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  1. 仙台市議会 1995-07-21
    経済環境協議会 本文 1995-07-21


    取得元: 仙台市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-07-24
    1:                 ※協議会の概要                             午後 1時11分 開会                             午後 1時58分 閉会 2: ◯委員長  引き続き、協議会を開会いたします。  まず、経済局より報告願います。 3: ◯経済局長              〔下記資料に基づき説明〕         チラシ 仙台七夕まつり         資 料 水稲生育状況について         チラシ MOO‘95仙台 4: ◯農政課長         〔資料水稲生育状況について」に基づき説明〕 5: ◯委員長  ありがとうございました。ただいまの報告に対して何か質問等ありませんでしょうか。 6: ◯青野登喜子委員  今、農政課長の方から御報告いただいたんですが、一つだけちょっとわからないもんですから。幼穂形成というところで、「7月10日現在で生育のおくれている水田を除いては」というところなんですが、全市を見たときにこの状況というのはどうなんでしょうか。 7: ◯農政課長  3ページのところを見ていただきたいんですけれども、平年比のところで、山間高冷地の方が68.1ということで、茎数のところで若干低くなっております。それから5年度対比にしても、山間高冷地のところは64%ということで、これは茎数ですけれども、低くなっております。全体的に山間高冷地帯の方が、生育状況がおくれているというふうに見ております。そういうことをここで、生育のおくれている水田というふうに、山間高冷地ということだったわけであります。 8: ◯委員長  ほかにございませんか。              〔「なし」と呼ぶ者あり〕 9: ◯委員長  次に環境局より報告願います。 10: ◯環境局長  私からは、平成8年度国家予算に関する要望並びに平成7年度国家予算に関する要望結果について、それぞれ指定都市として取り組んだ状況について御報告を申し上げます。お手元に各常任委員会共通配付資料、この中に冊子が入ってございますので、ごらんをいただきたいと思います。この要望書につきましては、指定都市12市が共通して抱える国に対する要望事項について、国の概算要求の時期に合わせまして、指定都市事務局が取りまとめたものでございます。              〔下記資料に基づき説明
          資料 平成8年度国家予算に関する要望       資料 平成7年度国家予算に関する要望結果 11: ◯委員長  ただいまの報告に対し、何か質問はありませんか。              〔「なし」と呼ぶ者あり〕 12: ◯委員長  以上で、報告事項関係終了いたしました。この際、当局から報告を受けた事項以外で、皆様から何か発言がありましたら、お願いをいたします。 13: ◯青野登喜子委員  1点だけ、ゴルフ場関係でお尋ねしておきたいと思います。内協議を進めていたゴルフ場開発計画についての取り扱いについては前回報告がありましたけれど、前回報告以降の取り扱いは今現時点ではどのようになっておられるのか、まずその点をお伺いいたします。 14: ◯環境局長  前回報告申し上げました後ですが、一昨日7月19日に県に対して上げたという、手続をとらせていただきました。 15: ◯青野登喜子委員  前回私は、この開発計画地域自然環境の問題について認定基準の前提にもかかわるような状況が出ているということで、慎重な審査を求めた趣旨質問をしたわけですけれど、その点県に上げるに当たっても、どう対応されたのか、その辺のところをお聞きしておきたいと思うんです。 16: ◯環境局長  前回指摘をいただいたことも含めまして、私ども内協議の中でいろいろ指導調整してまいった事項につきましては、特に自然環境への配慮だとか各種計画要綱等の遵守などを業者に対しても十分指導されるように強く要望しながら県の方に上げたと、こういう形になってございます。 17: ◯青野登喜子委員  一般的なことではなくて、県に上げたその地域においての自然環境の問題をどういうふうに周辺環境への影響をどういうふうに確認されたのかという、個々の具体的な点でもう少し私は御意見をお聞きしたいんですけれども、つまりこの周辺に隣接している地域保護対策が必要な希少動物、国の特別記念物天然記念物に指定されている動物クマタカとかカモシカとか、こういう生息が確認されている地域が隣接していると、そういった趣旨のことを前回私そういう意味で市としての独自の慎重な調査が必要ではないかということを取り上げたわけですけれど、具体的にその点についてどういう確認をされたのか、そこのところをお尋ねしておきたいと思います。 18: ◯環境局長  前回も申し上げたことでありますけれども、県に上げますと実際いろんな事務手続を経まして、事前協議を実際に開始するまでに環境アセスも含めて約2年ぐらいの期間を要するということになっておるわけであります。したがいまして、今後とも内協議の際に仙台市の方からいろいろ指導調整した事項については引き続き、そういった形で指導にも、調整にも参画できるという形になっておりますし、県の方についてもそういう機能が十分に果たしていただけるというふうに私どもは考えております。