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02月19日-趣旨説明-01号

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  1. 上田市議会 2021-02-19
    02月19日-趣旨説明-01号


    取得元: 上田市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-07-10
    令和 3年  3月 定例会(第1回)議事日程 第 1 会議録署名議員の指名 第 2 諸般の報告 第 3 会期の決定 第 4 市長施政方針 第 5 議案第1号から第35号及び報告第1号(趣旨説明) 第 6 特別委員会の設置及び委員の選任                                              本日の会議に付した事件 日程第1から第6まで                                              出席議員(29名)    1番   石  合  祐  太  君     2番   金  井  清  一  君    3番   中  村  悠  基  君     4番   松  尾     卓  君    5番   成  瀬     拓  君     6番   金  子  和  夫  君    7番   欠           員     8番   斉  藤  達  也  君    9番   齊  藤  加 代 美  君    10番   井  澤     毅  君   11番   原     栄  一  君    12番   宮  下  省  二  君   13番   飯  島  伴  典  君    14番   金  沢  広  美  君   15番   古  市  順  子  君    16番   小 坂 井  二  郎  君   17番   松  山  賢 太 郎  君    18番   土  屋  勝  浩  君   19番   林     和  明  君    20番   佐  藤  論  征  君   21番   尾  島     勝  君    22番   佐  藤  清  正  君   23番   小  林  隆  利  君    24番   池  田  総 一 郎  君   25番   南  波  清  吾  君    26番   池  上  喜 美 子  君   27番   半  田  大  介  君    28番   久 保 田  由  夫  君   29番   渡  辺  正  博  君    30番   西  沢  逸  郎  君                                              説明のため出席した者     市    長   土   屋   陽   一   君     副  市  長   井   上   晴   樹   君     上田市政策研究  吉   澤       猛   君     セ ン ター長     政策企画部長   柳   原       渉   君     総 務 部 長   中   村   栄   孝   君     行政管理課長   小   林       修   君     財 政 部 長   山   口   武   敏   君     財 政 課 長   倉   島   弘   一   君     市民まちづくり  城   下   真   司   君     推 進 部 長     上田地域自治     セ ン ター長     生活環境部長   山   口   泰   芳   君     福 祉 部 長   近   藤   聖   一   君     福祉事務所長     健 康 こども   小   林   一   彦   君     未 来 部 長     商工観光部長   小 相 澤   隆   幸   君     農 林 部 長   工   藤   秀   樹   君     都市建設部長   藤   澤   純   一   君     消 防 部 長   越       浩   司   君     丸子地域自治   竹   花   国   雄   君     セ ン ター長     真田地域自治   山   﨑   完   爾   君     セ ン ター長     武石地域自治   大   平   光   博   君     セ ン ター長     会 計 管理者   小   林       薫   君     上下水道局長   柏   木   明   彦   君     教  育  長   峯   村   秀   則   君     教 育 次 長   中   澤   勝   仁   君     監 査 委 員   小   池   功   二   君                                              事務局職員出席者     事 務 局 長   中   村       史   君     事 務 局次長   上   原       晶   君     議会担当係長   橋   詰   聡   史   君     主    査   徳   永   頼   信   君     主    任   福   澤   雄   史   君          午前 9時30分   開会 ○議長(土屋勝浩君) ただいまから令和3年3月上田市議会定例会を開会します。 直ちに本日の会議を開きます。 議事に入る前に、市長から発言を求められておりますので、これを許します。土屋市長。          〔市長 土屋 陽一君登壇〕 ◎市長(土屋陽一君) 皆様、おはようございます。議長のお許しをいただきましたので、3月市議会定例会の冒頭に、この貴重な時間をお借りいたしまして、私から上田市気候非常事態宣言について申し上げさせていただきます。 現在、地球温暖化をはじめとする気候変動が一因と考えられております異常気象は世界各地で発生しており、世界全体で気候変動対策を進めることは喫緊の課題となっております。私も昨年度の令和元年東日本台風災害による市内の甚大な被害を目の当たりにし、さらにいまだ復旧の取組が続いている現状から、自然災害の恐ろしさを痛感しているところであります。また、近年は集中豪雨や災害級の猛暑なども頻発しており、まさに今我々が具体的な行動を起こさなければならないと強く危機感を抱いております。 こうしたことから、上田市の豊かな自然環境を次世代に引き継いでいくためにも、上田市気候非常事態宣言をこの場で表明させていただき、気候変動対策を市民の皆様や事業者の方々とともに取り組んでまいりたいと考えております。 それでは、お手元に配付させていただいております宣言文をお願いいたします。読み上げさせていただきます。上田市気候非常事態宣言~光・緑・人の力で目指す 2050ゼロカーボンシティうえだ~ 近年、世界各地で記録的な高温や大雨、大規模な干ばつなどの異常気象が頻発しており、私たちの暮らしや生命を脅かしています。 令和元年東日本台風では、記録的な大雨によって、本市においても河川の氾濫による浸水や橋梁落下、土砂崩れなど甚大な被害が発生しました。 地球温暖化は、勢力の強い台風や豪雨、災害級の猛暑を引き起こすなど、もはや気候変動の域を超えて、気候危機の状況に立ち至っており、地球温暖化を防止することは人類共通の課題となっています。 地球温暖化をはじめとする気候変動の影響を最小限に留め、SDGsが目指す持続可能な社会を実現するためにも、本市の強みである全国有数の日照時間を誇る太陽の力、高原や里山の豊かな緑の力を活かして、一人ひとりが気候変動対策に取り組む必要があります。 このため、本市は、気候変動に対する危機感を市民及び事業者の皆さんと共有し、一丸となって取り組むため、ここに気候非常事態を宣言し、2050年までに二酸化炭素排出量実質ゼロ(ゼロカーボンシティ)の実現を目指します。 1 地域特性を活かした再生可能エネルギーの利活用を積極的に推進します。 2 ライフスタイルの見直しなど、徹底した省エネルギー対策を推進します。 3 公共交通の利用促進や電動車の普及促進など、交通の低炭素化を推進します。 4 Reduce(ごみを出さない)、Reuse(繰り返し使う)、Recycle(再生利用する)の   3Rを徹底し、循環型社会の形成に向けた取組を推進します。 5 気候変動による自然災害等へ対応するための適応策を推進します。令和3年2月19日                                  上田市長 土 屋 陽 一 以上であります。どうぞよろしくお願いいたします。ありがとうございます。 ○議長(土屋勝浩君) ただいま土屋市長から上田市気候非常事態宣言の表明がなされました。現在、気候非常事態であるという認識は多くの皆さんが共有するところだと思います。上田市議会といたしましても気候変動対策の取組に協力してまいりたいと考えます。                       ◇ △日程第1 会議録署名議員の指名 ○議長(土屋勝浩君) それでは、議事に入ります。 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。 今定例会の会議録署名議員は、会議規則第81条の規定により、20番佐藤論征議員、21番尾島議員を指名します。                       ◇ △日程第2 諸般の報告 ○議長(土屋勝浩君) 次に、日程第2、諸般の報告を行います。 まず、今定例会に提出されました陳情について、事務局長に報告させます。 ◎事務局長(中村史君) ご報告申し上げます。 今期定例会までに受理いたしました陳情は、お手元へ配付申し上げてあります陳情文書表のとおりであります。朗読は省略させていただきます。 ○議長(土屋勝浩君) 陳情については、事務局長の報告のとおり所管の委員会で審査願います。 次に、市長から、地方自治法第180条第2項の規定により、市長専決処分事項の指定に係る報告書の提出がありました。お手元に配付しておきましたから、ご了承願います。                       ◇ △日程第3 会期の決定 ○議長(土屋勝浩君) 次に、日程第3、会期の決定を議題とします。 お諮りします。今定例会の会期は、本日から3月22日までの32日間としたいと思います。これにご異議ありませんか。          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(土屋勝浩君) ご異議なしと認めます。よって、会期は32日間と決しました。                       ◇ △日程第4 市長施政方針 ○議長(土屋勝浩君) 次に、日程第4、市長施政方針に入ります。土屋市長。          〔市長 土屋 陽一君登壇〕 ◎市長(土屋陽一君) 本日ここに、令和3年3月市議会定例会を招集いたしましたところ、議員各位におかれましてはご多忙の中、ご出席を賜りまして誠にありがとうございます。 初めに、昨年12月27日に新型コロナウイルス感染症のため急逝されました故羽田雄一郎参議院議員のご功績等について申し上げさせていただきます。 羽田雄一郎氏は、平成11年の初当選以来21年余にわたって参議院議員をお務めになり、この間、国土交通大臣や所属政党の要職を数多く歴任され、さらに地元上田地域の発展のため様々な分野でご尽力を賜りました。将来を嘱望されていた政治家を失ったことは痛恨の極みであり、哀惜の念に堪えません。改めて故人のご冥福を心よりお祈りいたしますとともに、ご遺族の皆様に対しまして謹んでお悔やみを申し上げます。 さて、上田西高等学校硬式野球部が第143回北信越地区高等学校野球大会で優秀な成績を収め、第93回選抜高等学校野球大会への出場が決定いたしました。上田市にとりましては、新型コロナウイルス感染症の影響が続く中、市内の高校が甲子園大会に出場するという大変明るいニュースであり、選手並びに関係者の皆様に心からお祝いを申し上げるとともに、市民と一体になって球児の活躍を応援してまいりたいと思います。選手諸君には、チームのモットーである「For the teamの精神」を胸に全員野球で甲子園に旋風を巻き起こし、上田西高等学校並びに信州上田の名を全国にとどろかせていただきたいと願っております。 次に、直面する市政の重要課題について申し上げます。 まず、新型コロナウイルス感染症に対する取組につきましては、国内において年末年始からの感染拡大の勢いが衰えを見せないため、政府は去る1月7日、1都3県に、さらに13日には7府県に対して「緊急事態宣言」を発出しました。その後、栃木県を除く10の都府県については、宣言下においても感染拡大に歯止めがかからないことから、3月7日まで「緊急事態宣言」が延長されたところであります。 一方、長野県の感染状況も全国と同様の傾向が見られ、佐久、松本及び北アルプスの各圏域においては、感染警戒レベルが局所的に「5」に引き上げられるとともに、急激な感染者の増加により医療体制が逼迫しているとして、1月8日に「医療警報」が、翌週の14日には「医療非常事態宣言」が発令されました。 また、上田圏域におきましても、新年早々感染の拡大が懸念される事態となり、1月11日には感染警戒レベルが「4」に引き上げられたことから、市では改めて緊張感を持ち啓発活動を強化してまいりました。 こうした状況下ではありましたが、市民お一人お一人、また保健所をはじめ関係機関等の皆様の感染拡大防止に資する取組が功を奏し、1月下旬から警戒レベルが順次引き下げられ、去る2月16日には県内の感染状況が落ち着いたことから、全圏域において「新型コロナウイルス注意報」が解除されました。 しかしながら、県外に目を転じますと、いまだ緊急事態宣言が発出されている地域もあり、今後県内に影響が及ぶ可能性も考えられるため、市民の皆様におかれましては、引き続き基本的な感染予防対策の徹底をお願いいたします。 こうした中、今定例会に関係予算の専決処分について報告しているワクチンの接種が医療従事者を皮切りに順次進められる運びとなり、市では現在医療従事者への接種後に予定されている65歳以上の高齢者の方々への接種に向け、県や地元医師会等と鋭意調整を行っております。 また、加えて予算の専決処分と同じ2月5日付で、健康こども未来部にワクチン接種を所管する専門部署を新設する組織改正を行ったところであり、今後も市民の皆様が安心して予防接種が受けられるよう全庁体制で取り組んでまいります。 次に、資源循環型施設の建設につきましては、現在上田地域広域連合が環境影響評価の最初の手続である配慮書の策定を行っております。今後、説明会等を通じて住民の皆様のご意見をお聞きするとともに、安全、安心な施設に向けて取組を進めてまいります。また、併せて資源循環型施設建設を契機とした地域価値の向上を目指して、将来のまちづくりを検討するため地元の皆様と話合いを行ってまいります。 一方、南部終末処理場内に整備予定の「し尿前処理下水道投入施設」につきましては、建設に向けて準備を進めるとともに、来年度から地元下之条自治会の皆様とお約束した地域振興事業を開始し、住みやすい地域づくりに取り組んでまいります。 次に、令和元年東日本台風災害からの復旧・復興対策について申し上げます。 早いもので東日本台風から既に1年4か月が経過いたしましたが、かつて経験したことのない規模の被災となったことから、被害の爪痕は大きく、現在も国、県、上田市それぞれが管理する道路等の復旧、さらには土石流被害防止に向けた砂防施設等の新設など、懸命に取り組んでいるところであります。 市内の道路、河川、農林業用施設等の本復旧につきましては、既に完了あるいはこの3月に復旧する施設が多い中、被害の甚大さから引き続き来年度も工事を行う箇所がありますので、市民の皆様のご理解、ご協力をお願いいたします。 また、千曲川の増水により被災した河川敷の体育施設につきましては、復旧工事が今年度中におおむね完了する見込みとなりました。利用者の皆様には長期間にわたり大変ご不便をおかけしておりましたが、一部の施設を除き4月からご利用いただけることとなりました。 一方、被災した別所線千曲川橋梁等につきましては、国、県及び東急グループの全面的なバックアップもあり、復旧工事は順調に進み、全線開通となる3月28日に向けて、関係機関と連携を密にし、全力で復旧に取り組んでまいります。 さらに、別所線の全線開通に併せて諏訪形地籍の千曲川左岸堤防道路・市道御所小牧線の災害復旧工事も完了することから、同日、上田橋常田新橋間の供用を再開いたします。市民の皆様には1年半に及ぶ長期間の通行止めや迂回等のご協力をいただき改めて感謝申し上げます。 今後につきましても、国、県等の関係機関のご協力をいただく中で、復旧だけにとどまらず、災害防止に向けた取組を行い、「ビルド・バック・ベター」の理念の下、災害に強いまちづくりを目指してまいります。 さて、先月閣議決定された「令和3年度の経済見通しと経済財政運営の基本的態度」において、令和2年度の経済動向は「新型コロナウイルス感染症の影響により、依然として厳しい状況にあるが、令和2年度補正予算第1号、第2号の政策効果等もあり、持ち直しの動きがみられるが、経済の水準はコロナ前を下回った状態にとどまり、経済の回復は道半ばである。」としております。 また、令和3年度の経済見通しにつきましては、「感染拡大防止に全力を挙げながら、感染症により大きな影響を受けている雇用と生活を守ること、同時に成長分野への民間投資を呼び込みながら、民需主導の成長軌道の実現につなげること、という視点のもと、総合経済対策を円滑かつ着実に実施すること等により、年度中には国内経済をコロナ前の水準まで回復させることを目指し、その実現に向け全力で取り組んでいく」としております。 このような中、去る1月18日に召集された通常国会には、「国民の命と暮らしを守る安心と希望のための総合経済対策」に基づき、総額で15兆4,271億円の令和2年度補正予算(第3号)が提出され、同月28日に成立いたしました。 この補正予算には、感染症の拡大防止策、ポストコロナに向けた経済構造の転換・好循環の実現、防災・減災、国土強靱化の推進など、安全、安心を確保する施策が盛り込まれております。 また、国の令和3年度当初予算案につきましては、一般会計総額は昨年度当初予算に比べ3.8%増え、106兆6,097億円と9年連続で過去最大となりました。 歳入面では、コロナ禍の影響により収税見通しは9.5%減の57兆4,480億円にとどまる一方で、歳出面では、予期せぬ状況の変化に備え、新型コロナウイルス感染症対策予備費として5兆円を計上しております。感染拡大防止に万全を期すとともに、中長期的な課題を見据えて着実に対応を進めていくため、デジタル社会・グリーン社会の実現や全世代型社会保障の構築等にも対応するとしており、令和2年度補正予算(第3号)と一体の「15か月予算」と位置づけ、切れ目なく景気を下支えしていく財政措置が講じられています。 市といたしましては、新型コロナウイルスの感染拡大防止を最優先としつつ、市民生活の安定とコロナ禍により疲弊した地域経済の再生に向けて、国や県の動向を注視しながら、適切な対応を図ってまいります。 それでは、さきの12月定例会においてご議決いただいた第二次上田市総合計画「後期まちづくり計画」の初年度となる、令和3年度の市政運営に臨む所信の一端を、私の公約である「上田再構築プラン」を踏まえつつ、総合計画における6つの施策大綱に沿って申し上げます。 まず、大綱1つ目の「市民が主役のまちづくり」、自治・協働・行政に対する取組について申し上げます。 上田市では、自治の最高規範として上田市自治基本条例を施行し、市民、市議会、そして市が協力しながら「参加と協働による住民自治の推進」と「地域内分権による地域自治の推進」に努めてまいりました。 今年度は、前回の見直しから5年目に当たるため、市民の皆様による「自治基本条例検証委員会」を設置し、基本理念の実現に向けたこれまでの取組状況や条例改正の必要性等について検証が行われました。