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1995-09-21 長崎市:平成7年第4回定例会(6日目) 本文

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  1. 長崎市議会 1995-09-21
    1995-09-21 長崎市:平成7年第4回定例会(6日目) 本文


    取得元: 長崎市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-09-09
    ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1 ◯議長(中野吉邦君) 出席議員半数以上であります。これより議事日程第6号により本日の会議を開きます。 日程1  第76号議案 平成7年3月31日以前に給与事由  の生じた退隠料等の年額の改定に関する条例 から 日程7  第93号議案 平成7年度長崎市一般会計補正予  算(第2号) まで、以上7件を一括議題といたします。総務委員長審査報告を求めます。11番野口三孝君。     〔野口(三)総務委員長登壇〕 2 ◯11番(総務委員長 野口三孝君) ただいま議題となりました第76号議案ほか6件につきまして、総務委員会における審査の経過並びに結果をご報告申し上げます。  まず初めに、第76号議案「平成7年3月31日以前に給与事由の生じた退隠料等の年額の改定に関する条例」については、内容検討の結果、別に異議なく原案を可決すべきものと決定した次第であります。  次に、第78号議案「長崎市消防賞じゅつ金及び殉職者特別賞じゅつ金支給条例の一部を改正する条例」、第79号議案「長崎市消防団員の報酬及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例」、第80号議案「長崎市消防団員退職報償金条例の一部を改正する条例」及び第81号議案「長崎市消防団員等公務災害補償条例の一部を改正する条例」の以上4件は、法令の一部改正などに伴い、本市においても、関係条文について所要の整備を行おうとするものであります。  委員会におきましては、他都市における消防団員報酬額等改正状況について質すなど内容検討の結果、いずれも別に異議なく原案を可決すべきものと決定した次第であります。  次に、第86号議案「財産の取得について」申し上げます。  本件は、中央消防署に配置している高発泡車が老朽化したため、新たに長時間にわたる防災活動等後方支援を目的とする支援車1台を購入しようとするものであります。  委員会におきましては、支援車に積載している呼吸器用高圧エアーコンプレッサー等の資器材の機能について質すなど内容検討の結果、別に異議なく原案を可決すべきものと決定した次第であります。  最後に、第93号議案「平成7年度長崎市一般会計補正予算(第2号)」について申し上げます。  今回の補正は、長崎環境共生技術ネットワーク事業費画像伝送システム整備事業費その他について所要の措置を講じようとするものであります。  以下、委員会におきまして、特に、質疑・意見が集中した点について申し上げます。
     まず、歳出であります。  民生費において、地域福祉推進特別対策事業費が計上されておりますが、これは(仮称)横尾地区ふれあい福祉センター建設事業費であります。  委員会におきましては、ふれあいセンター、老人憩の家、老人デイサービスセンターの3つの機能について、今後の全市的な施設の整備方針について質したのであります。この点理事者から、財源的に有利な地方債を活用しながら、各中学校区ごとに3機能ないしは2機能に欠けている地域について優先的に整備を図ることとし、そのうち人口規模高齢者数及び用地確保の状況等を勘案し、緊急を要すると判断される地区から逐次整備を図っていきたいとの答弁があっております。これに対し、旧ふれあいセンターの未整備地区については、地域のコミュニティー施設の核として積極的に整備を進めてほしいこと、3機能に関する施設の市域全体の整備計画を明確にしてほしいことなどの要望意見が出されております。そのほか、民間施設との整合性について質すなど種々検討を加えた次第であります。  次に、衛生費において、原爆病院設備整備費補助金が計上されておりますが、これは全身用コンピュータ断層装置など原爆病院における設備整備費の3分の1を補助しようとするものであります。  委員会におきましては、国・県・市の補助率について質すなど内容検討の結果、今後、同病院の経営状況も含めて設備整備について精査してほしい。また、国に対して、補助率の引き上げを強く要請してほしいとの要望意見が出されております。  次に、電気自動車購入費が計上されておりますが、これは大気汚染防止のため低公害車である電気自動車1台を購入し、主要街路の清掃等に使用するとともに、市民の啓蒙・啓発に役立たせようとするものであります。  委員会におきましては、他都市の導入状況について質すなど内容検討の結果、通常の軽自動車の約3倍の価格であり、維持費もかさむことから、有効な活用方法について十分検討するとともに、将来の導入計画については、財政面を考慮して慎重に対処してほしいとの要望意見が出されております。  次に、農林水産業費において、農業集落排水事業整備計画策定費が計上されておりますが、これは市内の農業集落の下水道の整備について、合理的かつ効率的な事業を実施するための計画を策定しようとするものであります。  委員会におきましては、事業実施後の管理運営、加入者の経費負担について質すなど内容検討の結果、計画策定後は、水環境の保全の面からも、公共下水道の普及とあわせて事業の早期実施に努めてほしいとの要望意見が出されております。  次に、商工費において、築町別館跡地整備事業費が計上されておりますが、これは同地に計画している食文化の拠点施設の規模・構成・内容を決定する基本設計を行い、同時に埋蔵文化財発掘調査を行おうとするものであります。  