△開会 午前10時00分
○議長(二條孝夫君) おはようございます。ただいまから地方自治法第102条第2項の規定に基づく、令和4年大町市議会9月定例会を開会をいたします。 本日の出席議員数は15名であります。よって、定足数に達しておりますので、会議は成立いたしました。 なお、欠席、遅参等については事務局長に報告いたさせます。事務局長。
◎事務局長(藤澤浩紀君) 報告いたします。 中村直人議員は療養のため、本日の会議を欠席いたします。 以上でございます。
○議長(二條孝夫君) なお、本日の会議に出席を求めた者は、市長、副市長、教育長、病院事業管理者、監査委員及び各部課長であります。 これより本日の会議を開きます。
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△日程第1 会議録署名議員の
指名---------------------------------------
○議長(二條孝夫君) 日程第1 会議録署名議員の指名を行います。 会議録署名議員は会議規則第89条の規定により、議長において、10番、平林英市議員、11番、高橋正議員を指名をいたします。
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△日程第2 会期の
決定---------------------------------------
○議長(二條孝夫君) 日程第2 会期の決定を議題といたします。 本9月定例会の会期等議会運営につきましては、去る8月23日に議会運営委員会を開催し、御審議願っておりますので、議会運営委員長に報告を求めることといたします。議会運営委員長。 〔議会運営委員長(大厩富義君)登壇〕
◆議会運営委員長(大厩富義君) おはようございます。去る8月23日に議会運営委員会を開催し、本9月定例会の会期日程等につきまして審議をいたしておりますので、審議の概要について報告をいたします。 本定例会の会期日程案は、本日8月30日から9月21日を最終日とする23日間であります。 本定例会に付議されております案件は報告案件2件、条例案件2件、予算案件4件、決算案件9件の計17件であります。また、会期中に追加議案が予定されております。 市政に対する一般質問は、9月7日、8日、9日の3日間とします。ただし、通告者の人数によっては、3日目の9月9日の一般質問は行わないこととします。 また、全員協議会を9月1日に予定しております。 議会運営委員会では、これらを了承しております。 よろしく御賛同をお願い申し上げます。
○議長(二條孝夫君) ただいまの議会運営委員長の報告に対し、御質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 質疑がありませんので、これをもって質疑を終結いたします。 お諮りいたします。本定例会の会期につきましては、
議会運営委員長報告どおり本日8月30日から9月21日までの23日間とし、議会運営につきましても、議会運営委員長の報告どおり決定することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 御異議なしと認めます。よって、本定例会の会期は本日8月30日から9月21日までの23日間と決定をいたしました。
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△日程第3 議長諸
報告---------------------------------------
○議長(二條孝夫君) 日程第3 議長諸報告を行います。 去る7月14日、15日に、第168回長野県市議会議長会総会が東御市、上田市において開催され、副議長と共に出席をいたしました。 会議では、長野県
市議会議長会表彰規定に基づき、4名の前正副議長が表彰されました。 議案については、令和3年度歳入歳出決算並びに各市提出の議案5件について、それぞれ審議を行い、全てについて可決されました。 以上で、議長諸報告といたします。
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△日程第4
市長あいさつ---------------------------------------
○議長(二條孝夫君) 日程第4 市長のあいさつを受けることといたします。市長。 〔市長(牛越 徹君)登壇〕
◎市長(牛越徹君) おはようございます。本日ここに、令和4年大町市議会9月定例会が開会されるに当たり、一言御挨拶を申し上げます。 初めに、
新型コロナウイルス感染症につきましては、全国的にオミクロン株系統を中心とする感染が急速に拡大し、北アルプス圏域におきましても、連日多くの新規陽性者が確認されましたことから、先月25日、市民の皆様に注意を呼びかける第25弾の市長メッセージを発出いたしました。 また、今月に入り、県内の確保病床使用率が50%を超え、救える命を救うことができない事態を避ける正念場として、県は今月24日から来月4日までを期限に、従来の医療非常事態宣言に加え、新たにBA5対策強化宣言を発出したところでございます。市内及び当圏域もこれまでにない数の感染者数となっており、
感染症指定医療機関の市立大町総合病院への医療負荷も高まっておりますことから、重症化リスクの高い方などに最大限慎重な行動をお願いするとともに、外来診療の負担軽減に向けた自己検査やできるだけ早期のワクチン接種を要請するなど、周知、広報に努めてまいります。 なお、ワクチンの接種状況は、27日時点における4回目の接種終了者は7,478人であり、そのうち60歳以上の高齢者は7,067人で、60歳以上人口の59.7%であります。接種に御協力いただいております大北医師会をはじめ、地域の医療従事者の皆様に深く感謝申し上げますとともに、引き続き秋以降に予定されます5回目の接種につきましても体制の確保等必要な準備を進めてまいります。 市では、令和2年8月に、新型コロナ感染症に決して負けない、持続可能な社会経済構造を実現するため、
新型コロナ克服戦略 おおまち再生プランを策定し、計画期間をおおむね2年間としてこれまで様々な取組を展開してまいりました。
新型コロナウイルスは、これまで繰り返し変異を続け、現在第7波の感染拡大により、市民の皆様は閉塞感に包まれた日常生活を余儀なくされております。こうした状況の中、失われた平穏な暮らしやまちの活気を再び取り戻すため、国や県の動向、地域の経済状況等を踏まえ、引き続き市民の命と健康を守るとともに、新たな日常の再構築により、市の再生と持続可能なまちづくりの実現を目指す、おおまち再生プランの見直しを実施いたしました。この内容につきましては本
定例会全員協議会において御説明申し上げます。 内閣府が先月26日に発表しました月例経済報告によりますと、景気は緩やかに持ち直しており、また、企業収益は一部に弱さが見られ、企業の業況判断は持ち直しの動きに足踏みが見られるものの、個人消費や設備投資は緩やかに持ち直しているとしております。 先行きにつきましては、感染対策に万全を期し、経済、社会活動の正常化が進む中で、各種政策の効果もあって、景気が持ち直していくことが期待されるが、世界的に金融引締めが進む中、金融資本市場の変動や原材料価格の上昇、供給面での制約等による下振れリスクに十分注意する必要があるとしています。 政府は、コロナ克服・新時代開拓のための経済対策を具体化する令和3年度補正予算及び令和4年度予備費を迅速かつ適正に執行し、原油価格、
物価高騰等総合緊急対策を実行するとともに、物価・景気の状況を把握し、予備費を機動的に活用しつつ、状況に応じ、迅速かつ総合的な対応に切れ目なく取り組むこととしております。 本定例会では、当初予算編成以降に発生した事案に対する事業費の補正並びに令和3年度一般会計及び特別会計、企業会計の決算を御報告申し上げます。 決算状況につきましては、いずれの会計もおおむね健全性が維持できる見通しとなり、市の財政の健全性を判断する各種指標は、暫定値でありますが、実質公債費比率8.1%、将来負担比率は45.3%となり、良好な水準を維持しているところでございます。 また、市税の収納率は97.7%で、新型コロナの感染拡大により税収に影響を受ける中、固定資産税に係る特例減額措置や徴収猶予の適用などにより、納税者の負担軽減を図りつつ税収の確保に努めました結果、前年度を0.89ポイント上回ることとなりました。引き続き歳入の増額確保を図るとともに、計画的な執行と経費節減に努め、健全かつ安定的な財政運営に努めてまいります。 次に、本年度の主な事業の進捗状況及び主要な施策につきまして、第5次総合計画に定める5つのまちづくりのテーマに沿って順次御説明申し上げます。 1番目のテーマは「ふるさとに誇りを持つひとを育むまち」であります。学校再編に伴う準備状況につきましては、来年4月に開校する大町中学校として使用する現仁科台中学校の大規模改修工事を夏休み期間中に集中的に実施いたしました。引き続き、来年1月末を目途に特別支援学級の教室増設や洋式トイレの新設などの工事を進めてまいります。 なお、本
定例会全員協議会におきまして工事請負契約の締結について御報告申し上げます。 また、小学校の再編につきましては、今月11日、新たな小学校の候補地となっております第一中学校及び大町西小学校の学校見学会を実施し、今後、入学する児童がおります御家族のほか、地域の方などに両校施設の現状等を御理解いただく機会になったものと考えております。校地の選定に当たりましては、先月の全員協議会において、スケジュールや検討項目案などを御説明申し上げ、その後、今月の定例教育委員会で両候補地について項目別に仮評価を行い、次いで第2回総合教育会議において協議を進めてまいりました。この内容につきましては本
定例会全員協議会において御報告申し上げることとしております。 また、市民を対象とした説明会を来月13日及び20日にサン・アルプス大町で開催し、皆様からの御意見を伺った上で、慎重に校地の選定を進めることといたします。 市内では、先月から今月にかけて、次代を担う子どもたちや若者を対象とした多くのイベントが開催されております。先月16日、17日には、中学生による立川市との姉妹都市交流を3年ぶりに対面方式で実施し、SDGsについて英語による討論が行われ、また、先月末には市子ども会育成会の主催による
ジュニアリーダー研修会の一環として、木崎湖畔でのキャンプが実施され、さらに今月15日には、二十歳の門出が172名の参加により、厳粛な雰囲気の中、式典が執り行われました。式典の中で、出席者を代表して清水大輔さんが述べた誓いの言葉には、郷土への熱い思いと未来に向け、たくましく歩んでいこうとする強い意志が込められており、将来を担う若い世代の皆さんの一層の飛躍を期待いたしたところでございます。 スポーツの振興につきましては、スポーツの秋に向け、バランス教室や
ウォータースポーツ体験教室などのほか、10月2日には
大北スポーツ競技会、また、16日には
大町アルプスマラソンの開催が予定されております。こうしたスポーツに親しむ機会を積極的に提供することにより、市民の健康づくりに資するとともに、県内外から多くの皆様にお越しいただき、観光振興にも寄与できますよう努めてまいります。
北アルプス国際芸術祭2020-2021につきましては、これまで市議会本会議や全員協議会等において開催結果の総括を報告申し上げますとともに、議員各位から様々な御意見をいただいてまいりました。コロナ禍での開催でありましたが、会期中の来場者は受付を設置した19サイトでの受付延べ人数は14万6,304人となり、安心・安全な環境の中、多くの皆様に鑑賞いただけたものと受け止めております。 事業収入につきましては、新たな協賛企業の開拓や企業助成の申請等に積極的に取り組みました結果、前回よりも多くの企業から支援いただくことができ、前回に比べ、約1.5倍を超える財源を確保することができました。事業内容につきましては、コロナ禍の制約により、インバウンドや団体旅行の受入れがかなわず、食の取組では内容の変更や縮小も余儀なくされました。そして何よりも作品制作や運営面において、市民やサポーターの皆様の参加、協働による取組がなかなか実現できなかったことは、芸術祭開催の主要な目標の一つに位置づけておりましただけに残念と言うほかありません。 一方、芸術祭による経済効果は、芸術祭の開催により、観光消費が生まれ、市内に一定の効果をもたらしたものと考えております。また、来場された皆様の芸術祭への満足度も約90%と高い評価が得られ、芸術祭によって新たな大町ファンの獲得にもつながり、さらに多くの市民の皆様にも鑑賞いただく中で、地域への愛着や誇りが醸成される機会となりました。こうした結果は若者の定着やUターンの促進、次代を担う子どもたちの健やかな成長にもつながっていくとの思いを強くいたしたところでございます。 御承知のとおり、芸術祭の取組は芸術の持つ、人を引きつける大きな力と情報発信力を最大限に生かし、大町市のブランド力の向上を図り、人々の大きな流動を呼び起こすとともに、交流人口や移住定住人口の増加にも資することを目指しており、地域再生への取組の一環であります。そして、コロナ禍により多くの芸術文化活動が抑制されてまいりましたが、ポストコロナ時代における人々の価値観の変化にも配慮する中で、粘り強く継続的な努力が必要であるとの認識を新たにしております。 これらを総合的に勘案し、若い世代の皆さんに活力ある元気な大町市を引き継ぎ、持続可能な地域社会を形成するための手段の一つとして、これまでの2回開催の積み重ねを生かし、市民の皆様をはじめ、関係機関や団体との協働により継続的な芸術祭開催を目指すことが、市の将来にとりまして何より大切と判断しております。今月17日の実行委員会総会におきまして、次回芸術祭を2024年の秋に開催することが議決され、本年度基本計画の策定に着手することといたします。市の総合計画に掲げております芸術文化の進行や国内外から人を呼び込む交流の促進のため、次回芸術祭開催に向けた所要の経費を補正予算に計上し、本定例会に御提案申し上げます。議員各位並びに市民の皆様の深い御理解をお願い申し上げますとともに、次回開催に向けて積極的な御支援と御提言を賜りますよう心よりお願い申し上げます。 2番目のテーマは「活力あふれる産業と地域の魅力を活かしたにぎわいのあるまち」であります。 まず、地域の労働・雇用環境につきましては、ハローワーク大町が発表した大北管内6月の有効求人倍率は1.26倍で、前月から0.12ポイント増加し、12か月連続して1倍を上回る状況が続いております。また、いまだ厳しい経営状況が続く中、引き続き事業主において、市及び県の制度融資資金や国の雇用調整助成金等を活用いただき、事業の継続と従業員の雇用維持に努めていただいております。 なお、この雇用調整助成金につきましては、助成率を最大10分の10に引き上げる特例措置が来月末まで適用されており、10月以降の特例の取扱いにつきましては今月末を目途に方向、方針を決定するとされております。 一方、市におきましては、地域経済対策及び事業者支援として、県の交付金を活用して実施する大町市
