原村議会 2022-12-05
令和 4年第 4回定例会−12月05日-03号
令和 4年第 4回定例会−12月05日-03号令和 4年第 4回定例会
令和4年第4回
原村議会定例会第3日目会議録
1 日 時 令和4年12月5日(月)
2 場 所
原村議会議場
3 出席議員 1番 半 田 裕 2番 中 村 浩 平
3番 宮 坂 早 苗 4番 佐 宗 利 江
5番 森 山 岩 光 6番 松 下 浩 史
7番 平 出 敏 廣 8番 北 原 貴 穂
9番 宮 坂 紀 博 10番 百 瀬 嘉 徳
11番 芳 澤 清 人
4 欠席議員 なし
5 地方自治法第121条の規定により、
会議事件説明のため出席を求めた者は次のとおりである。
村長 五 味 武 雄 副村長 宮 坂 道 彦
教育長 清 水 幸 次 総務課長 清 水 秀 敏
会計管理者 平 出 甲 貴
住民財務課長 小 池 典 正
農林課長 牛 山 輝 明
商工観光課長 小 池 恒 典
保健福祉課長 伊 藤 宏 文
建設水道課長 清 水 英 夫
消防室長 小 松 昌 雄 子ども課長 伊 藤 証
生涯学習課長 五 味 武 彦
6 職務のため出席した事務局職員
事務局長 秋 山 雄 飛 書記 小 松 昌 人
7 本日の日程
1)
会議録署名議員の指名
2)一般質問
午前 9時00分 開議
○議長(芳澤清人) 皆さん、おはようございます。ただいまの出席議員数は11人であります。定足数に達しておりますので、これより本日の会議を開きます。
△1
会議録署名議員の指名
○議長(芳澤清人) 日程第1
会議録署名議員の指名を行います。
会議録署名議員は会議規則第127条の規定により、1番半田裕議員、2番
中村浩平議員、3番
宮坂早苗議員を指名します。
△2 一般質問
○議長(芳澤清人) 日程第2 一般質問を行います。
本定例会における通告は9人です。通告順番により順次質問を許します。
まず、
中村浩平議員の質問を許します。中村議員。
◆2番(中村浩平) 通告番号1番、中村浩平です。まず、お忙しい中傍聴に来てくださった皆さんに、一言ありがとうございますとお礼を申し上げたいと思います。皆さんが村政に関心を持って傍聴に来てくださることで、村もよき方向に変わっていくと思います。
さて、我々村議会議員に残された一般質問も、今回を入れてあと2回となりました。最後まで手を抜かず、住民の思いを背負って質問させていただきます。なお、今回も質問数が多いため、答弁は端的に、かつ明快にお願いいたします。
それでは、質問に入ります。1.
学校給食無償化を。1番、小中学校での給食は教育の一環であると考えますが、どのような位置づけですか。答弁願います。
議長
清水教育長。
◎教育長(清水幸次) それでは、お答えいたします。様々な教育に関する法律があるわけですが、まず学校給食法という法が制定されているという事実。そして、その学校給食法の目標には、次の4点が示されております。1点目でありますが、日常生活における食事について、正しい理解と望ましい習慣を養うこと。2点目、学校生活を豊かにし、明るい社交性を養うこと。3点目、食生活の合理化、栄養の改善及び健康の増進を図ること。4点目、食料の生産、配分及び消費について、正しい理解に導くこととございます。したがいまして、議員がおっしゃるとおり、成長期の子供たちが健やかに成長するための教育の一環として考えております。以上です。
○議長(芳澤清人) 中村議員。
◆2番(中村浩平) ありがとうございました。当然の御答弁だと思います。給食の時間は、お当番さんが用意して、みんなで同じものを食べるわけです。児童・生徒が自由に自分の食べたいものを好きなところに行って食べるわけにはいかないのです。
私の子供の頃の悲しい記憶ですが、昔は教員に残さず全部食べろと言われて、教室の後ろで掃除の時間になっても泣きながら給食を食べさせられている同級生もいました。皆さんもこのような光景は記憶にきっとあると思います。この話だけでも、昔から給食は教育の一環であることがよく分かっていただけると思います。
そこで2番に行きます。2番、児童・生徒1人当たりの保護者への
給食費年間請求額はおよそ幾らになりますか。そして、村の年間の給食費の請求総額はおよそ幾らになりますか。御答弁お願いします。
○議長(芳澤清人)
清水教育長。
◎教育長(清水幸次) それでは、お答えいたします。児童・生徒1人当たりの保護者への
給食費年間請求額については、小学校については年額5万8,000円、中学校については年額6万6,980円となります。
また、村の年間の請求総額についてですが、給食費については、学校会計となりますので、村への請求というものはないわけでありますが、令和3年度の給食費の年間総額につきましては、小学校が約2,343万円、中学校が約1,487万円、合わせて年間約3,830万円となっております。以上です。
○議長(芳澤清人) 中村議員。
◆2番(中村浩平) 原小と原中を合わせて約3,800万円ですね。村が支出する補助金の予算ベースは、4億円とも聞いたことがあります。なので、無駄を見直せば十分公費で支出できる金額と認識いたしました。
そこで次の質問に行きます。3番、平成30年度の文部科学省の調査によると、学用品費、実習教材費、
修学旅行費等で、公立小学校で児童1人当たり年間6万円、公立中学校で約14万円かかっています。それに加えて別途給食費が徴収されるわけです。子供を産めば産むほど保護者の金銭的負担が増える今の
学校教育制度をどのように考えていますか。答弁願います。
○議長(芳澤清人)
清水教育長。
◎教育長(清水幸次) それでは、お答えいたします。現行の
学校教育制度においては、年々児童・生徒の1人当たりの費用負担が微増というか増加していることは事実でありますし、保護者への経済的負担がかかっていることも承知しております。義務教育に係る全てのことは完全無償化していくということが理想ではあるんですけれども、その実現に向けた大きな障壁があることも認識しております。以上です。
○議長(芳澤清人) 中村議員。
◆2番(中村浩平) この文部科学省の調査によると、学校外まで含めた学習費の総額は、小学生1人当たり年間で32万円、中学校で50万円かかっているとのことです。すごい金額ですよね。これは一体何か月働けばこの金額を捻出できるのでしょうか。
もう少し具体的に言いますと、学校では体操着から始まって
体育館シューズ、上履き、絵の具、習字セット、文具、ドリル帳などがかかります。子供を産んだ保護者の負担を軽減するため、教科書と同様に、授業を受ける上で必ず必要なものは学校側で用意してよいとも考えられます。
そこで次に移ります。4番、
給食費未納者の状況はどのようになっていますか。未納は生活困窮が原因ではないですか。答弁願います。
○議長(芳澤清人)
清水教育長。
◎教育長(清水幸次)
給食費未納者の状況についての質問でありますが、本村において、現段階で児童・生徒の中で数家庭の未納者がいるということは聞いております。しかし、今までの経緯からすると、年度末には未納者がゼロになるという状況が続いております。
個々の家庭状況により様々な原因が考えられるわけですけれども、経済的な理由も当然考えられると認識しております。以上です。
○議長(芳澤清人) 中村議員。
◆2番(中村浩平) 保護者の中には、コロナ禍で会社から解雇されたり、収入が大きく減った家庭もあるはずです。税金の制度でさえ、生活困窮者には金額を減じたり、納税を免除できる制度があります。なので、給食費についても、その御家庭の状況を十分把握した上で、困窮している場合には温情ある対応をお願いしたいと思います。
次に行きます。5番、戦後、
資本主義社会となり、人々が物事を損か得かで考えるようになったと言われています。教育において、保護者の経済的負担が大きければ、少子化になるのは当然のことであります。そこで、他の自治体の
給食費無償化の流れにアンテナを立てていますか。答弁願います。
○議長(芳澤清人)
清水教育長。
◎教育長(清水幸次) それでは、お答えいたします。
給食費無償化について、他の自治体で取り組んでいるのは私たちも承知しております。把握している中では、軽井沢町、御代田町、川上村、王滝村、売木村、平谷村など、県内でも幾つかの町村が給食の無償化を実施しているようであります。
これらの自治体について、さらにいろいろお聞きしたりすると、いろんな財源をしっかり確保できている自治体であったりとか、村においては、小中学校を合わせても子供の数が二桁、そういうような自治体であったりするということも把握しております。以上です。
○議長(芳澤清人) 中村議員。
◆2番(中村浩平) お隣の群馬県では、8割の市町村で何らかの助成制度を実施し、県内の12自治体が完全無償化とのことです。群馬県内全部で35市町村あるうちの12ですから、これは相当な割合です。また、文部科学省でも
給食費無償化の調査までして、現在市町村の動きを注視しているところです。
そこで、本題の6番に行きます。6番、給食は教育の一環であり、子供たちの命を育むものであります。私自身も原小、原中の給食職員の皆さんが毎日身を削って苦労してくださったおかげで今の自分があると思っています。小中合わせて9年の
教育義務期間については、給食費を無償とすべきと考えますが、いかがですか。答弁願います。
○議長(芳澤清人)
清水教育長。
◎教育長(清水幸次) それでは、お答えいたします。先ほども答弁させていただきましたが、
給食費無償化につきましては、毎年3,800万円を超える多額な費用がずっと恒久的に続くというような状況になっていると鑑み、現状の村の財政の事情も踏まえると、現状は困難であると考えております。
ちなみに、先ほど議員のお話にありましたように、経済的理由によってお子さんの就学諸費用にお困りの家庭には就学援助費というものを出しておりまして、その中には給食費のものも含まれておりますということも、併せてお答えいたします。以上です。
○議長(芳澤清人) 中村議員。
◆2番(中村浩平) 財政的な面さえクリアすれば、無償化はよいことばかりです。そもそも、給食費の
請求事務自体が要らなくなり、学校職員もとても助かるはずです。栄養士さんも、1日当たり1人幾ら以内でなんて頭を悩ませることもなくなります。また、野菜の形なんか幾ら悪くたって、地元の有機野菜を安く取り入れる仕組みをつくれば、食の安全につながり、材料購入費も抑えられるはずです。近隣市町村が始めたからではなく、率先して無償化すべきと提言して、最後の7番に行きます。
7番、少子化対策、
人口減少対策、若者の定住促進、あらゆる面で
学校給食無償化は、村にとっても、子供たちにとっても保護者にとっても有効であると考えますが、いかがですか。村長に質問いたします。
○議長(芳澤清人) 五味村長。
◎村長(五味武雄) 議員おっしゃるとおり、学校給食の無償化については、村にとってもまた子供たちにとっても、保護者にとっても有効であるとは考えますけれども、給食費につきましては、
先ほど教育長の答弁にありましたように、小中学校合わせて毎年3,800万円余ということで多額にかかることから、村の財政事情を踏まえ難しいというふうに判断をしております。以上です。
○議長(芳澤清人) 中村議員。
◆2番(中村浩平) ここにある村の教育の冊子の中身を見ると、児童・生徒数が驚くほど減ってきていることが分かります。先日、政府の発表で出生率が過去最低と報道されていましたし、本村への戸籍の出生届も、1年間でとうとう60人台に突入してしまいました。今、子供をつくりやすい、産みやすい環境を整えないと、さらなる出生率の悪化が予測されます。なので、まずは給食費を無償化すべく、みんなで努力しませんか。提言して次の質問に移ります。
2.学校での
コロナクラスター発生防止対策を。1番、村内での感染者数が不明となりました。村の業務や
感染防止対策に支障は出ていませんか。答弁願います。
○議長(芳澤清人)
清水総務課長。
◎総務課長(清水秀敏) お答えいたします。
新型コロナウイルス感染症の全数把握が9月26日に全国一律で簡略化され、これにより村内の陽性者数の把握ができなくなりました。それまでは、村内の陽性者数を有線放送や緊急メール、
LINE通知でお知らせをし、住民の方に注意喚起を図ってきたところです。見直し以降は、県が圏域ごとに発出する感染状況や
感染警戒レベルの引上げ、また、
レベル引上げに伴う
感染予防対策を講じていただくお願いをしております。
現在の発表は、
県内保健所ごとの発表となりましたが、諏訪圏域は生活圏でもあるため、住民への注意喚起や
感染拡大防止のお願いなど、
感染防止対策においては、特に支障はありません。以上でございます。
○議長(芳澤清人)
清水教育長。
◎教育長(清水幸次) それでは、教育現場の状況についてお答えいたします。保育園及び小中学校につきましては、子供が陽性者並びに濃厚接触者となった場合について、保護者から
LoGoフォームや直接電話等での連絡が入り、状況については逐一把握しております。
それを受けて、園長、校長、
教育委員会が情報共有を行い、陽性者、
濃厚接種者や兄弟関係の把握と対応などを連携しながら迅速に今行っております。また、陽性者に関する情報につきましては、理事者、情報防災係とも共有しております。以上です。
○議長(芳澤清人) 中村議員。
◆2番(中村浩平) 再質問いたします。小中学校での
コロナ感染状況は、しっかりと地域住民に公表してもらいたいとの要望がありますが、教育長はどう考えますか。答弁願います。
○議長(芳澤清人)
清水教育長。
◎教育長(清水幸次) お答えいたします。私たちの役目は、とにかく子供の安全とコロナについては感染拡大を防ぐというのがもう責務でありますので、状況が発生すると、その都度、保護者宛てに
オクレンジャー等を通して発信しております。それについて、村民全体というようなことでありますけれども、やはり事の性格がありますので、私たちは、今現在、保護者には逐一迅速な情報提供をして対応していくことが大事だと考えております。
○議長(芳澤清人) 中村議員。
◆2番(中村浩平) 今回、重篤な基礎疾患がある方から私はお手紙を頂きました。今年の2月頃、村内でまず学校から家庭に、そして家庭から職場にとコロナが広がっていったと推測される事象がありました。このとき、この方は村内の建築業者さんが自宅の修理に来るのも本当に怖かったと書いてありました。重篤な基礎疾患がある方は、感染が命に直結するわけです。私自身、非常に認識が甘かったと大いに反省しているところです。そこで、ぜひ学校での感染者数の推移、統計データはきちんと公開していただきたいと思います。
そこで2番に行きます。2番、再び小中学校でクラスターが発生しないよう、対策は十分できていますか。答弁願います。
○議長(芳澤清人)
清水教育長。
◎教育長(清水幸次) 小中学校での
感染防止対策についてですが、文部科学省や県の
教育委員会のガイドラインなどに従い、主に以下のような対策をしております。それから、
オミクロン株の特性が十分把握できたということもあって、直近になっても基準だとかいろんなものの見直しが連日というような感じで届いております。
そういったものに従って対策を取っておりますが、今、主にやっている点についてお話しさせていただきますと、冬期においても暖房など寒さ対策をしっかりとした上で、常時換気、または定期的な換気を行っている。
2点目は、教室内に消毒液を常備し、小まめな手指消毒を行うようにしております。特に給食時には手指消毒を徹底しております。
3点目でありますが、毎日の健康観察と検温を行い、担任が健康状態を確認しております。
4点目は、屋内では基本的にマスクを着用するように指導しています。これも状況に応じたマスク着用という観点から進めております。
5番目は、密を避けソーシャルディスタンスを保つため、教室内の机の間隔をできるだけ広く取るようにしています。
6点目でありますが、給食の際は同じ方向を向き、黙食を心がけるようにしています。先ほどお話ししましたが、文科省は直近になって黙食は必ずしも求めないという通知を出しましたが、県の段階ではまだ明確な指示が来ておりません。難しいという判断に立っているのかなと推察しております。
7点目でありますが、先ほどの質問にも関連しますが、感染者が出た場合は迅速に発生状況を把握し、
教育委員会と情報を共有しながら
濃厚接種者の特定や自宅待機の指示、必要箇所の消毒などを行い、感染の拡大を防ぐようにしております。
これらの対策をそれぞれの学校で徹底することにより、陽性者が確認されても
濃厚接種者に指定するお子さんがいなかったりとか、学級閉鎖等の措置が起きた場合についても、今は必要最小限にとどまっているのが現状であります。
対策を取っても陽性者がなかなかゼロにならないというか、発生するという難しさも今までの取組の中から学ばせていただいております。以上です。
○議長(芳澤清人) 中村議員。
◆2番(中村浩平) 再質問いたします。国ではコロナ対策のために、村に多額の補助金を出してくれました。これは本当に小中学校での
感染防止対策に有効活用されたのですか。答弁願います。
○議長(芳澤清人)
清水教育長。
◎教育長(清水幸次) それでは、お答えいたします。どういう形に使われたか、当然、防止対策に使われているわけでありますけれども、消毒液等の補充であったりとか、例えば今取り組んでいることにつきましては、
濃厚接種者に指定された場合について、お子様や保護者についても、村が有する薬事認定された
抗原検査キットの配布、その補充であったりとか、そういう形に使われてきておりますので、必要最低限の部分については届いていると認識しております。以上です。
○議長(芳澤清人) 中村議員。
◆2番(中村浩平) 3番に移ります。3番、最低でも二酸化炭素の濃度測定器の設置くらいは必要と考えますが、いかがですか。答弁願います。
○議長(芳澤清人)
清水教育長。
◎教育長(清水幸次) では、お答えいたします。二酸化炭素の濃度測定器については、市販されているものの精度にばらつきがあるということ、また、正確な測定ができないものが多いとの報道もあり、現在のところ設置はしておりません。
また、二酸化炭素の濃度の測定は、あくまでも一定の換気の目安になりますが、空気中のウイルス量を測定しているわけではないので、換気のタイミングを二酸化炭素の濃度のみに頼るのは、学校現場においては効果的ではないと考えております。先ほどもお答えしましたが、
小中学校ともに、暖房などの寒さ対策をしながら定期的な窓開け換気を徹底することが重要な対策であると考えております。以上です。
○議長(芳澤清人) 中村議員。
◆2番(中村浩平)
二酸化炭素濃度測定器は、アマゾンなどで一つ5,000円程度で販売されています。ちょうどこの時計と似たような形で、設定すれば二酸化炭素の濃度が一定レベルに達すると、アラームで教えてくれるそうです。密はよくない、密は駄目なんて言ったって、やはり客観的に判断するものがなければ、実際のところはよく分かりません。既にこの測定器は家庭などでも普及し始めていますので、ぜひ検討して購入をお願いできればと思います。
次の4番に行きます。4番、休校や学級閉鎖時に、リモート等での授業の提供は考えられませんか。答弁願います。
○議長(芳澤清人)
清水教育長。
◎教育長(清水幸次) お答えいたします。休校及び学級閉鎖というような対応について、1人1台端末の活用というような趣旨の御質問かと思うんですけれども、状況によっては、例えば子供が全部家庭にいるときに学級閉鎖をするというような対応を取った場合については、端末をなかなか配ることができないというような現実もありますし、難しい側面もあるんですが、個別に
濃厚接種者などに指定されて自宅待機が必要になった場合については、希望があれば
タブレット端末を家に持ち帰り、自宅で授業を受けられるようになっており、実際に使用している実績もありますので、御承知おきいただければと思います。以上です。
○議長(芳澤清人) 中村議員。
◆2番(中村浩平) これはコロナに限らず、インフルエンザや各種感染症が流行している中で、学校という集団組織に行くことはどうしてもリスクがあります。これからの時代、多様性も尊重される中、学校へ行かなくてもきちんと教育を受けられる仕組みが必要です。今では、ユーチューブを使って授業をライブ配信することも可能で、既に実施している学校もあります。本村も先ほどそうとおっしゃってくださったんですけれども、ぜひとも、たとえ休校や学級閉鎖になっても、授業を受けられる環境の整備をお願いしたいと思います。
最後の質問に移ります。3.農業振興策の提言。1番、村が行う
農業振興施策の本質的な考えと目指す目標はどうなっていますか。答弁願います。
○議長(芳澤清人) 五味村長。
◎村長(五味武雄) 議員に御質問いただきました
農業振興施策の本質はということでございますけれども、これは別に農業に限らず、やはり事業継続ができるだけの所得の向上、利益の確保というのが本質だと思います。以下、具体的な内容につきましては、各担当課のほうから答弁を申し上げます。
○議長(芳澤清人)
牛山農林課長。
◎農林課長(牛山輝明) それでは、お答えします。農業振興の施策につきましては、農業所得の増加を目標として、経営基盤の強化や高収益作物の推進等に取り組んでいくこと。まず、その取組に向けて農業後継者や新規就農者を支援するということが必要と考えております。
また、近年では、持続可能な地域づくりに対する意識の高まりから、国内食料の生産や農地の持つ多面的機能の維持についても、農業の大きな役割であると再認識されており、村としましても、これらの機能を生かしながら
農業振興施策を行い、持続可能な村づくりに寄与していきたいと考えております。以上です。
○議長(芳澤清人) 中村議員。
◆2番(中村浩平) ここに、村が事務を進める上での総合計画があります。ちょっと厳しい指摘になってしまいますが、毎度のことですが、抽象的に書いてあるので、村が一体何をしてくれるのかよく分かりません。最初の基本計画に、「人と自然と文化が息づく美しい村」とあって、その下に「産業振興による魅力・活力ある村づくり」。その下に、これは直接農林課の所管だと思うんですけれども、「本村の特色を生かした農林業振興」とあります。これで村が一体何をすればいいか、課長さん方は分かりますか。一度、傍聴席の皆さんにも聞いてみたいところです。
これまでの農林課を見ていても、なぜか急に野菜の販売、売り始めた時期もありました。もうこれは課長さんの思いつきなのか私も知りませんが、ほかにも、田んぼの土手にシバザクラを植えたりしたこともありました。一体農林課は何を目指しているんですか。
最近では、補助金まで出して農家に
ワイン用ブドウを作らせたいようですが、なぜその品目だけなんですか。
ワイン用ブドウで本当に農家の所得が向上するのか、家族を養うことができるのか、データをきちんと示してから進めてください。
そこで、関連する2番に行きます。2番、農家(農業経営者)の所得は順調に向上しているのですか。データを示して答弁願います。
