◎
建設水道部長(小口浩史君) 今回の示談の割合の100%につきましては、
グレーチングが跳ね上がって車両の下部に損害を与えたものという分でございまして、市の過失が100%という形で認めたものでございます。 それと
グレーチングにつきましては、通過する自動車からイレギュラーな負荷や衝撃などにより、やはり
グレーチングが変形や破損したり、それが原因で跳ね上がることが考えられるところでございます。また、
グレーチングを受ける側溝側の
コンクリート側も、繰り返しの交通荷重で破損したり、不陸が生じることによりまして跳ね上がることが考えられるところでございます。 このようなことから、土木課でも、舗装面、また
グレーチング、ます、側溝などの日常、日頃の点検を強化しまして、危険箇所の早期発見と事故防止に努めてまいりたいと考えております。
○議長(
小松壮議員) そのほか質疑はありませんか。 〔発言する者なし〕
○議長(
小松壮議員) 報告第1号については、これをもって終結いたします。 次に、報告第2号について質疑はありませんか。 〔発言する者なし〕
○議長(
小松壮議員) 報告第2号については、これをもって終結いたします。
---------------------------------------
△報告第3号及び報告第4号の一括上程、説明、質疑、討論、採決
○議長(
小松壮議員) 日程第6 報告第3号 専決処分の承認を求めることについて(令和3年度岡谷市
一般会計補正予算(第19号))及び日程第7 報告第4号 専決処分の承認を求めることについて(令和3年度岡谷市
一般会計補正予算(第20号))の2件について一括議題といたします。 提出者の説明を求めます。
藤澤総務部長。 〔総務部長 藤澤 正君 登壇〕
◎総務部長(藤澤正君) おはようございます。 報告第3号及び報告第4号を一括で御説明申し上げます。 最初に、報告第3号 専決処分の承認を求めることについて、専決第25号 令和3年度岡谷市
一般会計補正予算(第19号)について御説明申し上げます。 今回の補正予算は、
子育て世帯等臨時特別支援事業を追加したもので、
地方自治法第179条第1項の規定により、令和3年12月21日付で専決処分を行ったものであります。 初めに、8ページをお開きください。 3歳出から御説明申し上げます。 3款民生費2項8目
子育て世帯等臨時特別支援事業費11節役務費及び19節扶助費の合わせて3億3,117万4,000円は、
子育て世帯への
臨時特別給付金支給事業について、先行分に合わせ、追加分についても現金で支給するために必要な経費をそれぞれ追加したものであります。 以上で歳出を終わりまして、6ページへお戻りください。 2歳入について申し上げます。 15
款国庫支出金2項2目
民生費国庫補助金12節
子育て世帯等臨時特別支援事業費国庫補助金3億3,117万4,000円は、
子育て世帯への
臨時特別給付金支給事業に対します国からの補助金であります。 以上で歳入を終わりまして、2ページへお戻りください。 第1
表歳入歳出予算補正、1歳入及び次のページの2歳出は、それぞれ所定の書式によって調製してあります。 1ページへお戻りください。 令和3年度岡谷市
一般会計補正予算(第19号)第1条で歳入歳出それぞれ3億3,117万4,000円を追加し、
歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ222億8,287万3,000円といたしたものであります。 以下につきましては説明を省略させていただきます。 以上で報告第3号の説明を終わります。 続きまして、報告第4号 専決処分の承認を求めることについて、専決第1号 令和3年度岡谷市
一般会計補正予算(第20号)について御説明申し上げます。 今回の補正予算は、
住民税非課税世帯等に対する
臨時特別給付金支給事業を計上し、
繰越明許費を設定したほか、不足が見込まれる市道等の除雪、融雪などの経費を追加いたしたもので、
地方自治法第179条第1項の規定により、令和4年1月11日付で専決処分を行ったものであります。 初めに、10ページをお開きください。 3歳出から御説明申し上げます。 3款民生費1項9目
子育て世帯等臨時特別支援事業費1節報酬から19節扶助費までの合わせて5億1,500万円は、国のコロナ克服・新時代開拓のための経済対策における補助金を活用し、
住民税非課税世帯等に対する
臨時特別給付金を支給するために必要な経費をそれぞれ計上したものであります。 おめくりいただきまして、12ページを御覧ください。 8款土木費2項2目道路維持費10節需用費及び12節委託料の合わせて2,000万円は、寒波の影響により12月中旬から連日、凍結防止剤の散布を実施したほか、1月11日の積雪では部分除雪を実施したことによりまして、不足が見込まれる市道等の除雪、融雪などに必要な経費をそれぞれ追加したものであります。 なお、14ページに
給与費明細書がありますが、これは所定の書式に従いましてお示ししたものでありますので、御覧をいただきたいと思います。 以上で歳出を終わりまして、8ページへお戻りください。 2歳入について申し上げます。 15
款国庫支出金2項2目
民生費国庫補助金13節
住民税非課税世帯等臨時特別支援事業費国庫補助金5億1,500万円は、
住民税非課税世帯等に対する
臨時特別給付金支給事業に対します国からの補助金であります。 20款繰越金1項1目繰越金2,000万円は、財源を繰越金で調整したものであります。 以上で歳入を終わりまして、2ページへお戻りください。 第1
表歳入歳出予算補正、1歳入及び次のページの2歳出は、それぞれ所定の書式によって調製してあります。 おめくりいただきまして、5ページを御覧ください。 第2表
繰越明許費補正でありますが、3款民生費1項
社会福祉費の
住民税非課税世帯等に対する
臨時特別給付金支給事業は、申請期限が令和4年9月末までであることから、金額欄に記載しております額の
繰越明許費を追加したものであります。 1ページへお戻りください。 令和3年度岡谷市
一般会計補正予算(第20号)第1条で歳入歳出それぞれ5億3,500万円を追加し、
歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ228億1,787万3,000円といたしたものであります。 以下につきましては説明を省略させていただきます。 以上で報告第3号及び報告第4号の説明を終わりますが、それぞれ御承認賜りますようよろしくお願い申し上げます。
○議長(
小松壮議員) お諮りいたします。ただいま説明がありました報告案件2件については、委員会付託を省略し、即決いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と言う人あり〕
○議長(
小松壮議員) 御異議なしと認めます。 よって、直ちに質疑に入ります。 まず、報告第3号について質疑はありませんか。 〔発言する者なし〕
○議長(
小松壮議員) これをもって質疑を終結いたします。 次に、討論に入ります。 何か御発言はありませんか。 〔「なし」と言う人あり〕
○議長(
小松壮議員) これをもって討論を終結いたします。 これより報告第3号を採決いたします。 お諮りいたします。本件は報告のとおり承認することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と言う人あり〕
○議長(
小松壮議員) 御異議なしと認めます。 よって、報告第3号は報告のとおり承認されました。 次に、報告第4号について質疑はありませんか。
今井秀実議員。
◆10番(
今井秀実議員) 歳出の10ページ、11ページですが、
住民税非課税世帯等に対する
臨時特別給付金支給事業ということで、たしか非課税の世帯が4,500人で、それにほぼ該当するだろうという方500人の合計5,000人を対象としているということだったかと思いますが、とりわけずばり
住民税非課税の方は市側から通知が行ったりして進んでいくということでスムーズに進むことを期待しますが、それに準ずる方という方は、実際には本人の申告がないとこの給付が受けられないということで、そこへの周知がかなり重要ということかと思うんですが、その辺どのようにしていくのか。
市議会全員協議会では一定の説明ありましたが、大切な部分と思いますのでお聞きしたいと思います。 それから、12、13ページの除雪の委託料関係ですが、今の説明で12月中旬からの降雪、除雪のための散布をしたりということと1月11日の降雪ということで、融雪剤の散布とかに不足が見込まれる分を補正したということですが、この1月11日の補正をかけた以後、今朝も含めて2回ほど大きな雪が襲ってきているその部分もこの2,000万円でカバーできているのか、その辺の状況もお聞きしたいと思います。
○議長(
小松壮議員) 帯川
健康福祉部長。
◎
健康福祉部長(帯川豊博君)
非課税世帯の
臨時特別給付金の周知の方法でございますけれども、全員協議会でも一定の答弁をさせていただいてございますけれども、市のホームページ、あるいは広報でも周知してございますし、あるいはまた新聞でも何度かに分けて周知してまいりたいというふうに考えてございます。 それから、併せて様々な相談を窓口のほうで受けておりますので、その際にも丁寧な御説明をして周知に努めている、こんな状況でございます。
○議長(
小松壮議員)
小口建設水道部長。
◎
建設水道部長(小口浩史君) 2月に入りまして2月10日、昨日の2月13日とかなりの降雪がございまして、除雪業務のほうも行わせていただいたところでございます。現時点では、この専決分の予算で対応できるものと考えておりますけれども、また今後さらに降雪がありますと、またさらなる予算措置をお願いしていくことになろうかと考えております。
○議長(
小松壮議員)
今井秀実議員。
◆10番(
今井秀実議員) 除雪関係の状況は分かりました。 それで、
住民税非課税の世帯に対する周知ですが、ホームページ、広報、新聞、また相談を通じてと、どれも非常に大切だと思いましたので、さらに新聞の報道というのは、1回見損ねると自分が対象になっているのに気づかないという可能性もかなりあるので、ぜひ新聞社への働きかけもしながら、繰り返しの広報、周知をより一層進めていただきたいと思いますので、よろしくお願いします。
○議長(
小松壮議員) そのほかに質疑はありませんか。 〔発言する者なし〕
○議長(
小松壮議員) これをもって質疑を終結いたします。 次に、討論に入ります。 何か御発言はありませんか。 〔発言する者なし〕
○議長(
小松壮議員) これをもって討論を終結いたします。 これより報告第4号を採決いたします。 お諮りいたします。本件は報告のとおり承認することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と言う人あり〕
○議長(
小松壮議員) 御異議なしと認めます。 よって、報告第4号は報告のとおり承認されました。 この際、暫時休憩いたします。
△休憩 午前9時54分
△再開 午前9時58分
○議長(
小松壮議員) 休憩前に引き続き会議を開きます。
---------------------------------------
△報告第5号の上程、説明、質疑
○議長(
小松壮議員) 日程第8 報告第5号 専決処分の報告について(和解及び損害賠償の額の決定について)説明を求めます。
小口建設水道部長。 〔
建設水道部長 小口浩史君 登壇〕
◎
建設水道部長(小口浩史君) 報告第5号 専決処分の報告について、専決第2号 和解及び損害賠償の額の決定について御説明申し上げます。 この内容は、市道上に発生していた穴により走行中の自動車に損害を与えたことによります和解及び損害賠償の額の決定について、
地方自治法第180条第1項及び
市長専決処分指定事項第1項の規定により、令和4年1月13日に専決処分を行ったものであります。 それでは、和解の内容を御覧ください。 事故の概要でありますが、令和3年8月22日午後8時頃、相手側の自動車が市道1号線(樋沢線)を岡谷方面に走行中に、市道上に発生していた穴により左前輪に損傷を与えたものであります。 この事故につきましては、相手方と示談交渉を行い、損害額6万2,700円のうち、道路管理者としての市の過失割合を70%、相手方の過失割合を30%と認定しまして、過失割合に基づく
損害賠償金として市が相手側に4万3,890円を支払うことで、令和4年1月13日に示談が成立したものであります。 なお、事故箇所につきましては、再発の防止のため必要な補修等を行っております。また、今後につきましても、道路・水路等の安全管理にはより一層意を配してまいります。 以上で報告第5号の説明を終わりますが、よろしくお願い申し上げます。
○議長(
小松壮議員) これより質疑に入ります。 報告第5号について質疑はありませんか。 〔発言する者なし〕
○議長(
小松壮議員) 報告第5号については、これをもって終結いたします。 この際、暫時休憩いたします。
△休憩 午前10時00分
△再開 午前10時25分
○議長(
小松壮議員) 休憩前に引き続き会議を開きます。
---------------------------------------
△議案第1号の上程、説明、採決
○議長(
小松壮議員) 日程第9 議案第1号 岡谷市
教育委員会委員の選任についてを議題といたします。 提出者の説明を求めます。 今井市長。 〔市長 今井竜五君 登壇〕
◎市長(今井竜五君) 議案第1号 岡谷市
教育委員会委員の選任について御提案申し上げます。 岡谷市
教育委員会委員、小平陽子氏は、3月10日をもって任期が満了となりますが、再任をいたしたいので、選任について議会の御同意をいただきたくお願いいたすものであります。 小平陽子氏は、平成30年3月から岡谷市教育委員として豊富な知識、経験を持って御尽力されてまいりました。略歴はお手元に差し上げてございますので、説明は省略させていただきますが、小平氏は人格高潔で、教育行政に深い理解と識見を有し、委員として選任するに適任であると存じ、御提案を申し上げるものでございます。 御同意を賜りますようよろしくお願いを申し上げます。
○議長(
小松壮議員) お諮りいたします。本案はこれに同意することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と言う人あり〕
○議長(
小松壮議員) 御異議なしと認めます。 よって、議案第1号は同意されました。
---------------------------------------
△議案第2号の上程、説明、採決
○議長(
小松壮議員) 日程第10 議案第2号 岡谷市
等公平委員会委員の選任についてを議題といたします。 提出者の説明を求めます。 今井市長。 〔市長 今井竜五君 登壇〕
◎市長(今井竜五君) 議案第2号 岡谷市
等公平委員会委員の選任について御提案申し上げます。 岡谷市等公平委員会の委員、三枝正幸氏は、3月31日をもって任期が満了となることから、新たに牛越弘彰氏を選任いたしたく、御同意を賜りますようお願い申し上げるものであります。 牛越氏の略歴はお手元に差し上げてございますので、説明は省略させていただきますが、牛越氏は人格高潔にして行政に深い理解と識見を有し、公平委員として選任するに適任であると存じ、御提案を申し上げるものでございます。 御同意を賜りますようよろしくお願いを申し上げます。
○議長(
小松壮議員) お諮りいたします。本案はこれに同意することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と言う人あり〕
○議長(
小松壮議員) 御異議なしと認めます。 よって、議案第2号は同意されました。
---------------------------------------