委員会におきましては、今後、基本設計あるいは実施設計を進めていく上で、事業主体としての第三セクターに参画する民間の意見をどのように反映させる考えなのか質したのであります。この点理事者から、現在、商業計画を策定している中で、店舗の導入の問題及び運営計画等について検討中であり、その過程で参画する民間の意見を反映させていきたいとの答弁があっております。これに対し、商業計画を策定する中で、同施設の地域経済への波及効果について示してほしいこと、スケジュールに即して目標年次内の完成に向けて一層努力してほしいこと、市が施行するこの種の施設については、施設の建ぺい率、容積率をできるだけ充足してほしいことなどの要望意見が出されております。  次に、土木費において、旭町地区の市街地再開発事業推進計画策定費が計上されておりますが、これは市街地再開発事業を用いた地区整備を行い、地区の基幹産業であった漁業関連施設の移転に伴う地区の空洞化に歯どめをかけ、新たな業種の導入により活性化を図るための計画づくりをしようとするものであります。  委員会におきましては、計画区域設定の経緯について質したのであります。この点理事者から、計画区域については、地権者の合意形成がなされた区域について、地元からの再開発の要請を受けて設定したとの答弁があっております。これに対し、事業を推進していく中で、地元とも協議しながら、計画区域の拡大等について検討してほしいとの要望意見が出されております。これに関連して、再開発事業については、全市的な総合計画づくりを早急に実施してほしいとの要望意見が出されております。  次に、債務負担行為補正として、長崎市都市整備公社金融機関から融資を受ける平成7年度松山町地下駐車場建設事業資金に係る損失補償が計上されております。  委員会におきましては、同駐車場の整備計画、予定される管理体制及び近隣スポーツ施設地域商店街との導線計画について質すなど内容検討の結果、運営面においてスポーツ施設利用者の使用を最優先させること、導線計画については、県とも協議しながら総合的な視野に立って慎重に検討してほしいこととの要望意見が出されております。  次に、消防費において、画像伝送システム整備事業費が計上されておりますが、これは都市災害対策の一環として、高所に設置した監視カメラにより被災地域を映像でいち早くキャッチし、初動体制の迅速化を図ろうとするものであります。  委員会におきましては、設置場所の選定理由システムの将来構想について質すなど内容検討の結果、今回の国庫補助制度を有効に活用して、災害に強いまちづくりの観点から、増設の必要性については早急に検討して、今後一層の災害対策の強化に努めてほしいとの要望意見が出されております。  次に、教育費において、重要文化財香港上海銀行長崎支店保存活用事業費が計上されておりますが、今年度から来年度にかけて行う展示工事のうち本年度分の経費であります。  委員会におきましては、工事の内容、供用開始時期、施設利用料金周辺整備の課題について質すなど内容検討の結果、周辺の道路施設の整備やライトアップ等について十分検討するとともに、供用に際してはPRに努め、施設の有効活用に努めてほしいとの要望意見が出されております。  そのほか、スクールカウンセラー活用調査研究費に関連して、現行の教育相談制度についても充実を図ってほしいとの要望意見が出されております。  次に、歳入でありますが、歳出に見合う市税等の補正を行うなど収支の均衡が図られております。ちなみに、9月補正時点における市税の収入見込額は約529億円であり、このうち517億7,600万円余を既に計上しているため、市税の留保額は約11億円となっているとの理事者の説明があっております。  以上、審査経過の概要を申し上げましたが、その結果、別に異議なく原案を可決すべきものと決定した次第であります。  以上で総務委員会における審査報告を終わります。=(降壇)= 3 ◯議長(中野吉邦君) これより質疑、討論を行います。  質疑、討論を終結し、ただいま議題となっております7件について一括して採決いたします。各案に対する委員長の報告は、いずれも原案可決であります。委員長の報告どおり決することにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と言う者あり〕 4 ◯議長(中野吉邦君) ご異議ないと認めます。  よって、第76号議案、第78号議案ないし第81号議案、第86号議案及び第93号議案は原案のとおり可決されました。  次に 日程8  第90号議案 工事の請負契約の締結について から 日程11  請願第5号 国民の願いにこたえる介護保障体  制の確立を求める意見書採択の請願について まで、以上4件を一括議題といたします。教育厚生委員長審査報告を求めます。25番井原東洋一君。     〔井原教育厚生委員長登壇〕 5 ◯25番(教育厚生委員長 井原東洋一君) ただいま議題となりました第90号議案ほか3件につきまして、教育厚生委員会における審査の経過並びに結果をご報告申し上げます。  まず初めに、第90号議案から第92号議案まで、以上3件の「工事の請負契約の締結について」でありますが、これらは、いずれも市民総合プールの改築に係るものであり、一括して審査を行いましたので、まとめて申し上げます。  委員会におきましては、まず、今回の工事が、いずれも利用者が最も多い夏休み終了後の平成8年9月末日の完成予定となっているところから、夏休みに利用できるよう工期の短縮ができないか質したのであります。この点理事者から、同プールの改築に当たっては、現在の屋内プールを本年の夏まで利用できるよう配慮したため解体時期が遅くなり工期に影響したものである。また、建物も大型で地下の工事も含まれているため工期の短縮は困難であるとの答弁があっております。これに対して、プールの完成が夏休み終了の1カ月後というのでは市民感情としても納得できないものがある。夏休みには、せめて屋外プールだけでも子供たちが利用できるような方策を検討してほしいとの強い要望意見が出された次第であります。  次に、今回の契約が県外の大手業者地元業者を組ませた共同企業体方式となっているところから、この種の電気工事等については地元業者だけでも施工できるのではないかとの指摘を行い、この契約方式を採用した理由について質したのであります。