安曇野市議会 2021-03-17
03月17日-07号
令和 3年 3月 定例会 令和3年安曇野市議会3月定例会議事日程(第7号) 令和3年3月17日(水曜日)午前10時開議第1
委員会審査報告並びに中間報告第2 追加議案等の説明 報告第2号 地方自治法第180条の規定による専決処分の報告について(公用車事故に関すること) 報告第3号 地方自治法第180条の規定による専決処分の報告について(財物事故に関すること) 報告第4号 地方自治法第180条の規定による専決処分の報告について(道路事故に関すること) 議案第46号
新型インフルエンザ等対策特別措置法の改正に伴う関係条例の整理に関する条例 議案第47号 令和3年度
安曇野市一般会計補正予算(第1号) 議案第48号 公の施設の指定管理者の指定について(豊科安曇野の里自然活用村施設(プラザ安曇野1階西)) 議案第49号 公の施設の指定管理者の指定について(三郷やすらぎ空間施設) 議案第50号 令和2年度
農業用施設災害復旧事業豊科光地区犀川堰堤復旧工事請負契約について第3 議員提出議案の説明 議員提出第1号
安曇野市議会会議規則の一部を改正する規則第4
委員会審査報告の審議 議案第4号
安曇野市地下水の保全・涵養及び適正利用に関する条例の一部を改正する条例 議案第5号
安曇野市福祉医療費給付金条例の一部を改正する条例 議案第6号
安曇野市児童クラブ利用者負担金条例の一部を改正する条例 議案第7号
安曇野市立認定こども園条例の一部を改正する条例 議案第8号
安曇野市介護保険条例の一部を改正する条例 議案第9号
安曇野市指定居宅介護支援等の事業の人員及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例 議案第10号
安曇野市指定地域密着型サービスの事業の人員、設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例 議案第11号
安曇野市指定地域密着型介護予防サービスの事業の人員、設備及び運営並びに
指定地域密着型介護予防サービスに係る介護予防のための効果的な支援の方法に関する基準を定める条例の一部を改正する条例 議案第12号
安曇野市指定介護予防支援等の事業の人員及び運営並びに
指定介護予防支援等に係る介護予防のための効果的な支援の方法に関する基準等を定める条例の一部を改正する条例 議案第13号
安曇野市農業振興地域整備促進協議会設置条例の一部を改正する条例 議案第14号
安曇野市穂高古厩農村集落多目的共同利用施設条例を廃止する条例 議案第15号
安曇野市明科駅前駐車場条例 議案第25号 令和3年度
安曇野市一般会計予算 議案第26号 令和3年度
安曇野市国民健康保険特別会計予算 議案第27号 令和3年度
安曇野市後期高齢者医療特別会計予算 議案第28号 令和3年度
安曇野市介護保険特別会計予算 議案第29号 令和3年度
安曇野市上川手山林財産区特別会計予算 議案第30号 令和3年度
安曇野市北の沢山林財産区特別会計予算 議案第31号 令和3年度
安曇野市有明山林財産区特別会計予算 議案第32号 令和3年度
安曇野市富士尾沢山林財産区特別会計予算 議案第33号 令和3年度
安曇野市穂高山林財産区特別会計予算 議案第34号 令和3年度
安曇野市産業団地造成事業特別会計予算 議案第35号 令和3年度
安曇野市有明荘特別会計予算 議案第36号 令和3年度
安曇野市水道事業会計予算 議案第37号 令和3年度
安曇野市下水道事業会計予算 議案第38号 市道の廃止について 議案第39号 市道の認定について 議案第40号
安曇野市土地利用基本計画の変更について 議案第41号 公の施設の指定管理者の指定について(
豊科南部総合公園) 議案第42号 公の施設の指定管理者の指定について(かじかの里公園) 議案第43号 公の施設の指定管理者の指定期間の変更について(有明荘) 議案第44号 字の区域の変更について 令和2年陳情第11号
季節性インフルエンザワクチン小児予防接種の補助金事業の予算化についての陳情 陳情第1号
携帯電話基地局設置に関する情報提供を事業者に要請することを求める陳情 中間報告 陳情第2号 安曇野市のより良い給食センターを求める陳情第5 追加議案の審議 議案第46号
新型インフルエンザ等対策特別措置法の改正に伴う関係条例の整理に関する条例 議案第47号 令和3年度
安曇野市一般会計補正予算(第1号) 議案第48号 公の施設の指定管理者の指定について(豊科安曇野の里自然活用村施設(プラザ安曇野1階西)) 議案第49号 公の施設の指定管理者の指定について(三郷やすらぎ空間施設) 議案第50号 令和2年度
農業用施設災害復旧事業豊科光地区犀川堰堤復旧工事請負契約について第6
委員会審査報告 議案第46号
新型インフルエンザ等対策特別措置法の改正に伴う関係条例の整理に関する条例 議案第47号 令和3年度
安曇野市一般会計補正予算(第1号) 議案第48号 公の施設の指定管理者の指定について(豊科安曇野の里自然活用村施設(プラザ安曇野1階西)) 議案第49号 公の施設の指定管理者の指定について(三郷やすらぎ空間施設)第7
委員会審査報告の審議 議案第46号
新型インフルエンザ等対策特別措置法の改正に伴う関係条例の整理に関する条例 議案第47号 令和3年度
安曇野市一般会計補正予算(第1号) 議案第48号 公の施設の指定管理者の指定について(豊科安曇野の里自然活用村施設(プラザ安曇野1階西)) 議案第49号 公の施設の指定管理者の指定について(三郷やすらぎ空間施設)第8 議員提出議案の審議 議員提出第1号
安曇野市議会会議規則の一部を改正する規則第9 議員の派遣について第10 継続審査の
申し出---------------------------------------出席議員(21名) 1番 小林陽子 2番 臼井泰彦 3番 遠藤武文 4番 林 孝彦 5番 坂内不二男 6番 井出勝正 8番 一志信一郎 9番 松枝 功 10番 増田望三郎 11番 中村今朝子 12番 竹内秀太郎 13番 平林 明 14番 藤原陽子 15番 猪狩久美子 16番 宮下明博 17番 平林德子 18番 小林純子 19番 内川集雄 20番 小松洋一郎 21番 小松芳樹 22番
召田義人欠席議員(なし
)---------------------------------------地方自治法第121条の規定により説明のため出席した者の職氏名 市長 宮澤宗弘 副市長 中山栄樹 教育長 橋渡勝也 総務部長 金井恒人 政策部長 上條芳敬 財政部長 宮澤 修 市民生活 山田真一 福祉部長 野本岳洋 部長 保健医療 髙橋正子 農林部長 高嶋雅俊 部長 商工観光 都市建設 鎌﨑孝善 坪田浩昭 部長 部長 上下水道 久保田剛生 教育部長 平林洋一 部長 政策経営 総務課長 丸山一弘 野口武史
課長---------------------------------------事務局職員出席者 事務局長 細田昌伸 次長 青木規素 議事係長
山田なつ子---------------------------------------
△開議の宣告
○議長(召田義人) 令和3年3月17日水曜日、これより令和3年安曇野市議会3月定例会を開催いたします。 ただいまの議員出席数は21名で、定足数に達しております。 よって、直ちに本日の会議を開きます。 (午前10時00分)
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△発言の取消し
○議長(召田義人) ただいま
竹内秀太郎議員から、3月3日の一般質問の発言について、会議規則第65条の規定により、発言の取消しの申出がありました。これを許します。 竹内議員。
◆12番(竹内秀太郎) おはようございます。 令和3年3月3日の私の一般質問における発言について、御配付しました文書の下線部分について、発言の取消しをお願いいたします。よろしくお願いします。
○議長(召田義人)
竹内秀太郎議員の発言の説明が終わりました。 お諮りいたします。この取消しの申出を許可することに御異議ありませんか。 (「異議なし」の声あり)
○議長(召田義人) 御異議なしと認めます。 よって、
竹内秀太郎議員からの発言の取消しの申出を許可することに決しました。
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△発言の訂正
○議長(召田義人) 次に、内川集雄議員より、3月8日の議案質疑の発言について、会議規則第65条の規定により、発言を求められております。これを許します。 内川議員。
◆19番(内川集雄) 19番、内川集雄です。 本定例会8日の議案質疑において、事業0108211、
都市再生整備計画事業(都市整備分)でありますが、本格的な人口減少・少子高齢化社会を迎え、
明科駅前既存商店街の整備が商店街の活性化、明科地域住民また周辺自治体の暮らしを支える毎日の買物の場であったデリシア明科店が3月28日日曜日をもって閉店すると申し上げたつもりが、8月28日と発言しておりました。正しくは3月28日であり、修正の勝手を申し上げますが、お取り計らいをいただきますようよろしくお願いをいたします。
○議長(召田義人) ただいまの発言訂正については、議長において許可いたします。 議事を進めます。
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○議長(召田義人) 最初に、報告事項を申し上げます。 本日は、議案32件、陳情3件、追加議案等8件、議員提出議案1件及び議員の派遣について、継続審査の申し出の審議を行います。 本日の議事は、お手元の議事日程第7号により進めてまいります。
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△議案第4号から議案第15号及び議案第25号から議案第44号、令和2年陳情第11号、陳情第1号、陳情第2号の委員長報告並びに中間報告
○議長(召田義人) 日程第1、議案第4号から議案第15号及び議案第25号から議案第44号まで、令和2年陳情第11号、陳情第1号、陳情第2号の、以上35件を一括議題といたします。 ただいま一括議題といたしました35件につきましては、常任委員会に付託してあります。 よって、付託先委員会の委員長より審査結果の報告を求めます。 まず最初に、
総務環境委員長、平林 明議員。 平林委員長。自席でお願いいたします。
◆
総務環境委員長(平林明) 総務環境委員会の報告をさせていただきます。 本日付、
安曇野市議会議長、召田義人様。
総務環境委員長、平林 明。
委員会審査報告書。 令和3年3月8日、本委員会に付託された事件は、3月9日、審査の結果、別紙のとおり決定したので、会議規則第103条の規定により報告します。
総務環境委員会審査報告です。 議案第4号
安曇野市地下水の保全・涵養及び適正利用に関する条例の一部を改正する条例、議案第44号 字の区域の変更について。 審査結果です。 以上の議案については、特に異議はなく、全員賛成で原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 議案第25号 令和3年度
安曇野市一般会計予算(
総務環境委員会所管事項)。 審査内容です。 原案に反対の意見として。 ・職員管理の複線型昇任制度については、これを導入することで職員の分断、チームプレーの阻害が危惧され、果たして職員のモチベーションの向上、組織の活性化になるのかどうか非常に心配する。 ・人権啓発費の
同和対策推進団体補助金については、団体の利益を追求する内容に対する補助内容というのが問題だと思う。それから市民に開かれた活動になっていないということで、補助率の高さも含めて問題と思うので反対する。 ・公共交通事業については、今の状況では市民要望の「市内に循環バスを」ということにはならない新年度予算になっている。また、交通は人権であるという立場がしっかりしていないこと、それから、
地域公共交通協議会の中に、本当にバスが必要だという人が入っていない。入っていない状態で進められれば、それは必要ないということになるのは当然で、そういう問題をしっかり位置づけて進めなければ、この問題は進まないと考える。 ・電算管理費の
個人番号カード利用環境整備費補助金については、国費でマイナポイントの利用に関わることに使われているが、マイナポイントの利用に関するアンケート調査では、「マイナポイントを信用していないので申し込まない」という回答が25.5%という結果がある。デジタル先進国では、個人情報の扱いを自分で決定する権利が確立されているが、日本ではそういうことに対して非常に遅れている。やっていないというのが現状だと思う。今必要なことは、基本的人権としてのプライバシーを守る権利を制度として整備することが大事だと思うが、今はそういう状況ではなく、非常に危うい状態で進められているという状況から反対する。 ・
戸籍住民基本台帳管理費における
マイナンバーカードの状況について、今国会に提出されている
デジタル改革関連法案では、民間企業も加わってデジタル庁を設置するということで、民間企業の社員が強力な司令塔機能を有するデジタル庁の一員として、国のデジタル化予算の配分にまで関与するようになることが考えられる。このまま進められると、デジタル改革というのは国民にマイナンバーを押しつけて監視社会をつくる、国民の自ら決める自治権とともに、命と暮らしを破壊する道だと考える。ひたすら今のデジタル改革の方向で国の事業を進めているというのが今の安曇野市の状況であると考えると、本当に国民が恐れる監視社会がつくられるという強い不安を覚えるので反対する。 ・新
総合体育館建設事業に反対する。これについては、これまでも同様の態度を取ってきたが、体育館の外観が明らかになるにつれて、さらに市民の批判も大きくなる声がたくさん聞こえる。その意味で、着々とつくられている新
総合体育館建設事業に反対する立場で本議案に反対する。 原案に賛成の意見です。 ・職員管理の複線型昇任制度の導入については、時間をかけて研究してきた制度であること、男女関係なく職員の育成に当たること、そして自分でキャリア選択ができ、途中でも変更ができることから、モチベーションの低下にはならないと思う。年功序列ではない積極的な姿勢で仕事に臨めるのではないかと思うので賛成する。 ・人権啓発費の
同和対策推進団体補助金について、全市民が団体の一員でなければならないという条件にしてしまうと、実際に市民活動できる団体に対しての補助ができなくなってしまうので賛成する。 ・公共交通事業については、
地域公共交通網形成計画に沿って、また
PDCAサイクルにより見直しも行われているので、このまま進めていただければよいと思う。 ・
マイナポイント事業については、国の事業であり、市の独自施策ではないので、この事業に反対しても意味がないと思うので賛成する。 ・
マイナンバー制度を活用して、予防接種台帳と情報連携を図っていくことになれば、
マイナンバー制度がないと予防接種もままならない状況になってくる。
マイナンバーカードを基本とした様々なシステムについても、セキュリティーは確保されていると思うので賛成する。 ・新
総合体育館建設事業については、議会の中でもしっかり議論をして承認をしてきた事業であるので、行政は予定どおり進めていくことが大事だと思う。この体育館の建設に当たっては、有利な起債や交付金を使い事業が行われていること、また、体育館は地域の防災拠点にもなるということから賛成する。 審査結果です。 上記のような意見を踏まえ、採決を行った結果、賛成多数で原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 次に、陳情第1号
携帯電話基地局設置に関する情報提供を事業者に要請することを求める陳情。 審査内容です。 採択に反対の意見です。 参考資料にある総務省の
認定申請マニュアルの中で、「地域住民の合意形成に向けた取組について、地域住民への説明方法等を具体的に記載してください」とうたっているので、地域住民の説明ということは、これで十分だと思う。 地域住民への説明を要請する条例等を策定した自治体事例を挙げているが、まだ5Gが始まる前で、策定は景観に関することがきっかけだったのかと思う。5Gに関しては、景観に配慮したものが既に実用化されているので、先行して条例をつくった自治体の例はあまり参考にはならないと思う。 また、総務省はどこに基地局があるのかということを公表していない。それを市が公表するのはリスクが大きいと思う。記憶に新しい事件として、今年に入って、5Gの基地局の位置やネットワークの組み方などの技術情報を不正に持ち出したとして、
不正競争防止法違反の容疑で逮捕された事件があった。逮捕されてしまうほどの機密内容だということからも、そういったものを積極的に公表するというのは問題があると思うので反対する。 採択に賛成の意見です。 ・携帯電話基地局の電磁波による不安を抱える市民のために、事業者に対し、基地局の設置場所や設置計画の地域住民への事前周知と、設置計画と住民説明の内容などの市への事前報告の要請は必要なことだと思う。また、市に対し知り得た情報の市民への提供の要請もよいことで、理解できることだと思うので賛成する。 ・実際に携帯基地局の電磁波による健康被害や健康不安を感じる市民がいることは事実であるので、そういう市民の立場に立って、この陳情を受け止めなければいけないと思う。現在、市では特定開発事業に関わることしか把握できない。それが5G設備に関わるものかどうかが把握できたら、ぜひそれを市民に周知してもらいたいし、業者にも事前報告をしてもらいたい。既存施設につけられた5G設備については全く現状では分からないが、少しでも不安を抱える市民の立場に立つならば、この陳情は採択すべきものと考え、賛成する。 審査結果です。 上記のような意見を踏まえ、採決を行った結果、願意は認められないとする意見が多数で、不採択とすべきものと決定いたしました。 以上でございます。
○議長(召田義人) 次に、
福祉教育委員長、中村今朝子議員。 中村委員長。
◆
福祉教育委員長(中村今朝子) 11番、中村です。 それでは、
福祉教育委員会の審査報告を申し上げます。 本日付、
安曇野市議会議長、召田義人様。
福祉教育委員長、中村今朝子。
委員会審査報告書。 令和2年12月11日、本委員会に付託された陳情第11号及び令和3年3月8日、本委員会に付託された事件は、審査の結果、別紙のとおり決定したので、会議規則第103条の規定により報告します。
福祉教育委員会審査報告。 議案第5号
安曇野市福祉医療費給付金条例の一部を改正する条例、議案第6号
安曇野市児童クラブ利用者負担金条例の一部を改正する条例、議案第7号
安曇野市立認定こども園条例の一部を改正する条例。 審査結果。 以上の議案については、特に異議はなく、全員賛成で原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 議案第8号
安曇野市介護保険条例の一部を改正する条例。 審査内容です。 原案に反対の意見として。 介護保険料について、合併当時の基準月額と今回の基準月額を比べると、倍近い金額まで引き上げられた。高齢者の多くは年金頼りだが、その年金支給額も減らされており、消費税増税の影響も受けている。そこに来て、さらにこの介護保険料の負担も増えるため、引上げには反対する。
介護保険等運営協議会の掌握事務に、
地域包括支援センターの設置及び運営に関する事項を加えるという説明があった。
地域包括支援センターは、運営協議会においても具体的な事例や課題が出されており、質の高い丁寧な協議がされている。
介護保険等運営協議会と
地域包括支援センター運営協議会が統合されると、限られた時間の中で、本当に丁寧で深い協議がされるのかという懸念もあるため、統合に反対する。 審査結果。 上記のような意見を踏まえ、採決を行った結果、賛成多数で原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 議案第9号
安曇野市指定居宅介護支援等の事業の人員及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例。 審査内容。 原案に反対の意見として。 主任介護専門員の確保が著しく困難でやむを得ない場合、管理者を介護支援専門員とする取扱いを可能とする内容がある。
主任介護支援専門員は相応の実務経験年数が必要であり、養成研修を修めるなど、要件を満たした方がなれる資格職であり、これを緩和することは質の低下につながっていくのではないか。 支給限定基準額の利用割合が高く、訪問介護が利用サービスの大部分を占めているようなケアプランを作成する
居宅介護支援事業者を、点検・検証する仕組みを導入する内容が盛り込まれている。ケアマネが利用者に合った必要なケアプランを作成しており、その回数が多いからといって、確認と称した点検・検証を行うのは利用抑制につながるのではないか。 感染症や災害が発生した場合であっても、介護サービスができる体制づくり、研修・訓練の義務づけ。感染症対策強化として、委員会開催や指針の整備、研修等の実施の義務づけ。これらの措置を適切に実施するための担当者を定める義務づけ。経過措置もあるとのことだが、こういった人員確保が困難な中で、一事業所でできることなのか。義務づけは大変厳しいのではないか。 以上の点により反対する。 原案に賛成の意見として。 今回の改正は、いずれも介護保険法の規定により、準拠する厚生労働省令が改正されたことによるものである。国の省令に準拠する改正であるため賛成する。 審査結果。 上記のような意見を踏まえ、採決を行った結果、賛成多数で原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 議案第10号
