△報告第3号の上程、説明、質疑、討論、採決
○議長(
渡辺太郎議員) 日程第6 報告第3号
専決処分の承認を求めることについて(令和2年度岡谷市
一般会計補正予算(第20号))を議題といたします。 提出者の説明を求めます。
藤澤総務部長。 〔
総務部長 藤澤 正君 登壇〕
◎
総務部長(藤澤正君) 報告第3号
専決処分の承認を求めることについて、専決第3号 令和2年度岡谷市
一般会計補正予算(第20号)について御説明申し上げます。 今回の
補正予算は、
新型コロナウイルスワクチン接種事業に必要な経費を計上したもので、
地方自治法第179条第1項の規定により、令和3年2月1日付で
専決処分を行ったものであります。 初めに、8ページをお開きください。 3歳出から御説明申し上げます。 4款衛生費1項2目予防費12節委託料378万2,000円は、3月下旬から予定されている高齢者への
新型コロナウイルスワクチン接種における接種券の送付などに必要な委託料を計上したものであります。 以上で歳出を終わりまして、6ページへお戻りください。 2歳入について申し上げます。 15
款国庫支出金2項3目
衛生費国庫補助金3節
新型コロナウイルスワクチン接種体制確保事業費国庫補助金378万2,000円は、
新型コロナウイルスワクチン接種事業に対します国からの補助金であります。 以上で歳入を終わりまして、2ページへお戻りください。 第1
表歳入歳出予算補正1歳入及び次のページの2歳出は、それぞれ所定の書式によって調整してあります。 1ページへお戻りください。 令和2年度岡谷市
一般会計補正予算(第20号)第1条で、
歳入歳出それぞれ378万2,000円を追加し、
歳入歳出予算の総額を
歳入歳出それぞれ270億8,107万1,000円といたしたものであります。 以下につきましては、説明を省略させていただきます。 以上で報告第3号の説明を終わりますが、御承認賜りますようお願い申し上げます。
○議長(
渡辺太郎議員) お諮りいたします。ただいま説明のありました報告第3号については、
委員会付託を省略し、即決いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と言う人あり〕
○議長(
渡辺太郎議員) 御異議なしと認めます。 よって、直ちに質疑に入ります。 質疑はありませんか。 〔発言する者なし〕
○議長(
渡辺太郎議員) これをもって質疑を終結いたします。 次に、討論に入ります。 何か御発言はありませんか。 〔発言する者なし〕
○議長(
渡辺太郎議員) これをもって討論を終結いたします。 これより報告第3号を採決いたします。 お諮りいたします。本件は報告のとおり承認することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と言う人あり〕
○議長(
渡辺太郎議員) 御異議なしと認めます。 よって、本件は報告のとおり承認されました。 この際、暫時休憩いたします。
△休憩 午前9時44分
△再開 午前10時00分
○議長(
渡辺太郎議員) 休憩前に引き続き会議を開きます。
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△議案第1号の上程、説明、採決
○議長(
渡辺太郎議員) 日程第7 議案第1号 岡谷市
等公平委員会委員の選任についてを議題といたします。 提出者の説明を求めます。 今井市長。 〔市長 今井竜五君 登壇〕
◎市長(今井竜五君) 議案第1号 岡谷市
等公平委員会委員の選任について提案申し上げます。 岡谷市
等公平委員会の委員、林 和子氏は、3月31日をもって任期が満了となりますが、再任をいたしたいので、選任について御同意をいただきたくお願いいたすものであります。 林 和子氏の略歴はお手元に差し上げてございますので、説明は省略させていただきますが、平成29年4月から4年間
公平委員会委員として職務に精励されました。林氏は人格高潔にして行政には深い理解と識見を持ち、
公平委員として選任するに適任であると存じ、提案いたすものであります。 御同意を賜りますようよろしくお願い申し上げます。
○議長(
渡辺太郎議員) お諮りいたします。本案はこれに同意することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と言う人あり〕
○議長(
渡辺太郎議員) 御異議なしと認めます。 よって、議案第1号は同意されました。
---------------------------------------
△議案第2号の上程、説明、質疑、
委員会付託
○議長(
渡辺太郎議員) 日程第8 議案第2号 岡谷市印鑑の登録及び証明に関する条例の一部を改正する条例を議題といたします。 提出者の説明を求めます。
百瀬市民環境部長。 〔
市民環境部長 百瀬邦彦君 登壇〕
◎
市民環境部長(百瀬邦彦君) おはようございます。 議案第2号 岡谷市印鑑の登録及び証明に関する条例の一部を改正する条例について御説明申し上げます。 改正の理由につきましては、裏面にありますように、成年被
後見人等の権利の制限に係る措置の適正化等を図るための関係法律の整備に関する法律の施行等に伴い改正いたしたいものであります。 初めに、改正の概要について御説明申し上げます。 成年被後見人であることを理由に不当に差別などが行われないよう、権利の制限が設けられている制度に対し、適正化を図ることを目的とする成年被
後見人等の権利の制限に係る措置の適正化等を図るための関係法律の整備に関する法律が施行されたことに伴い、総務省が地方自治体の
印鑑登録事務の基準として示す
印鑑登録証明事務処理要領が改正されました。 この改正に基づき、岡谷市印鑑の登録及び証明に関する条例について、総務省から示された内容に改正するとともに、その他用語の整備等を行うものであります。 なお、本改正により、成年被後見人であっても要件を満たすことによって、印鑑の登録ができるようになるものであります。 それでは、改正の内容について御説明申し上げます。 第2条は、印鑑の登録について規定したもので、第2項に掲げる印鑑の登録を受けることができない者について、「成年被後見人」を「意思能力を有しない者」に改めるものであります。 第5条は登録の印鑑について、第6条は登録事項について規定したもので、
総務省要領に合わせ条文中の用語の整備を行うものであります。 次に、附則でありますが、この条例の施行期日を公布の日からとするものであります。 以上で説明を終わりますが、よろしく御審議の上、御議決賜りますようお願い申し上げます。
○議長(
渡辺太郎議員) これより質疑に入ります。 質疑はありませんか。 〔発言する者なし〕
○議長(
渡辺太郎議員) これをもって質疑を終結いたします。 ただいま議題となっております議案第2号は、
社会委員会に付託いたします。
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△議案第3号~議案第5号の一括上程、説明、質疑、
委員会付託
○議長(
渡辺太郎議員) 日程第9 議案第3号 岡谷市
新型コロナウイルス緊急対策資金等利子補給基金条例から日程第11 議案第5号 岡谷市
森林環境譲与税基金条例までの3件を一括議題といたします。 提出者の説明を求めます。
藤岡産業振興部長。 〔
産業振興部長 藤岡明彦君 登壇〕
◎
産業振興部長(藤岡明彦君) おはようございます。 議案第3号から議案第5号までを一括して御説明申し上げます。 最初に、議案第3号 岡谷市
新型コロナウイルス緊急対策資金等利子補給基金条例について御説明申し上げます。 この条例の制定の理由につきましては、裏面にありますように、
新型コロナウイルス緊急対策資金及び新型コロナウイルス緊急対策借換資金の貸付けを受けた者に係る償還利子の補給に必要な財源を積み立てるため制定いたしたいものでございます。 初めに、制定の概要について御説明申し上げます。
新型コロナウイルス感染症の感染拡大の影響を受けている
市内中小企業者への支援のため、
緊急経済対策として
新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金を活用し、
新型コロナウイルス緊急対策資金及び新型コロナウイルス緊急対策借換資金の融資をあっせんし、
新型コロナウイルス緊急対策資金は貸付けの日から2年間、新型コロナウイルス緊急対策借換資金は貸付けの日から1年間、それぞれ1%の
利子補給を行っているものであります。
当該制度資金の受付は令和3年3月31日を期限としており、
利子補給については、令和2年度から令和4年度までの間で執行が見込まれることから、
当該交付金を令和3年度以降の
利子補給の財源として積み立て、後年度以降の執行に充てるため基金を設置するものであります。 それでは、条例の内容について御説明申し上げます。 第1条は、この条例の趣旨について規定するものでございます。 第2条は、基金の設置について規定するもので、岡谷市
新型コロナウイルス緊急対策資金等の貸付けを受けた者に係る償還利子の補給に必要な財源を積み立てるため設置するものでございます。 第3条は、基金に積み立てる金額について規定するもので、
一般会計歳入歳出予算で定める額とするものでございます。 第4条は、現金の管理について規定するものでございます。 第5条は、運用益金の処理について、第6条は、繰替運用について規定するものでございます。 第7条は、基金の処分について規定するもので、
利子補給の財源に充てる場合に限り処分することができるものであります。 第8条は、委任規定でございます。 最後に、附則でありますが、附則第1項は、この条例の施行期日を公布の日からとするものであります。附則第2項は、この条例の有効期限を令和5年3月31日までとするものであります。 続いて、議案第4号 岡谷市まち・ひと・し
ごと創生基金条例について御説明申し上げます。 この条例の制定の理由につきましては、裏面にありますように、岡谷市まち・ひと・しごと創生総合戦略の推進に資する事業に必要な財源を積み立てるため制定いたしたいものでございます。 初めに、制定の概要について御説明申し上げます。 岡谷市まち・ひと・しごと創生総合戦略に資する事業について、本市を応援していただく皆様からの寄附金等を活用し、多様な事業展開を図るとともに、地域再生計画の事業に企業版ふるさと納税による寄附金を活用するため、基金を設置するものであります。 なお、この基金を設置することにより、複数年度にわたって実施する事業について、後年度分の事業費を含む総事業費を超えない範囲であらかじめ寄附を受領することが可能となるものであります。 それでは、条例の内容について御説明申し上げます。 第1条は、この条例の趣旨について規定するものでございます。 第2条は、基金の設置について規定するもので、岡谷市を応援していただける皆様からの寄附金を活用し、岡谷市まち・ひと・しごと創生総合戦略の基本戦略の達成に資する事業を推進するものでございます。 第3条は、基金に積み立てる金額について規定するもので、指定寄附金、その他の
歳入歳出予算で定める額とするものでございます。 第4条は、現金の管理について規定するものでございます。 第5条は、運用益金の処理について、第6条は、繰替運用について規定するものでございます。 第7条は、基金の処分について規定するもので、第2条に規定する岡谷市まち・ひと・しごと創生総合戦略の推進に資する事業の財源に充てる場合に限り、処分することができるものであります。 第8条は、委任規定でございます。 最後に、附則でありますが、この条例の施行期日を公布の日からとするものであります。 続きまして、議案第5号 岡谷市
森林環境譲与税基金条例について御説明申し上げます。 この条例の制定の理由につきましては、裏面にありますように、森林の整備及びその促進に関する施策に必要な財源を積み立てるため制定いたしたいものでございます。 初めに、制定の概要について御説明申し上げます。 森林の有する公益的機能の維持増進の重要性に鑑み、市町村及び都道府県が実施する森林整備及びその促進に関する施策の財源に充てることを目的として、森林環境税及び森林環境譲与税に関する法律が平成31年4月1日に施行され、令和元年度より森林環境譲与税の譲与が開始されております。 譲与税は、法律の中で使途が規定されており、譲与額の全てを当該年度の事業に充当できない場合などは、後年度の事業に要する費用に充てることができるよう、未充当額を積み立てし、適正に管理運用する必要があることから、基金を設置するものでございます。 それでは、条例の内容について御説明申し上げます。 第1条は、この条例の趣旨について規定するものでございます。 第2条は、基金の設置について規定するもので、森林環境譲与税を活用し、森林の整備及びその促進に関する施策を推進するものでございます。 第3条は、基金に積み立てる金額について規定するもので、この基金から生ずる収入の額、その他
歳入歳出予算で定める額とするものでございます。 第4条は、基金の現金の管理について、第5条は繰替運用について規定するものでございます。 第6条は、基金の処分について規定するもので、第2条に規定する森林の整備及びその促進に関する施策の財源に充てる場合に限り、処分することができるものでございます。 第7条は、委任規定でございます。 最後に、附則でありますが、この条例の施行期日を公布の日からとするものであります。 以上で議案第3号から議案第5号までの説明を終わりますが、よろしく御審議の上、御議決賜りますようお願い申し上げます。
○議長(
渡辺太郎議員) これより質疑に入ります。 まず、議案第3号について、質疑はありませんか。 浜 幸平議員。
◆18番(浜幸平議員) 18番 浜 幸平です。 数点お尋ねをいたしますけれども、この基金で想定しているところの件数、金額等のおおよそのアウトライン、分かれば教えていただきたいと思います。 それから、有効期限がある時限立法というような形になるかと思います。この辺は2年間、1年間の
利子補給という、そのあたりから想定された期限ということでよろしいのか、お尋ねをいたします。 3点目ですけれども、この運用益の処理という項目がございますけれども、1年、2年の期間の中で運用益というのは非常に難しいのではないかと思いますが、そういったものを想定しているというところの根拠につきましてお尋ねしたいと思います。
○議長(
渡辺太郎議員)
藤岡産業振興部長。
◎
産業振興部長(藤岡明彦君) 3点御質問いただきまして、最初の1つ目、2つ目の質問については、私のほうからお答えさせていただきます。 まず、1つ目の今回の基金をつくるという中で想定している貸付け等の件数でございますが、現在、令和2年3月から
新型コロナウイルス緊急対策資金、新型コロナウイルス緊急対策借換資金の運用を始めておりますが、
新型コロナウイルス緊急対策資金のほうは12月末時点で262件、融資額としましては30億6,982万円で、借換資金のほうは42件ございまして、4億9,946万2,000円となっております。 また、今回の基金の有効期限につきましては、対策資金のいわゆる
利子補給の補給期間が2年間としておりますので、最長2年の有効期限というふうに設定しております。
○議長(
渡辺太郎議員)
藤澤総務部長。
◎
総務部長(藤澤正君) 第5条の運用益の基金の処理ということでございます。 確かに議員さんおっしゃるとおり、2年間ということの中ではございますけれども、いわゆる基金条例、岡谷市にも10ぐらいの基金条例があるんですけれども、基本的にこの第5条の規定、全て載せさせていただいているということもございます。また、国から来ているいわゆる準則というものがあるんですけれども、そちらも第5条の規定はしっかりと載っているということで、今回可能性としては低いかもしれませんが、基本的に載せていく事項というふうに考えまして、規定をさせていただいたものでございます。
○議長(
渡辺太郎議員) 浜 幸平議員。
◆18番(浜幸平議員) ありがとうございます。 まず、1件目の資金の関係、2つありますけれども、これは現在まだ受付をしているということでよろしいんでしょうか。今後、先ほどの数字が増えてくるのではないかというふうに思います。そうすると、それの1%というのは金額大きくなります。具体的に4,000万円から5,000万円ぐらいの規模で考えておられるのか、そこをお聞かせいただきたいと思います。 それから、有効期限につきましては分かりました。了解しました。 それから、運用益につきましても、そういった事情で設けているということで、これはもうあまり期待しているわけではないということが確認できましたので、その点は了解いたしました。
