千曲市議会 > 2023-09-07 >
09月07日-04号

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  1. 千曲市議会 2023-09-07
    09月07日-04号


    取得元: 千曲市議会公式サイト
    最終取得日: 2024-09-19
    令和 5年  9月 定例会(第4回)---------------------------------------           令和5年9月7日(木曜日)---------------------------------------● 議事日程(第4号)  令和5年9月7日(木曜日)                午前10時 開議第1 一般質問(個人)第2 議案審議   議案第37号 千曲市附属機関設置条例制定について   議案第38号 千曲市個人番号カードの利用に関する条例の一部を改正する条例制定について   議案第39号 令和4年度千曲市一般会計歳入歳出決算認定について   議案第40号 令和4年度千曲市国民健康保険特別会計歳入歳出決算認定について   議案第41号 令和4年度千曲市介護保険特別会計歳入歳出決算認定について   議案第42号 令和4年度千曲市後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算認定について   議案第43号 令和4年度千曲市下水道事業会計利益の処分及び歳入歳出決算認定について   議案第44号 令和4年度千曲市水道事業会計利益の処分及び歳入歳出決算認定について   議案第46号 令和5年度千曲市一般会計補正予算(第4号)の議定について   議案第47号 令和5年度千曲市介護保険特別会計補正予算(第1号)の議定について   議案第48号 令和5年度千曲市水道事業会計補正予算(第2号)の議定について   議案第49号 大田原横手辺地に係る公共的施設の総合整備計画の変更について   請願等の受理について---------------------------------------● 本日の会議に付した事件……前記議事日程のとおり---------------------------------------● 出席議員(20名)   1番   林 慶太郎君      11番   中村眞一君   2番   田中秀樹君       12番   倉島さやか君   3番   聖澤多貴雄君      13番   前田きみ子君   4番   宮下繁明君       14番   袖山廣雄君   5番   中村恒彦君       15番   柳澤眞由美君   6番   川嶋敬信君       16番   和田英幸君   7番   吉池明彦君       17番   荻原光太郎君   8番   北川原 晃君      18番   和田重昭君   9番   滝沢清人君       19番   金井文彦君  10番   飯島 孝君       20番   小玉新市君---------------------------------------● 欠席議員(なし)---------------------------------------● 説明のため出席した者の職氏名   市長        小川修一君   健康福祉部長    宮尾憲夫君   副市長       大内保彦君   次世代支援部長   荒井茂夫君   総務部長      北澤武彦君   経済部長      洞田英樹君   危機管理防災担当部長        建設部長      湯本永一君             横林伸一君   企画政策部長    栗原 力君   教育長       小松信美君   地域開発推進担当部長        教育部長      小岩成夫君             青木猛治君   市民環境部長    坂口和志君   文化創造担当部長  吉池光裕君---------------------------------------● 事務局出席者氏名   議会事務局長    竹澤 勉君   議会事務局次長   岡田敏彦君   議事係長兼調査係長 小林一哲君   書記        池田貴広君---------------------------------------午前10時 開議 ○議長(小玉新市君) 定足数に達しておりますので、ただいまから本日の会議を開きます。--------------------------------------- △日程第1 一般質問 ○議長(小玉新市君) 日程第1、一般質問を行います。 通告に基づき、順次発言を許します。 14番、袖山廣雄議員。          〔14番 袖山廣雄君 質問席〕 ◆14番(袖山廣雄君) 一般質問、本日のトップを務めます。議席番号14番、新政クラブ、袖山廣雄です。通告に従いまして、質問してまいります。 猛暑が続いています。桑原の入り口に東区の子供会が長年、花壇を整備して水やりをしています。今年は雨が降らず、めちゃめちゃ大変です。子供たちが水やりのため、汗をかき、要するに花を咲かせる、枯れるのを防いでいるんですよね。だから、桑原に来たときはぜひ、汗の結晶の花壇を見てください。 また、リンゴが日焼けして、商品にはなりません。担当課には、先手先手の対応支援策をお願いいたします。 では、質問に入ります。 大項目1、施策推進の組織体制について質問してまいります。 主要施策の事業計画は特別プロジェクトチームを組んで推進すべきと思いますが、合併20年を迎えた千曲市は、大型事業がめじろ押しで進行しています。産業ネットワーク道路基盤整備事業(一重山線)屋代開発計画、姨捨スマートインターチェンジフル規格化、五加小増築、総合運動公園計画等々ですが、市長も令和5年施策方針で、少子化対策を推進する全国で5つのモデルの市に選ばれている。課題を明確に捉え、取組を分野横断的に展開する体制を構築して、プロジェクトチームを立ち上げ、実践に向けた準備を行っていると表明されました。 事業計画によっては、部局、所管課が複数で構成される事業がありますが、計画推進に横串を刺して進めると多くの議会質問に答弁されていますが、具体的にどのように進めておられるか伺います。 ○議長(小玉新市君) 栗原企画政策部長。          〔企画政策部長 栗原 力君 登壇〕 ◎企画政策部長(栗原力君) 部局、所管課が複数で構成される事業を具体的にどのように進めているかでございますが、庁内で部局横断的に事業を進める必要があると判断されるときは、企画政策会議を設置します。 この企画政策会議は、市の最高意思決定機関として位置づける部長会議から重要施策等を審議決定するに当たって付託を受け、政策課題について専門的な調査や研究を行う組織であります。部長会議で指名された部長をリーダーとし、所管する課が事務局となりますが、部局を超えた職員で構成しているため、横断的な情報共有をしながら柔軟に政策課題への対応を行っております。 今後も、部局横断的な事業推進が必要な場合は、企画政策会議を設置し、目的達成に向けて迅速性、的確性、弾力性を持って議論、検討を進めてまいります。 ○議長(小玉新市君) 袖山議員。          〔14番 袖山廣雄君 質問席〕 ◆14番(袖山廣雄君) 基本的なことをお聞きしました。 続いて、ハード事業が主になる以下3事業について伺ってまいります。 まずは、総合運動公園整備事業についてですが、各所管課4課が主となって進めておられますが、その中で主となって進めている課はどこでしょうか。また、組織体制の現状を伺います。 それぞれの課も、多くの仕事を抱えています。例えばスポーツ振興課は、日々の施設管理や事業推進の中で、夏期の市民プールの開設、市民マラソン、国体準備等々、多忙と推測します。 ですから、各課横断の総合運動公園事業には、各課から選抜された専属のプロジェクトチームを編成しての推進が、責任の所在がはっきりし、また各課の負担を逆に減らし、日々の業務が行えると思いますが、伺います。 ○議長(小玉新市君) 北澤総務部長。          〔総務部長 北澤武彦君 登壇〕 ◎総務部長(北澤武彦君) 総合運動公園整備事業に専属のプロジェクトチームを編成して推進をについてでございますが、まず、総合運動公園整備事業を主となって進めている課についてですが、昨年度策定した千曲市総合運動公園基本構想は都市計画課が中心となりましたので、引き続き都市計画課が司令塔となり、構想実現に向け、取り組んでまいります。 組織体制の現状につきましては、専任職員は設けず、他の通常業務と並行して進めております。 議員ご指摘のとおり、大きな事業を推進するためには、専門的な取組が必要であり、組織の見直し、抜本的な対策が求められております。 昨日の吉池議員の、スポーツ施設充実で活力あるまちづくりのご質問に対し市長が答弁しましたとおり、現在、来年度の組織機構見直しに向け、私を含め全ての部長で構成する「組織見直し検討委員会」を開催し、検討を進め、理事者と協議をしているところであります。当面の対応として、9月にスポーツ振興課に1名増員したところでございます。 ○議長(小玉新市君) 袖山議員。          〔14番 袖山廣雄君 質問席〕 ◆14番(袖山廣雄君) いずれにしろ、今までそういう取組がなかったから、我々、事業見えてこなかったんですよね。だから、こういう質問になってしまいましたが。 次の質問に入ります。 名勝姨捨整備事業(ビューポイント)の事業は、観光振興として、また棚田への南の玄関口として、今は県の道路改良として道路河川課が主で動いています。駐車場とトイレ整備計画は打ち出されておりますが、県知事の言う、稼ぐ場の整備については見えてこないです。 さらに、月見荘の活用で、カフェ、お土産、農産物販売、休憩所等やその周辺を体験ゾーンとしての利活用、またビュースポットから姪石苑、そして長楽寺、日本遺産センターへの散策回遊策についても見えてこないのですが、計画されておられるか伺います。 また、観光客や訪問者に「棚田はよかった」と言っていただくためには、建設、農林、観光、教育委員会、日本遺産センターの他分野が知恵を出す組織、プロジェクトチームが必要だと思いますが、先ほどの答弁もありましたが再度お伺いします。 ○議長(小玉新市君) 栗原企画政策部長。          〔企画政策部長 栗原 力君 登壇〕 ◎企画政策部長(栗原力君) 名勝姨捨(ビューポイント)整備事業については各部署で訪問者受入れのための知恵を出す組織となるプロジェクトチームが必要についてでございますが、姨捨棚田ビューポイント整備事業につきましては、道路河川課が県との調整窓口となり、市と県のパイプ役となって進めています。 庁内においては、観光課で関係部署間の連携会議を開催し、県道改良工事の進捗状況を共有するとともに、施設設置における各課の役割を明確化し、各課の事業が順調に進むよう努めています。 ビューポイント整備事業につきましては、県から改良工事のスケジュールが示されたことから、観光課が本定例会に公衆トイレ等に関わる補正予算を上程していますが、国の名勝・重要文化的景観の指定に配慮した「必要最小限の施設整備となるように」という文化庁からの指導に従い、事業を進めています。 ビューポイントから姨捨への遊歩道につきましては、歴史文化財センターが現在、整備に向けた用地の確保を進めております。 月見荘につきましては、農林課が所管となりますが、現在、棚田保全団体がこの月見荘を会議等で活用しています。 今後につきましても、姨捨棚田ビューポイント整備に関連する事業につきましては、引き続き、観光課で所管する連携会議を中心に、農林課、道路河川課、歴史文化財センター、日本遺産推進室が連携して進めていきたいと考えております。 ○議長(小玉新市君) 袖山議員。          〔14番 袖山廣雄君 質問席〕 ◆14番(袖山廣雄君) ビューポイントは、棚田観光に関連した事業ですので、本来なら日本遺産推進室に聞けばよいと私は前から思っていました。 推進室が司令として機能しないのは、関係部局が推進室をトップとして認めてない。さらに企画政策部と推進室も、もう関連部局全てに目を配れる組織体制をつくる自覚に欠けていたからだと、私は思います。私は前から、ビューポイントのその全体構造は、もう日本遺産センターだと思っていました。 現状は、棚田関連の司令塔として日本遺産推進室の荷が重いと感じます。協議会はありますが、あくまで違うプロジェクトチームが必要であり、PDCAサイクルのプランが重要です。さらに、OODA、ウーダを取り入れて、アイデアとスピード感を持ったチームが必要だと思います。これは全ての事業に言えますが、日本遺産関連のイベントが今多く開催されていますが、棚田の年間の行事やそのほかの行事、イベントの企画管理も主となって進めることができる司令塔としてプロジェクトチームが位置づけられると思います。各、観光も農林課も、正直言ってさっきの、ただ持っているって、じゃあ農林課は何見ているかって。やっぱり、お互いに稼ぐことを目指すということが、みんなで、一丸にやらなくちゃいけないと思うんです。再度、お聞きします。 ○議長(小玉新市君) 栗原部長。          〔企画政策部長 栗原 力君 登壇〕 ◎企画政策部長(栗原力君) 日本遺産センター、日本遺産推進室が司令塔となって進める、庁内一丸となって姨捨、姨捨棚田を中心とする日本遺産を観光資源として活用していくというお話ですが、本年度から、この間の答弁でも申し上げましたが、日本遺産推進協議会の事業が9割ほど、国庫補助がなくなったもので、減額となっております。このことによって、監査委員さんからご指摘のあった、固有の事業を持たない司令塔としての役割を果たすように、今、日本遺産推進室の室長が各課の部局横断的な役割を果たしているところです。 先ほど、観光課が中心となってと申し上げてしまったんですが、当然ですが、日本遺産推進室も一緒に中心となって進めてまいりますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(小玉新市君) 袖山議員。          〔14番 袖山廣雄君 質問席〕
    ◆14番(袖山廣雄君) そういう答えになってしまいますよね。 でも、実際的には私たちにそれが見えてこないんです。もう何年も前から私はどうなっているのかって聞くけど、どの担当課も答えていただけないです。特に建設課は、この稼ぐことについては、所管外だということで答えていただけないです。それが繰り返して、今日になりました。だから、またさっきのプロジェクトチームを作成するというから、そういうことを考えていただきたいと思います。 次に入ります。 続いて、川西地域振興拠点整備事業についてですが、地元のJAちくまの組合員が、農業を取り巻く環境の閉塞感に危機を感じ、地域振興に多様な効果をもたらす道の駅を18号バイパス沿いの八幡ガソリンスタンド周辺に設置してほしいと声が上がり、自分たちで先進地の視察をして、その後、西部地区道の駅推進期成同盟会を立ち上げて始まりました。市の部局をまたがる庁舎内研究会議の職員組織と協議の場を複数回持ちながら、地道な活動を続けてもう10年以上になります。 その間、国の方針や災害等で環境が変遷し、今は防災の必要性などを含んだ千曲市の必要事業として、18号バイパス八幡エリアに地域振興拠点を整備すると小川市長が決断して、事業化が始まりました。 企画政策部の地域開発推進室の所管事業として進めておりますが、本事業も、八幡エリアを防災、観光、農産業の振興、子育て、福祉施策充実等、多様な目的を持った将来像の実現を見据えてプロジェクトチームを編成し、民間人材も取り入れ、民意を反映させた組織編成が必要だと思いますが、所見をお伺いします。 ○議長(小玉新市君) 青木地域開発推進担当部長。          〔地域開発推進担当部長 青木猛治君 登壇〕 ◎地域開発推進担当部長(青木猛治君) 川西地域振興拠点整備に係る組織編成についてでございます。 現在、検討が進められている地域防災拠点・道の駅整備事業につきまして、多様な施策の実現を見据えてプロジェクトチームを編成し、民間人材も登用して民意を反映する必要があるのではという御意見をいただきました。 本事業につきましても、部長会議から付託された事項を調査・研究するためのプロジェクトチームとして、企画政策会議を設置しており、企画政策部、総務部、経済部、建設部などから、関係する部課長、担当係長の出席をし、庁内横断的な検討を行っております。 また、市といたしましては、まずは地域の核となる持続可能な地域振興施設を目指す上で、自ら運営に携わる民間事業者の発掘が第一であることから、今年度、サウンディング型市場調査を実施をし民間事業者の意向を確認するとともに、大型プロジェクトを実施する際には、外部の専門人材、また、地域、行政、民間などが連携をして取り組むことが不可欠でありますので、地域活性化企業人、企業人材派遣制度を活用したいと考えております。この制度により、自治体側は民間人材を活用した地域課題の解決が図られ、民間企業側は社会貢献、人材育成、キャリアアップが図れるもので、受入れ等の事業に要する経費は交付税措置がございます。また、企業版ふるさと納税の枠組みを活用して、専門知識・ノウハウを有する企業人材を派遣する仕組み、企業版ふるさと納税、人材派遣型の活用も視野に入れながら、民間人材の確保に努めたいと考えております。 ○議長(小玉新市君) 袖山議員。          〔14番 袖山廣雄君 質問席〕 ◆14番(袖山廣雄君) 今、計画はしていると。異常気象で災害は待ったなしなんですよ。また起こります。千曲市全域の人命を守るため、川東だけじゃなくて、皆様の命を守るため、また、地域の住民の小さな拠点として、子育て世代から高齢者まで集まって楽しむ拠点が川西地区にありません。ぜひ、必要な事業です。計画の前倒しをしてでも早急に進めてほしいのですが、また、関係人口増策には、こういう拠点整備が非常に大事です。自治体の施策として最重要施策です。どこの自治体もそうです。そのために交流拠点整備は絶対必要な事業です。誰にもこれには異論はないと思います。併せて伺います。 ○議長(小玉新市君) 青木担当部長。          〔地域開発推進担当部長 青木猛治君 登壇〕 ◎地域開発推進担当部長(青木猛治君) 議員御指摘のとおり、スピード感を持って、滞ることのないよう努めてまいりたいと思っております。 ○議長(小玉新市君) 袖山議員。          〔14番 袖山廣雄君 質問席〕 ◆14番(袖山廣雄君) 日程ということで、できるだけ、スピード感もっていても、やっぱり目標年度があるから、再度、御質問します。 ○議長(小玉新市君) 青木担当部長。          〔地域開発推進担当部長 青木猛治君 登壇〕 ◎地域開発推進担当部長(青木猛治君) 昨日、おとといの回答の中でも申し上げたところですが、来年度予算編成に伴う実施計画書策定の段階において、今後の予定含めて、また、しかるべく委員会を通じて、スケジュール感についてはお示しをしていきたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(小玉新市君) 小川市長。          〔市長 小川修一君 登壇〕 ◎市長(小川修一君) 道の駅あるいは地域防災拠点については、今年度サウンディング調査を行っておりますので、全く何もしてないというわけではありませんので、そこはもう皆さん御理解いただきたいと思います。 スピード感を持って取り組むということはもちろんなんですが、やり方はいろいろあると思うんです。例えば、私がトップダウンで、全てこうしてくださいと指示をして、指示どおりに従って動く、正直申し上げてそれが一番スピードが出ます。ただ、その場合は、私も完璧な人間ではありませんので、思い違いがあったりですとか、いろいろ思い込みによって決めてしまうという危険もあるわけです。そういうことを防ぐ意味で、企画政策会議というものがあって、部長会議というものがそもそもあるんですが、それ以外にプロジェクトチーム的なもので企画政策会議というものを設けて、なるべく広く担当課の意見も聞きながら方針を決めていくと。ただ、その運用の仕方については、私は少し課題もあると思っていまして、企画政策会議は基本的に私は入っていないんです。ですので、引っ張っていく部課長がいるということが非常に大切になってくると思います。そういう意味では、私の思いを組んで、部長にはしっかり動いてもらう。そういうことが肝要だと思っていますので、その企画政策会議の在り方も含めてスピードアップできるように取り組んでまいりますのでよろしくお願いいたします。 ○議長(小玉新市君) 袖山議員。          〔14番 袖山廣雄君 質問席〕 ◆14番(袖山廣雄君) どこの自治体も、これをつくってきているのは、どっちかったら、市町村長の意外とトップダウン的な要素結構あって、こんだけ道の駅できたんですよね。それにも反省はあると思いますが、ぜひ、実現してほしい。お願いいたします。 では、小項目2、移住定住・ふるさと納税推進組織体制について伺います。 結果を出す課として、本質問は何回もさせていただいておりますが、今まで、移住施策、ふるさと納税の取組により、ここ1年で大きく実績を残した裏には公務員意識から脱却して民間感覚で足を使い進めてこられたと推測されますが、移住者に働く場の確保、また、お試し移住体験等の取組や、市内外から市内の企業に就職してくる方に千曲市に居住していただく方策や、ふるさと納税を伸ばせた心構え・方策について伺います。 ○議長(小玉新市君) 洞田経済部長。          〔経済部長 洞田英樹君 登壇〕 ◎経済部長(洞田英樹君) 移住定住・ふるさと納税推進組織体制についての市外からの就職者を千曲市に定住していただく方策、そしてふるさと納税の増加要因やその背景にある心構えについての御質問でございますが、まず移住定住施策の進め方でございますが、全国で様々な取組が行われている中、当市にふさわしい施策が何であるかについて常に考えております。いわゆる千曲市ならではの施策検討でございますが、移住する際に重要な医・職・住、すなわち医療の「医」、職業の「職」、そして住宅の「住」のうち、最も重要な「職」が千曲市の強みでございます。 しかしながら、当地域は慢性的な人手不足で、市内の企業様は採用活動に大変苦慮されていると伺っております。まず地元で賄い切れない雇用は市外、県外で募集されているとのことでございますが、こうした就職を契機として千曲市と御縁を持たれる皆様が一人でも多く市内にお住まいいただく、そのための有効な施策の実施が当市の喫緊の課題でありますので、金井議員の質問で答弁いたしましたように、まずは家賃補助制度やお試し移住などを実施してまいりたいと考えております。 次に、ふるさと納税増収の要因・心構えなどについてでございますが、まず増収の要因は主に3つございます。 1つ目は、寄附募集のサイト画像の見直しでございます。お礼の品の特徴や魅力が一目で伝わる写真を使用して、閲覧者を引きつける対策を実施いたしました。 2つ目は、お礼の品を出品していただく事業者を増やすとともに、供給量を今まで以上に確保いたしました。 そして3つ目は、広告を強化したことで、寄附募集サイトの定期的なイベントに合わせて効果的に広告を打ち、千曲市の露出を積極的に増やしてきました。 心構えとしては、公務員意識を脱却し、民間感覚で臨んだことに加えて寄附者の目線に立ち、多様化するその要望は何であるかを常に研究し、考え、改革したことが、結果的に寄附の増収に結びついたのではないかと捉えております。 ○議長(小玉新市君) 袖山議員。          〔14番 袖山廣雄君 質問席〕 ◆14番(袖山廣雄君) ふるさと納税については、今までもそうだけど、全庁体制で推進すると、だから経済部が所管だと答えてきましたが、職員500人が返礼金の出品先を紹介していただければ、もっともっと伸びているはずなんですよ。担当課の努力に任せないで、全庁体制をしていて、全庁体制を何か感じなかったんですよね。 また、企業版ふるさと納税が今の自治体の宝の小づちなんです。人員の増強、体制の強化、ますます必要だと思いますが、再度伺います。 ○議長(小玉新市君) 洞田部長。          〔経済部長 洞田英樹君 登壇〕 ◎経済部長(洞田英樹君) 再質問にお答えします。 全庁一丸となってやっているのは確かでございまして、担当課でも数を回りまして、企業版ふるさと納税、時限立法でございますので、早めに共有したいということで、出かけて、庁内を駆け回っている状況でございます。したがいまして、結果としては、ふるさと振興課では、こういうようなふるさと納税の発表をいたしますけども、全庁で一丸となってやっているのは事実でございます。 ○議長(小玉新市君) 袖山議員。          〔14番 袖山廣雄君 質問席〕 ◆14番(袖山廣雄君) やっていれば、もっと伸びているはずです。それがちょっと伸びてないです。結果が出ていますので、結果を出す課ですので。 そして農業者や企業から今までと違うと。本当にやっぱり出向いて、市役所が出向いてきてとると、もう感謝されているんですよ。そのぐらいともう重々御報告を申し上げています。 では、続いて、関連しますので、次の質問にあります。 7月に、住みたい田舎全国1位の愛媛県今治市に会派で移住定住施策と地域おこし協力隊採用の取組について視察してまいりました。たっぷり2時間実践されている業務のお話をお聞きしましたが、担当の方々の熱い思い、施策が反映されておりました。 大変恐縮ですが、視察報告となりますが、お聞きいただきたい。さっきの質問と重複することがあると思いますが、感想と千曲市の施策の取組体制、職員意識について伺います。 今治市では、移住検討者・移住者・在住住民が住み続けたいと思える選ばれる今治市になるため、移住定住施策はターゲットエッジを18歳未満の今治市に住む子供たちと、また、20代から30代の若いシングル世代、20代から40代の子育て世代をターゲットにして進めております。その結果、移住された方の73%がこの若い層だそうです。子供たちが将来今治にUターンしたくなる意識の植えつけ、また、今治の暮らしや住民と地域資源の魅力から、今治が自分には合いそうと感じさせることを基本理念として、施策を進めているとのことです。 人口15万人都市で、振興課の移住定住政策室を新設し、担当職7名と移住定住推進員の関係職員34人の41人で組織して、全員に政策マニュアルを配布し、移住定住施策をただ理解することじゃないんですよね。このような施策があるという認識をつくってもらう。インデクスづくりと言っていますが、施策の動向・データの数値化・専用データを作る等の作業をしてもらう。 また、主に不動産、建設を中心に関係する多くの協力をいただける民間組織を定住支援員に委嘱し、施策を推進する。要は市政のブラッシュアップの醸成をする。 移住定住施策は市施策の総合力の問題と捉えて進めてきました。日本一になったのは、移住者が求める施策が進んでいるからで、また市民の自信、シビックプライドの醸成、要は、誇り、昨日も出てきましたが、愛着、共感だけでなく、人や地域のために自ら関わっていこうという感覚を持つ市民になっていただくためを本来の目的にし、方針で、人口減少の抑止、市勢の発展、またポジティブな市民が多くなるための狙いで進めているとのことです。 年間2,100人を超える移住者がいます。相談件数も900件を超えています。これ、すごいことです。今までの積み重ねの相談で高い専門性の持った回答ができ、同じ人が続けて相談を受け、補助金申請までサポートする取組があります。そんな各コーディネーターの対応が実績につながっているとのことです。 さらに施策推進する上で、まずは基本的に各種のニーズの把握や、アンケート等、7項目の調査を実施し、データの分析や移住完了者からのヒアリング等で、証拠・根拠・証言・形跡・実証に基づく政策立案が最重要として施策を展開するとのことです。 7項目の分析の一例では、高校生へのアンケートがありますが、課題の解決には、若い者の働く場所の確保や定住、Uターン者の増加が必要不可欠との認識で、そのため高校生の意見や考えを把握するためのアンケートを実施しました。本当に今治に帰ってくるのか、帰って入りたい会社があるかなど質問して、その結果、高校生が知らない今治の現状を伝えるなど情報を発信できているとのことです。 調査分析を基に、市のストロングポイントは何か、今の移住者や潜在移住者が求める政策は何か、移住施策のターゲット層は市の方針等に鑑みて正しいかなど、8部署の課長補佐級の職員を一本釣りした職員と所管職員の16人でプロジェクトチームをつくり、移住・定住施策には失敗はない、必ず市のためになる、誰かのためになるとの信念で政策立案し、実績につなげている等々研修しました。膨大な調査の分析から始まり、また移住者一人一人に手紙を書くなど、寄り添い、相談者に真摯に答え、また本施策の総合政策と捉え、全庁体制で職員が当事者意識を持って進めているとのことに対して、千曲市の新生ふるさと振興課の感想と今後の千曲市らしさを出す取組について伺います。 ○議長(小玉新市君) 洞田経済部長。          〔経済部長 洞田英樹君 登壇〕 ◎経済部長(洞田英樹君) 愛媛県今治市の事例を参考に、当市の取組姿勢とふるさと振興課が主導するプロジェクトチームの設置についての御質問でございますが、まず今治市の取組につきましては、袖山議員はじめ議員の皆様より資料などの情報提供を頂きました。この場をお借りして御礼申し上げます。ありがとうございました。 今治市の移住・定住施策は、明確なターゲット層の設定、組織体制の構築、実績の蓄積、データベースに基づく政策立案、そして若い世代へのアプローチという5つの主要な要素に基づいております。当市として参考にすべき点が幾つかあります。それらを参考にしながら、千曲市ならではの移住・定住策を検討し、その実施に努めてまいります。 なお、プロジェクトチームの設置についてでございますが、移住・定住は総合政策であると、先ほどの御発言もあったとおり、また本年3月議会でも袖山議員から御指摘を受けました。市も全く同意見であると答弁申し上げましたが、部局横断の組織体制で臨むことが不可欠であると認識は現在も変わっておりません。 具体的な進め方につきましては、現在、庁内には少子化対策事業を進めることを目的とする部局横断的なプロジェクト会議があり、当課もそのメンバーの一つとして参画し議論を進めてございます。 移住・定住施策の狙いの先には、少子化の課題解消も当然含まれますので、このプロジェクト会議を活用し、移住・定住の課題を全庁的に議論し、施策に反映してまいりたいと考えております。 ○議長(小玉新市君) 袖山議員。          〔14番 袖山廣雄君 質問席〕 ◆14番(袖山廣雄君) ただいまの答弁にもありましたが、私感心したのは、移住・定住施策で人を増やすのではなくて、ポジティブな市民を増やし、地域をさらによくしたいという思いが結果につながっていることですよね。これはお聞きしませんので、次に行きます。 地域おこし協力隊について伺います。 今治市は隊員の任期後の定着率が76.6%と非常に高いそうです。それは、まず希望者の募集要項に、定住を条件すると記載していただき、さらに嫌らしいくらい定住するために何をするか、資金をどうするか、取り組むことを書いてもらう、面接でも定住について厳しく見るとのことです。本気度を見ているんですよね。 しかし、採用すると、隊員の人生を預かる覚悟で、親の気持ちになって何でもやってやる。担当職員を置き、日々の相談に乗って不安を払拭してやり、さらに任期後の仕事もある程度用意してやる等、応募時の審査は厳しいが、アフターケアもして、しっかり寄り添う体制を取っているとのことです。千曲市でも協力隊員をふるさと振興課で採用して、移住・定住、ふるさと納税推進する仕事に携わっていただきたい。また、地域開発推進室に配属し、地域振興拠点の設置に携わっていただきたい。