千曲市議会 > 2022-12-06 >
12月06日-03号

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  1. 千曲市議会 2022-12-06
    12月06日-03号


    取得元: 千曲市議会公式サイト
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    令和 4年 12月 定例会(第5回)---------------------------------------           令和4年12月6日(火曜日)---------------------------------------● 議事日程(第3号)  令和4年12月6日(火曜日)               午前10時 開議第1 一般質問(個人)---------------------------------------● 本日の会議に付した事件……前記議事日程のとおり---------------------------------------● 出席議員(20名)   1番   林 慶太郎君      11番   中村眞一君   2番   田中秀樹君       12番   倉島さやか君   3番   聖澤多貴雄君      13番   前田きみ子君   4番   宮下繁明君       14番   袖山廣雄君   5番   中村恒彦君       15番   柳澤眞由美君   6番   川嶋敬信君       16番   和田英幸君   7番   吉池明彦君       17番   荻原光太郎君   8番   北川原 晃君      18番   和田重昭君   9番   滝沢清人君       19番   金井文彦君  10番   飯島 孝君       20番   小玉新市君---------------------------------------● 欠席議員(なし)---------------------------------------● 説明のため出席した者の職氏名   市長        小川修一君   次世代支援部長   荒井茂夫君   副市長       大内保彦君   経済部長      小林千春君   総務部長      北澤武彦君   建設部長      湯本永一君   危機管理防災担当部長        地域開発推進担当部長             横林伸一君             青木猛治君   企画政策部長    栗原 力君   教育長       小松信美君   市民環境部長    竹内 康君   教育部長      島田栄一君   健康福祉部長    宮尾憲夫君   文化創造担当部長  齊藤清行君   保健予防担当部長  荒川愛子君---------------------------------------● 事務局出席者氏名   議会事務局長    竹澤 勉君   議会事務局次長   岡田敏彦君   議事係長兼調査係長 越石潤一君   書記        池田貴広君---------------------------------------午前10時 開議 ○議長(小玉新市君) 定足数に達しておりますので、ただいまから本日の会議を開きます。--------------------------------------- △日程第1 一般質問 ○議長(小玉新市君) 日程第1、一般質問を行います。 通告に基づき、順次発言を許します。 1番、林 慶太郎議員。          〔1番 林 慶太郎君 質問席〕 ◆1番(林慶太郎君) 議席番号1番、自由政策研究会、林 慶太郎でございます。一般質問の2日目のトップバッターとしまして、通告に従いまして順次、質問をしていきたいと思います。 本日3時ぐらいまで、もしかしたらお目覚めだった皆さん、まぶたが重い皆さん、非常に多いと思いますが、目覚めの質問とまでいくかどうか自信ないですけれども、明朗で簡潔にしっかり質問をしてまいりたいと思いますので、どうぞよろしくお願い申し上げます。 はじめに、大項目1、地域振興について。 小項目1、地域おこしについて。 地域おこしの地域おこし協力隊の活用について、初めに質問いたします。 都市圏から地方へ、地域づくりの新たな力として活躍している地域おこし協力隊。この制度につきまして、千曲市においてもこれまでは観光や農業といった分野で御活躍いただいてきておりました。この地域おこし協力隊の制度につきまして、令和3年度のデータになりますけれども、総務省でも全国見まして、隊員数というのは令和3年度、前年度に比べて455名増の6,015名、受入れ自治体としては前年度比20団体増の1,085団体ということで、年々増加傾向にあります。ちなみに、その令和3年度の受入れ自治体の中に、千曲市の自治体名は入っておりませんでした。 今後、この地域おこし協力隊について、どのように地域振興、地域おこしということで制度を活用していくのか、これからの、そして現在の市の方針を伺います。 ○議長(小玉新市君) 小林経済部長。          〔経済部長 小林千春君 登壇〕 ◎経済部長(小林千春君) 今後の地域おこし協力隊制度の活用はについてでございますが、平成28年度以降、市では地域おこし協力隊を7名採用しておりますが、現在はおりません。 総務省が定める要綱では、協力隊員が従事する地域協力活動を、地域力の維持・強化に資する活動と示して、その内容は地域行事やイベントの応援、地場産品の開発、販売、住民の生活支援など、多岐にわたっています。このことから、分野を限定せず弾力的に隊員を活用できるよう庁内に周知するとともに、来年度の採用に向け設置要綱や募集要項等についても検討してまいります。 ○議長(小玉新市君) 林議員。          〔1番 林 慶太郎君 質問席〕 ◆1番(林慶太郎君) 来年度からの採用に向け検討していくということで、先ほども申し上げましたし、今も御答弁いただきましたけど、現在はいらっしゃらないという状況なんですよね。今年度というか昨年度もそうなんですけれども、分野を限定せずという御答弁の中で発言がございました。地域おこし協力隊は観光、例えば信州千曲観光局さんで御尽力いただいたりとか、農業、特に姨捨の棚田といったところで御活躍をいただいてたと思います。分野を限定せずとあるんですけれども、地域おこし協力隊の方々も何をやりたいか、そして何を求めて来るかというのもあると思うんですよね。とりわけこの地域おこし協力隊で一つのテーマ、移住、そして定住というのを考えると、定着率というのも非常に重要になってくると思います。分野を限定せず、多岐にいろんな様々な人に来てもらうというのが大事だと思うんですが、千曲市として分野を限定せずと申しても、どんな形で定着率向上と言いますか、要は千曲市に残ってもらえるような形にしていくかも大変重要だと思うんです。そちらについても、また来年度から採用に向けて検討していくということですので、どのようにお考えか、お伺いしたいと思います。 ○議長(小玉新市君) 小林部長。          〔経済部長 小林千春君 登壇〕 ◎経済部長(小林千春君) 来年度の地域おこし協力隊をどういうふうな形で結びつけていくかという質問ですが、ふるさと振興課及び農林課で現在、予算要求を来年度に向けてしています。分野は、移住定住部門だとか、農業の生産振興、観光といった部門を予定しております。いずれにしても、過去の事例から採用に当たってはミスマッチのないように募集する内容や仕様書を十分検討して、できればお試し地域おこし協力隊制度等を使って相互に適性を確認して、着任後もこれまで以上にきめ細かくお互いに支援を行っていければなと考えております。 ○議長(小玉新市君) 林議員。          〔1番 林 慶太郎君 質問席〕 ◆1番(林慶太郎君) これからしっかり実績を作っていくこと、来年度から、どのような形になっていくかというのが非常に重要だと思いまして、次に移る中で、私としても定着率の向上ができる、そしてやりがいが創出できるような形でできないかと思いまして、次の地域おこし協力隊の身分要綱について御質問いたします。 千曲市の地域おこし協力隊制度の要綱を見ますと、どのような形で来ていただけるかというのが身分としては、千曲市の会計年度任用職員とはっきり明記されています。こちら否定するわけではないんですけれども、ほかの自治体では会計年度任用職員に限定するのではなくて、いわゆる個人事業主という形で、その地域おこし協力隊の活動に対して対価として、要は市との雇用関係にない形でやっていただく、地域おこし協力隊として活動していただいている自治体もございます。個人事業主のメリットとして考えれば、何より活動の自由な、活動の幅だと思います。もちろん、もう一つ、これは生活していく上では副業とかそういったものもできると。そして自分が何をやりたいかというもの、明確なビジョンを持ってこういうことをやっていきたいんだと、そういった活動に対して、なかなか会計年度任用職員となると雇用というところでどうしても制限されてしまうところもある。そうではなくて、自分がこうやっていきたいんだという活動をある程度、幅を持ってやっていける。これまたやりがいの創出に影響しますし、定着率という中でもその活動、期間を通してどのようにお感じになっていただくかというのはありますが、そこでやりがい、そしてこれからも続けていきたいという思いにつながれば、非常に大きな影響になるのではないかと思います。要綱ではっきり会計年度任用職員限定の記載になっておりますが、こうした個人事業主としての採用というものを検討してみるというのはいかがでしょうか。会計年度任用職員であっても雇用契約、雇用関係にまでならないで地域おこし協力隊として、活動に対して対価を払うという形でやっているところもありますし、そういった幅を効かせた制度の活用というのをいかがでしょうかということで御提案とお伺いをしたいと思います。 ○議長(小玉新市君) 小林経済部長。          〔経済部長 小林千春君 登壇〕 ◎経済部長(小林千春君) 協力隊員の個人事業主としての募集や、それによってやりがいの創出と定着率の向上を図るべきではという御質問ですが、現状の当市の要綱は議員さん御指摘のとおりですが、これまでは会計年度任用職員として経験を積んだ後に個人事業主として定着につなげるという考えで取り組んでまいりました。本日、最初から個人事業主として募集したらどうかという御提案をいただきましたが、その御意見は大変興味深く、ほかの市町村でも事例のあることから、定着率向上の手法の一つとして研究してまいりたいと考えています。 ○議長(小玉新市君) 林議員。          〔1番 林 慶太郎君 質問席〕 ◆1番(林慶太郎君) もちろん個人事業主ですのでお越しいただく隊の方の強い気持ちというのは非常に重要になりますし、なかなか容易ではないだろうなとは思います。しかし、ぜひそういった方が千曲市に来ていただけるような制度設計、そしてそこでお越しいただいた方が定着していただける、軌道に乗るような形で進めていただけたらと思います。 次に移ります。地域づくり協議会地域プロジェクトマネージャー制度に関しまして、地域おこしの質問をさせていただきます。 先日、総務文教常任委員会の視察で訪問しました静岡県の伊豆市では、この地域おこし協力隊に関しまして、地域振興という分野で協力隊の方が地域づくり協議会の設立でしたり、それと活動に関して大変御尽力をされている事例がございます。 千曲市におきましても、これから既に話では何度も質問を含めて、私もさせていただいてます。地域づくり協議会設立をこれから進めていくわけですけれども、このような事例を参考に、先ほどどのような分野で採用していくかという中でお話をいただきましたけれども、いわゆる地域振興、そしてこれからの地域の在り方という中で、この地域づくり協議会を設立していくこのときに、そういった地域振興を担っていただけるような方々をぜひとも募っていくべきではないでしょうか。 また、総務省では地域おこし協力隊とはまた違った制度で、地域プロジェクトマネージャーといった制度がございます。近々では同じ会派の飯島孝議員が御質問の中でされていたと思います。こういった地域おこし協力隊でしたり、地域プロジェクトマネージャー制度といった様々な制度を活用することを視野に、この地域振興、地域づくり協議会を設立に向けて、さらにスムーズに行くように地域振興に取り組むお考えがありますでしょうか、お伺いいたします。 ○議長(小玉新市君) 小林経済部長。          〔経済部長 小林千春君 登壇〕 ◎経済部長(小林千春君) 地域づくり協議会への協力隊員や地域プロジェクトマネージャーの活用についての御質問でありますが、地域プロジェクトマネージャー制度を活用するためには、まず地域内で自らの課題を解決するためのプロジェクト計画を策定し、地域の理解を得た上で必要な人材の要件等を明確にする必要がありますので、事前準備が大変重要な制度であると考えています。 当市における(仮称)地域づくり協議会は、現在、設立に向けて制度設計を進めている段階でありますので、早急にこの制度を活用することは難しい状況ですが、協力隊員の採用にはほかの自治体の事例もあり、興味深く参考にしたいと考えておりますので、今後、担当部署と情報共有を図りながら活用に向けて研究してまいります。 ○議長(小玉新市君) 林議員。          〔1番 林 慶太郎君 質問席〕
    ◆1番(林慶太郎君) 地域プロジェクトマネージャー制度のほうはなかなかすぐには難しいということですが、協力隊のほうは地域づくり、地域振興に取り組むというのは恐らくですけど、すぐに隊員が入って、そこからすぐに地域振興にっていうのはなかなか難しいと思うんですね。地域に溶け込むといいますか、地域の方々と交流を深める期間というのが非常に大事だと思います。新たな隊員の採用の話ですけれども、来年度はあるということで、地域づくり協議会がこれから進むという中でぜひ早い段階でのこうした地域振興に取り組んでいただける協力隊の方々が、ぜひ千曲市にお越しいただけるような取組を進めていただきたいと思います。 次に移ります。小項目2、これからのふるさと振興。 これまで申し上げてきました地域おこし協力隊地域プロジェクトマネージャー制度等もそうですが、こういった地域おこしというのは地域振興、そして協力隊は移住定住の促進、そういった面も持っております。移住定住、そしてそこにふるさと納税の推進ということで、これまでもそうですし、今後も非常に重要になってくるふるさと振興に対しまして今年度当初より担当部長が組織改編の中で設置をされまして、進められてきましたが、10月の人事異動によりまして、このふるさと振興担当部長というポストがなくなることとなりました。もちろんふるさと振興課としてこれまでどおり、そして年度当初からの事業というのは引き続きを行っていくとは思うんですけれども、年度途中でポストがなくなる。 では、これから市長は、このふるさと振興に対しまして、ポストはなくなったんですが、今後、どのような形でこのふるさと振興というもの、先ほども申したとおり、これから非常に重要になってくる分野だと思います。どのような形で推進をしていくお考えでしょうか、お伺いいたします。 ○議長(小玉新市君) 小川市長。          〔市長 小川修一君 登壇〕 ◎市長(小川修一君) これからのふるさと振興についてであります。 担当部長につきましては、昨日、副市長からほかの議員に対する答弁の中で申し上げました。そのとき、力を入れていきたいという分野を強化するために置いたものですが、ふるさと納税の成果も見えてきているというところで、より喫緊の課題がある文化課、そして歴史文化財センターの所管の文化関係の担当部長を置いてそちらを強化するという諸措置を副市長よりお伝えしたとおりでございます。 経済部に本年4月にふるさと振興課を設置したということであります。これは、ふるさと納税、移住定住の各係を作って力を入れたいということですが、移住定住、地域おこし協力隊もそうですけれども、いわゆる田舎暮らしとかそういったものはもちろんなんですが、それ以外に千曲市の場合は近年、企業も進出ですとか、企業誘致に力を入れております。雇用がかなり生まれてきている。そして人材の確保が必要ということです。そして、働く場所がやはり移住定住には何より不可欠ということですので、企業誘致や企業の進出と関連づけるということで、そういったことを視野に入れて経済部内にふるさと振興課を設置して移住定住の係を置きました。 そして、ふるさと納税も返礼品が充実するということは、地元の農業ですとか、その他の産業の振興につながるということもありますので、これも経済部内でしっかりと独立の係を作ってふるさと振興課の中に置くということで、要は、まずこの自主財源の涵養にもつながるような経済部の取組の一環としてふるさと振興を考えているということであります。 ○議長(小玉新市君) 林議員。          〔1番 林 慶太郎君 質問席〕 ◆1番(林慶太郎君) 市長のふるさと振興に対する思いというのを伺いました。なので、かえってお話聞いてると、ふるさと納税の増収というのは、昨日の副市長の御答弁のところでもお話いただいたところですけれども、やはりまだまだ非常に重要で、力入れていかれたいんだろうなという思いも伝わる中で、この後、質問しますけれども、文化創造というのも非常に重要です。 ただ、非常に重要だけど、ポストをなくす必要というのはまた、それはまた引き続きポストとして残すということも重要性という意味では、今の御答弁聞いてるとますます本当に重要だなとかえって思いますので、その辺はいかがお考えでしょうか。要はポストとして残すというのも一つではないか。 ○議長(小玉新市君) 小川市長。          〔市長 小川修一君 登壇〕 ◎市長(小川修一君) 連日、そういった人事異動についての御質問がございますけれども、基本的にはこちらの考えがあってやっていることでありますので、答弁のとおりであります。 ○議長(小玉新市君) 林議員。          〔1番 林 慶太郎君 質問席〕 ◆1番(林慶太郎君) スピード感を持った組織、人事異動というか、これからどういう形でそれぞれの部署で受け持つ分野について進めて行かれるかということですので、また次の文化創造のほうでもお伺いをしていきたいと思います。 では、次に移ります。 大項目2、文化創造について。 小項目1、文化創造の体制について。 先ほど少し触れてしまいましたが、組織改編によりまして、新たに文化創造担当部長という職が設置されました。 今年度の施政方針演説では、市長は重点施策の実施、社会情勢の変化に即応できる、いわゆるスピード感を持った取組、対応していくということで組織改編を適宜行うとおっしゃっておりました。年度途中だけども、御答弁いただいたところでありますけれども、この年度途中においての文化創造担当部長の新規の設置というものは、スピード感を持って何に対応、そして取り組んでいかれるためのものか、お伺いいたします。 ○議長(小玉新市君) 北澤総務部長。          〔総務部長 北澤武彦君 登壇〕 ◎総務部長(北澤武彦君) 文化創造の体制についてでありますが、昨日の吉池議員及び川嶋議員の御質問に副市長が答弁したとおり、更埴文化会館のスプリンクラー改修工事歴史文化財センターの移転、粟佐分室の解体工事など、文化課と歴史文化財センター所管の喫緊の課題となっている業務が山積していること、また第三次千曲市総合計画で将来像として掲げる「文化伝承創造都市・千曲」をさらに推し進めるために、これらの業務を担当する部長職が必要であると判断し、年度途中ではありますが、各種事業の施策、事業について進捗管理を適切に行い、押し進めるため、10月より文化創造担当部長を配置したものであります。 ○議長(小玉新市君) 林議員。          〔1番 林 慶太郎君 質問席〕 ◆1番(林慶太郎君) 昨日も吉池議員、川嶋議員が御質問されておりまして、そこでも御答弁いただきました。 その中で、今の御答弁いただいたんですが、歴史文化財センターの移転等、粟佐分室の解体工事、このあたりは公共施設の個別施設計画で進めていくということで、従来から課題としてあったものですので、この最初のほうに御答弁いただきました信州の幸あんずホール(更埴文化会館)のスプリンクラー改修工事というのがこの年度の途中で新たに出てきた課題という意味ではこちらになるのかなと思います。