長崎市議会 2021-02-22
2021-02-22 長崎市:令和3年第1回定例会(1日目) 本文
次に、
社会経済対策についてご説明します。本定例会にご提案させていただいている予算については、ここでは概要のみご説明させていただきます。
社会経済対策については、これまで
救急期、
リハビリ期、復活期と分けて対応してきましたが、現在は第3波による
救急期をやっと脱して、
リハビリ期へ向かっていく状況であると考えており、長期間、
新型コロナウイルスの影響が続いていることや年末年始の稼ぎどきに経済への影響が大きかったことを踏まえた対策を実施することとしています。今回の補正予算及び当初予算においては、
中小事業者等一時金や
公共交通確保支援金、WELCOME TO
NAGASAKIキャンペーン事業費などの
社会経済対策のほかに、
感染拡大防止対策として、
PCR検査などを実施するための
新型コロナウイルス感染症対策費や
新型コロナウイルス感染症病床確保推進費などを計上しています。また、1月に予算の専決処分をさせていただいたことで、
飲食店等に対する営業時間短縮の要請等に対する協力金などの必要な対応を速やかに行うことができました。議会のご配慮に対しまして、改めて感謝申し上げます。
最後に、私から市民の皆様に2つのことをお願いします。1つ目は、
ワクチン接種のご協力に関するお願いです。長崎市では、いち早く市民の皆さんが接種できるよう、1月から
市民健康部内に
新型コロナウイルスワクチン接種事業室を立ち上げ、準備を進めています。現在、供給予定のワクチンは2回接種が必要で、いずれも無料で受けられます。
接種方法は、
インフルエンザ予防接種の仕組みを活用できることなどから、
市内医療機関による
個別接種を基本とし、状況により
集団接種で補完する方針で、長崎市医師会などと協議を進めています。今後の
接種スケジュールについては、国が定めた順位に従い、長崎県において
医療従事者への
優先接種を3月中旬以降に、その後、長崎市を実施主体として高齢者や基礎疾患がある人から順次接種を行う予定です。また、65歳以上の方へ3月下旬頃から接種券を発送する予定であり、その後、それ以外の方にも順次発送する予定にしています。2月下旬にも専用の
コールセンターを開設し、市民の皆様に対して丁寧な
情報発信に努めていきますので、正しくご理解いただいた上で、
ワクチン接種を受けていただきますようお願いします。2つ目は、決して油断することなく
感染防止対策を徹底してくださいということです。
感染者数は
減少傾向にありますが、海外で発生した変異株が国内に持ち込まれるなど予断を許さない状況です。ここで気を緩め過ぎることなく、基本的な
感染対策を講じ、
市民一人ひとりが感染しない、感染させない努力を引き続きお願いします。
結びに、市民の皆様には日頃から
新型コロナウイルスの
感染拡大防止対策にご理解とご協力をいただき、深く感謝申し上げます。特に、市民の皆様の健康と命を守るため、医療・福祉・保健などの現場で使命感を持って対応していただいている関係者の皆様に心より敬意を表しますとともに、重ねて感謝申し上げます。引き続き、市民の皆様並びに議員の皆様のご理解とご協力をお願い申し上げ、
行政報告とさせていただきます。=(降壇)=
5 ◯議長(
井上重久君) これより
議事日程第1号により本日の会議を開きます。
日程1
会期決定について
を議題といたします。
お諮りいたします。
今定例会の会期は、本日から3月12日までの19日間といたしたいと思います。これにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と言う者あり〕
6 ◯議長(
井上重久君) ご異議ないと認めます。
よって、今定例会の会期は19日間と決定いたしました。なお、会期中の日程につきましては、お手元に配付いたしております日程案のとおりご了承をお願いいたします。
次に
日程2
会議録署名議員の指名について
本件は、
長崎市議会会議規則第76条の規定により、令和3年中の
会議録署名議員に平
剛志議員並びに
山谷好弘議員を指名いたします。
なお、
会議録署名議員が会議に出席しなかった際の
予備署名議員として
竹田雄亮議員並びに
岩永福子議員を指名いたします。
次に
日程3
長崎
駅周辺整備・
交通結節対策について
から
日程5
人口減少対策について
まで、以上3件を一括議題といたします。
まず、長崎
駅周辺整備・
交通結節対策特別委員長の報告を求めます。8番
池田章子議員。
〔
池田長崎駅周辺整備・
交通結節対策特別委員長登壇〕
7 ◯8番(長崎
駅周辺整備・
交通結節対策特別委員長 池田章子君) ただいま議題となりました長崎
駅周辺整備・
交通結節対策について、長崎
駅周辺整備・
交通結節対策特別委員会の調査の結果をご報告申し上げます。詳細につきましては、お手元に配付いたしております
調査報告書のとおりでありますが、以下、その概要について申し上げます。
新幹線開業を前に長崎駅周辺の
整備計画が一層具体化され、大黒町への
バスターミナル再整備などの新たな動きも出ている中、これまでの
特別委員会等での議論を踏まえつつ、新たな計画も含めた具体的な
整備計画を調査し、長崎
駅周辺整備及び
交通結節対策の推進に寄与するため、国、県、市及び
交通事業者の最新の長崎駅
周辺整備計画、駅周辺及び
市中心部の
交通結節について把握し、市民や観光客の
利便性向上や100年に一度の
まちづくりに資する諸方策について、鋭意、検討を行ったところであります。
委員会では、
在来線駅舎開業後の長崎駅の現状と課題や長崎
市中心部における
交通結節の現状と課題、長崎
市中心部の
交通結節等検討会議から出される
基本計画、長崎駅及び
新駅ビルの
整備計画について調査を行うとともに、長崎
駅周辺整備及び
交通結節の課題について、長崎県、長崎県交通局、
長崎自動車株式会社、
長崎電気軌道株式会社、
一般社団法人長崎市
タクシー協会及び
全国交通運輸労働組合総
連合長崎県支部から参考人をお招きし、それぞれ
意見交換を行い、その後の委員会では、参考人の意見を踏まえ、本市の考え方を理事者に質すなど、議論を深めた次第であります。
以上の調査結果を踏まえ、次のとおり本委員会の提言といたします。
令和2年7月の長崎
市中心部の
交通結節等検討会議において、長崎駅
周辺地区や
松が枝周辺地区、
大波止周辺地区などの
整備方針が一定示されたものの、具体的な計画については今後決定されることから、本市の
まちづくりの方向性や考えをしっかりと示しながら、国や県、
関係機関と連携し、事業を進めることを要望いたします。特に、
旭大橋線の側道と
長崎駅西通り線との
交差点付近は、現状でもバスやタクシーなどの
交通事業者から
交通渋滞を懸念する声が上がっており、さらに
