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  1. 長崎市議会 2020-11-26
    2020-11-26 長崎市:令和2年建設水道委員会 本文


    取得元: 長崎市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-09-09
    ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1           =開会 午前9時57分= ◯筒井正興委員長 出席委員は半数以上であります。  ただいまから、建設水道委員会を開会いたします。  本日は、12時30分から議会運営委員会が開催されますので、審査の途中でありましても12時には一旦休憩したいと思いますので、よろしくお願いいたします。  また、今定例会の委員会につきましても、新型コロナウイルス感染症防止策として、会議時間を短縮し、3密を避けるため、審査に当たりましては、簡潔かつ分かりやすい説明と質疑についてご協力いただきますようお願いいたします。  委員会室の換気やアルコール消毒などの新型コロナウイルス感染症対策につきましても、皆様のご協力とご了承をよろしくお願いいたします。 〔審査日程について協議した結果、審査日程(案) のとおりとすることに決定した。〕 2 ◯筒井正興委員長 それでは、議案審査に入ります。  まず、第178号議案「公の施設の指定管理者の指定について」を議題といたします。  理事者の説明を求めます。 3 ◯松浦土木部長 それでは、第178号議案「公の施設の指定管理者の指定について」ご説明いたします。  議案書は21ページでございます。これは長崎市茂里町駐車場の指定管理者株式会社長南を指定するに当たり、地方自治法第244条の2第6項の規定により、議会の議決を経ようとするものでございます。なお、指定管理者の候補者につきましては、公正かつ適正に選定するため、外部委員からなる長崎市土木部指定管理者候補者選定審査会を設置し、指定管理者の候補者の選定をお願いいたしました。そして、去る10月28日に同審査会から審査結果の報告を受け、議案書記載のとおり指定管理者候補団体指定管理者に指定しようとするものでございます。  議案の詳細につきましては、土木部から提出しております委員会資料に基づき土木企画課長より説明させていただきますのでよろしくお願いいたします。  私からの説明は以上でございます。 4 ◯谷口土木企画課長 それでは、第178号議案「公の施設の指定管理者の指定について(茂里町駐車場)」につきまして、土木部提出の委員会資料に基づきご説明させていただきます。  1ページをご覧ください。まず1.施設の概要としまして、令和3年4月から指定管理者制度を導入予定の長崎市茂里町駐車場の概要を記載しておりますが、かいつまんで申しますと、(5)設置目的につきましては、本駐車場は令和2年3月末までは長崎市茂里町地下駐車場として供用しておりましたが、地下機械式という構造から保守点検などの維持管理費が高額であることに加えまして、出庫に時間を要するなど利便性が低いことから、利用者数が減少傾向であり採算が合わない運営が続いておりました。このような中、機械主要部品の老朽化に伴い大規模交換の時期を迎えていたことから、運営状況等を踏まえまして利便性が高く、かつ維持管理費が低廉な平面自走式駐車場として再整備を行うこととしたところでございます。茂里町地下駐車場につきましては、解体工事は既に完了し、現在、茂里町駐車場の再整備工事を鋭意進めておりまして、駐車台数は普通車135台で、令和3年2月1日の供用開始を予定しております。次に、(7)供用日等は無人の駐車場であることから、24時間365日供用することとし、(9)利用料金につきましては記載のとおりでございます。  2ページをお開きください。次に、(10)駐車台数等の推移としまして、平成28年度から令和2年度までの駐車台数、収支の状況を表に取りまとめております。令和元年度までは茂里町地下駐車場による供用のため保守点検などの維持管理費が高額であったことから収支が赤字となっておりましたが、令和2年度は地下式から平面自走式となりまして維持管理費を抑えることができることから、当初予算時点では黒字に転換する見込みを立てております。
     3ページをご覧ください。茂里町駐車場の位置図でございます。  4ページをお開きください。茂里町駐車場の平面図でございます。後ほどご参照ください。  5ページをご覧ください。次に、2.指定管理者制度の導入につきましてご説明いたします。まず、(1)指定管理者制度の導入でございますが、茂里町地下駐車場の再整備により設置します茂里町駐車場の管理に当たりまして、民間の能力やノウハウを活用することで市民サービスの向上や行政コストの削減、さらには事務の効率化などが期待できることから令和3年度から指定管理者制度を導入するものでございます。次に、(2)利用料金制でございますが、指定管理者の自律的な経営努力を発揮しやすくし、より効率的な運営を行い施設の効用を高めることを目的としまして、施設の利用に係る料金を直接指定管理者の収入として収受させる利用料金制を適用することとしております。なお、本施設の主な利用者はブリックホール入館者でありますが、ブリックホール新型コロナウイルス感染症の影響により利用者数が減少しているため、本施設の利用者も大きく減少しております。このため今後もこの傾向が続くものと仮定した場合、利用料金収入のみで管理運営経費を賄うことが困難であることから、利用料金収入と長崎市からの指定管理委託料管理運営費を賄う利用料金併用制を採用することとしております。次に、(3)指定期間でございますが、本施設はブリックホールに隣接しており、その利用者の多くがブリックホールの入館者であることから、両施設を一体的に管理することで施設間の運営による利用者サービスの向上や、事務の効率化が期待できますので、次回の指定管理者の更新におきましてはブリックホールとの一体管理を行うことを前提としまして、ブリックホールの現在の指定期間の終了とそろえまして4年間としております。次に、(4)これまでの主な経過でございますが、本年6月市議会におきまして茂里町地下駐車場の廃止と茂里町駐車場の設置及びこの茂里町駐車場へ指定管理者制度を導入するために長崎市駐車場条例の一部改正と、指定管理者候補者選定審査会費の補正予算につきましてご審議いただいたところでございます。その後、指定管理者候補者選定審査会を設置し、9月18日から10月20日にかけまして公募を行い、選定審査会による書類審査、面接審査を経まして、11月に指定管理者候補者を選定したところでございます。  6ページをお開きください。次に、指定管理者候補者の概要につきましてご説明いたします。指定管理者候補者の名称は株式会社長南でございます。所在地、代表者、設立年月日、主な事業は記載のとおりでございます。次に、中ほどの4.指定管理者候補者の選定経過につきまして、ご説明いたします。まず、(1)応募団体数でございますが、2者からの応募がございました。次に、(2)指定管理者候補者の提案概要でございますが、まず、ア.主な提案内容としましてはブリックホールに多くの利用者が見込まれる際は職員を配置するなどし、精算の補助を行い、素早い退場をサポートすること、またブリックホール指定管理者と協力体制を構築し利用促進と渋滞緩和に努めること、夜間定額料金の検討、緊急トラブルが発生した場合の迅速な対応、ユニバーサルデザインの7原則を踏まえた環境整備の推進、自主事業としてインフォメーションボードの設置、プリペイドカードの販売、看板の設置やチラシの作成、みらい長崎ココウォークとの提携駐車場などが上げられております。  7ページをご覧ください。次に、イ.管理運営体制でございますが、主任1名、現場責任者1名、巡視員2名、総員4名を配置し、1日に2名のローテーション勤務が提案されております。次に、ウ.指定管理委託料でございますが、先ほどご説明しましたとおり本施設は新型コロナウイルスの影響により利用料金収入のみでは管理運営経費を賄うことができないため、不足する経費を長崎市が指定管理委託料として支出する利用料金制を採用しております。表に記載の金額は指定管理者候補者からの提案額で、各年度の年間運営経費から利用料金収入を差し引いた額が長崎市が支出する指定管理委託料となり、長崎市が積算した上限額を下回った額となっております。また、令和6年度につきましては利用料金収入年間運営経費を上回るとの予測から、指定管理委託料が発生しないためゼロ円と記載しております。なお、今回の募集はコロナ禍での募集となりまして、その影響の終期が見通せない状況でありますが、今後は少なからずコロナ禍が収束に向かうことで利用料金収入が増加するものと予想されております。このため、令和3年度及び令和4年度の2年間は利用者数、利用料金収入が自然増となる期間とみなし、令和5年度には自然増が落ち着くものと見込んでいるため、令和5年度以降の委託料につきましては再算定を行うこととしております。次に、エ.目標利用台数は、記載のとおりでございます。  資料が飛びますが、9ページをお開きください。9ページから18ページにかけましては、参考資料としまして応募がございました2者の事業計画書の内容を項目ごとに表に整理しておりますので、後ほどご参照ください。  恐れ入りますが、戻っていただき8ページをご覧ください。次に、(3)指定管理者候補者選定審査会による審査としまして審査会の構成や、審査経過などを記載しておりますが、詳細につきましては同審査会より提出されました報告書によりご説明したいと思います。  恐れ入りますが、飛びまして20ページをお開きください。20ページから22ページ目までが審査会からの審査報告書となります。それでは、20ページをご覧ください。中ほどの1.審査結果でございますが、応募された2者の名称と選定順位につきましては記載のとおりでございます。次に、2.選定審査会の構成でございますが、学識経験のある者としまして長崎大学大学院工学研究科の方、施設の運営に関し知識を有する者としまして長崎商工会議所の方、施設を利用する者としまして特定非営利活動法人長崎国際文化協会の方と、一般社団法人日本二輪車普及安全協会長崎県二輪車普及安全協会の方、経営または財務に関する専門的知識を有する者としまして九州北部税理士会長崎支部の方の計5名で構成しております。なお、後ほどご審議いただきます第179号議案「長崎市二輪車等駐車場及び長崎駅西口自動車整理場」の指定管理者候補者につきましても、この審査会におきまして選定を行っております。次に、3.審査の方法でございますが、応募者から提出されました申請書類に基づきまして応募資格等の確認を行い、審査会による書類審査、面接審査により評価を行っております。評価の結果、合計点数が最も高い提案を第1順位として選定しております。なお、審査に当たりましては公平性及び公正性を確保するため、団体名を伏せて実施しております。  21ページをご覧ください。次に、審査の経過でございますが、審査会は計4回開催いたしました。各回の審査内容は表に記載のとおりでございますが、最終の第4回目で面接審査と審査報告書をご協議いただきまして候補者を選定しております。次に、6.審査結果でございますが、第1順位の株式会社長南につきましては提案内容の具体性や前向きな姿勢が感じられた点、周辺施設との連携などの事業計画の工夫や、情報収集によって現状分析がなされている点、研修会などの開催計画の具体性が評価され、第1順位となっております。なお、もう1つの団体につきましては募集要項に定める失格基準、技術点の区分の合計点が配点の60%未満となるときに該当したため失格となっております。次に、7.審査会総評でございますが、総合的に見ても第1順位となった団体は事業計画に具体性、積極性、意欲が見られ、十分な管理運営体制からも高い評価を受けております。  22ページをお開きください。採点結果でございますが、これは審査会の5名の委員の方がそれぞれ100点の持ち点で評価項目ごとに評価を行った結果を集計したもので、500点満点となっております。この評価の考え方につきましては第1回、第2回の審査会におきましてご議論いただき、配点等を決定しております。評価項目としましては表の一番左側の列に記載のとおり技術点と価格点に区分し、このうち技術点につきましては表の左から2列目に記載のとおり基本事項、事業計画、管理運営体制、事業評価の4つに大きく分けまして、さらにその内容を9つの項目に分け評価を行っております。なお、価格点につきましては応募者からの提案額に基づき、あらかじめ定める計算式により定量的な評価を行っております。これらに基づきまして書類審査や面接審査を行い、その結果が表の一番下に示す合計点で、第1順位は500点中382.3点となっております。なお、もう1つの団体につきましては先ほどご説明しましたとおり、下から3行目の技術点の合計点が223.75点で、配点となります425点の60%未満となりましたので失格となっております。  次の23ページから最後の61ページまでは公募開始時の9月中旬頃に各委員の皆様に配付させていただきました募集要項、仕様書でございます。後ほどご参照ください。  説明は以上でございます。よろしくご審議いただきますようお願いいたします。 5 ◯筒井正興委員長 これより質疑に入ります。 6 ◯五輪清隆委員 今回のは135台駐車ができるような駐車場ですけれども、7ページのエの中で、普通車、障害者ということで利用台数が書いているんですけれども、当然、ハートセンターがありますから、障害者の方も多く利用されると思うんですけれども、その中にあって障害者専用の駐車場は、135台のうち何台ぐらい整備しているのか、これについてお伺いします。 7 ◯谷口土木企画課長 恐れ入りますが、提出資料の4ページをご覧ください。ちょっと図面が小さいですけれども、上段のほうに平面図がございますけれども、上のほうに縦に黒の矢印があろうかと思います。その右隣に車椅子専用の駐車台数として2台、下のほうのハートセンターの上のほうに、同じく黒の矢印があるところの上のほうですけれども、こちらのほうにも車椅子専用が2台で、合計で4台でございます。  以上です。 8 ◯五輪清隆委員 135台のうち4台ですけれども、当然、令和5年度を見たら年間992台ぐらいが止められるような計画をされているんですけれども、これは大体4台ぐらいというか、それでカバーができるのか。それとも一応、ハートセンターの中に障害者団体のがありますよね。そこら辺りを含めて協議した上で、この4台ということで設定したのか、その4台の根拠についてお伺いします。 9 ◯谷口土木企画課長 4台につきましては確認させていただきたいので、お時間を取らせてもらってよろしいでしょうか。 10 ◯筒井正興委員長 確認はどのくらいかかりますか。すぐにできますか。 11 ◯五輪清隆委員 確認は結構ですけど、例えば立体式があったときに障害者の方はどこに駐車していたのか。当然、立体式であれば多分利用はしていなかったと思うんですけれども、こうしてあえて障害者ということで利用台数が書いてあるものですから、当然そこら辺りというのは検討された上での4台ということで私は理解したんですけど。それで当然、障害者用というのは、健常者の駐車場の幅と比べたときに若干広いわけですね。当然そうなったときに、あそこはちょうどハートセンターが、団体がありますよね。その方と例えば4台ぐらいあれば大丈夫でしょうとか話をされたのか。もし何かのときに、ハートセンターはいろいろな行事とかがあっていますけれども、その上でそれで十分なのか、そこら辺りを聞かせていただきたい。 12 ◯松浦土木部長 もともとは地下式のときには平面で4台の障害者用の駐車場を確保しておりましたので、基本的にはそれと同等の駐車台数を確保したというのが実際のところでございまして、具体的に協議して決めたというところではなくて、実態に合わせて、それで十分に対応ができているということで、現状と合わせて4台ということで確保したというところでございます。  以上でございます。 13 ◯五輪清隆委員 要望に代えさせてもらいますけれども、当然周辺にはブリックホールハートセンターがある中で、立体式の周りというか、多分、外に止めるようなスペースをされたと思うんですけど、今後はいろいろな形の中で、そういう団体の皆さんから要望があったときは、それを柔軟に、例えば台数の確保とか、そこら辺りをできるのかどうかということも含めて要望させてください。 14 ◯西田実伸委員 6ページの中の中段の主な提案内容の中の、(ア)の長崎ブリックホールにて多くの利用者が見込まれる際は、周辺エリアの交通渋滞の緩和を図り、職員を配置するというのが入っていますけれども、私も把握はしていないけれど、何か行事があったときに、あそこの周辺にハートセンターから障害者の方々が、何かずっと人の誘導で、たしか立っているような気がするんですよ。そこのところと、今回のこの提案内容の関係はどうなっているのかなと思いまして。まず1点です。 15 ◯谷口土木企画課長 この茂里町駐車場の出入口といいますのが、先ほど西田委員がおっしゃった場所ではなくて、もっと浦上川のほうから駐車場のインとアウトがございますので、例えばそういったところに誘導員を配置するとか、あるいはこの駐車場の中でも職員を配置して、駐車券の精算の補助をするとか、そういった部分で混雑の緩和を図っていきたいということで提案がなされているものと理解しております。  以上です。 16 ◯西田実伸委員 分かりました。ただハートセンターの横の出入口はありますから、そこから向こうの元踏切のところまで、踏切があったからあのように立ったんでしょうけれども、そこの整理ができていれば、それは了としたいと思います。  それからこの選定の関係で、最後のほうに失格という話が出ています。それで中身を見させてもらったときに、要は今回は長南と、ふよう長崎ですよね。それで、ふよう長崎の中身を見たときに、長南のように詳しく書いていないんです。というのは、やり方が分からなかったんじゃないかなと思うんです。そういう説明をやったのかなと。  実はそういう例がありまして、どことは言いませんが。それで結果的にこのように、その提案に差があったわけです。結果的に取ったところが最終的には、次のときには全然という話がありますが、それは一例ですけど、要は言いたいのは、この失格になるような応募があっていいものかなということを疑問に思っています。ですからそちらのほうが、要するに応募者に対してよく説明していなかったんじゃないのかなという疑問があるわけです。そうしなければ、あまりにも文章の差が激し過ぎると思いますが、いかがですか。 17 ◯谷口土木企画課長 当然9月18日から約1か月間、募集を開始しまして、その途中で一応、現地説明会というのを行っております。もちろん今回提案された方も現地説明会には来られて、茂里町駐車場につきましては当然現場のほうで、その施設の概要等、あるいは今回の提案に当たっての注意事項といいますか、そこら辺もご説明させていただいたという経緯がございます。  また、これは参考までなんですけれども、昨年度も同じように5市営駐車場指定管理者の選定を行っております。現に今年4月から開始しておりますけれども、その事例で申しますと5つの市営駐車場に対して、総数で申しますと13者から応募がございまして、そのときも数者、失格者が出ております。  以上でございます。 18 ◯西田実伸委員 失格に対して云々を言っているわけじゃないんです。そちらが説明をちゃんとしたのかなというだけの話です。  ということは、例えば長南は、ほかに何か指定管理があるんですか。ふよう長崎もほかに指定管理があるんですか。 19 ◯谷口土木企画課長 株式会社長南におきましては、平成29年からグラバー園指定管理者ということで、長崎南山手グラバーパートナーズ共同企業体の一構成員として指定管理者に参加しております。  それから株式会社ふよう長崎につきましては、事前に頂いた事業計画書の中では、指定管理として行っている業務はございませんけれども、建物であったりとか駐車場の管理運営、そういった業務を行っているということでございます。  以上です。 20 ◯西田実伸委員 分かりました。私が言いたいのは、要は慣れたところと慣れていないところの差を言いたいわけです。だからこういう提案を書き慣れているところはちゃんと書いてあるんです。さっき言った一例もそうです、ちゃんと書いていました。ところが書いていないところは、書き方が分からないんです。  今回はもう決定したから私は云々言うわけではありませんけれども、そういう面ではあまりにも失格と、点数の開きがものすごく気になったものですから、はっきり言ってそういう面での公平性はあったのかなということだけ疑問を呈しておきます。  以上です。 21 ◯柿田 正委員 まず第1点なんですけれども、今回の指定管理は、次回はブリックホールと一体で管理するということでの指定だと思うんですけれども、それはこの指定管理の候補者のほうには、しっかりとお伝えされているのでしょうか。 22 ◯谷口土木企画課長 指定管理期間は通常、一般的には5年なんですけれども、今回は先ほど柿田委員がおっしゃったように、次の指定管理者の更新のときには、ブリックホールとの一体管理を前提といいますか、視野に入れて4年間としておりますということで、募集要項の中に書き込んでおります。  以上でございます。 23 ◯柿田 正委員 募集要項の中でちょっと見えなかったのでご質問したんですけれど。というのもこの4年間で、次はブリックホールの運営までというところまで視野に入れて、この長南が出されているのかなと。もし次もという話になったときに、当然ながら先ほどのお話の中で、ブリックホールのほうでイベント等があったときに人を出しますという話だとすれば、人とかも増やされるとか、そういう計画もなされているのかなというのがあって、それが4年で終わって、その増やされた人とか、そういうところの先のこととかもちょっと心配になったのでお聞きしました。  