○議長(芳澤清人) 小池
住民財務課長。
◎
住民財務課長(小池典正) お答えいたします。市町村課税状況等の調べによりますと、令和4年度の農業所得金額の合計額は3億2,314万7,000円となっております。前年度と比べますと9,975万2,000円の減少、率にしますと23.6%の減少。令和2年度、2年前と比べますと3,973万9,000円の増加、率にしますと14%の増加。また、平成27年度、7年前と比べますと3,014万7,000円の減少、8.5%の減少となっております。
御質問の順調に向上しているかという点につきましては、農業所得はその年により大きく変動する所得であると言えます。判断が難しいところであります。以上です。
○議長(芳澤清人) 中村議員。
◆2番(中村浩平) 再質問いたします。今、お話があった村の課税状況調べ、これは公表されていないので、見せてもらいました。個人住民税における納税者の割合ですが、給与所得者が75%、大部分ですね。2番目がその他所得者18%、このその他には年金所得者とかが入ると思うんですけれども、3番目に営業所得者4%です。最後に農業所得者3%です。もう一度言います。農業所得者は全体の僅か3%です。これは、村の農業施策が所得向上につながっていないので、農業所得者の割合が過去からどんどん減ってきているのではないですか。答弁願います。
○議長(芳澤清人) 暫時休憩します。
午前 9時36分 休憩
午前 9時37分 再開
○議長(芳澤清人) 休憩前に引き続き、会議を続けます。
小池
住民財務課長。
◎
住民財務課長(小池典正) お答えいたします。御質問の所得の区分による率というものを挙げた御質問であると思います。農業所得と一概に言いましても様々、兼業、専業等々あります。また、こちらはあくまで課税資料という資料であります。収入額、所得額の扱いというのは議員も御存じかと思います。単に所得金額を比較しての判断というのは難しいところであると、やはり課税側としては考えなきゃいけないかなと思います。ですので、その数字を用いて判断するというのは、先ほども述べましたが、難しいと判断します。以上です。
○議長(芳澤清人) 中村議員。
◆2番(中村浩平) 要因は、村だけの責任ではないと当然私も思っていますので、またその辺の分析をお願いしたいと思います。
3番に行きます。令和4年11月4日の補正予算の件ですが、農家の一部経費に対して1%の補助だけでは何の効果も出ないと考えられますが、成果の見込みは一体どのようになっていますか。答弁願います。
○議長(芳澤清人) 五味村長。
◎村長(五味武雄) ただいまの御質問でございますけれども、農家への緊急経済対策ということで、かなり大きなものを捉えて実施していると思いますので、議員の質問の内容はちょっと矮小化した質問かなと私は捉えておりますので、全体像については担当課のほうから答弁申し上げます。
○議長(芳澤清人)
牛山農林課長。
◎農林課長(牛山輝明) お答えします。今年度実施しております原村農業者緊急支援給付金支給事業は第1弾給付金事業といいますが、これにつきましては、農業経費の種苗費、肥料費、動力光熱費等、7項目の経費を対象として、その合計額の2%を支給しておりました。
それ以降、議員おっしゃったように、11月に行った増額補正により実施している原村第2弾農業者緊急支援給付金支給事業におきましては、第1弾で対象としなかった荷造り運賃手数料というような経費も加えまして、交付率を2%から3%に上げて支給しております。
また、支給上限を第1弾の50万円から70万円というようなことに増額しております。第1弾給付金を申請された方につきましては、3%で算出した額から第1弾給付金で既に支給している額というものを控除しまして、残額を支給しております。この分を1%というような捉え方をしていらっしゃると思いますが、現在の価格高騰の影響により経営難に陥っている農家の皆様へ、たとえ1%であっても給付金を支給することで農業経営を支援したいとの思いで実施しております。
本事業につきましては、営農の継続を支援することが目的として実施しておりますので、離農の防止というようなところにも寄与する効果を期待しております。以上です。
○議長(芳澤清人) 中村議員。
◆2番(中村浩平) 我々議員の一般質問の評価は聞いておりませんので、組織としての答弁をお願いいたします。
補正予算というものは、国の交付金、補助金のみで組み立てるものではありません。何か多くの議員がこの前の臨時議会で誤解しているように、私は感じました。ぜひ、農家の皆さんに1%で十分なのか聞いてみてください。そして、本当に1%で成果を出すことができたのか、しっかりと行政で検証をお願いしたいと思います。
次に移ります。4番、農家から、畑から出た石の捨場を各地区に1か所程度確保してほしい要望がありますが、村で設置、あっせんはできないでしょうか。答弁願います。
○議長(芳澤清人)
牛山農林課長。
◎農林課長(牛山輝明) お答えします。今おっしゃる石捨場を村で確保したというような場合を想定しますと、ある程度石がその場所にたまれば、村において処分する形というのが考えられると思います。しかし、石以外のものがそこへ持ち込まれるとか、その場所、捨てやすい場所に捨てられるというようなことが考えられ、常に現地の確認や整理というものが伴ってくると思います。これらを踏まえまして、実際に村で石捨場というような場所を設置することは困難と考えております。
現状で、件数的には多くないですけれども、こういう相談が農家さんからあったときの対処としましては、村内の建設業者さんを紹介して、石の処分ということを依頼するようにお願いしております。以上です。
○議長(芳澤清人) 中村議員。
◆2番(中村浩平) 再質問いたします。諸先輩方から、昔は簡単に石なんか捨てられたと。土木工事なんかが近くにあると、一緒に捨てさせてもらったなんていう話も聞いておりますが、近年では法的にもいろいろうるさくなって、農家個々での対応ができない状況になっています。
この写真を見てください。現在の状況ですね。村道脇にたくさんの石がこのように野積みされているわけです。これでは美しい村ではないですよね。農林課として、このまま放置でいいのですか。答弁願います。
○議長(芳澤清人)
牛山農林課長。
◎農林課長(牛山輝明) 議員さんが今写真で示されたような場所というのも承知はしておるんですが、なかなか今言いますように、処分につきましても有料処分となっておりまして、農家さんのほうに片づけてくださいと言っても、そこは金銭が伴うということで自主的な判断でお願いしているんですけれども、おっしゃるように景観的なこととか、そういうことを考えますと、道路脇に石を積んであるというのは、あまり見た目によくないということもありますので、ちょっとその辺は今後の課題、どんなような形で景観上にも見た目にもいいような状況ができるかということは、ちょっと検討させていただきたいと思います。以上です。
○議長(芳澤清人) 中村議員。
◆2番(中村浩平) 私は、こういうときこそ行政の出番だと思っているんです。前回も言いましたが、水掛沢のような低いくぼ地を埋め立てて有効利用したっていいと思うんです。土地の形質変更は環境保全条例の開発許可案件になりますが、村がやる場合は、条例で許可そのものが不要となっているわけです。
今、村内で問題となっている連作障害を防止するために、耕土を天地返しするリッパーやサブソイラーをかけると、またたくさんの石が出てしまうんです。石の処分については多くの農家が困っているので、ぜひとも村で捨てられる場所を設置またはあっせんしていただきたいと思いますので、ぜひとも研究をお願いしたいと思います。
5番に行きます。5番、農業をしやすいよう農振農用地、青地のことですが、この青地区域は集約する必要があります。区域の見直しが抜本的に必要と考えますが、いかがですか。答弁願います。
○議長(芳澤清人)
牛山農林課長。
◎農林課長(牛山輝明) お答えします。農業振興地域の区域は、長期的な土地利用計画の下、総合的に農地の振興を図ることが必要な地域として指定しておりますが、環境の変化により土地利用形態が年々変化していることも実情ですので、見直しは必要と考えております。しかしながら、抜本的な見直しにつきましては、時間的なもの、あと費用的なものというのがかかることから、すぐに着手ということはちょっと難しいと考えております。
また、農振農用地の集約についてですけれども、圃場整備完了地区というのは、地区ごとに集約された優良農地というような捉え方をしておりますので、原村全体という中で、まだそういう集約化というのは考えるところがあると思いますけれども、地区ごとではありますけれども、集約というものはある程度完了していると考えております。以上です。
○議長(芳澤清人) 中村議員。
◆2番(中村浩平) 再質問いたします。今のお話でいくと、抜本的に見直ししたことはないとの答弁だったと思いますが、村内には森林地帯になっているところが青地になっているところが何か所もあります。このままでいいのだろうかと私も思っています。
次に、ちょっと話題を変えますけれども、当初農振計画を定めたとき、もう何十年も前ですが、集落部分の周りに帯のように白地をある程度確保してあったんです。その後、昭和後期あたりから、この白地に家などがだんだん建ち始め、今では住宅地と青地が接しているところが至るところにあります。場合によっては、住宅地がもう青地の中に食い込んじゃっているところもあります。
そうすると、様々な住環境問題が発生してしまうんです。野焼きから始まって農薬の飛散の問題、夜中の光害、光の害ですね、皆さんもよく御承知だと思います。あと農業用機械の騒音問題など、現に発生していますよね。私のところにも夜中の1時頃から農業用トラックが勢いよく走って、起こされてしまうと話がありました。また、さきの平出議員からの一般質問では、トラクターが道路に置いていく土の塊、この問題も指摘されたところです。これらの原因の一つには、住宅地と農用地区域をしっかりと分けてこなかった村側にも責任の一端はあると思っています。
そこで、こういった村内で発生している住環境問題に、村はきちんと向かい合って対策を講じてきたのですか。都合のいい部分だけを外部にアピールして、臭いものには蓋をしてきたのではありませんか。皆さんもそうですが、村内にはサラリーマン家庭の方だって大勢暮らしているんです。
ほかにもこんな話を聞きました。最近では、トラクターが大型化されヘッドライトが強力になったために、夜中に住宅地の隣で田んぼの代かきや野菜の消毒をするモラルの欠けた人もいるそうです。
そこでお聞きしますが、村としてこれら、特に夜中の騒音問題、光の害など住環境問題にどんな対策をしてきたのですか。答弁願います。
○議長(芳澤清人)
牛山農林課長。
◎農林課長(牛山輝明) 通告外の質問ですので、細かいこと等ちょっとお答えできませんが、今現在、当時にはなかったような問題というのは、おっしゃるように幾つも重なってきていますので、その辺は、現代に合わせた対応というものも協議していかなければいけないとは思っております。以上です。
○議長(芳澤清人) 中村議員。
◆2番(中村浩平) この農用地区域は、住宅街から離れているほうがよいことは誰にだって分かるはずです。農作業自体も、周囲に気を遣わずやりやすくなるんです。以前から宮坂紀博議員は、都市計画を導入し、生活地域と産業地域、自然を保護する地域などをきちんとすみ分けするべきだと提言されていますが、その趣旨もよく分かります。
また、ここに来て、化学肥料とクロピクに頼った農業は限界に来ていると言われています。一例ですが、住宅地と青地が離れていれば、昔のように有機堆肥なども使いやすくなるわけです。そうすれば、農業をする人もそうでないサラリーマン家庭も、安心して村内で暮らすことができます。
将来に向け、働きやすく、そして住みやすい村とするため、全体の農振地域はもとより、この青地の区域、農用地区域も抜本的に見直すよう提言して、私の一般質問を終わりにします。
○議長(芳澤清人) この際、暫時休憩します。午前10時5分に再開いたします。
午前 9時54分 休憩
午前10時05分 再開
○議長(芳澤清人) 休憩前に引き続き、会議を開きます。
次に、北原貴穂議員の質問を許します。北原議員。
◆8番(北原貴穂) 通告番号2番、北原貴穂です。一般質問をいたします。大きく2点に分けて質問をいたします。1番目は、住民からの要望についてでありますが、この質問を通じて農業のインフラである汐、それから生活と交通のインフラである村道のさらなる充実を訴えてまいりたいと、このように考えております。
それでは、1の1の質問に入ります。住民からの要望は非常に多岐にわたっておるわけでありますが、その中でも従前から多く寄せられているのは、村道と汐の改修及び整備についてであります。村として具体的にどのような点をこれまでの成果というふうに捉え、また逆にどのような点が現状取組が不十分だというふうに捉えているか。まず、総論からお聞きしたいと思います。
○議長(芳澤清人) 五味村長。
◎村長(五味武雄) 今、村道、汐等の整備ということでございます。私どもとしまして、それぞれの年度におきまして、地元の要望を酌み上げた中でそれぞれ計画して実施しているところでございます。詳細につきましては、以下は担当部門より答弁申し上げます。
○議長(芳澤清人) 清水
建設水道課長。
◎
建設水道課長(清水英夫) それでは、私のほうから道路関係、建設部門ですね、そちらのほうにつきましてお答えさせていただきます。住民や区の区長さん等から要望がございますので、そちらの要望があって、役場では気づけなかった部分、住民から要望をいただいたことによって整備が行き届いていない箇所があるというようなことは、これを成果として挙げるのもあれなんですけれども、そういう要望に応じて改修等を行っているかなというところ。これを成果と言えばちょっと成果かなというようなところでございます。
それにつきましても、予算の関係がありますので、なかなか全ての要望に応えて実施できるというわけではございませんので、緊急度や優先度、あとは費用対効果を考えて実施しているというような状況でございます。
逆にどのような点が課題、取組不足、そういうふうに考えるかというところでございますけれども、やはりこのような改修等の要望は、件数的にはとても多いというようなことがありまして、そこら辺は要望があって初めてちょっと村のほうも気づくというようなこともございますので、そこら辺に対するパトロールといいますか、監視といいますか、そちらの体制が若干行き届いていないのかなというように感じております。以上です。
○議長(芳澤清人)
牛山農林課長。
◎農林課長(牛山輝明) それでは、汐関係を農林課のほうからお答えします。汐につきましては、地元水利権者の方々で維持管理されているというのが今の状況ですが、ちょっと改修等について、一つの事例ですけれども、汐の改修整備については、令和元年の台風19号の折に、一ノ瀬汐、坪之端汐、三ヶ村汐というような、原村でも一番規模の大きい重要な水の取り口ですが、ここの頭首工が被災したことや、令和3年の豪雨の折には坪之端汐、三ヶ村汐といった、そこの管理道路が被災したというようなことで、復旧の要望が地元よりありました。
汐の頭首工、取入口等の整備ですけれども、通常ですと補助事業に申請しても採択までに相当の時間を要するというのが現状ですが、災害復旧事業での申請は、国の査定官が現場判断をして、査定が通ればすぐに着工できるというような利点があります。
また、災害復旧事業ですと国の国庫補助率というものが65%から85%というような、かなり高率なことから、村や受益者負担する側の地元でも非常に有利な事業と捉えております。
このような災害というのは、それを利用してという言い方はあれですけれども、そのような機会にこれを利用して汐関係の整備ができたというのは大きな成果と捉えております。また、水路改修の対象となる災害とは別の起債事業とか、そういう補助事業というものも積極的に取り組んで整備を行っている状況です。
災害復旧事業等で対応できなかった汐の改修要望等、ほかにも多々あるんですけれども、場所によっては河川法の規制で交付申請ができない。一級河川というようなところですが、そういう場所もあったり、このような点というのが、そういうものに制約を受けるというのは非常に苦慮しているというのが現状となっております。以上です。
○議長(芳澤清人) 北原議員。
◆8番(北原貴穂) まず、私の目から見まして、村道については、これからは新設よりも維持補修のほうにしっかり方向性をシフトしていくんだという表明が、もう3年前になりますでしょうか、ありました。これも一つの成果だというふうに考えていますし、また、ただいま農林課長から答弁があったとおり、災害復旧がしっかりできたというのも、また一つの成果だろうというふうに私も思います。
一方で、ただいま
建設水道課長から答弁があったとおり、まだまだ要望の件数が多いんだということは、やはりまだ未着手のところが残されているというところで、それがこれからの課題になってくるのかなというふうに感じました。
それでは、2番の質問に移ります。核論に入っていくわけですけれども、村道の改修について。手元に村歌の歌詞がありますけれども、村歌の中にも「新しき道路が光る」という一節がございます。やはり、住民にとっても道路の重要性を一つ織り込んでくれているのかなというふうに私なんかは感じるわけですが、住民からは、進捗は少しずつでもいいので間断なく進めていただきたいと。例えば1路線が1年度でしっかり端から端まできれいにならなくても、これが2年計画でも3年計画でもいいけれども、少しずつ補修・改修を進めていただきたいと、このような意見があります。
そこで、先ほどの答弁の中の要望の件数が多いということも踏まえてですが、中長期的にはどのような見通しや計画を持って進めていくのか。また、そもそもそういった明白な計画というものがあるのかどうか。こういった点についてお聞きしたいと思います。
○議長(芳澤清人) 清水
建設水道課長。
◎
建設水道課長(清水英夫) お答えいたします。村道の改修となりますと、舗装の補修であったり、道路の拡幅であったりというようなことが考えられると思います。
議員の質問にもありましたけれども、最近は新設改良よりも維持補修のほうに力を入れているということでありますので、現状はその方針に従って進めているところでございます。
議員もよく御存じであるかと思いますけれども、昨年までの2年間は、払沢の村なかのほうの舗装を大々的に改修させていただきました。一部ではございましたけれども。今年につきまして、来年にわたりますけれども、今、八ッ手の村なかの集落としては比較的重要な路線であろうかという中心部の路線の舗装のほうの改修をさせていただいてございます。
今後の見通しはということでございますけれども、具体的にどの地区をというようなところまでは細かく計画は立てていないですけれども、この方針に従って、できるだけ各地区の主要道路、村なかの道路の舗装の改修、これはかなり老朽化している路線がかなりありますので、こちらの改修を進めていこうという考えでおります。
やり出すと複数年になって、その地区にかかりきりということになりますので、ちょっとほかの地区の方からは見えづらいところもありますけれども、徐々に進むように計画的に行っております。
あと、改良道路の未改良部分というものが村内に数か所ありますけれども、こちらは様々な問題があって、なかなかちょっと思うように進捗していないというところはあるんですけれども、こちらについての解消も図っていくというような計画を持っております。以上です。
○議長(芳澤清人) 北原議員。
◆8番(北原貴穂) 繰り返しになりますが、要望の件数、箇所が非常に多いということで、やはり箇所が多い、要望の場所が多いからこそ、計画を立ててしっかり進めていただきたいと思います。
私のこのように改修の要望箇所、写真つきの資料を手元に頂いていますけれども、やっぱり一つの地区に限っては、かなり多くの箇所の要望が出ている状況でありますので、また複数年あるいは中長期の計画をしっかりと立てて、間断のない整備ということで住民からも求められておりますので、そのように進めていただきたいと、このように思います。
では、3番に移ります。汐の整備については、農繁期やその前、それから梅雨時期・冬季等、住民も自主的な管理には大変苦労しております。汐に関して、改修整備の要望箇所についての把握状況と進捗はどうか。また、繰り返しになりますが、計画的な整備の見通し、計画といったものはあるかどうか。そういったことも含めてお聞きしたいと思います。
○議長(芳澤清人)
牛山農林課長。
◎農林課長(牛山輝明) それでは、お答えします。毎年、各区から水路等の改修、あと整備補修要望というものをいただいておりまして、各区の要望箇所というものにつきましては、おおむね把握しております。
工事についてですけれども、要望に対して関係区と協議して、実際それを実施するに当たって中山間地域直接支払事業とか、あと多面的機能支払交付金事業、あと建設資材支給事業といったもので、小規模なものはそういう団体、組合のほうでやっていただけるかとか、これは村のほうで資材支給でやるとか、そのような協議をして対応しておりますけれども、現地の優先順位等から、要望箇所全てをすぐ工事できるという状況にはない状況です。
また、これらの事業で対応できない大規模な要望に対しては、村のほうの方針としましては、極力、国・県の補助事業というものを拡張していきたいことから、事業採択までしばらく待っていただいているというような状況もあります。
このようなことから、要望をいただいても、何年か先でないとちょっと実施できない箇所というのもありますけれども、要望に対してそういう長期的といいますか、必要なものについては、そういう補助事業要望をしていくというような計画の下に実施している状況です。以上です。
○議長(芳澤清人) 北原議員。
◆8番(北原貴穂) 汐についても、道路同様たくさんの要望をいただいていまして、例えば建設資材支給事業とか、そういったもので自助努力も含めて対応できるものもあれば、そうでない大きな規模のものもあると。整備要望箇所の一覧を見ても、やっぱり側溝関係の新設や取替え、こういった要望も非常に多くて、やはり住民の自助努力だけでは賄い切れない部分というのはとても多いわけでありますので、もう一つ踏み込んで、また住民の自助努力では賄い切れない部分に関しては、村で責任を持って進めていただきたいと考えます。
それでは、4番の質問に移ります。村道・汐、共に急を要する破損箇所の補修、また今ほど申し上げたとおり、住民の自助努力では対応し切れない規模のものについて、スピード感を持った対応や応急処置ではなく、恒久的・抜本的改善を望む声があります。
