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平成30年第4回定例会(第2日目12月10日)

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  1. 菰野町議会 2018-12-10
    平成30年第4回定例会(第2日目12月10日)


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    平成30年第4回定例会(第2日目12月10日)          平成30年菰野町議会第4回定例会(第2号)                平成30年12月10日(月) 午前10時00分開会             ~~~~~~~~~~~~~~~     第1 議案第80号 工事請負契約の変更について            (農地耕作条件改善事業 川北地内用排水路工事その1)   第2 議案第81号 工事請負契約の変更について            (農地耕作条件改善事業 田口地内用排水路工事その4)   第3 代表質問   第4 一般質問 2.会議に付した事件   日程第1から日程第4まで 3.出席議員(17名)   1番  稲 垣 啓 二 君        2番  廣 田 直 己 君   3番  伊 藤   敦 君        4番  内 田 親 根 君   5番  藤 田 賢 吾 君        6番  伊 藤 雅 慶 君   7番  加 藤 大 輝 君        8番  諸 岡 雅 樹 君
      9番  中 山 文 夫 君        10番  中 川 哲 雄 君   11番  加 藤 昌 行 君        12番  千 賀 優 子 君   13番  出 口 利 子 君        14番  益 田 和 代 君   15番  増 田 秀 樹 君        16番  久留美 正 次 君   17番  矢 田 富 男 君 4.欠席議員(0名) 5.説明のため出席した者(19名)   町長        石 原 正 敬 君   副町長      諸 岡 高 幸 君   消防長       吉 川   澄 君   総務課長     小 林 義 久 君   企画情報課長    河 内 伸 博 君   財務課長     相 原 賢 治 君   税務課長      谷   弘 哉 君   住民課長     片 岡 芳 輝 君   会計管理者     水 谷   浩 君   子ども家庭課長  大 橋 裕 之 君   健康福祉課長    堀 山 英 治 君   都市整備課長   斉 藤   司 君   まちづくり推進室長 樋 口 直 也 君   観光産業課長   加 藤 信 也 君   観光商工推進室長  内 田   徹 君   環境課長     伊 藤   悟 君   水道課長      加 藤 正 治 君   下水道課課長補佐 秦     崇 君   教育課長      森 田   久 君 6.出席事務局職員(4名)   議会事務局長(心得) 阿 部 美千代 君   書記       加 藤   真 君   書記        湯 戸 久美子 君   書記       田 中 佑 樹 君               午前10時00分 開議 ○議長(矢田富男君) 皆さん、おはようございます。  ただいまの出席人員は17名で、定足数に達しております。  平成30年菰野町議会第4回定例会は、成立をいたしましたので、再開をいたします。  直ちに、本日の会議を開きます。  本日の議事日程は、お手元に配付をしております。  なお、観光商工推進室長、内田 徹君、まちづくり推進室長、樋口直也君、また片岡下水道課長にかわり、課長補佐、秦 崇君が出席をしておりますので、よろしくお願いを申し上げます。  ここで、町長より発言の申し出がありますので、これを許可します。  石原正敬町長、登壇の上、御発言ください。              〔町長 石原正敬君 登壇〕 ○町長(石原正敬君) おはようございます。  議長のお許しをいただきましたので、議会冒頭に一言おわびを申し上げます。  本日、日程第1及び第2において、上程いたします2議案の取り扱いにつきましては、議長を初め、議員各位に御理解を賜りましたことを厚く御礼を申し上げるとともに、議会運営に多大なる支障を及ぼしましたことを深くおわび申し上げます。  今後におきましては、議案の上程に関して、細心の注意を払い、業務に取り組んでまいりますので、よろしく御理解いただきますようお願い申し上げます。  以上です。             ~~~~~~~~~~~~~~~ ◎日程第1 議案第80号 工事請負契約の変更について ○議長(矢田富男君) 日程第1、工事請負契約の変更について、議案第80号を議題といたします。  議案の朗読を願います。                  〔書記朗読〕 ○議長(矢田富男君) 本件につきまして、町長の提案説明を求めます。  石原正敬町長、登壇ください。              〔町長 石原正敬君 登壇〕 ○町長(石原正敬君) 議案第80号、農地耕作条件改善事業 川北地内用排水路工事その1の工事請負契約の変更について、提案説明を申し上げます。  この工事につきましては、平成30年菰野町議会第2回定例会において、議案第46号として上程し、平成30年6月26日に契約金額6,172万2,000円で契約締結の議決を賜った工事であります。  この変更契約の内容につきましては、工期が平成31年1月21日までとなっており、当該工事で掘削を行った際、当初想定よりも地下水位が高く、L型水路が浮上する可能性があることが判明し、L型水路の浮上防止対策の検討を行ったところ、材料変更による対応で可能であることがわかり、対応してまいりました。この変更に伴う増額は441万2,880円であります。  また、これまでL型水路の製品製造に要する期間及びL型水路の浮上防止対策など検討した期間を埋めるため工期内完成に努めてまいりましたが、台風などの影響もあり、工期までの完了が難しくなりました。  つきましては、L型水路の製品製造期間及び浮上の防止検討対策を行った期間であります38日間を延長し、工期についても平成31年2月28日までとする変更をいたしたく、工事請負契約を締結するため、地方自治法第96条第1項第5号の規定により、議決を求めるものであります。  以上、提案説明といたしますので、原案どおり議決賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(矢田富男君) ここでお諮りします。  本件について、会議規則第37条第3項の規定により、委員会付託を省略し、本会で即決することに御異議ございませんか。              〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(矢田富男君) 異議なしと認めます。  よって、本件については、委員会付託を省略し、本会で即決することに決しました。  本件について、質疑のある方、御発言ください。               〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(矢田富男君) 別段発言がないようですので、質疑を打ち切ります。  お諮りします。  本件について、原案を可決することに御異議ございませんか。              〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(矢田富男君) 異議なしと認めます。  よって、議案第80号は、原案を可決することに決しました。             ~~~~~~~~~~~~~~~ ◎日程第2 議案第81号 工事請負契約の変更について ○議長(矢田富男君) 日程第2、工事請負契約の変更について、議案第81号を議題といたします。  議案の朗読を願います。                  〔書記朗読〕 ○議長(矢田富男君) 本件につきましても、町長の提案説明を求めます。  石原正敬町長、登壇ください。              〔町長 石原正敬君 登壇〕 ○町長(石原正敬君) 議案第81号、農地耕作条件改善事業 田口地内用排水路工事その4の工事請負契約の変更について、提案説明を申し上げます。  この工事につきましては、平成30年菰野町議会第2回定例会において、議案第47号として上程し、平成30年6月26日に契約金額5,083万5,600円で契約締結の議決を賜った工事であります。  この変更契約の内容につきましては、工期が平成30年12月12日までとなっており、施工範囲の水路は湾曲した箇所が多く、当初は並べて据えるL型水路とL型水路の間はコンクリート打設などで間詰を予定しておりましたが、地下水流量が想定より多く吸い出しによる水路自体の沈下が予想されたことから、検討した結果、L型水路は標準製品から湾曲部に対応したL型水路の加工製品に材料変更を行い、地下水対策は水替え工を増工し、対応してまいりました。この変更に伴う増額は416万8,800円であります。  また、これまで湾曲した部分の施工や地下水量が多く、工事が難航し、工期内完成に努めてまいりましたが、完了が難しくなりました。  つきましては、L型水路の製品製造期間及び地下水対策を行った期間であります78日間を延長し、工期についても平成31年2月28日までとする変更をいたしたく、工事請負契約を締結するため、地方自治法第96条第1項第5号の規定により、議決を求めるものであります。  以上、提案説明といたしますので、原案どおり議決賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(矢田富男君) お諮りします。  本件について、会議規則第37条第3項の規定により、委員会付託を省略し、本会で即決することに御異議ございませんか。              〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(矢田富男君) 異議なしと認めます。  よって、本件については、委員会付託を省略し、本会で即決することに決しました。  本件について、質疑のある方、御発言ください。  中川哲雄議員。 ○10番(中川哲雄君) 冒頭、町長から謝罪の報告がありましたけれども、余り謝罪しているのに質問するのはどうかなというふうに思ったんですが、今回提案をされている、この工事請負契約の変更につきまして、工期が平成30年12月12日、きょうは10日であります。2日後にはもう工期が切れると。こういうことはですね、普通、考えられないことです。  議会運営委員会でも、いろいろ報告を受けたわけですけども、その原因が職員の工務係長が新人であったとか、そういった報告を受けておるわけですが、新人であれば余計にですね、注意をして取りかかる必要があるわけで、私はこの職員の配置、あるいは技術職のですね、不足、こういったことがですね、関係しているんではないか。  こんなことがね、起こるということ自体が普通は常識では考えられない。職員の綱紀粛正も含めてですね、今ですね、こういう事件が、事案がふえてきているように思います。  今回のこの事案についてもですね、しっかりとですね、その原因を掌握してですね、そしてこういった事件が起こらないような、そういう対応をですね、ぜひとも求めておきたいと思います。  その辺について、担当課長ではあきませんので、町長、一言、再度お伺いをいたします。 ○議長(矢田富男君) 答弁を願います。  石原正敬町長
    ○町長(石原正敬君) 今、中川議員から御指摘いただいたことにつきまして、いろんな原因があるんではないかということでございます。  これにつきましても、職員の体制含めまして、今後検討してまいりたいと考えております。  なおですね、冒頭そういった意味も込めまして、おわびを申し上げたところでございますので、何とぞ御理解賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。 ○議長(矢田富男君) ほかに。  伊藤 敦議員。 ○3番(伊藤 敦君) 今回の工事、いろいろあって、町長から、冒頭からお話しいただきましたんで、これ以上、僕は言うことありませんが、ただ私、自分の経験から言って、工事は生き物だと思ってます。今回この工事こういうことありましたので、最後まで安全だけは課長、しっかりと見ていただいて、けが人のないよう、よろしくお願いします。  以上です。 ○議長(矢田富男君) 答弁要りますか。 ○3番(伊藤 敦君) 結構です。 ○議長(矢田富男君) はい。  ほかに。               〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(矢田富男君) 別段発言がないようですので、質疑を打ち切ります。  討論に入ります。  討論。               〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(矢田富男君) 別段ないようですので、打ち切ります。  お諮りします。  本件について、原案を可決することに賛成の議員の起立を求めます。                  〔賛成者起立〕 ○議長(矢田富男君) 全会一致。  よって、議案第81号は、原案を可決することに決しました。             ~~~~~~~~~~~~~~~ ◎日程第3 代表質問 ○議長(矢田富男君) 日程第3、代表質問を行います。  発言の順序は、会議規則第49条第3項の規定により、議長においてあらかじめ定めております。その順序に従いまして、発言をお願いいたします。  質問時間等については、慣例・申合せ事項に定められておりますので、時間を守ってくださいますよう、よろしくお願いをいたします。  また、再質問につきましては、各大項目ごとの3回までとなっておりますので、よろしくお願いをいたします。  なお、議会だより及びホームページ掲載のため、写真撮影を質問中に行いますので、御了承ください。  こもの未来代表、出口利子議員、登壇ください。          〔こもの未来代表 出口利子君 登壇〕(拍手) ○こもの未来代表(出口利子君) 皆さん、おはようございます。こもの未来を代表いたしまして、質問をさせていただきます。出口利子です。よろしくお願いをいたします。  きょうの質問は、1点目が町長選出馬に当たって3期目の総括と今後の展望について、お聞かせをください。  2点目が、道の駅建設の計画は進んでいますか。  この2点について、お尋ねをさせていただきます。  質問に入ります前に、少しお話をさせていただきます。  NEXCO中日本が建設を進めています新名神高速道路の新四日市ジャンクションから亀山西ジャンクション間におけるインターチェンジなどの名称が決定しました、というお知らせの中、仮称菰野インターはそのまんま、菰野インターチェンジと決定をされたということです。あんなに湯の山温泉女将の会などから、観光活性と特色のある名称ということで要望も出されていましたのに、地名のみの名称となり、少々寂しく、残念に思われます。  また、明治時代初めに、菰野町から全国に広がった米、竹成が幻の米として新聞紙上に紹介がありました。これは収穫量の多さから、明治時代に重宝をされましたが、1900年代をピークに衰退し、今では作付がされていません。現在、県と町が米、竹成の遺伝子を受け継ぐ新品種開発プロジェクトを進めており、地元の農家らは、竹成ブランドの復活に地域活性化の期待を込めているというものです。  明治7年、1つの穂に通常の倍以上多い300粒の米が詰まった突然変異の変株は、収穫量が多く、食糧不足の時代のニーズに合致し、栽培が関東から関西にまで広がり、20世紀初頭に最盛期を迎えました。  しかし、味気がなく、ぱさぱさとしていたことから、うまみと収穫量を両立させた新品種の出現で、作付面積は減少しました。  米、竹成を町の資源にしては、という農家からの強い要望をきっかけに、県と町は2011年に共同研究に関する協定を結んでいます。さまざまな米との配合を重ね、農業研究所の実験場で育てた後、4月に菰野町音羽で栽培を始め、この10月に初収穫にこぎつけたということです。  新しい米、竹成は、ふっくらとしていて甘味があるということで、生産者はこれからさらに味をよくする改良が必要だと言っておられます。  地元発祥の米が復活すれば、米としての販売はもちろん、菓子などに使い、6次産業化が可能と思い描き、地域の新たな特色となることを願っています。  この米、竹成が新品種として、国の認定を受け、農業振興、地域活性化につながるように応援をしたいと思います。  では、本題の質問に入ります。  1番目の質問、町長選挙出馬に当たって3期目の総括と今後の展望について、お聞かせをください。  来年1月29日告示、2月3日投開票の菰野町長選挙に現石原町長の立候補表明がありました。これは先日、12月3日の第4回定例議会に町長みずから論語を引用され、4選出馬を表明されたものです。  先日配布された広報こもの、第132回の町長雑感にも、8年間を振り返って、この間、基礎自治体としての役割を意識しつつ、経済や社会の大きな変化に対応してきたこと。現在も継続している石巻市の復興支援のための職員派遣や湯の山かもしか大橋や一般国道477号四日市湯の山道路、新名神高速道路に関する他の市町との連携による国や三重県に対する建設促進に向けた働きかけの継続なども述べておられます。  平成31年3月2日に任期満了を迎える石原町長に、4年間を振り返り、総括をしていただきたいと思います。  