日南市議会 2014-03-11
平成26年第1回定例会(第6号) 本文 開催日:2014年03月11日
*開議前の諸報告
坂口義弘議長 開会に先立ち御報告いたします。
本日の会議における欠席、遅刻の届け出のありました議員について御報告いたします。
倉岡議員から欠席の届け出が提出されております。
以上、御報告いたします。
─────────────── ○ ───────────────
=開議 午前十時零分=
*開 議
坂口義弘議長 ただいままでの出席議員二十九名、定足数に達しておりますので、これより本日の会議を開きます。
本日の会議は、お手元の議事日程第六号により進めることにいたします。
─────────────── ○ ───────────────
*日程第一 市政に対する一般質問
坂口義弘議長 日程第一市政に対する一般質問を行います。
これより順次質問を許します。
○
磯江純一議員個人質問
坂口義弘議長 二十七番、
磯江純一議員の登壇を許します。
二十七番(
磯江純一議員)(登壇) きょうで
東日本大震災から三年であります。多数の亡くなられた方々の御冥福をお祈りいたしますとともに、きのう安倍総理が発表されました新復興計画、そしてまた、常磐道を来年までには整備するということも力強く言っておられますが、一日も早い復旧と復興を心からお願いするものであります。議席二十七番、磯江であります。
日本財団が事業を展開されております夢の貯金箱の資料が欲しくて電話をし、このたびの青パト九台のお礼を申し上げましたところ、逆に、おめでとうございますと言われびっくりいたしましたが、今後ともに市民のために財団とのいい環境をつくっていただきたいと存じます。
加えてもう一点、いい環境がつくれるものがあります。これは、先ほど申し上げました夢の貯金箱、
寄附型自動販売機であり、一缶につき十円を売り上げからいただき、福祉のために使わせていただくというものであります。市長が、
宮崎日日新聞の大きな紙面の中で対談されておりました
尾形武寿理事長が、トップとして力を入れておられる事業であり、よいきっかけになるものと存じますので述べさせていただきます。
平成二十五年度の
定期監査書の中で、
自動販売機の設置に係る使用料については、各施設ごとに単価等の違いがあることから、今後、担当課を中心に調査されるとありますが、ぜひ参考にしていただければと申し上げ、質問に移らせていただきます。
初めに、市長の政治姿勢についてであります。
四十分以上にも及びました市長の熱い思いの所信表明でありましたが、初めての全体予算の計上であります。昨年は、温めておられた部分もあったのではないかと考えておりますが、今年度は、
市政活性化のために市長の政策を生かさなければなりません。その中で、市政と市民に対して何をされようとしているのかお伺いいたします。
次は、二年目を迎えようとされている
テナントミックスサポート事業であります。
アーケードの中で運動会をやられたり、畑をつくられたり、さまざまな催しをやっておられますが、私の観点から申し上げますと、地域を巻き込んでいない。いつも同じ顔ぶれはあっても、その周辺の皆様は無関心と言っても過言ではありません。
インターネットやパソコンを通しての仕事が主流と言われるのかもしれませんが、近隣を含めた人と人との交流がなければ人は集まってくれませんし、協力はないものと存じます。前市長からの継続事業であり、今期新たな事業も提案されている以上、その責任は大きいものと存じます。その可能性についてどのように認識されているのか、改めましてお伺いいたします。
二点目は、
活性化対策についてであります。
高校生レストラン事業は、三重県を例に提案させていただき、約四年を経過した今、どのように認識されているのかであります。その間、
商工会議所も注目していただき、視察にも行っておられますから、検討されたものと考えております。
夢ひろばイベントでの
高校生レストランは人気があり、すぐに完売になりますから、やっていただければ人が集まることには間違いありません。どのような考えで現在に至っているのかお伺いいたします。
東九州自動車道建設に当たり、
トラックターミナルの有無は、物流の集約には必要不可欠なものと存じます。約十年前になりますが、北川市長当時、提案させていただき、約二百万円の調査費をつけていただきましたが、その後、どのように考えておられるのかお伺いいたします。
ふるさと納税に対するお礼としての地域の特産物が、期待も含めて注目されているようであります。テレビでも、全国の中で人気の高いものが紹介されておりましたが、県内でも昨年の十倍にもなる寄附が寄せられた自治体も報告されております。直近の話題として、
ふるさと納税三百万円に対し牛一頭分の肉を提供と三股町が紹介されておりますが、
ふるさと納税に対するお礼をどのように認識されているのかお伺いします。
インターチェンジ周辺の整備開発は、活性化のためにも大きな期待が寄せられております。しかし、農振の壁は厚く、県道には格上げされたものの手つかずのままの状況であり、一日も早い解除が
地域住民の声として寄せられております。これをどのように考えておられるのかお伺いします。
小学生を対象とした
子ども議会に対しての市長の考えを伺い、それに対して議員各位からも意見が出されておりましたが、このたびは中学生を対象とされ、予算獲得の場にならないよう配慮されたものと、市長の思いに賛同しております。ぜひ
子供たちの
ふるさとに対する熱い思いと、夢が語られる場としていただきたいと存じますが、市長、教育長の考え方をお伺いいたします。
三点目は、環境問題についてであります。
地球温暖化の要因は、先進国が限りなく豊かさを追求したことによる自然界からの反発であります。ここ数年、年次ごとに新たな異常現象も生じております。竜巻の発生、夏日の連続、台風の発生時期、進路、規模、今まで降らなかった地域を含めての大雪、日本海では、今まで見られなかった七個体の
ダイオウイカの発見と、
地球環境に異変が起きていることは間違いありません。市長は、これをどのようにお考えでしょうか。
飫肥地区の自治会においてEM菌による
環境活動が報告されておりますが、EM菌をどのように認識されているのかお伺いします。
ビオトープについては、これまでにも幾度か質問させていただいております。私たちの子供のころ、いっぱいいた動物や昆虫類がどこに行ったのか。また、復活するにはどうしたらいいのかという思いからであります。宮崎から
ビオトープ管理士に来ていただき、職員の研修と桜ケ丘の七迫池を調査された経緯がありますが、市長の
ビオトープについての考えをお伺いします。
四点目は、
サンライフ日南の譲渡についてであります。
全員協議会で説明を受け、さらに詳しく担当課から教えていただきましたところ、
建築基準法に基づき建蔽率が不足していることに対しての土地の譲渡ということであります。玉虫色の解決ですねと申し上げましたが、あれだけの説明で議会として納得してもいいのだろうかと思い、質問させていただきました。
これにより、あの地域全てが一企業の所有地になりますが、市民全体に認めていただけるのでしょうか。これが確認できない以上、議会としても対応できないものと考えております。現時点で土地の売却を受けないと、国県補助の対象にはならなかったのか、お伺いいたします。
最後になりましたが、
歴史教科書のあり方についてであります。
最近の中国、韓国の我が国に対する内政干渉とも言える発言、報道にはあきれて物が言えませんし、テレビを見ながら声を発している現実であります。加えて、日本のマスコミも従軍慰安婦問題や、安倍総理の
靖国神社参拝を理由にして、中韓の批判をするものはありません。
伊藤博文を暗殺したテロリスト、安重根の銅像建設を朴大統領から依頼を受けた中国が、事もあろうか記念館を建設してやった事実、アメリカで韓国人が多い州に
従軍慰安婦像を建てさせたこと、日本海をトンヘと認めさせたこと等、日本は中国、韓国から言われっ放し、やられっ放しであります。うかつに本音を言うと、
橋下大阪市長、
籾井NHK会長のようになりますから、誰も触れようとはしません。
このような状況の中、日本の
子供たちは何を信じればいいのでしょうか。中韓の
子供たちが教えられている我が国に対するあしき教育に対して、今こそ自国に誇りが持てるような教育が必要であると存じますが、市長、教育長、いかがでしょうか。
以上で壇上からの質問を終わります。(降壇)
崎田恭平市長(登壇)
磯江議員にお答えいたします。
初めに、当初予算についての御質問です。
平成二十六年度当初予算につきましては、市長に就任して初めての当初予算編成となりましたが、私は就任直後から、昨年六月補正予算における
地域資源マーケティング推進事業や、
飫肥杉住宅新築促進事業、九月の補正における
雇用創出プロジェクト事業や、将来を担う
世代育成支援事業など、
スピード感を持って対応してきたところです。
今回の当初予算の編成に当たりましては福祉の充実や防災対策、産業の振興など、市民が安心して暮らせる
まちづくりのための予算を引き続き計上するとともに、既に本年度から取り組んできた公約に基づく施策を通年予算として計上いたしております。
また、
特定不妊治療費助成事業を初め、
在宅医療介護ネットワーク構築モデル事業、
アグリビジネス推進事業などの新規事業についても計上いたしております。
次に、
テナントミックスサポート事業についての御質問です。
テナントミックスサポート事業の評価につきましては、
坂元議員にお答えしましたとおり、現時点の
進捗状況等は十分に評価できるものであると考えています。中でも、核となる店舗の第一号店のカフェが来月に
オープン予定であることや、来年度の上半期には核となる複数の店舗のオープンも計画していることは、今後の展開を期待させるものであります。あわせまして、これまで三十件を超える出店希望が寄せられており、今後は、実現の可能性など精査を行った上で、適宜誘致することにしています。
これらの
取り組みは、サポマネと契約した十項目の業務につきまして、その達成の可能性を大いに期待させるものであり、引き続き市民の皆様を初め、関係者の協力を得ながら事業の推進を図ってまいります。
次に、
高校生レストラン事業についての御質問です。
高校生レストランにつきましては、
中心市街地活性化事業に関連した一つのアイデアとして出されているもので、
日南商工会議所が窓口となって関係先などと協議を行っておられます。
その中で、三重県の先進事例の視察調査を関係者で行うなど、さまざまな
取り組みをされていますが、実現にはさまざまな課題もあり、現在も継続して検討されています。
また、常設ではありませんが、高校生による
取り組みといたしまして、
堀川夢ひろばでのマルシェやその他イベント時におけるコラボレストランの出店、
油津商店街での
手づくり調味料の販売などを実施していただいており、好評を得ているところですので、今後もこのような連携を継続し、高校生が行事に携わる機会の創出を図ってまいります。
次に、
トラックターミナルについての御質問です。
杉富議員にお答えをいたしましたとおり、
東九州自動車道の開通に向けて全市的な戦略を構築するとともに、その上で、
インターチェンジ周辺にどのような機能が必要かを、現在、検討しているところです。
次に、
ふるさと納税制度についての御質問です。
ふるさと納税制度は、出身地やかかわりの深い自治体を応援したいという思いを実現するために創設された制度で、自治体の財源の確保策ではなく、
ふるさとを思う気持ちの喚起が目的であると認識しております。
現在、一部の自治体におきましては、税の
控除対象外の額に見合わない過分なお礼の品を用意し
ふるさと納税を募っておりますが、総務省は適切で良識を持った制度運用を求めております。
本市では
ふるさと納税制度が創設された当時より、税の
控除対象外である二千円程度の特産品をお礼の品としてお送りしております。その内容につきましては、これまでも数回見直しを行い、現在は七品の特産品の中から一つをお選びいただいているところです。今後も、
本市ならではの特産品にこだわりながら、寄附者に喜んでいただけるよう努めてまいりたいと考えております。
次に、
農業振興地域の解除についての御質問です。
議員御案内のとおり、益安地区の
インターチェンジ予定地周辺の農地は、
農業振興地域の
農用地区域に定められており、総合的に農業振興を図るべき地域とされています。
本市の農振計画は、平成二十四年七月に、十年を見通した計画として策定いたしましたので、当分の間、全体的な
計画見直しは行わないこととしています。
しかしながら、今後の
東九州自動車道の整備に伴い、経済的及び
社会的情勢の変化もあると思いますので、各種計画と整合を図りながら、
計画見直しについては、必要に応じて検討したいと考えています。
次に、
子ども議会についての御質問です。
昨年六月定例会で
倉岡議員にお答えいたしましたとおり、本年度の
子ども議会については、本来の目的とのずれを理由に実施を見合わせたところです。
新年度につきましては、生徒の皆さんがより身近に市政を感じられるよう、実施方法や内容等を見直し実施したいと考えております。
次に、
地球温暖化による異常現象についての御質問です。
議員仰せのとおり、近年、日本のみならず、世界規模での異常気象が発生しております。
地球温暖化は、本来、人間と自然は共存関係にあるものが、人間が豊かさや利便性を追求した結果、自然破壊などを伴う副産物であると言われております。
この異常気象は、時として貴重な生命や財産を奪うこともあるなど、私たちの日常生活に身近であり、かつ大変重要な解決すべき課題でもあります。
地球温暖化の問題については、国や国際的な
取り組みだけでなく、
地域住民、事業者、市などの行政機関が協働、連携し、環境問題の
取り組みを推進することが必要です。
市といたしましては、身近な
省エネ対策や環境保護の
取り組みを今後も引き続き推進してまいりたいと考えております。
次に、
飫肥地区の
環境活動についての御質問です。
さきの日南市
公民館大会において、
飫肥地区より水郷飫肥を復元するために積極的な
環境活動の事例発表が行われました。このような地域一体となった
取り組みは、
地域住民の生活環境の向上のみならず、飫肥を訪れ、城下町の風情の親しんでいただく観光客に対するおもてなしの一つにもなっており、感謝申し上げます。
議員お尋ねのEM菌による
環境活動につきましては、これまで
環境教育の一環としての小学校の
プール清掃での臭気対策や、
環境活動団体と協働による水路の
水質浄化などの
取り組みがありました。
しかしながら、EM菌の効果に関する評価については、十分に検証がされていないとお聞きしております。
市といたしましては、市民一人一人の環境意識の向上を図ることが重要であると考えております。このため、
河川浄化キャンペーンなどを通じ、家庭で身近にできる
水質浄化の啓発活動や、
合併処理浄化槽の普及など、引き続き取り組んでまいります。
次に、
ビオトープについての御質問です。
国においては、
自然環境に配慮した公共事業を推進しており、その
取り組みの一環として
生物多様性保全対策として、
各種ビオトープ関連事業を展開しています。このことにより、全国各地で河川や湿地、森林から海洋まで、地域の自然を生かしたさまざまな
ビオトープが整備されています。
本市においても、蛍の
水路づくり、河川の
護岸復旧工事に
自然石積みを採用するなど、
環境保全に配慮した農地・
水環境保全向上対策事業や、多
自然型川づくりの事業の推進を図っております。都会と違い、幸いにも本市には、
ビオトープの考えにも通じる豊かな
自然環境が残っております。今後も地域や
市民グループと連携し、それぞれの立場で事業を推進することで、本市の豊かな自然と生態系を守り、次世代に受け継ぐことが必要と考えております。
次に、
サンライフ日南の譲渡についての御質問です。
サンライフ日南の譲渡につきましては、
杉富議員にお答えしましたとおり、市の施設の統廃合、当施設の
維持管理費の増大、施設整備を行った当初の構想からの転換のほか、利用者の減少などが要因であり、一企業への便宜を図るためのものではありません。
今回、
社会福祉法人敬和会が土地を取得される理由は、県などの
補助事業の要件によるものではなく、
建築基準法に規定された面積を確保するためのものであります。
次に、
歴史教科書のあり方についての御質問です。
議員仰せのとおり、日本の
子供たちに正しい歴史を学ばせ、愛国心や郷土愛を育むことは大切であると考えます。
本市においては、郷土をこよなく愛し、郷土に対する誇りを持った子供を育てるために、
ふるさと学習にも力を入れていると聞いております。
歴史教科書については、
子供たちにしっかりとした
歴史認識を持たせるため、歴史的な事実に基づき、政治的に中立で、思想信条に左右されないものでなければならないと考えます。
現在、各学校で使用されている
教科用図書は、国の検定を経て使用されております。
また、本年一月には、中学校及び高等学校の
学習指導要領解説が一部改訂になり、我が国の領土に関する教育の充実が示されました。
今後、市といたしましても国の動向を踏まえながら、しっかりとした
歴史認識と郷土及び我が国への誇りを持てる児童・生徒の育成に努めてまいりたいと考えております。(降壇)
黒木康英教育長 磯江議員にお答えいたします。
子ども議会についての御質問でございます。
市長が進める
人づくりの観点から、生徒が市政を身近に感じ、ともに日南市の現状や課題等について意見交換ができる場として、また、将来の日南市の姿を生徒みずからが考え、議場で提案できるような機会にしたいと考えております。
次に、
歴史教科書のあり方についての御質問です。
この問題については、近隣国との政治的な利害対立とは別に、我が国として自国に誇りの持てるような教育を進めていくことが必要であると考えております。
