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  1. 仙台市議会 2002-07-19
    経済環境協議会 本文 2002-07-19


    取得元: 仙台市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-07-24
    1:                 ※ 協議会の概要                開会 午後1時37分                閉会 午後2時28分 2: ◯委員長  引き続き、協議会を開会いたします。  まず、経済局より報告願います。 3: ◯経済局長  経済局から御報告をさせていただきます。  初めに、仙台七夕まつりについてでございます。資料2をごらんいただきたいと存じます。ことしも例年どおり、8月6日、7日、8日の3日間にわたり、仙台七夕まつりを、また8月の5日には、前夜祭として七夕花火まつりを開催する運びとなりました。資料2-2にございますように、ことしは周辺部七夕バスツアーを企画し、周辺部の素朴で味わい深い手づくりの笹飾りをPRいたしますとともに、市民の皆様にごらんいただく予定でございます。  なお、近日中に皆様方に七夕パレードの御案内状をお送りいたしますので、ぜひ御観覧いただきますよう、お願いを申し上げます。  次に、今月11日、明け方から日中にかけ、東北地方の太平洋沖を北上した台風6号による農業関連被害状況につきまして御報告をさせていただきます。資料の3をごらんいただきたいと存じます。まず、農作物被害についてでございます。水稲につきましては、一部の水田で冠水したものの、出穂期前であったため、今のところ直接的な影響は出ておりません。しかしながら、転作作物の大豆が、大雨により679ヘクタールにわたり浸水、冠水し、今後、湿害の発生などが懸念されております。また、名取川河川敷の畑作物が冠水などにより被害を受けております。  次に、農業用施設、林道への被害についてでございます。資料にございますとおり、青葉区、太白区、泉区の西部山間地域を中心に、農業用排水路への土砂堆積などの被害が75カ所、林道ののり面崩壊などの被害が14路線となっており、関係機関と連携して復旧に努めているところでございます。  なお、水稲の生育状況につきましては、7月10日時点の調査によりますと、平年より2日から3日程度生育がおくれている状況でございます。台風による冠水もありましたことから、出穂期、開花期に向けて関係機関、団体と連携を図りながら、水管理や病害虫防除の徹底などを指導してまいりたいと存じます。  以上でございます。 4: ◯委員長  本日、経済局より報告事項の追加の申し出がありましたので、引き続き報告を願います。 5: ◯経済局長  口頭報告1件追加させていただきました。仙台観光コンベンション協会の事務所の移転についてでございます。これにつきましては、かねてより準備を進めておりましたけれども、去る6月末に移転を完了し、当初の予定どおり7月1日から錦町庁舎3階にて業務を開始いたしておりますので御報告申し上げます。 6: ◯委員長  ただいまの報告に対し、何か質問はありませんか。 7: ◯福島一恵委員  まず、七夕まつりのことについてなんですけれど、質問というより来年以降に関しての要望なんですけれども、最初、御説明ありましたように、今回初めて周辺部の七夕バスツアーを協賛会の方でやられるということで、とってもすばらしい取り組みだなと思います。どうしても中心商店街の七夕の方が、観光客の方や市民の方、新しく市民になられた方は、そういう所が七夕だなと思うと思うんですけれども、昔から郊外の周辺部の商店街、あるいは子供会などで手づくりの七夕をしているところが、ずっと地道に取り組んでいて、それが非常に地域のコミュニティーをつくっていて、あるいは地域の子育ての力を発揮したりということで、そういう伝統の力が周辺部にあるし、それがまた全体として七夕まつりなんだよと、新しい市民の方やそれから市外からのお客様に伝えられる非常にいい機会だというふうに思います。