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06月18日-05号

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  1. 日向市議会 2020-06-18
    06月18日-05号


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    令和 2年  6月 定例会(第4回) 議事日程(第5号)                     令和2年6月18日午前9時30分開議日程第1 一般質問---------------------------------------本日の会議に付した事件 1、一般質問---------------------------------------出席議員(18名)     1番  黒木高広        3番  (欠員)     4番  三樹喜久代       5番  富井寿一     6番  三輪邦彦        7番  徳永幸治     8番  海野誓生        9番  若杉盛二    10番  松葉進一       11番  柏田公和    12番  西村豪武       13番  黒木金喜    14番  近藤勝久       15番  黒木英和    16番  友石 司       17番  森腰英信    18番  日高和広       19番  畝原幸裕    20番  小林隆洋---------------------------------------欠席議員(1名)     2番  黒木万治---------------------------------------説明のための当局出席者 市長         十屋幸平     副市長        黒木秀樹 教育長        今村卓也     地域共生地域医療推進担当理事                                長倉芳照 総合政策部長東郷総合支所長      総務部長       田中藤男            塩月勝比呂 健康福祉部長     柏田武浩     商工観光部長     黒木升男 市民環境部長     甲斐伸次郎    建設部長       古谷政幸 教育部長       小林英明     消防長        松木嚴生 上下水道局長     日高章司     会計管理者      植野浩人 監査委員       成合 学     総務課長       福永鉄治 農業畜産課長     木田和美---------------------------------------議会事務局出席者 局長         門脇功郎     局長補佐       小坂公人 局長補佐       東 久美     主査         後藤 仁 主査         宮田有紀     主任主事       黒木一義--------------------------------------- △開議 午前9時30分 ○議長(黒木高広) ただいまから本日の会議を開きます。--------------------------------------- △日程第1 一般質問 ○議長(黒木高広) 日程第1、一般質問であります。 質問は、抽せんで決定した順番で行います。 本日は、7番徳永幸治議員の1名を予定しております。 それでは、7番徳永幸治議員の発言を許します。 7番徳永幸治議員。 ◆7番(徳永幸治) 〔登壇〕おはようございます。6月議会最後の質問となります。よろしくお願いいたします。 では、壇上より通告書に従い質問をいたします。 1、新型コロナ禍と市政の重要課題について質問いたします。 (1)市立東郷病院の有床存続について伺います。 今回のコロナ禍によりはっきりしたことは、発症したときPCR検査が容易にできない、陽性判定が出ても軽症だったら自宅療養をさせられるということではないかと思います。女優岡江久美子さんの死亡によっても、この事実がはっきりしたのではないでしょうか。 SARSMERS感染症が世界中を震撼させたとき、幸いにも日本は影響がありませんでしたが、今回のコロナウイルスは日本国中を恐怖させております。民間病院では、コロナ患者を受け入れれば、患者が減り倒産する危機に陥っております。国の言う公立病院の役割、すなわち民間でできない不採算部門の役割から判断すると、まさに東郷病院入院施設を整え市民を受け入れる病院として存続させなければならない安全・安心な病院施設と思っております。 コロナウイルス禍により、院内感染が発生してクラスター症状が多発しております。日向市では、数年前までは産婦人科が多数存在しましたが、今では1病院だけです。新生児誕生人口減少の日本では、最も望ましい大事業です。もし、この病院で院内感染が発生したら病院を閉鎖せざるを得ません。 そこで、質問いたします。 ①有床化にして産婦人科部門を設置できませんか。 ②市長は無床化と言っていますが、有床で存続できませんか。 (2)また、安定した病院経営にするためには、東郷域における人口増の施策が必要と考えます。東郷域への企業誘致の推進として、昨年12月議会で畝原議員一般質問で取り上げられましたが、東郷工業団地の整備について、その推進状況はどのようになっているでしょうか。 2、学力低下阻止の対策について。 政府は休校による学力低下の懸念に対し、オンラインで補いましょうといって、PCもしくはタブレットを全国の小・中学校生徒全員に配布するとともに、全国の光ケーブル敷設地区70万世帯に光ケーブルを敷設するため、500億円の予算を組むとのことです。日向市内では、光ケーブルがいまだ敷設されていない箇所が坪谷、山陰、岩脇、美々津と4か所あります。この4か所は、NTTの交換機のある場所でございます。こういった情報インフラの整備をすることにより、それぞれの地区で頑張っている若者たち、事業者の方たちの支援になると思います。こういった情報インフラの整備をすることは歓迎なんですが、学校の先生たちが対応できるのか大いに疑問です。今でも、忙しい先生たちは悲鳴を上げております。 そこで質問いたします。 (1)光ケーブルの未敷設地区に住む世帯は、全部で何世帯あるんでしょうか。 (2)学校の先生たちITスキル向上をどう図るのか。 3、財光寺南土地区画整理事業の進捗と市内浸水地区への対策について。 今回のコロナ禍により、中国をはじめ各国からの部材が入らないと言われております。