令和 2年 12月 定例会(第4回)議事日程 第 1
会議録署名議員の指名 第 2 諸般の報告 第 3 会期の決定 第 4 議案第106号から第139号(趣旨説明) 第 5
予算繰越計算書の報告 本日の会議に付した事件 日程第1から第5まで 出席議員(28名) 1番 石 合 祐 太 君 2番 金 井 清 一 君 3番 中 村 悠 基 君 4番 松 尾 卓 君 5番 成 瀬 拓 君 6番 金 子 和 夫 君 7番 欠 員 8番 斉 藤 達 也 君 9番 齊 藤 加 代 美 君 10番 井 澤 毅 君 11番 原 栄 一 君 12番 宮 下 省 二 君 13番 飯 島 伴 典 君 14番 金 沢 広 美 君 15番 古 市 順 子 君 16番 小 坂 井 二 郎 君 17番 松 山 賢 太 郎 君 18番 土 屋 勝 浩 君 19番 林 和 明 君 20番 佐 藤 論 征 君 21番 尾 島 勝 君 22番 佐 藤 清 正 君 24番 池 田 総 一 郎 君 25番 南 波 清 吾 君 26番 池 上 喜 美 子 君 27番 半 田 大 介 君 28番 久 保 田 由 夫 君 29番 渡 辺 正 博 君 30番 西 沢 逸 郎 君 欠席議員(1名) 23番 小 林 隆 利 君 説明のため出席した者 市 長 土 屋 陽 一 君 副 市 長 井 上 晴 樹 君 上田市政策研究 吉 澤 猛 君 セ ン ター長
政策企画部長 柳 原 渉 君 総 務 部 長 中 村 栄 孝 君
行政管理課長 小 林 修 君 財 政 部 長 山 口 武 敏 君 財 政 課 長 倉 島 弘 一 君
市民まちづくり 城 下 真 司 君 推 進 部 長
上田地域自治 セ ン ター長
生活環境部長 山 口 泰 芳 君 福 祉 部 長 近 藤 聖 一 君
福祉事務所長 健 康 こども 小 林 一 彦 君 未 来 部 長
商工観光部長 小 相 澤 隆 幸 君 農 林 部 長 工 藤 秀 樹 君
都市建設部長 藤 澤 純 一 君 消 防 部 長 越 浩 司 君
丸子地域自治 竹 花 国 雄 君 セ ン ター長
真田地域自治 山 﨑 完 爾 君 セ ン ター長
武石地域自治 大 平 光 博 君 セ ン ター長 会 計 管理者 小 林 薫 君
上下水道局長 柏 木 明 彦 君 教 育 長 峯 村 秀 則 君 教 育 次 長 中 澤 勝 仁 君 監 査 委 員 小 池 功 二 君
事務局職員出席者 事 務 局 長 中 村 史 君 事 務 局次長 上 原 晶 君
議会担当係長 橋 詰 聡 史 君 主 査 鈴 木 康 平 君 主 査 徳 永 頼 信 君 主 任 福 澤 雄 史 君 午前 9時30分 開会
○議長(土屋勝浩君) ただいまから令和2年12月
上田市議会定例会を開会します。 直ちに本日の会議を開きます。 ◇
△日程第1
会議録署名議員の指名
○議長(土屋勝浩君) 日程第1、
会議録署名議員の指名を行います。 今定例会の
会議録署名議員は、会議規則第81条の規定により、17番松山議員、19番林議員を指名します。 ◇
△日程第2 諸般の報告
○議長(土屋勝浩君) 次に、日程第2、諸般の報告を行います。 まず、今定例会に提出されました陳情について、事務局長に報告させます。
◎事務局長(中村史君) ご報告申し上げます。
今期定例会までに受理いたしました陳情は、お手元へ配付申し上げてあります
陳情文書表のとおりです。朗読は省略させていただきます。
○議長(土屋勝浩君) 陳情については、事務局長の報告のとおり所管の委員会で審査願います。 次に、市長から、
地方自治法第180条第2項の規定により、
市長専決処分事項の指定に係る報告書の提出がありました。お手元に配付しておきましたから、ご了承願います。 ◇
△日程第3 会期の決定
○議長(土屋勝浩君) 次に、日程第3、会期の決定を議題とします。 お諮りします。今定例会の会期は、本日から12月14日までの26日間としたいと思います。これにご異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(土屋勝浩君) ご異議なしと認めます。よって、会期は26日間と決しました。 ◇
△日程第4 議案第106号~第139号
○議長(土屋勝浩君) 次に、日程第4、議案第106号から第139号まで34件一括議題とします。 まず、市長から提案理由の説明を求めます。土屋市長。 〔市長 土屋 陽一君登壇〕
◎市長(土屋陽一君) 皆さん、おはようございます。本日ここに、令和2年12
月市議会定例会を招集いたしましたところ、議員各位におかれましてはご多忙の中、ご出席を賜りまして誠にありがとうございます。 初めに、市政の各般にわたりご尽力を賜った皆様のご功績を顕彰するため、昨日「令和2年度上田市
功労者表彰式」を執り行いました。コロナ禍のため規模を縮小しての開催となりましたが、受賞者の皆様におかれましては、今後も豊富な識見と貴重な経験を生かされ、引き続き各分野で、また地域での指導者としてますますご活躍いただくとともに、市政に対しましてもなお一層のご支援をいただきたいと考えております。 続いて、
新型コロナウイルス感染症拡大防止等に対する取組について申し上げます。 上田圏域におきましては、8月28日に
感染警戒レベルが4に引き上げられ、
新型コロナウイルス特別警報が発出される事態となりましたが、長野県をはじめ
上田保健所による積極的な疫学調査や重点地域での
PCR検査、
啓発活動等の対策を講じたこともあり、落ち着いた状態を取り戻すことができました。ここに至るまで、それぞれのお立場でご尽力をいただきました皆様に対し心から敬意を表するとともに、深く感謝申し上げます。 しかしながら、その後の全国的な感染者の増加に伴い、県内でも
新規感染者が相次いで確認され、こうした事態を受け、県は去る11月12日に感染が拡大する長野、北信の両圏域について
感染警戒レベルを3に引き上げ、
新型コロナウイルス警報を発出しましたが、長野圏域についてはクラスターや感染経路が不明などのリスクの高い事例が発生しており、特に警戒が必要なことから、14日に
警戒レベルをさらに1段階引き上げて4とし、特別警報を発出したところであります。 また、上田を含む他の圏域につきましても、既に注意報が出されている松本圏域と同様に、
感染警戒レベルが2に引き上げられましたが、市内におきましても、今月に入って複数の
新規感染者が確認されております。 今回の感染状況は、飲食店での集団感染に加え、感染経路が特定できないケースも多く見受けられることから、これまで以上に緊張感を持ち、関係機関と協力しながら感染拡大の防止に全力で取り組んでまいります。 なおかつ今後は、季節性の
インフルエンザの流行も懸念されるところであり、市では、冬期の発熱患者の増加を想定し、
インフルエンザ流行期に備えた発熱患者の外来診療や検査体制の確保を図るため、県や
上田保健所と連携、情報共有をして、市民の皆様が安心して医療機関を受診できるよう、
市内医療機関への支援策に係る経費を今定例会に計上いたしました。 こうした中、
新型コロナウイルスに関連した差別や偏見が大きな社会問題となっており、市といたしましては、誹謗中傷のない社会、健やかな暮らしと活気のある地域経済の実現に向け、去る10月23日に「コロナ禍を、みんなで共に乗り越えよう!」共同宣言を行いました。当日は、趣旨にご賛同いただいた各種団体の関係の皆様にも多数ご出席をいただき、感染された方や
医療従事者、またそのご家族などに対する差別や偏見のない思いやりあふれる
地域づくりと、地域経済の回復、活性化に向けて確実に取り組んでいくことを
出席者全員で心に刻みました。 加えて、コロナ禍で生まれた差別や偏見をなくすため、愛媛県の
有志グループが進める「シトラスリボン
プロジェクト」につきましても、議員各位をはじめ関係団体の方々と連携しながら取り組んでまいりたいと考えており、これらの宣言やリボンに込められた思いが多くの市民の皆様に共有され、毎日を安心して暮らせる上田市になることを切に願っております。 一方、
新型コロナウイルス感染症との闘いが長期化する中、地域経済の再生が大きな課題であると捉えております。そのため、市では8月の飲食店を中心とした感染拡大を受け、県や
上小食品衛生協会と連携し「
飲食店緊急感染予防対策」に取り組んでまいりました。とりわけ重点地域の
中心市街地においては、
食品衛生推進員の皆様に各店舗の
感染予防対策の確認と指導にご尽力いただいたところであります。 また、去る10月19日には、私から阿部知事にお声かけし、共に
中心市街地の飲食店の視察を行い、
感染防止対策の状況を確認するとともに、事業者の皆様と意見交換を行いました。 市民の皆様におかれましては、過度に自粛することなく、信州版「新たな日常のすゝめ」に沿って
感染防止対策を徹底しながら、
社会経済活動の積極的な実施や地域の支え合いにご協力いただくよう改めてお願い申し上げます。 さて、内閣府が発表した10月の
月例経済報告によりますと、我が国の経済情勢は、
新型コロナウイルス感染症の影響により、依然として厳しい状況にあるとしております。 また、地域の雇用情勢につきましても、9月の
ハローワーク上田管内の
有効求人倍率が0.98倍と、前月に比べ改善傾向にあるものの、5か月連続して1倍台を割り込む状況となっています。国の
雇用調整助成金などの活用により求職者の増加は抑えられているものの、
新規求人数が前年同月と比較して20.7%減少しており、このことが
有効求人倍率低下の要因の一つであると考えております。 こうしたことから、先般、市も加わり、地域企業の求人確保に向け、「
求人確保対策連絡会議」が
ハローワーク上田に設置されました。 今後につきましても、
長野労働局や県、地域の商工団体と連携し、求人確保に向けた取組を一層加速させることで、この地域の雇用創出に努めてまいります。 こうした市を取り巻く厳しい経済や社会の情勢を踏まえつつ、令和3年度が第二次上田市総合計画「
後期基本計画(
後期まちづくり計画)」の初年度に当たることから、総合計画に掲げる将来
都市像実現に向け、令和3年度当初
予算編成方針を公表するとともに、
予算編成作業に着手いたしました。 また、予算編成に当たりましては、目指すべき将来都市像として掲げた「ひと
笑顔あふれ 輝く未来につながる健幸都市」を一歩ずつ前に進めていくため、前例にとらわれず、聖域なき施策の見直しを図りながら、「SDGs(持続可能な開発目標)」達成に向けた視点も念頭に、コロナ禍を乗り切るため生活者や事業者への支援に重きを置いた予算編成を行ってまいりたいと考えております。 加えて、「
感染症拡大の防止」、「地域経済の活性化と新しい生活様式への対応」、「災害からの復旧・復興の推進と災害に強い
まちづくり」の3つを重点分野として位置づけ、これらを具現化する事業に重点的に財源配分を行うことといたしました。 いずれにいたしましても、コロナ禍で一変した社会に的確に対応していくため、限られた財源をより効率的、効果的に配分し、将来を見据えた持続可能な財政運営に十分留意した上で、
市民ニーズに沿った柔軟かつ機動的な予算となるよう取り組んでまいります。 次に、第二次上田市総合計画「
後期基本計画(
後期まちづくり計画)」の策定について申し上げます。 平成28年3月に策定いたしました「第二次上田市総合計画」では、目指すべき将来都市像に「ひと
笑顔あふれ 輝く未来につながる健幸都市」を掲げ、5年間の具体的な施策を位置づけた「
前期基本計画(
前期まちづくり計画)」に基づき、市民の皆様が将来にわたった活力と
笑顔あふれるまちを実現するための施策を着実に進めてまいりました。 この
前期まちづくり計画は、本年度が最終年度となることから、昨年10月に令和3年度から5か年の
後期まちづくり計画の策定を
総合計画審議会に諮問いたしました。同審議会では、全体会を4回、5つの分野に分かれた部会を延べ31回開催し、精力的にご審議を賜り、今月5日に最終答申をいただきました。 また、審議の過程におきましては、
市民アンケートをはじめ高校生との懇談会、
パブリックコメント、特集番組の動画配信、
各種団体代表の皆様との懇談会などを通して、幅広い世代の皆様の参画と意見の反映に努めたところであります。 このたび、この最終答申を最大限尊重し、第二次上田市総合計画の総仕上げとなります
後期まちづくり計画を取りまとめましたので、今定例会に提案いたしました。 審議会の委員の皆様をはじめ多くの市民の皆様のお力添えをいただき計画が策定できましたことに対し、私自身、未来の明るい
まちづくりに向けた決意を新たにするとともに、この場をお借りして厚く御礼申し上げます。
後期まちづくり計画では、人口減少と
少子高齢社会が急速に進む中で、より効果的な
人口減少対策の展開を目指して「上田市まち・ひと・し
ごと創生総合戦略」を一体化するとともに、「SDGs(持続可能な開発目標)」を各施策に反映し、官民連携による持続可能な
まちづくりに取り組んでいくこととしております。 加えて、
前期まちづくり計画で位置づけた3つの
重点プロジェクトに「
子育て支援」と「
最先端技術活用」の2つを新たに盛り込み、
プロジェクトに沿った施策や事業を横断的かつ戦略的に推進していくこととしております。 本計画の策定を進める段階においても、
