塩尻市議会 > 2002-02-25 >
02月25日-01号

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  1. 塩尻市議会 2002-02-25
    02月25日-01号


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    最終取得日: 2023-04-26
    平成14年  3月 定例会          平成14年塩尻市議会3月定例会会議録                 第1号---------------------------------------平成14年塩尻市議会3月定例会が2月25日午前10時塩尻市役所議場に招集された。---------------------------------------           平成14年2月25日(月曜日)---------------------------------------              議事日程(第1号)                     平成14年2月25日午前10時開議第1.会議録署名議員の指名第2.諸般の報告第3.会期の決定第4.提案理由総括説明及び各議案説明 議案第1号 塩尻市職員定数条例の一部を改正する条例   第2号 塩尻市税条例及び塩尻市一般職の職員の特殊勤務手当に関する条例の一部を改正する条例   第3号 塩尻市特別職の職員等の給与に関する条例及び塩尻市教育委員会教育長の給与及び勤務時間等に関する条例の一部を改正する条例   第4号 塩尻市職員の育児休業等に関する条例の一部を改正する条例   第5号 塩尻市職員の勤務時間及び休暇等に関する条例の一部を改正する条例   第6号 公益法人等への職員の派遣等に関する条例   第7号 塩尻市生活安全条例   第8号 塩尻市立博物館条例等の一部を改正する条例   第9号 塩尻市国民健康保険税条例の一部を改正する条例   第10号 塩尻市公民館条例の一部を改正する条例   第11号 塩尻市立保育所条例の一部を改正する条例   第12号 塩尻市児童館条例の一部を改正する条例   第13号 塩尻市デイサービスセンター条例の一部を改正する条例   第14号 塩尻市老人福祉センター条例の一部を改正する条例   第15号 塩尻市立小・中学校の学校医、学校歯科医及び学校薬剤師公務災害補償に関する条例   第16号 塩尻市手数料徴収条例の一部を改正する条例   第17号 塩尻市公共下水道条例の一部を改正する条例   第18号 塩尻市公共物管理条例の一部を改正する条例 議案第19号 塩尻今泉テクノフロンティアセンター条例   第20号 塩尻市中心市街地にぎわい広場条例   第21号 市道路線の認定について   第22号 平成14年度塩尻市一般会計予算   第23号 平成14年度塩尻市国民健康保険事業特別会計予算   第24号 平成14年度塩尻市住宅新築資金等貸付事業特別会計予算   第25号 平成14年度塩尻市老人保健事業特別会計予算   第26号 平成14年度塩尻市下水道事業特別会計予算   第27号 平成14年度塩尻市農業集落排水施設特別会計予算   第28号 平成14年度塩尻市用地先行取得事業特別会計予算   第29号 平成14年度塩尻市奨学資金貸与事業特別会計予算   第30号 平成14年度塩尻市介護保険事業特別会計予算   第31号 平成14年度塩尻市水道事業会計予算   第32号 平成14年度塩尻市駐車場事業会計予算   第33号 平成13年度塩尻市一般会計補正予算(第5号)   第34号 平成13年度塩尻市国民健康保険事業特別会計補正予算(第3号)   第35号 平成13年度塩尻市住宅新築資金等貸付事業特別会計補正予算(第1号)   第36号 平成13年度塩尻市老人保健事業特別会計補正予算(第2号)   第37号 平成13年度塩尻市下水道事業特別会計補正予算(第4号)   第38号 平成13年度塩尻市農業集落排水施設特別会計補正予算(第3号)   第39号 平成13年度塩尻市奨学資金貸与事業特別会計補正予算(第1号)   第40号 平成13年度塩尻市介護保険事業特別会計補正予算(第3号)   第41号 平成13年度塩尻市水道事業会計補正予算(第5号) 報告第1号 損害賠償の額の決定の専決処分報告について     ------------------------------◯出席議員(26名)    1番  古厩圭吾君      2番  備前光正君    3番  中村 努君      4番  丸山寿子君    5番  柴田 博君      6番  伊藤秀文君    7番  吉江弘紀君      8番  永原高雄君    9番  小口利幸君      10番  塩原政治君    11番  三村博孝君      12番  小松章二君    13番  中野長勲君      14番  太田茂実君    15番  永田公由君      16番  樋口光久君    17番  青柳喜美男君     18番  中村 平君    19番  小松千万蔵君     20番  青柳哲夫君    21番  田中 剛君      22番  白木俊嗣君    23番  米窪千加代君     24番  笠原和晃君    25番  中原輝明君      26番  岩垂 武君◯欠席議員(なし)◯欠員(なし)     ------------------------------◯説明のため出席した者   市長      三沢光広君    助役      酒井 泉君   収入役     岩垂好隆君    教育委員長   佐倉酉一君   代表監査委員  中野 學君    教育長     藤村 徹君   総務部長    西窪道夫君    企画財政部長  青木俊英君   市民環境部長  塩原 博君    健康福祉部長  松崎宏征君   経済部長    鈴木一美君    建設部長    藤原 強君   教育次長           飯田正弘君    上下水道局長  上野敏勝君   生涯学習部長   庶務課長    落合 功君    秘書担当課長  中野達郎君     ------------------------------◯事務局職員出席者   事務局長    小野貞雄君    事務局次長   白木 進君   議事係長    畠山 伸君     ------------------------------            本日の会議に付した事件議事日程(第1号)記載事件のとおり                           午前10時01分 開会 ○議長(古厩圭吾君) 皆様おはようございます。これより平成14年塩尻市議会3月定例会を開会いたします。ただいまの出席議員は26名で、定足数を超えておりますので、直ちに会議を開きます。 この際申し上げます。農業委員会長が公務出張のため欠席する旨の届け出がありますので、御了承願います。 お手元の議事日程により議事に入ります。     ------------------------------ △日程第1 会議録署名議員の指名 ○議長(古厩圭吾君) 日程第1 会議録署名議員の指名をいたします。会議規則の定めるところにより、14番 太田茂実君、15番 永田公由君、16番 樋口光久君を指名いたします。     ------------------------------ △日程第2 諸般の報告 ○議長(古厩圭吾君) 日程第2 諸般の報告をいたします。事務局長から報告させます。 ◎事務局長(小野貞雄君) ご指名がございましたので報告いたします。 12月定例会において可決されました少人数学習の充実に関する意見書及びWTO包括交渉及び食料自給率向上等を実現する基本政策確立・予算確保を求める意見書につきましては、内閣総理大臣をはじめ関係機関に提出をしておきましたので、ご了解願います。 次に、お配りしてあります書類について申し上げます。議事日程、3月定例会会期及び審議日程案、本定例会に説明のため議会に出席を要求した者の氏名及び請願及び陳情の処理方針であります。 報告関係では、12月3日から2月24日までの事務報告及び議長会関係報告でございます。以上でございます。     ------------------------------ △日程第3 会期の決定 ○議長(古厩圭吾君) 日程第3 会期の決定についてを議題といたします。議会運営委員長の報告を求めます。 ◆議会運営委員長小松千万蔵君) 〔登壇〕 皆様おはようございます。ご指名がございましたので、塩尻市議会3月定例会の議会運営につきまして、議会運営委員会の報告を申し上げます。 過ぐる2月18日付け、塩尻市告示第4号により、3月定例会が本日2月25日に招集されることが告示されました。よって、2月18日、議会運営委員会を開催し、本定例会の会期及び審議日程について協議をいたしました。 本定例会に理事者より提案されました議案は、条例案件20件、事件案件1件、予算案件20件、報告案件1件の計42件であります。したがいまして、会期は2月25日から3月15日までの19日間と決定いたしました。 次に、審議日程につきまして申し上げます。本日25日は提案理由、総括説明及び各議案の説明を受けまして、明日26日より3月3日までは議案調査のため休会といたします。3月4日に本会議を再開いたしまして、4日、5日、6日は一般質問及び各議案に対する質疑を行います。