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12月09日-04号

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  1. 中野市議会 2020-12-09
    12月09日-04号


    取得元: 中野市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-08-12
    令和 2年 12月 定例会          令和2年12月9日(水) 午前10時開議---------------------------------------◯議事日程(第4号) 1 議案第21号 中野市特別職の職員の給与に関する条例の一部を改正する条例案 2 議案第22号 令和2年度中野市一般会計補正予算(第11号) 3 請願第3号 「敵基地攻撃能力」の保有に反対し平和外交の推進を要請する請願 4 議案等質疑 5 議案等付託 6 市政一般質問---------------------------------------◯本日の会議に付した事件………議事日程に同じ---------------------------------------◯出席議員次のとおり(19名)      1番  松樹純子君      2番  宮島包義君      3番  中村秀人君      4番  中村明文君      5番  塚田一夫君      6番  宇塚千晶君      7番  青木正道君      8番  保科政次君      9番  芦澤孝幸君     10番  小林忠一君     11番  松野繁男君     12番  永沢清生君     13番  清水正男君     14番  阿部光則君     15番  原澤年秋君     16番  高野良之君     17番  芋川吉孝君     18番  町田博文君     20番  高木尚史---------------------------------------◯職務のため議場に出席した議会事務局職員職氏名次のとおり  議会事務局長  柴本 豊  〃 次長    田中 勇  書記      田中和幸  〃       池田 亮---------------------------------------◯説明のため議場に出席した者の職氏名次のとおり  市長                  湯本隆英君  副市長                 横田清一君  教育長                 堀内敏明君  総務部長                酒井 久君  健康福祉部長福祉事務所長       吉村恵利子君  子ども部長               小林由美君  くらしと文化部長            竹前辰彦君  経済部長                宮本浩明君  建設水道部長              上野慎一君  消防部長                三井浩一君  会計管理者               小嶋昭一君  教育次長                小橋善行君  庶務課長                中山貴弘君  危機管理課長              柴本賢司君  政策情報課長              柴本清天君  財政課長                栗林淳一君  健康づくり課長             小林 浩君  子育て課長子ども相談室長       神田幸一君  環境課長                秋元正幸君  農政課長                頓所 勲君  営業推進課長              丸山賢司君  道路河川課長              土屋龍昭君  学校教育課長              宮嶋香代子君  学校給食センター所長          町田義文君  中央公民館長              石川雅之君  庶務課長補佐              有賀裕介君--------------------------------------- (開議)(午前10時00分) (開議に先立ち議会事務局長柴本豊君本日の出席議員数及び説明のため議場に出席した者を報告する。) ○議長(町田博文君) ただいま報告のとおり、出席議員数が定足数に達しておりますから、議会は成立いたしました。 これより本日の会議を開きます。 本日の議事日程は、お手元に配布いたしてあります議事日程第4号のとおりでありますから、ご了承願います。--------------------------------------- △1 議案第21号 中野市特別職の職員の給与に関する条例の一部を改正する条例案 ○議長(町田博文君) 日程1 議案第21号 中野市特別職の職員の給与に関する条例の一部を改正する条例案を議題といたします。 提案者の説明を求めます。 市長。     (市長 湯本隆英君登壇) ◎市長(湯本隆英君) 議案第21号 中野市特別職の職員の給与に関する条例の一部を改正する条例案。 公約に掲げた市長の給料月額及び期末手当の30%減額を行うため、所要の改正を行うものであります。よろしくご審議のほどお願いいたします。--------------------------------------- △2 議案第22号 令和2年度中野市一般会計補正予算(第11号) ○議長(町田博文君) 日程2 議案第22号 令和2年度中野市一般会計補正予算(第11号)を議題といたします。 提案者の説明を求めます。 市長。     (市長 湯本隆英君登壇) ◎市長(湯本隆英君) 議案第22号 令和2年度中野市一般会計補正予算(第11号)について。 補正総額17万6,000円を追加し、補正後の予算総額は275億3,325万6,000円となります。 それでは、補正の内容について申し上げます。 まず、歳入でありますが、18款繰入金は、財政調整基金繰入金1,789万2,000円の増額。 20款諸収入は、今月からの学校給食費の3割軽減により1,771万6,000円の減額であります。 次に、歳出の内容について申し上げます。 2款総務費は、私の給料の3割削減により72万4,000円の減額。 3款民生費は、結婚新生活支援事業補助金の新設により90万円の増額。 10款教育費は、学校給食費の軽減による財源組替えであります。 よろしくご審議のほどお願いいたします。--------------------------------------- △3 請願第3号 「敵基地攻撃能力」の保有に反対し平和外交の推進を要請する請願 ○議長(町田博文君) 日程3 請願第3号 「敵基地攻撃能力」の保有に反対し平和外交の推進を要請する請願を議題といたします。 紹介議員において補足説明がありましたら願います。 1番 松樹純子議員。     (1番 松樹純子君登壇) ◆1番(松樹純子君) 1番 松樹純子です。 「敵基地攻撃能力」の保有に反対し平和外交の推進を要請する請願について説明させていただきます。 敵基地攻撃能力の保有は、ミサイル防衛システムイージス・アショアの配備断念後、急浮上してきました。イージス・アショアは、日本上空に飛来したミサイルを迎撃するシステムですが、これでは敵のミサイルを阻止できない、やられる前にやってしまえと議論がエスカレートする中、配備予定地住民の断固たる反対があり、最後は、技術的問題があるとして配備が断念されました。 これに代わって、相手国が撃つ前に攻撃できる態勢を整えるのが敵基地攻撃能力です。要するに、これは先制攻撃をするためのもので、日本政府、つまり歴代自民党政権が防衛政策の基本にしてきた専守防衛を覆すものです。 「憲法」第9条で恒久平和を標榜する日本が自ら戦争への道を開くようなことになりかねない敵基地攻撃能力の保有はしてはなりません。 安保関連法案の国会審議の中で、敵基地攻撃能力について、安倍政権が続く限り持つことは考えていないと明言していた安倍前首相が、退任間際に、今年度末までにあるべき方向を示すとして菅新政権に政策の策定実行を要求しました。 しかし、今、世界はコロナとの闘いの渦中にあります。敵基地攻撃能力の保有にかかる莫大な費用は、国民の命と生活を守るコロナ対策にこそ使われるべきではないでしょうか。 また、敵基地攻撃能力を保有することで近隣諸国との間に緊張関係を高めてしまうのではなく、歴史認識や様々な食い違いはあっても、どの国の国民も、戦争は絶対に嫌だ、平和のうちに暮らしたいとの思いを持っていることに依拠して、話合いによる平和外交を粘り強く推進するよう政府関係機関及び衆参両議院に求めるべく、意見書の提出をお願いするものです。 議員各位には、趣旨をご理解いただきましてご賛同くださいますようにお願いします。--------------------------------------- △4 議案等質疑 ○議長(町田博文君) 日程4 これより議案等質疑を行います。 議案質疑は、会議規則第55条の規定を遵守して質疑の範囲内で行ってください。 議案第21号 中野市特別職の職員の給与に関する条例の一部を改正する条例案について願います。     (発言する人なし) ○議長(町田博文君) ありませんければ、議案第22号 令和2年度中野市一般会計補正予算(第11号)について願います。 20番 高木尚史議員。 ◆20番(高木尚史君) 歳出のうちの民生費ですが、めぐりあいセッティング事業費の結婚新生活支援事業補助金が、改めて一般財源を基として創設されております。 恐らく、これは国の少子化対策の事業として県が交付要綱を策定していますけれども、一般財源を充当するということは市の単独事業だというふうに理解をいたします。といたしますと、この事業を進めるに当たって中野市の交付要綱を恐らく定められているというふうに思いますけれども、この交付要綱についてどのようになっているのか。併せて、90万円の根拠についてお伺いをいたします。 ○議長(町田博文君) 子ども部長。 ◎子ども部長小林由美君) それではお答え申し上げます。 議員おっしゃるとおり、この事業については、今のところ一般財源ということで実施をしていく予定でございます。交付要綱につきましては、現在、例規審査会等をやりまして準備を進めている段階でありますので、速やかに公布してまいります。 90万円の根拠でございますが、1世帯当たり30万円というふうに昨日のご答弁で申し上げましたけれども、対象につきましては、昨年度の婚姻届を出された方のうち、今回の基準に該当されるであろう世帯の見込みを出しまして、11月23日からという制度を鑑み3件としたものであり、3件の30万円で90万円というふうに考えております。 以上であります。 ○議長(町田博文君) 20番 高木尚史議員。 ◆20番(高木尚史君) 県の事業ですと2分の1補助があるわけですので、その2分の1も含めて市の単独財源ということで90万円になるわけですけれども、その一つは、交付要綱まだこれからということでありますけれども、もう既に11月23日の時点からということになりますと、そのことについてはやっぱり骨格がきちんと決まっていないとならないというふうに思うわけです。 その一つは、国の方針にもありますけれども、対象年齢と所得の確認など含めて、そのことがきちんとされていないと、スタート時点が11月23日からということですから、その年度のそれ以前の方は対象にならないというふうになるわけですけれども、そういった不公平感の是正なども含めて、どういうふうに対応していくのかというのが問題になるというふうに思いますが、そのことについてはどのように対応されていくお考えですか。 ○議長(町田博文君) 子ども部長
    子ども部長小林由美君) 11月23日からということで、あくまでも新市長の就任日からというふうに考えておりますので、ご理解をお願いいたします。 ○議長(町田博文君) 20番 高木尚史議員。 ◆20番(高木尚史君) もう一つ、答弁漏れだと思うんですが、交付要綱の中身、もう少し具体的に、私がちょっと申し上げましたけれども、国の方針どおりそのまま、あるいは県の交付要綱のそのままでいくのか、中野市として独自に、市長のせっかくの提案ですけれども、市長の言う横出しあるいは上乗せがあって、30万円にこだわらずにもうちょっと対応を深くやっていこうという、そういう考えも含めて市の交付要綱というものを策定しているのか、そのことについて改めてお伺いをいたします。 ○議長(町田博文君) 子ども部長。 ◎子ども部長小林由美君) 本市の交付要綱でありますが、市長の公約として素早く実現したいということも考えまして、様々な対応例が既に示されている国の補助内容を生かしたものであります。今のところ国の補助基準と同じということで、来年度以降の特定財源の確保を速やかに図りたいということでありますので、国の補助基準を生かしてまいりたいというふうに考えております。 ○議長(町田博文君) ほかにありませんか。     (発言する人なし) ○議長(町田博文君) ありませんければ、請願第3号 「敵基地攻撃能力」の保有に反対し平和外交の推進を要請する請願について願います。     (発言する人なし) ○議長(町田博文君) ありませんければ、以上をもって議案等質疑を終結いたします。--------------------------------------- △5 議案等付託          議案等付託表 議案第21号 中野市特別職の職員の給与に関する条例の一部を改正する条例案 議案第22号 令和2年度中野市一般会計補正予算(第11号)          歳入全般          歳出のうち  総務費、教育費 請願第3号 「敵地攻撃能力」の保有に反対し平和外交の推進を要請する請願                             以上 総務文教委員会 議案第22号 令和2年度中野市一般会計予算補正予算(第11号)          歳出のうち  民生費                             以上 民生環境委員会 ○議長(町田博文君) 日程5 議案等付託を行います。 