さっきのふるさと振興のふるさと納税の一定の成果があったからというところの組織改編にも話もあったので、お伺いしますが、裏を返せば、こうした文化創造というのは、ちょっとこの後の質問にも関わるんですけれども、今ほど御答弁いただいた課題、とりわけスプリンクラーの改修工事というのが新しいものです。来年度になって、それと令和6年度、その次になってというところで、ある程度、形は見えてくると思います。形が見えてきて、ある程度の成果になれば、またこの担当部長という職務を、要はまたその役目を終えていくものなのかどうかというところ、お伺いしたい。要は、ここにある文化施設のテーマというのが、ここに具体的には載っておりますね。そこの課題の解決ってところが一つのテーマなのか確認させていただきたいと思います。 ○議長(小玉新市君) 北澤部長。          〔総務部長 北澤武彦君 登壇〕 ◎総務部長(北澤武彦君) 文化創造担当部長ですけれども、先ほど申し上げたあんずホールの件もございますが、またそのほかに付け加えるのであれば、稲荷山の重伝建の推進も喫緊の課題となっております。そのような特命事項に当たるのが担当部長だということから、その任用については柔軟に対応してまいります。 ○議長(小玉新市君) 林議員。          〔1番 林 慶太郎君 質問席〕 ◆1番(林慶太郎君) 次も今、お伺いしたことにかかってきますので、次の小項目2、さらなる文化財保存活用をに移ります。 私のほうで前回の9月定例会で質問をしました千曲市文化財保存活用地域計画に関して質問させていただきましたけれども、こういった計画をはじめとして、これからこの計画がようやく形になった中で、文化財保存、そして活用というものは今後ますます重要になってくると考えます。先ほど聞いたところは、要は文化創造担当部長が新たに新設されたということで、私としてはこの文化財保存、そして活用というところ、またこの地域計画が出来上がったというのが、ある意味、タイミングとしてはありますので、こちらのさらなる推進、いわゆる文化財の保存とそして活用というものが進んでいくということ、非常に期待をしておりますけれども、今後、この文化財の保存、そして活用というところでどのような施策を行っていくお考えでしょうか、お伺いいたします。 ○議長(小玉新市君) 齊藤文化創造担当部長。          〔文化創造担当部長 齊藤清行君 登壇〕 ◎文化創造担当部長(齊藤清行君) さらなる文化財の保存活用につきまして、これまでの取組に加えてどのような施策を行っていくのかという質問をいただきました。 今、御質問にもありましたが、千曲市における今後の文化財施策の展開にあたりましては、文化財の価値や魅力を知っていただき、訪れていただくための取組が重要であります。現在も実施しているものもありますが、例えば先ごろ行われたふるさと学習での小中学校との協力、あるいはまた市民向けの歴史講座などの開催、そしてまた日本遺産「月の都 千曲」の魅力発信、さらなる魅力発信の充実などを引き続き計画をしております。 この御質問にありましたが、千曲市の歴史文化の価値と魅力を知っていただくということは、文化財継承の基礎になるものでございますので、今後、様々な世代に対して伝える、伝えていく、そういったことに力を入れてまいります。それから、また文化財を伝える場といたしましては、博物館をはじめとする展示施設の活用も今後一層重要になっていまいります。令和5年、来年3月には新たな博物館施設として八幡地区の松田館、武水別神社神官松田邸が開館いたしますので、今後は施設ごとの事業は現在も行っているところですが、施設相互に連携した事業を検討してまいります。 いずれにいたしましても、本年7月に文化庁の認定を受けました、まさに法定計画であります千曲市文化財保存活用地域計画に掲げた計画の内容に沿って、各種の施策を実施してまいります。 ○議長(小玉新市君) 林議員。          〔1番 林 慶太郎君 質問席〕 ◆1番(林慶太郎君) 文化庁の認定をいただいた千曲市文化財保存活用地域計画に掲げた計画内容に沿ってということで御答弁いただきました。 もちろん計画には含まれていると思うんですけれども、保存というところでは、先ほど蔵し館をはじめとした稲荷山のお話もございましたし、またこれも9月に私、触れさせていただきましたが、屋代小学校の関係もございます。特にこういったものというのは、私のほうで、以前で言うと観龍寺もそうだったんですけども、県ですけれども、補助金で保存に向けて、そして改修とかそういったものに向けて進めていくというのは、市だけではできないことなんですよね。そういったいち早い保存・改修、そして文化財守っていくための要望活動というのもこれから非常に重要になってくると思います。新設されたということで、こういった保存に向けた要望をし、補助金をしっかり確保して、スピード感を持って取り組んでいくことも必要となると思うんですけれども、そちらについてのお考えというものもお聞かせいただけたらと思います。お伺いいたします。 ○議長(小玉新市君) 齊藤部長。          〔文化創造担当部長 齊藤清行君 登壇〕 ◎文化創造担当部長(齊藤清行君) 御意見のとおりだと私も思っております。 これまでの千曲市の文化財施策についてはどちらかというと施設整備などを中心としたハード事業を優先してきたという感じを持っておりますが、先ほども御答弁いたしましたが、これからは普及ですとか、活用ですとか、ソフト事業について注力をしていく時期に来ているということでございます。事例を挙げられましたいくつかのものについても全て先ほど御答弁した地域計画の中に含まれておりますので、整備するに当たっても国の各種の交付金を活用したりということも、個々具体的にそれぞれ出てまいります。いずれにいたしましても、文化財についてもこれからはマネジメントみたいな部分が必要になってくると思っております。実は、全国的にも文化財の保護行政という部分の先進事例というのは、実は少ないという実態もございますので、千曲市も少しずつ、一つずつかもしれませんが、ソフトのほうへ舵を切っていくと、そんなふうにしていく方向を思っているところでございます。 ○議長(小玉新市君) 林議員。          〔1番 林 慶太郎君 質問席〕 ◆1番(林慶太郎君) 全国的な事例としても少ないということでございますが、文化伝承創造都市・千曲としてぜひ先駆けた形でこの千曲市の文化、そして歴史というものを全国に押し広めていけるような形で、ぜひこれからの取組に期待をしたいと思います。 では、次にまいります。 大項目3、道路行政について。 小項目1、(仮称)屋代スマートインターチェンジの準備段階調査着手について。 9月30日の午後の発表で、(仮称)屋代スマートインターチェンジが新たに準備段階調査に着手されることとなりました。この準備段階調査に移行したということは大変大きな一歩でありまして、これまでの市長をはじめとして関係する皆さんの要望活動をはじめとした様々な活動というものが実ったものであると考えます。これから事業化に向けていよいよ進んでいくということになります。近隣でも私のほうで調べましたら、準備段階調査から事業化して、そこから供用開始までの長野県内でも最近のところではいくつかございます。最近県内で関連したところで申し上げますと、飯田のほうですけれども、座光寺のスマートインターチェンジ。平成27年に準備段階調査移行しまして、翌年、平成28年5月には事業化をしまして、令和2年度、令和3年3月には供用開始しております。また同じ時期の準備段階調査で、諏訪湖のスマートインターチェンジ。そして筑北のスマートインターチェンジももうじき供用開始というところで、こちらも同じ平成27年6月に準備段階調査へと移行しております。事業化に至ったのは諏訪湖スマートインターチェンジが令和元年の9月、筑北スマートインターチェンジが平成30年8月であります。少しずれますけれども、(仮称)若穂スマートインターチェンジは平成29年7月に準備段階調整に移行しまして、令和2年10月に事業化となっております。 このように準備段階調査に移行してから事業化に至るまで、もちろんサービスエリアでしたりとか、いろんな条件が違いますので、そういった条件面の違いから事業化の時期というのも変わってきたり、供用開始の時期も変わってくるとは思うんですけれども、やはり一番は早期に事業化に移り、そして供用を開始していくことだと思います。こうした早期の事業化、そして供用開始、開通に向けまして、これから市としてはどのような戦略を持って、まずは新規の事業化に向けて取り組まれますか、お伺いいたします。 ○議長(小玉新市君) 青木地域開発推進担当部長。          〔地域開発推進担当部長 青木猛治君 登壇〕 ◎地域開発推進担当部長(青木猛治君) どのような戦略を持ってこれからの事業推進に取り組むかについてであります。 (仮称)屋代スマートインターチェンジにつきましては、先ほど議員おっしゃったとおり、9月30日に国の準備段階調整の新規着手箇所に選定され、先月25日には国や県、警察、ネクスコ、市をメンバーとする準備会の初会合が開かれました。 御承知のとおりスマートインターチェンジの整備につきましては、国の事業であります。準備会はスマートインターチェンジの計画的かつ効率的な準備・検討を進めるための会議であります。今後、準備会での検討や調整を経て、関係機関で構成する地区協議会で決定した実施計画書が国等に提出されれば、国が新規事業化を判断することになります。 市といたしましては早期事業化、そして一日も早い供用開始を目指し、地域の皆様や議員の皆様の御支援・御協力をいただきながら、引き続き国に働きかけてまいりたいと考えております。 ○議長(小玉新市君) 林議員。          〔1番 林 慶太郎君 質問席〕 ◆1番(林慶太郎君) 今、御答弁の中でも、これからの手順というか順序というものの御説明もいただきました。準備会の初会合が開かれたということで地区協議会がどの程度、これからスピード感を持って進んでいくような形になっていくかというところだと思います。 整備自体は国の事業として行っていただけますので、市がどういう形でというところ、非常に難しいとは思うんですけれども、市が先に重要路線として着手している一重山2号線も、ある程度、めどでありますけれどもスケジュール感というものは見えてきております。 そういった中で、では今度はこの(仮称)屋代スマートインターチェンジが、どのくらいの形で進んでいくかというのは、本当に市民の皆さんも、要はいつ頃に形になってくるのかというのは非常に注目しているところだと思います。同時並行で進んでいくと思うんですけれども、引き続きの早期事業化に向けた要望活動というのも、既に準備段階調査に移行したといえ、必要なことだと考えておりますので、そういった活動というのもぜひ行っていただけたらと思います。 次に移ります。 小項目2、一重山線の早期開通に向けて。 今程、(仮称)屋代スマートインターチェンジ、そして一重山2号線の話も触れさせていただきましたけれども、また、今回、そこには屋代地区の開発の影響を考えますと、現在でも私もそこに関わるというか、住んでいる住民なので実感しておりますが、課題となっております倉科踏切の交通渋滞でしたり、倉科踏切だけではないですけども、そういった地域の交通渋滞でしたり、そういったものの悪化する件というのはございます。というか、ほぼほぼここは課題としてさらに大きくなっていくのではないのかなと考えられますけれども、私が住んでおります東部地区におきましても、東部地区の区長会というものがございます。そちらで毎年、毎年、東部地区の議員連盟といいますか、私が議員にならせていただく前からあった組織なんだそうなんですけれども、今も倉島議員、田中議員、3名で東部地区の区長皆様と懇談をし、そしてその中から東部地区の地域の課題というものを市に要望しているところでございますが、この倉科踏切の渋滞解消というのも、本当に以前から、当然、私が議員にならせていただく前からずっと継続的に要望させていただいているところでございます。 こうした地域の声、地域が抱える課題を解決していくためにも、そして千曲市の東西を結ぶ産業連携道路ネットワーク構想の実現に向けまして、この都市計画道路一重山線のいち早い開通というものが望まれます。(仮称)屋代スマートインターチェンジが準備段階調査に新規着手をされたということは、私は本当にこの一重山線の開通の大きな進展をするチャンスと考えておりますけれども、今後、市としましては一重山線の早期開通に向けどう臨んでいられるか、お伺いいたします。 ○議長(小玉新市君) 湯本建設部長。          〔建設部長 湯本永一君 登壇〕 ◎建設部長(湯本永一君) (仮称)屋代スマートインターチェンジの準備段階調査新規着手を受け、今後、市としてどう臨んでいくかについてでございます。 先ほどの地域開発推進担当部長の答弁でも申し上げましたとおり、(仮称)屋代スマートインターチェンジの早期事業化に向けて現在、実務協議を重ねております。今後、事業化が決定した場合、一重山2号線は1次アクセス道路となり、重要路線として個別補助の採択要件を満たすため、採択に向け関係機関からの情報収集や調整を行い、着実に準備を進めております。個別補助事業採択の際は財政面で有利となり、事業の進捗が見込めることから、一重山全線の整備及び早期開通にも追い風になるものと考えておりますので、今後は一重山2号線の南側の先線においても道路線形等の調査を始めてまいります。 ○議長(小玉新市君) 林議員。          〔1番 林 慶太郎君 質問席〕 ◆1番(林慶太郎君) それと、国や県へいろいろな要望活動していく中で、逆に提案されたということで、期成同盟会を設立してはどうかという話があったということが以前の定例会の答弁であったかと思います。要は地域の声というものをしっかり形にしていくことなのかなと思います。そういった形にした地域の声をしっかり伝えていく意味で非常に期成同盟会というものは一つの要素として重要にはなってくるのではないかなと思いますけれども、そういった期成同盟会といった地域の声を形にしていく、そういった組織に関する取組とか、そういったものに関しまして、ぜひ御意見というかお考えを聞かせいただけたらと思います。 ○議長(小玉新市君) 湯本部長。          〔建設部長 湯本永一君 登壇〕 ◎建設部長(湯本永一君) ただいま期成同盟会等の組織はいかがという御質問かと思います。9月の定例会で、柳澤議員の御質問に、市長が、今後、一重山線は戦略を持って進めていくというような答弁をさせていただいております。 現在、期成同盟会は地元の声を県に届ける、国に届ける、そういった面では大変効果があり、重要なものだというふうに捉えておりますので、どういった形で期成同盟会を組織していったらいいのかというようなことを今、現在、検討中でございます。 ○議長(小玉新市君) 林議員。          〔1番 林 慶太郎君 質問席〕 ◆1番(林慶太郎君) 重要であり、検討していくということで、ぜひこれがいち早く検討から実現に向けて進んでいけるように、取組を進めていただけたらと思います。 それでは、最後になりますが、早期開通に向けまして、先ほども申し上げましたが、千曲市産業連携道路ネットワーク構想、こちら千曲市の東西を結ぶ重要な道路です。東部地区だけではないんですけども、地域の課題として倉科踏切の交通渋滞解消というものもありますが、千曲市全体を通してもこの東西を結ぶ非常に重要な道路となってまいります。この一重山線の早期開通に向けましては、今後も国及び県との連携、そして交渉というものもますます重要になっていまいりますし、この(仮称)屋代スマートインターチェンジが準備段階調査に移行し、着手されることになったこのタイミングこそが、やはり大きな進展、そして進めていくきっかけとして取り組む時期に入ってきたなと考えております。この早期開通に向けまして、小川市長がどのようにこれから取り組んでいくか、そして臨んでいくかどうか、この市長の覚悟をお伺いしたいと思います。 ○議長(小玉新市君) 湯本部長。          〔建設部長 湯本永一君 登壇〕 ◎建設部長(湯本永一君) 一重山線の早期開通に向けた市長の覚悟を伺うとの御質問でございますが、私からお答えをさせていただきます。 これまで都市計画道路整備プログラムの見直しに伴う都市計画道路一重山線の選定や幅員の変更、(仮称)屋代スマートインターチェンジ整備に係る国との協議状況など、県の担当課や千曲建設事務所と事務レベルで適宜協議を行っており、市長も国や県を訪問した際に機会を捉えて重ね重ね要望しております。 具体的には一重山2号線の起点側と終点側の改良区間及び整備延長の管轄について、市の考え方を伝え、起点側の国道403号及び終点側の県立歴史館前から先線の道路改良については所管事務所にて整備を実施していただくようお願いをしてきております。その際の雰囲気から一重山線整備に対する千曲市の考え・覚悟は御認識をいただいたと感じております。 (仮称)屋代スマートインターチェンジが事業化になれば、一重山2号線の整備は加速し、さらに近い将来、屋代スマートインターチェンジが供用されることによって交通量増加が見込まれ、周辺地域・周辺道路の混雑・渋滞が十分解消されます。 周辺住民のための安心安全な道づくりやまちづくりのためにも、周辺の混雑・渋滞の緩和、解消対策は必須であり、一重山線の先線整備は極めて重要であると捉えております。市内の道路基盤整備の重要性や必要性、さらには都市間を連絡する幹線道路としての有用性を深く御理解いただくよう、引き続き国・県との協議を重ね、事業化に向けた要望活動を強化してまいります。 ○議長(小玉新市君) 林議員。          〔1番 林 慶太郎君 質問席〕 ◆1番(林慶太郎君) 湯本部長のほうから、市長に代わっての覚悟というものの、そして大まかに御答弁をいただきました。 本当にこれからの時期というのが重要でございます。これまでも当然、要望活動をしてきていただきましたし、それがある意味、例えば屋代スマートインターチェンジに関しては形になってきたということだと思います。だからこそ、これからも本当に重要だと思うんですよね。とりわけ国もそうですし、一重山線に関しましては県との交渉、そして要望やどのように進めていくかという協議、非常に重要になってくると思います。県議会議員を経験されております小川市長。そしてこれまでも行ってきた、いわゆるトップセールスという言葉がよく今までの質問でも出ておりましたけれども、これからも重要となってくるところ、大変重要な時期ということでぜひ市長の口から直接、この覚悟、そしてこれからの国、県との協議・要望に関して、一重山線の早期解決に向けた要望ですね、訪問した際の機会を捉えてとありますけれども、こちらを主軸に捉えた要望活動というものの覚悟というものを、改めてお伺いしたいと思いますが、いかがでしょう。 ○議長(小玉新市君) 小川市長。          〔市長 小川修一君 登壇〕 ◎市長(小川修一君) 先ほど一重山線の今後の具体的な区間等についての説明がありましたので、部長から答弁いたしました。 言うまでもなくこの一重山線に限らず、市がこれから社会基盤整備として力を入れていきたいというところは私が直接、要望させていただいております。先ほど来、お話がある(仮称)屋代スマートインターチェンジの準備段階調査着手も、これは粘り強い要望の成果であるというふうに認識しておりますので、これからも今度、一重山線のお話ですが、しっかりと思いを伝えて、千曲市の強みを生かすための有用性のある必要な成果ということでしっかりと要望してまいりたいと思います。 ○議長(小玉新市君) 林議員。          〔1番 林 慶太郎君 質問席〕 ◆1番(林慶太郎君) しっかりと要望していくということで、言葉をいただきました。 一重山線が早期に事業化、そして進んでいくということは、もちろん、今ほどお話のありました、千曲市にはまだほかにも課題でしたり、道路行政のテーマというのがございます。一つ一つ同時並行でもあるんですけれども解決していくためには、やはりそれぞれしっかり早期に実現していくことが重要であると思いますので、これからの屋代スマートインターチェンジもそうですが、この一重山線に関しましては、ぜひとも粘り強い要望活動のもと、早期開通に向けて、当然、私たちもしっかり尽力をしていきたいと思いますので、よろしくお願い申し上げます。 明朗で簡潔だったかどうかは分かりませんが、本日、1人目の私の質問はこちらで終わりにさせていただきます。 ○議長(小玉新市君) ここで、11時5分まで休憩といたします。                            