東松島市議会 > 2009-12-18 >
12月18日-委員長報告、質疑、討論、採決-03号

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  1. 東松島市議会 2009-12-18
    12月18日-委員長報告、質疑、討論、採決-03号


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    平成21年 12月定例会(第4回)         平成21年 第4回東松島市議会定例会会議録(第3号)                                          平成21年12月18日(金曜日)                                                 出席議員(22名)    1番  佐 藤 富 夫            2番  熱 海 重 徳    3番  小 野 幸 男            4番  小 野 惠 章    5番  阿 部 勝 德            6番  大 橋 博 之    7番  熊 谷 昌 崇            8番  菅 原 節 郎    9番  五野井 敏 夫           10番  上 田   勉   11番  八 木 登喜雄           12番  丹 野 幸 男   13番  滝   健 一           14番  阿 部 としゑ   15番  多 田 龍 吉           16番  五ノ井 惣一郎   17番  古 川 泰 廣           18番  新 貝 貢 一   19番  鎌 田 勇 紀           20番  佐 藤 筐 子   21番  八 木 繁 次           22番  長谷川   博                                                 欠席議員(なし)                                                 説明のために出席した者   《市 長 部 局》      副    市    長    大  沼  雄  吉      総   務  部   長    阿  部  英  一      市 民 生 活 部 長    今  野  勝  博      保 健 福 祉 部 長    奥  田  俊  郎      兼 社 会 福 祉事務所長      建   設  部   長    鈴  木  和  彦      産   業  部   長    齋  藤  優  一      会 計 管理者兼会計課長    豊  島  栄  一      総務部参事総務課長併    小  野  弘  行      選挙管理委員会事務局長      総 務 部企画政策課長兼    松  谷  善  雄      石 巻 青果花き卸売市場      移 転 整 備 推 進 室長      総  務  部  参  事    櫻  井  清  春      兼 行 政 経 営 課 長      総  務  部  参  事    渥  美  敏  範      兼 防 災 交 通 課 長      総 務 部 市 民協働課長    小  山  直  美      市 民 生 活 部市民課長    内  海  茂  之      市 民 生 活 部税務課長    奥  田  忠  一      市民生活部納税推進課長    大  友  利  雅      市 民 生 活 部環境課長    鈴  木  吉  夫      保 健 福 祉 部福祉課長    櫻  井  一  男      兼社会福祉事務所副所長      保健福祉部健康推進課長    手 代 木     均      建 設 部 建 設 課 長    多  田  満  仲      建 設 部 下 水 道 課長    佐 々 木  哲  也      産  業  部  参  事    木  村     仁      兼 農 林 水 産 課 長      産 業 部 商 工観光課長    高  橋     登   《教育委員会部局》      教    育    長    木  村  民  男      教育次長教育総務課長    渡  辺  博  夫      教  育  委  員  会    横  澤  昌  憲      学 校 教 育 指 導 監      教育委員会生涯学習課長    尾  形  春  雄   《農業委員会部局》      農 業 委 員 会事務局長    木  村  た き 子   《監査委員部局》      代 表 監 査 委 員    土  井  一  朗      監 査 委 員 事 務 局長    高  山     實   《その他の出席者》      教 育 委員会教育総務課    古  山  守  夫      教 育 教 務 班 長                                             《議会事務局》      議 会 事 務 局 長    川  田  正  人      議 会 事 務 局 次 長    勝  又  研  一      議 会 事 務 局 主 幹    青  山  幸  次        議事日程 第3号 平成21年12月18日(金曜日)午前10時開議 第 1 会議録署名議員の指名 第 2 議案第 85号 暴力団の利益となる公の施設の使用を制限するための関係条例の整             備に関する条例の制定について        (議案審査報告) 第 3 議案第 91号 東松島市行政財産使用料徴収条例の一部を改正する条例について                                   (議案審査報告) 第 4 議案第 92号 東松島市公共物管理条例の一部を改正する条例について                                   (議案審査報告) 第 5 議案第 94号 東松島市ひと・まち交流館指定管理者の指定について                                   (議案審査報告) 第 6 議案第 95号 東松島市ふれ愛情報プラザ指定管理者の指定について                                   (議案審査報告) 第 7 議案第 86号 東松島市社会体育施設条例の一部を改正する条例について                                   (議案審査報告) 第 8 議案第 93号 東松島市矢本駅前西地区複合施設指定管理者の指定について                                   (議案審査報告) 第 9 議案第100号 石巻地区広域行政事務組合の共同処理する事務の変更及び規約の変             更に伴う財産処分について          (議案審査報告) 第10 議案第101号 視聴覚教育等の事務の委託に関する協議について(議案審査報告) 第11 議案第 89号 東松島市道路占用料等条例の一部を改正する条例について                                   (議案審査報告) 第12 議案第 90号 東松島市公園条例の一部を改正する条例について(議案審査報告) 第13 議案第 96号 東松島市奥松島観光情報センター指定管理者の指定について                                   (議案審査報告) 第14 議案第109号 財産の取得について               (追加議案) 第15 議発第  5号 改正貸金業法早期完全施行等を求める意見書(案)について 第16 議発第  6号 保険でよい歯科医療の実現を求める意見書(案)について 第17 請願第  1号 東松島市大曲浜地区の生活環境改善基地周辺対策に関する請願書 第18 常任委員会の閉会中の所管事務の調査について     (総務、市民生活福祉文教、産業建設の4常任委員会)                                                  本日の会議に付した事件 議事日程のとおり    午前10時00分 開議 ○議長(佐藤富夫) ただいまの出席議員は22名であります。定足数に達しておりますので、直ちに本日の会議を開きます。  本日の議事日程は、あらかじめお手元に配付してある日程第3号をもって進めます。  本日の会議には、説明及び答弁のため、副市長を初め各行政機関の長の出席を求めておりますが、教育長、関係部課長等の出席も認めております。  報道機関より写真撮影の申し入れがありますので、これを許可いたします。 △日程第1 会議録署名議員の指名 ○議長(佐藤富夫) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。  会議録署名議員は、会議規則第93条の規定により、議長において9番五野井 敏夫さん、10番上田 勉さん、以上の2人を指名いたします。 △日程第2 議案第85号 暴力団の利益となる公の施設の使用を制限するための関係条例の整備に関する条例の制定について △日程第3 議案第91号 東松島市行政財産使用料徴収条例の一部を改正する条例について △日程第4 議案第92号 東松島市公共物管理条例の一部を改正する条例について △日程第5 議案第94号 東松島市ひと・まち交流館指定管理者の指定について △日程第6 議案第95号 東松島市ふれ愛情報プラザ指定管理者の指定について ○議長(佐藤富夫) 日程第2、議案第85号 暴力団の利益となる公の施設の使用を制限するための関係条例の整備に関する条例の制定について、日程第3、議案第91号 東松島市行政財産使用料徴収条例の一部を改正する条例について、日程第4、議案第92号 東松島市公共物管理条例の一部を改正する条例について、日程第5、議案第94号 東松島市ひと・まち交流館指定管理者の指定について、日程第6、議案第95号 東松島市ふれ愛情報プラザ指定管理者の指定については、一括議題といたします。  