長崎市議会 2002-09-26
2002-09-26 長崎市:平成14年建設水道委員会 本文
↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1 小林委員長 出席委員、半数以上であります。ただいまから
建設水道委員会を開会いたします。
〔審査日程について協議した結果、別添の「審
査日程」のとおり審査することに決定した。〕
2 小林委員長 議案審査に入ります前に、関係資料の確認を行いたいと思います。
委員会資料の中の資料の内訳をお開きください。
議案関係資料につきましては、5種類あります。1冊目が白表紙の
歳入歳出決算書で、一般会計及び特別会計の議案となっております。2冊目が白表紙の厚い資料でありまして、
事項別明細書等からなっております。3冊目が薄い
ピンク色表紙の
一般会計歳入歳出決算資料、出納室作成のものであります。4冊目が青表紙の主要な施策の成果説明書であります。5冊目が黄色表紙の監査委員からの審査意見書であります。以上が
議案関係資料となっておりますので、ご確認をお願いいたします。
委員会資料につきましては、3種類あります。1冊目が出納室が作成しました資料で、白表紙の
事項別明細書節の内訳であります。この厚いやつです。2冊目は財政部が作成した資料でありまして、
オレンジ色表紙の
一般会計歳入歳出決算総括説明資料であります。これは、総務委員会における総括説明のための資料で、参考資料として配付をされております。3冊目は財政部がつくりました薄い紫色表紙の負担金・
補助金交付団体収支決算書であります。
その他に、第90号議案「平成13年度長崎市
水道事業会計決算」、第93号議案「平成13年度長崎市
下水道事業特別会計歳入歳出決算」及び第99号議案「平成13年度長崎市
駐車場事業特別会計歳入歳出決算」の委員会資料を後ろの方にとじ込んでおります。
また、本日の審査では、白表紙の平成13年度
水道事業会計決算書と黄色表紙の
公営企業会計決算審査意見書も必要でありますので、ご確認のほどよろしくお願いいたします。
関係資料につきましては、以上であります。
〔審査の方法について協議した結果、原則とし
て、各項ごとに理事者からの説明を受け、質疑
を行い、説明・質疑がすべて終了した後に、討
論・採決を行うことに決定した。また審査の順
序については、別添の「
歳出審査早見表」のと
おり進めることとし、負担金・
補助金交付団体
収支決算書に関する審査は、11款の災害復旧費
の質疑が終了後、一括して理事者から説明を受
け、質疑を行うことに決定した。〕
3 小林委員長 それでは、第90号議案「平成13年度長崎市
水道事業会計決算」を議題といたします。
理事者の説明を求めます。
4 峯水道局長 それでは、第90号議案「平成13年度長崎市
水道事業会計決算」についてご説明いたします。
恐れ入りますけれども、委員会資料は1ページをお開き願いたいと思います。それから、決算書の方は29ページでございます。
まず、平成13年度水道事業の業務実績でございますけども、これは、委員会資料に基づきまして説明させていただきますのでよろしくお願いいたします。
給水人口は、40万9,789人で前年度に比べ1,097人、0.3%の減、給水戸数は、18万9,938戸で前年度に比べ1,296戸、0.7%の増、給水量は、4,615万310立方メートルで前年度と比べまして79万4,500立方メートル、1.7%の減となっております。また、有収水量は4,129万6,139立方メートルで前年度に比べ57万2,117立方メートル、1.4%の減となっておりますが、
漏水防止対策の効果もありまして有収率は89.5%で、前年度と比べまして0.3ポイント増加いたしております。
次に、平成13年度の主な
建設改良事業の工事状況についてご説明をさせていただきます。決算書は12ページでございますが、委員会資料の2ページから4ページに取りまとめて掲載いたしておりますので、これに基づいて説明させていただきます。この資料につきましては、今回、前回も委員さんの方からご要望がありましたので、少しまとめて改訂をしながら工夫をさせていただいておりますのでよろしくお願いいたします。
まず、(1)の主要な
建設改良事業でございますが、アの
上水道統合整備事業につきましては、
長崎水害緊急ダム建設事業によりまして、1日1,400立方メートルの
新規水源開発及び水道施設の統廃合と関連いたします導水施設の整備を総事業費317億円をもって、平成元年度から22カ年の継続事業として実施いたしております。平成13年度におきましては、事業費9億2,957万円をもちまして、
ダム建設事業費の負担並びに矢上取水場、沈砂池でございますが、築造工事及び送・
配水管布設工事等を施工いたしまして、平成13年度末の進捗率は、62.2%となっております。
次に、イの
配水施設整備事業につきましては、総事業費50億円をもって平成10年度から5カ年の継続事業といたしまして、市内一円の出水不良などの解消と
漏水防止対策の強化のために実施をいたしております。平成13年度におきましては、事業費11億8,692万円をもって松山町、これは口径600ミリメートルでございますが、
配水管布設工事等を施行いたしまして、市内一円の配水管2万1,854メートルについて老朽管の布設替え及び
新規布設工事を行っております。平成13年度末の進捗率でございますが、76.7%となっております。
次に、ウの
南部地区配水施設整備事業につきましては、戸町
トンネル以南の長崎市南部地区のより安定した給水体制を確保するために、総事業費105億1,851万2,000円をもちまして平成11年度からの10カ年事業で実施いたしております。平成13年度におきましては、事業費9億4,838万1,000円をもちまして、下水道事業と合併施工しております
南部地区配水施設共同トンネル工事に係る事業費の負担及び
小江地区配水管布設工事等を施行いたしまして、平成13年度末の進捗率は、12.2%となっております。
次に、エの未給水地区無
水源簡易水道事業につきましては、未給水地区の解消を図るために年次計画により実施しているもので、平成13年度においては田中町の中尾地区、松崎・三京町、船石町の上座地区及び福田本町の岳地区を施行いたしまして、事業費5億2,652万6,550円をもって
中尾ポンプ場電気計装設備工事及び送・
配水管布設工事等を施行いたしております。なお、田中町の中尾地区につきましては平成13年度で事業が完了いたしまして、平成14年4月1日から供用を開始いたしております。平成13年度末の進捗率は、42.6%となっております。
次に、(2)のその他の事業でございますが、アの
漏水防止対策事業につきましては、ライフラインとしての安定給水を確保し、水道水の効率的な使用を推進するために実施いたしております。平成13年度におきましては、事業費1億6,444万8,016円をもって996キロメートルの配水管路等を調査いたしまして、239カ所の配水管及び給水管の漏水箇所を修繕いたしました。
次に、イの浄水施設の改良事業につきましては、浄水施設の老朽化に伴いまして、計画的に施設の整備更新を行い、安定した水の供給を図ることを目的として実施いたしております。平成13年度におきましては、事業費2億9,430万6,684円をもって
式見取水ポンプ場電気設備改良工事等を施行いたしました。
次に、ウの配水施設の改良事業につきましては、配水施設の老朽化に伴いまして、安定した水の供給を図るために計画的に施設の改良を行い、また、他事業の施行に伴い支障となる管の
移設依頼工事等を実施いたしております。平成13年度におきましては、事業費7億6,905万977円をもって岩屋ポンプ場ポンプ電動機取替工事及び
配水管布設工事等を施行いたしました。
なお、決算書の12ページの下段の方に掲載しておりますが、平成12年度が事業の最終年度でありました萱瀬ダム再開発事業及び
石綿管更新事業につきましては、平成13年度に事業の一部を繰り越しておりましたが、萱瀬ダム再開発事業は、1,078万円の建設事業費を負担し、また、
石綿管更新事業は、1,618万7,550円をもって残工事を施行し、事業を完了いたしました。
次に、平成13年度の財政状況でございますが、委員会資料の5ページをお開き願いたいと思います。
まず、(1)の収益的収入及び支出につきましては、網掛けで表示しておりますとおり、収益的収入、これは総収益ですが111億6,818万4,450円に対しまして、収益的支出、これも総費用でございますが104億8,725万3,294円で、損益勘定におきまして6億8,093万1,156円の純利益が生じております。
次に、(2)の資本的収入及び支出につきましては、収入額24億2,787万443円に対し、支出額64億5,724万1,078円で、40億2,937万635円の財源不足が生じましたが、この不足額につきましては、補てん財源の欄に記載のとおり過年度及び
当年度分損益勘定留保資金などで補てんをいたしてります。
次に、長崎市
水道事業基金の状況につきましては、決算書の13ページの上から8行目に記載しておりますが1,292万1,441円を積み立てまして、1,018万3,893円を処分いたしたために、基金総額は5億7,469万1,716円となっております。
以上、平成13年度の長崎市水道事業における業務実績、主要な
建設改良事業及び財政状況についてご説明いたしましたけれども、水道事業の運営につきましては、今後とも事務の効率化・合理化により諸経費の節減を図るなど、長期的展望に立った財政計画のもとで経営の健全化・安定化に努め、市民福祉の増進に寄与してまいる所存でございます。
私からの説明は以上でございますが、引き続きまして平成13年度決算の詳細につきましては、決算書及び委員会資料に基づきまして、業務部長の方から説明させていただきますのでよろしくお願いたします。
5
栗原業務部長 引き続きまして、決算の内容についてご説明をいたします。決算書の2ページ、委員会資料は6ページをごらんいただきたいと思います。なお、決算における数値につきましては、原則的に消費税抜きで表記することとなっておりますが、決算報告書につきましては予算との比較を行うために、消費税込みで表記をいたしております。
それでは、決算書の2ページ、上の表の収益的収入についてご説明いたします。
水道事業収益は、予算額117億7,604万9,000円に対しまして決算額は、117億1,519万3,629円で、予算額と比べて6,085万5,371円の減となっております。その主な理由につきましては、委員会資料6ページでご説明をさせていただきます。委員会資料6ページの表の中ほどの、
水道利用加入金などの営業外収益が3,615万8,833円及び水道用地の売却益と開発負担金などの特別利益が2億2,722万1,651円増加したものの、一方におきまして上の方ですけれども、収入の根幹をなす給水収益が3億862万9,179円減少するなど、営業収益におきまして3億2,423万5,855円減少したためでございます。
次に、決算書の2ページ、下の表の収益的支出についてご説明いたします。
水道事業費用は、予算額112億6,381万7,000円に対し、決算額は、108億2,265万8,896円で4億4,115万8,104円の不用額が発生いたしております。この不用額の主なものにつきまして、委員会資料の8ページをごらんいただきたいと思います。8ページ表の中段より下の方に記載しております委託料におきまして、1億894万5,847円の不用額が生じておりますが、これは、
漏水調査業務委託において
漏水箇所修繕後の確認調査の区画数が当初の予定を下回ったこと及び
企業会計システムソフトウェア開発委託におきまして、開発工数が当初の見込みを下回ったことなどによるものでございます。
次に、同じく動力費におきまして9,401万2,984円の不用額が生じておりますが、これは、電力使用量が当初見込みを下回ったためでございます。
次に、9ページの表の中段上に記載しております減価償却費におきまして1億7,854万335円の不用額が生じておりますが、これは、事業の繰り越しに伴い萱瀬ダムに係る減価償却費が発生しなかったためでございます。
なお、不用額の欄がマイナス表示となっております
固定資産除却費等につきましては、
地方公営企業法施行令第18条第5項に基づきまして、企業会計の特例により現金支出を伴わない経費は予算を超過しての支出が認められているためでございます。
次に、決算書の4ページをごらんください。上の表の資本的収入でございますが、予算額28億1,164万1,700円に対し、決算額は、24億2,787万443円で、予算額と比べて3億8,377万1,257円の減となっております。これは、主に
上水道統合整備事業等の繰り越しに伴い、企業債を4億2,110万円繰り越したことによるものでございます。
次に、下の表の資本的支出でございますが、予算額81億5,810万7,550円に対し、決算額は、64億5,724万1,078円で、翌年度繰越額は、
地方公営企業法第26条の規定による建設改良費の繰越が5億4,509万8,000円、
継続費逓次繰越が9億9,886万円、合計15億4,395万8,000円でございますので不用額は、1億5,690万8,472円となっております。
不用額の主なものについて説明させていただきます。委員会資料の12ページ、13ページをごらんください。浄水施設費の不用額3,576万366円は、千々浄水場ろ水濁度計ほか設置工事の設計内容の変更等によるものでございます。また、配水施設費の不用額9,166万9,023円は、
緊急改良工事が発生しなかったこと等によるものでございます。未給水地区無
水源簡易水道事業の不用額1,538万450円は、
設計基本単価の減及び
中尾ポンプ場電気計
装設備工事等の入札差金等によるものでございます。なお、委員会資料の13ページの中段に翌年度繰越額の内訳を記載しておりますのでご参照願いたいと思います。
次に、決算書の6ページの損益計算書でございます。これにつきましては、先ほど説明いたしました決算書の2ページ、3ページの収益収支の数値と
消費税相当額の違いがあるものの、内容的には同一となり重複いたしますので説明は省略させていただきます。
次に、決算書の7ページをごらんください。
剰余金計算書でございます。
剰余金計算書は、年度内における剰余金の増減を表す報告書でございます。まず、利益剰余金の部でありますが、昨年度IVの
料金算定方法変更準備積立金6億7,367万2,000円をIの減債積立金に目的変更し、Vの(1)未
処分利益剰余金1億6,828万4,424円を、IIの
建設改良積立金に繰り入れております。
一方、
水道事業基金に積み立てるための財源としてIIIの基金積立金を1,198万2,522円処分いたしております。この結果、積立金の合計は、二重線を引いておりますが、22億2,426万9,424円となっております。したがいまして、当年度未
処分利益剰余金は最下段に二重線で表示いたしておりますように、(3)の当年度純利益分のみの6億8,093万1,156円となっております。
次に、決算書の8ページをごらんください。資本剰余金の部でございます。これは、当年度の資本取引から生じる剰余金を表すものでございます。資本剰余金につきましては、平成13年度は処分を行っておりませんので
当年度発生高のみご説明いたします。
受贈財産評価額の75億9,084万9,922円は、主に中尾ダムの完成に伴い長崎市持分相当を長崎県から受贈された額でございます。工事負担金の4億9,456万6,681円は、長崎県及び長崎市などからの依頼工事に伴う負担金でございます。補助金の2億464万円は、水源開発等に対する国庫補助金でございます。補償金の9,938円は、
長崎水害緊急ダム建設に伴う長崎県からの補償金に係る運用利息でございます。その他資本剰余金の83万9,617円は、土地に係る基金の運用利息でございます。この結果、翌年度に繰り越す資本剰余金の合計は、最下段に表記いたしておりますように614億2,184万7,484円となっております。
次に、決算書の9ページをごらんください。平成13年度の
剰余金処分計算書(案)でございます。1の当年度未
処分利益剰余金は6億8,093万1,156円となり、この処分案を記載いたしております。まず、法定積立金であります2の(1)の減債積立金は、当年度純利益の20分の1以上を積み立てることになっておりますので、1億6,275万7,520円を積み立てることといたしております。
次に、任意積立金であります2の(2)の
建設改良積立金は、資産維持のために当該年度の
企業債償還金の30%相当額5億1,669万4,000円を、2の(3)の基金積立金は、土地の
売却益相当額147万9,636円を積み立てることにいたしております。
次に、決算書の10ページをごらんください。貸借対照表でございます。貸借対照表は、水道事業の財政状態を明らかにするため、平成13年度末の時点におけるすべての資産・負債及び資本を総括的に表示したもので、消費税抜きの数値でございます。まず、1の固定資産のうち(1)の
有形固定資産でございますが、中段に記載いたしておりますように987億4,979万5,876円保有いたしております。
次に、ダムの利用権などの(2)の
無形固定資産が96億8,646万4,914円、(3)の投資が5億7,469万1,716円、合わせまして1,090億1,095万2,506円の固定資産を保有いたしております。なお、固定資産の明細につきましては、決算書の38ページから41ページに記載いたしておりますのでご参照願います。
次に、決算書の10ページ下段の2の流動資産でございますが、96億8,901万2,155円を保有いたしております。(2)の未収金が15億804万4,877円と表記されておりますのは、3月分の水道料金が4月納期となっておりますことや、年度末近くに完成した工事に係る負担金等が新年度に支払われるため、3月31日の時点では未収金として計上されるためでございます。
以上、固定資産と流動資産とを合わせました資産合計は、最下段に表記いたしておりますように1,186億9,996万4,661円となっております。
資産に対応いたします負債・資本の部は、右の11ページに記載いたしております。まず、3の固定負債は、
退職給与引当金、修繕引当金、合計いたしまして25億8,882万9,081円となっております。なお、平成13年度におきましては、引当金の取り崩しはいたしておりません。
次に、4の流動負債でございますが、17億1,135万3,989円となっております。これは、企業会計の場合、
出納整理期間がありませんので3月末までに支払うことができなかった工事代金等の未払金が主なものでございます。
以上、固定負債と流動負債とを合わせました負債合計は、43億18万3,070円でございます。
次に、5の資本金でございますが、(1)の自己資本金が166億9,884万9,056円、企業債の未償還残高であります(2)の借入資本金が333億7,388万4,471円、合わせまして500億7,273万3,527円となっております。次に、6の剰余金でございますが、合計で643億2,704万8,064円となっております。負債・資本の合計は、最下段に記載いたしておりますように1,186億9,996万4,661円となり、左の10ページ最下段の資産の合計と一致いたしております。
次に、決算書の12ページ、13ページ上段の平成13年度長崎市
水道事業報告書の総括事項につきましては、既に局長が説明いたしましたので省略させていただきます。
次に、13ページの中段は、議会の議決事項、報告事項及び行政官庁の許認可事項を掲げております。
次に、決算書の14ページをごらんください。職員に関する事項でございます。12年度末と13年度末の職名、職種別の職員数を比較したもので、最下段の合計欄にありますように平成14年3月末現在の職員数は、307人と前年度と比べまして9人の減となっております。
決算書の15ページは、消費税法第60条第4項に規定する特定収入について、法令または要綱等で使途の特定ができない収入を同法施行令第75条の規定に基づきまして、その使途を明らかにするため決算書に記載するものでございます。
決算書の16ページから28ページまでは、平成13年度に建設改良費により施行いたしました工事等の概況でありますが、決算額1,000万円以上の工事について工事名称、工事内容、金額、着工・竣工年月日を掲載いたしております。
決算書の29ページをごらんください。業務の概況を対前年度との比較で表示いたしております。(1)の業務量につきましては、先に局長が説明いたしましたので省略させていただきます。
(2)の事業収入に関する事項でございますが、消費税抜きで1の営業収益は、前年度と比べまして5億104万4,534円の増となっております。これは、平成13年4月からの料金改定により給水収益が4億9,960万2,219円増加したことなどによるものでございます。2の営業外収益は、前年度と比べまして566万8,805円の増となっております。これは、(3)加入金、いわゆる
水道利用加入金が、3,330万7,000円増加したことなどによるものでございます。
3の特別利益は、前年度と比べて1億2,346万6,522円の増となっております。これは、(3)のその他特別利益である開発負担金が増加したことなどによるものでございます。この結果、
水道事業収益合計では、表の最上段の差引増減に記載しておりますとおり、前年度と比べまして6億3,017万9,861円の増収となっております。
次に、決算書の30ページをごらんください。(3)事業費に関する事項につきましては、1の営業費用は、前年度と比べて7,999万2,461円の減となっております。これは、西山ダムの稼動に伴い減価償却費が増加したものの、人件費などの他の維持管理費が減少したことによるものでございます。2の営業外費用は、前年度と比べて1億2,215万9,654円の減となっております。これは、主に企業債の支払利息の減少によるものでございます。3の特別損失につきましては、前年度と比べて829万8,626円の増となっております。これは、過年度分の減価償却費を更正したことにより
過年度損益修正損が増加したことによるものでございます。
この結果、
水道事業費用合計では、表の最上段の差引増減に記載しておりますとおり、前年度と比べまして1億9,385万3,489円の減となっております。
次に、決算書の31ページと32ページは、1件3,000万円以上の工事請負契約等の状況を、32ページの中段の(2)は、企業債の状況をそれぞれ記載いたしております。33ページから37ページまでは、収益費用の節別明細でございまして消費税抜きの数値でございますが、説明は省略させていただきます。
次に、42ページをごらんください。企業債の明細でございます。まず、財務省からの借り入れを51ページまで、公営企業金融公庫からの借り入れを52ページ以降に、企業債発行年次順に記載いたしております。なお、借入利率の最も高いものは、公営企業金融公庫から借り入れの昭和49年度債の8.2%で、最も低いものは、財務省からの借り入れの平成12年度債の1.6%となっております。
恐れ入りますが、委員会資料の14ページをお開き願いたいと思います。水道料金、修繕工事収益の不納欠損処分の状況を記載いたしております。水道料金につきましては、所在不明等の時効となった3,298件、854万7,221円を不納欠損処分いたしております。修繕工事につきましては、1件5,517円を不納欠損処分いたしております。未収金の徴収につきましては、今後、なお一層の努力をしてまいりたいと考えております。
委員会資料の15ページでございます。
水道事業基金の内訳でございます。長崎市
水道事業基金は、
長崎水害緊急ダム建設事業に伴う長崎県からの補償金及び土地売却による収入を原資といたしまして平成3年度に創設し、資本的収支の中で執行いたしておりますが、平成12年度末の基金残高は、上段右に1sとして出しておりますとおり5億7,195万4,168円でございました。平成13年度におきましては、土地売却代金及び基金積立金受入額1,207万1,886円と運用利息84万9,555円、合計2)の1,292万1,441円を基金に積立て、一方、用地購入の財源として3)の1,018万3,893円を処分いたしておりますので、13年度末残高は、4)の5億7,469万1,716円となっております。
委員会資料の16ページをお開き願います。消費税納付税額計算書でございます。まず、課税売り上げに係る税額、仮受消費税でございますが、1)の5億4,701万129円となっております。課税仕入れにかかる税額、仮払消費税ですが、2)の3億2,279万2,272円となっております。
次に、特定収入等に係る仕入控除制限額でございます。これは、概ね、補助金等の不可税収入で課税支出に使われたものに係る消費税と考えていただければ結構だと思います。基本的に納付税額は、仮受消費税から仮払消費税を控除した金額になりますが、特定収入に係る消費税額は控除できないことになっておりますので、仮払消費税から差し引くことになります。今、申しましたことを式にいたしますと4)のように1)-(2)-3))となり、消費税納付額は、2億5,612万2,900円となります。
以上で、平成13年度長崎市
水道事業会計決算の説明を終わらせていただきます。よろしくお願いいたします。
6 小林委員長 これより、質疑に入ります。
7 塩川委員 今、ご説明のようにこの年度は料金改定の跳ね返りが出てると思いますので、前回、料金改定のときの当該年度の収支見込みとの比較の中で、特徴的なところがあればお知らせをいただきたいというふうに思います。それから、もう1点は漏水対策についてでありますが、これ私の経験もあるんですが、徐々に徐々に漏れよってある日突然どんと出とったのがわからずに、検針のときにわかって、それから対応したんですけども、家庭によって違うんでしょうけどもせっかく検診したデータがあるとすれば、何か水道のこれは料金との関係は別にしてもサービスとしてお宅の使用量はどうですよというグラフか何かがわかるとすれば、利用者の方もわかるんですけども。家族数は減ってるけど水の量が徐々に徐々にふえてるなというのは感じとったんですが、まさか漏水とは思わんやったんですよね。まだそんなに管が古くなかったんで。ところがある月、どんと出ましたので、さかのぼってみてみると経過としてはずっと使用量は上がってたんですね。それが、後でわかったんですけど、何かそこいら辺のサービスとしてアラームができないかなというふうに思うんですが。漏水対策もかなり力を入れられてますが、その点、ずっと発見していくというのももちろんですけれども、各家庭の使用量の増減あたりを何かお知らせすることも大事じゃないかなというふうに感じたんですが。そこら辺のお考えをちょっとお聞きできればというふうに思います。
8 松延経理課長 昨年度の決算と本年度の決算と比べて特徴的なことと申しますと、13年度決算では個人のライフスタイルの見解、節水に対する意識の向上、また、長引く不況の影響から一番関心の有収水量が前年を下回るという結果になっている。そしてまた、平成14年以後におきましても有収水量の大幅な増加は今後も見込めないだろうと考えております。
料金関係等、ご審議をいただいたときと現在の大きな違いは、まず、安全対策費にかかる繰出金1億円を一般会計より任意で繰り出していただくということで、料金改定の上げ幅を縮小されるようにということで認めていただきましたけれども、その後、安全対策に係る繰出基準が見直されて、これが継続されるということになりました。このことが料金改定に盛り込まれていないプラスの大きな要因となっております。
以上でございます。