午前10時52分 休憩---------------------------------------午前11時5分 開議 ○副議長(金井文彦君) 休憩前に引き続き、会議を開きます。 続いて、15番、柳澤眞由美議員。          〔15番 柳澤眞由美君 質問席〕 ◆15番(柳澤眞由美君) 議席番号15番、公明党、柳澤眞由美です。通告に従って順次質問いたします。 大項目の1、千曲市の子育て応援施策について。 皆さん、12月市報は御覧になりましたか。11ページに掲載された「こころの体温計」、心の疲れやバランスなど、心の状態を見える化ができ、赤ちゃんママモードもあります。これも子育て支援の一つではないかと感じています。 それでは1点目、ゼロから2歳児への支援について。 子供たちへの支援は様々ありますが、全国的にゼロから2歳児への支援が薄いと言われてきております。例えば、保育料無償化は3歳以上、ゼロから2歳児は非課税世帯が無償です。厚生労働省子ども家庭局によれば、そもそもゼロから2歳児を保育園に預ける方は、約4割でした。 千曲市は、産後6か月未満まで産前産後ヘルパー派遣事業を行っていますが、体調の悪い方、また土日はやっていません。1歳未満までの産後ケア事業は、通所型・訪問型合わせて7回、宿泊は行っていません。 産後ケア事業は、改正母子保健法で市町村の努力義務となり、全国自治体の8割が実施しています。この事業により、行き詰まらない育児ができると考えます。 さらに、未就園児の一時保育は、建前はどの保育園でも一時預かりはできますが、保育士が確保できない、場所がないなどの状況でお断りもされるそうです。 千曲市のゼロ歳から2歳への支援は充実しているとは言いがたく、支援がまだ手薄ではないかと考えます。 そこで、現在千曲市では、出産時5万円のお祝い金と、お祝いの品のカタログをプレゼントしていますが、その後の支援が手薄ではないかと感じます。ゼロから2歳児を育てる家庭への支援策はどのような計画があるか伺います。 ○副議長(金井文彦君) 荒井次世代支援部長。          〔次世代支援部長 荒井茂夫君 登壇〕 ◎次世代支援部長(荒井茂夫君) ゼロ歳から2歳児への支援についてという御質問でございますが、ゼロ歳から2歳児への支援につきましては、保健センターでは、子供たちの健やかな成長を支援する赤ちゃん訪問、産後ケア、乳幼児健診、育児相談、離乳食相談等の母子保健サービスを実施するほか、子育て支援センターでは、身近で気軽に相談できる場所として、当事者目線で家庭に寄り添う相談支援を実施しております。 この時期の支援につきましては、特に母親、父親の子育てに対する不安や負担、孤立感を少しでも和らげるような支援と相談を中心とした取組を図っております。 また、経済的支援では、3歳以上は1万円となる児童手当が、3歳未満までは月額1万5,000円給付されているととともに、千曲市赤ちゃん子育て応援事業として、先ほど議員もおっしゃられたとおり、赤ちゃん応援特別給付金と子育て応援祝い品があり、市では、出産から子育て期にわたる切れ目のない支援に取り組んでいるところでございます。 ○副議長(金井文彦君) 柳澤議員。          〔15番 柳澤眞由美君 質問席〕 ◆15番(柳澤眞由美君) 様々な子育て支援をやっていただいているということを今教えていただきますが、さらにそれについて小項目2のほうへ関連しますので移ります。 出産・子育て応援交付金事業について。 今国会で、今月2日に成立した2022年度第2次補正予算には、物価高騰対策や子育て支援策などが盛り込まれました。 特に、子育て支援については、人生のスタートを孤立させない。誰もが安心して産み育てられる社会をつくるために、出産・子育て応援交付金が創設されました。 この交付金は、支援が手薄とされるゼロから2歳児に焦点を当てて、妊娠・出産時に合わせて1人10万円相当の経済的支援、これを出産・子育て応援ギフトといいますが、妊娠時から伴走型相談支援と一体的に実施する各自治体の事業への交付金で、国は3分の2、県と千曲市の負担は6分の1の補助率であります。 今回の補正では、令和4年4月以降の出産についても、遡って子ども1人に10万円相当の経済的支援ができるというものです。 そこで伺います。この事業は、令和5年度から継続的に交付されるよう当初予算に盛り込まれる予定ですが、今年度は千曲市としてこの交付金を活用し、令和4年4月以降の出産について遡って手厚い支援を1人10万円行っていただきたいが、準備はできるかどうか。また、準備をする考えがあるかどうか伺います。 ○副議長(金井文彦君) 荒井次世代支援部長。          〔次世代支援部長 荒井茂夫君 登壇〕 ◎次世代支援部長(荒井茂夫君) 出産・子育て応援交付金事業についてでございますが、今年度における出産・子育て応援交付金につきましては、国の制度設計の説明が12月、今月の中旬に予定をされていることから、詳細な説明を受けまして、対象となる令和4年4月以降に出産された方に、速やかに給付できるよう準備を進めてまいります。 ○副議長(金井文彦君) 柳澤議員。          〔15番 柳澤眞由美君 質問席〕 ◆15番(柳澤眞由美君) 速やかに準備していただくということは、現金で給付という形になるかということでしょうか。 ○副議長(金井文彦君) 荒井次世代支援部長。          〔次世代支援部長 荒井茂夫君 登壇〕 ◎次世代支援部長(荒井茂夫君) 今御指摘されたとおり、ちょっと準備期間もないことから、今年度については現金による給付を考えております。 ○副議長(金井文彦君) 柳澤議員。          〔15番 柳澤眞由美君 質問席〕 ◆15番(柳澤眞由美君) それでは、本年度については現金給付ということで、またいろいろ周知などお忙しいと思いますが、やっていただきたいと思います。 それに関連いたしますので、小項目3、伴走型相談支援の充実について伺います。 出産・子育て応援交付金は、妊娠から出産・子育てまで一貫した伴走型相談支援と経済的支援を組み合わせて実施していくことで効果が期待されています。 妊娠届け出時には、アンケートの聞き取り調査が行われ、5万円相当の応援ギフト券が支給されます。ここで虐待の芽を摘み、防ぐ支援や、育児への不安感の強い母親への支援、父親の育児参加を促すなど、伴走型相談支援が始まります。 令和5年度以降、この交付金を活用し、既存の今様々教えていただいた子育て支援事業と組み合わせるなど、ゼロから2歳児に焦点を当てた伴走型相談支援を見直したり、工夫したりするチャンスでございます。市の考えを令和5年度以降どうなさるか伺います。 ○副議長(金井文彦君) ここで、タブレットに資料を提示いたします。御覧ください。 答弁を求めます。 荒井次世代支援部長。          〔次世代支援部長 荒井茂夫君 登壇〕 ◎次世代支援部長(荒井茂夫君) 伴走型相談支援の充実という御質問でございます。 出産子育て応援交付金は、身近な伴走型の相談支援と経済的支援を合わせ、一体的に実施することとされております。 議員御指摘の伴走型相談支援の充実につきましては、大変重要な課題であると捉えており、さきに説明をさせていただきましたが、様々な事業に力を入れ、取組をしているところでございます。 千曲市では、母子手帳交付時に、ほぼ全妊婦に対して面接を行っており、出産後の家庭を保健師が訪間する赤ちゃん訪問は、97.6%の実施率、乳幼児健診は平均95%の受診率、それぞれ高い数値となっております。子育て家庭と相談支援につながる関わりが保てている現状にあります。 今後につきましても、既存の事業を継続し、妊婦・子育て家庭が安心して出産・子育てができるよう、一人一人の出産準備や産後の不安、子育ての悩みに寄り添い、伴走型相談支援の充実を図り、必要な支援やサービスを提供してまいります。 また、経済的支援の出産応援の5万円、子育て応援の5万円相当のギフトにつきましては、今年度中は現金と先ほども申し上げましたけども、来年度以降につきましては、子育て中の世帯や対象となる皆様の声を聞きながら、研究をしてまいりたいと考えております。 ○副議長(金井文彦君) 柳澤議員。          〔15番 柳澤眞由美君 質問席〕 ◆15番(柳澤眞由美君) 今資料を見ていただいていると思いますが、資料を見ながらお聞きいただきたいと思います。 今までの様々な子育て支援施策を継続しながらということでありますが、そのちょっと見直したり、工夫したりするということを今回提案したいなと思います。 いろいろやっていただいてありがたいんですが、産前産後ヘルパー派遣事業は、土日もできないんでしょうか。具合悪い方、いろいろ曜日に関係なくあるかと思います。 あと産後ケア事業は、通所型と訪問型を合わせて7回の利用です。予算としては278万6,000円あるということですが、個人のニーズに対応する育児支援としては、もう少し回数が増やせないでしょうか。 また、通所型、訪問型に加えて、長野市のような宿泊型をさらに加えてはいかがでしょうか。ここに先ほどの応援ギフト券を使うようにしたらいかがでしょう。 買い物なども頻繁にできない家庭には、そこにもありますとおり、現物支給を委託して宅配しているまちもありますので、そういうこともお考えになれないか。 家事代行サービス、本当に育児に追われているときは、家の中のことをやる余裕がなくなりますので、そういうことはいかがでしょう。 あとチャイルドシート、ベビーベッド、ある一定の期間しか使わないので、購入補助というのもありますが、千曲市はレンタルにも補助ができるように考えてはいかがでしょうか。今の提案についてお答え頂きたいと思います。 ○副議長(金井文彦君) 荒井次世代支援部長。          〔次世代支援部長 荒井茂夫君 登壇〕 ◎次世代支援部長(荒井茂夫君) ただいま議員のほうから様々な御提案をいただきましたが、まずこの受皿となる施設が確保できるかどうかということもございます。 そして、今いろいろと提案を頂いたことにつきましては、先ほども申し上げましたが、対象となる皆様の御意見を聞きながら、研究してまいりたいと考えております。 ○副議長(金井文彦君) 柳澤議員。          〔15番 柳澤眞由美君 質問席〕 ◆15番(柳澤眞由美君) 長野市と同じような通所型の施設使っておりますし、そこに宿泊型を加えるのは、交渉次第とか補助金次第ではないかと思いますので、早期に研究していただいて、実現を来年度していただければ喜ばれるのではないか、安心して子育てになるのではないかと思います。 その点について、レンタルのことについてもいかがでしょう。 ○副議長(金井文彦君) 宮尾健康福祉部長。          〔健康福祉部長 宮尾憲夫君 登壇〕 ◎健康福祉部長(宮尾憲夫君) ただいま御質問を頂きました産後ケア事業の宿泊型の御提案でございますけれども、本年度から訪問型と新しく拡充したわけですけれども、実は実施計画の段階でそちらの宿泊型も事業のほうには一応上げてございまして、これから予算査定となるわけでございます。そちらのほうにまた提案をして、検討はしているということをお伝えしたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 ○副議長(金井文彦君) 柳澤議員。          〔15番 柳澤眞由美君 質問席〕 ◆15番(柳澤眞由美君) 予算も査定しながら事業を進めるという大事なお仕事だと思いますけど、小川市長にとって、この子ども・子育て支援、特にちっちゃいお子様への支援は、非常に就任以来掲げている施策だと思いますが、こういう拡大について予算をしっかりつけていただくというお考えは、いかがでしょうか。 ○副議長(金井文彦君) 小川市長。          〔市長 小川修一君 登壇〕 ◎市長(小川修一君) 先ほど健康福祉部長より答弁がありましたように、これから予算の査定に入りますので、私個人としては議員御指摘のとおり、子育て支援のさらなる拡充できる範囲でやっていきたいというふうには考えております。 ○副議長(金井文彦君) 柳澤議員。          〔15番 柳澤眞由美君 質問席〕 ◆15番(柳澤眞由美君) 出産子育て応援交付金をうまく利用して、いろいろやっていただきたいなというのが私の意見です。 それでは、大項目2、生産年齢人口の誘導策について伺います。 1として、社会資本整備が人口誘導策に大きな効果。 17年間、41億4,000万円かけて整備した南北を貫通する千曲線沿線は、多くの開発が進み、人口が増加しております。若い世代が流入した結果、五加保育園ではうれしい悲鳴、未満児保育も定員を超過、社会資本整備が人口誘導策に大きな効果があることは明白です。 令和5年度、千曲市が喫緊の課題として財政を集中する事業、東西の道路整備ではないでしょうか。(仮称)屋代スマートインターチェンジから姨捨スマートインターチェンジを結ぶ東西連携軸は、高規格幹線道路の代替機能を持つ道路と市も認識されております。 西の玄関口である姨捨スマートインターチェンジは、利用台数が年々増加。コロナの中でもあまり下がらなかった。今年、車種制限の撤廃、フル規格化に向けて2か所目の基礎地質調査が行われました。 生産年齢人口の誘導策に効果的な事業として、姨捨スマートインターチェンジの周辺の地質調査の予算を増額し、調査のスピードをアップすること、県の技術的指導も頂きながら、アクセス道路の整備に着手することが最重要と考えます。 新年度、地質調査の予算増額を求めて、決断するべきだと考えますが、見解を伺います。 ○副議長(金井文彦君) 湯本建設部長。          〔建設部長 湯本永一君 登壇〕 ◎建設部長(湯本永一君) 社会資本整備が人口誘導策に大きな効果との御質問でございます。 議員御指摘のとおり、平成30年度に開通した千曲線の沿線では、ドラッグストアやコンビニエンスストアなどが次々と開業し、周辺では住宅整備が進み、この地域では人口が増加傾向にあります。 社会資本である道路インフラの整備は、地域経済の活性化や生活の利便性の向上による人口の増加が期待されます。 市の東西連携の軸となる都市計画道路一重山線の整備に併せ、東西の玄関口となります(仮称)屋代スマートインターチェンジ、姨捨スマートインターチェンジの整備、こちらのほうは市の重要な施策の一つであると認識しておりまして、昨年度から地質調査を姨捨スマートインターチェンジのアクセス道路においては、行っております。 現在、地質調査終了の段階を向かえているわけですけれども、今回の地質調査をもって、地質調査のほうは終了をして、次の段階に進みたいと考えております。 ○副議長(金井文彦君) 柳澤議員。          〔15番 柳澤眞由美君 質問席〕 ◆15番(柳澤眞由美君) 2か所の地質調査が終了でよいということで、次の段階へ入るということは、予備設計とか地形測量委託とか、こういう事業に入るということでよろしいでしょうか。 ○副議長(金井文彦君) 湯本建設部長。          〔建設部長 湯本永一君 登壇〕 ◎建設部長(湯本永一君) 議員の御指摘のとおり、次の段階として予備設計の基礎資料となります地形図の作成を、次年度は行いたいと考えています。 ○副議長(金井文彦君) 柳澤議員。          〔15番 柳澤眞由美君 質問席〕 ◆15番(柳澤眞由美君) 非常に前向きに、そして推進協議会の皆さんにとっては、うれしい前へ一歩進んだ話だと思います。 12月1日、姨捨スマートインターチェンジ推進協議会の役員で、千曲建設事務所を表敬訪問して、様々な御示唆を頂きました。その峯村所長との懇談の中で、「姨捨スマートインターチェンジの価値は、非常に国交省も認めていると思いますよ」と、心強い言葉も頂いて来ました。 一重山線から続く姨捨スマートインターチェンジ整備推進は、生産年齢人口の誘導策としても、まちの西側の防災にも資する事業であると確信しています。 やはり防災にも資するということを、私たちは強く考えております。姨捨スマートインターチェンジからは逃げることもできますし、物資を入れることもできます。 INS、インターナショナルスクールも、姨捨スマートインターチェンジから千曲市の川西に強い興味を持っていました。教育機関の誘致、工業団地の輸送の迅速性、周辺自治体にも経済効果が波及すると考えられます。 これは大型事業であり、中・長期的な事業でもありますので、この姨捨スマートインターチェンジを含めて、この一重山線と連結する大型事業は、今姨捨は進めるというお話でしたが、一重山線との連結はどのようになるでしょうか。 ○副議長(金井文彦君) 湯本建設部長。          〔建設部長 湯本永一君 登壇〕 ◎建設部長(湯本永一君) 市も、東西の連携軸となります都市計画道路一重山線の整備に併せまして、東西の玄関口となる(仮称)屋代スマートインターチェンジ、姨捨スマートインターチェンジの整備、そして県内の大動脈であります国道18号バイパスの整備に着実に進めることが、市の喫緊の課題であると認識しております。 これらのほかに、移住・定住施策、子育て施策、危機管理防災施策と組み合わせることで、市内経済の活性化ですとか、防災対策の充実を目指しまして、生産年齢人口の増加につなげてまいりたいと考えております。 ○副議長(金井文彦君) 柳澤議員。          〔15番 柳澤眞由美君 質問席〕 ◆15番(柳澤眞由美君) 令和4年度の施政方針で、「広域的道路網の都市計画道路一重山線の整備を進め、移住・定住の促進にもつながる社会資本整備を着実に進めるとの市長の方針、子供や若者を大切にし、子育て世代から選ばれるまちをつくる」と市長の方針がなされております。 今、一重山線につながってくる道路及び18号バイパスなどの整備、そしてそれが防災、減災に資するということを考えますと、大変川西エリアは開発することにもっともっと着手を迅速に進めていただきたい。 今まさに、自然の中で親子が遊ぶ、散策を楽しむ、そういう世代が増えてきておりまして、何と言っても川西はその自然豊かなところでございます。特に、千曲市には川西に大池があります。キャンプ、アスレチック、遊歩道、(仮称)子どもの森としても、このお宝をもっと磨き上げることで、若い世代、子育て世代に選ばれると確信します。 道路の整備もするということと同時に、この(仮称)子どもの森も整備していただきたい。 子供のイベントを、この大池でもできます。パパママ実行委員会も、市が中心となって子育てイベントを開催すれば、積極的にお手伝いに参加したいと思います。今回の社会資本整備の質間は、最終的にはこういうところへつながっていきます。 ふるさと納税が大きくなった、増額された、非常にありがたいことで、これをもっと活用して、子供たちのほうへ整備、展開していただきたい。 姨捨スマートインターチェンジから千曲市へやってくるお客さんも増えることでしょう。若い世代、子育て世代に夢を示し、生産年齢人口の誘導をつなげていきませんか。これをぜひ小川市長に答えていただければいいんでしょうか。市長にお願いします。 ○副議長(金井文彦君) 小川市長。          〔市長 小川修一君 登壇〕 ◎市長(小川修一君) 先ほど私の今年度の施政方針等を運用していただきまして、御質問ですが、御指摘の川西地区ですね、私個人的にはこれから18号バイパスですとか、一重山線、そして姨捨スマートなど、非常に可能性を秘めた場所でありますので、これは皆さんが思っていることと思いは同じだと思いますので、着実に進めていきたいと思っております。 粘り強く要望活動も続けながら、生産年齢人口の増加に向けて頑張っていきたいと思っています。 ○副議長(金井文彦君) 柳澤議員。          〔15番 柳澤眞由美君 質問席〕 ◆15番(柳澤眞由美君) もうちょっと担当している各部署の部長さんにお聞きしたいですけど、やはり道路が人を呼ぶというのはあるんですが、やはり来たときに、この間も上田の方から、「子供をどこで遊ばせようか、千曲市にせっかく行くんだけど」っていうのがありました。やはり大池はいいところだなというのが、私たち地元の考えでございます。 そこで、その大池へと行きますね、一重山線からつながってきて、川西へ来ます。それでバイパスもありますけれども、そこで道の駅とかがあると、物販もそこで買ったり、食べたり、そして大池で遊ぼうかというふうになり、最後は姨捨スマートから帰ろうかとかというふうになると思いますので、この大池のエリアの開発というか、整備をどのように考えていますか。 ○副議長(金井文彦君) 柳澤議員に申し上げます。 ただいまの質問は通告にございません。