△日程第11 議案第34号 令和5年度千曲
市水道事業会計補正予算(第1号)の議定について
△日程第12 議案第35号 市道路線の廃止について
○議長(小玉新市君) 日程第8、議案第31号から日程第12、議案第35号まで、以上、5議案を一括議題といたします。 以上は、日程に従いまして理事者の提案説明のみにとどめます。 各議案に対する提案説明を求めます。 小川市長。 〔市長 小川修一君 登壇〕
◎市長(小川修一君) 提案説明を申し上げる前に若干の時間を頂き、3月
市議会定例会以降の主な諸情勢について申し上げます。 まずはじめに、
入札契約制度の見直しについてでございます。 建設事業者は地域の
インフラ整備等の担い手であり、また、地域の経済・雇用を支え、災害時には地域の守り手としての役目を担っております。 しかしながら、様々な業種において人手不足が生じている中、建設業の状況は深刻であり、近年、市内の事業者数も減少傾向にあることから、市では建設工事の
入札契約制度について、公平性・透明性・競争性の確保に努めながら、現在見直しを図っております。 見直しの内容は、
建設関連工事における、
変動型最低制限価格の下限額の引上げ等でありますが、4月28日に市内の
建設関連団体の代表者の皆様への説明会を開催いたしました。今後、
建設関連団体から頂いた御意見、また、現在実施しております
パブリックコメントで寄せられる御意見も参考に見直しを進め、7月1日入札公告分の入札から適用してまいりたいと考えております。 次に、
地域防災拠点、道の駅整備についてでございます。 第三次千曲市総合計画では、千曲市復興計画を継承し、災害時に避難が可能で、救援活動や復旧・復興活動の拠点となる
地域防災拠点(防災道の駅)の整備を推進するとしておりますが、
地域防災拠点(防災道の駅)整備に関する
企画政策会議において調査・研究を重ねた結果、広域的な役割を果たす防災道の駅は、選定のハードルが極めて高いことから、防災道の駅という名称にはこだわらず、まずは地域の課題や要望等を踏まえ、市において災害発生時の避難場所や救援物資の備蓄などの防災拠点と道の駅整備において市側が整備することになる
地域振興施設(この施設には
農産物直売所等の設置も検討します)を先行して整備し、国による一体型道の駅の整備を、その隣接地に要望する方向で、引き続き国等の関係機関に働きかけてまいりたいと考えております。 当面、令和3年度に実施した
設置可能性概要調査の最適地である八幡地区の国道18号バイパスの
交通量調査等を行うとともに、アドバイザーや期成同盟会とも意見交換を重ね、民間事業者への
サウンディング調査等も行いながら、今後、事業を進める上で必要となる諸条件を整理してまいります。 次に、低所得の子育て世帯に対する
子育て世帯生活支援特別給付金についてでございます。 この給付金は、食費等の物価高騰に直面し、その影響を特に受ける低所得の子育て世帯の生活支援として、低所得の
ひとり親世帯と、
ひとり親世帯以外の低所得の子育て世帯に対し、児童1人当たり一律5万円を給付するものであります。 給付に当たり、支給申請の必要がない
ひとり親世帯で、令和5年3月分の
児童扶養手当受給者及び令和5年4月分の
新規児童扶養手当受給者317世帯には5月31日に、同じく、
ひとり親世帯以外で令和4年度に実施した
子育て世帯生活特別給付金の対象となった203世帯には、6月7日にそれぞれ給付金の振込をいたしました。 またこのほかの支給対象者といたしましては、公的年金を受給しており
児童扶養手当が全額停止されている世帯や、令和4年分の
住民税課税世帯のうち、令和5年1月以降に予期せず収入が減少し、
住民税非課税相当の収入となった世帯等については、申請をしていただくことにより給付対象になる場合があります。詳細につきましては、市報6月号や市の
ホームページで御確認いただきますようお願いいたします。 次に、電力・ガス・
食料品価格高騰重点支援給付金についてでございます。 電力・ガス・
食料品価格高騰による負担増を踏まえ、特に家計への影響が大きい
住民税非課税世帯等に対する1世帯当たり3万円の国の給付金につきましては、7月中旬を目途に、お知らせ通知などを対象世帯に郵送し、8月上旬から振込ができるよう進めてまいります。 また、令和4年分の
住民税課税世帯のうち令和5年1月以降に予期せず収入が減少し、
