16:
◯交通局財務課長 一般会計の方からいただく
出資金、
補助金につきましては、
一般会計の方で起債をするというふうに聞いております。その財源につきましては、
地方交付税あるいは
高速鉄道建設基金の方から
元利償還金に、その
元利償還金につきましては
高速鉄道建設基金や
地方交付税が充てられると聞いております。
17:
◯福島かずえ委員 それで、ちょっと
委員長、
グラフを示しながら伺いたいと思うんですけれども、これはこの春の
予算議会でもうちの
花木議員が使ってやりとりしたのをもう一度使い回しているんですけれども、これは
東西線工事費の
一般会計からの支出額、黄色いものが当初の計画時の予定であります。これは、
事業許可時ですと2003年度から
補助金、
出資金合わせてもずっと2億円で2007年度までいきます。ちょっと数字が入れられなかったんですけれども、2007年度までは2億円であります。それから2008年度が6億円。2009年度は38億円という形のものでありました。こういう形で
一般会計から繰り出して
東西線に充てるという計画が現状ではこの
ピンクのものになっております。さらに今回、
一般会計から3億7700万円、ほぼ借金で賄うということですけれども、繰り出すということなので、さらにこの
ピンクの額がふえます。こう見ますと、
東西線の事業の
計画自体が大幅に変わってきております。今後この、これだけ
前倒しといいますかお金が
一般会計から出ていく、そのことが今後どういうふうに全体の中で変化をもたらすのかについてお示しいただきたいと思うんですけれども、いかがでしょうか。
18:
◯交通局管理課長 年度ごとの
事業費を見ますと、これは
工事施行認可時と比べて今御指摘のとおり確かにかなり大きな額になっております。これは、
施行認可時は他都市の
事業者が
複数建設中でございまして、そのような状況における
補助見通しを前提として計画したものでございました。その後、それらの事業が終息に向かいますとともに、
経済対策という視点もございます。本市も大きな予算が組めるようになったものでございまして、年度間の
事業費の
前倒しが図られたものでございます。したがいまして、当初より予定しております
事業費の額である2735億円の枠を超えるものではございません。これによりましてより安定的な事業の推進が可能になるものと考えております。
19:
◯福島かずえ委員 全体
事業費の枠は変わらないと。それはそういうことで私どもも押さえておりますし、あるいは、現状のままで見れば、ただ掘っていって何かボーンと出てくれば一遍に狂ってしまうんですけれども、若干
工事費が低
価格発注ということで総工費もあるいは若干下回る可能性もあるかなということでありますが、ただ、私どもにも、あるいは市民の
皆さんにも示されている
見通しですか、
事業許可時の財政のこういうふうに出しますよというのが大幅に先ほど、こんなに変わっているわけですから、
皆さんの方から見るとこちらの後年度どういうふうになっていくのかということが、こちらの方ですね、こういうふうに当初
前倒しで出していることがどのようになっていくのか、やはりそれは議会にも市民の
皆さんにもお知らせして、市民の
皆さんからこの
東西線、できれば便利でそれはいいのかもしれないけれども、これだけ財政が厳しい厳しいと言っているときに大丈夫なのという不安や心配の声がいっぱい寄せられている中でこんなに
一般会計から出しましただけでは、大丈夫なんだろうかというのにやはり拍車をかけるだけになっていくので、いやいやこうなんですというような
見通しなりそういったものを示していかなければ、
説明責任が果たされているというふうに私は思いませんので、ぜひ、今今言ってすぐ出せというのは無理でしょうから、できるだけ早くこうしたものを出して、今後どういうふうに変化していくのか、こういう形で財政の
見通しになっていくんだというものを示していただきたいんですけれども、それについてはいかがでしょうか。
20:
◯交通局管理課長 事業費の変化の
見通しまたは
見直しでございますが、
国土交通省の所管する
公共事業につきましては
事業採択後
一定期間を経過した事業につきまして事業の再評価を実施することと定めております。
東西線事業のように事業中のものにつきましては、
事業採択後10年と定めがございますので、それに従い平成24年度には事業の再評価を行うことといたしておりますので、ただいま我々が
コスト縮減運動に努めておりますが、そういったことも評価をした中で整理してまいりたいと考えております。