質問は通告に基づいて行ってください。 ◆15番(柳澤眞由美君) 道路の整備と川西のところへつながってくる姨捨スマートインターチェンジにつながってくる、その副産物といたしまして、関連していると考えて質問しております。 ○副議長(金井文彦君) 関連質問ということですが。 大内副市長。          〔副市長 大内保彦君 登壇〕 ◎副市長(大内保彦君) いろんな部署に関わることと思いますので、私から御説明させていただきたいと思います。 議員おっしゃったとおり、川西は、これからの可能性が非常に高いということで、市長も先ほど申し上げたとおりでございます。 市としては、今後その辺は十分頭の中に入れて、各部署で頑張っていきたいと思っておりますが、例えば先ほど御提案のありました道をつなぐ、そういったことにすると、例えば一重山線についても、また両方の道がもっと価値が高まるということもありますし、逆に一重山線はそれ重要なことだということで、さらに一重山線の整備についてもはずみがつくと考えております。 したがいまして、大池も道の駅のそうなんですが、いずれにしろ市のためにこれから可能性秘めておりますので、十分研究して頑張ってまいりたいと思っております。 ○副議長(金井文彦君) 柳澤議員。          〔15番 柳澤眞由美君 質問席〕 ◆15番(柳澤眞由美君) 風呂敷を大きく広げて関連質問いたしました。 それでは、大項目3、環境基本計画について伺います。 1として、事業の行政評価PDCAの運用について。 計画期間は、平成28年度から令和7年度までの10年間です。令和6年、7年で見直し、令和8年に更新を迎えるとのこと。令和2年10月22日、部長会議の総合評価では、「PDCAサイクルを常に意識し、評価・改善を継続して行うことにより事業を遂行する」とあります。毎年部長会議で検討されるかと思いますが、例えば現在行っている雨水貯留施設設置補助金の環境的な効果、評価はどうだったでしょうか。令和3年度12件の申請だったと思います。 また、市民からCO2削減に資する補助制度の要望もございますが、今後はどのようにこのCO2削減に向けて考えているか、令和5年度を見据えて、PDCAの運用と改善への具体的な行動は何か伺います。 ○副議長(金井文彦君) 竹内市民環境部長。          〔市民環境部長 竹内 康君 登壇〕 ◎市民環境部長(竹内康君) 事業の行政評価とPDCAの運用についてでございますけれども、はじめに、雨水貯留施設設置補助金の環境的な効果と評価についてでございますけれども、設備を設置することによりまして、水資源の有効利用はもとより、信濃川水系緊急治水対策プロジェクトの取組により、降雨時における河川の負担軽減を図ることができるものであります。 設置件数につきましては、議員おっしゃったとおりでございますが、市報等で情報発信を図っておりますけれども、伸び悩んでいるような状況でございます。さらなる周知を心がけてまいりたいというふうに考えております。 また、地球温暖化の原因であります温室効果ガス、特に二酸化炭素の削減を促す補助制度についてでありますが、現在、蓄電システム設置補助金、森のエネルギー推進事業補助金等がございます。さらに再生可能エネルギーの利用促進を図るため、太陽光発電への補助制度についても現在検討をしているところでございます。 次に、PDCAの運用と改善の具体的な行動はについてでございますけれども、千曲市の豊かな環境を保全し、将来の世代を含めた市民の皆様が安全で快適に暮らすことができるよう、総合的かつ計画的に取り組むため、第二次千曲市環境基本計画に基づき事業を進めております。 毎年、千曲市環境白書を作成し、ホームページにて公表しておりますけれども、定量的評価のできる項目につきましては達成率を出し、目標を達成できるよう進行管理を行っているところであります。 また、環境基本計画に包含されております第二次千曲市地球温暖化対策推進計画により、二酸化炭素の削減に向けた事業を推進しているところでありますが、地球温暖化が急速に進んでいる状況から、国、県の動向を注視しつつ、柔軟に対応できるよう計画の見直しを進めております。 今後も環境の保全に向けた事業推進とともに、市民への情報発信に努めてまいりたいと考えております。
    ○副議長(金井文彦君) 柳澤議員。          〔15番 柳澤眞由美君 質問席〕 ◆15番(柳澤眞由美君) 白書ですけれども、委託事業であるということで、せっかくの情報をもっと積極的な発信が環境部にはやってほしいなということをひとつ要望したいと思います。 また、令和6年、7年、8年、これ第三次総合計画の事業計画のところに載っていますけど、太陽光発電システムと蓄電システムの設置費用補助、2,000万円を3年間で載っていますけれども、こういうところを前倒しでとか、そういうことができないのか。 やはり温暖化が進んでいる現状で、県や他市の動向を見るのも大事ですけども、千曲市としてもう一歩前進するような施策に取り組めないか、もう一度2点について伺います。 ○副議長(金井文彦君) 竹内市民環境部長。          〔市民環境部長 竹内 康君 登壇〕 ◎市民環境部長(竹内康君) 情報発信につきましてということで、まずお答えをさせていただきたいと思いますけれども、現在はホームページ、それから各種環境のイベント等のところで紹介をしているような形を取っております。 また、最近千曲市全体でそのSNSであるとか、そういう新たなものを利用するようなこともありますので、そういう部分でできるだけPRに努めたいと考えております。 また、先ほど前倒しというような話がございました。今現在予算査定中でございます。先ほどもいろいろ議員さんの中で話がありましたけれども、その予算の俎上には一応上がっておりますので、我々としても蓄電システムだけでは、CO2の削減にはつながらないので、ぜひとも太陽光発電とのセット、あるいは10年ほど前に太陽光発電を設置したという経過もございますので、蓄電システム自体は継続していかなければいけないというふうには考えておりますけれども、併せて考えてまいりたいと思っておりますので、御協力をお願いいたしたいと思います。 ○副議長(金井文彦君) 柳澤議員。          〔15番 柳澤眞由美君 質問席〕 ◆15番(柳澤眞由美君) やはり市内を回っておりますと、「市の環境施策があまり見えないぞ」ということを言われております。 また、今部長のほうでは、蓄電システムだけでは駄目だと、太陽光発電も載せないとCO2削減につながっていかないということは、もう自明の理であります。 この予算の査定が大きな壁だと思いますが、副市長なのか、北澤部長なのか、最後にそれについてお答えを頂きたいと思います。 ○副議長(金井文彦君) 北澤総務部長。          〔総務部長 北澤武彦君 登壇〕 ◎総務部長(北澤武彦君) 環境政策については、大切であることは十分認識しております。予算査定の中で適切に対応してまいります。 ○副議長(金井文彦君) 柳澤議員。          〔15番 柳澤眞由美君 質問席〕 ◆15番(柳澤眞由美君) 適切に各分野に予算が配分されなくてはいけませんけれども、やはり環境は大きな問題ですので、適切に、そして迅速に結果を出せるように、市の皆様に頑張っていただきたいと思います。 以上で、私の質問を終わります。 ○副議長(金井文彦君) ここで、昼食のため午後1時まで休憩いたします。                            午前11時44分 休憩---------------------------------------午後1時 開議 ○議長(小玉新市君) 休憩前に引き続き、会議を開きます。 続いて、4番、宮下繁明議員。          〔4番 宮下繁明君 質問席〕 ◆4番(宮下繁明君) 議席番号4番、一志会、宮下繁明です。通告に従って質問してまいります。 大項目1、文化伝承創造都市について。 文化伝承創造都市は小川市長の公約であり、第三次総合計画の骨格をなすものであります。文化という視点からまちづくりを考えようとすることに対して、私も共感し、大いに期待するものであります。 10月1日に新たに文化創造担当部長が任命されました。その目的は何か。また具体的にはどのような活動するのかお尋ねします。 ○議長(小玉新市君) 北澤総務部長。          〔総務部長 北澤武彦君 登壇〕 ◎総務部長(北澤武彦君) 新たな部を創設した理由は何か、目的は何かということでございますが、昨日の吉池議員の御質問に副市長から答弁したとおり、更埴文化会館のスプリンクラー改修工事歴史文化財センターの移転、粟佐分室の解体工事など、文化課と歴史文化財センター所管の喫緊の課題となっている業務が山積していること。 また、第三次千曲市総合計画で将来像として掲げる、文化伝承創造都市・千曲をさらに推し進めるために、これらの業務を担当する部長職が必要であると判断し、10月より文化創造担当部長を配置したものであります。 先ほど、林議員の質問に対して、齊藤部長が答弁したとおり、千曲市文化財保存活用地域計画に基づき、文化財を活用したソフト事業にも注力をしてまいるものでございます。 ○議長(小玉新市君) 宮下議員。          〔4番 宮下繁明君 質問席〕 ◆4番(宮下繁明君) 同じ答弁を昨日より聞くわけでありますが、更埴文化会館(あんずホール)のスプリンクラーの改修工事、歴史文化財センターの移転、粟佐分室の解体工事、これらが喫緊の課題だということで担当部長を設けたというわけでありますが、私、どう考えてみても、文化創造担当と違う内容ではないかと思うんです。 スプリンクラーの工事、文化財センターの移転、粟佐分室の解体工事が終われば、今度、文化創造担当部長とはなくなるのでしょうか。 ○議長(小玉新市君) 北澤部長。          〔総務部長 北澤武彦君 登壇〕 ◎総務部長(北澤武彦君) 担当部長ということで特命部長でございます。課題が解消されるような状態となれば、部長職については配置なくなると考えられます。 ○議長(小玉新市君) 宮下議員。          〔4番 宮下繁明君 質問席〕 ◆4番(宮下繁明君) 先ほど言った、その3つの課題というのは、今までの文化財センターの仕事、また更埴文化会館の仕事であって、小川市長が掲げる文化伝承創造都市というものとは全く違うような気がするんですけどいかがでしょうか。 ○議長(小玉新市君) 北澤部長。          〔総務部長 北澤武彦君 登壇〕 ◎総務部長(北澤武彦君) 市長が先ほどの御答弁の中であったかと思いましたが、文化とは生活全体のことだということ、全てが包含されているわけですが、その中で歴史文化財関係、あと通常は文化振興と言われるものも入ってきているものと認識しております。 ○議長(小玉新市君) 小川市長。          〔市長 小川修一君 登壇〕 ◎市長(小川修一君) 直接私の意図を含めて答弁させていただきます。 宮下議員御指摘のとおり、文化伝承創造都市・千曲ということを将来像に掲げて、市政を進めていくわけでありますが、先ほど来、答弁させていただいたその更埴文化会館のスプリンクラーの問題ですとか、歴史文化財センターの移転とか、そういったことももちろんありますが、それ以外の、先ほど林議員のときの担当部長よりの答弁にあったような、文化財を保存、活用していくと、さらに例えば稲荷山の重伝建の取組を停滞していたところを、一歩前進させるとか、様々な要素があります。 これまで教育委員会の所管だったものですから、教育部長がそれを全て担当していたわけです。非常にそういう意味では、教育部長の負担も相当なものでありました。 そういったことを併せ考えて、このタイミングで、さらに文化財保存活用計画の策定もいいタイミングでできましたので、諸般の事情を総合的に考えて、このタイミングで、ぜひ文化伝承創造都市・千曲の実現に向けて力を入れたいという趣旨です。 ○議長(小玉新市君) 宮下議員。          〔4番 宮下繁明君 質問席〕 ◆4番(宮下繁明君) 今の小川市長の説明、本当によく分かりました。 やはり小川市長が公約に掲げて、第三次総合計画の骨格である文化創造都市をつくってもらいたい、市民もみなそれを期待すると思うんです。 先ほど、総務部長の今の課題が終わったらなくなるなんていうお話だったんですが、そうではなくて、これを進めるにはぜひ組織もつくってもらいたい。今までの文化財センターのところに、たまたま担当部長だということで座っているではなくて、文化創造担当部長の下に組織をつくっていただいて、予算をつけていただいて、ぜひ小川さんの大きな理想に向かって進めていただきたいというのが、多くの市民の願いではないかと思いますので、そんなところはどうでしょうか。 ○議長(小玉新市君) 小川市長。          〔市長 小川修一君 登壇〕 ◎市長(小川修一君) 御提案いただきまして、ありがとうございます。 組織につきましては、今後の検討課題とさせていただきますけれども、主については全く私が思っているところを代弁していただいたところもありますので、何とか文化伝承創造都市・千曲の推進をしていきたいと考えています。 ○議長(小玉新市君) 宮下議員。          〔4番 宮下繁明君 質問席〕 ◆4番(宮下繁明君) 文化創造というのは、本当に小川市政の大きな骨格となる事業でありますので、ぜひ組織をつくって、予算をつけて進めていただきたいなと思っています。 次に、歴史、また文化財の保護、活用は現在の市においてでできていますか。また課題はどのように考えているか、お尋ねします。 ○議長(小玉新市君) 齊藤文化創造担当部長。          〔文化創造担当部長 齊藤清行君 質問席〕 ◎文化創造担当部長(齊藤清行君) 歴史文化財の保護と活用は十分にできているか、また課題は何かについて御質問をいただきました。 市ではこれまで森将軍塚古墳、姨捨の棚田、稲荷山伝統的建造物群保存地区などの文化財の保護を目的とした事業の推進に注力をしてまいりました。 一方で、文化財の価値や魅力を知っていただき、訪れていただくための取組につきましては、不十分な部分があったと思っております。市内には多くの文化財がありますが、人口減少や世代交代によりまして、その継承について課題を抱えているものが少なくありません。 こうした課題に対しまして、市内の文化財を地域の皆さんとともに、次世代に継承するということを目的として、千曲市文化財保存活用地域計画を作成をいたしまして、本年7月に文化庁の認定を受けたところでございます。 この計画では、課題の部分でございますが、千曲市の文化財に関する課題といたしましては、文化財の把握に関する課題、それから文化財の保存に関する課題、それから文化財の防災、防犯に関する課題、そして文化財の活用に関する課題や市民などとの連携に関する課題、そして文化財保存活用の拠点づくりに関する課題、これらを抽出しております。 今後は、それぞれの課題につきまして、一つ一つ着実に事業を実施していくことによりまして、課題解決、課題の解消に努めてまいります。 ○議長(小玉新市君) 宮下議員。          〔4番 宮下繁明君 質問席〕 ◆4番(宮下繁明君) 今、大きな課題があるということで、部長のほうからお話ありましたけれども、その課題を解決にはどうしたらいいんだということが一番大事だと思うんです。課題解決に努めてまいりますというだけでは、課題解決にはなりません。具体的にどのように進めたら、今の課題等解決できるとお考えなのか、お尋ねします。 ○議長(小玉新市君) 齊藤部長。          〔文化創造担当部長 齊藤清行君 質問席〕 ◎文化創造担当部長(齊藤清行君) 課題の解決につきましても、いろんな手法がございますが、それは人であったり、あるいは事業費、いわゆるお金であったり、いろいろあろうかと思いますが、まず優先順位をつけないと、数多くの課題がありますし、相当の文化財がございますので、どこを次世代に継承していくかというのをまずは抽出をして、そこから一つ一つということになってしまう。 ですからこれに力を入れるという部分でおきましては、次の世代に残しておくべきものが優先されると、今のところ考えているところです。 ○議長(小玉新市君) 宮下議員。          〔4番 宮下繁明君 質問席〕 ◆4番(宮下繁明君) 千曲市内、ほんと文化財の宝庫、歴史も宝庫だと、私、思うわけでありますけれども、それを継承していく、次世代に伝えていくためには、やっぱり人的な組織の充実というのは、当然必要だと思います。現在の学芸員、担当職員というのは、私はあまりにも少ないのではないかなと思いますけれども、今後の採用について、どのようにお考えなのか、お尋ねします。 ○議長(小玉新市君) 北澤部長。          〔総務部長 北澤武彦君 登壇〕 ◎総務部長(北澤武彦君) 学芸員、担当職員の今後の採用については、どのような方針かについてでありますが、市の各種文化財保護のため、学芸員と担当職員が必要であることは承知しており、現在5名の学芸員を正規職員として採用しております。 限られた職員数の中で、学芸員の必要性を検証するとともに、担当職員の適正配置に努めてまいります。 ○議長(小玉新市君) 宮下議員。          〔4番 宮下繁明君 質問席〕 ◆4番(宮下繁明君) 今、総務部長から、学芸員の適正配置というお話があったんですけども、これも小川市長の重点政策でありますからもっとこれに注力して、人的にも、予算的にもやるということがなければできないと思うんです。千曲市は今5名の学芸員ということでありますけれども、長野市、松本市、上田市、長野市さんが17名、松本市49名。上田市が37名出しています。 千曲市と同じようなレベルの佐久市とか塩尻でも、8名とか11名なんです。本当に千曲市の5名というのは少なすぎると思うんです。 古墳館、稲荷山重伝建そしてさらしなの歴史館、いろんな施設を管理するだけでも大変だ。まだまだ今の人数では少ないんです。ぜひ倍増とまでは言いませんけど、来年度採用に関しては、学芸員、また担当職員を増やしていただきたいと思っていますが、いかがでしょうか。 ○議長(小玉新市君) 北澤部長。          〔総務部長 北澤武彦君 登壇〕 ◎総務部長(北澤武彦君) 学芸員を増やせというような御指摘でございますが、これについては、全体のバランスを見ながら、予算にも上限がございます。やるべき仕事ほかにいろいろあるわけですが、それらを全体を考慮しながら、バランスを見ながら対応してまいります。 ○議長(小玉新市君) 宮下議員。          〔4番 宮下繁明君 質問席〕 ◆4番(宮下繁明君) バランスを見ながらというお話なんですけども、文化財を守るというのは、やっぱり継続的にやっていかなくてはいけない、そしてまたあの後進を育てていかなくてはいけないと思うんです。 今、確か学芸員の一番若い方が37歳だとお聞きしていますけれども、やはり毎年採用できなくても、2年か3年ごとに1人ずつは採用して、当面はほかの部署でお仕事をしていただいてもいいんだけど、将来的には千曲市の文化財を守る、そして文化を継承する、歴史を伝えていく、そういう役割を果たす人材をぜひ計画的に育てていただきたいと思うわけでありますけども、いかがでしょうか。 ○議長(小玉新市君) 北澤部長。          〔総務部長 北澤武彦君 登壇〕 ◎総務部長(北澤武彦君) 学芸員の採用ですが、いろんな職種が市の中にございます。専門職として採用されている保健師、保育士等、いろいろな職種があるわけですけれども、いろんな行政を司っていく市において、適切な事業についてはしっかりと人員配置のほうは努めてまいります。 議員御指摘のことを踏まえながら、対応してまいります。 ○議長(小玉新市君) 宮下議員。          〔4番 宮下繁明君 質問席〕 ◆4番(宮下繁明君) 実は、最近うちの地元でいろんな古文書の整理を私もやってみたんですけれども、古文書も今読める人がほとんどいないんです。千曲市の文化財センターには1人いらっしゃるらしいですけれども、やはりそういう人を育ててないと、幾らすばらしい古文書があっても読めない、松田館は何万件という古文書があるわけでありますけれども、そのほか市内の個人のお宅にたくさんの古文書が埋もれています。 やはりそういうものを、市として保存して生かしていくには、ぜひ学芸員を採用していただいて、長期的に育てていくことを、お願いしたいなと思います。来年度は学芸員の採用ございますか。 ○議長(小玉新市君) 北澤部長。          〔総務部長 北澤武彦君 登壇〕 ◎総務部長(北澤武彦君) 来年度の採用についてはまだ白紙の状態であります。