の玄関口として独自に恐竜をPRするなど、集客を図る努力を行っております。  次に、43ページをご覧ください。体験の森についてですが、指定管理者株式会社シンコーです。各項目の評価は、良好または普通としております。  44ページをお開きください。下段の施設利用者の状況ですが、令和2年度の施設利用者は、前年度と比較し、7,368人、35.7%の減少となりましたが、総括コメントに記載のとおり、感染症対策を講じながら内容を一部変更するなど工夫を凝らしながら屋外イベントを実施しております。  次に、45ページをご覧ください。長崎ペンギン水族館及びたちばな漁港有料駐車場についてですが、指定管理者は一般財団法人長崎ロープウェイ・水族館です。各項目の評価につきましては、良好または普通としております。  46ページをお願いいたします。下段の施設利用者の状況ですが、令和2年度の施設利用者は、前年度と比較し、14万1,396人、54%の減少となりました。  47ページの総括コメントですが、新型コロナウイルス感染症対策として、ホームページをリニューアルし、混雑状況を表示するほか、入場時の赤外線サーマルカメラの検温などによる対策が実施されております。また、イベント等は自粛しましたが、ツイッターやインスタグラムなどのSNSを利用した広報や動画配信を行うなど、来館しなくても楽しめる工夫を凝らした取組がなされております。  次に、48ページをお開きください。植木センターについてですが、指定管理者は農事組合法人古賀植木園芸組合です。各項目の評価は、良好または普通としております。  49ページをご覧ください。下段の施設利用者の状況ですが、令和2年度の施設利用者は、前年度と比較し、4,134人、57.1%の減少となっております。  次に、50ページをお開きください。高島ふれあい海岸高島海水浴場及び高島ふれあいキャンプ場についてですが、指定管理者は高島振興協同組合です。各項目の評価は、良好または普通としております。  51ページ下段の施設利用者の状況ですが、令和2年度の施設利用者は、新型コロナウイルス感染症拡大の影響のほか台風の影響により、前年度と比較し、5,325人、45.6%の減少となっております。  次に52ページをお願いします。高島ふれあい海岸飛島磯釣り公園についてですが、指定管理者西彼南部漁業協同組合です。各項目の評価は、良好または普通としております。  53ページをご覧ください。下段の施設利用者の状況ですが、令和2年度の施設利用者は、新型コロナウイルス感染症拡大の影響のほか、台風被害に伴う復旧工事による利用箇所制限などにより、前年度と比較し、1,913人、27%の減少となりました。
     54ページをお願いいたします。伊王島海水浴場交流施設ですが、指定管理者株式会社KPG HOTEL&RESORTです。各項目の評価は、良好または普通としております。  55ページをご覧ください。下段の施設利用者の状況ですが、前年度と比較し、5,608人、37.5%の減少となっておりますが、総括コメントに記載しておりますとおり、桟敷席数を減らすなど3密対策を取りながら、桟敷にデザイン性のある椅子やテーブルを配置し、くつろげる空間を演出するなど利用者の満足度を高める工夫を行っております。  次に、56ページをお開きください。道の駅夕陽が丘そとめについてですが、指定管理者は、そとめ「食」と「農」の架け橋です。各項目の評価は、良好または普通としております。  57ページをご覧ください。下段の施設利用者の状況ですが、令和2年度の施設利用者は、前年度と比較して2万5,377人、12.8%の減少となりましたが、総括コメントに記載しておりますとおり、レストランでは新たなテイクアウト用の惣菜を開発するなど、経営改善に向けて取組がなされていると評価しております。  長くなりましたが、水産農林部所管事項調査の説明は以上でございます。 15 ◯相川和彦委員長 ただいまの説明に対してご質問等ございませんか。 16 ◯林 広文委員 高島水産センターの解散についてお話がございました。清算の業務を行っているということで、粛々と清算が行われているという状況は分かりました。  これも以前の委員会でも申し述べたんですけれども、少なくともこの高島水産センターという形で、ヒラメとかいろんなものの、種苗の生産を行って、高島ヒラメにもつながっていたし、1つ事業があったということで、高島の地域振興にも一定貢献してきたという経過がございます。