検証の中で、条例の運用については、子どもの権利の保障やコロナ禍における人権施策の充実等様々な視点から中間提言をいただきました。 今後、検証委員会からパブリックコメントを踏まえた最終提言をいただく予定でありますが、今回の見直しを契機として、条例に対する職員の理解をさらに深めながら市の責務を果たすとともに、市民の皆様へのさらなる周知に努め、より実効性のある自治基本条例となるよう取り組んでまいります。 男女共同参画の推進につきましては、国連総会において採択された「SDGs(持続可能な開発目標)」の一つとして、男は仕事、女は家庭といった性別により固定化される役割や偏見等を払拭して、男女共同参画社会を形成するため「ジェンダー平等の実現」が掲げられています。 市におきましても、急激に進む人口減少、少子高齢化や経済のグローバル化、ライフスタイルの多様化など、急速に社会情勢が変化する中、これらの課題を解決するためには、性別にかかわりなく、誰もが個性と能力を発揮できる男女共同参画社会の実現が不可欠であるとの認識の下、「第3次上田市男女共同参画計画」に沿って様々な事業に取り組んでまいりました。 こうした中、来年度第3次計画が最終年度を迎えることから、これまでの取組の検証を行うとともに、市民の皆様のご意見も十分お聞きしながら、次期計画が多様な価値観等を受け止めていく寛容性を包含したダイバーシティの視点を盛り込んだものとなるよう策定を進めてまいります。 続きまして、大綱2つ目の「安全・安心な快適環境のまちづくり」、自然・生活環境に対する取組について申し上げます。 まず、先ほど表明させていただいた「上田市気候非常事態宣言」においても触れましたが、温室効果ガスの排出等を原因とする気候変動により、勢力の強い台風や豪雨、災害級の猛暑等の被害が世界各地で発生しており、これらの被害は今後も拡大し続け、頻発化、激甚化していくことが予測されます。 これらを踏まえ、市といたしましては、市民の皆様や事業者の方々と危機感を共有し、一体となって対策を進めていくことが重要であると考えております。 今後につきましては、今年度策定の「上田市地球温暖化対策地域推進計画」に基づき、SDGsが目指す持続可能な社会の実現に向け、市民の皆様とともに取り組んでまいりたいと考えております。 次に、地域における防災・減災力の向上を目指した取組について申し上げます。 昨年は、九州地方を中心に日本各地に被害をもたらした令和2年7月豪雨や台風災害、年末年始の日本海側を中心とした大雪など、全国各地で多くの人的被害や物的被害が発生しました。 また、新型コロナウイルス感染症の感染拡大により、感染対策を踏まえた避難所運営等の対応が求められました。 こうした中、地域における防災・減災力を向上するためには、自分たちの地域は自分たちで守るという「共助」の精神が大切であり、地域における防災活動の中核を担う自主防災組織の重要性は今後ますます高まってくるものと考えております。 そのため、今年度は自主防災組織に対する防災用資器材購入補助事業の補助条件を時限的に引き上げ、発電機や毛布、感染症対策用品等の整備を支援してまいりましたが、来年度もこの取組を継続し、広く活用していただけるよう自主防災組織に働きかけてまいります。 併せて、新型コロナウイルス感染症の感染防止対策を踏まえながら、実践的な防災訓練に対する支援を引き続き行うとともに、HUG(避難所運営ゲーム)などの図上訓練の活用や長野県自主防災アドバイザーとの連携等により自主防災活動の充実を図ってまいります。 加えて、災害時における情報の収集、共有、伝達を迅速かつ確実に実施するため、総合防災情報システムの整備を行い、災害対応能力の向上と危機管理体制の強化に取り組んでまいります。 次に、国土強靱化に向けた災害に強い都市基盤の整備について申し上げます。 令和元年東日本台風災害の発生を契機に国、県、市町村が連携して取りまとめた「信濃川水系緊急治水対策プロジェクト」に位置づけられた千曲川、国分地籍の築堤護岸工事が国において今年度に引き続き令和3年度も実施が予定されています。 市におきましても、浸水被害軽減対策として、城下地区の調整池整備を継続して行うほか、平成18年度から実施しております神科台の雨水を神川へ放流する排水路整備が最終年度を迎えます。これにより、中心市街地における浸水被害の懸念が軽減されるとともに、安全、安心なまちづくりの形成に寄与するものと期待しております。 また、災害時の電柱倒壊等のリスクを低減し、ライフラインや緊急輸送路の確保を図ることを目的に県が実施しております国道141号常田地区、主要地方道長野上田線の天神地区や街路整備に併せて実施中の御所地区のほか、市で整備を進めている新参町線につきましても、無電柱化を推進し防災性の向上を図るとともに、歩行者や自転車が安全で快適に通行できる良好な都市景観の形成を目指してまいります。 次に、上田地域30分(サンマル)交通圏構想の実現と地域外との交流、経済活動を促進する道路整備等について申し上げます。 上田都市環状道路に位置づけられている国道18号上田バイパス第二期工区の整備につきましては、国において順調に用地取得が進められており、今後も引き続き神川橋梁の下部工事及び関連する道路工事が予定されています。 また、同じく環状道路の一部で長野県が事業主体となる主要地方道別所丸子線鈴子バイパスにつきましては、昨年秋の地元説明会以降、12月には現地測量に着手するなど、本格的な事業実施に向けた取組が行われており、引き続き詳細設計等を実施いただく予定となっております。 さらに、国道144号上野バイパスや上田と松本の両圏域を結ぶ国道254号荻窪、平井の両バイパスの整備につきましても、事業主体の県並びに地権者をはじめとする地元の皆様と協議をしながら事業の進捗が図られるよう取り組んでまいります。 市道の幹線道路整備につきましては、岩下地区の踏入大屋線が新神川橋の下部工事に着手する予定であり、千曲川右岸堤防道路の上田橋下堀線や中野小泉線バイパスにつきましても、それぞれ早期完成を目指し事業を推進してまいります。 加えて、丸子地域の市道箱畳線ほか2路線、菅平高原の原野地2号線ほか1路線、武石地域の内ノ山線等の道路も市民や観光で訪れる皆様が利用する道路となりますので、引き続き事業の推進を図ってまいります。 また、地域公共交通の維持、確保につきましては、昨年度の台風災害後、新型コロナウイルス感染症が拡大したため、鉄道、バス、タクシーなどの公共交通機関においても、その影響は極めて深刻な状況であります。 市といたしましては、今後も地域住民の日常生活や社会経済活動に欠かすことのできない地域公共交通の維持、確保に向けて必要な対策を講じてまいりますので、市民の皆様の一層の利用促進と議員各位のご支援、ご協力をお願い申し上げます。 市民生活を支える重要なライフラインである上下水道事業につきましては、10年間の事業運営の方向性を示した「上田市水道ビジョン・下水道ビジョン」や、令和元年度に改定した「上田市上下水道事業経営戦略」に基づいて計画的に事業を推進してまいります。 水道事業では、老朽化した基幹管路や浄水施設等の更新や耐震化を進めるとともに、地下水源の運用拡大についても引き続き取り組んでまいります。また、主要な施設においては、災害対策として自家発電機や緊急遮断弁等の設置を順次進めてまいります。 一方、下水道事業では、処理場や管渠等の更新及び耐震化を進めるほか、南部終末処理場の臭気対策として今年度から実施している汚泥処理棟改築工事を令和3年度の完成を目標に取り組んでまいります。 今後につきましても、安全でおいしい水の安定供給と快適な生活環境の創造を目指し、一層の経営効率化と健全化を進め、利用者の皆様の満足と信頼が高まるよう努めてまいります。 続きまして、大綱3つ目の「誰もがいきいき働き産業が育つまちづくり」、産業・経済に対する取組について申し上げます。 市内商工団体及び民間事業者と取り組む「デジタルコミュニティ通貨実証実験」につきましては、去る2月1日に「まちのコイン上田“もん”」がスタートいたしました。現在約50の事業者、団体が参加し、人と店をつなぐ集客ツールとして、創意工夫を凝らしながら活用していただいております。4月にはECサイト「もんマーケット上田」のオープンが予定されており、コロナ禍で売上げが減少した事業者の新たな販売チャンネルとしてご活用いただきたいと考えております。また、併せて新しい生活様式でのコミュニティーの構築、地域経済の発展、SDGsの掲げる持続可能な地域の実現など、今後地域社会が対応していかなければならない課題や、スマート化による新しい人と店のつながりをどのように形成することができるのかについても検証してまいります。 コロナ禍によりテレワークの普及が進むなどライフスタイルが大きく変化する中、地方が改めて評価されております。こうした地方回帰の動きを踏まえ、上田市の魅力を大都市圏等の企業やビジネスマンに対して積極的に発信し、企業誘致や二拠点居住者、IT人材の呼び込み、「働く」と「暮らす」をセットにした施策等を推進してまいります。 今後につきましても、市内企業のテレワークの推進とともに、都市部のIT企業等のサテライトオフィスの誘致に力を入れ、集積する製造業等との交流を促し、新たな製品開発や人材育成等につながるよう取り組んでまいります。 次に、地域の雇用を確保するための取組について申し上げます。 昨年6月に0.91倍まで落ち込んだハローワーク上田管内の有効求人倍率は、その後の新規求人数の増加と雇用調整助成金の特例措置延長により離職者の増加が抑えられ、昨年10月以降は1倍台を回復してまいりました。しかしながら、コロナ禍以前の水準には遠く及ばず、今後の社会、経済状況によっては離職者の増加も懸念されるところであり、予断を許さない状況が続いております。 さらに、今年度県内の大学等を卒業する学生の就職内定率も昨年12月末時点で78.5%と前年同期を4.0ポイント下回っており、企業による採用活動の停滞のみならず、対面式からオンラインを活用した就職活動への変化等、好調であった学生の就職活動にも大きな変化が生じております。 こうした中、地域雇用の維持、安定に向け、国、県、市町村及び商工団体で構成される「上田地域求人確保連絡会議」が組織され、その取組の一つとして、上田公共職業安定所長、県知事及び関係市町村長の連名で、上田地域の事業主の皆様に対し求人の確保、拡大等を要請させていただきました。 今後につきましても、国、県等と緊密に連携して、地域の雇用を守るための取組を鋭意進めてまいります。 加えて、早急な支援が必要な新規学卒者に対しましては、就職活動の変化に対応した合同就職面接会の開催や、オンラインを活用した就活イベントを開催し、地域企業への就職促進を図ってまいります。 観光産業につきましては、秋以降市内における観光需要は回復の兆しを見せておりましたが、1月には大都市圏を中心に緊急事態宣言が発出されたことで、市内温泉地や菅平高原等の旅館、ホテルでは宿泊キャンセルが相次ぎ、また各種観光施設においても入り込みが大きく落ち込むなど、観光関連事業者は依然として厳しい状況下に置かれています。 今後、観光誘客事業の実施に当たっては、新型コロナウイルスの感染状況に大きく左右されることが想定されますが、こうした中でも当市の強みである多彩な観光資源を効果的に活用してまいります。また、北陸新幹線及びしなの鉄道沿線自治体や長野、松本両市とのトライアングル連携など広域的な自治体連携を図るとともに、官民連携による滞在交流型観光を促進するなど、観光客の滞在時間や宿泊客数を伸ばす仕掛けづくりを展開し、「稼げる観光地づくり」を推進してまいります。 次に、農業振興について申し上げます。 地産地消の推進は、食の安全と農業生産者の経営安定を支えるほか、地域の経済活動においても重要な役割を果たしております。市では高い晴天率や昼夜の寒暖差等の気候風土を生かして育まれた高品質で多種多様な地元産農産物を「信州上田なないろ農産物」と銘打ちブランド化を推進し、姉妹都市へのプロモーション活動の強化や首都圏等における販路拡大にも取り組んでまいります。 また、農業の持続的発展を図るため、農業が直面する就業者の高齢化と後継者不足を踏まえ、今後も引き続き県、近隣町村、JA等とプロジェクトを組み、都市部からの新規就農者の誘致と育成、独立就農までの切れ目のない支援に取り組んでまいります。加えて、障害者など社会的に弱い立場の皆様が農業に取り組む「農福連携事業」についても積極的に推進してまいります。 さらに、「地域農業は地域で守る」という機運の醸成を図りながら、集落単位での協議により担い手への効率的な農地集積を目指す「人・農地プラン」の実質化を進めるとともに、農地情報の一元管理体制を構築し、農地の集約化や遊休農地対策等にも取り組んでまいります。 一方、4月1日のオープンを目指し準備を進めている殿城地区のクラインガルテン(滞在型市民農園)につきましては、既に定員を上回る申込みをいただいており、多くの方に関心を寄せていただいていると実感しております。 今後は都市農村交流の拠点であるクラインガルテンを有効に活用し、地元住民との様々な交流活動を通して地域及び地域農業の活性化を図るとともに、農業や田舎暮らしに関心がある都市住民の移住、定住にもつなげてまいります。 さて、森林が市域の約7割を占める上田市におきましても、全国の市町村と同様に、管理が不十分な森林が多く、荒廃が進みつつあります。これは、長期的な林業の低迷や所有者の世代交代等により森林に対する関心が薄れ、管理が適切に行われていないことが主な原因であると考えております。 こうした中、令和元年度に施行された森林経営管理制度では、意欲のある林業経営者に集積、集約を可能とするとともに、管理が行われていない森林については、市町村が管理を行うことで林業の成長産業化と森林の適切な管理の両立を図ることを目指しています。 現在、上田地域の4市町村では、森林の経営管理を連携して効率的に実施すべく「上田地域林務行政広域連携検討会議」を設立し、4市町村共同の下、モデル事業を実施しております。 今後につきましては、適期適切な地域産材の利活用や森林整備を進め、上田地域の林業の再生を目指してまいります。 続きまして、大綱4つ目の「ともに支え合い健やかに暮らせるまちづくり」、健康・福祉に対する取組について申し上げます。 障害者福祉につきましては、「第2次上田市障がい者基本計画」、「第5期上田市障がい福祉計画」及び「第1期上田市障がい児福祉計画」の3つの計画が今年度で最終年度となります。次期計画の策定については、昨年7月に上田市障害者施策審議会に諮問し、様々なご意見をまとめていただきながら、1月22日には基本的事項や成果目標等を盛り込んだ答申をいただきました。 答申内容を最大限尊重した計画を策定し、誰もが健康で幸福を感じる、優しさと思いやりのあふれる共生社会の実現を目指して取り組んでまいります。 また、昨年の6月定例会においてご議決いただいた「上田市手話言語の普及及び視聴覚障害者等の意思疎通手段等の利用促進に関する条例」に関連する事項も計画に盛り込み、手話言語の普及や、障害のある方のコミュニケーション手段が日常的に利用されることを目指し各種施策に取り組んでまいります。 高齢者福祉施策等につきましては、これまで高齢者が可能な限り住み慣れた地域で自立した日常生活を営むことができるよう、住まい、医療、介護、予防、生活支援が一体的に提供される「地域包括ケアシステム」の構築に取り組んでまいりました。 こうした中、団塊の世代全てが75歳以上となる2025年、さらに団塊ジュニア世代が65歳以上となる2040年を見据え、さらなる取組の推進が必要となっております。 市ではこうした点を踏まえ、令和3年度から3か年の計画である「第8期上田市高齢者福祉総合計画」の策定について、上田市介護保険運営協議会へ諮問し、高齢者の実態調査や介護保険サービス事業者へのアンケート、パブリックコメントなどにより、市民、関係者の皆様のご意見を伺った上で、去る2月3日に答申をいただきました。 第8期の計画では、国の基本方針に基づき、高齢者の自立支援、介護予防・重度化防止、認知症施策、介護人材の確保対策等のほか、災害や感染症対策に係る体制整備の取組も位置づけてまいります。 今後につきましても、介護保険制度の健全な運営に努めるとともに、計画に掲げた事業の着実な推進により、介護が必要になっても地域で安心して暮らし続けることができる環境づくりを整えてまいります。 また、近年高齢者の自転車事故が多発していることから、自転車を利用する65歳以上の方々を対象に、県下19市で初めて重傷事故低減への取組として、ヘルメットの購入代金の一部を助成する制度を創設することといたしました。 市といたしましては、これからも高齢者の皆様が安心して日常生活が送れるよう交通安全対策にも鋭意取り組んでまいります。 子育て支援につきましては、「子どもは地域の宝」であることから、安心して妊娠、出産ができ、学童期まで子育て家庭に寄り添った切れ目のない一貫した支援体制の充実を図ることが重要であると考えております。 また、今回の「後期まちづくり計画」におきまして、「子育て支援」を重点プロジェクトに加え、新たに「子どもが健やかに育ち、子育ての喜び・楽しさが感じられるまちづくり」の章を設けた意義を踏まえ、今後も「第二次上田市子ども・子育て支援事業計画」に基づき、子育て家庭への支援を充実してまいります。 加えて、新たな情報通信技術を活用した子育て支援情報の発信や相談機能の充実についても、子育ての孤立化の防止や気軽に相談できる体制の充実、分かりやすい情報提供等、子育て家庭が気軽に24時間いつでも信頼できる子育て情報を得ることが可能な自動応対システムの研究も進めてまいります。 また、児童虐待の未然防止や早期発見等の対応に当たっては、専門職を配置した「子ども家庭総合支援拠点」を設置し、児童虐待相談や多様化する子育てに関する相談に対応するとともに、関係機関と連携し、包括的、継続的な支援等を引き続き行ってまいります。 共働き世帯の増加や核家族化の進展により、3歳未満児の保育需要が拡大し、そこに保育士不足の要因が加わったため、令和2年4月に上田市で初めて9名の待機児童が発生いたしました。 市といたしましては、今後も必要な保育士の確保や働きやすい職場環境整備に取り組むとともに、民間の保育事業支援等、待機児童解消に向けた取組を鋭意進めてまいります。 また、上丸子地区で建設中の統合保育園は、工事が順調に進んでおり、令和3年4月に定員120名の「まるこ保育園」として開園する運びとなりました。この新しい保育園では、隣接する丸子中央小学校との交流を深めるとともに一時保育を実施するなど、多様化する保護者ニーズに沿った保育サービスの提供に努めてまいります。 次に、市立産婦人科病院事業について申し上げます。 少子化や産科医師不足の問題など周産期医療を取り巻く環境は厳しさを増しており、加えて新型コロナウイルス感染症拡大の影響により、妊娠、出産や子育てに不安を感じる方も増加しております。 産婦人科病院におきましても厳しい運営状況が続いていますが、分娩を希望される方をお断りすることのないよう、職員一丸となって感染対策を実施し、安全で安心な医療の提供に努めてまいりました。 こうした中、昨年10月に産婦人科病院運営審議会に対し公立病院の在り方について諮問しておりましたが、昨日答申をいただきました。 答申では、将来を見据えた産婦人科病院の経営改善に向けては、他施設との集約化が望ましいとした上で、地域内の全ての周産期医療施設が持続可能な経営を保持できる体制を構築することを求めております。 市としましては、この答申を踏まえながら、地域のお産は地域で完結できるよう、今後も安定した周産期医療提供体制の確保について検討を進めてまいります。 続きまして、大綱5つ目の「生涯を通じて学び豊かな心を育むまちづくり」、教育に対する取組について申し上げます。 平成28年度から5年間を対象期間とする「上田市教育大綱」及び「上田市教育支援プラン」について、新年度からの改定に向け、上田市総合教育会議の場において協議を重ねております。