平成16年 9月 定例会 平成16年 大町市議会9月
定例会会議録(第5号) 平成16年9月27日(
月)--------------------------------------- 平成16年大町市議会9月定例会 議事日程(第5号) 平成16年9月27日 午前10時 開議日程第1 日程の追加について日程第2 議案の上程、説明、質疑、委員会付託又は討論、採決 議案第68号 平成16年度大町市
一般会計補正予算(第6号)日程第3
常任委員会委員長審査報告、質疑、討論、採決 議案第48号
福祉事業用車両事故に関する和解について
社会厚生委員会委員長 遠藤徹雄 議案第49号 平成16年度大町市
一般会計補正予算(第5号)
総務文教委員会委員長 川上守孝
社会厚生委員会委員長 遠藤徹雄
産業建設委員会委員長 荒澤靖 議案第68号 平成16年度大町市
一般会計補正予算(第6号)
総務文教委員会委員長 川上守孝
社会厚生委員会委員長 遠藤徹雄 議案第56号 平成16年度大町市
住宅新築資金等貸付特別会計補正予算(第1号)
総務文教委員会委員長 川上守孝 議案第50号 平成16年度大町市
病院事業会計補正予算(第1号) 議案第51号 平成16年度大町市
在宅介護支援センター事業特別会計補正予算(第1号) 議案第52号 平成16年度大町市
国民健康保険特別会計補正予算(第1号) 議案第53号 平成16年度大町市
老人保健医療特別会計補正予算(第1号)
社会厚生委員会委員長 遠藤徹雄 議案第54号 平成16年度大町市
公共下水道特別会計補正予算(第1号) 議案第55号 平成16年度大町市
農業集落排水事業特別会計補正予算(第1号)
産業建設委員会委員長 荒澤 靖日程第4
決算審査特別委員会委員長審査報告、質疑、討論、採決 議案第57号 平成15年度大町市
一般会計歳入歳出決算の認定について 議案第58号 平成15年度大町市
在宅介護支援センター事業特別会計歳入歳出決算の認定について 議案第59号 平成15年度大町市
国民健康保険特別会計歳入歳出決算の認定について 議案第60号 平成15年度大町市
老人保健医療特別会計歳入歳出決算の認定について 議案第61号 平成15年度大町市
公共下水道特別会計歳入歳出決算の認定について 議案第62号 平成15年度大町市
農業集落排水事業特別会計歳入歳出決算の認定について 議案第63号 平成15年度大町市
住宅新築資金等貸付特別会計歳入歳出決算の認定について 議案第64号 平成15年度大町市
水道事業会計決算の認定について 議案第65号 平成15年度大町市
温泉引湯事業会計決算の認定について 議案第66号 平成15年度大町市
病院事業会計決算の認定について 議案第67号 平成15年度大町市
指定訪問看護事業会計決算の認定について
大町市議会平成15年度
決算審査特別委員会 委員長 浅見昌敏日程第5
常任委員会委員長及び
特別委員会委員長請願・
陳情審査報告、質疑、討論、採決 陳情第46号・請願第50号・陳情第51号・陳情第52号・陳情第53号
総務文教委員会委員長 川上守孝 請願第44号・陳情第54号
社会厚生委員会委員長 遠藤徹雄 陳情第45号・陳情第47号・陳情第48号・陳情第49号
産業建設委員会委員長 荒澤 靖日程第6 閉会中の継続審査及び調査申出日程第7 議案の上程、説明、質疑、委員会付託又は討論、採決 議事第14号 地方分権推進のための「
国庫補助負担金改革案」の実現を求める意見書 議事第15号 私立高校に対する公費助成に関する意見書 議事第16号 「日本郵政公社」の現行経営形態の堅持に関する意見書 議事第17号
米軍機墜落事故に関する意見書 議事第18号 美浜原発の配管破損事故に関する
意見書--------------------------------------- 本
会議出席者名簿◯出席議員(22名) 1番 小林治男君 2番 竹村武人君 3番 荒澤 靖君 4番 諏訪光昭君 5番 岡 秀子君 6番 遠藤徹雄君 7番 大厩富義君 8番 八木 聡君 9番 丸山美栄子君 10番 太田欽三君 11番 中谷祐一君 12番 藤巻佳人君 13番 飯嶌楯雄君 14番 菅沢六海君 15番 川上守孝君 16番 牛越和夫君 17番 浅見昌敏君 18番 中牧盛登君 19番 大和幸久君 20番 高橋 正君 21番 小日向 忠君 22番 齊藤達男君◯欠席議員(なし)◯説明のために出席した者 市長 腰原愛正君 助役 北沢成行君 収入役 矢口三男君 教育長 丸山一由君 監査委員 宮崎東明君 総務部長 前田敏博君 民生部長 宇田義一君
産業建設部長 荒井今朝一君
福祉事務所長 教育次長 水道部長 矢口一平君 相沢文人君 体育課長 庶務課長 病院事務長 丸山隆士君 傘木 覚君 選管書記長 企画課企画 財政課長 矢口隆雄君 吉沢義雄君
調整担当係長 市町村
合併推進室長 税務課長 松本邦一君 消防室長 傘木康裕君 市民課国保・年金 宮脇哲子君
生活環境課長 降幡 司君 担当係長 福祉課長
農林水産課長 吉沢岩雄君 農委事務局長 奥原徳則君
福祉事務所福祉課長 水利対策室長 都市計画・国営 建設課長 西沢義文君 平林秀敏君
公園対策課長 観光課長 橋井弘治君 水道課長 五十川 眞君 商工労政課長 下水道課長 清水岩根君 生涯学習課長 金井みつえ君
学校教育課長 西沢正敏君
病院庶務課長 鷲沢孝友君
病院医事課長 牛越 寛君
◯事務局職員出席者 事務局長 内山 博君
庶務議事係長 長澤 奨君 書記 戸谷 靖君 書記 久保田 肇君 書記 内山雄太郎君
--------------------------------------- 本日の会議に付した事件 議事日程(第5号)記載のとおり---------------------------------------
△開議 午前10時00分
○議長(諏訪光昭君) おはようございます。ただ今から9月定例会の本日の会議を開きます。本日の出席議員数は22名全員であります。よって、定足数に達しておりますので、会議は成立いたしました。 理事者、部課長等の欠席、遅参等については総務部長の報告を求めます。総務部長。
◎総務部長(前田敏博君) 報告いたします。市長はじめ理事者、教育長、監査委員、所定の部課長は、企画課長と市民課長を除いて全員出席しております。 なお、
降籏企画課長は出張のため、かわりに
矢口企画調整担当係長を出席させております。 また、
藤巻市民課長は療養のため休職しておりますので、かわりに宮脇国保・
年金担当係長を出席させております。以上でございます。
○議長(諏訪光昭君) ここで理事者側から、市政に対する一般質問の答弁の中で、訂正の申し出がありますので、これを許すことといたします。教育次長。
◎教育次長(相沢文人君) おはようございます。9月15日、市政に対する一般質問のうち、高橋議員の第一
中学校全面改築事業に関する質問の答弁で、グラウンドの埋土は大町ダムからと申しあげましたが、高瀬ダムの誤りでございました。おわびを申しあげるとともに、訂正をいただきますよう、お願い申しあげます。
○議長(諏訪光昭君) ただ今の発言の一部訂正については、説明どおりこれを認めることにご異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ご異議なしと認めます。よって、ただ今の説明どおり、これを認めることといたします。
△日程第1 日程の追加について
○議長(諏訪光昭君) 日程第1 日程の追加についてを議題とします。 市長より、追加議案が提出されております。この取り扱いについて、
議会運営委員会を開催し、ご審議願っておりますので、
議会運営委員長に報告を求めることといたします。
議会運営委員長。 〔
議会運営委員長(飯嶌楯雄君)登壇〕
◆
議会運営委員長(飯嶌楯雄君) おはようございます。私の方から、去る9月17日、
議会運営委員会を開催し、本9月定例会における追加議案の取り扱いにつきまして審議をしておりますので、その結果についてご報告をいたします。 追加議案の内容は、平成16年度大町市
一般会計補正予算についてであります。
議会運営委員会ではこれを日程に追加し、議題とすることで了承しております。 以上であります。よろしくご賛同のほどをお願いいたします。
○議長(諏訪光昭君) ただ今の
議会運営委員長の報告に対し、ご質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 質疑がありませんので、これをもって質疑を終結いたします。 お諮りいたします。本案について、
議会運営委員長の報告どおり、日程に追加し議題とすることにご異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ご異議なしと認めます。よって、この際、議案第68号 大町市
一般会計補正予算(第6号)を日程に追加し、議題とすることに決定いたしました。
△日程第2 議案の上程、説明、質疑、委員会付託又は討論、採決
○議長(諏訪光昭君) 日程第2 議案の上程、説明、質疑、委員会付託又は討論、採決を行います。 議案第68号 平成16年度大町市
一般会計補正予算(第6号)についてを議題として、提案理由の説明を求めます。総務部長。 〔総務部長(前田敏博君)登壇〕
◎総務部長(前田敏博君) ただ今、議題となりました議案第68号 平成16年度大町市
一般会計補正予算(第6号)について、提案理由のご説明を申しあげます。 今回の補正は、9月9日に発生いたしました
環境プラントの排ガス集塵機の故障による、ろ布の交換費用を計上したものでございます。 第1条におきまして、歳入歳出それぞれ2,000万円を追加し、総額を136億4,051万5,000円とするものでございます。 第1条、第2項関係につきましては、説明を省略させていただきます。 歳入についてご説明申しあげます。4ページをご覧ください。款18項1目2基金繰入金2,00万円の増は、
財政調整基金から繰り入れるもので、この結果、
財政調整基金の残高は15億1,769万円余となります。 次に、歳出についてご説明申しあげます。款4項2目2
環境プラント費2,000万円の増額は、節13に
集塵機触媒ろ布の交換委託料2,000万円を計上いたしております。 なお、今回の交換が必要になったものは、全体170本のうち90本でございますが、既存のろ布の耐用年数が4年でありますことから、新年度の早期に残りの80本の交換が必要なこと、また、今回採用いたします触媒ろ布は耐用年数が5年であり、活性炭の吹き込み量も大幅に削減できますことから、今回、全面的に触媒ろ布に交換した方が有利と判断し、補正予算を計上させていただいたものでございます。 以上、ご説明申しあげましたが、よろしくご審議をいただき、ご可決賜りまうよう、お願い申しあげます。
○議長(諏訪光昭君) 本案について、ご質疑はありませんか。八木聡議員。
◆8番(八木聡君) それでは質問させていただきますけれど、初めに3点質問させていただきます。今回のこの補正については、やはり市の責任、そして業者の責任がどこにあるのかということを考えてから、この予算が妥当かどうかというのを考えなきゃいけないというのが、大前提にあると思いますけれども、最初の質問としまして、9月9日にこの事件がわかったということなんですけれども、きょうは27日ですので、20日ほどたっておりますけれども、今回の対応について顧問の、顧問というか弁護士に、この対応を相談しているのかと。もし弁護士に対応している経過がありましたら、いつどのような内容で相談したのかと。そして弁護士の見解はどのようなものだったのかということを教えてください。 二つ目なんですけれども、私が今まで説明を受けている中では、点検では見つからなかった突発的な事故だというふうなもので、
ローラーチェーンが外れて切れて、それによってろ布に損傷を来したから交換したいという話なんですけれども、調べてみますと、年に3回点検するということなんですけれども、15年度の3回目の報告書ですね。これ点検を行ったのが平成16年の2月22日から24日と、このときに点検を行ったというふうに聞いているんですけれども、この点検の報告書をこれ読んでみますと、この
ローラーチェーン、特に
スクレーパー取り付け部分に回転不良、摩耗が見られますと、最後の方に、現状のまま進行いたしますとレールの脱落等が予想されるので、
ローラーチェーン及び
ガイドレールの一式の交換をお勧めしますというふうに、点検している業者から、ここにはもう損傷が出ていると、交換した方がいいですよと出ていますね。 これを受けて市の方の対応を見ますと、16年の3月11日ですね。この担当者から起案されまして、市長まで判こを付いておりますけれども、この中でスクレーパーコンベア、
ローラーチェーン、
ガイドレール回転不良及び摩耗で、今後進行状況を確認しながら、スクレーパー、
ローラーチェーン、
ガイドレールの交換というふうに、この業者から、点検した業者からした方がいいですよと、交換した方がいいですよというふうに報告を受けて、それで順次、市長までこの判こを付いてある書類があるんですけれども、これを読むと、やっぱ突発的な事故で予測できなかったこということではなくて、あらかじめ予想もできた事故ではないかなというふうに解釈できるわけなんですけれども、今まで私としては、このような報告は受けていないんですけれども、なぜそのような事実を報告、議会にしなかったのかということと、それと平成16年の1回目の点検作業のときには、もうこの話がなくなっているんですけれども、なぜ次の報告書には、この話がなくなっているのかということをご説明ください。 三つ目に、この報告を受けて、どのような対応をしたのかということで、この見つけた時点では、この施設の引き取り日は、平成14年3月13日ですので、この点検を受けて交換した方がいいですよと言ってるときには、瑕疵担保の範囲の2年以内なんですけれども、どのような対応をとったのかと。要は瑕疵担保の範囲だというふうに理解したのかということですね。それについてどのような対応をとったのか、まず3点についてお聞きいたします。