棚田や農業関係も採用していただきたいのですが、当市の過去の採用の取組は、私の主観では失敗だと思っています。私も10年ぐらい前からこの質問していますから、提案したんです。過去の反省を分析し、ぜひ千曲市に採用してほしいのですが、今治の取組についての感想と当市の今の採用の取組の現状、また、お考えを伺います。 ○議長(小玉新市君) 洞田部長。          〔経済部長 洞田英樹君 登壇〕 ◎経済部長(洞田英樹君) 地域おこし協力隊に関する御質問を頂きました。今治市の地域おこし協力隊の成功の背景には、募集要項の明確さ、隊員の任期中における市の全面的なサポート、そして任期終了後に行われる継続的な支援の存在がうかがえます。 これらの取組が効果的かつ相互に作用することで、結果的に高い定住率を実現していると考えられます。また、この成功の背景には、担当職員の相当な努力があると、先ほどの議員の御発言にもありましたとおり推測されます。 千曲市としても、地域おこし協力隊の制度は非常に魅力的でありますが、今治市の事例や制度活用における過去の当市の反省を踏まえて、どのような形で実施すればよいか、現在熟慮している状況でございます。 ○議長(小玉新市君) 袖山議員。          〔14番 袖山廣雄君 質問席〕 ◆14番(袖山廣雄君) 千曲市の協力隊の今募集の現状をお願いします。 ○議長(小玉新市君) 洞田部長。          〔経済部長 洞田英樹君 登壇〕 ◎経済部長(洞田英樹君) 現在の千曲市の状況でございますが、現在のところ地域おこし協力隊はございません。過去に数名いましたが、今のところ移住者は1人で、あとの数名は長野市等へ移住しております。先ほど指摘がございましたように、千曲市としてはうまくいっていない状況でございます。 ○議長(小玉新市君) 袖山議員。          〔14番 袖山廣雄君 質問席〕 ◆14番(袖山廣雄君) 希望しているとは聞いたけど、今どういう取組をしているかというのをお聞きしたわけです。 ○議長(小玉新市君) 洞田部長。          〔経済部長 洞田英樹君 登壇〕 ◎経済部長(洞田英樹君) 今の現状でございますが、地方への定住や新しい視点での地域振興策を推し進めという点で、地域おこし協力隊は多くの成果を全国的に収めております。よって、千曲市でも今後地域おこし隊を採用して、例えば稲荷山の重伝建、それと昨日の御質問にもありましたけども、コンサルタントにおけるいわゆる稲荷山をどうするか、漫画館をどうするかというような提言を頂いています。その後、地域おこし協力隊を例えば採用して、稲荷山の街を地域の住民とともにお話しして、地域の街をつくっていくというようなことができればいいのかなということで、現在検討はしております。 昔、テレビのドラマで四万十川の沿川で移住・定住、地域おこし協力隊が活躍する「遅咲きのヒマワリ」というドラマがあったんですが、まさに地域に飛び込んで皆さんとお話ししながら活躍していく。その場面では、荒廃農地をどうしていくかという課題がありました。それを何とか地域の住民と一緒に毎日お話をしながら、どうしていくか議論をしながら、荒廃農地を普通の畑、普通の田んぼに戻していく。そして、地域コミュニティを形成していくというドラマがありましたが、まさにそれを実現したいと考えておりますが、少し今治市の事例を研究させていただき進めてまいりたいと考えております。 ○議長(小玉新市君) 袖山議員。          〔14番 袖山廣雄君 質問席〕 ◆14番(袖山廣雄君) そんなことは私たちの気持ちは一緒なんです。要するに今まで募集かけたけど、要するに決定にならなかったと。それがなぜかということ。それと、それを踏まえてこれからどういうふうに募集するか。それは千曲市の魅力の発信が足りなかったと私は思いますよね。我々を含めたみんなの気持ちが問題なんですよね。今そういう答えになってないです。答えはいいです。今同じ答えになっちゃうから。 次の質問に入ります。まとめになってしまいますが、主要施策にプロジェクトチームを組み、民間人材を活用して進めてほしいのですが、国の補助制度を活用した人材の確保や私たちの周りの足元にアイデアを出していただける方もいらっしゃると思います。多様な考えも取り入れてスピード感を持って、よい事業を進めていただきたいと思います。さきの質問と重複しますが、伺います。地域おこし協力隊じゃなくて、今までのプロジェクト、人材です。 ○議長(小玉新市君) 洞田部長。          〔経済部長 洞田英樹君 登壇〕 ◎経済部長(洞田英樹君) 民間人材を活用したプロジェクトチームの創出、または多様な人材や国の制度活用についてでございますが、千曲市として多様な人材や国の制度を活用することの重要性を十分認識し、その際には全庁的な体制づくりが必要と考えます。今治市などの先進的な取組を参考に、千曲市の特性や現状を踏まえた体制を検討しておりますが、当面は、既存のプロジェクトチームを活用した対応を想定していることは、先ほど申し上げたとおりでございます。 国の制度や外部人材の活用については、各制度の目的や制度概要を見極める中で、当市にとって効果的であれば、積極的に採用を検討してまいりたいと考えております。 ○議長(小玉新市君) 袖山議員。          〔14番 袖山廣雄君 質問席〕 ◆14番(袖山廣雄君) 往々にプロジェクトチームつくってと言っているんだけど、プランをつくって予算の計画をつくって、それに、正直、行政はガチガチになっちゃうんですよ。やっぱりそこでアイデアを持ちて、そこを変更するとか、そういうことは絶対施策には必要なんです。それなら、いい施策になりません。そんなこともありますが、施策推進にはやはり人です。職員が重要です。市長は十分承知で、職員が能力を発揮してほしいと当然思っているはずです。できれば総務部長と副市長にお答えいただきたいんですが、プロジェクトチームをつくるにも、数合わせでは烏合の衆になります。よい施策ができないのは当然です。やっぱり若手のやる気ある職員を見出すこと、また、そんな職員や係長級の職員を育成することも大事だと思いますが、当市はどのように育成され、お考えを持っていられるか伺います。 ○議長(小玉新市君) 大内副市長。          〔副市長 大内保彦君 登壇〕 ◎副市長(大内保彦君) 職員の関係でお尋ねを頂きました。私から全体的なことをお話しさせていただきたいと思います。 まず、今までいろいろな議論頂いたわけですが、その中で申し伝えたいんですが、日本遺産につきましては、議員おっしゃったとおり、いろんな問題があったことは事実でございます。それにつきましては、本年度から各課を集めての会議等も始まったということで、私も市長も折に触れて、しっかりやるようにまた伝えているところでして、少しずつではありますが、いい方向に向かっていると解釈しております。 それから、ふるさと納税の関係なんですが、これも一部お褒めを頂きましたが、非常に職員はやる気が出てやっております。私も新しい体制をつくるところに、最低限1億円はやってくれというような、初年度ですから言ったわけですが、それはクリアできまして、来年度はもっと増やしたいということで、今非常に意欲的にやっておりますし、また、職員の間からこういう返礼もどうだとか、あるいは、こういう農家の方もいるというような、そういう提案も結構来ております。それが結びついたケースも何件かありまして、そういった面では職員の間にも浸透してきているんではないかと考えております。 それと、移住の関係あるいは協力隊の関係ですが、議員おっしゃったとおり、移住にしろ、協力隊にしろ、その方の人生がかかっておりますので、こっちへ来ていただくのは当然なんですが、しっかりサポートしていかないと、それはその人の人生を壊してしまうことにもなりますし、先日のNHKのテレビでも、失敗例も結構やっていたことがありますので、その辺はしっかりやっていかなきゃいけないということで、相当な覚悟を持ってやっていきたいと思っております。 これにつきましても、新しい部署で職員が非常にやる気を出していただいておりまして、今こういう施策はどうだとか、ここはこうやっていくからこれどうだとか、そういった提案も幾つか来ておりまして、市長とも定期的に協議をしておりまして、そんなことで前向きにこれもやっているとこでございます。 あと、プロジェクトチーム的なことになるんですが、私自身も言い訳みたいこと言って申し訳ないんですけど、職員が470人ぐらいいるということで、その中で保母さんとかいろんな方を除いていくと、実際の事務になってくると300人台になって、しかもその中で産休だとか育休に入っている方、あるいはちょっと体の具合が悪い方等を除きますと、非常に限られた数の中で回さなきゃいけないと。 プロジェクトチームに人を回すということは、どこかのところから取ってこなきゃいけないものですから、そうすると、そこも取っていいのかということもありますし、非常に人事部門はいつも苦慮をして、そうはいっても、重大なところには何とかやっていこうということで苦労しているところでございます。 その辺もありますが、じゃあ人を増やせばいいんじゃないかということになるんですけど、人を増やせば経常費が上がってくるわけです。今回の決算の説明の中でもあったと思うんですが、経常費の比率が非常にまた今年上がっているということがあります。 これは、会計年度職員が待遇の改善をしたということが非常に多くあるんですが、非常に人件費というのは経常費の比率を上げていく要素になりますので、それを上げると今度、投資ができない。これから運動公園だとか道の駅とかいろんな、控えているんですが、そういった投資ができなくなってくることもありますので、安易に人を増やすこともできないということで、その辺も御理解いただければ。 何とかこの限られた中で、またしっかり知恵を出して、できるだけ効果的なことをやっていきたいと思いますので、いきなり10人、20人とか、そういう大きなことはできないと思いますが、しっかり研究していきたいと思っております。 ○議長(小玉新市君) 袖山議員。          〔14番 袖山廣雄君 質問席〕 ◆14番(袖山廣雄君) 市長も若手職員に聴いて、いろいろミーティングを取ってやっているから、今まで人事は部長や副市長もやってきたんだから、そういう人事、飲み会とかでいろんな意識の話を聞いてさらに進めなくちゃ、これ変わっていかないですよ、同じことの繰り返しですよ。 公務員意識を変える必要はないんだけど、やっぱりもっと柔軟性のある公務員にしていくということは物すごい大事だと思うんですよね。その辺のところもよろしくお願いします。 ○議長(小玉新市君) ちょっとお待ちくださいね。 小川市長。          〔市長 小川修一君 登壇〕 ◎市長(小川修一君) 人事など人の配置については副市長が申し上げたとおりでありまして、補足させていただくと、かなり市の職員で国や県、そして民間企業にも派遣で出しているんですね。 そういったことも併せて考えていく必要がありまして、若い職員の職員提案の中で、例えば昨日の稲荷山の重伝建の取組とかも積極的に出ている状況であります。 そうした中で、当然、来月から急にこの体制がよくなるとかということは、事業の性質上あり得ませんので、そこはもう少しお待ちいただくと言うと、今度はスピード感ないと言われちゃいますが、スピードは上げてやっています。その成果が出るのは、どうしても来月、再来月という話ではありませんので、そこだけはぜひ御理解いただきたいということ。 確かに地域おこし協力隊については、私が就任してから採用できていない状況で、今までの取組が失敗だったということは否定できない。事実としておりませんので、それはそのとおりですので、そのことを肝に銘じて、何とかいい形でやっていきたいと思っていまして、担当課はかなり研究もしておりまして、今、受入体制もつくるということであります。 いずれにしても、袖山議員さんがおっしゃったポジティブな市民を増やしたいと、大変いい御発言で、私もその言葉が結構気に入りましたので、これからポジティブ、要は、笑顔あふれ、心おどるまちというのは、そういうことを言いたいわけです。 倉島議員がおっしゃったウェルビーイングも、まさにポジティブな市民を増やすと、そういうイメージですので、市政もポジティブにいきますし、委員の皆さんもポジティブに、ぜひ、共に頑張っていきたいと思いますので、よろしくお願いします。 ○議長(小玉新市君) 袖山議員。          〔14番 袖山廣雄君 質問席〕 ◆14番(袖山廣雄君) ここにいる部課長の人たちも肩の力を抜いていただきたいんです。今までのあれにとらわれない考え方を持っていただきたい。そういうことで質問をしました。 では、大項目2、市民共同での情報発信・観光拠点整備について伺います。 人の出会い交流をサポートする「まちの駅」の設置の提案をさせていただきます。 千曲市は合併20年を迎え、市民の交流団体や市主催のイベントが多くなりました。観光事業も個人旅行者も増え、体験型を求めるなど旅行形態は変わってきています。棚田には外国人もかなり今増えています。 千曲市の観光資源を生かし、千曲市への訪問者を増やし、関係人口増策となる施策として、市民や観光客が気軽に立ち寄れて地域の情報も得られる交流の場として、自分の家や店の一画を「まちの駅」として提供、トイレや休憩スペースを開放するなど、道案内もしてくれる、そんなまちの拠点、よりどころを千曲市内の個人宅・店舗・会社・駅・お寺・公共施設等々により多く設置する。また、市民のおもてなしの心を育む施策です。 NPO法人地域交流センターが設置を進めています。全国まちの駅連絡協議会に申請して承認を受けて開設するシステムです。 栃木県の鹿沼市では、観光交流課の所管で、まちの駅ネットワーク鹿沼として、まちなか創造夢プランの策定により始まりました。 現在、まちの駅が市内に103駅設置されているそうです。まちの駅は、全国共通のマークを使い、お店に親しみのあるニックネームをつけるなど、お店ごとに特徴を出しているようです。それにより売上げにも寄与し、会社等も市民に認知されて親しまれる会社になっていると。 まちの駅の連携でイベントも開催されているようです。千曲市の情報発信の拠点として、チラシ配布の場所として、ポスターや、桃太郎旗等でのアナログの情報発信で、市民や高齢者にも情報が届く、地域連携という視点から新たなまちの生活の拠点になり得ると思いますが、市民のおもてなしの心の醸成ができ、千曲市の魅力を出せる施策として取り組んでほしいと思いますが、ぜひ前向きなお答えをお願いいたします。 ○議長(小玉新市君) 栗原企画政策部長。          〔企画政策部長 栗原 力君 登壇〕 ◎企画政策部長(栗原力君) 人の出会い交流をサポートする「まちの駅」実現についてでございますが、議員の質問にもありますように、まちの駅は、既にある公共施設や民間の店舗などを有効活用しますが、観光客などに地域情報を提供する拠点と、人と人が交流する拠点として2つの役割があると考えます。 現在、観光客等への地域情報の提供については、信州千曲観光局が市内公共施設と小売店等約110店舗に観光パンフレットを配布するとともに、ホームページやSNSで情報発信を行っています。 一方、人と人が交流する拠点という面では、まちの駅設置によって関係人口の創出や定住者の増加につながるという利点があると考えられますので、既に取り入れている他の自治体の状況について研究をすることからまず始めさせていただきたいと考えております。 ○議長(小玉新市君) 袖山議員。          〔14番 袖山廣雄君 質問席〕 ◆14番(袖山廣雄君) 千曲市が合併して20年、地域連携をつくるにも最良な施策なんですよ。まちの駅のコーナーをつくるには、トイレとか貸出しですので、なかなかこれお願いするのも大変でございます。さっきの地域にただパンフレットを置いているよりもっともっと踏み込んだ施策なんですよ。そういうことを研究と、えらい軽くお答えいただいたんだけども。 それにしても、これをさっきポジティブという言葉を市長は気に入っているんだけど、要するに、他市でもこうやって連絡協議会があって、研究すると実例がいっぱいあるんですよね。だから、受けていただくというのは、おもてなしの心を持って、そういう人たちにお願いするということが大事です。 それには、市が市民におもてなしの心を持っていただくことも施策の一つなんですよね。そういうことを進め、20周年記念が、もうひとつ市民に認識が薄いと感じていました。 ここでちょっとPayPayの旗でにぎやかになったけど、今までちょっと地味だったんです。 20周年の桃太郎旗はありません。漫画館に行ったってかけていないし、今までみんな朽ちさびてて全然見えない。ただ、一部で20周年て聞いてやしねえと人に言われちゃったんですけどね。 9月2日のフルサト超感謝祭、非常に面白かったです。あれ1,000円や1,500円では見れないやつですよ。まちの駅で旗やポスター等で発信すれば、もっと認知されて、トマホークの坂井君に、空席が目立つなんて言われないで済んだんですよ。 また、9月1日の20周年記念、非常に皆さんの努力があって、正直言って、非常に私は成功だと思います。感謝いたします。そういう意味で、もう一度答弁頂ければ。 ○議長(小玉新市君) 小川市長。          〔市長 小川修一君 登壇〕 ◎市長(小川修一君) まちの駅という御提案で、よい御提案だと思います。これは、先ほど議員御指摘のとおり、どうしても協力する相手方が必要な取組でありますので、ポジティブな市民が多い千曲市ですので、こちらから積極的にお願いをして、心よく応じていただけるように、営業とはちょっと違いますけれども、訪問などをして取り組む必要があると認識しています。 20周年について、のぼり旗が一部のところで掲示されていないとか、いろいろそういう御指摘もありましたので、早速またそれはすぐ手当てするようにいたします。 なお、キャッシュレスキャンペーン、9月1日から10月31日まで始まりました。 あれは各、PayPay、auPAY、d払い、そして楽天ペイと、4社相乗りということで、県内では初と認識していますけども、還元率が20%ということで、恐らくその20で20周年のイメージが、偶然だと思いますが、そういう冗談を言っている場合ではなくて、そっちが目立ってしまっているというのは事実ですので、それはそれで目立たせて、ぜひ御利用いただきたいんです。 20周年の式典、おかげさまで無事終わりましたので、それで20周年、今年終わりということではありません。まだ今年度中ずっと事業もありますから、さらなる周知に努めていきたいと思います。 あともう一点、吉本工業さんのお笑いライブの件ですけれども、主催が主に吉本工業さんで、市は共催という形で今回やらせていただきました。今後課題がありまして、チケットの販売方法ですとか、告知方法は課題が出てきましたので、もし次回こういう機会があれば、そのあたりはしっかりと徹底して、満席になるように努めていきたいと思います。 ○議長(小玉新市君) 袖山議員。          〔14番 袖山廣雄君 質問席〕 ◆14番(袖山廣雄君) 正直言って、もう少しはざけて、押し芸人が欲しかったら私行きます。 次に続きます。 大項目3、公有地の適正管理・活用について伺います。 市有地の利活用について、千曲市の所有地は公有財産の状況報告を見ると当然多くありますが、空き地として有効に活用されていない土地も多いと思います。土地を売却すると市の財源になり、さらに固定資産税が入ってきます。 1として、管財課では公用、公共用に供しない土地や各所管管理から外した土地を売却しておりますが、実績と売却できない土地の現状を伺います。 また、公共工事での代替地の要望に応えるため、土地のストックは常に用意されておりますか。また、どのように手当てをして代替地を供給しておられるか伺います。 続いて、市営住宅については、長寿命化計画において、屋代南団地と志川団地の一部と寂蒔団地の敷地が空いてくるようですが、跡地利用の計画がありますか。 また、千曲線が開通したことにより利活用に供せると思います。 現在、旧18号線から千曲線までの寂蒔団地を通って抜けやすい道がないと思います。寂蒔団地のそばに千曲線に接している土地が、土地開発公社の所有だと思いますが、その土地を代替地とせずに、18号まで抜ける市道を整備し、寂蒔団地の敷地を有効利用すべきと思いますが、伺います。 ○議長(小玉新市君) 3点について答弁願います。 栗原企画政策部長。          〔企画政策部長 栗原 力君 登壇〕 ◎企画政策部長(栗原力君) 市有地の利活用についての1点目。公共用に供しない市有地の売却実績と、売却できない現状はについてでございますが、普通財産の市有地については、監査委員からの指摘を受け、それまで適正な価格でしか売却できないと規定されていた条例を、競争入札して売却できなかった場合は、一定期間経過後に減額して売却できるよう改正して、積極的に売却促進を図ってきました。 平成29年度から令和4年度の6年間の売却実績になりますが、教員住宅跡地や保育園跡地など、合計29件9,978平方メートルの土地を売却し、約1億2,300万円の収入が得られました。これ以外にも用途廃止した道路敷・水路敷といった小さな面積の土地の売却も実施しております。 なお、現在、競争入札を行ったが、売却できていない土地が2件787平方メートル、今後、売却を予定している旧あんず保育園跡地などの土地が13件、約1万平方メートルとなっております。 次に、2点目の代替地のストックはあるか、また、代替地をどのように手当てし供給するのかについては、本市は公共事業の用地として土地の提供を希望する人から土地情報をリスト化しております。公共事業の際、代替地の希望があった場合は、当該リストと照らし合わせ、条件が合致したときは事業担当課から、あるいは市土地開発公社を介して代替地の取得を希望する人へ土地の提供を行っております。条件に合う土地がリストにない場合は、事業担当課が候補地を探し提供することになります。このことから、現在、代替地として市でストックしている土地はありませんが、市土地開発公社では、道路工事に伴う代替地として1件823平方メートルを保有しております。 次に、3点目の市営住宅敷地の利用計画と土地開発公社保有地の活用についてでございますが、市営住宅につきましては、千曲市市営住宅長寿命化計画において、志川団地の一部と屋代南団地、寂蒔団地の建物を除却することとしております。計画に併せて入居募集を停止しておりますが、現在のところ、それぞれの敷地の後利用の計画はございません。千曲線沿いの土地開発公社保有地につきましては代替地として購入し、土地提供者が税控除を受けていることもありますので、当面、目的以外の活用はできませんが、今後、当該地が代替地として必要ではなくなったところで、寂蒔団地敷地と合わせて利活用の検討をしてまいります。 ○議長(小玉新市君) 袖山議員。          〔11番 袖山廣雄君 質問席〕 ◆14番(袖山廣雄君) 寂蒔団地のことですが、千曲線が開通して周辺を回ってみると、住宅や商業施設が増え、人の流れができております。車社会の現代、道の存在は非常に重要です。道路河川課なんか、非常に頑張ってもらわなきゃいけないですよ。やっぱり道というのは大事なんですからね。 千曲線と18号線の間にある寂蒔団地の価値は非常に高くなっています。土地利用として、現在入居している方のために、新しく中高層住宅団地を建設して、さっき跡計画はないということで言っていましたが、それも問題あると思いますが、あそこを集約するんですね。中高層団地として、今、住んでいる人たちを移動していただき、土地を集約し、代替用地や住宅用地に、また商業施設に活用して、財源確保に充てるべきだと思います。再度、伺います。だから、土地の計画を練って、今の時代に追いつくように。 それと、18号線から千曲線までの道路整備が前提です。また、千曲線には飲食店が少ないと、市民の方々の意見がありますが、呼び込む手立てとして活用できればと思いますが、再度、伺います。 ○議長(小玉新市君) 湯本建設部長。          〔建設部長 湯本永一君 登壇〕 ◎建設部長(湯本永一君) 私からは、18号から千曲線までの道路の整備をしたらどうかという部分、それと、寂蒔団地の中高層化についてお答えしたいと思います。 議員がおっしゃるとおり、道路は都市基盤整備の中でも特に重要なインフラだと認識しております。まず寂蒔団地の中高層による住居の建設というものにつきましては、個別施設計画もございますので、そちらにのっとって進めていきたいと考えております。したがいまして、団地とすれば募集を停止して、寂蒔団地は廃止するという方向で進めているところでございます。 それと、18号からの千曲線を結ぶ道路につきましても、寂蒔団地の用途が廃止されまして、その有効利用を考えたときに、道路が必要か、必要でないかは活用の目的に大きく左右されるものと考えます。その道路の必要性につきましては、活用方針が示された時点でしっかりと検討していく必要がある事案だと考えております。 ただ、国道18号と千曲線を結ぶという発想は、地域の振興のためにも重要な発想だと私も考えたところでございます。 ○議長(小玉新市君) 袖山議員。          〔11番 袖山廣雄君 質問席〕 ◆14番(袖山廣雄君) いずれにしろ、今まで言ったけど、公務員感覚で千曲市はそんなに売っても利益出ないんだからという考えではなくて、しっかりと精査していかないと、維持管理費はでかいんですよ。さっきもそうだけど、道が開いたり、いろいろすると、三角地や赤線だ、青線だ、いろんな所に残って、あちこちに草が生えて、これどうするんだと。近くの人に買ってもらうには、逆に手続料が金がかかるんですよね。土地代よりもそっちのほうががかかる。そのようなことで対策して、常に考えていかなくては、その土地政策はうんとあると思いますよね。道を開ければ必ず三角地みたいなのが、あちこちに残りますからね。そういうこともしっかり考えていただきたい。 公共施設は再編成が進んで、ほかの公用地も開いていきますので、成り行きに任せるのではなく、積極的に後利用を計画していくべきだと思います。現在、千曲市に企業が進出しています。社員の方が同市に住んでいただくため、移住定住政策の後押しになる、公用地の活用、道路整備を進めるための予算、再度伺います。 ○議長(小玉新市君) 大内副市長。          〔副市長 大内保彦君 登壇〕 ◎副市長(大内保彦君) 議員さんからおっしゃっていただいた、例えば、寂蒔団地の関係ですね。土地開発公社で持っている土地もあるということで、実は土地開発公社の理事さんからもそのような御意見をいろいろいただいておりまして、私も市長もそのことを話したことがあるんですが、確かに寂蒔団地は土地のあるところとか面積からしても、非常に市の宝となる土地でございますので、十分、議員さんの意見とか、そういった理事さんの意見も踏まえながら、市のためになるように活用していきたいと思っております。特に民間の力を借りるということは非常に大切でありますので、開発というのは市がやるんじゃなくて、民間の方にやっていただけるところがあれば、それは市のためになるのであれば、活用もできる、考えていかなければならないことでございます。 それから、それも含めた団地の志川とか、ほかのほうも含めてですが、今現在住んでいる方もまだいらっしゃいますので、なかなか後利用とか、あまり突っ込んだことはまだできないんですが、その辺は長期的にはどうするかということは、しっかりとまた考えていきたいと思います。 ○議長(小玉新市君) 袖山議員。          〔11番 袖山廣雄君 質問席〕 ◆14番(袖山廣雄君) さっきの住んでいる方がいらっしゃると。実際、その方たちも長くはない。でも待っているといつまでたっても、あそこの利活用はできないです。だから、中高層住宅を作って、そっちに移っていただけと私は質問しました。だから、さっきも答弁はいただいてますが、そういうことをしていただきたい。 そして、千曲線には飲食店が意外とないんです。ああいうふうにお医者さんとかいろんなのができているんだけど、スーパーできているけど、意外と市民がたまるっていう場所がないんですよね。一時コーヒー店とかありますけどね。だからそういうところもね、しっかりそういう契機に進めるということも、民間ではありますが、やっぱり市でもいろんな考えを持ってリードしていくことも大事だと。だから利活用を、空いたら考えるなんて、さっき答弁あったけどとんでもない話で、最初から考えてからいかなくちゃといけないと思いますよ。御答弁いただきます。 ○議長(小玉新市君) 小川市長。          〔市長 小川修一君 登壇〕 ◎市長(小川修一君) 民間の飲食店が少ないという御質問を最後、いただきましたので、これはそれこそ需要と供給といいますか、地元の方が外食をもう少ししていただくということが結果的に必要ではないかと思っています。その意味では今、キャッシュレスのキャンペーンとかそういうこともしておりますので、今、非常に厳しい経済情勢の中で、外食を控える方のほうがむしろ多いかもしれませんので、そうした中で使うときには使っていただくようなことも、逆に市民の皆さんにも、地元のお店をぜひ使っていただくようにお願いするということも含め、何とか、誘致というとおかしいですが、飲食店が出店しやすくなるようなまちづくりですね。そういったことに努めていきたいと思います。 ○議長(小玉新市君) 袖山議員。          〔11番 袖山廣雄君 質問席〕 ◆14番(袖山廣雄君) 私も議員生活、これでもう10年ちょっとなりますが、正直言って、意外と聞いても答えられないことがいっぱいあったんですよ。そういうことも、今回の質問では思いで質問させていただきました。 また、デマンド事業もやっぱりやるほうのことを考えないで、やっぱり市民に寄り添う考えが私は大事だと思います。そして、それで政策を進めるという根本に帰らないとだめです。協議会は今までどこにもありますが、プロジェクトチームを編成するということは、非常に私は大事だと思います。 以上で、質問を終わります。 ○議長(小玉新市君) ここで11時25分まで休憩といたします。                            午前11時12分 休憩---------------------------------------午前11時25分 開議 ○議長(小玉新市君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 続いて、3番、聖澤多貴雄議員。          〔3番 聖澤多貴雄君 質問席〕 ◆3番(聖澤多貴雄君) 議席番号3番、自由政策研究会、聖澤多貴雄でございます。本日は大きく4項目、駆け足になりますが、通告に従い質問してまいります。 まずは、大項目1、中央公園市民プールについてであります。市民プールの今年度の現状と将来的な今後について所見をお聞きいたします。 近隣自治体における市民プールといたしましては、長野市が屋外・屋内合わせて12、上田市が同じく5か所とちびっこプール2か所。それぞれ合併により多くの施設を抱えることとなり、公共施設のマネジメントを進める中でも、老朽化による維持管理費用は莫大なものになり、長野市においても、建設から四十数年経過しているプールが多く、今後10年で20億円の経費が見込まれる。各学校にもプールがあり、市民プール全て維持することは不可能であります。公共施設個別施設計画市民プール編の中で既に統廃合が明記されております。 さて、私どもの更埴中央公園市民プールでありますが、昭和54年、旧更埴市が市政20周年記念事業としてオープンして以来44年、来年は45年が経過します。コロナ禍も明け、今年の猛暑の中、家族連れや市外からも多くの利用者が訪れたようですが、そこで伺います。 1、今年度の利用状況と市民のプールへの意識の捉え方はどうか。 2、今シーズンを終えて施設の状況、状態、機器の様子はいかがか。 3番、来シーズン以降どういう扱いに考えていますでしょうか。 