特に建築部材が入らず、建築関係の遅れが目立っていると聞いております。財光寺南土地区画整理事業進捗状態はどうなんでしょうか。 日向市も大雨、台風が来たときに浸水する地区が多いんです。財政的には、財光寺南土地区画整理事業が終了しないと、この浸水地帯の解消のための施策に着手することができないと聞いておりますが、浸水地区に住んでいる人たちは、台風や大雨が接近するたびにいつも不安な生活を送らざるを得ません。 そこで、質問いたします。 (1)財光寺南土地区画整理事業進捗状況はどうなのか。 (2)日向市内浸水地帯の把握はできているのか。また、対策方法は検討しているのか。 (2)富高川、塩見川については、土砂流入による川床の高さの状況はどうなっているのか。 以上、質問いたします。ありがとうございます。〔降壇〕 ○議長(黒木高広) 7番徳永幸治議員の質問に対する答弁を求めます。市長。 ◎市長(十屋幸平) 〔登壇〕おはようございます。 7番徳永議員の御質問にお答えをいたします。 東郷病院についてであります。 まず、産科の開設でありますが、東郷病院におきましては、これまで住民への医療サービスの提供や住民の健康の保持増進に努めてきたところですが、今後も、その役割を継続して担っていくことが重要であることから、今回の方針決定に当たっては、住民の受療動向を踏まえて、内科と整形外科を中心とした診療を行うこととしたところであります。 また、東郷地域の住民の皆様にとりまして、今回の無床化という方針決定にいたしましては、納得し難い内容であることは十分認識をいたしておりますが、人口減少や少子・高齢化の進行による医療需要の変化や医師の働き方改革をはじめとする医療制度改革の推進などにより、今後も地域医療を取り巻く厳しい状況が続くことが見込まれる中にあっても、東郷地域における良質で持続可能な医療提供体制を確保するための苦渋の決断でありますことを御理解いただきたいと思っております。 次に、東郷工業団地についてであります。 同団地につきましては、今後、発生が危惧される南海トラフ地震等津波リスクを回避できる内陸型工業団地として期待をされており、事業化を検討しているところであります。 しかしながら、造成につきまして多額の費用を要することが課題となっておりますので、売却後の有効活用が担保される企業であれば、自ら造成していただくことも視野に入れながら、整備方針を決定してまいりたいと考えております。 次に、光ケーブルの未敷設地区の世帯数についてであります。 光ケーブル敷設地区である坪谷、山陰、岩脇、美々津の世帯数は、約4,800世帯となっております。 なお、このうち、ケーブルメディアワイワイが寺迫地区福瀬地区小野田地区鶴野内地区の一部に超高速ブロードバンドサービスを提供していると伺っております。 以上でございます。 なお、教育問題につきましては教育長が御答弁をいたします。また、その他の御質問につきましては担当部長が答弁をいたします。〔降壇〕 ○議長(黒木高広) 教育長。 ◎教育長今村卓也) 〔登壇〕おはようございます。 7番徳永議員の御質問にお答えいたします。 教員のICTスキルの向上についてであります。 現在、市内の小・中学校に約600台のタブレット端末を導入しておりますが、GIGAスクール構想の推進を踏まえ、今議会中に、追加議案として補正予算の御審議をお願いし、児童・生徒1人に1台ずつのタブレット端末を導入したいと考えているところであります。 また、今年度から新しい学習指導要領に基づき、小学校の全ての学年においてプログラミング教育が開始されておりますので、今後、授業におきましてICT機器を活用する機会は、ますます増えてくることが想定されております。 これらの機器を有効に活用しながら、児童・生徒の学力向上を図ってくためには、教員のICT活用指導力の向上は必要不可欠のものになってくると考えております。 これまでも、県教育研修センターで開催されておりますICT活用授業改善講座などの研修会に積極的に教員を派遣しながら、ICT活用指導力の向上を図っているところでありますけれども、今後とも、様々な機会を捉えてスキルの向上に努めてまいりたいと考えております。 以上であります。〔降壇〕 ○議長(黒木高広) 次に、建設部長。 ◎建設部長古谷政幸) 財光寺南土地区画整理事業進捗状況についてであります。 本事業につきましては、建物移転総数1,544棟に対し、令和元年度末現在で、建物移転率91.6%となっております。 また、コロナ禍における影響につきましては、施行区域内において建築している業者の方々によると、住宅設備メーカーによっては一部入手困難な部品等はあったもの、新築住宅の引渡しに遅れが生じないように努めているとのことであり、現状において、事業進捗に大きく影響するものではないと考えております。 次に、浸水対策についてであります。 本市では、これまで20か所ほどの地域で浸水被害が発生しております。 このうち、耳川沿線の地域につきましては、県による耳川河川改修事業により浸水対策が図られており、これまでに小野田地区広瀬地区等が完成し、現在、切瀬地区幸脇地区等において整備が進められております。 また、河川に隣接する南町、高見橋通り、向江につきましては、豪雨が予想される場合に、排水ポンプを事前に設置するなどの対策を実施しているところであります。 このほか、効果的な浸水対策が困難な地域につきましては、平常時の維持管理はもとより、大雨時のパトロール等により的確な状況把握に努め、早期に避難情報を発令するなどの対策を講じているところであります。 最後に、富高川、塩見川の状況についてであります。 県が管理する富高川、塩見川につきましては、河川巡視により堆積土砂等の状況を把握しており、平成28年度以降、4か所の河道掘削が行われております。 今後におきましても、河川状況に応じて河道掘削を行い、流下能力の確保に取り組んでいくと伺っているところであります。 ◆7番(徳永幸治) では、再質問させてもらいます。 今回、東郷病院有床存続で、多くの議員の方がいろんな角度から有床施設で存続を訴えましたが、私は、今回のコロナ禍の観点から有床存続を訴えていきたいと思います。できたら、30床のベッド、隔離病棟つきの病院として残したい、このような思いでございます。 今回のコロナウイルスは、足のつま先から頭のてっぺんまで危ないと言われております。ウイルスに侵されることにより、血管内に血栓ができて、毛細血管の血流が止まり、足の先は壊疽状態となり、切断される。また、臓器が侵されて、肺炎状態、脳梗塞になるなどの怖い病気だと言われております。