△議案第3号の上程、説明、採決
○議長(
小松壮議員) 日程第11 議案第3号
人権擁護委員の推薦につき意見を求めることについてを議題といたします。 提出者の説明を求めます。 今井市長。 〔市長 今井竜五君 登壇〕
◎市長(今井竜五君) 議案第3号
人権擁護委員の推薦につき意見を求めることについて御提案申し上げます。
人権擁護委員の小口常夫氏、長田さゆり氏、八幡かほる氏及び下田宰子氏は、令和4年6月30日をもって任期が満了となりますが、小口常夫氏、下田宰子氏につきましては再任をいたしたく、また新たに澤 宜夫氏、杉村千加子氏を推薦いたしたく、
人権擁護委員法第6条第3項の規定により、議会の意見を聞いて、法務大臣に対し候補者を推薦いたすものであります。 4名の方々の略歴はお手元に差し上げてございますので、説明は省略をさせていただきますが、いずれの方も豊富な識見を有するとともに、円満なお人柄は人権問題の相談相手として適任であると存じ、推薦の御提案を申し上げるものでございます。 御同意賜りますようよろしくお願いを申し上げます。
○議長(
小松壮議員) お諮りいたします。本案はこれに同意することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と言う人あり〕
○議長(
小松壮議員) 御異議なしと認めます。 よって、議案第3号は同意されました。
---------------------------------------
△議案第4号の上程、説明、質疑、委員会付託
○議長(
小松壮議員) 日程第12 議案第4号 岡谷市職員の分限に関する手続及び効果に関する条例の一部を改正する条例を議題といたします。 提出者の説明を求めます。
藤澤総務部長。 〔総務部長 藤澤 正君 登壇〕
◎総務部長(藤澤正君) 議案第4号 岡谷市職員の分限に関する手続及び効果に関する条例の一部を改正する条例について御説明申し上げます。 改正の理由は、裏面にありますように、地方公務員法及び地方独立行政法人法の一部を改正する法律の公布、施行に伴い、改正いたしたいものであります。 最初に、改正の概要について御説明申し上げます。 地方公務員法の改正の概要は、職員の能力及び実績に基づく人事管理の徹底を図り、能力本位の任用制度を確立すること及び地方公務員法における分限事由の一つとして、「人事評価又は勤務の状況を示す事実に照らして、勤務実績がよくない場合」と明確化されたことに伴い、条例におきまして分限処分に係る所定の手続を規定するほか、同法において条例で定めることとされている降給に係る規定を追加し、整備を図るものであります。 それでは、改正の内容について御説明いたします。 第1条は、この条例の目的を規定したもので、条例において定める分限に降給を追加するため、条文の整備を行うものであります。 第3条は、降給の事由について規定するもので、職員が同条第1号または第2号のいずれかに該当する場合は、その意に反して降給することができるものとするものであります。 第4条は、降任、免職、休職及び降給の手続について規定したもので、第1項は、書面の交付に係る規定、第2項は、勤務実績がよくない場合において職員を降任、免職、降給するときは、人事評価または勤務の状況を示す事実に基づいて行うことについて、第3項は、心身の故障により職員を降任、免職、休職するときは、医師2人の診断を行わせることについて、第4項は、その職に必要な適格性を欠くことにより職員を降任、免職、降給する場合は、当該適格性を欠くと認める事実に基づいて行うことについて規定したものであります。 次に、附則でありますが、この条例の施行期日を公布の日からとするものであります。 以上で説明を終わりますが、よろしく御審議の上、御議決賜りますようお願い申し上げます。
○議長(
小松壮議員) これより質疑に入ります。 質疑はありませんか。
今井秀実議員。
◆10番(
今井秀実議員) この分限ですが、職員の勤務実績がよくない場合、また適格性を欠く場合ということで、よく考えると、この人事評価とか勤務の状況というのを判断するのが上司だったりするということで、それに基づいて、本人の意に反して降給だとされるというのは非常に大変な問題を含んでいるなと思うんですが、その辺、法が施行されてから何年かたって今回の提案となっているようですが、その辺、慎重が上にも慎重でなければならない分限の規定という部分について、改めてどのように考えているかお聞きしたいと思います。
○議長(
小松壮議員)
藤澤総務部長。
◎総務部長(藤澤正君) 地方公務員法の改正でございますが、平成28年の4月1日から施行となっているということでございます。今回のその平成28年4月1日の施行につきましては、先ほども説明いたしましたとおり、能力本位の任用制度の確立だとか人事評価の確立というものは、もう既に平成28年4月1日からやっている部分があります。 最後のこの分限の明確化という部分につきましては、市といたしましては、課題等も多いかなという部分もありまして、様々な検討を重ねてきております。また、他市町村の動向など、最終的には法の趣旨を踏まえまして、今回この分限に関わる所要の手続の規定を行っていくというようなことであります。 議員さん御指摘のとおり、やはり不利益処分ということでもございますので、慎重に対応していかなければいけないということであります。また、ここに書いてある人事評価という部分でございますけれども、やはり毎年研修をして、しっかりと客観的な事実に基づいて判断をしているというようなことでございますので、よろしくお願いいたします。
○議長(
小松壮議員)
今井秀実議員。
◆10番(
今井秀実議員) 慎重に対応しなければいけないという認識はあるようですが、近隣市町村、他市町村の状況という言葉も今出てきているんですが、どんな状況か。また、こういう重大な問題というのは、組合との協議とかという部分も大切なことと思いますが、そのあたりはどうなっているかについてもお伺いしたいと思います。
○議長(
小松壮議員)
藤澤総務部長。
◎総務部長(藤澤正君) 2点質問いただきました。 まず、他市町村の動向でございますが、19市ということでお答えさせていただきますと、もうほとんどの市町村が既にこの分限に関わる条例については改正済みというふうにお聞きをしております。 また、組合の協議につきましては、当然この条例改正する前に組合と協議を行い、一応御了承いただいているというような内容でございます。
○議長(
小松壮議員) そのほか質疑はありませんか。 〔発言する者なし〕
○議長(
小松壮議員) これをもって質疑を終結いたします。 ただいま議題となっております議案第4号は、総務委員会に付託いたします。
---------------------------------------
△議案第5号の上程、説明、質疑、委員会付託
○議長(
小松壮議員) 日程第13 議案第5号 岡谷市
家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例及び岡谷市特定教育・保育施設及び
特定地域型保育事業の運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例を議題といたします。 提出者の説明を求めます。 帯川
健康福祉部長。 〔
健康福祉部長 帯川豊博君 登壇〕
◎
健康福祉部長(帯川豊博君) 議案第5号 岡谷市
家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例及び岡谷市特定教育・保育施設及び
特定地域型保育事業の運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例について御説明申し上げます。 改正の理由につきましては、裏面にありますように、
家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準の一部を改正する省令、障害者の日常生活及び社会生活を総合的に支援するための法律に基づく指定障害福祉サービスの事業等の人員、設備及び運営に関する基準等の一部を改正する省令、特定教育・保育施設及び
特定地域型保育事業並びに特定子ども・子育て支援施設等の運営に関する基準の一部を改正する内閣府令及び特定教育・保育施設及び
特定地域型保育事業並びに特定子ども・子育て支援施設等の運営に関する基準及び子ども・子育て支援法施行規則の一部を改正する内閣府令の公布、施行に伴い、改正いたしたいものであります。 初めに、改正の概要について御説明いたします。 子ども・子育て支援新制度において、保育所等の事業者等が作成、保存等を行うものや保育所等の保護者との手続等に関係するものは書面等によることが規定、または想定されておりますが、国の基準の改正を踏まえ、電磁的方法により行うことができることとするほか、所要の改正を行うものであります。 本条例は、省令等の一部改正に対応するため、第1条及び第2条において、関係する2本の条例を一括して改正するものであります。 以下、逐条にて改正の内容について御説明いたします。 第1条は、岡谷市
家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部改正であります。 この条例の目次の改正は、第51条を新たに追加するものであります。 第7条は、保育所等の連携について規定したもので、省令の改正に準じ、条文中の用語の整理を行うものであります。 第50条は、委任について規定したもので、同条の前に新たな1条を追加することに伴い、繰下げを行うものであります。 新たに追加する第50条は、電磁的記録について規定したもので、家庭的保育事業者が作成、保存するものや手続に関するもので書面等によることが想定されているものについては、電磁的方法による対応も可能である旨、包括的に規定するものであります。 第2条は、岡谷市特定教育・保育施設及び
特定地域型保育事業の運営に関する基準を定める条例の一部改正であります。 この条例の目次の改正は、第55条を新たに追加するものであります。 第5条第2項から第6項までの電磁的方法について規定したもので、新たに追加する第54条に電磁的記録等として規定されることから、削除するものであります。 第39条第2項は、第5条第2項から第6項までの規定の準用について規定したもので、これらの項が削除されることに伴い、削るものであります。 第43条は、特定教育・保育施設等の連携について規定したもので、府令の改正に準じ、条文中の用語の整理を行うものであります。 第54条は、委任について規定したもので、同条の前に新たな1条を追加することに伴い、繰下げを行うものであります。 新たに追加する第54条は、電磁的記録等について規定したもので、第1項は、特定教育・保育施設等が作成、保存するものや手続に関するもので書面等によることが規定されているものについて、当該書面等に代えて電磁的記録によることも可能である旨、規定したものであります。 第2項及び第3項は、特定教育・保育施設等は、書面等の交付または提出について、電磁的記録により作成されている場合は、保護者の承諾を得た上で、電磁的方法により提供することができる旨、規定したものであります。 第4項及び第5項は、書面等を電磁的方法により提供する際の保護者の承諾について規定したものであります。 第6項は、書面等による同意の取得についての読替規定であります。 最後に、附則でありますが、この条例の施行期日を公布の日からとするものであります。 以上で説明を終わりますが、よろしく御審議の上、御議決賜りますようお願い申し上げます。
○議長(
小松壮議員) これより質疑に入ります。 質疑はありませんか。 〔発言する者なし〕
○議長(
小松壮議員) これをもって質疑を終結いたします。 ただいま議題となっております議案第5号は、社会委員会に付託いたします。
---------------------------------------
△議案第6号の上程、説明、質疑、委員会付託
○議長(
小松壮議員) 日程第14 議案第6号 市道路線の認定についてを議題といたします。 提出者の説明を求めます。
小口建設水道部長。 〔
建設水道部長 小口浩史君 登壇〕
◎
建設水道部長(小口浩史君) 議案第6号 市道路線の認定について御説明申し上げます。 お手元の議案第6号資料、路線認定位置図を併せて御覧ください。 今回認定をお願いします2路線につきましては、いずれも今井上向配水池の築造に伴い整備された道路を市道として認定するものであります。 初めに、市道岡谷801号線につきましては、市道26号線(上の原通り線)を起点とし、今井上向配水池築造に伴い拡幅整備された市道岡谷584号線を終点とする延長が約44m、平均的な幅員は約5mの路線であります。 次に、市道岡谷802号線でありますが、市道岡谷585号線を起点とし、同様に市道岡谷584号線を終点とする延長が約27m、平均的な幅員は約6mの路線であります。 ただいま御説明いたしました2路線、それぞれ道路法第8条第2項の規定に基づき、議会の議決をお願いするものであります。 以上で議案第6号の説明を終わりますが、よろしく御審議の上、御議決賜りますようお願い申し上げます。
○議長(
小松壮議員) これより質疑に入ります。 質疑はありませんか。 〔発言する者なし〕
○議長(
小松壮議員) これをもって質疑を終結いたします。 ただいま議題となっております議案第6号は、産業建設委員会に付託いたします。
---------------------------------------
△議案第7号の上程、説明、質疑、委員会付託
○議長(
小松壮議員) 日程第15 議案第7号 令和3年度岡谷市
一般会計補正予算(第21号)を議題といたします。 提出者の説明を求めます。
藤澤総務部長。 〔総務部長 藤澤 正君 登壇〕
◎総務部長(藤澤正君) 議案第7号 令和3年度岡谷市
一般会計補正予算(第21号)について御説明申し上げます。 今回の補正予算は、職員の退職に係る手当及び負担金、指定寄附金積立金、病児・病後児保育事業委託費、私立保育所保育児童委託費、病院事業会計負担金、急傾斜地崩壊対策事業地元負担金、下水道会計支出金を追加するとともに、生活保護費国庫負担金返還金、住民記録システム改修等委託料、岡谷健康福祉施設運営支援事業、農業委員会タブレット端末購入費、霊園事業特別会計繰出金を計上するほか、国の補正予算により国庫補助金等が採択されたことから、令和4年度に予定していた6つの事業の前倒しに必要な経費を計上するとともに、
新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金の活用、災害復旧事業指定寄附金及びスポーツ施設災害復旧事業の財源更正を行うもので、総額7億941万4,000円を追加するものであります。 このほか、年度内に完了する見込みがない事業及び令和4年度予定を前倒しで実施する事業について、