安曇野市指定地域密着型サービスの事業の人員、設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例。 審査内容として、原案に反対の意見。 オペレーターの基準の緩和、グループホームなどの人員や運営に関する基準の緩和等、緩和の内容が幾つか定められている。支障がないとか、処遇が適切に行われているというのは誰が判断するのか。ユニット型の
指定地域密着型介護老人福祉施設についても、職員配置が緩和されていくのではないかと懸念する。 原案に賛成の意見として。 それぞれの事業所で、今後、持続的に運営を維持していくために必要な緩和だと思う。国の厚生労働省令で改正が示されており、その基準に基づいた改正だと理解している。 審査結果。 上記のような意見を踏まえ、採決を行った結果、賛成多数で原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 議案第11号
安曇野市指定地域密着型介護予防サービスの事業の人員、設備及び運営並びに
指定地域密着型介護予防サービスに係る介護予防のための効果的な支援の方法に関する基準を定める条例の一部を改正する条例。 審査内容。 原案に反対の意見として。 管理者の配置基準の緩和、管理者・介護職員の兼務を可能とする人員配置基準の見直しなど、議案第10号に準じた内容になっている。支障がない限り兼務が可能と前置きしているが、質の低下につながる内容になっているため反対する。 原案に賛成の意見として。 人員の緩和という点など、介護保険事業を持続可能にするために、国の省令により改正するものである。基準を合わせて事業を行う趣旨であり賛成。 審査結果。 上記のような意見を踏まえ、採決を行った結果、賛成多数で原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 議案第12号
安曇野市指定介護予防支援等の事業の人員及び運営並びに
指定介護予防支援等に係る介護予防のための効果的な支援の方法に関する基準等を定める条例の一部を改正する条例。 審査内容。 原案に反対の意見として。 議案第9号に準じた内容であり、反対。 原案に賛成の意見として。 国の省令によって改正されるものであり、反対する理由は何もない。 審査結果。 上記のような意見を踏まえ、採決を行った結果、賛成多数で原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 議案第25号 令和3年度
安曇野市一般会計予算(
福祉教育委員会所管事項)。 審査内容です。 原案に反対の意見として。 ・入浴料金割引券交付事業について。 最初に、市民ニーズをしっかりと調査してからやってほしかったという意見も出された。公共交通の充実ということが深く関わっている事業。前年度の実績が少なかったから、継続していくためには縮小せざるを得ないということではあるが、高齢者にとっては社会参加にもつながり、健康的な日常を送るための事業でもある。長い目で見れば、介護予防・医療費削減にもつながっていく。同伴者も使えるようになるということだが、割引金額や枚数が減り、事業全体から見れば福祉の後退と言わざるを得ない。 ・認定こども園民営化事業者選考委員会出席謝礼について。 具体的に三郷西部認定こども園の民営化を進めていくための予算である。保育の質の上位を目指すのは民間に任せなければできないことか。公立の中にも優秀な保育士がたくさんおり、質のよい保育をしていくという思いや誇りを持って仕事をされている。民間に任せればいいという問題ではない。ハード面は市が責任を持ってやるということだが、運営も市が責任を持ってやっていただきたい。あくまでも中長期ビジョンに沿って民営化を進めていくというやり方は、地域の検討委員会の方々の民意を無視したやり方だと思う。 ・穂高プールの解体工事について。 条例改正により、この9月30日でプールが終了となる。このプールは子供の安全な居場所、市民の健康増進の場所になっており、障害を抱えている方にとっても大事な施設であった。海のない地域において、市内外の人々から親しまれており、観光施設としても一役買っていた。1万人以上の存続署名には多くの子供たちの声も含まれており、民意を無視したプール廃止の姿勢が崩れていない。プールの廃止に反対。 原案に賛成の意見として。 ・入浴料金割引券交付事業について。 市内でも高齢化が進み、福祉に関する支出が増加している。全くなくすということではなく、市民が利用している状況を見て、限られた予算の中で使いやすい方法に改善していくということである。改善した使用状況を見ていけばいいと思う。 ・入浴料金割引券交付事業について。 ニーズの把握が足りないとの意見もあるが、今までの実績をベースにしてきちんと対応できている。福祉の関係というのは切りがない。無駄・無理・ムラをきちんと是正していく姿勢が表れた事例だと思う。 ・認定こども園の民営化について。 安曇野市ではほぼ公立公営でやっているが、他市を見ると半分ほどが民営化というところも多いと聞いている。市内でも私立の保育園や認定こども園があり、特徴のあるいろいろなプログラムを組んでやっている。三郷西部認定こども園のよさを生かすということは、民営でもできるのではないかということもたくさんあるし、市としても民営化していくというチャレンジではないかと思う。市民の皆さんが満足できるような保育になっていくよう、今後も働きかけたい。 ・認定こども園について。 本当にいい保育を子供たちに贈るための民間を選ぶということに対して、すごく謙虚に慎重に選んでいただきたい。市として行う民間への委託がどうなのか、その質をこれからも住民と丁寧に話し合い、粘り強く、その中身を地域とつくっていただきたい。 ・穂高プールの解体工事そのものについて反対の意見があったが、この施設はかなり老朽化しており、維持・管理していくには多額の改修費用がかかること、また公の施設の再配置計画を見据える中でプールの廃止が決まった。そのまま放置しておけば周りに危険を及ぼす施設になってしまう。やむを得ず解体し、地権者にお返しするという致し方ない予算である。 審査結果。 上記のような意見を踏まえ、採決を行った結果、賛成多数で原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 議案第26号 令和3年度
安曇野市国民健康保険特別会計予算、議案第27号 令和3年度
安曇野市後期高齢者医療特別会計予算。 審査結果。 以上の議案については、特に異議はなく、全員賛成で原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 議案第28号 令和3年度
安曇野市介護保険特別会計予算。 審査内容。 原案に反対の意見として。 介護保険条例の一部改正で介護保険料が値上げされた。3年に一度の介護報酬改定もあったが、プラス改定とはいっても本当に僅かであり、こういった引上げ幅では深刻な人手不足やコロナ禍の労働環境に対応できない経営難などの事業所が出てきている。介護の社会化ということで始まった介護保険制度は何回となく改正され、制度が大きく変わってきており、悪い方向に行ってしまっているように感じる。地域包括ケアシステムも公助がはるか遠くなり、自助・共助が強調される状況になっている。介護保険料の値上げ、人員や運営に関する基準緩和されていく中での事業については反対する。 原案に賛成の意見として。 高齢化が進み、介護を必要としている市民が増加している現状においては、介護保険制度を維持していくために、本市でも介護保険料の値上げは仕方ないと考える。 審査結果。 上記のような意見を踏まえ、採決を行った結果、賛成多数で原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 継続審査となっております陳情第11号
季節性インフルエンザワクチン小児予防接種の補助金事業の予算化についての陳情。 審査内容。 意見として。 ・医師会から陳情が出されるということは、よほどのことではないかと思っている。インフルエンザワクチン接種については、重篤化して医療機関にかかることを減らすことにつながり、接種後に発症したとしても軽症で済むということもある。子供は2回接種しなければならず、非常に保護者の負担が大きい。子供がインフルエンザにかかれば保護者は仕事を休まなければならず、家庭に高齢者がいればかなりリスクが高まることになる。今シーズンは比較的流行せずに済んだが、コロナ禍にあってインフルエンザも流行したとなると、医療機関の逼迫度は非常に高まる。来年の流行時に備え、接種補助に関しては前向きに考えていただきたい。 ・今年はインフルエンザが流行せず、この評価や分析はまた今後になるかと思うが、流行したときの親御さんの負担や、今回医師会から出ている医療体制の負担、重篤化しやすい高齢者の死亡リスク増など、はやったときの損失が大きいと思う。費用の補助で接種しやすくなり、多くの人が接種すれば、そういった安心につながる。13歳未満は2回接種で特に金額的な負担も大きく、生活費と教育費がかかる子育て世帯への支援策ということで、何らか検討していただければありがたい。感染防止策の徹底など他部署とも策を出し合い、知恵を絞って対応していただきたい。 審査結果。 陳情者の願意については、特に異議はなく、全員が妥当と認め、採択すべきものと決定いたしました。 続きまして、委員会中間報告を申し上げます。 本日付、
安曇野市議会議長、召田義人様。
福祉教育委員長、中村今朝子。 委員会中間報告書。 令和3年3月8日、本委員会に付託された陳情第2号については、会議規則第45条第2項の規定により、中間報告を行います。
福祉教育委員会中間報告。 陳情第2号 安曇野市のより良い給食センターを求める陳情。 審査内容です。 執行部説明として。 ・令和元年5月に給食センターの課題について説明会を開催。市学校給食センターの現状、少子化の現状等について説明し、考えられる4案を提示。 ・少子化による影響、経済的な影響等について詳しい説明が必要との御意見が多数あり、令和2年10月に市内5か所を回り説明会を開催。ここで、しっかりとした将来の経費見通し等試算し、少子化の推計・更新時期を迎えている堀金学校給食センターの更新費用、3センター化について説明。その際、令和7年度に配送車の手配をすれば、3給食センターで全17小・中学校の給食が賄えることが導き出せ、その内容について説明させていただいた。 ・堀金学校給食センターが存続した場合、設計監理委託料も含め、総額で1億5,696万6,000円の更新工事費用がかかる。堀金を除く3給食センターの設備を有効に活用していきたい。 ・堀金給食センターの建物については、長寿命化改良工事を前提に60年は耐用年数があるが、厨房機器については15年の耐用年数を経過している。大小多岐にわたる故障により、毎年修繕費等が増加傾向にある。一番心配している1基約1,000万円のボイラーも特に念入りに維持補修・点検等行っているが、3、4年先には更新が必要と予想される。 意見として、今、堀金学校給食センターを維持するためにはこれだけの経費がかかってきている。堀金は他の給食センターに比べて1食当たりのコストが極めて高い。コストから考えていくと大変な状況であるということを、子供たちや署名された県外の方々にも現状をしっかり話していかないと、存続させることが将来に禍根を残すことになってしまいかねない。これだけコストの差があるのに本当に維持できるのか、将来を見たときにそこを危惧する。 審査を継続したいとする意見。 陳情者から「子供たちが戻ってきたくなる地域はどうなのかを考えて、この学校給食センターのことも考えている」というお話があった。全国的な少子化で仕方がないとはいえ、この地域としても手が打てないまま人口減少してきている。子供たちに「人口減少してお金がないから存続させることは難しいんだ」ということを納得してほしいというような進め方は少し乱暴に感じる。行政や市民から負託を受けている市長・議員がしっかり考えていくべきことだと思う。現状を踏まえ、市民の方の御意見も聞きながら、もう少し調査したい。 審査結果。 上記のような、審査を継続したいという意見について諮ったところ、賛成多数で継続審査とすべきものと決定いたしました。 以上でございます。
○議長(召田義人) 続いて、経済建設委員長、松枝 功議員。 松枝委員長。
◆経済建設委員長(松枝功) 9番、松枝です。 それでは、経済建設委員会の委員長報告を申し上げます。 令和3年3月17日、
安曇野市議会議長、召田義人様。 経済建設委員長名です。
委員会審査報告書。 令和3年3月8日、本委員会に付託された事件は、3月11日、審査の結果、別紙のとおり決定したので、会議規則第103条の規定により報告します。 別紙、お願いします。 経済建設
委員会審査報告です。 議案第13号
安曇野市農業振興地域整備促進協議会設置条例の一部を改正する条例。 審査内容です。 原案に反対の意見がありました。 まず、効率化は理解するが、なぜ地域協議会をなくすのかが明らかにならなかったこと。また、委員の選出基準でこれまで認められてきた「農業振興に関し知識と経験のある者」の存在は必要だと考え、反対する。 また、様々な開発絡みの事案が出てきている社会情勢の中では、そこを踏まえて審査できる方々を委員に加え、しっかりとその時代に合った審査の質が保たれる協議会の設置をしなければいけないと思うが、その面では不十分で、この条例案に反対するというものです。 次に、原案に賛成の意見が幾つかありました。 まず、委員の選任については、「その他市長が必要と認める者」の中に柔軟的にいろいろな者が入っており心配ないと思う。地域協議会がなくなることについては、代わりに地域部会を置く条文があり、担保される。組織再編により質を上げることが期待されるため賛成する。 また、今までは地域協議会の意見を聞くだけだったが、今回の改正では地域部会を設置して現地を確認する組織ができ、よいことだと思う。また、特に大事なことがあれば協議会に委員以外の者の出席を求めて説明、意見を聴くことができ、よりよい計画をつくっていくことが可能になると思い、賛成する。 ・今までの協議会でも審査が甘かったということはないと思うが、改正後の7条では地域部会を置き、意見を聴くこともでき、また農振除外では都市建設部の関係条例でのチェックもできるのでこの条例に賛成する。 ・今回の改正で専門的に調査することができるようになった。そのことが大事であると考え、賛成する。 審査結果であります。 上記のような原案に反対の意見がありましたが、採決を行った結果、賛成多数で原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 次に、議案第14号
安曇野市穂高古厩農村集落多目的共同利用施設条例を廃止する条例、議案第15号
安曇野市明科駅前駐車場条例、以上の2件につきまして、審査結果です。 以上の議案については、特に異議はなく、全員賛成で原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 おめくりください。 議案第25号 令和3年度
安曇野市一般会計予算(経済建設委員会所管事項)であります。 審査内容です。 原案に反対の意見です。 エア・ウォーター社に出す補助金は税金が無駄にならないか、不要だと考えるため、他のところでは賛成できる項目も多くあるが、反対する。 予算には南部総合公園の委託管理費が入っており、新総合体育館の建設に反対しているという立場から、反対する。 原案に賛成の意見です。 エア・ウォーター社への補助金については、5年前に議会で議論した中で認めてきたものである。固定資産税相当額ということで5年間補助したという経過での予算であり、やむを得ないと解釈し、賛成する。 また、南部総合公園については体育館を建設するに当たり、社会資本整備総合交付金を頂くため都市公園の位置づけとしており、賛成する。 以上を踏まえて審査結果であります。 上記のような原案に反対の意見がありましたが、採決を行った結果、賛成多数で原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 続いて、議案第29号 令和3年度
安曇野市上川手山林財産区特別会計予算、議案第30号 令和3年度
安曇野市北の沢山林財産区特別会計予算、議案第31号 令和3年度
安曇野市有明山林財産区特別会計予算、議案第32号 令和3年度
安曇野市富士尾沢山林財産区特別会計予算、議案第33号 令和3年度
安曇野市穂高山林財産区特別会計予算、議案第34号 令和3年度
安曇野市産業団地造成事業特別会計予算、議案第35号 令和3年度
安曇野市有明荘特別会計予算、議案第36号 令和3年度
安曇野市水道事業会計予算、議案第37号 令和3年度
安曇野市下水道事業会計予算、議案第38号 市道の廃止について、議案第39号 市道の認定について。 審査結果です。 以上の議案については、特に異議はなく、全員賛成で原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 おめくりください。 議案第40号
安曇野市土地利用基本計画の変更について。 審査内容です。 原案に反対の意見がありました。 提案説明書では、鉄塔などの建設について、公共的な用途の通信施設の立地を可能にするとし、20メートル以下は説明会開催の義務づけもないと説明を受けたが、市民の中に電磁波で障害や健康被害を受ける方は現実におられ、そういう人たちのことを考え、計画の変更について反対する。 原案に賛成の意見です。 田園環境区域での戸建て住宅における最低敷地面積の「概ね」をしっかり活用してほしいと思っているが、今回の見直しでよい部分も多々あり、消極的ではあるが賛成とする。 また、通信施設の20メートルについては規定されたとしても現状は変わらないと考える。それよりも市内に整備されやすくなったということで、そのことについて市民の生活や健康が脅かされる状態にならないための方策をセットで規定してほしい。また最低敷地面積の緩和については、開発と住環境等のバランスがよく、人口増にも寄与し、当面この計画でよいと思う。そして最も重要な点は、田園居住区域、田園環境区域と山麓保養区域で介護施設、障がい者施設の関係の施設が建てられることができるようになった点を評価し、賛成する。 審査結果です。 上記のような原案に反対の意見がありましたが、採決を行った結果、賛成多数で原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 続いて、議案第41号 公の施設の指定管理者の指定について(
豊科南部総合公園)です。 審査内容です。 原案に反対の意見がありました。 新総合体育館の建設に反対している立場から指定管理にも反対する。 原案に賛成の意見です。 候補者の提案に、市民に「健康」、「交流」、「快適」、「安全」という様々な要素を提供していくとあり、新総合体育館を核とした市民の福祉・健康増進のための施策が提供されていくということで、賛成する。 また、新総合体育館は公共施設再配置計画を基本に、南社会体育館と剣道場を廃止して、これらの機能を統合した体育館を建設することが基にある。また、市に不足している公式スポーツ施設についての整備計画も立てられており、これを一緒に進めることは合理的で大変よかったと考える。指定管理については、持っているノウハウを生かしていただくことを期待し、賛成とする。 審査結果です。 上記のような原案に反対の意見がありましたが、採決を行った結果、賛成多数で原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 次に議案第42号 公の施設の指定管理者の指定について(かじかの里公園)、議案第43号 公の施設の指定管理者の指定期間の変更について(有明荘)。 審査結果です。 以上の議案については、特に異議はなく、全員賛成で原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 以上です。
○議長(召田義人) 御苦労さまでございました。 以上で、各委員長の審査結果の報告が終わりました。
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△報告第2号から報告第4号及び議案第46号から議案第50号の一括上程、説明
○議長(召田義人) 日程第2、報告第2号から報告第4号及び議案第46号から議案第50号の、以上8件の追加議案等を一括議題といたします。 まず最初に、報告第2号について、所管部長の説明を求めます。 久保田上下水道部長。
