○議長(
小松洋一郎) それでは、日程第3、議案第1号から議案第7号まで、陳情第3号、陳情第6号及び陳情第7号の以上10件を
一括議題といたします。 最初に、議題のうち、議案第1号から議案第5号までの以上5件の
条例関係議案について一括して審議いたします。 これより、質疑に入るのでありますが、期限までに
委員会審査報告に対する質疑の通告がありません。 よって、これをもって質疑を終結いたします。 これより、順次討論を行い、採決いたします。 初めに、議題のうち、議案第3号について反対討論の通告がございます。 通告者は、6番、
井出勝正議員です。 発言を許します。
井出議員。
◆6番(
井出勝正) 議案第3号
安曇野市児童館条例の一部を改正する条例に反対の立場で討論いたします。 今回の
条例改正は、10月の消費税10%増税に伴う
児童館利用料の普通1時間10円、あるいは暖房のところ1時間20円の値上げ、こういうものです。
消費税増税そのものに私たちは反対しております。委員会の意見等を聞いておりますと、
消費税増税分は、全て
社会保障に充てられる、こういう討論もございました。 この30年間、消費税がとられて、一体どうだったでしょうか。全部で392兆円。その一方で、大企業と法人税は271兆円、まけにまけられています。1988年、
消費税導入前の
国家予算、見てください。法人税は24%を占めていました。ところが、今、どうでしょうか。法人税はわずか13%、しかも消費税が税制に占める割合は18%にもなっています。
社会保障34兆円という規模になっています。これを消費税全部で賄えということになれば、消費税は16%にならざるを得ません。
消費税増税に伴うわずかな10円、20円の値上げではないか。こう思われる方々がおられるかもしれませんが、
消費税そのものは生存権にかかわる問題です。衣食住全てに税金がかかるわけです。オギャアと生まれてからというふうに私は考えましたけれども、実はもうお腹に子供が存在するときから
消費税そのものはかかっているではありませんか。死ねば消費税がなくなるか。私もことし新盆を迎えますけれども、そこで法事の費用にかかれば、さらに消費税がかかります。こういうものです。 このような税制、何としても変えていかなければならないと、私どもは考える次第であります。 本日の信濃毎日新聞にもお隣の塩尻市の
取り組みが紹介されておりました。 私どもは、委員会の中でも
消費税増税に伴って
幼児教育・保育料無償化するというが、今、現に
軽減措置を受けている方々には何の恩恵もない。こういうことを明らかにし、むしろ給食費、
税負担増になるではないかということも指摘しました。 塩尻では、第2子、4,500円のところを半額にする。第3子以降はこれを無料にしていくという画期的な
取り組み、塩尻市ができます。先ほど
委員長報告にもありました。国は手厚い保護をしますよと。だったら、この
安曇野市も10円、20円の値上げ、これをストップして、出産、子育て、重要な施策にしているわけですから、10円、20円据え置きにする、このような配慮がなされてもよかったのではないか。こういうことを指摘し、私の反対討論といたします。
○議長(
小松洋一郎) 次に、原案に賛成の討論はありませんか。 一志議員。
◆8番(
一志信一郎) 8番、
一志信一郎です。 議案第3号
安曇野市児童館条例の一部を改正する条例に賛成の立場で意見を述べます。 今回の
条例改正は、南穂高児童館のみで実施している貸し館で、地元の方々などが公民館のかわりに借りて事業を行っている、このような場合が考えられますが、今回は、国の消費税改正に伴い改正するもので、管理経費についても当然消費税が上乗せになるということから、管理経費の一部は受益者による負担が必要だと考えますという原則のもと、応分の負担をしていただかざるを得ないということで、改正案に賛成申し上げたいと思います。 以上です。
○議長(
小松洋一郎) ほかに討論はありませんか。 (発言する声なし)
○議長(
小松洋一郎) 討論なしと認めます。 これにて討論を終結いたします。 これより、議案第3号
安曇野市児童館条例の一部を改正する条例を採決いたします。 本案に対する委員長の報告は可決であります。 本案は委員長の報告のとおり決することに賛成の皆さんの起立を求めます。 (起立多数)
○議長(
小松洋一郎) 御着席ください。 起立多数であります。 よって、議案第3号は原案のとおり可決されました。 次に、議題のうち、議案第5号について反対討論の通告がございます。 通告者は、15番、