この5件については、総務常任委員会にその議案審査を付託しておりましたが、同委員長より議案審査報告書が提出されていますので、早速報告を求めます。総務企画常任委員会委員長長谷川 博さん。     〔総務企画常任委員会委員長 長谷川 博 登壇〕 ◆総務企画常任委員会委員長(長谷川博) 皆さん、おはようございます。ただいまから委員会の審査報告を申し上げたいと思います。  委員会審査報告書。平成21年12月17日、東松島市議会議長佐藤 富夫様、総務企画常任委員会委員長長谷川 博。  本委員会に付託された事件は、審査の結果、次のとおり決定したので、委員会規則第21条の規定により報告します。  事件番号、件名、審査の結果の順に報告をさせていただきます。議案第85号 暴力団の利益となる公の施設の使用を制限するための関係条例の整備に関する条例の制定について、審査の結果は、原案可決すべきものであります。  続いて、議案第91号 東松島市行政財産使用料徴収条例の一部を改正する条例について、審査の結果は、原案可決すべきものであります。  続きまして、議案第92号 東松島市公共物管理条例の一部を改正する条例について、審査の結果は、原案可決すべきものであります。  続きまして、議案第94号 東松島市ひと・まち交流館指定管理者の指定についてでありますが、審査の結果は、原案可決すべきものであります。  最後に、議案第95号 東松島市ふれ愛情報プラザ指定管理者の指定について、審査の結果は、原案可決すべきものであります。  続きまして、ただいまの報告させていただきました議案の審査の過程、経過について申し上げたいと思います。まず今定例会において本委員会に付託されました議案第85号 暴力団の利益となる公の施設の使用を制限するための関係条例の整備に関する条例の制定についてでありますが、本会議における提案理由説明をもとに委員会審査を行いました。議案並びに議案参考資料によって改正の目的と改正案の条文の整合が図られているか、また改正条文中の不当な行為等の防止に関する法律第2条2項、これは暴力団の定義でありますが、これについても確認を行いました。行政として市民生活の安全と平穏を図る目的の実効性を確保する上で条例に使用制限などを明文化することは当然であり、十分理解できるものという認識でありました。暴力団の利益となる公の施設の使用を許可しないとの行政側の判断に際しては、必要に応じて警察署長の意見を聞く定めが行われており、暴力団の排除に効果的だと考えられました。本案は、県内市町村で4月1日施行に向け統一的な取り組みであるとの提案説明であり、これらも納得、理解できるものでありました。  本委員会は、本案について慎重に審査した結果、前述のとおり全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。  続きまして、付託されました議案第91号 東松島市行政財産使用料徴収条例の一部を改正する条例について及び議案第92号 東松島市公共物管理条例の一部を改正する条例については、同じく審査の経過について申し上げますが、これらは互いに関連する改正で整合性が求められるものであるとの認識で審査を行いました。両案の改正は、本市がこれまでも改正根拠として準用してきました、いわゆる道路法施行令の一部を改正する政令の施行によるものであると確認をし、国において平成18年に同施行令が改正されており、本市では見直しをおくらせてきた経過も確認しました。今回は、県内他自治体における見直しの状況等も把握されており、また改正による使用料等の大幅な減額ということは確認、判明しましたが、減額となるわけでありますが、国に準じた見直しにより、市独自の改定に比べ経費削減面財源確保面において有利になるものであるとの認識に至りました。  なお、議案第91号の行政財産使用料徴収条例では、従前は看板の区分けがなく、工作物、その他のものの区分を使用していたことも事実でありまして、このことにより常識とは大きくかけ離れた使用料でありました。こうした実態は、所管事務調査において見直しを当局側に提言を行っておりました。今回の改正により、新たに看板の区分が設けられましたことによって委員会の審査の過程で事前説明事例説明として年額223円の看板設置使用料が今回の改正により6,720円となることも確認しました。また、審査過程において、広告使用料、看板の類でありますが、これらは民間と比較して改正後においてもさらにかけ離れた設定である旨の意見、疑問も出されましたが、当局からは民間調査は実施していないこと、さらには行政財産の使用は目的が定められており、使用料を徴収する利用は例外的な許可である旨の説明を受けました。目的外使用の許可の対応については、おのずと制限があるものと考えられると、民間の広告利用とは違うとする説明についても、一定の合理性はあるものと認めるに至りました。  本委員会は、議案第91号及び議案第92号の両案について慎重に審査した結果、全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。  引き続き付託さました議案第94号 東松島市ひと・まち交流館指定管理者の指定について及び議案第95号 東松島市ふれ愛情報プラザ指定管理者の指定については、両案の所管課市民協働課に説明を求めました。指定管理者制度導入による管理運営経費削減効果を調査し、直営経費試算額の内訳及び指定管理料精算の内訳、さらには指定管理料年額の前年との対比、比較についても確認しました。また、指定管理料から減額される事業収入使用料収入の見込みについても精査しました。さらには、見込みを上回る収入が生じた場合には、事業還元されるとの説明を受け、確認しました。さらに、指定管理者となる特定非営利活動法人東松島まちづくり応援団活動状況についても説明を受け、その中身も内容も確認しました。  その結果、提案はいずれも妥当なものと認めるに至りました。本委員会は、議案第94号及び議案第95号の両案について慎重に審査した結果、全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。  以上であります。 ○議長(佐藤富夫) 以上で委員長報告を終了します。  これより委員長報告に対する一括質疑を行います。なお、質疑は5件の委員長への質疑でありますので、1件につき3回まで、都合15回といたします。質疑ありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(佐藤富夫) ないようですので、これをもって質疑を終了いたします。  これより1議題ずつ討論、採決に入ります。  初めに、議案第85号についての討論に入りますが、通告はありません。ほかに討論ありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(佐藤富夫) 討論なしと認めます。  これより議案第85号 暴力団の利益となる公の施設の使用を制限するための関係条例の整備に関する条例の制定についてを採決します。  本案に対する委員長報告は原案のとおり可決すべきものです。  議案第85号は委員長報告のとおり決することに賛成の方は起立をお願いいたします。     〔賛成者起立〕 ○議長(佐藤富夫) 総員起立であります。よって、本案については委員長報告のとおり可決をいたしました。  次に、議案第91号についての討論に入りますが、通告はありません。ほかに討論ありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(佐藤富夫) 討論なしと認めます。  これより議案第91号 東松島市行政財産使用料徴収条例の一部を改正する条例についてを採決します。  本案に対する委員長報告は原案のとおり可決すべきものです。  議案第91号は委員長報告のとおり決することに賛成の方は起立をお願いいたします。     〔賛成者起立〕 ○議長(佐藤富夫) 総員起立であります。よって、本案については委員長報告のとおり可決をいたしました。  次に、議案第92号についての討論に入りますが、通告はありません。ほかに討論ありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(佐藤富夫) 討論なしと認めます。  議案第92号 東松島市公共物管理条例の一部を改正する条例についてを採決します。  本案に対する委員長報告は原案のとおり可決すべきものです。  議案第92号は委員長報告のとおり決することに賛成の方は起立を願います。     〔賛成者起立〕 ○議長(佐藤富夫) 総員起立であります。よって、本案については委員長報告のとおり可決をいたしました。  次に、議案第94号についての討論に入りますが、通告はありません。ほかに討論ありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(佐藤富夫) 討論なしと認めます。  議案第94号 東松島市ひと・まち交流館指定管理者の指定についてを採決します。  本案に対する委員長報告は原案のとおり可決すべきものです。  議案第94号は委員長報告のとおり決することに賛成の方は起立をお願いします。     〔賛成者起立
