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06月13日-04号

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  1. 大町市議会 2018-06-13
    06月13日-04号


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    平成30年  6月 定例会          平成30年 大町市議会6月定例会会議録(第4号)               平成30年6月13日(水)---------------------------------------          平成30年大町市議会6月定例会             議事日程(第4号)                    平成30年6月13日 午前10時 開議日程第1 常任委員会委員長審査報告、質疑、討論、採決  議案第55号 北アルプス広域連合規約の変更について  議案第56号 市道路線の認定について  議案第57号 大町市過疎地域における固定資産税の課税免除に関する条例の一部を改正する条例制定について  議案第58号 大町市消防団条例の一部を改正する条例制定について                        総務産業委員会委員長 降旗達也  議案第59号 大町市廃棄物の処理及び清掃に関する条例の一部を改正する条例制定について  議案第60号 大町市病院事業の設置等に関する条例の一部を改正する条例制定について  議案第61号 市立大町総合病院医師修学資金貸与条例の一部を改正する条例制定について                        社会文教委員会委員長 太田昭司  議案第62号 平成30年度大町市一般会計補正予算(第2号)                        総務産業委員会委員長 降旗達也                        社会文教委員会委員長 太田昭司日程第2 閉会中の継続審査及び調査申出---------------------------------------              本会議出席者名簿◯出席議員(16名)     1番  堀 堅一君        2番  降旗達也君     3番  佐藤浩樹君        4番  栗林 学君     5番  大和幸久君        6番  神社正幸君     7番  太田昭司君        8番  岡 秀子君     9番  勝野富男君       10番  高橋 正君    11番  松島吉子君       12番  平林英市君    13番  二條孝夫君       14番  小林治男君    15番  大厩富義君       16番  中牧盛登君◯欠席議員(なし)◯説明のために出席した者 市長         牛越 徹君    副市長        吉澤義雄君 教育長        荒井今朝一君   総務部参事      和田泰典君 総務部長       市河千春君    産業観光部長     竹村静哉君 民生部長福祉事務所長 塚田 茂君    建設水道部長     川上 武君 産業観光部参事    小林敏文君    教育次長       竹内紀雄君 会計管理者      西澤美千夫君   病院事務長      勝野健一君◯事務局職員出席者 事務局長       勝野礼二君    事務局次長      久保田 肇君 書記         窪田幸弘君---------------------------------------                本日の会議に付した事件              議事日程(第4号)記載のとおり--------------------------------------- △開議 午前10時00分 ○議長(勝野富男君) おはようございます。ただいまから本日の会議を開会いたします。 本日の出席議員数は16名全員であります。よって定足数に達しておりますので、会議は成立いたしました。 理事者、部長等の欠席、遅参等については、総務部長の報告を求めます。総務部長。 ◎総務部長(市河千春君) 報告いたします。市長、副市長、教育長及び所定の部長は出席をしております。 以上でございます。 △日程第1 常任委員会委員長審査報告、質疑、討論、採決 ○議長(勝野富男君) 日程第1 常任委員会委員長審査報告、質疑、討論、採決を行います。 議案第55号、議案第56号、議案第57号及び議案第58号について、総務産業委員長の報告を求めます。総務産業委員長。     〔総務産業委員長降旗達也君)登壇〕 ◆総務産業委員長降旗達也君) それでは、当委員会に付託されました議案につきまして順次御報告をいたします。 