○議長(諏訪光昭君)
生活環境課長。
◎
生活環境課長(降幡司君) それではお答えをいたします。 まず1点目の関係でございますが、弁護士に相談したかということでございますけれども、そういうことはしてございません。 それから、2番目の、15年の3回目の点検の中で指摘があったということでございますが、保守点検の中で、業者の方から出てくる中では、◯、▲、×というような表示がされているわけです。私ども専門家じゃございませんので、はっきりわかりませんけれども、◯というのは支障なく運転ができると、それから、▲については現在運転できるけれども、指摘事項の確認をしながら運転を行う必要があるということでございます。×は支障があるので、早急に変えなきゃけいないということになっております。この部分につきましては▲になっておりました、様子を見ながら運転をしてきたというところでございます。 年が明けて16年の1回目の定期点検が4月の末にございました。先日、全協の中でお示ししましたように、その部分につきましては◯ということで、支障がないというふうに出てきたわけです。そういった報告を担当者の方は安心しちゃったという部分がございます。結果的にこういった故障になってしまったことは、反省すべき点だというふうに感じております。 それから、そのときの対応ということでございますけれども、この部分につきましては、荏原製作所の方から、そのチェーンの分につきましては、7月頃だったと思うんですけれども、そのチェーンの余備品として納めていただいております。以上でございます。
○議長(諏訪光昭君) 八木聡議員。
◆8番(八木聡君) そうしましたら、次に契約について、ちょっと細かく聞きたいと、細かくというか、ちょっとお聞きしますけれど、今後のこともありますので、市民の利益を損なわないように、慎重に答弁をお願いしたいと思いますけれども、最初に平成12年7月16日に、市と
株式会社荏原製作所の間で締結しました
建設工事請負仮契約書というものがありまして、これを見ると第44条に、瑕疵担保についての取り決めがあるわけなんですけれども、まず、この44条のはじめに、甲は工事目的物というふうに書いてあるんですけれども、最初にこの工事目的物に、この
ローラーチェーンがあたるかどうかというのは、非常に大切な問題だと思うんですけれども、その設計書なり仕様書なり見積書に、要はこの
ローラーチェーンというものが、どのような、何ですかその、契約の中で入っているのかと。これは目的物の中のものなのかと、それとも消耗品として外のものにあるのかと。そして、この
ローラーチェーンは耐久年度はどのようなものなのかとか、例えばこれは壊れやすいものだから、2年で交換してくださいとか、そういうような説明みたいなものがあったのかどうかということについて、その契約上の
ローラーチェーンとレールについての取り扱いがどのようになっているのかというのをお聞きします。 それで、ちょっとこの44条の細かいことをやりとりしようと思ったんですけれども、この先で、市民の損害に値することの可能性につながってもいけないと思いますので、細かいことはちょっとやることをやめようと思いますけれども、大きなところで、市としてはこの瑕疵担保を、この条項をとって、会社に責任を問えるというふうに理解しているのかと。そして、その可能性もどのように考えているのかという、その大きなところだけお聞かせください。 2点目ですけれども、今度、保守管理契約の方についてお聞きするんですけれども、今は製造の方の話なんです。瑕疵担保の話ですけれども、
先ほど報告書があって、それで、担当者は、担当者というか安心したと。それで、それ以外は何もやらなかったという話なんですけれども、やはりその製作したところ、あるいは保守点検することに比べて、市の方がどうしても素人であることは仕方がないと思うんですね。それで第3回目の報告書でお勧めしますと、
ローラーチェーンを変えた方がいいですよと言われても、市の担当者からすれば、本当に変えた方がいいのかどうかというのは、わからないとのいうのは、それもある意味、仕方がないところあると思うんですよね。 ですので、そういうために保守点検の契約があると思うんですけれども、契約上このようなものを発見したときには、どのような対処をとるということになっているのかと。普通はその
保守点検会社と製作会社は、このような親会社、子会社ほぼ一体となっているときには、なぜそこにやるかというと、こういう事故がこういうふうに点検で発見されたとき、早期の対応がとれると、どのくらい問題が重要なのかというふうに、それを認識できるために、わざわざ製作したところの関連なところにしたいというふうに理解はできるんですけれども、このようなケースで発見したときに、どのような対処をとるというふうに契約上なっているのかと。それに対してどのような対処をとったかということをあわせてお聞きします。 三つ目ですけれども、製造物責任法にも、責任は問えるんじゃないのかなというふうに可能性はありますけれども、それについては、どのような見解があるのかということについてお聞きします。 そして、四つ目ですけれども、これは特に市長にお聞きしないといけないんですけれども、この事件をどのような基本姿勢で対処していくのかということが、話のスタートにはなるんですけれども、その責任と、それで今回2,000万の補正が上がって、ろ布を交換したいという話ですけれども、その責任と、今回、補正を上げたということのこの認識ですね、それがわからないと、私たちも非常に審議に困るんですけれども、その業者の責任、市の責任、そしてこの2,000万というお金をどのようなことで、その認識で提案されたのかと、そして、どのような基本姿勢で取り組んでいくのかということを、これを4点目でお聞きします。
○議長(諏訪光昭君) 市長。
◎市長(腰原愛正君) この事故が発生いたしましたのは、9月の9日ということでございます。担当から、実はこういった状況で停止をせざるを得ないという報告を受けたのは、確か翌週だったと思いますけれども、そういう中で、あのつらい思いをしたダイオキシンによる緊急停止をほうふつとさせたような思いがしたわけでありますが、幸い今回は、片方の1炉は使えるということでございまして、いずれにしても、毎日多量の生ごみをはじめ、ごみが出てくるわけでありまして、こういったことは、即、市民生活に直結する問題でありますので、とにかく対応しなきゃいけないということを話したわけであります。 そういう中で説明の中で、たまたま明年、平成17年度においてロフトの交換をするという、当初から予定をいたしていたわけでありますけれども、残念ながら半年ほど前に、こういった現象が発生したわけであります。 そこで、これらの基本的な姿勢でありますが、やはり担当者、そして私どもの場合は、前回のああいったことに反省に基づきまして、専門の企業と委託契約をして、事にあたっているわけでありますが、担当とそういったことで現場、こういった連絡を密にするというのが基本でありまして、当然、委託先の企業とも、先ほどの定期点検等の結果に基づいて協議をされたものであるという具合に思っているわけでありますが、そういう中の判断として、明年の予定された交換までは行けるだろうという判断がされたものと考えております。 したがいまして、残念なことに今回こういう事故が発生したわけでありますが、市民生活に支障がないように、スムーズな対応を図るのが私どものとるべき立場じゃないかと、こんな今回のことにあたりましては判断をいたしたところでございます。以上であります。
○議長(諏訪光昭君)
生活環境課長。
◎
生活環境課長(降幡司君) 私の方からお答えいたします。いくつかのご質問をいただいたわけですけれども、基本的には復帰をすることを大前提にしておりまして、ですから、今後の責任問題ですとか、製品の瑕疵責任というような部分につきましては、これから対応していくところでございます。ですから瑕疵責任の範囲、あるいは製造物責任というようなものにつきましては検討をまだしてございません。
○議長(諏訪光昭君) 八木聡議員。
◆8番(八木聡君) 復帰を優先させたいと。市長のお話しで、その市民生活に支障がないようにと、そのお気持ちもわかりますけれども、一方で、やはりその市民利益の立場になれば、要は払う必要のないお金を払う必要はないと。そのようなことも同時に考えていかなきゃいけないと思うんですね。ですので、支障がないようにということの一点張りで進めていただくと、じゃあその責任がどのようになっているのかと、今回の2,000万は何のために金を出すのかということに対しての責任が不明瞭になってしまうと思うんですよ。 それで、先ほど弁護士にはまだ相談してないという話がありましたけれども、私が心配するのは、今回お金を出すことによって、じゃあ市は金出してくれれば、それでいいじゃないかというふうな形になって、要は業者からすればありがたい話だと。それで立場が弱くなってしまうということを、私は非常に恐れるわけなんですよ。 それで、私も知り合いの弁護士に、今回の事件をちょっと相談しまして、これどのように対処した方がいいのかというふうに、ちょっと私も個人的に相談したところ、一般的に考えれば、もうこれはすぐにとにかく弁護士に相談して、契約関係を一通り見直して、それで市の方針をまず明確にすることがスタートだと。それで損害賠償を請求するなら、例えば内容を証明で送るなりしながらやるというのが普通の対応じゃないかと。それで、例えばお金を今回出すにしても、これは別に市の責任があるから出すというわけじゃなくて、復帰を優先するからだと、だけど責任は別だということで、相手の顧問弁護士の、例えば判こをとってから復旧をするとか、やることがいっぱいあるのではないかというところが、アドバイスいただいたところでございます。 それで、とにかく私としては弁護士に相談して、まず市の立場を明確にしてから、支出の今回提案していただきたいというのがあるんですけれども、そのお金の問題以外に、その弁護士から指摘いただいたのは、今後をどうするのかというのは非常に大切な問題だと、それで私の手元にあるのは仮契約書ということで、本契約書があるのかどうかわからないんですけれども、このよくありきたりのこの契約書で、この13億4,400万ですか、このまた特殊な環境ププラントのような契約をするのは、そもそも無理があると、やはりそれに即した契約書をそもそもつくることが一番大事なことであって、今回はお金で済んだ、お金の話なんですけれども、例えばこれがボルトが一つ飛んで、例えば作業員が死亡したとか、そのようなことが起こったときに、もっと大惨事になったとき、責任はどうするのかというものに対して、とてもじゃないけれども、この契約書じゃ対応できないと、ありきたりの契約書じゃなくて、ちゃんと見直すのが大切ではないかと。そして保守管理の方の契約書も、必要に応じてもう1回見直させないと、何かあって人が亡くなったとかというときに、もう億とか、十何億とかとなったときに、市はこれは対応できないんじゃないかというように言われまして、私はそのような姿勢をすぐにでも弁護士に相談して始めるのが、私はスタートだと思っておりますけれども、市長のご意見をお聞かせください。
○議長(諏訪光昭君) 市長。
◎市長(腰原愛正君) 先ほど課長からご答弁申しあげましたように、今後、議員からご指摘いただいたそういった諸課題について、しっかり詰めてまいりたいと考えております。 仮契約といいますか、今の13億云々という話がありましたけれども、その辺につきましても、今回のこの事故を契機に、専門家にその辺の精査等もお願いをしてみたいと、こんなふうに考えております。
○議長(諏訪光昭君) 大和幸久議員。
◆19番(大和幸久君) 若干関連もありますけれども、1点目は確認しておきたいのは、実はこのろ布交換というのは、昨日、日曜日の時点で交換が終了しているわけです。これは一般的には完全に事前着工ということで、行政事務上あってはならないことが行われているということです。ただし、今回の緊急性という点について、やむを得なき処置ということで、行われたということだと思いますけれども、この辺の指示は市長が出されたのか、まずその点を先に確認をしておきたいと思います。だれがこの今回の指示を出したのか、この点1点、確認しておきたいと思います。 それから、今後の取り扱いについて、市長が今、専門家と相談をして、市の基本姿勢も含めてやっていきたいという答弁ですので、今後の対応を見守りたいと思いますけれども、もう1点につきましては、先ほど八木議員が指摘したように、業者の指摘事項、これを受けて担当者が市長に決裁を受けている、この経過でも、15年度のところではスクレーパーコンベアがおかしいと、これは放置すると大変なことになるという業者の指摘を受けて、担当者も交換をしてくださいというようなご指摘を、決裁を市長の決裁を受けてあるわけです。ところが今年になるとそれが消えてきている、非常に奇妙な経過があります。こういった経過がなぜ起きたのか、この辺の原因究明もきちんとして報告する義務があるんではないかと、こういうふうに思います。こういう点、今後どうされるのか、2点とりあえず確認しておきたい。
○議長(諏訪光昭君) 市長。