JR九州が今後、
アミュプラザ長崎横に
新駅ビルの開発を計画していることから、
JR九州に対し具体的な
交通対策を求めるとともに、渋滞することなくスムーズな交通となるようにハード、ソフトの両面から対策を講じるよう強く要望いたします。
あわせて、歩行者の
安全性確保の観点から、同交差点への
信号機設置及び県庁方面への
西通り線の延伸については、引き続き長崎県や
長崎県警と協議することを求めます。また、新駅舎の南口改札については、県庁や大波止、
まちなか方面への回遊性の向上につながることから、長崎県とともに
JR九州に整備を求めることを要望いたします。
次に、再整備される
バスターミナルは、
交通事業者や関係者の意見を十分踏まえ、
アフターコロナを見据えた適正な規模での整備となるよう、国や長崎県と連携を図りながら取り組むことを要望いたします。さらに、
バスターミナルと長崎駅方面を結ぶペデストリアンデッキの建設については、健常者のみならず、障害者も含めた歩行者の
負担軽減及び大黒町とのつながりの創出という点からも長崎駅までのデッキの延伸を含めた具体的な
負担軽減の取組を要望いたします。また、浦上駅周辺では、
長崎スタジアムシティプロジェクトによる新
スタジアムなどが計画されており、完成した折には浦上駅の
利用増加が見込まれることから、浦上駅のさらなる
利便性向上を図るとともに、
スタジアムまでの
歩行者動線については、浦上駅周辺の
整備状況を踏まえながら、安全性の確保を最優先に検討し、
スタジアム周辺の
交通渋滞対策にも取り組むことを要望いたします。
最後に、
松が枝国際ターミナル方面への路面電車の延伸については、
周辺地域の
まちづくりの動向を踏まえながら、解決すべき様々な課題を長崎県や
交通事業者と協議し進めることを求めます。
理事者におかれましては、委員会における調査の過程で各委員から出された意見・要望を踏まえ、100年に一度となる大きなまちの進化に向け、本市の
駅周辺整備・
交通結節対策に関する各種施策の実現に引き続き取り組まれることを求める次第であります。
以上、長崎
駅周辺整備・
交通結節対策特別委員会の
調査終了の報告といたします。=(降壇)=
8 ◯議長(
井上重久君) 次に、
観光客誘致対策特別委員長の報告を求めます。10番
武次良治議員。
〔
武次観光客誘致対策特別委員長登壇〕
9 ◯10番(
観光客誘致対策特別委員長 武次良治君) ただいま議題となりました
観光客誘致対策について、
観光客誘致対策特別委員会の調査の結果をご報告申し上げます。詳細につきましては、お手元に配付いたしております
調査報告書のとおりでありますが、以下、その概要について申し上げます。
近年の感染症、
自然災害等による観光業への影響を把握し、その対策を調査するとともに、現在の
観光客誘致の在り方を見直し、
観光客増加のための施策の推進に寄与するため、本市の
誘致体制の現状把握を行い、
感染症拡大による
観光客受入れへの影響とその対応策を検討するとともに、観光と長崎の様々な魅力を連動させた取組等により
観光客増加を目指した
観光客誘致対策への諸方策について、鋭意、検討を行ったところであります。
委員会では、本市の観光の現状と
誘致体制、
誘致体制強化のための取組、観光と食を連動させた
観光客増加への取組、感染症・
自然災害等に対応した観光面での取組について調査を行うとともに、
感染症拡大による
観光客受入れへの影響と対応策について、
株式会社JTB長崎支店及び長崎市
旅館ホテル組合連合会から参考人をお招きし、
意見交換を行いました。さらに、今後の誘致に向けた取組について、DMO及び
株式会社なが
さきMICEの運営・
誘致担当である
株式会社コングレ九州支社から識者をお招きし、オンラインを活用して
意見交換を行いました。
意見交換では、それぞれの考え方や課題、提案など率直な意見の聴取を行うとともに、委員会では、参考人の意見を踏まえ、本市の考え方を理事者に質すなど、議論を深めた次第であります。
その結果、委員会においては、
新型コロナウイルス感染症が世界中で拡大し、人の移動が大きく制限される中、観光業を基幹産業の1つとする本市においては、
コロナ禍で打撃を受けている観光業や飲食店に対しポストコロナに向けて活性化を図る支援を実施するとともに、官民連携し、team
NAGASAKI SAFETYなどの安全安心な滞在環境を高めるための取組をさらに推進し、感染症にしっかりと対応している都市であることを市内外へ積極的に
情報発信することで
観光客誘致につなげるよう要望いたします。また、
出島メッセ長崎の令和3年11月の開業に向け、
株式会社なが
さきMICEやDMOとの連携をさらに深め、戦略的な
MICEの
誘致活動を行うことを要望いたします。
あわせて、文化財などの資源を活用したユニークベニューの造成や、新しい生活様式に対応した長崎さるくをはじめとする
体験型コンテンツの充実に取り組むことで、地域への周遊を促進し、
MICE開催による効果をまち全体に波及させ、
消費拡大につなげることを求めます。特に、DMOは令和2年8月に観光庁の
重点支援DMOに選定されたところであり、民間の力を総結集し、観光の活性化のために様々な事業が展開される中、本市とDMOとの連携を密にし、他都市との差別化を明確にして、さらなる稼ぐ仕組みの構築に努めることを要望いたします。
さらに、観光と食を連動させ、食の魅力を顕在化させて
観光客誘致につなげるため、魚や農産物を中心とした地産地消を体感できる施設の設置について、長崎県や
関係団体と早急に協議を行うことを要望いたします。また、観光客への水産物のPRについては、刺身や寿司に特化する、売り込む魚種を絞り込むなど的を絞った
情報発信を行い、さらなる
消費拡大に向けた施策に取り組むよう要望いたします。
理事者におかれましては、委員会における調査の過程で各委員から出された意見・要望を十分に踏まえ、さらに
都市間競争が厳しさを増す今後に備え、資源磨きと魅力ある
コンテンツの創造に努め、戦略的に
観光情報を発信し、地域住民や
関係団体等と協力して観光客の誘致に取り組むことを求める次第であります。
以上、
観光客誘致対策特別委員会の
調査終了の報告といたします。=(降壇)=
10 ◯議長(
井上重久君) 次に、
人口減少対策特別委員長の報告を求めます。3番柿田 正議員。
〔
柿田人口減少対策特別委員長登壇〕
11 ◯3番(
人口減少対策特別委員長 柿田 正君) ただいま議題となりました
人口減少対策について、
人口減少対策特別委員会の調査の結果をご報告申し上げます。詳細につきましては、お手元に配付いたしております
調査報告書のとおりでありますが、以下、その概要について申し上げます。
長崎市は、2018年、2019年と2年連続で日本人の社会減が
