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平成14年第1回定例会(第3号 3月12日)

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  1. 串間市議会 2002-03-12
    平成14年第1回定例会(第3号 3月12日)


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    平成14年第1回定例会(第3号 3月12日)                    平成14年3月12日(火曜日)午前10時開議 第 1  市政総体に対する一般質問 〇本日の会議に付した事件  1.政総体に対する一般質問 〇出席議員(20名)      1番  津 曲 保 夫 君       2番  竹 下 主 之 君      3番  門 田 国 光 君       5香  坂 口 正二郎 君      6番  福 添 忠 義 君       7番  岩 下 幸 良 君      8番  渡 辺 郁 郎 君       9番  児 玉 征 威 君     10番  時 任 義 一 君      11番  内 田 浩 幹 君     12番  黒 水 憲一郎 君      13番  土 持 厚 一 君     14番  武 田 政 英 君      15番  木 代 幸 一 君     16番  田 上 俊 光 君      17番  谷 口 安 美 君     18番  末 海 重 俊 君      19番  津 曲 善 義 君     21番  森   光 昭 君      22番  深 江   明 君
    〇欠席議員(0名)   な し 〇説明のため出席した者の職氏名  市   長     野 辺 修 光 君   助   役       佐 野 芳 弘 君  収 入 役     野 辺 忠 徳 君   教 育 長       岩 下 斌 彦 君  監査委員      江 藤   強 君   消 防 長       川 崎 善 昭 君  企画課長      今 村 勝 哉 君   総合調整室長      岡 田 弘 一 君  総務課長      武 田 憲 昭 君   財政課長        深 江 耕 次 君  契約課長      坂 中 喜 博 君   税務課長        森   茂 徳 君  市民課長      鳴 海 正 文 君   健康管理課長      渕   敏 郎 君  生活環境課長    立 本 伊佐男 君   農政企画課長      永 友 安 行 君  農林水産課長    久保野 俊 郎 君   農地整備課長      黒 木 親 男 君  商工観光課長    山 口 孝 博 君   土木課長        深 江 健 輔 君  都市計画課長    川 崎 長 規 君   福祉事務所長      右 松 康 廣 君  市立病院事務長   山 内   学 君   大束支所長       山 口 文 男 君  本城支所長     門 川 喜 次 君   都井支所長       黒 原 邦 治 君  市木支所長     和 田 幸 満 君   会計課長        小 笠 峰 夫 君  水道課長      本 田 嗣 夫 君   学校教育課長      田 中 卓 良 君  生涯教育課長    山 下 泰 文 君   監査委員事務局長    山 田 隆 夫 君  農業委員会事務局長 中 島 益 男 君   選挙管理委員会事務局長 野 村 勇 一 君 〇議会事務局職員出席者  局長        古 瀬   健 君   議事係長        前 田 宜 良 君  調査係長      水 頭 俊 彦 君   庶務係長        岩 下 勇 次 君  書記        長 友 和 裕 君   書記          森   慶 子 君  (午前10時 1分開議) ○議長(深江 明君)  これより本日の会議を開きます。  ただいまの出席議員は20名であります。  本日の会議は、お手元に配付してあります議事日程第3号によって行うことにいたし  ます。  直ちに日程に入ります。 ──────────────────────────────────────── ◎日程第1 市政総体に対する一般質問 ○議長(深江 明君)  日程第1、きのうに引き続き一般質問を行います。  それでは、15番木代幸一議員の発言を許します。 ○15番(木代幸一君)  (登壇)おはようございます。事前に通告をいたしておりましたので、通告に従い質問をいたします。  初めに、市長の政治姿勢についてであります。  まず、連座制裁判についてお伺いをいたします。  野辺市長に1月の25日、福岡高裁宮崎支部より連座制適用の当選無効の判決が下されましたが、2月4日、憲法違反や判決理由の食い違いなどを理由に、上告状の提出方法で最高裁に上告されましたが、これまで75件の連座制裁判は100%適用されてきております。裁判では、勝訴する可能性は極めて低いと言われております。対外的にもこのような姿は正常とは思えず、理想とはほど遠いものであります。これ以上市政、市民の混乱を避けるためにも、英断をもってみずから市長職を辞任される考えはないかお尋ねをいたします。  平成6年公選法改正後、全国の連座訴訟のうち地方自治体の首長は17件目で、当選者は初めてで大変不名誉なことであります。野辺市長、あなたは福岡高裁の100日裁判では十分な審理が行われず、憲法13条にある個人の尊重がなされなかった、最高裁で最終的な判断を仰ぎたいなど、あなたの関係者は、真相が解明されれば無実が証明されると期待をつないでおられるようでありますが、その真相とは寝返り行為のことであるのか伺います。  3点目に、野辺市長、あなたは言うまでもなく、串間市の地方自治体の首長であります。串間市の顔でもあります。第13代の市長として1年と4カ月の月日が経過いたしましたが、市長として責務をどう考え、どうあるべきか真っ白な心境でお聞かせいただきたい。  次に、当初予算についてお伺いをいたします。  今議会で通常の当初予算を提案されておりますが、私は一貫して骨格予算にするべきであると考えております。当選無効の判決を受けて、4月か5月に最高裁の判決が出るであろうと言われている裁判で争っている市長が、通年型の当初予算を提案することは問題であります。骨格予算にして状況を見るべきではないでしょうか。市長の真意を伺いたい。  3月6日の宮崎日日新聞の「岬太郎」の欄では、「連座制問題に絡め骨格予算にすべきという議論もー部ではあるが、記者はそう思わない」とありましたが、異論はそれぞれあると思います。私は、当初予算の意義は、予算の金額という数字で表現された串間市の政治ないし行政の大事なプログラムと思っております。政治、行政は市民の生活の向上、地域の振興、医療、福祉、教育など市民生活を守り、本来なら夢と希望に満ちた1年間のスタートであるはずであります。あわせて、時の市長のビジョンでもあるわけであります。フライングは許されないわけであります。しかしながら、現実の野辺市長の立場が立場であります。骨格予算とし、勝訴されれば正々堂々と肉づけをされ、敗訴されれば次の世代の市長に刷新していただく、このような気持ちで取り組む覚悟で望まれるべきであろうと考えるが、なぜ骨格予算で組まなかったのか、市長の所見を伺いたい。  次に、公共事業入札についてお伺いをいたします。  特に今回は、中央浄化センター建設にかかわる入札経緯についてお尋ねをいたします。  まず初めに、この一件に関しましては、公正取引委員会が東京都多摩地区の公共工事入札をめぐり、今回の戸田建設などゼネコン34社による談合行為があったと認定し、課徴金を昨年の2月14日に命じたわけであります。そういった一件があったにもかかわらず、工事請負契約の締結を図られたのであります。私はそのことに大きな疑義を感じているところであり、その後も新聞報道で昨年の12月の23日、三井物産を経由して3億円の不明金が発覚、政界への口ききと思われるとの報道でありました。このことは現在、戸田建設と三井物産と訴訟が続いております。また、ことしの2月の6日にマスコミに出ましたように、茨城県の下妻市発注の図書館建設工事の予定価格を業際研を通じて戸田建設に漏らし、成功報酬として1,600万円を業際研に支払っており、その後、下妻市長ら6人が逮捕されております。  一連の落札価格の経緯を調査してみると、予定価格の差が2%から3%となっており僅差であります。中央浄化センターにおいても、その差2.2%と極めて競争原理が働いておらず、関係者の間では入札前から戸田建設がうわさに上がっており、非常に疑義を感じます。まずお尋ねいたしますが、今回の入札に関し、外部からの圧力と関与はなかったのかお尋ねをいたします。  また、指名審査委員会で審査された内容を明らかに公表していただきたい。  3点目に、関係事件等の情報を受けて、市当局は戸田建設に、きのうの答弁では行政処分を行ったとの説明でありましたが、今さらという気がします。このことはもっと事前に調査すべきではなかったのか、調査を慎重にされたのか、また、なぜ企業側に有利なように急がれたのか、その理由を、指名審査委員会の委員長の答弁を求めるものでございます。  次に、市立病院点滴取り違え事故についてお伺いをいたします。  昨日同僚議員より内容については質問がありましたので、内容については若干割愛をいたしますが、今回の医療ミスは、本市の中核的医療機関である市立病院の信頼を失墜させ、あたかも時も同じくして、事情聴取中に野辺市長は知人とゴルフに出かけていたとのことであります。認識の甘さと責任の重さ、危機管理体制の不備を市民から指摘されても仕方のないことであります。一連の問題を真摯に受けとめられ、市民に信頼される医療機関として全力で傾注していただきたいと要望をいたしますと同時に、管理体制はどう改善していくのかお伺いをいたします。  それでは市長に伺いますが、このことは3月4日の本会議において、病院側の問題については陳謝をされましたが、御自分のミス、つまり新聞で報道されたゴルフ問題については陳謝をなされませんでしたが、これはなぜでしょうか。素直なお気持ちで開設者として責任をあらわすべきではないでしょうか。  雪印の牛肉偽装事件、豚肉の件、さらに今回の全農チキンフーズの鶏の国内産偽装事件に見られるように、結果的には社員のミス、失態は社長の責任として受け取るわけであります。何も市長に責任をとりなさいとは言いませんが、せめて議会の本会議内で、御自分のことも含めて素直に陳謝すべきではなかったでしょうか。市民も注目しております。お答えいただきたいと思います。  また、連絡体制として、事故直後、病院側は緊急連絡をだれとだれにとったのかお伺いをいたします。  次に、ごみ問題についてお伺いをいたします。  ごみ問題はさまざまなところで話題となり、解決策に向けて各地域、全市内で悩みの種となっております。以前のごみ収集と方法が変わり、ごみステーション化も大方通常化してまいりました。問題は可燃物でなく、不燃物の問題であります。分別されていない不燃物が収集されないまま、ごみステーションに山積みの状態で放置されています。各地区の区長さんも大変お困りのようです。見た目にも、また衛生面でも問題があるのではないかと思いますが、当局はどう対応していくのかお伺いをいたします。  また、ごみ分別収集等、指導員の方と現地で指導したときは整理がなされるが、そうでないときは分別収集がされないところも多いと聞きます。このことから、抜本的な対策なり、方針を打ち出すべきではないかと考えますが、いかがお考えかお伺いをいたします。  次に、西部区画整理事業とその調査についてお伺いをいたします。  さきの議会において、西部区画整理事業に伴う調査費を計上され調査に入られておりますが、その進捗状況と調査内容についてどうなっているのかお伺いをいたします。  昨日は平成16年度から取り組むと発言をされておりましたが、財源計画など国県の道路公管金等の事務需要など膨大と思うが、担当課もその目標で取り組む自信があると受け取っていいのか伺います。  次に、天神川の河川改修計画と進捗状況についてお伺いをいたします。  一昨年の6月の集中豪雨により、泉町地区が天神川のオーバーフローにより、近年にない水害に見舞われたことは記憶に新しいことと思います。担当課長によると、国県と連携を図りながら進めているとのことでありますが、計画は県とどこまで詰めているのか、その進捗状況をお伺いをいたします。  また、このことは、何といっても地域の理解と協力が必要不可欠であるわけであります。関係地域協力体制はどうなっているのかお伺いをいたします。  3点目に、天神川の改修計画の範囲はどこからどこまでの区域を計画しているのかお尋ねをいたします。  次に、商工業の活性化についてお伺いいたします。  日本経済の現状は現在、私が言うまでもなく、景気は悪化を続けている現状にあり、企業倒産、リストラ、高失業率、販売不振、BSE、いわゆる狂牛病の影響、デフレ現象による利益減少など、景気も回復の兆しが見えないところであります。県内においてはシーガイアが破綻して1年を迎え、新たに外国資本で経営再建の道を歩み始めたばかりであります。地元では、串間サティ、寿屋、くらし館など、閉店を余儀なくされております。民事再生法の手続をとり、業界大手の支援や営業を譲渡する意向で動いていると昨日も聞きましたが、串間の商店街、商工業者においては、経営環境は厳しさを既に通り過ぎ、あきらめとも思える沈滞ムードがあります。こうした現状を、行政として活性化に向けた具体的な新たな方策の考えはあるのかお伺いをいたします。  また、串間サティの営業再開のめどはどうなのか、その内容と動向をつかんでいるのであればお知らせいただきたい。  サティ内には地元の商店が5店ほど入店されており、心配はいかばかりかと察しております。こうしたテナント業者への支援策も含め対応する考えはないかお伺いをいたします。  次に、泉町・仲町商店街を中心とした中央商店街中央商店街泉町駐車場内に廃車された車両が7台から8台放置され、買い物をされる利用者にとっても大変迷惑をかけている現況にあります。行政として調査しているのか、承知しておればその対策は考えているのかお伺いをいたします。  次に、市職員のボランティア参画についてお尋ねをいたします。  串間では年間を通じてさまざまなイベントが行われておりますが、大きなイベントも人口減に伴い、ギャラリーもスタッフも減少いたしております。大きな原因は、高齢化、少子化、人口流出などさまざまな要因がありますが、串間の活力が心配されるところでございます。今日の社会では、今やボランティアの時代と言われております。市職員の皆さんも、いろいろな分野で活躍をされているとは思いますが、市民の目からはそのように理解はされておりません。私は常々、市職員の皆さんが休日に行われるイベントあるいは奉仕活動などに、市民と一緒になって力を発揮していただく、一緒に汗を流していただくことが、結果的には理解も得られ、行政運営もよりスムーズに理解が得られるのではないかと思っております。もちろん強制するものではありませんが、既に先進国ではボランティア活動の社会は確立されております。市職員400名の皆さんが1年に1回でも串間の活性化のために御尽力をいただければ、市民も、また主催者も力強く温かい感情が芽生えるのではないでしょうか。市職員の皆さんの積極的なボランティア参画制度を取り組む考えはないかお尋ねをいたしまして、壇上からの質問を終わります。(降壇) ○市長(野辺修光君)  (登壇)15番議員にお答えしていきたいと思います。  まず、連座制裁判についてでありますが、辞職の考えはないかということであったかと思います。私は、今回の裁判は100日裁判のため、証人尋問も却下されるなど十分な審理がなされなかったと思っており、憲法31条並びに15条1を参考に抵触するという判断のもとで上告したものであります。私はこの行方を見守っていき、さらには、 再三申し上げておりますように、私は全く関与しておりません。また、一番大事な時期でもありますし、市政の混乱を招かないためにも辞職は考えていないところであります。  次に、上告の真相についてでありますが、選挙違反をしないよう相当な注意を払ってきたし、さらには、寝返り行為の証言についても十分な審理がなされなかったと思っております。責務をどう考えているのかということであったかと思いますが、さきにも答弁したように、無の境地になって考えたからこそ多数の支持者のために今、私がとれる責務を十分果たしていきたいと考えているところであります。  次に、通年型の予算は問題であり、市長の真意についてでありますが、私は市民の大多数から信託を受け、市民の負託にこたえていかなきゃならない責務がございます。したがいまして、行政の最高責任者として、串間市市政発展のため最大限の努力を傾注しているところであり、今後もその気持ちで対処してまいる所存であります。また、申し上げましたように、この時期、市政の混乱を招かないためにも通常予算を組んだところであります。  次に、ゴルフの件でありますが、議会冒頭での陳謝がなかったのはなぜかということであったかと思います。市民の代表者である全員協議会の中で陳謝申し上げたところであります。  以下、それぞれの主管課長より答弁をいたさせます。(降壇) ○助役(佐野芳弘君)  (登壇)お答えいたします。  公共下水道事業の入札に関する一連のお尋ねでございます。  平成13年11月27日に指名審査会を開催しまして、指名につきましては、さきの議会でも御答弁申し上げましたように、下水道協会員の中から、公共下水道事業あるいは農業集落排水事業の築造工事を経験している企業10社を選定し、指名し、戸田・前田建設共同企業体が落札したものであります。  談合の疑惑があったのではないかというお尋ねですが、そのようなことから調査を実施し、各10社より事情聴取を行ったところであります。結果、疑惑はなく、入札に関しましても他から圧力、関与は一切ありません。適正に入札がなされたものと確信いたしております。落札金額につきましても、企業の経営努力によって落札されたものと理解しているところでございます。  平成13年11月16日に串間市公共下水道事業串間中央浄化センターにつきまして開催いたしました指名審査会の内容でございますが、Aグループ10社、Bグループ10社、それぞれの技術力、過去の実績等を審査し、建設業法及び串間市指名競争入札参加資格に基づきまして指名選考し、入札を実施してきたところであります。  落札業者についての一連の不祥事に関連した処分問題でございますが、市におきましても、国県を初め他の市町村を調査しました結果、行政処分が妥当であると判断しまして、串間市指名競争入札参加者の資格及び指名基準等に関する規定第10条に基づきまして、戸田建設株式会社九州支店競売入札妨害及び贈収賄事件として6カ月間の指名停止処分を行ったところでございます。  以上でございます。(降壇) ○総務課長(武田憲昭君)  お答えいたします。  市職員のボランティア等の参画についての御質問でありますが、まさに御指摘のとおりであると思います。それぞれイベント等を企画あるいは主催されるスタッフの方々、あるいは市民の皆さんから、市役所の職員が少ないということの御指摘は以前から受けておったわけでございまして、課長会等を通じて再三参加要請もしてきたところであります。先般、市民の各種団体の長の参加をいただきまして、3大イベントの集約の意見交換会の中でも、出席者の中から御指摘のような点が多く出されまして、私ども行政の方といたしましても、そういうイベントについての参加、少なくとも年に1回ぐらいは市役所の職員が参加するような形で庁内で議論をするということでのお話もしてきたところであります。そういう意味では、御指摘のような点も踏まえまして、今後役所の中でそういう議論を活発にしていきたいと、そういうふうに思っております。  以上です。 ○商工観光課長(山口孝博君)  お答えをいたします。  商業活性化についてのお尋ねでございますが、商業の沈滞というのはさまざまな要因がございます。そんな中で、商業の振興は、特に消費活動等における市内の他産業、経済の活性化、こういったものとの比例をしてまいります。したがいまして、総合的な産業の振興や市民所得の向上が図られる必要があると考えております。なお、商業振興策のハード面におきましては、今後、都市計画事業の中で商店街や関係機関などの意見を踏まえながら、よりよいまちづくりに反映していきたいというふうに考えております。  また、商店街の活性化につきましては、さきに10番議員にも御答弁申し上げましたように、中央商店街の活性化策といたしましての市の補助事業として、商工会議所が実施しております「元気のあるまちづくり事業」で、空き地を利用しました物産展や健康教室などのイベントにも取り組んでおります。また、地場産業振興対策協議会が実施しております「よかむん市」などの事業やスタンプ事業、それから、共通商品券事業にも積極的に支援をし、これをさらに成果を上げるために事業内容の充実を図ってまいりたいというふうに思っております。また、市の特別融資制度の充実や異業種交流などの情報交換会等々を行い、商工会議所など関係機関との連携を図りながら、活性化を図っていきたいというふうに考えております。  続きまして、串間サティの問題でございますが、この間題につきましては、昨日市長も御答弁申し上げましたが、これまで運営会社のタケダが民事再生法の中で営業譲渡先の企業と交渉を重ね、今回鹿児島市に本社のある流通小売業者へ営業譲渡をするということで合意をし、裁判所に報告をされたところでございます。  また一方、テナント5業者で立ち上げた有限会社あきんども営業継続に向けて懸命の努力をされまして、行政といたしましても、融資の相談や関係機関との交渉を支援してまいりました。幸いにも、タケダが営業譲渡先との合意が至りましたので、今後は、その企業が明らかになった段階で、できるだけ早い営業の再開がされるよう行政としても努力していきたいというふうに思っております。また、テナントの業者への支援でございますが、今後、テナント業者と話し合いを持ちながら、行政としても、その必要に応じて適切に対処していきたいというふうに考えております。  続きまして、中央商店街泉町駐車場の放置車両でございますが、御指摘のとおり、こちらの調査では7台の車両が放置をされております。そのうちナンバーつきが3台、それからナンバーなしが4台でございまして、これを処分するにつきましては、所有権者の調査や関係機関との協議等、処理すべき事項や撤去処分にかかる費用、こういった問題がございますので、多少時間をいただきながら適切に対処していきたいというふうに思っております。  以上です。
