◆15番(
宮原英幸君)
経済建設委員会は、6月16日午前9時30分から第1
委員会室において、
委員全員、議長、副市長及び
関係職員の出席のもとに、同委員会に付託された案件につきまして審査を行いましたので、その結果について報告いたします。 議案第1号「財産(土地)の譲与について」を審査しました。
慎重審査の結果、議案第1号は
全会一致、原案のとおり決しました。 次に、議案第2号「
請負契約の変更について」を審査しました。
慎重審査の結果、議案第2号は
全会一致、原案のとおり決しました。 次に、議案第3号「
市道路線の認定について」、議案第4号「
市道路線の認定について」、議案第5号「
市道路線の廃止について」及び議案第6号「
市道路線の廃止について」を一括審査しました。 審査の中で出された主な質疑は、「市道として認定を予定している杉島市野瀬線は、延長が約1.2キロメートルある。除草や除雪など
維持管理について、地元での対応は厳しい。どのような対応になっていくのか。」との質問に対し、「除草や除雪など、今までの県の
管理状況を確認した上で、関係部署と検討していく。」旨の答弁がありました。 「
県道芝平高遠線から払下げで市道となった
市道駒形沢線は、
維持管理の観点から市道廃止とのことであるが、市道延長や面積を
交付税算定の基礎としている。減額になる交付税については検討しているか。」との質問に対し、「使用状況や橋梁の点検、維持補修にかかる経費等を考慮し、廃止を提案した。交付税に影響があるが、今回は市道のまま残すということは考えていない。」旨の答弁がありました。 採決の結果、議案第3号、議案第4号、議案第5号及び議案第6号は
全会一致、原案のとおり決しました。 次に、議案第8号「伊那市
水道事業及び
下水道事業の設置等に関する条例の一部を改正する条例」を審査しました。 審査の中で出された主な質疑は、「今後も
下水道事業計画区域が増えていくのか。」との質問に対し、「
下水道事業計画区域外で新たに下水道に接続した地域があれば追加していく。」旨の答弁がありました。 「城南町以外で面的に追加を考えている区域はあるか。」との質問に対し、「城南町は、
都市計画マスタープランや
農業振興地域整備計画に沿って宅地化を誘導する区域を
事業計画に追加したものであり、他は考えていない。」旨の答弁がありました。 「今回の認可地域の変更は、
下水道使用料の改定に影響するのか。」との質問に対し、「今年度から3年間の使用料については、
一般会計から毎年度6億5,000万円を出資することで据置きが決定しており、今回の変更は影響しない。」旨の答弁がありました。 採決の結果、議案第8号は
全会一致、原案のとおり決しました。 次に、議案第10号、
請負契約の締結についてを審査しました。 審査の中で出された主な質疑は、「今回の
請負契約で整備されるD区画の購入の見込みはあるか。」との質問に対し、「申込書は提出いただいている。」旨の答弁がありました。 「土はどこから受け入れる計画か。」との質問に対し、「
リニアトンネル発生土により造成するが、搬入土の状況により、
国土交通省からも受け入れることになる。」旨の答弁がありました。 「飯島町から
広域農道を通って搬入されていて、道路が傷んできているが。」との質問に対し、「
国土交通省飯島砂防出張所の
しゅんせつ土を運び入れた経緯がある。
広域農道は伊那谷を縦貫する幹線道路であり、一般車両、工事車両が通る基幹道路であるため、それぞれの市町村で補修等対応するのが適切と考える。」旨の答弁がありました。 採決の結果、議案第10号は
全会一致、原案のとおり決しました。
○議長(
白鳥敏明君) ただいまの
委員長報告に対する質疑に入ります。 御質疑ございませんか。 (「なし」と言う者あり)
○議長(
白鳥敏明君) 以上をもって質疑を終結します。 これより討論に入ります。 御意見ございませんか。 (「なし」と言う者あり)
○議長(
白鳥敏明君) 以上をもって討論を終結します。 これより議案第1号から議案第6号まで、議案第8号及び議案第10号の8案を一括採決します。 本案は委員長の報告のとおり決することに、賛成の議員の起立を求めます。 (
起立全員)
○議長(
白鳥敏明君)
起立全員であります。 よって議案第1号から議案第6号まで、議案第8号及び議案第10号の8案は、原案のとおり可決されました。
---------------------------------------
△議案第7号 伊那市
福祉医療費給付金条例の一部を改正する
条例---------------------------------------
○議長(
白鳥敏明君) 続きまして日程第3、議案第7号「伊那市
福祉医療費給付金条例の一部を改正する条例」を議題とします。 本案に関し、委員長の報告を求めます。
社会委員長、
二瓶裕史議員。 (17番
二瓶裕史君登壇)
◆17番(
二瓶裕史君)
社会委員会は、6月19日午前9時30分から第1
委員会室において
委員全員、議長、副議長、副市長および
関係職員の出席のもとに、当委員会に付託された案件につきまして審査を行いましたので、その結果について報告いたします。 議案第7号、「伊那市
福祉医療費給付金条例の一部を改正する条例」を審査しました。
慎重審査の結果、議案第7号は
全会一致、原案のとおり決しました。
○議長(
白鳥敏明君) ただいまの
委員長報告に対する質疑に入ります。 御質疑ございませんか。 (「なし」と言う者あり)
○議長(
白鳥敏明君) 以上をもって質疑を終結します。 これより討論に入ります。 御意見ございませんか。 (「なし」と言う者あり)
○議長(
白鳥敏明君) 以上をもって討論を終結します。 これより議案第7号を採決します。 本案は委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。 (
起立全員)
○議長(
白鳥敏明君)
起立全員であります。 よって議案第7号は原案のとおり可決されました。
---------------------------------------
△議案第9号 令和5年度伊那市
一般会計第2回
補正予算について
---------------------------------------
○議長(
白鳥敏明君) 日程第4、議案第9号「令和5年度伊那市
一般会計第2回
補正予算について」を議題とします。 本案に関し、委員長の報告を求めます。
総務文教委員長、
田畑正敏議員。 (12番
田畑正敏君登壇)
◆12番(
田畑正敏君)
総務文教委員会は、6月20日午前9時30分から第1
委員会室において
委員全員、副議長、副市長、教育長及び
関係職員の出席のもとに、当委員会に付託された案件につきまして審査を行いましたので、その結果について報告いたします。 議案第9号、「令和5年度伊那市
一般会計第2回
補正予算について」のうち、歳出2
款総務費、10
款教育費、歳入、
関係歳入、
関係繰越明許費を審査しました。 審査の中で出された主な質疑は、「美原に建設を予定している
屋内運動場は、子供達や
近隣住民が日常的に使用できるような施設としていただきたい。また、施設周辺の外構整備においても、
近隣住民への影響などを十分考慮していただきたい。」との要望に対し、「施設の用途や利用方法など、住民の声も参考にしながら、今後の実施設計の中で検討していきたい。」旨の答弁がありました。 「
東ティモール民主共和国スポーツ交流事業の内容は。」との質問に対し、「
補助事業を活用し、
東京オリンピックの
ホストタウン相手国である
東ティモール民主共和国から
スポーツ関係者7名程度を招致し、
地域住民と交流することを計画している。」旨の答弁がありました。 「
シティープロモーション関連業務委託料について、どのような事業を考えているのか。」との質問に対し、「本年度から3年間、
