上田市議会 > 2016-06-30 >
03月16日-趣旨説明、議案質疑、議案付託、委員長報告、質疑、討論、採決等-05号

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  1. 上田市議会 2016-06-30
    03月16日-趣旨説明、議案質疑、議案付託、委員長報告、質疑、討論、採決等-05号


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    平成28年  3月 定例会(第1回)議事日程 第 1 諸般の報告 第 2 議案第59号 第 3 農業委員会委員の推薦 第 4 議案第60号 第 5 議案第61号 第 6 議案第62号 第 7 議案第1号から第8号 第 8 議案第9号から第15号 第 9 議案第16号から第23号及び第56号 第10 議案第24号 第11 議案第25号から第32号 第12 議案第33号から第37号 第13 議案第38号 第14 議案第39号及び第40号 第15 議案第41号から第44号 第16 議案第45号及び第46号 第17 議案第47号から第51号 第18 議案第52号から第55号 第19 議案第63号 第20 請願第9号 第21 請願第1号 第22 請願第2号 追加日程 議案第60号 追加日程 議案第61号 追加日程 議案第62号                                              本日の会議に付した事件 日程第1から第22まで及び追加日程                                              出席議員(29名)    1番   林     和  明  君     2番   佐  藤  論  征  君    3番   山  田  英  喜  君     4番   成  瀬     拓  君    5番   松  尾     卓  君     6番   小 坂 井  二  郎  君    7番   金  子  和  夫  君     8番   土  屋  勝  浩  君    9番   松  山  賢 太 郎  君    10番   井  沢  信  章  君   11番   松  井  幸  夫  君    12番   宮  下  省  二  君   13番   原     栄  一  君    14番   池  田  総 一 郎  君   15番   古  市  順  子  君    16番   金  沢  広  美  君   17番   三  井  和  哉  君    18番   下  村     栄  君   19番   西  沢  逸  郎  君    20番   安  藤  友  博  君   22番   土  屋  陽  一  君    23番   佐  藤  清  正  君   24番   小  林  隆  利  君    25番   南  波  清  吾  君   26番   久 保 田  由  夫  君    27番   渡  辺  正  博  君   28番   半  田  大  介  君    29番   池  上  喜 美 子  君   30番   深  井  武  文  君                                              欠席議員(1名)   21番   尾  島     勝  君                                              説明のため出席した者     市    長   母   袋   創   一   君     副  市  長   井   上   晴   樹   君     秘 書 課 長   室   賀   久   佳   君     政策企画部長   金   子   義   幸   君     総 務 部 長   宮   川       直   君     総 務 課 長   中   村   栄   孝   君     財 政 部 長   小 野 塚       究   君     財 政 課 長   山   口   武   敏   君     市民参加協働   滝   沢   正   美   君     部    長     上田地域自治     セ ン ター長     生活環境部長   堀   内   英   昭   君     福 祉 部 長   櫻   田   幸   士   君     福祉事務所長     健 康 こども   神   代   芳   樹   君     未 来 部 長     商工観光部長   関       恵   滋   君     農 林 部 長   保   科   隆   夫   君     都市建設部長   清   水   治   彦   君     消 防 部 長   中   島   裕   明   君     丸子地域自治   谷   仲   英   彦   君     セ ン ター長     真田地域自治   高   橋   義   幸   君     セ ン ター長     武石地域自治   渋   沢   俊   道   君     セ ン ター長     会 計 管理者   岩   倉   範   明   君     上下水道局長   峰   村   孝   典   君     教  育  長   小   林   一   雄   君     教 育 次 長   西   入   直   喜   君     監 査 委 員   小   池   俊   一   君                                              事務局職員出席者     事 務 局 長   片   岡   文   夫   君     事 務 局次長   金   井   浩   一   君     議会担当係長   上   原       晶   君     議会担当係長   星   野   陽   一   君          午前 9時30分   開議 ○議長(下村栄君) これより本日の会議を開きます。                       ◇ △日程第1 諸般の報告 ○議長(下村栄君) 日程第1、諸般の報告を行います。 まず、市長から地方自治法第180条第2項の規定により市長専決処分事項の指定に係る報告書の提出がありました。お手元に配付しておきましたので、ご了承願います。 次に、監査委員から例月出納検査結果の報告がありました。お手元に配付しておきましたので、ご了承願います。                       ◇ △日程第2 議案第59号 ○議長(下村栄君) 次に、日程第2、議案第59号、人権擁護委員の推薦につき意見を求めることについてを議題とし、提案理由の説明を求めます。井上副市長。          〔副市長 井上 晴樹君登壇〕 ◎副市長(井上晴樹君) おはようございます。それでは、追加議案集の1ページをお願いいたします。議案第59号、人権擁護委員の推薦につき意見を求めることについてご説明申し上げます。 現在人権擁護委員として委嘱されております上田地域の香山裕氏、金井航三氏、樋口孝子氏の3人が平成28年6月30日をもって任期満了となります。つきましては、次期委員といたしまして引き続き金井航三氏、樋口孝子氏を、また新たに樋口時夫氏を法務大臣に推薦いたしたく、議会のご意見をお願いしたいというものでございます。よろしくお願いいたします。 以上でございます。 ○議長(下村栄君) これより質疑に入ります。          〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(下村栄君) お諮りします。本案については、会議規則第37条第3項の規定により、委員会の付託を省略したいと思います。これにご異議ございませんか。          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(下村栄君) ご異議なしと認めます。よって、本案については委員会の付託を省略することに決しました。 これより討論に入ります。          〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(下村栄君) これより採決します。本案は適任と決するにご異議ございませんか。          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(下村栄君) ご異議なしと認めます。よって、本案は適任と決しました。                       ◇ △日程第3 農業委員会委員の推薦 ○議長(下村栄君) 次に、日程第3、農業委員会委員の推薦を議題とします。 去る2月29日に議会推薦の農業委員会委員4名のうち2名から辞職願が提出され、同日農業委員会において辞任が同意されました。そのため、議会推薦の農業委員会委員について2名の欠員が生じております。この際、農業委員会委員の推薦を行います。 お諮りします。本案については議長の指名により推薦したいと思います。これにご異議ございませんか。          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(下村栄君) ご異議なしと認めます。よって、議長により推薦することに決しました。 農業委員会委員に前島正宏氏、滝沢康之氏、以上2名を推薦します。 お諮りします。ただいま指名した2人を農業委員会委員に推薦することにご異議ございませんか。          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(下村栄君) ご異議なしと認めます。よって、ただいま指名した2名が農業委員会委員に推薦されました。                       ◇ △日程第4 議案第60号 ○議長(下村栄君) 次に、日程第4、議案第60号を議題とし、提案理由の説明を求めます。小野塚財政部長。          〔財政部長 小野塚 究君登壇〕 ◎財政部長(小野塚究君) 追加でお配りしてございます補正予算書をお願いいたします。2冊ございますが、議案第60号、平成27年度上田市一般会計補正予算第5号についてご説明申し上げます。 今回追加で提出させていただいております一般会計補正予算でございますが、国におきまして一億総活躍社会の実現に向けた対策等を盛り込みました平成27年度一般会計補正予算が去る1月20日に成立したのを受けまして、市におきましても一部平成28年度事業の前倒しも含めまして国の補正予算に対応した所要の事業費の計上をお願いするものでございます。 それでは、2ページをお願いいたします。条文でございますが、第1条におきまして、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ9,984万2,000円を追加し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ719億907万6,000円といたしたいというものでございます。 第2条、繰越明許費の補正は後ほど第2表で、また第3条、地方債の補正は後ほど第3表でご説明申し上げます。 それでは、歳出から申し上げますので、予算書の14、15ページをお願いいたします。款2総務費、項1総務管理費、目1情報管理費で6,180万7,000円の補正増をお願いしてございます。右側説明欄二重丸の電算業務管理運営事業費で、情報セキュリティー強化対策としまして、サイバー攻撃情報漏えい防止のためのICカード購入、あるいはシステム導入のための開発費などでございます。 款3民生費、項1社会福祉費、目1社会福祉総務費でございますが、28年度に実施されます低所得の高齢者向け給付金事業に係りますシステム改修費500万円でございます。 款6農林水産業費、項1農業費のうち目6農村振興事業費でございますが、右側説明欄の二重丸、6次産業化推進事業費では、地方創生加速化交付金を活用しまして、県のモデル地区としまして8市町村で構成されます千曲川ワインバレー特区連絡協議会に対する負担金87万5,000円の計上でございます。目8農地費では560万円の補正増をお願いしてございますが、防災減災対策事業としまして、県が実施主体となります土地改良事業の負担金の計上でございます。 款7商工費は、全て地方創生加速化交付金事業でございます。まず、目2商工振興費で900万円の補正増でございますが、子育て中の女性の早期社会復帰を支援する団体に対します子育て女性社会進出支援事業補助金でございます。目5観光費では1,756万円の補正増をお願いしてございます。右側説明欄の二重丸、観光宣伝事業費の委託料、松本市連携路線バス運行業務委託料及び負担金、補助及び交付金の観光振興事業負担金につきましては、松本市との広域連携事業として実施いたします上田松本間の定期観光バス運行に係る経費及び広告宣伝費でございます。信州ビーナスライン連携協議会負担金でございますが、沿線の関係7市町による広域観光事業に対する負担金で、今年度12月補正でお認めいただきました負担金に追加するものでございます。日本忍者協議会負担金でございますが、忍者を観光資源として活用する5県5市で構成されております協議会への負担金で、広域周遊ルート旅行商品化促進等の事業を行ってまいります。 歳出については以上でございます。 続いて、歳入について申し上げますので、お戻りいただきまして12、13ページをお願いいたします。12ページからの歳入でございますが、一番上の款6地方消費税交付金は、一般財源所要額として収入可能な範囲で計上いたしたものでございます。 次の款12分担金及び負担金は、土地改良事業に係る地元負担金でございます。 続く款14国庫支出金は、各事業に充当する補助金でございますが、目1総務費補助金のうち地方創生加速化交付金につきましては、いまだ国からの内示が示されておりません。したがいまして、現時点では申請額での計上とさせていただいておりますので、今後の交付決定の状況によりましては歳入歳出ともさらに調整が必要になることもあろうかと思いますので、よろしくお願い申し上げます。 款20の諸収入は、上田松本間の定期観光バス運行に係る松本市からの負担金でございます。 最後の款21市債でございますが、後ほど第3表でご説明申し上げます。 それでは、4ページをお願いいたします。第2表、繰越明許費補正でございますが、款2総務費から款7商工費まで、5事業、総額で9,424万2,000円でございまして、今回補正をお願いした事業のうち、県営の土地改良事業以外について次年度への繰り越しをお願いするものでございます。 5ページの第3表、地方債補正でございますが、今回変更といたしまして2件、総額で660万円の補正増をお願いし、補正後の限度額を80億3,550万円といたしたいというものでございます。 以上、議案第60号、平成27年度上田市一般会計補正予算第5号についてご説明申し上げました。よろしくご審議賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(下村栄君) これより質疑に入ります。          