このうち教育大綱については、上田市の教育の基本理念として掲げた「燦と輝く上田の未来を紡ぐ人づくり」を継承しつつ、構成や内容等の大幅な変更は行わず、一方教育支援プランについては、情報教育の充実など必要な見直しを加えることとし、学校現場の意見もお聞きしながら改定作業を進めてまいります。 今後につきましても、市長部局と教育委員会が一層の連携を図り、上田市の教育の方向性について情報を共有しながら、将来を担う子供たちの教育環境の整備に努めてまいります。 学力の定着と向上は、これまでに引き続き力を注ぐ重要課題の一つであります。学習活動のさらなる充実のため、現在「GIGAスクール構想」の実現に向け、3月中には児童生徒一人一人にタブレット端末が整備される予定であり、さらに新年度予算には学校における高速大容量のネットワーク環境の整備を行うための経費を計上しております。 引き続き情報機器の効果的な活用や授業改善の支援等を通して、児童生徒の学ぶ意欲を高め、確かな学力が身につくよう取り組んでまいります。 一方、児童生徒が一日の大半を過ごす学校施設の整備につきましては、持続的かつ安定した施設整備を進めるため、今年度「学校施設長寿命化計画(個別施設計画)」の策定を進めてまいりました。今後はこの計画を踏まえ、計画的な施設整備に努めてまいります。 こうした中、建築後約60年が経過し、老朽化が著しい第五中学校につきましては、令和元年度の耐力度調査以降、学校、地元関係者で組織する「第五中学校改築推進委員会」において検討を行ってまいりました。現在「第五中学校整備計画」の策定を進めているところであり、計画策定後、速やかに基本、実施設計に着手してまいりたいと考えております。 市民の皆様の体力向上や健康づくりの機会拡大、スポーツ環境の整備に関する取組につきましては、令和3年度を初年度とする市の生涯スポーツ活動の推進とスポーツ環境の整備方針を定めた「第二次上田市スポーツ推進計画」を策定いたしました。 この計画は、「生涯スポーツ社会の実現」を基本理念とし、「生涯スポーツの振興」、「競技力の向上」、「スポーツ施設の整備」、「スポーツを通じた地域づくりと交流拡大」を基本目標に、各世代におけるスポーツ振興、障害者スポーツの推進、スポーツによる地域づくりや交流の推進、令和10年に開催が予定されている国民スポーツ大会を踏まえた競技力向上と施設整備等を行っていくための施策を掲げております。 令和3年度におきましては、この計画に基づき障害者と健常者の相互理解を深めるための交流事業や、子供たちの体力低下傾向にある現状において運動習慣や体力づくりのきっかけとなる事業を展開してまいります。 また、市内でルートインホテルズ女子バレーボール部「ブリリアントアリーズ」の公式戦を開催し、市民の皆様に一流選手のプレーを御覧いただくとともに、一人でも多くの市民がスポーツ活動への参加意欲や興味、関心を抱くよう、スポーツに関する情報も幅広く積極的に発信するなど、「だれもがいつまでもスポーツに親しむことができるまちづくり」を目指し、さらなる事業の充実に努めてまいります。 平成29年4月の公立化から4年が経過する長野大学では、理事長をはじめとする役員について、1期4年間の任期満了を迎えることとなり、今後の大学運営に必要な体制について検討を進めてまいりました。このうち設置者である上田市長が任命する理事長については、白井汪芳現理事長の退任意向を受け、新たに信州大学名誉教授の平井利博氏にお願いすることといたしました。 平井氏には、これまで上田市公立大学法人評価委員会委員長として、高度な知識と経験を生かされ、公立化前の中期目標策定段階から公立化後の業務実績評価等の評価委員会が担う重要な役割について、厳格かつ円滑な対応にご尽力いただいてまいりました。こうした経過の中で、学内の状況を熟知し、大学改革の推進に対する熱意を持つ平井氏こそが今後4年間大学運営の中心を担っていただくのに最もふさわしいと考え、就任を要請し、先般ご快諾いただいたところであります。 一方、学長人事につきましては、学内の選考手続を経て中村英三現学長が再選され、引き続き2年間務めていただくこととなっております。さらに、新年度の役員体制を検討する中で、これまでも市議会をはじめ各方面から指摘されておりました理事会の体制について、学外からの視点を強化するために理事の定員を増員することとし、本定例会に定款変更に係る議案を提案いたしました。 来る4月3日には長野大学として初の大学院「総合福祉学研究科」の開設式が予定されております。また、長野大学による中央水産研究所旧上田庁舎の取得、活用につきましても、長野財務事務所が年度内の鑑定評価完了を目指しており、これを待って新年度早々に価格決定手続に入る見込みとなっております。こうした様々な動きがある中で、さらに公立化5年目を迎える新年度においては、現在の中期目標の進捗状況を総括的に評価するとともに、次期中期目標期間につなげていく段階を迎えることとなります。このため、新たな役員体制の下、公立大学として地域や学生に望まれ、愛される魅力ある大学としての改革の一層の推進が図られることを期待しつつ、市といたしましても積極的に関わりながら設置者としての責務を果たしてまいりますので、引き続き議員各位のご支援、ご協力をお願いいたします。 スタートから2年目を迎えた「信州上田学」につきましては、新型コロナウイルス感染症の影響を受け計画どおりの推進が困難な中、事業の実施に当たっては可能な限り効果的なものとなるよう努めてまいりました。このうち長野大学での「信州上田学講座」は、通年開講への拡充が図られる一方で、活動自体が制限されましたが、前期、後期ともに市民受講生の参加と30名を超える学生の受講があり、先月24日にはその成果発表会が開催され、学生の新鮮な感性と行動力あふれる取組を見させていただきました。 また、主に学生など若者を対象とした「上田未来会議」については、特徴的な活動を行う講師によるオンライン講座の開催に加え、地域の魅力や課題を身近に感じてもらえるよう、菅平高原や別所温泉での「地域版未来会議」や上田青年会議所との共同イベントの開催等、新たな視点を取り入れながら実施してまいりました。 今後も引き続き状況に応じた工夫を加えながら、「信州上田学」の目的であるシビックプライドの一層の醸成につながる事業展開に努めてまいります。 続きまして、大綱6つ目の「文化を育み、交流と連携で風格漂う魅力あるまちづくり」、文化・交流・連携に対する取組について申し上げます。 去る12月13日、上田市日本遺産推進協議会による認定記念シンポジウムが開催されました。当日は、構成文化財である岳の幟の披露、日本遺産認定大使による基調講演、市内大学生による研究発表や認定自治体によるパネルディスカッションなどを行い、多くの市民の皆様にご参加いただき、改めて上田市の文化財のすばらしさを認識していただいたところであります。 さらに、12月20日には神川、塩田、別所温泉地域をつなぐレイライン沿いで、地元住民自治組織と連携して花火の打ち上げを実施し機運の醸成を図ったほか、年末にはテレビ局とタイアップした番組の放映や「広報うえだ」、行政チャンネル、SNSなどの各種媒体を活用した認定ストーリーや構成文化財を広く紹介するプロモーションも積極的に展開してまいりました。 また、来る3月28日の別所線の全線開通に併せて、通常拝観することができない信濃国分寺三重塔及び安楽寺八角三重塔内の「大日如来」が1日限定で特別公開されることから、これを機に市民の皆様が日本遺産に対する関心を深めていただければと思っております。 今後につきましては、文化庁からの補助金を有効に活用しながら、テーマである「レイラインがつなぐ『太陽と大地の聖地』~龍と生きるまち信州上田・塩田平~」のストーリーや魅力をより一層知っていただくため、市民の皆様を対象とする有償ガイドの育成や伝統芸能継承イベントの開催等に取り組んでまいります。 交流文化芸術センターにつきましては、健全な運営とさらなる有効活用に向け、昨年2月に運営検証委員会からいただいた答申を踏まえ、今年度「交流文化芸術センター運営協議会」を立ち上げ、施設の運営や事業展開について協議を重ねてまいりました。 今後は協議会の意向を踏まえつつ、公共文化施設として多彩な文化、芸術と出会う機会を提供し、「育成」を基本理念に、市民自らの創造的な活動を支え、地域の文化振興に貢献できるよう事業展開を図ってまいります。 一方、市立美術館につきましては、今年度は新型コロナウイルス感染症の影響で臨時休館や展覧会、講座等の中止を余儀なくされましたが、その中でも美術館の役割を果たすため、市民の皆様が自宅にいながら創作を体験できる動画や展覧会を紹介するレポートなどウェブコンテンツの充実を図ってまいりました。 新年度におきましても、これまで同様感染症対策に万全を期した上で、趣向を凝らした展覧会の開催や子どもアトリエ事業の充実を図ってまいります。 次に、シティプロモーションの推進について申し上げます。 「上田の魅力発信、選ばれる都市づくり」の取組は、将来にわたってまちの活力を維持し、持続的発展が可能な都市を目指す上で、また昨今は新型コロナウイルスの感染拡大を機に都会生活から地方暮らしへの関心が高まる中で、今後ますます重要になってくると認識しております。 今年度はコロナ禍という状況ではありましたが、首都圏向けのテレビ番組やエフエムとうみを活用したオリジナルラジオ番組、SNS等の情報発信媒体を活用し、日本遺産の認定や「世界で最も優れているぶどう畑トップ50」に日本で初めて選ばれた椀子ヴィンヤードなど、上田の新たな魅力を市内外に向けて発信してまいりました。 来年度におきましても、引き続き庁内での連携を図り、市民の皆様の力もお借りしながら上田の多様な魅力を発信し、知名度の向上とシビックプライドの醸成を図るとともに、魅力ある観光地としてだけでなく、移住先としても選ばれるよう、首都圏を中心にシティプロモーションを展開してまいります。 加えて、今後も都市部からの地方移住を促すため、空き家のオンライン見学会、空き家バンク登録物件の積極的な掘り起こしを行うとともに、空き家バンク利用者への引っ越し補助金の拡充や、移住、定住希望者への住宅のあっせんにも力を入れてまいります。 最後に、市民生活の利便性向上や持続可能な行政運営に向け策定を進めた各種ビジョン及び市庁舎改修・改築事業等について申し上げます。 上田市スマートシティ化推進計画につきましては、昨年7月から有識者の皆様による「上田市地域情報化推進委員会」においてご審議をいただいており、今月中に答申をいただく運びとなっております。 この計画は、令和3年度から7年度までの5年間を期間とし、上田市がスマートシティ化で目指す姿として、「市民、地域、行政がデジタル化でより密接につながり、共に創る未来都市★UEDA」を掲げ、市役所業務のスマート化や地域企業の技術の活用、まちの魅力を高めるデジタル化の推進等を具体的に示しております。 今後は、この計画に基づき行政事務の効率化と市民サービスの向上を両立させるとともに、地域の課題の解決や地域経済の活性化を実現するため、上田市のスマートシティ化を着実に進めてまいります。 行財政改革につきましては、平成18年3月の合併以降、第一次、二次の上田市総合計画による施策の推進に併せ、三次にわたり行財政改革大綱に基づく改革を進めてまいりました。 これまでの主な成果としては、民間活力の導入、施設経営の見直し、職員の定員適正化等がありますが、現行の第三次大綱では、公共施設マネジメント基本方針に基づき、利用者等の意向も確認しながら、長期的な課題である公共施設の複合化、集約化等の取組を進めてきたところであります。 こうした中、現在の大綱の推進期間が今年度末で終了することから、昨年8月に上田市行財政改革推進委員会に今後5年間の新たな第四次上田市行財政改革大綱の策定について諮問しました。委員会からは人口減少、少子高齢社会への対応に加え、自然災害や新型コロナウイルス感染症が及ぼす影響、行政手続の簡素化、SDGsの反映等活発なご意見をいただいており、今月中に答申をいただく運びとなっております。 市といたしましては、この答申を最大限尊重の上、年度内に第四次大綱を策定し、その後大綱に基づく具体的な取組事項や数値目標、目標設定等を盛り込んだ実行計画である「アクションプログラム」の策定を進めてまいります。 今後も社会情勢の変化に伴う市民ニーズを的確に捉え、持続可能で市民満足度の高い行政サービスの実現を目指し、不断の行政改革に取り組んでまいります。 上田市庁舎改修・改築事業につきましては、市民の皆様の安全、安心を守る拠点施設として、耐震性能の確保と防災機能の充実、市民サービスの向上と業務効率に優れた庁舎を目指し整備を進めてまいりました。 新本庁舎は、平成30年2月の工事着手以降、天候にも恵まれ、優れた施工管理の下、コロナ禍の中ではありましたが、工事は順調に進み、2月には工事が完了し、来月3月10日には市へ引渡しが行われることになっております。 新本庁舎は、1階を「暮らしの手続、届出のフロア」、2階を「福祉の手続、各種相談のフロア」として諸手続や証明書の発行、相談等の窓口業務を集約し、利用者の利便性の向上を図るとともに、発災時における災害対策本部としての中枢機能や防災拠点としての役割も備えております。 加えて、環境と景観に配慮した設計により、国のサステナブル建築物等先導事業の採択を受け、自然エネルギーの活用と先導的な省CO2技術を数多く取り入れております。 また、新庁舎の引渡しが早まったことから、市民の皆様に一日も早くご利用いただけるよう、什器、備品等の設置や関連工事を鋭意進めるとともに、旧庁舎から新庁舎への移転が滞りなく行われるよう全庁体制で取り組んでまいります。 一方、武石地域総合センター整備事業につきましては、建築主体等の工事が竣工し、1月26日に建物等の引渡しが行われました。 この施設は、地域自治センター、公民館及び保健センターの機能を備えた複合施設であり、市民の皆様のコミュニティー活動や生涯学習、地域保健、防災の拠点として、3月29日から業務を開始してまいります。 以上、直面する重要な取組と令和3年度における市政運営に臨む所信の一端を申し上げました。 今回提案いたします案件は、条例案が12件、令和2年度補正予算案及び令和3年度当初予算案が20件、事件決議案が3件、報告事項が1件の合計36件であります。 まず、条例案につきましては、ちぐさ幼稚園を認定こども園へ移行すること、及び「まるこ保育園」の開園に伴う関係条例の一部改正等、計12件を提案いたしました。 次に、上田市の令和3年度の当初予算案につきましては、一般会計の歳入歳出予算総額は693億5,600万円と、前年度と比較して60億4,300万円、8.0%の減となりました。これは、市庁舎改修・改築事業の関連経費が大幅な減額になったことや、令和元年東日本台風による災害復旧事業が減額になったことなどが主な要因であります。 また、予算編成に当たっては、令和3年度が第二次上田市総合計画「後期まちづくり計画」のスタートの年であり、総合計画に掲げる将来都市像を具体化するための施策展開を念頭に置き、上田市版総合戦略に盛り込まれた各種の施策や市民要望の実現に向けた施策とともに、感染症拡大を防止するための柔軟かつ機動的な施策の推進や市民生活、雇用等を守り抜く取組と「新しい生活様式」への対応、災害からの復旧、復興の推進と災害に強いまちづくりに取り組むこととし、これを具体化する事業に重点的な財源配分を行いました。 加えて、令和3年度から普通交付税では合併算定替えによる特例加算が終了し、新市として一本算定となることやコロナ禍である点を踏まえ、将来を見据えた持続可能な財政運営に取り組むべく予算編成を行ったところであります。 歳入につきましては、地方財政計画において地方の一般財源総額は確保されているものの、新型コロナウイルス感染症の影響により市税の減収が見込まれ、市税全体では前年度と比較して15億7,826万円余、7.4%減の196億8,945万円を計上いたしました。 歳出では、特徴的な事業といたしましては、新本庁舎の供用開始後、既存本庁舎の解体事業の実施、公立保育園において一斉配信メールを活用した緊急時の情報伝達体制の整備、技術研修センターをテレワークの拠点として再整備するほか、災害対応力の向上のため防災情報システムの導入や第二学校給食センターと第五中学校改築事業の設計業務に係る経費等を計上いたしました。 次に、特別会計と企業会計を合わせた12会計につきましては、合計529億9,283万円余、昨年度と比較して1億4,650万円余、0.3%の増となっております。これは、介護保険事業特別会計における保険給付費の伸びや公共下水道事業会計における建設改良費の増加が予算規模を押し上げる要因となっています。 一方、令和2年度3月補正予算案につきましては、令和2年12月以降必要が生じた事務事業経費の調整や事業等の確定など、令和2年度執行見込みに伴う事業費及び財源の調整について、一般会計と3つの特別会計及び上下水道事業等の3つの企業会計についての計上であります。 このうち一般会計補正予算第10号につきましては、2億5,024万円余の減額補正を行い、補正後の予算額は985億223万円余となっております。予算の減額要因としましては、特別定額給付金支給事業の事業費確定に伴う調整のほか、災害復旧事業費の令和3年度当初予算への組替えによるものなどがあり、また増額要因としては、市庁舎改修・改築事業に関連した駐車場拡張事業に伴う用地取得経費や個人番号カード関連事務費の計上、国の第3次補正予算に伴うテニスコート整備事業等があります。 次に、事件決議案につきましては、公立大学法人長野大学における理事の定数の変更や大学院開設に伴う定款の変更に関する議案など、計3件を提案いたしました。 最後に、報告事項につきましては、新型コロナウイルスワクチン接種に関して必要な経費に係る補正予算を議会のご理解をいただいた上で専決処分したものであります。 以上、今回提案いたしました条例案、予算案、事件決議案及び報告事項の概要を申し上げました。 各提出案件の内容につきましては、それぞれ担当者から説明いたしますので、よろしくご審議を賜りますようお願い申し上げます。 さて、昨年から続く新型コロナウイルス感染症は、収束の見通しがいまだ不透明である中、来年度も感染症防止対策を最優先としつつ、経済活動との両立を図りながらの市政運営となります。 しかし、一方で急激に進む人口減少、超高齢社会への対応も大変重要であり、第二次上田市総合計画「後期まちづくり計画」に基づく各種施策を着実に推進し、私の目指す「市民力」と「共感力」の2つを大切に魅力あふれるまちづくりに邁進してまいります。 また、気候非常事態宣言でも触れましたが、水と緑に包まれた美しい地球と、先人から受け継いだ豊かな自然、誇るべき上田市の歴史と文化を次代を担う子供たちにしっかりと引き継いでいけるよう全力で職責を果たしてまいります。 今後とも議員各位をはじめ市民の皆様の格別のご支援、ご協力をお願い申し上げ、この庁舎の議場における最後の施政方針とさせていただきます。 ○議長(土屋勝浩君) ここで15分間休憩といたします。          午前10時47分   休憩                       ◇                                午前11時05分   再開 ○議長(土屋勝浩君) 休憩前に引き続き会議を開きます。                       ◇ △日程第5 議案第1号~第35号及び報告第1号 ○議長(土屋勝浩君) 次に、日程第5、議案第1号から第35号まで及び報告第1号36件一括議題とします。 担当者から順次説明を求めます。中村総務部長。          〔総務部長 中村 栄孝君登壇〕
