安曇野市議会 > 2022-08-23 >
09月01日-01号

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  1. 安曇野市議会 2022-08-23
    09月01日-01号


    取得元: 安曇野市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-05-06
    令和 4年  9月 定例会安曇野市告示第396号令和4年安曇野市議会9月定例会を、次のとおり招集する。   令和4年8月23日                      安曇野市長 太田 寛1 期日  令和4年9月1日(木)2 場所  安曇野市議場          ◯応招・不応招議員応招議員(22名)  1番  矢澤毅彦       2番  中村芳朗  3番  大竹啓正       4番  増井裕壽  5番  岡村典明       6番  辻谷洋一  7番  橋本裕二       8番  臼井泰彦  9番  小林陽子      10番  松枝 功 11番  竹内秀太郎     12番  中村今朝子 13番  林 孝彦      14番  井出勝正 15番  増田望三郎     16番  猪狩久美子 17番  召田義人      18番  内川集雄 19番  宮下明博      20番  小林純子 21番  一志信一郎     22番  平林 明不応招議員(なし)          令和4年安曇野市議会9月定例会議事日程(第1号)                   令和4年9月1日(木曜日)午前10時開議第1 会議録署名議員の指名第2 会期の決定第3 諸般の報告第4 議案第66号 安曇野市職員の育児休業等に関する条例の一部を改正する条例   議案第67号 安曇野市体育施設条例の一部を改正する条例   議案第68号 安曇野市文化振興基金条例   議案第69号 安曇野市博物館条例の一部を改正する条例第5 議案第70号 令和4年度安曇野市一般会計補正予算(第3号)   議案第71号 令和4年度安曇野市国民健康保険特別会計補正予算(第1号)   議案第72号 令和4年度安曇野市後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)   議案第73号 令和4年度安曇野市介護保険特別会計補正予算(第1号)   議案第74号 令和4年度安曇野市産業団地造成事業特別会計補正予算(第1号)   議案第75号 令和4年度安曇野市有明荘特別会計補正予算(第1号)   議案第76号 令和4年度安曇野市水道事業会計補正予算(第1号)   議案第77号 令和4年度安曇野市下水道事業会計補正予算(第1号)第6 議案第78号 令和3年度安曇野市一般会計歳入歳出決算の認定について   議案第79号 令和3年度安曇野市国民健康保険特別会計歳入歳出決算の認定について   議案第80号 令和3年度安曇野市後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算の認定について   議案第81号 令和3年度安曇野市介護保険特別会計歳入歳出決算の認定について   議案第82号 令和3年度安曇野市上川手山林財産特別会計歳入歳出決算の認定について   議案第83号 令和3年度安曇野市北の沢山林財産特別会計歳入歳出決算の認定について   議案第84号 令和3年度安曇野市有明山林財産特別会計歳入歳出決算の認定について   議案第85号 令和3年度安曇野市富士尾沢山林財産特別会計歳入歳出決算の認定について   議案第86号 令和3年度安曇野市穂高山林財産特別会計歳入歳出決算の認定について   議案第87号 令和3年度安曇野市産業団地造成事業特別会計歳入歳出決算の認定について   議案第88号 令和3年度安曇野市有明荘特別会計歳入歳出決算の認定について   議案第89号 令和3年度安曇野市水道事業会計利益の処分及び決算の認定について   議案第90号 令和3年度安曇野市下水道事業会計利益の処分及び決算の認定について第7 報告第19号 令和3年度決算に基づく安曇野市健全化判断比率について   報告第20号 令和3年度決算に基づく安曇野市産業団地造成事業特別会計資金不足比率について   報告第21号 令和3年度決算に基づく安曇野市有明荘特別会計資金不足比率について   報告第22号 令和3年度決算に基づく安曇野市水道事業会計安曇野市下水道事業会計資金不足比率について第8 議案第91号 市有財産の処分について(安曇野市消防団第12分団第3部第2班詰所建物の譲与)   議案第92号 市有財産の処分について(安曇野市南小倉林業研修集会施設土地及び建物の譲与)   議案第93号 市道の認定について   議案第94号 地区土地利用計画について---------------------------------------出席議員(22名)   1番  矢澤毅彦       2番  中村芳朗   3番  大竹啓正       4番  増井裕壽   5番  岡村典明       6番  辻谷洋一   7番  橋本裕二       8番  臼井泰彦   9番  小林陽子      10番  松枝 功  11番  竹内秀太郎     12番  中村今朝子  13番  林 孝彦      14番  井出勝正  15番  増田望三郎     16番  猪狩久美子  17番  召田義人      18番  内川集雄  19番  宮下明博      20番  小林純子  21番  一志信一郎     22番  平林 明欠席議員(なし)---------------------------------------地方自治法第121条の規定により説明のため出席した者の職氏名  市長     太田 寛     副市長    中山栄樹  教育長    橋渡勝也     総務部長   平林洋一                  市民生活  政策部長   渡辺 守            山田真一                  部長                  保健医療  福祉部長   鳥羽 登            吉田美千代                  部長                  商工観光  農林部長   赤澤哲也     スポーツ   野口武史                  部長  都市建設            危機         今吉 聡            児林信治  部長              管理監  上下水道         堀内寅生     教育部長   矢口 泰  部長  会計              代表         山田留美            川上則文  管理者             監査委員                  政策経営  総務課長   丸山修一            黒岩一也                  課長 ---------------------------------------事務局職員出席者  事務局長   沖 雅彦     次長     青木規素  議事係長   細田ユカリ--------------------------------------- △開会及び開議の宣告 ○議長(平林明) 令和4年9月1日木曜日、安曇野市議会9月定例会初日を行います。 開会に当たり、申し上げます。 今定例会も議場内における上着の着用は、適宜対応をお願いいたします。 また、新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、議場内ではマスク等着用とし、会議中の発言もマスク等着用のままとしますので、お願いいたします。 これより令和4年安曇野市議会9月定例会を開会いたします。 ただいまの出席議員数は22名で、定足数に達しております。 よって、直ちに本日の会議を開きます。                             (午前10時00分)--------------------------------------- ○議長(平林明) 最初に、委員の選任について御報告いたします。 このたびの会派の異動に伴い選任された議会運営委員会委員2名及び議会広報特別委員会委員2名について、委員会条例第8条第1項の規定により、議長において、お手元に配付の選任書のとおり、議会運営委員及び議会広報特別委員に指名しました。 同じく、会派の異動に伴い選任された議会改革推進委員会委員2名について、議会改革推進委員会設置要綱第3条第1項の規定により、議長において、お手元に配付の選任書のとおり、議会改革推進委員に指名しました。--------------------------------------- △議事日程の報告 ○議長(平林明) 続きまして、議事日程の報告を申し上げます。 本日は、市長より報告4件、議案29件が提出されております。あらかじめ皆様に御配付申し上げてあるとおりでございます。 本日の議事は、お手元の議事日程第1号により進めてまいります。---------------------------------------会議録署名議員の指名 ○議長(平林明) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。 会議録署名議員には、会議規則第81条の規定により、16番、猪狩久美子議員、17番、召田義人議員、18番、内川集雄議員を指名いたします。--------------------------------------- △会期の決定 ○議長(平林明) 日程第2、会期の決定を議題といたします。 お諮りいたします。本定例会の会期は、本日9月1日から9月28日までの28日間といたしたいと思います。これに御異議ありませんか。     (「異議なし」の声あり) ○議長(平林明) 御異議なしと認めます。 よって、会期は本日9月1日から9月28日までの28日間と決定いたしました。--------------------------------------- △諸般の報告 ○議長(平林明) 日程第3、諸般の報告をいたします。 市長から、地方自治法第243条の3第2項の規定により、一般社団法人豊科開発公社第36期決算報告書、令和4年度事業計画及び収支予算書、株式会社ほりでーゆ~第27期決算報告書、第28期経営方針と施策及び令和4年度予算、株式会社ファインビュー室山第25期決算報告書、令和4年度営業計画及び予算、株式会社三郷農業振興公社第21期決算報告書、令和4年度第22期事業計画及び収支予算が、また、教育委員会からは、地方教育行政の組織及び運営に関する法律第26条の規定により、令和3年度教育委員会の事務の管理及び執行状況の点検及び評価報告書が、それぞれ議会に提出されております。 また、監査委員から、地方自治法第235条の2第3項の規定により、例月現金出納検査報告書が議会に提出されております。 なお、議長の諸会議等出席状況は、お手元に御配付申し上げてあるとおりでございます。御承知願います。--------------------------------------- △市長挨拶 ○議長(平林明) ここで、市長から発言を求められております。これを許します。 太田市長。     (市長 太田 寛 登壇) ◎市長(太田寛) おはようございます。 定例会開会に当たり、御挨拶を申し上げます。 本日、令和4年安曇野市議会9月定例会を招集させていただきましたところ、議員各位におかれては御出席を賜り、お礼を申し上げます。 最初に、新型コロナウイルス感染症関係について申し上げます。 現在、第7波の感染が続き、医療への負荷が増大しております。長野県は、全県に「医療非常事態宣言」を発出し、感染警戒レベルを6に引き上げました。加えて、8月24日から「BA.5対策強化宣言」が、9月4日まで発出されております。 安曇野市でも連日、新規陽性者が多数発生している状況です。命を守ることを最優先し、65歳以上の高齢者、基礎疾患のある方など重症化リスクの高い方やその同居者・身近で接する方は、換気の実施や密の回避など、感染しない・させない行動をお願いします。 現段階では、会食における人数・時間制限や公共施設の予約停止などの措置は行いません。市民の皆様は、マスクの適切な着用など感染防止対策の徹底をお願いします。事業者の皆様は、業種ごとのガイドラインを再確認し、社会経済活動が維持できるよう御協力をお願いします。 医療機関の負荷を軽減するため、重症化リスクが低い方は、「軽症の場合は自宅での健康観察」、「受診前の自己検査」を御検討ください。 また、若い世代の皆様も、感染リスクを下げるためのワクチン接種を御検討ください。陽性者の増加を食い止め、医療の逼迫を回避し、社会経済活動を維持するため、皆様の御協力をお願いします。 現在、市では、2回目の接種から必要な期間を経過した12歳以上の全ての対象者へ、新型コロナワクチンの3回目の接種が受けられるよう進めておりまして、8月31日現在、対象者の接種率は86.55%となっております。 4回目の追加接種については、60歳以上の方、18歳以上60歳未満で基礎疾患を有する方、その他重症化リスクが高いと医師が認める方を対象に、3回目接種から5か月以上経過後に接種が受けられるよう順次案内をしております。 さらに、7月22日からは医療従事者等も対象に追加され、接種を進めてまいりました。8月31日現在、60歳以上の接種率は61.74%となっております。また、5歳から11歳の接種率は、8月31日現在、1回目が32.02%、2回目が29.68%となっております。 次に、経済対策について申し上げます。 