○議長(
渡辺太郎議員)
藤岡産業振興部長。
◎
産業振興部長(藤岡明彦君) お答えいたします。 基金造成に当たりまして、今回運用してます
新型コロナウイルス緊急対策資金、また借換資金については、受付期限を令和3年3月31日までとしております。そのため、今後の融資の件数も見込んだ形で、今回基金に入れる金額については対応していきたいと思っております。 なお、金額につきましては、後ほど
補正予算のところで改めて御審議いただけるかと思っております。
○議長(
渡辺太郎議員) 浜 幸平議員。
◆18番(浜幸平議員) 3回目でありますけれども、新年度に切り替わっても、もしこの施策が国のほうから続くということになれば、その時点ではどんな対応になるのか、最後そこだけお聞かせください。
○議長(
渡辺太郎議員)
藤澤総務部長。
◎
総務部長(藤澤正君) 今回のこの基金については、国の第1次補正等の基金ということになりまして、その分令和3年度、令和4年度に
利子補給がこの交付金を使って活用できるということでこの基金の条例を定めたものでございますので、新年度以降がどうなるかという部分については、現在のところは白紙といいますか、今のところ不明というふうに考えていただければと思います。
○議長(
渡辺太郎議員) ほかに質疑はありませんか。 〔発言する者なし〕
○議長(
渡辺太郎議員) これをもって質疑を終結いたします。 次に、議案第4号について質疑はありませんか。 〔発言する者なし〕
○議長(
渡辺太郎議員) これをもって質疑を終結いたします。 次に、議案第5号について質疑はありませんか。 〔発言する者なし〕
○議長(
渡辺太郎議員) これをもって質疑を終結いたします。 ただいま議題となっております議案第3号から議案第5号までの3件は、産業建設委員会に付託いたします。
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△議案第6号の上程、説明、質疑、
委員会付託
○議長(
渡辺太郎議員) 日程第12 議案第6号 令和2年度岡谷市
一般会計補正予算(第21号)を議題といたします。 提出者の説明を求めます。
藤澤総務部長。 〔
総務部長 藤澤 正君 登壇〕
◎
総務部長(藤澤正君) 議案第6号 令和2年度岡谷市
一般会計補正予算(第21号)について御説明申し上げます。 今回の
補正予算は、職員の退職手当に係る手当及び負担金、指定寄附金積立金、結婚新生活支援事業補助金、私立認定こども園及び私立幼稚園の施設型給付費負担金、
新型コロナウイルスワクチン接種事業、病院事業会計負担金、急傾斜地崩落防止事業地元負担金を追加するとともに、新設する2基金への積立金、子ども・子育て支援事業費国庫補助金返還金、参議院議員選挙執行費、高架下公園撤去工事を計上するほか、国の
補正予算により国庫補助金が採択される見込みがあるものなど、令和3年度に予定しておりました8事業の前倒しに必要な経費を計上するとともに、企業版ふるさと納税に伴う財源更正を行うもので、総額12億3,710万円を追加いたすものであります。 このほか、年度内に完了する見込みがない事業及び令和3年度に予定していた業務を前倒しして実施する事業につきまして繰越明許費を設定いたすものであります。 初めに、18ページをお開きください。 3歳出から御説明申し上げます。 2款総務費1項1目一般管理費3節職員手当等8,398万9,000円は、職員の退職手当を追加いたすものであります。 なお、46ページに給与費明細書がありますが、これは所定の書式に従いましてお示しをしたものでありますので、御覧をいただきたいと思います。 10目財産管理費24節積立金9,611万2,000円は、指定寄附金として育英基金へ4件の8万円、財政調整基金へ1件の2万円、社会福祉施設整備基金へ2件の9万5,000円、消防施設整備基金へ1件の8万円、公園施設等整備基金へ1件の2万円、工業技術振興基金へ4件の11万5,000円、ふるさとまちづくり基金へ1,204件の6,533万2,000円、病院施設整備基金へ6件の27万円を積み立てるほか、
新型コロナウイルス緊急対策資金及び借換資金の
利子補給金について、
新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金を後年度の財源とするため、基金を新設し、2,000万円を積み立てるとともに、信金中央金庫創立70周年記念事業に岡谷シルク推進事業が事業採択されたことから、令和3年度から5年度までの該当事業の財源とするため基金を新設し、1,010万円を積み立てるものであります。 各基金の補正後の年度末残高の見込額を申し上げます。 育英基金約4億5,640万円、財政調整基金約12億2,590万円、社会福祉施設整備基金約1億4,000万円、消防施設整備基金約80万円、公園施設等整備基金約1,260万円、工業技術振興基金約6,240万円、ふるさとまちづくり基金約11億8,380万円、病院施設整備基金約6,700万円、
新型コロナウイルス緊急対策資金等利子補給金基金2,000万円、まち・ひと・しごと創生基金1,010万円となるものであります。 16目災害対策費12節委託料から16節公有財産購入費までの合わせて1億1,760万円は、大規模自然災害などに備え、事前防災・減災と迅速な復旧・復興等に係る施策を計画的に実施するため、国土強靱化地域計画を策定するほか、防災的機能を有しているイルフプラザ平面駐車場東側の土地を取得し、新たな防災倉庫を建設するために必要な経費を計上いたすものであります。 17目諸費22節償還金利子及び割引料487万6,000円は、過年度に実施した事業の精算に伴い、返還する必要が生じたことから、国庫補助金の返還金を計上いたすものであります。 20ページを御覧ください。 4項3目参議院議員選挙費1節報酬から12節委託料までの合わせて270万円は、令和3年4月に実施される参議院議員補欠選挙の準備に要する経費を計上いたすものであります。 22ページを御覧ください。 3款民生費1項1目社会福祉総務費18節負担金補助及び交付金90万円は、対象となる世帯が当初の見込みを超えたことから、必要な補助金を追加いたすものであります。 24ページを御覧ください。 2項6目認定こども園費18節負担金補助及び交付金2,200万円は、利用児童数の増加のほか、施設型給付費負担金の算定に用いる公定価格が改定されたことから、必要な負担金を追加いたすものであります。 26ページを御覧ください。 4款衛生費1項2目予防費1節報酬から17節備品購入費までの合わせて5,714万8,000円は、新型コロナウイルスワクチンの接種体制の構築に必要な経費を追加いたすものであります。 28ページを御覧ください。 3項1目病院会計支出金18節負担金補助及び交付金5,000万円は、岡谷市民病院に対し、
新型コロナウイルス感染症への対応に対する支援として必要な負担金を追加いたすものであります。 30ページを御覧ください。 5款労働費1項2目雇用促進対策費18節負担金補助及び交付金720万円は、コロナ禍にあっても採用意欲のある企業に対し、非対面による採用活動に係る経費を助成するこめに必要な補助金を計上いたすものであります。 32ページを御覧ください。 6款農林水産業費1項4目農地費12節委託料及び18節負担金補助及び交付金491万9,000円は、防災重点農業用ため池耐震性点検調査業務について、国の
補正予算により国庫補助金が採択される見込みであることから、令和3年度に予定しておりました業務を前倒しして実施するために必要な経費を計上いたすものであります。 34ページを御覧ください。 7款商工費1項2目商工業振興費7節報償費から18節負担金補助及び交付金までの合わせて610万円は、デジタル技術を活用し、生産性の向上、業務の効率化などに取り組む企業に支援するために必要な経費を計上するほか、感染拡大に伴うテレワーク等の多様な働き方を推進するため、コワーキングスペース等の利用料を助成するために必要な経費を計上いたすものであります。また、モノづくり集積地SUWAのヒトづくりプロジェクトに対し、企業版ふるさと納税として寄附があったことから、財源内訳その他に記載のとおり財源更正をいたしたものであります。 36ページを御覧ください。 8款土木費1項1目土木総務費18節負担金補助及び交付金25万円は、県が施行している急傾斜地対策事業について、県の事業費が追加となったことに伴い、必要な地元負担金を追加いたすものであります。 38ページを御覧ください。 4項3目下水道費18節負担金補助及び交付金384万3,000円は、
下水道事業会計に対する退職手当負担金を計上いたすものであります。 4目公園費14節工事請負費2,650万円は、中央自動車道長野線岡谷高架橋の工事実施に伴い、高架下に占有する高架下公園が工事の支障となることから、占有物件の撤去に必要な工事費を計上いたすものであります。 40ページを御覧ください。 10款教育費1項4目幼稚園費18節負担金補助及び交付金900万円は、利用児童数の増加のほか、施設型給付費負担金の算定に用いる公定価格が改定されたことから、必要な負担金を追加いたすものであります。 42ページを御覧ください。 2項1目小学校費の学校管理費14節工事請負費1,320万円は、長地小学校トイレ洋式化更新工事について、国の
補正予算により国庫補助金が採択される見込みであることから、令和3年度に予定していた業務を前倒しして実施するために必要な経費を計上いたすものであります。 44ページを御覧ください。 3項1目中学校費の学校管理費11節役務費から17節備品購入費までの合わせて7億3,076万3,000円は、岡谷東部中学校管理教室棟長寿命化大規模改修事業について、国の
補正予算により国庫補助金が採択される見込みであることから、令和3年度に予定していた業務を前倒しして実施するために必要な経費を計上いたすものであります。 以上で歳出を終わりまして、8ページへお戻りください。 2歳入について申し上げます。 15
款国庫支出金1項1目民生費国庫負担金12節認定こども園費国庫負担金1,194万2,000円は、私立認定こども園施設型給付費負担金に対します国からの負担金であります。 3目教育費国庫負担金1節幼稚園費国庫負担金340万3,000円は、私立幼稚園施設型給付費負担金に対します国からの負担金であります。 2項1目総務費国庫補助金1節総務費国庫補助金2,920万円は、感染症への対応として実施する事業に対します国からの交付金であります。 3目
衛生費国庫補助金3節
新型コロナウイルスワクチン接種体制確保事業費国庫補助金5,714万8,000円は、
新型コロナウイルスワクチン接種事業に対します国からの補助金であります。 4目農林水産業費国庫補助金1節農地費国庫補助金480万円は、防災重点農業用ため池耐震性点検調査業務に対します国からの補助金であります。 6目教育費国庫補助金8節公立学校施設整備費国庫補助金1億3,020万円は、長地小学校トイレ洋式化更新工事及び岡谷東部中学校管理教室棟長寿命化大規模改修事業に対します国からの交付金であります。 16款県支出金1項1目民生費県負担金8節認定こども園費県負担金529万円は、私立認定こども園施設型給付費負担金に対します県からの負担金であります。 3目教育費県負担金1節幼稚園費負担金271万2,000円は、私立幼稚園施設型給付費負担金に対します県からの交付金であります。 2項2目民生費県補助金1節社会福祉総務費県補助金45万円は、結婚新生活事業補助金に対します県からの補助金であります。 8ページの終わりから10ページを御覧ください。 18節寄附金1項1目総務費寄附金1節指定寄附金6,601万2,000円は、11ページから15ページまでの説明欄の記載の方々から御寄附を頂いたものであります。 14ページを御覧ください。 2目商工費寄附金1節指定寄附金1,010万円は、15ページの説明欄に記載の方から御寄附を頂いたものであります。 19款繰入金1項1目水道会計繰入金から3目病院会計繰入金までの合わせて1,327万4,000円は、いずれも退職手当の会計間負担金として、各企業会計から収入となる繰入金であります。 20款繰越金1項1目繰越金1億5,376万9,000円は、財源を繰越金で調整いたすものであります。 22款市債1項1目総務債2節防災対策事業債1億1,100万円は、防災倉庫建設事業に対します市債を計上いたすものであります。 5目土木債1節急傾斜地整備事業債20万円は、急傾斜地崩落防止事業地元負担金に対します市債を追加いたすものであります。 8目教育債1節学校整備事業債6億1,360万円は、長地小学校トイレ洋式化更新工事及び岡谷東部中学校管理教室棟長寿命化大規模改修に対します市債を計上いたすものであります。 9目公共施設等除却債1節公共施設等除却債2,400万円は、高架下公園撤去工事に対します市債を計上いたすものであります。 47ページ、地方債に関する調書でありますが、これは所定の書式に従いましてお示ししたものでありますので、御覧いただきたいと思います。 以上で歳入を終わりまして、2ページへお戻りください。 第1
表歳入歳出予算補正1歳入及び次のページの2歳出は、それぞれ所定の書式によって調整してございます。 おめくりいただきまして、4ページを御覧ください。 第2表繰越明許費補正でありますが、2款総務費1項総務管理費の岡谷駅前公共用地権利取得事業は、移転が令和3年となる権利者もいることから、年度内に取得を完了することが困難であるため、金額欄に記載しておりますが、この繰越明許費を追加いたすものであります。 5つ飛びまして、6款農林水産業費2項林業費の林道横河山線観音橋架替事業は、県内の災害復旧工事等が集中し、上部工製作が遅れたことから、年度内での竣工が困難なため、金額欄に記載しておりますが、この繰越明許費を追加いたすものであります。 2つ飛びまして、8款土木費2項道路橋梁費の橋梁維持補修事業は、感染症の影響により2次製品のボックスカルバートの納品が遅れたことなどから、年度内での竣工が困難なため、金額欄に記載しております額の繰越明許費を追加いたすものであります。 次にあります8款土木費4項都市計画費のスマートインターチェンジ整備事業は、感染症の影響により地元説明会、立会作業等が遅れ、権利未確定な地権者もいることから、年度内での完了が困難なため、金額欄に記載しております額の繰越明許費を追加いたすものであります。 このほかの事業につきましては、先ほど事項別明細書で御説明申し上げました事業でありまして、令和3年度に予定していた業務を前倒しして実施するため、金額欄に記載しております額の繰越明許費を追加いたすものであります。 5ページを御覧ください。 第3表地方債補正は、先ほど事項別明細書で御説明申し上げました市債を追加及び変更いたすものであり、所定の書式によってお示ししたものであります。 1ページへお戻りください。 令和2年度岡谷市
一般会計補正予算(第21号)第1条で、
歳入歳出それぞれ12億3,710万円を追加し、
歳入歳出予算の総額を
歳入歳出それぞれ283億1,817万1,000円といたすものであります。 以下につきましては、説明を省略させていただきます。 以上で説明を終わりますが、よろしく御審議の上、御議決賜りますようお願い申し上げます。
○議長(
渡辺太郎議員) これより質疑に入ります。 質疑はありませんか。
今井秀実議員。
◆10番(
今井秀実議員) 10番 今井秀実です。 2つの項目についてお伺いしたいと思います。 ページで18、19ページですが、災害対策費ということで、総額1億1,760万円ということで、その主なものはイルフの平面駐車場の東の場所の土地を購入して、そこに防災倉庫を建設していくということで、大変大きな中身だと思います。 それで、今ララオカヤの3階に防災倉庫があり、ララオカヤがなくなっていくということで、このような対応かとは思うんですが、この場所を選定した狙いとか、例えば土地購入というのは7,440万円ということで大変多額な額であって、今新たな土地購入というような時期ではないというような気もするわけですが、その辺の考え方など、ちょっと全体像をもう少し詳しく教えていただきたいと思います。 それから、2つ目の項目は28、29ページです。 病院費の病院会計支出金ということで、これも岡谷市民病院がコロナの関係で大変頑張っている、大変な御苦労をしているという中ですが、そうは言っても経営に与えている影響も大きいということから、この病院会計支出金5,000万円という対応がされているんだろうなというふうに思いますが、基本的な考え方、枠組みという部分についてお聞きしたいと思います。
