千曲市議会 > 2021-03-01 >
03月01日-01号

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  1. 千曲市議会 2021-03-01
    03月01日-01号


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    令和 3年  3月 定例会(第2回)---------------------------------------           令和3年3月1日(月曜日)---------------------------------------● 議事日程(第1号)  令和3年3月1日(月曜日)                午前10時 開会第1 招集あいさつ第2 会議録署名議員の指名第3 会期の決定について第4 諸般の報告第5 令和3年度施政方針第6 報告第1号 専決処分の報告について第7 専決第1号 専決処分事項報告について(令和2年度千曲市一般会計補正予算(第9号))第8 議案第5号 千曲市日本遺産センター条例制定について第9 議案第6号 千曲市個人番号カードの利用に関する条例の一部を改正する条例制定について第10 議案第7号 千曲市長等の給料の減額に関する条例の一部を改正する条例制定について第11 議案第8号 千曲市家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例制定について第12 議案第9号 千曲市特定教育・保育施設及び特定地域型保育事業の運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例制定について第13 議案第10号 千曲市デイサービスセンター条例の一部を改正する条例制定について第14 議案第11号 千曲市介護保険条例の一部を改正する条例制定について第15 議案第12号 千曲市指定居宅介護支援等の事業の人員及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例制定について第16 議案第13号 千曲市指定地域密着型サービスの事業の人員、設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例制定について第17 議案第14号 千曲市指定地域密着型介護予防サービスの事業の人員、設備及び運営並びに指定地域密着型介護予防サービスに係る介護予防のための効果的な支援の方法に関する基準を定める条例の一部を改正する条例制定について第18 議案第15号 千曲市指定介護予防支援等の事業の人員及び運営並びに指定介護予防支援等に係る介護予防のための効果的な支援の方法に関する基準を定める条例の一部を改正する条例制定について第19 議案第16号 千曲市商工業振興条例の一部を改正する条例制定について第20 議案第17号 令和2年度千曲市一般会計補正予算(第10号)の議定について第21 議案第18号 令和2年度千曲市国民健康保険特別会計補正予算(第2号)の議定について第22 議案第19号 令和2年度千曲市後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)の議定について第23 議案第20号 令和3年度千曲市一般会計予算の議定について第24 議案第21号 令和3年度千曲市国民健康保険特別会計予算の議定について第25 議案第22号 令和3年度千曲市同和対策住宅新築資金等貸付事業特別会計予算の議定について第26 議案第23号 令和3年度千曲市介護保険特別会計予算の議定について第27 議案第24号 令和3年度千曲市後期高齢者医療特別会計予算の議定について第28 議案第25号 令和3年度千曲市下水道事業会計予算の議定について第29 議案第26号 令和3年度千曲市水道事業会計予算の議定について第30 議案第27号 長野広域連合規約の一部を改正する規約制定について第31 議案第28号 長野広域連合規約の改正に伴う財産の処分について第32 議案第29号 長野市及び千曲市における連携中枢都市圏形成に係る連携協約の一部を変更する連携協約の締結について第33 議案第30号 市道路線の認定について第34 議案第31号 市道路線の変更について第35 議案第32号 和解について第36 議案第33号 権利の放棄について第37 議案第34号 副市長の選任について第38 議案第35号 人権擁護委員候補者の推薦について第39 委員長報告    請願第5号 千曲市公共施設再編計画の一部見直しを求める請願                            (総務文教常任委員長---------------------------------------● 本日の会議に付した事件……前記議事日程のとおり---------------------------------------● 出席議員(20名)   1番   林 慶太郎君      11番   飯島 孝君   2番   田中秀樹君       12番   中村眞一君   3番   聖澤多貴雄君      13番   倉島さやか君   4番   宮下繁明君       14番   前田きみ子君   5番   中村恒彦君       15番   袖山廣雄君   6番   川嶋敬信君       16番   小玉新市君   7番   吉池明彦君       17番   荻原光太郎君   8番   金井文彦君       18番   和田重昭君   9番   北川原 晃君      19番   柳澤眞由美君  10番   滝沢清人君       20番   和田英幸君---------------------------------------● 欠席議員(なし)---------------------------------------● 説明のため出席した者の職氏名   市長        小川修一君   次世代支援部長   中曽根昌彦君   副市長       内田雅啓君   経済部長      齊藤清行君   総務部長      大内保彦君   建設部長      竹内 康君   企画政策部長    竹内 司君   企業立地担当部長  小林千春君   市民環境部長    島田栄一君   教育長       小松信美君   健康福祉部長    荒川愛子君   教育部長      滝沢裕一君---------------------------------------● 事務局出席者氏名   議会事務局長    堀内 登君   議会事務局次長   坂井道夫君   議事係長兼調査係長 越石潤一君   書記        佐藤太一君---------------------------------------午前10時 開会 ○議長(和田英幸君) 定足数に達しておりますので、ただいまから令和3年第2回千曲市議会定例会を開会いたします。--------------------------------------- △日程第1 招集あいさつ ○議長(和田英幸君) 日程第1、市長から招集の挨拶があります。 小川市長。          〔市長 小川修一君 登壇〕 ◎市長(小川修一君) 招集の御挨拶を申し上げます。 本日、令和3年第2回の千曲市議会定例会を招集いたしましたところ、議員各位には、何かと御多忙の中御出席を賜り、心から感謝申し上げます。 本定例会で御審議いただきます案件につきましては、既にお手元に申し上げてございますが、報告事項では業務委託契約解除に係る損害賠償の額を定める専決処分の報告1件、専決処分事項報告では令和2年度千曲市一般会計補正予算(第9号)1件でございます。議案は31件で、条例案では、千曲市日本遺産センター条例制定についてなど、新規条例案が1件と一部改正条例案が11件、予算案では令和2年度千曲市一般会計補正予算(第10号)の議定についてなど、補正予算案が3件のほか、令和3年度千曲市一般会計予算の議定についてなど、予算案7件の、合わせて10件でございます。市道関係では市道路線の認定についてなど2件、事件案では和解についてなど2件、人事案では副市長の選任について1件、人権擁護委員候補者の推薦について1件でございます。このほか、長野広域連合関係が2件、連携中枢都市圏関係で1件でございます。 各議案に対する提案説明につきましては、後ほど私及び副市長から御説明申し上げますが、いずれも重要な案件でございますので、よろしく御審議をいただき、適切な御決定を賜りますようお願い申し上げ、招集の挨拶といたします。--------------------------------------- △日程第2 会議録署名議員の指名 ○議長(和田英幸君) 日程第2、会議録署名議員の指名を行います。 会議録署名議員には、会議規則第88条の規定により、9番 北川原晃議員、10番 滝沢清人議員の両名を指名いたします。--------------------------------------- △日程第3 会期の決定について ○議長(和田英幸君) 日程第3、会期の決定についてを議題といたします。 お諮りいたします。 本定例会の会期は、本日から3月19日までの19日間としたいと思います。これに御異議ありませんか。          (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(和田英幸君) 異議なしと認めます。よって、会期は本日から3月19日までの19日間と決定いたしました。--------------------------------------- △日程第4 諸般の報告 ○議長(和田英幸君) 日程第4、諸般の報告を行います。 諸般の報告については、お手元に配付のとおりでありますので、御承知をお願いいたします。--------------------------------------- △日程第5 令和3年度施政方針 ○議長(和田英幸君) 日程第5、市長から令和3年度施政方針の表明があります。 小川市長。          〔市長 小川修一君 登壇〕 ◎市長(小川修一君) 本日ここに、令和3年第2回千曲市議会定例会が開会し、令和3年度一般会計予算案をはじめ、諸議案の御審議をお願いするにあたり、新年度の市政経営に臨む所信の一端を申し述べるとともに、重点施策などの概要について御説明申し上げます。 昨年は、新型コロナウイルス感染症が全世界で猛威を振るい、国を挙げて様々な対策を行っておりますが、今年になっても緊急事態宣言が発出されるなど、感染症の収束は依然不透明な状況であり、市民の皆様の不安は増し、地域の経済情勢も極めて厳しい状況にございます。日々の暮らしも、日常の生活様式から人生の価値観に至るまで一変したと言っても過言ではありません。 このような中、日々医療の最前線で御尽力されている医療従事者の皆様、高齢者・障がい者を献身的に御支援されている介護従事者の皆様をはじめ、日常の暮らしを支えていただいている全ての皆様に心から敬意を表するとともに、深く感謝申し上げます。 市民の皆様におかれましても、平穏な日常を奪われ、制約された生活の中で各自が行うべき感染症対策に御理解、御協力を頂いておりますことに、心から御礼を申し上げます。 私は、市長に就任させていただき、まもなく4か月となりますが、この間、多くの市民の皆様と懇談、意見交換をしてまいりました。そして、安全と安心の確保が都市政策の根幹であること、人と人とのつながりや人を思いやることの価値を改めて実感いたしました。現下のコロナ禍にあって市民の皆様の命と健康を守ることが喫緊の課題であり、生き生きと暮らし活躍できる日常を一日も早く取り戻すことを最優先に、安全確保の重要な一手でありますワクチン接種体制に全力で取り組んでまいります。 そして、新年度の市政経営にあたりましては、市民感覚、民間感覚を大切に、市民生活や経済活動の回復を中心とした、スピード感ある変化に対応できる市政、新しい発想ができる市政になるよう全力を挙げて取り組んでまいります。 それでは、はじめに令和3年度の当初予算案について御説明申し上げます。 国の令和3年度地方財政計画では、地方の一般財源は、新型コロナウイルス感染症の影響により地方税が大幅な減収となる中、地方交付税を増額することなどにより、総額は交付団体ベースで実質前年度を上回る額を確保したとしております。 本市でも、新型コロナウイルス感染症の影響により個人市民税・法人市民税が4億円程度減収となりますが、国の地方財政計画を受け、一般財源の総額は前年度と同額程度を確保することといたしました。 しかしながら、地方交付税は制度的に市税の減収分を全額補填するものではなく、また、一般財源の使途については1億8,000万円程度と大幅に増加する公債費へ充当しなければならないため、総額は確保したものの、市の裁量で使途を決められる一般財源は大幅に減少する状況となりました。 