4、営業を考えているのならば、グラウンド使用の駐車場の問題はどうするのか。 以上4点について説明を求めます。 ○議長(小玉新市君) 小岩教育部長。          〔教育部長 小岩成夫君 登壇〕 ◎教育部長(小岩成夫君) 市民プールの現状と今後について、今年度の利用状況と市民のプールへの意識をどう捉えたかでございますが、今年度の利用者数は、7月22日から8月20日、30日間の営業期間中で1万6,509名となっております。前年度よりは約4割増加をいたしましたが、コロナ禍前に比べますとやや少ない状況でございました。毎日のように連日猛暑が続き、晴天が続く中、夏休み期間中の小中学生をはじめ、小さいお子様連れ、また家族連れという形で、また市外からの利用等、多くの方に御利用いただいたところでございます。 近年、夏休み期間中の小中学校のプールが開放されておりませんことから、その受け皿となりますことの重要な施設となっております。ちょうど申し上げますとおり、施設の老朽化をはじめ、監視員の確保困難等の課題はございますけども、来年度も引き続き施設の営業を継続してまいりたいと考えております。 2点目のシーズンを終えて施設の状況、機器の現状、また3点目、来シーズン以降への市民プールの扱いについてでございますが、このプール施設開業の昭和54年以降、44年を経過しております。議員御指摘のとおり、かなりの老朽化が進んでございます。 今年度はろ過タンクの破損及び配管類のさびによる漏水、管理棟の雨漏り、プールサイドの地盤沈下等がございましたが、職員が何とか応急修繕などによりまして、営業を継続してまいりました。 主だった設備の耐用年数は約20年程度となっておりますので、来年度以降の営業に間に合うように、ろ過タンクなどの一部更新など、本定例会での補正予算をお願いしたところでございます。 長く見た長期的な視点で考えますと、地中の配管をはじめ、施設全体がともかく老朽化をしておりますので、プール施設の在り方などを検討することも必要でございますけども、先ほど申し上げたとおり、今年度の利用状況を見ましても、このプールに対する期待も大きいことから、来年度以降も、最低限必要な修繕を行いながら安全な市民プールの運用を目指してまいります。 4点目、グラウンド仕様の駐車場問題でございますけども、今年度から、市民プールの西側、河川敷の駐車場は、埴生遊水地、背割堤整備にかかります用地売却によって利用できなくなっております。 更埴中央公園内駐車場、車両動線を確保した上で約40台であり、休日は庁舎駐車場もことぶきアリーナ千曲の利用者で混雑が想定され、代替えとなります駐車場を十分確保できないことから、当該公園内野球グラウンドの外野部に約140台の臨時的な駐車場を用意しました。 駐車の状況として、プール利用者も堤防の横断をせずに、安全に利用することができた一方、期間中、特に休日は満車に近い状態になりまして、グラウンドの利用を希望された皆様には、約一月ほどの間、ほかのグラウンドを利用いただくなどの御不便をおかけしたことを改めておわびを申し上げたいと思います。 プールの利用者は、小さいお子さんの家族連れ、車での来場者が多いことから、開園時にはグラウンドを含め安全な導線の確保を検討していくとともに、駐車場整備についても、公園担当所管課とも研究をしてまいります。 ○議長(小玉新市君) 聖澤議員。          〔3番 聖澤多貴雄君 質問席〕 ◆3番(聖澤多貴雄君) 今お答えのように、市としては、何とか機器を更新しながら長寿命化を図りながら、来年度以降もプール運営の考えのある発言を頂きました。数字が1万6,500人からの入場者がある現状は無視できないと思います。加えて、夏休み期間中の学校プールの代替になったこと、そして将来的に学校のプールそのものへの考え方を考察する時期も必ず来ると思います。 学校プールの老朽化と維持という問題は、文科省スポーツ庁の発表でも、小学校屋外プールの設立率は2018年が94%から、21年には87%、中学校でも同じく、2018年には73%あったものが、2021年には65%まで3年間で急激に減ったらしいです。今年はもっと減っているかと思います。学校プールの場合は、老朽化とともに維持管理を先生に頼る現状と、先日も操作ミスによる漏水も教員が市費の賠償する例もありました。教師への負担という問題、またプール製造最大手のヤマハ発動機の事業からの撤退、加えて水道代や衛生を保つ薬品の想像以上の使用、労働負担が各学校でも賄えるのかという問題。根本的に市民プールを新しくして1か所に集約させることもコスト削減にもなるかもしれませんが、今後、学校プール、水泳の授業の縮小、あるいは部活動と同様に地域移行させていくことも考えられるので、市民プールを含めた中央公園全体の将来像については、今から教育部だけではなく、先ほども出ていましたが、部局間横断的に各課共通の認識として、総合的に計画していただきたいと思いますが、所見をお願いいたします。 ○議長(小玉新市君) 小岩部長。          〔教育部長 小岩成夫君 登壇〕 ◎教育部長(小岩成夫君) プールの在り方については、昨日も御答弁の中で申し上げたが、今、聖澤議員お話しのとおり、小中学校のプールもなかなかこれから老朽化が本当に今十分なっている状態でございますので、これも再整備、また更新という形になると本当に一定の費用が間違いなくかかります。ということで、例にも挙げましたとおり、長野市や上田市においても、プールは一つのものをすぐにまた更新という形ではなくて、バスなんかで子供たちの送迎をやって、臨機応変にあるものを十分活用していくという形でそういった利用がされているところも承知しております。 プール全体の在り方というのが、昨日もおおとりプールの扱いもございましたけども、小中学校含めて、在り方については部局横断についての発言もございましたけども、中ではこれから教育、総務、スポーツ振興課とも十分これから研究はしてまいりたいと思っております。 そして、駐車場も、議員の最初のお話にございましたとおり、利用について今年のほうはなかなかいけなかった状態もございましたので、これは先ほど申し上げたとおり、そうは申しましても都市公園、中央公園などの所管課と駐車場の用地、その確保をする中でどんなふうに対応ができるかということを改めて、スポーツ振興課、そして公園担当課とも、駐車場用地の確保という形でしっかり来年度以降に向けての確認、研究はしてまいりたいと思っております。 ○議長(小玉新市君) 聖澤議員。          〔3番 聖澤多貴雄君 質問席〕 ◆3番(聖澤多貴雄君) 今、駐車場のこともお答えいただきましたが、多分今つくっていないということは、来年もグラウンド使用になる可能性は高いかなと思います。150台、あそこを使いますとやはりいろんな団体、野球愛好者もそうですが、公民館活動も今年はやっぱり1か月前倒ししながらやったような状況もありますので、そこら辺も必ず背割堤には駐車場はありませんので、そこも踏まえて、各課横断で考えていっていただきたいと思います。 それでは次、大項目2番、多様な学びの選択・在り方についてであります。 児童生徒の多様な学びの選択肢や居場所としてのいわゆる不登校への考え方、フリースクール等への対応について、お聞きしてまいります。 令和3年度長野県内小中学校不登校の児童生徒の数が、前の年よりも24%多い4,707人と過去最多となりました。こうした子供たちの居場所や学びの場となっているフリースクールに県内でも少なくても300人の子供たちが通っていることが明らかになりました。 8月上旬に小松教育長が、千曲市内に本年5月に新規開業したフリースクール側の要請に応え、訪問されました。コロナ禍であったこと、夏休みが終わって子供たちの心も複雑に揺れ動くこの時期に、多様な学びの選択、または学校には行けなくなった子供たちへの対応について、千曲市の教育を束ねる長として、幾つか質問いたします。 1番、教育長が市内に初めてできたフリースクールに訪問されましたが、まずは所感をお聞きします。 2番、公教育としての学校として、実際に登校できない児童生徒について、不登校に対する考え方や捉え方について伺います。 3番、県としても現在フリースクールに関しては公的な認証制度を検討していますが、千曲市としても、先んじて特別に支援するプランは考えていますか、という3点をお願いいたします。 ○議長(小玉新市君) 小松教育長。          〔教育長 小松信美君 登壇〕 ◎教育長(小松信美君) 不登校の考え方、フリースクール等への対応についての1点目の、民間で開設している子供たちの居場所を訪問しての感想というお尋ねでございました。 議員がお話しいただいたとおり、8月3日、私、市内に開設されました民間施設を訪問させていただきました。そこで子供たちが主体的に活動している姿が印象的でございました。中には一人で創作活動に打ち込んだり、共にゲームに興じたりしながら、自分の過ごし方を自分でデザインし、自ら考えたスケジュールに沿って過ごしていました。 また、施設内では、学習スペースや相談スペース、体験的な活動に活用するに十分な調理スペース等が備えられ、子供たちが自らの願いに応じて、個別にまたは集団で活動できるように工夫されていたなと見た感じでございました。 それから、2点目の不登校に対する考え方についてでございます。 令和元年文部省通知「不登校児童生徒への支援の在り方について」にも示されておりますように、児童生徒によっては、不登校の時期が休養や自分を見つめ直す等の積極的な意味を持つことがある一方で、学業の遅れや進路選択上の不利益や社会的自立へのリスクが存在することに留意する必要があると認識しております。 そのため、不登校児童生徒への支援につきましては、学校に登校するという結果のみを目標とするのではなく、児童生徒が自らの進路を主体的に捉えて、社会的に自立することを目指す必要があると考えております。 3点目の、県の信州型フリースクール認証制度の構築に先んじて千曲市として特別に支援するプランの考えについてでございますが、議員御承知のように、現在、県の知事部局、子ども若者局次世代サポート課が所管し、令和6年度の支援実施を目指して、学校以外の学びの場に関する公的な支援の在り方について、有識者会議を開き、検討がされているところでございます。 議員御指摘のように、先んじた支援プランは現在のところ持ち合わせてございませんが、市長部局と連携しながら、県の有識者による検討会議の動向を注視してまいりたいと考えております。 教育委員会といたしましては、引き続き、学校と学校以外の学びの場とが連携した児童生徒への支援を進めてまいりたいと考えております。 ○議長(小玉新市君) 聖澤議員。          〔3番 聖澤多貴雄君 質問席〕 ◆3番(聖澤多貴雄君) 小松教育長、フリースクール御訪問、御苦労さまでした。ただいまの感想も、フリースクール側への本当に最大限の褒め言葉だったと思います。千曲市初のフリースクールということで、生き生きとした子供たちの笑顔を見ることができたんじゃないかと思います。 今現在の千曲市としては、県に先んじて特別に支援することは持ち合わせてはいないという回答を頂きましたが、県においては、一人一人の支援要項を作成するなど、一定の要件を満たしたフリースクールには、運営費や人件費を補助し、開設日数、活動内容で補助について差をつけ、来年3月運用を始めることが大体決まっております。 いずれにしても、フリースクールを利用した場合、子供たちの籍は市内のいずれかの学校に本籍があるわけですから、どのフリースクールになるか分かりませんけど、そのフリースクールと連携を取るというのは大変大切なことだと思います。 そんな中で、もし県の補助で足りない部分があれば、市もぜひ考えていっていただければと思います。よろしくお願いいたします。 そして、2の不登校に対する考え方でありますが、教育長が今説明してくださいました。学校に登校するという結果のみを目標にするのではなく、児童生徒が自らの進路を主体的に捉えて社会的に自立することを目指す必要がある。まさにこの文章のとおり、千曲市も現在進んでいるんだろうと思います。ただ、現在の教育支援センターも法律にのっとって運用されているものとは思いますが、一つだけ教育長に是正していただきたいところがあります。それは、教育支援センターの要綱、今現在は中間教室の要綱となっている部分でありますが、平成20年当時のものが現在も存続しているようです。これについては、教育長、いかがでございましょうか。 ○議長(小玉新市君) 小松教育長。          〔教育長 小松信美君 登壇〕 ◎教育長(小松信美君) 御指摘ありがとうございます。議員御指摘のとおり、当市の現在、各中学校区にございます教育支援センターと今名称を打っておるのですが、要綱では平成15年、この中間教室要綱というのを設置したままに続いております。昨年9月に、その要綱をそのままにしておきまして、名称だけを教育支援センター、そしてそこで指導している提供指導員の名称も指導員と読み替えて運用しているところでございます。したがいまして、利用されている保護者の皆さん、あるいはこれから利用したい保護者の皆さんが要綱を見たときに、あれ違うじゃないかと。今までのとは世の中の動きと違うじゃないのと思われてはいけませんので、この辺のことも視野に入れながら、要綱の改定の手続等も十分確認しながら、全体的な文言もよく精査しながら、今後対応してまいりたいと思っております。 ○議長(小玉新市君) 聖澤議員。          〔3番 聖澤多貴雄君 質問席〕 ◆3番(聖澤多貴雄君) 教育長が今おっしゃったようにやっていただければありがたいと思います。答弁書でお答えいただきました通知、多分698号というやつだと思うんですが、これ多分背景には、そういう今までの過去の不登校等に対する指導に疑問があるという意見があったからこそこの通知が出たということをお聞きしていますので、今回、平成15年に作って、平成20年に多分更新したままになっているんだと思うんですが、それを早めに変えていただきまして、それとあと中間教室とは何ぞやという、そこも教育委員会の中で話し合っていただければありがたいかなと思います。 長野市も多分その旧中間教室という扱い、もう既にしております。運用の中では千曲市は、先ほど申したような運用はされていると思いますが、やはり誤解を招いてはいけませんので、文字もそうですし、その要綱からしっかり作り直す。そしてまた今、千曲市には立派な教育支援センター5個あるんですよね。その充実を、公的なものをフリースクール的な、そんなように皆さんが通いやすいようなものに変えていくということが、また教育委員会の中で話し合っていただければありがたいということを提案させていただきます。 それでは、大項目3番、防災・減災対策についてであります。 災害に対しての危機管理であります。 堤防護岸強化につきましては、今までの一般質問においても質問してまいりましたが、今回は特に大正橋付近、杭瀬下・粟佐付近、雨宮・土口付近について、日頃からのパトロール、状態監視についてをお聞きしてまいります。 また、通告要旨にも書きましたが、8月5日、8月19日に代表されるような局所的な豪雨による危機管理とその後の対応について、所見をお聞きします。 1、千曲市内、千曲川において危険と思われる箇所においてパトロールはどのように行われているか。千曲市としての管理体制。国、河川事務所としての管理体制。 2、大正橋付近については、のり面勾配、路面勾配、土質も危惧され、将来的には強靭な堤防強化工事が必要と思われますが、今後の国等の動きを説明ください。 ○議長(小玉新市君) 湯本建設部長。          〔建設部長 湯本永一君 登壇〕 ◎建設部長(湯本永一君) 災害に対しての危機管理についての1点目、千曲市内、千曲川において危険と思われる箇所においてパトロールはどのように行っているかについてであります。 千曲市としての管理体制につきましては、道路管理者であるため、毎週道路河川課で道路パトロールを実施する中で、危険と思われる箇所は重点箇所として経過観察をしております。路面状況に変化が見られる場合には、早急に補修作業を行う方針としており、大正橋付近の道路については、今年の6月に夜間工事にて舗装工事を実施いたしました。 国、千曲川河川事務所ですが、国としての管理体制につきましては、3日を超えない範囲で河川巡視を実施、出水時には重要水防箇所をはじめとする危険箇所を巡視しているとお聞きしております。 次に、大正橋下流付近の堤防について、今後の国等の動き、市としてどのように働きかけていくのかについてでございます。 中村眞一議員や吉池議員の答弁でもお答えいたしましたが、国からは、9月からの事前調査として変状箇所の下流側一定区間において現地測量を実施し、加えて堤防除草とタイミングを合わせ目視点検を実施する。変状部の堤防の内部調査等が非出水期の11月以降で実施するとの回答を頂いております。 11月以降の本格的な調査で堤防の現状をしっかりと把握した上で、必要な対応を講じていく考えであることから、市としましても、9月以降の国の作業について確認をしていくとともに、今後も河川事務所と情報共有を図り、連携して対応に当たってまいります。 ○議長(小玉新市君) 聖澤議員。          〔3番 聖澤多貴雄君 質問席〕 ◆3番(聖澤多貴雄君) 今、大正橋付近のことについては細かく伺いました。前回6月議会においては、杭瀬下付近、千曲橋粟佐間の問題の堤防はあるんじゃないかということで伺いました。そのパトロールについては特に問題ないという見解でよろしゅうございますか。 ○議長(小玉新市君) 湯本部長。          〔建設部長 湯本永一君 登壇〕 ◎建設部長(湯本永一君) 杭瀬下堤防は問題ないかという御質問でございますが、先ほど答弁で申し上げましたとおり、毎週金曜日の点検を行っている範囲では問題は確認してございません。
    ○議長(小玉新市君) 聖澤議員。          〔3番 聖澤多貴雄君 質問席〕 ◆3番(聖澤多貴雄君) ただいま答弁を頂きました2番の大正橋付近についてでありますが、今日までの答弁を整理しますと、市が、道路については、6月に夜間工事にて舗装工事をした。国については、最大3日をめどに危険箇所を巡視パトロールをしている。堤防については、9月からの事前調査として、下流側一定区間の現地測量、事前測量ですね。それとあと除草、目視点検、その後、水がなくなった11月以降から本格的に内部調査、本格調査に入るということ。結論から言うと、11月の本格調査をしてみないと今の段階では、まだ将来像、どんな規模で修復するかはまだ分からないということでよろしいですか。 ○議長(小玉新市君) 湯本部長。          〔建設部長 湯本永一君 登壇〕 ◎建設部長(湯本永一君) 議員御発言のとおりでございます。 ○議長(小玉新市君) 聖澤議員。          〔3番 聖澤多貴雄君 質問席〕 ◆3番(聖澤多貴雄君) 今答弁いただきましたように、これで水がなくなるということはないのですが、少なくなった11月以降に本格的な調査に入って、その結果を見て、これからどんな工事を始めるか、またはそれに最終結果があった必要十分な工事を施すということでよろしゅうございますね。今回3人の議員が、市民の代弁者として、大正橋付近の堤防はかなり問題あるのではないかということで質問いたしましたが、やはり住民はかなり心配していらっしゃいます。あそこには幼稚園、保育園もあれば、中学校もあります。あそこの現場の方々だけではなく、そこに通わせている生徒さん、園児さん等々の心配がありますので、やはり住民に寄り添っていくことが大切でありますから、よろしくお願いいたします。 そして要旨の中にありました、8月5日、8月19日、両日の集中豪雨による、更級地区では土砂崩落の大被害があり、また戸倉地区においても、あの豪雨の中、浸水が発生しました。地元の区長さんに動いていただきまして、その結果を写真なりに撮って、建設課へ持っていっていただきました。建設課の職員はすぐにその被害に遭ったお宅にも電話して、本当にいい対応だったと思います。そして8月5日、8月19日、2回にわたって浸水してしまったんですが、それは土のう等々、結局は農林課に移った仕事だったんですが、その農林課においても、8月19日は日曜日だったんですが、即日職員を派遣して行っていただきました。その対応については、すごくよかった印象を持っていますので、市民もすごく感謝しております。ありがとうございました。 今度3回目があってはならないのですが、それについては、部長、いかがでしょうか。 ○議長(小玉新市君) 洞田経済部長。          〔経済部長 洞田英樹君 登壇〕 ◎経済部長(洞田英樹君) 戸倉地区の水害についてでございます。車庫にお水が入ってしまったということで、水路の部分、低い部分がありますので、聖澤議員と一緒に土のうを運んで積んだということで対応はしたんですが、今後もゲリラ豪雨等で水位が上がってくると思われます。担当で注視して見ておりますが、今後、そうは言っても頻繁に続くとすれば、かさ上げ等の工事が必要となると思うんですが、当該地のみをかさ上げしても、今後、上下流どこであふれてしまってもいけませんので、地元の区長さんはじめ近隣者、そして農業用水路ですので、水利権者の皆さんの御意見を頂きまして、どのような範囲で改修したらいいか、改修するべきであるところを検討しながら対応していきたいと考えております。よろしくお願いします。 ○議長(小玉新市君) 聖澤議員。          〔3番 聖澤多貴雄君 質問席〕 ◆3番(聖澤多貴雄君) いずれにしても、住民の皆様に寄り添っていくということが大切だと思います。よろしくお願いいたします。 それでは、大項目4番、屋代南高校の存続、高校再編についてであります。 屋代南高が対象となっている高校再編についてでありますが、情報として不思議なくらいに表面上には出てきておりません。それだけ解決するべき課題も多岐にわたり、難しさがあることも事実であります。そこで、県教育委員会が進める事柄ではありますが、好条件がそろった屋代南高校がなくなるのは、千曲市の子供たち、屋代の商店街、経済界に及ぼす影響は、計り知れないものがあります。今後始まる懇話会の内容とその進捗状況についてお聞きします。県にも確認の上、可能な限り市民に今回情報を出していただければありがたい。その説明をお願いいたします。 ○議長(小玉新市君) 小岩教育部長。          〔教育部長 小岩成夫君 登壇〕 ◎教育部長(小岩成夫君) 現時点、千曲市が把握をしている懇話会の進捗状況、可能な限り市民に情報の開示をでございますが、長野県教育委員会では、新校再編実施計画懇話会開催要領によりまして、旧第4通学区新校再編実施計画懇話会を設置をし、(仮称)長野千曲総合技術新校の学校像、活用する校地や校舎、設置学科等、統合対象校の学校関係者、校長、教職員等でございます。そして自治体、産業界、地域、同窓会、PTA、学校関係者、生徒らの構成をもって議論を進めていくとしております。 県教委に対しまして、懇話会の構成メンバーの枠組みの説明の際に、当市から市長、教育長の参画をお願いしたいと申し上げたところでございます。 また、懇話会の開催でありますけども、現時点で、県教委からは懇話会開催について連絡は頂いておりません。 市民への情報の提供、お知らせといたしましては、開催内容など詳細が判明しましたら、速やかにお伝えするとともに、会議内容等についても、市ホームページや市報等について市民の皆様に確認いただきますよう対応してまいります。 ○議長(小玉新市君) 聖澤議員。          〔3番 聖澤多貴雄君 質問席〕 ◆3番(聖澤多貴雄君) この再編の問題につきましては、県の問題でありますし、質問には相当悩んだところは確かにあります。でも今、答弁の中で、当市から市長、教育長の参画をお願い申し上げたところであります。市長、教育長をメンバーにしてくださいとお願いしていただいたんですね。ありがとうございます。となればやはり千曲市が、市長、教育長を推薦するというのが当たり前であると思います。そこで、市長、教育長におかれましては、参画に名のり出たその覚悟をお聞きしておきたいと思います。よろしくお願いいたします。 ○議長(小玉新市君) 小松教育長。          〔教育長 小松信美君 登壇〕 ◎教育長(小松信美君) 教育長の覚悟ということでございますが、やはり、この千曲市から1校が、高校がなくなってしまうということは大変、子供たちにとっても教育の場がなくなるということでございますので、やはりあそこの地に学びの場がどうしても必要であるということは、もしメンバーの中に私が入ったということになれば、その機会に強く要請していきたいなと思っております。 ○議長(小玉新市君) 聖澤議員。          〔3番 聖澤多貴雄君 質問席〕 ◆3番(聖澤多貴雄君) それでは、市長が選ばれる可能性もありますので、まずはその存続に向けての覚悟をよろしくお願いします。 ○議長(小玉新市君) 小川市長。          〔市長 小川修一君 登壇〕 ◎市長(小川修一君) 懇話会の人選にまだ時間がかかっているようでして、正式なお知らせはありませんけれども、たしか前回の議会で私、答弁いたしましたが、私から懇話会にぜひ入れてほしいとそういうことは名のり出ました。当然覚悟を持って、千曲市に何とか県立高校1校をどういう形でも残したいとそういう思いであります。懇話会が、メンバーも決定し、懇話会の開催概要とか分かりましたら、当然お知らせしてまいりますが、残念ながらまだ全くそういった情報も入ってきておりませんので、また分かり次第、皆さんにお知らせしていきたいと思います。 ○議長(小玉新市君) 聖澤議員。          〔3番 聖澤多貴雄君 質問席〕 ◆3番(聖澤多貴雄君) やはり一番大切なのは、子供たちの目線で子供たちのためを考えて、どうしたらいいかということを発信していっていただきたいと思います。私もまだ希望を失っておるわけではありませんし、また懇話会に全力で臨んでいっていただきたいと思います。 ○議長(小玉新市君) 小川市長。          〔市長 小川修一君 登壇〕 ◎市長(小川修一君) 私、県立高校1校と言いましたけれども、再編対象になっている1校の話でして、千曲市内には当然2校を絶対確保したいという意味でありますから、誤解のないようにお願いいたします。 ○議長(小玉新市君) 聖澤議員。          〔3番 聖澤多貴雄君 質問席〕 ◆3番(聖澤多貴雄君) 了解いたしました。もし選ばれた暁には、一生懸命、千曲市のために活躍、お願いいたします。 ○議長(小玉新市君) ここで昼食のため、午後1時まで休憩といたします。                              午後0時6分 休憩---------------------------------------午後1時 開議 ○議長(小玉新市君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 続いて、4番、宮下繁明議員。          〔4番 宮下繁明君 質問席〕 ◆4番(宮下繁明君) 議席番号4番、一志会、宮下繁明です。通告に従って質問いたします。 大項目1、戸倉上山田地区の活性化について。 今年は戸倉温泉開湯130年、上山田温泉開湯120年という節目の年です。7月に行われた第84回温泉祭りには、2日間にわたって10万人の人がお見えになりました。さらに、先月開催された千曲川納涼花火大会には、コロナ前を上回る7万人のお客様が来場されたと言われております。小川市長にも連日おいでいただきまして、夜遅くまで御臨席いただきました。当日の熱気と盛り上がりを感じていただいたことと思います。 戸倉上山田温泉は、良質の温泉を持つすばらしい温泉地でありますが、この3年間、コロナ禍もあって大きな影響を受け、苦戦してまいりました。ようやく現在、にぎわいを取り戻しつつある状況であります。 小項目1、上山田戸倉出張所の機能充実について。 上山田戸倉出張所は、小川市長が公約で掲げ、スピード感を持って設置していただいたわけであります。しかしながらまだまだ改善しなければならない問題があります。上山田地区は、市内で最も人口減少が著しく、高齢化・少子化が進んでおります。前回も指摘しましたが、このような上山田地区の活性化について、市長はどのようなお考えなのか伺います。 ○議長(小玉新市君) 栗原企画政策部長。          〔企画政策部長 栗原 力君 登壇〕 ◎企画政策部長(栗原力君) 戸倉上山田出張所の機能充実についての1点目、上山田地区の活性化についてどのように考えているかについてでありますが、全国的な少子高齢化・人口減少に対応するためには、その地域の特色を生かしたまちづくり、特に若者・女性に選ばれる魅力あるまちづくりを進めていく必要があります。 上山田地区における特色といたしましては、戸倉上山田温泉を中心とする観光産業及びリンゴ、ブドウやトルコギキョウといった農産物に特色があり、これらは上山田の貴重な地域資源であると考えます。 このような中、上山田地区だけではありませんが、コロナ禍では、観光需要の喚起を目的にホテル・旅館を対象に、ちくま割として1億円を超える投資を行い誘客を進めるとともに、原油価格の高騰に際しては、農家に対する燃料費補助を行いました。 今後は、力石発祥で歴史のあるトルコギキョウのPRをこれまで以上に進めるとともに、リンゴやブドウはふるさと納税の返礼品にもなっておりますので、上山田地区の農家の皆様の御協力の下、さらなる販路の拡大を図ってまいります。 また、働く場の確保や起業創業支援は、人口減少を食い止めるためにも有効な政策です。若者や女性に選ばれる魅力ある地域づくりには、受け入れる地域側も、若者や女性の活躍について寛容であることが求められます。その意味で、若者や女性が新しいことにチャレンジすることを地域を挙げて応援する雰囲気づくりも必要だと考えます。 上山田地区を活性化していくため、市では道路等のインフラ整備と特色を生かした産業振興策に取り組んでまいりますが、これらの政策は行政からの一方通行だけではなかなか進みません。行政と地域とが手を携えて双方向で若者・女性に選ばれる魅力ある地域づくりを進めていきたいと考えますので、地域の皆様、議員の皆様の御協力をお願いいたします。 ○議長(小玉新市君) 宮下議員。          〔4番 宮下繁明君 質問席〕 ◆4番(宮下繁明君) 今部長のお話をお聞きしていると、上山田の特徴を説明していただいたんですけども、なぜ人口減少が千曲市の中で一番著しいのか、その原因は何かということに関しては一言も述べられていないわけであります。この問題は、昨年の12月、北川原議員の質問に答えて、部長が次回までに質問に対して分析をしっかりしてお答えしますと言ったのが、なかなかその答えがなっていないんです。アンケートを取る等やっていただくということで期待していたんですけど、その辺の分析と今後の振興策というのはいかがでしょうか。 ○議長(小玉新市君) 小川市長。          〔市長 小川修一君 登壇〕 ◎市長(小川修一君) 上山田地区に限らず、千曲市の一部地区を除いてほとんど共通の原因であると理解をしています。いわゆる若者、女性が定着しないとその一言に尽きると考えています。それは上山田地区だけではありませんが、五加・埴生地区の一部では子育て世代を中心に人口が社会増していることをもって答えになるかと思いますが、先ほど御質問の趣旨が活性化をどう図るかというそういう趣旨でありますので、こちらが考えている千曲市全体の課題ももちろんですが、上山田地区の地域資源を生かす取組、温泉、そして農業をしっかりと伸ばしていくという趣旨の答弁になりますので、よろしくお願いします。 ○議長(小玉新市君) 宮下議員。          〔4番 宮下繁明君 質問席〕 ◆4番(宮下繁明君) 市長のお話は一般論としてよく分かりますけども、上山田地区だけが特別に人口減少が甚だしいと、この問題はゆゆしき問題なんですね。