〔「なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(下村栄君) 本案については総務文教委員会産業水道委員会及び厚生委員会の各所管分をそれぞれ付託します。                       ◇ △日程第5 議案第61号 ○議長(下村栄君) 次に、日程第5、議案第61号を議題とし、提案理由の説明を求めます。小野塚財政部長。          〔財政部長 小野塚 究君登壇〕 ◎財政部長(小野塚究君) それでは、もう一冊の補正予算書をお願いいたします。議案第61号、平成28年度上田市一般会計補正予算第1号についてご説明申し上げます。 本予算につきましては、上田市の名誉市民半田孝淳師のご逝去に伴いまして、今定例会の初日に市公葬についての決議が議決されたのを受けまして、公葬の実施に当たり必要な費用を追加補正をお願いするというものでございます。 2ページをお願いいたします。条文でございますが、第1条におきまして、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ866万9,000円を追加し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ686億7,561万9,000円といたしたいというものでございます。 それでは、歳出から申し上げますので、12、13ページをお願いいたします。款2総務費、項1総務管理費、目1一般管理費で866万9,000円の補正増をお願いするものでございます。右側説明欄二重丸、秘書事務費で弔慰金としての交際費のほか、会場運営費等関係経費の計上でございます。 歳入につきましては、10、11ページにお戻りいただきまして、款19繰越金を一般財源所要額として充当いたしてございます。 以上、議案第61号、平成28年度上田市一般会計補正予算第1号についてご説明申し上げました。よろしくご審議賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(下村栄君) これより質疑に入ります。          〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(下村栄君) 本案については総務文教委員会に付託します。                       ◇ △日程第6 議案第62号 ○議長(下村栄君) 次に、日程第6、議案第62号を議題とし、提案理由の説明を求めます。西入教育次長。          〔教育次長 西入 直喜君登壇〕 ◎教育次長(西入直喜君) 別冊議案書の6ページをお願いいたします。議案第62号、西部公民館整備事業に係る用地の取得の変更についてご説明申し上げます。 変更の理由でございますが、西部公民館整備事業につきましては、旧上田警察署跡地を購入して移転改築することとし、平成27年12月議会に用地の取得を提案し、ご議決をいただきました。その後、取得の相手方の長野県から、当該地中に撤去し切れなかったくいが残っているとの報告があり、残存物があることを加味した再鑑定を行い、その評価価格で契約を進めたいとの申し入れがありました。 このため、上田市では県から提出された鑑定書の内容を検討し、取得価格を減額して契約をいたしたく、上田市議会の議決に付すべき契約及び財産の取得又は処分に関する条例第3条の規定により、議会の議決をお願いするものでございます。 変更後の取得予定価格は1億2,132万5,400円、変更前の取得予定価格は1億2,242万3,000円でございます。 なお、当該地中に残るくいの位置、状況から判断いたしまして、今後の西部公民館建設工事に与える影響はほとんどないものと考えております。 以上、議案第62号についてご説明いたしました。よろしくお願いをいたします。 ○議長(下村栄君) これより質疑に入ります。          〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(下村栄君) 本案については総務文教委員会に付託します。 議案第60号、第61号及び第62号については本日議決の運びとしたいと思いますので、ご了承願います。 ここで委員会審査等のため暫時休憩といたします。          午前 9時46分   休憩                       ◇                                午前10時45分   再開 ○議長(下村栄君) 休憩前に引き続き会議を開きます。                       ◇ △日程第7 議案第1号~第8号 ○議長(下村栄君) 次に、日程第7、議案第1号から第8号まで8件一括議題とし、総務文教委員長の報告を求めます。池田総務文教委員長。          〔総務文教委員長 池田 総一郎君登壇〕 ◎総務文教委員長池田総一郎君) 総務文教委員会は、去る3月4日、7日及び8日に開催し、付託案件の審査を終了いたしましたので、その概要について順次ご報告申し上げます。 議案第1号、上田市公立大学法人評価委員会条例制定について申し上げます。 本案については、長野大学の公立大学法人化に伴い、地方独立行政法人法の規定に基づいて評価委員会を設置するため、必要な事項を定めるものであるとの説明を受けました。 質疑において、どのような委員構成を想定しているのか。 これに対し、大学の教育研究に関する有識者を2名、会社経営者など経営に関する有識者を2名、公認会計士や税理士など法人会計に詳しい方を1名の計5名を想定している。 次に、市が定める中期目標と大学が定める中期計画はどのような関係になるのか。また、中期目標はいつまでに策定予定か。 これに対し、中期目標は市が評価委員会の意見を聞いて策定するものであり、大学の設置主体として6年間の大学の方向性を決めるもの。一方中期計画は大学がその中期目標の内容に沿って運営主体として何を行うかを細かく策定したもので、評価委員会の意見を聞いて市が認可するものである。中期目標の策定については議会の議決が必要であることから、12月定例会には上程できるように進める等の質疑応答があり、本案については原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 次に、議案第2号、上田市行政不服審査会条例制定について申し上げます。 本案については、行政不服審査法の改正に伴い行政不服審査会を設置するため、組織、運営に関して必要な事項を定めるものであるとの説明を受けました。 質疑において、第2条第2項において委員の委嘱要件が規定されているが、具体的にはどのような方がその要件を満たすのか。 これに対し、法律及び行政に関する識見を有する者として弁護士、司法書士といった方、税に関する異議申し立てが多いことから税理士の方、さらには大学教授の方も要件を満たすと想定される等の質疑応答があり、本案については原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 次に、議案第3号、行政不服審査法の施行に伴う関係条例の整理等に関する条例制定について申し上げます。 本案については、行政不服審査法の改正に伴い、不服申し立ての手続の一元化に伴う用語の整理、新たに導入された提出資料等の写しの交付に係る手数料の設定、その他行政不服審査法及び関連して改正された各法律との整合を図るため、関係する13の条例について規定の整理等を行うものであるとの説明を受け、審査の結果、本案については原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 次に、議案第4号、上田市職員の給与に関する条例等中一部改正について申し上げます。 本案については、人事院と長野県人事委員会が行った給与勧告及び国、長野県の給与改定の実施状況を踏まえ、上田市職員の給与改定を行うとともに、常勤の特別職並びに市議会議員の期末手当の支給割合についてもあわせて改定を行うため、関係条例の所要の改正を行うものであるとの説明を受けました。 質疑において、職員給与の改定率、平均改定額はどの程度なのか。 これに対し、改定率については平均で0.84%の引き上げであり、また本給と期末、勤勉手当を合わせて平均で年額5万5,152円の引き上げである。 次に、今回の改正でラスパイレス指数はどのように変わるのか。 これに対し、昨年の給与の総合的見直しの現給保障における昇給抑制回復措置を今回廃止すること、現在行っている55歳以上の管理職の給料の1.5%減額措置にかえて、4月以降は全管理職の給料の3.0%減額措置を行うこと、またあわせて別条例によって規定する級別職務分類表等の見直しを行うことによってラスパイレス指数は順次下がっていくと想定している等の質疑応答があり、本案については原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 次に、議案第5号、上田市職員の降給に関する条例制定について申し上げます。 本案については、地方公務員法の改正に伴い、能力、実績に基づく人事管理の徹底を図るため、職員の降給処分の事由と手続等について必要な事項を定めるものであるとの説明を受け、審査の結果、本案については原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 次に、議案第6号、上田市職員の退職管理に関する条例制定について申し上げます。 本案については、地方公務員法の改正に伴い、新たに退職管理に関する規定が設けられることから、退職管理の円滑な実施を図るため必要な事項を定めるものであるとの説明を受け、審査の結果、本案については原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 次に、議案第7号、人事行政の運営等の状況の公表に関する条例等中一部改正について申し上げます。 本案については、地方公務員法の改正に伴い、上田市職員の給与に関する条例に等級別基準職務表を規定するなど、関係条例の所要の改正を行うものであるとの説明を受け、審査の結果、本案については原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 次に、議案第8号、上田市議会の議員その他非常勤の職員の公務災害補償等に関する条例中一部改正について申し上げます。 本案については、地方公務員災害補償法施行令の改正に伴い、公務災害補償と公的年金との併給調整に係る調整率を改定するため所要の改正を行うものであるとの説明を受け、審査の結果、本案については原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 ○議長(下村栄君) これより委員長報告に対する質疑に入ります。          〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(下村栄君) これより討論に入ります。          〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(下村栄君) これより議案第1号から第8号まで一括して採決します。本案8件委員長の報告のとおり決するにご異議ございませんか。          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(下村栄君) ご異議なしと認めます。よって、本案8件原案のとおり可決されました。                       ◇ △日程第8 議案第9号~第15号 ○議長(下村栄君) 次に、日程第8、議案第9号から第15号まで7件一括議題とし、まず議案第9号につき総務文教委員長の報告を求めます。池田総務文教委員長。          〔総務文教委員長 池田 総一郎君登壇〕 ◎総務文教委員長池田総一郎君) 議案第9号、上田市税条例中一部改正について申し上げます。 本案については、地方税法総則の改正に伴う徴収猶予及び換価猶予に係る規定の追加、市税減免申請書の提出期限の見直しなど所要の改正を行うものであるとの説明を受け、審査の結果、本案については原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 ○議長(下村栄君) 次に、議案第10号から第13号につき環境建設委員長の報告を求めます。古市環境建設委員長。          〔環境建設委員長 古市 順子君登壇〕 ◎環境建設委員長(古市順子君) 環境建設委員会は、去る3月8日及び9日に開催し、付託された案件の審査を終了いたしましたので、その概要について順次ご報告申し上げます。 議案第10号、上田市自治基本条例中一部改正について申し上げます。 本案については、自治基本条例施行から5年目に当たる今年度、検証委員会を設置し、市民意見を反映した見直しに取り組んできたところであるが、検証委員会から改正する事項として、地域内分権推進の実態に即し、現在実施している住民自治組織設立に関して一定の根拠となる規定、及び東日本大震災を初め頻発する自然災害のほか、市民生活を取り巻く危険事象の発生に対応するための危機管理に関する条項の2つの追加が必要であるとの提言があったことから、市としてもこれを尊重し、所要の改正を行うものとの説明を受けました。 質疑において、まず今回の自治基本条例の検証に当たって一般市民から3件の意見が寄せられていたが、これを検証委員会ではどのように扱い、検討したのか。 これに対し、主な意見として、「市の職員の姿勢が条例施行以降全く変わっていないのではないか」という指摘があった。これは条例の趣旨そのものにかかわる部分として検証委員会でも議論され、提言では総括的な意見として付される結果となっている。 次に、職員の責務について、市長においても「今回の見直しを一つの契機として今後も条例に対する職員の理解を深めながら市の役割を果たす」と施政方針で述べている。こうした中で、現在の職員の意識をどのように捉えているのか。 これに対し、職員の理解については日々の業務の中で常に意識して取り組むことは難しいのが現状であり、課題と捉えている。職員の責務として、まず職員が条例の趣旨を踏まえてまちづくりに積極的に参加すること、研修等を通じて理解を深められるよう継続的に取り組んでいきたいと考えている等々の質疑応答があり、本案については原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 次に、議案第11号、上田市手数料条例中一部改正について申し上げます。 本案については、現在住民基本台帳の一部の写しの閲覧手数料は、閲覧対象者数に関係なく1冊当たり1万円と規定しているが、同じ住民記録システムの情報である住民票に関する証明手数料と比較して均衡がとれるよう、住民票の写しの交付手数料と同じ1人当たりとし、手数料の額を300円にしたいというものであるとの説明を受け、審査の結果、本案は原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 次に、議案第12号、上田市印鑑登録及び証明に関する条例中一部改正について申し上げます。 