    ◎総務部長(中村栄孝君) それでは、議案集の1ページをお願いいたします。議案第1号、上田市長の選挙における選挙運動用ビラの作成の公営に関する条例中一部改正についてご説明申し上げます。 最初に、条例改正の趣旨についてご説明いたします。平成29年6月21日に公布され、平成31年3月1日施行されました公職選挙法の一部を改正する法律におきまして、都道府県または市の議会の議員の選挙において、候補者の政策等を有権者が知る機会を拡充するため、候補者の選挙運動のためのビラの頒布が認められ、併せて当該ビラの印刷費について、市の条例の定めるところにより公費負担することができることとされましたことから、関係する条例の改正を行うものでございます。 条例改正の内容でございますが、今まで市長選挙のみに認められておりました選挙運動用ビラの作成の公営に関する条例の題名を「上田市議会議員及び上田市長の選挙における選挙運動用ビラの作成の公営に関する条例」と改め、第1条及び第2条中「上田市長」を「上田市議会議員及び上田市長」に改正するものでございます。 附則でございますが、第1項は、条例の施行期日を令和3年4月1日とし、第2項は、経過措置を定めたものでございます。 以上、議案第1号についてご説明申し上げました。よろしくお願いいたします。 ○議長(土屋勝浩君) 近藤福祉部長。          〔福祉部長 近藤 聖一君登壇〕 ◎福祉部長(近藤聖一君) 議案集の2ページをお願いいたします。議案第2号、上田市福祉医療費給付金条例中一部改正についてご説明申し上げます。 最初に、改正の趣旨ですが、市町村が実施する福祉医療給付事業に対し長野県が交付する補助金の要綱が改正されたことに伴い、精神障害者保健福祉手帳2級を所持する方の給付内容の拡大を図るための改正を行うものです。 次に、改正の内容ですが、第6条第8号中において、給付の支給額から控除されるべき額を「入院に係る」と改め、通院の対象を全診療科に拡大するものです。 附則でございますが、第1項で、条例の施行日を令和3年8月1日とし、第2項で、経過措置を定めたものでございます。 以上、上田市福祉医療費給付金条例中一部改正についてご説明申し上げました。 続いて、3ページをお願いいたします。議案第3号、上田市敬老祝金条例中一部改正についてご説明いたします。 最初に、改正の趣旨ですが、本条例に基づく敬老祝金支給事業は、旧上田市において平成17年度に改正した内容が現在まで引き継がれています。また、平成25年に行われた市民による事業評価では、敬老の意を表しながらも、長寿化の現代見直しが必要とされ、縮小して実施することとするという評価をいただいた経過もございます。上田市の高齢化率は30%を超えており、増加する認知症発症者など支援を必要としている方へのサービスの充実や超高齢社会の課題解決に向けた取組を進めるため、見直しを段階的に3か年かけて行うものです。 次に、改正の内容ですが、第1条として、本条例中支給の対象年齢を定める第2条、支給金額を定める第3条第1項第1号及び第2号を改め、第3号を加えて来年度の支給金額とします。 さらに、第2条として令和4年度の、第3条として令和5年度の支給金額を定めるものでございます。 附則として、条例の施行日を各号に応じてそれぞれの年の4月1日といたしたいというものでございます。 以上、上田市敬老祝金条例中一部改正についてご説明申し上げました。 続いて、4ページをお願いいたします。議案第4号、上田市介護保険条例中一部改正についてご説明申し上げます。 まず、改正の趣旨ですが、1点目として、来年度から3か年の計画として始まる第8期上田市高齢者福祉総合計画の策定に当たり、これまで地域支援事業として実施しておりました紙おむつ等購入費助成事業を新たに保健福祉事業として位置づけること、2点目として、介護保険料の算定に使用される合計所得金額について、平成30年度及び令和2年度税制改正に伴う所要の改正を行うこと、3点目として、介護保険法施行規則の改正により、国が標準として定める介護保険料算定の所得段階の金額が変更されることに伴い、上田市が定める保険料段階の所得区分の一部改正を行うものでございます。 なお、第8期高齢者福祉総合計画につきましては、上田市介護保険運営協議会に諮問、2月3日に答申をいただき、その結果を最大限尊重したもので、特に今回は介護保険料の基準月額の見直しを行っておりません。 続いて、改正の内容ですが、本条例中新たに保健福祉事業について第1条の2として加え、第2条第1項で保険料率を適用する期間を令和3年度から令和5年度に改め、同項第6号アについて、引用法令の条項の追加等を行います。 さらに、介護保険料率の段階のうち、第9段階から第12段階の所得区分の金額を定める同項第9号ア以下12号アまでについて、それぞれの金額を改めます。 また、第1段階から第3段階までの保険料の軽減期間を定める第2条第2項から第4項の規定をそれぞれ令和3年度から令和5年度の各年度に改めます。 附則第10項は、平成30年度税制改正での給与所得控除及び公的年金等控除の引下げによる令和3年度への保険料の影響を避けるための措置で、以下第11項、5ページの第12項において、令和4年度と5年度においても同様の措置をすることとしています。 附則でございますが、第1項では施行期日を、第2項では経過措置を定めています。 以上、上田市介護保険条例中一部改正についてご説明いたしました。 次の6ページをお願いいたします。議案第5号、上田市指定地域密着型サービスの事業の人員、設備及び運営に関する基準を定める条例等中一部改正についてご説明いたします。 主な改正の趣旨ですが、地域密着型サービス等については、地方分権一括法に基づき、国の定める人員、設備、運営等に関する基準に沿って市町村が条例を定めることとなっておりますが、令和3年度の介護報酬の改定に伴い基準省令が見直しされたため、関係条例について所要の改正を行うものでございます。 続いて、介護報酬の改定に関して、基準の見直しとなった点について総括的に申し上げます。1点目は、感染症や災害が発生した場合でもサービスが提供される体制の構築として、感染症対策の指針整備や研修等の実施、業務継続計画等の策定や必要な訓練の実施、地域と連携した防災への取組などです。 2点目は、住み慣れた地域においてサービスが切れ目なく提供される取組の推進に向けて、介護福祉士等の資格を持たない介護職員への認知症介護基礎研修の受講の義務づけ、施設の利用者の定員について、地域の実情による一時的な超過の特例や1ユニットごとの入居定員数の弾力化、ユニット数の運営基準の緩和など、地域の特性に応じた柔軟なサービス提供体制の確保などです。 3点目は、介護人材の確保、介護現場の革新に向けて、各種の会議等におけるテレビ電話装置等ICTの活用やハラスメント対策の強化のほか、管理者や従事者等の配置や兼務、夜勤等に関する人員や運営の基準の緩和などを通じた業務負担の軽減、書面に代えた電磁的記録による保存等、利用者に知らせるべきサービスの運営規定の掲示の柔軟化などです。 4点目は、制度の安定性、持続可能性の確保として、サービスと住居を一体で提供している事業者が同一建物の居住者以外にもサービス提供に努めることや、高齢者虐待防止の推進などが求められていることなどです。 続いて、改正の内容を申し上げます。ページの上からおよそ3分の1ほどのところ、第1条として、上田市指定地域密着型サービスの事業の人員、設備及び運営に関する基準を定めた条例の一部を改正いたします。ページの中ほどにある地域密着型サービス事業全体の一般的原則を定める第3条に新たに第3項、第4項を加えます。 以下、先ほど申し上げました総括的な内容のほか、それぞれのサービス種別に応じた個別の改正内容も含んでおりますが、改正の対象となっているサービス種別のみ申し上げさせていただきます。 ページの下から9行目、第6条第5項第1号からの改正は、定期巡回・随時対応型訪問介護看護事業に係るものでございます。 8ページをお願いいたします。下からおよそ3分の1のほどのところにある第47条第1項第1号からの改正は、夜間対応型訪問介護事業に係るものです。 10ページをお願いいたします。下から9行目、第59条の12中第10号の改正からは、地域密着型通所介護事業に係るものです。 次の11ページ下から3行目、第59条の34からの規定は、療養通所介護事業に係るものです。 12ページをお願いいたします。12ページの上から3分の1ほどのところ、第64条第1項の改正からは、共用型認知症対応型通所介護事業に係るものです。 同じページの下から8行目、第82条第6項からの改正は、小規模多機能型居宅介護事業に係るものです。 13ページをお願いいたします。下から3分の1ほどのところにあります第110条第1項の改正からは、認知症対応型共同生活介護事業に係るものです。 15ページをお願いいたします。上からおよそ3分の1ほどのところにある第138条第6項第1号の改正からは、地域密着型特定施設入居者生活介護事業に係るものです。 同じページの一番下の行から次の16ページにかけての第151条第1項の改正からは、地域密着型介護老人福祉施設入所者生活介護事業に係るものです。 17ページをお願いいたします。17ページ下から6行目、第180条第1項第1号からの改正は、ユニット型地域密着型介護老人福祉施設に係るものです。 18ページをお願いいたします。18ページの下から7行目のところにある第10章、雑則の新設は、書面の作成に代えて電磁的記録等による代替を認めるものなどです。 19ページをお願いいたします。中ほどに改正文第2条として、上田市指定地域密着型介護予防サービスの事業の人員、設備及び運営並びに指定地域密着型介護予防サービスに係る介護予防のための効果的な支援の方法に関する基準を定める条例の一部を改正いたします。一般原則のほか、先ほどの改正文第1条とほぼ同様の内容を各サービス種別ごとに加えるものです。 続いて、25ページをお願いいたします。中ほどにあります改正文の第3条として、上田市指定介護予防支援等の事業の人員及び運営並びに指定介護予防支援等に係る介護予防のための効果的な支援の方法に関する基準を定める条例の一部を改正いたします。介護予防支援事業者に対して、一般原則となる人権擁護、虐待防止のための各種の措置、ハラスメント対策、業務継続計画の策定、感染症対策の措置、虐待の防止に関する措置、電磁的記録等に関する規定などを新たに盛り込んでおります。 27ページをお願いいたします。ページの下から2行目、改正文の第4条として、上田市指定居宅介護支援等の事業の人員及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正いたします。この条例につきましても、利用者の人権擁護、虐待の防止等のための措置など一般原則を加えているほか、次の28ページの中ほどの第5条第2項に居宅介護支援事業所の管理者の資格要件に関する経過措置の延長、その下、第6条第2項に相談の内容及び手続の説明並びに同意を要する内容の追加、さらに15条第20号の次に生活援助の訪問回数の多い利用者等のケアプランの検証を行うための規定などを追加しています。 31ページをお願いいたします。ページの中ほど、附則として、第1項では施行期日を、第2項から34ページまでございます第11項では、改正するそれぞれの内容に関する経過措置を定めてございます。 上田市指定地域密着型サービスの事業の人員、設備及び運営に関する基準を定める条例等中一部改正の説明は以上でございます。 議案第2号から第5号まで一括してご説明申し上げました。よろしくお願いいたします。 ○議長(土屋勝浩君) 小林健康こども未来部長。          〔健康こども未来部長 小林 一彦君登壇〕 ◎健康こども未来部長(小林一彦君) 議案集の35ページをお願いいたします。議案第6号、上田市国民健康保険条例中一部改正についてご説明申し上げます。 改正の理由でございますが、新型インフルエンザ等対策特別措置法等の一部を改正する法律が本年2月3日に公布され、同年2月13日から施行されたことに伴い、この条例の関係部分について所要の改正を行うものでございます。 具体的には、新型コロナウイルス感染症に感染するなどした国民健康保険に加入する被用者への傷病手当金の支給に係る新型コロナウイルス感染症の定義について、引用規定の整理を行うものでございます。 改正の内容でございますが、新型コロナウイルス感染症に感染した国民健康保険被保険者等への傷病手当金の支給に係る支給対象者及び支給日数を規定した附則第5項の改正は、これまでは同附則中、新型インフルエンザ等対策特別措置法附則第1条の2の規定を引用して新型コロナウイルス感染症の定義を規定しておりましたが、今般新型インフルエンザ等対策特別措置法の一部改正により、新型コロナウイルス感染症の定義規定が削除されたことから、本条例附則第5項中から該当部分を削るものでございます。 また、感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律の一部改正に伴い、同法の本文中に新型コロナウイルス感染症の定義が規定されたことから、本条例附則第5項に新たに新型コロナウイルス感染症の定義を加える改正を行うものでございます。 附則でございますが、この条例は、公布の日から施行したいというものでございます。 議案第6号につきましては以上でございます。 次に、議案集の36ページをお願いいたします。議案第7号、上田市立幼稚園設置条例及び上田市保育所条例中一部改正についてご説明いたします。 改正の理由でございますが、主な改正点は2点ございます。1点目は、第1条の上田市立幼稚園設置条例の一部改正でありまして、塩川地区にございますちぐさ幼稚園につきましては、令和3年4月1日から幼稚園型認定こども園へ移行することに伴い、この条例について所要の改正を行うものでございます。 改正の背景について申し上げます。学校教育法上の幼稚園でありますちぐさ幼稚園につきましては、近年保育を必要とする児童の受入れや未就園の家庭に対する子育て相談体制の充実など、多様化、高度化する保育ニーズへの対応が求められる状況となっており、これらの対応について、これまで市においては庁内検討を行うとともに、保護者会や丸子地域協議会などとの協議を重ねてまいりました。こうした中、令和3年2月2日の上田市子ども・子育て会議での意見聴取を経て、先般令和3年2月8日付で長野県からちぐさ幼稚園の認定こども園移行の認定がなされたことから、令和3年4月から認定こども園に移行したいというものでございます。 なお、上田市には私立の認定こども園が7園ございますが、長野県内の公立園としては幼稚園型認定こども園は当市が県内初となります。 次に、2点目は、第2条の上田市保育所条例の一部改正でありまして、これにつきましては、園舎の老朽化及び園児数の減少等を背景として、上田市保育園等運営計画及び上田市保育施設整備計画に基づき、みなみ保育園、東内保育園及び既に平成31年3月末をもって廃止した旧わかくさ幼稚園の3園について統合を行う保育園整備を上丸子地区の旧わかくさ幼稚園跡地で進めてまいりました。令和3年3月中に園舎整備工事が完了する予定であり、令和3年4月1日から新たに定員120人のまるこ保育園として開園することに伴い、この条例について所要の改正を行うものでございます。 改正の内容でございますが、最初に第1条の上田市立幼稚園設置条例の一部改正について申し上げます。まず、条例の題名でありますが、当市の市立幼稚園が1園のみであることから、「上田市立ちぐさ幼稚園設置条例」に改めるものでございます。 次に、施設の設置について規定する第1条の改正は、ちぐさ幼稚園が就学前の子供に関する教育、保育等の総合的な提供の推進に関する法律に基づき、認定こども園の認定を受けている施設であることを明記するものでございます。これにより、ちぐさ幼稚園は幼稚園型認定こども園として教育を希望する3歳以上児の受入れと同時に、保育を必要とする3歳以上児及び3歳未満児を受け入れて、教育、保育を一体的に実施する施設に移行します。 また、本則に1条を加え第3条とする改正は、認定こども園であるちぐさ幼稚園の保育料について、上田市保育所条例中、保育料の額等について規定する第5条、保育料の減額または免除について規定する第6条及び保育料の還付について規定する第7条についての規定を準用することを定めたものでございます。 続きまして、第2条の上田市保育所条例の一部改正について改正内容を申し上げます。保育園の名称及び位置を規定する第2条の表中、「みなみ保育園」及び「東内保育園」を削り、新たに「まるこ保育園」を加えるものでございます。 なお、名称につきましては、関係自治会や保育園保護者会の代表者などを委員とする丸子統合保育園検討委員会での協議を経て、丸子地域協議会に報告申し上げ、ご了承いただいた上で今議会に関係条例の一部改正について提案をさせていただくものでございます。 附則でございますが、施行期日につきましては、令和3年4月1日から施行したいというものでございます。 議案第7号につきましてご説明申し上げました。 以上、議案第6号及び議案第7号2件一括してご説明申し上げました。よろしくお願いいたします。 ○議長(土屋勝浩君) 小相澤商工観光部長。          〔商工観光部長 小相澤 隆幸君登壇〕 ◎商工観光部長(小相澤隆幸君) 議案集の37ページをお願いいたします。議案第8号、上田市積立基金条例中一部改正についてご説明申し上げます。 初めに、改正の趣旨でございますが、新型コロナウイルス感染症拡大の影響を受けた市内中小企業者の資金繰りの支援として、現在新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金を活用し、市制度融資の借入れに対して3年間の利子補給を行っております。令和3年度以降の利子補給の財源として、同交付金を基金に積み立てた上で活用するため、新たに新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金基金を設置するよう、条例中所要の改正を行うものでございます。 改正の内容でございますが、条例別表中、上田市商工業振興基金の次に新たに設置する基金の名称及び目的を加えるものでございます。 附則といたしまして、公布の日から施行したいというものでございます。 以上、議案第8号についてご説明申し上げました。よろしくお願いいたします。 ○議長(土屋勝浩君) 藤澤都市建設部長。          〔都市建設部長 藤澤 純一君登壇〕 ◎都市建設部長(藤澤純一君) 議案集の38ページをお願いいたします。議案第9号、上田市都市公園条例中一部改正についてご説明いたします。 主な改正の趣旨でございますが、市民の皆様の運動及び屋外レクリエーション活動の拠点として都市計画決定いたしました上田古戦場公園につきまして、施設区域を供用開始することに伴い、都市公園条例中に名称及び位置の追加を行うものでございます。そのほか、法令の改正等に伴う所要の改正でございます。 改正の内容でございますが、40ページをお願いいたします。別表第1の上田市自然運動公園の項の次に、名称は「上田市上田古戦場公園」、位置は「上田市下之条354番地1」と追加するものでございます。 そのほか、法令の改正等に伴う所要の改正といたしまして、お戻りいただきまして38ページ、第2条の3中は、都市緑地法等の一部改正に伴い、市民緑地認定制度を導入するに当たり、住民1人当たりの都市公園の敷地面積の標準から市民緑地の住民1人当たりの敷地面積を控除できる旨が参酌基準として規定されたことから、同様の内容を規定するものでございます。 次に、ページ中段、第2条の6中は、都市公園法等の一部改正に伴い新設された制度に基づき、都市公園内に建築物を設置する場合、該当する建築物に限り、建蔽率について100分の10を限度として加算できる旨が参酌基準として規定されたことから、同様の内容を規定するものであります。 次に、39ページの下から5行目の別表第1中は、一部の都市公園において代表地番が異なる所在地を記載のとおり改めたいというもの、40ページの下から3行目の別表第4の1中は、法改正に伴う引用条項の整理を行うものであります。 附則といたしまして、この条例は、公布の日から施行したいというものでございます。 議案第9号につきましては以上でございます。 続きまして、議案集の41ページをお願いいたします。議案第10号、上田市手数料条例中一部改正についてご説明いたします。 