4年前の出馬のときには、済みません、ちょっと写真お願いします。  大きなタイトル、防災減災に始まって、社会資本整備まで、6つの公約を掲げておられます。  この中で、次世代育成の中に、老朽化した学校施設の着実な整備、教室へのエアコン設置、これが私にとって最も印象深いものでした。  中でも、小中学校教室へのエアコン設置は、次世代層にとって最高の投資であったと思います。ことしの夏の殺人的な暑さに対応するよいタイミングであったとも思います。  また、その中である、町民様の見える施策として、地域づくりの中、地域公共交通の再構築ということで、まだ一部ではありますが、ふれあいタクシーが走り出し、高齢者の笑顔が見えたこともうれしいことでした。  これら総括を踏まえて、次の4年間の公約、今後の展望をお聞かせください。  継続事業も含めて、私がお聞きしたい項目を少し述べておきますと、公約は菰野町の将来を見据えて考えなければなりません。新聞紙上には、町長の言葉で、少子高齢化で厳しい時代に、将来に負担を先送りしない町政、これを掲げておられましたが、これはどのような施策に反映をされますか。  公約に伴って事業がふえれば、限りある財源の中で減らしていく事業もありますか。  次、子どもから高齢者にかかる福祉施策及び事業。  菰野町への転入がふえ、人口増が望まれますが、それに対応する施策はありますか。  4期目を迎えて、財政状況はどんどん厳しくなると思われます。新しい施策を組み込む考えはありますか。  最後に1つ、この質問通告のときにはちょっと私、申し上げていないんですが、町民さんからは、たくさんの署名が集まっており、議員やいろんな方からの要望が今なお多い中学校給食の今後の見通しについても、少しふれていただきたいと思います。  では、2番目の質問に移ります。  道の駅建設の計画は進んでいますか。  道の駅は、地域の創意工夫により、道路利用者に快適な休憩と多様で質の高いサービスを提供する施設で、平成30年4月25日現在で、1,145駅が登録をされています。  平成26年3月に、菰野町の道の駅がリニューアルオープンしましたが、駐車場、施設の利便性は、他市町の道の駅とは比較になりません。菰野町が発展し、観光の町としてアピールできる道の駅として、ソフト面、ハード面ともに、大きく改善していくことが必要だと思います。一定水準以上のサービスを提供できる休憩施設を道の駅として登録し、広く案内することにより、道路利用者の利便性の向上と施設の利用促進を図り、安全で快適な道路交通環境の形成、並びに地域の振興に寄与する効果があります。  菰野町が観光の町として、多くの皆様を受け入れる中、町のみんなで交流人口をふやすことも大事です。  全国の道の駅は、防災拠点としての位置づけもされ、地域の交流の場でもあります。  三重県には、18の道の駅があり、それぞれの特徴を出しています。  まず、菰野の道の駅の紹介では、お茶、石灯籠、陶磁器など、菰野町の特産品を即売。菰野萬古焼や町内で産出をされる菰野石を使った石製品、菰野の豊かな自然にはぐくまれた菰野茶、寒中に生産される手延べそうめん、菰野が生み出した名産品を展示即売をしています。平日、来館者には、菰野萬古焼の湯のみで菰野茶のサービスがありますよ、とあります。  ほか、特徴的なものを言いますと、松阪市の道の駅「飯高駅」は、日帰り温泉がある道の駅として有名で、全国的にも評価の高い天然温泉は、11種類のお湯を楽しめます。  亀山市の関宿は、江戸時代の東海道の面影を残す関の町並みにふさわしい木造、かわらぶきの和風建築。足つぼを刺激する健康遊歩道は、ドライバーのオアシスにもなっています。  また、レンタサイクルもあります。  道の駅いがは、松尾芭蕉を顕彰する俳聖殿をイメージした八角形の外観施設。全国初の自動車専用道路から直接利用できる道の駅として誕生をしました。コンビニが入っていて、24時間利用が可能です。  津市の道の駅「美杉」は、人に優しい純木造建築バリアフリーとなっています。2008年に東海地域で最初の森林セラピー基地に認定された健康の郷美杉の拠点施設の1つにもなっています。  熊野市の道の駅「熊野・花の窟」、これは熊野古道とともに、世界遺産に登録されている花の窟は、日本最古の神社と言われ、社殿はなく、高さ約45メートルの巨岩をそのまま御神体としています。その花の窟の隣地に、この道の駅はあります。花の窟に来訪される方々がゆったりと滞在でき、食事や物販等を通じて、花の窟の情報発信につなげていくための施設です。  紀宝町の道の駅「紀宝町ウミガメ公園」、これは内にある「ウミガメふれあいパーク」は、ウミガメを飼育研究しており、本物のウミガメが泳ぐ姿をプールの上から、水中窓からも観察することができます。  ほかに、熊野灘を泳ぐ海水魚類水槽や海辺の生き物に触れ合えるタッチングプールも人気です。  このほか、道の駅の敷地内に、今はやりのボルダリングの遊具を備えているところもあります。  このように、各自治体とも、それぞれの特徴を生かした道の駅をつくり、その誘客に一生懸命です。  10月27日には、一般国道477号四日市湯の山道路吉沢インターチェンジから新名神高速道路菰野インターチェンジまでの4.4キロ区間が開通をしました。この道路は国道477号のバイパス道路としての機能を持ちます。今回の全線開通により、東名阪自動車道四日市インターチェンジから菰野インターチェンジまでの走行時間が約8分短縮され、生活の利便性と物流の効率化に伴う企業などの生産性の向上が見込まれます。  また、四日市市街から湯の山温泉街へのアクセスが向上することにより、観光振興に対しても大きな効果が期待をされます。時は満ちた今、道の駅建設を形あるものにするチャンスです。  昨年の道の駅についての議員質問の答弁では、平成30年度には新たな道路ネットワークが構築されることから、道の駅の構想については、周辺道路の整備による交通動態や北勢エリアの拠点施設の状況などを見きわめながら、当町の特色を生かした機能や役割など、持続可能な道の駅のあり方について、慎重に検討する。また、道の駅中部ブロック126駅の施設機能等の調査を行っている。今年度は、菰野町都市マスタープランの改定作業に着手予定であることから、まちづくり計画の中で、拠点づくりの明確化を図っていくという答弁をいただいています。  今に至って、十分な検討はなされ、方向は見えてきているものと思います。道の駅については、一部の方だけの要望にとどまらず、広く、全町民さんの願いです。建設計画は進んでいますか。お尋ねをいたします。  これで、1回目の質問を終わります。よろしくお願いします。 ○議長(矢田富男君) こもの未来代表、出口利子議員の代表質問に答弁を願います。  石原正敬町長、登壇の上、答弁願います。              〔町長 石原正敬君 登壇〕 ○町長(石原正敬君) こもの未来を代表されて、出口利子議員から御質問をいただきましたので、順次お答えいたします。  まず、私の3期目を振り返るに当たりまして、町長就任後からも少し申し上げますと、1期目に発生しましたリーマンショックに端を発した世界同時不況と自由民主党から当時の民主党中心への政権交代に象徴された社会の閉塞感からの脱却の要請、続く2期目には、未曾有の被害をもたらした東日本大震災の発生と、その復旧復興、人口減少社会と本格的な少子高齢社会の到来など、日本社会を取り巻く環境が目まぐるしく変化してまいりました。  当町に目を移しますと、平成20年9月の豪雨災害の発生があり、新名神高速道路や、そのアクセス関係の道路の建設の着手がなされたことが私自身、大きく印象に残るものであります。  そこで、3期目におきましても、引き続いて防災減災対策を最優先課題として取り組み、東日本大震災の教訓を踏まえ、まず児童生徒の安全対策を最優先に、小中学校や町施設における屋内運動場などの天井や照明器具などの非構造部材の落下防止対策等を行ったものです。  避難所の環境向上では、マンホールトイレの設置に向けた事業に取り組み、災害発生時における対策を進めています。  また、消防救急体制の強化を図るため、順次、消防自動車や救急車の更新を行い、さらに地元区と協働で、県内初めてとなる危険な空き家の除却も実施しています。  社会的セーフティネットの構築では、困り感のある子どもの発達支援について、児童の就学前からの発見に努めており、就学後まで、途切れのない発達支援事業を継続実施しています。  児童虐待の事例も複雑かつ多様化しているため、早期の発見や対応を行えるよう、関係機関の連携を強化してきました。  医療及び高齢者福祉につきましては、予防事業や疾病の早期発見に重点を置き、子どもの季節性インフルエンザやおたふく風邪などの予防接種費用の助成を行うとともに、生活習慣病の早期発見を目指し、健康診断受診を促すため、湯の山温泉協会の協力のもと、温泉入浴が可能となる事業をそれぞれ町単独事業として、新たに開始しました。  また、福祉的な支援を目的として、中学生の通院医療費の助成及び重度疾病児童等医療費負担軽減制度も始めております。
     介護分野におきましても、予防対象事業を積極的に行うとともに、介護保険制度を維持しつつ、医療と介護の連携を図り、社会福祉協議会とともに、地域住民が主体となる地域包括ケアシステムの構築など、地域の社会福祉の充実に努めました。  障がい者支援として、機械化が困難な町産品のマコモの栽培を障がい者就労継続支援施設と協働で生産を始め、作付面積の向上を図るとともに、さまざまな障がいを持つ方が健康づくりに取り組めるよう、障がい者スポーツの普及や健常者への啓発も新たに始めました。  次世代育成として、旧朝上幼稚園園舎を改修して、北部子育て支援センターを開設し、菰野町北部の子育ての新たな拠点として、常駐の保育士と保健師が子育て支援の相談や発達支援などを行い、既存のけやき内の子育て支援センターとともに、親子の孤立を防ぐことと子育て環境の充実を図っております。  また、当町では、町内全体で保育園入園希望者の受け入れを行うことで、引き続き待機児童を減らす対策をしてまいりました。  小中学生の安全安心で快適な学習環境を構築するために、小中学校の校舎やプールなど、老朽化した施設の更新を順次行うとともに、近年の気象状況を勘案して、全教室にエアコン設置も完了させました。  さらに、スポーツ環境の充実を図るため、サッカー場の整備に続き、大羽根東野球場の整備、B&G海洋センター体育館の改修を実施し、現在はB&G海洋センター西側グラウンドの整備に取り組んでおります。  地域づくりでは、防災と福祉を含めた共助の拠点として、千種地区コミュニティセンターを設置し、開かれた地域のふれあいの場として、また公民館活動や生涯学習の拠点として利用が始まり、既存の各コミュニティセンターも含めた役場支所機能や利用方法についてもあわせて見直しを行っております。  地域公共交通を確保するため、コミュニティバスは利用者の少ない路線について運行経路の見直しを実施するとともに、他の公共交通と連携したのりあいタクシーの運行実験を開始しました。  また、それに先立ち、各地区住民の共助の取組として、地域の高齢者を送迎するあいあい自動車事業の実証実験を始め、先進的な取組として、全国から注目を集めることとなりました。  産業振興としては、湯の山温泉開湯1300年となることし、近畿日本鉄道の新たな観光列車「つどい」の運転に合わせ、町商工会青年部が足湯キットを製作し、観光と商工が一体となって、湯の山温泉までの移動中に温泉の足湯を楽しむことができる新たな手段を生み出しております。  また、町の観光情報を発信する方法として、大学生による菰野町プロモーションビデオ作製支援や地域発信型の映画制作など、新たな企画を行い、近年増加するインバウンドの町内受け入れに向け、台湾での観光プロモーションも実施しました。マコモを初めとする町産品の付加価値化に農商工、さらには福祉とも連携して取り組んでおり、これらの食材を活用し、都市圏での提供など、新たな視点で観光情報発信が行われております。  農業者に対しても、農地の有効活用のための支援を行うだけでなく、ため池や農業排水路の修繕など、農業施設の老朽化対策、さらに有害鳥獣の農地への侵入対策事業も大きく強化しております。  社会資本整備として、新名神高速道路菰野インターチェンジの設置、国道477号バイパス四日市湯の山道路、湯の山かもしか大橋の整備が今年度完成を迎えるに当たり、そのストック効果を最大限に生かすまちづくりを行ってまいりました。  主なものとして、既存道路の再整備、菰野インターチェンジ周辺の土地区画整理の事業化に向けた支援を行ってきており、今後も継続していく予定であります。  また、ライフライン機能のさらなる充実を図るため、上水道未普及地域を解消する水道第6次拡張事業が完成し、下水道事業の積極的な推進により、供用開始区域が順次拡大し、朝明川北部まで工事区域が拡張いたしました。  これら新しいインフラの整備とともに、老朽化した道路や橋梁、水道施設、清掃センターの更新や長寿命化もあわせて、積極的、計画的に実施しております。  これらいずれの事業においても、菰野町が将来にわたって持続していくため、中長期的な見地から、今、行うべきことを着実に進めてきたものであります。  4期目におきましても、中長期的な見地から、取り組むべき喫緊の課題が存在しています。数年後、団塊の世代が75歳以上となる、いわゆる「2025年問題」を踏まえた社会保障費の増加に対応する財政運営を行うことが重要であります。2025年、当町の人口に75歳以上が占める割合は、現在、約12.8%でありますが、16%を超えることが予測され、6人に1人が75歳以上となり、この方々を支えるための財源が必要との認識であります。  また、昭和40年代以降に整備された道路、橋梁、上下水道、学校など、公共施設の老朽化に対し、大規模な更新、修繕が必要となります。  例えば、町が管理する建設後50年以上の橋梁は、現在、約25%でありますが、20年後には約94%を占めることとなり、計画的に修繕など、長寿命化を図るためには、その財源も必要となってきております。  さらに、新名神高速道路や東海環状自動車道西回りが供用開始することを見据え、当町の重要な産業である観光、農業などの活性化を図っていくことも必要であります。  そういったことから、私自身、次のような取組を行っていきたいと考えるものであります。  まず、行財政運営では、人口減少社会を見据え、次世代の菰野町民の皆さんの負担が過大にならないよう、我々、現世代と負担の公平性を図った受益者負担。  地域づくりでは、防災体制の充実を図るとともに、高齢化社会の進展を見据え、地域公共交通の整備。また、老朽化した地域関連施設などの改修。  防災減災では、消防救急体制の強化充実。企業、他自治体などと災害時における包括連携の強化。また、大規模災害を想定した非常時のマニュアルや支援受け入れ計画の策定。  社会的セーフティネットの構築では、子どもの途切れのない発達支援及び児童虐待の早期発見と支援の取組。また、医療、介護の地域包括ケアシステムの深化、推進。医療予防施策の推進。農業と福祉の連携による障がい者支援。  次世代育成では、0歳から2歳児までの保育所入所待機児童の解消。また、子ども医療費の窓口負担の軽減。スポーツ施設の適切な更新や小中学校校舎の大規模修繕の実施。  産業振興では、多様性を有した観光地づくり。また、農商工連携による町産品の販路拡大。農地の有効活用と老朽化した農業施設の長寿命化対策。さらに、新名神高速道路菰野インターチェンジ設置など、新たに整備された道路網を最大限に活用したまちづくり。  社会資本整備では、老朽化した道路、橋梁や上下水道施設の更新と下水道のさらなる拡充。安全安心な水道水の継続的な安定供給。そして通学路や生活道路の安全対策強化であります。  以上、今後も継続して取り組むべきと考える主だったものを申し上げましたが、さらに先ほど御質問いただきましたように、懸案となっております中学校給食でありますが、これにつきましては、平成30年第1回定例会の教育長の答弁にありますとおり、「教育委員会で考慮するもう1つの指標は、以前実施しました中学校給食に関するアンケートの結果であり、生徒たちの意向は、『家庭弁当』や『選択制デリバリー給食』を選択した者が7割を超えており、この結果及び家庭弁当持参率の高さから推察すると、家庭弁当を選択できることは重要な要素であると考えている」というような答弁をしております。  その後、教育委員会としてですね、さまざまな意見を集約する中で、昼食を持参できない生徒に対し、福祉的施策の観点から、セーフティネットを構築すべきであると考える私の考えを踏まえ、現在、教育委員会と教育現場等の十分な協議を踏まえた上での結果報告を受け、今後、私としての判断をしてまいりたいと考えておりますので、御理解賜りますようお願い申し上げます。  以上のようなことでございますので、引き続き私自身も微力を尽くしてまいりたいと思いますので、御指導賜りたいと存じます。  続きまして、道の駅の建設であります。  道の駅の登録数は、御紹介のとおり、本年4月に11駅が新たに登録され、全国で1,145駅となっております。  近年では、地域活性化の拠点として、地域の特色、魅力を生かした多種多様な機能や取組を充実させ、地域課題の解決に寄与する道の駅が誕生しており、認知度、集客力が高く、道の駅自体が目的地となり、地域経済の活性化などを目的に、全国各地において、機能拡充が図られている優良事例が多く見られます。  当町における道の駅菰野は、制度が創設された平成5年に登録しており、地場産品、菰野町産にこだわった特色を生かした個性ある道の駅として創意工夫し、運営されておりますが、道の駅を取り巻く環境の変化や観光と農業のまちをアピールする拠点づくりの観点から、さらなる機能の充実が望まれております。  