この施設も確かに老朽化していますし、物自体は、今後、民間企業を誘致したとしても、一定の投資が必要になってくるのかなと思うんですけれども、やはりこのまま何もせずに廃墟になっていくというのは、非常に地域にとってはマイナスのイメージになってしまうので、何とか、これは少し水産農林部の手からは離れていく可能性はありますけれども、どちらかというと商工部の企業誘致とかにかかってくると思うんですけれども、現在、残った施設の承継とか、新たな民間企業の誘致とか、そういったものはどのようになっているのでしょうか。 17 ◯向井水産農林部長 高島水産センターでこれまでヒラメの生産であったりとか、経過を見ていただいても分かるように、もともと閉山後の地域振興という視点からスタートした施設でもございます。しかしながら、なかなか事業としての採算性であったり、効率性であったりというところで、施設としての閉鎖を決定したという経緯でございます。残された施設でございますが、これまでも委員会の中で随時ご説明というか、お話をさせていただいていたのですが、民間活用ができないかということで、民間に対して複数者ヒアリングをかけております。そのうちの1つが、活用の可能性ありというようなことをいただいたので、これは民間活用をさらに探っていく、民間活用に向けて進んでいく可能性があるというふうに我々は思っておりまして、まずは財産処分というか、活用するにしろ売るにしろ、その価値を明確にするということで、本年度の予算の中で鑑定評価の費用を上げさせていただいております。本年度この鑑定評価を実施いたしまして、価値を精査して、具体的な処分の方法、方針を決定していきたいと考えております。  以上でございます。 18 ◯林 広文委員 分かりました。何とか、ここにかつてあった事業として、海に関わる、水産に関わる事業があったわけですので、民間の皆さんにつなげていただきたい。やはりそこには、行政のほうでもしっかりサポートをできるような体制というのは、部局連携でしていただきたいと思います。  高島は人口が少なくなってきていますけれども、こういった地域資源、海水浴場もありますし、釣り公園もありますし、水産を使った振興というのはまだまだ活用できると思いますので、ぜひ今後、地域振興につながるような取組を要望したいと思います。  以上です。 19 ◯山崎 猛委員 教えてほしいんですけれども、高島のことは粛々とやられているということで、以前委員会の中で、牧島のほうの若い人たちが集まって、養殖のお願いをしていたと思うんですけれども、その進展状況を教えてほしいんですけれども。 20 ◯村瀬水産センター所長 委員おっしゃるとおり、以前、そういうお話を漁協のほうからいただきまして、こちらのほうでも種々検討いたしまして、例えば、取水量から使える水槽の数であったりとか、どういった内容で貸すのかとか、そういったところも含めて検討しているところです。  一旦、うちのほうから施設を、何年であれば水量的に使用可能ですというところを漁協のほうにお示しをしまして、漁協のほうからも、現在何名程度がしたいというご意向もいただいております。  そこで、これからはお互いどういった運用するかということを早急に詰めまして、もう準備ができ次第、養殖業者の皆さんがそこで試験をするという取組を進めてまいりたいと考えております。  以上でございます。 21 ◯山崎 猛委員 養殖の稚魚とか、何か時期があるんでしょ。だから、やはり検討を早くして、遅れることがないようにしないと、それを一回逃すと、また来年ということになるので。本当に皆さん困っているので、長崎のフグというのは、長崎の1つのものですし、それこそ皆さんがさしみシティを打ち出しているわけですから、それとの関連もありますので、速やかに検討していただきたいと思います。よろしくお願いします。 22 ◯野口達也委員 高島のことで、二、三点お尋ねしたいと思います。会社の沿革のところで、当初は平成13年4月に西彼南部漁業協同組合との共同出資により第三セクター方式で株式会社として設立をしたということになっていますが、このイの会社の概要の(イ)のところで、資本金の内訳では、これは当然旧高島町が長崎市に引き継がれましたので長崎市と、その下に株式会社長崎高島水産センターとなっていますけれども、ここはどがんなっとっとですか。 23 ◯村瀬水産センター所長 当初、この400万円の資本金に関しましては、西彼南部漁業協同組合のほうが出資をされていたというところがあります。