議案第21号、議案第22号並びに請願第3号の以上議案2件、請願1件について、お手元に配布いたしてあります議案等付託表のとおり、各常任委員会へ付託いたします。 各常任委員会におかれましては、議案等の審査を願い、12月11日までに議長の手元まで報告願います。--------------------------------------- △6 市政一般質問 ○議長(町田博文君) 日程6 これより昨日に引き続き市政一般質問を行います。--------------------------------------- △発言の訂正 ○議長(町田博文君) この際、くらしと文化部長から発言の申出がありますから、これを許します。 くらしと文化部長。 ◎くらしと文化部長(竹前辰彦君) 昨日の阿部議員の市政一般質問における市民会館リノベーションについての答弁におきまして、市民会館リノベーションの実施について、基本設計がまとまり実施設計を進めていると申し上げるところを実施設計に着手していくと申し上げてしまいました。訂正をお願いいたします。 ○議長(町田博文君) 以上のとおりでありますから、ご了承願います。--------------------------------------- ○議長(町田博文君) ここで暫時休憩いたします。 (休憩)(午前10時14分)--------------------------------------- (再開)(午前10時15分) ○議長(町田博文君) 休憩前に引き続き会議を開きます。--------------------------------------- ○議長(町田博文君) 順位9番 市長の政治姿勢について、新型コロナウイルス感染症対策について、中野市在住の外国人について、1番 松樹純子議員。     (1番 松樹純子君登壇) ◆1番(松樹純子君) 1番 松樹純子です。 通告に従いまして質問させていただきます。 まず、大項目1、新市長の政治姿勢についてお尋ねします。 市長は、選挙戦中から市民に歓迎される具体的な公約をしていらっしゃいましたが、先ほどの追加議案の上程は、早速、これに着手されたものと敬意を表します。今後とも、市長が標榜されている「わかりやすく・すばやく・ていねいな市政」運営をご期待申し上げます。 それでは、具体的な公約についてお尋ねします。 本日上程された議案に関わるものもございますし、昨日、一昨日、同僚議員から質問のあった内容も含み、重ねてになって恐縮ではございますが、分かりやすく市長のお考えをご説明いただきますようお願いします。 まず、市長給与の30%カットです。 どのような目的で、いつから行うのですか。また、カットした財源はどうするのですか。 次に、小中学校の給食費の軽減についてです。 どういった趣旨で、いつから、どれくらい、どのように行いますか。 続いて、新婚家庭への家賃補助等です。 これについては具体的にどのように行うのかお答えください。 次に、移住定住対策についてです。 市長は、テレワークや移住においては中野市には大きなチャンスがあるとおっしゃっています。移住定住策として力を入れたいことはどのようなことですか。 新聞報道によれば、市長は市民との対話を重視するということですが、そのためにはどのような取組をされるのでしょうか、お答えください。 続きまして、基本的なことではございますが、市政運営の肝になることと思いますので、確認させていただきます。 まず、二元代表制についてです。 中野市議会二元代表制について話題になりましたことは記憶に新しいところです。市長は、この二元代表制をどう捉え、今後どう対応するのかお尋ねします。 また、コンプライアンス及び人権擁護について市長の基本的な考え方をお示しください。 大項目2、新型コロナウイルス感染症対策についてお尋ねします。 昨夕、テレビの報道番組で、中野市と山ノ内町に対策集中期間が設定されたことを受けて、中野市民へのインタビューが放映されていました。もっと強制力のある条例とかそういうのをどんどんつくっていくべきとか、どこまでコロナ対策の対応が進んでいるのかという実態を知りたいというその声は、市民の不安を如実に物語っていると思いました。新型コロナ感染症対策がこれからもますます重要だということは異論の余地のないことではないでしょうか。 それではまず、これまでに実施された対応策についてお伺いします。 9月に市民に交付された1人3,000円の中野市地域支え合い商品券ですが、その利用実績はいかがでしょうか。また、この施策の経済効果についてはどう見ているかお答えください。 9月末から実施された中野市事業継続給付金の給付実績と、これに対する反響等をお答えください。 次に、地域の医療体制についてです。 新型コロナ感染拡大の第3波が深刻です。先ほども少し申し上げましたが、長野県は、北信地域の感染警戒レベル4を維持しつつ、このところ陽性者の確認が集中している中野市と山ノ内町については、12月7日から20日までの2週間を対策集中期間として、さらなる感染対策の強化を図るとしているところです。 全国を見ると、感染者の多い北海道や東京、大阪といった都市部では既に医療体制の逼迫が深刻です。重症病床を含むコロナ患者用病床の使用率が高まっており、治療や看護に当たるスタッフ、とりわけ看護師の不足は深刻な問題となっています。北海道旭川市は、最後の手段として自衛隊に看護師の派遣を要請し、派遣が決まったというニュースもあります。 こういう状況の中では、コロナ感染者以外の患者さんの治療にも支障が出ている病院もあるということです。12月6日の報道では、12月2日現在、長野県内のコロナ感染者用病床の使用率は28%、重症病床使用率はゼロ%ということでした。しかし、その後、急速に感染拡大しています。 そこでお尋ねします。 中野市内の医療機関の現状はどうなっているのでしょうか。市内の感染症指定病院は予防、治療について優れた設備があり、陣容も態勢も整っていると聞いてはいますが、どのような状況なんでしょうか。他の医療機関の状況も含めて把握しているのかどうか、可能な限りお話しいただきたいと思います。 医療機関は、コロナ感染症を受け入れる病院はもちろん、そうでない医療機関でも、コロナ対応物理的負担が増大するとともに、関係者は大変なストレスを抱えていると聞いています。感染拡大がいつ収まるかが見通せない中、今後に備えて医療機関への支援を考えておかなければならないと思います。どのようにお考えでしょうか、お答えください。 教育現場への対応です。 長野県教職員組合が8月末から9月初めに行った勤務実態調査の結果によりますと、コロナ感染症対策の業務、例えば清掃や消毒といったことに相当時間を取られ、これが平均で80時間に近い超過勤務の一因にもなっているとされています。教職員の負担軽減のために何か支援をしてはいかがでしょうか、お答えください。 大項目の3、中野市在住の外国人についてです。 現在、中野市在住の外国人の人数、国籍、就業等の実態はどうなっていますか。外国人が困っていることをどのように掌握していますか。さらに、それに対する支援の体制はどうなっていますか。 以上をお尋ねいたしまして、最初の質問といたします。 ○議長(町田博文君) 市長。     (市長 湯本隆英君登壇) ◎市長(湯本隆英君) ただいまの松樹純子議員のご質問にお答えいたします。 最初に、市長の政治姿勢についてであります。 市長給与の30%カットにつきましては、新型コロナウイルス感染症拡大により深刻な影響を被っている市内の経済状況を踏まえ、市民の皆様と痛みを分かち合うために、来年1月1日から1年間、実施する予定としておりますが、今後の新型コロナウイルス感染症の状況や市内の経済情勢に応じ、期間の延長も視野に入れております。 なお、給与削減分一般財源とし、市民の生活支援、地域経済活性化など必要な施策の財源としたいと考えております。 小中学校の給食費の軽減につきましては、原澤議員にお答え申し上げたとおり、子育て世代負担軽減を目的に、市内小中学校児童・生徒の保護者を対象に給食費の3割を軽減するもので、今月から実施し、軽減分につきましては今後頂く給食費の中で調整する予定であります。 新婚家庭への補助につきましては、原澤議員にお答え申し上げたとおり、年齢や所得などの基準を設け、30万円を上限として補助するものであり、本市の少子化対策の推進並びに新婚家庭の経済的な支援となるよう進めてまいりたいと考えております。 次に、移住定住対策につきましては、基本姿勢として、老若男女問わず、現在住んでいる方々に、住んでいてよかったと思っていただけるようなまちづくりに取り組んでまいります。その中でも特に小中学校の給食費の軽減や新婚家庭への補助等により、子育て施策をより充実させ、住みよさで選ばれるまちづくりを推進してまいります。 また、移住希望者に対しての情報発信につきましても、子育て世代など、若者にターゲットを絞った情報発信に力を入れてまいりたいと考えております。 市民との対話につきましては、私自らが現場に足を運び、市民の市政に対する率直な意見を聞くため、車座方式の集会を各地で開催することを検討しております。開催方法など詳細につきましては今後検討し、早い時期に実施してまいりますが、来年度策定の後期基本計画へ反映させていきたいと考えております。 二元代表制につきましては、地方自治体など執行機関の長と議会議員をそれぞれ住民が直接選挙で選ぶ制度であり、それぞれが住民に対して直接責任を持つ制度と認識しております。 コンプライアンスにつきましては、行政運営の根幹となる要素であると認識しております。 また、人権擁護につきましては、「日本国憲法」第14条第1項で「すべて国民は、法の下に平等であって、人種、信条、性別、社会的身分又は門地により、政治的、経済的又は社会的関係において、差別されない」と規定されているとおり、その重要性を深く認識しております。 次に、新型コロナウイルス感染症対策についてでありますが、中野市地域支え合い商品券交付事業につきましては、新型コロナウイルス感染症の拡大により影響を受けた市内事業者の支援と、コロナ禍での新しい生活様式への対応を促進するため、国・県の交付金等を活用し、市内の店舗で使用できる商品券を対象となる方に交付したものであります。 本事業の特徴は、基準日に在住している市民だけでなく、基準日以降の転入者、市外の学生及び母子健康手帳の交付を受けた妊婦を交付対象に追加し、対象者の拡充により経済波及効果の拡大を図ったことにあります。 商品券交付事業の経済効果につきましては、商品券そのものの経済効果はもちろん、商品券の利用に当たり額面以上の買物をするなど、消費を誘発する効果もあると考えております。商品券の使用期限は今月31日となっていることから、できるだけ多くの方に使用していただけるよう、より一層の周知を図ってまいります。 中野市事業継続給付金の反響につきましては、国の持続化給付金の受給者も給付対象とするべきではとのご意見をいただいたほか、農業者や中小企業者から給付金の内容について問合せをいただいております。 市内医療機関の現状につきましては、北信総合病院では、一時、医療物資の不足や医業収入の減少などの影響がありましたが、患者数の減少は5月で底を打ち、6月以降は徐々に回復しているとのことであります。しかしながら、11月に入り北信圏域で陽性者が増えてきており、今後の見通しは極めて不透明な状況であるとのことであります。 北信総合病院以外の市内の医療機関につきましては、中高医師会及び中高歯科医師会によりますと、緊急事態宣言が出された4月、5月に受診者が減少し、以降、回復傾向にありましたが、最近、市内及び近隣市町村で新規陽性者の確認が相次いだことにより受診者の減少が見受けられ、今後の見通しも難しいとのことであります。 医療機関への支援につきましては、北信総合病院については、6月市議会定例会でお認めいただいた医療提供体制等構築支援事業補助金により、患者受入れ医療機関協力金を交付し、支援してまいります。また、新型コロナウイルス感染症感染拡大の影響をきっかけに北信総合病院運営委員会におきまして、近隣市町村に対し不採算部門への財政支援について要請があり、現在対応について検討中であります。 さらに、市では、今後の医療物資不足に備え、新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金を活用し、必要な医療物資の備蓄に努めており、必要に応じて市内の医療機関に提供してまいります。 中野市地域支え合い商品券の利用実績につきましては総務部長から、中野市事業継続給付金の給付実績につきましては経済部長から答弁させます。 次に、中野市在住の外国人についての質問でございます。 本市在住の外国人の方が日常生活で抱えている困り事につきましては、外国人の方から寄せられたご相談は状況をお聞きした上で各担当課につなぎ、必要に応じて通訳者、翻訳機器等を活用し対応をしております。また、長野県多文化共生相談センターにおいても県内にお住まいの外国人の方の相談に対応しておりますので、相談内容によっては、県と協力し適切に対応してまいります。 本市在住外国人の数並びに国別につきましてはくらしと文化部長から、就業状況につきましては経済部長から答弁させていただきます。 ○議長(町田博文君) 教育長。     (教育長 堀内敏明君登壇) ◎教育長(堀内敏明君) 新型コロナウイルス感染症対策における教育現場への対応につきましては、教職員の業務の負担軽減の一環として、県の事業により、当初、教職員の校務の補助を行うスクール・サポート・スタッフを3校へ配置いたしました。その後、新型コロナウイルス感染防止のための施設の清掃や消毒等の対応により、教職員の負担が一層増加したことから、新たに8校へ追加配置がされ、教職員の業務補助に当たっているところであります。 また、同じく県の事業を活用し、授業時数の確保及び授業への支援のため学習指導員等を配置するなど、あらゆる支援を活用し教職員の負担軽減に努めております。 ○議長(町田博文君) 総務部長。     (総務部長 酒井 久君登壇) ◎総務部長(酒井久君) 中野市地域支え合い商品券の利用実績につきまして、市長答弁に補足してお答え申し上げます。 