したがいまして希少動物の検討についても、約1年半から2年後ぐらいになると思いますけれども環境アセスメントが行われる際に十分にそういう条件を総合的ににらみながら判断をしていかねばならないものというふうに私どもとしては認識をいたしておるところでございます。 19: ◯青野登喜子委員  宮城県の大規模開発指導要綱取扱要領というのに沿って恐らく指導がされて内協議が進められたものではないかと、市独自の選定基準もそこにはあるわけですけれども、この取扱要領の中に配慮事項として示された中身を見ますと、市の方で理解しているのはかなり不十分な措置ではないかと、このように受けとめられるんです。といいますのは、取扱要領第5、第4項というところに、ゴルフ場造成にかかわる手続についてその配慮事項というのが何点か示されているんですけれど、特に十分検討すべきことが必要であるということで示されているのが、ゴルフ場設置に伴う周辺環境への影響ですか、こういうこととか、市の土地利用計画に与える影響とか、その他市町村住民意向、こういうことが重要な要素であると考えられるからそれらについては十分検討すべきであるということが一つ示されているのと、2項目は「地元住民意向などを確認し、市町村としてゴルフ場開発を推進するための意志決定がなされた段階で県に対し協議をすることになる」と、こういうことでゴルフ場周辺環境への影響地元住民意向確認が極めて重要だと、こういうことが県の要領にも示されているんです。そういうのから見れば先ほどの市の当局で対応された中身を見ますとその辺の確認は非常に……、正確に県の指導要領に基づいてやられていないんではないかと、こう理解せざるを得ないんですね。環境周辺影響調査をどうしたのかということについては、一般的なお答えしか返ってきてませんし、ましてや地元住民合意の問題になりますと、計画されようとする地域周辺地元方々はほとんど知りません。私ずっと調査しましたけど、ほとんど知らないんです、ゴルフ場が計画されるということについて。その辺では確認もしないで、県に上げたのではないかと、このように指摘せざるを得ないんですけれども、その辺はどうなのでしょうか。 20: ◯環境局長  私どもとしては、御指摘の点について、現段階でできる配慮は十分いたしたつもりでございます。ただ具体的にそれぞれの項目について、どういうふうな内容で上げたかというのは、やはりいろいろ前回も申し上げましたけども影響もございますので、ひとつ御容赦を賜りたいと思います。  なお、周辺住民対策というお話でございますけれども、私どもの中で一つ条件としておりました地権者合意等についても、十分に満たしておるものというふうに考えております。  また、環境アセスについては、この間も申し上げましたけども現時点でこれを行うのではなくて、今後事前協議の開始あるいは終了まで十分時間がありますので、そういう希少動物、個別の問題にかかわらず、全体的な環境影響というものをトータルにやはり評価していく必要があるということでございますので、現実には今後開発が行われる前、事前協議が行われます環境アセスメント、ここの中で総合的に判断をしてまいると、こういう手続になるものと理解しております。 21: ◯青野登喜子委員  仙台クマタカの会というのが自然保護団体として民間にあるわけですけれど、この仙台クマタカの会がことしの3月に自然環境調査報告書というのを出されていますけれど、これはごらんになられているでしょうか。 22: ◯環境局長  こちらの方にはちょうだいをしてないというふうに聞いております。 23: ◯青野登喜子委員  私もこれはマスコミに紹介されて手に入れたものですけれども中身を見ますとかなり重要な調査報告がされております。先ほど触れました特別天然記念物カモシカとかクマタカが現に生息しているというのが確認されてて、それだけ物すごく貴重な自然が豊富に残っているということの証明だということが結論づけられているんですが、この調査した隣接地に今計画されるゴルフ場なんです。ですから周辺地域影響というのは物すごいものになっていくと考えられるだけに、こうした重要な貴重な民間の人が足で歩いて調べ上げたものですので、こういったものを十分審査段階では配慮すべき一つの大きな課題だったのではないかと思うんです。そういう意味で県の取扱要領もそういうことの重要性もあるから周辺環境への影響ども十分確認しなさいと、検討しなさいということを要領として示されているわけですから、そこのあたりのところを踏まえないで出されたというのはやはりこれは相当落ち度があったんじゃないかと思うんです。それと地域周辺住民という場合、この定義というかとらえ方は地権者というふうに今おっしゃいましたけれども、必ずしも県で取扱要領で言っているのは「計画地域周辺住民」、要するに市町村が固有に確認しなさいというのの中に地権者は別項目あります。それから計画地域周辺住民関係団体等同意合意形成の有無の確認と、こういったものがあるんですけれど、これはそういうことではなされているんでしょうか。 24: ◯環境局長  第1点のその報告書の件でございますが、先ほど来申し上げておりますとおり、これから総合的な環境影響調査等を行うということになるわけでありますので、その際には十分参考になる文献の一つであろうというふうに理解をしております。ただ、簡単に今回県の方に上げるに当たって、余り簡単な調査を形だけやるようなことはやはり私どもとしては控えるべきであろうと思いますので、やはり今後行われる環境影響調査については、かなり広範な内容についてトータルな視点から、環境影響を与えるかどうかの評価をしていかなければならないものというふうに理解をしてございます。  