6:
◯教育長 それでは、
教育局より
学校職員の
懲戒処分事案につきまして1件御
報告いたします。
これは、
平成21年3月29日の
中学校の
部活動の
練習試合中に、
練習どおりの動きができない一人の生徒に対しまして、顧問の教諭が右の頬を5回たたき、足をけろうとしたという体罰を行いました。このことは
教育公務員として許されない行為でございまして、教
職員全体の信用と
学校教育に対する
市民の
皆様の信頼を著しく損ねるものでございますことから、5月1日付で
懲戒処分として
戒告等をいたしたところでございます。
今回、
指導に熱心な余りとはいえ、非のない生徒に対しまして、
指導の一環であるとの誤った認識のもと体罰が行われたということは、
市民の
皆様の信頼を大きく損ね、大変残念なことでございまして、
市民並びに議員の
皆様に心からおわび申し上げます。
教育委員会といたしましては、
勝利至上主義に走ることがないよう、
部活動の
あり方を点検するよう通達を出したところでございます。また、
中学校、
体育連盟とも連携しながら、
再発防止に努めるとともに、今後も引き続き
服務規律の確保に向けた研修を行うなど、
市民の
皆様の信頼の回復に向けまして、全力を傾け取り組んでまいる所存でございます。
7:
◯委員長 ただいまの
報告に対しまして、
質問等はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
8:
◯委員長 なければ、以上で
報告事項関係を終了いたします。
この際、当局から
報告を受けた事項以外で
皆様から何か
発言等がございましたら
お願いいたします。
9:
◯佐藤正昭委員 ことしは
市制施行120年、1889年から120年、そして
政令指定都市になって区の制度ができて20年という節目の年であります。このことは3回、4回前のこの
委員会でもお話をしましたけれ
ども、私はやはり
政令市になって20年、いろいろなことを
見直したり、考えていかなければいけない、そういう時期に差しかかってきたのかなという考えを持っています。
これだけ変化の激しい中、
区役所はどうあるべきなのか。ほかの
政令市なんかを見ても、
区役所の
役割というのはどこでも大体拡大をされてきているんです。これはいろいろな
調査の仕方があるでしょうけれ
ども、例えば
市長部局の
職員の中の
区役所の
職員、そういう指数なんかで見ても、だんだんに拡充されてきている。
仙台市なんかだと
平成元年、できた当時は31%の
職員が
区役所の
職員だったと。今は33%。2%ですけれ
ども拡充をされてきた。
ほかの
政令市なんかを見ても、顕著なのは、これは対象になるかならないかちょっとわからないんですけれ
ども、横浜市なんかは18区あるんです。18あるから、
最初元年のときには31%だったんですけれ
ども、今は
保育所の
民営化というものもあるんですけれ
ども、
市長部局の
職員のうち64%が
区役所の
職員だと。そういうことになれば、半分以上の
職員が
区役所の
職員だということになっています。福岡なんかでも39%とか、そういうことになっている。
ここでこういう話をしてしまいますと、どうしてもいろいろな局にまたがってしまいますし、所管とか
組織とかということについては
総務局なんだろうなと、
予算ということとか、そういうものになれば
財政局なんだろうなということになってしまうんで、ここでは私は
区役所の
あり方、ありようということに絞ってお
伺いをしたいと思っております。
まず、これまで
区役所の
組織、
予算権限について、これまで
平成元年からどのように変わってきたのか、そのことをまずはお
伺いをいたします。
10:
◯地域政策部長 区役所の
組織でございますけれ
ども、
仙台市の場合大
区役所制を基本としているわけでございます。それで、その中でさまざまな
行政課題への対応ですとか、
市民サービスあるいは
市民の
利便性の向上といった点、あるいは
事務執行の
効率性といったような点から
見直しを行ってきたという経過がございます。
主なものを幾つか取り上げてみますと、まず
平成8年度でございますけれ
ども、このときには
保健と
福祉に関する施策の一体的な
推進を図るというような目的におきまして、
保健所と
区役所の
福祉部を統合いたしまして
保健福祉センターということで、これを区の
所管組織というふうに
位置づけたということがございます。
それから、最近におきましては、
平成18年度でございますけれ
ども、
防災訓練ですとか防犯、
交通安全対策といったような安全・安心の
関連業務を集約しまして、これを包括的に所管する
組織といたしまして
区民生活課を設置しております。
同じく
平成18年度ですけれ
ども、
耐震診断、改修あるいは
ブロック塀の除去、
景観形成といった
地域の
災害対策、
ハード系というふうになりますけれ
ども、あるいは住環境の整備を所管する課として
街並み形成課を設置したというふうなことがございます。
それから、直接の
組織の改正ではございませんけれ
ども、昨年度に
区役所の
総合案内窓口の設置ですとか
窓口サービス員の配置といったものを行いまして、
市民サービスの向上に努めているといったようなことがございます。
それからもう
一つ、
予算権限の
見直しでございますけれ
ども、これはまず
区長の
予算権限を拡充するということから、
平成17年度から
区長を
本庁の
局長と同じように
予算要求、
予算配当、
流用等を行うことができる主体というふうに
位置づけをしております。これによりまして、従来すべて
本庁の
担当部局の方で
予算を編成しまして、区が配当を受けて
予算を執行するというような形になっておりましたけれ
ども、このうち一定の事業につきましては
各区が直接
財政局に
予算を要求できるということ、それから