議案第55号 北アルプス広域連合規約の変更について、議案第56号 市道路線の認定について及び議案第57号 大町市過疎地域における固定資産税の課税免除に関する条例の一部を改正する条例制定についての3議案は、慎重審査の結果、いずれも全会一致で原案を可決すべきものと決定をいたしました。 次に、議案第58号 大町市消防団条例の一部を改正する条例制定についての審査では、定年制の撤廃により高齢の人も参画できることになるが、実際の消防活動においては、若い世代の団員と比較をして、行動量などに格差が生じることが想定される。現場での安全性の確保など課題はないかとの質疑があり、行政側から、条例が施行された場合には、公務災害等の補償があることから消防団員として位置づけるとともに、内規を設け、50歳以上または幹部経験者を対象として、希望により機能別団員として活動することになる。機能別団員消防団経験者であることから、訓練礼式は免除し、後進の指導に当たる。さらには、火災や災害発生時の初期対応に従事いただくこととしたい。体力に自信のない人であっても、後進の指導には十分活躍いただけるものと考えている。また、火災現場ではポンプ機械操作などに当たることにより、現場での初期対応には十分機能を果たすものと考えているとの答弁がありました。 以上、主な質疑について御報告いたしましたが、慎重審査の結果、全会一致で原案を可決すべきものと決定をいたしました。 以上で報告を終わります。 ○議長(勝野富男君) 総務産業委員長の報告は終わりました。 これより質疑に入ります。 総務産業委員長に対して御質疑はありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 質疑がありませんので、これをもって質疑を終結いたします。 これより討論に入ります。 議案第58号については討論の通告がありますので、発言を許すことといたします。栗林学議員。     〔4番(栗林 学君)登壇〕 ◆4番(栗林学君) 議案第58号 大町市消防団条例の一部を改正する条例制定について、委員長報告に反対の立場から討論します。 条例の50歳未満の削除をすることに対して反対いたします。理由として、今以上に退団しづらい状況をつくってしまうということです。団員年齢の上限は、合併当時に美麻や八坂に合わせる形で引き上げられ、50歳未満と定められました。退団は地域により事情は違いますが、大抵は部長や幹部まで経験した後に退団するケースが多く見られます。しかし、近年、私の所属する分団では、部長就任を終えた後も分団に残ったり、事情により部長に就任せず団員として活躍されている方もおり、定年まで活動を続けようと頑張っています。しかし、その定年制がなくなれば、分団の中での目標を見失う一方で活動のモチベーションも下がり、結果、退団のタイミングも逃してしまうものです。 団員には、初めからなりたくてなった人ばかりではありません。中には勧誘を断れなくて入団した人もいます。また、責任感の強い人は、かわりの団員を確保しても育成や指導に当たるなど、やめるにやめられず定年制によって救われることもあるのです。そもそもどこの消防団でも、団員同士はもちろん、地域との結びつきが非常に強いことも退団に二の足を踏む原因の一つであり、在籍が長いほど同調圧力のすさまじさは内情を知る人にしかわからないでしょう。また、操法などの訓練は早朝行われるので、仕事をしながらでは負担も大きいため、新入団員を勧誘するにも躊躇してしまうのが現状です。 現行の条例では、本市に定住する年齢18歳以上50歳未満の者であること、ただし特に必要のある場合はこの限りではないとあり、50歳以上の入団者や残留者も認めています。各地域により問題はさまざまかと思いますが、消防団員の定年制は残したまま機能別団員として希望者を募るやり方でしばらく見守ることがよいと考えます。全部の地域が当てはまるというものではありませんが、定年を一つの目標として頑張ってきた方のためにも定年制は残すべきで、世の中では定年制の廃止を進める動きもありますが、むしろ定年制で入団躊躇の理由を緩和する役割も果たしていることも考えられます。定年制の廃止については早急に条例を変える必要はないと考え、議案に反対いたします。 以上で反対討論を終わります。 ○議長(勝野富男君) 以上で通告による討論は終わりました。 議案第58号について他に討論はありますか。小林治男議員、賛成ですか。 ◆14番(小林治男君) 賛成です。     〔14番(小林治男君)登壇〕 ◆14番(小林治男君) 私は、議案第58号 大町市消防団条例の一部を改正する条例制定について、賛成の立場から討論をいたします。 今回の改正は、全国的に消防団員が減少傾向にある中、消防団活動の拡充に向け、総務省消防庁からの指導のもと、全国的な取り組みの一環であると認識し、理解しているところであります。 