◎上下水道部長(久保田剛生) 報告第2号 地方自治法第180条の規定による専決処分の報告について。 地方自治法第180条第1項の規定により、別紙専決処分書のとおり処分したので、同条第2項の規定により報告する。 本日提出、市長名でございます。 別紙をお願いいたします。 専決処分書。 安曇野市豊科5230番地1先における事故に係る和解及び損害賠償の額を定めることについて、地方自治法第180条第1項の規定により、次のとおり専決処分する。 令和3年1月27日付、市長名であります。 1、和解及び損害賠償の相手方。安曇野市内在住者の方であります。 2、事故の概要。令和2年12月17日、安曇野市豊科の県道を公用車が走行中、前方の相手方車両が停止し始めたため、ブレーキをかけたが、路面の凍結によりスリップし、相手方車両に追突したことによる自動車事故。 3、和解の内容。本件事故の原因は、当市運転者の不注意であり、安曇野市の過失100%とする。よって、安曇野市は上記1の相手方に対し、損害賠償金として3万3,751円を支払う。 なお、本件に関し、安曇野市及び相手方との間には、損害賠償金以外に何らの債権債務がないことを相互に確認する。 以上でございます。
○議長(召田義人) これより質疑に入ります。 質疑のある方の発言を許します。 ありませんか。 (発言する声なし)
○議長(召田義人) 御質疑なしと認めます。質疑を終結いたします。 次に、報告第3号について、所管部長の説明を求めます。 鎌﨑商工観光部長。
◎商工観光部長(鎌﨑孝善) 報告第3号 地方自治法第180条の規定による専決処分の報告について。 地方自治法第180条第1項の規定により、別紙専決処分書のとおり処分したので、同条第2項の規定により報告する。 本日提出、市長名でございます。 別紙をお願いいたします。 専決処分書。 安曇野市豊科田沢6759番1(犀川白鳥湖進入路)における事故に係る和解及び損害賠償の額を定めることについて、地方自治法第180条第1項の規定により、次のとおり専決処分する。 令和3年3月1日付、市長名であります。 1、和解及び損害賠償の相手方。市内在住者。 2、事故の概要。令和3年1月11日、損害賠償請求者の運転する車両が安曇野市の管理する道路(犀川白鳥湖進入路)を通過した際、路面上の穴ぼこに右フロントタイヤを落とし、盛り上がった路肩部に右フロントスポイラーが接触、損傷した。 3、和解及び損害賠償の内容。本事故の原因は、安曇野市の管理する施設の瑕疵によるものであるが、運転者の前方不注視の過失もあるため、運転者の過失50%を相殺した4万4,567円を損害賠償金として支払う。 なお、本件和解に関し、安曇野市と損害賠償請求者との間には、損害賠償金以外に何らの債権債務がないことを相互に確認する。 以上でございます。
○議長(召田義人) これより質疑に入ります。 質疑のある方の発言を許します。 ありませんか。 (発言する声なし)
○議長(召田義人) 御質疑なしと認めます。質疑を終結いたします。 続いて、報告第4号について、所管部長の説明を求めます。 坪田都市建設部長。
◎都市建設部長(坪田浩昭) 報告第4号 地方自治法第180条の規定による専決処分の報告について。 地方自治法第180条第1項の規定により、別紙専決処分書のとおり処分したので、同条第2項の規定により報告する。 本日提出、市長名でございます。 別紙をお願いいたします。 専決処分書。 安曇野市明科七貴8410番地先の市道明科1110号線における事故に係る損害賠償について、地方自治法第180条第1項の規定により、次のとおり専決処分する。 令和3年2月19日付、市長名でございます。 1、和解の相手方。 市外の事業者であります。 2、事故の概要。 令和2年12月23日、損害賠償請求者の会社の従業員が運転する軽貨物自動車が、市道の横断側溝の上を前輪が通過した際、グレーチングが跳ね上がり、トランスミッションが破損したものである。 3、和解の内容。 本事故の原因は、道路管理者の安全管理不備によるため、安曇野市の過失を100%とする。よって、安曇野市は損害賠償請求者に対し、損害の解決金として13万5,289円を賠償するものとする。 なお、本件示談に関し、安曇野市と損害賠償請求者との間には、損害賠償金以外一切の債権債務がないことを相互に確認した。 以上でございます。
○議長(召田義人) これより質疑に入ります。 質疑のある方の発言を許します。 ありませんか。 (発言する声なし)
○議長(召田義人) 御質疑なしと認めます。質疑を終結いたします。 次に、議案第46号について、提案理由の説明を求めます。 髙橋保健医療部長。
◎保健医療部長(髙橋正子) 議案第46号
新型インフルエンザ等対策特別措置法の改正に伴う関係条例の整理に関する条例について御説明申し上げます。 この条例は国において、
新型インフルエンザ等対策特別措置法が改正され、新型コロナウイルス感染症を定義していた条項が削除されたことに伴い、これまで同法を引用しておりました関係する3つの条例の改正を一括して行うものでございます。 第1条は、安曇野市国民健康保険条例における傷病手当金。 第2条は、安曇野市国民健康保険税条例における減免の特例。 第3条は、
安曇野市介護保険条例における減免の特例に係る一部改正となります。 附則。 この条例は、公布の日から施行し、この条例による改正後の規定は令和3年2月13日から適用する。 本日提出、市長名であります。 以上でございます。
○議長(召田義人) 続いて、議案第47号について、提案理由の説明を求めます。 宮澤財政部長。
◎財政部長(宮澤修) 議案第47号 令和3年度
安曇野市一般会計補正予算(第1号)について御説明いたします。 それでは、議案書により御説明をいたします。 令和3年度
安曇野市一般会計補正予算(第1号)は、次に定めるところによる。 第1条歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ2億6,900万円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ413億6,900万円とする。 2項歳入歳出予算の補正の款項の区分及び当該区分ごとの金額並びに補正後の歳入歳出予算の金額は、「第1表 歳入歳出予算補正」による。 本日提出、市長名であります。 それでは、2ページをお願いいたします。 「第1表 歳入歳出予算補正」で御説明いたします。 初めに、歳入でございます。 14款使用料及び手数料は2,916万円の減額です。コロナウイルス感染症対策のため、燃えるごみ専用指定袋の市民配布による可燃ごみ処理手数料の減であります。 15款国庫支出金は96万2,000円の増額です。高齢者等へのPCR検査に対する補助金の増であります。 19款繰入金は2億9,719万8,000円の増額です。財源調整による財政調整基金繰入金の増であります。 続きまして、3ページをお願いいたします。 歳出です。 2款総務費は86万9,000円の増額です。各支所の来庁者の体温を測定する非接触式検知機の設置による増、また移住希望者のサポート強化のため、オンラインセミナーや相談会の開催に使用するICT機器の導入経費の増であります。 4款衛生費は1,519万4,000円の増額です。主な項目として、2項清掃費では燃えるごみ専用指定袋を全市民に配布することによる増であります。 6款農林水産業費は840万円の増額です。教育旅行で農家民宿を利用する学校やワクチン未接種の受入農家に対するPCR検査費用の計上による増であります。 7款商工費は2億3,650万円の増額です。制度資金保証料補給金による増や飲食店等を応援する給付金の増、また、売上げ減少や休館を余儀なくされた宿泊施設等の支援給付金の増であります。 最後に、10款教育費は803万7,000円の増額です。オンラインの生涯学習講座を提供するためのICT機器の導入経費の増、また、市内公共図書館5館に除菌機を設置する経費の増であります。 説明は以上であります。
○議長(召田義人) 続いて、議案第48号、議案第49号の以上2件について提案理由の説明を求めます。 高嶋農林部長。
◎農林部長(高嶋雅俊) 議案第48号 公の施設の指定管理者の指定について。 地方自治法第244条の2第6項及び安曇野市公の施設の指定管理者の指定手続等に関する条例第6条の規定により、下記のとおり指定管理者を指定したいので、議会の議決を求める。 記 1 施設の名称 安曇野市豊科安曇野の里自然活用村施設 (プラザ安曇野1階西) 2 指定管理者の住所及び名称 長野県松本市大字内田3405番地ロ号 株式会社 薬師平リゾート 代表取締役 山村和永 3 指定の期間 令和3年4月1日から令和8年3月31日まで 本日提出、市長名でございます。 当施設につきましては、公募による募集をしてきましたけれども、候補者としての選定に至らず、再募集の結果、候補者が選定されたことから、当該候補者を指定管理者とすることが施設の運営、市民サービスの提供にとってよりよいものと判断いたしました。 当該事業者は、温泉旅館を営み、道の駅小坂田公園で物販・飲食業を行った実績もあります。 プラザ安曇野の活用においては、野菜やワイン、その他加工食品等、地域の魅力ある商品の販売、地域の食材を生かしたピザやイタリアンの提供等、施設をフル活用していただける見込みとなっていることから、株式会社薬師平リゾートを指定管理者として指定するものです。 議案第49号 公の施設の指定管理者の指定について。 地方自治法第244条の2第6項及び安曇野市公の施設の指定管理者の指定手続等に関する条例第6条の規定により、下記のとおり指定管理者を指定したいので、議会の議決を求める。 1 施設の名称 安曇野市三郷やすらぎ空間施設 2 指定管理者の住所及び名称 長野県松本市大字島立454番地1 株式会社 かまくらや 代表取締役 田中浩二 3 指定の期間 令和3年4月1日から令和8年3月31日まで 本日提出、市長名です。 当該施設については、前回、公募による募集をしましたが、応募がなかったため、飲食の提供にこだわらない施設利用の提案も可能とする募集要項とし、再募集した結果、候補者が選定されたことから、当該候補者を指定管理者とすることが当該施設の運営、市民サービスの提供にとってよりよいものと判断いたしました。 当該事業者は、市内において大規模なそば栽培を行い、遊休農地、荒廃農地の解消にも寄与しているほか、直営そば店も開設しています。 やすらぎ空間施設の活用においては、体験農場を活用した農業体験を中心とし、地域住民と都市住民の交流を図るほか、障がい者就労支援事業における障がい者の作業場として利用も行う計画で、いわゆる農福連携を実現するものとなっております。 また、そば打ち教室、郷土の料理・漬物教室、地元農産物によるお菓子づくり教室の開設等、幅広い活用も行う見込みとなっていることから、株式会社かまくらやを指定管理者として指定するものです。 以上です。
○議長(召田義人) 続いて、議案第50号について提案理由の説明を求めます。 金井総務部長。
◎総務部長(金井恒人) 議案第50号 令和2年度
農業用施設災害復旧事業豊科光地区犀川堰堤復旧工事請負契約について御説明いたします。 令和3年2月22日、指名競争入札に付した令和2年度農業用施設災害復旧事業豊科光地区犀川堰堤復旧工事について、下記のとおり請負契約を締結するため、地方自治法第96条第1項第5号及び安曇野市議会の議決に付すべき契約及び財産の取得又は処分に関する条例第2条の規定により、議会の議決を求めるものでございます。 1 契約の目的 令和2年度農業用施設災害復旧事業 豊科光地区犀川堰堤復旧工事 2 契約の方法 指名競争入札 3 契約金額 2億4,200万円 4 契約の相手方 長野県塩尻市広丘堅石2146-15 株式会社 シーテック 松本支店 支店長 矢田 寿 本日提出、市長名。 以上でございます。
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△議員提出第1号の上程、説明
○議長(召田義人) 日程第3、議員提出第1号を議題といたします。 これより議員提出第1号について、提出者から提案説明を求めます。 竹内議会運営委員長。 竹内委員長。
◆議会運営委員長(竹内秀太郎) それでは、御説明いたします。 議員提出第1号
安曇野市議会会議規則の一部を改正する規則について、地方自治法第109条及び
安曇野市議会会議規則第14条の規定により、別紙のとおり提出する。
安曇野市議会議長、召田義人様。 本日提出、議会運営委員会委員長名であります。 改正の理由及び主な内容を申し上げます。 この規則改正は、令和3年2月3日に書面開催されました全国市議会議長会の第222回理事会・第110回評議委員会合同会議において了承されました標準市議会会議規則の一部改正を受けまして、安曇野市議会の会議規則が標準市議会会議規則に準じた規則となっているため、改正するものであります。 改正の内容は、請願に関する押印の見直しと、会議の欠席事由に係るものです。 請願に係る押印の見直しについては、選択肢として記名押印を残すという考え方によるもの、会議の欠席理由については、具体的な理由と出産による欠席の日数を明文化するものであります。 施行日を令和3年4月1日としております。 以上、よろしくお願いいたします。
○議長(召田義人) 以上で説明が終わりました。 これより
委員会審査報告並びに中間報告、追加議案及び議員提出議案に対する質疑の通告について確認させていただきます。 どなたか質疑を通告されますか。 (「ありません」の声あり)
○議長(召田義人) 質疑がありませんので、議事を進めていきます。
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△議案第4号から議案第15号及び議案第25号から議案第44号、令和2年陳情第11号、陳情第1号、陳情第2号の質疑、討論、採決
○議長(召田義人) 日程第4、議案第4号から議案第15号及び議案第25号から議案第44号まで、令和2年陳情第11号、陳情第1号、陳情第2号の以上35件を一括議題といたします。 最初に、議題のうち、議案第4号から議案第15号までの以上12件の条例関係議案について一括して審議いたします。 これより質疑に入るのでありますが、期限までに
委員会審査報告に対する質疑の通告がありません。 よって、これをもって質疑を終結いたします。 これより順次討論を行い、採決を行います。 初めに、議題のうち、議案第8号について、反対討論の通告者は2名でございます。 まず最初に、6番、井出勝正議員、発言を許します。 井出議員。
◆6番(井出勝正) 6番、井出です。 議案第8号
安曇野市介護保険条例の一部を改正する条例、次の2点から反対いたします。 まず第1点目は、第8期介護保険事業計画に基づき、今後3年間の介護保険料が改定されました。発足時2,900円、こういう介護保険料が今度の改定で月5,800円、昨年度までからすると100円の値上がりになります。高齢者にとっては、年金が下げられる、あるいは消費税が高くなっている、こういう状況の中での引上げとなります。 さらにまた、身近にあって介護保険等、利用者にとっては親身になって相談できる施設、
地域包括支援センター、この運営協議会。『 』非常に熱心な深い討論も行われているという中で、これが介護保険運営協議会に統合されてしまうと。その中で本当に親身になって、具体例に基づいて深い論議がされている、これができるだろうかという懸念がございます。 以上2点より、この議案第8号
安曇野市介護保険条例の一部を改正する条例に反対するものです。
○議長(召田義人) 次に、原案に賛成の討論はありませんか。 一志議員。
◆8番(一志信一郎) 8番、一志信一郎です。 議案第8号
安曇野市介護保険条例の一部を改正する条例に、賛成の立場で討論いたします。 介護保険制度は、要支援・要介護状態の方が住み慣れた地域で安心して暮らせるよう、必要なときに必要な介護サービスを受けることができる、社会全体で支え合う制度です。そのため持続可能な社会保険制度であることが求められます。 まず、保険料の値上げについては、市町村は3年ごとに介護保険料を見直し、また、策定が義務づけられている介護保険事業計画に基づき、様々な事業が展開されております。当市は、年々高齢化も進んでおり、それに伴い介護給付費も伸びております。本条例の第8期介護保険料は、基金も活用し、第7期と比べ基準額で月額100円の値上げですが、低所得者の方の保険料は公費により軽減をし、負担につながらないよう配慮がされております。また、市では、介護予防に力を入れるなど健全な財政運営に向けて努力をされています。 また、
介護保険等運営協議会の統合については、
地域包括支援センターに関しては協議会の中でテーマを決めて会議が行われると伺っております。統合されることにより、介護保険全体について広く意見を聴取することができ、効果的な協議会運営が可能と考えられます。 よって、私は賛成いたします。
○議長(召田義人) 次に、10番、増田望三郎議員、発言を許します。 増田議員。
◆10番(増田望三郎) 10番、増田です。 議案第8号
安曇野市介護保険条例の一部を改正する条例について、反対の立場で討論いたします。 今回の条例改正は、現在ある
地域包括支援センター運営協議会を市
介護保険等運営協議会の中に組み込むものです。これまでのような独立した包括支援センター運営協議会が廃止されることになりますが、次の2点で疑義があります。 1点目は、
地域包括支援センター運営協議会の設置要綱で定めている5つの所掌事項が、
介護保険等運営協議会の中で十分に検討することができるのかということです。 2点目は、地域包括ケアシステムの推進の肝になる
地域包括支援センターの運営を協議する運営協議会を廃止して、システムの推進に支障はないのかということでございます。 過去の議会での議論を調べてみました。令和元年12月定例会の猪狩議員の「
地域包括支援センターの拡充を」という一般質問で、保健医療部長は「市内3か所の設置で、堀金地域・明科地域の方だけではなく、
地域包括支援センターへ出向くことができない方たちには電話による相談、自宅への戸別訪問を行い、相談者の負担とならないように対応している。
地域包括支援センターの設置基準は、主任ケアマネジャー・社会福祉士等、専門職の配置も必須であり、現在も十分に対応がされているため、現時点での数の拡充は考えていない」というふうに答弁されています。そして、その後にこう続きます。「今後も
地域包括支援センター運営協議会において、活動状況を評価するとともに、地域住民が利用しやすく、効果的な
地域包括支援センターの運営に努めていく」と答弁されています。 本市は、他市と比べて人口比ではセンターの設置数が少ないにもかかわらず、センターを増やさない市の方針において、運営協議会は、センターの運営協議会は、市の言われる活動状況の評価、地域住民が利用しやすく効果的な運営に努めるために不可欠な協議会だと考えます。 今回の議案について、支援センターの運営協議会の委員の方ともお話をする機会をつくりました。3月24日に開催される協議会では、データを基に支援センターが設置されていない明科地域の地域支援事業、介護予防支援事業の利用率が低いことなどを指摘されるそうです。こういったきめ細かなデータや観点を基に、十分な時間を確保した議論をするためにも、運営協議会は独立して必要だと考えます。 以上、本条例の改正について反対いたします。
○議長(召田義人) 次に、賛成の討論はありませんか。 平林德子議員。
◆17番(平林德子) 17番、平林德子です。 議案第8号
安曇野市介護保険条例の一部を改正する条例に、賛成の立場で討論をいたします。 本条例改正は、介護保険事業を推進するために、それぞれ設置されていた
介護保険等運営協議会に
地域包括支援センター運営協議会を統合して、より介護保険事業の実効性を高めるための改正だと理解をいたしております。 また、新たな協議会では、今年3月31日に委員が任期満了になる
地域包括支援センター運営協議会の機能を付加し、委員数も増やすということになります。これまでは介護保険事業の運営と
地域包括支援センターの利用者の個別ケアを含む具体的な状況等の運営について、それぞれの協議会で話し合われてきましたが、新たな協議会では、介護保険の運営と
地域包括支援センターの運営との情報集約ができ、委員会で目指す地域の姿を認識しやすくなり、議論が深まるものと考えます。 今後、高齢人口がますます増加していく状況下で、持続可能な介護事業を展開し、地域包括ケアをより推進するため、
地域包括支援センター運営の状況を広く把握した委員が、事業計画を策定する軸となり、そのことにより利用者に寄り添った施策のより深い検討が可能となると考えます。 以上、賛成討論といたします。
○議長(召田義人) ほかに討論はありませんか。 (発言する声なし)
○議長(召田義人) 討論なしと認めます。 これにて討論を終結いたします。 これより議案第8号
安曇野市介護保険条例の一部を改正する条例を採決いたします。 本案に対する委員長の報告は可決であります。 本案は委員長の報告のとおり決することに賛成の皆さんの起立を求めます。 (起立多数)
○議長(召田義人) 御着席ください。 起立多数であります。 よって、議案第8号は原案のとおり可決されました。 次に、議案第9号について反対討論の通告がありますので、発言を許します。 6番、井出勝正議員、発言を許します。 井出議員。
◆6番(井出勝正) 6番、井出です。 議案第9号