デジタル田園都市国家構想交付金が採択されたことにより、従前からの
移住定住促進、関係人口の創出に加え、
観光文化振興、
地域ブランド力の向上に向けた
シティプロモーションに取り組んでいく。具体的な
委託業務内容についてはこれから検討していくが、昨年と同様に、
テレビ番組の制作、放映等を考えていきたい。」旨の答弁がありました。 これに対し、「番組の放映は、東京圏が中心であるが、市民にも見てもらうことがこの事業の進展に繋がる。市内県内を含め、広報を進めていただきたい。」旨の要望がありました。 「
地域ブランド推進における新たな
委託事業の内容は。」との質問に対し、「
地域ブランドアクションプラン推進事業は、伊那市が選ばれるための
地域ブランドの掘り起こしを行うもの。
ローカル発信人材育成事業は、
地域プレーヤーの育成や女性などの
キャリア形成、学生の
郷土愛醸成を行うもの。
移住定住DX推進事業は、DXを活用しながら移住定住のターゲットに沿った事業を展開していくものである。」旨の答弁がありました。 「
スクールバス等運行委託料の増額の理由は。」との質問に対し、「
東部中学校の新山地区と手良地区について、当初見込みより
利用希望者が増加したことから、増額するものである。」旨の答弁がありました。 採決の結果、議案第9号のうち、
総務文教委員会付託分は、
全会一致で原案のとおり決しました。
○議長(
白鳥敏明君) 続きまして
社会委員長、
二瓶裕史議員。 (17番
二瓶裕史君登壇)
◆17番(
二瓶裕史君) 議案第9号「令和5年度伊那市
一般会計第2回
補正予算について」のうち、歳出3
款民生費、4
款衛生費、歳入、
関係歳入を審査しました。 審査の中で出された主な質疑は、「
遺児等福祉金の引上げについて、遺児等の健全な育成と福祉の増進の目的に対して支給額が少ないと感じるが、
遺児等福祉金以外の支給はあるのか。」との質問に対し、「
ひとり親家庭には、
児童扶養手当の支給がある。」旨の答弁がありました。 「
測量業務委託料は、高遠第2・第3
保育園建設に関する業務と思われる。工事の方針は、建て替えか改修が決まっているのか。」との質問に対し、「昨年の一般質問の答弁で、建て替えの方針を表明しており、地元と保護者による
建設検討委員会の中で、
現地建て替えの決定がなされた。
測量業務については、建設にあたり、正確な
敷地面積等を把握するため実施するものである。」旨の答弁がありました。 「ワクチンの
春開始接種は65歳以上と基礎疾患のある方を対象とし、無償で接種を実施しているが、今年度それ以外の人へも無償で行われるのか。」との質問に対し、「接種可能な全ての年齢の方を対象とした
秋開始接種を9月から無償で行うとしているが、国からの詳細が示されていないため、
計画段階である。」旨の答弁がありました。 採決の結果、議案第9号のうち
社会委員会付託分は
全会一致で原案のとおり決しました。
○議長(
白鳥敏明君) 続きまして
経済建設委員長、
宮原英幸議員。 (15番
宮原英幸君登壇)
◆15番(
宮原英幸君) 議案第9号「令和5年度伊那市
一般会計第2回
補正予算について」のうち歳出、6
款農林水産業費、7
款商工費、8
款土木費、歳入、
関係歳入、
関係債務負担行為、
関係地方債を審査しました。 審査の中で出された主な質疑は、「
地域ブランドの推進について、伊那市のフェアとは具体的にどのようなことを実施するのか。」との質問に対し、「伊那市の農産物の
ブランド化を図り、認知度を高めるために都市で発信力があり、伊那市とつながりの深い
日比谷松本楼で伊那市のフェアを行う計画である。」旨の答弁がありました。 「
アスパラガスの
自動収穫機について、3年間かけて検討し、令和8年度から実装となるのか。」との質問に対し、「
アスパラガスの
自動収穫機は令和2年度から3年間、
地方創生推進交付金を受け、関係機関と開発を進めてきた。特定のハウスの中では使えるようになったものの、より多くの農家の皆様に使っていただくために、見えてきた課題について、令和5年度から
デジタル田園都市国家構想交付金を受け、3年間圃場の工夫や改良を重ね、令和8年度には実装できるようにする計画である。」旨の答弁がありました。 「
GISシステム構築業務の内容は。」との質問に対し、「水路や畑灌等の管理は、
土地改良区が図面を主に紙で管理しているので、
土地改良区の水路等を一元化したシステムを構築することで効率的な
施設管理を行っていきたい。」旨の答弁がありました。 「
地域おこし協力隊の具体的な活動は。」との質問に対し、「inadani seesにおいて、地域外から新しい考えを持ってきてもらい、新しい企画を考えることや林福連携を活動として考えている。」旨の答弁がありました。 「
東原工業団地雨水浸透施設はどの辺りに設置するのか。」との質問に対し、
東原キッツグラウンド内の東南側で地下に設置する。」旨の答弁がありました。 「伊那北駅周辺再
整備検討資料等作成業務委託の具体的な内容は。また、
ボーリング調査は行うのか。」との質問に対し、「高校再編により多くの利用が想定される伊那北駅周辺について、民間による再開発の動きもあり、計画地には私有地も含まれることから、今後の検討や協議に必要な現地測量を行うが、今回は
ボーリング調査は行わない。」旨の答弁がありました。 採決の結果、議案第9号のうち、
経済建設委員会付託分は、
全会一致で原案のとおり決しました。
○議長(
白鳥敏明君) ただいまの各委員長の報告に対する質疑に入ります。 御質疑ございませんか。 (「なし」と言う者あり)
○議長(
白鳥敏明君) 以上をもって質疑を終結します。 これより討論に入ります。 御意見ございませんか。 (「なし」と言う者あり)
○議長(
白鳥敏明君) 以上をもって討論を終結します。 これより議案第9号を採決します。 本案は、各委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。 (
起立全員)
○議長(
白鳥敏明君) 全員起立であります。 よって議案第9号は原案のとおり可決されました。
---------------------------------------
△議案第11号 令和5年度伊那市
一般会計第3回
補正予算について
△議案第12号 令和5年度伊那市
水道事業会計第1回
補正予算について
△議案第13号 令和5年度伊那市
下水道事業会計第1回
補正予算について
---------------------------------------
○議長(
白鳥敏明君) 日程第5、議案第11号「令和5年度伊那市
一般会計第3回
補正予算について」から、議案第13号「令和5年度伊那市
下水道事業会計第1回
補正予算について」までの3案を一括議題とします。 事務局をして件名のみ朗読させます。久保田
事務局長。
◎
事務局長(
久保田玲君) 議案第11号、令和5年度伊那市
一般会計第3回
補正予算について、令和5年6月23日提出、伊那市長、白鳥孝。 議案第12号、令和5年度伊那市
水道事業会計第1回
補正予算について、令和5年6月23日提出、伊那市長、白鳥孝。 議案第13号、令和5年度伊那市
下水道事業会計第1回
補正予算について、令和5年6月23日提出、伊那市長、白鳥孝。以上であります。
○議長(
白鳥敏明君) 理事者から提案理由の説明を求めます。 伊藤総務部長。 (総務部長 伊藤博徳君登壇)
◎総務部長(伊藤博徳君) それでは、
補正予算書の5ページをお願いいたします。 議案第11号、令和5年度伊那市
一般会計第3回
