消防室長 田 中 隆 治
学校教育課長 佐 貫 正 憲
代表監査委員 森 山 清 元
6 職務のため出席した
事務局職員
事務局長 菊 池 周 吾 係長 阿 部 清 美
7 本日の日程
1)
会議録署名議員の指名
2)
一般質問
3)
追加議案審議
発議第10号
「上程・説明・質疑・討論・採決」
午前 9時20分 開議
○議長(
荒木桂男君) ただいまの
出席議員数は13名であります。定足数に達しておりますので、これより本日の会議を開きます。
△1
会議録署名議員の指名
○議長(
荒木桂男君) 日程第1
会議録署名議員の指名を行います。
会議録署名議員は
会議規則第120条の規定により、議長において、1番
日達徳吉君、2番長谷川寛君、3番菊池敏郎君を指名いたします。
△2
一般質問
○議長(
荒木桂男君) 日程第2
一般質問を行います。
まず、
小池みのりさんの質問を許します。
小池みのりさん。
◆5番(
小池みのり君) よろしくお願いいたします。まず第1質問の
アスベスト対策についてですが、これはきのうも2名の方が質問されておりますので、なるべく重複しない形で、補充みたいな感じの質問をしたいと思います。
それで
二つ質問が、まず第1の安全が確認されているかというところで、
二つ質問があるんですが、まずその1は、きのう
公共施設の
安全確認のための何カ所危険であるかとか、どういう調査をするかというような報告がされたわけですが、その中に図書館がなかったように記憶していますが、その図書館はどうなっているかということと、それから、これはちょっとまだ私は
調査不足で、具体的な数字とか、そういうものがはっきりつかめてはいないんですが、実は2人ほどの方から、その
アスベスト対策について、私に意見が寄せられました。そのことはもうずっと、もう20年くらい前のことになるんですが、昭和62年、西暦で言うと1987年の夏休みに、小学校か中学かわからないんだけれども、その
アスベストの危険性ということで、夏休みに対応をしてあるはずだという話なんです。それでもうほかのある方によると、その報告書を作成して提出してあるはずだというようなお話も聞いたわけです。もう20年近く前にそういう対策が取られていたということ、私ちょっと時間がなくて、62年度の
成果説明書を
ばらばらっと見たんですが、その
成果説明書には、それらしい
工事内容とか、そういう言葉は素人なんで、ちょっと理解できなかったんですが、そういう話があったということは事実なのかどうかという、その2点をまずお願いしたいと思います。
○議長(
荒木桂男君) 百瀬生涯
学習課長。
◎生涯
学習課長(百瀬嘉徳君) それでは図書館についてお答え申し上げます。図書館につきましては、比較的新しい建物ということで、
アスベストの関係の部材は使ってないということで確認しております。以上です。
○議長(
荒木桂男君)
佐貫学校教育課長。
◎
学校教育課長(
佐貫正憲君) お答えします。石綿の調査でございますけれども、昭和62年度に
定性分析調査という調査は一応やっているという、定性という、含まれているかいないかという検査なんですけれども、その検査をした記録がありました。
○議長(
荒木桂男君)
小池みのりさん。
◆5番(
小池みのり君) じゃあそのことに関してですが、検査をしたという記録が残っていたということなんですが、その
検査内容というものは、どういうことだったんでしょうか。
○議長(
荒木桂男君)
佐貫学校教育課長。
◎
学校教育課長(
佐貫正憲君) 内容につきまして、今ちょっと定性というお話しをさせていただいたんですけれども、当時、各
学校施設また
公共施設の関係、そういうものが存在があるかどうかと。あるんでしたら、当時石綿というより含綿という、現在もそうなんですけれども、という表示がほとんどだったわけなんですけれども、その含綿の中にも、その石綿が含まれている場合があるということで、その含まれているかどうかという検査を、当時実施したという記録がありました。
○議長(
荒木桂男君)
小池みのりさん。
◆5番(
小池みのり君) 何か、わかったようなわからないようなお話しなんですけれど、その要するにじゃあ検査はしたんだけれども、その含まれているかどうか、それは危険なものであるかどうかというところまでの追跡はされてなかったということなんですか。お願いします。
○議長(
荒木桂男君)
佐貫学校教育課長。
◎
学校教育課長(
佐貫正憲君) その後、経過を調べさせていただいたわけですけれども、その対策等はやってなかったと思われます。それで今回飛散につきまして、改めて、一応この危険というのは吸飲すると危険だと、そういうことですので、空気中に石綿が飛散しているかどうかと、そういうことを、今回ほかの
公共施設にあわせてですけれども、すべて行って、その危険性を判断したいというふうに今考えております。
○議長(
荒木桂男君)
小池みのりさん。
◆5番(
小池みのり君) このことに関しては、最後の質問になると思いますので、じゃあその検査をするということは、素人考えですが、やはり危険があるから検査をしなさいという指示があったと思うんです。その結果に対して、研究とかそういうものが、今ほど進んでなかったということもあるかもしれませんけれども、例え少量であっても、
アスベストというものは体内に入るととても危険であるということが、今はわかっているわけですよね。そのころは、さほど危険な認識がなかったかもしれないんだけれども、一応やはりその
公共施設、子供の勉強する場所であるということを考えれば、何かお話し聞いていると、そのまんま検査をした結果は出たんだけれども、そのまま対策も何もなくて現在に至って、今回その全面的にその調査をするようになったふうな流れに取れるんですが、それだと何かその当時、うちの子供も小学校へ通っていたわけですが、小中通っていたわけですが、今になってそういうことを言われると、何かその信頼、行政に対する信頼みたいな、そういう気持ちにも何かこう陰りを持っちゃうような、とても重大なことだと思うんですよね。安全を図るために全力を尽くすということは、とても安全、大事なことだと思うんですが、そういう調査したけれども、その後の対応が取られていなかったということを、とても残念に思います。
今回102カ所ですか、3カ所ですか、
調査対象の場所があるようですが、これは要望ですが、この調査した結果は、何らかの形で必ず住民に対して公表していただきたいということを、最後に申し上げまして、その安全は確認されているかということについての質問は終わりにしたいと思います。
次に、
相談窓口についてということなんですが、その
アスベストそのものについてのいろいろ経済効果であるとか、どういうことに有効であるかとか、そういうことは
永井議員の質問にきのうありまましたので、私は言いませんけれども、その
アスベストを使った製品の中で、
家電製品、
日用製品に至るまで約3,000種類ほどの製品がつくられているということを聞いています。それでその
家電製品、日用品の中には、豆炭あんかであるとか、
豆炭こたつであるとか、本当に毎日使うものの中にも石綿が使われていて、そのほかに天井とか壁紙、
スレートがわらなど、建築材としてもたくさん使われているようですが、そういう生活用具にもたくさん使われているということは、わりとわかりづらいことだと思うんです。
その石綿も1955年には年間約3万トンくらいの輸入だったものが、90年代にはもう約30万トン、10倍にもなって、現在に至るまでに990万トンもの輸入がされているということだそうです。それで、その1950年ころは、大型台風のたびに建材用の
スレート用として需要が急増していて、日本各地で
住宅建材として使われているということのようです。このように
アスベストを含む建材を使用した建物が、大体つくってから30年を過ぎると老朽化ということで、解体したり改修したりという時期に入るわけですが、ちょうどそれが今の時期に当たるわけですよね。
この老朽化とかそういうものばっかりじゃなくて、昨今の不況で、大手のスーパーや何かが不況で撤退して、それで解体されるというような話もたくさん聞きます。そういうところには、とてもたくさんの
アスベストが使用されていると思われます。解体にはとてもというか、細心の注意が必要なわけなんですが、あまりの仕事量の多さに、解体の
にわか業者というものがふえていて、本当は飛散防止のシートとか、作業者のマスク、防護服などをそろえると、最低でも1平方メートル当たり7,000円くらいはかかるそうですが、それが3,000円くらいの防護策しか取られていないような業者もあるようです。そういう
解体工事なんかするときに、とても電気ノコや何かで解体するときに、その飛散したものを吸飲するということで、今よりも、もっとそういう被害を受ける人たちがふえるんではないか、
日本じゅうにふえるんではないかということで、対策を急がれているということだと思うんです。
相談窓口のことについては、きのう
木下議員の方からも質問がありましたけれども、私はやはりこの
アスベストというものの被害がこんなに大きく広がっているというものは、一つには国の対応がとてもおくれているんじゃないかというふうに考えます。これは住民とか企業とかの問題よりも、国として、やはりそういうものの責任を取るべきではないかということで、
安全対策にはとてもたくさんのお金がかかりますし、
被害者救済というものについても、とてもちょっと今後患者のふえる見込みの数字や何かもちょっと読んだんですが、頭の中に今残っていません。
そういうことのためにも、やはり私は国に向けても
被害者救済の声を大きく上げていく必要があるんではないかというふうに痛感しております。そういうことは、やはり自治体として、きちんとやっていただきたいということで、
安全対策の窓口、
相談窓口を各自治体につくっていただきたいというのはもちろんですが、そういうことも含めて、国に対してもっと
被害者救済であるとか、
安全対策に取り組む
小規模業者には、やはり公的な支援をしたらどうかというようなことを、国に対して声を上げていただきたいということを考えるわけですが、そのことについて村長の見解をお願いいたします。
○議長(
荒木桂男君) 清水村長。
◎村長(清水澄君) 国への要望ですね。町村会の方に申し上げまして、町村会全体としてやっていきたい、そのように考えております。
○議長(
荒木桂男君)
小池みのりさん。
◆5番(
小池みのり君) この問題は、本当に持続的というか、解決するには、もう本当にどのくらいの年数がかかるかわからないくらいの大きな広がりと、長い時間のかかる問題だと思うので、その辺はぜひ粘り強く要求をしていっていただきたいと思います。
それでは、次の質問に入りたいと思います。
ビデオ自販機についてということです。設置されている自販機について、青少年に対する影響等を憂慮して、撤去を望む声が多いが、どう考えるかということで、教育長さんにお願いいたします。
昨今、子供への性犯罪が頻発し、漫画や週刊誌、ビデオがあふれ、10代の