しっかりと長南が認識されているのだったらいいと思うんですけれども、その点はいかがでしょうか。 24 ◯谷口土木企画課長 誠に申し訳ございません。先ほど私は募集要項の中に記載されていると申しましたけれども、正しくは指定期間として令和3年4月1日から令和7年3月31日までの4年間とするのみしか記載しておりませんので、その後、ブリックホールと一体管理するといった表現は、この募集要項の中には記載しておりません。訂正させてください。  ただ先ほど申しましたように、現場説明会を行っておりまして、その現場説明会の中では口頭ではございますが、現場説明会に来られた提案者の方には口頭で伝えております。  株式会社長南のほうが、次回もこの指定管理者を見据えているかどうかというのは、その会社の方のご判断になってこようかと思いますので、私どもとしては、今回指定します4年間を適切に管理運営していただけるように当然指導していきたいと思っております。  以上です。 25 ◯柿田 正委員 了解しました。そこの指導はしっかりとしていただきたいなと思います。  それともう1点お聞きしたいんですけれども、長南のほうで提案の中に、みらい長崎ココウォークとの提携駐車場という一文が入っているんです。こちらのほうはもう長南のほうで確約というか、それを取られた上での、この記載になっているんでしょうか。 26 ◯谷口土木企画課長 あくまでも現在は株式会社長南のほうが取組ということで、提案として書いていただいていまして、具体的な内容について、ココウォークとの協議がなされているということは、まだないと聞いております。ただ確認した段階では、ココウォークで例えば買物をしたときに、その買物の額に応じた駐車料金の割引とか、そういったことを想定していますということは確認しているところです。  以上です。 27 ◯柿田 正委員 これにつきましては、この4年間は多分大丈夫かなと思うんですけれども、4年が終わった後の次の指定管理になったときに、それが継続されるのかどうなのかなと。提案の中での継続性の問題ですよね。それについてはいかが考えていらっしゃるでしょうか。 28 ◯谷口土木企画課長 当然、駐車場管理者としては継続していただきたいという気持ちはありますけれども、次は5年後に更新されるときに、どの事業者が指定管理者になるか分からない中では、今の段階ではそれが継続する、しないというのは、なかなかお答えしにくい部分があろうかと思っております。  以上です。 29 ◯柿田 正委員 では最後にします。21ページの審査結果の第1順位のところに、近隣施設の指定管理者との事前の協力体制を築き、という判断がそこのところで出されているんです。  先ほどもありましたけれども、今の段階で、文章の中に幾らでも盛り込むことは可能で、こういう文章で点数を上げるのは幾らでもできる話なんです。  実際に、この協力体制を築き、というこの築き、というのが、要はここのブリックホールとのお話を事前でやられているのかなとか、そう受け取ってしまったんですけれども、それについてはいかがでしょうか。 30 ◯谷口土木企画課長 第1順位となりました株式会社長南におきましては、今回の応募に当たりまして、事前にブリックホール指定管理者とお話をし、当然自主的な取組でございますが、ブリックホールの今の運営状況であったりとか、問題点であったりとか、そういったところをブリックホール指定管理者の方にヒアリング等を行って、その辺を踏まえて今回の提案がなされておりますので、評価の中でもこういった記載になっているというところでございます。  以上です。 31 ◯西田実伸委員 今の答弁で、指定管理者をするときに事前に周りに話をする、そういうルールでいいのか。指定管理者に応募する、そうしたら自主的な問題だけれども、周りの例えばココウォークにしても、ブリックホールにしても何にしても、うちが手を挙げますけんが、こういう形で協力してくださいよと聞こえたとよね、今の答弁は。そういうことをしていいのか。 32 ◯谷口土木企画課長 先ほどの答弁でちょっと不適切な部分がございましたけれども、要は今回応募するに当たりまして、今のブリックホールの運営状況であったりとか、例えば駐車場に関する問題とか、そういった部分の現状把握といいますか、そういった部分でのヒアリングをしたということで、自分たちが応募するから協力してねとか、そういったことは当然あっておりませんけれども。(「その行為をしてよかとかという質問です」と言う者あり)現状の確認というレベルであればよろしいかと思っております。  以上です。 33 ◯西田実伸委員 いろいろとやり方があるでしょう。だからさっき私がした質問は、公平性があるのかという話なんです。慣れているところと慣れていないところは、そういうところが出てくるじゃないですか。そういうところまでしていい、して悪いというのは、そちらが指導したんですか。それとも今回取られた長南が、やり方が分かっていたのでそうしたんですか。  そういうことだったら、本当に同じテーブルの上に乗ってもいないんじゃないですか。そうしたら審査の人たちがそこを見れば、文書審査だからこっちがいいと誰でも言うさ。そういうことが可能なのかって、もう一回聞きますけん。今後の指定管理に対して、そういう質問が出てくるもん。 34 ◯筒井正興委員長 暫時休憩します。           =休憩 午前10時36分=           =再開 午前10時47分= 35 ◯筒井正興委員長 委員会を再開いたします。  先ほどの西田委員の質問に対してご答弁をお願いします。 36 ◯松浦土木部長 大変失礼いたしました。先ほどの西田委員の質問の中で、どこまで事前に周辺の関係者に当たっていいのかといったところのご質問がございましたけれども、これはやはり、それも含めて会社のノウハウといったところをしっかり評価していいものと我々は考えておりますので、それも含めて指定管理者を選定していこうと。それがひいては、やはりその施設の適正な管理、あるいは利用者の増等にもつながりますので、そういった意味で、やはりそこまで評価した上で決定すると考えております。  以上でございます。 37 ◯筒井正興委員長 よろしいですか。ほかにありませんか。  ないようでしたら質疑を終結いたします。  次に、討論に入ります。何かご意見ございませんか。  討論を終結いたします。  これより採決いたします。  第178号議案「公の施設の指定管理者の指定について」、原案のとおり可決することにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と言う者あり〕 38 ◯筒井正興委員長 ご異議ないと認めます。  よって、本案は原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  次に、第179号議案「公の施設の指定管理者の指定について」を議題といたします。  理事者の説明を求めます。 39 ◯松浦土木部長 それでは、第179号議案「公の施設の指定管理者の指定について」につきましてご説明いたします。  議案書は23ページから24ページでございます。これは長崎市二輪車等駐車場18施設及び長崎駅西口自動車整理場指定管理者に株式会社ファーストスターを指定するに当たり、地方自治法第244条の2第6項の規定により議会の議決を経ようとするものでございます。なお、指定管理者の候補者につきましては先ほどご審議いただきました長崎市茂里町駐車場と同じく長崎市土木部指定管理者候補者選定審査会において、指定管理者の候補者の選定を行っております。  議案の詳細につきましては、土木部から提出しております委員会資料に基づき土木企画課長よりご説明させていただきますのでよろしくお願いいたします。  私からの説明は以上でございます。 40 ◯谷口土木企画課長 それでは、第179号議案「公の施設の指定管理者の指定について(長崎市二輪車等駐車場及び長崎駅西口自動車整理場)」につきましてご説明いたします。  それでは、資料1ページをご覧ください。まず、1.施設の概要でございますが、令和3年4月から指定管理者制度を導入予定の長崎市二輪車等駐車場と長崎駅西口自動車整理場の概要につきましてご説明いたします。まず、(1)長崎市二輪車駐車場でございますが、ア.名称、所在地などにつきましては表に記載のとおりでございますが、有料施設が古川町二輪車等駐車場から長崎駅二輪車等駐車場までの11か所、無料施設が矢の平1丁目二輪車等駐車場から立山地区二輪車等駐車場までの7か所、合計18か所でございます。次に、イ.設置目的でございますが、二輪車等の放置を防止し、道路交通の円滑化を図り、良好な生活環境を確保することを目的としております。次に、ウ.利用料金につきましては表に記載のとおりでございます。  2ページをお開きください。次に、エ.駐車台数の推移としまして平成28年度から令和元年度までの推移を表に取りまとめております。次に、オ.収支の推移としまして二輪車等駐車場と、後ほどご説明します長崎駅西口自動車整理場を合わせました平成28年度から令和2年度までの収支の推移を表に取りまとめております。表の下段の収支の欄に記載のとおり料金収入が管理委託費を上回っており黒字となっております。  3ページをご覧ください。3ページと次の4ページは二輪車等駐車場の位置図でございます。赤色の丸印が有料施設、青色の丸印が無料施設の二輪車等駐車場で、赤色の実線で囲んだ二輪車等駐車場が今回、指定管理者制度を導入する対象施設となります。  5ページをお開きください。次に、(2)長崎駅西口自動車整理場につきましてご説明します。まず、ア.名称、所在地等でございますけれども、表に記載のとおりでございます。次に、イ.設置目的でございますが、長崎駅をはじめとする周辺施設利用者の送迎等による道路上の路上駐停車など無秩序な路上駐停車を抑制し、周辺道路の安全かつ円滑な交通を確保することを目的としております。次に、ウ.利用料金と、次のエ.駐車台数及び料金収入につきましては表に記載のとおりでございます。  6ページをお開きください。長崎駅西口自動車整理場の位置図でございます。  7ページをご覧ください。西口自動車整理場の平面図でございます。上のほうの赤色で着色した区域となります。  8ページをお開きください。この長崎駅西口自動車整理場につきましては連続立体交差事業による鉄道の高架切替えに併せまして、今年3月28日に左側の図面のように収容台数18台で供用を開始しました。今後、長崎駅周辺土地区画整理事業が進捗し、東口のほうで駅前交通広場が整備された後には右側の図面のように収容台数が9台になる予定でございます。  9ページをご覧ください。次に、2.指定管理者制度の導入につきましてご説明いたします。まず、(1)指定管理者制度の導入でございますが、二輪車等駐車場と長崎駅西口自動車整理場の管理に当たりまして、民間の能力やノウハウを活用することで市民サービスの向上や行政コストの削減、さらには事務の効率化などが期待できることから令和3年度から指定管理者制度を導入するものでございます。次に、(2)利用料金制でございますが、指定管理者の自律的な経営努力を発揮しやすくし、より効率的な運営を行い、施設の効用を高めることを目的とし、施設の利用に係る料金を直接指定管理者の収入として収受させる利用料金制を適用することとしております。次に、(3)指定期間は5年間としております。中ほどの表はこれまで説明してきました指定管理者制度の概要を取りまとめたものでございます。次に、(4)これまでの主な経過でございますが、先ほどご審議いただきました第178号議案と同じ内容となっておりますので、説明は割愛させていただきます。  10ページをお開きください。次に、3.指定管理者候補者の概要につきましてご説明します。指定管理者候補者の名称は株式会社ファーストスターでございます。所在地、代表者、設立年月日等は記載のとおりでございます。次に、中ほどの4.指定管理者候補者の選定経過につきましてご説明いたします。まず、(1)応募団体数でございますが、2者からの応募がございました。次に、(2)指定管理者候補者の提案概要でございますが、ア.主な提案内容としましては施設の利用促進に向けたPRを行うと同時に利用者へのマナー啓発を行い、道路や通路への二輪車の駐車による通行の妨げの問題解決を図る、繁忙期や近隣でのイベント開催時など混雑が予想される場合は警備スタッフによる交通誘導や案内を行い、安全確保と渋滞緩和を図る体制を構築する、対人でのアンケートのほかQRコードを各所に設置し、ウェブアンケートによる各種情報収集を行い、管理運営に資するよう努める、自主事業としてインフォメーションボードの設置、災害対応用の自動販売機の設置、防犯カメラの設置などが上げられております。  11ページをご覧ください。次に、イ.管理運営体制でございますが、統括責任者1名、巡視員主任1名、巡視員1名、補助員2名の総員5名を配置し、1日二、三名のローテーション勤務が提案されております。次に、ウ.固定納付金でございますが、これは毎年確実に長崎市に納めていただく納付金となります。募集の条件として設定した、表の下段に記載の下限値の合計額3,165万9,000円と同額の提案がなされております。次に、エ.目標利用台数につきましては表に記載のとおりでございます。  資料が飛びますが、13ページをお開きください。13ページから21ページにかけましては参考資料としまして、応募がありました2者の事業計画書の内容を項目ごとに表に整理しておりますので後ほどご参照ください。
     恐れ入りますが、戻っていただき12ページをご覧ください。次に、(3)指定管理者候補者選定審査会による審査としまして審査会の構成や審査経過などを記載しておりますが、詳細につきましては審査会より提出されました報告書によりご説明したいと思います。  お手数ですが、23ページをお開きください。23ページから25ページにかけまして審査会から提出された審査報告書を記載しております。それでは、23ページをご覧ください。中ほどの1.審査結果でございますが、応募された2者の名称と選定順位につきましては記載のとおりでございます。次に、2.選定審査会の構成、3.審査の方法、次の24ページ上段の4.審査の経緯につきましては、先ほどご審議いただきました第178号議案のときに説明しておりますので、ここでの説明は割愛させていただきます。次に、6.審査結果でございますが、第1順位の株式会社ファーストスターにつきましては管理を行うに当たっての事前調査がしっかりと行われ、十分な課題の抽出や積極的な取組姿勢、職員の配置やスキルアップのための研修計画、運営会議や安全パトロールなどの年間事業計画への配慮が評価され、第1順位となっております。なお、もう1つの団体につきましては、募集要項に定める失格基準、技術点の大項目の全てにおいて配点の50%未満となるとき及び技術点の区分の合計点が配点の60%未満となるときに該当したため失格となっております。次に、7.審査会総評でございますが、総合的に見ましても第1順位となった団体は事業計画に工夫や前向きな姿勢が見られたことや、安定した管理運営体制が評価されております。  25ページをご覧ください。採点結果でございますが、評価内容につきましては先ほどご審議いただきました茂里町駐車場と同様の内容でございます。表の一番下に示します合計点は、第1順位は500点中353.75点となっております。なお、もう1つの団体につきましては先ほど説明したとおり、技術点の大項目が表の左から2列目に記載しておりますけれども、基本事項、事業計画等、4項目ありますけれども、その全てにおきまして配点の50%未満となっていたということ、さらには下から3行目になりますが技術点の合計が168.75点で、配点となります425点の60%未満となりましたので失格となっております。  次の26ページから最後の61ページにかけましては、募集要項と仕様書でございます。後ほどご参照ください。  説明は以上でございます。よろしくご審議いただきますようお願いいたします。 41 ◯筒井正興委員長 これより質疑に入ります。 42 ◯五輪清隆委員 今回は2つの団体が応募されたんですけれども、例えば1つだけの申請であれば、もうそこで決まるんですか。それともやはり複数になるまでするのか、これについて、まずお伺いします。例えば1者だけの応募であればそこで決まるのか。 43 ◯谷口土木企画課長 仮にですけれども、応募団体が1者であっても、その1者に対して同じようなやり方で事前審査し、書類審査し、面接審査をし、そこで当然失格基準もありますので、その審査の結果で仮に失格基準に該当すれば失格となりますし、該当しなければその方が第1順位ということで選定するという流れになろうかと思っております。  以上です。 44 ◯五輪清隆委員 25ページの採点表を見れば、失格になった組合というか、何かあまりにもひどいと思いませんか。その中で公募の条件としてあるのが、38ページに有資格者名簿への登録についてということであるわけですけれども、この団体は既に長崎市の有資格者名簿に登録されていたのですか。それとも公募するために、新たに登録手続を行った団体なんですか。 45 ◯谷口土木企画課長 今回の応募に当たりまして、市の有資格者名簿に登録しております。  以上です。 46 ◯五輪清隆委員 そうしたら今回が初めてこの長崎市の有資格者名簿に入ってきたということですね。  それと1つ思うのが、審査委員の中に日本二輪車普及安全協会の事務局長とかも入っているんですけれども、ここと今回の長崎県二輪車自転車商協同組合という、そこの関係というのは何かあるんですか。 47 ◯谷口土木企画課長 今回応募してきました長崎県二輪車自転車商協同組合につきましては、こちらのほうは中小企業等協同組合法に基づいて設立認可を受けた団体ということで、主には自転車の防犯登録事業であったり、あるいは自転車の安全点検の普及活動、バイクの日の街頭点検とか、そういった活動を行っている団体ということで聞いております。一方、選定審査会の1名であります一般社団法人日本二輪車普及安全協会の長崎県二輪車普及安全協会の事務局長、こちらは全国規模の二輪車、自転車、バイクの普及とか安全の活動をする全国規模の一般社団法人でございますけれども、こちらの長崎県の協会の事務局長ということで、直接この2つの団体が関係するということはないと判断しております。  以上です。 48 ◯五輪清隆委員 今までずっと指定管理の審査は、報告を受けて、結果を見ているんですけれども、ここまで悪い点数というのは今まであったんですか。もう40%も行かないような、三十何%ぐらい、価格点では採用されたところとそう変わらないようですけれども、中身についてですが、そこの団体が初めてであれば当然どういう書き方か分からんとでしょうけれども、西田委員じゃないですけれども、役所のほうにそこら辺りの問合せとか何かはあったんですか。  言葉はちょっと悪いですけれども、何かあまりにも取りあえず応募してみようかという、多分それだけのような感じがするものですから、そこら辺りはどうなんですか。  初めてであれば初めてなほど、やはり書き方も含めて分からないと思いますけれども、そこら辺りは担当に電話連絡とかはあったんですか。 49 ◯谷口土木企画課長 この二輪車自転車商協同組合におかれましては今回が初めてで、過去に提案というのはあっておりませんし、公募をするために、今回は市の登録業者にもなったという経緯がございます。  それで最終的には、この点数の評価というのは5名の審査委員の評価ということで、この内容について私たち事務局のほうが、なかなかコメントすることは難しい部分はありますけれども、やはりこの提案書を見たところの書きぶりであったりとか、そこにつきましてはやはり客観的に見ましても、これは第1順位となった業者に比べれば、ちょっと劣るのかなという印象を受けておりますけれども、評価自体は当然、選定審査会の方が行われるということになります。  それでやはり初めてということで、そういったこともこういった評価になった要因なのかなと、思っているところでございます。  以上です。 50 ◯柿田 正委員 1点質問なんですけれども、今回の公募のほうで、価格点のほうが固定納付金提案額になっているんですけれど、先ほどはその運営経費だったんです。これになっている理由というのをちょっと教えていただければと。 51 ◯谷口土木企画課長 今回の二輪車等駐車場と長崎駅西口自動車整理場につきましては、先ほどご審議いただいた茂里町駐車場と比べますと、コロナの影響というのはほとんど受けておりません。そういった中で、まず収入の試算としましては、過去4か年間の利用状況等から踏まえて収入の予測を立て、支出につきましても機器の維持管理等との見積りとか、市が定める基準に基づいて算定したところ、当然黒字経営になるということで、利用料金制の完全利用料金制ということで、固定納付金を納めていただくという形態の指定管理者の公募となっております。  以上です。 52 ◯柿田 正委員 とすれば、管理委託費の算定につきましては、市のほうでやるということですか。 53 ◯谷口土木企画課長 申し訳ございませんが、提出資料の33ページをお開きください。33ページの募集要項の中に、長崎市への納付金ということで、(ア)二輪車等駐車場、(イ)自動車整理場、こちらが長崎市に納めていただく、長崎市が積算した固定納付金を募集要項のほうに書かせていただいています。  したがいまして、提案に当たりましては、この募集要項以上で提案してくださいということになっておりまして、結果としまして2者とも同額で提案されてきたということでございます。  以上です。(「いや、そういうことではなくて、長崎市が算定したのかどうかということ」と言う者あり)33ページの固定納付金、これしか募集要項には記載しておりませんけれども、当然その算定に当たりましては長崎市が独自に収入と支出を試算し、この固定納付金を出して、募集要項に書かせていただいています。  