安曇野市指定居宅介護支援等の事業の人員及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例、以下の点で問題があると考えますので、この条例に反対いたします。 大きく言いますと、居宅介護支援事業所の人員や運営、これを今までの基準を緩めたり、規制を緩和していく、そういう内容です。 まず第1点は、
主任介護支援専門員の確保が困難な場合、管理者を介護支援専門員として兼務する、あるいは読み替えることができる、こういう内容です。結果的には、介護支援員の質、低下は免れません。人員も確保しなくてもよいということになってしまいます。 2つ目は、生活援助の訪問介護の回数や利用状況を点検し、検証していく。専門的なケアマネジャーさんが、利用者の立場に立って、どのような介護支援が必要かとプランを立ててきちんと実施しているものです。それを検証していく、あるいは確かめるということになれば、回数が多いではないか、このようなことがダブっているのではないか、こういうことで結果的には介護サービスというものを抑制してしまう、縮小してしまう、縮んでしまう、そういう内容になるものです。 それから、3つ目には、事業所に対して感染症や災害発生時にも、介護サービスが提供できるような体制を義務づけると、その確立を。確かに必要性は認めるものですが、一事業者が感染蔓延、あるいは災害時、即できるものでしょうか。このような義務づけをするならば、国が、あるいは市の行政がきちんとこういう補償を行いますと、こういうことを展開しますから、安心して事業所の皆さんはそういう計画を立ててくださいと、こういうふうにするのが筋というものではないでしょうか。このようなことにこそ公助、公助という言葉は嫌いなんですけれども、きちんと支援していくべきだというふうに考えます。 以上の3点から、議案第9号に反対するものです。
○議長(召田義人) 次に、賛成討論はありませんか。 小林陽子議員。
◆1番(小林陽子) 1番、小林陽子です。 議案第9号
安曇野市指定居宅介護支援等の事業の人員及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例に、賛成の立場で討論いたします。 令和3年度介護報酬改定なんですけれども、これは新型コロナウイルス感染症や大規模災害が発生する中で、感染症や災害への対応力強化を図るとともに、団塊の世代の全てが75歳以上となる2025年に向けて、また団塊ジュニア世代が65歳以上となり高齢人口がピークを迎える2040年も見据えながら、地域包括ケアシステムの推進、自立支援、重度化防止の取組の推進、介護人材の確保、介護現場の革新、制度の安定性、持続可能性の確保を図るものとしており、本議案の条例改正も、基準となる厚生労働省令に準拠した改正です。 反対討論にありました点について、まず
主任介護支援専門員の確保が著しく困難である等やむを得ない理由がある場合についての規定、これは第5条第2項ですが、これについては
主任介護支援専門員が病気や死亡等で急遽欠員となった場合に、事業所の運営が困難になり利用者へのサービス提供ができなくなることを避けるため、一時的に介護支援専門員を管理者とすることでサービス提供を継続させるものです。 それから、第14条第1項第21号については、あくまでも自立支援や適正なサービス提供を推進する観点から、訪問介護の利用状況の妥当性を検証するものです。サービスを入れ過ぎたから止めるというような利用抑制が促されるものではありません。 第20条の2につきましては、感染症や非常災害の発生時においても利用者へのサービス提供を継続させるため、各事業所へ業務継続計画の策定と職員への周知徹底を、経過措置を設け義務づけるものです。事業所ごとに事情が異なるため、各事業所の計画策定と職員への周知徹底と訓練は必要なことです。各事業所は、国から示されたマニュアルを基に、事業所の状況に合わせた計画を策定し、3年間の経過措置期間の間に市の実地指導等を受けながら体制を整えることになります。 以上、本条例改正は、介護保険制度の安定性と持続可能性のため行われるものであり、本議案に賛成いたします。
○議長(召田義人) ほかに討論はありませんか。 (発言する声なし)
○議長(召田義人) 討論なしと認めます。 これにて討論を終結いたします。 これより議案第9号
安曇野市指定居宅介護支援等の事業の人員及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例を採決いたします。 本案に対する委員長の報告は可決であります。 本案は委員長の報告のとおり決することに賛成の皆さんの起立を求めます。 (起立多数)
○議長(召田義人) 御着席ください。 起立多数であります。 よって、議案第9号は原案のとおり可決されました。 続いて、議案第10号について反対討論の通告があります。これを許します。 6番、井出勝正議員。 井出議員。
◆6番(井出勝正) 6番、井出です。 議案第10号
安曇野市指定地域密着型サービスの事業の人員、設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例、先ほど可決されました条例、議案と同じように、ここでもまた人員や運営に関する規制緩和が行われる内容です。 1点目は、オペレーターの兼務、こういうものが許されて、本来業務がおろそかになるのではないかという点。 2つ目は、認知症対応型通所介護の管理者を、やはりここでも他の職務に兼務可能とするもの。 3つ目には、過疎地域では登録定員及び利用定員を超えることも可能とする。今までの定員プラスアルファというような形で運営を認めてしまうもの。 それから、4つ目は、認知症のグループホーム1ユニット夜勤者1名、これを3ユニットの場合にすれば例外的に2人夜勤でもいいですよという。本当に、1ユニットも1人の夜勤者ではとても大変な状況です。私も、母親がこのような施設を利用させていただきましたが、本当に大変な状況です。それを3ユニットの場合は夜勤を許してしまうという、2人でもオーケーですよという、こういうやり方、許せないというふうに考えております。 5つ目は、サテライト型居住施設では、本来施設生活相談員による入居処遇が適切に行われれば、生活相談員を置かなくてもよいという、またここでも人員の削減という、こういうことになってしまいます。 それから、従来型とユニット型併設の場合は、介護・看護職員が兼務できる、ユニット型
指定地域密着型介護老人福祉施設の1ユニットの定員を10人から15人にするというふうに、本当に介護現場が厳しくなっている。大変だと。介護職員もなかなか集まらないと。しかも平均賃金にすれば10万円低いような状況で働かざるを得ないと、こういう厳しい状況にあるのを、さらにさらに追い込むような条例改正であるため、議案第10号に反対するものです。
○議長(召田義人) 次に、賛成討論はありませんか。 小松芳樹議員。
◆21番(小松芳樹) 21番、小松芳樹です。 議案第10号
安曇野市指定地域密着型サービスの事業の人員、設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例に、賛成の立場で討論いたします。 まず、この省令の改正なんですが、いわゆる委員長報告にもございましたが、国の介護報酬改定に伴い、指定居宅サービス等の事業の人員、設備及び運営に関する基準等の一部を改正する省令というのがございます。これがあったために、公布されたことから、市が指定する介護保険サービス事業所の基準を定める条例の改正に至ったもの、これがまず基本となります。 ただいまの反対討論にございました全てについて反論していると時間がございませんので、一部申し上げます。オペレーターの話がございましたが、オペレーターの配置基準との緩和として、今回は地域の実情に応じてということで、地域実情に応じてできるということが、まず1点。 また、既存の地域資源、地域の人材を活用しながらサービスの実施を可能とするということができます。また、夜間対応型訪問介護事業所のオペレーターは、併設する短期入所生活介護事業所等の施設職員や随時訪問サービスを行う訪問介護職員等と兼務することが可能ということで、大変これ柔軟な対応ができると思いますので、今の時代に即した改正だと私は思います。 また、認知症の関係がございました。認知症対策通所型の管理者の基準でございますが、これも緩和されております。共用型認知症対応型通所介護における管理者の配置基準についてですが、事業所の管理上支障がない場合は、本体施設事業所の職務と併せて共用型認知症対応型通所介護事業所の他の職務に従事することを可能とするもので、これも門戸は開けたと思います。 また、最後に、この今現在コロナ禍でございます。感染症対策という面から考えますと、ユニットケアに関する推進、これも大事だと思います。先ほど15人という話もありましたが、何も15人にするわけではございません。15人を超えないものということで明確にするものでありますし、また、ユニット型の個室的多床室について、感染症やプライバシーに配慮して個室化を進めるというそういう観点から、私は今回の議案に賛成いたします。 以上です。
○議長(召田義人) ほかに討論はありませんか。 (発言する声なし)
○議長(召田義人) 討論なしと認めます。 これにて討論を終結いたします。 これより議案第10号
安曇野市指定地域密着型サービスの事業の人員、設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例を採決いたします。 本案に対する委員長の報告は可決であります。 本案は委員長の報告のとおり決することに賛成する皆さんの起立を求めます。 (起立多数)
○議長(召田義人) 御着席ください。 起立多数であります。 よって、議案第10号は原案のとおり可決されました。 続いて、議案第11号について反対討論の通告がありますので、これを許します。 6番、井出勝正議員、発言を許します。 井出議員。
◆6番(井出勝正) 6番、井出です。 関連の議案が可決されていますので、簡単に反対討論を行います。 議案第11号
安曇野市指定地域密着型介護予防サービスの事業の人員、設備及び運営並びに
指定地域密着型介護予防サービスに係る介護予防のための効果的な支援の方法に関する基準を定める条例の一部を改正する条例。 管理者の配置基準緩和、管理者や介護職員の兼務を可能とする人員配置基準の見直しなど、議案第10号に準ずる内容なので、これに反対いたします。 以上です。
○議長(召田義人) 次に、賛成討論はありませんか。 小松芳樹議員。
◆21番(小松芳樹) 21番、小松芳樹です。 議案第11号
安曇野市指定地域密着型介護予防サービスの事業の人員、設備及び運営並びに
指定地域密着型介護予防サービスに係る介護予防のための効果的な支援の方法に関する基準を定める条例の一部を改正する条例に、賛成の立場で討論いたします。 先ほどの議案第10号とほぼ同じ内容でございます。いわゆるこれも国の省令によっての改正となっているわけでございます。 特に、この議案第11号におきましては、市町村が指定する介護予防認知症対応型通所介護、介護予防小規模多機能型居宅介護、介護予防認知症対応型共同生活介護のサービスの人員や運営に関する基準及び介護予防のための効果的な支援の方法に関する基準を定めた内容でありますし、全く反対する意図はございません。 この条例改正に関しては賛成といたします。 以上です。
○議長(召田義人) ほかに討論はありませんか。 (発言する声なし)
○議長(召田義人) 討論なしと認めます。 これにて討論を終結いたします。 これより議案第11号
安曇野市指定地域密着型介護予防サービスの事業の人員、設備及び運営並びに
指定地域密着型介護予防サービスに係る介護予防のための効果的な支援の方法に関する基準を定める条例の一部を改正する条例について採決いたします。 本案に対する委員長の報告は可決であります。 本案は委員長の報告のとおり決することに賛成の皆さんの起立を求めます。 (起立多数)
○議長(召田義人) 御着席ください。 起立多数であります。 よって、議案第11号は原案のとおり可決されました。 続いて、議案第12号について反対討論の通告がありますので、これを許します。 6番、井出勝正議員。 井出議員、発言を許します。
◆6番(井出勝正) 6番、井出です。 これまでの議案と同じように、議案第12号
安曇野市指定介護予防支援等の事業の人員及び運営並びに
指定介護予防支援等に係る介護予防のための効果的な支援の方法に関する基準等を定める条例の一部を改正する条例に、議案第9号に準じて事業所の人員や運営に関する規制を緩和する内容なので、この議案にも反対いたします。 国の省令に沿うもの等々の賛成意見もありましたが、一概にそれにただただ従う、これは大きな問題ではないかというふうに思います。 以上です。
○議長(召田義人) 次に、賛成討論はありませんか。 一志議員。
◆8番(一志信一郎) 8番、一志信一郎です。 議案第12号
安曇野市指定介護予防支援等の事業の人員及び運営並びに
指定介護予防支援等に係る介護予防のための効果的な支援の方法に関する基準等を定める条例の一部を改正する条例に、賛成の立場で討論いたします。 この条例における指定介護予防支援は、要介護認定者に対して
地域包括支援センターが介護予防のためのサービス計画の作成とサービス提供のために関係機関との連絡調整を行うものです。 このたびの条例改正では、議案第9、第10号並びに第11号と同様に、基準となる厚生労働省令の改正を受けて同様に改正を行うものであり、全ての介護サービスにおいて、高齢者の状態やケアの内容などをデータベース化した情報の収集活用と
PDCAサイクルの推進が新たに規定され、科学的に効果が裏づけられた質の高いサービス提供の実現につながるものと思われます。 よって、私は、議案第12号
安曇野市指定介護予防支援等の事業の人員及び運営並びに
指定介護予防支援等に係る介護予防のための効果的な支援の方法に関する基準等を定める条例の一部を改正する条例に賛成いたします。 以上です。
○議長(召田義人) ほかに討論はありませんか。 (発言する声なし)
○議長(召田義人) 討論なしと認めます。 これにて討論を終結いたします。 これより議案第12号
安曇野市指定介護予防支援等の事業の人員及び運営並びに
指定介護予防支援等に係る介護予防のための効果的な支援の方法に関する基準等を定める条例の一部を改正する条例を採決いたします。 本案に対する委員長の報告は可決であります。 本案は委員長の報告のとおり決することに賛成の皆さんの起立を求めます。 (起立多数)
○議長(召田義人) 御着席ください。 起立多数であります。 よって、議案第12号は原案のとおり可決されました。 続いて、議題のうち、議案第13号について、反対討論の通告者は2名ございます。 まず最初に、小林純子議員、発言を許します。 小林純子議員。
◆18番(小林純子) 18番、小林純子です。 議案第13号
安曇野市農業振興地域整備促進協議会設置条例の一部を改正する条例に反対の立場で討論をいたします。 今回の改正の目的として、審査の効率化と審査の質の向上が挙げられていますが、この組織を構成する委員の選任や地域部会の設置に関する改正内容からは、その目的が果たされるような有意義な改正とは認められません。 とりわけ審査の質が上がるということは非常に重要な点ですが、これについて考えてみますと、この農業振興地域整備促進協議会の役目というのも時代の流れとともに変わってきていると思います。 一例を挙げますが、数年前、市内に農地法違反、農振法違反が疑われる太陽光発電施設の建設を許してしまった事例があります。太陽光発電施設が建設されるに当たって、遡ってこの農振除外の手続があり、それに従って農地転用が行われるというその一連の手続の流れを検証してみたところ、これがどうして許可されたのかと思うような形ばかりの審査の経過が見えました。 それは、今回の改正の中でいうと、地域部会というところでその地域の事情に精通している方に入ってもらうということでは、この地域の事情が分かっているからこそ、むしろ形ばかりの審査につながってしまうのではないかという懸念を持ちました。さきの事例のように、これに類する様々な開発絡みの事案が出てくる社会情勢の中では、改正案による組織構成や委員の選任方法であっても十分な審査ができるとは考えられません。 こういった社会情勢を踏まえて審査ができる方々を委員に加え、その時代にふさわしい審査の質が保たれるような協議会を設置しなければならないと思いますので、そういった点で本改正案は非常に不十分と考えますので、この条例案に反対をいたします。
○議長(召田義人) 次に、賛成討論はありませんか。 宮下議員。
◆16番(宮下明博) 16番、宮下でございます。 議案第13号
安曇野市農業振興地域整備促進協議会設置条例の一部を改正する条例に賛成の立場で討論をいたします。 農振の除外について大変心配をされているようでありますが、農振除外につきましては、農振除外の5つの要件と土地利用条例、農地法などの整合がつく場合に限り変更がされるものでありまして、地域や申請者の事情で判断がされるものでは決してありません。 改正後も、農地を守る立場の農業委員会、土地改良区の代表者、農協の代表者等から委員が選出されておりますので、協議が形骸化されるものでは決してないと思います。 合併して16年になりますので、組織を再編することによりまして、行財政のスリム化も進めていかなければと考えまして、議案第13号に賛成の討論といたします。 以上です。
○議長(召田義人) 次に、反対討論の通告がございます。 2番、臼井泰彦議員。
◆2番(臼井泰彦) 2番、臼井泰彦です。 議案第13号
安曇野市農業振興地域整備促進協議会設置条例の一部を改正する条例に反対の立場から討論いたします。 農業振興地域整備促進協議会は、農振除外の案件を調査・協議する機関であり、現行では地域協議会が農振除外案件の現地調査を行い、しっかり可否を協議する仕組みになっています。しかも、協議会は各地域協議会の意見を聴取するとして、地域協議会の意見を必ず聴取し、尊重する義務を負っています。 ところが、改正案では、農振除外案件の審査をより効率的に行うためとして、地域をよく理解しているこの地域協議会をなくしてしまい、地域協議会の意見を聴取する義務もなくなりました。それに代わると考えられる地域部会も「置くことができる」として設けなくてもよいことになっています。 また、現行では、協議会に各地域協議会代表者の委員として、農業振興に関し知識と経験のある者1人が入ることがありましたが、改正案ではこの者が除かれてしまいました。本会議における私の質疑に対して、答弁では、その他市長が必要と認める者にこの農業振興に関し知識と経験のある者が当然入るとの答弁でしたが、条例上何の担保もありません。 以上、農振除外の最も基本的な現地調査と協議が形骸化されることが強く危惧されることから、本条例改正に反対いたします。
○議長(召田義人) 次に、賛成討論はありませんか。 松枝議員。
◆9番(松枝功) 9番、松枝です。 議案第13号
安曇野市農業振興地域整備促進協議会設置条例の一部を改正する条例に賛成の立場で討論を申し上げます。 今回の条例改正について見せていただきますと、その主眼は、合併後の市において、旧5町村の制度や取組体制が合併によって急激に変わることへの弊害を防ぐための措置、いわゆる激変緩和措置、これが配慮なされていたと。それが色濃く残っていたこの条例を、私はその合併後15年を経過した現在に、現状に即した条例に改正するというものだろうと認識をしております。 改正条例を見せていただきますと、第1条では、改正では、附属機関の位置づけ、今まで明確でなかったんですが、それを明確にするための条例設置の目的を明らかにし、また、同条後段を削るというふうになっていますが、この削られる部分を読みますと、「また、合併前の豊科町、穂高町、三郷村、堀金村及び明科町の区域ごとには、それぞれ地域協議会を置く」と書かれていたわけです。これが削られるわけです。 それから、また、第5条の改正では「協議会に会長1人副会長4人を置き」となっていたものを、会長1人、副会長1人を置くと改めるものであります。5つそれぞれの地域に、配慮すべきなんでしょうが、あまり重きを置くことなく、市の一体感を重要として1つの協議会で意思決定をしていくという方向が、今回この改正案で示されておりまして、私は妥当なものだと理解しております。 また、今指摘がありました、なくなる地域協議会に代わっては、できる規定ではありますが地域部会、また市長が必要と認める者の扱いについても、改正前の条例のよさを引き継ぐ部分、工夫された部分と私は捉えております。 小林議員の、時代の要請に応える体制をという事例がありましたけれども、時代の要請に応えるという意味でも、実は以前の臼井議員から紹介がありましたが、条例では農業振興に関し知識と経験を有する者が出てくるんですが、今回の条例は市長が必要と認めた者、つまり農業振興に特に知識がなくても、市長が認める時代の要請する者であれば、当然行政の意思によってこの協議会にお呼びいただけるわけですので、そういった部分を見ますと、よく引き継いでおり工夫されている部分かなと、私は見せていただいています。 条例改正全体としてよく配慮されたものと認識し、判断し、賛成といたします。 以上です。
○議長(召田義人) ほかに討論はありませんか。 (発言する声なし)
○議長(召田義人) 討論なしと認めます。 これにて討論を終結いたします。 これより議案第13号