新型コロナウイルス感染症第6波対応事業者支援金には先月末の期限までに245件の申請をいただき、3,550万円余を支給しております。また、県の信州の安心なお店の認証登録店舗に対し、感染防止対策経費への助成を行う
新型コロナ感染症対策店舗等支援金では、先月末時点で92件の申請を受け、724万円余を支給しております。信州の安心なお店への登録店舗も支援制度実施前の59店舗に比べ、先月末時点で175店舗と大きく増加しております。 さらに、市の
新型コロナ感染症対策特別資金につきましては、第7波の感染が依然として拡大する中、市内事業者の資金需要に対応するため、今月末日までとしておりました利用期限を本年度末まで延長することとし、長引く感染症の影響に加え、原油価格の高騰などにより厳しい経営環境にある事業者の資金繰りを支援してまいります。加えて、新たな経営安定資金の創設とともに、新規の創業・起業を支援するため、既存の新規創業支援資金の拡充を図るなど、きめ細かな対応ができますよう融資制度の強化を図りました。これらの取組につきましては本
定例会全員協議会において御説明申し上げることとしております。 物価高騰等に対する市民生活への支援として、第4弾となります
プレミアム付地域商品券、「がんばろう!大町応援券2022」につきましては、先月中旬より取扱店舗の募集と商品券購入に必要な引換券の発送準備を進めており、来月26日から販売を開始することとしております。 今後も、国や県による経済対策の動向を注視するとともに、物価高騰や感染症の再拡大による市内経済や雇用への影響に即応する支援策についてスピード感を持って検討し、実施してまいります。 森林整備の分野では、姉妹都市であります立川市との協働による体験ツアー森林保全隊を8年ぶりに再会いたしました。 この事業は、両市がともに森林環境譲与税を活用し、立川市民が当市において、植樹や木工作品の製作を体験するとともに、森林の散策により、自然に親しみ、森林に関する知識の習得を図り、自然環境への理解を深めるもので、当日は大町市有林内の立川市民の森において、植林等の作業を行いました。今後は、立川市民の皆様にも森林整備や自然体験を通じて、水が生まれる信濃おおまちを体感いただくとともに、森林を活用するSDGsの取組を御理解いただく契機となりますよう継続的な市民の交流促進に努めてまいります。 米の生産対策につきまして、本年度の生産数量目標は前年度より約225トン少ない8,498トンとなりました。米の需要量は人口減少に加え、食生活の多様化などにより、全国で毎年約10万トンずつ減少するとされており、今後高収益作物の導入などとともに新たな販路の確保策として輸入事業(同日、輸出事業の訂正あり)の促進が重要と考えております。その一環として、本年6月に香港においておにぎりを提供する専門店、ザ・ライススタンドをオープンいたしました。このおにぎり専門店では現地で精米したての大町産のお米と水を使い、土鍋で炊いた御飯を手で握るこだわりのおにぎりを提供しますので、香港の皆様にも大町市のお米のおいしさを存分に御賞味いただくことを期待いたします。 この取組は、海外において当市の米や水をブランド化しPRする契機となるものであり、大町市農産物等輸出協議会において県の地域発元気づくり支援金を活用し、店舗内のモニターでPR動画を上映するとともに壁面にロゴを掲出するほか、北アルプスと大町市街地の風景を印刷した包装紙におにぎりを包んで販売するなど、既に様々なPR活動を展開しております。 観光振興につきましては、立山黒部アルペンルートの入り込みは4月15日以来、今月18日まで累計で約29万3,000人となり、昨年同期に比べ約14万7,000人増加し、前年の約2倍となりましたものの、なおコロナ前の水準まで回復するには至っておりません。 来年迎える黒部ダム完成60周年に向け、今年度を「くろよん60プレ」と位置づけ、60年前、トロバスが運行を開始した8月1日をトロバースデーと名付け、長野新宿間の高速バスで使用したおおまぴょんラッピングバスを貸切車両として市内外の14組45名の親子を招待し、扇沢案内センターのトロバス記念館へ運行いたしました。 また、今月13、14日の2日間、大町温泉郷ではお客様感謝デイズとして、旧酒の博物館周辺で源流美麻太鼓による演奏や地酒の振る舞いなどを行い、大変好評をいただきました。 来月中旬には、官公庁の補助金を活用して、黒部ダム駅構内のトンネルに体験用削岩機2台を設置し、黒部ダム建設当時を再現する新たな体験プログラムを造成するとともに、今後、モニターツアーを実施してアイデアを募り、プログラムのブラッシュアップを図ってまいります。 また、SNSを活用した宣伝では、県内在住の3名の人気ユーチューバーを招き、立山黒部アルペンルートの自然やトレッキングを体験いただくとともに、信濃大町スイーツプロジェクトの参加店を巡り、アルペンルートと市街地を結びつけ、山岳観光都市大町の魅力を発信していただいており、引き続き当市への観光誘客につながるよう取り組んでまいります。 なお、インバウンド需要の回復に備え、今後早期に台湾をターゲットにした誘客宣伝を展開することとし、所要の経費を補正予算に計上し、本定例会に提案いたしております。 広域観光の推進につきましては、HAKUBAVALLEY八景への受入環境整備事業が県の観光地域づくり重点支援事業の採択を受け、仁科三湖周辺のサイクリング・トレッキングの案内看板を整備するとともに、中綱湖周辺を訪れる観光客の利便性の向上と路上駐車対策として駐車場及び交通サインの整備を図ることとし、所要の経費を補正予算に計上をいたしました。 なお、新型コロナ感染症第7波の拡大に伴い、長野県民割宿泊キャンペーンが今月31日まで延長されたことにより、7月臨時会で議決いただきました第6弾の信濃大町宿泊キャンペーン大町割の販売を並行して進めております。また、プレミアム付き観光タクシーチケットにつきましても、販売を予定しておりました2,500枚のうち先月末までに既に2,000枚以上が販売済みとなりましたことから、さらなる誘客、消費喚起策として追加販売を行うこととし、所要の経費に係る補正予算を今月1日付で専決処分いたしました。 SDGs学習旅行誘致協議会につきましては、本年4月の設立後、加盟団体を中心に、26の体験プログラムを作成し、先月は大阪地区、今月には東京地区での県観光機構主催の商談会に参加し、誘致に努めております。また10月には首都圏及び関西地域で学習旅行を取り扱う旅行代理店の担当者をモニターツアーに招聘することとしており、今後も現在延期されております国による旅行支援事業が再開されるまでの間、切れ目のない誘客対策を進めてまいります。 移住・定住の促進につきましては、都市圏での移住セミナーやフェアなどの催しが、コロナ禍に伴いここ2年ほどはオンライン方式を余儀なくされておりましたが、徐々に対面方式による開催が再開されるようになりました。こうした中、近年、関西方面の移住希望者からの相談が増加傾向にあり、本年度は名古屋、大阪方面でのフェア等に積極的に出展することとしております。 また、空き家バンク制度の活用につきましては、本年5月の固定資産税納税通知書に啓発チラシを同封しましたところ、空き家に関する相談件数が先月末現在で40件と昨年同期の10件を大幅に上回っております。また、先月末までの移住相談件数は192件となり、昨年同期を48件上回っております。今後も移住希望者に対し丁寧できめ細かな対応に努めるとともに、空き家バンクを活用して住まいの情報提供を充実し、取組を一層強化してまいります。 3番目のテーマは、「だれもが健康で安心して暮らせるまち」であります。市立大町総合病院におきましては、平成29年度決算において、資金不足比率が法に規定する経営健全化規準を超えたため、平成30年度から令和3年度までの4年間を計画期間とする市立大町総合病院経営健全化計画に基づき、抜本的な経営改善に力を尽くして取り組んでまいりました。この間、新型コロナへの対応と一般診療との両立を図りながら、職員が一丸となり取組を進めてまいりました結果、2年度末をもちまして資金不足の解消を達成したところでございます。昨年度につきましては、コロナ禍の影響による受診控えが徐々に緩和されたことなどにより、医業収益は3億4,000万円余の増となり、前年度を大きく上回りました。 あわせて、経費の削減など、病院を上げて経営改善に継続的に取り組みました結果、純損益は4億円を超える利益を計上することができ、加えて一時借入金は計画を5年前倒して3年度末に全て返済することができました。医師確保につきましては、6月から新たに循環器内科医1名が着任し、さらに10月には産婦人科医1名が着任する予定となっており、引き続き地域に必要とされる医療提供体制の充実に努めてまいります。経営の健全化に向けたこれまでの取組の成果等を踏まえ、市立大町総合病院経営健全化計画は計画期間の満了をもって完了することとなり、本日、市議会二條議長宛てに完了報告書を提出いたしました。 なお、内容につきましては健全化計画の総括と併せ、本
定例会全員協議会において御説明申し上げます。 また、
新型コロナウイルス感染症につきましては、大町病院の発熱外来に連日多くの患者が受診され、陽性者も多く確認されております。大町病院では、
感染症指定医療機関としての使命に基づき、圏域を中心に感染患者の受入れを行うほか、引き続き発熱外来、外来検査センターを継続するとともに、ワクチン接種を進め、予防と治療の両面からコロナウイルス感染の収束に向け、取り組んでまいります。 防災対策につきましては、全国的な線状降水帯の発生に伴い、これまで経験したことのない局地的な豪雨による河川の氾濫などにより、各地で甚大な被害に見舞われております。 当市におきましても、今月6日、美麻地区で約5時間に80ミリを超える降雨があり、市道、林道及び農業用施設等において、路肩の崩落やのり面崩落、水路への土砂流入など、18か所で被害が発生し、復旧事業を実施したところであります。これらの復旧に係る所要の経費を計上する補正予算を今月8日付で専決処分し、本定例会に御報告申し上げることとしております。 市としましては、今後、秋の台風シーズンを間近に控え、防災行政無線や緊急メール等により、市民への迅速な情報伝達を図るとともに、適時適切に危険箇所のパトロールを実施し、市民の皆様の安心、安全の確保に一層努めてまいります。 4番目のテーマは、「豊かな自然を守り快適に生活できるまち」であります。 地域高規格道路松本糸魚川連絡道路につきましては、現在、大町市街地を通るルート帯の絞り込みに向け、県において具体的な検討が進められており、昨年9月に示された約100メートル幅の3つのルート帯案と評価項目案に基づき、9月下旬から12月下旬にかけて住民説明会を開催してまいりました。 また、本年3月下旬には、県に対し、市議会3月定例会において決議されました地域の合意形成に向けた情報提供や丁寧な対応を求める意見書を踏まえて、地域全体を対象とした説明会が開催されたところであります。さらに4月からは3ルート帯沿線の29自治会と地域住民の皆様を対象に地区別説明会を開催しており、昨年3つのルート帯案が発表されて以降16回の説明会に延べ492人の皆様に出席いただき、御意見をお聞きしたところでございます。 市といたしましても、最適なルート帯の選定に向け、第5次総合計画後期基本計画に掲げる市の将来像とともに、平成25年度に策定の都市計画マスタープランにおいて想定した松糸道路のもたらす波及効果の実現に向け、庁内課長級の勉強会をはじめ、係長職員からのヒアリングや若手職員によるワークショップを開催するなど、関連施策の検討に向けた取組にも着手したところであります。 昨年度における水道事業の決算につきましては、近年、給水人口の減少や節水意識の定着により、有収水量の減少傾向が続く中、1億2,769万円余の純利益を計上いたしました。このうち、原水供給事業につきましては3,285万円余の収益となり、給水収益を補う重要な収入となっております。水道施設の整備につきましては、平海ノ口の南平配水池の更新工事が完了し、先月下旬より、新たな配水池の運用を開始いたしております。 また、昨年2月に市議会からいただきました水道事業に関する御提言のうち、居谷里水源への動物等の侵入を防ぐ侵入防止策の更新工事は本年度の完成を予定しており、引き続き、安全で安心な水道水の供給に向け取組を進めてまいります。 公営簡易水道事業につきましては、安定した水道水の供給に努めることにより、歳出決算額は2億1,297万円余となりました。本年度は簡易水道審議会を開催し、簡易水道事業の運営等について御審議いただくこととしております。 また、現在、生坂村との分水協定に基づき実施しております水道水の供給につきましては、今後、水道法の規定に基づく供給方式に変更するため、現在同村との調整を進めており、詳細につきましては本