全国ワースト第1位となるなど
人口減少が進んでおり、その中でも特に若年層の
転出超過が顕著であり、さらに少子化にも歯止めがかかっていない状況であります。このため、若年層の転出に歯止めをかけるとともに、
転入促進に向けた経済を強くし、新しいひとの流れをつくる施策や安心して子育てをしながら住み続けられる子育てしやすいまちに向けた施策の推進に寄与するため、本市の
人口減少の状況と要因、課題を把握するとともに、
子育て施策や雇用の確保策など
人口減少対策のための諸方策について、鋭意、検討を行ったところであります。
委員会では、
人口減少の現状と要因、妊娠から就学までの切れ目のない
支援体制、就学期の
支援体制と学校教育の充実、産業と雇用の現状及び今後の展望、
転入促進を図るための取組について調査を行うとともに、若い世代に選ばれる魅力的なまちの実現に向けた取組について、有識者や実際に
まちづくりに取り組まれている方との
意見交換を行いました。
その結果、委員会においては、本市が
人口減少対策として様々な施策に取り組んでいることや、本委員会の要望を踏まえ
子育て応援特別給付金を支給したことについては評価するものの、若い世代を中心とした転出の継続や転入者の減少を主な要因とする
転出超過の拡大や、若い世代の減少に伴う出生数の減少により
人口減少に歯止めがかかっていない状況である中、令和2年3月に第2期まち・ひと・し
ごと創生総合戦略を策定し、若い世代に選ばれる魅力的なまちを目指すべき姿として掲げ、
産学官金労言士の各団体とともに
オール長崎市で取り組んでいますが、
新型コロナウイルス感染症の影響により、今、取り組んでいる事業においても
計画どおりに進捗しないことが考えられることから、適宜、変化や肉づけを行いながら
人口減少対策に取り組むことを要望いたします。また、平成26年に設置した長崎市
人口減少対策推進本部については、
人口減少に歯止めがかからない中、全庁全職員が同じ気持ちを持ち、力を合わせて対策を実行していくためにも、定期的に会議や幹事会、部会を開催し、意識改革や事業の推進を行うよう要望いたします。また、同
推進本部においては、現役世代や若い世代の意見を取り入れるような運用を行っていただくよう求めます。
子育て支援施策については、様々な施策を実施していますが、就学援助の世帯も多いことから、今後も子育ての
費用負担の軽減について取り組まれるよう要望いたします。また、今実施している施策に対する周知を進めるため、キャッチフレーズの作成や子育て応援宣言を行うことなどにより、周知の徹底を図るよう要望いたします。
雇用施策のうち、企業誘致については、長崎市の自然災害のリスクが比較的少ない等の強みを生かした誘致と併せ、製造業の誘致にも引き続き取り組むことを求めます。また、雇用の推進については、
新型コロナウイルス感染症の影響で有効求人倍率が減少しており、新卒者の就職も厳しい状態となっていることから、現場の声を収集し希望に即した就職ができるよう取組を進めることを要望します。なお、高校生の新卒者については、就職先の希望調査を行い、学校の進路指導者とも連携を図りながら、高校生の就職にも目を向けていただくよう要望いたします。
移住施策については、移住を希望される方のニーズを把握し、公共施設の活用など移住希望者のニーズに合ったものを用意できるような取組を実施することを求めます。また、働き方が多様化している中で、リモートによる移住への対応やワーケーションの受入れについて取り組むとともに、本市の持つ魅力を発信するなどの長崎市が選ばれるための取組を継続して実施するよう要望いたします。また、長崎大学情報データ科学部の大村市への移転が現実となった場合、本市に居住する学生が市外へ出ていくこととなるため、今後は移転に係る協議の進捗等の情報を収集し、本市にとどまってもらうための施策について検討することを求めます。
理事者におかれましては、委員会における調査の過程で各委員から出された意見・要望を踏まえ、若者が暮らしやすいまちを目指し、全庁全所属全職員が一丸となり、同じ意識を持って
人口減少対策に対する各種施策の実現に引き続き取り組まれることを要望いたします。
以上、
人口減少対策特別委員会の
調査終了の報告といたします。=(降壇)=
12 ◯議長(
井上重久君) 以上、3件につきましては、ただいま各特別委員長から報告がありましたとおり、これをもって調査を終了することにいたします。
次に
日程6
常任委員の選任について
これより常任委員の選任を行います。
常任委員の選任につきましては、長崎市議会委員会条例第6条第1項の規定により、議長において指名いたします。
常任委員の氏名を書記に朗読させます。議事調査課長。
〔松竹書記朗読〕
総務委員
五輪 清隆議員 井上 重久議員
梅元 建治議員 深堀 義昭議員
筒井 正興議員 中村 俊介議員
山口 政嘉議員 福澤 照充議員
平
剛志議員 内田 隆英議員
教育厚生委員
池田 章子議員 木森 俊也議員
西田 実伸議員 岩永 敏博議員
竹田 雄亮議員 浅田 五郎議員
佐藤 正洋議員 久 八寸志議員
向山 宗子議員 幸 大助議員
環境経済委員
中里 泰則議員 野口 達也議員
相川 和彦議員 柿田 正議員
山崎 猛議員 岩永 福子議員
武次 良治議員 林 広文議員
平野 剛議員 大石 史生議員
建設水道委員
梅原 和喜議員 山谷 好弘議員
奥村 修計議員 吉原 孝議員
土屋 美紀議員 毎熊 政直議員
永尾 春文議員 山本 信幸議員
東 竜也議員 中西 敦信議員
以上でございます。
13 ◯議長(
井上重久君) 以上のとおり指名いたしたいと思います。これにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と言う者あり〕
14 ◯議長(
井上重久君) ご異議ないと認めます。
よって、ただいま指名いたしました議員をそれぞれの常任委員に選任することに決定いたしました。
次に
日程7
議会運営委員の選任について
同委員の選任に当たり、議会運営委員会の委員の定数を8名といたしたいと思います。これにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と言う者あり〕
15 ◯議長(
井上重久君) ご異議ないと認めます。
よって、議会運営委員の定数は8名と決定いたしました。
次に、議会運営委員の選任を行います。同委員の選任につきましては、長崎市議会委員会条例第6条第1項の規定により、議長において指名いたします。
委員の氏名を書記に朗読させます。議事調査課長。
〔松竹書記朗読〕
議会運営委員
五輪 清隆議員 中里 泰則議員
竹田 雄亮議員 山崎 猛議員
武次 良治議員 中村 俊介議員
山本 信幸議員 幸 大助議員
以上でございます。
16 ◯議長(