執行段階においてもある程度の裁量を持って執行できるというような仕組みを構築したところでございます。
11:
◯佐藤正昭委員 今最初に
部長が述べられた大
区役所制度は、あのとき20年前英断だったんだろうなと思っているんです。今は各
政令市を調べますと、もともと小
区役所制をやっていたんだけれ
ども、大
区役所制に移行したところというのは、
名古屋とか神戸とか北九州とか川崎とか、結構いっぱいあるんです。今はこの小
区役所制というところは余り少なくなって、最初から千葉市がそういう形の
余り権限を持たせないということ。千葉市なんかは区としては六つの区であります。
仙台市はそういう意味でも
先見性も持っていたし、
バランスがいいんです。
各区、
政令市を調べると、区の
平均人数というものをいろいろと割り出していただいたんです。
仙台なんかでいえば、
仙台市は最高は青葉区の20万人ちょっとということになって、一番少ないのは若林区の12万9000人ということになって、2倍程度、2倍にもなっていないというくらいの差しかないんです。
制度的に見れば、ほかの
政令市だと、横浜なんかは32万人と9万人ですから相当違います。4倍というようなことですし。浜松なんかでも3万6000人と24万人というようなことでもありますし、だから、こういう場にもそういう
区長さんが並列でいるのか、何か
でこぼこがいろいろあるんじゃないかなと。京都なんかでも4万人の区があったり28万人の伏見区があったりという、そういう
でこぼこがいっぱいあるんです。
そういう中で、
仙台はその辺の
バランス感覚は相当よかったんだろうなというふうに思っていますし、今お聞きをしましたとおり、
平成8年度には
保健福祉センターということですし、
平成18年についてはそのような安全・安心の部局なり
街並み形成ということで、いろいろなことをやってきて、一つ
一つ着実な歩みをしてきているんだろうなと思うんです。そしてまた、
総合窓口については
各区全部がスタートを切ったところでありますけれ
ども、やはり
市民からの評判はいいですし、こういうことをしっかり積み上げていくことが今後大切なのかなと思っております。
そういった中で、今
部長の方からこの
区役所の
あり方について
検討なされているということで、
平成16年度から
区役所組織の
あり方検討委員会というものをやっているということでありましたけれ
ども、そのことについて、
あり方についてどのような場でどのような
検討がされてきているのか、どのぐらいの回数やっているのかなと思いまして、御
質問をいたします。
12:
◯地域政策部長 まず、
区役所の
あり方あるいは
行政に関して
検討する機関ということでございますけれ
ども、
一つは従来からのそういう場としては
区長会議、
各区の
区長さんがメンバーとなって副市長が主催するというような会議がございます。あと、そのほかに副
区長、それから
部長、課長といった各レベルでの同じような区と
関係局との
協議の場がございます。そういった中でその時々の
区行政の課題といったものについて
検討、
協議を行っているということがございます。
それから、先ほど
委員からお話ありました
区役所組織の
あり方検討委員会は、
関係局と区の次長と副
区長で構成するものでございまして、
事務局は
総務局の方で担当しておりますけれ
ども、こちらを設置いたしまして区の
組織ですとか
事務分掌について
検討を行っているというものでございます。
区長会議につきましては、これも年度によって若干違いますけれ
ども、年6回から7回程度の開催ということでございますし、必要があればその都度開くということになります。あと、
あり方検討委員会の方につきましては、定例的に開くという性格のものではございませんので、その都度開催するという形になってございます。
13:
◯佐藤正昭委員 わかりました。
それでは、これまで
区役所の
あり方について、今のは
内部組織のことでしょうから、外部の
意見というか、
市民の
意向調査なり
意見の聴取なり、そういうことをした事例というのはあるんですか。
お願いをいたします。
14:
◯地域政策部長 市民の意向の把握という点におきましては、
通常本庁あるいは
区役所の方で実施しているさまざまな広聴制度というものがございまして、その中で
市民の
行政ニーズですとか区に対する要望、提言といったものをお受けしているということがございます。
今お話ありました
区役所をテーマにしたものということになりますと、
平成17年になりますけれ
ども、当時
市政モニターの方196人を対象といたしまして
区役所制度に関する
市民意識調査というものを実施した事例がございます。
15:
◯佐藤正昭委員 その
モニターでどんな
意見が出たんですか。
お願いします。
16:
◯地域政策部長 アンケート自体は非常に多岐にわたっておりまして、
区役所に来た要件とか頻度ですとか、それから地元に対する
愛着度とか意識とか、さまざまな
内容になって及んでおりますけれ
ども、その中で、例えばどのようなことを
区役所の仕事として充実強化してほしいと思いますかといったような
質問の設定がございまして、
回答内容を見ますと
保健や
福祉サービスですとか、
住民要望の
行政への反映ですとか、
防災対策の
推進、
地域の特性を生かした
まちづくりの
推進、防犯、
交通安全対策の
推進といったようなものが比較的上位になっているというように思われます。
この
意識調査につきましては、幅広い意味で区の
あり方なんかを
検討していく上での
基礎資料というか、ベースとして活用させていただいているものというふうに受けとめております。
17:
◯佐藤正昭委員 私が調べてきた
名古屋なんかでも、いろいろな市政の
アンケートをとって
市民に聞いているんです。特に
区役所で力を入れる必要があるという取り組みはどんなことですかと聞いたら、どうかなと思うんですけれ