定例会全員協議会において御説明申し上げます。 温泉引湯事業につきましては、基本湯量の確保と継続的な安定供給に努め、決算において、1,089万円余の純利益を計上いたしました。また、温泉供給事業におきましては、老朽配湯管の更新工事を実施しており、引き続き温泉の長期安定供給に努めてまいります。 公共下水道事業及び農業集落排水事業につきましては、施設の適切な運営管理に努め、公共下水道においては、2億2,943万円余、農業集落排水では3,236万円余の純利益を計上いたしました。このうち大町浄水センターは供用開始から25年を経過しており、ストックマネジメント全体計画に基づき、今後5年間の基本計画を策定し、計画的な施設改修や予防修繕に取り組み、施設の包括的な維持管理を推進するとともに、水洗化の普及促進を図り、事業の安定経営に努めてまいります。 令和8年度に使用期限を迎える一般廃棄物最終処分場につきましては、これまでのグリーンパークの継続使用に向け、地元自治会との協議を進めてまいりましたが、地域支援の方向もほぼ固まってまいりましたことから、その概要につきまして本
定例会全員協議会において御説明申し上げます。 常盤泉地区における臭気対策につきましては、5月末に臭気の流れの調査が行われ、その結果に基づき、事業者が施設の改修を進めております。事業者におきましては昨年来、脱臭設備に使用しております接触材の洗浄や薬剤の濃度管理を徹底するなど、対策を進めており、市といたしましても、引き続き臭気測定などの監視を継続し、助言指導を行うとともに、臭気問題の早期解決に向け、迅速な対策の実施を事業者に求めてまいります。 電子自治体の推進につきましては、ICT技術の急速な進展に伴い、市の業務や、市民サービスをはじめ制度や組織の在り方をデジタル化に適合させ、変革していくDX、デジタルトランスフォーメーションへの対応が求められており、市では全庁を挙げてDXの推進を図るため、先日若手職員を中心とした自治体DX推進プロジェクトチームを発足させました。今後、先進事例の調査などを基に、情報の共有に努めるとともに、業務における課題の抽出や改善策の検討などにより、市全体のDXの推進に向け、共通認識や機運の醸成を図ってまいります。 5番目のテーマは、「市民の参画と協働でつくるまち」であります。市民参画と協働によるまちづくりにつきましては、コロナ禍で停滞した市民活動を活発にし、生き生きとした元気なまちを再生することを目的として、来月3日に僕らの市民活動フォーラムを開催いたします。このフォーラムは市民主体によるまちづくりを目指し、実行委員会が中心となり、企画運営するもので、本年度で3回目の開催となります。 昨年度は市民活動23団体による活動発表や展示、販売等が行われ、約150人の市民に御参加いただきました。こうした催しを通じて、市民活動団体やまちづくり活動に相互の連携が生まれ、市民参加と協働のまちづくりが一層活発に推進されますよう取り組んでまいります。 男女共同参画の推進につきましては、平成25年に策定した大町市第3次男女共同参画計画に基づくこれまでの取組により、男女共同参画に対する理解が徐々に浸透してまいりましたものの、ジェンダー平等、パートナーシップ制度などの新たな事象への対応も課題となっております。 計画の最終年度に当たる本年度では、これまでの取組に対する評価を行うとともに、今月17日に開催されました男女共同参画審議会へ諮問を行い、その答申を基に本年度末を目途に、第4次計画の策定を進めてまいります。 なお、人権相談や人権に対する啓発活動を担っていただいております人権擁護委員9名のうち本年12月末に任期を迎える委員1名の法務大臣への推薦に当たりましては、人権擁護委員法の規定に基づき、議会の意見が必要となりますことから、議会における御協議をお願いすることとしております。 以上、第5次総合計画で定めました各施策の進捗状況と今後の執行方針について申し上げました。 年度中盤に向け、本年度計画いたしましたそれぞれの事業が円滑に推進できますよう今後も全力で取り組んでまいりますので、議員各位をはじめ市民の皆様の一層の御支援御協力を賜りますようお願い申し上げます。 本定例会に御提案申し上げます案件は、報告案件2件、条例案件2件、予算案件4件、決算案件9件の合計17件でございます。それぞれの議案につきましては、上程の際に説明いたしますので、よろしく御審議いただきますようお願い申し上げます。 さて、先ほど7ページ、米の生産対策、新たな販路確保策の部分で、輸入事業と申し上げましたが、これは輸出事業の誤りですので、おわびして訂正させていただきます。 どうぞよろしくお願い申し上げます。ありがとうございました。
○議長(二條孝夫君) 会議の途中ですが、ここで11時5分まで休憩といたします。
△休憩 午前10時51分
△再開 午前11時05分
○議長(二條孝夫君) 休憩前に引き続き、会議を開きます。
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△日程第5 議案の上程、説明、質疑、委員会付託又は討論、採決
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○議長(二條孝夫君) 日程第5 議案の上程、説明、質疑、委員会付託又は討論、採決を行います。 報告第15号を議題として説明を求めます。総務部長。 〔総務部長(和田泰典君)登壇〕
◎総務部長(和田泰典君) ただいま議題となりました専第24号 令和4年度大町市
一般会計補正予算(第5号)につきましては、本年4月から販売を開始しました信濃大町プレミアム付き観光タクシーチケットを夏から秋の観光シーズンにおける二次交通対策、観光誘客のため継続し販売するため、地方自治法第179条第1項の規定に基づき、8月1日付で専決処分を行ったもので、同条第3項の規定により報告し、承認を求めるものであります。 1ページを御覧ください。 第1条、予算の総額ですが、歳入歳出それぞれ270万円を追加し、総額を178億1,057万9,000円とするものであります。 8ページを御覧ください。 歳入について御説明いたします。 款15項2国庫補助金270万円の増は、
新型コロナウイルス感染症の影響を受けている観光業について、夏から秋の観光誘客を推進するための事業費を国が負担するものであります。 次に、10ページを御覧ください。 歳出について御説明いたします。 款7項1目3観光振興費300万円の増は、二次交通対策事業で信濃大町プレミアム付き観光タクシーチケットが完売となりましたことから、この事業を継続するため、販売業務委託料を増額するものであります。 款13項1目1予備費30万円の減は、信濃大町プレミアム付き観光タクシーチケット販売業務委託料を増額するための財源であります。 以上、御説明申し上げましたが、御承認賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
○議長(二條孝夫君) 本案について御質疑はありませんか。降旗達也議員。
◆4番(降旗達也君) プレミアムタクシーチケットということで、2,500枚中2,000枚以上が販売されたというのは市長の挨拶の中でも触れられていましたけれども、その2,000枚以上の部分の利用率というか、どれぐらい利用がされているかちょっとお伺いをしたいという部分と、また、5,000円を3,000円で販売しているというような内容だと思いますけれども、これはどのぐらいの効果が出ているのか。ちょっと2点お伺いしたいと思います。
○議長(二條孝夫君) 観光課長。
◎観光課長(志賀一夫君) お答えいたします。 まず、タクシーチケットの執行率という考え方でよろしいでしょうか。 こちらにつきましては、先月、7月末で2,500枚中約2,300枚が既に販売といいますか、その残りの200枚につきましては、宿泊施設ですとか、販売を委託しております事業者への預けてあるというような形で、おおむね100%というような形になっております。 それから、効果でございますけれども、こちらのタクシーチケット、額面5,000円を3,000円で販売しまして2,000円を助成するという仕組みになってございますが、単純にタクシーの利用だけでなく、市内の飲食店ですとか、宿泊事業者、そういったところとのタイアップの企画もございまして、そういったところで実際の消費額等は計算しておりませんが、非常に効果の大きい事業であると、そのように考えております。 以上でございます。
○議長(二條孝夫君) 降旗達也議員。
◆4番(降旗達也君) すみません。私のちょっと聞き方が悪かったのかな。 執行率なんだけれども、執行している、こちらが出したという部分は分かるんですけれども、どれぐらい使われているかという部分をちょっとお伺いしたかった。どれぐらいが世の中に回って、それがどれぐらい使われているのかという部分をちょっと知りたかったということと、あと、効果が出ているという話だったんですけれども、やはりこれはどれぐらいの効果がこういうふうに出ているから、再度継続をしてこういった事業を行っていくんだというようなものがなければ、なかなかやる根拠になっていかないのではないかというふうに思うんですが、そういったものは、今後でもいいんですが、しっかりと取られて、この費用に対してどのぐらいの効果が出ているんだというのは、今後出されていく予定があるのか、ちょっとお伺いしたいと思います。
○議長(二條孝夫君) 観光課長。
◎観光課長(志賀一夫君) お答えいたします。 御指摘の効果の検証等につきましては、今後検討してまいりたいと、そういうふうに考えております。 以上でございます。 〔「答弁漏れ、もう一つあります」と呼ぶ者あり〕
○議長(二條孝夫君) どうぞ。
◎観光課長(志賀一夫君) 失礼しました。 利用率でございますが、実際の発券枚数で申し上げます。2万3,470枚ということで……。 〔発言する者あり〕
○議長(二條孝夫君) 観光課長。
◎観光課長(志賀一夫君) 大変失礼いたしました。 利用の状況でございますが、発行されている券につきましてはほとんど利用されているというところで、正式な報告はまだ受けておりませんので、今後その辺はしっかりと整理していきたいと、そのように考えております。 失礼します。
○議長(二條孝夫君) ほかにありませんか。 大厩富義議員。
◆15番(大厩富義君) 300万円の予算で運営経費が50万円ということですね。何か額の割には経費がでかいじゃないかと思います。ちょっと内容を、運営経費の中身についてちょっとお知らせ願いたいと思います。
○議長(二條孝夫君) 観光課長。
◎観光課長(志賀一夫君) お答えいたします。 運営経費の内訳でございますが、ホームページ、ランディングページと申しますが、そちらの改修が約10万円、それからメディア広告費として25万円、それから印刷経費が10万円、残り5万円がその他の事務経費ということで積算をしております。 以上でございます。
○議長(二條孝夫君) ほかにありませんか。 〔発言する者なし〕 お諮りいたします。この辺で質疑を打ち切ることに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 御異議なしと認めます。よって、質疑を終結いたします。 お諮りいたします。本件を報告どおり承認することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 御異議なしと認めます。よって、報告第15号は報告どおり承認されました。 次に、報告第16号を議題として説明を求めます。総務部長。 〔総務部長(和田泰典君)登壇〕
◎総務部長(和田泰典君) ただいま議題となりました専第25号 令和4年度大町市
一般会計補正予算(第6号)につきましては、本年8月6日から7日にかけて市内で発生しました大雨による市道、林道の公共土木施設や農業施設等への土砂流入、道路路肩部の崩落、農地ののり面崩落等の災害に対し、生活道路の通行確保や2次災害防止を図るため、緊急に復旧対応を図る必要がありましたことから、地方自治法第179条第1項の規定に基づき8月8日付で専決処分を行ったもので、同条第3項の規定により報告し、承認を求めるものであります。 1ページを御覧ください。 第1条、予算の総額ですが、歳入歳出それぞれ1,000万円を追加し、総額を178億2,057万9,000円とするものであります。 8ページを御覧ください。 歳入について御説明いたします。 款19項1目2基金繰入金1,000万円の増は、災害復旧のための財源として財政調整基金から繰り入れるものであります。 次に、10ページを御覧ください。 歳出について御説明いたします。 款11項1目1農業施設災害復旧費580万円の増は、市内6か所の農業施設の災害復旧のための事業費であります。 款11項2目1公共土木施設災害復旧費620万円の増は、市内7か所の公共土木施設と2か所の林道施設の災害復旧のための事業費であります。 款13項1目1予備費200万円の減は、災害復旧のための財源とするものであります。 以上、御説明申し上げましたが、御承認賜りますようよろしくお願い申し上げます。
○議長(二條孝夫君) 本案について御質疑はありませんか。 〔発言する者なし〕 質疑がありませんので、これをもって質疑を終結いたします。 お諮りいたします。本件を報告どおり承認することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 御異議なしと認めます。よって、報告第16号は報告どおり承認されました。 次に、議案第36号 大町市職員の育児休業等に関する条例の一部を改正する条例制定についてを議題として、提案理由の説明を求めます。総務部長。 〔総務部長(和田泰典君)登壇〕