◎市長(腰原愛正君) きのう、おととい、土日と工事をやったというのは、先ほど9時40分ぐらいに私は聞きました。それが経過であります。 ただ、当然、議決という問題があたり前の常識であります、これは、常識であります。その辺について先ほど担当が見えまして、全協でそういった緊急性にかんがみて了解を得たものという具合に理解をして、そういった対応をしたという報告でありました。 この問題が発生して、先ほどと重複いたしますけれども、私に報告受けたのは、確か10日過ぎの次週だったと思いますけれども、専決でやるかどうか、緊急性にかんがみ、こんな議論をした経過があります。しかしながら、ちょうど議会中で間に合うというような中で、今回の措置をとらせていただいたところでございます。いずれにいたしましても、担当の緊急性にかんがみ、こういった手だてを講じたということであります。
○議長(諏訪光昭君)
生活環境課長。
◎
生活環境課長(降幡司君) 決裁の件でございますけれども、報告の業務がどこの範囲かというのは、ちょっと定かじゃないですけれども、一応、今までの経過の中で、
環境プラントの関係につきましては、理事者の方のまで上へ上げていたという状況でございます。 ただ、16年の1回目の保守点検は、部長止まりだったというのが現状でございます。今後こういうことのないように気を付けていきたいというように思います。
○議長(諏訪光昭君) 大和幸久議員。
◆19番(大和幸久君) 1点目、市長の答弁の中で伺いたいんですが、今回じゃあ、きのうの時点で完了している、ろ布の交換というのは、市長は命令を発していないという解釈でよろしいんでしょうか。では、どなたのところの時点で、責任で出された命令なのか、これを確認しておきたいと思います。 それから、当然そうはいっても、結果的にはこういう形で事実関係が明らかになりまして、きょう予算計上されたものが、実際にはもう、きのう作業が完了していると、こういう事態でありますので、この事態については当然、市長はどういうふうにお考えなのか、もう一遍ちょっと繰り返しになってもやむを得ませんので、聞いておきたいと思います。 それから、今、課長の方で、こういう事態が起こらないようにと簡単に言いましたけれども、まず、なぜこういう事態が起こったのか、事実関係を解明をして明らかにしていただかないと、市民は納得しないと思います。私ももちろん全く納得ができません。 それから、15年の3回目の時点では、市長まで決裁を受けているのが、16年にはなぜ部長止まりになるのか、その辺どうして、そういう事務手続で差が出てくのか、その辺そうなった理由も明らかにしていただきたいと思います。 それから、3点目につきましては、今回、前回の全協では、確か課長の説明では、2年間の瑕疵担保期間は過ぎていると、こういう説明がありました。今、八木質問で明らかになったことは2年間は過ぎていない事実が明らかになりましたし、むしろそれよりも早く、今年の2月、15年の3回目の検査の時点では、この部分の重大な欠陥というのが明らかになってきているという経過から見ても、前回、全協で説明しました、緊急だからという理由は成り立たないということが言えるんではないかと思います。そういった点でも、今回は非常に大きな疑問点がいくつか出てきておりますので、事実経過を明らかにして、まず最初から事実経過を明らかにして、明解に解明した上で、議会に報告していただきたいと、こういうふうに思います。その点について。
○議長(諏訪光昭君)
生活環境課長。
◎
生活環境課長(降幡司君) ちょっと訂正をさせていただきますけれども、先ほど点検報告の関係でございますけれども、16年の1回目の報告につきましては、市長まで上げてございます。部長止まりと言ったのは、15年の2回目の検査の報告が部長止まりだったということで訂正をさせていただきます。 それから、これからのことでございますけれども、責任の所在といいますか、業者の責任等の関係につきましては、またこれからやっていくわけですけれども、議員の皆さんにしっかりとした形で報告をさせていただきたいというふうに考えております。
○議長(諏訪光昭君) 助役。
◎助役(北沢成行君) 先ほどちょっと市長も答弁をいたしましたけれども、予算議決の前に発注してしまったという、これはどこから指示が出たかと、こういうことですけれども、現場の方で、この復旧を急いだということから、いわゆるその権限を持っているところの指示に従ってということではなかったのではないかというふうに考えております。 私のところに相談がありましたのは、来年度、ろ布の交換を予定されているんだけれども、これを前倒しをしたいというような相談がありまして、そのことについは了解をしたということはございます。やっぱり予算議決があって、初めて発注をするというのが、これはルールでございますから、そのことは、もう当然そうされるべきだというふうに受け止めておりましたけれども、この土日をかけて発注したものの取りかえが済んだという報告を受けておりますので、現場の判断でというふうに私は理解しております。
○議長(諏訪光昭君) 大和幸久議員。
◆19番(大和幸久君) 一つ今の助役の答弁ですけれども、現場の判断ということは、現場の所長という意味ですか。私はそういう内容なら、先ほど市長の答弁でも、ろ布の交換そのものは了解していると、前倒しでやることも了解していると、いつやるかについても当然、市長は報告を受けているんじゃないですか。じゃあ助役が報告を受けているんですか。その辺、はっきりしてください。部下の担当者に責任を押し付けるようなやり方は、非常によくないと思いますよ。事実経過を明らかにしてください。
○議長(諏訪光昭君) 市長。
◎市長(腰原愛正君) 先ほども言いましたように、きのう、おととい終わったというのは、きょう9時40分に聞きました。決してご指摘のような逃れるとか、そんな気は毛頭ありません。予算議決がされてから工事は着手する、これはイロハのイでありまして、実は内心ちょっとびっくりしたんですけれども、いわゆる専決事項でやるという事態から、今回は議会中で間に合うということで、補正という手だてをとったわけであります。そのために全協でご説明をし、今、追加補正議案を提出させていただいたと、こういう経過があるわけでありますので、当然、議決がされた後というのは、これは常識であります。そういう点では、先ほど担当部局としては、前回の全協の中で緊急性にかんがみご説明をし、やむを得ぬ措置ということで、ご了承をいただいたという判断のもとに、こういった経過があったんではないかと、こんなふうに思っております。
○議長(諏訪光昭君) お諮りいたします。この辺で質疑を打ち切ることにご異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ご異議なしと認めます。よって、質疑を終結いたします。 ただ今議題となっております議案第68号は、総務文教委員会並びに社会厚生委員会に付託いたします。 ここで総務文教委員会並びに社会厚生委員会の開催のため、暫時休憩といたします。
△休憩 午前10時37分------------
△再開 午後2時30分
○議長(諏訪光昭君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 ここで理事者側から、午前中の助役の答弁の中で補足説明の申し出がありましたので、これを許すことといたします。助役。
◎助役(北沢成行君) 議案第68号の予算提案の質疑の中で、答弁に説明不足の点がございましたので、発言をお許しいただきたいと思います。 まず、市長答弁の中で、専決処分をすればという説明を申しあげましたが、このことは通常の場合はという説明が不足しておりまして、議会開会中の専決処分はできないことは承知しておりますので、この説明につきまして、通常の場合にはという言葉を追加させていただきたく、お願い申しあげます。 次に、質疑の中でご指摘いただきました事項の中で、特に本案の予算議決前に、
環境プラントの機器の故障修繕に関し、支出負担行為の一連の手続がなされないまま着工したことは、いかに緊急避難的な要素があったとはいえ、不適切な処置であり、許されないことであります。このような事態を起こしてしまったことは、まことに遺憾でありまして、監督者としての責任を重く受け止め、深くおわびを申しあげます。 再びこのようなことのないように指導監督を徹底してまいりますので、お許しをいただきますようお願い申しあげます。以上でございます。
○議長(諏訪光昭君) ただ今の助役の説明どおり、これを認めることにご異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ご異議なしと認めます。よって、ただ今の説明どおり、これを認めることといたします。
△日程第3
常任委員会委員長審査報告、質疑、討論、採決
○議長(諏訪光昭君) 日程第3
常任委員会委員長審査報告、質疑、討論、採決を行います。 議案第48号について、社会厚生委員長の報告を求めます。社会厚生委員長。 〔社会厚生委員長(遠藤徹雄君)登壇〕
◆社会厚生委員長(遠藤徹雄君) それでは、当社会厚生委員会に付託されました議案第48号
福祉事業用車両事故に関する和解について、審査結果を報告いたします。 当委員会では、慎重審査により、全会一致で原案を可決することに決しました。 以上で報告を終わります。
○議長(諏訪光昭君) 社会厚生委員長の報告は終わりました。これより質疑に入ります。議案第48号について、ご質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 質疑がありませんので、これをもって質疑を終結いたします。 討論はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 討論なしと認めます。以上で討論は終了いたしました。 これより採決を行います。 議案第48号を社会厚生委員長の報告どおり、原案を可決することにご賛成の方の挙手を求めます。 〔全員挙手〕 挙手全員であります。よって、議案第48号
福祉事業用車両事故に関する和解については、社会厚生委員長報告どおり可決されました。 次に、議案第49号について、各常任委員長の報告を求めます。初めに総務文教委員長。 〔総務文教委員長(川上守孝君)登壇〕
◆総務文教委員長(川上守孝君) それでは、議案第49号 平成16年度大町市
一般会計補正予算(第5号)のうち、当委員会に付託されました部分について、審査の結果を報告いたします。 まず、財政課所管事項の歳入では、地方交付税の交付額が決定されているが、予算や財政シミュレーション等の見直しの必要は、またJA大北から農業構造改善事業国庫補助金返還金は、国へ返還するものであるが、市から出ている補助金については返還の必要はないのかとの質疑が出され、これに対して行政側から、地方交付税については、予定額より大幅に伸びているが、三位一体改革の方向性が示された段階での見直し等を考えている。 また、市の補助金については、国は法律によって補助金の返還を求めるものであるが、市の補助金交付規則では、過年度の補助金の返還についての規定がなく、返還を求めることはできないとの説明がなされました。 庶務課所管事項では、遊具の点検事業について、危険とされた遊具を放置しておくと事故の危険がある。迅速な対応が必要では。また、責任は自治会にあるのか、市にあるのかとの質疑に対し、担当課からは、点検の結果については自治会へ通知をしてあるが、21日に説明会を開く予定である。遊具については自治会が設置したものであり、自治会の責任により修繕や撤去等をしていただくものであるが、費用の面もあり、子供の遊び場設置補助金を活用して、早急に対応していっていただきたいとの説明がなされました。 また、広報誌の紙面を増刷ということであるが、市民から読んでもらうため、どのような工夫をしているかとの質疑に対しては、担当課から、市民の活動状況の掲載や活字の大きさなどを工夫している。情報量については、各課からのお知らせ等もできるだけ広報に掲載しているが、あまりページ数を増やしても読まれなくなる。市民の皆様の声を聞きながら改善しているとの説明がなされました。 教育委員会所管事項では、仁科台中学校の給食棟の改修について、将来的には校舎も建てかえる必要となってくる。そのときは合併特例債を適用することができるのか、全体構想としてどのように考えているのか。また、南小学校の改修工事はいつ頃発注となるのかとの質疑に対し、担当課からは、今度の仁科台中学校の改修については、財源確保のためにも実施計画に登載されているものも含め、合併特例債適用の検討をしていきたい。特に全面改築事業について、合併特例債が利用できるということであれば、担当課としては計画の準備をしていきたい。 南小学校については、来年度の夏休みには改修工事に入りたい。年度当初では間に合わなくなる可能性があるので、早目に設計委託するつもりであるとの説明がなされました。 以上、当委員会では慎重審査の結果、賛成多数で原案を可決することに決定いたしました。 以上で報告を終わります。
○議長(諏訪光昭君) 次に、社会厚生委員長。 〔社会厚生委員長(遠藤徹雄君)登壇〕
◆社会厚生委員長(遠藤徹雄君) それでは、議案第49号 平成19年度大町市
