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  1. 長崎市議会 2020-10-13
    2020-10-13 長崎市:令和2年環境経済委員会 本文


    取得元: 長崎市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-09-09
    ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1           =開会 午前9時58分= ◯福澤照充委員長 出席委員は半数以上であります。  ただいまから環境経済委員会を開会いたします。  昨日に引き続き、第152号議案「令和元年度長崎市一般会計歳入歳出決算」のうち本委員会に付託された部分を議題といたします。  第7款商工費第1項商工費のうち文化観光部所管部分の審査に入ります。  理事者の説明を求めます。 2 ◯股張文化観光部長 それでは、第152号議案「令和元年度長崎市一般会計歳入歳出決算」第7款商工費のうち文化観光部の所管分についてご説明いたします。まず、資料のほうでございます。白表紙の事項別明細書につきましては、ページは252ページから253ページ。それと、飛びますけれども、256ページから263ページまでになっております。続きまして、青表紙のほうでございます。決算に係る主要な施策の成果説明書につきましては315ページをお開けください。315ページから323ページ。続きまして、334ページから352ページになっております。続きまして、主な不用額等の説明につきましては、354ページから356ページとなっております。なお、黄色い表紙の審査意見書につきましては、44ページのほうにそれぞれ記載しております。  それでは、企画財政部から提出しております令和元年度部局別歳出決算額一覧(一般会計)の29ページをお開きください。3.文化観光部の表の第7款商工費をご覧ください。まず、第1項商工費第1目商工総務費でございますが、こちらは商工総務費、交際費となっておりまして、予算現額60万円に対しまして支出済額29万7,568円。不用額30万2,432円。執行率49.6%でございます。続きまして、第4目観光費でございます。景観まちづくり刷新事業などのまちづくり部の所管分を除く文化観光部の所管分としましては、予算現額36億3,282万1,900円に対しまして支出済額は34億8,299万8,385円、不用額は1億4,982万3,515円、執行率は95.9%でございます。  事業の詳細につきましては、引き続き観光政策課長のほうからご説明申し上げます。よろしくお願いいたします。 3 ◯中島観光政策課長 それでは、第7款商工費第1項商工費のうち文化観光部所管分の主な内容につきまして、青色表紙の主要な施策の成果説明書によりましてまずご説明いたします。  成果説明書の315ページをお開きください。主な個別施策の成果と関連事業の政策評価結果でございますが、個別施策A3-1「長崎独自の観光資源を掘り起こし、磨きます」の令和元年度の主な取組といたしましては、長崎らしい魅力あるイベントの展開といたしまして、長崎ランタンフェスティバルにおいて皇帝パレードの皇帝役に人気音楽グループの芸能人を起用し、また、長崎帆船まつりにおきましてはフードトラックやグランピングといった新たな取組により集客力の向上に努めたところでございます。また、長崎さるくにおきましては参加料の値下げや予約締切日の短縮を実施し、参加者の満足度向上を図り、また長崎純心大学の新規さるくガイドや専門性の高いガイドの育成にも取組をいたしました。次に、主な成果でございますが、長崎ランタンフェスティバルにつきましては、新型コロナウイルス感染症の影響により、観客数は大きく落ち込み、17日間の開催で56万人の集客にとどまったものの、期間中、宿泊施設の客室平均稼働率は約74.8%と閑散期といたしましては比較的良い水準を示したところでございます。また、長崎帆船まつりにつきましては、観客数は参加帆船が6隻であったことや天候に恵まれたこともありまして22万6,000人と、目標を超える数字を達成したところでございます。一方、主な問題点でございますが、長崎ランタンフェスティバルにおきまして、平日の宿泊稼働率が休日のそれと比較するとまだまだ低い状況であること。また、長崎帆船まつりにおきまして来場者の多くが県内の観光客であることと、リピーターの獲得が十分でないことなどがございます。さらに、長崎さるくにつきましては参加者のニーズに対応できるコースの磨き上げやガイドのレベルアップを行い、より多くの方に情報発信をしていく必要がございます。  続きまして、316ページをご覧ください。今後の取組方針の主なものといたしましては、長崎ランタンフェスティバルにおいて効果的な情報発信を行うとともに、平日の集客の取組として新たなイベントの創出などの魅力づくりに努め、また、長崎帆船まつりにつきましては情報発信と新たな魅力づくりに引き続き努めてまいります。なお、いずれのイベントにおきましても新型コロナウイルス感染症拡大の予防策を徹底してまいります。また、長崎さるくにおきましてはコースの磨き上げやガイドのレベルアップをより一層図るとともに、さるくガイドの皆さんやコンベンション協会と連携して持続可能な仕組みづくりを行ってまいります。続きまして、関連する主な事業についてご説明いたします。まず、長崎さるく運営費補助金でございますが、これはガイドツアーの通さるくや学さるくについて、コース、テーマの充実を図ることやさるくガイドの研修及び会議を定期的に開催することにより、ガイドのレベルアップを図り、市民、観光客の満足度向上を目指すものでございまして、決算額や実績、成果等は記載のとおりでございます。  続きまして、317ページをご覧ください。長崎ランタンフェスティバル事業共催費負担金でございますが、これは冬の観光客誘致を図るため、長崎ランタンフェスティバルを共催し、その実行委員会に負担金を拠出したものでございまして、決算額や実績、成果等は記載のとおりでございます。次に、長崎帆船まつり事業共催費負担金でございますが、これは国内外の帆船を招聘し、帆船を中心としたイベントのほか、陸上イベント等を実施し集客を図るため、その実行委員会に対して負担金を拠出したものでございまして、決算額や実績、成果等は記載のとおりでございます。  続きまして、318ページをご覧ください。個別施策A3-2「国内外からの観光客、MICEの誘致を図ります」でございますが、令和元年度の主な取組といたしましては、まず夜景観光の推進といたしまして、他都市と連携したプロモーションや中国上海で開催された夜景サミットでのPR、セールスを行い、また、国際観光客誘致推進といたしましてはDMOにおきましてSNSを活用した情報発信を行うとともに、羽田空港を経由するオーストラリア方面からの観光需要を取り込むため、航空会社と連携したプロモーションなどの実施、さらには民間事業者と連携し滞在時間と消費額の拡大につながる体験型プログラムの造成やモニターツアーを実施いたしました。また、MICE誘致・受入れ推進といたしまして、DMOや出島メッセ長崎の指定管理者であります株式会社ながさきMICEが主体となりまして、地元経済界や大学などと連携し、誘致、PR活動を推進し、さらにはMICE開催に伴う様々な業務の市内事業者への受注を促すため、長崎MICE事業者ネットワークを中心に、ふくおかフィナンシャルグループが主体となった長崎MICEスクールなどを通じ、スキルアップを図ってまいりました。また、MICE参加者をまちの中に呼び込み、滞在時間と消費の拡大を図ることを目的としたまちMICEプロジェクトの取組の一環といたしまして、DMOや事業者ネットワーク、商店街などと連携した開業2年前イベントを開催したところでございます。次に、主な成果でございますが、夜景観光の推進につきましては、夜景観賞を目的とする観光客の誘致につながったこと。また、国際観光客誘致推進におきましては、海外向けのフェイスブックによる情報発信において、延べ340万人に向けて情報発信ができたことで、特に東南アジア圏及び欧米豪からの多くのフォロワーを獲得でき、旅行先としての長崎の魅力を発信するとともに、民間事業者等と連携いたしました体験型プログラムを3件企画造成したことで、周遊滞在を促進する体験プログラムの充実が図られたところでございます。また、MICE誘致・受入れ推進につきましては、オール長崎による誘致活動を促進し、約30件の全国規模の学会、大会の誘致が進むとともに、長崎MICE事業者ネットワークへの参画も129の事業者にまで増えるなど、市内事業者の意識醸成が図られたところでございます。一方、問題点とその要因でございますが、国際観光客誘致推進におきまして、SNSの情報発信が英語のみであるため、訪問者数が多い韓国、台湾、中国等の東アジアへの発信が十分にできていないことや、これまで企画造成した体験プログラム等のメニューを効果的に情報発信し、販売につなげる取組がまだまだ不足しているため、造成したプログラムの販売促進まで至っていないこと。また、MICE誘致・受入れ推進におきましては、DMOがMICE開催を支援する受入れのワンストップ窓口として、主催者のニーズを把握し受注につなげていく機能がまだ弱いため、主催者のニーズに応じた市内事業者の受注が十分にできていないことなどが挙げられます。  続きまして319ページをご覧ください。今後の主な取組方針といたしましては、夜景観光の推進におきまして、新型コロナウイルス感染症の拡大に鑑み、まずは日本新三大夜景都市と連携した国内観光客へのプロモーションに注力いたします。また、国際観光客誘致推進におきましては、新型コロナウイルス感染症収束後のインバウンド回復を図るため、DMOにおいて継続的かつ効果的な情報発信を行うとともに、日本政府観光局や九州観光推進機構など関係機関と連携しながらターゲットとする国、地域を見極めつつ準備を進め、滞在時間と消費額の拡大につながる体験型プログラムの販売促進の仕組みづくりを強化してまいります。さらに、MICE誘致・受入れ推進におきましては、新型コロナウイルス感染症対策といたしまして、出島メッセ長崎の強みを生かしたセールス活動を進めるとともに、DMOのワンストップ機能を向上させ、市内事業者への受注につなげる仕組みを確立してまいります。続きまして、関連する主な事業についてご説明いたします。まず、DMO推進費でございますが、これは交流の産業化による長崎創生の実現に向け、地域の稼ぐ力を引き出し、観光まちづくりのかじ取り役としての役割を果たす長崎市版DMOの形成・確立のためDMOの主体であるコンベンション協会へ補助金を交付するものでございまして、決算額や実績、成果等は記載のとおりでございます。  続きまして、320ページをご覧ください。コンベンション開催費補助金でございます。これは、長崎国際観光コンベンション協会から市内で開催されるコンベンションの主催者に対し補助を行うため、この協会へ補助金を交付するものでございまして、決算額や実績、成果等は記載のとおりでございます。次に、国際観光客誘致対策費でございます。これは、外国人観光客誘致促進のため、民間企業と連携し海外メディアを活用した長崎市の露出強化や現地観光展におけるプロモーション活動を行うものでございまして、決算額や実績、成果は記載のとおりでございます。  続きまして、321ページをご覧ください。世界・日本新三大夜景推進費でございます。これは、他都市と連携した情報発信や夜景サミットへの参画等により、夜景の魅力を国内外へアピールするもので、決算額や実績、成果等は記載のとおりでございます。  続きまして、322ページをご覧ください。個別施策A3-3「交流のための都市機能を高め、受入態勢の整備とおもてなしの充実を図ります」でございます。令和元年度の主な取組といたしましては、まず交流拠点施設の整備といたしまして、基本設計と実施設計が完了し、建設工事に着手しているところでございます。また、施設名称を公募により出島メッセ長崎に決定し、施設の開業に向けた開業2年前イベントを実施いたしました。それから、外国人観光客の受入態勢整備といたしまして、外貨の両替や観光案内など、クルーズ客船入港時の乗客、乗務員への対応、おもてなし、歓送迎イベントを実施いたしました。次に、主な成果でございます。交流拠点施設の整備につきましては、令和3年11月の開業に向け、当初の計画どおりに進捗が図られており、また外国人観光客の受入態勢整備につきましては、多くのクルーズ客船が入港し、観光案内や出航セレモニー等による外国人観光客の満足度の向上が図られたところでございます。一方、問題点とその要因でございますが、外国人観光客の受入態勢整備におきまして、文化の違いが理解されていないこともあり、外国人観光客のごみの取扱いなどマナーの問題が生じている点がございます。今後の取組方針でございますが、交流拠点施設の整備につきましては、来年11月の開業に向け、事業者との連絡調整、計画管理等を適切に行い、建設を着実に進めることとしております。また、外国人観光客の受入態勢整備につきましては、来訪者へのおもてなしを充実させつつ、住民生活との調和を図るため来訪者へごみの取扱い等の周知に努め、住民と来訪者双方の満足度向上を図ってまいります。続きまして、関連する主な事業についてご説明いたします。まず、長崎港クルーズ客船受入委員会負担金でございます。これは、来港するクルーズ客船の受入行事・接遇を行う長崎港クルーズ客船受入委員会へ負担金を支出するもので、決算額、実績、成果等は記載のとおりでございます。  続きまして、323ページでございます。【補助】交流拠点施設整備事業費、交流拠点施設でございます。これは、新長崎駅西側の用地におきまして、MICE施設・ホテル及び民間収益施設からなる複合施設を整備するもので、決算額、実績、成果等は記載のとおりでございます。続きまして、これまで説明したもの以外の事項で、第4目観光費に係る主な事業についてご説明いたします。  334ページから観光費の説明を記載いたしておりますが、336ページをご覧ください。ページの中段からやや下のほうでございますが、5.観光客誘致対策費のうち(1)宣伝活動費5,425万7,317円についてでございます。これは、観光客誘致のための宣伝活動にかかる経費でございまして、長崎市内のイベントや観光施設等についてテレビ、ラジオ、新聞、旅行雑誌等、多様なマスメディアを活用した宣伝広告の実施やポスター、パンフレットなどを活用して旅行代理店や宿泊施設等に広く周知を行い、観光客の誘致促進に取り組んだものでございます。
     続きまして、337ページをご覧ください。ページの上のほうでございますが、(3)国内観光客誘致対策費1,062万9,307円についてでございます。これは、国内観光客の誘致に係る経費でございまして、誘致に向けた各地での観光プロモーション活動、また、長崎県観光連盟や長崎国際観光コンベンション協会などの関係団体と連携した旅行代理店等へのセールス活動、さらには修学旅行の誘致として関係団体と連携した学校や旅行代理店への訪問を行ったものでございます。続きまして、6.国際観光推進費のうち、ページの下のほうになりますけれども、(3)外国人観光客おもてなし施設運営費815万865円についてでございます。これは、浜んまち商店街に外国人観光客の利便性の向上につなげるため、休憩及び観光情報発信スペースを設置しているものでございます。  続きまして、339ページをご覧ください。ページ下段のほうになります。9.観光振興団体負担金・補助金のうち(1)長崎市郷土芸能保存連合会補助金3,819万9,738円についてでございます。これは、長崎くんちをはじめとする郷土芸能の保存継承や観光振興を図るため、補助を行ったものでございます。長崎くんちの振興といたしまして、(ア)長崎伝統芸能振興会に対しまして3,192万円を。そして市内各地域の郷土芸能の保存継承といたしまして、(イ)長崎郷土芸能保存協議会に対しまして627万9,738円の補助を行っております。  続きまして、340ページをご覧ください。10.観光施設管理運営費でございますが、ここから348ページにかけまして、それぞれの施設について記載をしております。そのうち主なものについてご説明いたします。まず、340ページの下のほうの(4)出島運営費1億4,079万1,389円についてでございます。これは、出島の運営に係る経費でございまして、主なものといたしましては、受付等の委託、清掃等の委託、警備委託などがございます。  続きまして、341ページをご覧ください。(5)亀山社中記念館運営費1,655万2,254円でございます。これは、亀山社中記念館の運営に係る経費でございまして、主なものといたしましては受付等の委託や清掃の委託、警備、誘導の委託などでございます。  347ページをご覧ください。(23)端島見学施設運営費4,167万1,351円でございます。これは、世界遺産の構成資産である端島に設置しております見学施設の運営に係る経費でございまして、主なものといたしましては見学施設に係るリーフレットやチケットの印刷製本。端島見学施設使用料徴収事務に係る手数料。それから端島見学施設点検等の業務委託のほか、次の348ページに記載してありますように、台風等自然災害により、見学施設が破損した場合でも迅速な復旧ができるよう、あらかじめ転落防止柵や防舷材などの原材料を購入したものでございます。次に、(24)池島炭鉱体験施設運営費2,628万9,616円でございます。これは、実際に稼働しておりました炭鉱施設の坑道内を見学、体験できる池島炭鉱体験施設の運営に係る経費で、主なものといたしましては施設の指定管理委託料となっております。次に、(26)長崎歴史文化博物館特別企画展負担金865万6,584円についてでございます。これは、昨年11月のローマ教皇来崎に合わせまして、長崎歴史文化博物館においてキリシタン関連遺産等を展示する展覧会を県と共同で開催し、その費用の一部を負担したものでございます。次に、(29)野母崎炭酸温泉Alega軍艦島運営費等補助金2,536万8,000円についてでございます。旧野母崎炭酸温泉Alega軍艦島につきましては、近年、経営が悪化したことにより、これを閉館し民間企業へ譲渡したところでございますが、この時点で既にご予約をいただいていました皆様方へ公の施設として誠実に対応する必要があったところでございます。そこで、当該施設の指定管理者であった一般財団法人野母崎振興公社に対しまして、令和元年12月末までの施設の運営を継続させるとともに、同公社の経営状況の安定化を一定確保し、閉館まで安定的に運営できるよう施設運営費の不足分を補助金として支出したものでございます。なお、その下に記載いたしております(30)野母崎炭酸温泉Alega軍艦島維持補修費739万9,406円につきましては、同施設の給排水設備や電気設備等、施設を運営するために最低限必要な維持補修を行いますとともに、民間に譲渡するために必要な土地の測量や建物の登記を行ったものでございます。  続きまして、349ページをご覧ください。12.【補助】景観まちづくり刷新事業費の4億9,940万8,806円でございます。このうち、文化観光部所管分は次の350ページにございます。350ページの下のほうですけれども、(3)南山手地区3,995万5,300円が文化観光部所管分となっております。これは、グラバー園の周辺、南山手地区の通路の環境整備を行ったものでございまして、整備内容は351ページに記載のとおり、通路沿いのポケットパークの整備、これが繰越しで整備工事(1)でございます。それから、(2)が通路の整備ということになっております。続きまして、13.【単独】観光施設整備事業費の(1)出島2,134万円についてでございますが、これはヘトル部屋の物見台改築等のほか、カピタン部屋2階の床の改修等を行ったものでございます。次に、(3)池島炭鉱体験施設408万300円についてでございます。これは、平成30年度からの繰越事業でございますが、坑内体験で乗車するトロッコの鉛蓄電池2基の購入、取替え及び廃棄を行ったものでございます。  続きまして、352ページをご覧ください。(5)稲佐山山頂魅力向上整備851万3,450円でございます。これは、稲佐山山頂展望台屋上の足元に埋め込んで設置しております演出照明170基のうち、点灯しないなどの不具合が生じておりました134基の交換を行ったものでございます。  続きまして、354ページをご覧ください。主な不用額についてご説明いたします。第4目観光費における文化観光部の主な不用額といたしましては、(1)観光振興対策費のうちDMO推進費におきまして、人件費が当初見込みを下回ったことなどにより1,560万4,000円の不用額が生じております。また、(2)さるく観光推進費のうち、長崎さるく運営費補助金におきまして、事務分担の効率化を行ったことから人件費が見込みを下回ったことにより1,033万3,000円の不用額が。また、(3)観光客誘致対策費のうち、国内観光客誘致対策費におきまして、修学旅行におけるアクティブラーニングに関する助成費が当初の見込みを下回ったことにより726万6,000円の不用額がそれぞれ生じております。  続きまして、355ページをご覧ください。(7)観光施設管理運営費のうち端島見学施設運営費におきまして、制限付一般競争入札の結果、当初予定していた価格を下回る金額で転落防止柵等の原材料の購入ができたことにより1,509万3,000円の不用額が。また、出島運営費におきまして、光熱水費及び受付等業務委託料が見込みを下回ったことなどにより1,085万7,000円の不用額がそれぞれ生じております。  続きまして、356ページをご覧ください。【単独】観光施設整備事業費野母崎炭酸温泉Alega軍艦島におきまして、施設の廃止及び民間への譲渡が決定したことに伴い事業を中止したことにより1,334万5,000円の不用額が生じております。なお、その他につきましては記載のとおりでございます。また、文化観光部より別途提出しております令和元年度負担金補助金交付団体収支決算書につきましては、併せてご参照いただきますようお願いいたします。  長くなりましたが、説明は以上でございます。よろしくお願いいたします。 4 ◯福澤照充委員長 これより質疑に入ります。 