当然、提案される事業者におかれましては、この固定納付金を見て、あるいは仕様書等で独自で収入と支出を算定し、固定納付金をそれぞれの提案者のほうが試算して、固定納付金を出すという形になります。  以上です。 54 ◯柿田 正委員 確認ですけれども、あくまで利用料金制として、運営委託費という形は発生せず、納付金だけを頂くということでよろしいですか。 55 ◯谷口土木企画課長 はい。委託料は発生せず、この固定納付金を納めていただくということになります。  以上です。 56 ◯筒井正興委員長 よろしいですか。ほかにありませんか。  ないようでしたら質疑を終結いたします。  次に、討論に入ります。何かご意見ございませんか。  討論を終結いたします。  これより採決いたします。  第179号議案「公の施設の指定管理者の指定について」、原案のとおり可決することにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と言う者あり〕 57 ◯筒井正興委員長 ご異議ないと認めます。  よって、本案は原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  次に、第168号議案「令和2年度長崎市駐車場事業特別会計補正予算(第3号)」を議題といたします。  理事者の説明を求めます。 58 ◯松浦土木部長 第168号議案「令和2年度長崎市駐車場事業特別会計補正予算(第3号)」についてご説明いたします。  議案書は1ページから7ページでございます。それでは、議案書の3ページをお開きください。先ほど、第178号議案で、公の施設の指定管理者の指定につきましてご審議いただきましたが、本議案は長崎市茂里町駐車場の指定管理に係る委託料について、債務負担行為の限度額の設定を行おうとするものでございます。期間としましては令和3年度から令和6年度までで、限度額は2,472万2,000円でございます。  詳細につきましては、土木部から提出しております委員会資料に基づき土木企画課長よりご説明させていただきますので、よろしくお願いいたします。  私からの説明は以上でございます。 59 ◯谷口土木企画課長 それでは、第168号議案「令和2年度長崎市駐車場事業特別会計補正予算(第3号)」につきまして、土木部提出の委員会資料に基づきご説明させていただきます。  1ページをご覧ください。まず、1.債務負担行為の目的でございますが、長崎市茂里町駐車場につきましては令和3年4月から指定管理者制度を導入する予定としておりますが、その管理におきまして株式会社長南指定管理者として指定するに当たり、利用料金併用制を適用することから、指定期間である令和3年度から令和6年度までの指定管理に係る経費につきまして債務負担行為の設定を行おうとするものでございます。次に、2.債務負担行為限度額の内訳でございますが、まず(1)限度額の年度内訳につきましては表に記載のとおりであり、4年間の合計額は2,472万2,000円でございます。なお、令和6年度につきましては利用料金収入管理運営経費を上回る予測から限度額はゼロ円となりますが、指定期間と合わせ債務負担行為も令和6年度までの設定としております。次に、(2)限度額の内訳としまして年間運営経費とその内訳、利用料金収入指定管理委託料をそれぞれ年度ごとに表に整理しております。表の一番上の年間運営経費から利用料金収入を差し引いた金額が指定管理委託料となりまして、この額が限度額となります。次に、3.財源内訳につきましては表に記載のとおりでございます。  2ページをお開きください。2ページから5ページにかけましては長崎市茂里町駐車場の概要を、最後の6ページには指定管理者候補者の概要をそれぞれ記載しておりますが、先ほど第178号議案のほうで同じ資料で説明しておりますので、ここでの説明は割愛させていただきます。  説明は以上でございます。よろしくご審議いただきますようお願いいたします。 60 ◯筒井正興委員長 これより質疑に入ります。  質疑を終結いたします。  次に、討論に入ります。何かご意見ございませんか。  討論を終結いたします。  これより採決いたします。  第168号議案「令和2年度長崎市駐車場事業特別会計補正予算(第3号)」について、原案のとおり可決することにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と言う者あり〕 61 ◯筒井正興委員長 ご異議ないと認めます。  よって、本案は原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  理事者交代のため、暫時休憩いたします。           =休憩 午前11時16分=           =再開 午前11時29分= 62 ◯筒井正興委員長 委員会を再開いたします。 〔審査日程について協議した結果、次に予定して いる第184号議案「公の施設の指定管理者の指定に ついて」の審査に出席予定の理事者が他の委員会 に出席しているため、本日予定している第166号議 案「令和2年度長崎市一般会計補正予算(第13 号)」以降の審査を繰り上げて行うことに決定し た。〕 63 ◯筒井正興委員長 それでは、第166号議案「令和2年度長崎市一般会計補正予算(第13号)」のうち、本委員会に付託された部分を議題といたします。 〔審査方法について協議した結果、原則、各項ご とに説明・質疑を行った後、討論・採決を行うこ とに決定した。なお、審査の順序については、別 添の「歳出審査早見表」のとおり進めることに決 定した。  また、審査日程について協議を行った結果、初 めに審査予定の第8款第1項については、理事者 が他の委員会に出席する予定となっていることか ら、第8款第2項以降の審査を行うことに決定し た。〕 64 ◯筒井正興委員長 それでは、第8款土木費第2項道路橋りょう費の審査に入ります。  理事者の説明を求めます。 65 ◯松浦土木部長 それでは、第166号議案「令和2年度長崎市一般会計補正予算(第13号)」、第8款土木費第2項道路橋りょう費における補正予算のうち土木部所管分についてご説明いたします。  予算説明書は40ページから41ページでございます。土木部所管分は40ページ下段から記載の第8款土木費第2項道路橋りょう費第3目道路橋りょう新設改良費で、内容は41ページの一番右の説明欄に記載の1.【単独】道路新設改良事業費、1.合併地区道路等整備事業費について歳出の補正をお願いするものでございます。  次に、繰越明許費の補正についてご説明いたします。予算説明書は66ページから67ページでございます。66ページの上段、第8款土木費第2項道路橋りょう費第3目道路橋りょう新設改良費の事業名が【補助】道路新設改良事業費(社会資本整備総合交付金)、江平浜平線から一番下の【単独】道路新設改良事業費、合併地区道路等整備事業費までにつきまして、繰越明許費の補正をお願いするものでございます。繰越しの理由としましては67ページの右側、繰越事由の欄に記載しております。  詳細につきましては、土木部提出の委員会資料に基づき担当課長から説明させていただきます。よろしくお願いいたします。  私からの説明は以上でございます。 66 ◯平野土木建設課長 私のほうからは土木部提出資料を基に土木建設課所管分についてご説明いたします。  第8款土木費第2項道路橋りょう費のうち土木部提出資料の1ページをお開きください。事業名、【単独】道路新設改良事業費、合併地区道路等整備事業費で、補正額は4,240万円でございます。1.概要の(1)事業目的でございますが、合併特例事業債を活用し事業を行っております相川町四杖町1号線において、国道202号から長崎市いこいの里あぐりの丘までのアクセス機能を確保することにより交通の利便性と地区の活性化を図るとともに、西部地区の道路ネットワークの形成を図るため、道路の新設を行っているものでございます。(2)補正予算の理由でございますが、平成28年度に一部切土掘削した箇所で、令和2年7月豪雨で法面崩壊、いわゆる地滑りが発生いたしましたため、復旧方法を検討するために測量・調査等を行い、現地の地盤特性の把握と地滑りのメカニズム解析を行うものでございます。また、法面復旧の応急措置として大型土のうの設置も併せて実施するものでございます。なお、今回地滑りが発生した箇所につきましては昨年度ご報告いたしました平成30年7月に地滑りが発生した箇所と別の箇所であり、それぞれの現状や、それに伴う事業の見直しについては後ほどご説明いたします。2の事業内容、3の財源内訳は記載のとおりでございます。  2ページをお開きください。次に、繰越明許費についてご説明いたします。上段の表は事業名から右に向かって金額、財源内訳を、下に向かって繰越事由、繰越箇所の完了予定を記載しております。また、事業名の中には事業期間、延長等の事業計画、総事業費、令和元年度末の事業費ベースの進捗率を記載しております。下段には路線の位置図と繰越箇所を記載しております。補正予算に計上しております合併地区道路等整備事業費の相川町四杖町1号線におきまして現地踏査に不測の日数を要し、年度内に完了しない見込みであるため、全額について次年度への繰越しをお願いするものでございます。なお、繰越箇所は令和3年10月に完了する予定でございます。  3ページをご覧ください。引き続きまして、相川町四杖町1号線法面崩壊の現状及び事業の見直しについてご説明いたします。3ページから5ページまでに記載の内容につきましては、図面を用いて説明させていただきます。
     恐れ入りますが、6ページをお開きください。A3横の航空写真の図面でございます。この図面は相川町四杖町1号線の整備計画図でございます。右側が北、左側が南を指しております。相川町四杖町1号線は図面左上の国道202号のNo.0を起点とし、図面右下のあぐりの丘付近のNo.125を終点とする延長2,500メートルで計画された路線でございます。平成9年度に用地買収に着手し、平成20年度からは工事に着手しております。平成26年度にはNo.0からNo.26までのA区間、延長520メートルについて供用を開始しております。補正予算の説明の際に申し上げましたように相川町四杖町1号線の施工済み箇所において平成30年7月と令和2年7月に地滑りが発生し、現在工事を中断している状況です。図面では中央付近のピンク色の斜線で示しております部分で、平成30年7月に発生した箇所をブロック1)、令和2年7月に発生した箇所をブロック2)と示しております。  7ページをお開きください。地滑り箇所の詳細図でございます。図面のタイトルは見直し区間平面図としております。まず、ブロック1)の現状についてご説明いたします。ブロック1)は平成30年7月豪雨の際にNo.42付近で発生しており、崩壊規模といたしましては延長80メートル、奥行き55メートルでございます。なお、状況写真を図面上側に掲載しておりますのでご参照ください。  8ページをお開きください。このページはブロック1)の詳細を示した平面図と断面図でございます。ブロック1)については地滑り発生後から現地の地盤特性の把握と、地滑りのメカニズム解析を行うために各種調査を実施しており、その調査結果から法面崩壊の要因は大雨時に崩積土内の地下水位が上昇し、法面の安定性が低下したことで、岩盤との境界で地滑りによる変状が生じたものであることが判明しております。なお、平成30年度に調査した際には地滑りブロックはオレンジ色の範囲を確認しておりましたが、令和元年度に継続調査した結果、ピンク色の範囲まで広がっていることを確認しております。現在は応急対策として地滑り末端部に大型土のうを設置し、地滑りの進行を抑えているとともに、今年度地滑りに直接影響する地下水を低下させるため、横ボーリングを施工する予定にしております。  恐れ入りますが、7ページにお戻りください。次に、ブロック2)についてご説明いたします。ブロック2)は令和2年7月豪雨の際にNo.48付近で発生しており、崩壊規模といたしましては延長40メートル、奥行き60メートルでございます。なお、状況写真を右側に掲載しておりますのでご参照ください。まだ各種調査は実施しておりませんが、先ほど補正予算のお願いをいたしましたとおり、各種調査を補正予算成立後に速やかに実施する予定にしております。地滑りの要因につきましてはブロック1)と同様なものであることが推測されます。  申し訳ありませんが、再度6ページにお戻りください。次に、相川町四杖町1号線の事業の見直しについてご説明いたします。これは図面中央付近のNo.44付近から終点No.125までの区間において、緑色実線と黄色実線で示しております現計画路線での整備を休止し、No.44付近から赤色実線で示しておりますように既存市道へ接続し、そこから終点No.125までの区間はオレンジ色破線で示しております現道の部分改良を行おうとするものでございます。見直しの理由といたしましては、先ほど説明いたしましたように平成30年7月豪雨によりブロック1)の法面崩壊が発生し、その範囲、規模や誘因等を把握するための調査、観測を実施したところ、地滑りであることが判明し、切土掘削が要因の1つであることが分かったこと。2つ目として、同じく令和2年7月豪雨の際にはブロック2)においても同様な法面崩壊が発生しており、こちらも地滑りであることが推測されること。3つ目といたしましてNo.49以降の緑色実線で示す未着手区間においても地質調査や地形判読の結果などからブロック1)、ブロック2)と同様の地質であることが分かり、切土掘削を行うと同様の地滑りが発生することが想定されるため、その対策のために事業費の増額と期間の延長が必要となること。4つ目といたしましてNo.44付近から赤色実線で示すように、既存市道へ接続することにより住宅密集地の狭隘な市道を避けることができ、併せて現道部分の部分改良を実施することで、あぐりの丘や滑石方面へのアクセス性が高まり、一定の事業効果が見込めることなどから、本案について地元連合自治会に説明いたしましたところ、計画を見直すことで現計画より早期の供用開始が見込めるため了承する旨の回答を得ております。以上が見直しの理由でございます。なお、見直し案では事業期間が令和7年度までを想定しており、現計画からの削減額は約10億4,000万円を見込んでおります。  相川町四杖町1号線についての説明は以上でございます。引き続き、土木建設課所管分の、その他の事業の繰越明許費についてご説明いたします。9ページをお開きください。9ページは第8款第2項に係る事業のうち先ほど説明の【単独】道路新設改良事業費、合併地区道路等整備事業費を除く各事業の繰越明許費の合計額並びに各事業の位置図を掲載しております。それぞれの事業につきましては、資料の順に従い説明させていただきます。  10ページをお開きください。それでは、事業名、【補助】道路新設改良事業費(社会資本整備総合交付金)江平浜平線でございます。本路線は江平地区と浜平地区とを結ぶ補助幹線道路として事業を進めているもので、今回繰越しをお願いいたしますのは下段の位置図の中、赤丸で囲んだ箇所の工事でございます。繰越額は上段の表の中ほど二重線で囲んだ金額の欄に記載の3,540万円でございます。理由でございますが、地元との騒音対策等の協議に不測の日数を要し、工事が年度内に完了しない見込みであるため、繰越しをお願いするものでございます。なお、繰越箇所は令和3年9月に完成予定でございます。  次に、11ページをご覧ください。事業名、【補助】道路新設改良事業費(社会資本整備総合交付金)、中川鳴滝3号線でございます。本路線は国道34号から鳴滝高校を経由し、片淵中学校までの補助幹線道路として事業を進めているもので、今回繰越しをお願いいたしますのは下段の位置図の中、赤丸で囲んだ箇所の用地取得及び工作物補償でございます。繰越額は上段の表の中ほどの二重線で囲んだ金額の欄に記載の415万円でございます。理由でございますが、地権者2名との用地交渉に不測の日数を要し、用地取得及び工作物補償が年度内に完了しない見込みであるため、繰越しをお願いするものでございます。なお、繰越箇所は令和3年6月に完了予定でございます。  12ページをお開きください。事業名、【補助】道路新設改良事業費(社会資本整備総合交付金)、川上町出雲線でございます。本路線は県道小ヶ倉田上線の二本松団地付近と大浦地区とを結ぶ道路の交通安全を確保するため、現道拡幅の事業を進めているもので、今回繰越しをお願いいたしますのは下段の位置図の赤丸で囲んだ箇所の建物補償でございます。繰越額は上段の表の中ほど二重線で囲んだ金額の欄に記載の1,160万円でございます。理由でございますが、地権者1名との用地交渉に不測の日数を要し、建物移転補償が年度内に完了しない見込みであるため、繰越しをお願いするものでございます。なお、繰越箇所は令和3年9月に完了予定でございます。  次に、13ページをご覧ください。事業名、【補助】道路新設改良事業費(社会資本整備総合交付金)、大橋町赤迫1号線でございます。本路線はJR長崎本線と立体交差し、国道206号と市道三芳町若竹町線を結ぶことで近接する中園踏切の交通量の軽減と、安全性の向上を図るための道路として事業を進めているもので、今回繰越しをお願いいたしますのは下段の位置図の赤丸で囲んだ箇所の工事でございます。繰越額は上段の表の中ほど二重線で囲んだ金額の欄に記載の8,360万円でございます。理由でございますが、関連工事であるJRが実施する施行委託協定の工事完成が遅れたことから市施工の工事着手が遅れ、年度内に完了しない見込みであるため、繰越しをお願いするものでございます。なお、繰越箇所は令和3年9月に完了予定でございます。  14ページをお開きください。事業名、【補助】道路新設改良事業費(地方創生道整備推進交付金)、虹が丘町西町1号線でございます。本路線は虹が丘町の道ノ尾病院付近から西町付近で、市道油木町西町線に接続する補助幹線道路として事業を進めているもので、今回繰越しをお願いいたしますのは下段の位置図の赤丸で囲んだ箇所の仮設道路の工事でございます。繰越額は上段の表の中ほどに二重線で囲んだ金額の欄に記載の5,000万円でございます。理由でございますが、橋梁の仮設道路において施工方法の検討に不測の日数を要し、工事が年度内に完了しない見込みであるため繰越しをお願いするものでございます。なお、繰越箇所は令和4年3月に完了予定でございます。  私からの説明は以上でございます。 67 ◯森尾中央総合事務所理事 第8款土木費第2項道路橋りょう費のうち総合事務所所管分の繰越明許費についてご説明いたします。  まず、お手元の予算説明書の68、69ページをお開きください。第3目道路橋りょう新設改良費のうち上段の事業名、【単独】辺地対策事業費、形上岳線において1,900万円を、その下【単独】過疎対策事業費、伊王島循環線において2,785万5,000円の繰越しをお願いするものでございます。繰越理由につきましては69ページ右端の繰越事由の欄に記載しております。  詳細につきましては、総合事務所提出の委員会資料に基づき担当課長からご説明させていただきます。 68 ◯宮崎南総合事務所地域整備課長 それでは、第3目道路橋りょう新設改良費の繰越明許費の補正につきまして、ご説明させていただきたいと思います。  お手元の総合事務所提出の委員会資料1ページをお開きください。【単独】辺地対策事業費、形上岳線として1,900万円の繰越補正をお願いするものでございます。概要につきましては辺地対策事業債を活用し、交通の円滑化と安全性の向上を図ることを目的に道路の拡幅改良を行うものでございます。事業内容としましては用地取得、補償に併せて道路改良工事を実施するものでございます。繰越理由につきましては地権者との用地交渉に不測の日数を要し、工事等が年度内に完了しない見込みであるため繰越しをお願いするものでございます。工事の完成予定につきましては、令和3年10月を予定しております。下段には位置図を掲載しております。  次の2ページには平面図を掲載しておりますのでご参照ください。  続きまして、委員会資料の3ページをご覧ください。【単独】過疎対策事業費、伊王島循環線として2,785万5,000円の繰越補正をお願いするものでございます。概要につきましては島内一周の循環線として重要な基幹道路であるものの、現況幅員が狭く車両の走行に支障があるため道路改良を行うものでございます。事業内容としましては用地取得と道路改良工事を実施するものでございます。繰越理由につきましては地元住民の要望により取付道路の計画に修正が生じ、用地買収及び工事が年度内に完了しない見込みであるため繰越しをお願いするものでございます。工事の完成予定につきましては令和3年12月を予定しております。下段には位置図を掲載しております。  次の4ページには平面図を掲載しておりますのでご参照ください。なお、繰越工事につきましては引き続き早期の完成に努めてまいりたいと考えておりますのでよろしくお願いいたします。  説明は以上でございます。よろしくご審議賜りますようお願いいたします。 69 ◯筒井正興委員長 これから質疑に入らないといけないんですが、議会運営委員会が12時半からありますので、質疑は午後からということでよろしくお願いしたいと思います。  暫時休憩いたします。           =休憩 午前11時53分=           =再開 午後0時58分= 70 ◯筒井正興委員長 委員会を再開いたします。 〔審査日程及び陳情の取扱いについて協議を行っ た。その結果は次のとおりであった。 1 審査日程については、審査日程(案)のとお  り審査することに決定した。 2 陳情第10号については、委員会条例第27条の  規定により、陳情人に参考人として出席を求め  ることに決定した。〕 71 ◯筒井正興委員長 それでは、午前中に引き続き、第8款土木費第2項道路橋りょう費の審査に入ります。  質疑からですが、どなたかございませんか。 