日向市議会 > 2010-02-26 >
02月26日-01号

  • "聴施設整備"(/)
ツイート シェア
  1. 日向市議会 2010-02-26
    02月26日-01号


    取得元: 日向市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-05-04
    平成22年  3月 定例会(第1回)◯会期及び議事日程 1、会期    2月26日~3月18日(21日間) 2、議事日程月日曜種別内容2月26日金本会議開会、会議録署名議員の指名(6番/柏田公和議員及び22番/岩切裕議員) 1、会期の決定(議会運営委員長報告、質疑、採決) 2、市長提出議案第1号~第44号審議(上程、提案理由説明)全員協議会議案第1号に対する質疑本会議3、市長提出議案第1号審議(質疑、討論、採決)(散会後)一般質問順位抽選2月27日      ~ 3月7日土 ~ 日休会議案熟読〔一般質問通告書提出期限:3月1日(月曜)午前10時〕8日月本会議一般質問9日火本会議一般質問〔意見書・請願等提出期限:午後5時〕10日水本会議一般質問議案質疑通告書提出期限:午後3時〕11日木本会議一般質問12日金(開会前)(議案付託表、議案質疑一覧表、請願書等の写、請願文書表の配付)本会議1、市長提出議案第2号~第44号(除く議案第20号~第24号、第26号)審議(質疑、各常任委員会付託) 2、市長提出議案第20号~第24号、第26号審議(質疑、補正予算審査特別委員会設置・付託)特別委員会付託議案審査本会議3、市長提出議案第20号~第24号、第26号審議(特別委員長報告、質疑、討論、採決) 4、請願等審議(上程、各常任委員会付託議会運営委員会意見書の集約について13日土休会 14日日休会 15日月委員会付託議案・請願等審査16日火委員会付託議案・請願等審査〔中学校卒業式〕17日水委員会付託議案・請願等審査18日木本会議1、市長提出議案第2号~第19号、第25号及び議案第27号~第44号審議(各常任委員長報告、質疑、討論、採決) 2、請願等審議(各委員長報告、質疑、討論、採決)議会運営委員会日程追加 市長提出議案及び議員提出議案について本会議3、委員会提出議案第1号~第3号審議(上程、提案理由説明、質疑、討論、採決)編集委員会ひゅうが市議会だより第118号の編集◯付議事件名並びに審議結果〔市長提出議案〕番号件名審議結果1人権擁護委員候補者の推薦について原案同意2日向市職員の育児休業等に関する条例の一部を改正する条例原案可決3日向市職員の勤務時間、休暇等に関する条例の一部を改正する条例原案可決4日向市一般職の職員の給与に関する条例の一部を改正する条例原案可決5日向市特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例原案可決6日向市保育の実施に関する条例の一部を改正する条例原案可決7日向市介護予防・地域支え合い事業手数料条例を廃止する条例原案可決8日向市勤労青少年ホーム条例を廃止する条例原案可決9日向市企業立地促進条例の一部を改正する条例原案可決10日向市中小企業振興条例の一部を改正する条例原案可決11日向市日向サンパークオートキャンプ場条例の一部を改正する条例原案可決12日向市廃棄物の減量化、資源化及び適正処理等に関する条例の一部を改正する条例原案否決13日向市清掃施設条例の一部を改正する条例原案可決14第4次国土利用計画(日向市計画)の策定について原案可決15広瀬鵜戸木辺地に係る総合整備計画の策定について原案可決16財産の処分について原案可決17損害賠償の額の決定について原案可決18市道の路線の廃止について原案可決19市道の路線の認定について原案可決20平成21年度日向市一般会計補正予算(第7号)原案可決21平成21年度日向市公営住宅事業特別会計補正予算(第2号)原案可決22平成21年度日向市用地取得特別会計補正予算(第2号)原案可決23平成21年度日向市介護保険事業特別会計(保険事業勘定)補正予算(第3号)原案可決24平成21年度日向市後期高齢者医療事業特別会計補正予算(第1号)原案可決25平成21年度日向市水道事業会計補正予算(第1号)原案可決26平成21年度日向市病院事業会計補正予算(第1号)原案可決27平成22年度日向市一般会計予算原案可決28平成22年度日向市公営住宅事業特別会計予算原案可決29平成22年度日向市財光寺南土地区画整理事業特別会計予算原案可決30平成22年度日向市用地取得特別会計予算原案可決31平成22年度日向市城山墓園事業特別会計予算原案可決32平成22年度日向市簡易給水施設特別会計予算原案可決33平成22年度日向市細島東部住環境整備事業特別会計予算原案可決34平成22年度日向市簡易水道事業特別会計予算原案可決35平成22年度日向市下水道事業特別会計予算原案可決36平成22年度日向市農業集落排水事業特別会計予算原案可決37平成22年度日向市国民健康保険事業特別会計予算原案可決38平成22年度日向市介護保険事業特別会計(保険事業勘定)予算原案可決39平成22年度日向市介護保険事業特別会計介護サービス事業勘定)予算原案可決40平成22年度日向入郷地域介護認定審査事業特別会計予算原案可決41平成22年度日向市老人保健事業特別会計予算原案可決42平成22年度日向市後期高齢者医療事業特別会計予算原案可決43平成22年度日向市水道事業会計予算原案可決44平成22年度日向市病院事業会計予算原案可決委員会提出議案〕番号件名審議結果1「ヒロシマ・ナガサキ議定書」のNPT再検討会議での採択に向けた取組を求める意見書案原案可決2所得税法第56条の見直しを求める意見書案原案可決選択的夫婦別姓制度の導入に反対する意見書案原案可決〔陳情〕番号件名審議結果25くらし支える行政サービスの拡充を求める陳情書不採択26労働者派遣法の抜本改正を求める陳情書継続審議27永住外国人への地方参政権付与の法制化に反対する意見書の提出に関する陳情書継続審議28選択的夫婦別姓制度の法制化に反対する意見書の提出に関する陳情書採択29高齢者に肺炎球菌ワクチンの接種をすすめるための手だてを求める陳情採択30市営住宅指定管理者制度導入に関する陳情書継続審議〔継続審議中の請願〕番号件名審議結果11後期高齢者医療制度即時廃止の意見書提出を求める請願書不採択122010年度の年金確保に関する請願書不採択〔継続審議中の陳情〕番号件名審議結果14日向市議会議員の定数削減に関する陳情書不採択20家族従業者への差別規定(所得税法56条)の廃止を求める意見書提出について趣旨採択22国民健康保険財政への国庫負担割合を医療費総額の45%に戻すことを求める意見書採択に関する陳情不採択24国に「治安維持法犠牲者への国家賠償法(仮称)制定」を求める陳情継続審議 議事日程(第1号)                   平成22年2月26日午前10時00分開会日程第1 会期の決定(議会運営委員長報告、質疑、採決)日程第2 市長提出議案第1号~第44号審議(上程、提案理由説明)日程第3 市長提出議案第1号審議(質疑、討論、採決)---------------------------------------本日の会議に付した事件 1、会議録署名議員の指名 2、諸般の報告 3、会期の決定 4、市長提出議案第1号~第44号---------------------------------------出席議員(26名)     1番  黒木円治        2番  黒木高広     3番  木田吉信        4番  黒木末人     5番  日高博之        6番  柏田公和     7番  畝原幸裕        8番  新名敏文     9番  海野誓生       10番  鈴木富士男    11番  溝口 孝       12番  片田正人    13番  田原千春       14番  松葉通明    15番  鈴木三郎       16番  日高一直    17番  甲斐善重郎      18番  田中 守    19番  西村豪武       20番  坂口英治    21番  江並 孝       22番  岩切 裕    23番  甲斐敏彦       24番  荻原紘一    25番  那須和代       26番  黒木万治---------------------------------------説明のための当局出席者 市長         黒木健二     副市長        伊藤惇一 教育長        北村秀秋     総務部長       黒木久典 企画政策部長     後藤 明     生活環境部長                                横山幸道                     兼水道局長 市民福祉部長     黒木 一     産業経済部長     鈴木一治 建設部長       壹岐良徳     教育部長       河埜和夫 消防長        三樹昭典     会計管理者      谷村美江                     東郷町地域 監査委員       林 雄治                矢野 続                     自治センター長 総務課長       寺町 晃---------------------------------------議会事務局出席者 局長         坂本行雄     調査係長       石谷和俊 議事係長       小林英明     主査         新元康美 主査         堀田浩一     主事         寺田雅彦--------------------------------------- △開会 午前10時00分 ○議長(黒木円治) おはようございます。 ただいまから平成22年第1回日向市議会定例会を開会します。 直ちに、本日の会議を開きます。---------------------------------------会議録署名議員の指名 ○議長(黒木円治) 会議録署名議員の指名を行います。 会議録署名議員に6番柏田公和議員と22番岩切裕議員を指名します。--------------------------------------- △諸般の報告 ○議長(黒木円治) 日程に入る前に報告します。 まず、1月13日と14日、東京で、九州横断自動車道延岡線建設促進沿線議会協議会で、延岡線の早期整備について民主党副幹事長を初め、国土交通省及び県選出国会議員に対して要望活動を行いました。 1月28日、日南市で、平成21年度第3回宮崎県市議会議長会の定期総会が開催され出席しました。 2月9日、東京で、全国市議会議長会評議員会が開催され出席しました。 2月23日、東京で、全国高速自動車道市議会協議会理事会並びに定期総会が開催され、副議長が出席しました。 2月24日、平成22年第1回日向東臼杵南部広域連合議会定例会が開催されました。 次に、市長から地方自治法第180条第1項の規定に基づき、専決処分した事項の報告がありましたので、その写しをお手元に配付しております。 報告は以上です。--------------------------------------- △日程第1 会期の決定 ○議長(黒木円治) 日程第1、会期の決定を議題とします。 この定例会の会期及び議事日程について、議会運営委員会の審査の経過及び結果の報告を委員長に求めます。 10番鈴木富士男議員。 ◆10番(鈴木富士男) 〔登壇〕おはようございます。 本日招集されました平成22年第1回日向市議会定例会の会期及び議事日程について、去る2月19日及び本日、議会運営委員会を開催しましたので、委員会における審査の経過及び結果について報告します。 本定例会に提案されます議案は、人事案件1件、条例12件、事件決議6件、平成21年度補正予算7件、平成22年度当初予算18件の計44件であります。 