安曇野市農業振興地域整備促進協議会設置条例の一部を改正する条例を採決いたします。 本案に対する委員長の報告は可決であります。 本案は委員長の報告のとおり決することに賛成の皆さんの起立を求めます。 (起立多数)
○議長(召田義人) 御着席ください。 起立多数であります。 よって、議案第13号は原案のとおり可決されました。 次に、議案第4号から議案第7号及び議案第14号、議案第15号の以上6件については、期限までに討論の通告がありません。 よって、これにて討論を終結いたします。 次に、議題のうち、議案第4号
安曇野市地下水の保全・涵養及び適正利用に関する条例の一部を改正する条例、議案第5号
安曇野市福祉医療費給付金条例の一部を改正する条例、議案第6号
安曇野市児童クラブ利用者負担金条例の一部を改正する条例、議案第7号
安曇野市立認定こども園条例の一部を改正する条例、議案第14号
安曇野市穂高古厩農村集落多目的共同利用施設条例を廃止する条例、議案第15号
安曇野市明科駅前駐車場条例の、以上6件の議案を一括して採決いたします。 本案に対する委員長の報告は可決であります。 本案を委員長の報告のとおり決することに賛成の皆さんの起立を求めます。 (起立全員)
○議長(召田義人) 御着席ください。 起立全員であります。 よって、議案第4号、議案第5号、議案第6号、議案第7号、議案第14号、議案第15号は原案のとおり可決されました。 ここで、昼食のため暫時休憩いたします。 再開時間は午後1時からとします。 (午前11時51分)
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○議長(召田義人) 休憩前に引き続き、会議を開きます。 (午後1時00分)
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△発言の取消し
○議長(召田義人) ここで、井出勝正議員より、発言を求められております。 これを許します。 井出議員。
◆6番(井出勝正) 6番、井出であります。 貴重な時間、すみません。 私の第8号議案に対する反対討論の中で、私、『 』という発言をしてしまいました。これ、誤りだったので、この部分、削除をお願いします。 以上であります。
○議長(召田義人) ただいまの発言取消しについて、議長において許可いたします。
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○議長(召田義人) 次に、議題のうち、議案第25号から議案第37号までの、以上13件の新年度予算関係議案についてを一括して審議いたします。 これより質疑に入るのでありますが、期限までに、
委員会審査報告に対する質疑の通告がありません。 よって、これをもって質疑を終結いたします。
○議長(召田義人) これより順次、討論を行い、採決いたします。 まず初めに、議案第25号について反対討論の通告者が2名ございます。 まず最初に、6番、井出勝正議員、発言を許します。 井出議員。
◆6番(井出勝正) 6番、井出です。 議案第25号 令和3年度
安曇野市一般会計予算について、次の点から反対いたします。 令和3年度
安曇野市一般会計予算に、三郷西部、東部認定こども園の新築、この予算が盛り込まれたこと、大きく評価するものです。しかし、同意できない点が幾つかありますので、議案そのものが一括採決のため、一般質問における市長の批判もありましたが、あえて反対討論といたします。 まず第1に、新
総合体育館建設事業、併せて
豊科南部総合公園管理運営事業であります。私どもは今、市民アンケートを取らせていただいておりますが、いまだにコロナ対応の中で不要不急の建物ではないでしょうという声が依然として強いものがあります。28年の計画発足のときに、年間維持管理費に6,321万円、こういう試算が示されました。その一方で、公共施設設備再配置計画の中では、給食センターの統廃合がうたわれ、1つの給食センター年間維持費4,000万円だからこれを公立のために統廃合していく、そういう考えも示されています。これを考えるならば、豊かな食育文化としての食育を子供たちに保障していく、このことこそ先に取り組んでいくことだというふうに考えます。 2つ目に、
マイナンバーカード関連の予算です。コロナ禍に紛れて推進されようとしています。全ての予算が、あるいは国のトンネル事業といいますか、そこに流れていくという説明もございました。今やデジタル庁を形成してビッグデータが国ばかりではなく、私企業にも利用されて、管理社会で名をはせる中国のような個々人の管理、これまでされようとしています。しかも、国会で論議されているデジタル関連法案には、国民の基本的な人権である個人情報保護、この言葉が一切ないというような厳しい状況です。 農業総務費、契約履行の問題だと言われますが、エア・ウォーター農園での5年目になります補助金の問題です。631万7,000円、5年で終わりですけれども、トータルすれば3,210万円を超えるお金です。このようなお金の支出が果たして必要なのか。昨年の反対討論でも行いました。今や、エア・ウォーターさんは558億円の資本金で年間の関連の売上げ8,000億円を目指し、しかも今年度の目標1兆円を目指すというふうに企業紹介もされています。このようなところに、果たしてこのような補助金が必要なのか。 さらに、人権啓発費の補助金の問題です。特定の団体、情報公開で取り寄せたところ、その団体の闘争費にもこの補助金が使われている。このような使い方、いいでしょうか。市の遺族会への補助金10万9,000円、金額はここずっと変わっておりません。あるいは、他の市民団体の活動補助、こういうものを考えたとき、少なくとも均等にバランスを持って補助をしていくべきではないでしょうか。老人福祉総務費の入浴料金の割引、支給枚数の削減、これも実績に基づいてという説明がありましたが、足の確保がきちんとできていれば、もっと実績は伸びていたのではないかというふうに考えます。福祉の後退と言わざるを得ません。 さらに、公共交通網の確立の問題。交通権は人権という立場から検討していくことがうんと必要だと思います。ところが、5月の公共交通協議会で市内循環バス、これを決めてしまうということはあまりにも拙速ではないでしょうか。広く市民の考えを反映する、そのためにもこのような協議会の中にきちんと市バスを必要とする団体にも入っていただいて進めていくことが必要だろうと思います。 保育政策費では、認定こども園の民営化を進める立場は変わっておりません。民間事業者選定費用は不要です。どこに使うかということで質問の中で、三郷西部認定こども園というのが部長のほうから答弁として出されました。まだ、保護者や地域の皆さんときちんとした合意、進んでおりません。その中で選定事業を進めるということは一方的な通行になってしまうのではないでしょうか。もっと地域との合意、大切にするならば時間をかけるべきだというふうに考えます。また、穂高プールの解体、1万人超える存続の署名が出されました。にもかかわらず、市民のプールが欲しいという要望に対しては、親水施設を代用するプールと、水遊びができる親水プールとは大きな違いがあります。明確な答えになっていないと思います。 以上のような点から、令和3年度
安曇野市一般会計予算に反対するものです。 最後に、ゼロ予算ではありますが、窓口の民営化、さらには市民の宝である職員の皆さんの複線型昇給制度承認があります。この取組については、さらなる慎重な取組を求めて反対討論といたします。 以上です。
○議長(召田義人) 次に、賛成討論はありませんか。 竹内議員。
◆12番(竹内秀太郎) 12番、竹内秀太郎です。 私は、議案第25号 令和3年度
安曇野市一般会計予算に賛成する立場から討論をいたします。 初めに、井出議員の反対項目の幾つかの点について賛成討論を行います。 初めに、新
総合体育館建設事業については、体育館本体の建設予算は既にほぼ全額議決済みであり、3年度当初予算では植栽事業、防災行政無線、竣工後の施工管理費用、測量登記などの費用に要する経費で必要な予算と考えます。また、
豊科南部総合公園管理運営事業は、令和4年1月から3月までの指定管理料や開館準備業務などの委託料です。この予算がないと、せっかく整備した施設が有効に活用することはできません。したがって、絶対必要な予算と考えます。 次に、人権啓発費の同和対策事業補助金については、国において平成28年12月に部落差別解消推進法が施行されて、現在もなお部落差別が存在するとの認識が示されました。法第5条では、地方公共団体は部落差別を解消するため、必要な教育及び啓発を行うよう努めるものとすると規定しております。この補助金は法に則した活動をしている団体に対する補助金であり、賛成できます。 次に、保育政策費について、認定こども園民営化事業選考委員会出席謝礼は、市の民営化中長期ビジョンに基づき、三郷西部認定こども園の保育事業を委託する手続の中で、受託者を決定するに当たっては、学識経験者や保護者代表及び地域の代表者など選考委員会によって最良の受託者を選考するものであり、その委員会の出席謝礼であります。将来、民営化の予算を取り入れていくためにも、民営化に関連する本予算の計上は適正なものと考えます。 次に、農業総務費の譲渡施設関連補助金については、平成24年当時に、三郷トマト栽培施設の指定管理を株式会社エア・ウォーター農園と10年契約で締結したものが、その後、5年経過したところで、市の都合で平成28年3月に指定管理契約を解除し、株式会社エア・ウォーター農園に売却することにしました。エア・ウォーターはその条件として、指定管理期間中は固定資産税がかからないが、取得すると固定資産税が年間約637万円がかかるので、指定管理期間の残り5年間、市が補助金を支払うことで合意し、議会でも承認している内容の予算であります。 次に、市民プール管理費、穂高プール解体工事費については、既に本年9月末で穂高プールの廃止が議会で可決されています。老朽化しているプールは早めに解体整地して地主に返す必要があると考えます。必要な予算と考えます。 次に、私は、令和3年度当初予算の検証に当たり、まずコロナ禍で大幅歳入減により財政悪化の心配はないだろうかという観点から確認をしてみました。令和3年度当初予算は411億円の歳入になっていて、一般財源は約286億6,000万円となっております。財政計画で示す一般財源と比較して約8億円の減収になっています。一方、歳出面では歳出事業を厳選し、歳出規模を抑制した事業は全体で81事業、削減した一般財源は約2億円、また、次年度以降に先送りした事業は全体で47事業削減し、一般財源総額で約5億円となっており、削減した一般財源総額は合計7億円となっています。 次に、最近5か年間の義務的経費の一般財源に対する割合を見ると、おおむね90%前後の水準で推移しております。令和3年度当初予算では、会計年度任用職員の報酬が含まれたので約5%上昇して96%となりましたが、この分を控除した場合はほぼ例年の水準となり、令和3年度当初予算において財政悪化は見込まれないことがうかがえました。 以上によって、私は、議案第25号 令和3年度
安曇野市一般会計予算に賛成いたします。 以上です。
○議長(召田義人) 次に、反対討論は通告がございます。 18番、小林純子議員、発言を許します。 小林純子議員。
◆18番(小林純子) 18番、小林純子です。 議案第25号 令和3年度
安曇野市一般会計予算に対して反対討論をいたします。 予算の個別の内容について反対の指摘をするというよりも、予算の調整提案権、予算執行権を有する市長と市行政組織の内部統制の欠如により適切な予算編成や適正な予算執行が行われるか疑問であるため、反対せざるを得ません。このように、市長に対する不信任を表明する形での予算反対はあまり例がないと思いますので、内部統制の問題について若干の説明をします。 安曇野市では、合併当初より第三セクター三郷ベジタブルの粉飾決算をはじめとする市の出資法人の幾つかの不祥事があり、庁内においては公金の不適切な取扱い、課税ミス、下水道受益者負担金5,200万円余りが事務手続ミスにより時効消滅したこと。情報公開文書を改ざんしたこと。そのほか飲酒運転、交通事故といった不祥事が合併してこの方やむことなく起こっています。この1年を振り返ってみるだけでも、県の行政指導を受けたことや認定こども園の損害賠償事件、庁内のセクハラ問題、公文書の紛失、そして、またしても課税ミスという状況です。入札情報漏えい事件では逮捕者も出ております。こういった不祥事の多さは、それ自体ゆゆしきことですが、それにも増して問題なのは、こうした不祥事を引き起こす原因はどこにあったのかを厳しく見直し、その防止に向けて市長をはじめ、市役所組織を挙げて真剣に取り組んできたのかが疑問だということです。これがまさに内部統制の機能不全を表しており、行政に対する市民の信頼を大きく損なう結果となっています。 このような安曇野市行政の現状では、適切な予算編成、適正な予算執行が行われるか危ぶまれるのも当然のことです。 以上、令和3年度
安曇野市一般会計予算に対する反対討論といたします。
○議長(召田義人) 次に、賛成の討論はありませんか。 平林 明議員。
◆13番(平林明) 13番、平林 明でございます。 議案第25号 令和3年度
安曇野市一般会計予算に賛成の立場から討論させていただきます。 先ほどは、小林純子議員から反対の討論がございましたが、私には何か難しい、理解できない反対討論でした。理由として、行政内部統制の欠如により適正な予算編成、予算執行が行われるか疑問とのことでありましたが、議会に提案のあった一般会計予算は12月定例会前に開催された11月18日の議会全員協議会での財政部説明のとおり、市の状況を把握する中、予算編成の基本方針を定め、15の重点化施策、事業の選択と集中、また義務的な経費の見直しを進める中、第2次総合計画基本構想との整合を図った上で411億円にまとめられたものであります。また、予算は各部の要求内容を市長が最終的に決定したものであり、予算執行に当たっては財務規則に従った執行が行われるものでありますので、どこをどう見れば内部統制の欠如に当たるのか、私は大きな疑問を持つものであります。予算の内容についても、コロナ禍による非常に厳しい税収減が見込まれる中、基金の活用を図りつつ、第2次総合計画まち・ひと・しごと創生総合戦略実施計画、さらにはコロナ禍における支援が盛り込まれた予算であることから、反対する理由は全くなく、賛成の討論とさせていただきます。 以上でございます。
○議長(召田義人) ほかに討論はありませんか。 (発言する声なし)
○議長(召田義人) 討論なしと認めます。 これにて討論を終結いたします。 これより議案第25号 令和3年度
安曇野市一般会計予算を採決いたします。 本案に対する委員長の報告は可決であります。 本案は委員長の報告のとおり決することに賛成の皆さんの起立を求めます。 (起立多数)
○議長(召田義人) 御着席ください。 起立多数であります。 よって、議案第25号は原案のとおり可決されました。 次に、議案第28号について、反対討論の通告がございます。 通告は2番、臼井泰彦議員、発言を許します。 臼井議員。
◆2番(臼井泰彦) 2番、臼井泰彦です。 議案第28号 令和3年度
安曇野市介護保険特別会計予算に反対の討論をいたします。 3年に一度の介護報酬の改定はプラス改定となりましたが、僅か0.7%です。そのうち新型コロナウイルス対応の係り増し経費の特例措置が0.05%含まれます。この引上げ幅では深刻な人手不足や過酷な労働環境、経営難などコロナ以前から介護事業者が抱えている問題や賃金水準を底上げするという根本問題の解決にはなりません。そして、コロナ危機により利用控えによる収入減や衛生用品など物件費の値上がりによる支出増で、事業所の収支悪化が深刻です。今回、介護保険条例の改正では保険料が引き上げられ、その他3つの介護関係条例の改正とともに人員や運営基準が緩和されることにより、利用者の生活や介護の質の低下と職員の負担増による介護人材確保の一層の困難が懸念されます。介護の社会化として始まった介護保険制度ですが、幾度となく改悪され、制度として大きく変質してきました。こうした改悪を一層進める令和3年度の介護保険特別会計予算に反対いたします。
○議長(召田義人) 次に、原案に賛成の討論はありませんか。 一志議員。
◆8番(一志信一郎) 8番、一志信一郎です。 私は、議案第28号 令和3年度
安曇野市介護保険特別会計予算について賛成の立場で討論を行います。 令和2年10月1日の当市の人口に占める65歳以上の割合は32.1%であり、合併時の同月と比較すると9ポイント上昇しており、また、75歳高齢者の割合も17%となるなど、高齢化が進んでいます。介護保険制度は介護を社会全体で支え合う制度として、平成12年度からスタートし、利用者やその家族の生活を維持する上で欠かせないものとなっております。また、制度の維持、継続等を目的として、3年ごとに改正が行われ、市町村には3年ごとの介護保険事業計画の策定が義務づけられています。 安曇野市は本年度、この計画を策定し、令和3年度予算より事業を展開するとされております。令和3年度介護保険特別会計予算の概要を見ますと、フレイル対策の事業の強化と介護予防、重度化防止のための事業、地域包括ケアシステム構築に向けて認知症対策、生活支援体制整備をはじめとする各種事業、地域の実情に応じて利用者が多様なサービスを選択できる介護予防日常生活支援総合事業等が盛り込まれております。また、介護保険特別会計歳出総額の約90%である90億386万1,000円が介護保険サービス等の給付費用として計上されており、介護を必要とする人がサービスを享受できる必要経費となっております。介護保険制度は団塊ジュニア世代が高齢者となり、高齢人口がピークを迎える2040年を見据え、安定したサービス提供ができるよう制度の維持と、さらなる熟成が望まれます。今回の予算計上はその要件を満たしていると思われます。 以上のことから、議案第28号 令和3年度
安曇野市介護保険特別会計予算に賛成するものであります。 以上です。
○議長(召田義人) ほかに討論はありませんか。 (発言する声なし)
○議長(召田義人) 討論なしと認めます。 これにて討論を終結いたします。 これより議案第28号 令和3年度
安曇野市介護保険特別会計予算を採決いたします。 本案に対する委員長の報告は可決であります。 本案は委員長の報告のとおり決することに賛成の皆さんの起立を求めます。 (起立多数)
○議長(召田義人) 御着席ください。 起立多数であります。 よって、議案第28号は原案のとおり可決されました。 ただいま議題となっております議案第26号、議案第27号及び議案第29号から議案第37号までの、以上11件については、期限までに討論の通告がありません。 よって、これにて討論を終結いたします。 次に、議案第26号 令和3年度
安曇野市国民健康保険特別会計予算、議案第27号 令和3年度
安曇野市後期高齢者医療特別会計予算、議案第29号 令和3年度
安曇野市上川手山林財産区特別会計予算、議案第30号 令和3年度
安曇野市北の沢山林財産区特別会計予算、議案第31号 令和3年度
安曇野市有明山林財産区特別会計予算、議案第32号 令和3年度
安曇野市富士尾沢山林財産区特別会計予算、議案第33号 令和3年度
安曇野市穂高山林財産区特別会計予算、議案第34号 令和3年度
安曇野市産業団地造成事業特別会計予算、議案第35号 令和3年度
安曇野市有明荘特別会計予算、議案第36号 令和3年度
安曇野市水道事業会計予算、議案第37号 令和3年度
安曇野市下水道事業会計予算の、以上11件の議案を一括して採決いたします。 本案に対する委員長の報告は可決であります。 本案は委員長の報告のとおり決することに賛成の皆さんの起立を求めます。 (起立全員)
○議長(召田義人) 御着席ください。 起立全員であります。 よって、議案第26号、議案第27号、議案第29号、議案第30号、議案第31号、議案第32号、議案第33号、議案第34号、議案第35号、議案第36号、議案第37号は原案のとおり可決されました。 次に、議案第38号から議案第44号の以上7件の、その他議案について一括して審議します。 これより質疑に入るのでありますが、期限までに
委員会審査報告に対する質疑の通告がありません。 よって、これをもって質疑を終結いたします。 これより順次討論を行い、採決をいたします。 初めに、議案第40号について討論の通告者は3名でございます。 まず最初に、2番、臼井泰彦議員、発言を許します。 臼井議員。
◆2番(臼井泰彦) 2番、臼井泰彦です。 議案第40号