性感染症は激増していると言われています。親は私自身もそうでしたけれども、性教育ということの必要性はわかっていても、それを自分の子供に伝えるというものは照れもあってなかなか難しいものでした。また、寝た子を起こすなという人もいますが、今の
子供たちはそういうことにはもう敏感で、寝ているという状態ではないと思います。関心はやはり商品化されて洪水のように社会にあふれている性の情報に向けられているのではないでしょうか。そして友達や雑誌、ビデオなどから間違った性情報や、ゆがんだ女性観を身につけていくことがとても心配されています。ビデオを見る
対象年齢が下がってきているんではないかということを指摘する人もあります。
子供たちが、どういうものからそういう情報を得るのかということで、新聞の切り抜きなんですが、漫画、コミックという方から情報を得る子供もたくさんいますが、やはりビデオからそういう情報を得るという子供が高校生、大学生になるほど多くて、
調査対象が何人であったかということは、はっきり数字はわからないんですが、高校生の男子では約6割の人がビデオからそういう情報を得ている。大学生になるともう7割、8割近い人がそういうビデオから情報を得ているということです。
もう既に御存じかと思いますけれども、広報はらの8月号に、
有害自販機ノーの運動を進めようということで、1ページ載っておりました。これを見た人もいるんですが、今話があちこちして申しわけないんですけれども、青柳から電車に乗る高校生が、今はそこら周辺の道路が工事中で、以前よりもその自販機の置かれている道路を利用する人がとてもふえているんだそうです。今まで何も知らなかったんだけれども、ああこんなところにこんなものがあるということで、困ったという、高校生を持つ親御さんの声がとても聞かれるようになりました。
この
教育委員会原村青少協のこのページによりますと、3ない運動を実践しましょうということと、それから
有害自販機ノー宣言を
地域ぐるみで行いましょうということで、情報提供されているわけですけれども、やはり一番上に設置させない、利用しない、放置しないということが太字で掲げてられているわけですが、ビデオが設置されたのが確か5月の、稼働してしているのが5月29日あたりからだと思うんです。今に至るまで4カ月たっているわけですが、
教育委員会というか、そのことについて、何にか対応されてきているかどうか。自販機、ここに記事が出ているわけですが、それ以外で何か対処されてきたことはあるかどうか、まずそれを伺いたいと思います。
○議長(
荒木桂男君)
津金教育長。
◎教育長(
津金喜勝君) 対応をしてきていますが、今のところ撤去という、契約者とも理解していただけなくて本当に困っています。6月の3日です、私たちのところへ情報が来たのは、地元の方から。それですぐ飛んでいって確認をして、今おっしゃるように
電気工事がしたのが5月29日かな、そういう荷札がついていて、さて困ったというわけで、すぐ
原村青少年健全育成の会にお願いをして、関係者、夜集まっていただいて対応を考えました。
その会議を開く前に、事務局として再三そのいろいろな情報を教えていただいたので、土地の提供者に、どのような契約になっているか、どう対応していったらいいかを聞きに伺いました。再三再四、畑まで、今どこにいるか、昼間も夜も本当に何回も、地元の方も行っていただきました。まず身近な方から話をわかっていただこうと、こういうことで対応してきました。
そしてあと夜、
関係者会合を持ってどのように対応するか、今までお隣の市や町等も状況をお聞きしたりしたわけですが、道へはみ出ているとか、そういうことじゃない、林の中でしたので、なかなか難しい面があって、もう一つは、その設置された、土地を貸した方の考え方が、林の中だからという、そういう考えでいるので、いまだ契約がどうなっているのか、どういうふうに約束になっているかがまだわかってない。その契約者の家族を通して情報を、あるいはこちらの話を伝えているところですけれども、本当に困っています。
○議長(
荒木桂男君)
小池みのりさん。
◆5番(
小池みのり君) 本当に困っている状況はわかりますし、何とかしなきゃいけないということも、とてもよくわかります。
それで、私もPTAの役員の方なんかにも、どんなふうに考えているということを聞いたりもしているんですよね。そうすると小学校のPTAの
お母さんたちは、自分のところはまだ小学校だからって、あまり深い問題意識というものがないんです。
中学校のPTAの
お母さんたちは、やはりもうそれはとても真剣に考えておられて、ただ、それが
ばらばらというか、PTA全体というふうなことじゃなくて、個人的にはいけないと思うんだけれど、じゃあその次どうしていいかわからないという方が多いんですよね。
それで高校生の親御さんたちは、もう高校生になると、
原村単位の父母の会じゃなくて、学校別の父母の会になるもんだから、ますます全体に声かけられないというふうな、だれがことしのほかの学校の役員であるかということもわからないということで、高校生の
お母さんが一番困っているんですが、一番困っている
お母さんたちがどうしていいかわからない。だけどああいうものが原村にあっては困るし、今あそこに設置されているということが既成事実のようになって、あちこちにまた業者に入り込んできたらもっと困っちゃうから、どうしても原村から、そういうものを撤去してもらいたいと言うんです。
今お話し伺っていると、青少協であるとか、そういう関連の方々がお話に行かれているというふうに聞いたんですが、PTA全体に話を持ちかけて、
地域ぐるみというか、その声の輪を大きくするというようなことはどうかと、いかがか、やったらどうかと思うんです。それである人にちょっと話を聞いてみましたけれども、やはりその
話し合いをしに行くというのも大事だけれども、きちんとした要望書みたいなものを書いて、それに返事をしてもらうような方策も、一つ考えたらどうかということを提案されました。
やはり、あそこの場所通っても、設置の責任者の名前も連絡先も何もないような自販機では、やはり見るからに不必要な
有害自販機であるという、
金銭トラブルなんか起こっても、もう知らないよという感じの形のものは、やはり原村には全くふさわしくないものだから、ここにあるように、発育途上にある
子供たちにとって、とても大人が考えている以上に大きな影響を与えて、不良行為を誘発、助長する恐れがありますと書いてありますけれど、まさにそのとおりだと思うんです。
それで、今までも何かお聞きすると、とても御苦労されているようですが、やはりその輪を大きくするという、PTAにも呼びかけたりして、そしてPTAを中心に、全村的なそういう声になるように輪を広げたり、それから要望書みたいなものをきちんと書いて返事をしていただくとか、そういう方策をとったり、またこれついおとといあたり聞いたんですが、富士見町で、何かその自販機を撤去した例が最近あったという話を聞いたんです。はっきりしたその話を、直接まだ御本人から聞けてないんで、その状況はよくわからないんですけれども、かなり時間をかけて粘り強く、PTAの役員の方だそうですが、やられたという話もありますので、ぜひ輪を一重にも二重にも大きく広げて、こういう自販機が原村からなくなるように、私たちもできるだけのことはしなきゃいけないと思いますし、みんなでそういう力を強めていかなきゃいけないんじゃないかと思います。
それで今、要望書を書いたらどうかとか、そういう話をしたわけですが、そのことについてはどう思われますでしょうか。
○議長(
荒木桂男君)
津金教育長。
◎教育長(
津金喜勝君) 時間はかかると思いますけれど、その撤去に向けて頑張っていく、とにかく、みんなで力を合わせなきゃいけないということは考えています。そのとおりです。
それから、今PTAのお話し出ましたけれども、その会議のときにPTAも、校長さんも、
学校関係も、それからあと青少協の方、それから地元の正副区長さん、議員さん、関係の方が集まっていただいて、打ち合わせや
話し合いができたわけですけれど、今ここで騒ぐことは、決していい策じゃないと、こういう結論で、その当時はまず関係者で確認をしようと、お話をしていこうと。そして要望書なり、次の段階を考えようと、こういう
話し合いで進んできていますので、要望書については考えてみたいと思います。
それから、学校の方には、常に機会あるごとに子供の変化、そういった情報、そういったことを、何か変化あったら連絡するようには話してあります。
それから
公民館等でも、そういった青少年の会がありますので、そういった会に機会を見て呼びかけていきたい、こんなことを思いますが、時間がかかるけれど、頑張っていきたいなあという、こんな考えです。
○議長(
荒木桂男君)
小池みのりさん。
◆5番(
小池みのり君) 今のお話で状況とか、これからどうしたいということがよくわかりました。やはり住民の1人として、やはりできるだけのことは、私もしなければならないと思っておりますので、撤去に向けて、またやれることはやっていきたいなあと、私自身も思います。
では次の質問に移りたいと思います。
野菜農家の経営実態についてということでお願いします。実は最近になって、とてもたくさんの農家の人たちと話をする機会がありまして、そのときに、もう野菜、葉物の軽い野菜をつくっている方がほとんどだったんですが、その方たちが言うには、もう異口同音に6月以来レタスの価格が本当にふだんの半分まで落ち込んでしまって、箱代と運送代にもならないとか、もう頑張って続けようと思っているけれども、今の価格ではとてもやっていけないし、子供にもこの農業を継いでもらいたいと自信を持って言えない。
また、ここ何年も毎年赤字になっていて、来年こそやめようと思いながら、やはり土地があるから、どうしてもやらざるを得ない。そういうような声も聞かれました。中には小泉内閣の構造改革の標的は、今は郵政の民営化ということで問題になっていますが、郵政の次には農協だという話もあると聞くけれども、本当かって、とても不安を訴える農家の主婦の方もありました。
中には、ざっくばらんな話を聞いたわけですけれども、栽培日誌の記帳や提出がとても大変で、農薬や何かの使用も、野菜の種類によって使えないものがあって、何しろ年寄りにはどうやっていいかわからない。そういうこと考えると、もう百姓もおっくうになってしまうというふうな声も聞かれていました。
やはり何で値段が安いかということは、豊作貧乏だという人もいますけれども、昨年の秋の水害で、
国内野菜が重大な被害を受けてから、中国やアメリカの輸入品がとてもふえて、そのままの
輸入ルートが定着してしまったことが背景にあるんじゃないかというようなことを言われています。それで聞く人聞く人、みんな去年の半分くらいしかだめなんだとか、半分どころか3分の1くらいの売り上げしか見込めない、とても困ったというような話を聞いてきました。
それで、このことについて、私は具体的な数字というものがなかなかつかめないので、野菜の出荷高、出荷額、あるいはそれに同じような数字で、もし資料がありましたら、どんな状況か伺いたいと思います。お願いします。