ただ、長崎市のほうから、水産センター高島事業所の廃止の決定のお話をいたしまして、漁協のほうから、今後は経営には関与したくないというご意向がありまして、会社に対して株式の買取のお話がありました。そこで、令和2年3月27日の臨時株主総会において漁協の出資、株を会社のほうが買い取ったという経過がございます。  以上でございます。 24 ◯野口達也委員 分かりました。ということは、今、清算人による手続ばしよっとですね、2か月ということで。もう終わったとですか、終わったと思うとですけれども、そういうもろもろが終わって、いろんな分配とかなんとかしてしまった後には、当然、この資本金の1,000万円について計上せんばいかんですたいね、市のほうに。これはまた別のところで補正か何かで1,000万円上げてくるわけですか。 25 ◯村瀬水産センター所長 今後、出資金が戻ってくる手続に関してなんですけれども、まず、市の600万円に関しては、歳入予算の計上をさせていただいております。  それから、残りの会社のほうの400万円に関してですが、こちらに関しましては、今、出資金を除いて、残った経費の中で清算の作業を進めて、最終的に残った金額を全体まとめた形で、雑入で受けるような形を予定しております。  以上でございます。 26 ◯野口達也委員 長崎市の600万円については、いつ上げとっと。 27 ◯村瀬水産センター所長 令和3年度に当初予算において歳入で予算計上をさせていただいております。 28 ◯野口達也委員 ということは、今年の2月ですたい。それは、市のほうの会計の収入やろうばってんさ。それは、この委員会では何も報告なかったとじゃなか。せんばっちゃなかと。私はそう思いますけど。やはり、それは、収入やけん、私たちは歳出の部分だけしかせんばってんさ、収入は総務委員会でしょうけど、やはり後からこういう流れがあると分かっとっとやけんさ、それは2月の時点で説明するとが当たり前じゃなかですか、部長、どがんですか。 29 ◯向井水産農林部長 すみません、今、改めて振り返りますと、委員ご指摘のように、今年の2月の時点で解散するという手続を進めておりましたし、我々としては残余の財産が幾ら程度かということは会計士とも相談しながら、これは戻ってくるであろうという見込みを立てておりまして、予算として上げていたところです。  確かに、委員が言われるように、歳出予算ではないけれども、こういったことはきちんと前段で説明しておくべきということは、もうおっしゃるとおりだと思います。反省して、今後こういうことがないように取り組みたいと思います。 30 ◯野口達也委員 ぜひお願いします。それとさっきの話が、600万円先に予算計上して、400万円については清算の後に入れると。ということは、例えば400万円切ったら、350万円とかになったら、それを入れるということになるんですか。  私は資本金として長崎市の分も株式会社長崎高島水産センターが持っとる分も同じ考えと思うとばってんさ、そこで何で600万円と400万円との差が、差別というのはおかしかばってん、あるとですか。 31 ◯向井水産農林部長 説明が十分ではなくて申し訳ございません。この600万円については、長崎市の出資金であるので、返還をされるという形になります。あと残りの、この株式会社長崎高島水産センターの持分と株式会社長崎高島水産センターが持っているほかの財産が、今後清算の中で、清算事務がいろいろ発生したりとか、細かいことでいうと、いろいろなものを片づけたりとか、処分したりとかという費用を差し引いて、株式会社長崎高島水産センター残余財産からそういったものを全部落としていって、残りの額が雑入として長崎市に最後清算額として入ってくるということで、この400万円そのものが返ってくるというわけではなくて、株式会社長崎高島水産センターの財産の整理を終わって残った額が返ってくるというものでございます。 32 ◯野口達也委員 分かりました。そこはよく理解しました。先ほど言われました債権者の保護手続の2か月間、これ何もなかったとやろうと思っとるんです、何も書いとらんけんが。ただ、債権者に対して保護手続があるとであれば、今回もらった高島水産センターの経営状況説明書の中で、もう亡くなった板坂議員なんかも前よく言いよったですけど、ここの受託徴収売掛金が400万円ぐらいずっとあって、徐々に減ってきとっとですけど、令和元年度末では390万円あったとが、令和2年度はゼロになっとるですたいね。