住民税非課税相当の収入となった世帯等も申請をしていただくことにより給付対象になる場合があります。詳細につきましては市報や
ホームページ等への掲載をはじめ、まいさぽ千曲や
社会福祉協議会等にも制度に関するチラシを配置し、広く周知に努めてまいります。 次に、原油価格・物価高騰等に係る経済対策についてでございます。 エネルギー・
食料品価格等の物価高騰の影響を受けている事業者や消費者を支援するため、本年度も経済対策を実施してまいります。 まず、市内の
中小事業者等が省エネ・再エネ設備の更新を行った際に補助を行う
エネルギーコスト削減支援事業を7月から行います。これは、県の補助制度の対象とならない少額の省エネ・再エネ設備を対象とするものです。 また、昨年度に引き続き、
市内中小事業者がスマートフォンアプリやウェブサイトなどから発行する
デジタルクーポンに係る費用の一部を補助する、
デジタルクーポン発行支援事業(第2弾)を7月から実施するほか、9月からは
QRコード等による
キャッシュレス決済に対する
ポイント付与事業を実施できるよう準備しております。 このほか、少しずつ回復しつつあるものの、コロナ禍の影響が抜けきれない中にあって、物価高騰等により影響を受けている市内の
旅館ホテル事業者支援のため、
旅館ホテル観光需要喚起支援事業ちくま割を、7月からの実施に向けて準備を進めております。 さらに、生活者支援のため、市内の事業所で11月から利用できる市民1人当たり3,000円分の生活応援券を配布いたします。また、母子手帳の交付を受けた妊婦の方には、1胎児当たり3,000円分の生活応援券を上乗せして配布いたします。
デジタルクーポンや
キャッシュレス決済等で、市内の事業者を支援するとともに生活応援券の配布により市民の生活を支援してまいります。 次に、
産業団地造成事業についてでございます。 まず、
八幡東産業団地でありますが、
株式会社アクティオホールディングスによる造成工事が3月中に完成したことから、4月末をもって地権者会が解散となりました。建築工事については、現在、水道や排水路等の外構工事に着手しておりますが、建築資材の納期の遅れがあり、工場の完成は令和7年11月の予定となっております。 次に、
雨宮産業団地であります。
大和ハウス工業株式会社が建設しておりました物流倉庫が4月中に完成し、5月からテナント企業1社が営業を開始しております。また、建設中の
新光電気工業株式会社、
長野電子工業株式会社につきましては、本年11月の竣工を目指して工事が進められております。 いずれにいたしましても、工事が完了するまで施工業者と調整させていただきながら、地元の皆様に御迷惑がかからないよう、安全第一で進めていただくようお願いしてまいります。 次に、
都市計画道路一重山線の変更についてでございます。
都市計画道路一重山線は、八幡地区と屋代地区を東西に結び流入交通を分散させる
バイパス機能を持った市の重要な幹線道路として位置づけられております。 この一重山線のうち、
県立歴史館付近から北へ約1,590メートルの区間については、道路線形等の変更に伴う
都市計画変更が必要となるため、5月12日に千曲
市都市計画審議会を開催し、手続を進めていくことについての御承認を頂きました。 今後は、地元説明会などを実施し、県とも協議しながら、手続を進めてまいります。 次に、屋代五区公園についてでございます。 令和4年8月から工事を進めてまいりました屋代五区公園につきましては、令和5年5月15日に
公園整備工事が、5月19日には
公園植栽工事が竣工し、公園名も屋代五区公園に決定いたしました。 公園用地を御提供いただいた地権者の皆様や、これまで御尽力いただきました
公園建設委員会を始めとする地元屋代第五区の皆様には、改めて感謝を申し上げます。 現在は芝生広場の芝養生を行っており、6月26日に区主催の竣工式が執り行われた後、開園を予定しております。 次に、
地域クラブ活動体制整備事業についてでございます。 本年3月23日、中学校の部活動の地域移行に向けた組織として千曲坂城クラブが立ち上がりました。今年度、同クラブ内に開設された15の専門部は、それぞれ年間計画に沿って活動を始めております。4月17日からは、一つの学校だけでは練習が難しい部や、専門的指導のできる指導者がいない部において、マイクロバスやタクシーによる生徒の