ただ今回からということなので、今回の結果が、仮に最初だから思うような成果が得られなくても、こういうことは2回、3回とやっていくことで定着したり、それから環境が広がっていくんだと思いますので、ぜひ今回の結果にこだわらず、来年度以降も、しかもPRをもっともっとしていただきたいなと。私自身ちょっと不勉強なのかもしれませんが、このバスツアーをやること事態も最近わかったことなもんですから。もっとPRをして、来年以降もこういう点に力を入れていただきたいなという要望です。  それから、もう1点の台風6号による被害状況の御報告がありました。農作物への被害については、水田については出穂前なので、まだそれほど直接的な影響はないという御報告でしたが、これからの日照の問題とか、いろんなことがあると思いますし、予断を許さないんじゃないかなと思います。また、転作作物の大豆は大きな被害を受けてます。それから、先ほどの御報告でも名取川の河川敷を利用しての畑作物は、かなり被害も出ています。こういったことについて、被害の御報告だけではなく、対応ですね。今回はまだ台風6号については、激甚災害指定にはなっておりません。県とともに国の方に災害指定を求めていくことも含めて、農作物被害、特に経済局ですので農作物被害の救済のための具体的な対応も図って、農民の方に対して、次年度も耕作していこうというような意欲を持っていただくような努力が必要かと思います。その点について、今の現状をお示しいただきたいと思います。 8: ◯農政事務所長  今回の台風6号によりまして、名取川河川敷におきましては、野菜への被害が、かなり大きく発生したところでございます。今後の生育状況を見守りながら対応を考えていきたいということもございますが、被害状況に応じた適切な指導、これを関係機関と連携して行っていこうということになってございます。そして、被害軽減に努めていきたいということでございまして、今後どういった対応ができるのか検討していきたいと考えております。 9: ◯福島一恵委員  まだ、被害状況も確定というところまでいっておりませんので、そうしたことも含めながら県とも協議の上、国に対しての激甚災害指定への要望であるとか、あるいはそうならないなら、市として独自の対応も模索していく必要があると思います。こうした台風災害、今後もまだ台風シーズンですので不安があります。農業基本計画をつくられて、仙台市としての農業政策をきちんと確立して、これからもきちんとした営農をしていっていただきたいというものをつくられているところなので、ぜひ、農民の方々ががっかりして、もうやめようかななんてことにならないような手立てを尽くしていただきたいなと思います。改めてその点について伺いたいと思います。 10: ◯経済局長  今回の被害状況につきましては、精査というのは、委員御指摘のとおりでございまして、この状況につきましては、農協あるいは生産者の方々との協議などを踏まえて対応いたしたいと存じております。
     それから、救済の措置につきましては、これはいろんな方法があるかと思いますし、過去にもそういうふうなことで、市が単独でやっておる場合もございます。今回の場合は、どういう事例になるかということはこれからでございますが、台風は大きい小さいはありますけれども毎年来ておりますし、農業もリスクという面もございますので、そういう観点も踏まえながら対応していきたいと思っております。それから、一番大事で農家の方々から私どもに求められておりますのは、技術指導といいますか、これから発生する病気の問題とか、そういうふうな対応が求められておりますので、これは農業関係団体と連携をしながら適切に努めてまいりたいと考えております。 11: ◯池田友信委員  台風の問題なんですが、常任委員会の視察中で、視察先から夜中にずっと連携をしてまして、状況は明け方の一時にがんと上がったという状況が、非常に各地に見られます。まず、一つお伺いしたいのが、この被害状況を当局としてどういうふうに見られるのか。やむを得ないと見られるのか、あるいは意外と思っているのか、あるいは台風状況について改善しなきゃならないと思っているのか。その辺をまずお伺いいたします。 12: ◯農政部長  今回の台風6号の被害でありますが、委員御指摘のとおり、夜明け前に集中的に雨が降ったと、台風の影響とあとは台風に刺激された梅雨前線が活発に活動して、そのダブルパンチで山間部を中心に大雨が降ったということでございます。