改正の趣旨でございますが、建築物のエネルギー消費性能の向上に関する法律の改正に伴い、認定事務に関する上田市手数料条例について、所要の改正を行うものでございます。 改正の内容でございますが、建築物のエネルギー消費性能の向上に関する法律の一部を改正する法律が令和元年5月17日に公布され、2年以内の施行として、非住宅建築物のエネルギー消費性能適合性判定の適合義務が2,000平方メートルから300平方メートルに引き下げられ、併せて審査対象面積が細分化されることから、面積規模の細分化による手数料の改正を行うものであります。 別表の15中からは、都市の低炭素化の促進に関する法律に関わる事務、飛びまして48ページの中段の別表18からは、建築物のエネルギー消費性能の向上に関する法律に関する事務で、共に面積規模の細分化による手数料の改正になります。 そのほか、法改正に伴う引用条項の整理を行うものであります。 附則といたしまして、この条例は、令和3年4月1日から施行したいというものでございます。 以上、議案第9号、第10号について一括ご説明いたしました。よろしくお願いいたします。 ○議長(土屋勝浩君) 柏木上下水道局長。          〔上下水道局長 柏木 明彦君登壇〕 ◎上下水道局長(柏木明彦君) 続きまして、議案集の67ページをお願いいたします。議案第11号、上田市農業集落排水施設条例中一部改正についてご説明申し上げます。 改正の理由でございますが、下水道施設につきましては、建設から一定年が経過し、施設の老朽化が進んでおります。このため、将来の施設の維持管理費の節減を図るため、農業集落排水地区の管渠を公共下水道に接続して、農業集落排水の処理施設を廃止する、いわゆる農集統合事業を進めております。この農集統合事業につきましては、丸子地域の藤原田地区、荻窪地区、和子地区の3地区において下水道事業の認可変更を行い、平成31年4月1日付で特定環境保全公共下水道区域に変更いたしました。その後、順次接続工事を行いまして、この令和2年度末には3地区が完了となることから、統合により機能廃止となる処理施設について所要の改正を行うものであります。 また、平成21年度に上田地域において下之郷地区と統合を行い機能廃止した下組地区の処理施設につきましても、今まで後利用について模索してきた経緯はございますが、今回の丸子地域に併せて改正を行うものであります。 改正内容の条文でありますが、統合により集落排水の処理施設が廃止となるため、集落排水施設の名称及び位置を規定する別表第1から、丸子地域の3か所の処理施設と上田地域の下組を加え、記載してあります4か所の農業集落排水施設の項を削るものであります。 附則としまして、第1項は、施行期日を令和3年4月1日とし、第2項は、未収金の徴収についての経過措置を定めるものであります。 以上、議案第11号についてご説明いたしました。よろしくお願いいたします。 ○議長(土屋勝浩君) 中澤教育次長。          〔教育次長 中澤 勝仁君登壇〕 ◎教育次長(中澤勝仁君) 議案集の68ページをお願いいたします。議案第12号、上田市積立基金条例中一部改正についてご説明申し上げます。 最初に、改正の趣旨ですが、旧真田町において図書館整備のため3億1,000万円が積み立てられ、これを新市の上田市公共施設整備基金に引き継ぎ、平成20年度から平成22年度まで真田図書館建設のため2億6,817万円余を繰り入れました。その残額4,182万円余につきましては、図書及び備品を充実するための財源に充てるため、平成22年度末に上田立真田図書館図書等整備基金を設け、平成23年度から毎年度おおむね500万円ずつ図書等の購入費として活用してまいりましたが、令和元年度をもって基金残高がゼロ円となりました。今後、同基金への積立ての予定がないことから、同基金を廃止するため、上田市積立基金条例の一部を改正したいというものでございます。 改正の内容でございますが、上田市積立基金条例の別表に規定しております基金のうち、上田市立真田図書館図書等整備基金の項を削除したいというものでございます。 最後に、附則でございますが、この条例は、公布の日から施行するというものでございます。 以上、議案第12号についてご説明申し上げました。よろしくお願いいたします。 ○議長(土屋勝浩君) 山口財政部長。          〔財政部長 山口 武敏君登壇〕 ◎財政部長(山口武敏君) 別冊になっております令和2年度上田市一般会計、特別会計補正予算書を御覧いただきたいと存じます。 1ページをお願いいたします。議案第13号、上田市一般会計補正予算第10号についてご説明申し上げます。 2ページをお願いいたします。条文でございますが、第1条におきまして、歳入歳出予算の総額から歳入歳出それぞれ2億5,024万2,000円を減額し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ985億223万5,000円といたしたいというものでございます。 第2条、繰越明許費、第3条、地方債の各補正は、それぞれの別表で後ほど申し上げます。 それでは、歳出から申し上げますので、22、23ページをお願いいたします。22ページからの歳出でございますが、今回の補正は特別会計等への繰出金や広域連合負担金等も含めまして、事業の進捗状況や事業費の確定に応じた調整、また頂戴いたしました寄附金の基金への積立て等に伴います所要の調整が主でございますので、特段のものを中心に説明させていただきますので、よろしくお願いいたします。 まず、款2総務費、項1総務管理費、目1一般管理費でございます。説明欄最初の二重丸、職員人件費は、給与改定に伴う期末手当の減に伴う調整でございまして、以降、各費目において同様の調整をさせていただいております。 次の二重丸、市庁舎改修・改築事業費の公有財産購入費は、今後整備いたします本庁舎周辺の駐車場用地等を購入する経費をお願いするものでございます。 続く目3財産管理費でございますが、公有財産管理事業費における補償、補填及び賠償金は、県道改良代替地の処分に伴います土地開発公社補填金でございます。 次の24、25ページをお願いいたします。中ほどの目16諸費でございますが、説明欄2つ目の二重丸、特別定額給付金給付事業費は、事業費の確定に伴う調整でございまして、給付の人数は15万5,810人でございました。 2枚おめくりいただき、28、29ページをお願いいたします。款3民生費でございます。項1社会福祉費の2項目め、目3障害者福祉費の補正増は、説明欄にございます自立支援給付事業費におきまして、記載してございます各種給付費の追加計上分でございます。 次の30、31ページをお願いいたします。2段目の目3児童福祉費の3項目め、目7児童育成費の増額は、東部児童クラブ分室を整備するための用地購入費をお願いするものでございます。 次の32、33ページをお願いいたします。2段目、款4衛生費、項2清掃費でございますが、右側説明欄2つ目の二重丸、資源循環型施設建設推進事業費の減額は、し尿前処理下水道投入施設建設の実施設計委託料につきまして、進捗の関係から令和3年度当初予算への組替えをお願いするものでございます。 続きまして、4枚おめくりいただきまして、40、41ページをお願いいたします。款8土木費、項4都市計画費でございます。1つ目の目2街路事業費及び3つ目の目4公園費におきまして、それぞれ道路改良工事費及び公園施設整備等工事費の増額をお願いしております。これは、いずれも国の第3次補正に伴うもので、市役所前の新参町線無電柱化推進事業及び公園長寿命化修繕事業の進捗を図るものでございます。 3段目の項6交通対策費におきまして、説明欄2つ目の二重丸、交通運輸対策事業費におきまして、別所線千曲川橋梁の復旧による全線開通を記念したセレモニーの経費をお願いしております。 次の42、43ページをお願いいたします。3段目の款10教育費、項2小学校費と続く項3中学校費におきまして、それぞれ施設整備事業費の工事請負費の増額をお願いしております。これは、国の第3次補正を受けて実施いたします神川小学校及び第六中学校のトイレ洋式化の事業費でございます。 続きまして、2枚おめくりいただきまして、46、47ページをお願いいたします。2段目の項6保健体育費でございます。目2体育施設費では、上田古戦場公園テニスコート整備事業費において、国の第3次補正を受けてテニスコートの設計委託料と用地取得費をお願いしております。これは、長野県で実施が予定される国体、国民スポーツ大会に備えて市内のテニスコートを集約の上、整備するものでございます。 続く目3学校給食費では、説明欄2つ目の二重丸、第二学校給食センター改築事業費において、センター用地の取得経費をお願いしております。 歳出の主なものについては以上でございます。 続いて、歳入について申し上げますので、お戻りいただきまして、14、15ページをお願いいたします。14ページからの歳入でございますが、国の3次補正に伴う国庫補助金のほか、主に年度末までの収入見込みあるいは事業費の確定に伴う調整をさせていただくものでございます。 次の16ページの一番下へ参りまして、款18寄附金でございますが、5人の個人の方と6つの法人や団体の皆様からご寄附を頂戴いたしました。改めて感謝申し上げる次第でございます。 次の18ページに参りまして、款19繰入金でございますが、節2減債基金繰入金は、令和2年度当初予算において6億円の繰入れを計上いたしておりましたが、財源の状況に鑑みて2億7,900万円を繰り戻すものでございます。 一番下の款22市債につきましては、後ほど第3表でご説明申し上げます。 続きまして、6ページにお戻りをお願いいたします。第2表、繰越明許費でございますが、款2総務費から款11災害復旧費まで12事業、総額で9億3,841万3,000円を追加し、右側7ページでは、款8土木費から款11災害復旧費までの6事業の変更をお願いするものでございます。 次の8ページでございますが、第3表、地方債補正でございます。今回追加として、減収補てん債、また変更といたしまして、合併特例事業債等7件、総額で4億1,590万円の増額をお願いし、補正後の限度額を126億9,740万円といたしたいというものでございます。 以上、議案第13号についてご説明申し上げました。よろしくお願いいたします。 ○議長(土屋勝浩君) ここで午後1時まで休憩といたします。          午前11時53分   休憩                       ◇                                午後 1時00分   再開 ○議長(土屋勝浩君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 引き続き担当者からの説明を求めます。城下市民まちづくり推進部長。          〔市民まちづくり推進部長 城下 真司君登壇〕 ◎市民まちづくり推進部長(城下真司君) それでは、午前中に引き続きまして、令和2年度上田市一般会計、特別会計補正予算書をお願いいたします。 55ページをお願いします。議案第14号、令和2年度上田市同和地区住宅新築資金等貸付事業特別会計補正予算第1号についてご説明申し上げます。 56ページをお願いいたします。初めに、条文でございますが、第1条で、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ424万6,000円を追加し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ1,774万1,000円と定めたいというものでございます。 それでは、歳出からご説明申し上げますので、66、67ページをお願いいたします。款3基金積立金で424万6,000円の補正増でございます。これは、前年度繰越金などが確定したことに伴い、基金に積み立てるものでございます。 続きまして、歳入について申し上げますので、お戻りいただきまして、64ページ、65ページをお願いいたします。まず、款1県支出金、項1県補助金、目1貸付助成事業費補助金で1万1,000円の補正減は、補助金の確定に伴う調整でございます。 次に、款3繰越金で425万7,000円の補正増は、前年度繰越金の確定に伴う調整でございます。 以上、議案第14号についてご説明申し上げました。よろしくお願いいたします。 ○議長(土屋勝浩君) 小林健康こども未来部長。          〔健康こども未来部長 小林 一彦君登壇〕 ◎健康こども未来部長(小林一彦君) 同じ補正予算書の69ページをお願いいたします。議案第15号、令和2年度上田市国民健康保険事業特別会計補正予算第4号についてご説明申し上げます。 70ページをお願いいたします。条文でございますが、第1条で、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ1,480万6,000円を追加し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ151億2,082万3,000円といたしたいというものでございます。 歳出から申し上げますので、80、81ページをお願いいたします。歳出の主なものについて申し上げます。款3国民健康保険事業費納付金、項4退職被保険者等過年度精算分の1,514万6,000円の補正増は、平成30年度の国民健康保険税の収納実績に基づき、同年度の国民健康保険事業費納付金の退職分の精算に伴う増額でございます。 次に、歳入についてご説明申し上げますので、お戻りいただきまして、78、79ページをお願いいたします。款5繰入金、項1一般会計繰入金の2,034万9,000円の補正増は、一般会計からのルールに基づく繰入額の調整をお願いするものでございます。 次に、款5繰入金、項2基金繰入金の2,068万9,000円の補正減、また款6繰越金の1,514万6,000円の補正増は、いずれも決算見込みによる財源の調整を行うものでございます。 以上、議案第15号につきましてご説明申し上げました。よろしくお願いいたします。 ○議長(土屋勝浩君) 近藤福祉部長。          〔福祉部長 近藤 聖一君登壇〕 ◎福祉部長(近藤聖一君) 同じ補正予算書の85ページをお願いいたします。議案第16号、令和2年度上田市介護保険事業特別会計補正予算第3号についてご説明申し上げます。 86ページをお願いいたします。条文でございますが、第1条で、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ1億3,648万1,000円を追加し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ163億8,634万9,000円といたしたいというものでございます。 歳出から申し上げますので、96、97ページをお願いいたします。款1総務費、項1総務管理費、目1一般管理費の31万8,000円の補正減は、人件費の調整によるものでございます。目2広域連合負担金の1,320万1,000円の補正減は、広域連合の介護保険特別会計負担金の確定見込みによるものでございます。 款6基金積立金、項1基金積立金、目1基金積立金の1億5,000万円の補正増は、第8期の介護保険期間の保険料の算定に当たり、収入として見込んだ介護保険基金の取崩しに備えて計上するものでございます。 歳出については以上でございます。 次に、歳入について申し上げますので、戻りまして、94、95ページをお願いいたします。款6繰入金、項1一般会計繰入金、目5その他一般会計繰入金の1,351万9,000円の補正減は、歳出でご説明いたしました人件費及び広域連合の介護保険特別会計負担金の確定見込みにより調整するものでございます。 款7繰越金、項1繰越金、目1保険給付費繰越金の1億5,000万円の補正増は、歳出でご説明いたしました基金積立金の相当分を計上するものでございます。 議案第16号の説明につきましては以上でございます。よろしくお願いいたします。 ○議長(土屋勝浩君) 柏木上下水道局長。          〔上下水道局長 柏木 明彦君登壇〕 ◎上下水道局長(柏木明彦君) 別冊になっております令和2年度上田市水道事業会計、公共下水道事業会計、農業集落排水事業会計補正予算書をお願いいたします。 今回の補正の理由ですが、3会計とも主に収入支出の確定見込みに伴う調整でございます。 それでは、1ページをお願いいたします。議案第17号、令和2年度上田市水道事業会計補正予算第2号についてご説明申し上げます。 条文から申し上げますので、2ページをお願いいたします。第2条は、業務の予定量の変更で、建設改良費を2,670万6,000円減額し、19億2,478万8,000円に改めたいというものでございます。 第3条は、収益的収入及び支出の予定額の補正でございます。収入の第1款水道事業収益を5,856万7,000円減額し28億5,818万7,000円に、また支出の第1款水道事業費用を5,010万8,000円減額し27億1,270万7,000円に補正したいというものでございます。 第4条は、資本的収入及び支出の予定額の補正でございます。収入の第1款資本的収入を3,184万円減額し7億6,722万円に、また支出の第1款資本的支出を2,670万6,000円減額し25億2,596万7,000円に補正したいというものでございます。併せて、本文括弧書中の資本的収入額が資本的支出額に対し不足する額の補填について、記載のとおり改めたいというものでございます。 次のページの第5条は、他会計からの補助金について、95万円減額し8,456万3,000円に改めたいというものでございます。 なお、5ページから9ページは補正予算に関する説明書でございますが、説明を省略させていただきます。 続きまして、11ページをお願いいたします。議案第18号、令和2年度上田市公共下水道事業会計補正予算第2号についてご説明申し上げます。 条文から申し上げますので、12ページをお願いいたします。第2条は、業務の予定量の変更で、建設改良費を1億9,180万円減額し、17億5,008万9,000円に改めたいというものでございます。 第3条は、収益的収入及び支出の予定額の補正でございます。収入の第1款下水道事業収益を1,025万6,000円減額し60億5,350万8,000円に、また支出の第1款下水道事業費用を1億2,617万4,000円減額し51億3,981万9,000円に補正したいというものでございます。 第4条は、資本的収入及び支出の予定額の補正でございます。収入の第1款資本的収入を1億9,810万円減額し19億6,790万7,000円に、また支出の第1款資本的支出を1億9,180万円減額し50億3,666万6,000円に補正したいというものでございます。併せて、本文括弧書中の資本的収入額が資本的支出額に対し不足する額の補填について、記載のとおり改めたいというものでございます。 次のページをお願いいたします。第5条は、企業債の限度額を1億8,380万円減額し、11億1,180万円に改めたいというものでございます。 第6条は、他会計からの補助金について262万3,000円減額し、25億2,968万2,000円に改めたいというものでございます。 また、15ページから18ページは補正予算に関する説明書でございますが、説明を省略させていただきます。 続きまして、19ページをお願いいたします。議案第19号、令和2年度上田市農業集落排水事業会計補正予算第4号についてご説明申し上げます。 条文から申し上げますので、20ページをお願いいたします。第2条は、業務の予定量の変更で、建設改良費を378万5,000円減額し、1億9,413万6,000円に改めたいというものでございます。 第3条は、収益的収入及び支出の予定額の補正でございます。収入の第1款農業集落排水事業収益を5,472万8,000円減額し14億819万8,000円に、また支出の第1款農業集落排水事業費用を882万1,000円減額し13億3,036万3,000円に補正したいというものでございます。 