それについては、前々から部長のほうでしっかり分析をして考えますというお話を頂いていますし、市長のほうからも客観的なデータに基づいてしっかりと分析、対応策を考えるというようなお言葉も頂いているんですね。そういう具体的な分析と解決策をぜひお聞きしたいと思います。 ○議長(小玉新市君) 小川市長。          〔市長 小川修一君 登壇〕 ◎市長(小川修一君) 御質問の趣旨が上山田地区の活性化ということでありますので、上山田の地域資源の温泉と農業を生かすと。特にそれが今まで以上に若者、女性に協力をしてもらうような地域づくりが必要だという話でありまして、当然それは一般論に聞こえるかもしれませんが、各地区の特色というのはそれぞれ違いますから、今回の答弁はそういう趣旨でありますので、細かいその何人が出ていてどうこうということは、私は今ちょっと数字を持ち合わせておりませんけれども、御理解いただけると思いますので、よろしくお願いします。 ○議長(小玉新市君) 宮下議員。          〔4番 宮下繁明君 質問席〕 ◆4番(宮下繁明君) 市長のお話は分かりますけども、部長のほうで前回そういうようなお話があったので、それについてはもう一度分析をして、報告をしていただきたいなと思います。 次に行きます。 市が上山田自治会連合会に約束した窓口業務については、いつから実施になるのかお尋ねします。 ○議長(小玉新市君) 坂口市民環境部長。          〔市民環境部長 坂口和志君 登壇〕 ◎市民環境部長(坂口和志君) 市が上山田自治会連合会に約束した窓口業務についてはいつから実施になるのかでありますが、現在、市民課本来の業務のほかに、本庁への取次ぎ業務についてはほとんど実施しております。他部署への専門業務につきましては、担当課と調整していることから、実施できるものから順次実施してまいります。 ○議長(小玉新市君) 宮下議員。          〔4番 宮下繁明君 質問席〕 ◆4番(宮下繁明君) 順次実施していきますということですけども、私が申し上げているのは、昨年の4月21日に北澤部長と上山田自治会連合会でお約束をしていただいた49項目の取扱い業務の中で、昨年の10月1日から実施するというお約束を頂いたものがまだできていないということが分かったので、それについて、いつからやるのかとお聞きしているのです。 ○議長(小玉新市君) 坂口部長。          〔市民環境部長 坂口和志君 登壇〕 ◎市民環境部長(坂口和志君) いつから実施するかについてでございますけれども、現在調整をしている最中でございます。全てが上山田出張所でできるわけではないというのがはっきりしましたので、できる限りできるように今調整をして、実施してまいります。 ○議長(小玉新市君) 宮下議員。          〔4番 宮下繁明君 質問席〕 ◆4番(宮下繁明君) この件については、副市長にもお話しに行きましたし、その後部長とも相談をしたわけでありますけど、前回の議会から3か月たっているんですけども、いまだに明確なお答えがないということで、あえてここでお聞きしているわけでありますけども、その辺について、いつ頃までに返事をするのかということをお答えいただきたいと思います。 ○議長(小玉新市君) 坂口部長。          〔市民環境部長 坂口和志君 登壇〕 ◎市民環境部長(坂口和志君) 現在実施できていないようなものにつきましては、実際のところ実施しているものもございます。ただ、これにつきましては、申し訳ございません、情報公開をしていないというような状況がございますので、情報公開をさせていただきたいと思いますので、よろしくお願いします。 ○議長(小玉新市君) 宮下議員。          〔4番 宮下繁明君 質問席〕 ◆4番(宮下繁明君) 今、情報公開と言われたんですけども、情報公開というのは、一般に公開するということですか。 ○議長(小玉新市君) 坂口部長。          〔市民環境部長 坂口和志君 登壇〕 ◎市民環境部長(坂口和志君) 先ほど答弁させていただきました業務につきまして、議員さんの4つ目の質問ですかね、広報みたいなことがございます。そちらのほうも含めまして、今後やっていきたいと考えております。 ○議長(小玉新市君) 宮下議員。          〔4番 宮下繁明君 質問席〕 ◆4番(宮下繁明君) 広報の件は後ほどまた質問します。そうじゃなくて、自治会連合会と、私も質問しましたけども、自治会連合会にお尋ねして、またもう一度回答をお願いしたわけですから、まずそこに適切に回答をまずしていただくのが筋だと思うんですけど、その辺のところをいつまでに回答いただけるのか、お答えお願いします。 ○議長(小玉新市君) 坂口部長。          〔市民環境部長 坂口和志君 登壇〕 ◎市民環境部長(坂口和志君) 上山田自治会連合会への答弁でございますけれども、それにつきましては、会議がありましたら、私、呼んでいただければそちらに参りまして、御回答させていただきたいと思います。よろしくお願いします。 ○議長(小玉新市君) 宮下議員。          〔4番 宮下繁明君 質問席〕 ◆4番(宮下繁明君) 意味、回答も分からないんですけども、前回8月に自治会連合会の会議に来ていただいて、本当にありがとうございました。それは本当に誠意を持っていらっしゃったことは分かるんですけども、そうじゃなくて、こちらの問いに対してきちんと答えていただきたいということを言っているわけです。 副市長、お願いします。 ○議長(小玉新市君) 大内副市長。          〔副市長 大内保彦君 登壇〕 ◎副市長(大内保彦君) 議員さんから今お尋ねになっている件でございますが、私も先日、地区の役員の方とその件については話をさせていただきまして、約束したことでまだ実現したいものがあると、それはお聞きしたところでございます。私のほうで、その内容、できないとすればどんな理由なのか、それはしっかりやってくれと、解決をして早くできるようにそれは解決に向けてやってくれということは指示してございます。その中でどうしてもできないのであれば、それはこういう理由だということをしっかり説明するということで、それは当然のことでございますので、今の全然そういったことの連絡が行っていないとすれば、できるだけ早くそれはしなければいけないと思っております。多分今、できないのを解決するためのことを一生懸命やっていて、まだいつ頃になるかというのが弁明できないのもあるので、その辺もあったと思いますが、ここでできるだけ早く、その辺中間報告でもあれですので、地元へまた報告させていただきたいと思います。 ○議長(小玉新市君) 宮下議員。          〔4番 宮下繁明君 質問席〕 ◆4番(宮下繁明君) 副市長、ありがとうございました。そういうことだったら分かるんですね。本当に3か月間、一切返事がない。そして進行状況も分からない。これは約束したけどもできないということは、きちんと説明があればこっちは理解するんですけど、それに対する説明が3か月間全然なかったものですからあえてお聞きしたわけであります。 次に行きます。 テレビ会議システムの活用はなぜできないのか。昨年10月1日から導入されたテレビ会議システムについては、坂口部長は市民課として機能は格別に向上したと言われていましたが、実際はほとんど使われていないということが分かりました。なぜ使われていないのか、また今後の活用方法について伺います。 ○議長(小玉新市君) 坂口部長。          〔市民環境部長 坂口和志君 登壇〕 ◎市民環境部長(坂口和志君) テレビ会議システムの活用はなぜできないのかでありますが、現在、来庁者からの相談等につきましては、窓口にて職員が対応しており、必要に応じ、本庁担当者と電話により対応できている状況でございますので、テレビ会議システムを使用するまでは至っておりません。 金井議員さんの御質問のときに市長が答弁しましたが、画面で書類を見せながら説明するなど、システムの使用のほうが分かりやすい案件が来た場合は、当然システムを使用してまいります。 ○議長(小玉新市君) 宮下議員。          〔4番 宮下繁明君 質問席〕 ◆4番(宮下繁明君) もともとテレビ会議システムの導入というのは、職員の数が限られた中で担当以外の問題等を本庁と連絡を取りながらそこで解決できるようにということで導入されたものだと認識しております。先日、私が初めて出張所に行って、このテレビ会議システムを利用させていただきました。坂口部長とお話をさせてもらったんですが、非常に良好な会話ができましたし、非常にいいものだと。これはぜひやっぱり活用していただきたいなと思うんですね。私も無理を言いたくはないんですけども、なぜできないのかということの一つの原因に、市民課の窓口ということの中で、市民課の仕事の専門の方がやっていらっしゃるんですね。非常に3人の職員の方、一生懸命やっていらっしゃって、本当に評判もいい。私もいつもありがたいなと思っているんですけども、どうしても自分の専門以外のことは分からないっておっしゃるんですね。だからそれについてはどうしてもやっぱり本庁のほうに行ってくださいというような回答になってしまうということの中で、私は、総務部の所管にしていただいて、総務部の人材をぜひ派遣していただきたいと思いますが、いかがですか。 ○議長(小玉新市君) 北澤総務部長。          〔総務部長 北澤武彦君 登壇〕 ◎総務部長(北澤武彦君) 出張所を総務部の所管にしてはどうかという御提案でございますが、今現在いる職員もいろいろな部署を経験しております。任用職員の方も市のOBであり、いろいろな部署を経験しておりますので、その辺は気軽に御相談いただければ、また出張所の職員もまた丁寧に対応できるものと思いますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(小玉新市君) 宮下議員。          〔4番 宮下繁明君 質問席〕 ◆4番(宮下繁明君) 北澤部長、私も毎週行っているんですよ。毎週行って、現場でどういう問題が起きているのかということをお聞きしているんですね。無理なことを言ったんではこれ本当に申し訳ないので、一生懸命やっている職員さんを支援する意味で、ぜひ現場で声を聴いていただいて、市としても対応していただきたいと思うんですが。 ○議長(小玉新市君) 北澤部長。          〔総務部長 北澤武彦君 登壇〕 ◎総務部長(北澤武彦君) 出張所については、私も開設以来、開設の初日の日にも伺いました。そのときに宮下さんもいらっしゃったことは存じておりますし、実は結構、私は知っているほうだと自分では認識しております。月1とは言いませんけれども、2か月に一遍ぐらいは行って、職員の方と情報交換をしております。今後もそのように努めてまいります。 ○議長(小玉新市君) 宮下議員。          〔4番 宮下繁明君 質問席〕 ◆4番(宮下繁明君) ぜひもう一度、一緒に伺って、現地でお話をしたいなと思っております。 それから、その次に出張所の業務の内容を書いたPRチラシを配るべきではないかということなんですけども、これは前にも言ったんですけど実現していなかったんですね。地元でもまだその出張所の内容だとか、出張所の開設も知らない人までいるんですね。ぜひその辺のところは実行していただきたいと思います。 ○議長(小玉新市君) 坂口部長。          〔市民環境部長 坂口和志君 登壇〕 ◎市民環境部長(坂口和志君) 出張所の取扱い業務を書いたPRチラシを全戸配布すべきではないかでございますけれども、今までも上山田戸倉出張所開設や機能拡充の際は、市報やホームページ等で広報してまいりましたが、より一層、上山田戸倉出張所の取扱い業務を御理解いただくためにもチラシを作成し、配布する予定でございます。 ○議長(小玉新市君) 宮下議員。          〔4番 宮下繁明君 質問席〕 ◆4番(宮下繁明君) ぜひそのようにお願いします。デマンドのように保存版の厚い紙でやっていただきたいんですが、その前に業務内容を打合せをしていただいた上でぜひお配りいただきたいと思います。 次に行きます。 旧上山田庁舎の管理はどこが行っているのか、建物とその敷地の管理についてお伺いします。 ○議長(小玉新市君) 吉池文化創造担当部長。          〔文化創造担当部長 吉池光裕君 登壇〕 ◎文化創造担当部長(吉池光裕君) 次に、旧上山田庁舎の管理はどこが行っているかについてでございます。 千曲市公共施設等総合管理計画に基づきまして、歴史文化財センター機能を旧上山田庁舎に集約するため、令和元年9月から歴史文化財センター上山田分室として歴史文化財センターが管理を行っております。 現在、上山田分室には歴史文化財センター職員2名です。うち1名は会計年度任用職員さんでございます。2名を配置いたしまして、施設の維持管理、建物の敷地含めた管理ということでございます。そのほか事務分掌ということで、非現用公文書の整理、それから城山史跡公園荒砥城跡、智識の杜公園の管理を2名で担当しているところでございます。 なお、次年度から歴史文化財センターを完全移転するため、令和6年1月までの予定で上山田分室の改修工事を進めておるところでございます。 ○議長(小玉新市君) 宮下議員。          〔4番 宮下繁明君 質問席〕 ◆4番(宮下繁明君) 歴史文化財センターが管理しているということなんですけども、実はこの間、地元の女性の方がお見えになって、上山田戸倉出張所できて本当にうれしいと。しかしいつも行くたびに悲しい思いになると言うんですね。それは実務ということではなくて、敷地に入ると桜の木が十数本あるうち、まともな桜の木が2本しかない。あとはみんな途中で枯れていたり、もう本当に倒れる寸前のような桜の木。そして植え込みにみんな除草剤で枯らした雑草が1メートルぐらいみんな残っちゃっているんですね。それでまた玄関の横のところには除雪車が野ざらしになっている。そして階段のところは、皆さん御存じのように、階段がれんがが壊れて、立入禁止の工事用の柵が置いてあって、これはまさに廃墟だと。上山田地区の旧役場であり心のよりどころであるこの地が、こんなような無惨な姿で本当に私は悲しいと言われちゃったんです。本当に私も申し訳ないなという気持ちになったんですけども、その除草剤、松の木が両側にありますよね。あの松の木の麓にも除草剤をまいて枯らしているんですよ。私はビッグモーターじゃないかなと思って、本当に驚いちゃったんですけども、本当に私も申し訳ないという気持ちになっちゃったんですが、それについてどのような管理を指示しているのか、お尋ねします。 ○議長(小玉新市君) 吉池担当部長。          〔文化創造担当部長 吉池光裕君 登壇〕 ◎文化創造担当部長(吉池光裕君) 今、宮下議員さんから御指摘を頂戴いたしました。雑草等の繁茂等につきまして、あと桜の木の管理等々につきまして、分室及び出張所を訪れた市民の皆さんに御不快な思いをさせて、大変申し訳なく思っております。今後、草と樹木等に限らず、施設の維持管理につきましては、常駐する職員2名おりますので、適時適切に管理するように対応してまいりたいと思います。 それからあと除草剤の関係については、多分職員がまいたと思います。私が直接指示したわけではございませんけれども、除草剤をまくといえば職員しかいないと思いますので、そちらについては、もう除草剤の散布はやめて、手による除草等に変えていきたいと思います。私も上山田出身ということで、毎日通勤しておりますし、駐車場のアスファルトからの割れ目から雑草が出ていることは私も確認しました。あと植え込みのところとかも確認させていただきましたけれども、部分部分枯れた状態になっているというのは承知しております。今後気をつけたいと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。 ○議長(小玉新市君) 宮下議員。          〔4番 宮下繁明君 質問席〕 ◆4番(宮下繁明君) 職員さんも本当に少ない人数で大変だと思いますけど、もし必要な場合には地元の方もボランティアでやりますよという皆様もいらっしゃいるので、声をかけていただきたいし、どうしてもという場合はシルバー人材を頼んで、庁舎と同じなんですね。上山田地区の方の庁舎という位置づけで、ぜひ愛情を持って管理をしていただきたいなと思います。 次に行きます。 まちづくり協議会の準備はどのように進んでいますか。お尋ねします。 ○議長(小玉新市君) 栗原企画政策部長。          〔企画政策部長 栗原 力君 登壇〕 ◎企画政策部長(栗原力君) まちづくり協議会の準備はどのように進めているのかについてでございますが、(仮称)地域づくり協議会につきましては、近年、地域の担い手不足・役員の成り手不足が深刻化していることや、協議会の設立により区・自治会の軽減を期待する市民が少ないことから、千曲市においては、全国的に採用されている標準的な形態を一律に地域に求めるのではなく、そもそも協議会を設立するのかどうかから始まり、設立する場合には、協議会でどの事業・活動を実施するのかまで、全て地域で選択できる制度とするよう、かじを切ったところです。 そこで、本年度はまず関係する部署で区・自治会から移行できる事業・活動等、防犯活動ですとか、環境美化活動ですとか、PTA活動ですとか、区・自治会の広報ですとか、各種スポーツ大会などの洗い出しを行い、その後、企画政策会議で協議をし、洗い出しができたところで、全ての区・自治会への意向調査を行っていく予定としていました。 本年度の本格的な取組についてはこれからになりますが、期限を最優先しなければならないデマンド型乗合タクシー実証運行や、千曲市誕生20周年記念式典といった大型事業に一区切りがついたことから、今後は制度設計などスピード感を持って進めてまいります。 ○議長(小玉新市君) 宮下議員。          〔4番 宮下繁明君 質問席〕 ◆4番(宮下繁明君) 部長は、デマンド型の運行や20周年でもお忙しいのは分かりますけども、遅過ぎませんか。これはもともと令和6年からモデル地区を設定してやるというお話だったんですよね。コロナのために説明ができないからということで令和8年に延ばしたといういきさつがありますよね。今から制度設計するなんてのは遅過ぎると思いますけど、いかがですか。 ○議長(小玉新市君) 栗原部長。          〔企画政策部長 栗原 力君 登壇〕 ◎企画政策部長(栗原力君) 議員御指摘のとおり、制度設計今からということは遅いということですが、この地域づくり協議会の業務の停滞については、もう言い訳せずに部長として謝罪するほかはないというのは思っています。ただ、一つだけ言わせていただきたいのは、先ほどもお話ししましたが、担当職員みんな一生懸命です。当然ですが、怠けている職員は一人もいませんので、その点だけは御理解いただきたいと思います。申し訳ございませんでした。 ○議長(小玉新市君) 宮下議員。          〔4番 宮下繁明君 質問席〕 ◆4番(宮下繁明君) 課長の誠実な答弁で本当に私も何も言いたくなくなっちゃいますけども、そういうことではなくて、忙しいのは分かります。先ほども部長もおっしゃったように、一方通行じゃなく、双方向で物事というのは進めなくちゃいけないと思うんですよ。だからぜひ地元ともう一度いろんな話をしていただいて、地元の意見をもっと酌みながら、完成してから話すのではなくて、ぜひそのような形で進めていただきたいなと思います。 次に行きます。 循環バスデマンド交通の停留所を文化財センター分室ではなくて、上山田戸倉出張所もしくは旧上山田庁舎に統一していただきたいと思いますが、いかがでしょうか。 ○議長(小玉新市君) 栗原企画政策部長。          〔企画政策部長 栗原 力君 登壇〕 ◎企画政策部長(栗原力君) 停留所名は上山田戸倉出張所にすべきではないかについてでございますが、このことにつきましては、7月下旬に各地区で開催しましたデマンド型乗合タクシー実証運行説明会でも参加者から同様の御指摘を頂いておりますので、来年4月の循環バスダイヤの改正に合わせ、今後、千曲市地域公共交通活性化協議会において検討してまいります。 ○議長(小玉新市君) 宮下議員。          〔4番 宮下繁明君 質問席〕
    ◆4番(宮下繁明君) ぜひそのようにお願いいたします。 次に行きます。 戸倉駅と温泉西公園について。 戸倉上山田温泉の玄関口である戸倉駅の無人化については、多くの利用者から不便になったと。また観光客からの苦情も多く聞かれております。無人化解消のためにはどの程度の費用がかかるのかお尋ねします。 ○議長(小玉新市君) 栗原企画政策部長。          〔企画政策部長 栗原 力君 登壇〕 ◎企画政策部長(栗原力君) 戸倉上山田温泉の玄関口である戸倉駅の無人化を解消すべきではないか、無人化解消のためにはどのくらい費用がかかるのかについてでございますが、戸倉駅の委託化につきましては、新型コロナウイルス感染症拡大により、経営に甚大な影響を受けたしなの鉄道株式会社によるコロナ禍を乗り切る経営改善策の一つとして、しなの鉄道沿線首長会議での協議を経て決定されました。 職員の配置につきましては、しなの鉄道の直営時の令和4年12月より、平日の窓口営業時間を朝夕の通勤通学時間帯のみとされたことから、本年4月に市が駅業務を受託してからも勤務時間はほとんど変更せず、それまでと同様に平日の日中は窓口業務営業を行わないことといたしました。 平日の日中も窓口業務を行って無人となる時間帯を解消すべきとの御指摘ですが、この時間帯に市の会計年度任用職員を配置しますと、報酬のみで概算額が年間140万円ほどとなり、このほかに期末手当や通勤手当なども必要になってきます。無人となる時間帯の解消につきましては、現在の勤務体制で利用の皆様に大きな不便をかけていないと考えておりますが、今後も利用者の皆様の声を聴き、費用対効果を検証する中で適切な人員配置を検討してまいります。 ○議長(小玉新市君) 宮下議員。          〔4番 宮下繁明君 質問席〕 ◆4番(宮下繁明君) 部長、それは本当に認識が違うんですね。本当に多くの方からいろんな苦情が来ています。私も何回か行って話を聞きました。私自身も、無人駅から乗って戸倉駅で精算しようと思ったら、駅員さんいないからお金払えないこともありましたし、無人化したことによって中のトイレが使えなくなった。トイレを皆くぎ打ちしてしまったんですよ。だからお客さんが来ても中のトイレは使えない。外まで回らなくちゃいけない。せっかく小川市長によって私がエレベーターを設置していただいた。また今年度トイレを改修して、本当にありがたいなと思っているんですよ。小川市長の決断だということでみんな感謝はしているんですけども、せっかくそのようにやっても、お客さんが来ても駅員さんがいないから、いろんなことを聞いても分からない。待合室のごみ箱もなくなっちゃった。ごみ箱がなくなっちゃったからごみを捨てるところがないといって、みんな待合室のところに捨てるか、待合室のうどんそば屋さんにごみを置いていくらしいんですよ。とにかく、あと忘れ物だとか不審物があったときにどうしたらいいのかという問合せが殺到しているんですね。これはぜひ私は小川市長にお願いして、せっかく小川市長があれだけ整備していただいているわけですから、その思いをもうちょっと加えていただき140万、150万円だったらぜひ市でそれを負担していただいてやっていただきたい。 それから次の質問も兼ねているんですけども、ぜひ話題性を持った駅長をやってもらいたい。猫駅長とか、ヤギ駅長もいいし、私は観光列車ろくもんが来たときは、芸妓さんに1日駅長をお願いしてやってもらうとか、というようなアイデアをぜひ活用して戸倉駅が注目されるようにしていただきたいんです。それにはこれ市がやるというのは難しいので、できれば市長、これは観光局に管理も観光案内も委託して観光局には市のほうでもお金を出しているんですから、そこは多少上乗せして、ぜひ戸倉駅の管理と観光案内もぜひ観光局にお願いするというのはいかがでしょうか。 ○議長(小玉新市君) 小川市長。          〔市長 小川修一君 登壇〕 ◎市長(小川修一君) 戸倉駅の無人化に伴う様々な御不便をおかけしていることを私も詳細については承知しておりませんでしたので、大変御迷惑をおかけしていることはおわびしたいと思います。宮下議員の御指摘、ごもっともでして、答弁では140万円の年間人件費がかかるという旨の答弁でしたが、戸倉上山田温泉の玄関口ですから、そこを140万円を浮かしてというよりは、そこは何か違う方法があるのではないかと思いました。 あとまた名物駅長、猫駅長、または芸妓さんですか。私、個人的には宮下議員すごい制服お似合いなので、駅長のスタイルが似合うかなとちょっと勝手な想像をしてしまいましたけれども、それはそれといたしまして、観光局にいろいろと業務委託という御提案ありました。そのあたり、また庁内でも検討させていただいて、非常にいい御提案だと思いますので、前向きに検討していきたいと思います。 ○議長(小玉新市君) 宮下議員。          〔4番 宮下繁明君 質問席〕 ◆4番(宮下繁明君) 市長の戸倉上山田温泉に対する思いは本当に感謝申し上げていますので、ぜひそれを実行していただきたいなと思います。 次に行きます。 温泉西公園のトイレ設置については協議する方向で方向性を決めるというお話でしたが、どのような協議があり、結果はどうなりましたか。お尋ねします。 ○議長(小玉新市君) 湯本建設部長。          〔建設部長 湯本永一君 登壇〕 ◎建設部長(湯本永一君) 温泉西公園のトイレの設置の方向性についてであります。 上山田西公園の整備につきましては、去る7月25日、上山田温泉自治会連合会長及び温泉西公園を守る会代表の方々と協議を行い、老朽化した手すりの補修、支障木の伐採処理、土砂崩落対策を今年度実施しております。 ちなみに、老朽化した手すりの補修と支障木の伐採処理につきましては、8月に実施済みとなっており、薬師堂裏の土砂崩落対策についても、今月、実施の予定をしております。 御質問のトイレの設置につきましては、維持管理面を含めた整備の方法や内容について、上山田温泉自治会連合会と温泉西公園を守る会とが協同で組織づくりを行い、今後、市とトイレ設置を含む上山田西公園整備についての協議を進めていきたいとの意向を確認しておりますので、引き続き協議を進めてまいります。 ○議長(小玉新市君) 宮下議員。          〔4番 宮下繁明君 質問席〕 ◆4番(宮下繁明君) いろいろ整備をしていただいていることは感謝申し上げますが、やはりトイレがないといろんな人が集まってもいろんな活動ができないということですので、ぜひ来年度の予算に盛り込んでいただいて、トイレ設置をしていただきたいと思います。 ○議長(小玉新市君) 湯本部長。          〔建設部長 湯本永一君 登壇〕 ◎建設部長(湯本永一君) 来年度の予算繰りということでございます。最近の公衆トイレですが、安全性が大変重要な要素であると認識しております。女性ですとか子供が安心して使えるトイレが必須ということで、それには設置する場所ですとか、使用できる時間とか、照明とか、防犯装置とか、そういったものが検討されていくべきだというふうに考えております。こういったことは地元の皆さんと早急に検討する中でその協議がまとまり次第、状況に応じた対応をさせていただきたいと思います。 ○議長(小玉新市君) 宮下議員。          〔4番 宮下繁明君 質問席〕 ◆4番(宮下繁明君) 次に参ります。 芸妓文化の継承と支援について。 文化伝承創造都市・千曲を目指す小川市長は、芸妓文化は大切であり、次の世代に伝えていかなければならないとおっしゃっております。先日も姉妹都市の市長さんや議長さんがお見えになり、上山田温泉に芸妓さんがいらっしゃることは大変な財産だとおっしゃっておりました。前回市長が庁内で検討するとおっしゃった芸妓さんの観光大使については、どのようになったのかお尋ねします。 ○議長(小玉新市君) 洞田経済部長。          〔経済部長 洞田英樹君 登壇〕 ◎経済部長(洞田英樹君) 芸妓文化の継承と支援等についてでありますが、芸妓さんは、今日ある戸倉上山田温泉の発展に寄与し、大きな力となってきたものと認識しており、今後、三味線や太鼓、踊り舞など、芸の継承や育成に対する支援が考えられると思います。ただし、いずれにしましても組合の再建等、今後の動きを見てからの本格的な対応となってくると捉えております。 また、観光大使につきましても同様に、当市の観光大使の目的・趣旨、役割なども照らしつつ、今後の動静を見ながら検討してまいりたいと考えております。先ほどの観光大使の検討の結果ということでありますが、今後、戸倉上山田温泉、千曲市のPR活動とか、いわゆる温泉に泊まっていただく誘致活動と考えられるんですが、そうは言っても、観光大使に任命する芸妓さんの御意見も聴きながら、どんなことができるのか、どんなようなPR活動ができるのかということも踏まえながら考えていきたいと思いますので、今後の課題となります。 ○議長(小玉新市君) 宮下議員。          〔4番 宮下繁明君 質問席〕 ◆4番(宮下繁明君) この間、何名かの芸妓さんとお話ししたんですが、小川市長の本当に温泉に対する熱い思いに非常に期待しておりますので、ぜひ前向きに進めていただきたいと思います。 次に行きます。 コロナ禍の中でお座敷がなくなり、やむなく63年の歴史に幕を閉じた芸寮組合ですが、温泉祭りの中での勇獅子の屋台などでの踊りには存在感が大きいものがあり、復活を望む声が多く聞かれております。現在、個人的に活動している芸妓さんの間でも組合再建に向けての動きがあります。組合が再建した場合にはどのような支援を考えているかお尋ねします。 ○議長(小玉新市君) 洞田部長。          〔経済部長 洞田英樹君 登壇〕 ◎経済部長(洞田英樹君) 次に、芸寮組合が復活した際の支援についてでございますが、市といたしましては、再び組合として復活し、活動する際には、再建された団体の実効性なども確認しつつ、関係する皆様とどんな支援が必要なのか等を協議しながら支援策を検討していきたいと思います。 ○議長(小玉新市君) 宮下議員。          〔4番 宮下繁明君 質問席〕 ◆4番(宮下繁明君) 支援の方法はいろいろあると思うんですけども、例えば組合が復活した場合には補助金を出すとか、そのようなことでよろしいでしょうか。 ○議長(小玉新市君) 洞田部長。          〔経済部長 洞田英樹君 登壇〕 ◎経済部長(洞田英樹君) 団体と協議しながらどんな支援ができるか、例えばほかの地区では育成等の研修の支援とか、あと事務所の運営補助とか、様々な地域ではいろんな補助をしております。どんな補助、支援が千曲市に合っているのかと協議しながら決定していきたいと思いますので、御理解のほどよろしくお願いいたします。 ○議長(小玉新市君) 続いて、小川市長。          〔市長 小川修一君 登壇〕 ◎市長(小川修一君) 今、部長から協議をしながらという答弁がありましたけども、補足をいたしますと、まず、芸寮組合さんの解散については本当に残念な気持ちでありました。解散する少し前に市長室を訪ねてこられて、現状をお話しいただきまして、今後解散の予定ですということをおっしゃったということが今でも記憶に残っております。市としても何とか御支援をしたいという思いはありますけれども、組合に対する支援の以前に、そもそも解散に至る原因というのは考えないといけないと思うんですね。やはり芸妓さんのお仕事のお座敷の場が極端に減ってしまったと。旅館、ホテル、飲食店等でそういう機会がなくなってしまったということも一つにはあると思います。その意味では芸寮組合に単なる支援をして終わりということではなくて、それこそ持続可能な支援でなければならないと思います。