    ○議長(佐藤富夫) 総員起立であります。よって、本案については委員長報告のとおり可決しました。  次に、議案第95号についての討論に入りますが、通告はありません。ほかに討論ありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(佐藤富夫) 討論なしと認めます。  これより議案第95号 東松島市ふれ愛情報プラザ指定管理者の指定についてを採決します。  本案に対する委員長報告は原案のとおり可決すべきものです。  議案第95号は委員長報告のとおり決することに賛成の方は起立願います。     〔賛成者起立〕 ○議長(佐藤富夫) 総員起立であります。よって、本案については委員長報告のとおり可決いたしました。 △日程第7 議案第 86号 東松島市社会体育施設条例の一部を改正する条例について △日程第8 議案第 93号 東松島市矢本駅前西地区複合施設指定管理者の指定について △日程第9 議案第100号 石巻地区広域行政事務組合の共同処理する事務の変更及び規約の変更に伴う財産処分について △日程第10 議案第101号 視聴覚教育等の事務の委託に関する協議について ○議長(佐藤富夫) 日程第7、議案第86号 東松島市社会体育施設条例の一部を改正する条例について、日程第8、議案第93号 東松島市矢本駅前西地区複合施設指定管理者の指定について、日程第9、議案第100号 石巻地区広域行政事務組合の共同処理する事務の変更及び規約の変更に伴う財産処分について、日程第10、議案第101号 視聴覚教育等の事務の委託に関する協議については、一括議題といたします。  この4件については、福祉文教常任委員会にその議案審査を付託しておりましたが、同委員長より議案審査報告書が提出されていますので、早速報告を求めます。福祉文教常任委員会委員長多田 龍吉さん。     〔総務企画常任委員会委員長 多田 龍吉 登壇〕 ◆福祉文教常任委員会委員長多田龍吉) それでは、本委員会に付託されました4議案について委員会審査の報告を申し上げます。  平成21年12月17日、東松島市議会議長佐藤 富夫様、福祉文教常任委員会委員長多田 龍吉。  委員会審査報告書。  本委員会に付託された事件は審査の結果、次のとおり決定したので、委員会規則第21条の規定により報告します。  議案第86号 東松島市社会体育施設条例の一部を改正する条例について、審査の結果は、原案可決すべきものであります。  議案第93号 東松島市矢本駅前西地区複合施設指定管理者の指定について、審査の結果は、原案可決すべきものであります。  議案第100号 石巻地区広域行政事務組合の共同処理する事務の変更及び規約の変更に伴う財産処分について、審査の結果は、原案可決すべきものであります。  次に、議案第101号 視聴覚教育等の事務の委託に関する協議について、審査の結果は、原案可決すべきものであります。  なお、原案可決すべきものに至った経緯について申し上げたいと思います。まず最初に、議案第86号 東松島市社会体育施設条例の一部を改正する条例についてであります。本議案は、赤井、大曲、小野、大塩、それぞれの地区体育館指定管理者に施設の管理を行わせる目的で条例を改正するわけでございますが、指定管理に移行することにより1,028万7,000円の削減効果が見込まれるものであり、さらに市民センター隣接施設市民センターに管理を指定することにより、利用市民の利便性の向上と管理経費の削減が図られるものであります。  2番目の理由としましては、暴力団の利益になると認められるとき利用許可しない、それから許可の取り消し、それから利用停止、そして施設からの退居を命じる。さらに、警察署長に意見の聴取の条文を追加するもので、暴力団員による不当な行為の防止等に関する法律の規定を反映されたもので、当然の措置という理由であります。  続いて、議案第93号 東松島市矢本駅前西地区複合施設指定管理者の指定についてでございます。平成19年9月13日付、矢本駅前西地区複合施設(ゆぷと)に係る調査特別委員会調査報告書では、前指定管理者の撤退の原因として、まず第1番目に、指定管理者制度への理解不足による不適正な指定管理料の設定。2番目には、リスク分担や連帯責任を明確に規定できなかった協定の不備。次、3番目には、不確定要素を抱えたまま未知発車させることにつながった。旧町時代の執行者の慎重さを欠いた発言。4番目としては、事業者としての営業努力の欠如と執行部の指導不足の4点を挙げております。このことを踏まえ、条例第12号東松島市公の施設に係る指定管理者指定手続に関する条例第4条に規定する1として、市民の平等な利用が確保されること。2として、施設の効用を最大限に発揮するものであること。3番目に、管理を安定して行う人員、試算、その他の経営の規模及び能力を有していること。4番目に、施設の管理経費の縮減が図られるものであること。この4つの選定基準に照らし、これまでの当該施設運営管理の状況から、イとして市民の評価がよい、ロとして経営状況が良好、ハとしてコスト削減努力をしている。例えばいわゆるビニールシートで覆って、それで温水の保温に努めているということ、それから外部公園管理にシルバー人材センター等からのいわゆる仕事を求めているといいますか、それと市内業者を採用して、いわゆるコスト削減努力をしているということであります。  それから、2としましては、月例報告会、それから運営協議会の実施で市担当課との意思の疎通を図っているなどから、現指定管理者はこの基準に合致しているものと判断しました。本委員会の所管事務調査においても、各種事業の実施状況、これは市からの委託事業と、それから事業者実施事業があるわけでございます、その状況。それから、利用者数の推移、施設の管理状況において特に問題となることはなく、着実に成果が上がっていると評価いたしております。  本議案指定管理者の指定については、前期条例第5条(公募によらない選定第3号)現に管理運営している団体が蓄積した技術や専門的技能などの経営資源を活用することによって、施設の設置目的や効果的かつ効率的に達成できるときの規定により選定したことについては、上記理由から相当な理由があると認め、本議案は、全会一致で可決すべきものと決定いたしました。  指定期間の5年についてでございますが、機材のリース期間と合致させたもので、妥当であるとしました。次に、指定管理料については、現行の4,800万円から450万円増の5,250万円であります。その根拠は、平成19年9月から平成20年8月までの実績値に基づくものとのことであります。直営経費算定資料によると、その経費は5,950万円で指定管理料との差額は709万5,000円であり、妥当と判断しました。  なお、施設関連施設や備品について、これまでは現指定管理者がリース物件としていたものを健康増進センターとして必要な施設として、まず一つとしてプール施設、それから2番目は風呂施設、3番目談話室、4番目受付、5番目にはマシーンです、体力増強のマシーン。それから、6番目は、健康度計測器、いわゆる体脂肪測定などの買い取り費用に52万5,000円、現在使われているものの一部を買い取り費用52万5,000円、それから再リース費用、年額34万3,980円、それからマシーンやそれから計測器等新規購入費用が340万2,000円、それから工事、リニューアル費用などに58万3,800円、計485万4,780円を負担することになります。前段にも申し上げておりますけれども、過分な負担を強いることは決してよい結果にならないと判断し、妥当といたした次第であります。  次に、議案第100号でございます。石巻地区広域行政事務組合の共同処理する事務の変更及び規約の変更に伴う財産処分であります。これは、石巻地区広域行政事務組合は、2市1町の負担金で運営しておりますが、それぞれの負担割合は石巻市75%、東松島市19%、女川町4.75%であります。譲渡物件の取得時の価格は1億1,456万9,520円であります。本市の負担割合から計算しますと2,176万8,208円がこれまで負担してきたことになります。視聴覚教育等の事務の管理及び執行を石巻市に委託することに伴うものであります。  次に、議案第101号でございますが、視聴覚教育等の事務の委託に関する協議についてであります。規約がよく整備されており、事務が効率的に執行されると見込まれるという判断をした次第であります。  以上、4議案の審査の結果と並びにその至る経緯を申し上げました。 ○議長(佐藤富夫) 以上で委員長報告を終了します。  これより委員長報告に対する一括質疑を行います。質疑ありませんか。  菅原 節郎さん。 ◆8番(菅原節郎) 審査、大変ご苦労さまでございました。  議案第93号について1点だけお伺いしたいことがございます。ただいまるるご説明がございましたけれども、実績があるので、今回は公募によらない選定でもいいというふうに判断なさったというお話だったと思いますけれども、公募によらない選定での市民の受けるメリット、デメリット等について審査されたかどうか教えていただきたいと思います。 ○議長(佐藤富夫) 福祉文教常任委員会委員長多田 龍吉さん。 ◆福祉文教常任委員会委員長多田龍吉) それでは、お答えいたします。  公募によらない選定をして、それが市民の利益につながるかどうかという、そういう審査をしたかと、こういうことでございます。先ほどもちょっと申し上げましたけれども、現指定管理者は、現在執行部からの報告にもありますように、大変評価がよい、苦情が1件もないということもございます。それで、まず一つは、設置目的を十分果たしているというまず判断に立ちました。  それから、ただいまの質問とはちょっとかけ離れますけれども、どうしても公募によらない選定といったときに、市の条例の基準に照らし合わせなければなりませんけれども、経営の状況も安定して、これからもるる健康づくりに取り組んでいただける企業という判定をいたしたわけであります。  それから、忘れもしないわけでございます、現管理者は、平成17年2月からいわゆるもともとこのゆぷとが指定管理期間5年間の契約を締結して始めたわけでございますけれども、それを後を引き継いで、先ほど申し上げましたように、設置目的を十分に果たしているということからして、いわゆる前指定管理者の残任期間を2年10カ月を経過した中で非常に評価がいいという部分は、とりもなおさず市民の利益につながっているという判断にもなろうかと思います。