繰越明許費を設定いたすものであります。 初めに、16ページをお開きください。 3歳出から御説明申し上げます。 2款総務費1項1目一般管理費3節職員手当等4,127万6,000円は、職員の退職手当を追加いたすものであります。 10目財産管理費24節積立金5,329万5,000円は、指定寄附金として、財政調整基金へ3件の14万5,000円、社会福祉施設整備基金へ1件の4万円、工業技術振興基金へ1件の4万円、ふるさとまちづくり基金へ1,073件の4,803万3,000円、病院施設整備基金へ3件の17万円、旧岡谷市役所庁舎保全基金へ103件の486万7,000円を積み立てるものであります。 各基金の補正後の年度末残高の見込額を申し上げます。財政調整基金約13億2,750万円、社会福祉施設整備基金約1億8,030万円、工業技術振興基金約6,750万円、ふるさとまちづくり基金約11億5,180万円、病院施設整備基金約9,320万円、旧岡谷市役所庁舎保全基金約1,620万円となるものであります。 17目諸費22節償還金利子及び割引料1,135万7,000円は、生活保護費国庫負担金返還金について、令和2年度交付額の精算に伴い返還する必要が生じたことから、必要な返還金を計上いたすものであります。 おめくりいただきまして、18ページを御覧ください。 3項1目戸籍住民基本台帳費12節委託料459万2,000円は、マイナンバーカードを用いて行われる転入・転出手続のワンストップ化が令和4年度中に開始されることに伴い、住民記録システムの改修に必要な委託料を計上いたすものであります。 おめくりいただきまして、20ページを御覧ください。 3款民生費1項1目社会福祉総務費18節負担金補助及び交付金2,550万円は、岡谷健康福祉施設ロマネットに対し、感染症による利用制限など特殊事業に対する支援に必要な負担金を計上いたすものであります。 おめくりいただきまして、22ページを御覧ください。 2項1目児童福祉総務費12節委託料244万5,000円は、病児・病後児保育事業委託費において、利用人数が増加したことから、必要な委託料を追加いたすものであります。 3目保育所費12節委託料1,500万円は、私立保育所保育児童委託費において、利用児童数の増加のほか、新たに特定加算が適用されたことから、必要な委託料を追加いたすものであります。 おめくりいただきまして、24ページを御覧ください。 4項1目災害救助費は、災害復旧事業指定寄附金があったことから、財源内訳欄に記載の金額について財源更正をいたすものであります。 おめくりいただきまして、26ページを御覧ください。 4款衛生費1項2目予防費は、高齢者インフルエンザ予防接種事業の財源について、一般財源を
新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金に振り替えるため、財源内訳欄に記載の金額について財源更正をいたすものであります。 おめくりいただきまして、28ページを御覧ください。 4項1目病院会計支出金18節負担金補助及び交付金1億5,217万円は、病院事業会計に対する退職手当負担金を計上するほか、
新型コロナウイルス感染症への対応に対する支援に必要な負担金を追加いたすものであります。 おめくりいただきまして、30ページを御覧ください。 6款農林水産業費1項1目農業委員会費17節備品購入費16万円は、農業委員会が行う農地利用状況調査において、事務の効率化を図るために導入するタブレット端末の整備に必要な備品購入費を計上いたすものであります。 おめくりいただきまして、32ページを御覧ください。 8款土木費1項1目土木総務費18節負担金補助及び交付金1,485万円は、県が施行している急傾斜地崩壊対策事業において、県の事業費が追加となったことに伴い、必要な地元負担金を追加いたすものであります。 おめくりいただきまして、34ページを御覧ください。 2項2目道路維持費12節委託料及び14節工事請負費の合わせて1億300万円は、令和4年度に予定していた道水路維持補修事業の補助事業分について、国の補正予算により社会資本整備総合交付金に採択されたことから、必要な経費をそれぞれ追加いたすものであります。 3目道路新設改良費14節工事請負費3,870万円は、令和4年度に予定していた生活道路安全対策事業及び通学路安全対策事業について、国の補正予算により社会資本整備総合交付金に採択されたことから、必要な工事請負費を追加いたすものであります。 おめくりいただきまして、36ページを御覧ください。 4項1目都市計画総務費14節工事請負費2億1,925万円は、令和4年度に予定していたスマートインターチェンジ整備事業及び諏訪湖周サイクリングロード整備事業について、国の補正予算により社会資本整備総合交付金に採択されたことから、必要な工事費を追加いたすものであります。 3目下水道費18節負担金補助及び交付金180万円は、下水道事業会計で実施する下水道総合地震対策事業において、国の補正予算により社会資本整備総合交付金に採択されたことから、財源の一部を負担するために必要な負担金を追加いたすものであります。 おめくりいただきまして、38ページを御覧ください。 10款教育費2項1目小学校費の学校管理費10節需用費から17節備品購入費までの合わせて855万円は、令和4年度の小中学校感染症対策支援事業について、国の補正予算により学校保健特別対策事業費国庫補助金に採択されたことから、学校配当に必要な経費をそれぞれ追加いたすものであります。 おめくりいただきまして、40ページを御覧ください。 3項1目中学校費の学校管理費10節需用費から17節備品購入費までの合わせて1,595万円は、小学校費と同様に小中学校感染症対策支援事業について、学校配当に必要な経費をそれぞれ追加するとともに、令和4年度に予定していた岡谷南部中学校トイレ洋式化改修工事について、国の補正予算により学校施設環境改善交付金に採択されたことから、必要な工事請負費を計上いたすものであります。 おめくりいただきまして、42ページを御覧ください。 13款災害復旧費3項1目スポーツ施設災害復旧費は、スポーツ施設災害復旧事業が災害復旧事業債の対象となったことに伴い、財源内訳欄に記載の金額について財源更正をいたすものであります。 おめくりいただきまして、44ページを御覧ください。 4項1目その他公共施設災害復旧費27節繰出金151万9,000円は、霊園事業特別会計の災害復旧事業について、内山霊園上部の山林斜面から崩落した土砂、流木等による被害であることから、一般会計で費用負担をするために必要な繰出金を計上いたすものであります。 なお、46ページに
給与費明細書がございますが、これは所定の書式に従いましてお示ししたものでありますので、御覧をいただきたいと思います。 以上で歳出を終わりまして、8ページへお戻りください。 2歳入について申し上げます。 13款分担金及び負担金1項2目民生費負担金4節保育所費負担金312万9,000円は、私立保育所保育児童委託費に対します保育料であります。 15
款国庫支出金1項1目民生費国庫負担金7節保育所費国庫負担金558万5,000円は、私立保育所保育児童委託費に対します国からの負担金であります。 2項1目総務費国庫補助金1節総務費国庫補助金1億3,978万2,000円は、住民記録システム改修に対します国からの補助金及び感染症への対応として実施する事業に対します国からの交付金であります。 2目
民生費国庫補助金7節子ども・子育て支援事業費国庫補助金81万5,000円は、病児・病後児保育事業委託費に対します国からの交付金であります。 5目土木費国庫補助金1節道路橋梁費国庫補助金7,018万5,000円は、道水路維持補修事業、生活道路安全対策事業及び通学路安全対策事業に対します国からの交付金であります。2節都市計画費国庫補助金1億1,711万3,000円は、スマートインターチェンジ整備事業及び諏訪湖周サイクリングロード整備事業に対します国からの交付金であります。 6目教育費国庫補助金6節学校保健特別対策事業費国庫補助金675万円は、小中学校感染症対策支援事業に対します国からの補助金であります。8節公立学校施設整備費国庫補助金310万円は、岡谷南部中学校トイレ洋式化改修工事に対します国からの交付金であります。 16款県支出金1項1目民生費県負担金5節保育所費県負担金279万3,000円は、私立保育所保育児童委託費に対します県からの負担金であります。 2項2目民生費県補助金、おめくりいただき、11ページの8節子ども・子育て支援事業費県補助金81万5,000円は、病児・病後児保育事業委託費に対します県からの交付金であります。 4目農林水産業費県補助金1節農業委員会費県補助金16万円は、農業委員会タブレット端末購入費に対します県からの補助金であります。 18款寄附金1項1目総務費寄附金1節指定寄附金5,329万5,000円は、11ページ及び13ページの説明欄に記載の方々から御寄附を頂いたものであります。 12ページを御覧ください。 3目災害復旧費寄附金1節指定寄附金177万5,000円は、13ページの説明欄に記載の方々から御寄附を頂いたものであります。 19款繰入金1項1目水道会計繰入金から14ページの3目病院会計繰入金までの合わせて1,336万4,000円は、いずれも退職手当の会計間負担金として、各企業会計から収入になる繰入金であります。 20款繰越金1項1目繰越金9,775万3,000円は、財源を繰越金で調整いたすものであります。 22款市債1項5目土木債1節急傾斜地整備事業債1,480万円は、県の急傾斜地崩壊対策事業地元負担金に対します市債を追加いたすものであります。2節道路整備事業債1億6,840万円は、道水路維持補修事業、生活道路安全対策事業、通学路安全対策事業、スマートインターチェンジ整備事業及び諏訪湖周サイクリングロード整備事業に対します市債を追加いたすものであります。 7目教育債2節学校整備事業債780万円は、岡谷南部中学校トイレ洋式化改修工事に対します市債を計上するものであります。 10目災害復旧債4節文教施設災害復旧事業債200万円は、スポーツ施設災害復旧事業に対します市債を計上するものであります。 47ページに地方債に関する調書がありますが、これは所定の書式に従いましてお示ししたものでありますので、御覧をいただきたいと思います。 以上で歳入を終わりまして、2ページへお戻りください。 第1
表歳入歳出予算補正、1歳入及び次のページの2歳出は、それぞれ所定の書式によって調製してあります。 おめくりいただきまして、4ページを御覧ください。 第2表
繰越明許費補正でありますが、2款総務費1項総務管理費の岡谷駅前公共用地権利取得事業は、区分所有権の取得業務を進めておりますが、年度内に移転が完了しない権利者がいることから、金額欄に記載しておりますが、この
繰越明許費を追加いたすものであります。 1つ飛びまして、3款民生費4項災害救助費の住宅応急修理委託料は、修理の検討に時間を要しており、年内の完了が困難であることから、
繰越明許費を追加いたすものであります。 1つ飛びまして、8款土木費2項道路橋梁費の道水路維持補修事業のうち、当初予算計上分につきましては、県の事業は災害復旧事業等の工事と施工時期が重複したため、年度内の竣工が困難であることから、今回の補正分も含め、
繰越明許費を追加いたすものであります。 1つ飛びまして、橋梁維持補修事業は、JRにまたがる橋梁点検が遅延したほか、河川協議等に時間を要したため、年度内の竣工が困難であることから、
繰越明許費を追加いたすものであります。 3つ飛びまして、13款災害復旧費1項農林水産業施設災害復旧費の農地から林業施設までの災害復旧事業は、地元や地権者等との協議に時間を要したため、年度内の竣工が困難であることから、
繰越明許費を追加いたすものであります。 次にあります2項公共土木施設災害復旧費の道路橋梁及び河川の災害復旧事業は、被災箇所が多数あり、復旧工法の選定や資材搬入路確保等に時間を要したため、年度内の竣工が困難であることから、
繰越明許費を追加いたすものであります。 このほかの事業につきましては、先ほど事項別明細書で御説明申し上げた事業でございまして、国の補正予算を活用し、令和4年度予定事業を前倒しして実施するため、
繰越明許費を追加いたすものであります。 第3表地方債補正は、先ほど事項別明細書で御説明申し上げました市債を追加及び変更をいたすものであり、所定の書式によってお示ししたものであります。 1ページへお戻りください。 令和3年度岡谷市
一般会計補正予算(第21号)第1条で歳入歳出それぞれ7億941万4,000円を追加し、
歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ235億2,728万7,000円といたすものであります。 以下につきましては説明を省略させていただきます。 以上で説明を終わりますが、よろしく御審議の上、御議決賜りますようお願い申し上げます。
○議長(
小松壮議員) これより質疑に入ります。 質疑はありませんか。 〔発言する者なし〕
○議長(
小松壮議員) これをもって質疑を終結いたします。 ただいま議題となっております議案第7号は、お手元に配付してあります議案付託表のとおり、それぞれ所管の委員会に付託いたします。
---------------------------------------
△議案第8号及び議案第9号の一括上程、説明、質疑、委員会付託
○議長(
小松壮議員) 日程第16 議案第8号 令和3年度岡谷市
国民健康保険事業特別会計補正予算(第1号)及び日程第17 議案第9号 令和3年度岡谷市
霊園事業特別会計補正予算(第2号)の2件を一括議題といたします。 提出者の説明を求めます。 百瀬
市民環境部長。 〔
市民環境部長 百瀬邦彦君 登壇〕
◎
市民環境部長(百瀬邦彦君) 議案第8号及び議案第9号を一括して御説明申し上げます。 初めに、議案第8号 令和3年度岡谷市
国民健康保険事業特別会計補正予算(第1号)について御説明申し上げます。 今回の補正予算は、令和2年度に概算で交付された保険給付費等交付金の精算による返還及び令和元年度に交付されました調整交付金の返還に伴う諸支出金の追加を行うもので、総額3,543万2,000円を追加いたすものであります。 初めに、8ページをお開きください。 3歳出から御説明申し上げます。 5款諸支出金1項3目一般償還金22節償還金利子及び割引料3,231万2,000円及び4目退職者償還金22節償還金利子及び割引料5万3,000円は、概算で交付された令和2年度の保険給付費等交付金が精算により超過交付となったため、超過交付分の返還金を追加いたすものであります。 5目調整交付金返還金22節償還金利子及び割引料306万7,000円は、令和元年度調整交付金において、交付金申請の際に計上した数値に誤りがあり、過大交付となった交付金の返還金を追加いたすものであります。 以上で歳出を終わりまして、6ページへお戻りください。 2歳入について申し上げます。 6款諸収入2項5目雑入2節雑入2,485万8,000円は、令和2年度に概算で交付された保険給付費等交付金の精算に対応する長野県国民健康保険団体連合会からの返納金であります。 8款繰越金1項1目繰越金1節繰越金1,057万4,000円は、財源を繰越金で調整いたすものであります。 それでは、2ページへお戻りください。 第1
表歳入歳出予算補正、1歳入及び次のページの2歳出は、それぞれ所定の書式によってお示ししてあります。 1ページへお戻りください。 令和3年度岡谷市
国民健康保険事業特別会計補正予算(第1号)第1条で歳入歳出それぞれ3,543万2,000円を追加し、
歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ45億4,513万2,000円といたすものであります。 以下につきましては説明を省略させていただきます。 以上で議案第8号の説明を終わります。 続きまして、議案第9号 令和3年度岡谷市
霊園事業特別会計補正予算(第2号)について御説明申し上げます。 今回の補正予算は、議案第7号 令和3年度岡谷市
一般会計補正予算(第21号)で御説明いたしましたとおり、令和3年8月の大雨により被害を受けた内山霊園の災害復旧事業について、一般会計で費用負担することに伴い、財源更正及び減額補正を行うものであります。 初めに、8ページをお開きください。 3歳出から御説明申し上げます。 1款霊園事業費1項1目災害復旧費12節委託料58万1,000円の減額は、完了した災害復旧事業の実績により、土砂撤去等業務委託料を減額するものであります。 以上で歳出を終わりまして、6ページへお戻りください。 2歳入について申し上げます。 2款繰越金1項1目繰越金1節繰越金210万円の減額は、当初、霊園災害復旧事業の財源を繰越金で調整しましたが、内山霊園の被災につきましては、隣接する山林斜面から滑落した土砂、流木等が霊園内に流入したことによる外的要因であり、一般会計繰入金が措置されることに伴い、減額いたすものであります。 4款繰入金1項1目一般会計繰入金1節一般会計繰入金151万9,000円は、霊園災害復旧事業に係る一般会計からの繰入金であります。 以上で歳入を終わりまして、2ページへお戻りください。 第1