地球温暖化による気候変動が要因とされる自然災害の激甚化や頻発化、世界規模で拡大した
新型コロナウイルス感染症など、これまでの常識を覆す危機的な出来事が次々と起きており、我々の社会生活を脅かしている現状があります。このように市を取り巻く社会情勢が大きく変容している中にあって、今後生じる変化や課題、様々なリスクにも的確に対応し、将来にわたって市民が快適で幸せな暮らしを営んでいくための
まちづくりを着実に推進してまいりたいと考えておりますので、議員各位をはじめ市民の皆様のご協力をお願いいたします。 次に、市政の優先課題として位置づけております
資源循環型施設の建設について申し上げます。 去る10月16日に
資源循環型施設建設対策連絡会との懇談会を行い、この中で安全性を科学的に判断するため、また
施設建設同意ではないことを前提に「
環境影響評価着手の提案を受け入れる」とのご回答をいただきました。それを受け、
上田地域広域連合では11月から
環境影響評価の手続を開始いたしました。 一方、
南部終末処理場内に整備するし尿前
処理下水道投入施設につきましては、一昨日
地元下之条自治会の皆様から「施設建設について正式に合意する」とのご回答をいただきました。 これにより、私が市長就任以来「曲げることなく覚悟を持って取り組む」との決意の下進めてまいりました
資源循環型施設の計画は大きく前進し、次のステップへと進むことができました。この場をお借りして
資源循環型施設建設対策連絡会並びに
下之条自治会の役員の皆様のご尽力と地域住民の方々のご決断に深く感謝申し上げます。 今後につきましても、「安心・安全な施設」を最優先に、「地域価値の向上」のための振興策などについても丁寧に話合いを進めてまいります。 次に、
交通インフラの整備に対する取組について申し上げます。 別所線の
災害復旧事業につきましては、既に第2期工事が始まっておりますが、12月中に橋桁の架設に着手し、その後、軌道や電気、踏切設備などの復旧を順次進めてまいります。 また、今定例会に
リベット補修等の追加工事、上田バスが運行する代行バスや上田電鉄の災害時借入金の支援に要する経費のほか、公有化した鉄道施設の貸付けに関する議案なども提案させていただいております。 現在、台風災害や
新型コロナの影響で輸送人員が激減する中ではありますが、来春3月28日の全線開通に向けて、日本遺産の認定を契機とした取組や、
東急グループと連携した
復興プロジェクトなどの推進により利用促進を図ってまいります。 他方、コロナ禍により
交通事業者の皆様には、運賃収入の激減や
感染症防止対策の経費が増大する中で、使命感を持って運行継続に努めていただいております。 市では、国、県の補助事業も踏まえながら、バスや
タクシー事業者、別所線への
公共交通緊急支援事業を実施してきておりますが、今般、
地方創生臨時交付金を活用して、市と沿線市町との協調により、しなの鉄道の安定輸送に向けた車両整備についても支援することといたしました。 今後も引き続き、関係する行政機関、
交通事業者との連携により、市民の暮らしを守るための公共交通の確保と維持を図るとともに、3密回避など新しい生活様式に対応した取組を支援してまいります。 こうした中、バス業界においては、昨今の深刻な運転手不足により路線の廃止や減便等が相次いでおりますが、上田バスが運行している草津温泉と都内の
渋谷マークシティ等を結ぶ
高速バス事業に関連して、12月から上田市と群馬県嬬恋村、草津町を結ぶ路線バス「
上田草津線」が運行を開始する運びとなりました。 真田氏ゆかりの地域としての歴史的なつながりを生かしつつ、
生活文化圏として県境をまたいで
定住自立圏の取組を推進している嬬恋村との連携、そして
新幹線アクセスによる北陸、関西圏からの誘客促進など、上田、嬬恋及び草津の観光振興の起爆剤となる路線に発展するよう、
関係市町村の連携を強化してまいります。 また、「国道18
号上田バイパス第二期工区」につきましては、平成29年に着手した神川橋梁のほか、第一中学校東側の国分上沖(うわおき)地区の工事に加え、この秋から蒼久保地籍におきましてもバイパスを横断する地下道2か所の工事が着手となり、目に見える形で工事が進められております。 国道18
号上田バイパスは、
上田都市環状道路として上田地域30分(サンマル)
交通圏構想に位置づけられた幹線道路であるとともに、災害時の
緊急輸送道路や生活道路として地域が最も期待を寄せる社会基盤であり、今月11日には本
期成同盟会の会長として私が直接国土交通省に赴き、来年度の予算確保について強く要望を行ったところであります。今後も、機会を捉え、地元選出の国会議員や地域の皆様のお力をお借りする中で、継続的に要望活動を行ってまいります。 次に、農業振興に対する取組について申し上げます。 農地の
流動化政策につきましては、関係法令の改正に伴い、従来の
農地利用集積円滑化事業から
農地中間管理事業への移行を進めており、市では今年度から農地相談、農地情報の一元管理などを
ワンストップで対応できる体制を整備したところであります。
農地中間管理事業の核となる「人・
農地プラン」につきましては、実質化に向けた取組を進める前提として、昨年度市内全農家を対象に
アンケート調査を実施し、過半数を超える農家の皆様から回答をいただきました。 今後は、これらの
アンケート結果等を基に、
農業委員会やJAなどの関係機関と協議を進め、今年度末の
プラン公表に向け鋭意取り組んでまいります。 また、都市と農村との交流促進や農山村地域の活性化を図るため、県と地元の皆様と協力して殿城地区(岩清水)に整備を進めてまいりましたクラインガルテン(
滞在型農園)につきましては、県による造成工事が8月に終わり、その後引き続いて市が
簡易宿泊棟と交流棟の建設を進めておりましたが、両施設とも年内に完成する運びとなりました。来年の4月の供用開始に向け、年明けから利用者の募集を行ってまいりたいと考えておりますので、今定例会に関係条例を提案いたしました。 次に、商工、観光振興に対する取組について申し上げます。 市では8月から9月にかけ「
消費喚起応援事業」として、
スマートフォン決済事業者PayPayと連携した県内初の
ポイント還元キャンペーンを実施いたしましたが、期間中対象店舗での利用額は9億円を超え、
ポイント還元額は2億1,000万円余となりました。事業者や市民の皆様からは総じて好意的なご意見が多かったことから、さらなる消費喚起を促すため、年明けから第2弾の
キャンペーンを実施することといたしました。 今後につきましても、飲食、小売、
サービス業などに携わる事業者への支援と併せ、「新しい生活様式」の実践例の一つである電子決済の普及促進にも鋭意取り組んでまいります。 一方、
市内製造業におきましては、コロナ禍の中ではありますが、生産拠点を広げ、受注拡大に取り組む企業も現れるなど明るい兆しも確認されております。そのため、今定例会に工場用地の取得及び工場設置に対する支援に要する経費を計上いたしました。
市内観光客の状況につきましては、
観光地利用者統計による8月の
市内利用者数は前年対比7割減と、
新型コロナウイルス感染症の影響を色濃く受けておりましたが、国のGo To
トラベルキャンペーンの効果もあり、9月下旬の
シルバーウイーク以降
市内温泉地等への宿泊客が増加し、さらに10月1日から同
キャンペーンの対象地区に東京都が追加されたことで、週末には満室になる宿泊施設も見られるなど観光業は回復傾向にあると捉えております。 また、今後、冬季の観光誘客に向けた市独自の取組として、7月臨時会で関係予算を議決いただいた
菅平高原スノーリゾート、
武石番所ヶ原スキー場の「
リフト券割引キャンペーン」を実施するとともに、県内外での
観光PRキャンペーンやSNSによる情報発信なども計画しており、
市内スキー場を中心に多彩な観光資源を活用した積極的な誘客促進事業を展開してまいります。 次に、健康福祉に対する取組について申し上げます。 厚生労働省の発表によると、2018年の国内の認知症患者数が500万人を超えたとされ、2025年には700万人となり、高齢者の5人に1人が認知症になると見込まれています。 市では、市民の皆様に体だけでなく脳の健康にも関心を向けていただき、高齢になっても脳も体も健康で、かつ元気に生活できる健幸都市の実現を目指し、新たに認知機能検査事業を9月から開始いたしました。 この事業は、上田市、上田市医師会、小県医師会、民間事業者の4者による「認知症の方とその御家族が安心して暮らせる
まちづくり連携協定」により、医師会の皆様のご協力の下、認知機能検査結果に基づく生活習慣病や認知症を予防するための助言などを行うほか、必要な方に対しては医療的な支援を行っております。 加えて、市では「上田市認知症見守りネットワーク」を組織し、徘回の心配がある高齢者等の情報を市や上田警察署、地域包括支援センターに登録していただくことにより、早期発見、早期保護につなげておりますが、10月からネットワークに登録している全ての方を対象に保険料を全額市が負担し、個人賠償責任保険に加入いたしました。 今後も、こうした取組を積み重ねることにより、高齢者やそのご家族が地域で安心して生活できるよう引き続き取り組んでまいります。 次に、市立産婦人科病院につきましては、少子化の進行や医師不足など周産期医療を取り巻く厳しい状況もあり、昨年の9月定例会で附帯意見をいただいたとおり、依然として厳しい病院経営が続いております。 そのため、去る10月6日に産婦人科病院運営審議会に対し「市立産婦人科病院のあり方検討について」諮問し、地域の周産期医療の将来を見据えた運営方針や産婦人科病院の果たすべき役割を踏まえたご審議をお願いしたところであります。 市といたしましては、今後も引き続き安心して未来を担う子供たちを地域内で産み育てられる環境の整備に向けて取り組んでまいりますが、産婦人科病院の在り方につきましても、議員各位をはじめ市民の皆様のご理解をいただきながら慎重に検討作業を進めてまいります。 次に、教育に対する取組について申し上げます。 施設の老朽化に伴い改築が喫緊の課題となっている第二学校給食センターの建設予定地につきましては、土地所有者と用地交渉を進めてきた結果、先般合意に至りましたので、今定例会に用地取得に関する議案を提案いたしました。 現在、令和5年度2学期からの施設稼働に向け基本設計を進めており、その後は順次実施設計、造成工事等に取り組んでまいります。 また、第五中学校改築事業につきましては、昨年度建物の構造耐力を調査した結果、主要な校舎である第一校舎、第二校舎及び屋内運動場の全てにおいて安全確保の基準を満たしていなかったことから、全面改築を基本に事業に着手することといたしました。 今年度におきましては、
新型コロナウイルス感染症の影響による着手の遅れもありましたが、10月には地域協議会、地元自治会、
まちづくり団体の代表者、並びに学校関係者で組織する「第五中学校改築推進委員会」を立ち上げ、現在、新校舎に対する要望やご意見を伺うため、関係する皆様を対象に
アンケート調査を実施しております。 今後は、この
アンケートの結果を踏まえ、今年度中に整備計画を策定し、来年度以降基本設計、実施設計等に着手してまいりたいと考えております。 一方、国の「GIGAスクール構想」を踏まえた学習環境の整備につきましては、現在、各小中学校においてWi―Fi環境の整備や電源キャビネットの設置、児童生徒用の端末のリース契約などを順次進めております。 今後につきましては、児童生徒の情報活用能力の向上を目指し、教職員に対する研修等を実施してまいります。 次に、公立大学法人長野大学の学部学科再編及び大学院設置につきましては、まずは来年4月の社会福祉学系大学院の設置に向け、本年3月に大学から文部科学省へ設置認可申請を提出し、同省に置かれる「大学設置・学校法人審議会」において審議が行われてまいりました。その結果、同審議会から文部科学大臣に対して、長野大学大学院設置を可とする答申がされ、去る10月23日付で設置が認可されました。 この大学院は、社会福祉学部での教育、研究を一層発展させる形で「総合福祉学研究科」とし、社会福祉学及び発達支援学の2専攻により、地域社会の福祉課題解決に貢献する高度専門職業人と研究者の育成を目指すこととしております。 市といたしましても、大学院設置によって社会福祉の研究や教育に深く携わることを目指す学生や学び直しを望む社会人のリカレント教育の機会拡大に寄与できるものと大いに期待しております。 また、理工系学部設置をはじめとする学部学科再編につきましては、大学において外部有識者などからのご意見を得ながら、学部構成やカリキュラム等の調整を進めており、今後さらに教員確保とともに財政推計や施設整備計画などについて総合的に検討し、具体化していくこととしております。 一方、長野大学が取得、活用を目指す市内小牧地籍の中央水産研究所旧上田庁舎につきましては、国有財産の売却等を審議する財務省の審議会において、長野大学を譲渡の相手方として妥当とする決定がなされ、また財産の所管も国立研究開発法人水産研究・教育機構から財務省に移管されたことから、今後、財務省と大学それぞれに価格決定のための不動産鑑定評価を行う段階となりました。