これはもう、売掛金は徴収ができたんですか。 33 ◯村瀬水産センター所長 この受託徴収売掛金に関しましては、過去に1社、水産センター高島事業所から分譲した種苗の売払い金が未収になっている分というのが含まれておりました。これに関しましては、本来は市が債権者であって、市が徴収すべきところになります。ただ、前年に関しては、こちらに計上していたんですけれども、令和2年度におきましては、本来であれば市の債権ということで、市に移そうということで、ここはゼロということになっております。  以上でございます。 34 ◯野口達也委員 ということは、その業者と市が契約しているということになるとですか。そういう契約書になっとっとですか。 35 ◯向井水産農林部長 今ご指摘の、センター長が言ったように過去に売払いをしたものの集金がなされていないということで、現実に320万円残っております。  株式会社長崎高島水産センターへ種苗の売払いをしてくださいという長崎市と株式会社長崎高島水産センター間の契約があります。高島水産センターはそれを受けて、この320万円の未収が残っている方と高島水産センターの間で売買契約が結ばれています。これは過去にも弁護士に相談に行ったりしているんですけれども、そういう事務を請け負ったからといって、例えば相手の会社が倒産したりとかなんとかという分の負債を売買事務を請け負ったところに債務として負わせるのは、あまりにも過酷だろうと、適当じゃないだろうというようなお話があって、長崎市のほうから催告をしたりとか、長崎市に対する連帯保証をその会社の関係者の人につけていただいたりということで、長崎市の債務と我々は認識しつつ、催告もしくはそういう保証の取付けをしていたという経過がございます。  ただ、会計処理上、おっしゃるようにずっと売掛金という形で高島水産センターに残っておりましたので、それは長崎市の債務という形で、今回は高島水産センターの売掛金から落としているというような状況でございます。 36 ◯野口達也委員 いやいや、私が聞きたかとは、私が債権者やったら、私は、高島水産センターと契約をしていますよと。長崎市とはしていませんよ。長崎市と高島水産センターは委託の契約をしとるやろ。でも、私は、市とはしていませんよ。高島水産センターとしていますよ。でも、高島水産センターは解散したじゃなかですか。私のとは市は関係なかとやけん、払いませんよとなっとじゃなかとという心配をしとるわけですよ。  そこは、先ほど、弁護士と話されたようですが、そこは大丈夫ですか。 37 ◯向井水産農林部長 今ご指摘のように、今回我々は清算に当たりまして、その辺の法的な手続を改めて確認いたしました。  まさしく、今委員が言われるように、契約書の書面上は株式会社長崎高島水産センターと売り先との間の契約の締結がなされているので、そこは長崎市が過去にずっと催促をしていたりとか、保証人を取り付けたりとかしている経過はあるけれども、万全のものにするために、手続上債権譲渡をしたほうがいいよというご助言をいただいております。今、清算業務の中で債権譲渡という形の手続を進めておるところでございます。 38 ◯野口達也委員 ぜひとも、売掛金が未回収にならんごと、やっていただきたいと思います。そうせんば、今言うた答弁と食い違ってきますから、ぜひともそこのところは回収できるようにお願いしたいと思います。  あと、製品という段で、令和元年度は1,600万円、令和2年度はゼロとありますけど、これは、要するに、清算するまでに全て、高島が持っている稚魚とかなんとかは、全部清算しました。例えば、水産センターに渡す分は渡しましたよ、あと業者にやる分はやりましたよということで理解していいわけですか。 39 ◯村瀬水産センター所長 今、委員ご指摘のとおり、在庫として持っていた種苗とか成魚とか、そういったものが全部、令和2年度で解消したということでございます。  以上でございます。 40 ◯野口達也委員 分かりました。ありがとうございます。ぜひ、さっき言った売掛金のところ、お願いします。  あと、山崎委員のことに関連ですけれども、トラフグの稚魚の水槽貸出しの件は、本当にありがとうございます。若い養殖業者が頑張りたいということで。ただ、先ほど言うたように、やはり時期的なものがあるけんが、契約書がないと入られんわけですから。契約書を早うつくってしてもらいたいと思いますが。