天災という側面がございますけれども、十分対応すべきところも多々あったかと思われます。  今後ですね、災害復旧を早急にするとともに、今後災害被害が大きく発生しない形で手を打っていきたいと考えております。 13: ◯池田友信委員  被害の状況の数字は、当局が行って把握した数字ですか。それともあちらから報告された数字ですか。 14: ◯農政事務所長  災害把握につきましては、関係機関と連携をとりながら、基本的には農政事務所の方で把握した数字でございます。 15: ◯池田友信委員  現地の状況は、行って見ておられるのか。 16: ◯農政事務所長  今回、農政事務所から3班に分けまして、現地パトロールをして把握した数字でございます。 17: ◯池田友信委員  私も、委員長の許可をとって、常任委員会の視察からトンボ返りをして、いろいろ現地を見たんですが、その時は既に水は引いておりました。当局は、朝の5時、6時でしたから、上がっている状況です。ピークの状況は、なかなか把握されてない状況があったようですね。消防、下水道。しかし、私は京都から電話を入れて、ぜひ写真を撮ってくれと。実は写真を撮った状況を、宮城野区役所で拡大して消防とか何かに見ていただいた。しかし、もう消防とかはピークの状況をわかってないんですね。引いた状況で、あるいは数字をあとから聞いたとか、被害を聞いたとか、こういう状況ですから。これはちょっと考えなくてはならない状況だと思ったんですが、それぞれの地域で、特に東部地域は、水害対策はいろいろ施されているという判断があったと思うんです。したがって、農政サイド被害状況もこれでいいという形じゃなくて、こういう状況が起こり得る状況が、本当に問題がないのかということを、ぜひ問題意識を持っていただきたい。いろいろ下水道も含めて状況の悪化の状況が、これほどひどいものがあったのかと、これまで設備投資されたものが、本当にこれでよかったのかと。ある意味では、被害状況を見て思わぬ状況のようでした。したがって、当局が全庁的に各局で合同で審査されると思いますけれども、被害状況の現状をつぶさに、一つは数字だけじゃなくて状況を把握しないと、そういう被害がなぜ起きたのかということを、ぜひ分析をして対策を講じないと私はいけないと思うんです。これはなぜかというと、都市排水のあり方が問われているということだと思うんです。下流地域に一遍に、水は高い所から低い所に流れるのが仕方がないんだと、そういうことで末端でポンプで引き上げてやれば災害は対策を打てるという判断から、もう少し上流で雨水調整をつくらなきゃだめだということを物語っていると思うんですよね。ですから、特に農政サイドについては、下流地域生産地域が多いですから、そういう意味での問題意識を持たないと、いつまでも結果として、上流地域の排水が、一気に短時間で被害を受けるという状況になってきたと思うんですよ。今までは、全部それをポンプで排水すると、集まった下流にたまった雨水を排水するという処理能力被害対応を講じていたというのから、これからは一転しないといけないと思うんです。短時間で上がったというんですから。ですから、ぜひ農政サイドもですね、下流地域上流地域の水を一気に集まるような状況じゃなくて、何とか上流で雨水を調整する努力をしないと、こういう被害は改善できない状況になってきているということを、庁内で検討してもらうように経済局からも言わないと、下水道だけの対策ではいけないと思うんです。その辺の問題意識をぜひ持っていただきたいと思いますし、私は、この辺のデータが非常に物語るものだと思いますので、ぜひ今回の被害地域の中での農政サイドの冠水で被害がおきた地域を地図で分布されて、一つ我々にもお示しいただきたい。ぜひ今回の被害状況が、どの地域でどういうふうに上がったのかということを、一つ地図にプロットしていただきまして、今後の中で農政サイドはこう、あるいは下水道関係宅地関係はこう、それをぜひ総合的に判断していかないといけないと私は思っておりますので、農政サイドの冠水の地図を御提出いただきたい。委員長の方からお取り計らいいただきたい。 