○議長(
渡辺太郎議員)
藤澤総務部長。
◎
総務部長(藤澤正君) 2点質問をいただきました。 まず最初に、防災倉庫等に関わる部分でございます。 ララオカヤの取組によりまして、現在、本市の防災倉庫は3階のほうにテントだとか、ビニールシートだとか、備蓄品等が保管されているというようなところでもございますが、これらの取組によりまして、防災倉庫の移転を検討しなければならない時期に昨年来たということでございます。 そういった中で、ではどこがいいかというふうに適地等を探していた部分がございます。いろいろな適地があったわけではございますけれども、やはり建物が老朽化していたりだとか、あとは地形上の問題だとか、また建物が狭いだとか、あとは道路に面している間口が狭いだとか、そういった問題があったわけでございます。そういった中で、我々の今回の基本的になるものは、まず道路がある程度広いところ、それは大型トラック等の出入口が可能なこと、また、トラックの駐車スペースが確保できる広い場所というものも1つの着眼点として探していたところでございます。 あともう2点ございまして、もう一つは市内の全域で短時間に物資等が輸送できる位置がいいということ、もう一つは公共施設等が近くにあることというようなことでございました。このような中で、市内の金融機関のほうから当該土地の取得の話があったわけでございます。 この土地につきましては、まず最初に市の中心部に位置をしているということと、
緊急輸送道路である県道岡谷茅野線に面しているというようなこと。ということは、北から南からそれぞれ物資が輸送ができるというような内容でございます。もう一つは、防災的な公共空地として位置づけをしているイルフプラザ平面駐車場に隣接し、場合によっては災害時には一体的に活用が可能であるというようなこと。あともう一つは、先ほど申しましたが、市の中心部でありますので、湊、川岸、長地の方面にも迅速に物資が輸送できるということ。あともう一つは、議員さんのほうから土地の購入をする時期ではないのではないかというような御疑問もいただいたわけでありますが、これらの理由によりまして、防災倉庫につきましては、今後起こり得る災害に備えるために市としてはぜひとも必要な施設というふうに考えているところでもございます。 もう一つは、財源でございます。今回、1億1,100万円のうち、緊急防災・減災事業債というものが使えます。起債の充当率は100%でございまして、そのうち交付税の措置が70%というようなことでございます。この部分の起債につきましては、市の負担、他の起債と比べまして財源的に非常に有利な起債であるというようなところの中で、この起債を活用して防災倉庫等の土地、そして建物を建築していきたいという内容でございます。 次に、もう1点目の病院事業の関係でございます。 今回5,000万円の負担金ということで追加をいたしたものでございますけれども、岡谷市民病院は諏訪地域の唯一の感染症指定医療機関として
新型コロナウイルス感染症の患者受入れなど、現場の最前線で対応に当たっているところでございます。しかしながら、感染症の影響によりまして医業収益が減少し、病院経営は非常に厳しい状況となっているということで、病院事業と協議を重ねる中で、令和2年度の決算見込額などを勘案しまして、今回5,000万円を追加して支援をしたいという内容でございます。
○議長(
渡辺太郎議員)
今井秀実議員。
◆10番(
今井秀実議員) 2回目の質問をさせていただきます。 まず、災害対策事業費の関係ですが、確かに防災倉庫を建設するということは、これは本当に早く成し遂げておかなければいけないというふうに思いますが、土地購入という部分にどうしてもちょっとこだわってしまうんですが、いろいろな適地を探ってきたという話で、例えば自分なりに考えただけでも、ララオカヤが解体されて更地になる、その場所ということだって選択肢の中にはあるのかななど、いろいろな市が保有している土地のあちこちについて思いを描いたりするんですが、その辺の検討、どのようなことが検討されたか、もう少しお聞きしたいと思います。 あと広い面積の土地の購入と、それから防災倉庫も3,660万円の支出予定ということですので、おおよその広さなどについて、土地、それから建物、お聞きしておきたいと思います。 それから、病院のほうですが、まさに説明の趣旨は非常によく分かります。そこで、もうちょっと岡谷市民病院の御苦労の実態など、コロナの影響もあって入院、外来の患者数とも減少して、収益的にも大変苦しいのではないかというふうに、これまでの議論を思い出しても十分推測されるんですが、今つかんでいる範囲で結構なんですが、どんな状況になっているのかについてお伺いしたいと思います。 それと、まだ年度は終わっていないので、2月、3月が残されていますが、今年度終わってみてどのぐらいの厳しさになってくるのかというあたりについても、差し支えなければお聞きしておきたいと思います。
○議長(
渡辺太郎議員)
藤澤総務部長。
◎
総務部長(藤澤正君) まず最初に、土地を探すに当たってどのようなことが検討されたかということでございます。 議員さんからの御提案でララオカヤの跡という話もあったわけではございますけれども、やはり我々としてはララオカヤの部分を待っているわけにはいかない。しばらくの間はどうしても防災倉庫がない状況が生じるということは、まず間違いないというふうに考えております。そういった中で、我々としてはまずは公共用地、市の持っている土地だとか、今後空くだろうというような建物等もいろいろ検討したわけでございます。市の持っている土地というのは、確かに市内にはあちこちあるわけではございますけれども、やはり先ほど言ったように道路が狭かったりだとか、面積が小さかったりだとか、中心市街地にないだとかという部分があったわけでございます。 そういった中で、今回こういった話があった中で、やはり今回取得させていただきたい場所というのは、最大の理由は中心市街地にある、県道岡谷茅野線に面しているということでございますので、やはりそこが県の
緊急輸送道路になっているということでございます。他の道路は市道に面している部分が多いわけでございまして、現状例えば大型トラックが入ってくれば、例えば道路の改良をしなければいけないとか、そういった問題も出てくる可能性もあったということで、今回この土地のほうで防災倉庫を建設したいというような内容でございます。 続きまして、まず土地の概要と建物の概要ということでございます。 まず、土地につきましては、合計取得面積が全部で1,619.92㎡でございます。そして、平米で言いますと、取得単価が大体1㎡当たり約4万6,000円になります。 建物でございますが、工事費全体で3,660万円を計上させていただいている部分がございますが、軽量鉄骨造り平屋建てということで、延べ床面積は188.6㎡でございます。 以上でございます。
○議長(
渡辺太郎議員) 酒井事務部長。
◎事務部長(酒井吉之君) 私のほうから病院の現時点の経営状況等について御報告いたします。 1月の数値がまだ確定しませんので、令和2年12月時点の患者数等を申し上げます。 まず、入院につきましては、昨年4月から12月までの患者数は5万8,485人でございまして、ちょうど前年の同時期に比べますと8,649人の減、パーセントで言うと12.9%の減、そのような状況です。一方、外来患者数でございますが、11万1,311人で、前年同期と比べますと1万4,067人、パーセントでは11.2%の減という状況でございます。 これ収益で比較しますとどうかということですが、入院収益につきましては、12月末の段階では約25億5,550万円でございまして、前年同期に比べると3億950万円、10.8%の減でございます。外来収益は12億7,790万円で、前年同期に比べますと1億6,360万円、11.3%の減でございます。 収支の状況でどうかということを申し上げますと、年度途中ではありますが、12月末の段階では医業収益が、入院収益、外来収益だけでも4億7,000万円も減っているという状況ではございますが、医業収益だけで前年同期と比べますと約5億円の減、費用につきましては患者数が減っていますので、材料費、経費などは減少していますが、こちらが前年同期と比べますと1億4,000万円ほど支出が抑えられているので、差引きで申し上げますと約3億6,000万円くらいの収支の悪化という状況にあります。 今年度の決算見込みでございます。1月、2月、3月の3か月残しているわけでございますが、こういった状況を踏まえて決算見込みを出しますと、令和元年度は税込みで約5,000万円ほどの赤字決算だったわけですが、これを大幅に上回る赤字決算になるだろうというふうに見込んでいるところであります。 以上でございます。
○議長(
渡辺太郎議員)
今井秀実議員。
◆10番(
今井秀実議員) 3回目の質問をさせていただきます。 まず、防災倉庫の関係ですが、一刻も早く防災倉庫を建てて、防災倉庫が存在しない状態というような考え方については分かりました。それで、県道に面しているということなどがかなり大きな要素になっておるということでありますが、ただ、何と言っても支出の総額が大きいので、ちょっと細かいことも聞かせていただくと、このとりわけ土地ですね、1㎡当たり4万6,000円というような額の見込みというのは、当然不動産鑑定とかという適正な形で評価しているだろうとは思いますが、そのあたり、この7,440万円の根拠という部分が確かなものであるのかということについてお伺いしておきたいと思います。 それから、病院会計の関係で、今改めてお聞きすると、結論的には12月末までで3億6,000万円の総収支の赤字ということで、2月、3月を含めてもかなりこれは厳しいというフレーズでしたが、そうすると、改めてこの29ページにある5,000万円というのが、もうちょっと増やせないものか。もちろん一番大切なのは、国が病院に対する損失補填というのをしっかりやるぞということで、早く宣言をして、その対応を進めるということが最も望ましいと前々から思っていますが、それがまだ今の時点では実現していないとなると、岡谷市民病院を守っていくためには、岡谷市の決断でこの5,000万円をさらに引き上げるというような検討とか、来年度以降もしっかり協議をして、岡谷市民病院、市民の命と健康を守る拠点ということで守り抜いていく決意というのは当然あっての対応だと思いますが、その辺の考えについて改めてお聞きしたいと思います。
○議長(
渡辺太郎議員)
藤澤総務部長。
◎
総務部長(藤澤正君) 2点質問をいただきました。 まず、1点目の土地の価格でございます。こちらのほうは委託を出しまして不動産鑑定をかけた結果の金額でございます。 もう1点の病院の関係でございます。先ほど答弁申しておりますけれども、今回の5,000万円の追加の支援でございますが、しっかりと病院事業と協議を重ねたという内容で考えているところでもございます。議員さんおっしゃるとおりに、また令和3年度も多分引き続き厳しい経営環境が続くというふうに認識しているところでございます。今後も病院事業としっかり協議を行い、必要な支援をしていくというふうな考え方を持っておりますし、また、市長会等を通じて国または県に積極的な支援を働きかけしていきたいというふうに考えているところでございます。
○議長(
渡辺太郎議員) ほかに質疑はありませんか。
中島秀明議員。
◆5番(
中島秀明議員) 4款衛生費2項保健衛生費3目の予防費の
新型コロナウイルスワクチン接種事業費についてお聞きしたいんですけれども、ページ数、26、27ページになります。27ページのほうに
新型コロナウイルスワクチン接種事業費ということで、会計年度任用職員報酬ということで929万5,000円が載せられているわけですけれども、これの背景、根拠を教えていただきたいと思います。
○議長(
渡辺太郎議員) 小口
健康福祉部長。
◎
健康福祉部長(小口浩史君) 会計年度任用職員のこの報酬につきましては、対策室内に会計年度任用職員を配置してまいりたいという形で予算計上させていただきました。具体的にこの先の業務となりますけれども、やはり接種券を郵送したり、その後の予約の受付ということが非常に煩雑になりますので、こういった部分の業務を担っていただくように、この会計年度任用職員の報酬を計上したところでございますので、よろしくお願いいたします。
○議長(
渡辺太郎議員)
中島秀明議員。
◆5番(
中島秀明議員) これから実際に接種が始まったりすると、非常にどういう計画を立てられているというか、未確定のところがたくさんあるようですし、また、市のほうでもそういう特別な部署をつくってやっておられるような計画を立てておられますけれども、どういうような形でやるかというのは、まだ計画の中がない中で、多分こういうような形の方も非常に必要になるんではないかなというような認識をしているんですけれども、その辺について何か想定されているようなものはあるんでしょうか。
○議長(
渡辺太郎議員) 小口
健康福祉部長。
◎
健康福祉部長(小口浩史君) 今回の
ワクチン接種につきましては、これまで経験のない大規模な予防接種となります。当然対策室を中心に様々な職種の方で構成して対応してまいりたいと思いますけれども、いずれにしましても、全庁を挙げて取り組まなければならない事業でございます。そういった面では、例えば健康福祉部の中にも看護師や保健師という専門職の方も勤務しておりますので、そういった方のスキルとか能力を活用しながら、この
ワクチン接種に対応してまいりたいと考えております。
○議長(
渡辺太郎議員)
中島秀明議員。
◆5番(
中島秀明議員) それでは、これから庁内の職員を使ってどんどんやっていくというのが大前提であって、基本的には会計年度任用職員を増やしたり対応していくということはあまり考えておられないというような理解でよろしいんでしょうか。
○議長(
渡辺太郎議員) 小口
健康福祉部長。
◎
健康福祉部長(小口浩史君) 当然今後の接種体制によりましては、それら会計年度任用職員のさらなる増員というのも検討してまいりたいと考えておりますし、一方で、また業務の委託化という部分の効率性も検討してまいりたいと考えております。
○議長(
渡辺太郎議員) ほかに質疑はありませんか。 浜 幸平議員。
◆18番(浜幸平議員) 18番 浜 幸平です。 2点お願いしたいと思いますが、先ほどの
今井秀実議員がおっしゃっていた防災倉庫、それから土地購入費についてでありますけれども、この部分、その土地を購入した後、そこに建てるという内容だと思いますけれども、いわゆる隣接しているところの太鼓まつり等、今現状やっております広い防災公園というものがございます。絹工房がありますけれども、その南側等、敷地はそこに結構広い面積があるのではないかなというふうに思います。その辺の検討はいかがだったかという点。 それから、そこの土地についてでございますけれども、六道の辻から下まで約250mのところに横断歩道もあって、信号が3か所あるわけですね。六道のところ、それから横断歩道用の信号、それから下のイルフのところの交差点の信号、3か所あります。県道が非常に混み合うものですから、私もあそこを頻繁に利用して、郵便局に行ったときに入れるんですが、出るときに渋滞で出られない。それから、信号がすぐ上にあるものですから、なかなか入れさせていただけないとか、そういうようなことで、ほとんど朝夕はあそこ渋滞する道路であります。なので、太鼓まつりのステージ等のクレーン、それから100kWの大きいディーゼルの発電機等も持ち込んでいるということを考えれば、そこに建物を建てるということが果たしてどうなのかなと。いざ防災時に車の渋滞で逆に出られない可能性、そのあたりをぜひ検討をお願いしたいと思うんですけれども、その点についてが1点。 それから、もう1点、学校関係の東部中学の教室棟の長寿命化大規模改修工事についてでありますけれども、あそこのグラウンドの改修等の内容は含まれているのかどうか。もし含まれているのであれば、そのグラウンドが陸連の公認、取る、取らないというのが以前から問題になっております。そのあたりの内容はどのような状況になっているか、その2点お尋ねしたい。