戦後、学校教育で使用されてきた教科書は、史実に基づき政治的に中立で、思想信条に左右されないことを前提に、国の検定を経て使用されてきたものであります。
自国に誇りの持てる教育は、平和的な国家形成の中で、生命の尊厳や人権がとうとばれ、権力によって国民の生活が脅かされることのない
社会づくり、
人づくりによってなされるべきものであると考えております。
教育は、まさに
人づくりの根幹であります。教育に携わる私たちは、国の制度の中で心豊かな人間性を高めるために、全教育活動を通して郷土愛と、日本人であることの誇りを育む教育に努めていかなければならないと考えております。
二十七番(
磯江純一議員) 再質問に入る前に、私ども団塊の世代が育ち、経験したことを言っておかないと、若い市長との感覚に隔たりと申しますか理解してもらえないのではないかと、答弁を聞きながら考えておりますので、その辺から最初に言っておきたいと思います。
団塊の世代という言葉の生みの親は、堺屋太一であります。昭和二十二年、昭和二十三年、昭和二十四年を対象としておりまして、当時を反映してと申しますか、子供がいっぱいできまして、第一次ベビーブームというのがこの時代であります。
しかし、戦後間もなくでありますから、父親の稼ぎだけで家には子供が少なくとも三人から五人はいたと思っております。母親は、今のように外で働く環境はありませんから、辛抱しながら子育てをしてくれたと、私どもは、母親には特に感謝しております。もっと言いますと、上着、ズボンは、新しいものはなかなか買ってもらえませんでしたので、破れて継ぎはぎだらけ。そして、靴は破れてぱかぱか、靴下なんて履いている人はいなかったんではなかろうかと思うぐらいでした。そして、学校に行きますと弁当を持ってこれない子供、弁当を持ってきても中のおかずが恥ずかしいのか知りませんが、ふたで隠して食べている子供、そういう人たちがおりまして、それで、
欠食児童対策として学校給食が始まったわけであります。その後、中学に上がって、まず家庭の事情で、どれだけ頭がよくても高校に行けない人たちがいっぱいいたんです。今だったらどうでしょうか。そういう人たちが一生懸命頑張ってくれて高度成長があり、日本の発展があったんだと私は思います。そのころは、今のようなパソコンや
インターネットはありません。学歴と人間関係、非常に厳しい思いの中でみんな頑張ってきたというのが私たちの年代ではなかろうかと、市長、まず、そのことを言っておきます。
議長、私もいろいろ言っているものですから、これに対する市長の答弁を求めていいでしょうか。
坂口義弘議長 感想があれば、次の質問の中で市長に答えていただくという形にしたいと思います。
二十七番(
磯江純一議員) わかりました。それを言っておかないと、いろいろ言っているものですから。
今度はサポマネについて、私は意見を申し上げたいと思います。
きのう、
坂元議員が質問されておりましたが、九十万円の報酬が高いかどうかというのは、結果で判断するしかありません。それは本人が一番理解されていると私は思いますし、市長はある程度はこの人はやるんだろうと、見抜く力も持っておられると思うんです。だから、十分にできるということを言っておられるので、もう一点、そのことに対する答弁をお願いします。
崎田恭平市長 まず、先ほどの感想というか、考え方としては、先輩方は本当に厳しい時代を生き抜かれてこられたと思っております。私の父親も昭和二十二年生まれで、私の祖父が全盲で非常に生活が苦しくて、うちの父は子供時代に親戚の家に預けられて育てられたりして、高校に行けるかどうかもわからないような苦労をしていたという話を聞き、この親戚からも、うちのおやじは一番貧乏で苦労していたということで聞かされて育ったので、本当に先輩方が今の日本の繁栄を築いてくださったと思っているところでございます。そういった先輩方に敬意を表しながら、今、次の世代の政治家として仕事に邁進してまいりたいと思っております。
お答えいたします。
サポマネですけれども、これまでの
商店街再生というのは、
家賃補助をしたりしてとにかく店舗に入れて、ただし、
家賃補助が当初二、三年を過ぎると撤退してしまうということがよくあったと思っております。そういったことがないように、自走できるような
店舗づくり、そして、
ストーリー性のある商店街、宮崎市の大きな
ショッピングモールには品ぞろえでは勝てない中で、別の魅力で人を呼び込むことが必要だろうと思っております。そういった中で、まずは空気の
醸成づくりを行い、また、応援してくださる市民の方を少しでも多く募り、今回、そういった中での一店舗目の設置と考えております。
誰がしても、ある意味において商店街の再生は厳しいですが、今、そういった状況の中でも、諦めることなく本当に頑張ってもらっていると思っているところでございます。
二十七番(
磯江純一議員) 諦めていただいたらこれは大変なことになるんですが、市長も
自信たっぷりで、今のところは十分満足しているという答弁をされていますが、今、市長が触れておられましたけれども、店内の改装費など、過去を知っている私たちからすれば果たしてどうだろうかと。これまで店内改装、
家賃補助、市民駐車場の整備等々で一億五千万円お金を使った結果が今なんです。
そこにまた、全国から注目されるような新たなことを、今、市長が前の市長から継続してやっておられますけれども、これは確認です。例えばすぐやめられるような契約は多分されないと思うんですが、最低何年とか、そういうことは言いたくないけれども、どういう契約になるんですか。早くやめるようなことだったら、これは何のためにやるかわかりませんから。
植野一郎産業経済部長 サポマネとの契約は、募集要項で定めておりますけれども、四年間ということでございます。
二十七番(
磯江純一議員) 店舗の助成措置についてもお尋ねします。
植野一郎産業経済部長 店舗に対する助成措置でございますが、今現在、市のほうで行っておりますのが空き店舗等対策事業、それと、商店街景観整備事業といった事業を計画しておりますが、契約については以前の事業の中で御指摘のように、補助が切れたら終わりといったことも配慮いたしまして、基本五年以上の営業が見込まれるものということをどちらも対象としているところでございます。
二十七番(
磯江純一議員) 五年以上というのは、これは非常に理解しにくい。最低五年はしてくれということで理解すればいいんですね。
植野一郎産業経済部長 要項上の取り扱いとして五年以上としておりますが、この補助を適用させる場合の考え方につきましては、このテナントミックスサポートマネジャーの指導を受け入れるといったものも背景に入れておりますので、そういう意味では、最低限五年以上はやっていただく。それをもとにして、長く事業を実施していただくということを目指しております。
二十七番(
磯江純一議員) 例えば五年もたずに、途中で辞退するようになったときは、どういう内容になっているんですか。原形に復してお金を払ってもらうとか、そういう契約にすべきだと僕は思う。五年もたなかったときの条件もなければいけないと、私は思います。
植野一郎産業経済部長 この補助を適用します際の条件といたしましては、先ほど申し上げました内容でございますが、例えば途中でこの補助要件に違反をされたりした場合については、補助金の返還等の義務があるということで要項にうたっております。
二十七番(
磯江純一議員) 違反というのはどういう意味でしょうか。やめることも含めてですか。やっていけないという環境のことを含めてという意味ですか。
植野一郎産業経済部長 例えば空き店舗対策事業のほうで申し上げますと、補助対象者となり得るのは、先ほど申し上げましたような状況がございますが、この要項の中には、五年以上の営業が見込める者、ただし、店舗改装にかかわる補助を受ける場合は、五年以上継続して営業する者といった要項内に定めを設けておりまして、これに違反をした者については、先ほど申し上げましたように補助金の返還等をいただくという措置をしております。
二十七番(
磯江純一議員) 続けていきましょう。
私たちの年代は理解しにくいんですが、先ほど市長は
ストーリー性のある出店と。これを詳しく教えていただけませんか。例えば、私が思ったことですが、たしかサポマネが言った言葉ではないかと思うんですが、あの畑は何のために畑をつくったのかと。あそこでできた野菜でできればサンドイッチをつくりたい。そういうことも語られた経緯があるんですが、
ストーリー性というのは、それとの関連はあるんですか。
崎田恭平市長 お答えいたします。
ストーリー性のあるというのは、今、商品が売れるときに、単純に値段が安いといったことだけではなくて、例えば、今、農産物等でも農家の方の写真とセットで売ってあったりとか、どういった人がどういった思いを持って売っているとか、そういったことがセットとなって商品が売れたりするような時代。つまり、商品に対する共感というのも非常に購買意欲を上げるようなところがあると思っております。
店舗づくりについてもそういったことを考えておりまして、まず、一店舗目のカフェというのは、日南の方であればなじみのある麦わら帽子という、昔、油津にあった店舗の復活という、そういった懐かしい気持ちと、かつ今のコーヒーショップのやり方の導入、そして、人がたくさん集って、そこに行けばいろいろな会話ができるといったコミュニティーづくりということを意識しながらの
店舗づくりだと聞いております。
二店舗目についてはまだ確定ではないんですが、今、健康等を非常に意識されております。昨年は、市役所の食堂でのヘルシー弁当ということでマスコミ等にも多く取り上げてもらいましたけれども、そういったヘルシー惣菜でありますとか、そういった健康を意識したもの、プラス、今、県立看護大学の教授等に御支援いただきながら、時々、そこで健康講座を行うなど、そういったことをセットにした
店舗づくりということが念頭にあります。これはまだ決定事項ではありませんが、そういった検討がされていると。
農園につきましても、ただ単に農園をつくるんではなくて、野菜ジュースでありますとか、野菜のサンドイッチでありますとか、農園の横にそういった店舗があることをイメージして
店舗づくりをしていくということも一つの案として意識し、今、準備を進められていると思っています。
つまり、一店舗一店舗についていろいろな背景があって、共感を生むような仕組みづくりを工夫することによって、品ぞろえではないところでファンをつくっていくというやり方を今、取り組んでいると理解しております。
二十七番(
磯江純一議員) あれだけの規模の畑でどれぐらいのジュースができるのか、そこら辺の農家との連携をどう考えているか、私はわかりません。
ただ、近隣にはパン屋さんもあるんです。だから、その近隣の人たちとそういう競争があってどうだろうかと思うところがありますし、そこはそこでまた今後の展開を見ていきたいと思うんですけれども、あそこの土地、建物の所有権はわかっていますか。
坂口義弘議長 第一店目の建設予定地ということですか。
二十七番(
磯江純一議員) いやいや、私は全体で言っている。
坂口義弘議長 暫時休憩します。
=休憩 午前十時四十三分=
=開議 午前十時四十四分=
坂口義弘議長 再開します。
植野一郎産業経済部長 お答えを申し上げます。
まず、空き店舗、空き地等の所有者の確認状況でございますが、全体的には把握をしているというところでございまして、その経過につきましては、所有者の方が相続で受けられているものでありますとか、中には不動産会社が管理をされているもの、こういったものが主であるとなっております。
二十七番(
磯江純一議員) 土地と建物の所有権が分離しているところがあるんではないですか。その一点、確認したいと思います。
植野一郎産業経済部長 今、議員の仰せのとおり、分離をされている部分もあると考えております。
二十七番(
磯江純一議員) 市長、今、聞かれたとおりでございまして、この土地、建物の所有権が一番のネックとなっているんです。これが解決しない限り前には進まないという観点もあるんです。これは、ある議員たちが私にそれを伝えてくれまして、確認の意味も含めてでございます。これは大丈夫ですか。改めまして、その土地と建物の所有権の解決はいかがですか。
植野一郎産業経済部長 お答えいたします。
テナントを誘致する場合、
議員仰せのように、土地、建物等の所有者の交渉というのが大事になってまいります。
そういう意味でも、このサポートマネジャーのほうも、その地権者の方、また、建物の所有者の方と、今後の誘致を見きわめながら、御相談等をしながら、推進をしているという状況ではございます。
二十七番(
磯江純一議員) 市長は非常に若くて元気がよくて、注目されていますが、ここを無償でいただけるような交渉をじかにやってみられませんか。それをやったら絶対オープンできると思います。いかがでしょうか。
崎田恭平市長 お答えいたします。
今、部長が申しましたとおり、それぞれの空き店舗があって、所有者がわかっているところ、また、出店しやすい家賃のところもあれば、なかなか高いところもありますし、また、貸したくないと言われているところもございます。そういったところについて、今、サポマネが、市役所職員とセットとなっていろいろな交渉を行っている段階でございます。
今、無償というお話がありましたが、現実には今後もずっと安定、継続している形が必要でありますので、やはり貸し手の方、借り手の方、両方が満足できるような形で物事を進めてまいりたいと思っていますし、今、その努力をしているところでございます。
二十七番(
磯江純一議員) これは大変な努力だと思います。何とか成功させたいという思いよりも、あそこを解決するほうがまず大事、それがサポマネじゃないとできないという要素はないと、私は思います。できれば地元の力でやらないと、よそから来た人間にそんなことを言われてという人がいるかもしれない。だから、そういうことも含めて、あの土地、建物の解決は、早急に取り組んでほしいんです。
それはお願いでいいんですが、もう一点、実は、去年の暮れか、市長の言われる一店目のカフェは、内部改装は早くからやっていたんです。二階でしょう。一階ですか。それなら、ミステークですが、二階はかなり前から内部改装をやっていて、いつまでもオープンしないんです。中はスナックだろうという話があって、オラレに来る人たちも「何であけんのか」と。ひょっとすると改装補助の話を聞いて、カフェをやるんではなかろうかという話もあったぐらいでありまして、そのカフェ、喫茶店という意味にとればいいのか、フランスで言うカフェテラス、通りに面してテーブルがあって、そこで通りを見ながら話をしたりという感覚と、どこ辺をカフェと。
私の考え方は、もっと端のほう、通路の中にテーブルを置いて、あそこでコーヒーを飲む場をつくられるんではなかろうかと思っていたんですが、違うんですね。それは店でやられるということですね。
崎田恭平市長 お答えいたします。
まず、先ほどの二階の店舗の件なんですけれども、二階はオープンはしておりまして、私も何度か行ったことあります。
二十七番(
磯江純一議員) スナック。
崎田恭平市長 はい。オープンはしております。お客さんも夜、非常に多いお店でございます。
カフェですけれども、今、聞いている限りでは店舗の中でされるとは聞いております。今、企業名を言うのはあれなんですけれども、スターバックスやタリーズコーヒーなど、全国的にもカフェという形式のお店が非常に繁盛しております。そういった要素も取り入れながらやるんだろうとは認識しております。まだ詳しいところについては、それぞれの店舗の考え方ですのでいろいろでございます。
加えまして、今、家主と借主の間を取り持つための新たな組織、油津応援団という組織が登記されまして、それについても円滑にいくように、それはサポマネだけではなくて、地元の方も入ってもらっている組織だと聞いておりますが、そういった中間的活動も、今、進められようとしているところでございます。
二十七番(
磯江純一議員) 嫌味ばかり言うのではなくて、本当にあの活性化は望んでいるんです。私もあの周辺に住んでおりますから、よく理解をしているつもりです。うちからは、表に出ると通りが見えるわけですから。
オラレができてから少しは昼は歩いているのかと思います。ところが夜六時から七時を過ぎますと、人は全く歩いていないです。オラレもナイターの部は物すごく人が減ってしまうんです。
そこ辺も含めて、できればサポマネのいろいろな催し、オラレとのコラボ、着地型観光で一応オラレは取り上げられたんですが、そのサポマネがオラレに来ておられる姿を、私は見たことがないんです。
せっかく地域振興のためにオラレを誘致していただいて、九台の青パトまであそこで出発式をやりましたし、できれば何かコラボを考えられないか、その点はいかがでしょうか。
長鶴浅彦総務部長 オラレ関係とのコラボにつきましては、当然のことながら、私ども、オラレの利用客の増大ということで考えておりますので、さまざまなイベントの折に、オラレとしてもそれに共同していろいろなイベントを打つといったことは今までもやってきておりますし、これからもサポマネがいろいろと計画される内容につきましては、当然、情報を共有しながらしっかりと、ともに発展するような形で事業を展開させていきたいと考えております。
二十七番(
磯江純一議員) 今、はっきり言っていただきました。今まで二年間いろいろやってきて、一緒になる機会がなかったものですから、あえてその点を今、できるものは一緒にやりましょうという答えをいただきましたので、よろしくお願いしておきたいと思います。
あんまり長くやるとほかができませんので、要は、一生懸命取り組んでいただいて、市民の皆さん方、近隣の人たちは九十万円という言葉が出なくなってきております。と申しますのは、私も近隣を回るんです。飯食いに行ったり、居酒屋へ行ったり、スナックへ行ったり。「ところでサポマネの方は見えますか」と。私が行ったところはどこにも行っておられません。近隣の人たちと、そういう人と人との交流がなければ、壇上で言いましたように、何をやってもあさってを向いています。そこ辺のことを返答いただけませんか。地域の人とそういう交流の場がなくてもいいのかどうか。