今後の推移を見ながら検討してまいります。 ○議長(小玉新市君) 宮下議員。          〔4番 宮下繁明君 質問席〕 ◆4番(宮下繁明君) ぜひ長期的に見て、来年度、1名でも2名でも、将来の千曲市の文化創造を担う人材を育てていっていただきたいなと思っています。 次に参ります。第8回千曲川ハーフマラソンについて。 この質問をするために、私はあえて先日のマラソン大会に参加させていただきました。参加者どれだけの御苦労されるのか、また運営している職員の皆さんそしてボランティアの皆さんはどのようなことをしているのか、本当につぶさに見させていただきました。本当に勉強になりました。 私も練習不足だったので、10キロぐらいからもう足が痛くて、やめようと思ったんですけれども、チェックポイントに行くたびに、役員・ボランティアの皆さんがわっとおりまして、頑張って、頑張ってと言うもんだから、足を引きずりながら、なんとか最後まで完走することができまして、本当にありがとうございました。役員の皆さんには心から感謝申し上げます。 さて、この千曲川ハーフマラソン、今回第8回でありますけれども、この開催目的はどこにあるのかお尋ねします。 ○議長(小玉新市君) 島田教育部長。          〔教育部長 島田栄一君 登壇〕 ◎教育部長(島田栄一君) 第8回千曲川ハーフマラソンについて御質問を頂きました。 ただいま御発言のとおり、宮下議員には今回のハーフマラソンに参加をいただき感謝申し上げますとともに、見事な完走、そしてまたすばらしいタイム、誠におめでとうございます。 まず、千曲川ハーフマラソンの開催目的は何かについてお答えいたします。 千曲川ハーフマラソンは千曲市の魅力発信、交流人口の増加、健康増進などの目的に併せ、スポーツをする、見る、支えるといった多様な形でのスポーツへの参画を目指しまして、走る人、応援する人、支える人が一体となった、千曲市のスポーツの祭典として位置づけられる大会であると認識しております。 ○議長(小玉新市君) 宮下議員。          〔4番 宮下繁明君 質問席〕 ◆4番(宮下繁明君) 今お話があったように、いろんな要素があるということでありますけれども、スポーツとしてならば、まず聞くんですけども、今回のコースは日本陸連の公認コースなんでしょうか。 ○議長(小玉新市君) 島田部長。          〔教育部長 島田栄一君 登壇〕 ◎教育部長(島田栄一君) 公認という形ではございません。 ○議長(小玉新市君) 宮下議員。          〔4番 宮下繁明君 質問席〕 ◆4番(宮下繁明君) 公認コースでないとすると、やはり千曲市を知っていただくというか、多くの人に訪ねていただいて、千曲市の魅力を感じていただく大会という意味合いが強いのではないかなと、私思うんですけども、参加者の推移についてお尋ねします。 かつては2,500人の募集とか、3,000人くらいの定員で募集をしまして、2,000人近くが参加していたわけですけど、今回、定員が1,500人、参加者、申込数が千四百何名で、参加した人が千二百何名というお話ですけども、年々いろんな影響で減少しているという原因はどこにあるのでしょうか。お尋ねします。 ○議長(小玉新市君) 島田部長。          〔教育部長 島田栄一君 登壇〕 ◎教育部長(島田栄一君) 参加者数の推移でございますけれども、ここでは申込者数ではなく、募集定員と実際の出走者の数、走られた方も申し上げます。 平成27年第1回大会が2,000人の募集定員に対しまして1,826人が出走しました。平成28年第2回大会が2,500人の募集に対しまして2,240人が出走いたしました。平成29年第3回大会が2,500人の募集定員に対しまして1,348人が出走いたしました。平成30年第4回大会が2,000人の募集に対しまして1,383人が出走いたしました。御承知のとおり、令和元年第5回大会は令和元年東日本台風災害によりまして、また第6回大会、第7回大会は新型コロナウイルス感染拡大のため中止といたしました。 今年度の第8回大会ですけれども、初めての11月の開催でございましたが、新型コロナウイルス感染拡大に配慮いたしまして、募集定員を若干絞りまして1,500人といたしまして、1,283人が出走いたしました。 ○議長(小玉新市君) 宮下議員。          〔4番 宮下繁明君 質問席〕 ◆4番(宮下繁明君) 今、参加人数の推移をお聞きましたけども、コロナの影響もあってということでありますが、今回の開催にかかった費用は約幾らになるのでしょうか。 ○議長(小玉新市君) 島田部長。          〔教育部長 島田栄一君 登壇〕 ◎教育部長(島田栄一君) 開催にかかる市の費用はどのくらいかでございます。 市の大会運営に対する補助金も含めまして、現在、精算段階でございますが、大会運営全般に関わる概算数字を申し上げます。 歳入ですが、参加者からの参加料が891万円、スポーツ振興くじ助成金が632万円、企業協賛金が200万円、市からの補助金が400万円で、総額2,123万円でございます。 歳出ですが、広報にかかる経費や参加商品であるTシャツの作製費、日帰り温泉無料入浴券に係る経費などで680万円、交通規制の警備や仮設トイレ設置費など1,100万円、記録の計測業務委託など343万円でございます。 ○議長(小玉新市君) 宮下議員。          〔4番 宮下繁明君 質問席〕 ◆4番(宮下繁明君) 今お聞きしたら、2,000万円以上の本当に大きなお金がかかっているという事業でありますけども、今回の開催してみた結果、今後への課題というものはどのようにお考えなのかお尋ねします。 ○議長(小玉新市君) 島田部長。          〔教育部長 島田栄一君 登壇〕 ◎教育部長(島田栄一君) 今後の課題は何かでございます。 4年ぶりの大会開催ということもあり、大会の運営面に関しては、様々な課題があったと認識しております。現在運営に携わったスタッフから、反省点や課題の聴取を行っておりますが、これらを整理し、併せまして参加いただいた皆様の声や各地で開催されておりますマラソン大会の運営状況などを参考にしながら、来年度は千曲市誕生20周年の記念大会となりますので、節目にふさわしい大会となるよう準備を進めてまいります。 ○議長(小玉新市君) 宮下議員。          〔4番 宮下繁明君 質問席〕 ◆4番(宮下繁明君) 今、部長のほうから課題の検証がなされてないということです。私のほうで感じたことを申し上げたいなと思いますけども、走りながらいろんな話をしたり、終わった後に参加者と懇談をしたんですけども、千曲市の人は10%くらいです。ほとんど90%の人が市外または県外の方なんです。 ですから、先ほど言ったように、公認コースでないということの中で、やっぱりコースの魅力というのが欠けていると、人は来なくなる。実は、上田市のハーフマラソンも、私も、10月に入って行ったんですけれども、上田市は今回周回コースにしたんです。コロナ対策で、従来のコースやめて、そしたら極端に参加者が減ってしまった。 安曇野ハーフマラソンだとか、小布施のマラソンは5,000人クラスが今年も参加しているということで、コースの魅力とか、あとおもてなしだと思うんです。 前も参加した人の話だと、今まではゴールした後、おにぎりだとか、豚汁のふるまいがあったんだけど今回はなかった。そして、また完走証はウェブで見てくれと言われるんです。参加者に、あなた何時間何分で走りましたという完走証の配布がなかったんです。今まであったんですけど、なぜやめたのか、その辺のことを部長からお聞きしたいと思うんですけども。 ○議長(小玉新市君) 島田部長。          〔教育部長 島田栄一君 登壇〕 ◎教育部長(島田栄一君) 大会の評価ということで、走る皆さんが大会にエントリーする際に利用するポータルサイトとして、ランネットというのがございます。そちらの中で、大会レポというのがございまして、出場した大会の評価やレポートを書いて、ランナーの皆さんの情報源として役立っているというものでございますが、千曲市で行われました千曲川ハーフマラソンにつきましては、昨日現在63人の方が評価の投稿をいただいております。 その中で全体の感想とすると、次回の大会の参加をしたいという5段階評価の中では、3.5です。スタッフボランティア4.5好評だという中で、議員御指摘の記録ですとか、表彰の関係について、記録の計測、記録配信サービスの充実が2.5でした。そしてまた大会ホームページの更新は2.5です。3を下回っている。これは大きな反省点だと思います。 そういうこともございまして、完走証の発行は、これまで全員に出しておりました。第4回もゴール時点で発行しておりました。今回はウェブによりまして、事前に申込みのアナウンスをする際に、記録証については御自身で記録の確認と完走証の発行をお願いしますというアナウンスをいたしました。 これにつきましては、新型コロナウイルスの影響もございまして、日本陸連のガイドラインの中でも3密を回避した競技運営を基本とする中で、新型コロナウイルス対策としてウェブでの完走証(走り終えたという証明書)について推奨しておりまして、これを周知したところでございます。 したがいまして、発行できない方はお問合せをいただければ、事務局で印刷しお送りする旨をホームページで掲載いたしました。 ただしこのホームページに掲載しても、実際にはウェブを見れない人は、そこにたどり着けないということがございまして、これは大きな反省点でございます。 また、コースについてもいろいろな御意見ございますが、おおむね投稿されている皆さんの意見を見ますと、初心者向きであって平坦で走りやすい、そして何よりも自己ベストが更新できたということで、総合点は、あまり高くないんですけれども、それぞれの皆さんの目的に合致した大会運営ができたと思っております。 ○議長(小玉新市君) 宮下議員。          〔4番 宮下繁明君 質問席〕 ◆4番(宮下繁明君) いろいろ参加者に聞くと、もう完走証がないのは初めて、走り終わって家に帰るのに、何もそういう証拠がないというのは寂しいということをお聞きしましたし、今まで5,000円だった参加費が6,000円になった。それでサービスが低下したっていうのは本当に残念だというお話もありましたので、来年は千曲市20周年で盛大にやるということなので、ぜひいろんな太鼓等もやって、お祭り騒ぎになるような大会をぜひ目指していただきたいなと思います。 次に行きます。大項目2、農業政策と農地の保全について。 小項目(1)農業者への支援について。 千曲市施設園芸等燃油高騰対策事業ときのこ培地資材高騰事業についての発表が遅れた原因はなぜか。また対象者への事前説明が不足しているのではないか、お伺いします。 ○議長(小玉新市君) 小林経済部長。          〔経済部長 小林千春君 登壇〕 ◎経済部長(小林千春君) 千曲市施設園芸等燃油高騰対策事業ときのこ培地資材価格高騰事業についての発表が遅れた原因は、対象者への事前説明が不足しているのではないかという御質問でありますが、両事業はさきの9月市議会で、県議会より先に議決をいただきましたが、その後、県によるきのこ培地資材価格高騰緊急対策事業の実施予定を受け、対象者への過剰な保護とならないよう、またその申請義務等で事業者の過度の負担とならないような各様式等の調整が必要なことから、県事業の詳細が明らかになるまで制度設計を待っていたため、発表が11月となってしまいました。 市の事業の詳細は既にホームページで公開しておりますが、対象となる農家と全てに支援を活用いただくため、農協等にお願いするなどして、さらなる周知を図ってまいります。 決して遅れているのではなくて、キノコ生産者の事務の軽減等を図るために、県の発表を待っていたので、温かい気持ちで御理解のほどお願いします。 ○議長(小玉新市君) 宮下議員。          〔4番 宮下繁明君 質問席〕 ◆4番(宮下繁明君) 小林部長には、一緒にキノコ生産者並びに花卉生産者のところに行っていただいて、本当に現地を自分の足で、目で見ていただいて本当に感謝しておりますけれども、9月の議会に決まったことが、3か月もたって正式な発表がない。私は部長の説明が分かりますけども、農家のみんなは、心配しているんです。 だから、この県の発表を待ってからというお話をきちんと事前にやっぱり説明をしないと、2か月も3か月も待たしていて、ちゃんとやっていますなんていっても、通用しないと思うんです。 今年は10月から寒かったんで、燃油をたいた。だから例年並みの栽培面積をやってもてもいいのだろうかと、皆心配しているんです。その辺のところをやっぱりやっていただきたい。 それから、農協さんを窓口にして連絡をしているということなんで、昨日現在まだ農家のほうに、この連絡が来てないんです。ホームページを見た人は分かっていますけれども、11月18日と24日に市のホームページに載っていましたけれども、ほとんど農家の方はホームページなんか見ていません。そして、農協から全然連絡ないと心配しているんです。 それと同じように、11月8日に、長野県のきのこ培地資材価格高騰緊急対策事業というのが発表になんですけど、締切りが22日だったんです。8日に発表になって22日だから間に合わないんです。というのは、1月から10月までの全部伝票を出してくれということが、条件になっているそうなんですけれども、皆さん仕事も忙しいから、伝票なんかきちんと、事務員がいるわけではないから整理できてない。そういう中で、もっと生産者の立場に寄り添った対応をぜひしていただきたい。 皆さんは本当に今困っている。本当に今年の生産どうしようかというお困りの中で、ぜひ丁寧な事前説明をやっていただきたいなと思います。それはいかがですか。 ○議長(小玉新市君) 小林部長。          〔経済部長 小林千春君 登壇〕 ◎経済部長(小林千春君) 議員御指摘のとおり、キノコ生産者の末端まできちんとした形でお話ができてなかったという点については反省をします。 そんな中で、私どももキノコ生産者と同じ気持ちで、事業を進めておりますので、申請も、支払いについては早急に支払いできるように努めますので、温かい気持ちで御理解等お願いします。 ○議長(小玉新市君) 宮下議員。          〔4番 宮下繁明君 質問席〕 ◆4番(宮下繁明君) 私は温かい気持ちで、小林部長の立場はよく分かります。しかし、農家の皆さんは本当に苦労されているところを、ぜひ認識していただいて、また今後の工夫をしていただきたいなと思います。 次に行きます。燃油については、令和4年1月から12月までの補助は決まっていますが、令和5年1月以降の補助については、まだ未定であります。燃油に関しましては、例年冬の時期、春の4月ぐらいまでたくということで、その辺のことも皆さん心配していますがその辺についていかがでしょうか。 ○議長(小玉新市君) 小林部長。          〔経済部長 小林千春君 登壇〕 ◎経済部長(小林千春君) 燃油につきましては、令和5年1月以降の補助についてどのように考えているかでありますが、現在のところ継続は考えておりませんが、令和5年1月以降の燃油価格の推移や国、県の支援事業の有無を判断しまして、市の財政と相談しまして、総合的に判断してまいります。 ○議長(小玉新市君) 宮下議員。          〔4番 宮下繁明君 質問席〕 ◆4番(宮下繁明君) 石油の相場の変動も確かにありますけれども、年間を通して同じ年度で仕事をしていますので、途中で打ち切るということのないように、ぜひ前向きに検討していただきたいと思います。 次に、キノコ生産者は電気代の高騰で赤字経営が続いております。毎月300万円とか、400万円を、生産者は800万円、1,000万円という赤字が続いていて、存続の危機にあるわけであります。電気代の補助は、家計の補助というのは国で考えておりますけれども、この農家への補助というのはなかなか今決まっているものはありません。千曲市でぜひできるだけの補助を考えていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。 ○議長(小玉新市君) 小林部長。          〔経済部長 小林千春君 登壇〕 ◎経済部長(小林千春君) キノコ生産者は電気代の高騰で赤字経営が続いている。電気代の補助は考えているかでありますが、先頃、国より電気・ガス価格激変緩和対策事業が発表されまして、令和5年1月から家庭や企業の電気代が一定程度引き下げられることから、現在のところ考えておりません。 キノコ生産者につきましては、県の培地資材価格高騰緊急対策事業や市のきのこ培地資材価格高騰事業並びに園芸施設等燃油高騰対策事業などの支援事業を、今はしっかり御活用いただければと考えております。 ○議長(小玉新市君) 宮下議員。          〔4番 宮下繁明君 質問席〕 ◆4番(宮下繁明君) 私は分かりますけれども、小川市長は全県下で初めて、そのキノコ生産者に対しての援助を県に要望されたということで、本当にキノコ生産者の皆さん喜んでいらっしゃいます。ぜひ、千曲市ではコロナの中で一番支援の手の届かなかった農家、またそういうキノコ生産者等に支援をしていただきたいなと思いますので、御検討よろしくお願います。 次に行きます。多面的支払交付金について。 多面的支払交付金については、他の市の取組に対して、千曲市の取組が遅れていると言われておりますが、現状はどうかお尋ねします。 ○議長(小玉新市君) 小林部長。          〔経済部長 小林千春君 登壇〕 ◎経済部長(小林千春君) 多面的機能支払交付金についての千曲市での取組の現状についてでありますが、本制度は平成26年に国で法制化され、農業・農村の有する多面的機能の維持・発揮を図るため、農振農用地における共同活動、共同活動とは農地ののり面の草刈りだったり、水路の泥上げ、水路や農道の軽微な修繕等でございます。共同活動に関わる支援をするもので、当市では現在7つの団体が取り組んでおります。面積に換算しますと156.2ヘクタールで、市内の農振農用地の約15%となっております。 ○議長(小玉新市君) 宮下議員。          〔4番 宮下繁明君 質問席〕 ◆4番(宮下繁明君) 農地の維持保全というのは、農業者の高齢化・後継者の不足等から、大きな問題となっております。棚田や中山間地だけではなく、圃場整備をした平地においても荒廃農地が増えており、大きな問題であります。 ウクライナ危機もあり食料の自給や安全保障の大きな問題として、国としても、また地方としても真剣に取り組まなければならない課題であります。 先ほど千曲市では15%というお話でありますけれども、坂城町や上田市では、行政が積極的に関与して取組が進んでおります。今後どのように千曲市は取り組むのか、どのようにしたら進むのかということをぜひ部長のほうからお考えをお聞かせください。 ○議長(小玉新市君) 小林部長。          〔経済部長 小林千春君 登壇〕