表歳入歳出予算補正、1歳入及び次のページの2歳出は、それぞれ所定の書式によって調製してあります。 1ページへお戻りください。 令和3年度岡谷市
霊園事業特別会計補正予算(第2号)第1条で歳入歳出それぞれ58万1,000円を減額し、
歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ2,071万9,000円といたすものであります。 以上で議案第8号及び議案第9号の説明を終わりますが、よろしく御審議の上、御議決賜りますようお願い申し上げます。
○議長(
小松壮議員) これより質疑に入ります。 まず、議案第8号について質疑はありませんか。 〔発言する者なし〕
○議長(
小松壮議員) これをもって質疑を終結いたします。 次に、議案第9号について質疑はありませんか。 〔発言する者なし〕
○議長(
小松壮議員) これをもって質疑を終結いたします。 ただいま議題となっております議案第8号及び議案第9号は、社会委員会に付託いたします。
---------------------------------------
△議案第10号の上程、説明、質疑、委員会付託
○議長(
小松壮議員) 日程第18 議案第10号 令和3年度岡谷市
下水道事業会計補正予算(第2号)を議題といたします。 提出者の説明を求めます。
小口建設水道部長。 〔
建設水道部長 小口浩史君 登壇〕
◎
建設水道部長(小口浩史君) 令和3年度岡谷市
下水道事業会計補正予算(第2号)について御説明申し上げます。 今回の補正は、現在進めております下水道総合地震対策事業及び下水道ストックマネジメント事業において、国の第1次補正予算に伴う国庫補助金の追加交付が内示されたことにより、令和4年度に実施予定であります公共下水道建設に係る耐震化工事等を前倒しして実施するための経費を追加するほか、企業債、補助金及び負担金の追加をいたすものであります。 初めに、予算書の2ページを御覧ください。 補正予算実施計画の資本的収入及び支出であります。 最初に、下段の資本的支出から御説明申し上げます。 第1款資本的支出1項1目公共下水道建設費の補正額1億6,000万円は、国庫補助改良事業として、下水道総合地震対策事業及び下水道ストックマネジメント事業に係るマンホールトイレの整備、管区の調査や耐震化工事、マンホール鉄蓋の交換等に必要な経費を追加いたすものであります。 次に、上段の資本的収入でありますが、第1款資本的収入1項1目企業債の補正額7,200万円は、下水道総合地震対策事業及び下水道ストックマネジメント事業の経費の追加に伴い、企業債を追加いたすものであります。 2項1目国庫補助金の補正額8,000万円は、同様に両事業に係る国庫補助金を追加いたすものであります。 3項3目一般会計負担金の補正額180万円は、下水道総合地震対策事業に係る一般会計負担金を追加いたすものであります。 それでは、1ページへお戻りください。 第2条は、ただいま説明いたしました内容を款項の単位でまとめたものであり、また同条の前段は、資本的収支不足額の補填等について改めるものであります。 次に、第3条の企業債の補正でありますが、公共下水道事業に係る企業債の限度額について2,270万円に7,200万円を追加し、9,470万円に改めるものであります。 以上で説明を終わりますが、よろしく御審議の上、御議決賜りますようお願い申し上げます。
○議長(
小松壮議員) これより質疑に入ります。 質疑はありませんか。 〔発言する者なし〕
○議長(
小松壮議員) これをもって質疑を終結いたします。 ただいま議題となっております議案第10号は、産業建設委員会に付託いたします。
---------------------------------------
△議案第11号の上程、説明、質疑、委員会付託
○議長(
小松壮議員) 日程第19 議案第11号 令和3年度岡谷市
病院事業会計補正予算(第4号)を議題といたします。 提出者の説明を求めます。 城田事務部長。 〔事務部長 城田 守君 登壇〕
◎事務部長(城田守君) 議案第11号 令和3年度岡谷市
病院事業会計補正予算(第4号)について御説明いたします。 今回の補正予算は、
新型コロナウイルス感染症の対応に対する一般会計からの負担金、感染症患者の受入れ病床確保に伴う病床確保料などを追加するほか、原油価格の高騰などにより不足が見込まれる経費を追加いたすものであります。 それでは、2ページを御覧ください。 補正予算実施計画のうち、収益的収入及び支出の支出から御説明いたします。 第1款病院事業費用1項3目経費は、原油価格の高騰などに伴い、光熱水費のうち電気料に不足が見込まれることから、1,450万円を追加いたすものであります。 次に、収入について御説明いたします。 第1款病院事業収益2項4目他会計負担金は、
新型コロナウイルス感染症に対する市の支援策として、一般会計負担金1億2,000万円を追加いたすものであります。 2項7目
新型コロナウイルス感染症緊急包括支援事業補助金は、重点医療機関として確保した専用病床の10月から12月の確保料9,357万8,000円を追加いたすものであります。 2項8目新型コロナウイルス
ワクチン接種促進事業補助金は、6月から10月までの土日に岡谷市が開設した集団接種会場への病院職員の派遣経費180万5,000円を追加いたすものであります。 4項2目その他特別利益は、法人の方からの寄附金100万円を追加いたすものであります。 それでは、1ページにお戻りください。 令和3年度岡谷市
病院事業会計補正予算(第4号)第2条は、先ほど補正予算実施計画で御説明いたしました収益的収入及び支出の内容を款項の単位でそれぞれまとめたものであります。 以上で説明を終わりますが、よろしく御審議の上、御議決賜りますようお願い申し上げます。
○議長(
小松壮議員) これより質疑に入ります。 質疑はありませんか。 〔発言する者なし〕
○議長(
小松壮議員) これをもって質疑を終結いたします。 ただいま議題となっております議案第11号は、社会委員会に付託いたします。 ただいま付託となりました各議案の委員会審査を願うため、この際、暫時休憩をいたします。
△休憩 午前11時19分
△再開 午後3時55分
○議長(
小松壮議員) 休憩前に引き続き会議を開きます。
---------------------------------------
△議案第4号の委員長報告、質疑、討論、採決
○議長(
小松壮議員) 日程第12 議案第4号 岡谷市職員の分限に関する手続及び効果に関する条例の一部を改正する条例を再度議題といたします。 本案は、総務委員会に審査付託となっておりますので、委員長の報告を求めます。 総務委員長。 〔総務委員長
田村みどり議員 登壇〕
◆総務委員長(
田村みどり議員) 2番 田村みどりです。 総務委員会に審査付託されました議案第4号 岡谷市職員の分限に関する手続及び効果に関する条例の一部を改正する条例につきまして、審査の主な点及び審査の結果を御報告いたします。 委員より、今回の条例改正は職員の不利益につながる場合も想定されるため、具体的な運用などについて質疑があり、今回の改正は住民ニーズが高度化、多様化する中で職員全体の士気高揚、公務能率の向上を目的に行われた地方公務員法の改正などに合わせて行うものであり、その中で分限事由の一つとして「人事評価又は勤務の状況を示す事実に照らして、勤務実績がよくない場合」と明確化されたため、能力や実績に基づく人事管理の徹底、公務能率の向上、あるいは組織全体の底上げを図る人材育成を目的とした法改正の趣旨に沿って実施するものである。また、実際の分限処分に至るまでには、人事評価などを通じた本人の勤務状況の把握や面談の実施、職場の上司あるいは同僚から状況の聴取、さらに改善に向けた指導や研修の受講など、一定の期間を経て、なおかつ勤務状況が改善されない場合に処分となるものであり、これまでの条例を適用した分限処分の例はないとのことであります。 次に、討論においては、今まで処分がなかったのだったら、新たに今回の条例改正の必要はないものと思われる。正規職員が減り、業務量が増えている背景もあり、また人事評価も人間がすることで、公正さにはある程度限界があることだと思うため、本議案に反対するとの意見がありました。 一方、今回の改正は、市民サービスの安定、職員の育成、職員全体の質の底上げにつながっていくということであり、また職員の勤務状況を示す事実に基づいて客観的に処分を行わなくてはならないという、処分に関してはさらに丁寧な改正になっていると認識しているので、本議案に賛成するとの意見がありました。 以上、審査の結果、賛成多数により原案のとおり可決すべきものと決定いたしましたので、御報告いたします。
○議長(
小松壮議員) ただいまの委員長報告に対し、これより質疑に入ります。 質疑はありませんか。 〔発言する者なし〕
○議長(
小松壮議員) これをもって質疑を終結いたします。 次に、討論に入ります。 何か御発言はありませんか。
早出すみ子議員。
◆9番(
早出すみ子議員) 9番 早出すみ子です。 議案第4号 岡谷市職員の分限に関する手続及び効果に関する条例の一部を改正する条例について、日本共産党岡谷市議団を代表して、反対の立場から意見を述べます。 分限は処分であり、人事評価は上司がします。適格性を欠く場合とありますが、全て個人の責任になるのでしょうか。ミスが個人によるものか、体制的なものか、同じミスが続く場合は、その方法や手順など基本を見直す必要があります。個人も含めて、多方面から検証する体制をつくり、最終的な判断を下すべきではないかと考えます。また、今までの条例で処分を受けた前例がないとのことであり、条例改正は必要ないと思います。 働きやすい職場環境の観点から、議案第4号に反対いたします。
○議長(
小松壮議員) そのほか御発言はありませんか。
中島保明議員。
◆8番(
中島保明議員) 8番 中島保明です。 議案第4号 岡谷市職員の分限に関する手続及び効果に関する条例の一部を改正する条例について、会派令明おかやを代表しまして意見を申し上げます。 この条例改正は、職員の人材育成を最大の目標としており、それがひいては市政の発展に寄与するものと信じております。 したがいまして、この議案第4号に賛成いたします。
○議長(
小松壮議員) そのほか御発言はありませんか。 〔発言する者なし〕
○議長(
小松壮議員) これをもって討論を終結いたします。 これより議案第4号を採決いたします。 本案は、賛否両論がありますので、起立によって採決をいたします。 お諮りいたします。議案第4号に対する委員長の報告は可決であります。本案は委員長報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。 〔起立多数〕
○議長(
小松壮議員) 起立多数であります。 よって、議案第4号は原案のとおり可決されました。
---------------------------------------
△議案第5号の委員長報告、質疑、討論、採決
○議長(
小松壮議員) 日程第13 議案第5号 岡谷市
家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例及び岡谷市特定教育・保育施設及び
特定地域型保育事業の運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例を再度議題といたします。 本案は、社会委員会に審査付託となっておりますので、委員長の報告を求めます。 社会委員長。 〔社会委員長 吉田 浩議員 登壇〕
◆社会委員長(吉田浩議員) 4番 吉田 浩です。 社会委員会に審査付託されました議案第5号 岡谷市
家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例及び岡谷市特定教育・保育施設及び
特定地域型保育事業の運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例につきまして、審査の主な点及び審査の結果を御報告いたします。 委員より、改正の内容について質疑があり、書面等以外に電磁的記録等を活用することにより、保護者の利便性向上や事業者等の負担軽減につながるものであるとのことであり、また個人情報の保護について質疑があり、保護者の意向により承諾をいただいた上で電磁的方法等を活用するものであり、保護者が個人情報の保護について心配な場合は、これまでと同様、書面等での提出も可能であるとのことでありました。 以上、審査の結果、原案のとおり可決すべきものと決定いたしましたので、御報告をいたします。
○議長(
小松壮議員) ただいまの委員長報告に対し、これより質疑に入ります。 質疑はありませんか。 〔発言する者なし〕
○議長(
小松壮議員) これをもって質疑を終結いたします。 次に、討論に入ります。 何か御発言はありませんか。 〔発言する者なし〕
○議長(
小松壮議員) これをもって討論を終結いたします。 これより議案第5号を採決いたします。 お諮りいたします。本案は委員長報告のとおり決することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と言う人あり〕
○議長(
小松壮議員) 御異議なしと認めます。 よって、議案第5号は原案のとおり可決されました。
---------------------------------------
△議案第6号の委員長報告、質疑、討論、採決
○議長(
小松壮議員) 日程第14 議案第6号 市道路線の認定についてを再度議題といたします。 本案は、産業建設委員会に審査付託となっておりますので、委員長の報告を求めます。 産業建設委員長。 〔産業建設委員長
今井秀実議員 登壇〕
◆産業建設委員長(
今井秀実議員) 10番 今井秀実です。 議案第6号 市道路線の認定については、現地視察も行う中で、審査の結果、原案のとおり可決すべきものと決定いたしましたので、御報告いたします。
○議長(
小松壮議員) ただいまの委員長報告に対し、これより質疑に入ります。 質疑はありませんか。 〔発言する者なし〕
○議長(
小松壮議員) これをもって質疑を終結いたします。 次に、討論に入ります。 何か御発言はありませんか。 〔発言する者なし〕
○議長(
小松壮議員) これをもって討論を終結いたします。 これより議案第6号を採決いたします。 お諮りいたします。本案は委員長報告のとおり決することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と言う人あり〕
○議長(
小松壮議員) 御異議なしと認めます。 よって、議案第6号は原案のとおり可決されました。
---------------------------------------
△議案第7号の委員長報告、質疑、討論、採決
○議長(
小松壮議員) 日程第15 議案第7号 令和3年度岡谷市
一般会計補正予算(第21号)を再度議題といたします。 本案は、総務、社会、産業建設の各委員会に審査付託となっておりますので、各委員長の報告を求めます。 総務、社会、産業建設の順でお願いをいたします。 まず、総務委員長。 〔総務委員長
田村みどり議員 登壇〕
◆総務委員長(
田村みどり議員) 2番 田村みどりです。 議案第7号 令和3年度岡谷市
