休憩 午前 十時 十分
開議 午前 十時 十二分
○
議長(
蔵園晴美君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
質疑の通告がありますので順次発言を許します。まず、十二番
高牟禮宏邦議員の発言を許します。
高牟禮宏邦議員。
○十二番(高
牟禮宏邦君) それでは、これから質疑を行わせていただきます。実は、この質疑は大変私にとっては心痛む思いで中身について、これから質疑をいたしてまいりますので、
市長の実のある
説明を求めます。また、私は今回出されております六十六号から七十二号まで、これは関連がございますので、一括して質疑をさせていただきたいと思います。
今回国が地方に
押しつけと言っても、私は過言ではないと思いますが、こういう
条例を出させるということについて、先ほど申し上げましたが、大変不愉快な思いがしますし、心痛む思いがいたしております。今回この出された背景について、まず
市長の考えを示していただきたいと思います。
○
市長(
村岡隆明君) 今回の
職員の
給与削減につきましては、三月の
定例議会の
一般質問の中でも御答弁いたしましたとおり、ただいま議員が質問されたような趣旨で、私も非常に遺憾に思っておりまして、三月の
定例議会のときには、まだ
法律等が決まっておりませんでしたので、遺憾であると、徹底抗戦していきたいというような答弁をさせていただきましたが、今
提案理由を読み上げましたとおり、その後
法律等が改正されて
交付税の支給の見込みも大体わかってきたということで、
大変断腸の思いでありますけれども、
市民サービス、
市民への
理解等を考えますと、この提案をせざるを得なかったというふうに判断をいたしているところであります。
○十二番(高
牟禮宏邦君) 今
市長が
説明がありましたように、これは全国の
市議長会で国による
地方公務員の
給与削減要請に対する決議も出されていますね。
その中でもかいつまんで中身だけ申し上げますと、
財政自主権、これは
地方公務員給与は、みずから地方が決めるものであると、それを国が関与するのは、
大変地方を愚弄するものであるという決議がされておりますね。それがありながら、今回これを受け入れられたのは、どういうことですか。
○
市長(
村岡隆明君) さきの六月議会の御質問に答弁する形でも御
説明いたしましたけれども、今の決議、
全国市長会、一番最近にあった
市長会の中でもそういった決議をさせていただきましたが、その決議の中身につきましては、今後こういうことが二度とないようにということでの決議でございます。
当然私もそのことを強く思っているわけですけれども、最終的に今
提案理由で述べましたとおり、国のほうが
交付税を
国家公務員並みに
削減したことを想定した額で
交付税を交付するということが決まりましたので、
市民サービスに与える
影響等を考えますと、また他市の
状況等も鑑みますと、非常に残念でありますけれども、こういった提案をせざるを得ないという判断をしたところであります。
○十二番(高
牟禮宏邦君) 私は基本的なことを聞いて、後でまた同僚が質疑をされますので。
また今回
市長が
全国議長会で決議をされた中身、また今の
心境等を
説明いただきましたけれども、国が示す前の
ラスパイレス指数と今回出された後の関係について
説明を求めます。
○
総務課長(
野間教昭君) 今回国が
平成二十四年度、二十五年度、二年間特例として平均七・八%を
引き下げたところでございます。この
引き下げに基づきまして、
えびの市の場合の
影響が一〇四・八、措置前の
給与水準は九六・八%でございます。
○十二番(高
牟禮宏邦君) 今回市が
削減のパーセントを出されていますね。
一等級から二等級の方が二・二六%、それから三等級から六等級までが五・二六%、この出された背景についての
説明を求めます。
○
総務課長(
野間教昭君) 先ほど申し上げましたように、
えびの市の場合が一〇四・八%ということで、国の要請は一〇四・八か、または九六・八%の要請があったところでございますけれども、一〇〇に合わせた形で対応したところでございます。
一律四・八%ということも考慮いたしましたけれども、
若年層等も配慮いたしまして、一、二級を二・二六、三から六級を五・二六ということで、この
減額率につきましては、
若年層を配慮いたしまして、
加重平均により国が一、二級四・七七、三から六級を七・七七でございましたけれども、四・八になる率を算定いたしまして決めたところでございます。
○十二番(高
牟禮宏邦君) そうしますと、今の
階級別の
減額の額はどのぐらいになりますか。
○
総務課長(
野間教昭君) それでは、一級から六級までを申し上げます。全体でよろしいでしょうか。級別でよろしいでしょうか。一級が五十四万二百五十二円、一、二級が一百七十一万八千九百九十一円、三から六級が四千一十二万七千二百二十円でございます。それに
特別職が五十三万六千七百九十円でございます。合計で四千二百五十一万八千六百二十二円でございます。
○十二番(高
牟禮宏邦君) 四千二百五十一万八千六百二十二円の
減額になるわけですね。
私は、申し上げられませんので、こういった多額にのぼる額が
減額されるわけですが、特に今
若年層の場合、一、二というのは
職員になられて間もない方々だろうと思います。給料も大分低いわけですね。痛しかゆしですけれども、これを受けて
職員の
影響というのは、どのように理解をされていらっしゃいますか。
○
市長(
村岡隆明君) これまでのいろいろな
財政改革等とは違って、突然国の一方的な政策で
削減ということで、かなり生活に及ぼす
影響というのは大きいのではないかというふうに考えております。
○十二番(高
牟禮宏邦君)
職員の方々もそれぞれ