7日、8日と11日、12日に各常任委員会の審査を行い、9日、10日と13日、14日は委員長の審査報告取りまとめのため休会といたします。そして15日に本会議を再開し、各常任委員長の審査報告、質疑、討論、採決という日程で3月定例会の議事運営をしてまいることに決定いたしました。 なお、質問通告書の提出につきましては、明日2月26日午後3時までとしましたので、議員各位のご協力をお願い申し上げます。 以上を申し上げまして、議会運営委員会の報告といたします。 ○議長(古厩圭吾君) お諮りいたします。本定例会の会期及び議事運営については、議会運営委員長の報告のとおり決するにご異議ございませんか。          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(古厩圭吾君) ご異議なしと認めます。よって、本定例会は本日より3月15日までの19日間として、議事運営をしてまいることに決しました。     ------------------------------ △日程第4 提案理由総括説明及び各議案説明 ○議長(古厩圭吾君) 日程第4 提案理由総括説明及び各議案に対する説明を受けます。議案第1号から報告第1号までの42件を一括議題といたします。件名につきましては、お配りの議事日程に記載してあるとおりです。 これより市長から提案理由の説明を求めます。 ◎市長(三沢光広君) 〔登壇〕 本日ここに、平成14年塩尻市議会3月定例会を、招集いたしましたところ、議員の皆様には、何かとご多用のところ、ご参集いただき、心から厚く御礼を申し上げます。 今定例会に、平成14年度予算案をはじめ、関係議案を提出するに当たり、市政運営に臨む所信の一端を申し上げ、議員並びに市民の皆様のご理解とご協力をいただきたいと存じます。 さて、私が市政を担当させていただいてから、11年が経過し、いよいよ3期目の最終年を迎えました。 この間、議会をはじめ、市民の皆様方から絶大なるご支援・ご協力を賜り、市政が着実に進展しておりますことに対しまして、改めて、深い敬意と感謝を表する次第であります。 新年度を迎えるに当たり、気持ちも新たに、就任以来一貫しての清潔、公平、信頼と協調、愛情あふれるヒューマンな政治を信条に、「市民とともに歩む市政」、「市民参加のもとに、対話とふれあいを大切にし、活気に満ちた市政」、「市民本位の、市民の立場に立った、清新な市政」を基本に据え、第三次塩尻市総合計画に沿って、目指す都市像「生活文化の熟成された田園都市」の実現に向けて、全力を傾注してまいる所存でありますので、引き続き議員並びに市民の皆様方の力強いご支援、ご協力をお願いいたします。 まず、今月12日の市議会2月臨時会において、関係議案を議決していただきましたものの、委員会審査の過程で、一部誤った答弁を申し上げ、そのことに起因して、議会運営に重大な支障を及ぼしたことについて、市議会に対して、深くお詫びを申し上げます。 今後は、厳しい反省のもとに、職員自らの一層の研鑽と慎重かつ適切な議会対応につき、庁議を通じて全職員に徹底を図ったところであります。 次に、心配であります我が国の経済情勢でありますが、一向に景気回復の兆しが見えず、益々、先行きが懸念されるところであり、今月の月例報告では、完全失業率が過去最悪を更新し、個人・法人所得も減収する中で、雇用不安とともに、個人消費と設備投資の低迷が続いているため、景気の基調判断としては、3か月連続で「悪化を続けている」としております。 このため、本市におきましても、昨年来、農業、工業、商業などの各面で支援策の強化・充実に努める一方、関係者も懸命の努力をされておりますが、残念ながら不況の波を打ち破るには、至っておりません。 また、本市の重要事業においても、平成14年度計画事業を前倒し実施するなど、積極的な対応をしているところであります。 こうした背景の中、国は、一刻も早く、構造改革を断行する一方で、経済対策を中心とした平成13年度補正予算等の着実な実施を図るとともに、平成14年度予算の早期成立に努めることを強く望むところであります。 次に、平成14年度予算案の概要について申し上げます。 我が国における経済状況は、前段で申し上げたとおりでありますが、このような状況のもとで、本市の新年度予算は、後期基本計画の2年目に当たる重要な年であり、目指す都市像の実現に向けて、市民がともに築く「協働のまちづくり」を進めるためにも、厳しい財政事情の中ではありますが、健全財政に配慮しながら、市民の負託にこたえるべく、通年予算で編成をいたしました。 特に歳入におきましては、長引く景気低迷により、税収の確保や地方交付税制度の改正により、財源確保は、非常に厳しい状況にあります。 このため、塩尻市第三次行政改革大綱の趣旨に沿って経費の節減や事業の見直しを図るとともに、市民ニーズを的確に把握する中で、限られた財源の重点配分に一層努力をするとともに、「循環型社会の形成」、「地域情報化の推進」、「少子・高齢化対策」、「生涯学習社会の形成」、「地域経済の活性化推進」、「危機管理対策」に関わる6つの事業を中心に据え、ハード事業の主なものとして、塩尻西小学校プール建設、塩尻駅バリアフリー化に伴うエレベーターの設置、街路事業塩尻北部公園の整備、下水道事業などの社会資本の整備、またソフト事業としては、21世紀新施策としての緊急時のメール情報システム整備健康づくりや緑内障の検診、学校における総合的な学習支援など、本市の特性を生かした個性ある事業展開をするなど、新規事業にも積極的な取り組みをいたしました。 この結果、一般会計予算案は217億8,000万円となり、前年度当初予算と比べて、6.2%減となりましたが、国の第1次・第2次補正予算により、前倒し対応をした塩尻西小学校屋内運動場建設事業地域イントラネット施設整備事業を含め、前年度の特殊要因である今泉南テクノヒルズ整備事業及び松本歯科大学周辺学園ゾーン整備事業を除くと、新年度予算は、前年度より微増となります。 なお、一般会計に8つの特別会計及び2つの企業会計を加えた予算総額は、420億7,000万円余で、前年度より2.3%の減となりました。 それでは、以下、主な事業について、項目ごとに申し上げます。 生涯学習の推進につきましては、3年間にわたり検討・協議を進めてまいりました「市生涯学習推進プラン後期推進計画」がまとまりましたので、このプランに沿って事業を展開し、「いつでも、どこでも、だれでも」学ぶことができる生涯学習社会の形成に努めてまいります。 また、本年4月から始まる「完全学校週5日制」の対応につきましては、家庭・地域・学校・行政がスクラムを組み、取り組みを進める一方、生涯学習施設である平出博物館塩尻短歌館、蝶の博物館、本洗馬歴史の里資料館を市内外の小・中学生に無料で開放してまいります。 図書館につきましては、生涯学習の推進と完全学校週5日制への対応として、開館時間の延長や分館の開館日を増やすなど、利用者サービスの向上を図ってまいります。 また、赤ちゃんのころから絵本に親しみ、情操の心を育て、親子のコミュニケーションを深めていただくために、「こんにちは絵本事業」を、「市民読書の会」の協力をいただき、実施してまいります。 塩尻西小学校建設事業につきましては、平成12年7月着工以来、校舎棟が去る1月末日に完成し、今月2日に内覧会を開催いたしましたところ、地元市民を中心に約1,500人の方々から内覧をいただき、木をふんだんに使った校舎に好評をいただいたところであります。 次に、男女共同参画社会形成につきましては、先に策定しました男女共同参画社会基本計画について、今後、市内全区において説明会を開催するとともに、市広報・やさしくひと男とひと女情報誌「でこぼこ」、また、全戸配布するダイジェスト版などにより、この計画内容の理解と協力に向け、市民啓発に努めてまいります。 また、新年度は、ドメスティック・バイオレンス(DV)に関する市民意識調査を実施するとともに、相談窓口と関係諸機関等とのネットワーク構築等について検討してまいります。 レザンホールにつきましては、市民要望の強い鑑賞事業を幅広いジャンルで提供するほか、演奏活動で来館するプロ奏者により、地域文化の活性化を促進するため、新たに地区公民館への出前事業を予定しております。 また、市民創作事業として定着してまいりました「信濃の国大合唱フェスティバルイン塩尻」が、内容を見直し、今月17日に3回目が開催され、出演者と観客が一体となり、感動を共有したところであります。 今後は完全学校週5日制への対応も考慮し、児童、生徒の参画機会の拡大を図りながら、引き続き開催してまいります。 塩尻短歌館につきましては、平成4年10月開館以来、10周年を迎えることから、記念事業として、要覧の発行、記念講演会、特別展の開催などを予定しております。 次に、スポーツ振興につきましては、本年4月から発足する特定非営利活動法人(NPO)塩尻市体育協会の活動を支援するとともに、一層の連携を図り、市民の健康体力づくりと競技力の向上に向けた事業推進に努めてまいります。 なお、体協法人化を記念し、来る4月20日にその記念式典が予定されております。 平出遺跡の整備につきましては、縄文の村、古代の農村、体験施設地区等を含めた整備基本計画に基づき、整備工事に向けた基本設計・実施設計を策定するとともに、整備事業の一環でもあります発掘調査にも着手してまいります。 また、平成9年度から実施しております史跡指定地の公有化にも引き続き努めてまいります。 第16回を迎える「全国短歌フォーラムin塩尻」につきましては、10月5日、6日の両日にわたり開催する予定であり、実行委員会並びに関係者と十分に連携を図りながら、事業を推進してまいります。 