安曇野市土地利用基本計画の変更について、反対の討論をいたします。 本計画変更は公共的な用途の通信施設で、高さ20メートル以下の位置について拠点市街区域の用途地域に指定されている地区と用途地域が指定されていない地区で準工業地域に準ずる地域及び準拠点市街区域を可能とする変更です。とりわけ、電磁波過敏症の方にとって大きな脅威となっている5Gの電波は障害物に弱いので、少しでも高いところから電波を飛ばすことができれば有効エリアも広がります。5G通信設備設置に係る規制を緩めることにつながる今回の土地利用計画の変更に反対いたします。 一方で、5G通信設備が既存の建物や電柱、鉄塔などに何の規制もなく設置できますし、私たちの生活は様々な電磁波に囲まれています。それらに対する将来にわたる人や環境に対する影響は未知の部分が多く、科学的な解明がされないまま新たに5Gの利用が進んでいます。デジタル技術の利用に反対するものではありませんが、人や環境への影響に係る大いなる未知の部分を残しながら技術利用ばかり進める現状は、取り返しのつかない人体環境実験をしているようなものです。公害先進国日本、原発過酷事故による被曝国日本において、いまだに被害者救済が不十分な現状を考えると、同じ過ちを犯さないための電磁波に対する規制が必要と考えます。なお、福祉制度に関する法改正を受けて、集落に必要な福祉施設の立地を可能にするために田園居住区域、田園環境区域、山麓保養区域に公共公益施設として障害福祉サービス等に供する施設、地域密着型サービス事業及び地域密着型介護予防サービス事業に供する施設を追加する改正に異議があるわけではありません。 以上です。
○議長(召田義人) 次に、賛成討論の通告がございます。 18番、小林純子議員、発言を許します。 小林純子議員。
◆18番(小林純子) 18番、小林純子です。 議案第40号
安曇野市土地利用基本計画の変更について、これに賛成の立場で討論をいたします。 今回の計画の変更について討論のポイントは3点あります。 まず、通信施設の鉄柱等の高さ制限が10メートルから20メートルに緩和された点です。この点については、高さが10メートルを超えるものであっても、建築物については説明会が不要とされているのに、通信施設の鉄塔などは10メートルを超えると説明会を経て特定開発事業の認定を受けないと建てることができない。要するに、同じ10メートルの高さでも、建築物はいいが、通信施設は説明会が必要だということになっており、制度設計として合理性に欠けるので変更するという説明でした。合理性ということで言えば、建物、建築物と通信施設等の鉄塔、鉄柱ということでは、単に高さだけの問題ではなく、それがどういった働きをするものであるか、それが存在することによって周りにどのような影響を及ぼすのかということまで考慮しないと、単に高さだけで決めることは合理的とは言えないと思います。 しかしながら、5G超高速通信の普及に向けて、5Gのアンテナはこうした10メートル、20メートルといった鉄塔整備をしなくても、既存の電柱や信号機、ビルのガラス窓にさえ設置可能になっています。ですから、現実的な問題として、今回の高さ制限の変更が重大な悪影響を及ぼすとは考えられません。それよりもむしろ、高さ制限が緩和されたことによって通信設備がより整備しやすくなったということで言えば、通信設備の電磁波によって市民の生活や健康が脅かされることがないよう、市に対してはそのための対策を講ずることが一層求められることになります。その点をおろそかにしない制度運用を期待するものです。 次に、宅地開発の最低敷地面積の規制についてです。 委員会審査においては、これをもっと緩和すべきとの意見もありましたが、私は市が考えるのと同じ立場で現状では開発と保全のバランスが取れており、敷地面積の緩和の必要性はないと考えます。もっと小さな敷地で家が建つようにしないと、安曇野市に若い世代が入ってこないという意見もありますが、2019年の人口移動の調査を見ますと、松本市、塩尻市、大町市から安曇野市に来る方々、転入超過になっています。これは新築転入が全てという数字ではありませんが、傾向として安曇野市に土地を求めたいというニーズが表れていると考えられます。面積緩和をしなくても良好な住環境が保たれ、人口増にも寄与するこの計画で進むことがよいと判断します。 そしてもう一点、今回の改正で重要だと考えているのは、田園居住地域と田園環境区域、そして山麓保養区域の中にこれまでできなかった障害者福祉サービスや介護福祉サービスに関わる施設が建設可能になったことです。これにより、今後増加が見込まれる認知症高齢者の方々、精神障がい者の方々が、住み慣れた地域で生活し続けられる地域密着型の小規模多機能福祉施設が空き家や古民家などを活用して整備される道が開けることになりました。 以上、3点を指摘して賛成討論といたします。
○議長(召田義人) 次に、反対討論の通告があります。 10番、増田望三郎議員、発言を許します。 増田議員。
◆10番(増田望三郎) 10番、増田です。 議案第40号
安曇野市土地利用基本計画の変更について、反対の立場で討論をいたします。 今回の改正により、拠点市街区域、準拠点市街区域における10メートルから20メートル以下までの通信施設の設置基準が緩和されました。私は5Gアンテナの設置における電磁波による健康影響についての是非はまだ明確になっていないと捉えており、それに不安を感じる市民の方たちが一定数いるのだから、この点について配慮すべきだと考えます。国がデジタルトランスフォーメーションへとかじ取りを進める中、5Gの建築計画を設置する方向は時代の流れではありますが、今回の設置基準の緩和と並行して標識設置以外の市民への周知を市の配慮として行うことが必要だと考えます。 議案質疑の中で、都市建設部長は、土地利用条例や本計画は土地利用についての制度で、健康面については見ておらず、それについては別の法でという答弁をされました。しかし、それに関する所管を超えた横連携はされていないようです。また、いつも思うのですが、行政の皆さんはきっちりとした役割だけの中でお仕事をされるが、生活者である市民にとっては、土地利用や開発等、健康不安とか、表裏一体のこととして影響を受けるわけです。それを意識配慮した計画の策定ができる行政であってほしいと願っています。 また、今回の条例改正と関係なく、高さ10メートル以下のものはどのエリアにおいても手続が不要な開発事業ですが、これも上記理由と同様に、通信施設の設置については市民への周知を図っていただきたいと思います。 以上、反対討論といたします。
○議長(召田義人) 次に、賛成討論はありませんか。 坂内議員。
◆5番(坂内不二男) 5番、坂内不二男です。 議案第40号
安曇野市土地利用基本計画の変更について、賛成の立場で発言をいたします。 初めに、御指摘のありました電磁波による健康被害関係についてであります。 今回の変更の1つ、拠点市街区域と準拠点市街区域に限り、コンクリートの柱や鉄や木の柱など高さ10メートルを超え、20メートル以下のものについては、説明会を必要とする特定開発の手続ではなく、市の承認を受けることだけで設置が可能になったというように理解しておりますので、少し緩和されたのではないかというように私も思っています。 これまでの10メートル以下から20メートル以下に変更されましたが、電磁波に伴う健康被害については、このようなアンテナの設置だけが影響しているものではないというように考えるところであります。最近、先ほど話がありましたように、塔のような施設を利用しなくても、天井や窓に取り付ける発信機も増えているようでありますので、電磁波の影響が大きく変わってくることが想定できるわけであります。このような状況の中で、10メートル以下のものについても市民に周知すべきとのことでありますけれども、手続が不要なものについては行政で把握することができないため、これらを市民の皆さんに情報提供する基がないということになりますので、なかなか市民に対する周知は困難であるというように考えます。 私は、結論的に申し上げますと、電磁波による健康被害についての対応は、この豊かな自然環境や景観、歴史、文化を守ることなどを目的としました土地利用基本計画の制限や届出によるものではなく、別にほかの方法での検討をすべきものだというように考えているところであります。例えば、鎌倉市では携帯電話なんかの中継基地の設置に伴い、市民との紛争が生じているものでありまして、事業者と市民との紛争を未然に防ぐことを目的とした条例というものもできているというように聞いております。ですので、別に考えるべきだというように思います。 このほかに、今回の変更内容で私が評価している項目は、先ほどもありましたように、田園居住区域と田園環境区域、そして山麓保養区域に、これまでは設置することができませんでした障害福祉サービスなどに供する施設や地域密着型サービス事業及び、地域密着型介護予防サービス事業に供する施設を整備することが可能になったことにあります。これからの高齢化社会を迎えるに当たり、地域に密着した介護施設などを利用するニーズはますます高くなり、今後、今以上に施設が不足することが想定できるわけであります。 この3区域に整備が可能になったことは、市民が必要としていることに変更を持ってきたと、そういう判断をしますので、議案第40号 安曇野市土地利用協議計画の変更について賛成をいたします。
○議長(召田義人) ほかに討論はありませんか。 (発言する声なし)
○議長(召田義人) 討論なしと認めます。 これにて討論を終結いたします。 これより議案第40号
安曇野市土地利用基本計画の変更についてを採決いたします。 本案に対する委員長の報告は可決であります。 本案は委員長の報告のとおり決することに賛成の皆さんの起立を求めます。 (起立多数)
○議長(召田義人) 御着席ください。 起立多数であります。 よって、議案第40号は原案のとおり可決されました。 次に、議案第41号についての反対討論の通告がございます。 通告者は、15番、猪狩久美子議員、発言を許します。 猪狩議員。
◆15番(猪狩久美子) 15番、猪狩久美子です。 議案第41号 公の施設の指定管理者の指定について(
豊科南部総合公園)について、反対の立場で討論をいたします。 総合体育館建設についてはこれまで反対をしてきた立場から、
豊科南部総合公園も一体として指定管理するこの議案に反対するものです。 国体基準を備えた総合体育館の建設は一市が考えることでしょうか。現在ある市内体育館施設の中でも、穂高や堀金の総合体育館は、種目によっては県大会などできる一定の基準を備えています。それでも不十分ということなのでしょうか。 市の南部地域に防災拠点、避難場所、備蓄倉庫としての機能を持たせるとのことです。しかし、近くの公共施設としては豊科南小学校、豊科南中学校があります。豊科南中学校には備蓄倉庫も備えてあります。また、指定緊急避難場所としての豊科南部認定こども園、たつみ認定こども園などもありますし、各地区の公民館もあります。現在の体制の中でも災害対策は取られています。 これらの施設とリスク分散は必要と考えます。少子高齢化、人口減少社会に向かっていく、旧町村時代と同じような施設を持ち続けるわけにはいかないとし、公共施設の統廃合・譲渡などを進めている政策と総合体育館建設は矛盾をした内容を含んでいます。南社会体育館に代わるものであれば身の丈に合った体育館にし、地域のスポーツ団体や愛好家の皆さんがふだん気軽に使える施設にしていくべきではないでしょうか。 『コロナ禍の下、総合体育館建設よりコロナ対策、命と健康、暮らしを守ることを最優先に考えてほしい。こんな状況下で体育館建設。もう完成するの。冗談じゃないよ。コロナで収入が減った。何とかしてほしい。』そうした切実な声を聞いております。建設反対の思いが、またここで再燃してきていると感じています。 その建設の上に立った今回の指定管理者の指定というふうになりますので反対といたします。 以上です。
○議長(召田義人) 次に、賛成討論はありませんか。 宮下議員。
◆16番(宮下明博) 16番、宮下です。 議案第41号 公の施設の指定管理者の指定について、賛成の立場で討論をいたします。 現在、順調に建設が進められております体育館建設に反対をする声が多いということでありますが、そもそもこの体育館は、老朽化した豊科南社会体育館と豊科武道館の剣道場を公共施設再配置計画に沿って廃止をし、それを一つにした新総合体育館であり、議会の議決も得ておりますので、今この場になって反対をするのはおかしいというふうに思います。 また、南部総合公園と一体化の指定管理にする内容なので反対をするということでありますが、これは全く逆であります。これにつきましては、我々会派自民安曇野の前身であります信誠会が、地元の代議士を通じ地方創生推進事務局長に陳情、勉強会に伺いました。その結果、都市公園の位置づけで、南部総合公園と一体化することによりまして社会資本整備総合交付金の対象になることを知りました。そして、再度陳情をした結果、約17億7,000万円の交付金をつけていただきました。 そういうことで、南部総合公園との一体化は当然のことでありまして、そうすることによりまして、5億円前後の市の支出が節約になっております。 また、指定管理に反対ということですが、私は最高の指定管理者だと思っております。スポーツ用品最大手のミズノ、また安曇野市の体協とA&Sグループ、3者の指定管理ということで、これ以上ない指定管理者だというふうに思っております。 ただ一つ残念なことは、社会資本整備総合交付金の対象になった時点で、実質の支出をもう1億円前後増額していただいて、観客席を3,000人にしていれば、結果的にミズノさんが指定管理になってくれましたので費用対効果は全く違っていたと思っておりますが、今となっては仕方のないことだというふうに理解をしております。 いずれにしましても、この体育館は市民の健康増進にも役立ち、防災施設を兼ねた体育館であり、多くの市民に慕われると思いますので、議案第41号 公の施設の指定管理者の指定について賛成の討論といたします。 以上です。
○議長(召田義人) ほかに討論はありませんか。 (発言する声なし)
○議長(召田義人) 討論なしと認めます。 これにて討論を終結いたします。 これより議案第41号 公の施設の指定管理者の指定について(
豊科南部総合公園)を採決いたします。 本案に対する委員長の報告は可決であります。 本案は委員長の報告のとおり決することに賛成の皆さんの起立を求めます。 (起立多数)
○議長(召田義人) 御着席ください。 起立多数であります。 よって、議案第41号は原案のとおり可決されました。 次に、議案第38号、議案第39号及び議案第42号から議案第44号までの、以上5件については期限までに討論の通告がありません。 よって、これにて討論を終結いたします。 これより議案第38号 市道の廃止について、議案第39号 市道の認定について、議案第42号 公の施設の指定管理者の指定について(かじかの里公園)、議案第43号 公の施設の指定管理者の指定期間の変更について(有明荘)、議案第44号 字の区域の変更について、以上5件の議案を一括して採決いたします。 本案に対する委員長の報告は可決であります。 本案は委員長の報告のとおり決することに賛成の皆さんの起立を求めます。 (起立全員)
○議長(召田義人) 御着席ください。 起立全員であります。 議案第38号、議案第39号、議案第42号、議案第43号、議案第44号は原案のとおり可決されました。 次に、議題となっております令和2年陳情第11号、陳情第1号、陳情第2号について審議いたします。 これより質疑に入るのでありますが、期限までに
委員会審査報告に対する質疑の通告がありません。 よって、これをもって質疑を終結いたします。 これより、順次討論を行い、採決をいたします。 初めに、陳情第1号について、賛成討論の通告がありますので発言を許します。 18番、小林純子議員、発言を許します。 小林純子議員。
◆18番(小林純子) 18番、小林純子です。 陳情第1号
携帯電話基地局設置に関する情報提供を事業者に要請することを求める陳情、本陳情を採択することに賛成の立場で討論をいたします。 スマホやWi-Fiの普及に何の疑問も持たず便利に使っている人が多いですが、電磁波による健康被害は無視できない状況になっています。実際に被害を訴えている人も多く、世界に目を向ければ、5Gに厳しい規制をかけている国も少なくありません。そのような状況であるにもかかわらず、日本では電磁波の問題に関心が向かないのは、政府も経済界もこぞって5Gを推進する中、そのマイナスの側面についての情報が少なく、人々に届いていないからだと思われます。ですから、このような陳情自体が非常に重要な情報提供にもなっていると言えます。 従来の基地局アンテナは半径数キロメートルの距離で立てられていたのに比べ、5Gのアンテナは半径約800メートルごとの設置が必要と言われております。多数のアンテナが立つことになります。つまり、これまでより多くの人々が近距離から電磁波の影響を受けることになります。 5Gの普及により、今後ますます電磁波による健康被害は表面化してくると考えられます。予防原則の観点からも、市民の生活と健康を守るために、市の役目として
携帯電話基地局設置に関する情報提供を事業者に要請することは必要です。 したがって、本陳情に賛成をするものです。 なお、委員会審査において、これまでも何度か電磁波問題に関連した陳情を審査してきておりますけれども、その審査において不確かなデータに基づく議論が目につき、また、陳情の願意や本質に迫るような討論が少なかったことが本陳情の不採択にもつながっているように思われ、非常に残念に思います。 以上、
携帯電話基地局設置に関する情報提供を事業者に要請することを求める陳情の採択に賛成の討論といたします。
○議長(召田義人) 次に、反対討論はありませんか。 遠藤議員。
◆3番(遠藤武文) 3番、遠藤です。 陳情第1号に反対します。 フリスの伝達公式は、電磁波の減衰は距離Dの2乗に比例し、波長ラムダの2乗に反比例することを示しています。すなわち、5Gに使われるサブシックス波やミリ波は、今までの携帯に使われていたサブギガヘルツ帯よりも減衰しやすい電波、つまり弱り電話であることをこの公式は示しています。 公式は一切の物質が存在しない自由空間を前提としています。現実の世界では公式どおりにはいきません。さらに減衰します。現実の電波は分子の振動に影響されるからです。これは酸素や水に影響されることを意味します。サブシックス波とミリ波に挟まれた周波数帯にあるBSやCSの衛星放送がいい例です。強い雨が降ると画像がブロックノイズ化し、音声が途絶え、さらにはアンテナレベルがゼロになって視聴不能になることを私たちは日常の経験として知っています。なぜ、減衰しやすく、しかも電波防護指針を守って運用される電波を健康被害があるというのでしょうか。 話は変わりますが、7年前、世界中の生物学者、医学者が疑義を抱く中、「STAP細胞はあります」と言った研究員がいました。もはや科学ではなく信仰の世界ではないかと思えてなりません。番長皿屋敷、四谷怪談、鍋島化け猫騒動、古来より幽霊の話は数多くあります。現在でも、見たという話は後を絶ちません。幽霊の存在が証明されるような証拠が十分に固まっていないというだけで、存在するかもしれないことを示すデータはあるということだから、たたられないために幽霊の情報を収集し共有しなければならないってこと……。 陳情の趣旨は、5G基地局について事業者から積極的に情報収集し、それを開示してくれというものです。携帯電話基地局の免許権者は自治体ではないので、自治体が基地局の情報を知る機会はほとんどありません。もはや、高さが十数メートル以上になる鉄塔を新たに建設時代は過ぎ去りました。電力会社の鉄塔や電柱に間借りするインフラシェアリングが進み、出力が小さくカバー範囲の狭いスモールセル基地局を中心に運用することになります。地下に埋設するマンホール型、窓に取り付けるガラス型、電柱に巻き付けるフィルム型の基地局が主流になるでしょう。基地局の増設に際して、事業者は特定開発の申請をする必要がないので、市が基地局の情報を得る機会はますます減っていきます。申請の必要性の有無にかかわらず、積極的に情報提供させろというのが陳情の趣旨です。 しかし、国がテロ対策のために開示を避けている情報であり、また、事業者の営業機密である情報を、市がどんな権限に基づいて収集・開示すればよいのでしょうか。特定開発に係る基地局でないものについて、収集・開示できる根拠となる法規は存在しません。基地局の情報開示を求めるのであれば、市ではなく、免許権者である国・総務省にすべきではないかと思います。市にできるのは、総務省のマニュアルに基づいて、地域住民の合意形成に向けた取組をするよう促すことだけだと考えます。 よって、陳情第1号に反対します。
○議長(召田義人) ほかに討論はありませんか。 (発言する声なし)
○議長(召田義人) 討論なしと認めます。 これにて討論を終結いたします。 これより陳情第1号
携帯電話基地局設置に関する情報提供を事業者に要請することを求める陳情を採決いたします。 本案に対する委員長の報告は不採択であります。 (「議長」の声あり)
○議長(召田義人) 暫時ちょっと休憩いたします。 (午後2時00分)
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○議長(召田義人) 休憩前に引き続き、会議を開きます。 (午後2時02分)
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○議長(召田義人) 大変失礼いたしました。 議事を戻します。 猪狩議員から賛成討論の通告が出ておるので、これを許します。 猪狩久美子議員。
◆15番(猪狩久美子) 15番、猪狩久美子です。 陳情第1号
