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令和 3年 3月定例会(第 5号 3月16日) 一般質問

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  1. えびの市議会 2021-03-16
    令和 3年 3月定例会(第 5号 3月16日) 一般質問


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    令和 3年 3月定例会(第 5号 3月16日) 一般質問                        令和三年三月十六日 午前九時三十分開議 第  一 一般質問 第  二 議案第二十九号 令和三年度えびの市一般会計予算の補正(第一号)について           本 日 の 会 議 に 付 し た 事 件                      令和三年三月十六日 午前九時三十分開議    一 一般質問    二 議案第二十九号 令和三年度えびの市一般会計予算の補正(第一号)について 出 席 議 員(十四名)     一番   北 園 一 正  君     一一番   竹 中 雪 宏  君     二番   小 宮 寧 子  君     一二番   西 原 義 文  君     三番   吉 留 優 二  君     一三番   西 原 政 文  君     四番   金 田 輝 子  君     一四番   蔵 園 晴 美  君     五番   中 山 義 彦  君     一五番   栗 下 政 雄  君     六番   遠目塚 文 美  君     七番   小 東 和 文  君
        八番   田 口 正 英  君     九番   松 窪 ミツエ  君 欠 席 議 員(一名)    一〇番   上 原 康 雄  君 議会事務局職員出席者   事務局長    山 口   忍 君  議事運営係     遊 木 凡 子 君   事務局次長   塚 田 和 孝 君   議事運営係長  鶴 田 淳一郎 君 地方自治法第一二一条による説明のための出席を求められた者   市長      村 岡 隆 明 君  税務課長      川 野 利 光 君   副市長     杉 元 真 一 君  福祉課長      黒 木 良 二 君   教育長     永 山 新 一 君  こども課長     永 田 祐 雄 君   総務課長    谷 元 靖 彦 君  健康保険課長    原 田 和 紀 君   企画課長    黒 松 裕 貴 君  介護保険課長    後 藤 一 憲 君   財政課長    宮 浦 浩 二 君  観光商工課長    吉 留 伸 也 君   建設課長    森   隆 秀 君  企業立地課長    松 葉 洋 之 君   農林整備課長  栗 下   徹 君  財産管理課長    有 村   充 君   畜産農政課長  川 越 政 文 君   学校教育課長  白 濱 美保子 君   社会教育課長  領 家 修 司 君                     開議 午前 九時 三十分 ○議長(北園一正君)  ただいまの出席議員は十四名で定足数に達しております。  報告します。上原康雄議員より、体調不良の理由で、本日の会議に欠席する旨の届出がありますので報告いたします。  これより、直ちに本日の会議を開きます。  本日の会議は、議席に配付いたしております議事日程第五号によって進めます。  これより、本日の日程に入ります。  日程第一、一般質問を行います。  本日は、田口正英議員松窪ミツエ議員、吉留優二議員の三人を予定しております。  まず、八番田口正英議員の発言を許します。田口正英議員。 ○八番(田口正英君)  皆さん、おはようございます。本定例会の本日は一般質問最終日ということで、私を含め三名の方が登壇をいたします。最後までどうかよろしくお願いいたします。  早速、一般質問に入らせていただきますが、昨日のテレビのニュース等でもありましたが、今、県内の新型コロナウイルスによる新規感染者はゼロということで、十三日連続という報道がされておりました。この新型コロナウイルス感染症対策に尽力されている市長を初め関係者の皆様方には、この場を借りて厚くお礼申し上げます。  このような新型コロナウイルス感染症の中でこういったゼロの日が続くと、何か落ち着いたような感じで日々暮らしていけるのではないかなと思っております。こういった日が少しでも長く続くように、我々も一同、十分気をつけて行動していきたいと思っております。  それでは、早速質問に入らせていただきます。今回は、昨年の十二月の定例会の一般質問の内容を踏まえて、もう確認と今後の対策、対応等を再度確認をして、そしてまた、今期から市内全域で稲作が行われる関係で、こういった方々への負担とか、そういったもの等が少なくなるようなお願いをしていきます。  そして大きい項目を五項目掲げておりますが、今回の新型コロナワクチン接種については、今日の本会議の後に追加予算で補正で計上されるようでありますから、ここはもうまた確認になろうかと思いますので、よろしくお願いします。  それでは、まず最初に、硫黄山噴火における中和処理施設についてでございますが、二月十一日の宮日新聞掲載農業関係の予算として、この中和処理施設の抜本的な対策、設備の整備に乗り出すとして事業費一億九千五百万円の予算が計上されたという新聞の報道でありました。それに加えて、早速市のほうから我々議員等にもファクスが届いて、同じような内容でありましたが。  今回のこの県の一億九千五百万円というのは、市長、県独自の予算として認識してよろしいでしょうか。 ○市長(村岡隆明君)  今回の宮崎県議会に計上されている予算に関しては、全て県の単独の費用だと伺っております。 ○八番(田口正英君)  これまで市長を初め我々議員も、国のほうに要望して、何とか国のほうで、国の責任において、中和処理の施設の建設を要望してきた経緯があります。そのことについては、さきの十二月の定例会で、市長にも、もう国がやってくれないのやったら、市あるいは県独自でしてみてはどうかという提案もさせていただきましたが、その結果ではなかろうかなとは察します。  しかし、この県の水質改善施設の仕様、性能等を考えたときに、これが果たして永代まで続く恒久的な施設になり得るかというと、私は少し疑問を感じるわけでございます。  そこで、この県が予算計上された中和処理施設、新聞等では令和三年度完成を目指すとのことでしたが、具体的な計画内容等が入っておれば、お示しをお願いいたします。 ○建設課長(森 隆秀君)  現在の施設におきましては、実証実験施設の簡易的な構造でありますので、硫黄山白濁協議会において、有識者から意見を踏まえ整備を行うものであります。  詳細設計においては、恒久的な施設を構築するため、構造や材質も含めた検討がなされると考えております。  詳細設計が完了すれば、令和三年度内に施設の整備に着手すると説明を受けておるところでございます。 ○八番(田口正英君)  その詳細な設計等は、我々議員にも、できれば、できた時点で提供できるでしょうか。 ○建設課長(森 隆秀君)  この詳細設計の協議の中には、えびの市の職員も入るようになっておりますので、できた段階での公表はできるのではないかと思いますが、そこ辺については、県に確認をしたいと考えております。 ○八番(田口正英君)  そういうところは、対応方をよろしくお願いをいたしておきます。  この中和処理施設の今後の運営の在り方ですね、市長ね。二番目に掲げておるこの維持管理、この件に関しては、この一億九千五百万円以外に、私はこれは発生するのではなかろうかと思っておりますが、どのように今後この管理運営をされて、そしてかかる経費は市が負担するのか、県が負担するのかお示しください。 ○市長(村岡隆明君)  以前に、この一億九千五百万円の大まかな考え方といいますか、まだ詳細設計に入る前の構造は、議会のほうにも示させていただいたと思っておりますが、今回の令和三年度の県の予算が認められれば、細かい設計に入っていきますので、そこでどういう状況なのか、または運営の中で常時水を通すのか、一定の水質になったときだけ通すのか、そういったこともまだ決まっておりませんので、将来的な維持管理費がどれぐらいかかるかというのは、現時点では分からないところでありますが、最終的に施設が完成して、安定した運用ができるかどうか、そういったところも県のほうで見ていただきながら、最終的には管理に関わる協力というのも、市のほうではしていきたいと思っておりますし、また、前回のような大規模な水質の悪化等があって、ランニングコストが大幅にかかることが予想されるときには、また県のほうでも相談するということで話をしております。  現在は、維持管理費、そういったものについては、将来、完成してから、その運用の方法とか決める中で、市のほうも協力していきたいという話はしておりますが、具体的な金額であったりとかは、まだ決まっていないところでございます。 ○八番(田口正英君)  将来的には、どの程度かかるか予測もつかないとは思います。しかし、やっぱりこういうことは、沈殿物の汚泥の状況であったり、それから石灰石の購入費用、あるいは搬入費用とか、それから攪拌する費用とか、もろもろの人件費とか、そういったもの等が発生するわけで、やっぱりこれにかかる費用等は、市長、どの程度、どこまで続いていくのかという不安の中で、市が負担するのか県が負担するのか、そこら辺は十分協議がされると思うのですが、私は国にも、もう少しこういったところを要請をしていくべきではないかなと思うのですが。  これが二年三年、あるいは五年ぐらいで終息して、全くもう処理施設にはもう頼らないとなるのであれば、それもいいかなと思うのですが、これが予測が全くつかないわけで、そこら辺を、市の持出しとか県に負担させるとか、そういうのは、私はちょっと無理があるのではないかなと思うのですが、今後、国にこういった経費等を要請するおつもりはないですか。 ○市長(村岡隆明君)  最終的には、県の施設として設置をしていただくわけでございます。そこの維持管理を国が出すというケースは、通常であればなかなかないのですけれども、当然、何らかの特殊なケースでもございますので、そういったことは引き続き、またお願いはしていきたいと思っております。  現時点では、なかなか国の反応がよくなくて、県のほうに最終的にお願いして、予算化していただいた経緯もありますので、今後もその辺の負担については、まだちょっと明確にはなっておりませんけれども、国のほうには、またお願いをしていきたいと思っております。 ○八番(田口正英君)  例えば上流の中和処理施設のこれを仮定に、仮に市が負担するとなると、今度は下流域に設置しているあらゆる設備の管理にかかる費用、こういったもの等も全てもう市が負担して、そしてその一部をまた農家に負担をと考えているわけでしょう。  我々農家からすると、永代まで続くこの農業経営を、こういったもので負担を強いられて、果たして、今後こういった農業経営に関して、後継者とかそういったもの等が育つかというと、私はちょっとそこら辺が危惧しているわけで、そういったところを、このかかる費用について、そのぐらいは国のほうにお願いをされて、何とか市の負担、あるいは農家負担を軽減していく、そういった国との折衝を考えていただきたい。  やっぱりこれから先、このような農業経営が続いていけば、やっぱり本市の基幹産業でもある農業といいながら、果たしてこの農業を外に向けて自負できるのかと、こういった懸念を抱きながら、えびの市の新規就農者が考えてくださいよとか、そういうことをやっぱり促されて、果たして農業がうまくいくのかなと。  今朝の宮日新聞でありましたが、大分県は農業緊急事態宣言ということで、農業の産出額がかなり前年度と比べて収入減が増えたということで、この稲作を見直して、作物転換を促していくと、十五日からそういう緊急事態宣言が発令されましたが、もう少し国に強い思いを入れて、こういった負担等を軽減して、国のほうとの折衝を考えていかれるおつもりはありませんか、市長。 ○市長(村岡隆明君)  先ほど来申し上げております最上流部の中和処理施設に関しましては、まだ方向性等は決まっていないわけでございますが、下流域の水質監視システム緊急取水停止システム、こういったものも維持費が当然かかっておるわけでございます。現時点では、農家の負担がないところもありますが、将来的には負担をしていただくということで、施設の設置等につきましては、全て公費で造らせていただいたわけでございますが、維持管理は必要だということで、当然、受益者の皆さん方とも合意形成をいたした上で設置をさせていただいております。  通常の水の管理に関しましては、その受益者の皆さん方が当然維持費は出されるわけでございますが、硫黄山に起因するというところで、特殊な要因もございますので、先ほど申し上げました恒久的な中和処理施設、こういったものの維持管理等も含めて、国のほうにはまた相談をしてみたいとは思っております。 ○八番(田口正英君)  是非お願いをしておきます。  岡元用水路の関係者の方々、三期ぶりになるわけですが、この三期というのは、非常に、市長、デメリットが大きい。やっぱり農家の心情を察すれば、意欲がやっぱり薄れていって、果たして米をもう作って販売して収益が上がるかというと、もう何かこう心はやっぱり折れて、なかなか前向きに、よし、やるぞというような意気込みが余り伝わってはきませんが、そうは言っておられないわけで、何とか農家の方々は前向きに捉えて、機械導入や設備投資をしながらいこうかという農家の方々もおられます。よろしくそこら辺はまた国のほうとも折衝をお願いをしておきます。  今、この三番目の導入した水質監視システム緊急取水停止システム、今、岡元用水路でも取付け工事等の発注等で、今、計画をされておられるところですが、今後、これは、十二月定例会でも維持していくという回答でしたが、これの試算は大体できているのですか。  そして十二月定例会の答弁の中で、これを合算して、そして関係農家へ負担をお願いをするという説明でしたが、その具体的な内容はできているわけですか。お示しください。 ○農林整備課長(栗下 徹君)  維持管理費につきましては、電気代とシステム利用料が必要となりますが、現在、宮崎県とえびの市が二分の一ずつを負担しております。令和四年度からはえびの市が二分の一を負担し、残りを地元関係者で負担していただくよう考えております。今後関係する地区の皆さんと協議させていただくことと考えております。  具体的には、現在稼働しております堂本、宮川元、宮路玉頭首工で年間五十万円程度を見込んでおります。岡元水系だけであれば、年間一十万円から二十万円程度と見込んでおりますが、全て受益面積割とする考えでございます。 ○八番(田口正英君)  具体的に数字を早く示して、やっぱり農家の同意も取らないかんというわけでしょうから、そこら辺の具体的な数字を早く示して、それは令和四年度からということでしょうけれども、農家にしてみれば、やっぱり数百円でも負担は負担なんですから、そこら辺を、今後いつ頃をめどに、農家と費用負担についての協議はされるおつもりか、お考えがあればお示しください。 ○農林整備課長(栗下 徹君)  具体的には、今後、地元の皆さんと協議を進めていく考えでございますが、システムの設置におきましては、これまで地元との説明会や協議の中で、維持管理費の負担についても説明をし、合意形成がなされているところでございます。したがいまして、地元の方へは御理解賜っているものと考えております。 ○八番(田口正英君)  そこら辺は、もう令和四年度に向けて速やかな事業計画行動をお願いをしておきます。  それから五番目の、この施設完成後も水質検査は継続するかということでしたが、十二月の答弁では、水質監視はしていくということでしたが、今現在の大原橋付近の水質等が分かれば、お示しいただけますか。(発言する者あり)  なぜ私がそれを尋ねるかというと、今期もうこの三月が過ぎて四月になると、もう田んぼの作付の準備に入るわけで、ペーハーが大体どの程度で収まっていると考えて、水質検査による数値がどこら辺を示しているかということを尋ねたかったわけで、やっぱり土壌改良剤を入れていかんないかんかなと思うのですが、六から七ぐらいあれば大丈夫かなと思うのですが、それ以下だったら、やっぱり今言うように土壌改良剤を入れていかんないかんということで、ちょっと聞いたのですが。ちょっと担当のほうへ連絡して、数値をちょっとお願いできますか。 ○農林整備課長(栗下 徹君)  大原橋でのペーハーの推移でございますが、昨年の十二月二日からペーハーが六から七で安定している状況でございます。  農業用水の基準といたしましては、ペーハーが六から七・五ということになりますので、今現在、安定している状況でございます。 ○八番(田口正英君)  その情報等は、農家の方々へはどういうふうにつないでいっているのか、いくつもりなのか。考えがありますか。 ○農林整備課長(栗下 徹君)  今現在は、農家の皆さんへはお知らせはしていないところでございますが、今後、周知の方法について検討してまいりたいと考えております。 ○八番(田口正英君)  非常に、作物を作る上では、重要な部分であります。市長、これは担当課に指示をしていただいて、やっぱりこの水系の関係者の方々が基準内でやっぱり作物ができるんだということを認識していただくためにも、私は必要かなと思うのですが、市長、指示をしていただけるでしょうか。 ○市長(村岡隆明君)  現在も水質検査の結果は、県のホームページで公表されておりますので、そういったものを皆さん方のほうで見ていただくような情報を、しっかり伝えていきたいと思っております。 ○八番(田口正英君)  ホームページ等には確かに載っておりますが、高齢化が進んで、そういったところへは行けないという方々も多々あるのではなかろうかと思っておりますので、いろいろな場面で、農家の方々と接する機会が担当課はあると思うのですが、その席では、必ずこのペーハーについては、現在のペーハーの数値等は示していただいて、農家の方々に周知をしていただけるようにお願いを申し上げておきます。  続いて、六番目の、この施設の能力を超える事案が発生した場合の対策はできているのかということなんですが、担当課の話によると、ペーハー一を目指していく施設であるということで、前回のような事案が発生した場合は、対応は厳しいということで、市から我々に文書がファクスが来た中を見てみますと、仕様、性能等を見てみますと、シンプルな構造で、周辺環境に配慮する、性能には限界あるものの、低コストかつ短工期というように書いてありまして、一番最後に噴火当初のような著しい白濁があり、水量が多い場合は、十分に対応できないと記載をしてありますが、さきにも申し上げましたが、果たしてこれが恒久的な施設かというと、そうではない。  しかし、噴火当初のようなことはなくても、これから予測できるであろう、噴火当初とは言いがたいが、それに似たような事案が発生したとき、このペーハー一上げる施設が、どういう施設か、私も分かりませんが、どのような状態が発生したときに使えないのか。噴火当初のような以下であれば、対応ができるのか。そこら辺は担当課として、どのように考えておられるのか。考えがあれば、お示しください。 ○建設課長(森 隆秀君)  噴火当初のような白濁した水は濁度が高く、石灰石と反応も悪くなるため、白濁した状態で流れる場合は、沈殿池に流入させて、上水だけを下流に流すというようなことになるかと考えております。 ○八番(田口正英君)  この下流域にある緊急取水停止システム、ここはどの時点で停止する。例えば赤子川の岡元用水系の取水口と、そして下流域に三台設置している取水停止システム、これはそれぞれ異なってくるのではないかなと思うのですが。一遍には停止はしないはずだと思うのですが、その基準というのは、どこなんですか。そこら辺、分かっておれば、私はよう分からんからちょっと聞くのですが、ペーハーを一上げる、えびの高原中和処理施設、そのペーハー一上がらなければ、ではどうなるのかという話なんですよね。  ペーハーが一上がらないような事案が発生したときは、下流域にある取水システムはどのような状態で停止するのか。そこら辺がちょっと私には、いまだにちょっと理解できないのですよ。そこら辺は担当課として、どのように考えておられますか。 ○農林整備課長(栗下 徹君)  今現在での緊急停止システムにつきましては、今設置しております岡元水系でございますが、岡元用水路の取水口、隧道入り口にセンサーを設けまして、今現在、ペーハー四未満のときに停止するシステムという取扱いで運用をしようと考えているところでございます。 ○八番(田口正英君)  えびの高原内にはペーハー一を上げる施設ができるわけですよね。そのペーハー一上がらなかったら、下流域の取水システムは、例えばペーハーが今担当課長がおっしゃられたペーハーよりか上っていたら閉まらないわけでしょう。そこら辺がちょっと私もよく分からんとですが。  要は、えびの高原中和処理施設ペーハー一上げるための施設を造るということですよね。それだけは理解しているのですが、もし、噴火当初に劣るような事案が発生して、ペーハーを上げられないまま下流域に流れた場合ですよね。  これは試験するわけにもいかないですし、そのまま作付途中であった場合に、ちょっと心配されるんですけれども。そういった事案等が起きないようには十分設計等に注意を払って設備はされるわけなんですけども。万が一を考えたときに、やっぱりどうなるのかなというのがちょっと懸念されたものですから。これを理解するというのが、ちょっと、私はちょっと頭が悪いものですから、理解ができないのですが。要は、ペーハー一上げることによって、重金属類はなくなる、発生しないとは思っておるんですが。  そういったところはもう専門的なことで、担当課のほうは十分承知されていることと思いますので、この六番目の対策については、市長、やっぱり今後も何とか国のほうにもお願いをして、もう少し恒久的なものを整備していただくように、また、国とのほうに要望をしていただけるでしょうかね、市長。 ○市長(村岡隆明君)  これまでの実証実験も含めて、県のほうで当初から予定していたのがペーハーを一上げるという施設、今は実証実験の施設ですので、コンパネで造ってありますけれども、その能力を恒久的に使えるものにしていくということでございますので、この施設自体が全てを解決できるだけの能力を持った施設ではございません。  ですから、下流域の水質監視システム緊急取水停止システムは、河川の水質が悪くなったときに、それより先に行かせないと、とにかく上の状況がどうであれ、田んぼに水質が悪くなったときの水を入れないということでございます。  さらに、最上流部の、今回県が設置していただく施設に関しましても、ペーハーを一上げれば、下流側で取水ができるというようなときに効果を発揮するわけでございます。当然、噴出物のペーハーが一とかいう状況であれば、施設を通してもほぼ変わらない状況ですし、そうなれば、下流域のこのシステムが働いて、水は取れないと、それは田んぼを植えてからでも、その年は作れないという状況も当然出てきてしまうと考えております。  自然のことですから、なかなかそこが状況が把握できないのですけれども、そうなれば、また、違う補償の手当ということにはなろうかと思いますけれども。現時点では、前回のようなことがあったときに、今回は四期ぶりということになりましたけれども、二期ぶり、前回では作れなかった時期でも、施設を通せばペーハーが一上って、取水ができると。前回よりも田んぼを作らない期間が少なくて済むというような施設でございますので、前回のような噴火があれば、どうしてもやっぱり取水できないという状況が出てくるということは、現在のシステムでもそういう状況があると考えております。 ○八番(田口正英君)  大方のことは理解はするんですが、担当課にちょっとお伺いしますが、ペーハー四以下で取水停止と言われましたよね。これをペーハー五ぐらい、五・五ぐらいに上げて停止する、ペーハー四ぐらいで流してもらったら、土壌がちょっとやっぱり心配なんですよね。これ、みんな岡元用水路に今度造るシステムと、今、下流域についているシステムは、ほぼ同一で閉まる、停止するという考え方でよろしいですか。これをペーハーをもう少し上げた状態で閉まると、ペーハー六でないと、例えばペーハー六でないと、もう閉まるというシステムには変更できないですか。 ○農林整備課長(栗下 徹君)  今現在、宮崎県と、あと水質の専門家等で水質による操作の規則というのを作成中でございます。その中で、ペーハーの値についても地元と協議をしていきたいと思っております。 ○八番(田口正英君)  是非、そういうふうに、少し農業関係の土壌とか、そういったものにもやっぱり精通した方を中に入れていただいて、担当課のほうは十分分かっておられると思いますが、土壌というのは、やっぱり作物の基本、病害虫や収穫量等に左右されますので、そこら辺は十分農家に心配がないようにしていただけたらいいかなと思いますので、是非ともこういうシステムが作動しないように、上の中和処理施設で事案が解消できるように、市長のほうにお願いをしておきます。  次に、二番目のえびの高原における観光客誘客についてですが、これはいろいろな状況で、えびの市にインバウンドで内外から観光客の誘客について、また、このえびの高原を拠点とした観光地がやっぱり続いていくことを願っておるわけですが、この噴火に伴い県道一号線が通行できない状況が続いている、この影響によりえびの高原への観光客が激減し、足湯の駅を初め宿泊、飲食業、土産物店などへの多大な損害を与えている、いまだ先行きの見えない状況で、多くの方々が閉塞感を感じておられます。
     この県道一号線の早急な開通に向けて、えびの市として、今後どのように県、国のほうにお願いをして促していくのか、担当課として何かあればお示しください。 ○建設課長(森 隆秀君)  今、県道一号線の状況についてのお話をさせていただきます。県道そばの噴気孔を避けるバイパス整備を計画し、災害復旧事業として採択されております。宮崎県では、事業が火山の影響を受けることから、学識者の意見を聞きながら、道路利用者及び工事作業者の安全確保について具体案を作成し、昨年十二月に検討会を開催しております。  その会議では、火山の専門家から、追加で検討すべき課題について意見があったため、現在、県で検討を行っているところとお聞きしているところでございます。 ○八番(田口正英君)  検討、検討って、もう何回ってこの話は、課長、聞くんですよね。やっぱりえびの市としては、これがやっぱりえびの高原に観光客を誘客する最大のインフラというのですか、道路ではなかろうかなと思うのですが。  聞くところによると、全く見通しが立っていない。何でかというと、あの硫黄山の蒸気は毒性を持っているということで話は聞いておるのですが。それでなかなか計画が一転二転してしまう。そして先が見えない。今検討をしていると、昨年の十二月に会議を開いた中でも検討しているということなんでしょうが、具体的に全く計画が立たないのか、計画を立てる以前の会議なのか、その毒性がある蒸気、そういったもの等が影響しているのか、どうなんですか、課長。 ○建設課長(森 隆秀君)  今、工法的なものについては、決定しているところでございますが、ガス濃度があるということで、工事作業中の安全確保、また、完成した後の道路通行に対しての安全確保、そういうものについて基準値を決めたりとかいうもので検討されていると聞いておるところでございます。 ○八番(田口正英君)  市長、この間、足湯の駅えびの高原の追加補正の中で、管理者である法人のほうへは支援をしていただきましたが、ここでこの民間の事業者の方々が事業を営まれておられるわけですが、私はこの県道一号線のやっぱり通行止めで、かなり影響があると思うのですが、担当課としては、この民間の事業者の方々へは、どのような対策を、対応を今後していかれるおつもりなのか、考えがあったらお示しください。 ○観光商工課長(吉留伸也君)  県道一号線が硫黄山噴火に起因するガス規制の影響で通行止めが解除されないため、観光業に対する多大な影響が続いていると考えております。昨年十二月に県庁で開催された県道小林えびの高原牧園線の共用に関する検討会におきましても、万が一の噴火や硫化水素等火山ガスの発生による登山者や観光客等への安全管理も十分な配慮をしながら、観光のみならず産業物流の観点からも、早期に通行再開が可能となる判断をしていただくよう強く要望をしたところではございます。  議員御指摘のとおり、民間の事業者等が営業されておりますけれども、現時点では、いろいろな対策等、なかなか市が単独で打てない状況ではございます。この各種施設の事業者への収入減に対する支援の要請なり、なかなか国県への支援の要望というのは厳しいのはでないかなとは考えているところではございます。 ○八番(田口正英君)  今の現在の足湯の駅えびの高原、以前は民間の企業の方が経営をされて、この硫黄山噴火あるいは県道一号線の通行止めにより収益が激減したということで、撤退された。そしてその後を本市が受け継いで、今、管理を委託している法人の方々が行っていただいているわけですが、この二者の事業者の方々は、何とかここでやろうと、今でも頑張っておられるわけですが、私はこれを何とか、県あるいは国、市も含めて、やっぱり見通しが立たないのであれば、県道一号線がかなり私は誘客に影響を及ぼすのではないかなと思っております。  そういったことを踏まえると、やっぱりこの方々をどうしても支援していただきたい。市長はどのようにお考えなのか、お聞かせください。 ○市長(村岡隆明君)  市の施設で管理の委託を出して、市が直営で足湯の駅は行っておりますし、りんどうのほうは、貸付けをしているという状況でございますので、当然、両方とも影響を受けておりますし、指定管理者で今回スタートするえびの高原荘におきましても、スタート時点からそういうリスクはやはり持っている状況だとは思っております。  当然、県道で市のほうも機会あるごとに、県道一号線の早期開通については、もうずっとお願いし続けておりますし、先日、副知事が退任の御挨拶に来られましたけれども、改めて何とか県道一号線の見通しをつけて退任していただきたいというようなお話もさせていただきましたので、いろいろ火山ガスの対応の方向性を示さなければいけないというような課題が残っておるようでございますが、しっかりと安全に今後も通行できるような道路として、県のほうには引き続き早く、とにかく早く開通していただきたいということで、またお願いはしていきたいと思っております。 ○八番(田口正英君)  やっぱりこのえびの高原を観光拠点とするのであれば、やっぱり経済効果をどのように促していくのかというのが、私は大事ではなかろうかと思っております。やっぱり自治体の重要な課題の一つとまで言われている地域のインフラを維持することは不可欠であると考えております。  特にえびの高原の県道一号線、それからえびの高原小田線、県道三十号線ですか、こういったところはやっぱり観光拠点とするのであれば維持していかなければいけない。これによって、えびの市の経済効果も上がるのではないかなと思っておりますが、そこで頑張っておられる民間の事業者の方々への支援というのは、本当に私は今後必要になってくるのではなかろうかなと思っております。  いつまでこの県道一号線が通行止めで開通が果たしていつなのかというのが分からない中でのこの事業経営をされている、もう一度、市長、この方々へ何とか手厚い支援とか、そういったものを今後市として考えていかれるおつもりはないか、お聞かせください。 ○市長(村岡隆明君)  幸いというとあれですけれども、今般、新型コロナウイルス感染症の影響もあって、いろいろな営業補償等も、最終的にはこれに関しましては火山の影響というのも重ねてあるわけでございますが、そういったものも活用できる状況にもありますし、道路の通行止めをもっての補償というのは、なかなかほかの道路の部分もございますし、なかなか基準が難しいのではないかと思っております。  当然、管理をする上で、事前にこういった予測があって、今の道の駅のほうとの契約の中では、そういったことも当初から盛り込ませていただきましたけれども、なかなか個別の事案での対処というのは、難しいと思っております。 ○八番(田口正英君)  今、市長が県道一号線のことを云々言われましたが、追加補正の中には、やっぱり県道一号線の通行止めによる影響という文言も入っておったようでございますが、そういったことを考えると、市がやっぱり委託した管理業者には、そういう文言を含んで支援はしていただく。しかし民間事業者であれば、そういったもの等が発生しない、支援できない、難しい。私はこの民間事業者の方々によって、このえびの高原は観光拠点になったと思っております。ですから、そういったものをもう一度検討していただいて、何とかお力添えをお願いをしたいのですが。再度、市長のお考えをお聞かせください。 ○市長(村岡隆明君)  当然、国県の考え方も、新型コロナウイルス感染症の蔓延を防止するために休業をお願いした部分に関しましては、何らかの補填をするというような考え方でございます。今回、一号線が通れない、店はずっと開けておられますので、逆に足湯の駅えびの高原を閉めさせたわけでございますので、その商売の機会を失ったという状況はないと思っております。  そういった交通規制の部分での影響というのを、一つ一つとらまえて、個別に対応というのはなかなか判断基準の作り方とかも含めて難しいなというのが率直な考えでございます。 ○八番(田口正英君)  新型コロナウイルス感染症でも自粛要請期間でも、自分たちがここで、この収益でやっぱり生活を営んでいくという、やっぱり決意の下で事業をされていると思います。ですから、収入は少ないけれども、何とか日銭を稼げるというような状態の中で、今、経営をされていると思いますが、そこら辺を十分酌んでいただいて、今後、この県道一号線について、やっぱりそういった支障等が私は少なからずとも否定はできないと考えておりますので、そこら辺を十分含んでいただいて、対応をお願いをしておきます。この件については、以上で終わります。  次に、三番目の農業農村整備事業について、これは、先日、栗下議員のほうからも、亀沢地区内の質問が出て、市長の答弁も、補正で事業計画、測量設計が計上されているという答弁でしたが、これ、もう少し詳しく御説明願えますか。 ○農林整備課長(栗下 徹君)  堂本水路の改修につきましては、繰越明許費と併せて三月補正として予算計上をお願いしているところでございます。  今回、測量設計調査を行う箇所は、柳水流から亀沢にまたがる五百三十メートルでございます。JR付近の未改修部分もありますが、この未整備区間も一体的に整備する考えでございます。 ○八番(田口正英君)  これは、えびの地震のときに、幣田地区が震源地となって、相当山の崩壊であったり道路決壊、あるいは水路等に被害が及びました。当時、私は十八歳で高校三年でした。学校にも線路があめのように曲がって、通学できなくて、しばらく自宅待機でしたが、もう耐用年数は大分過ぎております。  課長、暗渠の施設が二か所あり、そして今課長が答弁された踏切近くの擁壁がまだ未執行、できていない。それから下流にある暗渠、この二か所、鉄橋付近、これも全てこれから実施、調査計画、実施していくお考えなのかお示しください。 ○農林整備課長(栗下 徹君)  御質問いただきました市道部分の暗渠の部分、それとJRの未改修の区間、それとJRから下流の隧道の部分について、一体的に今後事業計画を作成する予定でございます。 ○八番(田口正英君)  いつ頃完成の予定なんですか。 ○農林整備課長(栗下 徹君)  予算を今回の三月補正でお願いしている関係で、まだ、発注ができていない状況でございます。 ○八番(田口正英君)  先ほども申しましたが、下流域はもう田植の準備等々で忙しくなってきたりもします。調査、あるいは実施計画、実施に入ったら、やっぱりそういったもの等は早めに地元の関係者の方々へ周知方をお願いをしておきます。  この亀沢地区は、相当な面積を有して、えびの市でもおいしい米どころとして皆さん評判がよろしいようでございますので、是非そういったことを早急に進めていっていただきたいと思います。  次に、新型コロナワクチン接種についてですが、これを通告をしておりましたが、今回、また追加で出てきた案件なんですが、お知らせ版にこの新型コロナウイルスワクチン接種についてということで書いてありましたが。これは、接種は個人の意思ということで理解をいたしますが、接種場所と、それから医療機関、もう既に決まっておるんでしょうか。 ○健康保険課長(原田和紀君)  接種場所でございますが、ただいま個人接種を基本に医療機関と調整を行っているところでございまして、今ここで、どこで受けられますというところは、申し訳ございませんが、現在のところ公表できる段階にございません。接種場所、医療機関につきましては、そういうことでございます。 ○八番(田口正英君)  早急に担当課のほうでも計画はされているようですが、接種券、接種のお知らせ、いつ頃をめどに発送する予定なのか、お知らせください。 ○健康保険課長(原田和紀君)  住民接種は、高齢者の方への優先接種から開始予定でございます。国は四月五日の週から全国にワクチンを発送し、十二日から接種予定であるとしています。そして四月二十六日の週から全国全ての市町村に行き渡る数量のワクチンを段階的に配送する予定としております。  本市には、最初の配送分として、四月十二日の週に一箱、九百七十五回分、四百八十七人が二回接種できる分が予定されております。  接種券の発送日については、ワクチンの発送に合わせて国が定める接種順位に沿って市で決定いたします。本市では、ワクチン供給量等を踏まえ、高齢者の方を年齢でさらに細分化して接種券を発送し、予防接種を実施する予定でございます。  現在、高齢者の方への接種券発送は、四月中旬を予定しているところでございます。 ○八番(田口正英君)  四月中旬ということで、了解いたしました。  それから、接種券をする前に、もうコールセンター等も設置をされるわけですが、このコールセンターは、えびの市専用のコールセンターと理解してよろしいでしょうか。 ○健康保険課長(原田和紀君)  えびの市で設置予定のコールセンターにつきましては、えびの市で実施いたします予防接種に関する質問、例えば接種時期、接種場所、接種券、予診票等についての質問等、それらにお答えするためのコールセンターと、予約受付といった業務をお願いする予定にしているところでございます。 ○八番(田口正英君)  了解いたしましたが、例えばそのコールセンターに二回目のワクチンを少し時期がずれたという御相談等があった場合に、そこでどのような判断をされて、そして接種を促すのか。二週間以内、あるいは三週間以内という期限があると思うのですが、二回目の接種ですね。そういった期間等が過ぎて、接種が受けられるものか、受けられないのかという相談等には、どのように対応を考えておられるのか。 ○健康保険課長(原田和紀君)  そういう場合の対応につきましては、コールセンターと市のほうで情報を共有した上で、どちらで対応していくのか、市の保健師のほうで対応していくのかといったところを含めての協議をした上での対応になろうかと考えております。 ○八番(田口正英君)  接種券が送られてきますから、それで接種されたい方はそういうコールセンターなりに、医療機関なりに電話等をしていただいて、自分の症状やらそういうものが相談ができるということで理解をいたしました。  次に、接種会場、医療機関への移動困難者に対しての対策ということで通告いたしておりましたが、これも追加予算で計上されるようでありますが、少し中身についてお伺いをいたしますが、地域公共交通対策事業の中で、助成対象者九百人、令和三年一月末現在とありますが、これ条件はどのようになっておるんでしょうか。 ○企画課長(黒松裕貴君)  地域公共交通対策事業におけますタクシー利用助成券につきましては、六十五歳以上であれば、運転免許証、お車をお持ちでも申請可能でございます。六十四歳から十六歳までの間に関しましては、運転免許証あるいは車両等を所有していないことが条件とさせていただいております。 ○八番(田口正英君)  続きまして、この障害者福祉事業の二十人というのは、これ、人数は間違いないですか。 ○議長(北園一正君)  そのまま休憩いたします。                     休憩 午前 十時四十二分                     開議 午前 十時四十二分 ○議長(北園一正君)  休憩前に引き続き会議を開きます。 ○八番(田口正英君)  そうですね、まだ返答はできないでしょうね。  次に、五番目に入ります。市道の整備について。  この桃ヶ迫柳水流線の整備についてでございますが、これは先ほども亀沢のほうで話をいたしましたが、えびの地震が発生した当時に、市長、迂回路として我々の地域が使用して、生活道路として活用して、今現在に至っておりますが、この市道の整備についてでありますが、下流域に架かる橋、これはちょっと角度が微妙にずれて、当時はよかったのですが、今、農家の大型機械等が、特に牽引をしている場合に、非常に不備を感じておられて、この角度が微妙に違うものですから、改良できないかという話も頂いておるわけで、そればかりではありませんが、私は先般ちょっとまた再確認のつもりで行ってきたのですが、この頂上付近の崖があるところの金網、これがもう当初から、設置した当初から、一回も補修をしていない。一メートル近く隙間があって、その間から土砂が落ちてきて、それが半端ではないんですよね。その金網を止めている金具がちょっともう緩んで、どうもならんという状態が続いております。  そしてこの頂上付近から柳水流のほうに急勾配で下っていきます。この急勾配の下り坂のところを、一部道路横断の側溝を斜めに三か所ぐらい設置できないかと。水が相当道路を走ってきて、通行に支障があると。これを何とか斜めに横断して、側溝を入れてもらえないかということなのですが、市道について、担当課としての今後の整備の計画等があればお示しをお願いいたします。 ○建設課長(森 隆秀君)  まず、橋梁のほうからですが、議員の言われます橋梁については、長寿命化修繕計画にて橋梁点検の結果、「健全度一」であり、強度について問題はないと考えているところでございますが、現地調査を行いました結果、前後の幅員が狭いこと、橋が斜角になっていること、ガードレールがせり出しており、通行しにくいことを確認しております。どのような対策ができるか今後検討をさせていただきたいと思っております。  まだ、頂上部の道路については、災害復旧事業で対策は行われていると考えております。落石防護ネットの崩土については、定期的に除去するしかないと、今のところでは考えている状況でございます。  最後に言われましたその水路の件については、ちょっと現地調査等を行いながら検討させていただきたいと思います。 ○八番(田口正英君)  大変失礼いたしました。これで、私の一般質問を終わります。ありがとうございました。 ○議長(北園一正君)  しばらく休憩いたします。                     休憩 午前 十時四十五分                     開議 午前 十時五十五分 ○議長(北園一正君)  休憩前に引き続き会議を開きます。  次に、九番松窪ミツエ議員の発言を許します。松窪ミツエ議員。 ○九番(松窪ミツエ君)  皆様、お疲れさまでございます。今日が最終日、一般質問の最終日となりました。三月十六日、去年の三月十六日も、私、登壇をさせていただいております。全く同じ日。  そして今日はまためでたい市内での中学校の卒業式でございまして、上江一貫校では、小学生も一緒に卒業式が行われております。教育長にお聞きしましたところ、中学校を巣立つ子供たちが百六十四名、小学校百四十四名、このうち上江では十四名の中学生と十四名の小学生が、今日巣立つことになりました。皆様方が温かいきめ細やかな育児、そして教育支援をいただいたおかげで、子供たちが元気に巣立っていくことを心より感謝申し上げます。  そして今日の卒業式は、去年に続きまして、また、縮小されて、市長も、それから教育長もここに在籍していらっしゃいます。本来なら、子供たちに励ましのお言葉を祝辞を頂くところかとは思いますが、残念でございますが、こういう事態でございます。  しかし、子供たち、あの静粛な卒業式、ジーンと身にしみるあの何とも言えない神聖な場所を体験できないのは残念だと思いますが、真幸小学校においては、オンラインを使って、各教室でその様子を子供たちが体感できるということで、また、新しい時代に向けた卒業式というものを、子供たちは体感し、体得し、次に引き続いていくのかなということを思います。  日本のこの卒業式、私も忘れません。何回か受けさせていただきました。参加もさせていただきましたけれども、そのきりっと引き締まる、それがまた自分を成長させるような思いでございます。今後も末永く、この卒業式の時期を迎えられますよう、また子供たちの健やかな成長を願いまして、一般質問に移らせていただきたいですが、一言卒業生にお祝いの言葉を、昨年も申し述べましたので、今年もこの場を借りて申し述べたいと思います。  アイ キャン、私はできる、アイ キャン、私はできる。そう、自分につぶやいてください。心新たに輝く明日への扉を開いてください。そしてどのような立場に置かれても、その中から最高の人生の花を咲かせましょう。これを子供たちに贈りたいと思います。  それでは、早速一般質問のほうに入らせていただきます。今日はまた奇遇なことがございまして、去年は吉留議員と二人、十六日、やっぱり私が前で、吉留議員が後からの質問、本当に重なるものだなと思いまして、びっくりしているところでございますが、余談はおきまして、早速入らせていただきます。  最初に、新型コロナウイルス感染症のワクチン接種について、通告いたしておりました。今、田口議員もお尋ねになられましたので、そこらあたりは割愛しまして、少し短かな質問になるかと思いますが、よろしくお願いいたします。  初めに、昨年より新型コロナウイルス感染症によりお亡くなりになられた方々にお悔やみを申し上げますとともに、闘病中の方々の一日も早い御回復をお祈りいたします。  また、日々、感染のリスクと闘いながら、治療や感染拡大防止に御尽力いただいている医療関係者の方々に対し、深く感謝申し上げます。一日も早く新型コロナウイルス感染症が収束することを願いまして、質問に入らせていただきます。  我が国は、世界全体から見れば、新型コロナウイルス感染症の感染者の割合は少ない国でありますが、昨年末より第三波と言われる急激な感染拡大により、今年一月には二回目の緊急事態宣言が発令されました。現在ではひとまずの収束の兆しが見えてきましたが、感染拡大を抑えるのには時間がかかり、休業要請や外出自粛などの影響により、経済の落ち込みが続いています。  今回の新型コロナウイルス感染症の社会への様々な影響についての正しい状況を分析し、適切な対応を取る必要があります。現在、多くの方々が感染拡大を食い止めると期待しているワクチンにつきましては、医療関係者への接種が開始され、接種範囲が順次拡大される予定です。しかし、ウイルスの変異も次々と発見されており、現在のワクチンがどこまで効果があるのか、また接種による副反応の問題はどの程度なのかなど、疑念は払拭できておらず、新型コロナウイルス感染症が本当に収束するのは何年も時間がかかるという見解もあります。  田口議員が今朝の発表では、宮崎県においては、新規感染者発表はゼロであったということで、十四日の連続県内の感染者累計数は千九百四十九人、十一日の時点では、県内病床は二百七十四病床で、六人が入院ということで、かなりいい、収束に向かっているのかなと期待するところがございます。  田口議員も申されましたように、今回追加された一般補正予算(第一号)では、移動手段に関わる費用の計上とか、それからワクチン接種に係る費用の計上、タクシー利用助成に関わる予算計上、そして接種体制の確保の整備をも予算化され、計上されております。これが可決されると、接種に向けた整備がどんどん進んでいくのではないかということを思います。市民の不安と混乱を回避するために、どのような計画性を持って進めていくのか、また、このことを市民への周知と正しい理解を促していくのか、これからが本作業になるかと思います。  お知らせ版が出たということで、ワクチンの接種のスケジュール体制はどうなっているかということをお伺いしたいと思いましたけれども、大方、田口議員が質問していらっしゃいますので、私のほうはワクチンの管理体制についてはどうなのかをお伺いしたいと思いますが。 ○健康保険課長(原田和紀君)  一般向けの新型コロナワクチンにつきましての管理体制ということでお答えいたします。  まず、ファイザー社のワクチンにつきましては、ディープフリーザーという超冷凍庫が必要でございます。そちらの設置につきましては、本庁のほうに置く予定にいたしております。  したがいまして、健康保険課のほうで、そちらのほうを管理いたします。必要に応じて、そこから医療機関、接種可能な医療機関のほうに分配する予定にいたしているところでございます。 ○九番(松窪ミツエ君)  本庁で保管され、健康保険課のほうが管理するということでお伺いいたしました。間違いございませんね。  次に、ワクチンについて、本人の同意が必要ということをお聞きしましたけれども、この意思の拒否とか、受理とか、この伝達は誰に、どのようにすればいいのかお伺いします。 ○健康保険課長(原田和紀君)  ワクチン接種に当たっての本人の意思表示の確認、タイミングということだろうと思います。  新型コロナワクチンの接種には、御本人の接種意思の確認が必要となっているところでございます。接種の際に記載する予診票の中の、新型コロナワクチン接種希望書という欄に医師の診察、説明を受け、接種の効果、副反応などについて理解した上で接種を希望しますかという部分にチェックしていただき、接種意思の確認を行います。御本人の接種意思を確認しにくい場合は、御家族等に協力いただき、御本人の意思確認をお願いすることになります。 ○九番(松窪ミツエ君)  次に、差別防止の啓発についてお伺いします。職場や周りの方々に接種を強制したり、接種を受けていない人に差別的な扱いをしない対応が必要だと思います。マスコミでも、コロナいじめの深刻な報道がなされています。市としての今後のこの啓発については、どのような対応をなさるかお伺いいたします。 ○健康保険課長(原田和紀君)  新型コロナウイルス感染症に関しては、これまでも感染された方やその御家族が差別や偏見でさらに苦しまれることがないよう、市民の皆様には正しい人権意識を持って冷静な行動をお願いしているところでございます。  新型コロナワクチンは、段階的に供給が行われるため、一定の接種順位が設けられていることによりまして、接種に要する期間が人によって異なります。  また、接種は強制ではないことから、接種しない選択をされる方も想定されるところでございます。  接種の有無による差別が生じないよう、ワクチン接種に関する情報管理を徹底するとともに、市民の皆様には、正しい情報の提供とともに、正しい人権意識を持っていただくよう、引き続き周知してまいりたいと思っております。 ○九番(松窪ミツエ君)  御尽力いただくということで、是非、この思いを市民共有させていただきたいものでございます。  次に、接種情報とマイナンバーのひもづけは必要なのかということを考えるわけですけれども、ワクチンの接種状況をマイナンバーで管理しようとしているのですけれども、本市ではどうなのか。また、国の方針としては通知があったのか、お伺いいたします。 ○健康保険課長(原田和紀君)  現在、国は、ワクチン接種記録システムの導入に向けて準備を進めております。その中で、マイナンバーの利用も検討されております。新型コロナウイルスワクチンについては、現在のところ、二回接種となっており、一回目と同じワクチンを接種しなければならないであるとか、ワクチンによって接種間隔が異なるなど、管理が煩雑であるため、住民移動等の際、迅速に把握する必要があることから、マイナンバーを利用することとしております。 ○九番(松窪ミツエ君)  ただ、マイナンバーの活用をすることで、自治体の既存のシステムの改修なども必要ではないか、また、費用と労力の発生などによるワクチン接種の遅れとか、マイナンバー事務の増大などを誘発するデメリットが考えられるのではないかと思ったりもします。接種を実施する医療機関にも情報管理の負担をかけ、接種の円滑な実施を妨げるおそれはないかとか、個人情報保護の観点から問題があるのではないかとの指摘もございます。  国が全ての費用を負担するといっても、昨年度に実施された特定給付金をマイナンバーと強力に結びつけたことで、全国の多くの自治体で支給の遅れなどを来した事例を見ても、問題があると思われます。市長は、これ、どのようにお考えになるでしょうか。 ○市長(村岡隆明君)  マイナンバーとのひもづけもそうですけれども、ワクチン接種の供給のタイミング等もまだまだ分からない部分が多くて、日々情報を確認しながら対応を取っている状況でもございますので、他市町村に遅れることがないように、しっかり対応するようには伝えておりますし、そういったマイナンバーカードとの、便利なところも当然あると思いますけれども、そのことによって遅れが生じないようにということは、指示していきたいと思っております。 ○九番(松窪ミツエ君)  分かりました。  繰り返しになるかと思いますが、新型コロナウイルス感染症との闘いはワクチン接種の実施により収まってほしいとの期待はあるものの、現在でも時間が経過するとともにウイルスの変異体が見つかっており、接種予定のワクチンが効かなくなる可能性もあります。この点を勘案すれば、事態の収束には数年はかかると見てもおかしくない状況であり、感染対策と経済活動の両立を図るためにも、柔軟にコロナ患者用の病床や医療スタッフを確保できる体制を構築し、感染症との闘いのとりでである医療機関を守りつつ、感染者がある程度増えたとしても、できるだけ経済活動を停滞させない方策が必要ではないでしょうか。
