△日程第二
継続審査中の
請願等審議(
常任委員長報告、質疑、討論、採決)
○議長(
甲斐敏彦君) 次は、日程第二、
継続審査中の
請願等審議であります 請願第六号、陳情第五号を一括して議題とします。
関係常任委員長の報告を求めます。
文教厚生常任委員長、二十二番
江並孝議員。
◆二十二番(江並孝君) 〔登壇〕御報告申し上げます。 閉会中の
継続審査になっておりました請願第六号、陳情第五号について、委員会における審査の経過並びに結果について報告します。 まず、請願第六
号塩見地区コミュニティセンター設置に関する請願書について。 請願者は、日向市大字塩見四五六二、
塩見区長会理事長、金丸久志さんです。 請願の要旨は、少子・高齢化が進み、地域における支え合い、地域社会の再生が不可欠になる中、地域活動の、また
行政サービスの拠点として機能する
コミュニティーセンター(
地区公民館)を
塩見地区に建設していただきたいというものです。 委員会では、去る三月十一日、
中村公民館において、請願者等の意見を聴取し、慎重な審査を行ってまいりました。審査の中で、農村婦人の家の活用も含め、地域の意見のまとまりと請願の趣旨に若干の違いがあったことは否めないが、
塩見地区の現状は十分に理解し、今後
地域福祉計画を推進する上でも、
公的コミュニティー施設が整備されるべきである。 したがって、請願の趣旨は十分に認められるものの、一方
具体的施策としては、市長方針のかがやき
プラザ計画も含め、今後の関係各課の施策展開とも大いに関連するので、
財政状況等を考慮し、本請願については
趣旨採択が適当ではないかとの意見が出され、採決の結果、
全員一致で
趣旨採択にすべきものと決定しました。 次に、陳情第五号地域のふれあい
福祉センター建造設置に関する陳情書について。 陳情者は、日向市大字幸脇一一五四の一、
幸脇区長公民館長、弓削淳さん外五名です。 陳情の要旨は、豊かな
地域社会づくり、思いやりのある
高齢化社会、生きがいのある人生を送るために、公共施設のない幸脇地区に生涯学習の拠点となるようなふれあい
福祉センターを建設していただきたいというものです。 審査の中で、建造場所として指定された土地を寄贈した方の、土地を地域の方に役立てていただきたいという意思を生かしたいという気持ちや、市街地から遠く、ひとり暮らし、
ふたり暮らし高齢者世帯が多い幸脇地区の方々が身近なところにふれあい
福祉センターを希望する実情は十分に理解したが、
財政状況等考慮すると、当分の間は陳情内容の実現は困難なことから、本陳情については
趣旨採択が適当ではないかとの意見が出され、委員会では採決の結果、
全員一致で
趣旨採択にすべきものと決定しました。 以上、報告を終わります。〔降壇〕
○議長(
甲斐敏彦君) 以上で、
関係常任委員長の報告を終わります。 ただいまの
関係常任委員長報告に対する質疑に入ります。質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
甲斐敏彦君) 質疑を終わります。 討論に入ります。 ただいま議題となっております請願第六号、陳情第五号について、一括して討論を許します。 討論はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
甲斐敏彦君) 以上で討論を終わります。 採決します。 まず、請願第六号について採決をします。
関係常任委員長報告は
趣旨採択であります。
委員長報告のとおり
趣旨採択することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
甲斐敏彦君) 御異議なしと認めます。 したがって、請願第六号は
趣旨採択に決定をしました。 次に、陳情第五号について採決します。
関係常任委員長報告は
趣旨採択であります。
委員長報告のとおり
趣旨採択することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
甲斐敏彦君) 御異議なしと認めます。 したがって、陳情第五号は
趣旨採択に決定をしました。
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△日程第三