猪狩久美子議員です。 発言を許します。 猪狩議員。
◆15番(
猪狩久美子) 15番、
猪狩久美子です。 議案第5号
安曇野市森林環境譲与税基金条例に反対の立場で討論をいたします。 多様で豊かな森林を整備し、守り、育て、そして、地元材の活用推進など林業を元気にしていく
取り組みは大変重要だと考えています。 しかし、市町村に配分される
森林環境譲与税は、
森林環境税として個人住民税均等割に上乗せをして、年額1,000円を課税したものを財源としています。個人住民税の均等割は、所得割が非課税となる人にも一律の額で課税される逆進性の高い税で、低所得者の負担をさらに強めるものとなっています。 その
森林環境税は、2023年度末で期限が切れる復興特別住民税の看板だけをかけかえ、個人住民税均等割の上乗せ分1,000円をとり続けるというもので、森林吸収源対策や、森林の公益的機能の恩恵を口実に、国や
温室効果ガス排出企業が引き受けるべき負担を国民個人に押しつけるものです。 また、譲与基準ですけれども、この5割を私有林・人工林面積で、それから2割を林業就業者人口で、その残りの3割を人口で配分されるというものです。このため、私有林がないということがあり、林業の需要がない人口の多い都市部に多額の譲与税が行くというような矛盾が生じてしまいます。 さらに、
森林環境税には、法人負担がありません。政府は、企業が
温室効果ガス排出抑制のための税負担を行っているということを理由に、企業に負担を求めないとしています。しかし、温暖化対策に必要な費用負担というなら、その原因者である
温室効果ガス排出企業に負担を求めるのが筋ではないでしょうか。
森林環境税、
森林環境譲与税には、以上のような問題を含んでいますので、それを基金とする条例には反対するものです。 以上です。
○議長(
小松洋一郎) 次に、原案に賛成の討論はありませんか。 遠藤議員。
◆3番(遠藤武文) 議案第5号に賛成の立場で討論します。 住民税の所得割は、合計所得金額で計算するのに対して、均等割は総所得金額で計算します。合計所得金額と総所得金額は大きく違うことはないので、便宜上同じとして、子供1人を持つ会社員夫婦の世帯を例にして、非課税になる年収について見てみたいと思います。 本市の
生活保護基準は3級地なので、合計所得が28万円掛ける3人分プラス16万8,000円が非課税になる合計所得です。給与所得控除額を加えて逆算すると、年収180万円以下になります。一方、所得割が非課税になるのは、総所得金額が35万円掛ける3人分プラス32万円以下なので、給与所得控除を加えて逆算した年収、221万4,285円までは所得割が非課税になります。つまり、年収が180万円から221万4,285円までの人が、所得割だけ非課税になり、均等割だけ課税されます。年間1,000円の税額が負担になるほど著しく低い年収ではありません。 年収180万円以下の人はどうでしょうか。
森林環境税及び
森林環境譲与税に関する法律第7条には、地方税法第17条の6第1項の規定による賦課決定をすることができる期間については、
森林環境税及び個人の市町村民税は同一の税目に属する地方税とみなして、同条第1項の規定を適用するものとするとあります。 市町村が均等割の賦課決定をするときは、
森林環境税を地方税とみなすということです。条例に基づいて均等割の
減免措置を行う場合は、
森林環境税はこれに連動して減免されるのです。住民税が非課税で、
森林環境税だけ課税されるということはありません。 森林は、地球温暖化防止、
災害防止、水源涵養等の公益的機能を持っています。国民一人一人がその恩恵を等しく受けているのです。だから、逆進性が高い税だというのは意味不明です。恩恵を受けていない人ほど税率が高いというのであれば、逆進性が高いと言えるでしょう。しかし、森林の恩恵は、一部の人にだけ偏るという性質のものでしょうか。山間部の人も都市部の人も、地球温暖化の影響を受けます。老いも若きも水を飲まずに暮らすことはできません。災害から逃れられるのは年収の高い人だけでしょうか。誰もが等しく森林の恩恵を受けている以上、整備に必要な財源を広く均等に負担するのは租税の公益原則にかないます。収入が低い人ほど税負担を重く感じることになるという意味で逆進性に言及するのであれば、詭弁のそしりを免れません。収入が低い人は、公的給付やさまざまな手当、保険料の減免などを受けられます。一方、収入の多い人は、それだけ多くの所得税や年金を払うことになり、一方で、公的給付や手当の支給対象になりません。健康保険料も高いものになります。収入が多いから税負担が軽いというのは、近視眼的で偏った物の見方です。