消防団は火災のみならず、近ごろの自然環境の変化等、地震や風水害等の自然災害が発生した際には被災者の救出や住民の避難支援に当たるなど、市民が安心・安全に暮らせるように、多くの局面において地域の防災体制の中核として日夜活躍をいただいているところであります。今後、当市におきましても、糸魚川・静岡構造線断層南海トラフなど大規模な地震災害の発生が懸念されており、消防団を中核とした地域防災力の充実強化の必要性を、今さら言うまでもありませんが、今回の改正は団員数の確保、維持と消防団の活動強化につながることは明白であり、当市の地域防災力の向上に大いに資するものであります。 以上をもちまして、私の賛成の討論といたします。議員各位の御賛同をよろしくお願いを申し上げます。 ○議長(勝野富男君) 議案第58号について、他に討論はありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 討論なしと認めます。 他の議案に対して討論はございますか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 討論なしと認めます。 これより採決を行います。 議案第55号 北アルプス広域連合規約の変更については、総務産業委員長報告どおり原案を可決することに御賛成の方の挙手を求めます。     〔全員挙手〕 挙手全員であります。よって、議案第55号は総務産業委員長報告どおり可決されました。 次に、議案第56号 市道路線の認定については、総務産業委員長報告どおり原案を可決することに御賛成の方の挙手を求めます。     〔全員挙手〕 挙手全員であります。よって、議案第56号は総務産業委員長報告どおり可決されました。 次に、議案第57号 大町市過疎地域における固定資産税の課税免除に関する条例の一部を改正する条例制定については、総務産業委員長報告どおり原案を可決することに御賛成の方の挙手を求めます。     〔全員挙手〕 挙手全員であります。よって、議案第57号は総務産業委員長報告どおり可決されました。 次に、議案第58号 大町市消防団条例の一部を改正する条例制定については、総務産業委員長報告どおり原案を可決することに御賛成の方の挙手を求めます。     〔多数挙手〕 挙手多数。よって、議案第58号は総務産業委員長報告どおり可決されました。 次に、議案第59号、議案第60号及び議案第61号について、社会文教委員長の報告を求めます。社会文教委員長。     〔社会文教委員長太田昭司君)登壇〕 ◆社会文教委員長太田昭司君) 当委員会に付託されました議案について順次報告いたします。 初めに、議案第59号 大町市廃棄物の処理及び清掃に関する条例の一部を改正する条例制定についての審査では、委員から、市の指定ごみ袋がいつまで使えるかを条例に記載しないのかとの質疑があり、行政側から、広域連合の条例により、2年間を猶予期間として平成32年7月31日まで使用することができる内容で規定しているとの答弁がありました。 以上、主な審査概要を申し上げましたが、慎重審査の結果、全会一致で原案を可決すべきものと決定いたしました。 次に、議案第60号 大町市病院事業の設置等に関する条例の一部を改正する条例制定についての審査では、委員から、今後は在宅療養支援病院を目指すということかとの質疑があり、行政側から、在宅療養支援病院への移行に関しては、診療報酬の加算により収益は向上すると分析をしているが、患者負担に影響があることから、地域住民の皆様にも周知していく必要があり、さらに検討し調整を図っていきたいとの答弁がありました。 また、委員から、199床の内訳について質疑があり、行政側から、急性期の一般病床を100床程度とし、地域包括ケア病床は現状と同じ48床、療養病床は50床程度としていくよう調整している。稼働している病床数は現在も200床程度であるため、許可病床数を199床に減らしても現状の入院体制と大きく変わらないとの答弁がありました。 また、委員から、病床数削減により診療報酬や病院経営にどのようなメリットがあるのかとの質疑があり、行政側から、200床未満にすることにより、地域包括ケア病棟が診療報酬上で有利な届け出が可能となること、また、4月の診療報酬改定により入院における評価係数が上がっていることもあり、昨年と同じ患者数で推計すると、5,000万円から6,000万円程度の収益増が見込まれると分析しているとの答弁がありました。 以上、主な審査概要を申し上げましたが、慎重審査の結果、全会一致で原案を可決すべきものと決定いたしました。 次に、議案第61号 市立大町総合病院医師修学資金貸与条例の一部を改正する条例制定についての審査では、委員から、返還猶予期間を1年間延長しなければならない理由は何かとの質疑があり、行政側から、後期研修医専門医取得に係る研修期間が3年間から4年間になったためであるとの答弁がありました。 以上、主な審査概要を申し上げましたが、慎重審査の結果、全会一致で原案を可決すべきものと決定いたしました。 