一般会計補正予算(第5号)中、当社会厚生委員会に付託されました事項について、審査概要と結果を報告いたします。 生活環境課関係の審査では、7月からの粗大ごみの排出方法が変更されたことに伴って、駆け込みで出された大量の布団の処理方法について質疑が出されました。このことについて、行政側から、当初から布団は焼却することで考えていたが、かなりの量であり、ほかに利用価値があると思われたので、リサイクルができないか検討を行った。しかしながら、結局、引き取り先が見つからなかったため、プラントの作業員で自家処理をしながら焼却をし、間に合わない分をリサイクル組合に依頼したいとの答弁でありました。 以上、委員会審査において出されました質疑を申しあげましたが、当委員会では慎重審査の結果、全会一致で原案を可決することに決しました。 以上で報告は終わります。 すみません、今申しあげた、平成19年度と言いましたが、平成16年度でありますので、訂正をいたします。
○議長(諏訪光昭君) 次に、産業建設委員長。 〔産業建設委員長(荒澤 靖君)登壇〕
◆産業建設委員長(荒澤靖君) 議案第49号 平成16年度大町市
一般会計補正予算(第5号)のうち、当委員会に付託を受けました部分について、審査の概要をご報告いたします。 下水道関係では、委員から、町川改修工事の箇所はどこか、内容はどのようなものかとの質疑が出されました。行政側からは、場所は仁科町と九日町で、駅前交番の南の交差部は、老朽化により底壁の裏に水が回り道路が陥没したため、九日町は本通りを西から東へ横断する工事を実施したいとの答弁がありました。 観光課関係では、委員から、冬の観光宣伝はどのようなことを行うのかとの質疑が出されました。行政側からは、以前から実施をしている新聞、雑誌等のキャンペーンのほか、東海地区や首都圏を中心に、テレビ、FM放送による誘客宣伝を行いたい。また、新たに携帯電話を用いた顧客管理情報などにも取り組みたいと考えているとの答弁がありました。 商工労政課関係では、委員から、空き店舗活用事業は現在何件が補助金の交付を受けているかとの質疑が出されました。行政側からは、今回の補正分で合わせて11件になるとの答弁がありました。 また委員から、ISO認証取得事業補助金の50万円の根拠は何か、また、取得費用はいくらかかるかとの質疑が出されました。行政側からは、一般的には200万円から300万円かかるが、市の補助は2分の1で、50万円を上限としているとの答弁がありました。 建設課関係では、委員から、長畑高根線工事について、県の実施する観音橋の付替え工事に伴い、市道の改良工事をするのだから、県が負担をしないかとの質疑が出されました。行政側からは、運動公園駐車場に接続する箇所の前後20メートルほどは、機能回復的な工事なので県に負担していただくが、これから具体的な計画を立てるところなので、可能な限り県に負担していただけるよう調整したいとの答弁がありました。 また委員会から、今回購入予定の除雪機は、どこに配置をするのかとの質疑が出されました。行政側からは、常盤の南部に配置したいと考えているとの答弁がありました。 農林水産課関係では、委員から、アンテナショップ仁科郷の国庫補助金返還について、市の補助金返還を求めない理由は何か。補助金返還に至った原因は何だと考えているか。また、地主から原状回復の要請があった場合、市の負担はあるのかとの質疑が出されました。行政側からは、国庫補助金は補助金等にかかわる予算の執行の適正化に関する法律の定めに基づき返還することとなるが、市の補助金交付規則には、交付が確定した補助金について、返還を求める根拠がなく、補助金返還を求めることはできないと解釈している。また、返還に至った最大の原因は、立地条件が悪かったためだと考えている。原状回復は事業主である農協の責任で行っていただき、市は金銭的な負担は一切ないことになっているとの答弁がありました。 委員からは、今回の教訓を十分反省し、今後の施策に結び付けてほしいとの意見が出されました。 都市計画・国営公園対策課関係では、委員から、宅地開発にかかわる排水施設整備事業補助金について、事業費の800万円はセラミック管で算定しているのか、塩ビ管で算定しているかとの質疑が出されました。行政側からは、現在使用しているセラミック管で算定しているとの答弁がありました。 また、なぜ公共下水道で工事をできないかとの質疑が出されました。行政側からは、供用開始区域内は、既に整備が済んだエリアという扱いなので、新たにその中を公共下水道で整備することはできないとの答弁がありました。 以上、出されました主な質疑についてご報告いたしましたが、慎重審査の結果、全会一致で原案を可決することといたしました。 以上で報告を終わります。
○議長(諏訪光昭君) 以上で、各常任委員長の報告は終わりました。 これより質疑に入ります。まず、総務文教委員長に対し、ご質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 次に、社会厚生委員長に対し、ご質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 次に、産業建設委員長に対し、ご質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 質疑がありませんので、これをもって質疑を終結いたします。 討論はありませんか。大和幸久議員、反対ですか、賛成ですか。
◆19番(大和幸久君) 49号に反対です。
○議長(諏訪光昭君) はい、どうぞ。
◆19番(大和幸久君) 私は、ただ今の議案第49号に反対の立場で討論をさせていただきたいと思います。 主な反対の理由につきましては、第1点として、この補正予算によりました農業構造政策推進事業、いわゆるアンテナショップ仁科郷の農業構造改善事業国庫補助金の返還についてであります。この事業は平成3年度、1億1,138万円余りをかけて実施をされた事業であります。当初からかなりの議論が議会でもされたというふうに聞いておりますけれども、結果的には承認がされて実行されてきた事業であります。この間、市が付けた補助金は総事業費の約30%、3,341万円、また、平成6年度には江戸村屋台を持ってくるということで、事業費310万のうち100万円を市が補助している。合計約3,400万円を市が支出をしているという事業であります。ご存じのように、およそ十数年を経て、完全にこの事業は破綻をしたという経過を踏んでおります。 私は、この結果報告の中で、まず最初に明らかにしなければいけないのは、この事業がどういう目的で始められ、また、なぜ破綻したのか。その経過、総括をしっかりと市民の前に明らかにする、これがまず最初になされなければ、市民や議会に対する説明責任を果たしていないということが一番大きな問題であるというふうに考えております。まず、こういった説明が全くなしに、こういった補助金の返還等を承認することを私は許すわけにはいきません。 また、今後においては、こういった市の補助金につきましても、返還の根拠規定がないというような理由で、できないというふうになっておりますが、こういった点についても厳しい財政の中で、慎重にこういった補助事業を実施していくという点では、返還規定も設けた中で、厳正に事業を実施していくというような検証も、今後のために必要ではないかというふうに考えております。 続きまして、2番目は宅地開発にかかわる排水施設整備事業補助金800万円の支出が計上されておりますけれども、私はそもそもこの事業につきましては、説明でもありましたとおり、定住人口の増加を図るという目的で設立された事業であります。よって、この名称につきましては、全協の説明でありましたような、宅地開発にかかわる排水施設整備事業補助金交付要綱ではなくて、定住人口増加促進事業補助交付要綱等の名称に変更するのが適当ではないかというふうに思います。また、この事業では、いわゆる下水の整備に対して8割補助と、しかも2,000平米以上の宅地開発で5区画以上というような、極めて限定されたものを対象にする、一部の市民の批判の中では、明らかに一部の業者に対する支援策ではないかと、こういう批判が出されております。そういった市民の批判に耐えるためにも、私はこういったものは適切な事業の名前等、また交付要綱の中には、市長が定める必要と認められる他の要項も付け加えていくというような要項を付けること、これが非常に大事ではないかというふうに思います。 答弁の中で担当課長からは、今後そういった点については見直しをしていたきたいという答弁がありまして、一定の評価はできるものでありますけれども、そもそもこういった事業の公平性の確保というような点では、あらかじめ市がこのことを検討して、その検討結果を議会に報告して、この事業の承認を求める、こういうプロセスがあたり前であるというふうに私は考えております。そういった点で、今回のこの宅地開発にかかわる排水施設整備事業補助金の交付につきましては、極めて不適切であったというふうに私は考えております。 以上の2点を主な反対理由として、反対討論とさせていただきます。
○議長(諏訪光昭君) 他の討論はございますか。賛成ですか。
◆7番(大厩富義君) 賛成です。
○議長(諏訪光昭君) 大厩富義議員。
◆7番(大厩富義君) 私からは、宅地開発にかかわる排水施設整備事業の補助金について、委員長報告に賛成の立場で討論をさせていただきます。 先ほど反対討論にありましたが、この事業の一番の基本は、大町市の人口増対策の一つであります。住宅地を安く提供したという意味から補助としたものであります。下水道整備済み地域で、公共ますを一つ出してあるところは、そこには補助対象にならないということ、それから、受益者負担金もいただいており、既に公共下水道整備が済んでいると、こういうことであります。本来、宅地開発する部分については、事業者が給配水施設をつくりなさいとなっています。まだ宅地になっていない未供用部分の土地については、供用を開始していないから、農転がかかった場合には市が当然とりに行く方針としています。 一例ですが、松本等でも認可をとっていないエリア外の部分については、すぐ農転がかかる際、道路へ下水道管が入っていれば、つなげる方が効果的なので、別に要項を決めて補助をとるというような対応をしているとの説明がありました。 いずれにしましても、供用開始区域で受益者負担金を払っているところは、整備済みという考え方であり、宅地開発をしたから市が整備をするということになれば二重の投資となること、また事業計画を変更した場合、整備時期のずれ等が発生し、予定地区の住民との不公平が生ずる。したがって、今回の補正予算により、新しく入居する住民に、少しでも安い宅地を提供するということを目的にしたもので、妥当なものと判断し、委員長報告に賛成するものです。 以上です。
○議長(諏訪光昭君) ほかに討論はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 以上で討論は終了いたしました。 これより採決を行います。 議案第49号を各常任委員長報告どおり、原案を可決することにご賛成の方の挙手を求めます。 〔多数挙手〕 挙手多数であります。よって、議案第49号 平成16年度大町市
一般会計補正予算(第5号)は、各常任委員長報告どおり可決されました。 次に、議案第68号について、総務文教委員長並びに社会厚生委員長の報告を求めます。初めに総務文教委員長。 〔総務文教委員長(川上守孝君)登壇〕
◆総務文教委員長(川上守孝君) それでは、議案第68号 平成16年度大町市
一般会計補正予算(第6号)につきまして、当委員会に付託されました部分について、審査の概要を報告いたします。 審査中、委員から、今回の委託契約は随意契約で行うのか、また契約担当課が行うのかとの質疑が出され、これに対し行政側からは、特許製品のため、全国で1社しかないものであり、随意契約とするものである。また4月から契約業務については、契約担当で行うことになっており、今契約についても契約担当で行うとの説明がなされました。 また、今回の故障について、責任の所在が行政、業者のどちらにあるのか、場合によっては瑕疵担保責任が問われるものではないのか。また一連の事務手続に関し問題がなかったのか。契約担当として、契約事務の見直しを早急に実施し、適正な執行に努めていただきたい等の協議や意見が出されました。 さらに、全員協議会で説明をいただくことはよいが、全員協議会では報告を受けたことにすぎず、あくまで本会議が決定の場であり、今後はきちんとした対応をお願いしたいとの意見が出されました。 以上、慎重審査の結果、賛成多数で原案を可決することに決定いたしました。 以上で報告を終わります。
○議長(諏訪光昭君) 次に、社会厚生委員長。 〔社会厚生委員長(遠藤徹雄君)登壇〕
◆社会厚生委員長(遠藤徹雄君) 議案第68号 平成16年度大町市