第4条は、次のページにわたっておりますが、資本的収入及び支出の予定額の補正でございます。収入の第1款資本的収入を108万7,000円減額し4億8,451万1,000円に、また21ページで、支出の第1款資本的支出を378万5,000円減額し10億901万1,000円に補正したいというものでございます。併せて、本文括弧書中の資本的収入額が資本的支出額に対し不足する額の補填について、記載のとおり改めたいというものでございます。 21ページの第5条は、企業債の限度額を130万円減額し、1億2,280万円に改めたいというものでございます。 第6条は、他会計からの補助金について5,400万1,000円減額し、9億1,619万4,000円に改めたいというものでございます。 また、23ページ以降は補正予算に関する説明書でございますが、説明を省略させていただきます。 以上、議案第17号、18号、19号について一括してご説明申し上げました。よろしくお願いいたします。 ○議長(土屋勝浩君) 山口財政部長。          〔財政部長 山口 武敏君登壇〕 ◎財政部長(山口武敏君) それでは、別冊になっております令和3年度上田市一般会計予算書をお願いいたします。 1ページをお開き願います。議案第20号、令和3年度上田市一般会計予算についてご説明申し上げます。 それでは、3ページをお願いいたします。まず、条文でございますが、第1条におきまして、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ693億5,600万円と定めたいというものでございます。 第2条、債務負担行為、第3条、地方債につきましては、後ほど別表でご説明申し上げます。 第4条は一時借入金の限度額を、第5条は歳出予算の流用の範囲をそれぞれ定めたものでございます。 それでは、歳出から申し上げますので、52、53ページをお願いいたします。まず初めに、全般的な事項について申し上げます。令和3年度当初予算につきましては、予算編成方針に基づいて、第二次上田市総合計画後期まちづくり計画の初年度を迎えるに当たり、目指すべき将来都市像として掲げた「ひと笑顔あふれ 輝く未来につながる健幸都市」を一歩ずつ前に進めていくため、SDGs、持続可能な開発目標、この達成に向けた視点も踏まえつつ予算編成を行ってまいりました。 それでは、主なものについて順次ご説明させていただきます。款1議会費につきましては、人件費、議会運営費など経常的な経費に加えまして、議会ICT化の一環として、議会本会議のインターネット中継を導入するための経費を計上いたしております。 下の段からは款2総務費、項1総務管理費となりますが、次の55ページに参りまして、一般管理事務費の手数料及び委託料に10月から実施予定の総合収納システム関連の経費をお願いいたしております。 続いて、3枚おめくりいただき61ページをお願いいたします。2つ目の二重丸、市庁舎改修・改築事業費では、新本庁舎の駐車場など外構整備工事費、南庁舎改修工事費、現本庁舎解体工事費等の経費をお願いしております。 一番下の二重丸、武石地域総合センター整備事業費では、次の63ページにかけて、既存建物の解体工事費をお願いしております。 続いて、少し飛びますが、73ページをお願いいたします。上から政策研究センター運営事業費、信州上田学推進事業費及び公立大学法人長野大学関係事業費と続きまして、一番下の二重丸、定住人口増加策推進事業費におきまして、次の75ページになりますが、上から4つ目の丸、負担金、補助及び交付金の4つ目のポツ、空き家情報バンク転入転居費用補助金には新規に空き家のリフォーム費用を補助する経費が含まれております。 一番下の二重丸、スマートシティ化推進事業費では、次の77ページにかけまして、地域課題の解決に向けて先端技術を活用した実証事業を行うための経費をお願いしております。 77ページ一番下の二重丸、上田文化センター管理運営事業費では、次の79ページになりますが、中ほど4つ目の丸、工事請負費で1億1,639万8,000円をお願いしております。こちらは、特定天上の耐震化や照明のLED化、またトイレの洋式化等の工事費でございます。 2枚おめくりいただきまして83ページをお願いいたします。83ページの下の丸、交通安全対策事業費では、一番下の丸、負担金、補助及び交付金で、次の85ページに参りまして5つ目のポツ、高齢者自転車用ヘルメット購入費補助金になりますが、自転車運転中の重傷事故が多いことに鑑みまして、新規の補助金をお願いしております。 中ほどから目12防災対策費になりますが、委託料におきまして、防災情報システムの整備費及び運用管理費、これをお願いしております。こちらは、令和2年度から構築しております防災情報システムがこの6月末に完成予定となり、7月から運用を開始できる見込みとなったことに伴う経費の計上でございます。 3枚おめくりいただきまして91ページをお願いいたします。目14地域振興対策費になりますが、91ページ最初の二重丸、地域内分権推進事業費の最後の丸、負担金、補助及び交付金の最初のポツ、地域振興事業負担金のうち600万円は、4年に1度実施しております木曽義仲挙兵武者行列に係る負担金をお願いするものでございます。 少し飛びまして99ページをお願いいたします。目16諸費になりますが、3つ目の二重丸、多国籍市民支援推進事業費におきまして、上田市多文化共生推進協会委託料の中に、新規の事業となりますが、コーディネーターが日本語を学びたい人と日本語を教えられる人とをつなぎ、育てる仕組みを構築する新しい学びの場継続事業に係る経費をお願いしております。 次に、2枚おめくりいただいて103ページをお願いいたします。項2徴税費になりますが、103ページ中ほどの二重丸、徴収事務費の中ほど手数料には、10月から予定しております市税や介護保険料等をキャッシュレス決済でお支払いいただける仕組みに係る経費をお願いしております。 次の104ページの下の段から項4選挙費でございます。111ページにかけまして、上田市長選挙、上田市議会議員一般選挙、衆議院議員総選挙、参議院議員補欠選挙等の経費を計上いたしております。 次に、少し飛びまして119ページをお願いいたします。款3民生費に参りまして、項1社会福祉費、目3障害者福祉費でございます。最初の二重丸、障害者福祉事務費では、新規に情報コミュニケーション関連事業として、職員が説明した内容を音声認識により文字化できるタブレット端末を導入し、聴覚障害者とのコミュニケーションに活用するための経費をお願いしております。これは、上田市手話言語の普及及び視聴覚障害者等の意思疎通手段等の利用促進に関する条例に定めた施策を具体化したものでございます。 次に、少し飛びまして145ページをお願いいたします。項3児童福祉費、目4保育所費になりますが、最初の二重丸、保育所施設整備事業費では、すがだいら保育園の屋根や外壁の改修工事費をお願いしております。 また、一番下の二重丸、民間保育所助成事業費では、次の147ページに参りまして、一番上のポツで、民間保育所建設事業補助金をお願いしております。こちらは上田原地域に開設予定の民間の小規模保育所の施設整備に対する補助金をお願いするものでございます。 次に、少し飛びまして163ページをお願いいたします。款4衛生費に参りまして、項1保健衛生費、目5医療対策費の地域医療対策事業費になります。最初の丸、委託料の3つ目のポツ、看護師養成機関・確保策調査委託料は、上田市医師会の看護専門学校の後継対策の一助として、市内学生等への看護師就業意向調査等の基礎調査を実施するための経費をお願いするものでございます。2つ下の丸、負担金、補助及び交付金の2つ目のポツ、上田看護専門学校運営費補助金は、従来の基準に長野県の補助基準を準用したルールを加えまして補助の充実をお願いするものでございます。 続いて、2枚おめくりいただきまして167ページをお願いいたします。目7環境衛生費の環境衛生事業費になりますが、ページ中ほどの丸、負担金、補助及び交付金の5つ目のポツ、地球温暖化対策設備設置費補助金では、上田市気候非常事態宣言に対応し、新規に事業所用の太陽光発電設備及び住宅用と事業所用の蓄電設備への補助をお願いする経費が含まれております。 続いて、少し飛びまして175ページをお願いいたします。項2清掃費、目1清掃総務費になりますが、ごみ減量、再資源化対策事業費の最初の丸、報酬2つ目のポツ、生ごみリサイクル推進会議委員報酬と、4つ下の丸、委託料の一番下のポツ、生ごみリサイクル推進事業委託料は、新規の生ごみリサイクル推進事業といたしまして、新設の会議の委員報酬及び調査費をお願いするものでございます。 次の177ページに参りまして、資源循環型施設建設推進事業費では、先ほど議案第13号で説明いたしましたように、令和2年度の予算からの組替えとなりますし尿前処理下水道投入施設建設の実施設計委託料のほか、新規に下之条地区の地域振興事業費をお願いしております。 次に、少し飛びまして197ページをお願いいたします。款6農林水産業費に参りまして、2つ目の丸、都市農村交流推進事業費では、4月から供用を開始いたしますクラインガルテンの管理経費を新規でお願いしております。 また、次の199ページに参りまして、中ほどの二重丸、基金積立金は、クラインガルテンの利用料と管理経費との差額を積み立てて将来の設備修繕等に備えるものでございます。 次に、少し飛んでいただきまして215ページをお願いいたします。款7商工費となりますが、工業振興事業費では技術研修センターの一部を改修しテレワーク拠点として整備し、ワーケーションの誘致を行うための工事費等をお願いしております。 次に、少し飛びまして225ページをお願いいたします。目5観光費になりますが、中ほどの二重丸、観光施設整備事業費では、武石番所ヶ原スキー場のレストハウス改修及びスノーマシン増設関連並びに巣栗渓谷の遊歩道等の整備関連の経費をお願いしております。 次の226ページから款8土木費になりますが、226ページの一番下、項1土木管理費の目2交通安全施設整備事業費、また次の228ページの項2道路橋りょう費、及び232ページからの項3河川費におきましては、計画的に進めてきております歩道等の交通安全施設整備や市道新設改良事業費、また河川用悪水路改修事業費の推進を図るとともに、切れ目のない発注にも留意いたしまして、自治会等からのご要望にお応えする枠づけの予算に加えまして、橋梁の耐震化やトンネル及び道路の修繕について計画的に進めるインフラ長寿命化修繕事業の経費を計上させていただいております。 また、231ページにお戻りいただき、中ほどになりますが、231ページ中ほどの二重丸、道の駅整備事業費でございます。こちらの500万円につきましては、丸子地域の国道254号線において道の駅の設置を検討するための調査費をお願いするものでございます。 続きまして、少し飛びまして247ページをお願いいたします。項6交通対策費の2つ目の二重丸、交通運輸対策事業費では、一番下から4つ目のポツ、別所線運行経費補助金において、災害支援措置分が含まれております。また、その3つ上のポツ、別所線復興プロジェクト負担金では、復興記念のテレビ番組や展覧会、またイベントに係る経費をお願いしております。 続いて、2枚おめくりいただきまして251ページをお願いいたします。説明欄最初の二重丸は、款9消防費の消防団運営事業費でございますが、備品購入費でポンプ車など消防団の装備を計画的に更新する経費を計上いたしております。 次に、少し飛びまして263ページをお願いいたします。款10教育費に参りまして、項2小学校費の目1学校管理費になりますが、上から2つ目の二重丸、GIGAスクール構想推進事業費では、児童1人1台の教育用端末とICT支援事業に係る経費をお願いしております。また、2枚おめくりいただいた267ページの一番下になりますが、中学校費のGIGAスクール構想推進事業費も同様でございます。 次に、2枚おめくりいただきまして271ページをお願いいたします。最初の二重丸は、目3学校建設費の中学校施設整備事業費でございます。第五中学校改築事業の設計委託料になりますが、令和4年度までの債務負担行為を併せてお願いしております。 続く273ページをお願いいたします。項5社会教育費、目2文化費になりますが、下の二重丸、上田城跡整備事業費の委託料は、上田城跡保存活用計画策定のための経費をお願いするものでございます。 次に、少し飛びまして319ページをお願いいたします。項6保健体育費に参りまして、目3学校給食費になりますが、最初の二重丸、第二学校給食センター改築事業費でございます。今年度は設計業務と一部造成工事費等の経費をお願いしております。 続いて、おめくりいただいた320ページに参りまして、2段目、歳出の最後になりますが、款12公債費でございます。元金と利子を合わせまして、令和2年度より2億2,400万円余の減となります69億1,637万7,000円の計上でございます。 以上、歳出の主なものについて申し上げました。 続きまして、歳入について申し上げますので、お戻りいただきまして18、19ページをお願いいたします。18ページからの歳入でございますが、款1市税、項1市民税は、個人及び法人とも新型コロナウイルス感染症に伴う景気の減速を受けて12億1,200万円余、13.1%の減でございます。 項2固定資産税につきましては、評価替えの年度に当たりますが、税制改正による上昇土地の据置制度及び新型コロナウイルス感染症対策、こちらも感染症対策として中小企業の償却資産及び事業用家屋に対する軽減措置が適用されるため、前年度比3億1,500万円、率にして3.4%の減といたしております。 項3軽自動車税でございますが、取得税であります目1環境性能割は令和元年度の新規税目の3年目、保有税となります目2種別割は令和2年度の新規税目の2年目となっております。 項4たばこ税につきましては、引き続きの消費本数の減少傾向により1,500万円余の減額計上といたしております。 このような状況から、記載はございませんが、市税全体で前年度当初比15億7,826万9,000円、率にして7.4%の減となる196億8,945万円の計上という状況でございます。 2枚おめくりいただきまして22ページをお願いいたします。4段目の款10地方特例交付金、項2新型コロナウイルス感染症対策地方税減収補填特別交付金でございますが、新型コロナ対策として中小事業者等が保有する償却資産及び事業用家屋に係る固定資産税及び都市計画税の軽減措置と、これによる令和3年度における市税の減収額を全額補填するための新規項目として計上いたしておりまして、3億7,000万円余の計上でございます。 続く款11地方交付税でございますが、普通交付税は、増額要因としまして市税の減や新設の地域デジタル社会推進費の算定など、一方の減額要因としましては、令和3年度からの新市の一本算定や公債費の減などを見込みまして、普通交付税は前年度比1億円の増といたしております。特別交付税につきましては5,000万円の減額計上、このようにしております。 款13分担金及び負担金及び款14使用料及び手数料は、いずれも収入見込みに基づき計上いたしたものでございます。 少し飛びまして30ページをお願いいたします。30ページ下段からの款15国庫支出金及び34ページ下段からの款16県支出金は、いずれも歳出予算に対応したルールに基づき計上いたしております。 次に、少し飛びまして42ページをお願いいたします。42ページ下から2段目、款18寄附金でございますが、右側説明欄の一番上にございますとおり、ふるさと寄附金につきまして4億円を見込んで計上させていただいております。 次の款19繰入金でございますが、項1基金繰入金では、右側節欄にございますとおり、節1財政調整基金及び節2減債基金からそれぞれ7億円、また3つ下の節5公共施設整備基金では1億1,400万円余の繰入れを計上いたしております。 続く44ページをお願いいたします。下から3段目の款20繰越金につきましては、一般財源所要額として前年度と同額の11億円を計上いたしております。 最後に、48ページからの款22市債でございますが、こちらは後ほど第3表で申し上げます。 お戻りいただきまして9ページをお願いいたします。9ページから11ページにかけまして、第2表、債務負担行為でございますが、こちらにつきましては、別添でお配りいたしております一枚物の令和3年度一般会計当初予算債務負担行為説明書のとおりでございますので、個別の説明は省略させていただきます。 続く12ページの第3表、地方債でございます。合併特例債など15件で市債の合計限度額を57億3,650万円といたしたいというものでございます。本庁舎、丸子地域自治センター及び武石地域総合センター等の大型事業が峠を越しましたことから、前年度比48億9,000万円余の大きな減となっております。 一方で、地方財政対策上、国と折半する赤字分が3年ぶりに生じたことや、新型コロナウイルス感染症の影響に伴う市税の減収を受けまして、臨時財政対策債は12億8,000万円、率にして69.2%の大幅な増という状況でございます。 以上、議案第20号についてご説明申し上げました。 続きまして、ピンク色の別冊となっております令和3年度上田市特別会計予算書をお願いいたします。特別会計予算書の1ページでございますが、議案第21号、令和3年度上田市土地取得事業特別会計についてご説明申し上げます。 3ページをお願いいたします。条文でございますが、第1条におきまして、歳入歳出予算の総額をそれぞれ4億円と定めたいというものでございます。 歳出から申し上げますので、12、13ページをお願いいたします。款1土地取得費で、令和2年度と同額の4億円を見込み計上させていただいております。右側説明欄のとおり、土地取得事業費では、土地買収費3億円、また支障物移転等補償料として7,641万8,000円を計上いたしております。 次の二重丸、基金繰出金は、カネボウ丸子工場跡地等の貸付部分について、当該土地の貸付料相当額を年次計画により土地開発基金に繰り出すものでございます。 次に、歳入でございますが、前のページ10、11ページをお願いいたします。款11財産収入の目1動産売払収入で7,500万円、款2繰入金では目1基金繰入金で3億2,500万円を計上いたしたものでございます。 以上、議案第20号及び第21号2件一括ご説明申し上げました。よろしくお願いいたします。 ○議長(土屋勝浩君) 城下市民まちづくり推進部長。          〔市民まちづくり推進部長 城下 真司君登壇〕 ◎市民まちづくり推進部長(城下真司君) 続きまして、同じ特別会計予算書の15ページをお願いいたします。議案第22号、令和3年度上田市同和地区住宅新築資金等貸付事業特別会計予算についてご説明申し上げます。 17ページをお願いいたします。初めに、条文でございますが、第1条で、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ1,228万3,000円と定めたいというものでございます。 それでは、歳出からご説明申し上げますので、26、27ページをお願いいたします。まず、款1総務費、項1総務管理費、目1一般管理費の914万6,000円は、右側の説明欄に記載のとおり、貸付金回収のための職員人件費及び事務費でございます。 次に、款2公債費、項1公債費、目1元金及び目2利子の合計60万1,000円は、貸付事業に係る市債の元利償還金でございます。 次に、款3基金積立金の253万6,000円は、当該年度の歳入が歳出を上回ると見込まれる分につきまして、基金に積み立てるものでございます。 続いて、歳入について申し上げますので、お戻りいただきまして24、25ページをお願いいたします。まず、款1県支出金、項1県補助金、目1貸付助成事業費補助金の133万円は、貸付金回収に伴う人件費及び事務費に対する県補助金でございます。 次に、款2繰入金、項1一般会計繰入金、目1一般会計繰入金の1万4,000円は、基金繰替運用に係る利子相当分を繰り入れるものでございます。 