72 ◯五輪清隆委員 相川町四杖町1号線の関係で、ちょっとお伺いしますけれども、6ページで航空写真が出されているんですけれども、私がちょっと分からないのが、今はNo.40からNo.44、No.46の青の部分で地滑りがあっているということで、それは分かりましたけれども、今ある計画というのは青色から緑色に行って黄色に行くという構想だと思うんですけれども、ここに赤の取付道路か何かを造っていこうということですが、最終的にここはどういう形になるんですか。  よく分からないのが、今はオレンジ色で現道区間としているんですけれども、地形的には分からんけん聞いているんですけど、それが赤色に行って、そのまま現道の道を何か拡幅していこうとしているのか。そのまま緑色から黄色を含めてそのままやっていこうとしているのか、この関係について教えてください。 73 ◯平野土木建設課長 今の五輪委員の質問でございますが、現在計画は青色、それから緑色、黄色と、この路線が計画しています整備路線でございます。  それで今回の見直しで説明いたしましたのが、この地滑りが起きたということで、この赤色の実線、No.44からちょっと曲げてオレンジ色の線に接続させていますが、このオレンジ色の線は現在ある既存の市道でございます。そこにこの青色の線の整備はずっとしてきまして、No.44から曲げまして、オレンジ色に接続させると。地形的にはこのオレンジ色のほうが地盤的には高いのですけれども、それから下っていって青の整備計画路線に接続させると。そうすることで、この赤の線のところの横に集落があると思いますが、こちらまでは接続することができるということと、オレンジ色の線、既存の市道を使いまして、あぐりの丘の方面には通行できると。  途中、ところどころにやはり狭い箇所がございますので、そういったところは部分改良しながら交通のアクセス向上を図っていくということで考えております。  以上でございます。 74 ◯五輪清隆委員 そうしたら新しく赤色の取付道路を造って、そしてオレンジ色につないでいこうという関係ですか。そうしたらそこの緑色とか黄色については今後のことでしょうけれども、これはこれとして工事は進めていくということですか。 75 ◯平野土木建設課長 今後はまずはこの赤色の取付道路をします。ただ緑色、黄色の部分については一旦、休止を考えております。  将来的に情勢が変わって必要性等がまた出てくれば、そこで考えたいと思っていますが、今のところはまずは赤色で既存の市道に接続させまして、交通の利便性の向上を図っていきたいと考えております。  以上でございます。 76 ◯五輪清隆委員 当初はNo.44で地滑りが起きたということで、この予算については土木部として、虹が丘町西町線のほうに回したりとか、そういう関係もあったんですけれども、実際的にNo.44の崩れているところが完成して、きれいに道ができなければ、地図的にはこの赤色の取付道路につないでも通れないような状況があるんじゃないかなと思っているんですけれども、このNo.44というのは本当に、これは地滑り対策としてできるんですか。 77 ◯平野土木建設課長 No.44の近辺の道路について本当にできるのかということでございますが、そこにつきましては来年度の予算で設計業務委託を実施しまして、この赤色の取付道路のところの設計をやりたいと考えております。  その中で、この地滑りの対策工事も含んだ設計委託で、道路の構造を決めていきたいと思っていますので、技術的には地滑り対策等につきましても可能であるものと考えております。  以上でございます。 78 ◯五輪清隆委員 この関係について、8ページ下段のほうにありますよね、当初は応急対策として大型土のうを積んでから、そして地滑りブロックということで、平成30年頃に調べたときはここまでだったけれども、現在はこのピンクまでというような状況ということで、今回説明を受けたんですけれども、何だかだんだん地滑りの幅が広がっているような感じがするんですけれども、そうならば、どこかでできるということであればいいのでしょうけれども、例えばNo.44がどうしてもできないようであれば、地図からいけば上の段、できるかどうかは分からないですが、もう少し上のほうに道をしたりとかすることによって、このNo.44対策の対応が早くできるのではないのかなと。  そしてそうすることによって、赤の取付道路も造ることによって、地元の皆さんの利便性を含めてできるんじゃないのかなと素人考えで思うんですけれども、この完成年度は決めているのでしょうけど、そこら辺り、工事完成を見たときに、本当にできるのかなということで思っているんですけれども、どうですか。 79 ◯平野土木建設課長 これは本当にできるのかということでございますが、今回は平成30年に起きて、令和元年度に調査しております。そのメカニズムといたしましては、ここはもともと地滑り被災が発生したのが多い地区というのは分かっていまして、また雨によって地下水が上がったということ、並びに落ち着いていたところを今回の工事で暫定的に青の部分のNo.46ぐらいまで掘削しているのですが、それで土質のバランス、地盤のバランスが崩れたというところもございまして、この地滑りが生じたということが分かっております。  ただその中で、ではどうやっていくのかといいますと、当然、その地滑りを止めるためには幾つかの方法があります。掘削した泥と同等のもの、もともと落ち着いていたものの状況に戻すという方法もありますし、もしくは抑止ぐいといいまして、鋼管ぐい等を打って滑りを止める、またはアンカー等を打って滑りを止めるという方法もあります。  ですから、将来的に今回の道路を進めていく工事の工法につきましては、この今の青の路線でNo.44まで行きまして、それから赤色の実線の取付道路で取り付ける。これにつきましては可能なものでございます。  以上でございます。 80 ◯五輪清隆委員 工法については最大限するんでしょうけど、この道というのは結構、用地買収の関係で大分苦労したところなんですね。それで今回の新しい赤色の取付道路というのは、これは人の土地というのは入っていないんですか。例えば人の土地が入っていて、用地買収の必要性というのはないんですか。 81 ◯平野土木建設課長 この取付道路をすることでの用地の追加買収でございますが、その件につきましては、確かにここの取付けについて追加の用地買収は発生します。既に買っているところも使いながら、今後は詳細設計を出していきますので、その中で必要な部分というのが明確になりましたら、地主への交渉とかを始めていきたいと考えております。  以上でございます。 82 ◯五輪清隆委員 特に用地買収については、県外に住んでいる方とか、いろいろな方がおってから、結構かかっているわけです。  そしてこの赤色の土地の所有者というのは、スムーズと言うと申し訳ないんですけど、例えば長崎市内に住んでいるとか、そこら辺りのことは当然把握しているんでしょうけど、担当部として、そこの用地買収についてはスムーズにいくということで思っているのですか。 83 ◯平野土木建設課長 追加買収をする所有者の件でございますが、まず詳細まではちょっと把握していないところもありますが、そこにつきましては先手を打って事業に影響しないように、早めの取組でやっていきたいと考えております。  以上です。 84 ◯平野 剛委員 繰越明許のほうでちょっとお尋ねしたいと思います。  幾つも不測の日数を要したということで、繰越明許が出ているところなんですが、例えば江平浜平線とか、これは今回の繰越明許によって、令和5年に完成という予定であったかと思うんですが、そこら辺に影響はないのかというところと、大橋町赤迫1号線に関しては、もうこれは令和2年度と言っていたのが早くも令和3年9月と、工期そのものが延長となっていますし、虹が丘町西町1号線に関しても、これも令和7年に完成という予定になっていますが、今回の繰越明許がそこに与える影響というのはないのか。ちょっとそこら辺のことに関してお聞きしたいと思いますので、よろしくお願いします。 85 ◯平野土木建設課長 幾つかの路線におきましては、この事業期間内で完成するのか、今回の繰越しで影響はないのかというご質問だと思いますが、まずは江平浜平線でございますが、ここにつきましては令和5年度に完成ということで、事業期間を今設定しております。  今後は、この図面の中央部分にありますように、橋梁工事、または今回はこの議会で議案に上げさせていただいていますトンネル工事を今後は進めていく予定でございます。当然我々もこの期間に間に合わせるべく努力はしてまいりたいと思っております。  ただ実質的にそれが可能かといいますと、まだ用地も取得しなければいけないところもあります。この予算のつき具合も、この新型コロナウイルスの影響等もいろいろとあると思うのですが、そこも含めて実際に間に合うかどうかというところは、今後この事業を進める中で、まだ検討しなければいけないところも出てくると考えております。  次に、大橋町赤迫1号線でございますが、ここは令和2年度に完成ということで、今までお話ししていたと思います。  これにつきましても、この関連工事の調整に不測の日数と書いてありますが、ここがJRの線路と近接した場所となっております。そうしたときにJR側との協定を結んで施工を実施しているのですが、JRの工事がちょっと遅れまして、その後に私どもの工事に着手するということに至っておりました。そこでJR側の工事が遅れたことにより、我々の工事もちょっと後ろのほうへ押し出された分もありまして、それで今回、令和3年度に完成ということで繰越しをさせていただいて、令和3年の完成を考えております。  続きまして、虹が丘町西町1号線でございますが、今回繰越しをさせていただきましたのは、図面の真ん中ほどに橋梁2)というのがあると思いますが、そこのところで橋梁の工事をする場合の仮設道路というのを検討しているのですが、そこで盛土、土のうを盛っての工事なのか、または仮設の工事用の台座、橋梁的なものを架けるのかといったところで、工法の検討が必要になってきたものですから、そこにつきましては日数を要し、この繰越しをお願いしたものでございます。  ただ、虹が丘町西町1号線におきましては令和7年度の完成ということで、事業期間設定をしております。これも橋梁とトンネルと、今後は大型工事を相次いで実施しますけれども、そこにつきましては令和7年の完成を目指して取り組んでいきたいと思っております。  以上でございます。 86 ◯平野 剛委員 ご説明ありがとうございます。虹が丘町西町とかは施工方法の検討でと、今説明がありましたけれども、不思議に思うのは今頃そんな検討がされるのかと。発注する前の段階で、そこら辺は検討された上で、工事の発注だとかは行われるものだと素人ながらに思うんですが、今頃、何かそんなのが検討されて、その不測の日数がかかるみたいなことに、非常に不思議に思うんです。  部長、いろいろな工事が不測の日数を要したと、ついこの前の議会のときも、その虹が丘町西町1号線だとかを含んで、平野課長から心強く、工期については守る努力をしたいというような旨があったんですが、こんなことが次々とページをめくるたびに全部そんなことを書いていると、また将来、不測の日数を要したと、できるのかなみたいな不安もあるんです。  どうしてこんなことが頻繁に起こるのかというところをどのように見られているのか、まず部長の見解としてお聞きしたいのですがお願いします。 87 ◯松浦土木部長 まず虹が丘町西町1号線でございますが、これは当初の設計を見てその工法でやろうとしていたところが、現場に入ったところで、やはり別の工法のほうが金額的にも工期も含めて有利ではないかということが上がりまして、比較することに至ったということでございます。  あと、ほかの路線については、いろいろと繰越事由を書いておりますが、地権者等の交渉という、これはどうしても地権者がいることなので、どうしてもそれによって工期が後ろに、先延ばしにされてしまうというのは致し方ないところでありますけれども、できるだけやはり当初に計画した年度をしっかり守れるように努力はしていきたいと思いますが、あと先ほどちょっと課長も申し上げましたけれども、全て国の補助金を使っていますので、内示という部分も出てまいりますので、きちんと補助金がつくかどうかといったところもありますけれども、私どもとしては計画どおり、標準的な工期の考え方でいくと、こういう設定になりますということでお示ししておりますが、その中で不測の事態というか、いろいろな条件が入ってくると、どうしてもやはり今回のような繰越しをお願いせざるを得ないとなっておりまして、度々こういう繰越しを議会にずっと提案させていただいているということに関しましては、大変申し訳ないと思っておりますけれども、できる限りそういう繰越しにならないように、事前の調整をしっかりやるように今後とも努力してまいりたいと考えております。  以上でございます。 88 ◯平野 剛委員 今の説明でも不思議に思うんです。その虹が丘町西町とか、現場に入ったら工法を変えたほうがいいんじゃないかということが起こったと。その前にそういったところまで考えて、入らないのかなというのも不思議に思うところなんです。  大橋町赤迫のところも、JRの工事のほうが延びたから、私たちの工事が入れなかったと、これは前々からずっとJR側と協議をしていて今の計画、ここも一旦延長をしていますよね。それでまた今回も延長すると。ずっと協議してきていたはずじゃないんですかと、何でまたこれはこんなことになるのかと不思議でならないのです。  地権者との交渉というところに関しては、相手がいることですから、これはなかなかその交渉の中で不測の日数が生じるというところは理解するんです。でもその他のところは、何かこれは腑に落ちないんです。それで私たちもこういった議案を出されたら、繰越しを認めざるを得ないので、それは認めてしまうんです。皆様方も次々にこのように出されて、議会もどっちみち認めるもんだから、何かこれは緩んでいるところがあるんじゃないかなと、ちょっと疑問に思ったりするんです。ここまでばんばんと、しょっちゅう見ていると。  そこら辺は、やはり一度決められたところに関しては、きちんとゴールを持っていくんだという努力を職員の皆様方が一丸となってやっていただかないと、何かいざとなったら不測の日数を要したと出せば、繰越しができるみたいなことになっていやしないかと。そうはなっていないんでしょうけれども、結果的にこんな件数が次々にしょっちゅう上がると、そういったことも思うものですから、そこら辺はやはり部長として、不測の日数を要したというのは、自分たちの仕事ぶりのところに何か問題だとか課題がないのかというところをきっちりと検証していただいて、しっかりその工期をきちんと守っていただくように、努力をぜひともお願いしたいと思うのですが、そこら辺に関してもうちょっと内部の状況も鑑みながら、部長としてどのように思われているのかもう一回、再度よろしいですか。  先ほどの答弁も不思議だなと思うんです。何でそんなことが起こるのかなと。そこら辺も踏まえてもうちょっと答弁をお願いします。 89 ◯松浦土木部長 大橋町赤迫1号線の話で申し上げますと、実はJRの工事の中で、JRが遅れた理由というのが、もともとあった護岸が、当初の設計では想定していなかったのですが、それが掘ったときに出てきたと。それに橋台を造るときに干渉するものですから、そこで設計の補正をする時間が出てきたということでございまして、掘ってみて初めてその設計変更が生じたという事由でございまして、土木工事の場合はそういったことが多々あるので、そういったところもやはり当初のところである程度しっかり想定しながら、設計をしっかりやるというのが一番大事なところかなと思います。  そこら辺の設計が甘いと、やはり工事をしながら少しずつ変更で時間を要してしまうということを感じておりますので、まずはやはり設計の段階でしっかり設計をやるというのが大事かなと思いますので、今後はそういったところにもしっかりと力を入れて、変更ができるだけないような形で工事ができるように、職員のほうにもしっかり伝えたいと思っております。  以上でございます。 90 ◯西田実伸委員 先ほどの相川町四杖町1号線の話の延長線で質問ですが、もともとこの路線は何のためにつくる予定だったのですか。 91 ◯平野土木建設課長 もともとのこの路線につきましては、まず国道202号からあぐりの丘への接続をしまして、あぐりの丘、もしくは滑石方面への交通のアクセスの向上、また地区の方の生活環境の向上等を目的に事業を開始しております。  以上です。 92 ◯西田実伸委員 今課長がおっしゃった答弁の通りだろうと思うんですけれども、今回、あぐりの丘には全天候型の施設ができる、高原ホテルも前からあるということで、ここは今から注目されるわけですよね。そういう形の、要はそういう目的のためにこういう道路を整備されるわけです。北は滑石、南はこの式見という道路整備ですよ。そういう計画を立てながら、こういう事情があるし、住民の方々の了承を取ったから、もう変えましたけん委員会では何も言いなさんなというような今回の議案に私は聞こえるわけです。それはそれで置いといて、要は簡単に長崎市がそういう将来的な計画を持った道路を、確かにこの崖崩れの関係でできなかったかもしれないけれども、こういうふうに簡単に変えてよかもんかなと思うんですけれども。  しようがない、崖崩れやけんといっても、千々線だって、あの大規模な崖崩れを含めて何年かかっていますか。補修できる能力があるじゃないですか。そういうところから説明してください。  崖崩れしたら何年かかるのか。さっき、緑色も黄色も全部が崖崩れのおそれがあるからやめますと、そういうばかな話があるもんですか。幾ら合併特例債で使われるといっても、これは社会何とかでいったら補助金はどがんするとですか。そういう責任を持った、もう少し詳しい答弁をしてください。 93 ◯平野土木建設課長 不十分な説明でございまして、大変申し訳ございません。  この路線につきまして、我々も簡単に路線の取付けを変更して、そこをご審議くださいという形で出しているものではございません。  ただ結果的に、簡単に取付道路を造るから、こちらでやりますよという説明ではないかということでございますが、まずこの取付道路で既存の道路に取り付けようという考えにつきましては、まず、あぐりの丘までのアクセスを向上、または滑石方面と国道202号をつないでアクセスの向上を図るということの目的で始まった事業でございます。  しかしながら今のあぐりの丘等につきまして、当初に見込まれた渋滞等ですが、混雑等も発生していないというところもあります。またその中で、この地区の方々からのご意見で、自分たちが生存している間にこの道路はできるのかと、早く自分たちの交通の利便性が向上するようなことをしていただきたいという声も上がったのも事実でございます。その辺りを勘案して、まずは取付道路でこの地区の方の交通の利便性を図り、またそれから既存の市道を改良することで、あぐりの丘方面への通行の利便性、安全性を図るということを考えた次第でございます。  また今後、真っすぐに計画どおりの整備を行ったらどうなるのかということでございましたけれども、ただ、今からこのNo.22からNo.125までをするに当たりましては、年間で2億円以上のお金を入れて、約10年はかかるだろうということで試算しております。そうした場合、それが本当にでは10年で終わるのかというところも考えないといけないと我々も思っていまして、そうした場合には10年、今後は20年かかる道路であれば、まずはその取付道路で接続させることで地元の方の利便性も図れるし、またあぐりの丘への接続も当初の計画よりは若干不便を感じさせるかもしれませんが、ある程度の向上は図れるということもありまして、総合的に勘案して取付道路で接続させると。  財源につきましても、これは地方創生道整備推進交付金を活用させていただいております。その今の事業期間が今年度で切れます。来年度以降もまた申請して、事業期間は大体5年間のスパンになっておりまして、そこで補助金を取っていきたいと考えております。