社会保障制度全体を見て検討するのでなければ、税負担が逆進的かどうかわかりません。
森林環境税だけについて言うことではありません。
森林環境税は、復興特別住民税の看板をつけかえただけのものでもありません。税額は、条件不利な私有林の間伐量を年平均10万ヘクタールと見込み、これに境界確定、担い手育成等の諸費用を加えて年間600円が必要と試算したところ、納税義務者が6,200万人であるため、1人当たり1,000円と算出されたのであって、復興住民税の1,000円を維持する意図で決められたのではありません。復興特別住民税が終わるまで徴収が先送りされたのは、国民の負担をふやさないためです。復興特別税のような所得税への課税や、法人税の課税がないのは、法人住民税均等割だけで必要な額を調達できるからです。
森林環境税は、熊野古道の聖地、熊野本宮大社で知られる和歌山県本宮町の森林交付税構想に始まります。全国各地の自治体が賛同し、森林交付税創設促進議員連盟が結成されました。木曽郡下の全町村、小谷村、白馬村、池田町、松川村等が参加しています。運動は、全国に拡大していきましたが、交付税を削減する小泉内閣の三位一体改革で壁に突き当たりました。それでも、広大な森林を抱える市町村は、水源や二酸化炭素排出源を課税客体とすべく、運動を展開し続けました。環境省や建設省、財界や政局の対立にさらされながら、交付税創設から新税創設に方針転換しました。税源構想は、国の税財政動向に翻弄されて二転三転しました。長い運動を経て、ようやく個人住民税均等割の囲みで賦課徴収することに決まったのです。決して復興特別税が終わるために場当たり的に創設された税ではありません。
森林環境税、
森林環境譲与税は、全国民一人一人の我が事として森林の公益的機能は守ろうとする制度です。我が身のことだけ心配して、林業が盛んな市町村を顧みないのは身勝手な振る舞いと言うべきでしょう。 今年度、江戸川区の配分額は2,500万円を超えます。当初、5年間の借入の償還が済み、市町村の配分が9割になったとき、江戸川区の配分額は9,000万円になります。都市部は、森林の整備じゃ使い切りません。木材事業に充てるしかありません。本市で伐採した木材を売り込む好機となります。本市の林業が活発となる可能性を秘めた基金の創設であり、この条例に賛成します。
○議長(
小松洋一郎) ほかに討論はありませんか。 (発言する声なし)
○議長(
小松洋一郎) 討論なしと認めます。 これにて討論を終結いたします。 これより、議案第5号
安曇野市森林環境譲与税基金条例を採決いたします。 本案に対する委員長の報告は可決であります。 本案は委員長の報告のとおり決することに賛成の皆さんの起立を求めます。 (起立多数)
○議長(
小松洋一郎) 御着席ください。 起立多数であります。 よって、議案第5号は原案のとおり可決されました。 ただいま議題となっております議案第1号、議案第2号及び議案第4号の以上3件については、期限までに討論の通告がありません。 よって、これにて討論を終結いたします。 次に、議題のうち、議案第1号 公の
施設条例の見直しに伴う
関連条例の整備に関する条例、議案第2号
安曇野市災害弔慰金の支給等に関する条例の一部を改正する条例、議案第4号
安曇野市介護保険条例の一部を改正する条例の以上3件の議案を一括して採決いたします。 本案に対する委員長の報告は可決であります。 本案は委員長の報告のとおり決することに賛成の皆さんの起立を求めます。 (起立全員)
○議長(
小松洋一郎) 御着席ください。 起立全員であります。 よって、議案第1号、議案第2号、議案第4号は原案のとおり可決されました。 次に、議題のうち、議案第6号及び議案第7号の以上2件の
補正予算関係議案について、一括して審議します。 これより質疑に入るのでありますが、期限までに
委員会審査報告に対する質疑の通告がありません。 よって、これをもって質疑を終結いたします。 これより順次討論を行い、採決いたします。 初めに、議題のうち、議案第6号について反対討論の通告がございます。 通告者は、2番、臼井泰彦議員です。 発言を許します。 臼井議員。
◆2番(臼井泰彦) 2番、臼井泰彦です。 議案第6号 令和元
年度安曇野市一般会計補正予算(第1号)に反対の立場で討論いたします。 1つは、