次に、1つ飛びまして款4諸収入、項1貸付金元利収入、目1貸付金収入で8万1,000円、目2貸付金利子で1,000円、目3滞納繰越分で1,084万7,000円は、過去の収納実績等を考慮し計上してございます。 以上、議案第22号についてご説明申し上げました。よろしくお願いいたします。 ○議長(土屋勝浩君) 小林健康こども未来部長。          〔健康こども未来部長 小林 一彦君登壇〕 ◎健康こども未来部長(小林一彦君) 同じ特別会計予算書の31ページをお願いいたします。議案第23号、令和3年度上田市国民健康保険事業特別会計予算についてご説明申し上げます。 次の33ページをお願いいたします。条文でございますが、第1条で、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ146億5,074万5,000円と定めたいというものでございます。令和3年度の予算は、国民健康保険の財政運営主体の変更などの制度改革後4年目となり、市が県に納付する令和3年度の国民健康保険事業費納付金の変動状況の影響を勘案するとともに、令和3年度の国民健康保険税率については、国民健康保険運営協議会からの答申を踏まえ、令和2年度の国保税率に据え置くこととし、これらを反映した予算となっております。 歳出から申し上げますので、48、49ページをお願いいたします。歳出の主なものについて申し上げます。款1総務費、項1総務管理費の合計1億7,927万6,000円は、国民健康保険事業運営のための職員人件費及び事務費等の経費でございます。 次の50、51ページをお願いいたします。50ページの中ほどの款2保険給付費、項1療養諸費の合計91億9,540万8,000円、その下から次の52、53ページにかけてになりますが、項2高額療養費の合計13億2,686万6,000円及び項3移送費の合計40万円までは、一般及び退職被保険者等の保険給付費等の計上で、県が交付する保険給付費交付金の対象となるものでございます。 52ページ上から3段目の項4出産育児諸費から項6結核精神諸費までは、市が行うそのほかの保険給付費を計上したものでございます。 52ページ一番下の段、款3国民健康保険事業費納付金、項1医療給付費分の合計は24億8,339万3,000円で、次の54、55ページをお願いいたします、54ページの項2後期高齢者支援金等分の合計8億6,301万1,000円及び項3介護納付金分2億9,941万5,000円までは、令和3年度に上田市が県に納付する国保事業費納付金を計上しております。 また、項4退職被保険者等過年度精算分596万2,000円は、令和元年度の国民健康保険税の収納実績に基づき、同年度の国民健康保険事業費納付金退職分の精算による納付金を計上したものでございます。 54ページの下の段から次の56、57ページにかけての款4保健事業費の合計1億6,739万5,000円は、特定健康診査・特定保健指導等の保健事業に係る経費を計上したものでございます。 歳出の主なものは以上でございます。 次に、歳入の主なものについて申し上げますので、お戻りいただきまして42、43ページをお願いいたします。款1国民健康保険税の合計26億351万9,000円は、現年度課税分及び滞納繰越分それぞれの徴収見込額を計上したものでございます。現年度課税分の国保税率につきましては、令和2年度と同率で算出いたしております。また、給与所得控除等の変更などを盛り込んだ平成30年度税制改正及び新型コロナウイルス感染症の影響による令和2年中の被保険者の所得減少を見込んだ内容となっております。 次に、44、45ページをお願いいたします。44ページ上から3段目の款4県支出金、項1県補助金、目1保険給付費等交付金の合計106億4,004万3,000円では、歳出でご説明しました保険給付費等に係る普通交付金及び市町村への特別交付金を計上したものでございます。 次の款5繰入金、項1一般会計繰入金の11億7,504万3,000円は、ルールに基づく繰入金を計上したものでございます。 次の款5繰入金、項2基金繰入金の1億9,000万円は、県へ納付する国民健康保険事業費納付金に対する国保税額の不足分などの調整分として計上したものでございます。 議案第23号につきましては以上でございます。 続きまして、63ページをお願いいたします。議案第24号、令和3年度上田市後期高齢者医療事業特別会計予算についてご説明申し上げます。 65ページをお願いいたします。条文でございますが、第1条で、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ21億4,426万1,000円と定めたいというものでございます。 歳出から申し上げますので、78、79ページをお願いいたします。歳出の主なものについて申し上げます。款1総務費、項1総務管理費の3,273万7,000円は、後期高齢者医療事業運営のための職員人件費及び事務費等の経費でございます。 次に、上から3段目の款2後期高齢者医療広域連合納付金の21億261万3,000円は、長野県後期高齢者医療広域連合へ納付する負担金の計上でございます。 歳出の主なものは以上でございます。 次に、歳入の主なものについて申し上げますので、お戻りいただきまして74、75ページをお願いいたします。款1保険料、項1後期高齢者医療保険料の16億5,527万4,000円は、保険料の現年度分及び滞納繰越分それぞれの徴収見込額を計上したものでございます。 次に、中ほどの款4繰入金、項1一般会計繰入金の4億8,694万6,000円は、ルールに基づく繰入金を計上したものでございます。 議案第24号につきましてご説明申し上げました。 以上、議案第23号及び第24号2件一括してご説明申し上げました。よろしくお願いいたします。 ○議長(土屋勝浩君) 近藤福祉部長。          〔福祉部長 近藤 聖一君登壇〕 ◎福祉部長(近藤聖一君) 同じ特別会計予算書の87ページをお願いいたします。議案第25号、令和3年度上田市介護保険事業特別会計予算についてご説明申し上げます。 89ページをお願いいたします。条文でございますが、第1条で、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ166億2,863万8,000円と定めたいというものでございます。 歳出から申し上げますので、104、105ページをお願いいたします。主なものを申し上げます。款1総務費、項1総務管理費は、職員人件費や一般管理事務費の目1一般管理費と、上田地域広域連合が行います要介護認定の調査などに係る目2広域連合負担金の合計で2億9,613万5,000円を計上いたしました。 次に、106、107ページをお願いいたします。106ページ中段から108ページ中段にかけての款2保険給付費、項1介護サービス等諸費は、要介護と認定された方に対する保険給付として、合計で142億3,453万5,000円を計上いたしました。 108ページ中段から110ページ上段にかけての項2介護予防サービス等諸費は、要支援と認定された方に対する保険給付として、合計で3億7,789万6,000円を計上いたしました。 110ページ中段、項4高額介護サービス等費は、介護サービスの利用者負担が一定額を超えた場合に所得区分に応じて負担軽減を図るものとして、合計で3億4,323万5,000円を計上いたしました。 110ページ下段、項5高額医療合算介護サービス等費は、年間に利用した介護と医療の利用者負担の合計額が一定額を超えた場合負担軽減を図るものとして9,397万4,000円を計上いたしました。 次に、112ページをお願いいたします。上段の項6特定入所者介護サービス等費は、低所得者の居住費と食費の負担軽減分を給付する費用として3億6,413万8,000円を計上いたしました。 112ページ中段、款3地域支援事業費、項1介護予防・生活支援サービス事業費の主なものは、目1介護予防・生活支援サービス事業費の右側説明欄にある各種の通所型サービス及び訪問型のサービスなどの負担金のほか、目2一般介護予防事業費の1つ目の黒ポツの講師等謝礼は、地域リハビリテーション事業や介護予防体操などに係るもので、次の114ページの合計欄にありますように、5億6,020万1,000円を計上いたしました。 114ページ中段の項2包括的支援事業・任意事業費の主なものは、目1包括的支援事業費の右側説明欄の2つ目の二重丸、包括的支援事業費の中の5番目の白丸、委託料の中にあります地域包括支援センター運営事業委託料や、次の116、117ページの右側説明欄の上から2つ目の二重丸、認知症総合支援事業費などのほか、目2任意事業費で、次の118、119ページの上から4番目の白丸、委託料における配食サービス事業や成年後見支援センター運営事業などで、合計2億8,878万1,000円を計上いたしました。 118ページの下から3つ目、款4保健福祉事業費、項1保健福祉事業費、目1保健福祉事業費は、介護保険条例の一部改正の中で説明申し上げましたように、紙おむつ代等助成金について、従来の地域支援事業から保健福祉事業に位置づけを変え、850万円を計上したものでございます。 118ページ下段から120ページ上段にかけての款6予備費は、予算外の支出または予算超過の支出に充てるため3,000万円を計上いたしました。 次に、歳入について申し上げますので、戻りまして98、99ページをお願いいたします。款1保険料、項1介護保険料、目1第1号被保険者保険料でございますが、合計で33億1,003万4,000円を計上いたしました。 98ページ中段、款3国庫支出金から100ページ中段、款6繰入金、項1一般会計繰入金、目3地域支援事業繰入金までにつきましては、介護給付費及び地域支援事業に対してルールに基づく負担割合により算出したものでございます。 次の目4低所得者保険料軽減事業繰入金でございますが、これは国の施策によって消費税増額分を財源とした低所得者の保険料軽減分の補填でございます。 次の目5その他一般会計繰入金でございますが、介護保険事業運営に係る人件費、事務費などの経費分の繰入金でございます。 次に、款6繰入金、項2基金繰入金、目1基金繰入金でございますが、来年度からの第8期計画期間中の介護保険料を据え置いたことに伴い、介護保険基金を取り崩し、保険料収入の不足分を補うために繰り入れるものでございます。 以上、議案第25号についてご説明申し上げました。よろしくお願いいたします。 ○議長(土屋勝浩君) 藤澤都市建設部長。          〔都市建設部長 藤澤 純一君登壇〕 ◎都市建設部長(藤澤純一君) 同じ特別会計予算書の127ページをお願いいたします。議案第26号、令和3年度上田市駐車場事業特別会計予算についてご説明申し上げます。 129ページをお願いいたします。条文でございますが、第1条で、歳入歳出予算の総額をそれぞれ1億570万3,000円と定めたいというものでございます。 初めに、歳出からご説明申し上げますので、138、139ページをお願いいたします。歳出の主なものについて申し上げます。款1駐車場事業費、項1駐車場事業費、目1一般管理費でございますが、上田駅周辺の3か所の市営駐車場並びに2か所の駐輪場の管理運営に要する経費でございまして、総額で4,512万6,000円でございます。右側の説明欄、駐車場管理運営事業費4,512万6,000円でございますが、施設の不具合が生じた際に対応するための修繕料のほか、当該駐車場等指定管理料となる委託料等を計上してございます。 次に、款2公債費、項1公債費につきましては、市債の元金償還金5,678万円、利子につきましては279万7,000円でございます。 続きまして、歳入の主なものについて申し上げますので、136、137ページにお戻り願います。款1使用料及び手数料、項1使用料、目1駐車場等使用料でございますが、駐車場及び駐輪場の使用料など1億570万2,000円でございます。 以上、議案第26号、令和3年度上田市駐車場事業特別会計予算についてご説明申し上げました。よろしくお願いいたします。 ○議長(土屋勝浩君) 大平武石地域自治センター長。          〔武石地域自治センター長 大平 光博君登壇〕 ◎武石地域自治センター長(大平光博君) 同じ特別会計予算書の143ページをお願いいたします。議案第27号、令和3年度上田市武石診療所事業特別会計予算についてご説明申し上げます。 145ページをお願いいたします。条文でございますが、第1条で、歳入歳出の予算の総額を歳入歳出それぞれ1億1,297万円と定めたいというものでございます。 第2条、地方債につきましては、後ほど第2表でご説明申し上げます。 歳出から申し上げますので、158、159ページをお願いいたします。歳出の主なものを申し上げます。款1項1診療所費、目1一般管理費の7,694万7,000円の主なものは、職員人件費及び一般管理事業費と診療所運営に係る経常経費でございます。 次に、160、161ページをお願いいたします。160ページ中ほどの項2医業費の3,402万1,000円の主なものは、医薬材料の購入費、医療機器の賃借料、機器の更新による備品の購入費等でございます。 歳出の主なものは以上でございます。 次に、歳入の主なものについて申し上げますので、お戻りいただきまして154、155ページをお願いいたします。款1診療収入の計5,725万2,000円と、次の款2介護保険診療収入の計163万4,000円は、それぞれの年間収入見込額を計上したものでございます。 1つ飛びまして、款4繰入金、項1一般会計繰入金711万5,000円は、地方交付税措置分を繰入れするものでございます。次の項2基金繰入金1,654万3,000円は、財政調整のための武石診療所基金からの繰入れでございます。 次の款5繰越金でございますが、1,516万5,000円を見込んでございます。 次の款6諸収入、項1保健予防受託収入606万2,000円は、予防検診などの受託収入でございます。 次に、156、157ページをお願いいたします。款7市債につきましては、第2表でご説明申し上げますので、恐れ入りますが、お戻りいただきまして148ページをお願いいたします。第2表、地方債でございますが、病院事業債といたしまして、画像診断機器の更新費用に630万円をお願いするものでございます。 以上、議案第27号についてご説明申し上げました。よろしくお願いいたします。 ○議長(土屋勝浩君) ここで15分間休憩といたします。          午後 2時09分   休憩                       ◇                                午後 2時25分   再開 ○議長(土屋勝浩君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 引き続き担当者からの説明を求めます。山﨑真田地域自治センター長。          〔真田地域自治センター長 山﨑 完爾君登壇〕 ◎真田地域自治センター長(山﨑完爾君) それでは、別冊の令和3年度上田市真田有線放送電話事業会計予算書をお願いいたします。 1ページをお願いいたします。議案第28号、令和3年度上田市真田有線放送電話事業会計予算についてご説明申し上げます。 3ページをお願いいたします。条文でございますが、第2条は、業務の予定量を定めたもので、加入台数を1,817台と見込んでおります。 第3条は、収益的収入及び支出の予定額でございます。 第4条は、資本的収入及び支出の予定額で、収入額が支出額に対して不足する額につきましては、記載のとおりといたしたいというものであります。 第5条は、議会の議決を経なければ流用できない経費として、職員給与費を1,682万7,000円と定め、第6条は、たな卸資産購入限度額を30万円といたしたいというものでございます。 次に、予算の主な内容についてご説明申し上げますので、9ページをお願いいたします。収益的収入及び支出でございますが、まず収入では、款1有線放送電話事業収益として4,224万3,000円を計上し、そのうち項1営業収益は4,063万7,000円で、主なものは目1の放送電話収益でございます。項2営業外収益は160万6,000円で、主なものは目2の長期前受金戻入でございます。 次に、下段の支出でございますが、款1有線放送電話事業費用として4,553万3,000円を計上し、そのうち項1営業費用は4,251万3,000円で、主なものとして目2の施設補修費は放送電話施設の維持管理費、目3の総係費は事業経営全般の費用でございます。項2の営業外費用は252万円で、主なものは消費税及び地方消費税でございます。 次に、10ページをお願いいたします。資本的収入及び支出でございますが、まず収入について申し上げます。款1の資本的収入は2万7,000円で、加入者の負担金でございます。 次に、下段の支出でございますが、款1資本的支出は1,333万9,000円で、ケーブル架け替え工事などの建設改良費でございます。 次の11ページから27ページは予算に関する説明資料でございます。説明については省略させていただきます。 以上、議案第28号についてご説明申し上げました。よろしくお願いいたします。 ○議長(土屋勝浩君) 小林健康こども未来部長。          〔健康こども未来部長 小林 一彦君登壇〕 ◎健康こども未来部長(小林一彦君) 別冊の令和3年度上田市立産婦人科病院事業会計予算書をお願いいたします。議案第29号、令和3年度上田市立産婦人科病院事業会計予算についてご説明申し上げます。 1ページをお願いいたします。条文でございますが、第2条は、業務の予定量を定めるもので、入院者数を延べ4,569人、外来者数を延べ1万61人、分娩数を330件と見込んでおります。 第3条は、収益的収入及び支出の予定額、第4条は、資本的収入及び支出の予定額で、収入額が支出額に対して不足する額について、記載のとおりといたしたいというものでございます。 2ページをお願いいたします。第5条は企業債について、第6条は一時借入金について、限度額をそれぞれ記載のとおりといたしたいというものでございます。 第7条は、予定支出の各項の経費の金額の流用について、第8条は、議会の議決を経なければ流用することができない経費を定めるものでございます。 第9条は、一般会計から補助を受ける金額、第10条は、たな卸資産の購入限度額をそれぞれ記載のとおりといたしたいというものでございます。 次に、予算の主な内容についてご説明申し上げますので、5ページをお願いいたします。収益的収入及び支出でございますが、最初に下の段の支出でございますが、款1病院事業費用として5億7,993万2,000円を計上しております。主なものは、項1医業費用では職員給与費等と薬品などの材料費、運営に係る経費で、項2医業外費用では企業債利息等でございます。 次に、上の段の収入でございますが、款1病院事業収益として5億1,524万3,000円を計上しております。主なものは、項1医業収益では入院料、外来診察料等で、項2医業外収益では一般会計補助金、長期前受金戻入等でございます。 6ページをお願いいたします。資本的収入及び支出についてご説明申し上げます。最初に、下の段の支出でございますが、款1資本的支出は2,116万1,000円の計上で、項1建設改良費は医療機器等の購入費用、項2企業債償還金は病院建設及び医療機器整備費に係る元金償還金でございます。 次に、上の段の収入でございますが、款1資本的収入は1,304万7,000円の計上で、項1企業債は医療機器の購入に充てるための病院事業債、項4他会計補助金は病院事業債償還金に係る一般会計補助金でございます。 なお、7ページから25ページまでは予算に関する説明資料でございます。説明は省略させていただきます。 以上、議案第29号についてご説明申し上げました。よろしくお願いいたします。 ○議長(土屋勝浩君) 柏木上下水道局長。          〔上下水道局長 柏木 明彦君登壇〕 ◎上下水道局長(柏木明彦君) 別冊になっております令和3年度上田市水道事業会計、公共下水道事業会計、農業集落排水事業会計予算書をお願いいたします。 