生活習慣病の糖尿病、痛風、透析などの腎臓系などは特に危ないと言われております。高齢者も血管の劣化が進み、危険度が高いと言われております。 当初、ウイルスの正体が分からず、有名人の志村けん氏、岡江久美子氏が亡くなりました。特に岡江氏は、最初、軽症と診断され自宅療養だったのが、ある日突然重症化して亡くなりました。これも、血管内の血栓によるものではなかったんでしょうか。 東京都内では、コロナ自粛が解除された途端にクラスター症状が出ました。無症状の患者が原因と言われております。無症状のため、飲み歩きしたためと言われております。北九州での小学校でのクラスター発生も、無症状の子どもが多かったとのことです。無症状だったならば、体温も上がらず平温のままのため、見逃すおそれが十分にあります。検温する先生たちは、非接触型の体温計で測定するんですが、防護服を着ていないと、まさに無防備の状態でやっているのではないでしょうか。考えてみたら、これほど危険度の高い検温はないと思います。 日向市では、発生していないために見過ごしてきた行為だと思っております。この37度5分以上の検温では、コロナウイルスに感染しているかどうか判断が難しいと、全生徒にPCR検査を施す必要があると思います。PCR検査も検体を取ってするPCR検査ではなく、現在では、唾液でできるようになっております。PCR検査を行い、全員陰性ならば、先生たちも安心して授業ができます。定期的に、2週間1回間隔で行えば、先生たちも楽だし安全です。 そして、これを東郷病院看護師が実施していくという方法はどうでしょうか。もし、一人でも陽性が出れば、確認のため、東郷病院医師看護師が重装備の防護服着用で行うようにすればよいと思います。民間病院で実施してコロナ患者が出た場合は、風評被害がすぐ出ます。やはり公立病院でないとできない現在の状勢ではないんでしょうか。陽性者が出れば、東郷病院で隔離する。こうすることにより、小・中学生は全国で一斉休校する必要がないと、私は思うんです。その辺はどうでしょうか。教育長。 ○議長(黒木高広) 通告が市長しか、通告が教育長にはないからですね。 ◆7番(徳永幸治) そしたら、市長のほうから。 ◎市長(十屋幸平) 今、おっしゃられた中で、市のほうに関係しますのは、東郷病院看護師さんがPCR検査をやれと言われることだというふうに理解をさせていただきますし、また、教育問題につきましては、全学校で全て、今回新たに非接触型の体温計を予算化して、各学校にお配りするというふうに決めております。その中で、私どもが聞いておりますのは、まずは家庭で児童・生徒が毎朝体温を測って、そして、登校してくると。そして、また、チェックシートとかあって、それを見ながら先生方が体温を測ってこない生徒に対して、また測るというふうな二段構えでやるというふうに伺っております。 そういうことでありますので、基本的に学校現場先生方が何も無防備のままやるという、体温の測定に関しましては、教育委員会の中でまた御検討いただければというふうに思っております。 それから、県内のPCR検査におきましては、能力というのが1日182件です。ですから、例えば、日向市は6,000名近くいますので、それをやるとなると物すごい時間と労力がかかってまいりますから、なかなか厳しいんではないかなと、個人的には判断いたしております。 それから、もう一つ、東郷病院におきましての有床化においての感染者を隔離するというお話ですけれども、これは、一応、国と県の、感染症に対しましては指定病院とかがもう指定されておりますので、新たにそこに感染者を入院させるということは、今のところ難しいんではないかなというふうに思っております。 ◆7番(徳永幸治) PCR検査も、今は唾液でできると。そして、東京都ではこれを行ったということを聞いています。ですから、今後、日本全国で多分行うんじゃないのかなと私は思うんです。今、一番危険な状況というのは、子どもたちと接触する学校の先生たち。そして、親が報告するということなんですけれども、果たして本当にやっているのかどうか、そこが一番大きな疑問でもあるんですけれども、できるだけ、子どもの本当の状態、安全な、今、陰性ですよという証明が必要なんではないのかなと思うんです。それさえあれば、安心して学校の授業もできます。 また、ある面では、それを行わないと学校崩壊、これも出るんではないでしょうか。一人でも出たら、閉鎖ということになりますから、私の思いは、その前の段階で見つけて、そして、隔離すると。これが今回のコロナに対する対処方法であると、私は思っております。そういったことを中央のほうに呼びかけることはできないんでしょうか。PCRについては唾液検査、これが可能と思います。まだ時間はかかるかもしれませんけれども、上のほうに伝えるということはどうなんでしょうか。 ◎市長(十屋幸平) 唾液でのPCR検査というのは、ようやく厚生労働省が認可する方向で報道等があっておりますので、そのように動くんではないかなというふうに思っております。 それから、もう一点は、児童・生徒に関しましては、この議会でも議論がありましたように、日本小児科学会が発表しています報告書の中では、やはり児童・生徒がかかる確率がかなり低いと。そして、児童・生徒が感染する場合においては、児童・生徒間だけではなくて、ほとんど親からの感染ということが報告を受けておりますし、また、乳幼児においても、感染のリスクが低いんだということで、パーセントはちょっと覚えておりませんけれども、そのあたりが報告として日本小児科学会からも上がっております。 ですから、お話とすると、全国の一斉休校というのはいかがなものかというくくりになっておりますけれども、そういう現状でございます。 それから、本来、PCR検査の体制は国と県の役割が中心でございまして、厚生労働省感染症疫学調査研究という課があって、その方々がいろいろ調査しつつ、クラスターの発生を抑えていくという形になっておりますので、市独自でこれに取り組むというのは少し難しいんではないかということであります。 それから、子どもだけとしましても、先ほど申しましたように、子どもに感染したのは親からの感染ということが中心として言われておりますので、そこもやらなければ、子どもだけやるということでは、それから、先生も含めて、大人からの感染ということをやらなければいけないということで、安全を担保するためには、いろんな3密を避けるとか、新しい生活様式の中でしっかりと感染予防をしていかなければ、これは、子ども大人関係なくやっていかなければいけないというふうに考えております。 ◆7番(徳永幸治) SARSが出たのが2002年なんです。