コロナ第6波の到来及び本年1月の「まん延防止等重点措置」の発出により、売上げ減少などの影響を受けた市内事業者への支援として、国の事業復活支援金を受給した事業者への10万円の上乗せ給付を7月まで行いました。その実績は、1,483件で、1億4,830万円の給付をさせていただきました。 また、コロナ禍において燃料費高騰の影響を受けた市内事業者の経営を支援するため、上限額20万円を給付いたします原油高騰等対策事業の申請受付を、7月20日から実施しております。現在、50件、709万9,000円の給付をさせていただいておりますが、申請の期限が今月末までとなっております。該当する事業者の皆様には、ぜひ市商工会へ申請していただきますようお願いいたします。 国の施策として実施しております令和4年度課税情報を活用した「住民税非課税世帯等に対する臨時特別給付金」につきましては、7月1日から受付を開始し、8月30日現在、826世帯、8,260万円を支給いたしました。この受付の締切りは、10月1日までとなっており、支給条件の確認後、支給決定を行い、順次支給を行っております。 5月に専決補正をさせていただきました「低所得の子育て世帯に対する子育て世帯生活支援特別給付金」につきましては、国の5万円に市独自分の5万円を上乗せしました児童1人当たり10万円を、8月末現在で、低所得のひとり親世帯に536件、7,630万円、ひとり親以外の世帯に391件、6,410万円を支給しております。この給付金の申請期間は、来年2月末となっております。今後も随時支給を行ってまいります。 次に、ウクライナ対応並びに平和関連事業について御報告いたします。 去る7月17日、日曜日でございましたが、セルギー・コルスンスキー駐日ウクライナ大使安曇野市役所を表敬訪問されました。 当日は、安曇野市、安曇野市議会、関係団体の代表者が出席し、私からは、今年2月のロシアによるウクライナ侵攻に多くの日本人が深い悲しみを感じており、ロシアのウクライナへの攻撃は断じて許すことができないことをお伝えしました。 また、平林市議会議長からは、犠牲となられた方々に対し謹んで哀悼の意を表するとともに、さきの3月定例会において「ロシアによるウクライナ侵略を厳しく非難し、即時撤退を求める意見書」を市議会が決議し、国へ提出したことをお伝えいただきました。これに対し、駐日ウクライナ大使閣下からは、ウクライナの現状を御説明いただき、それとともに、日本が真の友好国になっていただいていることへの感謝の言葉をいただきました。 結びに当たりまして私からは、安曇野市民を代表して、安曇野市長としてウクライナへの連帯を表明いたしました。 今後も、一日も早いウクライナの平和と安定、そしてウクライナ国民の幸せを願うものであります。 次に、新型コロナの影響で2年続けて中止となっておりました「広島平和記念式典参加事業」を、今年は8月5日、6日に実施いたしました。市内の中学校7校から13名の生徒が参加し、ボランティアによる被爆体験記や原爆詩の朗読を聞き、感じたことを熱心にメモしていたと聞いております。 また、2日目は、平和記念式典に参列し、平和宣言や平和への誓いを聞き、それぞれ、今回の体験を通じて平和への思いを新たにしているようであったとの報告を受けております。 参加した生徒による文集を作成し、12月3日に開催する「平和と人権のつどい」で発表していただくことを予定しております。 また、市と市教育委員会は、市民団体の皆様とともに、毎年夏に開催しております「安曇野 戦争と平和展」を本庁舎1階ロビーにて、7月15日から17日まで開催をいたしました。 昨年から、市内中学校へも資料を巡回展示し、平和学習に役立ててもらう取組を始め、今年は「ヒロシマ・ナガサキ原爆写真パネル」等のほか、豊科郷土博物館が作成いたしました「戦争を記憶する石碑」を展示いたしました。 次に、平和都市宣言10周年記念事業についてです。 「安曇野市平和都市宣言」は平成24年12月19日に制定され、今年は10周年を迎えます。この節目の年に、広島を拠点に「被爆ピアノ」で演奏会を行っている調律師矢川光則様をお迎えし、平和をテーマとしたイベントを実施いたします。期間は、9月24日から28日までの5日間で、初日は、穂高交流学習センター「みらい」で、矢川さんをモデルにした映画「おかあさんの被爆ピアノ」を上映いたします。 また、25日、日曜日でございますが、同じく「みらい」で、元宝塚歌劇団のまほろば遊さん、ピアニストの川添由梨香さんをお迎えし、朗読と歌による平和祈念コンサートを開催いたします。 なお、被爆ピアノは、9月26日月曜日から28日水曜日まで、市役所1階東側ロビーに展示いたします。これを機に、市民の皆さんが平和都市宣言の意義を再確認いただくことを期待しております。 次に、共生社会づくりについてです。 多様性を尊重し合う共生社会の実現を目指して、7月6日に新たな体制で安曇野市多様性を尊重し合う共生社会づくり審議会を発足し、令和5年度から令和9年度までを計画期間とする「多様性を尊重し合う共生社会づくり計画」の策定を開始しました。 8月6日には、市役所本庁舎大会議室におきまして、「安曇野市共生社会づくりフォーラム」を開催し、約70名が参加いたしました。「安曇野市共生社会づくりフォーラム」は、昨年度まで「男女共同参画フォーラム」として開催していたものを刷新して、開催いたしました。 前半は、長野県男女共同参画センターあいとぴあとの共催で、コーチングアカデミー諏訪校校長の土橋桂子さんに、「受けとめ力アップで 一人ひとりを大切に」をテーマに御講演をいただきました。後半のシンポジウムでは、5人のパネリストが、誰もが輝ける共生社会にしていくためにアイデアを出し合うなど、実践に重点を置いた内容で行いました。 次に、観光の振興についてです。 株式会社モンベルアウトドア活動の促進による地域の活性化や市民生活の向上に係る包括連携協定を7月11日に締結いたしました。アウトドアスポーツの聖地化を目指す安曇野市にとって、株式会社モンベルの知見を生かし、山岳観光やアウトドア・アクティビティによる観光戦略の推進はもちろん、観光以外での幅広い分野で連携した取組にもつなげてまいります。 また、安曇野の夏の風物詩となりました「安曇野花火」が、8月14日に3年ぶりに開催されました。第15回となる今年は、新型コロナウイルス対策などから規模縮小での開催ではありましたが、「安曇野の思い出」をテーマに、約1,000発の色とりどりの花火が夜空を彩りました。御協力をいただきました商工業事業者の皆様をはじめ、協賛いただきました皆様、地元の皆様に改めてお礼を申し上げます。 来年度は、多くの皆様に楽しんでいただけるよう、通常規模での開催ができることを願っております。 次に、スポーツ振興についてです。 安曇野市マウンテンバイクコースにつきまして、お盆期間中は天候にも恵まれ、県内外から多くの利用者に訪れていただき、8月14日には来場者1,000人を達成しました。引き続き、多くの皆様に安曇野の自然を満喫していただきながら、マウンテンバイクの楽しさを体感していただけるよう、PRしたいと考えております。また、9月から10月にかけては、マウンテンバイクコースを利用したマウンテンバイク親子教室を5回開催する予定であり、現在、参加者を募集しております。 今後、施設の一部に利用者の駐車場やマウンテンバイクの洗車場を整備し、利用者の利便性の向上を図ってまいります。 また、青少年のバレーボール選手を育成強化することが目的の「安曇野ジュニアスポーツ選手育成事業」を、今年度も7月から8月まで全8回開催し、男女合わせて約60名の中学生が、バレーボールトッププレーヤーから一流の技術を学びました。 次に、農業振興についてです。 朝採れの安曇野市の農産物を、特急あずさ号でJR新宿駅に運び、首都圏の皆様に販売する「あずさマルシェ」を開催し、安曇野市の農産物を宣伝いたします。開催日は9月28日から30日までの3日間とし、場所はJR新宿駅東南改札内の催事場で行います。販売は、新鮮な農産物のほか、安曇野市と南安曇農業高等学校との連携により、生徒が開発し商品化された「有明かぼちゃようかん」も販売いたします。また、新米の購入者には、特典として安曇野市上水道課ミネラルウォーターを無料で配布し、その水で御飯を炊いていただくなど、北アルプスの清流で育った新米をよりおいしく、安曇野市の農産物をより身近に感じていただきたいと考えております。 コロナ禍において、首都圏の消費者に対し、安曇野市の農産物を確実にPRできる事業のひとつとして取り組んでまいります。 また、恵まれた気候風土で育った「Made in安曇野」の農畜水産物を食材といたしましたオール安曇野産のフルコースメニューを考案し、食を通じて安曇野市の地場産品の魅力を市の内外に発信する取組を進めてまいります。 第1弾といたしまして、長野県「おいしい信州ふーど」公使の横山タカ子さんに監修をしていただき、安曇野市で生産された農産物等を使った、安曇野らしい魅力的な和食のメニューを考案していただきます。 10月2日正午から、明科七貴にあります「古民家やど初太郎」におきまして、お披露目会を開催いたします。お披露目会では、メニューに使用した食材が農家さんにより作られ、横山さんの手により、美しくおいしい料理になっていく過程をまとめた動画を放映いたします。 今回、考案していただいたメニューにつきましては、横山さんが銀座NAGANO2階のイベントスペースで定期的に開催しておられる「信州の長寿ごはん」で、11月30日に披露していただくこととなっており、こちらでもオール安曇野産のメニューをPRしてまいります。 なお、考案していただいたレシピはパンフレットにまとめ、安曇野の食材の特徴とおいしさを県内外に紹介します。 以前より、地元農産物を使った料理開発に御協力いただいております安曇野調理師会の皆様にも御協力をいただきながら、今後とも安曇野産の農産物の活用・PRに取り組んでまいりたいと考えております。 次に、保健医療関係です。 8月4日に安曇野赤十字病院から、財政支援の要望を受けました。「新型コロナウイルスの影響により経営が難しい状況で、このままの状況が続くと現在の病院機能の維持が困難となり、現在、病院が担っている市民の皆様への医療・保健・福祉の提供に関して影響が懸念される」との説明がございました。 安曇野赤十字病院は、市民病院的な役割を担っていただき、市民の患者も多く、新型コロナワクチン接種やPCR検査センター運営への支援など、市の事業にも協力をいただいております。また、新型コロナ患者の受入れや、発熱外来の設置など最前線で対応をいただいております。 安曇野市としましても、公的医療機関である安曇野赤十字病院の経営改善に向けた取組が必要であると判断し、安曇野赤十字病院に対する財政支援として、この9月議会に補正予算として計上いたしました。 また、長野県が新生児に対して公費負担で実施しております25項目の先天性代謝異常等検査に、新たに10月からオプショナル新生児スクリーニング検査として2項目、「原発性免疫不全症」、「脊髄性筋萎縮症」が追加されることになりました。検査により早期に発見し、適切な医療を行うことで発症を抑えたり、症状を軽減したりすることができます。 この2項目の検査は、いずれも任意で保護者負担となりますが、安曇野市では保護者の負担軽減を図り、検査をできるだけ受けていただくよう、県内で初めてでございますが、この検査費用全額を助成することと考えております。この当該予算も補正予算として計上いたしましたので、併せて御審議いただきますようお願い申し上げます。 次に、防災体制の充実についてです。 令和4年3月定例議会におきまして、補正予算の御承認をいただいております豪雨災害時における内水氾濫に対処するための可搬式排水ポンプ4基の購入につきまして、この7月末に納品となりました。これによりまして、昨年、一昨年の豪雨の際、犀川の水位が上昇し、明科地区犀川左岸において発生しました内水氾濫被害の軽減に取り組んでまいります。 また、排水ポンプ車につきましては、既に発注済みとなっておりますが、昨今の半導体不足の影響を受けまして、令和5年3月の納車を予定しております。 その他の施策でございます。 本年3月に包括連携協定を締結いたしました日本郵便株式会社安曇野市内郵便局と、8月10日に第1回全体会議を開催いたしました。この協定では、それぞれが有する人的・物的資源を有効活用し、住民サービス向上と地域経済の活性化に寄与することを目的としておりまして、目標の具現化について協議いたしました。 当日は、日本郵便株式会社中信地区連絡会丸山地区統括局長をはじめ市内の14郵便局長に御参加をいただき、市の担当部局長との間で今後の事業等について協議いたしました。従来から実施しております生活安全情報提供や地域見守り活動等の強化に加え、新たな連携の取組に期待をしております。 次に、ご当地ナンバーの導入についてでございます。 7月4日に安曇野市、生坂村、松川村、池田町の4市町村で安曇野ナンバー検討協議会を設立し、県をオブザーバーに迎え、安曇野ナンバーの実現に向けた事務を開始いたしました。 7月末から住民アンケートを実施し、現在、集計作業を行っております。今後、10月に開催予定の2回目の協議会で、アンケート結果を基に申請の是非を判断して参ります。 以上、市政の状況について御説明いたしました。 本定例会に付議を予定している案件は、報告4件、議案29件で、このうち条例関係が4件、補正予算8件、決算の認定13件、その他が4件でございます。 一般会計補正予算(第3号)につきましては、13億6,200万円を増額し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ446億4,100万円とするものです。 