また、若い年代層に短歌の普及を図るため、2年目となる「短歌ヤングセミナー」の開催や市内の小・中・高校において「短歌づくり教室」を引き続き開催してまいります。 次に、環境対策につきましては、地球規模で緊急対応を要する「地球温暖化問題」と、廃棄物の抑制、再利用を促進する「循環型社会の形成」は、今や全国の地方自治体に課せられた最重要課題であります。 そこで、本市は「環境基本計画」の推進を図るため、昨年10月に策定した「実践行動計画」と「ごみ処理基本計画」に基づき、市民の皆様から日常生活の中で、「省資源・ごみ減量化対策」「省エネルギー対策」を実践行動していただく施策を、さらに推進するとともに、大切な資源環境の保全に努めてまいります。 また、本年度中に認証取得予定市役所ISO14001の「環境方針」「環境目的・目標」の実行により、環境問題に対して率先行動する市役所の実現を目指すとともに、市職員が市内各地域で、市民や事業者と協働して、環境保全について活動する地域社会の形成を目指してまいります。 次に、廃棄物対策につきましては、長年の懸案でありました最終処分場の建設につきまして、去る1月末に建設候補地の地元朝日村小野沢区と建設にかかわる条件等について協議が整いましたので、生活環境影響調査等の基礎調査に着手いたしました。 ごみ減量対策につきましては、クリーンセンター可燃ごみ処理量の増加率はやや低下したものの、依然として増加傾向にあります。 このため、ごみ排出抑制と分別の徹底を図るため、平成14年度中に事業系可燃ごみの排出袋の指定袋制を導入することとしておりますが、一般家庭から排出されるごみの排出袋の指定袋制導入と有料化についても、本格的な検討を行う必要があると考えております。 道路整備につきましては、国、県道など幹線道路をはじめ生活道路の整備を計画的に進めてまいります。 重点事業で進めております国道19号の吉田地区拡幅整備では、吉田歩道橋から南へ約500mの区間について、来月に着手する予定で作業を進めており、併せて環境整備や景観形成において、電線類の地中化工事にも着手してまいります。 なお、この先線の600m区間については、用地取得に向けて地元地権者会と調整が進行しております。 県道では、上今井洗馬停車場線洗馬小学校から岩垂橋までの間について、基本計画松本建設事務所から地元関係区に示されましたので、今後、地元関係者と具体的な調整がされる運びとなりました。 県道塩尻鍋割穂高線につきましては、街路事業として実施している広丘駅前通線のうち原新田交差点から先は、本年度3件の用地補償契約が済み、引き続き用地取得が進められることとなっております。塩尻停車場線における大門商店街電線類地中化工事は、北側の400m区間が完了し、引き続き南側の工事を進めております。 なお、県事業で先送りとなっておりました観音沢砂防事業は、本年度、国の第2次補正予算で事業費5,000万円が予算化されましたので、今後事業の推進が図られるものと期待しております。 市道では、新年度から塩尻駅周辺地区の約220ha区域内において、新たに、取り組みを予定しております、まちづくり総合支援事業で、塩尻駅のバリアフリー化によるエレベーターの設置や郷原こせんきょう跨線橋の改修、桔梗ケ原郷原線歯科大南線の道路改良を実施するとともに、都市計画道路では、高校北通線の詳細設計及び用地取得を進めてまいります。 また、国庫補助を取り入れた事業では、郷原大門線用地取得を引き続き進めるとともに、塩尻西小学校西側道路の学校通線は、本年度用地取得が完了いたしましたので、新年度には、完成の運びとなります。 新規事業では、堅石今井線用地取得等を進めてまいります。 次に、都市計画事業につきましては、広丘駅周辺の整備を図るための広丘駅周辺整備基本構想(案)について、関係機関との調整が整ったことから、市並びに県の都市計画審議会で、都市計画道路の変更について、決定をいただきました。広丘の顔、短歌の里の玄関口として整備すべく、概略設計、現況測量等に着手してまいります。 土地区画整理事業につきましては、広丘駅東第2及び吉田原地区を進めておりますが、経済状況の変化により保留地単価の下落等に苦慮しておりますが、工事につきましては順調に進捗しており、だいぶ街並みも形成されつつあります。 なお、広丘駅北土地区画整理事業につきましては、平成14年度末の完了に向け、換地処分の作業を進めております。 街路事業につきましては、継続事業としての堰西えびの子通線、広丘東通線用地取得を引き続き進めてまいります。 塩尻北部公園につきましては、本年度で多目的グランド9,800m2とバックネット1基が完成いたしましたので、引き続き、テニスコート2面を整備してまいります。 次に、情報化の推進につきましては、塩尻情報プラザは、開館以来、今月10日までに、6万5,000人を超える入館者があり、市民各層からご支持をいただき、情報化の拠点として幅広い活用が図られております。 また、光ファイバー網を活用した行政情報提供、教育・学習、介護、産業の活性化などを積極的に進めておりますが、昨年の大雪や松塩用水油混入事故のような非常災害時や緊急時の市民への情報伝達方法について、次代を拓く情報化推進本部で検討をした結果、「緊急情報システム整備計画」により、光ファイバー網や広帯域無線を活用した整備を図ってまいります。 本システムは、インターネットや携帯電話のメールシステムや有線テレビの活用とともに、現在、市内40か所の公共施設を結ぶ光ファイバー網を延長し、塩尻市防災計画で指定している避難施設のうち、地区の主要施設である学校、保育園などを地区防災情報センターとして位置付け、災害時には、対策本部との間で映像を含む情報を双方向でやりとりすることが可能なシステムを構築し、現場の被災状況等を的確に把握し、必要な措置を講ずるとともに、地区防災情報センターを通じて、市民に的確な情報を迅速に伝達するものであります。 この整備につきましては、本年度の国の第2次補正予算に計上された「地域イントラネット基盤施設整備事業」の活用を図るとともに、財政的に有利な補正予算債の適用を受け、整備を図ってまいります。 行政の情報化につきましては、システムの老朽化に伴い、再構築を進めてまいりました財務会計等のシステムのうち、基幹システムである執行管理業務を、新年度から庁内LANを利用して、全庁的に活用を図り、行政事務の効率化を推進してまいります。 次に、水道事業につきましては、市民生活に欠かせない「安全でおいしい水の安定供給」に一層努めてまいります。施設整備につきましては、平成12年度から建設着手しました片丘配水池は、関連施設の建設もほぼ終了し、本年度内には、通水開始ができる運びとなりました。 また、塩尻東・大門地区へ安定給水を図るため、3,000tの耐震構造である上西条配水池の建設を、平成14年度から2年計画で進めるとともに、松塩水道用水バックアップ体制として計画している、片丘深井戸の掘削や柿沢配水池への送水施設等の整備をしてまいります。 老朽管整備につきましては、国庫補助事業・石綿セメント管更新事業の導入や下水道事業の推進に併せた改良事業を実施するとともに、漏水防止対策等により、一層の有収率の向上を図ってまいります。 次に、公共下水道事業につきましては、市民要望の強い事業であり、国の経済対策等を積極的に導入し整備推進をしております。 その結果、下水道普及率は、公共下水道・農業集落排水事業及び合併処理浄化槽設置事業を含め、13年度末見込みで、約88%、14年度末には、約90%を予定しております。 新年度の主要工事では、汚水幹線で第5次下水道認可を受けた桟敷・長畝・みどり湖区等の整備推進に重点を置き、雨水幹線では、田川左岸5号雨水幹線の内、国道19号、高出区、「緑が丘南交差点」の横断工事及び奈良井川右岸5号雨水幹線を引き続き整備をしてまいります。 また、浄化センター第3期増設工事は、機械濃縮棟が完成いたしますので、電気・機械設備工事を進めるとともに、水処理施設の土木工事にも着手してまいります。 農業集落排水事業につきましては、国の緊急整備事業の積極的な取り組みにより、各地区とも順調に建設工事を進めているところであります。 宗賀南部地区及び勝弦地区におきましては、関係の皆さんのご協力により、処理施設の建設工事が完了し、本年度一部供用開始をすることができました。 農業集落排水事業7地区のうち、最後に国の事業認可を受けました東山地区におきましては、現在処理施設の建設を進めており、秋には、供用開始を予定しております。 今後とも全地区の早期事業完了に向け、積極的に取り組んでまいります。 次に、交通安全対策につきましては、平成13年から平成17年までの交通安全対策の指針となる、「塩尻市交通安全5か年計画」を作成し、議会はじめ関係機関等に配布し、さらなる対策を講じてまいる考えであります。 近年、全国各地で、犯罪・事件等が増加傾向にあり、被害の未然防止を図るための地域安全活動が、極めて重要性を帯びてまいりました。 このような社会情勢の中、本市では地域住民相互の連帯意識の高揚を図りながら、地域社会の犯罪を未然に防止し、安全を確保するため、「塩尻市生活安全条例」を制定し、地域住民・行政・警察等が一体となり、「安全で住みよい田園都市」を推進してまいります。 危機管理の対応につきましては、市内の消防力及び防災体制の強化に積極的に取り組むとともに、庁内に設置した危機管理総合対策チームの迅速で、有効な活用を図ってまいります。 