請願等審議(各
常任委員長報告、質疑、討論、採決)
○議長(
甲斐敏彦君) 次は日程第三、
請願等審議であります。 陳情第七号、第八号を一括して議題とします。 ただいまの陳情に対する
委員会審査について、
関係常任委員長の報告を求めます。 まず、
総務常任委員長、十五番
岩切裕議員。
◆十五番(岩切裕君) 〔登壇〕報告します。 本定例会において、
総務委員会に付託されました陳情第七号「清潔で公正・公平な国民奉仕を貫く
公務員制度の確立を求める」陳情書について、委員会における審査の経過並びに結果について申し上げます。 陳情者は、宮崎市大和町一三四の二、宮崎県
国家公務員労働組合共闘会議議長、宮川雅行さんです。 陳情の要旨は次のとおりです。 政府は、二〇〇一年十二月に策定した
公務員制度改革大綱に基づき
公務員制度改革をスタートさせたが、この改革案の内容は、官僚の天下りの規制緩和や
政治的任用を行うなど公平・公正を失い、国民・住民の声が十分に反映されたものではない。公務員は憲法十五条に定められた全体の奉仕者として、公平・公正・民主的な行政を遂行する職務を担っており、また
公務員制度は国民の暮らしに直結する重要な問題なので、国民はもとより、すべての関係者と十分な協議を行った上で制度を確立する必要がある。 以上のような趣旨により、政府に対し、
公務員制度改革大綱の見直し、天下りの禁止など、公平・公正な改革の推進、改革に当たってのすべての関係者との率直な協議、関係者の意見を反映し、自主性を尊重した
地方公務員制度改革の四点を内容とする意見書を提出していただきたいというものです。 委員会では、審査の中で、日本の
公務員制度は、
労働基本権の保障という点でいまだ確立がされていない。また、ILOも日本の
公務員制度に対し、厳しい批判を行っている。したがって、この問題については結論を急がず、同改革案の内容等を詳しく調査するなど、継続して慎重に審査すべきとの動議が出され、採決した結果、
全員一致をもって
継続審査にすべきものと決定いたしました。 以上、報告を終わります。〔降壇〕
○議長(
甲斐敏彦君) 次に、
建設常任委員長、十二番日高一直議員。
◆十二番(日高一直君) 〔登壇〕御報告申し上げます。 本定例会におきまして、
建設常任委員会に付託されました陳情第八号市道七〇号(
美々津上町~石並線)の法面整備に関する陳情書につきまして、委員会における審査の経過並びにその結果について申し上げます。 陳情者は、日向市美々津町三三三八番地二、立縫区自治会長、原田静樓さん外四名であります。 陳情の要旨は、国道一〇
号美々津大橋南詰め信号から
美々津地区の
重要伝統的建造物群保存地区に至るまでの市道七〇号の両側法面の柱状岩、丸石などが崩落して車両の通行障害を来し、また中高生の
自転車通学に危険を伴うので、早急に整備していただきたいというものであります。 委員会といたしましては、
現地調査を踏まえ、慎重に審査した結果、別段異議なく
全員一致で採択すべきものと決定しました。 なお、
委員会審査の中で、陳情箇所が
美々津地区の
重要伝統的建造物群保存地区に至る道路であり、また北側法面の一部が保安林であることから、その整備に当たっては、関係機関と十分協議の上、実施していただきたいとの意見が出されましたことを付言しておきます。 以上、報告を終わります。〔降壇〕
○議長(
甲斐敏彦君) 以上で、
関係常任委員長の報告を終わります。 ただいまの
関係常任委員長報告に対する質疑に入ります。質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
甲斐敏彦君) 質疑を終わります。 討論に入ります。 ただいま議題となっております陳情第七号、第八号について、一括して討論を許します。討論はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
甲斐敏彦君) 討論を終わります。 採決をします。 まず、陳情第七号について採決をします。
関係常任委員長報告は、閉会中の
継続審査の申し出であります。
委員長報告のとおり決定することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