本案については、マイナンバー制度の実施に伴い交付される個人番号カードの利便性を高めて普及を図るため、この個人番号カードを印鑑登録証とみなして、コンビニエンスストアでの印鑑登録証明書の交付を開始し、これに伴い市内3カ所にある自動交付機での印鑑登録証明書の交付を廃止するための所要の改正であるとの説明を受けました。 質疑において、今後のコンビニエンスストアでの交付の開始及び自動交付機の廃止の日程はどうなっているのか。 これに対し、コンビニエンスストアでの交付開始時期は未定であるが、コンビニ交付が始まってもすぐに自動交付機を廃止するのではなく、平成29年3月末日までは自動交付機を継続し、並行して利用できるよう準備を進めている。 次に、コンビニ交付できるようになる店舗数はどのくらいの見込みか。 これに対し、コンビニ4社の市内57店舗で交付できるようになる等々の質疑応答があり、本案については原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 次に、議案第13号、上田市消費生活センター条例制定について申し上げます。 本案については、平成26年6月に不当景品類及び不当表示防止法等の一部を改正する等の法律が成立したことにより消費者安全法が一部改正されたことから、消費生活センターの組織及び運営に関する事項等について条例で規定するものであるとの説明を受けました。 質疑において、昨年4月から消費生活センターを設置しているが、この間の相談状況はどうか。 これに対し、各種市民相談を含め10カ月で891件の相談を受けている。このうち消費生活相談は400件で、非常に多くなってきている。現在相談員2人体制で電話や相談室での相談に対応している。相談内容が専門的、法律的な内容の場合は、弁護士や専門家等を紹介したり、国民生活センターなど別の相談窓口を案内したりしているので、現時点では運営上特段の問題は発生していない。 次に、条例では相談員の資格、人材及び処遇の確保を規定しているが、現在まで900件近い相談件数がある中で今後相談員の体制をどのように考えているのか。 これに対し、これまで同様に消費者安全法の規定による相談員の資格保持者を配置していく考えであり、今後どの程度相談件数が伸びるかわからないが、現時点での状況を見る限りは今の2人体制で十分と考えている等々の質疑応答があり、本案については原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 ○議長(下村栄君) 次に、議案第14号及び第15号につき厚生委員長の報告を求めます。土屋勝浩厚生委員長。          〔厚生委員長 土屋 勝浩君登壇〕 ◎厚生委員長(土屋勝浩君) 厚生委員会は、去る3月4日、7日に開催し、付託案件の審査を終了いたしましたので、その概要について順次ご報告申し上げます。 まず、議案第14号、上田市指定地域密着型サービスの事業の人員、設備及び運営に関する基準を定める条例及び上田市指定地域密着型介護予防サービスの事業の人員、設備及び運営並びに指定地域密着型介護予防サービスに係る介護予防のための効果的な支援の方法に関する基準を定める条例中一部改正についてを申し上げます。 本案については、地域における医療及び介護の総合的な確保を推進するための関係法律の整備等に関する法律に基づき、指定居宅サービス等の事業の人員、設備及び運営に関する基準等の一部を改正する省令が施行されることに伴い、本基準を準拠する関係条例について所要の改正を行うものであるとの説明を受けました。 質疑において、地域密着型サービスの認知症対応型通所介護において運営推進会議の設置が義務づけられているが、その役割は何か。 これに対し、事業所の活動状況等を明らかにして、施設と地域との連携及び施設運営内容の透明性の確保を図り、サービスの質を確保することを目的に設置する会議で、利用者、利用者の家族、市職員、あるいは地域包括の職員等で構成されるものである等の質疑応答があり、本案は原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 次に、議案第15号、上田市国民健康保険税条例中一部改正について申し上げます。 本案については、上田市国民健康保険税条例の減免事務の規程に関して、申請者の利便に配慮する観点から、国が示す税条例の参考例と同様に減免申請書の提出期限の7日間延長及び減免申請書への個人番号の記載をしない取り扱いへの変更に伴う所要の改正を行うものであるとの説明を受け、審査の結果、原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 ○議長(下村栄君) 以上で委員長報告が終わりました。 これより委員長報告に対する質疑に入ります。          〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(下村栄君) これより討論に入ります。          〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(下村栄君) これより議案第9号から第15号まで一括して採決します。本案7件委員長の報告のとおり決するにご異議ございませんか。          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(下村栄君) ご異議なしと認めます。よって、本案7件原案のとおり可決されました。                       ◇ △日程第9 議案第16号~第23号及び第56号 ○議長(下村栄君) 次に、日程第9、議案第16号から第23号及び第56号9件一括議題とし、まず議案第16号から第22号及び第56号につき環境建設委員長の報告を求めます。古市環境建設委員長。          〔環境建設委員長 古市 順子君登壇〕 ◎環境建設委員長(古市順子君) まず、議案第16号、上田都市計画事業上田駅お城口地区第二種市街地再開発事業施行に関する条例廃止等について申し上げます。 本案については、上田市市街地再開発事業特別会計は、上田駅お城口地区第二種市街地再開発事業を管理運営する特別会計として平成9年度に設置され、事業清算後の平成16年度以降もパレオ5階、6階の保留床の運営や起債の償還を行ってきたが、起債償還が平成24年度に終了したこと、また平成26年度までの一般会計繰入金額がパレオ5階、6階の竣工当時の床価格を上回り、市が買い取ったものと考えられること、さらに平成27年1月に5階に教育委員会が入り、賃貸物件が6階だけとなったことから、市街地再開発事業特別会計を廃止して当該事業を一般会計に移行させることとし、関係する条例の廃止等を行うものであるとの説明を受けました。 質疑において、特別会計を廃止して一般会計へ移行することで消費税及び地方消費税の納税義務がなくなることをメリットとしているが、消費税の額はどれくらいか。また、会計の収支が不明確となるデメリットに対し、どのように対応するのか。 これに対し、消費税等の額は毎年100万円程度である。また、事業の透明性を確保するため、平成28年度予算では駅前再開発ビル費として管理運営事業費を設け、全体の事業費や財源の内訳等をわかりやすくしている等々の質疑応答があり、本案については原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 次に、議案第17号、上田市地区計画の区域内における建築物の制限に関する条例中一部改正について申し上げます。 本案については、風俗営業等の規制及び業務の適正化等に関する法律が一部改正され、飲食や接待の伴わないダンスホールやダンス教室などのお客にダンスをさせる営業が規制対象から除外されたことに伴い、条例の所要の改正を行うものであるとの説明を受け、審査の結果、原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 次に、議案第18号、上田市手数料条例中一部改正について申し上げます。 本案については、長期優良住宅の普及の促進に関する法律及び建築物のエネルギー消費性能の向上に関する法律の法令等の一部改正に伴い、各法令等に創設された認定制度の審査事務に係る手数料を定めるため、所要の改正を行うものであるとの説明を受けました。 質疑において、既存住宅の増築、改築についても認定の対象になるとのことだが、これまでにその認定基準に当たる事例はあったのか。また、どの程度の件数が新たに対象になると見込んでいるのか。 これに対し、これまでに該当する増改築があったかどうかは不明であるが、既存住宅に係る改修でどの程度メリットがあるのか示されていないので、当面申請件数は少ないと考えている。なお、新築についてはことしの2月末現在で140件程度の申請があった。 次に、優遇策の有無によって市町村間で差が出ると住宅の新築場所の選定にかかわってくるが、特例を設けて手数料を安くしているようなところはあるのか。 これに対し、今回の審査業務ができるのは特定行政庁と限定特定行政庁ということで、限られた市のみが扱える。県よりも高く設定している長野市以外は全て長野県に準じて手数料等を設定しており、特例で優遇策を設けているところはない等々の質疑応答があり、本案については原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 次に、議案第19号、上田市建築審査会条例中一部改正について申し上げます。 本案については、第5次地方分権一括法による建築基準法の一部改正により、建築審査会の委員の任期を条例に委任することとされたため、国土交通省令で定める基準に準じて所要の改正を行うものとの説明を受けました。 質疑において、再任できることや、後任者が見つかるまで在職できることを規定しているが、委員をある程度長くやっていただく意図があるのか。 これに対し、委員をお願いする方は専門知識を持った方に限られており、人材確保について補完するためにその規定を設けた。現状では特段運営上の問題はないので、委員の任期については2年としてやっていきたいと考えている等々の質疑応答があり、本案については原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 次に、議案第20号、上田市消防団員の定員、任免、給与、服務等に関する条例中一部改正について申し上げます。 本案については、消防団の充実強化に向け、大学生等の消防団への加入促進を図るため、任命資格として居住者及び在勤者に在学者を加え、区域外からの通学者が入団できるようにするための所要の改正であるとの説明を受けました。 質疑において、学生団員は具体的にどのような活動を行うのか。また、卒業したときに団員の資格を失うとしているが、団員不足は全国共通の課題であり、消防団活動に意欲のある学生を次の居住地につなげる取り組みが必要と考えるが、どうか。 これに対し、現在上田市には7名が入団している。全国的には約3,000人の学生団員が活動しているが、多くは予防活動や広報活動を行っている。また、就業地での消防活動につなげるような取り組みも検討していきたい等々の質疑応答があり、本案については原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 次に、議案第21号、上田市消防団等公務災害補償条例中一部改正について申し上げます。 本案については、非常勤消防団員等に係る損害賠償の基準を定める政令が一部改正されたことから、非常勤消防団員等の公務災害等に対する損害補償に関し、同一の理由により厚生年金保険法等他の法律による年金たる給付が併給される場合の調整率について、政令に準じて所要の改正を行うものであるとの説明を受け、審査の結果、原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 次に、議案第22号、上田市防災センター条例中一部改正について及び議案第56号、公有財産の無償譲渡についての2件については関連議案であり、一括審査としましたのであわせて申し上げます。 まず、審査の際、議案第56号中、財産の構造・面積の記載に誤りがあったことから、訂正の申し出と陳謝があり、委員会としてこれを承認したことを申し上げておきます。 本案2件については、真田地域にある上田市本原地区コミュニティ消防センター及び上田市長地区コミュニティ消防センターの2施設について、地元大畑自治会及び横尾自治会への無償譲渡することに伴い、条例の所要の改正及び公有財産の譲渡の議決を求めるものであるとの説明を受けました。 質疑において、譲渡後の施設管理における自治会負担の状況はどうか。 これに対し、これまで指定管理者として火災保険料以外の管理費を全て市からの指定管理料で賄ってきているが、今後は保険料を含め全額自治会に負担していただくことになる。ただし、施設の修理においては市の補助制度があり、自治会の世帯数をもとに算出する補助基準にのっとり経費の50%を補助できる等々の質疑応答があり、議案第22号については原案のとおり可決すべきものとし、議案第56号については可決すべきものと決定いたしました。 ○議長(下村栄君) 次に、議案第23号につき総務文教委員長の報告を求めます。池田総務文教委員長。          〔総務文教委員長 池田 総一郎君登壇〕 ◎総務文教委員長池田総一郎君) 議案第23号、上田市積立基金条例等中一部改正等について申し上げます。 本案については、上田、丸子、真田地域で実施している独自の奨学制度を統一し、全市域の高校生を対象とした給付型奨学金制度を創設するため、関係条例の所要の改正を行うものであるとの説明を受けました。 質疑において、上田市奨学基金へ地域振興事業基金から繰り入れることについて、初めて奨学金制度の対象となる武石地域の皆さんの合意は得られているのか。 これに対し、武石地域協議会に制度の内容を説明、報告するとともに、財源として地域振興事業基金から繰り入れることを了承いただいている等の質疑応答があり、本案については原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 ○議長(下村栄君) 以上で委員長報告が終わりました。 これより委員長報告に対する質疑に入ります。          〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(下村栄君) これより討論に入ります。          〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(下村栄君) これより議案第16号から第23号及び第56号まで一括して採決します。本案9件委員長の報告のとおり決するにご異議ございませんか。          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(下村栄君) ご異議なしと認めます。よって、議案第16号から第23号までの8件については原案のとおり可決され、議案第56号については可決されました。                       ◇ △日程第10 議案第24号 ○議長(下村栄君) 次に、日程第10、議案第24号を議題とし、まず総務文教委員長の報告を求めます。池田総務文教委員長。          〔総務文教委員長 池田 総一郎君登壇〕 ◎総務文教委員長池田総一郎君) 議案第24号、平成27年度上田市一般会計補正予算第4号中総務文教委員会担当分について申し上げます。 まず、財政部関係の質疑において、やぐら下庁舎跡地の土地を分割取得することに変更した主な理由は何か。 これに対し、合併特例債を活用して一括取得することを考えていたが、やぐら下庁舎跡地を有料の観光バス専用駐車場としたため、この起債の対象外となった。そのため、一括取得するには多額の一般財源が必要になることから、分割取得していくこととしたものである。 次に、教育委員会関係の質疑において、さくら国際高等学校の耐震化工事に対する570万円の補助金について、市が補助する理由と補助に至る経緯はどうか。 これに対し、本年度から学校法人として運営を始めたさくら国際高等学校が校舎の耐震化を行うに当たり市へ支援要請があり、これまで施設整備の際に補助金を交付してきた考え方や一定のルールに従い補助金を交付するものである等々の質疑応答があり、本案中担当分については原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 ○議長(下村栄君) 次に、産業水道委員長の報告を求めます。松山産業水道委員長。          〔産業水道委員長 松山 賢太郎君登壇〕 ◎産業水道委員長(松山賢太郎君) 産業水道委員会は、去る3月8日及び9日に開催し、付託された案件の審査を終了いたしましたので、その概要について順次ご報告申し上げます。 議案第24号中産業水道委員会担当分について申し上げます。 質疑において、有害鳥獣駆除対策事業負担金の菅平射撃場の改修事業について、その内容はどうか。また、上田市の負担分が125万6,000円とのことだが、全体の事業費及びそれぞれの負担はどうなっているのか。 これに対し、菅平射撃場は有害鳥獣被害が深刻化する中で、上小猟友会員の射撃技術向上のために必要な施設であり、今回設置から40年が経過し、老朽化しているクレー放出機15台を更新するものである。また、全体事業費は884万2,000円で、国からの交付金が451万円、猟友会負担分が216万7,000円、市町村負担分が216万5,000円となっている等の質疑応答があり、本案中担当分については原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 ○議長(下村栄君) 次に、厚生委員長の報告を求めます。土屋勝浩厚生委員長。          〔厚生委員長 土屋 勝浩君登壇〕 ◎厚生委員長(土屋勝浩君) 議案第24号中厚生委員会担当分について申し上げます。 まず、福祉部関係の質疑において、点字図書館の関係で、点訳奉仕活動等石井基金の積み立て状況はどうか。 これに対し、今回5万円の寄附をいただいており、総額で4,482万4,000円の積み立てとなっている。 次に、健康こども未来部関係の質疑において、認可外保育所助成事業費の多子世帯保育料減免事業の概要はどうか。 これに対し、今年度新たに県で設けた事業で、第3子以降の園児の保育料を減額した場合に、上限6,000円までについて認可外保育所に補助を行うもので、今回の補正では延べ85名分、51万円を増額計上している等々の質疑応答があり、本案中担当分については原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 ○議長(下村栄君) 次に、環境建設委員長の報告を求めます。古市環境建設委員長。          〔環境建設委員長 古市 順子君登壇〕 ◎環境建設委員長(古市順子君) 議案第24号中環境建設委員会担当分について申し上げます。 まず、市民参加協働部ほか関係の質疑において、わがまち魅力アップ応援事業の実施状況と実施後の評価、検証をどのように行っているのか。 これに対し、今年度は124件の事業を採択し、補助金額では平成25年度の制度拡充以降最高額の実績となる見込みであり、全体として全市的に実施される事業が増加傾向にある。事業実施後は取り組みの状況を地域の皆さんに知っていただく、そして他の皆さんの取り組みにつなげていくため、地域ごとの実績報告会や団体間の情報交換の場を設けるほか、地域協議会の広報紙等で事業紹介している。この制度が開始されてから間もなく10年になることから、取り組みの状況を検証し、今後のあり方なども検討していきたい。 次に、生活環境部関係の質疑において、市営住宅改修事業費を当初予算の半額を大幅に減額している理由は何か。また、このような予算の執行管理をどのように考えているのか。 これに対し、3年計画で進めている中丸子市営住宅の給湯器設置等の工事費について、国庫支出金が災害復旧等に優先的に配分され、今年度見込んだ国の交付金が減額されたことに伴い施工を見送ったことによる大幅減額である。今後は交付金の動向に応じた速やかな予算対応をしていきたい。 次に、都市建設部関係の質疑において、市道踏入大屋線の事業費を繰り越している。この路線は渋滞解消のために早期完成が望まれるが、事業の進捗状況はどうか。 これに対し、今年度は神川に橋をかける関係で河川管理者の長野県と協議を行っているが、交通の流れから道路線形を河川に対して斜めにかける計画のため、河川管理者からは厳しい条件を提示されており、当初の計画内容を見直すなど河川協議に時間を要している。地元協議については、全ての内容について了解を得ているわけではないが、大筋で意見は一致しており、住宅移転をお願いする方々にも事業内容に対しておおむね理解いただいている状況である。 次に、消防部関係の質疑において、国の緊急経済対策による補助金を受けて耐震性貯水槽を整備するとした予算を大幅に減額しているが、その理由は何か。 これに対し、平成27年度で整備予定の4基分を国庫補助申請としたところ、3基分が26年度分として前倒しで交付決定されたため、その3基分については平成26年度事業の繰越分として今年度整備することとし、平成27年度予算については減額し、残り1基分の計上としたことによる。したがって、実際は当初の計画どおり27年度において4基の整備を進めているところである等々の質疑応答があり、本案中担当分については原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 ○議長(下村栄君) 以上で委員長報告が終わりました。 これより委員長報告に対する質疑に入ります。          〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(下村栄君) これより討論に入ります。          〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(下村栄君) これより採決します。本案を委員長の報告のとおり決するに賛成の諸君の起立を求めます。          〔賛成者 起立〕 ○議長(下村栄君) 起立全員であります。よって、本案は原案のとおり可決されました。                       ◇ △日程第11 議案第25号~第32号 ○議長(下村栄君) 次に、日程第11、議案第25号から第32号まで8件一括議題とし、まず議案第25号につき総務文教委員長の報告を求めます。池田総務文教委員長。          〔総務文教委員長 池田 総一郎君登壇〕 ◎総務文教委員長池田総一郎君) 議案第25号、平成27年度上田市土地取得事業特別会計補正予算第1号について申し上げます。 本案については、旧やぐら下庁舎跡地に係る基金繰出金の減額補正を行うものであるとの説明を受け、審査の結果、本案については原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 ○議長(下村栄君) 次に、議案第26号及び第31号につき環境建設委員長の報告を求めます。古市環境建設委員長。          〔環境建設委員長 古市 順子君登壇〕 ◎環境建設委員長(古市順子君) 議案第26号、平成27年度上田市同和地区住宅新築資金等貸付事業特別会計補正予算第1号について申し上げます。 本案については、歳入歳出それぞれ1,242万1,000円を追加し、予算の総額をそれぞれ4,349万7,000円とするものである。内容については、歳出は県補助金及び繰越金などの歳入の確定に伴う調整と、基金運用利子相当額及び繰越金が確定したことに伴い基金に積み立てるものであり、歳入は確定見込み等に伴う貸付助成事業補助金、前年度繰越金の確定及び滞納繰越金分の一括返済に伴う調整のための計上であるとの説明を受け、審査の結果、原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 ○議長(下村栄君) 暫時休憩といたします。          午前11時33分   休憩                       ◇                                午前11時45分   再開 ○議長(下村栄君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 次に、議案第31号につき環境建設委員長の報告を求めます。古市環境建設委員長。          〔環境建設委員長 古市 順子君登壇〕 ◎環境建設委員長(古市順子君) 大変失礼いたしました。 それでは、議案第31号、平成27年度上田市駐車場事業特別会計補正予算第1号について申し上げます。 本案については、歳入歳出予算の総額にそれぞれ50万円を追加し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ1億8,852万8,000円にしたいという説明がありました。 審査の結果、原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 ○議長(下村栄君) 次に、議案第27号から第30号及び第32号につき厚生委員長の報告を求めます。土屋勝浩厚生委員長。          〔厚生委員長 土屋 勝浩君登壇〕 ◎厚生委員長(土屋勝浩君) まず、議案第27号、平成27年度上田市国民健康保険事業特別会計補正予算第2号について申し上げます。 本案については、歳入歳出それぞれ166万2,000円を増額し、予算の総額をそれぞれ187億7,297万3,000円とするものである。歳出の主なものは、給与改定に伴う職員人件費の補正によるもの、歳入の主なものは、職員給与費等繰入金についてルールに基づく調整によるものであるとの説明を受け、審査の結果、原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 次に、議案第28号、平成27年度上田市後期高齢者医療事業特別会計補正予算第2号について申し上げます。 本案については、歳入歳出それぞれ173万5,000円を減額し、予算の総額をそれぞれ17億3,926万5,000円とするものである。歳出の主なものは、職員人件費の調整並びに基盤安定負担金及び事務費負担金の見込みによるもの、歳入の主なものは、一般会計のルールによる繰入金の調整によるものであるとの説明を受け、審査の結果、原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 次に、議案第29号、平成27年度上田市介護保険事業特別会計補正予算第3号について申し上げます。 本案については、歳入歳出それぞれ9,797万6,000円を減額し、予算の総額をそれぞれ149億6,066万8,000円とするものである。歳出の主なものは、上田地域広域連合の介護保険特別会計負担金の確定や各保険給付費の実績に基づく今後の支出見込みによる調整、歳入の主なものは、介護保険の今後の収入見込みによる調整や一般会計のルールによる繰入金の調整によるものであるとの説明を受け、審査の結果、原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 次に、議案第30号、平成27年度上田市社会福祉授産事業特別会計補正予算第1号について申し上げます。 本案については、歳入歳出それぞれ13万3,000円を増額し、予算の総額をそれぞれ6,290万9,000円とするものである。歳出の主なものは、給与改定に伴う職員人件費の調整、歳入の主なものは、一般会計からの繰入金の調整であるとの説明を受け、審査の結果、原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 次に、議案第32号、平成27年度上田市武石診療所事業特別会計補正予算第2号について申し上げます。 質疑において、医薬材料費の減少は患者数の減少によるものが主な要因なのか。 これに対し、平成27年度については患者数については前年度に比べて若干の増となっているが、診療内容によって変わるため、医薬材料費は少なくなっている。 次に、診療所の利用者の実態はどのようになっているのか。 これに対し、利用者の状況については、利用者の85%が武石地域の方で、上田市の利用者全体では約90%となっており、残りの10%ほどが近隣の市町村の利用者である等々の質疑応答があり、本案については原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 ○議長(下村栄君) 以上で委員長報告が終わりました。 これより委員長報告に対する質疑に入ります。          〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(下村栄君) これより討論に入ります。          〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(下村栄君) これより議案第25号から第32号まで一括して採決します。本案8件委員長の報告のとおり決するにご異議ございませんか。          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(下村栄君) ご異議なしと認めます。よって、本案8件原案のとおり可決されました。                       ◇ △日程第12 議案第33号~第37号 ○議長(下村栄君) 次に、日程第12、議案第33号から第37号まで5件一括議題とし、まず議案第33号につき環境建設委員長の報告を求めます。古市環境建設委員長。          〔環境建設委員長 古市 順子君登壇〕 ◎環境建設委員長(古市順子君) 議案第33号、平成27年度上田市真田有線放送電話事業会計補正予算第2号について申し上げます。 本案については、給与改定に伴う人件費の増額により、収益的支出の予定額について13万8,000円増額するものであるとの説明を受け、審査の結果、原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 ○議長(下村栄君) 次に、議案第34号につき厚生委員長の報告を求めます。