以上で報告を終わります。 ○議長(勝野富男君) 社会文教委員長の報告は終わりました。 これより質疑に入ります。 社会文教委員長に対して御質疑はありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 質疑がありませんので、これをもって質疑を終結いたします。 これより討論に入ります。 議案第59号から議案第61号について、討論はありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 討論なしと認めます。 これより採決を行います。 議案第59号 大町市廃棄物の処理及び清掃に関する条例の一部を改正する条例制定については、社会文教委員長報告どおり原案を可決することに御賛成の方の挙手を求めます。     〔全員挙手〕 挙手全員であります。よって、議案第59号は社会文教委員長報告どおり可決されました。 次に、議案第60号 大町市病院事業の設置等に関する条例の一部を改正する条例制定については、社会文教委員長報告どおり原案を可決することに御賛成の方の挙手を求めます。     〔全員挙手〕 挙手全員であります。よって、議案第60号は社会文教委員長報告どおり可決されました。 次に、議案第61号 市立大町総合病院医師修学資金貸与条例の一部を改正する条例制定については、社会文教委員長報告どおり原案を可決することに御賛成の方の挙手を求めます。     〔全員挙手〕 挙手全員であります。よって、議案第61号は社会文教委員長報告どおり可決されました。 次に、議案第62号について、各常任委員長の報告を求めます。初めに、総務産業委員長。     〔総務産業委員長降旗達也君)登壇〕 ◆総務産業委員長降旗達也君) それでは、議案第62号 平成30年度大町市一般会計補正予算(第2号)のうち、当委員会に付託されました部分につきまして御報告をいたします。 情報交通課所管事項の審査では、委員から、市民バスふれあい号のバス停標識の更新について、239カ所全てのバス停に路線図を設置するとのことであるが、高齢者にもわかりやすい表示となるのかとの質疑があり、行政側から、バス利用者から聞き取りを行い、現在各戸に配布している時刻表に掲載されている路線図が見やすいとの意見をいただいた。基本的にはその図を拡大し、掲示することを予定しているが、町なかで複数の路線が乗り入れている箇所については、この路線図ではわかりにくいため、高齢者でも見やすい工夫をしたいとの答弁がありました。 まちづくり交流課所管事項の審査では、委員から、コミュニティ助成事業の活用事例と市民への制度の周知及び活用について質疑があり、行政側から、伝統文化継承事業として、今回対象となる高根町自治会のように、祭典用具などの購入に活用できる一般コミュニティ助成事業、消防団の装備品などの整備に活用できる地域防災組織育成助成事業などさまざまな区分がある。実施要綱は、例年8月下旬に県を通じて通知されるが、申請書の提出期限が10月初旬であることから、広報おおまちで周知することは時間的に難しい。整備済み団体からの情報提供による申請が多いとの答弁がありました。 これについて、委員から、詳細な要綱は示されないとしても、有利な助成制度であることから、ほかの方法で制度概要を市民に周知することはできるのではないかとの質疑があり、行政側から、一般財団法人自治総合センターが宝くじの収益金を原資として助成するものであり、要綱については、情勢により見直しが行われる場合がある。助成制度の概要についてはホームページ等に掲載し、募集が開始された時点で更新するなど周知方法を検討したいとの答弁がありました。 美麻支所所管事項の審査では、委員から、過疎地域起業支援補助金については、条例で3年以上継続することが条件とされており、財政支援団体等監査の対象となっている。返還制度の適用を受けることのないよう、行政側でも支援や指導を実施いただきたいとの質疑があり、行政側から、過去に計画どおりに進捗していないとの監査委員から指摘を受けた例もあることから、必要に応じて指導助言していくとの答弁がありました。 また、委員から、過疎地域起業支援補助金に関連し、過疎地域指定を受けている八坂、美麻地区に限定した制度ではなく、市内経済の再生に向け、市内全域にわたる起業支援制度を早急に創設すべきであるとの意見があり、行政側から、現在庁内での議論が始まっている。平成31年度当初予算に向けて全庁的に検討するとの答弁がありました。 観光課所管事項の審査では、委員から、宣伝誘客イベント事業について、予算計上に当たり、それぞれの団体での意思決定、必要性や見直しなど明らかにした上で取り組むべきとの意見があり、行政側から、各団体の会議において、協議経過や結果など書面で残すよう改善の取り組みを実施しているとの答弁がありました。 