一般会計補正予算(第6号)中、当社会厚生委員会に付託された事項について、審査概要と結果を報告いたします。 審査では委員から、本年2月に行われたプラントの点検報告書を提出してもらいたいとの要望が出され、報告書のコピーを提出いただき審査に入りました。 審査中、委員からは、報告書に記載がある指摘事項の重みを、どのように判断したのか。報告書の提出に専門家から何か意見はなかったのか。また報告書の指摘事項について、市長決裁を受けるまでに、だれか大丈夫なのかと言った人はいなかったのかとの質疑が出されました。 このことについて、行政側からは、点検報告書の提出があったあと、各項目について係で話し合いを行った。次年度の4月に新たに点検予定があり、現在は運転が継続できる状態であるので、近い将来は交換が必要であるが、次回の点検の様子を見ながら対応という見解であった。その後、委託先の荏原とも連絡をとり調整したが、ローラーの摩耗ではあるが、即座に不具合が出るという状況にはなく、予備の交換部品を納めていくので、市の方で対応をいただきたいとのことであった。 そのような中で平成16年度4月の1回目の点検は、◯判定であったため、そこまでさかのぼった判断をしなかったことが、結果的に事故を起こす要因になってしまったと反省をしている。 また専門技術指導者からの意見については、点検報告書を確認してもらっているが、すぐに取りかえる必要のある性格のものではないと聞いていた。判決に至るまでの指摘事項に関する指示については、専門的な事項になるので、特になかったとの答弁がありました。 また、2月の点検において▲印であった事項が、どうして4月の点検時には◯印になっているのか。摩耗している部分は▲印から×になっても、◯印になるはずがないとの意見が出され、行政側からは緊急停止をした時点で荏原へ問題問い合わせを行っている。検査員が2月と4月に変わっているので、そのことも一つの要因と考えられる。質問があるので、対応はこれから考えたいとの答弁がありました。 また、点検の瑕疵の問題について、業者に非があるとするならば、これからでも弁護士に相談しながら請求をしていく考えがあるかとの質疑が出されました。行政側からは、弁護士との相談をし、責任の所在を明確にするよう、しっかりした対応をしていきたいとの答弁がありました。 このほかに委員からは、プラントの点検について、理事者を含め職員の危機管理意識が低く過ぎる。もっと慎重に対応すべきではないかとの意見があり、行政側からは、その点十分反省するとともに、点検管理マニュアルをつくって対応していきたいとの答弁がありました。 以上、審査において出されました主な質疑、意見について申しあげましたが、当委員会では慎重審査の結果、全会一致で原案を可決することに決しました。 以上で報告を終わります。
○議長(諏訪光昭君) 以上で、総務文教委員長並びに社会厚生委員長の報告は終わりました。 これより質疑に入ります。まずはじめに総務文教委員長に対し、ご質疑はありませんか。八木聡議員。
◆8番(八木聡君) 総務文教委員長に2点についてお聞きします。 最初に触媒ろ布についてですけれども、特許があり業者が1社だけですので、何ですか、随契でやるという話はありましたけれども、その間に納入業者を挟んで、そして入札をやるなり、そのようなことが可能かどうかというのも考えられるんですけれども、そのような議論があったかどうか、お聞かせください。 2点目なんですけれども、債務負担行為についてですけれども、先ほど助役の方から訂正はありましたけれども、ちょっとあえて聞かさせていただきますけれども、条例によると、この大町事務専決代決規程というものの、第4条の別表によると、助役の専決事案というのは、1件500万を超え、1,500万以下の支出負担行為についての事柄とありまして、今回2,000万円ですので、助役の範疇も超えていますから、市長の権限の範疇だと思うんですけれども、その議案の提案が行われたときに、行政の話を聞きますと、まるで現場が指示したような話に聞こえたんですけれども、条例上は市長の責任しかあり得ないと思うんですけれども、そのような議論が行われたかのかどうか、お聞かせください。
○議長(諏訪光昭君) 総務文教委員長。 〔総務文教委員長(川上守孝君)登壇〕
◆総務文教委員長(川上守孝君) 2点についてでございますが、その1社のみということでしたが、その間の手順等の話については、何も意見がございませんでした。 また、2,000万円以上の件につきましても、全く話が出ませんでした。
○議長(諏訪光昭君) 八木聡議員。
◆8番(八木聡君) すみみません。質問ではなくて訂正をお願いしますけれども、今、債務負担行為と言ってしまいましたけれども、支出負担行為の間違いでしたので、訂正をお願いします。
○議長(諏訪光昭君) ほかに総務文教委員長にございますか。 次に、社会厚生委員長に対し、ご質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 お諮りいたします。この辺で質疑を打ち切ることにご異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ご異議なしと認めます。よって、質疑を終結いたします。 討論はありませんか。八木聡議員。賛成ですか反対ですか。
◆8番(八木聡君) 反対です。
○議長(諏訪光昭君) どうぞ。
◆8番(八木聡君) 私は本議案について、反対の立場から討論を行います。本議案に二つの争点があると思います。一つは手続の問題であり、二つ目は支出そのものの行為についてです。 まず手続についてですけれども、事前着工の問題がありましたけれども、行政の答弁からは緊急であるということが出されました。しかし、考えてみれば、この焼却場は二つの炉があり、今回一つを停止したとしても、第2の炉がありますので、問題なく焼却を行うことができます。事実一つで行っておりますので、今回止めたからといって、特に市民に対する影響はないと思われます。そして炉を止める止めない以外に、やはり市民としましては、むだな支出をしないという市民利益も同時に考えなければなりません。よって今回の措置に関しては緊急性は認められないので、やはり問題がある行為と言えると思います。 そして、支出そのものの行為についてですけれども、弁護士に相談し、これから進めるとありましたけれども、私が一番問題とするのは、業者と市の立場の中で、市の立場が弱くなってしまうということを非常に心配します。私は弁護士に相談して、ある程度の方向が出てから対応を検討して、それから議会に諮っても問題はないと思っております。昨年のしらかばの補正も、やってしまったからということで議会で認めましたけれども、その後にさまざまな問題が出てきました。私は一度止めて、しっかりと原因を究明してから、その次の対処に入るべきだと思います。 今回の行政の態度は議会軽視であり、私は本議案の補正予算を認めるわけにはいきませんので、反対の立場で討論を行いたいと思います。
○議長(諏訪光昭君) ほかに討論はありませんか。竹村武人議員、賛成ですか。
◆2番(竹村武人君) 賛成。
○議長(諏訪光昭君) はい、どうぞ。
◆2番(竹村武人君) 私は本議案第68号の
環境プラントの故障補正につきまして、賛成の立場から討論をいたします。まず、本日この問題で、これだけの長時間の時間を浪費したことは、理事者に対しまして、非常に不安を感じるところでございます。 さて本プラント、スクレーパーコンベアの摩耗腐食による故障は、平成16年2月22日から24日に行われました機器の点検において不備があり、交換を進められておるにもかかわらず、4月の検査を軸にいたしまして対応、対策がとられた。故障になる原因となったことは、その責任者の所在等において、理事者をはじめ部課長、担当責任者の危機管理意識が欠落であり、今後の課題となって残るものであり、厳しくとらえるものであります。 しかしながら、地元地区の環境整備委員長への報告をはじめ、地域の皆様への説明と、あわせて現時点で最優先しなければならないことは、市内一円から排出されるごみの処理を、市民生活に迷惑のかからないように円滑に行うための処置をとることであり、そのためには一日でも早く通常運転が行われように、施設の修繕を早急に行うべきことであります。特に市民の健康をダイオキシンから守るために、心配されるろ布の交換を早期に決断したことは、最善の策であると考えるものであります。 そのような中で、委員長報告にもありましように、私は以上の観点を踏まえながら、賛成の意見を申し述べ、討論とさせていただきます。 以上であります。
○議長(諏訪光昭君) ほかに討論はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 以上で討論は終了いたしました。 これより採決を行います。 議案第68号を総務文教委員長並びに社会厚生委員長報告どおり、原案を可決することにご賛成の方の挙手を求めます。 〔多数挙手〕 挙手多数であります。よって、議案第68号 平成16年度大町市
一般会計補正予算(第6号)は、総務文教委員長並びに社会厚生委員長報告どおり可決されました。 続きまして、議案第56号について、総務文教委員長の報告を求めます。総務文教委員長。 〔総務文教委員長(川上守孝君)登壇〕
◆総務文教委員長(川上守孝君) 当委員会に付託されました議案第56号 平成16年度大町市
住宅新築資金等貸付特別会計補正予算(第1号)につきましては、全会一致で原案を可決することに決定いたしました。 以上で報告を終わります。
○議長(諏訪光昭君) 総務文教委員長の報告は終わりました。 これより質疑に入ります。 議案第56号について、ご質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 質疑がありませんので、これをもって質疑を終結いたします。 討論はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 討論なしと認めます。 これより採決を行います。 議案第56号を総務文教委員長報告どおり、原案を可決することにご賛成の方の挙手を求めます。 〔全員挙手〕 挙手全員であります。よって、議案第56号 平成16年度大町市
住宅新築資金等貸付特別会計補正予算(第1号)は、総務文教委員長報告どおり可決されました。 続きまして、議案第50号、議案第51号、議案第52号、議案第53号について、社会厚生委員長の報告を求めます。社会厚生委員長。 〔社会厚生委員長(遠藤徹雄君)登壇〕
◆社会厚生委員長(遠藤徹雄君) 当社会厚生委員会に付託されました議案第50号から議案第53号までについて、審査概要と結果について報告いたします。 まず、議案第50号 平成16年度大町市
病院事業会計補正予算(第1号)についての審査では、委員から、内科の嘱託医としてお願いしている前百瀬院長の月額報酬と、その根拠及び妥当性について質疑が出されました。このことについて病院側から、内科嘱託医としてのお願いしている際の月額報酬は65万円である。この金額の算出根拠は、平成14年度までの3年間、前浦田院長が外科の嘱託医として在籍していた際、週2日半勤務しており、月額40万円の報酬となっていた。この金額を1日あたりに換算し、内科の嘱託医としてお願いしている週4日に割り返して算出したものである。また報酬額の妥当性については、大町病院に信州大学から派遣医師として来ていただいている際の報酬は、医師免許取得から年数によって定められているが、半日単位では4万円から4万5,000円程度となっている。この単価から見ると、今回の嘱託医師報酬は半額程度になっているとの答弁がありました。 以上、委員会審査において出された質疑を申しあげましたが、当委員会では慎重審査の結果、全会一致により原案を可決することに決しました。 議案第51号 平成16年度大町市
在宅介護支援センター事業特別会計補正予算(第1号)、議案第52号 平成16年度大町市
国民健康保険特別会計補正予算(第1号)並びに議案第53号 平成16年度大町市
老人保健医療特別会計補正予算(第1号)につきましては、慎重審査の結果、いずれの議案も全会一致で原案を可決することに決しました。 以上で報告を終わります。
○議長(諏訪光昭君) 社会厚生委員長の報告は終わりました。 これより質疑に入ります。 議案第50号について、ご質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 質疑がありませんので、これをもって質疑を終結いたします。 議案第51号について、ご質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 質疑がありませんので、これをもって質疑を終結いたします。 議案第52号について、ご質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 質疑がありませんので、これをもって質疑を終結いたします。 議案第53号について、ご質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 質疑がありませんので、これをもって質疑を終結いたします。 討論はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 討論なしと認めます。 これより逐次、採決を行います。 議案第50号を社会厚生委員長報告どおり、原案を可決することに賛成の方の挙手を求めます。 〔全員挙手〕 挙手全員であります。よって、議案第50号 平成16年度大町市
病院事業会計補正予算(第1号)は、社会厚生委員長報告どおり可決されました。 次に、議案第51号を社会厚生委員長報告どおり、原案を可決することに賛成の方の挙手を求めます。 〔全員挙手〕 挙手全員であります。よって、議案第51号 平成16年度大町市
在宅介護支援センター事業特別会計補正予算(第1号)は、社会厚生委員長報告どおり原案可決されました。 次に、議案第52号を社会厚生委員長報告どおり、原案を可決することにご賛成の方の挙手を求めます。 〔全員挙手〕 挙手全員であります。よって、議案第52号 平成16年度大町市
国民健康保険特別会計補正予算(第1号)は、社会厚生委員長報告どおり可決されました。 次に、議案第53号を社会厚生委員長報告どおり、原案を可決することにご賛成の方の挙手を求めます。 〔全員挙手〕 挙手全員であります。よって、議案第53号 平成16年度大町市
老人保健医療特別会計補正予算(第1号)は、社会厚生委員長報告どおり可決されました。 続きまして、議案第54号、議案第55号について、産業建設委員長の報告を求めます。産業建設委員長。 〔産業建設委員長(荒澤 靖君)登壇〕
◆産業建設委員長(荒澤靖君) 当委員会に付託されました議案第54号及び第55号につきまして、順次ご報告いたします。 初めに、議案第54号 平成16年度大町市