このようなことから、歳出については、建設事業の縮減はもとより、経常経費を前年度の95%以下に抑えることとし、予算総額では新型コロナウイルス感染症対策に係る経費を除くと、前年度以下となる265億7,000万円に抑制いたしました。 一方、厳しい財政状況ではありますが、過度に歳出を抑え込まず、必要な事業を見極めて選択する予算配分に努めました。 まず、新型コロナウイルス感染症に係る感染予防対策、生活・企業支援策として、市民へのワクチン接種に係る経費をはじめ、令和3年度に出生する子どもへの赤ちゃん応援特別給付金、市職員へのテレワーク基盤構築事業等を計上し、国の令和2年度第3次補正に伴い2月に専決処分した第9号補正予算ワーケーション導入支援事業、がんばる事業者応援クーポン券事業及び本会議に上程いたしました第10号補正予算案の小中学校の感染予防対策事業等の繰越事業と一体的に進めることにより、コロナ禍で疲弊する社会や市民生活への対応を図ってまいります。 また、新型コロナウイルス感染症対策以外では、新規事業といたしまして、地域住民の利便性の向上を図るための上山田戸倉市民窓口業務に係わる経費、協働事業と合わせて進める白鳥園隣接の多目的広場整備事業、ゼロカーボンを目指して取り組む太陽光発電の蓄電システム設置補助金地域密着型プロスポーツチームとの交流を通じてスポーツへの関心を高めるホームタウン活性化事業など、社会情勢の変化に応じた施策を実施してまいります。 次に、継続事業といたしまして、令和元年東日本台風災害に係わる公園緑地及び更埴文化会館災害復旧費のほか、安全・安心なまちづくりのための防災対策事業屋代地区開発事業に係わる一重山2号線等の道路基盤整備事業緊急自然災害防止対策事業として進める東林坊川河川整備事業姨捨棚田地域を中心とした日本遺産推進事業などを引き続き実施し、市政が停滞することのないよう努めてまいります。 このほか、国民健康保険特別会計など4つの特別会計と水道事業及び下水道事業公営企業会計予算につきましては、総額167億1,440万1,000円の前年度比0.8%増を計上し、それぞれの事業の円滑な運営に努めてまいります。 いずれにいたしましても、令和3年度当初予算案は、新型コロナウイルス感染症の拡大防止、市民生活や経済活動の回復を中心に据え、執行に当たっては費用対効果を基本としながら限られた財源を有効に活用し、住民福祉の向上に努めてまいります。 次に、組織機構の見直しでございます。 上山田地域から強い要望がありました総合窓口業務につきましては、現在、歴史文化財センター上山田分室となっております旧上山田庁舎の1階部分に、市民課の分室的な機能として上山田戸倉市民窓口係を新設し対応してまいります。職員は会計年度任用職員を含め4人体制、業務内容は住民票、戸籍証明、印鑑登録証明書所得証明書等の交付業務や指定ゴミ袋購入チケットの追加販売、また、市政全般に渡るあらゆる相談業務を行い、担当課への取次ぎを行ってまいります。 また、新たに企画政策部日本遺産推進室を新設いたします。この組織は、日本遺産に認定された「月の都 千曲」を地域活性化のツールとして積極的に推進するため、部局横断的な司令塔としての役割を担います。 さらに、総務部に市長直属の行政マネジメント室を新設し、重点施策等の進捗管理や業務改善、特命事項等を担当していただく予定でございます。 12月議会の所信表明でお示ししたとおり、職員の仕事の質を高め、生産性を向上させるためには、能力を最大限発揮できるような環境づくりが大切です。市民の皆様の負託に応えられるよう、組織改編については今後も順次行ってまいります。 なお、民間感覚、新しい発想で社会の変化に対応できる市政を実現するため、政策的、専門的事項について調査・研究・提言などを行う外部アドバイザーの活用を考え、企画政策部に非常勤の特別職として顧問を設置するということを検討しておりましたが、市民の皆様からは賛否両論、大変多くの御意見を頂き、熟慮した結果、顧問の設置を見送ることといたしました。御意見をお寄せいただきました市民の皆様には、心から感謝申し上げます。 次に、新年度の重点施策について申し上げます。令和3年度は、次の8施策を重点的に取り組んでまいります。 重点施策の第1は、「令和元年東日本台風災害からの復旧・復興」でございます。 はじめに、復旧・復興計画の推進でございますが、令和元年度末に策定した千曲市復旧計画の事業を進めつつ、本年度は、市民や有識者からなる千曲市復興計画策定委員会の皆様と共に、災害からの復興に向けた中長期的なまちづくりの指針であります千曲市復興計画の策定を進めてまいりました。パブリックコメントや住民説明会を通じ、多くの市民の皆様から御意見を頂き、計画の修正を重ねてまいりました。このたび、2月の策定委員会で計画がまとまりましたことから、今後は千曲市復興計画に掲げた各事業を着実に進めてまいります。令和元年東日本台風により大きな被害を受け休館しております更埴文化会館につきましては、復旧に向けて行っていた設計業務委託が終了し、更埴文化会館施設災害復旧工事3件の入札を1月に行い、復旧工事に着手しております。復旧工事の財源としては、過年度災害復旧債、緊急防災・減災事業債を予定しておりますが、一日も早く再開できるよう工事を進めてまいります。 また、昨年12月に工事着手いたしました、あんず・雨宮統合保育園(仮称)建設事業は、建設工事費の約半分に当たる部分を、令和元年東日本台風で被災した雨宮保育園災害復旧事業として実施しております。本年11月の竣工を予定しており、開園準備を経て令和4年4月の開園を目標に事業を進めております。 なお、被災いたしました雨宮保育園につきましては、今月中に解体撤去工事の設計業務を完了させ、新年度に解体撤去工事を実施してまいります。 次に、防災・減災対策でございます。 まず、ハード事業として、令和元年東日本台風災害を教訓に、千曲川を含む信濃川水系の治水対策を緊急に進めるため、国、県、流域市町村が連携し、令和2年1月に緊急治水対策プロジェクトを立ち上げ、現在、流域全体で河川整備、流域対策、まちづくり・ソフト施策を一体的に進めております。 プロジェクトでは、国は千曲川の河道掘削をはじめ堤防の整備・強化など、洪水流下断面の拡大や千曲市内に2か所の遊水地を整備し、洪水調整機能の強化などを行うこととしており、また、県では県管理の河川の堤防補強・強化等を行い、市町村は、開発行為における調整池や地下浸透ますの整備、公共施設等への雨水貯留槽の整備などにより、支流への雨水排水の流入を極力遅らせることで、短時間での千曲川への流入を抑制することを目指すこととしております。 こうした対策は、令和6年度を目標に集中的に進めるとしておりますが、市といたしましては、千曲川杭瀬下水位観測所における氾濫危険水位である5メートルに洪水を到達させないことが最も重要であると考えています。 このため、国、県に対して、河道掘削による河道整備の実施、堤防のかさ上げや補強等による堤防強化、遊水地整備などを、早期に実施するよう引き続き強く要望するとともに、国が緊急的に進める遊水地整備が円滑に進むよう国と連携して取り組み、さらには開発等の雨水排水規制の検討、住宅や公共施設への雨水貯留施設の設置による河川への流入の抑制、排水機場の改修整備、水位情報の迅速な市民への提供などの減災対策を実施することで、治水対策を推進してまいります。 そして、ソフト事業といたしまして、令和元年東日本台風災害では、千曲市でも避難の在り方や避難行動要支援者への支援、避難所の開設・運営などで混乱が生じました。災害発生時には平常時に準備している以上のことはできないとの指摘もあることから、ソフト対策として被災された皆様や関係者から御意見を頂きながら、避難所における備蓄品の確保、担当職員を選任して職務・職責の明確化を図るとともに、避難所マニュアルの修正や防災訓練のあり方の見直し、先月17日から19日までの3日間、千曲市メール配信サービスの出張登録を実施するなど、対応を強化してまいりました。 また、昨年12月には地域防災計画を修正いたしましたが、今月末までには防災ガイドブックハザードマップの修正を完了し、年度当初のできるだけ早い時期に市内全戸に配布する予定です。 さらに、防災・減災を実現するためには、地域の絆や助け合いなどコミュニティの形成が重要な鍵となることから、各地域での防災・減災教育や訓練など、市民活動を活発にして地域防災力を高める取組が必要でございます。とりわけ、地区防災計画の作成を、全ての区、自治会で取り組んでいただけるよう、必要な支援をしてまいります。 加えて、昨年9月には市民の皆様にマイ・タイムラインを作成していただくための作成シートを全戸配布いたしましたが、全ての市民の皆様が確実に作成し、災害時に取るべき行動を明確にしていただけるよう、再度、作成シートの全戸配布や講習会等を開催するなど、働きかけを強めてまいります。 重点施策の第2は、「新型コロナウイルス感染症への対応」でございます。 はじめに、新型コロナウイルスワクチン接種でございますが、国は、先月14日に、新型コロナウイルス感染症ワクチンの製造販売を国内で初めて特例承認いたしました。今後、県の調整により医療従事者や消防職員などへの接種が予定されておりますが、その後、市が主体となって市民の皆様への接種を順次実施してまいります。 市では、まず、国が示すスケジュールに沿ったワクチン接種実施計画を作成し、今月下旬を目途に、65歳以上の高齢者の皆様に接種券、いわゆるクーポン券でございます、予診票、ワクチン接種予約のための電話番号、ワクチン情報などを郵送いたします。 併せて、県、医師会、医療機関等の関係者間で十分な調整を図って接種体制を整え、4月中には1回目のワクチン接種を開始できるよう準備を進めるとともに、64歳以下の方の接種につきましては、高齢者の接種終了後に実施してまいります。 また、市民の皆様の接種に係る費用は無料で、2回接種を受けていただきます。接種の方法は集団接種を基本として、接種会場は、ふれあい福祉センター、旧戸倉庁舎を主といたしますが、各地域でも接種ができるよう小学校の体育館等でも行う予定です。 今月中には、ワクチン接種の予約やお問合せにお答えするためのコールセンターを設置して、受付や相談に応じてまいりますが、市民の皆様にワクチン接種について御理解を頂き、安心して接種いただけるよう努めてまいります。 次に、新型コロナウイルス感染症に係わる経済対策でございます。 新型コロナウイルス感染拡大の影響は、市内の幅広い業種に及んでおり、自動車関連など、一部で生産が持ち直しているものの、多くの事業者は依然として厳しい状況にあると受け止めております。 こうした中、事業活動に大きな影響を受けた中小企業の皆様のお力になれるよう、市独自で国の持続化給付金に法人40万円、個人事業主20万円を上限とする加算給付を行いました。最終的な給付額は3億2,063万円で、1,226件の法人及び個人事業主に対し、その事業活動の継続を支援いたしました。 また、経済活動回復に向けた支援といたしまして、昨年11月に実施した、がんばる事業者応援クーポン券事業の第2弾を、5月中旬から実施できるよう準備を進めております。市内の取扱店で利用可能なクーポン券を市民1人につき2,000円分交付する予定でございます。この事業は、それぞれの地域で頑張るお店を全ての市民で応援する事業ですので、ぜひ、お近くのお店で御利用頂くとともに、現在、取扱店を募集しておりますので、より多くのお店に応募頂きたいと考えております。 今後も、消費喚起策や観光需要喚起策などの支援について、コロナ禍の収束時期を見極める中で、引き続き情報収集に努め、国、県などの動向を注視しながら、商工団体等の意向も踏まえ、必要な対策を講じてまいります。 重点施策の第3は、「産業の振興」でございます。 はじめに、屋代地区大規模開発事業でございます。 本事業は、平成29年5月に検討に着手してから本年5月で5年目に入ります。私が市長に就任する前、市民目線で見ていた際、将来多額の公共投資が伴う事業でありながら、行政から発信される情報があまりにも少ないというのが率直な感想でした。したがいまして、早速情報公開を指示し、「屋代地区開発のいま」と題したチラシの全戸配布、ホームページ等での情報発信を行いました。今後も引き続き情報公開に努めてまいります。 また、本事業は市の将来を築く事業として、総合計画等の各種計画に位置づけてこれまで準備してきたもので、人口減少社会を踏まえ、将来不足する税収を補い、行政サービスを維持していくための財源の涵養策である事業であると承知しております。そのため、まずは安全・安心や生活の質の向上、経済活動を促進する効果がある道路などの基盤整備を計画的に進めてまいります。 さらに、コロナ禍によって、社会・経済情勢にも大きな変化が起きていることから、思い切って方針を転換し、既存の観光資源も最大限に活用しながら、あらゆる年代に親しまれるまちづくりを目指します。 