植野一郎産業経済部長 お答えいたします。
議員仰せのように、地域の方々のそういう交流の場をつくるのは非常に重要な部分であります。私どものほうも、事業報告などを受けます際にも、サポマネのほうも地域商店街の関係者の方々との会議でありますとか、朝ミーティングでありますとか、そういったことも定期的に実施をされております。そういう様子も伺っておりますし、また、地域の方々に御相談をした上で、商店街の中でいろいろなイベントを開催されているというところについても事業の報告を受けているところでございます。非常に重要な部分でございますので、今後ともサポマネのほうもそれを心得て推進していただけるものと考えております。
二十七番(
磯江純一議員) 再度お伺いしますが、例えば今、
インターネットで簡単に商売ができる時代ですので、
ストーリー性があるとか言われますが、県内外、市内、どういうことを対象として考えておられるのか、詳しく教えてください。
植野一郎産業経済部長 お答えいたします。
先ほど、市長が御答弁を申し上げました中で、今まで三十店舗ぐらいの方々のお問い合わせをいただいております。そういうお問い合わせをいただいております方々の業態は非常に多岐にわたっております。
その中で、今、サポマネのほうが希望される事業者の方と、例えば資金面でありますとか、今後の展開性といいますか、そういったいろいろなものの聞き取りを進められておりまして、現段階で例えば予算的なものでありますとか、資金的に無理ではないかとか、そういった個別の判断をしていっているところでございます。
そういったものを踏まえまして、今後、サポマネのほうが主体的にその事業を希望される方と御相談をしながらやっていく。今、大体、宮崎市内からのお問い合わせ、希望でございますが、中には県外からもそういうお問い合わせをいただいているというところでございます。
二十七番(
磯江純一議員) 私も、地元、できれば女性や若い人たちが企業を起こすことに対して目を向けていただきたい。こういう地域の人たちが立ち上がることによって活性化が起きる。若い人は、お金がまず無理なところもあります。女性の起業家を育てるということも絶対必要ですから、そういったあたりも目を向けていただいて、若者と女性も対象として考えていただけるでしょうか、再度お伺いします。
植野一郎産業経済部長 お答えいたします。
現在までにお問い合わせをいただいている方の中には、当然、女性の方もここでぜひやってみたいというお声もいただいております。
ただ、その事業の内容がしっかりしたものであるかどうか、ここが大事でございますので、今、サポマネはもちろんでございますけれども、マーケティング専門官等広い視野の意見も踏まえて、連携して事業を推進していくというふうにいたしております。
二十七番(
磯江純一議員) 例えばブティック等は、まだ現役でいたときの話なんですが、商店街ではなくてちょっと離れた場所で店舗を持たれて、仕入れなんかは外国に行ったりして仕入れされていて、そういうところははやっているんです。
今、問題になっているのは、お客さんは今、見て買い物をされますので、どうしても遊べるような感覚で買い物に行くということになりますが、そういうことも含めて考えていただきたいと思います。
次に移ります。
サンライフ日南の譲渡については、きのう、
杉富議員から当局とは違う
地域住民の声、利用者の声を伝えていただいております。
議会として、あれだけの説明で黙認していいものかと、あえて質問させていただきました。
きのうの市長答弁は、表向きの高齢者の津波対策。施設の
維持管理費用がかさむこと、代替施設としては公民館を対象としているというものでありました。
さきほども言いましたが、一企業の便宜を図るということはさておきまして、現場を見ますと平たんな土地ではなく、三段ぐらいに仕切られていてのり面もコンクリートで固められており、説明されております
建築基準法に基づく建蔽率の不足という意味がわかりません。
議会に皆さん方に本当にこれを同意していただくために、設計図があれば提起していただけませんでしょうか、お伺いします。
植野一郎産業経済部長 お答えいたします。
今、議員お問い合わせの設計図でございますけれども、私どものほうでは、まだ詳細な設計はいただいておりません。
二十七番(
磯江純一議員) なんで設計図もなくて建蔽率不足というのが出てくるんですか。
建築基準法に基づく建蔽率の不足です。設計図がなくて何でそういうことが言えますか。
植野一郎産業経済部長 お答えいたします。
詳細な設計というところでお答えをいたしてしまいましたけれども、ここの施設の建設概要で、当初、法人側が設計をされたものでの面積が不足するということで、私どものほうに御相談をいただいたものでございます。
二十七番(
磯江純一議員) さっき、壇上でも言いました。土地を見てきました。
サンヒル日南が建っていたときは、そんなに土地の狭さというのは感じませんでした。あれがなくなったらこれだけ狭かったのかと、見てはっきりわかるんです。おまけに、段が三段ついております。その下に
サンライフ日南がある。どこで
建築基準法に基づく建蔽率不足というのが出てくるのですか。この三段の土地はどうやって建物を建築するのですか。それが全く見えなくて、議会の
全員協議会であれだけの説明をして、「はい、これで認めてください」、そんなに議会を簡単に見てもらったら困ると、私は思います。その点をお伺いいたします。
坂口義弘議長 暫時休憩します。
=休憩 午前十一時一分=
=開議 午前十一時一分=
坂口義弘議長 再開します。
谷口憲文福祉部長
サンライフ日南についての建蔽率の御質問でございますが、視点が違うかもしれませんけれども、ここに移転をしますのは特別養護老人ホームでございます。現在百十床持っておりまして、ショートステイを入れますと百二十床の特別養護老人ホームでございます。百二十床については、それぞれ福祉の関係の一人当たりに何平米という平米数が決まっておりますので、その必要な平米数を確保するためには、今回購入をしなければ必要な建物ができないということを踏まえて、今回、取得をするという内容でございます。
二十七番(
磯江純一議員) その設計図もなくて何十床の話をされてみても、あの三段階の段の中でどういう建物をつくって、全く見えないではないですか。土地は見られましたか。のり面があって、コンクリートで吹きつける。露骨にそういうのが見えます。土圧がかかって山からずっている状態があるのかどうかもわかりませんが、あの場所はそういう場所なんです。
田中利郎副市長 建築についてのお問い合わせについてお答えいたします。
敷地の高さは関係ございませんで、サンヒルがあったところに一定規模の建物を建てたいといったときに、もとのサンヒルだけではそれが少し足りなかったと。それで、どこに求めるかということで、下のクアハウスのほうに土地を求めた。ですから、図面上では体育館のあるところの横のところで線を引いたところで面積を算定しているというものです。その面積で建物ができることがクリアできたということです。それが容積率です。
坂口義弘議長 暫時休憩します。
=休憩 午前十一時四分=
=開議 午前十一時六分=
坂口義弘議長 再開します。
植野一郎産業経済部長 大変失礼いたしました。
先ほど、詳細設計のお話でお答えしましたが、基本設計については御提出をいただいております。ただ、この開示の件につきましては、設計本人側との確認をさせていただきたいと思っております。
二十七番(
磯江純一議員) 何と言っていいかわかりません。あれだけの説明で議会に認めろと言ったことが、僕のこういう提案によってここまで変わるわけですから。
議会というのは、調査、また、いろいろな権利があるんです。それがあれだけの説明で事を進めようとされていたというのは事実です。その基本設計が果たしてどうなのか、実施設計がどうなのか、そこ辺のあれができませんが、議員の皆さん方もきょうのこの件でいろいろ考え方が出てきたと思いますから、しっかりとした中で津波対策も含め、今後の福祉対策もありますから、慎重にやっていただきたいと思いますのでよろしくお願いいたします。
坂口義弘議長 以上で
磯江純一議員の質問を終結し、午前十一時十五分まで休憩をいたします。
=休憩 午前十一時 八分=
=開議 午前十一時十五分=
坂口義弘議長 再開します。
引き続き一般質問を続行します。
○小玉弘明議員個人質問
坂口義弘議長 次に、二番、小玉弘明議員の登壇を許します。
二番(小玉弘明議員)(登壇) 議席番号二番、小玉弘明です。よろしくお願いいたします。
きょうで三月十一日、
東日本大震災から三年がたちました。災害により亡くなられた方の御冥福をお祈りいたします。また、まだプレハブ等の仮設住宅で過ごされている方にお見舞い申し上げます。
また、日南市では東日本復興に届けということで、きょうの朝六時に絆リレーマラソン大会が開催されております。大手門を六時にスタートしまして、飫肥、北郷、鵜戸、東郷、油津、南郷、細田、酒谷、吾田、そしてまた飫肥に戻ってくるコース、九地区をつないできずなのリレーマラソンという形で開催されています。最終的には、きょうの十四時三十分から十四時四十分ぐらいまでにゴールする予定で開催されているところです。
また、三月といいますと、私も胸にバッジをつけていますが、自殺対策強化月間です。みずからの命を絶たないように努力してください。それを訴えて質問に入りたいと思います。
今回、四項目質問させていただきます。
一項目の市長の政治姿勢についてお伺いいたします。
一点目、油津中心市街地の進捗状況と今後の計画についてお尋ねします。
油津商店街の状況につきましては、報道を通じサポマネ等の活動を知ることができています。
しかし、油津の活性化の中心となる複合ビルの建設などの情勢が全く見えてこないのが実情です。市民からは、事業計画の実行を不安視する声も聞こえているところです。現段階での進捗状況と、今後の計画はどのように推進されるのか、お尋ねいたします。
二点目、広報にちなん、お知らせ等の内容表記についてお伺いいたします。
市長の施策の中には、テナントミックスサポートマネジャーや、インキュベーションなどの片仮名表記のものが多く感じられます。
市の施策などを市民へ幅広く理解を深めるためにも、広報誌の果たす役割は大きいと思います。しかし、高齢者を中心としてこれらの片仮名の表記が理解できない方もおり、内容が伝わらない場合もあるのではないかと思います。そのためにも、注釈や括弧書きで補足説明をわかりやすく盛り込むべきではないかと考えますが、どうお考えでしょうか。
二項目の消防新拠点についてお伺いいたします。
一点目、消防の新施設移転に伴い、今後の周辺のインフラ整備はどうなのか、お伺いいたします。
新拠点は、平成二十九年に開通が予定されている
東九州自動車道のインター付近でもあります。また、近くに体育施設や宿泊施設もあることで、今後、交通量の増加も予想されると思います。安全で、かつ迅速な緊急車両の出動を確保するためにも、この付近の道路や信号機などの交通インフラの整備はどう考えていらっしゃるのか、お伺いいたします。
二点目です。特に、山瀬橋付近については、現在でも朝夕に交通渋滞が発生しています。今後の緊急車両の出動への支障も予想されます。周辺道路の拡幅や右折レーンの設置などの交通安全対策は考えられないか、お伺いいたします。
三点目です。新拠点に合わせて女性消防士の新規採用は考えられないか、お伺いいたします。
災害の多様化に伴い、要援護者に対する女性消防士や救急救命士のニーズは高まっています。女性消防士の採用については、性別による制限はないとはおもいますが、合併後の女性の応募状況はどうだったのか、お伺いいたします。
四点目です。女性消防士採用の県内の状況についてお伺いいたします。県内の各消防本部の事務職員を除く消防士の数と消防士の内訳をお尋ねいたします。
三項目の安全安心な通学路についてお伺いいたします。
一点目です。新学年新学期を前に、登下校の危険箇所の確認はということでお伺いします。
先月二十六日の
宮崎日日新聞の報道を見ますと、通学路に関する危険箇所が四十五カ所あるとのことでしたが、小学校区別の状況をお尋ねいたします。また、難易度を五段階で評価し、対応策を検討したということでありますが、一番危険度が高い危険箇所を小学校区別に箇所数、危険状況、また、対応策をお尋ねいたします。
二点目です。新入生や他の地域からの通学生は、地理的にふなれなため、危険箇所への認識が薄いと思われます。通学路安全対策連絡協議会での検討結果を、今後どのように児童・生徒に周知して、安全策を図られるのかお伺いいたします。
三点目、市道今町仮屋線の進捗状況と今後の計画をお伺いいたします。
毎朝、今町交差点で小・中学生や高校生の通学状況を見守っております。糺付近から今町交差点につきましては、小・中学生と高校生の進行方向が逆になり、混雑することもあります。また、大型のスクールバスや路線バスも通行して、かなり危険な状況にあります。
市道今町仮屋線の道路改良の進捗状況と今後の計画をお尋ねいたします。
四項目の感染症、インフルエンザ、ノロウイルス対策についてお伺いいたします。
一点目、ノロウイルスやインフルエンザ等の対策はどのように考えていらっしゃるか、お伺いいたします。
ノロウイルスやインフルエンザは、感染力が強く、一度発症すると広範囲に影響が及びます。これらの感染症の発症予防や蔓延防止のために、どのような対策をとられているのか、お伺いいたします。
二点目です。ノロウイルス発症時の医療関係と、高齢者施設との連携及びその受け入れ体制はどのようになっているのか、お伺いいたします。
仮に、高齢者施設でノロウイルスが発生した場合、高齢者施設では消毒行為はできるものの、医療行為については制限があります。入所者の容体が重篤になる可能性があった場合など、医療関係の搬送が急務であると考えます。そのような場合、医療関係との連携や受け入れ体制はどのようにされているのか、お伺いいたします。
以上、壇上からの質問を終わります。(降壇)
崎田恭平市長(登壇) 小玉議員にお答えいたします。
初めに、中心市街地活性化についての御質問です。
複合機能ビル建設事業の進捗状況につきましては、福岡議員にお答えいたしましたとおり、より中心市街地の活性化を図るための検討に時間をかけられており、建築設計のスケジュールが四カ月程度延伸することから、工事着工が本年十一月、完成予定が平成二十八年一月になる見込みです。
次に、市の広報誌の片仮名表記についての御質問です。
現在、多くの外来語が一般的に使用されているため、広報誌においても片仮名表記がふえている現状があります。そのため、広報誌の作成に当たりましては、意味のわかりにくい片仮名表記を使用する際には、必要に応じ注釈を加えたり、前後の文章で言葉の意味を説明するなど、わかりやすい文書作成に心がけているところです。
広報誌には、市の施策や
取り組み状況を市民の皆様に知っていただく重要な広報媒体でありますので、今後も表現やレイアウトを工夫し、わかりやすい広報誌の作成に努めてまいります。
次に、消防新庁舎周辺の今後のインフラ整備についての御質問です。
現在、消防新庁舎を含む防災拠点施設の整備を進めておりますが、現段階での山瀬橋の消防新庁舎側のT字交差点の道路の拡幅工事等は考えておりません。
また、信号機につきましては、周辺道路の通行状況を注視し、必要性を含め検討してまいりたいと思います。
次に、緊急時の朝夕の山瀬橋付近の対応と今後の計画についての御質問です。
交通渋滞の一因となっております県道風田星倉線と市道油津星倉線との交差点整備につきましては、平成十一年度から油津星倉線側の交差点改良に
取り組み、工事に着手しましたが、一部地権者の同意が得られず、事業を休止しております。
また、交差する県道風田星倉線につきましては、管理者であります日南土木事務所にお尋ねしましたところ、高速道路の開通が間近に迫り交通量の増加が予想されるため、現況の幅員構成を見直すなどの方法により、できるだけ早期に右折レーンの整備を行いたいとのことでありました。
市といたしましては、今後も日南土木事務所と連携を図りながら、関係者の皆様との交渉を再開し、同意が得られるよう粘り強く交渉を重ね、早期に交差点改良に着手したいと考えております。
次に、女性消防士の採用についての御質問です。
近年、救急現場や災害弱者に対する女性の目線からの対応への期待から、女性消防士の採用が増加傾向にあります。
議員御質問の合併後の女性の応募状況につきましては、本年度、初めて一名の応募がありましたが、受験はされませんでした。新消防庁舎では、女性消防士が夜間勤務可能な施設となりますので、今後の応募を期待するところでございます。
次に、今町仮屋線の進捗状況と今後の計画についての御質問です。
今町仮屋線の道路改良につきましては、平成二十一年度に日南振徳高校が設立され、自転車や歩行者の交通量の増加に伴う事故防止のため、今町交差点から糺交差点までの四百六十メートル区間を第一期工事として平成二十四年度から整備に着手しております。
まず、進捗状況につきましては、昨年度、道路詳細設計と用地測量を行い、本年度は、沿線の建物や立竹木の調査を実施し、二筆の用地買収を行っております。
今後の整備計画につきましては、平成二十六年度から建物の補償や用地買収を行い、一部工事に着手する予定です。
今後も早期完成を目指してまいりますが、関係の皆様の同意が得られないことには整備の進捗が図れませんので、道路整備の必要性について理解していただくよう努めてまいりたいと考えております。
次に、感染症対策についての御質問です。
ノロウイルスやインフルエンザ等の感染症が発生した場合には、保健所への報告に基づき、保健所が中心となり対応されます。