予定としては今年度内に譲渡契約を目指すこととしており、この施設が共同研究や地域資源活用の拠点として活用が図られるよう、関係機関との連携の下、取り組んでまいります。 こうした中、議会におかれましても「長野大学改革推進研究委員会」を設置しご協議をいただいておりますが、公立化とともにスタートした現在の第1期中期目標の6年間は、公立大学としての運営基盤を固める重要な期間であり、残り2年余りの期間で改革のスピードを一層上げられるよう大学とともに努めてまいりますので、議員各位のご支援、ご協力をお願いいたします。 次に、地域の魅力アップに向けた取組について申し上げます。 日本遺産の活用につきましては、去る9月10日に市を含めた関係団体等で構成する「上田市日本遺産推進協議会」を設立し、その後事業推進主体となる文化財活用、観光振興、情報発信の各専門部会を発足させ、官民連携の下、地域の活性化やシビックプライドの醸成に向けた取組がスタートしました。 今年度は、観光客の受入環境の整備のほか、テーマである「レイラインがつなぐ『太陽と大地の聖地』~龍と生きるまち信州上田・塩田平~」のストーリーを市民の皆様に広く知っていただけるよう、メディアとタイアップしたプロモーション映像の制作、普及啓発に向けた認定記念シンポジウムの開催や、冬至に合わせレイライン上で花火を打ち上げるなど、日本遺産の活用に向けた市民の機運醸成への取組を進めてまいります。 また、併せて日本遺産を活用した人材育成、普及啓発、観光振興等を図る事業を効果的かつ積極的に展開できるよう、上田市と同時認定された千曲市や周辺市町村のほか、先進自治体との連携を深め、交流人口の拡大にも努めてまいります。 他方、来年に延期された「東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会」の開会式が来年7月23日に決定したことに伴い、聖火リレーの都道府県日程も組織委員会から発表されました。これを受け、長野県実行委員会では来年4月1日に上田市内での聖火リレー実施を検討していると伺っており、折しも上田城跡公園の千本桜の開花時期と重なることから、大変印象的な聖火リレーになるのではないかと期待しております。 市としましても、この聖火を掲げることにより、平和、団結、友愛といったオリンピック、パラリンピックの理想を体現し、世紀の祭典の成功の一翼を担うよう、今定例会に関係経費の債務負担行為をお願いし、準備に万全を期してまいりたいと考えております。 次に、庁舎等の改修・改築について申し上げます。 新本庁舎は、7月に上棟し、これまで建設工事場所にそびえ立っていた2基のタワークレーンも屋根の施工が進むにつれ順次解体がされ、建物周辺の足場撤去も進み、10月には新本庁舎全体の外観が見えるようになりました。 現在は、建物内部や周辺の外構工事が盛んに行われており、各階の様子もより鮮明に見えてまいりました。 新本庁舎と南庁舎を結ぶ連結棟につきましても、10月下旬から本格的な工事に着手し、来年3月の新本庁舎竣工に向け工事は着々と進んでおります。 新本庁舎が完成するまでの間は、庁舎周辺の外構工事等が施工され、来庁者の方にはご不便をおかけしているところでありますが、これまでと同様に日々の安全管理に十分配慮しながら工事を進めてまいります。 現在、早期の開庁を目指して、電話や情報設備の工事、備品等の購入も進めており、大型連休から移転に着手し、令和3年5月には順次業務を開始する予定であります。 また、移転、開庁後においても市民が利用しやすく市役所が機能するように、南庁舎の改修や旧庁舎の解体、駐車場整備等についても引き続き取り組んでまいります。 なお、この新本庁舎の管理につきましては、設備の保守点検及び警備、清掃など建物管理に関する業務の窓口を一本化するため、複数の業務を一括して委託する「総合管理業務方式」を導入し、施設の維持管理に欠かせない業務同士の連携を強化するとともに、効率的な維持管理となるよう努めてまいります。 一方、武石地域における新たなにぎわいの創出や住民が集う出会いと協働の場、さらに災害時の防災拠点を目指し整備を進めてまいりました武石地域総合センターにつきましては、来年3月末、分散した施設が集約され業務開始となることから、上田市地域自治センター条例ほか関係条例の一部改正を今定例会に提案いたしました。 最後に、9月16日に発足した菅内閣は、デジタル化政策の中心にマイナンバーカード(個人番号カード)の普及を位置づけ、令和4年度末に交付率100%の目標を掲げております。 こうした中、上田市の状況は、10月1日現在、交付率が16.6%と全国平均の20.5%を大きく下回っています。 しかしながら、国が
新型コロナウイルス対策として実施した「特別定額給付金」がマイナンバーカードによるオンライン申請を取り入れたことや、健康保険証、運転免許証としても活用される方向性が示されたことも影響し、本年5月頃から処理件数が著しく増加しており、市民課窓口の混雑要因の一つとなっております。 そのため、混雑緩和の一助となるよう、窓口体制の強化と来庁者の平準化につながる「マイナンバーカード交付予約システム」の導入に係る経費を今定例会に計上いたしました。 以上、今回提案いたします案件のほか直面する市政の課題等について、その一端を申し上げました。 今回提案いたします案件は、条例案7件、予算案8件、事件決議案19件の合計34件であります。 まず、条例案につきましては、上田市クラインガルテン条例制定のほか、武石地域総合センターの供用開始に伴い、
武石地域自治センターの位置を変更するため上田市地域自治センター条例の一部改正を行うなど、計7件を提案いたしました。 次に、12月補正予算につきましては、9月補正予算編成以降の諸事情により必要が生じた新規の事務事業経費や人事異動等に伴う人件費の調整、及び年度末から来年度にかけて実施する事業の債務負担行為などを計上いたしました。 今回は、一般会計ほか3特別会計及び4企業会計に係る予算計上となっております。このうち一般会計補正予算第8号につきましては、6億3,371万円余の増額補正を行い、予算額は986億6,517万円余となっております。 一般会計の主なものといたしましては、
新型コロナウイルス感染症対策事業のほか、利用サービスの需要変動に伴う扶助費の調整や除排雪関連経費の追加計上、タブレット端末を活用した議会ICT化事業、このほか上田文化会館整備事業に着手するための債務負担行為などを計上しております。 次に、事件決議案につきましては、第二次上田市総合計画「
後期基本計画(
後期まちづくり計画)」を定める議案のほか、丸子統合保育園整備事業建築主体工事請負契約の変更に関する議案や新庁舎建設整備事業に伴う什器や備品等の購入に係る契約の締結など計19件であります。 以上、今回提案いたしました条例案、予算案及び事件決議案の概要を申し上げました。 各提出案件の内容につきましては、それぞれ担当者から説明いたしますので、よろしくご審議を賜りますようお願い申し上げます。
○議長(土屋勝浩君) ここで15分間休憩といたします。 午前10時15分 休憩 ◇ 午前10時30分 再開
○議長(土屋勝浩君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 続いて、担当者から順次説明を求めます。大平
武石地域自治センター長。 〔
武石地域自治センター長 大平 光博君登壇〕
◎
武石地域自治センター長(大平光博君) 議案集の1ページをお願いいたします。議案第106号、上田市地域自治センター条例中一部改正についてご説明申し上げます。 改正の趣旨でございますが、武石地域で老朽化しております
武石地域自治センター、武石公民館、武石健康センターなどの機能を集約した武石地域総合センターを令和元年度から旧武石公民館跡地に整備を進めておりまして、現在の進捗状況は、建物本体工事に並行し外構工事に着手しているところです。
武石地域自治センターを含む武石地域総合センターでの業務開始は令和3年3月29日を予定しており、これに合わせ上田市地域自治センター条例の一部を改正したいというものでございます。 改正の内容ですが、位置等を定めております第2条の表中、
武石地域自治センターの位置「上田市上武石77番地」を「上田市下武石742番地」に改めたいとするものでございます。 附則といたしまして、施行期日につきましては、業務開始日であります令和3年3月29日から施行することといたしまして、新施設に移転し、市民参加協働推進、分権型自治を構築するため、地域の皆様の活動拠点としてご活用いただくとともに、市民サービス提供を行ってまいりたいとするものでございます。 議案第106号、上田市地域自治センター条例中一部改正について申し上げました。よろしくお願いいたします。
○議長(土屋勝浩君) 小林健康こども未来部長。 〔健康こども未来部長 小林 一彦君登壇〕
◎健康こども未来部長(小林一彦君) 議案集の2ページをお願いいたします。議案第107号、上田市保健センター条例中一部改正についてご説明申し上げます。 改正の理由でございますが、先ほどの議案第106号、上田市地域自治センター条例の一部を改正する条例でご説明申し上げました理由と同様に、武石地域総合センターが令和3年3月29日から供用開始する予定となっており、それに伴いまして武石健康センターが武石地域総合センター内に移転するため、所要の改正を行うものでございます。 改正の内容でございますが、2点ございます。改正内容の1点目は、移転に伴う位置の変更でございます。保健センターの名称及び位置を定めた第2条の表中、武石健康センターの移転後の所在地を「上田市下武石742番地」に改めたいというものでございます。 次に、改正内容の2点目でございますが、保健センターの使用料を定めた第8条関係の別表第3項を削る改正でございます。現在武石健康センターが所管している調理室、指導室について、新施設では調理実習室、多目的室として武石公民館の所管となり、使用料は上田市公民館条例で規定されることから、武石健康センター使用料を規定した第8条関係の別表第3項を削るものでございます。 なお、移転後の武石健康センター主催事業につきましては、事業ごとに公民館施設を利用することにより対応してまいります。 附則でございますが、第1項は施行期日を、第2項は経過措置を定めたものでございます。 議案第107号につきましては以上でございます。 次に、議案集の3ページをお願いいたします。議案第108号、上田市国民健康保険税条例中一部改正についてご説明申し上げます。 改正の理由でございますが、地方税法施行令の一部を改正する政令が令和2年9月4日に公布され、令和3年1月1日から施行されることに伴い、所要の改正を行うものでございます。 具体的には、平成30年度税制改正において個人所得課税の見直しが行われ、給与所得控除や公的年金等控除についてそれぞれ10万円引き下げるとともに、基礎控除を10万円引き上げる改正がなされ、令和3年1月1日から施行されます。これに伴い、国民健康保険税の減額の対象となる所得の基準において、被保険者に不利益が生じないようにするための改正を行うものでございます。 改正の内容でございますが、主な改正点が2点ございます。1点目として、国民健康保険税の軽減措置に係る判定所得の基礎控除相当分の基準額の引上げを行うものであります。国民健康保険税の減額を定めた第24条の軽減判定所得の7割軽減基準額を定めた第1号において、国民健康保険税の減額に係る所得の基準について、軽減判定所得の算定における基礎控除額相当分の基準額を「33万円」から「43万円」に改めるものでございます。 また、給与所得控除や公的年金等控除が適用される2人以上の被保険者が属している世帯の場合、基準額の43万円の引上げにより軽減措置の対象から外れたり軽減割合が縮小する世帯が生じる可能性があることから、これを調整する措置を行うものであります。 具体的には、被保険者のうち一定の給与所得と公的年金等の支給を受ける者の数の合計数、給与所得者等の数から1を減じた数に10万円を乗じて得た金額、軽減加算額でありますが、これを改正後の基準額43万円に加算することに改めるものでございます。 また、改正文の上から13行目となります。軽減判定所得5割軽減基準額を定めた第24条第2号及び軽減判定所得の2割軽減基準額を定めた同条第3号においても、同条第1号と同様に軽減判定所得の算定における基礎控除額相当分の基準額を43万円に改める改正を、また被保険者のうち一定の給与所得と公的年金等の支給を受ける者の数、給与所得者等の数の調整措置の改正を行うものでございます。 2点目として、改正文の下から4行目となります。附則第9項で定めております公的年金等に係る所得に係る国民健康保険税の課税の特例についての改正でございます。現制度では特例措置として65歳以上の被保険者の公的年金所得について、軽減判定所得の算定の際の所得を15万円減じて計算するという特例、特別控除15万円がございます。先ほどご説明申し上げました第24条に規定する軽減加算額を算定する際の65歳以上の者の公的年金等を受ける者の数について、改正前においては公的年金等の収入額を110万円を超える者としておりますが、今般軽減加算額が10万円引き上がることから、特例措置、特別控除15万円を考慮した上で、公的年金等の収入がある被保険者の軽減対象の範囲に影響が生じないようにするため、125万円と読替えをして適用する改正を行うものでございます。 附則でございますが、第1項は施行期日を、第2項は軽減措置を定めたものでございます。 なお、お手元には新旧対照表をお配りしてございますので、参考に御覧いただければと存じます。 議案第108号につきましては以上でございます。 続きまして、議案集の4ページをお願いいたします。議案第109号、上田市特定教育・保育施設及び特定地域型保育事業の運営に関する基準を定める条例中一部改正についてご説明申し上げます。 改正の理由でございますが、令和2年6月10日に公布された地域の自主性及び自立性を高めるための改革の推進を図るための関係法律の整備に関する法律により子ども・