9 山川料金課長 先ほどの漏水の早期発見のためにも過去の使用水量と容易に比較できるよう1年間ぐらいの検針データを水道の使用者へ提供できないかというご質問ですけれども、確かに、給水管漏水ということで地下に徐々に漏れるものにつきましては、日頃注意していても発見するのがなかなか困難ということで、委員ご指摘のとおりでございます。仮に、1年間の検針データを水道使用者に提供したといたしましても、水道の使用量というのが季節とか、先ほど家族数とかと変化等によりまして変動いたします。ですから、2カ月ごとの検針で使用水量が必ずしも一定をしてないというところがございます。ですから、検針の際に発行しますお知らせ票を使用者の方にお渡しをするんですけれども、なかなか地下の漏水を発見するのは難しいと考えております。それよりも、漏水の有無を簡単に見つける方法といたしまして、家の中の蛇口を全部閉めまして、メーターボックスを開けてパイロットマークを見るという方法がございます。これですと簡単にできるんですけれども、なかなか年に数回実施していただければ漏水の確認ができますけれども、これにつきましては検針の際のお知らせ票に、裏面に掲載をしておりますけれども、スペースの都合等もありまして見づらいものとなっております。
したがいまして、今後、適当な時期を見まして広報ながさき等にこういうふうな方法を掲載できないか検討いたしますとともに、実は10月1日から水道局のホームページを供用開始予定で準備をされておりますので、そのホームページの中にもご家庭で簡単に漏水を見つける方法としまして、広報に努めてまいりたいと考えております。
以上でございます。
10 塩川委員 前回、料金改定と、議会でいろいろと審査をして調整した経過がありましたので、収支で見たときに順調にいってるのかなという、そこだけが気がかりでお聞きしたんですが、安全対策は例の女神大橋にバイパスをつくる。それは、水道料金で全部見なくても都市の一つのライフラインを確保するということからの政策的な財源の投入があっていいんじゃないかというような意見を受けての約1億円ぐらいのものだと思うんですが。それを除いての収支というのは大体見込みどおりいっとるという理解でよろしいのかどうか。その点だけちょっと確認をさせてください。
11 松延経理課長 概ね予定どおりいってますけれども、特別利益の方が不確定な利益でございますけども、これの方が、今回、若干見込みをはるかに上回ったということがございます。
以上でございます。
12 山本委員 今、漏水防止のお話が出て、そして、私はやっぱり、今、隔月検針ですよね。2カ月しなければ漏水した実態はわからないと。先日、浜口町で起こった事故については、給水管の工事をやられて5年程度だから、ご本人は水道管の老朽というのは全く認識してなかったと。近くを下水道工事が行われたという影響があったのか、なかったのかわかりませんが、検針の際に160万円の水道料金の請求があったわけです。本人びっくりしたんです。そして、調べてみてそれが漏水とわかったと。かなり、深い段階であれされとるので、その後、水道局に申し立てをしたらその漏水という状況が判明したので、通常の水道料金のあれは1.3倍ですか。1.5倍ですか。の料金を納めてくれという状況なんですが。
個人がそういう形でこの問題についての状況を把握するというのは非常に困難と思うんですよ。この事例から見ても。私はそういう点から、今の隔月検針ということについて漏水防止の面からも私はもう毎月検針に切りかえると。早く発見すると。そして、2カ月間も漏水しっぱなしで、本人全くわからない。それがどこかに吹き出てくればわかるんですけどね。かなり深いところに埋設されておったということで、そういう状況があったようなんですが。私はその事故の問題はその問題として処理をするとしても、この点、水道局長、やっぱり隔月検針が持っておる意味合いというのが非常に今後の漏水防止を図っていく上で大事な段階になってきたんじゃないかなというふうに思っておるわけですが、この点についてのお考えとそういう場合の市民に対する料金のあれは、通常の1.5倍なんですかね、1.3倍なんですか。ちょっとその辺のところ今一度教えていただきたいというふうに思います。
13 高木総務課長 隔月検針を毎月検針に変えたらどうかということでございますけども、これにつきましては、やはり経費の効率化という形が最重点的にございました。そういう中で、他都市では隔月検針、あるいは隔月徴収という形で行っておりますけれどもそれが多くなっております。そういう中で隔月検針で毎月徴収という形をやっておりまして、それについては合併問題もございますけども、現時点ではそれを堅持すべきだというふうに思っております。
以上です。
14 山川料金課長 先ほどの漏水の件で、料金の減免について、若干、ご説明をいたします。確かに、漏水等で大量に漏水をしましてそれがすべて料金にかかるということでは使用者の方に多大なご負担をおかけしますということになります。ただし、水道局といたしましては、料金の減免に関する要綱というのを定めておりまして、この要綱に沿いまして、ある一定の料金の減免はしていくという形になります。ただ、給水管からの漏水につきましては、やはり住宅の附帯設備ということもあって、確かに個人的に見つけるのはなかなか難しいところがございますけども、ある一定の部分につきまして料金の負担をしていただくと。先ほど、委員さんがお話になりました1.5倍というのを、一応、基準にしております。
以上でございます。
15 山本委員 従来は毎月検針、毎月集金ということについては市民にわかりやすい料金と。ガスや電気と同じようにという感覚を持って、我が党、一貫して毎月検針、毎月集金と。なぜ、ガスや電気と同じように水道はできないのかという立場からやってきたわけです。私は先月の浜口町の事例を見て、160万円になってたら本当はメーターはくるくる回っておったんであろうなというのを予測できるんですが、市民はやっぱり、吹き出てくると、目に見えたところに吹き出してくる部分については発見できるが、かなり庭に埋設されたところが深いところにあったんでしょうね。だから、そこが5年ぐらいでそんな形になるわけがないから、下水道との因果関係の問題はあるにしろ、こういう事例も起こっておるということを考えた場合に、本当の意味での漏水防止ということについて考えて、お金をかけて飲み水にしたやつが地下にどんどん吸い込まれるという事態。これこそ市民に節水を呼びかけるという以前に、水道局自体としてもそういうものについての早期発見、早期対策ということは私は大事になってきたなと。
だから、きょうの段階では従来のような単なる経済効率という点だけではなくて、つくった水が本当に生かされるという立場から見て、それをただ市民に見つけきらんだったらば1.5倍とるぞというような制裁措置で、この問題でカバーをするというのは、これはもう前近代的な処置だというふうに思いますし、私は他都市と同様に隔月検針というものが、1カ月早くわかれば160万円が80万円に済んどったかわからんわけですね。そのお金の問題ということよりも、そのことで失った水道水の問題を考えた場合、私はやっぱり、それは平地だったからあれですけど、これがもし高台だったら災害の可能性にまで発展しかねないということを考えた場合、私は水道局長、この隔月検針というのはそういう分野からも考えるべきではないのかと思うんですが。今一度ちょっとその点について、従来のような答弁では私はならない事態に今日はなってきてるとこういうふうに思いますので、局長のお考えをお聞きしておきたいと。今後の検討課題として、される意思がおありなのか、全くないのか。お願いします。
16 峯水道局長 この隔月検針の場合は、料金改定のときもご説明いたしまして、今回の場合はやむを得ずこういった形で進んでおります。ただ、これがいい、悪いという話をされますとちょっと私たちも非常に苦慮するんでございますけども。要は、漏水調査とかいろいろ有収水量の問題もございまして、やはり、市民の皆様のご協力の面も合わせていただきながら、よりよくまた長崎市の水道局の経営というものを考えていかなければいけないなというふうにトータル的には考えておるところでございます。ただ、先ほどちょっと触れましたけれども、やはり今後、市町村合併という問題も大きく背後に控えておりますので、そういった大きな枠の中でこれはまた一つ考えていく問題ではなかろうかというふうに思っております。ただ、今これをやります、やりませんというお話はお許しをいただきたいと思いまして、検討課題としては、当然、またよりよい効率的な経営を進めるためには考えていくべき問題ではなかろうかというふうにはとらえておりますのでよろしくお願いいたします。
17 高比良委員
漏水防止対策でいろいろ意見があっておりますが、料金課長が言われましたように蛇口を閉めて水道メーターを見る。これが一番わかりやすいんですよね。この辺が何かいろいろ徹底がなされてないということで、広報ながさきですか。広報ながさきもなかなかあんまり効果的じゃないと私は思っておりますので、何かインパクトを与えるような、一回市民にこういうことをもう少し効果的な啓発、広報ですね。何か検討されて、まず、これでやってみて、これが一番確かな方法だと思うんですよ。かなりのところを回るというのもなかなか難しいし、今、部長が言われましたようにみんなが見つけないとこれは大変なことだと思いますし、年間220万トンぐらい水がどこかにいってるんですから。ぜひ、まずは市民に啓発をして、自分たちでまず漏れてるかどうかの確認をしてくださいというのを徹底していただきたいなということを要望しておきたいと思います。
18 飛田委員 今、
漏水防止対策のことですけれども、昨年の決算委員会でもこの漏水対策については論議があってるようですね。いろんな研究をしていきたいといういことで論議されてるようですけど、私も素朴な質問なんですけれど、ガス漏れは感知器があってそれが教えてくれるということがあるんですけど、この水漏れの、漏水のこういう感知というのは難しいからこそ、やっぱり何かそういうことができないのかなと。他都市でこういう漏水対策の先進都市か何かあればちょっと教えていただきたいと思うんですが。
19 中野浄水課長 今、委員が言われたように、感知する方法はないのかと。これについては、やはり、メーターがついてる場合には、今、言われたようなメーターパイロットを見る以外にないんですよ。それと、あとそういうふうな方法で感知すると。そしてメーターの上流部分ですね。上流部分にいったらメーターがないので、そういう部分について漏水防止の中で各戸音調というのを必ずやるんです。そういう部分で調査をやってるというのが現状なんです。だから、ガスのように感知してそういう漏れをできないかという方法は、今のところちょっと他を研究してまいりたいと思いますけど、今のところあるような状況ではないんですよ。そういうことでよろしいでしょうか。
20 山口(博)委員 2点ほどお尋ねをしたいと思います。今、漏水対策問題が議題になっておるようですけれども、大変水道行政ということにおいては、長崎市は本当に現在は水が余るという状況で、非常にご努力をしていただいておるということは私ども感謝をしておるわけですが、今、ちょっとお話を私どもしたんですけど、機械的になかなか古く管がなってくる。路面が動いてくるといいますと、やっぱりどこかでそういう損傷が出てくるというのは当然のことではなかろうかと思うわけなんです。これは、やはり追いかけっこであろうと。修繕をし、漏水をしていくというのは、これは永久の課題ではないかなと思うんですが、そういうこと一つ裏返しをして、いわば緊急対策というようなことで、正午1時間。正午じゃなくてもいいですね。10時なら11時までの1時間とか。そういう全市一斉に区域を分けて、メーターを止められるところ。そういうところで水道を出さない。そういうことになりますと、案外、地域的に漏れとか、外で家庭以外で漏れるとかそういうものもあるでしょうし、そういう大局的な考え方も持っていかなくてはならない時代にきておるかと思っております。
それからもう1点。非常に今日の社会不安の中で、水道水の安全性というのが1年前から大きく取り上げられてきておるんですけれども、長崎市にはたくさんのダムがあるわけなんです。浄水場でそれはかなり立派に浄水していただいてるということわかるんですけども、細菌等とかそういうものの予防というのは、特に、世界的にもテロ等の問題点が出てきておりますので、これらは常識で考えられない問題が出てくる可能性が多大にあるんじゃないかなと思っております。特に長崎市は、非常に遠距離で水をいただいておるわけですので、そういう分野については非常に大きな課題はあるんじゃないかと思いますけれども、それらの対策について現在どのようにやっていらっしゃるのか。そしてまた今後どういう方向を考えてらっしゃるのか。
それと、今、ペットボトルと申しますか、一般の飲料水が、水道水が生で飲めてたのがなぜ最近はあれらがどんどん売れるように、水を飲まないのかと。長崎市の水がおいしくないのか。長崎市だけじゃないとは思うんですけども。水がおいしくなくなったんかなと。そういうことで、今、カルキとかそういう分野の消毒といいますか対策も十分やってらっしゃると思うんですけども、それらのことについてはどのような方法でやってらっしゃるのか。その辺、お示しを賜ればと思っております。
21 佐藤委員 漏水の問題ですけど、今、山口博委員が言うように、例えば水道局で漏水防止日とか決めて、その1日を。それで、市民一斉にしてくださいと。日曜日なら日曜日に日にちを決めて、パンフレットを配り、各回覧をして、1年に1回漏水防止の日を指定して、その日に一斉にして、そしてその日に異常があるということがあったら無料で水道局の方が調査にまいりますと。何かおかしいと、うちはおかしというあれがあったら。何かそういう日を設けて無理やり一緒に、ある日1日にしないと皆さん水道を止めてメーターを見といてくださいと。そして何かあったら連絡くださいと言うたっちゃ、誰もせんとさね。だから、自治会に流すとか、ポスターをするとかそういう日を設定したらどうかという提案ですので、その辺も合わせて答えてください。
22 高木総務課長 1点目の漏水防止のことについては、まだ、具体的にはなってないんですけども、ある面サービスという観点の中で各家庭でお困り事とかなんとか聞いて回るという月間をつくってするべきじゃないかなというふうに思ってます。そういう中で、今、言われたようなこともできましょうし、できれば1年で回ることできないかと思いますけども、各家庭をそういう形で見て回るとか、水の出が悪いとかそういうこともやろうかなと思ってます。それについては、検討します。
それから、監視の件ですね。水質の監視の件につきましては、浄水場において、当然、水を取るところ、取水口のところにも監視装置、魚類とかなんとかの監視装置をつけてます。それから、浄水場にもつけてます。すべて。そういう形の中で魚とかの異常があれば、すぐ止めるという形になっておりまして、十分、安全な対策をとっているというふうに思っております。
以上です。
23 峯水道局長 ちょっと、トータル的にお答えさせていただきますが、漏水の件につきましては佐藤委員さんがおっしゃいましたように、そういった私たちも水の日とかいろいろ決めておりますので、そういった形の中で市民の協力を得る方法を考えながら、あわせてまた料金の通知書等もまた関心を持って見ていただくように、そういった何かの方法をちょっと考えてみたいと思っております。
それから、水の安全性につきましては、検査項目を全部長崎市はやっておりますので、安心して飲んでいただきたいということはまずございますけども、特に、今、おっしゃいましたように細菌の問題が非常に異常気象の問題もございまして、これはもう全国的にそういった神経はびりびりしておりますから、常に情報を的確に把握しながら私たちも対応させていただきたいというふうに考えております。
それから、ペットボトルがおいしくて水道水がおいしくないんじゃないかというお話がございましたけど、これは、私たちも非常に苦慮する問題で、確かに、今の若い方々がああいったペットボトルの方を好んで、持ち歩くのが便利だということでやっておられますけども、私たちの小さい頃は確かに水道の蛇口からそのまま口をつけて飲んでいた時代もございました。まして、水道水も私どももちょっと試してみてるんですけども、こういうペットボトルに入れて冷蔵庫で冷やして飲みますとなかなかおいしいんですよね。そういうことで、これは一つの社会の流れの中で水が動いてるというふうにとらえておりますけども、私たちはまずとにかく安全性ということで、今後、力を入れて長崎市の水道の水をまたよりおいしく飲めるような形の中で推移していきたいというふうに考えておりますのでよろしくお願いいたします。
24 山口(博)委員 局長が力を入れて安全性を確保というようなことで努力をされるということですが、今、ダム周辺というのがある程度きれいにはなってると思うんだけども、監視人がいないんでしょう。巡回の監視人はいると思うんだけども、やっぱり長崎市の中でそういうものをあまり聞きとめないんですけど、ダムでいろいろな事故があってそれを引き上げるとか、そしてまたいろいろな油を流すとか、他県ではそういう事例があるわけですけれども、その辺の監視体制とかそういうものをどういうふうにやってらっしゃるんですか。
25 中野浄水課長 今、貯水池関連の監視体制ということで、昨年の9.11から貯水池関係については、毎日1日1回、時間を決めて監視をやります。それから、取水施設ですね。これについては月1回。そして、タンク等がございます。こういう施設については週1回ですね。そして、取水施設とかタンク等については、フェンスを張ったりぴちっとしてますので、出入りの際に扉を開けると警報が確認できると。そしてあと貯水池関連についてもある程度フェンスはしてますが、そういう意味も含めて監視をこの1年間強化してやっている状況でございます。
以上です。
26 福島委員 ちょっと見方を変えてお尋ねしたいんですが、ここの中で委員会資料の1ページに給水人口とか給水量とか給水戸数とか有収水量ですね。水道局というのは企業会計ですからもちろん収益を上げてやっていかなくちゃいけないわけですが、その中で、戸数はふえてるわけですね。給水戸数は。しかし、有収取水量は減ってるということは収益ダウンになるわけですが、一つは有収水量が減ったのは皆さんたちのご努力で
漏水防止対策をやったと。徹底した節水啓蒙をしたという結果だと受け取られるわけですが、しかし、結局、皆さんたちは有収水量を上げるということがまず第一の目的じゃないかと思うんですね。私は、いろいろな意見がありますが決して長崎の水道料金が高いとは思っておりません。それは、いろいろな地域的な条件もあるし、そういう中でいろいろ尽力されて、昔言われたように長崎砂漠といういうのは解消されたように思っております。そうすると、逆に有収水量を上げるという対策がどのようなものがあるのか。一つは、未給水地区の解消。未給水世帯の解消ということが、有収水量を上げる一つの対策だと思うんですが、先ほど局長も言われたように、今後、市町村合併もからんでくるわけですが、そういう中で余ったと言ったら語弊がありますが、市民の節水のおかげで少し水が余り気味だと、現在は。その中で、今、言ったようなことのほかに、例えば有収水量を上げるという対策を考えておられれば教えていただきたいと思います。
27 峯水道局長 確かに、福島委員さんのご指摘のとおりなんですけれども、長崎市の場合、確かに節水意識というのは大変高うございます。ただ、これを水道局としてはやはり水を扱っていただきたいなということもございまして、その辺のところをどういうふうに判断するかでございますけど、今、非常に長崎市では老朽管が多いということもございまして、まず、漏水の問題をまずぴしっと押さえようと。そういったところが長崎市の水事情を順調に持っていく方法につながっていくんじゃないかというふうに考えております。
ただ、確かに水の使用量をたくさん使ってくださいという方法が、どういう方法が一番いいのかというのがございますけども、今、確かに長崎市も93.5%今現在あるわけですけども、本当に水がたくさんあります。ただ、水があるからどんどん使ってくださいというわけにはいきませんので、今度はホームページの方にそういった水の貯水量を載せることにしております。それで、大体、60から50、40になりますと対策本部ですけども、60までは、大体、安心して飲んでいただけるんですよとかそういったPRを何かの形で載せたらどうかなというふうに、今、考えております。これは、企画が持っているモニターの方からもお話があっておりまして、そういったものを載せたらどうですかと。そうしたら市民も90%あるなら安心に使っていいんですねとか、そういったことが自然にわかるような形がありますので、先ほどの佐藤委員さんがおっしゃいましたようなことも含めて、今後、検討させていただきたいと思いますし、また、PRは大いにやっていかなければいけないというふうに考えておりますので、よろしくお願いいたします。
28 福島委員 痛しかゆしと言いますか、しかし、膨大な投資をしてるわけですから、またすぐ値上げとかという安易な方法ではなくて、皆さんたちが一生懸命やってるのは理解はしておりますから、鋭意努力をしていただきたいとそのように申し上げておきます。
29 山下委員 高水圧地域の解消について見解をお伺いしたいんですが、本件につきましては9月議会でも同僚議員が質問をいたしましたが、私も相当前にその高水圧地域の調査とその解消に向けて水道局の方にお願いした経過があるんですけれども、いろいろ答弁の中を見ますと、年次的にそれをやってその地域の解消に向けて頑張ってるということで受けたところなんですが、それは、全体的にどの程度をつかんで、今、どの程度まで進んでいるのかということと、年次的にそういうふうにやらんとできないものか。その対象の家庭については、非常に水を平等に使うということから考えますと、相当なリスクをいろいろ持って、その水を使ってる戸数あるわけですけれども、その点の考え方についてちょっと見解をお願いしたいと思います。
30 品川給水課長 本市におきましては、高水圧適正化整備事業ということを設けまして、高水圧地区の解消に取り組んでいるところでございます。本市は平地に乏しく、起伏が多い斜面都市ということで、どうしても水圧調整が困難な高水圧地区が数多くございます。そのために局としましては、平成10年度から年次計画で減圧弁の増設、水計の切りかえなどの高水圧適正化整備事業に取り組んでおります。全体としましては、51地区1万1,265戸が高水圧地区として点在しております。非常に水圧が高く短期に解消しなければならない22地区、これ戸数で8,030戸ございますが、これと、長期的に解消の目標を立てた29地区3,235戸を区分いたしまして、解消に努めておるところでございます。平成13年度までに7地区2,800戸の解消を図り、平成14年度は3地区1,820戸におきまして解消を図るようにしております。残りの短期に解消しなければならない地区12地区3,410戸につきましても、できるだけ早く早期解消に向けて努力してまいりたいと考えております。
なお、長期的に目標を立てております地区につきましては、他都市の状況を調査するとともに、最小の経費で最大の効果を上げるよう配水施設の総合判断を行い、解消事業に取り組んでまいりたいと考えております。
以上でございます。
31 山下委員 減圧弁とかを年次計画でやってると。その高水圧地域の改善については、これは、長期的、短期的別にして、特に短期的なものは水道局としてやらんばいかんというスタンスでやりよると思うんですよね。そのスタンスは私はずっと持ち続けてもらいたいと思うんですが、緊急性をもってやらんばいかんというスタンスでおるなら、もうちょっとどげんかいろいろな計画を前倒しにするとか、そういうことが予算との関係であるんでしょうけれども、できないのか。やっぱりそれに対象としてる戸数というのは、非常に年次計画で先ではよくなるよと言われてみても、その期間はいろんなことが生じているわけですから、水道局としてこれは何らか改善をせんばいかんというスタンスにおるなら、やはりこれをできるだけ年次計画もあるんでしょうけれども、もう少し予算を投入しても市民の要望にこたえていくというスタンスがとれんものかなというふうに思うんですけれども、これはもう来年度からの話になると思うんですけれど、その点の見解をちょっとお願いしたいと思います。
32 峯水道局長 今回、一般質問でございましたけど、私の方も具体的に説明を聞きまして、この高水圧の問題が非常に難しい技術的な問題だなというふうに私は認識をいたしました。高いところを、今度、低くするなら、低いところが今度はますます水が出なくなるとか。私もまだよくわからないんですけども、非常に技術的に難しいという話です。しかし、ライフスタイルがやっぱり変わってきておりますので、水道局としてもやはりそういった社会の生活状況にあわせながら、水道の経営をやっていかなければいけないということでございますので、来年度予算になりますけども、私の方もそれは頭に十分入れながら検討をさせていただきたいというふうに思っておりますので、ご理解をお願いいたします。
33 吉原(孝)委員 先ほど、山口博委員からペットボトルのお話がございましたけども、僕が高校を出て何年ぐらいまでですか、ミネラルウォーターを使ってたのは確か水割りに使うぐらいで、それに使うぐらいであとはほとんど水道水をおいしいということで飲んどったんですが、最近は、結構、天然水とかミネラルウォーターとかどこどこの水とかいうことで、家庭の飲料水として普及をしつつあるなという気がするんですが、ペットボトルが売れてることをどう考えておられますか。水道局は。またそれが、その影響を先ほど福島委員からもありましたが、有収水量が戸数がふえてるのに減ってるというようなことで、どのくらいそういうペットボトル、販売されている水の使用量に食われてるかとか、そういう調査をされたことがありますか。どうですか。また、その対策なんかを講じられたこと、水道局として対策を、どういうふうな手を打とうというような形で話し合いをされて、そういう対策を打たれた経緯があるかどうか。ちょっとお尋ねしたいと思います。
34 高木総務課長 申しわけございません。対策は講じておりません。ただ、例えば大阪あたりがおいしい水という形の中で水道料金にある一定の1円なり2円なりするということで、マーク処理とかいろんな処理の仕方を出して、そういうのをやってます。それが、一定、好評というようなこともございますけども、そういう面についてちょっと研究したいとは思っております。だから、ペットボトルの件について対策はとっておりませんでした。
35 吉原(孝)委員 私も10年ぐらい前ですか、東京に娘がいて行ったときに、水道水を飲まないでペットボトルを飲んどったんですね。何でお前たちはこんげん贅沢なことをするとかって。水道水でよかやっかって言った経緯があるんですが、しかしもう今は、我々もペットボトルのお世話になってる面が結構あるんですよね。それは何なのかなと思うんですが、やっぱり水道水に対する飲料用としての何かマイナス要因があるのかなという気がするんですが。おいしい水と言われながら、ペットボトル、天然水その他の使用量がふえているということについて、水道局としてもっと自信を持って水道水を飲んでもらうような努力をする必要があるんじゃないかなという気がするんですね。そして、おいしい水、さっき局長さんは冷やせばいっちょん変わらんですよというようなお話なんですが、それでも、販売用の水がどんどん売れてるというのは、私これは一つ問題じゃないかなという気がするんですよね。ですから、そのあたりを、この前ちょっとテレビ、ためしてガッテンでやってましたけども、木炭とばくはん石を入れて、そしてそれを煮沸をして1日置いて冷蔵庫に入れれば、ミネラルウォーターと同じような、水道水をですよ。一般の水道水をそういうふうな形で保存すればミネラルウォーターと同じような味もするし、成分もそういう成分になるから、そういう形で使ったら経済的ですよというようなことを言ってましたよね。