今月7日現在での交付者数は4万4,704人、金額にして1億3,411万円分を交付しております。 交付対象者の内訳につきましては、基準日である7月22日現在の在住者分として4万4,092人、基準日から先月30日までの転入者分として366人、市外に住民票を移している学生分として53人、基準日以降の出産を予定している妊婦分として193人であります。 また、使用済み商品券の換金状況につきましては、今月7日現在で約7,383万円、発行額の約55.1%が商品券登録業者から申請済みとなっております。 ○議長(町田博文君) くらしと文化部長。     (くらしと文化部長 竹前辰彦君登壇) ◎くらしと文化部長(竹前辰彦君) 中野市在住外国人の数及び国別につきまして、市長答弁に補足してお答え申し上げます。 先月末現在、中国261人、ベトナム150人、フィリピン101人、ほか23か国241人、合計753人であります。 ○議長(町田博文君) 経済部長。     (経済部長 宮本浩明君登壇) ◎経済部長(宮本浩明君) 中野市事業継続給付金の給付実績につきまして、市長答弁に補足してお答え申し上げます。 先月末現在、農業者への給付実績はございません。中小企業者への給付実績は、申請件数6件で給付額は60万円であり、予算額に対しての執行率は1.7%であります。 次に、本市在住外国人の就業状況につきまして、市長答弁に補足してお答え申し上げます。 外国人の就業につきましては、市内の人数は把握しておりませんが、長野県労働局の発表では、昨年10月末現在、飯山公共職業安定所管内の外国人労働者は761人であり、うち技能実習生は500人、身分に基づく在留資格を持つ外国人労働者は183人となっております。 ○議長(町田博文君) 1番 松樹純子議員。 ◆1番(松樹純子君) ここからは継続でお願いします。 市長公約の市長の給与のカット、それから給食費の軽減、新婚家庭への補助については、まさに今、議会に上程をされていますので、今後、委員会等で慎重に審議されることになるというふうに思いますので、あまりお聞きしないで進めようと思うのですが、1点だけ確認させてください。 給食費の軽減というときに、食材の質を落としたり、あるいはそこの関係の方々の働く条件を悪くしたりというようなことを心配されている方がいらっしゃいますが、そういうことはないですね。 ○議長(町田博文君) 教育次長。 ◎教育次長(小橋善行君) お答えいたします。 給食費は削減いたしますけれども、給食の質、それから1食単価、こちらについては下げませんので、栄養バランスを考慮したメニューで引き続き提供いたしますし、また、働いている方につきましても同じだと思っております。 ○議長(町田博文君) 1番 松樹純子議員。 ◆1番(松樹純子君) では次へ進みますけれども、11月5日付の地元紙で市長選を前にアンケートをしたのです、その結果が掲載されていました。「移住定住策として力を入れてほしい政策は」と、こういう質問があったのですけれど、これに対して、「産業・雇用の創出」これが23.5%、それから「結婚、妊娠、出産、子育ての切れ目ない支援」というのが23.2%と、これ、とてもどっちも多かったです。ですが、それを超えて一番多かった回答は、「高齢者が安心して暮らせる環境の整備」なんです、これが25.4%。湯本市長の公約は具体的で、分かりやすくて、と思うのですけれども、今のところ、どうも若い世代への支援がやや強調されているように見えるのです。今後、移住定住策としても高齢者のための施策にも力を入れていただきたいというふうに思いますが、市長いかがですか。 ○議長(町田博文君) 市長。 ◎市長(湯本隆英君) 高齢者の方をめぐる例えば交通弱者等の問題もございます。その辺については当然これは進めてまいる所存でございますので、全体を含めまして高齢者の方々については考えていくつもりでいますので、その辺はご安心いただきたいと思います。 ○議長(町田博文君) 1番 松樹純子議員。 ◆1番(松樹純子君) 分かっていただいているということですので、高齢者の皆さんの声をよく聞いていただいて進めてほしいと思います。 市民の声を聞くために車座集会という話がございました。具体的にはこれからなんですということのご説明ありましたけれども、市長が小まめに市民と膝を交えて話をする機会を持つというのは、手間はかかるんだろうけれども、市民にとって、それから、もちろん市側にとってもプラスになる取組だろうというふうに思っております。大いに期待をするものです。 そこで提案なんですけれども、この車座集会の際に、例えば北信ケーブルテレビジョンで放映するとか、あるいはユーチューブなどで発信するというようなことを考えたらどうかなと思うのです。市内の方はもちろん、ふるさとを離れていらっしゃる方々にも、そのほか全国の様々な皆さんにも、中野市のよさをアピールする機会になるというような二次的な効果も期待できるんじゃないかと思うのですが、市長いかがですか。 ○議長(町田博文君) 市長。 ◎市長(湯本隆英君) 理解いたしました。 ○議長(町田博文君) 1番 松樹純子議員。 ◆1番(松樹純子君) ご理解いただいたということなので、そのこともちょっと頭の隅に置いていただきながら今後やっていただけるのかなというふうにご期待申し上げたいと思います。標榜なさっているように、分かりやすく市民へ情報発信をしていただいて、市民との対話の機会をできるだけ多く持っていただいて、市民の声を市政に十分反映させていただきたいと心から願うものです。 さて、二元代表制なんですが、昨年9月の市議会定例会で、当時の市長が提案した人権擁護委員の再任案を議会が否決をいたしました。これに対して、当時の池田市長は「私の責任で」とおっしゃいまして、議会の結論は結論として、地方法務局を通じて法務省へ推薦を上げられました。私は、このことは市長がまさにコンプライアンスと人権擁護の立場に立って判断して行っていただいたもので、直接、市民に責任を負う二元代表制であるからこそのことだったと認識しております。 今後も、このように市長と議会の考えが一致しないということはないとは言えません。そういった場合、市長はどのように考えて進めていかれるおつもりなんでしょうか。 ○議長(町田博文君) 市長。 ◎市長(湯本隆英君) 二元代表制でございますので、私は、議会の議決によるものを尊重するということであります。 以上です。 ○議長(町田博文君) 1番 松樹純子議員。 ◆1番(松樹純子君) よく分からないのですけれども、二元代表制だから議会と結論が異なってしまった場合には、市長は市長として市民に直接責任を負うことになるわけで、市長がご自分の判断でご提案になっているわけですよね。それで、市議会でいろんな意見が出て市議会は反対したというときに、市議会も確かに市民から選ばれている代表ですから尊重しなければいけないというのは分かりますけれども、でも、市長の立場でコンプライアンス、人権擁護、人権擁護よりもコンプライアンスですかね、に従って判断していただけば、議会が反対しても進めるということは「有り」じゃないかと思うのですけれども、その辺はいかがですか。 ○議長(町田博文君) 市長。 ◎市長(湯本隆英君) 議会制民主主義でございますので、議会の議決がその場合、反対が多数であった場合はそれに従いますし、賛成多数であった場合はそれに従います。 以上です。 ○議長(町田博文君) 1番 松樹純子議員。 ◆1番(松樹純子君) 基本はそうなんですけれど、議案によってはそうでないものがあるというふうに承知をしております。これ以上お話をしてもうまくかみ合わないかなという感じがしているんだけれども、もう少し二元代表制のことを確認していただきたいなというふうに思います。 先へ進みます。 当たり前のことを申し上げて恐縮ですけれども、先ほど老若男女関係なくというお話もあったのですけれども、老若男女の違いだけじゃなくて、様々な立場、また、様々な状況に置かれている方がいらっしゃいます。様々な考え方や意見をお持ちの方もいらっしゃいます。どの人にも公平公正な立場で対応していかれるということでよろしいですか。 ○議長(町田博文君) 市長。 ◎市長(湯本隆英君) それで結構です。 ○議長(町田博文君) 1番 松樹純子議員。 ◆1番(松樹純子君) さて、先へ進みますが、地域支え合い商品券ですが、もらえてうれしいという声がたくさんありました。これ、市民に歓迎された事業だったと思います。先ほどのご説明で基準日にいた人以外のところにも広げてという話もありまして、一定効果はあったんだろうというふうに思います。 ただ、このコロナ禍の中で本当に困っている人にこれで十分だったのかなということも一方では思います。コロナが早く終息してくれることを願うばかりですけれども、今、現実にはなかなか厳しい状況です。今後もさらなる支援が必要になってくるというふうに思うわけですけれども、その支援策については、本当に困っているところへ支援が行き届くように、国や県の施策だけじゃなくて、やっぱり主体的に市としての施策を考えてほしいと思うのです。いかがでしょうか。 ○議長(町田博文君) 総務部長。 ◎総務部長(酒井久君) お答え申し上げます。 国・県の交付金以外にも市の施策でというお話ですけれども、市でも非常に財源的に厳しい状況でございますので、市単独としては大変厳しい状況でございますのでご理解いただきたいと思います。よろしくお願いします。 ○議長(町田博文君) 1番 松樹純子議員。 ◆1番(松樹純子君) ここで大変厳しいから理解しろというふうに言われてしまうとちょっとがっかりしてしまうのですけれども。事情は分かります、分かるけれども、工夫して何とかやってみようというようなことを前に出してほしかったなというふうに思うのです。 それで、昨日のご答弁の中で、市長は現場主義とおっしゃいましたよね。この現場主義というのが具体的にどういうことを指すのかよく分からないんだけれども、現場を見て、聞いて、肌で感じたことを、市長だけじゃなくて市の職員の方も含めてですけれども、施策を講じていただきたいと思うのです。 国や県の施策を実行していくとか、国や県から来るお金をどう使っていくかというようなところでも、きちんと現場主義でやったら違う結果が出てくるということがあると思いますので、ぜひそのようにお願いしたいと思いますが、いかがですか。 ○議長(町田博文君) 総務部長。 ◎総務部長(酒井久君) お答え申し上げます。 市民の皆さんの声、私ども聞いているつもりではございます。それが不足していると言われればそれまでかもしれませんけれども、市の職員、市民の皆さんに公平に意見等をお聞きしていると思っておりますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(町田博文君) 1番 松樹純子議員。 ◆1番(松樹純子君) 今も聞いていただいているということですけれども、これまでの9月市議会定例会などでも、もっと現場に出ていって聞いてほしかったという話が出ていたように思うのです。今もやっていらっしゃるんだと思うけれど、大変な中でやっていらっしゃるというのも承知です。けれども、ぜひご努力をいただきたいというふうに思います。 先に行きます。 医療機関のことですが、本当に心配です。先ほどのご答弁で、ちゃんとつかんでいらっしゃるということは分かりました。今後もやってくださるということも分かりました。ぜひこういうことをやっているよということをもっとアピールしてもらいたいし、今後も、どういう状況になるか分からないので、適宜、さらなる支援というようなことが必要になる場合もないとは言えないので、お考えいただきたいと思います。いかがでしょうか。 ○議長(町田博文君) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長福祉事務所長吉村恵利子君) お答え申し上げます。 現在、市としては、市内の医療機関に対して中高医師会長さんや中高歯科医師会長さんと適宜連絡をさせていただき、状況を伺っているところでございます。検討事項がありましたらその都度ご相談もさせていただいております。市のほうで備蓄しております医療物資の提供についても、ご活用いただくようにお伝えをしております。今後も適宜それぞれの会長さんと連携を図り、市内の医療機関の状況などについて伺ってまいります。 昨日の市内医療機関の状況で受診控えによって経営がという施策もありますので、今後、国の状況等も見ながら対応してまいりたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(町田博文君) 1番 松樹純子議員。 ◆1番(松樹純子君) ありがとうございました。 教育現場への対応ですけれども、申し訳ございません、存じ上げていなかったわけですが、サポートされる方を入れてもらっているということですね。ありがとうございます。 今後、GIGAスクールというようなことも控えて、教職員の負担というのが重くなる一方というふうに思っていて、そういう中で市がきちんと見て支援をしようとしてくださっている、実際入れてくださっているというのはとても心強いことです。今後ともぜひその方向で進めていただきたいと思います。 すみません、先へ行きます。 外国人の問題ですけれども、様々な国、先ほどのお話では中国、ベトナム、フィリピンというのが多いということでしたね。様々な国から多くの外国人が中野市へ来て生活していらっしゃるということでありました。よく新聞紙上をにぎわせていた技能実習生という方も、これはハローワークの調べでしたので中野市の実数というのはちょっと分かりませんが、中野市にもたくさんいらっしゃるんだろうなというふうに思って聞いておりましたけれども、こういった方たち、全部で26か国の方々が見えているわけで、言語もそれぞれ違うので大変だろうなというふうに思うのですけれども、そういった方々の中には、生活や仕事の様々な場面で不安や困り事を抱えていらっしゃる方も多いんだろうなというふうに思っているし、聞いています。不安や困難の中には、日本語が分かるようになれば解決することも多いのかもしれません。中野市では、二十数年前に、中央公民館がボランティアを募って日本語教室を始めたということです。