そこの中で、どうなっとっとねと聞きに行ったんですよね。そしたら、うん、できたとばいということで、本当によかったねという話をしながら来たんですが、ただトラフグの要望があるとでしょ。私も言うたですけど、漁協のほうから、稚魚ば春出しじゃなくて秋出しにしてもらえんやろうかという要望があったですたいね。それはどがんなったですか。 41 ◯村瀬水産センター所長 そちらの秋出しの分に関しましても、うちのほうで余剰が恐らく出ますので、その分に関しては、10月まで施設が使用可能となりますので、引き続き生産を続けて、供給できるようにしたいと思っております。  以上でございます。 42 ◯野口達也委員 ということは、水産センターで今まで稚魚ば渡しよったでしょ。その人たちには秋まで待ってもらうことができたということ。 43 ◯向井水産農林部長 春の分は春の分で分譲いたしまして、秋の分というか、少しでも長く余剰分をうちの手元に置いて、少しバックアップじゃないですけれども、いろいろ養殖産地は厳しい病気の話とかありますので、そういったものを支援できんかということで、いろいろ話をさせていただいています。  今のところ、正直申し上げますと、具体的にこれぐらいの数量をバックアップでほしいといったようなところが、なかなか今計画として立てられないというか、見込めていない状況です。なので、我々も余剰分全てを飼い続けるというのはとんでもないロスになりますので、その一部分を手元に置いて、順次出荷していくような体制が取れないかなと考えています。一方で、先ほどから言われている若手の漁業者による実証実験といった形での陸上での水槽の利用というのも進めていきたいと思っておりますので、その辺の水槽の数に限りがございますので、バランスを取りながらできる範囲でといったようなところで今考えているところです。 44 ◯野口達也委員 養殖業者がこれだけくださいよと、例えば、できたら必ず受け取るという確約がなからんば、やはり水産センターもそら無理やけんね。そこのところよく分かります。ただ、余った部分ば、そういうふうに水産センターが試験的じゃなかばってん、そういう形でやるということは、ぜひお願いしたいと思います。  ただ、そういう中で、片一方でそう言いながら、今回シマアジが減ったでしょ。6万尾ぐらいおったとが、結局出荷するときは一万二、三千尾になったっちゃなかと。それは何でですか。 45 ◯村瀬水産センター所長 委員ご指摘のとおり、シマアジの一番当初の予算計上時の要望として、4万尾の要望をいただいておりました。私どもの3月の推計ということで、4万尾ということでお預かりしたんですけれども、3月がちょっと水温が低いということで、魚に影響が出るので、計数はやめたほうがいいという話もありましたので、4月になって水温が上がって、4月6日に計数をしたところ、1万3,000尾ほどしかいなかったという結果でありました。  原因の究明なんですけれども、シマアジ、種苗生産ではほとんどそうなんですけれども、いわゆる初期減耗というのが一番大きくて、なおかつ、3月の上旬とかに2面あった水槽を1面にされたりとか、数が大分減ってきているという状況は私たちも見てはおりました。なので、恐らく、初期から中期ぐらいの段階で、餌の切替えなのか、水質、例えばまた、水槽のエアレーションとか、いろんな要素で種苗は死ぬことがあるんですけれども、恐らくそういったところが原因ではないかと考えております。  以上でございます。 46 ◯野口達也委員 ということは、稚魚の成育は高島に委託しておったわけでしょ。そうしたら、要するに、高島のそこが悪かったということ。 47 ◯村瀬水産センター所長 そこが悪いとかということではなく、恐らく過去にも、やはり出来不出来というのはどうしても種苗生産にはございまして、ただ、私が事実として把握していることしか申し上げることができないのですが、4月にはもう、1万3,000尾になっておりまして、3月までの段階でかなり数が減りまして、そこもこれという原因を1つ追及するというのは非常に難しいんですが、事実として言えることは、もう、4月に入って、大体2週間で5匹死ぬのを計数したんですけど、この記録もございますし、後期の変死ではなく、やはり、種苗生産の一番厳しい時期である初期から中期にかけての原因であると考えております。  以上でございます。 48 ◯野口達也委員 3月末に高島水産センターが清算したわけでしょ。