子育て支援法の一部が改正され、令和2年9月10日から施行されたことに伴い、所要の改正を行うものでございます。 改正の内容でございますが、用語の定義のうち、特定地域型保育事業を規定する第2条第23号中の改正は、引用する子ども・
子育て支援法の条文を改めるものでございます。具体的には、地域型保育事業は小規模保育事業など4つの事業類型に分かれており、利用者はこの4類型の中から事業選択が可能となっております。この地域型保育事業を行う者に対する市町村の確認については、従来は事業所が所在する市町村と当該利用者が居住する市町村がそれぞれ確認を行うこととされておりました。今般、保育所等の教育・保育施設と地域型保育事業所に係る市町村の確認の手続に差異をなくすため、事業所が所在する市町村以外の市町村による確認を不要とする見直しが行われました。これにより、子ども・
子育て支援法が改正されることに伴い本条例で引用する部分の条項ずれが生じたため、修正するものでございます。 附則として、公布の日から施行したいというものでございます。 議案第109号についてご説明申し上げました。 以上、議案第107号、第108号、第109号3件一括してご説明申し上げました。よろしくお願いいたします。
○議長(土屋勝浩君) 小相澤
商工観光部長。 〔
商工観光部長 小相澤 隆幸君登壇〕
◎
商工観光部長(小相澤隆幸君) 議案集の5ページをお願いいたします。議案第110号、上田市地域経済牽引事業の促進による地域の成長発展の基盤強化のための固定資産税の課税免除に関する条例中一部改正についてご説明申し上げます。 改正の理由でございますが、中小企業の廃業を防ぐとともに、中小企業が積極的に事業展開を行い成長できる環境を整備するため、本年6月19日に中小企業の事業継承の促進のための中小企業における経営の承継の円滑化に関する法律等の一部を改正する法律が公布され、10月1日から施行されました。この法律により、地域経済牽引事業の促進による地域の成長発展の基盤強化に関する法律、いわゆる地域未来投資促進法が改正され、本条例で引用する条文について条項にずれが生じたことから、規定の整備を行うものでございます。 改正の内容でございますが、地域未来投資促進法において地域経済牽引事業計画の認定を受けた中小企業者が事業の拡大により中小企業者の要件に該当しなくなった場合においても継続して支援が受けられるよう、計画期間中は中小企業とみなして取り扱う規定が新たに追加され、以下、条の繰下げと関係省令の題名改正が行われましたので、本条例において課税免除の措置を規定する第2条中、同法の引用条文と省令の題名を改正するものでございます。 附則でございますが、施行日を公布の日からとすると規定するものでございます。 以上、議案第110号についてご説明申し上げました。よろしくお願いいたします。
○議長(土屋勝浩君) 工藤農林部長。 〔農林部長 工藤 秀樹君登壇〕
◎農林部長(工藤秀樹君) 議案集の6ページをお願いいたします。議案第111号、上田市クラインガルテン条例制定についてご説明申し上げます。 まず、条例制定に至る経過及び趣旨について申し上げます。上田市クラインガルテン
滞在型農園は、地元要望により平成23年から殿城地区に整備を進めてまいりました。県営中山間総合事業として造成工事を行い、現在は農園に附帯する
簡易宿泊棟及び交流棟を建設中でございます。本施設は、市民農園整備促進法に基づき整備しており、本来農地の貸付けや転用などは農地法の制約がありますが、本法により地方自治体等が農園の整備を進める場合には農地法の許可が不要となることに加え、農園に附帯する簡易宿泊施設や休憩施設等の整備が可能となっております。 本施設は、都市住民との交流及び移住の促進により農村地域の活性化を図るため設置するもので、来年4月に開園を予定していることから、新たに条例を制定するものでございます。 施設の概要でございますが、敷地面積約1.4ヘクタール、
簡易宿泊棟がついた約100平方メートルの農園が9区画、建築面積約81平方メートルの交流棟が1棟となっております。 続きまして、条文の内容についてご説明申し上げます。第1条では設置の趣旨を定め、第2条では名称、位置について規定をしております。 第3条では利用時間と利用期間を、第4条では休館日について、7ページにかけまして第5条では利用の許可を、第6条では許可の取消し等を規定しております。 第7条では使用料の規定で、類似する施設の料金体系を参考に9ページの別表のとおり定めたものでございます。 第8条では使用料の減免または免除を、第9条では使用料の還付について規定しております。 第10条では利用者の原状回復の義務を、第11条では損害賠償の義務について規定をしております。 第12条は、補則として、本条例の施行に必要な事項を別に定めることを規定しております。 次に、8ページにかけまして附則でございますが、第1条では施行期日、第2条では準備行為を、第3条では指定管理制度に移行するに当たって必要な改正について規定しております。 以上、議案第111号についてご説明申し上げました。よろしくお願い申し上げます。
○議長(土屋勝浩君) 中澤教育次長。 〔教育次長 中澤 勝仁君登壇〕
◎教育次長(中澤勝仁君) 議案集の10ページをお願いします。議案第112号、上田市公民館条例中一部改正についてご説明申し上げます。 最初に、改正の趣旨でございますが、上田市武石公民館は、先ほど提案のございました
武石地域自治センターと同じく武石地域総合センターの一部として令和3年3月29日に移転いたします。これに合わせて上田市公民館条例の一部を改正したいというものでございます。 改正の内容でございますが、まず公民館の位置を定めております条例第2条第1項の表におきまして、上田市武石公民館の位置を現在の仮事務所であります「上田市上武石77番地」から「上田市下武石742番地」に改めたいというものでございます。 次に、使用料を定めております条例第6条関係の別表におきまして、新たに上田市武石公民館の使用料を加えたいというものでございます。この使用料の算定につきましては、他の公民館の使用料を参考に、本市の施設使用料算定方法に基づき定めたものでございます。 附則といたしまして、第1項で、この条例は、令和3年3月29日から施行するというもの、第2項は、準備行為を規定するというものでございます。 以上、議案第112号についてご説明申し上げました。よろしくお願いいたします。
○議長(土屋勝浩君) 山口財政部長。 〔財政部長 山口 武敏君登壇〕
◎財政部長(山口武敏君) 別冊になっております令和2年度上田市一般会計・特別会計補正予算書をお願いいたします。議案第113号、上田市一般会計補正予算第8号についてご説明申し上げます。 2ページをお願いいたします。条文でございますが、第1条におきまして、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ6億3,371万8,000円を追加し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ986億6,517万6,000円といたしたいというものでございます。 第2条、繰越明許費、第3条、債務負担行為補正及び第4条、地方債補正は、それぞれの別表で後ほどご説明申し上げます。 それでは、歳出から申し上げますので、22、23ページをお願いいたします。歳出でございますが、本補正予算では各費目にわたりまして人事異動等に伴います職員人件費の調整を行っておりますが、個別の説明につきましては省略させていただきます。また、今回の補正は国、県補助事業の事業費及び財源の調整のほか、事業の進捗状況などを踏まえての調整、また通年見通しに基づく光熱水費等の過不足の調整に加えまして、
新型コロナウイルス感染症に伴い事業を中止したこと等による減額について、それぞれの目の中で財源の振替を行っておりますが、新規事業など特段のものを中心に説明させていただきますので、よろしくお願いいたします。 初めに、款1議会費でございます。職員人件費の調整のほか、右側説明欄2つ目の二重丸、議会運営事業費におきまして、議会改革におけるICT化事業の一環としてタブレット端末の導入経費を計上いたしております。なお、この経費につきましては、既決予算の減額により財源が確保されているものでございます。 次に、款2総務費に参りまして、説明欄一番下の二重丸、武石地域総合センター整備事業費で200万円の増額をお願いしております。これは、次の25ページにかけての各費目において、来年3月下旬に予定しておりますセンターの竣工式典等の経費をお願いするものでございます。 次に、24ページ2項目めの目6企画費でございますが、説明欄最初の二重丸、企画調査事業費で165万円をお願いしております。これは、企業版ふるさと寄附における1,000万円の寄附の申出に伴い、令和2年度の地方創生応援税制改正の普及啓発推進事業として導入された仲介事業者への手数料を計上いたしたものでございます。 続く二重丸、公立大学法人長野大学関係事業費では、長野大学修学支援事業補助金において、対象学生数が増えたことに伴い3,203万5,000円の増額をお願いしております。 続く26、27ページをお願いいたします。目14地域振興対策費の説明欄4つ目の二重丸、ふるさと上田応援寄附金推進事業費と、続く二重丸、基金積立金で、合わせまして2億7,000万円の増額を計上しております。これは、現在の状況から今後見込まれるふるさと寄附金に対応して、返礼品代や基金への積立ての増額をお願いするものでございます。 次の28、29ページをお願いいたします。2段目の項3戸籍住民基本台帳費、目1戸籍住民基本台帳費の説明欄2つ目の二重丸、戸籍住民基本台帳事務費で407万円の補正増をお願いしております。これは、マイナンバーカードの取得が増加しておりますことを受けて、ナンバーカード交付予約システムの導入経費を計上したものでございます。 次に、少し飛びまして36、37ページをお願いいたします。款3民生費、項3児童福祉費に参りまして、2つ目の目4保育所費でございます。右側説明欄の3つ目の二重丸、民間保育所助成事業費におきまして、1つ目のポツ、民間保育所建設事業補助金で1,925万円をお願いしております。これは、来年4月に開園を予定しております民間の小規模保育所の施設整備費に対する補助金を計上いたしたものでございます。 次の38、39ページをお願いいたします。3段目から目4衛生費に参ります。項1保健衛生費の2項目め、目2予防費の説明欄2つ目の二重丸、感染症対策事業費で6,127万5,000円の増額をお願いしております。これは、発熱患者受入医療機関協力金の増額で、内容が2つございます。1つ目は、本年度第2号補正でお認めいただいた既存メニューへの追加計上分でございます。2つ目は、新規のメニューでございますが、長野県において季節性
インフルエンザの流行期に備え、発熱患者等がかかりつけ医等地域の医療機関に直接電話相談の上、診療及び検査を受けられる体制を整備しており、さきの11月17日から新たな体制が導入されたことに対応したものでございまして、内容が2つございます。1つは、県から診療、検査医療機関の指定を受けた医療機関に対するもので、診療に加えての検査の有無の違いで1医療機関当たり30万円または20万円を支給するものでございます。もう一つは、休日緊急医として発熱患者等を受け入れる医療機関に対して、1回当たり3万1,600円を支給するものでございます。 続く40、41ページをお願いいたします。目4健康づくり事業費の説明欄3つ目の二重丸、相染閣管理事業費でございますが、相染閣管理運営委託料として1,500万円をお願いしております。これは、
新型コロナウイルス感染症拡大の影響により利用料収入が減少しておりますことから、今後の見込みも併せまして指定管理料の増額を計上いたしたものでございます。 続く42、43ページをお願いいたします。項2清掃費、目2ごみ処理費で4,980万円の増額をお願いしております。これは、右側説明欄にございますとおり、ごみ収集委託料から焼却灰等処理委託料までの4項目のごみ処理委託料につきまして、いわゆる
新型コロナウイルス感染症に伴う巣籠もり需要に起因した廃棄物の増加に伴うものでございます。 続いて、2枚おめくりいただきまして46、47ページをお願いいたします。中ほどの款7商工費、項1商工費でございますが、目2商工振興費の説明欄最初の二重丸、商業振興事業費におきまして、2つ目のポツ、