その主な施策は、地域防災計画「震災対策編」の見直し、全市に「ミニ防災組織」の設置、消防団部長以上へのポケベルの配備、緊急時に備えた造水機の設置、消防団員への訓練時や活動時に着用できる略衣の貸与や消防器具、施設の整備を実施してまいります。 農業振興につきましては、中山間地域の傾斜度の高い水田地帯を対象に、地域ぐるみによる農地保全の取り組みを行う「中山間地域等直接支払事業」は、本年度、6地区17集落において、対象面積、約99.4haの集落協定が締結されました。 この協定には、農家の共同活動として、水路・農道の維持管理やレンゲなどの景観作物の作付などが盛り込まれており、豊かな自然環境や、伝統的な農村文化を次世代に引き継ぎ、併せて農業の持つ多面的機能が十分生かされるよう取り組んでいくもので、まだ協定がされていない集落への働き掛けを引き続き行ってまいります。 県営畑地帯総合整備事業岩垂原地区は、昨年3月30日、「畑地帯総合整備事業」として事業採択がされ、老朽化が進んでいる畑かん施設の更新と、維持管理の負担が大きい加圧方式から自然加圧方式へ変更する大規模な畑かん施設更新事業を基幹に、農道整備、排水路整備等を行うものであります。 本年度は、畑かん施設の全体計画と一部の実施設計を行っておりますが、新年度は、引き続き畑かん施設の実施設計を行い、一部幹線水路工事に着手する予定であります。 本事業の畑かん施設の更新事業は、440haにも及ぶため、事業が長期にわたることが予想されますので、計画的な整備が出来るよう関係自治体と連携を図ってまいります。 県営中山間地総合整備事業につきましては、平成12年度総事業費13億円で国庫補助事業として、宗賀地区が採択を受け、地元推進委員会と連携し事業の推進を図っているところであります。 新年度は、日出塩地区において、市制40周年記念事業として取り組みを進め、工事着手している「(仮称)桜の丘公園」の開園を予定しております。 また農業生産基盤整備として、洗馬花見地区のほ場整備及び床尾地区の農道整備等にも着手してまいります。 林業振興につきましては、森林の持つ多面的機能を持続的に発揮させるために、昨年7月に、「森林法」の一部が改正され、森林の機能に応じた働きを、「水土保全」「森林と人との共生」「資源の循環利用」の3つに区分し、本年4月から運用されることに伴い、本市の属する「中部山岳地域森林整備計画」が、県において変更されたことに伴い、本市の「森林整備計画」の変更を行いました。 今後も、国、県と連携して、森林整備を進めてまいります。 また、本年度から独自の取り組みをいたしました、ふるさと森林整備事業では、10haが整備され、森林の大切さを多くの市民が関心を持ちつつありますので、今後も、なお一層、間伐事業等の推進を図ってまいります。 次に、工業振興につきましては、厳しい経済状況の下、「塩尻市産業振興ビジョン」の提言に基づき、人材育成、技術開発、資金調達などの支援を実施し、企業間・地域間のネットワーク化を図ることにより、産業構造の変化に対応できる技術の高度化や新産業の創出を目指して、各種施策の一層の充実を図ってまいります。 中国のWTO加盟により、世界市場がより一元化された中で、日本経済の活力の再生のためには、技術力にさらに磨きをかけ、世界で唯一の、すなわちオンリーワンと評価される超精密加工技術や、優れた開発能力を生かして、新しい産業を創出することが、大いに期待され、求められているところであります。 このため、市といたしましても、産業団地「今泉南テクノヒルズ」への企業誘致に引き続き努めるとともに、商工会議所と連携して設立した「塩尻製造業受注連絡協議会」を通じて、市内企業への受注体制の強化を図るとともに、創造的事業活動支援としての、「新産業創造研究会」や、高度先端技術を研究し開発するための産学官の連携を強めるなど、新産業の創出に向けて、総合的な支援体制を強化してまいります。 また、急激に進展する高度情報化に対応し、企業間競争に勝ち抜くため、工業団地への光ファイバー網整備や企業等高度情報化推進事業を引き続き進めてまいります。 今泉南テクノヒルズ産業団地は、現在10社11区画が分譲でき、既に開業している企業は、4社となっており、総分譲面積の54%の進捗率となっております。 残りの区画につきましても、情報化に対応した産業団地の特性を柱にPRし、引き続き企業誘致活動に鋭意取り組んでまいります。 商業振興につきましては、個人消費は引き続き悪化しておりますが、特色ある販売促進事業を支援し、商店街等の活性化を図るとともに、地域経済の活性化に努めてまいります。 空き店舗対策として、地域住民及び高齢者を中心に交通手段のない市民を対象に、医療機関、公共施設、福祉施設の利用や、商店街への買い物などに延べ30万人、1日平均乗車430人余に利用されている地域振興バス利用者の憩いの場として、定着してまいりました「はつらつサロン・ひとやすみ」の運営を引き続き支援するとともに、「チャレンジショップ・サクセス」を通して、商業者の創業支援をすることにより、商店街等の賑わいと活力の創出に努め、商店街でのインターネットの高度利用促進などについても支援してまいります。 観光振興につきましては、地域の歴史や文化、また、風土等の資源や魅力を再発掘し、広域的な交流の促進による地域全体の活力を創出するところの広域連携型地域づくり事業が必要とされているので、身近な資源を地域の誇りとして再認識し、それらを磨いて積極的に活用することにより、人々が価値観を共有し、自然と共生する観光振興に、一層努力をしてまいります。 また、例年行っております伝統ある夏のイベントや秋の地場産業振興イベントなど、市民の実行委員会を中心に、さらに、内容を充実し魅力アップに努め、開催をしてまいります。 次に、オープン以来4年目を迎える「信州塩尻農業公園チロルの森」は、自然との共生をテーマに、緑あふれる豊かな自然の中で、本年度は、「農業公園等振興連絡協議会」が中心となり実行委員会を結成し、「チロルの森市民サマーフェスティバル」を開催してまいりました。 全国的に景気の低迷を反映して観光客が減少している中でありますので、企業に自助努力を求めるとともに、観光客の誘致を図り、市内商店への波及効果を高めるため、引き続き「農業公園等振興連絡協議会」などにより「森の音楽祭」の開催や、自然体験、地場産品のPRなど、魅力ある市民参加型イベントを開催してまいります。 また、本年は、塩尻駅が明治35年に開業以来、100周年を迎えることとなり、JR塩尻駅では、昨年11月に「塩尻駅開業100周年記念事業実行委員会」を結成し、塩尻駅のさらなる発展につながるよう記念事業の取り組みを進めております。 市といたしましても、幾つかのイベント事業をこの記念事業と連携することで、相乗効果を高めながら、実施してまいります。 さらに、本市を全国にPRするため、「観光用はがき」を平成15年の年賀はがき用に作成し販売してまいります。 雇用状況につきましては、昨年12月末の全国の完全失業率は、5.6%、有効求人倍率は、0.53倍と大変厳しい状況が続いておりますが、その中にあって、松本公共職業安定所管内は、0.70倍と全国平均を上回る求人状況にあります。 また、市内の12月末の求人状況は、新規求人152人に対し、求職者は153人となっております。 現在の厳しい雇用情勢を受け、昨年10月施行の「改正地域雇用開発促進法」に基づく指定を受けた松本地域に、今月1日「松本地域求職活動援助事業推進室」が設置されましたので、国・県・地域就職援助団体などと連携をとりながら雇用問題に取り組んでまいります。 また、松本公共職業安定所、塩尻地区労務対策協議会、商工会議所などと連携して、「新規就職者歓迎激励大会」、「新規就職者実務研修会」、「学卒者(短大・専門学校・高校生)の産業事情視察」、「進路指導担当の先生による産業事情視察と事業主との懇談会」などを開催し、市内企業の発展と雇用確保につながるような取り組みをさらに続けてまいります。 次に、市民の健康づくりにつきましては、世代を超えたすべての市民が、健康で、明るく、元気に生活できる社会を目指した「(仮称)しおじり健康21」を策定し、事業推進をしてまいります。 昨年の予防接種法の改正に伴い実施いたしました高齢者のインフルエンザ予防接種は、接種率42%と予想を大幅に上回る状況となり、高齢者の皆さんの健康に対する意識の高さを感じたところであります。 新年度は、基本健康診査及びがん検診に合わせ、県下に先駆け緑内障検診を新たに実施し、成人からの健康づくりに、さらに力を入れてまいります。 また、精神保健及び精神障害者福祉に関する法律の一部改正により、新年度から、精神保健福祉業務が、県から市町村へ移譲されることに伴い、相談及び手帳申請受理や精神障害者の福祉サービス、居宅生活支援事業など必要な指導及び訓練、その他援助等個々のケースに応じた対応をしてまいります。 次に、本市の国民健康保険事業の運営につきましては、昭和62年度に18%の保険税の増額改定をして以降、平成3年度と9年度の2回にわたり減額改定を実施するなど、被保険者への税負担の軽減を図る中で、昭和62年度以降15年間にわたり、税の引き上げを実施せず、安定した財政運営に努めてまいりました。このことは市民の健康に対する意識の高さと、市の健康づくり施策の浸透及び関係者のご支援、ご努力によるものと考えております。 その結果、本市の税率は17市中でも低位に位置する現状ではありますが、一方で、国保会計の安定的な財政運営を確立するための基金の額が減少するなど、国保財政は、厳しい状況となったため、国民健康保険運営協議会で慎重にご審議をいただき、国保財政を最低限運営する上で可能な改定率として17.9%の引き上げの答申を先月24日にいただいたところであります。 