5 ◯中西敦信委員 交流拠点施設整備というか、説明の中でもMICEの誘致に関わって課題のところでDMOが受入れのワンストップ窓口としての仕事が十分にできていないみたいな表記があるんですけれども、ただ、会議施設の運営主体はながさきMICEの中のコングレだったと思うんですけれども、そこを中心にならざるを得ない面があるのかと思うんですけれども、DMOはあくまで関わる中でイベントとか学会とかの催事の中で市内での仕事の確保につなげていくというのが主な役割にならざるを得ないのではないかと思うんですが。この受入れのワンストップ窓口というのはあくまでDMOがやって、ながさきMICEのほうは一体何なのかということになる気がするんですけれども。その辺り、評価のところでの書きぶりはどう捉えていいのかお尋ねしたいと思います。 6 ◯末安交流戦略推進室長 中西委員のお尋ねの318ページ下の部分だと思いますけれども、評価(問題点とその要因)のところで、DMOがワンストップ窓口として十分に機能ができていないというところに関してのご質問だと思います。  まず、役割分担についてですが、ながさきMICEにつきましては管理運営を行うということで、もちろん誘致も行いますけれども、DMOにつきましては長崎市全体へのMICEの誘致、それから来たMICEの受注につきまして事業者ネットワークを通じてしっかり受注を促進するというような役割分担で行っています。そういった中で、ここの記載につきましてはワンストップ窓口というのはしっかり誘致してきたMICE、その受注を事業者ネットワーク等を通じまして、受注促進につなげるような機能、ここのコーディネート機能がまだ十分ではないということで、現在、これについては取組を強化するということをながさきMICEとも連携しながら行っているところではございます。  記載の内容については以上でございます。 7 ◯中西敦信委員 会議施設を管理運営していくながさきMICEのほうでも、例えばイベントがあった際にはケータリングとかいろんな仕事を自分たちのコネクションというか、つながりのあるところということでやっていたときに、事業者ネットワークとの役割分担というのをきちんと踏まえられた上でないと、なかなか制度的にちゃんとするというか、それぞれのところでしていてもなかなか市が借りているようなところに行くのかなという気がしているので、その辺りどうなんでしょうか。今言われたようなことがきちんとなされていくという担保というか保障というのは、ながさきMICEとの単なる話合いだけじゃなくて枠組みとして確かになっているというのがこの評価としてあった上で、それがあるんだけれどもなかなか不十分だという、そこまで目標として設定はしているけれども、ながさきMICEとの関係でやっているけれどもなかなか実際の事業者ネットワーク、DMOとしての仕事がそこに追いついていないということなのか。どうなんでしょうか。 8 ◯末安交流戦略推進室長 ながさきMICEにつきましては、先ほど委員ご指摘ありました事業者ネットワークの取組の中にも入っていただいていますし、またFFGが行っているMICEスクールの中にも入っていただいて、事業者ネットワークが主催者のニーズに即したものやサービスをしっかり提供できるように、そういった底上げを図っていただいております。そういった中で、誘致をながさきMICEとDMOも長崎市も一緒に行っているわけですけれども、そこからの受注をしっかり流していくというのは、DMOも入ってやっていくべきものと思っております。そういった中でここに記載しておりますのは、令和元年度に開催したものにつきまして、DMOのそういった受注促進につながる取組が不十分であったということで、今後は出島メッセ長崎ができるというところに関しましてはしっかりながさきMICEも含めて情報共有しながらDMOと連携して受注促進につなげてまいりたいと考えております。  以上でございます。 9 ◯中西敦信委員 その辺りは今の答弁で分かりました。ただ、このMICEに限らず特に新型コロナウイルス感染症の影響で交流人口を広げる施策というのがなかなか難しいというところで、特に今後の取組のところで新型コロナウイルス感染症の関係で書かれている部分もあるんですけれども、クルーズ客船の受入れとか観光客の受入れという点でおもてなしというかマナーも大事だと思うんですけれども、そう言っていられない状況がある中でどうするのかというのがなかなか市のほうの緊迫感というか、施策の評価説明のところではよく見えてこなかった部分があるんですけれども、新型コロナウイルス感染症との影響でこの観光推進というのは令和元年度の取組の中では特に今年の1月から3月の部分も入っている中で、もっとそこも踏まえた記述というのがあってしかるべきではないのかという印象を受けたんですけれども、その点についてはいかがでしょうか。 10 ◯浦川観光推進課長 委員ご指摘がありましたとおり、この予想していなかった新型コロナウイルス感染症の状況の中で観光需要というのは非常に大きく減少しまして、新型コロナウイルス感染症が完全に収束するというのはまだまだ長期間を要すると我々も考えております。そういった中の旅行関係業界においては感染防止のガイドラインの策定、それからよく言われている3密の防止、ソーシャルディスタンスの確保というところの中で、旅行にいかに魅力・楽しみというものを造成していくのかというところが課題になっていると思いますので、今後、皆さんの一番の担保は安全安心というところ、それから受け入れる側にとっては長期的で安定的で平準化された需要の創造というところが必要になってくると思いますので、今後とも市とDMOと連携しながらコンテンツの造成、イベントの実施というところを強化していきたいと考えております。そういう記載が不足していたところについてはしっかり取り組んでいきたいと思います。よろしくお願いします。 11 ◯中西敦信委員 分かりました。322ページのところのクルーズ客船受入委員会負担金とかありますけれども、クルーズ客船でもし新型コロナウイルス感染症の感染とかあったときに地方自治体、県も含めて対応できないというのは大きな課題になっている中で、国に対していろんな要望とかされていると思うんですけれども、その辺りマナーの周知とかの問題も大事だと思うんですけれども、今後の取組方針のところで何で書かれていないのかという点も感じたので、その辺りもしっかり考えておられる部分があると思うので、説明していただければと感じたところです。  それと、契約状況のところで文化観光部のところを見ておりましたら、出島復元整備室、出島の運営費のところで市外業者への発注が多いというか、抜き出してそこだけ書かれているからだと思うんですけれども、設計をした業者だから施工もお願いしたみたいなところが幾つかあるんですけれども、やはり文化財だから専門性、特殊性があると思うんですけれども、なるだけ設計と施工を分けて発注するということが望ましいのではないかと思うんですけれども。空調の保守点検とかなかなか専門的な部分が種類によってはあるのかと思うんですけれども、その辺り文化財だからということで、ここの業者にお願いしようということにはなっていないのか、お尋ねしたいと思います。 12 ◯柴田出島復元整備室長 中西委員がご指摘の文化財だからという部分だけではなくて、例えば契約状況の7ページに記載していますエレベーターですとか空調設備とかというのはそこの業者でしか取り扱えないとか、登録業者の中でそこだけが取り扱えるといった点もございますので、こういった点は文化財ということではなくて、そこの業者しかできないというような視点になっております。一方で、次のページのところでいきますと、遺構保存といいまして、出島のほうで発掘したところは保存しているところがございます。そういったところは使う薬剤とかがどうしても限られるとか、どうしてもこれまでの経過の中で使う薬剤についてできるところということになると、そこしか取り扱えないというところがございまして、そういったところの業者を使っているということでございます。  以上でございます。 13 ◯中西敦信委員 エレベーター保守点検、空調設備なんかどの施設もあるし、出島だからそこの業者なんだということにしかならないのかと。空調設備の業者だったら市内にもたくさんある中で、出島のエレベーターであったり空調設備だから市外の唯一この業者ということで選ばれている、お願いせざるを得ない部分が果たしてあるのかどうか。別に空調設備って特殊だったら特殊なエレベーターなのかと思う部分があるので、そこはいろんな判断があると思うんですけれども、市内の業者の確保を広げていくという点も併せ持って、これは文化財に限らずやっていただきたいと要望しておきたいと思います。  以上です。 14 ◯池田章子委員 毎回、決算とか予算のときには言っていることなんですが、まずDMOのことです。DMOは行政の文化観光部と違ってこういうことをしました、ああいうことをしましたということではなくて、結果を出さなければいけないということだと思って、そのために多額の予算をつけているわけです。ところが、今回の成果を見ても明らかにこういうふうな成果が上がりましたというのが読み取れないんです。フォロワーが増えました、フォロワーが増えたはいいけどそれによって何人の人が来たんですかと。オーストラリアに向けての観光需要を取り込むためにプロモーションをしましたと。それによってオーストラリアからどれだけの観光客が長崎に来たんですかと。こういうふうな成果が上がりましたというのをDMOは出さなきゃいけないと思うんです。どういう成果が上がったということについて、しかも何人の人が来てそれによって長崎市の事業者にこれだけの経済効果がありましたというのを出して初めてDMOの価値があると思うんですけど。その点どうですか。今回の成果を教えてください。 15 ◯末安交流戦略推進室長 委員ご指摘のDMOの成果についてでございますが、確かに318ページ記載につきましては事業のどういったことをやったということは記載されておりますが、令和元年度は豊饒CMOが着任されて新体制となりました。これまではプロモーションを中心に行ってまいりましたが、地域に入って顔の見える関係を築きながら事業者と一緒になって売りたい資源を売れるコンテンツにするという取組を進めているところです。この成果についてですけれども、まさにこれからというところで、新型コロナウイルス感染症の拡大もございまして、成果の数値、見える化というところには至っておりませんが、現在は課題でありましたつくった商品の情報をしっかりお客様に届けて売るというところに力を入れているところです。  DMOにつきましてはこれまでインバウンド、それからMICEという2つの分野について担当してきたわけですけれども、このコロナ禍にありましては、現在は国内に対するプロモーションにつきましても取り組み始めておりまして、来年度は国内観光客誘致につきましてもDMOに移行していきます。そして記載はございませんが、MICEの取組につきましてもかなり力を入れてまいりました。MICE開催の需要の取り込み、それから消費につながる取組としまして、まちMICEの取組も行っております。その結果、昨年度は飲食店の周遊を促す実証ですとか、ユニークベニューの掘り起こし、そういったことを行っておりまして、まさに今年度飲食店を紹介するシステムづくりですとか周遊を促すためのユニークベニューの活用、あるいは体験コンテンツの見える化、こういったものに展開をしているところです。このような地道な取組が評価されまして、昨年度、国のほうからも全国で2市のみになりますけれども、コンベンションビューロー機能高度化事業の支援を受けまして、MICEブランディングの誘致と手法について専門家の支援を受けながら現在もMICEの誘致についてもながさきMICEと一緒に取り組んでいるところです。  それから、今年度にはなりますけれども、さらにこういった取組が全体的に評価されまして、重点支援DMOということで全国32法人選定されたところですので、今後DMOとしての体制づくりを行いながら事業を進められているというところで、なかなか一朝一夕にはいきませんけれども、徐々に成果が出ているものと考えております。  以上でございます。 16 ◯池田章子委員 今のご説明を聞いてもこういうことに取り組んでいます、これをやっていますということで、成果が全然見えてこないんです。今から成果が見えてきますと言いますけど、このコロナ禍の状況にあってインバウンドは今年度はまた成果が上がらないですよね。来年度はじゃ上がるかといったらそれも分からない。今からですと言いながら、DMOをつくってからもう何年たちますか。もう既に新型コロナウイルス感染症の前までに成果が出ていないといけないはずなんです。それを示してくれなければ、これだけの予算をかける意味がないということになります。こういうプロモーションによってこれだけ増えましたというのはあるんですか、ないんですか。 17 ◯末安交流戦略推進室長 先ほど申し上げましたけれども、DMOはインバウンドとMICEを中心に行ってまいりました。そういった意味で成果の回収という部分で残念ながら新型コロナウイルス感染症拡大によりまして、先ほど委員も事例として出されました、例えばANAと連携しました豪州プロモーション、こういったものもまさに成果を摘み取るところで成果をお見せすることができなかったというところでございます。  以上でございます。 18 ◯池田章子委員 DMOは何回も言いますけど、成果を出す組織です。そうでなければいけないと。行政とは違うと。何をやったかを並べるのではなくて、これだけの成果が出ました、これだけの経済効果が出ましたというのを成果の中で示すようにしてください。こういう書き方ではいつまでたっても成果が上がらないと思います。  次に、さるくなんですけれども、さるくの参加人数とかを見ていると、5年ぐらい前の3分の1ぐらいしか参加者がいないんです。長崎さるくというのはある意味この前言われていた体験型の観光であり、インバウンドが厳しい中で国内の方たちに楽しんでもらえる、そういう観光ツールだと思うんですけど、何でこんなふうにさるくの参加者が減っている。その原因は何なんでしょうか。 19 ◯浦川観光推進課長 さるくの参加者数の減少につきまして、幾つか要因があると考えておりますが、まず1つ目は、さるくに関するプロモーションというのがしっかりと十分ではないというところが1つにあろうかと思います。それから2つ目に金額の設定を見直しをしまして、より高い料金でのそれに応じた満足度があるさるくメニューという開発に取り組んでおりますので、まだ体験されていない方に関してはこれまでの料金に比べて料金が少し上がったとか、ちょっと高いんじゃないかと、そういう印象を持たれているというところもあろうかと思います。それからもう1つは以前はまち歩きといえば長崎さるくだったというところが全国に数百を超えるまち歩きのメニューというのが造成されておりまして、ライバルの中でいかに取り組むかというところの戦略的な部分が足りていなかったと考えております。  以上です。 20 ◯池田章子委員 せっかく長崎から始めて長崎の観光の1つの大事なツールになっているはずなんです。長崎っていろんなところにたくさんの観光資源があるわけですから、そのためにつくったさるくなんです。なのにこんなにどんどん参加する人が減っていくと。金額を上げるのも何年か前も私質問したと思うんですけど、間違いだと思いますよ。家族で参加したりとかするともう、ちょっと上がったら何千円も値上がりになってしまうわけです。そういうのではなくて、一頃のさるくの金額に抑えてこういうふうに分かっているんであれば、今回も少し下げたと書いてありますけれども、私このさるくは少しやる気が足りないというか、本気度が足りないんじゃないかと思います。PR不足です。プロモーションが足りていません。やってくださいよ。原因が分かっているんだったらこれはちゃんと取り組んで、MICEのほうにかける熱量とさるくにかける熱量が全く違うと思います。本気度が足りないと思います。だからさるくのガイドの方たちに聞いていてもどんどん減っていくという状況が、これだけ軽んじられたらというか、力を入れてもらえなければ仕方がないよねみたいな、そんな感じなんです。だからせっかくの長崎さるくなんですから、もうちょっと力を入れて本気で向き合って頑張ってほしいと思います。よろしくお願いします。  それと、観光施設なんですけれども、たくさんの観光施設があってこれだけかけましたということがあるんですが、気になったのが346ページの心田庵です。予算はそこそこ執行されているんですが、施設修繕費とか庭園維持管理費130万円、350万円と樹木の剪定22万円となっているんですが、足りないんじゃないかと思うんです。心田庵の一番のというか紅葉ですよね。紅葉が今どうなっているか皆さんご存じですよね。逆さ紅葉と言われるあれが枯れかかっているというか、駄目になりつつある。皆さん方、体験型の観光をしていきたいと。心田庵とか、まさにお茶ができるというようなところで、体験型の観光とものすごく密接な関係があって、今こそあそこはちゃんと手入れを十分にしていけばいい観光資源になるはずなんです。ところが、肝腎の紅葉が枯れかかっている。急いで何とかしないといけない。大きな木は生い茂って危なくなっている、いつ倒れるか分からないような状況になっているとか、屋根のふき替えもしないといけないとか、いろいろ手を入れていないところがあるのに、この金額じゃ十分な手入れができないんじゃないかと思っているんですが、どうなんでしょう。 21 ◯大賀文化財課長 池田委員ご指摘のとおりでございまして、心田庵が一番お客様がたくさん入っていた公開のときに大体1日1,000人ぐらいの方が入っておられました。その頃は平成29年とかその頃なんですけど、非常にきれいな逆さ紅葉がテーブルに映る紅葉が見られておりました。そういう中で私たちも非常にコンディションを気にしている中で、今回こういうコロナ禍で春の一般公開を中止いたしましたが、この7月に実は文化財審議会の天然記念物の関係で長崎大学の名誉教授であります中西先生がいらっしゃるんですけど、庭園を見ていただきました。そういう中で今の公開の仕方というのは非常に問題があるんじゃないかというご指摘もありました。一方で、池田委員おっしゃったように建物なんかにも改善すべき点が多々あるということも認識しておりますので、文化財審議会の委員のご指摘も踏まえて、時間をかけてそこの庭園とか建物とかブロック塀なんか改修をするべき部分がありますから、そういったところ大きな整備というのが必要な時期にきているんじゃないかと判断しております。そういう中では来年度以降、そういう私たちの今の計画なんですけど、専門家も交えて検討していただいて今後の活用とか建物の整備も含めて、そういう計画をつくって早期に改善に取り組んでいきたいということを考えております。一定、時間がかかると思いますから、そういう中で予算も含めて対応を来年度以降取っていきたいということで、今後の作業につきましては改めてまた委員会でもご相談とかご説明をさせていただきたいと思います。  以上です。 22 ◯池田章子委員 私もこの前見に行ってきたんですけど、白アリも出ています。蜂も巣を作っています。樹木とかいっぱい植木があるので野生動物がふんをして回ってとても庭園が今本当に壊れかかっているというかそういう状況にあるし、建物もそうです。来年度の予算とおっしゃるけど、あの紅葉は一か八かということですけど、早く掘り返して根を切って、もしかしたら生き返るかもしれないという専門の樹木医に見せて、来年度の予算とか言っている余裕ないですよ。せっかくの逆さ紅葉といわれるあれが、ある意味一番の売りじゃないですか。それが生きるか死ぬかのところになってきているわけですから、悠長なこと言っていられないと思います。ここに限らず、たくさんあるからそれは大変だとは思うんですけれども、手入れをそれぞれにしていかないことにはこういうもの守っていけないと思うんです。とんでもないことになっているというのが分かったので急いでここはどうにかしてもらいたいと思うし、逆さ紅葉といわれるあの紅葉の木はすぐにでも取りかかっていただきたいということをお願いしておきますし、それ以外もしばらく閉じてということですけど、何年間か修復にかかるだろうと思いますけど、今、ちょうどインバウンドも落ちているときだし、観光もなかなかうまくいかない時期なので、この際思い切って修理ということに力を入れていただきたいということを強く要望しておきたいと思います。 23 ◯毎熊政直委員 今の決算の説明を受けていて、だんだん不安感が募ってきた。まず、先ほどMICEに熱が入ってさるくに熱が入っていないという意見もあったけど、私に言わせれば逆ですよ。MICEはつくるときまで一生懸命だった。今、建築にかかってしまったら皆さんの熱が落ちたように見える。来年、MICEが完成する頃また決算審査の委員会やっているんですよ。あなたたちは令和2年度は新型コロナウイルス感染症の関係でいろんな活動ができなくて誘致ができなくて、ですからMICEはなかなか利用者がいないんですと、そんなことを言っておられない時代になるんです。だから今聞いていて、DMOはまだ弱いからとか長崎国際観光コンベンション協会との連携とか長崎国際観光コンベンション協会に任せるとかながさきMICEに任せるとか、どこが事業主体なんですか。責任を取っているんですか。委託事業者であるながさきMICEは当然でしょう。でもしかしDMOにしても長崎国際観光コンベンション協会にしても文化観光部と力を合わせて今やらなければいつやるんですか。今こういうときに非常に新型コロナウイルス感染症の関係でマイナス、最低限のあれです。それでもMICEは完成するんです。しかしそこで何とかマイナス分をいかに抑えて、逆に言えばオープン効果もあるんです。だからそこの危機感というのはあなた方から今の説明の中で全然伝わってこなかった。来年になってみればどうにかなっているか分からんけど、来年の令和3年11月完成ですと。これはMICEだけの問題じゃないんです。あなたたちはこの文化観光部の予算は49億円、一番多い。約50億円。商工部だって37億円ぐらい。水産農林部はもっと低い。これはあなたたちはこの予算をもって費用対効果を出すことをどこに効果があったかというのは長崎に来ていただく観光客の数が増えるということでしょう。そして今これだけ減っているやつをどういうふうに増やしていくか、あなた方が今から知恵を、都市間競争じゃないですか。今の説明を聞いていたら予算を消化しましたというようなふうにしか聞こえない。