生活設計があられて今までずっとやってこられる、突然こうして
減額が命ぜられる。本当に
職員の生活を
市長がどのように考えていらっしゃるか、その上でこういった
議案として出されたと思うんですが、もう一遍その点を、そういった分析について
説明を求めます。
○
市長(
村岡隆明君)
職員といたしましては、いろいろ
生活設計を考えている上で、期間が限られているとはいえ、大幅な
削減になりますので、予想しなかった大きな
生活費、
給与の
削減ということで大きな
影響があるというふうに考えておりますが、
モチベーション等が下がらないように、またしっかり頑張っていきたいというふうに考えております。
○十二番(高
牟禮宏邦君) それでは、この
職員の方々との交渉がされて、これが
話し合いがついたということで出されたというふうに
説明を受けていますけれども、その内容について、どのように話をされて、またそういった
職員の方からどういう意見が上がってきたのかを
説明を求めます。
○
市長(
村岡隆明君)
組合交渉の中でも、やはり議員の
皆さん方から御質問いただいているような
市長の考え方であったり、
政治判断であったり、当然国に対して遺憾と思っているというような思いも伝えさせていただきましたし、他市町村の動きであったり、そういった中で、
えびの市はこれまで大変人件費
削減努力してきておりますので、そういったことも鑑み、
影響額も出ておりますので、組合とはそういった
話し合いをさせていただいて、妥結に至ったところでございます。
○十二番(高
牟禮宏邦君)
職員の方々からのこれに対する意見とか要望とかはどのようなものがあったんですか。
○
市長(
村岡隆明君) 当然
説明責任としてこの政策を取り入れるべきなのかと、そういった遺憾に思っている中で、
削減しないという方法もあるのではないかと、そういった
論議等もさせていただきましたけれども、最終的には
市民に与える
影響等を御
説明させていただきまして妥結ということに至ったところでございます。
○十二番(高
牟禮宏邦君) 今
市長は
市民に与える
影響ということで、
職員の方がどう了解されたかと、それでは今
市民に与える
影響、今度
削減幅になります四千二百五十一万八千六百二十二円、これが
減額されることで
市民への
影響というのは、どのように考えていらっしゃいますか。
○
市長(
村岡隆明君) 消費ということを考えますと、
職員の
給与がそれだけ減るわけでございますので、そういった
職員が本来使ったであろうお金が回らないということを考えれば、
えびの市内の経済に及ぼす
影響も大きいというふうに考えております。
○十二番(高
牟禮宏邦君) 四千二百万円のこれから来年三月まで
減額された分が
えびの市の消費に
影響を与えていくわけですね。今
市長は
市民に与える
影響は大きい、逆に
減額することで、今私は
市民への
影響が大きいと判断せざるを得ません。ただ
市民感情という点で、これが出されてはいないか、そのことについては、
一般質問調になりますが、これは
条例でありますので、
条例で多目というか、これを聞かないとこの
条例を判定する材料になりませんので、質問させていただきます。
○
市長(
村岡隆明君)
市民に対する
影響ということで、一つはそういった
職員の
給与が
削減することで消費が進まないという
影響が一つあるというふうに思っておりますが、先ほど御
説明いたしました
市民に対する
影響ということに関しましては、国のほうが
給与削減したことを前提とした額の
交付税を交付するということでございますので、
職員の
給与を
削減しないと、その分も
給与の財源ということになりますと、
一般財源を取り崩さなければいけないということで、
市民からの理解が得られないのではないかというふうに判断したところであります。
○十二番(高
牟禮宏邦君) もう一点、今度
減額される中で、来年度退職される
職員への
影響というものはどのようなものがありますか。
○
市長(
村岡隆明君) 特別今回退職をされる方にほかの
職員と比べて特段のしわ寄せが来るというような部分はございませんが、
退職金等につきましても反映いたしませんので、将来的な
年金額につきましては、働いている期間の
給与の平均が
影響しますので、今回の
削減というのも、今回の
退職者のみならず、全ての
職員に将来
影響が出るというふうに考えています。
○十二番(高
牟禮宏邦君) 今
退職者には
影響がないとおっしゃいますが、
退職金を出される
条例がございますね、その
条例との
整合性をもう一遍
説明願います。
○
市長(
村岡隆明君) 今回の
退職金につきましては、先ほど御
説明いたしましたとおり、当初予算を組んでおりますこの
減額以前の金額で算定いたしますので、今回の
給与引き下げが
退職金には
影響しないところであります。
○十二番(高
牟禮宏邦君) 今
退職金の
条例の中には直近の
給与を算定の基礎とするとなっていると思うのですが、それで聞いておるわけです。
○
市長(
村岡隆明君) 今回、本日提案させていただいております
条例の改正につきましては、
給与に関する特例の
条例でございますので、
退職金に関しましては、当初から
影響がないということでございます。
○十二番(高
牟禮宏邦君) それは間違いありませんか。
○
市長(
村岡隆明君) はい、間違いございません。
○十二番(高
牟禮宏邦君) それから、この件については、県内もほとんど出されていると思いますが、全国でもこれが山形県の南陽市では否決をされているんですね、
全会一致で。これは参考のために申し上げて意見は求めませんが、こういう事例も出ております。
私は、
職員の
皆さんに三百人体制でやられている、こういった
給与削減、及ぼす