その意味では、一番の芸妓さんたちが仕事の場であるそのお座敷の場をどうやって増やしていくかと。旅館、ホテル、飲食店、観光関係の業者の皆さんのいろいろなお声をぜひ集約して、市のほうにどういった支援をすれば適切な支援を市ができるかとそういうことを考えていきたいと思いますので、ぜひ現場の皆さんの声を要望という形で広くお聴きしていただきたいというのが私からのお願いであります。支援をしたい気持ちはやまやまなんですが、単に団体に対して補助金を出して終わりということではなくて、やはりお金を回すということを考えますと、利用者であるお客様にもなるべくそういうお座敷などにお声をかけていただくようなPRをするとか、いろいろやり方もあると思いますが、いずれにしても無理やりお金をつぎ込んで維持をするということは健全な在り方ではないと思いますので、うちから来るものといいますか、需要をしっかりとつくることが大事ではないかと思っていますので、一緒に研究していきたいと思いますのでよろしくお願いいたします。 ○議長(小玉新市君) 宮下議員。          〔4番 宮下繁明君 質問席〕 ◆4番(宮下繁明君) 市長のおっしゃった持続可能なやっぱり支援ということが、お互いに成り立つのが一番大事だと思いますので、ぜひまた市長と、芸妓さんも囲んで会談をしながら協議をしていきたいなと思いますので、よろしくお願いします。 では次に行きます。 合併20年の検証が必要ではないか。合併20年で実施済みの事業にはどのようなものがあるのか。また、未実施の事業はどのようなものがあるのか、具体的に説明をお願いします。 ○議長(小玉新市君) 栗原企画政策部長。          〔企画政策部長 栗原 力君 登壇〕 ◎企画政策部長(栗原力君) 合併20年で実施済みの事業はどのようなものがあるか、また未実施の事業はどのようなものがあるかについてでございますが、千曲市誕生以来、新市建設計画、千曲市まちづくり計画になりますが、それと総合計画に沿って各分野にわたる多くの施策・事業を実施してまいりました。 これまで実施してきた主な事業ですが、まず、幹線道路の整備では、都市計画道路千曲線をはじめ、戸倉温泉通り線、中央通り線の整備を行いました。公園整備としましては、三本木公園、内川公園などを整備し、本年度は屋代五区公園が完成いたしました。また、町内全域において公共下水道の整備を進め、前年度末の普及率が92.4%となっております。 学校関係では、市内全小中学校の耐震化、東小学校、更埴西中学校、戸倉上山田中学校の大規模改築のほか、第1学校給食センターの建設を行いました。また、子育て支援施設では、上山田子育て支援センターの整備や上山田保育園、あんずの里保育園の建て替えを行いました。 さらに、温泉施設では竹林の湯、白鳥園の建設、スポーツ施設ではサッカー場、新更埴体育館の建設を行ったほか、しなの鉄道千曲駅、市役所新庁舎の建設、雨宮・八幡東産業団地の造成なども行いました。 これらの事業は、新市建設計画にそれぞれ盛り込まれた事業を、総合計画に引き継ぎ、着実に実行してきた成果だと考えております。 新市建設計画等で計画した事業で実施できなかった主な事業は、三本木土地区画整理事業、ハイウェイオアシス整備事業、北陸新幹線新駅誘致が挙げられます。 ○議長(小玉新市君) 宮下議員。          〔4番 宮下繁明君 質問席〕 ◆4番(宮下繁明君) 今できなかった話を、新幹線の新駅等があったんですけども、私たちが思うのはやはりイオンモール、大型商業施設の誘致がこれ大きな市の事業として進めたわけですができなかった。それについてはどのようにお考えなのかお尋ねします。 ○議長(小玉新市君) 小川市長。          〔市長 小川修一君 登壇〕 ◎市長(小川修一君) 大型ショッピングモールについては、私が選挙に出るときに、誘致は立ち止まって考えるということを発言して、それを受けてやめたということになりますけれども、その時点で実は何年も屋代地区の開発の計画が示されてから土地区画整理事業が難航しておりまして、土地区画整理組合の設立の準備会の段階でとどまっていたわけですね。その経緯について私は詳細は把握しておりませんけれども、外から見ていて、このまま頑張って大型ショッピングモールの誘致に力を入れても実現可能性が極めて低いのではないかという判断をいたしまして、私が就任して、それは立ち止まって考えるということにしました。その当時、先般も報道でありました、須坂のほうで大分話が進んでいるということも情報が入ってきたりして、その結論自体は致し方なかったかなということもありまして、判断は間違っていなかったと思っております。 ○議長(小玉新市君) 宮下議員。          〔4番 宮下繁明君 質問席〕 ◆4番(宮下繁明君) 小川市長の判断には私も敬意を表するものでありますけども、次の質問に関わるんですけども、当初計画を変更せざるを得なかった理由、何でできなかったのか、何で大型商業施設の誘致があれだけの市が何億も投資をして、6年も7年もかけてやったのが何でできなかったのかということをお尋ねします。 ○議長(小玉新市君) 栗原部長。          〔企画政策部長 栗原 力君 登壇〕 ◎企画政策部長(栗原力君) イオンモールについては通告にございませんでしたので、通告にありましたとおりの大型事業がどうしてできなかったことについて答えさせていただきたいと思いますが、当初計画を変更せざるを得なかった理由はどこにあったのかと考えるのかについてでございますが、合併に際し策定した新市建設計画に掲げた当初計画を中止・縮小等変更した理由は、荻原議員の質問にもお答えしましたが、まず、三本木土地区画整理事業で地元の合意形成が得られなかった。次にハイウェイオアシス構想では、採算が取れず赤字となる施設は造るべきでないと判断した。次に新幹線新駅誘致では、技術的に困難であったが主な理由となります。 また、計画変更に際しては、議会へ説明をし、理解を頂く中で行ってきたところであります。 今後も市民ニーズや費用対効果などを踏まえ、計画の中止等が妥当と判断されるものはやむを得ず計画変更をする場合もございますので、御理解をお願いいたします。 ○議長(小玉新市君) 宮下議員。          〔4番 宮下繁明君 質問席〕 ◆4番(宮下繁明君) ではその大型商業施設の件について、もしお答えできるんだったら副市長にお願いしたいんですが。なぜできなかったのか。 ○議長(小玉新市君) 大内副市長。          〔副市長 大内保彦君 登壇〕 ◎副市長(大内保彦君) 大型商業施設、イオンの関係でございますが、これについては、市も一生懸命やっておりましたし、また議会のほうでも一生懸命やっていただきまして、市を挙げて取り組んだところでございます。結果としてこのような結果になったということですので、これは一番の理由は、イオン側といいますか、相手側がいろいろ総合的に判断して、はっきり言うと須坂のほうということで判断したことですので、その判断の基準がどうあったかということは、イオン側のことは私も分からないんですが、私なりに推測しますと、例えば道のことで今一生懸命一重山2号線もやっているんですが、当時は道がまず不明確だったとか、あるいはいろんな規制がかなりあって、それに要する時間的なものがかかるということ等がイオンには判断の材料になっているのではないかと考えております。 ○議長(小玉新市君) 宮下議員。          〔4番 宮下繁明君 質問席〕 ◆4番(宮下繁明君) 次にお尋ねします。 旧更埴の川西、また川東地区、戸倉、上山田の4つの地区へのその20年間の投入事業費のおのおのの総額は幾らかお尋ねします。 ○議長(小玉新市君) 栗原部長。          〔企画政策部長 栗原 力君 登壇〕 ◎企画政策部長(栗原力君) 旧更埴川西、川東、戸倉、上山田の4つの地域への投入事業費のおのおのの総額は幾らかについてでございますが、千曲市合併以来、ハード事業につきましては、主に合併特例債を活用し、都市計画道路や公園の整備をはじめ、小中学校、公共施設の耐震化や建て替えなど、安全で安心なまちづくりと社会基盤の整備を進めてきました。また、ソフト事業では子育て支援施策や地域医療の充実を図るなど、住みやすいまちづくりのため、様々な施策・事業に取り組んでまいりました。 なお、ハード・ソフトにかかわらず、多くの事業は特定の地域の利便性の向上を目的とはしておりません。例えば、都市計画道路千曲線は、市民誰もが通行でき利便性が向上していますし、戸倉上山田中学校は、旧戸倉町にはありますが、上山田地区の生徒が通学しております。また、市役所庁舎や文化会館も、市民誰もが活用できます。 このことから、整備場所でそれぞれの地区の投入事業費を分けても意味をなさず、どの地区の市民の利便性の向上が図られたかを示すことができない状況であることを御理解いただきたいと思います。 ○議長(小玉新市君) 宮下議員。          〔4番 宮下繁明君 質問席〕 ◆4番(宮下繁明君) 4つの地域への事業費はお答えできないということだと思うんですけども、これは数字的には出ているんだけども答えられないということなのか、それとも数字自体がないということなのか、どちらでしょうか。 ○議長(小玉新市君) 栗原部長。          〔企画政策部長 栗原 力君 登壇〕 ◎企画政策部長(栗原力君) 数字自体がないかどうかということですが、数字自体出してございません。事業として、令和元年9月に市報の号外としていろいろな事業出ております。それを各地区でどこに造ったかをまた見ていただければ分かると思いますが、市としてはどこの地区に幾らということは出しておりません。 ○議長(小玉新市君) 宮下議員。          〔4番 宮下繁明君 質問席〕 ◆4番(宮下繁明君) ではその数字は出すことはできるということですか。 ○議長(小玉新市君) 栗原部長。          〔企画政策部長 栗原 力君 登壇〕 ◎企画政策部長(栗原力君) 建設の場所は分かっていますので、建設の場所で区切れば出ると思いますが、例えば学校の耐震化事業とかという話になると全体で幾らと捉えていますので、上山田小学校に幾らとか、そういったことは分けていくことは非常に厳しいと思います。ほかの事業であれば地番が分かりますので、何とか分けることはできると思います。 ○議長(小玉新市君) 宮下議員。          〔4番 宮下繁明君 質問席〕 ◆4番(宮下繁明君) それではできる範囲で次回までに出していただきたいと思いますので、お願いします。 次に行きます。 合併20年の検証について、前回市長は方法を研究するとおっしゃいましたが、それについての結果はいかがでしょうか。 ○議長(小玉新市君) 栗原部長。          〔企画政策部長 栗原 力君 登壇〕 ◎企画政策部長(栗原力君) 前回、合併20年の検証について市長は方法を検討すると答えたが結果はについてでございますが、市では、千曲市総合計画の推進に当たり、毎年市民意識調査を実施し、市政に対する市民の満足度や重要度などをお聞きしております。 また、総合計画策定時においては、市民意識調査の結果や行政評価を基に、以前の計画の進捗や成果の検証を行い、新しい総合計画の策定に生かしてきました。 市民意識調査は、居住区域別の満足度、重要度、市政に対する要望について調査するもので、平成19年度から毎年実施し、その時々の市民ニーズの把握を行い、施策立案のための資料としてきました。 このように短期間での検証を重ねてきましたので、改めて、合併20年というスパンでの検証を行うことは考えていませんが、本年度実施した市民意識調査において、満足度が低かった項目が合併にかかわらず、今市民が求めているものになりますので、今後改善に向けた施策を講じていかなければいけないと考えております。 ○議長(小玉新市君) 宮下議員。          〔4番 宮下繁明君 質問席〕 ◆4番(宮下繁明君) 栗原部長もお忙しいから改めて調査というのは難しいと思いますが、ぜひその出た結果をまた整理して教えていただきたいなと思います。 次に行きます。 地域間格差の解消について。 合併時の「サービスは高く、負担は低く」のスローガンは実現できていると考えるか。また、敬老会への補助金を廃止すると聞くが、その理由は何か。今年度の補助金の総額は幾らかお尋ねします。 ○議長(小玉新市君) 宮尾健康福祉部長。          〔健康福祉部長 宮尾憲夫君 登壇〕 ◎健康福祉部長(宮尾憲夫君) 1点目の合併時のサービスは高く、負担は低くのスローガンは実現できていると考えるかについてでございますが、合併時には実現できていたと考えておりますけれども、その後につきましては調査分析を行っておりません。よって、実現できているものといないものがあると考えますが、今後もその理念は尊重してまいります。 2点目の敬老会への補助金の廃止についてでございますが、敬老会への補助金は敬老祝事業として、区・自治会等が実施する地域の高齢者の長寿をお祝いする事業の実施に対し、補助金を交付するものでございます。 地域で敬老祝事業を実施する月の1日現在で、年齢が70歳以上の方1人当たり500円の補助金を交付しております。 廃止の理由につきましては、平均寿命が80歳を超える超高齢化社会を迎える中、市の高齢化率は2020年の33.9%から2030年には37%、2040年には41.5%と予測されており、扶助費は平成26年度から令和2年度までで、毎年度ごとの平均で約1億1,000万円ずつ増加しております。これを基に試算いたしました中期財政試算では、令和5年度から9年度までの扶助費は、毎年度ごとに約1億3,000万円ずつ増加する見込みとなっております。また、区・自治会におきましても、毎年増え続ける対象者の把握や品物の手配など、敬老祝事業における区・自治会の役員さんの負担が相当大きいことなどを考慮いたしまして、総合的に判断をいたしました。 なお、敬老祝事業は、今年度で終了させていただきますが、高齢者の長寿を祝う事業として、88歳、100歳の方に祝い品を贈る敬老祝品支給事業は引き続き実施してまいります。 次に3点目の、今年の補助金の総額は幾らかについてでございますが、今年度の補助金はまだ確定しておりませんが、令和4年度は、全区・自治会に対し、1万5,449人分として772万4,500円を交付をいたしました。 ○議長(小玉新市君) 宮下議員。          〔4番 宮下繁明君 質問席〕 ◆4番(宮下繁明君) この廃止という決断はどなたがしたのでしょうか。そしてまた、これに対する説明は、区・自治会、また老人クラブとか、そういう関係者の方には説明されたのでしょうか。お尋ねします。 ○議長(小玉新市君) 宮尾部長。          〔健康福祉部長 宮尾憲夫君 登壇〕 ◎健康福祉部長(宮尾憲夫君) 廃止の判断でございますけれども、これは最終的には市長さんのほうで判断を頂きました。 それと区・自治会への説明につきましては、4月に全区自治会長さんに御説明を行いまして、そのときに御質問は1件ございましたけれども、これに対しての反対というような御意見は1件も頂いてはおりません。 ○議長(小玉新市君) 宮下議員。          〔4番 宮下繁明君 質問席〕 ◆4番(宮下繁明君) 私のほうでは、いろんな方から、何でこんなお年寄りに対する500円の補助金を削るのかというような意見がたくさん来ています。そしてまた、区・自治会の皆さんが、記念品を配るとか敬老会をやるのも大変だとか言うんですけども、区・自治会では市から頂いた500円に上乗せして配っているんですね。自分たちの予算の中からそこへ上乗せして、あと敬老会とかをやっているんですね。お年寄りを大事にするということも大事なことだと思います。小川市長が少子化対策、子育て支援ということと同じように、この敬老に対する支援というのをぜひ継続していただきたいと思いますが、いかがですか。 ○議長(小玉新市君) 小川市長。          〔市長 小川修一君 登壇〕 ◎市長(小川修一君) 私が最終的に判断をしたというか、私がこのことを考えられないかということで今進めていることでありますが、何かまるで私が高齢者に冷たいかのような御質問なんですが、決してそんなことはありません。先ほど宮下議員申し上げた地域間格差という項目での御質問で、これはある特定の地区だけ廃止するものではありません。全市的に考えるものでありまして、それはそれとしまして、先ほど申し上げたように、超高齢社会に今突入しております。先ほど高齢化率のお話も部長より答弁いたしました。当然どんどん高齢者の方は増えていくわけで、同じようなサービスをずっと同じように提供するには当然どこかを削らなければいけないわけですね。その一方で、先ほどの宮下議員の戸倉駅の例えば駅長を、駅の業務を、窓口を無人化ではなく委託をせよと、また芸寮組合に補助をせよと、いろいろ御提案いただきました。そうしたことをトータルで考えて、枠が決まっています。特に今自由に使える予算が限られている中で、当然市としても税収を確保するための取組を進めておりますけれども、今喫緊の課題は、特に若い世代にこの千曲市に定着をしてもらうための予算をつけているわけですが、そのことは、今の高齢者の方々、またこれから高齢者になる私たちにも恩恵がある施策だという理解でいます。若い人たちがいなければ、そもそも福祉サービス等が担い手がいなくなる、成り立たなくなるわけです。ですからどこかを削る、どうしてもそこは痛みをどうしてもそこは感じることがあるかもしれませんが、毎年の500円が高齢者の方の生活に重大な影響を与えるというようなことであれば再考しなければいけませんけれども、またそこが難しい判断を迫られました。少しずつ合理化できるところは合理化していく。敬老のお祝いの趣旨はあります。節目の米寿ですとか、百歳とか、そういうところできっちりと市民の方にはお祝いをする気持ち、当然高齢者の皆さんを敬う気持ちはありますが、その500円の補助で何か市のほかのことを削らずにそれをやるということはなかなか今難しい状態にあるということも御理解いただきたいのと同時に、役員さんの負担ということは、これは軽く考えられない話です。実はいろいろな区・自治会などあると思いますけれども、役員さんが例えば敬老の祝い品を配って回るという場合に、どんどん際限なく件数も増えているわけです。そういうこともあって負担を感じて、地区の役員を引き受けないということも想定できる中で、いかに区の地区の役員さんの負担を減らしていくかということも、私たちに要望がある課題でありますので、そうしたことをまさに総合的に考えて、今回はこういう判断をいたしました。 ただ、あまりにも高齢者の方々から、年に1回の500円が削られてけしからん、小川ふざけるなという声があまりにも多いようでしたら、再考はしたいと思いますけれども、現在はこういう考えでおります。よろしくお願いします。 ○議長(小玉新市君) 宮下議員。          〔4番 宮下繁明君 質問席〕 ◆4番(宮下繁明君) 若者世代も大事ですけれども、高齢者もやっぱり大事ということで、ぜひ市長のお気持ちとして高齢者を敬う気持ちを、たったの500円ですけどもぜひ私は継続していただきたいと思いますので、再検討をお願いします。 次に行きます。 市内の均衡ある発展を約束されてきましたが、それは守られていると考えていますか。また、合併以来、上山田地区の18号バイパス、県道改良は一切進んでいませんが、今後どのように進めるのかお尋ねします。 ○議長(小玉新市君) 栗原部長。          〔企画政策部長 栗原 力君 登壇〕 ◎企画政策部長(栗原力君) 2点御質問いただきましたが、はじめのほうの市内の均衡ある発展を約束したが、それは守られていると考えるかについて、私のほうから答弁させていただきます。 市政施行後、新市建設計画に掲げた市の将来像の実現を目標として、地域の均衡ある発展を基本理念の一つに据えて、これを引き継ぐ総合計画において、市議会をはじめ市民の皆様の御理解と御支援を頂き、各種施策・事業を計画し実施してきたところです。 計画した事業はおおむね実施できたと考えていますが、その一方、毎年実施している市民意識調査において、地域ごとの満足度に違いがあるため、市民の意識としては均衡していない面もあると考えられます。 今後も引き続き、地域ごとの特性や課題、市民意識調査の満足度等に沿った改善策を講じるなど、市内全体の均衡ある発展に努めてまいります。 ○議長(小玉新市君) 続いて、18号バイパス、県道改良の件についての答弁を願います。 湯本部長。          〔建設部長 湯本永一君 登壇〕 ◎建設部長(湯本永一君) 合併以来、上山田地区の18号バイパス、県道改良は進んでいない。今後どのように進めるかについてであります。 まず、幹線道路の国道18号バイパスにつきましては、現在は千曲市稲荷山から長野市塩崎間の整備を国で進めていただいております。この区間の早期供用開始を要望しつつ、併せて八幡上町から若宮までの区間の事業化を要望しております。8月4日には、期成同盟会として長野県の新田建設部長、国土交通省長野国道事務所の小澤所長へ要望活動を行ってまいりました。要望では期待される整備効果に加え、地域の実所や地域の思いを伝えてまいりました。今後も引き続き、粘り強く関係機関へ事業推進の要望を行ってまいります。 なお、国道18号バイパスの上山田の区間につきましては、平成21年度に県道力石バイパス(坂城町の網掛から千曲市の力石)1.8キロが供用されており、このバイパスの一部が国道18号バイパスと供用区間となる計画のため、先行した整備がされている状況です。 今後の進め方としましては、若宮区間までの整備が進んだ後に、上山田地区の要望を行っていく予定でおります。まずは、長野市塩崎から若宮までの区間がバイパスとしてつながり、一定の整備効果が得られるような着実な整備を促進するとともに、上山田地区においても機会を捉えて事業化を要望してまいります。 次に、県道改良についてでありますが、中央地方道長野上田線の三本木橋付近から女沢橋付近の約460メートル区間については、平成23年度から平成30年度にかけて、県の交通安全事業により歩道整備が実施され、歩行者の安全な通行が確保されております。 また、都市計画道路戸倉上山田線につきましては、上山田温泉のメイン通りである市道中央通り線に流入する通過交通を迂回させ、温泉街の快適な環境を確保するために必要な路線であり、現在、県と市が地域とともにまちづくりの在り方や本道路に求められる機能を検討しているところであります。 また、本路線の整備に当たっては、主要地方道大町麻績インター千曲線の沿線、5市村で構成する期成同盟会として、8月28日に長野県へ事業促進の要望を行いました。県の新田建設部長からは、地域の意見をお聞きし、通過交通をどう展開して、狭い県道の在り方をどうしていくのか検討を踏まえ、しっかりと進めていきたいとの回答を頂いております。 このように上山田地区においても、必要な道路整備が実施されておりますが、引き続き、国、県の関係機関へ粘り強く要望を行うとともに、市もしっかりと協力することで、計画している道路整備が着実に進むように取り組んでまいります。 ○議長(小玉新市君) 宮下議員。          〔4番 宮下繁明君 質問席〕 ◆4番(宮下繁明君) いろんな要望活動をしていただいているのは分かりますが、地元も協力しますので、ぜひ実現するように来年には形になるようにお願いをしたいと思います。 次に行きます。 姨捨インターチェンジのフル規格化についてはいつ実現するのか。また、屋代スマートインターの完成と姨捨スマートインターのフル規格化は、どちらを優先するのかお尋ねします。 ○議長(小玉新市君) 2点の質問、お願いします。 湯本部長。          〔建設部長 湯本永一君 登壇〕 ◎建設部長(湯本永一君) まず、地質調査の結果が出た姨捨スマートインターのフル規格化についてはいつまでに実現するのかであります。 まず、地質調査につきましては、令和3年度から令和4年度にかけて実施してきましたが、調査結果から現時点では地盤内に大きな変動は見受けられず、次の段階に進めると判断されるため、今年度は予備設計に備えた地形測量を現在実施しております。 フル規格化に向けてはアクセス道路の整備が前提となるため、市ではアクセス道路整備を計画しております。計画道路の全体延長は約1,700メートルとなりますが、事業効果や優先度を考慮し、3期に分けて整備を計画しております。 基本的な作業工程は、事業箇所ごとに、地形測量、詳細設計、用地測量、用地取得、本工事の流れで進み、1期から3期と段階的に進めていく計画としております。 完成までのスケジュールについては、一帯は地滑りが発生する危険性のある地域であり、アクセス道路の整備は確実に安全に配慮しながら慎重に進めていく必要があることに加え、事業費も多額になり、事業期間も長期にわたることが想定されるため、現時点では完成見込みの把握は困難な状況であります。地形測量や予備設計などの作業を着実に進め、しっかりとした計画や見通しを立てた上で公表していきたいと考えております。 現在のアクセス道路は狭隘かつ急勾配であり、特に冬期間の通行に際し、安全に通行できるよう道路拡幅と勾配修正が必須であると感じておりますが、道路整備については、国やネクスコなど関係機関へ情報共有を行い、フル規格化の必要性もしっかりと伝え、機会を捉えて効果的に要望も行いながら、着実に事業を推進してまいります。 続きまして、市は屋代スマートインターチェンジの完成と姨捨スマートインターのフル規格化のどちらを優先するのかであります。 屋代スマートインターチェンジは、国が事業主体の事業であります。一方、姨捨スマートインターチェンジは既に運用されているスマートインターチェンジをフル規格化にするための事業であり、フル規格化に必要となる周辺のアクセス道路整備の事業主体は市になります。 屋代スマートインターチェンジを必要とする理由や役割としては、屋代工業団地や雨宮産業団地等の産業促進と物流の効率化、あんずの里や科野の里歴史公園など東部地区の観光振興、交通分散による周辺の渋滞緩和、救急救命医療の支援、防災支援などがあります。 一方、姨捨スマートインターチェンジを必要とする理由や役割としては、八幡産業団地や八幡東産業団地などの産業促進、日本遺産に認定された姨捨の棚田、戸倉上山田温泉などの川西地区の観光振興、地域交通の円滑化、救命救急医療の支援、防災支援などがあります。 2つのスマートインターチェンジは整備段階が異なり、単純に効果の比較をすることは困難な状況ではありますが、どちらの事業も産業連携道路の結節点として重要な役割があり、市としても整備の必要性を理解していることから、優先順位をつけることなく着実に進めていきたいと考えております。 ○議長(小玉新市君) 宮下議員。          〔4番 宮下繁明君 質問席〕 ◆4番(宮下繁明君) 姨捨スマートインターは、20年前から期成同盟会ができて運動をしてきております。ぜひ優先順位をつけることなく、両方とも進むようにお願いをしたいと思います。 では次に行きます。 地域要望に対する4つの地域の総事業費はそれぞれ幾らかお尋ねします。 ○議長(小玉新市君) 坂口市民環境部長。          〔市民環境部長 坂口和志君 登壇〕 ◎市民環境部長(坂口和志君) 地域要望に対する地域ごとの総事業費は幾らかについてでございますが、地域要望の制度は、市内71の区・自治会からの要望を公平に事業実施するために設けられた制度でございます。 区・自治会が自ら地域内の優先順位を付した要望書を提出していただき、担当課にて要望箇所確認の上、市全域で優先順位や緊急性、必要性、要望事項などの均衡などを考慮しながら対応しており、特に事業費を地域ごとに集計することはしておりません。 また、地域要望は事業費に関係なく要望されるため、必ずしも優先順位と事業費の間に相関関係があるとは考えておりません。単純に地域ごとの事業費が多いか少ないかだけで、地域間の格差があるというものではないと考えております。 ○議長(小玉新市君) 宮下議員。          〔4番 宮下繁明君 質問席〕 ◆4番(宮下繁明君) 格差があるとかないとかということを言っているわけではないのであって、その事業費の総額を出してくださいということを言っているんですが、その総額が分かっているなら出していただきたいと思います。 ○議長(小玉新市君) 坂口部長。          〔市民環境部長 坂口和志君 登壇〕 ◎市民環境部長(坂口和志君) 先ほども答弁しましたが、特に事業費の地域ごとに集計はしておりません。 ○議長(小玉新市君) 宮下議員。          〔4番 宮下繁明君 質問席〕 ◆4番(宮下繁明君) では調べて御報告願いたいと思います。 それでは次に行きます。 屋代開発について。民間の開発に対して、市が図書館や公民館などの公共施設を建設するような話があるが、公共施設等総合管理計画13%削減に逆行するのではないか。また、行政改革計画との整合性は取れているのか、お尋ねします。 次に、屋代スマートインターチェンジは、国交省への実施計画書を提出したが、建設については、市が負担する費用とその効果について具体的に市民に説明すべきではないか。お尋ねします。 ○議長(小玉新市君) 2点について答弁を求めます。 北澤総務部長。          〔総務部長 北澤武彦君 登壇〕 ◎総務部長(北澤武彦君) 2点質問いただきました。1点目については、私から答弁をさせていただきます。 屋代開発における公共施設等総合管理計画との整合性についてでありますが、公共施設等総合管理計画の13%縮減に逆行するのではとの御質問ですが、6月議会で川嶋議員の質問で答弁したとおり、市民生活に大きな影響を与える事業につきましては、これまでどおり計画の段階で市民の皆様や議会へ説明を行い、御意見をお伺いしながら進めてまいります。新たな公共施設を造ると当然総量が増え、計画に逆行することとなりますが、人口定着に向けた魅力あるまちづくりのため、設置目的や効果を考え、必要に応じ整備すべきものは整備してまいります。その際は当然、除却及び譲渡可能な施設があるか精査をしてまいります。 また、行政改革計画との整合性につきましては、市の行政改革大綱の中で、公共施設の統廃合の推進を実施計画で定め、少子高齢化の進行や人口減少に対処するために市民ニーズに対応した施設配置が必要であるとしております。 屋代開発におきましても、公共施設等総合管理計画や行政改革大綱に基づき、市民の皆様や議員各位の御意見をお聞きしながら、人口定着に向けた魅力あるまちづくりのために必要な公共施設整備を目指してまいります。 ○議長(小玉新市君) 続いて、地域開発推進担当、青木部長。          〔地域開発推進担当部長 青木猛治君 登壇〕 ◎地域開発推進担当部長(青木猛治君) (仮称)屋代スマートインターチェンジ整備に伴う市の費用負担、整備効果、市民への説明についてでございます。 御承知のとおり、スマートインターチェンジ整備は国の事業であり、国が非公開としている内容は、市の立場では申し上げることができません。 市の費用負担につきましては現在精査中であり、来年度以降の実施計画策定時等に委員会を通じてお示しをしたいと考えております。 整備効果でございますが、雨宮産業団地や八幡東産業団地など、企業立地が急速に進む市内の各産業団地の全区画が操業を開始した場合、大型車両や通勤等の関係車両が更埴インターやその周辺道路に集中し、交通渋滞を招くことが懸念されており、スマートインターチェンジが整備されることにより、交通の分散とアクセス性向上による地域の活性化が期待されます。 また、更埴インターは、令和元年東日本台風による災害で周辺まで浸水したことからその脆弱性が課題となっており、高速道路などの緊急輸送道路を結ぶ新たな接続箇所が整備されることにより、更埴インター周辺浸水時の代替機能としての効果も期待されます。 こうしたことから、市として早期事業化、そして一刻も早い供用開始を目指し、議員各位の御支援、御協力を頂きながら、引き続き国に働きかけてまいりたいと考えております。 市民への説明につきましては、事業化決定を頂いた後、関係各位に説明会等を通じ丁寧に御説明をし、事業の推進に御理解いただけるよう心がけてまいりたいと考えております。 ○議長(小玉新市君) 宮下議員。          〔4番 宮下繁明君 質問席〕 ◆4番(宮下繁明君) 以前に、実施計画書が出されるということは事実上、事業化を決定したことだというお話で、事業化が決定すれば事業費は公表するというお話を伺っていたんですけども、それとともに、やっぱり整備効果に関しては数字で表していただきたい。ぜひ抽象的な説明ではなくて、数字で表していただきたいなと思います。 ○議長(小玉新市君) 青木担当部長。          〔地域開発推進担当部長 青木猛治君 登壇〕