幼児教育・保育の無償化にかかわる
補正予算についてです。 私は、
幼児教育・保育無償化に反対するものではありませんが、その財源が、消費税の増税によるものであることを含め、さまざまな問題があることから、この
補正予算に反対します。 最大の問題は、
幼児教育・保育無償化が、既に
生活保護世帯やひとり親世帯など、保育料が無償となっている低所得世帯には恩恵がなく、消費税の負担増だけがのしかかることです。さらに、給食費は実費化されるので、負担がふえる世帯も出ます。 保育の無償化と一体にすぐにやるべき待機児童解消である認可保育所の開設や、保育士の抜本的処遇改善が後景に追いやられることも心配です。保育の質の確保も問題です。基準以下でも5年間は無償化の対象となる認可外施設は、基準も安全確保の観点程度で、本来の基準である子供の育ちを豊かにするものから離れかねないことも懸念されます。 そして、今回の無償化は、公立園に対する自治体負担を10割とする内容があり、公立園の廃止、民営化を加速させるものです。 もう一つは、
森林環境譲与税基金積立金についてです。
安曇野市森林環境譲与税基金条例の反対討論でも猪狩議員が述べられましたが、そもそも
森林環境税は、東日本大震災名目に住民税に上乗せされている復興特別住民税の看板をかえて、2024年度から引き続き1,000円の個人消費税として課税されるという基本的問題があります。また、
温室効果ガス排出原因者である企業に負担がないことも問題です。 林野庁も2016年度の税制改正要望で、石油石炭税の上乗せと同様の税の創設等も求めていましたし、自治体が独自に設けている地方版の
森林環境税では、ほぼ全ての自治体で法人にも負担を求めています。さらに、森林環境管理法は、森林所有者に主伐の意向がないなど経営意欲がない場合、所有者の同意がなくても市町村が私有林の管理権を設定することを可能にするという財産権侵害の仕組みを持つ法律である点です。
森林整備のための安定的な財源は、このような住民税に乗せるのではなくて、一般会計で確立すべきです。森林予算が削減されてきた反省を踏まえ、財源を確保し、必要な自治体へ一般会計から交付税措置をすることこそ有効です。 以上、大きな2つの点で議案第6号 令和元
年度安曇野市一般会計補正予算に反対いたします。
○議長(
小松洋一郎) 次に、原案に賛成の討論はありませんか。
小松芳樹議員。
◆16番(
小松芳樹) 16番、
小松芳樹です。 議案第6号 令和元
年度安曇野市一般会計補正予算(第1号)に賛成の立場で討論いたします。 ただいまの反対討論を聞いていまして、全くナンセンスとしか言いようがございません。
保育政策費自体が反対なのか、消費税が反対なのか、その辺をお聞きしたいものでございましたが、どうも
消費税増税に反対であるということで、今回の
補正予算、じゃ、どうなるのかということをまず見てみます。 まず、今回は、プレミアムつき商品券についての
補正予算でございまして、国において10月に始まる消費税10%の痛税感を和らげるために3歳未満の
子育て世帯と住民税非課税世帯の低所得者への配慮であり、そのための事務経費を国庫補助されるための1,102万4,000円でございます。 この予算が必要ないということであれば、市の一般財源で負担しろということでしょうか。または、この事業自体が必要ないので、
安曇野市だけやめろということでしょうか。 過去に長野県において、知事の脱ダム宣言があったことを思い返してください。黒沢ダムができていれば、今、国と県が黒沢川上流で進めている調整池の整備は必要なく、万水川から下流の内水対策の心配もなかったことでしょう。それ以外にも、今議論となっている松本糸魚川高規格道路においても、今ごろは、波田から
安曇野市の西山を通過して完成していたでしょう。堀金の三田工業団地あたりにインターチェンジもできて、工業団地も拡幅して企業誘致も進み、法人税ももっとあったかもしれませんし、穂高温泉郷ももっと盛っていたことでしょう。 何より、現在中断している147号の先線も開通していたことで、市の東西線の動脈となり、経済も活発になったと確信しています。 次に、
森林環境譲与税関連の