○議長(
荒木桂男君) 中村
農林商工観光課長。
◎
農林商工観光課長(中村曉介君) それでは、私の方からお答えをさせていただきます。数字の関係ですのでお願いをいたします。
農家の経営実態ということで、これは全部を把握するというふうなことはできておりません。ただ原村の場合は、野菜等の集出荷業者等が幾つかあるわけですけれども、その中で情報を全部つかむことはできませんでしたけれども、一番大きな農協について調査をいたしましたので、この数字を述べてお答えをさせていただきたいと思います。
この、これから申し上げる内容については、8月下旬まで、ことし途中でございますけれど、8月下旬までの状況でございます。この中には取り扱いをしている野菜の種類というふうなものが70種類くらいありますけれども、これ全部を申し上げるわけにもいきませんので、主なもの、これを申し上げてお答えとしたいと思います。
まず、先ほど葉物というふうなお話しもございましたけれども、15年同時期に比べまして16年は、要するに販売の数量、要は量でございますけれども、これについては昨年より4%ほど多く出荷がされているということであります。これに対して販売額、これについては逆にもちろん減っておりまして、82.96%というふうになっております。ただ、これは数字のみを発表しておるもんですから、この多く出ておるのにこれだけということになれば、多い分を引けば70%台になるのかなというふうに思います。
ちょっと種類の主なもの、原村の中でも大きい数量が出ているものを、ちょっと述べてみたいと思います。まずキャベツでございますが、先に販売の数量を言って、その販売金額というふうにお願いしたいと思いますけれども、キャベツについては99.5%、金額の方が68.6ということで、大変低くなっております。次にホウレンソウについては131.9ということで、大変多く出ております。金額の方が107.8というふうでございます。原村に多いセロリについては106%、大変多く出ております。金額の方が83.5でございます。パセリ、これも多く出ておりまして126.5昨年より多く出ております。価格の方については70.2というふうなことであります。ブロッコリー116.2、金額の方が117.1であります。大根、これは大根類ということで幾つか出ておりますけれども、代表的なもの、量の方が87.0、100.5ということで、価格については、販売額については昨年並みと。ズッキーニ102.5、92.8であります。キュウリ98.9、金額の方が84.6。それから、バイカラコーン84.8、金額の方が94.4というふうな数字になっております。以上であります。
○議長(
荒木桂男君)
小池みのりさん。
◆5番(
小池みのり君) 今、主要作物の前年度に比較しての金額的な数値を伺いまして、本当にホウレンソウとかブロッコリー、いいものもあるんですが、おしなべてキャベツが昨年より68.6%、昨年に比べて。そういうパセリ、お年寄りの皆さんが一生懸命つくっているパセリが70.2%であるという数字を具体的に伺いまして、本当に今の原村の生き生き自分で好きな農業をやって、元気で村の農業を支えているといわれているお百姓の、本当の経済的なものを考えると、やはりとても大変な状況なんだなあということがよくわかりました。
それで野菜が安いときには花も値が出ないということは、もう昔から言われています。原村の主要産業は農業であるということは、どなたも認めていることだと思いますが、その農業に、今のように元気がないということは、やはり原村にも元気がないということにつながるんではないかと思います。今の元気のない農業、それで後継者に自信を持って百姓やってくれって言えないような農業、だけど農業というものは食糧を生産する大切な仕事であるし、必ずやっていかなければいけない仕事だと思うんです。でもその農業に今のように、あまり元気が感じられない状況というものについては、こういう実態について、村長はどのように見ておられますか。お願いいたします。
○議長(
荒木桂男君) 清水村長。
◎村長(清水澄君) 要するに出荷、それから市場、青果分野、そういう流通形態で、こういうふうな現象が起きているということなんですよね。品物は多く出るけれども、値が出ない。これは経済原理から行けばそういうことなんですけれども、それから原村の農業は出荷重点なんですね。要するに自分で直販をするとか、それから付加価値をつけてやるとかという、そういうことになっていない。だけども今後はそういう方向へも目を向ける必要があるんではないか。そして多様性を持てば、またいろんな何というか、道が開けてくる可能性もある。
そういうことですので、この出荷で数量をたくさん出してという農業が、ことによると曲がり角に来ているのかもしれない。これはただ、ことし1年だけの現象ですから、もうちょっと見守らないとわかりませんけれども、そういう意味では、前々から言われているように、やっぱりここでの直売とか、地産地消とか、そういうことに、今後はやっぱりある程度は目も向けなければいけなくなるんではないか、そんなふうに感じております。
○議長(
荒木桂男君)
小池みのりさん。
◆5番(
小池みのり君) ある面、そういうことも必要かと思われますが、やはり食糧の自給率を上げるということが、とても大きい目標ではないかというふうに、いつも考えています。その食糧の自給率を上げるということは、日本の農業を守り、外国に日本の何というんですか、食物、食事を握られないというか、やはり聞くところによりますと、今の日本の食糧の自給率は、北朝鮮の自給率よりも低いというふうに言われています。
それはやはり農家は一生懸命自分の暮らしを守るために、やはり去年より売り上げを伸ばさなきゃいけないと思いながら、増産に励むわけです。とこが、やはり先ほども申しましたけれども、安い外国からの
輸入ルートがもうできていて、私たちがスーパーとか農協へ買い物に行っても、目につくのは国産の野菜は少し高目、安い輸入物がずらっと並んでいて、見ていると、やはり消費者は安い方に手が伸びている。そういうことを見るにつけて、やはりその農家はつくるだけという状況に置かれているところに、何か問題があるんじゃないかと思うんです。
話を聞いた
お母さんの中には、やはり価格保障をきちんとやってもらわないと、私たちは主食である米や野菜をつくっているんだから、そういう点を価格保障をきちんとしてもらえば、やはり農業にも励みが出るし、こういうものをつくっていこうという気持ちにもなる。だけど今は農家の、その農家自身の責任みたいな感じで、悪かったら農家が我慢するしか仕方がないみたいな状況に置かれていることが、とても大変なことだというふうに切り離されて、もう農家は何か見放されているんじゃないかというふうなことを言う人もいました。やはりその元気な原村ということでは、やはり先ほども申し上げましたけれども、農業が元気になれば、原村も元気になるということを、私は確信しています。
やはりこれは農家だけの問題ではなくて、きのうも菊池議員の方が、生産者やその業者、農協や何かと手を組んで、これからの農業について、方針を出していかなきゃいけないんじゃないかというふうなことを
一般質問していましたが、私もそのとおりだと思います。食糧の6割を外国に今も依存していながら、もっと農産物の輸入を自由化して、いろんな競争に耐えられない農家を振り落とすのが、今の農水省の考えのようで、今263万戸ある農家を、10年後くらいにはそれを36万から42万戸にするという、農家のリストラ計画もあると聞いています。
そういう中でも、本当に働くだけが生きがいで、ずっと生きてきた農家の人たちが、本当にその競争の風というんですか、もう台風にさらされているような状況であるということを、私は感じるんですが、そういう状況だからなおのこと、村としても、そういうものに対応する、農業を守っていくための施策というものを、どうしても確立していただきたいというふうに思うわけです。
これは私の意見だけになってしまった感がありますけれども、こういう状況で、昨年よりも本当に農業の生産額ががた落ちしている状況ですと、来年度の村税の収入の方にも影響があるんではないかというふうに考えるわけですが、そのことにつきましてはどういうふうにお考えでしょうか。税収見込みについてということで、村長お願いします。希望答弁者です。
○議長(
荒木桂男君) 清水村長。
◎村長(清水澄君) 今前段でるる申されましたことは、そういうふうに物事を政治的に大きくとらえてしまえば、それは議論の立場が違う。私は農家は自分の自助努力でできる範囲を申し上げたんでありまして、じゃあ村でどうにするって、なかなかそれは難しいことだと思いますよ。国のやり方が悪いと言えば、じゃあ改まるかって、あしたやあさってに改まるわけもない。ですから物事は議論の立場がきちんとしないといけないと思います。
税収見込みですけれども、農産物の売り上げによる所得は減ります、農業所得に関す税収は減ります。しかし、原村全体としては農業が、農業所得が主で、そのほかのものが従ではありません。その逆ですから、だから村税における影響というのは、ここにあらわれている農産物の販売価格、金額、それよりは縮減されるだろう。もちろん影響あります。数字的にどうか、それはまだ、とてもそういうことを計算できる状態ではない。要するに生産年度が終わってからの話になりますからね、そういうことでございます。
○議長(
荒木桂男君)
小池みのりさん。
◆5番(
小池みのり君) 今その村税に対する影響はあまり、全体のところから見ると農業の売り上げに対する、売り上げが減少することに影響するその減少はあまりないというお話しで、幾らか安心と言っちゃいけないんですけれども、それで農家の暮らしがどうなるという、楽になるとか、そういうことじゃないので、大きな点から見ると、税収見込みがあまり変わりないだろうということについては、安心しました。(発言する者あり)
済みません、影響があるというふうに今言いましたと思うんですが、やはりこれは私の意見になるんですが、やはりその私自身がここで感じたことですが、中学生議会なんかを通じて、いろいろ中学生の皆さんの意見を聞くときに、やはり知らないうちに、例えば、ことしの中学生議会では、通学路の安全問題に関する中学生の質問が多かったわけなんですが、そういう問題を考えるときに、中学生の皆さんは歩行者の立場で物を見ておられる、だけど私たちの知らないうちに車社会になれてしまって、車の運転者という視点でものをとらえている。ガードレールが危険箇所があるといっても、そんな、そのくらいのガードレールの危険箇所では、車は落ちる心配はないというようなことを簡単に言うと、中学生の皆さんは、いや車は大丈夫でも、通行する人にとって危険だから、ここは直してもらいたいというような考え方。
また、室内の中学へ行くところの信号が変わったことについても、私たちは車の事故が少なくなってよかったと思うという考え方だったんですが、中学生の皆さんは、歩行者として待つ時間がとても長くなって、かえって不便を感じて、つい交通違反をして、赤のときに渡ってしまうというふうな話も具体的にされました。