補正予算について御説明をいたします。 第1条は歳入歳出それぞれ3億3,300万円の追加をお願いし、総額を380億2,430万円とさせていただくものです。今回計上する事業は、今月2日を中心に発生した大雨による災害の復旧に要する費用のうち、応急復旧及び市単独事業を中心に計上するものでございます。今回の補正後の予算規模は前年度同期と比較をして、約2.1%の減でございます。 第2条は地方債の補正でございますが、別表にて御説明申し上げますので、2枚おめくりをいただき8ページをお願いいたします。8ページ、第2表地方債補正は追加で、災害復旧事業は、大雨災害の復旧に充てるためのもので、借入額の47.5%に交付税措置があるものとなります。 続いて、歳出予算の補正内容について御説明いたしますので、恐れ入りますが、16ページまでお進みください。16ページ以降は歳出でございます。4
款衛生費、1項7目水道費の右ページ、
水道事業は、大雨により被害を受けた場広配水池の復旧事業の財源として、
水道事業会計、簡易
水道事業への補助金を増額をするものでございます。 おめくりいただき、18ページをお願いいたします。7
款商工費、1項3目、観光費の右ページの二つ目、温泉
施設管理は、土砂が流入した高遠温泉源泉の施設復旧を迅速に行うため、転用した予算を復元するもので、その一つ上の観光
施設管理は、同じく源泉の復旧事業に流用した予算を復元するものでございます。なお、高遠温泉を利用する高遠さくらホテル、さくらの湯、温泉スタンドの3施設は、本日から営業を再開をしております。一番下ローズガーデン管理は、ローズガーデンの駐車場のり面が崩落したため、復旧するものでございます。 おめくりいただき、20ページをお願いいたします。11款災害復旧費は、一般質問3日目の全員協議会で報告いたしました災害について、復旧の費用を計上したもので、災害発生時における緊急の対応は予備費を活用しておりますが、
補正予算の議決を待てない復旧事業の重機借上げ料等は、本予算により手当をすることとしておりますので、御承知おきください。 1項1目農地農業施設災害復旧費の右ページ、市単耕地災害復旧は、国の補助対象とならない農業用水路等の農業施設や農地の復旧に必要な予算を、市の単独事業として計上したものでございます。その下、現年耕地災害復旧は、国の補助を受けて復旧する災害の査定に必要な調査設計を委託するものでございます。なお、この事業他、国の補助による工事請負費につきましては、9月補正にて予算計上を予定をしております。 続いて、2目林道施設災害復旧費の右ページ、市単道災害復旧は単独事業として実施をする被災した林道の災害復旧を行うもので、その下、現年林道災害復旧は、国の補助を受けて復旧する災害の査定に必要な測量設計を委託をするものでございます。 次の2項1目、公共土木施設災害復旧費の右ページ、市単土木災害復旧は国の補助対象とならない小規模な復旧に要する費用を計上するもので、おめくりをいただきまして22ページの右側、現年土木施設災害復旧は、国の補助を受けて復旧する市道の測量設計に必要な事業費を計上するものでございます。 おめくりいただき、24ページをお願いいたします。14款1項1目予備費は、今回の大雨災害で緊急的に対応した重機使用料等に使用した予備費の額が当初予算に計上いたしました。4,000万円に迫る3,700万円程度と見込まれることから、今後の災害や降雪等に備えるため、予備費の復元をお願いするものです。以上が歳出でございます。 次に歳入について御説明いたしますので、お手数ですが、14ページにお戻りください。 14ページは歳入でございます。14款2項11目災害復旧費負担金は、被災した農業用施設、農地の復旧事業の地元負担金として、事業費の10%を御負担をいただくもので、21款繰越金は、今回補正の一般財源に充当するものでございます。23款市債は、地方債補正にて御説明いたしましたとおり、災害復旧事業に充てるものでございます。 以上、
一般会計第3回
補正予算について御説明いたしました。よろしく御審議を賜りますようお願いいたします。
○議長(
白鳥敏明君) 続きまして伊藤
水道部長。 (
水道部長 伊藤一真君登壇)
◎
水道部長(伊藤一真君)
補正予算書の29ページをお願いします。議案第12号「令和5年度伊那市
水道事業会計第1回
補正予算について」御説明いたします。 今回の補正は、6月2日の大雨で被災した場広配水池の復旧費用をお願いするものでございます。 第2条は収益的収入および支出で、収入の第2款、簡易
水道事業収益を300万円増額し、総額を1億7,510万円とし、支出の第2款、簡易
水道事業費用を300万円増額し、総額を1億8,600万円とするものです。 第3条は、資本的収入および支出で収入の第2款、簡易
水道事業資本的収入を200万円増額し、総額を8,930万円とし、支出の第2款、簡易
水道事業、資本的支出を200万円増額し、総額を1億3,730万円とするものです。第4条と第5条は御覧ください。 32ページをお願いします。収益的収入の2款、簡易
水道事業収益、2項4目他会計補助金は、復旧事業の財源として
一般会計から繰り入れるものです。 おめくりいただき34ページの収益的支出の2款、簡易
水道事業費用1項1目、原水及び浄水費は、建屋の扉やフェンスなどを復旧するものでございます。おめくりいただき、36ページの資本的収入の2款、簡易
水道事業資本的収入1項1目企業債は復旧事業の財源とするものです。おめくりいただき、38ページの資本的支出の2款、簡易
水道事業資本的支出1項4目、機械及び装置は井戸ポンプを復旧するものです。この井戸ポンプは配水池内に設置してありますが、取水量が低下したため、5年ほど前から使用していませんでした。今後、川からの取水が安定的に行えなくなる恐れがあるため、井戸の中を洗浄し、取水量を復活させるとともに、ポンプを更新し、水源として再度使用できるようにするものでございます。議案第12号の説明は以上です。 43ページをお願いします。続きまして、議案第13号「令和5年度伊那市
下水道事業会計第1回
補正予算について」御説明いたします。今回の補正は、
水道事業と同様に6月2日の大雨による被害の復旧費用をお願いするものでございます。第2条は、収益的収入及び支出で、支出の第1款、
下水道事業費用を200万円増額し、総額を26億9,820万円とするものです。 46ページをお願いいたします。収益的支出の1款、
下水道事業費用、1項2目処理場費は公共下水道高遠浄化センターに流れ込んだ土砂の撤去に要した費用を復元するものでございます。説明は以上でございます。よろしく御審議を賜りますようお願いいたします。
○議長(
白鳥敏明君) お諮りします。 ただいま議題となっております議案第11号から議案第13号までの3案は、会議規則第37条第3項の規定により委員会の付託を省略したいと思います。 これに御異議ございませんか。 (「異議なし」と言う者あり)
○議長(
白鳥敏明君) 御異議なしと認めます。 よって議案第11号から議案第13号までの3案は、委員会の付託を省略することに決しました。 これより質疑に入ります。 御質疑ございませんか。 (「なし」と言う者あり)
○議長(
白鳥敏明君) 以上をもって質疑を終結します。 これより討論に入ります。 御意見ございませんか。 (「なし」と言う者あり)
○議長(
白鳥敏明君) 以上をもって討論を終結します。 これより議案第11号から議案第13号までの3案を一括採決します。 本案は原案のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。 (
起立全員)
○議長(
白鳥敏明君)
起立全員であります。 よって議案第11号から議案第13号までの3案は原案のとおり可決されました。
---------------------------------------
△請願・陳情について
---------------------------------------
○議長(
白鳥敏明君) 日程第6、請願・陳情についてを議題とします。 本件に関し、委員長の報告を求めます。
総務文教委員長、
田畑正敏議員。 (12番
田畑正敏君登壇)