市の対策といたしましては、インフルエンザなど季節的に毎年発生する感染症の発症そのものを阻止することは困難ですが、その流行を最小限に食いとめるためにも、市民の皆様に対する感染症予防の普及啓発、注意喚起が重要であると考えています。
具体的な啓発活動といたしましては、感染症予防の基本である流水、石けんによる手洗いの励行や、対応マニュアルなどをホームページに掲載するとともに、啓発ポスターやチラシを作成し、公共施設等への掲示や、各種会合などで周知を図っています。また、広報誌を活用し、ノロウイルスは十一月から三月の冬場に蔓延することから、十一月に予防対策を、インフルエンザについても発生件数が増加する十二月にワクチン接種の呼びかけを行うなど、流行シーズンを意識した注意喚起を行っています。
なお、高齢者がインフルエンザに罹患すると重病化するおそれがあることから、予防接種法に基づき六十五歳以上の方に対して予防接種費用の一部助成を行い、発病及び重症化の防止、集団蔓延の予防に努めています。
次に、高齢者施設での発症時の連携体制についての御質問です。
養護老人ホームやグループホーム等の高齢者施設につきましては、保健所や施設ごとの感染症予防研修会などを通して、日ごろから徹底した感染症対策に取り組んでおられます。さらに、施設ごとに協力医療機関を定め、感染症に限らず病気やけがなどを含め、連携体制を構築されております。御質問の重篤な入所者の対応や受け入れにつきましても、スムーズな対応が整っていると考えています。(降壇)
黒木康英教育長 小玉議員にお答えいたします。
通学路に関する危険箇所についての御質問でございます。
通学路の安全性確保につきましては、児童・生徒が犠牲となる痛ましい事故が頻発したことを受け、昨年度より全国的に
取り組みが進められております。
本市におきましても、昨年度、関係各方面の御協力と御尽力により、安全確保のための通学路整備が格段に進んだことは議員御承知のとおりであります。
しかしながら、今回、改めて行った調査により、新たに四十五カ所の危険箇所が確認をされました。その危険箇所数を小学校区別に申し上げますと、潟上小学校区で八カ所、吾田東小学校区で六ケ所、吾田小学校区と北郷小学校区で五カ所、吉野方小学校区、油津小学校区、東郷小学校区で各三カ所、飫肥小学校区、桜ケ丘小学校区、細田小学校区、鵜戸小学校区、南郷小学校区で各二カ所、そして、大堂津小学校区、酒谷小学校区、榎原小学校区で各一カ所の合計四十五カ所でした。
次に、危険度の高い箇所とその状況について申し上げます。
危険度が高い五及び四と評価された箇所はありませんでしたが、児童の注意で回避できるが状況によっては難しいという評価である危険度三と判定されたところが三十六カ所あり、危険箇所全体の八割に当たります。数が多く全てを申し上げることはできませんが、主なものを挙げますと、ガードレールのすき間が広く容易に通り抜けられる、車道が狭い、側溝に柵がない、歩道の幅が狭いなどであります。
今後の対応策として、雑木の手入れを定期的に行う、立入禁止の看板設置、グリーンベルトの設置、児童・生徒への指導を徹底するなどを確認したところであります。
二月二十日に実施しました通学路安全対策連絡協議会では、合同点検の結果と今後の対応策について協議し、今後、各関係機関において可能なところから準備対応に努めていくとともに、各学校においては、これまで以上に児童に対する安全指導をきめ細かに実施していただくことを確認したところでございます。
次に、児童への周知と安全対策についての御質問です。
本年度は、児童が安全に登下校できるように、一年間、通学路安全推進事業に
取り組み、通学路合同点検、対策の検討、通学路安全対策アドバイザーの学校派遣等を行ってまいりました。その中で、各学校では児童と教員が一緒に安全な登下校に関する学習を行い、通学路安全マップの作成等を通して児童の危機回避能力の育成に努めてきました。
議員仰せのとおり、初めて学校に通う新入生はふなれで、危険箇所も十分理解していないことが考えられます。そこで、本年度、各校が作成した通学路安全マップを使い、新入生を含め安全な登下校について指導を行う予定にしております。また、指導後は、通学路危険箇所を常に意識できるように、学習で使用した通学路安全マップを全小学校分をクリアファイルに印刷し、新入生に配布する予定にしております。
今後も、本年度の
取り組みを生かし、関係機関との連携を充実させながら、児童・生徒が安心して登下校できるよう、通学路の安全対策とともに、児童・生徒の指導に取り組んでまいりたいと考えております。
それから、皆様方には、平素より登下校を指導していただいておりますことに心から感謝申し上げたいと思います。
柳沼平八郎消防長 小玉議員にお答えいたします。
県内における女性消防士の採用状況についての御質問です。
女性消防士が採用されていますのは、県内では、宮崎市と延岡市の二カ所のみで、宮崎市消防局では消防士三百二十七名中女性六名、延岡市消防本部では百五十七名中女性二名となっています。他の消防本部の消防士は都城市消防局百七十六名、日向市消防本部七十九名、串間市消防本部三十三名、西都市消防本部四十五名、東児湯消防組合消防本部九十一名、西諸広域行政事務組合消防本部百十七名、本市消防本部は八十一名となっております。県内の消防士千百六名のうち、女性消防士は八名であり、全体の〇・七二%であります。
二番(小玉弘明議員) それでは、四項目の中から順次再質問させていただきます。
油津中心市街地に関しましては、先ほど答弁がありましたように、全議員にも紹介があっていますのでそこまで言いませんが、複合ビルの完成が平成二十七年九月から平成二十八年一月におくれるということでお聞きしていますが、これらの原因と今後の予定、また、油津地区や、市民の方に対しての説明をするべきだと思っていますが、その点はどうでしょうか。
長鶴浅彦総務部長 複合機能ビル関係のおくれについての住民説明ということになりますけれども、これにつきましては、私ども、中心市街地活性化協議会であったり、油津の
まちづくり会議といったものを含めて説明しております。そして、自治会等におきましても、油津地区自治会についてはそういう内容については、これまでも計画段階からずっと説明してきておりますし、ある程度の説明はしております。
ただし、市民全体に対しての説明につきましては、今回の複合ビルの四カ月のおくれをどう捉えるかと。私どもとしましては、あくまでも平成二十七年度内の完成については変わるものではないと。ただ、四カ月おくれているということでございます。いろいろと住民に説明することで変な不安をあおることも予想されます。そういった状況ではなく、よりよいものにするために四カ月間延伸するというものでございますので、それを住民にどう周知するかについては、私ども、慎重にやりたいと考えています。
ただし、今後、油津地区の中心市街地の活性化事業につきましては、さまざまな事業がこれから具現化されてまいります。これにつきましては適宜、適期に住民にその状況をしっかりと知らせないといけないと。その手法としては、広報誌というのが一番の媒体になると考えておりますので、そこらあたりについては、住民の皆様にしっかりと情報を伝えると。その情報の伝え方についてもしっかり検討しながら伝えていきたいと考えております。
二番(小玉弘明議員) 計画から四カ月がおくれるということですが、計画を立てる側に関しては、一カ月、二カ月おくれることに対してはそんなに支障がないんだろうとは思いますが、受け手──市民は、内閣府から認定を受けてそういう事業が始まるということを聞いた上で、どんな動きをするんだろうかといった中で、見えない部分というのが多々あるんです。
だからといって、先ほど部長が言われましたように、何でもかんでも報告するということは誤解を招くことにもなろうかと思いますが、ある程度の広報誌を使ったり、そこら辺の最低限の報告等はお願いしたいと思っております。
また、それにつけ加えて、新聞等でも取り上げられましたが落書き等もありました。若い者から意見を聞きますと、それもそういうジレンマの中からやった部分でもあろうかという話も出ました。中には、あれを落書きと見るのか、またはアートとして見るのか、見方によってはそんな形になりますので、計画の中でそういうおくれをじっくり煮込んだ上のおくれととるのか、それともどうしてだろうという感覚で見るのかとの差だろうと思いますので、その辺をしっかり精査していただいて報告してもらうといいかと思います。よろしくお願いします。
次の広報誌の件でございます。
市長が就任されまして、五月からしますと二月で十冊になりました。ずっと見させていただいています。その中で聞くのが、同世代ぐらいと話すには話は通じます。
しかし、失礼ですけれども、七十歳以上の高齢者の方ということになりますと、「あれ、何て書いてあったじゃろうかい」という意見を多々聞きます。「そしたら聞いてくださいよ」ということを簡単に言うんですが、先ほど
磯江議員も自分の生い立ちを小さいころからいろいろ言われましたが、昔の方はプライドがあります。いろいろな方に聞くと言うのはプライドが許さないという感覚もありますので、先ほど市長は答弁で、括弧書きとか補足しながら注意しますということですので、今後の広報にちなんのあり方やお知らせ等の片仮名、また、そういう言葉が十分わかるようにお願いしたいと思っております。
先ほども壇上で言いましたが、広報誌が果たす役割というのは本当に大きいと思います。新聞はとっていないけれども広報誌は見ますという高齢者の方もいらっしゃいました。そういう声も十分聞いていますので、ぜひ言葉のわかりやすい表現でお願いしたいと思います。
後につくのが「若い市長さんだからかな」というクエスチョンマークみたいな言い方をいつもされますので、活動的な動きをされているのは十分わかりますので、高齢者をいたわる気持ちも持っていただいて、市民全体にわかるという広報誌にしていただきたいと思っております。
次、二項目めです。消防拠点についてお伺いいたします。
新拠点、新しくなりまして、私も外から見させていただいております。今週からいろいろな道具を移動するということもお聞きしています。
その中で、施設がよくなったのに、逆に言ったら四月一日から緊急の出動時にいろいろなふぐあいがある。私も朝や夕方に風田星倉線、また、産業通り等を走りますが、特に風田方向から星倉に入るのに、山瀬橋あたりではスムーズに流れているとははっきり言って思えません。中に入れば三回ぐらい待ちがあります。
その中で私が一番危惧するのは、緊急車両がサイレンを鳴らして通過するにもかかわらず、寄ってくれない車両が多々見られることが多いです。そういうところで、極端に言ったら、道路の幅員が狭いということも原因だろうし、いろいろな意味の流れが悪くなっているのも実情です。特に、大型車両が二、三台間に入りますと、右折車両は後ろで待っていても一台しか動けませんので、左折と直進とは動けない状態にあります。やはりこの信号機あたりのインフラの整備というのは急務だろうと思っています。
ちょうど新拠点地から出られたところのTの字、昔の学校側、公園側になると思いますが、あちらに関しましても、新拠点の玄関口になるところからTの字に入った風田星倉線に入るときには、なかなか入れない状況もあります。
そういう交通の混雑等を考えたときに、インフラの整備というのは、あの通りに関してはいろいろな箇所で重大ではないかと思っていますので、そこ辺もしっかり検討していただいて、早急な対応をしていただきたいということを思っていますのでよろしくお願いします。
インフラの整備等もなんですが、一番心配されるのが山瀬橋から田中見聞読前の交差点だろうと思っていますので、山瀬橋からもありますが、今回、近くにお店もオープンして、出入りがかなり多く、以前とすると車の量がふえました。
そういう状況もある上で、交通網というのは、緊急車両に対しては十分配慮してもらいたい。緊急の車両につきましては一台、もしくはレスキュー隊が出て二台だろうとは思うんですが、その後に今度は火災とかになったときの車両の多さになりますと、離合するのになかなか大変だろうと思いますので、よろしくお願いいたします。
一つは、女性消防士の採用ということで伺ったんですが、私がそこを思ったのは、新拠点の図面を見ました。女性のトイレ、また、先ほど市長も言われましたように、当直される場所もつくってあったものですから、なおそこに強い気持ちがあったわけです。
今、日南市では、女性消防士の応募は一名あったけれども、試験を受けられなかったという事実を聞きまして、今後、女性消防士または救急救命士、私から言いますと本当にプロの女性の仕事人が一名でも二名でも入ってくれると、また違うのかなということを思っています。
延岡で二名と宮崎で六名の採用ということがありますので、その女性が持っている役割がどういうふうに反映されているかということがわかればお願いしたいんですが。
柳沼平八郎消防長 お答えいたします。
県内の女性消防士の役割につきましては、現在、本部のほうで事務を担当されております。
議員に御案内いただいているように、現場で救命士というのが本来、理想の女性消防士だろうと思いますけれども、そのような採用をしましても、いずれ年齢とともに本部勤務になっていくというスタイルはございますので、本市採用になりましても、現場で働ける女性消防士と、本部は本部でまた役割もございますので、そういう関係で女性消防職員については今後も採用を検討していきたいと考えております。
二番(小玉弘明議員) 私が聞いた中では、日南市出身で、平成二十六年度に二、三名受けたいというお話を聞いたものですから、そういう前向きな気持ちがあるのかということで大変うれしく思っているところです。
消防団活動の中では、女性消防団という形でいらっしゃいますけれども、先ほど言いましたようにプロという形の消防士が、男女平等ということを考えていきますと、進出してもらうとまた変わるかということで思っております。
採用に関しましては、男女区別がないということですので、いろいろクリアの面で大変なのかと思いますが、そういう女性が受ける環境も必要かということを思っていますのでよろしくお願いいたします。
次に、安全安心な通学路についてお伺いいたします。
教育長から答弁がありましたように、四十五カ所を確認したところということでお伺いしたんですが、一点、教育長にお尋ねします。
というのが、飫肥の法務局の下に山川という地区があるんですが、そこの近くの用水路の五十メートル上の通学路に陥没した場所があったんですが御存じですか。
黒木康英教育長 上のほうですか。
二番(小玉弘明議員) 山川の下のほう。側溝から五十メートルです。
黒木康英教育長 よく通るんですけれども、認識はしておりません。
二番(小玉弘明議員) なぜこれを言うかというと、住民の方が十二月十五日に行政のほうに「穴がほげているから塞いでください」と電話されています。その対応がどうだったと思いますか。予算がないからできませんという回答だったそうです。これでいいんでしょうか。
僕がこの通学路を出したのは、そこにも一つあったんです。予算がないからできない。つい最近できました。電話して三カ月も待たなくてはいけないんですか。陥没していました。一メートルです。どうですか。御存じですか。
野邊泰弘建設部長 お答えいたします。
議員のほうから御案内いただきました場所が特定できないんですけれども、路面補修等々については、予算あるなしではなくて、自分たちでできるものについては、自前のほうでそういった路面の補修については対応しておりますので、議員から御案内いただきましたような三カ月も放置するような事態は、私的には考えられない状況です。
二番(小玉弘明議員) はっきり言います。法務局がありまして、十文字側から上がってきます。教育長の自宅もあるんですが、法務局、裁判所から右におりて下に行くとちょうど山川地区になるんですが、そこの上五十メートルです。十二月に穴があいていたんです。誰が対応されたかわからないんですけれども、予算がないからできないということで、その後、住民の方が赤白のコーンで危なくないように保護されました。でも、工事されたのは最近です。どういうことですか。十二月十五日に間違いなく電話されています。僕は、その方に確認に行ったんですから。どうですか。
野邊泰弘建設部長 今、議員のほうから御案内いただきまして、ようやく場所がイメージできました。
先ほど答弁申しましたように、路面等の単純な陥没については、早急な対応を心がけておりますが、ちょっと時間がかかったというのは、陥没の原因そのものが排水溝に起因するものかどうか、そこらあたりがあったのではないかと思います。確かに早急に対応すべきところだったとは思うんですけれども、そういった排水溝の改修が伴う補修については、それなりの予算等が必要ということもありますので、時間がかかってしまったという状況ではないかと思っております。
しかし、御指摘いただいたようなことがたびたび発生するようなことではいけませんので、今後は肝に銘じて早急な対応を心がけていきたいと思っております。
二番(小玉弘明議員) それではよろしくお願いします。
また、どこの部署にかけてどういう返答をされたというのは、私のほうでまたしっかり確認しますので、これは事実です。十二月十五日に電話されたと、日にちまでしっかり言っていらっしゃるので、それはきちんと応対もしていますので、それが三月の初めになってやっと塞いだということですので、下のえぐれによる陥没だろうとは見ていたんですが、電話をされてという対応ということだったので、どういう対応をされるかと思って見ていたんですが、なかなかそこ辺の対応が遅いと。これが一カ月ぐらいということならいいですが、十二月言われてこの前ですから。今、路面をコンクリートで塗られて、まだ乾きが悪いところがあるから赤いコーンが置いてある。小学生の通学路のところですので、そういうところの危険度が、大きなところだけ見ていても、