21:
◯福島かずえ委員 それは国との関係であるとか、事業のルールとしてはそういう
見直しを10年たったらしなさいよと。それに向けてはしますよということですけれども、私が先ほど述べたように、市民の
皆さんは本当に
東西線大丈夫なのと、これだけ苦しいのに
東西線にだけお金をかけてどうなのという声がやっぱり寄せられているんですね。しかも、今のこの補正はことし使う補正ではなくて、ほぼこれ以上は繰り越されるのがわかっていながら補正を組んでいると。一体このお金の使い方はどうなんだと。もっとほかにも求めているお金、必要なお金、例えば
水道局だって水道管の布設の入れかえしたいと、お金が欲しいという中で、いろいろほかでもことし今本当に求められている
工事費に充てることができれば、あるいはちょっと単純ではありませんけれども、福祉や教育などにそのお金が使えればというような声は当然出てくるものであると思います。ですから、そうしたことのためにも、こういうふうに
前倒しをしてお金を投入しているけれども、あとはこうなるんだよというやっぱり何か
数字なり形を見せていかなければ、市民も我々議会も黙って見ているわけにはいかないと思うんですけれども、何らかの数字的なものをぜひ、
見通し、あくまで
見通しというような形のものが出せないんですか、どうですか。
22:
◯東西線建設本部長 おかげさまで
東西線、順調に進んでおりますけれども、事業の進捗といったところにつきましては当然我々のスケジュールを見据えながら国の方と
事業費の確保といったようなところで御協力をいただきながらこれまでも進めてきたところでございますが、先ほど以来お話ししてございますように、
事業費をどのように確保していくかというところが
東西線の事業の推進に非常に大切なところでございます。そういった中で、今後国の方からどのくらいの
事業費が我々の
予定どおりに来るかどうかといったようなところにつきましては、かなり流動的かつ不確実的なところがございまして、なかなか、例えば平成22年、23年、24年でこれくらいの
事業費というふうなところまでは今のところ見通せない状態でございますので、その点のデータについてはちょっと御容赦いただきたいと思いますけれども、我々といたしましては、できるだけ2735億円の中で、なおかつそれを幾らでも少なくするといったような形の中で事業を進めていきたいと思っておりますので、その点は御理解いただきたいと思います。
23:
◯福島かずえ委員 国からこのぐらい来るだろうということを見込んでいるのを公表するのはなかなかはばかれるというようなことなんですか。
24:
◯東西線建設本部長 事業費の推移のところにつきましては、我々これまでできるだけ後年度の事業を
前倒しをしながら進めていくという形で今まで取り組んできておりますけれども、では、その工事が進んでいったときに、具体的に後年度の
事業費がどのくらいになるかといったようなところにつきましては、まだきちんと精査をされているわけではございませんので、我々が国に要望していくデータも未確実なところもございますし、国の方がそれに合わせて我々の
希望どおりに予算を確保していただけるかどうかといったことにつきましても、不確実、未確定なところがございますので、なかなか現段階ではお出しできないような状況でございます。
25:
◯福島かずえ委員 いつになったら出せるのかということについては、さっきお話がありました10年目の事業の
見直しというところまで行かないと、さっぱり出せないということなんですか。
26:
◯東西線建設本部長 事業が大分進んでまいりますと、具体的な額というところが大体固まってまいります。それは大体大きな工事ということで
土木工事とかそういったものがほとんど発注が終わったりとか、設計なども大分進んで、額の方についても大体当たりが出てくるというような時期になりますれば、大体このぐらいというところは我々の方としてもきちんと皆様のところにお出しできるような数字として固まるかもわかりませんが、現段階では
前倒しといいますか進めているという中で、今後いつどのような時期に発注をするかといったようなところで額の方につきましても少し流動的なところがございますので、そのあたりはちょっと今の段階ではお出しできませんので、もう少し設計等々が進んで具体的な数字が固まりますればお出しする方向で検討してみたいと思います。
27:
◯福島かずえ委員 結局、今のところは出せませんと、見込みの数字といっても非常に流動的なので出せないということでありますけれども、だったらなおのこと今回の