中学校間移動の試行もスタートしました。 千曲坂城クラブの活動においては、生徒たちの安全・安心の確保はもちろん、保護者や地域の方々からの信頼を得ていくことも重要であることから、指導者を対象としたオンラインによる
コンプライアンス研修等を今月から実施するなど、指導者の資質の向上にも取り組んでまいります。 次に、
武水別神社神官松田邸の利用状況についてでございます。 3月25日(土)に開館した
武水別神社神官松田邸につきましては、週末の3日間の開館としておりますが、開館から約2か月が経過し、この間約900名の入館者がありました。県内外からの視察等の受入れも10件を数え、順調な滑り出しができたと思っております。 次に、
新型コロナワクチン接種についてでございます。 国は
新型コロナワクチン接種について、令和5年春開始接種から、今までの短期的に接種を促進する考え方から、希望する方が接種できるとする考え方に変更しました。千曲市では5月8日から春開始接種を、
市庁舎集団指導室及び
市内医療機関で開始しました。引き続き、
ワクチン接種を希望される方が確実に接種できるよう体制を整え取り組んでまいります。 現在、日常における感染対策は、個人の選択が尊重され、個人の判断に委ねられることが基本となっていますが、日常の生活習慣として手洗い等の手指消毒や換気、3密回避等は、感染対策として引き続き有効で適切な対応となりますので、市民の皆様には、御配慮いただきますようお願い申し上げます。 次に、
信州ブレイブウォリアーズについてでございます。 5月19日に同チームの運営会社、
株式会社信州スポーツスピリットより、
臨時株主総会を開催したい旨の郵送による通知があり、
臨時株主総会の議案は、社名変更や取締役の変更など経営上の大幅な刷新を行うという内容であったため、5月29日に開催された
臨時株主総会に私が出席いたしました。 6月5日には、社名変更した運営会社、
株式会社NAGANO SPIRITによる記者会見が開催され、長野市長も同席の上、新B1
ライセンス取得審査や長野市との関係強化、経営体制等について発表がありました。新B1参入のため、平均4,000人以上の観客が求められていることなどから、今後
ことぶきアリーナ千曲での
ホームゲームを行わないことや、ホームタウンは長野市のみとし千曲市はマザータウンとすることなども併せて発表されました。 このことは翌6日の
信濃毎日新聞等で報道がされたところであります。
ことぶきアリーナ千曲での
ホームゲームを行わないことについては、運営会社から事前に千曲市に対して具体的な説明等はありませんでした。 以上、主なものを申し上げ、諸情勢の報告とさせていただきます。 なお、各議案に対する提案説明につきましては、副市長から申し上げますので、よろしくお願いいたします。
○議長(小玉新市君) 続いて大内副市長。 〔副市長 大内保彦君 登壇〕
◎副市長(大内保彦君) ただいま議題となりました議案第31号から議案第35号まで一括して提案理由を説明いたします。 はじめに、議案第31号 千曲
市体育施設条例の一部を改正する条例制定について説明いたします。 国土交通省による
千曲川災害関連埴生遊水地(背割提)工事に伴い、
更埴ゲートボール場用地を同省へ売却したため、これを廃止するため条例の一部を改正するものであります。 次に、議案第32号 千曲
市都市公園条例の一部を改正する条例制定について説明いたします。 先ほど市長からもありましたが、今回新たに屋代地籍に屋代五区公園が完成することから、これを都市公園に追加するため、条例の一部を改正するものであります。 次に、議案第33号 令和5年度千曲
市一般会計補正予算(第2号)の議定について説明いたします。 このたびの補正は、国県支出金の補助に伴う事業費の追加など、総額8,300万円の追加をお願いし、歳入歳出それぞれ300億8,900万円とするものであります。 以下、その主な内容について歳出から順次説明をいたします。 予算書の12ページから御覧いただきたいと思います。 民生費では、物価高騰等の影響を受ける千曲
市保養センター白鳥園の指定管理者に対する経営補填金として、3,451万円を追加するものであります。 衛生費では、円滑な
ワクチン接種を促進するため、県からの移管により