ども、
区役所、支所の日曜の
窓口をあけてほしいと、そういうものの拡大をしてほしいとか、
保健、医療、
福祉の
相談、
指導を充実してほしいと。あとは今おっしゃられたような
防災に備えて
地域防災活動の充実であるとか、そういうことがいろいろ出されていて、あとは
区役所で取り組んでほしいこととして新たにということになれば、
消費生活に関するものなんかが結構多かったんであります。
そういった中で、
部長、
区役所制度20年ということでさっきお話をしたんですけれ
ども、20年前と現在の
区役所の
役割、そういう
区役所の
役割というものが変化して来ていると思うんですが、どのように変化をしているというふうに感じているのか、その御認識をお
伺いをいたします。
18:
◯地域政策部長 私の立場で20年前との変化というものを端的な形でお答えするのはなかなか難しい部分もございますけれ
ども、思いつく中で申し上げるとすれば、まず
区役所の基本的な
位置づけといたしましては
市民生活に密着する
サービスをできる限り総合的、完結的に
市民の方に提供できる住民の身近な
総合行政機関ということが大
区役所制をとっている私
どもの方の
区役所としての
位置づけがございますけれ
ども、この部分については変わりがないものというふうに思っております。
その一方で、20年前と比べまして、
社会経済情勢ですとか本市を取り巻く
行財政環境といったものはやはり大きく変わってきているであろうというふうに思っております。例えば
少子高齢化ですとか
核家族化といったものが進展しておりますし、それに伴いまして
子育てですとか介護の問題、
健康づくり、
防災の
地域での安全・安心といったような
地域課題が急速に顕在化しているというふうな
状況というのはあるだろうと思います。
こういった社会的な背景の中でそういう新たな
市民ニーズに迅速、的確に対応していくということがますます求められてくると思いますので、そういう意味で
市民サービスの最前線にある
区役所の
位置づけ、
役割というものがますます重要になっているだろうというふうに受けとめているところでございます。
19:
◯佐藤正昭委員 そのとおりだと思うんです。いろいろな
地域の課題が年々いろいろなことでだんだん多くなってくるだろうし、この
区役所の
役割というものの
重要性というものがますます重要になってくる。
感じるのは、今
子供たちに聞くと、どこにいるのと言うと何々区、若林区という形で、
仙台というよりも自分のところを若林区というような形で、区で表現をする
小学生が実に多いんです。そういう点では、
小学生たちにも区というものが完全に認知をされて、自分が若林区の人間である、
宮城野区の人間であるというふうに思っているのかなと。それだけ
区役所に対する愛着といいますか、そういうものが高まってきているんじゃないかなと思うんです。
それでは、ちょっと
区役所にお
伺いをいたしたいと思います。
区役所、5人の
区長がいらっしゃいますけれ
ども、
区役所で実際に
区長となって見てきて、
市役所の中にいたときに見ていた
区役所行政と実際
区長になって
区役所を運営をしてみて、その辺についての感想が
一つと、
市民が
区役所にどのようなことを求めているのかなと、それはどのように感じるのかなと思いますけれ
ども、その2点について、新しくなった人というわけにはいかないのかもしれませんので、
青葉区長と
宮城野区長で
お願いをいたします。まず
青葉区長、
お願いします。
20:
◯青葉区長 2点の御
質問がございましたけれ
ども、まず前職、
局長時代と現在
区長となってどうかということでございますが、たまたま私は
健康福祉局におりまして、
区役所の
保健福祉センターとは丸ごとのお
つき合いでございます。特に次長として2年間仕事をした中で、
区役所との
関係で申しますと各
保健福祉センターの所長との
コミュニケーションをいかにスムーズにとるかというところに最大の力を注いできたと。そういう意味で、
局長としても同じようなことで仕事をさせていただいてまいりました。現場の声をきちんと受けとめ、施策に反映させる、あるいは新しい施策を考えるときには現場にいかに生かしていただくかということ、そこでは当然
意見のそごが生じますけれ
ども、これは
市民利益という視点できちんと
相互理解のもとで進めてまいったと。こうした、
自慢話じゃなくて、そうした心構えでやってきたつもりでございます。
一方、
区長になりますと、そのほかの分野、建設の分野でありますとか
区民部の分野ということに広がるわけですが、いずれ基本は同じだと思っております。各
本庁部局との情報の共有、
コミュニケーションをきちんととると。これも
区長だけやればいいというものではなくて、それぞれの職責の中で連携をとっていくことが非常に大切だというふうに感じているところでございます。
2点目が、
市民が
区役所に何を求めて、どのようなことを求めているか。さまざまな要望なり
意見が届きますけれ
ども、
一つに集約すれば、
地域課題を解決する
窓口としての機能を発揮してほしいということに尽きるのではないかと考えております。
区役所の
権限の中のものであれば区全体の中で解決しておこたえ申し上げますし、
本庁各部局との連携が必要であれば、単にあちらですよということも物によってはありますけれ
ども、そこの中に入ってコーディネーターとしての
役割も果たすということが求められているのではないかと考えております。
21:
◯宮城野区長 佐藤委員のお話でございますけれ
ども、私は
区役所ができたときにちょうど
経済局の
商工振興課におりまして、
区役所にどれだけの仕事を持っていくのかという観点で
検討した経過がございまして、そのときには商工の部分の
中小企業相談やら農業の一部みたいなところまで全部押し込んだというか、大