そういうことから、いわゆる初期投資のみで2年10カ月経過して、なおかつ今後も市民のために管理運営してくれる企業というような判断の立ち方をしたわけであります。 ○議長(佐藤富夫) ほかにありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(佐藤富夫) それでは、これをもって質疑を終了いたします。  これより1議題ずつ討論、採決に入ります。  初めに、議案第86号についての討論に入りますが、通告はありません。ほかに討論ありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(佐藤富夫) 討論なしと認めます。  これより議案第86号 東松島市社会体育施設条例の一部を改正する条例についてを採決します。  本案に対する委員長報告は原案のとおり可決すべきものです。  議案第86号は委員長報告のとおり決することに賛成の方は起立をお願いします。     〔賛成者起立〕 ○議長(佐藤富夫) 総員起立であります。よって、本案については委員長報告のとおり可決いたしました。  次に、議案第93号についての討論に入りますが、通告はありません。ほかに討論ありませんか。  菅原 節郎さん。  暫時休憩をいたします。    午前10時35分 休憩                                              午前10時36分 再開 ○議長(佐藤富夫) 再開いたします。  反対の討論の方がおりますので、議案第93号に対する反対討論の発言を許します。  菅原 節郎さん。 ◆8番(菅原節郎) 原案に反対の討論をいたしますが、記憶力の減退と滑舌の悪さから文章を読み上げることでお許しをいただきたいと、このように思います。  まず初めに、お断りしておきたいことは、提案されている指定管理者の是非を問題にしようということではございません。一にかかって公募によらない選任が妥当かどうかを議員各位に確認していただきたいと考えております。今回提案の公募によらない指定管理者の選任案は、地方自治法の改正による公の施設管理運営をコスト低減や住民サービスの向上を期して公正かつ透明性の高い手続を経て、民間の事業者にも委任できるとした法案の趣旨に合致するかどうか、疑問を覚えるからであります。  理由の第1点目は、現在の指定管理内容の大幅な変更であります。現行年間4,800万円が5,250万円となり、指定期間5年の総額では2億6,250万円となります。しかも、今まで指定管理者が負担していたリース料、これまでの実績では年間700万円強でございますけれども、それを本来市が負担すべきものとして今定例会の補正予算において5年間にわたり1,800万円のリース料の債務負担行為をしております。つまり5年間で2,250万円の引き上げと1,800万円のリース料の負担がなくなるということでございまして、指定管理者にとっては大変助かる状況となります。直営で管理運営した場合の経費5,900万円と大差のない数字と大変近くなります。また、これとは別に介護保険事業等の市からの委託事業が年間600万円ほど事業者には支払われております。前の指定管理者の突然の辞退により、急遽公募して選定した現在の指定管理者は、説明によりますと二千数百万円の赤字を出しながら市の健康福祉増進事業に積極的に参加し、実績を高く評価しているとのことでございますけれども、今回の指定管理料の引き上げは、市民の目線からすると、損失補てんの意味合いがあるのではないかという疑念を抱かれる恐れがあるからであります。指定管理内容の大幅な変更と、このような疑念を払拭するには、公募による選定が望ましいと考えます。  理由の第2は、公募した場合、安かろう悪かろうの管理者が出てきた場合の対処についての当局の心配のことでありますけれども、もっともな点も確かにございます。良質で安定した指定管理者の確保が難しい状況は私も承知しております。本市の前の指定管理者の突然の辞退のみならず、県内でも石巻市の牡鹿地区水産物処理センターが管理者の会社解散により、業務休止になった例や今は気仙沼市となりました唐桑町のいさり火パークが管理者の体調不良、後継者不足を理由にたった1年で辞退した例がございます。全国的に見ると、詐偽まがいの管理で指定取り消しになるなど、このような事例は少なからずあるのが現在の状況で指定管理者制度がすべてうまく機能しているとは言えない状況にあります。  しかしながら、法の趣旨に照らし、原則公募を貫き、安定した指定管理者の選定に成功している自治体も現にございます。例えば北九州市では、指定管理者の事業報告書、利用者アンケート、モニタリング結果、指定管理者からの意見聴取などをもとに所管と評価部会が5段階で評価を行い、その結果が良好であれば、度合いに応じて次期指定管理者の公募時に加点する、最大30点ということでございますけれども、そういう制度を導入しております。一見すると、現管理者に有利な内容に思えますが、逆に評価結果が悪ければ、次回の選定時に指定管理者候補として選定しないこともあるということもルール化しておりまして、うまくこの制度を利用すれば、だめな管理者には退場してもらい、すぐれた管理者にはずっと活躍してもらえる制度となっております。  本市においても評価の段階まではなされているというご説明がございましたけれども、この例に倣い原則公募による選定をするべきであります。  また、指定管理者選定委員会は、提示された金額のみで判断をするのではなく、総合的に見て、一番すぐれた管理者を選定しているということでございますので、現に現在の指定管理者の選定時には、管理料だけではなく、総合的な判断により選出されたとも聞いておりますので、当局としては殊のほかこの点のリスクを強調しなくてもいいのではないか、私は考えております。  質疑の中で一般事業と指定管理では内容が異なるとの説明がございましたけれども、市民の目線からすると、市の支出ということでは同じであります。方や一般競争入札、また一方では公募によらない選定、つまり随意契約ということになりますけれども、そういうことでは市民の納得が得られないのではないかと、このように思います。東松島市の市政は、この5年間着実に、堅実に課題を克服してまいりました。私から見ると、時としてまどろっこしく思えるときもございましたけれども、しっかりと手順を踏み、市民に説明責任を果たしながら進んでまいりました。今回の議案も今までどおり原則に従い手順を踏んで執行するべきと考えます。  以上、2点の理由により反対の討論といたしますけれども、蛇足ながら苦言するとけすれば、行政執行者には安価で良質な公共サービスの提供の前提として、公正かつ透明性のある行政を確保することが必要であり、議会には市民の目線に立った住民の利益を損なわないような監視機能の有無が問われていると申し上げまして、私の討論といたします。 ○議長(佐藤富夫) 次に、本案に対する賛成討論の発言を許します。  佐藤 筐子さん。 ◆20番(佐藤筐子) それでは、委員会の中から審議された内容によって賛成討論をさせていただきます。  今の反対討論の中にも出ておりました選定委員会の委員は、今回は前回の失敗を踏まえて、また今回また随契ではなくやった場合には、ではどういうことが危惧されるかということをもんだと思います。その中で私たちが重要視したのは、選定方法及び選定基準でございました。市民の平等な利用が確保されること、それから施設の効用を最大限に発揮する計画書があること、そして管理を安定して行う人員、資産、その他の経営の規模及び能力を有している団体であることということで私たちが意見交換をしたときに、菅原議員も傍聴されていたと思います。  そういう中で公募によらない選定というところも私たちは議論しております。これは、市長は次の各号の、これは第5条の指定管理者指定手続に関する条例の中の第5条でありますが、市長は次の各号のいずれかに該当する場合は、第2条の規定による公募によらないで指定管理者の候補者を選定することができるものとするというのの中に入っております。  さらに、現に管理運営している団体が蓄積した技術や専門的技能、これは先ほどの委員長の報告にもありましたけれども、その結果を私たちは示されております。その技術や専門的技能などの経営資源を活用することによって施設の設置目的を効果的かつ効率的に達成できるものと私たちの委員会は判断いたしましたので、賛成討論とさせていただきます。 ○議長(佐藤富夫) 次に、反対討論の発言を許します。ありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(佐藤富夫) ないようですので、これをもって討論を終了いたします。  議案第93号 東松島市矢本駅前西地区複合施設指定管理者の指定についてを採決いたします。  本案に対する委員長報告は原案のとおり可決すべきものです。  議案第93号は委員長報告のとおり決することに賛成の方は起立をお願いいたします。     〔「議長、動議、記名投票」と呼ぶ者あり〕     〔「賛成」と呼ぶ者あり〕 ○議長(佐藤富夫) ただいま記名投票の動議が出されました。賛成者がありますので、動議は成立をいたしました。  暫時休憩いたします。    午前10時50分 休憩                                              午前11時20分 再開 ○議長(佐藤富夫) 再開いたします。  それでは、議案第93号について記名投票により採決をします。  議場を閉鎖いたします。     〔議場閉鎖〕 ○議長(佐藤富夫) 念のため申し上げます。  議案第93号に対する委員長報告は、原案可決すべきものです。  委員長報告どおり決することに賛成の方は賛成と、反対する方は反対と記入の上、点呼に応じて順次投票願います。  