    都市計画課長(川崎長規君)  御答弁を申し上げます。  串間駅西部地区区画整理事業に関する調査委託についてでございますが、昨日5番議員の質問に対しまして、市長の方から答弁がありましたように、この調査の内容は、地権者並びに関係機関との説明及び協議のため必要となる現況調査、また、字図、土地登記簿調査による権利者確認のための権利調査、施工地区の現況土地利用、建築物利用と地価の現況調査、いわゆる実態調査でございます。それと、今後の土地利用の方向等を示す土地区画整理設計原案作成のための土地区画整理事業調査でございます。現在、その作業等につきましては、まとめの段階であるというふうに伺っているところでございます。  また、今後の進め方等につきましては、国、県との公管協議を進める中で、一定の見通しを確保した上で、財源計画及び整備区域を決定する必要がございます。これらの作業が終了すれば、事業推進の方針を決定し、直ちに地区住民に対する説明会、並びに商工会議所あるいは地元商店会など関係機関との協議に入る予定となっております。まちづくりを含めた意見、要望等を聴取したいというふうに考えているところでございます。  さらに、平成16年度に着工できるかというような御質問でございましたが、その目標に向かって努力していきたいと考えているところでございます。  以上です。 ○土木課長(深江健輔君)  天神川河川改修計画についてのお尋ねでありますが、御承知のように、天神川は福島川の支川で、串間市の市街地を貫流する2級河川であります。近年の集中豪雨により市街地がたびたび浸水を受け、多大な範囲に被害が及んでいることから現在、県当局より国に対し、平成14年度新規採択事業として要望していただいているところであります。  また、河川改修事業を進めるためには、地元の協力が必要不可欠であり、天神川河川改修促進協力会の委員の方々に対し、2月20日に県当局より現在までの経緯及び今後の見通しについての説明をしていただき、その後、促進協力会の役員を選任したところであります。  次に、改修計画の範囲についてのお尋ねでありますが、泉町のJR橋より上部に約1キロメートル程度とお聞きしているところであります。財政の厳しい中ではありますが、今後とも天神川河川改修事業の早期着工完成に向けて促進協力会とも連携をとりながら、国、県に対しまして強く要望してまいりたいと思います。 ○生活環境課長(立本伊佐男君)  お答えいたします。  分別されないごみについての御質問でございますが、分別収集には区長さんや推進員の方々に大変御苦労をお願いしており感謝をいたしているところでございます。市報等で市民の方々にごみの分別収集をお願いしておりますが、所によっては分別されないところもございます。人間の道徳の問題ではあるとは思いますが、地区の皆さんで分別していただくほか、私たち職員も地区の皆さんと一緒にごみの分別をするなどして対応しておりますが、今後とも市報等にて啓発を行い、引き続き粘り強く分別収集に努めてまいりたいと思います。  次に、分別収集の抜本的な対策なり方針を出すべきではないのかとの御質問でございますが、先ほどお答えいたしましたように、区長さん、そして推進員の方々とともに粘り強く分別収集に努めていくことがごみ問題の解決であると信じており、今後とも努力してまいりたいと思っております。  以上でございます。 ○市立病院事務長(山内 学君)  お答えいたします。  まず、点滴取り違え事故に伴う連絡体制についてのお尋ねでございますが、経緯から説明してまいりたいと思います。2月14日死亡されました患者さんにつきまして、18時20分ごろに死亡確認後、家族に対しまして点滴取り違えの謝罪と死亡との因果関係について説明を行い、遠方からまだ帰ってこられていない親族もおられるので、明日11時に再度説明を約束し、20時ごろ死亡された患者さんを見送り、主治医は院長に報告いたしたところであります。23時ごろ警察が病院に来られまして、主治医と看護当事者2人が事情聴取を受けたところですが、その後、死亡された患者さんの検視が朝5時前まで行われましたが、病院は警察と連絡をとりながら待機、検視が終わった旨の連絡を受けて、家族と午前11時から再度説明の約束をしていること等を協議して病院側は−たん朝方散会したところです。このような経緯を踏まえまして、15日の朝9時に総務課長にてんまつを報告したところであります。  次に、管理体制についてお尋ねでありますが、今回の事故を踏まえまして、院内でも何が欠けていたのか、再発防止に何が必要か等種々協議してまいってきております。その中で、大きな意味からの管理体制の改善といたしまして、情報伝達の再確認、病院事故防止対策委員会の立ち上げ、それと、昨日来市長が答弁いたしておりますように、副病院長の設置による指導体制の強化、病院の継続的改革に対する外部評価システムの導入を検討しておるところであります。  また、院内ですぐ対応できる管理体制の改善といたしまして、しばらくの間改定等がなされていない業務マニュアルの見直し、注射、処方せん等の改良を行い、点滴更新時のチェックの機能充実、上司への報告体制づくりの徹底、年間を通した学習会の開催と職員の意識改革、患者情報等の共有化を図るなどを行い、市民が心から頼られる病院に向けて、患者さんが安心と信頼関係が確立できるよう努力してまいるものでございます。  以上です。 ○15番(木代幸一君)  自席の方から質問をいたします。  まず、連座制の問題に入る前に、市長、中川長次さんですか、大束地区の後援会長さんは、市長は大束地区の後援会長としてお認めになられたんでしょうか。お聞かせいただきたいと思います。 ○市長(野辺修光君)  議会で答弁申し上げるような問題ではないと思っておりますが、私は以前から申し上げておりますように、中川さんにつきましては当時、奥さんが大変重病で手術もされたということでありますし、会長代行をあえて立てていただきましたので、会長代行が仕切っていただいた、こういう考え方に立っております。 ○15番(木代幸一君)  今、市長は会長代行ということで御答弁いたされましたけれども、これは、会長も会長代行もー緒じゃないでしょうかね。はっきり言って会長ですよ。お認めになったというふうに私は受け取っておきたいというふうに思います。  それから、私は一連の裁判の流れをふと振り返ることがあるんですけれども、まず、高検がなぜタイムリミットの最後の日に提訴したのか、一部には慎重に配慮したと受け取る論説もございますけれども、私は、この間題につきましては、やはり高検があなたを待っていたというふうに考えます。いわゆる武士の情けじゃないかというふうに私は受け取っています。選挙をする者は、連座制は最も守らなければならない重要な部分なんです。市長も、そしてここにいらっしゃる議員の先生方も目配り、気配り、これが必要ではないでしょうか。全く関与してなかったとか、そういうのは通じない問題です。  また、寝返り行為についてですけれども、私は、選挙は多少は知っているつもりですけれども、選挙の寝返りなんて初めて聞きました。私は毎晩布団には寝まして寝返りはしますけれども、そんなに難しい考え方で普通選挙をするでしょうか。首長選挙では何のメリットがあるんでしょうか。議員のように繰り上げ当選はございません。出直し選挙になるわけです。また、それが現実にそうであったとしても、どちらかの候補が失格となるわけです。よっぽど法律に詳しい方の捏造でない限りこういうことは考えられない、このように考えております。  先日、岐阜県の岐阜市長は、昨年の選挙違反の事件の責任をとりことしの1月に辞任されました。これは何も連座ではございません。岐阜市の浅野市長は記者会見で「事件の原因は指導監督が行き渡らなかったためで、私の責任だ。新しい人が新しい考えでやるのが市政の刷新になる」と、辞任の理由を記者会見で説明されました。大変御立派だと思います。また、参議院議員のトップ当選の高祖参議院議員も、みずから辞任をされています。それこそ控訴なしですよ。もうおりられました。議場は人を裁くところではないわけですけれども、行政を議論するところでございますけれども、寝返りの男性の市議とは、お尋ねいたしますが、20番故河野勝巳議員のことでしょうか。お伺いいたします。 ○市長(野辺修光君)  裁判で出てきた証言であります。私は、その真相についてはわかりません。 ○15番(木代幸一君)  おっしゃるとおりだと思いますが、私はそういうふうに受け取ります。新開の内容からいたしましては、そういうふうに受け取るような内容が書いてありますし、そのときの死亡議員という形で書いてあります。皆さんは河野勝巳議員をよく知っていらっしゃると思います。河野勝巳議員はそんなことをする方ではございません。河野勝巳議員が、昨年の6月議会で野辺市長に対して最後の言葉を、言葉といいますか、一般質問をしております。逆にあなたにエールを送っていますよ。議事録に載っています。ちょっと読ませていただきますけれども、「市長、最後に今NHK大河ドラマで吉宗がやってますわな、過ちを認むるはまことの人なり、市長がなかなかこういうところで認めるわけはないと思います。心の隅で少しはそういう気持ちで身を引き締めて串間の運営をやっていただきたいことを求めて終わります」と、あなたに優しい言葉を言ってますよ。故河野勝巳議員は、心優しい思いやりのある少年のような清純な人でした。全くの捏造ではなかったかというふうに思います。亡くなった人に罪をかぶせるやり方は絶対に許せない、問題であります。いずれこの間題は時間が来れば必ず解決してくれるものと、無実が証明されると思っておるところでございます。  次に、お尋ねいたしますが、市長の連座裁判のテレビでよく出てきますが、警察の方々が2階に入っていきます。あの大束地区の後援会事務所はどこで、どなたの建物なんでしょうか。また、サティの前にあなたの選挙事務所がございましたが、あなたのこの選挙事務所の土地の所有者はどなたなんでしょうかね、お伺いいたします。 ○市長(野辺修光君)  私はそういうことに答える必要はなかろうと、こう思っておりますが、それぞれの事務所は市民の善意で貸していただいたものと、こう思っております。 ○15番(木代幸一君)  お答えになれませんね。大束地区の後援会の事務所は内田産業さんじゃないですか。そして、そこは井手建材さんか、あるいは内田建設さんでしょう。すべてあなたは建設業の皆さんがバックについている。  それから、1月の25日、福岡高裁宮崎支部で判決が出ましたですね。あなたも行かれたと思いますが、そのとき、テレビにあなたの弁護士さんがコメントをされました。あなたは見られたかどうかわかりませんけれども。その後、高級車で出ていかれましたが、それがテレビで放映されました。そのときの車と運転手をされた方はどなただったんでしょうか。あなたはお会いになりませんでしたでしょうか。 ○市長(野辺修光君)  私は裁判所には出ておりませんので、わかっておりません。 ○15番(木代幸一君)  テレビも見られたと思いますけれども、そのとき車を運転されていた方は、あなたの最初の選挙違反に検挙された野辺氏なんですよ。野辺建設さんなんですよ。あなたに献金もされています。そんな方が、今度は弁護士さんの運転をする、反対じゃないですか。「おまえはおれに迷惑をかけたんだからもう来るな」と、こう言われるのが本当の筋じゃないでしょうか、関与していないなら。ところが、のうのうと弁護士さんを後ろに乗せて出ていかれた、これは明らかに建設業者との癒着が出ている、このように思います。  さきの福岡高裁で行われました100日裁判については、昨年の10月の19日の提訴から97日目で結審をされました。今回は福岡高裁で上告を不適とすれば却下され、上告理由がないと判断して棄却されるわけでございます。いずれにしろ、裁判の内容は決定と、それから判決に分かれるわけですね。私も余り法律には詳しくはありませんけれども。上告状の形で上告をされましたよね、その上告理由はいつ提出されたか教えて  いただきたいと思います。 ○市長(野辺修光君)  現段階では提出しておりません。 ○15番(木代幸一君)  一説には、2月の9日に提出をされたんじゃないかというふうに聞いておりますけれども。結局、上告状を出された時点で、2週間内に上告理由を出しなさいと裁判所から来るはずです。したがって、2月の9日に上告理由を出されたということであれば、この上告審は法的な面の評価だけを不服を申し立てることができるわけですよね。一般的には法律審と言われておりますよね。したがって、上告理由を提出されたならば50日以内に判断がなされるわけです。決定がなされるわけです。日数を計算してみると、仮に2月の9日としますと、2月の残りが19日です、3月が31日です、これで50日間です。つまり3月31日がタイムリミットになるんではな  いかと、自分なりに考えているんです。  あなたが先ほど「私は関与していない。私の支援者が支持をしてくれたから、逆に頑張らなければならないということを判断した」とおっしゃいますけれども、私は、あなたの支持をした大多数の人たちがいらっしゃると思いますけれども、かなり支持率は下がっている。小泉さんでさえ80何%あったのがもう50何%に下がっています。これはいろんな理由があります、と思いますけれども、やはり市民の心はそれぞれ変化をしてくるんじゃないでしょうか。何を言っても市長はお答えにならないようですから、連座制の問題についてはこの辺で終わりますが、いずれにいたしましても、あなたのこの連座に対しましては、市民が大変な注目をしております。あなたの勇気ある決断を望むものでございます。  それでは、次に、当初予算についてお伺いいたしますが、先ほど混乱を避けるためにも当初予算の方を組んだということでございますけれども、この間、えびのの市長選挙がございました。えびのは選挙ということでございますけれども、市長は骨格予算を組んで、次の世代へ刷新していただきたいということで骨格予算を組まれたんですよね。やっぱり立派ですね、そういう形でやられるということは。私のさっき言いました]デーがそうであれば、4月の1日がスタートになるわけですから、なおさらに私は、あなたの勇気ある決断が欲しかったと、このように思っておるところでございます。  それから、次に入札についてお伺いいたします。  先ほど指名審査委局長は、経験のある業者を選定して行ったということでございますけれども、戸田建設は礫間接触酸化法、いわゆる土壌浄化槽の経験があるんでしょうか。 ○契約課長(坂中喜博君)  お答えします。  指名審査委員会の中で、技術的にもいろいろ種々議論をいたしまして、戸田建設につきましては、先ほど助役が答弁申しましたように、経験のある企業というふうに理解しているところでございます。  以上でございます。 ○15番(木代幸一君)  本来なら、経験があるのなら経験のある事業箇所を挙げていただきたいと言いたいところですが、今まさに、業際研の尾崎氏ですか、加藤紘一氏の秘書代表の佐藤三郎氏などの土木工事をめぐる献金疑惑とか談合疑惑は広い範囲で調査されております。刻々と上がってきているわけですけれども、今後も大変注目されているわけでございます。私は、まるでテレビの「サラリーマン金太郎」を見るような今のゼネコンの疑惑のように思います。あのままですね。  それから、戸田建設は、私の調査では本年度は、ゼネコン大手、準大手といろいろありますけれども、65社ぐらいあるんですよ、昨年よりも売上高を物すごく伸ばしております。既に全体の7位ぐらいにつけておりまして、もう中堅とは言えないぐらいなんです。昨年からすると4〜5ポイント上位に上げております。このことはこれらの一連の口ききによる受注が売上高を上げたんじゃないかと、このように言われているわけですが。公取の課徴金の問題ですね、その後どうなったか、当局は、戸田側は不服なので提訴するなどと言っておりましたが、公取の関係はどうなっていたんでしょうか、お尋ねいたします。 ○契約課長(坂中喜博君)  お答えします。  その一件に関しましては、現在、戸田建設については係争中だということで報告を受けております。  以上でございます。 ○15番(木代幸一君)  課長がそうおっしゃればそれでいいですよ。しかし、本当は違うんじゃないですか。従っているんじゃないでしょうかね。よく調べてみてください。いいですよ、それは。私は課長には余り責任はないと思います。指名審査委員長が仕切っているんですから。市長が現在、特に土木入札はどのように指名発注されているのか、余りにも目に余るものがあるんではないでしょうか。指名回数、受注高、それぞれ色分けすれば一目瞭然にわかるわけでございます。あなた寄りと言われる建設業者がほとんどでございます。派閥解消とか、串間の信頼、潤いのある町とか、いろいろ言われますけれども、言われてることと反対じゃないですか。入札は公明正大、公平に行われるべきだというふうに思っております。指名審査委員長、どうですか。 ○助役(佐野芳弘君)  失礼しました。先ほどもお答えしましたように、調査の結果談合の疑惑はなく、入札に関しましても他からの庄力、関与はなかったと判断いたしました。適正に入札がなされたものと確信いたしております。  以上です。 ○15番(木代幸一君)  このことは時間が来ればいろいろまた解明ができることもあろうことと思います。私は、串間にそんなことが来ないように願っておりますので、これからは十分に配慮されて、市民の納得がいくような入札も組んでいただきたいと、今このように思っているところでございます。  次に、病院間題をいきたいと思います。  先ほど、市長は全協で陳謝したからあえて本会議では陳謝しなかったとおっしゃいましたけれども、本会議はこういうふうにして市民の方が来られるわけです。全協とここは違います。やはり、明らかに病院側のミスと自分の失態もあわせて素直な気持ちで陳謝されるべきではなかったでしょうか。余計なお世話かもしれませんが、今、あなたの立場なら大事な裁判を控えておられるわけですよね、自重すべきではないでしょうか。誘われても丁重にお断りするべきじゃないでしょうか。ゴルフはだれと行ったのかとか、そんなやぼなことは言いませんが、少なくともあなたは朝、目が覚めて家を一歩出たときは公人でございます。ですから、常に身の回りは清潔に、クリーンにすべきではないかというふうに考えておりますが、いかがでしょうか。 ○市長(野辺修光君)  私がちょうど土曜日ゴルフに行ったことにつきましては、これは配慮が足らなかったということで陳謝を申し上げたと思っておるわけであります。ただ言いわけするわけではございませんが、報告の中で、点滴ミスはあったけれども、これが即死亡に至った原因ではないと、因果関係は薄いということでありましたので、私としては、そのことが原因で死亡されたのではないというとらえ方をしてしまったわけであります。しかし、このことにつきましては、やはり配慮が足らなかったということで、批判はあえて甘受したいと思っておるわけでありますけれども、ただ、はっきり申し上げておきたいのでありますけれども、公営企業の管理運営につきましては、私、開設者でありますので、その権限は市長にございます。しかし、医療法の趣旨により科学的かつ適正な診療を行うための実務的な管理は病院管理者であります。すなわち病院長であります。したがいまして、当時捜査も行われていたということで、私、わからなかったわけでありますけれども、捜査に立ち会わなければならない、あるいは現場に駆けつけて直ちに指揮をとらなければならないという立場にはなかったわけでありますので、その点だけはひとつ御理解を賜りたいと思っております。 ○15番(木代幸一君)  私は、考えは間違っていらっしゃると思いますよ。やっぱりあなたが最高責任者ですよ。病院長に責任があるなんてことは、私は、そうは思いません。じゃ領収書は病院長の名前で書いてあるんですか。野辺修光串間市長と書いてあるはずですよ。総務課長どうですか。病院長の名前で書いてありますかね。まあいいですよ。  それで事務長、先ほど連絡をとったということですが、総務課にとったんですか。総務課長にとったんですか、お尋ねします。 ○市立病院事務長(山内 学君)  お答えいたします。  9時に総務課長に連絡をとっております。 ○15番(木代幸一君)  だから、私は思うんですよね。総務課長がすぐに市長、助役に連絡をする。土曜、日曜だから、それはいろいろプライベートな面があると思いますが、助役にもとりましたか、お尋ねします。 ○総務課長(武田憲昭君)  先ほどから事務長が申していますように、15日9時ごろ、これは金曜日でございます。したがいまして、私は直ちに市長の方にそのまま伝えております。ただ、助役については出張中でありまして、宮崎市の方に出張であります。出張中ということで会議中でございましたので、ちょっと時間をおくらせて連絡ということになったかと思いますけど、夕方、他の職員を通じて連絡をとれております。  以上です。 ○15番(木代幸一君)  やっぱりこういうことは大きくなってから慌てるわけです、認識の甘さといいますかね。やはり総務課長は即連絡をとったら「対策をどうしましょうか」「会議をしましょう」そして「病院側と詰めましょう」、積極的な意見を述べないといかんですよ。でないと市長ばっかり責任がかかります。あなたたちは、助役も総務課長も、市長を支えないかん立場なんですよ。その面では、助役さんはどうだったんですかね。会議はあったんでしょうけど、会議が終わればすぐに駆けつけて「おい総務課長、これは大変なことになった、早く何とかせんないかん、早く手を打て」という形で一生懸命やって市長を支えないといかん、あなたのこの字は助役、市長を助けるんですから、どうだったんですかね、その後。 ○助役(佐野芳弘君)  15日は、総務課長答弁しましたように午前中会議、午後は県庁内を関係先回っておりまして、で、夕方のNHKのローカルニュースで私は知りました。これもテレビながら見てまして、ちらっと「おやっ」と思って内容はわからなかったんで、即秘書係長に電話を入れまして「今のテレビ何だろうか」と、それで概要を掌握いたしました。現在、詳しいことはまだ掌握中であるということですね。  以上です。 ○15番(木代幸一君)  その程度で終わるからこんなに広がるんですよ。やっぱり真っ先に駆けつけて、それを知ったなら駆けつけて、必要な課長さんたちを集めて、市長を守らないといかんですよ。支えないといかんですよ。そういう面では不運だといえば不運ですよ、市長。  総務課長、あなたが職員の間と三役の間を調整しなければ、やはり串間のこのごたごたがいつまでも続くんですよ。そういう権限をあなたは持っていらっしゃいますよ。何といっても総務課長ですから。そういう面では、私は市長ばかり言いましたけれども、助役も総務課長も責められるところはある、そうは思わないかもしれません、あなたは。しかし、私はそう思います。取り仕切るべきだと。自分のことばっかり守らずに、部下の方に助言したり、協力したり、あるいは判断を述べたりするのが助役さん、総務課長という大きな役割じゃないでしょうかね。今後、努力をしていただきまして、総合的に努力をしていただいて、病院も役所もよくなるように力を発揮していただきたいというふうに思います。  それでは、続いてごみ問題に移りたいと思います。  先ほど、課長さんは大変立派な答弁をされました。粘り強くやることがごみ問題を解決することだとおっしゃいました。確かにそうだと思います。このごみステーション化になりまして、車で道路の側面をよく通るわけですけど、側面は特にひどい。これは地域の方は守ったとしても、車で旅行された方々だと思いますけれども、ぽいと、スーパー袋に入れたやつをぽいと投げるということは、そこにたまってるからなおためるんですね。こういう一つの悪いマナーがあるわけですけれども、それこそ軽トラック車では積み切れないぐらいの不燃物がたまっているところがたくさんございます。課長は御存じですわね。「はい、はい」と首をされてますけど。これは本当にそのときの区長さんは「どうしたもんだろうか」と頭を痛めていると思います。やっぱり地域はきれいにしたいということは区長さんも考えていらっしゃるわけですから、じゃ、どうしようかというのはみんなで分別して洗って、そして、収集される日に出さなくちゃならないということですけれども、これがまたなかなか、区長さんもそんなことがなかなかまとめることができないわけです。だから、最後の最後といいますかね、最後の最後だということで、市の方でこれを処分することはできないものか、徹底してそのあたりは、今度は最後の最後ですよ、市がこれを処分しますけれども、皆さん方のこのごみを処分しますけれども、最後の最後だと、あとは皆さん方でやってくださいというような対応はできないものでしょうか、お尋ねします。 ○生活環境課長(立本伊佐男君)  お答えします。  ごみが分別されずに山積みになっている対策でございますが、昨年の11月のクリーンアップ宮崎のときに、区長さん、そして推進員の方々を初め地区の皆さんと一緒に、市もー緒に分別をいたした経緯がございます。それから、正月の前には、景観の問題もございましたので、市の方で分別収集した経緯もございます。今後もそういう問題もまた出てきていることもありますので、地区の皆さんとともに一緒に分別をして収集したいというふうに思っております。あくまでもともにやっていきたいというふうに思っております。  以上でございます。 ○15番(木代幸一君)  最後の最後は通じないような答弁でございますけれども、課長あなたはやり手ですので、地域の区長さんとよく話ししながら、素早い対応でこの分別されない、山積みされた不燃物を回収するように努力をしていただきたいと思います。よろしくお願いします。  次に、商工業の活性化についてお尋ねをいたします。  串間の沈滞ムードといいますか、非常に危機感があるわけですけれども、これもーつの社会現象であろうというふうに思っております。大変複雑な構図の中で、このような不景気といいますか、串間の経済が不振になる。例えば、東京が今バブルがはじけたというときは、串間に来るのは1年後なんですよね。最初私、バブルがはじけたと言ってましたけれども、こっちはまだ景気がよかったんですよ。何を言っているのかなと、そんな泡がはじけて慌てることはないじゃろがというふうに考えておりましたけれども、着実に東京の方からずっとおりてきましてですね、これは身も凍るような不景気を今感じております。先ほど課長もおっしゃいましたように、これは面的面も考えながら、複合的に取り入れていかないと総合的な活力にはならないというふうに考えております。ソフト事業のわくわくスタンプ事業とか通年型商品券とかありますけれども、やはり都市計画事業等と図りながら、商業環境の整備を進めなければ活性化は図られないんじゃないかというふうに考えております。そういう意味では、市長、例えば郊外に病院を持っていくことは、これは商業区の活性化にはならないんです。やはり中央に持ってくる、このことがその地域を潤う、土地の価格の問題がありますけれども、これは例えばの話ですから、そういうふうな中心に持ってくることによって人の出入りが多くなる、そうすると活気がつくと、あんな山の中にいっても何のことはございません。タクシーが行くか車が行くかだけのことです。そういうことで、やはり市街地に集合させる、こういうことが大切ではないかというふうに思っております。空洞化を防ぐ一つの策なんです。しかし、これは高くつきます。  例えば都城市ですね、西駅の前に、国と県の出先を市街地の真ん中に建てますよね。これはそういう形を考えたものです。郊外に逃げない、町の真ん中に人が集まると、土木事務所からなんからすべてを集める、こういう今事業を着手されています。広大な土地が今広がっておりますね。ああいうような形、こういうふうに取り入れないとなかなか活性化は図れない、これが一つの行政の役割ではないかと、果たす役割ではないかというふうに考えておるところですけれども、これは理想ということでお受け取りをいただきたいと思います。  それから、中小企業者の方も今、資金ぐりとか、あるいは設備資金とか非常に苦しいわけなんですよね。やりたいけれども、金融は非常に貸し出しが厳しいです。審査も厳しいし、そういう面からすると、行政の果たす役割は何かといったら、資金が容易に調達できるような支援をしていかなければならない。あなたたちはいつも言いますね、こういう資金があります、こういう制度がありますと言いますけれども、いざかかってみると膨大な資料、膨大な提出を求めますよね。