◆12番(
田畑正敏君)
総務文教委員会へ付託された請願・陳情について審査の結果を報告いたします。 請願・陳情番号26-2、更なる少
人数学級推進と
教育予算の増額、
義務教育費国庫負担制度の堅持・拡充を求める請願(請願)を審査しました。 審査の中で出された主な意見は、「市の小中学校は35人学級だが、国の方針は40人学級であって、差額は市費での対応となっていることから、国からの支援は求めるべきであり、採択すべき。」との意見がありました。 採決の結果、
全会一致で採択と決しました。 次に、請願・陳情番号26-3、
へき地教育振興法に鑑み、
へき地手当等支給率を
近隣県並みの水準に戻すことを長野県知事に求める請願書(請願)を審査しました。 審査の中で出された主な意見は、市にへき地学校等はなく、他市町村の話だが、市においても、少子化等の問題を抱え、地域として考えるべきであり、採択すべき。との意見がありました。 採決の結果、
全会一致で採択と決しました。 次に、請願・陳情番号26-4、高齢者、障害者のため、より利用しやすいふれあい交通サービスを求める請願(請願)を審査しました。 審査の中で出された主な意見は、市民と交通事業者に現状を聞き、経済的事情等により歩み寄れない状況があることは承知しているが、事業を承認した市と議会に責任があり、これを受け止め、検討協議をすべきであり、採択すべき。との意見がある一方、1,300人余の署名とともに請願され、その思いは理解できるが、一方で交通事業者が逼迫している状況もある。全てを採択すべきではなく、できるところから対応していくべきであり、趣旨採択とすべき。との意見や、利用者のマナー向上などの課題もあり、現状は、事業者、利用者の双方に様々な課題がある。そうしたことへの対応も含め、検討が必要であり、趣旨採択とすべき。」との意見や、「継続的に協議・検討を進めてほしいという趣旨は理解できるが、個別の要望内容が具体的すぎるので趣旨採択とすべき。との意見がありました。 採決の結果、趣旨採択多数で、趣旨採択と決しました。
○議長(
白鳥敏明君) 続きまして、
社会委員長、
二瓶裕史議員。 (17番
二瓶裕史君登壇)
◆17番(
二瓶裕史君) 請願・陳情番号26-1、消費税インボイス(適格請求書等保存方式)制度の実施延期を求める陳情書(陳情)を審査しました。 審査の中で、「制度の導入により経済的困難が予想されることは理解できるが、陳情の趣旨は導入に反対するものであり、期間の延長により解決できるものではないため、不採択が妥当である。」との意見がありました。 採決の結果、請願・陳情番号26-1は、
全会一致で不採択と決しました。 以上になります。
○議長(
白鳥敏明君) ただいまの
委員長報告に対する質疑に入ります。 御質疑ございませんか。 (「なし」と言う者あり)
○議長(
白鳥敏明君) 以上をもって質疑を終結します。 これより討論に入ります。 御意見ございませんか。 21番、柳川議員。
◆21番(柳川広美君) 21番、柳川広美です。私は26-1、消費税インボイス適格請求書等保存方法制度の実施延期を求める陳情に関して、
委員長報告の不採択に反対の立場で討論を行います。 今朝のテレビでも声優の方々が、この制度によって多くの声優が立ちゆかなくなるという記者会見をしているニュースが報道されておりました。小規模事業者にとってインボイス制度の導入は、この制度の対象になってもまた対象外の申請をしても、どちらをにとっても立ちゆかなくなるという状況であります。多くの事業者、声優、アニメーター、建設業者、大工さんそれからフリーターということで、いろんな方々が立ちゆかなくなるというふうに表明をしております。大手の建設業者も、このインボイス制度の適用にならなくても下請けに入れます、という表明をしているほどであります。そういった意味で、ぜひ採択すべきというふうに思います。 また、26-4、高齢者・障害者のため、より利用しやすいふれあい交通サービスを求める請願に関して、趣旨採択が委員長の報告でしたが、趣旨採択に反対し、採択すべきという立場で討論を行います。 今回の請願に関して、理事者側から圧力がかかり、議員研修会が行われ、また担当の委員会でも事業者からの説明を受けるということが、委員長、議長の対応で行われたことに関して、今までこうした事態はなく、議会は自主的に公平公正な立場で判断すべきでありこうした対応を行われたことに非常に憤りを覚えるものであります。 議員は市民の立場でこうした請願・陳情を、審査すべきであります。また、この内容の中で、いろいろな討論が行われ、議会の一般質問でも討議が行われたものでありますけれども、一点、がん患者の移送に関しては、福祉的な見地での対応が別途必要だというふうには思います。これを全部、このデジタルタクシー等で賄うことは非常に困難ではないかというふうには思います。ただ、この請願に関しては、ぜひ検討・協議を開始していただきたいという内容でありますので、ぜひ採択すべきというふうに思います。 以上です。
○議長(
白鳥敏明君) そのほかにございますか。 17番、
二瓶裕史議員。
◆17番(
二瓶裕史君) 請願・陳情番号26-4の高齢者・障害者のため利用しやすいふれあい交通サービスを求める請願(請願)に対して、
委員長報告が趣旨採択とのことでしたが、採択すべきとの意見で反対の討論をします。 今回、市民の皆様、多くの利用者の方、また利用できなかった方から切実な思いがあり、より利用しやすいサービスになるよう検討、協議をしてほしいという趣旨の請願でした。 市民の皆さんから協議をしてほしいという請願に対して、議会がそれは難しいんじゃないかというのは、考え方としてはおかしいのではないかなと思います。これはもう採択するか不採択するかしか選択肢はなくて、趣旨はよくわかるということであれば、採択しかないんじゃないかなと思っておりますので、
委員長報告には反対をしたいと思います。
○議長(
白鳥敏明君) ほかにございますか。 5番、
篠塚みどり議員。
◆5番(
篠塚みどり君) 5番、
篠塚みどりです。 私も今の二瓶議員と同じように、26-4の請願・陳情に対して、私もアンケートをとらせていただきまして、多くの方が困っていらっしゃることをお聞きしまして何とかこの協議、検討を続けていただきたいとの市民の声があると思います。採択との思いでありましたが趣旨採択とのこと。この事業がよりよい運営と、かかりつけ医への通院など市民の方のためになりますよう、引き続き協議、検討をお願い申し上げたいと思いますので、趣旨採択には反対に回らせていただきたいと思います。
○議長(
白鳥敏明君) ほかにございますか。よろしいですか。 4番、小池議員。
◆4番(小池隆君) 請願・陳情番号26-4、高齢者、障害者のためより利用しやすいふれあい交通サービスを求める請願(請願)につきまして、
委員長報告の趣旨採択に反対の立場で、この請願について採択すべきという考えから意見を述べさせていただきます。 ふれあい交通サービスでありますぐるっとタクシー、および市街地デジタルタクシーは市民の本当に皆様の期待も大きく、利用者の需要は高まりつつあります。そこで、より利用しやすいふれあい交通サービスにしていくためには市民要望、運行事業者の要望、両者の要望を汲み取りながら、継続的に市が運行事業者と検討協議を行って、また具体的な内容を検討・協議して、この事業のそうした検討・協議をすることでこの事業の課題等もわかってくるかと思います。 そうした内容を含めた解決に向けた協議をきちんと行って、例えばこの件については、こういった事情で今の段階ではできないんだとか、この事業については市民の皆さんのそういった協力があれば、できるかもしれないとかそういったものも含めた、経過及び結果を市民の皆さんに説明していく責務があると思います。 また、1,345人の署名を添えたこの請願は、条件付きでのエリアの拡大、利用時間延長など具体的な内容についての多くの市民の方が検討して欲しいと切に願い、伊那市と運行事業者間でサービス向上に向けた具体的な協議を、今後も継続して検討・協議を行っていただくことを要望した署名、請願となっております。 事業がスタートし、数年が経つ中で、今後は具体的な要望を含めた内容について、随時または定期的に運行事業者の意見を伺いながら、検討・協議を行っていかなくては一歩も前進することもできず、逆にサービスの低下、事業継続困難に繋がってしまうこともございます。なお、繰り返しになってしまいますが、この請願書は文面にもございますが、条件付きのエリア拡大、時間延長等の実施を議会から市へ要請することを求める請願ではなくて、あくまでも市が、それらの内容について運行事業者と検討協議を行っていただけるよう議会からも言ってほしいとそう求めている請願でありますので、市民の皆さんの声をしっかりと議会が受け止め市政に届ける必要があると思いますので、この請願は採択すべきであると考え、趣旨採択に反対します。以上です。