     市長及び市の職員におかれましては、日夜、市民の安心安全のため粉骨砕身の努力をされていますことに敬意を表しますとともに、今後も市民が安心して暮らせるまちづくりに向けて、新型コロナウイルス感染症に打ち勝ち、時代に即した政策を進めていただくことをお願い申し上げまして、本質問を終わらせていただきます。  最後ですけれども、新聞で見ましたところ、感染症指定医療機関、この西諸においては四床ございまして、協力医療機関など十四床あるということで、西諸管内には十八床の患者用の病床が準備がされていると理解しております。  次に、施政方針について伺ってまいります。  総合計画は、市が目指すべきまちづくりの指針を示した市の最高上位計画であると認識しています。その計画が第五次計画から第六次計画に継承されようとしています。総合計画は、基本構想と基本計画、実施計画をもって構成されていますが、新型コロナウイルスの感染症対策と経済活動のバランスが崩れて、社会の動きも元に戻れない状態まで変わってしまいました。  実施計画においては、必要な点検や見直しがなされていくものと思われますが、令和二年の六月定例会の一般質問で、第六次総合計画作成についてのお考えは伺っています。そのときは、令和四年度を始期とする十年計画であること、新型コロナウイルス感染症の関係で、委託業者のプロポーザルが完了していない状況であること、市民意識調査、ワークショップなどの事業を進める予定であることの答弁を担当課長に頂いております。  施政方針十一ページの六節、計画の実現に向けての一項目に、「計画的な行政運営の推進に、第六次総合計画の策定について作業を進める」とあります。第六次総合計画について、市長はどのような思いを持って臨んでおられるのか見解をお伺いいたします。 ○市長(村岡隆明君)  第六次総合計画、市政運営を進める中で、一番の骨格になる計画でありますが、当然、新型コロナウイルス感染症の影響等も出てきて、今、御質問の中にもあったように、状況が変わってきている状況もございます。これまでに、市民意識調査であったりとか、関係団体へのアンケート、そういったものも今取りまとめておりますので、そういったものを見ながら、新型コロナウイルス感染症の影響というのも幾らか勘案する部分が出てくると思いますけれども、決めていきたいと思っております。 ○九番(松窪ミツエ君)  具体的に第六次総合計画の実施期間はどのような構想になっているのか、もう決まっているのかお伺いいたします。 ○企画課長(黒松裕貴君)  頻発する自然災害やTPP協定等の国際関係におきます政治動向の変化など、また、新型コロナウイルス感染症の影響により、平時であれば五年以上かけて進むようなデジタル社会を政府は現在、先取りした形で推進をしております。  今後も大きく社会は変容していくことが予想されており、次期総合計画では、これまでの十年間の比較的長い計画期間ではなく、八年間、令和四年度から十一年度の計画期間を想定して作業を進めているところでございます。  また、策定作業の進捗状況につきましては、市民意識調査、関係団体アンケート等を実施しておるところでございますけれども、令和四年三月定例会におきまして、基本構想、基本計画の骨子をまとめまして、提案をする予定でございます。 ○九番(松窪ミツエ君)  お尋ねしたいことを、市長と課長のほうで、もう一気にまとめてお答えいただきましたので、質問がちょっと困ってしまったような感じもございますけれども、着々と進捗しているということ、市民の意見も反映され、新しい時代の変容も組み入れた新しい第六次総合計画ができていくということに期待を持ちまして、提案される三月、そのときに、この座にいられたらいいかと思いますけれども、どういうものができるのか、本当に楽しみでございます。  市制五十周年のキャッチフレーズ「みんなで築いた五十年、次に進もう新時代」、この言葉が次期総合計画とリンクされて、えびのの未来が築いていかれるものと思います。  次に、二項目、行財政改革の推進についてお伺いいたします。  「自主財源である市税について、公平負担の原則に基づく適正な賦課と効果的な収納業務による納期内納付を推進し、収入の確保に努める」とあります。ここでお願いしたいことは、未収金、延滞金、不納欠損をなるべく出さない努力をしていただきたいと思います。これは、日々職員におかれては努力をしていらっしゃることではございます。承知もしておりますが、やはり職員の意識づけ、まあ、いいか、後回しというような意識では、絶対これは積み上げられないものではないかなと思います。使用料の収納も計画性を持って実施いただきたいと考えます。  第六次えびの市行政改革大綱、令和元年度分の取組結果報告書十七ページに記載してございますが、自主財源の確保、税務課の分として、行政改革推進委員会の評価には、払えないと、払わない、実情に合った対処法で収納率のアップをお願いするとあります。収納業務の関係する課におかれましては、この評価を生かしていただきたいと思いますが、市長の所見をお伺いいたします。 ○市長(村岡隆明君)  税金のみならず使用料等も含めて、当然、公平な行政運営ということを考えても、きちんと払える方には払っていただきたいということで、市の職員としても関わりを深めるということで、払える人が払う状況ができてくると思っておりますので、税務課を中心として、非常に収納のほうは成果も出てきておりますので、そういった考え方を全庁的にまた共有しながら、全体的な収納率向上にはつなげていきたいというふうに思っております。 ○九番(松窪ミツエ君)  是非、自主財源はこれが少なくなっていきますとまちの衰えにつながると思います。予算審査特別委員会のときに、財政課長がおっしゃっていましたけれども、国は財源不足のため、地方自治体に臨時財政対策債を認めています。地方が一旦借り入れて運用し、国がまた返済する仕組み、私は慎重な対応を取るべきだと思います。これはやっぱり国にお金がないから、地方は財政調整基金、積立金を持っておりますので、そこら辺を国は期待しているのかと思いますが、国がかなり財政が圧迫しております、国も。いつ返してもらえるのやら、それも定かではないという不安も湧き上がってきます。  自主財源の大事さは、市民が共有してこのまちを守っていくために、どうしても私たちが努力していかなければならない部分ではないかなと思います。後から来る子供たちのためにも、そこはきっちりと守っていかなければならないのかなと思っております。  次に、人材育成についてお伺いします。この人材育成については、取りあえず研修、職員研修ということで、触れさせていただきたいと思いますが、何せ今年は新型コロナウイルス感染症対策の影響もあってか、実施された研修も少なかったのではないかなと思います。今年度実施された全ての研修の開催の数と、それから職員の皆様の数は、何人ぐらいだったのかお示しいただきたいと思います。 ○総務課長(谷元靖彦君)  今年度の人材育成に向けた職員研修の実績ということでございます。  今年度当初、宮崎県市町村振興協会主催の研修でございましたり、市の独自研修、西諸広域行政事務組合主催研修、西諸三市町合同研修などで、二十四件の研修のプログラムへの参加を予定しておりましたが、そのうち八件、数十名程度の受講予定の研修等が新型コロナウイルス感染症関係で中止となったところでございます。  研修の実績といたしましては、人数といたしましては、全体で二百四十七名程度の職員研修の受講の実績になっておるところでございます。 ○九番(松窪ミツエ君)  なかなかやっぱり厳しい研修であられたかと思います。私がこれをどうしてお尋ねするかというと、研修において、参加されなかった方、本当に貴重な研修だと思います。年に一回かもしれません。その研修では行政を取り巻く環境、住民サービスの提供先である住民の意識をも刻々と変化しております。これらに対応するためには、住民が求める理想とする職員像に一歩でも近づくための職員研修ではないかということも思います。  この研修できなかった部分の、今後の職員研修の計画、やはり職員みんなで質の向上を高めたり、育っていきたいという思いがございます。それが市民へのサービスかと思います。今後の職員研修計画についてお伺いしたいと思います。 ○総務課長(谷元靖彦君)  先ほど、今年度の中止の状況等も答弁したところでございますが、中止になった研修の中でも、例えば日程をずらしたり、あるいはオンラインでの開催といったフォローもあったところでございますが、結果的に実施できていない研修もございます。  また、職員の人材育成に関する研修といたしまして、総務課でも重要視しておりますので、実施できなかった研修のうち、例えば職責に応じた新任の、例えば課長研修であったり、新任の係長、そういった経験による研修であったり、それぞれの行政分野での研修等につきましては、次年度からの研修も含めて実施していきたいとは考えておりますが、外部主催の部分については、また、そういったところでの協議をしていきたいと考えております。 ○九番(松窪ミツエ君)  前向きな積極的な職員研修に取り組むということで、今後を期待しております。  これは吉留議員からの提案でもございましたけれども、ちょっと雑談しているときに、各課内での職場の会議をなさいますよね。恐らくあるかとは思うのですが、そういうところに、出張研修、自分には全く関係のない課であっても、その課がどういうような話合いをされているのか、それも一つの緊張ある、迎える側も行く側も、緊張ある庁内研修になるのではないかと思います。すぐに実現はできないかもしれません。でも、そういうものがあってもいいのではないかなと。あ、あそこの課はこういうことを話し合っている、自分の課とこういうところがつながっている、また、職員の姿勢を見て、ああ、積極的だな、自分もこの部分はあの方を見習おうとか、メリットがあるかもしれません。デメリットは余り私考えていないのですけれども。そういうようなえびの市の職員の研修の在り方に、一つはこれは提案でございます。御返事は、ありますか。あったら回答いただきたいと思います。 ○総務課長(谷元靖彦君)  他の職場での研修であったり会議、そういったものに課を越えて参加ということの御提案でございます。  職員は定期的に人事異動等がございまして、それぞれの所属での会議等のやり方、そういった部分については、人事異動のたびに新しい課での、前の課ではこういったことをやっていたよといった、自らの会議において改善等は図っているところでございますが、市の内部研修、課ごとにも研修をしております。課の所属長が職員に対して服務であったりコンプライアンスであったり、そういったところの研修も行っておりますので、そういった部分では他課の内容、そういったものについては参考になる部分が多いかと思っておりますので、そういったものも紹介しながら、市役所全体での人材育成、そういったものを図ってまいりたいと考えております。 ○九番(松窪ミツエ君)  是非そういうような取組をお願いしたいと思います。また、議員、私どももいろいろと研修をし、自分たちの資質の向上を図っていく、それもまた、私たちに課せられた課題でもあるかと思います。  続きまして、広域行政の推進についてお伺いしたいと思いますが、幾分かは分かっているんですけれども、手短かにといいますか、勝手ではございますが、ここのところについての御答弁をお願いいたします。 ○企画課長(黒松裕貴君)  広域行政の推進に関しましては、一つの自治体単独では非効率であるものを、複数の市町村で解決して、また、身近な関係人口の創出や共通資源をお互いに協力して磨き上げるものでございますけれども。  えびの市本市に関しましては、まず初めに、西諸広域行政事務組合の消防救急、そして西諸広域葬祭センターの管理運営など、住民サービスの維持と事務の効率を図る取組、共同処理がございます。  また、小林市、高原町、えびの市の三市町で運営いたします西諸定住自立圏、あと環霧島会議、霧島ジオパーク推進協議会、また、古くからございますけれども、熊本県人吉市、鹿児島県伊佐市、鹿児島県湧水町と本市で、平成十一年度から取り組んでおります九州南部「川と森」の県際交流推進会議等を実施をしているところでございます。 ○九番(松窪ミツエ君)  いろいろな、ここではちょっと市長はこんな短い文章でようまとめてくださったって、ですね、文字数も少なくて。今の課長の説明で詳細が分かりました。ありがとうございます。  続きまして、三番目です。庁舎内の駐車場についてお伺いしたいと思います。  庁舎内東側の駐車場を課長が写真を持ってきてくださったんですけれども、利用させていただいておりますが、いつだったか記憶が定かではないんですけれども、いつものように東側の駐車場に入りましたら、車が南側に数台しか駐車してなくて、え、止めていいのかな、駐車してもいいのかなというような、逆に不安が募って、どうしたんだろうと思いました。  今日までもその状況が続いておりますけれども、職員の駐車利用がされておりませんけれども、この理由をお伺いしたいと思います。 ○財産管理課長(有村 充君)  本庁に勤務する職員の自家用車につきましては、庁舎の北側と西側、商工会横の第二駐車場、社会福祉協議会南側の駐車場を利用することとしておりまして、これらの駐車場を各課が二か月に一回の割合でローテーションする形を取っております。  御質問の庁舎東側の駐車場につきましては、市民の皆様を初め本庁舎を訪問された方に利用していただく外来駐車場としてございます。会計年度任用職員を含めました全ての職員の自家用車につきましては、原則として駐車を控えることとしておりますが、この外来者駐車場に自家用車を駐車する事例が見受けられておりましたので、グループウエアや定例課長会などで、職員は定められた駐車場を利用するよう徹底を図ったことで、現在は職員の駐車は見られていない状況です。  今後も引き続き、駐車場の利用のマナーにつきましては、働きかけを行ってまいりたいと考えております。 ○九番(松窪ミツエ君)  改善なさったということですね。改革につながったということですね。やはり思い切った、そういう課長の発言といいますか、そういうのって、意外と従われたのか、素直に受け止められてそうされたのか、そこら辺のところはやはり規律を守っていただく、そういう精神はやっぱりあったんだということを思って、今、ほっとしたところでございますけれども。  この駐車場、それで足りているのでしょうか、十分なのでしょうか。 ○財産管理課長(有村 充君)  先ほど御答弁いたしました職員の駐車場で、今は全部足りている状況でございます。 ○九番(松窪ミツエ君)  では、もう駐車場は足りているというところで、もう駐車するときの借用地といいますか、使用料といいますか、そういうのはもう実際発生していないということで安心いたしました。  実は、一時、駐車場が非常に混み合い、私たちも苦労しておりました。自治会の会合があるときなんかは、朝来たときに、右往左往して、どこに置けば、ああ、もう時間に遅れるとか、そういうようなこともなくなりましたので、来客された方もきっと安心されて駐車をしていただいているものと思います。  そこで、私なりに、こんなに混んでいるんだったら、その当時ですよ、立体駐車場を造ればいいのではないかなということを思いついたんです。でも、課長の話を聞いた、今さら、この財政難に、そこまで徹底して職員が規律を守られて駐車場のしっかりとした取組がなされているのだったら、この立体駐車場というのは、もう必要ないのかなと。  でも、もしえびの市の人口がぐんと増えて、職員もぐんと増えるようなことがございましたら、そういう夢を持っていっていいと思いますので、その片隅に立体駐車場ということもおいていただけたらということを思います。  次に、四番目、最後の質問になりますが、えびの市地方創生総合戦略アドバイザーについて通告しております。ここでは、課長に、地方創生人材支援のことですよね。特命大使のことですよねっていうことを問われた、あ、私ちょっと勘違いといいますか、そうだったのかなということで、そういう勘違いが私にございましたら、おわびを申し上げます。  また、通告書のほうには、北きりしまの地方創生と記してございますが、これはやはり農家民泊の北きりが心にインプットされていまして、誤記をしてしまっております。ここは九州きりしまえびの地方創生と訂正していただければありがたいと思います。  地方創生の手段として、外部からの人材支援登用の取組は今やどの自治体でも通常になっております。本市、我がまちにおいても、発展を切に願う市民の期待がございますので、この大使の方々の御活躍のほどをお伺いしたいと思いますが、特命大使でも四人の方がそれぞれに特別親善大使、地方創生特命大使、特別環境大使、地方創生特命大使と、それぞれに異なる任務を担っていただいて御活躍いただいております。  新聞の報道や広報紙で、特命大使の活動については幾分かは承知しております。