◎総務部長(和田泰典君) ただいま議案となりました、議案第36号 大町市職員の育児休業等に関する条例の一部を改正する条例制定につきまして提案理由を御説明申し上げます。 今回の改正は、地方公務員の育児休業等に関する法律の改正により、職員の育児休業の分割取得、非常勤職員の育児休業の取得要件の緩和等に関する改正であります。 改正の内容について御説明いたしますので、議案第36号説明資料、新旧対照表1ページを御覧ください。 第2条第4号ア(ア)につきましては、非常勤職員が子の出生後57日以内に育児休業を取得する場合、これまで子が1歳6か月に達する日まで任期の更新が見込まれる職員であることが取得の要件となっておりましたが、子の出生後57日間の末日から6か月を経過する日まで、任期の更新が見込まれる場合に取得できるよう要件を緩和する改正であります。 2ページを御覧ください。 第2条第4号イの改正につきましては、本改正における第2条の3第3号及び第2条の4の改正において、非常勤職員が当該子の1歳以降に育児休業を取得する場合、期間の途中で夫婦が交代して取得できるように改正されることから、必要な用語の整理を行っております。 3ページを御覧ください。 第2条の3第3号につきましては、非常勤職員の子の1歳到達日まで取得した育児休業を当該子の1歳6か月までの間で再度取得する場合、夫婦交代で期間の途中からでも取得できるとする改正であります。 5ページを御覧ください。 第2条の4につきましては、非常勤職員の子の1歳6か月到達日まで取得した育児休業を2歳までの間で再度取得する場合、夫婦交代で期間の途中からでも取得できるとする改正であります。 6ページを御覧ください。 現行の第2条の5につきましては、条の順の整理をし、改正後においては、7ページ、第3条の2とするものであります。 ページが戻りますが、6ページの第3条第5号につきましては、現行では育児休業等計画書を提出することにより、育児休業後3か月以上の期間を経過すれば、育児休業の再取得が可能でしたが、今般の改正により、育児休業の取得回数制限が緩和され、原則2回まで分割して取得することが可能となるため、この号を削除しております。 あわせて、同号以降を繰上げするとともに、改正後の同条第7号について用語の整理を行っております。 7ページを御覧ください。 第9条第6号の改正につきましては、育児休業等計画書がなくなることによる用語の整理を行っております。 議案書に戻っていただき、附則第1項におきまして、施行期日を令和4年10月1日からとしております。 また、附則第2項において、育児休業等計画書を提出した職員に対する経過措置を設けております。 以上、御説明申し上げましたが、御審議の上、御可決賜りますようよろしくお願い申し上げます。
○議長(二條孝夫君) 本案について御質疑はありませんか。 〔発言する者なし〕 質疑がありませんので、これをもって質疑を終結いたします。 ただいま議題となっております議案第36号は、総務産業委員会に付託をいたします。 次に、議案第37号
大町市立学校設置条例の一部を改正する条例制定についてを議題として、提案理由の説明を求めます。教育参事。 〔教育参事(太田三博君)登壇〕
◎教育参事(太田三博君) ただいま議題となりました議案第37号
大町市立学校設置条例の一部を改正する条例制定につきまして、提案理由を御説明申し上げます。 お配りいたしました議案説明資料、新旧対照表も併せて御覧ください。 教育委員会では、現在、大町市学校再編基本計画に基づき、学校再編事業を進めているところでございます。この計画では八坂小学校及び八坂中学校につきましては両校が相互に密接な連携を図るため、施設分離型の小中一貫の義務教育学校を置き、小規模学校の特色ある学校づくりを進めることとしております。 新たな一貫校の校名につきましては公募を行い、寄せられた校名案の中から大町市立八坂小中学校を選定し、教育委員会において協議し、大町市総合教育会議で確認されております。 条例の改正内容は、第2条の表中、大町市立八坂小学校及び第3条の表中、大町市立八坂中学校を削除し、義務教育学校を規定する第4条の表に大町市立八坂小中学校を新たに追加するものでございます。位置につきましては、校舎分離型とするため、前期課程の校舎と後期課程の校舎2か所の住所を記載してございます。 附則といたしまして、施行期日を令和5年4月1日としております。 以上、御説明申し上げましたが、御審議の上、御可決賜りますようよろしくお願い申し上げます。
○議長(二條孝夫君) 本案について御質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 質疑がありませんので、これをもって質疑を終結いたします。 ただいま議題となっております議案第37号は社会文教委員会に付託をいたします。 次に、議案第38号 令和4年度大町市
一般会計補正予算(第7号)を議題として、提案理由の説明を求めます。総務部長。 〔総務部長(和田泰典君)登壇〕
◎総務部長(和田泰典君) ただいま議題となりました議案第38号 令和4年度大町市
一般会計補正予算(第7号)につきまして、提案理由を御説明申し上げます。 1ページを御覧ください。 第1条、予算の総額ですが、歳入歳出それぞれ5,562万円を追加し、総額を178億7,619万9,000円とするものであります。 第2条、第3条につきましては6ページ、7ページを御覧ください。 お手元に配付しました議案第38号説明資料を併せて御覧ください。 第2条、繰越明許費の大町市公民館分室エレベーター改修工事につきましては、施工技術者不足により年度内の完了が困難となったことから、翌年度への繰越しをお願いするものであります。 第3条、地方債補正につきましては、本年度の普通交付税額の額が確定したこと及び事業費の確定に伴い、本年度の起債借入限度額を補正するものであります。 12ページを御覧ください。 歳入について御説明いたします。 款1項2目1固定資産税1億3,384万4,000円の増は、市内の法人等の固定資産税の増によるものであります。 款11項1目1地方交付税2億872万8,000円の減は、算定基礎となります国調人口の減や国が定める単位費用の減により基準財政需要額が減少したこと、また固定資産税の増により基準財政収入額が増加したことによるものであります。 款15項2国庫補助金622万5,000円の増は、
新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金と
新型コロナウイルス感染症セーフティーネット強化交付金であります。 款16項2県補助金519万7,000円の増は、保育対策総合支援事業補助金と観光地域づくり重点支援事業補助金であります。 款19項1目2基金繰入金4億7,000万円の減は、決算余剰金の確定に伴い、財政調整基金からの繰入金を減額するものであり、今補正により令和4年度の財政調整基金繰入金は4億2,000万円となります。 14ページを御覧ください。 款20項1目1繰入金6億5,407万6,000円の増は、実質収支額の確定によるものであります。 款21項5雑入182万2,000円の減のうち主なものは、節10教育費雑入で、歳入として見込んでおりましたB&G財団修繕助成金が不採択となったものによるものであります。 款22項1市債6,657万2,000円の減は、目2総務債の臨時財政対策債の発行可能額が確定したことに伴う減額と、目10教育債でB&G海洋センター体育館照明設備LED化工事を皆減としたことに伴う体育施設整備事業債の減によるものであります。 次に、16ページを御覧ください。 歳出について御説明申し上げます。 款2項1目1一般管理費3億1,374万9,000円の増のうち主なものは、各事業において予算計上しておりました会計年度任用職員の経費を一元管理するため、会計年度任用職員人件費として計上しております。そのため、各事業において計上しておりました会計年度任用職員の報酬等をそれぞれ減額しております。 18ページを御覧ください。 款2項1目5財産管理費334万5,000円の増は電気料の高騰によるものであります。 18ページ下段及び20ページを御覧ください。 款2項1目13文化振興費329万3,000円の増は、
北アルプス国際芸術祭実行委員会への負担金等であります。 22ページを御覧ください。 款3項1目1児童福祉総務費1,005万6,000円の増のうち主なものは、令和3年度に実施しました子育て世帯への臨時特別給付金事業の事業費が確定したことに伴う国庫返還金と、
新型コロナウイルス対策として認定こども園等が行う備品や消耗品等の購入に対する支援を行うものであります。 款3項3目1生活保護費295万1,000円の増のうち主なものは、
新型コロナウイルス感染症生活困窮者自立支援金を増額するものであります。 24ページを御覧ください。 款4項1目6上下水道事業費653万8,000円の減は、公営簡易水道事業特別会計への事業費の確定により繰出金の減額を行うものであります。 26ページを御覧ください。 款7項1目1商業振興費107万円の増のうち主なものは、今後の特産品の開発や販路拡大を図るため、新型コロナ対応地方創生臨時交付金を活用した地域特産品及び流通販路調査研究業務委託料であります。 28ページを御覧ください。 款7項1目3観光振興費518万6,000円の増のうち主なものは、仁科三湖サイクリング・塩の道トレッキングコース整備事業委託料、市プロモーション委員会への負担金、それと、温泉郷滞在魅力づくり補助金等であります。 款10項2目1小学校費935万6,000円の増のうち主なものは、電気料高騰への対応、美麻小中学校の校庭外周柵の修繕、修学旅行等のキャンセル料負担金であります。 30ページを御覧ください。 款10項3目1中学校管理費28万8,000円の増のうち主なものは、電気料高騰への対応、修学旅行等キャンセル料負担金等であります。 32ページを御覧ください。 款10項5目2体育施設1,074万5,000円の減のうち主なものは、B&G海洋センター体育館照明設備LED化工事につきまして、B&G財団の助成金が不採択となったことにより皆減するものであります。 以上、御説明申し上げましたが、御可決となりますようよろしくお願い申し上げます。
○議長(二條孝夫君) 本案について御質疑はありませんか。平林英市議員。
◆10番(平林英市君) 地方交付税のところの説明で、2億円からの減額になっています。これは基準財政需要額が減ったというような説明があったと思うんですけれども、固定資産税が増えた部分は分かるんですけれども、そのことについてもうちょっと詳しく説明してほしいんですが、お願いします。
○議長(二條孝夫君) 企画財政課長。
◎企画財政課長(三原信治君) ただいまの御質問にお答えいたします。 今回、普通交付税が2億円ほど減額となった大きな主な理由は、先ほど提案理由で申し上げました基準財政収入額、こちらのほうが市税部分におきまして大規模工場の建設等により、固定資産税等の増収があったことが主な要因ではございますけれども、併せて普通交付税につきましては、基準財政需要額から基準財政収入額を差し引いた財源不足額が普通交付税となるわけでございますけれども、その大本の基準財政需要額におきましても国のほうの算定における各経費の単位費用と言われる、要はいわゆる基準単価的な部分の単位費用が減額となっている部分、また、測定単位となります各消防費ですとか各費用の大本の計算の基準になる部分で人口を用いる部分等がございますので、これまで、平成27年度の国調人口から令和2年度の国調人口に変わったりというところも一つの要因ではあるというふうに考えております。 以上でございます。
○議長(二條孝夫君) 平林英市議員。
◆10番(平林英市君) そうすると、今人口減によるものが多いというような説明だったと思いますけれども、今後やはり交付税が減っていく可能性というのは、基準額を減らしているということですか。それでとにかく交付税の入ってくるのが減っていく可能性があるという、そういう心配があるわけですか、その辺のところ。
○議長(二條孝夫君) 企画財政課長。
◎企画財政課長(三原信治君) お答えいたします。 先ほども申し上げました普通交付税につきましては、基準財政需要額から基準財政収入額の差し引いた財源不足額が交付税として交付されてくるわけでございますので、今回、一番大きな要因としては、市税がかなり増収となった部分、財政収入額が増えたということでこの差が縮まったというところが一番大きな要因でございますので、そのように理解していただければと思います。 以上でございます。
○議長(二條孝夫君) ほかに質疑はありませんか。降旗達也議員。
◆4番(降旗達也君) 6ページの繰越明許費のところなんですが、2,500万円、エレベーターの改修工事という部分だと思いますけれども、別に繰り越すことは全然やぶさかではないんですけれども、これだけいろいろなものの物価が上がっている中で、例えばいろいろな部品だとか、金物等々の物価が上がっている中で、単純にこのままの予算で繰り越して来年大丈夫なのかどうか。ちゃんとエレベーターの改修工事が完遂できるのかどうか。その点をちょっとお伺いしたいと思います。
○議長(二條孝夫君) 生涯学習課長。
◎生涯学習課長(牛越秀仁君) ただいまの質問にお答えいたします。 今回のエレベーターの改修工事につきましては、今回一般競争入札が不調ということで、業者の皆様にもそれぞれどういう事情かということを聴取いたしました。その中で設計の中身につきましては問題はないといいますか、いわゆる施工期間の部分がやはり一番問題だということがまず不調の理由の一つです。 それからもう一つは、今回、いわゆる改修工事ですけれども、平成26年4月の建築基準法の確認によって不適合、いわゆる不適格という扱いですので、経過措置の期間の間に改修をしなければいけないというものでありますので、そこで今現在動いているエレベーターの業者、それ以外の業者がそこを工事する場合に、いわゆる耐震ですとか、いろんな構造を見ながらやるという中で、設計について、こちらの設計の部門でも確認をいただいたということで、単価については議員御指摘の心配は要らないということであります。 以上です。
○議長(二條孝夫君) 担当委員会でした。お願いします。 ほかにありますか。中牧盛登議員。
◆16番(中牧盛登君) 滞在型観光推進事業の中の温泉郷滞在魅力づくり補助金、この具体的な内容を知りたいんですが、どこでどんなことを考えているのか、お聞きします。
○議長(二條孝夫君) 観光課長。
◎観光課長(志賀一夫君) お答えいたします。 温泉郷滞在型魅力づくり補助金につきましては、