先行き不透明な社会・経済情勢でありますので、答申を重く受け止め、保険税の改定をお願いすることといたしましたが、今後も、基金を有効に活用しながら、被保険者の立場に立った事業運営を図ってまいります。 次に、福祉行政につきましては、生きがいと思いやりのある福祉社会の実現を重要施策として、市民の皆さんが住みなれた家庭や地域で、安心して明るく過ごせるよう保健、医療、福祉の分野が連帯して総合的なサービスを積極的に推進してまいります。 特に、本年4月には、高齢者いきいき保健福祉計画に位置付けられた老人福祉センターとデイサービスセンターの複合施設が塩尻東地区に開所いたします。 そこで、この施設の管理運営委託を予定しております塩尻市社会福祉協議会と密接な連携をし、複合施設のメリットを生かしながら、事業展開をしてまいります。 高齢者福祉につきましては、在宅や地域で生活したいとの高齢者の意向を踏まえ、居住する隣接者との交流を大切にする、きめ細かな地域福祉施策が求められております。 したがって、新年度においては、高齢者が住み慣れた地域において家庭的な雰囲気のもとで、ニーズに応じた細やかなケアが受けられるサービスの実現を図るため、民家活用型の小規模ケア施設、いわゆる宅老所の開設援助や、高齢者生活支援活動や、地域福祉推進事業等の活動に対し、支援をしてまいります。 障害者福祉につきましては、第三次塩尻市障害者福祉推進プランに基づき、障害を持たれた皆さんの社会参加の促進や、生きがいづくり、また、自立への援助につながる施策の展開を図るとともに、障害者にやさしいまちづくり推進協議会を開催し、生活環境の改善や、福祉サービスの充実、市民啓発活動等、誰もがやさしいまちづくりをめざして、積極的な取り組みを確認したところであります。 介護保険につきましては、1月末までの要支援、要介護認定者は、1,441人で、12月末のサービス利用者は、1,173人であり、利用率は約80%となっております。 昨年実施した高齢者等実態調査結果の中で、在宅介護を受けている方へのサービス満足度では、約88%の方が、現状に満足をしており、本市の介護保険事業は、おおむね計画に沿って順調に推移をしております。 今後も、在宅を基盤とする介護の社会化を目指し、介護保険推進員等を通じて、制度の啓発や要介護者の掘り起こしを行うとともに、在宅介護支援センターと連携し、個々の事例に具体的なアドバイスをするなど積極的な推進を図ってまいります。 また、平成15年度の介護保険事業計画策定にあたり、これまでの給付実績を基にした需要や、事業者の供給可能量、また、計画期間内における介護サービス利用量の推計や基盤整備等も含めた見直し準備作業を進めてまいります。 次に、児童福祉につきましては、「塩尻東保育園」及び「ふれあいセンターみどりの郷」の複合施設の建設を順調に進め、来月竣工の運びとなっております。 本年4月に開園予定の塩尻東保育園は、快適な保育環境の中で地域のニーズに沿った保育サービスを行うため、低年齢児保育、長時間保育、一時的保育等の特別保育事業を新たに実施するなど、地域から信頼される利用しやすい保育園として運営できるよう取り組んでまいります。 この中で、給食調理業務の委託につきましては、これまでに、議会をはじめ関係の皆様からいただいご意見・ご要望を十分に反映させたうえで、契約を完了し、本年4月1日からの給食業務開始に向けて、準備を進めております。 放課後児童対策につきましては、塩尻西小学校の通学区での大門児童クラブは、平成11年6月から旧塩尻児童館及び塩尻総合文化センター内に暫定的に開設してきており、塩尻西小学校の改築に伴う校内への移転の形態について検討してまいりましたが、保護者からの強い要望等により、現在と同様の運営形態をそのままに大門児童クラブとして移転するよう進めております。 また、塩尻東保育園の開園に伴い、廃止される現塩尻保育園の跡施設へ、本年6月を目途に塩尻東児童館の設置を進めてまいります。 次に、行政改革の推進につきましては、「第3次行政改革大綱」及び「平成13年度行政改革実施計画」に基づき、全職員一丸となって、各施策の実現に積極的に取り組み、ホームページの更新による行政情報提供、グループウェアシステムによる事務の効率化や会議通知等のペーパーレス化など、大綱の趣旨に沿って継続的な改革の推進に努めております。 さらに、職員の定員管理の適正化を図るため、平成5年度以降据え置いてきた職員定数を20人削減し、新年度から、現行の定数545人を525人とする条例改正を今議会に提案するとともに、今後も業務の実態等を検討し、業務の委託化や事務改善を図り、新たな定員適正化計画の策定をしてまいります。 また、本年4月1日から建築主事を置き、建築確認事務等を行うにあたり、住宅政策の窓口一本化により、市民サービスの向上を図るため、建設部に建築住宅室を設置してまいります。 次に、本年度事業の進捗状況と決算見通しについて、申し上げます。 平成13年度は、国の第1次、第2次補正予算に対応したことにより、平成14年度に繰り越す事業は、特別会計を含めて9件となり、これを除くほかの事業は、予定どおり執行できる見込みであります。 一般会計の決算見通しにつきましては、法人市民税や利子割交付金が当初予算より伸びる見込みのため、できる限り基金の繰り入れ戻しを行い、新年度の大幅な基金の取り崩しに備えた対応をしていまりたいと考えております。 なお、今議会にご提案申し上げました、各議案の説明につきましては、助役より申し上げますので、何とぞよろしくご審議いただきますよう、お願い申し上げます。 以上、申し上げまして総括説明といたします。 ○議長(古厩圭吾君) この際、10分間休憩いたします。                           午前10時52分 休憩                           -----------                           午前11時02分 再開 ○議長(古厩圭吾君) 休憩を解いて再開いたします。 次に、各議案について説明を求めます。 ◎助役(酒井泉君) 〔登壇〕 ご指名をいただきましたので、本議会にご提案いたしました各議案につきまして、その概要をご説明いたします。 議案は、条例案件20件、事件案件1件、予算案件20件、報告案件1件の計42件でございます。 なお、各議案の内容につきましては、議案関係資料に申し上げてありますので、簡潔に申し上げます。 まず条例案件につきましてご説明いたします。 議案第1号 塩尻市職員定数条例の一部を改正する条例につきましては、塩尻市第三次行政改革大綱に基づき、簡素で効率的な行財政運営を進めるため、定員管理の適正化を図ることに伴い、各部局の定数を見直し、職員の定数を現行の545人から525人に改めるものなどであります。 議案第2号 塩尻市税条例及び塩尻市一般職の職員の特殊勤務手当に関する条例の一部を改正する条例につきましては、保健婦、助産婦、看護婦法の一部を改正する法律が平成14年3月1日から施行され、保健婦が保健師に、看護婦が看護師に改められることなどに伴い、関係する2つの条例について必要な改正をするものであります。 議案第3号 塩尻市特別職の職員等の給与に関する条例及び塩尻市教育委員会教育長の給与及び勤務時間等に関する条例の一部を改正する条例につきましては、景気低迷による本市の財政状況を考慮して、市長、助役、収入役及び教育長の給料月額並びに議会の議員の報酬月額を減額することなどに伴い、関係する2つの条例について必要な改正をするものであります。 議案第4号 塩尻市職員の育児休業等に関する条例の一部を改正する条例につきましては、育児休業の対象となる子の年齢を1歳に達する日までから、3歳に達する日までへと改めることなどを柱とする、地方公務員の育児休業等に関する法律の一部を改正する法律が、平成14年4月1日から施行されることに伴い、育児休業をすることができない職員に、育児休業に伴う任期付き採用職員を加えるなど、必要な改正をするものであります。 議案第5号 塩尻市職員の勤務時間及び休暇等に関する条例の一部を改正する条例につきましては、地方公務員の育児休業等に関する法律の一部を改正する法律が平成14年4月1日から施行されることに伴い、育児または介護を行う職員から請求があった場合には、当該職員の時間外勤務の上限を1年について360時間であったものを1か月について24時間、1年について150時間とすることなど、必要な改正をするものであります。 議案第6号 公益法人等への職員の派遣等に関する条例につきましては、公益法人等への職員派遣等の取り扱いなどについて定めた、公益法人等への一般職の地方公務員の派遣等に関する法律が、平成14年4月1日から施行されることに伴い、職員を派遣する団体、派遣職員の処遇など、公益法人等への職員の派遣について必要な事項を定める、公益法人等への職員の派遣等に関する条例を新たに制定し、併せて関係する2つの条例について必要な改正をするものであります。 議案第7号 塩尻市生活安全条例につきましては、市民が生活に対する安全意識を高め、安全で住みよい地域社会を実現するため、市及び事業者等を含む市民の責務などについて定める、塩尻市生活安全条例を新たに制定するものであります。 