苦労してせっかく資料をそろえたら審査に通らない。結局、そういう設備資金あるいは運転資金を必要とする人は、資金が必要だから借りに行くわけです。必要でない人は貯金に回りますからね。そういう面では、市当局は徹底した支援、バックアップをしなければならないと思いますが、商工観光課長どうでしょうか。 ○商工観光課長(山口孝博君)  お答えをいたします。  御指摘のように確かに社会情勢というのは厳しくなってきております。そういった中で、この経済の仕組みというのは、常に金が回転していくというのが経済の進展と、経済の向上につながるんじゃないかと私も認識しております。そういう面では、こういった制度資金、さらには市の単独資金、融資制度、こういったものが大いに活用されるということが、少なからずとも景気に左右されてくるんじゃないかというふうに認識をいたしております。したがいまして、私ども御案内のとおり、昨年、利率の引き下げ、それに償還期限の延長という形の中で改正をしてまいりました。現在そういう状況を受けまして、多少資金の借り入れ等もふえてきております。しかしながら、御指摘のようないろんな条件緩和、こういったものもまた必要じゃないかというような声も聞いておりますし、金融機関との調整を図りながら、できる限りの緩和措置もやる必要があるのかなというふうに考えておりますので、今後、また金融機関とも協議しながら適切に対応していきたいというふうに思っております。  以上です。 ○15番(木代幸一君)  そうですね。それと商店街の駐車場の件なんですけれども、もっとより利用しやすいようにイン・アウトの整備とか、あるいは駐車場内のライン等も整備されて、もう少し積極的にやるべきじゃないかというふうに思います。今まさに、何といいますか、補修をしながら使われているような駐車場でございますけれども、経済的な問題もあると思いますけれども、そこに皆さんが入りやすい駐車場、ライン化をして、ただの空き地ですから、どこに車をとめていいやら今わかりません。そういう面をしっかりやっていく、これが行政の果たす役割ではないかというふうに思っておりますので、積極的に取り組んでいただきたいと、このように思っています。  次に、天神川の河川改修についてお伺いをいたします。  先ほど課長さんからも聞きましたから十分な話だと思いますけれども、この計画については幅というんですか、今、距離については聞きましたが、この河川の幅というのが大体わかっておれば教えてください。 ○土木課長(深江健輔君)  幅につきましては、今後流量計算、そういった計算をしてから幅を決定するわけでございますが、現段階では堤防敷が両側3メーターずつで河川幅が22メーターほどというふうに聞いております。これは流量計算とか、それによって多少変更もあり得るということでございます。 ○15番(木代幸一君)  よくわかりました。水害に強い天神川の河川改修に取り組んでいただきたいというふうに思っております。  泉町地区は、ちょうど商工会議所のところがございますけど、あそこが一説によると海抜ゼロメーターだというふうに言われています。ですから、少々雨が降りますと商工会議所のところはすぐ水がたまるんですよね。本当に海と高さが一緒なのかなと思いますけれども、そう言われればそうかなと、少々の雨でもすぐたまりますから、水害に強くなるような天神川の河川改修をしっかり取り組んでいただきたいと、このように思っています。  それでは、西部区画整理事業についてお尋ねいたします。  先ほど、課長から答弁がございましたけれども、平成16年度に取り組むということできのうもお聞きいたしました。そういう計画ということですけれども、複雑な事務事業が待ち受けていると思いますが、少なくとも、串間駅の西側に対して、いわゆる交通の面から考えますと非常に混雑する。いわゆる448と220号のタッチ地点が、どうしても踏切との競合で混雑をするわけですけれども、そこあたりから着手するのがいいんではをいかというふうに思いますけれども、これは串間駅開発事業の大きな絡みですから、計画は計画でしょうけれども、当局としては、どういう考えを持っているかひとつお聞かせをいただきたいと思います。 ○都市計画課長(川崎長規君)  現段階で詳しい整備計画というものは持ち合わせていないところでございますが、当然、駅西部地区の交通網の整備というのは大きな課題の柱でございます。協議の中でできるだけ早く着工ができるように努力をしてみたいと思っております。 ○15番(木代幸一君)  それでは、最後にボランティア活動の参画制度についてお話をしたいと思いますが、先ほど総務課長がおっしゃったとおりでございますよね。やはり市職員のボランティア活動、イベントとかあるいは奉仕活動、足らないと常日ごろ言われると、まさにそのとおりではないかというふうに思っております。しかし、一部の役所の職員の方にはやってらっしゃる方はおられます。これは感心だなというふうに思っておりますけれども、串間市役所として取り組むということも大切じゃないかと。  例を挙げますと、以前は串間市の秋祭り、この秋祭りに串間音頭という歌がありまして、その串間音頭にあわせて各団体が出ておりました。農協さん、宮銀さん、南信さん、もちろん串間市役所の職員も出ておりました。しかし、市民の方は言われるんですよね。「あの人たちは踊りに参加して日当が出る」と、「私たちはお店を閉めて市民が喜んでもらえればいいと思って一生懸命祭りを盛り上げております」と、「やっぱりこれでは不公平じゃないですか」ということをよく耳にしました。それは、本当に日当が出てたのかどうなのかははっきりわかりませんけれども、一部には出てたという説もございます。しかし、こういう祭りとか、あるいは奉仕活動とかなったときは日当とか考えないで参加をすると、そして市民と一緒に汗流すんだという気持ちが私は必要じゃないかと、今も財政の厳しい折です。市民の理解も得らなければなりません。市民と一緒に職員の皆さんが立ち上がれば、私は大きな力になるんじゃないかと、月曜から金曜まで来た、「はい、さようなら」ではやっぱり味気ないものがあります。いろいろ協力をいただきながら串間の将来を見詰め、そして、つくり上げて構築しなければならないというふうに今考えているところでございます。大変立派なことを言ってしまって、自分も進んでやらなきゃいかんというふうに考えておりますので、そのように取り組んでいきたいというふうに思います。もう一度、ボランティア活動について総務課長でも市長でもいいですから、お答えをいただきたいというふうに思います。 ○総務課長(武田憲昭君)  先ほどもお答えをしましたが、確かに今御指摘のありましたように、再三そういう形でかなりの市民の皆さん方からも指摘を受けてきました。したがって、機会があるごとに庁内の方でも声が出ておったわけでございますけど、そういう意味では、職員が徐々に参加してきたというのは事実であります。ただ、やはり今言われたように、市役所を挙げてということにはまだなっておりません。そういう意味では、全員がそういう気持ちになると、そして、市民レベルで一緒になるということで、日当は支給しておりませんが、代休措置ということがとられています。しかし、それもやはり市民レベルから考えてみると、今御指摘のあったとおりだというふうに思っております。そういう意味では、そういうことを含めて市役所を挙げて取り組む姿勢というものを今後検討していく、議論していく必要があると、そういうふうに思っております。 ○15番(木代幸一君)  大変心強い答弁をいただきましたので、今後改革に向けて取り組んでいただきたい。また、ここにいらっしゃる課長さんも、そういうみずからやるんだという姿勢を見せていかれれば、あなた方の部下もついてくるんじゃないかというふうに考えております。私も久方ぶりに一般質問をいたしまして、ちょっと要領がわからなかった面もありますけれども、課長さんの寛大な御配慮で一般質問が終わるわけでございますけれども、何といいましても、野辺市長、これからもあなたがいろんな面で注目をされております。家に帰れば御主人、お父さんです。家の中はそうでしょうけど、一歩出たら串間市長なんですから、常にそのことを肝に銘じていただいて、市民の生活向上、地域の振興、福祉、医療、すべての部門を目配り、気配りをしていただきたい、このように考えまして質問を終わります。 ○議長(深江 明君)  次に、9番児玉征威議員の発言を許します。 ○9番(児玉征威君)  (登壇)それでは、ただいまから質問をしてまいります。  最初に、政治姿勢についてお尋ねいたします。  昨年の12月議会で検察庁から当選無効の申請が送られたことの意味は重いとして、これまでの例、いずれも市長が辞任されているわけでありますが、市長はその時点で責任をとって辞任すべきであると、また、裁判を争うにしても、通年予算でなく骨格予算にすべきであると求めました。さきの答弁でもそれに対しては、明確にそうでないという答弁をされたわけであります。しかし、12月議会で、市長は裁判を続けるのは自分に与えられた権利だとして争う姿勢を示されました。同時に市長は、判決が出れば判決に従う、こう答弁もされているわけであります。当然、民事などに考えましても、また、日本の三権分立、こういう点から見ましても、高裁が当選無効の判決を下したということは、私は現時点では、これは判決そのものが有効性を持っていると思うわけであります。現にそういう措置が社会ではとられているのが現状の状況です。今、串間市には市長が存在しない、こういう事態であるというのが三権分立から見た串間の市政の現状ではないでしょうか。この点では、私は3月議会の今の現状は、まさに日本のこれまでの自治体に前例がないような事態が起こっていると思うわけであります。市長は最高裁まで争う、こういうことであります。それは当然、国民に与えられた権利でもあり、その権利を行使されるのはそれはそれとして結構かと思うわけでありますが、しかし、今市長不在という点であれば、野辺市長が議会で答弁したり、通年予算を提出する、こういう権限が今あると思うわけでありますか。この点は、連座制でこれは初めての例であり、こういう点から見て、例がないわけでありますが、私は当然、政治のあり方、市長の政治姿勢として辞職するのが筋だと思うわけであります。この点についての答弁を求めるものであります。  市長が欠けた場合は助役が市長の職務代理者になると思うわけであります。今議会でこの点どう理解したらいいのか、この点も答弁を求めるものであります。  次に、市立病院の点滴取り違え事件についてであります。
     これは全く初歩的なミス、こういうことであります。なぜこういうものが防止できなかったのか。市長は先ほどの答弁でも、死因との因果関係がないという、まだ定まっていない状況でゴルフに行った、こういう答弁をされたわけであります。しかし、市立病院では昨年も医療事故ミスがあり、ここでもこの間題大きな間題になり、そのとき病院としては防止対策として「ヒヤリ、ハット」運動、いわゆる少しのミスでも報告をし、それの対応を協議する、こういう措置がとられたはずであります。これは、文字どおり設置者である市長の基本的な病院に対する事故防止の態度であると思うわけであります。そういう設置者が、このような初歩的なミスがあったのに、しかも死因の疑いが持たれて警察が病院に捜査に入っている段階で、ゴルフを行っていただけでなく、マスコミ報道によりますと、帰った時間が夜の10時、こういうことであります。聞くところによりますと、このゴルフの参加者は業者も入っていたというふうに聞くわけでありますが、3月議会の予算を議会に提案する前に、こういう業者とゴルフを行う、こういうことは私は、政治姿勢として厳しくその政治の倫理が問われる問題だと思うわけでありますが、その経過について市民に明らかにしていただきたいと思います。  もう一つは、入札契約についてであります。  市長は、公平公正な市政ということを言われてきました。指名入札に当たって何を基準に公平公正な市政が行われているのか、この点、答えていただきたい。串間市の指名入札は、指名入札規程第7条指名基準、いわゆるこれは業者のランクづけであります、と8条、参加者の決定によって行われると思うわけであります。この8条の中での7項、市長が必要と認める事項、これは具体的に指示があったのかどうか。市長は、今回の裁判の中で、串間市の入札においてはぼこ是正、こういうことを行う必要があるという意味の証言をされたと私は開きましたが、そういうぼこ是正ということが市長の入札に当たっての指摘、この7項に関してあるのかどうか、この点答えていただきたいと思います。  また、市長の連座制の引き金になったと見られる買収事件を起こした2業者から、野辺市長の政治団体に合わせて100万円の献金がされていることは12月議会でも問題にいたしました。この2業者は、市の指名停止処分を受けているわけでありますが、その理由と期間はどうなっておりますか。  また、13年度、この2業者が指名入札に行った回数と落札金額はどうなっているか明らかにしていただきたいと思います。  また、平成12年度と13年度、13年度は現時点だと思いますが、1,000万円以上の受注業者の公表をしていただきたいと思うわけですが、その答弁を求めるものであります。  また、野辺市長のもとでは、これまでにない回数の多い分割発注がされております。分割発注は、担当課の権限で行われるということでありますが、どういう基準で行われているのか、基準があれば示していただきたいと思います。  また、随意契約はその性質上、業者との癒着などさまざまな問題があると言われているわけでありますが、公平、公正、ガラス張りでやられているか、問題点はなかったのか、改善措置はどうされるのか、答弁を求めるものであります。  また、今回の予算で基幹型在宅介護支援センターと地域子育て支援センターについての予算が提案されております。いずれも民間に委託を考えているということですが、この民間団体はどこを予定されているのか、どういう経過で審議をされ決定されたのか、以上、壇上からの質問を終わります。(降壇) ○市長(野辺修光君)  (登壇)9番議員にお答えしてまいりたいと思います。  まず、裁判についてでありますが、辞職する考えはないかということでありますが、現在上告中であり、辞職する考えはないところでございます。  次に、予算についてでありますが、市民の大多数から信託を受け、行政運営の最高責任者として串間市発展のため最大限の努力を傾注しているところであり、今後もその気持ちで対処してまいる所存であります。また、この時期、市政の混乱を招かないためにも通常予算を組んだところであります。  次に、病院の問題でございますが、病院としても「ヒヤリ、ハット」などいろんな事例を研究してきたところでございますが、それが病院全体のものとなっていなかったことを痛感いたしているところであります。今後、指導体制も大事なことであると考えますので、その強化策として副院長の配置も検討していかなきゃならないと考えますし、今後二度とこのようなことが起こらないように強く指導してまいりたいと考えているところでございます。  次に、政治献金についてでありますが、私にかかわる資金管理団体への献金でありまして、法に基づき適正に処理がなされているものと思っているところであります。  以下、助役以下それぞれの主管課長より答弁をいたさせます。(降壇) ○助役(佐野芳弘君)  (登壇)お答えいたします。  入札に関しまして一連の御質問でございました。入札につきましては、ゼネコン汚職事件を契機としまして、国土交通省初め、各発注者が入札契約制度の諸改革を行ってまいりましたが、不祥事がある公共工事に関する市民の信頼が揺らいでいるのも事実でございます。そのような中で、公共工事の入札及び契約の適正化の促進に関する法律が国、特殊法人、地方公共団体等の発注者全体を通じまして、入札契約の適正化の促進により、公共工事に対する国民の信頼の確保と建設業の健全な発達を目的に、平成13年2月に制定されたところであります。法の内容につきましては、議員も御承知のとおりでありますが、すべての発注者に義務づける事項として、毎年度の発注見通しの公表、入札契約に係る情報の公表、施行体制の適正化、不正行為に対する措置の4本柱が制定され、市におきましても、各市町村等の改正状況等を勘案しながら、随時改善の方向で検討しているところでございます。  以上でございます。(降壇) ○契約課長(坂中喜博君)  お答えします。  入札において、指名審査は何に基づいて行っているのか、また、随意契約をするに当たっての基準があるのかとのお尋ねでありますが、先ほど助役も御答弁申し上げましたが、客観的事項の審査及び主観的事項の審査の結果を総合勘案して、指名競争入札参加者の資格及び指名基準に関する規定の第8条によりまして入札参加者を決定し、指名審査会で審議することとなっておるところでございます。  随意契約につきましては、地方自治法及び財務規則に基づき資力、信用、技術、経験等を総合的に勘案し、各課において契約するものでございます。  次に、分割発注は規定があるのか、また、多く分割すると業者が少ないために競争原理が働かないのではないかとのお尋ねでありますが、分離分割発注につきましては、設計する段階におきまして、各課が合理的な理由を検討し、中小企業対策の一環として、中小企業者の受注機会の増大を図るために実施しているところでございます。  次に、1,000万以上の発注状況を申し上げますと、平成12年度におきまして、業種別ですけれども、土木工事、発注件数24件、発注金額が6億1,158万3,000円でございます。次に舗装工事、発注件数6件、発注金額が2億2,475万2,500円、水道工事、発注件数が7件、発注金額1億1,964万7.500円、管工事、発注件数8件、発注金額2億55万円、建築工事、発注件数1件、発注金額1,900万5,000円、業務委託、発注件数8件、発注金額2億4,472万6,650円、合計の発注件数54件、発注金額14億2,026万4,650円でございます。発注社数につきましては38社でございます。  次に、平成13年度でございますけれども、土木工事、発注件数21件、発注金額4億2,237万6,150円、舗装工事、発注件数4件、発注金額2億2,023万5,000円、水道工事、発注件数4件、発注金額6,102万6,000円、管工事、発注件数4件、発注金額8,116万5,000円、電気工事、発注件数2件、発注金額2,735万2,500円、建築工事、発注件数2件、これは中央浄化センター等でございますけれども、発注金額が16億2,225万円でございます。業務委託、発注件数10件、発注金額2億9,306万2,500円、合計の発注件数47件、発注金額が27億746万7,150円、発注社数36社でございます。  また、指名停止を受けた2業者の受注件数及び受注金額についてお尋ねでありますが、平成12年度がA業者、受注件数2件、受注金額118万5,000円、B業者が受注件数0件、平成13年度につきましては、A業者、受注件数6件、受注金額6,346万2,000円、B業者、受注件数4件、受注金額5,129万2,500円であります。  以上でございます。 ○福祉事務所長(右松康廣君)  お答えいたします。  基幹型在宅センターにつきましては、県内各市を参考にいたしまして、社会福祉協議会に委託をするということで検討いたしております。  地域子育て支援センターについての委託先につきましては、法人保育所へ委託することで現在協議を行っているところでございます。  以上でございます。 ○契約課長(坂中喜博君)  大変失礼をいたしました。数字の間違いがございまして、おわびして訂正申し上げます。  13年度の集計の中で、業務委託、10件、29億と申しましたけれども、2億9,306万2,500円となっております。  以上でございます。 ○議長(深江 明君)  答弁漏れはありませんか。  昼食のためしばらく休憩いたします。  (午前11時53分休憩)  ────────────  (午後 1時 0分開議) ○議長(深江 明君)  休憩前に引き続き会議を開きます。契約課長。 ○契約課長(坂中喜博君)  大変失礼をいたしました。答弁漏れがございましたので、  御答弁申し上げます。  2業者についての指名停止期間のお尋ねであったかと思いますが、平成13年1月4日に指名審査会を開催し、1月9日に通知いたしておるところでございます。内容につきましては、公職選挙法違反で3カ月間の指名停止を行っておるところでございます。  次に、串間市指名競争入札参加者資格及び指名基準に関する規定の第8条第7項の「その他経営に関し、市長が必要と認める事項について」、何かあったのかとのお尋ねでありますが、契約課の方で原案を作成し、指名審査委員会で種々議論をし、審査を受けて決定し、その後、決裁を受けるものであります。  以上でございます。 ○9番(児玉征威君)  それでは、ちょっと答弁漏れがありますけど、その意思がない  というふうに思いますので。  市長、あなたは12月議会で、議事録見てください、判決には従うと、こう答弁され  たわけですよ。これは先ほど壇上から言いましたように、三権分立のもとでは、今まではあなたの決意とか意気込みでよかったと思うんですが、あなたの主張を退けて当選無効というこの判決は今生きている。だから、これは政治家の常識とか社会の法のルールから見て、当選無効を言い渡された市長が、その権限が全くそれ以前と同時に行使できるか。これは職員がいわゆる解雇されて有効の判決が出れば、次の判決が出る間は給与等は停止を受けるわけですよ。意気込みはわかりますが、そういう点では私は当然制限を受ける、こう思うわけですよ。この点どうですか。  それから、前回の医療ミス事故で、「ヒヤリ・ハット」と、こういうことで再発防止を行う。私は、開設者の長が、この間題は司法とか警察じゃなくて、なぜ「ヒヤリ・ハット」というこういうことをやってきておきながら、ああいう単純なミスが発生したか。この問題をまず開設者である長が、というのは、看護婦はほとんどあそこから動くということはありません。しかし、事務長とかあるいは病院の体制とかいう点で、病院長、先ほど副院長を置くとか言いましたが、そういうことを含めて開設者の重要な責任があると思うんです。だから、私は、これは否定もされませんでしたから、マスコミ報道のとおり、この問題が起こったときに、業者を含む数名とゴルフに行かれて、帰ってきたのが夜の10時と。私は、こういう串間市の、今、市長のそういう態度に単純なミスが起こされなかった私は原因があるというふうに思いますが、市長、これは、市長は開設者としてなぜこれが防止できなかったのかという点で、この間いろいろな経過がありますが、この点ひとつ答えてください。  それから、市民の中では、この前、嘆願書も含めてですが、野辺市長はかわいそうだ、犠牲者だと、こういう見方があってああいう嘆願書が寄せられたという点でありますが、しかし、野辺市長が、特に市長になられて業者との癒着という問題の深刻さというのを私は痛感いたします。これはデンサンからももらって、そして、この前の原発推進で6,000万からの企業からの金をもらいました。そして、今度の市長選挙でも、業者からあなたが言う政治団体がもらっているし、その中の2業者が買収事件で逮捕されました。先ほど言ったように、指名停止を行政はやったわけです。ところが、先ほどあったとおりですよ、指名停止を受けていた2業者が、1人の業者が6,000万円を超える仕事を受注している。もう一人が5,000万を超える仕事を受注している。前年度は1人はゼロ、もう一点は2件だという契約担当課の課長の報告ですが、市民の中では、これが何よりも派閥選挙の論功行賞としてここに出ているんじゃないですか。先ほど契約課長は、指名審査規定ですよ、これでやっているということですが、この中で、いわゆる先ほど言ったように7条の指名基準、これは業者をA、B、C、Dの4ランクに分けているということですね。だから、仕事の内容によって、例えば、水道工事でいえば、Aランクの業者は500万以上、Bランクの業者は200万以上1,000万未満、それから、Cランクは500万未満、こうなっています。それから、土木工事はAランクが2,000万以上、Bランクが1,000万以上3,000万未満、Cランクが500万以上2,000万未満、Dランクが1,000万未満。それで、先ほど言いましたが、第8条、これが契約課が業者を選定する7項目ですが、1、2、3、4、6というのは、これは同じ状況が備わった場合には、4の指名時における建設工事の受注状況、これが指名審査に当たっての最大の問題です。  それで、先ほど言った、あなたに献金をした2業者、100万をした業者、しかも1月から3カ月間指名停止を受けていたその業者が、指名停止が外れた途端に先ほどの工事をとっているわけです。これは落札した金額ですから、指名にはもっとたくさんの工事が入っているわけですよ。市長は、政治資金団体としてちゃんと処理されているからまやしいことはない、こう言っているんですが、これは今、鈴木宗男の政治献金が問題になっていますが、今、国民はそういう癒着構造というものを問題にしていると思うんですよ。だから、どうなんですか、先ほど指名審査規定では、7、「その他の経営に関して市長が必要と認める事項」という点では、今、契約課長は、市長から特別な指示はない。しかし、先ほどの点でいけば、その都度、市長に伺いを立てるということですが、そうしたら、市長に伺い立てて変更になったことがあるんですか。しかし、これはアンツウの契約課長と市長の間は私はそういう関係だと思いますから、それはないと思うんですよ。