具体的には、「市民の皆様と創る」を基本に据え、地権者の皆様にもお諮りいたしながら、これまでの大型商業施設を核とした開発を見直し、幅広い産業や文化が集積し、市内外から人が集うことにより、千曲市全域や広域の活性化につながる新たなまちづくりに全力で取り組む覚悟でございます。 次に、市道一重山2号線整備事業でございますが、これまで開発事業を共に推進してまいりました地権者の皆様の総意を踏まえて、着手した道路であると承知しております。 市内の主要な産業集積地の多くが、都市計画道路一重山線の計画線上に位置しており、その連携軸となる都市計画道路一重山線の全線整備は必要であると考えております。市道千曲線と国道18号線を市の南北の連携軸とすれば、都市計画道路一重山線は市の東西の連携軸となります。点である産業集積地を線である道路でつなぎ、その効果を市内全域に及ぼす産業連携道路ネットワーク構想を実現し、人・モノ・文化を波及・循環させていくことが目的でございます。 その先行整備箇所となる一重山2号線は、一重山線の全線供用開始により構想の実現を目指す市の覚悟を示すものですので、引き続き取り組んでまいります。 次に、上信越自動車道への屋代スマートインターチェンジでございます。 国、県、ネクスコ東日本との協議の結果、資材費や人件費の高止まり傾向が収まらず、整備費縮減が思うように進まないことから、令和3年度の国の準備段階調査の採択は難しい状況でございます。 しかしながら、整備効果につきましては、国の理解を得られていること、広域交流拠点として位置づけられた周辺の機能強化策として有効であることなどから、引き続き、国の事業採択が受けられるよう取り組んでまいります。 次に、雨宮産業団地造成事業でございます。 大和ハウス工業株式会社が令和元年5月から着手しております造成工事は、今年9月末で完成する見通しでございます。 現在、5区画のうち1区画は既に進出企業が確定し、建築工事が進められております。本事業は、雇用の創出、緊急避難場所の確保など、地域課題の解決、そして活性化につながる開発であることから、残る4区画の分譲につきましても、市としてできる限りの支援をしてまいりたいと考えております。 次に、八幡東産業団地造成事業でございます。 建設機械レンタルの最大手、株式会社アクティオホールディングスが、大字八幡字蛭坪・中川原地籍で計画しております、アクティオ長野ちくまテクノパーク統括工場建設事業につきまして、地域振興や防災・減災の観点から、地域にとりましても、市にとりましても、非常に有益な事業ということでございますので、市と相互に連携協力し、役割を分担することで事業の円滑な推進を図る公民連携事業に位置づけて進めてまいりました。 現在、計画地9.5ヘクタールの農地転用、開発申請手続を進めており、順調に進めば新年度早々に造成工事に着手する予定でございます。令和5年、春の操業開始を目指しております。 重点施策の第4、これは、「日本遺産を活かした事業の推進」でございます。 昨年の6月19日に、「月の都 千曲」が文化庁から日本遺産に認定され、本年度は日本遺産を広くPRするガイド養成のための人材育成事業やホームページ作成などの情報発信事業のほか、来訪者の拠点となる日本遺産センターの開設準備等の事業を実施してまいりました。 新年度は、引き続きガイドの養成を行うとともに、コロナ禍により本年度実施できなかった日本遺産認定記念講演会や月への関心を高めるイベントなども計画しております。 さらに、日本遺産センターの第2期改修工事を進めるとともに、日本遺産認定主要構成文化財への説明板の設置や、市内公共スペースに日本遺産コーナーを設けるなどの事業を実施し、千曲市の歴史遺産を、市民はもとより広く国内外に発信し、地域活性化に結びつけてまいります。 また、姨捨の棚田は、日本遺産に認定された29の構成文化財の中の核となる文化財であることから、景観の保全に配慮するため、耕作の維持を図ることを目的とした姨捨の棚田整備計画を策定し、日本遺産である棚田の魅力向上を目指した取組も進めてまいります。 重点施策の第5は、「第三次千曲市総合計画の策定」でございます。 市の最上位計画である総合計画は、令和8年度までの10年間を計画期間とする第二次千曲市総合計画を推進中でございます。令和3年度は、前期5か年の基本計画が終了することから、本来であれば、これまでの取組の検証・総括をするとともに、令和4年度からの後期5か年の基本計画を策定する年となります。 しかしながら、北陸新幹線新駅誘致運動に区切りをつけたことや、令和元年東日本台風災害など、これまでに大きな政策変更や社会情勢の変化がありましたので、第二次千曲市総合計画に掲げた将来像やまちづくりの目標を見直し、改めて市民の皆様にお示しする必要があると考えております。 このことから、新年度は、新たな総合計画となります第三次千曲市総合計画の策定を市民の皆様と一緒に進めてまいります。 重点施策の第6は、「子育て支援の推進」でございます。 新年度から、新たな子育て支援策となります、赤ちゃん子育て応援事業を実施いたします。 新型コロナウイルス感染症の影響が長期化する中で、影響を受けている子育て世帯を支援するため、現在、市では国の特別定額給付金の基準日の後から令和3年4月1日までに生まれた新生児を対象に、国の制度を補う目的で新生児特別定額給付金10万円を給付しております。新年度におきましては、コロナ禍での出産・育児の経済的負担を支援するため、市独自の赤ちゃん応援特別給付金制度を新設いたしまして、令和3年4月2日から令和4年4月1日の間に生まれた新生児1人につき5万円を給付いたします。 さらに、知育絵本などの子育てグッズにお祝いメッセージを添え、お届けする、子育て応援祝品事業も新設いたしまして、子育て世帯を応援してまいります。 次に、新婚夫婦の新生活を支援する結婚新生活支援事業の対象者を拡大いたします。対象年齢の34歳以下を39歳以下、世帯所得の340万円未満(世帯年収約480万円未満に相当)を400万円未満(世帯年収約540万円未満に相当)といたしまして、新居に係る費用及び引っ越し費用の一部を1世帯当たり最大30万円まで助成いたします。 また、これまで病児・病後児保育事業や産前産後ヘルパー派遣事業など、子育てに関わるセーフティーネットの体制と機能強化に取り組んでまいりましたが、いまだコロナ禍にあるため、さらなる支援が必要となることも予想されることから、より一層丁寧な対応に心がけてまいります。 次に、屋代保育園の改築事業でございます。 令和2年10月に、基本計画検討委員会を設置し、改築事業基本計画の策定に着手いたしました。現在は、建設予定地の検討を行っている段階ですが、今後の予定といたしましては、令和3年度に基本計画書の策定を進め、令和4年度以降、測量設計業務等を実施し、令和7年4月の新園舎開園を目指して事業を進めてまいります。 また、新規事業といたしまして、医療的ケア児保育支援事業を実施いたします。 拠点となる保育園を指定し、看護師を配置した上で医療的ケアが必要な子どもの保育を推進してまいります。 重点施策の第7は、「地球温暖化対策」でございます。 自家消費型の再生可能エネルギーの活用促進を図るため、蓄電システムの設置者に対する補助制度をスタートさせます。この制度は、個人を対象に住宅用太陽光発電システムで発電した電気を蓄えるために、新たに蓄電システムを購入・設置した場合に補助金を交付する事業で、太陽光発電でつくられたクリーンエネルギーを自家消費することにより、脱炭素社会の実現に寄与するものでございます。 また、市内防犯灯のLED化に続き、新年度は市内の都市公園等約38か所にある照明灯を一斉にLED化し、温室効果ガス排出量の削減と電気料金など、維持管理コストの削減を図ってまいります。 さらに、脱炭素社会の実現に向けてサイクルツーリズムを推進します。県の財政支援を受け、上田市やしなの鉄道などと連携し、シェアサイクルの社会実験を実施いたします。 シェアサイクルは、自転車の貸出し、返却場所となるサイクルポートを一定のエリア内に複数配置し、いつでも、どのポートでも自転車の貸出し・返却が可能な、短時間・短距離の移動を目的とするものです。 実験では、市内に5か所程度のサイクルポートと電動自転車30台ほどを設置し、自転車の動きを携帯電話回線を通じて収集する予定でございます。社会実験の結果、多くの利用が見込めれば、本格実施に向けて検討してまいります。 なお、市の第二次千曲市地球温暖化対策推進計画による温室効果ガス排出量の削減目標は、2025年度に2005年度比で20%削減でございます。この目標達成に向けては、国のエネルギー政策やイノベーション(技術革新)が必要不可欠でございますが、市といたしましても、引き続き市民の皆様と共に、省エネルギーや再生可能エネルギーの利用促進等の地球温暖化対策を推進してまいります。 重点施策の第8は、「デジタル化の推進」でございます。 AI・IoTなど、デジタル技術の活用は、市民サービスの向上のほか、行政事務をより効果的かつ迅速に進めていく可能性を持っており、今般の新型コロナウイルス感染症は、行政のデジタル化の必要性を一層浮き彫りにいたしました。 本市でも、行政分野における制度や業務、手続等を、デジタルを前提としたものに抜本的に見直すデジタルファーストな行政運営への転換を図り、行政手続の原則オンライン化やテレワークの推進に取り組んでまいります。 はじめに、公共施設へのWi-Fi設置でございます。 公民館などの公共施設8か所に新たに公衆無線LANを整備いたします。これは、スマートフォンなどモバイル端末利用の利便性向上や災害時の情報伝達手段としての活用を想定しております。 また、高齢者の皆様にもスマートフォンなどの情報端末が普及していることから、安全な使い方に関する講座やコロナ禍での市民活動や会議をリモートで行うための研修会を開催し、市民の情報リテラシーの向上に努めてまいります。 なお、本事業の財源は、株式会社ZOZOの創業者で、スタートトゥデイ社長の前園友作様が、昨年11月にツイッター上でアイデアや意見募集した約8億円のふるさと納税に応募した自治体へ均等に500万円を頂くことになりまして、千曲市にも昨年12月末に納付されたものでございます。前園様には心から感謝申し上げます。 次に、自治体情報システムの共同利用と自治体DXの推進でございます。 昨年12月に、総務省において、自治体デジタル・トランスフォーメーション(DX)推進計画が策定され、今年の9月にはデジタル庁が発足することとなっており、各自治体においてもデジタル行政の推進に向けた取組を急ピッチで進めているところでございます。 本市では、自治体の基幹業務である住民情報システムを、塩尻市、中野市、千曲市の3市でクラウドによる共同利用を本年1月から開始しておりまして、引き続き、窓口業務の利便性向上と業務の効率化に向けて、自治体の情報システムの標準化・共通化に向けた対応に取り組んでまいります。 また、市民誰もが参加できる人に優しいデジタル社会の構築を目指し、DXの取組を積極的に推進してまいります。 次に、テレワークの基盤整備でございますが、緊急事態の際の職員の業務継続や日々の仕事の生産性の向上を図る必要があることから、市役所のテレワーク基盤を整備してまいります。強固な情報セキュリティ対策を確保したパソコン端末やネットワーク環境を整備することで、職員の働き方改革にも寄与してまいりたいと考えております。 次に、マイナンバーカードの普及でございます。 国のデジタル社会の実現に向けた改革の基本方針に基づきまして、国、県と連携してデジタル社会の基盤となるマイナンバーカードの普及に取り組んでおります。2月1日現在、全国の普及率は25.2%、県内は20.2%となっておりますが、市内の普及率は19.6%といずれも下回っている状況です。 マイナンバーカードの利活用のシーンの拡大として、健康保険証利用の本格運用が今月から一部の医療機関や薬局で予定されておりますが、国では今後もオンライン申請や各種カードや手帳との一体化など、利活用策が検討されていることから、引き続き、マイナンバーカードの普及率向上に努めてまいります。 次に、オンライン決済による税証明書交付請求サービスでございますが、秋頃を目途に開始を予定しております。マイナンバーカードを利用してスマートフォンなどから所得証明書等を申請し、発行に必要な手数料等をオンライン決済することにより、自宅へ郵送するサービスでございます。 これにより、利便性の向上が図られ、新型コロナウイルスの感染防止対策にもなりますので、皆様に御利用いただけるようPRしてまいります。 次に、令和3年度に実施する主な施策、事業につきまして、総合計画の項目に沿って御説明申し上げます。 はじめに、基本目標1、「千曲の魅力で創生する賑わいと活力あるまち」でございます。 広域的な道路網の整備でございますが、国道18号バイパスは、今年度より稲荷山において地盤改良工事が着手され、工事が進められております。引き続き、稲荷山から篠ノ井塩崎間の早期完成と、八幡から力石までの未事業化区間の早期事業化を積極的に国に働きかけてまいります。 