例えば、住民の自助努力で対応し切れない規模というものの具体的な例を挙げますと、信号のない交差点のところに、見通しと日照を妨げるような空き家があると。空き家があって危険でもあるし、道路の凍結にもつながると。しかしながら、例えばこれを買い上げて交差点を広げるというようなことは、到底住民の自助努力が及ぶところではないわけであります。
改めて要望を整理しますと、まず急を要することはスピーディーに対応していただきたいということが一つ。それから、自助努力が及ばないところについては、ぜひ村で対応していただきたいというのが一つ。それから、三つ目としては、応急処置、応急処置を繰り返すのではなくて抜本的な改善をしてもらいたい。このような三つの要望が出ているわけでありますが、村としてどのような対応を考えていますでしょうか。お尋ねします。
○議長(芳澤清人) 清水
建設水道課長。
◎
建設水道課長(清水英夫) お答えいたします。今、質問いただいて、大筋で三つくらい特に挙げていただきましたけれども、まずはスピード感、すぐやってくれということでございます。こちらとしましても、要望を受けて現地を確認して、その状況把握というのにまず努めるわけですけれども、先ほども申し上げましたけれども、要望がかなり多い中で、こちらとしましては、その状況を見た上で優先順位をつけさせていただいてやっているというところでございますので、必ずしも一つの案件に対して全てがスピーディーにいくかというと、ちょっとそういうふうにいかない事情もあります。
その中で、よく状況を見極めて、これはちょっとすぐ対応が必要だなというところにつきましては、すぐやるように。建設費の中では、比較的に流動的な予算も補修で持っていますので、そういう面で対応できるようなところがあれば、必要に応じてすぐ対応するような態勢は取っております。
あと、自助努力できないところ、これは当然でございまして、そもそも土木施設に対して、普通の住民ならば壊れれば自分が修理できるなんて、私もそうですけれども思わない。当然そういうところで村を頼るというところは、ごく普通の考えであると思います。その中でも、ちょっと村は皆さんにお願いしているところがありまして、材料支給であったり、できるようなところがあればというところで、住民の皆様にもお願いしているところでございますけれども、そういうふうにできないところは当然ございますので、そういうものは村に要望していただいた上で、村がそこら辺を見極めて、できるだけ要望に沿うような形を取っていきたい、このように思っております。
あと、そのようなところに対して、恒久的であったり抜本的な改善、全面改修とか、そのような話になろうかと思いますけれども、ここら辺は先ほども申しましたけれども、そこら辺の要望の内容をよく審査しましていろいろ考えていく。当然、常々言っておりますけれども、予算的なものがありますので、なかなか大規模にできないというようなところがございますけれども、できるだけ効果的な補修等、改善になるようにそういう考えで要望に応えていきたいと思っております。以上です。
○議長(芳澤清人)
牛山農林課長。
◎農林課長(牛山輝明) それでは、汐・水路のほうの関係をお答えします。村のほうでは、村内の主要水路、先ほど言った大きい汐関係ですけれども、平成30年度から令和2年度に、これは委託して行っていただいたんですけれども、老朽化や危険箇所調査というものを行っております。その中で、すぐに改修が必要な汐等はありませんでしたけれども、施設の長寿命化を考慮すると、今後計画的に改修する必要というのは、議員おっしゃるとおり必要かと考えております。
あと、村では現在新規事業に取り組んで……。懸案事項として何年も要望されておりますけれども、農道の舗装、今砂利道の関係のままになっている、そういう舗装工事とか、各区で中山間事業とか多面的事業で対応していただいているもので対応できないような希望的な水路等の改修というものを計画して、何とかこれを補助事業にと。ちょっとまだ時間がかかるんですけれども、実施に向けて計画しているところでございます。以上です。
○議長(芳澤清人) 北原議員。
◆8番(北原貴穂) 今、手元に道路の路肩に穴が開いている写真を住民から頂いています。例えば、道路の舗装が一部剥がれたりしてくぼみができたようなところは、応急的にパッチを充てるというようなところで処置をすることがあると思うんですけれども、例えばその箇所は、もう舗装の下の路盤が水で洗われて空洞になっていまして、こんなところに幾らパッチを充てても意味がないと。こういうところは、ちゃんと一度舗装を剥いで、路盤からしっかり直さなきゃいけないし、路盤からしっかり補修をできれば、ある程度長寿命化が図れるのかなと考えています。
あまり大げさなことではなくて、恒久的、抜本的といっても、こういう小さなレベルで取り組めるところもあると思いますので、ぜひ前向きな対処をいただきたいと思います。
それでは、1の5の質問に移ります。住宅敷地から道路へ雨水や雪の流出・排出、逆に道路から住宅敷地へ雨水や雪の流入・排出が見られるとのことだが、現状把握はどうかということで、もう少し分かりやすく言えば、一方では本来敷地内で処理すべき雨水を道路に放出したり、あるいは冬になれば敷地内の雪を道路に放り出すといったことが見られて、度々苦情の原因にもなるわけであります。
また、もう一方では、道路から自宅の敷地へ雨水が流入してしまうような場所があると、お宅があると。また、雪についても雪解け水がやはり同じように流入してくるところがあると。一方で道路へ出しているところがあったり、あるいは道路から水が入ってきてしまうということでお困りであったりする。こういった問題があるわけですけれども、こういった件について、現状どのように把握されているか、お尋ねをいたします。
○議長(芳澤清人) 清水
建設水道課長。
◎
建設水道課長(清水英夫) お答えいたします。住宅敷地への雨水や雪の流入・流出の件についてということでございます。現在の建築指導では、議員がおっしゃったとおり、宅地内の排水は宅地内で処理してくださいという指導をしていまして、原則的には雨水を意図的に出すことはないというような状況にはあるわけなんですけれども、これが昔からの古い建物とか、あとは道路改良の加減というんですか、そういう関係で例えば雨どいから直接道路に水が落ちるなんていうようなところは、村内でもちょこちょこ見られるかなと。このような状況は把握しているところでございます。
そういうものにつきましては、再建築の際、そういうものは意外と小屋であったりとか、そういうものが多いものですから、そういうものを建て替えるときには、ちょっとここら辺は注意してくれなんていう話はしているところでございます。
あと、雪については、雪になると個人等の敷地境がちょっと分からなくなって、どこがどうなのかというところはあるとは思いますけれども、交通に支障が出るようでは困るというところはございますので、そこら辺はしっかり見なくてはいけないのかなと考えております。
あと、流入に関してなんですけれども、こちらはちょっと把握しづらいところがありまして、雨や雪の解け水、そういうものが発生するような状況になって初めて分かるようなところがございますので、そういうものはよく要望をいただきますので、そちらについては、そういう状況のときに現地を把握して、対応できるようなことであれば対応する、このような態勢を取っております。以上です。
○議長(芳澤清人) 北原議員。
◆8番(北原貴穂) 折しも今日も雪の予報が夕方についておりましたけれども、いよいよこれから積雪のシーズンになります。安心な生活ということもありますし、また交通安全という観点もあると思います。あと雪の時期も村民が安全に通行したり、あるいは生活したりできるよう、より一層の配慮をいただきたいと思います。
それでは、大きい質問事項の2番に移ります。舟山十字路登山口仮設トイレ試験設置の検証についてであります。個別具体的な話をさせていただくわけですけれども、大きな要望としては、今ちょうど下のロビーに八ヶ岳の写真を使ったポスターが貼り出してあります。すばらしい写真、ポスターだなと思いました。また、賞を受けたということで同慶の至りでありますけれども、原村にも様々な観光資源があります。そういった観光資源の恩恵を享受するだけではなくて、しっかりとその観光資源に対しても投資をしていこうではないかと、このような意図を持って質問するわけであります。
それでは、2の1の質問に入ります。本年はコロナ禍の反動がありました。リベンジ消費というふうに呼ばれているそうです。こういった動きの中で登山者が大きく増加をしまして、そういった状況下での7月1か月間の仮設トイレ試験設置は、本村を訪れる登山者に大変喜ばれたというふうに考えております。
私も期間中に何度も様子を見に行きましたけれども、お掃除するほうきを置いていってくれた方がいました。たかがほうき1本と思うかもしれませんけれども、多分そこに施設があることがありがたいなと思って、わざわざ自宅から持ってきてくれたんじゃないかというふうに推察をしております。
また、10月末ですけれども、私が舟山十字路に登山届の回収をしに行きましたら、登山届のポストの中にこんな小さなポチ袋が入っていまして、環境整備費と書いてあります。これも金額云々というよりは、ポチ袋も手作りのポチ袋なものですから、恐らくこれも自宅で用意をして、わざわざ持ってきて投函してくださったものかなというふうに推察しました。
これは一例にすぎませんけれども、大変感心を持って受け止められたことも事実だと思いますし、また設置に対してやっぱりありがたいなという気持ちで見てくださった方がいた何よりの証拠かなというふうに受け止めております。
村として、この事業の受け止めはどのようであったか、お伺いをします。
○議長(芳澤清人) 五味村長。
◎村長(五味武雄) 議員に御質問いただきました船山十字路登山口の仮設トイレの設置の件でございますけれども、議員のほうから御提言をいただきまして、また村の山岳協会の皆さんの協力を得て試験設置に臨んだわけでございます。以下、詳細につきましては、担当課のほうから答弁申し上げます。
○議長(芳澤清人) 小池
商工観光課長。
◎
商工観光課長(小池恒典) それでは、仮設トイレ試験設置についての検証ということでお答えします。7月1日から1か月の期間で試験設置を実施したところです。今回のトイレのくみ取り量ですが、250リットルということでした。仮設トイレの便槽が360リットルということですので、約3分の2使用されております。洗浄水の使用状況にもよりますが、恐らく70人程度、1日2名ぐらいの利用がされたと推測されます。登山客においては、利便性があったというふうに思います。以上です。
○議長(芳澤清人) 北原議員。
◆8番(北原貴穂) 一定の効果が検証できたというふうに受け止めました。
それでは、2番の質問に移ります。開山祭が6月の第1日曜日に開かれます。その後10月くらいまでが一般的ないわゆる無雪期と言われる夏山シーズンになるわけですけれども、この間は登山者の数がピークを迎えるわけであります。
特に今年は、1番の質問で申し上げたとおりコロナ禍の反動というものもありまして、通常ですと7、8月がピークであるところが、9月、10月くらいまで登山者が非常に多く入山をいたしました。これは登山届の枚数等を私も追いかけております。その中では、登山届のポストが設置されてからは過去最高かなというふうに捉えておるわけであります。
このことを鑑みますと、今年は試験設置の期間を1か月間行ったわけですけれども、この期間を延ばすとか、あるいは実際に利用された方からアンケートを取る等、より効果をはっきりと測定するために、踏み込んだ需要の調査が必要だというふうに考えますが、この点についていかがですか。
○議長(芳澤清人) 小池
商工観光課長。
◎
商工観光課長(小池恒典) それでは、お答えします。夏山シーズン中の6月から10月にかけてということで試験設置することは、登山者においては非常に便利で喜ばれることは、もう理解しております。
また、アンケートについても、トイレ設置の要望回答というものがもう大部分を占めると思います。そんなことで、期間延長しての調査というものは必要ないというふうに考えています。以上です。
○議長(芳澤清人) 北原議員。
◆8番(北原貴穂) そうすると、結果が分かっている場合はやりませんというふうに受け取ってよろしいでしょうか。もう一度確認いたします。
○議長(芳澤清人) 小池
商工観光課長。
◎
商工観光課長(小池恒典) 一月でしたけれども、一月で70人の利用ということで、期間を延長して5か月間やれば、本当に利便性も増えて、利用人数も増えるとは思うのですが、一月やってデータとかは取れていますので、期間延長、5か月やることは必要ないというふうに考えます。以上です。
○議長(芳澤清人) 北原議員。
◆8番(北原貴穂) また、後の質問でもお伺いしますけれども、トイレを整備していこうというのは何もここだけの話ではなくて、長野県内、また日本中で非常に盛んに取組がされております。また、近隣市町でも取組をされておるところであります。必要なことが分かっているのであれば、もう一歩踏み込んだ施策を取る必要があると思います。
それでは、3番の質問に移ります。希望としては、トイレの整備と併せて駐車場、現在は15台くらい入りましたでしょうか。ここの拡幅についても要望がありますが、まずこれについて認識をしているかどうか、またどう考えるか、お尋ねをします。
○議長(芳澤清人) 小池
商工観光課長。
◎
商工観光課長(小池恒典) それでは、お答えいたします。登山客の利便性はありますが、実際にトイレを建設・設置するということになれば、およそ1,000万円の費用がかかってきます。不可能という判断です。また、仮設トイレについても管理と衛生面での不安があり、また周辺イメージ等への配慮から、即座に設置というふうに考える状況にはありません。
また、駐車場の拡幅につきましても、平成28年度に駐車場スペースの拡張を実施して、現在約17台の駐車が可能という状況です。駐車スペースの不足というのは連休とか一時的なものということで、現在は設置の必要はないというふうに考えます。以上です。
○議長(芳澤清人) 北原議員。
◆8番(北原貴穂) 具体的な費用のお話が出てまいりました。例えば家を建てるとき、台所とかお風呂とかトイレのような水回りってすごくお金がかかる部分ですけれども、建設費用を抑えるために、トイレをつけようか、つけないようにしようかという話をしますか。しないと思います。ただいま計画されている子ども子育て支援センター、村の新しい施設ですけれども、じゃあ建設費を抑えるためにトイレをつけないようにしようかという検討がされたでしょうか。しないと思います。
それから、本定例会の議案にも電気代が高騰しているということで、その予算を補正する議案が出ておりますけれども、では、庁舎の管理維持の費用が膨らんでいるからといって、役場の各階にあるトイレを1階抜かしにして、ワンフロアおきに閉鎖しようか、それでなるべく庁舎の管理費用を軽減しようかという話をするでしょうか。しないと思います。
費用というところから見るから話が……。費用だけで捉えようとすると、どうしてもその捉え方が一面的になってしまうのではないかというふうに考えます。
また、費用がかかるというのであれば、収入を得ることも同時に考えていけばいいわけでありまして、八ヶ岳の山域、山中のトイレは、ほとんどがチップ制の有料トイレになっていまして、ある山小屋経営者にお聞きしたところ、年間だとその収入はやはり数十万円という金額が入ってくるというふうにおっしゃっていました。
ちなみに、全国で一番収入を上げている有料トイレというのが長野県内にありまして、年間の収入額は一千数百万円というふうに聞いております。特に自然の中では、有料でトイレを利用するというのは、もはや当たり前の考えになっていますので、費用もあると思いますが、収入を得る道筋を検討するということも必要になってくるのかなと、このように考えています。
それから、駐車場につきましても、例えば樅の木荘、もみの湯、それから自然文化園、平日に行けば駐車場はがらがらですよね。何のためにあれだけの台数を確保しているかといえば、ピーク時に備えて余裕のある駐車台数を確保しているわけで、やはり登山口の駐車場も同様にピーク時を見越して余裕のある駐車台数を確保する。これは同じ考えでいいのではないかというふうに考えております。
現に茅野市なんかは、もう登山口の駐車場が不足していて、ピークのシーズンになると路上駐車で交通に支障を来すと。また、今年は本当に擦れ違い困難なところで交通事故も実際に起きたというようなことで、駐車場不足による弊害というものが目立ってきております。そのような状況になる前に手を打つ必要があるだろうというふうに考えています。
そこで、4番の質問に移りますけれども、ここに諏訪市のクラウドファンディングのパンフレット、寄附のお願いということで赤い判を押して私のところに来たんですけれども、ちょっと冒頭だけ読み上げたいと思います。
長野県諏訪市クラウドファンディング。信州百名山・守屋山に快適で衛生的なトイレを!バイオトイレの設置で守屋山の魅力向上を目指して。守屋山登山道中間の休憩所にバイオトイレを設置するため、設置費用をクラウドファンディングによる寄附で募集します。守屋山の魅力をより多くの人に楽しんでいただくため、皆さんの御支援をお願いしますと、このような内容であります。
ちなみに目標金額は800万円ですが、聞くところによると資金は非常に順調に集まっているというふうに耳にしております。
そこで、ただいまいろいろな整備の御提案をしておるわけでありますが、こういった整備に際してクラウドファンディングを活用する考えはございませんか。お聞きします。
○議長(芳澤清人) 小池
商工観光課長。
◎
商工観光課長(小池恒典) お答えします。舟山十字路の登山口の整備の関係ですが、クラウドファンディングについて今のところは考えておりません。
しかし、登山口の危険箇所などについては、関係団体とも連携しながら把握に努めて、ふるさと寄附金、また県の補助金制度などを活用しながら整備を行っていきたいと思います。以上です。
○議長(芳澤清人) 北原議員。
◆8番(北原貴穂) 自治体によるクラウドファンディングは、大分盛んになってきました。もはや時代の流れ、時流と言っても差し支えないと思います。ぜひ当村もそういった流れに乗り遅れないよう、先進的な取組を期待したいと思います。
それでは、5番に移ります。御存じのとおり、当村には駅やインターチェンジはありません。その中で行き帰り共に利用される施設というのは貴重だと考えます。訪れた方に気持ちよく利用してもらい、気持ちよく帰路についてもらうことは、村のイメージアップにつながるのみでなく、中長期的には移住の増加にもつながるというふうに考えます。
一方、残念なことにごみの投げ捨てとか、あるいは地面での焚火の跡等も目にすることがあります。こういったことについては、注意喚起をするようないわゆるマナーアップのための看板等の設置も必要ではないかと考えますが、いかがでしょうか。
○議長(芳澤清人) 小池
商工観光課長。
◎
商工観光課長(小池恒典) お答えします。登山口に注意喚起を促す看板等を設置するということで、マナーアップが期待できることは考えます。また、看板を設置することで周辺の雰囲気を壊さないことも考慮しながら、必要な場合は山岳関係の補助金、また整備事業などを検討して進めてまいります。以上です。
○議長(芳澤清人) 北原議員。
◆8番(北原貴穂) 前向きな答弁をいただいたと思います。ちょっと現地も古い看板や立札が残っていて、若干雑然としたような印象もありますので、併せてちょっと古いものや不要なものについては、撤去してすっきりとさせて、そういった看板等もまた新しくしていっていただけると、利用者にとっても、より利便性も高まるし見た目もいいしということで、さっきの美しい村の話じゃないですけれども、景観にもプラスの効果があるのかなというふうに思いますので、ぜひとも前向きな検討をいただきたいと思います。
それでは、以上で私の一般質問を終わります。
○議長(芳澤清人) この際、昼食のため休憩します。午後1時30分に再開いたします。お疲れさまでした。
午前10時52分 休憩
午後 1時30分 再開
○議長(芳澤清人) 休憩前に引き続き、会議を開きます。
森山岩光議員の質問を許します。森山議員。
◆5番(森山岩光) 通告ナンバー3番、森山岩光です。今日は、三つの質問をさせていただきます。よろしくお願いをいたします。
一つ目でございますが、村長に就任し2期目の3年が経過した。成果と課題、今後に向けての思いと抱負はということでございます。就任に当たって、村長は多くの公約を掲げられて、今日まで政策の推進、事業執行を行ってきておられます。そんな中、就任2期目は、かつて経験したことのないコロナ感染症あるいは原油・物価高騰対策などに関わる多くの事案執行をしてきました。これまでの御尽力に敬意を表するところでございます。
早速一つ目の質問をいたします。就任2期目は、コロナ感染症対策に関わる多くの事案執行が続いており、コロナ対策に振り回された多忙な3年間だったと認識いたしますが、公約の一つである産業振興の中の農業振興対策の推進について、成果・進捗は現状どのぐらいと捉えているのか。また、今後に向けての抱負について、見解を伺います。
この内容につきましては、農業振興対策、私も議員になってからこれに関わる数多くの質問等をしてきました。そんな関係もございますので、今日は農業振興対策に絞ってお伺いをいたします。
○議長(芳澤清人) 五味村長。
◎村長(五味武雄) 議員のほうから農業振興策ということで御質問いただきました。農業振興として3点を挙げさせていただいてございます。村特産野菜・花卉などの安定生産の推進、それからワイン特区への取組、農業後継者や新規就農者の育成でございます。
村の主要作物のセロリやブロッコリーにつきましては疫病や腐葉が発生し、花卉栽培に関しても土壌に問題があり、生産者を悩ませているところでございます。これらにつきましては、今までもるる御説明申し上げましたけれども、国・県の協力の下に先行きが見え始めている、そういうふうな状況だと思っております。ただ、確実な対策には時間を要する状況であるというのが、私の現状認識でございます。
それから、原村のワイン特区につきましては、令和2年12月に認定を受けており、その後茅野市、富士見町からの要請を受けまして、3市町村での特区取得への変更申請の準備を現在進めているところでございます。それから、あとワインブドウ生産の後押しとしまして、ブドウの苗木20万円や支柱などの補助20万円、それから施設建設補助100万円を行っている状況でございます。
農業後継者、新規就農者の育成につきましては、国・県の補助事業を利用しており、補助対象とならない農業後継者につきましては、村単独の補助金を交付している、そういった状況でございます。
それから、非常に特にセロリの関係、私は去年、支店の中で組合長ともお話をするわけですけれども、効果のある農薬の認定がなかなかまだできていないということと、それからブロッコリーの関係のテンサイシストセンチュウは、令和5年度で一応国のほうの対応も切り替わるようなことで、そこはちょっと私も苦慮している状況でございます。以上です。