影響というのを先ほどから聞いてまいりました。この
給与削減のですね、
一般質問調になるというまた指摘がありますので、その答弁は求めませんけれども、こういったことで本当にいいのかどうか、私は今回こういったものが
市長会でも
市長は三月
定例会で絶対反対するという言明をされている中で、今回実施されることについて非常に憤りを感じます。こういったことで
職員の
皆さんがやる気をなくすのではないかという心配をいたしております。
今回この不合理な国の
押しつけによる
減額、あってはならないことが今回これを認めたら、恒久的にまたこれがこういった手法でまた来るのではないかという心配も危惧もいたしております。本当にこういったことを私はこの
条例そのものをどうしても理解できないわけであります。
一般質問にならないように要点を聞いてまいりましたので、これで終わります。
○
議長(
蔵園晴美君) 次に、五番
池田孝一議員の発言を許します。
池田孝一議員。
○五番(
池田孝一君) それでは、質疑をさせていただきます。
議案第六十六号から七十二号について一括して関連ですので、質疑をさせていただきます。
まず、今
先輩議員のほうからいろいろございましたが、若干ダブりましたので、そこについては詳しく聞く部分もございますが、割愛させていただく部分もあるかと思います。
まず、一点目ですが、今回の措置について、
職員団体との協議は合意に至っているというふうに聞いておりますが、確認をいたします。合意に至っているんですか。
○
市長(
村岡隆明君) はい、合意に至って上程させていただいたところでございます。
○五番(
池田孝一君) これも若干ダブったんですが、三月の先ほどの
説明で、
全国市長会のアピール等々にそういった考え方をお示しされて、結局今回提案ということになったわけなんですが、不条理とも思える今回の国の要請ですけれども、この問題点も三月時点でも指摘したつもりでございますが、その上でああいう御答弁を
市長はされたということなんですが、それをしかしながら、今
市長が
説明されたように、
市民への生活への
影響等々とおっしゃいましたけれども、
職員団体との協議に入るに際し、改めてそこはどのように
説明をされたのか、いわば翻意されたわけで、その点についてどのように
説明をされたか、再度御
説明いただきたいと思います。
○
市長(
村岡隆明君) 組合の交渉の中でも、これまでも
一般質問等でもいただいていますような御質問をいただきましたので、非常に遺憾であるけれども、先ほど御答弁いたしましたような中身で決断せざるを得ないということで理解を求めたところであります。
○五番(
池田孝一君) 一月に
閣議決定されていて、三月時点で遺憾であることを表明され、そして、しかし今のような考えに
市長は至って、断腸の思いという言葉もございましたが、
職員団体との交渉を始めたということですが、ではいつの時点でそういう考え方に翻意されたのかということをお聞かせください。
○
市長(
村岡隆明君) 当然この一月の
閣議決定の中で、こういった動きがあるということは認識いたしておりました。
三月の
一般質問の時点では、この地方
交付税に与える
影響というのがまだ決まっておりませんでしたので、何とか徹底抗戦して、そういった
影響を及ぼさないようにということで、しかしこういった
市民サービスに与える
影響等が出て来れば考えなくてはいけないなというふうに思っておりましたが、三月時点ではそこがまだ明確に決まっておりませんでしたので、国に対しても、そういったことがないようにということも含めて
えびの市の議会のほうでも答弁をさせていただいたところであります。
○五番(
池田孝一君) そうしますと、少なくとも三月議会以降、
職員団体との交渉に入る前ということですが、大体いつごろなんですか、それは。どの時点だったのか、直前だったのか、三月議会終了後だったのか、そこら辺ちょっとお聞かせください。
○
市長(
村岡隆明君) 四月に入りまして、そういった
交付税に与える
影響がある法律が施行されまして、具体的な金額等が県のほうから内示がありましたのが四月十七日ということで、最終的には組合との交渉を始めたのは五月に入ってからということでございます。
○五番(
池田孝一君) わかりました。内示等を得て
影響額というのが明らかになったということで、今さっきおっしゃったような
影響を懸念されて決断され五月から入ったということですね。わかりました、この点はそこまでで結構でございます。
では、これもちょっとダブりましたが、先ほど今年度
退職者についての
影響をお尋ねされましたが、そのお答えの中で、
退職金については、
減額以前の額で算定することになっているということですけれども、その辺、これはいわゆる手当でございますから、
給与とは違うわけですけれども、現行の
条例の中で改正は必要ないということですか。
○
総務課長(
野間教昭君) 必要ないというふうに思っております。
○五番(
池田孝一君) わかりました。そうであれば、
影響はないということです。ただ、もう一つおっしゃいました。将来の年金については
影響があるんだということですが、この辺については、先ほどのこれも御答弁の中で組合に限らず、組合員でない方、あるいは管理職についても
説明をされたとおっしゃっていますが、ここではどのようにその点は
説明されましたか。
○
総務課長(
野間教昭君) 共済年金の関係でございますけれども、
説明につきましては、共済年金の額につきましては、組合員期間における各月の掛金の標準となった
給与の額に手当率を乗じた額及び掛金の標準となった期末手当などの額の合計額をその組合員期間の月数で除して得た平均
給与月額を基礎として計算されることとなっております。
今回の
減額措置により掛金の標準となる