新型コロナウイルスの感染拡大によりまして非常に厳しい状況となっております温泉郷の再生、魅力づくりというようなところで、昨年度から温泉郷未来づくり検討会議というものを組織して温泉郷の将来を考えてきているところでございます。 その中で、温泉郷の魅力づくりという部分、アイデア等いただく中で、温泉郷の中の周遊ですとか、そういったことを今後進めていきたいと、そういった御要望もあるところでございます。そうした状況を踏まえまして、現在温泉郷で進めております魅力づくりの関係を支援するということで、具体的な内容としましては、温泉郷内の周遊マップの作成、それからバス停付近の看板でございますが、現在の案内図の内容がそごがございますので、そちらを改修する、手直しをすること。それから、鹿島川堰堤に遊歩道といいますか、散策できるスペースがあるわけですが、そちらの環境整備とそちらの利便性の向上ということで、ソーラー型の照明を設置しまして、夜間等の散策の安全等を考慮しまして散策を進めていくと、そういった事業に対する補助金でございます。 以上でございます。
○議長(二條孝夫君) ほかにありませんか。 〔発言する者なし〕 お諮りいたします。この辺で質疑を打ち切ることに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 御異議なしと認めます。よって、質疑を終結いたします。 ただいま議題となっております議案第38号は各常任委員会に付託をいたします。 次に、議案第39号 令和4年度大町市
国民健康保険特別会計補正予算(第1号)を議題として、提案理由の説明を求めます。民生部長。 〔民生部長(曽根原耕平君)登壇〕
◎民生部長(曽根原耕平君) ただいま議題となりました議案第39号 令和4年度大町市
国民健康保険特別会計補正予算(第1号)につきまして、提案理由の御説明を申し上げます。 今回の補正は事業勘定、八坂・美麻両診療所直診勘定ともに令和3年度決算による繰越金の確定が主な内容でございます。 1ページを御覧ください。 第1条、予算の総額ですが、事業勘定では歳入歳出それぞれ373万1,000円を追加し、総額を29億4,811万円とし、八坂診療所直診勘定では歳入歳出それぞれ108万7,000円を追加し、総額を6,437万円に、美麻診療所直診勘定は歳入歳出それぞれ83万5,000円を追加し、総額を3,948万4,000円とするものであります。 第1条第2項の第1表歳入歳出予算補正は事業勘定は2ページから3ページに、八坂診療所直診勘定は12ページから13ページに、美麻診療所直診勘定は22ページから23ページに記載をしております。 また、それぞれ第1表に続いて事項別明細書の総括を記載しておりますが、説明は省略させていただきます。 8ページを御覧ください。 事業勘定の歳入でございますが、令和3年度の繰越金が1,523万1,000円と確定しましたことから、款6項2目1基金繰入金を500万円減額、款7繰越金を873万1,000円増額し、歳入全体で373万1,000円を増額いたします。 これにより、財政調整基金残高は3億4,983万円余となります。 次に、歳出でございますが、10ページを御覧ください。 款10項1目1予備費を373万1,000円増額いたします。 次に、18ページを御覧ください。 八坂診療所直診勘定の歳入でございますが、款4項1目1繰越金108万7,000円の増は、令和3年度の繰越金の確定によるものでございます。 次に、歳出ですが、20ページを御覧ください。 款3項1目1予備費に同額の108万7,000円を増額いたします。 続きまして、28ページを御覧ください。 美麻診療所直診勘定の歳入でございますが、款4項1目1繰越金83万5,000円の増は、令和3年度の繰越金が確定したことによるものでございます。 次に、歳出ですが30ページを御覧ください。 款3項1目1予備費に同額の83万5,000円を増額いたします。 以上、御説明申し上げましたが、御審議の上、御可決賜りますようよろしくお願い申し上げます。
○議長(二條孝夫君) 本案について御質疑はありませんか。 〔発言する者なし〕 質疑がありませんので、これをもって質疑を終結いたします。 ただいま議題となっております議案第39号は社会文教委員会に付託をいたします。 次に、議案第40号 令和4年度大町市
後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)を議題として、提案理由の説明を求めます。民生部長。 〔民生部長(曽根原耕平君)登壇〕
◎民生部長(曽根原耕平君) ただいま議題となりました議案第40号 令和4年度大町市
後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)につきまして、提案理由の御説明を申し上げます。 今回の補正は、令和3年度決算による繰越金の確定が主な内容でございます。 第1条の予算の総額でございますが、歳入歳出それぞれ89万6,000円を追加し、総額を4億529万円とするものでございます。 第2項の第1表歳入歳出予算補正は2ページから3ページに、歳入歳出予算事項別明細書の総括は4ページから7ページに記載してございますが、説明は省略させていただきます。 8ページを御覧ください。 歳入でございますが、款4項1目1繰越金89万6,000円の増は令和3年度繰越金の確定によるもので、本年4月以降の出納整理期間中に入金された令和3年度の保険料等でございます。 10ページを御覧ください。 歳出でございますが、款2項1目1後期高齢者医療広域連合納付金に同額の89万6,000円を増額いたします。 以上、御説明申し上げましたが、御審議の上、御可決賜りますようよろしくお願いいたします。
○議長(二條孝夫君) 本案について御質疑はありませんか。 〔発言する者なし〕 質疑がありませんので、これをもって質疑を終結いたします。 ただいま議題となっております議案第40号は社会文教委員会に付託をいたします。 次に、議案第41号 令和4年度大町市
公営簡易水道事業特別会計補正予算(第1号)を議題として、提案理由の説明を求めます。建設水道部長。 〔建設水道部長(古平隆一君)登壇〕
◎建設水道部長(古平隆一君) ただいま議題となりました議案第41号 令和4年度大町市
公営簡易水道事業特別会計補正予算(第1号)につきまして、提案理由の御説明を申し上げます。 今回の補正は、令和3年度事業の決算額の確定によるものでございます。 議案書1ページを御覧ください。 第1条、歳入予算の補正ですが、今回の補正は歳入内訳のみを変更するため、予算総額に変更はございません。 歳入予算事項別明細書について御説明を申し上げます。 4ページを御覧ください。 令和3年度決算による繰越金が確定しましたことから、款4項1目1繰越金を653万8,000円増額し、款3項1目1繰入金を同額減額するものでございます。 以上、御説明申し上げましたが、御審議の上、御可決賜りますようよろしくお願いを申し上げます。
○議長(二條孝夫君) 本案について御質疑はありませんか。 〔発言する者なし〕 質疑がありませんので、これをもって質疑を終結いたします。 ただいま議題となっております議案第41号は総務産業委員会に付託をいたします。 日程第5の途中でありますが、ここで昼食のため、1時ちょうどまで休憩といたします。
△休憩 午前11時49分
△再開 午後1時00分
○議長(二條孝夫君) 休憩前に引き続き、会議を開きます。 日程第5の議事を継続します。 議案第42号から議案第50号までの9議案は、いずれも令和3年度各会計の決算認定を求める議案であります。 この取扱いについてお諮りいたします。議案第42号から議案第50号までの9議案を一括して議題とし、各議案について会計管理者及び所管部長から逐次説明を受けた後、議案ごとに質疑を行い、
決算審査特別委員会に付託したいと思いますが、これに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 御異議なしと認めます。よって、そのように取り扱います。 それでは、まず、議案第42号から議案第45号までについて提案理由の説明を求めます。会計管理者。 〔会計管理者(田中一幸君)登壇〕
◎会計管理者(田中一幸君) ただいま議題となりました議案第42号から議案第45号までの4議案の歳入歳出決算につきまして、順次御説明申し上げます。 予算執行に伴う行政実績や成果等につきましては、お手元に配付しております主要な施策の成果説明書に記載してございますので、併せて御覧ください。 なお、金額は1,000円未満切捨てで御説明申し上げます。 それでは、議案第42号 令和3年度大町市
一般会計歳入歳出決算について御説明申し上げます。 議案書を御覧ください。2ページから5ページまでは歳入でございます。 歳入の構成比で最も高いものは全体の34.2%を占める地方交付税で、次に高いのが21.7%の市税でございます。 5ページを御覧ください。 下段の歳入合計のうち収入済額は189億8,104万7,000円で前年度比7.5%の減、不納欠損額は市税を主としまして2,602万9,000円、収入未済額は1億2,487万4,000円、前年度比32.6%の減でございます。 次に、6ページから9ページは歳出でございます。 歳出の構成比で最も高いものは民生費で全体の27.2%、次いで総務費の15.6%、衛生費の13.5%の順でございます。 8、9ページを御覧ください。 支出済額の合計、決算額は179億8,600万円で前年度比8.9%の減で、前年度に比べ、減となった主な要因は、
新型コロナウイルス感染症緊急経済対策としての特別定額給付金給付事業に係る総務費の減によるものでございます。予算執行率は94.7%でございます。 翌年度繰越額は4億7,704万6,000円で住民税非課税世帯に対する臨時特別給付金事業など、合計26事業に要するものでございます。 この結果、次ページを御覧ください。 歳入から歳出を差し引いた残額は9億9,504万6,000円となり、翌年度にこれを繰越しいたします。 次に、歳入歳出決算事項別明細書について御説明申し上げます。 12、13ページを御覧ください。 歳入の主なものについて御説明いたします。 款1市税の収入済額は前年度比0.6%増の41億1,858万4,000円でございます。 税目別に前年度と比較し、減となった税は個人市民税1%、固定資産税1.4%、都市計画税が2.1%の減、一方、増となった税は法人市民税が20.7%、軽自動車税が2.1%、たばこ税が5%、入湯税が9.2%の増となっております。 16、17ページを御覧ください。 上段、款6法人事業税交付金6,323万1,000円は、前年度比103.4%の増でございます。最下段の款10地方特例交付金は前年度比387.5%増の1億1,320万円で、3年度は固定資産税課税標準額の特例軽減額が全額措置されております。 次ページ、お願いいたします。 上段の款11地方交付税はコロナ禍に対する国の臨時対策費の追加、特別交付税の原油価格高騰対策経費並びに豪雪に伴う除雪経費の増額などがあり、前年度比8.5%増の64億9,223万5,000円でございます。 ページ飛びまして、24、25ページを御覧ください。 款15国庫支出金は前年度比49%減の23億4,888万4,000円で、主なものは次ページとなりますが、子育て世帯を支援する施策としての項1目3民生費国庫負担金の子育て世帯生活支援特別給付金、またその下の
新型コロナウイルスワクチン接種などの目4保健衛生費国庫負担金、保健衛生費負担金。 28、29ページをお願いいたします。 項2目3民生費国庫補助金の子育て世帯等臨時特別支援事業費補助金などでございます。 ページ飛びまして、32、33ページをお願いします。 款16県支出金は前年度比9.8%増の10億2,976万5,000円で、主なものは33ページ下段の幼稚園、認定保育園の運営支援としての項1目3民生費負担金の施設型給付費負担金。 41ページ上段となります項2目7商工費県補助金の第6波対応事業者支援交付金などでございます。 続いて、44、45ページを御覧ください。 款18寄附金は前年度に比べ1.5%増の1億3,079万円で、主なものはふるさと寄附金でございます。ふるさと寄附金につきましては、昨年度は2,420件の寄附がございました。 ページをおめくりいただきまして、46、47ページの款19繰入金は3億5,607万6,000円で、前年度比43.7%減でございます。財政調整基金ほか5基金からそれぞれの事業に充当するため繰り入れてございます。 ページ飛びますが、60、61ページを御覧ください。 款22市債は8億957万2,000円、前年度比0.8%増で、主なものは目2総務債、節1臨時財政対策債、目4衛生債、節2合併特例債のごみ処理広域化推進事業債などでございます。 なお、令和3年度末の償還残額は前年度に比べ6億449万9,000円減の141億1,448万8,000円、実質公債費比率は前年度比0.4ポイント増の8.1%となりました。 歳入については以上でございます。 次に、歳出について、御説明申し上げます。 64、65ページを御覧ください。 款1議会費は前年度とほぼ同額の1億4,498万7,000円でございます。 次ページを御覧ください。 款2総務費は27億9,962万9,000円、前年度比54.1%の減で、主なものは72、73ページの項1目3企画費の最下段になります定住促進事業などで、昨年度市の移住相談窓口を通じ移住された方は、その前の年度に比べて4世帯多い51世帯92人でございました。 次ページ、お願いいたします。 ふるさと応援団事業の積立金でございますが、ふるさと寄附金の全額を基金に積み立てております。 ページ飛びまして、81ページをお願いいたします。 目6市民生活支援費の市民バス運行事業の委託料は9コース11路線の運行業務を3業者に委託しており、利用者は昨年度に比べ1.8%増の6万5,585人でございました。 ページ飛びまして96、97ページお願いいたします。 目13文化振興費の芸術文化振興事業、