○議長(芳澤清人) 森山議員。
◆5番(森山岩光) 今、三つの内容が答弁されましたけれども、その中で若干テンサイシストの関係も出ました。農業は自然を相手にした産業でもあり、またいろいろな条件に左右され影響も受けています。机上の理論や知識だけでは解決に至らない難しい産業でもございます。まだまだ多くの課題について一つ一つクリアしていかなければ、当然前には進めません。
私、今日は1点だけに絞ってお聞きしようと思いましたが、若干今の答弁の中に入っていましたけれども、喫緊の課題とされている新たな疫病対策、セロリにここで発生したわけでありますけれども、その登録農薬はまだ今のところ明らかになっていないと。
それで、テンサイシストセンチュウの防除・撲滅対策の推進状況でございますけれども、今まで本当に手を変え品を変えて対策を打ち立てて今に至っているわけでありますけれども、今年の収穫はもうほとんどの農家が終わりましたので、私は圃場を見て回ってみました。目につくのは、多くの圃場にカブですか、葉大根をまいてありました。結構多くの圃場にまいてあったので、ちょっと気になって聞いてみたところ、このカブはセンチュウ用の捕獲作物だと聞いております。これをまいて収穫するのではなしに、まいた後またかき回してしまうということでありますけれども、これは果たして効果があるのかどうかちょっと分かりません。
前々から言っております防除体系の対策をメインとして今後進めるのか、それとも輪作を取り入れた栽培体系をメインとして今後進めていくのか、現状において村のそういう早期の対策の確立ができているのかどうか。できているとしたら、その内容を教えていただきたい。
○議長(芳澤清人) 五味村長。
◎村長(五味武雄) 議員に今御質問いただいた内容につきまして、先週、農水省を絡めて防御対策会議が開催されております。ちょっと私のところまでその報告がまだ上がってきておりませんので、担当課で分かる範囲で答弁を申し上げます。
○議長(芳澤清人)
牛山農林課長。
◎農林課長(牛山輝明) それでは、お答えします。現在、議員さんおっしゃるように、テンサイシストセンチュウに対してのいろんなパターンの対策を、農家さんのほうと協力して実証試験という形でやっている状況です。
結構多くの圃場で大根、コブヘビ大根という呼び方をしておりますけれども、先ほど議員さんがおっしゃったように、HSの捕獲作物をまくと圃場内のセンチュウが大根の根に寄生するんですけれども、この大根から栄養素が取れないため、そのまま死滅するというような作物ということです。これは国のほうで試験をして、そういう効果があるということで、現在、主に中新田地区とか関係する農家さんの希望で、種については県のほうで配付して、今まいて、最終的には緑肥としてすき込むという形を取るようです。
あと、今の状況ですけれども、令和5年度末、令和6年3月31日をもって国のほうの防除対策は終了するということは、もう国が明らかにしておりまして、今、国で指導しているのは輪作、1年作ったら1年休むというような、そういう体系を国はやってくださいという形で、県・村のほうは指導を受けております。
地元の意見とかを聞いて、県のほうでは何とか連作、1年の中でこういうコブヘビ大根を使ったりとか、そんなような作物を間に挟んで土壌消毒を行って連作できないかということで、今二つのパターンを、輪作で違う作物を作っていただいて、また来年アブラナ科を作る。あと、連作対策として土壌消毒。コブヘビ大根とか、そういうものを1作取った後挟んで、また次の年に向けて。次の年も連作できるような体系ができないかということで、その二つを今重点的に農家の協力を得て試験している状況です。
ちょっとこの間聞いた範囲では、やっぱり連作の圃場、結構3圃場くらい試験をやっているんですが、一、二圃場でちょっと土壌から検出限界以上のHSの発生というものが認められているということで、その辺にどういう対策を取れるかというのは、これからの課題として、これからまだ研究していくような状況であります。
1年過ぎたところでありますので、まだ最終的な結論までは導きませんけれども、今は試験結果が出ていない土壌というのがまだ数か所あるものですから、その辺の結果を見まして、恐らく年明け、1月にその辺の前後の結果が出るということで、年明けには今年の調査結果、そして今後の方針というものがある程度見通せるものを皆さんに報告できるのではないかと思っています。以上です。
○議長(芳澤清人) 森山議員。
◆5番(森山岩光) なかなか難しい事案でありますけれども、農家の皆さんと協力し、また知恵を出し合って、早期に撲滅することを願って、次の質問に移ります。
二つ目の質問でありますが、原村、茅野市、富士見町により「八ヶ岳西麓の豊かな自然環境と共生する未来に向けた共同宣言」が発出をされました。この活用により産業振興の推進が期待されますが、当村にとって特に期待されるのがワインの産地化だと認識をしております。この事案については既に動き出しておるわけですけれども、今後に向けた具体的な基本的な推進方策と課題について、村の見解はどうか、まず伺います。
○議長(芳澤清人) 五味村長。
◎村長(五味武雄) お答えします。共同宣言を発出しまして、たしか大きくは三つテーマがございました。一つは、観光であり、農業であり、環境だと。それで、農業につきましては、原村のほうでワイン特区の関係がございますので、原村が主担当というような形になると思います。現在、それぞれまだまだ正式に分科会までちょっと至っていない状況ですけれども、詳細については担当課のほうから答弁申し上げます。
○議長(芳澤清人)
牛山農林課長。
◎農林課長(牛山輝明) それでは、お答えします。現在、原村におきましては、先ほど村長さんのほうからお話がありましたけれども、令和2年12月にワイン特区の認定を契機に、
ワイン用ブドウの栽培を推進しておる状況です。今年度におきましては、原村
ワイン用ブドウの苗木購入等補助金及び原村6次産業化支援事業補助金という形で、施設の補助というようなことで新設して対応しております。
一般的に標高800メートルを超える地域というのは、ワイン用のブドウ栽培には向かないというような見解が出されておりますけれども、実際にもう5年以上栽培実績のある農家さんというのが村内におりますので、その辺を参考に、生産者と共有できるような栽培技術マニュアルなんかができればよいと願っております。
今後ワインの産地化を目指すためには、
ワイン用ブドウの安定した生産と完成したワインを特産品として定着させることが必要になります。先ほど村長さんのほうから出ましたけれども、現在、特区の区域に茅野市と富士見町さんを含める変更申請の提出に向けまして準備を進めておるところです。
今後、3市町村での特区というような変更が認められれば、ワイン特区の対象地域が八ヶ岳西麓地域に広がりますので、八ヶ岳西麓地域における栽培技術の確立とワインのブランド化というものを加速させていければよいかと考えております。以上です。
○議長(芳澤清人) 森山議員。
◆5番(森山岩光) 宣言の内容を私も見ました。今や一自治体だけでは前に進まない事案が最近は多くなってきているわけでありまして、今言ったように三つの項目がございます。環境、観光、農業面などでの振興策について、改めて協議を進めてまいるという内容でありますので、ますます3市町村共有の政策が重要になってくるかと思いますが、今の内容について再質問をいたします。
まだこれからだということですけれども、このワイン用のブドウ栽培とかワイナリー、醸造所の建設は既に始まっております。茅野市、富士見町、原村で約9名ですか、農家の方がもう既に動き始めておられるわけでありますけれども、ブドウの栽培については、先ほど話が出ましたけれども、苗木の植付けから収穫に至るまで最低5年はかかる。もしかしたら10年ぐらい軌道に乗るまではかかるんじゃないかと、こんなふうに考えます。
こういったことの裏を返せば、こういった事業をやってみたら、これは駄目だと。例えばこの品種はよくなかったというようなことで、途中での方針・方策転換は非常に難しい内容ではないかと、こんなふうに考えます。
今、協議会を9名の方が早速やっておるわけでありますけれども、この方たちを集めての検討会をやっていると私は耳にしたんですが、やはり足並みをそろえて、中には大規模にやる方、小規模の方、それからワイン醸造所を持たない方、ブドウだけ生産をしてワインを商品化する気はない。醸造は委託先を見つけて、そこに委託をして今販売をしている方も私は聞いております、知っています。そういう方もおられます。
ですから、先ほども言いましたけれども、長期的な方針といいますか、西麓、茅野市、富士見町、原村の3市町村でのワインのブランド化として事業をやっていくのか。それとも、それぞれ個々の考え方もあると思うんですけれども、俺はそういう仲間には加わらないで、本当に特化した、自分だけで作ったワインを少なくてもいいから売っていくんだという方もおりましょうし、私はブドウだけ栽培して材料を供給するだけでいいといういろいろ考え方があると思うんですけれども、やはり足並みをそろえて基本路線というものをしっかり仕立てをして、3市町村の独自ブランドというものをぜひつくっていただいて売っていかないと、要は知名度、売らなければ勝負になりません。こういったことで、どういう考え方を持っておるのかということと、改めて村の考える基本方針をお聞きします。
○議長(芳澤清人) 五味村長。
◎村長(五味武雄) ワイン振興につきましては、共同宣言以降、3首長で県のほうに県の5か年計画のメインだということで、岳麓のテーマとして申入れをしてございます。
そういう中で、詳細はこの後担当課のほうから説明申し上げますけれども、県のそういった農業専門の支援センターか、そこも加わって、やはりいろんな適地適作的な品種の選定、それから栽培技術の普及とか、そういったものをしっかりやっていくというようなことで方向づけを出しているつもりです。あと詳細については担当課のほうから答弁させます。
○議長(芳澤清人)
牛山農林課長。
◎農林課長(牛山輝明) お答えいたします。先ほど議員がさん言われたように、今現在、原村の村内で1企業と1個人でワイナリーが完成した状況であります。
今後の展開といいますか、あれですけれども、茅野市、富士見町を含めて、今9者といいますか、9名の方が取り組んでいきたいということで進んでおるわけですけれども、個人で醸造する場合だと、ワイン特区区内、茅野市、富士見町、原村が一緒になったときは、この3市町村内で生産されたブドウしか醸造できないという制約がございます。
あと、今ちょっと名前を出したんですが、株式会社昌栄さんで取り組んでおるのは、特区の特例を使わずに通常の醸造をしているものですから、その区域以外からのものを醸造してもよろしいということになっておりまして、今年度につきましては、ほとんど村外といいますか諏訪地域以外、県内のものを頼んでいるんですけれども、聞いたところでは高山村とか、そういうところのワインブドウを買い取って醸造すると聞いております。そういう形の会社もありますし、個人経営ですとブドウ生産の制約はありますけれども。
そういう中で、先ほどおっしゃったように、この3市町村で取り組む方の中では、ちょっとワイナリーまでは考えないけれどもブドウ生産をやりたいという方がいたり、それぞれいろいろ考えがあるものですから、できればワインブドウ生産者、あと醸造関係をやる方たちをちょっと、最初から協議会というわけにはいかないと思いますので、研究会というような形で、今後ワインブドウのやりくりという言い方はあれですけれども、生産した場合にその辺、買い取ってもらえるのかとか、そのような話で横のつながりを持って対応していきたいと考えております。
また、今後はワインブドウも、言うように、高山村から植えてから約7年経過しないと、本来のブドウの生産量というのはちょっと確保できないというようなお話を聞いたんですけれども、その中で、実際に村内のワインブドウもまだ植えたばかりのところもあったり、もう5年間くらい経過しているというところもあるものですから、その辺は、あくまでも個人の醸造のところだけで使えるというような気持ちでやるのか、全体的に考えてもいいかというところら辺をもうちょっと研究しながら、どんな可能性があるか、あと実際できたときに、どのような形でブランド化して販売につなげていけるのかというところを研究する必要があると思いますので、ちょっとこのような体制、ワイン特区というのを契機に、3市町村いろんな意見があると思いますので、その辺は研究を深めて今後につなげたいと思っております。以上です。
○議長(芳澤清人) 森山議員。
◆5番(森山岩光) 既に宣言は、それぞれ言っていますとおり出されております。横のつながりをしっかり持って共有をする中で、一本化したブランドをつくっていくのがいいのではないかなと考えます。
いろいろ課題はあります。苗は何がいいのかということから始まって、高冷地に適した品種は何がいいのか。先ほど言った諏訪地域独自の統一化された栽培マニュアルの作成も必要ではないかとか。もう一つ、ブドウ栽培は水はけのよい土地が必要だということ。ですから、水田利用の際には排水施設の整備が必要になってきます。そのための支援、補助制度が必要ではないかとか、いろいろ課題等があるわけであります。
何においても新しいことでありますので、最初、スタートラインが肝腎だと思います。スタートラインをきちっと決めてやっていかないと、今言いましたけれども、苗の植付けから生産まで7年ですか、かかります。もう変更とか、そういうのが難しくなってくると思いますので、きちっとその辺は皆さんの意見を聞く中で、統一した内容でスタートしていただきたいと思います。
次の質問をいたします。三つ目の質問でありますけれども、9月定例議会の一般質問で、私は、原村国土強靱化地域計画の活用と、見えてきた課題について質問をいたしました。答弁では、これは総務課長の答弁ですが、補助事業などで申請見込み数の超過や、送配水管の布設替え工事等での資材費の高騰などにより追加予算の検討は出ているとの答弁でございました。
ここでお聞きたいのは、この答弁を踏まえて、令和5年度予算編成に当たり、村の具体策と見解は現状どうか、伺います。予算編成に向けて既にもう動いているのではないかと思いますが、その辺を伺います。
○議長(芳澤清人) 五味村長。
◎村長(五味武雄) 議員の御質問は、国土強靱化地域計画の中での公共事業整備箇所一覧に掲載された事業でありますけれども、村の虚弱性の解消につながる重要な事業というふうに捉えております。
まだまだ今は予算ヒアリングの状況でございますので、今後そういったより具体的なものになっていくように取組をしていきたいというふうに考えております。それでは、財政のほうで。
○議長(芳澤清人) 小池
住民財務課長。
◎
住民財務課長(小池典正) それでは、付け加えてお話をさせていただきます。新年度予算編成は、これから始まっていきます。各課との財政ヒアリング、年が明けて理事者の査定を経まして、予算編成をしていくわけですけれども、やはり年々各課から上げられる歳出の予算要求は膨らんでいくという状況はあります。ですから、財政状況は毎年厳しいものになっていくというのは傾向としてあります。
新年度予算編成を進めていく上で、やはり限りある予算ですので、どう配分していくかというところがやはり難しい点になるわけなんですけれども、令和5年度予算を具体的に細かい部分を申し上げる段階ではないですけれども、やはり全体の中で緊急性、重要性などを判断しまして編成を行っていきたいと考えているところでございます。以上です。
○議長(芳澤清人) 森山議員。
◆5番(森山岩光) 想定内の答弁をお聞きしました。やはり、行き着くところは財政の絡みということであります。それは私も承知をしております。
再質問になりますけれども、先ほど言った送配水管の布設替え工事の件でありますけれども、これは上水道に関わる事案だと私は認識しております。これはライフラインに直結した重要な事案であります。これは総延長130キロメートルだと私は認識しておりますが、とされると。
原村の水道事業会計で、令和3年度の建設改良費の内容を見ますと、年間1キロメートルくらいの計画の実施だということを聞いております。この内容でいきますと、単純に100年以上かかる計算になります。耐震化に加えて老朽化などを考えますと、一層の推進策、充実策をしていかなければ、とても追い着かない内容ではないかと、こんなふうに考えます。脆弱性の観点から早急な対策を私は望みますが、村の見解はどうでしょうか。
○議長(芳澤清人) 清水
建設水道課長。
◎
建設水道課長(清水英夫) お答えいたします。確かに議員おっしゃるとおり、総延長に対して工事数量、工事箇所が少ないということで、何年かかるんだというようなお話なんですけれども、耐用年数というんですか、そちらの絡みとか耐震化、老朽化全般なんですけれども、それを含めて、必ずしも全路線の布設替えが計画的に行われるべきではないというような判断もできます。
例えば今ですと物価高騰などの問題があってなかなか、事業費に与える影響も大きいということで、進捗状況もちょっと思うようにいかないところもあるんですけれども、限られた予算の中で効果的に事業を行えるように、工事箇所の選定等、工夫して事業に当たりたいというふうに来年度以降も予定しております。以上です。
○議長(芳澤清人) 森山議員。
◆5番(森山岩光) 前にも質問の折に私は申し上げましたけれども、この国土強靱化地域総合計画は国でも非常に力を入れておる内容でありますので、ぜひとも加速度的に進めていっていただきたいことを要望して、次の質問に移ります。
二つ目でありますけれども、子ども子育て支援センター開設に向けて(総括)ということでありますが、よろしくお願いをいたします。長年の懸案でありました子ども子育て支援センターが、来春の開設に向けて工事が今進められております。今回は、総括として、現状での開設後の内容、動きなどについて、執行部側に伺っていきたいと思います。
まず一つ目でありますけれども、来年度の開設に向けて工事が行われておりますが、ここに来て原油価格・物価高騰が止まっておりません。今後もこの状況は続くと認識いたしますが、工事内容への影響と今後の見通しについて、現状、村の見解はどうか伺います。
○議長(芳澤清人)
清水教育長。
◎教育長(清水幸次) それでは、お答えいたします。確かに原油価格とか物価高騰の影響というのは各所にあるかなというふうに予想されるわけですが、現時点で工事請負業者から契約金額変更に及ぶ状況になる、そういった協議は今のところございません。
建物自体については、予定どおり2月末の完成を見込んでおります。しかし、ウッドショック等の影響で木材の納期が遅れたことにより、外構工事の工期が建物と一緒の2月末という見込みだったんですが、3月下旬にずれ込む見込みが今持たれております。4月開所の予定は変わりませんが、工期についてはそのような状況であります。
○議長(芳澤清人) 森山議員。
◆5番(森山岩光) 若干の変更はあるけれども、当初の来春の開設には間に合うということですね。分かりました。
2の質問をいたします。子ども子育て支援センター開設後の運営内容については、アンケート調査・意見公募を実施し協議検討を行ったと。その後、子ども子育て会議、放課後子どもプラン運営委員会、総合教育会議を経れば、今年年末ぐらいまでには大方の方向性を示せると私は聞いておりますけれども、村の具体的な運営方針と内容はここで既に固まっておるのかどうか、現時点でお伺いいたします。
○議長(芳澤清人)
清水教育長。
◎教育長(清水幸次) それでは、お答えいたします。子ども子育て支援センター開所に向けて、従来から三つの機能を持たせると。居場所、交流、相談、それぞれに応じた事業の具体もほぼ固まってきておりますが、ここで一番大きな関心なり課題というのは、原っ子広場の在り方が大きな課題としてクローズアップされてきておりました。そのため、現在事業を推進している担当課のほうで、この8月に小学生の保護者を対象にして利用に関する希望や目的等を調査いたしました。
その結果等について、折に触れてちょっと発信している部分もあるとは思うんですが、利用目的として多い順に挙げられているものを幾つかお示しいたします。まず一番多いのは、お迎えまでの居場所が20%。親御さんの就労のため、短時間の居場所が欲しいというような意味合いが16%、お友達や他学年との交流が13%、指導員の見守りがあるからが12%、体育館や校庭で遊べるからというのが10%という結果が出ております。それらに共通しているのは、多くの保護者から存続を望む声が非常に大きいということを私たちは感じて受け止めております。
そして、放課後子どもプラン運営委員会、子ども子育て会議、それから総合教育会議等において、これらの結果や親御さんたちの声を基に審議、検討した結果、令和5年度は原っ子広場の拠点を、現在は中央公民館にあるわけですけれども、子ども子育て支援センターへ移して、放課後の子供の居場所として継続し、センターの利用状況あるいはまた新たに生まれるであろう声等を受け止めながら、引き続き子供や保護者の皆様のそういった声を聞きながら、今後の方向性をまた1年かけて、実際にセンターができてどういうことが考えられるのかということも含めて検討していきたいと思っております。
具体的には、子ども子育て支援センターは、どういう状況、目的を持った子供が自由に全部参加できるわけでありますけれども、それを中心にして、目的に応じた場所や環境を居場所として用意していきたいと考えております。
例えば短時間のお迎え待ち、例えば兄弟一緒に帰るときに、お兄さんやお姉さんが来るまでそこで合流するために待つ。あるいは保育園の帰りに迎えに寄るとか、そういったような目的が主であれば、今は中央公民館に1室、原っ子のスペースがあるわけでありますけれども、そこを。それから、体を動かして遊びたい子供には校庭や社会体育館を。それから、学習や読書がしたい子には図書館2階に子育てサロンがあるわけですけれども、それがセンターのほうに移りますので、そこを学習・閲覧スペースというような形での再利用を考えて、その場所の利用と考えております。そして、見守り支援員も一応配置していく予定であります。
このほかにも、子ども子育て支援センターにおいては、子育てサロンの開催が現在は週2日ないし3日開催ということでありましたけれども、週5日程度に増やしていきたいなと。また、不登校や不適応の症状を見せるお子さんのために、原村の中間教室を設置する。それから、具体的な運営としては、事務室には現在の子ども課の子育て支援係の係員を移し、その他必要な人員を配置していくというふうに考えております。さらに全館Wi−Fiを完備し、テレワークのための個室も設けていきたいと考えております。