この点理事者から、今回の工事は、設備内容が多岐にわたっており、総合的管理能力が要求されるため、これらの実績が十分にある大手業者を入れた共同企業体方式により入札を行ったものであるとの答弁があっております。これに対して、本市の経済活性化を図り地元業者を育成する観点から、この種の工事は、できるだけ地元業者に発注してほしいとの要望意見が出されております。  次に、質疑の過程において、同プールは九州大会程度の競技会が開催できる各種施設を有し、障害者にも種々の設備について配慮したものとなっていることが明らかになりましたが、今回設置が予定されている電光掲示板については、コース番号、着順、タイムの表示はできるものの、選手名の表示ができないことから、委員会としては、将来のことも考慮し、選手名の表示ができるものに計画変更するよう検討してほしいとの要望を行ったのであります。  そのほか、同プール完成後の維持管理体制や井戸水の利用計画について質すなど種々検討を加えた結果、これら3件は、いずれも別に異議なく原案を可決すべきものと決定した次第であります。  次に、請願第5号「国民の願いにこたえる介護保障体制の確立を求める意見書採択の請願について」申し上げます。  請願の趣旨は、現在、政府が平成9年度からの実施を検討している介護保険構想は、新たな保険料負担消費税率引き上げ分を財源に充てようとするものであり、この構想を撤回し、国の責任と負担による介護保障体制の確立を求めることなどを主な内容とする意見書を政府へ提出してほしいというものであります。  委員会におきましては、請願人から趣旨説明を受けるとともに、理事者の見解についても質すなど慎重に検討を加えたのであります。  その結果、本請願に反対する立場から、介護保険構想は、現在、老人保健福祉審議会において中間報告が出された段階であり、介護システムの充実についての具体的な計画は、今後検討されるものであるので、現時点においては、一地方自治体が意見を述べるのは差し控えるべきである。また、我が国は、急激に高齢化が進行したことにより、介護保障体制充実の財源を一般財源のみに依存するのは無理があり、一定の受益者負担を求めざるを得ない。さらに、福祉充実の財源として消費税を充てることには賛同できるなどの意見が出されたのであります。  一方、本請願に賛成する立場から、今回の介護保険構想は、現行の措置制度を排除して国民に負担を転嫁するものであり、憲法で規定された社会保障制度の精神に反する。また、さきに介護保険制度を確立したドイツでは、国民の合意形成のため長い時間をかけており、平成9年度を実施予定とする国の構想は拙速すぎる。さらに、財源を消費税に求めることは納得できないなどの意見が出されましたので、採決の結果、賛成少数で本請願は不採択とすべきものと決定した次第であります。  以上、教育厚生委員会における審査報告を終わります。=(降壇)= 6 ◯議長(中野吉邦君) これより質疑、討論を行います。46番。       〔山本誠一君登壇〕 7 ◯46番(山本誠一君) 日本共産党を代表して、ただいま議題となりました請願第5号「国民の願いにこたえる介護保障体制の確立を求める意見書採択の請願について」、委員長報告では不採択ですが、請願採択に賛成する立場から意見を申し上げます。  戦後50年、平均寿命は大きく伸び、国民の半数以上が80歳を超えて長生きできるようになりました。高齢化社会が進む中、高齢者福祉の拡充は急務です。世界第2位の経済力を軍拡、大企業優先から国民生活本位に切りかえれば、公的介護保障制度の確立、年金・医療・住宅の充実など、高齢者施策飛躍的拡充は十分に可能です。要は、政治の姿勢です。村山内閣も老後不安の解消を口にし、国と自治体の取り組みを強調しています。  しかし、実際に進めようとしていることは、みんなで支える社会連帯高齢化社会の新しい社会保障理念だとして、専ら国民相互への負担と犠牲の押しつけです。肝心の福祉に対する国の責任は後退させるばかりです。2000年に向けて、高齢者の在宅福祉サービスを整える市町村の老人保健福祉計画事業開始1年で早くも国が財源を出ししぶっているために、実現の可能性も危ぶまれています。その上、国民に新たな保険料負担と消費税の増税を強いる介護保険の創設、老人医療費自己負担を定額制から定率制に変更して、高齢者に一層の負担増を強いる医療制度に大改悪しようとしています。政府が年内に法案を整備し、来年の通常国会で成立させようとしている介護保険構想は、これまでの福祉施策を大きく後退させようとしている内容が浮き彫りになっています。  第1に、介護保険構想の最大の問題点は、措置制度としての介護を廃止しようとしていることです。現在は、特別養護老人ホームホームヘルプサービス事業での介護は、国や自治体の責任で措置され、民間施設の場合でも措置費で運営が保障されています。これを介護保険構想では、福祉的措置ではなく、介護を必要とする人々と提供する者との自由契約方式に変更するとしています。つまり政府は、財政的には一切責任を持たないということになります。自由契約になることで措置制度や保障もなくなり、営利企業も進出して営利事業化します。厚生省は、措置制度をはずす理由は、行き届いたサービスの提供のためとされていますが、豊かなサービスの恩恵を受けられるのは、一定水準以上の財力のある人々に限られることは明らかではないでしょうか。  第2に、介護保険化によって150万人といわれる無年金者や月3万円以下の年金しかない600万人にも上る人々などは保険料が払えず、介護システムから排除されることになる危険性があります。  第3に、高齢者を初めとする国民は大変な負担強化です。高齢者は自立した被保険者として医療保険料介護保険料も徴収され、病院の窓口では定率負担となり、介護サービスを利用すれば、その内容によっては月額6万円以上もの利用料を払わねばなりません。その上、介護保険への公費財源の確保を理由に消費税が引き上げられようとしています。  第4に、「保険あって介護サービスなし」という事態が生じる可能性が強いことです。