給与の額が下がることになりますので、年金にも
影響することになりますけれども、本年度退職される方に限ったものではなく、全
職員に
影響を及ぼすものであるというふうに
説明をいたしております。
○五番(
池田孝一君) わかりました。いずれにしても
影響が全員、幾分年金については出てくるということは、ここで確認できたわけです。
さてそこでですが、今回の措置において国が
交付税措置について、先に
減額することとしている、いわゆる見込まれる額というのをその額及び今回の
条例改正及び予算の
補正による
減額、これについては先ほどトータルで
説明がございましたが、まず
交付税での
減額が見込まれる額というのをお示しください。
○
財政課長(
馬越脇浩君) 先ほど
市長が答弁されましたように、四月に入りまして総務省からこれはあくまで仮試算ということで、公表してもいいという数字が入ったわけですが、それでいきますと、まず前提で
影響額が二通りございまして、まず一つ目が全国の自治体、一律に同様の計算をするというのが一つ。二番目の方法が例えば
交付税の中に人件費が含まれている部分を
加重平均するやり方、この二つがございまして、まず最初のやり方、試算一と申し上げますが、この
影響額で申し上げますと、単純にはもう総額で掛けまして、
影響額七千五十九万四千円、これは単純に単位費を掛けます計算方法でございます。
それから、二番目の人件費をウエートを置いた
加重平均でやりまして、調整額を加算した方法でやる減少額ですが、これが七千二百九十四万三千円、今のところ総務省からいただいている仮試算とあくまで申し上げますけれども、現在の額ではこういった状況になっております。
○五番(
池田孝一君) そうしますと、
交付税措置により
減額を予定するのは約七千万円、今回の費用
減額は先ほど四千二百五十一万八千円と、
特別職を含んでなったということですが、ではもう一つの見返りの交付金、元気づくり交付金などですが、これで予定されている額は幾らなんですか。
○
財政課長(
馬越脇浩君) おっしゃいますように、これ以外に地域の元気づくり推進費という事業を
交付税の算定の中で算定するようなシステムになっておりまして、申しわけございませんけれども、交付金ではございませんで、この算定上算入するという額で申し上げます。
試算一のほうが三千二百八十三万七千円、試算二も同額でございます。ただ中身を少々詳しく御
説明いたしますと、これは三通りの計算方法がございまして、一律に全国市町村自治体のやり方でやる基礎部分、これが一つ。もう一つはラス割需要額部分、これは過去のラスを反映してその努力を加算するという部分でございます。もう一つが
職員数
削減割需要額、これも過去の
職員数
削減努力によります加算分と、この三パターンで先ほどの三千二百八十三万七千円となっております。
○五番(
池田孝一君) そうしますと、既に見込まれている
交付税の
減額額、国が見越して
減額している額ということが七千二百万円、そしてそのことで見返りとして、交付する予定の元気づくり推進費等々がトータルで三千二百万円ということになりますと、差し引き四千万円が
えびの市に入ってこないお金ということになりますね、まず間違いございませんね。
○
財政課長(
馬越脇浩君) 入ってこないと言いますか、基準財政需要額上、ここが
減額されます。
交付税制度と言いますのは、基準財政需要額から基準財政収入額を差し引きまして不足する額が交付されます。ですから、基準財政収入額がまだわかっておりませんので、あくまで算定上の
影響額というふうに理解していただきたいと思います。
○五番(
池田孝一君) だから、先ほどの質疑の中でもありましたが、確実に見込まれるこの金額というのは、
市長がおっしゃったように、消費やいろんなものに回らなくなる。そればかりか、
職員の
生活設計等々生活に
影響を与えるということになるだろうというふうになりますし、この点で申し上げますと、最後にお尋ねしますが、こうした金額が、しかし三千二百万円というお金が見返りとして入ってくるわけですけれども、このお金に対して、
市民に対してどのように
説明をされますか。
○
市長(
村岡隆明君) 具体的にどういった形で
市民にこのことをPRするか、まだ具体的には決めておりませんけれども、先ほど議員のほうからも御指摘がありましたとおり、地域の元気づくり推進費、これは県内の中でも
職員数
削減率は、県内でも三番目に高い数字ということで、非常に評価をしていただいている部分でございますので、逆にこれまでの努力がここに反映されている金額だということでございますので、そういった部分もしっかり
市民の
皆さんにも伝えていきたいというふうに考えております。
○五番(
池田孝一君) そうした犠牲の上に立っている交付金だということをよもや忘れずに、きちっと
説明していただくように、これはもう答弁は要りません。
では、最後の質問をさせていただきます。今回、一般職のみならず、
市長と
特別職についても同様の考え方から措置が
条例の制定をされております。既に
市長等におきましては、
給与等は三〇%カットされているわけなんですけれども、加えて今回の五%の
減額を決められた経緯及び理由をお示しください。
○
市長(
村岡隆明君) 三〇%カットにつきましては、自分の政治家としての政策的な部分がございまして、公約でもございましたので
削減をさせていただいておりますが、今回は
職員にとっても非常に計算しづらい、納得できない部分での
削減ということもありまして、
特別職も同様に
削減することで、
職員と気持ちを一緒にしたいということで提案をさせていただいたところであります。
○
議長(
蔵園晴美君) 次に、九番
西原政文議員の発言を許します。
西原政文議員。