高島から受けたときに、尾数は確認せんやったと。 49 ◯村瀬水産センター所長 3月に、まず、概数で4万尾という話を伺って、やはりちょっと少なく感じたものですから、立ち合い計数をお願いしたところ、水温が低い時期に触ると魚によくないというお話がありました。やはり、ちょっと少ないかなというところもあって、そこで私たちが無理に、立ち合い計数で触ることで、魚の数をさらに減らしてはいけないという判断がありまして、本来であれば業者立ち合いの下、数をカウントするというのがやるべき手段だったかと思うんですけれども、水温が上がって、実際計数するのを待とうという判断をした次第でございます。  以上でございます。 50 ◯野口達也委員 4万尾が1万3,000尾でしょ。4分の1になっとっとやけんさ。恐らく、最初4万尾以上おったはずさ。だから、そこのところはやはりきちんとしていかんと。例えば、シマアジの購入、販売、水産センターが販売しますよと。購入は漁協がすっとかな。漁協と契約しとっとでしょ。そこの契約は、きちんと漁協としとっとでしょ。しとらんと。 51 ◯村瀬水産センター所長 漁協と契約するんですけれども、契約のタイミングに関しましては、うちのほうで計数しまして、最終的に生産できた数を基に漁協と契約を交わすような形になります。 52 ◯野口達也委員 現実的に、4万尾を購入したいということで、漁協は組んどるわけですたいね。漁業者に言うとるわけでしょ。漁業者はそれを待っとくわけでしょ。ところが、現実的には1万3,000尾しかなかったて。そうしたら今まで1万5,000尾ぐらい取ってくれよったところに、もうほかの養殖業者は、あんたのところはずっと取りよるとやけん取らんねということで、自分たちはよそから取ったわけたい、漁協が世話してよそから取りました。その一業者も1万5,000尾なかったけん、2,000尾はよそから取ったわけよ。単価が違うじゃなかですか。そういうとに対して市は何もせんと。疑問を感じらんとかな。それがないと、漁業者も次からはお願いしますと言わんやろ。値段は幾ら違うとねと聞いたら、1尾50円違うって。50円で1万尾入れたら50万円ばい。経営の計画、全部ガタガタやかね。その辺は、やはりそれなりの対応ばしていかんと、水産センターの意味がなくなるとじゃなか。漁業者が頼りきらんよ、そがんなっていけば。その辺どうなんですか。 53 ◯村瀬水産センター所長 委員のご指摘のとおり、こちらがご要望として4万尾いただいていて、結果的に1万3,000尾ということで、その分に関して漁業者のご負担が増えたということは、認識しておりますし、大変申し訳なく思っております。  今後こういうことがないように、とにかくいい種苗を、ちゃんとご希望に添えるような形でしっかり生産してまいりたいと考えております。  以上でございます。 54 ◯野口達也委員 漁協もいつも水産センターにお世話になっとるけん、それ以上は言われんですもんねと言いなっさ。やはり、漁協にしても漁業者にしても、1尾50円違えば、全然違うとやけん。成魚の1尾50円と稚魚の1尾50円は数が全然違うとやけんさ。ですから、そこのところは、ぜひ、水産センターとしての役目をもっと自覚してもろうて、もう前から言うばってん、とにかく漁業者に寄り添って、もうどがんしようかという話を常にしながら、やはり私は進めていってもらいたい。そうせんば、もう水産センターとしての意味がなくなるたい。  所長が、もう鳴り物入りで行ったとばい。今までの事務職のセンター長じゃなくて、技術職やけん。やはりそこのところはぜひ、漁業者と仲よくやってもらいたいと思います。  私、あともう1つだけよかですか。もう1つ、例の保険はどがんですか。うまくいきよっと。 55 ◯田畑水産振興課長 議会のほうに予算をいただきまして、稚魚の台風等の災害に対しての備えといった形での保険に対しての支援制度を今年度から創設いたしまして、取り組んでいるところでございます。今、委員ご指摘のとおり、今年度6月までにその保険というのが申込みをしないといけないという期限でございましたが、たちばな漁協のほうは、今年度創設した制度ですが、今回は使わないというか、使えないといったようなことで返事を伺っております。これはやはり、長引く新型コロナウイルスであるとか、昨年度の台風の被害、そういったことでかなり疲弊しているといったことで、もともとの保険の加入率が80%以上に対して支援をするような制度設計でございまして、80%というのがなかなか厳しいといったようなことでお話をお伺いをいたしております。  