しかし、これは当然市民から見たらおかしなことです。  それから、もう一つは、業者との関係で、とりわけ私は分割発注ですよ。これは1月24日ですか、指名された、緊急地方道路の田ノ野・風野線、これは7工区になっています。これはどういう審査で7工区になったんですか。  それで、ここでですね、工事金額は約2億円近いです、総額は。これを7工区に分けたことによって、この中で、先ほどの金額からいって、Aランクが15業者おるというふうに聞きました。7工区のうち、3工区はいわゆるA業者がとれる金額で設定されています。先ほどの指名審査規定の金額でいうAランクというのは2,000万以上、Bランクは1,000万以上3,000万未満ですから、いわゆる3,000万以上です。こういうのが3工区。そうすると、ここで24業者指名することができるわけです、回数としては、15業者の中で。しかし、この中で13業者しか指名に入っておりません、これでは。いわゆる2業者Aランクの業者がこの中には全然入っていない。それで、今度選挙違反をした業者は、3回のうち2回入って3,700万で落札をしています。  それから、もう一点は大平簡易水道です。これは前回もちょっと問題にしました。改めて私はいろいろ精査してみましたが、水道業者は17業者、この中で16工区に出していますね。この16工区のうち1つは電気関係ですから、これは九州電工がとっていますが、電気関係は。もう一つ九州電工がとっています。したがって、この中で17業者のうち14業者です。こういうことです。それで、この点を見ますと、ここでも選挙違反をした野辺建設ですか、ここは9回入っていますね。水道工事では、この分割発注した中で、16工区のうち4工区が水道業者のAランクの業者しか入れないようになっていますが、恐らくこれでいきますと野辺建設はAランクだと思うんです。Aランクの4件にすべて入っています。そして、この中で1,085万の仕事をとっているわけです。今度、清掃や警備が競争入札などでやられています。どうですか、業者が少ないということで日南や宮崎の業者が参入して、競争で実際は経営が成り立たないということでやめていく業者もおる。例えば、今度の市役所のここの警備の入札は宮崎の業者がとったということになっていますが。それから、印刷関係ではよその業者がどんどんとっている。だから、さっき、分割発注などは地元業者を育成するためだ、あるいは地元業者が仕事をとるようにと、私はそれはいいことだと思うんですから、そういうことですが、市民の中からは、特定の業種、特定の業者、こういうものがそういう中で甘い汁を吸っている。どうですか。この点ひとつ答えてください。 ○市長(野辺修光君)  裁判の問題でありますが、判決には従うということであります。  それから、病院の問題でございますが、点滴ミスにつきましては、私、包括的な責任者として陳謝してまいったところであります。ただ、やはり、日々の点検・指導については、これは病院長の方からしていただくということになっておりますが、再びこのようなミスがないように今後とも取り組みをしたいと思っております。  入札につきましては、いろいろあろうかと思っておりますが、先ほどもございましたように、前年度はゼロというようなこともあります。したがいまして、ある程度のぼこ是正というのはこれはやむを得ないという考え方に立っております。  以下、それぞれの主管課長より答弁をいたさせます。 ○契約課長(坂中喜博君)  お答えします。  入札について、不公正ではないかというお尋ねでありますけれども、ただいま市長が答弁しましたけれども、入札につきましては、串間市指名競争入札参加者の資格及び指名基準に関する規定の中で、審査会において十分論議をいたしまして決定しているところでございます。  それから、分割発注につきましては、先ほども答弁申し上げましたけれども、設計する段階におきまして、各課が合理的な理由を検討しながら、中小企業対策の一環として中小企業者の受注機会を増大を図るために実施しているところであります。  それから、警備並びに清掃の委託の件でございますけれども、それにつきましては、市内業者を中心に指名をいたしているところでございます。  以上でございます。 ○9番(児玉征威君)  市長、あなたはいいかげんなことを言ったらいかんわ。さっき契約課長は、あなたからそういう主張はないと。今、市長の答弁は、ぼこ是正をやったと。前回ゼロだから、あるいは少なかったから。これは一般論じゃないんですよ、私が聞いているのは。あなたの政治倫理や業者との癒着の関係を言っているんですよ。あなたは市長選挙で違反した業者から合わせて100万金もらったんでしょう。明らかじゃないですか、それは。先ほど言った点は。あなたの答弁は、前年度受注が低かったから、この2業者に6,000万近くとらせるということは構わない。重大な今発言しているんですよ。実際そうじゃないですか。これが派閥土建選挙でしょう。そうじゃないですか。だから、指名審査規定では、8条の7つの項目言ったでしょう、受注状況以外では市長が指示すると。契約課長は、指示はないと。しかし、今、市長は答弁で、いみじくも買収をやった業者は前年度もらってなかったから、当然だと、これは。公平なやり方だと言っているでしょう。どうですか。ゴルフの問題は答えられませんが、この中には業者も参加されていたというふうに聞いています。しかも、3月、あなたは予算を決めて、議会を前にしてそういう業者と、助役は指名審査会の会長ですが、私は、今、鈴木問題で、それぞれのあり方がこれは今、国民から厳しく問われていると思うんです。審査会では、助役が審査会長ですか、受注状況というのは審査会に出るんですか。この7つの項目はその都度、資料が出るんですか。そういう点で審査をしているんですか。あなたはそういう指示をしていますか。指示をしてなければ、指名審査規定に基づいてやってないということになるんですよ。  もう一つは、否定されませんから、市長がそういう業者とゴルフをする。公のことならいいですよ。ここに指名審査の委員が8名おられますが、こういう担当の課長については常々何かあるんですか。この点、答えてください。 ○市長(野辺修光君)  先ほど指名の結果について申し上げたのは、一般論を言ったわけであります。たまたまその2業者ということじゃなくて、一般的にそういうことがあり得ると。したがいまして、入札の結果、その業者が落札したということだと私は理解しております。  なおまた、ゴルフの件につきましては、私、計画したものでもありませんし、当日の朝までだれが行かれるのか聞いておりませんでした。たまたま乗り合わせていく段階で最後に乗ってこられたのがその方でありましたけども、私の立場として行くなと言う権限はないわけでありますので、一緒に同行したわけでありますので、御理解を賜りたいと思います。 ○助役(佐野芳弘君)  指名審査会におきましては、それぞれ審査員の方から原案についての検討をするわけですが、その際、技術力、能力、それから指名時におきます建設工事の受注状況等々加味して審査しております。 ○9番(児玉征威君)  あのですね、水道業を16工区分割したんでしょう。平均  500〜600万ですよね。そうすると、17業者しかいないわけですよ。分割発注した結果で2回、3回入札がやられたですか。全部1回で、そして、先ほど言ったように、それぞれ1つずつ、電気工事は別ですが、それぞれ別の業者がとっているわけですよ。多い業者では10回指名に入っています。同じ日にやったんでしょう、16工区は。それから、広野・風野のやつは先ほど言ったとおりですよ。Aランクが15業者おる。答えないじゃないですか。それで一方では、警備や清掃や、当然市でいけば串間の市民がこういう仕事はやろうと思えばできる。そういう業者は、日南の業者など入れて、指名でですよ、指名は、審査はいいでしょう、地元企業の育成なら、そういうところも同じ地元育成という立場でしないとおかしいじゃないですか、不公平じゃないですか。地元企業を育成するというならですよ。  助役、地方自治法では、契約は一般競争入札が原則とすると。だから、指名はと言うけど、そうしたら、工区や検査体制やあるでしょう、いろんな状況から見て。担当課長の判断でそれだけのことができるんですか。できるにしても、業者の状況とか含めてですが、一定の何か基準はないと公平な市政は運営できないんじゃないですか。  それから、病院の点滴問題は、市長、助役は特別職ですよね、ある面では24時間、もちろん私的な時間もあるわけですけど、事、問題が起こったときには。そこが串間の行政の今の中で問われたんじゃないですか。この点どうですか、答えてください。 ○市長(野辺修光君)  工事発注につきましては、区割りについては私、どういう形でやられておるかわかりませんけれども、やはり工事が少ないこういう時期でありますので、やはり地元業者育成という面からそういう方向に区割りがされたんではないかと思っております。  また、清掃と警備につきましては、私、陳情といいますか、そういう要望等もいただいておりましたので、契約課も呼んで、できる限りの配慮をしてくれということは言ったわけでありますけれども、やはり市内の業者数が少ないという形でそうなったんではないかと思っております。 ○議長(深江 明君)  しばらく休憩いたします。  (午後 1時31分休憩)  ────────────  (午後 1時31分開議) ○議長(深江 明君)  休憩前に引き続き会議を開きます。助役。 ○助役(佐野芳弘君)  病院の点滴ミス問題に絡めて、市長と私、特別職、24時間緊張ある身柄だという御指摘につきましては重々承知しております。今後そういった気持ちで対処していきたいと思っております。 ○9番(児玉征威君)  私は、先ほど言った分割発注、それから指名審査規程ですね、やっぱりこれとの整合性というんですか、そして問題があれば改善する。先ほど助役は言いませんが、分割発注したときに、例えば、指名審査規程の7項目ですよ、8条の4項ですよ、受注状況とか。2,000万近い金を一遍に出すわけでしょう。水道工事が、大平の点もですが、だから、これは本来的には配管工組合とかもあるわけでしょう。行政側が、いえば、談合をやって参加してくれと。でしょう、17業者しかないのに16工区に分けるということは。だから、指名審査規定から、分割発注する場合にも業者の数に応じてでしょう。先ほど市長はどう言いましたか、清掃とか警備は、業者数が少ないから市外の業者を指名に入れて入札をやったと。おかしいことはないですか、各課任せでは。  それと、先ほど課長は出されませんでしたが、1,000万以上の12年度と13年度の受注業者名を公表、これはしてください。情報公開でしょう。  それで、市長は否定されるんですけどね、何回指名に入っていますか、選挙違反をした業者が。A業者は1月24日にとっていますが、その前にもう既に仕事を3,000万近くとってますね。それから、B業者は、3,700、約4,000万とっているんですよ。だから、受注状況から言えば、4工区から見て、先ほど言った風野・田ノ野線、15業者おると言うけど、とってない業者が指名にも入ってないですがね。だから、市長が言う、ぼこ是正の指示があって、前年度の点でこういう指示があったというならわかりますよ。ないと言うんだから。じゃ、市長から耳打ちがあったんですか。  これだけ今、政治献金と企業との関係があるが、私はですね、今の市長のそういう業者との、たまたまと言われましたが、私が言っているのは土建業者だけを言っているわけじゃないんですよ。やはり市のいろんな仕事を請け負っている。公としてつき合うのはいいですよ、そこが私は今、政治倫理として問われていると思うんですね。これもそう言われますから、あれですけど、この前、市長の子供さんの結婚式があったということで、これはおめでたいことですが、ただ、私も招待受けてなかったんで何ですが、しかし、いろいろ聞きますと、肩書きが後援会の代表とか、それから市の指名業者が4分の1強招待されていたと。これはもともと私的なことですから、個人的に呼ばれるのは結構なんですが、私は、こういうところが今、問われているということでこの問題は終わりたいと思います。  それで、1つは介護保険ですけど、これはずっと問題にしてきました。答弁もありました。ただ、市長の公約でも、この介護問題の公平な運営ということを言っています。それで12月も言いましたが、しかし、13年度の見通しを見ましても、これは12年度とほとんど変わりません。恐らく見込みが64.63%、介護給付費に対する支払いは。それでいきますと、これは全国的にもまれなほど断トツな見込み違いが出ているんですね。この是正を当然行うべきだと思いますが、この点、どうですか。  それから、国保税です。これは資格証明書は出してないということですが、しかし、当然国保の改正がありますが、どうされるのか。これは要綱をつくるということだったですね。それで、こういう状況ですから、国保法の第9条3項ですね、「特別の事情があると認める場合を除き」という形があります。だから、この特別の事情という点で、今、BSE問題、それから、サティやくらし館などを含むそういう深刻な状態が出ていますが、こういう人たちが保険料が払えなくて医者にかかれないというような状況についての具体的な措置が必要だと思うんですが、どうでしょうか。  それから、介護保険については、65歳以上は、いわゆる介護認定を受けた人たちは所得税の減免対象になる、こういうことのようです。これを関係者に、特にこれは所得税納入者といいますと、市役所の職員とかある程度そういうところに、所得税を納めている世帯に関係あるわけですね。この点はどこまでどうなっているのかですね、この点ひとつ。  それから、くしまサティ、くらし館などの問題で、マスコミでは、くらし館はイオングループがと、それから、サティはニシムタがという話を聞きます。しかし、これは実際にここで働いていた人たちも知らずに非常に不安が広がっていて、私にも聞かれましたが、この点は、わかっている範囲はやはり市民に知らせていくということが大事だと思いますが、どういう状況でしょうか。それと、こういう人たちの、テナント、それから、働く人たちの実際の状況というのは、これに対する市の対応というのは、これは12月議会でも相談窓口の問題を質問しましたが、そういう人たちが相談して対応できるようになっているかですね。  それから、次に、BSE問題ですが、これは県議会で、県は、少なくとも69億という被害状況を発表しています。それでは、串間の状況はどうつかまれているのか、そして、これまでの対策でどこまで救済できたのか。来年度、国はまだ今年度やったような対策は具体的にしていないというふうに聞いているわけですが、国、県、市の対策はどうされるのか、この点。  それから、当然こういう方々に対して、市民税とか、国保税とか、保育料、奨学金、融資制度、こういう点がありますが、これが一括して相談窓口として対応できるようになっているかどうか。この点も12月で聞きましたから、何か改善がされたのかどうかですね。  それから、次に、本城の産廃処理場については、県の説明会以後、特に住民から出された要望について、具体的な取り組みと抜本的な解決策がどこまで煮詰まっているのか、この点、明らかにしていただきたいと思います。  次に、新学習指導要領と学校週5日制が4月から実施されます。新学習指導要領は、これまでの詰め込み教育の批判を受けて、ゆとりをうたい文句に授業内容の3割削減を言っております。授業時間も、小中学枚各学年年間70時間、過22時間カットされます。また、小学校3年以上は総合的な学習の時間を新設し、中学校では選択教科の拡大などが盛り込まれているわけですが、しかし、全体の授業時間が減って、総合的な学習の時間の導入や選択科目の拡大で一層授業時間が窮屈になる、こういうことです。学習内容は3割削減というわけですけど、例えば、小学6年までで習う漢字の総数は1,006字のままだと。しかし、授業時間は14%国語の時間は削られている。こういうことで現場では相当な混乱、矛盾が起こっております。具体的には、土曜日がなくなることによっての授業時間で1日の時間数が伸びるとか、昼時間を清掃に充てるとかというような形をとる学校等も出ているようでありますが、串間ではどういう取り組みになるのか、この点。  それから、新学習指導要領を受けて、そういう学力の不安等が問題になる中で、いわゆる国はその目玉として、学力向上フロンティア事業を実施、計画するというふうになっているわけですが、これは串間で具体的に取り組まれるということになるのかどうか、どういう条件が必要か、わかっていれば教えていただきたい。  それから、総合的な学習の時間ですが、これは学校現場ではどんな授業をしたらいいのかというそういう悩みと、特色ある学校づくりという形で学校間の競争という問題も心配されているようですが、この辺はどうなってきているのかですね。  それから、5日制の完全実施に伴って、いわゆる子供の放課後、週末活動、こういう点も、国は少ない金額ですが、予算措置などをしているわけですが、こういうもので串間で具体的に取り組む内容があるのかどうか、この点、どうでしょうか。  それから、土曜日が完全になりますと、当然、地域で子供たちが活用するそういう施設等が利用できるようにする必要があると思うんです。例えば、運動公園が完成しますが、そういう週5日制へ向けて、子供たちに向けての運動公園などの利用開放について何か検討された点があるかどうか、あれば教えていただきたい。  それから、ペイオフの解禁がされて、串間もその対応を協議してきたと聞いているわけであります。どういう方向になったのかですね。特に、基金や、それから融資などについては、これは自治体によってはその制度そのものの見直しという論議がされているようでありますが、何かそういう点で見直される内容があるのかどうか。以上。 ○収入役(野辺忠徳君)  お答えいたします。  ペイオフの対応についてお尋ねでございますが、このことにつきましては、預金保険法等の一部改正により、決済制預金以外の預金等は本年の4月1日から、また、平成15年4月1日からは決済制預金もペイオフの対象となるため、対応策が必要となってまいります。当市におきましても、ペイオフ解禁対応検討委員会を設置いたしまして、平成13年3月30日付で総務省が発表しました「地方公共団体におけるペイオフ解禁への対応方策研究会取りまとめ」、及び平成14年2月18日付で公表されました「宮崎県におけるペイオフ解禁への対応方策について」を参考にしながら、協議検討し、ペイオフ解禁への基本的な考え方、及びペイオフ解禁への対応方針をまとめたところでございます。その中で、平成13年度中に期限の到来します基金で定期預金にいたしておりますものにつきましては、当面、保護措置のございます普通預金で対応するということにいたしているところでございます。今後の対応方針としましては、金融機関の経営状況の把握が最も大切であり、あらゆる方法を講じ、綿密なる情報の収集を行ってまいりたいと思います。  次に、預金債券と借入金債務の相殺でありますが、当市の基金は、今回を除き、定期預金が普通でございますので、これが借入金との相殺には条例の整備が必要でございます。次の議会に条例の改正をお願い申し上げることになろうかと思います。なお、預金が借入金を大きく上回っており、さらに来年4月からは普通預金もペイオフの対象となることから、ペイオフリスク回避をするために預金と債券との分散運用を導入する方法がございますが、債券は非常に難しいものでございまして、安全性と有利性を考慮し、国債、地方債、政府保証債等、安全性の高いものを検討してまいりたいと思います。いまだに上部団体及び県内他市等からも具体的な案は示されていない状況下でございますが、先進事例等積極的な情報収集を行い、安全、確実でかつ有利な公金の保管に努めてまいりたいと思います。
     以上でございます。 ○教育長(岩下斌彦君)  それでは、9番議員にお答えさせていただきます。  新学習指導要領はこれまでと具体的にどう変わるのか、制度上、串間市に該当するものがあるか、こういった御質問でありました。完全学校週5日制のもとで、生きる力をはぐくむ新しい学校教育を目指しているのが、新しい学習指導要領であります。その中では、わかる授業、楽しい授業の実現、みずから学び・みずから考える力の育成、特色ある学校づくりの推進、総合的な学習の時間の新設などでございます。これらの実施に当たりましては、学校に創意工夫が求められます。串間市では、少人数授業などきめ細かな指導に関する加配が該当するものと思います。  次に、総合的な学習の時間の内容と効果のお尋ねでございました。総合的な学習の時間は、これまでとかく画一的と言われる学校の授業にかえまして、地域や学校、子供たちの実態に応じ、学校が創意工夫を生かして特色ある教育活動が行える時間であり、例えば、国際理解、情報、環境、福祉、健康など、従来の教科をまたがるような課題に関する学習を行える時間であります。この時間では、子供たちが各教科等の学習で得た個々の知識を結びつけ、総合的に働かせることができるようにすることを目指しています。そのことにより、生きる力の育成につながるものでございます。  次に、新しい学習内容がどう変わるのかとのお尋ねでございました。すべての子供が共通に学ぶべき内容は、社会生活を営む上で必要とされる基礎的・基本的な内容に厳選されました。このため、教科によって差はございますが、教育内容は現行に比べ、9番議員のお話のように3割程度削減されております。具体的には、年間標準授業時数が、小学校1年生で現行の850時間から782時間に、また、4年生、5年生、6年生になりますと、1,015時間から945時間に変わります。中学校におきましては、1,050時間から980時間に変わります。  次に、新学習指導要領に総合的な学習が加わることにいろいろ矛盾があるのではないかと、4月から実施して混乱は生じないかというような御意見でございました。総合的な学習の時間につきましては、各学校でこれまでの移行期間を踏まえて段階的に準備を進めてきております。特に、顕著に取り組まれているのが市木中学校でございますが、新しい指導要領に伴って授業時数を、今までは45分とか50分1つの教科をやってましたが、それを毎日わずかでも英語が取り組めるようにということで、25分なら25分、そして残りの時間を国語にすると、こういった集中度も考慮した上でいろいろ工夫をやる、これが平成14年度から市木中学校が創意工夫して取り組む授業の体系でもございます。こういったいろいろな発想を持って取り組みを開始する予定でございますが、串間におきましては、混乱というよりも、前向きな、積極的な姿勢が出てくるのではないかと期待をしておるところでございます。  次に、学力向上フロンティアに関しての御質問でございました。今回、県があるいは文部科学省が希望をとりまして、そして、この串間市の方はそれに手を挙げさせていただきまして、今回、平成14年度、ほぼ確定になろうかと思いますが、学力向上フロンティア授業の指定校として大束中学校に来そうでございます。それは、本来私ども取り組んでおります学力向上の取り組みを全国的に展開しようということで、各事務所1地区だと思いますけれども、そういった中で学力向上の基礎・基本を身につけるための取り組みということで、組織づくりあるいは少人数指導、こういったものを踏まえてやる、あるいは子供たちへの指導方法の工夫改善を図っていこうということで、実は、平成14年、15年、16年を指定を受けます。ちょうど16年にはそのフロンティア授業の公開をする予定でございます。  次に、学校週5日制に伴う子供たちへの対応ということでございますが、生涯学習課あるいは学校教育課を含めていろいろ検討しておりますが、その中で生涯学習課におきましては、体験活動、民間活力も協力をいただいていろいろプログラムを考えているところでございます。また、学校の土曜開放という点については、先ほどの御答弁でも申しましたが、いろいろ課題もあろうかと思いますが、十分検討を重ねていきたいというぐあいに思います。また、運動公園の子供たちの利用につきましては、今後検討させていただきたいと思います。 ○農林水産課長(久保野俊郎君)  お答えします。  BSEの被害状況と対策についてのお尋ねでございますが、BSEの発生以降、県内はもとより、畜産関係者は大きな打撃を受けていることは御承知のとおりでございます。御質問の市内におけるBSEの影響は、発生月の前年と比較しますと、子牛価格は平均で約13万円の減で、その被害額は2月末までで販売額にしまして約7,000万円の減額となっております。また、肥育黒牛で約6,743万円、肉用肥育で約2,200万円、それから交雑種で約3,420万円、肉肥子牛で約500万円、合計で約1億9,800万円相当の減額となっているところでございます。このほかに、販売が滞っている老廃牛につきましては、推計で約2億数千万円程度の被害額になるものと考えております。また、調査はいたしておりませんが、販売にかかわる市場等の手数料の収入減、さらには食肉関連の小売業等の取り扱い金額にも相当の影響があるものと思っております。  それから、支援対策につきましては、昨年12月に議会の皆様方の御理解を得まして、子牛価格の補てん、遅延対策に伴うえさ代、消費拡大などの対策としまして、牛海綿状脳症特別緊急対策費2,529万2,000円を計上し、畜産農家の経営安定に取り組んでおりますが、今後も引き続き各対策に取り組んでいきたいと思います。また、国・県におきましては、繁殖用素牛の経営内保留、肥育素牛の導入などに対する助成事業を、引き続き14年度も実施することになっているようでございます。  