ボランティアの方々のおかげで今日までずっと続いてきてはいるわけですけれども、何かご苦労されているというふうにお聞きしています。これは教育委員会マターではありますけれども、もう少しここのところに力を入れたほうがいいんじゃないかなというふうに思っています。 通告は市長にさせていただいておりますが、具体的には教育委員会のことというふうに思いますが、市長はこの点についてどういうふうにお思いになるのかご意見だけお聞きしてよろしいでしょうか。 ○議長(町田博文君) 総務部長。 ◎総務部長(酒井久君) 外国からお見えになられた方、大変なご苦労をされているかと思います。私どもとしても、先ほど市長が申し上げたとおり、通訳者ですとか翻訳機器等で支援をさせていただいておりますので、ボランティアで日本語教室等が必要であればまた、ちょっと私、今やっていらっしゃるかどうか承知はしていないんですけれども、必要があればそういったことも検討させていただきたいというふうに思いますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(町田博文君) 1番 松樹純子議員。 ◆1番(松樹純子君) 市が先ほどの通訳者とか通訳のための機械とかそういうもので支援はある程度されているということは承知はしているのですけれども、私がお聞きしたのは日本語教室の話です。市長のご意見をお聞きしたかったのでちょっと残念なんですけれども、先へ進めたいと思います。 ずっと続いてきているこの日本語教室の中で外国人の方の困り事を受け止めていろんなことをやっていただいたことも多いというふうに聞いています。それから、外国人が知り合いになった市民の方あるいは民生委員さんといった方が、人権センターとか福祉課、保育課、こういったところにつなげていただいて支援を受けていると、そういう例もあるというふうには聞いております。アフターコロナを見据えて国際化のさらなる進展ということを考えれば、外国人の方がもっと気軽によろず相談ができる、そういう窓口を設けたほうがいいのではないかというふうに思いますが、いかがでしょうか。 実は、この問題については担当課があまり明確ではないんです。また、外国人の問題をどう位置づけるかという、これは市の姿勢ではないかと思いますので、市長のお考えをお聞きしたいと思いますが、いかがでしょうか。 ○議長(町田博文君) 市長。 ◎市長(湯本隆英君) 困り事がございます場合は、市に来ていただいて、それぞれの担当課においてその問題を解決していくということでよろしいのではないかと思いますけれども。 ○議長(町田博文君) 1番 松樹純子議員。 ◆1番(松樹純子君) それは先ほどのご説明で今までのやり方ですよね。じゃなくて、やっぱりもう一歩進めるべきだということを私は申し上げているんですけれども、考える余地はないですか。 ○議長(町田博文君) 市長。 ◎市長(湯本隆英君) 考える余地はあります、そういうことで。 ○議長(町田博文君) 1番 松樹純子議員。 ◆1番(松樹純子君) ぜひお考えいただきたいと思います。 市に来てといっても意外とどこへ行ったらいいか分からないので困るようなんです。この問題でというときに、その問題の担当課を例えばコンシェルジュの方に教わるとかということはありかもしれないんだけれども、そのときだって言葉困ったりするわけだから、よろず相談、まずそこへ外国人が行ったらそこから担当課につないでいただけるような場所があるといいなというふうに思うんです。これは私が思っているだけなので、もっといいことがきっとできるんだろうと思いますから、ありますとおっしゃいました、ご検討いただきたいと思います。 最後、ちょっと抜かしちゃったことが一つあるのでお願いします。 事業継続給付金なのだけれど、残念ながら申込みも非常に少ないですよね。農業はゼロですか。これはそういう人がいらっしゃらないということですかね、どういう理由でこうなっているかお知らせください。 ○議長(町田博文君) 経済部長。 ◎経済部長(宮本浩明君) お答えします。 実績が少ないという内容につきまして、事業者については不明ですけれども、農業者につきましては、これから確定申告が行われるということから、受付の期間を来年3月1日〔訂正済み〕までとしておりますので、そこの時点までに申込みがあろうと考えております。 以上です。 ○議長(町田博文君) 1番 松樹純子議員。 ◆1番(松樹純子君) ぜひせっかく設けた事業でございますから広報もさらにしていただいて、今の時期というのもあるんだろうと思うのですけれども、大勢の方が本当に困っているときに、これがそういう方々のところに行くようにご配慮いただければありがたいというふうに思います。 以上申し上げまして、私の質問を終わらせていただきます。 ○議長(町田博文君) ちょっと待ってください。 経済部長。 ◎経済部長(宮本浩明君) すみません、先ほどの答弁の中で期間が2月末と申し上げましたけれども、3月1日ということで訂正をお願いしたいと思います。 以上です。 ○議長(町田博文君) 次に進みます。--------------------------------------- ○議長(町田博文君) ここで10分間休憩いたします。 (休憩)(午前11時01分)--------------------------------------- (再開)(午前11時13分) ○議長(町田博文君) 休憩前に引き続き会議を開きます。--------------------------------------- ○議長(町田博文君) 順位10番 農業振興について、防災・減災について、3番 中村秀人議員。     (3番 中村秀人君登壇) ◆3番(中村秀人君) 3番 中村秀人でございます。 通告に従いまして順次質問させていただきますので、よろしくお願いいたします。 まず、大項目1として、農業振興についてお尋ねいたします。 (1)の農業振興の市外から市内への投資転換につきまして、市長は、自らの政治方針の中でその必要性を述べられております。 農業が基幹産業である当市においては、農林業センサスによるところの農地面積1,969ヘクタールは広大とは言えずも、農業者数299戸が組織力を結集され、先進的な農業に取り組んでおられると同時に、その生産された農産物を市内はもとより全国、一部は海外へと販売努力、あるいは商品開発をされ、現在においては、本年のJA中野市の販売計画は293億円にも迫る、全国的にも冠たる産地であると言えますし、行政としても、その時代に合わせて農業振興施策を実施し、中野市農業の発展に寄与されてきたことは評価されるべきことと思いますが、①として、投資を転換されることへの具体的な考えについてお尋ねいたします。 また、市外への農産物PR活動を行うことにより、中野市の存在を知っていただき、来ていただき、ファンになってもらう中で深いつながりができて、関係人口も増えていくものと思われます。ただ、事業に対するフィードバックが明確化できずに、そのことについての検証は必要でありますが、これは行政だからこそできる得策ではないかと思っております。 ②として、首都圏で行われている事業の見直しを述べられておりますけれども、今後の中野市農産物のファンを獲得していくための施策をどうされるのかについてお尋ねいたします。 (2)としては、農業振興に関する施策は様々でございますが、一つには、農業者が、経営をさらに発展したい、あるいは改善を望む際の負担軽減をするための事業や、担い手や産地の育成事業、遊休荒廃農地対策、地域おこし協力隊の活動は継続されるようでございますけれども、これらの従来の施策についてはどのように対応されていくのかについてお尋ねいたします。 (3)としては、市長は、市長公約の4本柱の一つに、農業王国を未来のふるさとの形として取り上げられております。キノコをはじめとした野菜類、果樹類、そして花卉類が年間を通じて永続的に生産・販売されている農業地域は、今現在でも農業王国としての意味合いは十分に兼ね備えていると思いますけれども、市長が目指されている農業王国像、同時に、今現在の実態農業についてはどのようにお考えでありますでしょうか、お尋ねいたします。 (4)としては、本年も当市にて、12月1日時点で11名の新規で農業をされる方が市内外から入られるということで、非常に喜ばしいことであり、後継者も含めて、市としても将来に向けて地域農業を振興されている方々への支援をぜひ継続されるべきと思っておりますが、いかがでしょうか。今後の対応についてお伺いいたします。 続きまして、大項目2として、防災・減災についてであります。 (1)として、令和元年東日本台風災害への対応についてであります。 本年は10月に、昨年に引き続いて被害が及ぶおそれが予想された台風第14号が、幸いにも南海上を東に進んだ後に変則的に最後は南下したということで、これを含めて、上陸した台風がゼロだったのは2009年以来ということでございます。当市に甚大な被害をもたらした令和元年東日本台風災害から1年2か月が経過しようとしており、それにつきましても、それぞれの関係機関やボランティアの方々の協力によりまして、着実に復旧復興が進んでいることに感謝をいたすところでございますが、ここで①として、農地についての復旧復興の状況、また、本市議会定例会にも上程されております被災された住宅等の公費解体の状況についてお伺いいたします。 ②としては、信濃川水系においては、国・県・市町村の連携の下、信濃川水系緊急治水プロジェクトが立ち上がり、今後の被害軽減に向けての治水や浸水被害対策の推進が図られ、当市においては、河道掘削、遊水地の設置、堤防整備の計画がなされ、特に遊水地事業においては、先頃、対策委員会が立ち上がり、いよいよプロジェクトが現実味を帯びてきております。一刻も早い自然災害の防止、軽減の期待がかかるわけでございますけれども、プロジェクトの進捗状況についてお尋ねいたします。 また、国・県だけでなくあらゆる関係者という捉え方で、市町村、企業や住民も含めた規模で流域全体の治水を行うという流域治水の考え方を7月に国が提唱したことについて、地方紙が10月に行った県内77市町村対象のアンケートでは、53%の41市町村が賛同されたということでございまして、地域において、河川への流出抑制対策としてのため池や田んぼダムなどの雨水貯留浸透施設の整備事業を強化していく流域治水プロジェクトが、本年度末までに策定予定とのことであります。③としまして、この流域治水プロジェクトへの当市の参画についての考えをお尋ねいたします。 (2)として、避難所への対応についてであります。 ①としまして、新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金を活用することによりまして、7月の市議会臨時会においては、防災倉庫の設置をはじめ、避難所用パーティション、簡易ベッド、サーマルカメラ等を、また9月市議会定例会では、簡易トイレ、車椅子用スロープ等の防災用備品の購入予算が承認されましたが、全国的なコロナ禍の中で受注も殺到しているものと思われますが、調達具合はいかがか、これらの設置状況についてお尋ねいたします。 ②として、先ほどの県内77市町村アンケートの中において、災害時の指定緊急避難場所の確保について、69%の53市町村はできているとの回答がありました。指定避難所の確保については、同様に58%の45市町村であったのに対しまして、できていないは3市町村、当市においては、ともにできておらず追加指定を検討しているとの回答でございました。コロナ対策の面積の確保が難しいと判断されたのでしょうか、追加指定への考えについてお聞きいたします。 同様に、③として、災害時の避難を分かりやすくするために来年の梅雨時期より避難勧告が廃止され、避難指示に一本化される政府案に対しまして、賛成は60%の46市町村、当市については、どちらとも言えないとの回答でした。逆に混乱を来すおそれを熟慮されての回答かと思いますけれども、この結果についての考えをお聞きいたしまして、ここからの質問といたします。 ○議長(町田博文君) 市長。     (市長 湯本隆英君登壇) ◎市長(湯本隆英君) 中村秀人議員の質問にお答えいたします。 最初に、農業振興につきまして、農業振興の市外から市内への投資転換につきましては、これまで実施していた首都圏における大規模なイベントなどは費用対効果が十分でないと考えており、今後は、これらの財源を子育て等の施策に充ててまいりたいと考えております。 また、市内への投資の具体的な考えにつきましては、農業資源の高付加価値化や販路拡大、事業拡大、新商品開発等による所得向上を図るとともに、本市の強みである農業を生かした観光産業づくりをさらに促進してまいります。 中野市農産物のファン獲得のための施策につきましては、農業体験ツアーをはじめ、農業に関わる地域資源の掘り起こしや、地域の歴史・文化を絡め、本市農産物を選んでいただける支援者を確実に獲得できる施策を推進してまいりたいと考えております。 従来の農業振興施策につきましては、個別施策の効果検証は必要と考えていますが、基本的には継続してまいりたいと考えております。目指す農業王国と実態農業につきましては、本市の主力農産物であるキノコ、果樹、シャクヤクは全国有数の産地として認知されており、現在でも十分に農業王国であると考えております。全国有数の農産物の産地である本市が引き続き農業王国であり続けるために、常に先を見据えた農業施策を講じてまいりたいと考えております。 新規就農者の受入れにつきましては、本市の就農者数を維持するためにも重要であると考えており、就農を希望する一人一人に本市の魅力を感じていただける施策を講じてまいりたいと考えております。 次に、防災・減災につきましては、本年9月に千曲川河川事務所が、信濃川水系緊急治水対策プロジェクトの進捗状況について、堤防強化、河道掘削、遊水地整備など、千曲川等の治水対策に係るロードマップを公表しました。 本市においては、立ケ花狭窄部の河道掘削が来年2月から、遊水地設置工事が令和4年度から開始されるとのことであります。