補正予算においても反対されていましたけれども、これも全く同じ理由です。 つけ加えますと、今回の森林管理法の考えは、今まで自治体が全く手を出せなかった個人の私有林に関しても整備ができるということは、いわゆる空き家対策と同様で、法の壁でできなかったことができるようになる。そのためには、お金が必要であります。東日本大震災の復興のお金をつけかえでという反対討論がありましたけれども、その後の賛成討論で、先ほど、遠藤議員がおっしゃいましたが、形はそういうふうには見えますけれども、国民に新たな負担をかけずに行うことができるすばらしい法律ではありませんか。 まとめますと、これから訪れる
少子高齢化社会に対応するための財源としての
消費税増税であり、年金100年安心を100歳安心と勘違いされている国会の野党のように、何でも反対ばかりしていると、このようにつじつまが合わなくなります。自分で自分の首を絞めます。参議院選挙の公示も迫っていますので、この話はこのくらいにしておきますけれども、今回の
補正予算は、国や県からの財源受け入れと、決算を間近に控えての調整が主であり、何ら反対する箇所が見当たらないことから、賛成といたします。 以上です。
○議長(
小松洋一郎) ほかに討論はありませんか。 (発言する声なし)
○議長(
小松洋一郎) 討論なしと認めます。 これにて討論を終結いたします。 これより、議案第6号 令和元
年度安曇野市一般会計補正予算(第1号)を採決いたします。 本案に対する委員長の報告は可決であります。 本案は委員長の報告のとおり決することに賛成の皆さんの起立を求めます。 (起立多数)
○議長(
小松洋一郎) 御着席ください。 起立多数であります。 よって、議案第6号は、原案のとおり可決されました。 ただいま議題となっております議案第7号については、期限までに討論の通告がありません。 よって、これにて討論を終結いたします。 次に、議題のうち、議案第7号 令和元
年度安曇野市介護保険特別会計補正予算(第1号)を採決いたします。 本案に対する委員長の報告は可決であります。 本案は委員長の報告のとおり決することに賛成の皆さんの起立を求めます。 (起立全員)
○議長(
小松洋一郎) 御着席ください。 起立全員であります。 よって、議案第7号は原案のとおり可決されました。 次に、
中間報告、陳情第3号 「
最低賃金の改善と
中小企業支援の拡充を求める意見書」の採択を求める陳情書、同じく、
中間報告、陳情第6号
安曇追分駅
完全無人化を再検討頂くための陳情、同じく、
中間報告、陳情第7号
市立認定子ども園のICT(
情報通信技術)による
業務効率化について慎重に対応することを求める陳情の以上3件について一括して審議します。 最初に、議題のうち、
中間報告、陳情第3号 「
最低賃金の改善と
中小企業支援の拡充を求める意見書」の採択を求める陳情書について審議いたします。 これより質疑に入るのでありますが、期限までに
中間報告に対する質疑の通告がありません。 よって、これをもって質疑を終結いたします。 次に、議案のうち、
中間報告、陳情第6号
安曇追分駅
完全無人化を再検討頂くための陳情について審議します。 これより質疑に入るのでありますが、期限までに
中間報告に対する質疑の通告がありません。 よって、これをもって質疑を終結いたします。 次に、議題のうち、
中間報告、陳情第7号
市立認定子ども園のICT(
情報通信技術)による
業務効率化について慎重に対応することを求める陳情について審議します。 これより質疑に入るのでありますが、期限までに
中間報告に対する質疑の通告がありません。 よって、これをもって質疑を終結いたします。
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△議案第8号の質疑、討論、採決
○議長(
小松洋一郎) 日程第4、議案第8号
穂高認定こども園改修事業大
規模改修工事請負契約についての
追加議案1件について審議します。 これより質疑に入るのでありますが、期限までに議案第8号に対する質疑の通告はありません。 よって、これをもって質疑を終結いたします。 お諮りいたします。本案は、議会運営委員会の決定のとおり、
会議規則第37条第3項の規定により、委員会付託を省略したいと思います。これに御異議ありませんか。 (「異議なし」の声あり)
○議長(
小松洋一郎) 御異議なしと認めます。 よって、議案第8号については、委員会付託を省略することに決しました。 次に、討論に入ります。 まず、原案に反対の方の発言を許します。 ありませんか。 (発言する声なし)
○議長(
小松洋一郎) 討論なしと認めます。 これをもって討論を終結いたします。 これより、議案第8号
穂高認定こども園改修事業大