携帯電話基地局設置に関する情報提供を事業者に要請することを求める陳情に賛成の立場で討論をいたします。 電磁波による健康被害を訴える方が増えているということで、私の身近でもいることが分かり、大変驚いています。症状は、倦怠感だとか頭痛、目の痛み、不眠など様々です。家庭内にある電磁波を発生させる電磁機器やWi-Fi環境を極力使用を減らしたり取り除けたとしても、一歩外に出れば、自分の力で取り除くことは大変困難です。 5Gの普及に伴って基地局の設置が増えていくことが考えられます。事業者への基地局の新設などの設置計画に対し、市民への説明を市が要請することはできることです。また、市として基地局の新設計画など事前に知り得た情報を市民に知らせることも、弱い立場にいる、電磁波による健康に不安を抱いている市民、あるいは健康被害を受けている市民を守る立場から、市としてやるべきことではないでしょうか。 以上、賛成討論といたします。
○議長(召田義人) ほかに討論はありませんか。 小松洋一郎議員。
◆20番(小松洋一郎) 20番、小松洋一郎でございます。 陳情第1号
携帯電話基地局設置に関する情報提供を事業者に要請することを求める陳情に対し、原案に反対の討論をいたします。 電波は電磁波の一種であります。放送や通信ばかりでなくGSPや高速道路、交通システム、気象レーダー、電子レンジ等、私たちの生活を支えております。 一方、第5世代移動通信システム(5G)は、現在の移動通信システムより100倍速い超高速のため、2時間の映画を3秒でダウンロードできます。また、利用者におけるロボットの遠隔操作の遅れもなくリアルタイムに操作ができるため、あらゆる産業関係において普及・展開は急速に進展することは御承知のとおりであります。 そのために、我が国では電波防護指針を定め制度化しております。電波が人体に影響を及ぼさない基本的な考え方やそれに基づく基準値を定め、制定しております。この指針に基づき、国は事業者に対しアンテナの設置等を許可し、安曇野市エリアも粛々と建設が進められております。情報では、5月末までには、どうも安曇野市も完了するような情報がございます。 また、人体に有害な影響が及ぼされる基準は約4ワット・パー・キログラム以上であると言われていますが、電波防護指針によりますと、その10倍の安全率を考慮いたしまして、基準値を0.4ワット・パー・キログラムとしております。 なお、電磁波の影響が健康被害を受けるとのことでございますが、総務省検討会の報告書では、体への影響について確かな科学的証拠は発見されていないとされております。このような背景からいたしまして、私は、国の方針に沿って市は粛々と進めているということで、本案、陳情第1号の原案に対して反対をしたいと思います。 以上です。
○議長(召田義人) ほかに討論はありませんか。 林議員。
◆4番(林孝彦) 4番、林 孝彦です。 陳情第1号
携帯電話基地局設置に関する情報提供を事業者に要請することを求める陳情に賛成の立場で討論いたします。 私たちは、社会的に弱い立場の人たちに心を致し、自分ごととして考えていくべきだと思います。 現状では難しいからということで回避するのではなく、どうしたら市民を守れるのかということを積極的に考え、市民に寄り添った方策を考えていくべきだと思います。私たちは市民のために工夫をし、現状に対する突破力を発揮していくことが必要だと思います。 携帯電話基地局の電磁波に不安を抱える市民のために、事業者に対し、基地局の設置場所や設置計画の地域住民への事前周知と、設置計画と、住民説明の内容などを市に事前報告するよう要請することは必要なことだと思います。 また、市に対し、知り得た情報を市民に提供するよう要請することも理解できることだと思いますので賛成いたします。
○議長(召田義人) ほかに討論はありませんか。 (発言する声なし)
○議長(召田義人) 討論なしと認めます。 これにて討論を終結いたします。 これより陳情第1号
携帯電話基地局設置に関する情報提供を事業者に要請することを求める陳情を採決いたします。 本案に対する委員長の報告は不採択でありますので、原案について採決いたします。 本案は原案のとおりに決することに賛成の皆さんの起立を求めます。 (起立少数)
○議長(召田義人) 御着席ください。 起立少数であります。 よって、陳情第1号は不採択と決しました。 ただいまの件につきまして、事務局の大変手落ちですみません。まことに申し訳ありませんでした。 次に、令和2年陳情第11号については、期限までに討論の通告がありません。 よって、これにて討論を終結いたします。 これより令和2年陳情第11号
季節性インフルエンザワクチン小児予防接種の補助金事業の予算化についての陳情を採決いたします。 本案に対する委員長の報告は採択であります。 本案は委員長の報告のとおり決することに賛成の皆さんの起立を求めます。 (起立全員)
○議長(召田義人) 御着席ください。 起立全員であります。 よって、令和2年陳情第11号は採択されました。 続いて、議題のうち中間報告陳情第2号について審議いたします。 これより質疑に入るのでありますが、期限までに中間報告に対する質疑の通告がありません。 よって、これをもって質疑を終結いたします。
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△議案第46号から議案第49号までの質疑、委員会付託及び議案第50号の質疑、討論、採決
○議長(召田義人) 日程第5、議案第46号から議案第50号の追加議案5件について審議いたします。 これより質疑に入るのでありますが、期限までに議案第46号から議案第50号に対する質疑の通告がありません。 よって、これをもって質疑を終結いたします。 お諮りいたします。議案第50号は、議会運営委員会の決定のとおり、会議規則第37条第3項の規定により委員会付託を省略したいと思います。これに御異議ありませんか。 (「異議なし」の声あり)
○議長(召田義人) 御異議なしと認めます。 よって、議案第50号については、委員会付託を省略することに決しました。 次に、議案第50号について討論に入ります。 まず、原案に反対の方の発言を許します。ありませんか。 (「ありません」の声あり)
○議長(召田義人) 討論なしと認めます。 これをもって討論を終結いたします。 これより議案第50号 令和2年度
農業用施設災害復旧事業豊科光地区犀川堰堤復旧工事請負契約についてを採決いたします。 本案は原案のとおり決することに賛成の皆さんの起立を求めます。 (起立全員)
○議長(召田義人) 御着席ください。 起立全員であります。 よって、議案第50号は原案のとおり可決されました。 次に、委員会付託を行います。 ただいま議題となっております議案第46号から議案第49号につきましては、お手元の議案付託表のとおり総務環境委員会、
福祉教育委員会、経済建設委員会に付託したいと思います。 この際、お諮りいたします。ただいま付託いたしました議案につきましては、会議規則第44条第1項の規定により、本日午後4時までに委員会審査を終わるよう期限をつけることにしたいと思います。これに御異議ありませんか。 (「異議なし」の声あり)
○議長(召田義人) 御異議なしと認めます。 よって、ただいま委員会付託しました議案については、本日午後4時までに委員会審査を終わるよう期限をつけることに決しました。 ここで、総務環境委員会、
福祉教育委員会、経済建設委員会を開催するため、暫時休憩といたします。 再開時間は追って連絡いたします。 (午後2時14分)
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○議長(召田義人) 休憩前に引き続き、会議を続けます。 (午後4時20分)
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△会議時間の延長
○議長(召田義人) この際、申し上げます。本日の会議時間は、午後5時までに終了しない見込みのため、あらかじめこれを延長いたします。
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△議案第46号から議案第49号までの委員長報告
○議長(召田義人) 日程第6、議案第46号から議案第49号までの以上4件を一括議題といたします。 ただいま議題といたしました議案第46号から議案第49号につきましては、常任委員会に付託してあります。 よって、付託先委員会の委員長より審査結果の報告を求めます。 まず最初に、
総務環境委員長、平林 明議員。 平林委員長。
◆
総務環境委員長(平林明) 総務環境委員会の報告をさせていただきます。 本日付、
安曇野市議会議長、召田義人様。
総務環境委員長、平林 明。
委員会審査報告書。 令和3年3月17日、本委員会に付託された事件は、同日、審査の結果、別紙のとおり決定したので、会議規則第103条の規定により報告します。
総務環境委員会審査報告です。 議案第47号 令和3年度
安曇野市一般会計補正予算(第1号)
総務環境委員会所管事項。 審査結果です。 特に異議はなく、全員賛成で原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 以上でございます。
○議長(召田義人) 次に、
福祉教育委員長、中村今朝子議員。 中村委員長。
◆
福祉教育委員長(中村今朝子) それでは、
福祉教育委員会の報告をさせていただきます。 本日付、
安曇野市議会議長、召田義人様。
福祉教育委員長、中村今朝子。
委員会審査報告書。 令和3年3月17日、本委員会に付託された事件は、同日、審査の結果、別紙のとおり決定したので、会議規則第103条の規定により報告します。
福祉教育委員会審査報告。 議案第46号
新型インフルエンザ等対策特別措置法の改正に伴う関係条例の整理に関する条例、議案第47号 令和3年度
安曇野市一般会計補正予算(第1号)
福祉教育委員会所管事項。 審査結果。 以上の議案については、特に異議はなく、全員賛成で原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 以上でございます。
○議長(召田義人) 続いて、経済建設委員長、松枝 功議員。 松枝委員長。
◆経済建設委員長(松枝功) 9番、松枝です。 それでは、経済建設委員会の
委員会審査報告を申し上げます。 令和3年3月17日、
安曇野市議会議長、召田義人様。 経済建設委員長名です。
委員会審査報告書。 令和3年3月17日、本委員会に付託された事件は、同日、審査の結果、別紙のとおり決定したので、会議規則第103条の規定により報告します。 別紙をお願いします。 経済建設
委員会審査報告。 議案第47号 令和3年度
安曇野市一般会計補正予算(第1号)経済建設委員会所管事項、議案第48号 公の施設の指定管理者の指定について(豊科安曇野の里自然活用村施設(プラザ安曇野1階西))、議案第49号 公の施設の指定管理者の指定について(三郷やすらぎ空間施設)。 審査結果です。 以上の議案については、特に異議はなく、全員賛成で原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 以上であります。
○議長(召田義人) 大変御苦労さまでございました。 以上で、各委員長の委員会審査結果の報告が終わりました。 ここで、
委員会審査報告に対する質疑及び討論の通告について、確認させていただきます。 どなたか質疑、討論をされますか。 (「なし」の声あり)
○議長(召田義人) よろしいですか。 通告がありませんので、これで議事を進めます。
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△議案第46号から議案第49号の質疑、討論、採決
○議長(召田義人) 日程第7、議案第46号から議案第49号の以上4件を一括議題といたします。 これより質疑に入るのでありますが、期限までに
委員会審査報告に対する質疑の通告がありません。 よって、これをもって質疑を終結いたします。 これより順次討論を行い、採決を行います。 議案第46号については、期限までに討論の通告がありません。 よって、これをもって討論を終結いたします。 これより議案第46号
新型インフルエンザ等対策特別措置法の改正に伴う関係条例の整理に関する条例を採決いたします。 本案に対する委員長の報告は可決であります。 本案は委員長の報告のとおり決することに賛成の皆さんの起立を求めます。 (起立全員)
○議長(召田義人) 着席してください。 起立全員であります。 よって、議案第46号は原案のとおり可決されました。 次に、議案第47号について審議いたします。 これより質疑に入るのでありますが、期限までに
委員会審査報告に対する質疑の通告がありません。 よって、これをもって質疑を終結いたします。 これより順次討論を行い、採決を行います。 議案第47号については、期限までに討論の通告がありません。 よって、これをもって討論を終結いたします。 次に、議案第47号 令和3年度
安曇野市一般会計補正予算(第1号)を採決いたします。 本案に対する委員長の報告は可決であります。 本案は委員長の報告のとおり決することに賛成の皆さんの起立を求めます。 (起立全員)
○議長(召田義人) 御着席ください。 起立全員であります。 よって、議案第47号は原案のとおり可決されました。 続いて、議案第48号について審議いたします。 これより質疑に入るのでありますが、期限までに
委員会審査報告に対する質疑の通告がありません。 よって、これをもって質疑を終結いたします。 これより順次討論を行い、採決をいたします。 議案第48号については、期限までに討論の通告がありません。 よって、これをもって討論を終結いたします。 続いて、議案第48号 公の施設の指定管理者の指定について(豊科安曇野の里自然活用村施設(プラザ安曇野1階西))を採決いたします。 本案に対する委員長の報告は可決であります。 本案は委員長の報告のとおり決することに賛成の皆さんの起立を求めます。 (起立全員)
○議長(召田義人) 御着席ください。 起立全員であります。 よって、議案第48号は原案のとおり可決されました。 続いて、議題のうち、議案第49号について審議いたします。 これより質疑に入るのでありますが、期限までに
委員会審査報告に対する質疑の通告がありません。 よって、これをもって質疑を終結いたします。 これより順次討論を行い、採決を行います。 議案第49号については、期限までに討論の通告がありません。 よって、これをもって討論を終結いたします。 続いて、議案第49号 公の施設の指定管理者の指定について(三郷やすらぎ空間施設)を採決いたします。 本案に対する委員長の報告は可決であります。 本案は委員長の報告のとおり決することに賛成の皆さんの起立を求めます。 (起立全員)
○議長(召田義人) 御着席ください。 起立全員であります。 よって、議案第49号は原案のとおり可決されました。
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△議員提出第1号の質疑、討論、採決
○議長(召田義人) 日程第8、議員提出第1号を議題とし、審議いたします。 これより質疑に入りますが、ただいま議題となっております議員提出第1号につきましては、期限までに質疑の通告がありません。 よって、これをもって質疑を終結いたします。 この際、お諮りいたします。議員提出第1号については、議会運営委員会の決定のとおり会議規則第37条第3項の規定により委員会付託を省略したいと思います。これに御異議ありませんか。 (「異議なし」の声あり)
○議長(召田義人) 御異議なしと認めます。 よって、議員提出第1号は、委員会付託を省略することに決しました。 次に、議員提出第1号について討論に入ります。 まず、原案に反対の方の発言を許します。ありませんか。 (「なし」の声あり)
○議長(召田義人) 討論なしと認めます。 これをもって討論を終結いたします。 これより議員提出第1号
安曇野市議会会議規則の一部を改正する規則を採決いたします。 本案を原案のとおり決することに賛成の皆さんの起立を求めます。 (起立全員)
○議長(召田義人) 御着席ください。 起立全員であります。 よって、議員提出第1号は原案のとおり可決されました。
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△議員の派遣について
○議長(召田義人) 日程第9、議員の派遣についてを議題といたします。 お諮りいたします。地方自治法第100条第13項及び
安曇野市議会会議規則第160条の規定により、お手元に御配付してあるとおりでございます。議員の派遣をしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。 (「異議なし」の声あり)
○議長(召田義人) 御異議なしと認めます。 よって、議員派遣書のとおり議員を派遣することに決しました。
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△継続審査の申出
○議長(召田義人) 日程第10、継続審査の申出を議題といたします。 所管事務のうち、会議規則第104条の規定により、継続審査の申出がございます。 お諮りいたします。中村
福祉教育委員長からの申出のとおり、閉会中の継続審査に付することに御異議ありませんか。 (「異議なし」の声あり)
○議長(召田義人) 御異議なしと認めます。 よって、閉会中の継続審査については、お手元に御配付してあるとおりであります。
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△市長挨拶
○議長(召田義人) 以上をもって、今定例会に提出されました事件の審議等は全て終了いたしました。 ここで、宮澤市長より発言を求められております。これを許します。 宮澤市長。 (市長 宮澤宗弘 登壇)
◎市長(宮澤宗弘) 安曇野市議会3月定例会の閉会に当たりまして、一言御礼の御挨拶を申し上げさせていただきます。 2月18日に開会をさせていただきました定例会、本日までの28日間にわたり、本会議、委員会を通じて慎重に御審議を賜りました。全てについて原案のとおり承認をいただきましたこと、誠にありがとうございました。 本日議決いただきました令和3年度の一般会計予算は、行財政のスリム化、事業の選択と集中、公共施設の有効活用と経費の節減、義務的経費の見直し等を基本方針として編成をさせていただきました。 令和3年度は新型コロナウイルス感染症による影響など、大変厳しい財政状況が見込まれますが、将来都市像であります「北アルプスに育まれ 共に響き合う 田園産業都市 安曇野」を実現するために、職員一丸となって総合計画に掲げた施策を着実に推進してまいります。引き続き議員各位の御支援、御協力をお願い申し上げます。 なお、本日やすらぎ空間と安曇野の里、自然活用村プラザ安曇野の指定管理者の指定につきましても議決をいただきました。両指定管理者ともに公の施設としての目的を踏まえながら、今までの施設利用とは異なった活用が運営計画に掲げられておりますので、必ずや地域農業の発展、活性化に寄与していただけるものと期待をいたしております。 さて、令和2年度を振り返ってみますと、新型コロナウイルス感染症の対応に追われた1年でありました。ワクチンや治療薬がない新型コロナウイルスが瞬く間に感染拡大し、外出制限や営業自粛、イベントなども中止せざるを得ない状況になり、地域経済は大きく落ち込みました。 市といたしましては、新型コロナウイルス感染症対策を中心とした補正予算を随時編成し、市民や事業者の皆様への支援事業をこれまで積極的に行ってまいりました。現在、市内の新規感染者数は落ち着いてきてはいますが、東京を中心とする1都3県ではいまだに緊急事態宣言が発令をされている影響から、当市への来訪者が減少していることに加え、地域や職場の歓送迎会や花見などの会食機会も自粛傾向が続いており、地域経済、とりわけ飲食業や宿泊業をはじめとする観光関連産業は大変厳しい状況にあると認識をいたしております。今後気を緩めることなく、感染防止に努めることも重要でありますが、感染拡大を再び招かずに冷え切ってしまった飲食業、観光業をはじめとする地域経済をいかに回復させるか、大変難しい局面を迎えております。 本日、令和3年度一般会計補正予算(第1号)でお認めをいただきました新型コロナウイルス対策特別資金の融資条件緩和策や、飲食店・宿泊業者を対象とする応援給付金の支給、運転資金の融資などの支援策により、地域経済回復の後押しの一助となるものと考えております。 また、国は、昨日の関係閣僚会議におきまして、新型コロナウイルスの影響で困窮する方への緊急支援策をまとめ、低所得者の子育て世帯に対し、子供1人当たり5万円の臨時給付金支給を決定いたしました。まだ国から詳細な連絡はない状況でございますが、低所得の子育て世帯への給付金につきましては、早期の支給が求められていることから、詳細が確定した時点で関係費用を専決により予算措置をしたいと考えておりますので、議員各位には御了解をいただくようお願い申し上げます。 続きまして、市政の状況について若干報告をさせていただきます。 まず、新型コロナウイルスのワクチン接種についてであります。 いよいよ県内の医療機関におきましても医療従事者への優先接種が始まり、市民の皆様への接種も始まります。3月10日には広報あづみの臨時増刊号を発行させていただき、接種スケジュールを含めてワクチン接種について、市民の皆様方に知っていただきたいことをお知らせいたしました。また、3月15日からコールセンター業務をスタートいたしました。今後、国が定める優先順位に従って高齢者からワクチン接種を進めてまいりますが、4月の高齢者分のワクチン供給量が限られており、5月中旬以降にならないと市町村には十分な量のワクチンが供給されない見通しでございます。 このような状況でございますが、市民の皆様へ必要な情報をしっかり発信していくとともに、ワクチン接種対策室を中心に、全庁的な協力体制のもと、関係機関と連携をしながら、市民の皆様方が円滑に接種を受けられるよう体制を整えてまいります。 さて、平成23年3月の東日本大震災から10年を迎えました。余震と見られる地震が現在も続き、この10年で東北以外でも大規模な地震や台風が発生しており、震災への備えは欠かせません。 市では、2月20日に豊科公民館ホールにおきまして、加藤長野市長をお招きし、防災講演会を開催いたしました。令和元年東日本台風などの経験から得られた教訓などについてお話をいただき、236名の方々に聴講をいただいたところであります。長野市が取られた対応、復旧対策や避難所運営などの取組を参考に、今後市といたしましても複合災害を想定しながら、市民の生命・身体・財産を災害から守り、災害を軽減させるため、災害対策を講じてまいります。 また、このほど全面改定した防災マップが完成し、3月24日から全世帯に配布をさせていただきます。今回の改定では、新たな項目として浸水の深さによる被害の概要や、マイタイムラインの作成、指定避難所開設までの流れと運営方針、感染症対策などを追加掲載し、事前対策、避難行動などに即した内容といたしましたので、災害から御自身や御家族を守るため御活用をいただきたいと思います。 次に、新