区役所制だということで、そういうものまで入れて、本当にそこでいろいろなことをよろず承りできるようにしようということを志したという経過がございます。
しかしながら、その後、現実には
中小企業指導センターで一括して御
相談を受けたり、そういうこともありまして、今のような形で
商工業なり
消費生活というものについては抜けたというふうに考えておって、非常に懐かしく受けとめさせていただいているところでございます。
さて、私は前職が
経済局長ということでございまして、
区役所とのつながりというものはほとんどございませんで、
地域の
商店街の情報を裏からいただくぐらいのものでございました。それで、どういった
イメージを持っていたかということにつきましては、一般的な知識しかございませんで、
住民票等の受け付け、そして諸証明の発行、もしくは
福祉サイドの
サービスを受けるための御
相談なり支給の
窓口、また税等々の
市民の
義務等、
国保等の
国保相談、そういったまさに
市民に直接かかわるところが
区役所なんではないかなというふうな
イメージを持って赴任をしたところでございます。
行ってどんな感想を持ったかといいますと、まさに
区役所というのはそういう表面だけではなくて、
町内会長さん、そして
町内会長さんだけではなくて、種々の
スポーツ団体の方が
まちづくり推進課に来たり、
区民生活課に来たり、はたまた警察といろいろ
協議をしてその団体とお
つき合いをしたり、そして
建設部門においては町内の穴ぼこの話が
町内会長さんから来たり、個人から来たり、はたまた
国会議員、
県会議員、いろいろなところから来られる、まさにそのよろず承りの
窓口でございました。
それに対しまして、私が予想していたものよりもはるかに的確な判断をし、的確な説明をし、区の皆さんが対応しておられたということが、ここで私は今区の立場で答えると本当はそこまで言ってはいけないんだと思いますけれ
ども、感心をしたというのが一番目の感想でございます。
その後、今回
モデル事業等々が今般ございまして、区のこれまでの
権限を越えて、私
どもでいうならば今岩切、鶴ケ谷、それぞれ各局と連携をさせていただきまして事業を展開させていただいております。これは
縦割りじゃなくて、私
ども横で物を見ることを許されている唯一の
組織だというふうに思っておりまして、それで立案をさせていただいて事業をさせていただきまして、こういうことも非常に有効だなということを実感したというところはございます。
しかしながら、まだまだ、先ほど渡辺
委員からお話ありました鶴ケ谷の問題等は、根本的に解決するためには
地域の年齢構造を変えるような大きい話を持っていかないと結局は解決できないような話でございまして、そういった施策も
仙台市として区の
権限を越えた形で何か打ち出していかなければだめなんだろうなという大きな
地域課題が見えたところでございます。
地域の住民の皆さんが何を私
どもに期待しておられるかということについては、まさに瀬戸
区長がおっしゃったことに尽きるのでございますけれ
ども、まず御
相談に来られましても
相談の
内容が自分で御理解されていなくて、
子育ての
相談だと思って来られているんですが実は生活困窮のことだったりということがございまして、これまで
保健部門と医療部門とか
子育て部門を区に一元化しているというメリットは非常に受けておりまして、総合的な対応をやはりしなければならない事例というものが多々ございます。
また、
本庁の所管にかかわること、区を超えた
相談も相当ございまして、これにつきましてもそういうことを
窓口である区がきちんと受けとめて整理をしてやるというふうなことも期待をされているんだなということを感じたところでございます。
まさに一言で言うのであれば、総合性と申しましょうか、総合的調整能力を区が有することがポイントなのかなというふうに感じております。私
ども、もう少し具体的な
役割をするとすれば、市の本体と住民の間に入りまして、双方向の通訳的な能力を有すること、調整することというふうに感じているところでございます。
22:
◯佐藤正昭委員 ありがとうございました。
やはり、
相談に来られる人、区民、
市民というのはいろいろな人がいますから、そのことを的確にしっかりとどういうことを
相談しているのかということをきちっととらえないといけないし、それが自分のところだけじゃなくいろいろなところにまたがるんで、そういう総合調整の能力だとか、そういうものも必要になるんだろうなと。そういう意味で、切り分け方も必要だろうし、今理想と現実の狭間の中でいろいろ悩んでいるところもあるんだろうなといろいろ思うんですけれ
ども、しかしながら、今後ますます
区役所の
あり方、
役割というものはどっちにしても大きくなるなと、そして
区役所がしっかり受けとめることによって
市役所との連携がきちっとできるということにこれからなっていければいいんだろうなと思いますし、そういう意味ではそういうものの最前線に立っているのが皆さんでしょうから、そういう意味で私は期待をしておりますし、
市民満足度という言葉はこのごろ出ませんけれ
ども、そういうことができることによって
市民満足度がしっかり高まっていくのかなと。それで、その
一つの形が
総合窓口で、やはり私なんかも何度も行くんですけれ
ども、やはり対応のよさというか、そういうことになりますし、やはり人だなとも思える部分もありますし、今後とも頑張っていただきたいと思います。
ちょっと最後に、私はこの
区役所の
あり方について、20年ということなんでしっかりと
検討をしていく必要があるんじゃないかなと、みんなの知恵を結集をしなければいけないときじゃないかなと。それは
市民の声もいろいろな形、
アンケートなのか酌み上げなのか、そういうものも含めて
市民の声も酌み上げながら、より望まれる、よりいい形の、どこの