また、JR信濃大町駅内のWⅰ-Fⅰ環境整備に関連して、現在4カ所に整備されている公共Wⅰ-Fⅰスポットの利用状況について質疑があり、行政側から、平成26年度整備以降、昨年度末までに約14万6,000件のアクセスがあり、29年度については北アルプス国際芸術祭の影響もあり、年間約6万5,000件であった。特に例年7月から9月までの利用が多いとの答弁がありました。 消防防災課所管事項の審査では、委員から、小型動力ポンプ付積載車の購入について、運転免許制度の改正により、現行の普通免許でも運転可能な3.5トン未満の軽量化車両を購入するため、補正増額し、総額約1,300万円をかけて整備するとのことであるが、今後もそのような方針で更新する計画であるのか。また、既存車両についても、免許制度の改正により若年層の団員がふえれば、現行の普通免許で運転できない車両が出てくることになるが、その対策について質疑があり、行政側から、新免許制度の施行に伴い、各市町村においても対応に苦慮をしている。当市における車両更新については、年次更新により約20年周期で実施をしている。現団員については、旧免許制度の適用となるため運転は可能であり、今後軽量車両への更新が進めば対応できることとなる。このほか準中型免許取得を推進する2つの方法があるとの答弁がありました。 以上、主な質疑について御報告いたしましたが、慎重審査の結果、全会一致で原案を可決すべきものと決定をいたしました。 以上で報告を終わります。 ○議長(勝野富男君) 次に、社会文教委員長。     〔社会文教委員長太田昭司君)登壇〕 ◆社会文教委員長太田昭司君) 議案第62号 平成30年度大町市一般会計補正予算(第2号)のうち、当委員会に付託されました部分について報告いたします。 学校教育課所管事項の審査では、日本語が話せない外国籍の児童・生徒の就学に伴う通訳支援員の配置に関して、委員から、通訳支援員の人数と配置する学校の内訳について質疑があり、行政側から、通訳支援員は4名に依頼する。中国語が2名で東小学校1名と美麻小中学校1名、ポルトガル語が1名で南小学校、ベトナム語が1名で南小学校に配置するとの答弁がありました。 また、他の委員から、県教委が今年度から西小学校に設置した日本語教室に関して、今後大町市に住み続けていくのであれば、西小学校の日本語教室に集めて、日本語の基礎から学習したほうが外国籍の子どものためになると考える。保護者が送迎できないから通えないのではなく、通えるようにもう一歩踏み込んで対策を講じていただきたいとの意見がありました。 生涯学習課所管事項の審査では、流鏑馬行事補助金について、委員から、補助金交付の基準に関して質疑があり、行政側から、大町市文化財保護事業補助金交付要綱に基づき、本年度は仁科神明宮本殿や大黒町舞台の保存修理への補助金を予算に計上している。今まで国・県指定の文化財は、国・県の補助が決定したものに限り市でも補助をするという内容であったが、ことしこの要綱を改正し、市の独自の判断により補助ができる内容とし、国・県・市の指定文化財であることを補助要件とする内容に整備したとの答弁がありました。 以上、主な審査概要を申し上げましたが、当委員会では慎重審査の結果、全会一致で原案を可決すべきものと決定いたしました。 以上で報告を終わります。 ○議長(勝野富男君) 以上で各常任委員長の報告は終わりました。 これより質疑に入ります。 まず、総務産業委員長に対して御質疑はありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 次に、社会文教委員長に対して御質疑はありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 質疑がありませんので、これをもって質疑を終結いたします。 これより討論に入ります。 議案第62号について討論の通告がありますので、発言を許すことといたします。堀堅一議員。     〔1番(堀 堅一君)登壇〕 ◆1番(堀堅一君) 平成30年度大町市一般会計補正予算に賛成の立場から討論を申し上げます。 社会文教委員会において、民生部所管生活保護費の改正のためのシステム改修業務委託料として、162万円の補正予算が委員全員の賛成をもって認められたところであります。 なお、このシステム改修は、10月より国の生活保護費支給見直しに係るものでございました。この生活保護費支給見直しについては、同委員会の委員でもある共産党、平林英市議員、虹と緑の会、栗林学議員が長らく反対をされてきたわけですが、今回の生活保護費支給見直しのためのコンピューターシステムの改修に賛成をいただけたことは、生活保護費の一部引き下げ、あるいは増額についてお認めをいただけたものと理解をしているところでございます。 今回、両議員に賛成いただけたことは前代未聞であり、画期的であります。遅滞なく新しい制度のもとで支給が始められることに、両議員には改めて大きく感謝するものでございます。御礼の意味を込めまして賛成討論といたします。そうは言っても私の認識は違うということであれば、しかるべく反対討論をされることをお願いをしておきます。 以上をもって賛成討論といたします。議員各位の御賛同をいただけますようにお願いを申し上げます。