だから、私は先ほど言った対策を講じてられますかというのは、やはり水道水をいかに、今のような状態を黙ってたらもっともっとふえますよ。飲料用としての水道水以外の利用が。それはやっぱり、水道水利用減につながってくると思いますし、また、水道の名誉にとって僕はこれは一大事だと思うんですよね。そういうことで、やはりおいしい水、水道水もおいしいけどもさらにおいしくする。水道水を利用しておいしくするにはどうしたらいいかというようなそういう研究してくださいよ。そして、それをあなたたちはホームページをつくると云々とおっしゃってますけども、それをもっともっと市民に広報して、そして水道水を使ってミネラルウォーター、あるいは今いろいろ言われてる販売されてる水、それ以上のものになりますよというようなそういうことをしないと、水道水の価値が下がってきますよ。それはもう殺菌、滅菌のためにどうしても水にある一定の薬品が入らなければいけないということは、十分みんなわかっているわけですから、それを飲む場合に、今、気にしているわけでしょうから、だから、そういうことがないような水道使用量がふえるようなそういうPRを考えられたらどうかという気がしますので、もう私の意見として言っておきますので、今後、検討していただいて、ぜひ水道を利用しておいしい水どうしたらいいかということを検討していただいて、多くの市民に啓蒙していただくように要望しときたいと思います。
36 吉原(日)副委員長 今、吉原孝委員が言われておりますが、確かに局長が言われるように長崎の水はおいしいと思うんですよね。あれ、入れ物がいけないと思うんですよ。缶かんでしょう。あれやっぱりかたいもんね。イメージもかたいしね。今、やっぱり缶かんというのは使い勝手が悪いんですよ。やっぱり缶かんをペットボトルに替えて、斬新なデザインでやりだしたら、私はまだ長崎の水というのは売れるんじゃないかなと思いますんで、もし、ご見解があれば。
37 峯水道局長 確かに、安くておいしい水が一番いいと思っておりますけど、一つは、何か、今、普通、住民の皆さんが考えてる健康という一つのいろいろイメージが世の中にあります。そういった中で天然水を飲むとものすごく体にいいんですよとか、やはり、一番身近な話をPRの先頭にしてこられてるということもありまして、皆さんも、今、車を持っておられますので山にちょっと行って何十缶も汲んで持って来るとか、そういった状況も私は知っております。ただ、やはり水道局といたしましても、これは、ゆゆしき問題ですので何か全国的な話の中でもいろいろ話を聞いたりして、今後、研究させていただきたいと思いますけども。
吉原副委員長さんがおっしゃいますように、缶詰の件は、一つは、缶詰を長崎市も売ったらどうですかという話もありました。しかし、これにつきまして普通の水と対抗して何十万缶というのを製造していく中で、本当の水の販売会社を別につくらんと、なかなかそういうのは僕は難しかろうと思うんですよね、手間ひまかけます。だから、今のところはPR用として缶詰をああいうふうにつくらせていただいておりますけども、今後とも総合的にすべてを研究していきたいというふうに考えておりますのでご理解をお願いします。
38 山本委員 今、水質の問題があれされたわけですけども、実は、私は水道水というのがこんなに大事なのかなとゆうべ改めて体験したんですよ。目がものすごくかゆくなって目薬を差したんです。ますますかゆくなったんです。それで、ちょっとしかし薬品があれしとる、水道でどうなのかなとおっかなびっくりで、思い切って水道で洗ったんですよ。それで、きょうこうして出て来れるようになったんですよね。もし、あれしてなかったら水道水というのはこういうふうに大事なんだなと。そういう水道をさらに水質を、これは保全ではなくて、今後、改善をして、よりおいしいものにしていく、安心してみんながそういう形で日常生活に不可欠なこの水道水をもっと生かしていく、そういう点でいろいろ各委員からも提言が出されてきましたけども、非常に大事だというふうに思います。
そういう観点から、水質改善係といいますか、この水質関係の技術者ですね。技術者。検査技士その他について、もっと重視をしなければいけないと思うんですよ。
何かもう水質検査のあれは保健所に委託しようとか、なんとかよそに委託しっぱなしで、いい水をつくるということが水道局の仕事じゃなくて、水道局がいかに効率的な行政をするかだけだということでは、これはますます市民が離れていくと。やっぱり、水に対するいろんな不安があるわけですから、それを解消していくということで、その一番要の部分の水質改善のその分野。技術者をもっと拡充して、私は場合によっては水道局長の直属の機構にして、本当に市民が安心できるそういう分野としてもっと重視しないといけないと。この分野が私は水道の土木技術の分野については強化をされてるけども、だんだんこの分野がちょっと軽視されてるんじゃないかと。決して軽視はされていないと思うんですが、そういう感じを持ってならないもんですから、この点についてご見解を受けたまわりたいということ。
きょうの決算報告書の中で14ページに職員に関する事項という形であるわけですけど、この中で技術吏員という形で前年度33人が38人。5人ふえてるんですよね。この分野というのはそういう水質関係のそういう分野がふえてるのか、そうでないのか、ちょっとここの辺、その辺が重視されてこういう分野の職員がふえてきたのかなという希望を持ったんですが、事実じゃなければいかんので、もしそうでなければ、今後、その拡充の問題で一層職員を減らすだけが効率ではないわけですから、こういう分野での専門職員をふやしていくという点についての考え方と、ここでの出されてる点についてちょっと一つ教えてください。
39 峯水道局長 1点目の水質管理室の問題でございますけど、これはもう当然のことながら今後も含めまして充実を図る必要があるというふうな認識を持っておりますので、水質管理室の意見もよく聞きながらどういった体制づくりがよりよくなっていくのかということも含めて検討させていただきたいと思います。
40 高木総務課長 5名ふえたとおっしゃいますのは、その上にございます主査という形がありますので、そこで6名減になっておりますので、充実したということではございません。それから、水質管理室につきましては、実は、11人体制ということでかなり充実しておると思っています。そういう中で16年度には下水道と一元化されますけども、そういう中でまた一定充実していこうということでございますし、また、市町村合併が伴いますと他町はございませんので、そういう中で充実していくということがあろうかと思っております。
以上です。
41 山本委員 あと、ちょっとまとめて幾つかあれしたいと思います。先ほどの隔月検針の問題が私は漏水防止の早期発見という点からも大事だという点でしたんですが、もし、これを毎月検針にした場合、経費はどれくらいぐらいふえると試算されておるんでしょうか。それをまず一つですね。というのは、今度はいろんな対策をPRとかなんとかで結構お金がかかるわけですたいね。それと比べて、この分野というのがどのくらい決定的にその膨大な額になるのか、そうでないのか。ちょっとその辺、試算があれば一つお示し願いたいということです。
そして、もう一つは、企業債の水道料金に関しての問題、先ほども出されました。水道料金値上げをしたという影響もあったのか、3億2,400万円の当初の予算に対して減収ということについては、人口の減と一人あたりの給水量が減ったということも、節水という形も出てるけれども、ミネラルウォーターその他にみんなのあれが動いているという事態もこういう中にあるというふうに思うわけですが、この水道料金自体について、きょう、見せていただいた資料の中で、委員会資料の16ページで水道料金にかかる消費税が5億1,000万円ですか。膨大ですね。もし、この分がなくなるだけでも市民の負担はうんと軽減されてくるし、事実上の水道料金値下げに匹敵するぐらいのあれになってくるんじゃないかと思うんですが、こういう問題について、市民の生活に不可欠な水道料金は消費税をかけるなということは、ひところは協会でも大分いろんな動きがあったようなんですが、最近はあるんですかね、ないんですかね。なければやっぱりそういう問題についてもあわせて提起をしていくということは、非常に、今日、大事じゃないかというふうに思いますので、その辺についてお尋ねします。
もう一つは、企業債の関係で、現在、未償還残高で333億円ぐらいですか。今年度元金が17億円、利息が18億円程度のようですが、8%台の利息があるという点について、これについてその後の軽減策についての政府との交渉その他ではどうなってるのかお示し願いたいというふうに思います。
そして、一緒に出しますが、南部地区の
配水施設整備事業で、今後、女神大橋ができるということで10カ年計画で約105億円かけてやろうと。こういうところには、少し無茶苦茶と思うくらいお金をかけるんですね。しかし、肝心なところについてはなかなかそういう事業費がどんどんどんどん削られていくということは、非常に本末転倒してるんじゃないかというふうに思うんですが、この問題についての今後の進捗についての基本的な見解と、あわせて上水道の統合整備事業。これでは浦上水源地は廃止という方向が固まってきよるんでしょうか。それともここは生かす方向で、さらに検討がされておるのかどうかということ。
そして、最後に未給水地区の解消のためのあれが出されておるわけですが、今後、13カ年計画ですか。これに対する一般会計からの繰り入れというのが、まだわずかしかないわけですが、私は、これは市の基本的な施策として未給水地区解消に向かうわけですから、もっと一般会計の増額というのはこれは声を大にして叫んでいかなければ、水道財政というのはかなり大変な状況になっていくんじゃないかと思いますので、あわせてお願いしたいと思います。
42 山川料金課長 最初のご質問の隔月検針を毎月検針にというご質問ですけれども、現在、平成13年度で検針にかかる費用といたしまして約1億800万円ほどございます。これを毎月検針としますとさらに1億円がかかるということになります。
それから、消費税の件ですけれども、私ども料金課の方で調定しまして、使用者の方にご負担をいただいてるんですけれども、消費税法で水道局が納付団体となっております。ですから、100億円の5%、約5億円ということが消費税のいただいているところなんですけど、これにつきましては、消費税法で決まっておりますのでこれをいわゆる減免とかということにはならないというふうに考えております。
以上でございます。
43 松延経理課長 三番目の企業債の状況でございますけども、これにつきましては繰上償還、借り換え問題につきましては、日頃から日水協を通じまして、等を通じまして、要望をしているところでございます。平成13年度に財政投融資の改革がございまして、平成13年度以降の借入分から保証金を支払うことで繰上償還を認める等の制度改正がされたところでありますが、肝心の私たちが問題にしております既発の高金利債につきましては、いまだ適用がないという状況でございます。なお、本年8月、長崎市と市議会の方で陳情いたしました中に、公営企業金融公庫の借換債の要件緩和。資本金等のルール計算の見直しでございますけれども、これを要望をしております。なお、この点につきましては今後とも政府資金、公庫資金の繰上償還、低金利債への借り換えにつきましては、日本水道協会、市長会等を通じまして、機会あるごとに要望をしていく所存でございます。
次に、5点目の未給水地区についての件でございますけれども、これにつきましては10分の4が国庫補助で、市の方が3分の1と。水道局の手出しが、計算しますと30分の8が水道局の手出しになるというルールになっております。
以上でございます。
44 高木総務課長
南部地区配水施設整備事業という件でございます。これにつきましては、毎回言ってることでございますけども、水道事業者の責務として安定給水というのがございます。それと、安全対策というものがございます。そういう中で、たまたま女神大橋ができるということ。あるいは、西部ガスのLNG基地ができるという形の中で、経費の効率性とかいろいろなトータル的に考えた中で、今が一番適当な時期じゃなかろうかということで踏み切ったものでございます。
それから、浦上浄水場の廃止はどうなってるのかということですけれども、これにつきましては、浦上浄水場は昭和20年にできましてかなり老朽化しておりまして、これをつくり直すかどうするかという形の中で、いろいろ調査しましたところ、経費、あるいは適地な場所というのがないということで、これにつきましては、配水管をつなぐことによって、そして、それを断水とかなんとかないような形。あるいは、手熊浄水場の機能をちょっと高めるということで十分乗り切れるということで行ったものでございます。
以上でございます。
45 山本委員 先ほどの消費税は水道局だけで減免せろって言ってるんじゃなくて、こういうものは協会その他で、水がなかったら生きていけないわけですから、こういうものについてのひところは協会を挙げて生活用水に消費税をかけるなというようなあれがありましたが、今は全くあるのかないのかということだけちょっとお尋ねしたかったんですよ。
46 峯水道局長 長崎市でやったことはございませんけど、また、日本水道協会という全国組織がございますけど、今まで私の記憶では多分やってないんじゃないかというふうに思っております。
以上でございます。
47 小林委員長 ほかに、ありませんか。
それでは、質疑を終結します。
討論に入ります。
48 山本委員 「平成13年度長崎市
水道事業会計決算」については、問題点の指摘をして反対をしたいと思います。
一つは、今決算は、水道料金の値上げという状況の中で経過をしたという問題で、料金そのものについて値上げに反対をしたと。あの段階で申し上げましたように、7億円の財源が不足したというのは、主として市民の節水によって生み出されたものだと。それが今度は、企業会計という状況の中で赤字になったから料金に転嫁をせざるを得ないという今日の矛盾した企業会計のあり方、これを、当然、見直すべきじゃないかというのがまず第1点です。
そして、2点目の問題では、先ほども論議をいたしましたように、
漏水防止対策の上からも、漏水防止にはかなり力を入れておられますので、これは、さらに力を入れることによって一つのダムを建設するぐらいに匹敵するような大事業だというふうに思いますので、さらなる漏水防止には力を尽くすとともに、先ほど言いましたように、今日の状況の中で隔月検針という中で、市民の目が届かない段階でのこういう問題を未然に防止していくという点では、あと1億円あったらこれができるということですから、ほかのところには50億円も100億円もかける大事業をやってるわけですから、私はこういう問題こそ節水にさらに寄与していくと。早めに漏水を発見できると。全体的な、今、夜間巡回その他でやっておられますけれども、それとは別にこれは早めに検針によって発見されるということで、これは、早期に隔月検針は毎月検針に切り替えるべきだと。そのことによって、新たなダム建設は不要になってくるぐらいの水が節約できるというふうに思います。
3点目には、市の職員が水道局の職員が316人から307人に減らされて、このところ450人おった水道局職員がどんどんどんどん減ってしまって、ここで効率化だけが先行されるという中で、本河内その他についての、本河内のこの夜間無人化という問題まで起こりましたが、9.11のテロ事件が起こったときに厚生労働省はまず真っ先に浄水場の安全管理という形で、慌てて水道局も人を配置して巡回サービスをやるというようなことがみられるように、一番市民が安心してこういう浄水場は常に水道局の職員が監視体制があると。あってもそういう事件が起こるときは起こるんですけれども、いなければこれはもってのほかだと。こういう分野についての監視体制の問題、さらには、市民が安心して飲める水にするための水質管理室の拡大強化、この分野については一つぜひ力を尽くしていただきたいと。そして、できれば水質管理室は水道局長直属のそういう分野として、今後、重視をしていただきたいということを強く要請をしておきたいと思います。
次に、企業債の問題については、国の問題でもありますので、これはあれですけど、8%台、7%台という高金利。こういう分野についての軽減策については、これはさらに政府に対して軽減を図るように要請をしていただきたいというふうに思います。
未給水地区の解消の問題については先ほど言いましたように、基本的には一般会計が負担すべきだというふうに思います。というのは、その水道料金からの収入というのは途方もない状況ですから、独立採算制は一方でしきながら未給水地区の解消は公営企業の水道企業でやれということ自体が、私はこれは大変な乱暴な問題だと思いますから、こういうのは市の施策で市民に公平な水道行政を維持していくという観点からの問題ですから、政策的な問題ですから、これは一般会計からの負担。こういう形で一つぜひこの問題についての取り組みを一層強めていただきたいというふうに思っております。
以上の問題点を申し上げまして、一応、この決算については反対意見としたいというふうに思います。
49 塩川委員 本決算は認定の立場から意見を申し上げたいと思いますが、今、反対意見が出されましたが、基本的に意見が異なるところがあります。それは、避けたいと思いますが、料金改定の折に附帯決議がついたと思いますが、その実行にさらに努力をいただきたいというふうに思いますし、議論がいろいろとありましたが漏水対策、それからおいしい水、こういう視点でぜひご努力をいただきたいということと、それから、決算全般を見させていただきましたが、局長を初めとして各部局、今、人員配置の問題もありましたが、かなり近年の水道局の運営体質を見たときに、私は評価をいたしております。そういう意味で、一層の努力を期待をして認定をしたいと思います。
50 小林委員長 それでは、討論を終結します。
これより、採決いたします。
ご異議がありますので、挙手により採決いたします。
第90号議案「平成13年度長崎市
水道事業会計決算」について、原案のとおり認定することに賛成の委員の挙手を求めます。
〔賛成者挙手〕
51 小林委員長 賛成多数であります。
よって、本案は原案のとおり認定すべきものと決定いたしました。
理事者交代のため、暫時休憩します。
=休憩 午前11時47分=
=再開 午後1時0分=
52 小林委員長 委員会を再開します。
それでは、第91号議案「平成13年度長崎市一般会計歳入歳出決算」のうち、本委員会に付託された部分を議題といたします。
まず、第2款総務費第1項総務管理費の審査に入ります。
理事者の説明を求めます。
53 松本都市計画部長 第2款総務費第1項総務管理費の都市計画部所管についてご説明をいたします。第7目企画費でございますが、事項別明細書の62ページから63ページでございます。主要な施策の成果説明書12ページでございます。第7目企画費のうち、都市計画部所管分につきましては、予算現額254万円、支出済額254万円となっており不用額はございません。支出内容につきましては、主要な施策の成果説明書12ページの(8)土地対策費として254万円を支出しておりますが、これは国土利用計画法等施行事務及び土地取引規制基礎調査に係るものでございます。
以上です。
54 坂本都市建設部長 第2款総務費1項総務管理費の都市計画部所管につきましてご説明いたします。その内容につきましては、お手元の歳入歳出決算資料64ページから65ページ。それと、事項別明細書が66ページから69ページ及び72ページから73ページであります。主要な施策の成果説明書24ページから25ページに記載いたしております。第1項総務管理費でございますが、予算現額265億9,394万8,516円のうち、都市建設部所管といたしましては、予算現額6,332万550円で、支出済額6,113万8,639円で218万1,911の不用額が生じております。不用額の主なものにつきましては、歳入歳出決算資料の64ページから65ページの都市建設部説明欄記載のとおりでございまして、花のあるまちづくり事業費におきまして、自治会等が管理します市街地の道路花壇の植え替え作業に伴う花苗の要望が予定を下回ったことなどによる需要費の減でございます。
なお、詳細等につきましては、都市建設総務課長の方からご説明をさせていただきたいと思います。
55 石本都市建設総務課長 それでは、お手元の主要な施策の成果説明書。この水色の24ページから25ページをお開きください。14目の町を美しくする運動推進費の(1)緑化推進費5,598万1,334円のうち、アの記念緑化費といたしまして出生のお祝いに1,197件の申請に対しましてモクレンなどの苗木の配付を行うとともに、エの樹木等購入樹木移植費において自治会等が実施する公共公益施設への植栽活動に対しまして、樹木苗木等の提供などを行っております。また、オの花のあるまちづくり事業費でございますが、中心市街地の主要な幹線道路や観光ルートの植樹帯に植栽するもので、道路花壇として国道499号線、税関前でございます。それから、県道昭和馬町線、上長崎小学校前。それから、市道稲佐町旭町線、稲佐橋交番前など、国道5路線、県道3路線、それから市道15路線、合計の23路線に合わせて1,627平方メートルに、また、オランダ橋など9カ所258基のフラワーポットに四季折々の花を概ね年3回にわけて植え替えを行い、市民や観光客の目を楽しませております。
次に、カの長崎グリーンキャンペーン実施事業費でございますが、これは、花と緑に関する理解と知識を深めるために開催するイベントの開催費負担金でございます。平成13年度は平成14年3月9日から21日までの13日間、松山町の市営陸上競技場で開催をし、緑とのふれあいをテーマにミニガーデンの展示、植木・鉢花の展示即売、ガーデニング講習会等を行い、約9万人の入場者がございました。
次に、キのグリーンアップ事業費でございますが、緑化基金補助金として、市街化区域内の民有地の緑化に対し、樹木植栽や屋上緑化などの補助として表に記載のとおり201件の補助金を支出いたしております。
次に、クのみどりの日行事費でございますが、みどりの日の趣旨を広く普及し、市民の関心と理解を深めるため、稲佐山公園におきまして平戸つつじ300株を記念植樹いたしております。
次に、25ページの(3)緑化推進事業費でございますが、緑豊かな環境を育むための工事費として表に記載のとおり植栽工事を行っております。
以上でございます。
56 佐藤土木建築部長 第2款第1項総務管理費第15目交通安全対策費のうち、土木建築部所管分につきましては事項別明細書68ページから69ページ、主要な施策の成果説明書25ページ、審査意見書47ページから49ページに記載のとおりでございます。主要な施策としましては、長崎市交通安全対策推進協議会を中心に、市民、特に交通弱者を交通事故から守るために関係機関と連携して、児童などへの計画的な交通安全教育と高齢者への参加・実践型交通安全教室などを積極的に実施するとともに、交通安全思想の普及・徹底に努めたところでございます。
以上でございます。
57 小林委員長 これより、質疑に入ります。
それでは、質疑を終結します。
理事者交代のため暫時休憩します。
=休憩 午後1時13分=
=再開 午後1時14分=
58 小林委員長 委員会を再開します。
次に、第2款総務費第3項戸籍住民基本台帳費の審査に入ります。
理事者の説明を求めます。
59 松本都市計画部長 第2款総務費第3項戸籍住民基本台帳費のうち、都市計画部所管であります第2目住居表示整備費についてご説明をいたします。事項別明細書は、76ページから77ページでございます。主要な施策の成果説明書は、31ページにそれぞれ記載いたしております。住居表示整備費の予算現額1,391万7,000円で、支出済額1,327万4,023円で、不用額は64万2,977円でございます。本市の住居表示につきましては、年次計画により実施しているところであり、平成13年度の実施状況は、主要な施策の成果説明書の31ページに記載しておりますが、三原地区について実施し、平成13年度末現在での進捗率は、実施計画区域に対し、面積で92.1%、世帯数では92.4%となっております。
以上でございます。
60 小林委員長 これより、質疑に入ります。
それでは、質疑を終結します。
理事者交代のため暫時休憩します。
=休憩 午後1時16分=
=再開 午後1時17分=
61 小林委員長 委員会を再開します。
次に、第4款衛生費第5項上水道費の審査に入ります。
理事者の説明を求めます。
62 峯水道局長 お手元の平成13年度長崎市
歳入歳出決算書8ページ、9ページ、事項別明細書の114ページ、115ページ、決算資料の94ページ、95ページ及び主要な施策の成果説明書の103ページ、審査意見書の53ページ、54ページに記載しております、第4款衛生費第5項上水道費第1目上水道費についてご説明いたします。
委員会資料1ページをごらんください。
水道事業会計繰出金内訳表でございます。表の見方は一番左の欄が対象事業名等で、次が繰出金の予算現額、決算額、不用額で、次が出資金または補助金の区分、そして、一番右の欄が繰出基準等でございます。内容といたしましては、上水道の出資及び水源開発に要する経費等につきまして、地方公営企業繰出金の基準等により水道事業会計に繰り出されたもので、出資金、補助金、合計いたしまして7億4,723万7,000円でございます。
まず、出資金でございますが、
南部地区配水施設整備事業、
上水道統合整備事業、未給水地区無
水源簡易水道事業及び
企業債償還金に対する繰出金6億662万1,000円でございます。なお、未給水地区無
水源簡易水道事業に対する繰出金におきまして、不用額が480万円生じておりますが、これは、
設計基本単価の減及び
中尾ポンプ場電気計
装設備工事等の入札差金等により事業費に不用額が生じたためでございます。
次に、補助金でございますが、企業債利息、児童手当に対する繰出金1億4,061万6,000円でございます。
以上でございます。
63 小林委員長 これより、質疑に入ります。
64 塩川委員 1点だけお尋ねいたします。この繰出金の一番上の
南部地区配水施設整備事業、いわゆる安全対策ですが、これが補助金じゃなくて出資金という形態をとってますよね。そうした場合には、長崎市の一般会計が水道事業会計に対してずっと債権を持つ形になるのかなというふうに思うんですが、そこら辺はどうなんですか。
65 高木総務課長 出資金が対象になっておるということは、これは、普通交付税で措置するということで、このうちの4分の1の2分の1が普通交付税措置ということになっております。
以上です。
66 塩川委員 ねらいとしては、料金改定時に南部地区のバイパスを入れるのを料金にそのままはね返らせるということでちょっと問題があるんで、それはやっぱり市の一般会計である一定は見るべきだという考え方を私も持ってるんですが、交付税措置との関係で出資金の取り扱いにしておかないと補助金では出てこないと。単純に私どもは料金にはね返らせないという趣旨で前言ってたんですが、一般会計と水道企業会計の中での一般会計が、出資金という形態をとれば債権をずっと持ち続けることになるのかなというふうに考えるんですが、長崎市の一般会計としては出資金で出すわけですね。水道事業会計の方としては、長崎市が出資者としてのこの額がずっと残っていく形になるんじゃないかと思うんですが、そこいら辺は将来的には問題ないんですか。
67 高木総務課長 一般会計におきましては、上水道事業債ということで起債を発行するという形になります。そういう中で、交付税で入ってくるというのは起債の償還、概ね30年ですけど、その中でずっと2分の1ずつ入ってくるということで、一般会計にはこの出資債で上水道事業債を発行して一発で終わりという形になります。だから、事業がずっと続けばその都度上水道事業債を発行するという形になります。
68 山本委員 この
南部地区配水施設整備事業、先ほどもちょっと論議したんですが、女神大橋の開通に伴っての布設を新たにやろうとしてるわけですが、現段階では、当初の段階で、たしか総事業費100億円程度が見込まれて、そうするとここで4分の1の市の繰出金という形になると、25億円程度が見込まれるのかなと思うんですが、それには、動きについてはその後は変動はないのかどうか。これが、4分の1という形になってる根拠を当初の段階でお聞きしとったんですが、今一度この4分の1を引き上げるという段階では可能性としてはどこまであるのか、ないのか。上限が4分の1でぴちっと決まってしまっておるものなのか。本市の財政事情その他でこの辺については変化はあり得るのか。この辺ちょっと教えていただければと思います。