いかにせっかくついた予算を効果があるように有効に活用していくかという気持ちが全然説明の中で伝わってこなかった。だから私は非常に不安を感じるんです。来年の決算のときに新型コロナウイルス感染症で観光客が全く駄目でした。インバウンドも駄目でした。クルーズ船も駄目でしたと。しょうがなかよねじゃいかんとですよ。それを何とか打開するために皆さんの知恵を出してもらわんといけないと。これは絶対の第一課題だと認識しているんですけど、そういう考えというのも令和元年度の決算を説明する中で、今の危機的状況、観光客誘致に対して交流人口ということでMICEを第一に挙げてきたんで、これだけ多額のいろいろ議会も紆余曲折があって最終的に長崎は行政ができることは観光客を誘致して、いかに長崎を訪れた方々にお金を落としていただくかと、行政ができる戦略はそれしかないということで私はMICEを認めたんですけど。ただ、今のような予算の使い方、決算の報告を聞いていたらその思いが私は受け取れなかったけど、部長は部内ではどういうふうに考えているんですか。 24 ◯股張文化観光部長 まず、昨年度の文化観光部を中心としたいわゆる成果、これがどういったものかですけれども、1つ挙げられるのは先ほど委員がおっしゃった観光客数、それから観光消費額、まず成果を見るときにはそこだと考えております。令和元年の観光客数を見ますと昨年の結果ですけれども692万人ということで、実は去年は過去3番目に観光客数が多かったということが1つ。それから従来宿泊の伸び悩みというのがございましたけれども、昨年は前年に比べて1.5%の増ということで、宿泊が270万5,000人ということで上がってきたということもありまして、最終的にはいかに市内に消費額を上げていくかということだと思っております。その消費額についても過去2番目ということで約1,492億円という観光消費額、これはデータを取っているんですけれども、上げたという結果になっております。数字的にはそういったものでございます。ただ、現状は委員おっしゃるとおり、新型コロナウイルスの感染というところで全く次元が変わってきているという認識にあります。今後の長崎市自体、それから産業を考えていくときに観光、それからMICE、あるいはジャパネットも含めてスポーツというのもございます。やはり交流人口を増やしていってそれから地域にお金を落としてお客様には満足してもらって来てもらえるような、そういう循環を行政として責任を持って取り組むべきだと考えております。そういった意味で、先ほどMICEの話もございました。MICEの設置者自体も長崎市でございます。当然ながらMICEはPFI事業でございますので、ながさきMICEのほうが主体となりながらやるんですけれども、知らないとかいうことではなくて、我々も責任を持ちながらしっかり進行管理しながら民間の取組、行政でやるべきことはしっかり環境整備をしてやっていきたいと思っております。いよいよ来年11月に出島メッセ長崎はオープンしますし、10月には恐竜博物館なんかもオープンします。そういったトータルをにらみながら観光として今やれること、それは資源を磨くだとかあるいは情報発信を備えるだとか、誘致のDMOの体制もようやくという話がありましたけれども、一気に攻勢をかけるような体制で頑張っていくという覚悟でおります。  以上でございます。 25 ◯毎熊政直委員 今言われたようなことを、去年増えたと、それは予算はおととしの予算とか、さきおととしの予算で成果がそう出てきて、今非常に厳しいコロナ禍の中です。だから今年は絶対成果を出さんばいかん。そうしたときは去年のこの予算の使い方、成果というものを十分検証してより費用対効果が出るようなPRの仕方とか、そして本当に伝わる宣伝効果というものを考えんばいかん。ただ、媒体に全部任せるとかPR会社に全部任せるとかしたって、全国どこからでも受け取っているんだから、長崎独自のものにならないと思う。そしてアクセス権限を持っているからそういう会社に任せるといっても同じことさ、高く取るだけ。権限を持っていたら。そこら辺もちゃんと長崎の魅力というものを本気になって今磨くんじゃなくて、磨くどころか今あるものを十分発信していかんと。そして目にとどまってもらえるように。本気度をもっと上げんばいかんとき。70%ぐらいの力じゃなくてできれば80%、90%の力で今年は乗り切ってください。令和元年度の予算を十分に生かしていかんと、そして見直してもらわんば、クルーズ船なんて140%で、これしばらくはクルーズ船は来ないでしょう。そうしたときにクルーズ船から数少ない寄港があったときは長崎市内の商店街にもいかに多く出てもらうか、そういうことも商工部と一体となって考えんと、あなたたちは縦割りやから本当にオール長崎市としてそういう戦略、政策というものを考えてもらわなければ、今までどおりじゃいかんと思う。そうせんと長崎のまちは潰れますよ。  契約状況表のほうも見たけど、市外業者に出しているそれなりの理由が書いてある。でも本当はあなたたちが市内業者もできるようにいろんな市内業者を呼んであなたたちが勉強してくださいよ、あなたたちができるようにしてくださいよ。そして長崎にお金を少しでも発注者側として市が出したお金を市内の人に仕事してもらう。市内の人が受け取るというふうにしなければ、わざわざ市外の人に持っていってくださいとやる必要はないでしょ。そこがあなた方は技術者がいないから、技術部門ともよく話をして長崎市の技術能力、そして知識度を上げるべきです。そして市内業者に投げかけてあなたたちはこういうニーズに応える、市内の業者に仕事をやってもらいますというきちんとした投げかけでもやっていかないと。なかなかこういうのはずっと未来永劫市外業者になる。そこら辺は本当に経済効果が出るようないろんな戦略をぜひ文化観光部、全庁的に考えてください。  釜山出張所か、あれやめんね500万円も、今意味ないやろ、しばらく閉鎖せんね。誰も長崎市民だって韓国の釜山に行っている人いないでしょう。500万円も払って、しばらく国際情勢も悪いし新型コロナウイルス感染症の関係でいつこれも海外に行けるなんて、韓国に行けるなんていつになるか全く見通しが立たないのに、500万円もかけて事務所をあそこに置く意味はあるのか。何かプラス要因が長崎市にとってあるのかどうか。よく検証してこういうものは減らしていいじゃないですか。市内のほかの観光事業にお金を回したほうがはるかに長崎市の観光PRになると思うんだけど。そこら辺もぜい肉はぜい肉としてきちっとそぎ落としながら、有効に予算を使ってください。今のようなことを要望しましたけど、ぜひ具現化していただくようにお願いしておきます。よろしくお願いします。 26 ◯岩永敏博委員 1点だけ。観光客誘致対策費でほぼほぼ宣伝活動費に使われています。5,400万円ぐらい。例年、需要が多いのでこれぐらいの費用がかかっているのかと思っています。そんな中で、プロモーション的なことは置いておいて、純粋な広告宣伝費について文化観光部が出ていますけれども、庁内においては昨年度は組織改編で秘書広報部ができたわけですね。私たちは秘書広報部のうちの広報関係については長崎市の市内外に対する魅力発信、あるいは観光誘致も含めてトータル的に一元化してやるものだという理解をしとったんですが、なかなかその辺が見えない。昨年度立ち上げた中でどのように連携を今までやってきたのかをまず教えてください。 27 ◯浦川観光推進課長 お尋ねの秘書広報部との連携というところでございますけれども、昨年立ち上がって我々文化観光部との連携なんですが、まず、役割分担として我々は域外への発信というところをまず中心にやっております。それから秘書広報部につきましては、まず市民の意識の醸成というところを中心にやっているところかと思います。ただ、今後この新型コロナウイルス感染症の後にいかに旅行の形態というのも近場、市民、県民というところのニーズというのも非常に高まってきておりますので、これからは域外、域内というところの枠をあまりはっきりせずにしっかりと連携してやることが重要かと考えております。  以上でございます。 28 ◯岩永敏博委員 その区別は重々理解しています。部署が違うので専門分野の中でやる、そして私たちも審査をする中で予算もそうですけれども、やはり環境経済委員会では文化観光部だと。秘書広報部については総務委員会だということがあるので、全体の部分がなかなか、予算が別々になっている、決算も分かれている関係上、成果が見えないんです。だからこそ丁寧な説明、そしてPDCAを回す中での成果がこうだったんだというところは明確な説明が欲しいと感じています。そんな中で今、課長のほうから域内、域外トータル的にやらなければという考え方もありますけど、それは当然のことで、要は長崎市民が長崎市に誇りを持つ。そして今回も施策として上げたように、県外に市民がPRしてくださいというような施策を持つ以上は、そこのところは非常に大事なところ。行政がいかに域外にプロモーションもする、いろんな誘致活動をするだけでは行き渡らないのは当然です。業者間同士のやり方は負担金もあるのでいろいろあるでしょうけれども、やはり長崎市としてオール長崎市として市民も一緒になって動くということを考えていくと、足元から広報活動を一緒になってやっていくということ、これは必要不可欠だと思います。具体的な動きをもっと示していただきたいと思います。全く秘書広報部の動きが見えない。特に昨年からプロと契約されているでしょう。そこについても正直言って全く見えないんです。そういうところも含めてもっと考えていただきたいと。今回の決算を見て、やはり大きなお金を使っているので、その効果をしっかり検証していただきたいと思っています。もう1回見解があればお願いしたいと思います。 29 ◯浦川観光推進課長 まさに観光もこれまでの物見遊山ではなくて、市民がおいしいものとか市民が本当に楽しいところというのを求められているというところもございますし、市民、県民が口コミでここが楽しいんだよというところで新たな観光のコンテンツというのが広がっていくところも非常にあるかと思いますので、市民全員がPRできるようなそういう観光の発信というのを見据えながら、秘書広報部としっかり取り組んでいきたいと思います。  以上でございます。 30 ◯岩永敏博委員 観光と広報ということで言いますけど、商工部も同じですよね。だから経済関係の部署で連携して、部長がリーダーシップを取ってやるべきだと思います。よろしくお願いします。 31 ◯山本信幸委員 成果説明書の348ページ、野母崎炭酸温泉Alega軍艦島維持補修費の確定測量等委託なんですが、予算140万円程度出ていますけれども、これはもう確定測量して分筆登記できるような状態になったのでしょうか。 32 ◯中島観光政策課長 現在、土地につきましてはまだ境界画定が済んでいないところがございます。その部分につきまして、実は昨日業者の公告、募集をいたしたところでございまして、今月の末ぐらいには測量の業者が決まるというところで、そこから業務が開始というところになっております。  以上です。 33 ◯山本信幸委員 これは去年の予算だって、その予算でそういう問題があると分かっていて、今年度必要なのを昨日発注したってどういう感覚なんですか。これは当初予算に上げているわけでしょう。そうしたら早期に発注して話はずっといっているわけだから、意味がないじゃないですか。 34 ◯中島観光政策課長 まず、今回旧野母崎炭酸温泉Alega軍艦島につきましては建物のほうを先に移譲して、その後土地の権利関係を整理した上で土地を移譲するというところで事業を進めてまいりました。そこでまず建物のほうが今年の7月1日に無事移転というところでございましたけれども、土地に関しましてはまだ国、県、いわゆる里道、水路そういったものも入り込んでいるというところもございまして、そちらとの協議も進めてまいったところでございます。 35 ◯山本信幸委員 違いますよ、最初から両方とも分筆登記して売却する予定やったんです。建物も土地も。しかし、土地のほうが筆界未定のところがあって境界が決まらんから、それで借地というような話じゃないですか。そのためにここで確定測量を昨年出しているわけでしょうが。確定測量して全体の面積を出して借地としてこんだけありますというのが確定できたそのときに一緒に筆界未定箇所があって問題があるということが出たわけでしょうが。そうしたらすぐ進めていかなきゃこれは意味がないじゃないですか。どう考えているんですか。 36 ◯中島観光政策課長 昨年度の確定測量のところで相手方に移譲をする部分の土地について、こういう面積で境界がここですというのを確定しております。一方でそれ以外のところ、もともと旧野母崎炭酸温泉Alega軍艦島が建っていた土地が1筆広くございましたので、今回譲渡する部分と違う部分のところで今、山本委員がおっしゃったような筆界未定のところがあったというところがございました。そういったところにつきまして、まず持ち主がどなたかということで追跡調査をやっておりました。そういったところもございまして若干の日にちを要したというところでございます。確かに遅いじゃないかというお叱りは私の不徳の致すところでございますけれども、そういったところで一定分からない方を追跡調査していたという期間もございました。  以上でございます。 37 ◯山本信幸委員 筆界未定があって、筆界を特定せんばいかんというのは分かっていた話でしょう。そして確定測量をしているんだからその時点でこれは分かっていますよ。そこはちゃんともっと真摯に進めないかんでしょう。今の話だと筆界特定が必要ないという話で進んでいきていたんじゃないですか。だからこういうものはしっかり進めていただきたいと思いますけど。 38 ◯中島観光政策課長 昨年度、実施いたしました確定測量はあくまで1筆2万平米ぐらいの広い土地でございましたけれども、その中から売却する部分についての面積を確定させたという測量でございまして、こちらは至急やらないといけなかったというところで昨年度やっております。今年度につきましては委員のご指摘のとおり、私どもも誠実に対応してまいりたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 39 ◯山本信幸委員 今の説明だと売却する意思がないよ。今の説明は借地で面積を確定すればよかという考え方。分筆登記するために必要なことを何で早くせんやったとかと私は言っているんです。借地の話よ、無償貸付の話。無償譲渡するなら無償譲渡するんですか。そうしたら無償譲渡するように筆界特定をちゃんとやって進めるような形をせんばいかん。部長そうでしょう。 40 ◯股張文化観光部長 旧野母崎炭酸温泉Alega軍艦島の土地については、まずは課長がお話したとおり、いわゆる旧建物を含む敷地全体、これは結構広大に及んでおりました。そういった中で今、山本委員がおっしゃるとおり、実際旧野母崎炭酸温泉Alega軍艦島に係る土地を売却するとなってまいりますと、まさに分筆登記等に係る業務委託、これは速やかに行うべきだったと考えております。そういった意味では、昨日という話がございましたけれども、これについても事前に分かっておりましたので早急にやるべきだったと考えておりますし、今回こういう業務委託をするようになっておりますので、いわゆる公共境界の確認書から実地調査、それから最終的には登記完了というところまでできるだけ早く運べるようにやっていく責任がありますし、やっていきたいと思っております。  以上でございます。 41 ◯山本信幸委員 分かりました。よろしくお願いします。  次、355ページの不用額の分で端島軍艦島の原材料の購入で1,500万円程安く買えたと書いてあるんですけど、原材料の購入費だけで1,500万円てこれは何の分なんですか。 42 ◯中島観光政策課長 1,500万円の不用額ということになっております。原材料の購入が安くでできたことなどということでございまして、この、などでございます。まず、原材料について安く購入できたというのが、予算額ここに不用額の説明に記載のあります額の部分につきましては、予算額が約5,700万円のうち決算が約4,200万円ということで不用額が1,500万円ということで出ているんですけれども、この1,500万円の不用額の中身でございますけれども、一番大きかったのが説明に記載のある原材料の部分でございます。これが原材料費として約3,600万円ほどの予算の中で実際に制限付一般競争入札で確定したのが約2,800万円というところで、ここで800万円弱の差が出ていると。それ以外にまだ不用額が出ている項目がこの事業の中にはございまして、それが使用料の収納事務手数料、これは端島に上陸する上陸料が大人300円ですけれども、こちらが船会社が徴収して長崎市に納めているということですので、その部分に係る徴収事務委託料を長崎市のほうから観光船の5社に対してお支払いしているというものなんですけれども、こちらが昨年約150日間供用停止期間があったということで、上陸者数が減っているという関係でこの収納事務手数料も実際お支払いする金額が減ったということになりまして、こちらの予算が約780万円に対して実際に船会社にお支払いした委託料が350万円ということで約420万円。それからさらにもう1つ、保険料というものがあります。これは上陸者数に応じて上陸者の人に掛ける保険ということで、こちらのほうも160万円ほどの減ということで、これら主なものを3つ合わせて大体1,500万円になるということで、すみません、原材料だけではなくてほかのものも要素としてあるということでございます。 43 ◯山本信幸委員 今の説明聞いて分かったんですが、要は1,500万円のうちの半分は今おっしゃられた説明内容なんです。原材料費を引いて800万円ですから約半分なんです。この理由は原材料しかない。だからそこの部分しっかり説明してもらわんとこっちは分からんですよ。それと、原材料費でも800万円というのはかなり大きいですよ。2,800万円で購入でしょう。3,600万円ぐらいで800万円て何パーセントですか。材料を購入するだけでしょう。どんな当初見積りをやって出したんですか。こんだけの差が出るなんて大きいですよ。そういうところをもっとしっかり詰めてやっていただきたいと。私、さっきの問題もそうなんだけれども、簡単にしていてずるずる延ばしてきているじゃないですか。今後の課題として一つ一つしっかりやっていただかないと、見方として全てがずれてきているでしょうということを指摘するために今回言っているんです。内容も分かりにくいところもある。そういうところをしっかり今後とももっと詰めていただいて、今後のコロナ禍対策含めて対応を考えていかないと、これは進みませんよ。部長いかがですか。 44 ◯股張文化観光部長 まず、予算と決算の在り方につきましては、委員の皆様からご指摘のとおり、やはり結果ここをどうしてそうなったのか、どのぐらいの効果があったのか、何で出なかったのかというものを検証していくということはこれまでもやってきたつもりですけれども、不足しているという点は今回十分感じましたので、そこをまずしっかりやりながら次につなげていくということなんですけれども、特にこのコロナ禍でございますので、従来の発想とは別に新しい生活様式、新しいお客様のニーズに即した観光サービス、あるいはMICEのサービスを私たちは提供していくと。そのために何が必要かの調査と改めてこの検証を踏まえながら成果が上がるような形で進めていきたいと思っております。 45 ◯毎熊政直委員 これは令和元年度の決算に対する質問じゃないんだけど、考え方を教えてください。今年、令和2年度は特に一番文化観光部は不用額が残ると思うんです。いろんなイベントをやっていないから、くんちにしても何にしても。そうすると今の不用額を今年度中に例えば目間流用とかして今から令和3年度、令和4年度に向けた観光客誘致のため、宿泊観光客を増やすためとか長崎のとにかく経済活性化のために今から不用額で残るであろう予算を使って来年、再来年の活性化に向けての手を打とうという考え方、それとも黙って不用額で残すつもりね、そこを教えてください。 46 ◯股張文化観光部長 今回の新型コロナウイルス感染症の影響でいわゆる観光業も、あるいはMICEについても執行できない部分というのは多々ございます。そのうちの大きなものについては今後の議会等も含めてまずは筋とすれば減額補正をしていくという考え方が1つでございます。ただ、そこにも至らない金額、内容のものがあると思います。そういったものについては理屈がつく範囲内で流用等も含めてやっていきながら効果が上がるようにやっていきたいと思いますし、それから新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金、ここの部分がまだまだ正直なところ残が残っていると伺っております。こういったものを有効に私たちは活用しながらポストコロナ、それから現状苦しんでいらっしゃる観光、あるいはイベント、そういった方々にいかに私たちが市としてできるかということをやっていくというのが大きな方針でございます。  以上でございます。 47 ◯福澤照充委員長 ほかにありませんか。  それでは、質疑を終結します。  理事者交代のため、暫時休憩します。           =休憩 午前11時30分=           =再開 午前11時37分= 48 ◯福澤照充委員長 委員会を再開します。  次に、第10款教育費第1項教育総務費の審査に入ります。  理事者の説明を求めます。 49 ◯股張文化観光部長 それでは、第10款教育費第1項教育総務費のうち文化観光部の所管分についてご説明いたします。まず、資料のほうでございますが、企画財政部から提出しております令和元年度部局別歳出決算額一覧(一般会計)の29ページをご覧ください。3.文化観光部の表の10款教育費第1項教育総務費のうち第2目の事務局費でございます。予算現額226万5,792円に対しまして支出済額221万4,885円。不用額5万907円で執行率は97.8%でございます。続きまして、白表紙のほうでございますが、事項別明細書のほうは293ページをお開きください。その資料の右側の備考欄の上段になりますが、6.事務費の1.事務局費事務費1,732万4,661円に文化観光部所管分221万4,885円を計上しております。これは、文化財課が所管いたします歴史民俗資料館において任用した嘱託員の報酬及び共済費でございます。  説明は以上でございます。 50 ◯福澤照充委員長 これより質疑に入ります。