一般会計補正予算(第21号)中、総務委員会に審査付託された部分につきまして、審査の主な点及び審査の結果を御報告いたします。 3歳出10款教育費2項1目学校管理費について、委員より、補正の内容について質疑があり、令和4年度の学校運営に必要な感染症対策及び学びの保障をするための経費について国の予算が前倒しでついたため、繰越事業として
繰越明許費の設定を行うもので、学校長の裁量により柔軟に消耗品や備品等を調達できる支援となるよう、学校配当予算を追加するものである。調達品の例としては、感染症対策消耗品としてアルコール消毒液、石けん、使い捨てマスク、また一般備品として冬季の換気のタイミングを計るCO2モニター、非接触の体温計、加湿器等を想定しており、各学校で格差がないように調達した内容は共有していくとのことであります。また、配当予算額について、上限90万円の小規模校は3校、上限135万円の中規模校は3校、上限180万円の大規模校は1校であり、国の補助率は2分の1であるとのことでありました。 同じく3項中学校費1目学校管理費について、委員より、岡谷南部中学校トイレ洋式化更新工事について、トイレの数と洋式化率についての質疑があり、改修前は和式トイレ24個、洋式トイレ13個の計37個で、洋式率は35.1%、改修後は和式トイレは6個、洋式トイレは24個、洋式率は80%となる。なお、今回の改修で、岡谷南部中学校のトイレ洋式化更新工事は終了の見込みだが、どの棟にも和式トイレは最低1つは残していく予定であるとのことでありました。 以上、審査の結果、議案第7号中、総務委員会に審査付託された部分につきましては、原案のとおり可決すべきものと決定いたしましたので、御報告いたします。
○議長(
小松壮議員) 次に、社会委員長。 〔社会委員長 吉田 浩議員 登壇〕
◆社会委員長(吉田浩議員) 4番 吉田 浩です。 議案第7号 令和3年度岡谷市
一般会計補正予算(第21号)中、社会委員会に審査付託された部分につきまして、審査の主な点及び審査の結果を御報告いたします。 3歳出2款総務費3項1目戸籍住民基本台帳費について、委員より、システム改修後の事業効果についての質疑があり、マイナンバーカードの普及率が令和3年12月31日の時点で37.6%であり、令和4年度中の事業開始までにはおよそ50%に到達するものと見込んでおり、このことにより住民の約半数はマイナンバーカードを用いた転入・転出手続のワンストップ化が利用でき、利便性が図られるものと思っているとのことでありました。 3歳出3款民生費2項1目児童福祉総務費について、委員より、病児・病後児保育事業について利用がどのくらい増えているかについて質疑があり、令和3年度当初は約400人を見込んでいたが、利用者の増加により最終的には660人を見込んでいるとのことでありました。 同じく3目保育所費について、委員より、利用児童数の増加と新たな特定加算の適用に伴う増加について質疑があり、市内の私立保育園2園を対象に、利用児童数の増加で420万円、特定加算の適用に伴う増加で1,080万円であるとのことでありました。 以上、審査の結果、議案第7号中、社会委員会に審査付託された部分につきましては、原案のとおり可決すべきものと決定いたしましたので、御報告いたします。
○議長(
小松壮議員) 次に、産業建設委員長。 〔産業建設委員長
今井秀実議員 登壇〕
◆産業建設委員長(
今井秀実議員) 10番 今井秀実です。 議案第7号 令和3年度岡谷市
一般会計補正予算(第21号)中、産業建設委員会に審査付託された部分については、審査の結果、原案のとおり可決すべきものと決定いたしましたので、御報告いたします。
○議長(
小松壮議員) ただいまの各委員長報告に対し、これより質疑に入ります。 質疑はありませんか。 〔発言する者なし〕
○議長(
小松壮議員) これをもって質疑を終結いたします。 次に、討論に入ります。 何か御発言はありませんか。
笠原征三郎議員。
◆15番(
笠原征三郎議員) 15番 笠原征三郎です。 議案第7号 令和3年度岡谷市
一般会計補正予算(第21号)について、共産党議員団を代表して、若干意見を述べさせていただきます。 今回のこの補正予算には、私どもが以前から疑問を持ち、投げかけ、また予算やいろいろ反対してまいりましたマイナンバーの関わっている部分があります。たとえ国庫支出金全額とはいっても、このマイナンバーに関わるお金というものは、もう莫大なものになっているのではないかと思います。しかし、今回の補正予算を見ますと、病院への大事な繰り出し、あるいは学校の設備への支出、また保育所関係への支出、災害関係への繰出金というようなもの、非常に大事な部分が含まれております。 よって、マイナンバーの関わりの部分については、私どもは認めるというわけにはまいりませんが、繰り返しになりますが、そのほかに大事な部分が含まれておりますので、今回のこの議案第7号については、共産党議員団、賛成をいたします。
○議長(
小松壮議員) そのほか御発言はありませんか。 〔発言する者なし〕
○議長(
小松壮議員) これをもって討論を終結いたします。 これより議案第7号を採決いたします。 お諮りいたします。本案は各委員長報告のとおり決することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と言う人あり〕
○議長(
小松壮議員) 御異議なしと認めます。 よって、議案第7号は原案のとおり可決されました。
---------------------------------------
△議案第8号及び議案第9号の委員長報告、質疑、討論、採決
○議長(
小松壮議員) 日程第16 議案第8号 令和3年度岡谷市
国民健康保険事業特別会計補正予算(第1号)及び日程第17 議案第9号 令和3年度岡谷市
霊園事業特別会計補正予算(第2号)の2件を一括して再度議題といたします。 この2件は、社会委員会で審査付託となっておりますので、委員長の報告を求めます。 社会委員長。 〔社会委員長 吉田 浩議員 登壇〕
◆社会委員長(吉田浩議員) 4番 吉田 浩です。 社会委員会に審査付託されました議案第8号及び議案第9号の2件につきまして、審査の結果を御報告いたします。 まず、議案第8号 令和3年度岡谷市
国民健康保険事業特別会計補正予算(第1号)につきましては、審査の結果、原案のとおり可決すべきものと決定いたしましたので、御報告いたします。 次に、議案第9号 令和3年度岡谷市
霊園事業特別会計補正予算(第2号)につきましては、審査の結果、原案のとおり可決すべきものと決定いたしましたので、御報告をいたします。
○議長(
小松壮議員) ただいまの委員長報告に対し、まず議案第8号 令和3年度岡谷市
国民健康保険事業特別会計補正予算(第1号)について、これより質疑に入ります。 質疑はありませんか。 〔発言する者なし〕
○議長(
小松壮議員) これをもって質疑を終結いたします。 次に、討論に入ります。 何か御発言はありませんか。 〔発言する者なし〕
○議長(
小松壮議員) これをもって討論を終結いたします。 これより議案第8号を採決いたします。 お諮りいたします。本案は委員長報告のとおり決することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と言う人あり〕
○議長(
小松壮議員) 御異議なしと認めます。 よって、議案第8号は原案のとおり可決されました。 次に、議案第9号 令和3年度岡谷市
霊園事業特別会計補正予算(第2号)について、これより質疑に入ります。 質疑はありませんか。 〔発言する者なし〕
○議長(
小松壮議員) これをもって質疑を終結いたします。 次に、討論に入ります。 何か御発言はありませんか。 〔発言する者なし〕
○議長(
小松壮議員) これをもって討論を終結いたします。 これより議案第9号を採決いたします。 お諮りいたします。本案は委員長報告のとおり決することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と言う人あり〕
○議長(
小松壮議員) 御異議なしと認めます。 よって、議案第9号は原案のとおり可決されました。
---------------------------------------
△議案第10号の委員長報告、質疑、討論、採決
○議長(
小松壮議員) 日程第18 議案第10号 令和3年度岡谷市
下水道事業会計補正予算(第2号)を再度議題といたします。 本案は、産業建設委員会に審査付託となっておりますので、委員長の報告を求めます。 産業建設委員長。 〔産業建設委員長
今井秀実議員 登壇〕
◆産業建設委員長(
今井秀実議員) 10番 今井秀実です。 議案第10号 令和3年度岡谷市
下水道事業会計補正予算(第2号)について、審査における主な経過及び結果を御報告いたします。 委員より、小学校へのマンホールトイレの設置について質疑があり、本補正予算では岡谷田中小学校と長地小学校へ設置していくが、今後は令和5年度から令和6年度にかけて全ての小学校に設置するとのことでありました。 以上、審査の結果、原案のとおり可決すべきものと決定いたしましたので、御報告いたします。
○議長(
小松壮議員) ただいまの委員長報告に対し、これより質疑に入ります。 質疑はありませんか。 〔「なし」と言う人あり〕
○議長(
小松壮議員) これをもって質疑を終結いたします。 次に、討論に入ります。 何か御発言はありませんか。 〔発言する者なし〕
○議長(
小松壮議員) これをもって討論を終結いたします。 これより議案第10号を採決いたします。 お諮りいたします。本案は委員長報告のとおり決することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と言う人あり〕
○議長(
小松壮議員) 御異議なしと認めます。 よって、議案第10号は原案のとおり可決されました。
---------------------------------------
△議案第11号の委員長報告、質疑、討論、採決
○議長(
小松壮議員) 日程第19 議案第11号 令和3年度岡谷市
病院事業会計補正予算(第4号)を再度議題といたします。 本案は、社会委員会に審査付託となっておりますので、委員長の報告を求めます。 社会委員長。 〔社会委員長 吉田 浩議員 登壇〕
◆社会委員長(吉田浩議員) 4番 吉田 浩です。 社会委員会に審査付託されました議案第11号について、審査の主な点及び審査の結果を御報告いたします。 議案第11号 令和3年度岡谷市
病院事業会計補正予算(第4号)について、委員より、今年度の収支見込みの質疑があり、今回の岡谷市からの支援を除いた場合、県からの病床確保料等の補助金を含め約1億2,000万円の黒字となる見込みであるとのことでありました。 以上、審査の結果、原案のとおり可決すべきものと決定をいたしましたので、御報告いたします。
○議長(
小松壮議員) ただいまの委員長報告に対し、これより質疑に入ります。 質疑はありませんか。 〔発言する者なし〕
○議長(
小松壮議員) これをもって質疑を終結いたします。 次に、討論に入ります。 何か御発言はありませんか。 〔発言する者なし〕
○議長(
小松壮議員) これをもって討論を終結いたします。 これより議案第11号を採決いたします。 お諮りいたします。本案は委員長報告のとおり決することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と言う人あり〕
○議長(
小松壮議員) 御異議なしと認めます。 よって、議案第11号は原案のとおり可決されました。 この際、暫時休憩いたします。
△休憩 午後4時24分
△再開 午後4時35分
○議長(
小松壮議員) 休憩前に引き続き会議を開きます。
---------------------------------------
△議案第12号~議案第25号の一括上程、説明
○議長(
小松壮議員) 日程第20 議案第12号 岡谷市組織条例の一部を改正する条例から日程第33 議案第25号 令和4年度岡谷市
病院事業会計予算までの令和4年度関係議案を一括議題といたします。 市長から令和4年度予算編成の大要について説明を求めます。 今井市長。 〔市長 今井竜五君 登壇〕
◎市長(今井竜五君) 令和4年度の岡谷市当初予算案及び関係議案を議会に提出し、御審議をいただくに当たり、予算編成の方針及び大要を申し上げ、議員各位並びに市民の皆様の御理解と御協力をお願いするものであります。 令和4年度は、第5次岡谷市総合計画の4年目であり、前期基本計画も残すところ2年となることから、これまでの取り組みの成果をさらに積み重ねるとともに、後期基本計画の計画期間となります次の5年間を見据えながら、基本目標の達成と将来都市像であります「人結び 夢と希望を紡ぐ たくましいまち岡谷」の実現に向けて、着実に歩みを進めていかなくてはなりません。 本市の人口動態は、出生数の減少と転出超過が進行し、人口減少が続く状況にあることから、未来を担う子供たちを地域で育てる意識をまち全体で共有するとともに、安心して結婚、妊娠、出産、子育て、教育ができる環境整備を進める必要があります。 さらに、
新型コロナウイルス感染症の感染拡大を契機とした地方暮らしへの関心の高まりをはじめ、デジタル技術を活用した柔軟な働き方や新しい暮らし方など、未来に向けた大きな社会環境の変化にスピード感を持って対応しながら、地域の特徴、特色を最大限に生かした夢と希望あふれる魅力的なまちづくりをこれまで以上に力強く推進することが急務となっております。 一方、市民生活や地域経済に甚大な影響を及ぼしている感染症については、新たな変異株である