姨捨スマートインターチェンジは、24時間運用以降、利用台数が増加傾向にあります。今後は、次の段階となる車種制限の撤廃に向け、地すべり地域でもある周辺アクセス道路の地質調査を実施するなど、将来のフル規格化に向けた環境を整えてまいります。 市道では、千曲線道路改良事業が今月で完了いたします。これまで事業に御協力を頂きました、土地所有者をはじめとする関係の皆様には、心から感謝を申し上げます。 千曲線は、合併支援道路として位置づけ、平成16年に事業に着手し、事業延長3.39キロメートル、事業費41億4,000万円で、事業期間は本年度までの17年間を経て完成いたしました。千曲線沿線は多くの開発が進み、人口が増加の傾向にあります。今後も千曲市の社会基盤の整備として必要な道路整備を着実に行ってまいります。 次に、長野電鉄屋代線跡地整備でございますが、長野電鉄屋代線跡地活用基本構想及び千曲市自転車活用推進計画に基づき、健康づくりや観光振興、通学路としての利用を目的とした自転車・歩行者専用道路として計画的に整備を進めてまいります。 新年度では、地元の意向を踏まえ、屋代小学校、屋代中学校の児童・生徒の通学路としての機能も期待できる区間として、倉科踏切から屋代中学校の先線までの約700メートルの区間の用地測量と詳細設計業務を実施し、令和4年度から工事着手できるよう準備を進めてまいります。 次に、市内企業等への支援でございます。 経済構造再構築に向けた支援として、ものづくり産業などを対象に、生産性向上や販路開拓のための取組、テレワーク導入など5つの補助制度を新たに設け、中小企業の皆様を継続的に支援しております。 また、産業支援センターの技術アドバイザーによる企業訪問、商工団体、金融機関等との連携を強化し、企業ニーズに合致した助成制度の研究や販売促進につながる施策の構築に努めるとともに、市内企業で構成する、ものづくりネットなどのネットワークを活用して、内発的な産業振興にも取り組んでまいります。 次に、高付加価値農業の推進でございます。 あんず振興につきましては、一昨年より販売を開始しておりますプレミアムハーコット「杏月」の販売支援として、求評、PR活動を引き続き行っていくほか、安定出荷に向けた栽培技術の研究にも、関係機関や栽培農家と共同で取り組み、意欲あるあんず農家の所得の向上を図ってまいります。 また、花卉振興につきましても、今月東京で開催される世界ラン展にトルコギキョウを出品するなどPR活動に努め、後継者対策においても就農相談会等で積極的に取り組んでまいります。 さらに、ワイン用ブドウの栽培につきましては、荒廃農地対策の一環として振興に努めており、年々、栽培面積、量とも増加しております。栽培意欲のある新規の就農希望者も複数いることから、今後はさらに拡大を図るとともに、地域活性化や観光面でも期待の持てる市内ワイナリーの建設を推進するための支援制度や活用可能な補助金等の研究も進めてまいります。 また、林業の振興につきましては、昨今の異常気象に対する災害に強い郷土づくりや地球温暖化防止の観点から、森林の持つ多面的機能の維持向上は大変重要でございます。千曲市では、手入れのされていない森林に対し、千曲市森林経営管理制度実施方針に基づきまして、新年度から順次森林所有者への意向調査を行い、国から譲与を受ける森林環境譲与税や県の信州の森林づくり事業を活用し、豊かな森林づくりを推進してまいります。 次に、観光誘客事業でございます。 新型コロナウイルス感染症の収束は、依然不透明な状況にありますので、観光マインドの冷え込みは今後も続くと予想され、インバウンドを含め、観光需要の回復は難しい状況にあると思われます。 そこで、現下の観光誘客事業といたしましては、地元や県内客をターゲットとしてマイクロツーリズムの拡充を図るとともに、国内観光需要の取り込みを軸に強化してまいります。また、GoToトラベル等の経済対策の再開による観光需要回復に向けた準備も進めてまいります。 次に、人材確保の取組でございます。 長野地域連携中枢都市圏や東信州次世代産業振興協議会の連携事業として、東京圏インターンシップ合同説明会や無料就職情報サイト「おしごとながの」による企業情報の発信を通じ、引き続き企業と求職者のマッチングに取り組むほか、就労支援講座や就労相談を開催するなど、市内中小企業の人材確保に努めてまいります。 次に、基本目標2、「安心して子育てができ、のびやかに育ち学べるまち」でございます。 国が目指すSociety5.0の未来社会に向けて、今後はICTの利活用が一層加速され、情報やICT機器を有効、安全に活用する情報活用能力が求められる時代になってまいります。 Society5.0時代を生きる子どもたちにとって、教育におけるICTを基盤とした先端技術の活用は必須であり、それを踏まえ、国では令和5年度を目標にGIGAスクール構想を進めておりましたが、新型コロナウイルス感染拡大の影響もあり、構想が前倒しとなりました。 本市では、今年度、市内小中学校の児童生徒に1人1台のノートパソコンを配置し、併せて各教室に端末を収納する充電保管庫を設置するとともに、校内ネットワーク環境の整備を行いました。 今後は、引き続き教職員の研修を進め、新年度からは、児童生徒一人一人がノートパソコンを使った授業を段階的にスタートするとともに、子どもたちの状況を把握しながら、きめ細かな指導に心がけてまいります。 次に、高校再編でございますが、県が進める高校再編の動きに対応するため、専任の職員を配置するとともに、旧第4通学区の地域協議会の議論に参加し、屋代南高校がライフデザイン科を活かしながら多様な生徒の学びとして確保され、魅力ある地域の高校として発展・充実するよう、引き続き意見を述べてまいります。 次に、生涯学習の推進でございます。 第二次千曲市生涯学習基本構想・基本計画に基づき、誰もが、いつでも、どこでも、どんなことでも学ぶことができる学習機会の提供と、地域の課題解決等を図るための学習環境の整備に努めてまいります。 更埴図書館については、復旧工事に伴い隣接する旧ちくま農協杭瀬下支所に移転するため、先月から約1か月間休館させていただきましたが、明日、2日より業務を再開いたします。今後も生涯学習の拠点として市民の皆様の学習環境を維持できるよう努めてまいります。 次に、スポーツ振興でございますが、令和10年度に長野県で開催される第82回国民スポーツ大会、第27回全国障害者スポーツ大会では、ハンドボール競技、新体操競技及びボッチャ競技の3競技が千曲市で開催されるということが内定しております。7年後の大会開催に向け、各競技団体、スポーツ関係団体と連携し、体験会の開催などを通じて、市民の皆様の大会への関心を高める取組を進めます。 さらに、長野地域連携中枢都市圏構想における連携事業の中に、信州ブレイブウォリアーズをはじめとした地域密着型プロスポーツチームを支援する事業などを追加し、長野市と連携しながら、スポーツを通じた地域活性化を進めてまいります。 また、安心して社会体育施設を利用していただくため、内外壁や天井、照明設備など、非構造部を主とした耐震化を順次進めてまいります。 次に、男女共同参画・人権・平和でございます。 令和3年度を初年度とする、第4次千曲市男女共同参画計画に定めた3つの基本方針「仕事と生活の調和」、「さまざまな分野における女性活躍の推進」、「心と体を大切にする環境づくりの推進」に基づき、男女共同参画事業に取り組みます。 令和2年4月1日現在の審議会等の女性参画率は、昨年より0.9%上昇し、27.6%となりました。引き続き、目標値であります40%の達成に努めるとともに、家庭・地域・社会において男女が互いに認め、協力し合う、住みよいまちづくりを推進してまいります。 また、あらゆる差別のない明るい千曲市の実現を目指し、第3次人権と暮らしに関する総合計画に基づき、社会情勢に応じた人権教育・啓発活動等を推進するとともに、平和の大切さを市民の皆様と考えていくことができるよう取り組んでまいります。 次に、多文化共生の推進でございますが、異文化への理解を涵養し、外国籍市民との交流を重ねて、言葉や情報の格差による不安の解消を図り、国籍にかかわらず、互いに尊重し合えるまちづくりに努めます。 また、東京オリンピック・パラリンピックのホストタウン事業については、ハンガリー卓球選手団の意向を尊重しながら、大会前合宿の受入れなどについて検討してまいります。 次に、基本目標3、「支え合い、だれもが健康で活躍するまち」でございます。 はじめに、地域福祉政策でございますが、昨年10月に、ふれあい福祉センターが旧戸倉庁舎に移転いたしました。地域福祉の拠点として、市民の皆様には、施設を有効に活用していただくとともに、多くの皆様がふれあいを深める中で、地域共生社会の推進を図ってまいります。 また、千曲・坂城障がい者(児)基幹相談支援センターの相談体制を強化し、相談業務に対応してまいります。障害者福祉を充実させるため、千曲・坂城地域自立支援協議会等と情報共有を密にし、サービス提供体制の確保等を図ってまいります。 さらに、生活支援につきましては、コロナ禍の現在、生活困窮者等の日常生活や就労などの自立に向けて、生活就労支援センター「まいさぽ千曲」の相談体制を強化し、社会福祉協議会等とも連携して、自立の助長を図ってまいります。 次に、高齢者福祉・健康づくり施策でございます。 戸倉・上山田地域を中心とした福祉活動の拠点として、主に介護保険の要介護等の認定を受けた方の介護保険サービスや障がい者等に対する福祉サービスなどを行う戸倉地域福祉センターは、平成3年に開設以来30年となることから、今後もセンター機能が維持できるよう、千曲市公共施設再編計画、そして、今月末に策定予定の千曲市公共施設個別施設計画に沿って、令和3年度中に建物並びに設備等の実施設計を行い、令和4年度以降、改修に着手してまいりたいと考えております。 また、新年度からの実行に向けて、令和3年度から5年度までの第8期しなのの里ゴールドプラン21 老人福祉計画・介護保険事業計画を現在策定中ですが、団塊の世代が75歳以上となる2025年(令和7年)を見据え、医療・介護・生活支援・介護予防・住まいの5つの要素を連関させながら、高齢者の暮らしを支える仕組みであります、地域包括ケアシステムの実現に向けての取組を進めてまいります。 具体的には、市内6地区に配置しました、生活支援コーディネーター(地域支え合い推進員)を中心に、誰もが住み慣れた地域で、安心して生活できるよう、地域全体で高齢者を支えていく生活支援体制整備事業に取り組みます。 健康づくり施策では、人生100年時代を見据え、高齢者一人一人の特性に応じたきめ細やかな保健事業や介護予防事業などを一体的に実施することで、健康寿命の延伸を図ってまいります。 次に、基本目標4、「災害に強く、安全で心穏やかに暮らせるまち」でございます。 まず、消費生活相談でございますが、年々巧妙化する特殊詐欺や令和4年の成年年齢引下げなどを踏まえ、引き続き消費生活センターの相談体制を強化するとともに、県や警察などとの関係機関と連携し、啓発活動などによる消費者トラブルの未然防止、早期解決に努めてまいります。 次に、上下水道事業でございます。 上水道では、人口減少社会を迎え、経営状況の悪化が懸念される中、持続可能な経営を目指し、引き続き県企業局及び関係市町間における事業統合を含めた広域化について検討を進めてまいります。 下水道については、重要な社会基盤として、整備・拡張から適正な維持管理の時代へと移行しております。本年度から着手しておりますストックマネジメント計画の策定は、令和3年度中に完了となりますが、今後は、持続可能な事業の健全経営を目指すとともに、計画に基づいた施設の適正管理を進め、ライフサイクルコストの低減を図ってまいります。 次に、(仮称)長野広域連合B焼却施設でございますが、令和4年4月の稼働に向け、工場棟の躯体工事及び焼却炉設置工事を進めており、本年10月には試運転の開始を予定しております。 市といたしましては、稼働に向け、長野広域連合とともに、周辺地域の生活環境保全について地元との対話を深め、併せて、周辺整備や地元振興策、アクセス道路等のインフラ整備を遅滞なく進めてまいります。 次に、総合運動公園構想でございます。交流・協働による地域づくりと市民の健康増進、各種スポーツ施設の整備など、戸倉体育館周辺の活用方針を踏まえ、新年度は、地域の方々や関係団体の参画を頂き、市民アンケートを実施するなど、幅広く市民の皆様の御意見をお聞きし、令和4年度を目途に、総合運動公園構想を策定してまいります。 次に、基本目標5、「輝かしい歴史文化や美しい自然を未来に継ぐまち」でございます。 松田館の再整備でございます。焼損した主屋等について、今年度から修理・修復事業を進めており、令和3年度中に完了する予定でございます。令和4年度からは博物館施設として一般公開できるよう進めてまいります。 また、稲荷山の重要伝統的建造物群保存地区の街並み整備を図るため、本年度から実施しております、重伝建地区の全体構想の策定を進め、令和3年度中の完成を目指してまいります。 