井上重久君) 以上のとおり指名いたしたいと思います。これにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と言う者あり〕
17 ◯議長(
井上重久君) ご異議ないと認めます。
よって、ただいま指名いたしました議員を議会運営委員に選任することに決定いたしました。
この際、各常任委員会及び議会運営委員会において委員長及び副委員長の互選を行うため、暫時休憩いたします。
各委員会は直ちに開会をお願いいたします。
=休憩 午前10時41分=
~~~~~~~~~~~
=再開 午前11時10分=
18 ◯議長(
井上重久君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
ただいまの休憩中に、各常任委員会及び議会運営委員会におきまして、委員長及び副委員長の互選が行われましたので、その結果をご報告申し上げます。
まず、常任委員会について申し上げます。
総務委員会委員長 山口 政嘉議員
副委員長 梅元 建治議員
教育厚生委員会委員長 木森 俊也議員
副委員長 幸 大助議員
環境経済委員会委員長 相川 和彦議員
副委員長 岩永 福子議員
建設水道委員会委員長 永尾 春文議員
副委員長 山谷 好弘議員
次に、議会運営委員会について申し上げます。
委員長 山崎 猛議員
副委員長 中村 俊介議員
以上であります。
次に
日程8
市長の施政方針説明について
これより令和3年度の施政方針について、市長の説明を求めます。市長。
〔
田上富久君登壇〕
19 ◯市長(
田上富久君) 本日、令和3年第1回
市議会定例会を招集いたしましたところ、議員の皆様にはご出席を賜り、厚くお礼申し上げますとともに、日頃から市政の推進にご理解とご協力をいただいておりますことに対し、心から感謝を申し上げます。
それでは、令和3年度の予算案をはじめとする諸議案のご審議をお願いするに先立ち、市政運営に当たっての所信の一端と令和3年度の主な取組について述べさせていただきます。
1.初めに
今、私たちは、静かだが大きな災害の真っただ中にいます。昨年、世界を混乱に陥れた
新型コロナウイルス感染症は、いまだ収束の気配を見せず、私たちのまち長崎においても、この1年の間、市民に大きな不安を与え続けるとともに、社会経済活動の著しい停滞をもたらしています。特に、観光業など第3次産業の占める割合が高い長崎市の地域経済は深刻なダメージを受けています。この1年間、
医療機関、医師会、長崎大学、県、保健所をはじめとする多くの関係者の必死の努力、そして市民や事業者の皆さんの感染防止に向けた協力をいただきながら、医療と社会経済活動の崩壊を防ぐべく、市議会とも連携しながら全力で取り組んできました。その中で私たちは、危機管理においては準備と連携が不可欠であることを改めて学んできました。
あわせて、
コロナ禍が収束したときに、社会は元に戻るのではなく、新しい在り方に向かうべきであることに気づきました。多くの人が命や家庭、当たり前の日常の大切さに気づき、生活の質を追求しようとする意識が高まるとともに、地方分散やデジタル化の動きが加速するなど、私たちの生活や価値観は今、大きく変わろうとしています。デジタル化については、令和3年度を長崎市のデジタルスタートの年として強力に推し進めるため、専門の組織を新設するとともに、外部人材を活用し、長崎に合ったデジタル化の指針となる計画を策定します。デジタル化を進めていく上で忘れてはならないことは、デジタル化そのものが目的ではなく、市民の暮らしやすさや訪れる人の過ごしやすさに貢献すること、そして、その基盤としての市役所の仕事を変えていくということです。
また、地方での暮らしへの関心が高まっていることをチャンスと捉え、第2期長崎市まち・ひと・し
ごと創生総合戦略に掲げる若い世代に選ばれる魅力的なまちの実現に向けて、より積極的に、そしてスピード感と柔軟性を持って取組を進めていくことも重要です。
今、長崎のまちは100年に一度とも言える大きな進化の時期を迎えています。今年の春には、長崎駅周辺で長崎駅西口広場が完成し、秋には
出島メッセ長崎やヒルトン長崎が開業します。また、野母崎地区では、10月の恐竜博物館のオープンに合わせて、野母崎総合運動公園一帯が長崎のもざき恐竜パークとして生まれ変わります。令和4年度以降も九州新幹線西九州ルートの暫定開業や新市庁舎の開庁が続くほか、
長崎スタジアムシティプロジェクトや長崎駅周辺での
新駅ビルの建設など、民間事業者による大型事業も進められています。また、地域コミュニティのしくみづくりや地域包括ケアシステムの構築など、まちを支える仕組みづくりも多くの市民や専門家などの参画を得て着実に進んでいます。
これからの数年間は、これまで取り組んできた、次の時代のまちの基盤づくりの成果が次々と形になっていく時期になります。市議会の協力もいただきながら、多くの市民の皆さんとの協働により築いてきたこれらのまちの基盤をしっかりとつくり上げ、その上に住む人や訪れる人の幸せをつくっていくという長崎の未来づくりにしっかり取り組んでいきたいと思います。
2.令和3年度の予算編成
長崎市の財政状況は、
新型コロナウイルス感染症の感染拡大により、歳出面では、保健・医療体制の充実や経済対策などに係る新たな財政
需要が増加し、歳入面では、経済活動の停滞による市税等の減収に加え、
人口減少に伴う地方交付税の減収などが見込まれることから、多額の収支不足が懸念されます。
そのような中、令和3年度の予算編成に当たっては、将来にわたり持続可能な財政運営を行うため、
コロナ禍の影響については、国の財政支援措置や財政調整基金等で補填するとともに、
人口減少に伴う普通交付税の減収への対応については、各部局における予算のシーリングを徹底し、全庁一丸となって時代の変化に合わせ業務を見直すなど、歳出の削減に努めました。その上で、
人口減少対策や次の時代のまちの基盤づくりなどの重点的に取り組むべきことについては、選択と集中によりしっかりと予算配分を行うとともに、国の3次補正予算などを活用した
新型コロナウイルス感染症対策に取り組みます。
今後の財政運営については、これまでの財政健全化の取組により確保してきた財政調整基金をはじめとする基金や国の財政支援などを活用し、
コロナ禍を乗り切りながら、未来への投資にもしっかりと取り組んでいきます。
3.令和3年度の主な取組
令和3年度における主な取組については、まず、
新型コロナウイルス感染症への対応と長崎開港450周年記念事業についてご説明し、続いて、第四次総合計画の体系に沿って分野ごとにご説明いたします。
(1)
新型コロナウイルス感染症への対応
新型コロナウイルス感染症対策としては、これまで感染拡大防止効果の最大化と社会経済への影響の最小化の両立を図るとともに、ポストコロナに向けた準備も着実に進めてきました。令和3年度も感染状況に応じてこれらの施策のバランスを的確に取りながら進めることを基本とします。