以上でございます。 56 ◯野口達也委員 言うとったじゃないですか。私が2月に。厳しかよって、おらんよって。でもあなた方が、いや、いますと、やらせてくださいと言ったやかね。結果が6月末締切でゼロやろう。それは言い訳やもんさ。今回、予算も上げて終わってしまっとるけん、あればってん、来年に向けては、私は別のパターンで助成を考えんばいかんと思うよ。例えば、何か話合いの中で、1尾幾らとか、1尾の例えば10分の1を補助するとかなんとかいう話の検討をしてもらいたいということが、市長にも話が行っとるらしかけどさ。やはりそういう辺りを検討していかんと、私は、漁業者は2年目以降のが金額も太かとやけん、1年目は出し切らんて、2月に私言うたじゃなかですか。ですから、ぜひとも来年は別のパターンで、補助については予算化をしてもらいたい。そうせんば、本当に、トラフグの養殖業者はおらんごとなってしまう。ぜひともお願いをしたいと思います。どがんですか。 57 ◯田畑水産振興課長 トラフグはやはり日本一の養殖産地ということで、私ども今後もそういった産地の育成に努めてまいりたいと思います。そのためには、漁業者とよく話をしながら、そういった対応を行っていきたいと考えております。  以上でございます。 58 ◯野口達也委員 ぜひお願いします。部長、部長が先頭に立って、こういう部分のところは、やはり一定理解してもらって、ずっと、いろんな漁協とか、そういうところと話をしながら対応してくれんですか。やはり、事務レベルだけじゃ駄目さ。やはり現場でしっかり声を聞きながら、水産センター長もおるし、よろしくお願いします。 59 ◯向井水産農林部長 今、野口委員からご指摘があったように、やはり現場とうちの職員、私も含めて、接触の少なさというところがいろいろな誤解につながったりとか、施策がうまくかみ合わなかったりとかということにつながっているという部分は、私もあると思います。  今回、いろいろ話題になった、水槽を使って共同で試験をしてみようとかということについても、私もその会議に何度か出席をして、皆さんと直接お話をする中で、お互いに理解できたかなと感じる部分もありますので、今後ともそういう取組を続けていきたいと思います。ありがとうございます。 60 ◯中里泰則委員 1点だけ、高島の飛島磯釣り公園の件についてですけど、53ページの総括コメントのところに、屋外レジャーに注目が集まっている状況を捉えて、新たな客層を取り込む工夫が必要というようなコメントがされておりますが、結局のところ、あそこも老朽化とか、塩のさびの関係で使えないというか、使いづらくなっています。あそこも補修をしないことには、新たな客層を取り込むというところにはつながっていかないのかなと思うんですけど、本気で釣り公園を改修していくつもりがあるのかどうか。その決意というか、本気度を教えていただければと思いますが。 61 ◯大田水産農林政策課長 飛島磯釣り公園でございますけれども、実は、せんだっての公共施設マネジメントの市の考えの中では、廃止を含めて検討という方針が出ております。そういった中で、現時点では、釣り公園をいつまでどういった形で使うかというところは、今から内部で決めていくという段階にございます。そういった中で、改修につきましては、今の老朽化の状況の調査委託なども行っておりまして、やはり躯体自体は大丈夫なんですけれども、さびが進んでいくので、長く持たせるなら防さびをした上で、塗装したりとかという大がかりな改修が必要ということがございます。  ですので、今、新たなニーズというような話もある中では、台風の被害とかもあって、釣り場が使えないところもあって、不足はしているんですけど、令和2年度から利用者のアンケートもずっと取っておりまして、今年度もまたオープンしましたので、続けていって、そういったニーズというのはもちろん把握をしたいというのもございますし、あとはやはり費用です。将来的なコストの試算などもして、いつまでどういった形で使うかというのをニーズ調査と併せて、内部でよく検討して今後決めていきたいと考えています。  今の段階では、はっきり決めてはおりませんが、今からそこはしっかり協議して決めていきたいと考えております。  以上です。 