規模改修工事請負契約についてを採決いたします。 本案は原案のとおり決することに賛成の方の起立を求めます。 (起立全員)
○議長(
小松洋一郎) 御着席ください。 起立全員であります。 よって、議案第8号は原案のとおり可決されました。
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△議員の派遣について
○議長(
小松洋一郎) 日程第5、議員の派遣についてを議題といたします。 お諮りいたします。
地方自治法第100条第13項及び
会議規則第160条の規定により、お手元に配付のとおり議員の派遣をしたいと思います。これに御異議ありませんか。 (「異議なし」の声あり)
○議長(
小松洋一郎) 御異議なしと認めます。 よって、議員派遣書のとおり議員の派遣をすることに決しました。
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△
継続審査の申し出
○議長(
小松洋一郎) 日程第6、
継続審査の申し出を議題といたします。 所管事務のうち、
会議規則第104条の規定により、
継続審査の申し出がございます。 お諮りいたします。
福祉教育委員長及び
経済建設委員長から申し出のとおり、閉会中の
継続審査に付することに御異議ありませんか。 (「異議なし」の声あり)
○議長(
小松洋一郎) 御異議なしと認めます。 よって、閉会中の
継続審査については、お手元に配付のとおり決しました。
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△市長挨拶
○議長(
小松洋一郎) 以上をもって、今定例会に提出されました事件の審議等は全て終了いたしました。 市長より発言を求められております。これを許します。 市長。 (市長
宮澤宗弘 登壇)
◎市長(
宮澤宗弘) 6月定例会の閉会に当たりまして、一言御挨拶を申し上げさせていただきます。 去る6月4日に開会をいたしました本定例会でございますが、本日まで25日間の長きにわたり、議員各位には各議案について慎重なる御審議を賜り、まことにありがとうございました。 追加上程をさせていただきました案件も含めまして、報告17件、議案8件の全てについて原案のとおり御承認を賜りましたことに深く感謝を申し上げます。ありがとうございました。 さて、今定例会の一般質問では、高齢者による交通事故や、子供が巻き込まれる悲惨な事故・事件が全国的に多発をしていることから、市民の安全・安心にかかわる質問を多くいただきました。
安曇野市内では、本年交通事故で既に3名の尊い命が奪われており、大変憂慮すべき事態となっております。市といたしましても、警察署、交通安全協会、自治会、学校、事業所などの関係機関と連携をし、高齢者と子供の交通事故防止を重点テーマに、引き続き交通安全の意識高揚を図るとともに、歩道やグリーンベルトなどの整備を随時進めてまいります。 また、高齢者の運転免許証返納や移動の確保などから、公共交通についての質問も多くいただきました。今後もデマンド交通「あづみん」の利便性の向上とともに、地域公共交通網形成計画に基づき、交通施策を進めてまいります。 そのほか、今定例会の議案審議や一般質問を通じていただきました貴重な御意見、御提案につきましては、庁内で十分に研究・検討させていただき、市政運営に反映をしてまいりたいと考えておりますので、議員各位の一層の御理解と御協力をお願い申し上げます。 さて、政府は経済財政運営と改革の基本方針、いわゆる骨太の方針を今月21日に閣議決定いたしました。デジタル革新による社会課題を解決するソサエティ5.0の実現の加速が前面に打ち出され、成長力の強化や、ひとづくり革命の推進などが盛り込まれました。 また、少子化対策や
社会保障に対する安定的な財源を確保するとして、10月に
消費税率を8%から10%に引き上げることも明記されました。政府は、増税による景気の落ち込みを防ぐためとして、ポイント還元事業や、低所得者、
子育て世帯を対象とした
プレミアムつき商品券事業を実施することとしています。このプレミアムつき商品券に関しましては、
安曇野市では、7月下旬から対象者に交付申請書を順次発送する予定であり、しっかりと準備を進めてまいります。 さて、直近の事業について若干報告をさせていただきます。 第36回全国都市緑化信州フェア、信州花フェスタ2019が、6月16日に閉幕いたしました。メーンとサブ会場には来場者見込みの50万人を大きく上回る70万5,000人のお客様にお越しをいただき、成功裏のうちに閉幕いたしました。 言うまでもなく、都市の緑化は、潤いのある美しいまちづくりに資するだけでなく、地球環境問題にも貢献をするものであり、子供たちの世代に豊かな社会を引き継いでいく上で大変重要な