ありませんか。  それでは、質疑を終結します。  次に、第10款教育費第6項社会教育費の審査に入ります。  理事者の説明を求めます。 51 ◯股張文化観光部長 それでは、第10款教育費第6項社会教育費のうち文化観光部の所管についてご説明いたします。まず、厚手の白表紙のほうでございます。事項別明細書につきましては、306ページから311ページでございます。続きまして、青い表紙のほうでございます。決算に係る主要な施策の成果説明書はまず、474ページから477ページ。続きまして、525ページから530ページとなっております。さらに、主な不用額等の説明につきましては、556ページと557ページに記載させていただいております。なお、黄色い表紙の審査意見書につきましては、49ページでございます。それでは、企画財政部から提出しております、令和元年度部局別歳出決算額一覧(一般会計)の改めて29ページ、3.文化観光部の表の第10款教育費をご覧ください。その中で第6項社会教育費の第3目文化財保護費でございますが、予算現額10億6,633万8,388円に対しまして支出済額9億516万6,973円。翌年度繰越額1億2,783万368円。不用額につきましては3,334万1,047円でございまして、執行率は96.4%でございます。次にその下、第4目出島復元費でございますが、予算現額1,437万7,000円に対しまして支出済額898万8,615円。不用額538万8,385円で執行率は62.5%でございます。  事業の詳細につきましては、文化財課長のほうからご説明申し上げます。よろしくお願いいたします。 52 ◯大賀文化財課長 それでは、まず第3目文化財保護費についてご説明させていただきます。  青い表紙の決算に係る主要な施策の成果説明書474ページをお開きください。主な個別施策の成果と関連事業の政策評価結果でございますが、ここには個別施策A1-1「文化財を市民の誇りとして保存・継承し、有効活用を図ります」に関連する事業について記載しております。まず、令和元年度における取組概要の主なものでございますが、黒丸の2つ目、文化財の保存整備といたしまして、最初の段落に記載にとおり、市が所有する国指定重要文化財、旧長崎英国領事館及び旧グラバー住宅の2か所について保存修理を実施するとともに、その3つ下の段落になりますが、伝統的建造物群保存地区内の建造物2か所について、民間所有者が実施する保存整備事業に対し補助を行いました。また、次の黒丸、文化財の活用におきましては、2つ目の段落になりますが、市指定史跡長崎(小島)養生所跡について、遺構等を展示する資料館の整備工事を行いました。評価(成果)といたしましては、特に2つ目、文化財の保存整備におきまして、市が所有する文化財の保存整備を実施し、また民間が所有する文化財の保存整備に対し、助成等を行ったことにより文化財を活用・継承していくための適切な整備が図られたものと考えております。一方、その下の枠、問題点とその要因は、文化財の保存整備において市が所有する文化財建造物に早期の保存修理を要する物件が複数ありますが、国庫補助金など相応の財源と期間を要するため、全てに着手できない状況にあることなどであります。次に、今後の取組方針でございますが、特に2つ目、文化財の保存整備の最初の段落に記載のとおり、歴史文化基本構想に基づく文化財の保存・活用・継承を図るため、計画的に保存修理等を実施することとしております。この施策に関連する主な事業につきましては、475ページに掲載しておりますので、ご参照ください。  続きまして、成果説明書476ページをお開きください。個別施策A1-2「歴史・文化遺産に対する市民意識を高め、国内外に向けて発信します」についてご説明いたします。まず、令和元年度における取組概要の主なものでございますが、歴史や文化遺産の情報を発信し、理解を深める取組として最初の段落に記載のとおり、ながさき歴史の学校において7コースの講座を実施するとともに、保存修理中の国指定重要文化財、旧長崎英国領事館で現場見学会を行いました。評価(成果)といたしましては、特に2つ目の段落になりますが、ながさき歴史の学校に多くの参加があり、長崎の歴史文化に対する理解度向上が図られたものと考えております。一方、その下、問題点とその要因は、特に若い世代に対し講座に関する周知効果が十分でなく、積極的な参加につながっていないことであります。次に、今後の取組方針といたしまして、最初の段落になりますが、ながさき歴史の学校の講座内容を充実させ、長崎の歴史文化を学ぶ人の裾野を広げるとともに、幅広い年齢層を取り込むために他団体と協力して周知を図ることとしております。この施策に関連する主な事業につきましては、477ページに掲載をしておりますのでご参照ください。  続いて、成果説明書の525ページをお開きください。下段の第3目文化財保護費における主な事業についてご説明いたします。まず、大きな項目の1.文化財保護推進費のうち、恐れ入りますが1枚めくっていただきまして526ページの(5)国指定重要文化財旧長崎英国領事館保存活用計画策定費348万8,900円でございます。これは、旧長崎英国領事館の適切な保存活用を図るため、今年度にかけまして有識者等の意見も踏まえ、文化庁の指針に基づく保存活用計画を策定するもので、昨年度は主に(ア)に記載のとおり、計画策定委託料を一部支出しております。  次に、528ページをお開きください。中ほどの3.【補助】文化財保存整備事業費に掲げた各事業につきましては、いずれも文化庁や有識者の指導を受けながら市が所有する国指定文化財の保存整備を行うものであります。まず、(1)国指定重要文化財旧長崎英国領事館4億円でございますが、これは旧長崎英国領事館の耐震補強等を行うもので、昨年度は保存修理工事といたしまして、本館及び附属屋の免震ピット、また職員住宅れんが棟を含むれんが壁の補強工事を実施いたしました。またその下、(2)国指定重要文化財旧グラバー住宅8,846万9,520円につきましては、グラバー住宅の耐震補強等に係るもので、昨年度は屋根瓦の一時取り外し保管や木造軸組みの補強など、保存修理工事を行いました。次にその下、(3)国指定重要文化財旧オルト住宅1,179万7,050円でございますが、これは、今年度にかけまして旧オルト住宅の保存修理に向けた耐震診断を行うもので、昨年度は主に529ページの一番上、イに記載しておりますが、耐震診断委託料を一部支出しております。その下、(4)国指定史跡高島炭鉱跡高島北渓井坑跡1,875万3,900円につきましては、見学環境の向上を図るため、史跡地の舗装整備、植栽による修景及び案内サイン等の設置を行ったものであります。続いてその下、4.【補助】文化財保存整備事業費補助金の(1)伝統的建造物群保存地区1億1,762万7,000円でございますが、これは民間が所有する伝統的建造物について、保存修理費用の一部を補助するもので、昨年度は活水学院本館の耐震補強及びマリア園の耐震対策に係る保存修理に対し、それぞれ補助を行いました。次に、ページ下段の6.【単独】文化財保存整備事業費の(1)市指定史跡長崎(小島)養生所跡1億9,406万4,125円につきましては、長崎(小島)養生所跡資料館を仁田佐古小学校体育館に併設して整備するのに要した経費であります。主な支出はイの(ア)展示物等製作設置に係る委託料。また、1枚めくっていただきまして530ページ上段の表に掲げた資料館の躯体整備及び展示整備に係る工事費などでございます。次にその下、7.【単独】文化財保存整備事業費補助金の(1)各種文化財516万3,000円でございますが、これは民間が所有する指定文化財の保存整備について事業費の一部を補助するものであります。表の一番右、事業の概要にお示ししておりますとおり、昨年度は国指定史跡小菅修船場跡の耐震設計などのほか、県指定史跡1件、また市指定の天然記念物及び史跡各1件の保存整備に対して補助を行っております。引き続きまして、第4目出島復元費の主な事業についてご説明をさせていただきます。まず、1.出島復元推進費の(2)遺構調査及び遺物整理費317万781円でございますが、これは出島の遺構調査により出土した遺物の整理作業や保存処理に要した経費であります。次に、(3)旧出島橋調査費145万2,000円でございますが、これは旧出島橋に係る石材の保存活用方法について検討を行う、出島史跡整備審議会の旧出島橋保存活用小委員会を開催するに当たり、資料や提言書の作成などに専門的支援等を要するため支出した委託料であります。  最後に、主な不用額についてご説明いたします。成果説明書の557ページをお開きください。第10款教育費第6項社会教育費第3目文化財保護費中、(3)【補助】文化財保存整備事業費の国指定史跡高島炭鉱跡高島北渓井坑跡におきまして、制限付一般競争入札の結果、当初予定していた価格を下回る金額で工事請負契約を締結できたことによるものが704万6,000円。また、その下(4)【補助】文化財保存整備事業費補助金の伝統的建造物群保存地区におきまして、民間事業者が実施する保存整備事業に係る補助対象経費に入札差金が生じたことなどにより、補助金の支出が予定を下回ったことによるものが895万6,000円などとなっております。続いてその下、第4目出島復元費でございますが、(1)事務費の出島復元費事務費におきまして、普及啓発冊子のデザイン業務委託が当初の予定を下回る金額で契約を締結できたこと及び印刷製本費が見込みを下回ったことなどによるものが239万6,000円となっております。
     説明は以上でございます。よろしくお願いいたします。 53 ◯福澤照充委員長 これより質疑に入ります。  それでは質疑を終結します。  理事者交代のため、暫時休憩します。           =休憩 午前11時53分=           =再開 午前11時54分= 54 ◯福澤照充委員長 委員会を再開します。  次に、第11款災害復旧費第1項農林水産施設災害復旧費のうち、水産農林部所管部分の審査に入ります。  理事者の説明を求めます。 55 ◯向井水産農林部長 それでは、第11款災害復旧費第1項農林水産施設災害復旧費のうち水産農林部所管についてご説明いたします。お手元の白い表紙の事項別明細書は322ページから323ページでございます。また、青い表紙の主要な施策の成果説明書は562ページ、黄色い表紙の審査意見書は51ページとなっております。令和元年度部局別決算額一覧の31ページをお開きください。右側の行番号が29でございますが、第1項農林水産施設災害復旧費の水産農林部所管部分につきましては、予算現額720万円。支出済額280万円。翌年度繰越額440万円。不用額ゼロ円で執行率は100%となっております。事業の概要でございますが、青い表紙の主要な施策の成果説明書の562ページをお開きください。1.【単独】水産業施設災害復旧費(1)現年度災害分ですが、これは、令和元年9月の台風17号により被災した牧島水産センターの飼育施設を覆うシートの災害復旧工事に係る費用の一部を支出したものでございます。一部繰越しした部分も含めまして、この工事につきましては今年6月に完成しております。  説明は以上でございます。 56 ◯福澤照充委員長 これより質疑に入ります。  それでは質疑を終結します。  理事者交代のため、暫時休憩します。           =休憩 午前11時56分=           =再開 午後1時0分= 57 ◯福澤照充委員長 委員会を再開します。  次に、第11款災害復旧費第2項公共土木施設災害復旧費の審査に入ります。  理事者の説明を求めます。 58 ◯股張文化観光部長 それでは、第11款災害復旧費第2項公共土木施設災害復旧費のうち文化観光部所管分についてご説明いたします。まず、資料のほうでございますが、白表紙の事項別明細書につきましては322ページと323ページになります。続きまして、青い表紙の決算に係る主要な施策の成果説明書につきましては、564ページでございます。併せまして主な不用額の説明につきましては、566ページでございます。なお、黄色い表紙の審査意見書におきましては51ページに記載しております。それでは、企画財政部から提出しております令和元年度部局別歳出決算額一覧(一般会計)につきましては29ページでございます。3.文化観光部の表の下段の第11款災害復旧費第2項公共土木施設災害復旧費をご覧ください。まず、第1目道路橋りょう河川等災害復旧費でございます。予算現額3,000万円に対しまして支出済額2,332万7,700円。不用額667万2,300円でございます。執行率は77.8%でございます。  事業の詳細につきましては、引き続き担当課長よりご説明させていただきます。 59 ◯中島観光政策課長 それでは、第11款災害復旧費第2項公共土木施設災害復旧費第1目道路橋りょう河川等災害復旧費についてご説明させていただきます。  主要な施策の成果説明書でございます。564ページをご覧ください。4.【単独】海岸災害復旧費の(1)現年度災害分(端島)2,332万7,700円でございます。これは、令和元年9月23日、本市に接近いたしました台風17号の波浪により損壊した端島見学施設の桟橋や連絡橋、見学通路等の復旧工事を行ったものでございます。なお、この際には令和元年9月23日から令和2年2月20日まで合計151日間供用を停止いたしておりました。  説明は以上でございます。 60 ◯福澤照充委員長 これより質疑に入ります。 61 ◯毎熊政直委員 予算現額3,000万円にして不用額は667万2,300円と、これは入札差金と考えていいんですか。 62 ◯中島観光政策課長 入札の差金でございます。 63 ◯毎熊政直委員 これ落札率は何パーセントやったと。 64 ◯中島観光政策課長 予算3,000万円でございましたけれども、設計額が2,334万9,700円でございまして、落札が2,332万7,700円ということでございました。  以上でございます。 65 ◯毎熊政直委員 じゃ予算現額はつかみで最初予算を獲得しとったと。 66 ◯中島観光政策課長 端島につきましては、通常こういったことで必ず自然災害が起こるであろうという仮定の下で毎年2,000万円ないし3,000万円というところで、災害復旧費の予算を計上させていただいていたというところでございます。  以上でございます。 67 ◯毎熊政直委員 あまり議会をばかにせんほうがよかぞ。我々は知っとると。これ151日間休んで今の説明何か。今年も台風被害があっていろんなそういうことがあるから最善の被害を受けないような方法を考えて、予算もなるべくかからないようにということで、取り組んでこなければならなかった施設やろ。そういうことを分かっているのに今の説明は何か、ばかにすんなよ。おまえたちは議会をばかにしとる。 68 ◯中島観光政策課長 大変失礼いたしました。今、毎熊委員おっしゃったお金のかからない方法、これは早く復旧する方法ということとイコールでございますけれども、その部分については今まさに取り組んでいるところでございまして、今年度からは台風が来る前に取り外して過ぎ去った後に取付けという形で、スピード感を持ってなおかつ費用も軽減を図りながらということでやっております。大変失礼いたしました。 69 ◯毎熊政直委員 これは最初から説明のときにそこまで含めて説明せんば。この令和元年のときにこういう台風被害で151日間も休んだ、これは大きく長崎の観光に打撃を与えたやろ。長崎を訪れる人の目的の1つが消えたわけやけんね。そうした場合、そういうことも含めて今年はこうしましたと、この前の直近の台風があったとやけん、そこら辺まで補足説明をせんばやろ。さらっとばかにしてこんだけ数字を並べておけばよかというふうにしか聞こえんやったぞ。ずっと今からも端島についてはこういう台風被害というのは毎年想定されることやろうが。そうすればこれについても今後はこうしていきますとか、きちんと時系列的に補足説明をしとかんばやろ。そいけん議会をばかにしとると言った。やけんおまえたちはMICEのときも議会に声もかけもせん。本当に頭にきとる。 70 ◯福澤照充委員長 ほかにありませんか。  それでは、質疑を終結いたします。  次に、第11款災害復旧費第3項市有施設等災害復旧費の審査に入ります。  理事者の説明を求めます。 71 ◯股張文化観光部長 それでは、第11款災害復旧費第3項市有施設等災害復旧費についてご説明いたします。白表紙のほう事項別明細書ですが、324ページと325ページをご覧ください。続きまして、青色の表紙の決算に係る主要な施策の成果説明書は565ページでございます。また、黄色い表紙の審査意見書におきましては51ページに記載しております。それでは、企画財政部から提出しております令和元年度部局別歳出決算額一覧(一般会計)の29ページ、3.文化観光部の表下段の第11款災害復旧費第3項市有施設等災害復旧費をご覧ください。第1目市有施設等災害復旧費でございます。予算現額2,116万2,955円に対しまして、支出済額142万8,955円。翌年度繰越額1,973万4,000円でございます。執行率は100%となっております。  詳細につきましては、引き続き担当課長よりご説明申し上げます。 72 ◯中島観光政策課長 それでは、第1目市有施設等災害復旧費についてご説明させていただきます。成果説明書のほうは565ページでございます。1.【単独】観光施設災害復旧費の(1)現年度災害分142万8,955円でございます。これは、令和元年8月27日、長崎ロープウェイ稲佐岳駅舎から稲佐山山頂展望台に行くまでの途中にございます光のトンネルが落雷により故障いたしました。そのため、コントローラーからの電気信号を灯具、いわゆるLEDの電球ですけれども、電球に一部電気信号を送信できないということが起こったため、点灯しないという不具合が生じたことから修繕を行ったものでございます。  説明は以上でございます。よろしくお願いいたします。〔「翌年度繰越しは済んどるとやこれは、説明せろ」と言う者あり〕失礼いたしました。翌年度の繰越分と申しますのは、光のトンネルではございませんで、稲佐山山頂の電波塔ライトアップ設備の雷被害の復旧工事でございます。〔「あなたたちが言うことは信用できん。全然別やっか」と言う者あり〕令和元年度の決算の部分といたしましては光のトンネルでございます。同時に上げておりました稲佐山電波塔のライトアップ設備の復旧工事につきましては、今年度に全額繰越しということでございまして、8月末に工事が終了したというところでございます。  説明は以上でございます。〔「委員長。理事者に注意してくれろ。聞かれんばあのままやったとぞ。光のトンネルの説明をしよるとに今聞いたら1,900万円繰り越した工事は別ですよと言うなら、最初からきちんとした説明をされんば審査できんぞ」と言う者あり〕 73 ◯福澤照充委員長 委員長から申し上げますけれども、説明資料に書かれた中でも今の市有施設等災害復旧費の件につきましても、翌年度繰越額が非常に大きく出ております。こういった中で決算としては今の項目でしょうけれども、やはりしっかりここに出てきている数字について、もちろん新型コロナウイルス感染症対策ということで簡潔な説明を求めておりますけれども、必要な事項についてはしっかりとした説明をして審査に差し障りがないようによろしくお願いいたします。 74 ◯股張文化観光部長 今回の説明につきまして、度重なる説明不足ということで申し訳ございません。特に今回のこの565ページの部分の繰越し等はやはり大きな額が書いてあるという状況でございます。当然ながらこういったものを繰り越した内容、それから現在の執行状況、それと実際の光のトンネル分の支出の内容については事前にご説明するという立場にございます。  誠に申し訳ございませんでした。 75 ◯福澤照充委員長 それではこれより質疑に入ります。  それでは質疑を終結いたします。  理事者交代のため、暫時休憩します。           =休憩 午後1時14分=           =再開 午後1時15分= 76 ◯福澤照充委員長 委員会を再開します。 〔審査日程について協議した結果、出席予定の理 事者が他の委員会に出席中であるため、第152号議 案の審査を一旦中断し、この後予定している第153 号議案以降の審査を順次繰り上げて行うことに決 定した。〕 77 ◯福澤照充委員長 理事者交代のため、暫時休憩します。           =休憩 午後1時15分=           =再開 午後1時22分= 78 ◯福澤照充委員長 委員会を再開いたします。  次に、第153号議案「令和元年度長崎市観光施設事業特別会計歳入歳出決算」を議題といたします。  理事者の説明を求めます。 79 ◯股張文化観光部長 それでは、第153号議案「令和元年度長崎市観光施設事業特別会計歳入歳出決算」についてご説明いたします。まず、資料のほうでございます。白表紙の事項別明細書におきましては328ページから335ページになります。続きまして、青表紙の決算に係る主要な施策の成果説明書につきましては、571ページから575ページとなっております。なお、黄色い表紙の審査意見書におきましては59ページから61ページとなっております。それでは、青表紙の決算に係る主要な施策の成果説明書571ページをご覧ください。こちらの表の上段、収入済額の合計はグラバー園、それからロープウェイ合わせまして3億796万8,149円でございます。それに対しまして下の表支出済額につきましては、同額の3億796万8,149円となっております。  なお、詳細につきましては、観光政策課長よりご説明させていただきます。よろしくお願いします。 80 ◯中島観光政策課長 それでは、青い表紙の主要な施策の成果説明書及び文化観光部提出の委員会資料に基づき説明をさせていただきます。  まず、主要な施策の成果説明書のほうでございます。文化観光部提出の委員会資料に記載されていないものについてご説明いたします。572ページをご覧ください。グラバー園の入場状況及びロープウェイの利用状況を記載いたしております。グラバー園の入場者数は76万9,218人でございまして、前年度比で約18.6%の減となっております。次に、ロープウェイの利用者数でございますが、16万9,463人で、前年度比約13.2%の減となっております。なお、グラバー園、ロープウェイともに令和2年2月以降、施設利用者数が著しく落ち込んでおりますことから、新型コロナウイルス感染症拡大の影響により全国的に旅行者が減少したことによるものが主な原因だと考えております。  