公共下水道特別会計補正予算(第1号)につきまして、審査の概要をご報告いたします。 委員から、マンホールのデザイン蓋は普通の鉄蓋と比較するといくら違うのか、仁科三湖特環下水道事業の森地区工事を延期した理由は何かとの質疑が出されました。 行政側からは、ライチョウのデザイン蓋と普通の鉄蓋の価格の違いはない。また、市が直接、鉄蓋を仕入れて業者に支給する原材料支給の形態をとっているので、一般的な設計単価より5,000円以上安くなっている。森地区は今年度工事を予定していたが、道路の幅員が狭いために全面通行止めで工事をすると、民宿などの営業に支障が出ることが予想された。また、湖岸道路の地下構造を調べたところ、3メートルの深さに管を埋設した場合、護岸が崩落する懸念等があるので、地元と対応を協議した結果、今年は十分検討する必要があったので延期することとしたとの答弁がありました。 以上、出されました主な質疑についてご報告いたしましたが、慎重審査の結果、全会一致で原案を可決することと決定いたしました。 次に、議案第55号 平成16年度大町市
農業集落排水事業特別会計補正予算(第1号)につきまして、ご報告いたします。 慎重審査の結果、全会一致で原案を可決することと決定いたしました。 以上で報告を終わります。
○議長(諏訪光昭君) 産業建設委員長の報告は終わりました。 これより質疑に入ります。 議案第54号について、ご質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 質疑がありませんので、これをもって質疑を終結いたします。 議案第55号について、ご質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 質疑がありませんので、これをもって質疑を終結いたします。 討論はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 討論なしと認めます。 これより逐次採決を行います。 議案第54号を産業建設委員長報告どおり、原案を可決することに賛成の方の挙手を求めます。 〔全員挙手〕 挙手全員であります。よって、議案第54号 平成16年度大町市
公共下水道特別会計補正予算(第1号)は、産業建設委員長報告どおり可決されました。 次に、議案第55号を産業建設委員長報告どおり、原案を可決することにご賛成の方の挙手を求めます。 〔全員挙手〕 挙手全員であります。よって、議案第55号 平成16年度大町市
農業集落排水事業特別会計補正予算(第1号)は、産業建設委員長報告どおり可決されました。 ここでお諮りをいたします。本日の議事量から勘案して、本日の日程が全部終了するまで、定刻にかかわらず会議時間の延長をしたいと思いますが、これにご異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ご異議なしと認めます。よって、本日の議事日程が全部終了するまで、本日の会議を時間延長することに決定いたしました。 審議の途中でありますが、ここで午後3時40分まで休憩といたします。
△休憩 午後3時25分------------
△再開 午後3時40分
○議長(諏訪光昭君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 日程第4の議事を継続いたします。 ここで、先ほどの社会厚生委員長の報告の中で訂正の申し出がありますので、これを許すことといたします。社会厚生委員長。
◆社会厚生委員長(遠藤徹雄君) 先ほどの議案第68号でございますが、私、1カ所、決裁を判決と申したそうですので、決裁に改めてください。それから、疑問を質問というような言い方をしたので、訂正をお願いしたいと思います。よろしくお願いします。
○議長(諏訪光昭君) ただ今の発言の一部訂正については、説明どおりこれを認めることにご異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ご異議なしと認めます。よって、ただ今の説明どおりこれを認めることといたします。
△日程第4
決算審査特別委員会委員長審査報告、質疑、討論、採決
○議長(諏訪光昭君) 日程第4
決算審査特別委員会委員長審査報告、質疑、討論、採決を行います。 議案第57号、議案第58号、議案第59、議案第60号、議案第61号、議案第62号、議案第63号、議案第64号、議案第65号、議案第66号並びに議案第67号について、
決算審査特別委員会委員長の報告を求めます。決算審査特別委員長。 〔決算審査特別委員長(浅見昌敏君)登壇〕
◆決算審査特別委員長(浅見昌敏君) それでは、
決算審査特別委員会審査報告をいたします。お手元に配付いたしました報告書の朗読をもって報告といたしますので、よろしくお願いをいたします。 本特別委員会に付託されました議案第57号 平成15年度大町市
一般会計歳入歳出決算の認定について、議案第58号 平成15年度大町市
在宅介護支援センター事業特別会計歳入歳出決算の認定について、議案第59号 平成15年度大町市
国民健康保険特別会計歳入歳出決算の認定について、議案第60号 平成15年度大町市
老人保健医療特別会計歳入歳出決算の認定について、議案第61号 平成15年度大町市
公共下水道特別会計歳入歳出決算の認定について、議案第62号 平成15年度大町市
農業集落排水事業特別会計歳入歳出決算の認定について、議案第63号 平成15年度大町市
住宅新築資金等貸付特別会計歳入歳出決算の認定について、議案第64号 平成15年度大町市
水道事業会計決算の認定について、議案第65号 平成15年度大町市
温泉引湯事業会計決算の認定について、議案第66号 平成15年度大町市
病院事業会計決算の認定について、議案第67号 平成15年度大町市
指定訪問看護事業会計決算の認定について、以上について審査の結果、これを認定することと決定いたしました。よって、会議規則第103条の規定により報告いたします。
決算審査特別委員会は分科会を設置し、第1分科会は総務文教委員会委員をもって構成し、分科会委員長、小林治男委員、分科会副委員長、岡秀子委員を選出し、議案第57号中、総務文教委員会所管費目、議案第63号を審査。第2分科会は社会厚生委員会委員をもって構成し、分科会委員長、竹村武人委員、分科会副委員長、丸山美栄子委員を選出し、議案第57号中、社会厚生委員会所管費目、議案第58号、議案第59号、議案第60号、議案第66号、議案第67号を審査。第3分科会は産業建設委員会委員をもって構成し、分科会委員長、大厩富義委員、分科会副委員長、八木聡委員を選出し、議案第57号中、産業建設委員会所管費目、議案第61号、議案第62号、議案第64号、議案第65号を審査いたしました。それぞれ分科会は9月16日、17日にわたり慎重に審査を実施いたしました。 まず総括でございます。一般会計の予算規模は127億1,445万7,000円で、前年度に比べ6.6%減少している。これに対する決算額は歳入で127億2,829万2,000円、5.5%の減、歳出で126億7,307万円、5.7%の減となっている。 歳入では、自主財源の主力をなしている市税は44億4,602万3,000円で、前年度に比べ6.2%減少している。また依存財源の主力をなす地方交付税は33億5,185万1,000円で、前年度に比べ6.1%の減となっている。市債の状況は、当年度借入額12億3,440万円、償還額13億1,710万9,000円で、年度末借入残高は161億7,196万5,000円である。財源の構成比率は、自主財源が前年度の48.3%から47.8%に下がり、依存財源が前年度の51.7%から52.2%に増加している。 歳出では、民生費9.2%、農林水産費22.1%、商工費10.4%、土木費12.5%、災害復旧費87.7%の減となっている。なお、農林水産業費が大幅に減となっている理由は、ふるさと農林道整備事業の減である。 特別会計では、在宅介護支援センター事業特別会計の予算現額は6,832万3,000円で、前年度に比べ5.3%の減となっている。これに対する決算額は、歳入で6,834万4,000円、5.6%減、歳出で6,757万円、6.1%となっている。 歳入の主なものは、居宅介護支援事業収入、県支出金、一般会計繰入金で、収入率は100%となっている。支出の主なものは、人件費と病院事業会計への繰出金等となっている。 国民健康保険特別会計の予算現額は22億3,109万6,000円で、前年度に比べ8.9%の伸びとなっている。これに対する決算額は、歳入で22億3,338万9,000円、8.8%の増、歳出で21億5,980万3,000円、8.4%の増となっている。 歳入では、全体の36.2%を占める国民健康保険税が、前年に比べ18%の増となっている。これは税率改正の影響や、雇用の悪化による被保険者数が伸びたことによるものである。国民健康保険税の現年課税分と滞納繰越分の平均収納率は83.7%と、昨年より1.6ポイント上昇している。また、全体の35.4%を占める国庫支出金が、前年度に比べ5.3%の増となっている。 歳出では、全体の62.9%を占める保険給付費は、前年度に比べ15.8%の増、全体の26.8%を占める老人保健拠出金は、前年度に比べ9.0%の減となっている。 次に、老人医療特別会計の予算現額は30億3,299万2,000円で、前年度と比較して2.7%の増となっている。これに対する決算額は、歳入で30億3,299万5,000円、2.7%の増。歳出で30億3,298万7,000円、2.7%の増となっている。 歳入では、全体の63.7%を占める支払基金交付金が4.1%の減、国庫支出金が23.0%の増、繰入金が4.6%増となっている。 歳出では、全体の98.2%を占める医療諸費は、前年度に比べ2.5%の増となっている。 公共下水道会計でございますが、予算現額は21億7,063万7,000円で、前年度と比較して4.7%の増となっている。これに対する決算額は、歳入で21億5,490万8,000円、3.9%の増、歳出で21億4,207万3,000円、4.3%増となっている。 歳入では、全体の28%を占める国庫支出金が、前年度比15.4%の増、繰入金が10.5%の増、分担金及び負担金は14.6%の減、使用料及び手数料は17.8%の増となっている。 歳出では、全体の75.7%を占める下水道費が、前年度比2.4%の増、公債費が10.6%の増となっている。 農業集落排水事業特別会計の予算現額は6,400万1,000円で、10.1%の減となっている。これに対する決算額は、歳入で6,401万円、10.2%の減、歳出では5,988万4,000円、5.5%の減となっている。 歳入では、分担金及び負担金が80.1%の減、使用料及び手数料が1.7%の減、繰入金が22.7%の減となっている。 歳出では、起債の償還が中心となるため、公債費で0.3%の増となっている。 住宅新築資金等貸付特別会計の予算現額は582万9,000円で、前年度と比較して0.7%の減となっている。これに対する決算額は、歳入で583万1,000円で、0.7%の減、歳出で582万6,000円で、0.4%の減となっている。 当年度も貸し付けがなく、公債費償還が主となっている。 公営企業会計では、水道事業会計の経営状況は、総収益5億2,306万6,000円で、前年度に比べ2.9%の増、総費用4億9,491万2,000円で、前年度に比べ2.6%の減となっている。この結果、当年度の純利益は2,815万4,000円で、前年と比較し2,817万9,000円の増となっている。 これは、水道料金改定による給水収益の増によるところが大きい。 温泉引湯事業会計の経営状況は、総収益6,661万9,000円、3.5%の減、総費用5,346万5,000円、8.7%の減となっており、当年度の純利益は1,315万4,000円、25.0%の増となっている。 この理由は、主として前年度に過年度損益修正損があったことによるものである。また、給湯料の未収金は、前年度からの繰り越し、5,585万1,000円と合わせて、7,247万3,000円となっている。 病院事業会計の経営状況は、総収益41億5,723万円で、前年度に比べ2.1%の減となっている。一方、総費用は44億5,653万1,000円で、前年度に比べ0.5%の減となっており、この結果、当年度の純損失は2億9,930万1,000円となり、昨年より6,803万6,000円増加している。 指定訪問看護事業の経営状況は、総収益4,511万4,000円で、前年度に比べ11.7%の減、総費用4,496万円で、7.8%の減となっている。この結果、当年度の純利益は15万4,000円となり、昨年より93.4%減少している。 今後、各会計とも分科会で出された意見等を十分留意し運営にあたられたい。 次に、委員会、各分科会から出された意見でございます。 まず、議案第57号 平成15年度大町市
一般会計歳入歳出決算の認定について、担当、第1分科会、第2分科会、第3分科会。 まず、第1分科会でございます。歳入について、 1.主要な自主財源である税収の確保に、なお一層努力されるとともに、健全な財政運営に努められたい。 歳出についての意見でございます。 1.公共工事等関監視委員会の機能の充実を図るとともに、適法、適正な契約事務に引き続き努められたい。 2.情報公開制度の適正な運用に努められたい。 3.山岳博物館の資料整理の継続と、今後の調査研究のあり方について早期に確立されたい。 4.奨学金制度の充実や特色ある学校づくりなど、児童生徒の健全教育に引き続き努力されたい。 続いて、第2分科会でございます。 1.