なお、重ねて申し上げますが、投票中、賛否を表しない投票、すなわち白票投票及び賛否の明らかでない投票、賛成、反対と記載しないものは、非反対とみなします。  ただし、これは記名投票ですから、記名をした者についてです。それで、氏名の記載のないものは無効といたします。  ただいまの出席議員は、議長を除き21人であります。会議規則第31条第2項の規定により、立会人に11番八木 登喜雄さん、12番丹野 幸男さんを指名いたします。  投票用紙を配付いたします。     〔投票用紙配付〕 ○議長(佐藤富夫) 投票用紙の配付漏れはありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(佐藤富夫) 配付漏れなしと認めます。  投票箱を改めます。     〔投票箱点検〕 ○議長(佐藤富夫) 異状なしと認めます。  ただいまから投票を行います。  職員の点呼に応じ順次投票願います。  点呼いたします。     〔投  票〕 ○議長(佐藤富夫) 投票漏れはありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(佐藤富夫) 投票漏れなしと認めます。  投票を終了いたします。  議場の封鎖を解きます。     〔議場開鎖〕 ○議長(佐藤富夫) 開票を行います。八木 登喜雄さん及び丹野 幸男さん、立ち会いをお願いいたします。     〔開  票〕 ○議長(佐藤富夫) 投票の結果を報告いたします。  投票総数21票そのうち賛成16票、反対5票。 以上のとおり賛成が多数であります。よって、本案は委員長報告のとおり可決とすることに決定いたしました。  次に、議案第100号についての討論に入りますが、通告はありません。ほかに討論ありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(佐藤富夫) 討論なしと認めます。  議案第100号 石巻地区広域行政事務組合の共同処理する事務の変更及び規約の変更に伴う財産処分についてを採決します。  本案に対する委員長報告は原案のとおり可決すべきものです。  議案第100号は委員長報告のとおり決することに賛成の方は起立を願います。     〔賛成者起立〕 ○議長(佐藤富夫) 総員起立であります。よって、本案については委員長報告のとおり可決いたしました。  次に、議案第101号についての討論に入りますが、通告はありません。ほかに討論ありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(佐藤富夫) 討論なしと認めます。  これより議案第101号 視聴覚教育等の事務の委託に関する協議についてを採決します。  本案に対する委員長報告は原案のとおり可決すべきものです。  議案第101号は委員長報告のとおり決することに賛成の方は起立願います。     〔賛成者起立〕 ○議長(佐藤富夫) 総員起立であります。よって、本案については委員長報告のとおり可決いたしました。 △日程第11 議案第89号 東松島市道路占用料等条例の一部を改正する条例について △日程第12 議案第90号 東松島市公園条例の一部を改正する条例について △日程第13 議案第96号 東松島市奥松島観光情報センター指定管理者の指定について ○議長(佐藤富夫) 日程第11、議案第89号 東松島市道路占用料等条例の一部を改正する条例について、日程第12、議案第90号 東松島市公園条例の一部を改正する条例について、日程第13、議案第96号 東松島市奥松島観光情報センター指定管理者の指定については、一括議題といたします。  この3件については、産業建設常任委員会にその議案審査を付託しておりましたが、同委員長より議案審査報告書が提出されていますので、早速報告を求めます。産業建設常任委員会委員長熊谷 昌崇さん。     〔産業建設常任委員会委員長 熊谷 昌崇 登壇〕 ◆産業建設常任委員会委員長(熊谷昌崇) 付託されておりました3件について述べます。  平成21年12月14日、東松島市議会議長佐藤 富夫様、産業建設常任委員会委員長熊谷 昌崇。  委員会審査報告書。  本委員会に付託された議案は、審査の結果、次のとおり決定したので、委員会規則第21条の規定により報告します。  議案第89号 東松島市道路占用料等条例の一部を改正する条例について、原案可決すべきもの。  議案第90号 東松島市公園条例の一部を改正する条例について、原案可決すべきもの。  議案第96号 東松島市奥松島観光情報センター指定管理者の指定について、原案可決するべきものであります。  議案第89号、議案第90号につきましては、関連がありますので、附帯意見を述べたいと思います。議案第89号、議案第90号の審査については、かなり細かく審査をいたしました。ただし、執行部のほうの見解が道路法第39条第2項ただし書きというものがあるのですが、それの見解について二転三転、要は部長から課長、担当者までの意見の統一がなく、法律的解釈を正しく判断していないために約3時間討論が二転三点をいたしました。また、資料の提出、注文しておいた資料が最初違うものが届けられるなど、いろいろな不手際があったことを以後改善していただきたいと思います。  以上です。 ○議長(佐藤富夫) 以上で委員長報告を終了します。  これより委員長報告に対する一括質疑を行います。質疑ありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(佐藤富夫) ないようですので、これをもって質疑を終了します。  これより1議題ずつ討論、採決に入ります。  初めに、議案第89号についての討論に入りますが、通告はありません。ほかに討論ありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(佐藤富夫) 討論なしと認めます。  これより議案第89号 東松島市道路占用料等条例の一部を改正する条例についてを採決します。  本案に対する委員長報告は原案のとおり可決すべきものです。  議案第89号は委員長報告のとおり決することに賛成の方は起立を願います。     〔賛成者起立〕 ○議長(佐藤富夫) 総員起立であります。よって、本案については委員長報告のとおり可決いたしました。  次に、議案第90号についての討論に入りますが、通告はありません。ほかに討論ありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(佐藤富夫) 討論なしと認めます。  議案第90号 東松島市公園条例の一部を改正する条例についてを採決します。  本案に対する委員長報告は原案のとおり可決すべきものです。  議案第90号は委員長報告のとおり決することに賛成の方は起立を願います。     〔賛成者起立〕 ○議長(佐藤富夫) 総員起立であります。よって、本案については委員長報告のとおり可決いたしました。  次に、議案第96号についての討論に入りますが、通告はありません。ほかに討論ありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(佐藤富夫) 討論なしと認めます。  議案第96号 東松島市奥松島観光情報センター指定管理者の指定についてを採決します。  本案に対する委員長報告は原案のとおり可決すべきものです。  議案第96号は委員長報告のとおり決することに賛成の方は起立を願います。     〔賛成者起立〕 ○議長(佐藤富夫) 起立多数であります。よって、本案については委員長報告のとおり可決いたしました。 △日程第14 議案第109号 財産の取得について ○議長(佐藤富夫) 日程第14、議案第109号 財産の取得についてを議題とします。  副市長より提案理由の説明を求めます。副市長大沼 雄吉さん。     〔副市長 大沼 雄吉 登壇〕 ◎副市長(大沼雄吉) 大変ご苦労さまでございます。いろいろとご迷惑をかけておりますが、市長にかわりまして議案第109号 財産の取得について提案理由の説明を申し上げます。  本件は、市内の小中学校の教職員用のコンピューター、その他周辺機器を購入するに当たり、予定価格が2,000万円を超えるため、東松島市議会の議決に付すべき契約及び財産の取得または処分に関する条例に基づき議会の承認を求めるものでございます。  今回の小中学校における情報機器の整備につきましては、国が今年度の補正予算案に盛り込んだ学校ICT情報通信技術環境整備事業に基づき、事業費の2分の1を文部科学省補助により、残りを地域活性化経済危機対策臨時交付金を充当し、実施するものであります。  指名競争入札の結果、株式会社フォラックス教育仙台営業所が入札1回で落札し、取得価格3,948万円で12月14日に仮契約を締結したものであります。  詳細につきましては、教育委員会教育次長に説明させますので、ご審議の上、ご可決を賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(佐藤富夫) 次に、補足説明を求めます。  教育委員会教育次長渡辺 博夫さん。 ◎教育次長教育総務課長(渡辺博夫) それでは、議案第109号 財産の取得について補足説明をさせていただきます。  ただいま副市長から説明がありましたように、本件は、学校ICT環境整備事業と地域活性化経済危機対策臨時交付金を活用し、市内各小中学校に校務用パソコンほか、情報機器を購入しようとするものでございます。  参考資料1ページ、資料1の1をごらんいただきたいと思います。パソコン等備品購入につきましては、5業者を指名しまして、平成21年12月9日に指名競争入札を執行した結果、入札1回で落札いたしまして、平成21年12月14日付で仮契約を締結しております。  契約の相手方は、仙台市青葉区落合五丁目15番21号、株式会社フォラックス教育仙台営業所所長幸田幹夫。