以上の議案について、当局の関係部課長から概要の説明を受け、審査した結果、会期を本日2月26日から3月18日までの21日間とし、議事日程は、お手元に配付してあります案のとおり決定しました。 それでは、議事日程の内容について、その概要を申し上げます。 まず、一般質問です。 一般質問は3月8日から11日までの4日間を予定しています。質問順位は、先例によりまして、本日の会議終了後、抽せんで決定することになります。 なお、一般質問通告書の提出期限は、日程案にも記載してありますとおり、3月1日の午前10時となっていますので、議会事務局へ提出をお願いします。 次に、各議案の審議要領について報告します。 まず、議案第1号の人事案件については、本日の日程第3として委員会付託を省略し、一審議で採決まで行うこととしております。なお、本審議に当たりましては、先例によりまして、全員協議会を開催することにしています。 次に、第20号から第24号及び第26号の平成21年度補正予算6件については、12日の本会議において質疑の後、議長を除く全員で構成する補正予算審査特別委員会を設置し、これに付託の上、審査をすることにしています。なお、この補正予算については、例年のとおり年度末を控えて予算執行に支障を来さない配慮から、特別委員会審査終了後、本会議を開き、採決まで行うことにしています。 次に、議案第2号から第19号、議案第25号及び議案第27号から議案第44号までの各議案については、12日の本会議において質疑の後、それぞれ所管の各常任委員会に付託の予定となっています。 なお、議案質疑の通告書の提出期限は3月10日の午後3時となっていますので、議会事務局へ提出願います。 次に、各議案及び請願等の委員会審査は、3月15日、16日及び17日の3日間を予定しています。 次に、意見書、請願書等の提出期限について報告します。 日程案にも記載していますとおり、提出期限は3月9日の午後5時となっていますので、議会事務局へ提出願います。 以上、本定例会の会期及び議事日程について、その概要を報告しましたが、よろしく御審議のほど、お願いします。〔降壇〕 ○議長(黒木円治) ただいまの委員長報告に対する質疑に入ります。 質疑はありませんか。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(黒木円治) 質疑を終わります。 お諮りします。 この定例会の会期は、本日2月26日から3月18日までの21日間とすることに御異議ありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(黒木円治) 御異議なしと認めます。 したがって、会期は21日間と決定しました。--------------------------------------- △日程第2 市長提出議案第1号~第44号審議(上程、提案理由説明) ○議長(黒木円治) 次は、日程第2、市長提出議案第1号から第44号までの44件を議題とします。 提案理由の説明を求めます。 市長。 ◎市長(黒木健二) 〔登壇〕おはようございます。 議員各位におかれましては、平成22年第1回日向市議会に御参集いただき、まことに御苦労さまでございます。 それでは、議案の説明に入ります前に、5点ほど、御報告を申し上げます。 まず、日向市消防署東郷分遣所の完成についてであります。 東郷町域の住民の皆さんから強い要望が寄せられ、合併調整項目の中でも重要な位置づけにありました日向市消防署東郷分遣所が、このたび東郷町地域自治センター敷地内に完成いたしました。 近年、災害が多種多様化していることに加え、少子・高齢化の進行や就業形態の変化等により、消防団員が減少する傾向にある中、防災の拠点である分遣所を整備し、専門知識と高度な訓練を積んだ消防隊員による初期段階からの対応を望む声が地域住民から寄せられていたところであります。 業務開始は3月1日からで、職員2人体制で任務に当たり、2,000リットルの水を積載する水槽式消防ポンプ自動車を配備。車両には緊急資器材を積載し、救急車が到着するまでの間、交通事故や緊急性のある傷病者に対する応急処置ができるようにしております。 今回の東郷分遣所の完成により、管内で発生するあらゆる災害に対する初動体制が整い、地域住民の生命・身体及び財産を災害等から保護する安全で安心なまちづくりの一層の充実が図られたところであります。 次に、駅前交流広場屋外休憩施設、いわゆる野外ステージの着工についてであります。 日向市駅周辺の交流拠点施設として、交流広場内に屋外休憩施設、いわゆる野外ステージを建設することとなり、このたび工事に着手いたしました。 野外ステージ機能を持った交流広場の整備は、街なかのにぎわい創出のための核となる施設として位置づけており、今回の屋外休憩施設の建設によって、当初計画しておりました交流広場が完成することになります。お祭りやイベント時だけでなく、恒常的に使用することで、まちのにぎわい回復の基礎となるものと考えております。 この屋外休憩施設は、イベント時にステージとして使用するだけでなく、ふだんは広場に遊びに来た市民の皆さんが日陰で休憩する場所としても使えるなど多目的な利用ができるような設計になっております。 屋根の構造に特徴がありまして、耳川流域産の杉材をふんだんに使用したときょう造という構造を採用し、重厚な雰囲気を醸し出し、あたかも木材の雲が宙に浮いているようなデザインとなっております。 7月中旬には完成し、ことしのひょっとこ夏祭りをこけら落としとして供用を開始する予定であります。完成後は、市民の皆さんに大いに活用していただきますことで、中心市街地の活性化に大きく寄与するものと期待しております。 次に、細島4区に建設中のハイポア工場についてであります。 旭化成イーマテリアルズ株式会社のハイポア工場の第1期工事につきましては、現在、本格操業に向けた試験操業が行われており、来る4月16日には、めでたく落成式がとり行われる運びとお聞きしているところであります。 また、並行して進められている第2期の工場建設についても、順調に進捗しているようであります。 この工場で生産されるハイポアに関しては、将来に向けて市場が急成長し、ハイブリッドカーや電気自動車などの車載用途の急速な進展が期待されることから、引き続き今後も、戦略的なライン増設が行われると伺っており、私といたしましては、第3・第4ラインの増設が早期に実現するよう機会あるごとに要望してまいりたいと考えております。 次に、企業立地の調印についてであります。 去る1月12日、議長立ち会いのもと、細島1区でひゅうがリサイクルセンターを運営している黒田工業株式会社との間で企業立地協定に係る調印式をとり行いました。 立地の内容は、ことし3月までに、同センター敷地内に、およそ7,000万円の設備投資を行い、工場を新設し、再生原料であるコンパウンドペレットや、それを使った肥料用袋などを製造するというものであります。 操業開始は4月を予定しているとのことであり、市内からの新規雇用者が平成24年度までに10名程度見込まれているところであります。 今度とも、企業誘致には積極的に取り組んでまいりますので、議員各位には一層の御支援、御協力を賜りますよう、よろしくお願いを申し上げます。 次に、若山牧水の真筆揮毫集の発刊についてであります。 郷土の生んだ国民的歌人、若山牧水の心を後世に伝えるものとして、「牧水の書と歌と人と」と題して、牧水の真筆揮毫集を発刊いたしました。 この揮毫集は、若山牧水没後80周年の記念事業として取り組み、およそ3年の歳月をかけつくり上げたもので、編集に携わっていただいた、若山牧水記念文学館館長の伊藤一彦先生や榎本篁子さんを初めとする編さん委員の方々や、作品の提供をいただいた皆様など、多くの方々の御協力によりでき上がったものであります。 内容は、牧水の直筆の書103点や生涯の友、平賀春郊にあてた書簡を中心に編集されており、牧水を語る上で文化的価値の高い貴重な財産となるものと考えております。 牧水はよく、自然、旅、酒を愛したと言われておりますが、この「牧水の書と歌と人と」では、何よりも人を愛した牧水の心情を多くの方々に感じていただければありがたいと存じます。 最後に、昨年の6月議会で御報告いたしたところでありますが、豪華客船レジェンド・オブ・ザ・シーズ号が、いよいよ3月30日に約2,500人の乗客乗員とともに細島港に初寄港いたします。 現在、万全の受け入れ態勢を整えるべく、県やCIQ機関等とも密接に連携しながら、準備に取りかかっているところでありますが、議員各位におかれましても、熱烈歓迎のほどよろしくお願い申し上げます。 以上、御報告を終わりまして、引き続き、各議案の提案理由につきまして、その概要を御説明申し上げます。 今議会におきまして、御審議をお願いいたします議案は、人事案件1件、条例12件、事件決議6件、予算関係25件の計44件であります。 まず、人事案件について申し上げます。 議案第1号人事擁護委員候補者の推薦についてであります。 人事擁護委員は、国民に保障されている基本的人権を擁護し、自由人権思想の普及高揚を図る目的で設置されており、市町村長が議会の意見を聞いて候補者を推薦し、法務大臣が委嘱することになっております。 本市では現在10名の方に委員として務めていただいているところでありますが、今回、12年以上の長きにわたり、御尽力いただいた永野博子さんの後任として、中西八千代さんを推薦するものであります。中西さんは、35年間にわたり、高等学校の教員として勤務された後、現在は、日向市家庭児童相談員、日向市地域福祉推進委員会委員などを務めておられ、子どもの人権問題や地域福祉に精通され、人権擁護委員として適任であると考えるものであります。 次に、条例について申し上げます。 まず、議案第2号日向市職員の育児休業等に関する条例の一部を改正する条例についてでありますが、地方公務員の育児休業等に関する法律による育児短時間勤務制度を、本市職員に導入するものであります。 次に、議案第3号日向市職員の勤務時間、休暇等に関する条例の一部を改正する条例についてでありますが、勤務時間における休息時間の廃止及び育児短時間勤務制度の導入に伴う規定の整備を行うものであります。 次に、議案第4号日向市一般職の職員の給与に関する条例の一部を改正する条例についてでありますが、昨年の人事院勧告に伴う改正でありまして、月に60時間を超える超過勤務に係る超過勤務手当について、支給割合を引き上げるものであります。 次に、議案第5号日向市特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例についてであります。 性別による権利侵害やDV問題などに関する相談を処理するため、男女共同参画相談員を設置することに伴い、その報酬を規定するものであります。 また、勤労青少年ホームの廃止により、同施設の運営委員会委員と指導員の設置も廃止することになりますので、それらの報酬規定を削るものであります。 次に、議案第6号日向市保育の実施に関する条例の一部を改正する条例についてでありますが、児童福祉法の改正に合わせて、条例中の用語について所要の整備を行うものであります。 次に、議案第7号日向市介護予防・地域支え合い事業手数料条例を廃止する条例についてであります。 現在、介護予防・地域支え合い事業の実施においては、サービスの利用者から手数料を徴収しておりますが、介護保険サービスなどとの均衡を考慮し、また事務の簡素化、効率化の観点から、この手数料の徴収を廃止するものであります。 次に、議案第8号日向市勤労青少年ホーム条例を廃止する条例についてでありますが、勤労青少年ホームについては、本来の利用対象者である勤労青少年の利用が減少してきていることや、従来実施してきました教養講座等については、生涯学習的な講座へ移行することが可能であることから、本年3月末をもって廃止することとするものであります。 