積み増しする8億円弱のお金がどのように生かされるのか、全然、とりあえず予算は確保しておくためにもらって、
一般会計からもあわせて
補助金と
出資金は出しますよと。そういうふうにしたけれども、結局それがどのように生かされるのか、全体事業の中でどう位置づけになる8億円なのかがさっぱり見えないけれども、認めてくださいというのでは、私は市民も納得しかねるのではないかのかなと。これだけ財政が苦しい苦しい、もう出せません出せません、ことしの敬老の祝い金は77歳の人はカットしますと。そして、100歳のお祝いも10万円じゃなくて5万円にしますと。それで大体5000万円浮くんですけれども、片やそっちの方は切っておきながら、
東西線には繰り越すのが決まっているのに8億円ですかというのはやはり、理屈としてそのお金はこっちには回せないんだよというふうに言ったとしても、やはり市民の感情としては納得できないし、しかも、この
補正予算がどのように後
年度負担が軽くなるためにこうなんですよというふうにもっとリアルに説明されない限り、やはり納得できないと私は思うんですけれども、いかがでしょうか。
28:
◯交通事業管理者 いろいろ御指摘をいただいておりますけれども、先ほどから我々も答弁いたしておりますように、全体の2735億円の
事業費の中で、今現在さまざまな要素でその全体像を圧縮するよう努めておりますが、
今本部長が申し上げましたように、では何百億円圧縮できるんだという最終的な
見通しが立ちませんし、また、なかなか今後の経費の
見通しも立ちませんので、確定的な、感じでの将来推計できませんけれども、
福島委員から今いろいろ御指摘ありましたように、我々としても今どういう状況になっているのかということを適切に情報提供する責務がございますので、どういう形で公表したらいいのかということはこれからいろいろ考えてみたいとは思います。ただ、
福島委員も当然御承知だと思いますけれども、この事業は国の
補助事業でございますので、その状況が仙台市にとって有利なときにやはり
前倒しで確保する必要がございますし、それに伴って
一般会計から
出資金、
補助金が、これは全部、御承知のとおり起債でございますので、今現在福祉の方の予算を削ってこれに回すというような、そういう予算ではないということは
皆さん御承知のとおりだと思いますので、その辺の御理解もいただきたいと思います。先ほどお示しされた
グラフ、あれが平成27年度まであれば色がどっちだったですかね、あれが当初計画と、
ピンクと黄色がこの後急激に逆転していくというところまで出していただければ、わかりやすいんですが、そのデータを出せない我々が残念ながらその
グラフを形成させられないでいるわけですけれども、そういった形でいろいろ工夫しながら圧縮し、ほかの事業に迷惑をかけないように、先ほどもお話ししましたように基金をつくったり、さまざまな工夫をしながらやっておりますので、全体的な
前倒しの、これは平準化といったふうにとらえていただければいいかと思いますけれども、その辺の了解を、御理解をいただければと思います。
29:
◯福島かずえ委員 管理者が何らかの形で市民の財政的な不安や負担、疑問にこたえていく努力はしていきたいと。やはりそれが基本だと思っております。残念ながら今のところはそれについてほぼ何も
ノー回答ということだと思っておりますので、今回の補正につきましてもやはり納得しかねるかなというのが私の思いであります。これは質問はしません。
30:
◯委員長 ほかに質疑はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
31:
◯委員長 終了いたしました。
以上で議案に対する質疑を終了いたしました。
《
付託議案の決定の審査について》
32:
◯委員長 これより
付託議案の決定を行います。
なお、
要望事項等につきましては各議案の決定が終了した後に確認をいたしたいと思いますので、よろしくお願いいたします。その際、
委員長報告に織り込むものにつきましてはその旨をはっきりと簡明に発言願います。その旨の発言がなければ
委員長報告には織り込まないことといたしますので、その点御了承願います。
それでは、第83
号議案平成21年度仙台市
高速鉄道事業会計補正予算(第1号)について討論はありませんか。
33:
◯福島かずえ委員 先ほど申し述べたとおり異議がありますので、反対いたします。
34:
◯委員長 異議がありますので、起立により採決いたします。