感染拡大防止対策として、
クラスター発生の未然防止策や
医療崩壊を防ぐための病院間連携に力を入れるとともに、
社会経済対策として、1月16日から2月7日までの
緊急事態宣言発令により影響を受けた
中小事業者等の支援や市民の足である公共交通の維持などに取り組みます。また、収束に向けた根本的な対策としての
ワクチン接種についても長崎市医師会など
関係機関の協力を得ながら着実に進めます。
(2)長崎開港450周年記念事業
1571年のポルトガル貿易船入港から今日まで、長崎のまちは港を通じてたくさんの人々を受け入れ、交流することで栄え、国内外の様々な文化を取り入れながら、豊かな個性を持つ都市として発展してきました。長い歴史を通じてまちの発展を支えてきてくれた長崎港への感謝を込めて記念の年を盛大に祝うとともに、様々な主体が連携を深め、手を携えて新しい時代への一歩を踏み出す機会にします。これから先も長崎のまちが港とそこから広がる海洋とともに発展していくことを市民・県民が認識し、行動を起こすきっかけとするため、季節ごとにテーマを設けた記念事業を
新型コロナウイルス感染症の発生状況を踏まえつつ、必要な対策を講じて実施します。
(3)個性を生かした交流の拡大
コロナ禍により人の往来が停滞する状況が続いていますが、感染拡大防止策を徹底し、安全安心につながる取組を行いながら、国内観光
需要の回復を目指すとともに、感染症収束後のインバウンドの段階的な回復を見据え、引き続き、受入れ態勢の整備などを進めます。また、今年11月の
出島メッセ長崎の開業に向け、
MICEの誘致促進と受入れ態勢の強化を図ります。これらから生まれる交流の効果をまち全体に広げるため、訪問客・事業者・市民がともにウィン・ウィンとなる調和のとれた選ばれる21世紀の交流都市を目指し、令和3年度にスタートする長崎市観光・
MICE戦略に基づき取組を進めます。
(4)平和の発信と世界への貢献
被爆75周年の節目の年が終わり、悲願であった核兵器禁止条約が発効した今年は、次の大きな区切りである被爆100周年に向けた新たなスタートの年です。被爆者のいない時代が到来しても被爆地長崎が歩みを止めずに前進し続けるためには、国内外の多くの人々が平和を後押しする潮流をつくっていく必要があります。
そこで、これまで重点的に取り組んできた被爆の実相の継承と核兵器廃絶の推進の2つの柱に加え、新たな3つ目の柱として、より多くの人が気軽に平和について考えられるよう、スポーツや芸術などを入り口として、日常の中に平和の文化を根づかせていく平和の文化の醸成に取り組みます。そして、被爆の実相や核兵器禁止条約などを多くの人に知ってもらうため、従来にはない新たな発想で平和の伝え方にチャレンジする人たちを応援し、時代に応じた新たな伝え方をつくり出します。このような平和の取組を推進し、つながりと創造による次の時代へのステップを踏み出すため、被爆100周年に向けた取組方針、(仮称)PEACE100ビジョンを策定します。
(5)地域経済の活力の創造
デジタル化の進展や顧客ニーズの多様化など、目まぐるしいスピードで変化を続けるこの不確実性の高い社会の中で、産業分野では新たな価値を創造していくことが求められています。
コロナ禍がもたらした価値観の変化はこのような流れを加速させたほか、地方分散という新たな流れも生み出しました。これらの流れをチャンスと捉え、しっかりと成果につなげようとするスタートアップやオープンイノベーションによる新規事業の創出を支援するとともに、地域経済を支える人や企業の集積に向けた取組を進めます。あわせて、今後も地域経済が発展し続けられるよう、これまで長崎を支えてきた産業の進化やあらゆる分野における新たな産業の創出を後押しします。
(6)環境との調和
脱炭素社会の実現に向けて、2050年までに温室効果ガスの排出量を実質ゼロにするカーボンニュートラルを達成し、それを経済と環境の好循環にもつなげていくことが国の方針として示され、特に今後5年間を集中期間として、国と地方自治体、地域企業等が一丸となった実効性のある取組が求められています。長崎市としても、2050年までに温室効果ガス排出量実質ゼロを目指すゼロカーボンシティを宣言するとともに、長崎市、長与町、時津町で形成する長崎広域連携中枢都市圏において、地球温暖化対策実行計画の共同策定に向けた検討を進めます。環境面においても世界に貢献できるよう、脱炭素社会の実現に向け、取組を加速させます。
(7)安全安心で快適な暮らしの実現
安全安心で快適に暮らせるまちであることは市民が生活する上で全ての土台となるものです。全国的に大規模災害が増加しており、長崎市においても、昨年の台風第10号接近時には過去最大の約1万2,000人が避難しました。今後、より多くの人が避難したり、避難が長期化した場合にも対応できるよう、しなやかで強く、持続可能な避難所運営の仕組みを整えていきます。また、
人口減少や高齢化が進む中でも暮らしやすいまちとするために、ネットワーク型コンパクトシティ長崎の実現に向けて、持続可能な公共交通への転換や再開発事業への支援などに取り組みます。
(8)共に支え合い、生き生きと暮らせる地域社会の実現
長崎市では、2025年には65歳以上の高齢者人口がピークを迎える見込みであるなど、全国的に見ても早いペースで高齢化が進んでいるほか、若い世代の
転出超過や少子化も進展しています。少子化・高齢化や
人口減少の進展は、社会保障負担の増加や医療・保育・介護等の人材不足などを招き、子育て世帯や高齢者、障害者などの暮らしに大きな影響を及ぼすことが懸念されます。このような変化が続く中でも、全ての人が安心して自分らしく暮らせるまちとするため、結婚・妊娠・出産・子育ての切れ目のない支援に取り組むとともに、子どもをまち全体で育てる仕組みや高齢者の在宅生活を地域でサポートする仕組みを強化するなど、地域で支え合う仕組みづくりに取り組みます。
(9)創造的で豊かな心の育成
コロナ禍にあっても子どもの教育や心豊かな暮らしにつながる取組は大切です。未来を担う子どもたちが創造力豊かに成長できるよう、次代を見据えた教育の実現を目指し、長崎市GIGAスクール構想や長崎市版キャリア教育、長崎LOVERS育成プログラムを推進します。また、誰もが生涯を通じて心豊かに暮らしていけるよう、時代の変化に対応した、学びの場の創出や芸術文化・スポーツの振興に取り組みます。今年10月には、長崎の新しい学習拠点として長崎市恐竜博物館がオープンします。長崎市で発掘された希少な恐竜化石などを通じ、長崎を舞台に自然史を学ぶ場として、進化し続ける博物館を目指します。
(10)多様な主体による地域経営