契約金額は3,948万円、内消費税及び地方消費税額は188万円となっております。予定価格につきましては5,570万6,700円、内消費税及び地方消費税額265万2,700円でございました。  2ページ、資料1の2の機器構成表をごらんいただきたいと思います。購入する機器の内訳でございますが、まず校務用機器といたしまして、教師用パソコン265台を購入することとしてございます。今回ノートパソコンを購入し、配線の必要のない無線LANを利用して、学校の職員室内でネットワークを構築するものでございます。OSは、最近発売されましたWindows7を使用しております。各学校ごとの数量につきましては、学校事務職員及び学校用務員を除く全教員分でございます。  次に、2のセキュリティーUSBメモリでございますが、これはデータを保存するための記録媒体でございます。  3の校務データセキュリティーシステムについては、USBメモリの形となっており、パソコンを起動させるためのかぎのようなものでございます。  4のデータ保存用サーバー機器のうちNASサーバーについては、学校内の情報を一括して管理するためのサーバーでございます。また、UPSとありますのは、停電になった場合の電源装置でございます。  5のネットワーク機器のうち無線LANアクセスポイントとありますのは、インターネットやサーバーのデータを転送するときに中継するための機器でございます。  6は、ソフトウエアになりますが、特にウイルス対策ソフトにつきましては、コンピューター教室を既に更新した14校については、校内で無制限に使用できるウイルスバスターが整備されておりますので、残り4校分のみを購入してございます。  最後に、7の電子黒板機能付テレビでございますが、小中学校に各1台の整備を図ることで電子教材の活用や自分たちで作成した教材を供用するなど、先生方の指導力向上やわかりやすい授業、興味ある授業からくる子供たちの学力向上、さらには子供たち自身の情報活用能力の育成にもつながるものと考えております。  資料1の3及び1の4として機器仕様書を添付しておりますが、説明が重複いたしますので、省略をさせていただきます。  以上で説明を終わりますので、何とぞよろしくご審議賜り、ご可決いただきますようにお願い申し上げます。 ○議長(佐藤富夫) これをもって提案理由の説明を終わります。  これより質疑に入ります。質疑ありませんか。五野井 敏夫さん。 ◆9番(五野井敏夫) お尋ねいたします。  まずもって、この指名された業者5社ございますけれども、その中で落札いたしたのがフォラックス教育ということなのですが、これの本社はどこになっているのか。また、これの資金的な部分には、地域活性化ということで臨時の補正がついているのですけれども、何か地域活性化にならないような形での結末というふうに私は思うのですけれども、その辺、今回の入札でどのように感じたか、それをお尋ねいたします。 ○議長(佐藤富夫) 副市長大沼 雄吉さん。 ◎副市長(大沼雄吉) それでは、本社のほうについては、一応教育委員会のほうで所管しておりますので、そちらからお答えいたしますが、地域活性化の点について私のほうからお話申し上げたいと思います。まさに今のご質問のとおり、地域活性化ということなので、市内の業者ということのほうに配慮というふうな部分あろうかと思いますけれども、この事業につきましては、ただいま提案理由で申し上げましたとおり、文科省2分の1の補助ということも入っております。経済対策と2分の1ずつという形でございまして、もちろん私どもも常々今回のパソコンに限らず地域活性化についての委員会での役目、そしてまた考え方を持っておるわけでありますけれども、この市内のパソコン関係にかかわる取り扱い業者3社はすべて指名したつもりでございます。あと2社につきましては、これまでの実績のあった市外の業者から2社を選定、指名したということでございます。  以上でございます。 ○議長(佐藤富夫) 教育次長渡辺 博夫さん。 ◎教育次長教育総務課長(渡辺博夫) フォラックスの本社でございますが、本社は秋田市のほうにございます。  以上で終わります。 ○議長(佐藤富夫) 五野井 敏夫さん。 ◆9番(五野井敏夫) 仙台の営業所ということで本社は秋田と、いわゆる東松島市とは全然関係のない業者がこの活性化事業で落札して、本市には何らその予算が配分されなかったと、非常に残念な結果ではないかなというふうに思うのですけれども、市長の代理者のほうから指名はしたのだけれども、結果至らずというふうなことだったのですが、やっぱりこういうものに関しては、私もうちょっと配慮があって、この地域にお金を落とすべきではないのかなというふうに思うのですが、だからといって談合しなさいとか、そういうことではないのです。方策もっとあったのかなというふうに思うのですけれども、その辺、どのような観点でなったのか、再度お尋ねいたします。 ○議長(佐藤富夫) 副市長大沼 雄吉さん。 ◎副市長(大沼雄吉) お答え申し上げます。  いろいろ私どもも新市、また市内の業者というふうなことでの考え方は持っておるわけでありますけれども、何せ金額的な面から見ましても、予定価格で5,500万円以上の額ということでございます。そしてまた、市内にそれだけの実績のある業者ということも考えますと、やはり何とか市内で5社と、地域で5社という部分も検討はこれまでもしてきたところでございますけれども、やはりパソコンというふうな特殊な業務でございまして、業者でございますので、どうしても3社だけという形になってしまったわけでありますけれども、そういうことでこれまでも検討してきたことについてはご理解を賜りたいと。今後地域活性化に係る部分でのあり方については、先ほど申し上げましたけれども、パソコンに限らず踏まえておるわけでありますけれども、そのようなところをひとつご理解をいただきたいというふうに思うわけであります。 ○議長(佐藤富夫) 多田 龍吉さん。 ◆15番(多田龍吉) 入札の方法について伺いたいと思います。  今回の入札については、単純に計算しますと、70.87の落札率のようでございますが、最低制限価格の制定はあったか、ないかということをお聞きしたいと思います。 ○議長(佐藤富夫) 教育次長渡辺 博夫さん。 ◎教育次長教育総務課長(渡辺博夫) お答えいたします。  最低制限価格は設けておりませんでした。  以上でございます。 ○議長(佐藤富夫) 多田 龍吉さん。 ◆15番(多田龍吉) これまでの入札の状況を見たときに、最低制限価格を設けて、それを下回って失効と、失格という部分も多々あるわけなのですが、設ける部分と設けない部分のその判断がありましたならば、どういう判断でそのようにしたか伺いたいと思います。 ○議長(佐藤富夫) 副市長大沼 雄吉さん。 ◎副市長(大沼雄吉) 詳細は、担当課長からご説明申し上げます。基本的には、最低制限価格につきましては、建設、土木関係、今のところ設定しているわけでありますが、その辺、さらに担当課長のほうから説明をいたさせます。 ○議長(佐藤富夫) 行政経営課長櫻井 清春さん。 ◎企画政策部行政経営課長(櫻井清春) それでは、お答えいたします。  最低制限価格につきましては、1,000万円以上の工事関係に対して設定をしております。物品購入並びに調査測量等の委託料関係については、最低制限価格は設定しておりませんので、ご了承、お願いしたいと思います。 ○議長(佐藤富夫) ほかにありませんか。  鎌田 勇紀さん。 ◆19番(鎌田勇紀) お尋ねいたします。  これらの備品が大量なものですから、どう管理されるのか。また、電子黒板等、これらを使うに当たって現場では相当勉強しなくてはいけないのかなと思いますが、これら導入に当たっての対応をお尋ねしたいと思います。 ○議長(佐藤富夫) 教育次長渡辺 博夫さん。 ◎教育次長教育総務課長(渡辺博夫) お答えいたします。  設置後研修を予定してございます。一つWindows7の基本操作とか、それからアプリケーションの基本操作などの取り扱い、それからあと電子黒板につきましては、これらの基本操作並びに活用方法について、各学校ごとに研修を行う予定となってございます。管理につきましては、各学校、それから教育委員会のほうに、いろいろ何かあればご連絡いただきまして、その都度対応していきたいというふうに考えてございます。 ○議長(佐藤富夫) 鎌田 勇紀さん。 ◆19番(鎌田勇紀) 何しろ数が多いものですから、その管理大変だと思うのです。特にパソコン等は、持ち出しだとか、それからいろんな情報等の部分もあろうかと思いますが、これらの内容についてしっかり管理の明細といいますか、使用に関するいろんな規定をしっかりつくらないと、これだけの数だと教師の異動等などあったりして紛失になったりとか、いろいろな部分が心配される部分が出てきます。今特に電子黒板機能付のテレビについては、非常に新しいものですから、果たしてよく生徒まで使えるような体制できるのかなと、研修やると言っていますけれども、どういう形ででは利用できるようになるのかなと、ちょっと心配な部分がありますから、その辺のところをお尋ねしたいと思います。 ○議長(佐藤富夫) 教育次長渡辺 博夫さん。 ◎教育次長教育総務課長(渡辺博夫) まず今回の校務用パソコンを整備するに当たりまして、東松島市小中学校の教職員が遵守すべき情報セキュリティー対策を作成してございます。あわせまして今東松島市学校情報セキュリティーポリシー作成の作業を進めております。この作成後、これに基づきまして研修会を開催しまして、情報の管理等について十分に周知徹底していきたいと考えてございます。  それから、あと電子黒板につきましては、一番基本操作、代表的なものは操作、書き込み、保存の3つでございますが、これらについても石巻の視聴覚センター、その辺とも連絡いろいろとりながら指導してもらうのが一番いいのかなというふうに考えてございます。 ○議長(佐藤富夫) ほかにございますか。  それでは、まだあるようでございますので、昼食休憩といたします。    午後 零時00分 休憩                                              午後 1時15分 再開 ○議長(佐藤富夫) 再開いたします。  昼食前に引き続き会議を再開いたします。  それでは、前回に続き質疑に入ります。菅原 節郎さん。 ◆8番(菅原節郎) 2点だけお伺いしたいと思います。  今回パソコンの購入なのですが、教師用というふうなことで、今までは多分教師の方々は、個人で自分の私物を持ち込んで仕事として使っていたのだと思うのですけれども、私用のパソコンに各種データが入っているわけです、いろんな情報が。それを今回は新しく買ったやつに移さなくてはいけないというふうなことになるのだと思うのですけれども、これからは多分情報は余り持ち出したりだとかというふうなことができなくなると思うのですけれども、これまでのやつはどのようになさるのかなというふうなことが1点。  それから、電子黒板、全国各地でいろんなところで導入が進められて、こんなのは要らないといって返した学校もあるというふうな状況があるのですけれども、これは文科省からやはり買わなくてはいけないというふうなメニューとして提示されてきたものかどうか。それで、うちではどのようにしてこれを活用していくのか。  この2点についてお伺いしたいと思います。 ○議長(佐藤富夫) 教育次長渡辺 博夫さん。 ◎教育次長教育総務課長(渡辺博夫) お答えいたします。  自分のパソコンに入っていた情報については、新しいパソコンに情報を移しまして、残っていた分については廃棄していただくようにいたします。指導いたします。  それから、電子黒板につきましては、国の学校ITC環境整備事業、この中で電子黒板の整備がメニューありましたので、今回モデル的に各校に1台ずつ整備するものでございます。  それから、あと活用については、学校の先生方、情報機材を活用して授業をなさっている先生方もおりますので、その先生方を中心に利用方法について、今後研究をしていただきたいと思っております。そして、有効に活用していきたいと思っております。  また、電子黒板の導入につきましては、電子黒板の導入によりまして、わかりやすい授業の実現、それから子供たちの情報活用能力の向上に期待しているところでございます。 ○議長(佐藤富夫) 菅原 節郎さん。 ◆8番(菅原節郎) 大変よくわかりました。1つ目のやつで廃棄してもらうようにするという話ですけれども、多分これ廃棄し忘れというふうなことも起きると思う。だから、教育委員会としては、やはり廃棄したやつを確認する必要があると思うのです。その辺をもう一回ちゃんと廃棄して、なおかつ確認するのだというふうなことでないと、それが父兄だとか、子供たちの情報が万が一漏れていく、今までだってあったわけですから、その辺はちゃんとしていただいたほうがいいと思うのですけれども、もう一度その辺だけ。 ○議長(佐藤富夫) 教育次長渡辺 博夫さん。 ◎教育次長教育総務課長(渡辺博夫) 菅原議員さんお説のように、廃棄したのを確認したいと思っております。  以上でございます。 ○議長(佐藤富夫) ほかにありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(佐藤富夫) なければ、これをもって質疑を終了いたします。  お諮りします。本案は、会議規則第30条第3項の規定により、委員会の付託を省略したいと思います。これに異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(佐藤富夫) 異議なしと認めます。よって、本案は委員会の付託を省略いたします。  これより討論に入りますが、通告はありません。ほかに討論ありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(佐藤富夫) 討論なしと認めます。  議案第109号 財産の取得についてを採決します。  お諮りします。本案は原案のとおり決することに異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(佐藤富夫) 異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決いたしました。 △日程第15 議発第5号 改正貸金業法早期完全施行等を求める意見書(案)について ○議長(佐藤富夫) 日程第15、議発第5号 改正貸金業法早期完全施行等を求める意見書(案)についてを議題とします。  議題の朗読を省略し、直ちに提出者より趣旨説明を求めます。提出者、長谷川 博さん。     〔22番 長谷川 博 登壇〕 ◆22番(長谷川博) ただいま議題とされました改正貸金業法早期完全施行等を求める意見書(案)について提案理由の説明を申し上げます。  我が国では、消費者金融の利用者が1,000万人を超え、自己破産者数が年間約20万人以上、経済生活苦での自殺者が年間7,000人前後で推移するなど、多重債務が深刻な社会問題とされました。こうした問題を解決するために、平成18年12月に改正貸金業法が成立し、完全施行までおおむね3年が目途とされ、本年12月から遅くとも平成22年6月にかけて完全実施される予定となっているものであります。  その主な内容は、まず1点目は、趣旨法による上限金利、年利29.2%を利息制限法の年利15%から20%に引き下げを実施、いわゆるグレーゾーン金利の廃止であります。  2つ目には、過剰貸し付けを防ぐ仕組みとして貸金業者からの総借入額が年収の3分の1を超える借り入れは禁止となる総量規制が行われ、貸し過ぎを防ぐための信用情報機関、日本信用情報機構が設置され、利用者の年収などのデータが確認されることになります。  3つ目には、貸金業者の業務を適正に行わせるため借り入れに際して利息を含めた返済総額の明示を義務化させたり、執拗な取り立て行為の禁止、テレビCMについて厳しいルールを設けるなど、さまざまな規制を行うなどという内容であります。  こうした改正貸金業法が成立した後、国、県も相談窓口の拡充ややみ金の摘発、金融経済教育の強化などに取り組み、一方でご案内のように弁護士会や司法書士会も独自に、あるいは行政などと連携して無料相談を実施するなど積極的な対策を講じてきたことは、周知のとおりであります。こうした取り組みによって多重債務者が大幅に減少するなど、効果が確実に上がっているとされています。  これに対して消費者金融の制約率が低下しており、借りたい人が融資を受けられなくなっているとか、昨今の経済危機と相まって資金調達が制限され、中小業者の倒産が増加しているなどといった点を強調して、改正貸金業法の完全実施の延期や貸金業者に対する規制の緩和を求める論調が見受けられるとしています。私も不案内だったものでパソコンで若干検索してみました。確かにそういった論調が一部で行われている状況が認められました。しかし、改正貸金業法の完全施行を先延ばししたり、規制を緩和することは、法改正前のような深刻な多重債務問題を再燃させることになりかねないと考えるものであります。  ちなみに本市における多重債務相談件数の状況は、消費生活相談件数の減少傾向に応じて一時期減少しましたが、平成20年、21年と増加傾向にあり、相談件数全体に占める多重債務相談件数の比率は、大幅に上昇している実態があり、見過ごせません。深刻な多重債務問題は、生活の破綻、家庭崩壊につながり、最悪の場合は、借金による自殺という悲惨なケースも生じます。  よって、深刻な多重債務問題を解決するために、本意見書案に示した4点を国に対して意見表明を行うものであります。  なお、意見書案にある第3項目目のセーフティネット貸し付けとは、借金を返済するために消費者金融などから新たな借り入れ、追加借り入れを繰り返すなどで、いわゆる自転車操業といいますか、多重債務に陥るケースが圧倒的だとされ、それを防止するために信用生協などの非営利機関を創設して、一定の返済能力が見込まれ、問題解決を進める場合に限ってのみ低利の整理資金の貸し付けを行うという仕組みで債務整理後の生活再建の支援という視点を持った貸し付け制度だとされております。自治体が関与するなど、公的な信用付与が不可欠であり、労働金庫などが取り組んでいるケースもあるようであります。  議員皆様におかれましては、本意見書案にご賛同賜り、ご採択くださいますようお願いを申し上げまして提案理由の説明といたします。