子供たちが通る場所がそういう陥没した状態ということなんです。僕はそこを言いたくて、この新年度に向けた
取り組みということをお聞きしたんです。
それと、新入生というのは一年生に限らず、中学生でも市立中学校等がありますので、今まで地元の小学校に通っていた子たちがまた違う中学校に行くという場面もありますので、そういう対策等はしっかりしてもらいたいと思っていますのでよろしくお願いいたします。
最後に、感染予防についてお伺いいたします。
先ほど、各老人ホーム等からの連携体制はとれているということで市長の答弁があったんですが、本当にそうでしょうか。もう一回お伺いします。
谷口憲文福祉部長 感染症時に医療施設との連携ということで、先ほど市長のほうから答弁を申し上げましたけれども、養護老人ホームやグループホームなどでございますが、先ほど申し上げましたとおり、日ごろから保健所との連携を徹底されておりまして、そういう体制も報告していただいております。
ただ、議員の御質問の中にあるのではないかと思いますけれども、県や市に監督権のない宅老所あたりについての対応が心配な部分があると、私どもも思っているところでございますけれども、本年一月から、県のほうが全てのこういう施設についても、有料老人ホームとしての届け出を必要とするということに改正いたしまして、既存の部分についても届け出をするように、新規の部分については当然、新規の届け出をするときにそういう体制づくり、医療機関との連携をとるようにということでございますので、これまで以上に徹底した衛生管理がされるものと認識をしております。
二番(小玉弘明議員) 特に、インフルエンザ等はそのまま放っておくと今度は肺炎という形にもなりますのでそういうところと、もう一つはノロウイルス。一昨年十二月に某病院が大きなニュースになりました。日南市にある病院でしたので、日南市がそれに対してどのような対策をとられているのか。ここではっきり言います。民間病院がそういう並列型でない施設に関しましてどこかの病院を探さなければいけないです。そういう病院を探すときに、ノロウイルスにかかったからと断れているところがあります。そういうときの対応はどうされるんですか。
谷口憲文福祉部長 高齢者施設での対応ということでお答えをしたいと思っております。
感染症でございますので、基本的には、県との連携の中でそういう事態に対する指導、研修は受けております。ただ、重症化して、すぐに病院に搬送をするという体制をとる場合もございます。ただ、病院の場合には、今度は病院で受けた場合にそれを広げさせてはいけないということもございますので、基本的にその施設の中で食いとめるということを第一義にしてこの対応をしていくということになろうかと思っております。
二番(小玉弘明議員) 私が問題視しているのは重篤患者です。だから、搬送しなければいけない患者です。それを断る。逆に言ったら、中部病院等はノロウイルスは受け入れるんですか。
渡邉秀美中部病院事務局長 お答えいたします。
どこの開業医も一緒だと思いますけれども、最初の患者につきましてはインフルエンザ、ノロウイルスに対しましても、まず検査をしてから、実際、病名等がわかるということで、うちの病院に来られた患者につきましては、当然、受け入れをしていますし、措置が必要であればそのまま当病院で入院ということもあろうかと思います。
ただ、今、御指摘の他の医療機関で重篤になっておられる患者を引き受けるかという御質問につきましては、実際、今のところ私どものところにそういう要請は来ておりません。うちは結核病床を持っていますけれども、感染症の病棟はございません。重篤の感染症につきましては県立日南病院が持っております。そちらのほうに搬送ということになろうかと思います。そういうことで、うちの病院といたしましては、来られた患者に対しては当然受け入れをするということにしております。
二番(小玉弘明議員) 中部病院に来たときには、受け入れはしていただけるということでよろしいですか。
渡邉秀美中部病院事務局長 先ほど御説明しましたように、受け入れはいたします。
ただ、受け入れた後の症状によっては、感染症は県立日南病院が感染症の病床になっておりますので、そちらに搬送されるということになります。
詳しく申しますと、開業医の先生方におかれましても、感染症関係について全て受け入れることはないと思います。最初に来られた患者の診察には当たられますけれども、その後の対応につきましては、二次医療としましては、県立日南病院が感染症の病床ということで、そちらのほうに搬送と。これについては、県の保健所関係の指導もございまして、そういう搬送に仕方になろうかと思います。
二番(小玉弘明議員) 中部病院を受診した際には、特例でそういう形をとりますということです。
一応、県立日南病院が指定されているとは思うんですが、ただ、民間病院が調べる云々ということはないんだろうけれども、実際に拒否されて、次の病院に移られてという形をとられた患者さんもいます。そういう実情が日南市内にあっていますということで、私はここで訴えたいんです。いや、そういうことはないはずですと言われるんですが、実際あっているんです。あっているから、私はここで今、強く言っているんです。どうですか、市長。
崎田恭平市長 お答えいたします。
先ほど、中部病院事務局長が申しましたとおり、それぞれの病気の状況や重さに応じて、受け入れ病院も決まっていると思っております。全ての病院で全ての一次、二次、三次まで受け入れるのは難しいことでありますので、各医療機関の連携の中で医療体制を構築していくものと思っております。
二番(小玉弘明議員) 逆に、一昨年の十二月にあれだけ大々的に取り上げたノロウイルスですので、日南市の民間だろうが公立だろうが、そういう受け入れ体制がしっかりしているのかと、私は言いたいんです。日南市で発症した病院があって、日南市が大丈夫ですと。しかし、行ったら断れましたと。これは実際にあっているんですから、だから、そういうことがないように指導していただきたいと思うんですがどうでしょうか。
中村武美市民部長 お答えいたします。
今、議員が御指摘のようなことが実際あれば、保健所が感染症の窓口になりますので、保健所とも協議をして、いろいろな医療機関が集まる会合等もございますので、そういったことも指導していきたいと思っております。
先ほど、中部病院の事務局長が申し上げましたように、感染症にかかった患者さんが医療機関にお見えになったときには、そこのドクターが一旦検査等もやった上で、重篤であると判断をされた場合は、県立日南病院を紹介する。そちらのほうで処置をしていただくという流れになっております。
一昨年の十二月に感染症が発生しましたようなことが、仮に今後、起きたときには、市としても保健所と連携をとりながら、感染症の予防対策といったものも進めていきたいと思っております。
二番(小玉弘明議員) 私が言いたいのは、建前というか、そういう国の指導でやっていらっしゃるんでしょうけれども、実際に民間病院が拒否されたということもあっていますので、しっかりとそういうところを調査してもらって、高齢者の方はそういう不安を抱えたままでは病気にはなれないということになりますので、広報のほうで十一月、十二月でも紹介してもらっていますので、そこのところを十分よろしくお願いします。
これで終わります。
坂口義弘議長 以上で小玉弘明議員の質問を終結し、午後一時十五分まで休憩いたします。
=休憩 午後零時十一分=
=開議 午後一時十五分=
坂元啓一副議長 再開いたします。
─────────────── ○ ───────────────
*発言申し出の件
坂元啓一副議長 ここで消防長より発言の申し出がありますのでこれを許可します。
柳沼平八郎消防長 午前中の小玉議員の再質問で、県内の女性消防士の担当につきまして、消防本部と申しましたが、誤っておりましたので発言の訂正をお願いいたします。
正しくは、宮崎市消防局は、日勤の査察係二名、救命士の救急隊員一名、消防隊員三名、延岡市消防本部は、救命士の消防隊員一名、救急隊員一名であります。申しわけございませんでした。
坂元啓一副議長 よろしいですか。
では、午前中に引き続き一般質問を続行します。
○川口和也議員個人質問
坂元啓一副議長 十番、川口和也議員の登壇を許します。
十番(川口和也議員)(登壇) 議席番号十番、社民クラブの川口でございます。
さて、今回は、七項目についてお伺いをいたします。
最初の項目、フッ化物洗口についてであります。
平成二十六年度から、全小・中学校でフッ化物洗口を実施していくとなっていますが、実施までの
取り組みについて時系列的に内容をお聞かせください。
次に、実施に対する姿勢及び条件についてお聞きいたします。
まず、合意形成における文部科学省の見解は、実施しようとする市町村教育委員会は、職務命令という手段で行うことは適当ではなく、事前に校長等の職員はもとより、保護者や学校歯科医、学校薬剤師等にも十分説明をし、その理解を得て協力体制を確立した上で実施することが望ましいと考えると、国会答弁をしております。
また、県教育委員会は、フッ化物洗口を実施する場合は、学校、医師、保護者の三者で実態に応じて十分な理解を得て行っていると回答しております。
合意形成における文部科学省、県教育委員会の方針に対する市教育委員会の姿勢についてお伺いいたします。
次に、フッ化物洗口の導入に当たっては、安全で問題はないという厚生労働省の見解がある一方で、安全等において疑問が残るという反対意見もあります。
保護者の同意を得るに当たっては、中立公正に判断材料を示すことが最も大事なことと考えております。そのためには、保護者に相反する両論の意見を示した上で判断を仰ぐことが必要であるのではないかと、私は思っております。
そのため、反対、賛成の内容をどのように判断者である保護者に伝えるか、その基本姿勢についてお伺いをいたします。
第二項目め、四半的についてであります。
四半的の位置づけをどのように位置づけられているのかについてお聞きいたします。
四半的が日南市を発祥地として位置づけているのか、また、四半的を日南市の伝統芸能としているのか、それとも単なる一般的なスポーツの一つと位置づけているのかについてお伺いいたします。
この質問内容は、昨日の
杉富議員の質問で既に答えをいただいておりますが、再質問において当局の位置づけを確認させていただきます。
次に、三点目です。介護保険法見直しについてお伺いいたします。
介護保険法や医療法を見直す医療・介護総合推進法案が国会に提出をされております。予定では、四月から審議に入る見通しであるとの新聞報道があります。特に、介護保険の見直しは、介護の必要性が低い軽度者向けのサービスやサービス利用時の自己負担の仕組みが大きく変わり、利用者に影響を与えそうだと記載をされておりました。
まず、この介護保険制度の見直しの概要はどのようなものかをお聞きいたします。
次に、介護保険見直しにおける日南市と施設事業者への影響はどのようになっていくのかについてお伺いをいたします。
四項目めです。診療報酬の改定についてお伺いいたします。
厚生労働省の諮問機関、中央社会保険医療協議会は、二〇一四年度の医療報酬の改定の内容をまとめ、答申をしたと。今後のさらなる高齢化に備え、リハビリの充実を求めたり、在宅医療を担う主治医の役割を重視したりしたのが特徴と。また、持病が複数ある高齢者らを診る主治医の役割を重視して、月額一万三十円の報酬を新設、重症患者向けの病床を減らし、症状が安定した患者向けの回復期病床への転換を図る、消費税に伴い初診料、再診料を引き上げるという記事が新聞報道されているところであります。
まず、診療報酬の見直しはどのようなものかをお聞きいたします。
次に、病院は改定に伴い診療内容と点数が変化することから、その対応と経営への影響が顕著に出てまいりますが、中部病院で診療体制及び経営への影響はどのようにあるのかをお聞きいたします。
第五項目め、減反政策の廃止について伺います。
米生産調整廃止などを盛り込んだ政府の米政策転換が迫る中、県は、減反廃止を見据えて農家への交付金が減額される食用米にかわって、焼酎向けに需要が見込める加工米の生産をふやす方針を示した。これまでも加工米の作付拡大を推進してきたが、来年度は昨年度の約四倍に当たる二千三百トンの数値目標を初めて示し、転換を加速させるという新聞記事が掲載をされていました。
まず、減反政策廃止に対する日南市の基本的な考えと、廃止された場合に考えられる影響についてお伺いいたします。
次に、減反政策が廃止された場合の対応策について、今、想定をされている転作作物や圃場の整備など、そして、対応の今後のスケジュールなどについてお聞かせください。
第六項目め、中山間地の振興策について伺います。
自然豊かな環境と人との結びつきの濃さ、素朴を求めて、中山間地域から山間地域で行われている農家民宿に人気が集まっております。経営者である農家は、自分たちの普通の生活の中にあるものに来訪者が感激し、その価値を思い知らされ、都会と自分たちとの価値観の違いを改めさせられます。そのことをもって、自分たちの地域のすばらしさに気づかされ、元気になります。このことは、以前、会派で視察に行った五ケ瀬町の農家民宿のリーダーの方、また、諸塚村のホリデーワーキングに対応していただいた方が、そこに来る都会の方たちと接した感想をそうおっしゃっていました。
地域に誇りと活力を生む農家民宿は、中山間地に最も適した活性策と考えております。中山間地の振興策として農家民宿の振興はできないか、お伺いいたします。
最後の項目であります。
市営住宅の入居者決定の方法についてお伺いいたします。
現在は、二カ月ごと程度に入居箇所をまとめ、それぞれの住宅ごとに公開抽せん会が実施されていると思います。抽せんに漏れた方は、再度、次の抽せんに一から応募することになっていると思います。
以前は、申込順でありましたので、順番が回ってくれば確実に入居ができたところであります。公開抽せんでは、運のよい方は一回の抽せんで入居できますが、何回も抽せんに漏れてしまう運の悪い方は入居できない状況が長く続く場合が発生することにもなりかねません。この公開抽せんにもある面で不公平が生じているというふうにも感じております。
順番、公開抽せん、それぞれに一長一短があるかとは思いますが、より大事であるのは、入居者にとってはより公平な入居者決定方法を求めていると思います。
現在の公開抽せんでの問題点をどのように感じられているかをお伺いいたします。
以上で壇上からの質問を終わります。(降壇)
崎田恭平市長(登壇) 川口議員にお答えいたします。
初めに、四半的についての御質問です。
四半的は、飫肥藩に伝わる民俗として重要なものであることから、市無形文化財に指定しております。
また、市内外で広く愛好されており、昨年も飫肥城下まつりに東京の府中市四半的弓道連盟が大勢でお見えになるなど、健康づくりや伝統文化を生かした市民レベルでの交流に大いに役立っていると考えております。
議員御承知のとおり、本市では、早い段階から飫肥城由緒施設に四半的射場を設置し、観光施策として本市の伝統文化を体験してもらっており、観光にも大きく寄与する存在であります。
次に、介護保険制度の見直しの概要についての御質問です。
今回の介護保険制度の見直しは、団塊の世代が七十五歳以上になる平成三十七年を見据え、介護保険制度を持続可能な制度として確立するために行われています。
この見直しの主な内容としましては、要支援者の訪問介護と通所介護を予防給付から地域支援事業の新しい総合事業によるサービスに移行すること、特別養護老人ホームの新規入居者を原則要介護三以上に限定すること、低所得者の介護保険料の軽減割合を拡大すること、一定以上の所得のある利用者の自己負担割合を二割に引き上げること、低所得者の施設利用者の食費、居住費を補填する補足給付の要件に資産などを追加すること、高齢者が住みなれた地域で生活を継続できるようにするため、医療、介護、予防、住まい、生活支援が一体的に提供される地域包括ケアシステムを構築することなどとなっています。
次に、介護保険制度の見直しにおける影響などについての御質問です。
初めに、介護保険制度の見直しに伴う本市への影響につきましては、予防給付の訪問介護や通所介護が地域支援事業に移行になることにより、市の契約等の事務が増加します。
また、低所得の施設利用者の食費や居住費を補填する補足給付の要件に一定額以上の預貯金等がある方は対象外となるため、その確認の事務の増加も考えられます。
このほか、低所得者の介護保険料の軽減割合の拡大に伴い、介護保険料の収入が減少しますが、減少分については国や県からの補助はあるものの、市の負担増となります。
次に、施設事業者への影響につきましては、予防給付の訪問介護や通所介護が地域支援事業に移行になることにより、サービス単価の変更が見込まれ、経営的な影響が考えられます。
次に、制度変更への対応の方針につきましては、平成二十六年度に、平成二十七年度から平成二十九年度までの三年間の介護保険事業計画を策定する中で検討することにしております。
次に、診療報酬改定の概要についての御質問です。
診療報酬の改定につきましては、二年に一度実施されるもので、平成二十六年度が改定年度になります。
今回の改正は、主に急性期後の受け皿の拡大や、新しい病棟機能の導入、主治医機能の評価などの入院及び外来医療における機能の明確化や、医療従事者の負担軽減、病院医療から在宅医療に向けた地域医療の充実などが重点に置かれています。
改定幅は、全体で〇・一〇%のプラス改定となっていますが、その中には消費税引き上げの対応分として一・三六%のプラス改定が含まれていますので、この改定分を差し引きますと、実質は一・二六%のマイナス改定と分析しています。
詳細な内容につきましては、新年度までに医師会を初め各関係機関の説明会が開催されますので、その中で具体的に示されることになります。
次に、改定に伴う診療体制及び経営への影響についての御質問です。