    ○議長(勝野富男君) 以上で通告による討論は終わりました。他に討論はありますか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 討論なしと認めます。 以上で討論を終結いたします。 これより採決を行います。 議案第62号 平成30年度大町市一般会計補正予算(第2号)は、各常任委員長報告どおり原案を可決することに御賛成の方の挙手を求めます。     〔全員挙手〕 挙手全員であります。よって、議案第62号は各常任委員長報告どおり可決されました。 △日程第2 閉会中の継続審査及び調査申出 ○議長(勝野富男君) 日程第2 閉会中の継続審査及び調査申出についてを議題といたします。 議会運営委員長及び各常任委員長から、目下委員会において審査及び調査中の事件について、会議規則第112条の規定により、お手元に配付のとおり継続審査及び調査の申し出があります。 お諮りいたします。各委員長からの申し出のとおり閉会中の継続審査及び調査を認めることに御異議ございませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 異議なしと認めます。よって、各委員長からの申し出のとおり、閉会中の継続審査及び調査を認めることに決しました。 以上で本定例会に付議されました案件は全て終了いたしました。 ここで市長より挨拶を受けることといたします。市長。     〔市長(牛越 徹君)登壇〕 ◎市長(牛越徹君) 6月定例会の閉会に当たりまして、一言御挨拶を申し上げます。 本定例会におきましては、専決処分の御報告を申し上げますとともに、御提案申し上げました事件案件、条例案件、予算案件につきまして、いずれも慎重かつ熱心な御審議をいただき、全て原案どおり御承認、御可決いただきました。ここに改めて厚く御礼申し上げます。 本会議並びに常任委員会における御審議の過程でいただきました貴重な御意見や御提言につきましては、今後の市政運営に十分反映させてまいる所存でございます。 先月20日から27日までタイのバンコクで開催されましたバドミントンの団体世界一を決める国・地域別対抗戦、第27回世界バドミントン選手権大会(ユーバー杯)におきまして、日本代表チームが見事優勝しました。中でも当市出身の奥原希望さんは、決勝までの全6試合に出場し、1ゲームも落とすことなく、37年ぶりの優勝に大きく貢献しました。「自分らしいラリーの中で相手を崩す駆け引きができた」と手応えを感じたようで、来月30日から中国の南京で開催されます世界選手権での連覇にさらに期待が高まるところでございます。 また、インターハイ予選となる県高校総体が今月5日まで、水泳と相撲を除き29競技で熱戦が繰り広げられました。市内の大町岳陽高校は、体操女子の団体及び個人総合で松村朱里さんが3連覇を果たすとともに、登山競技では男子が2年ぶりに優勝しました。そのほか、個人種目ではソフトテニス男子、バドミントン男子シングルスにおいて、既にインターハイへの出場を決めております。北信越大会において出場が決定する陸上競技なども残されてはおりますが、2020年の東京オリンピックに向けて、若い皆さんの活躍に大いに期待するところでございます。若々しく躍動する姿に乗せて、ふるさと大町市の名を広く発信していただくことを期待いたします。 本定例会では、まちづくりや中心市街地の活性化、人口減少対策や人手不足の問題、子ども医療費や健康づくり、松本糸魚川連絡道路の整備や地域情報化、そして北アルプス国際芸術祭の市民参加など、広範にわたる御議論をいただきました。 国際芸術祭につきましては、2020年の開催に向け、現在、基本計画の策定を鋭意進めておりますが、先週、衆議院におきまして、国際的な芸術祭の開催を後押しするための「国際文化交流の祭典の実施の推進に関する法律」が議員立法により可決成立しました。この法律は、創造的な企画やすぐれた芸術家の招聘を通じて文化の国際交流を図るとともに、全国各地域の芸術祭を活性化させ、地域振興や訪日旅行客の増加につなげることを目指すものであります。こうした地方の芸術祭に対する国の支援策の方向性に十分留意し、北アルプス国際芸術祭の開催に効果的に活用できますよう検討してまいります。 私は、これまで3期12年にわたり「きらり輝くおおまち」の実現に向け、市民の参画と協働を基本理念に掲げ、市政の推進、市政の運営を進めてまいりました。市民団体の皆様が主体的に連携して進める地域づくりや、文化・芸術活動を初めとする市民参加と協働の流れが大きく広がりを見せ、着実に根づいてきていることを実感しますとともに、大変心強く感じております。 