消費喚起応援事業負担金として1億3,000万円をお願いしております。これは、新しい生活様式の普及と消費喚起を目的として、モバイル決済サービス事業者及び市内3商工団体と連携して行いますポイントバック
キャンペーンに対する負担金でございまして、本年度の第4号補正でお認めいただいた事業の第2弾となるものでございます。 続く工業振興事業費では、市内2社の工場等の増設に対する企業誘致促進事業補助金をお願いしております。なお、こちらは2年分割のルールとなっておりまして、来年度分の債務負担行為もお願いするものでございます。 続きまして、3枚おめくりいただき52、53ページをお願いいたします。52ページの下段、款8土木費、項6交通対策費、目1交通対策事業費の説明欄2つ目の二重丸、交通運輸対策事業費で6,017万4,000円の増額をお願いしております。一番下から3つ目のポツ、
公共交通緊急支援事業負担金の950万8,000円は、しなの鉄道の安定輸送に向けた車両重要部検査に対する県と協調した沿線市町、沿線の市と町でございますが、沿線市町の上田市負担分でございます。 次の55ページに参りまして一番上のポツ、別所線運行経費補助金は、内容が2つございます。別所線の代替輸送事業である上田城下線のバス運行に対する国、県、上田市の協調補助分と、別所線の長期的な運行の確保に関する計画に基づいて補助する災害支援措置分でございます。 続きまして、ページの中ほどから一番下の段、款10教育費になります。項2小学校費、目1学校管理費で、説明欄の一番下の行になりますが、施設整備事業費の工事請負費で6,639万9,000円をお願いしております。これは、次の57ページの一番上に記載がございますが、各小学校施設整備及び営繕工事費になります。来年度にトイレの洋式化の国庫補助を要望しておりましたところ、今年度での前倒し実施が見込まれますことから、丸子中央小学校など3校分の工事費を計上したものでございます。 次に、2つ下の二重丸、一般教育振興費の最後のポツ、修学旅行等キャンセル料支援事業交付金として921万1,000円をお願いしております。これは、
新型コロナウイルス感染症の影響により中止や延期となった修学旅行に係るキャンセル料等への保護者負担を軽減するものでございまして、このページの一番下の行に中学校分として773万4,000円もお願いしております。 同じページの中ほどやや下にお戻りいただきまして、管理運営事業費になりますが、5,535万5,000円をお願いしております。これは、中学校の教科書改訂に伴う教師用教科書、指導書及びデジタル教科書並びに教材の購入経費でございます。 続きまして、3枚おめくりいただきまして62、63ページをお願いいたします。62ページの2段目、項6保健体育費に参りまして、一番下の目2体育施設費の説明欄2つ目の二重丸、自然運動公園管理事業費で1億8,000万円をお願いしております。これは、現在耐震及び大規模改修中の自然運動公園総合体育館の屋根の断熱材等にアスベストの含有が判明しましたことから、飛散対策のための工事費を計上したものでございます。 次の64、65ページをお願いいたします。2段目から款11災害復旧費でございますが、項1農林水産業施設災害復旧費では7月21日と8月30日の、また項2商工施設災害復旧費では7月7日のそれぞれ豪雨災害に係る復旧経費を計上いたしております。 項3公共土木施設災害復旧費は、令和元年東日本台風による別所線橋梁災害に係る復旧事業費でございますが、橋梁のリベット補修工事が国の
災害復旧事業として認められましたことから、今回予算計上いたしたものでございます。 続く66、67ページをお願いいたします。款12公債費でございます。目2利子におきまして9,430万9,000円の補正減をいたしております。これは、令和2年度当初予算編成後に借入れいたしました起債の利子が確定したことなどにより不用額を計上いたしたものでございます。 歳出につきましては以上でございます。 続いて、歳入について申し上げますので、お戻りいただきまして14、15ページをお願いいたします。14ページからの歳入でございますが、款10地方特例交付金及び款11地方交付税は、今補正の一般財源所要額として計上いたしております。 款13分担金及び負担金から次の16ページの款16県支出金までは、交付見込み、事業費の変更に伴う調整などをルールに従い計上させていただいております。 続く18、19ページをお願いいたします。款18寄附金でございますが、説明欄一番上のふるさと寄附金につきましては今年度の見込み、それ以外は3人の個人の方と7つの団体や法人の皆様からご寄附を頂戴あるいは申出をいただいたものでございます。改めて感謝申し上げる次第でございます。 次のページの款22市債につきましては、後ほど第4表でご説明申し上げます。 続きまして、6ページにお戻りをお願いいたします。第2表、繰越明許費でございます。款2総務費の公有財産管理事業から款11災害復旧費までの17の事業につきまして、翌年度に繰越しをお願いするものでございます。 右側7ページの第3表は、債務負担行為補正として、追加6件、変更2件、廃止1件をお願いしております。内容につきましては、別添でお配りしました一枚物の令和2年度一般会計補正予算(第8号)債務負担行為説明書のとおりでございますが、主なものを申し上げますと、一番上の市庁舎総合管理事業費は、新本庁舎及び南庁舎の管理事業について一括をして令和5年度までの委託を行うため、また3つ下の上田文化会館整備事業費は、天井耐震化等の工事を令和3年度にかけての複数年で行うため、それぞれ債務負担行為をお願いするものでございます。また、一番下の認定こども園整備事業費は、日向幼稚園の園舎改築事業が事業者の計画変更により1年先送りとなったことに伴い、今年度の債務負担行為の廃止をいたすものでございます。 次の8ページは、第4表、地方債補正でございます。今回変更といたしまして、合併特例事業費等9件で2億2,420万円の増額をお願いし、補正後の限度額を122億8,150万円といたしたいというものでございます。 以上、議案第113号についてご説明申し上げました。よろしくお願いいたします。
○議長(土屋勝浩君) 小林健康こども未来部長。 〔健康こども未来部長 小林 一彦君登壇〕
◎健康こども未来部長(小林一彦君) 同じ補正予算書の75ページをお願いいたします。議案第114号、令和2年度上田市国民健康保険事業特別会計補正予算第3号についてご説明申し上げます。 76ページをお願いいたします。条文でございますが、第1条で、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ1億406万6,000円を追加し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ151億601万7,000円といたしたいというものでございます。 歳出から申し上げますので、86、87ページをお願いいたします。歳出の主なものについて申し上げます。上から2段目の款2保険給付費、項1療養諸費、目3一般被保険者療養費の850万円の補正増は、療養費の支出見込みに伴い増額をお願いするものでございます。 次に、款2保険給付費、項5葬祭諸費、目1葬祭費の70万円の補正増は、葬祭費の支出見込みに伴い増額をお願いするものでございます。 次に、一番下の段、款6諸支出金、項1償還金及び還付加算金、目3保険給付費等交付金償還金の9,787万5,000円の補正増は、令和元年度の保険給付費等交付金の精算確定に伴う償還金の増額でございます。 次に、歳入についてご説明申し上げますので、お戻りいただきまして84、85ページをお願いいたします。歳入の主なものについて申し上げます。款4県支出金、項1県補助金、目1保険給付費等交付金の850万円の補正増は、保険給付に係る費用は全額県が交付金として負担することから、歳出における保険給付費の増加分を計上するものでございます。 次に、款6繰越金の1,581万9,000円の補正増は、財源の調整を行うものでございます。 次に、款7諸収入、項2雑入、目2返納金の8,290万6,000円の補正増は、令和元年度の療養給付費等の精算確定に伴う返納金の計上でございます。 以上、議案第114号についてご説明申し上げました。よろしくお願いいたします。
○議長(土屋勝浩君) 近藤福祉部長。 〔福祉部長 近藤 聖一君登壇〕
◎福祉部長(近藤聖一君) 同じ補正予算書の91ページをお願いいたします。議案第115号、令和2年度上田市介護保険事業特別会計補正予算第2号についてご説明申し上げます。 次の92ページをお願いいたします。条文でございますが、第1条で、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ2,134万3,000円を追加し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ162億4,986万8,000円といたしたいというものでございます。 歳出の主なものを申し上げますので、102、103ページをお願いいたします。2段目の款2保険給付費、項1介護サービス等諸費、目1居宅介護サービス給付費の2億円の減額と、1つ下の目5施設介護サービス給付費の2億円の増額は、今後の実績見込みによる給付費の調整でございます。 その下、款2保険給付費、項4高額介護サービス等費、目1高額介護サービス費の300万円の減額と、1つ下の款2保険給付費、項5高額医療合算介護サービス等費、目1高額医療合算介護サービス費の300万円の増額につきましても、今後の実績見込みによる給付費の調整でございます。 次に、104、105ページをお願いいたします。2段目の款4諸支出金、項1償還金及び還付加算金、目2国庫支出金等過年度分返還金2,090万2,000円の増額でございますが、令和元年度介護給付費負担金、地域支援事業交付金等の精算により生じました国、県支出金等の返還金でございます。 歳出につきましては以上でございます。 次に、歳入について申し上げますので、戻りまして100、101ページをお願いいたします。主なものといたしまして、2段目の款7繰越金、項1繰越金、目1保険給付費繰越金の2,090万2,000円の増額は、国庫支出金等過年度分返還金による調整を行うものでございます。 以上、議案第115号につきましてご説明申し上げました。よろしくお願いいたします。
○議長(土屋勝浩君) 大平
武石地域自治センター長。 〔
武石地域自治センター長 大平 光博君登壇〕
◎
武石地域自治センター長(大平光博君) 同じ補正予算書の109ページをお願いいたします。議案第116号、令和2年度上田市武石診療所事業特別会計補正予算第2号についてご説明申し上げます。 110ページをお願いいたします。条文でございますが、第1条におきまして、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ102万6,000円を追加し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ1億1,666万4,000円といたしたいものでございます。 歳出から申し上げますので、120、121ページをお願いいたします。款1項1診療所費、目1一般管理費で102万5,000円の補正増は、右側説明欄で1つ目の二重丸は職員人件費の調整でございます。2つ目の二重丸、一般管理事業費の66万円は、来年3月からマイナンバーカードのICチップまたは健康保険証の記号番号等によりオンラインで資格情報確認が実施されることに対するシステムの導入業務委託でございます。3つ目の二重丸、基金積立金は、上田市武石建設業協会から10万円のご寄附を頂きましたことから、武石診療所事業基金に積立てを行うものでございます。 次の款1診療所費、項2目1医業費で1,000円の補正増は、右側の説明欄で診療報酬の請求額に過誤があり、299円の返還金を計上するものでございます。 歳出につきましては以上でございます。 次に、歳入について申し上げますので、お戻りいただきまして118、119ページをお願いいたします。款4繰入金、項2目1基金繰入金の24万4,000円の補正増は、財源の調整を行うものでございます。 款8県支出金、項1県補助金、目1診療所費補助金の36万1,000円の補正は、
新型コロナウイルス感染症緊急包括支援事業補助金を活用しました
感染防止対策事業に要する費用の補助金でございます。 款9項1寄附金、目1衛生寄附金の10万円の補正は、歳出の基金積立金でご説明いたしました寄附金でございまして、改めて感謝申し上げます。 款10項1支払基金交付金、目1医療提供体制設備整備交付金の32万1,000円の補正は、歳出の一般管理事業費でご説明いたしましたオンライン資格情報確認システムの導入業務に対する交付金でございます。 以上、議案第116号についてご説明申し上げました。よろしくお願いいたします。
○議長(土屋勝浩君) 小林健康こども未来部長。 〔健康こども未来部長 小林 一彦君登壇〕