いずれにしても、冒頭に申し上げました居場所、交流、相談をテーマに、妊娠中の方、乳幼児期から高校生の子供、保護者、支援をしていきたいとお考えの地域の皆様のよりどころであり、集いの場となることを目指していきます。子供たちや保護者のやりたいこと、地域の皆様の支え、それらが融合できる施設となるよう努めていきたいと考えております。以上です。
○議長(芳澤清人) 森山議員。
◆5番(森山岩光) いろいろ伺いましたけれども、センター開設後の放課後の子供の居場所は、非常に今話題になっております。過日、9月の定例議会、私は社会文教委員になっておりますけれども、そこの席での審査、事務調査の中で居場所について聞いたところ、学童クラブを1クラス増やす案と、先ほど出ました図書館2階を利用するということ、体を動かしたい子供は校庭や社会体育館を利用していくんだと。今ちょっと要望があるのが、原っ子広場については、現状の毎日開設の形態をなくして、月に数回程度、仮称でありますけれども、放課後ジュニア教室なるものを設けて、体験学習を中心に開催を考えていると、そのときの答弁でありましたけれども、この辺について何かありますか。
○議長(芳澤清人)
清水教育長。
◎教育長(清水幸次) 今、学童と放課後子ども教室の2点についてお尋ねされましたのでお答えいたします。学童については、本当に保育を望む、完全に長時間預かる、そういうことを希望される方には、学童を増設して、それで対応していきますという考えの一つを述べさせていただいたわけですけれども、アンケートを取ってみたところ、思ったほど、学童クラブを希望するお子さんが1単位増設するまでに至らないということでありますので、今後また需要とかそういうものが増えてきたら、そういう方向で対応していきたいなと。
それからもう1点、放課後子ども教室は今ちょっと触れませんでしたが、毎日の居場所という中に、週に何回か、あるいは月に何回になるか分からないですが、地域の講師を招いて、子供たちが一緒に勉強したり活動したりできるものも当然計画しているということで、その居場所の中の一つとして、そういう特設の場を設ける予定でもあります。以上です。
○議長(芳澤清人) 森山議員。
◆5番(森山岩光) このセンター開設に向けての住民からの期待値は非常に大きいと認識をしております。これも先ほど言いましたとおり、運営してみなければ見えてこない不都合な部分や、また新たな課題も出てこようかと思いますが、極力利用していただく皆さんの期待値に沿う形でこれから準備をしていっていただきたいと。足りないところは、また検討していただきたいと、こんなふうに思います。
次に、三つ目の質問をいたします。コロナと共生した新たな学校生活の現状と、見えてきた課題ということでございます。一つ目の質問をいたします。児童・生徒もコロナと共生した新たな生活が始まり3年目を迎えております。発生当初は、この生活に早く慣れることを重点に対応してきたと承知いたしますが、閉塞感のある生活が長期化し、コロナ疲れや生活のリズムが乱れたことも影響したのか、全国的に小中学校の不登校やいじめなどが大幅に増えたとの内容が報道されました。このことを受けまして、当村の小中学校の実態の現状はどうなのか、伺います。
○議長(芳澤清人)
清水教育長。
◎教育長(清水幸次) それでは、不登校やいじめという例が出されましたので、その事案の件と、その裏にあるコロナ禍の影響ということについてお答えしたいと思います。
まず不登校についてでありますが、令和4年度の上半期、これは4月から9月でありますが、30日以上欠席のある長期欠席児童・生徒の数、その中に不登校の子の数も含まれております。判断されている児童・生徒の数について報告いたします。
小学校は長期欠席が1人、うち不登校はゼロ。中学校は、長期欠席は14人おりますが、そのうち不登校は9人という実態であります。令和3年度の年間人数、半年ではなくて1年間の人数と比較すると、小学校では年間を通して不登校が9人おりました。中学は13人おりましたけれども、その数字から比較すると、小学校では大幅減、中学校でもこの半年間でまだどうなるか予断は許さないわけですけれども、一応減少となっております。
内訳でありますが、これは学年のカラーとか、そういったものが結構特徴として出ております。ほとんどいない学年もあるし、比較的多い学年もある。先ほど言いましたように、学年ごとの特徴がありますので、まず一概に人数だけでは判断できない部分もあることを御理解いただければと思います。例えば、小学校の比較的多い学年が中学校に進学すると、小中学校の人数は大きく変化するというような実態もございますので、その点もお含みおきいただければと思います。
コロナ禍の影響はということに関しての御質問でありますけれども、コロナ禍前の令和元年度、令和2年の3月からいきなり当時の首相の一声で一斉に休校が始まって、その次年度の4月、5月の大半、ほとんどが休校を余儀なくされたというような状況でございましたけれども、令和元年度からコロナ禍に突入してしまった令和2年度、3年度までの期間についての推移と分析でお答えをさせていただきます。
小学校は、若干の増減が年によってあるんですけれども、ほぼ横ばい状態であります。コロナ禍前後の大きな変化は特に感じられませんが、中学校はコロナ禍前より増加傾向にあります。また、小中両方ともに令和3年度は令和2年度より増加しています。さらに、先ほど申し上げた30日以上欠席者の長期欠席者の数につきましては、逆に小学校では若干増加傾向で、中学校では横ばい状況、そういう実態であります。これらのことから、コロナ禍の影響は一定程度あると推察されますが、相関関係が明確に判断できる状況ではないと考えております。
次に、いじめについてでありますが、小中ともに認知件数は数件当然ございますけれども、重篤ないじめ案件は捉えられておりません。どの子にも声がけや相談を厚くしながらアンテナを高くするとともに毎年実施しているアンケートを基に、いじめと見られる回答、例えばいじめの様態として悪口を言われたとか嫌なこと言われた、それからちょっとしたことでたたかれたみたいなこととか、そのような回答につきましては、即子供と面談をして問題の解決を図っております。
いずれにしても、いじめ問題も不登校もそうですが、各学校におけるマニュアルに基づいて、早めの把握と迅速な対応に心がけております。コロナ禍があるなしはまた別として、これらの問題についてはずっと学校現場の課題であります。当村において、コロナ禍の影響はどうかと問われたときには、明確な影響があるというふうには、今判断はできないという状況であります。以上です。
○議長(芳澤清人) 森山議員。
◆5番(森山岩光) これも、たしか6月の定例議会のときに、私ではありませんでしたけれども、不登校について質問がありました。そのときの答弁の中に、これは学びの多様性があり、学校復帰は主な目標にしていないという答弁がございました。これは、人それぞれ多様な事情がございますので、分かりますけれども、父兄の方々はこういったことを承知しておるのかどうか。承知しておるという言い方はちょっと変ですが、学校側ではこういった対応をしているんだよということを知っているのかどうか。よろしくお願いします。
○議長(芳澤清人)
清水教育長。
◎教育長(清水幸次) 不登校とか、いろいろな不適応とか、今国を挙げて非常に対策をして今願っているのは、とにかくどの子も、誰一人取り残さない。居場所をとにかくつくろうというのがありまして、不登校という状況は決して問題行動ではないと。それはあくまで子供が居場所を選択した結果であると、そういう捉えをしていきましょうというふうに、学校現場についてあるいは村民の皆さんにはそういった発信がまだまだできていないですけれども、親御さんに向けたり保護者に向けては、学校だよりとかそういうものも含めて、不登校の問題についての捉えも含めて発信をしております。
とにかく学校へ戻ることが善であるというような捉え方に縛られちゃうと、大人が逆によかれと思ったことが、その子にとってはちょっと不幸を招いてしまう結果も出てしまう。そういうおそれがあるので、とにかくまず今
教育委員会でやっているのは、そういう捉え方をとにかく……。教員の中では、私も含めてそうなんですが、結構長い間の経験で、不登校になっちゃうとそれはいけないことなんだとか、一日も早く学校へ戻さなきゃいけないんだというような捉え方にどうしてもなるんですが、それはその子が本当に心が休まる居場所として学校外のことを選択する、それも十分あることだし、それも大切にしていこうという立場で言っております。先生方の研修の中では、それを重点的に今進めております。
まず先生方がそういう思いに変わっていかないと、御家庭や地域にも広がっていかないというふうに私は考えておりますので、重点的に先生方とその捉え方を深める研修を充実させているところでございます。以上です。
○議長(芳澤清人) 森山議員。
◆5番(森山岩光) この状況が常態化してはいけないと、こんなふうに考えます。感受性豊かなこの時期です。周囲の大人たち、父兄の皆さんとともに子供一人一人に目を配り続け、この難局、難局と言いますか、乗り越えていっていただきたいということをお願いして、最後の二つ目の質問をいたします。時間がありませんので、端的にお答えいただければと思います。
県
教育委員会では、スクールカウンセラーの拡充、教室以外の居場所づくりを進めていると聞きます。報道もされています。今後を見据えたとき、居場所づくりのさらなる充実が必要と考えますが、村の見解はどうか伺います。
○議長(芳澤清人)
清水教育長。
◎教育長(清水幸次) お答えいたします。できるだけ端的に答弁したいと思います。今、スクールカウンセラーにつきましては、小中で年間105時間の配当時間があって、今は結構予約が埋まっているような状況でありますので、そういった対応をさらに。広がりが出てきているのはニーズが多いということでありますので、スクールカウンセラーを含めた学校や行政の相談体制を充実させていく必要があるかなと感じております。
教室以外の学びの場につきましては、現在開設しております村の中間教室、中学校でいうと校内の中間教室が用意されておりますが、そのほかに教室に入れない子とか気分転換を求める子に対しては、保健室などの別の部屋で対応しているという状況もございます。
先ほども申しましたが、学校に登校することを目的としない、社会的自立を目指すことを最優先とした不登校児童・生徒支援を、行政と民間施設、諏訪圏域にも幾つかございます。そういったものを情報共有して、子供の学びの場を保障していくことが求められていますので、それに向けて少しずつアンテナを広げ、連携の輪を広げていきたいなというふうに思います。
来年度開所するセンターにも当然大きな役割が求められておりますので、学校生活に苦しさを抱くようなお子様に寄り添える居場所となれるように、いろんな場所を提供できるように考えていきたいと思います。以上です。
○議長(芳澤清人) 森山議員。
◆5番(森山岩光) 以上で質問を終わります。
○議長(芳澤清人) この際、暫時休憩します。午後2時40分に再開します。お願いします。
午後 2時26分 休憩
午後 2時40分 再開
○議長(芳澤清人) 休憩前に引き続き、会議を開きます。
次に、平出敏廣議員の質問を許します。平出議員。
◆7番(平出敏廣) 通告番号4番、平出敏廣です。通告順に質問をいたします。
第5次原村総合計画後期基本計画も、あと2年を残す、令和5年度予算の主たる考えについて、それぞれの重点施策の具体的内容について、村長の考え、思いを伺います。
令和5年度は、子ども子育て支援センターが完成になりますし、4月からは産休明けから預けられる風の子保育園が認可園になるとの報道もあり、子育てしやすい村になっていくのではないかと思っております。
先日、近所の幼い子を育てるお母さん数人とお話ししました。子供はたくさん欲しいけれども、お金が大変で、給料が上がるか、国や行政で支援があればとの話がありました。
そこで質問いたします。子育て支援で子供の夢を育むについて、村長としての今後の課題についてお考えはあるか伺います。
○議長(芳澤清人) 五味村長。
◎村長(五味武雄) 議員、令和5年度予算の主たる考えはということの御質問でございます。質問項目が5項目ございますけれども、現在、正直なところ予算編成を進めているところでございますので、具体的な金額云々とか、そういった施策については、また改めてお話を申し上げるということで、今回の答弁としましては、その五つの項目の中でどんなものを具体的にやるのかということで、一括しての答弁とさせていただきたいと思います。
一つは、子ども子育て、子供の夢を育むでございます。1点目は、小中学校の施設整備ということでうたわせていただいていますけれども、今年の6月末だったですか、33度ぐらい、ちょっと上だったかな。非常に猛暑の中で子供たちもつらい思いをしたという、そういったことでエアコンの設置を図っていきたいと。
それから子育て支援センターの関係でございますけれども、幼保小の連携強化、それから小中の一貫教育、これは従前から原村教育研究会を通してやっておりますので、それの継続です。
それから福祉・医療関係では、健康はらむら21の推進。それから、先般も新しい民生児童委員の皆さんに御就任いただきましたけれども、ここのところコロナの中でなかなかそういう見守りができないという状況がありますけれども、高齢者の見守り、それから健康維持の推進、母子健康包括支援の推進。
それから、3点目の美しい村の関係ですと、景観方針の推進と新たな美しい村づくりの推進。それから現在も取り組んでおります関係人口の拡大への取組ということで、さきに原村の人口が8,070人ということで、多分過去最高の数字だと思いますけれども、達成ができたということでございます。
それから、あとは産業振興ということで商業、農業、観光の関係。これはほかの議員さんからもいろいろ質問が出ている。そういったものを包括的にやっていきたいと。
それから、あとは持続可能な村づくりとしましては、DXの推進、それから新たな公共交通の検討・導入ということで、今AIの実証事件を実施している。それをさらに検討を加えて、より利用されるようなシステムに持っていきたいと。
それから、あとは県道の197号線です。JRの坂室のガードの関係。これも県との調整はほぼつきつつありますので、より具体的な形でルートの設定になっていくと思います。
それから、防災機能の強化ということで防災倉庫の設置及び組織の強化です。それからあとは脱炭素社会への取組という、これが大きなテーマになっております。
冒頭申し上げましたように、現時点ではそれぞれの具体的なものがどのぐらいかということについては、先ほど言いましたように、またある程度固まったところで御報告さいただきたいと思います。一括しての答弁でございます。以上です。
○議長(芳澤清人) 平出議員。
◆7番(平出敏廣) まとめて答弁いただきました。当然これからの予算を立てていく上ですので、具体的なことはないかもしれません。私はそのことを承知の上で村長としてのお考えを伺いたかったんですけれども、何をやっていきたい、どうしたらいいのかというようなところをちょっと伺いたかったわけであります。
すみません、2番の福祉・医療政策のところで、ちょっと伺いたいことがありますが、先月、神奈川県内において、妻の介護に疲れたと79歳の車椅子の妻を海に突き落としたとして81歳の男性が逮捕されたというニュースがありました。こうした事件は全国で毎年相次ぎ起きておりますが、家族の献身的な介護を美風とする価値観は社会に根強く、介護者が悩みを独りで抱え込んでしまう危うさがあるとの指摘があり、介護者の孤立を防ぎ、介護者の声に気づけるような支援の目や支援の手が必要であるとも言われております。
要介護者とともに介護者をケアする地域のネットワークの拡張をしなくてはならないと考えます。また、介護者の高齢化は著しく、老老介護と言われている現状を抱えている世帯に対する考えはありますか。
○議長(芳澤清人) 五味村長。
◎村長(五味武雄) 議員おっしゃられましたように、老老介護の問題、これはやはり大きな問題でございます。それから冒頭申し上げましたように、さきに民生児童委員、この1日から新しい方に就任していただいたわけですけれども、コロナの影響下の中で、原村の場合は、他の5市町の中で老老もしくは独居の方の見守りというのは月1回ということですけれども、原村は月2回やるということで民生のほうは動いていただいておるわけですけれども、なかなかそこまで行っていない状況でございます。
やはり、そういったもののコロナの収束状況を見ながら、そういった活動、それから地域包括支援センターでのいろんな取組も今後やっていかなくちゃいけないというふうに考えております。以上です。
○議長(芳澤清人) 平出議員。
◆7番(平出敏廣) 分かりました。また、4番の産業振興について1点伺います。以前、大型の企業誘致は考えないとした答弁がありましたが、現段階で誘致は考えるか、または他の考えがあるのか、再度お伺いいたします。
○議長(芳澤清人) 五味村長。
◎村長(五味武雄) 御質問の内容でございますけれども、大きな云々というのは、例えば工業団地を造成して云々とか、そういうことだというふうに議員は多分捉えていると思うんですけれども、もう今の社会情勢におきまして、そういった確定でないような内容での企業誘致ということは非常に考えづらいだろうと私は捉えています。
まだ具体的に申し上げられませんけれども、さきにやはり民間企業さんから工場拡幅の云々とか新たな工場の設置とか、そういった個々の相談がございますので、そういったものに真摯に対応していくのが私は行政の責務だろうというふうに理解をしております。以上です。
○議長(芳澤清人) 平出議員。
◆7番(平出敏廣) では、既存というか現状村内にある企業さんの拡幅または充実を図っていく、そういったことに対するお手伝いというか支援ができるということでよろしいでしょうか。
○議長(芳澤清人) 五味村長。
◎村長(五味武雄) あと付け加えますれば、新規に原村の中で事業を興したいという、そういった相談がございますれば、それにも真摯に対応していきたいというふうに考えております。以上です。
○議長(芳澤清人) 平出議員。
◆7番(平出敏廣) この5点については、当初から言いました第5次原村総合計画、または村長の当初の公約の中にも入っていたように記憶しております。また、重点施策の具体的内容という意味の中で、今回の予算方針は村長の3期目を目指す方針とするのかどうなのか、その辺が住民の皆さんもかなり気になるようでございますので、ここで質問をさせていただきます。
○議長(芳澤清人) 五味村長。
◎村長(五味武雄) 通告外の質問でございますし、現時点ではそれに答弁する時期ではないというふうに考えております。以上です。
○議長(芳澤清人) 平出議員。
◆7番(平出敏廣) 承知いたしました。
2番目の補聴器購入に村補助をについて伺います。全国・県内において補聴器購入補助が実施されている自治体が増えてきており、当村でも行ってほしいとの要望がある。実施についての考えはということで伺いますけれども、これについては村内外の団体等からの要望も村長のところにあるのではないかと推察いたしますけれども、難聴の問題を抱える方たち、また家族にとっても非常に切ない思いをされている方々が私の周りにもおられます。
これは私ごとではありますけれども、私の母親は93歳になりますが、数年前に難聴の症状で何とか聞こえるようにと補聴器の購入を検討し、何とかお店を訪問し、自分に合ったものを購入してまいりました。値段を聞いたところ30万円ほどと言うので、正直びっくりいたしました。
また、難聴は不便であり、本人は思うようにコミュニケーションが取れず、家にひきこもりがちになったりするうちに、鬱や認知症の危険性もあると言われております。県内の自治体では伊那市、松川村、中川村、南箕輪村、木曽町、南木曽町、飯綱町、南牧村、全国114市区町村、新潟県は9割近い26市町村が助成し、上越市は身体障害者手帳を持たない両耳の聴力レベルが30デシベル以上の方が対象になり、全年齢者対象にしているとのことであります。
ちなみに、南箕輪村は高齢者補聴器購入費用助成として、助成の額は購入費用の額とし、上限額は2万円。助成は1人につき1回限り。管理医療機器としての補聴器を購入した場合に限るというような項目があります。対象者は南箕輪村に住民登録があり、在宅で申請の時点にて満65歳以上の方。両耳聴力レベルが40デシベル以上70デシベル未満等々の要件があります。
そのような中で、当村もそういった先進事例を検討して、ぜひ進めていただければと思います。難聴も認知症の危険因子の一つと言われております。そういったことも踏まえて、ぜひ検討していただきたいと思いますが、いかがでしょうか。
○議長(芳澤清人) 五味村長。
◎村長(五味武雄) 補聴器の購入補助の件につきましては、正直、私のところに具体的な形で相談は来ておりません。担当課のほうに来ているかどうか。それからあと状況について担当課のほうから答弁申し上げます。
○議長(芳澤清人) 伊藤
保健福祉課長。
◎
保健福祉課長(伊藤宏文) それではお答えいたします。補聴器購入の補助の関係でございます。まず現状、村が対応している住民の皆さんを対象とする補聴器の購入補助の現状を改めてお伝えいたします。まず、二つほど村として現状対応しているものがございます。
一つ目として、身体障害者手帳の交付を受けている方を対象とする障害者総合支援法による補装具費支給制度でございます。こちらは国の法律に基づく支援制度ということでございます。
それと2点目につきましては、障害者総合支援法の補装具費支給制度の対象外となっている軽度・中度の難聴児、具体的には18歳未満の方ですが、その方を対象として補聴器の早期装用を促し、聴力の向上や言語発達の支援、コミュニケーション障がい及びそれに伴う情緒障がいの改善を図ることを目的とした村の補聴器購入助成の事業の二つを現状対応しております。
このほかに、先ほど議員おっしゃられた部分ですね、独自の対応をしているというところがございます。私どもが調べた中では、条件として身体障害者手帳の交付の対象とまでにはならない聴力機能の低下による日常生活に支障がある方を対象として、生きがいづくりや社会参加の促進を支援することを目的に補聴器の購入補助を実施している自治体、この条件で探すと、私ども中では県内でも3団体を確認しております。その中で令和4月4月から富士見町のほうでも新たに制度をスタートしたということは聞いております。
それと当村においても、そういった住民の声というお話もございました。私どものほうでは、包括支援センターに高齢者の加齢による聞き取りづらさに関する相談というのが何件か寄せられているということは、担当課として承知しておりますので、今後、村としてどのような形でこのような支援をする必要性があるかどうかも含めて、研究をまた進めてまいりたいと、このように考えております。以上です。
○議長(芳澤清人) 平出議員。