第83
号議案は原案のとおり決定することに賛成の諸君の起立を求めます。
〔
賛成者起立〕
35:
◯委員長 起立多数であります。よって、本案は原案のとおり決定いたしました。
以上で議案に対する決定を終了いたしました。
この際、議案に対する
要望事項等がありましたらお願いいたします。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
36:
◯委員長 なければ、以上で
付託議案審査を終了いたしました。
《
所管事務について》
37:
◯委員長 次に、
所管事務についてであります。
まず、
交通局より報告願います。
38:
◯交通事業管理者 私からは、国に対します
要望行動につきまして御報告を申し上げます。
資料の1をごらんいただきたいと思います。何か、ただいまの質疑の後にちょっと言いづらいような感じがいたしますけれども、それはそれとして、これは本市の
行政運営に関しまして
重要課題で、特に国費が大きな財源となっているものにつきまして、昨年に引き続き
全市一括で
要望行動を行うものでございます。
資料1の表紙をめくっていただきますと、目次として
要望項目の一覧がございます。当
常任委員会の所管する事項は、1項目の
公共交通軸を中心とした
機能集約型都市の形成、
地下鉄東西線整備事業の推進でございますので、この点につきまして御説明を申し上げます。
1ページ、めくっていただきまして1ページをごらんください。内容といたしましては、鉄道などの
公共交通軸を中心に、多様な
都市機能を集約させた
機能集約型都市の形成を目指す本市といたしまして、
地下鉄東西線の整備が最
重要施策でございまして、
まちづくりの機運も高まる中、市民及び経済界が一丸となって、
早期実現を要望しているところでございまして、
整備推進のための
事業費の確保を求めるものでございます。
現在、
市内各所で
土木工事に着手しておりますが、今後ますます工事を進捗させていく必要がございますので、引き続きさまざまな場面をとらえ、国への働きかけを行ってまいりたいと考えております。
なお、
要望行動につきましては、6月下旬に、市長ほか
関係局長等が
関係省庁及び
関係国会議員を訪問いたしまして、直接要望する予定でございます。
続きまして、
事業概要につきまして、資料2に基づきまして御説明を申し上げます。
交通局につきましては、資料2をごらんいただきたいと思います。
まず、1ページ目でございます。
交通局の機構図でございます。
交通局の組織でございますが、総務部、
自動車部、
高速電車部があり、さらに
東西線建設本部があって、
管理部、
建設部の体制でございます。人員が986名。昨年4月1日現在と比較いたしまして、
バス事業における管理の委託の拡大等により61人の減となっております。
2ページから9ページにかけましては、
事務分掌をあわせて載せておりますので、ごらんいただければと思います。
次に、10ページをごらんいただきたいと思います。
バス事業の概要でございます。今年度の
輸送人員は、年間4039万1000人、1日平均11万1000人を見込んでおります。
バス事業におきましては、管理の委託の拡大など経営の効率化を進めるとともに、
学生フリーパスの
実証実験など、より一層の
乗客サービスの向上と
利用促進に努めてまいりたいと考えております。
次に、
地下鉄事業の概要でございます。14ページをごらんいただきたいと思います。今年度の南北線の
輸送人員、年間5643万9000人、1日平均で15万5000人を見込んでおります。
地下鉄事業につきましては、引き続き
財政基盤の安定を図るとともに、
可動式ホーム柵の設置など安全性を向上させ、安心して御利用いただけるよう努めてまいりたいと考えております。
それから、
東西線の概要につきましては18ページをごらんいただければと思います。
東西線につきましては、平成27年度の開業に向けまして、18年度以降、駅や
トンネル等の
地下鉄本体の
土木工事を行ってきましたが、
路線延長発注ベースでの
事業進捗は、20年度末で約8割強となっております。今年度は、全線にわたり工事を進めてまいる考えでございます。
以上、概略を申し上げましたが、交通事業におきましては、お客様の安全、確実な輸送が最大の責務でございます。その確保を第一に、一層の経営の改善、サービスの充実に努めてまいりたいと考えております。
39:
◯委員長 ただいまの報告に対し、何か質問等はありませんか。