また、五十周年記念誌の応援者メッセージの欄にも御寄稿いただいております。拝読させていただきました。  特命大使については、昨年度の三月に定例会でも一般質問しておりますが、今回はこの三年間、きりしまえびの地方創生に幅広い人脈、専門的な知識、豊富な経験をお持ちである方々に御尽力いただいているところの実績といいますか、活動内容について、どのようなえびのの広報、PRをしていただいているのかをお伺いいたします。 ○企画課長(黒松裕貴君)  本市の認知度を高めるために効果的な施策を展開し、地方創生の実現を図ることが現在では強く求められております。  世界に発信するという部分がございますので、九州の中のえびのという形での位置づけという形でさせていただいておりますが、議員御質問のとおり、四名の方をそれぞれ地方創生特命大使、地方創生親善大使、特別環境大使、地方創生特命大使に関しましてはお二方、任命をしているところでございます。  それぞれが国内外に発信力がありまして、幅広い人脈、専門的な知識及び豊富な経験をお持ちである方々に、本市の大使をお願いをしておりまして、本市の魅力を国内外にPRをしていただいているところでございます。 ○九番(松窪ミツエ君)  具体的には、いかがでしょうか。全部でなくても、主な活動。 ○企画課長(黒松裕貴君)  SNSを通じましたPR活動を主に展開をしていただいておりますし、市民との触れ合いという形で環境大使の二木あい様におきましては、飯野高校を中心としまして川内川の河川敷でワークショップ等を実施をしていただいております。  また、様々な地域物産におきますアドバイス等も気軽に対応していただいているところでございます。 ○九番(松窪ミツエ君)  この地方創生人材支援事業は、今月三月三十一日まででございますよね、間違いございませんよね。任期がございます。まだ二週間ほどは御尽力いただくことになりますが、今の時点で、市長のこの事業に対しての見解をお伺いいたします。 ○市長(村岡隆明君)  四名の方には、なかなか通常であれば御縁を頂けないような方々を御紹介していただいたりとか、それぞれがえびの市のPR等をしていただいております。特に個人のネットワークでの情報提供というのが非常に強みになっておりまして、どこかの大型の観光客が一堂に来るというようなことにはつながっておりませんけれども、特に国内の富裕層に焦点を当てたというような観点から、えびの市の知名度の向上にはつながっていると感じております。 ○九番(松窪ミツエ君)  コロナ禍が入りまして、活動が富裕層とか、自宅、巣篭もりというのですか、そういう方たちが今アウトドアとかを求めて活動が、そういう人の流れができているということは伺っておりますが、そういうような流れが是非今後つながってくるといいと思いますけれども。この事業を取り入れて、何か変化といいますか、地域への影響といいますか、何か感じられるようなことはございませんでしょうか。 ○企画課長(黒松裕貴君)  先ほど市長が答弁申し上げましたように、幅広い人脈を生かして、ふだんは関わることができない方々へのえびの市の認知度を向上させることにはつながっております。過去を申し上げますと、JALの機内誌にえびの市の特集が、ファーストクラスで機内食としてえびの産ヒノヒカリが使われたりとか、また、職員研修で月刊誌「ソトコト」、関係人口に関する指出氏をお迎えして講演会をされたりとか、別途、温泉旅館組合の皆さんを対象としたセミナー、白鳥温泉での研修会、また、サンマリノ共和国の大使の方との交流のある方々との交流、えびの市への御訪問ということも実現をしているところでございます。  これまで積み上げてきたものに関しましては、総体的大小はございますけれども、えびの市が国内外から選択をしていただけるような霧島山、えびの高原、歴史などをしっかりと発信できている、お伝えできているものと考えております。 ○九番(松窪ミツエ君)  御尽力いただいている活動が、今、しっかりと見えてきたという感じがいたします。確認でございますが、令和三年度の当初予算では計上されておりませんけれども、これに間違いはございませんか。 ○企画課長(黒松裕貴君)  当初予算には計上はしておりません。 ○九番(松窪ミツエ君)  その継続されていない理由をお伺いしてよろしいでしょうか。 ○企画課長(黒松裕貴君)  先ほど申し上げましたように、インバウンドへの発信というのが一番大きな効果を持つところでございました。新型コロナウイルス感染症の影響に伴いまして、そういったところの経過を見る、推移を見る必要がございまして、令和三年度につきましては、計上はいたしていないところでございます。 ○九番(松窪ミツエ君)  令和三年度は計上していないということで、今後もまたあり得るというような解釈でよろしいのでしょうか。 ○企画課長(黒松裕貴君)  新型コロナウイルス感染症をもう乗り越えた際に、また、インバウンドの需要が上ってくる、そのときにえびの市をどうPRしていくかというときに関しまして、適切なアドバイス等をお願いすることの際に必要であれば、検討をしていくところでございます。 ○九番(松窪ミツエ君)  九州が一つというようなキャッチフレーズで活動をしていただいていまして、今後、時間、それから日数を重ねていくことで、少しずつそういう形が見えてくるのかなとは思いますが、何せ大きな広い構想でございますので、私たちにはなかなか捉え切れない部分もございました。でも、この三年間の活動を報告いただいて、ああ、そうだったのかというような理解は幾分かさせていただきました。  今、課長のほうから、職員の住民サービスの向上とか、京町温泉のさらなる発展への研修会とか、それからインバウンド、新型コロナウイルス感染症回復したときのインバウンドの活性化へ向けての取組とか、経済効果につながることを期待するところでもあります。  何回も申し上げますけれども、特命大使の皆様方に対しては、今年度、三月三十一日までは、まだ残す日もございますが、この三年間、えびの市の自然に触れていただき、また、堪能していただき、大使の命に御尽力いただきましたことに感謝を申し上げたいと思います。今、まだちょっと早いのかもしれませんけど、恐らく会えることはないのではないかという思いの下で、感謝を申し上げます。  最後ではございますけれども、繰り返しになります、「みんなで築いた五十年、次に進もう新時代」のキャッチフレーズを市民みんなで共有して、この国に生まれてよかった、ここに生きてよかった、この時代に生まれてよかったと思えるまちになってくる、そして後から来る人にこれを受け継いでいく、そういう魅力的なえびの市がこれからも発展していくことを祈りつつ、一般質問を終わります。 ○議長(北園一正君)  しばらく休憩いたします。                     休憩 午前十一時五十三分                     開議 午後 一時  〇分 ○議長(北園一正君)  休憩前に引き続き会議を開きます。  この際、観光商工課長から発言訂正の申出がありますので、発言を許します。観光商工課長。 ○観光商工課長(吉留伸也君)  申し訳ございません。昨日の遠目塚議員の一般質問の中で、答弁として、県の施設でありますえびの高原荘の指定管理者として、株式会社レジャークリエイトサービスと申し上げましたが、正しくは株式会社レジャークリエイトホールディングスでございますので、訂正しておわび申し上げます。誠に申し訳ございませんでした。 ○議長(北園一正君)  次に、三番吉留優二議員の発言を許します。吉留優二議員。 ○三番(吉留優二君)  お疲れさまでございます。今期一般質問最終日、大トリということで、先輩議員から大トリはやはり北島三郎だろうと言われましたが、そういう先輩の優しい言葉にも緊張しております。この緊張を最終日まで持続させていただきました関係者の皆様方に感謝、お礼申し上げます。  それでは、質問に移らせていただきます。今回は、質問項目といたしまして、七項目質問させていただきます。  一番目に、新型コロナウイルス感染症について、二番目に、災害復旧対策について、三番目に、えびの市役所のデジタル化について、四番目に、硫黄山噴火に伴うえびの高原中和処理施設と観光振興及びえびの高原施設等について、五番目に、保安林について、六番目に、市道等整備について、七番目に、飯野高等学校全国枠生徒下宿について伺います。  この七番目の飯野高等学校全国枠生徒下宿については、担当課と関係者の皆様方と意見交換した結果、ある程度決着はついておりますので、今回は割愛させていただきまして、令和三年度に向けて注視していきたいと思います。  また、この三番目のえびの市役所デジタル化については、十二月定例会で質問が時間切れでできなかった部分と、それとこの四番目の観光振興及びえびの高原施設等についても、十二月定例会で質問できなかった部分でございます。  今回、先輩議員の中で、重なる部分がございますので、順不同ではございますが、それを了承いただきまして、順不同で質問させていただきます。  それでは、項目の一番、新型コロナウイルス感染症について、(一)新型コロナウイルスワクチンについてということで伺います。  厚生労働省のホームページで新型コロナワクチンについての情報は公開されておりますが、えびの市において、新型コロナワクチン接種全般について確認も含めて伺います。  初めに、①承認ワクチンの種類ということで伺います。  厚生労働省は、二月十四日に、正式にファイザー社のワクチンを特例承認いたしました。現在、イギリスの製薬大手アストラゼネカ社が厚生労働省に対して認証を求める申請を行っております。また、アメリカの製薬会社モデルナ社も国内で治験を進めております。中国政府は、二月二十五日に、新型コロナウイルスワクチンの認証を二つ追加し、計四種類の承認となっております。  えびの市において、もちろん国の新型コロナワクチン認証が先でございますけれども、ファイザー社以外のワクチン接種が今後計画されている情報は入っているのか伺います。 ○健康保険課長(原田和紀君)  日本政府としては、ファイザー社、モデルナ社、アストラゼネカ社の三社からワクチンの供給を受けることについて合意していることから、これらのワクチンを用いた接種が行われる見込みでございます。それ以外のワクチンについての情報はないところでございます。 ○三番(吉留優二君)  ファイザー社、モデルナ社、アストラゼネカ社の認証を得ているということですが、認証ではなかったですかね、ファイザー社以外のワクチンをえびの市で取り扱う計画があるのか伺います。 ○健康保険課長(原田和紀君)  ファイザー社のワクチンにつきまして、特例承認が下りているわけでございまして、今、予定されている接種につきましては、このファイザー社のワクチンから使っていくと。それ以降、高齢者が終わって、その他順次優先接種が進んでいって、一般向けになった際に、残りのアストラゼネカ社、モデルナ社、特例承認等下りた際の供給に応じた配分がなされると理解しているところでございます。 ○三番(吉留優二君)  理解いたしました。  菅総理は、二月二十四日に高齢者向けワクチン接種を四月十二日から開始すると発表しております。対象となる高齢者数は、全国で約三千六百万人のようです。スタート段階で接種可能な高齢者は、極めて限定的で、必要なワクチンの数量確保が今後の課題だと言われております。  ワクチン接種期間終了まで、ワクチンは不足することなく安定的な量を計画的に入手することができるのか伺います。
    健康保険課長(原田和紀君)  高齢者のワクチン接種につきましては、国の方針としまして、六月末までに三千六百万人分のワクチン接種量を配分し終えると方針を発表しているところでございます。 ○三番(吉留優二君)  えびの市では、確実にワクチン接種ができるのか、高齢者のワクチンが入るのか伺います。 ○健康保険課長(原田和紀君)  先ほども申し上げましたように、国の方針によりまして、供給量が決定しますので、それに応じた接種の人数ということになりますが、繰り返しますが、国のほうが六月末までに高齢者全員分のワクチンを配分し終えるということですので、それによりまして、えびの市もそれに対応した接種が可能と考えているところでございます。 ○三番(吉留優二君)  理解いたしました。  ②ワクチンの信頼性と効果ということで伺います。  ワクチン接種が世界の各国で行われていますが、ワクチン接種による様々な情報が錯綜しております。ワクチンの信頼性と効果ということで、ワクチン接種のメリットとデメリットを伺います。 ○健康保険課長(原田和紀君)  ファイザー社、モデルナ社、アストラゼネカ社の新型コロナワクチンは、開発中のワクチンを投与した人のほうが投与していない人よりも新型コロナウイルス感染症に発症した人が少ないとの結果、または中間結果が得られたと発表しています。ファイザー社は発症予防効果は約九五%と報告しているところでございます。  また、日本への供給を計画している海外のワクチン副反応として、ワクチン接種と因果関係がないものも含めて、接種部位の痛みや頭痛、倦怠感、筋肉痛等の有害な事象が見られたことが論文等に発表されております。海外で、既に実施されている予防接種においては、まれな頻度でアナフィラキシーが発生したことが報告されています。  新型コロナワクチンの信頼性について、政府は新型コロナワクチンの承認後も安全性を継続して確認し、安全性に関する情報を提供していくこととしています。市としても、公式ホームページや広報紙を用いた情報提供を行ってまいりたいと思っております。 ○三番(吉留優二君)  ③副反応が発生したときの対応、補償ということで伺います。  ワクチンは新型コロナウイルス感染症を収束させるために、どうしても必要なものだと考えます。日本は、諸外国に比べワクチン接種に対して恐怖心が高い国だと言われております。ワクチンのメリット、デメリットについては、先ほど説明を頂きましたが、ワクチンを接種すると、一般的に腫れや痛みといった副反応が一定程度起きると言われており、アメリカの諮問委員会の発表によりますと、一回目のワクチンを接種した九十九万七千人中、接種部の痛みを訴えた人、六七・七%、疲労を訴えた人、二八・六%、頭痛を訴えた人、二五・六%という報告がありました。また、二十万回に一回程度、重いアレルギー反応、アナフィラキシーの報告があります。  田村厚生労働大臣は、二月十九日に、新型コロナウイルス感染症のワクチン接種後に、副反応などで死亡した場合は、遺族に四千四百二十万円が支払われると説明しております。また、接種後、日常生活全般で介護が必要となる一級の障害が生じた場合、年額で五百五万六千八百円を支給することになっております。  そこで伺います。ワクチン接種で副反応が起きたとき、細かい対応や最後まで補償、介護、責任を取るというえびの市の独自の姿勢が大事だと考えますが、見解を伺います。 ○健康保険課長(原田和紀君)  ワクチン接種に当たっての副反応等の救済制度につきましては、今、議員がおっしゃっていただいたとおりの制度があるところでございます。  予防接種と因果関係がある旨を厚生労働大臣が認定した場合、医療費や障害年金、介護加算、死亡一時金等が給付されるということになっております。市としては、このような救済制度を確実に受けられるよう、サポートしていきたいと考えております。 ○三番(吉留優二君)  是非ともえびの市独自の補償はできなくとも、アナフィラキシーや障害が出たときは、素早い対応で対処をしていただきますようお願いいたします。  新型コロナワクチン接種で副反応が生じた場合、最後まで補償や介護責任を取るという姿勢は大事だと思います。市独自の補償はできなくても、対応の遅れがあってはならないと考えますが、市長の見解を伺います。 ○市長(村岡隆明君)  基本的には、ワクチン接種については、国のほうで主導していただいておりますし、先ほど申し上げたような副反応の対応等も整えていただいておりますので、円滑に事務作業も含めて、そういったものが発生したときの対応というのは、市のほうでも迅速にできるように指示していきたいと思っております。 ○三番(吉留優二君)  対応が迅速にできますよう、お願いいたします。  ④ワクチン接種順番及び期間について伺います。  河野ワクチン接種担当大臣は、高齢者の接種は四月一日より始まり二か月と三週間で高齢者の接種が終えられる目標で計画を立て、六月二十一日で高齢者の接種が終了する説明でしたが、高齢者の接種は四月十二日に先送りになりました。このことで、高齢者への最優先接種が本格化するのは四月末以降にずれ込む見通しで、高齢者のワクチンの接種が終了するのは、七月三日の計算になります。  そこで伺います。高齢者のワクチン接種開始から終了日まで、日程計画を伺います。 ○健康保険課長(原田和紀君)  高齢者のワクチン接種の期間でございます。こちらについては、最初にファイザー社のワクチンを使用しての接種になります。重症化リスクの大きさ等を踏まえ、まずは医療従事者等への接種、次に、六十五歳以上の高齢者の方、その次に、高齢者以外で基礎疾患を有する方、高齢者施設等の従事者への接種、その後、それ以外の十六歳以上の方に対し、ワクチンの供給量や地域の実情等を踏まえ順次接種を行う予定になっております。  高齢者のワクチン接種につきましては、本市に四月十二日の週に第一便が一箱届くことになっております。今現在、通知があったものは、この一箱分でございまして、それ以降に予定されているのは、四月二十六日の週に一箱、それ以降につきましては、まだ明確な通知が来ていませんので、はっきり申し上げられないのですが、先ほども答弁の中で申し上げましたように、国のほうが六月末までには全高齢者に行き渡る分のワクチンを配分するということにされておりますので、それに応じたワクチンの接種期間というところを想定しているところでございます。 ○三番(吉留優二君)  今のお話によりますと、七月三日の終了という断定はできないとような気がいたします。