    ○議長(佐藤富夫) これをもって趣旨説明を終わります。  これより質疑に入ります。質疑ありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(佐藤富夫) ないようですので、質疑を終了いたします。  これより討論に入りますが、通告はありません。ほかに討論ありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(佐藤富夫) 討論なしと認めます。  議発第5号 改正貸金業法早期完全施行等を求める意見書(案)についてを採決します。  意見書案のとおり決することに異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(佐藤富夫) 異議なしと認めます。よって、意見書案のとおり可決をいたしました。  早速関係機関に送付いたします。 △日程第16 議発第6号 保険でよい歯科医療の実現を求める意見書(案)について ○議長(佐藤富夫) 日程第16、議発第6号 保険でよい歯科医療の実現を求める意見書(案)についてを議題とします。  議題の朗読を省略し、直ちに提出者より趣旨説明を求めます。提出者、古川 泰廣さん。     〔17番 古川 泰廣 登壇〕 ◆17番(古川泰廣) それでは、趣旨説明をさせていただきます。  歯は、私たちの健康に重要な役割を果たしております。厚生労働科学研究では、糖尿病や高血圧、動脈硬化など、全身疾患と歯周病、いわゆる歯槽のう漏でありますが、との関係があることが実証され、また80歳で自分の歯が20本保持するための歯の健康管理を目指す運動である8020運動の達成者、すなわち80歳で自分の歯を20本以上持っている高齢者は健康な方が多く、医療費がかからないという厚生労働省の歯科疾患実態調査結果から明らかになっており、国民医療費の節減にも効果があることが実証されております。しかし、歯科医療現場では、歯科診療報酬が抑制され、保険のきかない治療が多く、患者の負担になっております。また、安価報酬で患者を長期に継続管理していくことを歯科医療機関に求められていることから、患者は長期の治療を強いられる現状にあります。  民間調査会社アイセという会社があるのですが、その歯科医療調査によりますと、治療に行きたいが行かない理由として、長期治療となることから仕事が忙しいから行かないという人が41.9%、お金がかかるが23.1%と上位に挙げられております。こうした現状を踏まえ、安全で普及している歯科技術を保険がきくようにするとともに良質な歯科医療ができるように診療報酬を改善するよう求めるもので、そのことが歯科診療に係る患者負担の軽減につながることになりますが、さらに患者窓口負担の軽減を強く求めるものであります。議員各位におかれましては、趣旨ご賢察をいただき、ご採択いただけますようお願い申し上げまして趣旨説明といたします。 ○議長(佐藤富夫) これをもって趣旨説明を終わります。  これより質疑に入ります。質疑ありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(佐藤富夫) 質疑なしと認めます。  これより討論に入りますが、通告はありません。ほかに討論ありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(佐藤富夫) 討論なしと認めます。  議発第6号 保険でよい歯科医療の実現を求める意見書(案)についてを採決します。  意見書案のとおり決することに異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(佐藤富夫) 異議なしと認めます。よって、意見書案のとおり可決しました。  早速関係機関に送付いたします。 △日程第17 請願第1号 東松島市大曲浜地区の生活環境改善基地周辺対策に関する請願書 ○議長(佐藤富夫) 日程第17、請願第1号 東松島市大曲浜地区の生活環境改善基地周辺対策に関する請願書についてを議題とします。  請願書の朗読を省略し、直ちに紹介議員より請願趣旨の説明を求めます。熊谷 昌崇さん。     〔7番 熊谷 昌崇 登壇〕 ◆7番(熊谷昌崇) それでは、大曲浜の住民から委託されましたので、述べます。  平成21年12月4日、東松島市議会議長佐藤 富夫様。請願者、大曲浜地区上七丁、下七丁、土手下囲危険、騒音地域等対策協議会。代表者が東松島市大曲字下台65の1番地、阿部安寿様。紹介議員は以下のとおりです。  東松島市大曲浜地区の生活環境改善基地周辺対策に関する請願書。  1、請願の趣旨。航空自衛隊松島基地の運用に当たって、大曲浜地区農耕者の理解が得られるよう、基地周辺の生活環境の改善と農耕阻害地域対策について市として努められたい。  2、請願事由。松島基地では、F-2型機による戦闘機操縦者の育成とT-4型機による戦技研究及び展示飛行訓練が行われております。  F-2型機は、これまでのT-2型機やT-4型機を上回る騒音を発生させており、東松島市内でも特に大曲浜農耕者の生活に大きな影響を与えております。  さらに、平成12年の2度にわたる航空機墜落事故は、地域農耕者の基地に対する不信と不安を大きく増幅させた。以後、無事故と安全対策を続けているとはいえ、農耕者の感情を払拭するまでに至っていない状況であり、またT-4型機による展示飛行やF-2型機の飛行は、地区内農耕地上を低空で飛行するなど、騒音の増大と農耕者の恐怖感を大きく募らせております。また、飛行機の離発着コースとなっており、加えて戦技研究班による展示飛行訓練に伴う区域となっております。大曲浜地区農耕者は、低空飛行及び急降下や着陸態勢、タッチアンドゴーの飛行機騒音を聞いただけで危険や恐怖感、不安を抱いているのが現状であります。  このように基地の所在が地域農耕者の不安や不利益とならないよう、国の責務として適切に基地周辺対策と民生安定が図られるべきです。これらをほかの一般的な行政施策と同列視することなく、予算を確保し、地区農耕者の複雑多様化している要求、要望に適切にこたえられるよう次の事項を請願します。  1、大曲浜地区の農耕地買収拡大及び騒音問題に関し、地区で設置した対策協議会の意向を踏まえ、誠意を持って対応すること。  2、大曲浜地区内の農耕地所有者は全員同意しているので、早期買収実施ができるよう予算の増大確保を関係省庁に働きかけること。  なお、該当地は赤線で記された資料を添付します。これは、後ろのほうに図面が載っております。これと同様の内容を先日安住淳安全保障委員長のほうに地区の方が直接手渡して、国に対しても一応働きかけはしておりますが、地域の方々からは、市のほうからもさらに働きかけをしてほしいと、強力に動いてほしいということを伝えられましたので、請願をしたいと思います。  よろしくご審査のほどをお願いいたします。 ○議長(佐藤富夫) 以上をもって趣旨説明を終わります。  これより質疑に入ります。質疑ありませんか。五ノ井 惣一郎さん。 ◆16番(五ノ井惣一郎) どうもご苦労さまでございます。請願が上がってきました。私も初めてのこの請願見まして、事項の中で②農耕地所有者全員の同意とありますけれども、これに対して面積は幾らぐらいになっているのか。  それと、この地図を見ますと、既に買収された部分もありますけれども、その延長線だと思うのです、この赤線で載っている部分です。それで今度政権交代といいますか、そんな中、この請願を出すことによって、そういう入り口が見えての請願書なのか、その辺、ちょっと。 ○議長(佐藤富夫) 熊谷 昌崇さん。 ◆7番(熊谷昌崇) 正式な面積のほうは、ちょっと私もその辺はわかりません。ただ政権交代をしたからというわけではないと思うのです。ただ、たまたま今回政権交代をいたしまして、安住淳衆議院議員がつかれた役職が安全保障委員長ということで、地域の住民の方から要望がありまして、安住淳衆議院議員を呼びまして、その中で地域のまず実情を知ってもらおうということで安住淳衆議院議員のほうには、地域の方からもこういう現状で騒音やいろいろな面で相当大変なのだと。要は訴えてきたのは、低空飛行することによって、例えばパイロットの方の姿まで見えるらしいのです。そこまで低く飛んでいるのに、私は落ちないとは思うのですけれども、その方々ははいつ落ちるか私は本当心配なのだと随分訴えられまして、騒音のために私は難聴になってしまって仕事をするのにもままならないと、そういった苦情等も安住淳衆議院議員のほうに訴えておられまして、同様に市のほうとしても、さらに仕事はしたいのだけれども、あそこの地域では仕事が普通にはできないということで、何なりのちゃんと補償なり、考えてくれという意味で訴えを上げられたのだと思います。  以上です。 ○議長(佐藤富夫) ほかにありませんか。上田 勉さん。 ◆10番(上田勉) ご苦労さまです。ちょっと質問させていただきますが、この図の中で斜線部分だと思うのですが、赤い斜線が入っている部分の中で既に防衛省が買った土地があるはずなのですが、その辺のところの見きわめはどのようにこれでなっているかということをちょっとお聞きをしたいと思います。上の表に除外区域の云々と書いてありますが、この辺のところとの兼ね合いの概要をちょっとお聞きをしたいと思います。 ○議長(佐藤富夫) 熊谷 昌崇さん。 ◆7番(熊谷昌崇) 今回の請願で上げられたこの地権者の方々の地域がここの範囲内なのです。私に言わせると、正直浜須賀の人たちも随分田んぼを周りに持って困っている方もいるのですが、この請願を上げられたときに、もうこの内容でお願いしますという地域の請願なのでお願いしますということで私は受けましたので、これ見てわかるとおり大曲浜地区しか入っていないのです。ですから、最初からもうこのように署名されてきたわけで、この方たちの土地の分だけということであります。  以上です。 ○議長(佐藤富夫) ほかにありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(佐藤富夫) ないようですので、これをもって質疑を終了いたします。  お諮りいたします。本件については、総務常任委員会に付託しますが、閉会中の継続審査にしたいと思います。これに異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(佐藤富夫) 異議なしと認めます。よって、本件は閉会中の継続審査とすることに決定しました。 △日程第18 常任委員会の閉会中の所管事務の調査について ○議長(佐藤富夫) 日程第18、常任委員会の閉会中の所管事務の調査についてを議題とします。  それぞれの常任委員長からお手元に配りました通知書並びに申出書により、所管事務の調査事項について閉会中の継続調査の申し出がありました。  お諮りします。委員長から申し出のとおり閉会中の継続調査とすることに異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(佐藤富夫) 異議なしと認めます。よって、委員長から申し出のとおり閉会中の継続調査とすることに決定をいたしました。  以上で本日の日程は全部終了しました。  本日はこれで散会をします。    午後 1時41分 散会...