環境プラントの維持管理を適正に行うとともに、ダイオキシン測定値は引き続き目標値1ナノグラムを遵守されたい。 2.生ごみをはじめとするごみの減量化について、さらに積極的に取り組まれたい。 3.河川へのごみの防止対策について方法を検討されたい。 続きまして、第3分科会でございます。 1.市のイメージダウンとならないような観光トイレを、総合的見地から検討、計画し設置されたい。 2.水路改良工事の計画的な実施を検討されたい。 3.猿害対策について、有効な施策の調査、研究に努力されたい。 続きまして、議案第58号 平成15年度大町市
在宅介護支援センター事業特別会計歳入歳出決算の認定について、担当は第2分科会でございます。特記事項は特にございません。 続きまして、議案第59号 平成15年度
国民健康保険特別会計歳入歳出決算の認定について、担当は第2分科会でございます。 1.国民健康保険税の収納率の向上に、なお一層の努力をされたい。 2.国民健康保険法第44条の規定による一部負担金の減免及び徴収猶予ついて、具体的な運用基準を定められたい。 次に、議案第60号 平成15年度大町市
老人保健医療特別会計歳入歳出決算の認定について、担当は第2分科会であります。特記事項なし。 続きまして、議案第61号 平成15年度大町市
公共下水道特別会計歳入歳出決算の認定について、担当は第3分科会です。特記事項なし。 議案第62号 平成15年度大町市
農業集落排水事業特別会計歳入歳出決算の認定について、担当は第3分科会です。特記事項なし。 議案第63号 平成15年度大町市
住宅新築資金等貸付特別会計歳入歳出決算の認定について、担当は第1分科会です。特記事項なし。 議案第64号 平成15年度大町
水道事業会計決算の認定について、担当は第3分科会です。特記事項なし。 議案第65号 平成15年度大町市
温泉引湯事業会計決算の認定について、担当は第3分科会です。特記事項なし。 議案第66号 平成15年度大町市
病院事業会計決算の認定について、担当は第2分科会です。 1.医師、看護師の確保について、なお一層の努力をされたい。 2.患者本位の誠実な医療の実践とサービス向上について、さらに積極的な取り組みをされたい。 3.窓口未収金の解消に向けて、より一層の工夫と努力をされたい。 4.MRIなどの特殊医療機器について、開業医へ有効活用をPRするとともに、積極的に病診連携を進められたい。 5.地域連携室の設置や病院機能評価の受審、病棟の再編など、積極的な経営改善策に取り組まれたい。 議案第67号 平成15年度大町市
指定訪問看護事業会計決算の認定について、担当は第2分科会です。特記事項なし。 以上、報告を終わります。
○議長(諏訪光昭君) 決算審査特別委員長の報告は終わりました。ただ今の委員長報告について、各分科会の委員長から補足する事項等がありましたら、報告をお願いいたします。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ありませんので、次に進めます。 議案第57号 平成15年度大町市
一般会計歳入歳出決算について、ご質疑を受けることといたします。 最初に、第1分科会所管関係について、ご質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 次に、第2分科会所管関係について、ご質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 次に、第3分科会所管関係について、ご質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 お諮りいたします。この辺で質疑を打ち切ることにご異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ご異議なしと認めます。よって、質疑は終結いたしました。 討論はありませんか。八木聡議員、反対ですか賛成ですか。
◆8番(八木聡君) 反対です。
○議長(諏訪光昭君) 八木聡議員。
◆8番(八木聡君) 議案第57号 平成15年度大町市
一般会計歳入歳出決算の認定について、反対の立場から討論を行わせていただきます。 まず、しらかば保育園の全面改築事業についてですが、問題や経緯はもうご存じのとおりだと思います。中でも2点指摘したいと思います。まずは設計料の問題でございます。実質使われなかった設計に対し、約450万円の支出をしたことはむだであったと思います。そして、2番目に工事総額についてです。プロポーザル協議で募集した金額に比べ、約5,000万ほど高く最終的にできました。これについても、この支出、手法については、私は問題があると思います。 2点目に、大町市病院給食民営化についての問題です。これは議会に説明もなく変更し、約1,500万円程度の経費が増しました。これにより、おいしくなったり経費が安くなるなら、まだ検討の余地はございますが、実際、経費は高くなり、そして私の耳には、以前の方がおいしかったという声をよく聞きます。私のこの民営化の支出はむだであると思います。そして、この民営化から、また直営に戻すべきだと思います。 私はこの2点において、予算について認定できないので、反対の立場で討論を行わせてもらいます。
○議長(諏訪光昭君) ほかに討論はありませんか。飯嶌議員、賛成ですか。
◆13番(飯嶌楯雄君) 賛成です。
○議長(諏訪光昭君) はい、どうぞ、飯嶌楯雄議員。
◆13番(飯嶌楯雄君) 議案第57号 平成15年度
一般会計歳入歳出決算について、私は認定する立場から討論をさせていただきます。 まず、15年度を振り返りますと、議会では定例議会4回、そして臨時会が5月、8月、11月と3回にわたって、それぞれ審議を開催しておるわけでございまして、その間には、それぞれ常任委員会の中でさらに十二分なる審議をし、それぞれ可決、承認をしながら実行に移されたことは、それぞれの議員の皆さんも熟知していることと思います。 さて、平成15年度の一般会計決算は、先ほどの委員長報告にもありましたように、景気の落ち込みにより、税収が前年度に比較して2億9,200万円余、率について6.2%の減、44億4,600万円余で、ちょうど昭和60年の税収程度となっており、平成15年度は大変厳しい財政状況下での財政運営であったかと考えております。 私は決算審査の判断として、社会環境、社会状況の変化、さらに多様化する市民要望に対して、限られた予算の中で、いかに効果的で、また的確に予算執行がなされたかを知るには、伺えることが重要と考えております。 市長は常々、入るを図って出ずるを制すという言葉を、財政運営の基本理念として予算編成や執行にあたっておられることは、しばしばお聞きをしているところでございます。平成15年度は、経常的な経費を切り崩し、切り詰めし、予算規模を大幅に抑えるなど、財政の健全化に努められ、限られた財源を十分配分することで、雇用対策として、企業の雇用を促進するため緊急雇用促進奨励金を交付し、企業では67件の雇用実績につながっております。また、市が直接雇用する緊急雇用対策事業にも取り組まれており、当地域の雇用情勢を的確に判断されたので、適切であったと考えております。また中小企業の支援として、制度資金融資緊急処置利子助成など、金融融資制度の充実を図り、支援もされております。 ハード事業といたしましては、文化会館のグレードアップ事業や、いわゆるこの保育園の関係につきましては、事前の前倒しの予算をとる中で、いろいろと手続上では、いろいろの問題がございましたが、保育所の建設、また下水道整備事業の推進などを実施し、ソフト面では、笑顔と元気あふれるまちづくり事業として、まず4歳から就学前の7歳までを対象に引き上げた児童の医療費の軽減事業、また障害者デイサービス事業、米減反対策として、ソバ作業受託集積事業、第一中学校の改築実施計画や、3市村の合併協議などに取り組まれたところでございます。 財政の厳しい中で、十分ではないとしても、生活基盤の整備や、市民要望の強い事業や、将来につながる事業の展開に努められたことを評価するものであります。市の財政状況は、財政力指数や起債制限比率などを見ても、県下でも17市で比較して平均的な数値で推移しており、財政指標にも目を配りながら、財政運営にあたっておられることがわかります。 基金につきましては、
財政調整基金を積み増すなど、基金全体で約1億8,000万円余増の46億6,000万円余となるなど、三位一体改革など、今後予想される厳しい財政状況下で、市民サービスや社会基盤づくりを計画的に推進する財源を確保されたことも、評価するものでございます。 さて、国の三位一体改革による地方負担の増大や、市町村合併など、今年度も地方公共団体にとりましては厳しく、また合併は大きな岐路となる重要な年でもあります。市長をはじめとして職員一丸となって、気迫と根性を持って、市民とともに大町市の前進と施策を推進されることを期待をし、15年度の
一般会計歳入歳出決算の賛成討論とさせていただきます。 ご賛同をお願いいたします。
○議長(諏訪光昭君) ほかに討論はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 以上で討論は終了いたしました。 これより採決を行います。 議案第57号を、決算審査特別委員長報告どおり、原案を認定することにご賛成の方の起立を求めます。 〔多数起立〕 起立多数であります。よって、議案第57号 平成15年度大町市
一般会計歳入歳出決算の認定については、決算審査特別委員長報告どおり認定されました。 次に、議案第58号 平成15年度大町市
在宅介護支援センター事業特別会計歳入歳出決算について、ご質疑を受けることといたします。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 質疑がありませんので、これをもって質疑を終結いたします。 討論はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 討論なしと認めます。 これより採決を行います。 議案第58号を決算審査特別委員長報告どおり、原案を認定することにご賛成の方の起立を求めます。 〔全員起立〕 起立全員であります。よって、議案第58号 平成15年度大町市
在宅介護支援センター事業特別会計歳入歳出決算の認定については、決算審査特別委員長報告どおり認定されました。 次に、議案第59号 平成15年度大町市
国民健康保険特別会計歳入歳出決算について、ご質疑を受けることといたします。本案について、ご質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 質疑がありませんので、これをもって質疑を終結いたします。 討論はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 討論なしと認めます。 これより採決を行います。 議案第59号を決算審査特別委員長報告どおり、原案を認定することにご賛成の方の起立を求めます。 〔全員起立〕 起立全員であります。よって、議案第59号 平成15年度大町市
国民健康保険特別会計歳入歳出決算の認定については、決算審査特別委員長報告どおり認定されました。 次に、議案第60号 平成15年度大町市
老人保健医療特別会計歳入歳出決算について、ご質疑を受けることといたします。本案について、ご質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 質疑がありませんので、これをもって質疑を終結いたします。 討論はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 討論なしと認めます。 これより採決を行います。 議案第60号を決算審査特別委員長報告どおり、原案を認定することにご賛成の方の起立を求めます。 〔全員起立〕 起立全員であります。よって、議案第60号 平成15年度大町市
老人保健医療特別会計歳入歳出決算の認定については、決算審査特別委員長報告どおり認定されました。 次に、議案第61号 平成15年度大町市
公共下水道特別会計歳入歳出決算についての、ご質疑を受けることといたします。本案について、ご質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 質疑がありませんので、これをもって質疑を終結いたします。 討論はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 討論なしと認めます。 これより採決を行います。 議案第61号を決算審査特別委員長報告どおり、原案を認定することにご賛成の方の起立を求めます。 〔全員起立〕 起立全員であります。よって、議案第61号 平成15年度大町市
公共下水道特別会計歳入歳出決算の認定については、決算審査特別委員長報告どおり認定されました。 次に、議案第62号 平成15年度大町市
農業集落排水事業特別会計歳入歳出決算について、ご質疑を受けることといたします。本案についてご質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 質疑がありませんので、これをもって質疑を終結いたします。 討論はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 討論なしと認めます。 これより採決を行います。 議案第62号を決算審査特別委員長報告どおり、原案を認定することにご賛成の方の起立を求めます。 〔全員起立〕 起立全員であります。よって、議案第62号 平成15年度大町市
農業集落排水事業特別会計歳入歳出決算の認定については、決算審査特別委員長報告どおり認定されました。 次に、議案第63号 平成15年度大町市
住宅新築資金等貸付特別会計歳入歳出決算について、ご質疑を受けることといたします。本案についてご質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 質疑がありませんので、これをもって質疑を終結いたします。 討論はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 討論なしと認めます。 これより採決を行います。 議案第63号を決算審査特別委員長報告どおり、原案を認定することにご賛成の方の起立を求めます。 〔全員起立〕 起立全員であります。よって、議案第63号 平成15年度大町市