改定に伴う影響につきましては、今後、改定における各分野の点数や導入条件などの詳細内容が、関係機関の情報や説明会により判明してまいりますので、その内容を具体的に検証した上で、今後、現状との比較分析を行い、検討することにしています。
しかしながら、概要の段階で判断しますと、実質改定率をマイナス改定と分析していますので、厳しい状況であるとの認識は持っているところです。
次に、減反政策廃止についての御質問です。
先般、国におきましては、需要に応じた食用米生産のための環境整備や、水田のフル活用による作物の振興を柱とした新たな水田農業政策の基本方針を打ち出したところです。
今回の米政策につきましては、五年後をめどに行政による生産数量目標の配分を行わないことや、米の直接支払い交付金を廃止することなど、農家収入への影響も多大なものがあります。
この状況に対応するため、本市では、将来の水田農業の基本方針となる新たな水田農業ビジョンを策定し農家経営の安定など、本市農業の持続的な発展に向けた
取り組みを推進してまいりたいと考えています。
その具体的な
取り組みといたしましては、高品質でおいしい米など需要に応じた売れる米づくりの推進、飼料用米や加工用米など多様な米づくりの推進、水田営農の担い手の明確化と農地集積の推進、地域振興作物と水田の高度利用の推進など、本市の特性を生かした特色ある水田農業を目指してまいります。
次に、減反政策が廃止された場合の対応策についての御質問です。
減反政策が廃止された場合、米の需要についての情報は国から提供され、農業者は自己判断により米の生産を行うことになります。
また、国は、TPPをにらみ、農地集積を通じた農業の競争力強化を促すこととされております。
本市においては、これまで早期水稲を基軸とし、水田農業ビジョンの振興品目である夏秋ピーマン、オクラ、ニガウリ、スイートコーン、タマネギ、ゴボウ、カボチャ、キャベツといった露地野菜を中心とした転作作物の推進を図ってまいりました。今後も、ゴボウ、カボチャ、キャベツなどの水田裏作の推進は、水田の高度利用を進めるために大変重要であると考えております。
また、集積した農地を効率的に活用するため、あぜの除去など簡易な基盤整備によるコスト低減や、集積の状況に応じた圃場の改善につきましては、土地改良区や関係農家等の意見を伺いながら検討してまいりたいと考えております。
今後も、地域の特性を生かした特色ある水田農業を構築するために、新たな水田農業ビジョンの策定や人・農地プランの見直しなどを行い、減反廃止となる平成三十年度を見据えた施策の構築を図り、早急に足腰の強い、体力のある農業をつくっていかなければならないと考えております。
次に、農家民宿についての御質問です。
議員御提言の農家民宿は宿泊客が農村に滞在し、農作業を体験することなどを通じて、自然、文化、人との触れ合いなど、田舎の魅力を存分に味わうことができ、のんびりと農業のある暮らしに触れたり素朴な田舎料理を味わうなど、心安らぐ農村体験ができる宿泊施設として人気が高まっています。
農業者側にとっては、農業や地域をよく知ってもらうことができ、地域のファンづくりができるとともに、自宅を活用し副業として経営が可能なところも魅力となっています。また、宿泊客が地域の農産物などを購入することで消費が拡大し、地域全体の活性化につながります。
このようにさまざまなメリットがありますので、地域活性化の手法の一つとして興味を示される農業者の方々へ情報の提供などに努めてまいります。
次に、市営住宅の入居者決定方法についての御質問です。
市営住宅の入居者決定方法につきましては、公営住宅法により特別な事情がある場合を除き、公募しなければならない公募の原則があります。また、昨今の社会状況に配慮し、平成十九年七月に施行された住宅セーフティーネット法において、高齢者、障害者、ひとり世帯等の住宅困窮度の高い世帯に対して優先入居の措置を講じることが求められております。
入居者決定方法のメリット、デメリットにつきましては、登録制は申し込みから入居されるまでが長期間となり、その間に家庭状況、収入状況等が変化し、順番が来た時点で入居を断念されたり、入居の要件に該当しなくなっているというデメリットがあります。
その点、抽せん制は街頭住宅の希望者を一度に集めて、その場で入居者を決定するため、申し込みから入居決定までが短期間であり、当せんした人のほぼ全員が入居できるというメリットがあります。
しかし、抽せん制につきましても、数回にわたり申し込むものの当せんできないというデメリットもあります。そのため、そのような方への対応策としまして、平成二十四年度から公募回数を年四回から年六回にふやしたほか、既に公募を行っていない入居のない住居を案内するなどの対応を行っております。(降壇)
黒木康英教育長 川口議員にお答えいたします。
フッ化物洗口についての御質問です。
フッ化物洗口につきましては、平成二十三年九月議会に日南歯科医師会から、小・中学校におけるフッ化物洗口の実施を早急に求める陳情書が提出され、十二月議会で採択されたことから、市教育委員会として平成二十四年七月に、日南市立小・中学校虫歯予防対策委員会を立ち上げ、審議を開始いたしました。そして、昨年十月に開催しました第五回虫歯予防対策検討委員会において、小・中学校でのフッ化物洗口事業について実施という方向が出されたところです。その決定を受け、本年二月十四日から北郷小・中学校をモデル校として選定し、モデル事業を開始しました。あわせて、三月末までに教職員向けの説明会、四月のPTA総会において保護者向け説明会を学校ごとに実施していく予定です。その後、学校ごとに保護者に対する希望調査を行い、四分の三以上の実施希望があれば、準備が整い次第随時開始していく予定としております。今後は、モデル校である北郷小・中学校での実施手順等を検証し、全小・中学校でフッ化物洗口が開始できるよう、準備を行ってまいります。
次に、合意形成についての御質問です。
議員御案内のとおり、文部科学省及び県は、フッ化物洗口の実施に当たり、関係者への十分な説明と理解を得ることの必要性を述べております。
市教育委員会といたしましては、その方針の趣旨を踏まえ、事業実施に当たり、学校、医師、保護者の合意を得るため、虫歯予防対策委員会等で議論を尽くし、事業実施が決定されたところです。また、実施に際しましても、保護者の四分の三以上の同意を得ること、実施に当たり学校現場に混乱を生じないように配慮すること、さらには、希望しない保護者及び児童・生徒への配慮もしっかりと行っていくこととしております。今後もその手順をしっかりと守りながら事業を推進してまいります。
次に、意見の伝え方についての御質問です。
議員御案内のとおり、フッ化物の応用については、反対意見があるのも事実であります。
しかしながら、文部科学省の方針にも述べられているとおり、フッ化物の応用は世界各国で広く活用されており、我が国においても、日本歯科医師会等が、安全かつ有効であるとの見解を示しております。
このため、教職員や保護者への説明会においては、フッ化物応用の効果とともに、フッ化物をとり過ぎた場合に起こる慢性中毒や急性中毒について明記した資料を使い、フッ化物、あるいはフッ化物洗口について正しく認識していただけるよう説明をいたしたいと思っております。
次に、四半的についての御質問です。
四半的の起源につきましては不詳でありますが、戦国時代の島津家の家老で宮崎城主であった上井覚兼の日記には、四半が武士たちの酒宴で余興として行われていたことが記されております。したがいまして、少なくとも戦国時代までには、九州南部で四半的が行われていたと思われますが、発祥の地が日南地方であるという明確な根拠は、今のところ、ありません。
四半的は、市の無形文化財に指定されております。ここで言う文化財としての四半的は、旧飫肥藩内に伝わる生活、文化や伝統を背景に、市内各地で継承されている習俗としての四半的であります。したがいまして、一般のスポーツ競技としての四半的とは区別しております。
スポーツとしての四半的は、県民さわやかスポーツ祭の競技種目であるとともに、各種大会も開催されていることから、健康づくり、生きがいづくりとしての役割も重要と考えております。
十番(川口和也議員) 教職員に今、説明会が行われていると解釈をしていいんでしょうか。
それと、モデル校はいつから実施をされたんでしょうか。
村角昌宏教育次長 モデル校の実施日でございますが、北郷小・中学校で二月十四日から週一回実施をしております。
十番(川口和也議員) もう一度なんですが、教職員への説明会の最初の説明箇所と日にちを教えていただけますか。
村角昌宏教育次長 教職員説明会の実施日でございますが、二月十七日、飫肥小学校に始まりまして、三月二十八日、潟上小学校、吾田東小学校で終了という予定になっております。
十番(川口和也議員) 過去の答弁で、今の教育長ではないんですが、なぜモデル校を実施するかという目的について、このように言及されております。小・中学校のモデル校のフッ化物洗口を実施しながら事業の検証を行い、そして、全校実施ということです。
ということは、その過程で教職員の方に説明会を行われるというのは、この検証を行うというところと非常に矛盾があるのではないかと思います。この検証において問題点を発掘して、それを検討した上で教職員の方にこうしてくださいということを目的としているのではないかと、要約はしていますけれども、議事録を調べて、大体近いことが書いてあります。非常に矛盾するのではないかと思いますが、その点についてお伺いします。
黒木康英教育長 今後の計画といたしまして、教育委員会で考えておりますことについてお話をしますと、三月に検討委員会を持ちます。それで、北郷小・中学校の実施の様子について検証いたします。
今、教職員に説明しておりますのは、フッ化物洗口を実施するに当たり、教職員への理解を得るためのものであります。
PTA総会で説明をした後に、四月にアンケート調査を実施しますが、その後に、ある程度十分な時間をとって、また、教職員等現場には説明をしていきたいと考えております。その時間はしっかりとりたいと思っております。
十番(川口和也議員) 検証結果をもとに教職員の方に指導していくということが普通の手順ではないんですか。このフッ化物洗口については、これから長く続くことです。ですから、私の質問の意図としては入り口を丁寧に、大事にしていただきたいと。それは、教職員の方にも、そして、保護者の方にもということで、今回、フッ化物洗口について質問申し上げているんですが、なぜか実施することが先行している。いろいろなことのきちんとした手順というものがおろそかではないかと思うんです。後ですればいいということのような考えですが、果たしてそれでよろしいんですか。検証しなくてもいいんじゃないんですか。
最初から、検証結果を教職員の方、いろいろな方に不安を与えないように。そして、ここに問題点があるんだということを事前にお知らせするように。このことがしっかりしていなくて保護者に説明ができるんですか。
黒木康英教育長 実施に当たりましては、既に安全性等については問題がないという報告が出されております。そのガイドラインに基づいて実施をしていきたいと思っております。
それで、基本的に、アンケートの結果で導入するという結論になった場合については、その準備期間を十分とって説明をし、学校現場が混乱しないように配慮した上で実施をするということでございます。
十番(川口和也議員) 手順が逆ではないんですかという話を私は申し上げているんです。普通であれば、検証するということは、その結果に基づいて、これから指導する方なりにきちんといろいろな検証結果を伝えるということじゃないんですか。では、この検証というのは何の意味を持つのか。当初、どういう位置づけでこの説明との位置づけをされていたんですか。
黒木康英教育長 本市小・中学校が導入をするということになりますと、その手順等について確認の意味での検証もありますし、また、安全性をどう担保するかということについての検証もございますので、そのことを踏まえての検証でございます。
それで、三月末にその検証を行いますので、その説明については教職員には十分したいと思っております。
十番(川口和也議員) そこのところが、最初から検証というものを計画されているわけです。位置づけをされているんです。平成二十五年六月議会の前田議員の質問に対してそういう回答をされているんです。急に決めたわけではないんです。位置づけをされているということは、過去の議会答弁でこう書いてあります。小・中学校のモデル校フッ化物洗口を実施しながら事業検証を行い、全校実施をしていくと。検証をしていろいろな問題点などを探って全校実施するということですから、そのことをきっちり検証した上で、何が問題点かいろいろなことをきちんと調べ、その後に次の段階として教職員の方を含めて、普通はそういうことをしないですか。四月から導入に踏み切りたいということがあったので、逆計算されている感じです。問題点を洗い出すための検証と答弁をされているわけですから、その検証なしに説明されると、この検証というのが余り意味をなさないのではないかと思うんです。
黒木康英教育長 私は、昨年、フッ化物洗口についての御意見を伺った後に、教育長室だよりというのを学校に送っているんですけれども、フッ化物洗口についての御意見がありまして、ただいまその議論が進められておりますということを事前に先生方にはお知らせをしました。そして、その検討委員会で出されたことについて、こういう方向性が出ましたので、来年度から実施の予定ですということについて、事前に先生方にはお知らせをしましたけれども、では、それがどういうことかということについてある程度きちんと先生方に知らせておかなければ、四月になっていきなりということであるといろいろな混乱が生じると思いましたので、今の段階でフッ化物洗口についてどういう形で市が実施していこうとしているのかを先生方に知らせるために、今、説明会をしているということで、それとあわせ、今、北郷小・中学校で実施していることについて三月に検証して、実施することになりましたら、各学校に行ってもう一度その検証結果について説明をして、時間をとって混乱しないように実施の段階に移っていくという段取りで考えております。
十番(川口和也議員) 意見の違いでしょうから、延々と続けても仕方ありませんので次に移ります。
四月でしたか、アンケートをされるということですが、平成二十五年第五回の六月議会の議事録の中では、前田議員の質問に対してアンケートをいつするのかという質問に対して、九月ごろに実施をしたいということでした。
それで、このアンケートの意味と、どういうことでアンケートをされるのかをお聞きをしたい。
村角昌宏教育次長 お答えをいたします。
アンケート調査につきましては、保護者にフッ化物洗口について理解していただくためにやるものでありまして、このアンケート調査につきましては、先ほど
議員仰せの九月につきましては、第四回の虫歯予防検討委員会の中で、内容が理解されていない状況でアンケート調査を実施しても、保護者にとまどいが生じる。それから、説明会を実施した後に実施したほうがよいとの意見が出されたために、説明会実施後アンケート調査を実施することにしております。ですから、その分につきましては、保護者説明会を四月のPTA総会時に予定しておりますので、その後に保護者向けアンケート調査ということで、今、準備を進めているところでございます。
十番(川口和也議員) そのときの答弁が、アンケートの内容は歯科保健に関する意識の度合い、また、フッ化物洗口についての保護者の認知度、そして、子供にフッ化物洗口をさせようとするかという希望数を調査をしたいと。これは、理屈は合っているんです。フッ化物洗口、今の時点でどういった状況を認知をしているかということです。ですから、本来、こちらの九月にするというほうが、市教育委員会として、保護者がどんな情報を持っているのか調べるのに非常に適した時期の内容であると思っているんですが、今回のものはそれと違って、説明した上でアンケートをとるということは、余り意味をなさないんじゃないですか。保護者がどういうところを知らないという分析調査もできないし、ここのところは逆転ではないかと感じるんですが、その辺、どうでしょうか。
黒木康英教育長 御心配されていることはわかるんですけれども、保護者には、フッ化物洗口についてはきちんと説明をした上でアンケートをとることが順序としては正しいと思っております。
そして、実施希望が四分の三以上あった場合については、改めてもっと丁寧な説明が現場にも必要だと思っていますし、四月にアンケートをとって集計して五月から始めるという形のものではございませんので、十分現場の理解を得てから実施をするということですので、その部分については御理解いただきたいと思います。
十番(川口和也議員) もう一回言います。調査内容は歯科保健に関する意識の度合い。フッ素またはフッ化物の洗口についての保護者の認知度、三番目に、フッ化物洗口させるかどうかという希望調査ということです。
希望調査のアンケートならわかるんです。しかし、昨年の六月議会の狙いとするところは、保護者の認知度を確かめたいという狙いも、この答弁の中では一つあります。でも、説明した後の認知度は、説明を聞いているわけですから、あんまり意味をなさないです。
ですから、事前に調査をして、保護者の認知度を含めて保護者説明会をするというのが普通のアンケートの持つ意味だろうと思うんです。私は、これはそうだと感じるわけです。
そこのところが、四月以降の説明会をした後のアンケートというのは、実施をするためだけしかなっていないじゃないですか。実施希望のアンケートをとるということですか。
黒木康英教育長 その答弁の内容につきまして、九月の段階でアンケートを実施するということですから、来年度実施するに当たりどれぐらい認知されているかということを確かめるためのアンケート調査の内容になっていると思います。