○九番(西原政文君) 教えていただきたいことたくさんあったんですが、高牟禮議員、また池田議員の質疑で随分明らかになったなというふうに思います。
そこで、もうダブるところはお聞きしませんので、今回
提案理由説明書やまたこの
条例を出されるに当たっての
市長の思いなどを幾つかお尋ねをした上で、どのようにするものか判断したいと思いますので、ちょっとお聞かせいただきたいと思います。
今回政府は
地方公務員の
減額要請をして、それを今回
市長はこれを
えびの市でもこの
条例案と、また予算を出されたわけなんですが、本来
条例により自主的に決定されるべき
給与について、要請を行い、これはやはりあってはならないことだというふうに思うんですけれども、国と地方の協議の場は一度しか開催されなかったという報道がされていました。
それと地方側と協議が尽くされないままで、このような措置を国が決定し、これまでなかったことですね、今回のこのことというのは。これについて抗議の共同声明を全国の自治体やまた
市長会などが出されたわけですが、この国の措置について、地方自治の立場から、これは
市長も述べられたと言いますが、
市長自身のお考えをお聞かせいただきたい。
○
市長(
村岡隆明君) これまでもずっと答弁いたしておりますように、この決議に書いてある部分に関しましても、全て同感でございまして、大変遺憾に思っておりますし、二度とこういうことがないようにということで、国に対しても声を大きくしていきたいと思っております。
また、これまでの
一般質問の答弁でもいたしましたけれども、衆参両院の総務委員会における審議の中でも
地方公務員給与は各
地方公共団体が
地方公務員法の規定に基づきみずからが決定するものであることを基本として対処することという中身が入った決議をしていただいておりますので、そのことを引き続き守っていただくように今後とも注視していきたいというふうに考えております。
○九番(西原政文君) そうですね。地方
交付税というのは、
えびの市の本当に重要な固有の財源なんですが、今回のこの
交付税法改正によって今回しているんですけれども、国はこの
削減措置の取り組み状況などを調査したり公表することによって地方自治体には本当に圧力だと言われているし、また現実にそうだと思うんですが、こういう強権的なというか強圧的な態度、本当に何でも政府の意向に自治体を従わせようという態度だと思うんですが、こういった国の態度に対して、
市長はどのように今考えておられるのかお聞かせください。
○
市長(
村岡隆明君) これまでも答弁いたしておりますように、非常に遺憾に思っているとこであります。
○九番(西原政文君) もう一点だけお尋ねしたいと思うんですが、今回のこの公務員
給与減額措置によって捻出した財源、国は八千五百億円になるというんですね。国が決めたのをまた地方にそのまま
押しつけるわけなんですけれども、
国家公務員が減るんだから地方も減らせ。ところが国が捻出した財源というのは、報道などを見てみますと、八千五百億円ある。そしてこれは日本の防災や震災事業に積極的に取り組み、地域の経済の活性化といった課題に迅速かつ的確に対応するというふうに報道されていました。
ところが、こういった事業というのは、全てが地方債なども含めて起債でやっているのにこういうのをやる、いわゆる本当に政策を国の政党の政策、そのままを
押しつけるものであって、やはり私は許されないと思っていたものですから、今回のこの
地方交付税法を改正したことについての、やはり矛盾があるんですね。震災などでこれを費用に充てると言いながら、しかし実際にはこの額は起債で充てると、このことに
市長は国に対しての怒りをお持ちなのか、そして今後
えびの市として今回のこれについて
市長としてどう思われておられるものかお聞きして私の質疑を終わりたいと思いますが、
市長の見解を求めます。
○
市長(
村岡隆明君) これまでも答弁いたしましたとおり、そこで確保された財源の使い道云々に関しましてというよりも、やはりこれまであったように地方自治の本旨を揺るがすような国の一方的な政策ということに関しまして、非常に憤りを感じておりますし、二度とこういうことがないようにということで、
全国市長会ともども歩調を合わせてきちんとチェックしていきたいというふうに考えております。
○九番(西原政文君) 最後に、一つ
市長の見解を求めたいと思いますが、公務員の
給与改定というのは、労働基本権に対する制約の代償として人事院勧告を用いられ、地方自治体では人事院勧告によるケースがこれに基づいてやってきたんですが、このように地方
交付税カットの兵糧攻めと言っても過言でないような
地方公務員給与の
削減が許されるならば、スト権のない公務員の労働基本権の関係で、重要なやはり変化を、
影響を与えると思うんですね。これについて、
市長はどのように思われるのかお聞かせいただきたいと思います。
○
市長(
村岡隆明君) これまでも人事院勧告を基本とした労使交渉をずっと続けてきまして、その間でも私は非常に信頼関係をきちんと築いてこれたというふうに思っておりますが、今回の国の一方的なこういった政策の中で、そういったことに水を差されたような部分もありまして、今後ともしっかり信頼関係を築いていきたいと。人事院勧告を基本に信頼をまたつくり上げていきたいというふうに考えております。
○九番(西原政文君) 最後に、最後にと言いながら、先ほど高牟禮議員からもあったんですが、これを拒否した自治体、これが全国で百六十ぐらいあるといいますね。議会で否決をした自治体、先ほど山形だと言われたんですが、埼玉でも和光市だったですか、これを否決をした自治体もあるんですが、
市長はこの
削減要請を拒否しようとお思いにはならなかったものか。拒否する気はないものか、十分検討されたものかお聞かせください。