議案第8号 塩尻市立博物館条例等の一部を改正する条例につきましては、平成14年4月1日から実施される完全学校週5日制に対応し、小学生及び中学生の体験活動の機会並びに輪を拡大するため、塩尻市立博物館、塩尻短歌館及び本洗馬歴史の里などにおける、小学生及び中学生の入館料を無料とすることなどに伴い、関係する3つの条例について必要な改正をするものであります。 議案第9号 塩尻市国民健康保険税条例の一部を改正する条例につきましては、国民健康保険事業特別会計の健全化を図るため、国民健康保険税の所得割の率及び均等割の額並びに平等割の額を改めるなど、必要な改正をするものであります。 議案第10号 塩尻市公民館条例の一部を改正する条例につきましては、塩尻市塩尻東公民館の分館として、新たに峰原分館を設けることに伴い、必要な改正をするものであります。 議案第11号 塩尻市立保育所条例の一部を改正する条例につきましては、塩尻東地区にある塩尻市立上柿沢保育園、塩尻市立西条保育園及び塩尻市立塩尻保育園を統合することに伴い、新たに塩尻市立塩尻東保育園を設置することについて、その名称及び位置を規定するなど、必要な改正をするものであります。 議案第12号 塩尻市児童館条例の一部を改正する条例につきましては、新たに塩尻市立塩尻東児童館を設置することに伴い、その名称及び位置を規定するため、必要な改正をするものであります。なお、塩尻市立塩尻東児童館は廃止となる塩尻市立塩尻保育園の施設を利用するものであります。 議案第13号 塩尻市デイサービスセンター条例の一部を改正する条例につきましては、新たにデイサービスセンターとしてみどりの郷を設置することに伴い、その名称及び位置を規定するため、必要な改正をするものであります。 議案第14号 塩尻市老人福祉センター条例の一部を改正する条例につきましては、新たに老人福祉センターとしてみどりの郷を設置することに伴い、その名称及び位置を規定するため、必要な改正をするものであります。 議案第15号 塩尻市立小・中学校の学校医、学校歯科医及び学校薬剤師公務災害補償に関する条例につきましては、公立学校の学校医、学校歯科医及び学校薬剤師公務災害補償に関する法律の一部を改正する法律が、平成14年4月1日から施行されることに伴い、学校医等の公務上の災害に対する補償の範囲、金額及び支給方法、その他補償に関し必要な事項について定める、塩尻市立小・中学校の学校医、学校歯科医及び学校薬剤師公務災害補償に関する条例を新たに制定し、併せて関係する条例について必要な改正をするものであります。 議案第16号 塩尻市手数料徴収条例の一部を改正する条例につきましては、平成14年4月1日から限定特定行政庁として建築主事を置き、建築基準法に関する審査事務等にかかわる手数料の新設及び減免について規定するため、必要な改正をするものであります。 議案第17号 塩尻市公共下水道条例の一部を改正する条例につきましては、下水道法施行令の一部が平成13年7月1日に改正されたことに伴い、特定事業所から下水道への排水基準にアンモニア性窒素、亜硝酸性窒素及び硝酸性窒素含有量の基準を加えるため、必要な改正をするものであります。 議案第18号 塩尻市公共物管理条例の一部を改正する条例につきましては、国から譲与を受けた法定外公共物を認定外道路として定義するため、必要な改正をするものであります。 議案第19号 塩尻今泉テクノフロンティアセンター条例につきましては、地域の高度情報化を推進し、企業間の交流、共同研究などに寄与する施設として、今泉南テクノヒルズ産業団地に建設した施設の設置、管理等について定める、塩尻今泉テクノフロンティアセンター条例を新たに制定するものであります。 議案第20号 塩尻市中心市街地にぎわい広場条例につきましては、中心市街地のにぎわいを創出し、市民の福祉の増進及び地域経済の振興に寄与するために設置した広場の設置、管理等について定める、塩尻市中心市街地にぎわい広場条例を新たに制定するものであります。 次に、事件案件につきましてご説明いたします。 議案第21号 市道路線の認定につきましては、新たに3路線を認定することについて、道路法第8条第2項の規定により、議会の議決をお願いするものであります。 次に、予算案件についてご説明いたします。 議案第22号 平成14年度塩尻市一般会計予算につきましては、予算総額を歳入歳出ともに217億8,000万円とするもので、前年度対比14億3,800万円、6.2%の減であります。景気の低迷が続く厳しい経済財政状況の中で、財源の確保に最大限の努力をする一方、地方分権や行政改革大綱の趣旨を踏まえ、行政経費の節減や合理化を図るとともに、健全財政に配慮しながら、限られた財源を重点的かつ効率的に配分し、市民の期待にこたえられるよう、また新施策にも積極的に取り組み、21世紀にふさわしい予算編成に努めてまいりました。 以下、主な内容について歳出から申し上げます。 議会費は2億3,603万8,000円で、前年度対比1.1%の減であります。 総務費は23億6,760万6,000円で、前年度対比0.7%の増であります。 危機管理対策として、新たに災害時に携帯電話等へメールを発信する防災情報ネットワーク整備事業費のほか、防災アセスメント調査、造水機の購入にかかわる経費を計上するものであります。 また環境事業を推進するため、ISOエコオフィス推進経費のほか、国際化推進事業費、固定資産評価替え等対応事業費や、任期満了に伴う市長選挙費をそれぞれ計上するものであります。 民生費は43億8,676万6,000円で、前年度対比3.5%の増であります。 少子高齢化対策として、子育て関連では子育て支援センターを一層充実するとともに、新たに開園する塩尻東保育園において、長時間保育や育児リフレッシュ事業を実施するための経費として、保育所運営費及び育児支援推進事業を計上、また塩尻児童クラブを児童館に移行するための運営諸経費及び児童扶養手当事務が県から移譲されることに伴い、児童扶養手当扶助費を新規に計上するものであります。 高齢者福祉関連では、社会福祉協議会活動を支援し、地域福祉やボランティア活動を推進するため、社会福祉協議会推進事業費を計上するとともに、介護保険と高齢者福祉を一体的に推進するため、高齢者いきいき保健福祉計画に基づき、健やかミニデイ、給食サービスなどの事業を行うほか、新規としてNPO活動支援、宅老所開設補助、低所得者介護サービス利用助成などを行うため、高齢者等介護予防生活支援事業費を増額計上し、また、痴呆高齢者支援事業も新たに計上いたしました。 障害者福祉関連では、障害者福祉推進プランに基づき、障害者への支援を図るため、身体障害者機能訓練事業を実施するほか、新規に共同作業所への助成を行うため、障害者福祉事業費を計上。 また、精神障害者事務が県から移譲するに伴い、ホームヘルプサービスの助成を新たに行うための障害者福祉扶助費などを計上するものであります。 このほか、国民健康保険事業特別会計、老人保健事業特別会計及び介護保険事業特別会計の3つの特別会計への繰出金を計上するものであります。 衛生費は16億2,473万2,000円で、前年度対比20.6%の大幅な増であります。 増額の特殊要因としては、高齢者の生きがいづくり事業を一元化し、事業の推進を図るため、従来、民生費に計上していた塩尻ロマン大学いきいき長寿リーダー塾などにかかわる経費を、高齢者生きがいづくり事業費として衛生費に組み替え、計上したことによるものであります。 このほか疾病予防対策として、予防対策事務諸経費を計上し、乳幼児から高齢者までの集団及び個別接種を行い、特に高齢者のための事業として、インフルエンザ予防接種を実施します。 また、新たに市の具体的な健康づくりの目標を定める、しおじり健康21の策定や、緑内障の検診を行うため、保健対策事業費を計上しました。 さらに循環型社会の形成に向けての事業として、瓶、ペットボトル、資源物の回収を行うため、資源リサイクル推進事業費を計上するほか、新規に一般家庭から排出されるごみ袋指定の施行を進めるため、クリーン事業推進事業費を、またごみの不法投棄防止を図るため、エコスイーパー導入経費として、廃棄物不法投棄防止対策事業費はレッドデータブック作成のため自然環境保全事業費を計上しました。 このほか最終処分場建設のため、塩尻朝日衛生施設組合負担金や、消火栓及び水道送水管等の施設費に要する経費として、水道事業会計繰出金をそれぞれ計上するものであります。 労働費は2億447万円で、前年度対比0.6%の減であります。 勤労者の福祉向上を図るため、勤労者福祉資金貸付金、労働者福祉対策事業費を計上するとともに、高齢者等を再雇用した事業所に対して、奨励金を増額する経費として、雇用対策事業費を計上するものであります。 農林水産業費は11億5,264万1,000円で、前年度対比7.8%の増であります。 本市の特性を生かした農業の振興や、安定した産地体制の確立、また農業者の育成を図るため、園芸産地基盤強化等促進事業費、ぶどうの郷づくり推進事業費を計上するほか、認定農業者の育成を図るため、ふるさと農業ステップアップ実践事業費を計上。さらに国際競争に対応するとともに、消費者ニーズに対応した集出荷体制を整備するため、農業生産総合対策事業費などを計上するものであります。 このほか、農業用マルチの適正処理、リサイクル容器の普及、生分解性マルチの普及のため、クリーン農業実践事業費を計上。さらに土地改良事業費、宗賀地区中山間地域総合整備事業費、農業集落排水施設特別会計繰出金及び林業振興関係費などをそれぞれ計上するものであります。 商工費は14億2,686万1,000円で、前年度対比49.6%の大幅な減であります。 