◎健康こども未来部長(小林一彦君) 別冊になっております上田市立産婦人科病院事業会計補正予算書をお願いいたします。議案第117号、令和2年度上田市立産婦人科病院事業会計補正予算第1号についてご説明申し上げます。 2ページをお願いいたします。条文でございますが、第2条、収益的収入及び支出の予定額につきまして、収入で362万円を増額し5億5,908万6,000円に、支出で373万4,000円を増額し6億596万2,000円に改めたいというものでございます。本補正予算の主なものは、マイナンバーカードと健康保険証の一体化に伴い、令和3年3月から病院窓口等での健康保険証の資格確認がオンラインで可能となることに伴う保険証顔認証システム導入に係る委託料の計上などでございます。 第3条、資本的収入及び支出の予定額につきまして、収入で49万5,000円を増額し1,345万9,000円に、支出で203万5,000円を減額し1,730万9,000円に改めたいというものでございます。本補正予算の主なものは、新たに非接触型AI検温装置を設置することに伴う購入経費の計上などでございます。 次の3ページからは補正予算に関する説明書でございますが、説明は省略させていただきます。 以上、議案第117号についてご説明申し上げました。よろしくお願いいたします。
○議長(土屋勝浩君) 柏木
上下水道局長。 〔
上下水道局長 柏木 明彦君登壇〕
◎
上下水道局長(柏木明彦君) 別冊になっております令和2年度上田市水道事業会計、公共下水道事業会計、農業集落排水事業会計補正予算書をお願いいたします。 今回の補正につきましては、3会計ともに職員の人事異動等に伴う人件費の調整が主な内容でございますが、水道事業会計においては、今年度の執行見込みにより浄水場施設の維持管理費の増額も併せてお願いするものでございます。 それでは、1ページをお願いいたします。議案第118号、令和2年度上田市水道事業会計補正予算第1号についてご説明申し上げます。 補正の内容につきましては、人件費の調整のほか、浄水場施設の維持管理費の増額であります。上田地域、丸子地域の各浄水場は河川の表流水を取水しておりますが、今年度は昨年の東日本台風で被災した河川の災害復旧工事が各地で行われており、これにより例年に比べて河川の水が濁りやすい状況が続いております。浄水場内で使用する凝集剤等の薬品費、また土砂揚げ費用が今後不足する見込みであるため、今回補正をお願いするものであります。 それでは、条文から申し上げますので、2ページをお願いいたします。第2条は、業務の予定量の変更で、建設改良費を541万5,000円減額し、19億5,149万4,000円に改めたいというものでございます。 第3条は、収益的収入及び支出の予定額の補正でございます。支出の第1款水道事業費用を905万1,000円増額し、27億6,281万5,000円に補正したいというものでございます。 第4条は、資本的収入及び支出の予定額の補正でございます。支出の第1款資本的収入を541万5,000円減額し、25億5,267万3,000円に補正したいというものでございます。併せて、本文括弧書中の資本的収入額が資本的支出額に対し不足する額につきましては、記載のとおり改めたいというものでございます。 第5条は、議会の議決を経なければ流用することができない経費のうち、職員給与費を719万5,000円減額し、4億1,613万1,000円に改めたいというものでございます。 なお、3ページから6ページは補正予算に関する説明書でございますが、説明を省略させていただきます。 続きまして、7ページをお願いいたします。議案第119号、令和2年度上田市公共下水道事業会計補正予算第1号についてご説明申し上げます。 公共下水道事業会計の補正につきましては、人件費の調整のみでございます。 それでは、条文から申し上げますので、8ページをお願いいたします。第2条は、業務の予定量の変更で、建設改良費を175万2,000円減額し、19億4,188万9,000円に改めたいというものでございます。 第3条は、収益的収入及び支出の予定額の補正でございます。支出の第1款下水道事業費用を305万5,000円増額し、52億6,599万3,000円に補正したいというものでございます。 第4条は、資本的収入及び支出の予定額の補正でございます。支出の第1款資本的支出を175万2,000円減額し、52億2,846万6,000円に補正したいというものでございます。併せて、本文括弧書中の資本的収入額が資本的支出額に対し不足する額につきまして、記載のとおり改めたいというものでございます。 第5条は、議会の議決を経なければ流用することができない経費のうち、予算第9条中職員給与費を111万7,000円増額し、1億9,212万3,000円に改めたいというものでございます。 なお、9ページから12ページは補正予算に関する説明書でございますが、説明を省略させていただきます。 続きまして、13ページをお願いいたします。議案第120号、令和2年度上田市農業集落排水事業会計補正予算第3号についてご説明申し上げます。 農業集落排水事業会計の補正につきましても、人件費の調整のみでございます。 それでは、条文から申し上げますので、14ページをお願いいたします。第2条は、収益的収入及び支出の予定額の補正でございます。支出の第1款農業集落排水事業費用を141万円減額し、13億3,918万4,000円に補正したいというものでございます。 第3条は、議会の議決を経なければ流用することができない経費のうち、予算第8条中職員給与費を81万円減額し、2,994万8,000円に改めたいというものでございます。 なお、15ページから18ページは補正予算に関する説明書でございますが、説明を省略させていただきます。 以上、議案第118号、119号、120号について一括してご説明申し上げました。よろしくお願いいたします。
○議長(土屋勝浩君) ここで暫時休憩といたします。 午前11時28分 休憩 ◇ 午前11時45分 再開
○議長(土屋勝浩君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 引き続き、担当者からの説明を求めます。柳原
政策企画部長。 〔
政策企画部長 柳原 渉君登壇〕
◎
政策企画部長(柳原渉君) 議案集にお戻りいただきまして12ページをお願いいたします。議案第121号、第二次上田市総合計画
後期基本計画についてご説明申し上げます。 提案の趣旨でございますが、第二次上田市総合計画
後期基本計画を別冊のとおり定めたいので、上田市議会の議決事件に関する条例第2条の規定に基づき、議会の議決をお願いするものでございます。 それでは、別冊のまずは7ページをお願いいたします。基本計画の構成につきまして、第1編を例にご説明申し上げます。基本構想に掲げました施策大綱の6つの方向性に沿った具体的な施策を第1編から115ページまでの第6編の各編として体系的に位置づけておりまして、御覧のように、編では章、さらには章の下に連番を振って記載しておりますが、節で組み立てておりまして、編、章、節の構成によりまとめております。 次に、8ページお願いいたします。ここは1編1章1節でございますが、まず一番上に章のタイトルがあり、次に節のタイトル、その下に節全体の概要を記載し、次に現状と課題、達成度をはかる指標、目標値、各主体に期待される主な役割分担、9ページへ参りまして、施策の方向性、展開の構成としており、柱となる施策の基本的な方向性を基本施策として示し、その内容を丸数字で記載しております。 以上が計画の構成でございます。 それでは、7ページにお戻りいただきまして、まず第1編は自治・協働・行政の分野の計画です。「市民が主体の
まちづくり」を目指し、第1章では「自治の推進による活力ある自立した地域社会の実現」、第2章で「すべての人の人権が尊重される
まちづくり」、第3章で「地方分権にふさわしい行財政経営」を掲げ、それぞれに関連する施策を節の単位でまとめております。 大変恐縮でございますが、節それぞれの内容につきましては、以下においても説明を省略させていただきますので、よろしくお願いいたします。 続きまして、25ページをお願いいたします。第2編でございます。自然・生活環境の分野の計画となります。「安全・安心な快適環境の
まちづくり」を目指し、第1章で「豊かな環境を未来につなぐ」、第2章で「良好、快適な生活環境の形成」を掲げております。 続きまして、51ページをお願いいたします。第3編は産業・経済の分野の計画です。「誰もがいきいき働き産業が育つ
まちづくり」を目指し、第1章で「次代へつなぐ農林水産業の振興」、第2章で「新たな価値を創造する商工・
サービス業の振興」、第3章で「魅力ある観光地づくり」を掲げております。 続きまして、73ページをお願いいたします。第4編は健康・福祉の分野の計画です。「ともに支え合い健やかに暮らせる
まちづくり」を目指し、第1章で「自分らしい豊かな人生を送る健康づくり」、第2章で「支え助け合う地域社会をつくる」、今計画で新設しました第3章では「子どもが健やかに育ち、子育ての喜び・楽しさが感じられる
まちづくり」を掲げております。 続きまして、95ページをお願いいたします。第5編でございます。教育の分野の計画でございます。「生涯を通じて学び豊かな心を育む
まちづくり」を目指し、第1章で「次代を担う人づくり」、第2章で「新しい時代を拓く生涯学習環境の整備」を掲げております。 続きまして、107ページをお願いいたします。第6編でございます。文化・交流・連携の分野の計画です。「文化を育み、交流と連携で風格漂う魅力ある
まちづくり」を目指し、第1章で「多彩な文化芸術の継承と創造」、第2章で「交流・連携、移住・定住促進による活力ある都市づくり」を掲げております。 総合計画の各編の内容については以上でございます。 ページをお戻りいただきまして2ページをお願いいたします。
重点プロジェクトでございます。ただいまご説明申し上げました各編の施策の指針に当たり、市を取り巻く背景や課題、展望を踏まえ、
前期基本計画同様、
後期基本計画期間中に特に重点的に取り組む
重点プロジェクトを位置づけたものでございます。各分野横断的に連携させ、実行していくことにより、施策効果を高めるものでございます。 次の3ページには5つの
重点プロジェクトそれぞれの方針等を記載しておりまして、次の4ページから6ページにかけましては、施策大綱と5つの
重点プロジェクトの関連性について、主な方向性と主な施策を整理したものでございます。 以上、議案の概要について申し上げました。なお、議案集のほかに参考資料をお手元に配付してございますが、議決の対象外となっております序論の部分や図表、写真、地域の特性と発展の方向性、附属資料など、議案の内容に加えて掲載しておりますので、計画書全体のイメージとして併せて御覧いただきますようお願い申し上げます。 以上、議案第121号、第二次上田市総合計画
後期基本計画(
後期まちづくり計画)についてご説明申し上げました。よろしくお願いいたします。 続きまして、議案集にお戻りいただきまして13ページをお願いいたします。議案第122号及び議案第123号についてご説明いたします。 議案第122号、公立大学法人長野大学中期目標を変更することについて、提案の趣旨でございますが、長野大学では福祉系の大学院が令和3年4月から開設の運びとなりました。これを受けまして、中期目標への大学院に関連する事項を追記するなど中期目標を変更することについて、地方独立行政法人法第25条第3項の規定により、議会の議決を求めるものでございます。 変更の内容ですが、中期目標の第1第2項教育研究上の基本組織の表中、現行の学部・学科に「大学院、総合福祉学研究科」を追記するほか、年号を令和に変更するというものでございます。 続きまして、14ページをお願いいたします。議案第123号、公立大学法人長野大学が徴収する料金の上限の変更を認可することについてご説明いたします。 提案の趣旨でございますが、長野大学の大学院設置に伴い、大学院学生から徴収する授業料等を定めるため、大学が徴収する料金の上限の変更を認可することについて、地方独立行政法人法第23条第2項の規定に基づき、議会の議決を求めるものでございます。 変更の内容でございますが、授業料、教育充実費、入学金及び入学検定料を定めました1の表中、現行の学部学生の区分に「大学院学生」を追記し、それぞれの上限額につきまして、学部学生と同様の設定とし、また入学検定料につきましては、他の国公立大学に準じ設定したいというものでございます。 次に、手数料を定めました2の表中「学位論文審査手数料」を加えるもので、他の国公立大学に準じた金額により追加をしたいというものでございます。 以上、議案第122号及び議案第123号2件一括してご説明いたしました。よろしくお願いいたします。
○議長(土屋勝浩君) 小林健康こども未来部長。 〔健康こども未来部長 小林 一彦君登壇〕
◎健康こども未来部長(小林一彦君) 議案集の16ページをお願いいたします。議案第124号、丸子統合保育園整備事業建築主体工事請負変更契約の締結についてご説明申し上げます。 丸子統合保育園は令和3年4月の開園を目指し、現在園舎建築工事を進めておりますが、建築主体工事の内容を一部変更する必要が生じたため、変更契約を締結したいというものでございまして、上田市議会の議決に付すべき契約及び財産の取得又は処分に関する条例第2条の規定により、議会の議決をお願いするものでございます。 本工事につきましては、令和元年12