次に、基本目標6、「協働で創る、市民主体の住みたい住み続けたいまち」でございます。 千曲市で暮らし、活動している市民や市民活動団体などの取組により、協働のまちづくりの意識が一層高まりつつあります。 4月から開設いたします千曲市市民交流センターでは、市民力・地域力・人づくりにつながる拠点施設として、千曲市の将来を担う人材の育成をはじめ、多くのボランティアや市民活動の一層の活性化と団体間の交流を図るとともに、みんなが集い、つながり、そして育つ場として幅広く事業を展開してまいります。 以上、令和3年度の市政経営の骨格となる諸施策の概要を御説明申し上げました。 さて、新型コロナウイルス感染症の感染拡大により、市民の皆様の市政や地域への関心は極めて高くなってきていると感じております。私が市民の皆様から頂いた声を基に、昨年12月17日に、市役所1階に設置いたしました、市政への御意見・御提案コーナーには、2月16日までの2か月間で35件の御意見などが寄せられました。その全てに私が目を通し、公表を希望しないものを除き、無記名であっても内容によって公表するなどして、市民の皆様の声に対する市の考え方をお示しするとともに、職員にも市民の皆様の率直な意見を見て、感じて、考えていただく機会としております。同様な意見が多い場合には、何かを変える必要があるのではないか、改善が必要なサインなのではないか、このように思っております。詳細な調査を指示しております。 今後も、市民の皆様の声に耳を傾け、丁寧な行政運営を心がけるとともに、今、何が求められているのか、何をなすべきなのかを多様な対話を重ねながら、職員と共に熟慮し、私たち基礎自治体の使命であります、住民福祉の増進のため、精いっぱい取り組んでまいる所存でございます。 議員各位をはじめ、市民の皆様の御理解と御協力を心からお願い申し上げまして、令和3年度の施政方針とさせていただきます。 御清聴いただき、ありがとうございました。 ○議長(和田英幸君) ここで、15分間いたします。                            午前11時01分 休憩---------------------------------------午前11時15分 開議 ○議長(和田英幸君) 休憩前に引き続き会議を開きます。--------------------------------------- △日程第6 報告第1号 専決処分の報告について ○議長(和田英幸君) 日程第6、報告第1号 専決処分の報告については、市長から地方自治法第180条第2項の規定により報告がありました。お手元に配付のとおりでありますので、御承知をお願いいたします。--------------------------------------- △日程第7 専決第1号 専決処分事項報告について(令和2年度千曲市一般会計補正予算(第9号))
    ○議長(和田英幸君) 日程第7、専決第1号 専決処分事項報告についてを議題といたします。 議案に対する提案説明を求めます。 内田副市長。          〔副市長 内田雅啓君 登壇〕 ◎副市長(内田雅啓君) ただいま議題となりました専決第1号 令和2年度千曲市一般会計補正予算(第9号)について説明いたします。 このたびの補正は、新型コロナウイルス感染症拡大に伴う国の第3次補正予算に迅速に対応するため、生活・企業支援対策経費として1億8,000万円を追加したものであります。 財源につきましては、新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金を充当し、差引き不足財源につきましては、普通交付税により財源調整を行い、全事業について年度内の完了が見込めないため、繰越明許費により次年度へ予算の繰越しをするものであります。 以上が一般会計補正予算(第9号)専決の概要でございます。 よろしく御審議の上、御承認を賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(和田英幸君) これより質疑に入ります。 質疑の通告がありませんので、質疑を終結いたします。 お諮りいたします。本案は委員会付託を省略したいと思います。これに御異議ありませんか。          (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(和田英幸君) 異議なしと認めます。よって、委員会付託を省略することに決しました。 これより討論に入ります。 討論の通告がありませんので、討論を終結し、採決いたします。 お諮りいたします。専決第1号については原案のとおり承認することに御異議ありませんか。          (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(和田英幸君) 異議なしと認めます。よって、専決第1号は原案のとおり承認することに決しました。--------------------------------------- △日程第8 議案第5号 千曲市日本遺産センター条例制定について △日程第9 議案第6号 千曲市個人番号カードの利用に関する条例の一部を改正する条例制定について △日程第10 議案第7号 千曲市長等の給料の減額に関する条例の一部を改正する条例制定について △日程第11 議案第8号 千曲市家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例制定について △日程第12 議案第9号 千曲市特定教育・保育施設及び特定地域型保育事業の運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例制定について △日程第13 議案第10号 千曲市デイサービスセンター条例の一部を改正する条例制定について △日程第14 議案第11号 千曲市介護保険条例の一部を改正する条例制定について △日程第15 議案第12号 千曲市指定居宅介護支援等の事業の人員及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例制定について △日程第16 議案第13号 千曲市指定地域密着型サービスの事業の人員、設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例制定について △日程第17 議案第14号 千曲市指定地域密着型介護予防サービスの事業の人員、設備及び運営並びに指定地域密着型介護予防サービスに係る介護予防のための効果的な支援の方法に関する基準を定める条例の一部を改正する条例制定について △日程第18 議案第15号 千曲市指定介護予防支援等の事業の人員及び運営並びに指定介護予防支援等に係る介護予防のための効果的な支援の方法に関する基準を定める条例の一部を改正する条例制定について △日程第19 議案第16号 千曲市商工業振興条例の一部を改正する条例制定について △日程第20 議案第17号 令和2年度千曲市一般会計補正予算(第10号)の議定について △日程第21 議案第18号 令和2年度千曲市国民健康保険特別会計補正予算(第2号)の議定について △日程第22 議案第19号 令和2年度千曲市後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)の議定について △日程第23 議案第20号 令和3年度千曲市一般会計予算の議定について △日程第24 議案第21号 令和3年度千曲市国民健康保険特別会計予算の議定について △日程第25 議案第22号 令和3年度千曲市同和対策住宅新築資金等貸付事業特別会計予算の議定について △日程第26 議案第23号 令和3年度千曲市介護保険特別会計予算の議定について △日程第27 議案第24号 令和3年度千曲市後期高齢者医療特別会計予算の議定について △日程第28 議案第25号 令和3年度千曲市下水道事業会計予算の議定について △日程第29 議案第26号 令和3年度千曲市水道事業会計予算の議定について △日程第30 議案第27号 長野広域連合規約の一部を改正する規約制定について △日程第31 議案第28号 長野広域連合規約の改正に伴う財産の処分について △日程第32 議案第29号 長野市及び千曲市における連携中枢都市圏形成に係る連携協約の一部を変更する連携協約の締結について △日程第33 議案第30号 市道路線の認定について △日程第34 議案第31号 市道路線の変更について △日程第35 議案第32号 和解について △日程第36 議案第33号 権利の放棄について ○議長(和田英幸君) 日程第8、議案第5号から日程第36、議案第33号まで、以上29議案を一括議題といたします。 以上は、日程に従いまして、理事者の提案説明のみにとどめます。 各議案に対する提案説明を求めます。 内田副市長。          〔副市長 内田雅啓君 登壇〕 ◎副市長(内田雅啓君) ただいま議題となりました議案第5号から議案第33号まで一括して提案理由を御説明申し上げます。 はじめに、議案第5号 千曲市日本遺産センター条例制定について説明いたします。 令和2年6月19日に文化庁から「月の都 千曲(市内29の文化財及びストーリー)」が日本遺産に認定をされました。「月の都 千曲」のメイン文化財である「名勝 姨捨の棚田」の地に千曲市姨捨観光会館がありますが、この施設を改修し、千曲市日本遺産センターを設置の上、日本遺産の情報発信の場として活用していきます。そのため、専ら観光発信での利用を目的とした姨捨観光会館条例を廃止し、日本遺産等を積極的に発信する観光拠点を目的とする千曲市日本遺産センター条例を制定するものでございます。 次に、議案第6号 千曲市個人番号カードの利用に関する条例の一部を改正する条例制定について説明いたします。 本案は、個人番号カードを利用したコンビニ証明書交付サービスについて、新型コロナ感染症対策の一環として、利用対象者の拡大を目的に、本年4月から利用者の住所地にかかわらず、本市に本籍のある方の戸籍証明書の交付が可能となることから、所要の改正を行うものでございます。 次に、議案第7号 千曲市長等の給料の減額に関する条例の一部を改正する条例制定について説明をいたします。 本案につきましては、新型コロナウイルス感染症により、深刻な影響を被っている市民及び事業者の皆様の状況や経済・雇用情勢の悪化を踏まえ、引き続き令和3年7月まで、市長、副市長及び教育長の給料月額を減額するよう、本条例の一部を改正する条例を制定するものでございます。 次に、議案第8号 千曲市家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例制定について説明いたします。 本案については、国の家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準及び建築基準法施行令が改正されたことに伴い、本条例の一部を改正するものでございます。 次に、議案第9号 千曲市特定教育・保育施設及び特定地域型保育事業の運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例制定について説明いたします。 本案については、国の特定教育・保育施設及び特定地域型保育事業の運営に関する基準が改正されたことに伴い、本条例の一部を改正し、併せて語句を改めるものでございます。 次に、議案第10号 千曲市デイサービスセンター条例の一部を改正する条例制定について説明いたします。 本案につきましては、本条例に規定のデイサービスセンターのうち、千曲市上山田デイサービスセンターを廃止するため、一部を改正するものでございます。 次に、議案第11号 千曲市介護保険条例の一部を改正する条例制定について説明いたします。 本案につきましては、現在策定しております第8期(令和3年度から令和5年度)しなのの里ゴールドプラン21 老人福祉計画・介護保険事業計画において見込んだ介護サービス量などを踏まえて算定した結果に基づき、第1号被保険者(65歳以上の方)が負担する介護保険料率について定めるとともに、消費税引上げに伴う低所得者(第1段階から第3段階)の方に対する保険料軽減の保険料率を定めるものでございます。また、保険料の賦課の際に用いる所得基準が見直しされたことによる所要の改正を行うものでございます。 次に、議案第12号 千曲市指定居宅介護支援等の事業の人員及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例制定について、議案第13号 千曲市指定地域密着型サービスの事業の人員、設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例制定について、議案第14号 千曲市指定地域密着型介護予防サービスの事業の人員、設備及び運営並びに指定地域密着型介護予防サービスに係る介護予防のための効果的な支援の方法に関する基準を定める条例の一部を改正する条例制定について、議案第15号 千曲市指定介護予防支援等の事業の人員及び運営並びに指定介護予防支援等に係る介護予防のための効果的な支援の方法に関する基準を定める条例の一部を改正する条例制定については、関連がありますので、一括して説明をさせていただきます。 