少子化や高齢化などの社会状況が変化する中でも暮らしやすいまちを維持していくためには、地域の力を高めることが重要です。また、近年、多様化・複雑化する地域課題の解決に向けては、多様な主体と連携し、ICTなどの新しい技術やアイデアも取り入れていく必要があります。そのため、地域課題を地域で解決する仕組みづくりを進めるとともに、あらゆる主体と手を取り合い、信頼関係を築くことで連携を強化していきます。このような取組を着実に進めることで、時代の変化に柔軟に対応できる、自律的でしなやかな強さを持つ都市を目指していきます。
以上、申し述べました方針に基づいて編成した令和3年度予算は、一般会計2,243億8,000万円、特別会計1,136億766万2,000円、企業会計391億1,648万5,000円、合計3,771億414万7,000円となっています。
4.終わりに
令和3年度からのスタートを予定していた長崎市第五次総合計画は、
新型コロナウイルス感染症の影響により開始時期を1年延期し、現在、様々な分野の皆様のご意見をいただきながら策定作業を進めています。第五次総合計画の策定作業は、過去を振り返り、現在地を確かめた上で、時代の流れを捉えて未来を描いていく作業です。今、私たちが時代の流れを捉えようとするとき特に求められる視点として、意識しておくべき幾つかのキーワードがあります。その1つは、生活の質(QOL)です。第四次総合計画の10年の間、災害の多発や
コロナ禍の中で、私たちは物の豊かさだけでなく、心と体も含めた人間本来の豊かさについて考えるようになりました。多様性(ダイバーシティ)も大切なキーワードです。一人ひとりが大切にされ、誰もが安心して生きることができる社会をつくるために重要だからです。急速に進化しつつある科学技術(テクノロジー)も大事なキーワードです。科学技術の発展そのものよりも、それを何のために使うのかが問われています。SDGsという言葉の中にも示されている持続可能性(サステナビリティ)も世界が共有するキーワードです。今の時代だけがよければいいのではなく、未来の人たちのことを考える必要があります。そして、最後のキーワードはレジリエンスです。
コロナ禍の中で注目されたこの言葉は、これからも起きるであろう様々な変化や出来事に対応するときに必要なしなやかな強さを意味します。
本議会に提案させていただいた新しい基本構想の案には、これらのキーワードを意識した目指す2030年の姿が描かれています。私たちのまち長崎は、長い歴史の中でこれらのキーワードの大切さを既に経験してきました。科学の力によって生まれた原爆の惨禍から力を合わせて復興し、未来の人が同じ経験をすることがないようにと、世界の人々とともに核兵器廃絶を呼びかけ続ける長崎市民の在り方には、これらのキーワード全てが含まれています。
今年は開港450周年。第五次総合計画という新しい海図を作り、未来という新しい海への航海に出発しようとする大事な時期に当たり、改めて先人の知恵に学び、感謝し、新しいビジョンをつくり上げ、議会、市民の皆さんと共有する1年にしたいと思います。
新型コロナウイルス感染症の一日も早い収束を願うとともに、市民の皆様並びに議員各位の大いなるご支援とご協力を賜りますよう心からお願い申し上げまして、令和3年度の施政方針といたします。=(降壇)=
20 ◯議長(
井上重久君) 次に
日程9
第3号議案 令和2年度長崎市一般会計補正予
算(第18号)
から
日程57
第52号議案 包括外部監査契約の締結について
まで、以上49件を一括議題といたします。
市長の説明を求めます。市長。
〔
田上富久君登壇〕
21 ◯市長(
田上富久君) ただいま上程されました議案について提案理由をご説明いたします。
まず、令和3年度当初予算に係る議案からご説明いたします。
第11号議案「令和3年度長崎市一般会計予算」でございますが、予算編成に当たっての考え方、主な取組につきましては、先ほど施政方針の中でご説明申し上げたとおりでございます。
特別会計では、第12号議案「令和3年度長崎市観光施設事業特別会計予算」において、グラバー園及びロープウェイの運営に係る経費を計上するなど、12会計に係る議案を提案しております。
また、企業会計では、第24号議案「令和3年度長崎市水道事業会計予算」において、水道施設の維持管理に係る経費や建設改良事業費を計上するなど、2会計に係る議案を提案しております。
以上が令和3年度当初予算に係る議案でございます。
次に、令和2年度補正予算に係る議案についてご説明いたします。
第3号議案「令和2年度長崎市一般会計補正予算(第18号)」は、国の3次補正に伴う
新型コロナウイルス感染症病床確保推進費や
中小事業者等一時金などを計上しております。
第4号議案「令和2年度長崎市一般会計補正予算(第19号)」は、洪水ハザードマップ作成費や地域生活定着支援施設整備事業費補助金などを計上しております。
特別会計では、第5号議案「令和2年度長崎市観光施設事業特別会計補正予算(第3号)」において、ロープウェイ運営事業費を計上するなど、4会計に係る議案を提案しております。
また、企業会計では、第9号議案「令和2年度長崎市水道事業会計補正予算(第3号)」において、国の3次補正に伴うダム改良事業に係る負担金を計上するなど、2会計に係る議案を提案しております。
次に、予算以外の議案のうち、主なものについてご説明いたします。
第26号議案「長崎市犯罪被害者等支援条例」は、犯罪被害者やその家族の支援に関する基本理念などを定め、犯罪被害者やその家族が必要とする施策を総合的かつ計画的に推進することにより、被害の回復及び軽減並びに犯罪被害者やその家族を支える地域社会の形成を図るものでございます。
第28号議案「長崎市附属機関に関する条例の一部を改正する条例」は、都市全体のデジタル化の推進に関する必要な事項を調査審議するため、長崎市DX推進委員会を設置するのと、平和公園の再整備に係る
基本計画の策定に関する重要事項を調査審議するため、長崎市平和公園再整備
基本計画検討委員会を設置するものでございます。
第32号議案「長崎市手数料条例の一部を改正する条例」は、税の証明や住民票の写し等について、多機能端末機を利用した交付、いわゆるコンビニ交付に係る手数料の額の引下げなどをするものでございます。
第34号議案「長崎市公衆浴場条例の一部を改正する条例」は、利用状況などを総合的に勘案し、長崎市池島東浴場を廃止するものでございます。
第39号議案「長崎市営住宅条例の一部を改正する条例」は、新規就労者及び移住者の居住の安定を図るため、公営住宅の入居者の資格等の見直しなどをするものでございます。
第40号議案「長崎市子ども広場条例を廃止する条例」は、利用状況等を総合的に勘案し、長崎市子ども広場を廃止するものでございます。
第41号議案「基本構想について」は、本市行政の総合的かつ計画的な運営を図るため、基本構想を定めるものでございます。