政令市でも答えというのはないんですよね。正解がどれだという、1足す1は2というものはないんでしょう。でも、それに向かって努力を惜しまないということが必要だと思いますから、そういう面で
あり方について私は
検討が必要だと思いますけれ
ども、今後どのような場所でどのような
検討をなされていくおつもりなのか、お
伺いをいたします。
23:
◯企画市民局長 きょう御議論ございましたが、
仙台市においては当初から大
区役所制を採用しておりまして、区に
権限と
予算と人員を他都市に比べますと重点的に配置をしてきたところでございます。
この20年間、社会なり
市民の方の
行政に求めるニーズがかなり多様化しているところでございます。やはり、国において地方分権が議論されているように、地方においては
市役所から
区役所にどういう
権限を移譲していくのかというのは極めて重要な課題であると。やはり、
市民に身近なところで
行政サービスをできるようにするということが大事だろうというふうに考えております。
ただ、さはさりながら
行財政環境は非常に厳しいということもございますので、そういう制約条件もにらみながら、
委員御指摘のございました
区役所の今後の
あり方というものについて
検討していく必要があるというふうに考えております。やはり、
市民の方々のニーズ、御要望があって
仙台市としての政策の
あり方というものがあって、それを実現するために
組織の
あり方というものがあるということであろうと思っておりますので、これはやはり先ほど
地域政策
部長から御説明申し上げましたように、不断に
行政組織については
見直しをしていく必要があるだろうというふうに考えております。
したがいまして、先ほど申し上げました
区長会議等、
組織横断的にいろいろと
協議を行う場がございますので、この
区役所の
組織なり
権限の
あり方につきましては、人事面、
予算面等、他局とも関連することでございますので、そういった
関係局とも十分連携しながら不断に
検討を進めてまいりたいと考えております。
24:
◯佐藤正昭委員 なかなか
局長のところでの
権限もありますから、区の
あり方についてはしっかりとここで
検討してもらいたい。しかしながら、制度全体といいますか、制度のものについては今後別の場でも議論をしていきたいと思います。
しかしながら、この区の制度についてもやはり取り組んでいかなければならない。それは取り組むんであれば、早ければ早い方がいいし、そう私は思っておりますということで
質問を終わります。
25: ◯大槻正俊
委員 では、幾つかお
伺いをさせていただきます。
まず
企画市民局ですが、手短にまいりますが、ハーフマラソン大会がこの前ありました。本当に
関係される皆さんのお気持ちが通じたかのような新緑のもとにすばらしい大会だったというふうに思いますが、まず今回のとりあえずの中間的な総括はどのように行っているのか、またはとりあえずこういうふうにまとめているというふうなことをお聞かせください。
26: ◯スポーツ振興課長
仙台国際ハーフマラソンについてでございますが、今大会の詳細な検証につきましては今後
関係する機関や団体での反省点を持ち寄りまして、次回に向けた改善の必要性を
検討してまいることといたしておりますが、今大会につきましてはスタート時の気温が22度にもなり、選手の皆さんのコンディションが非常に心配されましたが、過去最高の1,114人の出場のもと、無事に開催することができました。
これまでレース終了後のお別れパーティーの中で行っておりました表彰式を、今大会よりフィニッシュ直後に
市民広場で実施いたしましたところでございます。応援に駆けつけた多くの
市民に直接祝福していただける形となりまして、
市民、そして選手、
関係者から好評であったというふうに考えております。
また、開催に伴いまして交通規制を行っており、
市民の
皆様には御不便をおかけしておりますが、当日の苦情も数件にとどまっており、この大会が
市民に深く浸透してきているあらわれというふうに考えております。
27: ◯大槻正俊
委員 今大会の1,114人の出場というのは、今までで最高だというふうに思います。この選手の人数についてはどのように考えられておられるのか。私は二つの地点で、太白
区役所前と、あと文字どおりフィニッシュのところで、つまり2回見させていただいているんですが、
市民からの反応は非常に好感、いい感じを持って大会の応援をされていたという感じを受けますが、どのように考えておられますか。
28: ◯スポーツ振興課長 今大会におきましては、男女、そして車いす合わせまして約1,300名のエントリーを受け付けいたしたところでございます。この人数につきましては、スタート地点での混乱回避など、大会の競技運営、そして交通規制の時間などを考慮いたしまして、円滑にレースを進める上で適正な人数だというふうに考えております。
29: ◯大槻正俊
委員 私はぜひ、つまり競技性も大事で、大体3分の1ぐらいは大分競技性を中心にしてやっている選手だというふうに思いますし、あと3分の2ぐらいは自分の頑張りを大事にしてやっておられる感じだというふうに思いますが、ぜひこうした形の定着を今後も望んでいきたいというふうに思いますけれ
ども、そのことをまず
一つお聞きします。
立っているついでにまた聞きますが、せっかくお別れパーティーをやられているんですが、非常にこれはいいことなんです。
仙台以外からも来てくださる選手にいい印象を持って帰っていただくということも、これまたせっかく
仙台のまちで走ってきたわけですから、いい新緑の印象のままさわやかに帰ってほしい。例えばいろいろなパーティーの料理も、これは
予算の
関係もありますけれ
ども、もっと
仙台らしい料理を少し出してあげたりとかすれば、例えばお昼にかけますからずんだもちを出すとか、そんなふうな感想も私も持ちながら見ておりましたが、そういった配慮です。