    ◎経済部長(小林千春君) 近隣の上田市や坂城町では取組が進んでいるが、千曲市が遅れている理由と、今後の対策はどのように考えているかの御質問でございますが、他自治体と比較して取組が遅れている理由は、団体の設立やその事務の煩雑さや地区の皆さんの考え方といったことが挙げられるかと思われます。 しかしながら、本制度は大変有益な制度であり、今後、農業・農村維持に欠くことのできない制度であることから、より多くの団体が組織されるよう、今年度、該当する区、自治会、改良区、関係団体等に向けた説明会を実施したところであります。 今後におきましても要望があればその地区に個別に説明会等を実施して、この制度が広く浸透するよう努めてまいります。 また、課題とされる事務処理等に関しても、市として最大限のお手伝いを考えているほか、将来的には他自治体で見られるように、それぞれの団体の規模の拡大、団体の広域化によって事務の簡素化、軽減を図れるよう推進してまいります。 ○議長(小玉新市君) 宮下議員。          〔4番 宮下繁明君 質問席〕 ◆4番(宮下繁明君) 部長が言われているように、この制度は非常に使い勝手がいい。ぜひ千曲市でも取り入れて、この農地の保全に関して進めていただきたいと思います。 次にいきます。 大項目の3、結婚・子育て支援について。 妊娠・出産への支援について。 1、わかば支援事業の現状と結果について、どのようになっているかをお尋ねいたします。 ○議長(小玉新市君) 宮尾健康福祉部長。          〔健康福祉部長 宮尾憲夫君 登壇〕 ◎健康福祉部長(宮尾憲夫君) わかば支援事業の現状と課題についてでございますが、わかば支援事業は、子供を持ちたい御夫婦の希望を叶え、安心して治療を受けられる体制をつくるために、不妊治療に関する医師への相談や治療費の一部を助成する事業で平成15年から実施をしております。 本年4月から不妊治療費が公的保険の適用となりましたので、市では対象者を拡大いたしまして、所得制限を撤廃し、事実婚関係も対象といたしました。 また、保険適用の基準には、年齢や回数、先進医療に適用制限があるため、市では保険適用とならない自己負担額の2分の1以内に対して助成しておりますが、単年度の助成金の合計額を最大20万円から30万円に拡大するとともに、助成金の上限額を50万円から最大150万円までに拡充をしております。 なお、過去10年間、平成24年度から令和3年度におきます1年間の平均助成件数は33件、子供の出生数は過去10年間の合計で106人という結果となっております。 ○議長(小玉新市君) 宮下議員。          〔4番 宮下繁明君 質問席〕 ◆4番(宮下繁明君) 不妊で悩む若い皆さんに本当にすばらしい制度でありますので、継続して支援していただきたいと思います。 続きまして、出産祝い金、赤ちゃん応援特別給付金については、どのような状況かをお尋ねします。 ○議長(小玉新市君) 荒井次世代支援部長。          〔次世代支援部長 荒井茂夫君 登壇〕 ◎次世代支援部長(荒井茂夫君) 赤ちゃん応援特別給付金については、どのような状況かという御質問でございますが、赤ちゃん応援特別給付金は、新型コロナウイルス感染の拡大により、経済的な影響を受けている子育て世帯の生活を応援する目的で、令和3年度より誕生しました赤ちゃん1人につき5万円を給付しております。 令和3年度は328人に給付しまして、今年度は11月末現在で244人に給付をしている状況でございます。 ○議長(小玉新市君) 宮下議員。          〔4番 宮下繁明君 質問席〕 ◆4番(宮下繁明君) 続きまして、市内の出生数の推移はどのような状態なのかをお尋ねします。 ○議長(小玉新市君) 荒井部長。          〔次世代支援部長 荒井茂夫君 登壇〕 ◎次世代支援部長(荒井茂夫君) 市内の出生数の推移はどのような状況かについてでございますが、1月から12月までの数値を集計しました保健活動統計によりますと、10年前の平成23年が421人、5年前の平成28年が404人、昨年の令和3年が331人となっておりまして、10年前と比較いたしまして、1年間で生まれる子供の数は90人減少しているというような状況でございます。 ○議長(小玉新市君) 宮下議員。          〔4番 宮下繁明君 質問席〕 ◆4番(宮下繁明君) 先日、日本の全体の出生数が年間80万人を割れてしまうというようなニュースがありましたけれども、昨日の答弁でもありましたけれども、千曲市は長野県下の19市中、最低の出生率、77市町村中71番目、下から4番目という本当に残念な数字でありますけれども、これについて、どのような政策をお持ちなのかお尋ねします。 ○議長(小玉新市君) 荒井部長。          〔次世代支援部長 荒井茂夫君 登壇〕 ◎次世代支援部長(荒井茂夫君) 昨日も企画政策部長のほうから若干触れたと思いますけれども、現在、内閣府と共同で地域アプローチによる少子化対策の推進に関する調査研究事業を実施しております。その結果が来年の2月に出されるということになっておりますので、その結果の中で課題をしっかり捉えて、今後の対策、施策を考えてまいりたいというふうに思っております。 ○議長(小玉新市君) 宮下議員。          〔4番 宮下繁明君 質問席〕 ◆4番(宮下繁明君) その結果を出すということではなくて、先ほどの出産祝い金に関しても、コロナ対策ということなんですけれども、これはコロナ関係なく継続してやるべきことではないかと思います。ぜひ千曲市は千曲市で、しっかりと取り組んでいただきたいと思います。 続きまして、結婚新生活支援事業についてお尋ねします。 移住定住、生産年齢人口を増やすためにも、結婚新生活支援事業が大切だと思いますけれども、その現状はどのような数字になっているのかお尋ねします。 ○議長(小玉新市君) 荒井次世代支援部長。          〔次世代支援部長 荒井茂夫君 登壇〕 ◎次世代支援部長(荒井茂夫君) 千曲市内における結婚数の推移と補助金の交付実績という御質問でございますが、結婚したくても経済的な理由で結婚に踏み出せない若者が増加することにより、出生率が低下し、少子化が進むものと一般に懸念されており、課題に応じました少子化対策の取組の充実は大変重要であるというふうに捉えております。 結婚新生活支援事業は、比較的低所得の若い世代の結婚による金銭的負担の軽減を図り、希望する時期に結婚できるよう、引っ越し費用のほか、新居の取得費用や賃貸借費用などの補助を行い、二人の新生活を支援する目的で令和元年度より実施をしております。 市内における婚姻届の推移と補助金の交付実績についてですが、千曲市での婚姻届受理件数は、令和元年度が203件、令和2年度が178件、令和3年度が163件、令和4年度は4月から10月分までで100件となっております。 補助金の交付実績につきましては、令和元年度が1件、令和2年度が5件、令和3年度が16件、令和4年度は11月末までの交付決定件数で5件というような状況となっております。 ○議長(小玉新市君) 宮下議員。          〔4番 宮下繁明君 質問席〕 ◆4番(宮下繁明君) 今お聞きすると、給付件数が婚姻数の1割にも満たないような数字でありますけれども、少な過ぎると思うんです。現在400万円の所得制限があるわけですけれども、これはなくすべきだと思いますけど、いかがでしょうか。 ○議長(小玉新市君) 荒井部長。          〔次世代支援部長 荒井茂夫君 登壇〕 ◎次世代支援部長(荒井茂夫君) 所得制限の400万円をなくすべきではないかという御質問でございます。 この補助金の財源には、国の地域少子化対策重点推進交付金を充てていることから、補助対象基準も国の基準に沿ったものとなっております。 世帯の所得制限につきましては、事業を始めました令和元年度と令和2年度が340万円、令和3年度と、令和4年度が400万円となっておりまして、来年度は500万円まで拡大する案が国より示されているところであります。 議員御提案の所得制限の撤廃につきましては、来年度から所得の上限が引き上げられる予定となっておりますことから、申請の件数などの状況を見ながら今後も研究をしてまいりたいと考えております。 ○議長(小玉新市君) 宮下議員。          〔4番 宮下繁明君 質問席〕 ◆4番(宮下繁明君) 国の指針というものも分かりますけれども、千曲市は17市中の最低の出生率、77市町村のうちの下から4番目というような危機的な状況にある中で、私はこれは若い夫婦が千曲市に住むためには、ぜひ撤廃していただきたいと思います。 実はこの間、私の知人の娘さんが千曲市に住んでいるんですけれども、坂城町の人と結婚するというお話があったときに、千曲市にぜひ住んでくれと、いろんなアパート代とかそういうのも、みんな補助が出ますよというお話もしたんですけれども、実際に言ってみたら所得制限でだめだったというお話だったんです。 また最近はうちの職員の若い方が結婚した。その方も、だからお金をもらえるかっていったら、それも所得制限でだめだったというんです。 やはり私は、この千曲市の現状から見て、この所得制限は撤廃して、ぜひ市としてお祝い金だと、若い夫婦が千曲市に住んでもらうためにお祝いをするんだという気持ちで、ぜひ撤廃して、この子育て支援、少子化を食い止めるためにやっていただきたいと思いますけど、市長、その辺いかがでしょうか。市長の決断でぜひやっていただきたいと思います。 ○議長(小玉新市君) 小川市長。          〔市長 小川修一君 登壇〕 ◎市長(小川修一君) 様々な御意見、お考えがあろうことと思いますが、現状は国の制度を活用させていただいて取り組んでいる事業でありますので、所得制限の撤廃については、今後ちょっと研究をさせてください。 制限をなくして、若い方に千曲市に住んでいただいてということももちろん考えられますし、本当に生活が大変でという方のための支援という考え方もできますので、様々な方面から検討させてください。 ○議長(小玉新市君) 宮下議員。          〔4番 宮下繁明君 質問席〕 ◆4番(宮下繁明君) この間、職員の方に聞いたら、30歳前後で今結婚、皆さんするんですけど、もう共稼ぎでいるんですね。共稼ぎの方が30歳ぐらいで結婚してもこの対象にならないんですね。ぜひ千曲市の中に若い人を呼び込む、そして若い人に定住してもらいたいという意味で、ぜひ前向きに取り組んでいただきたいと思います。 次にまいります。 大項目1、「ポリネコ!CHIKUMA」の情報公開について。 10月の市報の表紙がポリネコでございました。市民からポリネコって何だと、警察の猫かなんてお尋ねもありましたけども、どのような経緯でこれを採用したのか、その目的と理由、また費用はどの程度かかるのかお尋ねします。 ○議長(小玉新市君) 北澤総務部長。          〔総務部長 北澤武彦君 登壇〕 ◎総務部長(北澤武彦君) 「ポリネコ!CHIKUMA」と情報公開についての1点目、ポリネコを導入した目的、理由は何か、費用はどのくらいかについてでございますが、本年3月議会において、小川市長が令和4年度施政方針で述べたとおり、コロナ禍では特に市民と行政のコミュニケーションや意見交換の機会が減少していることから、スマートフォンやタブレット等を用いて、住民が正確な情報を把握、学習しながら政策形成につなげることができる新しい住民参加型システム「ポリネコ!CHIKUMA」を導入いたしました。 これはDX推進にも寄与し、地域課題の解決に多くの市民が主体的に参画でき、市民ニーズを的確に捉えた政策形成ができると考えております。 費用につきましては、3月議会で令和8年までの債務負担行為を御承認いただき、令和4年度の予算額は850万円です。財源につきましては、2分の1は国の地方創生推進交付金、残りは普通交付税及び特別交付税で措置されます。 ○議長(小玉新市君) 宮下議員。          〔4番 宮下繁明君 質問席〕 ◆4番(宮下繁明君) このポリネコの、10月から始まったということですけども、現在の登録者数は何名なのか、また運用実績はどうなのかお尋ねします。 ○議長(小玉新市君) 北澤部長。 2点まとめてお願いいたします。          〔総務部長 北澤武彦君 登壇〕 ◎総務部長(北澤武彦君) 現在の登録者数は何名かでありますが、第1弾としまして、消防をテーマに消防団を対象に運用を開始しておりますが、現在150名ほどの団員に登録を頂いております。 なお、市報10月号でも市民にお知らせをいたしましたが、防災についての登録者数は、およそ350名程度となっております。 今後、様々なテーマを設定する中で、登録者数を増やせるよう周知に努めてまいります。 運用実績はどうかについてでありますが、千曲市では今年度から運用を開始したところであり、実績はこれからですが、本システムの先行試作版として2016年度から取り組んでまいりました栃木県塩谷町の塩谷町民全員会議では、人口減少について、参加された町民一人一人の考え方、タイプが確認できたとお聞きしております。 また、塩谷町の人口は1万人ほどですが、中学生以上の住民2,000名ほどが参加し、議会との回答マッチングもできたということで、町の意思形成を図ることができたともお聞きしております。 現在、委託契約を締結しております株式会社ハンマーバードが特許技術を取得して開発した本システムの運用実績は、豊富であるとは言えませんが、千曲市が導入を今後進めてまいります。 ○議長(小玉新市君) 宮下議員。          〔4番 宮下繁明君 質問席〕 ◆4番(宮下繁明君) 運用実績というのは、他の市町村でもいいんですけど、千曲市の場合は1か月間防災をテーマに運用をしたわけで、その結果はどうだったかというのも聞きたいんです。 ○議長(小玉新市君) 北澤部長。          〔総務部長 北澤武彦君 登壇〕 ◎総務部長(北澤武彦君) 10月から始めたところでありまして、まだ運用実績というものはございません。 ○議長(小玉新市君) 宮下議員。          〔4番 宮下繁明君 質問席〕 ◆4番(宮下繁明君) それでは、今現在この1%にも満たない登録者ということでありますけれども、これはいつ頃、何年くらいのところをめどにしているのか。そしてまた、その効果の検証、成果の検証というのはいつ頃する予定でしょうか。 ○議長(小玉新市君) 北澤部長。          〔総務部長 北澤武彦君 登壇〕 ◎総務部長(北澤武彦君) 費用対効果の検証はいつするかについてでありますが、毎年度、3年間ですが、国の地方創生推進交付金を活用する中で、年度末に費用対効果も含めて国に実績報告を提出することとなっておりますことから、その都度、議会にも報告をさせていただきたいと考えております。 ○議長(小玉新市君) 宮下議員。          〔4番 宮下繁明君 質問席〕 ◆4番(宮下繁明君) 情報格差をなくすということで始まったと聞きますけれども、行政からの情報も、私は今、千曲市では全く足りないと思うんです。 先ほどのホームページでの公表もそうですけども、例えば、部長会議の会議録が大体もう2か月くらいたたないとホームページに上がってこない。いろんな行政の組織図の変更なんかも全然行われていないんです。その辺のホームページの活用というのが今できていないのではないかと思いますけど、いかがでしょうか。 ○議長(小玉新市君) 北澤部長。          〔総務部長 北澤武彦君 登壇〕 ◎総務部長(北澤武彦君) 情報公開が少なく、遅れているのはなぜかとの御質問ですが、市民の皆様にお知らせする市からの行政情報については、市報や市ホームページなどで常に情報発信に努めているところですが、協議・検討中のものについては、その方向性や事業内容等が定まった時点で、随時情報公開を行っております。 また、各種計画の策定や各種事業の実施に当たっては、パブリックコメントや地元説明会を開催し、市民の皆様から御意見や御要望等をお聞きしながら進めているところです。なお、大型事業やまちづくりに関連する計画など、市民の皆様にとって特に関心の高いものについては、必要に応じ、適宜情報発信に努めてまいります。 市のホームページの充実を図るべきではないかとの御指摘でございますが、市のホームページについては、今年度よりリニューアルし、運用を開始いたしました。しかし、議員の皆様や市民の皆様から、探しづらい、見づらい等の御指摘を頂いていることから、随時カスタマイズ、システムや機能の設定し直しを行っております。 今後も、見やすく、知りたい情報に早くたどり着けるよう、市ホームページの一層の充実を図り、市民の皆様に迅速かつ正確な情報共有ができるよう鋭意努めてまいります。 ○議長(小玉新市君) 宮下議員。          〔4番 宮下繁明君 質問席〕 ◆4番(宮下繁明君) それではお尋ねしますけれども、先ほど言った部長会議の会議録が2か月も遅れるっていうのはどういうわけなんでしょうか。 ○議長(小玉新市君) 北澤部長。          〔総務部長 北澤武彦君 登壇〕 ◎総務部長(北澤武彦君) その辺については、遅れてはならないと思っております。今後はなるべく早く掲載できるよう努めてまいります。 ○議長(小玉新市君) 宮下議員。          〔4番 宮下繁明君 質問席〕 ◆4番(宮下繁明君) ポリネコ等の新しい情報ツールもいいですけども、ぜひ既存のホームページ等もしっかり活用していただいて、情報発信に努めていただきたいと思います。 次にいきます。 大項目5、屋代開発とスマートインターチェンジの道路整備について。 6月議会で、昭和株式会社に委託した区画整理事業の検討に費やした市費のうち、無駄になったのは1,400万円との答弁があった。しかし9月12日の建設経済常任委員会では、昭和株式会社に業務委託した内容は全て生かせなくなったと報告があった。これは委託料合計7,392万円が無駄になったという認識でよろしいのでしょうか、お尋ねします。 ○議長(小玉新市君) 青木地域開発推進担当部長。          〔地域開発推進担当部長 青木猛治君 登壇〕 ◎地域開発推進担当部長(青木猛治君) 委託料合計7,392万円が無駄になったという認識でよろしいかについてでございます。 まず基本認識として、屋代地区の開発手法が見直され、土地区画整理事業から民間主導の開発行為になったことにより、土地区画整理事業に費やしてきた費用の一部が無駄になってしまったことを真摯に受け止めております。 無駄になったと答弁した1,400万円という金額につきましては、昭和株式会社への土地区画整理事業事業化検討業務委託の業務内容のうち、今後に生かせるものと生かせないものという整理の中で御質問にお答えした数字でございます。 冒頭に申し上げましたとおり、市費を一部無駄にしてしまった反省を踏まえ、上信越道西側エリアの計画的な市街地形成を進める上で、生かせる基礎的な資料につきましては、しっかりと生かしてまいりたいと考えております。 ○議長(小玉新市君) 宮下議員。          〔4番 宮下繁明君 質問席〕 ◆4番(宮下繁明君) 今ちょっと長い説明あったんですけど、結論からして、概要版に記された内容は全て生かせなくなったというような、これはそちらのほうの文章なんですけど、これはだからこの全て生かせなくなったということは、もう全額が無駄になったということでよろしいんですか。 ○議長(小玉新市君) 青木部長。          〔地域開発推進担当部長 青木猛治君 登壇〕 ◎地域開発推進担当部長(青木猛治君) 昭和株式会社への委託業務のうち無駄になった金額につきましては、今年9月の委員会資料で御説明いたしましたとおり、おおむね1,400万円と認識をしております。 6月の委員会資料として提出いたしました概要版の中で無駄になった箇所はと、そういったお尋ねに対しまして、9月の委員会の追加資料といたしまして、この概要版が土地区画整理事業の整備計画案策定に係る部分をまとめたものであることから、その概要版に記された内容は全て生かせなくなったと御報告をさせていただきました。 繰り返しになりますが、土地区画整理から民間主導の開発行為になったことにより、大きな金額が無駄になってしまったことを真摯に受け止め、生かせる資料はしっかり生かしてまいりたいと考えております。 ○議長(小玉新市君) 宮下議員。          〔4番 宮下繁明君 質問席〕 ◆4番(宮下繁明君) 今のちょっと説明分かりにくいんですけども、無駄になった費用は1,400万円なんですか、それとも7,000万円なんですか、どちらですか。 ○議長(小玉新市君) 青木部長。          〔地域開発推進担当部長 青木猛治君 登壇〕 ◎地域開発推進担当部長(青木猛治君) 無駄になった金額は1,400万円と認識をしております。 ○議長(小玉新市君) 宮下議員。          〔4番 宮下繁明君 質問席〕 ◆4番(宮下繁明君) 後でいいですから、昭和株式会社の報告のうち、何がどのように生かされたのか、後で報告ください。 次にいきます。屋代スマートインターチェンジについては、9月末に準備段階調査に着手するとの発表がございました。今後の予定はどのようになっているのか、また市の負担する費用はどのくらいを見込んでいるのかをお尋ねします。 ○議長(小玉新市君) 青木部長。          〔地域開発推進担当部長 青木猛治君 登壇〕 ◎地域開発推進担当部長(青木猛治君) (仮称)屋代スマートインターチェンジの今後の予定と、市の費用負担についてでございます。 (仮称)屋代スマートインターチェンジにつきましては、9月30日に国の準備段階調査の新規着手箇所に選定をされ、先月25日に国や県、警察、ネクスコ、市をメンバーとする準備会の初会合が開かれました。 御承知のとおり、スマートインターチェンジ整備につきましては国の事業であり、準備会はスマートインターチェンジの計画的かつ効率的な準備・検討を進めるための会議でございます。 今後、準備会での検討や調整が整い、関係機関で構成する地区協議会で決定した実施計画書が国等に提出されれば、国が新規事業化を判断することになります。 