○議長(
渡辺太郎議員)
藤澤総務部長。
◎
総務部長(藤澤正君) 防災倉庫の関係で2点御質問をいただきました。 まず最初に、1点目の絹工房の付近というふうな土地を検討したかというようなお話でございます。先ほど答弁したとおりに、市の部分の公共用地等につきましては、基本的にどの空き地があるかというのは検討させていただいた経過がございます。しかしながら、絹工房のほうは道路が一方通行というようなところでございますし、幅員が狭いというところの中で、候補地から外した経過があるという内容でございます。 もう1点目の県道岡谷茅野線のところに六道の辻から信号が3つということでございますが、我々が認識しているのは今信号2つということで、横断歩道のところの信号は多分撤去されているのではないかなと考えているところでございます。ですので、今あるのはイルフのところと六道の辻の2か所かなと思っているところでもございます。 今回、この県道の岡谷茅野線、
緊急輸送道路になってございますので、基本的には道路の渋滞という部分があろうが、緊急の物資ということになりますので、当然のこと優先して道路に入れる、道路が利用できるのではないかなというふうに思っております。また、場合によっては職員を配置しまして、駐車場の出入り、入口の部分についても配備しながら出入りをしやすくしたいと、そのような対策を考えていきたいというふうに考えてございます。
○議長(
渡辺太郎議員) 城田教育部長。
◎教育部長(城田守君) 東部中学校の関係でございます。現在あるグラウンドにつきましては、仮設校舎ができているということでございますけれども、仮設校舎を撤去後、現状に戻すという形で、その現状に戻す費用につきましては工事経費の中に含まれているというような状況でございます。 また、陸上競技場としての公認の部分につきましては、令和4年度が更新の時期ということでございます。それに向けて、今岡谷の陸上競技協会とも協議をしているところでございます。そんな中で、令和3年度中には公認をどうするかという部分につきましては結論を出してまいりたいというふうに考えております。
○議長(
渡辺太郎議員) 浜 幸平議員。
◆18番(浜幸平議員) 今令和4年に公認の更新というようなお話だったと思いますけれども、現状ではまだ未定ということでよろしいのか、そこを確認をしたいと思います。 それから、防災倉庫の関係でありますけれども、私もすぐ近くでありますので、頻繁にあの道も通りますし、それから今駐車場として利用しているところだと思います。車も止めたりして、郵便局へ行ったりとか、頻繁にやっております。結構利用も多いです。防災倉庫ができた後、その建物の占有比率がどの程度になるのか、大分車の止められる数が減るのかと思いますけれども、その後の駐車場として近隣が利用しておりますので、その辺に対する対応をどんなふうにお考えであるか、お聞かせいただきたいというふうに思います。 それから、県道の渋滞、これは本当に朝夕は一旦入ってしまうと、もう出られない状況が続いておりますが、そういったことが防災上緊急時にはあり得ないということでいいんだというような答弁だったと思います。そこだけ確認をお願いしたいと思います。
○議長(
渡辺太郎議員) 城田教育部長。
◎教育部長(城田守君) 陸上競技場の公認の関係でございますけれども、今陸上競技協会のほうに一応更新するかしないか、その部分につきましては、めどとすればこの3月末をめどに方向性を出していただきたいということでなっております。ですので、その辺の状況を受けまして、来年度早々に方向性、令和4年度にどうするかという部分を確定してまいりたいというふうに考えておりますので、現時点では一応未定ということで御理解いただければと思います。
○議長(
渡辺太郎議員)
藤澤総務部長。
◎
総務部長(藤澤正君) まず、敷地の部分でございます。今回取得する面積が1,600㎡ということになりますので、防災倉庫では大体建築面積約200㎡ぐらいになるということになりますので、15%から20%くらいの割合になるのではないかなと考えてございます。 近隣の住民の皆様の利用というようなお話をいただいた部分でございます。現在は取得する法人が従業員の駐車場として活用しているということをお聞きをしているところでもございます。先ほど言いましたとおりに、1,600㎡のうち約200㎡が建築となりますので、少なからず残地は残るというふうに考えているところでもございます。この場合どうされますかということではございますが、今後取得した後に、もしそういった要望があるのであれば、前向きに考えていきたいというふうに考えているところでございます。 最後に、岡谷茅野線、災害のときに渋滞をしないのかというような話ではございますけれども、では実際災害が起きてみないと、どのような形になっているかというのは何とも言えないところではございます。しかしながら、今我々が考えているのは、先ほど来話しておりますが、
緊急輸送道路になっているということでもございますので、場合によってはある区間からある区間は専用道路としてなる可能性も残っているのではないかなと思っているところでもございます。いずれにしましても、渋滞ということは考えておりますので、そのときに必要な交通の指導する方を使いながらも柔軟に対応していければというふうに考えているところでございます。
○議長(
渡辺太郎議員) 浜 幸平議員。
◆18番(浜幸平議員) 3回目でありますので、最後ですが、地元とはその工事等が全て終わった後に、駐車場としてやっぱり借りたいというような要望もあるようでございますので、ぜひ前向きに御検討いただければというふうに思います。 以上です。
○議長(
渡辺太郎議員) ほかに質疑はありませんか。
遠藤真弓議員。
◆17番(
遠藤真弓議員) 27ページの
新型コロナウイルスワクチン接種事業費なんですが、この会計年度任用職員さんは2月10日に対策室ができたところでというふうに理解をしていますけれども、この方々は対策室が解散した後はどのようになるんでしょうか。新しく新規任用かと思うんですけれども、終わった後どうなるのかということをお聞きします。 それから、近隣の他市ではコールセンターを設けるというお話をよく聞くんですけれども、岡谷市ではコールセンターは設けないというふうに聞いています。ということは、電話は全てこの対策室にまずはつながって、先ほどのお話の中で健康福祉部の看護師さんですとか保健師さん等も対応していくというお話だったんですが、一旦はこの対策室へつながっていってということになると、たらい回しになってしまう可能性もあるのかなというふうに思うんですが、そのあたりどのようにお考えか伺います。 そして、接種をする、しないという個人の希望というのがあるかと思うんですが、それは最大限尊重すべきではなかろうかと思っています。そのためにも、相談できる体制というのはしっかりつくっておくべきだというふうに考えていますが、その体制というのはどのようにお考えかお伺いします。
○議長(
渡辺太郎議員) 小口
健康福祉部長。
◎
健康福祉部長(小口浩史君) 今回
補正予算でお願いしております会計年度任用職員の報酬でございますが、補正成立後、直ちに採用のほうに入っていくという形になります。 それと、これらの費用につきましては、繰越明許をかけておりますので、令和3年度いっぱいの予定で雇用をしてまいりたいと考えておりますので、よろしくお願いしたいと思います。 それと、あとコールセンターの部分と、相談体制の部分でございますけれども、現段階ではこの対策室に市民からの相談窓口の機能も持たせてまいりたいと考えております。そのため、専用の電話回線をこの対策室に設置するよう予定しております。そのような中で、それぞれ市民の方から様々な問合せありますけれども、この対策室を中心に相談体制の充実体制を図ってまいりたいと考えております。
○議長(
渡辺太郎議員)
遠藤真弓議員。
◆17番(
遠藤真弓議員) 会計年度任用職員さんは令和3年度いっぱいは雇用ということになるかと思うんですが、そこで落ち着いてということであれば、もうこの人たちは解雇ということに、契約が終わりということでいいんでしょうか。
○議長(
渡辺太郎議員) 小口
健康福祉部長。
◎
健康福祉部長(小口浩史君) 会計年度任用職員さんでいらっしゃいますので、当然雇用期間を限っての雇用となりますので、よろしくお願いしたいと思います。
○議長(
渡辺太郎議員) ほかに質疑はありませんか。 〔発言する者なし〕
○議長(
渡辺太郎議員) これをもって質疑を終結いたします。 ただいま議題となっております議案第6号は、お手元に配付してあります議案付託表のとおり、それぞれ所管の委員会に付託いたします。
---------------------------------------
△議案第7号の上程、説明、質疑、
委員会付託
○議長(
渡辺太郎議員) 日程第13 議案第7号 令和2年度岡谷市
国民健康保険事業特別会計補正予算(第2号)を議題といたします。 提出者の説明を求めます。
百瀬市民環境部長。 〔
市民環境部長 百瀬邦彦君 登壇〕
◎
市民環境部長(百瀬邦彦君) 議案第7号 令和2年度岡谷市
国民健康保険事業特別会計補正予算(第2号)について御説明申し上げます。 今回の
補正予算は、令和元年度に概算で交付された保険給付費等交付金の精算による返還に伴う諸支出金及び一般保険税還付金の不足に伴う追加を行うもので、総額4,198万5,000円を追加いたすものであります。 初めに、8ページをお開きください。 3歳出から御説明申し上げます。 5款諸支出金1項1目一般保険税還付金22節償還金利子及び割引料100万円は、過年度分の国民健康保険税還付金額の増に伴い、一般保険税還付金に不足を生じる見込みであることから、追加いたすものであります。 また、1項3目一般償還金22節償還金利子及び割引料4,089万円及び4目退職者償還金22節償還金利子及び割引料9万5,000円は、概算で交付された令和元年度の保険給付費等交付金が精算により超過交付となったため、超過交付分の返還金を追加いたすものであります。 以上で歳出を終わりまして、6ページへお戻りください。 2歳入について申し上げます。 6款諸収入2項5目雑入2節雑入3,370万8,000円は、令和元年度に概算で交付された保険給付費等交付金の精算に対応する長野県国民健康保険団体連合会からの返納金であります。 8款繰越金1項1目繰越金1節繰越金827万7,000円は、財源を繰越金で調整いたすものであります。 それでは、2ページへお戻りください。 第1
表歳入歳出予算補正1歳入及び次のページの2歳出は、それぞれ所定の書式によってお示ししてあります。 1ページへお戻りください。 令和2年度岡谷市
国民健康保険事業特別会計補正予算(第2号)第1条で、
歳入歳出それぞれ4,198万5,000円を追加し、
歳入歳出予算の総額を
歳入歳出それぞれ45億5,348万5,000円といたすものであります。 以下につきましては、説明を省略させていただきます。 以上で説明を終わりますが、よろしく御審議の上、御議決賜りますようお願い申し上げます。
○議長(
渡辺太郎議員) これより質疑に入ります。 質疑はありませんか。 〔発言する者なし〕
○議長(
渡辺太郎議員) これをもって質疑を終結いたします。 ただいま議題となっております議案第7号は、
社会委員会に付託いたします。
---------------------------------------
△議案第8号の上程、説明、質疑、
委員会付託
○議長(
渡辺太郎議員) 日程第14 議案第8号 令和2年度岡谷市
病院事業会計補正予算(第6号)を議題といたします。 提出者の説明を求めます。 酒井事務部長。 〔事務部長 酒井吉之君 登壇〕
◎事務部長(酒井吉之君) 議案第8号 令和2年度岡谷市
病院事業会計補正予算(第6号)について御説明いたします。 今回の
補正予算は、国が進めております健康保険証のオンライン資格確認等に必要な経費を計上いたすとともに、収入においては、医業収益の大幅な減収に対する一般会計からの負担金及び
新型コロナウイルス感染症重点医療機関に交付される病床確保料などを追加いたすものであります。 それでは、2ページを御覧ください。
補正予算実施計画のうち、収益的収入及び支出の支出から御説明いたします。 第1款病院事業費用1項3目経費は、本年3月から稼働されますオンラインによる健康保険証の資格確認等に必要なシステムの導入経費として、資格確認用端末及び顔認証付カードリーダーなどの購入及び設置に要する委託料144万7,000円と電子証明料5,000円を計上いたすものであります。 次に、収入について御説明いたします。 第1款病院事業収益1項4目他会計負担金につきまして、岡谷市民病院は諏訪管内唯一の感染症指定医療機関としてこれまで多くの
新型コロナウイルス感染症患者を受け入れているところでありますが、昨年4月以降続いております医業収益の大幅な減収に対する市の支援策として、一般会計負担金5,000万円を追加いたすものであります。 2項7目
新型コロナウイルス感染症緊急包括支援事業補助金は、重点医療機関として確保した専用病床の確保料のほか、感染症患者の診察、検査、治療及び看護などに従事した職員に支給する特殊勤務手当が当該補助金に採択される見込みであることから、4,743万4,000円を計上いたすものであります。 2項8目医療提供体制設備整備交付金は、支出で申し上げましたオンライン資格確認等の経費に充てる交付金として145万2,000円を計上いたすものであります。 4項2目その他特別利益は、企業及び個人の方からの寄附金232万円を追加いたすものであります。 それでは、1ページにお戻りください。 令和2年度岡谷市
病院事業会計補正予算(第6号)第2条は、先ほど
補正予算実施計画で御説明いたしました収益的収入及び支出の内容を款項の単位でそれぞれまとめたものであります。 以上で説明を終わりますが、よろしく御審議の上、御議決賜りますようお願い申し上げます。
○議長(
渡辺太郎議員) これより質疑に入ります。 質疑はありませんか。 〔発言する者なし〕
○議長(
渡辺太郎議員) これをもって質疑を終結いたします。 ただいま議題となっております議案第8号は、
社会委員会に付託いたします。 ただいま付託となりました各議案の委員会審査を願うため、この際、暫時休憩いたします。
△休憩 午前11時22分
△再開 午後3時00分
○議長(
渡辺太郎議員) 休憩前に引き続き会議を開きます。
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△議案第2号の委員長報告、質疑、討論、採決
○議長(
渡辺太郎議員) 日程第8 議案第2号 岡谷市印鑑の登録及び証明に関する条例の一部を改正する条例を再度議題といたします。 本案は
社会委員会に審査付託となっておりますので、委員長の報告を求めます。 社会委員長。 〔社会委員長 小松 壮議員 登壇〕
◆社会委員長(小松壮議員) 14番 小松 壮です。
社会委員会に審査付託されました議案第2号 岡谷市印鑑の登録及び証明に関する条例の一部を改正する条例につきまして、審査の主な点及び審査の結果を御報告いたします。 委員より、意思能力を有しない者とは、全く自分の意思を有しない者という捉え方でよいのかとの質疑があり、市側より、自ら印鑑登録等をしたいという意思がない者のことであるとのことでございました。 以上、審査の結果、原案のとおり可決すべきものと決定いたしましたので、御報告いたします。
○議長(
渡辺太郎議員) ただいまの委員長報告に対し、これより質疑に入ります。 質疑はありませんか。 〔発言する者なし〕
○議長(
渡辺太郎議員) これをもって質疑を終結いたします。 次に、討論に入ります。 何か御発言はありませんか。 〔発言する者なし〕
○議長(
渡辺太郎議員) これをもって討論を終結いたします。 これより議案第2号を採決いたします。 お諮りいたします。本案は委員長報告のとおり決することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と言う人あり〕
○議長(
渡辺太郎議員) 御異議なしと認めます。 よって、議案第2号は原案のとおり可決されました。
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△議案第3号~議案第5号の委員長報告、質疑、討論、採決