さらに、新名神高速道路の供用が間近に迫り、今後も東海環状自動車道の西回り区間の整備進捗により、新たな道路ネットワークが構築されることから、道の駅を検討する上で重要な要素である当町の交通動態や北勢エリアの拠点連携に関する影響などについて注視していく必要があります。  道の駅の検討に向けては、基本的な考え方を整理した上で、本年から2カ年で策定する菰野町都市マスタープラン策定作業の中においても、あり方検討を行うとともに、拠点づくりや将来のまちづくりの姿勢を示す中で、明確化に向けた議論をしてまいりたいと考えておりますので、御理解賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(矢田富男君) 一通りの答弁が終わりました。  再質問がありましたら、御発言ください。  こもの未来代表、出口利子議員。 ○こもの未来代表(出口利子君) 御答弁ありがとうございました。  町長からは、ただいま今後の展望や公約等、詳しく聞かせていただきました。  当選の暁には、約4万1,000人の乗る菰野丸のかじ取りをよろしくお願いしたいと思います。  では、道の駅の再質問をさせていただきます。  先ほどの町長の答弁では、都市マスタープランの中で、あり方というものをちゃんと決めて、そしてさらなる機能の充実に向けて考えていかなくてはならないという答弁をいただきましたが、この考え方に沿って、ちょっといろいろ細かく質問をさせていただきますので、よろしくお願いします。  まず、道の駅の、現在の道の駅ですね、この現在の道の駅の利用状況、営業時間も含めてお尋ねをします。  また、道の駅の基本コンセプトは、地域の創意工夫により、道路利用者に快適な休憩と多様で質の高いサービスを提供する施設となっていますが、菰野ふるさと館をどのように考えますか。  また、道の駅に立ち寄るのは家族連れが多いと思います。子育て応援施設として、乳幼児に対する授乳やおむつ交換ができる施設となっていますか。  また、先の新聞報道によりますと、世界ホテル最大手のアメリカ、マリオット・インターナショナルと積水ハウスは、京都府、栃木県、岐阜県、三重県、和歌山県にある道の駅15カ所に隣接した場所で積水ハウスがホテルを建設し、運営をすると報道がなされました。  菰野町でも、観光の町として、誘致に向けて積極的に考えてください。  ここまで道の駅建設の計画がおくれているのですから、時代を先取りした事業を目玉として取り入れる必要を感じます。このことについてはどう考えますか。  あと、菰野町商工会が提案した道の駅構想は、その後どうなっていますか。4カ所の道の駅選定場所を示されたようですが、どのように検討されていますか。  以上5つについて、答弁を願います。 ○議長(矢田富男君) こもの未来代表、出口利子議員の再質問に答弁を願います。  まず、観光商工推進室長、内田 徹君。 ○観光商工推進室長(内田 徹君) 現在の道の駅菰野の利用状況等についての御質問でございますが、平成29年の文化物産センターふるさと館の入館者数は、約8万7,000人で、平成7年から平成24年までは、ほぼ右肩上がりで推移していましたけども、平成25年以降は減少傾向となっているという状況です。  なお、これまでの累計入館者数は、約180万人となってございます。  さらに、営業時間でございますが、4月から10月の期間は9時から18時、11月から3月の期間は9時から17時、年末年始のみ休館という形になっております。  次に、道の駅菰野について、どのように考えているかということでございますけども、近年、各地において、多様な機能を持った道の駅がある中、現在の道の駅菰野の特徴を申し上げますと、2階部分が一般社団法人菰野町観光協会の事務所となっているということから、タイムリーな観光情報を提供できる。そういうこと。  それから、菰野町産の商品のみを販売しているということ。  それから、近鉄中菰野駅に近いという立地条件から、鉄道の利用客も道の駅の利用客となっているということ。  それから、入館者の約3割から4割は、地元の方の利用となっておって、固定客も多いということ。  さらに、積雪時に湯の山温泉の宿泊者の駐車場として提供しているということなどの特徴がございます。  施設的には、道の駅制度が創設された平成5年に登録されたものであることから、規模も小さく、施設が老朽化しており、また駐車スペースとか展示販売スペースも手狭であるというところが現状でございます。  また、授乳やおむつ交換ができる専用スペースにつきましては、設置しておりません。必要な方には、人目につきにくい会議室を提供するなど、適宜対応をしているという状況です。  今後、現在の道の駅菰野の運営につきましては、菰野町の観光の玄関口としての役割を持った施設となるよう、観光協会と連携して、さらなる創意工夫に取り組んでいきたいと考えております。  最後に、道の駅に隣接したホテルの誘致ということでございますが、当町には宿泊施設のある観光地を抱えていることから、慎重に対応していきたいと考えておりますので、御理解賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(矢田富男君) 続いて、答弁願います。  まちづくり推進室長、樋口直也君。 ○まちづくり推進室長(樋口直也君) 商工会からいただいております提言書に関することでございますけれども、これまで道の駅中部ブロック126駅の施設機能の調査を行い、提言書の内容も踏まえまして、一定の認識は持ってきたところでございますが、候補地の選定などの段階には至っていないというふうに考えておりますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(矢田富男君) 以上で、答弁が終わりました。  再度、質問がありましたら、御発言ください。  こもの未来代表、出口利子議員。 ○こもの未来代表(出口利子君) ありがとうございました。  いろいろ検討は重ね、考えてもいただいておりますが、やはり形となって見えてくるもの、例えば基本構想であったり、基本計画に移行していくような大きな動きっていうのは、やっぱり今のところでは見えてこないという、私の実感です。  やはり、これでちょっとお聞きしたいんですが、これはまちづくり推進室長だと思いますが、これから先、そういう基本計画に至るまで、構想を立てるまでと言うか、計画に至るまでの道のりは、まだまだ遠いと思われますか。また計画に至るまでの課題、やっぱり課題とかネックがあったからこそ、このようになかなか進んでこなかったように考えるんですが、計画に至るまでの課題やネックとなることは何でしょうか。  また、具体的な形の見えるものにするためには、何をどうしたらいいと考えられますか。お尋ねをします。 ○議長(矢田富男君) 答弁を願います。  まちづくり推進室長、樋口直也君。 ○まちづくり推進室長(樋口直也君) 道の駅の建設に向けてということでございます。  まちづくり計画の中ではですね、まずは建設の位置づけや目的、ターゲットなど、基本的な考えを明確にしていくことが前提にあるというふうに考えます。  また、計画に当たっては、財政面や運営面などの諸条件を整理する必要があるというふうに考えます。  本年から、2カ年で策定する菰野町都市マスタープラン策定作業におきましては、住民の方から御意見をお聴きする機会もありますので、直面している地域課題や地域活性化のための土地利用などについての御意見を踏まえ、まちづくり計画の中でお示しできるよう努めてまいりたいと考えておりますので、御理解賜りますよう、よろしくお願いいたします。 ○議長(矢田富男君) こもの未来代表、出口利子議員。 ○こもの未来代表(出口利子君) ぜひ、ことしマスタープランの見直しの時期でもあり、ことしと来年ですかね、これが、マスタープランが立てられる時期に当たっておりますので、今おっしゃったように、まちづくり計画の中でということは、この時期に、やっぱりきちっと立てていただかないと、またまたそれで考えてはおったものの、なかなか進まなかったわなという結果では、とても寂しい気持ちですので、何とか頑張ってやっていただきたいと思います。  最後に、菰野町の発展のためには、やっぱりこの道の駅の改善と、きょうの質問には入りませんでしたが、以前から調査、研究が重ねられていますラドンを使ったまちおこしは喫緊の課題だと考えます。検討だけをしていても、実際に行動に移さなければ、事は進みません。来年の新年度予算編成のときには、一部でもこれを含む予算がつくことを願ってやみません。  これにて私の質問を終わります。ありがとうございました。 ○議長(矢田富男君) 以上で、こもの未来代表、出口利子議員の代表質問は終了をいたしました。  ここで、暫時休憩をします。  休憩時間は、10分程度といたします。               午前11時00分 休憩             ~~~~~~~~~~~~~~~               午前11時10分 再開 ○議長(矢田富男君) 再開をいたします。  休憩前に引き続き、代表質問を続けます。  こもの輝代表、加藤大輝議員、登壇ください。          〔こもの輝代表 加藤大輝君 登壇〕(拍手) ○こもの輝代表(加藤大輝君) お疲れさまです。  新たに結成しました、こもの輝の加藤大輝です。代表質問をさせていただきます。よろしくお願いいたします。
     早速ですが、質問に入ります。  私、今回、代表質問で大きな1番、大きな2番とさせていただいております。  大きな1番で、菰野インターチェンジの名称決定について。  昨年の12月議会にて、「菰野・湯の山」という名称が全会一致で意見書となりました。その後、決定されるまで、先月の11月21日まで、町行政はどのような行動をされ、そしてその行動の中で、どのような結果を得られてきたか、質問させていただきます。  次に、大きな2番、町民ニーズとこれからの行政運営について。  新名神高速道路の開通が目の前に、湯の山かもしか大橋が開通し、477号バイパスが菰野インターチェンジまで開通しました。菰野町は着実に明るい未来へ向かって進んでおります。  そういった中で、町行政は、議会ごとで、さまざまなことをお話しされますが、人口減少、少子高齢化社会の中で、財政の不安ということをよくお話しされます。  そのような中、毎年実施されている町民アンケートの活用はできているのでしょうか。  この町民アンケートは、二十歳以上の方々へ800枚配布され、今回、平成29年度の結果はですね、439の回答があった。非常に町民の皆さんの生の声が入っている内容と、内容を確認させていただいて思いました。  このアンケート、町民の皆様の日々の声が入ったアンケートを生かした町民の皆さんとのまちづくりを求めていきたいと思います。  そういった中で、①新消防署建設事業の進捗について。  町民アンケートの結果を見ると、「消防・救急体制」が非常に重要とされています。本事業、推進計画にもありました。本年度が計画の位置づけに入っておりましたが、本事業は1年延ばされた。この理由と進捗をお伺いします。  ②、このアンケートの中で、生活の安全に続いて、子育てや福祉、教育の満足度というところもあります。この満足度はいかが受け取っていらっしゃるでしょうか。どのようにこの町民の声を反映しているでしょうか。  ③、インターチェンジ周辺の区画整理事業が進む中、菰野町のまちづくりとして、どのような公共施設、保育園だったりとか学校を整備しようと考えていますか。町内外の子どもから大人まで、すべての人の集いの場所となるような施設、大規模な公園や児童館など、具体的な計画を盛り込んで、今後に進めていただきたいと思います。  これで、1回目の質問を終わります。よろしくお願いします。 ○議長(矢田富男君) こもの輝代表、加藤大輝議員の代表質問に答弁を願います。  石原正敬町長、登壇の上、答弁願います。              〔町長 石原正敬君 登壇〕 ○町長(石原正敬君) こもの輝の加藤議員の御質問に順次お答えいたします。  新名神高速道路三重県区間につきましては、平成18年3月に事業着手し、平成30年度内の全線開通を目指し、事業進捗が図られております。開通に伴い、生活の利便性、生産性の向上などのストック効果に期待するところであり、東名阪自動車道の渋滞緩和及び湯の山温泉等、町内観光施設への移動の安全性及び快適性の向上により、観光振興につながるものと考えております。  さて、新名神高速道路の菰野町内のインターチェンジの名称につきましては、名称検討庁内会議において素案を決定し、その後、中日本高速道路株式会社、三重県、鈴鹿市、亀山市と協議を重ねてまいりました。  中日本高速道路株式会社においても、名古屋支社と本社間での協議に時間を要したと聞き及んでおりましたが、名古屋支社からインターチェンジ名称素案の検討についての照会があり、名称素案は「菰野インターチェンジ」でありました。  このことについては、十分な協議が行われた結果であることからも、照会内容に同意することといたしましたが、高速道路の出入り口として、「湯の山」の名称も運転者などに認識できるよう、特段の配慮をお願い申し上げました。  このような経過をたどり、去る11月21日に、「菰野インターチェンジ」、「鈴鹿パーキングエリア」、「亀山西ジャンクション」と正式に名称が決定されたところであります。  町民アンケートに関する御質問であります。  当町では、行政の各分野において、町民の意向を把握し、町政運営にできるだけ反映していくことが重要であると考え、総合計画の施策の体系をもとに、毎年アンケート調査を実施しております。このアンケートは20歳以上の町民の皆さんの中から、調査に御協力をお願いする方を無作為に800名選定し、無記名方式により実施しているものであります。  議員御指摘の平成29年度町民アンケートでは、439名の方に回答の御協力をいただいたところであり、その結果として、当町が目指すべき社会の状態として何が重要と考えるかの設問には、「消防・救急体制」、「防犯」、「災害対策」、「交通安全」などの「生活安全分野」に関すること及び「環境、都市基盤分野」における「水道水の供給」について、重要意識の高さが目立っております。  また、現在の行政の取り組みに対しての満足度については、「飲料水の供給」、「自然環境との共生」、「排水対策」などの「環境、都市基盤分野」に関すること及び「保健予防体制」、「子育て環境」、「福祉サービス」などの「子育て、健康福祉、人権分野」について、満足度が高いという結果でありました。  一方で、町民の皆さんが不満を感じることは、「交通の便が悪い」、「買い物が不便」など、交通に関することが際立って多い状況であります。  また、アンケート結果の町施策への反映につきましては、社会経済状況からの影響も含め、その傾向動向を踏まえつつ、総合的な判断のもと、当町の各分野での事業につなげていきたいと考えております。  続きまして、消防庁舎につきましては、平素の消防業務の拠点であり、地震災害や風水害などにおける防災応急対策の拠点として機能を発揮するものであります。  現在の消防庁舎は、昭和60年の消防本部発足時から使用しているもので、発足時の職員定数31名、車両5台から各種災害に対応するため、現在は職員定数58名、車両10台まで体制強化を図ってまいりました。その間、仮眠室の改築、消防本部事務所の仮設庁舎使用などにより対応しておりますが、消防庁舎、車庫など、施設スペースが手狭となり、老朽化など、消防の拠点機能として支障があることから、新消防庁舎建設を計画いたしました。  新消防庁舎建設事業は、第5次総合計画第3次推進計画の策定時におきまして、平成30年度、平成31年度事業見込で計上いたしました。  新消防庁舎は、消防広域化の状況により、庁舎規模、人員及び車両配置などが変わることから、消防広域化の整理が必要であり、平成29年度を目途に、消防広域化の方向性を見きわめ、平成30年度の設計を予定してまいりました。  しかしながら、平成29年度中に消防広域化または単独消防の見きわめに至らなかったことから、広域化の方向性の決定を1年度延長し、あわせて新消防庁舎の建設計画を1年度延期いたしました。  これまで、平成21年度から四日市、菰野ブロック消防広域化研究会を開催し、現状把握と効果などを研究してまいりましたが、進展に至らなかったことから、現時点においては、菰野町単独の消防行政を当面展開することといたします。  新消防庁舎建設事業の進捗状況につきましては、現在、新年度予算に向けて、内部調整を進めている状況でございますので、御理解賜りますようお願い申し上げます。  子育て等々につきましては、さまざまな御意見をいただいている中で、町として、引き続き適宜、適切に判断してまいりたいと考えております。  まちづくりにつきまして、特に菰野インターチェンジ周辺の土地利用につきましても、土地区画整理事業設立準備会の動向を踏まえ、町としても、適宜、適切に判断してまいります。  以上でございます。 ○議長(矢田富男君) 一通りの答弁が終わりました。  再質問がありましたら、御発言ください。  こもの輝代表、加藤大輝議員。 ○こもの輝代表(加藤大輝君) まず、大きな1番、菰野インターチェンジ名称についての再質問に入らさせていただきます。  都市整備課長にお伺いいたします。  今回、昨年度ですね、「菰野・湯の山」という名称のほうで意見書、これは先に代表質問された出口議員も言われてましたが、そういった要望がある中で、やっぱり町民さんと一体となって町も求めていくという姿勢があった中ですが、これまでの検討委員会の中でと、名称のですね、経緯をお聞かせください。 ○議長(矢田富男君) こもの輝代表、加藤大輝議員の再質問に対し、答弁を願います。  都市整備課長、斉藤 司君。 ○都市整備課長(斉藤 司君) インターの名称決定までの経過について、御質問をいただきましたので、お答えいたします。  インターチェンジの名称につきましては、日本道路公団時の通達による「道路等の名称決定基準」や各種団体からの請願を踏まえ、名称検討庁内会議において素案を決定し、その素案をもって、中日本高速道路株式会社、三重県、鈴鹿市、亀山市と当町で構成する名称決定に関する調整会議の中で協議を重ねてまいりました。  「湯の山」、あるいは「湯の山温泉」という案も要望してまいりましたが、中日本高速道路株式会社からは、菰野町に設置される初のインターチェンジであり、「菰野」と端的に表現することで、高速道路利用者にとって簡潔で所在が明確でわかりやすく菰野町を全国に広めることができるという理由から名称決定基準に基づく名称案としてはどうかという意見もあり、鈴鹿、亀山、他の施設の名称案とのバランスを保つことを条件に、調整会議の中で一定の理解を示してきたところでございます。  その後、平成29年菰野町議会第4回定例会において、「(仮称)菰野インターチェンジ(IC)の名称に関する意見書(案)」が可決され、平成29年12月26日付で関係機関に提出されました。  意見書の提出により、中日本高速道路株式会社においても、名古屋支社と本社間での協議に時間を要し、また中日本の名古屋支社と当町との協議を経て、本年7月2日付でインターチェンジ名称素案の検討についての照会があり、照会内容を同意する旨、回答をいたしたところでございます。  関係市町の回答をもって、中日本高速道路株式会社による名称原案の決定、標識適正化委員会での名称原案の承諾、日本高速道路保有債務返済機構の審査を経て、去る11月21日に名称決定の報告がなされたところでございます。  以上でございます。 ○議長(矢田富男君) こもの輝代表、加藤大輝議員。 ○こもの輝代表(加藤大輝君) 今、経過をですね、御説明いただきました。  菰野町としてですね、他市町であったり、検討委員会、その他のですね、皆さんの審査内容というのはわかったんですが、やっぱり菰野町全体、菰野町がですね、代表として、「菰野」っていう名前がつくのはいいんですが、その当時もお話ししてたと思うんですが、やっぱり今回、「菰野インターチェンジ」、「菰野・湯の山インターチェンジ」、「菰野・湯の山温泉」、やっぱり3案を出していくという方向よりもですね、やっぱり町行政の皆さんとして、どこか、この意見書出させていただいたんは、「菰野・湯の山インターチェンジ」、やっぱりこの1本に絞ってですね、強調していっていただきたかったなと思っております。  またですね、これはまた都市整備課長に質問したいんですが、「菰野・湯の山インターチェンジ」にしたいという、この理由、要望っていうのをですね、どのように御説明されたか、お聞かせください。 ○議長(矢田富男君) こもの輝代表、加藤大輝議員の再質問に対し、答弁を願います。  都市整備課長、斉藤 司君。 ○都市整備課長(斉藤 司君) 庁舎内の名称検討庁内会議というものがございました。  その中で、先ほども答弁申し上げましたけれども、まず各種団体からの請願というものを踏まえました。  その中で、「菰野・湯の山」、あるいは「菰野・湯の山温泉」という2案を設定したわけでございます。  それと、以前から日本道路公団時の通達でございますけれども、名称決定基準に基づいた「菰野」というのを加えて、3案としたわけでございます。  これに関しましては、各種団体からの請願等はございましたけれども、これが町民の総意かというところもあり、何をこう上下をつけずですね、その3案を提出したというところでございます。  その後、調整会議等で決定をしたわけではありませんけれども、先ほど申し上げましたとおり、菰野というのを全国に発信していくっていうところで、一定の了解をしたというところでございます。  その後、意見書で「菰野・湯の山」というところで、これも先ほど答弁申し上げましたけれども、本来なら名古屋支社のほうで決裁等がされるというところでございますけれども、「菰野・湯の山」という町議会からの意見書が出たと、提出されたというところで、本社も入り、協議をされたというところでございます。  その後の経過につきましては、十分協議をされたというところでの名称決定というふうに考えております。 ○議長(矢田富男君) 再度質問がありましたら、質問内容を整理の上、御発言ください。  こもの輝代表、加藤大輝議員。 ○こもの輝代表(加藤大輝君) 今回ですね、名称が菰野インターチェンジというふうに決定した結果っていうお話ではなくて、プロセスがやっぱり大事だったのかなと。  実際に経過を聞かせていただきまして、お話ししていただいた3案、菰野町として、この3案が隔たりなく、重要だったんだなという町行政の思いはわかりました。  ただ、やはり全国にはせていく上でですね、菰野にインターチェンジができるっていう機会っていうのは、本当にまたとないチャンスだったと。これは本当にいろんな方が思ってですね、菰野、ここの菰野町には湯の山温泉があるという、そこの名称がついてほしかったという意向はですね、本当に町民の皆さん、議会皆さん、皆さんが本当に要望と言いますか、希望したところであるのかなと思いまして、質問させていただきました。  続きまして、大きな2番に移ります。  大きな2番の再質問1回目。  まず、①でですね、町長より、消防、新消防庁舎のお話をいただきました。単独の話だったり、広域化のお話も聞きましたが、まず①の新消防署建設事業について、本年度、この1年、来年に1年延ばしますよと言いましたが、本年度の実績、どのような検証をしてきたか。  そして、検証の結果、候補地はどのようになったか、お聞かせください。  ②子育てについてのアンケートですが、済みません、資料をよろしくお願いいたします。  今、映させていただいたのが町民アンケート、平成29年度の結果です。ここにですね、800枚、439の結果がありましたというところの中で、少し内容をちょっと確認していきたいなと思います。  次のページ、お願いいたします。  これが今お話しさせてもらっていました町民の皆さんが重要だと思う順位と言いますか、位置づけになります。  黄色の上の部分にちょっと寄っていただくと、寄っていただいてよろしいですか。見えますかね。  今、町長からもお話しいただいた「消防・救急体制」であったり、「飲料水の供給」、「防犯」、「災害対策」など、この点が非常に重要やというふうな結果があります。  そしてですね、非常に重要というところと町民の皆さんが満足をしている。満足をしている満足結果もあります。  次のページお願いします。  これがどれだけ満足をしているかっていう結果なんですが、「生活安全」のとこだけちょっと抜いていただくと、ピンクで囲わさせていただいたんですが、近寄れますか。近寄りにくいですか。  ちょっとお話しさせていただきながら言いますが、これ生活の安全、各項目で、「非常に満足」、「満足」、「どちらともいえない」、「不満」、「非常に不満」、「わからない」。この6項目で町民の皆さんにアンケートをとっていただいてるんですが、この満足を見ていく中では、やはり「非常に満足」っていうところと「満足」の部分を僕はちょっとペンで書かさせていただきました。「どちらともいえない」というのは、なかなか満足っていうふうにはとりにくいのかなと。  そういった中で見ますと、(1)番の「災害時の行政、地域での備えが進んでいる」。「非常に満足」と「満足」を合わせて20%強、30%に満たない。そういうふうに今こう町民アンケートの結果のピンクで囲ってある部分ですね。  そのように見ていきますと、なかなか40%を切っている部分っていうのは、この生活の安全の中で、重要とは思われているけど、満足っていうところまでは至ってないのかなと。  下の子育てのところ行っていただいてよろしいですか。  ちょっと、もうちょっと近寄っていただいて。  (6)番、一番、子育ての中で、「子育ての相談機会や保育サービスが充実している」。これ「非常に満足」と「満足」を見ますと、30%強。  町長言われておりました「健康教室や各種検診の内容が充実している」。これは50%を超えているところまでいっているので、本当に満足とかというところの状況に達しているのかなと。  そして、またその下を見ていきますとですね、ちょっとピンクで線を引かせていただいたところまでが満足という結果ととらえてですね、30%、20%いっているかいかないか、そういった部分が多いなと。これが「子育て、健康・福祉、人権」についてですね。  もう1ページ、お願いします。  これは、都市基盤であったりとかですね、環境のところなんですけど、かなり満足度が高い部分があります。  こういったように、町民の皆さんが本当に、現実にですね、感じられていることが形、数値として、見える町民アンケートっていう、僕はそう受けとめてですね、この町民アンケートの結果っていうのは、すごいわかりやすいなと思っております。  済みません、次の資料お願いいたします。  これは、議員活動の中で、独自にアンケートをとらさせていただきました。町民アンケートで住みやすさとかですね、そういったものをとられている部分もあったとは思うんですが、もうちょっと具体的に、町行政の行われている施策をですね、アンケート化して挙げさせていただきました。この中には「公共料金」であったり、「公共交通の整備」、「地産地消・獣害対策」、「子ども医療費」、「中学校給食」であったり、「観光拠点整備」、「遊び場と避難所」、「人口減少対策」、「この他」っていうのはかなりいろんなものが入っておるんですが。
     っていうふうな感じでですね、皆さんがどの施策をですね、重要に思って、やってほしいかという回答数を得てきました。  ちょっとこれ途中なんですが、全体として615いただきまして、このほか、かなりこうやって具体的に聞いていくと、地域の皆さんが公園をどのようにしてほしいかっていう具体的な案を書いていただいたりとかですね、すごくいろいろあったもんでですね、これはすごい、このアンケートの結果がすごいいいなと思って、今、紹介させていただいているんですが、ただ町民アンケートとちょっと似ている部分があるんだなと思いまして、今後また町行政が行われる町民アンケートっていうところにもですね、もうちょっと菰野町の行政が運営されている施策とかですね、そういったものがアンケートで聞ける。また、町民アンケートは概要として聞くのであれば、企画さんとかでその他のアンケートをとっていくとか、町民の声をもっと反映しやすいようにですね、アンケートの工夫をお願いしたいなと思います。  もう1個の資料お願いいたします。  一番上だけちょっと抜いてもらってですね、これはちょっと視点を変えてですね、公共施設状況調査、これ県のまとめているものなんですが、特に北勢地域の部分を抜きました。  ここの中で、市町名、人口、面積、隣にはですね、公園。  この中に、ちょっと計算を加えさせていただいて、1人当たり公園がどのぐらい使われるのかなと。こんな余り計算はしないので、実際には載ってなかったんですが、載せさせていただきました。  もうちょっとぐっと寄っていただくと、皆さんに見えやすいのかなと。  下の菰野町以下が三重郡の数値になっています。  数字を見ていくと、東員町さんがすごくいいなと思ってしまったのでですね、オレンジにさせてもらったんですが、こうやって見ると、公園の面積、町の面積からしての公園の面積っていうのが東員町さんはすごいなと思っておりました。  先ほど、独自町民アンケートの中では、「この他」の中に、かなり公園の話が入っておりました。これは世代としては、町民アンケートと同じようにですね、二十歳以上の方、そして年配の方まで、幅広くとらさせていただいたんですが、こういったところは求められているのかなと思っております。  ただ、実際に町見させていただいて、施設面を見させていただくと、もう少し余力があるのではないのかと思いながら、この資料をまとめさせていただきました。  下のほう行っていただいて、保育所関係、集会所っていう、これまとめなんですが、全体見えるように、全体と言うか、右のところまで見えるように。大丈夫ですか。  ちょっと見にくいかもしれないですけど、施設的なものも、このようにですね、ほかの市町と比べながら比較をさせてもらうと、すごくわかりやすい。本当に菰野町もしっかりしている部分であったりとかですね、ほかの市町がどのような施設を整備されているのかっていうのが数値として見えるなと思っております。  ありがとうございます。  このようにですね、資料で見ていただいたとおり、町民アンケートの中で重要とされているもの、そしてまた満足されているもの、独自アンケートでもとらさせていただいた内容、そのものが具体的に公共施設にどのようにつながっていくかというものも、こうやって見させていただくと、町民の皆さんの声っていうのがどのようにあるのかなと思って、今回分析させていただきました。  これについては、町長に再度ですね、お考えをお聞かせいただきたいなと思います。  そして、もう1つの③菰野町のまちづくりとして、インターチェンジ周辺の区画整理事業が具体的に進んでいくのは、やはり平成32年、組合が設立した上でだとは思っておるんですが、実際にそこに設立に至るまででも、菰野町が具体的に所有者さんたちとお話し合える案があると思います。このような菰野町にしていきたいな。現状出しているのは、インターチェンジを挟んで、西側が工業地域、工業専用地域ですね。東側が住宅という案は出ております。都市計画っていうものも、この前、変更の話があったと思いますが、そういった面を考えると、町行政がもう少し具体的にですね、この区画整理事業に案を提案していける部分があるのではないかと考えますが、まちづくり推進室長、答弁よろしくお願いいたします。 ○議長(矢田富男君) こもの輝代表、加藤大輝議員の再質問に対し、答弁を願います。  消防長、吉川 澄君。 ○消防長(吉川 澄君) 本年度、実績として検証した候補地と内容について、御質問いただきましたので、御答弁申し上げます。  消防本部は消防業務の拠点であり、その位置につきましては、管内の状況、町北部地域などへの出動、一般国道477号バイパス、湯の山かもしか大橋の開通、平成30年度末に開通予定の新名神高速道路へのアクセスなど、道路状況の変化と効果的な消防体制を検討いたしました。消防本部の敷地の地質調査と一部借地の整理が必要でございますけれども、現在の消防本部の位置での建てかえが適切であると考えておりますので、御理解賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(矢田富男君) 続いて、企画情報課長、河内伸博君。 ○企画情報課長(河内伸博君) アンケートの件でございますが、先ほども町長御答弁申し上げましたところでございまして、総合計画の施策の体系が一覧化されている。それに沿って、施策レベルでの調査をさせていただいております。  回答結果につきましては、本町の施策、事業がイコール、直接的に反映、影響しているものがすべてとは言い切れない部分もございますけども、そこの変動状況を確認しながら、事業のほうにつなげていきたいというふうに思っております。  それから、個別のアンケートのこともふれられましたが、これにつきましては、現にですね、施策以外の個別の案件に計画をつくるような段階でですね、各課がとっておる状況でございますので、御理解賜りたいと存じます。  以上です。 ○議長(矢田富男君) 続いて、まちづくり推進室長、樋口直也君。 ○まちづくり推進室長(樋口直也君) 現在、菰野インターチェンジ周辺の土地区画整理事業としてですね、準備会による取り組みが進められておるところでございます。  土地区画整理事業においては、土地の区画を整えて、宅地の利用増進を図るとともに、道路、公園などの公共施設を整備、改善するということでございます。  本事業では、保育園や学校などの公共施設は含んでおりませんが、区域内における、配置する公園につきましては、子どもから高齢者までが憩える交流の場として、また有事の際の避難場所となるなど、防災上の空地としても重要であるというふうに認識しております。現在の土地利用計画案では、適切な規模の公園を地区内に配置する計画となっております。  今後、公園の配置を含むですね、土地利用計画案につきましては、準備会の委員さん中心に、事業計画の検討を進める中で、決定されていくものと考えておりますので、御理解いただきますよう、よろしくお願いいたします。 ○議長(矢田富男君) 続いて、石原正敬町長。 ○町長(石原正敬君) 各担当課から御答弁申し上げたとおりでございまして、それぞれアンケートにあるお声を適宜、適切に判断した中で、総合的な行政運営に努めてまいります。 ○議長(矢田富男君) 一通りの答弁が終わりました。  再度、質問がありましたら、御発言ください。  こもの輝代表、加藤大輝議員。 ○こもの輝代表(加藤大輝君) 大きな2番で、①からまず再質問させていただきます。  菰野町を見た現状のですね、消防署が建っている場所で建てていくと。  地理的な立地条件っていうのは、ちょっと理解はしたんですが、日ごろの消防・救急活動であったり、また消防団であったり、その他活動や訓練を考えると、やはり手狭ではないのかなと。  そして、今の場所というのが本当に高速道路、バイパスが通っていく中で、高速道路やバイパスを中心に考えると、北や南でですね、あそこの立地条件が本当にいいのかっていうのは、ほかの場所もですね、考えていただきながら検討して、やはり今の場所が一番いいのであれば、そういう答えって言いますか、検証結果を出していただきたいなと思っております。  