全国どの自治体も国の情報不足で戸惑っていると思います。それは接種を受ける高齢者の方も、まさに不安がいっぱいだと思います。なるべく情報を集めて、早い情報発信に努めていただきますようお願いいたします。  二月十四日から医療従事者への先行接種が開始され、四月以降、高齢者の方、七月以降、基礎疾患者、その後、高齢者施設などで従事される方の順に接種する日程となっていると思いますが、えびの市でのワクチン接種全体の日程計画を伺います。 ○健康保険課長(原田和紀君)  今、議員おっしゃいました、それぞれの接種計画につきましてでございますが、供給量、供給時期というのが明確になっていない現段階で、いつからいつという期間を、今現在立てることは現実的ではありませんので、今現在、計画しているのは、あくまでも高齢者の予防接種というところで計画をいたしております。 ○三番(吉留優二君)  供給量によって日程が変わるようですが、なるべく日程はしっかり作っていただいたほうがよろしいかと思います。  厚生労働省の発表では、ワクチン接種を受けられる期間は、令和四年二月末までとなっております。えびの市の新型コロナワクチン接種は、期間内に全てえびの市民に接種できるのか伺います。 ○健康保険課長(原田和紀君)  国のほうが、この来年の二月二十八日の間で接種を終わらせる計画となっていることから、ワクチンの供給も当然その間に終わる分が日本国民全員が接種できる量が配分されるものと理解しておりますので、えびの市民も同様と考えているところでございます。 ○三番(吉留優二君)  令和四年二月末までのワクチン接種終了も供給によって変わってくると予想されます。ちょっと不安な部分がありますが、ワクチン供給の情報を的確に集めて、ワクチンが入手できるように対策をお願いいたします。  令和四年二月末のワクチン接種終了時のワクチン接種率、目標を伺います。 ○健康保険課長(原田和紀君)  接種率につきましては、現在のところ、約七〇%を見込んでいるところでございます。 ○三番(吉留優二君)  河野大臣の説明では、新型コロナワクチン接種優先順位は、自治体の状況によって柔軟に対処していただいてもよいと発表しております。えびの市では、新型コロナワクチン接種優先順位の柔軟な対応はされるのか、見解を伺います。 ○健康保険課長(原田和紀君)  柔軟な優先接種の順位でございますが、やはり供給量に応じてそれが可能になってくるものと考えておりますので、供給量によっては、当然、そういったところも踏まえて検討していく考えでございます。 ○三番(吉留優二君)  供給量によって優先順位をお願いいたします。  厚生労働省の予防接種法で、ワクチン接種を受ける努力義務を果たす人は十六歳以上としていますが、十五歳以下の人は、基礎疾患があったとしても、ワクチン接種をする対象に当たりません。十五歳以下のワクチン接種は、どのように計画、対応されるのか伺います。 ○健康保険課長(原田和紀君)  ファイザー社のワクチンについての情報しか今現在持ち合わせておりませんが、現時点では、十六歳未満は対象外となっているところでございますが、情報等によりますと、既にファイザー社のワクチンについても、十六歳未満の治験も始まっているようでございますし、今後、承認が予定されておりますアストラゼネカ社、モデルナ社のワクチンが、十六歳未満の方を対象とした広い範囲のワクチン接種が可能なのかどうかというところも、今後見守っていきたいと考えているところでございます。 ○三番(吉留優二君)  十六歳以下の接種者を見守っていくのも大事ですが、十五歳以下の子供さんを持っておられる保護者の方々は心配だと思います。やはり市民の保護者の方々の十五歳以下の方々に、説明が大事だと考えます。  今後、説明を求める十五歳以下の保護者の方々が増えてくると思いますが、そこら辺の対応はどのようにされるのか伺います。 ○健康保険課長(原田和紀君)  国のほうで接種年齢も、今現在設定されているところでございますので、今後、国がそういったワクチンの治験情報等を踏まえて、十五歳以下等に広げていくのかどうかというところが、えびの市でもそれが可能かどうかというところにつながっていきますので、まずは国のほうの今後の動向を見守っていきたいと思っております。 ○三番(吉留優二君)  国の考えも大事ですが、えびの市の考えも持つべきだと考えます。  また、妊娠中の女性の人は、胎児への影響を考慮し、努力義務の対象とせず、医師と相談して、慎重に判断してもらいたいとの厚生労働省の方針がありましたが、えびの市は、妊娠中の女性に対して、どのように対応していくのか伺います。 ○健康保険課長(原田和紀君)  妊娠中または妊娠している可能性がある人については、予防接種の有益性が危険性を上回ると判断される場合のみ接種することとされており、接種努力義務の規定の適用が除外されております。主治医と相談の上、接種者本人が決定していくものと考えております。 ○三番(吉留優二君)  妊娠中の女性は、やはり不安だと考えます。医師と相談の上、判断するのも大事でしょうが、妊娠中の女性の相談窓口も必要かと考えますので、検討のほどよろしくお願いいたします。  国は、ワクチン接種の実施期間をおおむね一年、来年の二月末までとしていますが、えびの市のワクチン接種が完了するのは、いつ頃になるのか、再度市長に伺います。 ○市長(村岡隆明君)  先ほど来、担当課長も答弁いたしておりますが、国の全体のスケジュールが示されており、全体的なワクチン供給のめども立ってはおりますけれども、まだ具体的にえびの市に来るのが決まっているのはほんの僅かだけが供給が決定している状況でございますので、基本的には国が示す範囲内で終わることになるつもりで準備はしておりますので、供給自体がうまくくれば、えびの市としては十分その中で対応できる体制は取っているところでございます。 ○三番(吉留優二君)  ⑤ワクチン接種申込み全般について伺います。  ワクチン接種完了までの新型コロナウイルスワクチン接種に関する周知はどのように計画されているのか伺います。 ○健康保険課長(原田和紀君)  ワクチン接種の周知でございますが、市民の方への周知については、二月二十二日に市公式ホームページに「新型コロナウイルスワクチン接種について」として記事を記載しております。また、三月五日発行の広報えびのお知らせ版にも掲載し、周知を図っているところでございます。あわせて、高齢者の方と接する機会の多い職種の方として、民生委員、自治会長の方への周知を行ったところでございます。  接種券を発送の際には、ワクチン接種までの流れや接種前後の注意事項、副反応等についての情報を同封し、周知を図ってまいります。  今後についても、追加決定や変更点が分かり次第、順次、市民の方へお知らせしてまいりたいと考えております。  それと、すみません、先ほど十五歳未満のワクチン接種の御質問で、少し答弁が不足しておりましたので、ここでちょっと少し付け加えさせていただきます。  接種委託料でございますが、えびの市全員分を予定しております。十六歳以上だけではなくて、今後、国のほうが、十五歳以下も制限をなくして、全員ということも想定されますので、そこまで含めての接種委託料ということで予算は計上させていただいておりますので、その分を付け加えさせていただきます。 ○三番(吉留優二君)  十五歳以下の予算は分かりました。  また、新型コロナウイルス接種に関する情報周知は定期的に行っていただきますようにお願いいたします。  六十五歳以上のワクチン接種券発送を四月中旬、当初は三月中旬と言われておりましたが、今回、今日の田口議員での質問での話によりますと、四月中旬と一か月遅れになったということでただいま理解しております。そうしますと、六十四歳以下の発送を四月中旬とされておりましたが、五月中旬と、一か月遅れに順次遅れることになろうかと思いますが、えびの市のワクチン接種券発送はどのように計画されているのか、全般的に伺います。 ○健康保険課長(原田和紀君)  現在、高齢者の接種券につきましては、四月中旬ということで予定をいたしておりますが、高齢者接種が終わってからの、その他の接種券発送につきましては、繰り返しになりますが、ワクチンの供給量に応じたタイミングでの発送ということにどうしてもならざるを得ませんので、現段階でいつというのは申し上げられないところでございます。 ○三番(吉留優二君)  当初の情報より情報が錯綜しているようでございます。やはり情報は的確に伝わるようにお願いいたします。  接種券が届いたら、予約をすることになります。コールセンター業務委託料に、三千七百四十万円の総予算要求額が上っておりますが、コールセンターだけでの電話受付を全て受けると混乱が生じると考えられます。昨年、プレミアム商品券のコールセンター受付だけでも混乱が生じました。今回は、一年を通してのえびの市民全体の予約受付となります。  そこで予約受付にLINEアプリ専用Webサイトなどを活用することで、経費も抑えられ、受付混雑もなく、データ処理作業も軽減されるなど、予約受付には有効かと考えますが、見解を伺います。 ○健康保険課長(原田和紀君)  現在、予約の方法でございますが、LINEやWebを利用した予約の方法も検討しているところでございましたが、市としては、予約についてはコールセンターに委託することを想定しているところでございます。  現在、個別接種を基本に準備を進めておりますが、医療機関は通常診療と併せて接種をしていただくことになり、予約業務まで担っていただくことは困難と考えております。そのため、コールセンターでの予約について検討、準備を進めているところでございます。 ○三番(吉留優二君)  都城市は、LINEアプリでの予約を検討しているようです。また、富士通などが開発しております接種券にQRコードを添付し、ネットアプリを活用するシステムがあります。このネットアプリシステムは、スマートフォンでQRコードを読み込むことで、簡単に市民がワクチン接種予約を二十四時間受付できて、変更、キャンセルも簡単にできる上、データ蓄積的にも有効で、事務作業の軽減につながります。  QRコードを使ったネットアプリの導入は、ワクチン接種予約受付に有効かと考えますが、市長の見解を伺います。 ○市長(村岡隆明君)  今、そういった予約の中身については、担当課で検討させておりますので、えびの市民の高齢化率の状況等もありますので、その中で結論を出していきたいと思っております。 ○三番(吉留優二君)  高齢化社会の中、ネットアプリでの予約受付が困難な部分もあろうかと思いますが、是非とも検討していただき、受付の混乱を避けていただきますようお願いいたします。  ワクチンを接種する前に、予診票を記入しますが、事前に予診票を先に送り記入してもらえばスムーズにワクチン接種が受けられると考えますが、見解を伺います。 ○健康保険課長(原田和紀君)  現時点で予診票については、接種券と併せて発送することを予定しております。あわせて、接種会場となる医療機関にも予備として設置する予定でございます。 ○三番(吉留優二君)  国は、接種に関する質問を受け付けるワクチンコールセンターを開設しています。えびの市も独自に接種の手続や場所、ワクチン接種の不明な点など、様々な相談を受け付ける窓口の開設が必要かと考えますが、見解を伺います。 ○健康保険課長(原田和紀君)  本市が設置予定いたしておりますコールセンターの機能としては、予約受付のほか、接種時期、接種場所、接種券、予診票等についての質問に答えるべき業務も担っていただこうと考えているところでございます。 ○三番(吉留優二君)  先ほども申しましたが、コールセンターでの受付は混乱を生じる可能性があります。そこら辺も考え、考慮いただき、受付相談窓口の検討を再度考えていただくようお願いいたします。  ⑥ワクチンの集団接種、個別接種の内容と接種場所、ワクチン接種までの流れについて伺います。  健康保険課では、マイナス七十五度前後でワクチンを保存するファイザー製ディープフリーザーを三月下旬に設置する計画ですが、県の発表では、六月までに九十五台を配備予定と発表しております。三か月のずれが生じるおそれがありますが、三月下旬にディープフリーザーを確実に本庁に設置できるのか、見解を伺います。 ○健康保険課長(原田和紀君)  ディープフリーザーの設置でございますが、既に三月八日に一台が届いており、五月中にさらにもう一台届く予定となっているところでございます。 ○三番(吉留優二君)  理解いたしました。  超低温保冷庫からワクチンを接種会場、医療機関に運ぶための保冷ボックスの性能や確保が重要となってきますが、どのように計画されているのか伺います。 ○健康保険課長(原田和紀君)  ディープフリーザー一台につき、保冷バッグ四個が国から配付される予定になっております。ファイザー社のワクチンを輸送する方法として、三つの方法がありますが、保冷バッグを用いて二度から八度で移送する方法が一番現実的であると考えております。しかし、移送にかかる時間の制限や中を開けてはいけないなどの制限もあることから、追加として、十個の保冷バッグを購入予定としているところでございます。 ○三番(吉留優二君)  ワクチンの移動の際、これから暑くなりますので、注意をしていただきますようお願いいたします。  ワクチンを解凍し接種するため、生理食塩水で薄めるためのシリンジなどは自治体が用意しなければならないと聞いております。全国の自治体が一斉にシリンジ注文に入り、シリンジが不足するのではないかと懸念されますが、令和四年の二月まで、医療機器用シリンジの確実な入手は手配できているのか伺います。 ○健康保険課長(原田和紀君)  個別接種の場合は、各医療機関で準備していただくことになりますが、集団接種となった場合は、市で準備することになります。  国からの通知によりますと、今後、国から配付される可能性もあることが示されております。 ○三番(吉留優二君)  シリンジ不足にならないよう計画をお願いいたします。  ファイザー社の開発したワクチンは、一つの容器から六回接種できる想定でしたが、接種する注射器によって六回打たなければならないワクチンが五回分しか打てなくなるという問題が発生しております。えびの市の場合、六回が五回接種になれば、約三千人分のワクチンが無駄になることになります。特殊な注射器を増産する体制が整い、供給可能になるまで、四、五か月がかかる見通しですが、特殊注射器の準備調達はできているのか伺います。 ○健康保険課長(原田和紀君)  四月十二日の週に配送予定のワクチンは百九十五バイアルで、九百七十五回接種分とありますので、五回用が配送される見込みでございます。医療機器メーカーは一バイアルで六回分接種できる特殊注射器の生産の増産や開発を進めていると聞いておりますので、将来的には六回用も流通していくものと考えているところでございます。 ○三番(吉留優二君)  今現在、特殊注射器で七回打てる注射器が開発されております。それを利用しますと、六千人分のワクチンが打てることになりますので、注射器の手配がえびの市にできればいいかなと考えておりますので、よろしくお願いいたします。  今後、新型コロナウイルスワクチン接種全般に関して、多くの問題が発生してくると思われます。集団接種をするに当たり、一部でも問題が発生すると、ワクチン接種がスムーズに行えなくなるおそれがあります。そこで集団ワクチン接種会場を想定して、シミュレーションをする必要があると考えますが、見解を伺います。 ○健康保険課長(原田和紀君)  現在、個別接種を基本に考えていますが、集団接種を行う場合は、接種がスムーズにできるようシミュレーションを行う予定でございます。 ○三番(吉留優二君)  ワクチン接種を約一年かけて行うことになります。二市一町と西諸医師会との連携と協議は最も重要ですが、どのように取り組まれているのか伺います。 ○健康保険課長(原田和紀君)  今回のワクチン接種は、議員おっしゃいますように、医師会や医療機関の協力がなければ実施することができません。現在、できるだけたくさんの医療従事者の皆様に御理解いただき、御協力いただけるように、医療機関、関係機関の皆様との間で協議を進めているところでございます。 ○三番(吉留優二君)  医師会と二市一町の連携協力がないと、医師、医療従事者の確保ができないと考えます。スムーズなワクチン接種ができるように、医師や医療従事者の確保を計画していただきますようお願いいたします。  ワクチン接種会場は、集会所、体育館などで接種する集団接種するのか、個別に地域医療での個別接種するのか、それとも両会場並行してワクチン接種するのか考えておりましたが、担当課の先ほどの説明によりますと、個別接種で行うとの発言でございましたが、個別接種でのワクチン接種ということで理解してよろしいでしょうか、伺います。 ○健康保険課長(原田和紀君)  現在、市としては、個別接種を基本として準備を進めているところでございますが、状況の変化に対応できるよう集団接種となった場合も想定し準備を進めております。  先ほども申し上げましたように、医療機関と現在調整中でございまして、そこで集団接種も必要となれば、そこも当然選択肢併用ということも出てくる可能性はあるとは思っております。 ○三番(吉留優二君)  ワクチン接種に関しまして、医師、医療従事者の確保は大事でございます。個別接種になりますと、現在、病院にかかっている患者もいらっしゃいます。ただでさえ日常の医療業務にいっぱいのところ、ワクチン接種が可能なのか、伺います。 ○健康保険課長(原田和紀君)  議員、御懸念の点も含めて、医療機関に意向を確認しているところでございます。 ○三番(吉留優二君)  それでは、⑦二回目ワクチン接種について伺います。  ファイザー社のワクチンは、三週間間隔で二回接種する必要があると理解しておりますが、二回目の接種がスムーズに行くように計画されているのか伺います。 ○健康保険課長(原田和紀君)  接種を予約制とすることにより、接種会場が混雑しないよう調整する予定でございます。 ○三番(吉留優二君)  二回目の接種予約もコールセンターで行うのだと考えますし、各病院での二回目の接種、一回目の接種も重なるかと思います。また、日常よりその病院で医療を受けている患者もおられます。それを簡単に考えますに、三倍の、一回目のワクチン接種者、二回目のワクチン接種者、その医療機関にかかっている医療従事者、そこら辺の混雑が生じると考えますが、どのように計画されているのか伺います。