今まで週2回の訪問看護を1回にし、ホームヘルパーの重要な援助業務である家事に関することなどが介護保険の給付替えになる危険性も指摘されています。  このように、介護保険の導入は、今、最も困っている介護する家族を抱えた所得の少ない人々にとっては、これまでわずかに保障された訪問看護ホームヘルパーの派遣さえ保険料と利用料が払えなければ打ち切られるという事態を生みかねないものです。介護保険は、全くの財政対策国民負担強化を介護の社会化などの美名で強行するものにほかなりません。  以上の理由から、政府が進めている介護保険構想は白紙に戻し、国民の願いにこたえる介護保障体制の確立を求める意見書を提出することを求めた本請願を採択することに賛成する意見といたします。  以上です。=(降壇)= 8 ◯議長(中野吉邦君) 質疑、討論を終結し、採決に入ります。  まず、日程11請願第5号「国民の願いにこたえる介護保障体制の確立を求める意見書採択の請願について」採決いたします。本請願に対する委員長の報告は不採択であります。委員長の報告どおり本請願を不採択とすることに賛成の諸君の起立を求めます。        〔賛成者起立〕 9 ◯議長(中野吉邦君) 起立多数であります。  よって、請願第5号は不採択とすることに決定されました。  次に、残る3件について一括して採決いたします。各案に対する委員長の報告は、いずれも原案可決であります。委員長の報告どおり決することにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と言う者あり〕 10 ◯議長(中野吉邦君) ご異議ないと認めます。  よって、第90号議案ないし第92号議案は原案のとおり可決されました。  次に 日程12  第87号議案 工事の請負契約の締結について 及び 日程13  第94号議案 平成7年度長崎市観光施設事業特  別会計補正予算(第1号) 以上2件を一括議題といたします。環境経済委員長審査報告を求めます。16番井手義和君。     〔井手環境経済委員長登壇〕 11 ◯16番(環境経済委員長 井手義和君) ただいま議題となりました第87号議案ほか1件につきまして、環境経済委員会における審査の経過並びに結果をご報告申し上げます。  最初に、第87号議案「工事の請負契約の締結について」申し上げます。  本件は、橘湾水産総合開発事業の一環として、地先型増殖場の整備を図るため、春日町地先における浮消波堤の製作・据えつけ工事について、請負契約を締結しようとするものであります。  委員会におきましては、浮消波堤の安全性や随意契約に至った経緯について質すなど内容検討の結果、特殊な機種導入に当たっては、機種選定委員会に専門家の委員を加え、適正な選定を行うとともに、随意契約を結ぶ際には慎重に対処してほしいとの要望意見が出されましたが、別に異議なく原案を可決すべきものと決定した次第であります。  次に、第94号議案「平成7年度長崎市観光施設事業特別会計補正予算(第1号)」について申し上げます。  今回の補正は、グラバー園内の石積箇所の危険度を調査した結果、3カ所について緊急な対策が必要と認められたため、その改修に係る整備工事費を計上しようとするものであります。  冒頭、理事者から、本工事は2カ年で整備改修するもので、総額2億円を予定しており、今回は7,000万円を増額補正し、さらに、翌年度施行分として1億3,000万円の債務負担行為の補正を計上している。また、危険度調査において、今後、対策が必要と認められた14カ所については、平成9年度以降、順次、改修したいとの補足説明があっております。  委員会におきましては、同調査の結果を踏まえた速やかな安全対策を講じるとともに、工事期間中の園内の部分閉鎖を短縮するなどの観光客に対する配慮を行うこと。また、グラバー園内の建造物は国指定重要文化財であり、その園内の既存石積については環境物件として指定していることから、国の補助が受けられるよう文化庁に今後、強く働きかけるべきであるとの要望意見が出されましたが、別に異議なく原案を可決すべきものと決定した次第であります。  以上、環境経済委員会における審査報告を終わります。=(降壇)= 12 ◯議長(中野吉邦君) これより質疑、討論を行います。  質疑、討論を終結し、ただいま議題となっております2件について一括して採決いたします。各案に対する委員長の報告は、いずれも原案可決であります。委員長の報告どおり決することにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と言う者あり〕 13 ◯議長(中野吉邦君) ご異議ないと認めます。  よって、第87号議案及び第94号議案は原案のとおり可決されました。  次に 日程14  第77号議案 長崎市地区計画の区域内における  建築物に係る制限に関する条例の一部を改正す  る条例 から 日程20
     第95号議案 平成7年度長崎市駐車場事業特別  会計補正予算(第2号) まで、以上7件を一括議題といたします。建設水道委員長の審査報告を求めます。8番緒方冨昭君。     〔緒方建設水道委員長登壇〕 14 ◯8番(建設水道委員長 緒方冨昭君) ただいま議題となりました第77号議案ほか6件につきまして、建設水道委員会における審査の経過並びに結果をご報告申し上げます。  まず、第77号議案「長崎市地区計画の区域内における建築物に係る制限に関する条例の一部を改正する条例」について申し上げます。  今回の改正は、新たに地区計画の区域に指定した鳴見町地区を初め10地区について、建築物の用途や構造、敷地及び建築設備に一定の制限を定めて、適正な都市機能と健全な都市環境を確保しようとするものであります。  委員会におきましては、対象地区が開発予定地区であることから、住民との合意に基づいて地区計画が行われたか質すなど内容検討の結果、別に異議なく原案を可決すべきものと決定した次第であります。  次に、第82号議案「公有水面埋立てに関する意見について」申し上げます。  