69 松延経理課長 4分の1につきましては、これについてもまた50%が交付税措置をされるという形になっておりまして、現在のところ、平成13年度の地方公営企業繰出金についての通知の中におきまして、これにつきましては4分の1ということになっております。
以上でございます。
70 高木総務課長 料金改定の際には、実は、この繰出基準の中に、地方公営繰出金の中に安全対策というものについて一定やめようという動きがございました。それを、阪神淡路大震災とかいろんな面の震災対策という形がありますので継続して行うということで、4分の1というのは地方公営企業の繰出基準の中で定められたものでございまして、これがふえるというような話は今のところ聞いておりません。
以上です。
71 山本委員 あわせまして、上水道の統合整備事業については先ほども概略についてお示し願ったわけですが、この中での基準外のところで、長崎水害緊急ダム更新効果分という形のものがあるわけですが、この部分については将来的には雪の浦第2ダム建設も入ってくるのかなと思うんですけど。その点についての動きは現在のところはどうなってるのかというのが一つと、そして、未給水地区の無
水源簡易水道事業、これについては、一応、3分の1という形なんですが、これも上限いっぱいなんですか。これを引き上げることというのは今の基準ではできないのか、どうなのか。できるとすれば、どういう方策があるのかというのを、この辺を多くしていかなければ未給水地区の解消、市民にとっては利便性を高めていくわけですからいいことですが、水道の企業会計という点からすると将来的な財政負担というのはかなり大きくなってくるということですので、何らかの他からのあれを見出していかなければ、一定、限界もあると思うんですが、その辺について、見通し等も含めてお示しいただければというふうに思います。
72 松延経理課長 未給水地区の無
水源簡易水道事業のこの基準外の分については、これの3分の1の負担、長崎市の負担というものは、繰出基準に入っておりません。ですから、これについては、交付税措置はされないけれども、考え方といたしまして、無水源地域簡易水道事業と同様のものという考え方で3分の1の長崎市からの負担をいただいておるということでございます。
73 永田経理課経理係長
上水道統合整備事業の出資金で基準外というのがございますけども、これは、
上水道統合整備事業緊急ダム建設事業で利水専用ダムを治水にも多目的ダムにしようということで、水源が中尾ダムとか雪の浦ダムの方に移りますので、その分の保証金を県からいただいておりますけども。その保証金の中で、資産の減耗分というのがありまして、その分を控除されております。その控除された部分の額を治水も関係してるということで一般会計の方から出資金としていただいてるものでございます。
以上です。
74 山本委員 そうしますと、未給水地区のこの簡易水道事業については、3分の1というのは、例えば本市の財政が許せばこれを引き上げてもそれについての特別の規制はないというふうに理解していいんでしょうか。
75 高木総務課長 特に規定はございません。ただ、繰出基準ということは、そこの一般会計で出せるものの一つの限度額というとらえ方をされております。そういう中で、先ほど言いました基準外というのは、市として福祉的な面もあるんじゃないかということで国庫補助の10分の4だけで10分の6水道が持つというのは、ちょっと余りにあれじゃないかということで任意繰り出しという形でしております。だから、これ以上出したとしてもペナルティとかそういうものについてはございません。
76 山本委員 そうしますと、もう一つこれとの直接的な関連にはならないわけですが、現在、未給水地区において直接水源から水道を引いてる、いわばそれぞれの地元の2分の1の負担によってこれはやられておるところですが、この分野については、例えば人口が一定規模以上については、本来ならば水道を引かないといかんと。
しかし、今、直ちに水道を引くのについては、非常に財政的困難があるという場合に、そうした場合に簡易水道として地元が2分の1負担で市の方で福祉的な施策としての助成という形でやられていってる制度があるわけですが、この問題についての何かその後の検討状況、水道局の方でもしわかっておられれば教えていただきたいと思いますし、この未給水地区の解消というのは将来的にはそういう約1,000名ぐらいですか、なお残ってくる部分が。そういう分野まですべて水道事業によって取り込んでいくというのがあくまでも水道局の方針なのか。そういう独自の水源によって、地元で開発できるものについての一つの支援というんですか、そういう問題について水道局としてはどういうお考えに今日段階でなっておるんでしょうか。教えていただければと思います。
77 小林委員長 先ほど、未給水地区の事業の今後の財政的な問題という点もあえて指摘がありましたので、現況を未給水事業の市が抱える問題点ということも含めながらご答弁をお願いしたいと思います。
78 高木総務課長 未給水地区の解消ということで確かに採算部分が悪うございます。そういう中で、水質が悪いとか水が将来枯れそうであるとかいうものについて、地元の方々からお話を伺って、それをもって国に対して認可を得なければなりません。給水区域の拡張ということになりますので、そこの認可を得た後に50人以上のものであれば補助対象になりますと。それより以下のものについては、独自でやりなさいという形の中で先ほど言われました保健所の方でやっておりますけども、共同給水施設という名称になっておりまして、そのうちの例えばポンプとかボーリングとかされたときに2分の1補助するということがございました。そういう中で、それについて膨大な経費がかかるからそちらの方を充実した方がいいじゃないかというお話がございましたので、生活衛生課の方に、当然、私たちも文書によって申し入れをいたしました。そういう中で、今のところまだそれを引き上げるとかそういう話まで至ってないというふうな回答を得ております。
以上です。
79 小林委員長 ほかに、ありませんか。
それでは、質疑を終結します。
理事者交代のため暫時休憩します。
=休憩 午後1時33分=
=再開 午後1時34分=
80 小林委員長 委員会を再開します。
次に、第8款土木費第1項土木管理費の審査に入ります。
理事者の説明を求めます。
81 松藤建設管理部長 第8款土木費第1項土木管理費における建設管理部所管の決算についてご説明いたします。事項別明細書の130ページから131ページ、ピンク色の決算資料においては102ページから103ページに記載してあります。主要な施策の成果説明書及び審査意見書については、記載がございません。
事項別明細書130ページをお開きください。第1目土木総務費において予算現額合計の12億9,023万4,000円のうち、建設管理部所管の予算現額は、2,374万4,000円となっております。この予算に対し、支出額は131ページでございますが、土木総務費総額12億2,057万5,818円のうち、建設管理部所管の支出済額は、2,158万496円で、ほとんどが事務費でございます。不用額につきましては、建設管理部所管の不用額は、216万3,504円となっております。不用額の主なものにつきましてご説明いたします。出納室のピンク色の決算資料102ページでございますが、第8款土木費第1項土木管理費第1目土木総務費の事務費において、印刷製本費が予定を下回ったことによる需用費等の減によるものが不用額の主なものでございます。
以上でございます。
82 佐藤土木建築部長 土木建築部所管の説明に入る前に、おわびと訂正をさせていただきたいと思います。主要な施策の成果説明書の記載に正誤表のとおり誤りがございました。まことに申しわけございませんでした。おわびいたします。今後、誤りがないように厳重なチェックを行う所存でございますので、ご審議のほどよろしくお願いいたします。
それでは、第8款土木費第1項土木管理費のうち、土木建築部所管分についてご説明いたします。第1目土木総務費の内容につきましては、決算資料102ページから103ページ、事項別明細書130ページから131ページ、主要な施策の成果説明書150ページ、審査意見書61ページから64ページに記載のとおりでございます。なお、土木管理費において7,164万8,345円の不用額が生じておりますが、このうち土木建築部所管分としては、6,181万8,532円でございます。これは、主に決算資料103ページの土木建築部所管の不用額の説明欄(1)に記載しておりますように、私道整備助成事業におきまして、予定箇所における私道整備が行われなかったことにより、負担金、補助及び交付金に5,985万円の不用額が生じたものでございます。
以上でございます。
83 松本都市計画部長 第8款土木費第1項土木管理費のうち都市計画部所管についてご説明いたします。事項別明細書130から133ページ、主要な施策の成果説明書150から151ページに記載をいたしております。
まず、第1目土木総務費のうち都市計画部所管分につきましては、予算現額199万5,000円、支出済額199万1,150円、不用額3,850円でございます。主な支出の内容といたしましては、主要な施策の成果説明書の150ページ、1目土木総務費の(2)災害危険区域標柱等設置事業費として、標柱と標示板の設置委託料69万6,150円、(3)の宅地防災工事資金及び災害復興住宅資金預託金として129万5,000円を支出いたしております。
次に、第2目建築指導費については、予算現額3,079万5,000円、支出済額2,880万4,837円で、不用額199万163円でございます。支出の主な内容といたしましては、主要な施策の成果説明書151ページ、2目の建築指導費の(3)用途地域指定基準調査費として、調査委託料420万円を支出いたしております。これは、都市計画法及び建築基準法の一部改正に伴い、市街化調整区域内の建築基準の認定に向け、建築物の現況調査を実施したものでございます。
以上でございます。
84 坂本都市建設部長 第8款土木費1項土木管理費の都市建設部所管分につきましてご説明いたします。その内容につきましては、お手元の歳入歳出決算資料102ページから103ページ、事項別明細書130ページから131ページ。
それでは、歳入歳出決算資料の102ページから103ページをお開きください。予算現額13億2,102万9,000円、支出済額12億4,938万655円のうち、都市建設部所管につきましては予算現額145万6,000円、支出済額104万3,178円で、41万2,822円の不用額が生じております。支出の内容につきましては、交際費、事務費でございます。
以上でございます。
85 小林委員長 これより、質疑に入ります。
それでは、質疑を終結します。
理事者交代のため暫時休憩します。
=休憩 午後1時40分=
=再開 午後1時41分=
86 小林委員長 委員会を再開します。
次に、第8款土木費第2項道路橋りょう費の審査に入ります。
理事者の説明を求めます。
87 佐藤土木建築部長 第8款土木費第2項道路橋りょう費のうち、土木建築部所管分の内容につきましては決算資料102ページから105ページ、事項別明細書132ページから135ページ、主要な施策の成果説明書152ページから168ページ、審査意見書61ページから64ページに記載のとおりでございます。詳細につきましては、総務課長の方よりご説明させていただきたいと思います。
88 堀川土木建築総務課長 まず、事項別明細書132ページから133ページ、主要な施策の成果説明書152ページから153ページに記載の第1目道路橋りょう総務費及び第2目道路橋りょう維持費についてご説明いたします。主要な施策といたしましては、環境美化や交通安全対策のため、市道清掃や放置車両等の除去を実施するとともに、市民の安全を確保するため市内一円において市道及び街路灯の維持補修を施行いたしました。また、明るい安全な町づくりのため街路灯の整備を行っておりますが、平成13年度は301灯を新設いたしました。
続きまして、事項別明細書134ページから135ページ、主要な施策の成果説明書153ページから166ページに記載の、第3目道路橋りょう新設改良費についてご説明いたします。道路橋りょう新設改良等につきましては、本市の特殊な地形の中で市民の日常生活の利便と安全で快適な生活環境の確保並びに防災上の観点から、生活関連道路及び幹線道路へのアクセス道路など生活道路網の整備に努めているところでございます。
第3目道路橋りょう新設改良費は、事業名が多岐にわたっております。したがいまして、主要な施策の成果説明書153ページから166ページに沿いまして説明いたしたいと思います。
まず、成果説明書153ページをお開きいただきますか。153ページから155ページの(1)道路新設改良事業費においてでございますが、補助事業といたしまして三原町浜平町線ほか3路線、単独事業として小江原町春木町線ほかの施行等を行ったところでございます。このうち、三原町浜平町線及び江平4号線については、地方特定道路整備事業費と組み合わせた施行等を行い事業の進捗を図ったところでございます。
次に、155ページから156ページ。(2)の緊急地方道路整備事業費についてでございますが、油木町西町線ほか5路線を施工いたしましたが、このうち、油木町西町線ほか2路線については地方特定道路整備事業費と組み合わせた施行等を行い事業の進捗を図ってまいりました。また、新電線類地中化5カ年計画により、伊勢町大浦町線ほか2路線について、電線類地中化事業に着手したところでございます。
次に、156ページをお開きください。156ページから158ページの(3)地方特定道路整備事業費においてでございますが、愛宕飯香の浦町線ほか6路線の施行等を行うとともに、成果説明書159ページから164ページの(4)臨時地方道整備事業費において、早急な道路環境の整備を図るため大籠町線ほか141件の道路改良、側溝改良及び舗装工事等を行ったところでございます。
次に、164ページをお開きください。(5)のふるさとづくり事業において、虹が丘町西町1号線の用地購入等を行ったところでございます。
次に、成果説明書の165ページでございます。一番上でございますが、(6)まちづくり特別対策事業費において、ふれあいの遊歩道整備事業として、城山町線ほか1路線の歩道設置等を実施するとともに、エキゾチックタウン整備事業として、大浦町1号線ほか3線の道路改良等を行いました。
次に、165ページから166ページにかけてでございますが、(7)斜面移送システム整備事業費において、市街地の約7割が斜面地という本市の特性に適応した新たな交通手段として、斜面移送機器をグラバー園、天神町及び稲佐山の3カ所に設置をいたしたところでございます。
次に、166ページでございます。(8)の自然災害防止事業において、市道の危険箇所における自然災害の発生、拡大を防止するために、愛宕飯香浦町線ほか11路線ののり面改修工事を実施いたしたところでございます。
次に、成果説明書166ページ、(9)の自治体管路整備事業費において、既に自治体管路方式により電線類地中化を実施している出来大工町江戸町線で新たに高圧電力の申し込みがあったことから、九州電力との協定により引込管の増設を行ったところでございます。
続きまして、事項別明細書134ページから135ページ、それから、主要な施策の成果説明書167ページから168ページに記載の、第4目交通安全施設費についてご説明いたします。交通安全施設費において、歩行者の安全と車両交通の円滑化を図るため、(1)といたしまして緊急地方道路整備費として、弥生町田手原町線の歩道新設改良及び大橋町岩屋町線の交差点改良などを行うとともに、(2)交通安全施設整備事業費、これは単独事業でございますが、横尾2号線ほか6路線の歩道設置、それから、西北町7号線の交差点改良、多以良町11号線の視線誘導標設置工事ほか、区画線設置、道路反射鏡設置、防護柵設置、道路照明灯設置の工事を市内一円で実施したところでございます。
なお、道路橋りょう費において、4億1,875万9,977円の不用額が生じておりますが、このうち土木建築部所管といたしましては3億8,800万1,975円の不用が生じております。これは、薄いピンクの出納室の作成の決算資料103ページと105ページの土木建築部所管の主な不用額の説明欄1番から10番に記載しておりますように、まず、(1)の公共基準点整備事業費において、基準点の計算整理業務ができなかったことにより、委託料として189万1,780円の不用額。次に、(2)の道路新設改良事業費において、分筆登記委託等が予定を下回ったことにより、委託料として363万9,195円。次に、(3)ふるさとづくり事業において、市道虹ヶ丘町西町1号線の橋りょう詳細設計に係る橋りょう設計指針の改訂が年度内に行われなかったこと及び分筆登記等委託料が予定を下回ったことにより、委託料1,680万4,720円。次に、4、5、6の同じくふるさとづくり事業におきまして、市道虹が丘町西町1号線の字図訂正に日時を要したことから施工できなかったことにより、工事請負費800万円、公有財産購入費401万8,465円、補償・補てん及び賠償金850万円。次に、7番から10番のエキゾチックタウン整備事業費において、用地交渉が成立しなかったことにより、委託料270万円、工事請負費4,000万円、公有財産購入費7,500万円、補償・補てん及び賠償金2億2,500万円の不用がそれぞれ生じたものでございます。
また、主要な施策の成果説明書324ページから326ページ、審査意見書63ページに記載の土木建築部所管の繰越明許費についてでございますが、用地交渉、字図訂正及び道路占用物の移設の調整等に日時を要したことに伴い、道路新設改良事業において3件9,625万円、緊急地方道路整備事業において6件2億894万円、地方特定道路整備事業において5件1億5,045万円、臨時地方道整備事業において2件1,750万円、ふるさとづくり事業において1件9,880万円、まちづくり特別対策事業のふれあいの遊歩道整備事業において2件1億2,630万円を翌年度に繰り越したものでございます。
また、土木建築部所管の予備費の充当につきましてでございますが、出納室の作成の決算資料103ページの主な予備費充当の説明欄や審査意見書80ページの土木費に記載しておりますように、市道で発生した事故に対する1名の方への損害賠償金として73万3,920円、市道三原町浜平町線におけるのり面崩落事故に伴う避難者対策費用として2万8,570円、市道における公務中の人身事故に対する損害賠償金として15万9,731円を予備費からそれぞれ充当し支出した次第でございます。
私から以上でございます。
89 坂本都市建設部長 第8款土木費2項の道路橋りょう費の都市建設部所管につきましてご説明いたします。その内容につきましては、お手元の歳入歳出決算資料104ページから107ページ、事項別明細書134ページから135ページ、主要な施策の成果説明書159ページから164ページ及び審査意見書61ページに記載いたしております。
歳入歳出決算資料の104ページから107ページをお開き願います。予算現額69億6,812万4,221円、支出済額56億9,934万744円のうち、都市建設部所管につきましては予算現額1億8,500万円、支出済額1億5,690万円で2,810万円の不用額が生じております。不用額の主なものにつきましては、歳入歳出決算資料104ページから107ページの都市建設部の説明欄に記載のとおり、(1)臨時地方道路整備事業において、女の都近隣取付道路整備事業に係る事業費等が予定を下回ったことによる事業費の減、そのほか(2)及び(3)に記載してます同事業におきまして、道路計画の変更などにより用地買収の減及び立木補償の減による、用地費及び補償費に基づきまして不用額が生じているところでございます。
以上でございます。
90 松本都市計画部長 第8款土木費第2項道路橋りょう費のうち都市計画部所管の第5目県施行負担金についてご説明をいたします。事項別明細書134ページから135ページ、主要な施策の成果説明書の168から171ページでございます。審査意見書61ページから64ページに記載しております。
予算現額6億4,229万円で支出済額4億9,050万6,500円、翌年度繰越額1億5,178万3,500円となっております。支出の内容につきましては、主要な施策の成果説明書168から171ページに記載をいたしております。これは、県が施行する事業に対する市の地元負担分で、道路法及び地方財政法に基づき負担をするものであります。また、翌年度繰越額につきましては、用地取得において移転先のせんさくに日数を要するなどにより繰り越したものでございまして、繰越額の内訳は主要な施策の成果説明書の325ページをお開きいただきたいと思います。
成果説明書の325ページの下から4欄目からご説明をいたします。道路県施行事業負担金、2路線の2件でございますが2,100万円です。次に、緊急地方道路整備県施行事業負担金ですが、1路線の1件ですが1,014万円でございます。次に、ふるさとづくり県施行事業費負担金で、2路線3件でございまして3,720万円でございます。次に、まちづくり特別対策県施行事業費負担金、3路線3件でございます。8,070万円でございます。以上、4件で繰越額合計は1億4,904万円でございます。
次に、成果説明書328ページをお願いいたします。ここに記載いたしております事故繰り越しにつきましては、まちづくり特別対策県施行事業負担金におきまして、県の事業の県道野母崎宿町線の道路改良事業にかかります用地交渉に日数を要したことにより、事業が年度内に完了しないため274万3,500円を翌年度へ繰り越したものでございます。
以上でございます。
91 小林委員長 これより、質疑に入ります。
92 塩川委員 道路橋りょう費の道路管理費の委託料の中で、市道の清掃委託2,971万5,000円ありますが、今、どういう形で委託をしてあるのか。その点についてお知らせをいただきたいと思います。
それから、もう1点。特徴的ですが成果説明書の165ページにありますが、斜面の移送システム。これは、初年度市の補助金でつくったということがあって、この年度は具体的に設置をするということで、今年度は立山地区にという一つのあれがあるんですが、そういう経過がありますから単純にここの価格で見たらいかんと思うんですが、今後の参考として大体レールが何メートルぐらいでどういう方式であれば、大体、およそいくらというようなめどがあれば、今後の私どものいろんなまた検討に非常に役立ちますので、そこいら辺がわかっていればお知らせをいただきたいと思います。
93 堀川土木建築総務課長 市道清掃業務のあり方でございますが、現在、長崎県に道路清掃業者として登録されております、あわせて長崎市の有資格者の中から清掃履行能力や実績のある業者、これを7業者指名をいたしまして競争入札をいたしております。業務の内容につきましては、幹線路面清掃。これは、特にスイーパー等でやるとか、場所によっては人力の路面清掃というようなことで業務内容を行っているところです。
以上です。
94 円能寺道路建設課長 2点目の質問の斜面移送機器の今後の工事費のめどということでございますけども、一応、延長が約60メートルぐらいを想定いたしまして、機器とレール代、設置等含みまして約3,000万円ということで考えております。
以上でございます。
95 塩川委員 1点目の市道清掃委託ですが、よく批判があるのが朝の時間帯とかでスイーパーがとっていく、役所の委託工事ですから工事写真が必要かと思うんですけど、周辺の散乱しているジュース缶とかそういうのを並べて写真撮ってそれからとっていくと。役所に報告をせんといかんからそういう手続きが必要なのかもしれませんけど、見た目よくないんですよね。もちろん、役所の方にもそういう声が来てると思いますけども。だから、とにかく交通の妨げにならんような作業をさせんといかんわけですから、そういう意味で、実績がどうだったのかという役所側の資料というのも必要でしょうけども、やはり、実態に即した作業に当たるような工夫もぜひしていただきたいなと思いますが、市のOBの人たちが朝早くから道路の沿道の清掃なんかされてますよね。これは、こことはまた別ですね。
96 堀川土木建築総務課長 おっしゃるように別でございます。あれは、街美協の環境部の方での事業でございます。
97 塩川委員 じゃあこの当年度のざっと3,000万円ぐらいのあれですけれども、延べ日数どれぐらい稼動してるんですか。ここの、市道の清掃委託。
98 堀川土木建築総務課長 清掃の頻度でございますが、清掃車におきましては、場所によって月3回、月2回、月1回、それから2カ月に1回、3カ月に1回ということで、それも昼間、夜というような分け方でございます。特に、清掃車におけます路線数でございますが、昼間は170路線。それから夜間は21路線ということで、それから人力によるもの。これは、特に観光地周辺ですね。東山手、南山手の観光地。これにつきましては、人力で月1回ということで昼間4回の作業をやってるということで、路線総出のつかみでございますが、延べ195路線ということで清掃延長にいたしましては2,780キロメートルということで実績を上げております。
99 塩川委員 これは、資料で後刻で結構ですが、結局、それに携わる人たちが年間の実働日。この部分ぐらいをほぼ見てるのかなという気もするんですけども。だから、どういう作業の実態にあるのかなというのがちょっとよくわからんのですよね。朝の8時から9時ぐらいのあのラッシュの時間にそういう作業の実態が見受けられるので、スイーパーであればもう少し何か工夫もできるのかなという気もするので、実際、どれぐらいの稼動がされてるのかというのが気がかりなとこですが、そういう目でさらに交通の支障にならないような形での作業ということについての検証をしていただきたいという要望にして、また、資料は改めて、勉強を私してます。委員会としては結構です。
100 高比良委員 塩川委員に関連して、斜面移送機器整備事業費の関係でお尋ねをします。先ほど、円能寺課長、立山の例で60メートル、レール長ですね。それで、機器で約3,000万円というお話でしたけど、今回、3カ所につけて全体費用が3,700万円ですよね。それで、斜面機器購入費がこれ3基だと思うんですが581万円となってます。工事費は別の工事ですので、例えば天神町に設置した場合に整備委託というのは工事費を含めてどれくらいというのが出てると思うんですよ。それと、機器購入費、これは3分の1にするのか、天神の場合。それで、機器というのは乗るところだけなのか。ちょっとその辺、今後の関連もありますので詳しく教えていただきたいと思います。
101 円能寺道路建設課長 斜面移送機器、天神の場合の例でございますけれども、延長は確かに60メートルということで工事をやっております。この中で、中身の内容につきましては、工事の委託としてはレール代と機器の設置ということで主要な施策の165ページに挙げております992万2,500円でございます。これは、レール代と機器の設置費が入っております。それから、これと別途に工業労政課の方からの助成があっております。これが、250万円ほど助成があっております。それから、12年度に工業労政課より助成が400万円あっておりますので、12年度、13年度の助成金を足しますと650万円ということになります。
以上でございます。
102 高比良委員 助成の関係が入ってなくてかなり3基で非常に安くできたなという感覚。今度は1基で3,000万円ですよね。お答えがなかったんですけど、斜面移送機器はどこまで移送機器というのか。附帯設備あります。1個当たりどれくらいしたのか。補助金との関係はありますが、補助金、労政課がなかったら大体1基当たりつけるのに3,000万円かかると思ってていいのかどうか。
103 円能寺道路建設課長 委員言われたような理解で結構だと思います。レール代とそれから機器とその設置費を含めた形で延長にして約60メートルぐらいで3,000万円ぐらいのめどだということでございます。