そこで私が感じていますことは、やはり目線をどこに持って物事を考えなきゃいけないかということを、そのときに痛感したわけです。それで私がこの場で、村長にこんなことを申し上げるのはとても口はばったくていけないことなんですが、やはり常日ごろそういうことを心がけておられると思うんですが、生活者の目線というものを常に心がけて、村政に当たっていただきたいということを、最後にお願いいたしまして、私の
一般質問を終わります。ありがとうございました。
○議長(
荒木桂男君) 次に、
日達徳吉君の質問を許します。
日達徳吉君。
◆1番(
日達徳吉君) それでは、歩行者の
安全対策についてお願いいたします。先日、原村よいしょの祭りのときに、歩行者と車両等が追突するという痛ましい事故が起きました。そのような中で私は考えました。やはり原因は、歩行者が急いでいたというようなこともございます。それで私の質問といたしまして、県道17号線茅野小淵沢韮崎線の臥竜公園入り口の信号機がございます。その南側の交差点に横断歩道をつくっていただけたらありがたいかなあというようなことでございます。
子供が通学、また一般の人たちが歩いて買い物や農作業等に行き来しております。そのようなとき、やはり小さいお子さん等は、それなりきに信号機等を渡っておられますが、一般の方たちは、人間もシカや動物と同じで、急いでいるときには、その道がよくてもそっちを回らなんで、近道を来るというようなことでございます。そのような中で、旧長瀬前から上里へ向かう県道を横切る、そこへ横断歩道をつくれないものか、建設課長にお聞きします。
○議長(
荒木桂男君) 長林
建設水道課長。
◎
建設水道課長(長林文夫君) 御指摘の山道との交差点がございますが、昨年、中央高原入り口の信号に、歩行者用の信号機設置の要望のお話がありましたが、歩行者用の信号機設置には歩道が必要ということでございまして、現在、諏訪建設事務所に中央高原入り口から御指摘の交差点までの部分につきまして、歩道設置の要望を上げております。ですからこの歩道設置の中で、横断歩道も整備の要望をしていきたいと思います。以上です。
○議長(
荒木桂男君)
日達徳吉君。
◆1番(
日達徳吉君) ぜひそのようにしていただきたいと思います。
次に、通学路について変更できないかということをお聞きします。場所はただいま申しました交差点でございます。現在の通学路になってから数年たっていると思います。そのような中で、朝、山道を下ってきますと、その交差点へ出ると右側を臥竜公園の交差点まで歩いていきます。また信号機の横断歩道を渡って、また来た山道まで戻ります。そのような中で、通常のときですと側線から橋の上なんですが、もうぎりぎり、人が歩くにはちょっと危ないかなあというようなところがあります。
それで冬、雪等があると大変危険でございます。そのような中で小さいお子さんが、小学校1年のお子さんはランドセルを、重いかばんを背負いながら、朝に夕にそこを通っておりますが、中には大きくなると、もう急いでその通学路を通らなんで渡っていくというようなことがございます。ですから、その辺を通学路の変更等できないかというようなことをお聞きします。教育長さんいかがでしょうか。
○議長(
荒木桂男君)
津金教育長。
◎教育長(
津金喜勝君) 学校の通学路については、年度当初に確認をして決めているわけですが、こういう時勢ですので、年度途中でも危険な場所があれば、特に小学校では安全委員会、PTAの方で御苦労いただいているわけですけれど、そちらの方を通して現場を確認して変更する、そんなことも今までも行ってきています。
今議員さんのおっしゃるあの場所ですけれど、お話のように臥竜の信号を横断すると、こういうふうで通学を指定しています。危険箇所等あれば、これは確認してみなければいけませんけれども、通学路ということになれば、今のような方法で横断をする、先ほどお話しのあったように、あの交差点へ歩道ができればありがたいわけですけれど、学校の方からも確認しましたけれど、あそこの通学路横断については、特別、学校の方としても心配しているというか、今まで子供から、そういった安全委員会の方からお話しはなかったという、こういうことですので、見ていきたい、こんなことを思いますが。
○議長(
荒木桂男君)
日達徳吉君。
◆1番(
日達徳吉君) それぞれの考えの方たちがいますので、なかったというようなことでありますが、私は払沢地区のいろいろの会合等で、上里のみなさん、その最寄りの方たちから、何とかできないかなあというような話もお聞きし、私も見ている限りでは、やはりその県道、先ほど言った橋の上あたりも穴があいていたりしていて、ちょっと危険かなあと、そんなように思ったものですから、お願いしたわけでございます。
それでは、続きまして、エコーラインとズームライン沿線の開発についてお聞きしたいと思います。中央道南インターをおりてズームラインを八ケ岳に向かってきますと、原村に入ったとたんに、いろいろ規制等がございまして、現在ではすばらしい景色があります。右の方には富士山を見ながら進んでき、エコーライン沿いに入り、またエコーラインを茅野の方へ来る景色等の中で、原村らしいというような感じもし、心が休まるようなところでございます。
そのような中で、最近そのエコーライン沿いに開発等、住宅、またいろいろの施設等できる、将来的にはできていくじゃあないかというようなことを考える中で、保健休養地は1,000平米以上の土地というようなことをお聞きしています。ですから私はそれを下の方のエコーラインより下げていただいて、通称この辺では風切りと言われていますが、中新田、払沢、八ツ手、柳沢で、現在林になっていたり、原野、畑等のあるところも、開発をするときに500平米以上くらいに、規制か申し合わせ事項ができればよいかなあと思います。
というのは、きのう菊池議員の方から質問がありました、合併浄化槽の問題等がございますので、できれば広い土地を所有していただいた方がいいかなと。住宅が泉野の方へ行きますと、エコーライン上にありますが、細々としていて、ちょっと不安等ございます。下水道ができればよろしいのですが、その辺、下水道はまだちょっとわからないということですので、できればその辺の500平米以上の土地を、住宅等に開発するというような申し合わせ事項でもできないものかということで、村長さんにお聞きします。
○議長(
荒木桂男君) 暫時休憩いたします。
午前10時25分 休憩
午前10時46分 再開
○議長(
荒木桂男君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
清水村長。
◎村長(清水澄君) 今の議員御質問の件なんですけれども、やっぱり既存の住宅等も、もう大変多くありまして、新たな規制を加えるというのは、非常に難しいんではないかと、そういうふうに思われます。
ちなみにどういう法規に基づいて、あそこの開発が行われるかといいますと、農地についてはまず農地法の解除、あれですね農転ですね。それから山林については森林法というのがあるわけですね。それから、また農業振興地域整備開発関係があるわけですね。それから環境保全条例というふうに網がかかっていますので、これ以上ちょっと強化するというのは、結構問題も出てくると思われまして、少々その個人住宅500平米以上というような、この枠をはめるのは、大変に問題が多いとという、そういうふうなことがありまして、少々難しい。そんなふうに思うところでございます。
○議長(
荒木桂男君)
日達徳吉君。
◆1番(
日達徳吉君) 村長さんがおっしゃるとおりでございます。ですが、やはり私たち下に住んでいる者としましては、すぐ大きな汐等が通っておりまして、雑排水等が流されればしないかというような心配のもとに、そのようなことを言ったわけでございます。
それでは、続きまして、エコーライン沿いに八ケ岳物流センターができるという計画がございます。それで先ほどこれ配っていただいたかと思うんですが、駐車場が普通車が50台、大型車が2台、それで建物等をすると広大な土地でございます。それで先ほど村長さんが言われたように、地元のものを地元で販売するというようなことで、大変結構ではございますが、これだけの広い土地で、またエコーライン沿いということで、沼津等あちらの方へ行くと直売所等がございまして、そのやっているときはにぎやかでいいんですが、店がしまったり商売をやってないというようなことがございまして、ちょっと見た感じ悲しいなあというようなことがございます。
それで、やはりこれだけの施設をつくっていただくには、それなりきに店等もしっかりしたものをつくっていただき、体験農場も計画されているようでございますので、ビニールハウス等もしっかりしたものをつくって、長くここで商売等をやっていただければありがたいと思います。
そのような中で、エコーライン沿いにどのくらいあるか、ちょっと長さはわかりませんが、車等の出入りするところがございます。その辺にきちんとした緑地帯を設けて、管理していただければありがたいかなあと思いますが、その辺は村長いかがでしょうか。
○議長(
荒木桂男君) 清水村長。
◎村長(清水澄君) 議員ほとんどもうおっしゃられて、全くそのとおりでございまして、これだけ大きいものですから、やっぱり撤退等による影響というのは、これは非常に大きくなりますので、そういうことのないように営業実績を上げていただきたいと。
それにはやっぱり地元に愛される、そういうふうな施設にならなければいけない。その辺からやってきて、二、三年商売して、ぐあい悪きゃあもう逃げていくんだというようじゃ困ると。この業者については、茅野市の方で2カ所で既に実績もあって、大変商売ははやっているということのようでありますし、またここも借地で始まるわけではなくて、駐車場のところだけ借地かな、その反対だったかな、いずれにしても自分で投資も、土地も買ってやるということですから、やたらは逃げていく気はないだろうというふうに思うんですけれども、これだけこの長い範囲が、駐車場として道路に面するわけですから、利用者にとっては、どこからでも入って、どこからでも出ていけるというのはいいでしょうけれども、そうじゃなくて、やっぱりこの環境に合うように、したがって、きちんとこの道路に面しては、緑地帯を設けて、それから入り口もきちんとした、これは2カ所書いてありますけれども、そういうふうな形にして、環境に合うような、そういう建物なんかの、安建築のバラックということではなくて、きちんとしたものでというような希望はあります。
また、そういうふうなことについては、これを許可するときに、やっぱりこれは住民の皆さんと業者が話し合って、そしてどういうふうなものにしていくかというような話をきちんと詰めて、それから、じゃあ開発を許可しましょうというような手順に行かないと、最初に開発を許可してしまってから、じゃあ住民と協定を結んでくださいというのは、これはもうお墨つき持っていますから、業者の方が強くなっちゃいますから、そういうことではいけないんじゃないかということで、これは手順を間違えないように行かないといけないんではないか、そんなふうに思っておるところでございます。