40: ◯相沢和紀委員 今説明いただきました資料の10ページのところに、自動車運送事業として、表の中に貸切車両という項目がございます。24両という数字と平均定員80という数字が記載されておりますが、私の記憶では、約10年ほど前に経営健全化というふうなことで、観光貸し切りについては廃止をしたというふうに記憶をしてございます。その後も、大型バスにつきましては空港路線に運行しておりましたけれども、これもアクセス鉄道の開業によって事業の方を閉鎖したというふうに理解しておりまして、この貸し切り車両というのはどのような車両を指しているのか。実際には、私は、
交通局に貸し切り車両としては専用のものはないんではないかというふうに理解しているんですが、いかがでしょうか。
41: ◯輸送課長
交通局では、乗り合い事業と、それから貸し切りの事業の二つの許可を取っておりまして、乗り合いにつきましては、御案内のとおりのあの路線のバスでございまして、貸し切りの方でございますけれども、これはそれぞれ乗り合いも貸し切りも運輸局の方に事業計画というものを出すことになっておりますけれども、それぞれの中で車両を登録することになっております。貸し切りとして24両、そこに記載の分については、車両を指定して登録をしております。
車種でございますけれども、これは通常路線を走っているバスと同じタイプの車両でございます。ただ、乗り合いの登録をするに当たりましては、それを車両に明示することが義務づけられておりますので、側面のあの帯というか、仙台市営と書いてある帯のところがあるんですけれども、あそこに貸し切りというふうな表示を明記しているところでございます。
42: ◯相沢和紀委員 ということは、要するに、車両そのものは一般の乗り合いバスなんだけれども、貸し切り事業というものを運輸局から認可を得てずっと継続しているということからして、車両の届け出をしているというふうに理解してよろしいんですか。
43: ◯輸送課長 済みません、ちょっと答弁漏れだったと思います。観光の貸し切りの方は、議員御指摘のとおり平成12年度で廃止をしておりますけれども、今は特に小中学校さんが、例えば科学館とか天文台とかに学校行事としてまとまってそちらの方に行かれる際に、私どもの方でそれの申し込みをいただきまして輸送していると。この貸し切りの大半は、そのような運行をしているところでございます。
44: ◯相沢和紀委員 そうしますと、料金体系というのは、別にこれは定めているんでしょうか。
45: ◯輸送課長 貸し切りの条例がございまして、そこの中で料金は決めておりまして、ただ、さっき申し上げました学校行事等で御契約いただく場合には、減免の規定がございまして非常に格安ということで、私ども教育
委員会さんの方を通じて各学校さんの方に、ぜひ使っていただけないかというようなセールス活動も行っているところでございます。
46: ◯相沢和紀委員 科学館とか天文台、そういったものというふうな話がありましたけれども、一般の方からの申し込みで貸し切り車両として営業してやったりという実績は、去年の中ではあったんでしょうか。
47: ◯輸送課長 昨年度でございますと、大きいものですと、ジャズフェスのときに会場が分散しておりますので、その循環のバスなどの契約をいただいているところでございます。
48:
◯福島かずえ委員 さっきもやりとりしましたので、余りくどくならないようにはしたいと思うのですけれども、この国への要望の一番最初、やはり
地下鉄東西線の整備事業の推進ということで要望事項にあります。使い切れないほどのお金をもらうということに対して、いかがなものかというふうに私は思っているんですけれども、それは先ほども言いましたので、ここでは
公共交通軸を中心とした
機能集約型都市の形成というくくりの中で、
地下鉄東西線事業の推進ということだけが書いてありますけれども、いろいろ南北線プラス
東西線ができたとしても、それだけで市民の公共交通への要望が満たされるわけではなく、やはりバスが市民の足として、その間を、あるいは外延部の部分とどういうふうにつなぐのかということは、都市整備局も含めて交通政策を考えようということで今取り組んでいるところでありますが、なかなか
バス事業は厳しい経営環境の中で、
一般会計からも繰り入れをしたり、あるいは敬老乗車証、これも市民の
皆さん誤解をしていらっしゃるようですけれども、敬老乗車証の
一般会計からのお金が来なければ、それでは今走っているバスをなくすかというとそうではなくて、また、