104 吉原(孝)委員 電線類地中化についてちょっとお尋ねしたいんですけども、先ほど5カ年計画でされてるということですが、その進捗状況を説明していただきたいということと、それから、ここに出てるのは長崎市の分だけですね。5カ所。松が枝、南山手、松が枝2号線、伊勢町大浦町線が説明として出てますけど。そのほかに県もやってるんですか。その辺ちょっとまず説明をしていただきたい。
105 遠藤道路維持課長 電線類地中化の現在の進捗状況ということでお尋ねがありましたのでお答えをしたいと思います。まず、お断りを申し上げますが、現在、私ども把握しております長崎市内で長崎市が行ってる事業ということでご紹介をいたしますのでよろしくお願いいたします。現在、行っておりますのは伊勢町大浦町線、松が枝町2号線、それから松が枝町3号線ということで、これが平成13年度の決算で、今、上がってる分でございます。そのほかにも、今年度から銅座町新地1号線、それから出島復元に関係した出島2号線、それから出島町籠町1号線というようなことで、現在計画をして、概ね新電線類地中化計画が平成15年、16年というようなことで計画をされてますので、現在、ここの6路線で行っているというところでございます。
106 池田交通企画課長 私どもの方もすべての県道、国道の3桁国道についての地中化については把握は努めていないんですが、私どもが記憶している範囲内でお答えします。現在、出島町西山町線、馬町から西山の方面にかけて電線類地中化を行っております。それから、もう一つは国道202号、現在は駅前から大波止に向かって整備が終わったというふうに考えてます。あと、センターポール化事業が残ってるというふうに考えています。そういうところを主にやっているというところでございます。
以上です。
107 吉原(孝)委員 電線類地中化、もう事業化が済んでいるところとそうでないところは、景観上非常に違いますし、商業地区それから観光地を中心にしてこれからされていくんだろうと思うんですが、以前、鍛冶屋町とか本石灰町の話題が出たんじゃないかなと思うんですけども、非常に商店街として熱心にやってたんですが、ネックとして道路幅員とかあるいは歩道幅員とか一定の規準があるということとか、それから、検討会とか協議会とかあってその辺で県、市、それから九電、NTT等が協議をする中で決定されていくというような、そういうことがあってると思うんですが。商店街なんかもやはりこれからは一つの方策として道路幅員が一番のネックになると思うんですが、トランスを地下に入れるとか地上に上げるとかいう形で考えられてるというような話も聞いてますし、非常に鍛冶屋町が熱心に一時やってたんですが、そのあたり、その後、どうなってるんですかね。ちょっとお尋ねしときたいと思います。
108 遠藤道路維持課長 鍛冶屋町の件でございますが、私どもが本年2月8日に商工会議所から陳情を受けております。ここで大浦出島地区の景観保全ということと観光振興というようなことで市長あてに要望が出されております。この中に10路線ございまして、現在、行ってますのがこの中の6路線でございます。残り4路線につきましてですが、場所でご紹介しますが松が枝町駐車場から石橋電停にかけて。それから孔子廟から梅香崎中学校にかけた路線。それから大浦天主堂下から梅香崎中学校にかけた路線。それからホテルニュータンダから昭和会病院にかけた路線。こういうところが、今後、要望があって検討しなければならないなというようなところでございます。
109 吉原(孝)委員 これからも中心市街地の方でいろんなそういう景観上の問題もあって、要望が出てくると思いますので、また、検討していただきたいということで要望しときたいと思います。
それから、繰り越しの問題ですが、ここで見ますと字図訂正等を理由に、結構、用地交渉とか字図訂正がネックになって予算の執行が遅れたというようなことになっておりますが、その金額が結構な金額になっておるんですが、私としては事前に予算を要求する、あるいは、編成していくときに一定の目標があって予算要求をされて、それが執行されていくという形の中で、消化されるように努力されるのが本当だと思うんですが、それが用地交渉等がネックになって、それは、相手があることですから、それは、いたし方ないといえばそうなんでしょうが、この辺の、きょう、報告されてる103ページから105ページにかけてのこの不用額が出てますが、今後の見通しはどうなんですか。今年度、消化できるというよなことなんでしょうか。ちょっとその辺お尋ねしときたいと思います。
110 円能寺道路建設課長 不用額につきまして、字図訂正ということで市道の虹が丘町西町1号線につきましては3,700万円弱の不用額が出ておりますけれども、これは、9月補正のときも少し説明をいたしましたが、字図が混乱をしてたということで、これは全体の面積でいいますと筆数が112筆ございます。このうちに、字図混乱の筆が47筆、約41%、4割強が字図の混乱でございました。確かに、事前にいち早くこれを把握して予算請求をすべきだったと思います。
実際の対応といたしましては、平成12年度に字図訂正箇所がどれぐらい必要か。その箇所の把握を行っております。そして、13年度に全体の47筆の字図訂正の必要な箇所につきまして、25筆を社団法人の長崎県公共嘱託登記土地の家屋調査士協会に委託をしております。それから、14年度につきましては残りの22筆を委託ということで、ほぼ一定の整理ができましたのでこれから用地買収に向けて一定前進もできるということで考えております。
以上でございます。
111 吉原(孝)委員 過去ずっと見てきますと、結構、用地交渉それと字図訂正というのがネックになって繰り越しというのが、これ慢性的なんです、ある意味で。だから、そういう反省のもとになるべくそういうことがないように努力をして、そして、予算要求をするときに執行を確実にやっていくような体制も必要じゃないかなという気がするんですが、どうなんですか。なぜ、そういうふうに。当然、道路ができるというときにある程度の予備知識があった上で僕は請求をされて、いろいろ準備をされてると思うんですが、それが結果としてこういう形になるというのは、用地交渉の方が悪いのですか、どうなんですか。それは、あなたたちの中で言いにくいと思うんですが、常にネックはそこですよ。あらゆる事業を進められていく中で、用地交渉、代替地とか、こういう字図訂正とか、そういうのは時間がかかりすぎて執行ができないというのがよく聞くんですが、その辺はどうなんですか。やっぱり用地の人の人員が足りないんでしょうか。そうじゃないんですか。それは、あなたたちが言いにくい面があると思うんですけど。そのあたりを慢性的に出てくるということに対する反省とか、それをどうしたらいいかとかいうようなことがないと、これからも同じようなことの繰り返しになっていくという気がしてならないんですが、そのあたりはどうなんでしょうか。
112 円能寺道路建設課長 この字図訂正の分につきましては、9月補正でも指摘を受けました。いわゆる国土調査というのをぴしゃりしとけばこういった字図訂正に時間をかけなくて済むということでございます。実際、路線を決める場合に前もって字図を拾って路線を決めていくというふうなことはいたしません。地形図に路線を書きまして、そして、その中で調査を始めていくというふうな形になりまして、確かに、初めから全体の字図調査をやって進めればいいんですけど、なかなかそれが時期と予算が一致しないということもございまして、現実的には非常にうまくいってないというのが実情でございます。しかし、確かに委員さんがおっしゃるとおりこれについてはかなり事前に私たちもそういった字図の混乱があるのか、あるいはいろんな問題がないのかを事前に確かに調査する必要性はあると感じております。
以上でございます。
113 山本委員 全体的に土木費の占める割合が、一般会計に占める割合が高いということで、当初予算の中でも指摘してきたわけですが、そういう中で、今、これは国の段階での高速道路の見直しとか、道路公団の民営化の問題という形でかなり道路事業についての見直しというんですか、やられてるわけですが、本市の場合はそういう問題についての検討というのはどういう段階にあるんでしょうか。
というのは、本市の財政を見ても13年度末現在で2,141億円という1世帯当たり122万2,000円にのぼる借金という中で、しかし、必要不可欠な事業はやっていかないといかんという問題と、この本市財政との調和の問題で何を優先すべきかということでのあれは、従来の延長線ということについては、いろいろ見直しの必要性というのも、今、直面しておるんじゃないかと思うんですが、相対的にその辺についてのご見解があれば一つ。
個々の事業を見るとどれも市民の要求が反映されたものばかりですので、これをどうということはなかなか難しい面があるんですけども、しかし、相対的に本市の財政に見合った投資のあり方といいますか、そういうバランスから考えた場合に、その辺の見直しは当然されておるんだろうと思うんですが、何かちょっと基本的な考え方があればお聞きしておきたいなというふうに思います。
114 佐藤土木建築部長 私どもが一般的に行っている事業といいますと、どうしても市民に密着した、道路でいいますと生活道路ということで、まだ、長崎市にはたくさん不足しているという状況ということで認識しております。その中で、私ども最初の予算で最大限の効果を上げるというようなことで、市民に密着した事業ということで、私どもは今後もまだまだ不足してるというふうに認識しておりますので、事業を推進していきたいというふうに思っております。見直しについては、ここに現在やってる補助路線についてはこれに見直しをやったという経緯はございません。それと、全体的にもまだまだ要望される路線はたくさんあります。その中で、私ども最小の予算で最大限の効果を上げていきたいというふうな考えでおります。
115 山本委員 これは、相対的な問題ですので個別の問題ではなかなかそれぞれの所管部長としては我が部署をどう伸ばしていくのかという点に、熱心に取り組んでおられるところだけですので、その辺についての見解を求めていくというのは非常に困難だと思うんですが、しかし、長崎市の財政が、これは平成17年あたりが22%ぐらいですか。交際費の負担率。はるかにパンク寸前にきておるという状況の中での問題として、特に、投資的経費の中で補助事業分は年々下がり、単独事業だけがどんどん上がって、国は補助金はつけない。その結果、必要なものをしないといけないと。単独事業は伸びっぱなし伸びていくだけという悪循環が続いてくるわけですから、これは市民生活にとっては利便性という点からいったらその点は当然ですが本市財政の中で占める割合をどうバランスをとっていくのかという、そういう検討がなされておるのかどうなのかということをちょっとお聞きしたかったもんですから、今の部長の話ではそういう考えは今のところないと。まだ、どんどん推進していくんだという状況というふうに受け止めとっていいんでしょうか。
116 坂本都市建設部長 基本的には国の方は地域高規格道路、あるいは高速道路、そういう機能の役割分担。そして、市町村につきましては公共団体はやはり生活道路が主体だという考えでおります。私ども長崎市も一般的に今の道路整備につきましては、65%ぐらいの整備率でまだまだ首都圏につきましては整備率非常に低い。そういう意味で私ども先ほど言いましたように、生活道路の整備をしないといけないというのが一つ。そういうためには道路の特定財源のガソリン税、重量税の維持・堅持ということで、先日、議会の方でもそういう議決されて要望出されてます。そういう意味では、全体的な15から17ぐらいの全体の予算の中の土木費の割合は占めてるんですけども、やはり長崎の場合は地方都市でこういう地形的制約でやはり道路の整備としては今までどおり続けないといけないというのが一つでございますし、その財源の確保。それともう一つは、その全体を見渡してはどうかといいますと、評価システムを13年度導入して、今、企画の方で研究してます。それぞれの最終的な政策評価システム、あるいは事業の評価システム、その中でやはり今の事業が継続すべきかあるいは全体的な見直しというのは課題としてはこの2、3年の中で、当然、評価システムが充実しますとそういう話も起こり得て、全体的な財政の中どうかというのはその中で、企画部の方でやる評価システムの中で検討されるということで考えております。
117 小林委員長 それでは、質疑を終結します。
理事者交代のため暫時休憩します。
=休憩 午後2時27分=
=再開 午後2時28分=
118 小林委員長 委員会を再開します。
次に、第8款土木費第3項河川費の審査に入ります。
理事者の説明を求めます。
119 佐藤下水道部長 審議に入る前に、若干、今度のよさこい国体でうちの河川課の鍵山係長が膝射ライフル20発で日本一と、優勝ということになりましたので、ここでご報告させていただきたいというふうに思います。それで、伏射の60発においても全国で2位ということで、1位、2位ということで受賞しましたので、その報告をこの場でさせていただきたいというふうに思います。
それでは、下水道部所管の第3項河川費についてご説明いたします。決算に関する資料提出の記載ページといたしましては、長崎市
歳入歳出決算書10ページから11ページ、長崎市歳入歳出決算事項別明細書134ページから137ページ、決算に係る主要な施策の成果説明書172ページから177ページ、長崎市各会計歳入歳出決算及び基金運用状況審査意見書61ページから64ページでございます。
まず、青い表紙の主要な施策の成果説明書172ページに記載しております第1目河川総務費についてご説明いたします。これは、既存の河川を維持管理するため、清掃・しゅんせつなどの修繕等を行っていく経費でございますが、この中で、本市独自の緊急経済対策分として、昨年11月の臨時議会でご承認いただきました普通河川金鍔川ほか計8カ所を含め70カ所で修繕を行いました。
続きまして、同じく172ページから記載しております第2目河川改良費についてご説明いたします。まず、都市基盤河川整備につきましては、(1)として記載しておりますが昭和56年度から改修工事を行っております江川川の改修を実施いたしました。また、大井手川についても平成13年9月議会でご審議いただきましたとおり、(2)住宅宅地関連公共施設整備促進事業及び(3)住宅市街地整備総合支援事業として平成13年度から事業に着手いたしました。
次に、緊急を要する生活関連河川の整備を図るため、(4)臨時河川等整備事業費として普通河川多以良川ほか計28カ所で河川の改良を行いました。
また、地域防災計画による災害危険区域の災害発生の予防、災害拡大の防止を図るため、(5)自然災害防止事業費として普通河川本尾川ほか計7カ所を施行いたしました。
次に、急傾斜地崩壊の発生、拡大を防止するため、(6)急傾斜地崩壊対策事業費において、深堀地区ほか計4カ所の急傾斜地崩壊対策工事を実施いたしました。
続きまして、176ページに記載の第3目県施行事業負担金でございますが、県が施行いたしました急傾斜地崩壊対策事業、小規模地すべり防止事業及び海岸保全施設整備事業について、地元として応分の費用負担を行ったものでございます。
なお、予算繰越状況としまして、326ページの一番上に記載しておりますとおり、平成13年度分として予定されておりました県施行の急傾斜地崩壊対策事業13本のうち、10本が年度内に完了しなかったことに伴い1,995万6,000円を急傾斜地崩壊対策県施行事業費負担金において翌年度に繰り越すこととしております。
以上でございます。
120 小林委員長 これより、質疑に入ります。
121 山本委員 そうしますと、今年度の決算で見て、従来、県の土木事務所が調査をしておりました急傾斜地危険崩壊箇所1,040カ所ですか。それに照らしてみて、安全対策の整備率というのは何%になるんでしょうか。これを一つ教えていただきたいと思います。
122 佐藤下水道部長 13年度までは1,040カ所のうち176カ所の整備がされております。パーセンテージにしましては16.9%ということになっております。
以上でございます。
123 小林委員長 それでは、鍵山管理係長さんにおかれましては、今後とも精進をなさって頑張っていただきたいと思います。本当に私ども
建設水道委員会としましても、誇りに思うところでございます。大変おめでとうございました。
以上で、質疑を終結します。
理事者交代のため暫時休憩いたします。
=休憩 午後2時35分=
=再開 午後2時36分=
124 小林委員長 委員会を再開します。
次に、第8款土木費第4項港湾費の審査に入ります。
理事者の説明を求めます。
125 佐藤土木建築部長 8款土木費第4項港湾費の内容につきましては、決算資料106ページから107ページ、事項別明細書136ページから139ページ、主要な施策の成果説明書178ページから179ページ、審査意見書61ページから64ページに記載のとおりでございます。
なお、港湾費におきまして210万7,276円の不用額が生じております。これは、主に決算資料107ページの土木建築部所管の主な不用額の説明欄(1)に記載しておりますように、港湾事業費負担金におきまして県施行事業が予定を下回ったことによりまして、負担金、補助及び交付金に126万4,000円の不用額が生じたものでございます。
また、主要な施策の成果説明書326ページに記載の土木建築部所管の繰越明許費につきましては、港湾県施行事業費負担におきまして、県施行事業が年度内に完了しなかったことに伴いまして、負担金1億2,180万2,000円を翌年度に繰り越しておるところでございます。
以上でございます。
126 小林委員長 これより、質疑に入ります。
127 山本委員 女神地区の橋りょう分という形で3億4,986万2,000円出てるわけですが、市負担分というのは、今後、どの程度あと見込まれるんですか。橋りょう分その他で。そして、総事業費の中で占める割合がどれくらいぐらいになるのかというのが一つ。
2つ目に、本港地区の緑地6,468平方メートルですが、1億5,847万8,000円と出てるんですが、これはアーバンの部分になるんですか。緑地というのが。これは、今後の計画としてあとどの程度ぐらいあるのか、終わりなのか。この点、ちょっと教えていただきたいと思います。
128 堀川土木建築総務課長 第1点目の女神地区の橋りょう部分でございますが、皆さんご承知のとおり女神大橋の総事業費というものにつきましては、道路部で600億円、それから港湾整備事業で200億円、計800億円ということで、特に、その部分の港湾事業でございますが、一応、総事業費200億円のうち13年度末で進捗が75%ということで、これでいきますとあと数字的な資料をいただいておりませんので、ただ、25%残というと50億円なのかと。そのうちの12.5%の負担といいますと、数字については実態は把握しておりません。ただ、13年度の進捗が75%ということでご報告いただいております。
それから、緑地の問題でございますが、これにつきましては平成17年度までの事業年度でございます。
129 松本都市計画部長 女神大橋が距離が橋りょうを含めまして5キロメートルでございますが、総事業費800億円ということでございます。その中の、橋りょう費は市の負担はございません。道路改良で15%、下部工の負担が12.5%ということです。トータルで800億円の中の市の負担は約36億円ということでございます。
以上です。
130 山本委員 女神大橋はわかりました。緑地は17年度までということになっていくと、あと見込みとしてどれくらいぐらい見込みが残ってるんですか。この点一つ。
そして、2つ目に茂木港の改修の問題については、前回も補正予算審議でもやっておりますが、その段階でも指摘をし全く不要なものは中止すべきだという点については、今後、県とも協議したいということでしたが、その後の協議結果もわかればお示しいただければと思います。
131 堀川土木建築総務課長 緑地の整備でございますが、17年度までということで事業費の総額については把握をいたしておりません。申しわけございません。
それから、茂木港の港湾改修につきましては、9月議会に本年度の負担金の補正をお願いした中で、要するに、本年度新設については中止ということを含めて、現在、検討中ということで、この状況については変わっておりません。ただ、先日、当委員会でご指摘をいただきました内容につきましては、さっそく、所管の県の土木事務所の方に進達をしたということでございます。
132 塩川委員 長崎港の緑地の分は把握できてないというのは、堀川課長自身が把握してないということですか。長崎市として把握できてないということですか。そんな話はなかでしょうが。
133 原田土木建築総務課総務港湾係長 緑地の総予算ということなんですけども、県の方から資料をもらってるんですが、5カ年計画ということで7億3,100万円ということで伺っております。
以上です。
134 塩川委員 もう一回よく確認してみて。事業費10億5,000万円出てるよ。今の7億3,100万円というのは長崎市負担分。そんなにも負担は長崎市はしないのじゃない。
要望しときます。先ほど、女神は都市計画部長から数字が出ましたが、主要な長崎市の事業であります。一定の県施行事業費の負担金というのは、長崎市も応分の負担してるわけですよね。これは、特に決算ですからそういう意味で全体事業費が総枠で幾らという計画もあるはずですから、アーバンのところと女神のところは後刻資料で出していただきたいと思います。
135 堀川土木建築総務課長 緑地の総事業費につきまして、先ほど7億3,100万円という報告といたしましたが、誤りでございます。申しわけございません。全体事業費としましては、78億140万円ということで資料をいただいております。
136 山口(博)委員 今、先ほど山本委員の質問に対しまして、堀川課長は茂木港の整備事業がある程度上がってるのに、不用だという話が前回あったということで県の方に進達されたというふうに私は解釈したんですけれども、それもう少し詳しく教えてください。
137 堀川土木建築総務課長 前回、9月補正を上げたという中で、要望でございましたが茂木港の改修について見直しのご意見が出たということで、その意見内容を県の方に伝えたということでございます。ただ、中止それから見直しの判断につきましては、前回の委員会でも申しますように、現在、県の方で検討中ということでございます。
138 山口(博)委員 先般の国の方の公共事業の長崎県の中止とそれから見直しという中で、もう一つ、茂木漁港の建設については見直しというような判断の新聞報道がなされておったように見受けておるわけですけれども、私、これらの事業は不要なものをどうして県と市において計画をし、実施をしようとなされたのか。それが、どういう諸般の事情で中止の経過にあったのか。もし、これらをあまりにも簡略に決定するということはいかがなものかと思うわけなんですね。やはり、地域的な、地形的な災害という、そういうものも含めて計画をされてきたことではなかろうかと。私どもはその辺のことについては十二分な知識は持たないわけですけども、安易に中止だ、進行だというものはいかがなものかと思いますので、これらにつきましては、行政として本当に市民の直接の担当をなされる長崎の水産農林部、また、企画につきましては、十分慎重な検討を加えながら移行していただきたいと。これはもう要望に止めときますけども。そのように私としては考えておりますので、それについて何かご意見があればよろしくお願いします。
139 堀川土木建築総務課長 特に、茂木港の改修につきましては、今、ご意見出ましたように、地元の要望、建設要望、かれこれもあっております。そういうのは慎重に事業の進捗に当たっては県の方と協議をいたしながら行っていきたいと。ただ、茂木港の改修につきましては前回から申しますように、要望を受け、それから県の公共事業評価監視委員会の方からもいろいろ意見が出てるようでございますので、県の方としても慎重な検討をされてるというのが実情のようでございます。
=休憩 午後2時52分=
=再開 午後2時53分=
140 小林委員長 委員会を再開します。
141 吉原(孝)委員 ちょっとお尋ねしたいんですけども、長崎港の開発の中で、平成10年度に長崎港内港地区都市景観整備基準というのを策定されたと思うんですが、13年度はそれをどのような形で具体化されてるのか。これは、県が主体性を持ってやってるもんですから、なかなか長崎市としては計画というか策定をしてもその実現というのが、県の意向を気にしながらやらなければいけないんじゃないかなという気がするんですけど。13年度はどのような形でそれが具体化されたのか。
それは、都市計画ですか。次のことですか。じゃあ次に回しましょうか。後で、そうしたらまたお尋ねしますから。
今、るる質問が出ているように本港地区の、あるいはまた元船地区、あるいは出島の水辺のプロムナードとかいろいろこれは修景をつくっていく上で関係がある予算の長崎市の負担分だということでそれでお尋ねしたつもりなんですけど。都市計画部所管ということであれば、後で結構です。
142 小林委員長 暫時休憩します。
=休憩 午後2時55分=
=再開 午後2時57分=
143 小林委員長 委員会を再開します。
144 吉原(孝)委員 先ほど私がお尋ねしたのは、市が市としてのいろんな景観その他、いろいろ計画を立ててもなかなかそれが県が港湾の管理をしてるということで、市の意向が100%実現する可能性がないということで、どうなんですか。明治の開港した5都市がありますよね。函館、横浜、神戸、下関、長崎。この中で港湾を管理してないところはあるんですか、長崎だけじゃないんですか。どうなんですか。その辺がちょっとお尋ねしたいと思いますけども、非常に難しい問題になると思うんですが。先ほど、この前、決算との関連でこういう形でいろいろ計画をしてるけれどもなかなか実現しにくい。だから、まちづくり、あるいは港づくり、長崎の大景観、そういうものを総合的に、長崎市が主体性を持っていくためには、やはり県から港湾の管理を長崎市の方に移管をしてもらうようなそういう努力が必要じゃないかなと思うんですが、これまでの経過の中で、今の所管にお尋ねするのは酷かもしれませんが、そういう話題というのは出たことないんですか。ちょっとお尋ねしときたいと思います。
145 小林委員長 じゃあ2点、質問があったと思うんですが、どちらでお答えになりますか。
暫時休憩します。
=休憩 午後2時59分=
=再開 午後3時0分=
146 小林委員長 委員会を再開します。
それでは、質疑を終結します。
理事者交代のため暫時休憩します。
=休憩 午後3時0分=
=再開 午後3時17分=
147 小林委員長 委員会を再開します。
次に、第8款土木費第5項都市計画費の審査に入ります。
理事者の説明を求めます。
148 松本都市計画部長 第8款土木費第5項都市計画費のうち、都市計画部所管についてご説明いたします。事項別明細書138ページから145ページでございます。主要な施策の成果説明書180ページから209ページでございます。審査意見書の61ページから64ページでございます。次に、決算資料106ページから109ページにそれぞれ記載しております。
都市計画部所管分につきましては、給与費や都市建設部所管分を除いた第1目都市計画総務費、第2目都市開発費及び第3目街路事業費、第7目いこいの里費、第8目県施行事業費負担金で、所管分合計は予算現額58億2,250万5,450円、支出済額は47億4,230万9,194円、翌年度繰越額は10億1,225万3,200円、不用額6,794万3,056円となっております。
それでは、決算の概要につきましては、都市計画総務課長から説明をいたします。
149 三瀬都市計画総務課長 それでは、5項都市計画費のうち、都市計画部所管の決算の概要についてご説明いたします。
主な支出内容について、主要な施策の成果説明書によりましてご説明いたします。それでは、主要な施策の成果説明書180ページをお開きください。まず、1目都市計画総務費でありますが、主な事業といたしましては(1)都市計画推進費において、エの長崎駅周辺地区区画整理事業調査費として2,659万3,237円を支出いたしております。また、(2)都市交通対策費といたしましては、181ページの下の方になりますが、キの公共交通空白地域導入検討調査費の237万954円は、丸善団地地区、矢の平・伊良林地区において乗合タクシーの試行運行等を実施したものでございます。また、182ページのケのコミュニティバスらんらんの運行費では、市民生活の利便性の向上や中心市街地の活性化を図るため、平成13年11月から都心部環状ルートへ変更し、引き続き運行いたしておりますが、運行費としまして3,627万3,018円を支出しております。