MERSが出たのが2013年。エボラ出血熱、これが2018年だったんです。今回の2020年に新型コロナウイルスということになりました。非常に感染力が強くなっておる、このような状況で、国の動き、県の動き、これにつられて、そちらが言わないから私どもが動けないんだよというんではなく、こちら側からアタックすると、これどうなっているんだということを、私は伝えてもらいたいなという思いがあります。 大阪府知事吉村知事が、小池さんを抜いてナンバーワンの評判を、今、勝ち取っておるのは、何かと。自分の意志で話をされたということではないんでしょうかね。だから、日向市も、国がこう言うから、県がああ言うからではなく、自分たちも、こうしようじゃないか、どうですかというような意見は上に上げることはできないんでしょうか。 ◎市長(十屋幸平) あくまでも感染症に関する法律がありますけれども、それは、国の主導でやるということにのっとっております。そして、市がやるべきこと、それと、国・県がやるべきことは、それぞれ役割分担がございますので、その中で、私どものほうは、やっぱり市民の皆様の命と健康を守るということをしっかりと取り組まなければいけないというふうに思っています。 昨日ですか、全国市長会のほうから、相当数の国に対する要望書を出させていただきましたが、その中にも、いろんな感染症に対する項目がたくさん、幅広く経済の対策から、今おっしゃいましたような感染予防の対策から、そういうことをずらずらと上げております。ですから、私どもも、市長会、そして知事は知事会を通じて、いろんな声を、今、国のほうに上げているということで御理解いただきたいというふうに思っております。
    ◆7番(徳永幸治) はっきり言って、簡単に御理解することはできないんですけれども、もし感染拡大が出た場合、日向市の場合は済生会における隔離場所が4床しかないということなんですけれども、実は、東郷のほうでは、昔、伝染病隔離病棟というのがありました。昭和49年に閉鎖されたんですけれども。これは、何でかというと、疫痢、赤痢、結核、こういったものが多かったということで。このときの病床というのが、東郷村国民健康保険病院という当時のあれであったんですが、一般が8床。結核11床、伝染病が10床と、これだけのものがあったんです。でも、収まったと、結核も収まりました。赤痢、疫痢も出ませんということで、日本全国で閉鎖するようになりました。 だけど、このようなSARSMERSエボラ出血熱、そして、今回の新型コロナ、こういったものが相次いで出てくる時代になったんですから、再度、伝染病隔離病棟、これが私は必要ではないのかなと思います。日向市のほうから、この旨についてぜひ造ってくれというようなことはできないんでしょうか。 ◎市長(十屋幸平) これまでの感染症MERSSARSも含め、いろんな感染症が発生して、それを、ワクチンを作り、また対策を打ちながらしっかりと抑え込んできたということでございます。 今回のコロナウイルスにつきましても、先ほど、出されました吉村知事のほうからも、大阪大学と、市、それから府、そして市大等が連携してDNAを活用したワクチンを来年の春先には何とか治験をするというような話も出ておりますので、そういうもろもろの、各国も含めて、昨日も答弁させてもらいましたように、コロナウイルスに対するワクチン製造ということが、今、いろんなところで行われております。やはりそういうところをしっかりと捉まえて、私どももやっておりますけれども、今回のコロナウイルス感染症で、今おっしゃったような感染病棟を再開するということは、やはり国の方針として、どう感染症に対する考え方を持って取り組むかと。これは、もう徳永議員も御案内のとおり、報道では、そういうような感染症が発生した段階で日本に影響がなかったために、感染者に対する認識が甘かったんではないかなというふうなことも報道されております。 やはり、今回、一つの大きな経済的にも国民の不安もありますが、その中で、やはり国として、そして県、市、連携取りながら、この感染症に対する取り込みをしていかなければいけないんじゃないかというふうに思っております。 ◆7番(徳永幸治) 実は、この感染症、はっきり言いまして私たち高齢者は物すごく心配なんですよ。先ほども述べましたように、血管の中に血栓ができてしまう。生活習慣病の糖尿病の患者なんかは、そして透析をされる皆さん、本当に大変だと思うんです。 先ほども言ったように、済生会における4床しかないとなった場合、今回はこの日向市でも大流行するんではないのかなと、インフルエンザが来るように、今回の新型コロナは接触型でありますので、インフルエンザとはまた違う質のものなんですけれども、それこそ感染した場合、どこに行ったらいいのかと。日向病院の4床が満床となった場合、行くところがないと。私は、これ、はっきり言って、市民の生活を守る上においては物すごく不安な日々を送っているんではないかと思うんですが、市長、何とか東郷病院を残しましょう。入院施設のある30床、用意しましょうと、ぜひ考えを変えてくれませんか。 ◎市長(十屋幸平) これまでも、今議会で多くの議員の皆さんから、徳永議員と同じような思いの中で御質問をいただきました。私どもも、在り方検討会の中で、この医療需要というものを十分に把握した上で、今回の無床化ということを決断させていただいたところでございます。 そして、これから、少子・高齢化社会の中にあって、高齢社会の中にだんだん超高齢社会が進んでいきますが、その中に、今回の感染症というものが高齢者の皆様に対する不安というものを大きく増大させていると。それによって、いきいき百歳体操とか、ふれあいサロンとか、そういうところにも自粛要請がかかって、またストレスもたまるというような状況がございます。そういう観点と、今度東郷域に残す病床の観点とは、若干また考え方を異にしているのではないかというふうに思っております。 東郷地域の皆さんの思いというのは、私もこれまでも何度も述べてまいりましたように、その地域で住んで、その地域で暮らしていって、そして、安全で安心な場所ということを踏まえて、持続可能的にするために、やはり無床化でやることが妥当だという報告もいただいておりますので、今後、将来的なことを考えた中で、やはり今回の決断を進めさせていただきたいというふうに思っております。 ◆7番(徳永幸治) 産婦人科病院をぜひつくってくれというのが、私の考えでもあるんですけれども、はっきり言って院内感染が出た場合、閉鎖せざるを得ないというような思いがあります。休院、これが1か月、2か月続いた場合、妊婦さんは大変なことになります。