18: ◯経済局長  今回の台風6号につきましては、現場での管理、把握といいますか、被害の一番ひどいとき、水が一番多い時の状況がわからなければ、そのあとの対策が講じられないだろうという御指摘だと思いますし、私どももそう思っておりますが、現実的には、なかなか災害でそのときによっては、どこの部分が急激にきた場合に対応が難しいというふうなことがありますけれども、やはり先ほどお話ありましたとおり、都市排水という観点の中で、下水道局とか、あるいは関係する消防局初め、そういうところとの調整も行っておりますので、今後方針を踏まえた形で、私どもからもこれまで以上な形で、農業関係という立場から意見を申し上げてまいりたいと思っております。それから、排水関係被害状況の分布図でございますが、これにつきましては、現在の状況で把握している面ではプロットできるかと思いますので、そういうことで努力をさせていただいて図面を提出できるものと思っておりますので努力させていただきます。 19: ◯安孫子雅浩委員  口頭報告の件でお尋ねしたいんですけれども、錦町庁舎の方にコンベンションセンターが移るという話ですが、これはどういうことなのでしょうか。今、コンベンションセンターへ行きますと、アエルの眺めのいいところにあって、さすがコンベンションセンターは、こういうところにあるのがいいのかなと思ってみたりするわけですが、あそこに入る方が新しく生まれたので入るということなのか、もしくは経営の合理化的視点から、とにかく庁舎の方に戻ってしまってということなのか、アエルの建物の使い方ということにもかかわってくるものですから、ちょっと確認をしたいと思います。 20: ◯経済局次長  コンベンション協会の移転の関係でございますが、実は今までアエルの25階にあったんですけれども、私どもアエルには産業振興事業団がおりまして、実は産業振興の部分で8月の上旬ぐらいに予定して細部を詰めているところでございますが、当初で予算をお願いしてございましたけれども、創業支援ラボという形でですね、これからの産業振興と産業の活性化ということで業を起こす起業家ということで、そこの体制をとりたいというふうに考えてございまして、産業振興事業団が一括していろいろ運用等をしたいということで、できるだけ同じ建物の中でこういう対応をしたいということもございましたし、幸い移転先が見つかったということで、私どもの中で調整をさせていただいて、コンベンション協会には移転をしていただいたと。コンベンション協会の場合は、一般の市民の方というよりも、むしろ観光関係のエージェントあるいは業界の方々という方々が多いかなということもございましたので、そういう形で移転をさせていただいたところでございます。 21: ◯委員長  ほかにはございませんか。               〔「なし」と呼ぶ者あり〕  それでは、次に環境局から報告願います。 22: ◯環境局長  平成15年度の国家予算に関する指定都市要望について御報告させていただきます。  お手元に別袋で冊子をお配りいたしておりますが、この要望書は、指定都市12市が共通して抱える課題に関する要望について、国の概算要求の時期に合わせまして、指定都市事務局が取りまとめたものでございます。また、要望行動につきましては、各指定都市が分担をいたしまして、市長と議長とにより各省庁及び政党に対して行っているところであります。本市は、去る7月12日に要望行動を行ったところでございます。それでは、当委員会が所管する要望事項につきまして御説明をさせていただきます。  初めに、21ページでございますが、廃棄物処理事業の促進に関する要望についてでございます。第1の要望項目は、廃棄物処理施設整備事業に関して補助金の大幅な増額を求めるとともに、本市においては、旧松森工場等が対象となります廃棄物焼却施設の解体工事や、現在PFI手法の導入を検討いたしております松森工場関連市民利用施設整備事業での余熱利用施設等の建設工事を補助対象とすることなどを要望するものでございます。第2の項目は、いわゆる容器包装リサイクル法につきまして、製造者が、みずから製造した容器包装を収集、リサイクルするような制度に改めるとともに、分別排出側の市民の負担を軽減するため、容器包装以外の商品を含めました、わかりやすい素材別のリサイクルとなるよう制度の見直しを行うことを要望するものでございます。また、法制度が改正されるまでの間は、自治体の負担が過大とならないように、財政的支援の充実を求めるものでございます。