○議長(
荒木桂男君)
日達徳吉君。
◆1番(
日達徳吉君) それでは、続きまして、アレチウリについてお聞きします。現在、村の方ではどの程度把握しているかということでございます。
最近、私もその辺見る中で、結構ちょっとふえてきたかなあというようなことがございます。それで前に村の方ではチラシ等を配っていただいてしたんですが、そのときは私も余り気にはしていなかったんですが、最近この辺を見る中に、すごい繁殖力があって、山林等の木等が枯れるというようなところまで来ているような状態でございますので、どの辺まで把握しているか、担当課長お願いします。
○議長(
荒木桂男君) 秋山
住民課長。
◎
住民課長(秋山幸雄君) それでは私どもで把握しているところを申し上げます。
判之木区であります。判之木区の公民館を少し南に行ったところ、西へ下る道路がございます。その道路を下っていただきますと、道の両側は畑がずっと続いておるんですが、畑が切れます。その下がちょっと山林風になっておりまして、その道の両側、道路の両側、それをさらに下っていきますと、高山ケミカルという事業所がございますが、そのちょっと上のところで、また林が切れますが、そこまでの間、道路の両側一面ございます。
あと柳沢、大久保を流れております弓振川の河川敷、これ一面ございます。
柳沢の村中をずうっと上っていただきまして、公民館をさらに上っていただきまして、上に火の見がございますが、どうもその辺の火の見のあたりが一番上流部になるかと思われます。その上の方をずっと柳沢の氏神様のあたりまで、ずうっと見たんですが、その辺では確認ができない。どうも一番上流部の初めが、その上の火の見のあたりかなあということで確認してあります。弓振川においては、ところどころ護岸の方へ、護岸の上までこう成長しておるのが、ところどころ見受けられるというふうな状況であります。私ども今把握している箇所は、今申し上げたところでございます。
○議長(
荒木桂男君)
日達徳吉君。
◆1番(
日達徳吉君) それにちょっと加えてほしいのは、やつがね第1団地の南側、……ですか、あの下に山田さんの家があります。その下の方に生えていると思います。
それと、あとは中新田の分杭の諏訪植木さんの土捨て場、あの辺に結構生えていたような気もします。
それで、それにつきましては、各区等へ何かこう通知を出していただいて、どこかあるかというようなことをしていただければありがたいと思いますが、その辺どのようにお考えでしょうか。対策をお願いいたします。
○議長(
荒木桂男君) 秋山
住民課長。
◎
住民課長(秋山幸雄君) アレチウリの発生場所については、環境衛生部会の会議の折に、役員さんの方に、もし承知している箇所があったら、またお知らせを願いたいということでお願いしてございます。
それから駆除については、判之木区においては区の方で対応していただきまして、昨年からどうも駆除の活動をやっていただいているようで、ことしも現地見たところが、そのアレチウリの発生している道路の両側、草刈りをしてございました。アレチウリもこう探してみて、ところどころあるなあという、その程度になっております。
柳沢区と大久保区については、環境衛生部会の役員さんに、アレチウリの草刈りなり抜き取りなり、何らかの駆除の対応をお願いしたいということで要請してございます。
○議長(
荒木桂男君)
日達徳吉君。
◆1番(
日達徳吉君) アレチウリは個人では大変でございます。ですから、やはり地域の皆さんに通知を出していただいて、みんなで対策をとって、なくするというようなことがよいかなあと思います。
以上をもちまして質問を終わります。
○議長(
荒木桂男君) 次に、行田俊君の質問を許します。行田俊君。
◆6番(行田俊君) それではお願いをいたします。まず私は、地域農業マスタープランについてでありますけれども、御承知のように12年に策定され、目標年度が16年ということですが、既に切れているというふうに思われます。
当村の農業については、村長も御承知のように、夏場冷涼な気候を生かし、高原野菜の産地として位置づけられているというふうに思われます。常々全国一の出荷量を誇る品目もあるというふうなことで言われておりますし、また県下におきましても上位にランクされておる品目も数あります。また花卉におきましても、標高が高いというふうな好条件もありまして、昼間とか夜の温度差が非常に大きく、花卉市場で言う発色のよい、非常に良品の花が栽培できるという産地でございます。
今申し上げましたように、平成12年8月に、目標年度平成16年ということで、ここにマスタープランが策定されておるわけですけれども、目標年度も過ぎておりますが、ときたま変更というふうなことで、見直しもされておるようですけれども、こういった産地でありますので、今後の策定の考えについて、村長にお伺いをいたします。
○議長(
荒木桂男君) 清水村長。
◎村長(清水澄君) 担当課で調べましたところが、地域農業マスタープランというプランはないというふうに伺ったんですが、どうも議員それを持っていらっしゃるということは、あるのかなって、今ちょっと確認してたんですけれども。
それで、詳しくは担当課から答えさせますけれども、個別の計画になっていると、原村では扱いは。それで農業経営基盤促進計画とか、あるいは水田農業経営ビジョンとか、中山間地域直接支払事業とか、そういう個別の計画になっているんだというふうに聞いていたもんですから、いずれにしても、そういう計画が目標年次が過ぎて切れると、次の策定に入っていかなければいけない。そういうふうなことになっていますけれども、今ちょっと課長の方でわかったようでございますので、地域農業マスタープランについては課長の方から答えさせますが。
○議長(
荒木桂男君) 中村
農林商工観光課長。
◎
農林商工観光課長(中村曉介君) それでは、私の方からお答えをさせていただきます。
今議員の方から質問があったわけですけれども、いわゆるビジョンだとか、プランというふうなものは、原村の中では事業をやる、そういうふうなことでもって、補助金もありますので、計画を立ててやりなさいというふうなことですから、主その事業の目的に従ってやってきたというふうなものが主でございます。
今御質問の中にありましたのは、16年ということでありますが、この内容を見ると、主は先に事業ができました農畜産物集出荷施設、これをどのようにしようというふうなことで、内容的には、農業経営基盤の強化の促進に関する基本構想的なものを含めてやってきた。それで、これについては一応事業ができたわけですね。それで全体的にはこの計画が終わったというふうなこと。
それで今申し上げましたように、全体の中では事業を目的に立てなければ補助金もない、事業もできないというふうなことで、今村長の方からも少し申し上げましたけれども、最近できたものについては地域水田農業ビジョン、これは16年にできて、これで水田農業をやっていこうということ。それから、これはここで計画ができたわけですけれども、一番近い内容については、中山間の地域直接支払い、この事業についてもマスタープランをつくって、それでやらなければ採択もできないしというふうなことで、この中では基本計画を定めて、今回は補正予算をさせていただいたということです。
しかし、これいずれも議員の方から質問があったように、目的、事業があってつくられたものが多いわけなんですが、原村ではまとめたものがない。一つにまとめたものがないというふうなことで、議員もその点で御質問いただいているというふうに思っております。したがって、このことについては、それぞれ今ビジョンなりプランがあるものをまとめて、原村的に一つまとめたものをつくりたいというふうに今は思っております。それで、そうでないと原村の行く末がわからない。
それから、今議員の方から、件名の中でマスタープランというふうな御質問なんですが、非常に重みのあるマスタープランというふうなことですから、できればもっとこうやわらかい題名というか、そんなようなものでまとめてみたいなというふうに、今は考えております。
それで、それぞれの事業によってプランが立てられているもんですから、その中には、例えば今議員がおっしゃったもの、資料があると思いますけれども、原村でセロリを何ヘクタールつくろう、それにはどのぐらいの農家が必要だ、それから労働力がどのくらい必要だというようなことが計画なんですよね。ですから、それはそれだけのプランのわけなんですね。ですから、それをいろいろの水田農業も直接支払いもまとめて、一つのものをつくりたい。その中にこう含まれていない点も幾つかありますので、今はこんなようなものも入れていったじゃいいじゃないかというふうなことで考えていることがありますので、そんなことをちょっと申し上げてみたいと思います。
これは基本的なことは今言ったとおりですが、そのほかには安全、安心の農業。減肥だとか減農薬。それから、それについては作物の集団化。それからこれも原村では大変難しいわけですが、国の施策によって進めていかなければいけない集落農業。それから地域農業で組織をつくって確立をしていかなければいけない、そういうふうなこと。それから、原村のセロリとかそういうふうなものもあるわけですが、いわゆる特産的なものを、村内でできるだけ消費をする方法を考えていくと。それから、一番の安心農業にも触れるわけですけれども、やっぱし畜産も推進をしていかなければいけない。
それから、今やっておりますが、農地の流動化、こういうふうなことも進めていきたい。これについては農業で荒れた土地があるというふうに言われておりますけれども、セロリなんかを見ると、だんだん土地が何というか連作でやせてくる。茅野市等についてはセロリができなくなっているというふうなことですから、できれば今休んでいる土地については牧草等をまいて地力を養って、また自分の農地がだんだん弱くなったら、そちらの方を借りてできるような体制を考えていければというふうに思います。
それから、幾つかありますけれども、やはり高齢者対策、後継者もありますけれども、そういうふうなこと。また高齢者については、その皆さんにできるような作物の推進、今こんなふうなことを考えております。
それで、今繰り返しますけれども、マスタープランというふうな、非常に大きな題目でなくて、いい名前でもってまとめたものをつくって、それで、これについては農業関係の協議会、農業委員会もございます。そういうふうな中でもって、毎年毎年今御承知のように原村の中で、例えば17年であれば新しい事業が入ってくる、予算づけがされた、そういうふうなものをその中へ加えて計画を立てているもんですから、そういうふうで内容を変える、そういうふうなものにしていきたいというふうに思っております。以上です。
○議長(
荒木桂男君) 行田俊君。
◆6番(行田俊君) 私が考えていたことと、今、農林商工課長が言ったことと、ほぼ一致するような点もございます。言ってみれば農業の環境というものが年々変わってくるといいますか、国はこの3月ですか発表した農業の新基本計画ですか、これについては担い手要件に柔軟性を持たすとか、また生産額ベースでも76%を目標とした食糧自給率の向上、それから、生産額ベースが76%を目標とすると。食糧自給率も先ほどちょっと出ましたけれども、これも45%くらいに10年後ですか、やっていきたいというふうな、アップしていきたいというふうな政策を発表しました。