次に、議案第9号日向市企業立地促進条例の一部を改正する条例についてであります。 工場の立地に際して、事業者が用地を借り受けて工場を建設する場合につきましては、当該用地の賃借料に対する助成措置を設けているところでありますが、事業形態の多様化により、建物を賃借することにより、工場が立地される場合もありますので、その場合の建物の賃借料に対しましても、助成措置を講じて、企業の立地の促進を図りたいとするものであります。 次に、議案第10号日向市中小企業振興条例の一部を改正する条例についてでありますが、中小企業向け特別融資制度において市が拠出する預託金について、現在の県信用保証協会を経由して取扱金融機関に預託している間接預託の方法を、直接、取扱金融機関に預託する方法に変更するものであります。 次に、議案第11号日向市日向サンパークオートキャンプ場条例の一部を改正する条例についてでありますが、利用者の利便の向上やシーズンオフ等の利用拡大と施設の有効利用を図るために、施設の使用形態や使用時間を見直し、あわせて使用料の設定を変更するものであります。 次に、議案第12号日向市廃棄物の減量化、資源化及び適正処理等に関する条例の一部を改正する条例についてであります。 廃棄物・リサイクル行政は、これまでの公衆衛生の向上や公害問題の解決という段階をさらに進め、循環型社会の形成を目指すものとなってきております。 このような背景のもと、国においては、平成17年5月に、廃棄物の減量や適正処理に関する基本方針を改正し、その中で、市町村の役割の一つとして、経済的インセンティブの活用による一般廃棄物の排出抑制や再生利用を進めるため、一般廃棄物処理の有料化の推進を図るべきであると、明記されたところであります。 本市におきましても、国の基本方針を踏まえ、平成18年度に策定しました日向市ごみ処理基本計画において、資源循環型社会の構築に向けたごみの減量化、資源化の一層の推進、ごみ排出量に応じた負担の公平化、廃棄物処理施設への負荷の軽減と延命化、さらに市民の環境意識の高揚などを目的として、ごみ処理の有料化の導入を掲げ、平成20年12月には、日向市廃棄物減量等推進審議会から有料化は適当と認めるとの答申を受けたところであります。 これまで市内全域における説明会の開催やアンケート調査等により、市民の皆さんの御意見もお聞きしながら、実施に向けた検討を行ってまいったところであります。 去る2月12日には、日向商工会議所、日向市区長公民館長連合会等から、有料化の早期導入を求める要望もございました。 このような背景、経過により、平成23年2月1日から、ごみ処理の有料化を導入することに伴い、本条例を提案いたすものであります。 改正の内容は、市が行う一般廃棄物の収集、運搬または処分に関し、手数料を徴収することを定めるものであります。 徴収しました手数料は、プラスチック製容器包装の資源化や、一般廃棄物の排出抑制と再生利用の推進に活用してまいりたいと考えております。 また、今後の減量化、資源化に向けては、本年4月からごみ減量化推進室を設置して取り組むこととし、生ごみや草木のリサイクルについても、できるだけ早い時期に実施してまいりたいと考えております。 次に、議案第13号日向市清掃施設条例の一部を改正する条例についてでありますが、富高の不燃物処理場を廃止することに伴う改正であります。 次に、事件決議について申し上げます。 まず、議案第14号第4次国土利用計画(日向市計画)の策定についてであります。 国土利用計画(日向市計画)につきましては、昭和56年の第1次計画の策定以来、平成14年の第3次計画に至るまで、計画を策定または改訂し、それぞれの時代に対応した計画的な土地利用の推進に努めてまいりました。 今回、合併による土地利用の変化への対応や、新しい時代における土地利用の課題に適切に対応するとともに、新しい日向市総合計画の将来像の実現を目指した土地利用の推進を図るため、第4次国土利用計画(日向市計画)を策定することとしたもので、国土利用計画法の定めるところにより、議会の議決を求めるものであります。 この計画においては、耳川流域の豊富な森林資源の持つ公益的機能の強化や、耕作放棄地の有効活用、企業誘致の推進による未利用地の活用と新たな工業団地の立地についての調査研究などに重点的に取り組むこととしております。 次に、議案第15号広瀬鵜戸木辺地に係る総合整備計画の策定についてであります。 東郷町の広瀬・鵜戸木辺地地区における総合整備計画を策定するに当たり、辺地に係る公共的施設の総合整備のための財政上の特別措置等に関する法律の定めるところにより、議会の議決を求めるものであります。 次に、議案第16号財産の処分についてであります。 平成20年度から実施しております国道10号代行買収事業に伴い取得した事業用地につきまして、国への引き渡しを行うに当たり、地方自治法等の定めるところにより、議会の議決を求めるものであります。 次に、議案第17号損害賠償の額の決定についてであります。 平成21年5月に発生いたしました公用車事故に伴う損害賠償を履行するに当たり、その賠償額を決定することにつきまして、地方公営企業法等の定めるところにより、議会の議決を求めるものであります。 次に、議案第18号市道の路線の廃止について及び議案第19号市道の路線の認定についてにつきましては、国道327号の改良、細島東部住環境整備事業、日向市駅周辺土地区画整理事業に伴う市道の整備にあわせ、路線の適正な配置と連続性の確保を図るために、5路線を廃止して、新たに16路線を市道に認定するものであり、道路法の定めるところにより、議会の議決を求めるものであります。 続きまして、議案第20号から議案第26号までの平成21年度日向市一般会計補正予算及び特別会計補正予算並びに企業会計補正予算につきまして申し上げます。 補正額は、一般会計が5億8,762万1,000円、特別会計がマイナス82万5,000円、水道事業会計が150万7,000円、病院事業会計が19万1,000円、合計5億8,849万4,000円となっております。 初めに、一般会計補正予算並びに各特別会計補正予算につきまして、一括して御説明いたします。 主な内容を申し上げますと、まず、一般会計につきましては、国の第2次補正予算に伴う緊急経済対策のほか、退職手当の追加や、補助事業の確定及び各事業の実績見込みに伴う増減額等の調整を行うものであります。 国の2次補正予算について御説明いたしますと、このたびの国の緊急経済対策により、地域活性化・きめ細かな臨時交付金が創設され、本市への交付限度額1億8,794万3,000円が示されたところでありますが、本市におきましては、同交付金に市の一般財源3,960万7,000円を上乗せし、合計で2億2,755万円を予算計上したところであります。同交付金は、平成21年12月8日に閣議決定された、あすの安心と成長のための緊急経済対策の趣旨に基づき、地方公共団体が実施するきめ細かなインフラ整備等の速やか、かつ、着実な実施を図ることが目的とされております。 まず、基本的な考え方でありますが、ある特定の政策分野や事業に特化するのではなく、幅広い分野での対策を実施することにより、できるだけ多くの地元中小企業者の受注機会の拡大について配慮を行うとともに、市民の生活対策への寄与を考慮し予算編成を行ったところであります。 予算区分ごとに申し上げますと、まず、総務費の安全・安心な暮らしの分野では、防犯灯整備事業により、街灯の設置されていない市道に、環境に優しいLED式防犯灯を設置することにより、明るいまちづくりを推進するものであります。 次に、衛生費の環境の分野では、循環型社会の構築に向け、環境施設整備事業により、埋立処分場のかさ上げ工事等を行うものであります。 次に、農林水産業費の農林業振興の分野では、緊急性の高い農林道や用排水路の整備、さらには、市有林の崩壊防止工事を図ることにより、農林業生産基盤の充実を図るものであります。 次に、商工費の商工業振興の分野では、日向入郷圏域の中小企業に働く技能者の育成交流の場である日向地区中小企業技能センターの充実を図る事業でありますが、これは、昨年12月に協定を締結し、本圏域で取り組みを進めている定住自立圏形成に向けた事業としても位置づけられているところであります。 また、観光振興の分野では、日向サンパークや馬ヶ背を初めとした、本市の観光拠点施設の整備を行い、将来の交流人口の増加を図るものであります。 このほか、市民の皆さんの生活に密着した生活道路である市道の舗装補修事業や、水害対策としての普通河川の土砂撤去等を行うとともに、公的公民館、文化交流センター及び、美々津運動広場などの体育施設の改修により、市民の生涯学習スポーツの拠点施設の充実を図るものであります。 以上が、きめ細かな臨時交付金事業の概要であります。これ以外の主な補正内容につきまして御説明いたします。 まず、総務費につきましては、職員の退職手当の確定に伴う追加補正であります。 民生費につきましては、障害者の日常生活用具給付や電動車いす等の移動支援事業の実績見込み増のほか、平成22年度から支給されます子ども手当に係るシステム改修に伴う補正であります。 次に、土木費であります。 財光寺南土地区画整理事業並びに駅周辺土地区画整理事業につきまして、事業を前倒しで実施し、進捗を図るものであります。 また、経済危機対策交付金を一部活用いたしまして、お倉ケ浜野球場の整備を実施するものであります。 特別会計につきましては、各特別会計の事業費の確定に伴う増減のほか、後期高齢者広域連合への納付金の確定によるものであります。 次に、議案第25号平成21年度日向市水道事業会計補正予算(第1号)につきましては、公用車事故に伴う賠償金を補正するものであります。 次に、議案第26号平成21年度日向市病院事業会計補正予算(第1号)につきましては、地方交付税措置額の改定に伴う一般会計繰入金収入の補正及び医師紹介業務委託料等を補正するものであります。 次に、議案第27号から議案第44号までの平成22年度日向市一般会計、各特別会計、水道事業会計、病院事業会計の各当初予算についてでありますが、これら当初予算の御説明に当たりましては、平成22年度市政運営の基本方針と重点施策についての所信の一端を申し述べることとして、議員各位並びに市民の皆さんの御理解と御協力を賜りたいと存じます。 平成21年度の我が国経済は、失業率が高水準にあり、厳しい状況で推移しております。 今後、緩やかに持ち直してくるものと見込まれておりますが、いまだ不透明な状況もあるようです。 内閣府がさきに発表した昨年10月から12月期の国内総生産、いわゆるGDPの速報値は、物価変動の影響を除いた実質で前期比1.1%増、年率換算では4.6%増となっております。 プラス成長は3四半期連続で、輸出や個人消費が伸び、設備投資も増加に転じていると言われております。 また、名目GDPはデフレの影響で前期比0.2%増、年率換算では0.9%増となり、7四半期ぶりにプラス成長に転じ、景気の二番底懸念は後退しているものの、経済対策の息切れなどでことし前半の成長率は低下するとの見方も出ております。 こうした中、国は、政権交代のもと、景気の持ち直しの動きを確かなものとするため、あすの安心と成長のための緊急経済対策を着実に実施することとし、これに伴う平成21年度第2次補正予算並びに平成22年度予算を一体として切れ目なく執行することとしております。 また、国の行政刷新会議では、新成長戦略の推進を通じて、成長を拡大し、新たな需要と雇用を創造していくとともに、経済成長と財政規模を両立させ、経済成長や国民生活の安定、セーフティーネットの強化という観点からも、財政の持続可能性を高めていくこととしております。 さらに、国においては、世界的な金融危機から1年余りが経過し、景気の状況は最悪期を脱し持ち直してきているとしておりますが、地方においては、なお復調の兆しが見えない地域経済の中で、特に中小企業にあっては、その厳しさが一段と感じられるところであります。 