本件は、運輸省第四港湾建設局から出願されたもので、女神大橋建設に伴う橋梁用地として西泊町及び木鉢町地先を埋め立てようとするものであり、内容検討の結果、別に異議なく原案を可決すべきものと決定した次第であります。  次に、第84号議案「市道路線の認定及び廃止について」申し上げます。  委員会におきましては、認定の基本的な考え方及び認定後の維持管理について質すなど内容検討の結果、別に異議なく原案を可決すべきものと決定した次第であります。  次に、第85号議案「町の区域及び名称の変更について」は、内容検討の結果、別に異議なく原案を可決すべきものと決定した次第であります。  次に、第88号議案「工事の請負契約の締結について」は、普通河川築町川の改修工事として、バイパス水路を築造しようとするものであります。  委員会におきましては、人力で掘削する刃口推進工法とした理由、在来河川とバイパスの接合位置について質すなど内容検討の結果、別に異議なく原案を可決すべきものと決定した次第であります。  次に、第89号議案「工事の請負契約の締結について」は、市営桜町駐車場を二層化しようとするものであります。  委員会におきましては、工事期間中、桜町公園を仮設駐車場として利用することから植栽の保全管理と完成後の同公園の環境整備について要望し、内容検討の結果、別に異議なく原案を可決すべきものと決定した次第であります。  最後に、第95号議案「平成7年度長崎市駐車場事業特別会計補正予算(第2号)」について申し上げます。  今回の補正は、文化情報交流施設の附置義務駐車台数を確保し、周辺の駐車需要にも対応できるようにするための茂里町地下駐車場建設事業費その他について所要の措置を講じようとするものであります。  委員会におきましては、今回、導入しようとするエレベーター・スライド式駐車システムと自走式駐車場との駐車方式及び建設費の比較、入出庫の所要時間について質すなど内容検討の結果、別に異議なく原案を可決すべきものと決定した次第であります。  以上で建設水道委員会の審査報告を終わります。=(降壇)= 15 ◯議長(中野吉邦君) これより質疑、討論を行います。  質疑、討論を終結し、ただいま議題となっております7件について一括して採決いたします。各案に対する委員長の報告は、いずれも原案可決であります。委員長の報告どおり決することにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と言う者あり〕 16 ◯議長(中野吉邦君) ご異議ないと認めます。  よって、第77号議案、第82号議案、第84号議案、第85号議案、第88号議案、第89号議案及び第95号議案は原案のとおり可決されました。  この際、お諮りいたします。  日程21第73号議案から日程28議第9号議案までの8件につきましては、委員会付託を省略することにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と言う者あり〕 17 ◯議長(中野吉邦君) ご異議ないと認めます。  よって、以上8件につきましては、委員会付託を省略することに決定いたしました。 日程21  第73号議案 教育委員会の委員の任命について を議題といたします。市長の説明を求めます。       〔伊藤一長君登壇〕 18 ◯市長(伊藤一長君) ただいま上程されました第73号議案「教育委員会の委員の任命について」の提案理由をご説明申し上げます。  教育委員会の委員である松尾久枝氏の任期が本年10月10日をもって満了するため、その後任の委員を任命する必要がございますが、舛田辰枝氏を適任者と認め任命いたしたいと存じますので、地方教育行政の組織及び運営に関する法律第4条第1項の規定によりまして、議会の同意をお願いしようとするものでございます。  なお、同氏の略歴につきましては、参考といたしまして、お手元の議案に添付いたしておりますので、どうぞよろしくお願いを申し上げます。=(降壇)= 19 ◯議長(中野吉邦君) お諮りいたします。  本件は、これに同意することに賛成の諸君の起立を求めます。        〔賛成者起立〕 20 ◯議長(中野吉邦君) 起立多数であります。  よって、第73号議案は、これに同意することに決定いたしました。  次に 日程22  第74号議案 固定資産評価審査委員会の委員の  選任について を議題といたします。市長の説明を求めます。       〔伊藤一長君登壇〕 21 ◯市長(伊藤一長君) ただいま上程されました第74号議案「固定資産評価審査委員会の委員の選任について」の提案理由をご説明申し上げます。  固定資産評価審査委員会の委員である松尾 賢氏の任期が本年10月8日をもって満了するため、その後任の委員を選任する必要がございますが、同氏を適任者と認め再び選任いたしたいと存じますので、地方税法第423条第3項の規定によりまして、議会の同意をお願いしようとするものでございます。  なお、同氏の略歴につきましては、参考といたしまして、お手元の議案に添付をいたしておりますので、どうぞよろしくお願いを申し上げます。=(降壇)= 22 ◯議長(中野吉邦君) お諮りいたします。  本件は、これに同意することにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と言う者あり〕 23 ◯議長(中野吉邦君) ご異議ないと認めます。  よって、第74号議案は、これに同意することに決定いたしました。  次に 日程23  第75号議案 人権擁護委員の候補者の推薦につ  いて を議題といたします。市長の説明を求めます。       〔伊藤一長君登壇〕 24 ◯市長(伊藤一長君) ただいま上程されました第75号議案「人権擁護委員の候補者の推薦について」の提案理由をご説明申し上げます。  人権擁護委員 山口正三氏、吉原好明氏、江添 修氏及び新ケ江憲和氏の任期が本年11月30日をもって満了いたしますので、その後任の委員の候補者を推薦する必要がございますが、中島玲子氏、江添 修氏、朝長昭生氏及び坂本卓也氏を適任者と認め推薦いたしたいと存じますので、人権擁護委員法第6条第3項の規定によりまして、議会の意見を承りたく提案した次第でございます。  