土屋勝浩厚生委員長。          〔厚生委員長 土屋 勝浩君登壇〕 ◎厚生委員長(土屋勝浩君) 議案第34号、平成27年度上田市立産婦人科病院事業会計補正予算第2号について申し上げます。 質疑において、入院収益が増額となっているが、入院数の増加の要因は何か。 これに対し、入院数の増加については、分娩数が当初の見込みより増加しており、分娩施設が限られているということと、特に里帰り分娩を受け入れているのがこの地域で当産婦人科病院だけであるといったことが主な要因と考えられる等の質疑応答があり、本案については原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 ○議長(下村栄君) 次に、議案第35号から第37号につき産業水道委員長の報告を求めます。松山産業水道委員長。          〔産業水道委員長 松山 賢太郎君登壇〕 ◎産業水道委員長(松山賢太郎君) まず、議案第35号、平成27年度上田市水道事業会計補正予算第3号について申し上げます。 本案については、職員の給与改定に伴う人件費の調整及び事業費の確定見込みによる調整であるとの説明を受け、審査の結果、原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 次に、議案第36号、平成27年度上田市公共下水道事業会計補正予算第4号について申し上げます。 質疑において、国の予算がつかなかったことで処理場更新工事委託等が減額されているが、処理場が更新していけないことの影響はないのか。 これに対し、処理場の更新事業については今年度から債務負担で行っており、来年度は2カ年目で最終年ということで、継続の国庫補助であるため、満額補助されるものと見込んでおり、来年度中には完成できるものと考えている。また、国の公共事業に対する補助金が減ってきている状況もあるため、今後も補助等の要望については積極的に行っていきたいと考えているとの質疑応答があり、本案については原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 次に、議案第37号、平成27年度上田市農業集落排水事業会計補正予算第2号について申し上げます。 本案については、職員の給与改定に伴う人件費の調整及び事業費の確定見込みによる調整であるとの説明を受け、審査の結果、原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 ○議長(下村栄君) 以上で委員長報告が終わりました。 これより委員長報告に対する質疑に入ります。          〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(下村栄君) これより討論に入ります。          〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(下村栄君) これより議案第33号から第37号まで一括して採決します。本案5件委員長の報告のとおり決するにご異議ございませんか。          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(下村栄君) ご異議なしと認めます。よって、本案5件原案のとおり可決されました。 ここで午後1時まで休憩といたします。          午前11時56分   休憩                       ◇                                午後 1時00分   再開 ○議長(下村栄君) 休憩前に引き続き会議を開きます。                       ◇ △日程第13 議案第38号 ○議長(下村栄君) 次に、日程第13、議案第38号を議題とし、まず総務文教委員長の報告を求めます。池田総務文教委員長。          〔総務文教委員長 池田 総一郎君登壇〕 ◎総務文教委員長池田総一郎君) 議案第38号、平成28年度上田市一般会計予算総務文教委員会担当分について申し上げます。 まず、政策企画部関係の質疑において、まちなかキャンパス運営事業はどのような目的で行い、その内容は何か。 これに対し、学園都市づくりの一環として実施する事業であり、市内の4大学等が連携し、まちなかでの市民公開講座の開催や学生による授業、ゼミの受講を通じて大学の情報発信や市民に開かれた大学を目指すとともに、商店街の活性化等の地域課題に対する解決能力の養成を目的としている。また、中心市街地の空き店舗を活動拠点とし、商店街と連携したイベント等も実施することから、中心市街地のにぎわいの創出にもなると考えている。 次に、総務部ほか関係の質疑において、業務継続計画の内容と策定時期はどうか。 これに対し、業務継続計画BCPは、大規模な災害が発生したときに行政が機能不全に陥らないよう、優先的に実施すべき業務を特定するとともに、業務の執行体制、対応手順や業務の継続に必要な資源の確保についてあらかじめ規定するものであり、その重要な要素である市長等が不在時の代行順位及び職員の参集体制、本庁舎が使用できなくなった場合の代替庁舎の特定、電気、水、食料等の確保、通信手段の確保、行政の重要なデータのバックアップの方法、そして非常時に特に優先すべき業務の整理の6項目は必ず定めることになっている。また、策定時期としては、平成28年度末を予定している。 次に、財政部関係の質疑において、庁舎の耐震化にかかわる調査業務の委託料500万円はどのような調査を予定しているのか。 これに対し、現在庁内において耐震化をするのか、あるいは改築をするのかという検討を進めており、今月中に方向性を出すことになっている。平成28年度においてはその検討結果に沿って精微な数値等の資料を作成するための調査を行い、その資料を示して市民の意見を聞くことを予定している。 次に、教育委員会関係の質疑において、信州型コミュニティスクールの上田市における導入状況、課題についてはどうか。 これに対し、今年度末現在で市内36小中学校のうち18校、半分の小中学校が基準を満たしており、平成29年度までの2年間で100%を目指したい。課題としては、地域における人材や施設をどう確保するのか、コーディネーターやボランティア等を含めた持続可能な組織体制をどう構築していくのかといったことが挙げられる等々の質疑応答があり、本案中担当分につきましては、原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 また、本案に対する附帯意見について提案があり、協議を行いました。挙手採決を行った結果、全員の賛成により本案に対して附帯意見をつけることと決定いたしましたので、その内容について申し上げます。 議案第38号、平成28年度上田市一般会計予算中総務文教委員会担当分についての附帯意見。 上田市公立大学法人評価委員会条例制定に引き続き、平成28年度上田市一般会計予算の審査を行った結果、長野大学公立大学法人化については、今後市民説明会の開催を経て公立大学法人の定款などの議案が6月定例会以降において提案されることが明らかとなった。 一方、上田市議会の長野大学公立大学法人化研究委員会が実施した市民アンケートにおいて、上田市の財政負担が心配、公立大学法人化する理由が明確でない、長野大学が地域で果たしている役割がよくわからないという回答が相当数寄せられており、現状では上田市の説明が不十分であり、市民の理解が進んでいないものと思慮される。 よって、今後の市政において下記の事項について特に配意しなければならないとの認識の一致を見たので、委員会の総意として適切に対応するよう強く要請する。記 公立大学法人の定款などの議案の提出の前に、市民説明会などを通じて市の財政負担、公立大学法人化の理由及び必要性、長野大学が地域で果たしている役割、長野大学の将来ビジョンなどについて関係する資料を提示して説明責任を果たし、市民の理解が得られるよう努めること。 以上、議案第38号に対して附帯意見をつけたことをご報告申し上げます。 ○議長(下村栄君) 次に、産業水道委員長の報告を求めます。松山産業水道委員長。          〔産業水道委員長 松山 賢太郎君登壇〕 ◎産業水道委員長(松山賢太郎君) 議案第38号中産業水道委員会担当分について申し上げます。 まず、商工観光部関係の質疑において、UIJターンと地域若者等定住就職支援事業については業務委託をするとのことだが、どのようなやり方で進めていく考えか。また、今年度行っている地域人づくり事業との大きな違いは何か。 これに対し、この事業については民間事業者に業務委託することとなるが、市から全てお任せするのではなく、方針を示した上でそれに沿った事業者をプロポーザル方式により選定していくことを考えている。また、今年度行っている地域人づくり事業については、事業者からの提案事業で、基礎研修や職場体験を通じて雇用に結びつけるものであり、今回のUIJターンと地域若者等定住就職支援事業については、その事業をさらに発展させ、就職相談窓口を設けるとともに、お試し就業を通じて上田市への移住促進を図り、さらに地域の若者の就業、雇用に結びつけるマッチング強化が主な内容である。 次に、中小企業金融対策事業について、市制度融資の要件見直しと限度額引き上げを実施するとのことだが、どのような内容か。 これに対し、市制度融資の中で一番利用されている経営支援資金について、現在は売上高経常利益率の減少が過去3年という長いスパンのものになっているが、それを1年とするとともに、企業が新しい分野に積極的に進出できるための経営革新支援資金については、運転資金の限度額を1,500万円から2,000万円に引き上げて対応していきたいと考えている。 次に、農林部関係の質疑において、クラインガルテン事業を進めるに当たって、移住、定住に対する考え方はどうか。 これに対し、定住型市民農園、いわゆるクラインガルテンを整備することで中山間地域の遊休荒廃農地の解消や都市住民との交流による地域の活性化といった効果が期待できるが、先進地においては定住の実績もあることから、この事業を進めることにより、自然豊かな上田市で農業をしてみたい、ひいては住んでみたいと感じていただくことで移住、定住につなげていきたいと考えている。 次に、今年度から農林部の所管施設となっている上田道と川の駅について、今後の考えはどうか。 これに対し、農林部としては、隣接する道路を生かし、農産物直売所としての拡充への支援や、川の駅ということで、水辺に近い立地を生かし、現在も行っている稚魚の放流事業のほか、千曲川を生かした取り組みについて研究をしていきたいと考えている等々の質疑応答があり、本案中担当分については原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 ○議長(下村栄君) 次に、厚生委員長の報告を求めます。土屋勝浩厚生委員長。          〔厚生委員長 土屋 勝浩君登壇〕 ◎厚生委員長(土屋勝浩君) 議案第38号中厚生委員会担当分について申し上げます。 まず、福祉部関係の質疑において、社会福祉対策事業費の中で、子どもの学習支援事業委託料が計上されているが、この内容はどのようなものか。 これに対し、学習支援事業は、生活困窮世帯の子供を支援するために、支援に同意を得た生活保護受給世帯の中学生全員に対して、教員OBの方に家庭訪問をしていただき学習を支援するもので、今回中学生15名分の予算を計上している。 次に、障害者差別解消法の啓発事業に関して、相談窓口と周知方法についてはどのように考えているのか。 これに対し、相談窓口については、障がい者支援課や各地域自治センターの担当部局で対応しており、周知方法については、障害者差別解消法の概要や障害に対する理解についてわかりやすく説明したリーフレットを作成し、それを全戸配布する予定である。 次に、健康こども未来部関係の質疑において、保育所給食レシピ集発行事業の概要と目的は何か。 これに対し、合併10周年記念事業の一環として位置づけ、平均寿命も延びてきている中で、健康で長生きできるような社会を築いていくことを目的に、薄味、野菜を多く使用したメニュー、そしゃく力を高める料理等を掲載し、子供はもちろん市民全てに生活習慣病の予防にも役立つ健康に留意したメニューを提供するべく企画したもので、全500部を製作し、うち300部については一般に向けて販売を予定している。 次に、若年者の健康診断事業について、本年度の申し込みの状況と来年度の見込みはどうか。 これに対し、今年度はモデル的に国保の加入者の35歳から39歳までの方を対象に行ったが、168人に申し込みをいただいた。来年度は保険の種類にかかわらず30歳以上から健診を実施したいと考えており、国保加入者以外ではおおむね300人程度の受診を想定している。 次に、子育て世代包括支援センター事業の概要はどうか。 これに対し、助産師2名から成る母子保健コーディネーターを配置し、子育て・子育ち支援課の子育て支援コーディネーターと連携しながら、妊娠、出産期からおおむね6カ月期までの一番子育てで大変な時期まで、切れ目のない相談体制を充実するものである等々の質疑応答があり、本案中担当分については原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 ○議長(下村栄君) 次に、環境建設委員長の報告を求めます。古市環境建設委員長。          〔環境建設委員長 古市 順子君登壇〕 ◎環境建設委員長(古市順子君) 議案第38号中環境建設委員会担当分について申し上げます。 まず、市民参加協働部ほか関係の質疑において、いよいよモデル地区で住民自治組織が動き出すわけだが、住民自治組織の設立に向けどのような議論がなされたのか。今後地域住民との連携、情報共有の取り組みが大事になると思うが、今後の考え方と行政の役割をどう捉えているか。 これに対し、これまで神科・豊殿、川西、丸子の3地域がモデル地区として地域経営会議を立ち上げ、各地区での住民自治組織のあり方について、地域の課題を解決していくにはどういった組織で、どういった取り組みが必要なのか議論を進めてきたところである。地域での情報共有、連携は住民自治組織の活動を進める上で大切であり、むしろそのための組織と言っても過言ではないと考えているが、こうした中での行政の役割は地域担当職員が中心的な役割を担いながら、地域住民が主体的に取り組む住民自治組織の運営や活動が円滑に進むよう支援や連携を図ることであると考えている。 次に、新規事業として市民と市職員を対象に地域課題の解決策や協働について考えるフォーラムを開催するとしているが、その概要はどうか。 これに対し、協働のまちづくり指針で示されている環境づくりの一環で、広く募集した市民の皆さんと庁内各課所に配置を予定する協働推進員など市職員が参加し、コーディネーター役の講師を中心に地域課題の解決策や協働をテーマに意見交換するもので、よりよい協働のあり方などを考える機会としたい。 次に、生活環境部の質疑において、住宅用太陽光発電システムの設置に対する補助金の単価を下げる理由は何か。