現在、千曲川河川事務所では、事業開始に向け、関係区、関係者などに対し説明会を開催するとともに、効率的かつ効果的な事業実施方法の検討を進めているとのことであります。 工事箇所、規模などの治水事業の詳細につきましては今後公表される予定でありますが、市におきましても、各種情報につきましては関係する皆様方に適時適切に提供してまいります。 流域治水プロジェクトにつきましては、信濃川水系緊急治水対策プロジェクトに包含されており、千曲川への雨水流出抑制、支川の氾濫抑制、内水被害の軽減対策に、国・県及び流域市町村で取り組むこととしております。 現在、本市におきましては、これまでの被害状況などを踏まえ、総合的な治水計画の策定を行うべく検討を開始したところであります。今後、早期に治水計画を策定するとともに、関係する皆様方のご理解、ご協力の下、実効ある治水対策の実施に努めてまいります。 新型コロナウイルス感染症対応備品の設置状況につきましては、国の新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金を活用し、避難所用パーティションをはじめ、ハンディ型サーマルカメラなどを順次整備しているところであります。 指定緊急避難場所及び指定避難所の追加指定につきましては、避難所におきましては、新型コロナウイルスの感染防止を図るため、避難所での世帯間の間隔を空けることにより収容人数が少なくなってしまうことから、追加指定を検討しているところであります。 避難指示に一本化することにつきましては、現在、市町村が発令する避難情報のうち避難勧告及び避難指示(緊急)は、災害の危険性を示す5段階の警戒レベルのうち、どちらも警戒レベル4に位置づけられており、違いが分かりにくいなどの指摘があったことから、内閣府の中央防災会議の作業部会において検討され、本年8月に中間取りまとめとして公表されました。同じ警戒レベルに2つの避難情報があることは、発令する市としましても、運用面で苦慮する場面もあったことから納得できる方針であると考えております。 いずれにしましても、警戒レベル4における状況としては、対象地区の全員が避難することが重要であり、今後も市民への周知、啓発に努めてまいります。 新型コロナウイルス感染症対応備品の設置状況の細部につきましては総務部長から、住宅等の公費解体の状況につきましてはくらしと文化部長から、農地の復旧状況については経済部長から答弁させます。 ○議長(町田博文君) 総務部長。     (総務部長 酒井 久君登壇) ◎総務部長(酒井久君) 新型コロナウイルス感染症対応備品の設置状況につきまして、市長答弁に補足してお答え申し上げます。 まず、備品配備を完了したものにつきましてお答え申し上げます。避難所用パーティションが1,700張り。ハンディ型サーマルカメラが16台。簡易ベッドにつきましては避難所用段ボール製簡易ベッドが800台、避難所用折り畳み式簡易ベッドが480台。避難所用段ボール製簡易トイレが480個であります。 続きまして、今後配備を予定しているものにつきましては、防災備蓄倉庫を15か所、また、災害用簡易組立トイレを7基購入し、全部で16基とします。 最後に、避難所車椅子用可搬型スロープを28台購入する予定であります。 ○議長(町田博文君) くらしと文化部長。     (くらしと文化部長 竹前辰彦君登壇) ◎くらしと文化部長(竹前辰彦君) 住宅等の公費解体の状況につきまして、市長答弁に補足してお答え申し上げます。 住宅等公費解体の状況につきましては、本年1月20日から8月31日までの間、公費解体の申請を受け付け、19件、53棟の申請がありました。8月3日に最初の解体工事に着手し、以後、順次解体工事を進めているところであり、年内には全ての解体工事が完了する予定となっております。 ○議長(町田博文君) 経済部長。     (経済部長 宮本浩明君登壇) ◎経済部長(宮本浩明君) 農地の復旧状況につきまして、市長答弁に補足してお答え申し上げます。 令和元年東日本台風による千曲川増水により土砂が堆積した農地の復旧状況につきましては、本年7月27日までに農地39.6ヘクタール全ての復旧が完了しております。 以上であります。 ○議長(町田博文君) 3番 中村秀人議員。
    ◆3番(中村秀人君) ここからは継続でお願いいたします。 まず、農業振興についてでございますけれども、市長は、前市政の評価につきまして、観光や農産物のPRに予算や労力を費やし過ぎている。東京都のイベントやタレントの起用など派手さが目立つ、費用対効果の検証が必要だと述べられておりましたが、このことについては私も納得する部分もございました。 具体的にお聞きしますけれども、市長が述べられているところの東京発のイベントというのは、「信州なかのナイター」、それから大規模見本市、タレントの起用となりますと食の大使の杉浦太陽さんということになると思いますけれども、そういうふうに理解してよろしいでしょうか。 ○議長(町田博文君) 経済部長。 ◎経済部長(宮本浩明君) お答えします。 今、議員ご提案の内容の話ですけれども、今後の方針とすれば、自治体での産地PR等を実施し、販路拡大だけでなく、体験・交流というものを目的とした誘客戦略も並行して行ってまいりたいというふうに考えております。 以上です。 ○議長(町田博文君) 3番 中村秀人議員。 ◆3番(中村秀人君) 市長のお話の中で、やはり市外でのPRについては減らしていって、それを給食費に充てるというような答弁がございました。私、今、具体的に聞かせていただきましたけれども、この件に関して続けさせていただきますけれども、これらの事業費につきましては、決算特別委員会の説明を基にしますと、地方創生推進交付金も活用する中で、私の計算では1,140万円になると思われるんですけれども、これも実施計画を見ますと、この交付金というのは令和3年度で終了のようでございまして、令和4年以降は財源が減ってしまうということが考えられます。 よって、これを早めて、事業を全て来年度から見直しされるのか、また、減額を早めて事業を縮小するのか、今時点での市外へのPRについての考えをお聞きしたいと思いますけれども、いかがでしょうか。 ○議長(町田博文君) 市長。 ◎市長(湯本隆英君) それも含めまして、精査して進めていくつもりであります。 以上です。 ○議長(町田博文君) 3番 中村秀人議員。 ◆3番(中村秀人君) 精査されるというご答弁でございました。精査される中で一つ危惧するのが、これらの事業の管轄というのは売れる農業推進室になると思うのです。推進室の令和元年の総事業費が2,845万1,993円になっておりまして、そのうちの賃金とか旅費等を差し引くと、先ほどの1,140万円というのはおよそ事業費の半分ぐらいを占めるというふうになると思います。だから、予算をこれだけ減額されますと当然この事業が縮小されてしまいます。突き詰めていきますと、売れる農業推進室の事業そのものを見直すということにもなりかねませんけれども、そういうような考えについてはどう思われておりますでしょう。 ○議長(町田博文君) 市長。 ◎市長(湯本隆英君) その辺も含めて検討してまいりたいと思います。 ○議長(町田博文君) 3番 中村秀人議員。 ◆3番(中村秀人君) ぜひまた、検討ですね、いろいろな部分で精査していただきながらお願いしたいと思いますけれども、市内農産物の消費拡大とか産地PR、中野市のファンづくりというのが必要不可欠だと思いますし、他の市町村も、規模とか手法は違っても、人口減対策としての移住・定住に力を入れております。逆に、力を抜いてしまいますと他の市町村に人が動いてしまうとか、地域間における住民や顧客の獲得競争に後れを取るというふうに危惧もされると思います。 今後とも自治体のPRというのは間違いなく必要であると思いますし、市長の言われる市内向けとそれとまた市外向けをバランスよく実施することによって市政を担うのが賢明と思います。このことについて市長の考えをお聞きしたいと思いますけれども、いかがでしょうか。 ○議長(町田博文君) 市長。 ◎市長(湯本隆英君) 私の基本的な考え方は、例えば農家の方で自ら直接、ネットを通じて販売されている方もいらっしゃいます。プロであるJAさんも一生懸命、外部に向かって販売されているわけでございますので、その辺を鑑みますと、今までやってきたことを否定するわけではございませんが、やはりその辺はプロに任せたほうがかえってうまく、より推進していくのではないかという考えが一部あります。 それと、いわゆるタレントの起用は決して否定はいたしませんが、やはり中野市に何か由来のある方とか縁のある方とかもいらっしゃいますし、また、市には大変優秀な職員、私、見ていまして、おりますので、その中から、市の職員自ら知恵を使って発信するという方法もあるのではないかというふうに考えておりますので、その辺もご理解いただきたいと思います。 ○議長(町田博文君) 3番 中村秀人議員。 ◆3番(中村秀人君) ありがとうございます。市長の言われることもごもっともで、いろんな角度から中野市のPRをお願いしたいと思います。 先ほどプロという言葉が出ましたけれども、プロというのはどういうのをイメージされているのか、ちょっと私分からなかったのでお教え願いたいんですけれども。プロに任せると言われましたが。 ○議長(町田博文君) 市長。 ◎市長(湯本隆英君) JAさんは、まさに農業のことでいうとプロの集団だというふうに理解しておりますので、そういう意味での言葉です。 ○議長(町田博文君) 3番 中村秀人議員。 ◆3番(中村秀人君) 分かりました。私が思っているのは、そのとおりでございますけれども、市長の公約等にはどうしても農業振興が市外よりも市内のほう、市内のほうというような形の捉え方をしてしまいましたので、市内と市外と両方うまく、バランスよく今後ともやっていただきたいという部分でお願いと質問をさせていただきましたので、今後とも、これからの市政を考えるときにぜひまた加味していただければありがたいなと思っておりますので、よろしくお願いします。 ○議長(町田博文君) 市長。 ◎市長(湯本隆英君) 一つは、中村議員もご存じだと思いますけれども、いわゆる市場に流す売り方と、中野市の魅力を知っていただく、そういう意味で中野市に何とか吸引、いわゆる来ていただいて、中野市の魅力を知っていただくことによってそういう方を育成するという、そういう売り方もあると思うんです。ですから、それによって所得がまた増えるというようなことも考えられますので、その両方をやっていきたいというふうに考えておりますので、ご理解をお願いいたします。 ○議長(町田博文君) 3番 中村秀人議員。 ◆3番(中村秀人君) ぜひよろしくお願いしたいと思います。 続きまして、防災・減災についてでございます。 復興状況につきましては、先ほど農地、それから公費解体についてお話をいただきましたけれども、おおよそ完了されたということで、また、農業については継続的にまた農業が再開されるものと思いますし、今後とも引き続き復旧のほうをお願いしたいと思っているところでございます。 それから、信濃川水系緊急治水対策プロジェクトにつきましてちょっと聞いた話なんですけれども、千曲川の右岸に位置します市道大俣線のことなんですけれども、遊水地が完成されることによりまして現道路が使えなくなってしまうということで、今後建設される堤防の上に市道大俣線が移設されるということでお聞きしております。にもかかわらず、今現在、既存の市道大俣線の改修工事というのが進められているということで、遊水地に埋まってしまうのですけれども、それにつきましても工事を進められるということがございますけれども、それについての認識といいますか、それに対してどういうふうにお考えであるかというのをちょっとお聞きしたいんですけれども。 ○議長(町田博文君) 建設水道部長。 ◎建設水道部長(上野慎一君) 本年度の大俣線の工事につきましては、昨年度に台風災害が起きて、農地の災害復旧等がやられる場合に、事前に千曲川河川事務所のほうに私どもからご相談させていただいてございます。それが昨年12月だったと思うのですけれども、その時点でまだ緊急治水対策プロジェクトが固まっておりませんでしたので、概算要求、国交省のほうへ要求しております大俣線につきましては、本年につきましては進めてくださいというご指示をいただいたところでございます。同じ国土交通省の管轄でございますので、その後につきましては、またそのときに相談させていただくというふうに千曲川河川事務所さんからご相談をいただいておりますので、本年度の工事につきましては進めているということでございます。 ○議長(町田博文君) 3番 中村秀人議員。 ◆3番(中村秀人君) そうなると、その遊水地の建設のめどがある程度立ってくると、本年は進めますけれども、来年以降ははっきりしないといいますか、もしかしたらここでというような感じもあるということでよろしいですかね。 ○議長(町田博文君) 建設水道部長。 ◎建設水道部長(上野慎一君) 大俣線につきましては、来年度予算につきましても要求はさせていただいてございますけれども、これから千曲川河川事務所さんと相談をして、補助要望につきましては取下げも検討しておるところでございまして、またこれから詰めていきたいというふうに考えてございます。 ○議長(町田博文君) 3番 中村秀人議員。 ◆3番(中村秀人君) 分かりました。 スムーズな中で、あまり無駄のないように、よろしく今後ともお願いしたいと思います。 この治水プロジェクトもいよいよ、先ほどもお話ししましたように、現実味を帯びているということでございますので、先ほどの検討委員会も始まった中で、超える部分は多々あると思いますが、それぞれの中で早急にできますようによろしくお願いしたいと思います。 それから、私、以前にも千曲川に通じる支流の整備についてということで質問をいたしました。このたび流域治水に取り組むプロジェクトが策定されることによりまして、私的には前進ができてきたのではないかと評価したいと思っていますし、恐らく、他の市町村からも流域治水に対しての要望が強かったのだと推察しております。 