消防長に確認させていただきたいのは、今の場所での建てかえで十分と考えられるんでしょうか。  次に、②につきまして、アンケート結果っていうのは先ほどから話をしているので、再度聞きませんが、今後ですね、菰野町は、ほかの市町もそうかもしれないんですけど、平成という年号も終わっていく中で、高速道路ができるという、大きなイベントがあって、新しいと言いますか、新たな菰野町にですね、進んでいくというイメージを持っております。  そういった中で、町長が考えられる施策、先ほど出口議員のですね、質問の中で、お話もあったと思うんですが、もしお考えであれば、菰野町として、子育て、福祉に関しての前向きな宣言はできませんか。これは町長に答弁を求めます。  ③菰野町の全体を見たまちづくりとして聞かさせてはいただいておるんですが、先ほど来、準備会の中でですね、やっていくっていう、区画整理事業の内容としては理解しております。そういったお話ではなくてですね、まちづくり推進室が提案していける菰野町のまちづくりというのは、もう少し具体的に入れていけるんではないかなと。  逆に言うたらですね、準備会の皆さん、各所有者さんが、皆さん持たれてる一人一人、なかなか意見が言いにくい中で、この事業というのは進んでいくとは思います。  そういった中で、まちづくり推進室というところが中心となって、このような意見もありました。案があります。公園であったりとか、出口議員から今、道の駅の話もあったと思います。先にですね、9月議会で久留美議員が公園のお話もしたと思います。今までにこの区画整理事業を中心としたまちづくりについて、かなりいろんな議会での質問があったと思いますが、そういった中で、今よく聞くのが、生活圏として、バスのターミナルは考えてないのかと。そういった声も聞こえます。  済みません、ちょっと資料、1個出していただいてよろしいですか。  反対ですね、これ。済みません。近寄っていただいて。  見にくいかもしれませんが、これ三岐鉄道の東員駅の周辺を見ていただいております。これ今現状の東員駅なんですが、東員駅、上が北で下が南なんですけど、この南側にターミナルがあります。  そういった中で、東には自転車置き場、西にはこれ駐車場ですね。これフリーで置ける。  こういったようにですね、これ何の話をしとんのやって言うとですね、1つ、やっぱりこういった道路整備が進んでいく。そういった中で、そこの土地利用であったり価値を上げるっていうのは、やっぱり菰野町がもう少し具体的に前に。インターチェンジができたんやったら何が起きるのか。ここに住んでいただく、以前から話をしている500から600の世帯がですね、今後、住んでいっていただけるだろうと。そういった人たちの皆さん、そして町民の、今の既存に住んでいる町民の皆さんに「インターチェンジできてよかったな」、「利活用が促進していったな」と思っていただけるためにも、具体的にですね、もうちょっと案を盛り込んでいかなくてはいけないと考えております。いかがでしょうか。よろしくお願いします。 ○議長(矢田富男君) こもの輝代表、加藤大輝議員の再質問に対し、答弁を願います。  まず、町長、石原正敬君。 ○町長(石原正敬君) 当町は、従来から限られた財源の中で、事業の位置づけ、事業効果や将来にわたる影響など、さまざまな角度から全庁的に検討を進め、総合的に判断し、各種施策を進めてまいりました。  子育て、福祉施策につきましては、今後も重要な施策としてとらえ、保育所待機児童の解消、子ども医療費の窓口負担の軽減、児童虐待の早期発見・早期支援、地域包括ケアシステムの推進などにしっかりと対応していきたいと考えております。 ○議長(矢田富男君) 続いて、消防長、吉川 澄君。 ○消防長(吉川 澄君) 日ごろの消防、救急活動、消防団活動や訓練を考えると、手狭に感じると。今の場所で十分と考えられるかについて御質問いただきましたので、御答弁申し上げます。  消防本部、消防署は出動の拠点とあわせまして、消防職団員の訓練を行う場所としても重要な要素と考えております。  新消防庁舎建設時には、敷地の有効活用についても十分検討いたしますので、御理解賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(矢田富男君) 続いて、まちづくり推進室長、樋口直也君。 ○まちづくり推進室長(樋口直也君) インター周辺のまちづくり、土地利用につきましては、先ほども御答弁申し上げましたとおり、事業計画の検討の中で、準備会中心に、地権者さんの御意向を優先して検討していくべきというふうに考えておりますし、公共施設の整備、公園などの整備につきましては、適切な規模、必要な位置に配置するというところで考えていきたいと存じますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(矢田富男君) 以上で答弁が終わりました。  再度質問がありましたら、質問内容を整理の上、御発言ください。  こもの輝代表、加藤大輝議員。 ○こもの輝代表(加藤大輝君) 最後にですね、まず①番の新消防署建設事業についてですが、消防長の答弁からすると、ちょっとほかの候補地っていう部分が見えてこなかったので、再度質問はしないんですが、やっぱり菰野町の消防署を今後新規に建て直していく、新調していくっていう中なので、やっぱり全体を見た、本当にここで合っているのかなっていう部分は、ほかの候補地であったり、さまざまなことを検討していただきたいと思いますので、再検討を要望させていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。  あと、まちづくりのことに関しまして、ちょっと答弁がよくあれやったんですけど、区画整理事業とですね、菰野町のまちづくり推進室が行うべき仕事の内容っていう部分が、僕もちょっと認識がそれで合ってるのかなという不安なんですが、やっぱり所有者さんの意向っていうのは確実だと思いますが、菰野町がどのようなビジョンを持ってまちづくりをしていくのかっていうのは、もっと議論されてもいいのかなと。できないことを言っているわけではなくてですね、夢をはせて議論を述べていくというのは必要やと思いますもんで、もう少し踏み込んだ、前向いたですね、まちづくりを推進していただきたいと思います。  そのことを求めて、僕の質問を終わりたいと思います。  以上です。 ○議長(矢田富男君) 以上で、こもの輝代表、加藤大輝議員の代表質問は、終了をいたしました。  ここで、昼食のため、暫時休憩をいたします。  午後1時より、再開といたします。  なお、まちづくり推進室長、樋口直也君は、退席をしていただいて結構です。               午前11時55分 休憩             ~~~~~~~~~~~~~~~               午後 1時01分 再開 ○議長(矢田富男君) 再開をいたします。  休憩前に引き続き、代表質問を続けます。  日本共産党代表、千賀優子議員、登壇ください。         〔日本共産党代表 千賀優子君 登壇〕(拍手) ○日本共産党代表(千賀優子君) 日本共産党を代表いたしまして、代表質問をさせていただきます。千賀優子です。よろしくお願いいたします。  今朝は、この冬一番、冷え込みが強かったようで、鈴鹿山脈も真っ白く雪が積もっておりました。  質問をさせていただく前に、少し最近の国政について、ちょっとふれたいと思います。  安倍政権は、税収を上げるには消費税増税しかないかのように宣伝をし、来年10月からの消費税10%と大キャンペーンを打っています。  アベノミクスの6年間で、労働者の実質賃金は18万円も減り、年金も減り、医療費や介護料も上がり、暮らしは苦しくなるばかりです。  消費税が10%になれば、1世帯当たり、年間約8万円の負担増になると言われています。大企業に対する法人税は、37%から29.74%に減税されて、内部留保は史上最高の425.8兆円と大もうけです。  財政が大変と言いながら、来年度の軍事予算は5兆3,000億円を超えて、過去最大となっています。オスプレイやミサイル防衛イージスアショアなど、アメリカからの高額兵器の輸入が急増をしています。軍事費こそ削減すべきです。  また、こうした10%への増税に対する低所得者対策として、クレジットカード利用の買い物にはポイントで還元し、景気悪化を防ぐと言っていますが、近所のお店で現金で買い物をする一般庶民には何のメリットもありません。  増税を中止することこそが一番の景気対策だと思います。  それでは、通告書に従いまして、質問をさせていただきます。  最初の質問です。  石原町長の政治姿勢と実績について、お伺いをいたします。  3期12年の町政運営を公約と対比して御自身で振り返ってみてください。  2番目、菰野町の主要産業である農業をより発展させるための振興策について、お伺いします。  耕作放棄地の現状と対策について。  2つ目、農地の適正利用はされていますでしょうか。  3つ目、地産地消の推進と町内消費の拡大を図る工夫と支援を望みます。  4つ目、家族農業を守る支援と菰野町型ブロックローテーションの確立を図ってください。  大きな3番目、改正健康増進法が2020年4月から施行されます。  庁舎建物内及び敷地内の禁煙対策はどこまで考えていますでしょうか。お伺いします。  2つ目、健康福祉課では、禁煙治療の助成事業も行われましたが、結果と効果について伺います。
     3つ目、全国の多くの自治体で受動喫煙防止条例制定の動きが活発化しています。条例の施行後に調査した疾病状況では、急性心筋梗塞などの発生が減少しているとの報告もされています。町民の疾病予防のためにも、受動喫煙防止の対策を強化してください。  これで、最初の質問を終わります。よろしく御答弁お願いします。 ○議長(矢田富男君) 日本共産党代表、千賀優子議員の代表質問に答弁を願います。  石原正敬町長、登壇の上、答弁願います。              〔町長 石原正敬君 登壇〕 ○町長(石原正敬君) 日本共産党を代表されて、千賀議員から御質問をいただきましたので、順次お答えいたします。  私の3期12年を振り返ってみますと、出口議員にも御答弁申し上げましたが、1期目に発生しましたリーマンショックに端を発した世界同時不況と自由民主党及び公明党を中心とする政権から当時の民主党及び社会民主党などを中心とする政権への交代、続く2期目には、未曾有の被害をもたらした東日本大震災の発生とその復興、人口減少社会と本格的な少子高齢社会の到来など、日本社会を取り巻く環境が目まぐるしく変化してまいりました。  当町に目を移しますと、平成20年9月、豪雨災害の発生があり、新名神高速道路やそこへ接続する道路の建設着手がなされたことが私自身、大きく印象に残るものであります。  3期目におきましても、防災減災対策、社会的セーフティネットの構築、次世代育成、地域づくり、社会資本整備を柱として、菰野町が将来にわたって持続していくため、中長期的な展望から今、行うべきことを着実に進めてきたものであります。  4期目におきましても、中長期的な視点を持ちながら、それと整合する形で、近々の、喫緊の課題に取り組んでまいると考えておりますので、御理解賜りますようお願い申し上げます。  続いて、農業振興策のお答えであります。  農業は、日本の産業の根幹をなす第1次産業であり、グローバル化が進展した社会の中で、経済変動の影響を受けにくい足腰の強い産業であり、農地、農村の有する多面的機能は、国土の保全、水源の涵養、自然環境の保全、良好な景観の形成、文化の伝承等、農産物生産以外にも私たちの生活にさまざまな恵みをもたらしています。  当町におきましても、農業は主要産業として、先人が積み上げてきた農業基盤整備や生産組織体制と長年にわたる創意工夫により確立されてきた菰野町型ブロックローテーションにより、水田の高度利用を実現しています。  また、町農業は他産業との連携が図られ、特に商工業、観光業との連携による水稲、大豆、マコモなどの商品開発や販売促進が取り組まれており、農業を軸とした産業連携による活性化が図られております。  しかしながら、町農業を取り巻く環境は厳しい状況であり、担い手農家への農地集積や集落営農組織による効率的な営農が進められる中、水田活用の直接支払交付金及び環境保全型農業直接支払交付金と合わせて、さらに町単独補助金も織りまぜ、農地の高度利用や栽培期間中無農薬大豆などの付加価値の高い農産物の作付を誘導し、地場農産物消費拡大事業や仲間と共に頑張る農家応援事業などにより、農商工連携や6次産業化を積極的に推進し、農業をさらに振興してまいりたいと考えておりますので、御理解賜りますようお願い申し上げます。  なお、平成30年度における農業主要事業等につきましては、観光産業課長から補足答弁させます。  続いて、健康増進法に関する御質問ですが、平成30年第2回定例会の中山議員の質問でもお答えいたしましたが、庁舎での禁煙対策としましては、各階に喫煙室を設けて分煙化を図りつつ、平成28年には屋外灰皿を撤去し、敷地内の禁煙化にも取り組んできたところであります。  2020年4月に全面施行の改正健康増進法の趣旨としましては、健康増進の観点に加え、望まない受動喫煙の防止を図るため、多数の者が利用する施設等の管理について定めており、その区分では、庁舎等の官公庁施設は学校や病院などと同じく、原則、敷地内禁煙とされていることから、当町としましても、法の趣旨にのっとり、受動喫煙対策を進めていきたいと考えておりますので、御理解賜りますようお願い申し上げます。  次に、当町の禁煙チャレンジ推進事業ですが、本事業は平成29年度から喫煙者の減少と受動喫煙の健康被害を軽減するため、禁煙チャレンジモニターを募集し、治療後もその経過を追跡調査し、得られた情報から今後の効果的な支援方法について分析することを目的に実施しているものですが、結果等につきましては、担当課長から答弁させます。  禁煙と受動喫煙防止の対策ですが、当町の喫煙割合は、30歳代と40歳代男性において、全国平均よりも高くなっており、平成30年3月に策定しました「菰野町健康増進計画、食育推進計画」の8つの分野の健康課題の1つとして、たばこ対策を掲げ、目標を設定して取り組んでいるところです。  町としましては、町民一人一人が自主的に取り組む自助の活動や家族や地域で取り組む内容の共助の活動も含めて、禁煙チャレンジ推進事業により得られた情報をもとにした禁煙支援や禁煙相談の実施、母子保健分野では、妊娠届出時の禁煙指導等に取り組んでまいりたいと考えております。  また、受動喫煙防止対策については、望まない受動喫煙をなくすこと、受動喫煙による健康影響が大きい子ども、患者等に特に配慮すること、施設の類型や場所ごとに対策を実施することの3点を趣旨として、健康増進法が改正されております。  当町といたしましては、法律が遵守されるよう、施設等の管理権限者や町民の方々等へ広く啓発してまいりたいと考えておりますので、御理解賜りますようお願い申し上げます。  私からは、以上です。 ○議長(矢田富男君) 補足答弁を求めます。  観光産業課長、加藤信也君。 ○観光産業課長(加藤信也君) 補足答弁申し上げます。  当町におきましては、さまざまな農業施策を展開しており、平成30年度における農業主要事業予算といたしまして、水田を高度利用してブロックローテーションに協力をいただいておる農家に対しまして、水田農業推進事業補助金を町単独事業で3,986万円支出しております。  また、高付加価値であります栽培期間中無農薬大豆を栽培するエコファーマーの方々に対しましては、環境保全型農業直接支払交付金を町負担25%となりますが、総額800万円を予算計上しております。  また、小規模農家の方でも3軒集まることで、6次産業化等にチャレンジしていただくことを補助いたします、仲間と共に頑張る農家応援事業補助金を町単独で200万円、町内各地で農家、非農家を問わずに活動する農地水の団体に交付をいたします多面的機能支払交付金を町負担25%で、総額1億1,164万円、予算計上しております。  また、農業基盤整備事業といたしまして、用排水路の改修を行います農地耕作条件改善工事につきましては、町負担50%で、総額、本年度、2億2,770万円等を事業予算化し、他市町に比較いたしましても、当町は積極的に農業振興事業や農業基盤整備事業を展開しておる状況でございますので、御理解を賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(矢田富男君) 続いて、健康福祉課長、堀山英治君。 ○健康福祉課長(堀山英治君) 平成29年度に実施しました禁煙チャレンジ推進事業でございますが、43名の方の応募があり、約半数の方の禁煙継続を確認しております。この方々に対しましては、現在も電話等により、禁煙継続に向けた支援を実施しております。  また、今年度の禁煙チャレンジ推進事業につきましては、32名の申請があり、既に10名の方が禁煙治療を終了したとの報告を受けておるところでございますので、御理解を賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(矢田富男君) 一通りの答弁が終わりました。  再質問がありましたら、御発言ください。  日本共産党代表、千賀優子議員。 ○日本共産党代表(千賀優子君) それでは、再質問をさせていただきます。  地方自治体の基本は、住民の福祉の増進を図ることです。  石原町長は、常に住民本位の町政を行うと公言してみえました。  その立場で、町政運営を行っていただいたと理解いたします。  