総合体育館建設事業についてであります。 本定例会において、指定管理者指定の議決をいただきました。指定管理者には総合体育館を含めた
豊科南部総合公園の全体の管理運営を行っていただき、今まで以上ににぎわいのある公園として活用されるよう期待をいたしております。また、新総合体育館のネーミングライツにつきましては、市では初めての試みとなりますが、3月24日より4月30日までの間、パートナーの募集を行います。多くの企業、団体から応募とともに親しみやすい愛称となり、多くの皆様方に認知され、様々な方に利用いただける体育館となることを期待いたしております。 続いて、県政の課題について申し上げます。 地域高規格道路松本糸魚川連絡道路は、現在、県で現地測量とルート線の検討を行っております。測量は基準点の設置を3月下旬から実施し、ドローンを使用した作業は白鳥の北帰行の状況を見ながら行う予定と伺っております。 ルート線につきましては、道路構造上の条件などについて高速道路会社など関係機関との調整を進めているものの、昨年末の新型コロナウイルス感染拡大の影響により、協議の時間を要しているところであります。準備が整い次第、具体的なルート線について住民説明会を開催すると県からは伺っており、市が整備をする予定のアクセス道路につきましても、併せて説明できるよう、現在準備を進めております。 また、須砂渡トンネルの整備につきましては、平成26年3月に市と地元区、賛同する関係団体で一般県道豊科大天井岳線須砂渡トンネル建設促進協議会を設立し、これまで須砂渡トンネルの早期事業化を県に要望してまいりました。このたび、長野県議会令和3年2月定例会で、令和2年度補正予算が成立し、須砂渡トンネルの整備事業が交付金事業として新たに事業化されました。本路線は、国営アルプスあづみの公園や県営烏川渓谷緑地、宿泊施設ほりでーゆ~や常念岳、蝶ヶ岳への三股登山口へとつながり、山岳観光振興に取り組んでいる本市にとっては非常に重要な路線であります。引き続き県と連携を図りながら事業促進に努めてまいります。 いよいよ1年間延期をされました東京2020オリンピックの聖火が、4月2日に安曇野市を通過いたします。聖火ランナーは豊科近代美術館を午後5時20分に出発し、王子コンテナーの西側まで北アルプスに向かって走ります。当日は交通規制がかかりますので、市民の皆様方の御理解、御協力をお願いいたします。 なお、組織委員会では、密集を避けるため、インターネットのライブ中継での視聴を呼びかけておりますが、沿道で観覧される場合は感染防止のため、マスクを着用し、密集を避けながら声を出さず拍手で応援するなど、感染予防に御協力をお願いいたします。 また、令和元年に6万人を超える来場者でにぎわった信州安曇野田んぼアートですが、3月9日の実行委員会で、今年の開催が決定いたしました。絵柄は長野県を代表する大相撲力士の御嶽海関で、力強い立ち合いが描かれております。場所は昨年同様、安曇野スイス村で、開催期間は6月19日土曜日から9月26日までの3か月を超える長期のイベントとなります。3密を避けて景色とともにアートを楽しめる催しでありますので、多くの市民の皆様方や来訪者の皆様に御来場いただきたいと考えております。 さて、穏やかな春の気配を感じる季節となり、今年も年度末を控えまして別れの時、また、新たな出会いの時を迎えました。今日まで市政の発展に御尽力をいただきました5人の部長をはじめ、多くの職員が退職、また、派遣元へ戻られます。長年にわたり住民福祉の向上と地方自治の発展に尽くされた御労苦に改めて感謝を申し上げますとともに、健康に留意をされ、それぞれ新しい場所で今日まで行政マンとして培われた経験を市発展のために生かしていただくことをお願い申し上げ、ますますの御活躍をいただきますよう御祈念申し上げるところでございます。 結びに、議員各位におかれましては、新年度に向け、公私ともお忙しい時期かと存じますが、健康には十分御留意いただき、引き続き安曇野市の発展のために御活躍いただきますよう、御祈念を申し上げまして閉会の御挨拶とさせていただきます。 大変ありがとうございました。
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△退職者挨拶
○議長(召田義人) この際、この3月31日をもって退職されます金井総務部長、上條政策部長、野本福祉部長、髙橋保健医療部長、鎌﨑商工観光部長から、挨拶をしたい旨の申出があります。これを許します。 なお、写真撮影を許可しておりますので御承知ください。 まず最初に、金井総務部長、お願いいたします。 金井総務部長。 (総務部長 金井恒人 登壇)
◎総務部長(金井恒人) 総務部長、金井でございます。 退職に当たりまして一言御挨拶を申し上げさせていただきます。 まずは、このような時間を頂戴いたしましたことに対しまして感謝申し上げます。 私は、部長職としましてこの4年間、この議場で提案説明、一般質問、議案質疑にお答えをしてまいりました。その際、常に心がけていたことがございます。それは、丁寧に分かりやすくお答えするということであります。議員各位の御理解をいただけないと私ども執行部、行政側は、政策、また予算執行ができないということでございます。常に丁寧な説明を意識しながら努めてまいったわけですけれども、御理解いただけなかった場面が一度ございました。この点につきましては私の力不足と理解しておりますが、非常に残念な思いを持っているところでございます。 さて、私、昭和58年4月に明科町役場に奉職いたしました。本日まで38年間公務員としての仕事に当たってまいりましたが、私自身、資格は何一つ持ち合わせておりません。ひたすら担当した職務が全うできるよう努力等して勤めてまいりました。その中で、一番関わりのあった事務が財政でございました。数えてみますと16年半財政に関わってきたということでございます。そうしたこともありまして、この議場にも合併協議会でお世話になった方が何人かおられますけれども、合併協議の分科会におきましては、人口も予算規模も重点施策の方針もそれぞれという5町村の予算を安曇野市の予算に再編しまして、それぞれの地域課題を解消するための合併特例債の活用などの協議に当たったということが、やはり一番大きな思い出でございます。 当時、合併は究極の行財政改革と言われておりました。一方で、地域の要望、新市への期待や要請に応えるために活用する合併特例債につきましては、将来的な公債費負担あるいは財政指標の悪化、こういったものを試算する中で、限度額までの活用はできないとの結論から、100億円余りを残すということで財政計画、新市建設計画を整理したわけでございますが、合併時の計画並みの額を活用した現在におきましても、財政指標は悪化しておりません。むしろ好転していると。こんな状況を見まして安曇野市はハード、またソフト両面において堅実な財政運営を行ってきていると、そういうように感じるところでございます。 市に合併後も様々な業務に当たらせていただきました。お話ししたいことは山々ございますけれども、このくらいにさせていただきまして、最後に、私がこれまで職務に当たってこられましたのは議員の皆様、理事者の皆様、職員の皆様それぞれの御理解と御協力、また時には厳しい御意見をいただいたと、こういったことと感謝を申し上げます。 安曇野市の今後の発展につきましては、皆々様に託しまして、私の本日の挨拶とさせていただきます。大変お世話になりました。ありがとうございました。(拍手)
○議長(召田義人) 続いて、上條政策部長お願いいたします。 上條部長。 (政策部長 上條芳敬 登壇)
◎政策部長(上條芳敬) 政策部長、上條でございます。 貴重なお時間をいただき、大変恐縮でございます。一言御礼を申し上げます。 私は、昭和54年4月に旧穂高町へ奉職いたしました。パソコンや携帯電話はまだまだ先のこと、情報化と呼べるシステムは一切なく、全てがアナログの時代でありましたが、そこには町民と行政の心通う政が行われておりました。以来、時の流れに乗り、町民の皆さん、市民の皆さんに支えられての42年間でありました。 私は、どちらかといえば一つの部署に長く在籍をいたしました。最後の政策部長を含め、13年間企画政策業務に携わりました。次が秘書広報課の8年でありますので、この2つの部署だけで公務員生活の半分を過ごしたことになります。一方で、行政の重要な柱であります税政、農政、福祉、商工、都市建設、企業会計といった部署は一度も経験することがありませんでした。非常に視野の狭い職員であったと感じております。 月並みな言い方ではありますが、それぞれに記憶に残る仕事をさせていただきました。旧穂高町の職員にとって、安曇野市の合併は明日を左右する一大事業でありました。当時、私は企画財政課に勤務しており、町民の皆さんと毎日市町村合併とは何か語り合う日々でございました。合併後は企画政策課に配属され、公共交通、広域行政、地域振興等の業務に携わりましたが、中でも安曇野赤十字病院への建設支援は医療法や地域医療が抱える現状を学ばせていただきました。 次の教育委員会文化課では穂高交流学習センターみらいのオープンを見届け、秘書広報課へ異動いたしました。市政喫緊の4課題に取り組む宮澤市長の傍らに仕え、時に政治とは何か、貴重な場に立ち会わせていただきました。また、市長随行職員として全国市長会をはじめ、多くの会議に出席し、安曇野市が市の仲間入りをしたこと、改めて実感をいたしました。 そして、最後の3年間は数多い課長の中から部長職を拝命し、こうして議場に入ることを許され、議員の皆様と安曇野市のまちづくりについて議論できましたこと、誠に光栄と存じます。 全ての定例会において、自らの言葉で答弁をさせていただきましたが、よくも悪くも常に市民の皆さんが評価をしてくれました。この後は一市民として、安曇野市の行く末見届けていきたいと思います。 この1年、社会生活や行政活動一変してしまいました。政策部が所管をする国内外の交流事業も全て中止となってしまいました。一昨年クラムザッハの皆さんから受けたおもてなしをお返ししようと再開を楽しみにしておりましたが、残念でなりません。新型コロナウイルス感染症対策に費やした日々が過去の出来事として語り継げる日が、近い将来来ることを切に願っております。 議員の皆様には、どうぞ御自愛の上、ますますの御活躍御祈念申し上げ、これまで賜りました数々の御厚情に改めて御礼を申し上げます。 長い間、大変お世話になりました。ありがとうございました。(拍手)
○議長(召田義人) 続いて、野本福祉部長にお願いいたします。 野本部長。 (福祉部長 野本岳洋 登壇)
◎福祉部長(野本岳洋) 福祉部長の野本でございます。貴重なお時間をいただきありがとうございます。 退職に当たりまして、一言御挨拶をさせていただきたいと思います。 私は2年間、この議場で大変お世話になりました。この間、議員各位にはたくさんの御意見、御提言をいただきましたことにまずは感謝を申し上げます。 福祉部は、一般会計予算における約4分の1に当たる予算を執行する部でございまして、諸施策について議員各位や市民の皆様に丁寧で分かりやすい説明をするように心がけてまいりましたけれども、至らない点も多かったと思うところでございます。 しかしながら福祉部には会計年度任用職員を含めますと500人を超える職員がおります。先ほど議員からも職員に対して厳しい御指摘も受けたところでございますけれども、私はその全ての職員の昼夜を問わない日々の奮闘により、各事業を進め、何とか職責を全うできたのではないかと考えております。今後も市政の一翼を担った者として、地域の中でできる限りのことをしてまいりたいと考えております。 議員様をはじめ、理事者、職員、全ての皆様に改めて感謝を申し上げて、退職の御挨拶とさせていただきたいと思います。どうもありがとうございました。(拍手)
○議長(召田義人) 続いて、髙橋保健医療部長、お願いいたします。 髙橋部長。 (保健医療部長 髙橋正子 登壇)
◎保健医療部長(髙橋正子) 保健医療部長、髙橋です。 本日は、このような機会をいただきましたことに感謝を申し上げます。 私は、昭和58年に旧三郷村に保健師として奉職をし、38年間務めさせていただきました。専門職として住民の方に一番近いところで仕事をさせていただいた日々は、今でも心に残っております。 また、特定の分野に従事をしてきたために、心もとない部長であったと思いますけれども、皆様に支えていただきましたこと、この場をお借りして感謝を申し上げます。 特に今年度、コロナ禍ということで、本当に毎日薄氷を踏むような思いで過ごしてまいりました。しかし、大変な状況であっても頑張ろうとする人の強さ、そして、助け合おうとする人の優しさ、この方たちから力をいただいた日々でもございます。 いまだ新型コロナウイルス感染症の収束の見込みが見えない状況ではありますが、困難を乗り越え、当たり前の生活を取り戻し、そして、市がさらなる発展をすること、こちらを切望しております。私は4月からは立場は変わりますけれども、市政発展のために微力ながら尽力をしたいと考えているところでございます。 結びに、議員の皆様の御健勝、御活躍を祈念申し上げ、退職の挨拶とさせていただきます。ありがとうございました。(拍手)
○議長(召田義人) 続いて、鎌﨑商工観光部長にお願いいたします。 鎌﨑部長。 (商工観光部長 鎌﨑孝善 登壇)
◎商工観光部長(鎌﨑孝善) 商工観光部長、鎌﨑です。 このような機会を設けていただきましてありがとうございます。 長時間の審議でお疲れのところ大変申し訳ございませんが、退職に当たりまして一言御挨拶を申し上げます。 私は昭和55年、旧穂高町役場に奉職し、41年間地方自治に携わらせていただきました。41年間の中で、やはり平成17年10月の安曇野市の合併が大きな節目であり、合併の課題の一つでありました土地利用制度の統一に、職員のみならず大勢の市民の皆様方と一緒に策定できたことが思い出に残るところでございます。 本定例会におきましても、土地利用基本計画の変更について承認をされましたが、未来を見据えたよりよい制度となっていくことを願っているものであります。 これまでの長い業務の中では困ったこと、迷ったことなど、様々なことがありましたが、その時々においてアドバイスやヒントをくれる人がいたように思います。それは先輩であり、同僚であり、隣近所のおじちゃんおばちゃんであったりしたかなと思います。また、安曇野の自然環境の中にいると、そんなに焦るなよとアドバイスをもらったような気がいたします。そういう意味では、非常に恵まれた公務員生活であったと感謝をいたします。 最終年度はコロナ禍への対応で四苦八苦した年になりましたが、4月からは今までと立場は大きく変わります。これから一市民として、安曇野市の発展に僅かでも貢献し、少しでも恩返しができればと考えております。 最後になりますが、議員各位、議場の場ではございますが理事者の皆様、先輩、同僚、そして家族に感謝するとともに、安曇野市と皆様方のますますの発展を祈念し、退職に当たっての挨拶とさせていただきます。本当にありがとうございました。(拍手)
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△議長挨拶
○議長(召田義人) 5名の部長さん、大変御苦労さまでございました。ありがとうございました。 それでは、私から一言御挨拶申し上げます。 新型コロナウイルスの感染が広がって1年が過ぎました。この目に見えぬ敵によって私たちの生活様式は一変しております。特に飲食・観光・運輸などに深刻な打撃を受けており、消費全体として先行きが見えない状況であります。自分や家族が感染し、つらい思いをしている人もたくさんおります。人との接触が断ち切られ、誰もが言い知れぬ不安を抱えていながらも、いつか必ず乗り越えられる日がやって来るという希望を持って日々過ごしているところでありますが、今このとき、医療の最前線で我が身を忘れて、顧みず働いている皆さんに改めて敬意と感謝を申し上げます。 さて、去る2月18日に開会いたしました令和3年3月定例会、本日まで25日間、議案32件、陳情3件、追加議案等8件、慎重審議をいただき、また、3日間の一般質問では19名の議員の皆さんからコロナウイルス、ワクチン接種等を中心に、市民目線でレベルの高い質問をしていただきました。また、3常任委員会では、時間を忘れてすばらしい議論をしていたかと思います。 令和3年度の当初予算は、市税等の大幅な減収が見込まれる中、一般会計、追加予算も入れまして413億円で例年より2.5%の減少となっておりますが、新ごみ処理施設や新総合体育館の大型事業にめどがつき、事務事業の見直しを行い、人・金・知恵を集中的に取り組み、継続事業及び計画事業を中心に予算編成をしたのは一定の評価ができるのかと思います。 また、本年、長年の念願でございました松本糸魚川高規格道路がAルートに決定したことは、本市にとっても大きな前進であると思います。一日も早い完成を希望するところでございます。 さて、先輩議員がいらっしゃいますが、議員を代表しまして5名の皆さんに挨拶を申し上げます。 これほど別れがつらいということはございませんが、一生懸命読みます。聞いてください。 5地域に奉職されていたのはそれぞれ異なりますが、四十数年間市民のために御尽力をいただき、誠にありがとうございました。 合併して15年を迎えるに、いろいろな立場で御活躍をいただき、数多くの功績を残された方々であります。改めて感謝を申し上げます。 人生100年といわれている中で、60歳はゴールではなく通過点であります。ここで培った数多くの経験と知恵を、新しい目標に向かって前進していただければと思っております。我々議員も、先ほども部長からも話がございましたけれども、厳しい言葉でございました。つらい、切ない思いをさせたと思いますが、根は心の熱い優しい思いやりを持った議員ばかりでございます。みんな支持者を背負ってのことでございますので、ぜひ御理解をいただきたいと思います。 そこで、一息ついて、一休みしたら、心穏やかになりましたら、過日一般質問で橋渡教育長のある生徒の安曇野市に寄せる心の詩を表していただきました『川はとうとう、水は清らか、山は悠々、空気は澄んで、夕日は染まるアルプスの山々、美しい自然に囲まれた安曇野』、もう一度かみしめていただき、我々議員に御助言をいただければ大変ありがたいと思っております。体には十分御留意され、いつまでも健康で幸多かれと祈っております。 また、本日ここにはおられない3月31日に退職される多くの職員の皆さんと、本日この5名の部長様に、もう一度温かい拍手をいただきたいと思います。よろしくお願いいたします。(拍手) ありがとうございました。結びになります。新型コロナウイルスがいまだに蔓延しております。3密回避を確実に実行していただき、この憎いコロナを、市民・行政・議員が一丸となって勝ち抜いていこうではありませんか。困難の先には必ず幸せがあることを信じて、日々努力をしていこうと思います。 この2月で終了した大河ドラマ「麒麟がくる」の中にあった、穏やかで争いのない、安全安心なまちづくりを皆さんで一緒になって頑張っていこうと思っております。どうぞよろしくお願いいたします。
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△閉会の宣告
○議長(召田義人) 以上をもちまして、令和3年安曇野市議会3月定例会を閉会といたします。 長い間、大変御苦労さまでした。 (午後5時12分)以上会議のてん末を記載し、地方自治法第123条第2項の規定により署名する。 令和3年 月 日
安曇野市議会議長 召田義人 安曇野市議会議員 遠藤武文 安曇野市議会議員 林 孝彦 安曇野市議会議員 坂内不二男...