2点目の周辺住民等同意の話でありますけれども、これにつきましては今後の手続の中で、地権者については終わっているわけでありますが、周辺住民同意を取りつけるべく開発者、あるいは県の方とも相談しながらどの範囲、どの程度にするか、この辺を決めていかざるを得ないものと考えております。 25: ◯青野登喜子委員  県の示している取扱要領というのは、内協議段階市町村が固有に確認をすべきものとして示されていると理解しているんですよね…。…そういう意味で非常に……、それでよいというんであれば県の指導があいまいなものだというふうに取らざるを得ないし、その辺はどうなんでしょうか。 26: ◯環境局長  これについては、関係文書を当たらせておりますが、私どもとしては事前内協議段階でそこまで整理をすべきものというふうには考えてございません。 27: ◯青野登喜子委員  たしか前回報告のときも含めてですけれど、県の取扱要領に従って、内協議を進めて、県の方に上げると、こういう趣旨の御報告だったんではないかと思うんです。ですからあくまでも県の指導範囲内で正確に進めるべき内容のものではないかと思うんです…。…その点を踏まえて行っていないということになれば、再考が必要ではないかと思うんです。その点についていかがでしょうか。 28: ◯環境局長  先生がごらんになっているのがどの部分かわかりませんけども、私ども要領の中にはそういう規定が見当たらないというふうな形でございます。 29: ◯青野登喜子委員  何を基準にして内協議をされてきたのかなと、こういう疑問を持たざるを得ないんですけれども、きちっとした県の大規模指導要綱取扱要領というのはちゃんと公に指導文書として出ているものに沿って私はその内容はどうなのかとお尋ねしているわけで、それに答えられないということになれば何を基準一体内協議を進めてきたんでしょうか。 30: ◯環境局長  関係要領等まで全部、それを受けまして、それに沿って内協議を進めてきたという手順になってございます。 31: ◯青野登喜子委員  私が持っているのは県で発行している指導要領のコピーです。この中の73ページないしは87ぺージ、ここのところにきちっと取り扱いについて示されているんです。内協議を行うことということが示されていて、その内協議内容というのが、どういうものかということが87ぺージ配慮すべき事項ということで何点か示されているんです。これに沿ってどういう審査をされたのかということです。この要領に従って審査した結果がゴルフ場計画審査調書というものに著されるものになるというフローになっているはずなんです。ですから、その点でどういう確認をされたのかということについてお尋ねしているわけで、それが答えられないというんであれば、一体どういうことを基準にして内協議をされたのか、その根拠になるものがないままに県の方に出したということにしかならないのではないかと思うんです。市町村長意見をそこに付すことになっているということも示されているわけですので、どういった意見を付したのか、そのことも改めて含めてお尋ねしておきたいと思います。 32: ◯環境局長  その資料については、大変申しわけないんですが、もうちょっと私の方でも吟味をさせていただきたいと思います。  なお、内協議内容については、県の方とも一部相談をしながら必要な項目については全部してるという認識をしておりますし、またそれら内協議の中で指導調整した事項は十分に県の事前協議の中でも担保されるような形で県の方の指導調整をお願いすることにいたしまして、そういう趣旨の市長の意見を申し上げたと、個々具体的な内容については現段階では控えさせていただきたいと思います。事前協議終了時に、そういうものはお示しをできるのではないかと思います。 33: ◯青野登喜子委員  いずれにしても再考を促してきたことがもう一つございます。それは自然保護団体が幾つか市内にはございますけれど、とりわけこのゴルフ場開発予定地域内を4月にアニマル調査ということで、動物調査が実施されております。これは前回も御紹介させていただいたんですが、今その動物のいろんなふんとか、足跡をプロットしたものの地図が間もなく完成するそうです。それを持って市当局に申し入れするという準備も今進めているということもお聞きしておりますし、いずれにしても2万人を超す、ゴルフ場の新増設はやめてほしいと中止を求める請願書が市の当局にあてて出されていると、その趣旨をどのように踏まえられたのか、その点も明らかにされないままに県に19日付けで出したということについては、余りにも無視したやり方なのではないかと、このようにも思いますので、そうした市民の声を尊重する上からも県に提出した審査調査書の問題については一度取り下げるか、それを県からもう一度戻して再考を求めたいと、このように思うんですけれども、いかがでしょうか。 34: ◯環境局長  まず、先ほどちょっと答弁不十分だった点でございますけれども地域住民等合意の問題については、県の方に上げたときにここのところは不明という形の表示でよろしいと、こういうふうなことで了解を得ておるということでございます。なお、いろんな形で各市民団体方々等から御意見や声明も出されて、今後も出される可能性もあるわけでありますけれども、そういうものについてはその趣旨等も十分私どもの方でも検討いたしまして、今後いろいろ指導調整する際にできるものはそれぞれ対応をしてまいりたいと、こういうふうに考えてございます。 35: ◯委員長  ほかにございませんか。              〔「なし」と呼ぶ者あり〕 36: ◯委員長  なければ協議会終了いたします。きょうは御苦労さんでございました。...