主な内容は、普通交付税の交付額決定による増額、御厚意による指定寄附金の増額、子宮頸がんワクチンの未接種年代への接種費用、安曇野赤十字病院に対する財政支援、新生児スクリーニング検査による経費の助成、飼料価格高騰の影響を受ける畜産農家への助成等による増額です。 新型コロナウイルス感染症対策に係る主な補正内容といたしましては、外来検査センターの設置期間延長に伴う費用、4回目ワクチン追加接種に係る接種体制費用、小・中学校における感染症対策用品の購入費用等を増額いたしました。 次に、令和3年度一般会計の歳入歳出決算状況につきましては、歳入決算額は500億3,322万円、歳出決算額は488億3,839万円で、令和4年度への繰越財源を控除した実質収支額は9億5,803万円、一般会計と10の特別会計を含めた実質収支額の総額は12億7,606万円で、全ての会計において黒字決算となりました。 全会計を合計いたしました地方債残高につきましては、合併時には957億円ありましたが、縮減に努めた結果、現在は695億円余りとなっております。 また、財政健全化判断比率であります実質公債費比率につきましては、令和2年度が9.5%でしたが、令和3年度は9.1%へと改善し、将来負担比率は、令和2年度が4.2%でしたが、令和3年度は財政健全化に伴いまして算定がされておりません。このことからも、健全な財政運営が堅持できているものと捉えております。 以上申し上げました。よろしく御審議を賜りますますようお願い申し上げます。--------------------------------------- △議案第66号から議案第69号の一括上程、説明 ○議長(平林明) 直ちに議事に入ります。 日程第4、議案第66号から議案第69号までの、以上4件の条例議案を一括議題といたします。 これより議案4件について提案説明に入ります。 最初に、議案第66号の提案理由の説明を求めます。 平林総務部長。 ◎総務部長(平林洋一) 議案第66号 安曇野市職員の育児休業等に関する条例の一部を改正する条例について御説明いたします。 条例改正の趣旨でございますが、地方公務員の育児休業等に関する法律が一部改正され、本年10月1日から施行されることを受けまして、本市の条例の一部を改正するものでございます。 今回の法律改正で、育児休業は、生後8週間の期間とそれ以降の期間でそれぞれ2回まで分割して取得できるよう、取得回数制限が緩和されます。 条例改正の主な内容ですが、非常勤職員の子が生後8週以内の場合に育児休業を取得する場合の要件の緩和、同じく非常勤職員の子が1歳以上の場合に育児休業を取得する場合の取得時期を柔軟化、及び再度の育児休業取得に係る「条例で定める特別の事情」を改正するものであります。 条例案の第2条第3号では、非常勤職員が生後8週間以内に育児休業を取得する場合の要件を規定し、これまでより短期間の雇用、具体的には生後8週以後6か月先の雇用が予定される場合に育児休業を取得できるよう、取得要件を緩和するものであります。 続いて、第2条の3第3号のアですが、夫婦同時あるいは夫婦交替で育児休業を取得する場合の規定です。これまでは、1歳到達から1歳6か月の期間の途中での育児休業の取得が認められていなかったのですが、期間中に夫婦で交替して育児休業を取得できるよう取得要件を柔軟化するものです。 第3条では、再度の育児休業取得に係る「条例で定める特別の事情」を改正するものであり、具体的には保育所に入れない場合等を特別の事情として加える改正です。 本改正は、令和4年10月1日から施行することといたします。 説明は以上です。 ○議長(平林明) 次に、議案第67号の提案理由の説明を求めます。 野口商工観光スポーツ部長。
    ◎商工観光スポーツ部長(野口武史) 議案第67号 安曇野市体育施設条例の一部を改正する条例について御説明申し上げます。 安曇野市マウンテンバイクコースにつきましては、利用者のニーズに対応したきめ細やかな質の高いサービスを提供し、効率的、効果的かつ安全な管理運営を行うことを目的として、令和5年度から指定管理者制度を導入する予定でございます。そのため、指定管理者がマウンテンバイクコースの管理運営を行えるように、指定体育施設に同施設を新たに加えるものです。 改正の主な内容でございますが、第3条第1項の表の指定体育施設に「安曇野市マウンテンバイクコース」を加えます。 これに伴い、同施設の利用許可に関する権限が市長及び指定管理者となることから、第7条第3項中、「市長」を「市長等」といたします。 また、第13条の同施設の利用料金の減免基準につきましては、安曇野市マウンテンバイクコース管理規則に規定していることから、同施設が指定管理者による管理となった場合には、同管理規則、すなわち「市長が別に定める基準により」減免することとするものでございます。 附則といたしまして、この条例は、令和5年4月1日から施行することとし、指定管理者の指定及び必要な手続につきましては、施行日前においても行うことができるものとしております。 説明は以上でございます。 ○議長(平林明) 続いて、議案第68号、議案第69号の以上2件について、一括して提案理由の説明を求めます。 矢口教育部長。 ◎教育部長(矢口泰) それでは、議案第68号 安曇野市文化振興基金条例について御説明いたします。 本条例案は、「安曇野市博物館等における美術品取得及び特別企画展開催基金条例」を全部改正し、名称を「安曇野市文化振興基金条例」に改正し、これまでの基金の用途であった安曇野市立博物館での美術品購入や特別企画展の開催に追加して、博物館等の整備や文化芸術活動の実施に基金を処分することができるようにするものでございます。 附則として、この条例は、公布の日から施行いたします。 続きまして、議案第69号でございます。安曇野市博物館条例の一部を改正する条例でございます。 本改正案は、博物館法が一部改正となり、条文が追加となったため、条例中に引用する関係条項を整理し、あわせて字句整理を行うものでございます。 市の博物館の管理運営に当たっては、変更となる部分はございません。 附則といたしまして、この条例は、博物館法の改正施行に合わせ、令和5年4月1日から施行いたします。 説明は以上でございます。 ○議長(平林明) 以上で、議案第66号から議案第69号までの説明は終わりました。--------------------------------------- △議案第70号から議案第77号の一括上程、説明 ○議長(平林明) 日程第5、議案第70号から議案第77号までの、以上8件の補正予算議案を一括議題といたします。 これより議案8件について提案説明に入ります。 最初に、議案第70号について、提案理由の説明を求めます。 平林総務部長。 ◎総務部長(平林洋一) 議案第70号 令和4年度安曇野市一般会計補正予算(第3号)について御説明いたします。 今回の補正予算は、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ13億6,200万円を追加し、446億4,100万円とするものです。 議案書により、主なものについて御説明をいたします。また、予算説明書を併せて御覧ください。 2ページの歳入です。 11款地方交付税は、全額普通交付税の増額です。 13款分担金及び負担金は、耕地災害復旧事業負担金が主なものであります。 15款国庫支出金は、新型コロナウイルスワクチン接種対策費負担金及び学校等における感染症対策等支援事業補助金が主なものです。 16款県支出金は、低所得者保険料軽減県負担金過年度分の増額や耕地災害復旧事業費補助金、長野県新型コロナウイルス感染症外来・検査センター事業実施業務委託金が主なものです。 18款の寄附金は、市民の皆様などからの尊い御寄附とふるさと寄附金の増額が主なものです。 19款繰入金は、減債基金繰入金が主なものであります。 20款繰越金は、前年度決算に基づくものであります。 21款諸収入は、県土改良に伴う農村公園補償費が主なものです。 22款市債は、発行可能額の決定に伴う臨時財政対策債の減額、また、地方債発行残高を抑えるため借換債の発行を取りやめたことなどによる減額が主なものです。 以上が歳入の概要であります。 次、3ページの歳出であります。 なお、組織改編などに伴います職員給与等の補正については、説明を省略をさせていただきます。 2款総務費は、ふるさと寄附金の年度内見込額の見直しによる増額、本庁舎など公共施設の男性用個室トイレにサニタリーボックスの設置及び繰越金の確定による財政調整基金への積立てに伴う増額が主なものであります。 3款民生費は、市民の方から頂戴した指定寄附の目的に資するため、福祉基金への積立金の増額が主なものであります。 4款衛生費は、安曇野赤十字病院に対する財政支援、子宮頸がんワクチンの積極的な勧奨実施及び本年10月から新たに実施をいたします新生児スクリーニング検査に係る検査料の一部助成に伴う増額が主なものであります。 また、清掃費では、一部のごみ集積所更新に伴う増額がございます。 6款農林水産業費は、ビレッジ安曇野の浴室サウナの改修工事、新規就農者等に対する補助並びに配合飼料価格高騰の影響を受ける畜産農家支援のための増額が主なものであります。 7款商工費は、本市への冬季の誘客を図るため、穂高神社で実施しております安曇野神竹灯の開催期間を試験的に延長することに伴う増額が主なものです。 8款土木費は、市道新設改良事業の増加、下水道統廃合事業着手に伴う下水道事業企業会計への出資金、公営住宅の整備に伴う移転補償費の増額が主なものであります。 10款教育費は、小・中学校の新型コロナウイルス感染症対策用品の購入等に伴う増額及び債務負担行為設定に伴う小学校施設改修事業費の減額などが主なものであります。 11款災害復旧費は、重光堰等災害復旧事業実施に伴う増額です。 12款公債費は、予算額の変動はございませんが、借換債の発行を取りやめ、減債基金繰入金と一般財源の充当による財源の変更となります。 以上が歳出の概要です。 一般会計全体における職員給与関係の補正内容については、予算説明書70ページからの給与費明細書を御覧ください。 補正の主な理由は、一般職について組織改編と人事異動の反映、本年10月に採用予定の職員に伴う給与費等の増額であります。 議案書にお戻りください。 議案書5ページの「第2表 債務負担行為補正」であります。 記載されている追加3事業については、今年度から複数年契約となるため、債務負担行為を設定するものです。 議案書6ページの「第3表 地方債補正」です。 下水道会計への出資に伴う旧合併特例事業債による追加、臨時財政対策債発行可能額の決定に伴う減額の変更、また、記載4事業については、事業費の精査等による限度額の変更となります。 また、廃止につきましては、地方債発行残高を抑えるための借換債の発行取りやめによるものであります。 これらによりまして、市債の補正額は12億5,520万円の減額となり、補正後の発行予定額は22億7,780万円となります。 地方債現在高の見込み等につきましては、予算説明書73ページを御覧いただきたいと思います。 説明は以上です。 ○議長(平林明) 次に、議案第71号、議案第72号の以上2件について、一括して提案理由の説明を求めます。 吉田保健医療部長。 ◎保健医療部長(吉田美千代) それでは、議案第71号 令和4年度安曇野市国民健康保険特別会計補正予算(第1号)について御説明いたします。 議案書1ページをお願いいたします。 令和4年度安曇野市国民健康保険特別会計補正予算(第1号)は、次に定めるところによる。 (歳入歳出予算の補正) 第1条 歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ4,509万8,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ97億1,023万4,000円とする。 以下、記載のとおりでございます。 2ページをお願いいたします。 「第1表 歳入歳出予算補正」の歳入から御説明いたします。事項別明細書は、10ページからとなります。 4款県支出金、1項の県補助金は、43万5,000円の増で、歳出の2款保険給付費の増額補正分を交付金として受けるものでございます。 7款1項の繰越金は、令和3年度決算による前年度繰越金でございます。 続きまして、3ページの歳出を御覧ください。事項別明細書は、12ページからでございます。 2款保険給付費、主な内容でございます。2項高額療養費及び7項傷病手当諸費の給付費の増加によるものでございます。 3款国民健康保険事業費納付金、これは1項の医療給付費分及び2項後期高齢者医療支援金等分の増で、いずれも県へ納付する納付金の増額によるものです。 次に、14ページをお願いいたします。 5款1項の積立金は、基金への積立金の増でございます。 7款諸支出金、1項償還金利子及び還付加算金の増で、国庫補助金の返還金でございます。 8款1項の予備費の増で、歳入歳出の予算調整によるものです。 議案第71号は以上でございます。 続きまして、議案第72号の御説明をいたします。 令和4年度安曇野市後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)につきまして御説明いたします。 令和4年度安曇野市後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)は、次に定めるところによる。 (歳入歳出予算の補正) 第1条 歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ2,849万円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ13億5,599万7,000円とする。 