次に、183ページの(5)九州横断自動車道長崎大分線関連事業の1億6,173万2,096円につきましては、日本道路公団施行による九州横断自動車道長崎大分線の市内延伸、仮称長崎ICから長崎多良見ICの事業を促進するため、地方協力といたしまして側道建設に伴う整備工事や用地の購入などを実施したものでございます。
次に、主要な施策の成果説明書191ページをお開きください。3目街路事業費でございますが、決算額は25億2,479万5,984円で、その主なものは(2)住宅市街地整備総合支援事業費3億8,960万円、(3)まちづくり総合支援事業費1億2,400万円、次のページになりますが(4)の緊急地方道路整備事業費9億2,580万円、193ページへまいります。(5)地方特定道路整備事業費9億9,380万円、196ページへまいります。(6)歩行者支援システム整備事業費8,080万円などでございます。主な路線での13年度決算額につきましては、13年度末までの事業費での進捗率、住吉町高田郷線が5億970万円、進捗率が60%でございます。次に、常磐町大浦元町線1億9,060万円で進捗率49%。小ケ倉蛍茶屋線10億7,390万円で進捗率は76%。片淵町松が枝町線は5,200万円で進捗率68%。南大浦線での斜行エレベーターの建設工事は、2億8,760万円で進捗率87%でございます。斜行エレベーターは平成14年7月に完成しご利用ただいておりますが、一部横道等の整備を、現在、施工中でございます。また、南大浦線の垂直エレベーターにかかります歩行者支援システム整備事業は8,080万円で進捗率47%となっており、15年度の早い時期に完成を予定しております。なお、恵美須町油屋町線は2億5,900万円で昨年10月に完成しております。
次に、主要な施策の成果説明書204ページをお開きください。ページの下の方から記載しております7目いこいの里費でございますが、決算額2億4,487万7,974円は長崎市いこいの里あぐりの丘にかかる維持管理費及び施設整備等のための事業費でございます。いこいの里あぐりの丘の維持管理につきましては、議会等からのご指摘により、13年度に株式会社長崎ファミリーリゾートへの管理委託から市の直接管理に変更したことにより、料理体験等や園内の整備に要する備品等の購入費を新たに支出しております。
それでは、主な支出についてご説明いたします。まず、(1)あぐりの丘体験費につきましては、料理体験や収穫体験などの実施に要した経費1,516万4,212円を支出しております。次に、205ページの(2)あぐりの丘運営費は、園内の維持管理や動物の飼育等に要した経費で1億1,873万9,736円でございます。また、(3)いこいの里整備事業資金利子補給補助金1,161万4,276円は、あぐりの丘の開設にあわせて株式会社ファームが園内で各施設を整備する際の借入金7億5,000万円のうち、5億円にかかる利子返済に対する補助金でございます。次に、(4)いこいの里整備事業費9,935万9,750円は、園内の整備及び株式会社長崎ファミリーリゾートが所有していたいこいの里内の土地を購入した経費であります。なお、13年度におきましては臨時的経費といたしまして、備品類や土地の購入費などを除きますと、平年ベースでの維持管理費に係る経費といたしましては約1億245万円でございます。
次に、主要な施策の成果説明書206ページ、8目県施行事業費負担金についてでございますが、決算額12億4,627万円は県が施行する街路事業等に対して、地方財政法などに基づいて市の地元負担として支出したものでございます。事業内容等については、成果説明書の206ページから209ページに記載しております。
次に、翌年繰越額についてご説明いたします。主要な成果説明書326ページをお開きください。主な繰越額につきましては、九州横断自動車道長崎大分線関連事業・街路事業及び県施行の都市計画事業費負担において、代替地の確定の遅れなどにより用地交渉に日時を要したことなどによりまして、年度内に工事が完成できなかったことにより、合計10億1,225万3,200円を翌年度へ繰り越したものでございます。内訳につきましては、成果説明書326ページの上から3段目、路面電車停留所改善支援事業4,700万円、次の段の九州横断自動車道長崎大分線関連事業で4,441万3,200円を繰り越しております。また、市施行の街路事業での内容は、下から5段目に記載しております住吉町高田郷線住宅市街地整備総合支援事業1億200万円から、次のページの3段目、南大浦地区歩行者支援システム整備事業6,920万円までの計8件で4億6,220万円を繰り越しております。
次に、県施行の都市計画事業負担での繰越額の内訳は、成果説明書327ページの上段から5段目に記載しております。街路県施行事業負担8,664万円から長崎駅周辺連続立体交差県施行事業費負担の400万円までの計6件4億5,864万円を繰り越しております。
次に、不用額の主なものをご説明いたします。決算資料ピンク色の表紙でございますが107ページをお開きください。8款土木費5項の都市計画費におきまして、主な不用額の説明欄の都市計画部に係る分としまして、(3)及び(4)に記載しておりますコミュニティバス運行費において、運行に係る経費が予定を下回ったことなどにより、合わせまして522万6,000円。次のページの109ページ、(5)及び(6)に記載しております九州横断自動車道長崎大分線関連事業費において、側道整備工事の入札差金及び用地購入費が予定を下回ったことにより、合わせまして2,366万3,000円などでございます。
続きまして、予備費の充当についてご説明いたします。恐れ入りますが1ページお戻りください。107ページをお開きください。一番右の欄の主な予備費充当の説明欄の都市計画部に係る分として、いこいの里の園内で発生しました交通事故に対する損害賠償金を支出するため、予備費から18万1,000円を充当したものでございます。
以上でございます。
150 坂本都市建設部長 第8款土木費第5項都市計画費につきましてご説明いたします。お手元の歳入歳出決算資料106ページから111ページ、事項別明細書138ページから143ページ、主要な施策の成果説明書183ページから191ページ、それと197ページから204ページ、審査意見書61ページから64ページに記載いたしております。
歳入歳出決算資料の106ページから111ページをお開き願います。第8款土木費第5項都市計画費でございますが、予算現額191億4,819万3,108円、支出済額165億8,069万9,199円、翌年度繰越額22億6,392万1,400円のうち、都市建設部所管につきましては予算現額59億525万1,446円、支出済額44億3,193万8,970円、翌年度繰越額12億5,166万8,200円で2億2,164万4,276円の不用額が生じております。
不用額の主なものにつきましては、歳入歳出決算資料の108ページから111ページまでの主な不用額の説明欄の都市建設部に記載のとおり、(1)から(9)までにそれぞれ記載のとおり不用額を生じております。特に、109ページの(2)に記載の不用額でございますが、これは、十善寺地区斜面市街地再生事業におきまして、共同建替事業の地元協議と地権者協議とが整わなかったため、補償・補てん及び賠償金の減に不用額を生じております。
また、111ページの(4)に記載の不用額でございますが、旭町地区市街地再開発事業費において、事業を進める過程で事業費に変更を生じたことによる補助対象事業費の減、また、五島町地区優良建築物等整備事業費におきましては、当初、補助対象としていた共用通行部分を専用部分として使用することで補助対象外となり補助対象事業費が予定を下回ったことによる減でございます。
次に、予備費充当につきましてご説明いたします。同じく歳入歳出決算資料の107ページの右の欄の都市建設部に記載のとおり、平和公園から落石による長崎少年鑑別所に駐車していた車への損害賠償金として、また、原爆中心碑撤去計画反対署名簿の電算処理に係る福岡高等裁判所への旅費として、それと、平和公園被爆50周年記念事業費に係る第1審判決における成功報酬及び実費として充当いたしたものでございます。
次に、翌年度繰越額につきましてご説明いたします。同じく、歳入歳出決算資料の106ページでございます。5項都市計画費の翌年度繰越額22億6,392万1,400円のうち、都市建設部所管といたしましては12億5,166万8,200円でございまして、このことは主要な施策の成果説明書の326ページに記載しておりますが、この主要な施策の成果説明書の326ページの上から5番目の十善寺地区斜面市街地再生事業からその下の江平地区、稲佐・旭地区、南大浦地区までにおきまして、地権者との用地交渉、建物移転補償交渉などが難航し、移転が完了しなかったことにより、十善寺地区におきましては4,962万円、江平においては2億1,550万円、稲佐・旭においては3,000万円、南大浦につきましては2,980万円をそれぞれ繰り越しております。また、その下の旭町地区市街地再開発事業におきましては、再開発組合において権利変換事務に日時を要して、建築工事の着手が遅れたことにより2億6,700万円の繰り越し。
次に、その下の平間・東地区の東長崎都市改造事業から4つ下の矢上地区ふるさと事業までは、東長崎矢上地区及び平間・東地区の土地区画整理事業に係る分でございます。平間・東地区、東長崎都市改造事業及び、2段下の平間・東地区緊急地方道路整備事業におきましては、国や県などの関係機関との調整に日時を要したことにより事業認可が遅れたため、換地設計準備図書が完了できず、それぞれ1,500万円、9,200万円の繰り越しをいたしております。
また、矢上地区緊急地方道路整備事業及び2段下の矢上地区地方特定道路整備事業におきましては、地権者との換地交渉が難航し建物移転補償交渉や工事着手ができなかったため、それぞれ1億7,400万円及び3億2,500万円を繰り越しいたしております。また、その下の矢上地区ふるさと事業におきましては、公園計画の地元との調整に日時を要したことから、工事に着手できなかったため1,754万8,200円を繰り越しております。それと、327ページの上から4番目の祝捷山公園まちづくり総合支援事業におきましては、公園の整備計画等について地元との調整に日時を要したことから、工事の着手が遅れ、年度内に完成しなかったため3,620万円を繰り越しております。詳細等につきましては、建設総務課長の方からご説明をいたします。
151 石本都市建設総務課長 それでは、水色の表紙でございます主要な施策の成果説明書183ページをお開きください。2目都市開発費の(2)まちづくり推進費におきまして、アのまちづくり研修会等開催費といたしまして、まちづくり意識の啓発普及や新たな発意を促すため、まちづくり専門家育成プロジェクトなどを開催をいたしております。イのまちづくり団体活動費補助金といたしまして、十善寺、水の浦、北大浦のまちづくり協議会に対しまして、活動費を助成をいたしております。
次に、184ページの(3)の第2次住環境整備方針策定費といたしまして、既成市街地において住環境及び防災の両面から要整備地区を把握し、その地区特性の整備手段などの検討をする、住環境整備方針策定調査を実施いたしております。
次に、(4)斜面市街地等整備基準策定費といたしまして、既成市街地の再整備のため地域性を考慮した整備誘導手法や基準案の策定を行っております。
次に、(5)の斜面市街地再生事業といたしまして、アの水の浦、イの岩瀬道・立神について大臣同意を得るための事業計画策定調査を行っております。次に、ウの立山につきましては、大臣承認に向けての整備計画策定調査や費用対効果、分析調査を行っております。また、エの狭隘道路整備計画といたしまして、防災再開発促進地区に指定された、北大浦、南大浦地区において、斜面市街地における狭隘道路整備の基礎調査・基本計画の策定を行うとともに、十善寺、江平、稲佐、旭地区において実施計画の策定を行っております。
次に、(6)の唐人屋敷顕在化事業費といたしまして、市民や専門家の意見、提言をもとに当該地区の歴史と地域文化を尊重しながら地域の活性化につながるような整備の方向性や街路、唐人屋敷門などのまちなみデザインの策定と、新地、十善寺地区の景観形成基準(案)の整備をいたしております。次に(イ)として、唐人屋敷跡の場所及び歴史的意義を周知するため、既存の商店街アーチを活用し、仮設の唐人屋敷門を設置をいたしました。また(ウ)といたしまして、長崎大学に依頼し、唐人屋敷境界の推定ラインとおおよその建物配置を明らかにいたしました。
次に、(7)の斜面市街地再生事業費といたしまして、アの十善寺地区、185ページの中ほどでございますがイの江平地区、186ページのウの稲佐・旭地区、エの北大浦地区、187ページのオの南大浦地区におきまして、生活道路の整備と周辺の民間木造老朽化住宅の建替促進事業計画の作成や用地買収、建物移転補償費など記載の経費を支出をいたしております。
次に、187ページ(8)の市街地再開発事業費でございますが、旭町地区の拠点となる施設を整備し地区の活性化を図るため、建築工事に必要な建築設計、権利変換計画など記載の経費に対し補助を行っております。
次に、(9)の優良建築物等整備事業費でございますが、これは、市街地環境の整備と良好な市街地住宅の供給及び駐車場の整備などを図るために建設された優良建築物の建築工事の一部に対し補助を行い、平成13年11月に完成をしております。
次に、東長崎土地区画整理事業に係る分といたしまして、(10)の東長崎都市改造事業費。188ページの中ほどでございますが(11)の緊急地方道路整備事業費。190ページの(12)の地方特定道路整備事業費及び(13)のふるさとづくり事業費に記載のとおり、矢上地区及び平間・東地区において土地区画整理事業を行ったところでございます。これによりまして、平成13年度末の進捗率は、矢上地区で94.2%、平間・東地区で1.2%でございます。
次に、197ページの中ほどの6目公園費でございます。(1)の公園維持管理費の主な内容といたしましては、ウの施設維持管理費、これは、(ア)から次のページの(カ)に記載のとおり、施設維持や整備のための修繕料、委託料、自治会への補助金などでございます。次に、キの管理運営費でございますが、これは、稲佐山公園の維持管理に係る経費と、次のページの長崎東公園及び総合運動公園の管理の委託に要した経費でございます。
次に、200ページの一番上の(6)の公園台帳整備費でございますが、台帳作成に必要な現地測量を実施をいたしております。
次に、(7)の緑の基本計画策定費でございますが、緑とオープンスペースの保全創出に係る施策を総合的かつ計画的に推進するための指針として、本市の緑の基本計画を策定をし、緑化重点地区計画の検討及び公表化に向けた資料の作成を行ったところでございます。この緑の基本計画は、平成13年10月に広報ながさきの折込で公表をしたところでございます。
次に、(9)の松山町駐車場運営費補助金でございますが、財団法人長崎市都市整備公社が運営をしております松山町駐車場に係る赤字分を補助をいたしております。
次に、(13)の公園緑地事業費でございますが、アの金比羅公園、イの女の都近隣公園、ウの稲佐山公園、201ページのエの長崎東公園において記載の整備等を行っております。また、オの稲佐山登山道ほかといたしまして、(ア)として各公園の樹木の補植等を行い、また、(イ)として201ページから202ページに記載の10公園の改修工事を行っております。
次に、202ページの(14)のまちづくり総合支援事業費でございますが、アの鍋冠山公園において施設の老朽化に伴い再整備を行いました。また、イの祝捷山公園におきまして、多目的広場をより機能充実し、散策、運動等ができる公園へ再整備するため、用地取得及び測量設計委託を行っております。
次に、(15)の住宅市街地整備総合支援事業でございますが、既成市街地において快適な居住空間を創出するため、アの泉町公園、イの住吉公園、ウの滑石中央公園において測量、設計委託等を行っております。
次に、203ページの(16)の中心市街地活性化広場公園整備事業費でございますが、商店街等の中心市街地の活性化に資する公園として、アの五社公園、イの平野町公園の整備を行っております。
次に、(17)のふるさとづくり事業費でございますが、アの総合運動公園におきまして、中浦川改修工事やII期事業区域において、インターハイ開催時における駐車場などに活用するための広場整備に着手をし、測量設計委託や整備工事を行っております。また、204ページのイの南部運動公園におきましては、南部地区の地域住民のスポーツ、レクリエーション等の需要に対応するため、平成15年度完成を目標に整備を進めておりまして、平成13年度は整備に必要な用地を取得するとともに記載の整備工事を実施をいたしております。
次に、(18)の公園リフレッシュ事業費でございますが、これは、公園周辺の土地利用状況の変化や利用者のニーズの多様化により、再整備を年次計画で実施するもので、平成13年度は表に記載のとおり小ケ倉公園、上野公園、瓊の浦公園、神の島公園において整備を行っております。
以上でございます。
152 佐藤下水道部長 続きまして、下水道部所管の第4目公共下水道費及び第5目都市下水路費についてご説明いたします。関係書類の記載ページは、長崎市
歳入歳出決算書10ページから11ページ、長崎市歳入歳出決算事項別明細書142ページから143ページ、決算に係る主要な施策の成果説明書196ページから197ページ、長崎市各会計歳入歳出決算及び基金運用状況審査意見書61ページから64ページでございます。
まず、第4目公共下水道費でございますが、これは、明日ご審議いただく下水道事業特別会計への一般会計からの繰出金でございます。下水道事業特別会計に対する一般会計からの繰出金には、公共下水道事業に対するものと農業集落排水事業に対するものがございますが、この目は公共下水道事業に対するものであり、予算現額60億2,184万7,000円、支出済額60億2,076万6,966円、不用額108万34円となっております。
次に、第5目都市下水路費でございますが、青い表紙の主要な施策の成果説明書197ページに記載しておりますとおり、(1)都市下水路維持管理費といたしまして本市独自の緊急経済対策分として、昨年11月の臨時議会でご承認いただきました岩屋都市下水路ほか計4カ所を含め9カ所で修繕を行い、また、大浦都市下水路及び岩屋都市下水路で機能維持のため、しゅんせつ等の工事を実施いたしました。
次に、緊急を要する生活関連都市下水路の整備を図るため、(2)臨時河川等整備事業費として岩屋都市下水路の改良工事を行ったものでございます。
以上でございます。
153 小林委員長 これより、質疑に入ります。
154 高比良委員 これは、成果説明書のまず200ページ。稲佐山の公園事故損害賠償金が46万8,000円支払われておりますが、どういう事故なのか。あわせて、あぐりの丘でも交通事故があっております。どういう状況なのか。市の方に不手際があって払ったものというふうに理解してるんですが、状況とその対策ですね。
それから、201ページ。立山の公園グランド整備工事。これ完了されたというふうに思っておりますが、実はあそこのグランドは私どもも時々野球の練習をしますけど、野球するにはまだかなり危ないなというような状況です。あそこはまた、使用許可でいろいろ市民が使っておりますが、グランド整備の不良で事故が起きた場合は、必ず市が責任をとらないといけないのかなというふうに思いますが、私が見たところまだまだ野球をするために貸し出して、事故は必ず起こるんじゃないか、そういう整備状況だと認識しておりますので、その辺の見解を求めます。
それから、総合運動公園の樹勢回復工事というのがあっておりますけど、これは、具体的にどういうことをしたのか。ちょっと詳しく教えてください。
以上です。
155 原口みどりの課長 まず、第1点目の事故の件なんですけれども、これは、稲佐山じゃございませんで、平和公園がまず1カ所ですね。それと、長崎公園と平和公園の陸上競技場の事故で、内容といたしましては、先ほどお話がありましたように平和公園の分につきましては、公園内からの落石によって少年鑑別所に駐車していた普通乗用車の上に落下をいたしまして損傷をしたものでございます。2点目の長崎公園の事故ですけれども、これは、乗用車が立山公園内の園内の部分を走行中に側溝のふたの上に乗りまして、その側溝のふたが通過する際にはね上がって同車両のバンパー等を破損したものでございます。次に、平和公園の陸上競技場の人身事故ですけれども、これは、当場所において短距離の練習をしていた被害者が転倒しまして、そのところにたまたま釘がありまして、その釘が右足のひざに当たって損傷をしたという事故でございます。事故の件は以上でございます。
それから、次に立山公園のグランドの整備の件ですよね。これにつきましては、たびたびグランドの状況が悪いと、雨が降ったりして非常に悪いということで要望もあっておりまして、実は、今年度、それぞれグランドの整地をやり直したところでございます。それで、グランド内の事故といいますと、運動をしていて事故というのは我々としては特別に何かがないと、ただ運動をしていて転んだりした事故というのは、その分の補償というのはちょっと難しいんじゃないかと思います。
それから、総合運動公園の樹勢回復ですけども、これは、公園内に植わっている樹木が非常に植栽等した時期もあるかもしれませんけども、非常に樹勢が勢いがないということで、その分につきまして樹勢の方法が大きなユンボーみないなので挟み込んで、そのまま植付けをしておりますので、それが後々の樹勢の原因じゃないかということになっておりますので、それに対しまして、樹木医さんに見ていただきましてそれの補充といいますか、補てんをした工事でございます。
以上でございます。
156 古瀬いこいの里事務所長 事故の件でご報告申し上げますけども、事務所からバックで本通りと申しますか、現在、チューチュートレインの停車場の方に切り返しを行いながら出ておった際、たまたま業者の車がその出口の方に駐車をしておりまして、その陰から女性の方が飛び出されたと。それで、接触したような形でけがをなさったというようなことでございますけども、事故の形態としてはそのようなことでございます。そういうことから、現在におきましては、事務所から前進で出るような対応をいたしますとともに、来客者あるいは業者あたりの車をそのような支障になるようなことにならないように現在は駐車禁止の黄色い斜線を張って、事故防止に努めておるというようなところでございます。
以上です。
157 高比良委員 立山公園のグラウンドですね。課長が言われるように運動不足でアキレス腱を切ったり、そういう事故は本人の責任ですが、あそこはまだ雨水排水悪くて、雨が降った後、溝ができてるんですよね。グラウンド内に。そこに行けばいろいろ骨折とか捻挫とかするのは、必ず私は今の状況で事故が起きますよと。これは、やはり市は責任を問われますよと言ってるんです。そういう状況が出ないように公園は整備したということなんですか。
158 原口みどりの課長 立山公園の整備は、グラウンドを使用するのに非常にあそこはスポーツをするのに非常に不陸が激しくて、運動がしずらいということだったものですから、それに対して整備を行ったものでございまして、今、委員さんご指摘の排水の分の側溝の整備はいたしておりません。だから、そこら辺のところにつきましては、もしそういうことがあるなら、今後、現地を調査して対応していきたいと考えております。
以上です。
159 高比良委員 公園に見に行ったことはあるんですか。スポーツをしたことありますか。野球とかソフトとか公園で。これ以上言いませんが、一回専門家に、行ってよく見てもらって、これで大丈夫かどうか。そうしないと、貸し出ししてるでしょう。野球とかいろいろ。ナイター施設もつくって。必ずああいうところで事故が起きますよと私は心配しています。事故が起こりそうなところは必ず起きます。だから、こういう設備の不備のために災害が起きないように、ひとつ平和公園の方も立山の方もそういう視点でもう一回見直しをしとっていただけますか。
160 山下委員 都市計画総務費の中の2の都市交通対策費の中のコミニティバスの運行費として3,627万3,018円と。これは、どういうふうに考えればいいのかちょっと質問したいと思うんですが、コミニティバスは運賃が入りますよね。その運賃とこの運行費との関係は収支状況になるのか、その運賃が運行費として3,600何万円かを使いましたと。運賃はどのくらい入ったのかというのが1点の質問です。
そして、2点目は主な不要額の説明の中の107ページのコミニティバスの車体のデザインの全体的な変更を行わなかったというふうに書いて174万8,000円の事業費の減が上がっておりますが、この理由について。この2点をお願いします。
161 池田交通企画課長 コミニティバスらんらんにつきましては、大きく分けて二つございます。一つは、バスの賃借料、借り上げ料でございます。もう一つは、コミニティバスの運行補助金でございます。コミニティバスの運行補助金につきましては、運行経費から料金収入を差し引いたものを長崎バスの方に補てんしております。実際、昨年11月に南北ルートから都心循環ルートにかえましたので、その部分によって、若干、運行経費が上がっておりますが、運行経費が約2,100万円ほどかかっております。運賃収入でございますが約680万円ほどございまして、その差額1,400万円を長崎バスの方に補助金として出しているということでございます。ちなみに、繰り返すようですが、運賃収入につきましては680万円ほどございましたということでございます。
それから、車体のデザインを行わなかったことによる需用費の減でございますが、南北ルートから都心循環にかえたときに、大幅な車体のデザインをかえようかなという意見もございましたが、基本的には南北ルートを循環ルートにかえた絵だけで済ませたということで、費用的にかからないような形にしたということで事業費の減が生じたというところでございます。
以上でございます。
162 塩川委員 コミニティバスの、今、話が出ましたのでそのことからあれしますが、今、池田課長から話がありました、状態はこの間の9月の議会の意見のとおりですから重複は避けますが、今、言われた車体デザインの全体的な変更はしなかったと。予算審査のときには鳴り物入りで言うとったじゃないですか。非常に利用が悪いからコースも見直す、そして大々的に宣伝する。できれば車体のデザインもかえると言うて予算をとったやつじゃなかったですか、これは。そういう説明があったように僕は記憶しておるんですが。
それから、話は変わりますけど、みどりの課にお聞きしますけど公園のリフレッシュ事業をずっとされてます。各地域からも昔と違った形の要望というのは出てると思うんですが、今、この年度は東西南北4カ所できてますけど、大体、既存の公園についてどんな計画で、今、進められようとしているのかその辺をお聞きしたいとお思います。この間、たまたまですけど城山台公園というのがあって、これは城山台の開発団地の残地、いわゆる公共用地で提供されたものですけれども、西高のグラウンドの脇ですが、公園として開設がしてあるんですよね。トイレもあって。反対の方にずいぶん広い芝生ではない雑草が生えてるようなところがあって、入り口はクローズしてあるわけですけど。あれはもうみどりの課の所管になってしまってるんですか。まだ、開発公社かどこかの土地になっているのかしらん。それぞれ、開設済みの公園については、リフレッシュとかそういうことで地域の声を生かしながらやられとるということは理解するんですが、どうもあそこの現状を見たときに十分活用されてるのかなという気がしてならんのですが。所管替えがもし、まだされてないとすれば細かく聞きませんがそういう意味で、リフレッシュの考え方。