    ◎地域開発推進担当部長(青木猛治君) まず、事業化に関してでございますが、国に対しては、7月の下旬、実施計画書を提出をしております。まだ事業化の決定については、プレスリリースされておりませんが、近日中にはそういった発表があるものと考えております。 また、整備効果に関してのその数値の開示ということでございますが、そういった部分につきましても、社会便益で数値化がされておりますので、そういったものについても、機会を捉えてまた御報告をさせていただきたいと思います。 ○議長(小玉新市君) 宮下議員。          〔4番 宮下繁明君 質問席〕 ◆4番(宮下繁明君) ではぜひ早急に開示をお願いしたいと思います。 次に行きます。 一重山2号線の建設費が18.4億円から39億円に増額されましたが、この金額は異常な数字ではないでしょうか。国道や県道の改良であるにもかかわらず市が負担するのはなぜでしょうか。なぜこのようなことになったのか。また、このまま進めるのか。市民への丁寧な説明が必要なのではないか、お尋ねします。 ○議長(小玉新市君) 湯本建設部長。          〔建設部長 湯本永一君 登壇〕 ◎建設部長(湯本永一君) 一重山2号線の建設費が18.4億円から39億円に増額されたについてであります。 市道一重山2号線の整備には、終点側の工業団地南の交差点改良が必要であり、国道403号期成同盟会による要望活動の経過を考慮し、接続する長野県が管理する国道403号の整備についてお願いをしてきたところであります。しかしながら、長野県千曲建設事務所と施工範囲について協議する中で、原因者である当市が負担して改良することが一般的であるとの指摘を受け、現道への擦り付け範囲については交差点協議を踏まえ、市で整備することといたしました。 この交差点改良の範囲には住宅2棟、鉄工所1事業所、食品加工所1事業所、倉庫1棟、食品小売店1棟が物件補償の対象に該当し、補償額の算定を行ったところ、当初予定した切り取り工法から構外移転工法に算定方式の見直しが必要となり、約15億円の増額となりました。 また、工事費では、道路地盤の軟弱対策の追加、流域治水の取組に基づく道路の雨水排水の調整池整備、災害時の通行確保に必要な道路の無電柱化の追加及び全ての各工事における人件費、資材単価の物価上昇による費用で約5億6,000万円の増額となりました。 事業費の財源内訳ですが、50%に当たります19億5,000万円は国の社会資本整備総合交付金を活用し、残りの50%、19億5,000万円のうち90%の17億5,500万円が地方債(起債)、残りの10%の1億9,500万円が一般財源となります。なお、交付金を除く事業費の19億5,000万円の20%、3億9,000万円が交付税措置される予定でございます。 都市計画道路一重山線は、産業連携道路として位置づけられ、市内経済の活性化や地域交通課題の解消、屋代スマートインターチェンジのアクセス道路として重要な道路であり、その一部区間である市道一重山2号線は、令和10年度の完成を目指し、引き続き事業を進めてまいります。 また、事業の進捗状況は、これまでと同様に市のホームページや市報等で市民の皆様に周知をしてまいります。 ○議長(小玉新市君) 宮下議員。          〔4番 宮下繁明君 質問席〕 ◆4番(宮下繁明君) 今説明を頂きましたけども、あまりにもこの金額の高騰というのは異常な数字であります。例えば自宅を造る場合に、1,800万円の契約をしたのに実際始まってみたらいろんな問題があって4,000万になった。こんなことが通用することないと思うんですね。市だから、税金だからとこのような事業をそのまま進めていいものでしょうか。御意見お伺いします。 ○議長(小玉新市君) 湯本部長。          〔建設部長 湯本永一君 登壇〕 ◎建設部長(湯本永一君) ただいま御答弁させていただきましたように、国道403号の部分の交差点の擦り付きが事業費の多くを占めるということでありますが、こういった部分については、こういうことも想定されるということを事業開始前にきちんと説明しておくべきだったと反省しておる部分もございます。ただ、全てのことを全部課題を解決した上で事業着手していくということもなかなか難しい状況ではございますので、その辺については御理解を頂ければと思います。 ○議長(小玉新市君) 続いて、小川市長。          〔市長 小川修一君 登壇〕 ◎市長(小川修一君) 部長から先に説明があった内訳については御説明いたしました。今この異常な物価高騰が叫ばれている中で、建設費がとか、人件費というものはその最たるものの代表であります。先ほど宮下議員は、1,800万円の家を建てたら4,000万円かかったというよく分からない例を出されましたけれども、全くそういった例は当てはまりません。私は逆に宮下議員にお尋ねしたいのが、この国も必要性を認めた、この屋代……。 ○議長(小玉新市君) 市長、もし質問するんでしたら、違いますか。 では市長、反問権をどうぞ。          〔市長 小川修一君 登壇〕 ◎市長(小川修一君) スマートインターも含め、その周辺道路一重山2号線なんですが、これは市のほうで産業道路連携ネットワーク構想の一部として、もう繰り返し皆様にお伝えをして、市民の方にもお知らせをしてまいりました。ただ、その事業費の算定において、物価ですとか社会情勢の変化によって急激に上昇したと。それは確かにこんなに上がるのかということは誰もが思うかと思います。ただ、その理由については先ほど説明をいたしました。一般の市民の方には分かりづらい説明であったかもしれませんけれども、ここにいらっしゃる議会の皆さんは、少なくとも今の説明で意味が分からないということはないはずです。          (「俺は分からない」と呼ぶ者あり) ◎市長(小川修一君) そうですか。その人は勉強してください。はっきり申し上げて、皆さん、千曲市の議会の議員なんです。千曲市のまちづくり、将来に向けた持続可能なまちづくりをどうするか。この議論をまず御自身の見解を述べてから、今の仮に全てのこの事業を反対の論調でいつもおっしゃっていますが、まず御自身の意見をよって立つ主張をした上で、市長、ここの見解が違うと。私はこう考える。こうやって先細りしていくこの人口減少、少子高齢化社会に立ち向かうんだと対案を出して、建設的な議論をすることをお願いいたしまして、その意味で反問として伺います。 宮下議員は、この一重山2号線、そして屋代スマートインターチェンジをはじめ、市の今大型事業を行う段階について全て否定的なお考えだとこちらは理解しておりますけれども、それでよろしいでしょうか。 また、その場合、どうやって市のこの財源確保、特に人口減少が続く、この若い世代が離れていく千曲市に若い世代を呼び戻すか。その施策、働く場所の確保、どのように図っていくか教えてください。 ○議長(小玉新市君) 宮下議員、よろしいでしょうか。          〔4番 宮下繁明君 質問席〕 ◆4番(宮下繁明君) 先ほどの市長のお話でこの一重山2号線、スマートインターチェンジに関して、私は慎重に進めていかなければならないという立場であります。まず、事業費の高騰、そしてこの国道の改良であるにもかかわらず、国が、千曲市が原因者だということで千曲市が造れということで、国が自分の国道なのに自分の費用を使わずに千曲市に負担させるということ自体が、これは国がこの必要性を認めていないんじゃないかなと思いますけど、いかがでしょうか。 ○議長(小玉新市君) 答弁ですので、もう一つ、人口減少に対する、あるいは若い人を入れ込む件についての答弁をお願いします。          〔4番 宮下繁明君 質問席〕 ◆4番(宮下繁明君) この地区を開発することが、若い人を呼び込むことになるのか、人口減少に対する対抗策になるのかということに私は疑問視しています。もしなるということだったら具体的にその内容を説明をしていただきたいと思います。幾ら投資して、幾らの人口が増えるのか。そして財政的にどのような効果があるのかということを具体的に説明を頂きたいと思います。          (「動議」と呼ぶ者あり) ○議長(小玉新市君) 今、和田重昭議員より動議が出まして、暫時休憩を求められております。この動議に賛成する議員の挙手を求めます。          〔賛成者挙手〕 ○議長(小玉新市君) 挙手3名。よって、動議は成立いたしました。 和田重昭議員、動議の詳しい内容をもしよければ御説明ください。その場で結構です。 ◆18番(和田重昭君) 進行上の問題だから、そういうことは必要ないんだよ。 ○議長(小玉新市君) それでは、今言われましたように、進行上のことですので、暫時休憩をいたします。                             午後2時43分 休憩---------------------------------------午後3時35分 開議 ○議長(小玉新市君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。 和田重昭議員。          〔18番 和田重昭君 登壇〕 ◆18番(和田重昭君) 先ほど私、動議と申し上げましたけれども、議事進行上の発言と訂正いたします。よろしくお計らいください。 ○議長(小玉新市君) 和田重昭議員の意見のように、動議と違い、他に賛成者がいなくてもよく、議長により拒否が決められますので、この手法を取り、暫時休憩とさせていただきました。 反問権は、議会での質問、答弁が的確に行われるために、質問及び質疑に対してその趣旨、考え方を明確にすることを目的としています。先ほどの市長の反問権につきまして、反問権の範疇を超えていますので、反問と認められません。したがって、湯本建設部長の答弁終了時より、再開をいたします。 小川市長。          〔市長 小川修一君 登壇〕 ◎市長(小川修一君) 先ほど建設部長より、事業費の増額については丁寧に説明をいたしました。ただ、申し上げたいのが、1,800万円から1,400万円の家を建築する場合の例えを出されましたけれども、その例えは全く性質が異なりますので、適切ではないというふうに思います。不当な印象を与えますので御遠慮ください。 また、一重山2号線、またその先の一重線、屋代スマートインターなど、市が進めていこうとしているこの基盤整備事業に宮下議員が反対であるということは理解できました。そのこと自体は否定するものではありません。ここは千曲市議会ですので、市の将来像、どういうまちづくりをするか、そういうことを中心に市政について議論をする場であります。議論する以上は、まずは御自身の考え方を明確にお示しした上で、市の事業についてここが疑問であると、ここが反対だと、そういうことをしていただくと建設的な議論になると考えております。 そこで、ぜひ次回の質問の12月議会までに改めて、その反対の理由と宮下議員の所見を、千曲市の活性化対策を数字を上げてお示しいただきたいという要望であります。 ○議長(小玉新市君) 宮下議員。          〔4番 宮下繁明君 質問席〕 ◆4番(宮下繁明君) 大項目の4、学校給食費について伺います。 子育て世代を支援するために市内の小中学校の給食費を無償化する考えはないか。無償化するにはどの程度の費用が必要なのか、伺います。 ○議長(小玉新市君) 小岩教育部長。          〔教育部長 小岩成夫君 登壇〕 ◎教育部長(小岩成夫君) 学校給食費について、小中学校の給食費を無償化について、市の考え、そして無償化にはどのくらいの費用が必要かでございますが、昨日、前田議員の答弁を申し上げたとおり、当市を含む19市では無償化の実施はなく、人口2万人以下の町村での実施ということでございます。 当市では、給食費の支払いが困難と認められる家庭に対しましては、就学援助制度により実費相当分の支援をしておりますので、その範囲では事実上無償化ということでございます。また、物価高騰に直面いたします保護者の皆さんの負担軽減のため、児童生徒1人当たり1食15円の公費支援を行っております。 給食費を全面的に無償化するには相当な財源が継続的に確保される必要がありますことから、国による少子化対策などの助成がないと難しいと考えております。 長期的に少子化の動向、県内18市の動向、国の施策など状況を見て給食費の無償化について研究してまいります。 無償化にはどのくらいの費用が必要かにつきましては、児童生徒数や経済状況により変動があるわけですが、令和4年度は物価上昇により現行の給食費では不足となり、公費支援を行いましたので約2億8,000万円程度の費用が現在必要となっております。 ○議長(小玉新市君) 宮下議員。          〔4番 宮下繁明君 質問席〕 ◆4番(宮下繁明君) お隣の坂城町でも、前田議員の質問にもあったように、4月に遡って給食費が無料、無償化になりました。これ私、考えるに、今や自治体間競争だと思うんですね。大阪市も無償化になっている。東京でも区によって無償化している。県内でも町村単位で無償化が始まっている。確かに県内の19市は無償化はないんですけども、これいつ無償化にするのかというこれから競争になっていくと思うんですね。子育て世代を呼び込むために、移住定住をいかに増やすかということの政策として、ぜひ自治体間競争だと考えていただきたい。ふるさと納税も非常に先ほどもおっしゃったように頑張っていらっしゃる。2億円が3億円になり、億単位に増えているんですけども、これもまさに今、日本中の自治体が競争をしているんですね。須坂市は30億円だと。この前、会派で山形県の上山市に行ったんですけど、上山市もこの千曲市と同じように温泉がある町なんですね。人口は3万人。そこで、市役所にお伺いして聞いたら、昨年のふるさと納税が24億円だったんですよ。そして今年は30億円を目指すんだということで、とにかくこのふるさと納税は今、自治体間競争となっているのと同じように、給食費の無償化についてもそういう競争になっている。だから予算がたしか2億8,000万円もかかるから一度にはできないにしても、中学校だけやるとか、所得制限を設けて半分だけやるとか、そのような方法を取っていただいて、19市の中で一番最初にこの給食費の無償化に取り組むということをぜひ取り組んでいただきたいなと思っています。 ○議長(小玉新市君) 小川市長。          〔市長 小川修一君 登壇〕 ◎市長(小川修一君) 昨日の前田議員の質問にも答弁させていただきました。無償化をしないということではなくて、国の動向も注視しながら考えていくということであります。先ほど申し上げました約3億円ほどかかります。考えとしては、前田議員は基金からというお話ありました。やはり恒久的な財源が必要となりますので、その財源獲得の手段としてふるさと納税を伸ばす。これは一考でありますし、実際そのようにして今取り組んでおります。ただ、子育て支援といってもいろいろありまして、給食費の無償化のみをもってして、千曲市がその自治体間競争に後れを取ってしまうとそういった御懸念かもしれませんが、それは必ずしもそうではないと私は理解しております。といいますのも、実際に生活に困窮している御家庭には事実上、給食費の無償化を既に行っている就学援助費という制度を使っております。そうでない御家庭の場合には、給食費は今頂いているんですけれども、19市では全て頂いている状態。そして恒久的に、一度やったらやめるというわけにはいきません。ですので今私がいろいろ考えている中では、例えば保育料の第2子以降無料化ですとか、課題となっている子供の医療費18歳までは年齢を引き上げましたけれども、500円を無料にするかどうかということを庁内で検討を進めております。いずれにしても、市が単費で負担する財源でありますので、そこは庁内でもう少し検討する中で、千曲市の子育て施策が子育て世代に魅力を感じてもらえるような取組にしていきたいと考えております。 ○議長(小玉新市君) 宮下議員。          〔4番 宮下繁明君 質問席〕 ◆4番(宮下繁明君) 国は、異次元の少子化対策ということで、いろんな方策を考えています。いずれこの給食費も国で無償化ということになると思いますので、できるだけそれに先駆けて千曲市がやったということになれば、本当にインパクトも強いと思いますので、御検討いただきたいなと思います。 続きまして、食材の地産地消はどのように進んでいるのか。千曲市の現状は何%なのか。お尋ねします。 ○議長(小玉新市君) 小岩部長。          〔教育部長 小岩成夫君 登壇〕 ◎教育部長(小岩成夫君) 給食の食材の地産地消はどのように進められているかでございます。 学校給食におきます地元産食材の利用については、利用率の向上を図るために、食材の納入業者と積極的に連絡を取り合い、地域の農産物の生産状況等を確認し、季節ごとに旬の地元産食材を取り入れた献立を工夫して、可能な限り地元産食材で発注ができるように努めております。 また、農協、青果商組合、市の農林課で構成します地元農産物等利用促進関係者連絡協議会におきまして、学校給食における食材調達状況を踏まえて、地産地消の取組について協議を行っております。 令和4年度の地元産農産物の使用率は、重量換算で第1学校給食センターが47.86%、市内産が38.04%、県内産で9.82%でございます。そして第2学校給食センターが51.03%、市内産が37.66%、県内産は13.37%となっております。 地元産の農産物の利用においては、年間を通じて安定的に一定の数量の確保、天候に左右されてしまう収穫時までの育成状況、冬の期間は野菜の入荷が難しい等様々な課題ございますけども、できる限り地元産食材の利用率を高めてまいりたいと存じます。 ○議長(小玉新市君) 宮下議員。          〔4番 宮下繁明君 質問席〕 ◆4番(宮下繁明君) ぜひ地産地消を進めて、千曲市の子供たちに千曲市で採れた農産物を食べていただきたいなと思っております。 次に行きます。 現在、給食費の徴収はどのように行われていますか。給食センターによる振替徴収とお聞きしていますけども、振替手数料の負担はどのようになっているのかお尋ねします。 ○議長(小玉新市君) 小岩部長。          〔教育部長 小岩成夫君 登壇〕 ◎教育部長(小岩成夫君) 給食費の徴収方法と振替手数料の負担についてでございます。 学校給食費徴収に当たっては、教員の業務負担の軽減、透明な会計管理等の観点から文部科学省の要請によりまして、公会計制度への対応として、令和3年度から学校による徴収、管理ではなく、千曲市(第1学校給食センター)による徴収及び管理の事務処理を行っておるところでございます。 給食費の徴収は、基本的に口座振替によりまして、5月から翌年2月まで一定額を集金して、3月に実績精算をしております。 給食費の振替手数料につきましては、市が徴収事務を開始してからは、保護者に係る振替手数料の負担はなくなり、口座振替に係る手数料は市の会計課で支払われております。 ○議長(小玉新市君) 宮下議員。          〔4番 宮下繁明君 質問席〕 ◆4番(宮下繁明君) 振替手数料については市で負担しているということで分かりましたけれども、関連でお聞きするんですけども、給食費のほかにも小中学校では学年費だとか旅行貯金とか、そのような徴収が保護者からあるわけですけども、その点についてはどのような形で徴収されているのか、お答えできたらお願いします。 ○議長(小玉新市君) 小松教育長。          〔教育長 小松信美君 登壇〕 ◎教育長(小松信美君) 各学校でそれぞれの修学旅行とか、学年費とか、それは各学校で徴収しております。 徴収ですから口座引き落としではないと思います。直接現金です。 ○議長(小玉新市君) 宮下議員。          〔4番 宮下繁明君 質問席〕 ◆4番(宮下繁明君) 私が伺ったところによりますと、各学校によってその扱いが違うんだそうですね。現金で集金しているところと口座振替のところとある。口座振替も振替の手数料も違うし、そのいろんなシステムの利用料というか、そういったものも発生しているところがあるというように、その辺についてもう一度調査していただいて、できるだけ市内の小中学校の徴収に関わる振替手数料とか、保護者の負担が公平になるようにお願いしたいんですが、よろしくお願いします。 ○議長(小玉新市君) 小松教育長。          〔教育長 小松信美君 登壇〕 ◎教育長(小松信美君) 学校によっての徴収方法いろいろあるわけですが、これから調査をさせていただいて、保護者軽減、どのようになれば一番いいのかというようなことを研究してまいりたいと思います。 ○議長(小玉新市君) 宮下議員。          〔4番 宮下繁明君 質問席〕 ◆4番(宮下繁明君) 給食費と同じように保護者の負担がないように、また市内の小中学校が平等に扱われるようにお願いしたいと思います。 以上で質問を終わります。 ○議長(小玉新市君) ここで16時まで休憩をいたします。                             午後3時50分 休憩---------------------------------------午後4時 開議 ○議長(小玉新市君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 続いて、6番、川嶋敬信議員。          〔6番 川嶋敬信君 質問席〕 ◆6番(川嶋敬信君) 一志会、川嶋敬信です。 新戸倉体育館の建設について質問させていただきます。 6月19日に議会から市長に提出した千曲市総合運動公園についての提言の中で、新たな屋内体育館施設の整備についての提言は、1つ、国民スポーツ大会までに新体育館を建設し、大会競技を新体育館で実施できるよう整備すること、1つ、新体育館は防災機能を充実させるとともに環境に配慮し、スポーツ合宿、大会、イベント等で利用できるような施設にすること、1つ、戸倉体育館の耐震工事では追加で雨漏りや床等の修繕費用が見込まれ、全体で多額の費用がかかるため、耐震化をしないで戸倉体育館は解体することの3点でした。 その回答が7月10日に出まして、次のような内容でした。 新たな屋内体育施設の整備については、提言の趣旨を尊重して事業を進めてまいります。なお、現戸倉体育館については、雨漏り修理等最低限の修繕を実施します。新戸倉体育館については、令和10年開催の国民スポーツ大会の会場となるよう、あらゆる手法を検討してまいりますという内容でした。 今日は、建設推進のためということで、また問題点、課題を共有するためということで質問してまいります。よろしくお願いいたします。 まず、整備スケジュールについて伺います。 令和5年度は基本計画の策定、令和6年度は建設位置、規模感、予算規模の決定、事業者の募集開始、令和7年度は事業者と協働による設計、令和8年度工事開始、令和9年度完成、プレ大会、令和10年度国民スポーツ大会開催とのことですが、非常にタイトなスケジュールとなっております。 このスケジュールについて、詳しい内容、方向性が決まっているのか伺います。 また、どこの部署が担当するのか、併せて伺います。 ○議長(小玉新市君) 小岩教育部長。          〔教育部長 小岩成夫君 登壇〕 ◎教育部長(小岩成夫君) 整備スケジュールについてでございます。 千曲市総合運動公園等に関する特別委員会でもお示しをした整備スケジュールでございますが、国民スポーツ大会の開催時期を基に作成したスケジュールでございます。 そのため、詳細な内容、方向性については、今後策定をします基本計画に合わせて、国、民間事業者への整備手法等のヒアリングをこれから実施する中で、より精度の高い整備スケジュール、内容を見定めてまいりたいと考えております。 担当部署でございますが、現在、総合運動公園構想におきます戸倉体育館エリアの担当部局でありますスポーツ振興課で業務を進めておりますが、昨日、吉池議員、そして袖山議員の質問に市長、総務部長がお答えしましたとおり、専門性が高い大型事業はスピード感を持って推進するために、専属の組織、スタッフ編成の充実を検討、そして臨んでまいりたいと存じます。 ○議長(小玉新市君) 川嶋議員。          〔6番 川嶋敬信君 質問席〕 ◆6番(川嶋敬信君) 国の出先機関である長野第1合同庁舎が、先日工事が延びるという報道がありました。また、須坂インター周辺の大型店舗も、来年の春の予定だったのが、再来年の秋のオープンということで、建設工事が大幅に遅れているというような情報もあります。国民スポーツ大会、令和10年度ですが、余裕のある整備スケジュールが必要と思いますが、何かその辺の対応を、どのような対応を考えているか。あるいはそういう危機感を本当に持っているのかどうか、併せて伺います。 ○議長(小玉新市君) 小岩部長。          〔教育部長 小岩成夫君 登壇〕 ◎教育部長(小岩成夫君) 今、川嶋議員が言われた対応といった部分ですけども、本当にスケジュールがタイトなことは十分承知しておりますし、今からその対応といった部分で、こういったものがあるから恐らく間に合うのだろうというものは、今現在持ち合わせているものはなかなかございません。ですので、こちらについて開発手法には民間のお力、支援というものを可能な限りどれだけ頂けるか、そして市がどれだけそこにお話をして乗っていただけるかという工夫が必要になってくると思います。そしてまた、本当にタイトなものについては私自身も十分承知しています。確かにお話しいただいた長野の合庁、そして須坂の開発についても、建設資材、そして人員等の形でなかなか期間、またスケジュールがこれ相当難しいんだという話もございます。ですが、私どももいろんな部分、庁内でもスタッフも何とかそろえて、そしてこれからお話もさせていただく開発についても、どれだけPFIをまた活用して、県やまたスポーツ庁からもご指導をこの前頂きましたので、そういった部分で何とか知恵を絞ってやっていかねばならないと思っております。 ○議長(小玉新市君) 川嶋議員。          〔6番 川嶋敬信君 質問席〕 ◆6番(川嶋敬信君) 次の項目になりますが、整備手法の検討について伺ってまいります。 我々会派、一志会では本年2月、韮崎市営総合運動場整備計画の状況を視察してまいりました。その中で韮崎市では整備手法について、従来手法の公共事業方式と公民連携手法のうち3手法の、合わせて4事業手法を検討対象として、定性的評価、定量的評価、民間事業者へのヒアリング等を実施し、PPP、PFIによる公民連携手法を採用いたしました。その結果、財政負担の削減効果は4.1%削減されたとのことでした。 千曲市においても、今言ったように整備スケジュールが短い中、整備手法の検討を早く行う必要がありますが、その検討についてどのような状況なのかお伺いします。 ○議長(小玉新市君) 小岩部長。          〔教育部長 小岩成夫君 登壇〕 ◎教育部長(小岩成夫君) 整備手法の検討についてでございます。 これまでも、民間事業者との対話については行っております。PFI事業の導入について調査をやっているというところでございますが、これ従来の公設の公営手法、そして国庫補助金等を活用して市が主体となって整備する従来方式と、民間事業者の資金、経営能力、技術的な能力を活用した官民連携によるPFI事業について検討しておりますが、確かに限られた期間での整備でありますので、現段階ではPFI事業に期間短縮が図れる見込みでありますことから、これが一番有効的ではないかと判断しております。そして今後、議員御発言の韮崎市、こういった先進事例、名前出ておりますけども、これも十分に参考にしながら、これからまず策定に進みます基本計画に合わせて、事業費、維持管理費を含めて、財政負担の削減がどれだけ見込めるか、こういった事業手法の検討はやってまいりたいと思います。 そしてまた、これから今年度においても、国交省主催のサウンディング調査がございます。こちらに参加をいたす予定でございますので、幅広い業種の事業者と率直な意見交換、そしてどれくらい可能性があるかといった部分の、そういった意見を頂きながら研究をしてまいりたいと思います。 ○議長(小玉新市君) 川嶋議員。          〔6番 川嶋敬信君 質問席〕 ◆6番(川嶋敬信君) このようなプロジェクトにおいては、アドバイザー、相談相手の選任が非常に大事になると思いますが、体育館の関連で実績のあるアドバイザーを探して、先ほどのスケジュールだとか整備手法について、今の段階からある程度一緒にやっていくべきではないかと思うんですが、その辺についてのお考えはどうでしょうか。 ○議長(小玉新市君) 小岩部長。          〔教育部長 小岩成夫君 登壇〕 ◎教育部長(小岩成夫君) アドバイザー御指導、また専門的な見地というのは十分こちらも期待したいところがございます。そうしたもの等の派遣いただけるかというのは、こちらはまた内閣府やスポーツ庁、そういったところから派遣いただけるか、随分そちらも意見コンタクトを取っておりますけども、そういった手段を活用できるか、人材派遣ができるかということはこれから調べて、なるべく可能な限りやっていただければ、派遣いただければと思っております。 ○議長(小玉新市君) 川嶋議員。          〔6番 川嶋敬信君 質問席〕 ◆6番(川嶋敬信君) 今アドバイザーという表現をしてしまいましたけど、どちらかというと建設コンサルタントです。ぜひその辺を検討していただきたいと思います。 次の財源措置の課題についてお伺いします。 公民連携手法で事業実施するとしても、有利な財源の活用というのが必要となりますが、検討している交付金、助成金はどのような内容なのか。また財源的に、国民スポーツ大会開催地としての利点はあるのか伺います。 市の負担を減らし、将来にわたって安定して運営できる財源の確保ができるのか伺います。 ○議長(小玉新市君) 小岩部長。          〔教育部長 小岩成夫君 登壇〕 ◎教育部長(小岩成夫君) 財源措置の課題についてでございます。 整備する際に当たります財源の確保は議員御指摘のとおり、大変重要なものでございますことは承知してございます。 この財源の確保に向けまして、活用可能な交付金、補助金についてスポーツ庁、そして内閣府の担当者とも相談をしながら財源確保が図れれば、それに努めてまいりたいと思っています。 国民スポーツ大会の開催に合わせた県からの補助金については、既存の施設の改修が対象になっております。新体育館建設による県の助成は、これは期待できない状況ではございます。 いずれにしても、将来にわたって安定して運営できる、こうした財源の確保についてでございますけども、民間の事業者によった管理運営、そして利用者の増加を図って自主財源の確保による自己資金での運営も可能な施設運営など、先ほどもお話ししたサウンディングでどういった御提案を頂けるか、可能性があるか、こういったものの中で運営面についても、研究検討してまいりたいと思っておりますし、今後この財源の確保について国の交付金、スポーツ振興のくじ、totoくじなどの助成があるか。議員が視察に行かれた韮崎市の事例等々も十分に参考にさせていただいて、幅広い指導をいただければと思っております。 ○議長(小玉新市君) 川嶋議員。          