新型コロナウイルスワクチン個別接種協力金を、市において支給するための費用として2,620万9,000円を追加するものであります。
農林水産業費では、
千曲川ワインバレー推進協議会負担金や、県の補助金内示に伴う
農道等補修経費など
農林水産業費全体で9,643万円を追加するものであります。 商工費では、国の交付金を活用した
空き店舗活用促進委託料として300万円を追加するものであります。 土木費では、
特定既存耐震不適格建築物に対する住宅・
建築物耐震改修補助金のほか、土地の利活用、景観保全を図るため、空き家解体・
跡地利活用補助金を増額するものとして、土木費全体で863万8,000円を追加するものであります。 消防費では、長野県
市町村振興協会助成金の交付決定に伴い、消防団員の装備品を整備する経費として100万円を追加するものであります。 予算書の10ページを御覧ください。 歳入につきましては、国県支出金、諸収入の特定財源を充当するほか、
差し引き不足財源につきましては、前年度決算を精査し、余剰が見込まれる一般財源の前年度繰越金により充当を行うものであります。 予算書の4ページを御覧ください。 第2表「
債務負担行為補正」につきましては、旧
更埴庁舎解体事業及び
屋代保育園建設事業につきまして、資材費等の高騰による事業費の追加のため限度額の変更をお願いするものであります。 次に、議案第34号 令和5年度千曲
市水道事業会計補正予算(第1号)の議定について説明をいたします。 資本的収入につきましては、建設改良費に充てる県からの補償費で、1,000万円の増額とするものであります。 資本的支出につきましては、県による
山の神池改修に伴う導水管の
布設替え工事で、工事請負費を1,000万円増額するものであります。資本的収入と連動し、県による補償事業として
建設改良工事を執行するための予算補正であります。 次に、議案第35号 市道路線の廃止について説明をいたします。 市道634号線につきましては、五加小学校の敷地内にあり、現状では公衆用道路として機能していないため、市道を廃止するものであります。 以上、
一括提案理由を申し上げましたが、よろしく御審議の上、御決定賜りますようお願い申し上げます。
---------------------------------------
△日程第13 議案第36号 令和5年度
消防ポンプ自動車購入契約の締結について
○議長(小玉新市君) 日程第13、議案第36号 令和5年度
消防ポンプ自動車購入契約の締結についてを議題といたします。 議案に対する提案説明を求めます。 大内副市長。 〔副市長 大内保彦君 登壇〕
◎副市長(大内保彦君) ただいま議題となりました議案第36号 令和5年度
消防ポンプ自動車購入契約の締結について説明いたします。 令和6年度に消防団第6分団へ配備する予定の消防ポンプ自動車の購入について、本年4月25日に実施した指名競争入札により、購入金額2,372万9,720円で、株式会社北信ポンプ取締役社長 西沢雅弘と、4月26日付で仮契約を締結いたしました。 つきましては、地方自治法第96条第1項第8号の規定による議会の議決に付すべき契約及び財産の取得又は処分に関する条例第3条の規定により、議会の議決をお願いするものであります。 よろしく御審議の上、御決定賜りますようお願い申し上げます。
○議長(小玉新市君) これより質疑に入ります。 質疑の通告がありませんので、質疑を終結いたします。 お諮りいたします。本案は委員会付託を省略したいと思います。これに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(小玉新市君) 異議なしと認めます。よって、委員会付託を省略することに決しました。 これより討論に入ります。 討論の通告がありませんので、討論を終結し、採決いたします。 お諮りをいたします。議案第36号については、原案可決と決するに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(小玉新市君) 異議なしと認めます。よって、議案第36号は原案のとおり可決されました。 以上で、本日の日程は終了いたしました。 これをもちまして、本日の会議を散会といたします。お疲れさまでした。 午前10時28分 散会
---------------------------------------...