また、今後の需要見込みはどうか。 これに対し、上田市は新エネルギービジョンで再生可能エネルギーの導入目標を定めており、初期投資の負担軽減を図るため補助金制度を設け支援しているが、設備単価が年々下がる中、補助金単価の調整をしなければ、以前に補助金交付を受けた方から見て公平性に欠ける状況にもあることから、補助金の適正化と再生可能エネルギー普及の観点を勘案し、最も補助件数の多かった平成24年度時の補助比率となるよう、1キロワット当たり2万円に設定することとした。今後の需要については、国の固定価格買い取り制度における電力の買い取り価格が28年度も下がる予測の中ではあるが、住宅用については買い取り価格の設定方法がおおむね10年程度で設備投資の回収ができるような考え方であると聞いていることから、一時よりは申請件数は減っているが、引き続き需要はあるものと考えている。 次に、ごみ減量化の施策として(仮称)生ごみ出しません袋を導入する目的は何か。 これに対し、生ごみを自家処理し、ごみ減量化に協力していただける世帯に対する優遇策として導入するものであり、事前に登録し、「生ごみは出しません」と宣誓していただいた世帯に無料で専用の可燃ごみ指定袋を配布するものである。この袋を用いて集積所に出していただくことで周知を図り、周りに生ごみの自家処理が波及していくことを期待するものである。配布枚数は当面4カ月分程度とし、実施状況を検証した上で今後事業展開していきたい。 次に、都市建設部関係の質疑において、新規事業で空き家等対策推進事業として、空き家実態現地調査を行うとしているが、どのように取り組んでいくのか。 これに対し、昨年9月、各自治会に調査依頼し、市内の空き家総数が2,536件、そのうち倒壊等危険と思われる空き家が330件あるとの報告を受けた。しかしながら、この調査は空き家の概略調査として実施したものであり、空き家対策特別法に定義された空き家の基準に沿った形で保全状況や所有者等を把握するための現地調査を行うものである。空き家の特定に当たっては、水道の使用状況や固定資産課税台帳を閲覧するなど、関係課とも連携し、実態調査に当たっては一律の調査票に基づいて客観性の高い調査結果になるよう進めていきたいと考えている。 次に、消防部関係の質疑において、警鐘楼や消防車庫の地元移譲や取り壊しについて、地元自治会と消防団との協議が進まない場合にどのような調整をしているのか。 これに対し、警鐘楼や消防車庫の各施設を移譲するか取り壊すかは事前に各分団と相談の上で計画したものであるが、基本的には地元の考え方に沿った形で進めている等々の質疑応答があり、本案中担当分については可決すべきものと決定いたしました。 ○議長(下村栄君) 以上で委員長報告が終わりました。 これより委員長報告に対する質疑に入ります。          〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(下村栄君) これより討論に入ります。          〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(下村栄君) これより採決します。本案を委員長の報告のとおり決するに賛成の諸君の起立を求めます。          〔賛成者 起立〕 ○議長(下村栄君) 起立全員であります。よって、本案は原案のとおり可決されました。                       ◇ △日程第14 議案第39号及び第40号 ○議長(下村栄君) 次に、日程第14、議案第39号及び第40号2件一括議題とし、まず議案第39号につき総務文教委員長の報告を求めます。池田総務文教委員長。          〔総務文教委員長 池田 総一郎君登壇〕 ◎総務文教委員長池田総一郎君) 議案第39号、平成28年度上田市土地取得事業特別会計予算について申し上げます。 本案については、歳入歳出予算の総額をそれぞれ4億円と定めたいというものである。歳出の主なものは、公有財産購入費として2億5,000万円、公有財産の購入に伴う建物、立ち木の移転補償料として1億2,375万円を計上しているほか、土地開発基金への繰出金として2,625万円を計上するものである。歳入については、財産売払収入として7,500万円を計上するほか、基金繰入金では今後の土地取得に必要な財源として3億2,500万円を土地開発基金から繰り入れるものである等の説明を受け、審査の結果、本案は原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 ○議長(下村栄君) 次に、議案第40号につき環境建設委員長の報告を求めます。古市環境建設委員長。          〔環境建設委員長 古市 順子君登壇〕 ◎環境建設委員長(古市順子君) 議案第40号、平成28年度上田市同和地区住宅新築資金等貸付事業特別会計予算について申し上げます。 質疑において、滞納繰越分の貸付金の速やかな処理を行っていくため、体制を強化し、集中的に取り組む必要があると思うが、28年度はどのような方針のもとに取り組むのか。 これに対し、資金利用した方の大半は償還を済ませており、一部の方が滞納している状況の中で、公平性、公正性の観点から滞納整理に取り組んでいきたい。徴収に当たっては、収納管理課と連携し、案件によってかなりの時間が経過してきているので、相続人や保証人に交渉するとともに、時期を過ぎると相続が発生し、より難しくなることもあるので、ある程度スピード感を持って取り組みたい等々の質疑応答があり、本案は原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 ○議長(下村栄君) 以上で委員長報告が終わりました。 これより委員長報告に対する質疑に入ります。          〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(下村栄君) これより討論に入ります。          〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(下村栄君) これより議案第39号及び第40号2件一括して採決します。本案2件委員長の報告のとおり決するにご異議ございませんか。          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(下村栄君) ご異議なしと認めます。よって、本案2件原案のとおり可決されました。                       ◇
    △日程第15 議案第41号~第44号 ○議長(下村栄君) 次に、日程第15、議案第41号から第44号まで4件一括議題とし、厚生委員長の報告を求めます。土屋勝浩厚生委員長。          〔厚生委員長 土屋 勝浩君登壇〕 ◎厚生委員長(土屋勝浩君) まず、議案第41号、平成28年度上田市国民健康保険事業特別会計予算について申し上げます。 質疑において、医療費適正化に向けた取り組みとして、ジェネリック医薬品利用差額通知の対象者を拡大するということだが、概要はどうか。 これに対し、現在はジェネリック医薬品にかえた場合に300円以上の差額が出た方に年2回通知を行っているが、来年度はこれを200円以上に対象を拡大する。これによりこれまでの約900人への通知から約1,500人にふえると見込んでおり、より一層のジェネリック医薬品への切りかえの促進を期待している等の質疑応答があり、本案については原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 次に、議案第42号、平成28年度上田市後期高齢者医療事業特別会計予算について申し上げます。 本案については、予算の総額を歳入歳出それぞれ18億4,484万2,000円と定め、歳出の主なものは、職員人件費のほか、市が収納した保険料等を納める後期高齢者医療広域連合負担金、歳入の主なものは、後期高齢者医療保険料として特別徴収や普通徴収の見込み額とルールによる一般会計からの繰入金などであるとの説明を受け、審査の結果、原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 次に、議案第43号、平成28年度上田市介護保険事業特別会計予算について申し上げます。 質疑において、地域リハビリテーション活動支援事業について、どのように進めていくのか。 これに対し、地域リハビリテーション活動支援事業は、本年度についても既に市内25カ所で開始しており、将来的には高齢者の1割の利用及び100カ所での実施を目標としている。内容については、それぞれの地域に市から指導者を派遣し、リハビリテーション活動を実施するというものである等の質疑応答があり、原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 次に、議案第44号、平成28年度上田市社会福祉授産事業特別会計予算について申し上げます。 質疑において、武石事業所の民間事業者への運営譲渡について、どのように考えているのか。 これに対し、来年度土地、建物の不動産鑑定をする中で、有償譲渡、無償譲渡などいろいろなパターンを想定をしながら、どの条件なら民間事業者に就労継続支援事業で受託していただけるかを検討していく予定である等の質疑応答があり、原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 ○議長(下村栄君) これより委員長報告に対する質疑に入ります。          〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(下村栄君) これより討論に入ります。          〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(下村栄君) これより議案第41号から第44号まで一括して採決します。本案4件委員長の報告のとおり決するにご異議ございませんか。          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(下村栄君) ご異議なしと認めます。よって、本案4件原案のとおり可決されました。                       ◇ △日程第16 議案第45号及び第46号 ○議長(下村栄君) 次に、日程第16、議案第45号及び第46号2件一括議題とし、まず議案第45号につき環境建設委員長の報告を求めます。古市環境建設委員長。          〔環境建設委員長 古市 順子君登壇〕 ◎環境建設委員長(古市順子君) 議案第45号、平成28年度上田市駐車場事業特別会計予算について申し上げます。 本案については、歳入歳出の総額をそれぞれ1億8,951万6,000円と定め、歳出は主として上田駅周辺のお城口駐車場、お城口第二駐車場、温泉口駐車場の3市営駐車場及び2カ所の駐輪場の管理運営に関する経費、歳入は使用料等の計上であるとの説明を受け、審査の結果、原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 ○議長(下村栄君) 次に、議案第46号につき厚生委員長の報告を求めます。土屋勝浩厚生委員長。          〔厚生委員長 土屋 勝浩君登壇〕 ◎厚生委員長(土屋勝浩君) 議案第46号、平成28年度上田市武石診療所事業特別会計予算について申し上げます。 質疑において、基金からの繰り入れについて、基金の残額があと2年ほどで底をついてしまう見込みだが、その後の考え方はどうか。 これに対し、今回基金から6,000万円余の繰り入れをしており、今後基金がなくなった後は赤字幅をできるだけ少なくするなどの努力をしていくが、一般会計からの支援をお願いしていくこととなると考えている等々の質疑応答があり、原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 ○議長(下村栄君) 以上で委員長報告が終わりました。 これより委員長報告に対する質疑に入ります。          〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(下村栄君) これより討論に入ります。          〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(下村栄君) これより議案第45号及び第46号2件一括して採決します。本案2件委員長の報告のとおり決するにご異議ございませんか。          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(下村栄君) ご異議なしと認めます。よって、本案2件原案のとおり可決されました。                       ◇ △日程第17 議案第47号~第51号 ○議長(下村栄君) 次に、日程第17、議案第47号から第51号まで5件一括議題とし、まず議案第47号につき環境建設委員長の報告を求めます。古市環境建設委員長。          〔環境建設委員長 古市 順子君登壇〕 ◎環境建設委員長(古市順子君) 議案第47号、平成28年度上田市真田有線放送電話事業特別会計予算について申し上げます。 質疑において、加入率の状況を踏まえ、審議会答申の附帯意見の加入促進対策についてどのように取り組んでいくのか。 これに対し、ここ数年年間60台前後の脱退があり、前年度末の加入率は57.5%となった。加入促進対策としては、有線放送の機能のうち情報伝達の手段として手軽に使えるページング放送を自治会、公民館、あるいはPTAやサークル活動などで日常的に利用いただいていることから、その役員を通じて加入の呼びかけをお願いしている。また、スピーカーの設置だけの加入しやすい方法などをPRしていきたい。 次に、加入率が低下していく中で、審議会を開催して加入促進に向けた協議や有線放送の今後の方向性を議論する必要があると考えるが、どうか。 これに対し、審議会はこれまで5年ごとに開催してきており、昨年3月に「引き続き現行設備を維持し、存続されたい」との答申をいただいたところであるが、状況を見ながら時期にとらわれることなく、必要に応じて審議会を開催し、あるいは利用者等の意見を聞きながら今後の取り組みや方向性を出していきたいと考えている等々の質疑応答があり、本案は原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 ○議長(下村栄君) 次に、議案第48号につき厚生委員長の報告を求めます。土屋勝浩厚生委員長。          〔厚生委員長 土屋 勝浩君登壇〕 ◎厚生委員長(土屋勝浩君) 議案第48号、平成28年度上田市立産婦人科病院事業会計予算について申し上げます。 質疑において、来年度の非常勤の医師、助産師の体制はどのように考えているのか。 これに対し、非常勤医師については、来年度についても今年度同様の医師に継続して来ていただきたいと考えており、今のところ8名を予定している。このほか大学に新規で1名お願いしていきたいと考えている。