〔6番 川嶋敬信君 質問席〕 ◆6番(川嶋敬信君) 財源については、当てにしていたけど駄目だったというような事案もあると思いますので、そうならないように、財政の担当の皆さんと連携して進めるよう、今からぜひ準備をしていただきたいと思います。 次に行きます。 大項目の2番、稲荷山旧第1学校給食センター跡地について、まず、土壌汚染対策法での対応の理由について伺ってまいります。 6月定例会の答弁では、稲荷山旧第1学校給食センター跡地は、土壌汚染があるが、土壌の入れ替えは行わず、健康被害が生ずることのないよう市で適切に管理し、使用していくこととしたと。そのため土壌汚染対策法14条申請を進め、形質変更時要届出区域に指定されるよう手続を取るということでした。その後の市の対応について、どのようにされているのか伺います。 ○議長(小玉新市君) 栗原企画政策部長。          〔企画政策部長 栗原 力君 登壇〕 ◎企画政策部長(栗原力君) 土壌汚染対策法での対応の理由についてでございますが、旧第1学校給食センターの跡地につきましては、本日、長野県報に掲載、告示されました。告示されまして、土壌汚染対策法の形質変更時要届出区域に指定されましたが、これにより、当該地は汚染土壌の除去等は必要なく適正に管理を行うことで健康被害が生ずるおそれのない土地であることが法的に証明されました。 今後、当該地は歴史文化財センターの収蔵庫の建設を進めてまいりますが、まずは、周辺住民の皆様に、土壌汚染対策法の指定区域並びに収蔵庫建設工事について説明していきたいと考えております。 収蔵庫の建設工事におきましては、指定区域内の一部土壌の掘削、搬出処理を予定しておりますことから、法に従い県への事前の届出を行います。 今後も当該地の土壌管理につきましては、引き続き県の指導を受けながら、的確・適正に行ってまいります。 ○議長(小玉新市君) 川嶋議員。          〔6番 川嶋敬信君 質問席〕 ◆6番(川嶋敬信君) 今日出たんですか。すごいですね。形質変更時要届出区域に指定されたことにより、今の答弁の中で、汚染土壌の除去等は必要なく適切に管理を行うことで健康被害が生ずるおそれがない土地であることを法的に証明されたというような表現でしたけど、法的に証明というのの意味が私、理解できないんですが、県知事がここは問題ないよと言ってくれたということでよろしいでしょうか。 ○議長(小玉新市君) 栗原部長。          〔企画政策部長 栗原 力君 登壇〕 ◎企画政策部長(栗原力君) 適切に管理することで法的に土壌汚染対策法的に問題はないと知事から告示がされたということです。 ○議長(小玉新市君) 川嶋議員。          〔6番 川嶋敬信君 質問席〕 ◆6番(川嶋敬信君) いや、形質変更するときは届け出しなさいという地域に指定されたわけですから、法的に問題ない土地ですと証明されたというのは、解釈違うと思うんですが、これは置いておきます。 6月、大内副市長答弁で、県の考えは公共的な市有地(市の土地)ということもあるので、できるだけの安全を考えてうまくそのところでやってもらったほうがいいということだったと。一応、県へは報告を出してくれという指示だったという内容でした。つまり、県からの指示でこの土壌汚染対策法の対応を決めたのではなく、千曲市としてこの土壌汚染対策法の14条申請をして、この形質変更時要届出区域、土地をいじるときは県へ届けますという区域に指定されただけですよね。 だから、まず、今2点聞きます。14条申請をしたのは市ですか。 ○議長(小玉新市君) 栗原部長。          〔企画政策部長 栗原 力君 登壇〕 ◎企画政策部長(栗原力君) 議員おっしゃるとおり、14条申請をしたのは市です。ただし、県からアドバイスをいただいて、より安全に管理するために14条申請したほうがいいですというアドバイスに従って市が申請したものです。 ○議長(小玉新市君) 川嶋議員。          〔6番 川嶋敬信君 質問席〕 ◆6番(川嶋敬信君) 今のところ大事なので、もう一回確認します。副市長が言ったときは県の指示ではなくて、適切な対応をしなさいというような表現でしたけど、今の話だと県からの指示で14条申請を出しなさいという。それ、いつの話なのか、誰がそれを受けたのか。 ○議長(小玉新市君) 栗原部長。          〔企画政策部長 栗原 力君 登壇〕 ◎企画政策部長(栗原力君) 給食センターを解体したときに焼却炉がありましたから、今度売却しようというときに、そういう焼却炉もあったところなので土壌を調査したほうがいいのではないかなということで県に相談して、それで検査したところ、基準値を超えるところがあったということで、適切に14条申請をしたほうがいいというアドバイスもいただきましたので申請したものです。それについて、あとの答弁でも出てきますが、県にそれが一番正しい方法だということは県の水大気環境課でしっかり確認してやっていますので、その辺はよろしくお願いします。 ○議長(小玉新市君) 川嶋議員。          〔6番 川嶋敬信君 質問席〕 ◆6番(川嶋敬信君) 分かりました。 この14条申請をして、形質変更時要届出区域、何かいじるときは県に届けなさいという区域に指定されているところは、今埋まっているごみの処分はしなくてもいいと、だから、その上に収蔵庫、プレハブを造りますという決定をしたという理解でよろしいですか。 ○議長(小玉新市君) 栗原部長。          〔企画政策部長 栗原 力君 登壇〕 ◎企画政策部長(栗原力君) 再質問ですが、今あるごみを片づけなくていいのかというお話ですが、廃棄物廃掃法に従った廃棄物の処理はしっかりやります。工事で出てくる廃棄物と、それに付着した土壌は、しっかり適切に処理いたしますので、廃掃法に従った処理も行っていきます。 ○議長(小玉新市君) 川嶋議員。          〔6番 川嶋敬信君 質問席〕 ◆6番(川嶋敬信君) 2番目に移ります。 稲荷山地区周辺住民の安全・安心について伺います。 6月の答弁では、市としては、周辺住民の皆様の安全・安心を第一に考え、まず汚染土壌の除去等の必要について県の判断をいただくため、14条申請を行ったと、今日、公告が出たということで、県がこの要届出区域に指定した場合は、先ほど言ったように、健康被害が生ずる恐れがない土地であるとの証明がなされると。ところが、周辺住民の皆様の安全・安心を考えるのであれば、今の話、廃棄物は取るということなんですが、全部埋まっているものを取るということで、そういう理解でよろしいですよね。だから、埋まっているごみは全部掘り返すと。 ○議長(小玉新市君) 栗原部長。          〔企画政策部長 栗原 力君 登壇〕 ◎企画政策部長(栗原力君) 稲荷山地区周辺住民の安全・安心についてでございますが、県から形質変更時要届出区域に指定されたことから、人への摂取リスクが生じることがないよう、今後も市が適正に管理してまいります。 第一学校給食センターの解体時に、敷地内の土中から廃棄物が発見されたため、その際は、廃棄物の処理及び清掃に関する法律、いわゆる廃掃法に沿った処分をしましたが、廃掃法では、土中の未確認廃棄物の除去までは義務づけられていないため、確認できた廃棄物のみを除却しても安全な土壌となったとは必ずしも言えず、土壌汚染対策法による適正管理がより安全であり、行政として最善の方法であると考えられます。 なお、今後の工事等で廃棄物が発見された場合は、県に確認の上、廃棄物及びそれに付着する土壌については、廃掃法により適切に処分してまいります。 いずれにしましても、先ほども申し上げましたが、県の水大気環境課に土壌汚染対策法に沿って管理することが最も安全であることを再度確認した上で進めていますので、御理解をお願いいたします。 ○議長(小玉新市君) 川嶋議員。          〔6番 川嶋敬信君 質問席〕 ◆6番(川嶋敬信君) 先ほど、周辺住民の皆様に区域指定並びに収蔵庫建設工事について説明したいと考えているという答弁がありましたけれども、一番はじめに周辺住民の皆さんに現状の説明と意見を求めるというのが必要なんではないでしょうか。その辺についての考え方はどうなんでしょう。 ○議長(小玉新市君) 栗原部長。          〔企画政策部長 栗原 力君 登壇〕
    ◎企画政策部長(栗原力君) まずはじめに、指定される前に住民説明会なりが必要だという話ですが、まだ不確定なときに住民に説明することは適切ではないと判断し、しっかり県の告示が出た段階で、今後説明会をしていきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(小玉新市君) 川嶋議員。          〔6番 川嶋敬信君 質問席〕 ◆6番(川嶋敬信君) 今、土中の未確認廃棄物の除去は廃掃法では義務づけられていないからという中で、土壌汚染対策法による適正管理、あとの様子を見るということでしょうけれども、行政として最善の方法だという説明だったんですが、埋まっているものを先ほど掘ると言っていましたよね。それとも、今の義務づけられていないから、未確認廃棄物については確認しないということなのか。未確認廃棄物をどのように対応するのか、これは非常に近隣住民からすれば、大事な問題だと思うんです。 ○議長(小玉新市君) 栗原部長。          〔企画政策部長 栗原 力君 登壇〕 ◎企画政策部長(栗原力君) 再質問にお答えしますが、土中にあるかどうかはまだ確認できていません。土中にないかもしれませんし、あるかもしれません。それで、廃掃法では、工事の際に出た廃棄物のみ適正に処理しなさいという法律ですので、わざわざまだあるかどうかもないところを掘り上げてやることはありませんので、もしかしたら、そういう部分もあるかもしれませんので、土壌汚染対策法で汚染の状況を確認しまして、基準値を超えているので土壌汚染対策法のほうで適切に管理していこうと判断しましたので、よろしくお願いします。 ○議長(小玉新市君) 川嶋議員。          〔6番 川嶋敬信君 質問席〕 ◆6番(川嶋敬信君) 廃掃法だと掘って調べる必要はないという表現でしたけれども、だから掘らないと、工事で出てきたものだけ処分するのはおかしくないですか。そんなに深さを何メートルまで掘るわけではないんだから、せいぜい表土だけでしょう。全部掘り返したらどうなんですか。そんな費用なんて知れているんじゃないですか。もしかすると掘りたくない理由があるんだったら、それをはっきりお示しください。 ○議長(小玉新市君) 栗原部長。          〔企画政策部長 栗原 力君 登壇〕 ◎企画政策部長(栗原力君) 全部掘り起こして、しっかり廃棄物があるかないかを調べろという再質問だと思いますが、あるかないか分からないところを、全てそれをやっていたらえらいことになってしまいます。それで、県に相談しまして、土壌汚染対策法がよりよい対策だということを確認してやっていますので、その辺は御理解いただきたいと思います。 ○議長(小玉新市君) 川嶋議員。          〔6番 川嶋敬信君 質問席〕 ◆6番(川嶋敬信君) 関連があるので、次に行きます。 3番目の形質変更時要届出区域の適切な管理と今おっしゃっていましたけれども、市が責任を持って管理していくことが適切と、維持費もかかると思うんですが、どのような管理を想定されているのか伺います。 それと、これに指定されたから埋まっているものは未確認だけど大丈夫だというのに関しては、まだ理解が私はできないんですが、それも含めて御回答お願いします。 ○議長(小玉新市君) 栗原部長。          〔企画政策部長 栗原 力君 登壇〕 ◎企画政策部長(栗原力君) 形質変更時要届出区域の適切な管理についてでございますが、まず申し上げておきたいのが、当該地の汚染は基準値を何十倍も上回るものではなく、最も高いところでも3倍未満上回るものですので、誤解のないようにお願いいたします。 それで詳しく言いますが、人体に影響がある摂取量というのが、1リットル当たり70ミリグラムから200ミリグラムです。基準値が1リットル当たり0.01ミリグラムですので、この基準値の7,000リットルから2万リットルのドラム缶35本から100本の水を一度に飲むと急性中毒になる、危険であるということですので、この基準値の3倍ですと、2,300リットルから6,600リットル、ドラム缶にしまして11本から33本の水を一度に飲むと急性中毒、危険だということになりますので、誤解のないように。何か非常に汚染されて危ないように思いますけども、基準値を高いところで3倍未満上回るものですので、そこら辺は誤解のないようにお願いいたします。 当該地は公園のように一般の市民が入るところではなく、現場は地表面を砂利で覆っているため、汚染土壌が流出する経路はありません。 また、周辺には地下水を飲用として利用する家庭もない状況であります。 今後の土地の管理につきましては、県のアドバイスを受けながら現状を維持し、必要に応じて地下水のモニタリングを定期的に行っていくことを検討しております。モニタリングの経費は、観察井戸の設置費と年20万円程度の調査費がかかるものと見込んでおります。 ○議長(小玉新市君) 川嶋議員。          〔6番 川嶋敬信君 質問席〕 ◆6番(川嶋敬信君) 今、この土地は公園のように一般の市民が立ち入るところではないという説明だったのですが、ここの場所は王地団地の中であって、周辺には民家がありますよね。地下水を利用しているところがないからいいと、だけど、いわゆるごみ、廃棄物あるいは多少の汚染土壌が埋まっているのを分かっていながらそのまま土地を利用するというのは、その近所の住民勘定というのを考えているのかなと。今、誤解のないようにと言いましたが、私は誤解していません。このヒ素の数値は十分その辺であり得る数値です。だから、これは一番考えられるのは、専門家に聞いたんだけど、給食センターだったということで、ネズミ退治用の薬品の可能性が非常に高いと。それのところを局部的に測ったら出てきちゃったというレベルですよね。もともとそういうヒ素を垂れ流しているような場所ではなかったはずですよね。だから、これはあくまでもごみなんで、廃棄物なんで、それを取ればいいんですが、今も言ったように、周辺住民の理解をどのようにもらうのか、お聞きします。 ○議長(小玉新市君) 栗原部長。          〔企画政策部長 栗原 力君 登壇〕 ◎企画政策部長(栗原力君) 行政は、より安全な方策で、万が一のこともないようにということで、県のアドバイスをいただきながら、法に従った処理をしていますので、その辺を十分御理解いただきたいと思います。 それで、先ほども申し上げましたが、親切な住民説明会を行っていきますので、しっかり理解をいただきながらやっていきたいと思います。 ○議長(小玉新市君) 川嶋議員。          〔6番 川嶋敬信君 質問席〕 ◆6番(川嶋敬信君) 大した汚染ではないと思っています。ただ、ごみが埋まっているんです。地域の住民とすれば未確認のごみがあるのにというのもすごい気になるんです。 今回、稲荷山のこの土地の適正な管理についてということで、内川の工業跡地の例に倣ったというような市の職員の方、担当者の方からの話も聞きましたけど、この内川の工場跡地について見てみたんですが、平成21年度、内川の工場跡地で土壌汚染対策法第3条に準じた状況調査を実施したところ、調査の結果、全ての調査地点で全ての調査物質が基準値以下だった。つまり、土壌汚染ではなかったんですが、当時の土地開発公社の理事長が、汚染土壌等措置業務ということで、確か1億2,000万円ほどだったと思いますが、かけてこの業務を発注して、その後、土壌汚染対策法第14条申請(今回のと一緒)、形質変更時要届出区域に指定をされて、今でもモニタリング調査が続けられていると。さっきも言いましたから、ビビっているわけじゃなくて、そんなに大したあれじゃなかったんじゃないかというのが一番と、さっき栗原部長が言った市有地を全部掘り返せとか、そんなこと言っているんじゃなくて、あの部分のところでそういうところがあるんであれば、ごみだろうから、ごみはきれいにして安全な安心な土地ですと宣言の方法も選べなかったのか。今日、県の官報に載ったんで、遅かったのかもしれませんけど、内川のその場所と同じように、いわゆる塩漬けみたいな形の土地になっちゃうわけですよね、いわくつきの。その辺に対して非常に違和感があったんですが、答弁をお願いします。 ○議長(小玉新市君) 栗原部長。          〔企画政策部長 栗原 力君 登壇〕 ◎企画政策部長(栗原力君) 決していわくつきの土地ということで言うわけではありません。しっかり県で管理していけば、安全な土地だという太鼓判を押してもらっているということですので、いわくつきではありません。どこかほかの人に売却するんではなくて、市で適正に管理していきますので、いわくつきということではなくて、しっかり法に基づいて県の官報に載せて、しっかり管理していきたいと思います。 ○議長(小玉新市君) 続いて、小川市長。          〔市長 小川修一君 登壇〕 ◎市長(小川修一君) まず、これをお聞きに行っている方は、恐らく何のことやらという方が多いと思います。簡単に御説明いたしますと、給食センターの跡地にそういった人体にもしかしたら害のあるものがあるのではないかということが分かりました。川嶋議員のお考えですと、そんなのは大したものではないから、ごみとして取ってしまって処分して、その上で売っ払ってしまえ、そういうことであります。 市はそうではなくて、もし売っ払ってしまったとしても、その後に万が一何か出てきた場合の健康被害、市民の方、その買い主の気持ちを考えて、より安全な方法がないかということで模索をしてきました。そこで、県の長野地域振興局の担当課に相談した上でアドバイスをいただき、こういう形があると、土壌汚染対策法の14条としてするのがよいのではないかということで市が申請をいたしました。 そしてまた、そういうことで進めてきて、本日付で区域指定もいたしまして、今後はしっかり市が適正管理していくと。当然、他者に売るということはありません。市の土地としてそのまま使うと。その場合、ただ遊ばせておくわけにはいかないので、歴史文化財センターに収蔵庫が足りないという話がありましたので、そこに収蔵庫を造るという話でありますので、しっかりと住民の皆さんにはそのあたりのことを説明させていただきます。 ○議長(小玉新市君) 川嶋議員。          〔6番 川嶋敬信君 質問席〕 ◆6番(川嶋敬信君) 市民の方、特に稲荷山周辺の方は、今の話で根耳に水に近いような話だったと思いますが、本当に情報が入っていなかったと思います。 今、市長がちゃんと説明をするということでしたので、稲荷山地区についての説明についてはしっかりとお願いしながら、次の質問に移ります。 おととい、荻原議員が質問した内容のまちづくりアカデミー・アドバイザーなんですが、質問の通告はほぼ同じ内容なんですが、私は、荻原議員への答弁が理解ができなかったので、もう一度お聞きします。要は、そこの法人の社員の派遣を受ける内容に変えたという点で、もう少しわかりやすい説明を栗原部長、お願いします。 ○議長(小玉新市君) 答弁の前に、この際、本日の会議は、議事の都合により、あらかじめ延長をいたします。 栗原部長。          〔企画政策部長 栗原 力君 登壇〕 ◎企画政策部長(栗原力君) まちづくりアカデミー・アドバイザーの委嘱についてでございますが、9月5日の荻原議員の同様の質問に対する答弁と重複しますが、これまで当初の地方創生の推進につきましては、若狭氏をまちづくりアカデミー・アドバイザーとして委嘱し、所属する辻・本郷ビジネスコンサルティング株式会社と民間人材の派遣に関する協定を締結して進めてきました。 若狭氏には、道の駅などの政策課題に対する多くの有益な助言等をいただいており、今後もこれまでの経過や助言を生かし、継続して一貫性のある地方創生の推進に取り組むことが望ましいため、若狭氏のアドバイザー委嘱機関の本年8月24日満了に際し、引き続きアドバイザーをお願いしたいと考えました。 しかしながら、若狭氏が今後国政に出られる予定であり、多忙を極めることが想定されることから、若狭氏本人が当市のアドバイザリー業務に直接携われなくなっても、今までの助言等を継承することができ、若狭氏と連絡を取り合える体制でアドバイスをしていただけるよう、若狭氏の所属する会社(辻・本郷ビジネスコンサルティング株式会社)とアドバイザーを特定しない協定内容に変更したところです。 なお、当面、若狭氏が多忙とならない間は、今まで同様アドバイスをいただきたいと考えております。 ○議長(小玉新市君) 川嶋議員。          〔6番 川嶋敬信君 質問席〕 ◆6番(川嶋敬信君) まちづくりアカデミーの要綱では、要は学識経験者等を構成員とするアカデミーの構成員はアドバイザーということで、運用基準の中ではアドバイザーを学識経験者の中から学者等を中心に人選すると、今の話だと法人との契約、協定ということなんですが、法人とにそんなにこだわる必要はなくて、業務委託で十分なんじゃないでしょうか。通常の講演会、講習会等のアドバイザーの委託、あるいはコンサルタントの委託ということなんです。何でそんなに若狭氏にこだわるのか理解ができないんですが、分かりやすい説明をお願いします。 ○議長(小玉新市君) 栗原部長。          〔企画政策部長 栗原 力君 登壇〕 ◎企画政策部長(栗原力君) 若狭氏になぜそんなにこだわるのかという御質問ですが、非常に市にとって有益なアドバイスを今までいただいてきております。 また、道の駅も、今、アドバイスしていただいて、今後もそれを継承してアドバイスをいただかなければいけないと思っています。ですので、なぜ若狭氏にこだわるのかということはちょっと意味が分からないんですが、それで端的に言います。若狭氏には、今後も今までとおりアドバイスをいただきます。ただし、先ほども申し上げましたが、多忙となってアドバイスができなくなることが考えられますので、アカデミー・アドバイザーとしての委嘱はしないこととしました。通常ならここで終わりなんです、フリーの人なら。ですが、若狭氏は会社に所属しています。ですので、今までもアカデミー・アドバイザーのときも辻・本郷ビジネスコンサルティングと若狭氏をアドバイザーとして派遣することの協定を結んでいました。ですので、若狭氏を今後もアカデミー・アドバイザーではないんですが、アドバイザーとして派遣をお願いするに当たっては、辻・本郷ビジネスコンサルティングとも協定を結ばなければいけないんです。ですので、その協定を修正したということだけですので、特に若狭氏からビジネスコンサルティングに協定を変えたということではありませんので、その辺を御理解いただきたいと思います。 ○議長(小玉新市君) 川嶋議員。          〔6番 川嶋敬信君 質問席〕 ◆6番(川嶋敬信君) いや、そしたら普通にその法人にコンサルタント依頼すれば済むだけの話だと思うんですが、その肩書を何でつけるんでしょうか。必要なときだけというのであれば、なおさらそうでと思うんですが、今までの道の駅とかの絡みがあるから、それを切れないというのは分かるんですが、せっかくまちづくりアカデミーの要綱まで作って運用しているのに、もしあれだったら要綱の変更をされたらどうですか。どうですか。 ○議長(小玉新市君) 大内副市長。          〔副市長 大内保彦君 登壇〕 ◎副市長(大内保彦君) ただいまの件でございますが、まず第一に、アカデミーの任期は終わったということですから、若狭さんは今アカデミーではないということです。ですから、アカデミーとしてこだわるのではなくて、アカデミーと違った形態で今度はいくということですので、アカデミーとして会社と契約したわけではありません。したがいまして、アドバイザーはあくまでも終わっているということになります、アカデミーは。 それで、先ほど部長から話があったんですが、私どもの職員、若狭さんを知らない職員いっぱいいたんで初めはあれだったんですが、いろいろ道の駅とか、国とも付き合いがあるということで、非常にアドバイスをいただいたところを的確なアドバイスをいただいていると、例えば、これはこうしたほうがいいとか、あるいは国だったらこういう考えだからここから行ったほうがいいとか、いろんなアドバイスをいただいているそうです。それが大変有益だということを聞きましたんで、若狭さんもこれは手をつけたことなんで、もしできるのであれば今後もアドバイスしていただけるということだったものですから、そうするとアカデミーは切れたんだけど、引き続きアドバイスをいただく、空いている時間って言っちゃおかしいんですが、忙しい中でもやっていただけるとすれば、それはやっていただきたいと。では、どういう方法があるかと考えたときに、会社とアドバイサーの委託で会社へコンサルの委託的なことをお願いする協定を結ぶとその構成員である若狭さんが空いているときは来ていただいて、引き続きアドバイスをやっていただけると。もし、来られないときも会社から誰か来ていただけると、同じ会社の中ですから意思疎通もしてあって、また若狭さんのサポートをしている職員も結構いるもんですから、そういう方も来ていただければ、引き続き一貫性のあるアドバイスをいただけるということでそのような判断をしたところでございますので、お願いいたします。 ○議長(小玉新市君) 川嶋議員。          〔6番 川嶋敬信君 質問席〕 ◆6番(川嶋敬信君) そうすると、いわゆる法人との協定というのは、まちづくりアカデミーのアドバイサーでの協定ではないということですね。その辺の説明が足りないんです。だから、報道に出たときもそういう捉え方される。だから、さっきから言っていたように普通に業務委託ですよね。そうであれば全然問題ないと思うんですが、さっきからこだわっているというのはその一言なんです。どうしてそこまでこだわるのというのは、逆に私のほうがこだわっているのではなくて、みんながそう思っているんです。 だから、分かりました。いずれにしても、いろんな問題に関して、前から言っていますけど、コンサルあるいはアドバイザーというのは結構重要な立場にあると思いますが、今後も引き続き人選とか頼む相手については慎重にお願いしたいと、北澤部長にこの間意見をもらいましたので、よろしくお願いします。終わります。 ○議長(小玉新市君) ここで17時5分まで休憩をいたします。                             午後4時53分 休憩---------------------------------------午後5時5分 開議 ○議長(小玉新市君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 続いて、15番、柳澤眞由美議員。          〔15番 柳澤眞由美君 質問席〕 ◆15番(柳澤眞由美君) 議席番号15番、公明党、柳澤眞由美。最後の質問者です。本当にこれで終わりです。ここまで14名が登壇した一般質問、いろいろありましたが、大変お疲れさまでした。9月議会は決算議会、今回、千曲市議会始まって以来、委員会審査を2日ずつ行います。20周年を祝う9月、議会も進化してまいりたいと思います。 それでは1点目、年々増加する医療費を抑制するため、高齢者になっても安心して幸せに暮らせるよう、帯状疱疹ワクチン公費助成導入について質問いたします。 小項目1として、50歳からワクチン接種を選択しやすい環境を整えるよう公費助成を。 帯状疱疹の発症を50~90%抑制できる帯状疱疹ワクチン。重症化や後遺症の神経痛を防ぐ効果も大きく、医療費抑制と健康寿命延伸への貢献が期待できます。 改めて帯状疱疹とは、加齢に伴う免疫低下により、誰もが発症するリスクを持つ病気です。50歳を過ぎると発症率が高まり、80歳までには3人に1人が発症するといわれる、今や身近な病。また、帯状疱疹は皮膚症状だけでなく、痛みを伴う疾患です。 特に後遺症である帯状疱疹後神経痛の痛みは、日常生活に深刻な影響を及ぼし、生活の質を低下させます。今こそ、現役ミドル世代(アクティブシニア)といわれる50歳から、ワクチン接種を選択しやすい環境を整えるよう公費助成を提案しますが、答弁を求めます。 ○議長(小玉新市君) 宮尾健康福祉部長。          〔健康福祉部長 宮尾憲夫君 登壇〕 ◎健康福祉部長(宮尾憲夫君) 50歳からのワクチン接種を選択しやすい環境を整えるよう、公費助成との御提案でございますが、帯状疱疹の予防対策の一つとして、50歳以上の方であれば、帯状疱疹ワクチンを接種することができますが、現時点では、帯状疱疹ワクチンは予防接種法上の定期接種には該当せず、任意の予防接種となっており、接種費用は全額自己負担でございます。 帯状疱疹ワクチン接種への公費助成につきましては、県下19市では、松本市が本年度から接種費用の一部助成を始めておりますので、その状況も含めまして、他市の動向も注視しながら検討をしてまいります。 ○議長(小玉新市君) 柳澤議員。          〔15番 柳澤眞由美君 質問席〕 ◆15番(柳澤眞由美君) 帯状疱疹、ピリピリと痛み、痒み、発疹や帯のように現れる。発病後、7~25%の患者は帯状疱疹後神経痛という後遺症に長く苦しめられる。風が吹いても涙が出るほど痛い。 帯状疱疹で特に問題になるのは、帯状疱疹後神経痛という後遺症です。高齢者に後遺症が残ってしまうことで、寝たきりになってしまったり、介護が必要になってしまったり、フレイルを引き起こすなど、様々な弊害が生じる可能性があります。 治療が遅れると、後遺症のリスクが高くなるため、ワクチン接種が効果的です。インフルエンザと同じで72時間以内に治療すると改善が早いようですが、それを過ぎると後遺症が出やすい。生ワクチンは1回およそ8,000円で50%発症を抑制、不活化ワクチンは1回およそ2万円で2回接種しますが、90%抑制でき、10年間効果があるといわれます。まだ保険適用はありませんが、ワクチンを推奨するためにも、公費助成の導入を求めます。 先ほど言いましたように、アクティブシニア、我々が元気で生きがいを持って、まちづくりとかに関われるためにも、こういう公費助成が必要ですし、全国ではこの頃、助成するところが増え、急激に2023年から公費助成を決断するところが増えておりますので、千曲市にも、ぜひアクティブシニアを守るための決断をしていただきたいですが、再度伺います。 ○議長(小玉新市君) 宮尾部長。          〔健康福祉部長 宮尾憲夫君 登壇〕 ◎健康福祉部長(宮尾憲夫君) 帯状疱疹につきましては、確かに50歳以上の方が大分罹患するということで、そこからどんどん罹患する方が増えていることは承知しております。 先ほどの答弁と同じになりますけれども、千曲市でももちろんこれから検討してまいりますが、現在ほかの市町村でやっているところに関しましては2分の1程度の助成ということでやっているところが多いと承知しております。そこら辺のところももう少し研究させていただいて、早めにそういったようなことができるように検討させていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(小玉新市君) 柳澤議員。          〔15番 柳澤眞由美君 質問席〕 ◆15番(柳澤眞由美君) お金は安くないんですけど、6万都市、こういうふうに私たちとの類似都市で助成を始めているところと、情報をいただいて計算しましたところ、千曲市の50歳以上の人口で約3%の方に費用を半額補助したといたしますと、2,400万という数字が、およそですけど出ております。 今、医療費を計算していただいたところから情報をもらったのは、年間260億円、帯状疱疹ワクチンへの治療はかかるということで、1人当たり6万2,000円ほど。また、後神経痛になった場合は、1人当たり12万7,000円以上の医療費がかかるということで、日本社会に経済的損失を与えると考えられます。 