以下、記載のとおりでございます。 2ページを御覧ください。 「第1表 歳入歳出予算補正」の歳入から御説明いたします。事項別明細書は、10ページからでございます。 4款1項の繰越金の増額でございます。主なものは、出納整理期間中に収納した保険料を繰り越し、本年度の歳出予算から納付金として支払うこととなりますので、繰越金に計上をするものでございます。 続きまして、3ページをお願いいたします。 2款1項後期高齢者医療広域連合納付金の増で、歳入の繰越金として見込んだ保険料を広域連合へ納付するための増額でございます。 議案第72号は以上でございます。 ○議長(平林明) 続いて、議案第73号について、提案理由の説明を求めます。 鳥羽福祉部長。 ◎福祉部長(鳥羽登) それでは、議案第73号 令和4年度安曇野市介護保険特別会計補正予算(第1号)について御説明いたします。 令和4年度安曇野市の介護保険特別会計補正予算(第1号)は、次に定めるところによる。 第1条 歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ2億3,738万円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ104億1,572万6,000円とする。 以下、記載のとおりでございます。 議案書の2ページ、「第1表 歳入歳出予算補正」の歳入から御説明いたします。 8款繰入金、1項一般会計繰入金は、システム改修委託による事務費繰入金と低所得者保険料軽減負担金の精算による増額であります。2項基金繰入金は、国・県からの過年度の負担金等の追加交付、令和3年度地域支援事業費確定等により、基金の繰入金を減額するものであります。 9款繰越金、1項繰越金は、令和3年度決算による前年度の繰越金であります。 続きまして、3ページの歳出、お願いいたします。 1款総務費、1項総務管理費は、介護報酬改定等に伴うシステム改修委託料でございます。 2款保険給付費、1項介護サービス等諸費は、低所得者保険料軽減負担金の確定等による財源振替となっております。 3款地域支援事業、2項包括的支援事業・任意事業費は、職員手当等の増額によるものであります。 6款基金積立金、1項基金積立金は、令和3年度決算に伴う余剰金を基金に積み立てるものでございます。 8款諸支出金、1項償還金及び還付加算金は、主に令和3年度の介護給付費と地域支援事業等の国庫負担金等の精算による返還金を補正するものであります。 議案第73号は以上でございます。 ○議長(平林明) 続いて、議案第74号、議案第75号の以上2件について、一括して提案理由の説明を求めます。 野口商工観光スポーツ部長。 ◎商工観光スポーツ部長(野口武史) 議案第74号 令和4年度安曇野市産業団地造成事業特別会計補正予算(第1号)について御説明申し上げます。 第1条 歳入歳出予算の補正の款項の区分及び当該区分ごとの金額並びに補正後の歳入歳出予算の金額は、「第1表 歳入歳出予算補正」による。 議案書の2ページをお願いいたします。 「第1表 歳入歳出予算補正」の歳入であります。 令和3年度決算により繰越金が確定したことから、3款繰越金12万7,000円の増額、2款一般会計からの繰入金を12万7,000円減額するものでございます。 続きまして、議案第75号 令和4年度安曇野市有明荘特別会計補正予算(第1号)について御説明申し上げます。 第1条 歳入歳出予算の補正の款項の区分及び当該区分ごとの金額並びに補正後の歳入歳出予算の金額は、「第1表 歳入歳出予算補正」による。 議案書の2ページをお願いいたします。 「第1表 歳入歳出予算補正」の歳入であります。 令和3年度決算により繰越金が確定したことから、3款繰越金が6,000円の増額となり、1款の一般会計からの繰入金を同じく6,000円減額するものでございます。 説明は以上でございます。 ○議長(平林明) 続いて、議案第76号、議案第77号の以上2件について、一括して提案理由の説明を求めます。 堀内上下水道部長。 ◎上下水道部長(堀内寅生) ただいま議題となりました議案第76号、議案第77号につきまして、別冊の補正予算説明書により説明いたします。 緑色の表紙のつづり、最後のほうになりますけれども、御用意いただければと思います。 令和4年度安曇野市水道事業会計補正予算(第1号)の2、3ページをお願いします。 地方公営企業法施行令第17条の2に規定される予算の実施計画になります。この内容について、8から11ページの予算説明書で御説明しますので、8、9ページをお願いします。 収益的収入及び支出の支出、第1款第1項第4目総係費は、既決予定額を8万2,000円増額するものです。増額の主な理由は、行政財産使用料の算定基礎となる固定資産評価額が評価替えに伴い増加となったことによります。 10、11ページをお願いします。 資本的収入及び支出の支出、第1款第1項第1目配水設備工事費は、既決予定額を1億2,000万円増額するもので、増額の理由については、整備計画に基づく漏水対策事業実施において、事業の施行により次年度以降実施予定区域の配水管に破管が生じ、漏水の原因となっているため、令和5年度実施予定の区域を前倒しして実施するものなど7,500万円の増並びに他部署の事業施行に伴い既設の配水管が支障になり、布設替えが必要となった補償工事が4,500万円増加したことによります。 第3目固定資産購入費278万8,000円の減額は、公用車の購入が、半導体部品の不足、物流などの影響により本年度中の納車が困難で、令和5年4月以降の見通しになるという情勢により、12ページの債務負担行為を設定し、令和5年度に購入することによるものです。 次に、12ページをお願いします。 債務負担行為に関する調書です。 普通乗用車購入事業について、令和5年度までの債務負担行為の設定をお願いするものです。 説明は以上です。 続いて、議案第77号 令和4年度安曇野市下水道事業会計補正予算(第1号)について、2ページをお願いします。 地方公営企業法施行令第17条の2に規定される予算の実施計画になります。この内容について、8から11ページの予算説明書で御説明いたしますので、8、9ページをお願いします。 収益的収入及び支出の支出、第1款第1項第1目管きょ費は、既決予定額を人事異動に伴う職員の人件費、研修費として222万8,000円増額するものです。 第6目総係費は、上水道事業会計でも御説明しましたが、固定資産評価替えに伴う行政財産使用料の増額により、既決予定額を6万円増額するものです。 10、11ページをお願いします。 資本的収入及び支出の収入、第1款第4項第1目他会計出資金1,720万円の増額は、明科地区の下水道施設統廃合事業において、令和4年度に実施する接続管渠実施設計業務についても、合併特例債が利用できることとなったことによるものです。 支出、第1款第1項第1目管きょ工事費は、既決予定額を739万8,000円増額するものですが、増額の主な内容は、下水道施設統廃合事業の接続管渠実施設計業務及び豊科光区の既設管渠沈下箇所解消工事等に伴う実施設計業務などの委託料69万9,000円の増額と、マンホールポンプ施設改築更新工事において傷みの激しい箇所を優先して更新することとしたことから、不足する工事請負費669万9,000円の増額を行うものです。 第4目排水設備工事費の76万8,000円の増額は、令和4年度の後半における必要経費を算定したところ、予算に不足が予想されるため行うものです。 次に、12ページをお願いします。 債務負担行為に関する調書です。 下水道施設統廃合事業の詳細設計業務について、地質調査業務に日数を要し、年度内の業務完了が見込めない状況となったため、債務負担行為の設定をお願いするものです。 説明は以上です。 ○議長(平林明) 以上で、議案第70号から議案第77号までの説明は終わりました。--------------------------------------- △議案第78号から議案第90号の一括上程、説明 ○議長(平林明) 日程第6、議案第78号から議案第90号までの、以上13件の決算議案を一括議題といたします。 これより議案13件について提案説明に入ります。 最初に、議案第78号について、提案理由の説明を求めます。 山田会計管理者。 ◎会計管理者(山田留美) それでは、お願いいたします。 議案第78号 令和3年度安曇野市一般会計歳入歳出決算の認定について、御説明いたします。 歳入から説明をさせていただきます。 決算書は、2ページ、3ページになります。事項別明細書は、10ページ、11ページからになります。 なお、金額は1万円単位で、1万円未満は切捨てとし説明申し上げます。 1款市税です。収入済額118億1,804万円、前年度対比マイナス1.02%、1億2,130万円の減額でございます。 個人市民税は、給与所得納税者の減少などにより、前年度より5,969万円の減、一方、法人市民税につきましては、申告納税額の増加もありまして、1億1,093万円の増となりました。 固定資産税は、新型コロナウイルス感染症緊急経済対策に関わる経済措置等により、2億2,471万円の減となりました。 2款地方譲与税は、収入済額5億220万円で、753万円の増額でございます。 3款利子割交付金は、収入済額851万円で、201万円の減額でございます。 4款配当割交付金は、収入済額6,595万円で、1,956万円の増額でございます。 5款株式等譲渡所得割交付金は、収入済額7,084万円で、1,726万円の増額でございます。 6款法人事業税交付金は、収入済額1億9,449万円で、8,665万円の増額でございます。 7款地方消費税交付金は、収入済額23億47万円で、1億9,356万円の増額でございます。 8款ゴルフ場利用税交付金は、収入済額3,684万円で、395万円の増額でございます。 9款環境性能割交付金、収入済額3,570万円で、264万円の増額でございます。 10款地方特例交付金、収入済額2億4,403万円で、1億2,580万円の増額でございます。 11款地方交付税、収入済額126億2,473万円で、16億8,660万円の増額でございます。 12款交通安全対策特別交付金、収入済額1,413万円で、60万円の減額でございます。 13款分担金及び負担金は、収入済額2億8,649万円、978万円の増額でございます。 続いて、4ページ、5ページをお願いいたします。事項別明細書は、16、17ページからになります。 14款使用料及び手数料は、収入済額2億8,258万円で、2,298万円の減額でございます。 15款国庫支出金、収入済額85億7,053万円、71億8,946万円の減額でございます。主に、住民税非課税世帯等に対する臨時特別給付事業補助金、子育て世帯等臨時特別支援事業補助金などが増となった一方、特別定額給付金給付事業費補助金、新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金などが減となりました。 16款県支出金は、収入済額23億9,562万円で、2,000万円の減額でございます。 17款財産収入は、収入済額8,056万円で、1,352万円の増額でございます。主に、市有土地売払収入の増などによるものです。 18款寄附金は、収入済額8億2,465万円、ふるさと寄附金の減少などにより、2億5,621万円の減額でございます。 19款繰入金は、収入済額18億6,379万円、2億3,335万円の減額でございます。 20款繰越金です。収入済額8億8,233万円、7,061万円の増額でございます。 21款諸収入、収入済額29億3,316万円、2億9,898万円の増額でございます。主に、制度資金元金収入の増などによるものです。 22款市債、収入済額39億9,749万円、9億4,852万円の減額でございます。 以上、一般会計収入済額の総額は、500億3,322万円、前年度対比マイナス11.12%、62億5,795万円の減額でございます。 不納欠損額は1,494万円で、前年度より2,205万円の減額となっております。 収入未済額ですが、3億9,767万円で、前年度より6,352万円の減額となっております。 続きまして、6ページ、7ページをお願いいたします。事項別明細書は、56、57ページからになります。 歳出でございます。 1款議会費は、支出済額2億2,388万円、前年度対比マイナス1.67%、381万円の減額でございます。 2款総務費は、支出済額84億3,427万円、前年度対比マイナス45.80%、71億2,710万円の減額でございます。主に、特別定額給付金給付事業の減などによるものです。 3款民生費、支出済額156億2,663万円で、前年度対比19.23%、25億1,982万円の増額でございます。主に、住民税非課税世帯等に対する臨時特別給付金給付事業、子育て世帯等臨時特別支援事業、穂高北部児童館整備事業の増などによるものです。 4款衛生費は、支出済額28億3,569万円で、前年度対比マイナス43.60%、21億9,244万円減額でございます。主に、穂高広域施設組合新ごみ処理施設建設事業に関わります一部事務組合負担金の減などによるものです。 5款労働費です。支出済額5,905万円、前年度対比マイナス30.60%、2,604万円の減額でございます。 6款農林水産業費、支出済額14億837万円で、前年度対比マイナス6.82%、1億306万円の減額でございます。 7款商工費、支出済額38億200万円、前年度対比マイナス14.78%、6億5,933万円の減額でございます。主に、プレミアム付商品券事業、新型コロナウイルス感染症拡大防止協力金事業の減などによるものです。 8款土木費、支出済額67億149万円、前年度対比で35.82%、17億6,728万円の増額でございます。 