夜勤等をお手伝いいただく非常勤助産師については4人を予定している等の質疑応答があり、原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 ○議長(下村栄君) 次に、議案第49号から第51号につき産業水道委員長の報告を求めます。松山産業水道委員長。          〔産業水道委員長 松山 賢太郎君登壇〕 ◎産業水道委員長(松山賢太郎君) まず、議案第49号、平成28年度上田市水道事業会計予算について申し上げます。 質疑において、真田地域簡易水道統合事業について、どのような内容で進めているのか。また、工期はどのように考えているのか。 これに対し、今年度まずは配水池や管路の位置といった全体の設計にかかわる委託をするとともに、3カ所の管路の工事を実施している。来年度についても引き続き管路工事を主体に実施していきたいと考えている。また、現在のところ平成31年度を目指して進めている。 次に、28年度は水道料金の改定の年となるが、水道管の老朽化による修繕の増加等も懸念される中で、今後の水道料金の見通しはどうか。 これに対し、今後見込まれる消費税の増税や先を見据えたアセットマネジメント等を考えながら、上下水道審議会に諮った上で検討していくこととなるため、現時点で具体的に示せる状況ではない等々の質疑応答があり、本案については原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 次に、議案第50号、平成28年度上田市公共下水道事業会計予算について申し上げます。 質疑において、下水道の普及率と水洗化率はどのくらいか。また、水洗化率についてどう捉えているのか。 これに対し、普及率は平成27年4月時点で99.6%と、前年同月から0.5ポイント上がっており、水洗化率は平成27年4月時点で90.4%と、前年同月から0.7ポイント上がっている状況である。また、水洗化率が普及率を下回っている状況については、下水道設備はできているが、接続していないということであるため、サービス課の嘱託職員が未接続のお宅を戸別に訪問催告することで水洗化率の向上に努めている。 次に、公共下水道事業会計の大きな支出は企業債利息であるが、繰上償還や有利な起債への借りかえなどはできないのか。 これに対し、過去において国の施策の中で認められた際には金利が5%を超えるものについて繰上償還をしたこともあるが、現在の制度においてはそれに対して補償金が発生し、不利益が生ずることから行っていない状況である等々の質疑応答があり、本案については原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 次に、議案第51号、平成28年度上田市農業集落排水事業会計予算について申し上げます。 質疑において、農業集落排水の公共下水道への統合に向けた財産調査の費用が計上されているが、財産調査とはどういうことか。また、調査はどこに依頼するのか。 これに対し、今後廃止予定の農業集落排水の処理場3カ所について、関東農政局と財産処分等の協議をする際に必要な現在の財産価値の調査を行うものである。また、現時点で具体的な委託先は決まっていないが、資産調査は一般コンサルに、資産価値の評価については専門的な知識を持つ業者への委託を考えている。 次に、農業集落排水事業における処理場費について、現在ある26カ所全ての処理場が公共下水道に接続できたとすると全て不要となる経費と考えてよいのか。 これに対し、全ての処理場を公共下水道に統合することは現時点では困難であると思われるが、仮にそうなった場合でも、管渠やマンホールポンプ等の施設は残るため、その経費については引き続き公共下水道事業会計で運営されていくことになる等々の質疑応答があり、本案については原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 ○議長(下村栄君) 以上で委員長報告が終わりました。 これより委員長報告に対する質疑に入ります。          〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(下村栄君) これより討論に入ります。          〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(下村栄君) これより議案第47号から第51号まで一括して採決します。本案5件委員長の報告のとおり決するにご異議ございませんか。          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(下村栄君) ご異議なしと認めます。よって、本案5件原案のとおり可決されました。                       ◇ △日程第18 議案第52号~第55号 ○議長(下村栄君) 次に、日程第18、議案第52号から第55号まで4件一括議題とし、まず議案第52号及び第53号につき総務文教委員長の報告を求めます。池田総務文教委員長。          〔総務文教委員長 池田 総一郎君登壇〕 ◎総務文教委員長池田総一郎君) 議案第52号、新市建設計画の変更について申し上げます。 市町村の合併の特例に関する法律の規定により、新市建設計画を変更することについて議決を求めるものであり、有利な起債である合併特例債の残り発行額を活用するため、新市建設計画の計画期間を5年延長して平成32年度までとすること、また計画期間の延長に伴い、人口の見通し、財政計画についても現時点の数字に変更するものであるとの説明を受けました。 質疑において、財政計画の見直しの際に加味した前提条件はどのようなものがあるか。 これに対し、消費税が平成29年4月に10%に引き上げられるものとした点、市税における一定程度の人口減少、景気回復を見込んだ上で現在決定している税制改正の内容を反映した点、普通地方交付税は市税の増減分の75%を反映するとともに、合併算定替えの段階的縮減を見込んだ点、合併特例債は新市建設計画が延長され、平成32年度までに390億円を活用するとした点、人件費は平成27年度の職員数を維持するものとした点が挙げられる等の質疑応答があり、本案については原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 続いて、議案第53号、辺地総合整備計画の策定について申し上げます。 辺地に係る公共的施設の総合整備のための財政上の特別措置等に関する法律の規定により、菅平中組、菅平東組、菅平西組、菅平向組、上本入西部、余里の各辺地に係る総合整備計画を策定することについて議決を求めるものであり、交通条件や自然的、経済的、文化的諸条件に恵まれない山間地等で、住民の数、その他政令で定める要件に該当する辺地において、生活維持に必要な公共的施設等を総合的かつ計画的に整備する辺地総合整備計画を定め、これに基づく事業を実施するとのことで、その他の地域との格差是正を図ろうとするものであるとの説明を受け、審査の結果、本案については原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 ○議長(下村栄君) 次に、議案第54号につき厚生委員長の報告を求めます。土屋勝浩厚生委員長。          〔厚生委員長 土屋 勝浩君登壇〕 ◎厚生委員長(土屋勝浩君) 議案第54号、上田地域広域連合ふるさと基金に係る権利の一部を放棄することについて申し上げます。 本案については、平成28年度に実施する長野県上小医療圏地域医療再生計画に係る信州大学等との連携による医師確保事業、医師研究資金貸与事業、医師就労支援給付金事業、病院群輪番制病院等救急搬送収容事業、病院群輪番制病院後方支援事業といった継続事業に充当するため、市の持っている上田地域広域連合ふるさと基金に対する出資金に係る権利のうち一部を放棄するため、議会の議決をお願いするものであるとの説明を受け、審査の結果、本案は可決すべきものと決定いたしました。 ○議長(下村栄君) 次に、議案第55号につき環境建設委員長の報告を求めます。古市環境建設委員長。          〔環境建設委員長 古市 順子君登壇〕 ◎環境建設委員長(古市順子君) 議案第55号、しなの鉄道線上田・西上田間40k800m付近踏切新設その他工事に関する協定の締結について申し上げます。 本案については、市道櫓下泉平線の踏切新設の条件として、しなの鉄道から示された既存の諏訪部地区の下屋敷踏切及び蟹町踏切の廃止のうち、下屋敷踏切の廃止について地元関係者との具体的な対応方針が確認され、2月12日に鉄道事業者であるしなの鉄道株式会社と仮協定に至ったことから、工事委託の協定の締結について議決を求めるものとの説明を受けました。 質疑において、新設踏切南側の十字交差点の安全確保のための方策は既に考えているのか。 これに対し、この交差点については近隣の自治会から安全対策の要望を受けている。横断歩道もあり、将来的には通学路にしたいとの意向もある中で、信号機の設置ができないか、現在公安委員会と協議している等々の質疑応答があり、審査の結果、本案については可決すべきものと決定いたしました。 ○議長(下村栄君) 以上で委員長報告が終わりました。 これより委員長報告に対する質疑に入ります。          〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(下村栄君) これより討論に入ります。          〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(下村栄君) これより議案第52号から第55号まで一括して採決します。本案4件委員長の報告のとおり決するにご異議ございませんか。          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(下村栄君) ご異議なしと認めます。よって、本案4件可決されました。                       ◇ △日程第19 議案第63号 ○議長(下村栄君) 次に、日程第19、議案第63号、児童虐待防止対策の抜本強化を求める意見書を議題とし、厚生委員長に提案理由の説明を求めます。土屋勝浩厚生委員長。          〔厚生委員長 土屋 勝浩君登壇〕 ◎厚生委員長(土屋勝浩君) 議案第63号、児童虐待防止対策の抜本強化を求める意見書について趣旨説明を行います。 この意見書は、請願第2号、児童虐待防止対策の抜本強化を求める請願の趣旨に鑑み、委員全員の賛同を得て提案するものであります。 内容としましては、児童虐待を防止するために、子育て世代包括支援センターの法定化など、児童虐待発生の予防から発生時の迅速かつ的確な対応、自立支援に至るための対策の強化を国に求めるものです。 案文はお手元に配付のとおりであります。全員の皆様のご賛同をいただき、ご議決賜りますようお願い申し上げ、趣旨説明といたします。 ○議長(下村栄君) これより質疑に入ります。          〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(下村栄君) 本案については委員会提出議案のため、会議規則第37条第2項の規定により委員会の付託を省略します。 これより討論に入ります。          〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(下村栄君) これより採決します。本案を原案のとおり決するにご異議ありませんか。          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(下村栄君) ご異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。                       ◇ △日程第20 請願第9号 ○議長(下村栄君) 次に、日程第20、請願第9号、上田市墓地等の経営の許可等に関する条例改正を求める請願を議題とし、環境建設委員長の報告を求めます。古市環境建設委員長。          〔環境建設委員長 古市 順子君登壇〕 ◎環境建設委員長(古市順子君) 継続審査中の請願第9号、上田市墓地等の経営の許可等に関する条例改正を求める請願について申し上げます。 審査において、近隣住民等の同意書の添付を不要にするなど、墓地等経営許可変更手続の合理化、適正化を求める願意は理解するところであるが、現在の条例は土葬禁止区域の指定など、公衆衛生、その他公共の福祉の見地から墓地管理が支障なく行われるための環境が十分に整備されていない中で条例改正するには時期尚早であることから趣旨採択が妥当との意見があり、採決の結果、全員の賛成により本請願は趣旨採択すべきものと決定いたしました。 ○議長(下村栄君) ただいまの委員長報告に対する質疑に入ります。          〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(下村栄君) これより討論に入ります。          〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(下村栄君) これより採決します。本請願は委員長の報告のとおり趣旨採択と決するに賛成の諸君の起立を求めます。          〔賛成者 起立〕 ○議長(下村栄君) 起立全員であります。よって、本請願は趣旨採択とすることに決しました。                       ◇ △日程第21 請願第1号 ○議長(下村栄君) 次に、日程第21、請願第1号、憲法9条改定に反対する請願を議題とし、総務文教委員長の報告を求めます。池田総務文教委員長。          〔総務文教委員長 池田 総一郎君登壇〕 ◎総務文教委員長池田総一郎君) 請願第1号、憲法9条改定に反対する請願について申し上げます。 審査に先立ち、請願者から趣旨説明制度に基づき願意の説明を受けました。 討論において、本請願は、安倍総理は憲法に定められた憲法を守る義務を侵している、憲法違反をしているという表現をしているが、憲法は第9章で、国会において3分の2以上の賛成があれば国民投票にかけて憲法改正するという道筋を憲法の中でうたっている。また、長い歴史の中で国際情勢や国民を取り巻く環境が変化しており、その変化に対応した憲法を持つべきであり、他国に頼らず自分の国は自分で守っていく、そういう国づくりをしていかなければならない。よって、憲法第9条についても、自衛隊の存在を認めて、そして新たな国づくりをしていくということは大切なことである。したがって、本請願については反対であるとの討論がありました。 これに対し、あくまでも憲法は国会に憲法改正の発議権を与えるものであり、内閣に発議権はなく、内閣の構成員である安倍首相の改憲表明は憲法第99条に否定している憲法尊重擁護義務に明確に違反していること、また改憲の目的は戦力不保持を定めた憲法第9条第2項を削除して国防軍を創設し、集団的自衛権の全面的行使並びにアメリカが引き起こす戦争に自衛として参加することを目指すものであり、到底認めることはできない。