次に、573ページをご覧ください。まず、第1款グラバー園費に係る主な事業の内容についてご説明いたします。第1項グラバー園事業費第1目グラバー園管理費のうち1.グラバー園管理費2,487万3,282円でございます。(1)グラバー園運営費2,459万6,947円につきましては後ほど委員会提出資料でご説明いたします。次に、(2)グラバー顕彰式開催費27万6,335円につきましては、毎年開催いたしておりますトーマスグラバー氏の功績をたたえる式典の開催に係る経費でございます。次に、2.基金積立金の(1)観光施設整備基金1,870万7,313円につきましては、今後の施設整備事業等の財源として積み立てている観光施設整備基金への積立金でございます。  次に、573ページの下段のほうから574ページに記載いたしております。3.【単独】グラバー園施設整備事業費1,791万6,800円につきまして、後ほど委員会資料でご説明いたします。次に、第3項繰出金、第1目一般会計繰出金の1.繰出金(1)一般会計繰出金1,859万8,863円についてでございます。これは、グラバー園費の黒字分の半分を一般会計に繰り出したものでございます。次に、第2款ロープウェイ費に係る主な事業の内容についてご説明いたします。第1項ロープウェイ事業費第1目ロープウェイ事業管理費のうち1.指定管理者候補者選定審査会費6万4,920円についてでございます。まず、(1)長崎ロープウェイにつきましては、令和2年度から令和6年度までの長崎ロープウェイの指定管理者候補者を選定するため、計3回開催いたしました選定審査会委員の報酬等でございます。次に、2.ロープウェイ事業管理費3,656万8,838円につきましては、後ほど委員会資料でご説明いたします。  次に、574ページの下段から575ページをご覧いただきまして、3.基金積立金の(1)観光施設整備基金1,203万6,375円につきましては、グラバー園管理費と同様、今後の施設整備事業等の財源として積み立てている観光施設整備基金への積立金でございます。次に、4.【単独】ロープウェイ施設整備事業費4,104万円につきましては後ほど委員会資料でご説明いたします。最後に、観光施設整備基金の現在高の状況といたしましては記載のとおりでございます。  続きまして、文化観光部より提出いたしております委員会資料のほうをご覧いただきたいと思います。  1ページでございます。事項別総括表でございますが、左の欄にございます歳入の決算額の合計3億796万8,149円に対しまして、右の欄の歳出の決算額は同額の3億796万8,149円でございます。歳入歳出の差引き額につきましては右下の欄外に記載しておりますとおり、1)形式収支額はゼロ円と、収支プラスマイナスゼロということになっておりますが、2)として翌年度に繰り越すべき財源額が890万円ございますことから、3)実質収支額は890万円のマイナスとなっております。  このことにつきまして、恐れ入りますが黄色い表紙の監査委員の審査意見書の60ページをご覧ください。60ページの3段落目、上から5行目ですけれども、そちらから記載させていただいておりますとおり、当年度の実質収支額のマイナス890万円は令和元年度予算として計上しておりましたグラバー園の旧長崎地方裁判所長官舎耐震化事業などの事業を令和元年度から令和2年度に繰り越すに当たりまして、本来であればその必要財源ということで、併せて令和元年度中に観光施設整備基金を同額890万円取り崩しておく必要がございましたが、それを取り崩していなかったことによりマイナスということで生じたものでございます。なお、この実質収支額マイナス890万円につきましては、令和2年度の収支決算の処理の中で対応するということになっております。適切な事務の執行ができておりませんでしたことをおわびいたします。誠に申し訳ございませんでした。  それでは、資料が前後して申し訳ございませんが、文化観光部提出の委員会資料にお戻りいただき、資料の2ページでございますが、こちらにはグラバー園の事項別内訳表を記載いたしておりますのでご参照いただきたいと思います。  次に、委員会資料の3ページをご覧ください。3.グラバー園運営費2,459万6,947円でございます。これは、施設の適正な運営、維持管理及び利用者に対するサービスの提供等を行うための経費でございます。2.事業内容のうち主なものといたしましては、(1)施設修繕料452万4,680円といたしまして、旧グラバー住宅敷地の法面の石積みを補強修繕したことや雨水が入り込んだことにより不具合が生じたグラバー園内のエスカレーター1基を緊急的に修繕を行ったというものでございます。(2)車両・物品修繕料28万500円といたしましては、グラバー園内に保管しております龍踊用の龍体の修繕を行ったというものでございます。(3)委託料396万1,735円につきましては、ヒノキバヤドリギに寄生されました園内の樹木の剪定・伐採及び植え替え作業を行ったほか、施設常駐ボランティアガイドの配置予定表の作成や、園内看板の多言語化などを行ったものでございます。次に、(4)負担金7万円でございますが、内訳といたしましては観光施設事業特別会計に係る電算システムの使用料6万6,000円。それから消費税を中心とした間接税の納税者で組織いたしております長崎間税会の年会費としての4,000円でございます。(5)公課費1,500万7,400円につきましては、当該特別会計に係る消費税及び地方消費税を納入したものでございます。(6)その他経費75万2,632円といたしましては、保険料として建物総合損害共済基金分担金を納入したほか、グラバー園の常駐ガイドが観光客をガイドする際に着用するベストの購入などを記載のとおり行っております。  4ページをご覧ください。次に3.事業費と財源内訳につきましては、記載のとおりでございますが、4.不用額といたしまして251万3,053円出ておりますが、その主な理由といたしましては、ヒノキバヤドリギに寄生された園内樹木の剪定・伐採及び植え替え作業を行う際、樹木の状況を精査した結果、伐採の数量等が予定を下回ったということによるものでございます。  5ページをご覧ください。4.【単独】グラバー園施設整備事業費、エスカレーター改修550万円でございます。概要でございますが、利用者の利便性、快適性の向上及び安全性を確保するために施設の年次改修を行ったものでございます。2の事業内容でございますが、(1)工事費550万円につきましては、グラバー園入り口に設置しておりますエスカレーター及び動く歩道の年次改修を行ったものでございます。3.事業費と財源内訳につきましては記載のとおりでございます。  次に、6ページをご覧ください。こちらにはグラバー園の動く歩道及びエスカレーターの詳細を記載いたしております。  次に、7ページでございます。5.【単独】グラバー園施設整備事業費、排水路等整備1,241万6,800円でございます。概要でございますが、グラバー園内の園路は坂道が多く、雨天時に雨水が通路を流れ、来園者が快適に見学できないことから、側溝や暗渠など雨水排水路の整備を行い、利便性の向上を図ったものでございます。2.事業内容及び3.事業費と財源内訳につきましては、資料記載のとおりでございますが、4.不用額といたしまして698万3,200円上がっておりますけれども、主な理由といたしましては、雨水排水路等整備工事におきまして、当初、板石を全面改修することとしておりました旧三菱第2ドックハウス前の通路におきまして、着手前に測量した結果、部分的に調整を行うことで排水が改善されることが判明したということによりまして、契約内容を一部減額変更したことによるものでございます。  なお、施工箇所と施工内容につきましては、次の8ページに記載いたしておりますのでご参照ください。  続きまして、9ページには個人・団体別などのグラバー園入園者数につき、平成29年度から令和元年度まで3か年分を掲載いたしております。また、10ページにはグラバー園入園者数の平成元年度から令和元年度までの推移を記載いたしております。併せてご参照いただきたいと思います。  続きまして、11ページから13ページにかけましては、グラバー園指定管理の概要等を記載いたしております。11ページの2.指定管理の概要をご覧ください。指定管理者は公募により選定された、長崎南山手グラバーパートナーズ共同事業体でございまして、構成団体は記載のとおりでございます。指定管理期間は平成29年度から令和3年度までの5年間でございます。長崎市への納付金につきましては、利用料金収入のうち毎年度、固定納付金として2億2,400万円を4期に分けて納付することとなっておりましたが、令和元年度につきましては、新型コロナウイルス感染症の拡大により利用者数、利用料金収入とも大幅減少したことから、それにより不足する運営費相当額を減じました1億8,484万6,000円といたしております。  次に、12ページから13ページにかけましては、3.指定管理者の令和元年度の主な取組を掲載いたしております。後ほどご参照いただければと思います。  次に、14ページをご覧ください。ロープウェイ事業の事項別内訳表を記載いたしております。  続きまして、15ページでございます。10.ロープウェイ事業運営費1,152万2,727円でございますが、これは施設の適正な運営・維持管理及び利用者に対するサービスの提供を行うための経費でございます。2.事業内容のうち主なものでございますが(1)借上料1,128万2,447円、その内訳といたしましてはロープウェイ淵神社駅舎・待合所及び利用者駐車場の土地借上料として1,052万7,653円。観光バスの転回スペースのための土地借上料といたしまして66万円。観光バス用の臨時駐車場のための土地借上料といたしまして9万4,794円でございます。次に、(2)その他経費24万280円の内訳につきましては、資料記載のとおりでございます。3.事業費と財源内訳につきましては、記載のとおりでございますが、4.不用額といたしまして232万9,273円出ておりますが、その主な理由につきましてはロープウェイ施設の修繕におきまして、修繕箇所が予定を下回ったことにより長崎市が行う修繕が発生しなかったということでございます。なお、修繕につきましては、1件当たりの金額が50万円以下で年間総額100万円までは指定管理者が行い、これを超えた場合には長崎市が直接行うということになっております。  続きまして、16ページをご覧ください。11.ロープウェイ施設移転可能性調査費217万8,000円でございます。こちらにつきましては、先般、所管事項調査でご説明させていただいたところですが、改めてご説明いたします。概要でございますが、長崎ロープウェイは開業から61年が経過しております。施設が老朽化しているほか、現在の淵神社駅舎については場所が分かりにくいといったご意見もいただいているということを踏まえまして、ロープウェイを延伸もしくは移転など整備できないか検討する際に必要となる事前調査を今回行ったものでございます。次に、2.事業内容でございますが、長崎ロープウェイ移転可能性調査業務委託におきまして、山麓側駅舎を三菱球場、三菱幸町工場跡地に延伸及び新規に設置した場合の4つのパターンについて技術的に施工可能なのか調査を行いました。調査内容やその期間は資料記載のとおりでございます。  ここで、資料の17ページをご覧ください。先ほど申しました4つのパターンをお示ししております。候補地A及びBが現在のロープウェイを延伸してAが現在の三菱球場用地。そして候補地Bのほうがジャパネット社がスタジアムシティプロジェクトを進行させております三菱幸町工場跡地に駅舎を設置するという案でございます。そして、候補地C及びDがロープウェイを移転してそれぞれ三菱球場用地、または三菱幸町工場跡地に駅舎を設置する案でございます。今回の調査結果では候補地Bが最適と示されておりますが、ロープウェイ施設の整備費は概算約35億円となっております。  それでは、資料16ページにお戻りください。続きまして、(4)現在の設備が抱える課題についてご説明いたします。まず、輸送力でございますが、現在のロープウェイは31人乗りで1時間当たりの輸送能力は片道当たり310人程度となっておりまして、ご利用のピーク時には1、2時間待ちが発生することもあり、定員の少なさと運行速度が遅いことが従来から指摘されておりました。次にイ.客車(搬器)の規模、いわゆるゴンドラの規模でございますが、ゴンドラが小さいことからロープウェイの売りの1つであります乗車しているときの景色を混雑しているときには窓際に立っている一部の乗客しか楽しむことができないという状況にございます。次に、ウ.施設の老朽化でございますが、冒頭申しましたとおり、現在のロープウェイは既に今年で62年目を迎えております。これまで、主要な機械装置や制御機器は更新され、駅舎の耐震化も実施されてはいますものの、鉄塔その他一部の設備では建設以来更新されていない状況にございます。  続きまして、18ページをご覧ください。(5)事業スケジュール(概略工程)でございますが、大まかにスケジュールを示しております。仮に、ロープウェイを延伸もしくは移転すると決定した場合、基本設計及び実施設計で約2年。現在の施設の解体や試運転、検査なども含めて整備期間が約2年強ございまして、施設の整備だけで事業開始から約4年と数か月は必要であるとなっております。なお、距離が延びることで駅舎を含め施設全体に影響が及びますので、延伸・移転どちらの場合であっても一部改修ということではなくて、ほぼ全部の取り替えの新設工事ということになります。ですので、整備期間につきましては延伸・移転どちらであっても同じということになっております。  続きまして、19ページをご覧ください。5.今後の課題及び検討方針のうち、(1)課題についてでございますが、アにおきましていずれのパターンを選択するにしても三菱重工長崎造船所のご協力、ご理解なくしては成り立たないということもございますので、引き続き同社と情報を交換しながら協議していくことが必要であること。イにおきまして、ロープウェイの輸送能力をアップしても山頂展望台周辺にピーク時の人数を受け入れられるかを検証いたしまして、別途対応策を検討する必要があること。ウにおきまして、特に川向かいの三菱幸町工場跡地まで延伸する場合には、浦上川沿いの高架道路の上を通す必要があるため、必然的に巨大な鉄塔を設置する必要があることから、景観への配慮、近隣住民の方々への理解を求める必要があること。エにおきまして、現在の淵神社駅舎や駐車場、用地上空などの賃貸借契約につきましては、その契約期間が令和10年3月31日までとなっておりますので、淵神社側とは誠実な対応・協議が必要であること。オにおきまして、道路や河川の上空を通過することについての国・県とのより詳細な協議が必要であること。カにおきまして、三菱幸町工場跡地では長崎スタジアムシティプロジェクトが進行中であるため、その事業者であるジャパネット社とも協議・情報交換を行いながら進めていく必要があることなどがございます。また、(2)長崎ロープウェイ延伸に係る経済効果の測定についてでございますが、今回の案件は工事費だけでも30億円以上という大きなものになっておりますので、採算性や経済効果、そういったものを調査いたしましてイニシャルコストも含め、持続的な運営が可能なのか検討する必要があると考えております。以上のような課題や検討事項に対処しつつ、総合的にロープウェイ延伸・移転の是非について今後、判断してまいりたいと考えております。次に、6.事業費と財源内訳については記載のとおりでございますが、7.不用額178万2,000円の主な理由といたしましては、制限付一般競争入札の結果、当初予定していた金額を下回る金額で移転可能性調査業務委託の締約締結ができたということによるものでございます。  資料は20ページをご覧ください。12.【単独】ロープウェイ施設整備事業費のロープウェイ設備整備4,104万円でございます。これは、ロープウェイ利用者の安全性を確保するため、老朽化した設備の年次更新を行ったものでございます。2.事業内容の(2)整備内容につきましては、ロープウェイに停電やモーターの故障など、電気的なトラブルが発生したときに備える予備の装置である予備原動装置やモーターに設置されているブレーキの役割を有しております常用制動機。それからゴンドラを動かす曳索を適切に動かすための原動滑車・遊動滑車・曳索遊動滑車及びブレーキのサブ的補助的な役割を果たす非常用制動機、これらの整備をしたものでございます。3.事業費と財源内訳及び4.不用額の主な説明につきましては、資料記載のとおりでございます。なお、繰越額940万円につきましては、令和元年度が部品の製造、令和2年度は交換・整備工事ということで、2か年で施工することとしておりました本件の工事とは別に発注いたしております、長崎ロープウェイ曳索・平衡索交換ほか整備工事というものがございますけれども、この工事におきまして、施工業者との調整の結果、令和元年度の前金払いの必要がなくなったことから、令和2年度に全額繰越ししたというものでございます。今回の工事とは別の工事において、全額繰越しをしたものということでございます。  続きまして、21ページには5.更新内容といたしまして、ページの上段にはロープウェイの概略図を記載いたしておりまして、更新した予備原動装置や制動機などの箇所を示しております。ページの下段から次の22ページにかけましては、整備箇所の写真を掲載いたしておりますのでご参照ください。  続きまして、23ページをご覧ください。13.夜景観光推進事業共催費負担金2,286万8,111円でございます。これは、市内の宿泊施設からロープウェイ淵神社駅まで観光客等をバスにより無料送迎する夜景観光推進事業を実施しております、夜景観光推進実行委員会へ負担金を支出いたしまして、稲佐山からの夜景を気軽に眺望できる機会を創出するとともに、ロープウェイの利用を促進しようとするものでございます。2.事業内容につきまして、(2)のア.実施主体に記載のとおり、当該実行委員会の事務局を一般財団法人長崎ロープウェイ・水族館が担っております。なお、ウ.利用者数といたしまして、平成25年度から令和元年度までの7か年分を記載いたしております。なお、24ページには令和元年度の収支決算書を添付いたしておりますので、ご参照いただきたいと思います。  続きまして、25ページにはロープウェイの個人・団体・無料別の利用者数、平成29年度から令和元年度までの3か年分を掲載いたしておりまして、また、26ページにはロープウェイ等の利用者数の平成元年度から令和元年度までの推移を記載いたしております。併せてご参照いただきたいと思います。  なお、資料には記載いたしておりませんけれども、ロープウェイと一体的に指定管理を行っておりますスロープカー、こちらの利用者数につきましては、令和元年度は令和2年1月31日から3月末までですが、令和元年度が3万931人のご利用。令和2年度につきましては令和2年9月末時点で3万6,290人のご利用をいただいているところでございます。  続きまして、27ページをご覧ください。ロープウェイ指定管理の概要等を記載いたしております。2の指定管理の概要でございますが、令和元年度の指定管理者は一般財団法人長崎ロープウェイ・水族館でございまして、その指定期間は平成27年度から令和元年度まででございます。選定方法は非公募で、理由といたしましては記載のとおりでございます。長崎市への納付金につきましては、27ページ下段の表に記載の固定納付金。それからページをめくっていただきまして28ページ上段のほうに変動納付金を記載のとおりそれぞれ納付いただいております。なお、令和元年度の固定納付金につきましては、新型コロナウイルス感染症の拡大により、利用者数、利用料金収入とも大幅に減少したことから、それにより不足する運営費相当額を減じた4,921万9,000円を固定納付金ということで納めていただいております。次に、令和2年度から令和6年度までの、いわゆる現在の指定管理者についてでございます。公募により選定されましたリージョナルクリエーション長崎・長崎ロープウェイ事業共同体でございまして、構成団体は記載のとおりでございます。なお、令和2年度の指定管理よりスロープカーを含めた稲佐山公園と長崎ロープウェイを一体的に管理するということにしております。長崎市への納付金につきましては、ロープウェイ事業による利用料金収入のうち、毎年度固定納付金として5,860万円を納付いただくこととなっております。また、変動納付金につきましては、各年度の利用料金収入が1億7,665万1,000円を超えた場合に、超えた金額の10%までは指定管理者の収入としていただきまして、残りの90%のうちの50%、つまり超過した金額全体でいいますと45%分を変動納付金ということで納めていただくということになっております。