○議長(
白鳥敏明君) 20番、
飯島光豊議員。
◆20番(
飯島光豊君) 私は26-1、並びに26-4の請願・陳情番号の討論をさせていただきます。 最初に請願・陳情番号26-1、消費税インボイス制度の実施延期を求める陳情書につきまして、
委員長報告は不採択でありますが、私は採択すべきとして、
委員長報告に反対する討論をいたします。 長年にわたりデフレが続いている我が国においては、新型コロナが経済に更なる打撃を与えまして、その回復の見通しはいまだたたないこういう中にありまして、さらに物価上昇も加わりまして、経済地域経済は一層疲弊しています。こうした状況下で、今年の10月から適格請求書等保存方式いわゆるインボイス制度が始まる予定になっております。 伊那市議会においては、昨年の6月の議会において、インボイス制度は問題であるとして反対し見直し、延期を求める請願が提出されました。これは
全会一致で採択をしており、国に既に意見書を提出しています。この立場からも、採択は当然でありますし、採択しないとしたら、その議員各位は、自己矛盾に陥ってしまうと思います。 インボイス制度というのは、事業者間の取引関係を壊してしまい、免税店制度を実質的に廃止するものです。インボイスを発行するためには、営業収入が少なくても、課税事業者になる必要があり、消費税納税の義務が発生します。 また、課税事業者が消費税の仕入れ税額控除を受けるためには、インボイスが必要となるため、免税事業者は取引から除外される可能性があります。個人事業主、フリーランス、一人親方、個人タクシーの運転手、小規模農家、シルバー人材センターの仕事をする高齢者など広範な事業者に負担増が強いられます。 その一方で現在、課税事業者であっても、シルバー人材センターのように、支払先の多くが免税事業者であり、その支払先が、インボイスを登録しない場合、仕入れ税の税額控除ができなくて、多額の税負担が発生してしまいます。 日本商工会議所、全国中小企業団体中央会、全国建設労働組合総連合、中小企業家同友会、日本チェーンストア協会、日本漫画家協会、日本SF作家クラブ、日本美術著作権連合、全国青色申告会総連合などの中小団体や、税理士団体も凍結、延期、見直しの表明や、現状のままでの実施に懸念の声を上げています。 西田敏行さんが理事長となっている日本俳優連合もこの是正を求めて声明を発表しております。 この問題につきましては、こうした皆さんに加えて、インボイス制度の中止を求める税理士の会が主催した国会内での集会には、野党の国会議員のみならず、自民党の国会議員が参加、登壇いたしました。自民党の責任ある積極財政を推進する議員連盟は、政府に対し、インボイス制度導入延期を申し入れ、自民党地方議員が共同代表を務める積極財政を推進する地方議員連盟も、インボイス制度の導入に反対するなど、与党内からも問題視する声が上がっています。 中小零細事業者にとって、消費税は現在、価格に転嫁することが困難な状況にあり、インボイス制度導入を契機とした廃業の増加や、成長意欲の低下を招く等地域経済の衰退に拍車をかける恐れがあります。加えて、制度の周知が不十分であるため、このまま実施されれば、多くの混乱を招くことも想像に難くありません。 多くの事業者は、新型コロナ危機のもとで事業継続に懸命に取り組んでおり、インボイス制度への登録や、経理変更準備に取り組める状況ではありません。よって、中小零細業者の事業存続と再生、ひいては日本経済振興のためにインボイス制度導入の延期見直しを求めるこの陳情においては採択すべきということで、
委員長報告は不採択でありますので、反対をさせていただきます。 次に、請願・陳情番号26-4、高齢者・障害者のため、より利用しやすいふれあい交通サービスを求める請願につきましては、採択をするべきとの立場から、
総務文教委員長の報告に反対の討論をいたします。 本請願は、伊那市のぐるっとタクシーおよびデジタルタクシーが、これまでの市民誰しもが、どこまでも乗れた地域循環バスや、循環タクシーを廃止して、改めて構築した伊那市の公共交通であります。そこから派生をしてきた利用者市民の要望と、交通事業者の事情の問題であります。 そもそもこの問題は、この事業を構築した伊那市の責任であり、それを認めた議会の問題でもあります。市民には何の責任もない問題です。
委員長報告では、何か利用者のマナーだとか、市民の方に問題があるかのごとく言っているこの報告は失礼極まる発言としか言いようがありません。この請願書にあるように、市民はぐるっとタクシーやデジタルタクシーの運行に、心より感謝を述べつつも、伊那市の主権者として発生している問題について、結果はともあれ、もう少し検討し、協議を行っていただきたいと要望しているのです。そもそも議会の最終的な採決とは多数決を原則にしていますが、本来、採決は、結果的には採択か不採択のいずれかです。 今回、委員長の報告は趣旨採択であります。一般的には、趣旨採択は採択には当たらないとして、不採択でありながら、体裁を取り繕うような表現であると市民からは不評を買われています。もしこのような採決であるとしたら、市民の1票1票で当選してきた議員にとって、市民から信頼される議会として市議会と言えるでしょうか。そもそもこの請願の本質は、今発生している問題について、ただ検討してほしい、協議してほしいという市民の切なる声です。もし議会が、こうした市民の声に聞く耳を持たない、あるいは事実上の門前払いをするとしたら、これから市民は議会を信頼しなくなります。 今回の問題は、確かに検討や協議をすべき課題は多くあります。だからこそ、執行権を持つ市長はじめ、伊那市に対して、議会が市民の前から逃げずに結果はともあれ、積極的に検討や協議を求めることは当然の議会の責務であります。本採決はケーブルテレビで全市に放映されています。議員各位の表決態度は直視されているのであります。 今後の採決結果はどうであれ、市民の皆さんは、この問題が解決されるまでは、決してこの願いを諦めることはないと思います。これからも署名運動は続くでありましょうし、再びまた議会へ声が上げられるでありましょう。私議員の1人としても、市民の声に耳を傾けていきたいと思います。 ちなみに、来る8月10日の午後7時から、駅前のいなっせで、また翌日の11日には、午後7時から高遠のやますそで、こうした公共交通をテーマとした市民と議会の意見交換会が開かれます。議員はそこで直接市民の声をお聞きしましょう。果たして市民の皆さんは、この趣旨採択の表決で良いとおっしゃるかどうか、伺おうではありませんか。 他の常任委員会においても、それぞれ予定された日時で、市民と議会の意見交換会が各地で開催されます。多くの市民が参加されると思います。私は今回、この請願は採択するべきという立場で
委員長報告に反対します。したがって私は採決においては起立しません。起立する各位は採択に反対の立場であろうかと思いますが、私は請願を採択すべきとの立場を強く表明して、討論といたします。