○
市長(
村岡隆明君) 確かに今回のことについては遺憾に思っておりますが、先ほど来答弁いたしておりますように、
市民へのサービス提供のことを考えますと、断腸の思いで決断をしなければいけないということで国の要請を受ける形になりましたけれども、提案をさせていただいたところでございます。
○
議長(
蔵園晴美君) しばらく休憩いたします。
休憩 午前十一時 三分
開議 午前十一時 十五分
○
議長(
蔵園晴美君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
次に、三番北園一正議員の発言を許します。北園一正議員。
○三番(北園一正君) それでは、質疑をさせていただきたいと思います。
今お三方の質疑の中でほとんど主要な部分については質疑をされ、そしてまた
説明をされましたので、若干数字的なことについてお伺いをしたいと思いますが、まず、勉強のためですけれども、
議案第六十六号の
提案理由の
説明の中に、中ほどに
平成二十五年七月から
給与引き下げを前提とした
地方交付税法及び
特別会計に関する法律の一部を改正する法律ということでございますが、これについて改正部分について、主要な部分について朗読をして
説明してくださいませんか。
○
総務課長(
野間教昭君) 資料といたしましては、
地方交付税法及び
特別会計に関する法律の一部を改正する法律の概要というのが通知が来ているところでございます。
まず、
一般財源総額の確保と地方
交付税の算定内容の改正等ということで、一つが地方
交付税等の
一般財源総額について、
平成二十四年度と同水準を確保する。それと
地方公務員給与費の
臨時特例として
平成二十五年七月から
国家公務員と同様の
給与削減を実施することを前提に単位費用の額を改正、それと緊急課題である地域の活性化に係る取り組みに要する経費を特別に算定するため、地域元気づくり推進費三千億円を創設ということで、その他算定内容の改正等も来ているところでございます。
それと震災復興特別
交付税の確保ということで、東日本大震災復旧復興事業の地方負担分、地方税の減収分等を
減額措置するため震災復興特別
交付税を六千五十三億円を確保ということで、施行日が二十五年四月一日で来ているところでございます。
○三番(北園一正君) 先ほどの質疑の中でも出ました
職員給与の
削減と、それに若干の見返りということで、元気づくり推進事業費が創設されたという解釈でよろしいかと思います。よろしいですかね、それで。
○
総務課長(
野間教昭君) はい、そのとおりでございます。
○三番(北園一正君) それでは、先ほども出ましたけれども、特例
条例の中で、第二条の二級以下が一〇〇分の二・二六、三級から六級が一〇〇分の五・二六という形でそれぞれ金額は示されたんですが、これに該当する
職員の人数を教えてくださいませんか。
○
総務課長(
野間教昭君) 級別で申し上げます。
一級十六名、二級二十八名、三級七十四名、四級百十四名、五級四十五名、六級十七名、プラス
特別職三名でございます。
○三番(北園一正君) 関連する期末手当の
影響でございますが、期末手当のパーセンテイジとの
削減というのはないわけですね、期末手当については。確認です。
○
総務課長(
野間教昭君) 期末勤勉手当については、実施をしないということです。
○三番(北園一正君) それについては、この
給与がありますから、若干は落ちるということになると思いますけれども、続きまして、
条例の中で、
市長のところについての確認です、これについては。
特別職の特例の期間が二十五年七月一日から二十五年十月十一日ということでございますが、これは
市長の任期に関連してのことか、お願いします。
○
市長(
村岡隆明君) はい、考え方としては、
職員と同様来年三月までというふうに考えておりますが、自分の任期がことしの十月十一日で任期満了になりますので、今回提案いたします自分の期間としては任期中を提案させていただきたいというふうに考えております。
○三番(北園一正君) ちょっともう一回確認ですけれども、この
条例の中の第二条の頭、一般職の
職員の
給与に関する
条例の特例ということがございますが、これについては四条と五条、副
市長と
教育長の
給与の
削減がございますが、これに基づきましてそれにちょっとパーセントは覚えていないんですけれども、副
市長の
給与のカット、
市長の三〇%に準ずる
給与のカット、そして
教育長のそれに準ずるカットがあると思いますが、今回提案されています一〇〇分の五をした場合の五の七月から三月三十一日までのそれぞれの
給与額を教えてください。
○
総務課長(
野間教昭君)
給与額は、副
市長が五十万一百七十五円、
教育長、四十五万二千三百九十円。
○三番(北園一正君) ちょっと関連ですけれども、第五条の
教育長の給料が四十五万二千三百九十円ですか、これについては、
職員給与等の逆転というのはないですかね。
○
総務課長(
野間教昭君) 逆転はないです。
○三番(北園一正君) 今回は、
給与に関することですので、いろいろ各会計、一般会計、それから国保会計、後期高齢者医療者会計、介護保険
特別会計、水道
事業会計、病院
事業会計が関連として提出されておるんですが、いろいろ資料を見てみますと、当初予算と比較して今回の
削減と、それから
人事異動によるものとほとんど書いてあるんですよ。一番親切なのが病院事業でしょうかね。病院事業については、執行見込額が一億七千三十七万三千九百四十五円で、現計が一億八千二百四十八万七千円ということで、一千二百一十三万三千五十五円と書いてあるんですけれども、ほかのほとんど事業については、全く三角が幾ら、三角が幾らということで、私ども当初予算と比較してすればできると思いますが、関連がありますのでお伺いしたいと思いますが、それぞれ関連する