つまり、単にハーフマラソンというんじゃなくて、もっとこの
仙台のまちにさらに来たいという、交流人口もふえる、観光にも来たいというふうな広がりも持つためにも、さらなる努力をしてほしいんですが、その二つについてお答えください。
30: ◯スポーツ振興課長 まず、大会の形態でございますが、先ほ
ども申しましたとおり、交通規制に伴い
市民の
皆様には御迷惑をおかけすることとなりますけれ
ども、市内中心部を舞台といたしまして
市民に感動を与え、そしてランナーには十二分にその実力を発揮いただける大会ということで現在の大会が成り立っているというふうに考えております。
一部にはもっと門戸を広げるべきとの御要望もございますが、現在のコース設定においては課題も少なくないことから、今後さまざまな観点から
検討してまいりたいというふうに考えております。
2点目の
仙台らしさという御
質問でございますけれ
ども、今大会におきましてはエントリーされたランナーのうち約57%が県外から、具体的に申しますと全国41都道府県からおいでになっております。そうした意味で、選手へのおもてなしの心というものも大事なことであるというふうに認識いたしております。
御指摘のお別れパーティーにつきましては約800名の参加者がございまして、経費の問題もあり、その
あり方そのものの
検討も必要ではございますけれ
ども、大会全体の中で
仙台らしさというものについて今後工夫してまいりたいというふうに考えております。
31: ◯大槻正俊
委員 今からは
教育局の方にお
伺いをしていきます。
先ほど私はぐあい悪くなりそうだと言ったんですが、新型インフルエンザです。本当に全国的に大変な
状況だというふうに思っています。ただ、心配ではあるんですけれ
ども、いたずらに動揺もしてもいけないというふうに思っています。
教育現場ではどのように対応しているのか、このことについてお聞きをしておきたいんですが、今、現段階についてどのように対応しているのかということ、さらには、これはあってはほしくないことですけれ
ども、感染被害に備えることがもう必要になったというような場合の二つの場面について、どのように取り組まれ、取り組まれようとしているのかお聞かせください。
32: ◯健康教育課長 まず、学校での現在の対応でございますが、各学校では
教育委員会からのうがいや手洗いの励行などの予防対策の徹底と新型インフルエンザに関する最新の情報の提供を基本にした数値等をもとに、適切な対応を図っているというふうに認識しております。
それから、実際起きた場合ということでございますが、特に国内での感染が確認された以降につきましては、局内新型インフルエンザ対策本部を設置いたしまして、保護者への正確な情報提供並びに感染予防等への協力依頼、学校におけるうがいや手洗い等の感染予防の徹底、県内、市内等で発症した場合の保護者への連絡体制の確認など、さらには臨時休業中の教育提供の
あり方などについて通知しておりまして、今後とも必要な情報提供を行いながら、各学校が冷静に対応できるように
指導してまいりたいと考えております。
33: ◯大槻正俊
委員 これは極力冷静に対応できるように、現段階もそうですし、万が一大変なときになった場合も、それぞれが落ち着いて対応できるようにぜひお取り組みをいただきたいというふうに思います。
次に、健康教育課長がお答えになりましたから、ちょっと学校給食の食物アレルギーの
関係についてちょっとお聞きをしておきたいと思います。
アレルギー対応食の
関係ですけれ
ども、新年度に入って各学校の対応がまちまちだという声がいろいろと寄せられてきています。今までも私もこの
委員会でもこの対応についてはしっかり取り組んでいただくようにということで申し上げてまいりました。かなりのところで一生懸命やっているということも、この場でも申し上げてきました。
ただ、残念ながら、本当に新年度に入ってから、学校の名前とかは言いませんけれ
ども、こういうことがあるんです。アレルギー対応食に該当している子供にいわゆる除去食を運ばせたり、あと、子供に代替食を何とかできそうなものも含めて持ってこさせると、毎日運んでこさせるというふうな学校な
どもあります。一方では感謝の言葉を言われているような学校もあります。
つまり、こういうふうに各学校の対応がまちまち過ぎるという、この現状の把握は当然されているんだと思いますが、いかがですか。
34: ◯健康教育課長
教育委員会といたしましても、確かにまだ学校間において食物アレルギー対応へのスキルや熟度に差があることは認識しておるところでございます。こういった場合、特に低学年の児童への配慮が十分に行き届かなければなりませんが、対応が不十分だったり、疑問であるなどのお話があった場合は、個々に対応を行い改善を図ってまいりたいということで今努力しているところでございます。
35: ◯大槻正俊
委員 これは精神的なことも含めて、その児童が後々食物アレルギーどころか、食べることのアレルギーになってしまったりすると大変なことなんで、なおさらしっかり取り組んでほしいなというふうに思います。
食物アレルギーの手引とかというものもつくっているはずなんですけれ
ども、これを担任がしっかり持って対応するようにはなっていますか。
36: ◯健康教育課長 手引についてでございますが、過去に
平成17年度当初版を3冊、改訂版を
平成20年度に2冊、各小
中学校に配付しております。この手引につきましては担任一人一人への配付を行っておりませんが、食物アレルギーを持つ児童生徒の担任につきましては、既に本市ホームページで公開している手引からのダウンロードを行うなどして
内容を理解し、必要な対応を行えるよう、学校を通じて
指導しているところでございます。
37: ◯大槻正俊
委員 やっていただいているのはわかります。わかりましたから、もっと徹底をしてほしいです。情報は情報で、あるだけでは全然動きになりませんから、その徹底をぜひしてほしいなというふうに思います。