    健康保険課長(原田和紀君)  接種は基本的に個別接種というところを考えておりますので、各医療機関で、そこの対応は十分対応していただけるものと考えております。 ○三番(吉留優二君)  十分対応していただければよろしいのですが、どうも考えるに、そうはいかないような心配もございます。できれば、集団接種、個別接種、両方で行うのがいいのかなと考えますが、再度検討をお願いいたします。  ⑧ワクチン接種差別について伺います。これにつきましては、同僚議員からも質問がございましたが、確認ということで伺います。  ワクチン接種をしないことも当然の権利であり、ワクチン接種を否定する、拒否する人もいるかと考えます。接種をしない人を偏見の目で見ることが今心配されています。ワクチン接種をしないと、就労するのに支障を来すとか、打たなかった人がその後感染したとき、周囲の誹謗中傷の対象になることも心配されます。ワクチン接種を行わない人の個人情報や誹謗中傷対策は大事だと考えます。  先ほどの同僚議員の質問の中で、執行部の説明では、個人情報などを守りしっかりとした対策を取っていくという答弁ではございましたけれども、えびの市内でも感染した情報がやはり薄ら薄ら、その地域で流れるということもございました。パーセントでいいますと、一%情報が流れた場合、一万人としましたときに、百人の情報が流れると、〇・〇一%で一人、やはり情報の管理体制というのは重要かと考えますが、見解を伺います。 ○健康保険課長(原田和紀君)  新型コロナウイルス感染症に関しては、これまでも感染された方やその御家族が差別や偏見でさらに苦しまれることがないよう、市民の皆様には正しい人権意識を持って、冷静な行動をお願いしているところです。  新型コロナワクチンは段階的に供給が行われるため、一定の接種順位が設けられているため、接種に要する期間が人により異なります。また、接種は強制ではないことから、接種しない選択をされる方も想定されます。接種の有無による差別が生じないよう、ワクチン接種に関する情報管理を徹底するとともに、市民の皆様には正しい情報の提供とともに、正しい人権意識を持っていただくよう、引き続き周知してまいりたいと思っております。 ○三番(吉留優二君)  周到な情報管理と周知、差別のないように対策を取っていただきますよう、くれぐれもよろしくお願いいたします。  次に、⑨ワクチン接種済み証、特典について伺います。  接種を受けない人にペナルティーを与えるのではなく、ワクチン接種を受けた方に何らかの恩恵を与えることは、接種を進める上で有効だと考えます。そこで、ワクチン接種を受け、接種済み証を受けた人に買物割引などの特典を与えることで、接種率を高めるとともに、えびの市の経済効果につながると考えますが、市長の見解を伺います。 ○市長(村岡隆明君)  ワクチン接種は国からも推奨されていますが、議員御存じのとおり強制ではなく、ワクチン接種による感染予防の効果と副反応のリスク、双方について理解した上で、自らの意思で接種を受けていただくことになります。現段階では、ワクチン接種の推奨につながるワクチン接種済み証特典、そういったものは現段階では考えていないところでございます。 ○三番(吉留優二君)  某自治体では、特典のついている自治体もございますので、検討のほどをお願いいたします。  また、このワクチン接種済み証を発行されることで、その情報が漏れることも情報管理の一つかと思いますので、そこら辺の対策もよろしくお願いいたします。  新型コロナウイルス感染症の変異ウイルスであるイギリス型、南アフリカ型という感染力の高いウイルスが確認されております。また、新たにブラジル型変異ウイルスが確認され、ブラジル型、感染力は従来の三倍とも言われております。ワクチン接種も始まり、専門家の見解の中には、変異ウイルスの影響がなければ、年内には収まりを見せるのではないかという分析もあります。  このような中、担当課は従来の業務をし、新型コロナウイルスワクチン接種の業務を日夜していかなければなりません。担当課の負担を軽減する対策が必要かと考えますが、市長の見解を伺います。 ○市長(村岡隆明君)  そういった面も鑑みて、コールセンターの委託料とかも予算化をしておりますし、担当課のほうとも、そういったものは調整をしておりますので、新年度からの体制でまた進めていくわけでございますが、過度な、当然、この新型コロナウイルス感染症に対応してだけではないですけれども、過度な負担が一部の職員に来ないように、これはもう全体的な共通の認識ではございますが、しっかりそういったところもチェックしていきたいと思っております。 ○三番(吉留優二君)  是非、担当課の負担が減少するようにお願いいたします。また、現在も十時まで頑張っていらっしゃるというお話も伺っております。今後、さらなる負担がかかるかなと思いますので、担当課の負担も考え、対策を取っていただきますようお願いいたします。  次に、(二)新型コロナウイルス感染症対策、感染拡大の影響を受けた経営者の苦悩についてということで、①緊急事態宣言の影響で苦悩する営業者の実態調査について伺います。  県独自の緊急事態宣言の下、えびの市内の中小企業者は、昨年末から営業期間短縮や他県との往来自粛など、県が要請する対策を講じてきたことから、飲食店はもとよりホテル、旅館、観光施設、交通業など多くの事業者が影響を受け、厳しい経営状況に陥っています。事業者の経営実態を調査し、細かな支援をこれまで以上に商工会と連携し講じるべきと考えますが、見解を伺います。 ○観光商工課長(吉留伸也君)  新型コロナウイルス感染症の商工業者に対する影響について、個別の経営者に対し調査等は行っておりませんけれども、商工会が把握している現状等について報告を受けておりますし、要望事項等について対処しているところでございます。  当然、多くの業種において影響があることは明らかですので、これまでも全事業者を対象として、第八号補正予算による事業者応援給付金、第十八号補正予算で事業者収入減対策事業を事業化させていただきました。  議員おっしゃるとおり、実態把握により支援策を講じることは大変重要なことと認識しているところでございますが、緊急性を鑑み、よりスピーディな支援となるよう、これまでも県や西諸市町と連携し、市町村格差が生じないよう制度の整備を行ってまいりました。  今後も感染症の影響が懸念されるところではございますが、調査を実施するにせよ商工業者と接点のある商工会の協力が不可欠でございますので、調査の必要性についても商工会と協議はさせていただきたいと考えております。 ○三番(吉留優二君)  是非とも関係団体と連絡を取っていただき、対策を講じるようお願いいたします。  ②新型コロナウイルス感染拡大で影響を受けた事業者収入減対策について伺います。  市長を初め関係機関、職員の皆様には、これまで市内商工業者を初め数多くの業者の経営支援を頂いていることに感謝しているところであります。 また、今回、緊急事態宣言の発令で営業時間短縮要請の対象とならなかった商工業者に対して、令和二年度補正予算で事業者収入減対策事業費六千二百六万三千円の補助事業対策を取っていただいていることに対しても感謝いたします。  しかし、新型コロナウイルス感染症の影響で、多くの事業者が大きな打撃を受け、経営難に陥っている業者が存在しているのは事実であります。事業の規模を問わず経営難に陥っている事業所を細かく調査し、事業が継続できるよう、今後も給付金の拡充や税の軽減を要望しますが、市長の見解を伺います。 ○市長(村岡隆明君)  国、県でも対策を取っていただいておりますけれども、なかなかそれでカバーできないところを、これまでも市の独自の予算でカバーさせていただいておりますし、現段階では、ある程度ほかの市町村よりも手厚くできたところもあるのかなとは思っております。  ただ、今後の状況の変化等もございますし、経済の復活というのがどれぐらいのタイミングで来るのか、そういったものも鑑みながら、随時情報については収集しながら、スピード感のある対応をしていきたいと思っております。 ○三番(吉留優二君)  今後も市長の手腕を期待いたします。  次に、質問項目二、災害復旧についてでしたけれども、申し訳ございませんが、飛ばしていただきまして、十二月定例会で時間切れとなりました三番目のえびの市役所デジタル化についてお伺いいたします。  (一)行政のITシステム化について、前回の十二月定例会で質問できなかった分でございます。①行政手続及び添付書類の押印、認印廃止について伺います。  これまでマイナンバーカードについての質問が幾度かありましたが、改めて伺います。行政手続のデジタル化が進んできていますが、今後、マイナンバーカードの普及は重要になってくると考えます。国もマイナポイント事業など、マイナンバーカードの普及に取り組んでいますが、まだえびの市ではマイナンバーカードを取得している市民は少ないと考えます。マイナンバーカードによる保険証、またワクチン接種などに関する利用も始まるとお伺いしておりますが、今後、マイナンバーカードの普及促進にどのように取り組んでいかれるのか伺います。 ○企画課長(黒松裕貴君)  マイナンバーカードの普及促進につきましては、行政のデジタル化に関しまして、必要不可欠なものでございます。今後も普及に関しまして取得のための啓発と、また、マイナンバーカードを所持することによって受けられるサービスの充実のほうを展開してまいりたいと考えております。 ○三番(吉留優二君)  また、行政手続のオンライン化の必要な情報通信技術の活用を進めるべきだと考えております。行政手続の申請及び申請に基づく処分通知のオンライン化を進めるべきかと考えますが、市長の見解を伺います。 ○市長(村岡隆明君)  今回の新型コロナウイルス感染症の影響もあって、国もかなりデジタル化は進めてきておりますが、当然、このデジタル化の推進であったり効率的な押印の省略であったりとか、あらゆる方法があると思っております。これまでも取り組んできておりますが、行政のペーパーレス化、テレワーク、オンライン化、そういったものもしっかり対応していきたいと考えております。 ○三番(吉留優二君)  また、添付資料の撤廃ということで、行政機関の情報連携等によって、入手、参照できる情報に係る添付書類について添付を不要とする規定の整備が必要と考えますが、市長の見解を伺います。 ○市長(村岡隆明君)  現在もいろいろな効率化を進めておりますけれども、国を挙げてマイナンバー制度を推進する中で、行政手続のオンライン化や申請届出に関する添付書類の省略についても進められてきておりますので、えびの市といたしましても、市民の利便性向上や業務効率化につながるよう関連する施策やシステム導入等の検討を行ってまいりたいと考えております。 ○三番(吉留優二君)  クラウドサインや脱判こなど、働き方改革を進めるため重要なテーマとして様々なアプローチが検討されております。押印、認印の廃止が国を挙げて進められていますが、えびの市の動向を市長に伺います。 ○市長(村岡隆明君)  これまでも押印廃止等の取組は進めてきておりますが、具体的な取組については総務課長をして答弁をいたさせます。 ○総務課長(谷元靖彦君)  えびの市におきましては、最近の国の取組より以前に、第五次、第六次行政改革大綱に係る取組の中で、市民サービス向上の観点から、随時押印省略が可能な様式等についての見直しを実施してきております。  しかしながら、各課事務局の自主的な判断となっていたこともあり、その把握や検証が十分になされていない状況でございます。このため、現在、全庁的な調査と検討を行っておりまして、その調査結果の取りまとめをもって、次期第七次行政改革大綱の中では取組項目として明確に位置づけ、随時押印の廃止、押印省略に取り組んでいく予定としているところでございます。 ○三番(吉留優二君)  是非とも押印省略等を努力していただきますようお願いいたします。  次に、(一)えびの高原中和処理施設とインフラについて伺います。  ①恒久的な中和処理施設について伺います。十二月に質問いたしましたとき、恒久的な中和処理施設についての市長の答弁では、恒久的な施設を造る会議を県のほうで行っているとの答弁でございました。  令和三年二月十二日に宮崎県環境管理課が出された硫黄山河川白濁対策水質改善施設整備の説明では、短い工期で低コスト、シンプルな構造で電気や動力を使わない自然の流れを擁し、緩やかに水質改善をする施設との報告でした。  恒久的なプラント、施設の建設だと説明を受けていましたが、この恒久的な理解というのの相違があったのかもしれませんが、当初の施設整備とは、施設規模が小さいと考えますが、見解を伺います。 ○市長(村岡隆明君)  施設の規模も、実証実験をまず行っておりまして、実証実験の中でどれぐらいの効果が出そうだというような方向性がまずは示されました。その中で、あそこの土地でどれぐらいの規模で、どういった形でできるかということで、議会のほうにもある程度の概略で、どういったところから水を取り入れて、どっちに出すというような概略の考え方は県から頂いたやつを示させていただいたと思いますが、考え方としては、これまでどおり、上流から流れてきたやつをプラントに流して、石灰石で中和を図って、出していくというような考え方でございますので、一番最初の実証実験を始めたときの目標としていた施設が恒久的にできるということで、理解をしているところでございます。 ○三番(吉留優二君)  ②施設の性能及び処理能力について伺います。  宮崎県環境整備課の水質改善施設の性能説明では、毎秒一リットルペットボトル百六十本の処理能力で、水質改善性能に限界があるとの説明でしたが、処理能力について伺います。 ○建設課長(森 隆秀君)  県の実証実験時の調査結果によりますと、平成三十年七月の晴天時、前日は降雨だったようですが、中和処理の実験施設を流れる流量が毎秒百三十リットルが確認されております。時間雨量が十八ミリを超える流量が、毎秒百六十リットル以上となることが確認されており、最大流量を毎秒百六十リットルと決定されたものと考えております。  構造については、詳細設計で決定されますが、大雨時に濁度も上がるため、施設への流入はできなくなると考えております。  ペーハーについては、噴火当初のペーハー一・五程度だった水質を実験施設により中和処理を行い、ペーハー二・五に上げることによって大原橋でヒ素については環境基準の〇・〇一未満を達成することが期待されるなど、現在までの実験やデータの収集により確認されているところでございます。 ○三番(吉留優二君)  ③噴火当初のような白濁は処理できないとの説明を伺っております。自然の流れを生かし、緩やかに水質改善をする施設は、雨の多いえびの高原では用を果たさなく、安心して稲作ができないのではないかと考えられます。また、噴火当初のような白濁は十分に対応できないとの説明でした。このような水質改善では、中和処理施設の用を果たさないのではないかと考えますが、市長の見解を伺います。 ○市長(村岡隆明君)  この実証実験も、何回も申し上げますが、ペーハーを一上げるということの目的での実証実験をスタートしておりますので、当初から抜本的にどれだけの酸性度が高い水でも中和ができるといった処理施設を造るという実験ではなかったところでございます。ペーハーを一上げるということが目的での実証実験でしたので、それを恒久的に、その結果を得られる施設を造っていただくということで、当初の予定どおりの施設ができると認識しております。 ○三番(吉留優二君)  是非とも恒久的な処理能力のある施設を造っていただきますよう、再度、県、国と協議していただき、すばらしい施設の完成を求めますので、検討のほど、よろしくお願いいたします。  半分ぐらいしか質問ができませんでしたけれども、また、次回に引継ぎさせていただきたいと思います。以上で終わります。 ○議長(北園一正君)  他に一般質問の通告はありません。  以上で一般質問を終結いたします。  しばらく休憩いたします。                     休憩 午後 二時 十六分                     開議 午後 二時 三十分 ○議長(北園一正君)  休憩前に引き続き会議を開きます。  日程第二、議案第二十九号令和三年度えびの市一般会計予算の補正(第一号)についてを議題といたします。  市長に提案理由の説明を求めます。市長。 ○市長(村岡隆明君)  それでは、本日追加で提案いたします議案について、その提案理由を説明いたします。  議案第二十九号令和三年度えびの市一般会計予算の補正(第一号)について御説明申し上げます。  令和三年度えびの市一般会計予算の補正につきましては、歳入歳出それぞれ一億八千八百一十万二千円を追加し、補正後の予算総額は、歳入歳出それぞれ一百四十一億六千六百一十万二千円となります。今回の補正のうち、歳出としましては、総務費及び民生費で、新型コロナウイルスワクチン接種に伴う移動手段確保に係る費用の計上、衛生費で、新型コロナウイルスワクチン接種に係る費用の計上、商工費で、新型コロナウイルス感染症対策として、プレミアム付商品券発行事業補助金の計上及びウィズコロナ期等を意識したアウトドアビジターセンターを拠点とした、アウトドア・アクティビティの強化を図るための費用の計上、教育費で、新型コロナウイルス感染症対策に係る費用の計上であります。