甲斐敏彦君) 御異議なしと認めます。 したがって、陳情第七号は閉会中の
継続審査に決定しました。 次に、陳情第八号について採決をします。
関係常任委員長報告は採択であります。
委員長報告のとおり採択することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
甲斐敏彦君) 御異議なしと認めます。 したがって、陳情第八号は採択に決定しました。 ここでしばらく休憩します。
△休憩 午前十時二十八分
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△開議 午前十一時四十分
○議長(
甲斐敏彦君) 休憩前に引き続き、会議を開きます。
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△日程第四
議員提出議案第三号~第六号審議(上程、
提案理由説明、質疑、討論、採決)
○議長(
甲斐敏彦君) 次は日程第四、
議員提出議案を議題とします。 提出者に提案理由の説明を求めます。まず、十七番
黒木優議員。
◆十七番(黒木優君) 〔登壇〕案文の朗読をして、提案理由の説明にかえさせていただきます。
議員提出議案第三
号地球温暖化防止のための
森林吸収源対策の確実な推進を求める意見書(案) 我が国の森林は、木材の供給はもとより、国土の保全、良質な水の安定的な確保など、多面的機能を有しており、豊かな国民生活を送る上で欠くことのできないものとなっている。 特に近年では、地球温暖化の主要な原因である二酸化炭素の吸収、貯蔵源としての役割が期待されている。 京都議定書では、我が国が国際的に約束した温室効果ガス削減目標六%のうち、三・九%を森林による吸収量で確保することとしていることから、削減約束の達成には、適切な森林整備・保全の推進が不可欠なものとなっている。 しかしながら、我が国の森林整備を担う林業は、国産材需要の減少等を要因とする木材価格の低迷等により、採算性が大幅に悪化している。この結果、我が国の森林は、間伐などの手入れが十分に行われない人工林や、伐採後植林が行われない、いわゆる植栽未済地が増加するなど、このまま推移すれば二酸化炭素の吸収量の減少や、森林の持つ多面的機能の発揮に支障を来すことが懸念されている。 このため、森林整備に必要な財源を確保し、あわせて国産材の利用を推進することにより、
森林吸収源対策を着実に進めていくことが極めて重要であり、この対策の推進は、林業の活性化はもとより、山村地域の振興にもつながるものである。 よって、国においては、森林整備の諸対策を一層充実させ、森林の持つ多面的機能を高めることとあわせ、温暖化対策税の創設とその税を森林整備を推進するための新たな財源として位置づけ、地球温暖化防止のための
森林吸収源対策の確実な推進と林業の活性化並びに山村振興を図られるよう強く要望する。 以上、地方自治法第九九条の規定により意見書を提出する。 平成十六年六月二十三日 宮崎県日向市議会 続きまして、
議員提出議案第四号地方分権を確立するための真の三位一体改革の実現を求める意見書(案) 政府は、日本経済は回復基調にあるとしているが、本市の地域経済にいまだ回復の兆しは見られず、経済の活性化による地域づくりが喫緊の重要課題となっている。 しかしながら、平成十六年度の国の予算編成では、三位一体改革の名のもとに、本来あるべき国・地方を通じての構造改革とは異なり、市町村の財政運営の基幹財源である地方交付税等の地方一般財源が大幅に削減されている。これは国の財政健全化を最優先に考えたものと受け取らざるを得ず、地方公共団体の行財政運営の実情を踏まえたものとなっていないことはまことに遺憾である。 特に、平成十六年度の税源移譲については、国庫補助負担金の廃止に伴う本格的な税源移譲が先送りされ、命綱である地方交付税等の地方一般財源の削減のみが突出しており、それら国の方策は、本市の行財政運営に致命的な打撃を与え、市民生活及び地域経済に多大な影響をもたらしている。 このような中、政府において、先般の麻生プランに沿った考え方のもとに、去る六月四日、経済財政運営と構造改革に関する基本方針二〇〇四が閣議決定されたが、市民が安全に安心して暮らせる行財政運営が実施できる改革の実現が極めて重要である。 