この減額の原因は、13年度は今泉南テクノヒルズの用地取得費を15億円余を計上していたものを、新年度は経済情勢を考慮して、1区画分の計上としたためであります。 主な内容は、商工業者の育成や企業立地の促進などを図るため、商工業振興推進事業費をはじめ、厳しい財政状況に対応して、中小企業融資あっせん事業費を大幅増額したほか、商工団体活動支援事業費などを計上。新規事業として、企業の受発注システム研究などのため、テクノネットワーク形成事業費を増額計上。また企業の高度情報化を推進するため、工業団地へ光ファイバーを敷設するための経費として、新たに企業等高度情報化推進事業費を計上するものであります。 このほか、高ボッチ高原のトイレ改修に観光施設維持管理費を計上。さらに地域振興バス運行のため、輸送対策事業費を計上するものであります。 土木費は37億628万9,000円で、前年度対比4.5%の増であります。 市民生活に密着した道路維持諸経費や、舗装新設改良事業費をはじめ、郷原大門線などの道路新設改良事業費や、新たにまちづくり総合支援事業費を計上し、郷原跨線橋の架けかえや、塩尻駅にエレベーターを設置、高校北通線用地取得などを行うほか、河川改修事業費、市営住宅環境改善事業費を計上。また公園事業費では、塩尻北部公園テニスコート整備、街路事業費では堰西えびの子通線の用地取得及び広丘駅前広場の概略設計等を行うほか、区画整理事業費及び下水道事業特別会計繰出金をそれぞれ計上し、生活環境の整備を図ってまいります。 また、新たに建築確認事務などを行うため、建築確認等事務諸経費も計上するものであります。 消防費は7億2,842万2,000円で、前年度対比5.8%の増であります。 消防分担金として松本広域連合負担金を計上するほか、消防団関係費として新規に消防団員へポケベルと略衣を貸与する経費を計上。このほか消防交付金及び消防施設整備費などをそれぞれ計上するものであります。 教育費は24億1,524万2,000円で、前年度対比22.6%の大幅な減であります。 この減額の原因は、塩尻西小学校の校舎棟、勝弦公民館などの工事が完成したことによるものであります。 主な内容は、学校教育関係では、新学習指導要領の導入に当たり、総合的学習を支援し、特色ある学校づくりを進めるための経費の小学校社会科副読本を全面改訂する経費を計上。また情報教育を推進するため、情報教育推進事業費CAI教育推進費を計上するとともに、新たに中学校の普通教室でコンピュータを使用した授業ができるように、校内LAN整備のための情報基礎教育推進費を計上。また塩尻西小学校プール建設費を計上するものであります。 社会教育関係では(仮称)塩尻東地区センター整備のため、基本設計費を計上するほか、完全学校週5日制に対応した支援事業を青少年健全育成や公民館事業として、また文化施設等で行う経費をそれぞれ計上するものであります。 また、全国短歌フォーラム事業費、文化開館運営事業費、史跡平出遺跡指定地公有化事業費、短歌の里事業費、男女共同参画啓発事業費や、新規事業として新生児に絵本をプレゼントする、こんにちは絵本事業を実施する経費を図書館事業諸経費に計上。さらに体育協会NPO法人化に伴う経費として、市民スポーツ振興事業費などをそれぞれ計上するものであります。 公債費は28億3,918万円で、前年度対比24.6%の大幅な増であります。 内容は長期債の元金及び利子の償還金を計上するものであり、増額の原因は償還金が増えていること及び将来に備えて繰上償還金を計上したことによるものであります。 諸支出金は6億8,000万円で、前年度対比47.3%の大幅な減であります。 減額の原因は土地開発公社への貸付金のうち、松本歯科大学学園ゾーン整備事業費がなくなったことによるものであります。 内容は、土地開発公社委託事業貸付金及び公共用地先行取得貸付金を計上するものであります。 以上の歳出の充当財源といたしまして、市税は89億118万4,000円で、前年度対比1.5%の減であります。市税は景気低迷を背景に、法人市民税では前年度対比20.8%と大幅な減収を見込んでおります。しかしながら、税収の半分を占める固定資産税では、家屋の新増築による増収を見込み、市税全体では前年度対比1.5%の減額で計上するものであります。 なお、恒久減税が引き続き継続されるものの、減税分は地方特例交付金及び減税補てん債で補てんされる予定であります。 地方消費税交付金は5億5,000万円で、前年度対比同額で計上するものであります。消費の伸びが期待できない点と、決算見込みを考慮して、前年度と同額にするものであります。 地方交付税は34億7,000万円で、前年度対比4.7%の減であります。このうち普通交付税は国の地方財政対策から地方交付税総額が4%削減になる点及び地方交付税制度の見直しなどを考慮して、5.1%減の30億円を、また特別交付税は実績を踏まえ、やや減額の4億7,000万円をそれぞれ計上するものであります。なお、普通交付税の減額分は臨時財政対策債で補てんされる予定であります。 国庫支出金は13億5,683万2,000円で、前年度対比5.1%の増。 県支出金は8億1,623万9,000円で、前年度対比40.3%の大幅な増であります。増額の要因は農業生産総合対策事業費にかかわる増であります。 財産収入は1億1,237万3,000円で、前年度対比92.9%の大幅な減であります。今泉南テクノヒルズの分譲収入を1区画分にしたための減であります。 繰入金は15億6,852万9,000円で、前年度対比67.5%の大幅な増であります。一般財源的基金から14億4,600万円、特定目的基金から1億1,689万2,000円の繰入金が主なものであります。 市債は12億5,300万円で、前年度対比2.8%の増であります。塩尻北部公園整備事業にかかわる公園緑地事業債をはじめ、臨時地方道路整備事業債、減税補てん債及び臨時財政対策債などを計上するものであります。 以上の款別な主なものについて申し上げましたが、第2表 債務負担行為及び第3表 地方債につきましては、別表のとおりそれぞれ限度額を定めるものであります。 以上、一般会計につきまして、その概要を申し上げました。 続いて、特別会計について申し上げます。 議案第23号 平成14年度塩尻市国民健康保険事業特別会計予算につきましては、予算総額を歳入歳出ともに38億7,100万円とするもので、前年度対比2億7,400万円、7.6%の増であります。 内容は歳出で保険給付費、老人保健拠出金及び介護納付金のほか、高齢者元気づくり広場や骨粗しょう症予防事業などの保健衛生普及費を計上するものであります。 歳入で国民健康保険税をはじめ、国庫支出金、療養給付費交付金及び繰入金などをそれぞれ充当するものであります。 第2表 債務負担行為につきましては、別表のとおり限度額を定めるものであります。 議案第24号 平成14年度塩尻市住宅新築資金等貸付事業特別会計予算につきましては、予算総額を歳入歳出ともに608万3,000円とするもので、前年度対比3,000円の減であります。 内容は、歳出で住宅改築資金貸付金及び償還金を計上し、歳入で貸付金元利収入及び県支出金などを充当するものであります。 議案第25号 平成14年度塩尻市老人保健事業特別会計予算につきましては、予算総額を歳入歳出ともに51億6,780万円とするもので、前年度対比3億3,240万円、6.9%の増であります。 内容は、歳出で老人医療給付費及び老人医療支給費などを計上し、歳入で支払基金交付金、国県支出金及び一般会計繰入金などを充当するものであります。 議案第26号 平成14年度塩尻市下水道事業特別会計予算につきましては、予算総額を歳入歳出ともに44億4,080万円とするもので、前年度対比2億5,770万円、5.5%の減であります。 内容は、歳出で浄化センター管理費、公共下水道事業費、特定環境保全公共下水道建設事業費及び長期債元利償還金などをそれぞれ計上するものであります。 歳入で下水道建設事業受益者負担金、下水道使用料のほか、国庫支出金、一般会計繰入金、繰越金及び市債等を充当するものであります。 第2表 債務負担行為及び第3表 地方債につきましては、別表のとおりそれぞれ限度額を定めるものであります。 議案第27号 平成14年度塩尻市農業集落排水施設特別会計予算につきましては、予算額を歳入歳出ともに7億6,450万円とするもので、前年度対比2億1,060万円、21.6%の減であります。 内容は歳出で宗賀南部地区、勝弦地区及び東山地区の農業集落排水施設建設事業費のほか、長期債元利償還金などをそれぞれ計上するものであります。 歳入で農業集落排水事業分担金、集落排水使用料、県支出金、一般会計繰入金及び市債などを充当するものであります。 第2表 債務負担行為及び第3表 地方債につきましては、別表のとおりそれぞれ限度額を定めるものであります。 議案第28号 平成14年度塩尻市用地先行取得事業特別会計予算につきましては、予算総額を歳入歳出ともに2億987万2,000円とするもので、前年度対比364万9,000円、1.7%の減であります。 内容は、歳出で長期債の元利償還金を計上し、歳入で一般会計繰入金及び財産売払収入を充当するものであります。 議案第29号 平成14年度塩尻市奨学資金貸与事業特別会計予算につきましては、予算総額を歳入歳出ともに950万3,000円とするもので、前年度対比27万円、2.8%の減であります。 内容は、育英基金を繰り入れて奨学資金の貸与事業を行うものであります。 