特別会計を含む
議案の中のこの改正後の人員、該当する人員と、そして
給与の総額は幾らになるか、会計ごとに
説明してくださいませんか。
一般会計、それから国保会計、後期高齢者医療、介護保険会計、水道事業、特に水道事業なんかはいろんな事業費名が書いてあって、なかなか人件費は幾らかかるのか把握できないというような状況にありますので、それから病院事業ですね。今回提案されたものについて、改正後に
給与の総額、そして対象人員は幾らかということを
説明してください。
○
総務課長(
野間教昭君) それでは、一般会計から申し上げます。
減額対象
職員数二百二十七名、
給与の
減額措置、あるいはまた今回の
人事異動等で組みかえ分等もありますけれども、金額が三千四百七十一万六千円、一般会計です、
減額。
国民健康保険会計が十人、五百四十六万二千円
減額です。介護保険十一名、
減額の三百六十五万一千円、後期が二名、七十七万円の
減額です。水道が九名、
減額の二百三十三万九千円、病院が三十六名、
減額の一千二百一十一万三千円、なお病院の医師については、今回
減額措置は行っておりません。
○三番(北園一正君) 私は、なぜこれは
減額の総数で、これは内訳だと思いますけれども、せっかくこの予算を提案されたわけですから、全体的なそれぞれの会計の人件費を知りたかったわけですよ。ですから、今
減額を
説明されましたけれども、この会計ごとの
給与費について、後日でもよろしいですから、示していただけますか、どうでしょうか。
○
総務課長(
野間教昭君) 資料で御提示をいたします。
○
議長(
蔵園晴美君) ほかに質疑の通告はありません。
以上で質疑を終結いたします。
報告第五号
専決処分した
損害賠償の額の決定については、以上をもって終結いたします。
お諮りいたします。ただいま議題となっております
議案第六十六号、
議案第六十七号、
議案第六十八号、
議案第六十九号、
議案第七十号、
議案第七十一号及び
議案第七十二号につきましては、
会議規則第三十六条第三項の規定により、委員会への付託を省略したいと思います。
これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○
議長(
蔵園晴美君) 御異議なしと認めます。
よって、本案は委員会への付託を省略することに決しました。
これより討論に入ります。討論はありませんか。
討論通告のため、そのまま休憩いたします。
休憩 午前十一時三十二分
開議 午前十一時三十三分
○
議長(
蔵園晴美君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
討論の通告がありますので発言を許します。まず、
議案第六十六号、
議案第六十七号、
議案第六十八号、
議案第六十九号、
議案第七十号、
議案第七十一号、
議案第七十二号に対し反対、九番
西原政文議員の発言を許します。
西原政文議員。
○九番(西原政文君) 私は、本六月臨時議会に提案されました
議案、六十六号から七十二号まで、反対の討論を行いたいと思います。
この
議案は、全てが関連しておりますので一括して討論を行いたいと思います。
えびの市
職員の
給与の
臨時特例に関する
条例、これは一括で反対であります。今回の
えびの市
職員などの給料及び手当
削減のための
条例改正は、国による
地方公務員の
給与削減の一方的な
押しつけを容認し、地方自治への不当な介入を結果的に許すことになり、小さな自治体の消費や景気動向まで
影響するものと最初に指摘をしておきたいと思います。
今回のように国が地方自治体の財源である地方
交付税を
削減して地方自治体を強制的に国の政策に従わせようとするやり方は許されず、今回の国の措置は地方自治体に対し、国によるさらなる関与を強め、地方分権の時代と言われながら、地方分権を遠ざけ、地方自治そのものを変質させるものです。このことは地方六団体も指摘しています。
市民生活と市政に責任を持つ
えびの市議会として、地方自治を守るためにも、国の要請に従い提案されたこの
条例案に反対しようではありませんか。
えびの市の蔵園
議長が評議員でありました全国市議会
議長会ですが、この地方六団体のメンバーとして総務大臣が出した
地方公務員の
給与削減要請に対し、そもそも
地方公務員の
給与は公平中立な知見を踏まえつつ、議会や住民の意思に基づき、地方が自主的に決定すべきものであり、国が
地方公務員の
給与を
削減するということは地方自治の根幹にかかわる問題である。ましてや地方
交付税を国の政策目的を達成するための手段として用いることは、地方の固有財源という性格を否定するものであり、断じて行うべきものではないと声明を出しています。
私は、今回の問題は、この声明に尽きると思います。仮に今回
えびの市議会が
条例案を賛成多数で成立させたならば、この市議会
議長会の共同声明にも反する行為となります。評議員として運営に携られ表彰を受けられた蔵園
議長に対しても、今回の地方自治の否定につながるこの
条例案に賛成するわけにはいかないではないですか。
今回
地方公務員の
給与引き下げについて、国は防災、減災事業への積極的な取り組みと地域の元気づくり事業の財源の確保と言いますが、調べてみますと二〇一三年度の国家予算では防災、減災事業として計上された全国防災事業、緊急防止、減災事業費は地方債一〇〇%の起債事業となっています。つまり二〇一三年度では今回の
給与削減措置は財源的に関係ありません。結局は、
地方公務員給与削減そのものが目的であり、昨年の総選挙で自民党が掲げた公務員
給与の
削減という公約実現の達成のためにほかなりません。
今回