しかし、この内容で、企業とか住民等を含めたあらゆる関係者により行うという説明がございまして、国土交通省のホームページを見ますと最後に支援制度が提供されております。ということは、当然、地元負担等が発生するということでありますし、住民の協力となるとやはり、ひょっとしたら出労ということもあるかもしれません。ぜひ、今後の動向を注視していただいて、できれば地元の負担が少ないとか、またゼロになるように国・県等に提案していただければと思っております。 それから、以前もお願いしましたけれども、現在においても、台風とか集中豪雨によって内水氾濫で頻繁に被害を受ける地域がございます。早くに実現に向けて、ぜひそういう地域が解消するように整備の要望を含めてお願いしておりますけれども、これについてはいかがでしょうか。 ○議長(町田博文君) 建設水道部長。 ◎建設水道部長(上野慎一君) 一昨日の保科議員さんの流域治水のことにつきましてもご答弁申し上げましたけれども、流域治水につきましては、内水対策のことにつきましてももちろん含んでおるわけでございまして、それにつきましての検討も粛々と進めていきたいというふうに考えてございますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(町田博文君) 3番 中村秀人議員。 ◆3番(中村秀人君) よろしくお願いします。 それから、避難所への対応についてでありますけれども、やはり今のコロナ禍の中でございますし、そしてまた、もし急に自然災害が起きてもすぐに対応できるように、この避難所の備品の設置というのは早急に進めていただく必要があると思っております。先ほどの部長の答弁では大方の備品が整備されているということをお聞きして、安心しております。防災倉庫、それから簡易トイレ、車椅子用スロープ、3点について今後そろうということでございますけれども、これについていつ頃完了するかというめどというのは分かりますでしょうか。 ○議長(町田博文君) 総務部長。 ◎総務部長(酒井久君) それぞれにつきまして既に発注はさせていただいておるところでございます。年明け早々にはそろえたいと思っておりますが、防災倉庫については、建設という関係もございますので、降雪等の関係もございますけれども、できるだけ速やかに設置していただくようにお願いしていきたいというように考えておりますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(町田博文君) 3番 中村秀人議員。 ◆3番(中村秀人君) ぜひ、いざというときのために早急に配備のほうをお願いしたいと思います。 それから、アンケートによっては指定緊急避難場所と指定避難所の追加指定をすべきというふうに回答されたということにのっとって検討されているということがございました。実際にこの追加指定をどこにするかとか、その辺の議論というのはもうされているのでしょうか。もし場所等が分かりましたらお教え願いたいと思いますけれども。 ○議長(町田博文君) 総務部長。 ◎総務部長(酒井久君) お答え申し上げます。 まだ具体的にどこをどういうふうにという形にはなっていないのですけれども、それぞれ各小中学校の体育館は指定避難所にしていますけれども、コロナということで、場所を確保しなければならないということで教室棟を使えないかどうかというようなことも検討させていただきたいというふうに考えているところでございますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(町田博文君) 3番 中村秀人議員。 ◆3番(中村秀人君) では、今の指定避難所の体育館の施設プラス小中学校の教室を利用して追加指定にされるということの理解でよろしいのか、また新たにほかの施設を造るという考えはないということでよろしいのでしょうか。 ○議長(町田博文君) 総務部長。 ◎総務部長(酒井久君) お答え申し上げます。 既存の教室棟で、新たに設置するということは考えておりません。よろしくお願いします。 ○議長(町田博文君) 3番 中村秀人議員。 ◆3番(中村秀人君) 分かりました。 それから、先ほど77市町村のアンケートの項目の中で、復旧復興に向けて直面している課題についてあるかという問いがございました。それにつきまして、河川や道路、また農業関連インフラの復旧が課題であるというふうに多くの市町村が取り上げられたと書いてありますけれども、中野市の回答については、直面していることはないという答えをされたということで、いささかこのアンケートについての回答に私とすればふがいなさを感じてしまっております。 避難行動とか災害発生時の対応についてということのアンケートは、調べてみると気象庁もやっておりますし、県もやっております。それからまた、災害に見舞われた近隣では長野市、須坂市、小布施町でも住民に対してアンケートを取られまして、今後の災害の指針というふうに活用されたと思うのですけれども、当中野市についてはいかがでしたでしょうか、お聞かせ願います。 ○議長(町田博文君) 総務部長。 ◎総務部長(酒井久君) アンケートの様式の趣旨がちょっと、正しくというか、見解が違っていた部分があるのかなというふうに思っております。危機管理的に心配はしてはいるというところでございますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(町田博文君) 3番 中村秀人議員。 ◆3番(中村秀人君) 先ほどのアンケートの回答については見解の相違ということだと思うのですけれども、それも理解はしたいと思っております。それぞれ、各市町村の市長をはじめ担当の回答に対する感度によって答え方が違ってくると思います。重々承知はしておりますけれども、ただ、ほかの市町村について、アンケートを取って、その意見を今後の災害に向けて反映していくという部分では、後から分かったんですけれども、アンケートをやったほうがよかったのかなと思っておりますし、ちょっと時間もたっておりますので、なかなか正確な記録とかデータとかはもう確保できないと思いますけれども、住民の皆様に聞いたかどうか分かりませんけれども、いろいろな部分で、災害のときの対応とか、そのときの初動対応をどういうふうにしたとか、そういうことについてデータとして残しておいたほうが、今後、災害が来たときには非常に重要になると思いますので、何か、アンケート以外でもよろしいので、そういう部分の住民の声というものをもうちょっと、災害についての声を聞くべきではないかと思いますけれども、いかがでしょうか。 ○議長(町田博文君) 総務部長。 ◎総務部長(酒井久君) 市民の皆さんの声をお聞きしながら進めていきたいというように考えておりますし、今年、防災訓練といいますか防災フェアができなかった関係で、各地区に出向いて、マイタイムラインの説明会等、開催させていただきました。それぞれの中で各市民の皆さんからのご意見等もお聞きしながら進めていきたいというふうに考えておりますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(町田博文君) 3番 中村秀人議員。 ◆3番(中村秀人君) ありがとうございます。 いずれにしましても、湯本市長には新しいスタートをされました。モットーでございます「わかりやすく・すばやく・ていねいな」を現在はもとより、今後の将来に向けても持続可能な市政運営を要望いたしまして、私の質問を終わります。ありがとうございました。 ○議長(町田博文君) 次に進みます。--------------------------------------- ○議長(町田博文君) ここで昼食のため午後1時まで休憩いたします。 (休憩)(午前11時53分)--------------------------------------- (再開)(午後1時00分) ○議長(町田博文君) 休憩前に引き続き会議を開きます。--------------------------------------- ○議長(町田博文君) 順位11番 新型コロナウイルス感染症対策について、市の環境政策について、晋平の里間山温泉公園の指定管理者の指定の変更について、業務委託について、生涯学習について、4番 中村明文議員。     (4番 中村明文君登壇) ◆4番(中村明文君) 4番 中村明文です。 通告に従って質問をします。 はじめに、新型コロナウイルス感染症対策についてお伺いします。 まず、現在の新型コロナウイルス感染の状況についてどのように考えているかお伺いします。 今、新型コロナは第3波になったと言っていい状況です。中野市においても、連日、感染者が報告されています。そこで、市職員、ソーシャルワーカー等へのPCR検査についてお伺いします。 9月市議会定例会でも質問しましたが、市職員、ソーシャルワーカーは、今後、感染の可能性がますます高くなりました。そこで、検査費用の無償は無理でも、ある程度、市費補助をすることで希望者にPCR検査をできる体制の整備を、県と調整の上、実施する必要があると思いますが、いかがでしょうか。 次に、令和3年度予算編成に当たり、新型コロナ対策に関した予算編成をするべきではないかと思います。それは新たな経済対策をする場面が来ると思うが、いかがでしょうか。 次に、今回の市職員の給与引下げにおける地域労働者への賃金環境の影響についてお伺いします。 中野市職員の今回の期末手当0.05月の引下げは、人事院勧告を準用していることで仕方がないと思います。今回の引下げは、市の職員だけでなく、他の自治体関連労働者にも適用になります。なお、中野市職員の令和元年度のラスパイレス指数は96.9です。そして、自治体関連労働者の賃金水準は中野市職員より低いのが実際です。そこで、改めて期末手当削減分の人件費の総減額は幾らになるかお伺いします。 今回の一時金の削減は、地域の労働者へも少なからず影響が出ます。地域賃金の負のスパイラルについて、地域の経済への影響についてどう考えるかお伺いします。 次に、市の環境政策についてお伺いします。 はじめに、国の脱炭素社会宣言に関連した市の取組についてお伺いします。 本臨時国会の菅首相の所信表明演説で、2050年、脱炭素社会を目指すと表明されました。このため、中野市としても脱炭素社会に向けた取組を始める必要があると思いますが、いかがでしょうか。 次に、環境関連イベントの開催についてです。 環境イベントの復活について、数年前、10年続いた「環境祭」が廃止され「防災フェア」に替わりました。最近の異常気象やSDGsへの取組として、国際的にも日本としても、県としても、ゼロカーボンの実現が叫ばれています。こうした中、当市としても積極的な取組が必要と考えます。そこで、環境も防災も根本は一緒です。防災環境フェアを開催してはどうか伺います。環境都市中野が、都市からの移住を考える方々へのアピールにもなると思います。 次に、晋平の里間山温泉公園の指定管理者の指定の変更についてお伺いします。 これまでの指定管理者の運営の評価は。指定管理者の変更の理由は。今後の指定管理の基本的方針、すなわち4月以降の運営についてお伺いします。 次に、業務委託についてお伺いします。 最初に、学校給食センター、市立図書館、学校図書館の業務委託について評価はどうかお伺いします。 次に、業務委託先への市の助言、指導についてお伺いします。それは、このたびの教育委員会関係施設の業務委託について、現場ではこの間どのような助言、指導が行われてきたのかお伺いします。 次に、生涯学習についてお伺いします。 はじめに、図書館運営の考え方についてお伺いいたします。 改めてですが、図書館は、いわゆる本を貸し出すことがその業務の中心ではありますが、リクエストやレファレンスなど多岐にわたり市民への情報発信基地です。そこで、図書館協議会をどう考えているのかお伺いします。図書館協議会は、図書館業務の重要で十分議論を行う協議会であると思うが、いかがでしょうか。そして、図書館の一般職の職員と業務委託職員の連携はどうなっているかお伺いします。 次に、公民館運営の考え方についてお伺いします。 はじめに、公民館運営審議会と非常勤主事をどのように考えているかお伺いします。 次に、成人年齢引下げ後の成人式の検討状況についてお伺いします。 他市では、既に、成人年齢引下げ後の成人式の概要、予定、方針などを発表しているところが多くあります。中野市はどうするのか検討状況をお伺いします。 以上、ここから最初の質問といたします。 ○議長(町田博文君) 市長。     (市長 湯本隆英君登壇) ◎市長(湯本隆英君) 中村明文議員の質問にお答えいたします。 最初に、新型コロナウイルス感染症対策について。 現在の新型コロナウイルス感染症の状況につきましては、先月以降、全国的に新規陽性者数が増加傾向にあり、本市においても同様に、複数の新規陽性者が確認されていることから、季節性インフルエンザとの同時流行期を迎える中で、今後の感染拡大が懸念されるところであります。 先月12日に、北信圏域へ新型コロナウイルス警報が発出された際には、感染拡大防止や発熱などの症状がある場合の相談、受診、検査体制について、速やかに新聞折り込みによる広報なかの特別号や公式ホームページなどで市民の皆様にお知らせしたところであります。 また、今月2日には新型コロナウイルス特別警報が発出されましたが、同日、公式ホームページや中野市すぐメールなどで市民の皆様へ周知、注意喚起をいたしました。 今後、感染拡大の抑止に向けて県からの要請等があった場合には、市として役割を踏まえ、協力できる範囲で対応してまいります。 市職員や医療、社会福祉に携わる方などへのPCR検査につきましては、感染拡大防止や重症化予防の観点から、必要な方に対しては県において積極的な検査など適切に対応されているところでありますので、市では、これら以外の状況ではPCR検査の実施については考えておりません。 コロナ禍においての令和3年度予算編成につきましては、新型コロナウイルス感染症による本市の経済活動への影響は大きく、景気の落ち込みなどから市税は今年度よりも減収すると予想しております。