よって、政府及び国会に対し、二年目を迎える三位一体改革が地方分権の理念に基づいた真の地方分権改革となるよう、以下の事項についてその実現を強く求める。 記 一、地方交付税制度については、地方の実情等を十分踏まえ、財源保障及び財源調整の両機能を堅持すること。 二、税源移譲については、平成十七年度において基幹税による三兆円規模の税源移譲を先行決定し、実施すること。 三、国庫補助負担金については、地方分権の理念に沿った廃止・縮減を行うとともに、地域の実態を踏まえ、単なる地方公共団体への負担転嫁は絶対行わないこと。 四、三位一体改革に当たっては、全体像と工程表を早急に示し、地方公共団体の意向を十分に尊重し、行財政運営に支障が生ずることがないよう対処すること。 以上、地方自治法第九九条の規定により、意見書を提出する。 平成十六年六月二十三日 宮崎県日向市議会 以上であります。〔降壇〕
○議長(
甲斐敏彦君) 次に、十五番
岩切裕議員。
◆十五番(岩切裕君) 〔登壇〕案文の朗読をもちまして、提案理由の説明にかえさせていただきます。
議員提出議案第五号自衛隊のイラク「多国籍軍」参加に反対する意見書(案) G8サミット出席のため訪米していた小泉首相は、六月八日にブッシュ米大統領と個別に会談し、国連安保理決議を受けて、自衛隊を「新決議」に基づいて多国籍軍に参加させると約束しました。 この小泉首相の言明は、従来、政府がとってきた態度を百八十度転換させるものです。政府は、一九九一年の湾岸戦争のとき以来、武力行使を任務とする多国籍軍に参加し、司令官の指揮を受けて活動することは、憲法上問題があるという態度をとってきました。しかし、小泉内閣がイラク派遣自衛隊の多国籍軍への横すべり的参加の方針を固めて以後、六月一日に秋山内閣法制局長官は、国会答弁で従来の立場を否定して、「武力行使を行わず、活動が他国の武力行使と一体化しない場合には、武力行使を伴う任務、伴わない任務の両方が与えられる多国籍軍に参加することは、憲法上問題ない」と述べました。 しかし、六月八日に可決された国連安保理の新決議(決議一五四六)は、「多国籍軍は……治安維持に貢献するために必要なあらゆる措置をとる権限を有する」となっており、多国籍軍は統一指揮のもとに入ると明記されています。米軍を主力にした多国籍軍統合司令部の統一指揮のもとに入る自衛隊が独自の指揮権を維持するなどということは、現実にはあり得ないことです。 しかし、小泉内閣は、国会にも諮ることなく、与党からの疑問・批判をも押し切って、イラク特措法に今回の新決議を政令で加えて、多国籍軍への自衛隊参加を閣議で決定しました。こうしたイラク多国籍軍への自衛隊参加は、イラク特措法すら踏みにじるものです。 また、圧倒的多数のイラク民衆は、暫定政権と多国籍軍を通した不法な占領の継続に強く反対しています。 よって、本市議会は、自衛隊の多国籍軍参加に反対し、再度国会の場で議論するよう強く求めます。 以上、地方自治法第九九条の規定により意見書を提出する。 平成十六年六月二十三日 宮崎県日向市議会 以上です。〔降壇〕
○議長(
甲斐敏彦君) 次に、十四番甲斐誠二議員。
◆十四番(甲斐誠二君) 〔登壇〕
議員提出議案第六号、案文の朗読をもって提案させていただきます。 有事関連七法案・三条約の成立に反対し、平和外交の実現を求める意見書(案) 六月十四日、有事関連七法案・三条約が自民、公明、民主などの賛成多数で参院本会議で可決、成立しました。憲法の平和主義、国民主権、基本的人権の尊重の理念と真っ向から対立する法律を、国民的な議論不在のまま十把ひとからげ的に審議し、会期末に合わせて駆け込みで成立させたことは、断じて許すことができません。 国民保護法はその名称とは裏腹に、協力を拒否した市民に罰則を設けて私権を制限するものにほかなりませんし、また本来警察権に属するテロなどへの対応を緊急事態対処として武力攻撃事態と関連させたことは、有事の定義を一層あいまいにさせ、政府の恣意的な判断や運用を許す危険なものです。 