○議長(
白鳥敏明君) 他にございますか。 三石議員。
◆8番(三石佳代君) 8番、三石佳代です。26-4、ふれあい交通サービスにつきましては、採択するべきという立場で意見をいたします。 これは検討・協議をしてほしいという陳情でございますので、続けるべきであると。検討し、協議を続けるべきであると思います。御意見を伺う中で、また新たな一手が生み出される可能性もあります。意見を聞かないというようなことはしてはいけないことです。 採択するべきだと思います。以上です。
○議長(
白鳥敏明君) 6番、
高橋姿議員。
◆6番(高橋姿君) 請願・陳情番号26-1、消費税インボイス制度の実施延長を求める請願書に関して、
委員長報告に反対、趣旨採択すべきとの意見で討論いたします。 昨年の伊那市議会で議決された、消費税インボイスに関しては小規模農業者に特定した内容での採択でした。今回もその内容に関しては私自身何か手を打った方が伊那市の農業者にとって利益があると思います。その立場で趣旨採択すべき、その部分だけ切り取った形での趣旨採択ということで意見したいと思います。以上です。
○議長(
白鳥敏明君) ほかによろしいですか。 それでは以上をもって討論を終結いたします。 これより請願・陳情を採決いたします。 請願・陳情番号26-1、消費税インボイス適格請求書等保存方式制度の実施延期を求める陳情書を採決します。 本件に対する
委員長報告は不採択であります。 本件は委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。 (起立多数)
○議長(
白鳥敏明君) 起立多数であります。 よって請願・陳情番号26-1は
委員長報告のとおり決定しました。 次に、請願・陳情番号26-2、更なる少
人数学級推進と
教育予算の増額、
義務教育費国庫負担制度の堅持・拡充を求める請願書を採決します。 本件に対する
委員長報告は採択であります。 本件は委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。 (
起立全員)
○議長(
白鳥敏明君)
起立全員であります。 よって、請願・陳情番号26-2は
委員長報告のとおり決定しました。 次に、請願・陳情番号26-3、
へき地教育振興法に鑑み、へき地手当等の支給率を
近隣県並みの水準に戻すことを、長野県知事に求める請願書を採決します。 本件に対する
委員長報告は採択であります。 本件は委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。 (
起立全員)
○議長(
白鳥敏明君)
起立全員であります。 請願・陳情番号26-3は
委員長報告のとおり決定しました。 次に、請願・陳情番号26-4、高齢者、障害者のため、より利用しやすいふれあい交通サービスを求める請願を採決します。 本件に対する
委員長報告は趣旨採択であります。 なお、採決にあたり起立しない方は
委員長報告に反対とみなします。 本件は委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。 (起立多数)
○議長(
白鳥敏明君) 起立多数であります。 よって、請願・陳情番号26-4は
委員長報告のとおり決定しました。
---------------------------------------
△
委員会提出議案第2号
伊那市議会議員政治倫理条例の一部を改正する条例
△
委員会提出議案第3号
伊那市議会議員の請負の状況の公表に関する
条例---------------------------------------
○議長(
白鳥敏明君) 日程第7、
委員会提出議案第2号「
伊那市議会議員政治倫理条例の一部を改正する条例」及び
委員会提出議案第3号「
伊那市議会議員の請負の状況の公表に関する条例」の2案を一括議題とします。 事務局をして件名のみ朗読いたさせます。 久保田
事務局長。
◎
事務局長(
久保田玲君)
委員会提出議案第2号、
伊那市議会議員政治倫理条例の一部を改正する条例、令和5年6月23日提出、伊那市議会議会運営委員会委員長、三澤俊明。
委員会提出議案第3号、
伊那市議会議員の請負の状況の公表に関する条例、令和5年6月23日提出、伊那市議会議会運営委員会委員長、三澤俊明。以上であります。
○議長(
白鳥敏明君) 提案者から提案理由の説明を求めます。 14番、三澤俊明議員。 (14番 三澤俊明君登壇)
◆14番(三澤俊明君) 本日の議会運営委員会からの
委員会提出議案は、地方議員のなり手不足解消に向けた法改正に関する内容となります。
委員会提出議案書の4ページをお願いします。
委員会提出議案第2号、
伊那市議会議員政治倫理条例の一部を改正する条例につきまして、御説明を申し上げます。 初めに、提案理由でございますが、下段にございますように、地方自治法の一部を改正する法律(令和4年法律第101号)の施行に伴い、所要の改正を行うため、提案するものであります。改正内容について御説明いたしますので、5ページをお願いします。
伊那市議会議員政治倫理条例新旧対照表でございます。先ほど申し上げました地方自治法の改正により、請負の定義の明確化及び各会計年度において、支払いを受ける請負の対価の総額が法令で定める額を超えないものを、議員個人による請負に関する規制の対象から除くことが規定されました。これにより、第6条第1項について、左側の旧の欄の下線部のとおり、従来は、市が行う工事、製造、その他の
請負契約等については辞退をし、市民に疑惑の念を生じさせないよう努めなければならない、としていたものを、右側の新の欄ですが、見出し中の自粛を削り、下線部のとおり、市に対し、請負をしてはならない。ただし、地方自治法施行令第121条の2に規定する額以下である場合はこの限りではないと改正するものです。 なお、政令で定める額というのは、年間で300万円以下でございます。 お手数ですが、4ページにお戻りいただきたいと思います。 附則でございます。この条例は公布の日から施行し、令和5年4月1日から適用するとするものでございます。 続きまして、6ページをお願いします。
委員会提出議案第3号、
伊那市議会議員の請負の状況の公表に関する条例につきまして御説明を申し上げます。 初めに、提案理由でございますが、7ページの下段にございますように、
伊那市議会議員の伊那市からの請負の状況を公表することに関し、必要な事項を規定するため提案するものであります。これは、先ほど御説明いたしました政治倫理条例の改正により、議員個人による市との請負については、一定の範囲内であれば、規制の対象から除かれることになったことに伴い、議員としての請負の状況の透明性を確保するために取り組むものです。 6ページにお戻りいただきます。第1条は、この条例の目的を定めるもので、市に対する請負の状況を公表することなどにより、請負の状況の透明性を確保し、もって議会の運営の公正及び事務の執行の適正を図ることとしております。 第2条第1項は、前会計年度の出納整理期間終了後である、毎年6月1日から6月30日までの間に、議長に対し、前会計年度において支払いを受けた請負の状況を報告しなければならないことを規定し、第2条第1項は、第1項の規定による報告を訂正する必要があるときは、訂正内容の届出が必要であることを規定しています。 第3条は、議長は請負の状況の報告の一覧を作成するとともに、公表しなければならないことを定めるものです。 第4条第1項は、第2条の規定による報告書及び訂正届の保存期間を報告すべき期間の翌日から起算して5年を経過する日までと規定するもので、第4条第2項は何人とも議長に対し、保存されている報告書及び訂正届の閲覧や写しの交付を請求できることを規定するものです。 第5条は、条例の施行に関し必要な事項は議長が定めることを規定しています。 最後に附則ですが、この条例は公布の日から施行し、令和5年4月1日に始まる会計年度における請負から適用するものでございます。説明は以上でございます。よろしく御審議をいただきまして、御議決いただきますようお願い申し上げます。