続いて、8ページ、9ページをお願いいたします。 9款消防費ですが、支出済額14億4,455万円、前年度対比マイナス3.17%、4,727万円の減額でございます。 10款教育費、支出済額は30億7,367万円で、前年度対比マイナス19.86%、7億6,193万円の減額でございます。主に、学校システム管理事業、中学校冷房設備等整備事業の減などによるものです。 11款災害復旧費は、支出済額6,921万円で、前年度対比マイナス25.31%、2,345万円の減額でございます。主に、道路災害復旧事業、耕地災害復旧事業の減などによるものです。 12款公債費、支出済額51億5,953万円、前年度対比1.71%、8,692万円の増額でございます。 13款予備費、予備費からの支出はございませんでした。 以上、一般会計支出済額の総額は488億3,839万円で、前年度対比マイナス11.86%、65億7,044万円の減額でございます。 翌年度繰越額は、繰越明許費が19事業で24億1,428万円、事故繰越しが4事業で3億3,393万円、合計27億4,821万円となり、前年度より1億8,690万円の減額でございます。 最後に、237ページをお願いいたします。 実質収支に関する調書について御説明いたします。 歳入総額500億3,322万9,000円、歳出総額488億3,839万2,000円、歳入歳出差引額は11億9,483万6,000円となり、翌年度へ繰り越すべき財源2億3,680万円を差し引いた実質収支額は9億5,803万6,000円となり、黒字決算となっております。 説明は以上です。 ○議長(平林明) 次に、議案第79号、議案第80号の以上2件について、一括して提案理由の説明を求めます。 吉田保健医療部長。 ◎保健医療部長(吉田美千代) それでは、議案第79号をお願いいたします。 令和3年度安曇野市国民健康保険特別会計歳入歳出決算の認定について。 地方自治法第233条第3項の規定により、令和3年度安曇野市国民健康保険特別会計歳入歳出決算を、別紙監査委員の意見を付けて議会の認定に付する。 初めに、歳入の説明から申し上げます。 決算書は240ページ、事項別明細書は244ページからとなります。 なお、金額につきましては、議案第79号、第80号、いずれも収入済額及び支出済額を万円単位、1万円未満切捨てで、主な内容について申し上げます。 1款国民健康保険税は、収入済額19億6,982万円で、不納欠損額は1,071万円、収入未済額は1億7,455万円でございます。 不納欠損につきましては、主に地方税法の規定によるもので、差し押さえる財産がない場合や住所不明などで徴収見込みがつかないことによるものでございます。 次に、2款使用料及び手数料、1項の手数料は100万円で、督促手数料でございます。 3款国庫支出金、1項の国庫補助金は320万円で、主な内訳は、新型コロナウイルス感染拡大に伴い、所得が減少した国保被保険者の国保税減免に関わる補助金が207万円でございます。 次に、246ページをお願いいたします。 4款県支出金、1項の県補助金は69億1,974万円で、主な内訳は、医療費等の支払いに対する普通交付金が68億2,251万円などでございます。 5款財産収入は96万円で、基金積立金利子でございます。 6款繰入金、1項他会計繰入金は、6億3,702万円でございます。主な内訳は、保険基盤安定事業や財政安定化支援事業などの繰入れでございます。 7款繰越金は、7,892万円でございます。 次に、248ページをお願いいたします。 8款諸収入は、9,720万円でございます。主な内訳でございます。1項の保険税の延滞金、4項の後期高齢者健診に対する広域連合からの受託料、6項の交通事故などに伴う第三者行為納付金や被保険者からの返納金などでございます。 以上、歳入合計は、収入済額で97億789万7,190円でございます。 続きまして、242ページの歳出についてお願いいたします。事項別明細書は、250ページからとなります。 1款総務費は、支出済額3,655万円、主なものは、1項の総務管理費で、事務的経費の一般管理費と県の国保連合会への負担金でございます。 次に、252ページをお願いいたします。 2款保険給付費は、68億6,765万円でございます。主なものは、1項の療養諸費で、医療費の保険者負担分として療養給付費や柔道整復などと、2項の高額療養費及び254ページの4項出産育児諸費の出産育児一時金51件分でございます。 次に、256ページをお願いいたします。 3款国民健康保険事業費納付金は、24億7,027万円でございます。これは、県の国民健康保険事業に要する費用に充てるため、納付するものでございます。 続いて、258ページをお願いいたします。 4款保健事業費は、1億6,505万円でございます。1項の保健事業費で、会計年度任用職員報酬等のほか、医療費通知経費、健康ポイント券配布経費及び2項の特定健康診査等事業費で、特定健診の委託料と人間ドックの補助が主なものとなっております。 次に、260ページをお願いいたします。 5款積立金は4,096万円で、国民健康保険支払準備基金への積立てでございます。 6款公債費の支出はございませんでした。 7款諸支出金は、7,872万円でございます。主なものは、保険税の還付金及び加算金、療養給付費等負担金返還金でございます。 8款予備費の支出はございませんでした。 以上、歳出合計は、支出済額96億5,923万4,158円でございます。 続きまして、265ページの実質収支に関する調書をお願いいたします。1,000円単位となっております。 歳入総額が97億789万7,000円、歳出総額が96億5,923万4,000円で、歳入歳出差引額及び実質収支額は4,866万3,000円となりまして、翌年度に繰り越すこととなります。 議案第79号は以上でございます。 続きまして、議案第80号をお願いいたします。 令和3年度安曇野市後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算の認定について。 地方自治法第233条第3項の規定により、令和3年度安曇野市後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算を、別紙監査委員の意見を付けて議会の認定に付する。 初めに、歳入から御説明いたします。 決算書の268ページ、事項別明細書は272ページからでございます。 1款後期高齢者医療保険料の収入済額は10億19万円、不納欠損額は32万円、収入未済額が506万円でございます。 2款使用料及び手数料、1項手数料は11万円で、督促手数料でございます。 3款繰入金は2億8,747万円、一般会計からの繰入れでございます。主なものは、保険基盤安定繰入金2億5,151万円でございます。 4款繰越金は、2,567万円でございます。 5款諸収入は47万円、延滞金及び保険料還付金でございます。 以上、歳入合計は、収入済額で13億1,394万5,277円でございます。 続きまして、270ページの歳出についてお願いいたします。事項別明細書は、274ページからとなります。 1款総務費は、支出済額467万円、一般管理費や保険料の徴収に係る事務的経費でございます。 2款後期高齢者医療広域連合納付金は12億8,020万円、保険料、事務費及び基盤安定に関わる負担金でございます。 3款諸支出金は46万円、保険料の還付金でございます。 4款の予備費は、支出がございませんでした。 以上、歳出合計は、支出済額12億8,535万4,335円でございます。 続きまして、279ページの実質収支に関する調書をお願いいたします。1,000円単位となります。 歳入総額が13億1,394万5,000円、歳出総額が12億8,535万4,000円で、歳入歳出差引額及び実質収支額は2,859万円でございます。歳入歳出差引額の数値の相違は、端数処理によって生じたものでございます。 議案第80号の説明は以上でございます。 ○議長(平林明) 続いて、議案第81号について、提案理由の説明を求めます。 鳥羽福祉部長。 ◎福祉部長(鳥羽登) それでは、議案第81号についてお願いいたします。 令和3年度安曇野市介護保険特別会計歳入歳出決算の認定について。 地方自治法第233条第3項の規定により、令和3年度安曇野市介護保険特別会計歳入歳出決算を、別紙監査委員の意見を付けて議会の認定に付する。 初めに、歳入から御説明いたします。 金額につきましては、1万円単位とさせていただきます。 1款保険料は、収入済額21億2,263万円、不納欠損額207万円、収入未済額は1,047万円であります。 2款使用料及び手数料は、収入済額24万円であります。 3款国庫支出金は23億250万円で、主なものは介護給付費に対する国庫負担金、国庫補助金等でございます。高齢化率等を考慮し交付される調整交付金などでございます。 4款支払基金交付金は25億1,175万円、こちらは2号被保険者の保険料であります。 5款県支出金は13億9,659万円、1項の介護給付費に対する県負担金が13億3,400万円、2項県補助金は6,259万円で、地域支援事業交付金であります。 6款サービス収入は2,148万円、介護予防サービス計画費収入であります。 7款財産収入は132万円、支払準備基金積立金の利子であります。 8款繰入金は13億3,569万円、一般会計からの繰入金であります。 9款繰越金は1億4,638万円、前年度からの繰越金であります。 10款諸収入は20万円、第三者納付金などであります。 以上によりまして、歳入合計は、収入済額で98億3,884万4,548円でございます。 続きまして、決算書の284ページ、歳出をお願いいたします。 1款総務費は、支出済額8,600万円であります。主なものは、1項総務管理費のほか、3項介護認定審査会費は、認定調査員の報酬及び松本広域連合認定審査会への負担金となっております。 2款保険給付費は、89億3,000万円であります。主なものは、1項介護サービス等諸費が85億1,647万円などであります。4項の特定入所者介護サービス等費、これにつきましては施設入所者への低所得者対策として、食費等の負担限度額を超えた分を給付したものでございます。 3款地域支援事業は、4億1,873万円であります。1項介護予防事業は1,271万円、一般介護予防事業における委託料等であります。2項包括的支援事業・任意事業費は9,596万円で、地域包括支援センターで行われる事業や地域包括ケア推進事業等でございます。3項の介護予防・日常生活支援総合事業は3億784万円、総合事業に関する介護予防生活支援サービス事業の負担金等でございます。 4款介護サービス事業費1,953万円、こちらは要支援者のケアプラン作成委託料であります。 5款基金積立金は、1億2,742万円でございます。 6款公債費の支出額はございません。 7款諸支出金は2,051万円、償還金及び還付加算金で、介護保険料の還付金や、国庫負担金等を翌年度精算して超過交付分を返還したものなどであります。 8款予備費につきましても、支出額はございません。 以上によりまして、歳出合計は、支出済額で96億222万7,344円でございました。 続きまして、305ページの実質収支に関する調書をお願いいたします。 1,000円単位となりますが、歳入総額が98億3,884万4,000円、歳出総額が96億222万7,000円で、歳入歳出差引額及び実質収支額は2億3,661万7,000円となり、翌年度に繰り越すこととなります。 議案第81号は以上でございます。 ○議長(平林明) 続いて、議案第82号から議案第86号の以上5件について、一括して提案理由の説明を求めます。 赤澤農林部長。 ◎農林部長(赤澤哲也) 山林財産区特別会計5件について説明をさせていただきます。 議案第82号 令和3年度安曇野市上川手山林財産特別会計歳入歳出決算の認定について、御説明いたします。 地方自治法第233条第3項の規定により、令和3年度安曇野市上川手山林財産特別会計歳入歳出決算を、別紙監査委員の意見を付けて議会の認定に付する。 決算書は308から309ページでございます。 歳入。 1款1項、収入済額は132万2,794円で、土地貸付収入及び基金利子となります。 2款1項の収入済額は125万68円です。 歳入合計は、257万2,862円となりました。 続いて、歳出でございます。 310、311ページとなります。 1款1項総務管理費は、支出済額108万2,603円で、管理会の委員報酬、事務事業委託料、基金積立金等であります。 2款、3款の支出はございません。 歳出合計は、同額の108万2,603円でございます。 続いて、316、317ページでございます。 歳入歳出差引残額は、149万259円となりました。 繰越し等はございません。 続きまして、議案第83号 令和3年度安曇野市北の沢山林財産特別会計歳入歳出決算の認定について。 地方自治法第233条第3項の規定により、令和3年度安曇野市北の沢山林財産特別会計歳入歳出決算を、別紙監査委員の意見を付けて議会の認定に付する。 決算書320、321ページとなります。 歳入からお願いいたします。 1款1項の収入済額は6万1,913円で、土地貸付収入及び基金利子でございます。 2款1項は、42万5,031円です。 3款1項基金繰入金は、42万5,000円でございます。 歳入合計は、91万1,944円であります。 続きまして、歳出となります。 322、323ページでございます。 1款1項総務管理費は、支出済額25万5,857円で、会議出席謝礼ほか、基金積立金等であります。 歳出合計は、同額の25万5,857円となりました。 328、329ページでございます。 歳入歳出差引残額は、65万6,087円となります。 