それから、消費者の信頼を回復するため、感染経路の究明が極めて重要であり、早急な原因究明がなされております。国や発生した道県においては、当該農場における飼料の給与状況や、イタリア産肉骨粉を初め、海外からの肉骨粉等の輸入状況等の調査、及び国内外における飼料を中心とした徹底した調査が行われているところでございます。  また、市の窓口の相談につきましては、議員の皆様方の御理解をいただきましていち早く対策を講じることができた関係から、BSEに関連する相談等については受けていないところでございます。  以上でございます。 ○商工観光課長(山口孝博君)  お答えをいたします。  くらし館、それから、くしまサティの状況についての御質問でございます。まず、くらし館につきましてでございますが、これにつきましては、県内にくらし館が13店舗ございます。その中に串間1店舗入っておるわけですが、さきにいろいろと報道されておりますように、寿屋がイオン株式会社に営業譲渡するというような方向性が出ているようでございますが、しかしながら、この13店舗中、イオンが引き受けるというのは定かではございません。したがいまして、現在のところ、串間のくらし館がこのイオングループに営業譲渡されるかどうかというのはまだ定かではございません。したがって、今後の動向等も見きわめながら、今後、消費者、これはくらし館につきましては地元の事業者が建物、土地を所有しておりますので、情報収集に努めてまいりたいというふうに思っております。  それから、くしまサティでございますが、これにつきましては、現在、民事再生法の手続中ということで、まだ債権者会議等々の手続が残っております。したがいまして、鹿児島に本社のある流通会社が営業譲渡についての合意があったということで、まだ正式に発表されておりませんので、どこということにつきましては答弁を差し控えさせていただきたいというふうに思っております。  なお、テナント、それから雇用者の状況でございますが、テナントにつきましては、これまでくしまサティの中におきましては26テナントがございまして、地元に関係するテナントは10テナントでございます。それから、従業員につきましては、2月1日現在におきましては、社員、パート含めまして87名ございまして、さらにテナントを含めますと約150名の従業員がそこで働いていたという状況でございまして、これが3月1日をもって全員解雇という状況になっております。今後、鹿児島に本社のある営業譲渡先、合意を得たということで私ども承っておりますが、その営業譲渡先が、今後、雇用者の再雇用、さらにはテナント業者との再契約ということでいろいろと努力をされているというふうに承っておりますので、行政としてもできる限りそういう形の中で再雇用、テナントの再契約がなされるように努力していきたいというふうに思っております。  以上です。 ○福祉事務所長(右松康廣君)  お答えいたします。  まず、介護保険の給付費の見込み違いについてということで御質問を受けたわけですが、介護保険は、保険制度施行後ほぼ2年を経過するわけでございますが、保険給付費につきましては、施行前の保健福祉サービス利用者から、介護度別の対象者の推計、実態調査から得られた利用意向、及び参酌標準に基づくサービス水準などに基づき、国の示しました一定の手続により算定しておりますので、不確定要因を含んでおります。また、運営につきましては、保険財政の安定化を図るため、3年間の事業見込みに基づき各年度の事業費の算定を行っておりまして、過不足が生じた場合は給付準備基金への積み立て等を行うわけでございます。したがいまして、本市のように給付費に不用額が生じた場合は、第1号保険料以外の給付財源につきましては精算交付となりますので、実質剰余金とはならないところでございますが、第1号保険料につきましては、3年を通じて事業計画から算定された保険料必要額に基づいて一定の保険料率としておりますので、保険料に相当する額が余剰金になるものであります。したがいまして、これらの介護給付準備基金に積み立てておいたものにつきましては、次の財政運営期間において給付財源とするということでございますので、14年度中の見直し等を含めて保険料の増嵩抑制あるいは負担軽減の財源とすることができると、こう思っております。いずれにいたしましても、14年度に計画を見直す必要がありますことから、今後十分国の動向等にも配慮しながら検討してまいりたいと思っております。  続きまして、介護保険の認定者は障害者控除の対象になると聞いているがということでございます。障害者控除につきましては、所得税法施行令、地方税法施行令に定める障害者に準じる者として、障害者控除対象者認定書により、市町村長が認めた者まで対象の範囲が拡大されておるようでございます。寝たきり者につきましては、これまで申請に応じて認定書の交付をしてきている経緯もあるわけですけれども、軽度の方につきましては、介護度と障害者の障害程度等級表との関係について直接関連づける基準が現在ありませんので、この「準じる者」の認定には技術的な難しさが伴うことが必定となってきます。いずれにしましても、制度の積極的な活用を図るためには運用基準を定める必要がありますので、他市町の状況なども含め、勉強させていただきたいと思います。  次に、相談窓口について総合的にやるべきではないかとの御質問につきましては、現在、福祉に関する相談につきましては社会福祉協議会の方で対応いたしているところですが、児童福祉に関する相談等初め、生活心配事相談等行っております。また、14年度は税務相談も加わるということでございまして、会場が狭いということで現在協議をいたしておるところでございます。関係各課とも対応をしてまいりたいと思います。  以上でございます。 ○健康管理課長(渕 敏郎君)  お答えいたします。  資格証明書についてのお尋ねでございますが、交付につきましては、特別の事情のないのに納入されていないケースの対応といたしまして、本年度は、納税相談等によりまして現在のところ126世帯でございます。  次に、国民健康保険税の減免措置につきましては、御承知のとおり、国民健康保険条例の中にその規定がございますので、市民税の課税状況とも連携を図りながら対応してまいりたいと考えているところでございます。  以上でございます。 ○生活環境課長(立本伊佐男君)  お答えいたします。  南那珂産業廃棄物処理場への取り組みについての御質問でございますが、宮崎県といたしましては、処理場をこのままではおかないという考えであります。そして、処理場につきましては、債権問題もあり、債権者である整理回収機構との協議を行っていまして、ある程度の時間を要すると伺っているところでございます。いずれにいたしましても、原因者の会社に責任をとらせ、施設が不適正のままでは営業の許可は認めない方針でございまして、住民の不安解消のために3カ月ごとに滲出水の水質検査と週1回のパトロールを実施されているところでございます。  以上でございます。 ○9番(児玉征威君)  1つは国保についてですが、資格証明書で、発行の要綱ですよね、発行する場合の。今、特別な事情があると認める場合を除いてという、いわゆる特別な事情というのが、今、テナントなどに入っておってああいう状況で影響を受けるとか失業するとか、こういうのがですよ、要綱か何かつくらんと、担当職員が、それが必要じゃないですか。それから、国保税減免でもそうです。先ほどあったように、くしまサティとああいうところで倒産があって150人からいわゆる路頭に今投げ出されたと。じゃ、商工に行っても、この前言ったように、国保の減免制度、果たしてあるんだけど、該当する要綱がなければ相談に乗れないじゃないですか。これは保育料も言えることです。学校では就学援助制度などがありますね。それから、今度、例えば、高等学校などに行く場合にこういうものを受けての2分の1補助、これは高等学校奨学事業費補助、20億国はつけているわけですが、2分の1をということで、自宅からは公立の場合1万8,000円、それから、あれする場合は2万3,000円とかいう、私立の場合には3万円と。だから、例えば、くしまサティでしたときに、それぞれがこういう救済の減免制度があるわけですよ。しかし、要綱などがなければ、実際商工で窓口になっておっても、だから、来たときの家族の状況で、子供がおる、保育所に行っている、あるいは小学校に行っている、あるいは中学校に行っている、あるいは大学に行っている、そういう状況を聞いてから今ある制度で対応するというような、こういうものがないと実際は機能しないんじゃないですか。市長、どうですか。住民のこれだけ深刻な事態になっているんですよ、生活がされて。今まで市長は国やら県やら太いパイプと言よったけど、このパイプが全然そういうものが来ないで逆になっているような状況でいけば、今あるこの制度を使えるものは使うということでこの前から言っているんですが、要綱を整備してこういう人たちにこたえるということが必要だと思うんですが、この点、どうですか。  だから、先ほど介護保険についての所得控除ですね、これは現実に、所長には見せたんですが、そういう記事が載っていて、介護度3ぐらいでも実際に申請したら税金が返ってきたと、所得税が還付されたと。問題は、そこの長が、これは申請主義ですから、そういうものを積極的に発行すると。だから、認定をするときとあわせて、おたくは認定になっているから、所得の控除になりますからという形ですれば、それが行政じゃないですか。ひとつこの点、答えてください。  それから、BSEの間題ですが、これは県の報告では59億ですか、69億で助成した結果、32億手だてをされたというふうに出ているんですけど、市は先ほど二千数百万、これは全部執行されたかどうかわかりませんが、実際手だては先ほど言った金額に対してどの程度されたのか、この点ひとつ教えてください。 ○健康管理課長(渕 敏郎君)  お答えいたします。  国保税の減免についてのお尋ねでございますが、おっしゃるとおり、所得が皆無となったために生活が苦しく、困難な方がいらっしゃるときには減免をするというような条文がございます。これは市民税条例の減免措置でございまして、当然市民税の所得がない場合には保険税も同様に減免をするようになっております。そういうことで申請書については用意をいたしているところでございます。  以上でございます。 ○福祉事務所長(右松康廣君)  お答えいたします。  介護認定時に証明書を発行すべきということでございますが、この点につきましては検討させていただきたいと存じます。  それから、介護度の程度の問題があるわけですが、議員の方では3以上すべてというような感じの発言だったと感じておりますが、その辺につきましてももうしばらく勉強させていただきたい、こんなふうに思っております。  以上です。 ○農林水産課長(久保野俊郎君)  お答えします。  手当についての御質問でございますが、子牛価格補てんが1,650万円の予算でありましたが、現在、523万5,000円の支出を行っているところでございます。それから、遅延対策に伴うえさ代が、708万円の予算に対しまして、現在、362万円の支出を行っております。それから、学校給食費でございますが、121万2,000円の予算に対しまして、全額を支出いたしております。それから、安全性についてのPR試食でございますが、これは50万円予算計上しましたけれども、全額支出済みでございます。  以上でございます。 ○9番(児玉征威君)  今、BSEの問題で、子牛では1,650万で523万という点で、3分の1もいってないような状況ですが、これは競り価格がまだ残っているんですかね。3月ですか、まだあるんですか。それを見越してもこれは全額執行する見込みなのかですよ。あの当時、そういう制度を設けたんだけど、実態と合わなくて実際執行がこうなってないということであれば、ちょっとその点はどういうふうに見たらいいのか、ひとつ。  それから、最後にですね、子育て支援センターですけど、これは法人にということでまだ決まってないということなんですが、経過からいえば2つ希望があって、1つにやらせるということできたのが、途中から一時保育をやっているところが希望して、先ほど言うと、決まってないということはこの2が決まってないということなんですか。市長が言う公正、公平から見たときには、市街地のそういう法人立の保育所でいえば、最初希望したところが現在そういう保育以外ではやってないという状況なんですが、そこがまだ決まってないというのはどういう理由から決まらなくなったのか、ひとつこの点、答えてください。まだちょっと残っていますから、きちっと。 ○農林水産課長(久保野俊郎君)  お答えします。  先ほどの子牛価格補てんで523万5,000円と申し上げましたけども、これは10月から12月までの価格の補てんでございます。したがいまして、1月から3月が残っておりますので、残の1,126万5,000円につきましては、今後3月末に全額支払う予定にいたしております。  以上でございます。 ○福祉事務所長(右松康廣君)  お答えいたします。  どういう理由から現在まで決定していないかというような御質問だったと思っておりますが、いろんな方面からいろいろ協議を重ねながら鋭意詰めてきておるわけですけれども、すべてを含めて確定をいたしておりませんので、御理解を賜りたいと存じます。 ○9番(児玉征威君)  時間が来たようですが、通告して質問しなかった点もあってその点では御迷惑をかけましたが、議案質疑の中でいたしますので、ひとつよろしく。 ○議長(深江 明君)  次に、6番福添忠義議員の発言を許します。 ○6番(福添忠義君)  (登壇)通告とは少し順不同になると思いますけれども、明確な答弁をお願いして質問に入ります。  なお、相当な議員の質問と重複をしておるようでございますから、重複する部分は割愛をして言いますので、よろしくお願いをいたします。  小泉首相は、2月4日、開会中の第154回通常国会において、就任後、初めて施政方針演説を行い、改革本番の年、経済再生の基盤を築く年と位置づけて、向こう1年間の国政に当たる基本方針を述べ、構造改革の推進に強い意欲を示し、広く国民に訴え、支持を求めてきたところであります。軌を同じくして、野辺市長も本議会冒頭に、向こう1年間の串間市政のかじ取りと運営の基本であります施政方針を発表されたところでございます。串間市を取り巻く内外の情勢の厳しい状況はだれしも認識を同じくするものでありますが、そのことを踏まえた上で、変革と創造の時代の流れを柔軟かつしっかりと受けとめ、主体性を持ち、市民の知恵と力を結集し、市民参加と協働の市政の実現を目指し、新たな決意と情熱を持って、今後も引き続き、市勢発展に総力を挙げて取り組んでいくと結ばれております。このことは、第13代串間市長として就任からわずか1年4カ月経過いたしました市政運営にもかかわらず、誠心誠意の努力によって、今日まで長い間積み残されてきました諸問題の解決とあわせまして、残された課題の見通しが立ったこと、並びに財政運営を含めたさまざまな厳しい局面が予想される今後の市政運営に対する自信と決意のあらわれだと、私は評価するものであります。すなわち、二十数年間長い間未解決でございました都井・西方線、及び嘱託職員間題の解決、30年間工事が中断したままになっています市中心部を流れる天神川改修計画の再開のめど、10年来政治課題でございました市立病院改築移転の具体化、串間駅西部地区区画整理事業への踏み出し、観光開発事業の新たな展開、電子自治体の取り組み、生活関連施設整備、さらには、完全にふん詰まり状態が長く続き、何かと市政運営に障害が出ておりました県との関係改善が進んだことなど、数多くの課題が着実に前進していることが裏づけになっているものと私は思います。  そこで、市長にお尋ねをいたします。今回、第13代市長としては初めてじっくり腰を据えて編成されたと思います平成14年度串間市の予算は、当然総合計画に沿って配分されたと思いますが、市長自身、限られた財源の中、真に必要な事業には重点的、効果的配分に努め、編成したとなっておりますが、どのような串間市のあるべき将来像を持って取り組まれたのか、その将来像とは何か、また、それに到達せんがために従来の予算と比較してどの分野に力点を置き、予算をどのように配分されたか、まず、お尋ねするものであります。なお、景気対策も当然予算編成上、念頭にあったと思いますが、どのようにその対策をされたのか、お尋ねをするものであります。また、編成過程で現在の串間市の財政状況をどのように認識されているのか、素直に聞かせていただきたいものであります。  次に、市民参加と協働の市政の実現を目指すとして、初めて「協働」、すなわち協力して働くという言葉が登場してまいっております。私は、協働とは、それぞれの性格が異なるさまざまな団体と対等な立場でそれぞれの長所を生かして共通の目標に向かって協力することだと思います。行政がすべての公共サービスを受け持つ時代は終わったと言われて久しいものがございます。しかし、市民、企業、行政が新しい役割分担をして実際の成果を上げている事例は、横須賀市などで条例を制定し、取り組まれておりますが、全国的にもその取り組みはまだまだ一部の自治体でございます。協働のまちづくりをするためには、あらゆる角度から積極的に市民活動の支援を展開する市の取り組みがなければできるものではありません。なかんずく、この実を上げるには何を差しおいても市の職員の意識改革が進むことが不可欠と言われております。市長、このことをどう思いますか。串間市は派閥間題がよく取り上げられます。その最たるものが土木業者と市職員が常にやり玉に上がります。市長は、派閥は存在するとは思わない。あるとするなら、市政執行の中で解決すると言ってこられました。今もその認識は変わりないのか、お尋ねするものであります。  市民へのサービス機関である市職員の訓練ができていると思いますか。職員は市長の市政執行の補助機関であります。ごく一部の職員と思いますが、与えられた仕事だけしていればよい、難しいことはかかり合わない、よだきい、また、おれには全力を挙げて取り組む仕事が与えられていないなど、積極性に欠け、みずからの職務を振り返ることなく不満を述べる職員では、協働のまちづくりは到底望めるものではないと私は思います。どう認識し、職員の意識を改革されていかれる考えか、ぜひここで素直に聞かせていただきたいものであります。  次に、市町村合併についてであります。  2市2町の研究会の研究結果がいまだに出ていないとの今議会での答弁でございます。2市2町の利害は合併では当然違うはずであります。1、2、3の合同で一緒に発表する必要は私はないと思います。合併することによって串間市にどのようなメリット、デメリットがあるか、具体的に項目を挙げてぜひ聞かせていただきたいものであります。それが発表できないというならば、合併について真剣に取り組んでいないと思ってよろしいか、お尋ねするものであります。あえて私は言いますが、私はあくまでも合併肯定論者でないことは前もって通告してあるところでございます。  以上、まず8点について答弁を求め、あとは自席からの質問にかえさせていただきます。(降壇) ○市長(野辺修光君)  (登壇)6番議員にお答えしていきたいと思います。  まず、予算編成と市財政状況の認識についてでありますが、予算の編成は、市民の生活に密着した重要なものであると認識をいたしております。そのためには、第四次串間市長期総合計画を基調とし、「しあわせで、住みよい、豊かな串間の創造」を念頭に置き、選挙公約を掲げている項目を着実に推進することが市民生活の向上につながるものと思っており、でき得る限り平成14年度の予算に盛り込んだところであります。この実現のため、第13代串間市長として就任以来、国、県とのパイプはもちろんのこと、経済団体の関係団体等とも連携を密にし、積極的に活動を行ってきたところであり、市民がしあわせで住みよい豊かな串間市を実感できる串間市の展望が開けるものと思っているところであります。  また、本市の財政状況の認識でございますが、御案内のとおり、本市の財政状況は、市税など自主財源が乏しく、地方交付税や国県支出金などの依存財源に頼らざるを得ない状況であります。しかし、この依存財源も、地方交付税の大幅な減少や、国県支出金の補助金カットなど、本市を取り巻く財政事情は今までにない非常に厳しい財政状況にあるものと認識いたしているところであります。  次に、市民との協働体制の確立についてのお尋ねでございますが、従来、地域社会の運営を、行政が情報と政策手段を握り、住民の意向を酌みながら行政サービスを提供するという行政主導型地域社会の取り組みが主になされてきましたが、地方分権社会を迎え、本市においても、今後の行政運営のあり方として、市民参加のまちづくりを推進することとしていますが、このことは、行政を核としながら、市民、企業、団体、グループなど地域社会のさまざまな構成メンバーがともに地域課題の解決に向かって行動し、自分たちで決定するという自己決定、さらに、結果についてもその責任を自分たちが負う自己責任という行政システムの構築を図り、市民と行政の役割分担と協力体制づくり、さらには市民の創意と発想を生かしたまちづくりに努めてまいりたいと存じます。  次に、派閥の問題でありますが、一般的には、選挙の後で当落を決する場合にはその勢力が分かれることは当然のことであります。しかし、そのことが後々まで尾を引いているような気がしてならないわけであります。現在、串間市には、逼迫した財政事情、第1次産業の低迷、商工業の不振による商店街の衰退、少子・高齢化、保健・医療・福祉需要の増大、環境保全等々のさまざまな問題、課題を抱えているところであり、市民一丸となってその解決あるいは対策に立ち向かうことが大事であり、派閥の存在を許すような状況にはないものと思っているところであります。その解決には、みずからの政治姿勢と行政の対応で解決できると思いますが、私は、特に、行政に携わる職員についてこの串間市の状況を深く認識していただきたいと存じます。  次に、長期総合計画を達成していくために予算編成にどのように盛り込んだのかとお尋ねであったですかね。失礼しました。第四次長期総合計画の基本計画に沿った実施計画を現在策定中でございます。実施計画の構成概要でございますが、1つ、実施計画の体系、2つ目に各章ごとの実施計画財源総括、3つ目に各章ごとの内容別、財源別に区分した主要事業を掲載する予定でございます。また、この長期総合計画実施計画に位置づけ、各種事業を具現化するに当たり、各主管課でそれぞれ事業評価された計画のうち、平成14年度予算に盛り込まれているものの主なものについて申し上げますと、第1章「いつまでも健康で安心して暮らせる健康文化都市の創造」の中では、新たに移転改築を計画しております国民健康保険病院建設事業とあわせ、医療のみならず、保健、福祉の一体的な住民サービス提供体制を確立すべく、総合保健福祉センター建設に要する用地取得事業、さらには、ソフト面での充実を図るべく、介護に対する総合相談支援体制を確立します基幹型在宅介護支援センター整備事業、スポーツ・レクリエーション分野では、勿体森運動公園第二期整備完了に伴いますグランドオープン記念大会の実施経費。第2章「躍動する21世紀を開く人づくりと教育・文化都市の創造」につきましては、子育て支援事業、北方中学校屋内運動場改築事業、学校吹奏楽器整備事業、総合的な学習の充実を図るための総合学習推進事業等を計画に盛り込み、予算化したところであります。また、第3章「快適で住みよい生活文化空間の創造」につきましては、2カ年にわたる市営松尾墓地整備事業、救急体制を整備すべく高規格救急自動車整備事業、消防団員等の制服更新事業等を盛り込んだところであります。第5章「経済的豊かさを市民一人一人が実感できる串間市の創造」の中では、いこいの里周辺整備を図るための水と緑のみやぎき農村整備事業や、現在、全国で問題となっております農産物等の産地偽証のことにつきましても、串間の地場産品を大消費地に持ち込み、品質保証をPRし、販売促進と消費拡大を図るための農産物販売サポート事業、農業担い手の経営支援を促すための新規就農者経営基盤整備事業や、オーエスキー対策事業等を盛り込んだところであります。第6章の「串間市の自然、人材、産業、経済等の地域資源を生かした活力都市の創造」につきましては、姉妹都市である高鍋町との交流を図るべく、スポーツ交流事業、13年度補正予算でお願いしております、すべての公共施設及び庁内をネットワーク化し、住民サービスの向上を図るための地域イントラネット基盤整備事業等を新たに盛り込んだところであります。  以下、助役以下それぞれの主管課長より答弁をいたさせます。(降壇) ○助役(佐野芳弘君)  (登壇)お答えします。  市町村合併問題につきまして、大先輩議員として大変厳しい御指摘でございました。この間題は、たびたびお答えしておりますように、2市2町でまず合併研究会をスタートさせようという約束事でスタートしております。それが幹事会、専門部会、作業部会の作業が若干おくれていまして、約束の3月末までに結果がまとまらないというような  状況でございます。この点は研究会としてもまことに申しわけなく思っております。ただ、2市2町それぞれ私のこの数カ月の経験からいいますと、温度差がございます。御指摘のように、2市2町は2市2町でやれと、市は独自の合併問題をどう思うかを出せという御意見もよく理解できますが、串間市民は既に合併を経験してきております。この問題は非常にデリケートで慎重を要する問題だと私は理解しております。そして、市民には予見、予断のない中立公正な情報をまず提供したい、そういった意味で若干時間を要していることも御理解賜りたいと思います。