それから、先ほど課長が言いましたように、農業構造改革等がこれ非常に盛り込んでおります。こういった基本計画ですけれども、カロリーベースで云々と言われても、なかなか私どもには理解しにくい、この基本計画かというふうに思われます。
そこで策定に当たりましては、今課長がるる説明がありましたけれども、原村の農業については米、野菜、花卉、畜産、キノコ、鉢物というふうに、それぞれ非常に多いわけです。共通する課題等は、高齢化した農家が支えているというのが実態かというふうに思われます。
そこで、今までのこのマスタープランもそうでありましたけれども、何ですか、計画といいますか、補助事業絡みの計画というふうなこともあったかと思いますけれども、これがすべて終了したというふうなことかと思いますが、当面は。そんなことの中で、この今後は農業全般にわたる諸問題の解決策、あるいは振興策を定めるものも大切ですが、と言いますのが、今までのこれプランかと思います。
これから策定に当たっては、何か農家の生の意見、要望等をくみ上げまして、重要課題を見きわめ、こういったものをいかに解決して実現していくかというふうなことを主眼に置いたものも必要ではないかと。先ほど国の施策も取り入れてということでございますので、ぜひこれらを考えてみる中では、やはりこう担い手、それから環境保全型の農業の実現、地域営農組織の確立ですか、それから高齢化対策も、今課長が言われましたので、何か私が言おうとしたことを先にみんな言われてしまいましたけれども、ぜひそういったことも盛り込んで、原村農業の今後の行くべき方向というものをつくっていただきたい、こんなふうに思います。
ちょっと、それぞれ意見が今ありましたので、また次へ移らせていただきます。
次に、災害時の避難場所でありますけれども、昨日の長谷川議員の質問とダブる面もあるかと思いますけれども、事が重要な事だけに、ぜひお聞きをしたいわけですが、ある防災の講演会では、実際に10年前の阪神大震災に遭われた方が、災害時はマニュアルどおりには動けないと、筋書きのない訓練も必要と言っておられましたけれども、私は筋書きのない訓練というものを考えてみましたが、なかなかこう難しいではなかろうかというふうに思われましたけれども、言われてみればそのとおりだというふうにも思いました。
災害にも地震、火災、風水害というふうなものがあるわけですが、当原村におきましては、一番心配されるのは、いつ起こるかわからない地震だというふうに考えられます。そこで昨日の
建設水道課長の答弁では、昭和56年以前に建てられた、木造の避難施設に指定されている地区公民館が5棟だというふうにありますが、若干この計画と、それから9月に配布されました広報はらの避難場所あたりも、若干違うようですけれど、違うといいますか、ふえているのもありますが、それはそれといたしまして、5棟がといいますか、5カ所調査中ということでしたが、この施設で地区公民館12カ所これにはあるかと思います。その他が7カ所で、計これ19カ所に避難施設がなっておりますが、7カ所はいいわけですが、地区公民館ということで、5カ所以外12あるわけですが、そういった安全性というものはどんなふうになっていますか。これはきのうの関係で、
建設水道課長にお願いをしたいと思いますが、よろしくお願いします。わかる方で、担当のわかる方で結構です。
○議長(
荒木桂男君) 小林
総務課長。
◎
総務課長(小林勝廣君) じゃあ私の方からお答えさせていただきたいと思います。
一応、現在、1次避難場所ということで指定をしておりますのは13カ所あります。各地区の公民館、それと樅の木荘、これが一応、1次避難場所ということで指定をしてございます。
きのうから話に出ております耐震調査であります。これにつきましては、建設水道課の方で進めておるわけでございますけれども、それは今回の対象は、56年以前の建築で木造が対象になっております。そのほか56年以前のものというと、木造以外で非木造につきまして一、二あるわけでして、例えば室内公民館が一応該当になろうかというふうに思います。あと樅の木荘も一部改修はしてあるんですが、強度的なものがどうかというのは、これは確認をとってありません。ただ、室内公民館あたりは平屋ということもありまして、一応
調査対象からは今回は漏れているわけであります。
そういったことで、さらに今回調査以外のものも、引き続き私どもの方で整理をしていきたい、確認をしていきたいというように考えております。
○議長(
荒木桂男君) 行田俊君。
◆6番(行田俊君) わかりました。そういうことでぜひお願いをしたいと思いますが、中には公民館、昭和確か三十四、五年ころですか、建てられたものもございまして、安全性については、耐震結果が出てこないとわかりませんが、これは先のことですけれども、村の財政状況も非常にわかるわけですけれども、その後の対応も、一つお願いをいたしまして、この質問は終わらせていただきたいと思います。
次に、この何ですか、施設の関係の区への周知ということでお願いをしたいわけですけれども、地震の関係といいますか、防災の関係は、日ごろ忘れがちな防災ということでよく言われますけれども、ときたま今回はタイミングよく、広報はら9月号に特集として掲載されましたが、私自身非常に恥ずかしいことでありますけれども、数年前区長をしましたが、地区公民館が避難場所に指定されているということを知りませんでした。認識がなかったということでございます。またある区長さんに、先日耐震のこのお話をしたところ、ええ、そんなことはおらあ知らねえぞというふうなことで、私同様でございました。
過去にもこういった広報、またこういう立派な計画書ができているわけですけれども、そういったお知らせもしてきているかと思いますけれども、各区の区長さん方も、日常業務に追われまして、非常に忙しいわけでございまして、過去にこういうものが出ているからといって、見落とす方もいるかと思いますが、そこで1月ですか、区長会と言われますか、行政嘱託員会議が多分1月の前半に、いつも毎年開催されていると思います。そんな席上で説明をしたり、それからまた村民にも、時々何らかの形で伝えられるような方策も必要ではないかというふうに思われます。その点、村長のお考えをお願いをいたします。
○議長(
荒木桂男君) 清水村長。
◎村長(清水澄君) 当然これは、いつ起きるかわからない、その災害に備えるということは、本当に日常生活の中ではなかなか難しいことなんですね。やっぱりそういうふうなことは、村にはそれを担当する部局があるわけですから、そちらの方から、常にこの広報して周知徹底を図っていく必要がある。現在のところ足りているかいないかは別として、一応そういうことは行われてはいるはずなんですけれども、しかしながら、今お話しのように関心がないと、それは右から左へ通っていっちゃって、頭の中には残らないという結果になりますので、その辺はさらに注意を喚起するように、また広報等も努めるように、改めて指示をしたいと思います。
○議長(
荒木桂男君) 行田俊君。
◆6番(行田俊君) この関係、先ほど申し上げましたように、どうしても日ごろ忘れがちな防災ということでございますので、忘れがちでなく、自主防災意識を常に持つような、こう何といいますか、指導といいますか、そういうこともぜひお願いをいたしまして、私の質問を終わりとさせていただきます。ありがとうございました。
○議長(
荒木桂男君) 次に、矢島昌彦君の質問を許します。矢島昌彦君。
◆10番(矢島昌彦君) お願いします。介護老人保健施設が中新田にできることになって、そろそろ工事が始まるということですけれども、諏訪の6市町村の中で、この老健がなかったのは原村だけだということで、富士見高原病院とか、あるいは中新田の区の方々、村でも保健福祉課、あるいは村長初め一生懸命誘致に動いてくれて、こう実現に向かってきたんだろうというふうに思うわけですけれども、いずれにしても19年度までの整備目標が771で、残っているのが51床と、こういうことで、出す方としたら非常に規模が小さくなっているということで、難しい面もあったようですが決まりました。
その決まったということで、村長のその感想というかことと、それからできた後、15年に老人福祉計画を策定しているわけですけれども、それを遂行していくには、やっぱり今までの社協プラスになってくるので、非常にその村にとってメリットなんだろうけれども、どんな対応で、その施設と適切な連携をとってやっていくのか、その辺連絡をとってやっていくのか、その辺を含めてお聞かせいただきたいと思います。
○議長(
荒木桂男君) 清水村長。
◎村長(清水澄君) 老健施設って必要なものなんですね。原村に今までなかったというのは、原村としては、富士見の方に頼むとか、あるいは中央病院の老健施設に頼むとか、あるいはまた管内、それから近県というふうなことで対応をしてきたわけですけれど、今度の老健も、これは原村村民向けということではない。これは広域対応ですから、やっぱり全体とすれば、諏訪圏域ということになるわけですけれども、しかし、地元にあるということは、やっぱりいろんな場面で便宜ということもあるでしょうし、もちろん心強いということもある。そういうことで、大変ありがたいことだなあというふうに思っております。
それから、日常業務の連携という意味ですよね。それは特段、社協事業とはまた中身も違ってきますし、考えておりません。
○議長(
荒木桂男君) 矢島昌彦君。
◆10番(矢島昌彦君) 中間施設ということで、ある意味、そのところへ入れば介護する人たちは割と楽になるわけですけれども、その介護する人たちの、介護する人たちには非常に待望の施設、今村長、広域で考えていることだから、広域のものだからということではありますけれど、やっぱりある意味、中新田の人たちは、あるいは原村の人たちは、原村中心の、原村の近く、住民だから近くに入りたいという気持ちは非常に強いんじゃないかと。また介護する人たちも、遠ければ二、三日行かれなくても、毎日顔を出すとか、そういうふうなできるわけであって、あるだろうと、こういうふうに思うわけですね。そういった中で、私としてはある意味、その村も、村の施設であるというふうな思い入れを持ってやっていただければというふうに思うわけです。
さっきも申し上げましたけれど、今度できるのが入所が51、それでその期間3カ月ですよね。入所する人員が51名、それからデイケアもするということで、デイケアの人数が40名ですか、それにかかわる職員が50名くらいということで、原村の人たちが雇われれば、そういった意味で、その地域に対する貢献というように出てくるのかなあというふうに思うわけです。