日向市だけではない。入郷、門川、都農、川南、この辺の方々まで影響するんです。延岡に行き、宮崎に行く、もう家族の方々は大変だと思うんです。 そういったことを考えた場合、今回の東郷病院だけは絶対残してくれというような思いがありますけれども、再度、よろしくお願いします。 ◎市長(十屋幸平) ちょっと質問の中身につきましては、産婦人科をつくるということでしょうか。 ◆7番(徳永幸治) 今、小林市立病院では産婦人科があるんです、小林市立病院では。だから、この産婦人科で、日向市には1病院しかないということですので、新たな産婦人科を導入したらどうだろうかということでありますが、どうでしょうか。 ◎市長(十屋幸平) 小林地区、東諸地区、あのあたりに産婦人科がないということは、前々から課題としてずっと上がっておりました。その中で、やはり公的医療機関としてそこを何とかしなければいけないということで、小林市立病院、新たな建て替えもし、そして、小児科もできたのかな、そういう形でやられております。 一つ大きな課題としてありますのは、日本全国ですけれども、産婦人科医の、先生方の数というのが非常に少ないということも御理解いただきたいというふうに思っております。 そして、これから人口減少進んでいく中で、今、1病院しかありませんけれども、しっかり我々も病院について、産婦人科が今後どうなるんだということで心配しておりますので、いろんなホームページ上も、民間の方に対して開業医を日向でやりませんかということでも、一応助成制度等、小児科も含めてですけれども、やっておりました。ですから、そういう意味において、やはり民間の方々がやっていただくということが大前提ではないかなというふうに思っております。 それと、子どもたちの周産期医院に関しましては、県独自でネットワークがありまして、もし、産婦人科の方が重症になった場合は、いろんなネットワークを使って、宮崎県自体で妊婦さんをちゃんと子どもを産めるような形が、現在、池ノ上学長がつくられたんですけれども、宮崎大学を中心に得られておりますので。そういうことで御理解いただきたいというふうに思います。 ◆7番(徳永幸治) それでは、次の分に移りたいと思います。 東郷の工業団地の件なんですが、検討の余地があるということで、これ、実際はまだ造成はかかっていないんですよね。造成はいつ頃になりますか。 ◎市長(十屋幸平) 先ほども壇上から御答弁をさせていただきましたように、多額の費用がかかるということで、それが一つ大きな課題になって、その造成費用単価を計算した場合、広くなってしまうと、1平米当たりの単価がコストアップするということが現在分かっております。企業が求める価格と造成価格が若干、造成した場合に、企業が求める価格帯では今のところないというところで、ちょっと造成にはまだ至っていないということでございます。 ◆7番(徳永幸治) では、まだ全然手をつけていない状況ということでしょうか。これは、工業用水の件もありますし、早く造成していかないと工業用水の導入がまた遅れるんではないかというような思いがあるんですが、どうなんでしょうか。 ◎市長(十屋幸平) 工業用水の活用につきましては、一応工業団地、細島4区の工業団地を企業誘致をするために企業局が耳川水系から引っ張って、そこでやっております。東郷に工業団地を造るというよりも、県の中で位置づけをそこに持って来なければ、そこに水を引くことは、今のところ、企業局と相談する中では難しいと。一部、今地元にあります企業の方々が工業用水を活用させてくれということであったんですけれども、やはり、目的が県の目的と違っておりますので、そこで活用できなかった部分が一つと、それからもう一つは、必要水量を作るときのポンプアップしたりするコストがかなりかかるというところで、なかなかできておりません。 ですから、工業団地を今回予定している地域に造ったとしても、今度は、県の企業局が管理している工業用水を使えるような県との協議とか、いろんなものがまた発生してくるということでございます。 ◆7番(徳永幸治) ということは、また、別の工事が入るということでしょうか。宮崎県のほうの企業局が動かないと、これはできないということなんでしょうか。 ◎市長(十屋幸平) 工業用水を活用する意味においては県との協議が必要で、指定されている区域に送るための工業用水としてできていますので、それを含めていただけるかという協議をしながらやらないといけないということでありまして、実際問題として、今、その協議をやっている段階ではございません。また、それをやると決めて、いろんな形で時間的なものもありますが、そういうところでございます。 工業用地につきましては、買収はいたしましたけれども、まだ造成工事とかには着手はいたしておりません。 ◆7番(徳永幸治) 別のほうの質問に変わりたいんですけれども、あと14分しかありませんので。 この光ケーブルについては、もう今年度で終わると。1年で敷設については終わるということで了解してよろしいんでしょうか。 それと、学校の先生たちITスキル向上。具体的にはどのようなことを考えているんでしょうか。 ◎総合政策部長塩月勝比呂) 原則といたしまして、年度内の執行を見込んでおりますが、今回の国の補助事業のQ&Aを読みますと、事業の執行開始が、このような状況でありますので、遅くならざるを得ないところから、繰越事業の手続を行うことは可能とされております。いずれにいたしましても、国としては、令和3年度までにはこの事業については終了させたいというふうになっております。 ◎教育長今村卓也) 教職員のICTスキルを高めるための方策でありますけれども、現在もずっと続けておりますが、答弁でも申し上げましたように、県の教育研修センターが実施する研修講座、これが中心でありますけれども、いろんな講座がありまして、そこに先生たちが希望してその研修講座を受けて、それぞれのスキルアップを高めるように実施しているところであります。 加えて、初任者、1年目の先生方は、みんな県で何日間と決まった研修がありますけれども、そのプログラムの中に必ずICTに関する研修講座もありまして、加えて、5年目であるとか10年目であるという、そういう節目の研修で先生方が行かれるときにもそういうプログラムが用意されておりまして、これからの時代に対応するための、そういうスキルをアップするための研修を実施しているところでございます。 ◆7番(徳永幸治) 国のほうが言うには、休校になったときにオンラインでやりなさいというようなことを堂々と言っているわけなんですけれども、具体的にそれは可能なんでしょうか。