議案第30号 平成14年度塩尻市介護保険事業特別会計予算につきましては、予算総額を歳入歳出ともに23億340万円とするもので、前年度対比1億7,070万円、8%の増であります。 内容は、歳出で介護認定審査会費、介護サービス等諸費及び財政安定化基金拠出金などを計上し、歳入で介護保険料、国庫支出金、支払基金交付金及び一般会計繰入金などを充当するものであります。 議案第31号 平成14年度塩尻市水道事業会計予算につきましては、常に安全でおいしい水の安定供給を図るため、配水池の建設をはじめ、集中監視設備更新事業を実施するほか、水道事業の諸施策を積極的に取り組むとともに、関連事業との整合を図りながら、計画的な事業執行に努めてまいります。 予算の内容は、収益的収入及び支出について、収入総額を17億333万3,000円、支出総額を17億2,413万7,000円とするものであります。 また、資本的収入及び支出について、収入総額を8億5,443万2,000円、支出総額を16億5,235万8,000円とするものであります。 議案第32号 平成14年度塩尻市駐車場事業会計予算につきましては、市街地における道路交通の円滑化及び駐車の利便を図ることを目的として、駐車場を経営するものであり、大門駐車場の能力台数は527台で、年間利用台数は34万5,000台を見込んでおります。 また、駅前広場駐車場の駐車能力台数は自家用車、バス等の整理場を合わせて61台で、年間利用台数は5万5,500台を見込んでおります。 予算の内容は、収益的収入及び支出について、収入総額を1億156万円、支出総額を9,890万6,000円とするものであります。 資本的収入及び支出について、収入総額を1,000万円、支出総額を4,260万円とするものであります。 なお、収入の不足額につきましては、損益勘定留保資金で補てんするものであります。 次に、補正予算について説明を申し上げます。 議案第33号 平成13年度塩尻市一般会計補正予算(第5号)につきましては、歳入歳出ともに2億8,411万6,000円を増額して、予算総額を247億1,658万8,000円とするものであります。 内容は、大雪対策経費及び前倒し事業の措置のほか、工事等の入札差金及び不用額を減額するものであります。 歳出では、大雪対策経費をはじめ、国の第2次補正予算にかかわる地域イントラネット整備事業のほか、基金積立金や起債償還金などを増額するとともに、歳出において総務費は国の補正予算に対応し、地域イントラネット基盤施設整備事業を前倒しして行うための経費を新たに計上するほか、基金積立金などを増額するものであります。 民生費は、保育所運営費及び老人保健事業特別会計繰出金などを増額し、障害者福祉施設費、保健福祉センター管理諸経費、生活保護扶助費及び国民健康保険事業特別会計繰出金などをそれぞれ減額するものであります。 衛生費は、ソーラー発電システムの設置補助金及び合併処理浄化槽設置補助金のほか、し尿処理施設管理費などをそれぞれ減額するものであります。 農林水産業費は、肉用牛肥育経営安定対策事業補助金及び農業用廃プラスチック回収処理あっせん事業補助金などを増額し、農業集落排水施設特別会計繰出金、宗賀地区中山間地域総合整備事業などをそれぞれ減額するものであります。 商工費は、商工業振興対策事業補助金及び中小企業融資あっせん保証料補給金を増額し、企業等高度情報化推進事業補助金及び今泉南テクノヒルズ用地取得費など、それぞれ減額するものであります。 土木費は、大雪対策経費として道路維持諸経費を増額し、市営住宅環境改善事業費、塩尻駅バリアフリー整備調査委託料、公園管理事務諸経費、街路事業費及び区画整理事業費などそれぞれ減額するものであります。 消防費は、大雪のため出動した消防団の災害出動交付金を増額し、消防施設整備費を減額するものであります。 教育費は、塩尻市辰野町中学校組合負担金などを増額し、勝弦公民館整備事業費、総合文化センターの管理諸経費、史跡平出遺跡指定地公有化事業費及び辰野町塩尻市小学校組合負担金などをそれぞれ減額するものであります。 歳入では、市税、利子割交付金及び市債などを増額するとともに、今泉南テクノヒルズの分譲収入や、基金繰入金などを減額するものであります。 第2表 繰越明許費につきましては、国の補正予算に対応したことにより、地域イントラネット基盤施設整備事業及び塩尻西小学校屋内運動場建設事業の2件のほか、大雪や代替地の確保などが原因で、5件の事業が年度内に完成しないため、繰り越しをするものであります。 第3表 債務負担行為補正につきましては、限度額の追加をするものであります。 第4表 地方債補正につきましては、それぞれ限度額の変更、追加及び廃止をするものであります。 議案第34号 平成13年度塩尻市国民健康保険事業特別会計補正予算(第3号)につきましては、歳入歳出ともに928万5,000円を増額して、予算総額を36億9,352万7,000円とするものであります。 歳出で、高額療養費及び葬祭費などを増額して、一般被保険者等療養費などを減額するものであります。 歳入で、国民健康保険税及び高額医療費共同事業交付金などを増額し、療養給付費負担金及び財政調整基金繰入金などをそれぞれ減額するものであります。 議案第35号 平成13年度塩尻市住宅新築資金等貸付事業特別会計補正予算(第1号)につきましては、歳入歳出ともに113万3,000円を増額して、予算総額を721万9,000円とするものであります。 内容は、本年度住宅改修資金の借り入れ申し込みがありませんでしたので、貸付金を減額する一方、繰上償還があったため一般会計繰出金を新たに計上するものであります。 議案第36号 平成13年度塩尻市老人保健事業特別会計補正予算(第2号)につきましては、歳入歳出ともに3億1,800万円を増額して、予算総額を52億2,722万2,000円とするものであります。 歳出で、受給者数が見込みを上回ったため、老人医療給付費を増額し、歳入で医療費交付金及び医療費負担金などを増額するものであります。 議案第37号 平成13年度塩尻市下水道事業特別会計補正予算(第4号)につきましては、歳入歳出ともに3億4,826万5,000円を増額して、予算総額を52億7,871万円とするものであります。 歳出で、国の第2次補正予算に対応した浄化センター第3期増設工事の前倒し事業や、その他の事業確定などに伴い、公共下水道建設事業費補助分及び予備費を増額し、浄化センター管理諸経費及び市単公共下水道建設事業費などを減額するものであります。 歳入で、下水道建設事業受益者負担金、下水道使用料及び国庫支出金などを増額し、諸収入を減額するものであります。 第2表 繰越明許費につきましては、国の第2次補正予算に対応したことにより、浄化センターの増設工事が、また国土交通省の国道19号拡幅工事の翌年度繰り越しにより、雨水幹線、汚水支線工事が年度内に完了しないため、それぞれ繰り越しをするものであります。 第3表 債務負担行為補正につきましては、限度額の変更をするものであります。 第4表 地方債補正につきましては、限度額の変更をするものであります。 議案第38号 平成13年度塩尻市農業集落排水施設特別会計補正予算(第3号)につきましては、歳入歳出ともに1,661万3,000円を減額して、予算総額を9億5,035万1,000円とするものであります。 内容は、宗賀南部地区、勝弦地区及び東山地区の事業費確定による計数整理が主なものであります。 第2表 地方債補正は、限度額を変更するものであります。 議案第39号 平成13年度塩尻市奨学資金貸与事業特別会計補正予算(第1号)につきましては、歳入歳出ともに238万7,000円を減額して、予算総額を738万6,000円とするものであります。 内容は、奨学資金貸与事業の確定によるものであります。 議案第40号 平成13年度塩尻市介護保険事業特別会計補正予算(第3号)につきましては、歳入歳出ともに71万4,000円を減額して、予算総額を21億7,043万8,000円とするものであります。 主な内容は、施設介護サービス給付費を減額し、同額を居宅介護サービス給付費に組み替えるものであります。 議案第41号 平成13年度塩尻市水道事業会計補正予算(第5号)につきましては、収益的収入及び支出のうち、収入で2,212万3,000円を減額計上して、収入総額を16億9,717万9,000円に、支出で2,142万8,000円を減額計上して、支出総額を16億9,147万9,000円とするものであります。 内容は、使用水量の減少に伴う水道料金、事業費確定に伴う新増設工事収益及び利率確定による企業債利息の減額などが主なものであります。 また、資本的収入及び支出のうち、収入で1,822万8,000円を減額計上して、収入総額を9億421万2,000円に、支出で4,211万円を減額計上して、支出総額を16億8,411万8,000円とするものであります。 内容は、事業費確定等に伴う建設工事負担金、工事請負費及び負担金の減額であります。 次に、報告案件につきましてご説明いたします。 報告第1号 につきましては、公用車にかかわる物損事故に伴う損害賠償の額の決定について、去る2月14日に専決処分をいたしましたので報告するものであります。 以上が、各議案の概要であります。何とぞよろしくご審議くださいますようお願い申し上げます。以上でございます。 ○議長(古厩圭吾君) 以上により本日の日程は全部終了いたしました。よって、本日の本会議はこれにて散会いたします。まことにご苦労さまでした。                           午前11時51分 散会...