来月27日には第6回北アルプス奉納太鼓が、また、翌28日には喜多郎コンサートが国営アルプスあづみの公園大町松川地区においてそれぞれ開催されます。このイベントは、市民活動団体が市のひとが輝くまちづくり事業助成金を活用して開催するもので、大町市を第2のふるさととして、大北地域の活性化に熱い思いを寄せておられる喜多郎さんの全面的な御支援をいただき開催されるものであります。2日間連続して開催されますこの音楽イベントが、世界的な音楽家である喜多郎さんの情報発信力や誘客力をお借りすることにより、地域に活力と誇りを生み出すための一助となることを期待しております。 こうした市民の皆様が主体的に取り組む活動は、心豊かで活力ある地域づくりに大きな役割を果たしており、さらには、こうした市民の皆様のきらり輝く姿は、市内外の多くの人々に共感の輪となって広がり、喫緊の課題として市政の総力を挙げて取り組んでおります定住の促進にも必ず寄与するものと確信いたします。 昨年4月、大町市第5次総合計画がスタートいたしました。基本理念を「郷土や文化に誇りを持ち 心から地域を愛するひとを育てる」とし、市の将来像を「未来を育む ひとが輝く 信濃おおまち」とし、そして「まちづくりの原点はひとづくりから」を目標に、激変する情勢の中、市の将来をしっかり見据え、市政の推進に力を尽くしております。具体的には、市の将来を託す子どもたちを健やかに育てること、子育て中の若い世代や地域活動を支える方々を応援すること、そして地域経済、産業を担う人財を養成すること、この3つを重点に全力で進めております。一方で、人を育む、人を育て人材を育成していくことは一朝一夕に実現できるものでは決してありません。また、総合計画や総合戦略に掲げております各施策をなし遂げるためには、今後も継続的かつ効果的に取り組んでいくことが重要であります。 人口対策、地域の活性化や中心市街地の再生、新改革プランに基づく大町病院の健全化、そして2020年の国際芸術祭の準備、運営などの差し迫った課題に対し、これまで積み重ねてまいりました努力や実績のもとにさらに市政を推進するためには、行動する力、そして実行する力こそが今求められていると確信いたします。市の将来像の実現のため、決して気持ちを緩めることなく粘り強く努力し、市民の皆様に大町に住んでよかったと心から実感いただける愛着が湧き、笑顔あふれる地域社会の創生に向け、全力を尽くしてまいる決意でございます。議員各位を初め市民の皆様におかれましても、市政に対し深い御理解と積極的な御協力を賜りますよう心よりお願い申し上げます。 結びに、ことしは平年より2日、昨年よりも1日早い梅雨入りとなりましたが、日によって寒暖の差が大きく変化するなど、気象の変化が激しい梅雨の時期は、いつも以上に体調管理が大切であり、議員各位におかれましては、くれぐれも健康に御留意され、市の限りない発展と市民福祉の向上のため、ますます御活躍されますよう御祈念申し上げまして、閉会の御挨拶といたします。 まことにありがとうございました。 ○議長(勝野富男君) 私からも一言御挨拶を申し上げます。 本6月定例会は、先月23日に開会以来22日間にわたり、専決処分の承認、事件案件、条例案件及び補正予算につきまして、終始真剣かつ精力的に御審議をいただきました。一般質問では14名の議員から登壇いただき、市政全般に係るさまざまな課題等について闊達な議論が展開され、ここに本定例会を閉会できますことに深く感謝を申し上げます。 市第5次総合計画は、本年度2年目を迎え、前期基本計画が本格的に展開してまいります。市議会といたしましても研さんを重ねますとともに、議会改革にも取り組みながら、市の限りなき発展と市民福祉の向上のために、全力を尽くして取り組んでまいる所存でございます。関係各位のさらなる御尽力を願うものであります。 さて、牛越市長におかれましては、間もなく3期目の任期満了を迎えられますが、これまでにきらり輝くおおまちの実現のために、市民の参画と協働によるまちづくりを推進し、定住促進や企業誘致などさまざまな施策を実施するとともに、昨年度は北アルプス国際芸術祭を開催するなど、多くの新規事業にも積極的にお取り組みをいただきました。その御努力と成果を高く評価するとともに、敬意をあらわすものであります。 本格的な暑い夏も間近であります。議員各位、理事者、部長等の皆様におかれましては健康に留意され、ますますの御活躍と御多幸を御祈念申し上げます。 以上をもちまして、平成30年6月定例会を閉会といたします。 大変御苦労さまでした。 △閉会 午前10時42分  以上会議のてん末を記載し、地方自治法第123条第2項の規定により署名する。   平成30年6月13日        大町市議会議長   勝野富男        署名議員4番    栗林 学        署名議員5番    大和幸久...