そのような状況の中、本市におきましては、経済動向を踏まえ、昨年末から金融相談窓口を設置し、市民や関係企業からの相談に応じるとともに、セーフティーネット保証の申請相談及び認定など、日向商工会議所など関係機関と連携しながら対応してまいったところであります。 あわせて、地域経済の活性化を図るため、本市の実情に応じた経済対策として国の第2次補正予算に伴う地域活性化・きめ細かな臨時交付金事業等の補正予算も、今議会に計上したところであります。 以上のような状況を踏まえまして、まず、平成22年度の市政の基本方針について申し上げたいと存じます。 私が市民の皆さんの負託を受け、2期目の市政を担当させていただいてから2カ年が経過しようとしていますが、これまでの取り組みにより、就任当初に掲げた55項目のマニフェストのうち、51項目について実施及び着手することができました。 22年度については、同報系防災行政無線の整備に着手することとしております。 今度とも、マニフェストの完全実施に向け取り組むとともに、新たな行政課題への対応につきましては、新しい日向市総合計画の重点プロジェクトとして積極的に取り組んでまいりたいと考えております。 本市では、将来にわたって健全で持続可能な地域経営を展開していくために、総合計画を中心とした行政マネジメントシステムの適切な運用により、財政構造の体質改善を図るための緊急的、抜本的な取り組みを継続して推進しております。 財政運営につきましては、平成19年度から21年度までの3カ年間の日向市財政改革プランの実施状況と成果を踏まえ、今度とも、より健全な財政運営に努めてまいりたいと考えております。 行政改革につきましては、新しい日向市行政改革大綱実施計画に基づき着実に推進しており、50の実施項目のうち、平成21年度までに36項目が実施または検討済みとなっております。 今後とも、すべての実施項目の達成に向けて積極的な取り組みを続けてまいります。 さらに、定住自立圏構想の推進につきましては、日向圏域の町村及び延岡市との協定や、それぞれの圏域の共生ビジョンに基づき、定住の促進や地域の活性化を図るための具体的な事業に圏域一体となって取り組んでまいります。 また、全国的な人口減少社会への突入と少子・高齢化が急速に進む中、過疎対策は重要な課題となっておりますが、平成12年度に施行された過疎地域自立促進特別措置法が平成21年度に期限切れを迎えたことに伴い、新たな過疎法が22年度から施行される予定でありますので、本市におきましても、ハード、ソフトが一体となった、より効果的な過疎対策を推進するため、新たな計画の策定を行うこととしております。 今後とも、新しい日向市総合計画の基本理念である市民との協働、地域力の活用のもと、本市の持つ豊かな地域資源を活用した個性的で魅力あるまちづくりを推進し、「市民が奏でる“交響”空間 優しく 強く 温かい 人とまち」の実現に向け取り組んでまいる所存でありますので、引き続き、議員各位並びに市民の皆さんの温かい御理解と御協力をよろしくお願いいたします。 次に、予算編成の基本的な考え方でありますが、平成22年度当初予算につきましては、昨年度に引き続き、年間に見込み得る経費をすべて計上する通年予算、いわゆる年間予算として編成することとしたところであります。 また、部局ごとに配分した枠配分予算編成方式を活用することにより、政策重点化枠を生み出すなど、自主・自立性、戦略性の高い事業の構築を目指したところであります。 さらには、住民本位の行政サービスの実現に向けた地域経営への転換を目指すため、人、物、金、情報の経営資源を最大限に活用し、地域価値の向上への積極的な施策展開を行うとともに、より一層の選択と集中による取り組みを着実に進めることとしております。 特に、22年度予算におきましては、「次世代へつなぐ“優しく”そして“元気”な人とまちづくり」をコンセプトに、一つは、平成21年度からの緊急雇用創出等の継続拡充並びに、新たな雇用対策、一つは、市民の生活を守る防災等や、県と連動した地域医療再生、一つは、少子・高齢化及び障害者対策による福祉の向上、一つは、循環型社会形成や新しい地域づくりへの取り組み、一つは、普通建設事業34億6,000万円(前年度比8.1%増)の確保による経済対策、など重点的に取り組むこととした結果、一般会計では前年度比7.9%増の予算編成としたところであります。 また、「入るをはかりて出るを制す」という財政規律の回復に向けて、行財政運営の効率化や、収納率の向上、及び適正確実な課税客体の把握など、新たな収入源の模索など歳入の確保を行うとともに、「財がなければ知恵を出し工夫せよ」と言われますように、経費の一律削減ではなく、めり張りのある施策・事業への取り組みを進めることとしております。 その上で、未来世代への持続可能な財政構造を確立することを目指して、市民の視点に立った行政サービスや制度事業の抜本的な見直しの徹底、事業再構築を推進することとしたところであります。 以上述べました基本方針に沿って、当初予算を編成したところであります。 それでは、続きまして、平成22年度の重点施策について、新しい日向市総合計画に掲げております5つの分野別施策体系に沿って、その概要を御説明申し上げます。 1点目に、「未来を拓く人が育つまちづくり」についてであります。 まず、「楽しみ生きがいを感じる生涯学習社会づくり」としまして、生涯学習を推進するため、公立公民館を拠点とした学習する機会と学習する場の提供、そして、地域での学習活動の拠点となる自治公民館整備の支援及び学習の成果をまちづくりに生かすシステムの構築について取り組んでまいります。 また、ブックスタート運動を引き続き展開し、乳幼児健診時等に本の配布や読み聞かせの実演と読書指導等を行います。 さらに、青少年健全育成に向けた取り組みとして、青少年育成センターを拠点とした、子どもの生活環境を守る活動を充実するとともに、学校、地域及び家庭が一体となった家庭教育力及び地域教育力の向上を図ってまいります。 次に、「創造性豊かでたくましい人を育む基盤づくり」としまして、本市では、平成19年度に県内では初めて実施した中学校での30人学級の編制を、さらに22年度も引き続き中学校2校で実施し、進路指導などに配慮したきめ細かな学習指導、生徒指導を行ってまいります。 また、小中一貫教育においては、平成20年度から英語指導助手、いわゆるALTを増員し、市内全校での英語を母国語とする外国人、つまりネイティブスピーカーの指導を基本とした英会話科やふるさとを愛する心を育むふるさとの時間を全校で実施しており、22年度も引き続き義務教育9年間を見通した教育環境の整備充実を推進してまいります。 さらに、教育施設の整備事業として、本年度は、東郷中学校の敷地内に小学校の校舎建設及び同校の運動場整備を行い、平成23年4月の東郷小中一貫教育校の開校に向けた施設整備を図ります。 次に、「地域の個性を活かした文化・生涯スポーツの振興」としまして、生涯スポーツの振興を図るとともに、第31回日向市美術展覧会を初めとする各種の文化行事の開催、本年8月に開催される予定の第34回全国高等学校総合文化祭の囲碁大会の支援、さらには、若山牧水生誕125周年記念事業としまして、合併後初めて若山牧水顕彰全国大会を開催するなど、芸術文化の振興を図るとともに、本市の魅力を全国に情報発信してまいります。 また、文化・スポーツ施設の老朽化による事故を防止するため、計画的な修繕を施し、安全安心な活動環境を提供してまいります。 次に、「人権と平和を尊重する人づくり」としまして、同和問題を初めとするあらゆる人権問題につきまして、正しい理解と認識を深めるため、人権尊重の理念を重視した行政を積極的に推進するとともに、行政・市民・事業者等が共通した認識のもと、それぞれの責務を明確にしながら、男女共同参画社会づくりを推進してまいります。 また、長崎市で開催される青少年ピースフォーラムに市内の中学生を派遣するなど、世界恒久平和の実現に向けた各種事業を引き続き積極的に推進してまいります。 2点目に、「健康で安心して暮らせるまちづくり」についてであります。 まず、「いきいき健康まちづくり」としまして、がん検診につきましては、平成21年度に実施しました乳がん、子宮がんの一部無料検診を、22年度も引き続き実施するとともに、新たに肺がん検診を実施し、より充実したがん対策を推進してまいります。 救急医療体制につきましては、引き続き、在宅当番医制運営事業、二次救急病院への補助事業を継続し、初期及び二次救急医療の確保に努めてまいります。 また、宮崎県地域医療再生計画に、日向入郷地域の二次救急勤務医の支援策が盛り込まれましたので、22年度から取り組み、二次救急医療体制の充実を図ります。 平成21年4月1日に開所いたしました日向市初期救急診療所につきましては、日向市東臼杵郡医師会、日向市・東臼杵郡薬剤師会などの御協力をいただきながら運営しているところであります。引き続き、時間外の初期救急医療体制の充実と二次救急医療機関の負担軽減を目指し、ユビキタスタウン構想推進事業と相まった、円滑な運営に努めてまいります。 国民健康保険事業につきましては、引き続き、収納率の向上、医療費の適正化、保健事業の推進を柱に各種施策を展開し、国保財政の安定化に努めるとともに、特定健診の受診率の向上、特定保健指導の実施率向上に取り組んでまいります。 市立東郷病院につきましては、1月12日に整形外科医が新たに着任し、体制の強化を図りました。今後とも、地域医療の確保に努め、平成21年3月に策定した日向市立東郷病院改革プランの点検・評価を行いながら、経営改善を図ってまいります。 次に、「地域でともに支えあう社会づくり」としまして、市民の皆さんが住みなれた家庭や地域で安心して暮らしていただけるよう、一人一人自立し、それぞれの持っている力を発揮しながら、お互いに支え合う地域社会の実現を目指すため、日向市地域福祉計画に基づき、自助・共助・公助の基本理念のもと、市民、関係団体・関係機関等との協働により具体的な事業を推進してまいります。 特に、地域における支え合いの原点とも言える、災害時に1人で避難できない方々への対応策として導入した災害時要援護者登録システムによる避難支援体制の整備を推進してまいります。 次に、「安心して子どもを生み育てられる社会づくり」としまして、新たに策定いたします日向市次世代育成支援後期行動計画に沿って、安心して子どもを生み育てられる社会づくりを推進し、多様な保育サービスの充実を図るため、認定こども園の体制整備などに取り組んでまいります。 中でも、老朽化した社会福祉法人保育園の施設改築につきまして、2カ所の保育園に対しまして、県の安心子ども基金を活用した財政支援を実施いたします。 子ども手当につきましては、次世代の社会を担う、子ども一人一人の育ちを社会全体で応援する観点から、中学校修了までの児童生徒を対象に、1人につき1万3,000円を支給することとしております。 また、妊婦一般健康診査の助成額をさらに拡充し、子育て世帯の経済的負担の軽減や安心して出産できる環境の整備を図ります。 次に、「高齢者が生きがいを持って安心してくらせる社会づくり」としまして、高齢者が住みなれた家庭や地域で自立した生活を送ることができ、また、みずからが望む必要なサービスを適切に受けられるような、安心して、生きがいを持って暮らすことができる活力ある長寿社会を目指し、地域包括支援センターを平成23年1月から6カ所に拡大するなど、各種施策を展開してまいります。 次に、「障がいのある人が自立した生活を営むことができる社会づくり」としまして、市民だれもが、相互に人格と個性を尊重し支え合う共生社会の実現を目指し、第2期障がい福祉計画に基づき、総合的な支援を実施してまいります。 また、市民と障害者の交流の拠点として、新しい障がい者センターの建設に着手することとしております。 