繰越し等は、こちらもございません。 続きまして、議案第84号 令和3年度安曇野市有明山林財産特別会計歳入歳出決算の認定について。 地方自治法第233条第3項の規定により、令和3年度安曇野市有明山林財産特別会計歳入歳出決算を、別紙監査委員の意見を付けて議会の認定に付する。 332、333ページをお願いいたします。 歳入でございます。 1款1項分担金の収入済額は23万4,200円、管理費の分担金等でございます。 2款1項財産運用収入は4万7,557円で、基金利子、土地の貸付収入等でございます。 3款1項繰越金は、62万3,311円でございます。 歳入合計は、90万5,068円でございました。 続いて、歳出でございます。 334、335ページとなります。 1款1項総務管理費、支出済額19万9,387円で、管理会の保険料や基金の積立金等であります。 歳出合計は、同額の19万9,387円となりました。 340、341ページでございます。 歳入歳出差引残額70万5,681円となりました。 こちらも、繰越し等はございません。 続いて、議案第85号 令和3年度安曇野市富士尾沢山林財産特別会計歳入歳出決算の認定について。 地方自治法第233条第3項の規定により、令和3年度安曇野市富士尾沢山林財産特別会計歳入歳出決算を、別紙監査委員の意見を付けて議会の認定に付する。 決算書344、345ページとなります。 歳入でございます。 1款1項分担金の収入済額は31万5,700円、管理費の分担金等でございます。 2款1項財産運用収入は5,950円、基金利子等でございます。 3款1項繰越金61万2,698円でございました。 歳入合計は、93万4,348円でございます。 歳出でございます。 346、347ページとなります。 1款1項総務管理費、支出済額23万1,342円、管理会の保険料や基金の積立金等でございます。 歳出合計は、同額の23万1,342円となりました。 続いて、352、353ページでございます。 歳入歳出差引残額70万3,006円となりました。 こちらも、繰越し等はございません。 議案第86号 令和3年度安曇野市穂高山林財産特別会計歳入歳出決算の認定について。 地方自治法第233条第3項の規定により、令和3年度安曇野市穂高山林財産特別会計歳入歳出決算を、別紙監査委員の意見を付けて議会の認定に付する。 356、357ページとなります。 歳入でございます。 1款1項分担金は29万2,900円、管理費分担金等でございます。 2款1項財産運用収入の収入済額5,012円で、基金の利子等でございます。 3款1項繰越金47万4,911円です。 歳入合計は、77万2,823円となりました。 続いて、歳出でございます。 358、359ページとなります。 1款1項総務管理費の支出済額は30万3,264円で、保険料、基金積立金等でございます。 歳出合計は、同じく30万3,264円でございます。 364、365ページとなります。 歳入歳出差引残額は、46万9,559円となりました。 こちらも、同じく繰越等はございません。 山林財産区特別会計決算の説明は以上でございます。 ○議長(平林明) 続いて、議案第87号、議案第88号の以上2件について、一括して提案理由の説明を求めます。 野口商工観光スポーツ部長。 ◎商工観光スポーツ部長(野口武史) それでは、御説明申し上げます。 議案第87号 令和3年度安曇野市産業団地造成事業特別会計歳入歳出決算の認定についてでございます。 地方自治法第233条第3項の規定により、令和3年度安曇野市産業団地造成事業特別会計歳入歳出決算を、別紙監査委員の意見を付けて議会の認定に付する。 決算書の372ページ、373ページをお願いいたします。 歳入でございます。 1款財産収入は、あづみ野産業団地の3社分の土地売払収入11億3,495万9,808円。 2款繰入金は173万6,000円、一般会計からの繰入金であります。 3款繰越金3億358万1,350円、前年度の繰越金であります。 歳入合計、収入済額は、14億4,027万7,158円でございます。 次に、374ページ、375ページをお願いいたします。 主な内容は、12節委託料336万6,000円、14節工事請負費3億13万5,000円、22節償還元金・償還利子6億4,696万351円が主な歳出となります。 歳出合計、支出済額は、14億4,014万9,123円でございます。 377ページをお願いいたします。 実質収支に関する調書でございます。 歳入総額14億4,027万7,000円、歳出総額14億4,014万9,000円で、歳入歳出差引額12万8,000円、実質収支額は同じく12万8,000円の黒字決算でございます。 続きまして、議案第88号 令和3年度安曇野市有明荘特別会計歳入歳出決算の認定について。 地方自治法第233条第3項の規定により、令和3年度安曇野市有明荘特別会計歳入歳出決算を、別紙監査委員の意見を付けて議会の認定に付する。 決算書の384ページ、385ページをお願いいたします。 歳入でございます。 1款繰入金1,514万5,000円、一般会計からの繰入金です。 3款繰越金5,707円、前年度繰越金でございます。 歳入合計、収入済額は、1,515万707円でございます。 次に、386ページ、387ページを御覧いただきたいと思います。 1款施設事業費で、主な内容につきましては、10節需用費、施設修繕費142万6,590円で、非常放送設備など施設老朽化に伴う修繕費でございます。13節借地料149万7,200円は、有明荘敷地の借地料でございます。14節工事請負費1,064万2,500円につきましては、温泉配管施設工事、食器洗浄機設置工事、エアコン設置工事等でございます。 歳出合計、支出済額は、1,514万2,998円でございます。 389ページを御覧いただきたいと思います。 実質収支に関する調書でございます。 歳入総額1,515万円、歳出総額1,514万2,000円、歳入歳出差引額7,000円、実質収支額も同じく7,000円の黒字決算となっております。 説明は以上でございます。 ○議長(平林明) 続いて、議案第89号、議案第90号の以上2件について、一括して提案理由の説明を求めます。 堀内上下水道部長。 ◎上下水道部長(堀内寅生) 議案第89号 令和3年度安曇野市水道事業会計利益の処分及び決算の認定について。 地方公営企業法第32条第2項の規定により、令和3年度安曇野市水道事業剰余金処分計算書のとおり、利益の処分について議会の議決を求めるとともに、同法第30条第4項の規定により、令和3年度安曇野市水道事業会計決算を、別冊のとおり監査委員の意見を付けて議会の認定に付する。 別冊の水道事業決算書により御説明いたします。 令和3年度安曇野市水道事業会計決算書 安曇野市下水道事業会計決算書を御用意いただければと思います。 説明に当たり、万円未満切捨てとさせていただきますので、よろしくお願いいたします。 水道事業決算書の2ページ、3ページをお願いします。ここでの金額は、消費税を含んだ額となります。 1、収益的収入及び支出で、(1)収入の第1款水道事業収益の決算額は23億1,395万円、前年度より2,106万円の減です。この主な理由は、水道料金収入及び長期前受金戻入の減によるものです。 (2)支出の第1款水道事業費用の決算額は18億6,778万円で、前年度より6,826万円の増です。この主な理由は、平成29年度から4年間の継続事業で実施した豊科・明科地域整備事業で整備した資産の減価償却費の増によるものです。 続きまして、2の資本的収入及び支出です。(1)収入の第1款資本的収入の決算額は1億3,361万円で、前年度比1億2,441万円の減です。この主な理由は、企業債の借入れを行わなかったことと、豊科・明科地域整備事業の終了に伴い一般会計出資金がなくなったことによります。 次に、(2)支出の第1款資本的支出の決算額は、13億1,024万円、前年度より4億6,367万円の減です。この主な理由は、豊科・明科地域整備事業が令和2年度で完了したことによります。 4ページをお願いします。 ここからは、経営状況を明らかにするための財務諸表で、決算額は消費税を除いた額となります。 それでは、損益計算書について。 1、営業収益は18億6,285万円、2、営業費用は16億4,345万円となり、営業利益は2億1,940万円となりました。 3、営業外収益は2億7,430万円、次、5ページの4、営業外費用は1億846万円となった結果、経常利益は前年度に比べ4,542万円減少し、3億8,524万円となりました。減少の主な理由は、年間給水量が減少したことによるもので、コロナ禍のいわゆる巣ごもり需要が、行動制限の緩和により縮小したものと判断しております。 当年度純利益ですが、3億8,524万円の黒字決算となりました。この純利益に前年度から繰り越しされた利益剰余金90万円とその他未処分利益剰余金変動額の3億5,000万円を加え、当年度未処分利益剰余金は7億3,614万円となりました。 次に、6ページ、7ページをお願いします。 先ほどの令和3年度末の未処分利益剰余金7億3,614万円は、上段の計算書において、右から3列目の計算により求められていますが、このうち7億3,524万円については、6ページ下段にあります令和3年度安曇野市水道事業剰余金処分計算書(案)により処分したく、議会の議決をお願いする内容です。 処分とは、その剰余金を今後どのように活用するかということで、表の3行目からの処分額7億3,524万円の内訳ですが、水道ビジョンによる今後の建設改良工事の財源とするため、3億8,524万円を建設改良積立金に積み立てます。 また、令和3年度補填財源とした積立金を資本金へ戻すため、3億5,000万円を資本金へ組入れを行い、処分後の残高90万円を翌年度に繰り越しするという内容です。 8、9ページをお願いします。 貸借対照表です。 8ページの一番下、資産合計は261億2,323万円、右ページ中央、負債合計は110億7,146万円、9ページ下から2行目の資本合計は150億5,177万円、その下の負債と資本の合計は261億2,323万円となり、8ページの資産合計と同額となります。 令和3年度、負債は企業債償還により前年度比4億9,046万円減少し、また、前年度決算で繰り越しした建設改良積立金を資本金に組み入れたため、前年度に比べ資本金は3億5,000万円増加しました。 10ページ以降は、決算事業報告、業務の決算比較、財務諸表の内容をお示しするための資料です。 説明は以上です。 次に、議案第90号になります。 議案書をお願いします。 令和3年度安曇野市下水道事業会計利益の処分及び決算の認定について。 地方公営企業法第32条第2項の規定により、令和3年度安曇野市下水道事業剰余金処分計算書のとおり、利益の処分について議会の議決を求めるとともに、同法第30条第4項の規定により、令和3年度安曇野市下水道事業会計決算を、別冊のとおり監査委員の意見を付けて議会の認定に付する。 別冊の安曇野市下水道事業決算書の34ページ、35ページをお願いします。 1収益的収入及び支出で、(1)収入の第1款下水道事業収益の決算額は42億7,257万円、前年度比8,139万円の減で、一般会計負担金、長期前受金戻入の減が主な理由です。 (2)支出の第1款下水道事業費用の決算額は36億4,407万円で、前年度比8,500万円の減です。この主な理由は、減価償却費及び支払利息の減です。 続きまして、2の資本的収入及び支出です。(1)収入の第1款資本的収入の決算額は8億3,389万円、前年度比1,399万円の増です。この主な理由は、資本費平準化債の借入れ増と社会資本整備総合事業交付金の補助金の皆増によります。 次に、(2)支出になります。資本的支出の決算額は26億257万円、前年度比8,314万円の増です。この主な理由は、企業債償還金の増によるものです。 次に、36ページをお願いします。 損益計算書です。 1、営業収益は16億6,521万円、2、営業費用は29億7,536万円となり、営業損失は13億1,014万円となりました。 3、営業外収益は24億4,173万円、4の営業外費用は5億5万円となった結果、経常利益は、前年度比280万円増の6億3,153万円となりました。増額の主な要因は、公共下水道接続率向上による下水道使用料の増によるものと判断しております。 当年度純利益ですが、6億3,153万円の黒字決算となりました。この純利益に前年度から繰り越しされた利益剰余金19万円とその他未処分利益剰余金変動額の6億2,870万円を加え、当年度未処分利益剰余金は12億6,042万円となりました。 次に、38、39ページをお願いします。 先ほどの令和3年度末の未処分利益剰余金12億6,042万円は、上段の計算書において右から3列目の計算により求められていますが、このうち12億6,020万円については、38ページ下段にあります令和3年度安曇野市下水道事業剰余金処分計算書(案)により処分したく、議会の議決をお願いする内容です。 表の3行目からの処分額の内訳ですが、今後の企業債償還に充てるため、減債積立金へ6億3,150万円を積み立て、令和3年度補填財源とした積立金を資本金へ戻すため、6億2,870万円を資本金へ組入れを行い、処分後の残高22万円を翌年度に繰り越しするという内容です。 40ページをお願いします。 貸借対照表です。 ページ下の資産合計は589億1,992万円、右ページ中央の負債合計は494億598万円、ページ下から2行目の資本合計は95億1,394万円、負債と資本の合計は589億1,992万円となります。 42ページ以降につきましては、決算事業報告、業務の決算比較、財務諸表の内容をお示した決算資料です。 議案の説明は以上です。 ○議長(平林明) 以上で、議案第78号から議案第90号までの説明は終わりました。 ここで、昼食のため暫時休憩いたします。 再開時間は、午後1時ちょうどからといたします。                             (午前11時54分)--------------------------------------- ○議長(平林明) 休憩前に引き続き、会議を開きます。                              (午後零時59分)--------------------------------------- △監査委員の審査意見の説明 ○議長(平林明) ここで、監査委員より、議案第78号から議案第90号までの以上13件の決算について、審査意見書の説明を求めます。 川上代表監査委員。 ◎代表監査委員(川上則文) 監査委員の川上則文でございます。 令和3年度の決算審査意見書の説明をさせていただきます。 説明事項は、各審査意見書の審査の結果並びにむすびを中心に説明をさせていただきます。 なお、意見書に掲げてございます各指数、決算額につきましては、意見書の提出時点の数値でございますので、御了承いただきたいと思います。 それでは、一般会計・特別会計歳入歳出決算及び基金の運用状況審査意見書より説明いたします。 恐れ入りますが、3枚おめくりいただき、1ページを御覧願いたいと思います。 まず、第1の審査の対象でございますが、令和3年度安曇野市一般会計歳入歳出決算及び以下11会計の決算でございます。 第2の審査の期間でございます。令和4年6月20日から8月1日まででございます。 2ページをお願いいたします。 まず、第4の審査の結果より説明させていただきます。 審査に付された各会計歳入歳出決算書及びその附属書類は、いずれも関係法令に準拠して作成されており、計数等は関係諸帳簿及び証書類と照合した結果、適正であるものと認められました。 また、基金の運用状況を示す書類の計数は、関係諸帳簿と符合し正確で、運用状況についても適正であると認められました。 昨年度と同様、コロナ禍により未執行となった事業が見受けられました。それ以外の支出については、目的に沿って、おおむね適正に執行されているものと認められました。 続きまして、第5のむすびを御覧願います。 当年度予算は、財政計画の財政規模を基本に、昨年度に引き続き一般財源枠配分を設定し、行財政のスリム化に向けた取組を全市一丸となって進め、行政運営経費の削減を第一とし、経費の一律的削減のみならず、事務事業の見直し・廃止による効率化などを目指し編成されました。 当年度の一般会計・特別会計を合わせた総決算額は、歳入総額723億5,500万円、歳出総額が708億4,200万円となっており、令和2年度と比較すると、歳入で51億3,800万円、歳出で52億1,000万円、それぞれ減少しました。 決算収支では、歳入歳出差引額から翌年度への繰越財源となる一般財源を控除した実質収支額は、一般会計で9億5,800万円、特別会計で3億1,800万円となり、総額で12億7,600万円の黒字決算となりました。 次に、財政指数について見てみると、地方公共団体の財政力を示す指数で、数値が高いほど財源に余裕があるとされる財政力指数は0.526で、前年度の0.547と比較し0.021ポイント下降しています。 財政構造の弾力性を示す比率で、この比率が低いほど財政構造が弾力的であるとされる経常収支比率は81.1%で、前年度の88.3%と比較し7.2ポイント下降しています。 また、歳入構造の弾力性を示し、100%を超える度合いが高いほど経常一般財源に余裕があるとされる経常一般財源比率は98.2%で、前年度の94.2%と比較し4.0ポイント上昇しています。 形式収支から翌年度への繰越財源を控除した実質収支が赤字となった会計はなく、全ての会計で黒字となっています。 健全化判断比率に関しては、実質公債費比率は前年度9.5%から9.1%に下降(改善)し、将来負担比率も前年度4.2%から算定されなくなるなど、どちらの数値も早期健全化基準を下回っており、財政状態は健全な段階にあることが示されています。 市債の発行額は39億9,700万円で、前年度決算の49億4,600万円と比較すると9億4,900万円の減少となっています。また、市債の残高については、前年度に比べ10億5,200万円減額の392億9,800万円となっています。 市の財政運営上の主要な財源である普通交付税は119億800万円で、前年度の102億6,200万円と比較すると16億4,600万円の増加となりました。 安曇野市総合体育館の建設が当年度で完了し、令和4年度以降は、同様の大規模事業が予定されていないことから、財政支出の減少が予想されます。しかし、学校施設や体育施設など老朽化した公共施設の大規模改修や維持管理には、それ相応の費用がかかります。 また、今後は、ウクライナ情勢に端を発する燃料や原材料の高騰による影響が及ぶことは必至です。さらに、各自治体が抱える人口減少や少子高齢化による税収減少は、長期にわたる課題です。 このように、今後も厳しい財政状況が続くことが予想されますので、経常経費の計画的な削減に取り組み、日頃から効果的かつ効率的な行財政運営を行うよう努めてください。 また、事務処理等の軽微な改善事項については、審査実施時にそれぞれ部等へ口頭により指示をいたしました。 なお、個別の要望事項につきましては、次のとおりであります。 4ページを御覧いただきたいと思います。 1として、税・料金の収入未済額の縮減についてであります。表とグラフにより示してあります。 当年度末の一般会計及び特別会計を合計した収入未済額は、過誤納金還付未済額を考慮すると5億8,800万円で、前年度と比較し9,500万円減少しています。これで、収入未済額は12年連続の減少になりました。機能別収納体制の確立による現年度収入体制の強化や地方税滞納整理機構との連携等が功を奏した結果と思われます。 不納欠損額は2,800万円で、前年度と比較し2,600万円の減少です。 不納欠損額は、前表のとおり、様々な要因によって変化・変動しますが、少ないほうが理想的でありますので、適正・公平な課税徴収の観点から、不納欠損処分については慎重かつ厳正な取扱いに努めてください。 5ページをお願いいたします。 次に、2として、支払先の確認についてであります。 ほかの自治体において発生した特別給付金の誤給付が、全国で大々的に報道されました。安曇野市においても、日常業務に用いる消耗品から委託料、謝礼など、各事業に要する費用は会計課の審査を経て支出しています。 決算審査において、各部局に注意喚起をしましたが、さきの事件も決して他人事だとは思わず、支出伝票等の起案をする際に、振込先を所管の係内等でしっかりと確認し、誤った振込先に入金されることがないよう努めてください。また、仮に誤った振込先に振り込んでしまった際は、さらなるトラブルへと発展しないよう、迅速に対応するよう努めてください。 次に、3として、予算の流用についてであります。 災害対応や新型コロナウイルス感染症への対応など、突発的な事業を執行するために、やむを得ず他の科目から流用を行うことがあります。 下記のグラフからも読み取れるように、当年度は流用額が大きく増加しました。また、不用額については、コロナ禍による事業中止の影響もあるかと思われますが、増加傾向が見られます。 予算流用に際して、事務的負担や時間も要することから、予算計上の際の見積りの見誤りを可能な限りなくし、効率的かつ適時性を持った予算執行を行うよう要望いたします。 次のページ、お願いします。 次に、4として、適時な予算執行についてであります。 近年の社会情勢は目まぐるしく変化し、行政運営のかじ取りがより難しくなってきています。最近では、ウクライナ情勢に端を発する急速なインフレが問題となっています。 令和3年度の公共事業等については、物価高騰等の影響は限定的であったと伺いましたが、令和4年度からはその影響が如実に現れてくることが想定されます。 日々激変する国際情勢等への対応は難しいことは承知していますが、でき得る限り影響を抑えられるよう、早めの予算執行を心がけていただくよう要望します。 次に、5として、行政情報の発信についてであります。 各部署で市民生活の利便向上のため、近年はスマートフォン用アプリを導入するなど、積極的な情報発信に努められています。 つきましては、各部署が導入しているアプリ等を市民に活用してもらうため、アプリ等の一覧表を作成し、総括的な情報を発信するなど、利活用促進を図っていただくよう要望いたします。 以上で、むすびは終わりますが、7ページから50ページまでは、審査に関しました各決算書並びに附属書類などを基に、決算の総括といたしましてまとめたものでございます。御参考にしていただき、説明は省略をさせていただきます。 続きまして、次に、令和3年度公営企業会計決算審査意見書について、むすびを中心に説明をさせていただきます。 恐れ入りますが、2枚おめくりいただき、1ページを御覧願います。 まず、第1の審査の対象は、令和3年度安曇野市水道事業会計決算及び令和3年度安曇野市下水道事業会計決算であります。 次に、第4の審査の結果でございます。審査に付された決算報告書及び附属書類は、いずれも法令に準拠して作成されており、決算計数は経営成績及び財政状態を適正に表示しているものと認められました。 また、予算の執行状況は、その目的に沿って、適正に執行されているものと認められました。 なお、事業の概要、予算の執行状況、経営成績及び財政状態に対する意見につきましては、3ページから15ページにまとめましたので、御参考にしていただき、説明は省略をさせていただきます。 それでは、最初に、水道会計のむすびを説明いたしますので、16ページを御覧いただきたいと思います。 5のむすびを御覧願います。 当年度末の給水人口は9万5,436人で、前年度に比べ242人減少しました。また、年間総有収水量は960万6,923立方メートルで、前年度に比べ13万2,599立方メートル減少しました。 総収益では21億3,716万2,000円で、前年度に比べ3,053万7,000円減少し、総費用は17億5,191万4,000円で、1,489万2,000円増加しました。この結果、純利益は4,542万9,000円減少し、3億8,524万8,000円となりました。 収益は3,053万7,000円減少となり、費用のうち、動力費、減価償却費及び資産減耗費等の増加を主な要因として、費用全体で1,489万2,000円増加したため、純利益は減少となりました。 なお、企業債の新規発行はなく、5億9,641万2,000円を償還したため、年度末残高は50億2,522万7,000円となりました。 収入未済額に関しては、4,754万8,000円で、前年度より136万円減少しました。 今後とも、税等の関係部局、また、料金徴収委託業者との連携の下、適切な対応によって未収金を縮減するよう要望します。 水道ビジョンでは、有収率の目標を令和8年度に85.4%としていますが、平成29年度から令和元年度までは上昇したものの、その後は下降に転じ、当年度は79%となっています。 今後も、さらなる老朽管の布設替工事、漏水調査による修繕工事の実施を進め、有収率の改善を図ることを要望します。 また、令和4年度は水道ビジョンの見直しを実施すると伺いましたので、急激な社会情勢の変化や原材料費の高騰など、様々な要因を考慮した目標設定及び目標達成に向けた計画の見直しを要望いたします。 次に、下水道会計について説明いたしますので、29ページを御覧いただきたいと思います。 29ページ、5のむすびを御覧願いたいと思います。 当年度末の水洗化人口は7万7,414人で、前年度に比べ445人増加し、年間総有収水量は841万8,734立方メートルで、前年度に比べ4,705立方メートル増加しました。また、普及率は92%となっています。 なお、水洗化率は87%で、前年度に比べ0.7ポイント上昇しているものの、他自治体に比べるとまだ低い水準であるため、さらなる改善が必要です。 総収益は41億695万円で、その主な内容は、下水道使用料16億3,996万8,000円、他会計負担金16億93万3,000円、長期前受金戻入7億7,919万8,000円となっています。 総費用34億7,541万9,000円の主な内容は、減価償却費18億6,401万7,000円、管きょ費9億392万9,000円であり、当期純利益は6億3,153万1,000円となりました。 資本的収支の収入は、企業債4億9,880万円と負担金3億519万円と補助金2,990万円で、8億3,389万円となりました。支出は、企業債償還金24億5,344万9,000円、建設改良費1億4,913万円など、26億257万8,000円となっています。 下水道使用料等の収入未済額は9,235万2,000円であり、前年度に比べ2,024万7,000円減少しました。 なお、受益者負担金の収入未済額は3,545万円であり、前年度に比べ2,105万9,000円減少しました。 今後とも、税等の関係部局、また料金徴収委託業者との連携の下、適切な対応によって未収金を縮減するよう要望いたします。 以上で、令和3年度の決算審査意見の説明を終わります。ありがとうございました。--------------------------------------- △報告第19号から報告第22号の一括上程、説明 ○議長(平林明) 日程第7、報告第19号から報告第22号までの、以上4件の報告を一括議題といたします。 これより順次、所管の部長に報告を求めます。 最初に、報告第19号について、報告を求めます。 平林総務部長。 ◎総務部長(平林洋一) 報告第19号 令和3年度決算に基づく安曇野市健全化判断比率について、御説明いたします。 