第3の項目は、産業廃棄物不法投棄に対する現状回復措置について、財政的支援の強化を求めるものでございます。また、昨年4月の家電リサイクル法の施行に伴いまして、自治体が行うとされた、法対象物回収費用及びリサイクル費用の負担につきまして、自治体の負担軽減のための適切な措置を講じることや、リサイクル費用の前払い制の導入について要望するものでございます。  続きまして、23ページからでございますが、環境保全対策の充実に関する要望について御説明いたします。まず、市街地土壌汚染対策の推進に関する要望でございますが、これは近年顕在化してきております市街地での土壌汚染の処理にかかる経費の助成を求めるとともに、周辺環境に十分配慮した安全、確実かつ低廉な処理技術を早急に確立することを要望するものでございます。また、第2の項目は、地球温暖化対策の推進についてでございます。この要望は、新エネルギー技術開発や新エネルギー施設の導入を促進するための助成措置の充実を求めるものでございます。次に、第3の項目の自動車排出ガス対策の推進についてでございますが、これはディーゼル車最新規制適合車への早期切り替えの促進や従来型車両の規制を強化するなど、自動車排出ガス規制のより一層の強化を図ることや、排出ガス対策の一層の推進、低公害車や粒子状物質を大幅に低減したディーゼル車の普及促進に向けまして、技術開発の促進や各種の優遇措置の拡充などを求めるものでございます。以上が、当委員会所管要望項目でございます。  続きまして、昨年度行いました平成14年度国家予算に関する要望結果につきまして、お手元にお配りをしておりますので、御報告をさせていただきます。  初めに、19ページでございます。廃棄物処理事業の促進に関する要望の結果についてでございますが、まず、廃棄物処理施設整備事業に関しましては、ごみ焼却施設の解体撤去にかかる費用について特別交付税措置が講ぜられました。要望していた補助制度の創設には至りませんでした。次に、容器包装リサイクル法の関連の要望につきましては、財政的支援制度の拡充はございませんでした。さらに、産業廃棄物不法投棄対策につきましては、産業廃棄物不法投棄対策のために設けられております産業廃棄物適正処理推進センターへの基金の充実が図られております。また、家電リサイクル法の施行に伴いまして、不法投棄されました法対象物回収費用及びリサイクル費用の負担につきましては、自治体の負担軽減のための措置は講じられておりませんでした。  続きまして、20ページからの環境保全対策の充実に関する要望の結果につきまして御説明をさせていただきます。初めに、ダイオキシン類などの有害化学物質対策に関する要望につきましては、お手元の資料にございますように、モニタリングに係る経費につきましては削減をされておりますが、有害対策汚染物質排出抑制対策推進事業ダイオキシン類水質環境基準検討調査等の事業につきましては、充実が図られておるところでございます。また、地球温暖化対策の推進に関する要望につきましても、温暖化対策のための新たな補助制度が創設されるとともに、自治体が地域において新エネルギー導入先進的取り組み等を行う場合の事業費の一部及び普及啓発費について補助の拡充が図られるなどいたしております。  最後に、自動車排出ガス対策の推進に関する要望についてでございますが、中央環境審議会の第5次答申におきまして、ディーゼル車対策の新長期目標が示され、窒素酸化物等を低減しつつ、粒子状物質に重点を置いた対策を行うことが盛り込まれるなど、自動車排出ガスガス規制の強化が図られております。  なお、要望が認められませんでした項目につきましても、今後とも引き続き要望を行っていくことといたしております。  続きまして、仙台市の環境情報の発行についてでございます。資料4をごらんいただきたいと存じます。仙台市の環境情報は、平成13年度の環境の状況を大気汚染水質汚濁などの部門ごとに仙台市公害防止条例に基づいて協議をするものでございます。測定結果につきましては、昨年と比較して大きな変化はございませんでした。主な点について御説明申し上げますと、大気汚染につきましては、光化学オキシダントを除いてほとんどの地点で環境基準を達成いたしました。