62 ◯中里泰則委員 廃止を含めてというような話も聞こえたんですけど、今、本当、新型コロナウイルスの感染拡大の関係で、アウトドアというか、いろんなキャンプだとか、こういった釣りもそうですけど、ニーズが高まっているというふうに思うんです。先ほどの水産センターの件もそうなんですけど、せっかく海があって、周りにいろんな魚がいてというのがあれば、高島の地域振興を考えると、しっかり取り組んでいく必要があるのかなと思うんです。廃止というのは、私はもってのほかだと。何か高島に人を集める工夫というのを考えていかなければならないと思うんです。それが、釣り公園なのかどうなのかというのは別に置いておいてでも、何か人を集める工夫というのは、せっかくこうやって釣り公園もありますから、あるものはどうにか活用していく、そういったことも必要かなと思うんです。ただただ老朽化している釣り公園の維持管理だけじゃなくて、高島全体のことを考えて、何か手を入れていく。そういった視点でやってもらえんかなと思うんですけど、その辺りはどうですか。 63 ◯大田水産農林政策課長 もちろん今の現状ということで先ほどご説明させていただいたんですけれども、委員がおっしゃるとおり、林委員からもございましたけれども、高島の中でも釣り公園、海水浴場というのは、活性化のための拠点施設ということで私たちも捉えておりますので、単なる釣り公園の老朽化云々だけの話での議論ということにはならないと思っています。  高島全体であったり、あるいは南部地区全体の中での1つの魅力ということで考えておりますので、もっと活用できないか、もっと人に来てもらえないかということを全体の視点の中でよく話をしていきたいと考えております。  以上です。 64 ◯中里泰則委員 船で高島に行くとき、高島で降りる方は、釣り道具を抱えて降りていらっしゃる方がかなり多いというふうに私は受け止めております。本当に高島振興という視点で、せっかくアウトドアに注目が集まっているといういい機会でもありますから、せっかくのチャンスを捉えて、今後のことを考えていっていただきたいということをお願いしておきたいと思います。 65 ◯大石史生委員 1つ高島に関連して、私も6月8日に高島に渡って、ぶらっと歩いてきたんですけれども、その中でも釣りの道具を持ってきた人はやはりいました。釣りが目的で高島に行く人というのは、大体どれぐらいの割合か、そういうのは把握できていますか。 66 ◯大田水産農林政策課長 釣りで来られる方がどれぐらいかという割合は把握をしておりません。  おっしゃるとおり、この前も新型コロナウイルスで閉館ということになったんですけど、そのときもかなりの方が実際現地まで来られていて、お断りするのが忍びなかったということを漁協から聞いております。やはり釣りの魅力というのがあるというのは皆さん認識されていると、私たちも思っています。  以上です。 67 ◯大石史生委員 釣り公園を残すか残さないかというのは、お金もかかるけんが、私は残してほしいとは思っておるとですけど。ただ、あそこの釣り公園って、大体釣る場所が3か所ありますよね。山を越えたところの東側と北側ですね。あそこの2か所が基本的にみんなよく行かれるところで、あそこが一番破損して、釣りができなくなっとですもんね。その手前の、山までは結構頑丈にしていますもんね。だからそういう整備の在り方というか、縮小してでもやるよとか、廃止というのじゃなくて、少し検討ばしてもらえんかなと思います。  私もフェリーで何回か渡る中で、どれぐらいの割合が釣り客なのかなと思いながら見ているんですけれども、結構な割合がいます。特に朝早い便と15時の便ですかね。ここはもう、かなり釣り客が多いです。なくなってしまえば、高島の船の航路自体がまた減便になったりとか、そういうのも懸念されると思うと、地元の人たちにもかなり影響が出るかなと思っています。地元の人たちがどういう意見を言っているのかというのもいろいろあると思うんですけれども、その辺りを考えながら、地域振興の観点を持って、頑張っていただきたいと思いますので、よろしくお願いしておきます。
    68 ◯相川和彦委員長 ほかにございませんか。  それでは、以上で水産農林部所管事項調査を終了いたします。  以上で、本委員会の審査は全て終了いたしました。  これをもちまして、環境経済委員会を散会いたします。           =散会 午前11時27分=  長崎市議会委員会条例第28条第1項の規定により署名する。         環境経済委員長 相川 和彦 長崎市議会 ↑ ページの先頭へ...