できるだけ結果がまとまり次第、真摯に受けとめ、市民の皆さんに情報を周知したいと思っております。よろしくお願いします。  以上です。(降壇) ○6番(福添忠義君)  それでは、自席から質問をさせていただきます。  まず、市長の答弁の中で、非常に串間は財源が厳しいんだということであります。私もそのことはよく理解ができるわけでありますが、政府は、本年度、地方交付税の総額を4%減額するんだと、こういう形で発表を既にしてその対応をしておるわけでありますが、しかし、その削減の内訳は、人口に反比例して増額されております段階補正、それから、公共事業の事業費に配分される事業費補正等の対象項目が絞り込まれていくと、こういうような形で減額をされていくということでありますが、この2つが本年度14年度串間市にはどう影響しておるのか。私が聞くところによると、2003年度の地方財政計画等では、交付税の算定基礎であります市税、これの独自財源比率といいますか、25%が控除されておるわけですが、この25%を増額するんだと、財源比率を上げるんだと、こういう形でこの減額分を埋め合わせをしていくんだというような地財計画等もー方では検討されて発表しておるわけでありますが、そこら辺を含めて今回どのようにそろばんをはじいて財政計画を立てておられるのか、そのことをまずお聞かせを願いたいと思います。  次に、政府は、地財計画の中で、本年度の特別交付税を約7%ぐらい減額をするんだという形で出てきております。単純に計算しますと、7%減額すると串間は6,000万か7,000万減額になるわけでありますが、もうそろそろ地方交付税、特交の確定がする時期だと、多分10日ごろ毎年確定するわけでありますから、そういう時期に来ていると思いますが、ことし7%国が発表しておるような地財計画どおり減額されてくるのかですね。もちろん補正では8億円ですから、去年も8億9,000万ですから、大体予算どおりの、補正で上げたとおりになるのか、そこらあたりも、もしわかっておればお聞かせを願いたいと思うわけであります。  次に、福祉・医療・保健についてでありますが、よくこの議会の中の答弁の中でもございましたけれども、この三者が連携を密にしていくんだと、大変結構なことであります。この言葉は言われて久しいわけでありますが、なかなか行政の縦割りがあって実を結んでいないわけでありますが、串間の場合はどうこれが共同した作業がされて具体的になっておるのかですね。どのような手順で連携されていくのか。結構なことでありますが、これはしなきゃいけません。何遍も先輩議員、過去の議会の中でもそのことは取り上げられてきておるんですが、実際そうなっておるのかですね。何ができなけりゃ隘路なのか、そこらあたりを少しお聞かせを願いたいと思います。  それから、少子・高齢化が叫ばれておるわけでありますが、高齢化の中の方はある程度相当なあれがあるんですけど、一番今、国対維持という形の中では、子供が少ないという形で心配をされておるところであります。将来の生産人口というのが減少していった場合の問題が言われておるわけですが、そのためには子育て支援が必要であるわけですが、制度上、子育て支援は相当な数があると思いますが、串間で今、子育て支援を取り組んでおるもの、これはどういうものがあるかを教えていただきたいと思います。  それから、市立病院の信頼回復の問題が出ております。この議会の中でもたくさん出てきておりました。私は大変残念なことであると思います。しかし、人間がする仕事でありますから、ミスがあってはならんわけでありますけども、これは絶対ゼロということはあり得んわけでありますし、また、限りなくゼロに近づける努力は当然しなくてはならないわけであります。1回それがあると全体がそういうふうに見られがちでありますけれども、どうか病院の職員は頑張っていただきたい。過去、福島町時代から約半世紀間にわたって串間の医療を供給をしてきたわけであります。今、外来年間10万人、入院は3万4,000〜5,000という形の、何といっても串間の基幹病院であるわけであります。また、特に、それがあるために串間も相当な財政の恩恵を受けておるわけであります。特に交付税等では最低でも1億5,000万ぐらい来るはずでありますが、一般会計からの繰り出しは6,000万か7,000万であります。まず、毎年病院があるために串間市に7,000〜8,000万の財源の貢献を市立病院があるためにしておる。こういうことも実際あるわけであります。しかし、事故があってはならんわけであります。一昨年あった事故と今回の事故と同一しておりますが、一昨年の事故は私と全く同じ手術をしたわけでありますし、これは同一問題でないし、人間の体はそれぞれ違うわけでありますし、その間題をみそもくそもー緒になけて問題をごちゃまぜにしていくと大変市民に誤解があるわけでありますので、どうかひとつそこあたりは整理して将来の、新しい病院もできるわけでありますから、十分ひとつ病院の職員は自信を持って、貢献をされておることを自信に、さらに研さんをされて事故防止に努めていただきたい。そしてまた、先ほどから出ておりますが、限りなくゼロに近づけるためにはやはり職員の自信がなけりゃならんわけでありますから、その自信をつけるためにも訓練と教育が要るわけでありますので、今後それに向かっての手順をこの機を境にさらに一段と上げていただきたい。そのことの計画があればお示しを願いたいと思います。  それから、今現在、今度新しい病院が計画されていろいろ議論されておりますが、現在の段階で市内に不足をしておる医療供給体制、これは何を市の行政として、これは市長が答えることでありますけれども、どう認識を現在の段階でされておるのかをお聞かせを願いたいと思います。  それから、串間市国民健康保険病院と長たらしい言葉を言います。しかし、市民はみんな市立病院と言うわけでありますから、別に串間市総合病院とか串間市医療センターとか名前を変えても何ら法的な制裁があるわけでないわけですから、どうか新しい病院を境にもっとスマートな名前に、市民に親しまれる病院の名称にぜひ検討していただきたい。今回、運動公園は勿体森運動公園という形から市民総合運動公園になったわけであります。私も何回か県等の会議に出て運動の段取りをするわけでありますけれども、勿体森運動公園とはどこかのと、この言葉がよく出ます。前から市民総合グラウンドに名称を変えてほしいということを希望を出しておってやっと今回その名称変更になるわけでありますが、市立病院もひとつそういうような形でお願いをしておきたいと思います。  それから、何回か議会の中でも議論になっておりますけれども、やはり今回の施政方針の中でも出ておりますが、施政方針の中に、福祉のというか、社会参画というか、障害者の社会参画というのも出ております。長い間、串間の知的障害者の通所施設でありますにこにこ福祉作業所というのがそれぞれの篤志家の寄附とかボランティア等でされて、大変言い方が悪いんですけども、なかなかその実を上げられない状況で今日まで運営をされてきております。しかし、物には限界があるわけであります。篤志家の寄附とかそういう善意だけでは、なかなかその組織の維持といいますか、施設の維持は難しいわけであります。今回、その方々が、やはり串間市の現状をかんがみ、また、その対象者の社会参画という、自立という形も含めて、知的障害者の通所施設といいますか、その作業所の設立をしてこられた社会福祉法人という形でされてきたわけであります。これを制度にのっかった施設に発展させたい、こういう形で大変な強い願いで市の当局の方にも多分要望が来ておると思います。議会の方にもその陳情、請願が出てきておるところでありますが、どうかひとつ現状をよく理解をしていただいて、市内には150人ぐらいのこの対象者がおるわけであります。しかし、入所者側では50名程度カバーをされておるわけでありますが、それ以外、100人近くはやはりなかなかその恩恵にこうむれない。そしてまた、その場すら与えられないというような状況であるわけでありますから、この問題については今回予算に、厳しい財源の中でありますが、何ぼかの上積みされた助成措置がされておりますが、本来、やはりこれはもともと国が2分の1、市が2分の1という形で、福祉法人という形の施設は認可された知的障害者通所施設として運営されるのが一番いいし、それが目的であるわけでありますから、どうかそのことを、単なる補助金で上積みされてその場を濁すという言葉は大変失礼な言い方でありますけれども、それも1段ステップアップしたわけでありますけれども、話を聞けば、15年度からしていくんだというような話も聞かんでもないわけでありますが、やはり私は、年度途中からでもこの問題は、その人たちのその熱意といいますか、そういうもの、そしてまた、希望をぜひ私は、弱者と言うと大変失礼な言い方ですが、ここに日を当てていただきたい。このことをぜひお願いをするわけでありますが、そのことに関してどう認識をされておるのか、どのような方向でこれを進められておるのかをお聞きするものであります。  それから、先ほどの9番議員も質問があったわけでありますが、平成14年度、大変厳しい経済状況の中で、先ほどからもサティの問題、くらし館の問題、それから、日本国じゅうリストラの問題、倒産の問題が出てきております。多分こういう人たちの受け皿は、社会保険から、また政府管掌保険あたりを離脱をして、国保で吸収せざるを得ない状況になるわけでありますが、大変所得も低くなるわけであります。14年度国保税率をどのように考えておられるのか、引き下げるのか、据え置くのか、引き上げるのか。まだ確定はできんと思いますけれども、基金等もあるわけでありますから、現状をよく理解の上、引き下げるという方向にぜひ私は英断をいただきたいというふうに思いますが、その考えについてお聞かせを願いたいと思います。  それから、先ほど申しましたように、今日そういう経済状況の中で、国保に受け入れる、国保に返ってきた、ある意味では国保がふえた分、こういうものは大体どの程度あるのか。このことが串間の就業人口等の把握がある程度できる問題もあるわけでありますから、そういう状況は現在、大方でもいいですけども、国保でどういうふうな状況で把握されておるのかをお聞かせを願いたいと思います。  それから、次に、農政でありますけれども、何遍もこの議会の中で出てきておりますように、全く芋づる式に、BSEは、農政省の事務次官、熊沢次官ですかね、この対応の甘さで約2,000億円からの損害をこうむったと。その対策に国費を2,000億円突っ込まなきゃならないと言われております。これはまさしく私は人災と言わずして、この次官は懲戒免職どころか−−−と、こういうような身に値すると思いますが、のうのうとまた畜産関係団体に天下りをしていくというような状況が新聞報道されておるというふうに、−−−は失言で取り消しますが、そういうような状況もあるわけであります。また、これに便乗して、雪印食品とか、いろいろ食品が表示を偽っております。また、それどころか、それに輪をかけて、農家代表組織である全農、スターゼンと全農チキンフーズあたりの、これこそ世の中にはクロをシロということはあるけれども、シロをクロというふうに、自豚を黒豚という形で偽ってやると、スターゼン等はやるというような形で、今日商品の不当表示があるわけでありますけれども、これはまさしく消費者を欺くものであるし、また、額に汗して一生懸命今日の消費不足の中で努力をしておる農家生産者を、これこそ踏みにじるものと言わざるを得ないわけでありますが、そういう中で、農政は非常に厳しいわけであります。デフレという価格下落における今年度の串間市の農家所得の状況、これをどのように把握をされておるのかをぜひお聞かせを願いたいと思います。  また、施政方針の中に、担い手育成、生産基盤の整備拡充、経営規模の拡大、生産体制の効率化、近代化の整備を進めるとなっております。ぜひこれは取り組まなければならないことやあることは言うまでもありませんが、言うは易し、行うは大変難しいわけでありますが、具体的に項目別にこのことをどのようにしていくのかをぜひお聞かせを願いたいものであります。  それから、前、市長は、新規就農の誘導策を今後もとっていかなきゃならんと、こう言っています。大変結構なことでありますが、具体的にどう誘導策をされていくのか、お願いをいたします。  それから、公約にもあったわけでありますが、コストダウンと高収益の農業を目指すためにやはり串間はどうしても農業用水の確保が必要だと。この中でダムをどうしてもつくらなきゃいかん。こういうようなことがありましたが、まだ施政方針の中でどこにもその時期すら出てこんとですが、それはどういう状況なのか、その公約はほたりうせたのかですね、そこあたりをひとつお願いをしておくものであります。  それから、串間市は土地利用計画が全体的にはないわけであります。これは前から私は議会の中でも言ってきたわけでありますが、虫食い状態のところもあるわけであります。だから、ぜひ土地利用計画をつくっていただきたいわけでありますが、今回、今年度は多分農振地の見直しの年だと思います。この土地利用計画がないために農振地の見直し等もなかなか大変なところがあるわけでありますが、そこらあたりの物の考え方をどういう基本方針で臨まれるかを教えていただきたいと思います。  先ほどからBSEの問題が出てきております。大変私は、先ほど申しましたように、2,000億円のBSE対策、まだまだ国民のBSEに対する不信と不安といいますか、不安と安心といいますか、これがなかなかかみ合ってないと、安全と不安というのがですね、こういうものがあるわけでありますけれども、課長は、一生懸命取り組みをされていくと。県はどしこということでありますが、串間市が支援する以外にも、価格安定保証制度、それから、肥育ではマル緊制度という形であって、相当7割から8割程度は私は補てんされておるだろうというふうに制度上あると思いますが、2億円ということでありますが、7割あっても1億4,000万ぐらいは補てんされておるんではないかというふうに、そうなるんじゃないかというふうに思っておるわけでありますが、そこあたりの認識はどのように考えておるのかを教えていただきます。  また、BSEの問題については、今回、予算の中にも2,500万円上がっております。1市2町はなかなかばやぼやしとって宮崎県でも来年度はどこも予算を上げてないんですが、串間市はやはり畜産に力を入れていただくという形で予算を厳しい財政の中から計上されていただいております。他の自治体の牽引力に私はなっていくだろうと思いますから、この英断には深く感謝をするものであります。  それから、大型堆肥センターが、平成16年度から法律改正になって、どうしても串間市全体をカバーするものがなけりゃいかんという形を毎回の議会の中で言ってきたわけでありますが、個々的なものはそれぞれできておりますが、全体をカバーするものについてまだ一歩具体化がしてない。それぞれの動きは相当水面下であるわけでありますが、まだはっきりしたものが出ないが、どういう状況にあるのかをお知らせいただきたいと思います。  それから、2市2町の合併の話がさっきも出ましたけれども、行政、産業、サービス部門、いろいろそういう動きがございます。そして、行政の機関、それからサービス部門も、日南の方に串間の事業所がぽんぽんぽんぽん吸引されて移転させられる状況の中で、南那珂森林組合だけは串間に事務所を構えて、そして組合長も、話を聞けば串間の前組合長がなったという形では、私は串間のそういう置かれた状況からするなら大変うれしいことだと思うわけであります。それには関係者の努力も相当あっただろうと思いますが、どうかひとつ厳しい財政の中では、こういう事業所もすべて串間に来ておるわけでありますから、厳しい財政の中でもあるけれども、ひとつこの南那珂森林組合が計画する事業にやはり積極的にプッシュをしていただいて支援をしていただくようお願いし、その考えがあるかをあえてここでお聞かせを願いたいと思います。  次に、漁協合併の問題でありますが、これもきのうからの答弁で理解ができたわけでありますが、しかし、漁協合併については、平成14年度合併をするという形で合意ができて、過去何遍かテーブルに着いて作業が進められた経緯がございます。しかし、今ここ1〜2年は何もないという話でありますが、どうかそういう合意のある中で、不幸があって組合長等も変わっている面もありますけれども、やはりひとつ積極的にその方向は努力をしていただきたい。どっかが渦を回さなければ渦は回らんわけでありますから、これは先ほど壇上から言ったように、あとは熱意の問題、取り組む姿勢の問題ということであろうかと思いますので、それぞれ両組合の温度差があることもよく私も承知しております。厳しい側面もありますが、しかし、同じ串間の地産地消の元手であるわけでありますから、どうかひとつそういう状況を、そしてまた、当時は市場統合の問題もやっばり合併の促進剤になるんじゃないか、言い方が悪いといけませんが、そういうことも含めて、市場統合の問題も含めて、分散しておる漁協市場、分散しておるものを1カ所に集めて、そして、量を拡大してバイヤーをふやしていって魚価の安定を図っていく、こういう方向も見出されて協議をされた経緯がございますが、今日そのことはどうなっておるのかをお聞かせを願ってとりあえず答弁を求めます。 ○議長(深江 明君)  しばらく休憩いたします。  (午後 3時 5分休憩)  ────────────  (午後 3時22分開議) ○議長(深江 明君)  休憩前に引き続き会議を開きます。市長。 ○市長(野辺修光君)  お答えしたいと思いますが、まず、医療についての認識でありますが、当市の病院等の医療機関の設置状況につきましては、病院が2施設、診療所が17施設、設置されております。診療科目につきましては、内科を初め、17の診療科目が設置されている現状でありまして、医療の供給体制はおおよそ整っているものと認識をしております。しかしながら、串間市の疾病状況は、高齢者に多い疾患として高血圧等の循環器系の疾患者が多く含まれておりますので、今後はこれらの不足する部門の整備をしていく必要があろうと考えております。また、全体的診療体系の中では、不採算科目、専門医不足等により偏在した診療体系に対しましても、不足する医療需要にこたえていく必要があるかと考えているところであります。
     次に、知的障害者通所授産施設に対する認識についてのお尋ねでございますが、にこにこ福祉作業所は、平成5年に知的障害者の親の会が中心となり設立されて現在に至っておりますが、今回、通所授産施設開設の要望があったところでございます。市といたしましても、知的障害者が自宅から通いながら、一般社会の中で自活に必要な訓練や職業として自立に向けての援助、支援を行う授産施設が必要だと考えております。また、授産施設としての改築整備及び指導員の養成等が重要であることから、それらに要する運営費を平成14年度に補助をし、育成を行い、基本的には平成15年度からの事業として取り組んでいく考えでございます。  次に、国民保険税についてのお尋ねでございますが、今日の厳しい社会情勢の中にありまして、市民の税負担の軽減を図るためには、国保税率を引き下げることが望ましいと考えておりますけれども、6番議員御承知のとおり、国保税は国保事業の安定的な運営に重要な財源でありますので、国保の健全な運営を図る上からも、平成14年度も税率を据え置くという方向で検討してまいりたいと思っております。  次に、森林組合の支援についてのお尋ねでありますが、平成13年10月1日をもちまして南那珂森林組合が発足し、今後さらに南那珂地域の森林・林業の振興を図ることを期待しているわけであります。御承知のとおり、合併した組合は、新事務所開設までの当分の間ということで串間に本所を置いて事業の展開を進めておりますが、これまで法務局を初め、森林管理所、保健所などの国、県の出先機関が統合移転し、市民生活に不便な思いがある中で、現時点においては森林組合の本所が串間市に存在していることは、当市の林業振興並びに活性化に弾みがついており、将来的にも本所の設置を強く望んでおります。したがいまして、今後も事務所を本所に置くためには、事務所の整備等含め、森林組合の支援に努めてまいりたい、こう考えているところであります。  以下、それぞれの主管課長より答弁をいたさせます。 ○助役(佐野芳弘君)  漁協の合併につきましては、議員御指摘のとおり、大変重要な問題でございます。目前に迫りましたペイオフ、それから魚価の低迷等々考えましても、漁業振興上、喫緊の課題だと思っております。これまでにも指導・助言という立場で取り組んでまいりましたが、こちらの気持ちがいまいち伝わっていないのが原因かなという反省もしております。火中のクリを拾う気持ちで、アプローチの工夫もしながら一歩も二歩も踏み込む必要があろうかと思っておる次第です。  以上です。 ○財政課長(深江耕次君)  お答えいたします。  地方交付税の見直しによる影響額についてでございますが、まず、段階補正の見直しにつきましては、現在、全団体の平均を基礎に割り増し率を算出する方法となっておりますが、これを改めまして、より効率的な財政運営を行っている上位3分の2の団体の平均を基礎に割り増し率を算出することとなっております。算出の方法につきましては、各団体への影響を勘案いたしまして、平成14年度から3年間で段階的に引き下げる方向となっております。具体的には現段階では示されていないところでございまして、7月の普通交付税の算定時にわかるものと思っております。  次に、事業費補正の見直しにつきましては、国庫補助事業の地方負担につきまして、地方債の充当率、これは財源対策債を含みますけれども、現行の95%から90%に引き下げるとともに、元利償還金の交付税措置率を、河川改修、海岸、農道、圃場整備等につきましては、現行の算入率60%から66%を約2分の1の30%に、それから、港湾、ダム事業等につきましては、現行の算入率の60%から66%を約3分の2の45%に引き下げるとともに、地方単独事業につきましても事業費補正の対象を限定し、箱物整備につきましては、原則的に地方交付税の算定から除外するという見直しになっております。適用につきましては、平成14年度の発行債からということになっております。したがいまして、今後の事業の実施に当たりましては、地方交付税の算入率が減額されますので、平成15年度以降の地方交付税に影響が出てくると思っております。  次に、留保財源の見直しにつきましては、現在、地方交付税の算定基礎となります税収等の基準財政収入額の25%に相当する部分を留保財源といたしておりますけれども、この留保財源比率の引き上げを平成14年度に検討いたしまして、平成15年度から行うこととされております。単純に引き上げを行いますと基準財政需要額との差が広がりますので、交付税総額がふえてくるということになります。したがいまして、留保財源の引き下げに見合う額を基準財政需要額から削減するという方針のようでございます。したがいまして、地方交付税の総額は変わらないところでございまして、現段階におきましてはその影響額は算定できていないところでございます。  次に、平成13年度の特別交付税につきましては、本日交付決定があったところでございます。平成13年度の地方財政計画におきましては、対前年度比較で約6.8%の減となっていたところでございますが、交付決定額は8億6,011万7,000円となったところでございます。対前年度に比較しますと、額にいたしまして3,690万5,000円の減額、率にいたしまして4・1%の減となっております。予算におきましては8億円の見込みを計上しておりましたけれども、これを約6,000万程度上回る交付決定となったところでございます。  以上でございます。 ○農政企画課長(永友安行君)  お答えいたします。  本年度の串間市の農業所得をどう推計しているのかというお尋ねであったかと思いますが、作物別には集計をいたしていないところでございますが、一昨年来からの肉用牛等の口蹄疫からBSEの問題、これはもちろんでありますけれども、本市の約30%以上を担います特産品のカンショの価格の落ち込みが非常に大きいというふうに生産農家からもお聞きをいたしておりまして、非常にそのことが串間市における農業生産に大きな影響を与えるというふうに認識をいたしているところであります。また、その他のものにつきましても、それぞれ輸入品の増加等々を要因といたしまして、非常に農業にとりましては厳しい状況が依然として続いておるという状況でございます。  また、認定農業者等担い手の育成等々についてどう取り組むのかというお尋ねであったかと思いますが、農業を取り巻く情勢は、価格面にただいま申し上げましたような非常に厳しい面もございます。その他の農業の情勢につきましても、6番議員御認識のとおり、非常に厳しいものがあるわけでありますが、しかしながら、これらに対応できるような農家の育成を行うという必要がありますため、生産基盤や近代化施設の整備拡充を制度事業を活用して実施をしてまいりますとともに、経営基盤強化促進法の活用を図っていきたいというふうに考えているものでございます。  また、新規就農の誘導対策についてのお尋ねでございました。現在、農業高校あるいは農大校等で学ばれております生徒さんに対しましては、就農支援対策等の資料及び制度、それらにつきまして、相談窓口であります市及び関係機関・団体等でそれぞれ指導をしているところでもございます。  また、農業用水の取り組みということでございましたが、大束原台地を中心とした畑地かんがい用水の計画があるわけでありまして、昨年5月、農業農村整備事業管理計画におきましてその計画概要を提出している状況でございます。