次に、「消防・防災体制の整った社会づくり」としまして、常備・非常備消防の整備強化を図るとともに、地域消防の担い手である消防団の活性化や自主防災組織の拡充及び育成強化を促進し、市民や地域に消防・防災に関する意識の啓発を行い、住宅火災での焼死者を防止するため、市内のすべての住宅に住宅用火災警報器の設置促進を図るなど、行政と市民が一体となった総合的な消防防災体制の確立に努めてまいります。 また、消防救急無線の高度化及び電波利用ニーズの増大に伴い、アナログからデジタル化へ移行されることから、22年度に電波伝搬調査を実施し、デジタル化に向けた基本設計を行います。 さらに、平成21年度に引き続き、救急車にカメラを設置し、医療機関との連携によるユビキタスタウン構想推進事業を実施し、安全・安心なまちづくりに取り組んでまいります。 さらには、地域防災力の向上に努めるとともに、その活用を図るため、災害情報等の早期伝達手段として同報系防災行政無線設備の整備を行うこととしております。 次に、「防犯・交通安全・消費者保護対策の強化と衛生対策の充実」としまして、安心して生活することができるまちづくりを目指して、関係機関や団体との連携を強化し、地域における自主防犯活動の活性化を図りながら、交通事故や地域犯罪から市民の生活を守るための啓発活動を行い、総合的な地域安全の推進に努めてまいります。 特に、地域犯罪を未然に防止するため、消費電力を大幅に縮減し、より照度の高いLED防犯灯の整備を進めてまいります。 また、市民が悪徳商法や振り込め詐欺の被害に遭わないように、情報の発信や啓発活動を積極的に行うとともに、多重債務に関する相談などに対応できる日向市消費生活センターを開設し、窓口の充実に取り組んでまいります。 衛生対策としては、畜犬の登録及び狂犬病予防注射接種の推進と、飼養マナーの向上についての啓発活動を引き続き行ってまいります。 3点目に、「元気で活力ある産業が育つまちづくり」についてであります。 まず、「豊かな食とくらしを創造する農林水産業の振興」としまして、日向市農林水産業振興計画に沿って、地域の特性を生かした農林水産物ブランドの確立を図ります。 また、農林水産業における認定農家、集落営農組織を初めとする意欲ある担い手の育成確保を支援するとともに、新たに鵜毛・籾木地区のほ場整備事業に着手するなど、優良農地を確保するための生産基盤の整備を一層推進してまいります。 さらに、森林資源の循環的利用のための未植栽地の解消など、適切な森林整備に努め、課題解決に向けた攻めの農林水産行政の施策を計画的かつ積極的に推進してまいります。 22年度は日本の森・滝・渚全国協議会が本市において開催されることが決定していますので、日向市を全国に発信する絶好の機会ととらえ、積極的な情報発信に努めてまいります。 次に、「知恵と技術に立脚した商工業の振興」でありますが、商工業や中小企業等の振興につきましては、日向市中小企業振興計画に基づき、経営基盤の強化を目指し、起業の支援や各種産業の育成・強化と連携を図ってまいります。 また、企業立地の推進による雇用の創出は、若者の流出を抑制する上で重要でありますので、本市の持つ企業立地環境を最大限に生かすとともに、助成措置の拡充を行い、積極的な企業誘致を展開してまいります。 重要港湾細島港につきましては、九州の扇のかなめという地理的条件や、開通が間近となった東九州自動車道の整備にあわせ、さらに港湾機能の充実を強化するために、新たな大水深岸壁の早期整備について、細島振興協会とも連携を図りながら、国や県に要請するとともに、貨物集荷を積極的に推進するため、奨励事業の拡充を図ります。 次に、「意欲にあふれ安心して働ける就業環境の整備」としまして、日向地区中小企業技能センターの機能を生かし、未就職者や高校生に対する講習会を開催するなど、人材の育成を図ってまいります。 また、厳しい雇用情勢の中、国・県の関係機関と連携して雇用の創出に努めるとともに、就職説明会等を開催し、情報の提供を積極的に行ってまいります。 次に、「豊かな自然とおもてなしの心で育まれる観光の振興」としまして、本市の恵まれた自然や歴史・文化などの観光資源を最大限に生かしながら、日向市観光振興計画に基づき、観光まちづくりを推進してまいります。 特に、馬ヶ背に代表される日向岬一帯、サンパーク施設、美々津町町並み、牧水の里などの魅力ある観光拠点づくりと相互の連携を図りながら、体験型、滞在型の観光地づくりを目指してまいります。 観光施設である海の駅ほそしま、サンパーク温泉、牧水公園などの利用促進を図り、黒潮文化と森林文化の融合した観光ルートを確立することにより、観光による経済の活性化を図ってまいります。 また、牧水の生まれた東郷町において、ウォーキング大会や短歌塾を開催するとともに、海外からの豪華客船レジェンド・オブ・ザ・シーズの細島港寄港をおもてなしの心で歓迎し、日向市の魅力を全国及び世界に向けてアピールしてまいります。 さらには、お倉ヶ浜や金ヶ浜などで開催される国際プロサーフィン大会や国内アマチュア大会等の誘致に努めるなど、マリンスポーツの振興を図ってまいります。 4点目に、「自然と共生した快適な環境のまちづくり」についてであります。 まず、「人と自然の共生した環境にやさしい社会づくり」としまして、市民のごみに対する意識の高揚とごみ減量化、資源化を図るため、ごみ処理の有料化の導入及び資源物回収の拡充を行うとともに、ごみ減量化推進室を設置し、市民、事業者、行政との協働による資源循環型社会のさらなる推進に努めてまいります。 また、日向の豊かな海、川、森林など自然環境の保全及び地球温暖化の防止の取り組みを推進してまいります。 次に、「良質な水の供給と処理」としまして、安全でおいしい水を安定供給するため、日向市水道ビジョン及び日向市簡易水道施設統合整備基本計画に沿って事業を推進し、施設整備や経営基盤の強化を図ってまいります。 また、衛生的な生活排水処理対策につきましては、河川などの公共水域の水質を保全するために、公共下水道事業の計画的な整備を推進するとともに、浄化センター施設や管路施設の機能向上、維持管理を図ってまいります。 あわせて、公共下水道事業及び農業集落排水事業の区域外につきましては、合併処理浄化槽設置整備事業を計画的に推進してまいります。 次に、「災害に強く快適な住環境の整備」としまして、財光寺南土地区画整理事業につきましては、県北地方拠点都市地域の財光寺居住拠点地区にふさわしい、良好な居住環境の整備を図るために、引き続き排水不良地区等の家屋移転を優先し、県道土々呂日向線の西側の歩道整備を行い、歩行者等の安全確保を図ってまいります。 住環境整備事業につきましては、細島東部地区の22年度完成を目指してまいります。 また、幡浦地区及び財光寺南地区につきましては、引き続き地区内の道路や排水施設の整備を行い、安全・安心な住環境の改善に努めてまいります。 市営住宅の整備につきましては、改修工事や高齢者向け住宅供給のための住戸改善を行うとともに、住宅の長寿命化と改修・維持、管理コストの縮減を図るため、公営住宅等長寿命化計画を策定いたします。 また、本市における今後の住宅施策を計画的、総合的に推進するための方針となる住宅マスタープラン(住生活基本計画)を策定いたします。 建築物の耐震化につきましては、建築物耐震改修促進計画に基づき、公共及び民間建築物の耐震改修促進に努めてまいります。 次に、「自然に調和した安全・安心な公園・緑地・水辺環境の整備」としまして、お倉ヶ浜総合公園につきましては、総合公園としての機能充実を図るため、23年度に供用開始ができるよう、引き続き、駐車場の整備を行ってまいります。 また、そのほかの都市公園につきましても、地元自治区との連携を図りながら、安全・安心な維持管理を実施してまいります。 次に、「美しい景観の保全・形成と土地利用の推進」としまして、景観まちづくりにつきましては、景観の保全とその地区独自の良好な景観の創出を図るため、細島地区に引き続き、22年度は、坪谷・仲深地区の景観計画の策定に着手いたします。 また、都市的土地利用につきましては、都市計画マスタープランに基づき、社会情勢の変化に対応した計画的かつ適正な土地利用の推進に努めてまいります。 全市公園化構想につきましては、平成20年4月に策定した景観基本計画に定めた景観まちづくりの理念を基本としながら、全市域を憩いの公園として位置づけ、構想を策定するものであります。 これにより、地域が保有する個性的で魅力ある資源を公園の機能や役割として、市民の皆さん一人一人が心の豊かさと誇りを実感できる地域づくりや活性化のための施策を展開してまいります。 5点目に、「活発な交流により豊かさが享受できるまちづくり」についてであります。 まず、「地域づくりを支える団体の育成」としまして、市民がお互いに、あるいは市民と行政が協力して課題解決を目指す協働のまちづくりを推進するため、市民と行政がそれぞれの役割に応じて主体的にまちづくりを推進していけるよう、公益活動を促進するための環境整備や協働についての学習機会の提供に取り組んでまいります。 また、現在取り組んでおります新しい地域コミュニティ組織づくりにつきましても、モデル地区に選定した塩見、細島、平岩の3地区の支援に努め、地域の特徴を生かした市民主体の地域社会の実現に向けて取り組んでまいります。 次に、「交流・連携を促進する交通環境の整備」としまして、東九州自動車道門川~日向間は、いよいよことし末には開通の予定でありますが、引き続き、東九州自動車道や九州横断自動車道延岡線の早期完成に向けた取り組みをさらに強化するとともに、幹線道路や生活道路網の整備を計画的に進めてまいります。 幹線道路につきましては、国土交通省所管の国道10号門川日向拡幅、いわゆる財光寺地区でありますが、事業を支援するため、引き続き、直轄国道事業における用地代行取得事業を実施いたします。 また、中心市街地地区の街路につきましては、昨年度実施調査を行いました都市計画道路、駅北通線の用地買収に着手してまいります。 生活道路の整備につきましては、地域の実情を踏まえながら、継続路線の早期完成に努めるとともに、平成19年度に橋脚が破損した東郷橋につきましても、昨年度に引き続き、橋梁の補修工事を実施してまいります。 次に、「にぎわいと活気に満ちた中心市街地の形成」としまして、ことし7月、日向市駅西側駅前交流広場の屋外休憩施設、いわゆる野外ステージが完成することにより、駅周辺地区の主要な交流施設の整備が完了することとなります。 今後、これらの施設を市民の皆さんが積極的に活用していただくことにより、街なかのにぎわいの創出が図られていくものと期待しているところであります。 また、日向市駅周辺地区の土地区画整理事業につきましては、昨年度に引き続き、県道土々呂日向線西側の9街区及び11街区の商業集積を行い、中心市街地の活性化を図ってまいります。 2工区、いわゆる本町地区につきましては、本年度から減価買収に着手いたします。 次に、「高度情報化の推進」としまして、市民がひとしく地域の情報や高度な情報を享受でき、快適で利便性の高い市民生活の実現を図るため、日向市地域情報化計画に基づき、市内全域のブロードバンド化に取り組むとともに、平成23年7月のテレビのアナログ放送終了に対応するため、地上デジタル放送の難視聴地域の解消に努めてまいります。 また、従来の自庁舎内で運用する情報システムにかわって、外部のデータセンターにある情報機器やソフトウエアを利用するクラウドコンピューティングと呼ばれるシステムについての研究を行うため、引き続き、国の開発実証事業に参加し、業務プロセスの見直しや情報化に関するコスト縮減等についての検証を行ってまいります。 最後に、「国際化の推進」としまして、友好都市、中国山東省維坊市と引き続き交流を進めます。 22年度は、維坊市に市内の中学生を派遣し、ホームステイ等を体験させるほか、8月に本県で開催予定の第34回全国高等学校総合文化祭に維坊市から高校生を招聘し、市内の高校生と交流を図るなど、友好関係をより一層深めていくこととしております。 