また、国からの交付税もその原資となる国税も減収すると見込まれており、市の歳入予算を今年度並みに確保することは難しく、来年度予算の編成は大変厳しいものになると感じております。 このように、新型コロナウイルス感染症による本市の経済状況に鑑み、令和3年度予算編成に当たっては地域経済の回復、地域資源の有効活用を最優先とし、市民の安定した雇用と安心の暮らしを守る施策を展開していきたいと考えております。 市職員の給与改定につきましては、経済、雇用情勢等を踏まえた民間の給与水準に準拠している人事院勧告に基づいていることから、今回の市職員の給与引下げは、社会一般の経済情勢等が適正に反映されていると認識しております。 また、北信広域連合等が本市の給与水準に準拠することについては、同様に、経済情勢等を反映した適正な給与水準を確保しているものと考えております。なお、今回の給与引下げによる地域経済への影響につきましては、少なからずあるものと考えております。 給与改定に伴う期末手当の影響額については総務部長から答弁させます。 次に、市の環境政策について、国の脱炭素社会宣言に関連した市の取組につきましては、今後の国の動向を注視していくとともに、地球温暖化防止につながる有効な施策について庁内で連携し研究してまいりたいと考えております。 環境関連イベントの開催につきまして、「環境祭」は、ごみ処理有料化の周知など当初の目的が達成したことから、平成29年度で事業を終了いたしました。また、昨年度まで実施しておりました自然観察会「千曲川ラフティング」は、令和元年東日本台風の影響により今年度は中止といたしましたが、今後も、市民の皆様に環境への意識を高めていただけるような新たな環境啓発イベントの開催について検討してまいりたいと考えております。 次に、晋平の里間山温泉公園の指定管理者の指定の変更について。 現在の指定管理者の運営の評価につきましては、平成30年度に公募し、指定管理者選定委員会を経て最適候補者となったことから、昨年4月から指定管理者として指定しているところであります。指定管理者の指定の変更の理由につきましては、新型コロナウイルス感染症の影響などによる経営状況の悪化と、今後も経営改善が見込まれないとの理由から、指定管理者から指定期間の短縮について申出があったものであります。 今後の指定管理者の基本的な方針につきましては、来年度〔訂正済み〕から新たに利用料金制での公募を予定しております。 以上です。 ○議長(町田博文君) 教育長。     (教育長 堀内敏明君登壇) ◎教育長(堀内敏明君) 学校給食センター、市立図書館、学校図書館の業務委託についての評価につきましては、業務委託事業評価調書により各種視点ごとに評価を実施しておりますが、これらの業務を民間企業へ委託してから1年半以上が経過し、それぞれの業務における役割が定着し、安定した運営を行うことにより、一層の公共サービスの質の向上につながってきていると認識しております。 業務委託先への市の助言、指導につきましては、業務ごとに委託先において選任された責任者を通じて、学校給食センターにおいては、課題があれば、毎週開催しているミーティングの中で解決策を検討しております。 また、市立図書館や学校図書館においては、各施設間での情報交換や研修講座への司書の参加を要請するなど、積極的に責任者と連絡を取り合いながら必要に応じて助言、指導を行っており、円滑な業務の遂行に努めております。 次に、生涯学習について、図書館協議会につきましては、「図書館法」及び中野市立図書館条例に基づき設置している機関であり、図書館の運営に関し館長の諮問に応ずるとともに、図書館が行う図書館奉仕について意見を述べる役割を担っていただいております。図書館協議会では、各年度の運営方針や事業計画のほか、業務委託などの重要な課題につきましても議論していただくこととしております。 図書館の一般職員と業務委託職員の連携につきましては、業務委託職員はカウンター業務を中心に行い、利用者からの図書資料に関する相談等に対応するレファレンス業務や、リクエスト図書の選定等の専門的な業務は市の司書職員が対応するなど、お互いに連携し業務を行っております。 また、業務委託先には、図書館運営一般業務責任者が配置されており、市との連絡調整等につきましては業務責任者を通じて調整しております。 公民館運営審議会につきましては、「社会教育法」及び中野市公民館条例に基づき、学校教育関係者や学識経験者等の委員で構成し、公民館事業をより充実したものとするためのご意見等をいただく貴重な場であると考えております。 今年度の審議会では、新型コロナウイルス感染拡大防止のための閉館措置や自主事業の中止等について報告し、厳しい状況の中、新たな手法で実施した公民館事業の取組など、コロナ禍における今後の公民館事業についてご審議いただきました。 また、非常勤主事につきましては、中野市公民館規則に基づき、各地区の分館協議会からの推薦を受け、計10人を任用しております。 中央公民館では、非常勤主事の会議を月1回程度開催し、各分館の事業実施状況や公民館事業の最新情報等を提供するなど情報共有に努めているほか、公民館主催事業への協力要請等を行っており、非常勤主事には市と各分館のパイプ役として活躍していただいております。 各分館の事業につきましては、コロナ禍において感染拡大を防止するため、接触機会の低減や飲食機会の見直し等、例年とは違う取組を検討し、参加者の安全を第一に考えた上でそれぞれ自主的に取り組まれており、市からは各分館の取組状況などの情報提供に努めております。 成人年齢引下げ後の成人式の検討状況につきましては、令和4年4月1日施行の「民法」改正により、成人年齢が20歳から18歳に引き下げられることから、成人式の在り方について市民アンケートを実施いたしました。先月開催しました公民館運営審議会において、アンケート結果や成人式実行委員会の意見及び県内他市町村の動向を踏まえた市の基本的方針案についてお示しし、ご意見をいただいたところであります。 今後、教育委員会において協議し、来年3月頃をめどに市議会に方針を報告し、ご意見をいただいた後、市民の皆様へ速やかに周知してまいります。 ○議長(町田博文君) 総務部長。     (総務部長 酒井 久君登壇) ◎総務部長(酒井久君) 給与改定に伴う期末手当の影響額につきまして、市長答弁に補足してお答え申し上げます。 一般職の今年度の期末手当につきましては680万4,000円の減額となる見込みであります。 ○議長(町田博文君) 市長。     (市長 湯本隆英君登壇) ◎市長(湯本隆英君) 訂正をお願いいたします。 先ほど間山温泉公園の指定管理者の最後の部分で、答弁の中で、来年度からと申し上げるところを今年度からと申し上げてしまいました。よろしくお願いいたします。 ○議長(町田博文君) 4番 中村明文議員。 ◆4番(中村明文君) これからは継続でお願いいたします。 まず、新型コロナウイルス感染症対策でございます。 9月市議会定例会においても言ったんですが、職員のPCR検査、ほかの自治体では、ご案内のとおり、感染者等を把握するという意味も含めてPCR検査を実施してきている自治体がかなり出てきました。そんな中で、一番の最前線である市の職員の中でもソーシャルワーカーをやっている人たちについては、やはりPCR検査が必要じゃないかなと思っています。とにかくこれだけ中野市、山ノ内町において感染者数が出てくるとやはりPCR検査が重要だと思うのですけれども、それについてもう一回ご返答をお願いしたいと思います。 ○議長(町田博文君) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長福祉事務所長吉村恵利子君) お答え申し上げます。 地域の新型コロナウイルスの検査体制につきましては、感染が発生した場合には行政検査を幅広く行うこととしております。そういった行政検査への影響や、これからさらに寒くなって、季節性インフルエンザの流行期を見据えて、検査の需要、検査を実施していただく検査医療機関、また、それを行う検査能力などを県とも相談することとされております。県としては、感染拡大が起きたときには幅広く行政検査を実施するということから、無症状の方への検査の調整は現在のところ難しいという見解を得ております。 以上でございます。 ○議長(町田博文君) 4番 中村明文議員。 ◆4番(中村明文君) 県が日頃そのような指導をされているということは重々承知なんですけれども、再三言うわけなんですけれども、これだけ感染者数、無症状の方がいるという実態を踏まえれば、やはり一番の現場にいるソーシャルワーカーの方のPCR検査というのは必要じゃないかと思うので、県との調整の中で、そういう方々ができるということを、要望じゃないですけれども、県との調整をしていただきたいと思うのですが、いかがでしょうか。 ○議長(町田博文君) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長福祉事務所長吉村恵利子君) その前に、無症状の方についての検査について、9月市議会定例会で申し上げさせていただいたんですけれども、メリットとすると、議員さんがおっしゃるように、不安を持つ方が陰性であった場合、その時点での安心感につながります。 しかし、その一方で、無症状の方が行うことについては、その場が陰性であっても、その後、陽性になる可能性があることや絶対の安心感にはつながらないということ、あと、一定数の擬陽性や擬陰性が存在するということと、検査に伴い医療機関や保健所の負担が増大するということを総合的に勘案しまして、やはり無症状の方については難しいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(町田博文君) 4番 中村明文議員。 ◆4番(中村明文君) 分かりましたけれども、今、例えば東京やなんかで、軽微な金額、例えば2,900円とかという形で簡易検査というか、実態がよく分からないんですけれど、そんなような検査もやって、例えば年末年始、帰省される方に対してはそこで検査して、一応、陰性証明みたいな形でということが東京のほうでは行われるようになっておりますが、そのようなことを県のほうに--その逆もあるということで、例えば出張するときも、簡易検査みたいじゃないですけれど検査が必要になるという場面がこれから多くなるかと思いますので、ぜひ、これは要望ですけれども、県との調整の中で、希望者においてはPCR検査ができるような態勢をつくっていただきたいと思いますので、よろしくお願いします。 続きまして、令和3年度予算ですけれども、現状の調子でいくとなかなかコロナの終息は見込めないと思うわけなんですね。そうなってくると、新年度予算においても、国の交付金等々、さっき見合いということでありますけれども、やはり今のうちから経済対策についての予算化等を見込んでいただきたいと思うわけなんですが、いかがでしょうか。 ○議長(町田博文君) 総務部長。 ◎総務部長(酒井久君) お答え申し上げます。 歳入となる地方交付税ですとか地方譲与税、それから市税があるわけですけれども、大変厳しい状況になると予想されております。特に、国で今、地方財政対策ということで総務省と財務省で折衝を行っているところでありますけれども、その中で、地方譲与税などを含む地方税収については、本年度から3兆6,000億円下がるというような見込みも出ているところでございます。そんな関係で、来年度予算について非常に歳入面は厳しい状況になろうかと思いますので、それに対してでき得る予算措置を講じていきたいというふうに考えておりますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(町田博文君) 4番 中村明文議員。 ◆4番(中村明文君) 分かりました。とはいっても、コロナの情勢によって臨機応変に、例えば3月でも補正予算を立てるとか、そんなような対策もするべきではないかということを申し上げまして、次へ移ります。 市の環境政策についての中で、脱炭素社会、中野市も昔はハイブリッド車とかそういうのをやったんですけれども、例えば、提案なんですけれども、公用車にEVとかハイブリッド車の導入を図る、それから太陽光発電を公共施設に積極的なという形で、少しでも脱炭素社会に向けた取組を令和3年度以降行うべきじゃないかなと思うのですけれども、いかがでしょうか。 ○議長(町田博文君) くらしと文化部長。 ◎くらしと文化部長(竹前辰彦君) 先ほど市長答弁でも申し上げましたが、関係部署と連携を取りながらまた検討、研究していきたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(町田博文君) 4番 中村明文議員。 ◆4番(中村明文君) 分かりました。いずれにしましても、脱炭素社会というのは避けて通れないこれからの施策でございますので、ぜひ諸般の検討をお願いしたいと思います。 続きまして、晋平の里間山温泉公園の指定管理者の変更についてでございますが、先ほどの質問でもあったわけなんですけれども、この間、平成30年4月から受けたわけなんですけれども、それまでの指定管理者の評価についてもう一回聞くのですけれども、受けて大丈夫だったのかなとかそういう評価であったんでしょうか。 ○議長(町田博文君) 経済部長。 ◎経済部長(宮本浩明君) お答えします。 一般財団法人信州なかの産業・観光公社からは、自らこの5年間を指定管理者として受けるということの申出がありまして、その最適候補者となって令和元年度からやっておったというわけなんですけれども、公社とすれば、間山温泉公園ぽんぽこの湯ですけれども、これはオープン当初以来、公社が運営しておったということから、最適候補者というようなことを評価して今まで運用していただいておるというような状況でございます。 以上です。 ○議長(町田博文君) 4番 中村明文議員。 ◆4番(中村明文君) その経過はよく分かったわけなんですけれども、例えば5年間で指定管理を一応決定したわけなんですよね。その場合、2年になったとき、先ほどの市長の答弁の中でもコロナ禍という形で、それを奇貨としたという形であったわけですが、実際のところは、その公社の運営状況と管理状況というのは市として把握していたのでしょうか。 ○議長(町田博文君) 経済部長。 ◎経済部長(宮本浩明君) 議員おっしゃるように、オープン当初の平成5年の頃には27万人も利用者がおりましたけれども、近隣の自治体で日帰り温泉施設が多くできてきたということと、一番は、平成24年度に10万人を割り込んでしまった理由としましては、レジオネラ菌が出てしまったですとか、それに伴って定休日を設定しましたですとか、施設の改修工事、これお風呂と厨房ですけれども、それらを行ったことによりまして、その年から利用者が8万人、今は7万4,000人程度まで落ち込んでおるというような状況でありまして、もろもろの理由はあるんですけれども、それに加えてコロナ禍で利用者が減少したということで、昨年度との対比でも利用者が大幅に減少したというようなことから、経営が困難になって継続ができないというような申出があったということであります。 以上です。 ○議長(町田博文君) 4番 中村明文議員。 ◆4番(中村明文君) 理由はある程度分かったわけなんですけれども、これからの間山温泉の在り方なんですけれども、そうなると、3月31日までですから仮に4月1日からになると、廃止、それから指定管理替え、それから直という形のその3つの選択肢しかないと思うのですが、これ再確認なんですけれども、4月1日以降の見通しについてお伺いしたいんですが。 ○議長(町田博文君) 経済部長。 ◎経済部長(宮本浩明君) 今市議会定例会に期間の変更ということで議案を上程させていただいておりまして、これがお認めいただければ指定管理者の再募集を直ちに行いたいと考えておりまして、指定管理者が決定されました暁には、3月市議会定例会に議案として上程させていただいて、4月1日から新たな指定管理者において施設を運用していただきたいと考えておりますし、また、再募集かけてどなたも応募がなかったということであれば直営という形を考えております。 以上です。 ○議長(町田博文君) 4番 中村明文議員。 ◆4番(中村明文君) 今の答弁の中で、もし今回議案が通れば指定管理者の再募集をかけると言ったんですけれども、再募集のかけ方について見通しがあるわけですか。今までどおりの指定管理者の募集をするという、そういう手続を進めていくということでしょうか、ちょっと確認ですけれども。
    ○議長(町田博文君) 経済部長。 ◎経済部長(宮本浩明君) お答えします。 これにつきましては、期間が本当に短い間ですけれども、募集期間が短い中であったとしても、先ほど説明させていただいたスケジュールにのっとりまして再募集をかけていって、4月1日には、利用者に不便のかからないような形を考えていきたいと思っております。 以上です。 ○議長(町田博文君) 4番 中村明文議員。 ◆4番(中村明文君) とはいってもあと3月しかないわけですね。そうなってくると、やはり今度は指定管理者替えになると諸般の手続等々かなりあるかと思うんですけれども、その辺についての見通しの中で指定管理先を公募するということでしょうかお伺いいたします。 ○議長(町田博文君) 経済部長。 ◎経済部長(宮本浩明君) 繰り返しになりますけれども、そのような形で、短い期間ではありますけれども、再募集をかけて運営していきたいと考えております。 以上です。 ○議長(町田博文君) 4番 中村明文議員。 ◆4番(中村明文君) 今このコロナ禍において、例えばほかの施設においても非常に経営が難しくなってきている公共的な施設が結構あるわけなんですね。全国的にも今回、指定管理ができなくなったというような事例が発生しておるわけで、その辺について、これは一般論になるわけですけれども、この指定管理というものについて、ちょっと曲がり角に来たんじゃないかなと思うわけなんです。例えば中野においてほかに指定管理先があるわけなんですけれども、今回の指定管理の変更に限っていえば、ほかの施設等にも影響がもしかしたら出るかもしれないんですが、それについてどうお考えでしょうか。 ○議長(町田博文君) 経済部長。 ◎経済部長(宮本浩明君) 確認なんですけれども、ほかの施設というのは市内の温泉施設ということでよろしいでしょうか。     (「市内の温泉施設」と呼ぶ者あり) ◎経済部長(宮本浩明君) 当然、市内には日帰り温泉施設、市の施設で3つございますけれども、この温泉施設が、公共施設の最適化に関連するんですけれども、本当に人口が減少している中で3つの施設が必要なのかということは考えなければならないと思っておりますので、残りの2つの施設は5年間、受けていただいておりますけれども、次回の指定管理者の募集をかけるまでには、その施設が本当に市民にとって必要なのかどうかということも含めて検討してまいりたいと考えております。 以上です。 ○議長(町田博文君) 4番 中村明文議員。 ◆4番(中村明文君) 分かったんですけれども、今回の例みたいに、本当は5年間で指定管理先を決めたわけなのに2年で指定管理先が、破綻じゃないですけれども指定管理を放棄するというような事態が先例となって、さっきの市内のほかの施設においても、経営の諸表を見させていただくとちょっと厳しいなという状況はご案内のとおりと思うのです。今回のを先例にすればもしかしたらそのようなことも危惧されるかと思うのですけれども、5年間ではなくて市の指導、助言という形で、どうやって今後、間山温泉も含めて指導していくかちょっとお伺いしたいんですけれども。経営指導について。 ○議長(町田博文君) 経済部長。 ◎経済部長(宮本浩明君) お答えします。 この件につきまして、実は、19市に同じ温泉施設がございまして、運用する方法はどういう形態を取っておるか調査したんですけれども、利用料金制はそもそも指定管理料が発生しない施設というふうに理解しておったんですけれども、半分以上の施設が、経年劣化を伴った温泉施設に対してはそれぞれの指定管理料をお支払いして、その施設を市の施設として管理・運用しておるということが判明いたしましたので、それらも含めて、5年以内というか、ここ2、3年で検討した上でその内容を研究してまいりたいというふうに考えております。 以上です。 ○議長(町田博文君) 4番 中村明文議員。 ◆4番(中村明文君) 分かりました。とはいっても来年の3月31日までは公社のほうで運営するということの確認で、同時進行的に再募集するということで、再確認なんですけれども、そういうことですよね。3月31日までは今の公社が運営していく、そして今回以降は新たな指定者を募集すると、そういう二線式で運営していくというか、考えていくということですよね。 ○議長(町田博文君) 経済部長。 ◎経済部長(宮本浩明君) そのとおりであります。 ○議長(町田博文君) 4番 中村明文議員。 ◆4番(中村明文君) 分かりました。いずれにしましても3月31日というのはもうすぐ来るということでありますので、指定管理先がもし決まらなかったという予備的なことであれば直営ということになる可能性が、さっき言われたことでありますので、予防的にじゃないですけれども、直営にするんだったら直営なりの、いろいろな届出とか保健所等々とかいろんな手続があるかと思いますので、なるたけ連絡を密に取った中で、4月1日も温泉施設が運営できるような努力をしていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。 ○議長(町田博文君) 経済部長。 ◎経済部長(宮本浩明君) 市民の福利厚生施設でありますから、迷惑のかからないような形で運営していきたいと考えておりますし、ただ、直営という場合になりますれば、温泉部分は直営でできるんですが、食堂ですとか売店ですとかそういったものに関しましては市ではできないので、そういったところの部分は休まざるを得ないのでご理解いただきたいと思います。 以上です。 ○議長(町田博文君) 4番 中村明文議員。 ◆4番(中村明文君) 分かりました。市民の方々はやはり間山温泉公園に対して非常に関心を持っておられますので、ぜひ、逐一情報を開示しながら、4月1日からスムーズに移行できるんだったら移行できる体制を、市民の皆さんに情報を出していただくということをお願いしたいと思います。 続きまして、業務委託についてお願いいたします。 基本的に、先ほどの評価という形で、給食センター、市立図書館、学校図書館の業務委託に対する評価はいいといったことなんですけれども、これは実は、何でこんな質問をするかというと、先ほどの指定管理のときも5年の契約であったのが2年で指定替えになるような事態が起きたという、そういうことがありますので、やはり市として、教育委員会として、業務委託先の業者に対してこれからどういうふうに指導していくか。つまり、密に指導、助言をするということが必要になるかと思いますが、その辺についていかがでしょうか。 ○議長(町田博文君) 教育次長。 ◎教育次長(小橋善行君) お答えいたします。 この教育委員会関係の業務委託につきましては、温泉公園等と違いまして運営そのものを任せているわけではございませんで、ある業務について委託をしているといったことでございます。ただし、評価は、それぞれの評価とも全てA評価ということで実施させていただいておりますけれども、利用者の方でありますとかによりよい施設であるように、当然のことながら、市としましては業務委託先と連絡を密にしながら進めてまいりたいと思っております。 ○議長(町田博文君) 4番 中村明文議員。 ◆4番(中村明文君) 続きまして、生涯学習の図書館運営について改めてお伺いしたいのですけれども、とにかく図書館というのは、先ほども申し上げましたとおり市民の財産なわけなんですよね。これについても業務委託ということが、この間いろいろと声があったわけなんですけれども、これからも図書館については、市民の情報発信基地だということで、業務委託ということじゃなくていろいろなことが考えられるかと思いますので、ぜひ図書館協議会の皆さんと連絡を密に取っていただいて、よりよい図書館を目指していただきたいということでお願い申し上げたいと思います。 もう一回、この業務委託について、図書館のカウンターを中心の業務委託ということでありますが、その辺について市民の声はどうだったか分かりますか。 ○議長(町田博文君) 教育次長。 ◎教育次長(小橋善行君) お答えいたします。 業務委託につきましての評価は市のほうでしておりますけれども、利用者の方につきましても、「非常に対応がよくなった」でありますとか、それは、それぞれ働いている方のモチベーションが上がったりということの結果だと思いますけれども、そんな評価をさせていただいております。 先ほど教育長から答弁いたしましたように、本の貸出しでありますとか、そういった定型的な業務につきましては業務先にお願いをしてございますけれども、根幹的な業務、リクエストに対する選定、それからレファレンス等々につきましては市の司書を配置してしっかりやっておりますので、その辺も含めて、よりよい図書館となるように進めてまいりたいと思っております。 ○議長(町田博文君) 4番 中村明文議員。 ◆4番(中村明文君) 分かりました。 続いて、公民館の運営についてお願いしたいと思います。 公民館運営審議会についていろいろ先ほどご答弁いただいたわけなんですけれども、やはり情報がちょっとこの間も遅いかなというのが感想であります。それは、成人式の問題等も含めて、やはり市民の皆さんが一番関心を持っている事態だと思うんですよね、公民館事業については。そうすると、令和4年4月1日の「民法」改正による成人式についても、皆さん、どうなっているんだ、どうなっているんだと言って、早くに情報をもらわなくちゃ、着物の世話とかいろんなものが出てくるので、先ほどの答弁だと来年の3月と言ったんですけれども、それだともう、一回転したら1年くらいしかないわけですよね。そうするとやっぱり、3月とはいわず、分かった時点で記者会見じゃないですけれどもそういうふうにやって、市民の皆さんに、いわゆる18歳成人式じゃないですけれども、それを開示したほうがいいんじゃないかなと思うのですが、いかがでしょうか。 ○議長(町田博文君) 教育次長。 ◎教育次長(小橋善行君) お答えいたします。 成人式の「民法」改正への対応につきましては、先ほど教育長から答弁いたしたように、様々なアンケート、それからいろいろな実行委員会、あと公民館の運営審議会、それからまた、これから教育委員会にもいろいろお願いしなくてはいけませんし、そういった様々な手続を取りながら進めてまいりたいと思っております。いずれにしろ、成人式につきましては、コロナの関係で今年度分を来年5月に来年と一緒にやるという形になっておりますので、なるべく早く、情報につきましては決まり次第、出していきたいと思っております。 ○議長(町田博文君) 4番 中村明文議員。 ◆4番(中村明文君) 分かりました。 今度は市民会館が改装に入っちゃいますよね。そうなってくると、自分なりに考えると、18歳成人式というのは3世代になるのか、そうなってくると人数がもう500人じゃ利かなくなる、1学年300人ぐらいになると、300掛ける3だと1,000人近くが対象になると市民会館は使えない。そうなってくると、北部、西部、中央、豊田というような形でやるかとか、そういう情報も早急に検討する中で出していただきたいと思うのですけれども、いかがでしょうか。 ○議長(町田博文君) 教育次長。 ◎教育次長(小橋善行君) 当然、こちらのほうでは市民会館が使えなくなるということも重々承知しておりますので、その会場の選定でありますとか、これもコロナ禍でどうなるか分かりませんけれども、分散開催でありますとか、また、会場を別にするということも含めて検討しておりますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(町田博文君) 以上をもって通告による市政一般質問は終了いたしました。--------------------------------------- ○議長(町田博文君) 以上をもって本日の日程は全部終了いたしました。 本日はこれにて散会いたします。 (散会)(午後1時46分)...