オミクロン株が急激に拡大している中、引き続き感染防止に万全を期すとともに、事業活動の継続と雇用の維持、生活の下支えのための重点的かつ効果的な支援策を講じ、市民の暮らしを守らなければなりません。 また、令和3年8月の大雨により被災した道路、河川や農林施設の復旧・復興については最優先に取り組むとともに、激甚化・頻発化する自然災害に備えた防災・減災対策についてもより一層注力し、安全で安心な暮らしの実現に向けた取り組みを加速していく必要があります。 こうしたことを踏まえ、令和4年度は、安全・安心を深化(進化)する年と位置づけ、市民生活を取り巻く環境の変化に柔軟に対応しながら、将来にわたって持続可能で、将来のまちに多くの夢と希望を描くことができる確かなまちづくりを進めるため、各種の施策、事業に全力を傾注して取り組んでまいります。 令和4年度の我が国の経済情勢は、内閣府が公表した令和4年度の経済見通しと経済財政運営の基本的態度によりますと、長引く感染症の影響の下にあるものの持ち直しの動きがみられるとし、今後の経済財政運営に当たっては、ウィズコロナの下で、社会経済活動の再開・継続を図りつつ、安全・安心を確保していくとともに、コロナ克服・新時代開拓のための経済対策を迅速かつ着実に実施し、公的支出による下支えを図りつつ、消費や設備投資といった民需の回復を後押しし、経済を民需主導の持続的な成長軌道に乗せていくとしております。 また、岸田内閣は、経済の立て直しと財政健全化に向けて取り組んでいく上で、「成長と分配の好循環」と「コロナ後の新しい社会の開拓」をコンセプトとする新しい資本主義の実現を目指すとし、「科学技術立国の実現」、地方を活性化し、世界とつながる「デジタル田園都市国家構想」、「経済安全保障」を3つの柱とした大胆な投資とともに、ポストコロナ社会を見据えた成長戦略を国主導で推進し、経済成長を図るとしております。 加えて、地方活性化に向けた基盤づくりの積極的な投資、デジタル時代にふさわしい効果的な人材育成、質の高い教育の実現、2050年カーボンニュートラルを目指すグリーン社会の実現に取り組むとしております。 このほか、経済財政運営と改革の基本方針2021に基づき、「経済あっての財政」の考え方の下、デフレからの脱却を成し遂げ、経済再生と財政健全化に向けてしっかりと取り組み、600兆円経済の早期実現と財政健全化目標の達成を目指すとしております。 このような見通しに基づく令和4年度予算編成の基本方針では、感染症の克服に向け、国民を守る医療提供体制や検査体制の確保、変異株を含む新たなリスクに対する備えのためのワクチン・治療薬の研究開発、雇用・事業・生活に対する支援等を推進するほか、成長と分配の好循環を実現するため、成長戦略、分配戦略などに基づき予算を重点配分するとしております。 また、各地の災害からの復興・創生、防災・減災、国土強靭化等に対応するとともに、現下の国際情勢に的確に対応し、国家の安全保障をしっかり確保するとしております。 こうした方針に基づく国の令和4年度当初予算案は、一般会計の歳出総額を107兆5,964億円としており、過去最大の予算規模となっております。 また、総務省が公表した令和4年度地方財政対策によりますと、地方団体が行政サービスを安定的に提供しつつ、地域社会のデジタル化や公共施設の脱炭素化の取り組み等の推進、消防・防災力の一層の強化などの重要課題に取り組むことができるよう、地方交付税については、前年度を約6,153億円上回る18兆538億円を確保するほか、交付団体ベースの一般財源総額については、前年度を約203億円上回る62兆135億円を確保することとしております。 地方が抱えている課題をデジタル実装を通じて解決し、全ての地域がデジタル化によるメリットを享受できるよう、地域デジタル社会推進費として引き続き2,000億円を計上したほか、地方が自主的・主体的に地方創生に取り組むためのまち・ひと・しごと創生事業費として、1兆円を計上しております。 このほか、近年、災害が激甚化・頻発化する中、地方団体が引き続き防災・減災、国土強靭化対策に取り組めるよう、緊急自然災害防止対策事業費について4,000億円を計上するなど、地方が行う取り組みに対し、一定の財政措置がされたものとなっております。 こうした考え方に基づく地方財政計画の規模は、前年度比0.9%増の90兆5,700億円程度、公債費などを除く地方一般歳出につきましては、前年度比0.6%増の75兆8,500億円程度が見込まれております。 このような状況を踏まえ、岡谷市におきましては、地域経済の緩やかな回復傾向が見られることから、個人給与所得の増などにより、個人市民税、法人市民税をはじめ、市税全体で増収を見込んでおります。 しかしながら、令和5年度以降の一般会計の財政推計では、歳入全般の減のほか、歳出におきましては扶助費や公債費、また公共施設等の維持管理経費の増が見込まれる中、引き続き産業振興や子育て支援、市民の安全・安心を確保するための施策と健全財政の堅持に向けた取り組みとの調和を図りながら、後年度の財政需要に配慮した安定的な行財政運営に努めなければなりません。 こうしたことから、岡谷市行財政改革プログラムに基づき、公共施設等の計画的な修繕や長寿命化、類似施設の統合などによる最適化に向けた取り組みのほか、歳入確保と歳出削減、人材育成と意識改革など、たゆまぬ行財政改革に取り組み、人口規模や財政規模に見合った時代にふさわしいまちづくりを進めてまいります。 このたび上程いたします令和4年度当初予算案は、第5次岡谷市総合計画に掲げる将来都市像「人結び 夢と希望を紡ぐ たくましいまち岡谷」の実現に向けて、「ともに支えあい、健やかに暮らせるまち」「未来の担い手を育み、生涯を通じて学ぶまち」「人が集い、にぎわいと活力あふれるまち」「安全・安心で、自然環境と共生するまち」「快適な生活を支え、住み続けたいまち」「みんなでつくる、確かな未来を拓くまち」の6つのまちづくりの基本目標を基調とするほか、限られた財源を喫緊の政策課題に重点配分し、より効果的な施策展開を図るため、「安全・安心な暮らしの実現」「まちなかの魅力向上」「元気・活力の創出」の3つを重点施策に掲げ、必要な施策・事業に財源を集中した「元気 創生 強靭化予算」として編成しております。 あわせて、国が閣議決定しましたコロナ克服・新時代開拓のための経済対策を踏まえ、令和3年度補正予算と令和4年度当初予算を一体とした14か月予算として編成をしております。 次に、予算編成の重点施策の考え方について説明申し上げます。 初めに、「安全・安心な暮らしの実現」につきましては、令和3年8月の大雨による被災箇所の復旧・復興を最優先に進めるとともに、令和4年度を初年度といたします岡谷市国土強靭化地域計画を計画的に推進し、激甚化・頻発化する自然災害に対する防災・減災対策を強化し、安全・安心なまちづくりを進めてまいります。 また、現在、国際的な課題であります地球温暖化による異常気象の影響が深刻化していることから、岡谷市は、令和3年度中にゼロカーボンシティを宣言し、2050年までに二酸化炭素排出量の実質ゼロを目指してまいります。このため、第4次岡谷市環境基本計画及び第2次岡谷市地球温暖化対策実行計画に基づき、市民、事業者、行政が連携、協力の下、その実現に取り組んでまいります。 さらに、感染症への対応として、3回目の
ワクチン接種を継続的に進め、危機管理に万全を期すとともに、引き続き市民の命と暮らしを守るため、感染拡大防止と社会経済活動の両立を図ってまいります。 このほか、いつまでも住み慣れた地域で、健康で生きがいを持って暮らし続けることできるよう、福祉の充実に取り組んでまいります。 次に、「まちなかの魅力向上」については、出生数の減少と転出超過が進行し、人口減少が続く状況にある中、感染症を契機として都市部の若い世代の地方への関心が高まっていることから、住んでみたい、住み続けたいと思える魅力あるまちづくりを推進してまいります。 次に、「元気・活力の創出」につきましては、本市の基幹産業であります製造業では、回復傾向が続いているものの、半導体などの原材料不足や原油価格等の高騰により計画的な生産が進まず、先行きに不透明感があることから、引き続き事業活動の継続、雇用の維持などにより地域経済の回復を図るとともに、市内事業者の持続的な成長を後押ししてまいります。 また、未来を担う子供たちを地域で育てる意識をまち全体で共有するとともに、安心して結婚、妊娠、出産、子育て、教育のできる環境を整えてまいります。 これら重点施策に基づく令和4年度の一般会計当初予算額は、総額201億9,000万円、前年度比では3億8,000万円、1.9%の増としております。 また、一般会計、特別会計の合計では、総額259億9,190万円、前年度比では3億5,880万円、1.4%の増としております。 一般会計歳入の主な事項でございますが、市税につきましては、令和3年度決算見込額を基に65億1,800万円、前年度比では3億1,600万円、5.1%の増を見込んでおります。 地方交付税につきましては、令和3年度決算見込額や地方財政計画などを基に45億4,200万円、前年度比では4億5,600万円、11.2%の増を見込んでおります。 また、一般会計歳出のうち、事業費の増減が大きいものといたしましては、総務費では、岡谷駅前公共用地権利取得事業費が皆減となる一方、長野県知事選挙執行費の皆増、退職手当の増などにより、前年度比1億1,109万9,000円、6.0%増の19億5,092万4,000円、民生費では、児童手当などが減となる一方、障がい者自立支援給付費、介護保険広域連合運営費負担金の増などにより、前年度比7,952万8,000円、1.1%増の71億6,479万8,000円、衛生費では、新型コロナウイルス
ワクチン接種事業費の皆増、病院事業会計負担金の増などにより、前年度比3億1,269万2,000円、19.1%増の19億4,778万円、商工費では、
中小企業金融対策事業費の減などにより、前年度比3億173万3,000円、14.6%減の17億6,285万円、土木費では、河川災害防止対策事業費、地域幹線道路整備事業費などが増となる一方、道水路維持補修事業費、道水路新設改良事業費の前倒し実施に伴う減などにより、前年度比8,514万7,000円、4.2%減の19億5,917万2,000円、教育費では、市民水泳プール大規模改修事業費、公民館施設避難所環境改善事業費の皆増などにより、前年度比2億929万4,000円、13.3%増の17億7,937万5,000円、災害復旧費では、令和3年8月の大雨災害に伴う林道施設災害復旧事業費として、前年度比皆増となります2億2,930万円、公債費では、借換債元金償還金の減などにより、前年度比1億3,316万円、5.6%減の22億4,250万5,000円としております。 次に、企業会計につきましては、水道事業、下水道事業、病院事業の3つの企業会計の収益的支出及び資本的支出の合計は129億8,133万円で、前年度比704万1,000円、0.1%の減としております。 それでは、基調に沿って、令和4年度当初予算案の大要を順次説明をしてまいります。 初めに、基本目標「ともに支えあい、健やかに暮らせるまち」について説明申し上げます。 まず、結婚に対する支援といたしまして、新たな男女の出会いの場を創出するため、恋つむぐ岡谷出会いの場創出事業として、コロナ禍に対応したオンラインによるブラッシュアップセミナー及び婚活イベントを開催してまいります。 また、結婚に対する経済的な不安を解消するため、結婚に伴う住居費及び引っ越し費用を支援する「おかやでスタート!」結婚新生活支援事業につきましては、新たに住環境の整備に係る経費としてリフォーム費用を補助対象経費に加え、引き続き結婚のきっかけとなる男女の出会いの場の創出から、結婚・定住までトータル的にサポートしてまいります。 母子保健の充実といたしましては、産後の初期段階における支援を強化するため、産後2週間及び産後1か月の産婦を対象とする産婦健康診査事業、またその結果によりケアが必要な母子が医療機関等で母体管理、発育相談などのサービスを受ける際の経費を助成する産後ケア事業を実施するほか、新たに3歳児健診における視力屈折検査を導入し、未就学児の弱視の早期発見・早期治療につなげるなど、引き続き妊娠から出産、乳幼児期までの切れ目のない包括的な支援を実施してまいります。 また、未来のげんきっず応援事業では、出産のお祝いとしてオカヤペイ5,000ポイントを贈呈するほか、こどものくにの来館者、各種の子育て関連講座の参加者にポイントを付与することで、
子育て世帯の経済的負担の軽減とオカヤペイのさらなる利用促進に努め、まちのにぎわい創出を図ってまいります。 地域とともに支える子育て支援の充実といたしましては、新たに児童福祉法に基づく子ども家庭総合支援拠点機能を子ども課に置き、子供とその家庭に関する実情把握、情報提供、調査指導、その他必要な支援を一体的に行い、子育て支援体制のさらなる強化を図ってまいります。 このほか、子ども食堂等関係団体連絡会事業として、子供たちの孤立や孤食に手を差し伸べる民間主体の活動をさらに地域に広げるとともに、民間実施団体のネットワークを強化し、地域全体で子供を育てる風土の醸成と子供の健やかな成長を支援してまいります。 子供の育成支援といたしましては、保育環境改善等事業として、保育園などにおける感染防止を徹底するため、手指消毒用アルコール、子供用マスクなど、必要な資材、備品等を整備してまいります。 このほか、継続実施をいたしますぼくもわたしもおかやっ子事業では、郷土食材のすばらしさを子供たちに伝承するとともに、食育の推進を図ってまいります。
子育て世帯への経済的支援では、中学3年生までの子供の医療費を支援する子ども医療費給付事業、幼児教育・保育の無償化に伴う副食費の減免、小中学校における就学援助費などにより、
子育て世帯の経済的負担の軽減に努めてまいります。 このほか、安心して子供を育てられる安定した住まいの提供を図るため、
子育て世帯等を対象に市営住宅への優先入居を行うとともに、令和4年度は新たに学ヶ丘市営住宅の2戸にユニットバス、網戸を設置し、経済的負担の軽減と若年層の移住・定住を促進してまいります。 地域福祉の推進では、新たに重層的支援体制整備移行準備事業として、複合化・複雑化する支援ニーズに対応する断らない包括的な支援体制を整備するため、連携支援コーディネーターを配置し、アウトリーチ支援に取り組むとともに、関係機関との連携体制を構築してまいります。 また、新たに実施します農福連携による協働体験事業では、就労準備支援またはひきこもり支援を必要とする方に対し、シルクスイートの栽培・収穫体験を通じて、実就労等社会活動への復帰を支援してまいります。 さらに、DVや児童虐待などに関する相談が増加傾向にあり、内容も多様化・複雑化していることから、新たに女性相談員を配置し、より身近で継続的に支援することができる体制を整えてまいります。 このほか、成年後見支援センターを中心に成年後見制度の利用促進を図るとともに、権利擁護事業推進体制のさらなる充実を図るため、市と成年後見支援センターが協働して中核機関としての役割を果たし、市民誰もが住み慣れた地域で安心して暮らせる環境づくりを進めてまいります。 高齢者福祉の推進といたしましては、地域支え合い型移動支援として、高齢者の通院や買物、通いの場への移動を支援しようとする地域住民の活動に対して、送迎サービス補償の加入保険料を全額補助することで、住民主体による支え合い活動を後押ししてまいります。 また、新たに福祉タクシー利用促進事業として、運転免許証を返納した満80歳以上の市民に対して、福祉タクシー10回分の利用券を交付し、高齢者のより安全な生活移動手段への転換を促すとともに、外出機会の確保に努めてまいります。 さらに、高齢者の心身の多様な課題に対し、きめ細やかな支援を実施するため、高齢者の保健事業と介護予防等の一体的事業として、個々の健康状態に応じた運動習慣や食習慣などの個別指導を行うシニア運動療法教室を開催するほか、高齢者のフレイル予防を図るため、地域の通いの場において医療専門職による講座の実施や健康相談などに取り組んでまいります。 障がい者(児)の福祉の推進といたしましては、第5次岡谷市障がい者福祉計画に基づき、地域生活支援の充実、自立支援と社会参加の促進、暮らしやすい環境の整備など、障がい者施策の一層の推進を図り、障がいの有無にかかわらず、住み慣れた地域で安心して暮らせる地域社会の形成を目指してまいります。 社会保障の円滑な運営といたしまして、国民健康保険事業については、財政運営の責任主体であります長野県とともに国保の運営を担い、安定的な財政運営に努めてまいります。 こうした中、令和4年度の税率につきましては、被保険者の急激な負担増にならないよう、基金繰入れを行いつつ、県から示されました標準保険税率に基づき、1人当たり平均年税額において0.05%増の改定をお願いすることとしております。 生活保護に至る前の段階での自立支援の強化を図る生活困窮者自立支援事業では、自立相談支援を核に、就労支援、住居確保支援、家計改善支援など、それぞれの状況に応じたきめ細やかな相談、対応を行い、生活困窮者の自立に向けて幅広く支援をしてまいります。 このほか、心配ごと相談、消費生活相談、ひとり親家庭相談など、生活に関する多様な相談窓口を一元化した福祉総合相談事業を継続し、それぞれの事情に応じて専門の相談員が丁寧な対応を行ってまいります。 保健・医療の推進では、健康づくりの推進といたしまして、感染症の影響が長期化する中、外出控えによる体力の低下や生活習慣病の重症化など、市民の健康状態の悪化が懸念されることから、健康増進計画健活プロジェクトとして、健康講座や音楽と運動による健康サポート事業を実施するほか、シルキーチャンネルを活用して世代別の料理番組を放映するなど、市民の健康の保持と増進を図ってまいります。 また、市民の健康に対する意識の高揚や各種健診の受診率向上を図るため、受診者及び健康づくりに関する講演会の参加者のほか、生きがいデイサービス利用者や高齢者クラブ新規登録者に対して、オカヤペイのポイントを付与する健康ポイント事業を継続実施してまいります。 地域医療体制の推進といたしまして、岡谷市病院事業では、天野