指定行政機関、地方自治体、NHKや民法などの指定公共機関は、国民保護措置を円滑に実施するための組織整備や訓練の実施が義務づけられており、このことは、まさに戦争動員体制に向けた準備を平時から強制することにほかならず、国の統治や社会のあり方を大きく転換させるものと指摘せざるを得ません。 さらに海上輸送規正法では、公海上で第三国の船舶に危害射撃を可能とし、米軍行動円滑化法と改正ACSAでは、これまで排除されてきた米軍への武器・弾薬の供与を認めています。これらは、憲法で禁止された交戦権と集団的自衛権の行使を事実上容認するものにほかならず、米軍支援のあり方は、現行の日米安保条約の枠組みを大きく踏み越えるものです。 他国からの侵略や侵攻が、差し迫った危機として具体的に想定されることのない現在、有事に名をかりて戦争ができる準備を進めることは、アジア近隣諸国の反発を招くことにもなりかねません。 よって、本市議会は、これら有事関連七法案・三条約の成立に強く反対するとともに、政府におかれては、憲法の平和主義にのっとり、例えば北東アジア地域の非核化、対話と協力を柱にした多国間の安全保障機構の設置、在日米軍基地の整理・縮小・撤去に向けた基地返還アクションプログラムの制定など、紛争や対立の要因を取り除く外交の実現に全力を挙げるよう強く求めます。 以上、地方自治法第九九条の規定により意見書を提出する。 平成十六年六月二十三日 宮崎県日向市議会 〔降壇〕
○議長(
甲斐敏彦君) 以上で、提案理由の説明を終わります。 ただいまから質疑に入ります。 ただいま議題となっております
議員提出議案第三号から第六号までの四件について、一括して質疑を許します。 質疑はありませんか。 〔発言する者なし〕
○議長(
甲斐敏彦君) 質疑を終わります。 ただいま議題となっております
議員提出議案第三号から第六号までの四件については、委員会付託を省略したいと思います。これに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
甲斐敏彦君) 御異議ありませんので、そのように決定をしました。 ただいまから討論に入ります。 ただいま議題となっております
議員提出議案四件について、一括して討論を許します。 討論はありませんか。二十四番
荻原紘一議員。
◆二十四番(
荻原紘一君) 簡潔に、特に
議員提出議案第四号の地方分権を確立するための真の三位一体改革の実現を求める意見書につきまして、賛成討論を行っておきます。 我が党市議団は、既に三月の段階で地方交付税の削減を中止して、必要な財源を確保するということが非常に大事な時期に遭遇している。この立場から、地方自治体が必要な財源を確保できるようにするために、やはり地方交付税の改革と言いながら、実際には財源保障機能とか、財政調整機能等をあわせ持つ地方交付税の総額というものを、これを抑制するということはやっぱり認められないんだという立場からこういう提案もしているわけであります。その立場からも、今日もこのことがいよいよ重要になってきているという点から、この第四号の意見書に賛成するものであります。 あとは、この自衛隊のイラク多国籍軍参加に反対する意見書、さらには有事関連七法案・三条約の成立に反対し、平和外交の実現を求める意見書については、中身でも触れられていますので、非常にこれもかけがえのない平和を守っていくという、日本の憲法にのっとった平和の方向、これがアジア、世界の平和の実現にもつながっていくという、そういことが非常に大事だということを申し上げて、賛成討論といたします。
○議長(
甲斐敏彦君) 討論を終わります。 採決します。 まず、
議員提出議案第三
号地球温暖化防止のための
森林吸収源対策の確実な推進を求める意見書について採決します。 本件については、原案のとおり決定することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
甲斐敏彦君) 御異議なしと認めます。 したがって、
議員提出議案第三号は可決されました。 次に、
議員提出議案第四号地方分権を確立するための真の三位一体改革の実現を求める意見書について採決をします。 本件については、原案のとおり決定することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