◆7番(平出敏廣) 今、担当課長からの答弁をいただきました。30デシベル、40デシベルの軽・中度の老人の方が非常に今多くなっているというところもあると思います。しかし、なかなか補聴器に対する考え、または社会的な部分で、どうも遠慮というか使用を控えているお年寄りというか、自分もお年寄りですけれども、そういった方が多いというふうに見受けられます。
しかし、話をしていくと、やはりそういったものがあれば便利だろう、または家族との会話ももうちょっと弾むかななんていうようなことがありますので、ぜひ検討していただき、そういった方に少しでも支援の手が伸びるようにお願いをしておきたいと思います。
大きな項目の3番目、文化財整理室周辺の整備に行きたいと思います。まず1番、賃貸契約時から気になっておりましたけれども、自販機がなくなり、夜間暗いと感じております。文化財係で簡易的に太陽光利用のライトを設置してありますけれども、常設照明が必要だと考えますが、いかがでしょうか。
○議長(芳澤清人) 五味村長。
◎村長(五味武雄) 自販機の撤去に前後して、
教育委員会のほうでその辺について対応をお願いしたいということでやっていただいていると思います。詳細については担当課のほうから答弁申し上げます。
○議長(芳澤清人) 五味生涯学習課長。
◎生涯学習課長(五味武彦) それでは御質問にお答えいたします。文化財整理室改修時に、JA信州諏訪が自動販売機を設置していました。文化財整理室南の壁面ですね、こちらのほうのコンセントはATMからの一体的な配線というような形になっていまして、電気はJA信州諏訪の契約というような形となっております。防犯面・安全面で太陽光によるセンサーライトをこちらのほうにつけたというような状況です。
今後はATM撤去等の話もございますので、その際には配線の見直しを行って、照明設置については、財政や環境面に配慮した方法で検討していく必要があるかなと考えております。以上です。
○議長(芳澤清人) 平出議員。
◆7番(平出敏廣) ATM等々と一体の接続ということで配線をされていたということはお聞きしております。でも、なぜそのときに暗くなるのにというところが考えられなかったのか、また、そのときに配線等々のことを考えなかったのか、1点お伺いしておきます。
○議長(芳澤清人) 五味生涯学習課長。
◎生涯学習課長(五味武彦) 御指摘のとおり、防犯面を含めて文化財整理室の南の面は非常に暗い状況ということは承知をしていたところですけれども、当面、南側の照明、それからコンセントの関係について、改めての配線ができていなかったという状況の中で、今後の中で見直しをしていければという状況です。以上です。
○議長(芳澤清人) 平出議員。
◆7番(平出敏廣) 今、課長の答弁にありますように、2番の防犯上においてということに触れさせていただきますけれども、非常にあれだけ暗い状態にありますと、夜間あの施設周りに行きますと、駐車場に黒いような車が止まっていても分からないというような状況になっているときがあります。
防犯上において、駐車場の東脇にある外灯を現在使用されていないようですが、利用は可能なのかどうなのか。また、利用可能とするならば、このものを生かした上で駐車場の照明をつけるべきではないか。つけるべきというか照明するべきではないかと思いますが、いかがでしょうか。
○議長(芳澤清人) 五味生涯学習課長。
◎生涯学習課長(五味武彦) お答えいたします。御指摘の外灯ですけれども、旧JA柏木支所時代に設置されたものかと思います。現在は埋設された配線の利用がされていない状況であります。先ほども答弁いたしましたとおり、外周りの電気というのがJA信州諏訪の契約になっているという可能性があります。ちょっと埋設管というようなことで、現在行き先というか出口が確認できていない状況で、接続可能かどうか不明な状況です。
また、電気の外観を見る限り水銀灯であるかと思いますが、高台に設置されているため、それから道路を挟んで南側に農地もあるかと思います。点灯する際には農作物への影響というのも考えられますので、文化財整理室の南の壁面の照明と併せて、財政と環境面に配慮した方法で今後検討していく必要があると思います。以上です。
○議長(芳澤清人) 平出議員。
◆7番(平出敏廣) 次の4番の項目ともかぶるわけですけれども、いずれにしても文化財整理室として、あそこにあるのはもう購入も含め、進めたことですので結構なんですけれども、どうしてもやはり夜間あそこを通ったときに、非常に暗過ぎるんじゃないかなと。そして、それがもし何かあったときに、あの場があのような状態でいていいのかどうなのかが非常に懸念を持たれるわけです。
そうしたことの中で3番、文化財整備に利用をと多額の寄附を頂き、村の表彰式が行われました。この文化財整備に対しての支援または活用策をどう考えているか伺います。
○議長(芳澤清人) 五味村長。
◎村長(五味武雄) 寄附の関係でございます。文化財整備にということで寄附者から申出がございます。これは
教育委員会の所管になりますので、
教育委員会のほうから答弁をお願いします。
○議長(芳澤清人) 五味生涯学習課長。
◎生涯学習課長(五味武彦) 今回、原村出身の小林明仁様、純子様御夫妻より、阿久遺跡や文化財の保存活用にということで多額の寄附を頂きました。令和4年度補正予算で教育基金に積立てをしまして、令和5年度で具体的な事業を計画しているところです。
現在の計画では、縄文土器の図録の作成であるとか、原村の縄文文化説明のため、阿久遺跡、前尾根遺跡、観光施設等への案内板の設置を計画する。それから体験学習で活用するための、触れて持ってもらえる火の女神フゥーちゃんのレプリカなどの作製を計画しているところです。
文化財整理室に関しましては、こちらのほうを活用というよりも独自の形で整備をしていく必要があるのかと思います。以上です。
○議長(芳澤清人) 平出議員。
◆7番(平出敏廣) 分かりました。文化財整理室の裏手にあります倉庫、あの部分はどのような考えを持っているのか。または何か計画があるのか伺います。
○議長(芳澤清人) 五味生涯学習課長。
◎生涯学習課長(五味武彦) 文化財整理室北側の倉庫についてですけれども、柏木支所当時から倉庫として活用されていたものになるかと思います。現在そちらのほうは特に空間として使っているわけではないですが、屋根からの雨漏りというのがありまして、その対応が必要な状況になっています。周りについても、特に何か断熱がされているだとか、そういったことではない状況と把握しております。
今現在、必要に応じて旧整理室のほうにあります民具等、それから阿久の収蔵庫のほうに保管されているものの一部を雨がかからないような状態で保管することを考えておりまして、雨漏りのしない場所に少しずつ荷物が移せるような状態で準備を進めているような状況です。以上となります。
○議長(芳澤清人) 平出議員。
◆7番(平出敏廣) 旧文化財整理室等からの移設、移転がそこに行くということは、今ありましたここの屋根の雨漏り、または壁等の修繕等はいつ頃やる予定なのか。
○議長(芳澤清人) 五味生涯学習課長。
◎生涯学習課長(五味武彦) 今現在、そこの部分を詳細に詰めている状況であります。実際に見積りを聴取しているところなんですけれども、金額的には多額の費用がかかってしまうというような中で、北側の倉庫、それから阿久の収蔵庫、それから文化財整理室をトータル的にどういった活用をするかというような中で、具体的にはいつというところをお示しできないですけれども、早い段階で倉庫を改修する中で、ちゃんとした倉庫として活用できるように進めていく方向であります。以上です。
○議長(芳澤清人) 平出議員。
◆7番(平出敏廣) 民具、その他、非常に村で使われてきた具でもあります。そういったものがいつか展示をされて、観光の一環にもなるようなことを考えていただければと思うわけですが、質問は3回目でしたよね。
○議長(芳澤清人) 3回終わっています。
◆7番(平出敏廣) そうですね。そのようなところもちょっと検討しながら進めていただければと思います。
4番、文化財整理室併設のJAのATM継続について、できないのかということで伺います。これは実際JAの決定でありますけれども、村の考えを確認したいという思いで質問をいたします。
移転に伴う改修工事で、JAのATM仕切り壁工事を村予算で行っております。このATMは令和5年2月中旬で使用できなくなるとのことだが、村としてどう捉えているのか伺います。
○議長(芳澤清人) 五味生涯学習課長。
◎生涯学習課長(五味武彦) それでは、お答えいたします。旧柏木支所のATMの廃止の関係についてですけれども、本年8月の上旬にJA信州諏訪より旧柏木支所のATMの廃止を検討しているというような内容の連絡が入りました。旧柏木支所を取得した際に、ATMやコイン精米機の部分を令和14年3月までの賃貸借契約中というような状況になっております。
ATMの撤去の際に、壁やドアの撤去、それから配線等の接続替えが必要になるかと思います。費用の負担については、今後JAと調整が必要になることかと思います。何よりも身近に利用している方、柏木地区への説明についても、申入れの際にこちらから農協さんのほうにお願いしたところです。以上です。
○議長(芳澤清人) 平出議員。
◆7番(平出敏廣) 今2番のほうにも入ったと思いますけれども、このATMの仕切り壁工事、村の予算はお幾らかかっていたか、課長、分かりますか。
○議長(芳澤清人) 五味生涯学習課長。
◎生涯学習課長(五味武彦) すみません、詳しい数字はあれですけれども、170万円前後だったかと思います。
○議長(芳澤清人) 平出議員。
◆7番(平出敏廣) これは村の予算でやられたわけです。そして、3年でそのことが終わってしまう。また、今度ここを使わなくなるから壁の撤去、ドアの撤去等がもし起こるとするならば、配線替えとか、これは村がやる必要があるんでしょうか。その辺もちょっと詰めてやっていただければと思うんですけれども、いかがですか。
○議長(芳澤清人) 五味生涯学習課長。
◎生涯学習課長(五味武彦) ここの部分の撤去に関しましては、8月の申入れというか、検討しているとの連絡があった際に、村のほうとしては、ATMを廃止するに当たって、原状復帰というような形で農協さんには申入れをさせていただきました。ただ、ちょっとここの部分に関しましては、双方での食い違いというか、それぞれの主張の食い違いがありますので、今後調整というような形を考えております。以上です。
○議長(芳澤清人) 平出議員。
◆7番(平出敏廣) ここを村が借りるに当たっての契約は、もし返還するときには原状復帰ということを申入れされていたわけですよね。そして、その原状復帰に対してはちょっと厳しいので、購入に至ったわけですけれども、今度は逆に原状復帰を求める側にいていいはずではないでしょうか。JAさんにその場をお貸ししているとするならば、JAさんにその場を原状というか、元の形に戻してもらいたいというふうに言ってもいいんじゃないかとは思うんですけれども、申し訳ないですが、ちょっと2番のほうに行かせていただきます。
文化財整理室併設のJAのATM継続、2番のATMを利用していた住民からは残してほしいという声があります。村長もあの地域にお住まいでありますし、また西側、西部地区の皆さんからは、元柏木支所のATMはよく利用していた。わざわざ農協の本部まで上らなきゃいけないのかというような声も聞こえてというか言われております。村長のところにはそのような要望はないでしょうか。いかがですか。
○議長(芳澤清人) 五味村長。
◎村長(五味武雄) お答えします。私のところに直接そういった話はございません。それから私の聞き及んでいるところですと、JA信州諏訪から地元区に廃止について申入れがあったと。それから地元の説明会を開催したというようなことは聞いております。経過については特にあれですけれども、ただ、これはあくまでも私企業の事業でございますので、それに対して行政が、それがいいとか悪いとか、そういったことは言える立場ではないのではないかというふうに私は理解しております。以上です。
○議長(芳澤清人) 平出議員。
◆7番(平出敏廣) JAさんは一企業でありますから、行政としてそういった立場にないとおっしゃる意味はよく分かりますけれども、本当に住民の利便性、その他を考えたときに、うのみにしていいものかどうなのかというようなところが非常に残念なところであります。
5番の小、中学校の不登校の現状と予防対策に行かせていただきます。先ほど森山議員のほうから同様の質問内容が出ております。1番の本村、小中学校の不登校の実数、また近年の比較で見えることは。先ほどの答弁の中で、もし述べていただいていない部分があるとするならば、教育長、お願いいたします。
○議長(芳澤清人)
清水教育長。
◎教育長(清水幸次) 森山議員への答弁に加えて、この御質問に付け加えるところは今のところございません。
○議長(芳澤清人) 平出議員。
◆7番(平出敏廣) 先ほどもありました、不登校はいないと。ゼロということでした。今、長期で休んでいる方が数名いらっしゃるというふうに先ほどの答弁でありました。この辺は個人的な部分がもしかしたらあるかもしれませんけれども、長期にお休みになっている要因というのが何かあるのか、お答えできますか。
○議長(芳澤清人)
清水教育長。
◎教育長(清水幸次) 個々の事例については、ちょっとお答えできないですが、不登校という御質問に限って言いますと、大きな原因としては三つに分けられているかなと私は理解しております。
一つは、学業だとか友人関係に起因する、いわゆる学校が起因するものと思われるというもの。それから二つ目が、生活のリズムが乱れているとか、あるいは無気力であるとかというような形で、本人が抱える特性の問題。三つ目としては、そうは多くないですけれども、なかなか学校へ送り出すことができないだとか、学校外に学びの場を求めるというお考え、そういったようなことがあります。
あと、その他等もあるんですが、大きく分けるとその三つの分野で、現在の原村の学校における原因としては、中学校はやはり本人の側に関する問題というのが一番多いかなというところまではお答えできます。以上です。
○議長(芳澤清人) 平出議員。
◆7番(平出敏廣) 3番の不登校の予防対策、学校指導、不登校がないということになればあれなんですけれども、この要因に対する予防対策または学校指導等に力を入れているところは何か伺えますか。
○議長(芳澤清人)
清水教育長。
◎教育長(清水幸次) 先ほども言いましたように、今の私の認識としては、学校はその子にとって一つの学び場であると、学び場の一つの環境であるという捉えで、今、国はそういった子供たちへの支援を考えていこうという展開を続けております。
そうすると学校としては、やはりその子にとって選択されるような教育や環境づくりに努めなければならない。努めてはいるけれども、なかなかその子の選択肢、判断にそぐわないケースも当然出てくるので、その子の選択に合うような環境とか場所を一緒になって考えていくということが大切かなと。
学校に居場所を求めてくれるお子さんがたくさんいるということは、当然私たちの願いでもあるので、それについては授業改善、保育改善を。今までのように例えば一方的に一斉型で教師の敷いたレールに子供たちを何とか乗せようとか、そういった授業の転換をとにかく今していかないと、子供の居場所はできないよということを大前提に、先ほど言いましたが、様々な研修を積んでおります。
それから、それも小中、園も幼稚園も含めてでありますけれども、そういった研修機会の中で、子供をとにかく信じて子供を真ん中に置いていこうと。その子供の可能性を最大限引き出せる支援の在り方、授業の在り方はどうであるか。そういうことを積み重ねることが予防ということに当てはまるかどうか分からないですが、全ての子供たちがいろんな表現をしてきますので、その表現が起きても、その子にとって応えられる学校でありたい、大人でありたいと、そういうことを目標に今様々な取組をしているところであります。以上です。
○議長(芳澤清人) 平出議員。
◆7番(平出敏廣) いろんな報道を見ていきますと、非常に今の教育が、今、教育長が述べられたとおりに、一斉型の教育でなく個々の生徒に対応できる教育に変わってきているということが言われておりますけれども、そういったことをやっていく上で教師の不足等が言われておりますけれども、当村の小中学校においては、そういったことはあるのかないのか。
○議長(芳澤清人)
清水教育長。
◎教育長(清水幸次) 全国的に、先ほど議員がおっしゃったように教師不足という言葉で言われておりますが、年度当初に配置されるべき担任がいないという意味の教師不足はございません。全て定数に沿った配置の下に出発しておりますが、先生方や学校の中にいろんな事情があります。例えば病気だったり、けがであったりとか、そういったことで途中で現職から離れざるを得ない、そういった状況も生じてきます。
そういったときには補充の先生を見つけてくるわけですけれども、見つかるケースは今までほとんどあったんですが、とにかくそれを見つけるのに校長先生方は非常に苦労されているということだけは御理解いただきたいと思います。本来すべき仕事もやりながら、なおかつ人材を補充しておかないといけないという、本当に非常に苦しい状況に置かれていることも事実であります。
見つかるまでは校内体制で補わなきゃいけないので、特に小学校の場合については、担任以外の先生の数が少ないという事実もあります。そういったことも苦慮しながら、そういった状況が生じても校内体制で乗り切っている。早く補充の先生を見つけて対応している。そういうことの繰り返しが今続いております。以上です。
○議長(芳澤清人) 平出議員。
◆7番(平出敏廣) 補充をしたいときに、なかなか見つからないというようなことがあると。スタートがかかるときには、ある程度定数には達しているということですね。
4番、発達障がいの子、最多更新との報道がありましたが、
教育委員会として支援体制、課題についての考え、または、そこに対する教員の人たちの部分というのはどのような状態になっているのか。
○議長(芳澤清人)
清水教育長。
◎教育長(清水幸次) 自分自身が感じていることは、ただ先ほど不登校という言葉が出ました。今、発達障がいという言葉が出ます。LDであったりADHDだとか高機能スペクトラムとかいろんな診断名がつくケースがありますけれども、それらはあくまでも科学的な見地で必要な診断名だと思うんですが、だからどうなんだという我々の考え方を明確にしていかないと、不登校と同じように発達障がいがある子は問題だという捉えを私たちは絶対してはいけない。
例えば、もうじっとしていられないだとか、みんなと同じにできない、だからというようなそういう見方をすると、子供や親御さんも非常に悲しい状況に陥ってしまいます。これらの子供たちの表現を何とかして直していこうとすることも大事なアプローチなんですが、そこに重点が行っちゃうと、その子の本来持っている力が発揮されなくなる。そういう危険性をはらんでいると考えております。
私が物事を大事に考えているのは、子供の特性としてそういう表現や要因を持っているんですけれども、今、保護者や指導者等の大人側の課題、見方が大きな課題としてあるんだという認識をお互いにできて、その子にとってみんなで支援していく、そういう環境づくりが大切かなというふうに思います。
そのようなことについて、例えば今年度の取組として、ことばの教室というものがございます。それは諏訪圏域の拠点校の中で幾つか教室が設けられて、例えば今まで原村でことばの教室へ行く必要がある子については、基本的に親御さんがその教室まで行って、この近場では茅野市にあるんですけれども、一定時間一緒に勉強して、また学校に戻ってくるというような状況がありましたが、本年度、ことばの教室のサテライト教室というものを原小学校に設置しました。そこまで行かずに、原小の中に逆に先生が来ていただいて指導を受ける、そういうシステムを今年設置しました。
それから、自閉症・情緒障がいに関するLD等通級指導教室というものもございます。これもまだ今動きの段階なんですが、やはりこれも中学校の段階でいくと、中学でいうと茅野市とか諏訪市までどうしても行かなきゃいけない。やはり近場に教室を開設して、先ほど言ったようなサテライト教室的なものを実現していこうという要望等を今出しているところでございます。
要は最後は、どういう特性を持った子供、今インクルーシブ教育ということの大切さが言われていますので、その中で、その子の特性が生かされる環境づくり、先ほど言ったように授業であったり教師の関わりになりますけれども、そういったものも我々の大事な研修の一つとして位置づけて、どの子も安心して学べる学校や教室づくり、なかなか時間がかかる営みではありますけれども、そのために努力していきたいというふうに考えております。以上です。
○議長(芳澤清人) 平出議員。
◆7番(平出敏廣) いろいろな部分で、以前、伊那市小学校のことを述べたと思っていますけれども、そういった中で、今、教育長が言われるように、通知表というか、そういったものの中に書かれていることでの評価をしていくと、なかなか難しい面がある子がいるということが言われてはいましたけれども、非常に今の中で、ことばの教室または自閉症の方等の教室がどんどん、どんどんと言ったらいけないけれども、それに見合った教室をつくっていただけるというのは非常にいいことかなと思います。
私も親戚に小学校5年生の子がいますけれども、その子がやはりなかなか落ち着かない、または自分の興味があることには非常に没頭する。しかし、他人から、他人というか、よそからこうやったら、ああやったらと言うと、なかなか言うことを聞いてくれない。そのようなことがありまして、どうなんだろうなと。
それをちょっと言葉で書いてしまうと本当はいけないのかもしれませんけれども、ちょっといい表現がなくて申し訳なかったとは思うんですけれども、今後も村の中がそういったことで進んでいくとするならば、非常に安心できるのかなというふうに思っております。
最後の6番、通学支援便の置き去り防止対策は。これは全国でもう死亡事故が起きたりいろいろしたことがあります。村の中にはそういったことはないかと思う部分ではあります。しかし、今の中で何が起こるか分からないというようなことがあります。
質問に入りますが、全国で通園・通学バスなどで置き去りにされ死亡する事件、国は令和5年度より置き去り防止対策を講じるよう、通園バスなどは義務化をしたとしております。通学支援便の置き去り防止対策について、何かお考えがあるのか伺います。
○議長(芳澤清人)
清水教育長。