歳入としましては、歳出の財源として、国庫補助金、県補助金及び財政調整基金繰入金を増額するものであります。  以上、御提案申し上げましたが、何とぞ御賛同を賜りますようお願いいたします。 ○議長(北園一正君)  説明が終わりました。  これより質疑に入ります。  なお、発言、質疑につきましては、会議規則において、発言は全て簡明にするものとし、議題外にわたり、またはその範囲を超えてはならない、質疑に当たっては、自己の意見を述べることはできないとなっておりますので、御了承願います。  質疑通告のため、そのまま休憩いたします。                     休憩 午後 二時三十四分                     開議 午後 二時三十五分 ○議長(北園一正君)  休憩前に引き続き会議を開きます。  質疑の通告がありますので、発言を許します。  六番遠目塚文美議員の発言を許します。遠目塚文美議員。 ○六番(遠目塚文美君)  全ての一般質問が終わった後で、執行部の皆様におかれましては、どっとしたお疲れと、そして安堵という中での質疑となりますが、大変重要な追加議案と思っておりますので、もうしばらく質疑にお付き合いいただければ幸いです。  それでは、追加として提案されました議案第二十九号令和三年度えびの市一般会計予算の補正(第一号)について質疑をさせていただきます。  ほぼ説明書に沿ってお伺いいたしますので、説明書のほうを御覧いただけると幸いです。  まず、説明書二ページ、また三ページとなります。二款総務費、一項総務管理費、十九目諸費、また同じページ、三款民生費、一項社会福祉費、一目社会福祉総務費、また三ページは、三款民生費、一項社会福祉費、三目老人福祉費、全てにおいて対象となります方、また要綱等は違うものの共通するものは、新型コロナウイルス感染症対策に係るワクチン接種に伴う移動手段の確保のための助成ということになっているかと思いますが、それぞれ担当課が異なるかと思いますので、この件に関しましては、まず、一つずつ質疑をさせていただきます。  まず、地域公共交通対策事業につきまして、本来の今あるものに対しての追加というところで理解しておりますが、そのような理解でよろしかったでしょうか。 ○企画課長(黒松裕貴君)  はい、そのとおりでございます。 ○六番(遠目塚文美君)  同じく障害者福祉事業につきましても同様で、現在ある事業に対しての追加ということで理解してよろしいでしょうか。 ○福祉課長(黒木良二君)  そのとおりでございます。 ○六番(遠目塚文美君)  同じく高齢者生活支援対策事業費に関しましても、現在ある事業に対しての追加ということで理解してよろしいでしょうか。 ○福祉課長(黒木良二君)  そのとおりでございます。 ○六番(遠目塚文美君)  そこで、どの事業に入るのか教えていただきたいことがありますが、一口に高齢者で移動困難な方といいましても、障害者、障害手帳を持っておらず障害者ではなく、移動困難な方という方も移動手段という確保が必要かと思いますが、補助というのはどこに当てはまるのでしょうか。当てはまるものがあればお示しをいただきたいと思いますし、なければないでお答えをいただきたいと思います。 ○福祉課長(黒木良二君)  障害者の福祉タクシー料金助成事業の、一応要件のほうを御説明させていただきたいと思いますが、えびの市福祉タクシー料金の助成に関する条例の規定に基づきまして、七十五歳未満の心身障害のある方で、身体障害者手帳一級または二級、精神保健福祉手帳一級、療養手帳Aのいずれかを取得されており、かつ車両を保有せず自ら運転ができない、また、世帯全員が車両を保有していない、施設等に入所していない、前年度の住民税所得割額が課税されていない方となっております。ただし、令和二年度から世帯の中で車両の保有者全員が一週間のうち五日以上就労している場合は就労証明書を提出していただくことで、助成が受けられる要件に緩和したところでございます。 ○企画課長(黒松裕貴君)  さきの地域公共交通対策事業のほうも、障害者の方を支援しておりますので、答弁をさせていただきます。  六十五歳以上の高齢者の方に関しましては、車、免許をお持ちでも支援をさせていただいておりますが、六十四歳以下六十歳以上のこの間の方におきまして、何らかの障害をお持ちで運転免許証を所有できない、車を所有できないという方に関しましても、幅広く支援をさせていただいているところでございます。 ○六番(遠目塚文美君)  高齢者の方で要介護などで御自身で運転が困難な方、移動が困難な方というのは、どの補助に当たるのでしょうか。 ○企画課長(黒松裕貴君)  諸費の中の地域公共交通対策事業の中で、六十五歳以上の方で車の運転の免許証、車両を持っていても、それを可能にすることに関しましては、議員御指摘のところを含んだ上での事業でございます。 ○六番(遠目塚文美君)  詳細にわたり理解をいたしました。  この三つの事業でありますが、冒頭に申し上げましたように、新型コロナウイルス感染症対策に関わるワクチン接種に伴う移動手段の確保のための助成となっておりますが、全てが一般財源からの支出となっております。今後国からの交付金対象となるものなのか、そのあたりはいかがお考えでしょうか。 ○財政課長(宮浦浩二君)  今のところ詳細の国庫補助要綱等が出ておりませんが、今後その要綱に応じては、対象となると考えております。 ○六番(遠目塚文美君)  国においては、交通手段の確保も国のしっかりと支援が必要なのではないかという声も上がっているというところは認識しているところですが、高齢化が進む地域にとっては、このような支援というのも大事ですし、また、財源という意味では、少しでも国からの助成というものがあると非常にありがたいかと思いますので、しっかりと様々な場所で声を上げていただけると幸いかと存じております。  では、次に移ります。説明書は次のページの四ページに移ります。  四款衛生費、一項保健衛生費、三目予防費、事業名が新型コロナウイルス感染症対策事業となっております。
     せんだって登壇された一般質問の中でも、本来であると、この部分に触れたい事項等が多々あったかと感じているところでございますが、少しずつお聞きをしたいと思います。  説明書の主な予算の中の報酬(パートタイム職員分)で六百一十万三千円、今回、会計年度任用職員の三名分、看護職が二名、事務職が一名と記載がしてあります。今回、この看護職の方など、どこで事業をされ、どのような業務となるのかお答えをお願いいたします。 ○健康保険課長(原田和紀君)  現在、予防接種確保事業につきましては、別室二の五会議室を健康保険課のほうで長期間お借りしたところでございます。そちらのほうに今後採用になった場合は、詰めていただいて、そこで事務を行っていただく予定にしているところでございます。 ○六番(遠目塚文美君)  特段、この看護職の方を二名ということで、専門的な仕事になるのかなと考えておりますが、どのような業務を担っていただくものか、今、決まっているものがあればお教えください。 ○健康保険課長(原田和紀君)  看護職二名につきましては、予防接種を受けられた際のシステムへの入力であったりとか、そういった専門的な形式を要する事務といったところを想定しているところでございます。 ○六番(遠目塚文美君)  その二段下のコールセンター業務委託料二千六百四十万円についてお尋ねいたします。  一般質問の中でも詳細にわたり答弁はあったところですが、このコールセンターは委託をされるということですが、相談となると、専門的知識も必要だと思いますが、そのようなことを備えたコールセンターに委託をされるのでしょうか。再度の答弁となりますが、よろしくお願いいたします。 ○健康保険課長(原田和紀君)  今回、コールセンター業務の委託先を選考するに当たりまして、そういった専門的な知識、そういったところを加味しての選定というところで考えておりますので、そういうことになります。  それと、すみません、先ほど私、別室二の五会議室と申し上げましたが、二の一の会議室の誤りでございましたので、訂正しておわび申し上げます。 ○六番(遠目塚文美君)  また、この下段になりますが、予防接種委託料、またその上になります、上下してすみません、会場設置資材等の借上料、またその上の段、医療従事者調整委託料等々につきましては、先ほどの一般質問の答弁の中で、まだ具体的なものが決まっていないということで、今後、医師、看護師の派遣も個別接種になるのか集団接種になるのかによっては変わってくるというところではありましたが、では、いつまでにこれは決めて、いつ私たちに公表をいただけるものなのか、ある程度期限を決めなければ、もう差し迫っている気がするのですが、そのあたりをお答えをお願いいたします。 ○健康保険課長(原田和紀君)  二市一町による医療機関への説明会というのを先週金曜日に実施いたしております。三月十二日でございますが、Web会議方式で実施しております。これをもちまして、今週から各医療機関への意向調査というものを行っております。  今週中にはそれがまとまると考えておりますので、そこで大方の方向性が決まるものと理解しておりますので、公表ができるのは、そこを確実に固めた後ということになりますが、流れとしてはそういうことでございます。 ○六番(遠目塚文美君)  一番核となる部分だと認識しておりますので、医師団の皆さん、そして地域医療を支える皆さん、それぞれにおかれましては、通常業務の中で大変な御苦労もあられるかと思いますが、また、調整ができ次第、どのような形になるのかは議会のほうにも共有をいただけると幸いでございます。  次に、説明書五ページの、同じく七款商工費、一項商工費、二目商工振興費、新型コロナウイルス感染症対策事業で、プレミアム付商品券の発行事業補助金が三千三百一十万円計上されております。  今回、三回目となるプレミアム付商品券かと思っておりますが、一回目、二回目と、それぞれにいろいろな改善を行っての三回目かと思いますが、一回目、二回目を通して御意見があったものが、今回のこの予算を執行するに当たり反映されるものなのかどうなのか、まずは何か御意見が一、二回目で寄せられたものがあるのか教えてください。 ○観光商工課長(吉留伸也君)  御存じのとおり、昨年一回目を実施いたした際は、三密を避けまして事前の予約を行ったところですけれども、電話予約ということで、非常にコールセンター等も混乱いたしまして、かなりの苦情等もあって、買えなかったといった方もたくさんいらっしゃったわけでございます。二回目につきましては、はがきによる予約とWebによる予約を行ったところでございまして、特に大きな苦情もなく、また金券を一回目は一千円の額面でございましたが、二回目は五百円としたことで、六千五百円、五千円単位で購入できたということもございまして、ある程度希望される方には購入いただいたところでございますが、全体的に一千円の券と五百円の券になりますと、発行枚数が倍近くになってきまして、今度は逆に事業者のほうからのクレーム等もございまして、かなりの手続が必要になるということもございまして、今回については一千円での発行を予定しているところでございます。 ○六番(遠目塚文美君)  ちなみに、今回は一回目、二回目に購入された方も応募というか予約は申込みは可能ということで、理解いてよろしいでしょうか。 ○観光商工課長(吉留伸也君)  全ての方に応募なり購入いただける予定でございます。 ○六番(遠目塚文美君)  今回のこのプレミアム付商品券は、前回、前々回同様に委託先はえびの市商工会で理解してよろしいでしょうか。 ○観光商工課長(吉留伸也君)  委託というか、補助の事業者は商工会になっております。 ○六番(遠目塚文美君)  先ほどの課長答弁の中にもありましたが、本来、この事業目的は新型コロナウイルス感染症の影響を受け、売上高の減少等により事業に支障が生じている市内商工業者事業者に対して事業の維持及び継続のための支援により、本市商工業の安定を図るものということですので、もちろんこれを購入していただくことも重要な支援なのですが、支援していただく事業者側の意見というのも大変重要な意見かと思っております。  そのような双方の意見というものがしっかりと事業を実施していただく商工会のほうとは市としては情報の共有、意見の共有、また改善等、そういったものは行われているものかお教えください。 ○観光商工課長(吉留伸也君)  これまでの商品券の発行事業につきましても、プレミアムを含めて意見交換をさせていただく中で、商工会におきましても、地元の商工業者で買物をしていただけるなり、商品券を使っていただけるということで、地元事業者にかなりの効果があるということで、それ相応の御苦労をいただいておりますけれども、そういった形で御理解していただいて取り組んでいただいているところでございます。 ○六番(遠目塚文美君)  商品券を使っていただく事業者、受ける側ですね、事業者の方の御意見というのも様々なものが出ているかと思いますので、今回、このプレミアム付商品券が使える店舗、事業者の皆さんには、また、この旨のお話をされる、内容等をお話しされるかと思いますが、その際には是非また丁寧な説明をいただきまして、双方ともに理解をし合った形のプレミアム付商品券の発行事業となりますことを切に願っております。質疑ですので、これ以上のことは申し上げません。  では、次に、説明書六ページです。誘客事業について、七款商工費、一項商工費、三目観光費の誘客事業についてお尋ねをいたします。  今回、まだ補正予算といいますか、新年度予算も計上されたばかりの中で、九十六万四千円が補正予算として上ってきましたが、このタイミングでの補正、事業というのは、どういった意図がありましたのか御説明をお願いいたします。 ○観光商工課長(吉留伸也君)  御存じのとおり、令和二年度に新たな指定管理者が業務を始めるということで、指定管理事業の一環の中で、様々な取組ができるような形での予算化をしてまいったところですけれども、新型コロナウイルス感染症拡大を防ぐために、いろいろな企画やイベント等ができなかったところでございます。いろいろな面でアウトドアビジターセンターの認知不足なり周知が足りないといった御指摘等もございます中で、活動を積極的にやっていただきたいということで、令和二年度で予算化して、できなかった事業分について、今回、当初から事業が取り組めるように、今回の補正予算ということで計上させていただいたところでございます。 ○六番(遠目塚文美君)  ただいまの答弁で理解いたしましたが、であるならば、今回のこの誘客事業の補正で上っていますアウトドアシティ推進事業費九十六万四千円は、自主事業の分なのでしょうか、それとも市が委託している委託事業といいますか、そういったもの、どちらのものに入るものが計上されているのでしょうか。 ○観光商工課長(吉留伸也君)  指定管理事業の中の委託事業として、今回予算としてお願いしているところでございます。 ○六番(遠目塚文美君)  では、次に移ります。説明書七ページの十款教育費、二項小学校費、一目小学校管理費、新型コロナウイルス感染症対策事業、同項になりますが、説明書が八ページで、三項中学校費も同じ内容、ほぼ同じ内容かと思っております。その中で、消耗品費一百六十八万三千円の一番下になりますが、蛇口レバー二千円の七百十か所ということで、今回手で握らなくても蛇口の開閉ができるレバーハンドルを購入するということで計上されておりますが、これに関しては、工事等が必要なものなのでしょうか、工事費用は計上されていない気がいたしますが。いつの時期、これから春休みに入りますので、その期間かなと認識しておりますが、いつの時期にどのような形で設置されるものかお教えください。 ○学校教育課長(白濱美保子君)  この蛇口レバーハンドルにつきましては、工事は特に予定をしておりません。レバーを消耗品費で購入いたしまして、誰でもねじを回せば簡単に取り換えができるというものでございます。  設置時期につきましては、現在、このレバー式のハンドルが大変品薄になっておりまして、いつ入荷するかというところは、今、確認はできていないところでございますが、令和三年度中に整備ができればいいと考えているところでございます。 ○六番(遠目塚文美君)  新年度も安心安全に過ごせる学校環境の整備に努めていただけますと幸いでございます。  では、以上で、私の質疑を終わらせていただきます。 ○議長(北園一正君)  ほかに質疑の通告はありません。  以上で質疑を終結いたします。  お諮りいたします。ただいま議題となっております議案第二十九号は、議会運営委員会の決定のとおり、会議規則第三十六条第三項の規定により、委員会への付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。      〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(北園一正君)  御異議なしと認めます。よって、議案第二十九号については委員会への付託を省略することに決定いたしました。  以上で本日の日程は全部終了いたしました。  お諮りいたします。十七日及び十八日は、議事整理のため休会いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。      〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(北園一正君)  御異議なしと認めます。よってお諮りのとおり、休会することに決定いたしました。  次の本会議は、十九日午前十時から開きます。  本日は、これをもって散会いたします。                     散会 午後 二時五十九分...