病院事業管理者の下、安定的な経営基盤の維持を第一とし、人材育成、質の高い医療サービスの提供に向けた積極的な病院運営を進め、市民の生命と健康を守る市民病院として、また第2種感染症指定医療機関として地域の拠点的な役割を果たしつつ、コロナ禍にあっても質の高い医療サービスを継続的に提供し、市民の信頼や期待に応えることができる病院づくりを推進してまいります。 また、診療体制の充実に不可欠な医師の確保につきましては、
病院事業管理者と共に引き続き信州大学医学部等への訪問を重ね、関連大学との連携を深めるほか、医師養成課程に向けての育英資金奨学金の効果的な活用を進めてまいります。 このほか、岡谷市看護専門学校におきましては、国の高等教育の修学支援新制度に基づき、一定の要件に該当する学生の入学金及び授業料を減免し、これからの地域医療を支える人材の育成に努めてまいります。 続きまして、基本目標「未来の担い手を育み、生涯を通じて学ぶまち」について説明申し上げます。 岡谷市教育大綱に教育理念として掲げます「自立し、共生し、創造性溢れる『岡谷のひと』づくり」の実現に向けて、子供たちの確かな学びと成長の支えを実現し、豊かな感性と人間性を育みながら、家庭、学校、地域、行政の協働により「岡谷のひと」づくりを推進してまいります。 また、生涯を通じて学び続け、スポーツに親しむ環境づくりに取り組んでまいります。 学校教育の推進では、市内小中学校において、少子化が進行する社会に適応した豊かな学びを推進するため、教育委員会に岡谷市学びの創生・連携支援室を設置し、幼保小中の連携及び小中一貫教育の検討、教育ICTを活用した豊かな学びの推進などに取り組み、魅力と活力ある学校づくりをさらに推進してまいります。 学校内における感染症対策に係る業務や教員の補助的業務を行うスクール・サポート・スタッフを、県の配置基準に満たない4校へは市費にて配置をいたします。このことにより、県費職員と合わせ、市内全校にスクール・サポート・スタッフを配置することができ、教員の負担軽減を図るとともに、教員が子供たちと向き合い、指導に専念することができる環境を整えることで、より質の高い授業の実現と学力向上に努めてまいります。 新たに実施しますおかや小学生夏休みわくわくサマースクール事業では、学校教員が行う補習、スキルアップ学習、教育委員会が行う科学教室おかやキッズラボ及び小学5年生を対象とする岡谷子ども未来塾を教育委員会と学校が連携して実施し、子どもたちの学習習慣の形成を促し、苦手意識の解消、基礎的学力の向上を図ってまいります。 チーム岡谷による学力向上推進事業につきましては、引き続き長野県教育委員会からの派遣により配置する主任指導主事のほか、学力向上アドバイザーを中心として、児童・生徒の学力向上と教職員の資質向上を目指してまいります。 学校・家庭双方向通信アプリ導入事業では、小中学校において保護者への連絡用ツールとして使用しているシステムを更新し、デジタル化を進めることで、迅速・的確な情報提供と家庭からの必要な情報の把握及び学校事務の効率化を図ってまいります。 ふるさと岡谷に学ぶ学習の推進事業では、地元企業と連携したプログラミング学習やキャリア教育など、地域資源を活用した岡谷スタンダードカリキュラムの実践を深め、郷土を愛する心を育み、ふるさと回帰につなげるとともに、将来のものづくりのまち岡谷を担う人材育成に努めてまいります。 さらに、情報教育推進事業として、国のGIGAスクール構想により整備した1人1台端末を効果的に活用し、情報活用能力の向上に加え、子供たちの創造性と資質、能力を育み、激動する社会を生き抜く力の定着を図るため、児童生徒1人1人に個別最適化された学びの実現に向けて一層注力するとともに、万が一の事態に備え、休校時の活用についても検討、準備を進めてまいります。 施設整備では、安全で快適な学習環境整備事業として、計画的に進めております学校トイレの洋式化等については、令和4年度は岡谷南部中学校のトイレの洋式化に取り組み、安全・安心で快適な学習環境を整えてまいります。 子ども総合相談センターでは、長期欠席傾向にある児童・生徒の自立に向けた努力を支援するフレンドリー教室、中間教室を引き続き設置するほか、専任の相談員、専門カウンセラー、スクールソーシャルワーカーなどにより、保育園、学校、専門機関などと連携しながら、子供たち1人1人に寄り添ったきめ細やかな支援を行ってまいります。 通学路交通安全対策事業では、新たな第4次通学路交通安全プログラムに基づき、カラー舗装や区画線、ガードポスト等の設置など、通学路14か所の安全対策工事を実施し、子供たちの安全を確保してまいります。 生涯学習の推進では、人生100年時代を豊かなものにするため、新たに、学びを活かす岡谷学 コレカラ岡谷事業として、地域の歴史や文化を学ぶ機会を提供するとともに、その学びを地域で還元し、後世に伝承していくことができる人づくりに取り組んでまいります。 市立岡谷図書館では、市民がより自由に図書館サービスを受けることができるよう、市町村と県との協働による電子図書館を整備し、デジタル社会への対応を図るほか、地元紙のデータベースを導入し、利用者が望む資料の検索時間の大幅な短縮と業務の効率化を図ってまいります。 また、幼児期からの図書館利用を促進するとともに、就学前における読書習慣の定着と読書を通じた豊かな感性の醸成を図るため、3歳児を対象にイラストつきの図書館利用カードをプレゼントするファーストチョイスブック事業を実施し、初めて自分で本を選び借りる機会と楽しみを創出してまいります。 このほか、おかや子育て憲章が制定から20周年を迎えることから、記念事業として子育て講演会を行うほか、成長樹(期)子育て実践ポイントの見直しを行い、周知に努めることで、憲章の浸透を図り、市民総参加による子育てのまちづくりを推進してまいります。 スポーツ・文化の振興では、スポーツの振興といたしまして、市民がスポーツを「する」、「みる」、「ささえる」ことで、多様な形でスポーツに関わり、スポーツを通して心と体を養い、はつらつとした暮らしを送ることができるよう、スポーツ機会の充実とライフスタイルに応じたスポーツ活動を推進してまいります。 ホストタウンプログラム推進事業として、東京2020オリンピック・パラリンピック大会後においても、継続した活力あるスポーツ活動へつなげるため、日本人オリンピアンとの交流を通じて、スポーツへの関心を高め、生涯スポーツの推進を図ってまいります。 また、パラスポーツ普及プロジェクトとして、パラリンピック競技でありますボッチャの体験を通じて、パラスポーツをより身近に感じてもらうとともに、相互理解の促進及び共生社会の実現を目指してまいります。 スポーツきっかけづくり事業では、各種のスポーツ教室、親子でのスポーツ体験イベントとなるファミリースポーツプログラムに加え、新たに働き盛りのミドル世代を対象としたランニング教室を実施し、コロナ禍における運動不足を解消してまいります。 このほか、スポーツ環境の整備・充実として、市民水泳プールの大規模改修工事に着手し、市民1人1人が安全で快適なスポーツ活動を行うことができるよう、スポーツ施設の長寿命化を計画的に進めてまいります。 文化・芸術の振興では、岡谷蚕糸博物館企画展等開催事業として、長野県内で活躍する染織作家にスポットを当てた「信州の作家展」の開催、また岡谷市の市制施行当時の町並みを紹介する「鳥瞰図で巡る 糸都岡谷」などを開催することで、岡谷市民のみならず、より多くの皆様にシルクの良さとまちの魅力を伝え、シルク文化・シルク産業の発展へつなげてまいります。 岡谷美術考古館では、特別企画展等開催事業として、地元にゆかりのある作家の多岐にわたるジャンルの企画展示を開催することで、質の高い芸術、文化に触れる機会を創出するとともに、来館者の増によるまちなかのにぎわい創出につなげてまいります。 また、アーティスト育成事業では、長野県出身及び在住、または岡谷市に関わる題材を扱う作家を対象として、作品や展示方法に関する助言を行うとともに、企画展示室を貸し出し、個展を開催することで、意欲ある作家の活動を後押ししてまいります。 このほか、公民館においては、地域の社会教育活動の拠点となるとともに、災害時には避難所として重要な役割を担うことから、湊、川岸、長地公民館の全室にエアコンを設置し、快適で安全・安心な環境を整備してまいります。 続きまして、基本目標「人が集い、にぎわいと活力あふれるまち」について説明申し上げます。 産業の振興では、工業の振興といたしまして、4年目を迎えます岡谷市工業活性化計画に掲げる将来工業都市像「次世代を切り拓く、高い技術のものづくりのまち」の実現に向け、積極的に各種施策を展開してまいります。 企業立地の推進では、工場の新設・移転時に土地の取得額などを助成する商工業振興条例補助金の補助要件を緩和して実施するほか、工場等の家賃を助成する企業立地支援補助金などにより、市外企業の誘致をはじめ、市内企業の事業拡大と流出防止、空き工場の活用促進に取り組んでまいります。 また、新規創業者支援といたしまして、創業支援事業計画に基づく起業、技術相談、販路開拓の支援や創業のまち岡谷実現事業による資金面での支援のほか、新規創業者に対して諏訪圏工業メッセの出展ブースを確保するなど、創業間もない中小企業者の経営基盤の確立や受注開拓を支援し、地域経済の活性化と産業集積の拡大を図ってまいります。 このほか、最終年となります先端設備等導入計画認定事業では、中小企業等経営強化法に基づき、生産性を向上させる先端的な設備を導入した認定事業者に対し、新たな設備投資に係る固定資産税を3年間ゼロとする特例措置を継続実施するほか、国の各種支援制度を積極的に活用できるよう、引き続き市内中小企業の環境整備に取り組んでまいります。 コロナ禍によりIT企業を中心とした企業の地方移転や多様な働き方が生じている中、情報通信業企業立地支援補助金として、市外から転入し、事務所等を設置した情報通信事業者に対し、家賃や通信環境の整備に要する経費の一部を助成してまいります。 また、多様な働き方サポート補助金として、市内の民間事業者が運営するコワーキングスペースの利用料等の一部を助成することで、新たな出会いによるビジネスチャンスの創出を図るとともに、新たな人の流れを呼び込んでまいります。 工業活性化対策の推進では、精密加工技術を強みとして、少量多品種への対応や高付加価値製品の製造といった本市の製造業が持つ特徴を最大限に生かすことができるよう、新技術・新製品等の開発を支援する新技術・新製品等ものづくりチャレンジ企業応援事業、医療分野や航空宇宙分野への参入に有効な規格の認証取得を支援する次世代産業参入環境整備支援事業を実施してまいります。 また、展示会共同出展事業として、大都市圏で開催される展示会へ共同出展するほか、新規受注開拓推進事業補助金に新たに次世代産業販路開拓支援事業枠を設け、医療、航空宇宙、環境、エネルギーなど、次世代産業分野への販路開拓を行う企業を対象として、市場調査費、試作品製作費など、販路開拓に伴う諸経費の一部を助成することで、市内企業のPRと新たな受注確保に努めてまいります。 経営環境の充実では、新たにDX推進デジタル化ツール導入支援補助金として、市内製造業のデジタル技術を活用した新たな取り組みを支援し、生産性向上や新規受注開拓などにつなげてまいります。 また、市内企業が持つ優れた技術や資産を将来へ引き継いでいくため、事業承継支援事業として、継続的に市内企業の訪問を実施する中で実態を把握するとともに、関係機関との連携により相談会の実施や事業承継に有益な情報の提供に努めてまいります。 このほか、新たにグリーン成長投資促進支援事業として、省エネ、ゼロカーボンに関するセミナー等を開催するほか、市制度資金に地球温暖化防止のための再生可能エネルギー利用設備や省エネ対策のための設備の導入費用を対象とするおかやグリーン成長対策資金を創設し、市内企業が自ら二酸化炭素の排出量の削減を図るための取り組みを支援してまいります。 連携の強化では、最終年となりますモノづくり集積地SUWAのヒトづくりプロジェクトとして、信州大学、公立諏訪東京理科大学、NPO諏訪圏ものづくり推進機構等と諏訪圏内5市町村との連携により、引き続き小型ロケット製作を通じた技術力の向上と提案型技術者の育成、また若者を対象としたキャリア育成プログラムの開発に取り組むほか、地域の製造業のプロモーション、ブランディングを強化し、稼ぐ力の向上を図ってまいります。 開館20周年を迎えますテクノプラザおかやでは、ものづくりのまち岡谷を支えている市内企業に対して、感謝の意を表するとともに、これからの岡谷市を担うものづくり人材を育成するための記念事業を実施してまいります。 商業・サービス業の振興といたしましては、岡谷市商業活性化計画に基づく諸施策を積極的に展開し、商業の将来像として掲げる「人が集い、くらしに彩りと潤いがあふれ、『楽しい』があるまち」の実現を目指してまいります。 商業環境の立地競争力の強化を図るため、商業等振興補助金について、新たに市内で創業する飲食店に対し、店舗等の改修費に対する補助を拡充して支援することで、新規出店の促進とまちなかのにぎわい創出を図り、回遊性のある商業地の形成を目指してまいります。 また、岡谷TMOとの連携を深める中で、商業会等が感染症対策を徹底した上で行う販売促進活動を積極的に支援するほか、商業会等の連携による取り組みを促進することで中心市街地のにぎわいを取り戻し、消費需要の喚起に努めてまいります。 このほか、岡谷版電子マネーオカヤペイにつきましては、岡谷商工会議所との連携を深めながら、行政ポイントの付与、消費者への利用促進などにより支援をしてまいります。 農業の振興といたしましては、市内農業者が大都市圏で開催されるマルシェ等に出展する際の経費や販促資材の製作に要する経費を助成する農産物販路拡大支援事業を継続実施し、農業経営の安定と販路拡大を支援してまいります。 また、新たに岡谷・シルクスイートオーナー事業として、遊休荒廃農地を整備した圃場を活用し、栽培・収穫体験など、生産過程を楽しみ、シルクスイートを受け取ることができる岡谷独自のオーナー制度を創設し、市外在住者からオーナーを募ることで、関係人口の創出につなげるとともに、全国的にシルクスイートのおいしさをPRしてまいります。 森林の整備といたしましては、森林経営管理事業として、地域林政アドバイザーを中心に、モデル地区の森林整備に向けた測量業務等を行い、森林の適切な管理につなげてまいります。 また、松くい虫の防除対策につきましては、引き続き松林の監視体制を強化するとともに、薬剤購入に要する経費を助成するなど、関係機関と連携しながら被害の拡大防止に取り組んでまいります。 農林業の基盤整備といたしましては、林道常現寺線の舗装工事のほか、西村汐の石積みの改修工事、八倉沢の農業用ポンプ更新工事を進めてまいります。 ブランドの振興といたしましては、製糸業で世界的に名を馳せ、日本の近代化を支えた「シルク岡谷」、「糸都岡谷」の歴史と文化を継承するとともに、岡谷ブランドの核となるシルクを生かしたまちのにぎわいを創出するため、岡谷シルク推進事業として各種の取り組みを展開してまいります。 まず、ブランド発信事業として、岡谷シルク認定製品・サービスの開発を促進することで、岡谷シルクブランドのブランド力向上を図るとともに、小学生を対象とした教育プログラムを開発、提供することで、「シルク岡谷」、「糸都岡谷」の歴史、文化に関する知識の習得、また、ふるさと岡谷への誇りと愛着を醸成してまいります。 次に、養蚕振興事業として、養蚕体験を通じて養蚕業への理解と関心を深めるとともに、岡谷シルクの原料となる岡谷産繭の品質向上、安定供給に向け、市内製糸業者が岡谷産繭を購入する際、繭の買取り価格に上乗せを行う補助事業を実施してまいります。 