条例を提案するに当たって、村岡
市長は国から要請があり、このままでは
市民サービスに
影響が生じるおそれがあるとして、
職員の
給与削減措置を提案と言われました。ことしの地方
交付税額は七月から八月にかけて決定されるといいます。削
減額が明確になった段階で、その額に合わせて、みんなで協力し合って、さまざまの知恵を出し合い、市
職員の
給与削減を回避をすべきです。
今回国は長引く景気の低迷を受け、一層の地域経済の活性を図ることが喫緊の課題であり、そのために
地方公務員の
給与の
減額を行い、その財源の一部を地域の元気づくり事業に配分しようとしています。しかしこの事業を成功させるには、
地方公務員が元気でなければうまく進みません。人員をこれまで三百人体制と言いながら減らしてきた上、その上給料も減らされては、元気が出るはずがないではありませんか。しかもあらゆる分野で住民の生活を支えている
地方公務員です。
地方公務員の生計費がこんな乱暴なやり方で削るのは間違いだと考えます。
総務省の都道府県及び指定都市における
給与削減措置の取り組み状況でも、東京や愛知県、仙台市など百六十余りの自治体がこれを拒否しました。そして態度を保留しているところもあると言います。新聞報道では要請を受託した自治体では要請に応じなかった場合、国からの報復措置を受けるのではないかと警戒していることも報じられております。こんなことは絶対に許せません。このような状況の中で、埼玉県和光市、また山形県などでも市
職員給与を
削減する
条例案は否決をされた自治体もあります。
我が
えびの市議会においても、地方自治を守る立場に立ち切ることが議会として果たすべき役割ではないでしょうか。
地方公務員の
給与の
減額によって市内の消費
影響、景気を一層悪くすることを考えれば、
条例改正は認められません。地方自治と地方分権を守るという一点のみに絞って議員各位にこの
条例否決についての賛同を求めたいと思います。
以上で討論を終わります。
○
議長(
蔵園晴美君) ほかに討論の通告はありません。
以上で討論を終結いたします。
これより、
議案第六十六
号えびの市
職員の
給与の
臨時特例に関する
条例の制定についてから
議案第七十二
号平成二十五年度
えびの市
病院事業会計予算の
補正(第一号)についてまでを採決いたします。
この採決は起立によって行います。
まず、
議案第六十六
号えびの市
職員の
給与の
臨時特例に関する
条例の制定についてを採決いたします。
本案を原案のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
○
議長(
蔵園晴美君) 起立多数であります。よって、本案は原案のとおり可決することに決しました。
次に、
議案第六十七
号平成二十五年度
えびの市
一般会計予算の
補正(第五号)についてを採決いたします。
本案を原案のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
○
議長(
蔵園晴美君) 起立多数であります。よって、本案は原案のとおり可決することに決しました。
次に、
議案第六十八
号平成二十五年度
えびの市
国民健康保険特別会計予算の
補正(第二号)についてを採決いたします。
本案を原案のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
○
議長(
蔵園晴美君) 起立多数であります。よって、本案は原案のとおり可決することに決しました。
次に、
議案第六十九
号平成二十五年度
えびの市
後期高齢者医療特別会計予算の
補正(第一号)についてを採決いたします。
本案を原案のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
○
議長(
蔵園晴美君) 起立多数であります。よって、本案は原案のとおり可決することに決しました。
次に、
議案第七十
号平成二十五年度
えびの市
介護保険特別会計予算の
補正(第二号)についてを採決いたします。
本案を原案のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
○
議長(
蔵園晴美君) 起立多数であります。よって、本案は原案のとおり可決することに決しました。
次に、
議案第七十一
号平成二十五年度
えびの市
水道事業会計予算の
補正(第三号)についてを採決いたします。
本案を原案のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
○
議長(
蔵園晴美君) 起立多数であります。よって、本案は原案のとおり可決することに決しました。
次に、
議案第七十二
号平成二十五年度
えびの市
病院事業会計予算の
補正(第一号)についてを採決いたします。
本案を原案のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
○
議長(
蔵園晴美君) 起立多数であります。よって、本案は原案のとおり可決することに決しました。
お諮りいたします。
今期臨時会において議決されました議決案件等の字句、数字、その他整理を要するものにつきましては、
会議規則第四十一条の規定によりその整理を
議長に委任されたいと思います。これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○
議長(
蔵園晴美君) 御異議なしと認めます。よって、議決案件等の字句、数字、その他の整理は
議長に委任することに決定いたしました。
以上で、
今期臨時会に付議された案件は全て議了いたしました。
これにて、
平成二十五年六月
えびの市議会臨時会を閉会いたします。
閉会 午前十一時四十四分...