北アルプス国際芸術祭実行委員会負担金などが主なものでございます。 次に、104、105ページを御覧ください。 最下段となります款3民生費は、前年度比14%増の48億8,763万円で、主なものは項1社会福祉費では次ページの目1社会福祉総務費、社会福祉総務費一般経費の扶助費のうち灯油購入補助金、これにつきましては1,315世帯に助成し、また次のページの中段でございます。住民税非課税世帯に対する臨時特例給付金事業の電算システム構築のための委託料並びに2,598世帯への交付金などでございます。 ページ飛びまして131ページを御覧ください。 節18負担金補助及び交付金は、コロナウイルス感染症による影響が長期化する中で低所得の生活支援としての子育て世帯への臨時特別給付金で対象のお子さん3,151名でございます。 続きまして、136、137ページを御覧ください。 下段の款4衛生費は前年度比2.4%減の24億2,697万4,000円でございます。 衛生費の主なものは、項1保健衛生費では次ページとなりますが、病院事業運営費の病院事業会計への繰出金。 142、143ページをお願いいたします。 目2予防費の新型コロナワクチン接種事業の次ページとなります個別接種業務委託料ほか、その下の繰越明許費新型コロナワクチン接種事業でございます。昨年度市が実施しましたワクチンの3回目の接種を受けられた方の人数は1万6,548人で接種率は63.1%でございます。 続きまして、154、155ページ上段をお願いいたします。 目2廃棄物処理費の北アルプス広域連合負担金のうち、ごみ処理広域化推進事業負担金は白馬山麓清掃センター解体撤去工事のための当市負担金でございます。 続きまして、158、159ページを御覧ください。最下段となります。 款5労働費は前年度比0.3%減の1億2,563万1,000円で、次のページをお願いいたします。 項1目1労政費の創業支援事業、起業支援補助金は新規の起業・創業者4件に助成をしております。 続きまして、162、163ページの下段を御覧ください。 款6農林水産業費は前年度比10.6%増の6億7,973万7,000円で、農林水産業費の主なものにつきましては、項1の農業費では169ページとなりますが、目3農業振興費の多面的機能支払事業、これにつきましては30組織に対し農地及び農業施設の質的向上に資する活動に対しての補助金を交付したほか、171ページとなりますが、有害鳥獣対策事業では、駆除などのほか侵入防止柵設置に対し助成を行っております。 174、175ページを御覧ください。 項2耕地整備事業費では、目1農地費の下段でございます。農業用施設管理事業、次のページとなりますが、水路等の改修など、工事請負費のほか、平成30年度から県営事業で実施しております居谷里ため池耐震対策、美麻二重地区の圃場田再編事業などへの負担金、また繰越明許費農業用施設管理事業では、上原地区の圃場実施計画作成のための委託料や鹿島川河川内の工作物撤去復旧工事などが主なものでございます。 180、181ページを御覧ください。 款7商工費は17億1,547万3,000円で前年度比6.1%の減でございます。 項1商工費の主なものとしまして、185ページの中段となります。 目1商業振興費のがんばろう!大町応援券事業で、プレミアム率100%の商品券を2万3,012冊販売いたしまして、2億2,947万円余御利用いただきました。 次ページ、186、187ページお願いいたします。 目2工業振興費下段の工場等誘致振興助成事業は新規の工場建設など、3件に助成を行っております。 188、189ページを御覧ください。 3万5,429名の利用がございました2度の宿泊キャンペーン事業などの事業に対する目3観光振興費の市プロモーション委員会負担金、このほか観光資源活用事業では、ページをめくっていただきまして、191ページ中段の二次交通対策事業、これにつきましては長引くコロナ禍の支援策としまして事業者が保有するバス車両の維持管理経費に支援を行っております。 195ページお願いいたします。 山岳観光推進事業の交付金は、最下段から次ページにかけてでございますが、登山道の維持や登山相談など公益的な活動及び感染対策を行っている山小屋12施設に、県の支援金に加え1施設当たり30万円を支給しております。 続きまして、次ページの198、199ページの最下段を御覧ください。 款8土木費は前年度比10.7%増の18億1,534万9,000円で、206、207ページをお願いいたします。 土木費の主なものとしまして、項2目4雪害対策費で市内423キロメートルの除排雪業務等の委託料で、近年の豪雪の年でございました平成28年度豪雪時の委託料が約3億円、それを大きく超える4億6,800万円余となりました。 次に、216、217ページを御覧ください。 款9消防費は、前年度比2.6%増の5億6,575万3,000円で、主なものは目2非常備消防費の消防団運営経費のほか221ページ最下段からその次のページにかけてでございますが、目5防災費の同報系防災行政無線500局更新工事のための工事請負費などでございます。 次に、款10教育費、前年度に比べまして6.7%減の13億2,683万8,000円で、主なものは226、227ページを御覧ください。 項2目1小学校管理費、小学校管理一般経費のうち需用費につきましては、光熱費の価格高騰に伴いまして前年度比19.1%増となったほか、新型コロナ対策としては校内の消毒等が多くを占めて、手数料、小学校負担金の次ページ中段となりますが、修学旅行時車内の密を防ぐために行ったバスの追加借上げ負担金などでございます。 230、231ページを御覧ください。 項3目1中学校管理費では、小学校管理費と同様に光熱費が前年に比べ増え、項4社会教育費では237ページ、中段をお願いいたします。 目1社会教育総務費のエネルギー博物館運営費助成事業の補助金。 目3公民館費は、243ページをお願いいたします、常盤公民館空調設備改修工事。 250、251ページをお願いいたします。 目5文化会館費は文化会館公演事業の自主公演のほかの委託料などとなっております。 258、259ページ、項5目3学校給食費のおいしい給食費の賄材料費。 項6山岳博物館費では、次ページの節14工事請負費のエレベーター改修工事などが主なものでございます。 次に、262、263ページの最下段を御覧ください。 災害復旧費は前年度比37.2%減の3,419万5,000円でございます。 次に、264、265ページを御覧ください。 公債費につきましては、前年度比4.1%増の14億6,379万9,000円でございます。 268ページは、実質収支に関する調書でございます。実質収支額は前年度に比べ1億8,231万4,000円増の8億5,407万7,000円となり、4年度に繰越金として計上されることになります。 議案第42号につきましては以上でございます。 次に、議案第43号 令和3年度大町市
国民健康保険特別会計歳入歳出決算について御説明申し上げます。 令和3年度の国保の加入状況でございますが、年度末の加入世帯は3,903世帯で市全体の32.9%を占めておりますが、前年度比89世帯減少となりました。 また、被保険者数は5,970人で、人口の22.8%となり、前年度に比べ202人減少いたしました。被保険者の減少した主な要因は、市全体の人口減少と75歳に到達した方が後期高齢医療に移行したことによります。 決算書2ページ、3ページを御覧ください。 最初に、事業勘定でございます。歳入合計は前年度比0.2%増の29億4,145万4,000円でございます。不納欠損額は623万9,000円、前年度比13%増でございます。また、収入未済額は4,289万1,000円、前年度比22.4%の減となっております。 4、5ページを御覧ください。 歳出合計は前年度比0.6%増の29億2,622万3,000円でございます。 6ページになりますけれども、歳入歳出差引残額は1,523万1,000円となり、これを翌年度に繰越しいたします。 次に、歳入歳出事項別明細書について御説明申し上げます。 8、9ページを御覧ください。 歳入でございます。 款1の国民健康保険税は9ページ上段となります。前年度比2.4%減の4億9,637万2,000円、収納率につきましては91.1%で、前年度比1.5ポイント上昇しております。不納欠損額は615万6,000円でございます。 次のページを御覧ください。 款4の県支出金は前年度比1.3%増の21億7,703万8,000円で普通交付金が主なものでございます。 款6繰入金は前年度比0.1%増の2億1,332万2,000円で保険基盤安定繰入金が主なものでございます。 次に、14、15ページを御覧ください。 歳出でございます。 款1の総務費は前年度比9.2%減の1,967万円で共同処理事務委託料などが主なものでございます。 次のページを御覧ください。 款2保険給付費は21億2,889万1,000円、前年度比3.8%増となり、1人当たりの医療費は速報値で40万7,999円と前年度より1万5,335円の増となっております。 次のページの下段を御覧ください。 款3の国民健康保険事業費納付金は前年度比1.3%増の6億9,354万9,000円でございます。主なものは、項1の医療給付費分と次のページでございます項2の後期高齢者支援金等などでございます。 24、25ページを御覧ください。 款7の基金積立金は国民健康保険財政調整基金への積立てでございます。これによりまして同基金の決算年度末現在高は3億3,483万円となりました。 28ページを御覧ください。 実質収支に関する調書でございます。実質収支額は1,523万1,000円となりました。 続きまして、30、31ページを御覧ください。 八坂診療所直診勘定でございます。令和3年度の診療状況につきましては、診療日数が230日、年間延べ患者数は2,771人、前年度と比較いたしますと77人の増でございます。 30、31ページを御覧ください。 歳入でございますが、歳入合計は前年度比9%増の6,385万6,000円でございます。 32、33ページを御覧ください。 歳出合計につきましては、9%増の6,176万8,000円でございます。 34ページとなりますが、歳入歳出差引残額は208万7,000円となり、これを翌年度に繰越しいたします。 36、37ページを御覧ください。 歳入歳出決算事項別明細書を御説明いたします。 最初に歳入でございますが、款1の診療収入は2,618万8,000円、前年度比7.7%の増でございます。 次のページを御覧ください。 款3繰入金は3,486万8,000円で、収支不足を補填する一般会計繰入分とへき地診療所運営費分の事業勘定繰入金でございます。 次に、歳出でございます。 40、41ページを御覧ください。 款1の総務費は前年度比14.8%増の4,712万9,000円で、主なものは、診療所人件費のうち節12の診療所管理運営事業の委託料でございます。 次のページを御覧ください。 款2の医業費は1,463万9,000円で医薬材料費のほか、新たに自動血球計数CRP測定装置を購入し、診察の質の向上を図っております。 次のページは実質収支に関する調書でございます。実質収支額は208万8,000円となりました。 続いて、美麻診療所直診勘定について御説明申し上げます。 次のページを御覧ください。 令和3年度の診療状況につきましては、診療日数が236日、年間延べ患者数は1,913人で前年度に比べますと105人の増でございました。 歳入でございますが、歳入合計は前年度比2.6%減の4,060万3,000円でございます。 次のページを御覧ください。 歳出合計は前年度比0.5%増の3,876万8,000円でございます。 次のページになりますが、歳入歳出差引残額は183万5,000円となり、翌年度にこれを繰越しいたします。 次に、歳入歳出事項別明細書を御説明申し上げますので、52、53ページを御覧ください。 歳入でございます。 款1の診療収入は1,952万8,000円で、前年度比7.2%の増でございます。 次のページを御覧ください。 款3の繰入金は1,713万1,000円で、八坂診療所直診勘定と同様に収支不足を補填する一般会計繰入金とへき地診療所運営費分等の事業勘定繰入金でございます。 次のページを御覧ください。 歳出でございます。 款1の総務費は前年度比1.1%増の3,125万4,000円で、主なものは診療所人件費のうち職員の給料等でございます。 項2医業費は前年度と比べまして1.8%減の751万3,000円で主なものは医薬材料費でございます。 60ページを御覧ください。 実質収支に関する調書でございます。実質収支額は183万5,000円となりました。 議案第43号につきましては以上でございます。 続きまして、議案第44号 令和3年度大町市
後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算について御説明申し上げます。 令和3年度末における後期高齢者医療制度の被保険者は5,684人でございます。 2ページ、3ページを御覧ください。 歳入でございます。 歳入総額は前年度比0.2%減の3億9,590万7,000円でございます。 4ページを御覧ください。 歳出総額は前年度比0.3%減の3億9,481万1,000円でございます。 したがいまして、6ページとなりますが、歳入歳出差引残額は109万6,000円となり、これを翌年度に繰越しいたします。 次に、歳入歳出決算事項別明細書について御説明申し上げます。 8ページ、9ページを御覧ください。 歳入でございますが、款1の後期高齢者医療保険料は2億9,833万3,000円、前年度比では0.9%減で内訳は特別徴収保険料が2億1,399万1,000円、普通徴収保険料が8,434万1,000円となっております。年金から徴収いたします特別徴収につきましては年度末被保険者数が4,671人、納付書や口座振替による普通徴収につきましては、年度末被保険者が850人、普通徴収の収納率は前年度比0.09%減の99.14%となっております。 款3の繰入金は9,597万5,000円で内訳につきましては、記載のとおりでございます。 次に、12、13ページを御覧ください。 歳出でございますが、款1の総務費は199万7,000円で保険料徴収経費でございます。 款2の後期高齢者医療広域連合納付金は3億9,281万4,000円でこれにつきましては実際に徴収した保険料徴収分と一般会計から繰り入れた保険料軽減分を広域連合に納付したものでございます。 14ページを御覧ください。 実質収支に関する調書でございます。実質収支額は109万6,000円となりました。 議案第44号につきましては以上でございます。 続きまして、議案第45号 令和3年度大町市