この後、定期接種ではないということで、千曲市としては定期接種化を国に求めると同時に、帯状疱疹ワクチンの助成も同時に進めていただきたい。このように考えておりますが、いかがですか。 ○議長(小玉新市君) 宮尾部長。          〔健康福祉部長 宮尾憲夫君 登壇〕 ◎健康福祉部長(宮尾憲夫君) 帯状疱疹ワクチンの定期接種化については、現在、国の厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会において、定期接種化を検討しておりますが、期待される効果や導入年齢に関して検討を要するとして、引き続き審議が必要とされております。 千曲市といたしましては、8月24日に開催された長野県市長会で、おたふくかぜワクチン(小児)及び帯状疱疹ワクチン予防接種の早期定期接種化についてを議題として提出いたしまして、採択されました。それにより、10月5日、6日にかけて千曲市で開催されます北信越市長会でも議題として提出されますが、今後も機会を捉えて、要望活動を行ってまいります。 ○議長(小玉新市君) 柳澤議員。          〔15番 柳澤眞由美君 質問席〕 ◆15番(柳澤眞由美君) 要望活動を行うとともに、やはり公費助成について前向きに進めて予算要望等、来年、令和6年度の予算の中に少しでも入っていただければありがたいなと思っております。 それでは、大項目2、学校図書館充実のための交付金について伺います。 読み聞かせを20年以上やっております。子供たちが読み聞かせをするときに見せる笑顔、本の持つ魅力はすばらしいということを実感しながらボランティアをやっておりますが、そこで今日は、学校図書館充実のための交付金について伺います。 小項目1として、学校図書の環境整備の千曲市の方針は。学校図書館は学校の教育課程の展開に寄与するとともに、児童または生徒の健全な教養を育成することを目的とし、子ども読書活動推進法の理念である子供たちが言葉を学び、感性を磨き、表現力を高め、創造力を豊かなものにし、人生をより深く生きる力を身につけるため、3つの役割を担っています。 1つ、読書センター、自由な活動、読書活動や読書指導の場。2、学習センター、児童生徒の学習活動を支援したり、授業の内容を豊かにして、その理解を深めたりすること。3、情報センター、児童生徒、教職員の情報ニーズへの対応や、児童生徒の情報収集・選択・活用能力を育むこと。 以上から、学校図書館充実には蔵書と人材、双方の充実が必要です。 そこで、学校図書環境整備の千曲市の方針について伺います。 ○議長(小玉新市君) 小岩教育部長。          〔教育部長 小岩成夫君 登壇〕 ◎教育部長(小岩成夫君) 学校図書の環境整備の千曲市の方針でございますが、急激に変化をいたします時代において、必要とされる資質・能力を育む上で、読解力や想像力、思考力、表現力などを養う読書活動の推進は不可欠でございます。 学校図書館の環境整備につきましては、他自治体に先行して、平成の21年度から学校図書館共有システムを導入し、各学校や公立図書館の蔵書検索や図書の貸し借りをできるよう仕組みを構築しております。 市内全13小中学校に学校図書館司書を配置し、定期的に情報交換または研修を行うことで図書館環境の充実に取り組んでおります。 ○議長(小玉新市君) 柳澤議員。          〔15番 柳澤眞由美君 質問席〕 ◆15番(柳澤眞由美君) 昨年度からさらに学校図書館の国の予算が充実されておりますので、子供たちが最も身近で、本との出会いをつくることができる場所は学校図書館です。本を充実させることは、直接的で最大の子育て支援の一つであるという強い意思で整備を進めていただきたいと思います。 関連して次の方へ入ります。 小項目2、学校図書館の図書購入費用を正しく交付税措置されたか。 年々学校図書館の図書購入費が減少、2021年度の学校図書購入費は地方交付税57%しか使われていない実態が、今年6月6日の読売新聞で報道されました。文科省は第6次学校図書館図書整備等5か年計画で地方交付税措置として、令和4年から令和8年度の5か年で計2,400億円を措置。その目的は、学校図書館図書標準の達成、計画的な図書の更新、学校図書館へ新聞の複数配備、学校司書の配置拡充を図るためです。 そこで4点伺います。 1つ、図書費購入予算額はどのように算定されましたか。地方交付税算定額の試算方法が文科省から示されております。2022年度学校図書館整備施策に関するアンケートで、千曲市は図書購入予定額の算定方法はその他と答えています。算定方法を伺います。 2つ、普通交付税基準財政需要額に図書費購入額は算入されています。図書の蔵書を増やすこと、更新が重要ですが、図書費購入費用は交付税措置の何割か伺います。 3つ目、1人当たりの図書購入費用は幾らか。その根拠は。生徒一人一人の図書費は十分か。 4つ目、令和2年から4年のコロナ禍では学校図書の充実に努めたか。 4点、答弁を求めます。 ○議長(小玉新市君) 北澤総務部長。          〔総務部長 北澤武彦君 登壇〕 ◎総務部長(北澤武彦君) 図書費購入予算額の算定方法についてでありますが、近年の予算編成は、新型コロナウイルス感染症や原油価格物価高騰への対応に取り組むとともに、将来を見据えた施策への重点投資と財政規律のバランスを図りながら、選択と集中の徹底を基本方針に掲げ、経費の削減に取り組んでおります。学校図書館の図書購入費につきましても、予算編成の基本方針に基づき、過大な見積もりとならないよう、前年度決算額を基に各学校での必要数に配慮し、予算額を算定しております。 次に、図書購入費用は交付税措置の何割かについてでありますが、学校図書館の図書購入費は、小学校と中学校を合わせ、令和4年度普通交付税の基準財政需要額で1,333万2,000円が措置されております。なお、市の令和4年度学校図書購入費の決算額は652万8,000円でありますので、基準財政需要額で措置された額に対する決算額の割合は5割となります。 ただし、普通交付税は基準財政需要額から基準財政収入額を差し引いた金額が自治体に交付されることから、交付額を基に算出すると656万円が実質措置されていることとなります。この交付額を基に分析しますと、学校図書費用は交付税措置の10割となることから、実質措置された交付税としまして、ほぼ全額、学校図書の購入に使用しているということになります。 次に、1人当たりの図書購入費用のその根拠についてでありますが、小学校児童1人当たりの図書購入費は1,772円、中学校生徒1人当たりは1,284円となります。算出方法は、小学校と中学校それぞれの図書購入費の令和4年度決算額を、学校基本調査の基準日である5月1日時点の児童・生徒数で割り、1人当たりの図書購入費を算出いたしました。 なお、4点目については通告がございませんので、答弁ができません。 ○議長(小玉新市君) 柳澤議員。          〔15番 柳澤眞由美君 質問席〕 ◆15番(柳澤眞由美君) コロナ禍で子供たちの1人の読書数は増えております。算定額と予算額に開きがあるということを考えますけれども、今、ほぼ100%算定されているということですが、小学校1学級4万700円、中学校は1学級6万3,100円で計算いたしますと、低く、中学校では100万くらい足りないし、小学校では70万くらい足りないと思います。こういう文科省の出された試算方法において、教育委員会は正しく予算措置を財政課にお願いしているのかどうか伺います。算定方法は通告書の詳細に書いておきました。 ○議長(小玉新市君) 小岩部長。          〔教育部長 小岩成夫君 登壇〕 ◎教育部長(小岩成夫君) 図書のほうの蔵書のほうはそういった予算に対する要求という形は、またそういった示された資料に基づいて、一旦蔵書として各学校のほうに集計いたしましたものを、また単年次ごとの予算要求という形で財政に上げてあります。 ○議長(小玉新市君) 柳澤議員。          〔15番 柳澤眞由美君 質問席〕 ◆15番(柳澤眞由美君) 次の質問に関連があるので、小項目3、図書の廃棄処分・更新の決まりや更新費用の予算化は。古い本や傷んだ本などの廃棄について、千曲市のルールは定めているか。その更新費用の予算化は毎年しているのか伺います。 ○議長(小玉新市君) 小岩部長。          〔教育部長 小岩成夫君 登壇〕 ◎教育部長(小岩成夫君) 図書の廃棄処分・更新の決まりや更新費用の予算化でございますが、図書の廃棄や更新について、千曲市独自の基準は定めてございませんが、公益社団法人全国学校図書館協議会が定めます学校図書館メディア基準や学校図書館図書廃棄基準を参考に運用を行ってございます。 更新のこの費用につきましては、毎年、新規購入図書費用と合わせて各学校からの要求に基づいて予算化をしてございます。 ○議長(小玉新市君) 柳澤議員。          〔15番 柳澤眞由美君 質問席〕 ◆15番(柳澤眞由美君) 更新費用のルールは決めていない、これ、学校図書館図書標準の達成のためにルールを決めないで廃棄しないのか、更新する予算を要求できないのか、そういうことを遠慮しているのか、それを伺います。 ○議長(小玉新市君) 小岩部長。          〔教育部長 小岩成夫君 登壇〕 ◎教育部長(小岩成夫君) 図書の購入・廃棄といったものの一定の基準というものを市として持っていない、定めておりませんけども、先ほど申し上げたこの図書館協議会等の定めます基準を運用いたしまして対応してございます。 ○議長(小玉新市君) 柳澤議員。          〔15番 柳澤眞由美君 質問席〕 ◆15番(柳澤眞由美君) 文科省から廃棄のルール、更新のルールを各自治体で決めるべきだという指導があるんですけど、そういうのは無視なさるんですか。 ○議長(小玉新市君) 小松教育長。          〔教育長 小松信美君 登壇〕 ◎教育長(小松信美君) 基準を無視するかということでございますが、決して無視しているわけではなくて、全国統一のこういう基準がございますので、千曲市独自でつくったとしても同じ基準になりますので、そこはこの全国の統一ルールの基準で対応しているということで御理解いただきたいと思います。 ○議長(小玉新市君) 柳澤議員。          〔15番 柳澤眞由美君 質問席〕 ◆15番(柳澤眞由美君) 小項目4、関連して、情報センターとして学習を進め、深めるための蔵書は十分あるか。SDGs関連、環境問題、感染症問題、DX、主権者教育等々、様々この時代の変化に対応できるような情報が学校図書館に十分あるのか。特に新聞がないということ、新聞を複数配置するように指導があるんですけれども、そういうことの対応はどうですか。 ○議長(小玉新市君) 小岩部長。          〔教育部長 小岩成夫君 登壇〕 ◎教育部長(小岩成夫君) まず、蔵書は十分あるかでございますけれども、各小中学校図書館の蔵書数は、全ての学校で文部科学省が定めます学校図書館図書標準の冊数を超えています。 また、先ほども申し上げましたけれども、千曲市においては、学校図書館共有システムを導入いたしまして、各学校や図書館の蔵書検索、図書の貸し借りができる仕組みを構築してございます。このシステムの活用によりまして、閲覧頻度の低い蔵書の重複購入を減らして無駄を省くことや、児童生徒が多くの図書に触れられるよう、先ほどの議員のほうでも、いろんなジャンル、情報系とかがございますけれども、そういった図書について、子供の希望も恐らくはこういった本が欲しいという希望を各学校はとっておりますし、そういったものを求めて、また対応してございます。 新聞でございますけれども、議員御指摘のところの新聞の配置でございますが、恐らくは国でも必ず新聞の配置をされたしということで出ているのが、私どもも承知しております中学校では信濃毎日新聞はありますけれども、小学校では現在、全ての学校に配置ができていない状況もございます。ですので、その配置について、確かに地域の情報、自治情報もそうでしょうし、成人年齢も引き下がってございますので、早いうちからそういった地方紙、新聞等に触れることは大事だと思っておりますので、なるだけ早めにそういったものの新聞の配置というものは考えてまいりたい、対応してまいりたいと思っております。 ○議長(小玉新市君) 柳澤議員。          〔15番 柳澤眞由美君 質問席〕 ◆15番(柳澤眞由美君) 情報化社会ですので、地方紙だけでは駄目なんです。やっぱり、主権者教育とかいろいろなことを考えるためには、一般紙と地方紙、こういうものを見比べて自分で選ぶ能力をつけていく。やはり情報センターとしての図書館の役割は非常に大きいと思っております。 それで、今、その情報センターの核となる図書館司書のお話を小項目5としてお伺いします。図書館司書の待遇と研修は見直し、改善されたでしょうか。ここで答弁をお願いします。 ○議長(小玉新市君) 小岩教育部長。          〔教育部長 小岩成夫君 登壇〕 ◎教育部長(小岩成夫君) 学校図書司書の待遇、そして研修、見直し、改善でございます。13校、市内全ての小中学校図書館に学校図書館司書を配置、そして司書教諭と連携を図りながら児童生徒に対する読書活動の推進に取り組んでございます。 研修につきまして、これは必要に応じて、他機関が実施する研修会に参加するとともに、年3回ほどの学校図書館司書部会で情報の交換、研修報告を行ってございます。そのほか、校務支援システムを通じて、日頃から学校図書館の業務についての情報の共有、連携を図ってございます。 ○議長(小玉新市君) 柳澤議員。          〔15番 柳澤眞由美君 質問席〕 ◆15番(柳澤眞由美君) 図書館というのは、先ほど言いました、3つの役割を持つ。その中の情報センター、今非常に情報化社会で子供たちがいろんな情報を取るんですけども、過去のいいお話だけではなく、現在のSDGsの話とか環境問題の話とか、いろいろ情報を取るわけですけれども、情報をこういうふうに使っていく、あるいはこういうふうに提案していくというのは、司書の先生の役割が非常に大きくて、いろいろと研修の場へ行っていただきたい、行かしてあげたい、子供たちとの図書館の経営を工夫できるようにしてあげるためにも、図書館司書の研修ってもっともっと考えなくちゃいけないかと思うんですけど、先ほど通告にないからって総務部長、一刀両断しましたが、私は通告書にちゃんと書いてあるんです。コロナ禍の中でも図書館の充実を図ったかというのを書いてあるんですけど、そこのコロナ禍でも図書館というのは非常に重要な役割だったと思うんです。お家で過ごすことで、本をうんと大事に読んだとか、今まで読まなかったけど読んだとか、そういう情報センターとしての役割を担うためにも図書司書さんの研修をもっと、今までと同じじゃなくて変えていくときではないかと思いますが、教育長どうですか。 ○議長(小玉新市君) 小松教育長。          〔教育長 小松信美君 登壇〕 ◎教育長(小松信美君) 図書館司書の研修の件でございますが、今までと変わった、今デジタルの併せたような研修をというような内容かと思います。 実は、千曲市でも8月18日の休み中に、学校司書部会において、デジとしょ信州の学校教育現場における活用というようなところで、学校の司書の研修をそこでデジタルを取り入れたこれからの活用の仕方について研修をしたところでございます。今までどおりの研修ではなくて、こういう新しい研修もやっているということで、これからもまた時代の流れに応じたような研修内容も、市の図書館と連携しながら対応してまいりたいなと思っているところでございます。御理解いただきたいと思います。 ○議長(小玉新市君) 柳澤議員。          〔15番 柳澤眞由美君 質問席〕 ◆15番(柳澤眞由美君) 今のところ御理解はしたんですが、さらに今の時代はもっと早く進化しなければ、子供たちに十分なたくさんある本を生かしていただけない。学校図書館充実のためには、交付金が算定どおり措置されることが必要です。この算定額には図書、本だけではなく、新聞のお金、司書さんのお金も入っております。蔵書が更新されないとか、司書が十分活躍できないとか、そういうことがなきよう、いろいろ整備をしていただきたい。 特に、いつも開いている、いつも人がいる図書館は子供の心の居場所でもあります。ただ本を読むだけではなく、不登校とくくっちゃうといけませんが、ちょっと学校がつまらないな、学校へ足が向くのが重いなというときに、図書館というのは非常に、保健室もそうですけど、図書館というのは非常にいい場所であるということを理解して、この財政課は図書館の充実を、交付税を十分、文科省が出している交付金を自治体の自由に使うお金ですけれども、図書館のお金を削らないように、もう一度求めます。答弁をお願いします。 ○議長(小玉新市君) 北澤総務部長。          〔総務部長 北澤武彦君 登壇〕 ◎総務部長(北澤武彦君) 削られないようにということですけれども、各課から、教育総務課のほうから予算要件がございます。そちらのほうをしっかりと精査し、予算の基準に基づいて査定をしております。 今回の当初予算のことを申し上げますと、教育総務課からの要求については満額、こちらのほうでは認めたというような状況ですので、御理解ください。 ○議長(小玉新市君) 小松教育長。          〔教育長 小松信美君 登壇〕 ◎教育長(小松信美君) 毎年の各学校への新刊本の購入のことにつきまして、私、毎年13校全て学校を回ったときに、必ず図書館の司書の先生方にお聞きするのは、購入は大丈夫ですかと聞きます。そうすると、千曲市さんは大変要求したどおりに図書を購入していただいているという声を聞いております。今、北澤部長がおっしゃっているように、今年度も満額配当していただいたということでございますので、また、もし足りないようであれば言ってくださいということを私はいつも言っておりますので、そういうようなことがないように、またこれからも対応してまいりたいなと思っております。 ○議長(小玉新市君) 柳澤議員。          〔15番 柳澤眞由美君 質問席〕 ◆15番(柳澤眞由美君) 学校図書館を大事にしている千曲市、教育委員会、それをもっともっと誇りに思って予算要求を堂々とやっていただきたいと思います。 それでは、大項目3、千曲市の子供の第三の居場所について質問いたします。 1として、協働による民間が進める子供の居場所づくりを、誰一人取り残さない教育、誰一人取り残されないまちづくりが、今こそ千曲市には必要不可欠です。 民間が民間の資金を活用し、第三の居場所をつくろうと奔走しています。多様化する社会の中で、家庭教育でも学校教育でも救えない、多様な子供たちの居場所を千曲市でも増やすことが求められています。 日本財団は、全ての子供たちが未来への希望を持ち、これからの社会を生き抜く力を育むことのできる機会と環境を提供することは、大人の責任との趣旨で、子供第三の居場所事業を全国に展開しています。2025年までに500拠点を設置、目指しているそうです。 財団のこの事業、第三の居場所の開設運営を希望する団体には、居場所開設資金を提供し、3年間の運営資金も支援するものです。事業が全国的に展開され、今のところ私の調べた限り254拠点が整備され、そのうち長野県では既に16か所目が助成決定を受けております。こうした事業への行政の関わりは、賛同し、共感していただくことではないでしょうか。そして、最強の応援団であればありがたいのです。千曲市からの助成金は必要ありません。行政ができないことを民間事業者が行うことにエールを送り、子供たちのために連携・協働していくべきです。ポジティブな市民・団体を大事にして応援してほしいという強い思いで、この第三の居場所について、市長のお考えを伺います。 ○議長(小玉新市君) 小川市長。          〔市長 小川修一君 登壇〕 ◎市長(小川修一君) 協働による民間が進める子供の居場所づくりについてであります。誰一人取り残さない教育、まちづくりは千曲市の目指す姿であります。 教育においては、家庭環境や経済状況などに関わらず、子供たち一人一人のニーズに寄り添い、個性や可能性を伸ばし、全ての子供たちが未来に希望を持って社会的に自立していく力をつけるための環境整備、学ぶ機会の創出、これらは大変重要であり、議員御指摘のとおり、家庭教育、学校教育で救えない様々な思いを持つ子供が安心して過ごすことができる居場所を確保することは必要であると捉えております。 日本財団においては、各地域で子供の第三の居場所の開設・運営をする団体が地域に定着することを踏まえ、最長3年間の補助事業を行っていると認識しております。 千曲市においても補助を受けようと活動している民間団体、また、日本財団による補助が終了となる団体等に対し、事業の目的や活動内容を精査した上、実情を踏まえ、必要に応じた支援をしてまいりたいと考えます。 急速に変化する時代の中で、子供一人一人が自分を肯定的に捉え、多様な社会変化を乗り越え、豊かな人生を切り開くことができるよう、これからも一層子供たちを応援するとともに、様々な事情のある子供を持つ保護者や家庭にも寄り添い支援してまいります。 ○議長(小玉新市君) 柳澤議員。          〔15番 柳澤眞由美君 質問席〕 ◆15番(柳澤眞由美君) この事業は、千曲市が自治体協力という自治体協力届を財団に申請して、事業者、やろうとしている人からどんなことをやろうとしているのと内容を把握して生活困窮者世帯に周知してあげたり、対象児童の紹介をしてあげたり、日本財団に採択された場合は財団と運営団体と千曲市が協定書を締結して、助成金終了後も運営団体と必要連携協働を継続することが大事だと思います。 行政ができないことを民間事業者が行う、阿部知事も8月31日の記者会見で非常にこういう団体を応援するという言葉が記者会見で発表されました。子供たちのために連携・協力していくことが誰一人取り残さない社会、千曲市の構築になりますので、小川市長、ぜひ、つくっていいと言っていただければと思いますが、いかがでしょうか。 ○議長(小玉新市君) 小川市長。          〔市長 小川修一君 登壇〕 ◎市長(小川修一君) 先ほど答弁申し上げました事業の目的ですとか活動内容を精査して後押しをしていきたいということであります。 なお、午前中の聖澤議員の御質問にも関連すると思います。私も実は小松教育長さんが訪問された際に私も同行いたしまして、そのフリースクールを見学させていただきました。本当に子供たちの一人一人の生き生きとした笑顔が大変印象に残っておりますので、何とか支援をしていきたいと考えております。
    ○議長(小玉新市君) 以上で一般質問は終わりました。--------------------------------------- △日程第2 議案審議 △議案第37号 千曲市附属機関設置条例制定について △議案第38号 千曲市個人番号カードの利用に関する条例の一部を改正する条例制定について △議案第39号 令和4年度千曲市一般会計歳入歳出決算認定について △議案第40号 令和4年度千曲市国民健康保険特別会計歳入歳出決算認定について △議案第41号 令和4年度千曲市介護保険特別会計歳入歳出決算認定について △議案第42号 令和4年度千曲市後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算認定について △議案第43号 令和4年度千曲市下水道事業会計利益の処分及び歳入歳出決算認定について △議案第44号 令和4年度千曲市水道事業会計利益の処分及び歳入歳出決算認定について △議案第46号 令和5年度千曲市一般会計補正予算(第4号)の議定について △議案第47号 令和5年度千曲市介護保険特別会計補正予算(第1号)の議定について △議案第48号 令和5年度千曲市水道事業会計補正予算(第2号)の議定について △議案第49号 大田原横手辺地に係る公共的施設の総合整備計画の変更について △請願等の受理について ○議長(小玉新市君) 日程第2、議案審議。議案第37号及び議案第38号を一括議題といたします。 以上、2議案については質疑の通告がありませんので、お手元に配付いたしました議案付託表記載のとおり、関係常任委員会に付託をいたします。 続いて、議案第39号を議題といたします。 質疑の通告がありますので発言を許可します。 11番、中村眞一議員。          〔11番 中村眞一君 登壇〕 ◆11番(中村眞一君) 決算議会ですので既に通告書を出しておりましたので、簡潔に質問いたします。 ただいまの議案第39号 令和4年度千曲市一般会計歳入歳出決算の認定について質問いたします。 まず、第一に、令和4年度千曲市一般会計予算と決算額の確認と、そこに出ております不用額についてお尋ねをいたします。 1つは、一般会計予算の総額ですが、当初予算とプラス補正予算の額と決算額の確認をいたしたいと思います。そして、歳出決算額の中で不用額として12億1,600万円が計上されておりますが、その内容とその不用原因についてお尋ねをいたします。 次に、2番目に、財政調整基金の流れとその活用についてお尋ねをいたします。 1つは、令和4年度財政調整基金の繰入金とその流れと決算時の残高について1つはお尋ねいたします。また、令和4年度一般会計歳入歳出決算書に歳入歳出の差額残高が12億5,700万円、基金繰入金が5億5,000万円と記載されておりますが、5月31日の出納閉鎖後の扱いはどうなるのか、御説明ください。 最後に3番目として、令和4年度末の公債費残高が340万2,300万円についてお尋ねをいたします。そのうち交付税措置率とその額はどのくらいになりますか。2として、そしてその交付税措置された部分を除いた純粋な借金残高は幾らになりますか。 以上、3項目についてお尋ねをいたします。 ○議長(小玉新市君) 中村議員、質問席へどうぞ。 北澤総務部長。          〔総務部長 北澤武彦君 登壇〕 ◎総務部長(北澤武彦君) 大きく3点の御質問をいただきました。 まず、令和4年度千曲市一般会計予算と決算額の確認についてでありますが、令和4年度千曲市一般会計は当初予算261億8,000万円、補正予算第1号から第9号までの合計額13億700万円、繰越明許費により、令和3年度から令和4年度に繰り越した予算額7億919万4,000円、これらを合わせた281億9,619万4,000円が最終予算現計であります。この予算に対する決算額は、支出済額が261億1,310万7,127円、繰越明許費等により翌年度へ繰り越した事業費が8億6,637万9,066円であり、最終予算現計からこれらを差し引いた12億1,670万7,807円が不用額となります。 ただいま申し上げた数値は、議員の皆様に事前配付いたしました決算書の13ページ、14ページに全て記載しておりますので、御確認お願いします。 次に、不用額が生じた主な内容と原因はについてでありますが、令和4年度決算において主に不用額が大きかった事業を申し上げますと、新型コロナウイルスワクチン接種体制確保事業費及び新型コロナウイルスワクチン接種事業費、さらに、住民税非課税世帯等臨時特別給付金給付事業費、下水道事業繰出金であり、これらの事業の不用額が不用額の全体の53%を占めております。 このうち、コロナ関連の事業で不用額が生じた原因については、議員の一般質問でもありました新型コロナへの対応に係る事業決算額でお答えした内容に関連いたしますが、コロナ禍の影響を正確に見通せない中で、感染予防や経済対策が滞ることなく執行できるよう最大限の予算を見込み、結果として予算と執行率に乖離が生じているものであります。 また、下水道事業会計繰出金については、効率的な予算執行のため、下水道事業会計の留保資金や経営状況を勘案し、繰出しに関する算定方法の見直しを図り、経費の節減に努めたものであります。 このほか、競争入札の実施による入札差金や予算編成後の予見しがたい事情の変更によるものなど、不用額が生じた原因は様々でありますが、今後も所要額の的確な把握により予算の精緻化に努めるとともに、不用額は要らないお金ではなく、翌年度以降に使える財源であることから、効率的な事業執行と経費の節減に努めてまいります。 次に、令和4年度の財政調整基金繰入れの流れと残高についてでありますが、令和4年度では、当初予算において財政調整基金から3億円を繰入れを見込んでおりましたが、地方交付税や各種交付金の確定や各事業の歳出決算見込みに基づき、財源調整を行い、補正第9号におきまして2億5,000万円を減額し、最終的に差額の5,000万円を繰入れを行いました。令和4年度における財政調整基金の残高は47億7,927万8,553円であります。また、千曲市財政調整基金条例の規定により、令和4年度の歳入歳出決算剰余金として5億5,000万円の積立てを行い、本日までの金融利子と合わせた現時点での残高は53億2,928万6,584円であります。 次に、財政調整基金の活用方法についてでありますが、財政調整基金は年度間の財源不足に備えるため決算余剰金などを積み立て、財源が不足する年度に活用する目的の基金で、一般財源として取り扱いをしております。 昨日の一般質問でもお答えしたとおり、当市の財政調整基金残高は一般的に適正と言われている額を上回っておりますが、令和5年度では物価高騰の影響などによる財源不足を補填するため、財政調整基金から7億円を繰り入れる予定としております。 今後も、社会情勢の変化や多様化する行政需要により財源不足が生じる場合が、財政調整基金を有効に活用して対応してまいります。 次に、令和4年度の地方債残高についてでありますが、令和4年度末の一般会計における地方債残高は、議員のおっしゃるとおり、304億2,369万7,000円であります。このうち、交付税措置が見込まれる額は、220億2,464万6,000円であり、措置率といたしますと約72.4%となります。また、地方債残高から交付税措置が見込まれる額を差し引いた市の純正な借金額は、83億9,905万1,000円という状況でございます。 ○議長(小玉新市君) 中村眞一議員、再質問ございますか。どうぞ。          〔11番 中村眞一君 質問席〕 ◆11番(中村眞一君) いわゆる不用額についてちょっとお聞きしたいんですが、これはどういう不用額について繰り越しができないとか、それから先ほどの内容的には予算と実績の差額が出たということを申されましたけれども、そもそも不用額についてちょっと説明をしてください。 ○議長(小玉新市君) 北澤部長。          〔総務部長 北澤武彦君 登壇〕 ◎総務部長(北澤武彦君) そもそも不用額とはということですけれども、予算に対して実際に執行した結果、不用となった額、予算が例えば100万円あったのであれば、事業執行の際、いろいろと精査した結果、90万円で済んだという場合は10万円が不用額ということとなります。 ○議長(小玉新市君) 以上で、通告による質疑は終わりました。 中村眞一議員は席へお戻りください。 議案第39号につきましては、お手元に配付いたしました議案付託表記載のとおり、関係常任委員会に付託をいたします。 続いて、議案第40号から議案第44号及び議案第46号から議案第49号を一括議題といたします。 以上、9議案については質疑の通告がありませんので、お手元に配付いたしました議案付託表記載のとおり、関係常任委員会に付託をいたします。 続いて、請願等の受理についてを議題といたします。 本定例会において受理した請願は、お手元にデータ配信いたしました請願文書表記載のとおり、総務文教常任委員会に付託をいたします。 陳情につきましては、お手元にデータ配信いたしました陳情等文書表記載のとおり、福祉環境常任委員会に付託をいたします。 以上で、本日の日程は終了いたしました。 これをもちまして、本日の会議を散会といたします。長時間お疲れさまでした。                             午後5時58分 散会---------------------------------------...