それから、もう一つ、最近、そういうことでリフレッシュがされて、公園の便所なんかも整備されてきてますけども、地域とか使う人のモラル。この点で、一時期ドアが外されたとか、鏡がとられたとか、水道の蛇口がとられたとかというモラルの面が随分議論された時期があったんですが、最近、管理していく上での苦慮される点、非常に頭悩ませておりますというような点がもしあればお聞かせをいただきたいというふうに思います。
163 池田交通企画課長 先ほど、塩川委員の方からご指摘がございましたバスのデザインのやりかえにつきましては、190万円ほど予算をとっておりました。ただ、南北ルートが都心部ルートに移るときに、運行経費をなるべく抑えようということでデザインにつきましては、必要最小限度で抑えたということで不用額が出たということでございます。この点につきましては、当初、デザインをやりかえますと言いながら、一番簡単な方法で済ませたことにつきましてはおわびしたいというふうに思っております。すみませんでした。
164 坂本都市建設部長 公園リフレッシュ事業の基本的な整備の基準の考え方でございます。昭和60年度から公園リフレッシュ事業としてやりまして、一つにはやはり開設以来20年以上経過した公園、都市公園ですね。それと、全体的な公園施設の老朽化が著しい公園。あるいは、のり面等を使って有効に整備ができないかというのを一つは見直しております。そういう意味では、有効面積の拡大が図られる公園、あるいは、周辺環境の変化による改修が必要な公園。こういう大きい考え方でやっております。当然、その方針等具体的にしましては、現在の公園の安全性、あるいは快適性、それと、高齢あるいは障害者等の利用のニーズを考慮しながら私どもとしましては高木、あるいは休養施設、あるいは便所の水洗化、休養施設の充実、そういうもののもたれ式のベンチ等、いわゆるグレードを上げた形での基本的な考え方で、大体、年間4つから5つぐらいの公園を年次計画で立ててやっているわけでございます。
165 原口みどりの課長 先ほど、塩川委員さんから話がありました城山台の公園なんですけども、これ多分、非常に草が生えてぼうぼうしてるという部分をおっしゃってるかと思うんですけども、そこの分については、公園ではなくて管財の土地だと思いますけども。
それから、トイレの維持管理といいますか、それについての何か非常に問題点といいますか、これは問題点になるかどうかわかりませんけども、最近、非常にトイレのドアとか電球をこれを壊すんですね。壊したり、電球なんか物か何か投げるんでしょうけど、割ったりして、非常にそこら辺の分でその対応に、やっぱりトイレはドアがないと使えないとか、電球がないと暗いとかいうことで非常に我々も、即対応はしてるんですけども、非常にその件数が最近ふえてきてるというのがちょっと一つ困ってる部分でございます。
以上です。
166 塩川委員 坂本部長からお話のように、各地域の昔からある公園、使い勝手の面でできるだけ広くというような声がありますので、これは、地域と十分協議されながら計画的に進めていただきたいというふうに思います。
今、具体例で申し上げた城山台公園ですけど、表示としては城山台公園と書いてあるんです。実態としては、この前の駐車場のちょうど半分ぐらいの広さがあったと思いますけど、その3分の2が公園として開設がしてあるんです。トイレもあってきちんとなってる。残り3分の1がさっき言われたような、多分、管財課所管の土地じゃないかなと思うんです。考えてみると、どこの地域もそうかもしれませんけど、せっかく市有地としてあるわけです。どこまで手を入れるかというたら、僕はあまり入れる必要はないと思うんですけど、今、例えば松山の陸上競技場あたりは、朝、大変高齢の人たちがあそこに向かって散歩をしておられるわけですね。そして、ラジオ体操をしてきょうも元気やったと言うて帰りよらすわけです。そこいら考えると、今からは元気な高齢者対策というか、そういうことを考えると可能な限りの市有地の活用という面で、わざわざ中間にフェンスをしたり、草ぼうぼうのままにせんで、むしろ簡単な整備をして歩けますよというような開設をしていくとか、これは、管財あたりと話をして、空いた市有地があるとすれば、きちっとした遊具を置いてなんとかそういうことじゃなくて、健康づくりのための場所という観点から研究していいんじゃないかなと。そうして、ずっと置いといて除草作業のために金を出すとか。そういうのも非常にナンセンスですから、所管はそうあるにしてもいきなり行政財産として公園にするというたらまたいろいろあるのかもしれませんけど、市有地という面で見たときにやっぱり何らかの工夫が必要なんじゃないかなというのを感じました。
そして、具体例を申し上げたんですが、ほかにもそういうところがあるかもしれんし、一度管財あたりと市有地の有効活用という意味で、ただ処分するとか売るとか、それから管理上あれやからというてフェンスでがちがちに固めて、誰でも入られないようにして管理するという時代じゃなくて、ある市有地は活用するという時代じゃないかなと思われますので、ぜひ、こういう観点で一回見ていただければなというふうに思います。
それから、ちょっと厳しい質問になりますが、話変わりますが、松山の駐車場の運営費の補助金。いわゆる公社プロパーの駐車場。これは、かつて3年間ぐらいこの委員会で質疑を随分出たとこですから、おさらいの意味で聞いときますが、過去2、3年間の補助金の額、これだけを教えてください。多分、2、3年前にかなり効率化を図るということでご努力いただいたと思うんですが、その結果として不採算部分を補助金で賄うというルールだったと思いますから、過去2年か3年の補助金の額。これだけをちょっと教えてください。
167 石本都市建設総務課長 平成12年度が1,583万2,000円でございます。それから、平成13年度が6,635万1,000円でございます。12年度からでございます。
168 塩川委員 ラグビーサッカー場の地下駐車場ですよね。12年から供用開始。
169 石本都市建設総務課長 平成9年から供用開始でございますけども、この借りたNTT-A型という部分で借りたものが5年間の据え置き、いわゆる返済が据え置きがございました。それから、一般の市中銀行から借りた分が3年間の据え置きがあったということから、私どもが補助をしだしたのが平成12年度からでございます。
以上でございます。
170 塩川委員 これは、質疑のあり方としてはできれれば委員長にお願いして駐車場特別会計、どうせ議論しますので、そのときにまとめて質疑をしたいというふうに思います。
171 福島委員 成果説明書の181ページ、キの公共交通空白地域導入検討調査費。これは、らんらんと違って非常に好評で、14年度あたり皆さんとよく協議して時間帯の変更なんかをやってると思うんですが、この制度については今のところ丸善団地と矢の平・伊良林地区ということになっておりますが、これをもっとほかに広げようという計画があるのか。あるいは、そういう要望地区があるのかどうか。それに対してどうしようとしていくのか。今後の展開方法をちょっと教えていただきたいと思います。
172 池田交通企画課長 乗合タクシーの件でございますが、乗合タクシーにつきましては長崎市内で約11カ所ほど需要が見込まれるといいましょうか必要なところがございます。そのうち、2カ所。すなわち、丸善団地地区と矢の平地区を実施したわけでございますが、今年度につきましては残りの9カ所のうち、一番採算性がいいといいましょうか必要性が高い地区を抽出したいと思ってまして、来年度以降、試行実験、実施に向けて動いていきたいなというふうには思っているところでございます。
以上です。
173 福島委員 私はこれは非常にいい制度だと思ってます。私はむしろらんらんあたりを採算性をとは言わんでやってるわけですから、私は行政の市民サービスとして採算性なんか度外視して僕はやるべきだと。これこそやるべきだと思う。市民サービスとして。そうすると、やはり要望がある限り検討とかいうことじゃなくて、順次、実施するように。それとある程度、対象人数というかブロック制にするのかどうかというのはちょっと検討せんといかんと思うけど、私はこの問題について採算性という問題は、池田課長、僕は度外視してもそれこそ行政の市民サービスだというようなシステムじゃないかなと。先ほどの、ちょっと話は変わるけど斜面地整備の中のああいう機器類とかそういうのも一緒だと思うんですけど。ぜひこれは、僕は非常にいいことだと思ってるから積極的に進めてほしいと、そういうふうに要望しときます。
174 飛田委員 これは、成果説明書の198ページ(オ)公園清掃補助金が、各307公園に189自治会でやっておられるということで補助金を出しておりますが、私どもの富士見公園ですよね。12年ぐらい前に大型に整備をしております。一部、自然保護ということで全体の整備をやるべきでないということで反対運動があったという経緯があるようですけれども、この中で、最近10年たって雨水で石ころがかなり露骨に出てきている部分は確かにあるんです。自然保護の部分で。
つい最近ですけれども、ここに老人会の方たちが清掃をされてるようなんです。そこで、転んだという、そういう電話が入ったと。あるところに。ぜひこれを舗装というか、危なくないように整地をしてほしいと。自然に近い形で整地をしてほしいという要望だったみたいですけれども、本当に保育園もここは体験の場所としてアスレチックに近い、そういう唯一中心地にある自然100%を生かしたすばらしい公園だと私もそういう認識しております。そこに、たとえ高齢者の方が歩くのに大変だという高齢者だけのご意見で、一部自然に近い形で舗装をするといっても、また保育園でも自然体験として唯一アスレチックのそういう体力とか平均、バランスとかそういう形では、非常に唯一の場所だと私も認識しております。私も非常にこの悩みをぶつけられて、現在、ちょっと困っていたときにこういう委員会で、公園で先ほど高齢者のために使いやすい公園、道路、バリアフリーと。本当にそういう方向でやっていかなきゃならない。
こういう中にあって子育て支援とか少子化対策とかと言いながら、実際、この富士見公園は大きなグラウンドもありますね。ここでは、ゲートボールも頻繁に大会等もやっているんですよ。年間の行事の中で保育園の運動会があります。この保育園の運動会の日と、ゲートボールの大会の日がよく合致する。重複するということで、いや、もう譲れないと。そういうところに保育園としては菓子折りを持っていって頭を下げてお願いをするとか。そういうふうなことを現場では本当、苦労して年間行事をとってるのかなと、こういうふうな事例があるわけですけれども。こういう維持管理をしていく中で、また修復をしていく中で、どういうふうな考えを持っておられるのかなと、こういう悩みをぶつけられたときに。そういうところの見解があればお聞かせいただきたいと思います。
175 坂本都市建設部長 基本的に、街区公園、昔の児童公園でございます。私どもは基本的には500平方メートル以上を都市公園、そういう市の管理にいたしましょうということで考え方がございます。ただ、そういう街区公園の機能、今はやはりそういう年少の方から老人のこういう社会の中で、その街区公園の機能がいかに、面積がかなり2,500なりあるいは3,000ぐらい広くて、それぞれの機能分担で遊べるようなそのような年代で、そういう公園を私どもは目指してるんですけれども、やはり、こういう地形の中で非常に面積が狭い。少ないというのもございます。
そういう意味では、やはり、地元に私ども月に3,300円でお願いして、管理をお願いしてる。やはり、基本的には利用する人は地元の誘致圏は250メートルですけども、そういう自治会なり、そういうコミュニティの中でやっぱり基本的に話をしながら利用をやっていただきたいというのが、私どもの基本でございます。やはり、街区公園なり、総合運動公園なり大きいあれについては、当然、公共システムの案内システムで公園を貸したりしてるんですけども、やはり、児童公園というのはそこに住む人たちが話し合って基本的には利用していただきたいと。これは、私どもの基本と思います。
176 小林委員長 今の質問は2点あると思うんですね。今のは後段だと思いますが、その前の段階で地肌が荒れてると。それを自然に近い形で、しかもけがしない形で整備できないかというのが1点あったと思うんですね。
177 原口みどりの課長 今、具体的に富士見公園の話が出ましたんで、私も調査に行きまして現状は先ほど話がありましたようにかなり雨水で転石といいますか、これが、露出いたしておりまして、自然といえば自然なんでしょうけども。この公園を利用される方というのは不特定多数の方がかなり利用されるんじゃないかと思いまして、管理者としてはこのままではちょっと転倒したり、けがしたりされる可能性があるんじゃないかということで、そこら辺を現地で考慮しまして極力自然の形が残って、コンクリート舗装とかそういうのはしないで自然の分にマッチできるような、土を固めて歩道として、全体結構3メートルか4メートルあそこはあるんですけど、少なくとも最低限1メートル200センチぐらいの部分だけをそういう具合に土で固めて通路として利用できやすいようにしたらどうかと私は考えております。
先ほど、部長の方から答弁がありましたように、これはあくまでも私の考えでございまして、最終的には地元の皆さん方と協議の上で、もしやるならやるという形でやっていきたいと思っております。
178 山本委員 簡単に幾つかお聞きしたいと思います。成果説明書の順に従って質問したいと思いますが、180ページの各種協会負担金があるわけですが、これまでも出てまいりましたが、従来、この協会負担金については我が党としては陳情政治の名残だと。こういうものは行革ということを口にするならば、もう廃止すべきだという見解も述べて、また、議会の意向も入れていろいろ、縮減の方向での折衝もされてきたようですが、現在、この問題でどういう状況になっているのか。廃止されたものはないのか。大幅に縮減されたのはないのか。これをまず一つお尋ねしたいと思います。
179 小林委員長 山本委員に申し上げます。今の件は、この後に負担金、補助金の一括質疑を設けておりますので、そこに譲っていただきたいと思います。
180 山本委員 そのときにあれしたいと思います。
それでは、ページの184ページで唐人屋敷の顕在化事業費の問題に関連して、前回の補正予算の段階でもいろいろ15メートル道路の問題について、唐人屋敷跡地を分断をするということについていかがなものかと。今日まで検討、この年度においても検討協議会とかいろんな議会の特別委員会とかいろんな指摘をされて、その意見を取り入れて変わったものは何があったのかということだけ教えていただきたいと。そういう意見はあったけれども、当初の計画には何ら方針の変更はなかったのか。そういう各専門分野の方々からのご意見を聞いて、こういう点を考慮して変更したんだというものがあれば、今一度この点を一つ教えていただきたいというふうに思います。
2つ目には、成果説明書の188ページで区画整理事業との関係で平間地区とこの矢上地区が出ておるわけですが、どうしても理解ができないのが、矢上地区が14%の減歩率、平間地区が28%と。この大きな違いというのは公園その他の公共用地の違いというふうに、この成果説明から見てなるのかなという感じがするわけですけれども、そういう理解でいいのかどうかということを教えていただきたいと。
そして、3点目には196ページの、下水道事業の特別会計に対する繰出金60億円というのがありますよね。例えば、今はこういう形で必要な額について支出ができるが、これが例えば企業会計となった場合、こういう何十億円というものは今まで水道の場合もなかったわけですが、これは、今日の特別会計の中でできるのであって、企業会計になったらこういうシステムは全く考えられなくなるのか。大まかに言って一般会計から繰り入れる場合の大枠として、これを対象にしてるんだというような例示を。後は、また下水道事業の特別会計の中で審議するとして、入り口のところでちょっとこの点だけ、若干、前年度に比べたら減額になっておりますが、ちょっと理解を正す意味からこの点についてお願いをしたいというふうに思います。
そして、もう一つは、204ページですね。204ページのいこいの里の関係で、あぐりの丘の体験費という形で、ファームの分野から直営の分野という形でなってきたわけですが、このことでどういう変化がもたらされてきたのか。そして、ファームとのその後の関係ではどうなのか。ちょっとその辺のところもお聞きをしておきたいなというふうに思います。
以上です。
181 馬場まちづくり課主幹 唐人屋敷の顕在化事業と都市計画道路の関係についてということでご説明をさせていただきます。平成12年度に唐人屋敷の活用検討協議会というのを設けまして、活用に関する提言をいただいております。それから、平成13年度には、顕在化事業の推進に係る推進会議というものを立ち上げまして、これについても開催をしております。それから、昨年度ですけども、史跡文化財特別委員会。これ各議論がありまして、その結果、変更したものがあるかということでございますけれども、現実には道路を変更するとかいうものについてはございません。ただ、唐人屋敷の歴史性に配慮した整備、これは道路についても町並みについても配慮した整備をしなさいというふうな意見をいただいております。
以上でございます。
182 四田東長崎土地区画整理事務所長 矢上地区と平間・東地区の減歩率の違いでございますけれど、矢上地区は俗に言う東長崎の町でございまして、それなりに道路がたくさん、市道がありまして、公園もそれなりに幾つかありました。曲がり曲がった道路もあったわけですけれども、今度、平間地区になりますとちょっと農村近くになりまして、市道が少ないということで、公園も少ないということで減歩率がふえるということでございます。
以上でございます。
183 金子下水道総務課長 一般会計からの下水道事業への繰り出しにつきましては、基準内と基準外があります。基準内につきましては、当然、一般会計から繰り出すべきものでございます。基準外につきましては、今後どのようなものをルール化するか、今から決めていくことにいたしております。したがって、今、現段階でどういうものを繰り出しするかということについては、ちょっとここの段階では申し上げられないというのが現状でございます。
以上でございます。
184 吉田いこいの里事務所係長 ご質問の体験費、あぐりの丘体験費に関連してその後どういう変化がもたらされたのかということと、もう1点、ファームとのその後の関係はどうかという2点のご質問でございますが、まず、どういう変化がもたらされたかということでご説明いたします。ここに参加状況ということで204ページの方に体験事業名と参加者数を書いておりますけれども、ここで従来やっておりましたのが料理体験、あるいは乳絞り、収穫体験、飯ごう炊飯、こういうものをやっておりました。それを、その後、市が引き継ぎまして、フリーマーケット等、これが一番集客が多かったわけですけども、そういうもの。あるいは、高齢者の園芸体験、炭焼き体験等、新たな事業を組み入れたことによりまして、市の事務所がございます村のエリアの方、こちらの方にかなり人間の流れがふえてきたという状況がございます。そして、全体としましては約30万人の入園者ということで、平成12年度に比較しますと4万2,000人程度、率にしまして約17%の入園者増という結果になっております。
そして、もう一つ、あとファームとのその後の関係ということでございますけども、平成12年12月議会におきます附帯決議の中で、ファームと一線を画すということのご指摘があっておりますので、そのことを厳密に守りまして事務所も別棟として、今現在は完全に分離しつつかつ協調する部分は協調してということで運営をしているところでございます。
以上でございます。
185 石本都市建設総務課長 先ほど、塩川委員さんの方から松山町の駐車場の関係につきましてご質問がございまして、特別会計の方でというご発言でございました。実は、この松山町の駐車場につきましては、特別会計の中には入っておりませんで、この款、いわゆる一般会計の中で整理をさせていただいておりますので、若干、これまでの塩川委員さんの方から借入金の問題について一括償還等を考える時期じゃないかと。いくら企業努力をしてもなかなか簡単には今後の返済金等を考えると厳しいんじゃないかということがございました。この点につきまして私どもの方から塩川委員さんの趣旨を含めまして、担当の財政課の方に申し入れをいたしまして、そういう方法について、今現在、協議を行っているところでございます。
それから、収支の関係でございますけども、特別会計でつくってるような形のフォームではございませんけども、一応、収支のバランスの関係をちょっとご説明したいと思います。平成13年度でございますけども、この駐車場収入が7,483万円あっております。それから、県の方の駐車場も委託を受けてますので、野球場の方ですけど、この分の収入が567万円ございます。それから、雑収入として20万8,000円ございまして、収入が8,070万8,000円でございます。これに対しまして支出でございますけども、人件費これは、嘱託の報酬関係でございますが1,074万1,000円。それから、アルバイトの賃金が180万9,000円。それから、委託料が823万8,000円。その他の支出といたしまして2,039万3,000円。それから、問題のこの元利償還金ですね。いわゆる借りてる分の元利償還金が1億587万8,000円ございまして、支出の計が1億4,705万9,000円ございます。先ほどの収入の計の8,070万8,000円を引きますと収支不足が6,635万1,000円となりまして、この不足分を私どもの方が補助金として支出をしたものでございます。
以上でございます。
186 塩川委員 駐車場の話、今、説明いただきましたが、あのときは公社の体制の問題を含めてかなり松本部長にリストラ含めて検討いただいた結果がこういう形で出ておるんですが、やっぱり、今、石本さんからお話のように、次年度に向けて、この内訳を見たときにどこまで切り詰めてもあそこで人件費、全体の比率からすれば1,074万円とあと臨時アルバイトが180万円ぐらいですから、この元利の1億円、これが決定的なんですね。これは公社プロパーでさせとるけども、繰り返しになりますがもともとはあの駐車台数の半分で計画してたんです。それが、ああいう形になったということを考えれば、これは、毎回毎回予算決算のときにこの元利償還についてどうするかという課題が出てきますので、これはやはり次年度の予算編成に向けて庁内で一回整理をした方がいいと。そうしないと、努力しても努力のしがいのないところでがっぽりとられてますので、しかし、努力しないといけないところは今後とも厳しく見ていきたいと思いますが、やっぱり会計処理のあり方は庁内で十分検討いただきたいという要望をしておきます。
187 小林委員長 それでは、質疑を終結します。
理事者交代のため暫時休憩します。
=休憩 午後4時37分=
=再開 午後4時39分=
188 小林委員長 委員会を再開します。
次に、第8款土木費第6項住宅費の審査に入ります。
理事者の説明を求めます。
189 坂本都市建設部長 第8款土木費6項住宅費につきましてご説明申し上げます。内容等につきましては、お手元の歳入歳出決算資料112ページから113ページ、事項別明細書144ページから147ページ、主要な施策の成果説明書210ページから213ページ及び審査意見書61ページから64ページでございます。
歳入歳出決算資料の112ページから113ページで説明をいたします。第8款土木費第6項住宅費でございますが、予算現額14億9,056万2,185円、支出済額14億4,701万256円のうち、都市建設部所管につきましては予算現額13億7,801万1,185円、支出済額13億3,570万2,323円で4,230万8,862円の不用額が生じております。不用額の主なものにつきましては、歳入歳出決算資料112ページから113ページの主な不用額の説明欄に記載のとおり、(1)から(5)までにそれぞれ記載のとおり生じております。特に、(4)に記載の不用額でございますが、これは、滑石団地II期工事の建設に係る特殊基礎工事において入札差金が生じたことや、支持地盤が当初の予定より浅かったこと、そういう意味で工事建設費が下回り不用額を生じております。
次に、予備費充当につきましては、歳入歳出決算資料の113ページの右欄に記載のとおり、市営住宅の明渡しに係る51件分の強制執行の予納金でございます。具体的には都市建設総務課長の方からご説明をいたします。
190 石本都市建設総務課長 それでは、主要な施策の成果説明書210ページをお開き願いたいと思います。1目住宅管理費でございますけども(1)の市営住宅管理費の主なものといたしましては、ウの維持補修費。これは、施設整備のための修繕料及び工事費でございます。それから、エの管理委託費。これは、市営住宅の管理の委託に要した経費でございます。それから、カの管理事務費のうち(ア)の市営住宅明渡し等に係る訴訟手数料といたしまして、家賃の長期滞納者に対しまして51件の建物明渡しの手続きをとっております。そのほか、即決和解を101件、それから訴訟が58件でございます。建物明渡しの強制執行に伴いまして、裁判所へ予納金という形で支払いをいたします。その額が1,157万4,635円でございますが、裁判所から残った経費の還付がございまして、この還付は歳入の方に入ってまいります。それが、642万円ほどございまして、実質的には515万4,164円かかったということでございます。それから、この滞納の関係につきましては、今後とも未集金の縮減に職員全力で取り組んでいく所存でございます。
それから、次にカの管理事務費の211ページの(エ)の市営住宅事故見舞金でございますけども、二本松団地におきまして洗面台水道管の腐食により漏水をしまして、階下の布団類が水損したため見舞金として3万1,185円を支出しております。
次に、(4)のイの借上公営住宅借上料でございますが、これは、土地所有者等が建設する良質な賃貸住宅及びその附帯施設並びに共同施設を本市が公営住宅として借り上げようとするもので、戸町地区において平成13年5月1日から42戸を、松が枝地区におきまして平成13年9月1日から47戸を借り上げたことに要した経費でございます。
次に、(5)の公営住宅ストック総合活用計画策定費でございますが、これは、既存の公営住宅の計画的かつ効率的な改善、更新などにより、ニーズに適合した公営住宅の提供を行うとともに、総合的な公営住宅のストック活用を図るための計画を策定するために要した経費でございます。
次に、(6)の高齢者対応住戸改善事業でございますが、アの高齢者対応住戸改善工事として茂木団地など記載の5団地において1階の空き家住戸5戸を対象に改善を行ったところでございます。
次に、(7)の既設公営住宅改善事業費でございますが、アの工事費として212ページの(ア)の外壁改修工事を花丘、西町、若竹団地で施行をし、また、(イ)の公共下水道切替工事として、福田本町団地、西北団地におきまして既存の浄化槽を解体し、公共下水道切替工事を施行しております。
次に、(8)の既設公営住宅駐車場整備事業費でございますが、清水団地において25台分の駐車場を整備しております。
次に、2目住宅建設費でございますが(1)の公営住宅建設事業費といたしまして、滑石団地II期の建設を引き続き施行をいたしております。また、そのほか、特定工事としての解体工事や建設推進事業等を行っております。
次に、213ページの(2)の借上公営住宅建設事業費でございますが、これは、建設費の一部を補助するものでございまして、松が枝地区における7階建ての47戸の建物完成に伴いまして補助金を支出したところでございます。
以上でございます。
191 小林委員長 これより、質疑に入ります。
それでは、質疑を終結します。
理事者交代のため暫時休憩します。
=休憩 午後4時47分=
=再開 午後4時48分=
192 小林委員長 委員会を再開します。