また、豊かな国際感覚を育み、豊かな学力を身につけ、ふるさとを愛し、自分に自信と誇りを持てる心豊かな子どもの育成とともに、市内の小学生と英語圏の小学生との交流を図り、英語による実践的コミュニケーション能力の育成を図ります。 本年は、4月にハワイ州ホノルル市モミラニ小学校の児童8名が本市を訪れ、小学生との交流やホームステイ等を体験させる小学生英会話研修事業を実施することとしております。 以上申し上げました重点施策を含む平成22年度の各会計の予算額は、資料でお示ししておりますとおり、一般会計が264億8,000万円、公営住宅事業特別会計を初めとする15件の特別会計の合計が154億4,020万円、水道事業会計が17億7,263万6,000円、病院事業会計が4億402万5,000円となったところであります。 以上、平成22年度の市政の基本方針と重点施策について申し述べましたが、長引く経済不況も回復基調にあると言われるものの、依然として厳しい状況にあり、また、国・地方を通じての多額な債務残高から、地方行財政を取り巻く諸情勢は、予断を許さない状況となっております。 今後とも、行財政の健全化に努め、市民との協働を基本に、市民の目線に立った市政運営を行うとともに、地方がいかに知恵を出すかが、今日の課題であると考えております。 議員各位並びに市民の皆様のより一層の御理解、御協力を賜りますよう心からお願い申し上げます。 以上、44件につきまして、その概要を御説明申し上げましたが、詳細につきましては、担当部長に説明させますので、よろしく御審議いただきますようお願い申し上げます。 以上であります。 ○議長(黒木円治) ここでしばらく休憩します。 △休憩 午前11時05分--------------------------------------- △開議 午前11時15分 ○議長(黒木円治) 休憩前に引き続き会議を開き、提案理由の説明を続行します。 総務部長。 ◎総務部長(黒木久典) それでは、私のほうから、議案第2号から第42号までの各議案につきまして、提案理由について説明いたします。 まず、議案第2号日向市職員の育児休業等に関する条例の一部を改正する条例について御説明をいたします。配付しております議案参考にて御説明をいたしますので、よろしくお願いいたします。 議案参考は、2ページからであります。 平成19年に、地方公務員の育児休業等に関する法律の一部が改正され、育児短時間勤務制度が導入されたところであります。育児短時間勤務制度は、職員が職務を完全に離れることなく育児のための短時間勤務を認めるものであり、この目的、趣旨等を踏まえ、制度を設けるものであります。 具体的には、職員が任命権者の承認を受けて、小学校就学の始期に達するまでの子を養育するために、短時間の勤務をすることができるものであり、4通りの勤務形態から選択できることとしております。 本条例の施行日は、平成22年4月1日としております。 次に、議案第3号日向市職員の勤務時間、休暇等に関する条例の一部を改正する条例について御説明をいたします。 議案参考は、10ページからであります。 本条例は、平成20年度の人事院勧告により、国家公務員の勤務時間に関する法律が改正され、1週間の勤務時間が40時間から38時間45分に短縮されたことに伴い、国に準じて改正を行うものであります。 現行の本市職員の勤務時間は、午前8時30分から午後5時までとしておりますが、この中の、正午から12時15分までの15分間は、休息時間とされ、当該休息時間は勤務時間に含まれる扱いとなっております。 今回、この休息時間を廃止するとともに、正午から午後1時までは、勤務時間に含まれない休憩時間とするものであります。 このことから、条例で定める週38時間45分の勤務時間を満たすためには、廃止する休息時間相当分の15分を勤務時間に加える必要があることから、今回の改正により、本市職員の1日の勤務時間を午前8時30分から午後5時15分までとし、15分延長することになるものであります。 施行日は、平成22年4月1日としております。 次に、議案第4号日向市一般職の職員の給与に関する条例の一部を改正する条例について御説明をいたします。 議案参考、16ページからであります。 本条例は、平成21年度の人事院勧告を受けて、国家公務員の一般職の職員の給与に関する法律の一部が改正され、平成22年4月1日から、時間外勤務手当の支給割合の引き上げが行われることに伴い、国に準じまして、本市職員の給与について同様の措置を行うものであります。 主な内容といたしましては、1カ月に60時間を超える時間外勤務手当の支給割合を100分の125から100分の150に引き上げるものであり、引き上げられた支給率相当分については、代休を指定することができることとしております。 施行日は、平成22年4月1日であります。 次に、議案第5号日向市特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例について御説明をいたします。 議案参考は、18ページをお開き願います。 まず、本年4月から設置することとなる男女共同参画相談員について、報酬額を、日額4,000円で規定するものであります。 また、議案第8号で提案しております日向市勤労青少年ホームの廃止に伴い、勤労青少年ホームの運営委員会や指導員の設置も廃止されることから、報酬規定を削除するものであります。 施行日は、平成22年4月1日としております。 次に、議案第6号日向市保育の実施に関する条例の一部を改正する条例について御説明をいたします。 議案参考は、19ページをお開き願います。 児童福祉法の一部改正により、児童福祉法において保育の実施という場合は、保育所における保育と家庭的保育事業による保育を総称することとされました。 このことに伴い、児童福祉法における用語との整合を図るため、所要の整備を図るものであります。 施行日は、平成22年4月1日としております。 次に、議案第7号日向市介護予防・地域支え合い事業手数料条例を廃止する条例について御説明をいたします。 現在、介護保険制度とは別に、在宅高齢者支援のために、各種の介護予防・地域支え合い事業を実施しており、それぞれの事業において、事業所に委託し、手数料を徴収しております。 このたび、市及び事業所双方の事務の簡素化、効率化と、介護保険制度におけるサービスとの均衡等を考慮し、利用者が事業費の一部を利用料として、直接事業者に納入する方法に変更することといたしました。 このことによりまして、市が直接、手数料としての徴収を行わないことから、条例を廃止するものであります。 施行日は、平成22年4月1日としております。 次に、議案第8号日向市勤労青少年ホーム条例を廃止する条例について御説明をいたします。 日向市勤労青少年ホームは、昭和47年に開設し、25歳以下の勤労青少年を対象として、各種の教養講座を中心に事業を行ってまいりました。しかしながら、時代の変化とともに、勤労青少年の利用が減少し、勤労青少年以外の団体の利用が多くなるなど、生涯学習的な場となってきており、勤労青少年ホーム本来の設置目的が薄れている現状にあります。 したがいまして、教養講座については、生涯学習分野の講座へ移行することとし、施設については庁内事務スペースへ転用することで利用者等との協議が調いましたので、本年3月末をもって青少年ホームを廃止することとするものであります。 施行日は、平成22年4月1日としております。 次に、議案第9号日向市企業立地促進条例の一部を改正する条例について御説明をいたします。 議案参考は、20ページをお開き願います。 まず、第3条第2項の改正でありますが、現行では、試験研究施設と情報サービスについて、事務所等の賃借料助成が規定されております。 今回、これに、企業が建物を賃借して立地する場合の賃借料助成を追加するものでありまして、助成金の名称を工場・オフィス賃借料助成金と改めるものであります。 施行日は、平成22年4月1日としております。 次に、議案第10号日向市中小企業振興条例の一部を改正する条例について御説明を申し上げます。 議案参考は、22ページをお開き願います。 市長が提案理由で申し上げましたが、市が拠出する預託金につきまして、県信用保証協会を経由せず、直接、取扱金融機関に預託する直接預託の方法に変更することから、今回の改正を行うものであります。 なお、今回の改正により、取り扱いは従前と変わらず、借り入れ企業等への影響はございません。 施行日は、平成22年4月1日としております。 次に、議案第11号日向市日向サンパークオートキャンプ場条例の一部を改正する条例について御説明を申し上げます。 議案参考は、23ページをお開き願います。 改正内容についてでありますが、新たに、コテージについて、使用区分が宿泊だけであったものに、日帰りを追加したこと、ログテントについては、宿泊と日帰りの区分を設けるとともに、それぞれの施設の使用時間についても、見直しを行うものであります。 また、今回の改正により、使用の区分に応じて、使用料を設定し直すとともに、使用料の額を消費税総額表示としたものであります。 施行日は、平成22年6月1日としております。 次に、議案第12号日向市廃棄物の減量化、資源化及び適正処理等に関する条例の一部を改正する条例について御説明を申し上げます。 議案参考は、25ページをお開き願います。 第2条第2項の改正でありますが、生活系廃棄物の定義を新たに設けるものであります。 第14条の2の規定は、生活系廃棄物の排出方法を規定するものでありまして、指定収集袋または指定収集シールによる排出を義務づけるものであります。 続いて、議案参考、26ページをお開き願います。 第18条の改正は、市が行う一般廃棄物の収集、運搬または処分に関し手数料を徴収することを規定しているものでありますが、手数料の額については、別表第1において消費税総額表示とするため、所要の整備を行うものであります。 議案参考、27ページをお開き願います。 別表第1についてでありますが、今回のごみ処理有料化により、生活系廃棄物の処理手数料の額を、市が収集するものと、施設に直接搬入されるものに区分して定めております。 事業系廃棄物については、直接搬入のものについて徴収額を定めております。 施行日は、平成23年2月1日としております。 なお、この条例により、平成23年2月1日から、市が収集する生活系廃棄物につきましては、指定収集袋または指定収集シールによる排出となるわけでございますが、当然、それ以前に指定収集袋または指定収集シールを市民が購入するといった行為が生じるわけでございます。 したがいまして、附則第2項において、このような準備行為ができるよう規定を設けているところであります。 次に、議案第13号日向市清掃施設条例の一部を改正する条例について御説明をいたします。 議案参考は、28ページをお開き願います。 不燃物処理業務につきましては、平成19年度から、民間事業者に委託したことに伴い、富高の不燃物処理場の撤去工事を行ってまいりましたが、施設すべての撤去作業が完了したところから、日向市不燃物処理場を廃止するものであります。 施行日は、公布の日からとしております。 次に、事件決議について御説明を申し上げます。 まず、議案第14号第4次国土利用計画(日向市計画)の策定について御説明をいたします。 本計画は、長期にわたり適正かつ均衡ある土地利用を確保することを目的として、本市における国土の利用に関する基本的事項を定めるものであり、本市の土地利用に関するすべての計画の基本となるものであります。 お手元に、計画書、さらには参考資料を配付しておりますので、よろしくお願いをいたします。 次に、議案第15号広瀬鵜戸木辺地に係る総合整備計画の策定について御説明をいたします。 これは、議案書のほうでお願いいたします。 議案書、24ページをお開き願います。 内容につきましては、市長が提案理由で申し上げたとおりでありますが、別紙として、総合整備計画書を掲載しております。