日本共産党議員団は、町民の方から寄せられた願いや要求などを議会質問でたびたび取り上げてきました。  その中で、実現していただいたことの1つは、幼稚園、保育園、小学校、中学校の普通教室にエアコン設置の願いが実現したことです。児童生徒の皆さんや保護者、教職員から感謝の声を聞くことができました。  さらに、教育施設の耐震工事を前倒しして行ったことなど、評価をいたします。多くの方から喜びの声を聞けたことはうれしいことでした。  逆に、かたくなに反対を貫く姿勢を続けているのが中学校給食です。5,000人を超える多くの町民から中学校給食の実現を求める請願署名が提出され、議会決議を経て、町が設置をしました中学校給食検討委員会からの答申書が平成23年10月4日、提出をされました。もう既に7年余りが経過をいたしました。  ここで、改めて答申書の一部を紹介いたします。  昭和29年に学校給食法が成立し、義務教育諸学校の設置者は学校給食の実施に努めなければならないとされました。  平成17年、食育基本法が施行され、21世紀における国民の心身の健康を確保するために、特に子どもたちの食を重視する施策が打ち出された。  食育の推進の中で、地域の特色を生かした学校給食の実施は、さらに充実を求められることになった。平成19年3月、三重県食育推進計画において、給食実施目標指数、平成17年現在、42.4%の割合を平成22年までに60%にすると定められた。  また、平成20年6月18日には、学校給食法が改正をされ、学校給食の位置づけが食に関する正しい理解と適切な判断を養い、食の大切さや文化、栄養のバランスなどを学ぶ食育の場として変更されたことにより、中学校における学校給食の実施が強く求められる状況となってきたと、18回の会議開催を経て、多角的に検討をされた報告書が提出されています。  町が設置をしました中学校給食検討委員会から提出されました答申書までも無視をし続ける町長の姿勢に異議を申します。  検討委員会の答申に対する受けとめのお考えを再度お伺いいたします。  それと、先ほどの出口議員の答弁にもありましたように、アンケートをとって、生徒の希望を聞いて、それが弁当給食を希望する人が多いからと言って、給食をしない理由に挙げてみえましたけれども、先ほど言いましたように、自分の好きなお弁当の中身をお母さんにお願いをしてつくってもらう。そういう子どもさんの声の要望が多いから給食をしないというのは、理由にならないと思います。  町長の御意見をお伺いいたします。 ○議長(矢田富男君) 答弁を願います。  日本共産党代表、千賀優子議員の再質問に対し、答弁を願います。  石原正敬町長。 ○町長(石原正敬君) 学校給食に関して、さまざまな御意見がある中で、私としましては、昼食を持参できない生徒に対し、福祉的施策の観点から、必要なセーフティネットを構築すべきであると考えております。  そして、また学校給食のあり方につきましては、これまでもお答えをしておりますが、まず教育委員会から学校現場等との十分な協議を踏まえた上での結果報告を受け、今後判断していきたいと考えておりますので、御理解賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(矢田富男君) 日本共産党代表、千賀優子議員。 ○日本共産党代表(千賀優子君) 前回の9月議会の中川議員の代表質問の答弁で、町長は、福祉施策として中学生の昼食に対して支援を行っていくと述べられました。  重ねて言いますけれども、平成20年6月、学校給食法が改正されて、学校給食の位置づけが食に関する正しい理解と適切な判断を養い、食の大切さや文化、栄養のバランスなどを学ぶ食育の場として変更されたことにより、中学校給食の実施が強く求められる状況になってきたんです。それでも町長の福祉施策としての支援という考え方は変わりませんか。お尋ねをします。  それから、もう1点、町長の1期目の終わりごろ、町長は、スポーツには余りお金をかけずに、人を生かしながら地域を元気にすることを今後進めたいと発言されました。  2期目からは、B&Gのグラウンドや大羽根野球場、サッカー場等の整備費用に合計約6億円もの公費が投入されています。中学校給食の設備費は、文科省の半額助成もあり、2億円から3億円の予算で実現できることも、議会の特別委員会で調査、報告をされています。  来年度予算には、ぜひとも中学校給食実現に向けての調査費の計上をしていただくようにお願いをいたします。 ○議長(矢田富男君) 日本共産党代表、千賀優子議員の再質問に対し、答弁を願います。  石原正敬町長。 ○町長(石原正敬君) 学校給食と食育の関係というのは、一定程度、理解しているつもりでございますけれども、食育というのは、学校のみならずですね、家庭も含めた、地域も含めた中で行われるものであるというふうな認識をあわせ持っていることを御理解いただきたいと思います。  そして、私は、私自身の考えとして、セーフティネットを構築すべきであるということを繰り返し御答弁申し上げてきておりますが、今現在、教育委員会と教育現場の中で、十分な協議をされているというふうにして私は認識しておりますし、かつ出口議員の答弁の中でも申し上げましたが、平成30年の第1回定例会だったと思いますけれども、その時点におきまして、ある一定、教育長としては踏み込んだ答弁をしておりますので、そのあたりのことを踏まえながらですね、今、教育委員会事務局がどのような方向に持っていくかということを注視しているところでございますので、御理解賜ればと思っております。 ○議長(矢田富男君) もう1点、石原町長、スポーツ文化振興のって云々の話が先ほどありました。 ○町長(石原正敬君) 済みません、それについては、給食と絡めた答弁だと思っておりましたので、答弁いたしませんでしたが、当時の御質問をいただいたときというのは、スポーツというものが地域活性化とどのようにかかわるのかというような御質問の流れだったんではないかと記憶しております。  と言いますのも、やはりスポーツは施設やフィールドのみで行われるものでなくて、町の中を利用した形、例えば鈴鹿山麓かもしかハーフマラソンですとか、あるいは菰野ヒルクライムチャレンジin鈴鹿スカイラインというような、日常は違った使い方、道路として供用しているものをスポーツとして開放することによって、非日常の空間の中で、スポーツを楽しむというような観点で申し上げたのではないかなというふうにして記憶しております。  そういう観点からいきますと、スポーツというものは大きな、巨大な施設を何かつくってやっていくだけではなくて、ふだん道路として使われているもの、あるいは例えば山の中とかですね、そういったことも含めて、できるものであるというような趣旨で御答弁申し上げたと考えております。  しかしながら、一方ですね、1期目である平成21年には、菰野町体育協会、あるいは町芸術文化協会の活動がより活発するよう、「菰野町スポーツ・文化振興会」を発足させるなど、町長就任当時から積極的にスポーツや文化の振興に取り組んでいることも、あわせて御理解賜れば幸いでございます。 ○議長(矢田富男君) 日本共産党代表、千賀優子議員、質問内容を整理の上、御発言ください。 ○日本共産党代表(千賀優子君) スポーツに関しては余りお金をかけずにということではありましたけれども、私はスポーツにお金をかけたらいけないと言ってるわけではないんです。スポーツも大事です。だけど学校給食、先ほど家庭のほうでも食育は大事だとおっしゃいましたけれども、それはそれとして認めます。  でも、3食のうちの1食っていうのはとても大事な問題で、幼少期から10年間にわたる給食はとても大きな要素があると思います。福祉的施策ではなくて、法律で定められた給食ですので、よろしくお願いをいたします。  それでは、菰野町の主要産業である農業を発展させるための振興策について、お伺いをいたします。  私も農業委員をしていた一時期、耕作放棄地の実情調査に現地視察をいたしました。獣害、サルやイノシシ、シカなどで作物は荒らされ、ひどい状態になっている田んぼを見て、これでは放棄をせざるを得ないなと感じたところもありました。  有害鳥獣の被害防止の取り組みも強めているようですけれども、今月号の広報こものにも獣害対策が載せていただいてあります。  今後も引き続き、獣害防止対策を強めていただいて、農作物を守り、耕作放棄地を拡大させないような対策を講じていただきたいと思います。  農地の適正利用については、おおむね適正利用されているということですけれども、優良農地の保全について、今後とも努めていただくようにお願いをいたします。  また、農福連携事業として、マコモの栽培と収穫作業の様子がNHKテレビで放映をされて、生き生き、にこにことして作業をしている障がい者の方を拝見して、うれしく思いました。  今後も、この事業は継続して行っていきますでしょうか。  そして、もう1つ、地産地消の推進なんですけれども、道の駅や四季菜への搬入量をふやすように、または直売所を地域ごとに設置するように農協と連携はできないでしょうか。  それと、もう1点、新規農業参入者の支援や育成は進められているでしょうか。このことをお尋ねいたします。 ○議長(矢田富男君) 日本共産党代表、千賀優子議員の再質問に対し、答弁を願います。  観光産業課長、加藤信也君。 ○観光産業課長(加藤信也君) 農業施策について、再度お尋ねをいただきました。  耕作放棄地の現状といたしましては、町内に10ヘクタールほどあり、先ほど千賀議員が御説明いただいたように、獣害等がひどい中山間地域等の条件不利地では、最近、耕作放棄がふえてきております。  また、そういった事情から、担い手に貸し付けできない農地っていうものが耕作放棄地になってきておる現状でございます。  また、農地の適正利用につきましては、平成28年4月1日から、農地等の利用の最適化の推進が農業委員会の重要な事務として位置づけられておりまして、農地等の利用の最適化の具体的な事務として、担い手への農地利用の集積、集約化が大きな農業委員の役割となってきております。  菰野町では、農地を提供する農家と農地を引き受ける担い手を地域の話し合いで決める人・農地プランを策定しておりまして、農業委員会におきましては、農業委員、農地利用最適化推進委員が担当地区の農地をパトロールしたり、農家を個別訪問したりしまして、人・農地プランに沿った形で、担い手へ農地が渡るような取り組みをしておりまして、おおむね適正に利用されておると考えております。  また、地産地消の推進、町内消費の拡大を図る工夫と支援というようなことで、地産地消の推進、町内消費の拡大につきましては、菰野町で、地元でとれた食材を地元で消費する地産地消を推進してきております。  当町では、地産地消の推進と町内消費の拡大を図るために、仲間と共に頑張る農家応援事業等を行っており、その事業では、農業振興と農産物普及を行う農業法人や、または地域農業の活性化を行うことを目的とする3戸以上の農家が組織する共同体を対象といたしまして、補助金を支給しておりまして、この事業によりまして、マコモ関連商品でありますとか、シデコブシソバ、希望荘のアホダキ等の特産品が考案され、食の観光推進事業等で、地元農産品の地産地消を進めておる状況でございます。  今後も引き続き、地産地消の推進と町内消費の拡大を進める支援を続けてまいりたいと考えております。  また、マコモの農福連携の取り組みについてお尋ねをいただきました。  本年、1反7畝の試験栽培田で、わかば作業所を中心とする町内の障がい福祉の作業所等をお招きいたしまして、田植えから草刈り、収穫までさせていただいております。  今後につきましても、これを、農地を拡大してですね、そういったチャレンジができる体制を確認できるような形でですね、社会福祉協議会等とも連携しながら進めていきたいと考えております。  また、農協との連携、農産物直売に関します農協との連携についてもお尋ねをいただきました。
     確かに、菰野町内の農産物の直売所と言いますと、JAさんがやってみえる「四季菜」というものが町内に2店舗ございます。当然、菰野町は主穀中心の生産をして、米、麦、大豆をつくっておりまして、野菜農家というのは比較的少のうございます。やはり直売所に野菜ものがないというのは、非常に寂しいことでございまして、お客様も寄りつきにくいような状況がありまして、農協の販売力とタイアップしながら、そういったものを検討していければというふうに、当課としては考えておりますけど、まだ具体的には進んでいない状況でございます。  また、新規就農者につきましてもお尋ねをいただきました。  現在まで、6名の方、新規就農という形でですね、支援を、国の補助金と合わせて支援をさせていただいておりまして、野菜をつくっていただいておる方、主穀中心の農業をブロックローテーションに入ってしていただいておる方等おみえになりまして、これも継続的に新規就農を促しながらですね、農業就業者を確保していきたいと考えておりますので、御理解賜りたいと存じます。 ○議長(矢田富男君) 以上で、答弁が終わりました。  再度質問がありましたら、御発言ください。  日本共産党代表、千賀優子議員。 ○日本共産党代表(千賀優子君) 国連は、2017年12月20日、第72回の総会で、平成19年から平成28年を家族農業の10年間とする議案を104カ国の賛成で可決し、決定をいたしました。  国際家族農業年、14年を10年間延長するもので、世界の食料の未来を左右する大きな意味を持つ今後、国連加盟国は、家族農業を再評価し、支援策を講じることが求められるとしています。  菰野町の農業も家族農業に支えられています。引き続き、家族農業を支援して、地域振興を行っていただきたいと思います。  菰野町の家族農業を守る支援と担い手農家のブロックローテーションの確立を今後も引き続き図ってください。  今やっていること以外に、具体的な方策があれば、お示しをください。 ○議長(矢田富男君) 日本共産党代表、千賀優子議員の再質問に対し、答弁を願います。  観光産業課長、加藤信也君。 ○観光産業課長(加藤信也君) 家族農業を守る支援について、お尋ねをいただきました。  国連の2017年の動きを御紹介いただきまして、小農を世界的に評価していくという内容でございまして、それにつきましては2018年11月にも国連が小農宣言を採択するというような方向に動いてきております。  当町につきましては、この家族農業につきまして、小規模ながら地域の農業を支えている重要な農家であるというふうに認識しております。  各地区内の小規模農家が農地を守っていることで、地域農業が維持されている現状があり、家族農業で培いました技術が衰退して、農村文化や環境が後退しないように保護をしていく必要があるというふうに感じております。  また、当町では、国からの転作推進を遵守しながら、約40年間にわたりまして、菰野町型ブロックローテーションを確立してきております。この先人が築き上げてきましたブロックローテーションを守ることは、農家の収益の安定を図ることにもつながりまして、また持続可能な農業を進めることにつながっていくと考えておりますので、今後も引き続き継続してまいりますので、御理解を賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(矢田富男君) 答弁が終わりました。  再度質問がありましたら、御発言ください。  日本共産党代表、千賀優子議員。 ○日本共産党代表(千賀優子君) 菰野町の農業をますます発展できますように、支援をよろしくお願いいたします。  そして、もうかる農家を目指してやっていただきたいと思います。  次に、改正健康増進法に移ります。  全国の多くの自治体で受動喫煙防止条例制定の動きが活発化しています。条例の施行後に調査した疾病状況では、急性心筋梗塞などの発生が減少しているという報告もされています。町民の疾病予防のためにも、受動喫煙防止の対策を今、考えていただいているようで、敷地内禁煙を目指しているようで、うれしく思います。  ちょっと耳の痛い方もいらっしゃるかと思いますが、愛煙家の方には申しわけないですけど、法律で決まったことですので、従っていただきたいと思います。  2020年4月の施行ですけれども、喫煙室の撤去など、なるべく早く施行をしてください。  そして、もう1つ、公費を使っての禁煙治療の助成事業は、今も継続してやっていただいてるようですが、今後の助成事業は、もう打ち切っていただいて、喫煙による体への悪影響をお知らせして、自分の健康は自分で守る意識を高める方策に切りかえていただいたほうが効果的かと思います。家族や周りの人への意識も変えて、脱たばこ社会にしていくべきだと思います。  ここで、新聞のコピーをちょっと用意してますので、披露してもらえますか。  これは、法律施行の前に、兵庫県は2013年4月、神奈川県に次いで、全国で2例目になる受動喫煙防止条例を施行しました。  そして、神戸市では、施工前と施行後、2年目を比較すると、患者数が1割以上減っていたということがここに報告をされております。  受動喫煙、先ほど町長の答弁で、望まない人って言いますが、ほとんどが、全員が望まないと思います。  受動喫煙による死亡者数は、年間1万5,000人。能動喫煙による死者は年間12万から13万人に上るという推計があります。重大な健康問題として考えるべきだと思います。  生活習慣病による死因のトップが喫煙であって、その4分の1を循環器系の疾患が占めると言われてます。  ありがとうございます。  先ほど申し上げましたけれども、公費を使っての禁煙治療の助成事業、報告もいただきましたけれども、約半数が成功して、残りの人は継続中、またはぽしゃってしまった人がいるようですが。  先ほどもちょっと言いましたけど、急性心筋梗塞など、発症した場合は重篤になる危険性があります。