     国の担当者のほうとも、その辺を今話しながら進めているところでありますが、当初の目的の効果を果たせるものであれば、補助金としてなじむという言葉もいただいていますので、今後ともその道整備交付金を活用して、取付道路に至っても事業を進めたいと考えております。  以上でございます。 94 ◯西田実伸委員 説明は分からんわけでもないんですけれども、取付道路を私は云々かんぬんと言っていないんです。これはこれで取付道路をしなければ通らないのだから。ただ、くどいかもしれないけれども、この道路を造ろうといったときの目的と、今度は新しくラインを旧道につなげようというのが、本当にそれでいいのかなという疑問が私にあるだけの話です。  この旧道の山道を通ったときに、ぐるぐるして狭いから云々かんぬんと。利用する人はもともと少なかったじゃないですかと私は記憶があります。だから新しい道を造ろうという形で、地元もそれはオーケーで最初は期待していたんじゃないですか。私は地元ではないから分からないけれども、そういう過程にありながら、いやに簡単に変えるなということが、私は理解できなかったんです。  もう地元の了承を取りましたと言うから、それは何も言えないですよね、取ったんだから。でも昔からある道路につないだだけの話じゃないですか、そうでしょう。あそこを通ったことはあると思いますけれども、くねくねと大変なところですよね、崖崩れは途中で起こるし。それはそれでいいですけど。  ただ、要は今からあぐりの丘があれだけ期待されている中での、そういうところの大事な南から上がる道路と、要するに両方からの通過点の道路になってくるわけです。だからそういう面では、どうなのかなというのが、今は疑問がありますが、これは令和7年にできるということですから、ぜひ早期にやっていただければと思います。ただ私はそう思っています。  それから部長の答弁で、もの申すわけではないけれど、大橋町赤迫1号線でしたよね平野委員、あれは4度も5度も変更になっているでしょう。今の設計の段階と言ったけど、あれはJRが、あの線路が通っているけんが、そういう強度の問題とかなんとかという説明をこの委員会の中でしてきたじゃないですか。トンネルも造ったじゃないですか。だから設計の段階ではなくて、JRがとにかくいろいろ施工を変えるから、そういうトンネルを造ったり、重機を小型に変えたり、いろいろな選択で振り回されてきたじゃないですか。そういう答弁を逆にしてもいいんじゃないですか。全部、長崎市が悪いように聞こえるもん。担当者が全部、悪いんですか。そういうことではなくて、事実をもう少し言っていただければと思います。あれなどはたしか最初に通ったときから4度目か5度目の設計変更ですよ。  そういう面では、もう少し親切な説明をしていただきたい。そうしたら今までの委員会では何の論議だったんですかと思いますけど。  以上です。 95 ◯松浦土木部長 西田委員がおっしゃるように、この赤迫の道路については、これまでに何度か変更をご審議いただいた経過がございまして、また今回もということで、大変申し訳ないと思っております。  確かに委員がおっしゃるように、JRからのお話があって、私どもが一方的にそれを受けているのではなくて、いろいろなやり方をいろいろと提案しながら、相互に協議をしながら何とか工期に間に合うようにできないかといったところで、担当者のほうも努力しているんですけれども、最終的に結果としてこういった形になっているということでございますが、JRと協定を結んでやっているという中で、やはり双方合意がないと先に進まないといったところもございまして、ある程度のところで相互に協議して工法等を決めながらやっているという状況でございますが、JRに対しては今後もやはりこういった工期をしっかり守れるように、私どもとしても言うべきところはしっかり言うように今後もしていきたいと思います。  以上でございます。 96 ◯柿田 正委員 先ほどの相川町四杖町1号線についてなんですけれども、全く西田委員が言われるとおり、ここの道ができるとすごくアクセスがよくなって、今は滑石を通ってあぐりの丘とか高原ホテルに行くのも、結構アクセスの問題があって、式見のほうも今は式見ダムのほうを回って行かれているので、これができるとかなり使われる方も増えてくるのかなというのがあるので、できれば早期にできればいいかなと思っておりました。  この事業期間に関しては令和7年度までと書いてあるんですけれども、供用に関しては令和7年度と考えてよろしいのですか。 97 ◯平野土木建設課長 現在、国道からNo.26までは供用開始しておりますが、それから既存の市道に接続、これはやはり一帯的に全部つながってしまわないと供用開始ができないところもございますので、令和7年度の工事の完成をもって供用開始となると考えております。  以上でございます。 98 ◯柿田 正委員 やはりこの旧道は狭いところがたくさんあるので、そこの拡幅等も並行してやらないといけないんですけれども、それは並行してやるということでよろしいですか。 99 ◯平野土木建設課長 既存の道路の拡幅ということでございますが、当然ここを供用開始するのであれば、そういう危険な箇所は同時にやらないといけないと思っております。  ただその中で、予算等も勘案しながら、全てを一緒にすることはできないと思うものですから、当然危険なところ、優先的なところをまずやらせていただいて、その後また供用開始した後にでも続けていかないといけないかなと考えております。  以上でございます。 100 ◯山口政嘉委員 今のその相川町四杖町1号線ですけれども、これは用地買収というのは、その計画の緑色と黄色の中はもう完全に終わってしまっていたのかどうかですが、そこら辺をまずお尋ねしたいと思います。 101 ◯平野土木建設課長 整備計画路線の用地買収が全て完全に終わっているのかどうかということでございますが、用地の買収につきましては、大体95%を超える数字で終わっております。  ただ部分的にまだ終わっていないところもありますが、その中に今の青の路線のところもまだ終わっていないところが一部ございます。その辺りも含めて95%を超える用地買収は終わっております。  以上でございます。 102 ◯山口政嘉委員 そうであれば、新しくその旧道を拡幅するというのは、部分的に拡幅しながらそのまま拡幅と、何年かをかけて広く全体をやるようだと聞こえたんですけれども、そちらの買収もある程度、また新たに発生するという面も出てくるであろうと思うんですけれども、ここの資料の5ページの中の用地費と書いてある分が、その買収の費用ということで見てよろしいのですか。 103 ◯平野土木建設課長 この5ページの用地費というのが本路線の事業費でございまして、既存の市道の用地費につきましては、今後はどこが必要かとか、その辺りも詳細に考えなければいけませんので、そこにつきましてはこれには入っておりません。  以上でございます。 104 ◯山口政嘉委員 分かりました。そうしたら95%ぐらいを完了していて、旧道をずっと使うのであれば、ある幅が市有地になってずっと残っていって、今後は利用価値がないような、そういう残り方をずっとしていくということですか。 105 ◯平野土木建設課長 今委員がおっしゃいましたとおり、もう道路を計画しているところで用地買収済みのところにつきましては、今後道路を造らないのであれば、そのまま市の財産として残っていく形になりますが、今後何らかの活用等があれば、そこはぜひ活用しないといけないと思っております。ただそこにつきましては、今後いろいろと考えなければいけないと思っております。  以上でございます。 106 ◯山口政嘉委員 分かりました。できれば本当に有効活用を図っていただければと思います。  以上です。 107 ◯筒井正興委員長 ほかにありませんか。  それでは、質疑を終結いたします。  理事者交代のため、暫時休憩いたします。           =休憩 午後1時38分=           =再開 午後1時41分= 108 ◯筒井正興委員長 委員会を再開いたします。  次に、第8款土木費第3項河川海岸費の審査に入ります。  理事者の説明を求めます。 109 ◯松浦土木部長 第8款土木費第3項河川海岸費における補正予算のうち土木部所管分の繰越明許費の補正についてご説明いたします。  予算説明書は68ページから71ページでございます。68ページの事業名で一番下に記載の第8款土木費第3項河川海岸費第2目河川改良費の【補助】河川等整備事業費(社会資本整備総合交付金)、江川川及び70ページ一番上に記載の【補助】河川等整備事業費(社会資本整備総合交付金)、大井手川につきまして繰越明許費の補正をお願いしようとするものでございます。繰越しの理由としましては69ページ及び71ページの右端、繰越事由の欄に記載しております。  詳細につきましては、土木部提出の委員会資料に基づき担当課長からご説明させていただきます。よろしくお願いいたします。  私からの説明は以上でございます。 110 ◯平野土木建設課長 第8款土木費第3項河川海岸費第2目河川改良費のうち土木建設課所管分についてご説明いたします。  土木部提出の委員会資料15ページをお開きください。15ページは第8款第3項に係る各事業の繰越明許費の合計額並びに各事業の位置図を掲載しております。第8款第3項に係る分は、2河川となります。それぞれの事業につきましては資料の順に従い説明させていただきます。  16ページをお開きください。上段の表は事業ごとに共通したつくりとしており、事業名から右に向かって金額、財源内訳を、下に向かって繰越事由、繰越箇所の完了予定を記載しております。また事業名の中には事業期間、事業計画、総事業費及び令和元年度末の事業費ベースの進捗率を記載しております。下段には河川の位置と繰越箇所を赤色で記載しております。それでは、事業名、【補助】河川等整備事業費(社会資本整備総合交付金)、江川川でございます。本事業は平山町から江川町まで延長2,530メートルの区間について、防災性の向上と自然環境に調和した潤いのある河川環境を形成するため河川の改修を行っているもので、今回繰越しをお願いいたしますのは下段の位置図の中、赤丸で囲んだ箇所の工事と建物調査でございます。繰越額は上段の表の中ほど二重線で囲んだ金額の欄に記載の3,900万円でございます。理由でございますが、地権者1名との用地交渉及び河川工事沿線の建物調査の日程調整に不測の日数を要し、建物移転補償及び工事が年度内に完了しない見込みであるため繰越しをお願いするものでございます。なお、繰越箇所は令和3年9月に完了予定でございます。  次に、17ページをご覧ください。事業名、【補助】河川等整備事業費(社会資本整備総合交付金)、大井手川でございます。本事業は北陽小学校付近から道ノ尾駅付近まで延長2,150メートルの区間について、防災性の向上と自然環境に調和した潤いのある河川環境を形成するため河川の改修を行っているもので、今回繰越しをお願いいたしますのは下段の位置図の中、赤丸で囲んだ箇所の市と県の合併施工区間における県への負担金でございます。繰越額は上段の表の中ほど二重線で囲んだ金額の欄に記載の2億4,710万円でございます。理由でございますが、県が工事を実施している都市計画道路滑石町線の下揚橋付近の道路改良工事に伴うガス管の移設が遅れたことにより県施工の工事着手が遅れ、後続工事となる市施工の河川工事が年度内に完了しない見込みであるため、繰越しをお願いするものでございます。なお、繰越箇所は令和3年9月に完了予定でございます。  説明は以上でございます。 111 ◯森尾中央総合事務所理事 第8款土木費第3項河川海岸費のうち総合事務所所管分についてご説明いたします。  お手元の予算説明書の42ページ、43ページをお開きください。上段の第2目河川改良費において8,500万円の増額補正をお願いするものでございます。これは令和2年7月の豪雨により崖地の崩壊等が発生している箇所において、9月議会において急傾斜地崩壊対策に係る事業費の増額補正をお願いしておりましたが、その後、県を通じて国との協議の結果、工法の変更及び施工箇所の拡大が生じたことに伴い、追加で増額補正をお願いするものでございます。  次に、繰越明許費についてご説明いたします。予算説明書の70、71ページをお開きください。上から2段目の【単独】自然災害防止事業費、急傾斜地崩壊対策において繰越しをお願いするものでございます。繰越理由につきましては71ページ右端の繰越事由の欄に記載しております。なお、詳細につきましてはお手元の委員会資料に基づき担当課長よりご説明させていただきます。 112 ◯伊東北総合事務所地域整備課長 それでは、第2目河川改良費の歳出及び繰越明許費の補正についてご説明いたします。  お手元の総合事務所提出の委員会資料5ページをお開きください。【単独】自然災害防止事業費、急傾斜地崩壊対策として8,500万円の増額補正をお願いするものでございます。1.概要の(1)事業目的でございますが、急傾斜地の崩壊による被害から市民の生命を守るため、急傾斜地崩壊対策工事を実施するものでございます。(2)補正の理由といたしましては令和2年7月豪雨により被災した急傾斜地について、崖崩れ防止工事の工法を変更したことに伴い、増額補正をお願いするものでございます。2の事業内容につきましては5ページから6ページの表に記載しておりますように、各総合事務所、地区名ごとに9月補正後と11月補正後に分けて記載しております。なお、9月補正後の事業費の欄には地区間の流用により変更となりました事業費を括弧内に表示しております。  続きまして、6ページをお開きください。表の下、北総合事務所管内の松ノ迫(12)地区と江崎(2)地区につきましては県を通じて国と対策工法の協議の結果、当初の法枠工をさらに補強するために鉄筋挿入工を追加したことと、事業の対象となる範囲が広がったことに伴います事業に要する費用8,500万円を増額するものでございます。3.財源内訳につきましては記載のとおりでございます。  7ページをご覧ください。松ノ迫(12)地区と江崎(2)地区の位置図でございます。  8ページをお開きください。松ノ迫(12)地区の箇所図と被災状況の写真でございます。図面の右下には法面の横断図を記載しております。工法の変更につきましては当初はコンクリートの枠を格子状に設置する法枠工だけの予定でございましたが、県を通じて国と対策工法の協議の結果、さらに補強する必要があるとのことから、赤色の線で記載しております鉄筋挿入工を追加したことで工法を変更したものでございます。また、当初人工斜面を除いた部分を対象範囲としておりましたが、一体的に整備することで対策の効果が上がる部分について追加したことから対策工事の対象となる範囲が広がったもので、高さが2メートルほど増となっております。  次に、9ページをご覧ください。江崎(2)地区の箇所図と被災状況の写真でございます。図面左下には法面の横断図を記載しております。松ノ迫(12)地区同様に、赤色の線で記載しております鉄筋挿入工を追加したことで工法を変更したものでございます。また、対象範囲も同様の理由で高さが4メートルほど増となっております。  続きまして、資料10ページをお開きください。繰越明許費についてご説明いたします。【単独】自然災害防止事業費、急傾斜地崩壊対策でございますが、中央総合事務所管内の小峰(1)地区、北総合事務所管内の増額補正をお願いしております松ノ迫(12)地区と江崎(2)地区の繰越しをお願いするものでございます。繰越理由につきましては工事が年度内に完成しない見込みであるためでございます。3か所を合わせて1億3,300万円の繰越しをお願いするものでございます。完了予定は松ノ迫(12)地区と江崎(2)地区が令和4年2月、小峰(1)地区が令和3年11月完成を予定しております。資料下段には3地区の位置図を掲載しております。  資料11ページには小峰(1)地区の図面を掲載しておりますのでご参照ください。なお、工事につきましては引き続き早期完成に努めてまいりたいと考えておりますのでよろしくお願いいたします。  説明は以上でございます。よろしくご審議賜りますようお願いいたします。 113 ◯筒井正興委員長 これより質疑に入ります。 114 ◯永尾春文委員 委員会資料16ページの江川川のことでお尋ねします。  私の記憶によれば、恐らくここは7月豪雨でも河川が氾濫して、枝とか木とかが大きく広がった場所ではなかったかと思うんですけれども、今回は繰越事由ということで、用地交渉と建物の調査に日程を要したということで、具体的にもう少しご説明いただけますか。要するにここは少しでも早く工事をしなければならない場所ではないかと思います。  あと説明の中で、繰越分で絵の中の赤色で囲まれたところの用地取得Aイコール160、これはメートルというのは平方メートルのことですか。その確認を、2つお願いします。 115 ◯平野土木建設課長 まず図面の表示ですが、用地取得Aイコール160メートルとなっておりますが、申し訳ございません、ここは160平方メートルの間違いでございます。申し訳ございませんでした。  今回の繰越理由にも書いておりますように、用地交渉に日数を要したと、また沿線の建物調査に日程の調整で不測の日数を要したということでございますが、これにつきましては、ここは今は約10とちょっとの建物調査を出しております。その中で大方の協力はしていただいているのですけれども、どうしても建物調査、家に入らせていただけないとか、そういう方もいらっしゃいます。その辺りにちょっと日数を要しているものですから、建物調査の次、それが終わった後に今度は近くを工事する予定にしていたんですけれども、そこもなかなか工事に着手できないというところもありまして、繰越しをお願いするものでございます。  以上でございます。 116 ◯永尾春文委員 幅が1メートルもないような場所もあったりするような、そういった場所じゃなかったかと思いますので、ぜひ速やかに交渉並びに調査、そして工事を進めていただきたいと思います。  以上です。 117 ◯筒井正興委員長 ほかにありませんか。  ないようでしたら質疑を終結いたします。  理事者交代のため、暫時休憩いたします。           =休憩 午後1時55分=           =再開 午後1時56分= 118 ◯筒井正興委員長 委員会を再開いたします。 〔審査日程について協議した結果、第166号議案 「令和2年度長崎市一般会計補正予算(第13号)」 の審査を中断し、理事者の出席調整により日程を 繰り下げていた第184号議案「公の施設の指定管理 者の指定について」を審査することに決定し た。〕 119 ◯筒井正興委員長 それでは、第184号議案「公の施設の指定管理者の指定について」を議題といたします。  理事者の説明を求めます。 120 ◯馬見塚南総合事務所長 それでは、第184号議案「公の施設の指定管理者の指定について(野母崎総合運動公園)」についてご説明いたします。  議案書は33ページでございます。本議案は公の施設、野母崎総合運動公園の指定管理期間が令和3年3月末に満了することに伴い、令和3年4月1日から令和3年10月28日までの間の指定管理者を指定しようとするものでございます。地方自治法第244条の2第6項の規定により議会の議決を経ようとするものでございます。  詳細につきましては、南総合事務所から提出しております委員会資料に基づき南総合事務所地域整備課長より説明いたしますので、よろしくお願いいたします。 121 ◯宮崎南総合事務所地域整備課長 南総合事務所が所管します「公の施設の指定管理者の指定について(野母崎総合運動公園)」についてご説明いたします。  初めに、南総合事務所提出の委員会資料の1ページをお開きください。1.施設の概要につきましては(1)位置図及び(2)配置イメージ図を掲載しております。現在、野母崎総合運動公園の再整備により、こども広場、エントランス広場、多目的広場、駐車場などを整備しているところであり、詳細につきましては(2)配置イメージ図をご参照ください。  2ページをご覧ください。(3)名称、(4)所在地、(5)設置年月日、(6)には主な施設内容として有料施設に庭球場、無料施設に水仙の丘、こども広場、エントランス広場、多目的広場、駐車場がございます。(7)開園時間、(8)休園日は資料記載のとおりとなります。なお、(9)に現況の写真を掲載しておりますのでご参照ください。  3ページをお開きください。2.指定管理者候補者の概要でございます。(1)名称は一般財団法人長崎市野母崎振興公社でございます。当該事業者は現在の野母崎総合運動公園の指定管理者でございます。(2)所在地、(3)代表者、(4)設立年月日、(5)主な事業は記載のとおりでございます。次に、3.指定の期間につきましては令和3年4月1日から令和3年10月28日までの7か月間でございます。次に、4.指定管理者の選定方法及び選定理由などをご覧ください。(1)選定理由といたしましては、野母崎総合運動公園の指定管理につきまして既存施設である庭球場、体育館、軍艦島資料館、文化センター、水仙の丘及び展望所などに加え、新たに整備する恐竜博物館、こども広場、駐車場、インフォメーションセンターなどを含めた長崎のもざき恐竜パークの供用開始日が令和3年10月29日となったことに伴い、供用開始までの期間に限りまして、施設の安定的な管理運営が可能と見込まれる現在の指定管理を選定するものでございます。(2)事業計画書でございますが、4ページから10ページまでに添付しております。ご参照ください。次に、(4)提案金額でございますが、令和3年度の7か月間に1,284万2,000円で提案がなされております。  なお、参考に11ページから39ページまでに野母崎総合運動公園指定管理者業務仕様書、40ページに長崎のもざき恐竜パークに係る次期指定管理者選定のスケジュールを添付しておりますので、ご参照ください。  説明は以上でございます。ご審議のほど、よろしくお願いいたします。 122 ◯筒井正興委員長 これより質疑に入ります。 123 ◯永尾春文委員 暫定的に管理運営の委託ということで、これまでの実績もありますので、私はこれはこれでいいのではないかと思っておりますが、1点、現場のことでありまして、野母町1号線というのが新しくできたんですけれども、1ページのマップというか絵で見ると、文化センターの裏の辺りに、私が知る限り電信柱が道路上にまだあって、ずっとイメージとしては何で、大丈夫なのかなというのがありまして、この電信柱はいつ撤去の予定になっているのか。供用開始もありますし、実際に今も使っているものですから、そこの安全性をちょっと教えていただきたいです。 124 ◯宮崎南総合事務所地域整備課長 野母崎町1号線につきましては、6月に供用開始をして、切り替えた路線になります。  現在、先ほど委員のほうからご説明がありました九州電力の電柱が道路の片方にそのまま残ったような状態になっております。この分につきましては、九州電力と調整しながら、体育館側に移設する予定で九州電力のほうにお願いしている、できるだけ早めに移転していただかないと、ちょっと危ない状況になっているものですから、早急に移転していただくようなお話はさせていただいています。  ただし9月の災害とかで、九州電力のほうがかなりほかの災害復旧に当たっていましたものですから、現在はちょっと遅れている状況になっておりますので、それにつきましては調整させていただいて、早期に移転するようにお願いしたいと思います。