甲斐敏彦君) 御異議なしと認めます。 したがって、
議員提出議案第四号は可決されました。 次に、
議員提出議案第五号自衛隊のイラク「多国籍軍」参加に反対する意見書について採決をします。 本件については、原案のとおり決定することに賛成の方の起立を求めます。 〔
賛成者起立〕
○議長(
甲斐敏彦君) 起立多数であります。 したがって、
議員提出議案第五号は可決されました。 次に、
議員提出議案第六号有事関連七法案・三条約の成立に反対し、平和外交の実現を求める意見書について採決をします。 本件については、原案のとおり決定することに賛成の方の起立を求めます。 〔
賛成者起立〕
○議長(
甲斐敏彦君) 起立少数であります。 したがって、
議員提出議案第六号は否決されました。 なお、ただいま可決されました意見書については、本議会終了後、速やかに内閣総理大臣を初め、関係省庁等に提出をしますので、御了承願います。
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△日程第五
常任委員会の
所管事務調査申し出について
○議長(
甲斐敏彦君) 次は、日程第五、
常任委員会の
所管事務調査申し出についてを議題といたします。
文教厚生常任委員長から、お手元に配付の通知書のとおり所管事務の調査を実施したいとの申し出がありました。 通知書のとおり決定することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
甲斐敏彦君) 御異議ありませんので、そのように決定をしました。
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△日程第六
議員派遣について
○議長(
甲斐敏彦君) 次は日程第六、
議員派遣についてを議題といたします。 日向市議会会議規則第百五十九条の規定により、まず日向市・東臼杵郡南部町村議会議員協議会第二十二回総会派遣についてお諮りします。 来る七月三十日に椎葉村で開催される日向市・東臼杵郡南部町村議会議員協議会第二十二回総会に全議員を派遣したいと思います。これに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
甲斐敏彦君) 御異議なしと認めます。 したがって、全議員を派遣することに決定しました。 次は、第六十六回全国都市問題会議派遣についてお諮りします。 来る十月二十八日、二十九日の二日間、名古屋市で開催される第六十六回全国都市問題会議に、黒木末人議員、
日高博之議員、柏田公和議員の三名を派遣したいと思います。御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
甲斐敏彦君) 御異議なしと認めます。 したがって、ただいまの三名を派遣することに決定しました。
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△永年勤続者表彰伝達
○議長(
甲斐敏彦君) 以上で、今議会の議事日程のすべてを終了しましたが、最後にここで、永年勤続議員表彰の表彰状伝達式を行います。 第八十回全国市議会議長会総会が去る五月二十五日、東京日比谷公会堂で開催されました。この総会の席上、本市議会から黒木敏雄議員、
荻原紘一議員のお二人が議員二十五年以上勤続の特別表彰を受けられました。ついては、ただいまからお二人に対する表彰状の伝達式を行います。 改めて受賞者の名前の読み上げを局長にさせます。
◎事務局長(日高利夫君) それでは、受賞者のお名前を読み上げますので、御登壇の上、表彰状のお受け取りをお願いいたします まず、議員二十五年以上勤続表彰、黒木敏雄議員。 〔黒木敏雄議員登壇〕
○議長(
甲斐敏彦君) 表彰状 日向市 黒木敏雄殿 あなたは市議会議員として二十五年の長きにわたって市政の発展に尽くされその功績は特に著しいものがありますので第八十回定期総会にあたり本会表彰規程によって特別表彰をいたします。平成十六年五月二十五日 全国市議会議長会会長 片山 尹 〔議長より表彰状伝達〕〔拍手〕
◎事務局長(日高利夫君) 次に、日向市議会議員及び議会事務局職員互助会から記念品を贈呈します。 〔議長より記念品贈呈〕〔拍手〕