月市議会定例会におきまして工事請負契約に係るご議決をいただき、工事期間は令和2年12月28日までとして事業に着手し進めてまいりました。 本工事の主な変更内容について申し上げます。本年9月4日に実施いたしました園庭、駐車場等の外構工事の入札において応札者がいない状況となりました。このため、再度外構工事の入札を行い、応札者がいない状況が生じた場合には開園予定時期に支障を来すおそれがあること、また昨年度の台風災害の復旧工事等の影響により、土木工事施工業者において技術者が不足している現状があることなどから再入札は行わず、建築主体工事に外構工事を追加することで対応することといたしました。これにより、外構工事分を増額したいというものでございます。 内容でございますが、契約の目的は、丸子統合保育園整備事業建築主体工事、契約の方法は、随意契約でございます。契約の金額は、変更後は4億723万1,000円、変更前が3億3,748万円、契約の相手方は、上田市踏入二丁目1番17号、株式会社宮下組、代表取締役社長石塚博敏氏でございます。 以上、議案第124号についてご説明申し上げました。よろしくお願いいたします。
○議長(土屋勝浩君) 藤澤
都市建設部長。 〔
都市建設部長 藤澤 純一君登壇〕
◎
都市建設部長(藤澤純一君) 議案集の17ページをお願いいたします。議案第125号、別所線千曲川橋梁等の災害復旧工事に関する変更協定の締結についてご説明申し上げます。 令和元年東日本台風災害に伴う別所線の災害復旧工事につきましては、令和2年1月臨時会において協定締結のご議決をいただき、上田市が事業主体として工事を実施しております。本工事は、国土交通省千曲川河川事務所が施工する千曲川左岸堤防の復旧工事と調整を図りながら進めてきておりますが、当初鉄道事業で予定していた河川の流れを変える瀬替え工事を国の河川工事において実施されたことに伴い、事業費を精査し減額変更を行いたいものであり、災害復旧工事に関する変更協定を締結することについて、上田市議会の議決に付すべき契約及び財産の取得又は処分に関する条例第2条の規定に基づき、議会の議決をお願いするものであります。 1の協定の目的は、別所線千曲川橋梁等の災害復旧工事、2の協定の方法は、随意契約、3の協定の金額は、変更後が8億3,380万円、変更前が8億6,680万円で、3,300万円を減額するものであります。4の協定の相手方は、上田市天神一丁目2番1号、上田電鉄株式会社、代表取締役社長山本修氏であります。 以上、議案第125号についてご説明申し上げました。よろしくお願いいたします。
○議長(土屋勝浩君) 中澤教育次長。 〔教育次長 中澤 勝仁君登壇〕
◎教育次長(中澤勝仁君) 議案集の18ページをお願いします。議案第126号、自然運動公園総合体育館耐震補強及び大規模改修事業建築主体工事請負変更契約の締結についてご説明申し上げます。 本工事につきましては、年度内の竣工を目指して事業に取り組んでまいりましたが、工事を進める過程で建材一体型アスベストの使用が判明いたしました。これは、建築基準法により直ちに対策を行わなければならないものではなく、また空気中の繊維数濃度の測定を実施した結果も著しく微量でございました。 しかしながら、現在本市最大規模の屋内運動場として改修後さらに20年以上ご利用いただく施設であり、市民利用、また各種大会や女子バレーボールV2リーグに参戦しているルートインホテルズブリリアントアリーズのホームアリーナでもあることから早急にアスベスト対策を行うこととし、本工事の変更契約を締結いたしたく、上田市議会の議決に付すべき契約及び財産の取得又は処分に関する条例第2条の規定により、議会の議決をお願いしたいというものでございます。 契約の内容ですが、契約の目的は、自然運動公園総合体育館耐震補強及び大規模改修事業建築主体工事、契約の方法は、変更後は随意契約、変更前は一般競争入札、契約の金額は、変更後は4億9,548万4,000円、変更前は3億305万円です。契約の相手方は、上田市踏入二丁目1番17号、株式会社宮下組、代表取締役社長石塚博敏氏でございます。 以上、議案第126号についてご説明申し上げました。よろしくお願いいたします。
○議長(土屋勝浩君) 大平
武石地域自治センター長。 〔
武石地域自治センター長 大平 光博君登壇〕
◎
武石地域自治センター長(大平光博君) 議案集の19ページをお願いいたします。議案第127号、武石地域総合センター整備事業建築主体工事請負変更契約の締結についてご説明申し上げます。 武石地域総合センター整備事業建築主体工事におきまして工事内容に一部変更が生じ、請負金額が変更となり、変更契約を締結したいというものでございまして、上田市議会の議決に付すべき契約及び財産の取得又は処分に関する条例第2条の規定により、議会の議決をお願いするものでございます。 変更の内容でございますが、契約の目的は、武石地域総合センター建築主体工事、契約の方法は、変更後、随意契約でございます。契約の金額につきましては、3行ございまして、3行目の原契約は5億7,558万6,000円でございまして、令和元年6月定例会におきまして請負契約のご議決をいただき、建築主体工事に着手いたしました。その上の2行目、変更前は5億8,127万3,000円でございまして、建築主体工事に着手いたしましたところ、武石公民館解体の際に新たに確認されたアスベスト処分等の増嵩に伴い、契約額を568万7,000円増額する変更を行っておりまして、
地方自治法第180条第1項及び
市長専決処分事項の指定についての規定により専決処分いたしましたので、令和2年3月定例会におきまして報告させていただきました。契約の金額、1行目、変更後、5億9,142万6,000円でございまして、主な変更内容でございますが、事前に把握できなかった既存コミュニティホール部分内樋の雨漏り、内装材シロアリ被害等が確認され、補修を行う必要が生じたため、1,015万3,000円を増額したいというものでございます。契約の相手方は、北澤・飯島特定建設工事共同企業体、代表者、上田市武石沖471番地、北澤土建株式会社、代表取締役社長北澤隆洋氏でございます。 議案第127号は以上でございます。 続きまして、20ページをお願いいたします。議案第128号、武石地域総合センター建築用武石財産区産製材購入変更契約の締結についてご説明申し上げます。 武石地域総合センター整備原材料調達事業武石財産区産製材の購入につきまして、利活用箇所の増により製材の購入量を増やし、契約金額が変更となり、変更契約を締結したいというものでございまして、上田市議会の議決に付すべき契約及び財産の取得又は処分に関する条例第3条の規定により、議会の議決をお願いするものでございます。 製材の購入につきましては、令和元年6月定例会におきまして、武石財産区産製材の購入に係るご議決をいただき、武石地域総合センターは令和3年3月29日の業務開始を予定し整備を進めているところでございます。 内容でございますが、購入の目的は、武石地域総合センター建築用武石財産区産製材の購入、使用施設は、武石地域総合センター、契約の方法は、変更後、随意契約でございます。契約の金額は、変更後1,504万2,500円、変更前1,298万円、契約の相手方は、上田市浦野77番地、株式会社川西、代表取締役宮澤広一氏でございます。 以上、議案第127号及び第128号についてご説明申し上げました。よろしくお願いいたします。
○議長(土屋勝浩君) 中村総務部長。 〔総務部長 中村 栄孝君登壇〕
◎総務部長(中村栄孝君) 議案集の21ページをお願いいたします。議案第129号、移動書架の購入についてご説明申し上げます。 上田市役所新本庁舎に配置する移動書架を購入したいので、上田市議会の議決に付すべき契約及び財産の取得又は処分に関する条例第3条の規定により、議会の議決をお願いするものでございます。 現在建設を進めております上田市役所新本庁舎に書類、資料等を保管するため手動の移動書架を購入し配置したいというものでございます。 内容でございますが、購入の目的は、上田市役所新本庁舎に配置する移動書架一式の購入、配置場所は、上田市役所新本庁舎地下1階書庫、1階執務室、3階書庫、契約の方法は、指名競争入札でございます。契約の金額は6,105万円、契約の相手方は、上田市下塩尻236番地4、株式会社タツノ、代表取締役社長龍野裕樹氏でございます。 議案第129号については以上でございます。 次に、議案集の22ページをお願いいたします。議案第130号、映像音響設備の購入についてご説明申し上げます。 上田市役所新本庁舎に配置する映像音響設備を購入したいので、上田市議会の議決に付すべき契約及び財産の取得又は処分に関する条例第3条の規定により、議会の議決をお願いするものでございます。 上田市役所新本庁舎の6階の委員会室及び5階大会議室にそれぞれ会議システムを配置したいというもので、内容でございますが、購入の目的は、上田市役所新本庁舎に配置する映像音響設備一式の購入、配置場所は、上田市役所新本庁舎第一委員会室、第二委員会室及び大会議室、契約の方法は、随意契約でございます。随意契約の理由でございますが、新本庁舎の5階及び6階については議会関連の映像音響システムが一体となって設計され、専用の配管、配線が本体工事で施工されておりまして、今回購入を予定しております機器類との接続、運用において不具合等が生じないよう、新本庁舎の議会設備機能を熟知している者との随意契約をしたいというものでございます。 契約の金額は2,145万円、契約の相手方は、東京都台東区柳橋一丁目13番3号、株式会社システムエンジニアリング、代表取締役社長田口純氏でございます。 議案第130号については以上でございます。 続きまして、議案集の23ページをお願いいたします。議案第131号、事務机の購入についてご説明申し上げます。 上田市役所新本庁舎に配置する事務机を購入したいので、上田市議会の議決に付すべき契約及び財産の取得又は処分に関する条例第3条の規定により、議会の議決をお願いするものでございます。 上田市役所新本庁舎の1階と2階の執務室にそれぞれ事務机を購入し、配置をしたいというものでございまして、内容でございますが、購入の目的は、上田市役所新本庁舎に配置する事務机一式の購入、配置場所は、上田市役所新本庁舎1階執務室及び2階執務室、契約の方法は、指名競争入札でございます。契約の金額は2,530万円、契約の相手方は、上田市下塩尻236番地4、株式会社タツノ、代表取締役社長龍野裕樹氏でございます。 議案第131号については以上でございます。 以上、議案第129号から議案第131号まで一括してご説明申し上げました。よろしくお願いいたします。
○議長(土屋勝浩君) 近藤福祉部長。 〔福祉部長 近藤 聖一君登壇〕
◎福祉部長(近藤聖一君) 議案集の24ページをお願いいたします。議案第132号、上田市ふれあい福祉センター等の指定管理者の指定についてご説明申し上げます。 提案の理由、内容でございますが、本議案は令和3年3月31日をもって指定期間が終了する上田市の公の施設のうち、福祉関係の13施設、表中の番号1から次のページの番号13までの各施設について、指定管理者となる団体及び指定の期間をそれぞれ記載のとおり指定したいので、
地方自治法第244条の2第6項の規定により、議会の議決をお願いしたいというものです。 これらの施設はいずれも申請者から提案された事業計画書等につきまして、上田市公の施設の指定管理者の指定の手続等に関する条例に基づき、施設所管部局において総合的な採点評価を行った上で、上田市公の施設指定管理者候補者選定委員会のご審議をいただき、候補者として選定したものでございます。 指定管理者の募集方法につきましては、原則として公募とされているところですが、本議案の13施設につきましては、その設置目的、利用面の継続性または事業内容の専門性といった非公募により選定できる基準に該当することから、選定委員会の意見をお聴きした上で全て非公募により候補者を選定しております。 その具体的な基準でございますが、事業内容が特に専門性を有する施設が5施設、利用者が特定、限定され、管理者の継続性を重視する施設が6施設、地域コミュニティーの活性化を目的とした施設が1施設、特定団体が管理運営することで施設の設置目的が効果的に達成できる施設が1施設となっています。 なお、13番の上田市母子寮について、新たに社会福祉法人原峠保養園を候補者としたほかは現在の指定管理者を引き続き候補者としています。 また、指定の期間につきましては5年間を基本としておりますが、2番の上田市つむぎの家、13番の上田市母子寮の2つの施設につきましては、今後の施設の方向性を検討する必要があることなどから、期間を短縮して3年間としているものでございます。 以上、議案第132号についてご説明申し上げました。よろしくお願いいたします。
○議長(土屋勝浩君) 小相澤
商工観光部長。 〔
商工観光部長 小相澤 隆幸君登壇〕
◎
商工観光部長(小相澤隆幸君) 議案集の26ページをお願いいたします。議案第133号、上田市別所温泉センター等の指定管理者の指定についてご説明申し上げます。 提案の理由でございますが、令和3年3月31日をもって指定期間が終了する公の施設のうち、12施設につきまして令和3年度以降の指定管理者を指定したいので、