○議長(
渡辺太郎議員) 日程第9 議案第3号 岡谷市
新型コロナウイルス緊急対策資金等利子補給基金条例から日程第11 議案第5号 岡谷市
森林環境譲与税基金条例までの3件を再度一括議題といたします。 この3件は産業建設委員会に審査付託となっておりますので、委員長の報告を求めます。 産業建設委員長。 〔産業建設委員長
今井義信議員 登壇〕
◆産業建設委員長(
今井義信議員) 8番 今井義信です。 産業建設委員会に審査付託されました、議案第3号から議案第5号までの3件について、審査の主な点及び審査の結果を御報告いたします。 まず、議案第3号 岡谷市
新型コロナウイルス緊急対策資金等利子補給基金条例については、審査の結果、原案のとおり可決すべきものと決定いたしましたので、御報告いたします。 次に、議案第4号 岡谷市まち・ひと・し
ごと創生基金条例について、委員より、個人等から寄附等を募る際、既存のふるさとまちづくり基金との違いを明確に示すことが必要ではないかとの質疑があり、当該条例において造成する基金は、地域再生計画である「人結び 夢と希望を紡ぐ たくましいまち岡谷推進計画」に基づき実施する「蚕糸博物館の活用」「ブランドの振興」「観光の振興」に充当するものであることを、今後、分かりやすくPRをしてまいりたいとのことでした。 以上、審査の結果、原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 次に、議案第5号 岡谷市
森林環境譲与税基金条例については、委員より、基金の運用について質疑があり、譲与税は、間伐、人材育成、担い手の確保、木材利用の促進や普及啓発等の森林整備及びその促進に関する費用として使用目的が決まっている。未充当額を後年度の事業に充てるため、国からも基金への積立てが求められているとのことでありました。 以上、審査の結果、原案のとおり可決すべきものと決定いたしましたので、御報告いたします。
○議長(
渡辺太郎議員) ただいまの委員長報告に対し、まず議案第3号 岡谷市
新型コロナウイルス緊急対策資金等利子補給金基金条例について、これより質疑に入ります。 質疑はありませんか。 〔発言する者なし〕
○議長(
渡辺太郎議員) これをもって質疑を終結いたします。 次に、討論に入ります。 何か御発言はありませんか。 〔発言する者なし〕
○議長(
渡辺太郎議員) これをもって討論を終結いたします。 これより議案第3号を採決いたします。 お諮りいたします。本案は委員長報告のとおり決することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と言う人あり〕
○議長(
渡辺太郎議員) 御異議なしと認めます。 よって、議案第3号は原案のとおり可決されました。 次に、議案第4号 岡谷市まち・ひと・し
ごと創生基金条例について、これより質疑に入ります。 質疑はありませんか。 〔発言する者なし〕
○議長(
渡辺太郎議員) これをもって質疑を終結いたします。 次に、討論に入ります。 何か御発言はありませんか。 〔発言する者なし〕
○議長(
渡辺太郎議員) これをもって討論を終結いたします。 これより議案第4号を採決いたします。 お諮りいたします。本案は委員長報告のとおり決することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と言う人あり〕
○議長(
渡辺太郎議員) 御異議なしと認めます。 よって、議案第4号は原案のとおり可決されました。 次に、議案第5号 岡谷市
森林環境譲与税基金条例について、これより質疑に入ります。 質疑はありませんか。 〔発言する者なし〕
○議長(
渡辺太郎議員) これをもって質疑を終結いたします。 次に、討論に入ります。 何か御発言はありませんか。 〔発言する者なし〕
○議長(
渡辺太郎議員) これをもって討論を終結いたします。 これより議案第5号を採決いたします。 お諮りいたします。本案は委員長報告のとおり決することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と言う人あり〕
○議長(
渡辺太郎議員) 御異議なしと認めます。 よって、議案第5号は原案のとおり可決されました。
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△議案第6号の委員長報告、質疑、討論、採決
○議長(
渡辺太郎議員) 日程第12 議案第6号 令和2年度岡谷市
一般会計補正予算(第21号)を再度議題といたします。 本案は、総務、社会、産業建設の各委員会に審査付託となっておりますので、各委員長の報告を求めます。 総務、社会、産業建設の順でお願いいたします。 まず、総務委員長。 〔総務委員長
今井康善議員 登壇〕
◆総務委員長(
今井康善議員) 12番 今井康善です。 議案第6号 令和2年度岡谷市
一般会計補正予算(第21号)中、総務委員会に審査付託された部分につきまして、審査の主な点及び審査の結果を御報告いたします。 3歳出2款総務費1項16目災害対策費について、委員より、国土強靭化地域計画策定に至る背景について質疑があり、国土強靭化地域計画は、大規模自然災害等に備えるため、必要な事前防災・減災と迅速な復旧・復興等に係る施策を、まちづくり政策、産業政策や教育政策も含めた総合的な取組として計画的に実施するため、他の計画等の指針となる強靭な地域づくりを推進する計画である。市としては、他市町村の策定の動向に注視し研究してきたが、国において頻発化、激甚化する各地での災害を背景に、地方公共団体の計画策定を支援の交付要件とすることを検討していることもあり、策定に至ったとのことでありました。 また委員より、国土強靭化地域計画策定のメリットについて質疑があり、事前防災・減災と迅速な復旧・復興に係わる施策ということで、岡谷市の強靭化につながる平時からの取組を幅広く位置づけられており、市の強靭な都市づくりの方向性を一体的に示すことができる。また、国の令和3年度予算案においては、国土強靭化計画に基づき実施される取組に対して、8つの関係府省庁からの支援が継続検討されており、計画の策定は国の支援を受ける対象となるとのことでありました。 さらに委員より、市の地域防災計画との整合性について質疑があり、地域防災計画は、災害ごとに予防策や応急対策、復旧復興の体制等をとりまとめた災害対応の要となる計画である。一方、国土強靭化地域計画は、あらゆる大規模自然災害のリスクを想定して、どのようなことが起きても最悪な事態になることを避けられるような強靭な行政機能や地域社会、地域経済を事前に作り上げるというものであり、強靭な都市づくりの方向性を示す計画であるという違いがあるが、地域防災計画の内容と整合がとれた国土強靭化地域計画の策定を考えているとのことでありました。 また委員より、防災倉庫建設予定地周辺の土地の単価について質疑があり、岡谷市の地価は、バブル崩壊後毎年下落している。不動産鑑定に当たっては、周辺の売買価格等参考にして算定しており、坪15万円前後、1㎡約4万6,000円が相場であるとのことでありました。 さらに委員より、周辺土地の過去購入時の価格について質疑があり、平成26年の購入価格は1㎡約4万5,000円、また平成15年は1㎡8万3,200円で購入しているとのことでありました。 また委員より、防災倉庫建設工事の工期について質疑があり、令和3年9月中旬頃を考えているとのことでありました。 委員より、段差のある西側からの出入りについて質疑があり、県道側からの出入りのみの予定ではあるが、一体的な防災機能を持った敷地の活用の考えがあるとのことでありました。 委員より、防災広場として、一体的な活用ができるよう検討を進めてほしいとの意見がありました。 以上、審査の結果、議案第6号中、総務委員会に審査付託された部分につきましては、原案のとおり可決すべきものと決定いたしましたので、御報告いたします。
○議長(
渡辺太郎議員) 次に、社会委員長。 〔社会委員長 小松 壮議員 登壇〕
◆社会委員長(小松壮議員) 14番 小松 壮です。 議案第6号 令和2年度岡谷市
一般会計補正予算(第21号)中、
社会委員会に審査付託された部分につきまして、審査の主な点及び審査の結果を御報告いたします。 3歳出4款衛生費1項2目予防費について、委員より、
新型コロナウイルスワクチン接種事業における市としての課題は何かとの質疑があり、ワクチンの供給量がはっきりしないため、予約券の発送や接種スケジュールを立てられず、先を見通せないことが課題であるとのことでありました。 また、委員より、集団接種または分散接種のどちらで行う予定かとの質疑があり、集団接種を中心に検討を行っているとのことでありました。 さらに、委員より、集団接種の会場確保の状況について質疑があり、検討段階であるが、市民の皆さんが安全で安心に接種できる場所を確保していきたいとのことでありました。 以上、審査の結果、議案第6号中、
社会委員会に審査付託された部分につきましては、原案のとおり可決すべきものと決定いたしましたので、御報告いたします。
○議長(
渡辺太郎議員) 次に、産業建設委員長。 〔産業建設委員長
今井義信議員 登壇〕
◆産業建設委員長(
今井義信議員) 8番 今井義信です。 議案第6号 令和2年度岡谷市
一般会計補正予算(第21号)中、産業建設委員会に審査付託された部分につきまして、審査における主な点及び審査の結果を御報告いたします。 3歳出6款農林水産業費1項4目農地費について、委員より、防災重点農業用ため池耐震性点検調査業務の調査結果が報告された後の対応はどうするのかとの質疑があり、今回補正で調査実施するため池及び既に調査を実施しているため池を含めた計7か所の防災重点農業用ため池について、調査結果に基づき改修等を検討していく。また、防災重点農業用ため池については、令和3年度においてハザードマップの作成を予定しており、市のホームページへの掲載や必要に応じて地元説明会も開催する予定とのことでありました。 8款土木費4項4目公園費について、委員より、高架下公園の公園施設等除去工事の竣工はいつ頃かとの質疑があり、令和3年7月頃竣工の予定であるとのことでありました。 また、委員より、当該工事について、工事に伴う懸念事項があるかとの質疑があり、撤去対象の高架下公園のトイレの外壁にアスベストの使用が確認され、その対応に注意を払う必要がある。アスベスト除去費用を510万円見込み、慎重に工事を進めてまいりたいとのことでありました。 以上、審査の結果、議案第6号中、産業建設委員会に審査付託された部分につきましては、原案のとおり可決すべきものと決定いたしましたので、御報告いたします。
○議長(
渡辺太郎議員) ただいまの各委員長報告に対し、これより質疑に入ります。 質疑はありませんか。 〔発言する者なし〕
○議長(
渡辺太郎議員) これをもって質疑を終結いたします。 次に、討論に入ります。 何か御発言はありませんか。 〔発言する者なし〕
○議長(
渡辺太郎議員) これをもって討論を終結いたします。 これより議案第6号を採決いたします。 お諮りいたします。本案は各委員長報告のとおり決することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と言う人あり〕
○議長(
渡辺太郎議員) 御異議なしと認めます。 よって、議案第6号は原案のとおり可決されました。
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△議案第7号及び議案第8号の委員長報告、質疑、討論、採決
○議長(
渡辺太郎議員) 日程第13 議案第7号 令和2年度岡谷市
国民健康保険事業特別会計補正予算(第2号)及び日程第14 議案第8号 令和2年度岡谷市
病院事業会計補正予算(第6号)の2件を一括して再度議題といたします。 この2件は、
社会委員会に審査付託となっておりますので、委員長の報告を求めます。 社会委員長。 〔社会委員長 小松 壮議員 登壇〕
◆社会委員長(小松壮議員) 14番 小松 壮です。
社会委員会に審査付託されました議案第7号及び議案第8号の2件につきまして、審査の主な点及び審査の結果を御報告いたします。 まず、議案第7号 令和2年度岡谷市
国民健康保険事業特別会計補正予算(第2号)につきましては、審査の結果、原案のとおり可決すべきものと決定いたしましたので、御報告いたします。 次に、議案第8号 令和2年度岡谷市
病院事業会計補正予算(第6号)について、委員より、オンラインによる資格確認の開始時期について質疑があり、国では3月からオンラインによる資格確認が可能となる。岡谷市民病院としては、速やかに準備を進め、年度内にスタートしたいと考えている、とのことでありました。 また、委員より、オンラインによる資格確認が始まることで、どのようなメリットが想定されるのかとの質疑があり、具体的な一例として、高額療養制度を利用する場合、現在は限度額適用認定証を加入している保険者に発行してもらい、岡谷市民病院へ提出していただく必要があるが、オンライン資格確認が始まると、病院側で患者さんの限度額の区分をオンラインにより確認できるため、患者さんによる限度額適用認定証の取得や、認定証の提出が間に合わなかった場合の一時的な高額な診療費負担が不要となる点がメリットとして挙げられるとのことでありました。 以上、審査の結果、原案のとおり可決すべきものと決定いたしましたので、御報告いたします。
○議長(
渡辺太郎議員) ただいまの委員長報告に対し、まず、議案第7号 令和2年度岡谷市
国民健康保険事業特別会計補正予算(第2号)について、これより質疑に入ります。 質疑はありませんか。 〔発言する者なし〕
○議長(
渡辺太郎議員) これをもって質疑を終結いたします。 次に、討論に入ります。 何か御発言はありませんか。 〔発言する者なし〕
○議長(
渡辺太郎議員) これをもって討論を終結いたします。 これより議案第7号を採決いたします。 お諮りいたします。本案は委員長報告のとおり決することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と言う人あり〕
○議長(
渡辺太郎議員) 御異議なしと認めます。 よって、議案第7号は原案のとおり可決されました。 次に、議案第8号 令和2年度岡谷市
病院事業会計補正予算(第6号)について、これより質疑に入ります。 質疑はありませんか。 〔発言する者なし〕
○議長(
渡辺太郎議員) これをもって質疑を終結いたします。 次に、討論に入ります。 何か御発言はありませんか。 〔発言する者なし〕
○議長(
渡辺太郎議員) これをもって討論を終結いたします。 これより議案第8号を採決いたします。 お諮りいたします。本案は委員長報告のとおり決することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と言う人あり〕
○議長(
渡辺太郎議員) 御異議なしと認めます。 よって、議案第8号は原案のとおり可決されました。 この際、暫時休憩いたします。
△休憩 午後3時23分
△再開 午後3時35分
○議長(
渡辺太郎議員) 休憩前に引き続き会議を開きます。
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△議案第9号~議案第23号の一括上程、説明
○議長(
渡辺太郎議員) 日程第15 議案第9号 岡谷市
手数料条例の一部を改正する条例から日程第29 議案第23号 令和3年度岡谷市病院事業会計予算までの令和3年度関係議案を一括議題といたします。 市長から令和3年度予算編成の大要について説明を求めます。 今井市長。 〔市長 今井竜五君 登壇〕
◎市長(今井竜五君) 令和3年度の岡谷市当初予算案及び関係議案を議会に提出し、御審議をいただくに当たり、予算編成の方針及び大要を申し上げ、
議員各位並びに市民の皆様の御理解と御協力をお願いするものでございます。 令和3年度は、第5次岡谷市総合計画の3年目であり、前期基本計画の中間年としてさらに加速度を上げていく年となることから、これまでの取組を検証しつつ、重点プロジェクトに基づく各種の取組を力強く推進する必要があります。 一方では、新たな課題にも迅速かつ柔軟に対応しながら、基本目標の達成と将来都市像「人結び 夢と希望を紡ぐ たくましいまち岡谷」の実現に向けて、着実に前進しなければなりません。 とりわけ、