◎教育長(清水幸次) それではお答えいたします。通学支援便の置き去り防止対策ということで、議員おっしゃった形での通学支援便は本村にはないのであれなんですが、現状、運転手さんが、どの子がどの停留所で乗る、降りる、そういったことをきちんと把握していただいています。例えば5時15分にバスが出発するわけですけれども、そのときに、まだあの子が来ていないけれども、いいか、どうだ。すると子供たちが今日休んでいるよとか、そういったような形で、その確認を子供とともに一緒にやっていただいている。このバス停になったら降りるところだよということを確認しながらやっていますので、全国で起きているような、ああいう形の置き去りというのはないと思いますので、現体制をさらに維持し充実させていくことで十分かなというふうに考えております。以上です。
○議長(芳澤清人) 平出議員。
◆7番(平出敏廣) 以前、私も子供の頃は小中学校へバスで南原から通った。そういった中においては、乗務員の方とだんだん仲よくなったというようなこともありました。今お聞きした状態は、ペンション側のほうのお子さんたちが通学するに当たってのバス利用ということでありますので、乗務員の方がある程度把握していただけているということでは、非常に安心な部分ではあるかと思いますが、今後についても、まだそういったことが起きないようなことを、またひとつ、乗務員さんが変更になってもきちんとできるような形を求めておきたいと思います。
以上で質問を終了といたします。
○議長(芳澤清人) この際、暫時休憩します。午後3時50分に再開します。
午後 3時39分 休憩
午後 3時50分 再開
○議長(芳澤清人) 休憩前に引き続き、会議を開きます。
次に、
宮坂早苗議員の質問を許します。宮坂議員。
◆3番(宮坂早苗) それでは、通告した4点についてお願いいたします。1点目は、物価高騰の影響を受ける高校生のお弁当食材の補助を考えては。2点目は、子育て全力応援宣言を行い、安心して産み育てる応援と親の近居・同居のための新築・リフォーム補助制度、公営住宅の新設なども考えては。3点目、ゼロカーボンの取組みとして、省エネ生活の実現に向けた断熱リフォーム補助と給水スポットの設置に取り組む考えは。4点目、リユースの常時拠点整備を考えてはということで、4点の質問をいたします。
1点目ですけれども、この物価高騰の中で原材料費、また高校生の……。原油価格の高騰等で影響を受けている家庭が多くあると思います。そういう中で、村はゼロ歳から18歳までを子供として定義をしていますけれども、どうしても村の中に高校という学校がないというためか、高校生ヘの影響についてはなかなか反映できていないというような状況があるのではないかなと思っております。
原油価格・物価高騰に対する支援として、子育て世帯への臨時特別給付金は、所得制限がある高校生世帯までの特別給付となっております。また、小中学校へは給食費の補助を行っているという状況だと思います。
一方、高校生はお弁当を毎日持ち、家族に送迎をしていただきながら通学している状況があるということで、何も補助がないという状況です。所得制限なしに高校生へのお弁当食材、食材費ですね。食材費への補助を考えてはどうかということで、村長にお答えをいただきたいと思います。
村の子育てについては、長野県は全国にも先駆けて様々な取組を行っていて、トップランナー的な存在ではないかなということを私は思っております。ぜひ子供が学校に通える状況であったり、親が安心して子供を産み育てる環境を整えていただきたいということで、一つ目の質問をいたします。
○議長(芳澤清人) 五味村長。
◎村長(五味武雄) 高校生へのお弁当食材費補助という御質問でございます。コロナ前に、私もいろいろな高校の卒業式に招待を受けて出席をした経過がございますけれども、ある高校は、卒業時に1クラス分が中退して在籍していないようなそういう状況も、これは事実でございます。
今御質問いただいた内容で、どういうふうに制度設計をしていったらいいのか非常に難しいんじゃないかというふうに思ったことと、この件は
教育委員会が主管だと思いますので、
教育委員会のほうで答弁していただくのがしかるべきかと思います。お願いします。
○議長(芳澤清人) 伊藤子ども課長。
◎子ども課長(伊藤証) それでは、お答えをさせていただきます。小中学校への給食費の補助につきましては、議員さんも御存じのとおり、原油価格や物価高騰に対する支援としまして、義務教育に関する給食費の補助ということで、
新型コロナウイルス感染症対応の地方創生臨時交付金によって補助を行っております。
これにつきましては、栄養士のほうから昨年に比べて今年度の食材費の値上がり分ということで値を出していただきまして、給食費ということですので、1食当たりの単価も決まっております。補助ということですので、申請だとか実績報告等の手続につきまして、学校分をまとめて行っていただいております。
高校生のお弁当に関わる食材費の補助につきましては、臨時交付金のほうで対応できるかどうかということが不明な部分があります。それぞれ食べているものが違うだとか、それから補助ということになりますと、申請や実績報告等の手続が必要ですので、同じような方法でするということは大変煩雑になってしまいます。
また、もし村の単独予算で補助金として支援するということになりますと、財政的にかなりの負担が起きてしまうということで、今のところ補助は考えていないというような実情でございます。以上です。
○議長(芳澤清人) 宮坂議員。
◆3番(宮坂早苗) 今の答弁でありますと難しいというようなことであります。でも実際、物価高騰であったりとか原材料費の価格高騰の影響は受けていると私は考えるんですけれども、今答弁いただいた課長ですけれども、村長、課長は考えないのかということ、考えられないのかということをお聞きしたいと思います。
○議長(芳澤清人) 伊藤子ども課長。
◎子ども課長(伊藤証) 子育て世帯への臨時特別給付金というような形で、高校生の世帯に対して一律に補助を行っていくというような仕組みでしたらやりやすいのかなというふうに思いますが、食材費に関しては、個々にということが少し難しいのではないかなというふうに考えておりますので、やりやすいというか、うまくできる制度によってできるような方法を、もしやるとすれば考える方向が適切ではないかなというふうに思います。以上です。
○議長(芳澤清人) 宮坂議員。
◆3番(宮坂早苗) ぜひ考えていただきたいと思います。物価高騰の影響であったりとか、原材料費の高騰の影響であったりとか、そういうことは小学生、中学生、ゼロ歳から15歳、中学卒業までの子供に対しては何となく考えがつくのかなとは思うんですけれども、高校生となると村を出てしまって、村から各高校に通っていく。あまりやはり村の中で姿を見ないということで、なかなか視点が高校生のほうには向かないのかなと思っております。
でも、実際には送り迎えの送迎費は増額したりとか、あと毎日お弁当を高校生は持っていくわけです。進学率も、令和3年の統計ですと約98%ということで、ほぼ全員が高校に通っているというような状況でございます。
お弁当代がどうのこうのと言いましたけれども、多分、毎日お弁当は持っていくと思います。ご飯は当然誰でも食べるものだからという考えもあるかと思いますけれども、高校生は毎日お弁当を持っていきますし、何かしらの送り迎えがないと学校に通えないというような状況だと思います。ですので、その辺をよくよく考えていただいて、お弁当の食材費補助ということがどうかと言うのであれば、一律に補助をしていただくというようなことを考えていただければいいのかなと思います。
これは、私はお弁当食材費の補助ということで申し上げましたけれども、それは高校生に対して、一律に影響を受けているという対象にしていただいて補助をしていただければと思います。その辺について、もう一度お考えをお願いいたします。
○議長(芳澤清人) 伊藤子ども課長。
◎子ども課長(伊藤証) 義務教育に関する小中学校給食費の補助ということは、先ほど給食費の無償化というような質問のあった議員さんもいらっしゃいましたが、そういったことで、国のほうでも推奨するメニューとして臨時交付金のほうにのっております。ただ、高校生につきましては、少し給食という形とは形態も違いますので、なかなか同じような形での補助というのは難しいかというふうに感じております。
ただ、子育て世帯の臨時特別給付金だとか、そういったような形に近いもので、一律に補助というようなものの中で高校生に対して考えていくというようなことはできる部分もあるかと思いますので、今後いろいろ検討していこうというふうに考えております。以上です。
○議長(芳澤清人) 宮坂議員。
◆3番(宮坂早苗) ぜひ村の中で育つ高校生に対しても目を向けていただきたいなと思いますので、よろしくお願いいたします。
では、2点目に移りたいと思います。子育て全力応援宣言を行い、安心して産み育てる応援と親との近居・同居のための新築リフォーム補助制度、公営住宅の新設なども考えてはということで質問をいたします。
先ほども申し上げましたけれども、村が全国に先駆けていろいろな医療費の補助であったりとか、これは児童福祉の分野でいち早く高校生の医療費、18歳までを無料にしていただいた。また老人福祉のほうでも、全国の中でもトップランナーであるのではないかなと思っております。
ただ、ここで近隣の市町村、また全国も含めてどんどん追いついてきております。いろいろな制度が整って、諏訪市、茅野市でもだったかな。医療費等について、18歳、高校修了までというような制度を掲げながら、子育て支援に一生懸命取り組んでいるところだと思っております。ですので、村がどうしたら全力応援を行い、安心して産み育てる環境を整えるかということでの質問を3点ほどしたいと思います。
1点目でございます。令和3年度ですけれども、成果報告書には、事務取扱件数では婚姻件数が14件、出生件数が44件。戸籍の届出では婚姻数が59件、出生数が68名となっております。出生時の住民登録や戸籍によって件数は違ってくると思いますけれども、年々婚姻数、出生数が共に減少していることには間違いないと思っております。そういう中で、結婚し安心して産み育てる環境の整備に集中的に取り組む必要があるのではないかなと思っております。
子供を育てる環境の一つである相談体制であったり、子ども子育て支援センターの新設、また保健師や栄養士の対応は、より整ってきていると思っております。また、学習環境でも中間教室などを設置していただき、
先ほど教育長もおっしゃっておりましたけれども、どの子供も安心して学べる学校、教室づくりということで一生懸命取り組んでいただいていると思っております。
子供を地域全体で歓迎して、安心して育てる応援として出産や小学校入学、中学校入学、また18歳成人など、成長段階に合わせて健やかに育つことに感謝するお祝い支給制度を新設してはということで質問をいたします。
幾つかの自治体が成長段階であったりとか、節目に合わせてお祝い金支給などを行っております。この方法が一番いいのかなと思っておりますけれども、お祝い支給制度を新設してはということで、お考えがあればお聞きをしたいと思います。
○議長(芳澤清人) 五味村長。
◎村長(五味武雄) 議員御質問の健やかに育つことに感謝するという、その感謝という言葉がちょっと私は引っかかるんですけれども。新年度の予算編成の中で、子供に関するそういった祝い金制度を検討せよという指示を出してございますので、担当課のほうから答弁を申し上げます。
○議長(芳澤清人)
清水総務課長。
◎総務課長(清水秀敏) お答えいたします。成長段階に合わせて、健やかに育つということでお祝い金支給制度を新設してはというような御質問であります。子供の健やかな成長を願うとともに、安心して出産や子育てができるように、経済的負担の軽減と子供の健全な育成が図られることを目的とした出産祝い金制度の創設を、令和5年度実施に向けて検討しております。
出産した時点で親が村内に住所を有し、今後も村内に居住する意思がある方を対象として、生まれた子供1人につき10万円の支給を考えております。なお、この事業につきましては、現在実施計画に上げておりますが、予算については財源を含め折衝中でありますので、あくまでも予定ということで御理解をいただきたいというふうに思います。以上でございます。
○議長(芳澤清人) 宮坂議員。
◆3番(宮坂早苗) 令和5年度に検討していただいているということで安心をしました。また、さらにいろいろな成長段階に合わせてお祝い金の支給であったり、今はブックですか、絵本をプレゼントしたりしている事業も原村では進んでいると思います。1人につき多分2冊まででしたか。成長に合わせて絵本をプレゼントするという取組なども行っておりますけれども、さらに取組を進めていただいて、本当に経済的な部分もそうですけれども、安心して産み育てる環境を整えていただいて、トップランナーとして走り続けていただきたいなと思います。よろしくお願いいたします。
それでは、二つ目の質問に入ります。若者がUターンして、結婚、新築、子育てを始める方が多くなっていると思います。若者定住促進新築住宅補助金はなくなりましたけれども、新たな制度を設けてはどうかということで質問をいたします。
近年よく聞くんですけれども、いろいろな原村以外で暮らしていた方がUターンをして戻ってきて、新築で家を建てたり、あとは親と一緒に同居したりすることを考えている方を多く見ます。そういう中で、やはり親と同居ということになると、お互いに気を遣ったり、あとは家がちょっと古かったりしてリフォームが必要になったりする。そこでどうしようか、建てようか、一緒に住もうか、リフォームして一緒に住むかというようなことを考えたりすることをよく聞きます。
若者定住促進新築住宅補助金は、多くの方に利用していただいて、当初の目的は達成したということで一つ終わったんですけれども、今後そういうような近居や同居、それで新築、リフォーム、そういう新たな制度を設けたらどうかということで質問をしたいと思います。
総合計画の本村への若い人の流れをつくる村づくり、移住定住促進事業の一つですけれども、これは重点施策となっております。その中には、具体的な施策として若者Uターン支援事業というものがあります。内容としては、原村出身の若者のUターン者等を対象に住宅取得や就業を助成する制度を検討しますということが書かれております。新たな制度、助成制度を設ける、検討しますということがありますけれども、今検討されているかどうかということをお聞きしたいと思います。
○議長(芳澤清人) 五味村長。
◎村長(五味武雄) お答えします。先ほどどなたの質問かどうか、原村の人口が8,070人という数字を申し上げました。原村の人口動態を見ますと、自然減と社会増で何とか維持をしているというのが現状でございます。私としますれば、やはり自然増をいかに図っていくか、これがやはり一番重要なポイントだというふうに考えております。そういった面で新たなる制度として、もう住宅補助云々というのは一つの役目は済んだのかなと私は思っております。自然増に向けての新たな取組ということで、やはり新しい制度を検討せよということで指示を出してございますので、担当課のほうから答弁を申し上げます。
○議長(芳澤清人)
清水総務課長。
◎総務課長(清水秀敏) お答えをいたします。若者定住の補助金がなくなったということで、新たな制度を設けてはというような御質問でございます。令和5年度より、国の地域少子化対策重点推進交付金というものがあるんですが、そちらを活用しながら、結婚に伴う新生活のスタートアップに関わる費用を支援する結婚新生活支援事業補助金の創設を検討しているところであります。
村内に住所があり、当該年度中に婚姻届を提出した夫婦で、夫婦ともに39歳以下で一定の所得未満の世帯を対象として、婚姻に伴う住宅取得費用やリフォーム費用、住宅賃借費用及び引っ越し費用を対象とします。補助額につきましては、夫婦ともに29歳以下の場合は上限50万円、30歳から39歳以下の場合は上限30万円を予定しておるところでございます。
子供が生まれた後の支援につきましては、既に成長段階において各種メニューが用意されていますが、先ほどの質問でお答えをした出産祝い金制度と結婚新生活支援事業補助金を創設することで、結婚から出産、子育てへの一連の経済的支援を提供することで、安心して子供を産み、育てられる子育てに優しい村をつくり、引き続き若者の移住・定住や子育て対策に取り組みたいというように考えております。
なお、先ほども最後に説明をいたしましたが、これらの事業は実施計画に上げているわけですが、予定につきましては財源を含めて折衝中でありますので、あくまでも予定ということで御理解をいただきたいというように考えております。以上でございます。
○議長(芳澤清人) 宮坂議員。
◆3番(宮坂早苗) 一生懸命取り組んでいただいているということが分かりました。今、若者の方たちが新築であったりとか、家を建てるときには、国のほうの制度もかなりいろいろなものがあります。子育て支援の対象として、たしか新築においては100万円を上限とした新築補助というものもあったと思います。やはり、村のほうでは、今までも国のほうで補助金を頂いたらば、村の制度とは併用ができないというようなこともございました。若い世代は、本当に経済的にいろいろなことが負担できない、苦労して家を建てたり子育てをしたりするわけです。その際、ぜひ国の制度と併用して使えるような条例だったり要綱にしていただきたいなと思うんですけれども、その辺はいかがでしょうか。
○議長(芳澤清人)
清水総務課長。
◎総務課長(清水秀敏) 国の制度と併用できるかということですので、これはまだ制度設計中でございますので、今後また検討していきたいというふうに考えております。以上です。
○議長(芳澤清人) 宮坂議員。
◆3番(宮坂早苗) 国の制度と併用できるということになれば、大分経済負担も減って、1人、2人、3人と次の子供を産み育てるような将来が描けるのではないかなと思います。ぜひよりよい施策を考えていただきたいなと思います。
三つ目の質問に入ります。移住したくても、またこちらに帰ってきたくても、家族と一緒に帰ってきても住むところがなかなかないというようなことも聞いております。もちろん、先ほども申し上げましたけれども、親と同居をする場合でも、なかなかそのまま入れないというような状況も多々あると。そうなると、自分で家を探したりしなくてはいけないわけですけれども、探すとなってもなかなか民間のアパートであったりとか、賃貸の物件が少ないというような状況もあるようです。
これだけ、村に帰ってきたい、また村に移住・定住したいというような若者が増えてきたということはとても喜ばしいことですけれども、やはりこの辺で公営住宅などもひとつ考えたらどうかなということも思っております。
公営住宅といっても、様々な取組をしているところがあります。新設で建てるところ、また空き家を活用して、改修して住めるようにした状態で使っていただくところ、様々あります。ですので、公営住宅も今は公営住宅単独で建てるのではなくて、公営住宅は、今は結構複合施設、多目的に使えるような場所がありますよね。長野県内でも朝日村の役場なんていうのはコンビニエンスストアが併設されていたりとか、子ども・子育てセンターと公営住宅が併設していたりとか、いろいろな形で使える。村で考えるのもやはり交流センター、コワーキングスペースの併設であったりとか、移住・定住の交流センターであったりとか、農業支援センターの併設であったりとか、様々なことが考えられるとは思いますけれども、公営住宅を新設することも考えたらいかがかなと思うことと、あとは空き家を改修した公営住宅なども考えてみたらどうかなということを思っております。
ただし、空き家を改修するには、やはり計画をつくり、協議会をつくり、使える空き家であれば改修が必要となると思いますけれども、使えない空き家であれば撤去をしなくちゃいけない。ですので、そういう空き家の活用となると、また村でも対策計画を立て、協議会をつくり、協議会の中で審議をすると。それで決定をしていくということにならないと、国からの補助は下りてこないというようなことがあると思います。その辺で、今現時点で新規の公営住宅等を造るような検討はされているかどうかというようなことをお聞きしたいと思います。
総合計画の自然と調和した居住環境の整備というところでは、新たな住宅団地の整備の検討なんていうところがあります。内容では、若い子育て世代の移住・定住を促進するため、住宅用地による住宅団地供給のバランスを見極めながら、村の中心に近い場所に優良で安価な住宅団地の造成を検討しています。これは団地の造成ですけれども、こういうところに団地、分譲するだけではなくて、一区画は公共の住宅があってもいいのかなと思っております。その辺について、お考えがあったらお聞きをしたいと思っております。
○議長(芳澤清人) 五味村長。
◎村長(五味武雄) 御質問の公営住宅の新設云々でございますけれども、現状分析を担当課のほうから答弁を申し上げます。
○議長(芳澤清人) 清水
建設水道課長。
◎
建設水道課長(清水英夫) お答えいたします。公営住宅というと、広義の公営住宅と狭義の公営住宅がありますけれども、村営住宅というくくりでお話しさせていただきます。
村内には今のところ、分杭に2棟、久保地に1棟、やつがねに1棟ありまして、中学校下にも1軒あるという状況で、21戸入居できるというような状況で村営住宅が存在しているということになります。
実際のところなんですけれども、今も度々有線放送などで聞かれるとお分かりだと思いますが、募集しているような状況で、最近特に感じるんですが、募集してもなかなか埋まらない。入るとしても競争にならないで、ちょっと期間を置いてようやく入居が埋まるというような状況であります。現在も募集中でありまして、これは6月からずっと募集しているという状況なんですけれども、まだなかなか入居が決まらないというような状況になっております。
このようなことを考えますと、ちょっとむしろ入居者を集めるのに苦労しているというか、入居が埋まるのも……。これはタイミングの問題もあると思うんですけれども、ちょっと空き部屋があるという状況で、新たな建設には今のところちょっと踏み出せないかなというような印象でいます。
今は、大体社会がちょっとだんだん変わってきてというところがあって、村営住宅の入居要件が家族がいないといけないとか、そういうところもあるんですけれども、もしかしたらニーズが合わないのかなというような考えを持っていますので、そこら辺を十分見極めて。今後建設するかどうか、今のところ現状は考えていないですけれども、そういうところをしっかりと見極めて、今後は考えていかなくちゃいけないのかなと思っています。
あと質問にありましたなかなか先進的な考えというか、ちょっと私どもが遅れているのかもしれませんが、多目的な住宅、あとは空き家の改修なんかは、そう言われてみればそうだなというような部分もありますので、新しいニーズなどを見極める上でこういうところも頭に入れて、考慮しながら進めていくべきかなと考えております。以上です。
○議長(芳澤清人) 宮坂議員。
◆3番(宮坂早苗) 様々な角度からニーズを調査していただき、ぜひ多くの方が原村で、住むところがないのではなくて、原村に行けば住むところがあるというようなことで訪れていただければなと思います。