具体的に栄養士さん、調理員の方々については同じようにどうですか。
38: ◯健康教育課長 食物アレルギーの対応に関しましては、本市や県が主催する栄養教諭や学校栄養
職員の研修の際に、チェック体制の充実や担任や養護教諭との連携などに関する
指導を行っているほか、今年度は調理員に対しても食物アレルギー対応食に関する研修会を実施する予定であり、この研修会を通じまして食物アレルギー対応への一層の理解を深めてもらいたいと考えております。
今後ともこういった研修
内容の充実に努めるほかに、年間を通じて行っている学校訪問等の機会を通じまして、独自の課題把握や個別
指導を行ってまいりたいと考えております。
39: ◯大槻正俊
委員 私からすれば、課長がこれだけ一生懸命やって取り組んできているわけですし、
教育委員会でもばらばらにとは言いませんけれ
ども、しっかりやってほしいと思うんです。毎年同じようにこういった場で繰り返し指摘しなければならないという状態を、やはり
教育委員会全体で考えて、改善をしていってほしいなというふうに私は思います。
本当にこれはしっかり取り組めばやれる話ですので、本当に一生懸命やっていると感謝されている学校もあるわけですから、残念ながらそうでなかったところなどを含めて、ぜひそれぞれの学校、個別にも対応してほしいということですが、いかがですか。
40: ◯健康教育課長 管理職や学校栄養
職員、養護教諭等への研修において、食物アレルギー対応について徹底を図るとともに、適切な対応が行われていない学校については、これまでと同様個別に
指導を行い、一つ
一つ改善を図ってまいりたいと考えております。
41: ◯大槻正俊
委員 ぜひ教育長、しっかりお取り組みをいただくようによろしく
お願いします。
最後にですが、青陵中等教育学校についてちょっとお
伺いしておきます。
今年度から実質的にスタートしているわけですが、市内のどの程度の学校から入学して、どのようなスタートを切っているのか、その
状況をまずお示しください。
42: ◯高校教育改革室長
仙台青陵中等教育学校の前期課程の入学者は138名でございました。入学者の小学校の分布を見てみますと、市内の124小学校のうち、62校から児童が入学をしてまいりました。これは市内の半数の小学校から入学していることとなります。このうち入学者が11名の小学校が1校、8名の小学校が1校で、他は3名以下の学校が多くなっております。1名だけの入学者の小学校も27校ございました。入学者の多くは
仙台青陵中等教育学校の近隣の小学校、あるいはバスや地下鉄、JRなどの交通
利便性の高いエリアの小学校からでございました。
入学生は、いずれの生徒も知的好奇心や学習意欲が高く、例えばオリエンテーション合宿では班ごとの討論会や全体の発表会でも、いずれの生徒も積極的に発言しまして、その
内容も深く、大変すばらしい討論会、発表会となりました。また、オールイングリッシュタイムの時間にはALTと積極的に
コミュニケーションを図ろうとするなど、熱心に学習に取り組む様子が見られるほか、生徒会活動、朝の読書、放課後の全員清掃活動など、課外活動にも積極的に取り組むなど、充実した学生生活を送っております。
43: ◯大槻正俊
委員 今年度入るに当たって前の年度に入学者の選抜ということが行われたわけですけれ
ども、総合的に見てこの入学者選抜の
あり方、取り組み、どのように評価されていますか。
44: ◯高校教育改革室長 入学者の選抜に当たっては、
調査書、志願理由書、総合問題、作文、集団面接の結果を資料といたしまして選抜を行いました。単なる学力に偏った選抜ではなく、多くの資料を用いて多面的な選考を行っておりまして、知識、思考力、表現力、判断力、意欲などを総合的に判断できたものと考えております。
45: ◯大槻正俊
委員 確認しておきたいんですが、適性検査の総合問題、さらに作文もありますけれ
ども、小学校で学習していれば十分対応できるというふうに考えていますか。
46: ◯高校教育改革室長 適性検査の総合問題と作文に関する御
質問でございますが、今年度入学者への総合問題の出題のねらいは、与えられた課題を理解し、これまでの体験や身につけてきた力をもとに論理的に考え、的確に判断し、解決する力や表現する力等を見るというものでございました。
いずれの問題も学習
指導要領並びに小学校での学習
内容を踏まえ、児童が小学校で学んだ知識をもとに、それらの知識を柔軟に組み合わせるなど、論理的な思考を求める問題が多く出されており、適切な出題
内容だったと考えております。
次に作文に関してですが、作文題の今の自分を支える言葉についても、難しい作文題ではなく、小学校の国語の作文
指導で培われた力で十分対応できる適切なものであったと考えております。
このように、適性検査につきましては、小学校における基礎的な学力をもとに、総合的な学習の時間等での学習を通して思考力、判断力を養うことなど、学校と家庭での日常的な学習で十分対応できるものであると考えております。
47: ◯大槻正俊
委員 私は、教育産業という言葉がありますが、受験に向かってのそういう教育産業全部を否定するつもりはありませんが、かなり受験対策をあおっている
状況にあります。ある予備校の、例えば合格者の体験
報告みたいなものには、半年前から勉強して入ったとかという、つまり対策をしないと入れない学校だという印象を、これではだんだんに持たれてくるんではないかなというふうに思います。こういった印象でこの学校が進むというのは非常にまずいんではないかなというふうに思いますが、いかがですか。
48: ◯高校教育改革室長 総合問題、作文につきましては、今御説明申し上げたとおり、受験テクニックを磨くことではなくて、学校と家庭の日常的な学習の積み重ねが非常に重要でございます。このことに関しましては、学校説明会やホームページ等を通しまして、児童、それから保護者の