例えば、子どもたちが授業というか、それをオンラインでできるかどうかという可能性、どうなんでしょうか。 ◎教育長今村卓也) 将来的には可能になるというふうに思いますが、今すぐやれといっても、日向市では無理だというふうに思います。まず、高速の回線を全て各家庭まで敷設しなければならないので、先ほど、総合政策部長から答弁がありましたけれども、まず、そういう回線をしっかりと整えましょうと。昨日もADSLしか、今通っていないというお話もありましたけれども、そういう高速の回線をまず整えること。そして、タブレット端末というか、通信できるようなもの。スマートフォンのようなものでも、もちろんできるわけですけれども、子どもたちが学習に使うような、そういうスマートフォンよりもっと大きい14インチとか15インチとか、もっとノート型のパソコンでも結構ですが、そういったものをきちんとそろえることというのがまず条件になります。 学校に1人1台そろえますけれども、今度は家庭でとなると、それを持って帰るという作業が次に出てきます。貸出しをどうするかという、そういうルールみたいなものをつくらなければならない。持って帰ったら、今度はそのパソコンに通信できる、家庭から通信できる設定をする必要があります。通常は学校の中でそういう授業をするようになっているから、学校からの通信の設定がしてあるわけです。それを、家庭に持って帰ると、誰さんのうちの設定、また、誰さんのうちの設定と、一人ずつ、全部家庭の設定をしなければならない、そういうことを整えた上で実施するということになる。実施すると、ボタンを押せばはいといってすぐできるかというと、そうでもないので、きちんと使い方、授業の実施の仕方、そういったものをやっていかなければいけない。今度は、先生たちも画面の前で授業をする、そういうようなトレーニングも必要になってくるし、教材等も準備をする必要も出てくるので、そうそう簡単にあしたからという話にはならない。 まず、そろえること、そして、そろえたら、それを自宅に持って帰れるようにきちんとすること。家庭の通信をきちんと整えること。家庭も、通信の光ケーブルが来ればできるかというと、家庭が通信料を支払わないと通信ができるようにならないので、それぞれの家庭の通信費をどうするかという、そういった問題もあります。生活保護家庭のようなところについての補助を出しますという、そういった動きももう国で始まっておりますので、今後、そういうことがもう少しインフラ整備されていくんだろうというふうに思いますが、もう少し時間がかかるかもしれないというふうには思っています。 ◆7番(徳永幸治) 結局、家庭内の貧富の差の拡大によって、なかなか難しくなってきたかなというような思いがあります。各家庭でやりましょうというスタイルが。 もし休校となった場合、今度の新型コロナが再発して、また拡大していった場合に、また休校状態になったときには、どのようになるんでしょうか、できる家庭とできない家庭では、はっきり言って学力の格差がまたまた拡大していくというような思いがあるんですが、どうなんでしょうか。 ◎教育長今村卓也) また、休校になったときというのをいつを想定するかというのは、とても難しい話で、第2波、第3波の2学期とか、そういった近いところを想定すると、そういうオンラインでの授業というのは、もちろんできないということになります。 将来的には、先ほど申し上げましたように、できる可能性は大いにありますし、近い将来そういうふうになっていくだろうというふうには思います。ただ、今回の答弁でも、私も何度も申し上げておりますが、今回の臨時休業等によって格差というのは、本当に出てきているのではないかというふうに思っています。 我々は、義務教育でありますから、オンライン授業を提供しますから、見られる人はどうぞやってくださいということはなかなか言えません。全ての子どもにひとしく平等に機会を与えられるようにしたいというふうに思っています。けれども、家庭のほうからは、いろんな選択がありますので、国がやったり、それから一部業者の方々が提供したりするような、様々なネット上のそういうものを活用して、家庭で学習するという、そういったことをやった家庭もある、子どももいるわけでありますので、そういった意味で、そこに格差が出てきているということは大変危惧しています。 ですから、学校が再開された今、そういったことも補えるように、学校では一人一人にきちんと寄り添いながら、それぞれの状況に応じた学習、サポートをしていきたいというふうには考えているところであります。 ◆7番(徳永幸治) はっきり言って、先生たちのスキル向上というのは物すごく難しいんじゃないかなというような思いがあるんです。これ、民間の方々の協力をもらってやるということまでは考えているんでしょうか。 ◎教育長今村卓也) 教職員のICTスキルというのは、そんなにばかにできなくて、結構高くて、先生方は使いこなせています。100%みんなが指導できるかというと、そういうわけではないのですが、私どもが手にしている教育の情報化の実態に関する調査というのがいつもありまして、例えば、授業にICTを活用して指導できますかというようなことについて細分化されたものが幾つもあります。例えば、児童・生徒の興味、関心を高めたり、課題を明確につかませたり、学習内容を的確に理解させるために、コンピューターや提示装置を活用して資料などを効果的に提示する、そういうような活用ができますかという、そんな項目がいっぱいあるんですけれども、その一つについていきますと、平成26年度が日向市の教職員61.2%でした。それが、今回の平成30年ぐらい、5年ぐらいたったところでは、79.8%になっています。80%ぐらいなっています。つまり8割ぐらいの先生は、そういうことはできますという、そういう状況であります。 ですから、タブレット端末を使って自分でプログラムを組んでどうしろこうしろという話になると、かなり難しいのですが、道具として使って、子どもたちに理解を促すようなことについては結構なアベレージでできるようになってきているというふうに思っています。 それを、研修に行って、いろんなことを、また新しいものを学んできて、学校の中で先生方が隣同士で、これはどうやって使うのという、そういうOJTというふうに呼んでいますけれども、そういうやり方でまた学んでスキルを高めていかれるような部分もありますので、これから1人1台という状況になって、みんなが持って、それを使って授業をするとなると、もっとそのパーセントは上がっていくだろうというふうに思っていますけれども、完璧かと言われると、まだまだだというふうには思っていますが、そういうふうに高い状況にはなってきているということは御理解いただければというふうに思います。