次に、岡谷シルク体験事業として、絹織物の体験機会を提供する滞在型ワークショップの開催、アーティスト・イン・レジデンスとして学生等が行うシルク作品の制作活動に対する支援、市内の製糸関連資産等を巡るまちあるき事業など、岡谷でしか体験することができないシルクを生かしたプログラムを提供することで、市外から多くの人を呼び込み、交流人口、関係人口の創出・拡大を図ってまいります。 観光の振興では、本市を代表する市民祭、岡谷太鼓まつりにつきましては、感染症の影響により残念ながら2年続けての中止といたしましたが、今年は開催できることを願いつつ、来場される皆様と3年分の熱気と楽しみが共有できるよう、準備を進めてまいります。 このほか、鳥居平やまびこ公園や整備が進んでいます諏訪湖周サイクリングロード、諏訪湖をはじめとした恵まれた自然環境など、本市の地域資源を活用した観光誘客に取り組んでまいります。 働く環境の充実では、コロナ禍により若年層を中心に地方回帰、地方移住の機運が高まっている中、市内企業の採用力を強化するため、新たに岡谷で働くUIJターン採用強化支援事業として、採用力向上セミナーの開催や効果的な採用活動を行うための個別相談の実施により、採用力の底上げを図るとともに、民間就職情報サイトの活用や採用活動のオンライン化への取り組みに要する経費を助成することで、市内企業の採用活動を後押しし、新規学卒者や第二新卒者のUIJターン就職のほか、移住希望者の市内企業への就職を促進してまいります。 また、中高生を対象とした若者未来の就職応援事業では、新たに市内高等学校を会場とする高校生のための企業研究会を開催し、企業の情報発信や高校生が地元企業の活躍と魅力に触れることで、将来の地元就職を促進してまいります。 このほか、働きやすい職場づくり応援補助金では、女性や高齢者、障がい者、外国人など多様な人材の活躍促進として、手すりやスロープの設置、トイレや更衣室の整備、就業規則の見直しなど、働きやすい職場環境の整備に取り組む市内中小企業を支援することで、多様な人材の雇用促進と定着化を図ってまいります。 移住・定住の促進では、「岡谷へ行こう」関係人口等創出・拡大事業として、岡谷駅構内に設置した岡谷市観光案内所を拠点として、サイクルツーリズム事業を拡充実施するほか、ワーケーションの受入れに注力し、交流・関係人口の創出・拡大を図るとともに、移住・定住を促進してまいります。 おかやの魅力体験事業では、市内宿泊施設での短期の宿泊費用などに対する助成のほか、市内での最長2か月間の生活体験に必要な経費の一部を助成するなど、本市の暮らしやすさを実感できる機会を提供することで、定期的に岡谷市を訪れ、地域や地域住民と多様なつながりを持つ関係人口の創出に注力してまいります。 さらに、若者おかや暮らし応援事業として、近隣の大学等へ通う学生並びに29歳以下の勤労者が市内の民間賃貸住宅に居住する場合、その家賃に対する助成を行うことで、若者の移住・定住を促進してまいります。 続きまして、基本目標「安全・安心で、自然環境と共生するまち」について説明申し上げます。 安全対策の推進では、危機・防災・減災対策の推進と消防力の強化といたしまして、近年、台風や集中豪雨による被害が相次ぐ中、河川氾濫や浸水被害を未然に防ぐため、新たに河川災害防止対策事業として、市が管理する普通河川の河床整備や護岸改修などを行うほか、土砂や樹木によって流れが阻害されている河川のしゅんせつを計画的に実施する河川緊急浚渫推進事業に財源を重点配分して取り組んでまいります。 また、林道施設災害復旧事業として、令和3年8月の大雨によって被災した林道横河山線にあります小日向橋の架け替え工事及び菅の沢の林道復旧工事を実施し、災害からの一日も早い復旧を目指してまいります。 このほか、目切公園調整池機能強化事業として、目切公園調整池から十四瀬川までの間の市道へ排水用のバイパス管を敷設することで機能強化を図り、下流域の安全を確保してまいります。 計画的に進めておりますため池整備事業では、長野県により防災重点農業用ため池に指定されている市内7か所のため池のうち、川岸三沢にあります蟹沢下ため池の改修工事に向けた実施計画及び除ケ入ため池の廃止工事を実施することで、地域住民の安全・安心を確保してまいります。 さらに、我がまち守る防災資機材緊急整備事業として、激甚化・頻発化する自然災害に備え、災害時の応急対応や避難所開設に必要な防災資機材の充実を図るほか、防災情報等発信強化事業として、防災情報の迅速かつ確実な発信を図るため、大雨警報などの気象情報や地震情報が発表された後、直ちにメール配信@おかやで発信する自動配信機能及びSNS連携機能の付加のほか、緊急速報メールの配信キャリアを追加してまいります。 また、消防団員の処遇を改善するため、出動報酬を条例に位置づけ、額の引上げを行うほか、消防団装備の充実と地域防災力の強化を図るため、消防団に配備しております消防団車両を引き続き計画的に更新してまいります。令和4年度につきましては、第6分団にポンプ車を配備し、将来発生が予想されております大規模地震や自然災害への備えと地域の安全・安心を確保してまいります。 生活安全対策の推進といたしましては、特殊詐欺対策機器設置補助金として、対策機器の設置に要する経費の一部を助成することで、特殊詐欺や悪質な電話勧誘販売を初期段階で防止し、市民の財産を守るとともに犯罪のない安全・安心なまちづくりを推進してまいります。 また、蛍光灯型防犯灯LED化促進事業として、各区等が行う防犯灯のLED化をさらに促進し、夜間における安全・安心を確保するとともに、二酸化炭素排出量の削減による地球温暖化対策を推進してまいります。 環境保全の推進では、第4次岡谷市環境基本計画に掲げる望ましい環境像「あふれる緑と清らかな水につつまれたまち」の実現を目指すとともに、健全で恵み豊かな環境を将来世代へ引き継ぐため、各種施策を展開してまいります。 自然環境の保全といたしましては、第2次岡谷市地球温暖化対策実行計画を基本として、エコドライブに取り組む市内事業所の登録や地球温暖化防止セミナー、小中学生を対象とした環境教育などにより、2050年二酸化炭素排出量実質ゼロに向けた啓発事業に取り組むほか、新たに蓄電システム導入補助金として、個人住宅に太陽光発電システムと同時に設置する蓄電システムの導入経費の一部を助成することで、再生可能エネルギーの利用促進と二酸化炭素排出量の削減を図ってまいります。 生活環境対策の推進といたしましては、新たにおかや3R探検隊事業として、樋沢一般廃棄物最終処分場、諏訪湖周クリーンセンターなどにおけるごみの処理工程の見学を通じて、ごみの減量や3Rの推進などに対する市民の意識啓発を図ってまいります。 また、少子高齢化や核家族化などの社会情勢の変化によって、墓地に対するニーズが多様化している中、平成29年度に整備をいたしました合葬式墓地嶺風苑は、現在空きがない状況であるため、隣接地に新たに整備し、令和4年度中に募集を開始してまいります。 居住環境の充実では、空き家対策事業として、空き家の除却費用に対する補助、空き家バンク制度のさらなる活用促進に努めるほか、増加する空き家の有効活用により地域の活性化を図るため、一定の条件を満たす空き家を活用する事業者に対して、その事業を行うための改修費用の一部を助成してまいります。 また、空き家バンク移住・田舎暮らし応援事業として、空き家を購入し市外から転入した場合、空き家の改修費に対する助成と併せて移住奨励金を交付することで、新しい人の流れを呼び込み、移住・定住につなげるとともに、住環境の向上による安全・安心の確保と景観の保全を図ってまいります。 さらに、耐震診断及び耐震改修に要する経費を助成する住宅防災・減災事業については、新たに耐震性のない住宅の現地建て替えに要する経費を補助対象経費に加え、住宅の耐震化をさらに促進してまいります。 このほか、市営住宅におきましては、老朽団地住み替え事業として、廃止の方針としている老朽化が著しい市営住宅の入居者に対し、移転費用を補償するとともに、移転後の家賃については従前の家賃に据え置くことで住み替えを促し、入居者の安全確保と住環境の向上を図るほか、高尾T市営住宅の外壁等防水改修を行い、市営住宅の維持保全と長寿命化を図ってまいります。 続きまして、基本目標「快適な生活を支え、住み続けたいまち」について説明申し上げます。 計画的土地利用の推進では、都市公園施設長寿命化推進事業として、第2期岡谷市公園施設長寿命化計画に基づき、誰もが楽しく快適に、安全で安心して利用できる公園整備を推進することとし、令和4年度は、岡谷湖畔公園のジョギングロードの整備、鳥居平やまびこ公園のサマーボブスレーの修繕のほか、まちなかに憩いとにぎわいの場を創出するため、蚕糸公園のリノベーション整備を進めてまいります。 また、長野県及び諏訪湖周3市町の連携による諏訪湖周サイクリングロード整備事業として、岡谷市管理区間のうち、市民総合体育館南側から塚間川先までの整備工事等を実施し、諏訪湖の景観を生かしつつ、観光や健康づくりなど、多様な目的を持ち、集う全ての人が、安全で快適に自転車を利用できる環境づくりを進めてまいります。 都市基盤の整備では、幹線道路と交通網の整備といたしまして、県事業であります地域幹線道路整備事業により、主要地方道下諏訪辰野線(岡谷川岸線)の川岸小学校前から観蛍橋までの間の整備工事に向けた用地買収、物件調査等に着手してまいります。 また、諏訪湖サービスエリアへの(仮称)諏訪湖スマートインターチェンジ整備事業として、地域産業の発展、市民生活の利便性の向上や地域のさらなる活性化等を図るため、地元対策委員会並びに国、長野県、諏訪市、NEXCO中日本等と連携を図りながら事業を推進してまいります。令和4年度は、アプローチ道路の築造工事を行い、令和5年度末の供用開始を目指してまいります。 生活道路の整備といたしましては、交通量の多い主要幹線道路や身近な生活道路を中心に計24か所、総延長約5.5kmに及ぶ舗装の維持補修及び劣化が軽微な段階で修繕を講じる予防保全型の維持補修に努めてまいります。 また、生活道路安全対策事業として、ゾーン30の指定をしております西堀区内の103号線(西堀通り線)において実施した実証実験などの効果検証、解析の結果を踏まえ、より効果的な安全対策を講じ、交通事故の発生抑制と地域の安全確保につなげてまいります。 さらに、大型道路案内標識点検事業として、道路利用者の安全かつ円滑な道路交通の確保を図るため、国土交通省の点検要領に基づき、市内13基の大型道路案内標識の点検を実施してまいります。 橋梁維持補修事業では、これまでに実施してまいりました道路法に基づく定期点検の結果を踏まえ、洩矢跨線人道橋及び橋原跨線人道橋の改修に向けた設計を行うほか、16か所の橋梁点検を実施することで、安全性の確保と将来的な維持管理コストの削減を図ってまいります。 上下水道の維持・整備といたしまして、水道事業では、岡谷市水道事業経営戦略及び岡谷市水道事業基本計画に基づき、将来を見据えた経営基盤の強化を図りつつ、老朽化が進む水道施設の再構築事業として、河原口水源の改造事業を進めるほか、水道施設の更新・耐震化を計画的に進め、安全で安心なおいしい水を将来にわたり、安定的に供給してまいります。 下水道事業では、岡谷市下水道事業経営戦略をはじめとする各種計画を基本として、予防的修繕を行う下水道ストックマネジメント(長寿命化)事業のほか、下水道総合地震対策事業により災害に強い施設整備を推進してまいります。 また、下水道雨水渠整備事業として、諏訪信用金庫本店から県道楢川岡谷線までの間の山下幹線における雨水渠整備を令和5年度の完了に向けて進め、浸水被害の軽減を図り、市民の安全な暮らしの確保に努めてまいります。 続きまして、基本目標「みんなでつくる、確かな未来を拓くまち」について説明申し上げます。 地域コミュニティの振興では、活力ある地域創生を進めるため、企画政策部内の組織を改正し、新たに地域創生推進課を設置し、本市のまちづくりのより一層の推進と、移住・定住など、地方への新たな人の流れを呼び込めるよう取り組みを強化してまいります。 また、高校生まちづくり推進事業として、近い将来、岡谷市を担う高校生が、岡谷市の今を知るとともに、岡谷市の将来を考え、自ら行動する機会を創出するほか、地域の方々と関わりながらまちづくりに携わることで、岡谷市への愛着を育み、Uターンの足がかりとしてまいります。 さらに、旧岡谷市役所庁舎保全プロジェクトとして、市民並びに岡谷市の財産であります旧岡谷市役所庁舎の適正な保全を図り、後世に継承するため、安全対策及び長寿命化対策を講じてまいります。令和4年度は、施設の現状を把握するための老朽度調査を行ってまいります。 市政運営の推進では、本市のまちづくりの指針を明らかにし、計画的な行政運営を推進するため、令和6年度を初年度とする第5次岡谷市総合計画後期基本計画の策定に着手することとし、令和4年度は市民アンケート等により幅広く市民意見の聴取を行い、新たな計画の策定につなげてまいります。 また、公有財産の適量・適正化といたしましては、公共施設等総合管理計画推進事業として、岡谷市公共施設個別施設計画に基づき、計画的な維持管理、修繕、更新等を進め、少子高齢化、人口減少時代に見合った公共施設の最適化と長寿命化を推進してまいります。 このほか、ふるさと寄附金寄附促進事業では、市内事業所等の協力により、返礼品のさらなる充実と積極的なPRを進め、財源の確保と併せ、本市の魅力発信と知名度向上に努めてまいります。 ICT(情報通信技術)利活用の推進といたしましては、新たにDX推進担当を設置し、自治体DX推進事業として、マイナンバーカードを利用した行政手続のオンライン化、自治体情報システムの標準化、共通化を進めてまいります。 このほか、LINE公式アカウントの導入による情報発信の強化やキャッシュレス決済の導入などにより、利用者目線で業務の改善・効率化を図るとともに、行政サービスに係る市民の利便性のさらなる向上につなげてまいります。 以上、令和4年度予算編成の大要を説明申し上げました。 今、岡谷市は、人口減少・少子高齢化に加え、感染症の拡大防止と社会経済活動の両立、令和3年8月の大雨災害からの一日も早い復旧・復興という、克服すべき大きな課題に直面をしております。 しかしながら、このようなときだからこそ、市民の皆様の声に真摯に耳を傾け、心に寄り添い、共に協力しながら挑戦を続けることで、希望に満ちた明るい未来が開けるものと信じております。 令和4年、今年の一文字として「生(いきる)」という漢字を選びました。感染症の拡大や大雨災害により、市民生活や地域経済に大きな影響が及んでおりますが、このような状況にあっても、全ての市民の皆様、市を支える全ての産業、そして岡谷市が、共に将来のまちに大きな夢と希望を持って生きていく。この地に根を張り、力強く生き抜いていくことで地域の元気を創り出し、岡谷市の創生に向けて加速していく。こうした思いを胸に、市民誰もが安全で安心して、健康で生きがいを持って暮らすことができ、このまちに住み、働くことに誇りと自信、そして愛着を持てるまち、そんな「人結び 夢と希望を紡ぐ たくましいまち岡谷」の実現と、申し上げてまいりました施策、事業について、積極的に取り組んでまいりたいと決意をしております。 岡谷市のさらなる発展と市民福祉の向上に向けてより一層努力を積み重ね、岡谷市に住み、働き、学び、訪れる全ての人々に活躍の場と生きがいがあり、生活に彩りと潤い、そして楽しみがあって、幸せを実感でき、このまちに住み続けたい、住んでみたいと思える満足度の高い岡谷市を市民の皆様と共に創り上げてまいります。 議員各位並びに市民の皆様の御理解と御協力を賜りますようお願いを申し上げまして、私の所信の一端とさせていただきます。 ありがとうございました。
---------------------------------------
△散会の宣告
○議長(
小松壮議員) 本日はこれまでとし、散会いたします。
△散会 午後5時53分...