水質汚濁につきましては、湖沼及び海域の一部でCODの環境基準を達成しておりませんでしたが、河川のBODにつきましては、すべての地点で環境基準を達成いたしております。また、ダイオキシンにつきましては、大気、水質、土壌につきまして、すべての地点で環境基準や調査指標を下回るなど比較的良好な環境を維持いたしております。詳細につきましては、資料の方を御高覧いただきたいと存じます。  次に、水環境フェア2002in仙台の開催のお知らせでございます。資料5でございます。このフェアでございますが、水環境の保全と創造を目標に毎年8月ごろでございますが国土交通省の各地方整備局が持ち回りで実施をいたしておるところでございます。東北地方といたしましては、平成5年に石巻で開催をされて以来今回で2回目の開催でございます。今回は、水がはぐくむ豊かな暮らし・人・まち、伝えよう、杜の都・広瀬川からをテーマに、全国の市民団体から、未来を担う子供たちが一堂に集い活動状況の紹介や意見交換を行うほか、杜の都仙台のシンボルであります広瀬川を、人々に親しまれる魅力ある川として未来に残していくために、ともに考え全国に情報を発信していくということにいたしております。具体的な開催内容につきましては、資料5のとおりであります。パネル展、分科会いろいろ盛りだくさんでございます。委員の皆様におかれましても、お時間が許せばお立ち寄りをいただきたいと存じます。  最後でございます。プラスチック製容器包装分別収集の状況についてでございます。資料6でございますが、プラスチック製容器包装分別収集につきましては、本年4月から全市域において開始をいたしまして、4カ月近くを経過したところでございます。おかげさまで市民の皆様の御協力をいただくことによりまして、順調に推移をいたしております。この3カ月の推移につきまして、リサイクル推進課長の方から御説明申し上げます。 23: ◯リサイクル推進課長  では、プラスチック製容器包装分別収集の状況につきまして御説明を申し上げます。資料6をごらんいただきたいと思います。全市で分別収集を開始いたしました本年4月から6月までの間に、家庭から排出されましたプラスチック製容器包装の量は3,427トンで、収集日1日当たり平均では54トンと、当初の見込み量よりも2割ほど上回る状況となっております。また、市民の皆様の御協力によりまして、収集したものに入っていたリサイクルできない異物の割合につきましても、2.4%と大変少ない状況になるなど、全市規模で新たに始めた分別収集といたしましては、大きな混乱もなく総じて順調に推移しているものと考えております。さらに、本年4月から6月の家庭ごみとプラスチック製容器包装、そして缶、瓶、ペットボトル等をあわせました収集量は、6万4593トンで、プラスチック製容器包装分別収集を始める1年前の同じ3カ月間の収集量、7万439トンと比べますと、約5,800トン、パーセンテージにしますと8.3%減少しております。このような家庭ごみ等をあわせた排出の減少傾向につきましては、景気低迷に伴う消費行動への影響なども主な要因と考えられるところですが、プラスチック製容器包装の分別にはある程度の手間がかかるということもございますので、買い物の際に簡易包装の商品を選ぶなど、できるだけごみの出ない消費行動をとるというような分別を行うことによるごみ減量リサイクルに対する市民の意識の高まりなども要因の一つとしてあるのではないかというふうに推察しているところでございます。 24: ◯委員長  ただいまの報告に対して、何か質問等はありませんか。 25: ◯安孫子雅浩委員  最後に御報告いただきました資料6の件なんですけれども、プラスチック製容器包装分別収集の状況、これは数字を見ると大変すばらしいなと思って感激をいたすわけなんですけれども、混入率が2.4%、そして実は分別収集を実施したことによって8.3%も排出量そのものが減少しているということ、これはひとえに環境局の方で徹底して市民に対して説明会を行って周知徹底を図ったたまものであると評価をさせていただきたいと思います。実際、やってみて3カ月たって、きわめて理想的な数字になったということに対する環境局としての現時点での総括はいかがでしょうか。 26: ◯環境局長  全く私ども、市民の努力によってこういう数字が出てきたというふうに理解いたしております。