全国の平均が、ちなみにその項目では81.6%ですから、非常に近いところまで来ているということになっているところであります。 ◆7番(徳永幸治) ありがとうございます。 次に移りたいと思います。財光寺南土地区画整理事業の進捗と市内浸水地区への対策についての項目に移らせてもらいます。 私、財光寺南を業者の方々にいろいろ聞いてみたら、部材の進捗具合が物すごくあるんだよということを聞いてはおるんです。でも、回答によって、大丈夫ですとはっきり言われたもんで、安心しているところなんですけれども、今後の進捗について、はっきり言って、令和4年度までには終わるということなんですが、可能なんでしょうか。 ◎建設部長古谷政幸) 先ほどの答弁で申し上げましたように、今回のコロナ禍で、一部住宅メーカー、設備関係の製品が入ってこないという状況はあったということはお聞きしています。ただ、それが、新築工事、ほかの工事に大きく影響を与えるということはございませんでした。 また、今回のコロナウイルス禍で、ほかの土木、建築業のメーカーも含めて、他市のところで聞いております。そこに至りましても、今回大きな影響はないというふうに聞いているところであります。 今後の進捗状況なんですが、財光寺南土地区画整理事業におきましては、平成5年から着手させていただいておりますが、その当時、浸水だとか、狭隘な道路、生活環境が悪いというところで、94.6ヘクタールを施工しているところであります。 規制市街地ということで、建物等がちょっと多いというところもありまして、当然ながら事業費にも影響がしてくるところなんですが、その事業費の中でも国費を活用した補助金事業も大きく影響してくると思っております。 補助金につきましては、国の情報、県の情報も得ながら、制度事業もいろいろ変わってきておるところに、この財光寺南土地区画整理事業も含めた区画整理事業に合う交付金事業、補助事業を選択してきておるところであります。その中で、地元から要望の高い建物移転の完成、完了については、今年、令和2年度以降に、約130棟の建物等が残っておりますので、それを、この3か年のうちにどうしても完成させたいと、移転させたいというふうに考えているところであります。 ただ、130棟を動かす中で、最小限の道路等の築造が必要になってきますが、その後に、道路の舗装だとか、公園の整備、それから、今、仮換地というふうになっていますので、換地処分に伴う換地計画の策定だとか、本登記、こういった業務がまだまだちょっと出てくると思います。ですので、建物移転等は令和4年度を目標に目指して頑張ってまいりたいと思うんですが、事業期間については、そういった業務等が残ってきますので、若干の遅れは生じてくるのかなというふうに思っているところであります。 ◆7番(徳永幸治) 財光寺南土地区画整理事業は平成5年から始まった事業で、もう28年ですか。これだけ長い区画整理事業というのは、どこにもないと思うんです。あと、完成までに10年近くかかるんじゃないのかというような思いがあるんですけれども、はっきり言って、財光寺で私が知っている場所だけでも3か所浸水地があるんです。その浸水地域については、往還地区が一つ、切島山2区が一つ、松原地区が一つというふうにあるんですけれども、いずれも排水が原因なんです。 例えば、往還地区の場合は、鉄道の下を通っていく排水管、これが何かおかしいんではないかというようなあれもあります。そして、松原地区においては、今の区画整理事業が終わらないと駄目ですねということなんです。それと、切島山2区の場合も、用水路として利用しておりますので、これは排水路ではありませんというような回答を得られまして、何だ、これはというような思いがあるんです。だから、そういったところ、用水路だから排水路としての利用としてはおかしいよというようなことまで言われるんですけれども、その辺のところ、何とか対策というか、そういったものを考えておりますか。 ◎建設部長古谷政幸) その3か所におきまして、まずは、松原地区、ここの地区につきましては、以前から浸水地域ということで認識はしているところなんですが、土地区画整理事業におきまして、側溝だとか、それからの流入口にある雨水幹線、そういったものの整備を今現在しているところであります。 平成5年からすると、ある一定の事業効果というか、浸水解消は図られているのかなというふうに思っておるところなんですが、まだ今現在、財光寺地区におきましては、南屋敷、また財光寺駅周辺、また三ツ枝地区あたりの整備を今進めているところであります。こういったところの排水も、今後よくなっていくように努力してまいりたいというふうに思っているところであります。 続きまして、切島山2区の排水関係なんですが、どうしても、現地を見てみますと、今現在、富島幹線用水路からの用水を財光寺の東部に通水している施設がございます、用水ですね。そういったところの一部が開水路、蓋がない開水路で、降った雨で、そこに流れ込んでいるということが一つの要因かなというふうに思っているところであります。 5月に降った雨におきましても、時間雨量で19ミリ、トータルで117ミリほどの雨でつかったというふうなお話を聞いているところなんですが、通常、20ミリ程度の雨であると、大体浸水、冠水は見られないというふうに考えておりますので、今回の浸水の要因としましては、今、早期水稲だとか、普通水稲に通水しています農業用水と一緒に雨水が重なってあふれたのかなというふうに思っているところです。 もう一つ、要因としましては、開水路でありますので、開水路から下にもぐる暗渠のところにごみを除却するスクリーンがありまして、そこにごみ等も引っかかって増水したのかなというふうに考えているところであります。 ◆7番(徳永幸治) 地区のほうへ、ごみの除去というんですか、それをしなさいということでしょうか、それとも、市のほうでやりますということでしょうか。もし、市のほうで事務員がしないといけないとなったら、区長を通して区のほうに連絡してもらわないと困るんですが、どうでしょうか。 ◎農業畜産課長(木田和美) 富島幹線用水路につきましては、管理を財光寺の実行組合のほうに委託をしております。スクリーンのごみの除去につきましては、その実行組合の方々でお願いしております。 5月につきましては10回、3日に1回はごみを除去したという記録が残っております。 ◆7番(徳永幸治) この浸水地域というのが、本当に多いなと私は思うんです。