本件は、地方公共団体の財政の健全化に関する法律第3条第1項の規定により、監査委員の意見を付けて報告するものであります。 議案書記載の健全化判断比率のうち、実質赤字比率、連結実質赤字比率は、決算が共に黒字であるため、算定されません。 実質公債費比率は9.1%でした。昨年度は9.5%でしたので、0.4ポイント改善しております。 なお、将来負担比率は昨年度4.2%でありましたが、今年度は充当可能財源等が将来負担額を上回ったため、算定されません。 御参考までに、安曇野市に適用される早期健全化基準は、表の括弧内の数字のとおり、実質赤字比率が11.92%、連結実質赤字比率が16.92%、実質公債費比率が25%、将来負担比率が350%であります。 説明は以上です。 ○議長(平林明) 次に、報告第20号、報告第21号の以上2件について、一括して報告を求めます。 野口商工観光スポーツ部長。 ◎商工観光スポーツ部長(野口武史) それでは、御説明申し上げます。 報告第20号 令和3年度決算に基づく安曇野市産業団地造成事業特別会計資金不足比率について。 本件について、地方公共団体の財政の健全化に関する法律第22条第1項の規定により、別紙監査委員の意見を付けて、次のとおり報告します。 資金不足比率は算定されませんでした。 続きまして、報告第21号 令和3年度決算に基づく安曇野市有明荘特別会計資金不足比率について。 本件について、地方公共団体の財政の健全化に関する法律第22条第1項の規定により、別紙監査委員の意見を付けて、次のとおり報告します。 同じく、資金不足比率は算定されませんでした。 説明は以上でございます。 ○議長(平林明) 続いて、報告第22号について報告を求めます。 堀内上下水道部長。 ◎上下水道部長(堀内寅生) 報告第22号 令和3年度決算に基づく安曇野市水道事業会計安曇野市下水道事業会計資金不足比率について。 本件について、地方公共団体の財政の健全化に関する法律第22条第1項の規定により、別紙監査委員の意見を付けて、次のとおり報告します。 資金不足比率は、安曇野市水道事業会計、安曇野市下水道事業会計ともに算定されませんでした。 説明は以上です。 ○議長(平林明) 以上で、報告第19号から報告第22号までの報告は終わりました。 報告につきましては、これをもって終結いたします。--------------------------------------- △監査委員の審査意見の説明 ○議長(平林明) ここで監査委員より、報告第19号から報告第22号までの、以上4件について、審査意見書の説明を求めます。 川上代表監査委員。 ◎代表監査委員(川上則文) 監査委員の川上でございます。 令和3年度の決算に基づきます健全化判断比率及び資金不足比率の審査意見書に基づきまして、説明をさせていただきます。 最初に、健全化判断比率審査意見書につきまして説明いたします。 1枚おめくりいただき、1ページを御覧いただきたいと思います。 まず、第3の審査の方法から説明をさせていただきます。 地方公共団体の財政の健全化に関する法律に基づき算定された健全化判断比率が適正に算定されているか、これらの算定の基礎となる事項を記載した書類が適正に作成されているかを主眼とし、関係諸帳簿及び証拠書類の照合を行うとともに、関係職員からの説明を聴取し、審査を実施しました。 続きまして、第4の審査の結果でございます。 審査に付された下記健全化判断比率及びその算定の基礎となる事項を記載した書類は、いずれも適正に作成されているものと認められました。 安曇野市の令和3年度決算に基づき算定された健全化判断比率は、次表のとおりでございますが、詳しくは2ページで御説明をいたします。 2ページをお願いいたします。 個別事項で、1の実質赤字比率についてでございます。 令和3年度の一般会計等の実質収支額は、9億5,803万6,000円の黒字であるため、実質赤字比率は算定されません。参考までに、黒字額の比率を算出すると3.45%となります。 2の連結実質赤字比率についてでございます。 令和3年度の全会計を対象とした連結実質収支額は、48億7,522万6,000円の黒字であるため、連結実質赤字比率は算定されません。参考までに、黒字額の比率を算出すると17.57%となります。 3の実質公債費比率についてでございます。 実質公債費比率の算出は3か年の平均であり、令和3年度の比率は9.1%となっており、前年度と比較すると0.4ポイント改善しています。 4の将来負担比率についてでございます。 令和3年度の将来負担比率は、充当可能財源等が将来負担額を上回ったため、算定されません。前年度は4.2%となっております。 3ページをお願いします。 次の3ページについては、参考資料としてつけさせていただきました。将来負担比率に伴う地方債残高に対する交付税算入見込額を説明をいたします。 1の一般会計の状況については、市債の当年度末現在高は392億9,894万9,000円であり、このうち交付税算入見込額は346億3,333万8,000円です。このため、自主財源から返済が必要な市債高は46億6,561万1,000円となります。 2の企業会計の状況については、企業債の当年度末現在高は302億2,093万2,000円であり、このうち交付税算入見込額は136億9,908万5,000円です。このため、使用料等から返済が必要な企業債高は、165億2,184万7,000円となります。 次に、資金不足比率審査意見を説明させていただきます。 5ページをお願いいたします。 まず、第3の審査の方法でございます。 地方公共団体の財政の健全化に関する法律に基づき算定された資金不足比率が適正に算定されているか、これらの算定の基礎となる事項を記載した書類が適正に作成されているかを主眼とし、関係諸帳簿及び証拠種類の照合を行うとともに、関係職員から説明を聴取し、審査を実施いたしました。 続きまして、第4の審査の結果でございます。 審査に付された資金不足比率及びその算定の基礎となる事項を記載した書類は、いずれも適正に作成されているものと認められました。 令和3年度においては、全ての公営企業会計とも資金剰余であり、資金不足比率は算定されませんでした。 令和3年度の決算に基づき算定された各会計の資金不足比率は、次表のとおりでありますが、詳しくは次のページで説明をいたします。 個別事項で、1の水道事業会計は、資金の剰余額が26億6,595万8,000円であるため、資金不足比率は算定されません。 2の下水道事業会計は、資金の剰余額が9億3,722万3,000円であるため、資金不足比率は算定されません。 3の有明荘特別会計は、資金の剰余額が8,000円であるため、資金不足比率は算定されません。 4の産業団地造成事業特別会計は、資金の剰余額が12万8,000円であるため、資金不足比率は算定されません。 以上で、健全化判断比率及び資金不足比率の説明を終わります。ありがとうございました。--------------------------------------- △議案第91号から議案第94号の一括上程、説明 ○議長(平林明) 日程第8、議案第91号から議案第94号までの、以上4件のその他議案を一括議題といたします。 これより議案4件について提案説明に入ります。 最初に、議案第91号について、提案理由の説明を求めます。 児林危機管理監。 ◎危機管理監(児林信治) 議案第91号 市有財産の処分について(安曇野市消防団第12分団第3部第2班詰所建物の譲与)につきまして御説明いたします。 この市有財産を譲与することについて、地方自治法第96条第1項第6号及び同法第237条第2項の規定により、議会の議決を求めるものでございます。 建物の所在地は安曇野市穂高1954番地、建築年は昭和62年12月、床面積は1階32.82平方メートル、2階33.14平方メートルであります。 譲与の相手先は、土地の所有者であり、建物の譲与を受けたいとの申出があった白金区であります。 説明は以上です。 ○議長(平林明) 次に、議案第92号について、提案理由の説明を求めます。 赤澤農林部長。 ◎農林部長(赤澤哲也) 議案第92号 市有財産の処分について(安曇野市南小倉林業研修集会施設土地及び建物の譲与)でございます。 市有財産である南小倉林業研修集会施設土地及び建物を譲与することについて、地方自治法第96条第1項第6号及び同法第237条第2項の規定により、議会の議決を求めるものであります。 譲与する物件の所在等でございます。 物件 土地、安曇野市三郷小倉1588番2、宅地、509.43平方メートル。 物件 建物、安曇野市三郷小倉1588番地2、家屋番号、1588番2、建築年月、平成10年4月、種類、集会所、構造、木造2階建てでございます。床面積、1階186.80平方メートル、2階181.83平方メートル。 譲与の相手方は、記載のとおりでございます。 当議案につきましては、公共施設再配置計画に基づきまして、地区集会施設の譲与を行うものであります。 安曇野市南小倉林業研修集会施設は、平成10年に林業構造改善事業により設置をいたしました市の施設でありますが、実質的には南小倉区の集会施設であるため、区に移管するべく協議を進めてまいりました。 当施設の建設整備費に関し、区で一定の負担をいただいていることから、移管については無償譲与といたします。 このたび南小倉区との協議が調ったことから、本議案を提出し、市有財産の処分について議決を求めるものでございます。 説明は以上です。 ○議長(平林明) 続いて、議案第93号、議案第94号の以上2件について、一括して提案理由の説明を求めます。 今吉都市建設部長。 ◎都市建設部長(今吉聡) 議案第93号 市道の認定について、御説明いたします。 道路法第8条第2項の規定により、下記のとおり市道路線を認定したいので議会の議決を求めるものでございます。 1ページの市道認定路線調書を御覧いただきたいと思います。 今回の認定路線は1路線でございます。 路線の位置につきましては、2ページの認定路線位置図を御覧いただきたいと思います。 堀金1783号線は、宅地造成により築造された道路でございまして、市道として管理すべき道路でありますので、市道認定するものでございます。 続きまして、議案第94号 地区土地利用計画について、御説明いたします。 安曇野市の適正な土地利用に関する条例第12条第1項の規定により、下記のとおり地区土地利用計画を定めたいので、議会の議決を求めるものでございます。 地区利用計画の名称は、「穂高本郷上手村地区土地利用計画」です。 1ページを御覧いただきたいと思います。 条例第13条第1項の規定により、地区土地利用計画の対象となる区域に次の事項を定めます。 (1)地区の土地の範囲でございます。 3ページに区域図を添付してございますが、穂高本郷地区で、穂高自動車学校及び穂高工業団地の南、広域農道の東500メートルに位置する安曇野市穂高7471番1以下6筆で、計画面積はおおむね5,900平方メートルでございます。 (2)地区の土地利用の方針・目指すべき方向です。 土地利用基本計画では「田園環境区域」、景観計画では「田園エリア」、都市計画マスタープランでは「良好な営農環境や田園に調和した集落の維持・継承を図るゾーン」としております。 本地区の周辺には基本集落や田園が立地しており、周辺の良好な田園環境との調和を基本としながら、緑豊かな居住エリアの形成を目指し、本地区を良好な一戸建て住宅を中心とする低層住宅地区として誘導を図るものであります。 (3)地区の適正かつ合理的な土地利用を図るための開発事業の基準です。 建物の用途は、一戸建ての住宅、公民館・集会所、また、これらに附属するもの及びゴミステーションに限定しています。 建ぺい率や容積率は50%と80%以下に、敷地面積の最低限度は300平方メートルとしています。 また、建築物の壁面後退は、隣地から1.0メートル以上、道路から2.0メートル以上とし、高さ制限は10メートル以下としています。 垣・柵の構造の制限につきましては、道路境界から奥行1.0メートルまでは生垣、高さ0.6メートル以下の塀等または高さ1.5メートル以下の門柱としております。 2ページを御覧いただきたいと思います。 条例第13条第2項により、必要に応じて定められる事項です。 地区の利用に供される道路、公園その他公共施設の整備に関する計画でございますが、地区内の開発道路の幅は6.0メートルとしております。 緑化につきましては、法定面積である全体面積の3%以上とし、市に帰属し、管理は当地区により行うこととしております。 その他市長が地区の適正かつ合理的な土地利用を図るために必要と認める事項につきましては、当地区の環境、安全の維持保全のため、区画を資材置場にしないこと、路上駐車をしないこと、地盤高を原則として維持すること、道路の隅切りを自動車の出入口としないこととしております。 説明は以上でございます。 ○議長(平林明) 以上で、議案第91号から議案第94号までの説明は終わりました。--------------------------------------- △散会の宣告 ○議長(平林明) 以上で、本日の議事日程は全て終了いたしました。 ここで、今後の日程につきまして御報告申し上げます。 明日9月2日から9月9日までは、議案調査、また決算説明会のため、本会議を休会いたします。 9月12日は一般質問を行います。午前10時までに御参集ください。 なお、一般質問をされる方は、所定の通告書に記載の上、9月2日正午までに、また、議案質疑をされる方は、所定の通告書に記載の上、9月8日午前10時までに提出願います。 本日は、これをもって散会いたします。 大変お疲れさまでございました。                              (午後1時38分)...