第51号議案「調停について」は、民事調停法第2条に基づき申し立てられた損害賠償等請求調停申立事件について合意するものでございます。
その他の議案の提案理由につきましては、議案書に記載しておりますので、ご参照いただきますようお願いいたします。
以上で提案理由の説明を終わります。よろしくご審議のほどお願いいたします。=(降壇)=
22 ◯議長(
井上重久君) これより質疑を行います。
質疑を終結いたします。
ただいま議題となっております49件につきましては、お手元に配付いたしております議案審査付託表に記載のとおり、日程9第3号議案「令和2年度長崎市一般会計補正予算(第18号)」、日程10第4号議案「令和2年度長崎市一般会計補正予算(第19号)」及び日程17第11号議案「令和3年度長崎市一般会計予算」以上3件は、それぞれ所管の各常任委員会に分割付託し、残る46件は、それぞれ所管の各常任委員会に付託いたします。
第3号議案の審査のため暫時休憩いたします。
各常任委員会は午後1時から開会をお願いいたします。
=休憩 午前11時40分=
~~~~~~~~~~~
=再開 午後4時55分=
23 ◯議長(
井上重久君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
まず、会議時間を延長いたします。
この際、お諮りいたします。
お手元に配付いたしましたとおり、本日の日程に
議事日程第1号の1を追加いたしたいと思います。これにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と言う者あり〕
24 ◯議長(
井上重久君) ご異議ないと認めます。
よって、
議事日程第1号の1を本日の日程に追加することに決定いたしました。
なお、本日、日程を追加いたしましたが、これからの議事はお手元に配付の日程番号により行い、後刻、各号の整理をいたしますのでご了承をお願いいたします。
日程58
第3号議案 令和2年度長崎市一般会計補正予
算(第18号)
を議題といたします。
まず、総務委員長の審査報告を求めます。28番山口政嘉議員。
〔山口総務委員長登壇〕
25 ◯28番(総務委員長 山口政嘉君) ただいま議題となりました第3号議案「令和2年度長崎市一般会計補正予算(第18号)」につきまして、総務委員会所管部分における審査の経過並びに結果についてご報告申し上げます。
まず、歳出についてであります。
総務費において、
新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、特に高齢者や障害者が多く利用される公共施設の手洗い水栓を自動化するための経費及び繰越明許費が計上されております。
委員会におきましては、本議案は
新型コロナウイルス感染症対策のために特に急を要する補正予算として提案されたにも関わらず、年度内で事業を終えることができず、全額を来年度に繰り越すことの妥当性、今回の自動水栓化の対象とならなかった公共施設への今後の
整備方針について質すなど、内容を検討した次第であります。
次に、歳入につきましては、内容を検討した次第であります。
さらに、総括的な問題として、財政調整基金の取崩し状況について質すなど、検討を加えた次第であります。
以上、審査経過の概要を申し上げましたが、その結果、異議なく原案を可決すべきものと決定した次第であります。
以上で、総務委員会における審査報告を終わります。=(降壇)=
26 ◯議長(
井上重久君) 次に、教育厚生委員長の審査報告を求めます。6番木森俊也議員。
〔木森教育厚生委員長登壇〕
27 ◯6番(教育厚生委員長 木森俊也君) ただいま議題となっております第3号議案「令和2年度長崎市一般会計補正予算(第18号)」につきまして、教育厚生委員会所管部分における審査の経過並びに結果について、以下、特に質疑・意見が集中した点をご報告申し上げます。
まず、衛生費において、医療保険が適用されず、高額な医療費がかかる特定不妊治療への助成の支給要件及び助成金を拡充し、治療を受ける夫婦の経済的負担を軽減するため、特定不妊治療助成費が計上されております。
委員会におきましては、治療を受ける夫婦の
負担軽減のため、償還払いではなく、現物給付や
医療機関の代理申請とする考えの有無、国の補助対象外となっている妻の年齢が43歳以上の夫婦に対して、市独自で助成を行う考えの有無について質すなど、内容を検討した次第であります。
次に、同じく衛生費において、
市内医療機関での安心して診療に当たれる環境づくりや、陽性者が確認された高齢者施設等での迅速な検査を行うため、迅速かつ簡易な検査が可能な抗原検査キットを購入するための
新型コロナウイルス感染症対策費が計上されております。
委員会におきましては、検体の運搬者を検査対象とする考えの有無、抗原検査キットについて精度や有効性、今回購入する数量の妥当性について質すなど、内容を検討した次第であります。
次に、同じく衛生費において、
新型コロナウイルス感染症患者専用病床を確保するため、症状が軽快化した患者の転院の受入れを行った
医療機関に対して支援金を支給するため、
新型コロナウイルス感染症病床確保推進費が計上されております。
委員会におきましては、
長崎医療圏における他の市町との連携状況、
病床利用率が低下する中での支援金の支給の在り方について質すなど、内容を検討した次第であります。
次に、教育費において、市立学校における保健衛生用品等の購入や
コロナ禍における教職員の研修等に係る経費を支援するための
新型コロナウイルス感染症対策費が計上されております。
委員会におきましては、学校規模に応じた予算配当額の妥当性、これまでの感染症対策の効果に関する検証状況について質すなど、内容を検討した次第であります。
次に、教育費において、
新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、不特定多数が触れるトイレ手洗い場のハンドルなどを自動水栓に取り替えるための大型
公民館等の運営費が計上されております。
委員会におきましては、トイレのレバー式の蛇口を自動水栓化の対象に含める考えの有無、蛇口の取替え工事費の積算の妥当性について質すなど、内容を検討した次第であります。
以上、審査経過の概要を申し上げましたが、その結果、予算審議であるため予算計上の積算根拠をしっかり示してほしいとの要望を付した賛成意見が出され、異議なく原案を可決すべきものと決定した次第であります。
以上で、教育厚生委員会における審査報告を終わります。=(降壇)=
28 ◯議長(
井上重久君) 次に、環境経済委員長の審査報告を求めます。18番相川和彦議員。
〔相川環境経済委員長登壇〕