結局、これから塩見川と富高川のことを聞きたいんですけれども、あそこの太陽光をやっていますよね。あれの工事を始めてから、雨が降るたびに土砂が流れ込んできているんです。わあ、これはすごいなというような思いで、これじゃ、もう泥がたまってしまうんじゃないかと、はっきり言って。それを見ておりますので、今回の質問、財光寺地区を外れているんですけれども、質問の一つにしてもらったんです。 これは、天井川になってしまうんじゃないかなと。これだけ泥が集まれば、天井川になってしまったら、それこそ台風の大雨が降ったとき、あの辺り一帯、大変なことになるんじゃないのかというような思いがあるんですが、この対策については何か考えていますか。 ◎建設部長古谷政幸) 市内の河川におきましては、県が管理する二級河川、また市が管理する普通河川がございます。御質問の富高川、塩見川の河床におきましては、県管理ということで、県のほうで河川パトロール等を行いながら河床状況も確認して、流下能力に影響を与えるということになれば、適宜河川の体積土砂の撤去を行うということでお聞きしているところであります。 ◆7番(徳永幸治) 結局、土砂の流れ込む原因、これをある程度解消していかないと、私は駄目なんじゃないかなと。ですから、下のほうで草を生やすとか、太陽光の下ですね。それによって、多分土砂の流れ込みは防げると。ですから、除草剤は使わないでくれよというようなことは伝えているんでしょうか。 ○議長(黒木高広) ちょっと徳永議員、除草剤については、通告がないから。 ◆7番(徳永幸治) ないけれども、土砂が流れ込む原因だと、私は思うので質問したんですが、駄目なんでしょうか。 ◎建設部長古谷政幸) 太陽光あたりで、土砂が流入されるということの御質問だと思いますが、大規模なソーラーの太陽光の開発におきましては、1万平米以上になると、隣地開発の基準によって調整池を設けたりやっているところであります。 土砂の流入につきましては、確認された後には河川管理者が土砂撤去を行うとともに、そういった開発者に対しても、そういった措置を取るように指導していっているということでございます。 ただ、その除草剤につきましては、ちょっと情報をつかんでいないところなんですが、裸地になっておりますので、草等は生えていないというふうな認識は持っているところであります。 ◆7番(徳永幸治) 草が生えていなければ、雨が降ったら土砂が流れ込んでくるんです、間違いなく。ずぼっと流れます。実は、赤岩川のほうも、私、赤岩川を守る会ということで、EMだんごというのを入れているんですけれども、やはり327号線の工事が始まったら土砂がだっと流れ込むようになったんです。真っ黄色になります、川が。雨が降るたびに。ということは、それらが影響しているのかなというような思いがあります。できたら、そういった指導も太陽光の関係者の方々には伝えてもらいたいなというような思いがあります。 それと、元に戻って失礼なんですが、結局、切2の浸水地域、あそこは住宅がかさ上げをしたところと、新しく造ったところはかさ上げをして、今まで床下浸水まではしないんだけれども、古くからあるところが床下浸水するというようなことを聞いたもんですから、将来的には、これ、どうなんでしょうか。かさ上げ工事という、それぞれ浸水する地域のかさ上げ、そういったものは考えるわけにはいかないでしょうか。 ◎建設部長古谷政幸) 切島山2区におきましては、市内浸水箇所の把握としましては、宅地浸水については確認はちょっとしていないところなんですが、道路冠水は確認はしております。道路冠水におきましては、確かに側溝があって、側溝から排水先の雨水管渠がありまして、そこを造る断面、大きさですね、これも時間雨量の基準があります。国からの補助金をいただいて、それを設置していくことになるんですが、その基準以上の雨が降れば、ちょっとあふれるという状況もあります。 それから、雨水幹線からの排水先となる河川、これにおきまして河川が増水して流れる水が阻害される、また、満潮時に当然ながらまた水位も上がってくるということで、そういった原因も冠水の一つの要因だというふうに思っているところであります。 雨水管をそれなりの大きいものにすれば、冠水解消になるかというと、それはちょっと難しい問題でありまして、あとは維持管理を、ごみが詰まったら、それを取ってもらうとかいうことを、また地元の方と一緒にやっていけたら、そういう冠水も多少なりとも解消していくんじゃないかというふうに考えているところであります。 ○議長(黒木高広) 徳永議員、質問時間3分切っておりますので、御了承お願いします。 ◆7番(徳永幸治) 排水の関係で、赤岩川、あそこは尻なし川と言われるぐらいで、砂がたまっているんです。だから、排水がうまくいかない。今、物すごい状態になっています。川底が物すごく上がっています。川下のほうは、ちょろちょろになっているんです。大雨が降るたびに、あそこは砂の動きが激しくて、砂ですぐに満ちてしまうと、川底がやられてしまうという状況なんです。一度、市のほうでいろいろコンクリートで固めたりしたんですけれども、すぐに2年、3年で駄目になったというような経緯があるんです。ですから、あそこを何か川下の根本的な改良はできないでしょうか。 ◎建設部長古谷政幸) 赤岩川、塩見川も含めて、日向灘に流れる河川においての河口周辺におきましては、潮流の流れによって砂が運ばれて埋塞するということを確認しております。海岸の管理者である県のほうに、その都度お願いというか、報告はしているところなんですが、どうしても、毎回河道の拡幅を行っても、埋まってしまうということになっておりますので、その河道のはけ口が埋塞したことによって浸水したというところはちょっと確認しておりませんので、また、その辺は県の管理者と相談していきたいと思っております。 ◆7番(徳永幸治) 以上で、私の質問を終わらせてもらいますけれども、時間がなくなったので、また次の機会にやりたいと思いますけれども、できましたら、やはり東郷病院については有床で残してほしいなと、もし、病院から診療所に変わったら、もう元に戻ることはできないと。ですから、その辺のことをよろしくお願いいたします。 以上で、質問を終わらせてもらいます。 ○議長(黒木高広) 以上で、7番徳永幸治議員の質問を終わります。 これで、今定例会の一般質問を終わります。 以上で、本日の日程は全部終了しました。 明日19日は午前10時から本会議を開き、市長提出議案の審議を行います。 本日は、これで散会します。 △散会 午前10時41分...