     以上です。 125 ◯永尾春文委員 2点、私が知る限りでは、コーンもなくて、ぽつんと電信柱だけがあります。夜間とかにバイクなどが左側を通行するのには、かなり危ないのかなと思いますので、コーンとか、少し危険だという標示をすべきではないかということと、やはりその体育館側に移設するスケジュールをぜひ決めていただいて、九州電力のほうと交渉をぜひしていただきたいと思いますが、要望にさせていただきます。 126 ◯柿田 正委員 1点質問なんですけれども、指定の期間が令和3年4月1日から10月28日までの7か月間となっているんですが、10月29日に長崎のもざき恐竜パークの供用を開始するということで、新たな指定管理の方との引継ぎ等を考えると、いきなり29日に変わることがいいことかというのが考えられるんですけれども、いかがでしょうか。 127 ◯馬見塚南総合事務所長 10月29日から供用を開始します、恐竜パーク全体の指定管理については、現在公募をかけております。1月の上旬までで公募を締切りまして、審査会のほうで選定の上、2月議会に指定議案を上げさせていただきたいと思います。  それを踏まえて3月以降に引継ぎ等の準備もできるかと思いますが、あと10月29日からが施設の供用開始なんですが、新しい指定管理者は7月から指定管理の契約をして、施設の管理は10月からなんですけれども、いろいろな準備とか、広報関係を7月から入っていただきますので、7月以降は現場でも直接引継ぎをやりながら、10月29日を迎えることができると考えております。  以上でございます。 128 ◯五輪清隆委員 この議案とは直接関係ないと思うんですが、40ページに指定管理の公募に関するスケジュールということであるわけですけれども、順調にいけばこのようになるんでしょうけれど、特に野母崎については、Alega軍艦島という宿泊施設が一度流れた経緯もあるんですけれども、今回については当然言えない部分があるんでしょうけれども、もし公募が成立しなかったら、この10月29日までに間に合うんですか。 129 ◯馬見塚南総合事務所長 今ご指摘の件、資料の40ページをご覧いただければと思いますが、公募のスケジュールはこのスケジュールで今進んでおりまして、11月20日の現地説明会まで来ております。この部分はオープンになっておりますので、ここでご説明できますが、11月20日の段階で10者が説明会を聞きにいらっしゃっています。その皆さんがいろいろな職種の方でしたので、恐らくチームを組んで参加される形になろうかと思いますが、実際にはこの申請の受付が12月21日から1月7日を待たないと確定的なことはご説明できませんが、現段階では説明会に10者が参加いただいているという状況でございます。  以上でございます。 130 ◯五輪清隆委員 10者というのは分かりますけれども、今回、恐竜についてはグラウンドとかだけではなくて広範囲にわたるから、例えば10者の中でグループを組んだりとか、そういう関係で10者が来ているんでしょうけれども、グループで言えば分からんとでしょうけど、特に公募とか、あったらいかんとやろうけど、流れたケースの中で特にAlega軍艦島の宿泊施設は去年の12月になって市が直営でしなければいけないという状況もあったんですから、そこら辺りというのはある程度、感触としてどうなのかということは、分からなければ分からなくて結構ですけど、本当に大丈夫かなという気持ちがするんですけれども、一応もしそうなったときの対応はどのように考えているのか。 131 ◯馬見塚南総合事務所長 感触の部分は何とも言えないところですが、この申込みに当たってご質問等も事前にいろいろ具体的な質問が来ていますので、かなり前向きに真剣に取り組んでいただいているという感触は感じているところです。  そういった中で万が一、指定事業所が決まらなかった場合という、そのときの対策というご指摘ですが、既存の施設につきましては、今回の指定議案も含めまして10月までの対応が取れると思いますので、万が一、2月に新たな指定議案が上がらなかった場合は、ちょっと窮屈なスケジュールにはなりますが、次の6月議会を目指してということも、ぎりぎり可能かと思います。ただそうはならないようにしっかりと、今回のスケジュールのとおりに進めていきたいと考えております。  以上でございます。 132 ◯浅田五郎委員 指定管理候補者の概要というのが3ページに載っているわけです。一般社団法人長崎野母崎振興公社、これが7か月間やるわけだけど、少なくともこれだけの地元の振興公社が7か月間をやられたりするわけだけれども、少なくともこの人たちを含めた専門家の恐竜関係の人がおるならば、こういう人たちと一緒にやらせることが、本当は私はいいのだろうと思うわけです。  もう少し、やはりせっかくこの人たちが7か月間だけをやるんだけれども、いやこの人たちは関係ないんですよとかいうのか、それは実際の中に、この人たちを含めたグループが入ってきているのかどうかも私たちが聞く必要はないけれども、やはりこの人たちとのセットというか、こういう人たちが10月で終わりました、さようならでいいのかどうか。ここがないと私たちは、7か月間をあなたがやってもらったら、あとは知らないよでいいのかなという感じがするので、その辺が私はどうなのかということをちょっと聞いておきたいと思うんです。 133 ◯馬見塚南総合事務所長 公社につきましては、この公募が始まる前の段階から、今後の公社の在り方についても、理事長ともいろいろな意見交換をさせていただいている中で、公社としては今回の新しい恐竜パークのほうに手を挙げる余力がないという表現をされたんですけれども、正直余力がないということをおっしゃられております。ただそういった声を公募の前に聞いておりまして、実際に先ほどの10者の中には入っておりません。手を挙げていらっしゃらなかったというのが現状でございます。  ただそういった中で、地元雇用をしっかり守ってほしいということでお話はいただいております。それにつきましては、今いらっしゃる方々を丸々引き受けてほしいというようなことを指定管理の条件に入れることは、これはできませんので、指定管理の公募の条件の中に、地元の雇用を積極的に行うことということを入れさせていただいて、これも評価の点数にちゃんと入れております。  これをこの前の説明会でもしっかりとお伝えして、そして1月に指定業者が決まった暁には、もう少し突っ込んだ具体的な地元の雇用の話もできると思いますので、私たちもまずは地域振興に資するように、そういった業者に指定させていただいて、さらに決まった暁には、地域振興に資するようにしっかりとフォローしていきたいと考えております。  以上でございます。 134 ◯浅田五郎委員 分かりました。ただ私はこの恐竜博物館に対する、せっかくできたのが成功するかどうだろうかということをいろいろみんな心配しているようだけれども、これはやはり指定管理者がどのような思いで、どのような企画を立てながら具体的に取り組んでいくかということに大事な要素があると思うんです。  ですから、やはり地元の方々のこうしたグループがせっかくあるのであれば、この人たちがいなければ、この人たちの意向も十分酌みながら、ぜひ失敗がないような、この後の指定管理については、私はもう質問はありませんけれども、後々のことまでひとつ考えてやってもらいたいということだけを述べておきたいと思います。 135 ◯筒井正興委員長 ほかにありませんか。  ないようでしたら質疑を終結いたします。  次に、討論に入ります。何かご意見ございませんか。  討論を終結いたします。  これより採決いたします。  第184号議案「公の施設の指定管理者の指定について」、原案のとおり可決することにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と言う者あり〕 136 ◯筒井正興委員長 ご異議ないと認めます。  よって、本案は原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  理事者交代のため、暫時休憩いたします。           =休憩 午後2時14分=           =再開 午後2時23分= 137 ◯筒井正興委員長 委員会を再開いたします。 〔陳情第10号の審査時間について協議した結果、 明日27日の午後1時から審査することに決定し た。〕 138 ◯筒井正興委員長 それでは、第166号議案「令和2年度長崎市一般会計補正予算(第13号)」の審査を再開します。  第8款土木費第1項土木管理費の審査に入ります。  理事者の説明を求めます。 139 ◯山北建築部長 それでは、第8款土木費第1項土木管理費の補正予算についてご説明いたします。  予算説明書の66ページ、67ページをご覧ください。繰越明許費の明細書でございますが、一番上の第2目建築指導費の事業名、建築指導費、宅地のがけ災害対策費補助金2,800万円につきまして繰越しを行おうとするものでございます。繰越事由につきましては繰越事由の欄に記載のとおりでございます。  詳細につきましては、建築部提出の委員会資料に基づき建築指導課長からご説明させていただきますのでよろしくお願いいたします。  私からは以上でございます。 140 ◯大町建築指導課長 それでは、建築部提出の委員会資料に基づきご説明いたします。  委員会資料1ページをお開きください。事業名、宅地のがけ災害対策費補助金に係る繰越明許費についてでございます。同事業における繰越明許額は2,800万円でございます。予算現額、支出予定額、繰越明許額の財源内訳については記載のとおりでございます。次に、繰越理由でございますが、補助事業者が行う災害対策工事において豪雨災害等の影響で工事施行者が立て込んでおり、工事方法の検討及び工事に日数を要し、年度内に完了しない見込みであるためでございます。次に、1.概要でございますが、個人が所有する宅地等の崖面において崩壊した崖の早期復旧または崩壊を未然に防ぐ工事を促し、市民の安全安心な生活環境を確保するため、その対策工事に要する費用の一部を助成するものでございます。次に、2.宅地のがけ災害の補助金交付申請の流れでございますが、左側に年度内完了の場合の流れ、それから右側に令和3年5月末工事完了の場合の一例を記載しております。まず、左側に記載の1)通報・相談を10月上旬に受けましたら、3)の復旧方法等の助言、補助金制度の説明から5)の補助金交付申請の受付までの間に工事方法の検討を行っていただくことになりますが、今年は7月豪雨災害などの影響で工事施行者が立て込んでいるため、その設計や見積りの期間に日数を要すること、さらに6)補助金交付決定・工事着手から7)の工事完了までの工事期間に日数を要し、工事が延びる可能性があるということでございます。  次に、委員会資料2ページをお開きください。参考といたしまして、実績及び令和2年度執行状況について、過去3年間の推移を表に記載しております。それからその下段には今年度に崩壊した崖の一例の写真を添付しておりますので、それぞれご参照ください。  私からの説明は以上でございます。よろしくご審議賜りますようお願いいたします。 141 ◯筒井正興委員長 それでは、これより質疑に入ります。 142 ◯永尾春文委員 2ページの実績ですが、相談件数とか実績件数を見ても、今回は例年と比べて本当に多くあったということが明らかになっているんですけれども、特に今回が例年と違うのは崩壊前にそれを未然に防ぐためのそういったことも、こういう形でしっかりと実績になられておりますが、一方でやはり今回、繰越明許になっているのが、こうやって立て込んでいるという状況の中で、やはり市民サービスを今年度のこの予算でしっかり遂行するためには、やはりそれに対応できるような人員体制をさらに強化するべきではないかと私は考えておりますが、見解をお聞かせください。 143 ◯大町建築指導課長 まず今年度、令和2年度から崩壊前の崖に関しても対象にするということで制度を拡充いたしまして、令和2年度からそういった実績ということで上がってきております。  確かに今年度については崩壊あるいは崩壊前の件数が多いということで、マンパワーが昨年度に比べれば要るという状況ではありますが、現地調査に関しては、課内で担当の職員以外にも課内のほかの担当の協力を得ながら、課内のほうで今はやっているという状況でございますので、そういった体制でやっていきたいと思っております。  以上でございます。 144 ◯永尾春文委員 意気込みというか決意はありがたいんですけれども、実際として繰越明許が起こっているわけです。私も何件か現地に立会いをしたときに、やはり職員の皆さんが当然いらっしゃって、1つ1つの現地を見られている様子を見たときに、やはり大変だなと。特に長崎市は斜面地でもありますので、そういう意味では、この1ページで年度内完了の場合ということで、1番から5番の申請の流れがありますけれども、2番の現地調査1つをとってもやはり大変な作業だと思います。  ぜひ部長、このことについては毎年、今後こういった台風の災害はさらに大きくなっていく可能性もありますので、しっかりとその強化については考えていただきたいと思いますが、見解をお聞かせください。 145 ◯山北建築部長 この崖の災害の補助につきましては、民間がなさる工事に対して補助を出すというのが1つございます。  それで先ほど建築指導課長のほうも言いましたが、やはりすぐに現地に行って、所有者の方とお話をして、こういう補助金がございますというお話とか、相談に乗ったりするというのは必要だと思います。その点については今年度は建築指導課内の別の係の職員も使いながら対応させていただいて、喫緊にというか結構な件数がございましたが、そこら辺は対応できていたものと考えておりますが、今後も状況を見ながら、人員体制については検討していきたいと考えております。  以上でございます。 146 ◯筒井正興委員長 ほかにありませんか。  ないようでしたら質疑を終結いたします。  理事者交代のため、暫時休憩いたします。           =休憩 午後2時31分=           =再開 午後2時32分= 147 ◯筒井正興委員長 委員会を再開いたします。  次に、第8款土木費第4項港湾費の審査に入ります。  理事者の説明を求めます。 148 ◯片江まちづくり部長 それでは、第8款土木費第4項港湾費繰越明許費の補正についてご説明いたします。  予算説明書は70ページ及び71ページをお願いいたします。70ページの目の欄の中ほど、第1目港湾管理費の【単独】港湾施設整備事業費、形上海岸海洋スポーツ支援広場につきまして繰越しをお願いするものでございます。繰越しの事由につきましては71ページの右側、繰越事由の欄に記載のとおりでございます。  詳細につきましては、まちづくり部提出の委員会資料に基づき担当課長からご説明させていただきますのでよろしくお願いいたします。  私からは以上でございます。 149 ◯赤倉都市計画課長 まちづくり部提出の委員会資料の1ページをお開きください。第1目港湾管理費の繰越明許費の補正につきましてご説明いたします。表の左端、事業名の欄に記載の【単独】港湾施設整備事業費、形上海岸海洋スポーツ支援広場につきまして、金額の欄の3段目、太線で囲った部分に記載の繰越明許額3,030万円の繰越しをお願いするものでございます。  恐れ入ります、2ページをお開きください。繰越予定箇所の位置図と航空写真を掲載しております。本事業は琴海地区の形上湾一帯を海洋スポーツの拠点としてボート競技の普及、振興につなげていくため、円滑な大会運営を支援する広場機能が必要であることから、形上海岸の背後地に本部席や観覧場所などとして利用可能な広場を整備するものでございます。  恐れ入ります、1ページにお戻りください。繰越事由でございますが、表の中ほどに記載のとおり令和2年度におきましては用地買収及び整地工事を予定しておりますが、地権者6名との用地交渉におきまして不測の日数を要しており、年度内に完成しない見込みであるため繰越しをお願いするものでございます。下段には今後のスケジュールを記載してございます。  3ページをご覧ください。長崎市と旧琴海町との合併に際し策定された市町村建設計画における地区別構想図でございます。図の右上になりますが、湾の活用としての位置づけがなされている箇所でございます。  4ページをお開きください。上段は形上湾海浜公園の計画図でございます。海洋スポーツの振興と心身リフレッシュ空間の提供を基本方針とした約4ヘクタールの公園でございます。こちらについては護岸の背後部分に、この事業を代替えするものとして、この広場を整備するものでございます。下段は用地の取得状況図でございます。取得面積約3,423平方メートルのうち、約992平方メートルを取得している状況でございます。  説明は以上でございます。ご審議のほどよろしくお願いいたします。 150 ◯筒井正興委員長 これより質疑に入ります。 151 ◯山口政嘉委員 繰越事由で地権者6名の用地交渉云々とここに書いてあるんですけれども、こういう明確に整地された土地の中で、何でそういう地権者の方が応じてくれないのか。いろいろ理由はあるかと思うんですけれども、どういう感じなんでしょうか。一般的には、普通は皆さんと一緒にということでやるんだろうと思うんですけれども、そこら辺をちょっとお聞かせいただければと思うんですが。 152 ◯赤倉都市計画課長 交渉の状況でございますが、交渉そのものについて門前払いという形ではございませんで、交渉には一定、応じていただいている状況でございます。  ただどうしても売買価格についての考え方とか、価格の面についての説明をもう少し詳細に聞きたいというようなこともございまして、その詳細の説明を用地課と連携しながら進めております。一定、その中でご理解いただいている部分もございますけれども、まだ少し時間を要するという方々もおられますので、判断に少し時間を要しているという状況です。  ただ今後もできるだけ丁寧に説明しながら、ご理解いただきながら、早期の取得というものを心がけていきたいと考えております。  以上でございます。 153 ◯山口政嘉委員 今のところ、地権者2名の方が同意されて買収されているということで、あと残りも6名いらっしゃいますので、そこら辺は早期にやはり対応いただいて、これはやはり説明されるというその意欲、絶対この繰越しをしないんだという、そういう決意を持った取組というものも一方では必要だろうと思っておりますので、そこら辺は全体的に雰囲気等を見ながらでも、極力その繰越明許費にならないような取組というのを今後は推し進めていただきたいと思っておりますので、よろしくお願いいたします。 154 ◯柿田 正委員 1点質問です。4ページのこの形上湾海浜公園計画図なんですけれども、この買収と、この計画図の相関性というのがよく分からないんですけど、これは何を意味していらっしゃるのでしょうか。 155 ◯片江まちづくり部長 今ご指摘がありました、この4ページの上の図面、これがもともと地元のほうが要望されていた公園の計画でございますけれども、これにつきましては相当期間、県のほうとも協議をした中で、やはりこれは非常に事業費が大きいと。それからこれは漁業権もございまして、そういう漁業に関する影響も大きくて、これは非常に難しいということで、この上の図面の計画は断念して、その代わりの代替事業として護岸の背後地に今お示ししている広場の整備をしようということで、今動いているということでございますので、これはあくまでも、この4ページの図面は参考として、これまではこういったプランが先に動いていたものがあって、現状は今お示ししている広場整備がこれに成り代わっているんですよということをご説明するために、これは掲載をさせていただいておりますので、そういった関係でございます。  以上でございます。 156 ◯柿田 正委員 あくまでこれはなくなった計画ということですね。  はい、以上です。 157 ◯五輪清隆委員 ボートかヨットかの関係で、観客席を造ってやっていこうということがあるんでしょうけれども、今年度は6名の方が対応できないということでしょうけれども、これは何回ぐらい交渉しているんですか。例えば資料の赤枠の関係の人は、10区画のうち3つの方が契約しているんでしょうけれども、当然考えられるのは費用の関係かなと思っているんですけれども、そうなったときに、そこだけ金額を上げることはできないと思いますから、今後はどういう形の中でこの買収というか交渉についてやっていこうとしているのか。  なかなか言いにくいでしょうけれども、極端にこの金額が違うようであれば、また別の方法を考えなければいけないということで思っているんですけれども、そこら辺りはどうなんですか。 158 ◯赤倉都市計画課長 こちらの用地交渉につきましては、当初予算でお認めいただいた後に、年度が明けまして早速、用地課と協力しながら協議を進めております。  各地権者ごとに交渉回数は異なるわけですけれども、直接訪問したり、あるいはお電話のほうでやり取りしたりという形で、それぞれ条件とかのお話をしているところでございます。  やはりそれぞれの地権者の方々の、一定の買収価格といったものについて、どういう鑑定評価の結果でこういう評価ですというものをしっかり丁寧に説明しながら進めているところでございまして、それについてはやはり既に買収させていただいた方々もございますので、大きく考え方を変えるということはなかなかできないと思いますけれども、今評価している考え方についてまた回を重ねながら説明して、ご理解を深めていただいているという状況になっております。  今後も丁寧にご説明しながら、用地を早くご提供いただけるように、用地課と連携しながら努めていきたいと思っております。  以上でございます。 159 ◯五輪清隆委員 多分、用地価格でしょうから、令和3年度と線だけ引いていますけれども、難しいと思いますよ。というのが、例えば地元から要望されてから、結果的にはあそこのグラウンドを含めてやっていこうということでしているわけですけど、1つは感情論も入っているのかなと思うんです。  例えばやり方としてはいろいろあると思うんですけれども、その地権者の方が、あそこの地区の人ばかりかどうかは分からんとですけど、そういう方々に一度集まっていただいて、今は地元からこういう事業でやっていこうということでしているから、その協力を含めてできないかという、そういう説明は多分していると思うんですけれども、その後、ここにずっと当たったときに、どうしても駄目だと。半分以上の方が駄目ということですから、何回行ったかは知りませんけど、多分簡単にはいかないと思いますよ。  当然、こういう買収については、買収された地権者の6人のうち1人でも高いとなれば、逆に何でうちだけがこの金額でということで、後々に問題がありますから、ある程度そこら辺りを含めたときに、やはりちゃんとしなければ難しいんじゃないのかなと思っていますけど、一回集めてそういう話を地権者の方にしたんですか。