私どもが呼びかけをして御協力をお願いしたこの分別収集、スタートのときは、正直申しましてどうなるか本当に半信半疑といいますか、手探りで進めたものでございますけれども、それがこういう形で実を結んだということは、非常に私どもは局を上げて、市を上げて非常にうれしいことだと思っております。これだけではなくて、今後ともこれがさらに定着をして、市民からもっともっと御協力をいただけるように、私ども努力をしてまいりたいと思います。まだまだ至らないこと、御迷惑をおかけしてることはあると思います。ですからそういうことについてやっていきたいと思います。 27: ◯柳橋邦彦委員  御努力につきましては、安孫子委員御指摘のとおり大変結構だと思います。しかし、同時に申し上げたいことがあるんですけれども、経済局がちょうど御一緒ですからいいあんばいだと思うんですけれども、ごみの排出が少なくなるというのは、景気の動向に左右されるんですよ。ですから、もちろん環境局の取り組みはそのとおり、御熱心にやられた結果として大変評価できる。同時にですね、経済局の方にも景気というものに対して、この際この数字を一つの指針にしながら、実は経済をもうちょっとあれするとという部分も考えていただくと非常にありがたいということを申し上げておきます。 28: ◯岡征男委員  局長さんのおっしゃることは、ごく当たり前のお話でそのとおりであります。しかし、忘れているのはなぜ成功したかという、これは私の考えですから、あれは完全にCMソングの成功なんですよ。プラ曜日というね。ネーミング及び軽快なあのコマーシャルソングですか。これが非常に評判がよかった。もちろん前提には、局長や安孫子委員がおっしゃったように市民の努力や当局の努力もありますよ。でも、最大の成果を上げたのはそれだと思っているんですね。これ聞いてみてください。ですから、そのCMに取り組んだ皆さんが一番功績があるんだと私は思っているんであって、今の環境局が別に功績があるとは思っていないですよ。その前に1年、2年かけて取り組んだそのことが大変な成果があって、もう1回聞くといいですよ。そのことが市民の理解を深めたと、そういったこともよく御理解をいただいて、次何かやるときにも、そういったものも非常に大事なんだなという認識を持ってもらえばいいんですよ。次何かやるとき、また新しい手法というものに目を向けるという姿勢を持って欲しいということだけですから。 29: ◯委員長  ほかに何かありませんか。               〔「なし」と呼ぶ者あり〕 30: ◯委員長  ないようですので、以上で報告事項関係を終了いたしました。この際、当局から報告を受けた事項以外で、皆様から何か発言等がありましたらお願いいたします。 31: ◯福島一恵委員  私から2点についてお伺いしたいと思います。  まず、1点は、環境局の方になんですけれども、ちょっと悩んだんですけれども、仙台市の環境情報ということで御報告ありましたので、その中で土壌の汚染とかそういう所がございました。きょうラジオやお昼のニュースなどで、長町の区画整理事業地内の土壌汚染について、砒素の汚染というのが、そっちこっちから出てくるというのがありましたので、仙台市として砒素については全地域調査するというようなことがニュース報道でありました。この点については、所管の都市整備局も当然かかわっていると思いますけれども、環境局としてもそのことについては協議や、また実際にかかわっているものだと思いますので、その点について、簡単に御報告をいただきたいと思います。 32: ◯環境局参事兼環境対策課長  御指摘の砒素の件につきましては、この長町の区画整理事業地内で平成12年、13年にかけまして、土壌の汚染調査が進んでまいりましたが、使用履歴がない土地から、砒素が環境基準を超えて検出されたということがございまして、今回のニュース報道等になったと思います。今後、使用履歴のない工場等の土地につきましても、全域含めまして調査するということになっております。 33: ◯福島一恵委員  それでですね、法的な整備がきちんとされていないものですから、工場の跡地について、その工場の人たち、会社側に使用履歴、どういうものを使いましたかということを聞いて、そういうものは使ってませんと言われれば調査しないということだったんですけれども、実は、今おっしゃったように使ってないものが出てきていると。