次に、第9款消防費第1項消防費の審査に入ります。
理事者の説明を求めます。
193 佐藤下水道部長 第9款消防費第1項消防費のうち、下水道部所管である第5目水防費についてご説明いたします。関係書類の記載ページは長崎市
歳入歳出決算書10ページから11ページ、長崎市歳入歳出決算事項別明細書150ページから151ページでございます。この目は、水防本部設置運営費に係るもので、主な費用といたしましては河川情報センターからの気象・防災情報端末機の借上料でございます。
以上でございます。
194 小林委員長 これより、質疑に入ります。
それでは、質疑を終結します。
理事者交代のため暫時休憩します。
=休憩 午後4時49分=
=再開 午後4時51分=
195 小林委員長 委員会を再開します。
次に、第11款災害復旧費第2項公共土木施設災害復旧費の審査に入ります。
理事者の説明を求めます。
196 佐藤土木建築部長 第11款災害復旧費第2項公共土木施設災害復旧費のうち土木建築部所管分についてご説明いたします。その内容につきましては、決算資料130ページから131ページ、事項別明細書180ページから181ページ、審査意見書71ページに記載のとおりでございます。
なお、公共土木施設災害復旧費におきまして5,000万円の不用額が生じておりますが、このうち土木建築部所管分としては2,000万円でございます。これは、決算資料131ページの土木建築部所管の主な不用額の説明欄(1)に記載しておりますように、道路災害復旧費において災害が発生しなかったことにより生じたものでございます。
以上でございます。
197 佐藤下水道部長 続きまして、第11款災害復旧費第2項公共土木施設災害復旧費のうち下水道部所管分についてご説明いたします。
第1目道路橋りょう河川災害復旧費に河川の災害復旧費として2,000万円、第2目都市計画施設災害復旧費に都市下水路の災害復旧費として500万円、当初予算に計上しておりましたが、災害が発生しなかったため予算の執行はございませんでした。
以上でございます。
198 坂本都市建設部長 第11款災害復旧費2項公共土木施設災害復旧費のうち都市建設部所管についてご説明申し上げます。内容につきましては、お手元の歳入歳出決算資料130ページから131ページ、事項別明細書180ページから181ページでございます。
予算現額5,000万円のうち都市建設部所管につきましては予算現額が500万円、支出済額は災害の発生がなかったことからございません。
以上でございます。
199 小林委員長 これより、質疑に入ります。
それでは、質疑を終結します。
理事者交代のため、暫時休憩します。
=休憩 午後4時55分=
=再開 午後5時0分=
200 小林委員長 委員会を再開します。
次に、負担金・補助金に係る審査に入ります。
理事者の説明を求めます。
201 佐藤土木建築部長 土木建築部所管の負担金・補助金の説明をいたす前に、過去の当委員会における各種協会負担金に係る主な指摘事項について、その後の対応を説明させていただきたいと思っております。
各種協会負担金につきましては、全庁的な見直しが当委員会でも指摘されております。負担金の引き下げなどのご指摘を受けてまいったところでございます。土木建築部所管の各種協会は、長崎県道路協会、長崎県市町村道整備促進期成同盟会及び長崎県港湾協会がございます。毎年応分の負担を行ってまいりましたが、議会からのご指摘もございまして、負担金の切り下げなどについて各協会に見直しをしていただくよう、毎年お願いをしてまいりました。その成果といたしまして、各協会の負担金の調整率におきまして、長崎県道路協会では9年度に10%、13年度に5%の引き下げ、長崎県市町村道整備促進期成同盟会では9年度に20%の引き下げ、長崎県港湾協会では9年度に10%、12年度に10%、13年度に5%の引き下げが行われ、各協会負担金等も実質的には負担金の引き下げとなっております。
しかしながら、負担金の引き下げは積算根拠となります各種年度の事業費に左右されることから、期待したほどの効果は達成しておりませんでしたが、14年度から長崎県道路協会の負担金額の上限を300万円とすることとなりまして、これまで私どもの要望が認められることになりました。今後も他の市町村とも引き続き負担金の引き下げなどを関係機関へ要望してまいりたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。
なお、13年度の負担金・補助金につきましては総務課長の方からご説明させていただきたいと思います。よろしくお願いします。
202 堀川土木建築総務課長 それでは、土木建築部から提出しております資料に基づきまして説明をいたしたいと思います。
負担金・
補助金交付団体収支決算書8件でございます。
〔「議事進行」と言う者あり〕
203 塩川委員 委員長にお願いしますけども、とりたてて負担金・補助金について僕は別建てでする必要はないというふうに基本的には思ってるんです。今まで各款の質疑をやってきたわけです。それは、総務費の中に入っておるわけです。これは、今、示されておるのは、補助団体とか負担金団体の収支報告書について一々ここで説明いただくのは、僕はもう議事進行上やめて、むしろ問題となる団体等についてこちらから質疑でお答えをいただくということかなと。私はそんな議事進行を思います。従来、そういう形でやってきましたので、とりたてて負担金・補助金について特出して質疑をするというのはいかがかなと私は思います。
204 小林委員長 それでは、一応、お尋ねしますけども、この
建設水道委員会のこういった資料を作成した経緯というのは何かご説明いただけますか。簡単に。
わかりました。じゃあ、議事を進行させていただきます。山本委員の方から質問が出ておりますので、発言を許します。
205 山本委員 今、説明を受けて、従来、議会でも指摘をして、そして、一定、今年度まではまだ期待したほどはなかったけども14年度については部分的な改善というんですか、そういうものも説明を聞かなければわからないわけですね。我々、そういう点で、特徴的なところは説明をしていただかないとせっかく理事者の方で努力をしてもその努力の結果が見えなければ、これはまた一括この問題についての論議の蒸し返しをするということになりますので、それ以外のところで特に変わった、今、道路協会負担金の問題、説明いただいたわけですが、その他のところで特に変わったところがあれば、一つお示しいただきたいというふうに思います。
206 堀川土木建築総務課長 土木建築部ですが別段ございません。
207 松本都市計画部長 都市計画部所管につきましては、お手元に資料を提出いたしておりますが、長崎県都市計画協議会負担金というのがございます。これにつきましても、これまで議会からのご指摘もございまして、私どもとしては平成13年度において119万6,000円の負担となっております。これにおきましては、昨年6月に県内各市長の連名で事業内容や負担金の見直しについて要望を、実は行いました。その結果、平成13年度分につきましては、事業内容の削減や見直し、あわせて負担金の減額調整率が60%から30%に引き下げられたことによりまして、平成13年度の負担金は、12年度に比べまして48%の減という形になりました。
以上です。
208 坂本都市建設部長 私の方は別段ございません。
209 佐藤下水道部長 下水道部の方も特段ございません。
210 山本委員 今日までこの種の協会負担金、また団体の必要性というのは、それなりに戦後はあったんだろうというふうに思うんですが。今日のような政治情勢の中で、あえてこういう団体の存在が、なお今後も、努力の結果負担金について縮減の方向というのは出ておるわけですが、思い切ってやっぱりこういう問題についての廃止というような事態もあっても、何ら差し支えない事業もあるんではなかろうかというふうに思うわけですけれども、そういう点で、若干の縮減をしながらもこういう団体の存在が、なお必要だという背景、状況というのはどういうところにあるんでしょうか。ちょっとその辺のところ。
例えば、長崎市にかかわる問題であれば、市の理事者が直接、政府に交渉に行ったりして、いろんな事前の打ち合わせその他でその内容について相手側にも熟知をさせ、必要なものについてはそういう形のものが図られていってるんじゃないかと。そういうものでは不十分だということでこういう団体があるのか。何か屋上屋をつくるだけで、あまり意味がないというふうに思うんですが、ちょっとその辺の縮減の方向は一部分しか出てないですよね、まだ。全体的に思い切った形で出ていない大きな理由というのはどこにあるんでしょう。
211 佐藤土木建築部長 まだ、長崎市全般にわたって、長崎市も含めまして、道路はまだまだ不足しているという状況にございます。そのような中で、やはり道路の整備促進となりますと県、国という機関が大きくかかってまいります。ということで、我々は県と市と一体、他の市町村とも一体となって国の方に要望することによって、国の方も道路の必要性は十分認識しますというようなことで、国におかれましても要望等はしてほしいということもございます。その中で、我々といたしましても道路の整備は必要であるということで、本委員会の中でも要望ということで提出しておりますけれども、引き続き我々はそういう要望は必要であると。
これは、要望だけではございませんけれども、やはり道路の技術の向上とか、そういうものもお互いの情報を仕入れるということもやっておりますので、今後とも必要であるというふうに認識しております。
以上でございます。
212 松本都市計画部長 佐藤部長が話されたとおりでございますが、いろんな形の啓発とか国への陳情とか、私どものところで言えば連立の促進協議会とか街路事業の促進とかいろんな形の負担金がございます。先ほどの都市計画の部分もございますけども。これは、やはり最終的には市の事業推進という意味では市に恩恵をもたらすものと基本的に思っております。ただ、その額が適正かどうか。また、過剰であるかということは、ご指摘のとおり我々も厳選して県なりにその額の削減についての強い要望をしていかなければならないと思います。
ただ、街路事業関係にたくさんの負担金がございますけれども、これについては私どもとしても我々の方から脱退しますというようなことも事例としてはございます。そういう厳しい目で負担金については、我々としては負担金については厳しい目で対応をしていきたいというふうに考えております。
以上です。
213 山本委員 今、言われたように市の方でももうそれは必要ないんじゃないかというものについては、今、言われたような形で脱退をするとか、解散を求めるとかそういう形のものが図られていっていいんではなかろうかと。今の松本部長の答弁で、一定、そういう姿勢が理事者の中にもあるということで、ただ、先ほど土木建築部の方では今後とも必要なんだということで、この団体の存続の必要性の方が出てきたわけですが、市の理事者の中でも、これはそれぞれの協会の内容によって違いますので、一概には述べられないと思いますが、私はもうこの問題については大幅な縮減もしくは見直し、廃止という形で理事者の方では今後のあれに当たっていただきたいなということを強く要請しておきたいと思います。
214 小林委員長 ほかに、ありませんか。
それでは、質疑を終結します。
討論に入ります前に、理事者交代のため暫時休憩します。
=休憩 午後5時13分=
=再開 午後5時15分=
215 小林委員長 委員会を再開します。
次に、討論に入ります。何か、ご意見はありませんか。
216 山本委員 先ほど、質疑でも指摘をしたわけですけども、今日、土木費が本市財政に占める割合というのがかなり高いものになってきておると。しかし、これは市民の生活環境を整備していくということについては、それは、いずれも必要なものだということには変わりないと思います。ただ、押しなべて投資的経費を239億円の中身を見てみても、補助事業が83億8,800万円と、単独分が155億4,100万円と。これはもう国の公共事業推進という形での補助事業を大幅に削減して、単独事業でどんどんこれを推進させるというものに乗っかった形になっておるということは否めないというふうに思っております。そういう点で、総枠としての抑制見直しというのが必要になってきてるんじゃないかと。
あえてそのことを強調するのはこの13年度決算で見てみても、本市の財政力指数が0.557という極端な形で落ち込んで、中核市の0.78から比べてもこれはもう大幅に大変な状況になってきてると。公債費の比率が中核市が15.4%に対して21%という驚異的な状況になってきておりますし、しかも新しい年度では今度は市税の、かなり10%近い落ち込みということが避けられない状況になっておりますので、このまま推移をするとこれは大変な財政破綻に導いていくことになるんじゃないかと。今日の地方債の現在高、13年度末の決算で見てみても2,141億円と。1世帯当たり122万2,000円というような状況になっておりますので、総枠として、土木費について私は何を優先すべきかという視点も踏まえながら、一つ、抑制策を図って国が推進する単独事業の強力な推進ということについては、やはり見直していかなければいけないんじゃなかろうかということを、まず最初に基本的な見解を述べて、以下はちょっと幾つか具体的な問題について述べておきたいと思います。
一つは、衛生費で水道事業会計の繰出金、南部地区の
配水施設整備事業。安全対策として2億5,700万円ということでありましたが、これは女神大橋建設事業に間に合わせるために10カ年計画で100億円という形で、市の負担が4分の1で25億円ということですが、本市の財政悪化にさらに拍車をかけていくことになるし、水道財政についても、今後、大変な状態をもたらしていくということで、この種のものについては同意できないというふうに思っております。
また、今、出されました各種県の協会負担金。これは全面的に見直しということを求めておきたいと。あわせて、負担金の中には新幹線の建設期成会負担金というのが560万円ありますが、これは、今日、市民生活を考えた場合、この数百億円にのぼる地元負担というのが出されておる中で、とてもそういうものを本当に実現をさせていくという方向にはならないんじゃないかと。そういうことでのこの問題についての思い切った見直しということを求めておきたいと思います。
3点目に、唐人屋敷の顕在事業そのものについては、これは、大いに必要だということで賛成をしてまいりました。この決算に限って見ると、門の設置とかそういう町並みをどうするかと。正確に言えばその町並みの中には15メートル道路の問題も含まれてるということがありますが、これは、新しい年度の今回の補正予算との関係がありますので、前年度分については、一定、必要なものだと。
ただ、ここで指摘しておきたいのは、各専門分野、専門家の方々を初め、議会の指摘があったにもかかわらず、その段階からこの15メートルの道路、唐人屋敷を分断をするという計画については、何一つ見直そうとしない。私はこれはやっぱり問題じゃなかろうかと。何のための検討協議会なのかということで、そして、一方では、5,000万円の支出をしてランタンフェスティバルでお客さんをどんどん呼び込んでおる。これはやっぱり本物の唐人屋敷があそこにあるということですから、これを今後はどういうふうに顕在化事業を進めていくのかということが、さらにこのランタンフェスティバルに弾みをかけていくわけですが、史跡そのものについて破壊をするということが懸念される道路計画の問題が、既にこの段階で見直しをしないまま進められてるということについては、ぜひ再検討をしていただきたいというふうに思います。
4点目に、この東長崎の区画整理事業の問題では、減歩率の問題を今日まで問題にしてまいりましたが、特に平間・東地区については28.4%。これはまさに公共用地を取得をするための膨大な減歩率ということについては、今後、かなり住民の問題というのがそこには出てくると。自分たちの町を自分たちも、一定、協力をし合って進めていくということについては、これは当然のこととしながら、公共用地をこういう形で大幅に獲得するための減歩率という形での高さということについては、これは再検討すべきだというふうに思います。
5点目に、港湾事業費の中では女神大橋の橋りょう事業で3億4,900万円決算で出されておりますが、本市負担が総額で36億円という形については、私はこれは大変な財政負担と同時に、今日、あえてこの女神大橋が緊急の事業として本当に必要なのかということについては、もう少しこの点については慎重にことを進めていくということは、当然、必要ではなかろうかと。
同じく港湾事業の中では、先ほど出しました茂木の港湾事業に関しては、海岸線の掘削による航路建設ということについては、見直すということになっておりますが、沖防波堤についてはこれをさらに延長し、そして、浮き桟橋はどう考えても漁船の出入りに支障があると。これはもう事故が起こったら誰が責任をとるのかと。しかも、そんなに波ががぶるところに遊漁船自体が、私たちはそんなところに大事な船はつなぎませんよということを私はお聞きしております。そんなところにあえてこんな浮き桟橋をつくらなきゃいかんのかと。もっと安全な場所があるんではなかろうかというふうに思いますから、私はそういう点で実際に漁をしておられる漁民の皆さん方から、危険だという指摘がある問題についての支出にかかわっておりますので、この点については同意できないということを申し上げておきたいというふうに思います。
以上、問題点を指摘をして本予算については反対の部分がありますので、同意できないということを一つ申し上げておきたいと思います。
以上です。
217 塩川委員 本決算にかかわる当委員会の所管分について認定に賛成する立場からご意見を申し上げたいと思いますが、今、反対意見をお聞きしとって予算審査かなという気もしたんですが、私は各種協会負担金等とも含めて予算の段階で認めてきた立場であります。各委員からかつてこの委員会で質疑がある中でその負担のあり方等については、関係団体とも十分協議しようというようなことでずっと推進してきてますので、今後とも努力をこれはしていただきたいというふうに思いますが。
決算審査を通じて感じたことだけを申し上げたいと思いますが、長崎アーバン2001構想ができて随分年数がたちます。時の経過はありますけども、港湾整備が整ってきました。そんな中で、一定の市の負担というものがあるわけですが、これはやはり長崎アーバンが企画だとか、具体的に事業化していく中では土木建築部だとか、都市計画部だとかそういう枠をもう一回乗り越えて、いずれにしても長崎のど真ん中、へその部分を県が主体となって事業をやってるわけです。そして、その負担というものを市が当然していくわけですから、そういう意味ではもう少し主体的な取り組みというか体制、こういうものについてここで一回考えてみるということの必要性を私は感じました。
それから、今年度の場合にはさほど見受けられませんでしたが、入札差金、これが今後、もう少し増大するんではないだろうかというふうに昨今の状況から感じます。当然、現場の管理監督に当たられる職員の方のご苦労が、それだけに逆に出てくるんだろうというふうに思いますけども、これはやっぱり公共事業というものが持つ役割からすると、安ければいいということだけじゃなくて、せっかく予算どりをしたものですから、まず100%目的が達成されるような事業をすること。そういう意味で現場監督の皆さんが大変ご苦労あるかと思いますが、私はやっぱり実行をまず第一優先ということで、ぜひこの入札差金がどんどん出ていくことが果たしてどうかというふうに思いますし、今後とも出るようであれば年度の途中の中でせっかく組んだ予算ですから、その流用等についても研究が必要なんじゃないかなというふうに感じました。
それから、今回は理事者の説明を聞く中で、かなり前準備がされてるなと感じましたので、あえて、使用料、手数料で徴収率の問題はお聞きしませんでした。住宅とかなんとか。ご苦労があろうかと思いますが、この徴収率についても一層の努力をいただきたいというふうに思います。
それから、一部、長崎の区画整理事業の減歩率について、この3回ぐらい議会のたびにいろんな意見も出てるんですが、長崎の基盤づくりの中で昭和30年代以降、30%の減歩率というのはあっちこっちあったわけです。本原にしてもどこにしても。言われるのは、負担ができるだけ少ないということが多分その趣旨だろうというふうに思うんですが、せっかくまちづくりを進めていくわけですから、極力それは減歩率が低いにこしたことはありませんけども、事業をしてそこに住む人たちがただ、住宅と道だけあるということじゃなくて、やっぱり適度な空間があってという町を期待しますので、今後ともそういう意味で決算の審査、つぶさに見たつもりですけど、今後とも各部局、目的の達成のために努力をいただきたいという要望を付して賛成をいたしたいと思います。
218 飛田委員 平成13年度長崎市一般会計歳入歳出決算第91号に対しては、賛成の立場で意見を述べたいと思います。
このような経済不況の中で、市民の血税を投じて本当にこの一番過渡期である21世紀スタート。このときにあっての行政であります市政を執行していく立場で、議員も含めてですが、本当に市民の皆さんが安心して、安全な生活ができるような環境整備をしていく上で、決算の審議をさせていただきましたけれども、かなり、理事者の皆様方も現場の声を、また現場に足を運んでいただき、随分と努力をしていただいてることに対しましては、敬意を表したいと思います。
しかし、まだまだこういう自然と共生、そしてまた少子化対策、高齢者、または障害者の方たちに対するこの思いが心をもっと現場にさらに足を運び、また、現場の人の声を聞きながら遂行していっていただきたいということを強く要望いたしまして、賛成意見としたいと思います。
219 吉原(孝)委員 私も第91号議案については認定の立場から要望を付して賛成をしたいと思います。
街路灯については、さきの議会で附帯決議をして計画的にやってほしいということを言ってたんですが、これから地球に優しいということでソーラー街路灯についても積極的に取り組んでいただきたいと、まず要望しときたいと思います。
それから、電線地中化については公園、商店街を中心にされておりますが、私は今の商店街の状況を見るとやはり一定の公は道路についても、また地中化景観等についても基盤整備を公がやるということが一定の役割だと思うんですね。それをどう生かしていくかというのは、それぞれの商店あるいは商店街がソフト面で頑張っていくということで、そういうことでぜひ地中化の推進の中で車道だけでなくて商店街等についても、今後、検討をいただきたい。
それから、公共事業の道路計画が先ほども申しましたように、用地買収あるいは測量等の事情で不用額が出るということについては、それぞれ相手があることですから大変だとは思うんですが、ここをせっかくついた予算を消化するその努力をしていただいて、少しでも市民の公共性が保たれるような、そういう執行をぜひ今後していただきたい。
それから、河川については整備等について、実は私ども中心市街地の中で、今、中島川バイパスの問題が出てるんですが、ちょうど蛇が卵を飲んだような形の中で、中島川が整備されても下流域が整備されなければ意味がないということで、銅座川、シシトキ川の整備等についても、地元の要望がこれから出てくると思うんです。そうでないとバイパス工事がうまくいかない可能性があるということで、不法建築等で滞っている銅座川、ししとき川の整備についても、今後ぜひ、非常に難しい問題が多うございますけども検討をしていただきたい。
それから、斜面移送システム整備事業、それから乗合タクシーについては、費用対効果の面で斜行エレベーターあるいはらんらん等を、費用対効果の面で一定の経済効果があると思いますので、今後、市民の要望も多いと思いますのでぜひ検討をしていただきたい。
それから、花のあるまちづくり事業につきましては、これは、不用額を出さないぐらいの出前行政をやってどんどんまちづくりの中で花のあるまちづくりを推進していただきたい。むしろ、足りないぐらいのそういう熱意を持っていただかないと。花があることによって町がきれいになる。そして、町をきれいにしようとする意欲が出てくるということで、これはぜひ強力に推進していただきたい。
それから入札差金、それから経費節減等の効果については、私はこれまでの決算を見て一定の評価をします。なお、これ以上に公共事業、行動計画に沿った形で経費節減を図って経済効果を上げていただきたいと。そういうことを要望して、賛成にしたいと思います。
220 山口(博)委員 私も一言だけ。91号平成13年度一般会計決算につきまして、一言要望させていただきたいと思います。
今日の非常に厳しい国の財政事情の中で、特に長崎市におきましては特段の財政事情が厳しくなっておるという中で、非常に皆様方の努力で、ある程度公共事業、また、まちづくりに対しまして、積極的に進めていただいておると。このことにつきましては、まだまだやはりこれからの高齢社会におきまして特段の配慮をしていく時代に突入したのじゃないかなと思っております。これらにつきまして、ただ単に財政が厳しいということで公共事業とか投資的経費を大幅に削減するものではないと。市の財政全体で見直していくということが必要ではなかろうかと、このように考えます。そういう中で、特に先ほど負担金・補助金等の見直し等につきましては特段の努力をしていただいておるということで、これらは今後ともそういう状況で進めていただきたいと。
そしてまた、今日まで推し進めてきていただいてるいろいろな事業につきましては、大幅な変更と申しますか、そういうものにつきましては、やはり住民が期待してるものが、せっかく期待しておりながらここで中断というイメージを持ちますと、そこに大きな不公平感というのが出てまいりますので、その辺につきましては十分な配慮を14年、15年に対して考慮をしていただきたいということで、本議案には賛成をさせていただきたいと思います。
221 福島委員 第91号議案「平成13年度長崎市一般会計歳入歳出決算」には、認定の立場から一、二意見、要望等を申し上げたいと思います。
まず1点目は、さきの特別委員会等でも私自身も指摘をしておきました土木費の唐人屋敷顕在化事業費。これは、斜面地整備事業あるいは都市生活道路ということの基盤整備の中で浮かび上がってきたものだと思うんですが、これは、それぞれの所管がいいものをつくっていこうという熱意はわかるわけですが、それぞれが指摘をしておりましたように相変わらず少しまだ縦割り社会なのかなという気がしますから、ここら辺は何度も指摘をしておりましたが、ここでも指摘しておきたいと思うんですが、所管にまたがった分については、お互いよく協議をなさって、そしてせっかくつくり上げたものがアンバランスなまちづくりにならないように、これはぜひやっていただきたいと思います。
それから、さきの質疑の中で申し上げました公共交通空白地域導入検討調査費の中の、イの乗り合いタクシー試行運行費補助金についてでありますが、さきの質疑の中で11カ所要望があるという話も聞いております。現在行われておるのが丸善団地地区と矢の平・伊良林地区の2カ所でありますが、これはあくまでも試行運行ということになっておりますから、ぜひ引き続いてこの点については、地域については私は実施を行っていただきたいと要望いたしまして、本議案を認定といたします。
222 小林委員長 ほかに、ありませんか。
それでは、討論を終結します。
これより、採決いたします。
ご異議がありますので、挙手により採決いたします。
第91号議案「平成13年度長崎市一般会計歳入歳出決算」のうち、本委員会へ付託された部分について、原案のとおり認定することに賛成の委員の挙手を求めます。
〔賛成者挙手〕
223 小林委員長 賛成多数であります。
よって、本案は原案のとおり認定すべきものと決定いたしました。
以上で、本日の委員会を閉会いたします。
=閉会 午後5時38分=
上記のとおり委員会会議録を調製し署名する。
平成14年12月6日
建設水道委員長 小林 駿介
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