重大な健康問題につながります。そのことについて、本庁舎だけではなくて、公共の施設すべてで喫煙禁止にするように対策を強化していただきたいと思いますが、健康福祉課長、お願いします。 ○議長(矢田富男君) 日本共産党代表、千賀優子議員の再質問に答弁を願います。  健康福祉課長、堀山英治君。 ○健康福祉課長(堀山英治君) すべての施設でのことについて、お尋ねをいただきました。  健康増進法の改正の趣旨としまして、法律では、施設の類型、場所ごとに対策を実施するということでうたわれております。  まず、学校、病院、児童福祉施設等、あるいは行政機関については、基本的には敷地内禁煙ということでございますが、一定の条件のもとに、掲示等をすれば、その施設の形態も含めて、喫煙場所を設けることができるというふうにされております。  それ以外の場所についても、それぞれ定めがあるわけでございますが、私どもとしましては、改正されました健康増進法の趣旨について、広く施設の管理権限者、あるいは町民の方々へ普及啓発、そしてまた喫煙等が与える健康影響についても、広く町民の方に啓発をしてまいりたいと考えておりますので、御理解賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(矢田富男君) 再度質問がありましたら、御発言ください。  日本共産党代表、千賀優子議員。 ○日本共産党代表(千賀優子君) さっきも言いましたけれども、自分の健康は自分で守るという意識を高める方策に切りかえていっていただきたいと思います。  家族や周りの人への意識も変えて、脱たばこ社会にしていくべきだと思います。  あと、急性心筋梗塞など、重篤になる危険も、もちろんですけれども、その後、半身不随ですとか、障がいを持って、それを引きずるケースも多いと聞いておりますので、喫煙による弊害なども健康対策として、広く住民、多くの住民に広げていただきますように、対策を講じていただきたいと思います。  具合的なことがあれば、教えてください。なければ、これから法律ができるまでにも実施をしていただきたいと思います。 ○議長(矢田富男君) 日本共産党代表、千賀優子議員の再質問に答弁を願います。  健康福祉課長、堀山英治君。 ○健康福祉課長(堀山英治君) まず、改正されました健康増進法の趣旨等については、広く普及、啓発に努めてまいりたいと思っております。  また、禁煙に関することにつきましては、平成29年度から禁煙チャレンジ推進事業ということで、3年間実施をして、この結果等を分析しまして、今後の個人の禁煙支援について、どのようにすればいいかということを分析し、その分析結果に基づいて、取り組んでいきたいと考えておりますので、御理解賜りたいと存じます。  以上です。 ○議長(矢田富男君) 答弁が終わりました。  再度質問がありましたら、質問内容を整理の上、御発言ください。  日本共産党代表、千賀優子議員。 ○日本共産党代表(千賀優子君) 改正健康増進法については、これで終わります。  先ほど、町長に給食の件でお伺いをしましたけれども、やはり福祉的施策でというのはちょっとおかしいと思います。  その点も踏まえて、もう一度、学校給食について、真剣に取り組んでいただくように要望いたしまして、質問を終わります。 ○議長(矢田富男君) 以上で、日本共産党代表、千賀優子議員の代表質問は終了いたしました。  ここで、暫時休憩をいたします。  休憩時間は、10分程度といたします。               午後 1時47分 休憩             ~~~~~~~~~~~~~~~               午後 2時00分 再開 ○議長(矢田富男君) 再開をいたします。  休憩前に引き続き、会議を始めます。             ~~~~~~~~~~~~~~~ ◎日程第4 一般質問 ○議長(矢田富男君) 日程第4、一般質問を行います。  発言の順序は、会議規則第49条第3項の規定により、議長において、あらかじめ定めております。順序に従って、発言をお願いします。  なお、質問時間等については、慣例・申合せ事項に定められておりますので、時間を守っていただきますようお願いを申し上げます。  2番議員、廣田直己議員、登壇ください。            〔2番 廣田直己君 登壇〕(拍手) ○2番(廣田直己君) 議員番号2番、廣田直己です。  通告に従い、一般質問をさせていただきます。よろしくお願いいたします。  今回、一般質問をさせていただくのは、大きく2つの項目があります。  1つ目が、認知症当事者が地域で安心して暮らせるやさしい町づくりについて。  そして、もう1つが、老人憩いの家やすらぎ荘を多機能型福祉施設へのリニューアルの提案という2つで話をさせていただきます。  まず、質問させていただくのは、認知症当事者が地域で安心して暮らせるやさしい町づくりについてです。  本題に移る前に、少し現状の確認をしたいと思います。  2018年9月16日ですね、総務省が発表したところによると、日本の総人口に占める70歳以上の割合が2,618万人となり、初めて日本の人口の2割を超えたという報告がありました。団塊の世代が70代に達しているためです。65歳以上で見ると、3,557万人。日本の総人口比の28.1%に当たります。  高齢者が極端にふえ、子どもが極端に減っているという現状が加速しています。  そんな中、地方都市においては、高齢者が健康寿命を増進し、地域で活発に活動していただくこと。そして、医療機関等にかかる機会というのを減少させていくこと。それというのが社会保障費の抑制であったり、地域の活性化につながっていきます。  また、子どもたちや子育て世代への負担軽減ですとか、支援増につながるのではないでしょうか。  その中で、避けては通れない課題が認知症についてです。「日本における認知症の高齢者人口の将来推計に関する研究」というのが、厚生省がまとめた研究なんですが、これによると、国内の認知症の人の数はふえ続けて、2012年、平成24年の段階では、約462万人。65歳以上の高齢者の約7人に1人が認知症になっているという統計が出ています。正常と認知症との中間の状態である軽度認知障がいというのがあるんですが、そこに推計されるのが約400万人いると言われてます。それを合わせると、高齢者の約4人に1人が認知症、またはその予備軍と今現状でも言われています。  高齢化の進展に伴い、今後の認知症の人はさらに増加が見込まれています。いわゆる団塊の世代が75歳以上になる2025年、平成37年ですね。このころには認知症の人は約700万人前後となり、高齢者に対する割合というのが現在の7人に1人から5人に1人に上昇するということが言われています。  資料1をお願いします。  これは、2017年に九州の大学の教授が発表した要介護認定レベル別に見た認知症患者数の将来推計の資料です。2025年の段階で700万人を超えているというのがわかります。  また、2055年には1,000万人を超えていまして、高齢者全体の30%に達しているというデータが出ています。  ありがとうございます。  このような状況を鑑み、国は認知症対策のかなめとして、2012年9月には、7つの柱からなる認知症施策推進5カ年計画、オレンジプランというのを発表しました。  また、2015年には、その認知症施策を加速していくために、オレンジプランを修正してできた新オレンジプランというのも発表しました。  それらを受けて、菰野町でもさまざまな事業が実施されていますが、まず1つ目の質問としてお尋ねしたいのが、第7期介護保険事業計画における認知症施策の実施状況についてです。  本事業計画は平成30年度から平成32年度を対象とした事業計画ですが、現状どのように実施されているのか、お尋ねします。  2つ目の質問が、認知症初期段階の空白期間の対策についてです。
     診断技術の向上によって、早期の診断というのが可能になってきています。認知症と判明するタイミングがさらに早くなってきているというふうな現状です。  一方で、介護保険制度は重度化に手厚くする傾向というのが強まっています。  その中で、診断後に介護保険サービス等につながるまでの空白期間、これをいかに埋めていくかというのがますます重要な課題になっています。  そこで、この空白期間の対策について、どのように考え、施策を実施しているのか。  また、実施していくのかをお尋ねします。  3つ目の質問は、認知症当事者の声をまちづくりに反映していくために、と題しています。  これは、先ほどの質問と少し重なるところはありますが、認知症の初期段階で最も重要な課題となるのが、認知症当事者が抱える不安ではないでしょうか。  認知症の中核症状というのは、記憶障がいと見当識障がいというのがあります。記憶障がいとしては、過去の記憶が薄れて、強い感情だけが残っていくという状況があります。  また、見当識障がいというのは、今がいつか、ここがどこかというのが徐々にわからなくなっていくという状態です。時間、場所、人物の順番で障がいが出てくると言われています。  そんな中で、人物の見当識というのは比較的保たれやすいという特徴もあると聞いています。つまり時間や場所があやふやでも、知っている人がいれば安心できると。そして楽しい感情というのも安心につながっていきます。認知症の人にとって、人的環境こそが最大の環境因子であると言われています。強い感情が起動するかかわりが大変重要になってきます。つまり1つは、共感できる仲間づくり。2つ目が、本人ができることを奪わないこと。3つ目が、本人がしたいことを実現できる環境をつくっていくこと。これらが重要ではないかと考えます。  そこで、認知症当事者の声をどのようにまちづくりに反映していくのか、お尋ねいたします。  大きい2つ目の質問です。こちらは老人憩いの家やすらぎ荘を多機能型福祉施設へのリニューアルを提案するというものです。  現在、三重県民の森の西側ですね、尾高キャンプ場に隣接する場所にあります、やすらぎ荘なんですが、現在も毎年多くの方に利用されています。障がい者の方、高齢者の方、子どもたちや、その家族の方々といった、文字どおり、安らぎの場となっています。  私も、ボランティア等で行かさせてもらうときもありますが、本当に自然に囲まれたいい場所だなと、いい施設だなというふうな感じはします。  しかし、昭和50年、1975年に開館しており、開館から約40年以上というのがたっております。老朽化が激しく、継続して利用していくには大変不安があるのも事実です。  そこで、やすらぎ荘の老朽化の状況、利用状況、そしてこれからの活用について、お尋ねします。  最後に、もう1つですが、これは質問と言うか、提案なのですが、やすらぎ荘の利用のコンセプトはそのままに、多機能型福祉施設へリニューアルしてはどうでしょうか、というのが提案です。  昨年6月の定例会にて一般質問させていただいた際です、平成17年から検討を重ねてきた行政改革において、大規模修繕は行わないとの結論が出たため、今後についても、大規模修繕は行わずに運営していきたいという答弁をいただきました。  ですが、やはり老朽化に任せて、使えるだけ使って、使えなくなれば廃止するというのはもったいないんではないかというふうに考えます。  特に、菰野町の方々の幸福度、そして満足度の向上、そして多くの方々に菰野町というのが福祉の町であるという認識を持ってもらうためにも、現在の障がい者の方、高齢者の方、子どもたちやその家族のための施設というコンセプトを守りつつ、大きく進化する必要があるのではないでしょうか。  これらについて、現在のお考えをお尋ねします。  以上、1回目の質問とさせていただきます。よろしくお願いいたします。 ○議長(矢田富男君) 廣田直己議員の一般質問に答弁を願います。  石原正敬町長、登壇の上、答弁願います。              〔町長 石原正敬君 登壇〕 ○町長(石原正敬君) 2番議員の廣田議員の一般質問に順次お答えいたします。  第7期介護保険事業計画における認知症施策の実施状況でありますが、団塊の世代が75歳以上となる2025年には、全国的に認知症高齢者が増加し、700万人になると推測されています。  こうした中、住みなれた地域で安心して暮らし続けられるよう、当町でもさまざまな認知症施策を実施しております。  具体的には、認知症やその疑いのある方のほか、その家族へ早期にかかわり、支援を行う認知症初期集中支援チームの設置、認知症への理解を深め、支援していただく認知症サポーターの養成、身近に相談できる場所として、各地区コミュニティセンターにおける巡回個別相談等であります。  このほか、菰野町SOSネットワークを構築し、地域住民や関係機関と連携を図り、認知症高齢者等の見守りを行っているところであります。  2点目の認知症初期段階の介護保険サービス等につながるまでの空白期間の対策についてでありますが、当町におきましては、平成29年度に認知症の症状に応じた対応、支援体制を掲載したパンフレット、認知症ケアパスを作成しています。このパンフレットには、御家族へのアドバイスや相談場所等を記載しており、町内外医療機関や各関係機関に配置し、早期対応について周知するよう努めております。  3点目の認知症当事者の声につきましては、各地区コミュニティセンターでの巡回個別相談や認知症サポーターによる傾聴ボランティア活動等の場において、当事者や家族の意向を聞き取り、今後の認知症施策に反映できるよう努めてまいりますので、御理解を賜りますようお願い申し上げます。  続きまして、老人憩いの家やすらぎ荘についてであります。  ここは、おおむね60歳以上の方に対して、健康の増進、教養の向上、レクリエーションを総合的に提供することを目的として、昭和50年から運営を開始し、現在40年以上が経過しております。  利用者数については、平成29年度で延べ3,700名でありました。  この施設の運営目的については、保健福祉センターけやきにおいても、その役割を担っていると考えていることから、平成17年から検討を重ねてきました行政改革アクションプログラムにおいて、大規模修繕を行わないとの結論に至っているところであります。  今後の福祉施策の展開でございますが、老人福祉センターや保健センター、子育て支援センターなど、各種機能を備えた保健福祉センターけやきを中心として、既存の公共施設の機能も活用し、行ってまいりたいと考えておりますので、御理解賜りますようお願い申し上げます。  以上です。 ○議長(矢田富男君) 一通りの答弁が終わりました。  再質問がありましたら、御発言ください。  廣田直己議員。 ○2番(廣田直己君) ありがとうございます。  それでは、順次、再質問のほうに移らせていただきたいと思います。  まず、認知症施策について、新オレンジプランの7つの柱の1つにですね、認知症への理解を深めるための普及・啓発の推進というのがあります。  具体的な施策の1つとしては、認知症サポーターの養成というのが挙げられます。菰野町でも年に何回か認知症サポーター養成講座が開催されていると伺っております。その回数、そして参加者の人数、どのような方々が対象なのかというところを具体的に状況をお尋ねいたします。 ○議長(矢田富男君) 廣田直己議員の再質問に対し、答弁を願います。  健康福祉課長、堀山英治君。 ○健康福祉課長(堀山英治君) 認知症サポーター養成講座につきましては、各地区コミュニティセンター等で認知症巡回個別相談会と一緒に実施をしておりまして、現在のサポーター数については、2,417名となっております。  また、回数と対象の方のお尋ねでございますが、これについては認知症巡回個別相談会と同時に実施をしておりますことから、平成30年度では11回を予定しておりまして、対象としては、町民の方を対象といたしております。  以上でございます。 ○議長(矢田富男君) 廣田直己議員。 ○2番(廣田直己君) ありがとうございます。  11回ということで、単純に計算すると、ほぼ毎月なのかなというふうな、人数にしても2,417名ということで、それなりの数、そこそこ多い数の方々がサポーターになられているのかなというふうな感想は持ちました。  ただ、私自身も実際サポーターではありますが、その中で感じることというのが、認知症当事者の方々が認知症サポーターについて、やはり余り認識がないと言うか、薄いのではないのかなというところ。実際にいろんな方々に話を聞くと、やっぱり町の中で困ったけど、だれに助けを求めていいのかわからないっていう部分であったりだとか、あとは実際にサポーターだけど、サポーターになると、こういったオレンジの輪っかがもらえるんですけど、それをしてないと、なかなかそれっていうのがわかりづらかったりしてしまいます。  そこで、ぜひ認知症の当事者の方々への啓発っていうのをもう少し、しっかりやっていただきたいな、推進していただきたいなという部分と、あとは小中学生を対象にした認知症キッズサポーター養成講座というのを開催してはいかがかなというふうに思います。  資料2をよろしくお願いします。  これはですね、愛媛県の北宇和郡鬼北町というところの記事なんですが、多くの、このような多くの自治体でキッズサポーターというのが今、広がりを見せています。  三重県でも、健康福祉部長寿介護課にて、県内の小中学校に赴いて開催をしているというふうに伺っています。  菰野町でも、健康福祉課、そして教育課が連携して、町内の小中学校でも開催していただけると、またそれも一歩前進するのではないかなと思いますが、いかがでしょうか。 ○議長(矢田富男君) 答弁を願います。  健康福祉課長、堀山英治君。 ○健康福祉課長(堀山英治君) 認知症初期集中支援チームについてでございますが、これにつきましては、専門知識を持つ医師、保健師、社会福祉士、主任介護支援専門員等がチームを組みまして、認知症の疑いがあるにもかかわらず、必要な医療や介護サービスにつながっていない方などを個別に訪問し、おおむね6カ月をめどに、集中的に支援を行い、検討会議により評価を行っておりますので、御理解を賜りたい、申しわけございません、小中学生のキッズサポーターのことにつきましてでございますが、これにつきましては、過去に2回、小学生を対象に実施をしております。中学生につきましては、福祉体験学習の一環として、平成28年度から講座を行っておりますので、御理解賜りたいと存じます。 ○議長(矢田富男君) しっかり質問を聞いてるように。  廣田直己議員。 ○2番(廣田直己君) ありがとうございます。  菰野町でも、過去に開催をしていただいているということなんですが、やはり継続的に開催をしていただくというところ、その中で少しずつ町内の雰囲気も変わってくるのかなと思います。  先ほどの記事の中でも、やっぱり認知症の対策のかぎは子どもたちだというふうな記事もありました。  そういったところで、ぜひそういった若い世代の方々にも啓発、啓蒙というのをしっかりやっていただけると、また変わってくるのかなと思っております。  続いてなんですが、認知症初期段階における空白期間についての再質問をさせていただきます。  まず、認知症初期集中支援チームについての質問です。平成29年の第3回定例会にて、千賀議員と出口議員の質問でもありましたが、認知症の進行をおくらせ、適切な対処を早期に行うために、気づきから医療機関等へつなげる支援体制のかなめとなる認知症初期集中支援チームは、大変重要なものだと考えます。  平成29年の質問の答弁では、今年度中に設置し、気づきから医療機関等へつなげる支援体制を構築していきたいと考えていると、課長答弁がありましたが、現在の状況とチームの構成、具体的な活動内容を教えてください。 ○議長(矢田富男君) 答弁を願います。  健康福祉課長、堀山英治君。 ○健康福祉課長(堀山英治君) 先ほどは、申しわけございませんでした。  認知症初期集中支援チームについてのお尋ねでございますが、専門知識を持つ医師、保健師、社会福祉士、主任介護支援専門員等がチームを組みまして、認知症の疑いがあるにもかかわらず、必要な医療や介護サービスにつながっていない方などを個別に訪問いたしまして、おおむね6カ月をめどに、集中的に支援を行い、検討会議により評価を行っておるというところでございますので、御理解賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(矢田富男君) 廣田直己議員。 ○2番(廣田直己君) ありがとうございます。  こちらも、これから始まったばかりですので、どんどんどんどん推進していただいて、ぜひ本当に気づきの段階からスムーズに医療機関へつなげていって、早期に対処をするという形につなげていっていただきたいなと思っております。  次に、介護が必要でない認知症の初期段階の状況での生活サポートについてお尋ねします。  先ほども述べましたように、診断の早期化により、重篤になる前に認知症が判明する傾向が強くなっています。  それに伴い、身体的には健康状態ですが、物忘れが出てきたり、将来に不安を抱いたり、あとは家族にとっても知識不足からくる戸惑いであったりだとか、いら立ちという、さまざまな問題が生じ始めてきます。  そういった認知症初期段階における生活のサポートについて、どのように考え、施策を実施していますか。お尋ねします。 ○議長(矢田富男君) 答弁を願います。  健康福祉課長、堀山英治君。 ○健康福祉課長(堀山英治君) 介護が必要な状態ではない初期の状況でのサポートについてでございますが、民生委員の方々や社会福祉協議会のホームヘルパーによる、ふれあい訪問等による見守り、安否確認の実施、各地区で行われている介護予防教室等への参加を促します。  また、早期の発見と適切な対応が大切になる認知症について、症状に応じた対応、支援体制を掲載した認知症ケアパスを作成して各関係機関に配置しており、御本人、御家族に対する専門的な支援も認知症初期集中支援チームによって可能となっておりますので、御理解を賜りたいと存じます。 ○議長(矢田富男君) 廣田直己議員。 ○2番(廣田直己君) ありがとうございます。  ぜひ、そのような介護に至る前のサポートというのを手厚くお願いしたいと思っております。  新オレンジプランの柱の1つには、「認知症の人やその家族の視点の重視」という項目があります。  今後、認知症に対処していくために、認知症当事者と、その家族が何を望んでいるのか。つまりどれだけの人がどのような支援を必要としているのかということを具体的につかんで、支援体制を整えていく必要があると考えます。  そういった実態の把握というのは、どのような活動、どのようなふうに考えていらっしゃいますでしょうか。 ○議長(矢田富男君) 答弁を願います。  健康福祉課長、堀山英治君。 ○健康福祉課長(堀山英治君) 実態の把握ということにつきましてでございますが、認知症巡回個別相談、認知症カフェ、介護者の集い等、当事者が集まる場所で御本人、御家族の思いを聞き取り、認知症の方が置かれている環境等について検討し、今後の認知症支援に生かしていきたいと考えておりますので、御理解賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(矢田富男君) 廣田直己議員。 ○2番(廣田直己君) ありがとうございます。  ぜひ、そういった当事者の方々の生の声、家族の方々の本当の困りごとっていうのを聞く機会っていうのをふやしていっていただきたいなと思っております。  認知症当事者の方々が安心して暮らせるまちづくりについてというところで、それは場づくりというのが非常に重要ではないかと考えます。  それは、認知症や社会資源について、正しい情報を得ることができる場、安心して自分の思いを出すことができ、認知症について話すことができる場、当事者同士が出会い、ともに認知症に向き合っていく仲間づくりができる場、地域社会とつながり、活動が広がる場。
     例えば、菰野町で実施されていますお茶飲み会というのも、その1つではないかと思っております。  そういったところを、より垣根を下げて、認知症以外の人も普通に利用できるような場にするのもいいのではないかなというふうに考えます。  これは、ある本で読んだ内容なんですが、39歳で若年性アルツハイマーになられた方が書いた本がありました。  その中で、「当事者が行きたいと思えるカフェが一体どれだけあるのでしょうか。カフェそのものがおもしろい、楽しい、落ちつく。そんな場所なら何度でも行きたいと思うはずです。認知症カフェだからといって特別なことをするのではなく、普通の人が行っておもしろければ、認知症の人もおもしろいのです」という言葉がありました。  認知症当事者が主体として、場づくり、まちづくりをしていくために、本人ミーティング、家族ミーティングの開催や地域を越えた交流会というのも必要ではないかなと思いますが、そういった開催というのは、いかが考えていますでしょうか。 ○議長(矢田富男君) 答弁を願います。  健康福祉課長、堀山英治君。 ○健康福祉課長(堀山英治君) 本人ミーティングや家族ミーティングの開催等についてでございますが、町内には、認知症の方と、その御家族がともに利用し、交流することのできる2カ所の認知症カフェや認知症サポーターによる御本人、御家族の思いを聞き取る傾聴ボランティア活動等がございます。  そのほかにも、保健福祉センターけやきの2階で、「けやきでお茶飲み会」と題して、気軽に脳トレーニングや相談ができる場所を設けております。  そのほか、地域を越えた交流会等ということでございますが、これにつきましては三重県の指定を受けました地域連携型の認知症疾患医療センターというところが三泗地区に1カ所ございまして、そこでカフェが実施されているということを聞いておりますので、御理解賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(矢田富男君) 廣田直己議員。 ○2番(廣田直己君) ありがとうございます。  ぜひ、そういったところにですね、本当に認知症の人だけでなく、認知症でない方々も参加できるような、一緒に何かをやれるような場っていうのをどんどんつくっていっていただければなというふうに考えております。  認知症当事者が主体にまちづくりを考えるとなると、本当にさまざまな可能性というのが考えられます。  例えば、名古屋市若年性認知症本人・家族交流会では、認知症本人の何々がしたいという願望、希望というのを実現して、山登りであったり、ソフトボールであったり、バス旅行であったり、あとは栃木県佐野市では、「さのマラソン」というのがあるんですが、そこでは認知症当事者やその家族、支援者という方々からなるオレンジランナーズという方々がマラソンを楽しんでいるという例もあります。  また、健康麻雀というのを行って、認知症予防や仲間づくりに役立てている自治体もふえてきているというふうに聞いています。  そんな認知症当事者のできることを奪わない、やりたいことを実現するという優しいまちづくりも必要なのかなと思いますが、そういった当事者目線での事業というのは、何かお考えでしょうか。 ○議長(矢田富男君) 答弁を願います。  健康福祉課長、堀山英治君。 ○健康福祉課長(堀山英治君) 認知症当事者目線でのということでございますが、認知症巡回個別相談や、けやきでのお茶飲み会など、認知症の方や、その御家族の相談時に、思いを聞き取り、住みなれた地域でその方らしく安心して生活が続けられるよう、支援を検討してまいりますので、御理解を賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(矢田富男君) 廣田直己議員。 ○2番(廣田直己君) ありがとうございます。  やはりですね、認知症の方々の抱えている不安っていうのは、一番共感ができるっていうのが、やっぱり一緒の不安を抱えている認知症の方々というふうなことを聞きます。  ぜひ、そういった横のつながりですね、同じ境遇にいるという、同じ不安、同じ思いを抱えているという仲間づくりというのも必要ではないかなと思いますので、そういった横のつながりづくりっていうのも考えていっていただければなというふうに思っております。  次に、老人憩いの家やすらぎ荘のリニューアルについてなんですが、先月、11月20日にですね、会派視察ということで、石川県の白山市の社会福祉法人佛子園、そして同県の加賀市、山代ファミリーサポートというところを視察してきました。やすらぎ荘のコンセプトに近いものを感じましたので、少し紹介させていただきたいと思っております。  資料3をお願いします。  ちょっと字が小さいですが、こちらが社会福祉法人佛子園の図です。この施設というのは、コンセプトは「ごちゃまぜのまちづくり」ということで、高齢者も障がい者も子どもも、そしてその家族も、さまざまな人が日常的にかかわるということで、住民の生きがいづくりや高齢者には介護予防、健康寿命の増加、そして若い人たちには地域への定着、障がい者の方々には働く場としての施設と。そういったところで、子どもたちも過ごすという施設になっています。  右から、ちょっと大分小さいんですが、右から、高齢者や障がい者の方々が対象の温泉施設、飲食施設、次がキッチンスタジオ、次にお父さんとお母さんを対象にしたカフェ、クリニック、住民自治室、プールとジム、児童発達支援センター、あとはフラワーショップというところになってるんですが、ちょっとわかりにくいもので、スライドの写真を用意しましたので、少し映してほしいと思います。お願いします。  これが温泉のところに附随する食事処というところですね、こういったところで、高齢者の方が対象ではあるんですけど、どなたでも使えるような状態になってます。  次お願いします。  こちらが施設のところで小さな販売所があって、地元の野菜とかも販売しとるというふうな状況がありました。  次お願いします。  こちらが自治室というところですね、住民自治室というところで、このエリアに住んでいらっしゃる方が自由に使える場所というところで用意してもらってるところですね。  次のやつお願いします。  これも住民自治室の反対側のところなんですが、こういった形で勉強をしていたりですとか、あとは個人的な何か作業をしていたりだとか、住民同士の語らいの場ということになっています。  次お願いします。  こちらがクリニックですね、主に整形外科ですとか、リハビリテーション科というところで、クリニックが併設されています。  次お願いします。  こちらがジムですね、新しい施設でしたので、大分きれいなジムだなというふうな印象は受けましたが、利用されとる方は高齢者の方が多くて、手前のほうに座られとるお二方も高齢者の方々でした。  次お願いします。  以上ですね、ありがとうございます。  というふうな施設でして、本当に年齢ですとか、持ってらっしゃる状況ですとか、そういったのは関係なく、人が集まる施設。本当に人を集めるではなく、集まっていく仕組みづくりという中で、自然に緩やかな横のつながりというのを築いて、お互いがお互いのためになる関係づくりができる場所なのかなというふうに感じました。  資料4をお願いします。  こちらも大分ちょっと字が小さくなってしまって、申しわけないんですが、こちらが山代ファミリーサポートという施設のパンフレットですね。こちらのコンセプトは、「温泉場まんだら支援」というもので、わかりやすく言いますと、多世代交流家庭支援施設事業というものなんですが、これ具体的に何をやっとるかと言うと、こちらは加賀にある施設なんですが、やはり加賀というところは昔からの温泉場というところで、結構ですね、仕事がら、家庭が犠牲になることっていうのが多かったらしいです。そういうことをこちらの代表者からいろいろ聞いてきました。  そこで、このこういった施設がなければ救えない子ですとか、救えない家庭というのが多くあったと聞いています。  事業の内容は、子育て支援事業、夜間対応家庭支援事業、学童保育事業、本物体験チャレンジ活動、フリースクール「あらはん」、若者就労支援事業、小規模多機能作業所事業、高齢者支援事業、ボランティア地域交流事業と、本当に多岐にわたっている状況なんですが、そんなに広いかと言うと、そこまででもないというところ。そういった限られたスペースを上手に使っているというふうに感じました。  上の写真で載ってるんですが、ちょっと拡大してもらってもよろしいですか。  そちらからですね、そういったカルチャースクールであったりだとか、あとは隣の自然体験、その次が青少年育成であったりだとか、その次が高齢者のサロンというところで、高齢者の方々がお茶飲みに使ってるというふうなことも見受けられました。  ありがとうございます。  これらの施設なんですが、規模は違いますが、やはり共通するところがあって、分けない・分離しない・区別しないというところの利点っていうのを生かして、お互いが支え合える関係づくりというのをつくっているということだと思います。  そして、それは現在のやすらぎ荘にも言えることではないかなと考えています。  ことし、菰野町は湯の山かもしか大橋が開通して、国道477号線も供用が開始されました。来年春には、新名神高速道路が開通を予定しておりまして、菰野インターチェンジもできるということで、今後大きく町の形も変わっていく過渡期にあるんだと思います。  その中で、老朽化しつつも、成熟した施設であるやすらぎ荘を、先に述べたような施設を参考にしつつ、菰野流の多機能型福祉施設にリニューアルすることで、住民の幸福度、満足度というのを向上して、菰野町が福祉の町として魅力的なものになっていくのではないかと考えます。  これらについて、いかがでしょうか。 ○議長(矢田富男君) 答弁を願います。  健康福祉課長、堀山英治君。 ○健康福祉課長(堀山英治君) 老人憩いの家やすらぎ荘についての、リニューアルについての御提案でございます。  現在のところ、高齢者、障がい者、子どもらが時間を過ごせる施設ということで、保健福祉センターけやきが老人福祉センターや保健センター、子育て支援センター、療育センター機能を有しており、高齢者や子どもたちの居場所として機能しているものと考えておりますので、御理解を賜りたいと存じます。  以上でございます。 ○議長(矢田富男君) 廣田直己議員。 ○2番(廣田直己君) ありがとうございます。  ぜひですね、今後、選択肢の1つとして、考えていっていただけると、非常にありがたいかなというふうに考えております。  今回、私が質問させていただいた内容というのは、どのように多様性というのを受け入れていって、当事者がまちづくりをして、支え合う関係づくりというのができていけるかということの話をさせていただきました。  なかなか共存共生と聞くと、何々しなければならないとか、何々してはいけないというかたい印象になってしまいますけど、やっぱり一緒に歩んでいきましょうと、足らないところは補いましょうというふうな形で、皆さんと一緒にこれからも議論しながら課題に取り組んでいきたいと思います。  これをもちまして、私の質問を終わらせていただきます。ありがとうございます。 ○議長(矢田富男君) 以上で、廣田直己議員の一般質問は終了をいたしました。  以上をもちまして、本日予定しておりました日程は、すべて終了いたしました。  長時間にわたり、御協力ありがとうございました。  本日は、これにて散会をいたします。御苦労さまでした。               午後 2時41分 散会...