    160 ◯片江まちづくり部長 交渉のそれぞれの経過はなかなかここで明らかにすることは難しいんですけれども、おっしゃっていますのは要望額と我々が提示している額に乖離があるということではなくて、その鑑定で出された金額が画地ごとに僅かに差がある。その差があることがなぜなのかということが、まず疑問点として持っていらっしゃいまして、その辺に関しましては我々としてもやはり任意でこの金額を設定しているわけではなくて、鑑定士による金額が出てくる、その鑑定士個々のその物の考え方によって、いわゆるその僅かな中でも少し変動が出てくるということを丁寧にご説明して、現状におきましては一定、ご理解いただけているような状況でございます。  そのほか、この土地を手にされた経過がいろいろ地権者によって異なっておりまして、あるいは係累の方もおられて、自分一人では判断できないとかいうこともあります。一定、今は進捗しておりまして、私どもの感触としては、時期はいつとはありませんけれども、今ご想像されているような全くボタンを掛け違えている状況ではなくて、もうしばらくの間、時間を経れば解決できる状況になるという感触を得ているところでございます。  そういったことで、先ほど言いましたように来年度に繰越しもさせていただいておりますけれども、できる限りその期間を短くするような形で用地交渉をしていけるという感触を今つかんでおりますので、いましばらくお時間をいただきたいと考えております。  以上でございます。 161 ◯五輪清隆委員 いつから交渉したかは知りませんけれども、いましばらくということで、当然来年の3月までには間に合わないということですから、それはしようがないですけど、やはりいましばらくじゃなくて、例えば特に今回については、繰り越した理由が用地交渉の中でなかなか不調だったということですから、やはりこういう交渉をしたけど、結果的に今部長が言ったようなことを含めて言わなければ、感情論から金額がものすごい違うような感じがするわけですから、やはりそこら辺りというのは、もっと丁寧にしてもらいたいと思っています。  いましばらくとはいつ頃までですか。 162 ◯片江まちづくり部長 申し訳ありません、相手方もあるということですので、明確にいつということはございませんけれども、私どもの意気込みとしては、来年度が明けてそう時間を置かない時期に何とかこの一定の面積がまとまって、この広場が機能できるような面積が確保できるような手応えをつかんでおります。  以上でございます。 163 ◯筒井正興委員長 よろしいですか。ほかにありませんか。  ないようでしたら、質疑を終結いたします。  理事者交代のため、暫時休憩いたします。           =休憩 午後2時47分=           =再開 午後2時48分= 164 ◯筒井正興委員長 委員会を再開いたします。  次に、第8款土木費第6項住宅費の審査に入ります。  理事者の説明を求めます。 165 ◯山北建築部長 それでは、第8款土木費第6項住宅費の補正予算についてご説明いたします。  予算説明書の42ページ、43ページをお開けください。一番下の表の第1目住宅管理費の右端、43ページの説明欄の1.【単独】既設公営住宅改善事業費の1.川平団地ほか8,320万円を増額補正するものでございます。  次に、繰越明許費についてご説明いたします。予算説明書の72ページ及び73ページをお開けください。まず下段の第6項住宅費第1目住宅管理費の事業名、【補助】既設公営住宅改善事業費、矢上団地ほか5,313万4,000円でございます。  次に、ページをめくっていただきまして、74ページ及び75ページの上段の、同じく第1目住宅管理費の事業名、【単独】既設公営住宅改善事業費、川平団地ほか8,902万8,000円と、その下の第2目住宅建設費の事業名、【補助】公営住宅建設事業費、塩町団地7,302万6,000円、以上3つの事業費につきまして繰越しを行いたいもので、繰越事由につきましては、それぞれの繰越事由の欄に記載のとおりでございます。  詳細につきましては、建築部提出の委員会資料に基づきご説明させていただきますが、初めに長崎市全体のブロック塀改修の状況について、建築指導課長からご説明させていただきます。その後に、住宅課長から各事業費についてご説明させていただきたいと考えております。どうぞよろしくお願いいたします。  私からは以上でございます。 166 ◯大町建築指導課長 それでは、建築部提出の委員会資料に基づきご説明させていただきます。  資料の6ページをお開きください。A3の横になっております。初めにブロック塀の安全対策について全体の状況の説明をいたします。平成30年6月に発生しました大阪北部地震によるブロック塀倒壊被害を受けまして、市有施設のブロック塀等につきまして外観による安全点検を実施いたしました。資料の左側に施設分類をしておりますが、上から学校施設、それから学校を除く市有建築物、それからその下が文化財、公園と分けておりますが、それで改修の流れを示しております。市有施設の中に網かけしております市営住宅がございます。安全点検をしました結果、資料上段の中央に優先順位と記載しておりますが、その考え方の下、1)傾きや、ぐらつきなど劣化が大きいもの、2)として学校や保育園など子どもたちが利用する施設、3)外観が不適合の施設、それらを先行して改修してきております。それ以外の施設、市営住宅も含みますが、これにつきましては4)、5)の流れとしまして資料の中央部に記載しております市有建築物の流れになりますが、その4)、5)の流れとしまして令和元年度に構造調査の結果を踏まえまして、今年度、委託により改修の設計を実施しており、改修工事費を今回、補正として計上するものでございます。それから文化財の流れにつきましてですが、石塀など特殊なものがありますので、文化審議会とか文化庁と協議しながら改修計画を立てていくということになってまいります。それから一番下に記載の公園のブロック塀についても改修工事費の補正予算を計上することといたしまして、総合事務所より説明させていただく予定になっております。それからブロック塀の改修につきましては、文化財を除きまして学校施設につきましては記載のとおりおおむね令和2年度の完了予定、それから、学校を除くその他の市有施設につきましてはおおむね令和3年の完了予定でありますが、隣地との境界等の問題がありまして、学校とか市営住宅等において数件、改修に時間を要するものもあるということでございます。  私からの説明は以上でございます。 167 ◯植坂住宅課長 資料の3ページをお開きください。事業名、【単独】既設公営住宅改善事業費、川平団地ほか8,320万円でございます。1の概要でございますが、市営住宅の計画的な修繕を行い居住水準の維持及び向上を図るものですが、2.事業内容は先ほど建築指導課長からご説明いたしましたとおり、平成30年6月に大阪府北部で発生した地震によりまして、小学校に設置していたブロック塀が倒壊し、児童が死亡した事故を受け、市営住宅に設置されているブロック塀で安全確保のため改修が必要なものについて撤去及びフェンスなどの設置を行うものでございます。3の事業費内訳でございますが、横尾団地ほか全31団地のブロック塀改修工事を6つに分けて行うものでございます。4.財源内訳ですが、全額、地方債を充てることといたしております。  それでは、次の4ページをお開きください。5.工事例として主な3つを挙げております。(1)駐輪場につきましてはブロック塀の撤去後、ガードパイプを設置いたします。それから(2)ごみステーションにつきましてはブロック塀の撤去後、フェンスを設置いたします。(3)隣地境界につきましてはブロック塀の撤去後、目隠しフェンスを設置いたします。6.実施スケジュールでございますが、本補正予算の議決をいただいた後に6つの工事を2つずつに分けまして、そこの表にありますように時期をずらして発注、契約、工事を実施いたします。最終的には令和3年8月完了を予定しております。  続く5ページに関しましてはブロック塀改修工事を実施いたします市営住宅の位置図でございます。ご参照ください。  その次に行きまして、6ページは先ほどご説明いたしましたので割愛させていただきまして、7ページをお開きください。次に、繰越明許費についてご説明いたします。まず、第8款土木費第6項住宅費第1目住宅管理費でございますが、表の上段の事業名、【補助】既設公営住宅改善事業費、矢上団地ほかにつきましては繰越明許額の欄の5,313万4,000円を、その下の事業名、【単独】既設公営住宅改善事業費、川平団地ほかにつきましては繰越明許額の欄の8,902万8,000円を繰り越すものでございます。繰越しの概要でございますが、中段に記載のとおり1)から4)まで4つの工事に分かれておりまして、金額、工事概要、工事の完了予定は記載のとおりでございます。下段の繰越事由になりますけれども、1)横尾団地ほかブロック塀改修工事につきましては先ほどご説明いたしました31団地のブロック塀改修工事でございまして、今回予算の補正を行いますことから予算成立後の発注となり、年度内の工事完成が困難なため繰り越すものでございます。それから2)番、小ヶ倉アパート6号棟の外壁改修工事、3)小ヶ倉アパート10号棟外壁改修工事及び高島地区にございます4)番、本町第2アパート浴室改修工事の3つの工事につきましては、今年7月の国費の追加内示後、速やかに交付申請手続をいたしておりましたけれども、追加交付決定に時間を要し、年度内の工事完成が困難なため繰越しを行うものでございます。  続く8ページには小ヶ倉団地の位置図を、次の9ページには高島の本町第2住宅の位置図を記載しておりますのでご参照ください。  それでは続きまして、10ページをお開きください。同じく繰越明許費でございます。第8款土木費第6項住宅費第2目住宅建設費ですけれども、事業名、【補助】公営住宅建設事業費、塩町団地について繰越明許額の欄の7,302万6,000円を繰り越すものでございます。繰越しの概要でございますが、伊王島地区にございます塩町団地旧1号棟解体工事の金額、工事の概要、完了予定は記載のとおりでございます。繰越事由でございますが、先ほどご説明いたしました小ヶ倉アパート、本町第2アパートの改修工事と同様に国費の追加交付決定に時間を要し、年度内の工事完成が困難なため繰越しを行うものでございます。  11ページは塩町団地の位置図を記載しておりますのでご参照ください。  説明は以上でございます。よろしくご審議賜りますよう、よろしくお願いいたします。 168 ◯筒井正興委員長 これより質疑に入ります。  質疑を終結いたします。  理事者交代のため、暫時休憩いたします。           =休憩 午後2時59分=           =再開 午後3時2分= 169 ◯筒井正興委員長 委員会を再開いたします。  次に、第8款土木費第5項都市計画費のうち、第6目公園費以外の部分の審査に入ります。  理事者の説明を求めます。 170 ◯松浦土木部長 それでは、第166号議案「令和2年度長崎市一般会計補正予算(第13号)」、第8款土木費第5項都市計画費における補正予算のうち土木部所管分の繰越明許費の補正についてご説明いたします。  予算説明書は72ページから73ページでございます。72ページの中段、第8款土木費第5項都市計画費第3目街路事業費の【補助】都市計画街路整備事業費(社会資本整備総合交付金)、新地町稲田町線と、1つ下の【補助】都市計画街路整備事業費(社会資本整備総合交付金)、銅座町松が枝町線(銅座工区)につきまして、繰越明許費の補正をお願いするものでございます。繰越理由は73ページ右側、繰越事由の欄に記載のとおりでございます。なお、詳細につきましては土木部提出の委員会資料に基づき担当課長から説明させていただきます。  私からの説明は以上でございます。 171 ◯平野土木建設課長 第8款土木費第5項都市計画費第3目街路事業費の繰越明許費の補正について、ご説明いたします。  土木部提出の委員会資料18ページをお開きください。18ページには今回の繰越明許費の補正に係る事業実施箇所の位置図と、繰越明許費の合計を記載しておりますのでご参照ください。  それでは、詳細につきましては資料の順に従いまして、事業ごとに図面を用いながら説明いたします。19ページをご覧ください。事業名は【補助】都市計画街路整備事業費(社会資本整備総合交付金)、新地町稲田町線でございます。本路線は十善寺地区の交通環境及び居住環境の向上を図り、唐人屋敷顕在化事業と併せて商店街など地区の活性化を図ることを目的としており、今回繰越しをお願いいたしますのは図面の中に赤丸でお示ししている箇所の工事、建物補償、境界確定測量業務委託でございます。繰越額は表の中ほどに二重線で囲んでおりますとおり2,090万円でございます。繰越しの理由といたしましては地権者2名との用地交渉に不測の日数を要し、建物補償が年度内に完了しない見込みであるため繰越しをお願いするものです。なお、繰越箇所は令和3年9月に完了予定でございます。  次に、20ページをお開きください。事業名は【補助】都市計画街路整備事業費(社会資本整備総合交付金)、銅座町松が枝町線(銅座工区)でございます。本路線はまちなかのにぎわいの再生及び防災性の向上、交通環境の改善を図るため、事業を進めております。今回繰越しをお願いいたしますのは図面中に赤丸でお示ししている箇所の交通解析等業務委託でございます。繰越額は表の中ほどに二重線で囲んでおりますとおり1,500万円でございます。繰越の理由といたしましては、警察やバス会社等との協議に不測の日数を要し、交通解析委託が年度内に完了できない見込みであるため繰越しをお願いするものです。なお、繰越箇所は令和3年9月に完了予定でございます。  私からの説明は以上でございます。 172 ◯片江まちづくり部長 それでは、第8款土木費第5項都市計画費のうち、まちづくり部所管分についてご説明いたします。  まちづくり部におきましては繰越明許費の補正のみでございます。予算説明書70ページと71ページをお開きください。70ページの目の欄の下段の方、第2目都市開発費の【補助】土地区画整理事業費、長崎駅周辺地区(予算補助)、その下の【補助】都市基盤施設整備事業費、東長崎地区、恐れ入ります、ページを1枚めくっていただきまして、72ページ最上段の【単独】土地区画整理事業費、長崎駅周辺地区、その下の【単独】都市基盤施設整備事業費、東長崎地区につきまして繰越しをお願いするものでございます。繰越しの事由につきましては、それぞれの事業の繰越事由の欄に記載のとおりでございます。  詳細につきまして、まちづくり部提出の委員会資料に基づき担当所属長からご説明させていただきますのでよろしくお願いいたします。  私からは以上でございます。 173 ◯芝長崎駅周辺整備室長 第2目都市開発費のうち長崎駅周辺整備室所管の繰越明許費についてご説明いたします。  まちづくり部提出の委員会資料5ページをお開きください。表の左端、事業名の欄の1つ目、【補助】土地区画整理事業費、長崎駅周辺地区(予算補助)につきまして金額の欄の4段目、太線で囲った部分に記載の繰越明許額2億4,320万円と、事業名の欄の2つ目、【単独】土地区画整理事業費、長崎駅周辺地区につきまして金額の欄の3段目、太線で囲った部分に記載の繰越明許額7億1,420万円の繰越しをお願いするものでございます。なお、【補助】につきましては金額の欄の3段目に9月にご承認いただきました9億円を、そして一番下の段に繰越しの合計額として11億4,320万円を記載しております。  資料の6ページをお開きください。繰越予定箇所の位置図でございます。恐れ入りますが、資料を横にしてご覧ください。図面左側が北の方向で、上側が国道202号、下側が浦上川、黒い太線で囲んだ部分が土地区画整理事業区域でございます。左側の表には今年度の事業内容を記載しておりますが、上段の緑色の表が補助分、下段の青色の表が単独分で、表中のオレンジ色で着色した部分について今回繰越しをお願いするものでございます。なお、灰色で着色し、オレンジ色の枠で囲った部分は前回9月に繰越しのご承認をいただいたものでございます。また、上段の補6と下段の表の単10の西口駅前広場工事並びに下段の表の単11.東口仮設通路整備工事につきましては当初予算では予定していなかった工事でございますが、今年3月末の在来線新駅舎の開業に合わせた西口駅前広場の暫定供用に伴う仮舗装等の工事や西口駅前広場の詳細な仕様が決定し工事費が増したこと、また東側の仮設通路の切替時期の前倒しが可能となったことから、事業進捗への影響等を検討した上で他の工事費を減額し、両工事を追加させていただいております。加えまして、下段の表の単1.東口駅前広場設計委託につきましても関係者との協議により建築構造物の設計や地質調査が必要となったことから事業費9,250万円のうち4,250万円を増額させていただいております。  本来であれば委員の皆様に説明した上で、このような対応を行うべきであったと考えており、今後はこのようなことがないよう予算計上時の精査や事前の説明に心がけてまいります。  恐れ入りますが、5ページにお戻りください。下段のほうの繰越事由でございますが、委託料につきましては国道202号の軌道移設に係る関係機関との設計協議に日数を要し、その後予定していた軌道移設工事委託等が年度内に完了しない見込みであることによるものでございます。工事請負費及び負担金につきましては、現在、駅東側では新幹線工事や旧鉄道施設の撤去工事、ライフライン等の埋設管工事などが近接して施工しておりますが、建設機械の配置や資材置場などの作業ヤード、また現場への進入路等の調整が必要となり、当初計画どおりの施工ができなかったことにより、土壌汚染対策工事や電線共同溝工事等が年度内に完了できない見込みであるため、繰越しをお願いするものでございます。  資料の7ページをお開きください。土地区画整理事業の全体工程表でございますが、黒線が当初の工程で、青線が今回の繰越しにより変更となる工程でございます。表の左から4列目に今回の繰越しの対象を記載しておりますが、これは6ページの図面や表に記載してある補助や単独の番号でございます。今回の繰越しに伴う影響でございますが、表の2列目にある対象路線等の上から4段目、4)市道尾上町1号線の電線共同溝や、その下の5)東口駅前広場の広場設計、さらに3段下の8)東通り線の電線共同溝や道路工事、そして一番下の土壌汚染対策の工事におきまして数か月程度の遅れが生じる可能性がございますが、全体工程への影響はないものと考えております。  引き続き、第3目街路事業費についてご説明いたします。恐れ入ります、15ページをお開きください。【補助】都市構造再編事業費、長崎駅東通り線でございます。表の金額の欄の3段目、太線で囲った部分に記載の繰越明許額5,000万円の繰越しをお願いするものでございます。  資料の16ページをお開きください。繰越予定箇所の位置図でございます。恐れ入りますが、資料を横にしてご覧ください。図面左側が北の方向で、上側が国道202号となり、右下に全体図をお付けしております。事業区間を赤で着色しておりますが、事業内容は東通り線の整備に伴い支障となるガス管の移設工事委託で、支障となる現況のガス管を青線で、仮切替えを行うガス管を赤線で示しております。  恐れ入りますが、15ページにお戻りください。上の表の金額の下に記載の繰越事由でございますが、本事業区間に隣接して実施される連続立体交差事業による旧線路の橋梁撤去工事との施工時期の調整により、ガス管移設工事委託が年度内に完了しない見込みであるため、今回繰越しをお願いするものでございます。  私からの説明は以上でございます。 174 ◯笹原東長崎土地区画整理事務所次長 それでは、東長崎土地区画整理事務所所管の繰越明許費についてご説明いたします。  委員会資料の8ページをお開きください。まず、上段の1.【補助】都市基盤施設整備事業費、東長崎地区ですが、表の中ほどの太枠部分に記載のとおり繰越明許額1億4,200万円でございます。繰越事由でございますが、東長崎縦貫線及び(仮称)清藤公園において補償物件の移設に不測の日数を要し、事業が年度内に完了しない見込みであることから、繰越しをお願いするものでございます。次に、下段の2.【単独】都市基盤施設整備事業費、東長崎地区ですが、表の中ほどの太枠部分に記載のとおり繰越明許額1,300万円でございます。繰越事由でございますが、(仮称)清藤公園において補償物件の移設に不測の日数を要し、工事が年度内に完了しない見込みであることから、繰越しをお願いするものでございます。  9ページをご覧ください。繰越明許費補正の概要でございますが、まず上段の1.【補助】都市基盤施設整備事業費、東長崎地区につきましては右側の表に記載のとおり東長崎縦貫線、清藤地区の道路改良工事費が2,600万円、用地購入費が6筆で4,000万円、建物等移転補償費が6件で4,200万円、(仮称)清藤公園の整備工事費、これは公園の造成工事になりますが3,400万円、合計で1億4,200万円でございます。次に、下段の2.【単独】都市基盤施設整備事業費、東長崎地区につきましては右側の表に記載のとおり(仮称)清藤公園の整備工事費、これは仮設道路70メートルの工事費になりますが、1,300万円でございます。  10ページをご覧ください。【補助】【単独】都市基盤施設整備事業費、東長崎地区の位置図でございます。恐れ入りますが横向きでご覧ください。図の右側が諫早市方面、左側が長崎市中心部方面でございます。赤色の太い実線の延長700メートルの区間が、現在事業を実施中の東長崎縦貫線、清藤地区の箇所で、その上にある赤丸の部分が(仮称)清藤公園の位置を示しております。  