     次に、4.指定管理者の令和元年度の主な取組といたしましては、28ページ下段から29ページにかけて記載いたしておりますので、併せてご参照いただきたいと思います。  最後になりますけれども、厚手で白表紙の事項別明細書をご覧いただきたいと思います。333ページです。これまで説明していない項目がございます。事項別明細書333ページの上段のほうですけれども、グラバー園管理費の備考欄をご覧いただきたいと思います。グラバー園管理費の備考欄で、観光施設事業特別会計におきましては、この特別会計の事務に従事する文化観光部職員2名分の給与をこの特別会計の中から支出いたしておりまして、備考欄1の職員給与費1,103万6,239円がそれに当たります。  また、事項別明細書の335ページをご覧ください。第2項公債費第2目利子の備考欄でございますが、公債費、利子の支払い財源として予備費を5,342円充用しております。これは、確定した償還額が予算計上時に試算しておりました償還額を5,342円上回ったため、3月償還分利子の予算に不足を生じたことから、予備費を財源として充用したものでございます。  長くなりましたが、説明は以上でございます。よろしくお願いいたします。 81 ◯福澤照充委員長 これより質疑に入ります。 82 ◯池田章子委員 572ページでグラバー園、ロープウェイともに利用者が減っているということで、新型コロナウイルス感染症の影響とおっしゃったわけです。委員会資料としていただいたグラバー園の入場者数の月別の分の9ページと25ページのロープウェイ見たわけです。そうしたら、新型コロナウイルス感染症の影響が出始めるのは1月、2月、3月ですよね。12月までは大体例年どおり入って利用はなければいけないというか、利用してもらってどんどん利用者を増やしていくというのが望ましいところであると思うんですけど、ロープウェイは確かに12月までは前年度、前々年度から見ても増えてきているんです。1月以降はがくっと落ちています。新型コロナウイルス感染症の影響だと分かるんですが、グラバー園は12月までと1月以降を比べたときに、もう12月までの段階で前年度、前々年度に比べて利用者が10万人少ないんです。1月、2月、3月で9万人ぐらい減っているんです。そういう細かく見ていくと新型コロナウイルス感染症の影響とばかり言えないんじゃないんですか。利用者の減を全て新型コロナウイルス感染症の影響にしてしまうのは問題があると思うんですけど、お考えを聞かせてください。 83 ◯中島観光政策課長 確かに新型コロナウイルス感染症の影響が強く出始めたのが年度末からということでございます。一方で昨年、特に夏場に長雨、台風そういったものが重なって自然災害が起きたというところで稼ぎ時の8月、9月が落ち込んでいるという状況がございます。グラバー園で申しますと例年8月、9月は8万人、9万人ぐらい来ているところが昨年度は6万人前後でとどまってしまっているという状況。それからロープウェイにつきましてもグラバー園ほど減り幅はないものの、やはり平成30年度や平成29年度と比べますと2,000人から5,000人程度落ち込んでいるということがありますので、年間通じて観光客の方が結構多いときにダメージを負ったというところは1つ大きな要因だったのかと分析しております。  以上でございます。 84 ◯池田章子委員 ロープウェイは12月まで見たら前々年度、前年度よりも増えているんです。努力しているんです。へこみがあってもそれ以外のところで持ち直したりとかして増えているんです。ところが、グラバー園は12月まで見ても既に減しましたというのは半分以上は12月までで減っているんです。ですから、私が言いたいのはいろんな天候不順もある、でもそれは毎年いろいろあるんです。台風がきたり大雨がきたり、いろいろあるんです。災害はいつでも毎年起こってくるから。課長は一番の原因が新型コロナウイルス感染症だとおっしゃったんです。だけど特に観光はそうなんですけど、何でもかんでも新型コロナウイルス感染症の影響ですと言っておしまいにしてもらったら困るということです。要するに、成果を出してくださいとDMOには特に言いましたけど、観光行政というのはいかにして成果を出していくかということが必要で、そういうときに何でも新型コロナウイルス感染症のせいでしたという分析で終わらせたらいけないと思うんです。何が原因だったのかというのをきちんと正確に見て、それに対して対応を打っていかないと発展性がないですよ。特に今年度分の決算のときは恐らく新型コロナウイルス感染症の影響です、新型コロナウイルス感染症の影響ですとなっていくと本当に思うんですけど、そこはそれだけじゃないというところをちゃんと皆さん方が認識していただかなければいけないと思うんです。どうですか。 85 ◯中島観光政策課長 失礼いたしました。グラバー園に関しましては指定管理者の方と話す中でもやはり今、旧グラバー住宅、ここが一番の見せ場でありますけれども、そちらが今耐震化含めて工事をしているという流れの中で、指定管理者のほうから営業をした営業先の旅行会社からはグラバー園がそういう状況ならほかのところに行き先を変えますとか、そういうことを言われるということでお聞きしております。少なくともそういったことで肌感覚ではございますけど、大体3割ぐらいのエージェントが令和元年度はグラバー園への旅行を見送ったという形でお聞きしておりますけれども、そういったことでグラバー住宅は今工事をしているところを若干見られるようにしておりますので、そういった工夫もしているということ。それから、グラバー園には旧グラバー住宅だけではなくて旧オルト住宅、旧リンガー住宅、第2ドックハウス等いろいろございます。それだけではない魅力、または長崎港を眺めるというところで眺望も期待できるというところでございますので、そういったグラバー園全体の魅力を発信しながらカバーしていくということで指定管理者と協議しながらやっていったというところでございますが、やはりその部分については池田委員おっしゃるように、新型コロナウイルス感染症ではない減の要因ということでは1つあったということは認識いたしております。  以上でございます。 86 ◯池田章子委員 そういうふうに減ったことをなぜ減ったのか、なぜかというそこのところをきちんと分析して、次につなげるという行為をちゃんとしてもらわないと、私たちにも新型コロナウイルス感染症のせいですと言えば全部通じるということで、新型コロナウイルス感染症のせいですではもう説明不足だと思いますので、ちゃんと委員会に説明をしてください。よろしくお願いします。 87 ◯福澤照充委員長 ほかにありませんか。  それでは質疑を終結します。  次に、討論に入ります。何かご意見はありませんか。  討論を終結します。  これより採決します。  第153号議案「令和元年度長崎市観光施設事業特別会計歳入歳出決算」について、原案のとおり認定することにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と言う者あり〕 88 ◯福澤照充委員長 ご異議ないと認めます。  よって、本案は原案のとおり認定すべきものと決定いたしました。  理事者交代のため、暫時休憩します。           =休憩 午後2時5分=           =再開 午後2時7分= 89 ◯福澤照充委員長 委員会を再開します。  次に、第156号議案「令和元年度長崎市中央卸売市場事業特別会計歳入歳出決算」を議題といたします。  理事者の説明を求めます。 90 ◯濱口中央卸売市場長 ただいま議題となりました第156号議案「令和元年度長崎市中央卸売市場事業特別会計歳入歳出決算」についてご説明いたします。決算内容の資料といたしましては、白い表紙の冊子、歳入歳出決算書の37ページから42ページ。同じく、377ページから382ページの事項別明細書。それから、青い表紙の主要な施策の成果説明書の594ページから596ページ。それから、黄色の表紙の審査意見書の71ページ、72ページにそれぞれ記載されております。また、商工部から4ページつづりの委員会資料を別に提出しております。それでは、白い表紙の歳入歳出決算書の38ページ、39ページをご覧ください。予算現額3億775万7,000円に対しまして、調定額及び収入済額は2億7,866万4,857円で、予算現額と収入済額と比較いたしますと2,909万2,143円の減となっています。40ページ、41ページをご覧ください。歳出でございますが、予算現額と支出済額とも歳入と同額でございます。執行率は90.5%でございます。  引き続き、詳細につきまして、次長からご説明いたしますのでよろしくお願いいたします。 91 ◯大久保中央卸売市場次長 それでは、青い表紙の主要な施策の成果説明書594ページをお開きください。中央卸売市場事業特別会計の収支状況でございます。まず、歳入でございますが、上段の表のうち使用料及び手数料は、予算現額1億3,926万1,000円に対し調定額及び収入済額は1億3,518万6,624円で、予算現額との差は407万4,376円の減となっております。次に、繰入金ですが、予算現額3,893万5,000円に対し調定額及び収入額は3,746万8,869円で、予算現額との差は146万6,131円の減となっております。これは、歳入において使用料及び手数料が見込みを下回ったことや、歳出において繰入対象である事務費や施設維持管理費などに不用額が生じたことなどの理由により、後ほど説明いたしますが、歳出の合計2億7,866万4,857円に対し繰入金を除く歳入の合計が2億4,119万5,988円ですので、不足する3,746万8,869円を一般会計から繰り入れた結果、見込みを下回る額になったものでございます。続きまして、諸収入です。予算現額4,616万円に対し調定額及び収入済額は4,610万9,364円で、予算現額との差は5万636円の減となっております。次に、市債でありますが、予算現額8,340万円に対し調定額及び収入済額は5,990万円で、予算現額との差は2,350万円の減となっております。これは、令和元年度に実施した卸売棟照明設備LED化工事及び屋外照明設備更新工事が予定を下回る金額で契約できたことにより、市債の借入額が見込みを下回ったものであります。以上、合計2億7,866万4,857円が令和元年度における歳入となっております。続きまして、歳出についてご説明いたします。下段の表のうち中央卸売市場費ですが、予算現額2億8,159万5,000円に対し支出済額は2億5,306万4,592円で、不用額は2,853万408円となっております。不用額の主な内容としましては、【単独】中央卸売市場施設整備事業費において、制限付一般競争入札の結果、当初予定していた価格を下回る金額で卸売棟照明設備改修などの工事の契約を締結できたことにより、約2,350万円の不用額が生じたこと。また、事務費において市が納入する消費税が見込みを下回り約140万円の不用額が生じたことなどによるものであります。次に、公債費でありますが、予算現額2,566万2,000円に対し支出済額は2,560万265円で、不用額は6万1,735円となっております。以上、合計2億7,866万4,857円が令和元年度における歳出となっており、歳入及び歳出は同額となっております。  資料595ページをお開きください。まず、1.中央卸売市場管理費でございますが、(3)施設維持管理費として光熱水費、施設修繕料、委託料、下水道使用料など、施設の維持管理に係る経費をそれぞれ記載のとおり支出しております。次に、(4)中央卸売市場オープン化推進事業費でございますが、青果まつりの開催費負担金として100万円を支出いたしております。青果まつりは、市民の方々に市場の仕組みを理解していただくとともに、青果物の消費拡大を目的とし、市と市場関係者が組織する実行委員会が主催となって実施しているもので、開催に係る費用を市と市場関係者が半分ずつ負担しております。令和元年度の事業総額は協賛金等を加えて255万6,936円で、青果の即売会のほか市場の野菜を使った料理教室、せりを体験できる模擬競りなどのイベントを実施しております。なお、今年は新型コロナウイルス感染症対策のため、中止が決定しております。次に、2.【単独】中央卸売市場施設整備事業費5,990万7,100円についてご説明します。主要な施策の成果説明書596ページをご覧ください。卸売棟1階の照明につきましては、昭和50年の開設以来、大幅な改修を行っておらず、設備の老朽化及び設備不良が進んでいたこと。また、屋外照明施設につきましても塩害などで腐食が進んでおりました。こうした状況の中、水銀灯が2020年に製造中止になることや電気代の削減効果など費用対効果を期待できることから、記載のとおり照明を水銀灯からLEDに替え、併せて配線も更新しております。なお、これらの工事により今年度と昨年度の4月から9月までの半年の比較で電気代が約293万円減少しており、今年度予算では1年間で約630万円の減少が見込めるのではないかと考えており、ほぼ見込みどおりの電気代に係るコスト削減効果があっているものと考えています。  引き続き、お手元に配付しております商工部提出の委員会資料に基づきご説明いたします。委員会資料1ページをお開きください。1.中央卸売市場事業収支決算状況としまして、平成30年度と令和元年度の収支決算の状況について記載しております。前年度と比較しますと歳入歳出とも合計で28.9%の増となっています。このうち、市債が大幅に増えておりますが、これは平成30年度に実施した管理棟屋上防水改修工事が約560万円であったのに対し、令和元年度の卸売棟照明設備LED化工事及び屋外照明設備更新工事に係る費用が約599万円と増えたため借入額が増えたものでございます。  次に、2ページをお開きください。起債償還一覧表であります。工事名及び年度別の起債償還予定を一覧にしておりますのでご参照ください。  また、資料3ページから4ページにかけましては、参考資料として中央卸売市場の概要を記載しておりますのでご参照ください。  説明は以上でございます。 92 ◯福澤照充委員長 これより質疑に入ります。 93 ◯山本信幸委員 確認のために教えてほしいんですが、照明灯の設備費約5,900万円に対して先ほどの説明で不用額が約2,800万円ありましたが、それについて不用額は執行残だということでの説明だったんです。そうすると50%ぐらいになっちゃうんで、それ以外のやつがかなり入っているんじゃないかと思うんですが、その辺は大きなものって何かございますか。 94 ◯大久保中央卸売市場次長 その差がちょっと大きいんではないかというご質問だと思いますが、当初、予算を積算するときに類似関係の工事費を基に積算をしたということで、年度が替わりまして本設計に入りました。そのときに詳細に設計したということ。それと、現場を見たときに詳細に設計して入札をしました。その際に現場で状況を見たときに配線コードを変えたりとかそういったものの見直しをしまして経費を削減したという結果、当初の見積りと比べて入札に係るときの金額、さらに入札差金ということで2,200万円程度の不用額が出たということでございます。 95 ◯山本信幸委員 これは空中の電気設備関係なので、穴を掘って後から分かるような施設でもないし、前年度調査して見積りをするとかなり詳細に分かる施設だと思うんですけれども、これは設備課に見積りを取ってからこういった形ということなんでしょうか。 96 ◯大久保中央卸売市場次長 ご指摘のとおり、私どもは設備課のほうにまず見積り依頼をいたしまして積算をしていただいております。 97 ◯山本信幸委員 これはやはり今後、この分については半額、執行残で出てくると。これは不用額については償還のほうにいくんですか。その分について教えてください。不用額はどういうふうに使われるんですか。 98 ◯大久保中央卸売市場次長 この不用額については特別会計でございますので、歳出と収入の関係でございます。そこのほうに結果的にあてがう形になりますので、その分一般会計からの繰入金が減少するという形になります。 99 ◯山本信幸委員 繰入金が減るということは非常にいいことですけれども、ただ、あまりにも当初の見積りの見方がずさんなんです。半分で収まるのは最初から、かなり違うもんですから。この分についてはもう少し話をお互いしてこういうことがないようにしてください。よろしくお願いします。 100 ◯大久保中央卸売市場次長 私どもも設備に対して詳しくはないですけれども、やはり今おっしゃっていただいたご指摘は真摯に捉えて設備課のほうにも話をしていきたいと思います。よろしくお願いします。 101 ◯中西敦信委員 1点だけ、委員会資料の3ページのところを見ても産地別の取扱い量とか消費者の割合も県内の流通部分というのが占めている中で、決算の状況を見ると基本的に中央卸売市場は市が設置者ということでなられていますが、過去、県に対しても支援というか働きかけられたことがあっているんじゃないかと思うんですが、最近はもう市のほうでやるということで県に対して市場への支援というか協力というのを求められていないのかというのが1つと、もう1点すみません、全国の中央卸売市場の数も65とありますけれども、中核市、県庁所在地等で設置されていると思うんですが、そこもそれぞれ都道府県と協力して運営されているんじゃないかと思うんですが、その辺りの状況も把握されておられればお示しいただければと思います。 102 ◯大久保中央卸売市場次長 まず1点目の、県に支援を要請していないのかということでございます。これについては過去にも委員会でご指摘、要望いただいております。しかしながら、県の立場としましては県は地方卸売市場を所管しております。そういった関係もございまして、言い方は悪いんですが自分たちのことで手が回らないと。市の中央卸売市場まで支援はできないと聞いております。  それと、全国の65ある市場についての中核市でそういった支援があるかという理解でよろしいでしょうか。これについては申し訳ないですけど、状況は把握しておりませんけれども、基本的に市場の収支としまして使用料と経費で賄っているということでございますので、全国的にそういう傾向にあると考えております。 103 ◯中西敦信委員 どこの地域でもそれぞれ生鮮食品あるいは魚市場というんですか、お魚の市場、大きなところであると思うんですけれども、それぞれ広域自治体と基礎自治体と連携して運営されているところが多いのかと思うので、過去、なかなか県のほうでそういうような判断があるのはあるんでしょうけれども、ほかの状況も調べて市場間競争も激しくなって使用料収入も今年度も前々年度と比べても1%ほど落ち込んでいますので、これが増えていくというのはなかなか見込めないと思うので、安定的な市場の管理運営とかしていく市の責任をちゃんと果たすという点では、県に対していろいろ働きかける材料を探して諦めずにそこは追及していただきたいと要望しておきたいと思います。  以上です。 104 ◯福澤照充委員長 ほかにありませんか。  それでは質疑を終結します。  次に、討論に入ります。何かご意見はありませんか。  討論を終結いたします。  これより採決します。  第156号議案「令和元年度長崎市中央卸売市場事業特別会計歳入歳出決算」について、原案のとおり認定することにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と言う者あり〕 105 ◯福澤照充委員長 ご異議ないと認めます。  よって、本案は原案のとおり認定すべきものと決定いたしました。  理事者交代のため、暫時休憩いたします。           =休憩 午後2時26分=           =再開 午後2時34分= 106 ◯福澤照充委員長 委員会を再開します。  先ほど中断しておりました、第152号議案「令和元年度長崎市一般会計歳入歳出決算」第11款災害復旧費第1項農林水産施設災害復旧費のうち総合事務所所管部分の審査に入ります。  理事者の説明を求めます。 107 ◯森尾中央総合事務所理事 総合事務所の決算でございますが、同じ予算科目の同じ事業において、それぞれの総合事務所の決算がありますので、各総合事務所分を併せて、その所管分として説明させていただきます。  それでは、第11款災害復旧費第1項農林水産施設災害復旧費についてご説明いたします。企画財政部提出の委員会資料、令和元年度部局別歳出決算額一覧の36ページをご覧ください。第1項農林水産施設災害復旧費は全て総合事務所所管となっており、行番号14に記載の予算現額2億4,100万円。支出済額7,783万6,390円。翌年度繰越額7,385万3,000円。不用額8,931万610円。執行率は46.6%でございます。各総合事務所の決算額は37ページに記載しておりますので、ご参照ください。主な支出の内容につきましては、青色の表紙、主要な施策の成果説明書により説明いたします。561ページをお開きください。第1目農業用施設災害復旧費、1.【補助】農業用施設災害復旧費、(1)現年度災害分のア.工事費として、長浦町農地災害復旧工事ほか3件の工事を行っております。また、2.【単独】農業用施設災害復旧費の(1)現年度災害分のア.修繕料として、農道小八郎線ほか6件の修繕料。イ.委託料として補助対象とならない災害査定設計委託及び伐開委託などを行っております。次に、下段に記載の第2目林業施設災害復旧費の1.【単独】林業施設災害復旧費の(1)現年度災害分のア.修繕料として林道内藪線ほか7件の修繕を。あとは次のページの上段、イ.森林基幹道西彼杵半島線地すべり調査観測委託を行っております。次に、(2)過年度災害分のア.森林基幹道西彼杵半島線地すべり調査設計委託でございますが、先ほど話しました地すべり調査観測委託により地すべり災害対象と認められたことから、災害復旧に係る設計委託を行ったものでございます。  次に、主な不用額の説明でございますが、青色の表紙の566ページをお開きください。第1目農業用施設災害復旧費及び第2目林業施設災害復旧費において、補助対象となる災害が発生しなかったこと、また、災害の復旧に係る経費が見込みを下回ったことによるものでございます。  説明は以上でございます。 108 ◯福澤照充委員長 これより質疑に入ります。 109 ◯毎熊政直委員 この農林水産施設災害復旧費、翌年度繰越、そしてまた不用額が非常に多くて執行率が46.6%ということは、まず翌年度繰り越した分は今年工事はみんな済んでいると判断していいわけ。 110 ◯森尾中央総合事務所理事 現年度分終わっている分はもう支出済ということで、7,783万6,390円です。翌年度上がった分については全て工事も終わっております。  以上です。 111 ◯毎熊政直委員 それじゃせっかくついた予算が災害復旧費で不用額がこれだけの金額が出るということはどういうこと。 112 ◯森尾中央総合事務所理事 不用額につきましては毎年災害が生じなかった場合は全額不用額になりますが、今回、一部支出が出てきておりますので不用額として8,931万610円が全く使わなかった額というものでございます。  以上です。 113 ◯毎熊政直委員 もともと災害復旧費で2億4,000万円なら2億4,000万円ありましたと。現年度、令和元年度は約7,700万円か、今年度に約7,300万円繰り越しましたと。だから災害復旧費はこの2か年で全部済みましたと、あと繰り越してまた災害復旧費に残しておきますという、そういうやり方をやっているわけ。 114 ◯森尾中央総合事務所理事 単年度に起きた事業についてはその年度の予算で計上しています。ただし、どうしても災害復旧につきましては3月までに終わらないということもございますので、その分を現年度のお金を翌年度に一部繰越ししているというものでございます。災害復旧費が残った分については全て不用額に上げるという、毎年同じような繰越しということで行っております。  以上です。 115 ◯毎熊政直委員 災害復旧費というのは一番復旧してもらわなくては、早く復旧してもらうことが第一だから。