特に、砒素については出てきていると。それで全地域調査ということになったということなんですが、あそこの地域内で、三菱マテリアルの工場跡地がありまして、三菱マテリアルといいますと、鶯沢の方とかで排出データの改ざんの問題とかいろいろありまして、社会的にも問題になっておりました。いろいろその都度、経済の委員会であるとか都市整備の委員会であるとか、調査についても言ってきたんですけれども、その都度使ってないのでやってない、だからないんでしょうということだったんですけれども、今回はそこも含めて調査するということで理解してよろしいんでしょうか。まず、確認したいと思います。 34: ◯環境局参事兼環境対策課長  そのとおりでございます。 35: ◯福島一恵委員  いろいろ企業の社会的道義の問題については、アメリカの方でもいろいろ問題になっておりますし、日本でもそうした問題が起きておりますので、ぜひ今回の思い切った取り組みだなというふうに思いますけれども、非常に重要なことだと思いますので、都市整備局とも協議しながら環境局としてもきちんとした対応を進めていっていただきたいなと思います。  続きまして、経済局の方に1点お伺いしたいと思います。継続した御質問ですので、あまり長くは述べたくないんですけれども、農業委員会の方で、無断転用の問題について再三若林区の東六郷地域について取り上げて伺ってきました。6月いっぱいで原状復帰するというお約束でしたけど、その後の経過と現状について、それから今後の方向性についてまとめてちょっとお伺いしたいなと思います。 36: ◯事務課長  御報告いたします。最初に経過でございますけれども、前回の常任委員会は6月5日に開かれたわけでありますけれども、その後、大内氏とお会いしたのはですね、2回ほどございます。現地調査につきましては、4回行っております。その間、現状といたしまして、前回と変わりなく対応してないという状況でございます。そういうことから、今後の取り扱いといたしまして、既に7月7日の日に所有者の大内氏の方に、農業委員会の農地部会、農政部会の方で、聞き取り調査をするということで御案内をいたしまして、来週月曜日22日に行うということになってございます。将来の取り組みにつきましては、その内容を聞き取りいたした上で、本人がどのような対応を誠実に行うかという聞き取りを行った上で、農業委員会の農地部会に諮った上で今後の対応をしたいと思いますし、また農業委員会の農地部会の中で、農地法の第83条の報告の義務がございまして、宮城県知事の方に違反転用について報告する方法がございますけれども、その辺につきまして委員会の中で十分に審議いたしまして、宮城県知事の方に報告して宮城県の指導も仰ぐというやり方で進んでいきたいという考え方で行っております。 37: ◯福島一恵委員  農業委員会の皆様におかれましては、精力的な取り組みをされていると思いますけれども、残念ながら現状は違法状態が続いてるということです。これについては、やはり農業委員会が役割として良好な農地を守っていくという役割があります。そうするためにルールもありますし法もあります。それに違反をしているところを見過ごしてしまう、あるいは対応がきちんとされなければ、不法状態、無断転用がふえていってしまいます。先ほどの水害の問題でも非常に残念なんですけれども、農地が、こういう水害被害の時に仙台の都市化の中で犠牲になってというと語弊がありますけれども、自然の遊水地として東部地域の住宅地の冠水を防ぐというそうした全市的な役割でも農地が果たしている役割があります。作物を作るだけではなく、災害対応という点で農地を保全していくということは、非常に重要なことだなと改めて思った次第ですが、そういう観点からも、仙台市として県に報告するということでございますが、県に報告してあとは県の方でということではなくて、仙台市の農業委員会として、やはり皆さん注目している状況だと思いますので、引き続ききちんとした対応をとっていただきますよう要望して終りたいと思います。 38: ◯委員長  ほかにございませんか。               〔「なし」と呼ぶ者あり〕 39: ◯委員長  ないようですので、これをもって協議会を閉会いたします。御苦労さまでした。...