29 ◯18番(環境経済委員長 相川和彦君) ただいま議題となっております第3号議案「令和2年度長崎市一般会計補正予算(第18号)」につきまして、環境経済委員会所管部分における審査の経過並びに結果について、以下、特に質疑・意見が集中した点をご報告申し上げます。
まず、衛生費において、ごみやし尿等の一般廃棄物の計画的な収集運搬を行っている事業者の業務継続に資するよう、
新型コロナウイルス感染拡大防止対策に要する経費を支援するための一般廃棄物収集運搬継続対策費が計上されております。
委員会におきましては、奨励金の使途基準を車両内の飛沫
感染防止対策に限定した理由や支給を迅速に行うための弾力的な運用についての考え、今回の奨励金の支給対象を産業廃棄物収集運搬業者にも適用できないかについて質すなど、内容を検討した次第であります。
次に、商工費において、県知事から要請された飲食店の時短営業と長崎市における
緊急事態宣言の発令に伴う不要不急の外出、移動の自粛要請により直接・間接の影響を受けて売上が減少した中堅・中小事業者に対して一時金を支給するための商業振興対策費が計上されております。
委員会におきましては、創業して1年に満たない事業者や間接的に影響を受けた農業や漁業など一次産業の事業者が支給を受けるための要件、同一時金については、県市共同負担分、市単独負担分があるが、事業主体が分かりにくいことから、市民への周知の在り方、同一時金に係る審査要件や支給に向けたスケジュールについて質すなど、内容を検討した次第であります。
次に、同じく商工費において、長崎大学の監修を受けた独自のガイドラインを作成し、条件を満たす施設の認定を行う事業を実施する
新型コロナウイルス予防対策認定実行委員会に対するteam
NAGASAKI SAFETY事業費負担金が計上されております。
委員会におきましては、これまで同事業に取り組んできた成果及び今後具体的なPRに向けた考え方について質すなど、内容を検討した次第であります。
以上、審査経過の概要を申し上げましたが、異議なく原案を可決すべきものと決定した次第でございます。
以上で、環境経済委員会における審査報告を終わります。=(降壇)=
30 ◯議長(
井上重久君) 次に、建設水道委員長の審査報告を求めます。35番永尾春文議員。
〔永尾建設水道委員長登壇〕
31 ◯35番(建設水道委員長 永尾春文君) ただいま議題となっております第3号議案「令和2年度長崎市一般会計補正予算(第18号)」につきまして、建設水道委員会所管部分における審査の経過並びに結果について、以下、特に質疑・意見が集中した点をご報告申し上げます。
まず、土木費において、国の3次補正に伴い、道路等の災害を防止するため、道路新設改良事業費が計上されております。
委員会におきましては、今回の更新箇所の選定基準、橋梁に布設されている水道管等の把握状況について質すなど、内容を検討した次第であります。
次に、同じく土木費において、国の3次補正に伴い、長寿命化計画に基づき都市公園を改修する公園等施設整備事業費が計上されております。
委員会におきましては、公園施設の更新に当たり、地元の意向調査を実施する考えの有無、公園の魅力を高めるための整備の在り方について質すなど、内容を検討した次第であります。
次に、同じく土木費において、
新型コロナウイルス感染症により公共交通の利用者が減少する中、市民生活に必要な移動手段を維持する公共
交通事業者に対し支援を行う
公共交通確保支援金が計上されております。
委員会におきましては、
交通事業者との定期的な
意見交換の必要性、公共交通の維持確保に係る計画の取組状況について質すなど、内容を検討した次第であります。
次に、同じく土木費において、国の3次補正に伴い、県が施行する都市計画道路の整備促進を図るため、県施行事業費負担金が計上されております。
委員会におきましては、都市計画道路、滑石町線の大神宮工区における用地交渉の進捗状況と工事の完了見込みについて質すなど、内容を検討した次第であります。
以上、審査経過の概要を申し上げましたが、その結果、第8款土木費第2項道路橋りょう費及び第5項都市計画費第6目公園費については、いずれも
コロナ禍にある中での経済対策でもあるので、一日も早く着工できるように準備をしてほしい、同じく第6目公園費について、まだまだ地域への説明、公園の有効利用に対する市民ニーズの把握など十分でない部分があると思われることから、長く子どもたちや高齢者が利用できる公園を目指して事業を進めてほしいとの要望を付した賛成意見が出され、異議なく原案を可決すべきものと決定した次第であります。
以上で、建設水道委員会における審査報告を終わります。=(降壇)=
32 ◯議長(
井上重久君) これより質疑、討論を行います。
質疑、討論を終結し、ただいま議題となっております第3号議案について採決いたします。
本案に対する各委員長の報告は、いずれも原案可決であります。委員長の報告どおり決することにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と言う者あり〕
33 ◯議長(
井上重久君) ご異議ないと認めます。
よって、第3号議案は原案のとおり可決されました。
次に
日程59
長崎市議会議員政治倫理条例の運用に基づく報
告について
は、お手元に配付いたしております報告書のとおりであります。
本件は、同運用の規定により報告されたものでありますので、同報告書によってご了承をお願いいたします。
次に
日程60
長崎市議決事件に該当しない契約についての報
告に関する条例に基づく報告について
は、お手元に配付いたしております報告書のとおりであります。
本件は、同条例の規定により報告されたものでありますので、同報告書によってご了承をお願いいたします。
この際、お諮りいたします。
本日、議決されました事件について、その条項、字句、数字その他の整理を要するものにつきましては、会議規則第41条の規定により、その整理を議長に委任されたいと思います。これにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と言う者あり〕
34 ◯議長(
井上重久君) ご異議ないと認めます。
よって、これらの整理を要するものにつきましては、議長に委任することに決定いたしました。
以上をもって、本日の日程は全部終了いたしました。
次回の本会議は、3月9日午前10時から開きます。
本日は、これをもって散会いたします。
=散会 午後5時17分=
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
地方自治法第123条第2項の規定により署名する。
議 長 井上 重久
署名議員 平 剛志
署名議員 山谷 好弘
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