そういう中で、今全国の自治体の中では、結構公的な空き家の利活用、改修であったりとか、そういうことをしているところが多く見受けられていると思います。空き家対策については、平成26年からずっと質問しておりますけれども、なかなか計画と協議会が設置できないというところで、例えば特措法にも対応ができないというような状況ではあると思います。
多くの公共団体では、空き家を改修して、それを住みたいという方にお譲りしたりとか賃貸を行ったりとか、そういうところもあると思います。その辺の対策については、計画を立てて協議会設置をしなければ国の
支援対象にはならないですけれども、その辺はどう考えているのかということをお聞きしたいと思います。
○議長(芳澤清人) 清水
建設水道課長。
◎
建設水道課長(清水英夫) 先ほども若干申しましたけれども、ちょっと村営住宅を考える上で、今までは空き家というものはあまり結びつけて考えていなかったというところで、こういう考え方もあるんだなということが分かったというところでございます。
空き家の利活用については、今は補助金を出して、空き家の個人間取引というんですか、そちらを後押ししているという状況であります。こちらの空き家の改修をして村営住宅とするというような考え方も、捉え方によっては一種の補助的な考え方もできるわけですので、もうちょっと多角的な見方をして、柔軟に考えていけたらいいなと考えます。以上です。
○議長(芳澤清人) 宮坂議員。
◆3番(宮坂早苗) いろいろな方面から見て考えていただきたいなと思います。財政負担としては、今は村費で全額補助制度を設けているんですけれども、計画をつくり、協議会をつくり、そこで検討されて撤去なり改修なりしていくものについては国庫補助というものがつくと思います。ですので、やはり今は村費単独で行っておりますけれども、そういう計画、協議会をつくることにより、国からの補助も見込まれる。財政負担も軽減されるというような観点も含めて、御検討いただきたいなと思います。
それは財政担当の部署になると思いますけれども、その辺について、財政担当の方は国庫補助と単独補助の関係、取れるものは取ってきながら財政負担を減らしていくというような考えで各部署に通達というか指導をしているのか。その辺についてお聞きをしたいと思います。
○議長(芳澤清人) 小池
住民財務課長。
◎
住民財務課長(小池典正) お答えします。やはり、今おっしゃられた補助という部分では、国庫補助等がある場合は常に補助を受けるような考えで動いていただきたいというのは職員に伝えてあります。来年度予算編成に当たりましても、10月に職員向けに予算編成説明会を行っていますけれども、その中でもやはり補助が見込まれるものは積極的に。また、起債等の財源確保が見込める手段は検討するようにという指示は出しております。以上です。
○議長(芳澤清人) 宮坂議員。
◆3番(宮坂早苗) 分かりました。では、村税収入が8億円から9億円というような小さい村ですので、できるだけ村の単独の村費の負担を減らしながら、財政負担を減らしながら、国の補助をうまく使っていただいて、よりよい環境を整えていただければと思います。
では、次の質問に入りたいと思います。3点目の質問です。ゼロカーボンの取組みとして、省エネ生活の実現に向けた断熱リフォームの補助と給水スポットの設置に取り組む考えはということで質問いたします。
一つ目の質問ですけれども、省エネ家電への切替えについては、臨時会で補助を行うことが決まりました。来年度は拡大をするということですけれども、家の断熱性が向上しない限り、省エネ家電に切り替えてもエネルギー使用量を減らすことは難しいと考えております。住民の暮らしの中で、家の断熱性が向上し、さらにエネルギー使用量を減らす省エネ家電に切り替える取組をするということが効果があるということは思っております。
移住促進として、空き家活用有効促進事業で空き家の購入とリフォーム、また省エネシフトに向けた補助を行ってはおりますけれども、これはあくまでも移住者対策というような、移住・定住対策ということだと思います。私は、これをいろいろ村の方に説明をしたときに、なぜ今住んでいる村内の住民には何もないのかというようなお話を聞きました。既に村内で暮らしている住民に向けた事業も、同様な額で行うべきではないかなと思っております。
先ほども子育て世帯の若者が家を建てたり、親の世帯が一緒に住むためのリフォームを考えたりとかというお話もしましたけれども、この辺は移住・定住対策だけではなくて、既に村内で暮らしている住民向けの省エネも取り組むべきではないかなと思っております。
2021年、去年の9月定例会で省エネの実現をということで質問をいたしました。これは
建設水道課長が答えているわけですけれども、ゼロカーボンに向けて省エネは効果のある政策だと。県の助成金、補助金への上乗せ、または村独自の補助金制度を創設するべきかと考えるというような答弁をいただいております。
この省エネについては、目標設定であったりとか、そういうものはまだ何もないというような状況ではありますけれども、ぜひ計画を立て、目標設定をして、どのくらい減らせばいいのかとかいうような、どのくらい減らせばどのくらい二酸化炭素の排出量が減るのかとか、そういうことも具体的に考えながら取り組んでいただきたいなと思うんですけれども、まずは現在村内で暮らしている住民に向けたリフォーム補助について、お考えがあればお聞きをしたいと思います。
○議長(芳澤清人) 五味村長。
◎村長(五味武雄) 議員の大きな質問項目のゼロカーボン、それから省エネ生活の実現の件につきまして、以下は担当課のほうから詳細な答弁を申し上げます。
○議長(芳澤清人) 清水
建設水道課長。
◎
建設水道課長(清水英夫) お願いいたします。まず、質問の要旨とは最終的にちょっと違うところなんですけれども、議員の質問の中で、省エネ家電の買換え補助を今やっておりますけれども、来年度から拡大するというところで、ちょっと私が臨時会のときに説明がうまくなかったのか、一応これは臨時交付金を使っている制度ですので、来年この臨時交付金のメニューの中にこのような家電制度があった場合は、もうちょっと拡大して考えるというようなことでした。すみません、ちょっとお時間をいただきまして。
早速回答のほうなんですけれども、住宅のエコ住宅というんですか、これに対しましては、県が助成事業を行っているというところは、議員さんも御存じだと思います。じゃあ村を何をするのかというような話でございます。実際のところ、ゼロカーボンに向けた制度設計というんですか、計画づくりにつきましては、一応来年度を予定しております。やはり、ゼロカーボンに向けては各家庭の協力というんですか、努力というものがかなりの力、影響があるというか、そこにかなり力を注いでもらわないとなかなか達成できないという部分もあります。当然そういう家庭向きのメニューというものも、その中で考えようと思っています。
まだ具体的には、これをします、あれをしますということはないですけれども、エコ住宅関係、議員さんは断熱リフォームとか、そういう話を挙げてらっしゃいますけれども、そこら辺に限らず、ほかに何か新しい取組ができたらなということで考えております。以上です。
○議長(芳澤清人) 宮坂議員。
◆3番(宮坂早苗) 来年度取り組んでいただくということで、それは例えば庁内の検討委員会、もしくはプロジェクトチームのような形になるのか、それとも住民の皆さんと一緒に議論をする場としての協議会のような設置をするのか、その辺をお聞きしたいと思います。
○議長(芳澤清人) 清水
建設水道課長。
◎
建設水道課長(清水英夫) 具体的にこうだということは申し上げられないですけれども、その両方について話をしていくことは必要かなと考えております。以上です。
○議長(芳澤清人) 宮坂議員。
◆3番(宮坂早苗) 私は、ぜひ協議会を設置していただきたいなと思います。やはり庁内だけのプロジェクトチームだと住民の皆さんの意見を反映できないところがあるのではないのかなと思うところと、住民の皆さんはかなりいろいろな機会で勉強しております。この前、村のほうでも省エネ住宅、ゼロエネルギー住宅の研修をしていただきましたけれども、そこにもかなり多くの住民の皆さんが参加していたと思います。
そういう中では、やはり住民の皆さんと一緒に、かなりいろいろなヒントやアイデアを持った方がたくさんおりますので、ぜひ協議会をつくって、意見を聞いて反映していただきたいなと思います。これはお願いであります。これから検討するということですので、そういうこともぜひ選択肢の一つに入れていただければと思いますのでよろしくお願いします。
二つ目の質問に入りたいと思います。移動手段が少ない当村で、最近、うちの前もそうですけれども、サイクリングで訪れている、自転車で列をなして走っている個人や団体の方が多くなっております。そういう中で、自転車の方たちは給水スポットであったりとかトイレであったりとか、そういう場所を多分確認しながら休憩を取ったりしていくとは思うんですけれども、とてもいいことだなとは思っております。もちろん二酸化炭素の排出削減の取組にもつながりますし、多くの方がそういうことで、車ではなくて自転車で訪れてくれることにより、より環境負荷のかからない村というものができていくのではないかなと思います。
そういうときの給水スポットというのは、すごく大事だと思っております。村の中では、トイレの場所は結構地図の中にも落とされているとは思いますけれども、水を飲める場所であったりとか、マイボトルを持っていけばそこで給水ができるよというような場所が地図では分からない。トイレに行けば多分、当然手を洗うわけですから、給水もできるというような考えでもいいかもしれませんけれども、ぜひ給水スポットというようなことを地図上に落としていただいたり、村のホームページ上で、ここに来れば給水できるよとかいうような案内をしていただきたいなと思います。
この辺は情報提供というようなことになろうかと思いますけれども、環境に配慮した取組を行っている村であるということをPRされてはどうかということでお聞きしたいと思います。
○議長(芳澤清人) 小池
商工観光課長。
◎
商工観光課長(小池恒典) それでは、給水スポットを設置したらどうかということでお答えします。ズームラインやエコーライン沿いに給水スポットがあれば非常に本当に便利だと思います。サイクリングの方などは、自分で飲料水を用意して適宜水分補給をしていると思います。そういったところで、給水スポットの設置というのは今のところ考えてはいません。以上です。
○議長(芳澤清人) 宮坂議員。
◆3番(宮坂早苗) ここはサイクリングということで給水スポットということを書きましたけれども、村を訪れる方、またいろいろなところの観光地に行く場合、どういうような環境への配慮、二酸化炭素削減の取組を行っているかというのは、そこに行くことを選ぶ選択肢の一つにもつながってくるのではないかなと思っております。今はやはりマイボトルを持って多くの方が観光したりとかしているわけですけれども、そういう取組をしているということをPRしてはどうかということで、給水スポットという名称でここでは提案しております。要するに、そういう環境に配慮した取組を行っているということをPRするための給水スポットということであります。
地図上に、ここでは水を給水できますよというようなことを、給水スポットという名前ではなくても案内をされたらどうかと思うんですけれども、その辺についてはいかがでしょうか。
○議長(芳澤清人) 小池
商工観光課長。
◎
商工観光課長(小池恒典) 今、議員がおっしゃられたとおり、給水スポットをとることは今のところ公共施設等を利用していただいて、そこで給水していただくことになるかと思います。また、給水スポットの設置ということで費用とか管理とかがかかってきますので、今後そういったところは考えていきたいというふうに思います。以上です。
○議長(芳澤清人) 宮坂議員。
◆3番(宮坂早苗) すみません、三つ目の質問のほうにもう移っていました。すみません。三つ目のほうの質問では、給水できる取組を推進して、プラスチックスマートの行動をしていることをPRしてはということで、特に公共施設では積極的に表示することが必要ではということを質問しました。今、小池課長のほうから、公共施設のほうでは取組を表示できるような取組も進めていくというようなことをお聞きしましたので、ぜひ村の公共施設は給水できますよというような案内をお願いしたいと思います。
また、今後、事業者で協力できるような方がいたら、ぜひ事業者にも協力を求めていただければなと思います。例えばレストランであったりとか、寄ったレストランで水が給水できますとか、そういうような形での取組も進めていただければなと思いますけれども、そういう取組についてはどうでしょうか。お聞きしたいと思います。
○議長(芳澤清人) これは3番目の質問でよろしいですか。
◆3番(宮坂早苗) はい。
○議長(芳澤清人) 五味村長。
◎村長(五味武雄) 給水とかいろいろ御提案いただいていますけれども、正直、今の新型コロナウイルスが収束しない状況の中で、そういったものの協力要請は行政としてはできないというふうに理解をしております。以上です。
○議長(芳澤清人) 宮坂議員。
◆3番(宮坂早苗) あと、そういうような積極的な環境に配慮した取組を行っているというところで、認証マークの交付なんかもしているところがあります。認証マークがあることで積極的にSDGsであったりとか、環境への取組を行っているということをPRしているところがあります。ぜひそういう制度もつくっていただければと思います。
4点目の質問に入りたいと思います。リユースの常時拠点整備を考えてはということで質問をいたします。昨年10月、諏訪南リサイクルセンターが稼働しました。しかし、資源物をリサイクルするために集める施設であるため、まだ使われるものが回るサイクルとはなっていないと思っております。
茅野市などは環境館というリユース施設があり、ものが回る仕組みとなっております。まだ使うことができるものを、必要な方に使ってもらうための常時拠点整備を考えてはということで質問をいたします。
○議長(芳澤清人) 清水
建設水道課長。
◎
建設水道課長(清水英夫) お答えいたします。おっしゃるとおり、リサイクルセンターは一応廃棄物といいますか、ごみとして集めてリサイクルしているだけなので、使えるものがまだ回らないというか、処理されて終わりというような状況になるので、議員さんはそこら辺をちょっと、使えるものはまだ回るような仕組みをというようなことをおっしゃっていると思います。
現状、村としては特にその仕組みはないですけれども、社協のほうでは子供服の交換会なんかをやっているというのは聞いております。あと、こちらにも照会というんですか、電話がかかってきて、まだ使えるものがあってもったいないんだけれども、どうしたらいいとか言っても、今のところその仕組みがないので、せいぜい案内できて民間のリサイクルショップというんですか、そういうものしか案内できないというようなことがあります。
では、そういう村の……。議員さんがおっしゃるところだと思うんですけれども、そういうものをやってはどうかというところだと思うんですけれども、今考えるだけの時点の話ですと、場所の問題、あと人員の問題、そこら辺を考えてしまうと、どうしても今時点で設置はちょっと考えられないかなと考えてございます。ここら辺は消費行動が密接に絡んでくるところだと思いますので、ここら辺をよく啓発しながら、できるだけそういうものが出ないような社会づくり、ここら辺をまずは進めていきたいかなと思っております。以上です。
○議長(芳澤清人) 宮坂議員。
◆3番(宮坂早苗) 時間ですので、以上で質問を……。まだ時間ではなかったですか。
○議長(芳澤清人) あと10分です。
◆3番(宮坂早苗) すみません、40分だと思って、10分早く終わろうと思って急いでしまいました。すみませんでした。まだ時間があるようでしたら再質問をしたいと思います。申し訳ありません。
できるだけ回るような仕組みをつくっていくことが必要だと思っております。拠点整備といっても、何も新しい拠点ではなくて古い拠点を使うと。先ほどから空き家の改修であったりとか、古い今は使われなくなったような拠点を使うことも可能ではないかなということは思っております。
これについては、もう既に消費者の会という会が取り組んでいただいてはおります。社協のほうでも子供服の交換とか、そういうことはおいでなして原宿のほうで行ったりもしておりますけれども、やはりあそこも常時使える拠点ではないので、持っていったり、また持ってきたりというような形で、それをじゃあ誰がどこに置いているのかというと、それぞれ個人が負担して置いているというような状況でもあります。
先日、文化祭の中で久しぶりに、3年ぶりに資源物のリサイクル活動というところで、要らないものというかまだ使えるものを持ってきていただいて、また使いたい方に持っていっていただくというような取組をしました。その中でお話を聞いていると、うちにもお蔵に眠っているものがたくさんあると。持ってきていいかと言われて、この次、また来年このくらいの時期に集めますから、持ってきてくださいというような案内をいたしました。
空き家の活動でもそうで、空き家の改修をどうするか、例えば空き家を人に貸せるかといったときに、まず一番最初にやっぱり考えるのは、家の中を片づけていないよね、片づいていないよねと。ですので、空いている建物はあっても、中に使えるものがいろいろ入っているので貸せないというようなことにもつながるようです。
先日、美しい村のオンライン大学の中で東白川村の取組を研修いたしました。東白川村は、村長が議員時代にも、たしか美しい村に入ることを1年間遅らせたときに、議会でも勉強しましょうというところで訪れた村の一つです。そのときは村長になられた今井村長が主に対応してくださったんですけれども、空き家の改修であったりとか、リフォームであったりとかをうまく回す仕組みを取り組んでいるというようなお話がありました。
やはり、その中で問題・課題となっているのが、家の中に使えるものがあるんだけれども、それをどうしたらいいのか分からないというところで、村のほうでその役を買ったそうです。村のほうでやると。それは地域おこし協力隊の方が取り組んでいただいているんですけれども、村のほうでそれを片づけて、一時保管をして、家の中をきれいにして改修をして、今度移住してくる方に、使うものがあれば持っていっていいよとお渡しするような取組だそうです。
まだ常時拠点として、今は倉庫的な扱いをしているそうですけれども、今後はそれを常時回っていくように。例えば村の人たちが来て、欲しいものを持っていけるような取組につなげていきたいということもお話をしていました。そういう取組をこの前聞いたわけですけれども、その辺について、村長が今後こうしたいというようなことがあったらお聞きしたいと思います。東白川村は、もう村長の一言でそれをやるというようなこともお聞きしております。お考えがあったら、ぜひお聞きしたいと思います。
○議長(芳澤清人) 五味村長。
◎村長(五味武雄) やはり、行政としていろいろ取組をしていかなくてはいけないことは多々あるわけです。やはり、そこで私、また行政のほうが一番しっかり把握しなければいけないのは、目的と手段は何かということ。それから、目的の優先順位はどういうふうにするかということでやっぱり整理して考えていかないと、くそみそ一緒にして議論をしても仕方がないかと、そのように考えております。以上です。
○議長(芳澤清人) 宮坂議員。
◆3番(宮坂早苗) 今、とても厳しい御意見をいただいたんですけれども、これはリサイクル、ものを回していくという取組では非常に有効だと思っています。やはり空き家を空き家にしたい、空けて渡したいんだけれども渡せないというような課題があると思います。それはやはり誰でも、どこでも同じだと思うんですけれども、家の中でまだ使えるものが置きっぱなしになっていて、片づけられないから空けられないんだという、それは一つの考え方があると思います。
そこの困っているところをどうしようかというところで地域おこし協力隊を採用して、そこの部分の問題解決を行っている。それで、だんだんそういうサイクルが回ってくることによって空き家が使われ、ものが回りというそういうサイクルがだんだんでき上がっているというようなことだと思います。これはとても有効な取組であると思いますし、例えばエネルギーの消費も削減できるというようなことにもつながっていきます。
常時拠点整備は考えてはいないというようなことを聞いておりますけれども、これからはそれは検討の一つの選択肢にもなるのではないかなと思います。その辺について、もう一度お聞きをしたいと思います。
○議長(芳澤清人) 清水
建設水道課長。
◎
建設水道課長(清水英夫) いろいろ御意見をいただきましたというところなんですけれども、空き家の関係につきましては、例えばリサイクルの関係等は抜きにして、例えば全国的によく見られるのは、家財の処分とかいうものに補助を出しているというような自治体がかなり多くあるように見受けられました。そういうのも一つの手なんでしょうけれども、それだとリサイクルの仕組みがというところです。
今、最初に考えていないという話をしちゃったので、そこら辺に至った話というようなことをしてしまうんですけれども、やはりリサイクルショップが何ではやるかというと、はやるというか成り立つかというと、持ち込まれたリサイクル品を整備して、ちゃんと売りに出せるからというようなところもあると思うんです。自治体にそれができるかというような問題もございますし、ごみと有効利用ができるものの見分けというのもなかなか大変なんじゃないかなと思います。
そういうところら辺は課題がいっぱいあると思いますので、現時点ではちょっと考えていないというところでありますけれども、御意見をいただいたので、今後はちょっと視野には入れて考えていかなくちゃいけないかなとは思っております。以上です。
○議長(芳澤清人) 宮坂議員。
◆3番(宮坂早苗) 今、3Rということで村でも取り組んでいると思いますけれども、今は7Rというようなことも考えられます。リペアですとかリフューズであったりとか、そういうことも考えていかなくちゃいけない。そういう段階でありますので、ぜひいろいろな選択肢、いろいろな検討をしていただいて、よりよい循環型社会をつくっていただければなと思います。
以上で私の質問を終わります。
○議長(芳澤清人) 以上で、本日の日程は全部終了しました。
明日6日は午前9時から本会議を開き、引き続き行政に対する一般質問を行います。
本日はこれにて散会します。大変お疲れさまでした。
午後 4時50分 散会
以上会議のてん末を記載し、地方自治法第123条第2項の規定により署名する。
令和4年12月5日
原村議会議長 芳 澤 清 人
原村議会議員 半 田 裕
原村議会議員 中 村 浩 平
原村議会議員 宮 坂 早 苗...