公営簡易水道事業特別会計歳入歳出決算について御説明申し上げます。 公営簡易水道事業は、八坂地区、美麻地区における簡易水道施設の維持管理や機械設備等の更新及び老朽管の布設替えが主な事業となっております。 令和3年度末の給水人口は1,552人で、前年度比52人、3.2%の減となりました。 また、有収水量は17万4,889立方メートルで、前年度比881立方メートル、0.5%の増でございます。 2、3ページを御覧ください。 歳入合計は前年度比12%増の2億251万1,000円でございます。収入未済額は44万2,000円でございます。 次のページを御覧ください。 歳出合計は前年度比14.9%増の2億1,297万3,000円でございます。翌年度繰越額は1,412万4,000円でございます。 次のページを御覧ください。 この結果、歳入歳出差引残額は753万8,000円で、これを翌年度に繰越しいたします。 8、9ページを御覧ください。 歳入歳出事項別明細書について御説明申し上げます。 歳入でございますが、款1使用料及び手数料は4,010万1,000円で前年度比1.9%の減でございます。 款3繰入金は一般会計からの繰入金1億2,550万1,000円、前年度比10.7%の増でございます。 次のページを御覧ください。 款6市債は4,260万円、建設改良事業に伴う簡易水道債でございます。 12、13ページを御覧ください。 歳出ですが、款1総務費は6,444万4,000円、前年度比6.9%の減となりました。 項1一般管理費は職員人件費のほか水道検針業務委託料などが主なものでございます。 項2施設管理費は水道施設の電気料や修繕費、次のページとなりますが、水質検査業務などの委託料が主なものとなっております。 14、15ページを御覧ください。 款2建設改良費は8,546万2,000円、前年度比57.4%の増で、送配水管布設替え工事が主なものでございます。 款3公債費は前年度比2.1%増の6,306万6,000円でございます。 なお、令和3年度末の起債償還残高は4億7,000万9,000円となっております。 16ページは実質収支に関する調書でございます。実質収支額は753万8,000円でございます。 以上、4議案について御説明申し上げましたが、よろしく御審議の上、御承認賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
○議長(二條孝夫君) 次に、議案第46号から議案第49号までについて、提案理由の説明を求めます。 建設水道部長。 〔建設水道部長(古平隆一君)登壇〕
◎建設水道部長(古平隆一君) ただいま議題となりました議案第46号から議案第49号の4議案につきまして順次御説明申し上げます。 地方公営企業法適用事業の会計につきましては、決算関係報告書のうち、予算額と決算額につきましては消費税込みの額で表示し、損益計算書ほか財務諸表関係は消費税抜きの額で表示してございます。 なお、説明の際、金額につきましては1,000円未満切捨てとさせていただきますので、御了承願います。 最初に、議案第46号 令和3年度大町市
水道事業会計剰余金の処分及び決算の認定につきまして御説明申し上げます。 大町市公営企業会計決算書の水道事業会計を御覧いただき、14ページをお開きください。 令和3年度大町市水道事業報告書でございます。 1の概況総括事項でございます。 近年の有収水量は、社会情勢の変化とともに年々減少傾向にありますが、水道は暮らしに不可欠な基盤施設として重要な役割を担っており、引き続きより質の高い信頼される水道を構築し、安全で良質な水を安定的に供給するための施設整備の推進とともに、経営の安定化を図ってまいります。 次に、イの改良事業の状況でございますが、平海ノ口にある南平配水池を更新したほか、基幹管路の耐震化に向け表記の市道、県道等の送配水管の布設替え工事を実施しております。 なお、年度末におけます管の総延長は35万9,686.7メートルとなっております。 次に、ロの供給状況でございますが、有収水量は262万6,951立方メートルで、前年度と比べて1.3%の減、また給水人口につきましても323人の減少となりました。 15ページにまいりまして、ハの財政状況につきましてはこの後、決算報告書等にて御説明をさせていただきます。 ページをおめくりいただきまして、16ページの2経営指標に関する事項でございますが、こちらは施行規則等の一部改正に伴いまして、今年度の決算報告書から新たに追加したものでございます。 令和3年度決算における経営成績につきましては、経常収支比率及び料金回収率は健全経営の水準となる100%をともに上回っており、安定した経営状況を維持しております。 一方、管路経年劣化率は増加しており、引き続き基幹管路の耐震化をはじめとする施設の計画的な更新を行ってまいります。 ページお戻りいただきまして、2ページ、3ページを御覧ください。 決算報告書でございます。 1の収益的収入及び支出のうち、収入につきましては第1款水道事業収益の決算額は5億6,107万1,000円で対前年度比1.1%の減、一方、支出につきましては第1款水道事業費用の決算額は4億556万4,000円で対前年度比8.6%の減でございます。 4ページ、5ページを御覧ください。 2の資本的収入及び支出のうち収入につきましては、第1款資本的収入の決算額は1,819万4,000円、一方、支出につきましては、第1款資本的支出の決算額は4億7,409万7,000円となっております。 第2項公債費は1億5,151万3,000円で、企業債の明細につきましては32ページ、33ページに記載してございますが、説明は省略とさせていただきます。 収支につきましてはページ最下段に記載してございますが、資本的収入額が資本的支出額に対して不足する額4億5,590万3,000円は、当年度分の消費税及び地方消費税資本的収支調整額、損益勘定留保資金並びに減債積立金及び建設改良積立金にて補填をいたしました。 続いて、6ページ、損益計算書を御覧ください。 1の営業収益ですが、4億1,914万7,000円、2の営業費用は3億6,403万8,000円で、収益から費用を差し引いた営業利益は5,510万8,000円でございます。 3の営業外収益は9,523万6,000円、4の営業外費用は2,429万5,000円で、ページ最下段となります経常利益は1億2,604万9,000円となり、この経常利益に7ページ、5の特別利益を加え、さらに6の特別損失を引いた結果、当年度純利益は1億2,769万4,000円で、前年度と比べ10.9%の増となりました。この純利益にその他未処分利益剰余金変動額3億298万1,000円を加え、当年度未処分利益剰余金は4億3,067万5,000円を計上することができました。 なお、8ページ、9ページの剰余金計算書の説明は省略とさせていただきます。 続きまして、10ページを御覧ください。 剰余金処分計算書案につきまして御説明申し上げます。 利益剰余金のうち当年度末の未処分利益剰余金は4億3,067万5,000円で、この剰余金の処分につきましては、今後も老朽化した水道管の布設替えや施設整備等が必要であり、多額の投資が見込まれますことから、当年度純利益分1億2,769万4,000円を建設改良積立金に積み立て、3億298万1,000円を自己資本金に組入れするもので、この処分について議会の議決をお願いするものでございます。 続きまして、11ページ、貸借対照表を御覧ください。 資産の部につきましては最下段となりますが、合計は68億2,390万5,000円、12ページにまいりまして、負債の部につきましては最下段となりますが、合計は23億8,190万5,000円。 続きまして、13ページにまいりまして、資本の部につきましては下から2段目になりますが、合計は44億4,199万9,000円、また負債と資本の合計は最下段となりますが、68億2,390万5,000円となり、先ほどの資産合計と同額となります。 なお、24ページ以降につきましてはキャッシュ・フロー計算書等を記載してございますが、説明は省略とさせていただきます。 議案第46号の説明、以上でございます。 続きまして、議案第47号 令和3年度大町市
温泉引湯事業会計剰余金の処分及び決算の認定につきまして御説明を申し上げます。 49ページの事業報告書を御覧ください。 1の概況総括事項でございます。 当事業は、平葛地籍にあります4つの源泉からくみ上げた温泉を集中管理施設に集積しまして、上原の分湯槽まで約7.8キロメートルの引湯を行っております。 次に、イの改良事業の状況につきましては、中継ポンプ室における送湯ポンプを更新したほか、集中管理室の流量計の更新工事を実施しております。 次に、ロの供給の状況におきましては、8社に対し毎分1,048リットルの温泉を供給しております。 ハの財政状況につきましては、この後、決算報告書等にて御説明をさせていただきます。 続きまして、2の経営指標に関する事項でございますが、こちらは先ほどの水道事業会計と同様、今年度の決算報告書から新たに追加したものでございます。 令和3年度決算におけます経営成績につきましては、経常収支比率及び料金回収率はともに100%を上回っておりまして、健全な経営状況を維持しております。 ページお戻りいただき、40ページ、41ページをお開きください。 決算報告書でございます。 1の収益的収入及び支出のうち、収入につきましては第1款温泉引湯事業収益の決算額は6,738万9,000円で対前年度比1.7%の減、一方、支出につきましては第1款温泉引湯事業費用の決算額は5,517万8,000円で対前年度比2.3%の減となっております。 続きまして、42ページ、43ページを御覧ください。 2の資本的収入及び支出のうち収入につきましては当年度における収入はなく、支出につきましては、第1款資本的支出の決算額は1,446万5,000円で対前年度比15.3%の増となっております。 収支につきましては、最下段に記載してございますが、資本的収支額が資本的支出額に対して不足する額1,446万5,000円は、当年度分消費税及び地方消費税資本的収支調整額と過年度分また当年度分の損益勘定留保資金にて補填をいたしました。 続きまして、44ページ、損益計算書を御覧ください。 1の営業収益は5,928万1,000円、また2の営業費用は5,055万9,000円で、収益から費用を差し引いた営業利益は872万2,000円となり、3の営業外収益は217万2,000円で、経常利益は1,089万5,000円となり、当年度純利益は経常利益と同額となりまして前年度と比べまして0.9%の減となっております。また、当年度未処分利益剰余金も同額となります。 なお、45ページの上段、剰余金計算書の説明は省略とさせていただきます。 続きまして、下段、剰余金処分計算書案につきまして御説明申し上げます。 利益剰余金のうち当年度末の未処分利益剰余金は1,089万5,000円で、この剰余金の処分につきましては、引き続き老朽化した引湯管の布設替え並びに施設の整備等必要となりますことから、全額を建設改良積立金に積み立てるもので、この処分について議会の議決をお願いするものでございます。 続きまして、46ページ、貸借対照表を御覧ください。 資産の部につきましては47ページの中段となりますが、合計4億2,333万4,000円、一方、負債の部につきましてはページをおめくりいただきまして48ページ、合計1,821万5,000円。 資本の部につきましては下段から2段目、合計4億511万8,000円、負債と資本の合計は最下段となりますが、4億2,333万4,000円となり、先ほどの資産合計と同額となります。 なお、52ページ以降はキャッシュ・フロー計算書等を記載してございますが、説明は省略とさせていただきます。 議案第47号の説明は、以上でございます。 続きまして、議案第48号 令和3年度大町市