この4議案については、それぞれの条例が準拠している厚生労働省令が令和3年4月1日から一部改正されることに伴い、それぞれの条例に、利用者の人権の擁護、虐待の防止等のための整備、感染症や災害の発生時において必要なサービスを継続的に実施するための業務継続計画策定などについて追加するため、所要の改正を行うものでございます。 次に、議案第16号 千曲市商工業振興条例の一部を改正する条例制定について、提案理由を説明いたします。 本案について、企業が工場等の用地を新たに取得する際の助成金制度には、地元雇用者数の割合を20%以上とする雇用要件が付されておりますが、この要件により雇用者数の多い企業の誘致機会を逃すおそれがあること、また、市内企業の人材不足を助長するおそれがあることから、この雇用要件を撤廃するなど、所要の改正を行うものでございます。 次に、議案第17号 令和2年度千曲市一般会計補正予算(第10号)の議定について説明いたします。 このたびの補正は、国の令和2年度補正予算(第3号)による食料農業農村対策事業費、橋梁維持事業費などを計上したほか、新型コロナウイルス感染拡大に対応する経費、償還金利子の減額が主なものとなっており、総額で1億6,000万円の増額をお願いし、歳入歳出それぞれ356億4,100万円とするものであります。 以下、その主な内容について歳出から順次説明をいたします。 予算書の14ページを御覧ください。 まず、総務費では、職員の早期退職による退職手当の増額、運行経費の不足に伴うデマンド型タクシー運行事業負担金など、8,057万6,000円の増額であります。 民生費では、繰り出し基準による繰り出し額が確定したことに伴う国民健康保険特別会計繰出金、新型コロナウイルス感染拡大の影響による入浴料金の減少に伴う指定管理委託料として、4,212万5,000円の増額であります。 農林水産業費では、国の補正予算に関連した食料農業農村基本計画推進事業補助金、県営土地改良事業負担金として、2,624万7,000円の増額でございます。 土木費では、国の補正予算に関連した道路橋梁点検委託料及び事業費の増額に伴う県営事業負担金として、1,700万円の増額であります。 教育費では、国の補正予算に関連した新型コロナウイルス感染予防対策経費として、小中学校の衛生用品等の購入費、1,440万円の増額であります。 災害復旧費は、地方債等の財源更正を行うものでございます。 公債費は、返済額の確定による償還金利子2,034万8,000円の減額でございます。 以上が歳出の概要でございます。 次に、予算書の12ページを御覧ください。歳入でございます。 歳入につきましては、歳出補正に伴う国・県支出金及び地方債等を充当するほか、台風災害等で被害を受けた市有物件に対する災害共済金を増額補正するものであります。 予算書の3ページを御覧ください。 第2表、繰越明許費補正につきましては、国の補正予算に関連する事業など、全18事業について、いずれも年度内の完了が見込めないため、繰越明許費により次年度へ予算を繰り越すとともに、都市計画施設災害復旧費につきましては、限度額の変更をお願いするものであります。 5ページを御覧ください。 次に、第3表、債務負担行為補正につきましては、市道漆原日影沢線道路改良工事等を追加し、来年度当初からの業務に支障を来すことのないよう、後年度負担をお願いするものであります。 6ページを御覧ください。 第4表、地方債補正につきましては、公共事業等債等の限度額の変更をお願いするものであります。 以上が一般会計補正予算(第10号)の概要でございます。 次に、議案第18号 令和2年度千曲市国民健康保険特別会計補正予算(第2号)の議定について説明いたします。 この補正は、歳入歳出それぞれ1億4,687万6,000円の追加をお願いし、総額54億6,377万9,000円とするものでございます。 歳出の内訳といたしましては、令和元年度保険給付費等交付金の確定に伴う過年度返還金4,607万6,000円を追加するほか、国保支払準備基金へ積立てを行うために1億80万円の追加をお願いするものでございます。 歳入につきましては、一般会計繰入金として財政安定化支援事業繰入金を2,127万8,000円増額するほか、確定した前年度繰越金の追加を行うものでございます。 次に、議案第19号 令和2年度千曲市後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)の議定について説明いたします。 この補正は、保険料収入の増加に伴う長野県後期高齢者医療広域連合納付金2,000万円の増額補正をお願いし、歳入歳出それぞれ8億6,463万円とするものでございます。 次に、議案第20号 令和3年度千曲市一般会計予算の議定について説明いたします。 令和3年度の予算編成の基本的な考え方と主要施策については、市長から施政方針で申し上げましたので、ここでは予算の概要について御説明をいたします。 予算書の3ページを御覧ください。 令和3年度一般会計の歳入歳出予算の総額は265億7,000万円となり、新型コロナウイルスワクチン接種対策事業費が計上されたことなどから、前年度当初予算と比較し、1億9,000万円、0.7%の増となりました。 続きまして、7ページを御覧ください。 第2表、債務負担行為につきましては、土地評価替業務委託、都市公園等照明灯LED化事業、総合運動公園基本構想策定業務委託、赤ちゃん応援特別給付金事業について、後年度負担をお願いするものであります。 8ページを御覧ください。 第3表、地方債につきましては、令和3年度に借入れを予定しております公共事業等債等について、起債の限度額及び利率等をあらかじめ御決定いただくものであります。 3ページにお戻りください。 第4条、一時借入金の最高額につきましては、基金の繰り替え運用等の状況を勘案し、25億円といたしました。 第5条、歳出予算の流用につきましては、予算を弾力的に運用するため、予算の過不足が生じた場合における同一款内で、各項の間の流用ができる経費をお認めいただくものであります。 それでは、歳入歳出予算につきまして、歳入から順次説明をいたします。 まず、歳入でございます。4ページ、5ページを御覧ください。 最初に、1款市税についてでございます。新型コロナウイルス感染症がいまだ収束せず、日本の経済活動に多大な影響を及ぼしているため、個人、法人を問わず、収入の落ち込み額を想定するのが難しい状況にありますが、現状の見込額を積算し、個人市民税の所得割では約3億7,000万円、法人市民税の税割では約3,800万円の減を見込みました。これらのことから、市民税全体では前年度当初予算に比べ13.7%減の26億8,827万2,000円を計上いたしました。 固定資産税につきましては、土地では地価の下落傾向及び3年に一度の評価替えにより減収が見込まれます。一方、家屋及び償却資産につきましては、新築家屋や設備投資による増収が見込まれますが、これらに対する新型コロナ関連の軽減措置により、大幅な減収が見込まれます。これらのことから、固定資産税全体では前年度当初予算に比べ33.3%減の23億3,060万5,000円を計上いたしました。 軽自動車税につきましては、一定程度の買換えや税率の改定などにより、前年度当初予算に比べ7.2%増の2億2,523万7,000円を計上いたしました。 以上のことから、市税全体では、前年度当初予算に比べ21.2%減の58億3,318万3,000円を計上いたしました。 なお、前述いたしました固定資産税及び都市計画税の減収分のうち、新型コロナ関連の軽減措置に係る11億4,500万円につきましては、新型コロナウイルス感染症対策地方税減収補填特別交付金として、国より補填されることとなっております。 次に、2款地方譲与税についてでございます。地方揮発油譲与税及び自動車重量譲与税等につきまして、地方財政計画等に基づき、前年度当初予算に比べ2.5%減の1億9,869万円を計上いたしました。 3款利子割交付金から10款地方特例交付金まで及び12款交通安全対策特別交付金の各種交付金につきましては、前述の新型コロナウイルス感染症対策地方税減収補填特別交付金や県における収入見込み、地方財政計画等に基づき、27億5,700万円を計上いたしました。 次に、11款地方交付税についてでありますが、普通交付税は、地方財政計画に基づく算定により、前年度当初予算に比べ3億円、5.0%増の62億8,000万円を計上いたしました。また、特別交付税については6億円を計上し、地方交付税全体では、前年度当初予算に比べ2.5%増の68億8,000万円を計上いたしました。 13款から18款までの分担金及び負担金、国・県支出金等につきましては、現時点で見込み得る額を計上いたしております。 19款繰入金につきましては、財源調整として財政調整基金から3億円を繰り入れるなど、総額5億3,504万1,000円の繰入れをお願いするものであります。 22款市債につきましては、公共事業等債を2億7,160万円、緊急防災・減災事業債を2億2,960万円計上するほか、公共施設等適正管理推進事業債を3億9,510万円、過年度単独災害復旧事業債を12億2,900万円、臨時財政対策債を10億2,000万円など、総額で33億1,570万円を計上いたしました。 次に、歳出でございます。5ページ、6ページを御覧ください。 議会費から順次説明いたします。 1款議会費でございますが、議会の運営並びに議会活動に必要な経費等、総額2億1,856万4,000円を計上いたしました。 2款総務費でございますが、全般的な行政一般経費や防災対策費、情報化推進事業費、課税及び徴収事務に要する経費のほか、上山田地区に上山田戸倉市民窓口係を設置する経費など、総務費全体では25億4,139万4,000円を計上いたしました。 3款民生費でございます。特別会計繰出金等社会福祉費全般に要する経費のほか、障害者支援費、老人福祉費、また、保育所費や赤ちゃん子育て応援事業費を含む子育て支援などの児童福祉費、生活保護費などを計上し、民生費全体では89億49万4,000円といたしました。 4款衛生費でございますが、新型コロナウイルスワクチンなどの接種や各種検診事業費など、市民の健康づくりを推進するための経費及び環境保全の推進に要する経費、廃棄物の処理に要する経費のほか、葛尾組合等一部事務組合負担金、上水道整備費など、衛生費全体では19億623万2,000円を計上いたしました。 5款労働費でございます。勤労者金融対策預託金等の勤労者の生活安定・福祉の向上を図るための経費など、総額2,284万7,000円を計上いたしました。 6款農林水産業費でございます。農業と農村の振興を図るための施策に要する経費、土地改良事業費や農道・水路等の整備事業費、棚田の保全経費のほか、市有林等の保全管理に要する経費など、農林水産業費全体では5億6,712万2,000円を計上いたしました。 7款商工費でございます。商工業振興条例等に基づく各種補助金、中小企業の経営安定を図るための経費などを計上するとともに、観光費では、観光施設の維持管理に係る経費のほか、観光局への交付金、各種イベントの開催や、千曲市の魅力を情報発信し、観光宣伝を充実させるための経費など、商工費全体では13億4,716万4,000円を計上いたしました。 8款土木費でございます。土木管理に係る一般経費や、道路橋梁費では、国庫補助事業として社会資本整備総合交付金を活用し、一重山2号線等の整備事業費を計上したほか、生活関連道路の新設改良及び維持補修等の経費、橋梁の点検や長寿命化に向けた橋梁維持事業費、都市計画費では、下水道事業会計繰出金、都市公園の長寿命化や照明灯のLED化に要する経費、住宅費では住宅等の耐震改修促進事業費、空き家対策事業費等を計上し、土木費全体では32億4,215万円といたしました。 9款消防費でございます。消防団員報酬や消防団の業務に係る一般経費のほか、消防ポンプ車などの購入費、消火栓の新設・改良などの消防水利整備事業費、水門管理等の水防対策事業費、千曲坂城消防組合負担金などを計上し、消防費全体では9億8,161万4,000円といたしました。 10款教育費でございます。教育総務費では、不登校児童生徒や障害のある児童生徒に対する支援や情報教育に要する経費など、小学校費、中学校費では、市内13校の管理運営費のほか、児童・生徒の健康管理や就学援助に要する経費などを計上いたしました。