○議長(
白鳥敏明君) ただいま議題となっております、
委員会提出議案第2号および
委員会提出議案第3号の2案は、会議規則第37条第2項の規定により委員会の付託を省略します。 これより質疑に入ります。 御質疑ございませんか。 (「なし」と言う者あり)
○議長(
白鳥敏明君) 以上をもって質疑を終結します。 これより討論に入ります。 御意見ございませんか。 (「なし」と言う者あり)
○議長(
白鳥敏明君) 以上をもって討論を終結します。 これより
委員会提出議案第2号及び
委員会提出議案第3号の2案を一括採決します。本案は原案のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。 (
起立全員)
○議長(
白鳥敏明君)
起立全員であります。 よって、
委員会提出議案第2号及び
委員会提出議案第3号の2案は、原案のとおり可決されました。
---------------------------------------
△
議員提出議案第1号 さらなる少
人数学級推進と
教育予算の増額、
義務教育費国庫負担制度の堅持・拡充を求める意見書の提出について
---------------------------------------
○議長(
白鳥敏明君) 日程第8、
議員提出議案第1号、さらなる少
人数学級推進と
教育予算の増額、
義務教育費国庫負担制度の堅持・拡充を求める意見書の提出についてを議題とします。 事務局をして件名のみ朗読いたさせます。 久保田
事務局長。
◎
事務局長(
久保田玲君)
議員提出議案第1号、さらなる少
人数学級推進と
教育予算の増額、
義務教育費国庫負担制度の堅持・拡充を求める意見書の提出について、令和5年6月23日提出、
伊那市議会議員田畑正敏、同じく小林真由美、同じく高橋明星、同じく吉田浩之、同じく唐澤千明、同じく
飯島光豊。 以上でございます。
○議長(
白鳥敏明君) 提案者から提案理由の説明を求めます。 12番、
田畑正敏議員。 (12番
田畑正敏君登壇)
◆12番(
田畑正敏君) さらなる少
人数学級推進と
教育予算の増額、
義務教育費国庫負担制度の堅持・拡充を求める意見書。 令和3年度からの5年計画で、小学校では35人学級が実現することになりました。しかし、中学校は40人のままとなっています。長野県では平成25年度に35人学級を中学校3年まで拡大し、以降、小中学校全学年で35人学級となっています。しかし、小学校では、専科教員や県基準の学級数ではなく、国基準の学級数で配置されていたり、学級増に伴う教員増を臨時的任用教員の配置により対応していたりするなど、課題も多く残されています。 学校現場では、新学習指導要綱やGIGAスクール構想への対応、貧困、いじめ、不登校など、解決すべき課題が山積しており、子供たちの豊かな学びを実現するための教材研究や授業準備の時間を十分に確保することが困難な状況となっています。 さらには教員不足も深刻で、欠員が常態化し、子供たちの学びを保障できない状況が生じている現状です。豊かな学びや学校の働き方改革を実現するためには、さらなる少
人数学級推進と根本的な定数改善計画に基づく教職員定数の改善が不可欠です。
義務教育費国庫負担制度については、三位一体改革についてなど、政府・与党の決定を経て、国家負担率が2分の1から3分の1に引き下げられました。厳しい財政状況の中、独自財源により人的措置等を行っている自治体もありますが、自治体間の教育格差が生じることは大きな問題です。国の施策として定数改善に向けた財源保障をし、子供たちが全国のどこに住んでいても一定水準の教育を受けられることが憲法上の要請です。豊かな子供の学びを保障するための条件整備は不可欠です。 以上のことから、下記事項が実現されますよう強く要請いたします。 記1、どの子にも行き届いた教育をするため、さらなる少
人数学級推進と
教育予算の増額をすること。 2、教育の機会均等とその水準の維持向上のために必要不可欠な
義務教育費国庫負担制度を堅持し、負担率を2分の1へ復元するなど拡充すること。 以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出いたします。 令和5年6月23日の伊那市議会。以上、
総務文教委員会より意見書を提出させていただきました。皆様の御賛同をいただきますようよろしくお願いいたします。
○議長(
白鳥敏明君) お諮りします。 ただいま議題となっております、
議員提出議案第1号は、会議規則第37条第3項の規定により委員会の付託を省略したいと思います。 これに御異議ございませんか。 (「異議なし」と言う者あり)
○議長(
白鳥敏明君) 御異議なしと認めます。 よって、
議員提出議案第1号は委員会の付託を省略することに決しました。 これより質疑に入ります。 御質疑ございませんか。 (「なし」と言う者あり)
○議長(
白鳥敏明君) 以上をもって質疑を終結します。 これより討論に入ります。 御意見ございませんか。 (「なし」と言う者あり)
○議長(
白鳥敏明君) 以上をもって討論を終結します。 これより
議員提出議案第1号を採決します。 本案は原案のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。 (
起立全員)
○議長(
白鳥敏明君)
起立全員であります。 よって
議員提出議案第1号は原案のとおり可決されました。
---------------------------------------
△
議員提出議案第2号
へき地教育振興法に鑑み、
へき地手当等支給率を
近隣県並みの水準に戻すことを求める意見書の提出について
---------------------------------------
○議長(
白鳥敏明君) 日程第9、
議員提出議案第2号、
へき地教育振興法に鑑み、
へき地手当等支給率を
近隣県並みの水準に戻すことを求める意見書の提出についてを議題とします。 事務局をして件名のみ朗読いたさせます。 久保田
事務局長。
◎
事務局長(
久保田玲君)
議員提出議案第2号、
へき地教育振興法に鑑み、
へき地手当等支給率を
近隣県並みの水準に戻すことを求める意見書、令和5年6月23日提出、
伊那市議会議員田畑正敏、同じく小林真由美、同じく高橋明星、同じく吉田浩之、同じく唐澤千明、同じく
飯島光豊。 以上であります。
○議長(
白鳥敏明君) 提案者から提案理由の説明を求めます。 12番、
田畑正敏議員。 (12番
田畑正敏君登壇)
◆12番(
田畑正敏君)
へき地教育振興法に鑑み、
へき地手当等支給率を
近隣県並みの水準に戻すことを求める意見書。