◎事務局長(日高利夫君) 続きまして、市長から記念品が贈られます。 〔市長より記念品贈呈〕〔拍手〕 〔黒木敏雄議員降壇〕
◎事務局長(日高利夫君) 次に、同じく議員二十五年以上勤続表彰、
荻原紘一議員。 〔
荻原紘一議員登壇〕
○議長(
甲斐敏彦君) 表彰状 日向市
荻原紘一殿 あなたは市議会議員として二十五年の長きにわたって市政の発展に尽くされその功績は特に著しいものがありますので第八十回定期総会にあたり本会表彰規程によって特別表彰をいたします。平成十六年五月二十五日 全国市議会議長会会長 片山 尹 〔議長より表彰状伝達〕〔拍手〕
◎事務局長(日高利夫君) 次に、日向市議会議員及び議会事務局職員互助会から記念品を贈呈します。 〔議長より記念品贈呈〕〔拍手〕
◎事務局長(日高利夫君) 続きまして、市長から記念品が贈られます。 〔市長より記念品贈呈〕〔拍手〕 〔
荻原紘一議員降壇〕祝辞
◎事務局長(日高利夫君) ここで、議長から御祝辞を申し上げます。
○議長(
甲斐敏彦君) 本席から一言お祝いを申し上げます。 このたびの第八十回全国市議会議長会定期総会の席上におきまして、本市議会から黒木敏雄議員と
荻原紘一議員のお二人が議員二十五年以上勤続という、長年にわたる議会活動、あわせて地方自治の進展に尽力された御功績によりまして特別表彰に浴され、本日ここに表彰状の伝達式をとり行うことができましたことはまことに喜ばしく、衷心よりお祝いを申し上げる次第であります。 この栄えある表彰を受けられましたお二人は、昭和五十四年四月の初当選以来、連続して七回当選を重ねられ、その間、終始一貫、市政の発展、市民福祉の向上に力を尽くされ、市民の代弁者として、その活動は多くの人が等しく認めるところで、受賞はまさにそのたまものであります。ここに改めて敬意と謝意を表する次第であります。 どうか、今後ともますます御健勝で、市民の負託にこたえ、本市発展のためのさらなる御活躍をいただきますよう御祈念と御期待を申し上げます。 簡単措辞でありますが、お祝いの言葉にかえさせていただきます。 本日はまことにおめでとうございます。
◎事務局長(日高利夫君) 次に、市長から御祝辞のお申し出がありましたので、お受けしたいと思います。
◎市長(黒木健二君) 〔登壇〕一言お祝いの言葉を申し上げます。 このたび、全国市議会議長会から黒木敏雄議員並びに
荻原紘一議員が、勤続二十五年以上の表彰を受けられました。 今日までの長きにわたり、市民の負託を受け、市政に対する情熱を持って本市発展のために御尽力をいただき、その栄誉に浴されましたことに対し、心からお喜びを申し上げます。 黒木議員におかれましては、昭和五十四年に初当選以来、各
常任委員会、各特別委員会の委員長を歴任され、また平成十一年五月から十五年五月までの二期四年にわたり議長の要職を務められるなど、その卓越した指導力と御見識をもって市議会をリードされ、市政の円滑な運営と健全な発展に御尽力を賜っているところであります。 また、荻原議員におかれましては、昭和五十四年に初当選以来、各
常任委員会、各特別委員会委員として御活躍され、また三期六年にわたり議会運営委員会委員長の要職を務められ、その熱意あふれる手腕、御見識をもって議会の円滑な運営に努められるなど、市政の健全な発展に御尽力を賜っているところであります。 黒木議員、荻原議員のこれまでの御精進に対し敬意を表するとともに、深く感謝を申し上げる次第でございます。 今、地方分権改革を皮切りに、三位一体改革や市町村合併など、時代は大きな転換点に立ち、国、地方ともに厳しい財政状況の中で、これからますます地方自治体の力量が問われてまいります。 このような中にあって、地方自治を守り、六万市民の福祉の向上を図るためには、行政と議会が車の両輪となって、分権改革で拡充したそれぞれの機能を十分果たすことが、さらに重要になってまいります。 両議員におかれましては、議会活動を通じての豊かな経験と卓越した識見をお持ちでございますので、今後ともさらなる市政発展のために御指導、御鞭撻を賜りますようお願いを申し上げます。 このたびの慶事を契機といたしまして、御健勝にてますます御活躍をいただきますよう御祈念を申し上げまして、お祝いの言葉といたします。 本日は本当におめでとうございました。〔降壇〕謝辞