社会教育費では、公民館の活動費や図書館の運営費等、社会教育全般に要する経費などを計上し、保健体育費では、各種大会やスポーツ教室の開催に要する経費、安全な給食を提供するための学校給食センターの管理運営事業費などを計上し、教育費全体では25億544万6,000円といたしました。 11款災害復旧費につきましては、更埴文化会館など、令和元年東日本台風により被災した施設の災害復旧事業として12億8,160万3,000円を計上いたしました。 12款公債費につきましては、市債の定時償還に要する経費等で30億2,036万9,000円を計上いたしました。 13款諸支出金につきましては、科目の設置をお願いするものであり、1,000円を計上いたしました。 14款予備費につきましては、予期し得ない支出が生じた場合に備え、3,500万円を計上いたしました。 以上が令和3年度一般会計予算案の概要でございます。 次に、議案第21号 令和3年度千曲市国民健康保険特別会計予算の議定について説明いたします。 予算書の313ページを御覧ください。 国民健康保険事業につきましては、安定的な財政運営、事務の効率化・標準化の推進、保健事業等による医療費の増加抑制に対する取組など、持続可能な医療保険制度の構築を目指すという共通認識の下、県と市町村が保険者として一体となって取り組んでまいります。令和3年度は、これらの予算といたしまして、歳入歳出予算の総額をそれぞれ52億5,953万4,000円といたしました。 314ページを御覧ください。下段の歳出から順次説明いたします。 2款保険給付費につきましては、39億191万2,000円を計上いたしました。 3款国民健康保険事業費納付金につきましては、県から示されました12億5,973万4,000円を計上いたしました。 4款保健事業費につきましては、特定健康診査等に要する経費として5,921万7,000円を計上いたしました。 そのほか、5款から7款までの費用を合わせた歳出合計は52億5,953万4,000円となります。 これに対する歳入につきましては、同ページの上段を御覧ください。 1款国民健康保険税につきましては、9億3,267万2,000円を計上いたしました。 4款県支出金につきましては、保険給付費等交付金39億4,183万9,000円を計上いたしました。 6款繰入金につきましては、一般会計からの法定繰入れのほか、福祉医療費給付金の一部現物給付化に伴う国庫支出金減額措置に対する補填分66万4,000円を合わせ、3億7,639万6,000円を計上いたしました。 そのほかを合わせた歳入合計は52億5,953万4,000円となります。 次に、議案第22号 令和3年度千曲市同和対策住宅新築資金等貸付事業特別会計予算の議定について説明いたします。 予算書の343ページを御覧ください。 住宅新築資金等貸付事業につきましては、新たな貸付けはなく、既貸付金の償還事務のみでございます。 歳入歳出予算の総額は、それぞれ91万9,000円を計上いたしました。 歳出につきましては、公債費の元利償還金で、この財源といたしまして、貸付金の元利収入金を見込みました。 次に、議案第23号 令和3年度千曲市介護保険特別会計予算の議定について説明いたします。 予算書の361ページを御覧ください。 高齢者が可能な限り能力に応じ自立した日常生活を営むことができるよう、医療、介護、予防、住まい、生活支援が一体的に提供される地域包括ケアシステムの実現に向け、第8期しなのの里ゴールドプラン21 老人福祉計画・介護保険事業計画に従って進めてまいります。 令和3年度予算の編成に当たりましては、今後の介護給付等対象サービスの給付見込みと地域支援事業の円滑な実施に向け、歳入歳出予算の総額をそれぞれ53億5,655万1,000円といたしました。 362ページ、363ページを御覧ください。362ページ下段の歳出から順次説明をいたします。 1款総務費につきましては、人件費等の一般管理費、介護認定審査会の運営に要する経費などで1億993万7,000円を計上いたしました。 2款保険給付費につきましては、要介護者等の在宅及び施設サービスに係る保険給付費として49億7,340万円を計上いたしました。 3款地域支援事業費につきましては、介護予防・日常生活支援総合事業及び地域包括支援センターの運営に係る費用などに2億6,946万4,000円を計上いたしました。 そのほかを合わせた歳出合計は53億5,655万1,000円となります。 これに対する歳入につきましては、362ページの上段を御覧ください。 1款保険料につきましては、65歳以上の第1号被保険者の保険料として11億4,241万円を計上いたしました。 4款支払基金交付金につきましては、40歳以上65歳未満の第2号被保険者の保険料に相当するものでありまして、13億9,566万8,000円を計上いたしました。 7款繰入金につきましては、介護給付及び地域支援事業に要する市の負担分及び事務費等繰入金などで8億572万9,000円を計上いたしました。 そのほかを合わせた歳入合計は53億5,655万1,000円となります。 次に、議案第24号 令和3年度千曲市後期高齢者医療特別会計予算の議定について説明いたします。 予算書の407ページを御覧ください。 本会計は、長野県後期高齢者医療広域連合が運営する後期高齢者医療制度に伴う特別会計で、歳入歳出予算の総額はそれぞれ8億6,265万9,000円であります。 予算書の408ページを御覧ください。 歳出につきましては、総務費では一般管理費及び保険料の徴収に要する経費を540万5,000円計上いたしました。 保険給付の原資となる後期高齢者医療広域連合納付金につきましては8億5,555万3,000円を計上いたしました。 そのほか、諸支出金等を合わせて総額8億6,265万9,000円であります。 これに対する歳入につきましては、後期高齢者医療保険料6億7,083万8,000円を計上いたしました。 一般会計からの繰入金につきましては、繰入れ基準に基づく事務費並びに保険基盤安定繰入金として1億8,821万円5,000円を計上いたしました。 次に、議案第25号 令和3年度千曲市下水道事業会計予算の議定について御説明いたします。 予算書の426ページから427ページを御覧ください。 まず、収益的収入及び支出について説明をいたします。 1款公共下水道事業収益につきましては、使用料収入10億2,000万円など、総額28億7,029万7,000円を、2款農業集落排水事業収益では、使用料収入6,398万7,000円など、総額1億9,225万円をそれぞれ計上いたしました。 1款公共下水道事業費用につきましては、管渠費に7,967万2,000円、流域下水道維持管理負担金に4億7,085万5,000円、業務費に4,029万3,000円、総係費に3,444万7,000円など、総額24億1,777万1,000円を、2款農業集落排水事業費用では、管渠費に607万4,000円、処理場費に5,726万1,000円、業務費に360万8,000円、総係費に1,235万円など、総額1億9,252万4,000円をそれぞれ計上いたしました。 次に、資本的収入及び支出についてですが、予算書の428ページから429ページを御覧ください。 資本的収入について、1款公共下水道事業資本的収入では、企業債4億2,450万円、国庫補助金5,185万円、他会計補助金2億2,057万2,000円、受益者負担金2,090万7,000円の総額7億1,782万9,000円を、2款農業集落排水事業資本的収入では、他会計補助金で総額1,090万1,000円を計上いたしました。 資本的支出について、1款公共下水道事業資本的支出では、汚水管渠の布設に係る汚水渠建設費に2億9,704万1,000円、流域下水道事業費に6,314万8,000円、雨水施設の改修などに係る雨水渠建設費に7,980万円、企業債償還金に17億7,943万8,000円など、総額22億2,774万1,000円を、2款農業集落排水事業資本的支出は、企業債償還金で総額8,219万4,000円を計上いたしました。 なお、資本的収入額が資本的支出額に対し不足する額15億8,120万5,000円につきましては、当年度分消費税及び地方消費税資本的収支調整額、減債積立金、建設改良積立金、過年度分損益勘定留保資金で補填するものでございます。 次に、議案第26号 令和3年度千曲市水道事業会計予算の議定について説明いたします。 予算書の474ページ及び475ページを御覧ください。 まず、収益的収入につきましては、水道料金による給水収益1億2,613万4,000円など、総額1億8,835万8,000円を計上いたしました。 また、収益的支出につきましては、原水及び浄水費などの営業費用に1億7,576万3,000円、支払利息及び企業債取扱諸費などの営業外費用に1,132万円など、総額1億8,820万4,000円を計上いたしました。 次に、資本的支出につきましては、八幡郡北堀地区配水管布設替え工事などの建設改良費に1億20万5,000円など、総額1億2,630万4,000円を計上いたしました。 この財源といたしましては、工事負担金76万1,000円、国庫補助金等2,570万4,000円、企業債6,930万円を充て、差引き財源不足額の3,053万9,000円につきましては、当年度分消費税及び地方消費税資本的収支調整額、過年度分損益勘定留保資金、当年度分損益勘定留保資金、減債積立金及び建設改良積立金で補填するものでございます。 次に、議案第27号 長野広域連合規約の一部を改正する規約制定について説明いたします。 本案につきましては、長野広域連合が長野市内で運営しております老人ホーム松寿荘に併設の若槻デイサービスセンターについて、広域連合による管理及び運営に関する事務を令和3年3月31日をもって廃止すること、及び同じく広域連合が運営する特別養護老人ホーム須坂荘について令和3年4月1日をもって社会福祉法人に移管すること等に伴い、所要の改正を行うものであり、地方自治法第291条の3第1項の規定により、改正について長野広域連合から協議がありましたので、同法第291条の11の規定により、議会の議決をお願いするものでございます。 次に、議案第28号 長野広域連合規約の改正に伴う財産の処分について説明いたします。 本案につきましては、長野広域連合が運営する特別養護老人ホーム須坂荘について、令和3年4月1日をもって社会福祉法人に移管することに伴い、建物及び物品類を移管先法人へ譲渡するため、地方自治法第289条の規定により、財産の処分について長野広域連合から協議がありましたので、同法第291条の11の規定により、議会の議決をお願いするものでございます。 次に、議案第29号 長野市及び千曲市における連携中枢都市圏形成に係る連携協約の一部を変更する連携協約の締結について説明いたします。 本案につきましては、本市と長野市が締結した平成28年3月29日付、長野市及び千曲市における連携中枢都市圏形成に係る連携協約の一部を変更する連携協約を締結するため、地方自治法第252条の2第4項の規定により、議会の議決をお願いするものでございます。 次に、議案第30号 市道路線の認定について説明いたします。 市道1129号線(窪田9号線)について、宅地開発業者により寄附される予定の路線を認定するものでございます。 次に、議案第31号 市道路線の変更について説明をいたします。 市道1068号線(窪田3号線)について、宅地開発の新設道路を付け替えし、一部区間の廃止に伴い、市道の終点を変更するものです。 市道1118号線(窪田5号線)について、市道1068号線の一部廃止に伴い、南側に残った部分を付け加え、終点を変更するものでございます。 次に、議案第32号 和解について説明をいたします。 平成29年9月6日に発生し、長野県宝並びに市指定文化財等が焼損した松田家住宅主屋等火災に係る損害賠償請求について、同主屋で見つかったスズメバチの巣の駆除請負者と任意交渉による解決を目指してきたところでございますが、相手方が債務の存在を認め賠償に応じたこと及び相手方の換価する財産が乏しく、賠償請求額の全額を回収する見込みがないことから、和解しようとするものです。 つきましては、地方自治法第96条第1項第12号の規定により、議会の議決を求めるものでございます。 次に、議案第33号 権利の放棄について説明をいたします。 平成29年9月6日に発生し、長野県宝並びに市指定文化財等が焼損した松田家住宅主屋等火災に係る損害賠償請求について、相手方が債務の存在を認め賠償に応じたことから、和解が成立する見込みとなりました。 和解に当たり、相手方の換価する財産が乏しく、請求額の全額を回収する見込みがないことから、賠償請求額から弁済を受ける金額を控除した金額について、権利の放棄を行おうとするものでございます。 つきましては、地方自治法第96条第1項第10号の規定により、議会の議決を求めるものでございます。 以上、一括して提案理由を説明申し上げましたが、よろしく御審議の上、御決定を賜りますようお願い申し上げます。