新型コロナウイルス感染症の拡大により、市民生活や地域経済はこれまでに例のない極めて深刻な影響を受けており、今もなお厳しい状況が続いていることから、感染防止対策を徹底しつつ、社会経済活動のレベルを段階的に引き上げていく中で、市民生活と雇用を守り、事業継続を後押しするほか、新しい生活様式を取り入れた新たな日常を構築し、定着させていくため、効果的な施策を継続的に、かつバランスよく展開していく必要があります。 また、感染症が本市の行財政運営に与える影響として、企業収益や個人所得の落ち込みによる市税収入の大幅な減、外出控えなどによる施設使用料収入の減などが見込まれるほか、歳出においては、感染症への備え、景気低迷に伴う社会保障関係経費の増などによる財政需要の拡大により財源不足が見込まれることから、全職員が危機意識を共有しつつ思い切った変革を実行し、市民の皆様とともにこの難局を乗り越えていくという思いを強くしております。 こうしたことを踏まえ、令和3年度は新たな日常の実現に向けた変革の年と位置づけ、時代の大きな変化に直面する中で、新たな時代における岡谷市のあるべき姿を見据えるとともに、コロナ禍を地方創生の契機と捉え、本市が持つ独自の強み、特色を生かしながら、将来にわたって持続可能な確かなまちづくりを進めるため、各種の施策、事業に全力を傾注して取り組んでまいります。 令和3年度の我が国の経済情勢は、内閣府が公表した令和3年度の経済見通しと経済財政運営の基本的態度によりますと、「国民の命と暮らしを守る安心と希望のための総合経済対策」を円滑かつ着実に実施すること等により、令和3年度中には経済の水準がコロナ前の水準に回帰することが見込まれるとしております。 今後の経済財政運営に当たっては、国民の命と暮らしを守るため、感染拡大防止と社会経済活動の両立を図ることとし、公的支出による経済の下支えを図りつつ、設備投資をはじめとする民間需要を呼び込みながら、民需主導の成長軌道に戻していくとしております。 また、活力ある地方を創るべく、中小企業の生産性向上や最低賃金の全国的な引上げに取り組むとともに、観光や農林水産業の振興などにより、地方の所得を増やし、地方を活性化させ、都会から地方へ、また企業間で、さらには中小企業やベンチャーへなど、新たな人の流れをつくり、海外の成長を取り込んでいくとしております。 このほか、「経済再生なくして財政健全化なし」の基本方針の下、経済財政運営と改革の基本方針2020に基づき、経済・財政一体改革を推進することとし、デフレ脱却と経済再生の道筋を確かなものとしつつ、歳出・歳入両面からの改革を推進することとしております。 このような見通しに基づく令和3年度予算編成の基本方針では、感染症との戦いの最前線に立ち続ける医療や介護の現場の方々の献身的な貢献を支えるため、医療提供体制の強化・検査体制の確保をはじめとする感染症の拡大防止策とともに、成長力強化のためのデジタル改革・グリーン社会の実現、活力ある地方づくり、切れ目ない子育て支援など、重要な政策課題への対応に必要な予算措置を講じ、ポストコロナの新しい社会の実現を目指すとともに、中長期的な成長力強化の取組を推進するとしております。 こうした方針に基づく国の令和3年度当初予算案は、一般会計の歳出総額を106兆6,097億円としており、過去最大の予算規模となっております。 また、総務省が公表した令和3年度地方財政対策によりますと、感染症の影響により地方税等が大幅な減収となる中、地方交付税について、前年度を約8,503億円上回る17兆4,385億円を確保するほか、交付団体ベースの一般財源総額については、前年度を約2,414億円上回る61兆9,932億円を確保することとしております。 地方創生に対しましては、地方が自主性・主体性を最大限発揮して地方創生に取り組み、地域の実情に応じたきめ細かな施策を展開することができるよう、引き続きまち・ひと・しごと創生事業費として、歳出に1兆円を計上しております。 このほか、デジタル化によるメリットを享受できる地域社会のデジタル化を集中的に推進するため、新たに地域デジタル社会推進費として2,000億円を計上したほか、近年、災害が激甚化・頻発化する中、地方団体が引き続き防災・減災、国土強靭化対策に取り組めるよう、緊急自然災害防止対策事業費について、前年度を1,000億円上回る4,000億円を計上するなど、地方が行う取組に対し、一定の財政措置がされたものとなっております。 この考え方に基づく地方財政計画の規模は、前年度比1.0%減の89兆8,400億円程度、公債費などを除く地方一般歳出につきましては、前年度比0.5%減の75兆4,400億円程度が見込まれております。 このような状況を踏まえ、岡谷市におきましては、感染症の影響による企業収益や個人給与所得の減などにより、法人市民税・個人市民税をはじめ、市税全体で大幅な減収を見込まざるを得ない厳しい財政状況を認識しつつ、感染症の拡大防止と社会経済活動の両立を図るため、効果的な施策を継続的に、かつバランスよく展開する必要があります。 また、一般会計の財政推計では、令和3年度以降についても市税をはじめとする歳入の減のほか、歳出においては高齢化の進展などによる扶助費や介護・医療への繰出金、公共施設等の維持管理経費の増が見込まれる中、引き続き、産業振興や子育て支援、市民の安全・安心を確保するための施策と健全財政の堅持に向けた取組との調和を図りながら、後年度の財政需要に配慮した安定的な行財政運営に努めなければなりません。 こうしたことから、岡谷市行財政改革プログラムに基づき、公共施設等の計画的な修繕や長寿命化、類似施設の統合などによる最適化に向けた取組のほか、歳入確保と歳出削減、人材育成と意識改革など、たゆまぬ行財政改革に取り組み、人口規模や財政規模に見合った時代にふさわしいまちづくりを進めてまいります。 このたび上程いたします令和3年度当初予算案は、第5次岡谷市総合計画に掲げる将来都市像「人結び 夢と希望を紡ぐ たくましいまち岡谷」の実現に向けて、「ともに支えあい、健やかに暮らせるまち」「未来の担い手を育み、生涯を通じて学ぶまち」「人が集い、にぎわいと活力あふれるまち」「安全・安心で、自然環境と共生するまち」「快適な生活を支え、住み続けたいまち」「みんなでつくる、確かな未来を拓くまち」の6つのまちづくりの基本目標を基調とするほか、限られた財源を喫緊の政策課題に重点配分し、より効果的な施策展開を図るため、「地域活力の再興」「しあわせを実感できる日常づくり」の2つを重点施策に掲げ、必要な施策、事業に財源を集中した、「新たな日常を創造する 元気・活力実現予算」として編成いたしました。 併せて、国が策定しました国民の命と暮らしを守る安心と希望のための総合経済対策を踏まえ、令和2年度
補正予算と令和3年度当初予算を一体とした14か月予算として編成を行いました。 次に、予算編成の重点施策の考え方について説明申し上げます。 初めに、地域活力の再興につきましては、感染症の拡大により、市民生活や地域経済は大きな影響を受けていることから、市内事業者の事業継続を強力に後押しすることで、雇用と市民生活を堅持するほか、消費需要を喚起することで地域経済の回復を図ってまいります。 また、コロナ禍により東京一極集中に対するリスクが改めて認識され、これに伴って新しい働き方や暮らし方、新しい人の流れなど、これまでとは違った動きが顕著になってきています。こうした動きを地方創生の契機と捉え、適時適切に取組を進めてまいります。 次に、しあわせを実感できる日常づくりにつきましては、子育て支援や健康づくりなどの福祉・教育分野、また暮らしを支える生活基盤整備など、第5次岡谷市総合計画の着実な推進により、市民の皆様が幸せを実感できる日常づくりに取り組んでまいります。 これら重点施策に基づく令和3年度の一般会計当初予算額は、総額198億1,000万円、前年度比では4億2,000万円、2.1%の減といたしました。 また、一般会計、特別会計の合計では、総額256億3,310万円、前年度比では3億4,990万円、1.3%の減といたしました。 一般会計歳入の主な事項でございますが、市税につきましては、令和2年度決算見込額を基に62億200万円、前年度比では6億3,300万円、9.3%の減を見込んでおります。 地方交付税につきましては、令和2年度決算見込額や地方財政計画などを基に40億8,600万円、前年度比では400万円、0.1%の増を見込んでおります。 また、一般会計歳出のうち、事業費の増減が大きいものといたしましては、総務費では、岡谷駅前公共用地権利取得事業の増などにより、前年度比8,035万3,000円、4.6%増の18億3,982万5,000円、民生費では、障害者自立支援等給付費、生活保護扶助費などが増となる一方、新西堀保育園・発達支援施設整備事業費の皆減などにより、前年度比3億2,212万3,000円、4.3%減の70億8,527万円、商工費では、中小企業金融対策事業費、商業等振興補助金の増などにより、前年度比3,914万7,000円、1.9%増の20億6,458万3,000円、土木費では、(仮称)諏訪湖スマートインターチェンジ整備事業費、道水路等新設改良事業費、橋梁維持補修費などが増となる一方、学校跡地保全対策事業費、市営住宅管理代行委託料の減などにより、前年度比1億2,652万3,000円、5.8%減の20億4,431万9,000円、公債費では、借換債元金償還金の皆増により、前年度比2億103万5,000円、9.2%増の23億7,566万5,000円としております。 次に、企業会計につきましては、水道事業、
下水道事業、病院事業の3つの企業会計の収益的支出及び資本的支出の合計は127億8,837万1,000円で、前年度比2億2,522万9,000円、1.7%の減といたしました。 それでは、基調に沿って、令和3年度当初予算案の大要を順次説明してまいります。 初めに、基本目標「ともに支えあい、健やかに暮らせるまち」について説明申し上げます。 まず、結婚に対する支援といたしまして、新たな男女の出会いの場を創出するため、恋つむぐ岡谷 出会いの場創出事業として、婚活バスツアー及び婚活バスツアーの参加者を対象としたブラッシュアップセミナーの開催のほか、岡谷市社会福祉協議会、諏訪湖勤労者福祉サービスセンターとの連携による婚活イベントなどを開催してまいります。 また、結婚に対する経済的な不安を解消するため、結婚に伴う住居費及び引っ越し費用を支援する、おかやでスタート 結婚新生活支援事業につきましては、対象となる年齢を拡大して取り組み、結婚のきっかけとなる男女の出会いの場の創出から、結婚、定住までトータル的にサポートしてまいります。 母子保健の充実といたしましては、妊婦の口腔衛生の向上を図るため、妊婦歯科健康診査事業を実施するほか、産後の初期段階における支援を強化するため、産後2週間及び産後1か月の産婦を対象に産婦健康診査事業を実施するとともに、医療機関等への宿泊や通所によるサービスに必要な経費を助成する産後ケア事業の対象を、産後1年までの母子として拡大実施するなど、引き続き妊娠から出産、乳幼児期までの切れ目のない包括的な支援を実施してまいります。 また、未来のげんきっず応援事業では、出産のお祝いとしてオカヤペイ5,000ポイントを贈呈するほか、こどものくにの来館者、各種の子育て関連講座の参加者にポイントを付与することで、子育て世帯の経済的負担の軽減とオカヤペイのさらなる利用促進に努め、まちのにぎわい創出を図ってまいります。 地域とともに支える子育て支援の充実といたしましては、新たに子ども食堂等関係団体連絡会設置事業として、子供たちの孤立や孤食に手を差し伸べる民間主体の活動をさらに地域に広げるとともに、民間実施団体のネットワークを強化し、地域全体で子供を育てる風土の醸成と子供の健やかな成長を支援してまいります。 また、子育てに関する相談・情報提供などの充実を図るため、こどものくにで2か月に一回実施しています、心理相談員による子育て相談を毎月実施することとし、楽しんで子育てができるよう、母親の不安に寄り添った、きめ細やかな支援を行ってまいります。 子供の育成支援といたしましては、イルフ西堀保育園に併設し、4月に開所します岡谷市子ども発達支援センターにおいて、新たに常勤の作業療法士を配置することで体制強化を図り、機能訓練、保育園等への巡回支援を充実するほか、言語聴覚士による支援など、心身の発達に支援を必要とする子供とその家族に寄り添った療育支援を行ってまいります。 また、保育園において保護者への連絡ツールとして使用しているシステムを刷新し、デジタル化を進めることで、電話やメールによる連絡、報告からアプリを活用した連絡、報告へ転換し、保護者負担の軽減と保育サービスの充実を図ってまいります。 このほか、継続実施いたしますぼくもわたしもおかやっ子事業では、郷土食材の素晴らしさを子供たちに伝承するとともに、食育の推進を図ってまいります。 子育て世帯への経済的支援では、中学3年生までの子供の医療費を支援する子ども医療費給付事業、幼児教育・保育の無償化に伴う副食費の減免、小中学校における就学援助費などにより、子育て世帯の経済的負担の軽減に努めてまいります。 さらに、安心して子供を育てられる安定した住まいの提供を図るため、子育て世帯等を対象に市営住宅への優先入居を行うとともに、ユニットバス、網戸の設置により、経済的負担の軽減と若年層の移住・定住を促進してまいります。 地域福祉の推進では、令和3年度を初年度とします第4次岡谷市地域福祉計画に基づき、成年後見支援センターを中心に成年後見制度の利用促進を図り、市民誰もが地域で安心して暮らせる環境を整えてまいります。 また、地域コミュニティ活動の拠点となります地域サポートセンターの一層の充実を図るため、各区をはじめとする関係団体との連携を深める中で、地域が抱える課題をともに解決していく体制の強化に取り組んでまいります。 高齢者福祉の推進といたしましては、新たに地域支え合い型移動支援として、高齢者の通院や買い物、通いの場への移動を支援しようとする地域住民の活動に対して、送迎サービス補償の加入保険料を全額補助することで、住民主体による支え合い活動を後押ししてまいります。 また、岡谷警察署のほか市内民間事業者と連携し、高齢者など支援を必要とする方を地域で見守るあったか見守りネットワーク事業では、新たに、登録者が関係する事故等への備えとして、市が個人賠償責任保険の保険料を負担する事故救済制度を導入することで、認知症高齢者とその家族が安心して暮らせる環境を整えてまいります。 さらに、高齢者の心身の多様な課題に対して、きめ細かな支援を実施するため、高齢者の保健事業と介護予防等の一体的事業として、個々の健康状態に応じた運動習慣や食習慣などの個別指導を行うシニア運動療法教室を新たに開催するほか、高齢者のフレイル予防を図るため、地域の通いの場において医療専門職による健康相談などに取り組んでまいります。 このほか、一般介護予防事業として、介護予防普及啓発、地域におけるリハビリテーション活動の支援など各種の取組を通じて、高齢者が持てる能力を発揮しながら、住み慣れた地域で安心して生活を送ることができる環境づくりを推進してまいります。 障害者(児)福祉の推進といたしましては、令和3年度を初年度とします第5次岡谷市障害者福祉計画に基づき、地域生活支援の充実、自立支援と社会参加の促進、暮らしやすい環境の整備など、障害者施策の一層の推進を図り、障害の有無にかかわらず住み慣れた地域で安心して暮らせる地域社会の形成を目指してまいります。 社会保障の円滑な運営といたしましては、国民健康保険事業について、財政運営の責任主体であります長野県とともに国保の運営を担い、安定的な財政運営に努めてまいります。 こうした中、令和3年度の税率につきましては、県から示されました仮係数による標準保険税率に基づき、平均3.8%の改定をお願いすることといたしました。 なお、確定係数における標準保険税率との差額分につきましては、基金繰入金等により対応することで被保険者の負担軽減を図ってまいります。 生活保護に至る前の段階での自立支援の強化を図る生活困窮者自立支援事業では、自立相談支援を核に、就労支援、住居確保支援、家計改善支援など、それぞれの状況に応じたきめ細やかな相談、対応を行い、生活困窮者の自立に向けて幅広く支援してまいります。 このほか、心配事相談、消費生活相談、独り親家庭相談など、生活に関する多様な相談窓口を一元化した福祉総合相談事業を継続し、それぞれの事情に応じて専門の相談員が丁寧な対応を行ってまいります。 保健・医療の推進では、健康づくりの推進といたしまして、コロナ禍による外出控えなどにより、体力の低下、栄養バランスの偏りなどが懸念されることから、新たにWithコロナ時代を元気に過ごそう!健活プロジェクトとして、ウォーキングラリーの実施やシルキーチャンネルを活用した世代別の料理番組の放映のほか、音楽を使った健康サポート事業を実施し、市民の健康の保持増進を図ってまいります。 また、市民の皆様の健康に対する意識の高揚や国民健康保険特定健診の受診率向上を図るため、特定健診、人間ドック、各種がん検診等の受診者及び健康づくりに関する講演会の参加者のほか、生きがいデイサービス利用者に対して、オカヤペイのポイントを付与する健康ポイント事業を継続実施してまいります。 さらに、岡谷市自殺対策計画に基づく「こころ」と「いのち」のほっとサポート推進事業では、地域におけるネットワーク強化や、自殺対策を支える人材の育成として、理美容関係者、介護事業者など、長時間接客する方を対象としてゲートキーパー養成講座を開催するほか、学校教育においては、児童生徒のSOSの出し方に関する教育を実施し、市民一人一人が「こころ」と「いのち」を大切にし、ともに支え合い健やかに暮らせるまちの実現を目指してまいります。 地域医療体制の推進といたしまして、岡谷市病院事業では、天野