この翌年度繰越の約7,300万円分は今年、全部執行済みと、災害復旧工事を全部終わったと判断していいわけやね。 116 ◯森尾中央総合事務所理事 繰越しした分については全て復旧工事終わっているというものでございます。  以上です。 117 ◯山本信幸委員 今の説明でなんですけど、当初、災害の当初予定金額を決めていますと、2億5,000万円なら2億5,000万円決めていますと。それから災害が起きんやった分だけを不用額で全部落としますと。当年度落としていって終わった分は繰越工事でずっと引き継いでいきますという形で理解していいんでしょう。それでまだ災害が多かった分には補正ば組んで入れていきますというような理解でいいんでしょう。 118 ◯森尾中央総合事務所理事 災害復旧費自体については幾ら災害が起きるかというのは想定できません。ですから、これまでもそうですけど見込みの中で農林については2億4,100万円を計上していまして、その中から災害復旧が生じた場合、その分を対策に上げていくというものでございます。それで残れば不用額と。 119 ◯山本信幸委員 確認のために、2億4,100万円は何からきた。 120 ◯森尾中央総合事務所理事 金額の大本は前年度からずっと引き続き見込額ですので、同じような額を計上しています。  以上です。 121 ◯山本信幸委員 今回のように不用額は下がったり上がったりするじゃないですか。そのときにはずっとそこを見直しせんばいかんということにならないんですか。 122 ◯森尾中央総合事務所理事 今年の災害を見て分かるように、年ごとに災害の規模というのは違います。予算としたらある程度の見込みがないと、査定の準備とかいろんなものができませんので、そういう金額をまず予算として計上させてもらって、それが先ほど見込みと言いましたけれども、見込んだお金はある。ただし、災害が多かった場合、今回みたいにすぐ補正をかけさせてもらうというのは臨機応変といいますか、本当に必要なものについてはできるだけ早く議会にも計上させていただいて、補正予算を上げて対策を早くするというものでございます。  以上です。 123 ◯福澤照充委員長 ほかにありませんか。  それでは質疑を終結します。  次に、第6款農林水産業費第1項農業費のうち総合事務所所管部分の審査に入ります。  理事者の説明を求めます。 124 ◯森尾中央総合事務所理事 それでは、第6款農林水産業費第1項農業費のうち総合事務所所管分についてご説明いたします。まず、企画財政部提出の委員会資料、令和元年度部局別歳出決算額一覧の36ページをご覧ください。第1項農業費のうち総合事務所所管分は行番号3に記載の予算現額6,697万2,000円。支出済額5,771万8,121円。繰越額360万円。不用額565万3,879円。執行率が91.1%でございます。各総合事務所の決算額は次の37ページに記載しておりますので、ご参照ください。次に、白い表紙の事項別明細書の237ページをご覧ください。第3目農業振興費のうち総合事務所所管分は右の備考欄に記載の2.施設管理運営費のうち2.市民農園運営費(総合事務所)、6.野母崎農村活性化センター運営費、7.琴海北部研修センター運営費、8.四季彩館運営費で、それぞれの施設の運営に要した経費となっております。次に、白い表紙の事項別明細書の240ページをお開きください。第4目土地改良費のうち241ページの備考欄に記載の1.農業用施設管理費、5.【単独】農業用施設整備事業費、6.【単独】自然災害防止事業費の全額と4.事務費の一部でございます。  詳細につきましては、担当課長からご説明させていただきます。 125 ◯出口地域整備2課長 主な支出の内容につきまして、青色の表紙の主要な施策の成果説明書によりご説明いたします。276ページをお開きください。第4目土地改良費でございます。1.農業用施設管理費の(1)農業用施設維持管理費でございますが、これは、農道の維持補修工事や除草業務、また地元管理となっております農道の維持管理のため、生コンクリートなどの工事用原資材を支給するものでございます。なお、令和元年度は農業用ため池の管理及び保全に関する法律が制定されたことに伴い、イ.委託料として(ア)ため池の点検調査委託、(イ)浸水想定区域図作成委託を行っております。次に、4.【単独】農業用施設整備事業費の(1)農道でございますが、これは、市が管理する農道の改良や側溝、ガードレール、カーブミラーなどの標識、区画線などの整備を行うもので、ア.委託料として農道の測量設計委託などを、イ.工事費として、農道千々上線及び農道木場矢岳平線などの道路工事等を行っております。次に、5.【単独】自然災害防止事業費の(1)農道でございますが、これは、長崎市地域防災計画に登載している農道15路線の防災工事を行うもので、ア.工事費として、農道千々上線や農道三重線の自然災害防止工事を行っております。  次に、翌年度繰越額について、ご説明いたします。同じ資料の629ページをお開きください。表の中の下段の農林水産業費のうち1段目の農業用施設管理費、農業用施設維持管理費が総合事務所分の事業でございます。国からの補助金の追加内示により、防災重点ため池の浸水想定区域図作成等の業務が年度内に完了しない理由により、翌年度に繰り越したものでございます。  説明は以上でございます。 126 ◯福澤照充委員長 これより質疑に入ります。 127 ◯毎熊政直委員 この決算は全部中央総合事務所がすると。みんな各総合事務所分合わせてやりよるわけね。そこで、一番根本的によく理解できないのは、それぞれ周辺の総合事務所の予算額は総計で北総合事務所が約1億8,700万円。南総合事務所は約1億2,300万円。東総合事務所が約8,200万円と。3つの総合事務所の事業費がものすごい格差があるわけたい。この判断は企画財政部がしよっとね、それとも中央総合事務所がしよっと。
    128 ◯森尾中央総合事務所理事 これは各総合事務所のほうから上げてきています。最終的に企画財政部との折衝、要望等については中央総合事務所のほうで一括して協議はしているというものでございます。  以上です。 129 ◯毎熊政直委員 総合事務所をつくった意味は、コンセプトは、地域のことをよく把握して地域の人たちが相談に行きやすい、そういう市民の身近にある総合事務所としてそういうものを設置しますよということだった。今は結果的に中央総合事務所が全部管理して、それやったら前みたいにきちんとそれぞれの土木部とかいうものが管理したほうが分かりやすいし、こんな審査状況もつくらんでいいわけよ。私はそういう各総合事務所ごとに事業を、令和元年度はこういう事業をやりましたということで説明があるのかと思っていたら、そうでないけんまとめてぼんとこれをしましたというならば、その地域性とかそういうものが地域で同じ災害でも多く災害が起きた地域、そうでない地域があるはずさ。そういう年度の特徴を生かして災害が多かったところは当然予算が増えるだろうし、そういうものをみんなそれぞれが説明するもんと思ったら、くくってしまって説明されたって、特にこういう災害とかなんとかどこが令和元年度が多かったか、多かったときには人員配置はどうしたとか、そういうものをお聞きしたかった。しかしこれじゃ今のような説明の仕方では全容が全く分からない。そしてこういう総合事務所がそれなりの判断をどういう基準で判断しているのか。きちんとした共通判断材料があるのかどうか。そこら辺も予算をこれだけつけて、予算に格差がこれだけあったらその要因は何だったのか。そういうものも示してもらわんと、総合事務所をつくった意味がない。そこら辺はどういうふうに理解しとっとですか。 130 ◯森尾中央総合事務所理事 先ほど私の説明がうまくできなかったんですが、各総合事務所で起きている要望とか工事、それについては全て総合事務所の判断で予算づけというのはしていきます。中央総合事務所が何をしているかといいますと、企画財政部のほうに取りまとめでお話をしたりするのは各総合事務所ばらばらになったら困るので、それは中央総合事務所のほうで取りまとめてしていますけれども、おのおの事業の組み立てというのは全て各総合事務所のほうで組み立ててやっているというものでございます。説明の仕方についても以前は各総合事務所ごとにお話をしていたんですけれども、どうしても説明がいったりきたりするもんですから、確か2年目、平成30年ぐらいからまとめて私たちがするなり各総合事務所のほうがするなりというのは分担を決めていますけれども、総合事務所のほうでまとめて説明をするということで今までも進めてまいりました。  ですから私たち中央総合事務所がいろんなことを全て決めながらやっていくということはございません。  以上です。 131 ◯毎熊政直委員 きちんとしたルールをつくってもらわなければ、総合事務所の認識と見解の違いでばらつきがあったら困ると。全部同じ長崎市民だから。私なんか自治会長から今新型コロナウイルス感染症で予算がありませんから復旧工事はできませんと、災害復旧工事はできませんと、新型コロナウイルス感染症で予算がないから。誰がそがんことば言いよっとかて。片一方の総合事務所で災害だからすぐやりましょうという判断をするところもある。片一方では今は新型コロナウイルス感染症だから予算がありませんからと、そういう判断で市民に答えを出すとか、そういうばらばらの総合事務所では何のための総合事務所をつくったのか。だから仕事をどんどんやれるところは予算がたくさん取れる。しないところは予算がなければ仕事しなくていいから、だんだん逆に仕事量も減ってくる。そんなギャップがどんどんできてくるじゃないですか。そこら辺のバランスの調整というのは中央総合事務所はしていると思ったけど、令和元年度の予算総額のおのおの総額のバランスを見たらものすごくばらばらたい。2倍近く予算が違うというところもあるけん。そこら辺もきちんとした判断、各総合事務所のバランスの取り方というのはどういうふうに考えているのか。 132 ◯森尾中央総合事務所理事 先ほどの、私たちも各総合事務所ごとの個性といいますか、地域ごとに農道、林道に力が必要なところもあればまちなかに中央総合事務所みたいにするところもあります。ですから、各事業ごとに各総合事務所で考えられた予算立てというのは尊重しながらやっていくということ。ただ、先ほどお話がありましたが、例えば生活の環境改善でも同じなんです。言い方が違うとか対応の仕方が違うというものについては月に1回各総合事務所の地域整備課が集まっていろんな問題点が出てきたときにどうしていくかというところで調整しながらやってきているつもりです。ただ、まだそういうことが起きているというのであれば再度、人もだんだん変わっていっているところもあるんですけれども、同じような考え方で同じ進め方で地元に当たれるような、そういうところの教育は進めているつもりですけれども、これからもますます続けていきたいと思っています。  以上です。 133 ◯毎熊政直委員 私はお願いしたいんですけど、農道、林道は水産農林部に返すべきですよ。あなたたちはやはり生活道路なり河川なりそういうものに特化してその地域のことをやってもらうわけであって、農林水産業費のときに説明があったけど、林道西彼杵半島線の買収はできませんでしたからゼロでしたというふうに水産農林部のほうではそういう説明もあったけど。あなたたちが林道、農道までそういうゆとりはないはず。今から豪雨災害とか震災がいつまた起きるか分からないこの昨今の気象状況の中で、やはり総合事務所は林道、農道は水産農林部に任せるべきですよ。地域の住民の方々の日々の生活を守ることを第一にしてもらわないと、林道、農道は一番壊れやすいじゃないですか。災害を受けやすいじゃないですか。それにかかってしまったらみんな普通の一般の生活道路の復旧とか修繕とかそういうものに手が行き届かなくなる可能性が多くある。だからそこら辺はきちんと話合いをせんと、あなたたちはせっかくばらばら3つも4つも分かれてしまって、いざというときに今年は北部が多かった、ものすごく災害を受けることが多かった。そういうときに人をやらんばいかんし、トータル的に判断できる、それは中央総合事務所の権限としてもらわなければ、あなたたちと事務職の考えがばらばらになってしまったら、ものすごく一番困るのは市民ですよ。どこにどう言えばいいのか分からない。予算の一定権限もきちんと持たせてもらわないと、決算で結果だけを今ここに報告されても、あなたたちはきちんとした権限を持ってもらわなければ、せっかく4つの総合事務所をつくった意味がないと私はそう考えられるんだけど、そこらはどういう見解を持っているの。 134 ◯森尾中央総合事務所理事 今回の災害を受けまして、広域的に大規模な災害が起きたということで、やはり今の組織の中でもいろんな問題点が出てきているというのは認識もあります。その中で、まだ行政サテライト自体が始まって3年ぐらいですので、その中で行政サテライトとして我々は何をしないといけないかというのも、委員が言われたとおり各住民の方々の生活を守っていくというのがまず第一にしていくことだと思っていますので、それ以外のところで大分力を取られているというところがあるのも確かに認識しています。ですが、これは私たちのほうから提案しながら総合事務所がどうあるべきかというところは私たちのほうで提案しながら組織の問題のあるところは改善していけるような、そういうような取組を進めていきたいと思っています。  以上です。 135 ◯毎熊政直委員 そうおっしゃるけど、実際は総合事務所に頼んでも決裁権がないもんで仕事が遅れるんです。結論を出すのにいろいろ自治会施工とかなんとか頼んでもなかなか。その所長というのは決裁権が5,000万円まで持っているなんて言ったけど、ああいうのも吹っ飛んでいってしまったみたい。どこにあるのか知らんけど。だって所長なんか変わった人私は知りもせんぞ。それだけ地域に根差していない所長なんか来たら不幸ぞ、その地区は。そういうばらつきがあるから、きちんと平等に、我々も長崎市民やけん。良い所長とか、良い仕事ができる人が行ったところの総合事務所のところはどんどん仕事ができて、仕事をしない人間が来たところは役所に頼んでもなかなか全く何も進まないというような、そういう状況になってしまう。そういう危険性が十二分にあると思う。そういうのはどう補完していくとね。 136 ◯森尾中央総合事務所理事 この行政サテライトの制度自体が各総合事務所ごとにその地域の課題を解決するためにいろんな考え方、新たに考えたものを片づけながらやっていくというのはまず大前提。その中で職員の頑張りとかそういうところに左右されるのはある程度はされると思いますけれども、そういうところについては我々はさっきも協議しながら協議会を開いた中で課題があるところは解決していくというところでの取扱いをしているところです。ただ、言われるとおり、各総合事務所ごとに若干差が出てきているというのはあるのかもしれませんので、それについてもいろんな問題点があるのは上のほうにちゃんと説明して改善をしてもらいたいと思っています。  以上です。 137 ◯毎熊政直委員 総合事務所の所長に技術職のことは全然知らない事務職がなっているところ結構多い。しかし、その人は全然技術職のことは分からんで、急いでしなきゃならない災害復旧費とか判断が遅れていったらどんどん復旧は遅れてしまうわけたい。そうするとまた次の大雨がいつ降るか分からないという状況の中で、地域住民が一番迷惑を被るんです。そういうときにきちんと判断ができて、これは予算をこういうふうに使って早く仮復旧でもしようとか、総合事務所で判断をしなくちゃいけない。そういうのもきちんと皆さんできていますかというのが私は疑問なんです。そういうふうにきちんと判断が随時、適宜現場で判断してもらわなければ、非常に先ほどから言うようにばらつきがあるから、そこら辺はきちんとそれぞれの3つの総合事務所、中央総合事務所は中央総合事務所でやっているだろうけど、3つの総合事務所それだけできていますか。 138 ◯中野東総合事務所地域整備課長 確かに今回災害の数が多かった部分はございます。そこの部分については東総合事務所の全体10名、技術職員、再任用を含めて8名いますけど、ベテランの方も多く満遍なく職員がおりますので、適宜もちろん予算の分もございますけど、そういった形を判断させてもらって市民の安全を確保するような形に努めているような状況であると思います。  以上です。 139 ◯森尾中央総合事務所理事 どうしても所長が事務職ということで、技術的なところの認識が薄いところはあると思います。そこは課長のほうがちゃんと技術的なところのフォローはしながらやるような仕組みになっていますので、そこはもし課長の認識が薄いところとか、あるいは精度が足らないとかそういうものがあれば我々もそこは話をしながら所長のほうに説明できるようなスキルを身につけるような、それらの話もしていきたいと思っています。  以上です。 140 ◯福澤照充委員長 ほかにありませんか。  それでは質疑を終結します。  次に、第6款農林水産業費第2項林業費のうち、総合事務所所管部分の審査に入ります。  理事者の説明を求めます。 141 ◯森尾中央総合事務所理事 第6款農林水産業費第2項林業費のうち、総合事務所所管部分についてご説明いたします。企画財政部提出の令和元年度部局別歳出決算額一覧の36ページをご覧ください。第2項林業費のうち総合事務所所管部分は行番号7に記載の予算現額8,188万1,420円。支出済額7,513万2,746円。不用額674万8,674円で執行率が91.8%でございます。次に、白い表紙の事項別明細書の242ページをご覧ください。第3目山林管理費のうち総合事務所所管分は、備考欄下段に記載の1.山林管理費及び2.【補助】山林整備事業費のうち、2.林業専用道でございます。次に、244ページをお開きください。第4目林道管理費は全額が総合事務所所管。第5目林道建設費のうち総合事務所所管分は、備考欄中段に記載の1.【補助】林道開設事業費(地方創生道整備推進交付金)、3.【単独】林業用施設整備事業費及び4.【単独】自然災害防止事業費でございます。  詳細につきましては、担当課長からご説明させていただきます。 142 ◯出口地域整備2課長 主な支出の内容につきまして、青色の表紙の主要な施策の成果説明書によりご説明いたします。278ページをお開きください。初めに、下段記載の第3目山林管理費でございます。次の279ページ上段記載の1.山林管理費でございますが、これは、市有林において樹木が隣接する家屋に及ぼした支障木の伐採を行ったものでございます。次に、2.【補助】山林整備事業費の(2)林業専用道でございますが、これは国の交付金を活用し、林業専用道の整備を行うもので、イ.工事費として林業専用道神浦江川町線開設工事を行っております。  279ページの下段をご覧ください。次に、第4目林道管理費でございます。1.林道管理費の(1)林道維持管理費でございますが、これは林道において、構造・機能の保全及び通行の安全を確保し、適正な維持管理を図るものでございます。  次に、280ページをお開きください。第5目林道建設費でございます。1.【補助】林道開設事業費(地方創生道整備推進交付金)の(1)内藪線でございますが、林道開設のため開設工事を行っております。次に、3.【単独】林業用施設整備事業費の(1)林道でございますが、これは市が管理する林道の改良及び維持補修などを行うもので、ア.工事費として、林道大山線及び林道現川線の道路改良工事や林道内藪線開設工事等を行っております。次に、4.【単独】自然災害防止事業費の(1)林道でございますが、これは林道の危険箇所の災害防止を図るため、法面の崩壊防止工事などを行うもので、ア.工事費として、林道大山線等の自然災害防止工事を行っております。  次に、予備費の充用についてご説明いたします。同じ資料の296ページをお開きください。上段の第4目林道管理費において、表右側の主要な予備費充用の説明欄に記載のとおり、北総合事務所において林道で発生した事故に係る見舞金を支出したものでございます。  説明は以上でございます。 143 ◯福澤照充委員長 これより質疑に入ります。 144 ◯中西敦信委員 林道の管理に関わってお尋ねしたいんですけれども、林道は山の中にあると思うんですけれども、以前は農地の開墾とかで集落があったところも高齢化でぽつんぽつんというような家があるところが多いと思うんですけれども、林道の管理という点で279ページの除草とか倒木処理とかやってほしいという要望があったときに、それぞれの総合事務所に届けてから実際に実施されるまで何か月もかかるという声があるわけですけれども、林道管理費をきちんと計上して住民の声に迅速に応えられるようにしなければいけないと思うんですが、その辺り、この林道管理費の状況は今この状況で足りているという認識なのかお尋ねしたいと思います。 145 ◯森尾中央総合事務所理事 これは市道も同じなんですけれども、農道、林道の中でも私たちが力を入れて管理しているというのは生活道路に近いようなところという点がまず第一になります。ただし、この金額を見てのとおり、数百万円のお金の中でやりくりしているところですので、なかなか皆さんの要望を全て受けるような体制じゃないというのも分かっています。ただその分はできるだけ道路等でできる分は道路の中で対応していくということで、今のところはやっているつもりですけれども、どうしても林道に限ってくれば手が回っていないという状況でございます。  以上です。 146 ◯中西敦信委員 時間がかかる中で予算も限りあるから直営で自分たちのところでできる範囲はされているという実情もあるのは分かるんですけれども、特にそういう林道の管理というところで、自分たちは置いてけぼりじゃないけれども、そういう扱いなのかということでそういう気持ちになられている方もおられると思うので、やはり市の市道であるわけですから、市道の林道と農道であるわけですから、きちんともっと早く管理、車が通りやすいように安心して通行できるように環境をやっていただきたいと要望しておきたいと思います。  