それが、第四回目の検討委員会で、保護者に事前に知らせておいてやらないと、そのことについては不親切ではないかという意見が出されて、その九月にアンケート実施をするということは適当ではないという結論が出て、アンケート調査については四月に実施するという形になったわけです。
校長先生方にお聞きしましたところ、保護者が一番集まるのがPTA総会のときだと。ほかの時期に多くの保護者に集まってもらうのもなかなか大変だということで、その時期にしていただくのが保護者には一番よく理解していただけるという御意見もいただきましたので、四月のPTA総会のときに説明会をするという形で実施の予定になったわけです。
十番(川口和也議員) アンケートの次に移ります。
PTA総会で保護者に概要説明会をされると。そして、保護者の四分の三の同意があれば実施をするということですが、まず、PTA総会にどれぐらいの出席率があるんですか。
村角昌宏教育次長 お答えいたします。
PTA総会の保護者の出席についてでございますが、平成二十五年度が、市内小・中学校の平均で八一・八%という状況になっています。
坂元啓一副議長 それは、実数、それとも委任状みたいなものを含むということですか。
村角昌宏教育次長 お答えをいたします。
実人数プラス委任状も含めております。
十番(川口和也議員) 七五%という同意を得るということは、最低でも七五%以上の出席がなければ意味をなさないです。多分、委任状を引けば七五%を切るんではないかと思います。
それで、PTA総会に出席をされない保護者への説明はどのように行われますか。
村角昌宏教育次長 お答えをいたします。
PTA総会に出席されない保護者への説明につきましては、当日の説明会資料を送付する予定でおります。
十番(川口和也議員) 説明資料だけではわからないから、説明会をされるんだと思いますが、果たしてそれでいいんですか。
村角昌宏教育次長 説明会の部分で出席をされない方について、希望があれば、また、教育委員会として何らかの方策を検討したいと考えております。
十番(川口和也議員) 希望があればですか。非常に大きな学校保健の転換だと思うんです。もう一回ぐらいは保護者に案内をかけて説明会をされるというのが、丁寧に進められる行政運営ではないかと思うんですが、その辺、どうでしょうか。
黒木康英教育長 私は、吾田中学校と油津中学校と勤務をしておりましたが、当日、PTA総会に出会されない方、また、来られない方につきましては、夜に仮の説明をします。その会を含めてトータルで八〇%をちょっと超えるぐらいの出席率があります。ですから、全部の学校がそのような
取り組みをしているわけではないとは思いますけれども、PTA総会の出席率というのはかなりのものだと判断しております。
それから、来られない方への説明については、御意見を伺いましたので、また十分考えて対応したいと思います。
十番(川口和也議員) 教育委員会の方針をお聞きしておりまして、教育長の所感をお聞きしているわけではないんです。ですから、これはするかしないかです。出席をされない保護者に再説明会を実施するかしないかについてお聞きしたいと思います。
村角昌宏教育次長 お答えをいたします。
お尋ねのPTA総会に出席をされない保護者には、こちらのほうで実施をいたします。
十番(川口和也議員) 視点を変えて、日南市の十二歳児の一人平均の虫歯本数は現在のところ幾らかと、過去十年程度で二年刻みでわかっていれば教えていただきたいと思います。
村角昌宏教育次長 お答えをいたします。
日南市の十二歳児の一人平均虫歯数につきましては、平成二十五年度が一・二五本となっております。それと、直近の分で二年分数値がありますが、平成二十三年度が一・六三本、平成二十四年度が一・四一本となっております。
十番(川口和也議員) それでは、厚生労働省が健康日本21で示しております十二歳児の一人平均の目標としております虫歯本数は幾らなのかお聞きします。
村角昌宏教育次長 お答えをいたします。
十二歳児一人平均虫歯数の目標につきましては、一本以下とされていますが、平成二十四年の七月に示された議員御案内の健康日本21の第二次計画では、まだ見られる地域格差に着目し、その改善を図るために十二歳児一人平均虫歯数が一本未満の都道府県増加を目標としております。
十番(川口和也議員) 確実にフッ素洗口をしなくても、平成二十三年の一・六三本から平成二十五年の一・二五本と下がっているんです。貴重な判断材料と思うんですが、この事実も保護者説明会で記載をいただくんですか。そして、この健康日本21が示している案件、こういうものを示すことが一律公平だと思うんですが、その辺をお伺いします。
村角昌宏教育次長 お答えいたします。
確かに、県平均より少ない虫歯本数の状況でございますが、宮崎県が全国ワーストファイブに入る状況であるので、決してよい状況ではないと思っています。
ただ、議員言われるこの状況については、説明会の中でお示しをしたいと思っています。
十番(川口和也議員) 資料として出していただくということで了解していいんでしょうか。わかりました。
最後に、保護者に対して反対をされている団体等に意見を述べる機会というものを与えていただく用意があるかどうか。
黒木康英教育長 学校の現場で、特定の団体の方に御意見を伺うようなことはいたしません。
十番(川口和也議員) 最後に、四半的についてお伺いいたします。
前回の十二月議会で林議員の質問に対しまして、市長はこう述べられております。まずは、声を精査し、どういったことが利用者の皆さんにとって一番利用しやすいかという視点も一つだと。発信という意味でもどういったものがいいか、今後、しっかり研究を重ねていくと。全くつくらないわけではなくて、既存施設の改修等でも目的に合ったものが十分考えられると。さまざまな方策を今後検討していくという答弁をされております。
これから考えますと、いろいろな団体の方の意見を聞きたいということを意味していると思っているんですが、そういったことでよろしいんでしょうか。
崎田恭平市長 そういった声が上がってくれば、どの分野でもですけれども、意見交換をすることはやぶさかではないと思っております。
十番(川口和也議員) それでは、そういった団体がもし市長のほうに自分たちの意見を聞いていただきたいと言われれば会うということで理解して構わないということですか。
崎田恭平市長 はい、そうです。
黒木康英教育長 先ほど私が答弁いたしましたのは、説明会の場で特定の団体に意見を伺うことはありませんということです。一職場の職員として意見を言う分については、職員への説明会の中でも意見交換はできることですので、そういった情報交換はできると思います。
十番(川口和也議員) 最後に、またもとに戻りますが、一点だけ確認をしておきたいと思います。
県教育委員会、そして、文部科学省はこのことに対して尊重されるということですが、職員の方、校医などの意見の取り扱いというのはどうされるんでしょうか。理解をさせるという意味合いなんですが、その理解をさせるというのは、相手が納得いかなかったときにはどうされるのか、そこだけお聞きして終わります。
村角昌宏教育次長 お答えいたします。
学校医の先生方については、このフッ化物洗口につきましては理解をされております。
十番(川口和也議員) また、学校の先生に聞いてみます。
これで終わります。
坂元啓一副議長 以上で川口和也議員の質問を終結し、午後二時二十分まで休憩をいたします。
=休憩 午後二時十三分=
─────────────── ○ ───────────────
*再開前の諸報告
坂元啓一副議長 再開前に御連絡いたします。
本日、三月十一日は、東日本沿岸地域に甚大な被害をもたらしました
東日本大震災が発生した日から丸三年を迎えることとなりました。つきましては、この
東日本大震災で被災され、お亡くなりになられた多くの方々の御冥福と、被災地の一刻も早い復興を願い、地震発生時刻でありました午後二時四十六分に市内一斉にサイレンが吹鳴されますので、本議場におきましても全員で黙祷をささげたいと思います。次は、岩永憲明議員の一般質問となりますが、時間の都合上、質問もしくは答弁途中での中断とさせていただくことが予想されますので、御理解と御協力を賜りますようお願いいたします。
─────────────── ○ ───────────────
=開議 午後二時二十一分=
坂元啓一副議長 再開いたします。
引き続き一般質問を続行します。静粛にしてください。
○岩永憲明議員個人質問
坂元啓一副議長 次に、十二番、岩永憲明議員の登壇を許します。
十二番(岩永憲明議員)(登壇) 社民クラブの岩永でございます。傍聴者がいっぱいいらっしゃって、非常に緊張しております。
先日、我が党の宮崎市議と上京する機会がありまして、靖国神社と千鳥ケ淵に行ってまいりました。靖国神社の横にある、よく話題になります遊就館を二人とも見たことがないということで、八百円の入場料を払って中に入ってきました。二時間ぐらい駆け足で回ったんですけれども、あれは興味のある方でしたら丸一日時間使って見るぐらいの、私が少年だったら八時間もいれば、出てくるときには完璧に軍国少年になって日の丸を振るんじゃないかという展示物でいっぱいでありました。さる自民党の大物議員までが戦争を美化し過ぎだと言われる施設であります。
作者の司馬遼太郎さんもびっくりされるほどに「坂の上の雲」は、日清、日露戦争を描いた戦争小説の扱いであります、さきの第二次世界大戦も祖国防衛戦争であり、やむを得ないものがあったという全体的な基調でありました。確かに、東京裁判は勝者が敗者を裁いたものです。中立国インドのパル判事が、法的には日本は無罪であると東京裁判で言われたことは有名であります。
しかしながら、我が国は、一九五一年のサンフランシスコ講和で、納得しがたいものも含めて国際社会に復帰しました。
A級戦犯を合祀した靖国神社に一国の首相が参拝されるということは、国際社会からの理解は得られないと思います。あわせて、憲法第二十条の三項に抵触するものであると思います。天皇陛下も、多分それが理由だと思いますが、
A級戦犯合祀以降、一切靖国神社には参拝されておりません。特定秘密保護法、集団的自衛権の問題など、戦争できる国づくりを安倍政権は進めているように思えてなりません。社民党は護憲、平和、中立の旗を掲げて頑張ってまいりたいと思います。
それでは、通告に従って質問させていただきます。
市長は、提案理由説明書の中で、都市部では内需を中心とした景気回復の動きが広まっているものの、地方への波及効果はまだ感じられない状況にあり、本市においても依然として厳しい状況が続いていると述べられています。市民の皆様が行政に求めている最大の施策は、雇用の場の拡充である。特に、若者の雇用の拡充なくして本市の明るい未来は描くことができませんと述べておられます。そして、起業家の誘致、育成を重点項目として上げられています。
現在、IT関連の若手起業家は、癒やしを求めて田舎に事務所を開設する傾向があります。そのため云々とありますが、雇用の拡大のためには、当然、企業誘致が一番手っ取り早いと思います。
具体的に展望があるのか、お尋ねいたします。
会派視察で、一月末に、今最も注目されています徳島県の神山町に行ってまいりました。徳島市から車で五十分、人口六千百人から六千二、三百人前後だと思っていただければいいと思いますが、そこには、二〇一〇年以降、ベンチャー企業十社がサテライトオフィスとして、あるいは、本社機能を移したことで、一九五五年林業の町が合併によってこの神山町ができたんだそうですが、その当時の人口が二万人で、あとは日南市と一緒でどんどん減る一方だったわけであります。ところが、こういうベンチャー企業十社の影響もありまして、二〇一一年に初めて社会動態人口がプラスになったそうです。要するに、簡単に言うと転入が転出よりもふえたと。あるいは、亡くなられた方よりも生まれた方が多くてプラスになったと理解していただければよろしいと思います。
インフラの設備ということなんですが、当然、光ファイバーが完備されています。これが必要条件です。したがって、誘致のためにインフラの整備をどのように図られるおつもりなのかをお尋ねします。
川越議員、井上議員への答弁で理解できましたが、清武─北郷間の開通のめどについて簡単に答弁ください。
次に、入札制度についてお伺いします。
まず一点目に、入札不調についてであります。
東日本大震災の復興事業や東京オリンピックの誘致により、建設作業員が関東以北に集中することや、ピーク前に七百万人いた建設業の就業者が、ここ数十年の不況で四百九十九万人と、約二百万人減ったことなどで作業員の確保が困難になり、入札不調が発生していると、新聞が報じています。
日南市の発注する工事でもそういう事例があったのか、あるいは、今後発生することが予想されるのか、また、そのときの対策についてお伺いいたします。
二点目に、市の委託業務の落札率が異常に低いとお聞きいたします。たしか八一%から八二%、その辺の数字だったと思います。具体的には、庁舎内の清掃業務、警備の業務ですが、落札率が下がると、当然、雇用されている方々の賃金に響いてまいります。公契約条約は、前谷口市長からつくられる気が全くないという答弁でしたが、この際、思い切って最低制限価格を引き上げになるおつもりはないかどうか、お伺いいたします。
三項目めに、官製ワーキングプアの問題についてであります。
四月から消費税も三%上げられます。嘱託職員、臨時職員の待遇を少しでも改善されるおつもりはないかお尋ねします。
もちろん公務員試験をパスされていませんから、正規の職員と同等にとか無理なことは申しません。市役所の臨時が人気のある職場であることを十分認識した上での質問であります。
最後に、土木行政について、地元益安川のしゅんせつについてお伺いします。
地区の集まりのたびに、どうにかならないものかとの意見が出ます。特に、花の木橋から伊勢橋の間が非常に汚いです。川ではなくて森になりつつあります。県土木事務所等へのお願いはしていただいているとは思いますが、進捗状況はいかがでしょうか。
以上で壇上からの質問を終わります。(降壇)
崎田恭平市長(登壇) 岩永議員にお答えいたします。
初めに、企業誘致の展望についての御質問です。
本市ではこれまで、企業立地優遇制度の拡充を図りつつ、各都市圏の宮崎県事務所及び日南市出身者の会と連携し、企業誘致活動や地場企業の事業拡大の支援など、さまざまな
取り組みを行ってまいりました。
現時点におきましては、複数の企業から本市への進出相談を受けており、今後は、
東九州自動車道の開通を見据え、立地の相談件数がふえてくるものと期待しています。
今後は、製造業を初めとする企業誘致はもとより、大都市圏のIT企業やベンチャー企業で活躍する県内出身の若手起業家も積極的に誘致を図ることにしています。そのため、新たな工業用地の確保の研究を初め、起業家が進出しやすい環境を整えるため、インキュベーション施設の設置や市内空き店舗等の調査を実施するなど、さまざまな施策を展開してまいります。
次に、インフラ整備についての御質問です。
本市の情報通信基盤整備につきましては、議員も御承知のとおり、旧市町において平成十三年度に旧日南市、平成十四年度に旧南郷町、平成十七年度から平成十九年度にかけて旧北郷町が、国の
補助事業である新世代地域ケーブルテレビ施設整備事業を活用し、ケーブルテレビ通信網の整備を行ってきたところです。
また、光ファイバー通信網の整備につきましては、NTT西日本に対し直接エリア拡張の要望を行っており、これまでの油津、吾田、東郷地区の一部に加え、昨年十二月一日から
飫肥地区の一部、今月から南郷町の一部が提供エリアとなったところです。
光ファイバー通信網は、企業誘致を行う上で重要なインフラであると考えておりますので、整備について、引き続き、NTT西日本に対し要望してまいりたいと考えています。
次に、
東九州自動車道清武─北郷間の開通めどについての御質問です。
昨年六月十四日に、北郷─日南間の開通見通しが公表されましたが、清武南─北郷間は、用地取得及び施工等に関する不確定要素等が解消された時点において開通見通しが公表されることとなっています。
今後は、早期に供用開始の時期が示されますよう、今まで以上に市議会並びに民間団体の皆様のお力添えをいただきながら、官民の連携を図り、工期短縮を図るための積極的な要望活動を展開してまいりたいと考えています。
次に、入札不調についての御質問です。
国において、景気回復に向けアベノミクスによる大型補正予算と、平成二十五年度当初予算を合わせた十五カ月予算が編成されたため、国内の公共事業費が大幅な増となっております。
そのため、本市の発注工事においても、国、県の工事発注が増加した影響もあり、昨年の十一月から入札不調が発生しております。本年度は、建設工事百九十三件の入札を行いましたが、そのうち入札不調は二件、入札不落は六件となっております。
今後も国、県、市の建設工事が重なる時期が生じ、技術者や建設作業員等の確保が困難となり、その結果、入札不調、入札不落が発生すると考えられます。そのため、発注時期の見直しや平準化に向けた発注の
取り組み、また、工事内容や工事規模の見直し等を図ることが必要となると考えております。
次に、委託業務の落札率と最低制限価格についての御質問です。
議員御指摘のとおり、清掃委託や警備委託については競争が激しい部門の一つであり、最低制限価格に近い額で落札されており、最低制限価格以下での入札をしている業者も多くあります。そのため、過度な競争により労働者の労働条件の悪化を招かないよう、入札のあり方について検討してまいりたいと考えております。
次に、嘱託職員や臨時職員の待遇改善についての御質問です。
嘱託及び臨時職員の任用に当たっては、緊急的な業務や災害時等の対応を含め、真に必要な部署に必要最低限の人数を配置しております。