地方自治法第244条の2第6項の規定により、議会の議決をお願いしたいというものでございます。 提案の内容でございますが、表中の1番から12番までの各施設について、指定管理者となる団体及び指定の期間をそれぞれ記載のとおり定めたいというものでございます。 先ほどの議案第132号、上田市ふれあい福祉センター等の指定管理者の指定についてと同様でございまして、これらの施設いずれも上田市公の施設の指定管理者の指定の手続に関する条例に基づきまして、上田市公の施設指定管理者候補者選定委員会においてご審議をいただき、候補者として選定したものでございます。 本議案の12施設につきましては、非公募により選定できる基準に該当することから、選定委員会のご意見をお聴きした上で全て非公募により候補者を選定しております。その具体的な該当基準でございますが、地域コミュニティーの活性化を設置目的とした施設及び特定団体が関与することで設置に至った施設がそれぞれ5施設、特定団体が管理運営することで施設の設置目的が効果的に達成できる施設が2施設でございます。また、指定管理の期間につきましては、全ての施設で5年間としております。 以上、議案第133号についてご説明申し上げました。よろしくお願いいたします。
○議長(土屋勝浩君) 竹花
丸子地域自治センター長。 〔
丸子地域自治センター長 竹花 国雄君登壇〕
◎
丸子地域自治センター長(竹花国雄君) 議案集の27ページをお願いいたします。議案第134号、上田市コミュニティセンター下長瀬等の指定管理者の指定についてご説明申し上げます。 提案の理由でございますが、表に記載の4つの公の施設について令和3年4月1日から指定管理者を指定したいので、
地方自治法第244条の2第6項の規定により、議会の議決をお願いしたいというものでございます。 提案の内容としましては、表の4施設について、指定管理者となる団体及び指定期間をそれぞれ記載のとおり定めたいというものでございます。 候補者の選定の過程及び募集の方法につきましては、先ほどの議案第132号、第133号と同様、上田市公の施設指定管理者候補者選定委員会においてご審議をいただき、候補者として選定したもので、本議案の4施設は全てが地域コミュニティーの活性化を目的とした施設に該当することから、非公募で選定しております。 なお、表中4番の上田市コミュニティセンター西内につきましては、令和元年度で公募で応募し、応募者がなかったことから今年度は市が直営しておりましたが、このたび記載の団体を候補者として選定したものでございます。 指定の期間につきましては、1番から3番までは表のとおり5年間でございますが、4番の上田市コミュニティセンター西内につきましては、今後の施設の方向性を検討する必要があることから、3年と期間を短縮してございます。 以上、議案第134号についてご説明申し上げました。よろしくお願いいたします。
○議長(土屋勝浩君) 中澤教育次長。 〔教育次長 中澤 勝仁君登壇〕
◎教育次長(中澤勝仁君) 議案集の28ページをお願いいたします。議案第135号、上田市上田古戦場公園多目的グラウンド等の指定管理者の指定についてご説明申し上げます。 最初に、提案の理由でございますが、教育委員会が所管する公の施設のうち、令和3年度から新たに指定管理者制度を導入いたします上田市上田古戦場公園の多目的グラウンド、室内多目的運動場、テニスコートの3施設、及び令和3年3月31日をもって指定管理期間が終了する上田市塩田の郷マレットゴルフ場につきまして、28ページの表に記載のとおり令和3年度以降の指定管理者を指定したいので、
地方自治法第244条の2第6項の規定により、議会の議決をお願いしたいというものでございます。 提案の内容としては、議案の表に記載の4施設につきまして、指定管理者となる団体及び指定の期間をそれぞれ記載のとおり定めたいというものでございます。 本議案につきましても議案第132号、議案第133号、議案第134号と同様に、上田市公の施設指定管理者候補者選定委員会におきまして候補者の選定、募集の方法、指定期間等の審議を経て選定したものでございます。上田市上田古戦場公園の3施設につきましては、特定団体が管理運営することで施設の設置目的が効果的に達成できる施設に該当することから非公募とし、4番の上田市塩田の郷マレットゴルフ場は原則どおり公募しております。いずれも申請者から提案された事業計画書等につきまして、施設所管部局等で総合的な採点評価を行った上で候補者として選定しております。 なお、指定の期間につきましては、3施設は新たに指定管理者制度を導入する施設であること、また上田市塩田の郷マレットゴルフ場につきましては、今後の施設の方向性を検討する必要があることからそれぞれ3年間としております。 議案第135号につきましては以上でございます。 続きまして、議案集の29ページをお願いします。議案第136号、第二学校給食センター改築事業に係る用地の取得についてご説明申し上げます。 本事業につきましては、施設設備の老朽化が著しい第二学校給食センターを改築することで子供たちに安全、安心な学校給食を安定的に提供したいというものでございます。その改築事業の用地として現在第二学校給食センターに隣接する土地の所有者と交渉を進めてまいりました結果、合意に至りましたので、上田市議会の議決に付すべき契約及び財産の取得又は処分に関する条例第3条の規定により、議会の議決をお願いしたいというものでございます。 内容でございますが、財産の所在地は、上田市古里1914番地の1ほか12筆、種別及び数量は、田、7,315.15平方メートル、取得の目的は第二学校給食センター改築事業用地、取得の方法は随意契約、取得の予定価格は1億3,094万1,185円、取得の相手方は記載のとおりでございます。 以上、議案第135号、議案第136号につきましてご説明申し上げました。よろしくお願いいたします。
○議長(土屋勝浩君) 越消防部長。 〔消防部長 越 浩司君登壇〕
◎消防部長(越浩司君) 議案集の31ページをお願いいたします。議案第137号、公有財産の無償譲渡についてご説明いたします。 提案の理由でございますが、平成18年の上田市合併協議により地域の消防器具庫を地元自治会に無償譲渡する旨の取決めがなされており、今回真田地域1か所の無償譲渡に係る事務処理が完了したことから、
地方自治法第96条第1項第6号の規定により、議会の議決をお願いするものでございます。 内容でございますが、今回無償譲渡する消防器具庫は、上田市真田町長地区の戸沢自治会内に建設されている戸沢防災資機材庫でございます。平成13年に当時の真田町が防災
まちづくり事業により建設したもので、新築から19年経過しておりますが、建物の不具合等もなく、地元自治会からも無償譲渡を希望されていたものでございます。 財産の種別につきましては建物、所在地は上田市真田町長7526番地1、構造面積は木造1階建て、延べ床面積30.0平方メートルでございます。譲渡の相手方は、上田市真田町長7537番地1、自治会長山崎淳一氏を代表とする戸沢自治会でございます。 以上、議案第137号についてご説明申し上げました。よろしくお願いいたします。
○議長(土屋勝浩君) 藤澤
都市建設部長。 〔
都市建設部長 藤澤 純一君登壇〕
◎
都市建設部長(藤澤純一君) 議案集の32ページをお願いいたします。議案第138号、公有財産の無償貸付についてご説明申し上げます。 提案理由でございますが、現在進めております別所線千曲川橋梁等の災害復旧工事については国の補助制度により実施しておりまして、本制度では復旧に係る鉄道施設を上田市が公有化することが補助要件とされたことから、令和2年1月臨時会において負担付寄附の受納についてご議決をいただきました。その際、寄附された鉄道施設について、復旧後は上田電鉄に使用させるという条件が付されておりますが、鉄道事業の安定的な経営を推進する必要があるため無償で貸し付けることとし、
地方自治法第96条第1項第6号の規定に基づき、議会の議決をお願いするものであります。 内容でございますが、1の貸付の目的は、国の特定大規模災害等鉄道施設
災害復旧事業費補助金を活用し別所線千曲川橋梁等の災害復旧工事を実施したことに伴い、上田市が公有化した鉄道施設を鉄道事業の用に供するためであります。 2の貸し付ける財産の内容は、
災害復旧事業に伴い公有化した別所線千曲川橋梁224メートル及びそれに附帯する施設一式であります。 3の貸付の相手方は、上田市天神一丁目2番1号、上田電鉄株式会社、代表取締役社長山本修氏であります。 4の貸付の期間は、上田市財務規則の規定により、別所線の全線運行が再開される令和3年3月28日から令和8年3月27日までの5年間とするものであります。 議案第138号については以上でございます。 次に、議案集の33ページをお願いいたします。議案第139号、市道路線の認定についてご説明申し上げます。 市道認定基準に適合いたします各道路を道路法第8条第2項の規定によりまして認定をしたいというものでございます。今回提出いたしました認定の議案の路線数は、平井茂沢線ほか1路線で、延長は合わせて702.8メートルでございます。道路箇所の略図が34ページの整理番号1から35ページの整理番号2にございますので、併せて御覧ください。 内訳でございますが、整理番号1につきましては、国道254号平井バイパスの完成部分につきまして、旧国道部分を市道に移管する路線で、延長は565.0メートルでございます。整理番号2につきましては、都市計画法による開発行為により市へ帰属した路線で、延長は137.8メートルでございます。 以上、議案第138号、第139号につきまして一括ご説明申し上げました。よろしくお願いいたします。 ◇
△日程第5
予算繰越計算書の報告
○議長(土屋勝浩君) 次に、日程第5、
予算繰越計算書の報告を議題とします。 市長から、地方公営企業法第26条第3項の規定により
予算繰越計算書が提出されました。 担当者から報告を求めます。柏木
上下水道局長。 〔
上下水道局長 柏木 明彦君登壇〕
◎
上下水道局長(柏木明彦君) お配りしてあります別冊のA4横判の令和2年度上田市水道事業会計、公共下水道事業会計、農業集落排水事業会計
予算繰越計算書をお願いいたします。3会計とも地方公営企業法第26条第3項の規定によりご報告するものでございます。 今回の繰越し理由でございますが、今年度は例年の通常事業に加え、昨年の東日本台風による災害復旧工事が多く実施されております。工事件数が非常に多く、市内の建設事業者におきましても受注工事や配置技術者数などから新たな受注は難しいといった状況があり、このところの上下水道工事の一般競争入札においても応札者がいないといった不調案件が数多く発生しております。 このため、今後発注する予定の比較的金額の大きな工事や委託業務につきまして、入札公告の際に年度をまたぎ標準工期を確保することで応札が期待できること、またそれにより年度内での契約ができることとなるため、この時期に繰越しを行ったものであります。 それでは、1ページをお願いいたします。令和2年度上田市水道事業会計
予算繰越計算書の報告についてでございます。 2ページをお願いいたします。地方公営企業法第26条第1項の規定による建設改良費の繰越額でございますが、建設事業で1億900万円、改良事業で3億4,834万1,000円、総額4億5,734万1,000円を繰越ししたものでございます。内訳につきましては、委託6件、工事14件でございます。 次に、3ページをお願いいたします。令和2年度上田市公共下水道事業会計
予算繰越計算書の報告についてでございます。 4ページをお願いいたします。地方公営企業法第26条第1項の規定による建設改良費の繰越額でございますが、公共下水道建設改良事業で1億6,300万9,000円、特定環境保全公共下水道建設改良事業で7,510万円、総額2億3,810万9,000円を繰越ししたものでございます。内訳は、委託1件、工事7件でございます。 続きまして、5ページをお願いいたします。令和2年度上田市農業集落排水事業会計
予算繰越計算書の報告についてでございます。 6ページをお願いいたします。地方公営企業法第26条第1項の規定による建設改良費の繰越額でございますが、農業集落排水建設改良事業において、総額3,200万円を繰越ししたものでございます。内訳につきましては、工事1件でございます。 以上、上田市水道事業会計、公共下水道事業会計、農業集落排水事業会計
予算繰越計算書につきまして一括してご報告いたしました。よろしくお願いいたします。
○議長(土屋勝浩君) これより質疑に入ります。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(土屋勝浩君) 以上で本日の日程は終了しました。 お諮りします。明日20日から29日までの10日間は議案検討等のため休会したいと思います。これにご異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(土屋勝浩君) ご異議なしと認めます。よって、明日20日から29日までの10日間は議案検討等のため休会することに決しました。 次回は11月30日午前9時30分から会議を開きます。 本日はこれにて散会します。 午後 零時34分 散会...