住宅新築資金等貸付特別会計歳入歳出決算の認定については、決算審査特別委員長報告どおり認定されました。 次に、議案第64号 平成15年度大町市
水道事業会計決算について、ご質疑を受けることといたします。本案についてご質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 質疑がありませんので、これをもって質疑を終結いたします。 討論はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 討論なしと認めます。 これより採決を行います。 議案第64号を決算審査特別委員長報告どおり、原案を認定することにご賛成の方の起立を求めます。 〔全員起立〕 起立全員であります。よって、議案第64号 平成15年度大町市
水道事業会計決算の認定については、決算審査特別委員長報告どおり認定されました。 次に、議案第65号 平成15年度大町市
温泉引湯事業会計決算について、ご質疑を受けることといたします。本案についてご質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 質疑がありませんので、これをもって質疑を終結いたします。 討論はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 討論なしと認めます。 これより採決を行います。 議案第65号を決算審査特別委員長報告どおり、原案を認定することにご賛成の方の起立を求めます。 〔全員起立〕 起立全員であります。よって、議案第65号 平成15年度大町市
温泉引湯事業会計決算の認定については、決算審査特別委員長報告どおり認定されました。 次に、議案第66号 平成15年度大町市
病院事業会計決算について、ご質疑を受けることといたします。本案についてご質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 質疑がありまぜんので、これをもって質疑を終結いたします。 討論はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 討論なしと認めます。 これより採決を行います。 議案第66号を決算審査特別委員長報告どおり、原案を認定することにご賛成の方の起立を求めます。 〔多数起立〕 起立多数であります。よって、議案第66号 平成15年度大町市
病院事業会計決算の認定については、決算審査特別委員長報告どおり認定されました。 次に、議案第67号 平成15年度大町市指定訪問看護事業決算について、ご質疑を受けることといたします。本案についてご質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 質疑ありませんので、これをもって質疑を終結いたします。 討論はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 討論なしと認めます。 これより採決を行います。 議案第67号を決算審査特別委員長報告どおり、原案を認定することにご賛成の方の起立を求めます。 〔全員起立〕 起立全員であります。よって、議案第67号 平成15年度大町市
指定訪問看護事業会計決算の認定については、決算審査特別委員長報告どおり認定されました。
△日程第5
常任委員会委員長及び
特別委員会委員長請願・
陳情審査報告、質疑、討論、採決
○議長(諏訪光昭君) 日程第5
常任委員会委員長及び特別委員会委員長、請願・
陳情審査報告、質疑、討論、採決を行います。 初めに、総務文教委員会付託の陳情第46号、請願第50号、陳情第51号、陳情第52号、陳情第53号について、総務文教委員長の報告を求めます。総務文教委員長。 〔総務文教委員長(川上守孝君)登壇〕
◆総務文教委員長(川上守孝君) それでは、当委員会に付託されました請願・陳情につきまして、順次報告をいたします。 陳情第46号は、中信地区私学助成推進協議会より提出されました、私立高校に対する大幅公費助成を求める内容の陳情であり、慎重審査の結果、全会一致で採択し一部市長に送付することに決定いたしました。 なお、本陳情にかかわる意見書を後ほど提案いたしますので、よろしくご賛同いただきますようお願いいたします。 請願第50号は、大町市内郵便局年金友の会から提出されました、日本郵政公社の現行経営形態の堅持に関する意見書の採択を求める内容の請願であります。 まず委員から、民営化により郵便局の統廃合や、今までのような均質、公平なサービスが受けられなくなる可能性があり、基本的には賛成である。都会においては民営化が必要であるかもしれないが、地方において民営化はサービスの低下を招き、よくないのではないかなどの意見が出されました。 当委員会は願意は妥当と認め、全会一致で採択することに決定いたしました。 なお、本請願にかかわる意見書を後ほど提案いたしますので、よろしくご賛同いただきますよう、お願いいたします。 続いて、陳情第51号、陳情第52号及び陳情第53号は、いずれも大北地区労働組合会議議長から提出されました陳情であります。 まず、陳情第51号は米軍墜落事故に抗議するとともに、普天間基地の早期返還、日米地位協定の抜本改正を求める意見書の採択を求める陳情であります。 当委員会では願意は妥当と認め、全会一致で採択し、意見書を提出することにいたしました。 後ほどこの件に関しまして、意見書を提出いたしますので、よろしくご賛同いただきますよう、お願いをいたします。 陳情第52号は自衛隊のイラク多国籍軍からの離脱を求める意見書の採択を求める陳情であります。 委員から、イラク戦争については、アメリカも大儀がなかったことを認めてきており、フランスをはじめ多国籍軍に参加していない国もある。国連中心の枠組みの中で行うべきである。イラク戦争の根底が崩れており、陳情の主張が証明されている。きちんとした態度を表明すべきである等の意見が出されました。 一方、自衛隊はイラクへ戦争に行っているわけではない。現実的に自衛隊がイラクにおいて支援活動をしており、政府の見解も従来の見解と変わるものではないとしている。国民のために活動しているものであり、陳情には賛成できないとの意見が出されました。 以上、当委員会では採決の結果、賛成多数で不採択とすることに決しました。 陳情第53号は美浜原発の配管破断事故に関する意見書の採択を求める陳情であります。 委員から、今回の事故は原発の老朽化も原因の一部であり、全国の他の施設においても同様の危険性がある。点検を徹底的にやってもらいたい。国民の安全を確保するためにも採択をとの意見が出されましたが、願意は理解できるが、現状の日本において、原子力発電は必要不可欠であり、意見書の内容については検討が必要であるとの意見も出されました。 当委員会は採決の結果、全会一致で願意を認め採択し、意見書を提出することに決定いたしました。 後ほど意見書を提出いたしますので、よろしくご賛同をいただきますよう、お願いをいたします。 以上で報告を終わります。
○議長(諏訪光昭君) 次に、社会厚生委員会付託の請願第44号、陳情第54号について、社会厚生委員長の報告を求めます。社会厚生委員長。 〔社会厚生委員長(遠藤徹雄君)登壇〕
◆社会厚生委員長(遠藤徹雄君) 当社会厚生委員会に付託されました請願・陳情について、審査概要と結果を報告いたします。 まず、大町市大字平2657番の181番地、佐藤佐喜子ほか1名から提出されました請願第44号 大町市の介護慰労金の支給存続についての請願の審査では、最初に行政側から、介護慰労金の現状について説明がありました。 その内容は、大町市では要介護3以上の方を在宅6カ月以上介護された方に、年額10万円の介護慰労金を支給している。長野県では平成13年度まで年額3万円の慰労金が支給されていたが、平成14年度には半額の1万5,000円に減額され、平成15年度からは廃止されている。 3市村の合併協議の中では、八坂村でも美麻村でも大町市と対象者は同様で、年額5万円を支給しており、合併時には存続する方向で決定しているが、合併後に方向性を再検討することになっている。 大町市としての考え方は、介護している方のご苦労に報いるためにも、慰労金は必要であると考えている。見直しするにあたっては、一定額を減額する方法、あるいは代替サービスを確保しないと廃止することは難しいものと考えているとの見解が示されました。 審査においては、委員から、介護慰労金を支給している対象者と、費用について質疑が出され、行政側からは、平成14年度実績では180人で1,800万円、平成15年は168人で1,680万円を支出しており、予算については、例年200名程度の計上しているとの答弁がありました。 当委員会では、本請願の介護慰労金の支給存続について、特に異論はなく、採決の結果、全会一致で願意を認め、採択し市長に送付することに決しました。 次に、大新田町自治会長ほか2名より提出されました陳情第54号 ホクト(株)大町きのこセンター公害に対する改善陳情についての審査では、委員から、工場から発生している臭気について、従業員の認識と臭気の発生源として考えられる箇所について質疑が出されました。 このことについて、行政側からは、従業員から臭気のことについて直接聞いたことはないが、実際、現地へ行ってみると、においは確実にあるという認識で会社に対応をお願いしている。臭気の発生源については、臭気は施設全体のいろいろな排出口から出ているものと思われる。一番多く出ている箇所は、培地を蒸す工程の蒸気殺菌釜のダクトと、培地を冷やす工程の放冷室のダクトであると思われる。この2カ所からの臭気が大きいと思われるので、何らかの対策ができないものか、現在、会社側に対し依頼をしているところであるとの答弁がありました。 委員からは、本陳情について願意を認め、採択すべきとの意見が出されました。 以上、審査概要について申しあげましたが、当委員会では慎重審査の結果、全会一致で願意を認め、採択し市長に送付することに決しました。 以上で報告を終わります。
○議長(諏訪光昭君) 次に、産業建設委員会付託の陳情第45号、陳情第47号、陳情第48号、陳情第49号について、産業建設委員長の報告を求めます。産業建設委員長。 〔産業建設委員長(荒澤 靖君)登壇〕
◆産業建設委員長(荒澤靖君) 当委員会に付託されました陳情につきまして、順次ご報告いたします。 陳情第45号は、山崎自治会長から提出されました生活関連道路の整備等を求める陳情であります。 慎重審査の結果、願意は妥当と認め、全会一致で採択、市長に送付と決定いたしました。 陳情第49号は、大町東小学校PTA会長から提出されました通学路の安全確保、整備等を求める陳情であります。 委員から、項番5、大町幼稚園東側の踏切の改良について、以前そこで事故があったので、踏切を閉鎖する話が出た。地元からぜひ残してほしいと強い要望があったため、閉鎖されずに残されたが、遮断機を設置しろということになれば、踏切は閉鎖されるかも知れない。行政は今までの経緯を提出者に十分説明するようにとの意見が出されました。 慎重審査の結果、願意は妥当と認め、全会一致で採択、市長に送付と決定いたしました。 陳情第47号は、中信農民センター代表から提出されました、いまだに放出され続けている政府米の売却を中止し、備蓄計画に見合う米の買い入れを直ちに実施するよう、政府及び関係機関に意見書の提出を求める陳情です。 委員から、100万トンの備蓄計画の中で、今は60万トンしかない。国がこれから40万トンを買い入れると言っているなら、陳情の趣旨は国の方針と違っていないように思えるとの意見が出されました。 行政側からは、備蓄計画に足りない分の米は、政府はすぐに買い入れようとしている。しかし、40万トンの枠しかないので、政府にそれ以上の米を買って、米の需給と価格の安定を要求しても、米政策改革大綱に基づく水田農業ビジョンの方針とは矛盾していると考えるとの説明がありました。 他の委員からも、昔の食糧管理法のようにしろという要求で、市が取り組んでいる米政策とも違っているとの意見が出されました。 慎重審査の結果、全会一致で不採択と決定いたしました。 陳情第48号も同様に、中信農民センター代表から提出されました、BSE感染牛の発見により、輸入を禁止しているアメリカ産の牛を、日本と同水準の全頭検査体制や特定部位の除去等の実施がない限り、輸入禁止を継続するよう政府及び関係機関に意見書の提出を求める陳情です。 委員から、生後20カ月以下の感染牛を発見するのは、現在の検査方法では難しく、政府は20カ月以下の牛を検査対象外とする方向で見直しを検討していると報道されている。まだ結論が出ていないので流動的だとの意見が出されました。 慎重審査の結果、賛成多数で継続審査とすることに決定いたしました。 以上で報告を終わります。
○議長(諏訪光昭君) 次に、市町村合併対策特別委員会付託の、継続審査中の陳情第14号について、市町村合併対策特別委員長の報告を求めます。市町村合併対策特別委員長。 〔市町村合併対策特別委員長(浅見昌敏君)登壇〕
◆市町村合併対策特別委員長(浅見昌敏君) 継続審査中の陳情第14号について、審査の結果を報告いたします。 陳情第14号は、新市民が誇りに思える市名選択ができるようにするための陳情であります。提出者は大町市大字大町5405の3、仁科秀康氏ほか1名であります。 当委員会は慎重審査の上、採決の結果、多数をもって不採択と決しました。 以上報告を終わります。
○議長(諏訪光昭君) 以上で、各常任委員長及び特別委員長の報告が終わりました。 これより質疑を行います。 まず総務文教委員長に対し、ご質疑はありませんか。大厩富義議員。
◆7番(大厩富義君) 総務文教委員長の方へ、自衛隊のイラク多国籍軍からの離脱を求める意見書ついて、二つについて質問をさせていただきます。多国籍軍は武力行使を念頭に置いた軍隊であるということでありますけれども、この文章の中でも書いてありますが、憲法が禁止している集団的自衛権の行使にあたらないのか、この辺の議論がどの程度あったのか、ちょっとお願いしたいと思います。 二つ目です。多国籍軍参加についてですが、統一された指揮下にあるという見解を出しているわけですけれども、自衛隊の方は、我が国の指揮に従うということにしております。多国籍軍と政府との説明には矛盾があるというふうに思いますけれども、その辺の議論はどのようにされたのか、二つの点についてお伺いします。