へき地教育振興法は、都道府県の任務として特殊事情に適した学習指導、教材、教具等についての調査、研究および資料整備、教員の養成施設設置、市町村への指導、助言または援助等、教員および職員の定員の決定への特別な配慮、教員に十分な研修の機会等必要な経費の確保を規定しています。また、へき地手当の月額は、文部科学省で定める基準を参酌して条例で定めるとしています。 へき地手当の原資は、上記基準に基づいて国から県に交付されており、近隣県では、文部科学省で定める率に準拠して支給しています。しかしながら、長野県は平成18年度より一級地のへき地手当率を同省令で定める基準8%の8分の1に過ぎない1%にするなど、大幅な減額を行いました。現在では地域手当の一律1.7%分を加えると、基準の3分の1程度まで回復していますが、依然として、長野県と近隣県の手当支給率には大きな差があります。 その結果、本県へき地教育に様々な歪みは生じています。へき地学校等に勤務する教職員は、生活物資の購入は困難になり、現今の原油価格高騰などによって経済的負担はさらに増しています。家計支出の多い中堅層が、へき地校勤務をちゅうちょすることから、教職員の年齢構成バランスへの影響も深刻です。へき地校を取り巻く生活環境・交通事情等は改善されてきた部分もありますが、都市部の社会的・経済的・文化的諸条件はそれ以上に向上しており、相対的格差が拡大するのが実情です。 近年、本県においても、教員不足や教員採用試験志願倍率の低下が大きな課題となっていますが、県境近くでは賃金格差から隣県への人材流出が既に起きています。へき地手当支給率が全国の最低水準になることは、人材確保の面で大きなマイナス要因であり、へき地校を抱える自治体にとどまらず、全県的な課題と言えます。 へき地手当支給率の改善が行われなければ、本県の教育水準の維持及び地方自治体の将来の担い手の育成に大きな影響を与えることにもなりかねません。このような状況の中で、県人事委員会は、令和4年10月、職員の給与等に関する報告において、現在、近隣県と比較して低い水準にあるへき地手当や、へき地手当と同様に低い水準にある特殊勤務手当の支給率について、近隣県との均衡を考慮して維持することが必要、と初めて言及しました。 教職員の人材確保、児童生徒の教育の機会均等、教育条件整備の諸観点からへき地手当支給率を
近隣県並みに対応することが喫緊の課題であると考えます。 以上のことから、下記事項が実現されますよう強く要請いたします。 記1、教育の機会均等と中山間地域における教育水準の向上を図るため、へき地手当及びへき地手当に準ずる手当の支給率について、都市部との格差(相対的へき地性)が一層拡大している実情を十分把握しつつ、近隣県との均衡を勘案し、平成17年度以前の水準に戻すこと。 以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出いたします。 令和5年6月23日、伊那市議会。 以上
総務文教委員会より意見書を提出させていただきました。皆様の御賛同をいただきますよう、よろしくお願いいたします。
○議長(
白鳥敏明君) お諮りします。ただいま議題となっております
議員提出議案第2号は、会議規則第37条第3項の規定により、委員会の付託を省略したいと思います。 これに御異議ございませんか。 (「異議なし」と言う者あり)
○議長(
白鳥敏明君) 御異議なしと認めます。 よって
議員提出議案第2号は委員会の付託を省略することに決しました。 これより質疑に入ります。 御質疑ございませんか。 (「なし」と言う者あり)
○議長(
白鳥敏明君) 以上をもって質疑を終結します。 これより討論に入ります。 御意見ございませんか。 (「なし」と言う者あり)
○議長(
白鳥敏明君) 以上をもって討論を終結します。 これより
議員提出議案第2号を採決します。 本案は原案のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。 (
起立全員)
○議長(
白鳥敏明君)
起立全員であります。 よって
議員提出議案第2号は原案のとおり可決されました。 ここで市長から繰越計算書及び一般財団法人伊那市振興公社の経営状況を説明する書類が提出されております。タブレット端末の本日の会議資料に掲載してありますので御覧いただきたいと思います。 ここで市長から御挨拶をお願いします。 白鳥市長。
◎市長(白鳥孝君) 6月市議会定例会の閉会にあたりまして一言御挨拶を申し上げます。 議員の皆様には、今月2日から本日まで一般質問、また委員会審査を通じまして熱心な御討議をいただくとともに、本議会に提案を申し上げました全議案につきまして、御議決賜りまして誠にありがとうございました。本会議並びに常任委員会における審議の過程にいただきました貴重な御意見、また御提言につきましては、今後の市政運営に反映をさせてまいりたいと思います。 初めに、6月2日の台風2号及びそれに伴う前線の活発化による大雨では、近畿東海地方を中心に大きな被害となりました。伊那市におきましては、2日の大雨警報発令後に災害対策本部を設置し、警戒態勢をとりましたが、日中雨量がアメダスの観測史上2位となる220ミリを超える箇所が出るなど、市内全域で強い雨が短時間で降る結果となりました。 土砂災害警戒情報が、富県新山地区、高遠地域に発出されたことに伴いまして、市内4か所に避難場所を開設し、市民の安全を最優先とした対応をとったところであります。人的被害こそなかったものの、土砂流入や、あぜの崩落による農地への被害をはじめ、市道、林道、農道の路肩欠損など、大小290件を超える被害となりました。 また、場広飲料水供給施設が被災したことにより、水道水の供給ができなくなり、関係者の皆様には、復旧までの間、御理解と御協力をいただきましたことに感謝を申し上げます。今後、早急な災害復旧に向け、推進を図ってまいりますが、規模の大きな復旧事業につきましては、国県の支援を仰ぐ中で、9月補正以降に更なる予算措置をお願いする予定であります。何卒御理解を賜りますようお願いを申し上げます。 また、今月8日には、関東甲信地方が梅雨入りしておりまして、梅雨明けとなるまで予断を許さないところであり、豪雨災害への備えを徹底してまいります。 次に、国政に目を向けますと、13日には、異次元の少子化対策の実現に向け、児童手当の拡充などを盛り込んだ、少子化対策のこども未来戦略方針が閣議決定されました。今後、国の動きを注視するとともに、私の就任以来、長野県一の子育て支援を目指し、各種の政策に取り組んでまいりましたが、これからも子供と子育て家庭が希望を持って生活を送ることができるよう、誰一人取り残さないよう切れ目のない支援を届けてまいります。 次に予定される今後の主な市行政につきまして申し上げます。 今月17日には、竹沢長衛翁の遺徳を偲び、大自然に感謝をしながら、安全で楽しい登山を記念する第65回長衛祭が北沢峠の長衛小屋で行われ、いよいよ夏山シーズンが始まりました。全国的に観光需要が増加傾向にある中、7月15日からは東京、名古屋方面から南アルプスへの交通手段として定着してまいりました、茅野駅と南アルプスの仙流荘を結ぶ南アルプスジオライナーと、今年は伊那バスターミナルから早朝に出発するモーニングジオライナーが運行を始めます。仙丈ヶ岳や塩見岳などの日本百名山を擁する南アルプス北部の登山基地、長谷の戸台口に多くの登山客の皆様をお迎えできることと期待をしているところであります。 次に伊那まつりでございますが、新型コロナウイルス感染拡大防止のため中止を余儀なくされておりましたが、今年は4年ぶりの開催に向けて準備を進めております。従来の2日間の開催から、8月5日、1日の開催で準備を進めております。 今年のテーマは「新たな一歩 ~踏み出そう!それぞれの歩幅で~」です。伝統と文化を継承しながら、市民の皆様が積極的に関わり、市民総参加の祭りの開催に向け、実行委員会を中心として準備に取り組んでいただいております。市民の皆様におかれましても、イベントの盛り上げに、御理解と御協力を賜ることをお願い申し上げます。 さて、現在のところ、新型コロナウイルス感染症も徐々に収束に向けて進んでおり、正常な日常を取り戻しておりますが、一方で、物価高騰が懸念材料となっております。今後も地域経済の回復のために、効果的な施策を検討し、スピード感をもって対応してまいります。引き続き、議員各位の御理解と御協力を賜りますことをお願い申し上げまして、閉会にあたりましての挨拶といたします。
○議長(
白鳥敏明君) 以上をもって本日の日程は全部終了しました。 これをもって、令和5年6月、伊那市議会定例会を閉会します。
△閉会 午前11時6分 地方自治法第123条第2項の規定により署名をする。 伊那市議会議長
伊那市議会議員 伊那市議会議員...