--------------------------------------- △日程第37 議案第34号 副市長の選任について ○議長(和田英幸君) 日程第37、議案第34号 副市長の選任についてを議題といたします。 議案に対する提案説明を求めます。 小川市長。          〔市長 小川修一君 登壇〕 ◎市長(小川修一君) ただいま議題となりました議案第34号 副市長の選任について説明いたします。 本案につきましては、割愛人事制度により長野県より招請しています内田雅啓氏が県職員として復職し、3月末をもって定年退職を迎えるに当たり、副市長を辞職することになりますので、後任の副市長の選任について御提案申し上げるものでございます。 副市長の選任につきましては、地方自治法第162条の規定により、市長が議会の同意を得て選任することとなっております。 提案いたしました内田雅啓氏は、長野県職員として要職を歴任され、平成31年4月から副市長として、その豊富な行政経験の下、堅実な手腕を発揮され、数々の懸案事項に取り組んでこられたことは御承知のとおりと存じます。 今回、改めて副市長として最適任者であると認め、引き続き内田雅啓氏を選任いたしたいので、よろしく御同意を賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(和田英幸君) これより質疑に入ります。 質疑の通告がありませんので、質疑を終結いたします。 お諮りいたします。本案は委員会付託を省略したいと思います。これに御異議ありませんか。          (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(和田英幸君) 異議なしと認めます。よって、委員会付託を省略することに決しました。 これより討論に入ります。 討論の通告がありませんので、討論を終結し、採決いたします。 なお、採決は電子採決システムによる採決をいたします。 お諮りいたします。議案第34号について、原案のとおり同意することに賛成する議員は賛成ボタンを、反対する議員は反対ボタンをそれぞれ押してください。 それでは、採決を開始いたします。          (賛成・反対ボタンにより表決) ○議長(和田英幸君) 押し忘れはございませんか。          (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(和田英幸君) なしと認め、これをもって採決を確定いたします。 賛成少数。よって、議案第34号については不同意となりました。--------------------------------------- △日程第38 議案第35号 人権擁護委員候補者の推薦について ○議長(和田英幸君) 日程第38、議案第35号 人権擁護委員候補者の推薦についてを議題といたします。 議案に対する提案説明を求めます。 小川市長。          〔市長 小川修一君 登壇〕 ◎市長(小川修一君) ただいま議題となりました議案第35号 人権擁護委員候補者の推薦について説明をいたします。 人権擁護委員法第3条の規定による人権擁護委員のうち、大字桜堂 久保田雅子さん、大字屋代 赤塚俊雄さん、大字八幡 杉浦一弥さんの任期が令和3年6月30日で満了となり、その後任の候補者として、大字桜堂 赤沼香代子さん(新任)、大字屋代 瀧澤順造さん(新任)、大字八幡 杉浦一弥さん(再任)を法務大臣へ推薦するに当たり、同法第6条第3項の規定により、議会の意見を求めるものであります。 人権擁護委員は、人格識見が高く、広く社会の実情に通じ、人権擁護に理解のある者のうちから、市長が議会の意見を聞いて推薦することになっております。 候補者の3人は、人格識見ともに優れ、人権擁護委員として誠に適任と存じますので、よろしく御審議の上、御同意を賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(和田英幸君) これより質疑に入ります。 質疑の通告がありませんので、質疑を終結いたします。 お諮りいたします。本案は委員会付託を省略したいと思います。これに御異議ありませんか。          (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(和田英幸君) 異議なしと認めます。よって、委員会付託を省略することに決しました。 これより討論に入ります。 討論の通告がありませんので、討論を終結し、採決いたします。 お諮りいたします。議案第35号については原案のとおり同意することに御異議ありませんか。          (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(和田英幸君) 異議なしと認めます。よって、議案第35号は原案のとおり同意することに決しました。--------------------------------------- △日程第39 委員長報告 △請願第5号 千曲市公共施設再編計画の一部見直しを求める請願(総務文教常任委員長) ○議長(和田英幸君) 日程第39、委員長報告、請願第5号 千曲市公共施設再編計画の一部見直しを求める請願についてを議題といたします。 総務文教常任委員長から審査結果の報告を求めます。 前田総務文教常任委員長。          〔総務文教常任委員長 前田きみ子君 登壇〕 ◆総務文教常任委員長(前田きみ子君) 総務文教常任委員長報告を申し上げます。 令和2年第5回12月定例会におきまして、当委員会に付託となり、継続審査となっておりました請願第5号 千曲市公共施設再編計画の一部見直しを求める請願について、審査のため、閉会中に委員会を開催しましたので、その経過と結果を御報告申し上げます。 委員会では、地元区の役員の方々より、あんずの里観光会館の現状や観光シーズンにおける施設の利用状況等についてお聞きし、また、所管課からは、施設建設に至った歴史的背景や地元区との協議経過、市からの業務委託内容や経費等の説明を聞き、審査を行いました。 審査では、あんずの里観光会館は市の特産物であるあんずの振興を担う拠点であり、他の地域の分館と比べ、観光施設としての特殊性があるとの意見が出されました。一方、地区の分館的機能を持っている生涯学習施設という面も備えていることから、業務のすみ分けをはっきりさせ、他の地域の分館との公平性が図れるようにすべきとの意見が出ました。 採決の結果、賛成多数により趣旨採択と決定いたしました。 以上、当委員会における審査の経過と結果について御報告を申し上げましたが、議員各位の御賛同のほど、よろしくお願い申し上げて、委員長報告を終わります。 ○議長(和田英幸君) 以上で、委員長報告が終わりました。 これより委員長報告に対する質疑を行います。 御質疑はありませんか。          (「進行」と呼ぶ者あり) ○議長(和田英幸君) 進行の声がありますので、以上で質疑を終結いたします。 これより討論に入ります。 討論の通告がありますので、発言を許します。 1番、林 慶太郎議員。          〔1番 林 慶太郎君 登壇〕 ◆1番(林慶太郎君) 議席番号1番、自由民主クラブ、林 慶太郎でございます。私は、請願第5号 千曲市公共施設再編計画の一部見直しを求める請願について、賛成の立場から討論をさせていただきます。 森地区のあんずの里観光会館には、今ほども委員長報告がございましたとおり、観光振興の拠点という観光施設という面と、森地区の公民館、正確には屋代公民館の西分館という集会施設、公民館的機能の2面がございます。この中で、集会施設という面におきましては、市内の他の公民館及び分館において、区もしくは自治体が所有し、地域で維持管理等をしている等々の維持管理費の面での公平性が保たれていないという状況が生まれていることが現状にあり、こういった問題に対しては改善していかなければならないということで計画を進めていく必要があるというふうに考えています。 しかし、観光施設という面においては、今年で66回目をじきに迎えようとしておりますあんず祭りをはじめ、上皇、上皇后陛下が来訪されました日本一のあんずの里、その振興の拠点として重要な施設です。 あんずの里観光会館の地元譲渡を市が進める理由といたしましては、あんず祭り以外の期間における観光施設としての機能が弱く、年間通じての利用状況がほぼ公民館同様であるということがされておりますが、地元では祭りの時期以外でもあんずの里を守っていく活動において必要とされる拠点であり、その思いを形にする意味で、先日、小川市長宛てに、森地区649戸のうち627戸の97%、1,913名から頂いた地元移管反対の署名を提出させていただきました。 また、年々深刻になっているあんず農家の高齢化及び後継者不足、そして昨年はコロナ禍により第65回あんず祭りが中止、そしてあんずの実も例年にない凍霜害により大きな収穫減と、非常に厳しい一年になりました。このような厳しい状況下もあり、地元譲渡の話を聞いた地域の皆様からは、市があんずの里をどうしていきたいか、その姿勢及び将来像に不安を抱く声も頂いております。この不安が地元の観光振興への意欲の低下につながってしまうのではないか。その点を私は最も恐れています。 全ての観光において最も重要なのは、観光地の地元の意欲と考えます。どんなにすばらしい観光資源や知名度があり、また、それを他にPRしていったとしても、その観光資源や景観を維持していかなければ意味がありません。そして、それは地元の方々の協力、そしてその意欲なくしてはできません。あんずの里という観光を守るために活動される地元の方々の思い、意欲こそが最も貴重な観光の財産であり、大切にしていかなければならないものです。 あんずの里観光会館は、そんな地元の方々の観光振興の思い、意欲をつなぐという意味で、代わるもののない重要な施設であります。だからこそ、観光機能がただ弱いというだけではなく、弱いのであれば、いかにその機能を強化し、日本一のあんずの里を将来に向けていかにさらなる振興を図っていくかという視点で考えるべきではないでしょうか。 市としても、これから譲渡に関しましては十分に地元と協議をしていきたいとお話は頂いておりますが、現状の計画のとおり地元譲渡を進めるのではなく、観光施設としてその維持管理というものも視野に含めた上で、あんずの里の将来につながる前向きな協議を進めていただくことを求めるためにも、この請願を採択すべきものと考えます。 以上、議員皆さんの御賛同と多くの市民の皆様にこの課題に対し御理解を賜りますようお願い申し上げ、賛成討論とさせていただきます。 ○議長(和田英幸君) 以上で、通告による討論は終わりました。 討論を終結し、採決いたします。 なお、採決は電子採決システムによる採決をいたします。 請願第5号について、総務文教常任委員長報告は趣旨採択でありますが、この場では原案採択について採決を行い、賛成少数の場合は趣旨採択について採決を行うことといたします。 請願第5号については、あんずの里観光会館を従来どおりの施設として使用することを求めている請願でございます。これに対して採択するかどうか。それをまず採決したいと思います。委員長報告では趣旨採択という結果が出たということが報告ございました。 報告とは関係ございませんので、まず、原案の請願に対して採択するかどうかをまずお諮りしたいと思います。よろしいですか。 お諮りいたします。請願第5号について、採択と決するに賛成する議員は賛成ボタンを、反対する議員は反対ボタンをそれぞれ押してください。          (賛成・反対ボタンにより表決) ○議長(和田英幸君) 押し忘れはございませんか。          (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(和田英幸君) 押し忘れなしと認め、これをもって採決を確定いたします。 賛成少数でありますので、次に、趣旨採択について採決いたします。 お諮りいたします。請願第5号について、総務文教常任委員長報告のとおり趣旨採択と決するに賛成する議員は賛成ボタンを、反対する議員は反対ボタンをそれぞれ押してください。          (賛成・反対ボタンにより表決) ○議長(和田英幸君) 押し忘れはございませんか。          (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(和田英幸君) 押し忘れなしと認め、これをもって採決を確定いたします。 賛成多数、よって、請願第5号については総務文教常任委員長報告のとおり趣旨採択と決しました。 以上で、本日の日程は終了いたしました。 これをもちまして、本日の会議を散会といたします。お疲れさまでした。                             午後0時16分 散会---------------------------------------...