一般会計からの負担がふえるだけというふうに私どもは思っているんですけれども、バスに対しての国への支援について、過疎地の声として出すというのもあったり、それから過疎地に対しての確保ということで、国が支援したりということはあるんだろうと思うのですけれども、仙台市の外延部はちょっと置いといて、中心部分でも将監、加茂とか、あるいは郡山とか、そういったところでもバスがなかなか本数が減らされて困るという声が聞こえている中に、やはり
バス事業に対しての支援も求めていくというようなお考えは今後あるのかないのか、ちょっと伺いたいというふうに思います。ぜひ私はすべきだというふうに思っておりますが、いかがでしょうか。
49:
◯交通事業管理者 今回の要望は、先ほども申し上げましたけれども、国の
補助金にかかわる比重が高い事業について取りまとめをして要望するという趣旨でございますけれども、おっしゃるとおり
公共交通軸を中心とした
機能集約型都市の形成というタイトルの中に、
東西線だけというわけではなくて、今御指摘のありましたように、バスの再編でありますとか、そういった
バス事業についても当然にその一翼を担うようなものだと思っております。その点では全く同じ気持ちでございますけれども、どういう形で、ただ
東西線と違って、
バス事業については全国が同じ状況に置かれていると。それぞれ地方とか都会で要素に違いはありますけれども、そういった形で大都市の10都市での共通の要望活動とか別個に展開しておりますので、仙台市として個別に取り上げるというテーマではなかったというふうに私自身は理解しております。
50:
◯福島かずえ委員 仙台市として独自に取り組む要望ということにはならないんだということでございますけれども、やはりこのぐらいの都市規模で、南北線、
東西線の軌道系のものを十字につくった後の、そのバスの体系をどういうふうにしていくのか、非常に、しかも、公営企業でこれだけバスを持っているという都市もまた少なくなってまいりましたので、やはりそこは仙台市ならでは、こういう要望をしていこうというような形で、政策づくりも含めて、ぜひ今後も
バス事業に対しての国の支援も大いに求めていくというような姿勢が、私は
管理者初め
交通局の
皆さんには求めたいというふうに思うのですけれども、その点はいかがでしょうか。
51:
◯交通事業管理者 おっしゃるとおりだと思いますので、私自身も国に行ったときにはいろいろなお話もしてまいりますし、何とか、これから非常に大事なのは
バス事業だという認識は十分持っておりますので、今回の要望にはありませんけれども、さまざまな場面で働きかけは行ってまいりたいと考えております。
52:
◯委員長 ほかにありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
53:
◯委員長 なければ、次に
水道局より報告願います。
54: ◯水道事業
管理者 それでは、
水道局所管の事業の要望につきまして御説明を申し上げます。
資料の3をごらんいただきたいと存じます。
まず、1ページ、
水道局の機構図でございますが、今年度の組織及び職員数は、業務部が5課91名、給水部が6課199名、浄水部が4課133名で、計3部15課423名となっております。
2ページ以降の
事務分掌は5ページまでございますが、これは後ほどごらんいただければと存じます。
続きまして、6ページ、
事業概要でございます。まず、1)の配水計画でございますが、本年度の年間総配水量は1億2250万8600立方メートル、一日平均配水量として33万5640立方メートルを見込んでいるところでございます。
次に、7ページ、3)の建設改良事業についてでございますが、配水管整備事業、施設整備事業、受託等工事を合わせまして、総額で65億8643万2000円を
事業費として計上しているところでございます。水需要の低迷が続くなど、依然厳しい経営環境でございますが、本年度におきましても的確かつ効率的な事業運営に努め、市民の皆様に安全・安心でおいしい水の安定供給に努めてまいる所存でございます。
55:
◯委員長 ただいまの報告に対し、何か質問等はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
56:
◯委員長 なければ、次にガス局より報告願います。
57: ◯ガス事業
管理者 続きまして、ガス局の所管事業の概要につきまして、資料の4に基づき御説明を申し上げます。