取り組みであります。 過日、6月14日には、豊科地域の寺所北交差点において、豊科北小学校3年生35名の児童と、地元環境保全会の皆さんにより、緑化フェア開催記念花壇が新設され、マリーゴールド、サルビアなどが植えられました。今後もフェア開催を契機として、花と緑を育む事業が市内全域に広がるよう
取り組みを進めてまいります。 また、5月25日から6月2日にかけまして、豊科近代美術館のバラ祭りが開催され、初日の25日には、安曇野ドリンクフェスタが開催されたこともありまして、バラ祭りの開催中、市役所本庁周辺には約2万2,000人の方に御来場いただき、にぎわいを見せました。 さらに、6月15日から23日には、明科龍門渕公園とあやめ公園におきまして、安曇野明科あやめまつりが開催されました。近年、あやめ公園の管理に大変苦労されていると伺っておりますが、あやめ保存会の皆様を中心に明科高校の生徒や地元の有志の皆さんが協力し、あやめ公園の復活に努力されていることに対し、改めて感謝を申し上げます。 続きまして、松本糸魚川連絡道路についてであります。 松本糸魚川連絡道路は、新幹線やリニアから離れた中信地域にとって、長野県の将来交通の南北軸となり、地域間交流の促進や、観光・産業振興など関係人口の観点からもその整備は必要不可欠であります。現在、県でも段階を踏んだ住民説明会を開催しておりますが、その第2弾として、7月28日、日曜日の午後2時から市役所4階大会議室において、課題共有や、必要性の確認に関する説明会が開催されます。市といたしましても、松本糸魚川連絡道路の必要性を地域の皆様方に理解をしていただき、将来のまちづくりに生かせるよう庁内検討会議を設置し、県と連携を図りながら計画を進めてまいります。 次に、信州安曇野田んぼアートについてであります。 NHK大河ドラマ「いだてん」でマラソン選手の金栗四三を演じている中村勘九郎さんを描いた田んぼアートを安曇野スイス村の西側で開催中です。この6月15日には、安曇野スイス村に設置した高さ6.6メートルの展望台がオープンし、これまでに約6,000人のお客様にお越しいただいております。稲が成長するにつれ、デザインがはっきりと浮かび上がり、展望台からは田んぼアートとともに北アルプスや安曇野の田園風景が一望できます。ぜひ多くの皆様方に御来場いただくようにお願いを申し上げる次第であります。 また、市内では、今後もさまざまなイベントが予定されております。 まず、市民がスポーツを通じて交流を深め、市の一体感、連帯感を共有することを目的とした第10回
市民スポーツ祭が6月30日、日曜日に穂高会館で開催されます。午前9時30分から柔道家の篠原信一さんと松山三四六さんによるアスリート講演会も行われます。 7月27日、土曜日にはあづみ野祭りが、8月3日、土曜日には信州安曇野わさび祭り納涼祭と三郷ふるさと夏祭りがそれぞれの地域で開催されます。 世代を超えて地域の皆さんが一体となり、毎年恒例となった夏祭りを大いに楽しんでいただきたいと思います。 また、8月14日、水曜日には安曇野花火が、8月24日、土曜日には能楽鑑賞会と、安曇野の夏の風物詩が繰り広げられる予定となっております。 議員各位を初め、大勢の皆様方から御参加をいただきますよう御案内を申し上げます。 イベント以外の事業といたしまして、7月7日、日曜日でございますが、松本消防協会のポンプ操法・ラッパ吹奏大会が塩尻市で開催されます。ポンプ操法は、消防団員が消火技術の向上並びに初期消火のために必要な技術を身につけるものであります。