しかしながら、その計画以前に計画があります広域農道及び農免農道、農地保全等の事業等がございますので、計画認定にはまだまだ時間を要するというふうに判断をしているものであります。  また、農業振興地域の見直しが計画をされているが、その基本的なものということでございましたが、基本的な考え方といたしましては、集団的に存在をいたします農用地の規模が20ヘクタール以上の団地に隣接をいたします白地の農地、これを編入をする。また、現況山林等で開発計画のない農地、また、用途区分におきまして農地であるもので現況が農地以外になっているもの等々が存在をいたしますので、それらを見直しをするということを基本的な考えとした取り組んでまいることといたしております。 ○農林水産課長(久保野俊郎君)  お答えします。  畜産の振興についてのお尋ねでございますが、まず、大型堆肥センターの建設についてお答えします。大型堆肥センターの建設につきましては、本年2月に関係機関・団体と協議をいたしまして、平成15年度の建設に向けての意思確認をそれぞれ行っているところでございます。したがいまして、今後は建設に向けた事務手続等を関係者で進めてまいりたいと思います。  次に、昨年9月発生しましたBSEにより、肉の消費が減退し、畜産業界は大きな打撃を受けているところでありますが、国は、BSEの発生農家に対する再建支援、肉用牛肥育農家への補てん、BSE対応マル緊などの2億円に及ぶ対策を打ち出しているようでございます。その中で補償につきましては、子牛生産拡大奨励事業としまして、10月から12月の競り開催に伴う子牛に対しまして、1頭当たり4万円が支給されたところでございます。肥育対策としましては、新マル緊事業で10月から12月までの出荷に対しまして1頭当たり6万円、1月から3月までは今後決定される見通しでございます。また、BSE特別マル緊事業としましては、10月に1頭当たり5万6,800円、11月に6万5,400円、12月が15万5,300円、1月が18万7,000円が支給されているところでございます。  以上でございます。 ○福祉事務所長(右松康廣君)  6番議員にお答えいたします。  施政方針の中で、保健・医療・福祉の連携についてのお尋ねでございますが、福祉事務所といたしましては、生活保護業務におきまして保健婦等の訪問指導、医療機関におきまして保護者の医療相談、指導、及び介護・長寿業務におきまして南那珂医師会主催によります医療・保健・福祉を含めた在宅ケア研究会への参加、また、串間市包括保健医療福祉推進会議の中でも、串間市総合保健福祉センターに関し、今日まで協議を行ってきたところでありますが、今後、4月1日から精神保健福祉業務が市町村の業務となること、及び基幹型在宅介護支援センターを設置することから、地域ケア会議等の関連もありますので、連携を密にすることで効率的な業務あるいは市民サービスに資することを目的として書面に表示したところでございます。  それから、子育て支援事業につきましては、現在、当市におきましては、児童手当支給、児童扶養手当支給、乳幼児医療、一時保育、障害児保育に取り組んでおるところでございますが、今回さらに地域子育て支援センターとしてのお願いをいたしているところでございます。  以上でございます。 ○健康管理課長(渕 敏郎君)  お答えいたします。  国民健康保険被保険者数についてのお尋ねでございますが、現在、53,27%でございます。今後の加入数につきましては、推計でございますが、約54%程度になるものと考えております。  以上でございます。(「国保の財政に与える影響は」と呼ぶ者あり)  国保の財源につきましては、医療費等の動向も踏まえて、少しは基金の方から持ち出しが出てくるんじゃないかというふうに思っております。 ○市立病院事務長(山内 学君)  お答えいたします。  まず、今回の点滴取り違え事故に対しまして、市民への信頼回復の手順と具体的な取り組みについてのお尋ねでございます。これまで、院内での事故防止、医療の質の向上のために「ヒヤリ・ハット」の事例の報告・分析対策を行ってきたところでありますけども、その趣旨、対策が十分第一線で働く現場まで浸透していなかったことを深刻に反省をいたしているところでございます。したがいまして、今後は、危機管理も含めまして信頼回復に努めてまいらなくてはなりませんが、その第一歩といたしまして、院内の医療のチェック体制を見直したところであります。見直しの中で、今日まで不十分だったと思われるところは、上司への伝達体制が不十分であったこと、潜在化している職員のマンネリ化、患者の命を預かっているという緊張感の欠如、情報の共有不足など、反省するところがありましたので、こういうところから改善をいたしてまいります。具体的には、報告体制のマニュアル化、医師による看護教育、学習会の徹底、伝票でチェックできるシステムづくり、申し送り時の情報の確実な伝達、注射・処方せんの改良、声を出して患者さんを確認すること等を改善し、患者さんに安心と信頼を得るために努力をしてまいるところでございます。こういったことと並行しながら、外部からの意見も十分吸い上げ、今後の運営に取り入れるように外部評価システムを導入しまして、病院の継続的改革の提言をいただくことも考えております。今後、信頼回復に向けまして職員一丸となって改善に取り組み、ミスのない病院づくりに頑張ってまいりたいと考えております。  次に、新病院建設に向けて、国民健康保険病院という名称の変更を考えてはどうかとのお尋ねでございますが、議員御指摘のように、耳鼻咽喉科を診療科に加えますと、現在の診療科とあわせまして総合病院的な機能を有することになります。ただ、国民健康保険直営診療施設の名称につきましては、旧厚生省保健課長の通知によりまして、保険者の上、または下に国民健康保険を付するように指導がなされておりますが、新病院の供用開始までにはまだ若干の時間的余裕がありますので、今後、市民病院的な名称への変更を視野に入れて勉強、検討してまいりたいと考えております。  以上です。 ○農林水産課長(久保野俊郎君)  大変失礼しました。答弁漏れがありましたので、お答えします。  水産物卸売市場の統合につきましては、平成10年3月に、青果物も含めた卸売市場統合整備にかかわる検討を2回程度開催いたしておりますが、御質問の水産卸売市場統合につきましては、検討会の中で、市内には5つの市場がありまして、この市場を統合することが検討されたようでありますが、鮮魚の運搬などの問題点が出されまして会議は中断されたままでございます。したがいまして、水産物卸売市場の統合は、仲買人が集中することによりまして魚価のアップが図られ、漁家経営の安定向上に資するものでございますので、統合に向けた検討会を再開する必要があると思われますので、今後関係漁協との協議を重ねてまいりたいと思います。  以上でございます。 ○6番(福添忠義君)  一通り答弁を願ったわけでありますが、特に農業等につきましては大変厳しい状況に置かれておりますし、また、市長は、前回のこの本議会の答弁の中で、農業は串間における未来産業とこういうふうに位置づけて、串間の基幹産業に位置づけてあるわけでありますから、いろいろ答弁を願ったわけでありますが、先ほど申しましたように、大変厳しい状況の中でありますが、ひとつ汗をかいていただいて、行政を頼りにしておるからこそ私もその代弁をするわけでありますから、先ほど申しましたように行政だけで事が足りるわけではありませんが、ひとつ一緒になって取り組みをされるように強く要望をするものであります。  それから、BSEの対策でありますけれども、特に、先ほどマル緊、それから子牛安定基金、特に肥育等では17〜18万の助成と、いろいろ合わせると22〜23万になると思いますが、そういうのもありますが、しかし、特にBSEが発生した乳用牛、この経産牛、老廃牛と言うと言葉が悪いから経産牛になったんですが、これが串間でも行き先がなくて50頭ばかり牛舎につないだまま更新ができないと、引き取り手がないと、屠殺場も受け入れないという形で去年から1農家に4〜5頭ずつはおります。年間約20%程度は更新をするわけでありますから、1,000頭近くおりますので、計算しても年間100頭ぐらいになるわけでありますが、これの対策は非常に急がれるところであります。願わくば市有林等に放牧ということができればなおいいんですが、なかなか難しいわけでありますが、全農あたりでも協議がされておりますが、ひとつそこらあたりの、牛がおればえさは食わにゃいかん、乳は絞れんと、ただ飯を食うとるわけでありますから、そこらあたりの対応策もひとつ関係団体と協議をしていただいて、一日も早くこの間題が解消できるようによろしくひとつ対応をお願いをいたします。これは希望であります。  それから、福祉・医療・保健についてでありますが、大変努力をしていただいておるわけですが、知的障害者通所授産施設につきましては、市長が、本年は一部助成するけれども、必要性を認めて、来年度は立ち上げていくんだと、認可施設として立ち上げていく、こういう力強い言葉をいただいたわけでありますが、そのことがまさしくひとっ来年から実施できるように、家族を含めた通所者は、一日も早くその日が来ることを願って今日努力をしておるわけであります。その人たちの希望の灯を絶対行政が摘まんように、明るい灯がともったわけでありますから、その火が完全に燃え上がって実がとれるように、目的が達せられるようにひとつ再度このことの取り組みへもう一遍答弁をお願いをいたします。  それから、市立病院の開設とあわせて診療科を整備するということでありますが、市長の言葉の中にもありましたように、十分ある程度は整っておるけれども、串間の疾病構造の中からはやはり外来も入院も含めて高齢化の中での循環器系統が不足をしておるという認識であります。市内に不足する診療科については、その受け持つのは公的病院、すなわち市立病院が請け負わなければならない宿命を持っておるわけでありますから、新病院の開設時に合わせて、これは医者等の確保の問題等もあろうかと思いますけれども、最大限努力をしていただいて、市民の医療需要にこたえていただくように重ねてお願いをするものであります。  次に、教育に入るわけでありますが、今回、私も7番目の質問でありますが、いろいろ学校5日制の問題が出ました。本市ならではの特色を生かして学力向上並びに生きる力をつくり上げていくんだと、こういうような発言もあったわけであります。大変結構なことでありますけれども、しかし、今、中教審、いろいろどこでも学校5日制の問題が説明の不足といいますか、親あたりの説明不足のために、来月の4月1日からスタートするけれども、大変な父兄の不安があることも事実であります。これはアンケートをとったり、いろいろなところで会合があっても、まだまだ50〜60%は親の不安があって、完全週休2日には反対だと。大変な問題を抱えるんだというような不安があるわけであります。その不安解消に教育委員会はどう今日まで取り組んできたのか、それをどのように考えておられるのかですね、そしてまた、本市ならではの特色は何なのか。いろいろ先ほどからありましたけれども、これは全市をカバーするような対策じゃありません。全市をカバーするような串間ならではの対応策というものをぜひ聞かせていただきたいものであります。  それから、週5日制を支えるのに、地域と学校と家庭が連携してそういう対応をつくっていくんだということでありますが、串間みたいな過疎の地域、それから、女性参画社会という形で御婦人方が社会に進出する梯会が大変ふえておる。こういう中ではなかなか土曜日地域で、年寄りはおるわけでありますけれども、地域で支えるということが串間の実態の中でできるのかですね。それはできるところもあるでしょう。しかし、全市をカバーした段階では私はなかなか難しいものがあると思います。学力向上というならばいろいろなやり方もあると思いますが、私は、この週休2日制が公立学校がいくならば、塾産業がその受け皿になるんだと前からも言うてきました。これは間違いなくそうなると思います。もちろん文部科学省も塾産業に期待をしておると、こういうような発言等もあるわけでありますから、残念ながら串間には私立の小中学校がないわけであります。坂口議員の方から前、こういう話もあったわけでありますけれども、これは串間に住んでおるためやはりそういう機会が少ないわけであります。決してこれは見逃すことはできないと思うんですけれども、私は、串間ならではの教育をするならば、土曜日は、隔週じゃろうが毎日の土曜日でも学校で補習授業をしたり、部活活動を徹底してやって、今日の青少年を鍛錬をする場にひとつ串間独自ででも取り組んでいく考えはないのか、私はそれを強く希望をするものでありますから、そのことに対しての教育長の答弁をお願いをするものであります。  それから、もしそれができないとならば、土曜日の学校の開放をぜひしていただきたい。これは答弁を聞いておると、管理上のいろいろな問題があるということです。受け皿を串間市内でつくろうという人もおるわけであります。だから、その受け皿があるならば、やはり一定の組織と管理ができるならば、学校全校を開放するんじゃなくて、一定の保守管理ができる何ぶかのクラスを開放して、そういう受け皿に対応できるような柔軟性をぜひ私は、硬直した教育じゃなくてつくり上げていただきたい。このことをひとつ早急に取り組んでいただくようにお願いをするものであります。  それから、知的障害児の教育の充実についてであります。先ほどの知的障害者の問題と似通っておるわけでありますけれども、しかし、日本国民である以上、教育の機会均等は、当然これを与えるのが行政の義務であります。しかし、現実には大変こういう知的障害者等含めた障害者に対しては厳しいものがあります。今日、串間市内での学校での知的障害者の受け皿はどうなっておるのか、その取り組み。また、この人たちがよりさらに進むであろう養護学校、これに進むためのこの対応はどうなっておるのか。これは相当な家庭での家族の支援と負担が伴っておるのが現実だと思います。教育長は大変教育に熱心な方であります。しかし、健常者は当然のことでありますが、こういう障害者への教育というものが私は置き去りになっておるんじゃないかというふうに思うんですが、その対応をひとつお願いをしておきます。  それから、財政課長は答弁の中で先ほどあったわけでありますが、議会での議決の中で、保健施設と授産施設あたりの議会の陳情があって採択されておる問題については、まだ県との協議が調ってないので対応ができてないという答弁があったところであります。しかし、どこが、どの部分で、もう既に採択をされて相当な年月がたっておるわけですが、その県との協議が調ってない部分は何なのかですね、何が問題点なのか、それをクリアするためにはどうしていくのか、そのことをひとつ答弁をお願いしておきます。 ○教育長(岩下斌彦君)  6番議員に答弁させていただきます。  まず、学校5日制でございますが、今日まで月のうちの2日は既に5日制に入っております。そういった中で、今回、2回の土曜日を追加するということで完全学校5日制ということになったわけでございますが、まず、私ども考える中では、やはりいろいろ文部科学省あるいはいろんな諮問機関で協議をされてこられて一つの方針が今出されておるところでございます。学校現場におきましても十分協議をしてきているところでございますが、まずはそれを尊重し、それにまず取り組みたい、これが一つの大きな基本であるというぐあいに思います。  また、先ほど6番議員の方から、本市ならではの特色ある教育は何かと、その具体策ということでございますが、串間には、まず1つに、生まれ育ったふるさとをこよなく愛し、誇りを持ち、豊かなふるさとを次の世代に引き継ぎたいと、郷土の未来に大きな願いを込めながら活動している方々もおられます。そして、悠久の時代を重ね、その時代とともに築かれ、引き継がれてきた歴史や文化・産業、ふるさとをはぐくんできた深く緑豊かな山々、肥えた台地、清らかな幾多の川、豊饒な海、砂浜と潮騒など、太陽と緑、澄み切った空と海、こうした自然にあふれております。さらに、豊かな自然や風土にはぐくまれた伝統的な産業、今日では時代の先端を行く産業も芽ばえてきております。これらの教育資源を生かした教育活動を創造し、私たちのふるさとに誇りを持ち、ふるさとを愛し、ふるさとを守り育てていこうとする子供たちを育てていくために総合的な時間を位置づけたいと思っております。2つ目に、先ほどお話の学力向上の取り組みと読書堆進の取り組みでございます。  学校5日制に対応しての地域との連携ということでございましたが、過疎化の激しい現状でありますが、1つは、市民の皆様方にも御理解をいただきたいということで呼びかけをさせていただいております地域の子供は地域で育てるという崇高な考えのもと、学校、家庭、地域社会が連携して、あるいは御支援、御協力いただきながら取り組みをしていきたいというぐあいに思っておるところでございます。  次に、人間尊重の視点から、障害のある子供の教育について実態と対応を伺いたいということでございました。現在、市内の各学校の特殊学級の在籍者は22名でございます。うち6名の子供たちが保護者の送迎を必要としております。以前ですとなかなか特殊クラスの開設というのは非常に難しかったわけでございますが、今、校内に1人でも特殊対象者がおればクラスを開設するというふうに、宮崎県あるいは文部科学省の方でもその中でずっと最近はやっておるところでございます。そういった点では随分理解が得られているんではないかなというぐあいに思っております。また、学習内容につきましては、一人一人の実態に沿って教育課程が編成されております。障害のある子供さんたちを取り巻く社会的、経済的あるいは精神的に厳しい環境もありますが、これからも人間尊重の立場から、一人一人の能力を最大限に伸ばし、自立や社会参加するための基盤となる生きる力を培うための努力をしてまいりたいと思います。  また、養護学校への進路等につきましても、いろいろ教育委員会、相談も受けております。そういった中で保護者の考えあるいはその対応策を一緒に考えさせていただいて取り組みをさせていただいているところでございます。 ○議長(深江 明君)  本日の会議時間は、議事の都合によりあらかじめこれを延長いたします。市長。 ○市長(野辺修光君)  授産施設につきまして再度お尋ねでございましたが、法人化するためには指導員等の養成も必要だと聞いたわけでありまして、法人化へ向けての移行のための助成ということで今年度予算措置させていただいたわけであります。法人化へ向けてさらに前向きに取り組みたいと思っております。 ○福祉事務所長(右松康廣君)  6番議員に御答弁申し上げます。  先ほど財政課長の方が答弁いたしましたけれども、私どもの所管する案件でございますので、福祉事務所の方で対応させていただきます。  重度身体障害者授産施設あすか園の増床に関する請願書につきましては、せんだって陳情者の方にも出向いていろいろ協議をし、今日までの行政の経過、その辺も報告を申し上げまして、お互いに勉強するということで今後県の方にも出向いていろいろな勉強をしていく、対応をしていくということでお互いの話し合いを持ったところであります。しかしながら、報告におきましては、予算措置等の対応ということでございましたので、このような結果になったところでございます。  以上でございます。 ○教育長(岩下斌彦君)  先ほど学校開放についての質問がありました。答弁漏れでございますが、学校開放については、今いろいろ答弁をさせていただいておりますが、課題も多いかと思います。また、ボランティアとかNPO、そういった組織関係もこれからいろいろ樹立されていくであろう、検討されていくであろうというぐあいに思いますが、まずは学校側との協議をしまして今後の対応策を協議してまいりたいと考えるところでございます。 ○6番(福添忠義君)  知的障害の通所授産施設については、ことしは職員の教育、訓練だと、それが1年間かけて、来年からは開設していくという市長の答弁でありますから、そういうふうに理解をして、その準備を行政的にも対応していただくように、組めるようにひとつお願いを、これはお願いじゃなくて、そうされるだろうと思いますから、そう私も理解をしてこの問題は一応終わります。  それから、教育長は、障害児の教育については取り組んでおると、こういうような言い方であったわけなんです。そういうことがあるならば私もこんなことは言わんでいいわけでありますけれども、市内学校での教育体制というか、それぞれ家族の希望もあるでしょうけれども、非常になかなか厳しいものがある。相談窓口もそう言うたもののそれぞれそういう状況にないということも聞いておるわけであります。また、養護学校は日南と都城しかないわけでありますから、簡単に親が通学を助成するという形なら、日南と都城に行くだけの往復をするならば、少なくとも午前中9時から1時間、往復じゃ1時間半か2時間、1日4時間ぐらいは親がつきっきりで往復をしなきゃならん状態なんです。これはどういう具体的な対応がされておるのかですね。私は、やはりこういう現実は、障害者を持つ親であるがゆえに健常者以上にこの苦労が、親は働きにも行けんという実態があるわけですよ。この実態をどう認識されてその支援策はどうされていくのかということをあえて、私はこの実態をよく認識しなきゃ、やっぱり教育の機会均等を与えるというなら、行政のやはり血の通った対応が必要だと、こういうふうに思うからあえて質問をするわけでありますから、その答弁、その答えをお聞きするものであります。  それから、子育て支援センターの問題でありますが、ことし新年度予算が措置されております。もうはやきょうは12日であります。具体的には4月1日からスタートするためには、少なくとも職員の養成なり、それから入れ物の施設なり、そういう準備をしなければ4月1日にはスタートできんわけであります。だから、やはりその方向ができた段階で早目にこの間題は、委託して民間の法人にするということでありますが、いずれにしろ、やはりこれには行政の都合、受け入れ先の都合だけじゃなくて、少子・高齢化の中の少子対策という形で、待っとる市民のためにもやはり4月1日にはスタートできるように早目に対応するのが私は行政の務めだと思いますが、何ぼやぼやしちょるかですね、そのぼやぼやしておることの原因が何なのかをひとつお知らせを願いたいと思います。  それから、次は生活環境の問題でありますが、大変努力を願っておるわけでありますが、救急体制の現状と今後の取り組みでありますが、救急車を対応しておる消防署の皆さんは日夜365日、24時間御苦労を願っております。1日平均2〜3名は搬送しなくてはならん。いつくっでかあっどわからんという形で待機をしなきゃいかん。これが大変仕事量以上のやはり人間の苦痛を伴うわけであります。大変御苦労をかけるわけでありますが、この取り組みの今後の対応に、今回、高規格救急車も入る予定でありますが、そういうハード面の整備はされていくわけでありますが、やはりソフト面を含めた病院、診療所の対応、運ぶときのそういう問題点はないのか。あるならば、あるというふうに私は聞いておりますが、その対応をひとつ聞かせていただきたい。特にまた、市立病院においては救急告示病院という形で365日・24時間対応されて、年間少なくとも7,000〜8,000の時間外、土曜・日曜、祭日、夜間の救急患者を受け入れられておるのは、私は医者やら看護婦は大変な努力が要るだろうと思います。そういうものをされておりますが、病院側の希望といいますか、そういうものもあればここでお知らせを願いたいと思います。  それから、集落内の道路補修でありますが、非常に今日環境整備が進んできておりますが、昨年度あたりから市長の配慮というものもあって、市内のそういう集落間の環境整備をしていくという形で側溝等の整備、有蓋にしていくという形で大変喜んでおるわけでありますけれども、今回、当初予算ではそういうことでありますが、今後補正予算等でその希望になかなかまわっつかんという、串間弁で言うならばですね、そういう状況があるわけでありますけれども、ひとつ補正予算等で補正する考えがあって市民の要望にこたえていかれる考えがあるのかをまずお聞かせを願いたいと思います。  それから、今日過疎が進む中で、不在地主と不在家屋が非常に市内には点在をしております。この管理が行き届かないためにやはり環境整備がおくれておる面があります。これは不在者ですから、なかなか本人たちはできないわけでありますが、この条例等をぜひ私は串間では整備していただきたい。区長あたりやら隣近所の方が、これは本人が不在であるわけですから、整備をしようとしても、私的財産という形になると手がつけられない現状があるわけであります。勝手にはですね。だから、相手に連絡をとるにも連絡がとれないと、こういうようなことでありますから、余計なことはしてくれるなと、こういうよう答弁も返ってくるような話も聞きます。しかし、市で条例をつくっていって、ある程度私的財産ですから、個人で管理しなきゃならんですが、どうしても管理ができないところはだれかがしなけりゃならん。こういうときには、条例等を制定して、区の奉仕作業なり、そういう近隣の人たちが清掃やら草刈り、それから整備等が、これは金を伴わない方法で私は結構だと思いますが、そういうような市の条例があれば、その地域の役員でも近隣でも手がつけられる、こういうことがあるわけでありますから、そういうものの取り組む考えはないか、お願いをしておきます。  