なお、4人の方の略歴につきましては、参考といたしまして、お手元の議案に添付しておりますので、よろしくお願いを申し上げたいと思います。=(降壇)= 25 ◯議長(中野吉邦君) ただいま議題となっております第75号議案についてお諮りいたします。  まず、中島玲子氏を推薦することについて、これに同意することにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と言う者あり〕 26 ◯議長(中野吉邦君) ご異議ないと認めます。  よって、中島玲子氏を推薦することについては、同意することに決定いたしました。  次に、江添 修氏を推薦することについて、これに同意することにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と言う者あり〕 27 ◯議長(中野吉邦君) ご異議ないと認めます。  よって、江添 修氏を推薦することについては、同意することに決定いたしました。  次に、朝長昭生氏を推薦することについて、これに同意することにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と言う者あり〕 28 ◯議長(中野吉邦君) ご異議ないと認めます。  よって、朝長昭生氏を推薦することについては、同意することに決定いたしました。  次に、坂本卓也氏を推薦することについて、これに同意することにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と言う者あり〕 29 ◯議長(中野吉邦君) ご異議ないと認めます。  よって、坂本卓也氏を推薦することについては、同意することに決定いたしました。  次に 日程24  第83号議案 あらたに生じた土地の確認及び町  の区域の変更について を議題といたします。理事者の説明を求めます。土木部長。 30 ◯土木部長(佐藤忠孝君) 第83号議案「あらたに生じた土地の確認及び町の区域の変更について」をご説明いたします。  この議案は、神ノ島町1丁目及び神ノ島町2丁目地先において、それぞれ公有水面埋立て工事中でありましたが、今回、竣功したことにより、これらの土地を本市の区域内にあらたに生じた土地として確認し、また、この確認に伴い、これらの土地をそれぞれ隣接している町に編入し、町の区域を変更しようとするものであります。  なお、位置、面積及び編入する区域につきましては、お手元の議案記載のとおりでございます。  以上でございます。 31 ◯議長(中野吉邦君) これより質疑、討論を行います。  質疑、討論を終結し、採決いたします。本案は原案のとおり可決することにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と言う者あり〕 32 ◯議長(中野吉邦君) ご異議ないと認めます。  よって、第83号議案は原案のとおり可決されました。  次に 日程25  第17号報告 専決処分の報告について
    を議題といたします。理事者の説明を求めます。環境事業部長。 33 ◯環境事業部長(田中敏博君) 第17号報告「専決処分の報告について」をご説明いたします。  この報告は、法律上市の義務に属する損害賠償の額の決定及び和解につきまして専決処分をしたもので、地方自治法第180条第2項の規定により報告するものであります。  その内容は、本市のごみ収集車と原動機付自転車との間に起きた交通事故1件でございまして、別紙に記載のとおり賠償し、和解したものであります。  以上でございます。 34 ◯議長(中野吉邦君) ただいまの報告について質疑はありませんか。40番。 35 ◯40番(深堀義昭君) いみじくも、本日は全国交通安全週間の第1日目であります。新市長におかれましては、長崎市の事業として対処される交通安全対策等について、今後、どのような見解を持って事を進められ、また、長崎市民の交通安全の先頭に立つ立場から、今後、庁内の交通安全対策をどのように進めようとされておられるのか、ご意見を求めます。 36 ◯市長(伊藤一長君) 深堀議員の質問にお答えをさせていただきたいと思います。  車社会が進行、進展しております中で、私どもは安全な、そういう社会というものに常に注意しなければいけないと思います。  とりわけ、公僕としての公務員の立場というのは、市民全体に対します一つの模範的な立場にございますので、深堀議員さんのご指摘の問題等を含めまして、綱紀の粛正という問題も含めた形で、交通事故を起こさないように、市民に問題を起こさないような形で今後、内部の気持ちを引き締めてまいりたいと思いますので、よろしくお願い申し上げたいと思います。 37 ◯議長(中野吉邦君) 本件は、地方自治法の規定により報告されたものでありますので、ただいまの報告によって、ご了承をお願いいたします。  次に 日程26  議第7号議案 義務教育費国庫負担制度の堅持  に関する意見書について 及び 日程27  議第8号議案 緊急治水事業予算の増額を求め  る意見書について 以上2件を一括議題といたします。提出者の説明を求めます。32番奥村修計君。       〔奥村修計君登壇〕 38 ◯32番(奥村修計君) ただいま議題となりました議第7号議案及び議第8号議案につきまして、その提案理由の説明を申し上げます。  まず、議第7号議案「義務教育費国庫負担制度の堅持に関する意見書について」申し上げます。  この制度は、教育の機会均等とその水準の維持向上を図ることを目的とした現行教育制度の根幹をなすものであります。しかしながら、政府は、この現行制度を見直し、学校事務職員及び学校栄養職員の給与費等を国庫負担対象から適用除外するよう検討しております。このことは、地方自治体の財政を圧迫するばかりでなく、教育行政の推進に多大な影響を及ぼすものであります。  したがいまして、憲法の基本的理念に基づき、等しく十分な教育をそれぞれの子供たちに保障するため、政府に対し、現行の義務教育費国庫負担制度を堅持されるよう意見書を提出しようとするものであります。  