病院事業管理者の下、人材確保と人材育成、質の高い医療サービスの提供、効率的な運営による経営基盤の強化を重点項目として積極的な病院運営を進め、市民の生命と健康を守る市民病院として、また、第2種感染症指定医療機関として、コロナ禍にあっても質の高い医療サービスを継続的に提供し、市民の信頼や期待に応えることができる、経営基盤の強い病院づくりを推進してまいります。 また、診療体制の充実に不可欠な医師の確保につきましては、引き続き信州大学医学部への訪問を重ねて連携を深めるほか、新たに基幹型臨床研修病院として初期研修医の受入れに努めるとともに、医師養成課程向けの育英基金奨学金の効果的な活用を進めるなど、市と病院事業が一体となって取り組んでまいります。 このほか、岡谷市看護専門学校におきましては、国の高等教育の修学支援新制度に基づき、一定の要件に該当する学生の入学金及び授業料を減免し、地域医療を支える人材育成と学生の経済的負担の軽減を図ってまいります。 続きまして、基本目標「未来の担い手を育み、生涯を通じて学ぶまち」について説明申し上げます。 岡谷市教育大綱に教育理念として掲げます「自立し、共生し、創造性溢れる『岡谷のひと』づくり」の実現に向けて、子供たちの確かな学びと成長の支えを実現し、豊かな感性と人間性を育みながら、家庭、学校、地域、行政の協働により岡谷の人づくりを推進してまいります。 また、生涯を通じて学び続け、スポーツに親しむ環境づくりに取り組んでまいります。 学校教育の推進では、やってみよう おかやキッズラボ事業として、小学生の長期休業中における学習支援を湊小学校、川岸小学校、長地小学校及びカルチャーセンターにおいて実施するほか、中学2年生を対象として、放課後に学習支援を実施してまいりました岡谷子ども未来塾につきましては、新たに小学5年生を対象に加え、さらなる学習意欲の向上を図ってまいります。 チーム岡谷による学力向上推進事業につきましては、新たに長野県教育委員会から派遣を受け、引き続き配置する主任指導主事のほか、学力向上アドバイザーを中心として、児童生徒の学力向上と教職員の資質向上を目指してまいります。 また、ふるさと岡谷に学ぶ学習の推進事業として、市内企業と連携したプログラミング学習やキャリア教育など、地域資源を活用した岡谷スタンダードカリキュラムの実践を深め、郷土を愛する心を育み、ふるさと回帰につなげるとともに、将来のものづくりのまち岡谷を担う人材育成と、魅力と活力ある学校づくりを進めてまいります。 さらに、情報教育推進事業として、国のGIGAスクール構想により整備した1人1台端末等を効果的に活用し、情報活用能力の向上に加え、子供たちの創造性と資質、能力を育み、激動する社会を生き抜く力の定着を図るため、児童生徒一人一人に個別最適化された学びの実現に向けて一層注力してまいります。 新たに実施いたします小学校低学年外国語活動体験事業では、現在公立保育園で実施をしております世界にタッチ 英語に触れよう事業の次のステップとして、また、小学校3年生から始まる外国語活動に抵抗なく取り組めるよう、小学校1・2年生を対象に、国際交流センターの外国語人材とノウハウを活用した英語体験の機会を提供することで、コミュニケーション能力の向上と、急速に進展するグローバル化に対応することができる人づくりに取り組んでまいります。 施設整備では、安全で快適な学習環境整備事業として、岡谷東部中学校管理教室棟の長寿命化大規模改修工事の令和3年中の竣工に向け事業を推進するほか、計画的に進めております学校トイレの洋式化については、令和3年度は長地小学校のトイレの洋式化に取り組み、こうした事業を通じて、安全・安心で快適な学習環境を整えてまいります。 子ども総合相談センターでは、長期欠席傾向にある児童生徒の自立に向けた努力を支援するフレンドリー教室、中間教室を引き続き設置するほか、専任の相談員、専門カウンセラー、スクールソーシャルワーカーなどにより、保育園、学校、専門機関などと連携しながら、子供たち一人一人に寄り添ったきめ細やかな支援を行ってまいります。 通学路交通安全対策事業では、第3次通学路安全対策プログラムに基づき、カラー舗装や区画線、ガードポスト等の設置など、計画的な安全対策工事を実施するとともに、次期プログラムを作成し、切れ目なく通学路の安全対策に取り組み、子供たちの安全を確保してまいります。 学校教職員の働き方改革では、引き続き市内4中学校に2名ずつ部活動指導員を配置するなど、本来の業務であります授業づくりや、子供たちと向き合い指導に専念することができる環境を整えることで、より質の高い授業の実現と学力向上に努めてまいります。 生涯学習の推進では、人生100年時代を豊かなものにするため、豊かな人生を紡ぐ“岡谷学”講座事業として、地域の歴史や文化を学ぶ機会を提供するとともに、その学びを地域で還元することができる人づくりに取り組んでまいります。 また、市立岡谷図書館では、幼児期からの図書館利用を促進するとともに、就学前における読書習慣の定着と読書を通じた豊かな感性の醸成を図るため、3歳児を対象にイラストつきの図書館利用カードをプレゼントするファーストチョイスブック事業を実施し、初めて自分で本を選び借りる機会と楽しみを創出してまいります。 スポーツ・文化の振興では、スポーツの振興といたしまして、市民の皆様がスポーツを「する」、「みる」、「ささえる」ことで、多様な形でスポーツに関わり、スポーツを通して心と体を養い、はつらつとした暮らしを送ることができるよう、スポーツ機会の充実とライフスタイルに応じたスポーツ活動を推進してまいります。 ホストタウンプログラム推進事業につきましては、感染症の影響により、残念ながら卓球カナダ代表選手の事前合宿の招致には至りませんでしたが、非対面による交流などにより、相手国でありますカナダとの親交を深めるほか、日本人オリンピアン・パラリンピアンとの交流などを通じて、スポーツによる地域の活性化、教育文化の向上及び共生社会の実現を図ってまいります。 また、パラリンピック聖火ビジットとして、富士見町で採火したパラリンピック聖火を、第52回市民祭岡谷太鼓まつりに合わせて市民の皆様に御覧いただく機会を設け、大会に向けた機運の醸成を図ってまいります。 おかやキッズ 運動大好き事業では、子供の体力及び運動能力の向上と教員の指導力向上を図るため、小学校1・2年生の体育の授業に専門指導員を派遣するほか、運動の苦手意識を克服するためのおかや小学生体育塾を開催してまいります。 スポーツ&健康 高齢者運動促進事業では、これまで65歳以上の市民の方を対象に、年4回市民総合体育館を無料開放する「元気いきいき岡谷シニアスポーツデー」を設けてまいりましたが、新たに市外の方を対象に加えて実施することで、運動に取り組むきっかけづくりと健康に対する意識の高揚を図るとともに、施設利用のさらなる促進に努めてまいります。 このほか、スポーツ環境の整備・充実として、屋内市民水泳プールの大規模改修工事に向けて実施設計業務に着手いたします。市民一人一人が安全で快適なスポーツ活動を行うことができるよう、スポーツ施設の長寿命化を計画的に進めてまいります。 文化・芸術の振興では、岡谷蚕糸博物館企画展等開催事業として、長野県内で活躍する染織作家にスポットを当てた「信州の作家展」の開催、また、令和3年度に創立110周年を迎える岡谷工業高校の製糸業発展への貢献を振り返る「岡工110周年記念展」などを開催することで、岡谷市民のみならず、より多くの皆様にシルクの良さと魅力を伝え、シルク文化・シルク産業の発展へつなげてまいります。 岡谷美術考古館では、特別企画展開催事業として、地元にゆかりのある作家の多岐にわたるジャンルの企画展示を開催することで、質の高い芸術、文化に触れる機会を創出するとともに、来館者の増によるまちなかのにぎわい創出につなげてまいります。 また、アーティスト育成事業では、対象を長野県内出身及び在住、または岡谷市に関わる題材を扱う作家として拡大実施することとし、技法や展示方法に関する助言を行うとともに、企画展示室を貸し出し、個展を開催することで、意欲ある作家の活動を後押ししてまいります。 このほか、建設から100年目を迎える国の登録有形文化財であります旧山一林組製糸事務所について、シルク関連イベントと連携を図る中で、100周年の記念事業を実施し、市内外へ広く岡谷のシルク文化を発信してまいります。 続きまして、基本目標「人が集い、にぎわいと活力あふれるまち」について説明申し上げます。 産業の振興では、工業の振興といたしまして、3年目を迎えます岡谷市工業活性化計画に掲げる将来工業都市像「次世代を切り拓く、高い技術のものづくりのまち」の実現に向け、積極的に各種施策を展開してまいります。 企業立地の推進では、工場の新設・移転時に土地の取得額などを助成する商工業振興条例補助金や、工場等の家賃を助成する企業立地支援補助金により、市外企業の誘致をはじめ、市内企業の事業拡大と流出防止、空き工場の活用促進に取り組むほか、工場用地確保推進事業として、関係機関等との連携を図りながら、工場用地に適した未利用地の把握に努め、工場用地の不足を解消してまいります。 また、新規創業者支援といたしまして、創業支援事業計画に基づく起業、技術相談、販路開拓の支援や創業のまち岡谷実現事業による資金面での支援のほか、新規創業者に対して諏訪圏工業メッセの出展ブースを確保するなど、創業間もない中小企業者の経営基盤の確立や受注開拓を支援し、地域経済の活性化と産業集積の拡大を図ってまいります。 さらに、コロナ禍によってIT企業を中心とした企業移転や多様な働き方が生じている中、岡谷市がその受皿となるべく、市外から市内へ転入し、事務所等を賃借して操業する情報通信業を対象として、家賃や通信環境の整備に要する経費の一部を助成する情報通信業企業立地支援補助金を新たに創設し、企業誘致を促進するほか、多様な働き方サポート補助金として、市内の民間事業者が運営するコワーキングスペースの利用料等の一部を助成することで、テレワークなどの多様な働き方を推進するとともに、新たな出会いによるビジネスチャンスの創出を図ってまいります。 このほか、新たに先端ツール活用支援事業として、デジタル技術を活用して生産性の向上や業務の効率化などに取り組む市内企業を支援することで、デジタルトランスフォーメーションを促進し、企業競争力の強化を図ってまいります。 工業活性化対策の推進では、精密加工技術を強みとして、少量多品種への対応や高付加価値製品の製造といった本市の製造業が持つ特徴を最大限に生かすことができるよう、新技術・新製品等の開発を支援する、新技術・新製品等ものづくりチャレンジ企業応援事業、医療分野や航空・宇宙分野への参入に有効な規格の認証取得を支援する次世代産業参入環境整備支援事業を実施してまいります。 また、展示会共同出展事業として、大都市圏で開催される展示会へ共同出展するほか、新規受注開拓推進事業補助金に新たにデジタル枠を設け、オンライン展示会への出展に要する経費の一部を助成することで、市内企業のPRと新たな受注確保に努めてまいります。 経営環境の充実では、市内企業が持つ優れた技術や資産を将来へ引き継いでいくため、事業承継支援事業として積極的に市内企業の訪問を実施する中で、具体的なマッチングを模索するほか、経営者の高齢化などにより廃業を余儀なくされる企業等の技術や設備を引き受ける市内企業などに対して、その際に必要な経費を助成してまいります。 また、感染症の影響により売上が減少し、いまだ回復に至らない市内事業者の資金繰りを支援するため、市制度資金に新たに特別経営安定資金を創設し、借入れの際の保証料を全額補助することなどにより事業継続を後押ししてまいります。 このほか、先端設備等導入計画認定事業として、生産性向上特別措置法に基づき、生産性を向上させる先端的な設備を導入した認定事業者に対し、新たな設備投資に係る
固定資産税を3年間ゼロとする特例措置を国の制度延長を踏まえ継続実施するほか、国の各種支援制度を積極的に活用できるよう、引き続き市内中小企業の事業環境の整備に取り組んでまいります。 連携の強化では、2年目となりますモノづくり集積地SUWAのヒトづくりプロジェクトとして、信州大学、公立諏訪東京理科大学、NPO諏訪圏ものづくり推進機構、諏訪圏内5市町村との連携により、引き続き小型ロケット製作を通じた技術力の向上と提案型技術者の育成、また、若者を対象としたキャリア育成プログラムの開発に取り組むほか、地域製造業のプロモーション、ブランディングを強化し、稼ぐ力の向上を図ってまいります。 商業・サービス業の振興といたしましては、3年目に入ります岡谷市商業活性化計画に基づく諸施策を積極的に展開し、商業の将来像として掲げる「人が集い、くらしに彩りと潤いがあふれ、『楽しい』があるまち」の実現を目指してまいります。 商業環境の立地競争力の強化を図るため、商業等振興補助金により新規出店の際の改修や、既存店舗の改修に要する経費などを助成するほか、市内商業会が行う街路灯のLED化に対して必要な経費を助成することにより、まちなかのにぎわいの創出を図り、回遊性のある商業地の形成を目指してまいります。 また、岡谷TMOとの連携を深める中で、商業会等が感染症対策を徹底した上で行う販売促進活動を積極的に支援するほか、商業会等の連携による取組を促進することで中心市街地のにぎわいを取り戻し、消費需要の喚起に努めてまいります。 さらに、まちなかの活性化のため、イルフプラザへ設置されるLCV-FM サテライトスタジオと連携を図りながら、市内商業会や店舗等の知名度向上に向けた積極的な情報発信に努めてまいります。 このほか、岡谷版電子マネーオカヤペイにつきましては、岡谷商工会議所との連携を深めながら、行政ポイントの付与、消費者への利用促進など、積極的に支援を行ってまいります。 農業の振興といたしましては、市内農業者が大都市圏で開催されるマルシェ等に出展する際の経費や販促資材の製作に要する経費を助成する農産物販路拡大支援事業を継続実施し、農業経営の安定と販路拡大を支援してまいります。 また、青年の就農意欲の喚起と就農後の定着を図るため、就農初期段階の青年就農者に対して、経営の安定化を支援する農業次世代人材投資事業を実施するほか、新たにオープンエアマーケット事業として、蚕糸博物館マルベリー広場において定期的に青空市場を開催することで、生産者と消費者の交流を図り、市内農業生産物の販売促進、地産地消の推進、担い手の育成などに取り組んでまいります。 森林の整備といたしましては、森林経営管理事業として、地域林政アドバイザーを中心に、長野県と諏訪6市町村で組織する森林経営管理制度推進協議会による共同事業を実施するなど、森林の適切な経営管理を推進してまいります。 また、松くい虫の防除対策につきましては、引き続き松林の監視体制を強化するとともに、薬剤購入に要する経費を助成するなど、関係機関と連携しながら被害の拡大防止に取り組んでまいります。 農林業の基盤整備といたしましては、林道常現寺線の舗装工事のほか、五兵衛汐へのゲート設置工事、小井川沖田の農業用ポンプの更新工事を進めてまいります。 