それから、先ほど出ましたように、消費者行政の問題でありますが、商品の不当表示、この間題もあるし、ジャスコの社長に言わせると、もはやスーパーやら量販店に並べられる商品はあえて信用するなと、信用せずにまずかかれというようなジャスコの社長の発言等もあったようでありますけれども、そういう状況の中で、串間の消費者行政、こういうものはどうなっておるのかですね。当然行政の取り組みだというふうに思います。ましてや、串間には、一番端的にあらわれておるのがガソリンの値段の問題であります。これはどれが正しいか私はわかりませんけれども、都城あたりは89円が通り相場です。宮崎でも90何ぼが通り相場です。串間だけは何でこういう値段があるのかですね。これはガソリンスタンドの業界からは怒られるかもしれませんが、しかし、それは理屈に合えば別に構わんわけでありますが、串間の人たちは買い物も志布志でし、その戻りに油を満タンにして帰ってくるという現実が串間にはあるのも事実であります。これは消費者行政の中で、そういう状況はガソリンだけじゃなくてほかのものにも、串間の経済にも私は大きな影響を与えておるというふうに思いますが、そこらあたりの消費者行政はどう考えておるのか。特に専門員の非常勤の採用時もあって調査するという実態がなけりゃならんのかしれませんが、そういう取り組みはどうされておるのかをお願いをいたします。  それから、エコセンターが完成してもはや1年になります。鳴り物入りでつくられて、環境にやさしいという形で、出てくるガスを利用、それから、生ごみを投入して肥料にしてJAに提供していくんだと、こういうような話で至れり尽くせりのよかばっかいと、こういう形で仕事が立ち上がった経緯がありますが、現実に今日のこの状況がそのまま当初にうたわれた状況でいっておるのかですね。そして、ましてや、予定どおり、設計どおりにあそこが運転されて、いい状況の環境の中で、当初計画された状況の中で運転されておるのか、そのことをあえて聞かせていただきます。  それから、何十年来の課題でありましたけれども、先ほど市長も答弁の中でありましたが、壇上での答弁もありましたけれども、松尾の市営墓地が今回整備をされるという形で出てきております。これは当初は移転をするというような話もあったところでありますが、移転すれば、1基200万、何億要ると、そして、そういう形でいろいろ協議がされた経緯がございますが、今回整備をしていく。しかし、あそこは何十年前にできたけれども、多分1基が1,000円の打ち切りだったと思うんです。何十年たっちょって1,000円と。今回整備をする中でどういうような形で整備して、市民に供給をするときにはどういう考え方でこれを持っていくのか。そして、今回は1,000円でいくのかですね。1,000円でいけば前との公平性はどうするのか、もし、今回違えば、前のはどうするのか、こういう形。そして、無期限じゃなくて期限を切って貸し付けをするのか。私は当然期限を切って貸し付けをすべきと思いますが、そこら辺。そして、今回、市営基地の管内に、どこの範囲が市営墓地の関係かですね。それを整備していくたびにいつも問題が出てくるのは、私物がないのか、そのことをお開きをしたいと思います。まずお願いをいたします。 ○市長(野辺修光君)  道路の補修につきましては、当初で2,890万計上しているわけでありますが、これにつきまして毎年補正で対応しておりますので、14年度につきましても、必要があるならばそういう補正で対応してまいりたいと考えております。 ○教育長(岩下斌彦君)  障害児を持つ保護者の対象で、実際にうちの小中学校に通っている子供さんもいらっしゃいます。各学校を通じ、保護者の実態等を調査してみたいと考えます。 ○消防長(川崎善昭君)  救急体制について御質問でございます。6番議員も御指摘のとおり、非常に今日、救急出動回数がふえてまいっているのが現実であります。といいますのも、平成12年が554回の出動、平成13年が615回の出動になっております。その50%以上が高齢者の皆さんということでございます。特に、本市の場合に高齢化比率が30%を超える状況になっておりますので、今後さらに救急の出動要請は多くなるものというふうに推測をいたしております。また、今日では、高齢化の進展と食生活、さらには生活環境の変化等により、疾病状況も非常に複雑化し、出動回数につきましても、1日に大体昨年で1.7回の出動になっております。そうなりますと、どうしても月に数回は重複出動というのがあります。現在、高規格救急車と一般の救急車と2台ございますが、先ほど話がありましたように、今回、14年度で今議会にお願いしておりますように高規格救急車の導入を予定しております。このように救急資機材の整備については皆さんの御理解をいただきながら整備をしてまいってきておりますが、救急隊員におきましても、適切な応急処置と適切な医療機関への搬送を培うために、医療機関の皆さんとも交流を通じ、救急資機材の取り扱い、さらには救急処置の習得と向上に努力をいたしておるのが現状であります。また、多様化する傷病の救命率の向上を図るために、今後は、応急手当法の普及・啓発にも努力をしていきたいと思っております。 ○福祉事務所長(右松康廣君)  お答えいたします。  地域子育て支援センターにつきまして、4月1日のスタートはどうなのかという御心配でございます。御指摘の点も十分に認識いたしておりますので、早急に対応いたしてまいりたいと思っております。  以上であります。 ○生活環境課長(立本伊佐男君)  お答えいたします。  不在家屋や土地が管理不足で荒れ地となっているので、条例の制定をする考えはないのかということでございますが、個人の財産のことでもございますが、火災、防犯などに支障を来すことも考えられますので、他市の状況を調査し、研究してまいりたいというふうに思います。  次に、串間市の消費生活を取り巻く状況につきましては、社会経済の進展に伴いまして商品や販売方法の多様化が進み、より個性的で豊かな消費生活が可能となった反面、消費取引やサービス提供に関するトラブルは複雑化・多様化しております。また、高齢者や若年者を中心に悪質商法や多重債務問題などが増加しているのが現状でございます。また、生活関連物資に対する適正な価格等の調査につきましては、宮崎県が設置しております物価安定対策民間調査員及びくらしのアドバイザーの物価調査結果を踏まえ、消費者の利益の保護を図っているところでございます。しかしながら、御指摘のように近隣の市町と比べ、価格の高い物資もあるかと思われますので、今後それらにつきましては、県等に対し、適正な価格等の安定に努めていただくようお願いしていきたいと思います。また、消費者行政に対しての専門員の配置ということでございますが、県が設置しております調査員や生活モニターアドバイザー等の活用を図りながら、また、他市町等の実態を調査してさらに消費者に対する啓発活動に推進していきたいというふうに思っております。  次に、エコセンターの操業につきましては、一部の機器にふぐあいが生じており、現在、会社の責任において補修工事に取り組んでいる状況でございます。  次に、市営墓地整備の内容でございますが、市営墓地は、昭和33年に造成されたものであります。したがいまして、平成14年度から2カ年継続事業で整備を図るものでございます。その予算につきましては今議会にお願いをいたしておりまして、内容につきましては、14年度は、無縁納骨堂の改築、墓所の区画整備及び環境保全の配慮からごみ集積箱の設置、そして、15年度は、給排水設備の整備並びに階段の整備及び取りつけ道路等の整備を計画しているところでございます。  次に、使用料についてでございますが、現在、使用料は、3.3平方メートル当たり1,500円、1,800円、2,000円の3段階に分かれております。整備後の使用料につきましては、整備が14年度、15年度の2カ年計画でございますので、15年度中に使用料の額を設定してまいりたいと思っております。また、お尋ねの整備前に貸し付けを受けている人の使用料と整備後の使用料が同額では公平性に欠けるのではないかという御指摘でございますが、これにつきましては、法的な面もあると思われますので、今後他市の状況を調査し、研究してまいりたいというふうに思っております。  それから、市営墓地に私的なものが設置してあるんじゃないかという御質問であったかと思いますが、これにつきましては、確かに設置されているものがございます。記念碑等でございますが、これにつきましては、再三撤去を指示しておりますが、ことしの2月の6日にも保健所立ち会いの上で指示をし、撤去するということでございましたが、現在まだ撤去されていないところでございます。今後も撤去するよう指導していきたいというふうに思っております。  以上でございます。(「ガスやら肥料は」と呼ぶ者あり)  失礼しました。ガスの発生につきましては、メタンガスの発生量は1日に約41立方メートルとなっております。そのうちのほとんどを場内の給湯用として使っております。それから、堆肥につきましては、現在、肥料取締法に基づき、登録申請をしております。この登録許可、それから販売許可を受けて販売を開始していく予定でございます。  以上でございます。 ○6番(福添忠義君)  時間も余りないわけでありますが、議会は今回ばかりじゃありませんから、次の機会に譲る面もあるわけでありますけれども、先ほどから答弁聞いておると、6番議員も御承知のようにと、知っちょるから黙っちょけというようなふうに聞こえるわけでありますが、ひとつそんたあんまり使わんように、どうもこそばゆい感じがしますから、黙れということに受け取れますから、ひとつ使わんようにお願いをしておきます。  次に、商工観光についてであります。大変厳しい状況であります。串間の主たる産業である農林水産業、ましてや公共事業等が削減をされておる。こういうような状況の中で、実際、串間における消費動向といいますか、これは今日どういう状況に影響が出ているのかを、わかっている範囲で結構でありますが、直感的なものでも結構でありますけれども、把握されておればお知らせを願いたいと思います。  それから、企業誘致条例は、今議会でも答弁を聞いておると、企業誘致条例では製造業だけに、今のところうちは条例では製造業だけであります。しかし、今日の時代の要請の中では製造業だけが企業じゃないと、そういうふうな時代になってきておるわけであります。だから、私は、幅広い、企業誘致においては働く場、雇用拡大をすべきだというふうに言ってきたんですが、それを努力するということになっておりますが、もう言うて1年以上たってますが、どういうふうな経緯を踏まれて、中間報告でも結構ですが、あればひとつお願いをしたいんです。  それから、先ほど15番議員も話の中で、職員のボランティアという話がありました。運動公園が終了いたします。ここは全体的なことは私は言わんですけども、運動公園ができて市民のそういう利便に提供するということでも非常に大きな目的があるわけであります。しかし、そのほかに、やはり串間市民は、特に商工業の方は、運動公園が完成することによって流入人口を増大して、その活性化の中で活路を見出していこうというような物の考え方もたくさんありますし、私は運動公園の整備も大きなその一つだと思うんです。しかし、それを運営をする、そういうものをするためには相当な人力が要るわけであります。例えば私のことを言うといかんわけですけども、先ほどから市職員は対応が悪いがねということでありますが、教育長も知っておられると思いますが、やはり体育協会等も含めた中では、市の職員あたりがボランティアで土曜、日曜日に対応がなければできない、こういう状況がございます。そういう面では、全体とは言いませんが、相当やはり市の職員が土曜、日曜、祭日にはこういう問題についてはバックアップして中心になって汗をかいておられるということは事実であります。特に私が受け持っておる野球なんかでは、ことしも県大会を3つか4つ持ってきます。宿泊が多分2,000以上にはなると思いますが、これも運営は約7割は市の職員であります。もちろん一部の人でありますけれども、全体的に、私はここであえて提案をいたしますが、物の考え方でありますけれども、もちろん市の職員も今後も頑張っていただかなきゃならんとですが、どうしてもそういうものをつくるためにはそれを受け持つ受け皿がないと、それぞれの競技団体やら含めた運動公園を使う大会等は、持ってくるのは簡単でありますけれども、その受け皿をする支援体制というか、これができなければ大変苦労するもんだから、みんなよだきがるわけであります。どうかそういう面では、宮崎等はできておりますけれども、コンベンションビューローといいますかな、横文字で言えば、宮崎のはですね。しかし、そういう支援体制といいますか、官民合わせたものをぜひつくっていただきたい。串間には民はなかなか力がないという、民も協力を願えば相当力があります。ぜひどっかが音頭をとって、行政がとるか商工会議所がとるかは別といたしましても、ひとつ音頭をとってその体制をぜひつくり上げていただきたい。そして、やはり市民が参加をすることもボランティアでありますけれども、側面から支えるボランティアといいますか、そういうものが大変必要なことであるわけでありますから、ぜひお願いします。  そして、ぜひ協議をしていただきたいのは、市長、10日間ぐらいですね、職員も年間に120日間休みがあるわけであります。だから、3分の1は休みであるわけですけども、そのうちの10日間ぐらいはこういうものに義務的に提供すると。そして、これを条例化する。公務員法やらいろいろあるかしらんけれども、どっかが口火を切って10日間ぐらいの提供を義務づける。そうすると、私は、いろいろな職員でも持ち場持ち場でそれを支える体制ができ上がるというふうに思うわけであります。どうかひとつそこあたりはいろいろあろうかと思いますが、10日間ぐらいすると、大体400人で延べ4,000でありますから、そうすると、それぞれのこの運動公園の大会等でも非常に私は支援体制ができてその効果は上がってくると思いますが、その運動が起これば民にも広がっていって非常に私はいい形ができ上がると思いますが、そういう物の考え方をぜひひとつ考えていただきたいと思いますが、その考えがあるかないかをお願いをいたします。  それから、入札であります。いろいろ厳しい話が出たところでありますけれども、私はそのことはそれぞれのあれがあるだろうと思いますけれども、私は、今、入札についてはいろいろ言われておりますが、今、県は、200万以上か250万以上か知らんけども、土木工事やら入札に関しては、指名通知をするときに入札価格というか、指名通知書の中に予定価格を書いて入札に付すると、こうなっておるわけなんです。そして指名競争入札をするわけであります。それやっと談合を助長するものだというようなことがありますけども、横須賀市あたりは、少し形態が違うけれども、この形をとったら85%ですべて公共工事の落札があったと言われておるわけであります。県はことしの当初からその試行を始めて、200万以上か250万以上の入札はすべて指名通知書に予定価格を表示して通知をしております。本決まりじゃなくて試行と言われるのでありますが、串間も指名入札基準を拡大をして、完全な競争入札になるといろいろありますけれども、指名者の枠を拡大して、機会を大きくして通知をして、談合を排除していくというようなこともー方ではあるわけでありますから、そういう考え方はないか、お聞きしたいと思います。  それから、開かれた市政という形の中で、前議会でお願いしたわけですけども、広く市民に参加をしていただく形の中では、どうしても市民の意見を取り入れていって市政運営をしていくのも大きな力になろうと思いますが、生意気な言い方でありますけども、こういういろいろな各種の審議会に議員が70ぐらい審議委員になっております。調べてみるとですね。法律に基づくものもありますが、すべてではないですけれども、全国議長会等でも、議員はできるだけ行政の審議委員は外れた方がいいというような話もあるやに聞いておりますけれども、そのとき、市長は、協力を願ってそういう方向でいきたいというような話だったんですが、今、新年度になるわけでありますけども、そこあたりの役がわりといいますか、そういうところにどういうような取り組みがされておるのか、お願いをしたいと思います。  それから、8月から住民基本台帳の整備の計画が、IT化も含めてあるわけでありますけども、これの具体的な取り組みはどんなふうになっておるのか。国民総背番号制という形の中でいろいろ賛否両論もあったわけでありますが、本市の業務内容と問題点、そういうものはどうなるのかですね、あるのか、どういう問題が懸念をされておるのか。そして、私が調査をしたところによりますと、串間市は電算室にバージョンアップをしてその対応ができておると。あとは県につなぐだけと。県は国につないでいくと。こういうような形になるわけでありますが、この形の中で空き部屋対策といいますかね、空きの領域を広く利用するというのが示されております。これは国保なり、病院の診療なり、いろいろな分野で公共施設の利活用、入館・退館、そういうものも全部この空きの中で利用できるというふうになっておりますが、今回補正予算に上げている地域イントラの中でもありますが、ダブる面があるわけですね。既にこっちは入っておる、こっちは来ると、これはどっちもしなきゃ、どっちかが一本にしていかなきゃならんのですが、そこらあたりの整合性、行政の縦割りといいますか、自分たちの領域は領域だ、がっちりという形じゃなくて、横にそういう高度利用をしていくというような考え方がぜひ私は必要だと思いますが、串間はどういうような取り組みの中で対応されておるのかをお聞かせを願いたいと思います。 ○市長(野辺修光君)  御指摘のありました勿体森運動公園でありますが、スポーツキャンプを初め、各種スポーツ大会、あるいはイベント等の受け入れ組織体制の考え方についてでありますが、御案内のとおり、平成12年度に運動公園の陸上競技場は完成することから、プロスポーツキャンプの誘致も視野に入れた取り組みも現在行っており、また、この施設の有効活用を図る上からも、各種スポーツ大会、イベント等の取り組みも今後行う必要があると考えております。また、これと同時に、官民一体となったソフト面の受け入れ体制づくりも確立する必要があり、観光協会、ボランティア等も含めた幅広い組織体制をつくる必要があると考えておりますので、前向きに取り組んでいきたいと思っております。 ○契約課長(坂中喜博君)  お答えします。  予定価格の事前公表についてお尋ねでありますが、平成13年2月16日に施行されている「公共工事の入札及び契約の適正化法」に伴い、情報の公開を義務づけしているところでございます。予定価格の事前公表につきましては、県が発注する工事については、事前公表を4月から全部局施行するということでございますが、当市におきましても、各市町村等の状況を調査しながら、入札の契約手続の透明性、公平性を高めるためにさらに検討し、努力してまいりたいと考えております。  以上でございます。 ○市長(野辺修光君)  失礼しました。答弁漏れがあったようであります。各種審議会委員の選任の問題でありますが、今日まで改選分について女性委員等の登用を図ってまいったところでありますが、今後は、御指摘の件も踏まえまして、市民の皆様の御意見が各種審議会等に反映できますよう、委員の選任については配慮してまいりたい、このように考えているところであります。 ○商工観光課長(山口孝博君)  お答えをいたします。  まず、市内の消費者動向についてのお尋ねでございます。これにつきましては手元に資料を持っておりませんので、大変失礼でございますが、私の感じた範囲内でお答えをさせていただきたいと思っております。  最近、特に、くしまサティ、それから、くらし館、こういったものが閉鎖、閉店という形になっております。その原因といたしましては、やはりデフレ傾向に加えまして、そういった地域間競争というのが非常に激しくなっておる。特に、日南、志布志等への顧客流出という状況がございます。私も機会あるごとに志布志、日南方面へ出向くわけですが、その中でもやはり相当市内の方々にお目にかかる機会がございます。そういったことでやはり市外流出というのもございます。さらに、こういった景気の厳しい状況の中で消費者の買い控えというのがございまして、大変消費動向というのは厳しいというふうに私は認識をいたしておるところでございます。
     それから、次に、企業誘致に伴う優遇措置についての御質問でございます。これにつきましては、現在、県内の市町村の状況、こういったものを調査をしておるところでございますが、その中におきましては、やはり情報サービス業、そういったものの業種、それから製造業、それからサービス業、それから流通業、こういったものが現在、優遇措置として県内各市町村の中で取り扱っているようでございます。しかし、今後さらに雇用の場の確保という面からは、やはり地域の実情に合った対応というのも必要であろうかというふうに考えております。したがいまして、産業間の国、県の支援、そういったもののバランス、そういったものを考えながら今後適切に対処していく必要があるんじゃないかというふうに考えておりますので、今後さらに関係機関とも協議しながら進めさせていただきたいと思っております。  以上です。 ○市民課長(鳴海正文君)  お答えいたします。  住民基本台帳ネットワークシステムにおける具体的な取り組みについてのお尋ねでありますが、恩給・年金給付等に関する本人確認情報の関係機関への提供に関しましては、本年8月から実施となっており、平成15年8月からは希望する住民には市町村がICカードを発行し、これにより、住民票の写しの交付及び転入転出の手続が簡素化され、住民の負担軽減が図られることになります。また、ICカードの空き領域の利活用につきましては、関係各課とも協議を行う必要があることから、関係各課を含めた調査検討を行う検討委員会の設置を行い、検討委員会の中で利用項目等について十分検討を重ねてまいりたいと考えております。  次に、問題点につきましてはないのかというお尋ねでありましたが、これにつきましてはプライバシー保護に関しておりますので、専用回線、暗号化、ネットワーク出入り口に異常な情報、信号を遮断するファイアウォールの設置など、技術的保護の措置、並びに民間の情報利用の禁止と、漏洩した職員に対し、地方公務員法の守秘義務違反により、重い罰則規定の措置が講じられております。本市といたしましても、市町村が運営主体であるという立場から、12月議会において、串間市電子計算機処理に関する個人情報の保護に関する条例の一部改正を御提案させていただいたところであり、市民の個人情報保護に十分留意し、対処してまいりたいと思っております。  また、イントラネットとの整合性でありますが、これは別個なものでございます。  以上でございます。 ○6番(福添忠義君)  あとわずかの時間になったんですが、8月からスタートをするというときに、まだ今から庁内で協議をするというような物の考え方であります。当然地域イントラ等はそれは制度が違うけれども、同じ空き家を利用するならどっちがいいかというと、それはいいっちゃけども、整理をされてぴしゃっとしなければ、ICカードを入れたこの問題でも、空き領域の中で相当領域があるわけですよ。そういう問題の整合性はどういうふうに庁内で協議されたのか。縦割り行政の最たるものじゃないかということを私はあえて言うんです。これをしたからこっちはせんでいいとそういうものじゃないんですよ。高度利用していくためにより効率化させていくためには当然せにゃいかん。やっと今から立ち上げて協議をしていくというような形では、なぜ今までしなかったのか。ICカードをしちょくなら、自庁導入なのか、それとも委託するのか。委託した場合どうなるのか、費用はどうなのかということをあえて私は聞きますよ、今から。しかし、そんなことは聞かんでもいいけれども、個人情報のものは、市に電算が導入された10年前からそういうプライバシー保護の条例というのは市はできておるわけですから、字句の改正はあったとしても、そういうことは問題じゃないわけでありますから、ひとつそこあたりを十分再度早急に庁内で協議をしていただいて、どうせ導入するならば、実の上がる方向でされるようにお願いをしておきます。  それから、きのうからずっと聞いておると、第三セクターの問題であります。第三セクターは、官の関与をできるだけ少なくして、民の自主性、それから柔軟性、そういう利点を導入して、いい経営をして、目的を達成するためということだったんですが、聞いておると、ちょいちょいその領域がうっ外れて答弁があったり何たりというような形がありますが、答弁した方が悪いんじゃないんですよ。そこあたりが時の課の考え方でくるくる対応が変わるというようなことでは私は現場も混乱をするであろうし、いかんと思いますから、ひとつ整理をしておいていただきたいと思うものであります。  これはばあばあになって、どこがどこかわからんごつなりましたけれども、足らんところは次の機会やら、先ほど9番議員も言いましたけども、議案質疑の中で詰めていかせていただきたいと思いますので、以上をもって質問を終わります。 ○議長(深江 明君)  お諮りいたします。  本日の会議はこの程度にとどめ、延会したいと思います。これに御異議ありませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(深江 明君)  御異議なしと認めます。よって、本日の会議はこの程度にとどめ、延会することに決定いたしました。  あすは、午前10時から本会議を開き、一般質問を続行いたします。  本日はこれにて延会いたします。  (午後 4時43分延会)...