その、とは言ってもその地域の人たち、特にこれ見ますと、6月に見せていただいたあれで行きますと、中新田の区では、土地は無償で貸与するとか、そのくらいまで力を入れて誘致をしたように聞いておりますし、この辺にも書いてあるんですけれども、そのくらいの村民が使いたいと。中心で使いたいという意味もこもっているんじゃないかなというふうに読みますと、連携はなくても、いわゆるその施設の中の、例えばあそこは全部個室になるということなので、広域の中では考えられることでしょうけれども、30床分は原村で買い取ってしまうとか、そういうふうな考えの中でできないだろうけれども、こっちへ置いといても、いわゆるこの施設確かに8億くらいかかるということなんで、その分の一たんの村から分担金というか、補助金というか、その辺の方から考えていったらいいんじゃないかというように思うわけですね。
老健に関しては、あまりそういう補助を、各市町村出していないようなんですけれども、出さないというのがあるのかどうかわかりませんが、原村として、その中央病院に対して毎年5,000万くらいずつ出している。そういうふうなことを見ていくと、経営に参加するわけじゃないから、これだけ出すから原村の施設としてどんなふうに対応できるのか、その辺を政治判断にして盛り込みながら、やっぱりその5,000万掛ける2年分くらいの1億くらいは、分担として見ていったらいいのではないかと、僕は考えているんですけれども、その辺のところで、高原病院の事務局とか院長とか、話があったと思いますけれども、その辺の経過あったらお聞かせいただきたいと思います。
○議長(
荒木桂男君) 清水村長。
◎村長(清水澄君) 原村地域内にできる施設ですから、原村の人が特別に配慮していただいて、たくさんその入れるようにという、そういう願いはわかりますけれども、これはそういうことになっておらなくて、一応、各市町村ごとの持ち分というのが決められます。したがって、公式には、(発言する者あり)
ごめんなさい、元へ戻ります。ないんですけれども、しかしながら、やっぱり全体の運営とすれば、原村の人たちはこの程度だというふうなことで、30床も当方へよこしなさいというわけにはいないんですね。今のところ、ちょっと間違ったところは議事録から削除をお願いします。
それから、これは病院と自宅との間をつなぐの中間の施設というふうなことで、本当は、これは特老へ行くための中間施設じゃないんですね、本当は。だけども事実上は使われ方はそんなふうになる。そういうふうなことで、老健から老健をつないで、特老の入所待ちをしているというふうなこともあるわけなんですけれども、そういうことでは地域の人のためになるんだから、地域でたくさん補助金出して、少しものを言えるようになればということなんですけれども、ただ、今この諏訪圏域のやり方は、その771床の老健整備するについても、これは医療機関がつくるものであるという大原則、したがって、これに関しては、政府も大した補助金というのは考えていないんですね。
だから地元市町村がということですが、地元市町村としても言ったように、そのうちはじゃあ補助金出すから何床うちへくれるかという話になると、それはできない話ですから、というようなことで、あまり補助金ということにはなっていません。したがって、これは周辺の市や町が、そういうものに対して出したと同じぐらいならいいかというふうに、私自身は思ったわけですけれども、高原病院の事務長ないし院長からは、強い要請があって、それで今までの慣例というか、そういうふうに各市や町において補助してきた額よりも、少し気張って出さざるを得ない、そういう状況ではございます。
そんなふうなことでありますけれども、高原病院の老健をつくるときにも、原村にも要請があって、実は出しています。そのとき富士見町も出しています。それらも考慮しながら、額については決めさせていただきたい、そういうことでございます。
○議長(
荒木桂男君) 矢島昌彦君。
◆10番(矢島昌彦君) 原村の施設として、なるべく後世の人にも、いわゆる使い勝手がいいと言われるような施設になるよう、格段の決断をしていただいて、村民のために使いやすい施設でお願いしたいと思います。金額出てこなかったんですけれども、大体出ているでしょう。そのうちまた補正で来るのか、18年で来るのかわかりませんけれど、またそこで議論になると思いますけれども、そんなことを要望して、次の質問をします。
自然文化園が専務制を敷いて、ちょうど2001年ですか、されたということで、ことしの7月の新聞には、長野日報ですけれども、充足率が64.6%、こういう施設を扱っている中では相当好成績を上げているということでありましたけれども、それを聞いて評価をこう得ていますが、村長がふえるであろうと思って始めたこと、ときからして、その評価、ことしまでどんなふうに見ているのか、それも含めてでしょうけれども、お願いします。
○議長(
荒木桂男君) 清水村長。
◎村長(清水澄君) この自然文化園といいますか、原村振興公社なんですけれども、今までのようなやり方ですと、だれが責任を持っているのかわからないと。結局、最終的には最高責任者の理事長たる村長が責任持っているというふうなことになって、ちょっと現場で、おれが最高責任者だと、すべておれの言うことを聞けというような形では運営されてこなかったもんですから、専務理事制でそこを目指したわけです。
専務理事入っていって、やっぱり当初というのは、今までの過去のものを引きずっていますから、なかなかいきなり、おれの言うことを聞けは通らなかったんではないかというふうに思われました。職員まで全部変えて、全く心機一転やれば、そういうことはなかったろうと思うんですけれども、そういう中では非常によく頑張ってきた。そうして、ことしで5年目になっているわけですけれども、4年目のその総括として、充足率というものが60%をも超えていると。
悪いところは充足率が10%程度なんですよね、そういうところから見れば、非常に健闘しているというふうなことと、あの人自身が過去あちこちにいてやってきた、そういうところの人のつながりもあって、事を広くキャンペーンできる、そういうふうなことも、非常に営業の上からはいいところがあったんではないか。
ただ、私は極力、村からのその負担金というか拠出金というか、そういうふうなものについて出したくない、できればゼロにしたい。そういうところがあるもんですから、きつく言いました。きつく言った中で、一応3,600万で3年間は固定というようなことがあったわけなんですけれども、結局16年度の決算をするについては、専務理事は3,600万はいただかなくていいです、3,000万でお願いしますというふうなことで、非常に早く目標が達成されたわけですね。
しかしながら、そのことをやり過ぎたためというか、園内が荒れているというようなおしかりもいただきました。ことしについては、そういう批判があるから、そこのところは注意をして、今度は逆です、私が少しは金がかかってもいいからと言わざるを得なくなりました。少しは金をかけているかどうかはとにかくとして、ちょっと整備おくれた関係はありますけれども、この間行ってみましたら、非常にきれいに草も刈られて、それから前での植え込みもきちんと刈り込みがされて、雑草も抜かれていたというふうなことで、大変よかったなあというふうに思いますし、また集客というようなことについても、大変に努力をして、もちろんあそこは固定の宇宙関係の展示とか、カブトムシの関係のものとかあるわけですけれども、それから売店も非常に力を入れて、売り上げが少しでも伸びるようにというふうにやっている。それから、パターゴルフはもうちょっと時代から少し離れたというようなことがあって、グラウンドゴルフにするとかいうような、それからグレステンにおいては競技会をやるとかいうふうなこと等で、非常に努力をしている。
しかし、努力をしている中でも、ちょっとリーベの方の売り上げはあまり伸びないと、営業の形態も言われまして、ペンションと提携をして、そしてあのペンションの夕食を請け負うようにしたらどうだというような提案もありましたから、そのことについてもペンションオーナーと2回にわたってアンケートをとるとか、
話し合いをするとかいうようなことをしてきましたけれども、ペンション側に言わせますと、夕食が供給できなくなるようなら、もう私はこの商売はやめるわというようなことで、あまりうまくいかなかった。実際にやるとしたら、希望しますかというようなアンケートに対して、それは皆無だったんですね。それから、少し批判もいただきました。そのペンションの夕食に代替えできるような、おまえさんのところは料理が出せるかというようなおしかりもいただいたんですね。そう言われてしまえば、それはまた一言もないということにも通じるんですけれども、いずれにしても、しかし、努力は非常にしたと。その結果が充足率が上がったということでは、私としては評価をしたい、そのように思っております。
○議長(
荒木桂男君) 矢島昌彦君。
◆10番(矢島昌彦君) 僕も最近の文化園見て、草刈りはちゃんとできているし、今までの総務委員会で視察に行くたびに、ことし6月あたりも非常に大変荒れていて、向こうの方にも申し上げた経緯もあるんですが、しょうがないといえばしょうがないですかね、やっぱり3,600万見ているのに、2,700万しか14年度は使ってないというか、使わせなかったというか、その辺が非常に、僕らにしたらわからないところなんですね。でも、それがあって今になったから、このままきれいでいるんであれば結構なことだと。それが3,000万でやっていけるんなら最高だと思います。ここで、ただなんてつけちゃいけないんですけれども、湿性花園とかああいったものが、またよみがえれば、またありがたいなあというふうに思っています。
それから、これはこれからの議論でしょうけれども、原村で、原村でというより公園で犬が入らなくていいというのが自然文化園だったんだけれども、これががらっと変わったということですね。ドッグランで来て、200万円以上の売り上げがあるから、いいといったらいいのかもしれませんし、その辺もまた今後考えていってください。やっぱり自然文化園なので、人が多く来てもらえる場所、もちろんあった方がいいんじゃないかなんていうふうに勝手に思います。そういったことも含めて、やっぱり中央高原のあそこが、やっぱり観光の拠点になるかなというふうに思うわけです。
自然文化園のその条例の中にも、自然文化園の条例というのはないですね、振興公社の条例の中でも、やっぱりいわゆる常にその業者は原村長期計画に従って、中央高原の活性化策は、これは常に考えてもらっていなきゃいけないことだろうというふうに思っています。それも原村ばっかりじゃなくて、諏訪を代表する観光地としてというふうに、ここに書かれているわけですから、そういった意味で、これから先どんなものを拠点として期待できるのか、考えていることがあったらお願いしたいと思います。
○議長(
荒木桂男君) 清水村長。