御参照いただきたいと思います。 次に議案第16号財産の処分についてでありますが、これも議案書、26ページをお開き願います。 国道10号門川・日向拡幅に係る事業用地として、議案に記載のとおり、土地を国へ処分をするものであります。 次に、議案第17号損害賠償の額の決定についてでありますが、議案書、28ページをお開き願います。 これは、昨年5月、水道課専用駐車場において、公用車に同乗していた市民が、下車する際に負傷したものでありまして、このほど相手方と和解が整いましたので、損害賠償金を支払うため、賠償額の決定を行うものであります。 次に、議案第18号市道の路線の廃止及び議案第19号市道の路線の認定についてであります。 これにつきましては、議案書29ページと30ページに、廃止する路線及び認定する路線を掲載しております。また、議案参考にも路線位置図を載せておりますので、御参照ください。 続きまして、平成21年度補正予算並びに平成22年度当初予算について御説明を申し上げます。 まず、平成21年度の日向市一般会計補正予算及び各特別会計補正予算であります。 これは、国の第2次補正予算に伴う、地域活性化・きめ細かな臨時交付金事業等が主なものであります。 それでは、お配りしております横長の予算参考資料のうち、予算参考資料3月補正に基づきまして御説明を申し上げますので、よろしくお願いをいたします。 1ページをお開き願います。 総務費につきましては、4行目の職員人件費でありますが、このうち、4名の退職手当の追加補正が含まれておりまして、これで、本年度の退職者は24名となるわけでございます。 30行目の子ども手当給付事業につきましては、この6月からの給付を予定している子ども手当に係る電算システムの改修に係る費用であります。 3ページをお開き願います。 96行目と97行目の財光寺南土地区画整理事業と駅周辺土地区画整理事業につきましては、いずれも、地域活力基盤創造事業でありまして、平成22年度事業を前倒しにより、実施するもので、事業の進捗を図るものであります。 以上、一般会計の補正額は、4ページの最後の行になりますが、5億8,762万1,000円の追加補正で、補正後の金額は273億6,732万2,000円となるものであります。 9ページをお開き願います。 国の第2次補正により、今回補正計上する、地域活性化・きめ細かな臨時交付金活用事業を款項目順にまとめたものであります。御参照願いたいと思います。 交付金額は1億8,794万3,000円でありまして、それに2割程度の一般財源を上乗せし、事業費総額を2億2,755万円とするものであります。 次に、お手元に配付しております補正予算書の5ページをお開き願います。 繰越明許費の補正につきましては、第2表繰越明許費補正のとおりでありますが、全体で34件のうち、12件が地域活性化・きめ細かな臨時交付金事業など、国の第2次補正予算に伴うものであります。 債務負担行為の補正及び地方債の補正は、それぞれ、6ページから7ページの第3表債務負担行為補正及び8ページの第4表地方債補正のとおりであります。 続きまして、平成22年度日向市一般会計予算及び各特別会計予算について御説明を申し上げます。 これは、参考資料のうち、予算参考資料当初予算に基づき御説明を申し上げます。 予算参考資料、1ページをお開き願います。 平成22年度当初予算の一般会計の状況を歳入歳出ごとに円グラフでお示しをしております。御参照いただきたいと思います。 続きまして、2ページをお開き願います。 25行目の職員人件費につきましては、平成22年度末で定年を迎える職員22名の退職手当、6億844万5,000円が含まれております。 74行目の地域生活交通対策事業につきましては、市民バス運行経費や生活バス路線運行に係る費用であります。 77行目の地域情報化整備事業は、ブロードバンド環境整備工事や辺地共聴施設整備事業であります。 78行目の合併対策事業のうち、2億800万円につきましては、地域振興基金への積立金でありまして、7年間で14億円の造成を行うものであります。 続きまして、4ページをお開き願います。 106行目の同報系防災行政無線整備事業につきましては、平成26年度までに順次、5カ所の屋外子局などを増設するものであります。 6ページをお開き願います。 172行目の国勢調査につきましては、本年10月1日を基準日として実施されるものであります。 7ページの231行目、養護老人ホームへの措置に要する経費につきましては、老人ホームひまわり寮及び鈴峰園の措置に要する費用であります。 8ページをお開き願います。 265行目、認定こども園整備等事業につきましては、県の安心子ども基金を活用して、幼児教育と保育を一体的に提供する認定こども園に対し、費用の一部を助成するものでありまして、平成22年度は5園の開設を予定しております。 266行目の保育所等整備事業につきましては、老朽化した社会福祉法人立の保育園建てかえに対して、県の安心子ども基金を活用して、財政支援を行うものであります。 270行目の子ども手当給付事業は、ゼロ歳から中学校修了までの児童生徒を対象に、1人につき月額1万3,000円を給付するものでありまして、約8,900人を予定しております。 272行目の児童扶養手当給付事業は、ひとり親世帯で児童を監護・養育している人に手当を支給するものであります。なお、本年8月からは、父子家庭も支給の対象となるものであります。 308行目の救急医療体制整備事業につきましては、二次救急医療体制整備及び地域医療再生臨時特例事業に要する費用であります。 320行目の女性特有のがん検診推進事業は、子宮がん検診については、20歳から5歳刻みで40歳まで、乳がん検診については、40歳から5歳刻みで60歳までを対象に検診を実施するものであります。 10ページをお開き願います。 337行目の生ごみリサイクル推進事業につきましては、有用微生物群活性液培養事業であります。 345行目の資源回収事業は、新たに、その他プラスチック製容器包装の回収を開始することとしております。 354行目のごみ処理の有料化事業につきましては、議案第12号でも御説明したところでありますが、事業に係る予算を計上しております。 360行目の労働費につきましては、県の緊急雇用創出事業臨時特例基金を活用し、平成21年度に引き続き、直接雇用で23名、委託事業で36名、合計59名を雇用するものであります。 また、同じく、県のふるさと雇用再生特別基金を活用し、委託事業により13名の雇用を図るものであります。 12ページをお開き願います。 449行目の地籍調査事業は、旧東郷町域に加えまして、旧日向市域にも新規に着手をいたします。 456行目の県営鵜毛・籾木地区ほ場整備事業につきましては、農山漁村活性化プロジェクト交付金を活用し、地区内アンケート調査など、経営体育成促進換地等調査を実施するものであります。 13ページの463行目、富島幹線用水路整備事業は、隧道内の改修を行い、安定的な水源の確保を図るものであります。 484行目の森林整備地域活動支援事業につきましては、放置林の森林整備を促進し、森林の採算性の向上や公益的な機能の保全・増進を図るもので、ヘクタール当たり5,000円の助成を行うものであります。 14ページをお開き願います。 517行目の住宅リフォーム促進事業につきましては、これまでの住宅リフォーム促進事業に加えまして、環境に配慮した新エネルギーである太陽光発電システムの普及を図るため、新たな事業として、市民が太陽光発電システムを設置する際にも助成することとしております。 15ページの564行目、財光寺南部住環境整備事業につきましては、良好な住環境の創出とあわせて商業機能の高度化及びコミュニティ機能の充実を図りながら、都市の健全な発展と秩序ある市街地の形成を図るものであります。 577行目、東郷橋改修事業は、前年度に引き続き、落橋防止システム工事などであります。 16ページの612行目の障がい者センター整備事業につきましては、まちづくり交付金を活用し、日向市駅西側に574平方メートルの障がい者センターを建設するものであります。 18ページをお開き願います。 676行目の消防無線のデジタル化整備に要する経費につきましては、平成26年度の運用開始を目標に、消防無線のデジタル化を実施するもので、その推進計画に基づき整備を進めるものであります。 687行目の英会話科推進事業は、市内の全小・中学校に外国語指導助手を派遣し、担任と指導助手の2名体制により英会話科の授業を行うものであります。 689行目の小中連携・一貫推進事業(ソフト)につきましては、平成23年4月に、(仮称)東郷小中学校開校に向けて、スクールバスを購入するもので、計3台を予定しております。その他、開校に向けての諸経費もあわせて計上したところであります。 735行目の東郷小中連携一貫推進事業(ハード)につきましては、小中連携・一貫教育推進事業に伴うものでありまして、東郷中学校の敷地内に小学校の校舎建設を行い、平成23年4月の開校を目指すものであります。 なお、あわせて、約5,000平方メートルの運動場の拡張も実施するものであります。 20ページの767行目、牧水顕彰事業につきましては、第10回全国こども短歌まつりや第60回牧水祭、牧水生誕125周年記念事業などを実施し、牧水の生誕地である日向市を全国に発信するものであります。 23ページをお開き願います。 895行目の公債費につきましては、4.3%の伸びとなっておりますが、元金の中には2億5,800万円の繰上償還を予定しておりますので、実質的には、2.8%の減となっているところであります。 以上の結果、最後の行になりますが、平成22年度の一般会計当初予算総額は264億8,000万円で、前年度当初予算より19億4,200万円、率にして7.9%の増となっております。 この資料の24ページからは、新しい日向市総合計画の分野別施策体系に沿って、あらわしたものでありますので、参考にしていただきたいと思います。 また、別冊になりますが、各特別会計予算につきましては、市長が、市政の基本方針と重点施策の中で申し上げたとおりでございますので、省略をさせていただきます。 以上をもちまして、私の説明を終わります。 ○議長(黒木円治) 次に、水道局長。 ◎水道局長(横山幸道) それでは、議案第25号平成21年度日向市水道事業会計補正予算(第1号)について説明いたします。 配付しております水道事業会計補正予算書の7ページをごらんください。 平成21年5月19日に発生しました公用車によります人身事故につきまして、被害者と仮示談が成立いたしましたことから、本会議におきまして議案第17号としまして、賠償額の決定について御審議をいただくこととしております。 この賠償額は、426万5,112円のうち、保険会社から直接被害者に支払われました既払い金275万9,072円を差し引きました150万6,040円につきまして補正をするものであります。 なお、賠償額は全額保険金で補てんされますので、収入支出同額を補正いたしております。 次に、議案第43号平成22年度日向市水道事業会計につきまして、お配りしております水道事業会計予算に基づき説明をいたします。 1ページをお開きください。 水道事業会計予算は、第1条から第9条までの9カ条から成っております。 まず、第2条につきましては、業務の予定量を定めたもので、給水戸数2万2,700戸、年間配水量930万平方メートル、1日平均配水量2万5,479立方メートル、主な建設工事としまして、配水管布設費2億4,737万円、施設改良費1,162万7,000円を予定しております。 次に、第3条につきましては、収益的収入及び支出の予定額を定めたものであります。収益的収支とは、水道事業の経営活動によって発生する、すべての収入と支出であります。 まず、収益的収入、第1款水道事業収益は11億5,829万8,000円となっております。