次に、議第8号議案「緊急治水事業予算の増額を求める意見書について」申し上げます。  昭和57年7月23日の長崎大水害は、多くのとうとい人命や財産を奪うなど甚大な被害を与えました。この大水害を教訓として、本市では災害に強い都市づくりを目指し、治水ダムの建設と河川改修事業を重要施策として積極的に推進してきたところであります。しかしながら、これらの事業には多大の財政負担を伴うことなどから、事業の進捗には長年の歳月を要しているのが実情であります。  したがいまして、早急に事業を推進するため、政府に対し、平成8年度予算について事業費を大幅に増額されるよう意見書を提出しようとするものであります。  なお、以上2件の案文につきましては、お手元に配付しておりますので、朗読を省略させていただきます。  以上で提案理由の説明を終わります。  よろしくご審議の上、議員各位のご賛同を賜りますようお願いを申し上げます。=(降壇)= 39 ◯議長(中野吉邦君) これより質疑、討論を行います。  質疑、討論を終結し、ただいま議題となっております2件について一括して採決いたします。以上2件を可決することにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と言う者あり〕 40 ◯議長(中野吉邦君) ご異議ないと認めます。  よって、議第7号議案及び議第8号議案は、全会一致をもって可決されました。  なお、ただいま可決されました意見書につきましては、議長において、関係行政庁に対し提出したいと思いますので、ご了承をお願いいたします。  次に 日程28  議第9号議案 長崎原子爆弾被爆地域の拡大是  正を求める決議について を議題といたします。提出者の説明を求めます。32番奥村修計君。       〔奥村修計君登壇〕 41 ◯32番(奥村修計君) ただいま議題となりました議第9号議案「長崎原子爆弾被爆地域の拡大是正を求める決議について」提案理由を申し上げます。  長崎の原子爆弾被爆地域は、当時の本市の区域にこれらの隣接する一部地域が指定されており、さらに、健康診断特例地域と爆心地から北に約12キロ、東西に約7キロの区域が指定されていますが、同じ条件下にありながら指定を受けていない地域があるなど、現在の地域指定には不均衡が生じております。未指定地域の関係住民は、原爆放射能に対する不安と健康障害による苦しみの中で生活しており、その不均衡是正は長年の課題であります。  したがいまして、被爆地域の拡大是正に関する本市議会の最終的な要求として、爆心地から半径12キロの範囲にある未指定地域を健康診断特例地域に指定することを求めようとするものであります。  この最終的な要求内容につきましては、今日までの経過から見るとき、不十分な部分もあり、議員各位におかれては、ご意見もあろうかと思いますが、被爆50年という節目の年に当たり、高齢化する関係住民に対する援護措置を少しでも前進させることが急務であるとの観点から、本決議案を提出した次第であります。  案文につきましては、お手元に配付しておりますので、朗読を省略させていただきます。  以上で提案理由の説明を終わります。  よろしくご審議の上、満場一致でご賛同いただきますようお願いを申し上げます。=(降壇)= 42 ◯議長(中野吉邦君) これより質疑、討論を行います。  質疑、討論を終結し、採決いたします。本案を可決することにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と言う者あり〕 43 ◯議長(中野吉邦君) ご異議ないと認めます。  よって、議第9号議案は全会一致をもって可決されました。  なお、ただいま可決されました決議につきましては、議長において、政府並びに関係機関に対し送付したいと思いますので、ご了承をお願いいたします。  次に 日程29  現金出納検査(6、7月分)結果報告について は、既に配付いたしております報告書のとおりであります。  本件は、地方自治法の規定により報告されたものでありますので、同報告書によってご了承をお願いいたします。  次に 日程30 第96号議案 平成6年度長崎市病院事業会計決算 を議題といたします。理事者の説明を求めます。保健環境部長。 44 ◯保健環境部長(山口勝康君) ただいま上程されました第96号議案「平成6年度長崎市病院事業会計決算」についてご説明申し上げます。  本議案は、地方公営企業法第30条第4項の規定に基づき議会の認定に付するものでございます。  決算書の収益的収支についてでございますが、消費税込みの数字で申し上げますと、市民病院が総収益67億9,137万6,619円、総費用70億9,918万8,548円で3億781万1,929円の赤字となっております。また成人病センターが総収益32億2,733万5,348円、総費用33億9,000万3,082円で1億6,266万7,734円の赤字となっており、両病院合わせますと4億7,047万9,663円の赤字決算となっております。  なお、損益計算書には、消費税抜きの数字を表示しております。  決算の内容を説明いたしますと、病院事業報告書にございますように、市民病院事業におきましては、患者数は入院患者延べ14万246人、外来患者延べ24万7,029人で、前年度実績に対しまして入院患者3,258人、外来患者9,235人がそれぞれ減少いたしました。一日平均入院患者数は384人及び一日平均外来患者数は1,008人となっております。  医業収益のうち、入院収益及び外来収益につきましては、ともに患者一人一日当たり診療単価は前年度実績を上回っておりますが、患者数の減少により予算に対しまして収入減となっております。  一方、医業費用につきましては、諸経費の節減に努めましたが、給与改定等に伴う職員給与費が増加したこと等により赤字決算となっております。  また、成人病センター事業におきましては、患者数は一般・結核入院患者延べ6万7,461人、外来患者延べ4万9,001人、伝染病患者延べ18人、さらに原爆被爆者健康管理所における被爆者検診は延べ479人であり、前年度に対しまして入院患者延べ3,528人減、外来患者延べ3,540人減、伝染病患者延べ10人減、原爆被爆者健康管理所における被爆者検診延べ212人減となりました。