◎事務局長(日高利夫君) ありがとうございました。 ここで、受賞者から謝辞を申し上げます。 まず、黒木敏雄議員。
◆十九番(黒木敏雄君) 〔登壇〕一言お礼のごあいさつを申し上げます。 このたび、全国市議会議長会の定期総会において、本市におきましては荻原議員と私が二十五年間の議員の実績が認められ受賞できましたことは、大変光栄であり、感無量であります。 ただいま、議長、市長から心温まる御祝辞をいただきまして、厚く御礼を申し上げます。これもひとえに、歴代の市長初め行政の皆さん、そして同僚議員の皆さん、または御支持いただいた市民の皆さんたちの御指導と御鞭撻と御支援のおかげであることに改めて感謝をいたしております。 私が初当選しました昭和五十四年というものは、当時を振り返りますと、列島改造論の響きが地方にやってきまして、そうした生活環境や産業の基盤が公にやったときでありました。 ここで私が立候補しました一端を申し上げますと、私は小学校二年生のときに大東亜戦争が始まり、小学校六年のときに戦争に負け、そして尋常高等小学校を十四歳で卒業しまして、農家のせがれとして、十七、八年間、食料難の時でございましたから、一生懸命農業に精を出しました。 しかし、一方においては、農業の時代から農工並進といいましょうか、さらには日向市の場合は港湾工業都市という名のもとに、昭和三十九年、新産都市の指定を受けた中で祖先伝来の農地を手放し、いろいろとやりましたが、私は三十五歳のときに、自分で建設業の仕事を始めました。 おかげさまで十年間というものは、そうしたブームに乗った関係でしょうか、うまくいったものですから、これは社会の声だなと、自分で肝に銘じながら、なせばなる、なさねばならぬという気持ちを持ちまして、これからは社会にこたえよう、役に立とうという気持ちで昭和五十四年、四十六歳のときに立候補いたしました。 考えてみますと、当時、こうして見ますと、これからは、先ほど市長が言われましたが、地方分権改革と言われますけれども、私は大事なことは、みんなが少子・
高齢化社会に向かって、意識の改革を持ちながらともに汗を流す。そして大事なことは、自治体においては仕事をつくり、実行し、そして責任を持つという自己決定、自己責任の時代であります。 今からだんだんと対応しますが、しかしめげずに、お互いにこの我が日向市の発展のために市長を中心にやっていきたいと、そんなふうに決意を新たに、初心に返ってもう一度私も頑張りますので、皆さんに対しても、これからもよろしく御指導・御鞭撻をお願い申し上げまして、まことに措辞でございますが、お礼の言葉にかえさせていただきます。 ありがとうございました。〔降壇〕〔拍手〕
◎事務局長(日高利夫君) 次に、
荻原紘一議員。
◆二十四番(
荻原紘一君) 〔登壇〕一言ごあいさついたします。 この間、いろいろとお世話になってまいりました。お世話になっています皆様を初め、すべての市民の皆さん、職員の皆さん方に心からお礼を申し上げたいと思います。ありがとうございます。 これまで、自分が市会議員の一人として、どれだけの役割を果たすことができたんだろうかと考えますと、不十分だったなということに気づかされまして、反省せざるを得ません。一番大切なことは、住民の皆さんが主人公なんだと。この市民の皆さんの切実な要求、願いにこたえて誠心誠意努力をしていくということ、このことをいつも忘れてはならないなと、そういうふうに思っております。 今も、黒木敏雄議員の方からも話がありましたが、戦前、戦時中、戦後という時代を生き抜いてこられた高齢者の皆さん方、また二十一世紀を受け継いで担っていく子どもさんたち、若者たち、六万市民の皆さんの幸せを築くために、これからも皆さんとともに力を合わせていかなければいけないと思っておりますので、どうか皆さんの御指導、御援助をお願い申し上げまして、私のあいさつといたします。〔降壇〕〔拍手〕
○議長(
甲斐敏彦君) 以上で、表彰状の伝達式を終わります。 これをもちまして、平成十六年第四回日向市議会定例会を閉会します。御苦労さまでした。
△閉会 午後零時二十二分 署名者 日向市議会議長
甲斐敏彦 日向市議会議員 河野有義 日向市議会議員 黒木敏雄...