したがって、請願の理由、また請願の内容も含め、本請願は妥当なものであるとの賛成討論がありました。 採決の結果、賛成少数により本請願は不採択とすべきものと決定いたしました。 ○議長(下村栄君) ただいまの委員長報告に対する質疑に入ります。          〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(下村栄君) これより討論に入ります。 討論の通告がありましたので、順次これを許します。 まず、成瀬議員の討論を許します。成瀬議員。          〔4番 成瀬 拓君登壇〕 ◆4番(成瀬拓君) 請願第1号、憲法9条改定に反対する請願に賛成の立場で討論します。 憲法は国民の基本的人権を守るために国家権力に歯どめをかけるものです。そのため、98条で憲法を最高法規と規定し、憲法に反する法律は無効とし、99条で首相を初め閣僚、国会議員、裁判官、その他の公務員に対し憲法の尊重擁護義務を課しています。請願にもあるように、安倍首相は戦力不保持を規定した9条2項の改定に言及し、明文改憲を在任中に成し遂げたいと表明しました。憲法改正について定めた96条では、改憲の発議権が許されているのは国会だけであり、内閣には改憲の発議権はなく、尊重擁護義務を負っている安倍首相の改憲表明は明確な憲法の尊重擁護義務違反であり、立憲主義に反する重大な問題で、決して許されることではありません。 憲法9条は自衛戦争をも放棄している点に特徴があります。しかし、国家として交戦権を否定して自衛戦争も放棄していたとしても、自衛権は有しているので、自衛のため必要最小限の実力は行使できる、そのための実力部隊が自衛隊であるというのがこれまでの政府見解です。平和主義を唱える憲法は珍しくありませんが、9条の2項があるからこそ日本の憲法は世界でも平和憲法と呼ばれ、国際社会において期待と信頼を得ています。 昨年強行採決された安保法制は、国会論戦の中で戦闘行為を行うことがあり得るなど、9条に反する法律であることが明らかとなっています。9条2項の改憲表明はこうした違憲立法を合憲にしようというものであり、法律に合わせて憲法を変えるなどということも立憲主義に反するもので、断じて認められるものではありません。 3月13日の信濃毎日新聞に全国世論調査結果が公表され、憲法9条改定の必要ないが57%、必要があるが38%という結果で、過半数の国民が現行憲法の改定を求めていないことが明らかです。 以上、安倍首相の行おうとしている改憲は立憲主義に反し、決して許されないこと、憲法9条、とりわけ2項は平和憲法の核心であること、国民多数が改憲を求めていないということから、請願第1号、憲法9条改定に反対する請願は採択されるべきと考えます。 ○議長(下村栄君) 次に、山田議員の討論を許します。山田議員。          〔3番 山田 英喜君登壇〕 ◆3番(山田英喜君) 請願第1号、憲法9条改定に反対する請願について、反対の立場から討論いたします。 本請願趣旨には、従来の政府見解をも否定した上で、昨年成立した平和安全法制について採決を強行したとの平和安全法制に関する一方的な見解を示しています。政府与党以外にも複数の政党も賛同し、成立した平和安全法制は、自国を守る自衛の措置を定めたが、それ以外は認めないことを明確に規定した法整備であり、現在の憲法解釈の範囲内の自衛権を示したものです。したがって、請願者が主張する憲法の解釈改憲や憲法破壊ではありません。 北朝鮮は1月に行われた4度目の核実験に続き、先月7日には国際社会の制止に耳をかさず、人工衛星と称して長距離弾道ミサイル実験を強行し、ミサイルは沖縄上空を通過、東シナ海太平洋に落下しました。これを受けて、国連安全保障理事会において北朝鮮に対する制裁強化が全会一致で決議されました。まさに北朝鮮にはリアルな危険があるということが立証され、平和安全法制整備の重要さを改めて知ることとなりました。 また、憲法改正について、現在9条改正に関する国民的な理解、支持は広がっていないとの認識を示し、改正項目は国会の衆議院、参議院のそれぞれ設置された憲法審査会において議論をし、決めていくべきであるとしています。請願の趣旨には、憲法99条によって憲法尊重擁護義務を負う立場にありながら9条改正を主張することは許されないとしていますが、憲法が96条で改正手続を定めているため、その手続に基づく改正を検討、主張することを憲法自体が認めていることは明らかです。したがって、世論は護憲だけではなく、改憲や加憲などさまざまな考え方がある以上、本請願の憲法9条を改正しないことを求める意見書を関係機関に提出することには反対であるとともに、より現実的な議論を望むものです。 以上の理由から本請願の反対討論といたします。 ○議長(下村栄君) 以上で討論を終結します。 これより採決します。本請願に対する委員長の報告は不採択ですので、原案についてお諮りします。本請願を採択することに賛成の諸君の起立を求めます。          〔賛成者 起立〕 ○議長(下村栄君) 起立少数であります。よって、本請願は不採択とすることに決しました。                       ◇ △日程第22 請願第2号 ○議長(下村栄君) 次に、日程第22、請願第2号、児童虐待防止対策の抜本強化を求める請願を議題とします。 お諮りします。先ほど本請願について同一趣旨の議案第63号、児童虐待防止対策の抜本強化を求める意見書が可決されました。よって、本請願につきましては採択されたものとみなしたいと思います。これにご異議ございませんか。          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(下村栄君) ご異議なしと認めます。よって、本請願については採択されたものとみなすことに決しました。 ここで委員長報告確認のために暫時休憩といたします。          午後 2時04分   休憩                       ◇                                午後 2時55分   再開 ○議長(下村栄君) 休憩前に引き続き会議を開きます。                       ◇ △日程追加 議案第60号 ○議長(下村栄君) お諮りします。本日所管の常任委員会に付託しました議案第60号、第61号及び第62号について、各常任委員会において審査が終了した旨の報告がありました。 この際、議案第60号、第61号及び第62号を日程に追加し議題としたいと思います。これにご異議ございませんか。          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(下村栄君) ご異議なしと認めます。よって、この際、議案第60号、第61号及び第62号を日程に追加し議題とすることに決しました。 まず、議案第60号、平成27年度上田市一般会計補正予算第5号を議題とし、最初に総務文教委員長の報告を求めます。池田総務文教委員長。          〔総務文教委員長 池田 総一郎君登壇〕 ◎総務文教委員長池田総一郎君) 総務文教委員会は、本会議休憩中に委員会を開催し、付託案件の審査を終了いたしましたので、その概要についてご報告を申し上げます。 議案第60号、平成27年度上田市一般会計補正予算第5号中総務文教委員会担当分について申し上げます。 質疑において、地方創生加速化交付金の交付要件と補正予算による対応の理由は何か。 これに対し、補助率は10分の10で、交付を受けるためには平成27年度において予算計上される必要があることから補正予算で対応することとした等の質疑応答があり、本案中担当分については原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 ○議長(下村栄君) 次に、産業水道委員長の報告を求めます。松山産業水道委員長。          〔産業水道委員長 松山 賢太郎君登壇〕 ◎産業水道委員長(松山賢太郎君) 産業水道委員会は、本会議休憩中に開催し、付託された案件の審査を終了いたしましたので、その概要についてご報告申し上げます。 議案第60号中産業水道委員会担当分について申し上げます。 まず、商工部関係の質疑において、日本忍者協議会負担金について、全体事業費は幾らか。また、この事業の具体的内容はどうか。 これに対し、今回5県5市で合意し、それぞれ県2,000万円、市500万円ずつ負担し、合計1億2,500万円が全体事業費となっている。また、主に上田市単独では難しいようなインターネットを活用したマーケティング調査、広域周遊ルートの旅行商品化促進、ホームページでの通信販売サイトの開設、忍者というキーワードを使った商品やサービスの開発の促進等について、大手代理店により事業展開することを考えている。 次に、農林部関係の質疑において、6次産業化推進事業について、8市町村で千曲川ワインバレー特区連絡協議会を立ち上げたとのことだが、今後どのような考えで進めていくのか。また、負担金の金額の根拠は何か。 これに対し、この協議会は特区におけるワインの生産振興を図るとともに、バランスのとれたワイン生産体制にすることが目的の一つである。さらに、今後それぞれの地域でワイン用ブドウの生産地の拡大や生産者の拡充を図ることによって、生産地へ人を呼び込むためのワインツーリズムを計画していくことも視野に入れている。また、金額については、協議会で実施する先進地の視察費、イベント等開催費、土壌診断等の調査委託費の全体事業費700万円を構成する8市町村で均等に負担したものである等々の質疑応答があり、本案中担当分については原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 ○議長(下村栄君) 次に、厚生委員長の報告を求めます。土屋勝浩厚生委員長。          〔厚生委員長 土屋 勝浩君登壇〕 ◎厚生委員長(土屋勝浩君) 厚生委員会は、本会議休憩中に開催し、付託案件の審査を終了いたしましたので、その概要についてご報告申し上げます。 議案第60号中厚生委員会担当分について申し上げます。 質疑において、臨時福祉給付金等給付事業費で、低所得者の高齢者向け給付金支給事業のシステム運用開発委託料を計上とのことだが、使用する基本データはどのようなものか。 これに対し、本給付金については、本人が平成27年度市民税非課税者であり、かつ市民税課税者に扶養されていないことが要件となっているので、それを確認するための税情報が基本データとなる。そのような個人データを取り扱うため、業者に対しても個人情報保護の観点から対応してまいりたい等の質疑応答があり、本案については原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 ○議長(下村栄君) 以上で委員長報告が終わりました。 これより委員長報告に対する質疑に入ります。          〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(下村栄君) これより討論に入ります。          〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(下村栄君) これより採決します。本案を委員長の報告のとおり決するに賛成の諸君の起立を求めます。          〔賛成者 起立〕 ○議長(下村栄君) 起立全員であります。よって、本案は原案のとおり可決されました。                       ◇ △日程追加 議案第61号 ○議長(下村栄君) 次に、議案第61号、平成28年度上田市一般会計補正予算第1号を議題とし、総務文教委員長の報告を求めます。池田総務文教委員長。          〔総務文教委員長 池田 総一郎君登壇〕 ◎総務文教委員長池田総一郎君) 議案第61号、平成28年度上田市一般会計補正予算第1号について申し上げます。 質疑において、会場運営等委託料720万円の算出根拠は何か。 これに対し、市内の業者から提出された見積書の金額を根拠としている等の質疑応答があり、本案については原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 ○議長(下村栄君) これより委員長報告に対する質疑に入ります。          〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(下村栄君) これより討論に入ります。          〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(下村栄君) これより採決します。本案を委員長の報告のとおり決するに賛成の諸君の起立を求めます。          〔賛成者 起立〕 ○議長(下村栄君) 起立全員であります。よって、本案は原案のとおり可決されました。                       ◇ △日程追加 議案第62号 ○議長(下村栄君) 次に、議案第62号、西部公民館整備事業に係る用地の取得の変更について、総務文教委員長の報告を求めます。池田総務文教委員長。          〔総務文教委員長 池田 総一郎君登壇〕 ◎総務文教委員長池田総一郎君) 議案第62号、西部公民館整備事業に係る用地の取得の変更について申し上げます。 本案については、平成27年12月議会に提案し議決された契約の変更ですが、その変更の理由としては、その後取得の相手方の長野県から当該地中に撤去し切れなかったくいが残っているとの報告があり、残存物があることを勘案した再鑑定を行い、その評価価格で契約を進めたいと申し入れがあったことから、県から提出された鑑定書の内容を検討し、取得予定価格を減額して契約するものであるとの説明を受けました。 質疑において、県の鑑定により減額するとしたくいの撤去費用の算出根拠は何か。 これに対し、残存しているくいは11本あり、メートル当たり1万円の撤去費用を乗じて得た金額に公共減免を考慮したものである等の質疑応答があり、本案については原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 ○議長(下村栄君) これより委員長報告に対する質疑に入ります。          〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(下村栄君) これより討論に入ります。          〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(下村栄君) これより採決します。本案を委員長の報告のとおり決するにご異議ございませんか。          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(下村栄君) ご異議なしと認めます。よって、本案は可決されました。 以上で本日の日程は全て終了しました。 これにて平成28年3月上田市議会定例会を閉会します。          午後 3時05分   閉会...