一日平均入院患者数は185人、一日平均外来患者数は194人となっております。  医業収益のうち、入院収益につきましては、患者一人一日当たり診療単価は前年度実績を上回ったものの、当年度予算を下回り、患者数は前年度実績及び当年度予算を下回ったことにより予算に対しまして収入減となっており、また、外来収益についても、診療単価は前年度実績及び当年度予算を上回ったが、患者数は前年度実績及び当年度予算を下回ったことによりまして予算に対し収入減となっております。  一方、医業費用につきましては、諸経費の節減に努めましたが、給与改定等に伴う職員給与費が増加したこと等により赤字決算となっております。  次に、決算書の資本的収支についてでございますが、市民病院は、総収入が7億9,010万8,338円、総支出が7億9,048万2,597円で資金不足の37万4,259円は、消費税資本的収支調整額で補てんしております。  成人病センターが総収入2億8,897万2,000円、総支出が4億1,315万9,517円で差し引き1億2,418万7,517円の資金不足となっておりましたが、消費税資本的収支調整額及び過年度分損益勘定留保資金で補てんいたしております。  支出の内訳といたしましては、市民病院が医療器械の整備、施設改良工事等の建設改良費64.2%、企業債償還金35.8%となっております。また、成人病センターが医療器械の整備、施設改良工事等の建設改良費65.9%、企業債償還金34.1%となっております。  なお、両病院とも累積欠損金を抱えておりまして、市民病院が64億8,918万8,456円、成人病センターが5億8,453万3,182円となっており、合計70億7,372万1,638円になりますが、これは決算書に記載しておりますように、全額を翌年度へ繰り越す予定にいたしております。  以上、よろしくご審議のほどお願いいたします。 45 ◯議長(中野吉邦君) これより質疑を行います。  質疑を終結いたします。  お諮りいたします。  ただいま議題となっております第96号議案は、閉会中の環境経済委員会に付託いたしたいと思います。これにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と言う者あり〕 46 ◯議長(中野吉邦君) ご異議ないと認めます。  よって、第96号議案は閉会中の環境経済委員会に付託することに決定いたしました。  次に 日程31 第97号議案 平成6年度長崎市水道事業会計決算 を議題といたします。理事者の説明を求めます。水道局長。 47 ◯水道局長(片岡正則君) ただいま上程されました第97号議案「平成6年度長崎市水道事業会計決算」についてご説明いたします。  本議案は、地方公営企業法第30条第4項の規定に基づき平成6年度長崎市水道事業会計決算を議会の認定に付するものでございます。  決算の内容についてご説明いたします。  まず、決算報告書の収益的収入及び支出でございますが、総収益125億6,627万9,848円に対し、総費用は130億9,764万149円となっており、収支を差し引きますと、消費税込みで5億3,136万301円の損失となりますが、消費税抜きの実質収支では6億2,587万5,803円の純損失ということになります。この結果、損益計算書に表示しておりますように、前年度繰越利益剰余金を充当しても、なお2,691万1,184円の未処理欠損金が生じることとなっております。  次に、資本的収入及び支出でございますが、消費税込みの金額で総収入38億3,896万6,708円に対し、総支出62億5,216万4,064円となっており、差し引き24億1,319万7,356円の資金不足となっております。資金不足額につきましては、過年度分損益勘定留保資金18億2,506万3,837円、当年度分損益勘定留保資金4億5,985万3,528円、基金積立金3,518万3,245円及び当年度分消費税資本的収支調整額9,309万6,746円で補てんいたしております。  なお、当年度未処理欠損金2,691万1,184円につきましては、長崎市水道事業欠損金処理計算書に記載しておりますように、繰越欠損金として翌年度に繰り越しております。  以上でございます。 48 ◯議長(中野吉邦君) これより質疑を行います。質疑を終結いたします。  お諮りいたします。
     ただいま議題となっております第97号議案は閉会中の建設水道委員会に付託いたしたいと思います。これにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と言う者あり〕 49 ◯議長(中野吉邦君) ご異議ないと認めます。  よって、第97号議案は閉会中の建設水道委員会に付託することに決定いたしました。  この際、お諮りいたします。  今定例会における議決事件について、その条項、字句、数字その他の整理を要するものにつきましては、会議規則第41条の規定により、その整理を議長に委任されたいと思います。これにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と言う者あり〕 50 ◯議長(中野吉邦君) ご異議ないと認めます。  よって、これらの整理を要するものにつきましては、議長に委任することに決定いたしました。  これをもって、会議に付された事件はすべて議了いたしましたので、平成7年第4回長崎市議会定例会を閉会いたします。           =閉会 午前11時10分= ──────────────────────────────────────────────  上記のとおり会議録を調製し署名する。   平成7年11月13日                               議  長 中 野 吉 邦                               署名議員 板 坂 博 之                               署名議員 高比良 末 男 長崎市議会 ↑ ページの先頭へ...