それと、4つ総合事務所ある中で林道、農道ではないと思うんですけれども、先日、台風の被害で北総合事務所管内の地崩れのところの10月補正でも修繕というか工事費が上がっていなかったですけれども、要は時間がかかるという中で所管が北総合事務所じゃなくて中央総合事務所のほうに移管されているというところで、災害現場は北総合事務所の中でもやるのは中央総合事務所とかになれば、もちろん同じ長崎市だからきちんと迅速にできる限り早くということで考えられていると思うんですけれども、地域からすればそういう地崩れでブルーシートが残っているというところがあれば、復旧が遠いのかなというふうになると思うので、事務所は違っても同じ長崎市ということで、もちろんその気持ちはあると思うんですけれども、しっかりやっていただきたいと思うんですけれども、なかなか特に林道、農道ではそういうところないと思うんですけれども、実際に所管の中で総合事務所の中で手に負えないからほかに移管するみたいなことは37ページですか、歳出の決算額一覧の中ではないですよね。 147 ◯森尾中央総合事務所理事 個別の事項については私も把握していないんですが、基本的に各総合事務所で起きた災害対応とか、あるいは修繕対応というのは各総合事務所で行うようにしています。災害の予算については中央総合事務所のほうでまとめてお金は要望するというのはございますけれども、各総合事務所の所管分については各総合事務所が責任を持って対応していくというやり方をしています。  以上です。 148 ◯中西敦信委員 理事はそういう認識かもしれないんですけれども、実際に琴海の旭ヶ丘の地崩れは中央総合事務所に移管しましたということで言われていましたし、実際にそんなふうに査定もされているところだったので、ただ、令和元年度の分については多分ないんだろうと思うんですけれども、やはり実際に災害があった場所と担当する総合事務所は資料を見ればこれは中央総合事務所の予算なのか、決算なのかというのがきちんと整理されて分かるようにやっていただきたいというのと、同じ長崎市ということで災害復旧は迅速に対応していただきたいと要望し、林道費の管理の拡充と併せてお願いしておきたいと思います。 149 ◯森尾中央総合事務所理事 先ほど、災害復旧の話をしたもんですから、今のお話でしたけれども、今聞いたお話では崖の災害というのであれば各総合事務所のほうで急傾斜とか地すべりというのを対応するのはなかなか難しいので、それについては中央総合事務所のほうで取りまとめて進めています。ただ、北総合事務所だから遅いとか南総合事務所だから遅いということはございません。うちが中央総合事務所でするところは中央総合事務所も南総合事務所も北総合事務所も全て同じレベルで対応していくというところは変わりないです。  以上です。 150 ◯山本信幸委員 確認なんですが、これは林道の部分の維持管理費も市道を含めての維持管理も各総合事務所管内の分で全部一緒にして自治会等の要望を聞いてそれから行っているような状況なんでしょうか。 151 ◯森尾中央総合事務所理事 道路も河川も公園も農林も同じなんですけれども、予算自体は各総合事務所のほうで計上して、その予算の中でまず進めていくと。ただし、いろんなことがあってどうしても足りないとかいうことがあったときには各総合事務所のほうでお金を譲り合ったり、そういうことをしながらできるだけ皆さんの要望に応えられるようなことをしているところです。 152 ◯山本信幸委員 そうなってくると、前は農道にしろ林道にしろ漁港にしろ、屋台が小さかったので数が少ない中で対応していたので、早く修繕工事等の維持管理等対応できたけど、全体の数はものすごい数、数が多い中で順番を決めることで平等に当たっていく、その地域性もそれに含まれていくので、全体の中で順番に要望を取ってそれから対応していくということになると、かなりそこに時間を要すると。市道が現実に時間を要していくんですけど、それと同じ考えになってくるんです。そういう意味でいくとどうしても各水産なら水産のほうに元のような形のほうが対応としては早くなるんじゃないかと思うんですけど、その辺はどう考えて。 153 ◯森尾中央総合事務所理事 言われるとおり、農林、水産というのはどうしても産業振興の立場の中でされているものが多いと思っています。ですから、そういう大きな事業の中で維持管理も進めてきていたというのが今までだと思います。その中で、行政サテライトになってうちが維持管理だけしているもんですから、逆に農業者との付き合いとか水産業者との付き合いというのがほとんどない中で維持管理だけしているという。そこも先ほど言われたとおり、問題点の1つだと思っていますんで、やはり相手方、どういう人たちを相手に仕事をするのかというところがはっきりしていかないと、私たちも生活者というところの視点があるもんですから、そこはやはり課題だと思っています。  以上です。 154 ◯山本信幸委員 予算が小さかったりしていても、そういうところはやはり課題と思うんです。早く工事ができない、修繕工事もできないというところがあるんで、その辺はぜひ調整していただきたいと思います。 155 ◯福澤照充委員長 ほかにありませんか。  それでは質疑を終結します。  次に、第6款農林水産業費第3項水産業費のうち総合事務所所管部分の審査に入ります。  理事者の説明を求めます。 156 ◯森尾中央総合事務所理事 第6款農林水産業費第3項水産業費のうち総合事務所所管分についてご説明いたします。企画財政部提出の部局別歳出決算額一覧の36ページをご覧ください。第3項水産業費のうち、総合事務所所管部分は行番号10に記載の、予算現額1億1,267万6,000円。支出済額7,224万1,901円。繰越額3,283万4,600円。不用額759万9,499円で執行率は90.5%でございます。次に、白い表紙の事項別明細書の249ページをご覧ください。第3目漁港管理費のうち総合事務所所管分は備考欄下段に記載の1.漁港管理費のうち2.漁港維持管理費(総合事務所)、3.県管理漁港維持管理費の全額となっています。次に、251ページをお開きください。第4目漁港建設費のうち総合事務所所管分は、備考欄上段に記載の1.【補助】水産物供給基盤機能保全事業費、3.【補助】農山漁村地域整備交付金事業費のうち4.海岸堤防等老朽化対策(総合事務所)及び5.【単独】漁港施設小規模改良事業費の2.漁港(総合事務所)となっております。  詳細につきましては、担当課長からご説明させていただきます。 157 ◯中野東総合事務所地域整備課長 主な支出内容につきまして、青色の表紙の主要な施策の成果説明書によりご説明いたします。288ページをお開きください。第3目漁港管理費でございます。1.漁港管理費の(2)漁港維持管理費(総合事務所)でございますが、市が管理する漁港において、清掃等の維持管理業務を地元漁港へ委託することや、照明灯など施設修繕、剪定・除草等などを行ったものでございます。  次に、289ページの(3)県管理漁港維持管理費でございますが、県管理漁港である式見、野母、樺島について、県から一部権限移譲により、管理業務などを地元漁港に委託したものでございます。次に、第4目漁港建設費でございます。1.【補助】水産物供給基盤機能保全事業費の(1)漁港施設機能保全でございますが、漁港施設の老朽化診断等に基づき、網場漁港において、床板部分実施設計委託及び機能保全工事を行ったものでございます。  次に、3.【補助】農山漁村地域整備交付金事業費の次のページの290ページ中ほどの(4)海岸堤防等老朽化対策(総合事務所)でございますが、蚊焼漁港海岸堤防等老朽化対策工事を行ったものでございます。  次に、291ページの5.【単独】漁港施設小規模改良事業費の(2)漁港(総合事務所)でございますが、補助事業に該当しない漁港整備事業を単独事業で実施するものです。ア.修繕料として、かきどまり漁港(福田地区)の護岸修繕を、イ.委託料として、南風泊漁港の潜水調査委託を、ウ.工事費として、相川漁港防波堤改良工事や沖の島漁港浮桟橋補修工事を行ったものでございます。  次に、翌年度繰越額についてご説明いたします。629ページをご覧ください。表の中の農林水産業費のうち、上から2行目の【補助】水産物供給基盤機能保全事業費、漁港施設機能保全が総合事務所所管分でございます。戸石漁港しゅんせつ工事において、関係機関との調整に不測の日数を要したことにより、翌年度に繰り越したものでございます。なお、令和2年8月11日に工事は完了しております。  説明は以上でございます。 158 ◯福澤照充委員長 これより質疑に入ります。 159 ◯毎熊政直委員 今、北総合事務所、南総合事務所、東総合事務所と説明があったけど、繰越しは東総合事務所だけで漁港建設費、南総合事務所も北総合事務所もきちんと全部その年度内で単年度でやっているじゃないですか。そういうばらつきがやはりあるということは、仕事がさばけないということですか。数字だけ見ればそういうふうに見えるから。どうしても予算が少ない上に繰越しは一番多いというふうに受け取れるから。どうしても私は東総合事務所のほうの資料にしか目がいかんとばってんさ。しゅんせつは何で遅れたんですか。 160 ◯中野東総合事務所地域整備課長 補助事業でございまして、補助の交付決定後、発注をしたんですが、しゅんせつ工事という種類の工事で市内業者が5者とか少ない状況でございました。そういった中で県の同じような工事もございまして、どうしても市内業者の漁港の業者が技術職員を配置できないということもございまして、2回ほど不落になってしまいました。そういったことから、冬場の戸石のフグの時期も重なりまして、漁港管理者と調整の上で繰越しをさせていただいたというような内容になっております。  以上でございます。 161 ◯山本信幸委員 確認ですけど、成果説明書の291ページの漁港の分の総合事務所と括弧で上のほうに書いてありますね。そこの工事費の欄は水産農林部のほうでやるんですか。291ページの総合事務所と書いてあって、施設修繕料と潜水調査委託料は先ほど説明の中で総合事務所がやると。その下の工事費というところの欄は水産振興課なんですか、それとも総合事務所なんですか。 162 ◯宮崎南総合事務所地域整備課長 ここの漁港、総合事務所なんですけれども、この分の工事費につきましては各総合事務所、沖の島につきましては南総合事務所、相川漁港防波堤改良工事につきましては中央総合事務所で施工している箇所になります。 163 ◯山本信幸委員 こういうのはいわゆる越波からも考えてこんばし、沖波からの調査とかそういう専門性がかなり高くなってくると思うし、そこでの指摘をしていかんと。逆に修繕工事だけでいいのか改良工事だけでいいのかという指摘を今後していかんばいかんような場所で、非常に専門性があるところでそういうものを逆に総合事務所の各事務所だけでやるというのは非常にどうかと。やはり専門性があるところは専門性のある技術職を育ててそこで統括的にやるべきですよ。そうしないと漁港の防波堤改良工事、消波ブロックか何か置いたんでしょうけれども、沖波からどんぐらいのが必要で、その分計算していかんばいかんし、その後どの程度のやつが必要なのかも考えんばいかんですよ。単純に置き直しましたというだけではいかんはずです。その辺どうなんですか。 164 ◯菊川地域整備1課長 この相川漁港につきましては、金額が196万円ということで、実際に工事内容は消波ブロックの42個を置いて、被覆ブロックを15個の積み直しということになっています。少額であったため、入札参加者がおらず、これは水産振興課の工事と抱き合わせて発注させてもらっています。  以上でございます。 165 ◯山本信幸委員 まず、先ほど言った水産振興課と抱き合わせてよかですよ。でも監督は中央総合事務所が行うわけじゃないですか。そういうふうな形ではないんですか。それとも、一緒に同時発注で向こうが監督するんですか。 166 ◯菊川地域整備1課長 これは少額であったため、水産振興課のほうにお願いして監督をしてもらっています。 167 ◯山本信幸委員 そうなってくると、どっちがどっちか分からんことになってくるので、逆に漁港関係であれば同じような形で水産振興課がしてやればいいんですよ。少額やけんまさにそういうことじゃないですか。そうすると早くもなるし専門性も高くもなるわけですから、その辺どうですか。 168 ◯森尾中央総合事務所理事 水産振興課がよく知られている、そのとおりだと思います。ただ、事業の中ではやはり各総合事務所の仕事から、なかなか専門的なところに偏っているもんですから、それはやはり水産振興課のほうにもいろんな話聞きながら進めているところですけれども、なかなかうまくできていないというのは確かに私たちは反省すべきところだと思っています。 169 ◯福澤照充委員長 ほかにありませんか。  それでは質疑を終結します。  討論に入ります前に、理事者交代のため暫時休憩します。           =休憩 午後3時33分=           =再開 午後3時47分= 170 ◯福澤照充委員長 委員会を再開いたします。  それでは、第152号議案「令和元年度長崎市一般会計歳入歳出決算」のうち、本委員会に付託された部分に対する討論に入ります。  何かご意見はありませんか。 171 ◯中西敦信委員 ただいま議題となりました第152号議案「令和元年度長崎市一般会計歳入歳出決算」について、本委員会に付託された部分について不認定の立場から意見を申し上げます。  その理由の第一は、第4款衛生費第1項第9目環境委対策費の中で三方山環境対策費358万903円が執行されております。水質の検査や保全委員会そのものは大事な取組事業として理解しておりますが、三方山のこの環境の保全という点で根本的には投棄、埋められている有害ごみをどのように処理していくのか。その解決の糸口を探すという点で引き続き保全委員会であるとか専門家の声を聞く機会を持っていただきたいという立場から、現状この令和元年度の取組の市の姿勢では不十分だという立場から認めることはできません。  次に、第7款商工費第1項商工費第2目商工振興費の中の企業立地推進費について意見を申し上げます。企業誘致を推進して市内の雇用の機会をつくるということは大事な取組だと思いますが、一方で市内の7割近い雇用を支えている地元の中小零細業者への直接支援が本当に乏しい中で、多額の企業立地推進費を使っていくという点については見直す必要があるのではないかという立場から、認めることはできません。  最後に、第7款商工費第1項商工費第4目観光費において、交流拠点施設整備事業費約22億7,100万円が執行されております。本事業は大型会議施設を整備し、交流人口を増やしてまちの活性化につなげるということで整備がされ、令和元年度においては設計が終了し、基礎工事と建物を造る最初の段階に入っているわけですけれども、質疑の中でも質問をしましたが、いかにこの大型会議施設、MICE施設を使って市内の良い循環をつくっていくのか、あるいは長崎市ならではのイベントをつくると、催事をつくると、そういった取組があまり見えない状況だと言わなければなりません。市内においては人口の社会減が大きな課題となる中で、交流人口の増に頼る、そういう施策を大きな柱としていいのかどうか。本当に問われなければならないと思います。そういう点でこのMICE施設については市の施策の選択肢としていかがなものかという点を述べて、当初予算の際にも反対の立場を取りましたので、今回の決算についても認めることはできません。  以上、不認定の立場からの討論といたします。 172 ◯池田章子委員 ただいま議題となっております第152号議案「令和元年度長崎市一般会計歳入歳出決算」の本委員会所管部分について、認定の立場で会派を代表して意見を申し述べたいと思います。  まず、第6款農林水産業費第1項第3目において、農業振興資金預託金ですが、肥育素牛導入を支援し、肥育をされている経営の安定を図る非常に大切な施策であるとは思いますが、より有利な県の農業近代化資金の利用による素牛購入頭数が多く、預託金に多額の不用額が出ています。予算計上の際には県や関係者等々と十分な調整を図って適切な額の予算計上を行っていただきたいと思います。また、農業担い手育成を図るための次世代人材投資等々の施策についても、必要な施策だと思いますが、ここ数年にわたって押しなべて執行率が低い状態が続いています。限られた財源の有効活用のために、予算計上の際の精査と人材の掘り起こしに努力していただきたいと思います。  第7款商工費第1項第2目のプレミアム付商品券発行事業費において、5億円近い不用額が出ています。国の制度、国の枠組みの中での執行とはいえ、地域に応じた市民に寄り添った長崎なりの工夫をして非課税世帯の方々が利用しやすくするべきであったと思います。指摘をしておきたいと思います。  同じく第7款第1項第4目観光費において、毎回指摘させていただいておりますが、DMOの推進費でDMOができてもう5年となりますが、これまで多額の予算をつけてきたのに、十分な役割を果たしていない、成果を出すことができていないということを指摘しなければならないと思います。プロモーション、マーケティングをして終わりではなくて、それによってどれだけ観光客を増やし、地域に経済効果をもたらしたか、それを数値化して示すことができなければ、DMOの存在価値はないと思います。何でもかんでも新型コロナウイルス感染症の口実にすることなく、成果を上げることを求めたいと思います。  それから、さるく観光推進費ですけれども、長崎さるくへの参加者が減り続けております。原因は取組不足と考えます。長崎で始まったまち歩きさるくは長崎の観光資源を生かすものであり、また、ガイドを務める市民の活躍の場でもあります。まちづくりというふうに捉えてもっと本気を出して取り組んでいただきたいと思います。  最後に、観光施設管理運営費において、数ある観光施設のいずれにも通じることだと思いますが、特に心田庵の手入れ、管理が不十分であるということを指摘したいと思います。一番自慢の紅葉が立ち枯れ寸前で他の樹木も相当傷んでいます。建物も雨漏り等々があり、相当の手入れが必要だと思います。一刻も早く閉じて修繕、手当てをすることを求めて認定の討論にしたいと思います。 173 ◯岩永福子委員 ただいま議題となっております第152号議案「令和元年度長崎市一般会計歳入歳出決算」のうち、本委員会に付託された部分について賛成の立場から明政クラブを代表して意見を申し上げます。  まず、第2款総務費におきまして、商工部が所管するふるさと納税につきまして、人口減少において交付金が減額されることが予想される中、ふるさと納税は貴重な財源となると考えます。全国的にも実績が下がっているということですが、長崎市は4割減となっています。いろいろな理由はあるにしろ、実績を上げるように努めてほしいと思います。  第4款衛生費について、ごみ処理の件ですけれども、市民のご協力のおかげでごみ処理の経費削減ができていると思います。ごみの分別も定着していると考えますが、人口減などの理由もあり資源ごみが減っているということは分かりますけれども、リサイクル推進等において引き続き啓発を続け後退しないように努めていただきたいと思います。  第6款農林水産業費におきまして、農業費においては不用額が相当に出ておりますけれども、水産業費のほうは予算も少なく農業と水産業の支援の差があると考えます。現状を把握して予算の編成をしていただきたいと思います。災害による漁業者への支援策も考えていただきたいと思います。  第7款商工費におきまして、新産業の種で実績がゼロということでありました。長期的に産業をつくる取組というのは必要だとは思いますけれども、現在コロナ禍において経済対策として早急に行わなければならないこともあると思うので、知恵と実行力で取り組んでいただきたいと考えます。  第11款災害復旧費におきまして、文化観光部から説明がございましたが、多額の不用額、繰越金について説明不足で分かりにくい点がございましたので、あらかじめ説明をしていただきたいと思います。同じく災害復旧費、各総合事務所の対応にばらつきがあるということが考えられます。総合事務所の在り方について考えていただきたいと希望し、明政クラブを代表しての賛成の立場からの意見として申し上げます。  以上です。 174 ◯岩永敏博委員 ただいま議題となっております第152号議案「令和元年度長崎市一般会計歳入歳出決算」について、認定の立場から自民創生を代表して一言申し上げます。
     各款について、不用額が計上されておりますけれども、その中でも一般競争入札の結果、予定価格を下回る金額で締結できたものが散見されております。これによって事業が遂行されないという事態にも結びつくところもございますので、これについては積算、特に公共事業をしっかり受注していただくような業者への指導といいますか、情報の交換、あるいは底上げについても図っていただきたいと思いますし、今年度、特にコロナ禍において今年度の不用額として多く出るものと思いますけれども、これについても一般会計に戻すもの、あるいは国に戻すものも多々あろうかと思います。ぜひともここは精査しながら、特に新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金については早急な対応を取ってしっかり使いきるような状況にしていただきたいということをお願いして、令和元年度の歳入歳出決算については認定といたします。 175 ◯山本信幸委員 第152号議案「令和元年度長崎市一般会計歳入歳出決算」について、認定の立場で公明党を代表して意見を申し上げます。  コロナ禍を見据え、新たな予算をつくっていく中で決算は重要であり、個別施策の成果と関連事業の政策評価結果は大きな課題があると考えます。成果の目的を含め、本決算審査により議題となった事業のスクラップアンドビルド、見直しを進め予算の絞り込みに努め、ウィズコロナにつながるよう対策を講じていかれることを求め、認定の討論とさせていただきます。 176 ◯福澤照充委員長 ほかにありませんか。  それでは討論を終結します。  これより採決いたします。  ご異議がありますので、挙手により採決いたします。  第152号議案「令和元年度長崎市一般会計歳入歳出決算」のうち本委員会に付託された部分について、原案のとおり認定することに賛成の委員の挙手を求めます。        〔賛成者挙手〕 177 ◯福澤照充委員長 賛成多数であります。よって、本案は原案のとおり認定すべきものと決定いたしました。  以上で、本委員会の審査は全て終了いたしました。  これをもちまして、環境経済委員会を散会いたします。           =散会 午後4時3分=  長崎市議会委員会条例第28条第1項の規定により署名する。         環境経済委員長 福澤 照充 長崎市議会 ↑ ページの先頭へ...