皆様に十分説明をしてまいりたいと考えております。
49: ◯大槻正俊
委員 本来の目的と違う方向に進まないようにだけはくれぐれも注意してほしいと思うんです。いかにもテクニックを磨かないと入れないような学校という印象が定着してしまったんではまずいというふうに今申し上げましたが、そのことによって単なるエリート校化、エリートを目指すということにならない、そういった学校を目指してしっかりと取り組んでいただきたい。このことを強く申し上げたいんですが、いかがですか。
50: ◯高校教育改革室長
仙台青陵中等教育学校では、単に難関大学の進学を目指すような教育を行うのではなく、6年間を通じて体系的、計画的な教育を展開する中で、朝の読書や全員清掃など、さまざまな取り組みを積極的に取り入れ、言葉、体験、社会とのつながりを重視した教育活動を行い、規律と温かさのある学校生活の中で、学力をつけるとともに人間的な成長を図り、進路実現に向けた目的意識を醸成しながら、自立した人間を育てていくことを目指しております。
51: ◯大槻正俊
委員 その目指すべきことが
市民にきちんと伝わらないことにならないように、ぜひ頑張っていただきたいというふうに思います。
52:
◯佐藤正昭委員 1点だけお聞かせをいただきたいと思います。
仙台で
調査すれば5年連続で楽天イーグルスが一番好きだというのは59%。多分その辺に座っている人たちは昔は巨人の帽子なんかかぶっていた人が多いのかなと思いますけれ
ども、今は59%楽天が好きですよということであります。
実はきのう2対ゼロで田中マー君と佐藤由規の投げ合いを見てきました。ちょっと違和感があったので、これはジェット風船のことであります。飛沫感染。ジェット風船を7回の裏の攻撃の前に飛ばします。きのうはヤクルトだったから7回表はジェット風船は飛ばなかったんです。傘で東京音頭だったんです。ところが、7回裏にジェット風船が飛ばされたんです。私も相当数行っていますから見た感じ、きのうはジェット風船を飛ばす人がいつもよりは7割くらい、きのう1万9000幾ら入ったんですけれ
ども、いつもよりは大分少ないなと。それだけ
仙台市民の意識の中にも、このインフルエンザということが意識の中にあって、飛ばさない人も多かったんだろうなと感じたんです。
私の住むそばに、もうよくいつも来ていますからメンバーはわかりますから、看護師さんがいたんですけれ
ども、もうびっくりしてしまって、大変、大変ということで、何が大変かと専門家にもその後きょうお聞きをしました。そうしますと、あのジェット風船でやる飛沫感染というものは、あそこはドームじゃないですから、青天井ですから、そこはまずそんなにそんなに心配することはない。
ところが、それが落ちたときに、口につけているわけですから、そのジェット風船を拾った
子供たちに、商品を楽天ではやっているんです。だから、
子供たちがうわーっとそれを拾うんです。それで、10個拾ったら商品になるということで、そうするともう拾うから、その手が口のところについて、
子供たちだからそのままこんなこともこんなこともありますから、実に危険であります。きのうはヤクルトだったから、でももう関東地方に、東京にも神奈川にも来たという
状況の中でありますから、そういう点ではちょっと違和感があるなと思いました。
それで、あしたからは巨人戦であります。当然超満員になるでしょう。そして、巨人戦ということになれば巨人側もジェット風船を飛ばしますし、楽天側も飛ばすということになります。そうすると、飛沫感染もそうですけれ
ども、そういう拾ったときなり、そういう子供の手に触れるということは私はこれはちょっと
仙台として考えていかざるを得ないんじゃないかなと思うんですけれ
ども、ちょっとジェット風船について、ジェット風船の担当と言われても困るでしょうけれ
ども、私の今の
意見についてお答えをまずはいただきたいと思います。
53: ◯スポーツ振興課長 プロスポーツ支援担当の立場からお答えさせていただきたいと思います。
御指摘のように、ジェット風船につきましてはそういった問題があり得るというふうに考えます。現にプロ野球チームにおきましても、関西を中心にいたしまして一部はジェット風船の使用中止を決めているというところもございます。
楽天におきましては、現在までのところ使用に関して特段の決定をしたというふうには伺っておりませんが、御指摘の趣旨を踏まえまして私
どもといたしましても
関係局と
協議し、本市からの何らかの働きかけというものも含めて、その対応について、どのような対応が必要であるかということについて至急
検討してまいりたいというふうに考えております。
54:
◯佐藤正昭委員 今言われるように、関西圏、九州圏はジェット風船を飛ばすのを中止しているところが半分以上の球団に上っております。
仙台はまだ来ていないからそういうことですけれ
ども、特に飛沫感染というよりも、
子供たちがそこのところを触ってというところが私は大変だと思うんで、そこは専門の方ともよくお話をしながら、適切に、あしたからもう始まりますから、その前にきちっとした対応を
仙台市として楽天野球団に対して求めるべきだと思いますので、よろしく
お願いをいたします。
55:
◯委員長 ほかに
皆様から発言はございますか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
56:
◯委員長 それでは、これをもって
協議会を閉会いたします。
今後、特別の事情がなければ、今の任期の中ではきょうの会議が最後の
委員会となりますので、
一つの区切りとして正副
委員長よりあいさつをさせていただきたいと思います。
〔
委員長あいさつ〕
〔副
委員長あいさつ〕
57:
◯委員長 それでは、以上をもちまして
協議会を閉会いたします。...