安曇野市消防団からもポンプ車操法の部に2チーム、小型ポンプ操法の部に2チームが出場し、ラッパ吹奏には、音楽ラッパ隊が出場いたします。皆様方の御声援をお願いいたします。 また、本年度、新たな事業として、管理不全空き家の発生を抑制するために、1回目の空き家に関する予防啓発講演会を8月3日、土曜日、午後1時30分から明科公民館で開催いたします。司法書士と建築士を講師に迎えまして、自宅が空き家になる前、また、なった後の必要な手続、管理のポイントなどについて御講演をいただくことになっています。空き家所有者の皆様方、空き家の利用を考えている皆様には、ぜひ御参加をいただきたいと思います。 ことしは、例年より1日早く6月7日に梅雨入りをいたしましたが、幸いにも、今のところ大きな被害は発生しておりませんが、これからの時期、大雨による河川の増水や土砂災害が心配されます。内閣府・消防庁では、昨年7月の西日本豪雨で避難のおくれにより、多くの犠牲者が出たことを踏まえまして、大雨に起因する水害や土砂災害に関する防災情報を住民が直感的に理解できるよう避難行動レベルを1から5の5段階に整理いたしました。中でも、警戒レベル4は、全員が速やかに避難をしていただくレベルになります。市といたしましても、この制度がスムーズに運用できますよう市民の皆様方に周知を図ってまいります。 結びに、これから暑さが増してまいり、本格的な夏を迎えますが、議員各位におかれましては、時節柄くれぐれも健康に御留意をいただきますとともに、市政発展のためにますます御活躍いただきますことを御祈念申し上げまして、
令和元年安曇野市議会6月定例会閉会の御挨拶とさせていただきます。 まことにありがとうございました。
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△議長挨拶
○議長(
小松洋一郎) ここで、私からも一言御挨拶を申し上げます。 6月4日に開会いたしました6月定例会は、25日間にわたり、
報告事項16件、議案については、条例関係5件、
補正予算2件の計7件、陳情3件、
追加議案等2件について、慎重なる審議をいただき、本日の最終日を迎えることができました。 今定例会では、19名の議員が一般質問に立ち、市政に対する諸課題をただすことができました。とりわけ、社会問題となっております悲惨な交通事故等を取り上げ、市民の安全・安心対策について活発な質疑を交わされたことや、指定管理施設の監督業務に不適切な事務処理があったことを指摘し、議会としてのチェックを果たすことができました。 このほか、市の発展につながる建設的な発言や提言が多く出されたことは、大変喜ばしく、議員力の向上が高まったものと受けとめております。議員各位に改めて感謝を申し上げます。 さて、私は、昨年の6月議会で議会改革の一環として、人口減少対策についての政策提案の
取り組みについてお話をさせていただき、各
常任委員会で検討するよう要望いたしました。現在、各
常任委員会において具体的な提案アイテムを検討中でありますが、ぜひ目標達成に向け御尽力くださるようお願いいたします。 このことが、議員の総力を結集した議会力であり、この実現こそが、市民が期待している議会でもありますので、議員各位の奮闘を期待いたします。 ところで、市議会4期目を迎え、私たちの任期も余すところ2年4カ月余りとなりました。市民に信頼され、開かれた議会を推進するために、議会としての仕事の質を高める必要があり、さらなる議会改革にチャレンジしていかなければなりません。議会といたしましては、積極的な情報収集に
取り組み、課題の共有化を図り、政策討論を通じ、政策提案ができる仕組みづくりと実践が急務であります。残された任期、ともども頑張ろうではありませんか。 一方、執行部側の皆様におかれましては、信州花フェスタ2019や、第5回記念信州安曇野ハーフマラソン等で大変お忙しい中、一般質問、質疑などに対し、懇切丁寧な答弁書の作成並びに対応をいただきましたことに厚く感謝と御礼を申し上げます。 最後になりますが、梅雨入りを迎え、大雨による河川の氾濫や土砂災害もなく安堵しておりますが、各地で発生しております地震情報も心配になるところであります。気象変化が激しく、いつ何が起こるか不透明な時節柄、皆様方におかれましては、危機管理に十分御留意いただきたいと思います。 梅雨が明ければ、暑さ厳しい夏を迎えます。健康管理には十分御配慮いただき、夏場を乗り切っていただくとともに、ますますの御活躍を御祈念申し上げ、閉会の御挨拶といたします。 どうもありがとうございました。
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△閉会の宣告
○議長(
小松洋一郎) これにて
令和元年安曇野市議会6月定例会を閉会いたします。 長期間、大変御苦労さまでございました。 (午前11時20分)以上会議のてん末を記載し、
地方自治法第123条第2項の規定により署名する。
令和元年 月 日
安曇野市議会議長 小松洋一郎 安曇野市議会副議長
内川集雄 安曇野市議会議員 松枝 功
安曇野市議会議員
増田望三郎 安曇野市議会議員 中村今朝子...