市といたしましては、早期事業化、そして一日も早い供用開始を目指して、関係機関との協議を詰めてまいりたいと考えております。 次に、市の費用負担についてでありますが、負担区分といたしましては、高速道路の本線接続部分から料金所までは高速道路機構が費用を負担し、料金所の外側から一重山2号線接続部分までは、市が費用を負担することになります。 まだ全体事業費も含め、具体的な市の負担額は確定しておりません。今後、準備会での協議を通じて確定することから、引き続き実務協議を重ねてまいりたいと考えております。 また、スマートインターチェンジの設置により、高速道路本線上にある高速バス停留所の現在の位置での継続が困難になることから、スマートインターチェンジの外で、できるだけ直近の位置に高速バス停留所の代替機能を確保したいと考えております。 これから議論を重ね、具体的な中身については煮詰めてまいりたいと考えております。 ○議長(小玉新市君) 宮下議員。          〔4番 宮下繁明君 質問席〕 ◆4番(宮下繁明君) 今まで準備段階調査に行くまで、決まるまでは費用が発表できないというお話なんですけど、いまだにまだ費用が発表できないというわけでありますけれども、どんな事業をするにも費用があって事業があるんですね。予算もないのに、予算も決まらないのに事業だけ進むっていうことはないと思います。その費用の大まかなものが決まるのはいつ頃なんでしょうか。 ○議長(小玉新市君) 青木部長。          〔地域開発推進担当部長 青木猛治君 登壇〕 ◎地域開発推進担当部長(青木猛治君) 負担額がいつ分かるのかというお尋ねでございます。 今後、準備会におきまして協議を通じて確定することから、引き続き実務協議を重ね、ある程度方向性がはっきりしたところで御報告をしてまいりたいと考えております。 ○議長(小玉新市君) 宮下議員。          〔4番 宮下繁明君 質問席〕 ◆4番(宮下繁明君) いつ頃かって私お尋ねしているんですけども、いつ頃方向性が決まって、いつ頃発表できるんでしょうか。その大まかな目安の時期をお知らせください。 ○議長(小玉新市君) 青木部長。          〔地域開発推進担当部長 青木猛治君 登壇〕 ◎地域開発推進担当部長(青木猛治君) 負担額が分かる目安ということでございますが、負担額につきましては、最終的に準備会で協議が整い、実施計画書が策定される段階である程度はっきりとしてきます。 ですので、準備段階調査のその進捗に合わせて、ある程度、筋が固まってくるということから、事業化に移行するタイミングには、おおむねの方向性が見えてくると考えております。 ○議長(小玉新市君) 宮下議員。          〔4番 宮下繁明君 質問席〕 ◆4番(宮下繁明君) その事業化になるまでは、出せないということで、その事業化になる目安というのは、いつ頃を考えているんでしょうか。時期をはっきり教えてください。 ○議長(小玉新市君) 青木部長。          〔地域開発推進担当部長 青木猛治君 登壇〕 ◎地域開発推進担当部長(青木猛治君) あくまでその目標として申し上げますと、最近の事例で申し上げますと、準備段階調査に移行してから事業化に移行するのに、おおむね1年ないしは2年で事業化に移行しております。 そういったことから、市といたしましては、できるだけ早期の事業化への移行ということで、来年度の移行を目指しております。そういったタイミングの中で、ある程度その負担額についても見えてくると考えております。 ○議長(小玉新市君) 宮下議員。          〔4番 宮下繁明君 質問席〕 ◆4番(宮下繁明君) ぜひ、では来年度には具体的な数字が分かるようなら教えていただきたいと思います。 次にいきます。姨捨スマートインターチェンジ周辺の道路整備については、どのように進んでいるのかお尋ねします。 前回の9月議会で県のほうの要望はコロナ禍でできてないという話だったんですけど、この3か月間の間にどのように進んだのかお尋ねします。 ○議長(小玉新市君) 湯本建設部長。          〔建設部長 湯本永一君 登壇〕 ◎建設部長(湯本永一君) 姨捨スマートインターチェンジ周辺の道路整備については、どのように進んでいるかについてでございます。 姨捨サービスエリア周辺一帯は、地滑りが発生する危険性のある地域であることから、安全なアクセス道路整備のための地質調査を令和3年度から始めており、昨年度の調査結果に加えて、今年度も引き続き地質調査を実施しております。 アクセス道路は、安全に配慮しながら慎重に進めていく必要があるため、地質調査により現状をしっかりと把握しながら、地滑りのリスク等を調べている状況です。 地質調査の進捗状況につきましては、11月上旬まで実施したボーリング調査結果の解析作業を行っており、年度内には調査結果をまとめる予定としております。調査結果につきましては、改めて関係する皆様にお知らせしてまいります。 今後も利用者にとって利便性が高く、安全に通行できる道路が整備されるよう、着実に推進してまいります。 ○議長(小玉新市君) 宮下議員。          〔4番 宮下繁明君 質問席〕 ◆4番(宮下繁明君) 地盤調査に関しては、午前中の柳澤議員の中のお話の中で聞いててるわけでありますけども、私はそれとまた別に、姨捨サービスエリアに至る一本松踏切、そして姨捨駅の周辺の狭隘な道路ですね。日本遺産になってお客さんがたくさん来ているにもかかわらず、行き違いができない、土日になるともう本当にカメラマンがあそこにたくさんいて、一般の人が通行できないというような状態なんですね。その辺の道路は先行して県に要望するというようなお話だったんですけど、その要望は県にしていないんですか。 ○議長(小玉新市君) 湯本部長。          〔建設部長 湯本永一君 登壇〕 ◎建設部長(湯本永一君) 現在、羽尾から姨捨駅に至ります内川姨捨停車場線につきましては、県でビューポイント、ここの道路改良、そして一本松踏切の改良、そして更級川を横断する箇所の拡幅工事、そして駅に至るまで狭隘区間につきましては、何らかの方法をもって、通行の利便性が高まるような方法を今検討していただいているとお聞きしております。 その事業につきましては、既にもう始まっている事業でございます。促進がされるように毎年お願いをしております。 ○議長(小玉新市君) 宮下議員。          〔4番 宮下繁明君 質問席〕 ◆4番(宮下繁明君) 9月以降どのようなお願いしたのか、またその結果を聞かせていただきたいのですけれども。 ○議長(小玉新市君) 湯本部長。          〔建設部長 湯本永一君 登壇〕 ◎建設部長(湯本永一君) 9月以降、特に正式に要望という形ではお話をする機会を持っておりませんけれども、次年度の地域要望、何を県に行ってもらいたいかという要望の協議する機会がございます。そういったときに、この事業は進めていただきたいというような要望を行っております。 ○議長(小玉新市君) 宮下議員。          〔4番 宮下繁明君 質問席〕 ◆4番(宮下繁明君) 川西地区の皆さんは、姨捨スマートインターがフル規格化になるのが念願であります。これは18年前から期成同盟会をつくって運動をしてきました。それに対しての市の取組がちょっと遅いのではないかなと私は思うんですけども、今回、準備段階調査のあった屋代スマートインターチェンジと姨捨スマートインターチェンジのフル規格化は、どちらが先に進むのでしょうか、お尋ねします。 ○議長(小玉新市君) 湯本部長。          〔建設部長 湯本永一君 登壇〕 ◎建設部長(湯本永一君) (仮称)屋代スマートインターチェンジは現在、国が行っていただく事業ということで取り組んでおります。姨捨スマートインターチェンジアクセス道路は市が主体となってアクセス道路を整備するという違いがございます。それぞれ事業主体が違いますので、どちらが早く進むかということは、ちょっとお答えづらいという状況でございます。 ○議長(小玉新市君) 宮下議員。          〔4番 宮下繁明君 質問席〕 ◆4番(宮下繁明君) では、次にいきます。 屋代地区の開発は民間による開発行為となったわけでありますけれども、屋代開発について、市はどのように今後関わっていくのかお尋ねします。 ○議長(小玉新市君) 青木地域開発推進担当部長。          〔地域開発推進担当部長 青木猛治君 登壇〕
    地域開発推進担当部長(青木猛治君) 民間による開発に、市はどのように関わるのかについてでございます。 将来にわたって安定的な自主財源を確保し、豊かな市民生活や健全な行財政運営を維持するためには、良好な産業基盤を整備して雇用を確保するとともに、計画的で調和のとれた高度な土地利用を促進し、住みよいまちづくりを進めて、若い世代の定着を図り、生産年齢人口の減少に歯止めをかけなければなりません。 市は、これまで様々な行政計画を定め、市街地を計画的に誘導する地域における民間主導の開発を誘導しており、屋代地区においても地方創生の拠点として移住定住の促進や就労機会の創出、多世代交流の場の確保など、千曲市全体の活性化につながるまちづくり構想案が地権者の代表から今年2月に示され、地権者と民間事業者による新たなまちづくりという枠組みで事業化に向けた取組が進められています。 市として、育て・はぐくむを開発テーマとしたこの屋代地区の開発を若い世代の定着を図り、生産年齢人口の減少に歯止めをかけるための未来への投資と捉え、新たなまちづくりに欠かせない公共的機能について検討を進めており、これから議論を重ね、具体的な中身を煮詰めていきたいと考えております。 ○議長(小玉新市君) 宮下議員。          〔4番 宮下繁明君 質問席〕 ◆4番(宮下繁明君) 3月以降、新しいまちづくり計画の中身を精査して、市民や議会に示して意見を交換したいと言われたんですけれども、市民に対する説明も、前回、湯本部長は説明会等を考えたいというような話だったんですけれども、その辺についてはいかがでしょうか。 ○議長(小玉新市君) 青木部長。          〔地域開発推進担当部長 青木猛治君 登壇〕 ◎地域開発推進担当部長(青木猛治君) 新たなまちづくりに欠かせない公共的機能につきましては、理事者と協議を重ね、庁内に企画政策会議を設置して調査研究しており、これから議論を重ね、中身を煮詰めていきたいということなんですが、先ほど説明会はいつというお話でございます。できるだけ早い段階で、市が考えている公共的機能の方向性、またイメージにつきましては、市民の皆さんにお示しをし、若い世代の皆さんの御意見もお聞きしながら、来年度中にはおおむねの概要を固めてまいりたいと考えております。 ○議長(小玉新市君) 宮下議員。          〔4番 宮下繁明君 質問席〕 ◆4番(宮下繁明君) 説明会は今年度ですか、来年度ですか。 ○議長(小玉新市君) 青木部長。          〔地域開発推進担当部長 青木猛治君 登壇〕 ◎地域開発推進担当部長(青木猛治君) 説明会が今年度か来年度かというお尋ねでございます。 現在その方向性につきましては、先日の委員会の中でも御説明をさせていただいております。そういった部分の協議を進める中で、ある程度その方向性について早い段階で皆さんにもお伝えしたいと思っておりますが、具体的にいつかという部分については、まだ詳細確定をしておりませんので、今後、皆さんにも御相談しながら進めてまいりたいと思います。 ○議長(小玉新市君) 宮下議員。          〔4番 宮下繁明君 質問席〕 ◆4番(宮下繁明君) 青木部長から前回の委員会で、事業計画については12月中に議会に示すというお話なんですが、それはいつ頃になりますか。 ○議長(小玉新市君) 青木部長。          〔地域開発推進担当部長 青木猛治君 登壇〕 ◎地域開発推進担当部長(青木猛治君) 議会に年度内に御報告をさせていただくというものは、その公共的な機能の方向性について年内には御相談をしたいということでございます。先日の委員会の中で、そういった方向性をお示しをさせていただきましたので、これから具体的な議論をさせていただきたいと思います。 ○議長(小玉新市君) 宮下議員。          〔4番 宮下繁明君 質問席〕 ◆4番(宮下繁明君) 公共的な事業に関しての報告はそれで分かるんですけれども、全体の事業計画はいつ頃になったら示されるのかをお尋ねします。 ○議長(小玉新市君) 青木部長。          〔地域開発推進担当部長 青木猛治君 登壇〕 ◎地域開発推進担当部長(青木猛治君) 全体的な事業計画はいつ示されるのかという部分でございますが、具体的な議論を進める中で、目標としては、来年度中にはそういった部分を固めていきたいと考えております。 ○議長(小玉新市君) 宮下議員。          〔4番 宮下繁明君 質問席〕 ◆4番(宮下繁明君) 委員会では12月中に示すというお話だったんですけど、ぜひ情報公開をしっかり進めていただきたいと思います。 以上で終わります。 ○議長(小玉新市君) ここで14時45分まで休憩といたします。                             午後2時32分 休憩---------------------------------------午後2時45分 開議 ○議長(小玉新市君) 休憩前に引き続き、会議を開きます。 続いて、9番、滝沢清人議員。          〔9番 滝沢清人君 質問席〕 ◆9番(滝沢清人君) 議席番号9番、公明党、滝沢清人であります。 大項目1、空き家対策と所有者不明土地問題について。 私が3月議会で質問した、管理不全な危険空き家や空き地が増え続けることで、老朽化した危険空き家や宅内の樹木が近隣住民に重大な危険を及ぼす可能性がある場合には、必要最低限の緊急安全措置を実施できるようにすべきとの質問で、独自の条例制定を研究中とのことでしたが、その後の経過を伺います。 ○議長(小玉新市君) 湯本建設部長。          〔建設部長 湯本永一君 登壇〕 ◎建設部長(湯本永一君) 独自の条例制定を研究中とのことだが、その後の経過についてでございます。 管理が行き届いていない空き家等につきましては、所有者の責任において対処することが第一であることから、所有者に対し指導、助言等を行っております。苦情は年々増加傾向にあり、特に危険を及ぼす可能性を心配する声が多く寄せられるようになりました。 現在、制定に向け進めております千曲市空き家等の適正管理に関する条例では、議員御指摘の所有者に対して助言、指導や勧告を行った場合で、緊急にその状況を回避する必要のあるときに、所有者からの費用の徴収も含めた同意を得ることにより可能となります緊急安全措置も検討しております。 今後、条例骨子について12月中旬からパブリックコメントを行い、市民の皆様の御意見をお聞きしながら年度内には条例を制定し、来年4月からの施行を目指してまいります。 ○議長(小玉新市君) 滝沢議員。          〔9番 滝沢清人君 質問席〕 ◆9番(滝沢清人君) よろしくお願いいたします。増える一方の空き家でございます。傷みも相当ひどくなっているのもありますので、どうぞよろしくお願いしたいと思います。 それでは、小項目2、増え続ける空き家の中でも、新たな活用が困難な、例えば、隘路の先にある空き家などについては、提案したように、有効活用が見込める近隣住民に除却のための補助を行った上で、所有者が譲渡できる制度について、その後の検討経過を伺います。 ○議長(小玉新市君) 湯本建設部長。          〔建設部長 湯本永一君 登壇〕 ◎建設部長(湯本永一君) 隘路の先にある空き家におけるその後の検討経過についてでございます。 議員御指摘の建築基準法の接道要件を満たさず、いわゆる再建築不可と言われる新たな活用が困難な空き家の解体を補助対象とした千曲市空き家等解体・跡地利活用促進事業補助金交付要綱について、来年4月からの運用に向けて検討を進めております。 空き家バンクに登録されたほとんどの物件が1年を待たずに契約成立していることから、市内の不動産の流通状況はよいと考えられるため、この補助制度の活用により再建築不可物件が解体されることで、その更地が一層利活用しやすくなると考えております。当面の間は不動産業界に仲介を行っていただき、動向を注視しつつ、必要に応じ議員提案の制度を含め、空き地の活用が可能となる制度を検討してまいります。 また、空き家を解体した後の土地へ住宅が建設されると地域の活性化につながると考えられますので、更地化した土地への住宅等の建設についての補助も同要綱に含めて取り扱うこととしております。 ○議長(小玉新市君) 滝沢議員。          〔9番 滝沢清人君 質問席〕 ◆9番(滝沢清人君) この要綱については、来年4月からの運用に向けて検討を進めているということであります。この補助というのは、今、大体、幾らぐらい見込んでおられるんでしょうか。 ○議長(小玉新市君) 湯本部長。          〔建設部長 湯本永一君 登壇〕 ◎建設部長(湯本永一君) 空き家等解体事業の上限が100万円、補助率2分の1ということでございます。また、跡地利活用事業につきましても上限が100万で、補助率10分の2ということで進める予定でございます。 ○議長(小玉新市君) 滝沢議員。          〔9番 滝沢清人君 質問席〕 ◆9番(滝沢清人君) 随分、踏み込んだ数字を出していただきました。ぜひ進めていただきたいと思います。 それでは、小項目3、令和2年度の国交省調査によると、所有者不明土地は国土の24%となり、その原因は、相続登記の未了が63%、住所変更登記の未了が33%といいます。 この不明土地問題は、土地の適切な管理、利用を妨げ、周囲や社会に大きな不利益を及ぼしてきました。今後、死亡者数の増加でますます深刻化のおそれがあり、所有者不明土地問題は喫緊の課題でした。 そこで政府は、5年前より制度の改正や運用の見直しを進め、所有者不明土地の解消と土地利用の円滑化を推進するという、これまでにない大胆な施策が始まりつつあります。市町村の権限が大きく強化され、国民生活に重大な影響を及ぼす大改正です。 そこで、千曲市における現状と、市民に影響のある主な改正点について伺います。また、市民への丁寧な周知、広報の推進が極めて重要になりますが、その推進策について伺います。 ○議長(小玉新市君) 栗原企画政策部長。          〔企画政策部長 栗原 力君 登壇〕 ◎企画政策部長(栗原力君) 所有者不明土地の制度改正に伴う千曲市の現状と市民への周知についてでございますが、所有者不明土地の利用の円滑化等に関する特別措置法の一部を改正する法律、いわゆる改正所有者不明土地法が本年11月1日に施行されました。 主な改正点として、所有者不明土地を公益性の高い施設として活用する地域福利増進事業の対象に、今までは公園、学校図書館、社会福祉施設、病院などがありましたが、そこに加え、今回の改正で、備蓄倉庫棟の災害対策に関する施設と再生可能エネルギー発電設備の整備が追加されたこと、そして、災害等の発生防止に向けた管理の適正化のため、土砂崩れが起きそうな土地、あるいは不法投棄などにより著しく不衛生で周辺地域に被害が及ぶ土地などに対する市町村長による勧告、命令、代執行制度が創設されたことが上げられます。これにより所有者不明土地が、激甚化、頻発化する自然災害に対応する対応するための施設として利用しやすくなり、また、適正に管理されずに周辺地域に悪影響を与える問題が改善できるようになりました。 なお、千曲市では今のところ、所有者不明土地についての問合せがなくて、この制度を活用した実績はございません。 今後の市民への周知につきましては、関係課で協議を行うなど実施に向けた検討をしてまいります。 ○議長(小玉新市君) 滝沢議員。          〔9番 滝沢清人君 質問席〕 ◆9番(滝沢清人君) 最初に聞きました千曲市におけるこの所有者不明土地、全国的に全ての土地の24%ということなんですけれども、千曲市においては、どのような状況になっているんですか。 ○議長(小玉新市君) 栗原企画政策部長。          〔企画政策部長 栗原 力君 登壇〕 ◎企画政策部長(栗原力君) 国全体で所有者不明土地は24%というお話でありましたが、登記所で把握している数字で、個々に市町村ではちょっと把握できないものでありまして、私も国土調査係へ問合せ、調べたんですが、ちょっと分からないということなんで、申し訳ありませんが、千曲市では分かりません。 