公共下水道事業会計剰余金の処分及び決算の認定につきまして御説明を申し上げます。 まず、73ページ、事業報告書を御覧ください。 1の概況の総括事項でございます。 当事業は令和3年度末現在、全体計画面積の89.5%に当たります1,148.4ヘクタールの整備が完了しております。 次に、イの改良事業の状況につきましては、大町浄水センターは供用開始から25年が経過しておりますことから、令和2年度に策定したストックマネジメント全体計画に基づく今後5年間における施設更新等の基本計画を策定をいたしました。 また、民間の宅地造成や国・県等の公共事業に伴う管渠整備、また公共ますの設置並びに移転工事等を実施しております。 次に、ロの処理状況につきましては、有収水量は174万2,504立方メートルで、対前年度比0.4%の減となりました。また、水洗化率は74.1%となっており、引き続き水洗化促進に向け取組を進めてまいります。 74ページのハの財政状況につきましては、この後、決算報告書等にて御説明をさせていただきます。 続いて、75ページ、2の経営指標に関する事項でございます。 令和3年度決算におけます経営成績につきましては、経常収支比率及び経費の回収率はともに100%を上回っており、健全な経営状況を維持しております。 ページお戻りいただき、64ページ、65ページをお開きください。 決算報告書でございます。 1の収益的収入及び支出のうち、収入につきましては第1款下水道事収益の決算額は11億8,689万6,000円で対前年度比15.5%の減、一方支出につきましては第1款下水道事業費用の決算額は9億5,870万6,000円で、対前年度比10.2%の減となっております。 続きまして、66ページ、67ページを御覧ください。 2の資本的収入及び支出のうち収入につきましては、第1款資本的収入の決算額は3億3,507万5,000円で対前年度比6.5%の減、一方、支出につきましては第1款資本的支出の決算額は7億5,332万3,000円で対前年度比0.6%の減。 第2項企業債償還金の決算額は6億8,131万8,000円となっております。 なお、企業債の明細につきましては、86ページから95ページに記載してございますが、説明は省略とさせていただきます。 収支につきましては、最下段に記載してございますが、資本的収入額が資本的支出額に対して不足する額4億1,824万7,000円は当年度分損益勘定留保資金及び減債積立金にて補填をいたしました。 続きまして、68ページ、損益計算書を御覧ください。 1の営業収益は3億5,579万7,000円、2の営業費用は7億7,707万円で、収益から費用を差し引いた営業損失は4億2,127万2,000円でございます。 3の営業外収益は7億9,567万5,000円、4の営業外費用は1億4,398万1,000円で、経常利益は2億3,042万1,000円となり、この経常利益に5の特別利益を加え、さらに6の特別損失を引きました結果、当年度純利益は2億2,943万1,000円となり、この純利益はその他未処分利益剰余金変動額1億1,942万5,000円を加えまして、当年度未処分利益剰余金は3億4,885万7,000円を計上することができました。 69ページ上段、剰余金計算書の説明は省略とさせていただきます。 続きまして、下段、剰余金処分計算書案につきまして御説明を申し上げます。 利益剰余金のうち当年度末の未処分利益剰余金は3億4,885万7,000円で、この剰余金の処分につきましては、減債積立金に1億9,939万7,000円、また建設改良積立金に3,003万4,000円を積み立て、1億1,942万5,000円を自己資本金に組入れするもので、この処分につきまして議会の議決をお願いするものでございます。 続いて、70ページ、貸借対照表を御覧ください。 資産の部につきましては71ページになりますが、合計額は72億2,167万5,000円、負債の部につきましてはページをおめくりいただきまして72ページ、合計は144億3,071万7,000円。 資本の部は下から2段目となりますが、合計は27億9,095万8,000円、負債と資本の合計は最下段となりますが、172億2,167万5,000円となり、先ほどの資産合計と同額となります。 なお、79ページ以降につきましてはキャッシュ・フロー計算書等を記載してございますが、説明は省略とさせていただきます。 議案第48号の説明は、以上でございます。 続きまして、議案第49号 令和3年度大町市
農業集落排水事業会計剰余金の処分及び決算の認定につきまして御説明を申し上げます。 108ページ、事業報告書を御覧ください。 1概況の総括事項でございます。 当事業は供用面積59.8ヘクタールの整備が完了しておりまして水洗化率は92.3%となっております。 次に、イの改良事業の状況につきましては、社南部処理区に新規公共ますの設置工事を行っております。 次に、ロの処理状況についてですが、有収水量は6万8,760立方メートルで、前年度と比べ1.5%の減となりました。 財政状況につきましてはこの後決算報告書等にて御説明をさせていただきます。 続きまして、109ページ上段、2の経営指標に関する事項でございます。 令和3年度決算におけます経営成績につきましては、経常収支比率は健全経営の水準となる100%を上回っておりますが、経費回収率は100%を下回っておりまして、維持管理費等に係る不足分を一般会計から補っている状況となっております。 ページお戻りいただき、100ページ、101ページをお開きください。 決算報告書でございます。 1の収益的収入及び支出のうち、収入につきましては第1款下水道事業収益の決算額は1億1,675万5,000円で対前年度比20.5%の減、一方支出につきましては第1款下水道事業費用の決算額は8,422万8,000円で対前年度比10%の減でございます。 102ページ、103ページを御覧ください。 2の資本的収入及び支出のうち収入につきましては、第1款資本的収入の決算額は1,195万7,000円で対前年度比80.7%の減、一方、支出につきましては第1款資本的支出の決算額は7,060万4,000円で対前年度比40.5%の減。 第2項企業債償還金の決算額は6,882万6,000円でございます。 なお、企業債の明細につきましては、116ページから119ページに記載してございますが、説明は省略とさせていただきます。 次に、収支につきましては、最下段に記載してございますが、資本的収入額が資本的支出額に対して不足する額5,864万7,000円は、当年度分の消費税及び地方消費税資本的収支調整額並びに損益勘定留保資金及び減債積立金にて補填をいたしました。 続きまして、104ページ、損益計算書を御覧ください。 1の営業収益ですが、1,355万6,000円、2の営業費用は7,312万7,000円で、収益から費用を差し引いた営業損失は5,957万円となり、3の営業外収益は1億184万5,000円、4の営業外費用は986万9,000円で、経常利益は3,240万4,000円となり、この経常利益に5の特別利益を加え、さらに6の特別損失を引いた結果、当年度純利益は3,236万4,000円で、この純利益にその他未処分利益剰余金変動額2,611万7,000円を加え、当年度未処分利益剰余金は5,848万1,000円を計上することができました。 なお、105ページ上段、剰余金計算書の説明は省略とさせていただきます。 続いて、下段、剰余金処分計算書案につきまして御説明を申し上げます。 利益剰余金のうち当年度末の未処分利益剰余金は5,848万1,000円で、この剰余金の処分につきましては、減債積立金に3,211万円、また建設改良積立金に25万4,000円を積み立てまして、2,611万7,000円を自己資本金に組入れするもので、この処分について議会の議決をお願いするものでございます。 続きまして、106ページ、貸借対照表を御覧ください。 資産の部につきましては最下段となりますが、合計17億9,606万6,000円、また107ページ、負債の部につきましては中ほどになりますが、合計10億446万8,000円。 資本の部は下から2段目となりますが、合計7億9,159万8,000円で、負債と資本の合計は最下段となりますが、17億9,606万6,000円となり、先ほどの資産合計と同額となります。 なお、111ページ以降はキャッシュ・フロー計算書等を記載してございますが、説明は省略とさせていただきます。 以上、議案第46号から49号につきまして御説明申し上げましたが、御審議の上、御可決賜りますようよろしくお願い申し上げます。
○議長(二條孝夫君) 日程第5の途中でありますが、ここで2時20分まで休憩といたします。
△休憩 午後2時06分
△再開 午後2時20分
○議長(二條孝夫君) 休憩前に引き続き、会議を開きます。 日程第5の議事を継続いたします。 議案第50号について提案理由の説明を求めます。病院事務長。 〔病院事務長(川上晴夫君)登壇〕
◎病院事務長(川上晴夫君) ただいま議題となりました議案第50号 令和3年度大町市
病院事業会計決算の認定につきまして提案理由の御説明を申し上げます。 議案書124、125ページを御覧ください。 決算報告書でございます。 収益的収入でございますが、第1款病院事業収益の決算額は52億4,635万4,000円で前年度と比較して0.7%の増でございます。 収益的支出は、第1款病院事業費用の決算額が47億7,182万2,000円で前年度と比較して2.7%の増でございます。 なお、収入及び支出の内容については、後ほど収益費用明細書で御説明いたします。 次のページを御覧ください。 第1款資本的収入の決算額は6億4,181万円で、前年度と比較して22.3%の減でございます。 支出は、第1款資本的支出の決算額が8億545万1,000円で前年度とほぼ同額でございます。このうち第1項建設改良費はコロナ対応を含めた医療機器等の整備に係るものでございます。資本的収入額が資本的支出額に対して不足する1億6,364万円につきましては過年度分損益勘定留保資金ほかで補填いたしました。 続きまして、128ページの損益計算書を御覧ください。 1の医業収益は合計43億3,500万8,000円で、2の医業費用は46億1,007万3,000円となり、差引き2億7,506万5,000円の医業損失となっております。 3の医業外収益は8億7,393万円で、4の医業外費用は1億8,536万2,000円となり、この結果、最下段の経常利益は4億1,350万3,000円を計上することとなりました。 また、経常利益に129ページの特別損益を合わせた当年度の純利益は4億492万7,000円となり、前年度と比較して1億1,064万円余の減となりました。 130、131ページの剰余金計算書を御覧ください。 資本剰余金は土地購入の元金償還に対する市費繰入金を加え、年度末残高は6億604万2,000円となりました。 利益剰余金は繰越欠損金で当年度の純利益額を加え、年度末の残高は12億7,321万9,000円となりました。 次の132ページは、欠損金処理計算書でございますが、欠損金の処理をしておりませんので、当年度未処理欠損金をそのまま翌年度に繰り越しております。 133ページの貸借対照表を御覧ください。 資産の部の資産合計は最下段になりますが、68億6,283万5,000円で、主なものは土地建物、医療器械などの1固定資産や現金預金、未収金などの2流動資産の合計でございます。 134ページの負債の部を御覧ください。 中ほどになりますが、負債合計は68億3,879万6,000円で、主なものは企業債や退職給付引当金などの3固定負債、企業債などの4流動負債、5の繰延収益の合計でございます。 134ページの下段の資本の部は、先ほど御説明申し上げました剰余金計算書のとおりでございます。負債の部と資本の部の合計は68億6,283万5,000円で、先ほどの資産合計と同額になります。 135ページからは病院事業報告書でございます。主な概要につきまして御報告いたします。 令和3年度は、コロナ禍の影響による受診控えが徐々に緩和されたことや医師確保による診療体制の充実などにより、入院外来とも前年度と比較し患者数が戻り始めました。 収益では健全化計画に基づく各種取組を実践したほか、
新型コロナウイルス感染症への積極的な対応などにより、医業収益は前年度と比較して3億4,000万円を超える増収となりました。費用については人件費の適正化に向けて職員給与費の削減に取り組んだ一方、材料費は患者数や手術の増により増加し、医業費用は前年度と比較して1億4,000万円余の増となりました。この結果、本年度は経常損益、純損益ともに4億円を超える利益を計上することができました。また、一時借入金については医業収益の伸びや一般会計からの長期借入金などにより、3年度末で全て返済しました。 なお、資金不足比率については2年度末で解消しています。このような状況を考慮し、職員給与費の削減は令和3年12月末をもって終了をいたしました。令和3年度における病院経営は感染症医療機関としての責務を果たしつつ、経営健全化計画の基本方針や危機意識を共有し、病院を挙げて経営健全化に向けた具体的な取組を実践した結果、目に見える成果に結びつけることができました。 次に、患者等の状況でございますが、延べ人数は入院が5万9,886人で外来は9万6,290人であり、前年度と比較すると入院は2.3%、外来は5.2%のそれぞれ増となっております。 138ページの議会議決事項から144ページのキャッシュ・フロー計算書につきましては後ほど御覧をいただきたいと存じます。 145ページからの収益費用明細書を御覧ください。 収益の部では、款1項1の医業収益が43億3,500万8,000円で、患者増などにより、前年度と比較して3億4,855万6,000円、8.7%の大幅増となっております。 項2目2他会計補助金1億5,561万1,000円、目3他会計負担金2億5,956万8,000円は、総務省が定める繰出基準に基づき、基礎年金拠出金や起債償還利子、医師確保に関する費用などに係る繰入金でございます。 項2目4国県補助金2億1,928万4,000円は、コロナウイルス関連補助金ほかであります。 次に、146ページの費用の部では、款1項1の医業費用が46億1,007万3,000円で、前年度と比較して3.2%の増となりました。 項1目1の給与費は合計で29億8,558万4,000円で前年度と比べ0.3%の増となっております。 目2材料費は6億5,385万9,000円で患者数、手術関係材料の増などにより、前年と比べ15.9%の増となっております。 147ページの目3経費は、6億794万3,000円で前年度に比べ6.2%の増でございます。主なものは節14賃借料1億1,059万5,000円の医療機器や職員住宅などの借上料のほか、節16委託料2億4,010万4,000円は清掃業務や施設管理などの外部委託に係る経費でございます。 目4減価償却費は、3億2,072万8,000円で、前年度に比べ3.3%の増となりました。 次のページを御覧ください。 項2医業外費用は、総額で1億8,536万2,000円でございますが、主なものは企業債の利息でございます。 150ページ以降につきましては固定資産明細書などでございますが、後ほど御覧をいただきたいと存じます。 以上、議案第50号につきまして御説明申し上げましたが、御審議の上、御認定賜りますようよろしくお願い申し上げます。
○議長(二條孝夫君) 以上で、議案第42号から議案第50号までの提案説明が終わりました。 ここでお諮りいたします。日程第5の途中でありますが、本日の会議はこの程度にとどめ、延会したいと思いますが、御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 御異議なしと認めます。よって、本日はこれにて延会いたします。 大変御苦労さまでした。
△延会 午後2時29分...