待遇改善につきましては、平成二十三年四月に、嘱託職員の賃金を月額二千円、臨時職員の賃金を日額百円、それぞれ増額改定しましたが、改定から三年が経過する中で、アベノミクスによる景気回復や四月からの消費税の増税、物価の上昇傾向など、社会情勢が労働者の賃金アップの流れにあることは承知しております。
そうした状況を踏まえ、賃金改定など嘱託職員等のさらなる待遇改善につきましては、本市の財政状況等を十分に考慮した上で、宮崎県の最低賃金や正規職員の給与、県内八市の状況等も参考に、適切に対応したいと考えております。
次に、益安川のしゅんせつについての御質問です。
河川のしゅんせつにつきましては、管理者であります日南土木事務所にお尋ねいたしましたところ、益安川を含め、市内十三河川の要望が上がっており、これらの要望に対し厳しい財政状況の中、危険性の高い箇所から順次しゅんせつを行っているとのことでした。
議員より御提案のありました益安川を含め、早期着手を図るために、今後、日南土木事務所と現地調査を行い、現状を認識してもらうとともに、予算確保についての要望活動にも努めてまいりたいと考えています。(降壇)
十二番(岩永憲明議員) 若干再質問させていただきます。これの下から上にやらせていただきたいと思います。
まず、最後の益安川。十三カ所ということは、ライバルがさらに十二カ所あって、これはいつになるやらわからないとも思ったんですが、建設部長、現場は見ていただきましたか。
野邊泰弘建設部長 現地調査ということでございますけれども、議員御指摘の県道、伊勢橋から三百メートル下流にございます花の木橋間の調査に行きました。そして、土砂の堆積はもちろんだったんですけれども、何といっても河道内に柳だったと思いますが、それが十五本ほど自生しているということでありました。これでは治水管理上好ましくないということになってまいりますので、日南土木事務所のほうにその旨、撤去についてのお願いをしてきたところです。
十二番(岩永憲明議員) どうもありがとうございました。今の答弁からすると、しゅんせつはともかく柳の木だけは優先してやっていただけると理解してよろしいですか。
野邊泰弘建設部長 お答えいたします。
両方お願いしてきましたので、その旨やっていただけるものと理解をしているところです。
十二番(岩永憲明議員) どうもありがとうございました。多分大丈夫なんだと、私は理解しました。
次の項目、私は、旧日南市議会から官製ワーキングプア問題をずっとやっていまして、また今回もやらせていただきます。
御承知のとおり、四月から消費税が三%上がります。消費税が一%上がると、間違いなく物価も〇・七%上がるんだそうです。したがいまして、消費税が三%上がるということは二・一%物価が上がる。ということは、今の賃金が極端に言いますと四月から二・一%下がるわけです。ですから二%引き上げたときに、嘱託、臨時職員の賃金も従来どおりの賃金となると思うんですが、平成二十三年に二千円と百円見直されて以来、もう平成二十六年です。近いうちに消費税も上がることですから、壇上からの答弁は、引き上げる方向で検討されるという意味にお受け取りしてよろしいんですか。
長鶴浅彦総務部長 賃金の関係でございますけれども、先ほど、市長が申し上げましたように、社会の情勢については、今、議員御案内のように消費税の三%、そして、労務単価のアップ、さまざまなアップ要因がございます。春闘の状況を見ましても、大手ですけれどもその内容等については軒並みいい回答が出ていると。ただし、中小企業全般にわたってどうなのかということにつきましては、私どもはしっかり見据える必要があると。そういった意味では、今後出される人事院勧告が私どもの給与にはね返ってまいりますけれども、それと合わせて、私どもの臨時、嘱託賃金がどうなのかしっかりと分析した上で対処していくということで考えているところでございます。
十二番(岩永憲明議員) 前向きに検討していただいて、ぜひとも引き上げる方向でお願いしたいと思います。
私は六十歳になりましたが、二十四、五ぐらいから当時の日本社会党の青年政治組織の専従としてずっと政治活動にかかわってきた経過があるんですけれども、その際に、私どもは、労働者の二重構造ということを盛んに言っていたんです。というのは、要するに、中央霞が関の高給労働者を初めとする公務員と大企業の労働者、もう一方として中小民間に働く未組織の労働者、昔はこういう二重構造という言い方をしていましたが、どうも小泉政権時代に製造業の派遣を認めて以降、非正規労働者は製造業においてもいっぱいいるようになりました。今や、恐らく非正規労働者の占める比率が四〇%近くまで上がってきていると思うんです。そういう意味では、我々のころに言っていた二重構造どころか、今や三重構造かと思えるような現実だということをつくづく感じています。
結局、労働者が分断される。労働組合の組織率はどんどん悪くなる。「労働運動をする人、何な、昔のこっちゃ、はやらんど」みたいなことで、労働運動もだんだん衰退してきたんじゃないかと、還暦を迎えて先が短くなり、時々考えるようになりました。ぜひそういう割と低い層の労働者の労働待遇改善、引き上げをよろしくお願いしたいと思います。
次に行きます。
入札制度についてですけれども、市で実施する委託業務のことですから、清掃員と警備員さんだけです。時給を調べられたことはございますか。
長鶴浅彦総務部長 私どもが委託しております清掃、警備についての賃金調査は行っておりません。
十二番(岩永憲明議員) これは、受託業者に対して当局から「賃金幾ら払っているの」という聞き取りは可能でしょうか。
坂元啓一副議長 暫時休憩します。
=休憩 午後二時四十六分=
─────────────── ○ ───────────────
*黙祷
坂元啓一副議長 皆様、御起立をお願いします。黙祷。
[黙祷]
坂元啓一副議長 お直りください。御協力ありがとうございました。御着席ください。
─────────────── ○ ───────────────
=開議 午後二時四十七分=
坂元啓一副議長 それでは、引き続き、答弁のほうから続けていきたいと思います。
長鶴浅彦総務部長 受託業者に対して調査ということでございますけれども、これにつきましては、それぞれ受託業者が会社経営の中で整理されている賃金でございます。これは当然、法にのっとり、法を犯すことのない賃金体系になっていると考えておりますので、私どもは適正な賃金の支払いをお願いはいたしますけれども、そこまでの調査は考えておりません。
十二番(岩永憲明議員) わかりました。恐らく宮崎県の最低賃金、現在六百六十四円です。これを上回れば法的には何ら問題ないということです。
ちなみに、九州の最低賃金、鹿児島県が宮崎県より一円高くて、福岡県だけ七百円台で、あとは沖縄県まで含めてみんな時給六百六十四円です。恐らく清掃業務の方は六百八十幾らだと思います。
いわゆる最低制限価格の引き上げです。業者が多くて仕事がなくて、競争入札ですから制限価格を下回る入札をされる業者もいるということでした。
市長は今後、入札のあり方を検討しなくてはいけないとおっしゃいましたけれども、最低制限価格をぜひ九〇%以上に引き上げる方向で検討していただけないでしょうか。
長鶴浅彦総務部長
議員仰せのように、最低制限価格につきましては、市長が先ほど壇上から申し上げたとおりでございますけれども、先ほど議員が仰せになりました清掃、警備の落札率を見ますと、平成二十四年が、清掃関係で平均八四%の落札、そして、警備が八四・六%の落札でございました。平成二十五年は若干上がっておりますけれども、清掃が八五・七%、そして、警備が八六%でございましたが、おっしゃるように、一〇〇%からしたとき、ここに一四%の開きがあるわけでございますので、先ほど市長が申されましたように、こういった現状等を踏まえて、最低制限価格については今後、検討を要する事項と考えております。
十二番(岩永憲明議員) ありがとうございます。いい方向で、上げる方向で、デフレ脱却が日本経済の使命みたいになっていますから、よろしくお願いいたします。
入札不調が何件かあったということですが、建設業界のデータをいろいろ調べてみたんですが、現在の建設業関係の方の年収、二〇一二年のデータなんですが、平均年収ですから恐らく年齢的には四十歳か四十一歳だと思うんですけれども、三百九十一万六千円らしいです。その他の全産業、もちろんトヨタとか日産の高給取りから中小民間、末端企業まで入るんでしょうが、それの平均が五百二十九万七千円という数字なんです。三K職場と言われる建設業関係は、五百二十九引く三百九十一、百三十八万円低いんです。しかも、建設業関係になりますと、雇用保険から厚生年金から、社会保険の加入率がわずか六割なんです。ということは、残り四割の方は何の保障もない。雇用保険もない。そして、みずから毎月一万五千何がしかの国民年金を自分一人で掛けざるを得ない。そういう実態ですから、当然、待遇が悪いところは労働者は嫌がりますから、介護の人たちが足りないのと一緒だと思うんです。
こういう労働条件の改善、これは日南市だけでやれる問題でもないんでしょうけれども、そういうことも真剣に考えていかなくてはならないのではないかという思いがしています。
ちなみに、日南市議の報酬の四百七十万円も、全産業平均五百二十九万七千円、四十歳から四十一歳だと思います。かなり低いということを申し上げておきたいと思います。この件は今回は質問いたしません。また十二月議会ぐらいで、市長と一問一答でとことんやらせていただきたいということを申し述べておきます。
国土交通省の関係で、入札不調などの流れの中で、労務単価一万六千何がしかまで、たしか二十何パーセント引き上げました。
労務単価が引き上がるということは、建設価格が上がります。今、検討に入られたばかりの新庁舎、当初の計画では三十億円だろうという概算でしたが、これは何年後になるかわからないけれども、場合によっては大幅にアップして、五十億円はないと思いますが、四十億円ということを考えられるんではないかと思います。先のことですが、できたらいい見通しで三十億円と答えていただくのが一番いいんですが、見通しはいかがでしょうか。
長鶴浅彦総務部長 今、庁舎建設の話を例に出されましたけれども、当然、労務単価が改定になって上がっておりますので、この分は公共工事全般にわたって額を引き上げるということになります。
そういった中で、あと、問題となってくるのは、ただ上がるから全てが上がるという話になると財政規模がもたなくなりますので、当然、財政規模の範囲内でやるとなりますと、上がった分の調整をどこかでやっていかなくてはいけないということになりますので、今後、庁舎を含めて建設工事といった際は、事業をしっかりと取捨選択して、どれからやっていくべきなのか、そして、どの規模でやるのか、そういったことも含めた精査がなお一層必要になってくると考えているところでございます。当然、全体的に工事は上がります。
十二番(岩永憲明議員) わかりました。やむを得ません。
企業誘致とインフラの問題で何点か質問させていただきます。
何年か前、
インターネット中継をやるときだと思うんですけれども、
インターネットの普及率は何%かという質問を私がしたときの答弁は一〇%ということだったんです。当然、それ以降若干上がっているんではないかと思いますが、現在何%でしょうか。つかんでおられれば答弁をお願いします。
長鶴浅彦総務部長
インターネットの普及率につきましては、私どもはBTBケーブルテレビといったものから情報を入手している段階では、約一一%、若干上がったぐらいでございます。
十二番(岩永憲明議員) もう一点、光ファイバーの件で。昨年十二月の第七回定例会で、後ろにいらっしゃいます鈴木議員が、光ファイバー網の整備について質問なさっています。このときの当局の答弁は、光ファイバー網の整備につきましては、市の事業としてではなく民間主導を原則としており、これまでもNTT西日本に対し、直接エリア拡張の要望を行ってきたところです。今後も積極的に光ファイバー網の未整備地域へのエリア拡張につきまして要望してまいりますという答弁なんです。
市長も関心を持たれている徳島県の神山町、人口六千人ちょっとのかなり山の中です。先ほど、壇上から私が言いましたように、徳島県は全国一なんです。一〇〇%光ファイバー完備です。今もそうだと思いますが、知事が総務省出身らしいです。しかも、情報関連の担当部署におられた方が今の知事らしいです。どうなさったかというと、民間事業者のサービスエリア外である中山間地域、日南市で言えば北郷や酒谷などです。県と国の資金で光ファイバーを張りめぐらせた。それが、神山町の今日の最低限の必要条件だったということなんです。
総務部長に率直にお尋ねします。徳島の場合は二〇〇〇年代半ばから県内全域に、NTT西日本がやらない田舎の赤字の部分は、国と県の資金でやったということなんです。こういう総務省の補助金つきの通信整備事業というのは、光ファイバーに関しては一切なかったんですか。
長鶴浅彦総務部長 国の支援制度はあります。
十二番(岩永憲明議員) 私も年をとって耳が遠いものですからごめんなさい。ありますか、ありませんか、どっちですか。
長鶴浅彦総務部長 平成二十一年で終了していますけれども、ありました。
十二番(岩永憲明議員) 当時の市長はどなたでしたかとまでは言いません。当時、そういうことを庁舎内では一切検討はされなかったわけですか。
長鶴浅彦総務部長 あくまでも速度の速さといったことまで、当時は議論になっておりませんでした。したがいまして、ケーブルテレビの拡大によるもので対応できるというのが、当時の判断でございましたので、スピードの速い光ファイバー等については、NTTのほうにお願いしていくというのが当時の結論でございます。
十二番(岩永憲明議員) 判断に時代の制約があったということです。
何で私が北郷や酒谷と言うかというと、神山町が山や温泉まであって、北郷の雰囲気に似ていたんです。
万が一南海トラフの津波のこととかを考えた場合は、高度な設備は山のほうがいいのかということで、決して北郷、酒谷に肩入れしているわけではございませんので御理解賜りたいと思います。
神山町はグリーンバレーというNPO法人を立ち上げられて、民間の建設会社の社長の大南さんという方が理事長で、いろいろなさっていました。なかなか雄弁というか、うまくいっている人たちというのは勢いがありますから、お話を伺って非常に学べたし、また、迫力も感じたんですけれども、建設会社の社長には見えないと思って、神山町のことをまとめた「神山プロジェクト」という本を私、頑張って一日で読みました。これを読んでいただくとしょっちゅう出てくるんですが、すごいです。大学の教授みたいな顔をなさっていると思ったら、この本で経歴などを見たら、アメリカのスタンフォード大学の大学院を修了なさっていますので、どんな外国人がお見えになっても当然英語はぺらぺらです。もともと頭のいい人みたいでした。
また、十番目に来た株式会社えんがわという映像関係の企業の隅田さんという方ともお話しをさせていただいたんですけれども、ルーチンワークではなくて、頭を使う、発想するクリエイティブな仕事というのは、東京の事務所よりもかえって神山町みたいな自然の豊かなところのほうがいいアイデアが浮かぶということをおっしゃっていました。
それこそ、空き家、古民家を事務所に一部改装して、家賃は三万円から十万円程度と。このえんがわの隅田社長に至っては、東京恵比寿の事務所もあるんだそうですけれども、
インターネットも恵比寿よりも神山町のほうが速いということをおっしゃっていました。
したがいまして、たまたま神山町の場合、必要条件として光ファイバー網があったんだということをつくづく感じました。
それと、先ほど言いましたグリーンバレーというのも「グリーンバレーの奇跡」という資料でブリーフィングを受けたんですけれども、この中に書いてありますが、出発は大体一九九一年から始めていらっしゃるんです。今の理事長さんたちがたまたま小学校のPTAの会で、アメリカから戦前に送られた人形があって、それを一旦アメリカに返そうみたいな運動を積み上げられて、神山町で国際交流協会などを立ち上げられた。
あと、県も、かなりこの事業に対して、誘致企業が来たらちゃんと車の手配をしたり、いろいろ手とり足とり神山町に金と時間をかけたみたいです。崎田市長も宮崎県庁のOBですから、豊富な人脈を使われてそういう方向で頑張っていただきたいと思います。
つくづく思ったのは、一朝一夕ではこういうことはできません。いろいろな積み重ね、二十年近くかかって今の状態。ようやく二〇一一年から動態人口がプラスということなんです。ひょっとしたら崎田市長は二十年後もまだずっと当選を続けられて日南市の市長をなさっているかもしれませんので、ぜひ十五年後、二十年後に日南市が動態人口がプラスになって、やがて昔の六万人を超えたという市をつくっていただくことをお願いいたしまして、私の質問を終わります。
坂元啓一副議長 以上で岩永憲明議員の質問を終結します。
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*延会副議長発議
坂元啓一副議長 この際、お諮りいたします。
本日の会議は、議事の都合によりこの程度にとどめ、延会にしたいと思いますが、これに御異議ございませんか。
[「異議なし」と呼ぶ者あり]
坂元啓一副議長 異議なしと認めます。
よって、本日はこれをもって延会することに決定いたしました。
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*諸報告
坂口義弘議長 明日は、本日に引き続き、市政に対する一般質問を行います。
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*延 会
坂口義弘議長 本日はこれをもって延会いたします。
=延会 午後三時五分=
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