ブランドの振興といたしましては、製糸業で世界に名を馳せ、日本の近代化を支えた「シルク岡谷」「糸都岡谷」の歴史と文化を継承するとともに、岡谷ブランドの核となるシルクを生かしたまちのにぎわいを創出するため、新たに岡谷シルク推進事業として各種の取組を展開してまいります。 まず、ブランド発信事業として、岡谷シルクの文言とロゴマークの地域団体商標登録を行い、ブランド力の向上を図るとともに、まち全体でシルクを感じることができる環境を創出するほか、岡谷市のシルク産業の将来を支える人材を育成するための教育プログラムの開発・提供などに取り組んでまいります。 次に、養蚕振興事業として、養蚕事業者に対する桑園等整備事業補助金を継続するほか、活動の最終年となります地域おこし協力隊を中心として取り組んでおります、オール岡谷産のシルク製品の確立に必要不可欠な岡谷産繭の安定供給に向け、市内製糸業者が岡谷産繭を購入する際に、繭の買取価格に上乗せを行う補助事業を実施してまいります。 次に、岡谷シルク体験事業として、絹織物の体験機会を提供する滞在型ワークショップ、学生が行うシルク作品の制作活動に対する支援、市内の製糸関連資産等を巡るまちあるき事業など、岡谷でしか体験することができないプログラムを用意、提供することで、市外から多くの人を呼び込み、交流人口、関係人口の創出・拡大を図ってまいります。 観光の振興では、本市を代表する市民祭、岡谷太鼓まつりについて、昨年は感染症の影響により残念ながら中止といたしましたが、第52回岡谷太鼓まつりでは、来場される皆様と2年分の熱気と楽しみを共有する思いを持って準備を進めてまいります。 このほか、鳥居平やまびこ公園や整備が進んでいます諏訪湖周サイクリングロード、諏訪湖をはじめとした恵まれた自然環境など、本市の地域資源を活用した観光誘客に取り組んでまいります。 働く環境の充実では、コロナ禍により地方就職に注目が集まる中、市内企業の積極的な採用活動を支援するため、新たに採用をがんばる企業応援補助金として、民間就職情報サイトの活用や採用活動のオンライン化への取組に要する経費を助成することで、コロナ禍における非対面による採用活動を後押しし、新規学卒者や第二新卒者のUIJターン就職のほか、移住希望者の市内企業への就職を促進してまいります。 また、地元学生のUターン就職を促進するため、新たにふるさと回帰情報発信事業として、市内3高等学校との連携により、進学予定の高校生に対して市のSNS公式アカウントへの登録を促し、学生に対して進学後も継続的かつダイレクトに就活イベントなどの情報を発信するとともに、市外の学校に通う市内在住高校生に対しても周知に努めてまいります。 さらに、インターンシップの促進や県内外大学等へ進学した学生の市内企業への就職を促進するため、市内企業見学会や先輩社会人との交流、就職活動に役立つセミナーなどを開催し、学生の就職活動を段階的にサポートする若年人材確保事業に取り組んでまいります。 このほか、障害者等雇用促進事業につきましては、障害者就労体験補助金の上限額を拡大し、インターンシップの受入れ促進と併せ、障害者の就労体験の機会の充実と雇用のさらなる促進を図ってまいります。 新たに創設します働きやすい職場づくり応援補助金につきましては、これまで女性が働きやすい環境整備に取り組む中小企業を支援してまいりましたが、さらに発展させ、手すりやスロープの設置、トイレや更衣室の整備など、年齢や性別に関係なく、障害がある人もない人も、誰もが働きやすい職場環境の整備に取り組む市内中小企業を支援することで、多様な人材の雇用促進と定着率の向上を図ってまいります。 移住・定住の促進では、新たにおかやへ行こう 関係人口等創出・拡大事業として、岡谷駅構内に観光案内所を新たに設けるとともに、e-バイクを活用した誘客促進に努めるほか、市内でリモートワークをしながら休暇を過ごすワーケーションを受け入れる体制を整備してまいります。また、市内の観光スポットなどを巡るサイクルツーリズムやゴルフ体験など、本市の観光資源と人的資源を生かしたおかやスポーツツーリズム事業を実施することで、交流・関係人口の創出・拡大を図ってまいります。 おかやの魅力体験事業では、市内宿泊施設での短期の宿泊費用などに対する助成を拡充するほか、市内での最長2か月間の生活体験に必要な経費の一部を助成するなど、本市の暮らしやすさを実感できる機会を提供することで、定期的に岡谷市を訪れ、地域や地域住民と多様なつながりを持つ関係人口の創出に注力してまいります。 さらに、若者おかや暮らし応援事業として、近隣の大学等へ通う学生並びに29歳以下の勤労者が市内の民間賃貸住宅に居住する場合、その家賃に対する助成を行うほか、市営住宅への学生居住事業として、堂前、加茂A、加茂Bの市営住宅の空き部屋を公立諏訪東京理科大学の学生の住まいとして提供することで、市営住宅の空き部屋の有効活用とコミュニティの活性化を図るとともに、若者の移住・定住を促進してまいります。 このほか、若者の移住・定住の促進と併せて、人手不足の解消を図るため、就業・創業移住支援事業として、国・県と連携して、県外から市内へ移住し、起業もしくは一定の要件を満たす中小企業等へ就業した方のほか、首都圏等の企業に勤めつつ、市内へ移住し、引き続き業務をテレワークで行う方に、移住等に要する経費として最大100万円を助成してまいります。 続きまして、基本目標「安全・安心で、自然環境と共生するまち」について説明申し上げます。 安全対策の推進では、危機・防災・減災対策の推進と消防力の強化といたしまして、消防団装備の充実と地域防災力の強化を図るため、消防団に配備しております
消防団車両を計画的に更新しております。令和3年度につきましては、第9分団に災害対応型多
機能消防車両を配備し、将来発生が予想されております大規模地震や自然災害への備えと地域の安全・安心を確保してまいります。 また、感染症対応避難所設置・運営訓練事業として、感染対策を講じた受付の設置、避難者同士の身体的距離の確保、動線の分離など、感染リスクを想定した訓練を通じて、各区の自主防災組織が迅速かつ的確に対応できる体制を確立し、地域の防災・減災力のさらなる強化を図ってまいります。 近年、台風や集中豪雨による被害が相次ぐ中、河川氾濫や浸水被害を未然に防ぐため、新たに河川緊急浚渫推進事業として、土砂や樹木によって流れが阻害されている河川のしゅんせつを計画的に実施するほか、民家等に近く、早急に整備が必要な河川の改修事業に財源を重点配分し取り組んでまいります。 このほか、計画的に進めておりますため池整備事業として、長野県により防災重点農業用ため池に追加指定されました、川岸三沢にあります東除ケ入ため池の地質調査及び耐震診断を実施するほか、全7か所の防災重点農業用ため池に関わるハザードマップを作成し、近隣住民への周知徹底に努めてまいります。 生活安全対策の推進といたしましては、特殊詐欺対策機器設置補助金として、対策機器の設置に要する経費の一部を助成することで、特殊詐欺や悪質な電話勧誘販売を初期段階で防止し、市民の財産を守るとともに犯罪のない安全・安心なまちづくりを推進してまいります。 また、各区等が行います蛍光灯型防犯灯のLED化を支援し、夜間における安全・安心を確保するとともに、環境負荷や維持管理経費の軽減などに努めてまいります。 環境保全の推進では、第4次岡谷市環境基本計画に掲げる望ましい環境像「あふれる緑と清らかな水につつまれたまち」の実現を目指すとともに、健全で恵み豊かな環境を将来世代へ引き継ぐため、各種施策を展開してまいります。 自然環境の保全といたしましては、めざせ!ゼロカーボン推進事業として、エコドライブに取り組む市内事業所の登録や地球温暖化防止セミナー、小中学生を対象とした環境教育などにより、2050年二酸化炭素排出量実質ゼロに向けた啓発事業に取り組んでまいります。 また、諏訪湖ヒシ除去体験事業として、引き続き諏訪湖漁業協同組合などと連携しヒシの除去作業に取り組むほか、環境教育の一環として、小学生を対象としたヒシ除去体験を行うことで、諏訪湖浄化の推進と諏訪湖のイメージアップを図ってまいります。 生活環境対策の推進といたしましては、収集カレンダーのリニューアル等による分かりやすいごみの出し方のPRに努めるほか、硬質プラスチック試験回収実施事業によるリサイクルや、草・剪定枝等の資源化の推進によりごみの減量を図ってまいります。 居住環境の充実では、空き家対策事業として、空き家の除却費用に対する補助、空き家バンク制度のさらなる活用促進など、岡谷市空家等対策計画に基づく事業展開により、空き家の利活用及び適正管理を推進するほか、新たに空き家バンク移住・田舎暮らし応援事業として、空き家を購入し市外から市内へ転入した場合に、空き家の改修費に対する助成と併せて移住奨励金を交付することで、コロナ禍による新しい人の流れを呼び込み、移住・定住につなげるとともに、住環境の向上による安全・安心の確保と景観の保全を図ってまいります。 また、老朽団地住替事業として、廃止の方針としている老朽化が著しい市営住宅の入居者に対し、移転費用を補償するとともに、移転後の家賃については従前の家賃に据え置くことで住み替えを促進し、入居者の安全確保と住環境の向上を図ってまいります。 さらに、中村A市営住宅の外壁等防水改修を行い、市営住宅の維持保全と長寿命化を図ってまいります。 このほか、住宅防災・減災事業として、耐震診断及び耐震改修に要する経費を助成することで、住宅の耐震化を促進してまいります。 続きまして、基本目標「快適な生活を支え、住み続けたいまち」について説明申し上げます。 計画的土地利用の推進では、長野県及び諏訪湖周3市町の連携による諏訪湖周サイクリングロード整備事業として、岡谷市管理区間のうち諏訪湖ハイツ前及び湖畔広場前の整備工事等を実施し、諏訪湖の景観を生かしつつ、観光や健康づくりなど、多様な目的を持ち集う全ての人が安全で快適に自転車を利用できる環境づくりを進めてまいります。 都市基盤の整備では、幹線道路と交通網の整備といたしまして、県事業であります地域幹線道路整備事業により、主要地方道下諏訪辰野線(岡谷川岸線)の川岸小学校前から観蛍橋までの間の整備工事に向けた用地測量等に着手してまいります。 また、諏訪湖サービスエリアへの(仮称)諏訪湖スマートインターチェンジ整備事業として、地域産業の発展、市民生活の利便性の向上や地域のさらなる活性化等を図るため、地元対策委員会並びに国、長野県、諏訪市、NEXCO中日本等と連携を図りながら事業を推進してまいります。令和3年度につきましては、アプローチ道路の築造工事に着手し、令和5年度末の供用開始を目指してまいります。 生活道路の整備といたしましては、交通量の多い主要幹線道路や身近な生活道路を中心に計21か所、総延長約5kmに及ぶ舗装の維持補修を行うとともに、劣化が軽微な段階で修繕などを講じる予防保全型の維持補修に努めてまいります。 また、生活道路交通安全対策事業として、ゾーン30の指定をしております銀座地区内の103号線(西堀通り線)におきまして、これまでに行ってきました整備について、ビッグデータを活用した効果検証、解析などを改めて行うことで、より効果的な整備へつなげ、交通事故の発生抑制と地域の安全確保につなげてまいります。 こうした市民の皆様の身近な生活道路の整備につきましては、令和2年度に引き続き、財源を重点配分し取り組んでまいります。 橋梁維持補修事業として、これまでに実施してまいりました道路法に基づく定期点検の結果を踏まえ、川岸橋原の天竜川に架かります第二天竜川人道橋、湊小坂の中央自動車道に架かります花上寺橋の維持補修工事のほか14か所の橋梁点検を実施してまいります。 上下水道の維持・整備といたしまして、水道事業では、将来の水需要の動向や施設の老朽化に注視するとともに、岡谷市水道事業経営戦略及び岡谷市水道事業基本計画に基づき、将来を見据えた経営基盤の強化を図りつつ、今井上向配水池の築造工事をはじめとする水道施設の再構築事業に取り組むほか、水道施設の更新・耐震化を計画的に進め、安全で安心なおいしい水を将来にわたり安定的に供給してまいります。
下水道事業では、岡谷市
下水道事業経営戦略をはじめとする各種計画を基本として、予防的修繕を行う下水道ストックマネジメント(長寿命化)事業のほか、下水道総合地震対策事業により災害に強い施設整備を推進してまいります。 また、下水道雨水渠整備事業として、諏訪信用金庫本店から県道楢川岡谷線までの間の山下幹線における整備を進め、浸水被害の軽減を図り、市民の安全な暮らしの確保に努めてまいります。 続きまして、基本目標「みんなでつくる、確かな未来を拓くまち」について説明申し上げます。 地域コミュニティの振興では、市民総参加の推進といたしまして、まちづくりの基本理念であります岡谷市民憲章について、7月に制定50周年の大きな節目を迎えることから、岡谷市民憲章推進協議会との協働により記念事業を行い、広く市民へ周知し、市民総参加のまちづくりを推進してまいります。 また、高校生まちづくり推進事業として、近い将来、岡谷市を担う高校生が岡谷市の今を知るとともに、岡谷市の将来を考え、自ら行動する機会を創出するほか、地域の方々と関わりながらまちづくりに携わることで、岡谷市への愛着を育み、Uターンの足がかりとしてまいります。 市政運営の推進では、市税などの歳入確保、限られた財源の選択と集中による重点配分や歳出削減のほか、組織及び定員の適正化などに努め、持続可能な行財政運営を推進してまいります。 また、公有財産の適量・適正化といたしましては、公共施設等総合管理計画推進事業として、令和2年度策定の岡谷市公共施設個別施設計画に基づき、計画的な維持管理、修繕、更新等を進め、少子高齢化、人口減少時代に見合った公共施設の最適化と長寿命化を推進してまいります。 このほか、ふるさと寄附金寄附促進事業では、市内事業所等の協力により、返礼品のさらなる充実と積極的なPRを進め、財源の確保と併せ、本市の魅力発信と知名度向上に努めてまいります。 ICT(情報通信技術)利活用の推進といたしましては、RPAによる業務効率化事業として、ふるさと寄附金寄附促進事業における寄附受付、発送依頼事務をRPAの導入により自動化を図り、業務の効率化と働き方改革を推進してまいります。 なお、行政分野のデジタル化につきましては、国や県の動向に注視しながら、引き続き研究、検討を進め、業務の効率化と併せて市民サービスの向上に努めてまいります。 このほか、公共施設におけるサービス向上及び外国人観光客を含めた来訪者の利便性向上を図るため、公共施設へ公衆無線LAN環境を整備してまいります。令和3年度につきましては、市民総合体育館スワンドームへ整備することとし、併せて効果検証を行いながら他施設への計画的な整備を進めてまいります。 以上、令和3年度予算編成の大要を説明申し上げました。
新型コロナウイルス感染症の拡大により、これまでにない大きな影響が岡谷市にも及んでおり、そして、ウィズコロナ、ポストコロナと言われる新たな時代の波が押し寄せています。 その大きな波を的確に捉え、市民と行政が手を携え、地域が一体となって第5次岡谷市総合計画に掲げる基本目標の達成に向けて、強く、しなやかに対応しながら歩みを進めることが、将来都市像「人結び 夢と希望を紡ぐ たくましいまち岡谷」の実現と、市民誰もが安全で安心して、健康で生きがいを持って暮らすことができ、このまちに住み、働くことに誇りと自信、そして、愛着を持てるまちの実現につながるものと考えております。 引き続き、市民の皆様の声に真摯に耳を傾け、寄り添い、スピード感を持って対応しながら、将来にわたって持続可能で、将来のまちに多くの夢と希望を描くことができる確かなまちづくりを進め、岡谷に住み、働き、学び、訪れる全ての人に活躍の場や生きがいがあり、また、生活に彩りと潤い、楽しみがあって、幸せを実感でき、このまちに住み続けたい、住んでみたいと思える満足度の高い岡谷市を市民の皆様とともに創り上げるため、説明してまいりました各種施策・事業について積極果敢に取り組んでまいります。 市民誰もが幸せで、安心して暮らせる新たな日常づくり、そして、にぎわいと活力あるまちの再興に向けて、全力を尽くしてまいりたいと強く決意をしております。
議員各位並びに市民の皆様の絶大なる御理解と御協力を賜りますよう、心からお願い申し上げまして、私の所信の一端といたします。 以上であります。
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△散会の宣告
○議長(
渡辺太郎議員) 以上で本日の議事日程は全部終了いたしました。 本日はこれをもって散会いたします。
△散会 午後4時53分...