11ページをご覧ください。東長崎縦貫線の繰越予定箇所を示した図面でございます。予定している用地取得、建物等補償及び道路工事の箇所について、オレンジ色で示しています。  12ページをご覧ください。(仮称)清藤公園の繰越予定箇所の図面でございます。オレンジ色で示した部分が公園の整備箇所でございます。公園の造成工事や仮設道路の整備を行うこととしております。  13ページには(仮称)清藤公園の完成時のイメージパースを、14ページには都市基盤施設整備事業費、東長崎地区のスケジュールを掲載しておりますのでご参照ください。  今後とも東長崎縦貫線、(仮称)清藤公園の早期完成に向けて、しっかりと事業を進めてまいりたいと考えております。  私からの説明は以上でございます。 175 ◯森尾中央総合事務所理事 それでは、第8款土木費第5項都市計画費第2目都市開発費の繰越明許費についてご説明いたします。  お手元の予算説明書の70ページ、71ページをお開きください。表中段の第2目都市開発費の【補助】斜面市街地再生事業費、立山地区3,663万円の繰越明許費の補正をお願いするものでございます。繰越理由につきましては71ページの繰越事由の欄に記載しておりますが、詳細につきましては総合事務所提出の委員会資料に基づきご説明いたします。  次に、総合事務所からの委員会資料の30ページをお開きください。【補助】斜面市街地再生事業費、立山地区については建物の老朽度や密集度が高い立山地区において防災性の向上や居住環境の改善を図ることを目的に、現在、生活道路の整備を中心として取り組んでいるところでございます。繰越事由といたしましては、電柱、ガス管などの支障物件の移設に不測の日数を要し、工事が年度内に完成しない見込みであるためでございます。繰り越した箇所の完成予定は令和3年5月でございます。  説明は以上でございます。 176 ◯筒井正興委員長 これより質疑に入ります。 177 ◯永尾春文委員 土木部の第5項都市計画費の第3目街路事業費の新地町稲田町線の19ページのことでちょっとお尋ねします。  今回、建物補償の2棟が繰越し分になっておりますが、そのうちの1つが土神堂の近くに位置するものなんですけれども、この場所が今回の新地町稲田町線の開通に当たって、警察のほうから安全性を指摘されている場所と聞いておるんですけれども、今回の建物補償の繰越しのことと関係があるのかということと、今回の繰越しによって2022年、令和4年度の開通予定にどのような影響があるかお聞かせください。 178 ◯平野土木建設課長 今ご指摘の建物補償、土神堂の横というお話でございましたが、分かりづらい図面をつけて申し訳ございません。建物補償につきましては、丸印の下のほうの丸のところが建物補償になっております。上のほうの丸、土神堂の横につきましては境界測量等を出させていただいているところです。  先ほど令和4年の開通というお話でございましたが、そこに向けましては、今は交通管理者の警察と協議しております。土神堂のところは今の状況でも安全性がある程度確保できるのであれば、開通してもいいというお話をいただいていますので、そこにつきましては現在工事しておりますので、その中で安全性を一応そこで確保しまして、再度警察と協議し、これでいいとなれば開通したいと考えております。  以上でございます。 179 ◯永尾春文委員 ありがとうございます。あとこの開通に伴って、上のほうですが、旧仁田小のほうにつながることになると思うんですけれども、あそこには保育園の建て替えといった計画もありまして、地元の車の止め方といったことと、この開通する道路との関係性が実は取り沙汰されている状況があるようですので、道路開通に関しては当然それで至極もっともなんですけれども、ぜひ長崎市と関係機関、地域の方と、そういった調整といいますか、取っていただきたいと思いますが、見解をお聞かせください。 180 ◯平野土木建設課長 今委員ご指摘のとおり、やはり保育所もあると。そこにお迎えの車も来る、園児も当然歩いて通るところもありますので、まず安全第一というところを考えて、車を通すにしても、そこのところを調整しながらやっていきたいと思います。  以上でございます。 181 ◯筒井正興委員長 ほかにありませんか。  それでは、質疑を終結いたします。  理事者交代のため、暫時休憩いたします。           =休憩 午後3時24分=           =再開 午後3時32分= 182 ◯筒井正興委員長 委員会を再開いたします。  次に、第8款土木費第5項都市計画費第6目公園費の審査に入ります。  理事者の説明を求めます。 183 ◯松浦土木部長 それでは、第166号議案「令和2年度長崎市一般会計補正予算(第13号)」、第8款土木費第5項都市計画費第6目公園費のうち土木部所管分の繰越明許費の補正についてご説明いたします。  予算説明書は72ページから73ページでございます。72ページの上段、第8款土木費第5項都市計画費第6目公園費の事業名が【補助】公園等施設整備事業費、金比羅公園につきまして繰越明許費の補正をお願いするものでございます。繰越しの理由といたしましては73ページの右側、繰越事由の欄に記載しております。  詳細につきましては、土木部提出の委員会資料に基づき担当課長からご説明させていただきます。  私からの説明は以上でございます。 184 ◯平野土木建設課長 第8款土木費第5項都市計画費第6目公園費のうち土木建設課所管分についてご説明いたします。  土木部提出の委員会資料の21ページをお開きください。事業名は【補助】公園等施設整備事業費、金比羅公園でございます。本事業は園路や駐車場等の整備を行い、公園利用者の利便性確保と、身近に自然が感じられる公園としての機能向上を図るために整備を行っているもので、今回繰越しをお願いいたしますのは下段の位置図の赤丸で囲んだ箇所の工事でございます。繰越額は上段の表の中ほど、二重線で囲んだ金額の欄に記載の556万円でございます。理由でございますが、隣接地との境界確認や、支障物件管理者との協議に不測の日数を要し、事業が年度内に完了しない見込みであるため繰越しをお願いするものでございます。なお、繰越箇所は令和3年12月に完成予定でございます。  私からの説明は以上です。
    185 ◯大串中央総合事務所長 それでは、第8款土木費第5項都市計画費のうち総合事務所所管分についてご説明いたします。  予算説明書の42ページ及び43ページをお開きください。中段の第6目公園費の1.公園等維持管理費において、965万8,000円の増額補正をお願いするものでございます。これは現在、指定管理者制度及び利用料金制度を導入している稲佐山公園と長崎市総合運動公園において新型コロナウイルスの影響による利用者数、利用料金収入の減少に伴い不足する運営経費を指定管理者に支出するものでございます。また2.【単独】公園施設整備事業費、既設公園において4,480万円の増額補正をお願いするものでございます。これは公園に設置しているブロック塀のうち劣化が著しいものについて改修を行うものでございます。  次に、繰越明許費についてご説明いたします。予算説明書の72ページ及び73ページをお開きください。下のほうにありますが、第6目のうち【単独】公園施設整備事業費、既設公園4,480万円の繰越明許費の補正をお願いするものでございます。これは先ほど説明いたしましたブロック塀の改修工事について年度内に完了しない見込みということで繰越しをさせていただくものでございます。  次に、債務負担行為についてご説明いたします。84ページをお開きください。2段目になりますが、野母崎総合運動公園指定管理における令和3年度の債務負担行為の補正をお願いするものでございます。  引き続き、詳細につきまして、提出しております委員会資料に基づき担当課長から説明させていただきますのでよろしくお願いいたします。 186 ◯菊川地域整備1課長 それでは、総合事務所提出の委員会資料に基づきご説明いたします。  資料12ページをお開きください。第8款土木費第5項都市計画費第6目公園費、管理運営費について965万8,000円の増額補正をお願いするものでございます。1.概要ですが、新型コロナウイルス感染症拡大防止による利用者数、利用料金収入の減少に伴い、今後、運営経費に不足が生じることが見込まれ、不足する施設の運営経費を指定管理者に対して概算払いとして支出するものです。2.対象施設は(1)の稲佐山公園と、(2)の長崎市総合運動公園です。指定管理者名、指定期間及び新型コロナウイルス感染症拡大防止による有料公園施設の休止期間は資料記載のとおりでございます。3.補正予算額は965万8,000円でございます。  次に、13ページをご覧ください。4.算定方法についてですが、まず(1)の稲佐山公園につきましては令和2年度から新たな指定管理者が管理運営を行っており、長崎稲佐山スロープカーの利用料金収入及び運営経費が指定管理者の収入、支出に加わっているため、令和2年度の見込額が過去の稲佐山公園の収入、支出の実績額と大きく変わることから、影響額を算定するに当たり市の積算額を用いております。算定式としまして、市の収入積算額と指定管理者の収入見込額の差額のA、1,741万7,138円から、市の支出積算額と指定管理者の支出見込額との差額B、1,186万661円を差し引いた額が影響額となり、稲佐山公園の補正額は611万2,124円となります。その下の表には令和2年度の収支見込を記載しておりますのでご参照ください。  続きまして、14ページをお開きください。(2)の長崎市総合運動公園の算定方法ですが、当該公園は前回の指定管理期間、平成27年度から令和元年度までを指定期間としておりますが、それから引き続き同じ事業者が管理運営を行っているため、新型コロナウイルス感染症の影響を受けていない過去3か年の実績における平均の収支で、ただし令和元年度の2月、3月は影響を受けた月として4月から1月までの月平均から全体額を算出額として算出し、影響を受けた令和2年度の収支見込を比較して算定しております。これは指定管理の運営経費が不足する場合の見込額を総務部がルールとして設定しているものです。算定式としまして過去3か年の収入実績の平均と、指定管理者の収入見込額の差額A、1,187万4,236円から、過去3か年の支出実績の平均と、指定管理者の支出見込額との差額B、1,509万7,236円を差し引いた額が影響額となります。なお、差額A、Bがマイナスになっているのは令和2年度の指定管理委託料と運営経費が過去3か年よりも増えているためであり、増えている理由としましては令和2年度から行う業務が増えていることなどによるものでございます。そして補正額は354万5,300円となります。その下の表には令和2年度の収支見込を記載しておりますのでご参照ください。  次に、15ページをご覧ください。5.利用者数ですが、稲佐山公園と長崎市総合運動公園の有料施設に係る3か年の利用状況及び令和2年度の見込みを年度別比較として記載しております。(2)には令和2年のスロープカーの月別利用者数を記載しておりますのでご参照ください。6には財源内訳を記載しております。  続きまして、資料16ページをお開きください。第8款土木費第5項都市計画費第6目公園費、【単独】公園施設整備事業費、既設公園において4,480万円の増額補正をお願いするものでございます。1.概要といたしましては平成30年6月に発生した大阪北部地震によるブロックの倒壊の人身事故を受け、公園に設置しているブロック塀の一斉点検を実施し、劣化が著しいものについてフェンスに取替えを行うものでございます。2.事業内容には各総合事務所で施行する箇所の公園名、現況ブロック塀の形状、劣化状況及び事業費を記載しております。中央総合事務所9公園、東総合事務所1公園、北総合事務所3公園の計13公園の施行を予定しております。  17ページをご覧ください。3.財源内訳は表に記載のとおりでございます。  18ページから29ページまでは補正箇所の位置図と写真でございます。写真の左側は公園の全景で、右側は劣化状況を添付しております。  続きまして、繰越明許費についてご説明いたします。31ページをお開きください。ブロック塀改修工事は予算成立後の発注となるため、年度内に完成しない見込みであるため繰越しをお願いするものでございます。繰越額は4,480万円で、繰越箇所の完了予定は令和3年8月でございます。  続きまして、債務負担行為の補正についてご説明いたします。32ページをご覧ください。野母崎総合運動公園指定管理において1,284万2,000円の債務負担行為を設定するものです。1.債務負担行為の目的ですが、野母崎総合運動公園指定管理の管理において長崎市野母崎振興公社を指定管理者として指定するに当たり、指定期間である令和3年度の経費について債務負担行為の設定を行うものです。2.債務負担行為限度額の内訳ですが、(1)限度額として令和3年度1,284万2,000円でございます。限度額としましては次期指定管理者からの提案金額を設定しております。(2)限度額の積算内訳、(3)財源内訳は記載のとおりです。  説明は以上でございます。ご審議のほどよろしくお願いいたします。 187 ◯筒井正興委員長 これより質疑に入ります。 188 ◯永尾春文委員 第8款土木費第5項都市計画費第6目公園費、公園施設整備事業費の既設公園のブロック塀をフェンスに取り替える事業について、委員会資料で16ページになりますけれども、写真等で詳しく説明いただいています。  すばらしいといいますか大切なことなので、ぜひしっかりとやっていただきたいんですが、恐らく地元の地域では子どもを守るネットワークとか、もしくは青少年育成協議会とか、そういったところでこういう危険箇所を皆さんが自ら危なかねとか言って、点検していることもあると思うんです。やはりこういったことは見える化というか、要するにこういうことをやっていますということを逆に市のほうから、担当するというか、そういった地域の団体にぜひお知らせをしてはいかがかなと思うんですけれども。皆さんがいつもいろいろなところからいろいろな形で要望を出しているんですけど、なかなかならないよねという中で、今回はこうやって大がかりにしっかりとこれに取り組んでいることは、すばらしいことなので、そういう取組をしてはいかがかなと思うのですが、見解をお聞かせください。 189 ◯菊川地域整備1課長 このブロック塀で、私どもには子どもを守るネットワークの皆様から、例えば道路であり公園でありということでたくさん上がってきます。それを通学路点検と子どもを守るネットワークの分を第一優先にして私どもはやっています。  ですから今おっしゃられたように、今回はこちらからこういうところをやりますよということでお話をさせてもらって、そこで今後はないかということを確認させてもらって、事業を進めていきたいと思っております。  以上でございます。 190 ◯西田実伸委員 総合事務所の16、17ページですが、ブロック塀の関係が出ていますが、今回この調査はどういうやり方でやったのかなと思って。地道にやっているなと思うんですが、どういう形でやってきたのか、基準があればということです。  もう1つは、17ページには地方債が出ています。その種類が4種類あるんですよね。ここのところをもう少し、どのような割り振りをやったかを説明してください。 191 ◯菊川地域整備1課長 まずブロック塀の点検でございますが、平成30年に事故が起きて、まず公園、道路全てを一応点検しています。悪いところはすぐにやったんですが、1つは公園が建築基準法の対象にならないということで、まず私どもは学校を一番最初に優先して、それから建築基準法がかかる市有の分を次にやったと。公園はそれまでずっとチェックはしてきたんですが、ひどいというのはなかったものですから、建築基準法の対象にならないということで、揺すったりとか、ひび割れの確認はしていたんですけど、危なくない状態ということで。あと私どもの現場職員がいますので、現場で確認したりとかいうことで進めてきまして、今回補正予算を上げさせてもらって、一気にやってしまおうかということで考えております。  以上です。 192 ◯伊東北総合事務所地域整備課長 既設公園の財源内訳の起債充当率のお話かと思いますけれども、4種類ございます。  記載しておりますのが過疎対策事業債、合併特例事業債、一般単独事業債、それと公共施設等適正化管理推進事業債ということでございますが、この事業内容の中で中央総合事務所、東総合事務所、北総合事務所の中に、過疎対策事業債の対象の公園が入っていないと思いますが、これは当初予算に既設公園の中で過疎対策事業債が充当できる公園が入っておりましたので、その分を含めて記載させていただいているところでございます。  あとこの一般単独事業債、公共施設等適正化管理推進事業債、短縮して公適債と言っておりますが、これにつきましてはそれぞれ地区の公園の施設ごとに適用させていただいているところでございます。  以上でございます。 193 ◯西田実伸委員 まず1点目の調査の件は、よくやったなというのが本音です。これで完璧なんだなという理解でよろしいんですよね。それが1つです。  それから先ほどの起債充当率というのは、知りたかったのはいろいろとあちらこちらの公園をやったんでしょうから、どういう割合でいったのかなと思って。起債内容で額が全然違うじゃないですか。ですからシビアに出してくださいではなくて、大まかにでも公園で、例えば合併特例債が今回の補正の何%ぐらいを使ったんだとか、何割とか、そういうところが分かればと思って。よろしくお願いします。 194 ◯菊川地域整備1課長 まずブロック塀のうち中央総合事務所分ですが、2,900万円で公適債を使っております。それから東と北総合事務所の地域整備課の分が一般単独事業債を使っているということでございます。〔「さっきの完璧か、完璧じゃないか……」と言う者あり〕はい。一応、私どもの公園のブロック塀というのは、高いものがあまりないですし、ひびもほとんどを確認しております。これで大丈夫だということで判断しております。  以上です。 195 ◯西田実伸委員 意地悪な質問ではなかったんですけれども、ここはきれいになった、あそこはきれいになっとらんというのが今から出てくるもんやけん、まずはそういうところを今からやっていくのでしょうけれども、ただよくやったなと思ったものですから質問させていただきました。  以上です。 196 ◯筒井正興委員長 ほかにありませんか。  それでは、質疑を終結いたします。  理事者交代のため、暫時休憩いたします。           =休憩 午後3時51分=           =再開 午後3時52分= 197 ◯筒井正興委員長 委員会を再開いたします。  次に、第11款災害復旧費第2項公共土木施設災害復旧費の審査に入ります。  理事者の説明を求めます。 198 ◯山北建築部長 それでは、第11款災害復旧費第2項公共土木施設災害復旧費の補正予算についてご説明いたします。  予算説明書の78ページ、79ページをご覧ください。表の2番目の第11款第2項第5目住宅災害復旧費の事業名、【単独】公営住宅災害復旧費、現年度災害分でございます。2,012万8,000円について繰越しを行おうとするものでございます。繰越事由につきましては繰越事由の欄に記載のとおりでございます。  詳細につきましては建築部提出の委員会資料に基づき住宅課長からご説明いたします。よろしくお願いいたします。  私からの説明は以上でございます。 199 ◯植坂住宅課長 それでは、建築部提出の委員会資料に基づきご説明させていただきます。  12ページをご覧ください。事業名、【単独】公営住宅災害復旧費、現年度災害分について繰越明許額の欄の2,012万8,000円を繰り越すものでございます。繰越概要でございますが、工事名、台風10号被害による屋上防水改修工事で、金額、工事概要、工事の完了予定は記載のとおりでございます。繰越事由でございますが本工事は台風10号被害に係る10月補正予算による災害復旧工事でありますが、工期が建設業者が繁忙となる年度末に当たることや、他の台風災害に係る復旧工事も多いことから、業者においても年度内工期で受注して工事を実施することが難しいものと考えられ、工事が年度内に完了しない見込みであることから繰り越すものでございます。  13ページには、屋上防水改修工事を実施いたします4つの団地の位置図を掲載しておりますのでご参照ください。  説明は以上でございます。よろしくご審議賜りますよう、よろしくお願いいたします。 200 ◯筒井正興委員長 それでは、質疑に入ります。  質疑を終結いたします。  討論に入ります前に、理事者交代のため、暫時休憩いたします。           =休憩 午後3時55分=           =再開 午後3時56分= 201 ◯筒井正興委員長 委員会を再開いたします。  これより、第166号議案「令和2年度長崎市一般会計補正予算(第13号)」のうち、本委員会に付託された部分に対する討論に入ります。何かご意見ありませんか。  討論を終結いたします。  これより採決いたします。  第166号議案「令和2年度長崎市一般会計補正予算(第13号)」のうち、本委員会に付託された部分について、原案のとおり可決することにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と言う者あり〕 202 ◯筒井正興委員長 ご異議ないと認めます。  よって、本案は原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  以上で、本日の委員会を散会いたします。  次回の委員会ですが、明日の午前10時から本会議が開催されますので、本会議終了後、当委員会室で開会いたします。           =散会 午後3時57分=  長崎市議会委員会条例第28条第1項の規定により署名する。         建設水道委員長 筒井 正興 長崎市議会 ↑ ページの先頭へ...