まず、1ページ目のガス局の機構図をごらんいただきたいと存じます。今年度の体制につきましては、5部20課となっておりまして、人員につきましては、総務部76名、営業部167名、供給部97名、熱量変更支援センター47名、港工場28名の合計415名となっております。
次に、2ページから5ページまでに、各課の
事務分掌につきまして記載をいたしておりますので、後ほど御高覧をいただきたいと存じます。
次の6ページ目の
事業概要をごらんをいただきたいと存じます。まず、1)の事業計画についてでございますが、今年度の需要家戸数は、前年度比897戸、0.2%増の36万5489戸を見込んでおります。販売量は、液化天然ガス販売事業分を含めまして、13A熱量換算で前年度比2924万7000立方メートル、9.9%増の3億2499万5000立方メートルを見込んでおります。
次に、7ページの2)予定収入及び支出についてでございますが、今年度の純損益は、前年度比13億1969万6000円増の11億7071万2000円の黒字を見込んでおります。
次に、3)の建設改良費についてでございますが、導管網の計画的な整備や経年本支管の入れかえを中心に、52億1409万4000円の事業を予定いたしております。
資料については以上でございますが、最後に補足といたしまして100周年事業について御説明を申し上げます。
本市のガス事業は、公営の前身でございます旧仙台瓦斯株式会社が設立されてから、ことしでちょうど100年を迎えます。ガス局では、このお客様の長年の御愛顧と御支援に感謝の意を表しまして、今年1年さまざまなイベント企画を催してまいる予定でございます。また、重要な節目の年でもございますことから、職員一丸となりまして、安全で安定的なガス供給を目指しまして、一層の事業の発展とお客様サービスの向上に努めてまいる所存でございます。
58:
◯委員長 ただいまの報告に対し、何か質問等はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
59:
◯委員長 別になければ、以上で報告事項関係を終了いたしました。
この際、当局から報告を受けた事項以外で、皆様から何か発言等がありましたらお願いいたします。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
60:
◯委員長 なければ、次に、閉会中継続審査事項及び他都市視察についてお諮りいたします。
過日開催された
常任委員会正副
委員長会議の中で、他都市視察の実施については、1班編成で2泊3日を基本とすること、また、手続を明確にする意味で、
委員会の中で協議すること、視察内容と閉会中継続審査事項との関連づけを図ること、議長まで委員派遣の申し出をし、承認を得ることが整理されております。そのようなことで進めさせていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
それでは、閉会中継続審査事項についてお諮りいたします。「浄水処理の現状について」及び「家庭用燃料電池エネファームについて」を閉会中も継続して審査することにしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
61:
◯委員長 御異議なしと認めます。よって、そのように議長に対して申し出ることに決定いたしました。
次に、ただいま決定いたしました閉会中継続審査事項に関連して、他都市視察を実施したいと考えております。
まず、視察日程でありますが、副
委員長とも相談の上、7月29日水曜日から31日金曜日までの3日間を考えております。また、視察先につきましては、北海道方面を中心に、苫小牧、江別、青森県八戸を考えております。基本的にはこのようなことで進めてまいりたいと考えておりますが、視察先の都合等もありますので、その詳細や今後の変更につきましては、正副
委員長に御一任いただきたいと思いますが、いかがでしょうか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
62:
◯委員長 それでは、そのようにさせていただき、議長に対し委員派遣の申し出を行いたいと思います。
また、当局の同行についてでありますが、先進都市の施設等を一緒に視察、勉強することは、今後の
委員会運営において大変有意義であると思いますことから、ぜひ御同行願いたいと考えておりますが、いかがでしょうか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
63:
◯委員長 それでは、御当局もよろしいでしょうか。