それで、議員御指摘の24%についてですが、所有者不明土地の相続が今六十何%とかという数字がありまして、最終的に検索しますと、本当に分からない土地は、令和2年度においては0.22%ということで、24%というのは、いろいろ相続が不明な土地であって、よくよく検索して調べると、総務省のほうで数字も出ていますけれども、0.22%ということでよろしくお願いいたします。 ○議長(小玉新市君) 滝沢議員。          〔9番 滝沢清人君 質問席〕 ◆9番(滝沢清人君) この11月から一部改正になっている部分もあるんですけれども、来年4月から改正になるもの、それから再来年の4月から改正になるもの、この中に、今まで相続土地というのは、自分たちの中で、親族様々な中で相続していくしかなかったんですけれども、今回から国が引き取る制度が始まってまいります。それから、不動産所有者の相続登記申請を罰則つきで義務化も始まります。 これについては、今現在、まだこの法律はこれからあと2年ぐらいになるんですけれども、以前の不動産登記も義務化の対象になるということで、大変これは重たい改正だと思います。ですから、できるだけ早く市民に周知が必要であると。これは国のほうで言っているわけなんですけれども、これはいつ頃になるんでしょうか。 ○議長(小玉新市君) 栗原企画政策部長。          〔企画政策部長 栗原 力君 登壇〕 ◎企画政策部長(栗原力君) 今の制度改正、法律改正の周知につきましては、活用されていない土地を有効に活用し、地域に役立つ土地として活用できるとともに生活環境の改善にも結びつきますので、この制度についてはしっかり、ホームページ等で公表に向けて検討していきたいと思っております。 なるべく早急に検討して、周知はしていきたいと思います。 ○議長(小玉新市君) 滝沢議員。          〔9番 滝沢清人君 質問席〕 ◆9番(滝沢清人君) これは県から通知が来ていると思いますけれども、できるだけ早く、様々な方法で市民の皆様に理解していただくようにということでありますので、ぜひしっかり検討をお願いしたいと思います。 続きまして、大項目2、自然災害と防災レジリエンスについて。 今年、11月にCOP27が開催され、世界の中でも気候変動の悪影響に脆弱な途上国と、先進国による基金の設立問題でも明らかなように、毎年深刻化する温暖化問題は当然世界全体のテーマですが、多くの途上国と先進国では、防災力とレジリエンス能力に圧倒的な差があります。 IPCCによると、全世界80億人中、30億人を超える人々が気候変動に対応できない脆弱な状況で暮らしています。 そこで、私たちには、どんな自然災害にも屈しないレジリエンスをより高め、常に支援する側に立つ努力が求められます。 それは、最悪の災害を想定した、あらゆる備えを着実に積み重ねた個人や集団によって、その先に見えてくる立場と考えます。そこで3点について質問いたします。 小項目1、全ての小中学校13校が避難所であり、福祉避難所としても指定されました。各学校防災倉庫の最新共通備蓄リストを見ると、以前と比べて大分進んでいることが分かりますが、まだまだ最悪を想定した備えになっていません。今後の備蓄計画について伺います。 また、該当する各校舎に5メートルの想定浸水深を表示することを提案します。児童生徒を通して広く市民への防災意識高揚につながると考えますが、いかがでしょうか。 ○議長(小玉新市君) 横林危機管理防災担当部長。          〔危機管理防災担当部長 横林伸一君 登壇〕 ◎危機管理防災担当部長(横林伸一君) 自然災害と防災レジリエンス(災害を乗り越える力)についての1点目、小中学校における今後の備蓄計画についてでございますけれども、各学校では、現在、備蓄倉庫や体育館倉庫、また教室など、非常用の物品を備蓄していますが、規模の制約もあり、それぞれ約100名分の備蓄数量となっております。 今後も、各施設の収容可能人数分の数量を施設内に備蓄できるよう施設管理者とも協議しながら、計画的に購入及び配備をしてまいります。 また、市内の防災備蓄倉庫でも備蓄を進め、避難所での不足等に対応できるよう体制を整えてまいります。 次に、市民の防災意識向上のための校舎に5メートルの想定浸水深を表示してはどうかという御提案でございますけれども、市といたしても、児童生徒は大人への波及効果も大きいことを認識しており、児童生徒への防災教育を進めているところです。 今後も、浸水深の表示も含め、教育委員会や学校とも協議の上、効果的な方法を検討し、防災意識の醸成を図ってまいりたいと考えております。 ○議長(小玉新市君) 滝沢議員。          〔9番 滝沢清人君 質問席〕 ◆9番(滝沢清人君) 私が言ったのは、最悪を想定した備蓄ということで、備蓄倉庫が狭いとかという理由で、100名分の備蓄しかできないということですけれども、根本がちょっとおかしいのではないかなと思います。それぞれのところへ、多分、もっと大勢の方を避難させる予定ではないかなと思います。最悪を想定した備蓄の在り方について、再質問並びに提案をさせていただきます。 まず、大前提は、19号台風のように避難生活が1日で終わらないということ。数週間もあり得ます。職員も長期戦に備えた準備が必要となります。リストにガス発電機1台、蓄電池1台とありますが、全く足りません。特にポータブル蓄電池、各部屋2台は必要と考えます。また、そのために屋外設置の発電機が相当台数必要になります。リストのブルーシート20枚は多用途に使えるため、もっと多くの枚数が必要です。また、避難者が休む床には3層構想の断熱シートがなければ無理です。リストに簡易トイレとトイレテント各2とあります。今ある洋式トイレを簡易トイレとして使えるようにする予定で考えておられるからでしょうか。伺います。 また、用を足した後に入れる凝固剤は、別途に多数必要になります。さらに、福祉避難場所には近くに簡易トイレが絶対に必要になります。リストでは、水500ミリが240本とありますが、全く足りません。リストにない湯沸かし、煮炊き用のコンロと暖炉、鍋、やかん、プロパンガスが必要となります。また、多目的に使えるポリ袋、レジ袋、新聞紙が相当枚数必要です。中でも、福祉避難所の備蓄は、長期避難を想定して、十分な物資、機材、人材の確保を整えるべきです。 また、福祉避難所は、脆弱な高齢者が多く避難しますので、状態の悪化も懸念されます。そのため、支援員には十分な専門人材の確保が求められます。 以上、備蓄品等について申し上げましたが、学校の備蓄倉庫のリストをホームページで公表して、一般市民や要配慮者・支援者の皆様に避難所には、どんなものがどれだけあるのか日頃から知ってもらい、避難される方が何を持参して避難すればいいか、考えていただくことが大事だと思います。 また、現在8校の屋上に設置されている太陽光発電設備の有効活用も検討すべきだと思います。さらに、十分な備蓄用品は他の自治体への防災レジリエンス、支援、貸出し用としても有効活用できますが、いかがでしょうか。 それから、小学校への想定浸水深の表示ですけれども、これは絶対にやっていただきたいと思います。今多くの皆さんは、ハザードマップを見ていても、ちょっとそれは見ただけで、自分の身にやはり感じられていない。そういった意味では、小学校のところにそういったものがあるということは、本当に多くの人がそれによって意識高揚が進むと思いますので、再答弁をお願いいたします。 ○議長(小玉新市君) 横林部長。          〔危機管理防災担当部長 横林伸一君 登壇〕 ◎危機管理防災担当部長(横林伸一君) 学校施設での備蓄経過について再質問を頂きました。 まず、簡易トイレにつきましては、折り畳みの便座とテント2セット、各避難所で備蓄しております。この便座には、1回1回ポリ袋と凝固剤をセットとして使用しますが、ポリ袋と凝固剤は各施設約150回分を用意してございます。 なお、ポリ袋と凝固剤は、施設既存の洋式トイレでも使用できることになっております。 避難所におけますトイレ問題は最重要な課題として認識しております。簡易トイレは緊急措置としての使用を想定しており、避難が長期する場合には、災害時応援対応協定に基づきまして、仮設トイレのレンタル及び設置をし、避難所の環境整備をしますが、いずれにしましても、簡易トイレを含め、トイレ配備につきましては、十分検討し、計画的にこういう配備を進めたいと考えております。 なお、簡易トイレ以外の避難所用備蓄につきましても、数量が不足していることは議員御指摘のとおりでございます。そのため、避難所で必要なもの、数量、保管場所の確保、また、協定により調達可能なものはしっかりと精査し、計画的に購入、配備をしてまいりたいと思います。 2点目の浸水深の表示につきましては、先ほど答弁しましたとおり、教育委員会と学校との協議の上、効果的な方法を検討し、全施設において表示できることも含めまして、防災意識の向上に努めてまいりたいと考えております。 ○議長(小玉新市君) 滝沢議員。          〔9番 滝沢清人君 質問席〕 ◆9番(滝沢清人君) 本当に多くのものが、今の現状、増やしてきてはいただいてはあるんですけど、今の現状、相当数足りません。学校の空き教室、これもどこか教室でなくてもどっか空く場所を借りて置いていただくとか、いずれにしろ、数週間にわたる避難があり得るんです。ですから、よその備蓄倉庫から持ってくるとか、協定に基づいてどこから運んでくるとか、それは水が引かなければ持ってこれません。この5メートルから10メートルというのはね、この最大の大水害を想定した場合には、自分たちであるものしか、後から追加はできないんですね。一旦、もう2階3階まで水が来ている中で、何か追加の備蓄を持ってくるなんていうことは、ヘリコプターでも運べば別ですけど、本当にそんなことはできなくなります。ですから、備えというのは最悪を想定して備えていただく。備えたものが使わないことが一番なんですけれども、もしほかの地域で災害あれば、そういうポータブル蓄電池はそんなに安いものではありませんから、でも、そういったものが数持っていれば、すぐに駆けつけられるというメリットがありますので、今言ったことは提案になりますから、またまた後々聞いてまいりますので、どうぞよろしくお願いします。 それでは、小項目2、6月議会で市オリジナルの大水害対策パンフレット作成について質問しました。人が集まれない状況でも市民個々の防災意識高揚と、各世帯でできる備え、例えば、広域避難場所の確認、避難の方法と必需品の準備、マイ・タイムライン作成などです。多くの方は、温暖化への不安は高まりつつあるものの、個人レベルの対策にまでは至っていません。そんな状況から着実に行動する市民を増やすために提案しましたが、そのほかで、水害のないこの時期だからこそ、真剣に取り組める新たな施策があればお示しいただきたい。 さらに、千曲坂城消防本部では、超非常事態危機管理対応として、水害対策BCPが作成済みです。昨日、吉池議員も質問しましたが、市には震災対策編BCPはありますが、一番肝心な水害対策BCPがありません。最も必要と考えますが、いかがですか。 また、昨日は、両災害とも包含されていると言われましたが、それは絶対にあり得ないことを申し添えておきます。 ○議長(小玉新市君) 横林危機管理防災担当部長。          〔危機管理防災担当部長 横林伸一君 登壇〕 ◎危機管理防災担当部長(横林伸一君) 新たな施策と水害対策BCPが作成についてでありますけれども、新たな施策ではありませんが、防災意識を向上させるためには、これまで行ってきた自分が住む地域の災害リスクを知り、災害に備えて避難場所を確認し、非常持出し品を備蓄し、マイ・タイムラインを作成していただくという基本的なことを引き続きお伝えし、災害に備えていただくことが防災意識の向上への近道と捉えるところでございます。 また、業務計画書は、震災対策編を令和3年3月に策定し、行動指針等について、災害対応バージョン編(大規模地震対応)として策定しております。昨日の総務部長の答弁でもありましたけれども、現時点では、風水害等もこの計画を準用し対応することとしておりますけれども、風水害時の業務の停滞が起こることがないよう、できるだけ早期に策定できるよう努めてまいりたいと思います。 ○議長(小玉新市君) 滝沢議員。          〔9番 滝沢清人君 質問席〕 ◆9番(滝沢清人君) 大水害対策パンフレットの必要性については、今どのようにお考えでしょうか。 それから、坂城の消防本部でつくっている水害対策BCPは消防長時代につくったものだと思います。必要だからつくったんだと思います。それを考えたら、地震のものが応用できるとは私は思えないと思いますし、元消防長としても、当然、そのように考えていると思いますので、できるだけ早くつくるべきだと考えますが、いかがでしょうか。 ○議長(小玉新市君) 横林部長。          〔危機管理防災担当部長 横林伸一君 登壇〕 ◎危機管理防災担当部長(横林伸一君) 業務継続計画におきましては、震災編であることから、自然災害等の大規模災害発生時または災害発生が予測される場合におきましては、この震災編を現時点におきましては活用することとしておりますけれども、議員御指摘の水害等の対応に当たりましては、災害状況を見極めた上で災害警戒本部、また、災害対策本部会議におきまして、災害対応に加えまして、本部機能等の業務継続事項についても協議をし、その時点で決定していくと、現時点ではそう考えておるところでございます。 しかしながら、先ほど発言させていただきましたとおり、業務の停滞を招かないためにも、できるだけ早期に策定できるように努めてまいりたいと思っているところでございます。 また、千曲坂城消防本部の水害編につきましては、様々な業務継続という中でインフルエンザ等の発生の業務継続、また地震、水害というような方面の中で策定をしたところでございます。消防本部におきましては、あくまでも消防力を分散しながら対応していくということがございます。しかしながら、消防本部庁舎におきましても、通信機能が本部1か所ということもありますので、その点につきましては、大きな課題としているところでございます。 いずれにしましても、業務の停滞を招かないためにも、1日も早く、できるだけ策定できるように努めてまいりたいと考えてございます。 ○議長(小玉新市君) 滝沢議員。          〔9番 滝沢清人君 質問席〕 ◆9番(滝沢清人君) 最後に行きます。 小項目3、いざというときの災害対策本部はこの庁舎です。ここが5メートルから10メートルの浸水域であることは市民誰もが知るところですが、市では、4階の対策本部はインフラも確保でき大丈夫だということです。 仮に、氾濫レベル5メートルの氾濫流となったとき、庁舎何階のどこまで水位は達するのでしょうか。伺います。 また、市長は10月31日の記者会見で、防災拠点の整備にはスピード感を持って取り組むと表明されました。 大水害にあっては、孤立する庁舎に代わる災害対策本部機能も含めた災害時避難防災拠点の整備という解釈でよろしいか伺います。 さらに、どんな自然災害にも屈しないために、被害を最小限に抑える防災レジリエンスを平時よりスピード感を持って高めていく必要があると考えますが、温暖化が進む現状、最重要の危機管理対応に臨む市長の姿勢について伺います。 ○議長(小玉新市君) 横林危機管理防災担当部長。          〔危機管理防災担当部長 横林伸一君 登壇〕 ◎危機管理防災担当部長(横林伸一君) 最重要の危機管理対応に臨む市長の姿勢についてでございますけれども、まず、5メートルの浸水をした場合に、庁舎のどこまで水位が達するかについてでございますけれども、基準をどこにするかで変わってきますが、庁舎南側駐車場を基準とした場合、1階と2階の間、2階の床付近までが達すると見込まれます。 次に、防災拠点とは何かについてですけれども、千曲市復興計画では、防災道の駅など災害時に避難できたり、救護活動や復旧、復興活動ができたりする地域防災拠点を整備することとしており、御指摘の防災拠点とはこのことです。 次に、災害を乗り越える力を高めるための施策についてですけれども、気候変動の影響により災害が激甚化していることは議員御指摘のとおりでございます。千曲市においても、1,000年に一度の降雨による水害が発生した場合、千曲川両岸のほとんどの地域が5メートルから10メートルの浸水域になっております。 この現状を市民にはより深く知っていただき、そのときに備えていただくよう、防災意識を向上させていくことは喫緊の課題とこれは認識しております。 今後も、市民の安全バイアスを払拭し、逃げ遅れゼロに向けた効果的な施策を検討し、スピード感を持って対応してまいりたいと思っております。 ○議長(小玉新市君) 滝沢議員。          〔9番 滝沢清人君 質問席〕 ◆9番(滝沢清人君) それでは、私、5メートルというね、遠慮気味に5メートルと言ったんですけれども、5メートルから10メートル、2階の床までということでありましたけれども、あと1メートル行ったら2階も行ってしまいますよね。そういうところで対策本部は引き続きできると、まずお考えなのか評価いただきたいと思います。まず、それちょっとお聞きします。 ○議長(小玉新市君) 横林部長。          〔危機管理防災担当部長 横林伸一君 登壇〕 ◎危機管理防災担当部長(横林伸一君) 災害対策本部の浸水域に伴います防災対策本部会議の場所につきましての御質問でございますけれども、先ほども答弁申し上げましたとおり、災害が発生する場合または発生した場合の対応につきましては災害警戒本部、また、災害対策本部におきまして協議をしながら位置を定めていくというところでございます。 現在のBCPの業務計画によりますと、教育センターがその場所になっておりますけれども、議員御指摘のように5メートルから10メートルとなりますと、その場所は大変厳しいという判断をした中で、新たな場所につきまして、その防災対策会議におきまして協議をしながら決定するということが最重要課題だと思っておるところでございます。 ○議長(小玉新市君) 滝沢議員。          〔9番 滝沢清人君 質問席〕 ◆9番(滝沢清人君) 本当に苦しいことを私、前から聞いているんですけれども、でも、これが実態例としてあるんですよね。5メートルから10メートル、千年推計のハザードマップ。あり得るからハザードマップとして国で指定してきているわけですから。そのときに2階以上に水が来ている中で、この本部機能が果たせるわけないと思います。では、今のところ代替の消防本部みたいにね、坂城消防署があるとかいうわけでもありません。それで前から言っている八幡地域に大規模避難場所が絶対必要であるし、そこに拠点も必要であるということを言っておきました。そう簡単にそれができることでないことは分かっております。 ただ、そういった状況の中でも、庁舎3階まで水が来ても市民の皆様の命は守らなければなりません。職員の命も守らなければなりません。ですから、災害BCPというのは、そういう厳しい状況の中で、では、どうするかというぎりぎりのことを、それは防災拠点が、別な拠点があればいいですけれども、今のところないわけですから。そういった今の状況の中でも市民の皆様を守るために、我々がぎりぎりできることはどういうことだ。ここを今、行くしかないと思うんですよね。そこをしっかり考えていっていただく、それは市民に公表するかは別として、そういった腹積もりがしっかりないと、いざ本当にこれがもう来たら大変なことになります。 それでは、最後に、市民の皆様にもお願いをしたいと思います。 自然災害というのは、これまでも時として人知を超えた大災害をもたらしてきました。しかし、今の温暖化は、毎年のように千年推計のハザードマップすら上回る大雨災害や土砂災害を引き起こしています。防災の専門家の片田敏孝教授は、ウィズコロナという言葉が生まれたように、市民の皆様にはウィズ災害という心構えで、どんな事態が起こったとしても自分の身を守っていける意識を高めていただきたい。その上で、防災はどう感じ、どう備えたかが如実に結果として現れますので、1つでも2つでも行動に移していくことですと言われております。どうか、市民の皆様には大切な人のことを思い、皆で生き残る方法を考え、行動していただきたいと思います。 ○議長(小玉新市君) 以上で、本日の日程は終了いたしました。 これをもちまして、本日の会議を散会といたします。お疲れさまでした。                             午後3時25分 散会---------------------------------------...