まず1ページをお願いいたします。議案第30号、令和3年度上田市水道事業会計予算についてご説明申し上げます。 条文から申し上げますので、3ページをお願いいたします。第2条は、業務の予定量を記載のとおり定めたものでございます。 第3条は、収益的収入及び支出の予定額でございます。 第4条は、次のページにわたっておりますが、資本的収入及び支出の予定額でございます。併せて、本文括弧書中の資本的収入額が資本的支出額に対し不足する額について、記載のとおり補填するものでございます。 4ページをお願いいたします。第5条は、企業債の限度額を5億9,840万円とし、起債の方法、利率等を定めたものでございます。 第6条は、一時借入金の限度額を3億円と定めたものでございます。 第7条は、予定支出の各項の経費の金額を流用することができる場合を定めたものでございます。 5ページをお願いいたします。第8条は、議会の議決を経なければ流用することができない経費で、職員給与費を4億2,496万3,000円、交際費を5万円と定めたものでございます。 第9条は、一般会計から補助を受ける金額を8,071万2,000円と定めたものでございます。 第10条は、たな卸資産の購入限度額を3,977万1,000円と定めたものでございます。 次に、予算の主な内容についてご説明申し上げますので、11ページをお願いいたします。収益的収入及び支出でございますが、まず収入について申し上げます。款1水道事業収益は28億5,397万1,000円でございます。このうち項1営業収益は24億7,951万9,000円で、主なものは目1給水収益の23億4,711万円でございます。項2営業外収益は3億7,445万2,000円で、主なものは加入金、他会計補助金及び長期前受金戻入でございます。 12ページをお願いいたします。支出について申し上げます。款1水道事業費用は27億8,626万2,000円でございます。このうち項1営業費用は25億7,789万6,000円で、主なものは上水道施設の維持管理費用、事業経営全般に要する費用及び減価償却費でございます。項2営業外費用は1億9,836万6,000円で、主なものは支払利息でございます。 13ページをお願いいたします。資本的収入及び支出でございますが、まず収入について申し上げます。款1資本的収入は7億6,114万2,000円で、主なものは企業債、国庫補助金及び負担金でございます。 14ページをお願いいたします。支出について申し上げます。款1資本的支出は21億9,877万4,000円でございます。このうち項1建設改良費は15億9,035万6,000円で、主な事業としては、真田地域での簡易水道統合整備事業及び管路や浄水場施設における建設改良事業でございます。項2企業債償還金は5億9,841万8,000円でございます。 次の15ページから45ページは予算に関する説明資料でございますが、説明を省略させていただきます。 続きまして、予算書の47ページをお願いいたします。議案第31号、令和3年度上田市公共下水道事業会計予算についてご説明申し上げます。 条文から申し上げますので、49ページをお願いいたします。第2条は、業務の予定量を記載のとおり定めたものでございます。 第3条は、収益的収入及び支出の予定額でございます。 第4条は、次のページにわたっておりますが、資本的収入及び支出の予定額でございます。併せて、本文括弧書中の資本的収入額が資本的支出額に対し不足する額について、記載のとおり補填するものでございます。 50ページをお願いいたします。第5条は、債務負担行為で、記載のとおり定めたものでございます。 第6条は、企業債の限度額を16億7,210万円とし、起債の方法、利率等を定めたものでございます。 51ページをお願いいたします。第7条は、一時借入金の限度額を10億円と定めたものでございます。 第8条は、予定支出の各項の経費の金額を流用することができる場合を定めたものでございます。 第9条は、議会の議決を経なければ流用することができない経費で、職員給与費を1億9,940万1,000円、交際費を1万円と定めたものでございます。 第10条は、一般会計から補助を受ける金額を25億6,742万8,000円と定めたものでございます。 次に、予算の主な内容についてご説明申し上げますので、57ページをお願いいたします。収益的収入及び支出でございますが、まず収入について申し上げます。款1下水道事業収益は60億2,134万4,000円でございます。このうち項1営業収益は27億7,160万6,000円で、主なものは目1下水道使用料の26億2,587万円でございます。項2営業外収益は32億4,962万7,000円で、主なものは他会計補助金、長期前受金戻入でございます。項3特別利益は11万1,000円でございます。 58ページをお願いいたします。支出について申し上げます。款1下水道費用は50億8,199万6,000円でございます。このうち項1営業費用は43億49万2,000円で、主なものは下水道施設の維持管理費用、事業経営全般に要する費用及び減価償却費でございます。項2営業外費用は7億7,150万4,000円で、主なものは支払利息でございます。 59ページをお願いいたします。資本的収入及び支出でございますが、まず収入について申し上げます。款1資本的収入は27億3,292万5,000円で、主なものは企業債、国庫補助金及び他会計補助金でございます。 60ページをお願いいたします。支出について申し上げます。款1資本的支出は59億8,730万2,000円でございます。このうち項1建設改良費は26億456万5,000円で、主なものは終末処理場の更新事業と地震対策事業等でございます。項2企業債償還金は33億6,973万7,000円でございます。項3受益者負担金返還金は300万円でございます。 次の61ページから93ページは予算に関する説明資料でございますが、説明を省略させていただきます。 続きまして、予算書の95ページをお願いいたします。議案第32号、令和3年度上田市農業集落排水事業会計予算についてご説明申し上げます。 条文から申し上げますので、97ページをお願いいたします。第2条は、業務の予定量を記載のとおり定めたものでございます。 第3条は、収益的収入及び支出の予定額でございます。 第4条は、次のページにわたっておりますが、資本的収入及び支出の予定額でございます。併せて、本文括弧書中の資本的収入額が資本的支出額に対し不足する額について、記載のとおり補填するものでございます。 98ページをお願いいたします。第5条は、企業債の限度額を1億4,370万円とし、起債の方法、利率等を定めたものでございます。 第6条は、一時借入金の限度額を1億5,000万円と定めたものでございます。 第7条は、予定支出の各項の経費の金額を流用することができる場合を定めたものでございます。 99ページをお願いいたします。第8条は、議会の議決を経なければ流用することができない経費で、職員給与費を2,987万7,000円、交際費を5,000円と定めたものでございます。 第9条は、一般会計から補助を受ける金額を9億1,521万円と定めたものでございます。 次に、予算の主な内容についてご説明申し上げますので、105ページをお願いいたします。収益的収入及び支出でございますが、まず収入について申し上げます。款1農業集落排水事業収益は13億9,436万3,000円でございます。このうち項1営業収益は4億6,418万円で、主なものは目1農業集落排水使用料の4億498万1,000円でございます。項2営業外収益は9億3,018万3,000円で、主なものは他会計補助金、長期前受金戻入でございます。 106ページをお願いいたします。支出について申し上げます。款1農業集落排水事業費用は12億6,769万3,000円でございます。このうち項1営業費用は11億1,666万円で、主なものは処理場、管渠などの維持管理費用、事業経営全般に要する費用及び減価償却費でございます。項2営業外費用は1億4,103万3,000円で、主なものは支払利息でございます。 107ページをお願いいたします。資本的収入及び支出でございますが、まず収入について申し上げます。款1資本的収入は4億4,928万8,000円で、主なものは企業債、国庫補助金及び他会計補助金でございます。 次に、支出について申し上げます。款1資本的支出は9億5,623万9,000円で、このうち項1建設改良費は1億8,964万6,000円で、主なものは処理施設の機能強化事業でございます。項2企業債償還金は7億5,659万3,000円でございます。 次の108ページ以降は予算に関する説明資料でございますが、説明を省略させていただきます。 以上、議案第30号、31号、32号について一括してご説明申し上げました。よろしくお願いいたします。 ○議長(土屋勝浩君) 柳原政策企画部長。          〔政策企画部長 柳原 渉君登壇〕 ◎政策企画部長(柳原渉君) それでは、議案集にお戻りいただきまして、71ページをお願いいたします。議案第33号、辺地総合整備計画の策定についてご説明申し上げます。 最初に、策定の趣旨でございますが、辺地に係る公共的施設の総合整備のための財政上の特別措置等に関する法律、いわゆる辺地法に基づきまして、交通条件や自然的、経済的、文化的諸条件に恵まれない山間地等の集落を辺地として指定し、生活維持に必要な公共的施設等を総合的かつ計画的に整備する辺地総合整備計画を定め、その他の地域との格差是正を図ろうというものでございます。 この計画に基づき事業実施する場合は、その財源としまして充当率100%、元利償還金に対する交付税措置率が80%と大変手厚い制度である辺地対策事業債が活用できることとなっております。 辺地の要件でございますが、集落ごとの面積、人口要件のほか、小中学校や医療機関、市役所などの主要施設までの距離、またバス等の往復便数などを辺地度点数という客観的指標として算出しまして、その点数が100点以上の集落が該当いたします。この基準によりまして上田市には9つの辺地が存在しております。このうち現在6つの辺地につきまして平成28年度から5年間の整備計画に基づき事業を実施しておりますが、現行計画が今年度をもって終了することから、新たに令和3年度からの必要な事業を取りまとめた結果、本案のとおり、真田地域で3辺地、武石地域で2辺地の計5辺地における辺地総合整備計画について県との協議が調いましたことから、辺地法に基づき議会の議決をお願いするものでございます。 続きまして、計画の概要を申し上げます。計画は令和3年度から7年度までの5年間を計画期間としまして、整備します施設名や整備を要する事情、事業費、財源内訳、辺地債の予定額を記載しております。 まず、72ページからの菅平地域の3つの辺地でございます。最初に、菅平東組辺地であります。1の概要で、辺地度点数は115点でございます。3の公共的施設の整備計画ですが、損傷が著しく、道路幅員の狭い市道原野地2号線の改良事業を計画しております。 次ページ、菅平西組辺地でありますが、辺地度点数は127点でございます。整備計画は、除雪機械1台の更新を計画しております。 次に、74ページでございます。菅平向組辺地でございます。辺地度点数は116点でございます。整備計画は、市道大松1号線の道路改良と除雪機械1台の更新を計画しております。 次のページからは武石地域の2つの辺地について定めるものであります。まず、上本入西部辺地でありますが、辺地度点数は121点でございます。整備計画は、市道内ノ山線と大布施内ノ山線の道路改良、また観光レクリエーション施設整備事業としまして、道の駅美ヶ原高原駐車場では舗装や子育て施設の整備等、また武石番所ヶ原スキー場ではレストハウスの改修やスノーマシンの増設、巣栗渓谷では橋の改修や遊歩道の整備等を計画しております。 76ページをお願いいたします。最後に、余里辺地でございます。辺地度点数は105点でございます。整備計画でありますが、市道余里トキノス線の道路改良を行う計画でございます。 議案第33号については以上でございます。 続きまして、77ページをお願いいたします。議案第34号、公立大学法人長野大学定款の変更についてご説明申し上げます。 まず、大学の定款でございますが、地方独立行政法人法の規定に基づき、公立化に併せ法人の設置者である上田市が議会の議決を経た後、県知事の認可を受けて制定、施行しているものでございます。 今回の変更の趣旨ですが、大学の運営や意思決定に際し学外理事を複数名登用することで多面的な視点から意見を反映させ、さらに理事会の経営力やガバナンスの強化を図るため、理事の定数を増やすことについて定款を一部変更したいというものでございます。 このほか、本年4月に開学する大学院、総合福祉学研究科の設置に伴う所要の変更を併せて行うもので、法に基づき議会の議決をお願いするものでございます。 次に、変更の内容でございますが、法人の役員等の定数を規定いたしました第8条中第3号において、理事の人数を現行の「5人以内」から「7人以内」に改めること、また大学院の設置に関する事項としまして、職員の任命等を規定いたしました第15条第2項において、理事長が任命する教職員に研究科長、理事会の議決事項を規定しました第19条第6号において、組織の設置及び廃止の対象に大学院を、また教育研究審議会の委員構成を規定した第23条第2項におきまして、第4号として研究科長をそれぞれ加えることが主な変更の内容でございます。 最後に、附則でございますが、施行期日としまして、理事の任期開始及び大学院開設に合わせまして、令和3年4月1日としたいものでございます。 議案第34号については以上でございます。 以上、議案第33号、第34号2件一括してご説明申し上げました。よろしくお願いいたします。 ○議長(土屋勝浩君) 柏木上下水道局長。          〔上下水道局長 柏木 明彦君登壇〕 ◎上下水道局長(柏木明彦君) 続きまして、議案集の78ページをお願いいたします。議案第35号、令和3年度上田市農業集落排水事業会計資本剰余金の処分及び資本金の額の減少についてご説明申し上げます。 地方公営企業法第32条第3項の規定により、令和3年4月1日付で上田市農業集落排水事業会計資本剰余金6,390万2,693円のうち、2,698万7,990円を処分すること、及び同条第4項の規定により、令和3年4月1日付で上田市農業集落排水事業会計資本金29億4,919万716円のうち、1億9,497万186円を減少することについて、議会の議決を求めるものでございます。 現在、市の下水道事業は公共下水道事業会計と農業集落排水事業会計の2会計により運営しております。先ほどの議案第11号でもご説明いたしましたが、市では現在農業集落排水施設を処理能力に余力のある公共下水道へ統合する農集統合事業を順次進めております。丸子地域において昨年度完了した藤原田地区に続き、今年度は荻窪地区と和子地区を統合した東内処理区について、特定環境保全公共下水道へ接続するための工事を実施してまいりました。 当該接続工事につきましては、今年度内に竣工予定となるため、令和3年4月1日付で荻窪地区及び和子地区に関わる資産、負債、資本を農業集落排水事業会計から公共下水道事業会計へ移行する必要がございます。その際、農業集落排水事業会計において資本剰余金の処分及び資本金の額の減少が発生いたしますが、この部分について議会の議決を求めるものでございます。 なお、農業集落排水事業会計で減少した資産、負債、資本は同額を公共下水道事業会計で計上するため、下水道事業全体の総額には影響はございません。 以上、議案第35号についてご説明申し上げました。よろしくお願いいたします。 ○議長(土屋勝浩君) 山口財政部長。          〔財政部長 山口 武敏君登壇〕 ◎財政部長(山口武敏君) 別冊になっております報告第1号をお願いいたします。報告第1号、専決処分した令和2年度上田市一般会計補正予算第9号の承認についてご説明申し上げます。 この補正予算は、地方自治法第179条第1項の規定によりまして、令和3年2月5日に専決処分いたしたもので、同条第3項の規定により報告し、ご承認をお願いするものでございます。 専決処分の理由でございますが、新型コロナウイルス感染症に係るワクチン接種につきまして、接種体制の確保に急を要しますことから、2月5日付で専決処分をさせていただいたものでございます。 4ページをお願いいたします。条文でございますが、第1条におきまして、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ8,730万1,000円を追加し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ987億5,247万7,000円といたしたものでございます。 歳出から申し上げますので、14、15ページをお願いいたします。款4衛生費、項1保健衛生費、目2予防費でございます。右側説明欄最初の二重丸、職員人件費は、接種事業に係る会計年度任用職員人件費でございます。 次の新型コロナウイルスワクチン接種事業費は、ワクチン接種の体制整備に係る経費でございまして、医療用等の消耗品類、ワクチン接種券の印刷や郵送等に係る経費、システムの改修、構築経費、コールセンターの設置、接種会場の設営、ワクチンの保管用冷蔵庫及びワクチン等の移送用自動車に要する経費等を計上いたしたものでございます。 歳出は以上でございます。 続きまして、歳入について申し上げますので、1枚お戻りいただきまして12、13ページをお願いいたします。今補正に係る歳入につきましては、右側説明欄にございますとおり、新型コロナウイルスワクチン接種体制確保事業補助金として、経費の全額が国庫補助金で賄われる仕組みでございます。 続きまして、6ページにお戻りをお願いいたします。第2表、債務負担行為でございますが、こちらにつきましては、コールセンター業務や会場の設営業務等、年度をまたいで行われる業務に係るもので、別添でお配りいたしました債務負担行為説明書のとおりでございます。 以上、報告第1号についてご説明申し上げました。よろしくお願いいたします。                       ◇ △日程第6 特別委員会の設置及び委員の選任 ○議長(土屋勝浩君) 次に、日程第6、特別委員会の設置及び委員の選任を行います。 お諮りします。令和3年度一般会計当初予算を審査するために、28人の委員をもって構成する一般会計予算特別委員会を設置することにしたいと思います。これにご異議ありませんか。          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(土屋勝浩君) ご異議なしと認めます。よって、28人の委員をもって構成する一般会計予算特別委員会を設置することに決しました。 お諮りします。ただいま設置されました一般会計予算特別委員会の委員の選任につきましては、委員会条例第8条第1項の規定により、お手元に配付しました名簿の諸君を指名したいと思います。これにご異議ありませんか。          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(土屋勝浩君) ご異議なしと認めます。よって、お手元に配付しました名簿の諸君を特別委員会の委員に選任することに決しました。 以上で本日の日程は終了しました。 お諮りします。明日20日から28日までの9日間は議案検討等のため休会したいと思います。これにご異議ありませんか。          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(土屋勝浩君) ご異議なしと認めます。よって、明日20日から28日までの9日間は議案検討等のため休会することに決しました。 次回は3月1日午前9時30分から会議を開きます。 本日はこれにて散会します。          午後 3時01分   散会...