内訳の第1項営業収益11億5,523万2,000円は、水道料金が主なものであります。第2項営業外収益301万4,000円は、預金利息等であります。第3項特別利益5万2,000円は、過年度損益の修正益であります。 次に、収益的支出、第1款水道事業費用は10億2,288万6,000円となっております。内訳の第1項営業費用8億2,404万5,000円は、水道事業運営のための人件費、委託料、動力費などの費用のほか、現金の支出を伴わない減価償却費等が含まれております。第2項営業外費用1億7,774万円は、企業債の支払い利息が主なものであります。第3項特別損失110万1,000円は、過年度損益の修正損であります。第4項予備費は2,000万円となっております。 次に、第4条は、資本的収入及び支出の予定額を定めたものでありますが、これは水道施設の建設事業など投資的な収入と支出であります。 まず、収入、第1款資本的収入は2億8,653万3,000円を見込んでおります。内訳の第1項企業債は2億5,000万円を借り入れる予定にしております。第3項工事負担金3,653万円は、配水管等の布設に伴う関係団体の工事負担金であります。 次に、支出、第1款資本的支出の予定額は7億4,975万円となっております。内訳は、第1項建設改良費2億9,842万2,000円を予定しております。第2項企業債償還金4億4,132万8,000円は、企業債の元金償還金となっております。第3項予備費は1,000万円となっておるところでございます。 2ページをお開きいただきたいと思います。 第5条は、起債の目的、限度額、起債の方法、利率及び償還方法を定めたもので、配水管布設事業の限度額を2億1,520万円、施設改良事業を3,480万円としております。 第6条は、一時借入金の限度額を定めたもので、1億円となっております。 第7条は、予定支出の各項の経費の流用を定めたものであります。 第8条は、議会の議決を経なければ流用することのできない経費を定めたもので、職員給与費の1億3,023万1,000円となっております。 第9条は、たな卸資産の購入限度額を定めたもので、主なものは量水器の購入費用であります。 なお、3ページ以降に詳細な説明を添付しておりますので、参考にしていただきたいと思います。 以上で、説明を終わります。 ○議長(黒木円治) 次に、市民福祉部長。 ◎市民福祉部長(黒木一) まず、議案第26号平成21年度日向市病院事業会計補正予算(第1号)について説明いたします。 配付いたしております補正予算書の1ページをごらんください。 第2条、収益的収入及び支出であります。 詳しくは6ページで説明いたします。6ページをごらんください。 収益的収入及び支出のうち、収入につきましては、市長が提案理由で説明申し上げましたとおり、病院事業に係る地方交付税措置額の改定に伴う一般会計繰入金の収入の補正であります。 支出のうち目の給与費につきましては、本年度に育児休業を延長した職員の給与と代替職員雇用に伴う賃金及び整形外科医の採用に伴う給与の調整を行う補正であります。 目の経費につきましては、整形外科医紹介料発生に伴う委託料の補正をするものであります。 1ページに戻ります。 第3条、議会の議決を経なければ流用することのできない経費及び第4条、他会計からの補助金につきましては、ただいま説明いたしました職員給与費、一般会計繰入金等の補正に伴い、記載のとおり変更するものであります。 次に、議案第44号平成22年度日向市病院事業会計予算について説明いたします。 配付いたしております当初予算書の1ページをごらんください。 平成22年度日向市病院事業会計予算は、第1条、総則から第8条、たな卸資産の購入限度までの8カ条で定めております。 初めに、第2条は、業務の予定量を定めたものであります。病床数は、一般病床30床で、1日平均患者数は、入院患者23人、外来患者82人を予定しております。 次に、第3条につきましては、収益的収入及び支出の予定額を定めたものであります。病院事業の管理運営に係る診療業務等の医業収益及び診療業務等に係る医業費用の予定額を定めたものであります。 まず、収入でありますが、第1款病院事業収益は3億7,607万5,000円を予定額とするものであります。第1項の医業収益3億3,739万円は、入院・外来の診療収入及び公衆衛生活動収益が主なものであります。第2項医業外収益3,868万2,000円は、一般会計繰入金、預金利息等を予定するものであります。 次に、支出でありますが、第1款病院事業費用3億7,607万5,000円を予定額とするものであります。第1項医業費用3億7,257万円は、病院事業管理運営等に係る人件費、薬品費及び診療材料費等を予定額とするものであります。 次に、第4条につきましては、資本的収入及び支出の予定額を定めたものであります。病院設備が老朽化しているための諸施設整備、医療機器、備品等の購入及び企業債の償還金等に要する資金及び費用について、予定額を定めたものであります。 第1款資本的収入は688万4,000円を予定額とするものであります。第1項出資金688万円は、一般会計出資金を予定額とするものであります。 次に、支出でありますが、第1款資本的支出は2,795万円を予定額とするものであります。第1項建設改良費2,551万6,000円は、諸施設の整備、医療機器及び備品等の購入に係る予定額とするものであります。第2項企業債償還金243万4,000円は、企業債元金の償還金であります。 なお、第4条本文括弧書きに示す資本的収入予定額が、資本的支出予定額に不足する予定額2,106万6,000円は、過年度分損益勘定留保資金で補てんする予定であります。 予算書の2ページをごらんください。 第5条は、一時借入金の限度額を定めたものであります。 次に、第6条は、議会の議決を経なければ流用することのできない経費を定めたものであります。流用禁止項目に、職員給与費2億3,828万7,000円、交際費3万円を定めるものであります。 次に、第7条は、他会計からの補助金を定めたもので、病院事業のため、公営企業法第17条の3に基づく補助金で、一般会計からの補助金は、収益的収入及び資本的収入分合わせて8,159万3,000円を予定額とするものであります。 次に、第8条は、たな卸資産の購入限度額を定めたものであります。内容は、診療薬品、診療材料、給食材料及び医療消耗備品等の購入費であります。 なお、本件予算に関する説明書を3ページ以降に添付しておりますので、参考にしていただきますようお願いします。 以上で、説明を終わります。 ○議長(黒木円治) 以上で、提案理由の説明を終わります。 ここでしばらく休憩します。 △休憩 午前11時53分--------------------------------------- △開議 午前11時57分 ○議長(黒木円治) 休憩前に引き続き会議を開きます。--------------------------------------- △日程第3 市長提出議案第1号審議(質疑、討論、採決) ○議長(黒木円治) 次は、日程第3、市長提出議案第1号人権擁護委員の選任についてを議題とします。 ただいまから質疑を許します。 質疑はありませんか。 26番黒木万治議員。 ◆26番(黒木万治) いつもお尋ねしておるわけですけれども、この人選の際に、今日における相談の中身とか件数についてもお聞きしております。 それから、今、世相からして、求められるこの人権擁護委員の基本的な立場、そういう点にもついて。 それから前任者がたしか12月で任期が切れていてこの3月議会に提案がなされているということで、若干の空白があるというふうに思いますので、その辺の実情についてもちょっとお聞きしておきます。 ◎市民福祉部長(黒木一) お答えいたします。 相談の内容、中身、件数等でございますが、相談内容につきましては、平成21年度の状況がまだ法務局のほうから明らかにされておりませんので、ちょっと中身の分析はできないんですけれども、延岡市局管内の相談件数で見ますと、平成20年度は652件、それから21年度は、ことしの1月1日現在で557件というふうになっております。 それから、人権擁護委員の求められる立場というようなことで御質問がございましたけれども、いわゆる人権擁護委員というのは人権擁護委員法で定められておりまして、基本的にはこの中で該当する方を推薦者と選びまして、最終的には法務大臣が認定をするという形になります。いわゆる人権擁護委員の推薦に当たりましては、すべての国民が平等に取り扱われますように、差別をしないとか、そういうことが考えられておりまして、今回推薦する方につきましてもそのような形で人格、識見がともにすぐれておるという方を選んでいることでございます。 それから、前任者の任期切れで空白期間が生じたということでございますが、昨年の12月で一応任期が来ておりました。人権擁護委員といいますのは、人権擁護委員法で任期は3年になっているわけですけれども、任期満了後も後任者が委嘱される間は前任者がその職務を行うということになっておりますので、現在までお願いをしてきたところでございます。事情的には、なかなか、その地域の中で探すわけですけれども、非常に適任者が見当たらずに今回推薦をするという形になったところでございます。 ◆26番(黒木万治) 人材を確保するという場合に、この擁護委員の場合に、特にボランティア的に、そういう扱いになっているという点で、私は、この方々が悪いというわけではないんですけれども、何かこの定年退職して、そういうことでもやれる、そういう人たちが多いと思うんですよ。やはりこの人権という場合に、各界各層から若い人たちでも推薦できるような、そういう環境を整えるためには、人権擁護法、これをやっぱり改正を求めて、適切な報酬、こういうことを頑張ってもらうというような立場が必要じゃないかと思うわけですが、市長、どうでしょうか。 ◎市長(黒木健二) 現在のところは、先ほど部長お話ししましたように、ボランティア精神でもって、比較的時間的な余裕のある方、あるいはまたそれだけのその知識を持った方々にお願いをしている。全国で大体1万4,000人ぐらいいますけれども、日向市管内は10名でございます。そういうことで議員の御指摘がございましたけれども、やはり若い方々の時間的な余裕といいますか、そういったことも踏まえて、これはやはり全国的な問題としてとらえていかなければならない問題かなというふうに認識をしているところであります。 ○議長(黒木円治) 質疑を終わります。 お諮りします。 議案第1号については、委員会付託を省略することに御異議ありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(黒木円治) 御異議ありませんので、そのように決定しました。 討論に入ります。 討論はありませんか。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(黒木円治) 討論を終わります。 採決します。 議案第1号について、原案のとおり同意することに御異議ありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(黒木円治) 御異議なしと認めます。 したがって、議案第1号については原案のとおり同意することに決定しました。 あす2月27日から3月7日までの9日間は、議案熟読のため休会したいと思います。御異議ありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(黒木円治) 御異議がありませんので、そのように決定しました。 次の本会議は、3月8日午前10時に開き、一般質問を行います。 一般質問の順番は、本日の会議終了後、抽せんで決定します。発言通告書は、3月1日午前10時までに議会事務局に提出願います。 以上で本日の日程はすべて終わりました。 本日はこれで散会します。 △散会 午後0時05分...