◎村長(清水澄君) 文化園については、やっぱり自然文化、自然、だから自然をいかにアピールできる施設にしているかと。ドッグランをつくったことについては、犬の好きな人は犬入れてくれというし、犬の嫌いな人は、そんなものはということですけれども、しかしながら、先ほど言いましたように、少しでも売り上げに寄与するところがあるならばという、これは専務の理念で、それで、でもあれ導入するについても、1年以上議論もしましたし、視察も何カ所かしたりしまして、今の犬飼いは、もう決してマナー無視ではないというふうなことで、それであのわんこのお庭へ入るまでは絶対にリードはきちんとつけているというふうな、しかも大型犬になるほどリードを短くして、犬あまり好きでないお客さんに恐怖の心を与えないようにという、私この間行ってみても、それはよく守られていました。
そういう面では、結構だというふうに思うんですけれども、湿性花園についても、実はちょっとあそこ、ややこう何か、できた当時よりも水気が少なくなっちゃった、乾いてきちゃった。そういうふうなことで、多少条件変わっていますけれども、それから、あの遊歩道も朽ちてきて、あまりよろしくないということでは、どなたか、
木下議員でしたか、まちづくり交付金というお話もありましたけれども、文化園の整備も入れて、あの木道についても、また、もしそれが交付金が採択されるならば、少しやってみたいというところもありますし、私としては、これは恐らく理念だけで、ちょっとそのままただ歌に歌って終わるかもしれませんけれども、昔の中央高原といわず、原村の人たちは上野原と言いましたけれども、あの花がいっぱい咲き乱れた草原を、ぜひとも復元してみたい。面積はそんなに広くなくてもいいですから。
ただ、それには悲しいことに、やっぱり自然発生的に生えてきた樹木ですけれども、それをある程度は伐採しなきゃいけない、そういうことにおいて、村民理解が得られるかどうか。私3年ぐらい前に言ったこともありますし、しましたけれども、どうも理解が得られそうもない。
あのときは何ですか、カーリング場の議論もありまして、大変な思いをしました。いいことだからやれという人たちがいる反面、そんなばかなことをなぜやるんだというふうなおしかりもあるわけですね。なかなか公共のことは難しいわけですけれども、理解が得られるならばやってみたい、そういうふうには思っています。
しかし、あそこの所有権関係も調べてみましたけれども、原村有の村有地内ではできそうもない。それから、今実践大学の方から借りている土地あるんですね、その辺ならできそうですけれども、言ってみれば、せっかくあそこに小高い丘、雀ケ森という丘があるわけですけれども、散策しながらあの上に行って、やっぱり視界を眺め渡して、浩然の気を養うという、そういうのが本当に自然を親しむ上では必要ではないか。あの芝生広場で寝っ転がったり、あのフライングディスクをやったり程度ではなくてというふうなことも、今後
アウトドアブームの中では普及していく必要もある中では、ちょっと総合的に物事を考えていかなきゃいけないところもあって、まだ完全には、私のこの胸の中にあるだけで、他言もしていませんし、他言してつぶされるというのも悲しい話ですから、これはできるというふうなことにならない限り、私はなるべく口は慎んでいたい、そんなふうに思っております。
○議長(
荒木桂男君) 矢島昌彦君。
◆10番(矢島昌彦君) その辺の話しですけれども、ミレニアムイベント、あのときに鉢巻の道路沿い、結構広く植樹し直しましたね。時々行くんですけれども、議会でも今毎年下草刈りをやっているわけですけれども、いろいろな山野草があそこにできて、鉢巻歩いているだけでもわりと見えるし、そうですね、最近オミナエシだとか、ヤナギランだとか、そんなものがちょくちょく見えるようになってくると、歩いていても楽しくなるということで、草原に関しては非常に僕としても興味があるわけです。
それで、そういったところも、やっぱり散策するやっぱり道路が必要なわけでして、いわゆる振興公社の理事会だとか、村長今もお話しがありましたけれども、そういった中でもその小道、今農場の小道だけが話題になっているわけですが、だけどそこから外へ出ていって、自然文化園から外へ出ていって、観光ゾーンを広げるとかいう議論があるのかないのか、その辺ちょっとお聞かせいただきたいですが。どうでしょうかね、村長が言っただけじゃなくて、そういう議論があるのかね。
○議長(
荒木桂男君) 清水村長。
◎村長(清水澄君) 農場の小道は時々問題になるんですけれども、実際のところ、これが観光協会とか、ペンション区で、どの程度議論されているかということについては、私はつぶさに承知をしていません。
今までは非常に批判的な議論の方が、私の耳には多く届いていまして、特にそんなものつくったってだれが手入れするんだと、手入れなんかしないよというような否定的な御意見が強くて、もうこれはだめかなあということも、一時期思ったりしましたけれども、18年度がこの田空事業の最終年度ということで、もう18年度までに計画が整わないならば、これはもうやめだというふうなところまで行きました、事実。だけども、またほうふつとして、それはやっぱり文化園と実践大学を結ぶ、非常に重要な観光ルートになるんだから、それはやろうよというような意見が出てきまして、それで今回実施計画というふうなことをお願いする状況になってきたわけです。当然広いエリアをつなぐということは、必要なことだと思いますね。
それから、今自動車社会で、自動車が行かなければ、何かどうも観光が映えないという考えもありますけれども、そうじゃなくて、せっかくきれいな空気のエリアですから、その空気を汚すことなく、自分の体を使って、そうして楽しむと、そういうこの気持ちの変化ね、それをやっぱり人々は持つ必要がある、そういう意味でも、これは重要なことになっていくではないか。そして農場の小道ができれば、またそこから付随していろんな発想が広がるんではないか、そういうふうにも思われます。そういうふうなことで、文化園のこの囲ってはないんですけれども、あの範囲内だけではなくて、やっぱり広く広めていく、そういうことは必要だと思います。
○議長(
荒木桂男君) 矢島昌彦君。
◆10番(矢島昌彦君) 僕もそういう、その御意見には大賛成でして、田空の中にくっつけたというか、もともと観光目的で、この小道は欲しかったわけですけれども、それはその田空に合わないという人もいますけれども、僕らとしてはその道は観光として必要だと。村側にお願いするのは、そこへつける予算をどうやってつくっていただくかということが大事なことであって、これは進めてもらいたいなというふうに思います。
あわせて、19年から始まる何というんですか、今採択に進んでいる、そのウオーキングトレイル、国交省がやって、今こう乗っかっているわけですけれども、それがまたこの農場の小道とは違った道ということですね。それも文化園の中ばっかしじゃなくて、外へ向かっていく道を考えていくということですか。それも含めて、そうでしたらそうだと言ってほしい。
○議長(
荒木桂男君) 清水村長。
◎村長(清水澄君) ウオーキングトレイル構想について、私まだ担当ときちんと打ち合わせをしてないんです。だけども、この原村の人たちの中には、信玄の棒道を復活させようという動きがあって、ルート的には大体固定できたようです。やっぱりこれは信玄の棒道というのは、結構八ケ岳山ろくにとっては宝なんですよね。だからそういうところを原村にも棒道はちゃんと通っていて、そうして、それを散策できるということは大事なことだと思うんですよね。だからウオーキングトレイルについては、できればそちらの方まで含めて整備をするような、整備といったって、そんな大きな土木工事するわけじゃありませんから、せいぜい毎年草でも刈って、歩きよくすればという程度だと思うんですけれども、そんなふうにして観光資源をふやしていく、そのことは必要だと思っております。
○議長(
荒木桂男君) 矢島昌彦君。
◆10番(矢島昌彦君) 観光協会の中でも、その自転車のコースをつくったりだとかすると、その中をやっぱり都会からバスのツアーで来て歩いて帰る、日帰りだって済むような、非常にあればやっぱり楽しんで歩いて帰るというふうな時代になってきていますね。したがって、それが大きく広報されれば、やっぱり夏に限らず、秋に限らず、冬もスノーシューを履いて歩くとか、いろいろな研究していますので、外へ発信できるそういう道路を早急に実現をお願いしたいと、こんなふうに思います。
そんな希望を申し上げて、質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。
○議長(
荒木桂男君) これにて
一般質問を終結します。
△3
追加議案審議
○議長(
荒木桂男君) 議員より、お手元に配付したとおり議案の提出がありました。この提出議案を日程に追加し、議題といたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。
(異議なしの声あり)
○議長(
荒木桂男君) 異議なしと認めます。これで議会運営委員会の調査結果について、議会運営委員長の報告を求めます。菊池委員長。
◎議会運営委員長(菊池敏郎君) お願いします。議会運営委員会で議員発議について取り扱いを検討をいたしました。その結果、本日の日程に追加して、委員会付託を省略して確定議したいということですので、よろしくお願いいたします。以上でございます。
○議長(
荒木桂男君) 日程第3 これより追加議案の審議を行います。
お諮りします。追加議案は議員提出1件であります。議会運営委員長報告のとおり、委員会付託を省略して、直ちに確定議したいと思いますが、これに御異議ありませんか。
(異議なしの声あり)
○議長(
荒木桂男君) 異議なしと認めます。よって、委員会付託を省略して、直ちに本会議で確定議することに決定しました。
発議第10号 議会改革検討特別委員会の委員の任期の変更についてを議題といたします。提案理由の説明を求めます。行田俊君。
◎6番(行田俊君) 発議第10号 平成17年9月21日 原村議会議長
荒木桂男殿。
(以下発議第10号朗読)
理由につきましては、9月30日まででは住民の意見を聞くことができないということですので、お願いをしたいと思います。
○議長(
荒木桂男君) これより質疑を行います。質疑ありませんか。
(なしの声あり)
○議長(
荒木桂男君) これにて質疑を終結します。
これより討論に入ります。討論はありませんか。
(なしの声あり)
○議長(
荒木桂男君) これにて討論を終結します。
これより発議第10号 議会改革検討特別委員会の委員の任期の変更についてを採決します。
お諮りします。本案は原案のとおり決することに御異議ありませんか。
(異議なしの声あり)
○議長(
荒木桂男君) 異議なしと認めます。よって、本案は可決とされました。
以上で、本日の日程はすべて終了しました。
来る10月5日は、午後1時30分から本会議を開き、付託案件について委員長報告、質疑、討論、採決を行います。
本日はこれにて散会します。御苦労さまでした。
午後 0時06分 散会
以上会議のてん末を記載し、
地方自治法第123条第2項の規定により署名する。
平成17年9月21日
原村議会議長 荒 木 桂 男
原村議会議員 日 達 徳 吉
原村議会議員 長谷川 寛
原村議会議員 菊 池 敏 郎...